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平成20年第4回定例会(第3号12月15日)

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    平成20年第4回定例会(第3号12月15日)


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    平成20年第4回定例会(第3号12月15日)                   平成20年            第4回高野町議会定例会会議録(第3号)        第8日(平成20年12月15日 月曜日)          午前10時15分 開会     追加日程第 1         議案第59号 工事請負契約の締結について(高野町不燃物処理場施設                整備調整槽改築工事)     第 1        一般質問     第 5        委員会の閉会中の継続調査(審査) 3 出席議員(11名)    1番 西 辻 頼 数         2番 北 岡 三 於    3番 目 黒 寿 典         4番 所   順 子    5番 木 瀬 武 治         6番 負 門 俊 篤    7番 平 野 一 夫         8番 﨑 山 文 雄    9番 東久保 秀 人        10番 西 山 茂 之   11番 池 田 聖 三
    4 欠席議員(0名) 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        後 藤 太 栄   副町長       高 橋 寛 治   教育長       目 黒 威 徳   会計管理者     中 平 光 夫   総務課長      前 西 一 雄   企画課長      佐 古 典 英   健康推進課長    阪 田 圭 二   環境整備課長    今 井 俊 彦   富貴支所長     竹 田 一 司   消防長       門 谷 好 純   教育次長      辻 本   一   病院事務長     森 田 育 男 6 事務局職員出席者   事務局長      山 本 剛 久   書記        崎 山 典 儀                午前10時15分 開会 ○議長(西辻頼数) これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  追加日程第1、議案第59号、工事請負契約の締結について(高野町不燃物処理場施設整備調整槽改築工事)を議題といたします  本案について提案理由の説明を求めます。  今井環境整備課長。 ○環境整備課長今井俊彦) おはようございます。  先日、全員協議会の方で説明させていただきました最終処分場改修工事ということで、議会で承認を得る物件がありましたので、報告させていただきます。  議案第59号、工事請負契約の締結について(高野町不燃物処理場施設整備調整槽改築工事)  高野町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例(昭和39年高野町条例第13号)第2条の規定に基づき、指名競争入札に付した高野町不燃物処理場施設整備調整槽改築工事について、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求める。  平成20年12月12日 提出  高野町長 後 藤 太 栄                    記  1.契約の目的 高野町不燃物処理場施設整備調整槽改築工事  2.契約の方法 指名競争入札  3.契約の金額 8,673万円(内消費税分金413円)  4.契約の相手    住所 和歌山県伊都郡高野町高野山34    氏名 株式会社上野山組    代表者 代表取締役上野山武志  5.工期    着手予定 平成20年12月16日    完了予定 平成21年3月31日  これにつきましては、今ある不燃物を現在、最終処分場のところに既設の調整槽がありますが、これを増量するということで、今、約770トンぐらいのものを容量2,000トン入る調整槽にするということで、土木工事でございます。  あとこれができ上がりますと、上に機械等を建築するということになってございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) これで提案理由の説明を終わります。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(西辻頼数) 質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(西辻頼数) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第59号、工事請負契約の締結について(高野町不燃物処理場施設整備調整槽改築工事)を採決します。  お諮りします。  本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(西辻頼数) 異議なしと認めます。  したがって、議案第59号、工事請負契約の締結について(高野町不燃物処理場施設整備調整槽改築工事)は、原案のとおり可決されました。  日程第1、一般質問を行います。  質問の通告がありましたので発言を許します。  9番、東久保君。 ○9番(東久保秀人) 一般質問をさせていただきます。  テレビ地上デジタル放送について、皆さん御存じのとおり2011年7月24日には、アナログ放送は完全に終了しますと報道されていますが、残すところ2年6カ月あまりとなりました。このデジタル放送について、高野町補助金事業対策について、各町内の地域にどこまで啓発及び説明設計等が進んでいるのかお伺いいたします。  まず、このデジタル放送につきまして3点ほどお尋ねいたします。  1番目といたしましては、今後受信しているアナログデジタルアンテナが変わる場合、改修費が大きく加算されるために、住民の方々はどのような受信方法に進んでいくのか、一日でも早く知りたいし、また、受信方法を啓発していただきたいと、私は思います。いかがなものですか。  2番目に、地上デジタル放送の電波の到来が著しく悪い地域では、よい場所で受信して、電波を再び出して送信装置を設置して、各地域家庭デジタル用アンテナで受信できる設備を行っていけるかどうか。これもお伺いします。  3番目に、いま現にUHF放送をされているNHK総合教育、そしてテレビ和歌山放送がされています。この放送に便宜上、民間も同乗させていただけるものかどうか、これもお伺いしたいのと。これがもし、同乗させていただけるようでしたら、各家庭は1本のアンテナで使用できるから、特に強く要望して進めていただきたいと思います。  以上、3点ほど申しましたですけれど、よろしく御答弁お願いします。 ○議長(西辻頼数) 佐古企画課長。 ○企画課長佐古典英) おはようございます。  東久保議員より御質問いただきました地上波デジタルについて答弁させていただきます。  地デジ放送につきましては、全町民大変関心のある事項でもございます。少し長くなりますが、今の現状を御説明させていただきます。  まず最初に、自分のテレビでアンテナを立ててアナログ放送をごらんになっていただいておる御家庭ばかりでございますが、アンテナ地上デジタル放送対応のものにかえていただくことになりますが、その前に、現在アンテナを立てている場所でデジタル放送が受信できるかどうか調べる必要がございます。  高野山地区においては、2010年、来年度にNHKと民放5社の地上デジタル放送中継局が設置される予定ですので、そのときに受信できるかどうかの調査が必要になってきます。計画上は、高野山地区はすべてカバーする予定となってございますが、あくまでも計画上でございますので、設置された際に放送がどこまでできるかというチェックが必要となってきます。  富貴地区においては、2010年にNHKとテレビ和歌山の中継局が設置される予定でございますが、民放4社の対応はまだ未定でございます。富貴地区では、個別で受信されている家庭と、共聴組合で受信されている家庭、関西電力の受信障害対策で受信されております家庭等が、混在しておりますので、有線によるデジタル化が大変困難であると考えております。  このため、もし、民放の中継局が設置されない場合には、無線による共聴施設ギャップフィラー施設というのを設置するのが地形的にも最もよいのではないかと考えております。このギャップフィラーと申しますのは、小型の簡易中継局のようなもので、富貴地区ですと5カ所に設置すれば、全エリアがカバーできる予定でございます。  各家庭での、この中継局から出る電波を、自宅にアンテナを上げて受信するのですが、簡易で小型とはいえ中継局になってきますので、この維持管理やそれにかかる費用を考えますと、テレビ局に中継局を設置してもらうのが最善の方法と考えております。  今後もできるだけ民放が自主的に中継局を設置されるよう働きかけてまいります。  それと、作水地区においては調査の結果が出ております。現状では地上デジタルを受信することができません。近隣の地区と合同で共聴施設を設置するなどの対策が必要となってきます。  また、尾細、桜茶屋、神谷の3地区は、現状で地上デジタル放送の受信ができる場所が見つかりました。この場所を使って共聴施設を設置するか、個別で受信アンテナを設置していただく対策が必要でございます。  相ノ浦、大滝地区は、高野山中継局の設置により、電波状況が大きく変わります。高野山中継局設置後に受信できるかどうかの調査を行い、対策を検討する予定でございます。  それと、それ以外の地区につきましては、御自分でアンテナを立ててごらんの方につきましては、企画課において個別に御相談に応じたいとともに対策を検討したいと考えております。  次に、高野町で共聴施設でごらんの方でございますが、現在共聴施設アナログ放送をごらんの方は、共聴施設デジタル化改修が必要となってきます。このうちNHKが設置しております3カ所の共聴アンテナ上筒香共聴中下筒香共聴、林南共聴につきましては、NHKが責任を持ってデジタル改修することとなっております。それ以外の共聴施設の改修は、それぞれの施設を管理運営されております共聴組合で行っていただくことになります。  このデジタル改修にかかる費用に対しまして、国からの補助とNHKからの経費助成がございます。  ただし、NHKにつきましての助成は、NHKの受信契約世帯に限るということでございます。  現在、NHKの協力によりまして、高野町内にある共聴施設アンテナ設置場所におきまして、地上デジタル放送が受信できるかどうかの調査を行っております。既に調査が済んでいる共聴施設組合様には、追ってNHKより報告がございますが、この報告で受信可能との結果が出た場合には、すぐにでもデジタル改修は可能となってきます。  共聴施設の改修に対しまして、加入世帯全部が一度にデジタルテレビを買い替えることが難しいため、2011年までアナログ放送も受信できるようしていく必要がございます。このため、施設改修のため周知の計画作成が必要となってまいります。そこで改修のための計画策定や国への補助金申請の策定、共聴組合での対応が難しい場合には、組合から申し出て、NHKによる技術支援を受けることができるようになりました。組合様の負担が軽減できるよう、ぜひ、ご利用いただきたいと考えております。  このNHKによる技術支援は、年明けの1月中旬より受け付けが始まるとのことでございます。これらの共聴施設の改修の詳細につきましては、NHKによる支援の詳細が確定次第、各共聴組合の役員様を対象とした説明会を開催させていただく予定でございます。  なお、この共聴施設でございますが、国庫補助金対象経費の2分の1額、また、NHKの助成額は、国庫補助の残額の2分の1、1世帯当たり7,000円を超える額ということで、今伺っております。  ただし、NHKの受信契約世帯につきましては、実質1世帯当たり7,000円で改修できる見込みということでNHKと話を進めております。  なお、国庫補助対象経費必要最小限の改修ということでございます。それと、老朽化に伴う修繕、更新については対象外ということで伺っております。  御質問いただきました3点でございますが、まとめさせていただきます。  まず最初の1番目でございますが、今の現状で年明け広報の新年度号に、今の現状につきまして掲載予定でございますので、年明けに配布いたします町の広報で地上波デジタルについて掲載してございます。  また、受信の悪い地域におきましては、随時説明会を各町内会単位で説明会を実施する予定でございます。  2番目につきまして、御質問いただきました内容で、電波につきまして、今申し上げられることと申しますと、地上デジタル放送が始まる2011年の7月までには最低限、今映っている電波状態は確保したいと考えてございます。  方法は、中継局の関係、またNHKがどのような感じで中継局を建てられるかということが、決定ではございませんが、2011年7月には最低限確保したいと思います。  3番目のアンテナでございますが、NHKと民放が同一場所であれば、UHF用アンテナ1本で済むわけでございますが、民放がどのような形で進出されるか、また、地域によって先ほど申し上げましたギャップフィラー施設が、どの場所が一番映りやすいかによりまして、民放、NHKの電波受信箇所が変わってくる場合もございますが、できるだけNHKと同場所になるよう民放にも働きかけまして、アンテナにつきましてもUHF用アンテナ1本で済むよう努力してまいりますが、この辺につきましては、もう少し民放4社と協議が必要と思いますので、お時間いただきたいと思います。
     以上でございます。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 補足をさせていただきまして、報告とお願いをしたいと思います。  今、担当課長が報告を仔細にいたしましたとりいでございますけれども、ぜひ、我々国民の中にまだ理解が浸透してないのを、私たち議会の皆さんとともに啓発をしていかなきゃいけないと思うんですが、現在、私が見ておりますテレビは電波を利用しております。電波というのは、東久保議員御案内のとおり有限の資源でございまして、世界的な潮流としてこれは資源を節約をしていかないと、もう、間に合わないと。その中で、日本の国が先端の技術を持って取り組んでおる国家プロジェクトであります。そういうことに対しまして、なるべく国は、国民の負担を、心理的負担経済的負担を軽減しようということで、いろいろな仕組みをつくっていただいております。ですけどまだ、2011年までの間には、もう少し具体的なものが出てまいると思いますけれども、この件につきまして、大枠について議会の皆様方も町民の皆さんに御理解をしていただきたいと。ただ国が勝手にやっておるというような感じの話ではなくて、非常に大きな潮流の中で人類としての方向性を日本の国としてやっているということを御説明をまずいただきたいということです。  本町の件でございますけれども、これ手前みそなことになるかもしれませんけれども、比較的早い時期から対策を立てております。他市町村よりも早い時期から交渉をはじめ、計画をしておりますので、今、この1年半ぐらいでバタバタしているわけではございません。私も、就任直後から変化があるということを担当に言いまして、課長も前任の課長のときからやっておりますので、そういう意味で、高野町の全域の町民の皆様には、御不便をかけることはないんであろうというふうに思っております。詳細については、現時点で御説明できることとできないことはございますけれども、比較的他と比べると割と具体的なことができておるということでございますので、御理解をいただきたいと思いますし、その点も町民の皆さんに御安心いただくように、御説明をいただきたいというふうに思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) 9番、東久保君。 ○9番(東久保秀人) はい、ありがとうございます。  いろいろございますけれども、やはり、こういう問題は早いこと啓発していただきたいというのが、私の願いでございましたので、やはり電波法に基づきますと、電波の公平かつ能率的な利用を確保することによって、公共の福祉を増進するということが電波法の目的でございますので、やはり、地域地域によっては、確実な方法で調査ないし設計をしていただき、そしてまた民間もNHKとの分を、かみ合いをうまく調和させながら、一日でも早くこういう施設に対して、全員どの家庭でも必要な施設でございますので、こういうことはおくれないように、早く内容も必要やなかろうかと思いまして、私は一般質問させてもろたわけでございますけれども、他の市町村では、もう、できてる地域もございます。例えば、この近くの紀美野町ですか、今先ほど、述べられましたとおり、やはり今、富貴地域アンテナを5カ所ほどやって、各個人でアンテナを立てていただいて受けるような、そういう方向で、現に紀美野町は使用されています。やはりこれは、共同アンテナでする場合とか、いろいろな問題の場合は、やはり電波監理局の許可、そしてまた、いろいろな民放の許可も必要です。それが同意書というものを届ないかんことですから、やはり早い目に設計なり、皆様方と話し合いして、この地域はこういうふうな場合は、こういうような方法でやらんと、どうしても映りませんとか、やはり電波の著しく悪い地域に対しては、細かく映してあげらないかん施設、例えば、その地域で電波が受信できるようでしたらよろしいんですけれど、やはりその地域で受信できない、地域外のどこで受信して、その地域までケーブルで持って来て、そこから送信装置で発信するということは、電波監理局に届けたり、いろいろな手続に相当日数がかかると思いますので、その点も十分考慮していただき、これが1軒当たり幾ら、国から補助、いや、町からも援助しますと言いましても、各家庭では、今現在使用しているテレビ、アナログのテレビ、VHFですね、それを使用したい場合は、UHFデジタル用のチューナーを購入していただいて、それに基づいて調整してテレビを見てもらうと、そういうような方法ですから、こういうような場合は、一斉に全国がなりますので、そういう中継用のアンテナで使用した場合に、そういう機器材料がいっぺんに混雑して、やはりすぐに品物が各家庭に届けられるか、この問題もございますので、やはり一日でも早いことできるような対策を急いでいただくことをお願いしたい。  そしてまた、各家庭にサービス開始、運用できますことをお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(西辻頼数) 7番、平野君。 ○7番(平野一夫) 失礼いたします。一般質問の許可をいただきましたので、させていただきます。  内容が、環境衛生、教育、そして安心・安全まちづくりということで、多岐にわたりますのでよろしくお願いしたいと思います。  まず、環境衛生の中の鳥インフルエンザにつきまして、お尋ねしたいと思います。先日来より、食文化でいろいろと偽装問題等で安心・安全が守られていない、私たちの食生活を脅かしている社会問題がごてる中で、皆さんも少しは耳にしたことのある鳥インフルエンザにつきまして、この鳥インフルエンザというのは、鶏あるいは七面鳥、こういった鳥が主にこのインフルエンザにかかるということで、ウイルスの種類によってA型のインフルエンザが悪さをするということが言われております。普通の野鳥は、この病気にはかかりません。そして鶏、アヒル、ウズラ、七面鳥、こういった鳥がA型のインフルエンザにかかりますと、大概死んで大きな被害が発生すると、こういうように言われております。こんな鳥がどんな症状でくたばっていくかと言いますと、まず鳥が元気がなくなり、水が飲めなくなり、それから皮下出血をしたり、それと下痢をしたりということで、非常に足のむくみが出たりということがあるそうであります。  これは特に、アメリカ、あるいはメキシコ、北朝鮮、韓国、そしてその他の国々で発生しておりまして、日本でも発生しておるということを聞いております。最近は、モンゴル、ロシア、フランス等においても発生しました。特にH5NYウイルスによります渡り鳥の野鳥からも確認されております。  そして、この渡り鳥が日本にもやってきておるというのが実態であります。  このウイルスが人間に感染するのには、まず、人の服、あるいは手、長靴、こういったものから介してウイルスが持ち込まれるというケースが多いと言われまして、日本では、あるいは今まで速やかに保健所、あるいは獣医師が察知して連絡していただいて、被害が広がらないように、広がりますと必ず鳥は死んでしまうということでありますので、大量に死ぬようなことがないように、今保健所とあるいは獣医師さんが懸命に努力をされております。  もし、こういった恐ろしい鳥インフルエンザ保持者、あるいはこのウイルスを持った人が、こんな小さな高野町に持ち込んできたときに、我が高野町の最初にとるべき対策というものは、どういうように対策を取られているか、いかにされるかということを、まずお聞きしたいということと。  これは専門的になりますので、知ってる範囲でお答えしていただいたら結構かと思います。  2つ目の質問についての教育、特に治安維持と、また人権教育についてと。  3つ目の、監視カメラ安全監視カメラの設置につきましては、自席からお願いしたいと、こういうように思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上3点、よろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) 失礼します。  ただいまの平野議員さんの御質問に対する答弁でございますが、まず、今全世界で流行している鳥インフルエンザ、これは高病原性鳥インフルエンザと限定されるものです。おっしゃられましたとおりH5N1型の鳥インフルエンザということで理解しております。  衛生上の問題として、まず最初に認識しておかなければならないのは、鳥インフルエンザ自体は、もちろん人に感染したという報告は全世界から報告されております。ただし、今の段階で人から人への感染は、確認されていないということで、まず、とにかく鳥への感染をまず防ぐということが第一ではないかなということです。  一番、自分らが心配しているところは、その鳥インフルエンザが人から人へ感染するようになるという新しい新型インフルエンザへ変容していくところが一番問題であるという認識なんですけれども、今のところとるべきことは、まだ人には感染していないと。人から人への感染はないということで、養鶏業者とか養豚業者に対する啓発、あるいは、もし、疑わしいことがあったら、保健所等への報告、そういうところを徹底していくべきではないかなと、そういう考えでおります。  一応、担当課として現時点で把握している段階での答弁では、ただいま申しましたところかと存じます。  以上でございます。 ○議長(西辻頼数) 7番、平野君。 ○7番(平野一夫) 今、いわゆる対策ということでお聞きしたんですが、まず、対処として保健所にということですね。保健所に届け出るということからはじまって、もし、そういう地域が発生したときには、その地域を消毒しなければいけないと思うんですよ。消毒するのにそのあたりまで、もし、及んだ場合ですよ、その場合来たときには、そういう対策をしてはいかんと思いますけれども、そういった消毒するにしてでも、広範囲になると思うんです。ということになりますと、鳥インフルエンザを持ったその方が、もし入ってきたとしたときに、その方があちこち高野山内をうろつかれるということ、これがやっぱり具合が悪いんで、それを阻止せないかんという、水際作戦というんか、とにかく動かさないように、菌をまき散らされないように、まず水際作戦をしなければいけないと思うんですよね。そして、その仕方として、やはり、唾液で感染するというのは人間では多いので、マスクをまずせないかんということだと思うんです。そういうことも考えておかなければいけませんし、薬なんかも常時あるわけではないので、やっぱりこういうことも研究して、さあいうときに間に合うように準備だけは、頭の中でも考えておいてもらわないけないんじゃないかなと、こういうように思うわけであります。  とともに、地震が起こったときに、食料や、また飲み水やら、医薬品とか、そういう大事なものは、人間が生きていくためにも大事な、そういったものも国は今取り上げて、災害に対しての検討を十分されておりますが、こういうものに対しても医薬品の、いわゆる消毒剤についてでも、やはり国は、あるいは県は、町は、それを準備しておかなければいけないなと、こういうように考えるわけなんですよ。  これ人間にかからないと言いましたけれども、実は香港で16人が感染して、特に死んでおります。そういう死者も出ておりますので、やはり、そういう方がどこにやってくるかわからんので、注意をしなければいけないなと、こういうように考えるわけですけれども、まず、鳥インフルエンザに感染した人が、そういうようにして自分のこの町に、もし、やって来たと、入って来たというようなことになった場合には、今言ったようなことをしなければいけないと思うんですけれども、治療の薬ってあるんかなということをちょっと勉強したんですが、これはどうなんですか。治療の薬はあるんですか。 ○議長(西辻頼数) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) ただいまの御質問ですけれども、ちょっと一つ整理して考えたいと思うんです。最初に申しましたように、鳥インフルエンザの感染指定というのは、あくまでも鶏とか家禽類ですね。そういうものが、カラスとか外部から来た感染した鳥に接触して、それがうつって大量発生する。家禽類の大量発生ですると。  基本的に、鳥インフルエンザ自体が人間に感染するというのは、非常にまれであるということも確認されております。ただし、その中でも海外では、実際に、感染した例があり、その中でかなり高い比率で死亡されている方もおります。 ○議長(西辻頼数) 阪田健康推進課長、答弁中でございますが、ちょっと時間をいただきたいと思います。その場で結構ですけれども、署名議員の追加について、東久保君が会議規則第119条の規定により、議長において2番、北岡君を追加指名いたします。よろしくお願いをいたします。  では、どうぞ、続けてください。 ○健康推進課長(阪田圭二) 今申しましたようなことなんですけれども、もし、仮に感染された方、人間ですね、した場合に、現状では、人から人への感染はないということです。そこから先何を気をつけるか、養鶏業者さんとか、そういうところに立ち入らせないとか、鳥にうつしてはだめだよということ、まずはその部分からなっていくと思うんです。  どういう方が、実際にそういう情報というのが、国から流れてくるのかどうかということがわからないことですし、行政として確認できてない人に対して、ある程度行動を拘束するようなこともできないかなというところはあります。  まず、今、家畜伝染病という形で、まず、人間から鳥の方へ、そういった鳥インフルエンザウイルスを持ち込まないと、そういうところから始めていくべきかなという考えでおります。  以上です。 ○議長(西辻頼数) 7番、平野君。 ○7番(平野一夫) 今、お尋ねしたのは、治療のお薬があるのかなということをお尋ねしたんですが、今、そういうことで、インフルエンザが、確認するというようなことの答弁をいただいたんですが、確認する以前に、そういうのが以前にそんな方が、突然、入ってきたとき、国、県が患者さんを、早期に獣医師なりが発見すればいいですが、発見できなくて、個人的に入ってきたときには、それはできないと思うんですよ。もし、発見して、その場所で隔離して、そして、その地域の保健所なりが、その菌に対応していくという形にならなければ、一々日本に入ってきて、自分が患者さんやというような感じで入ってくる人はおりません。だから、そういうような人は、だれが入ってくるかわからないという状態で入ってくるので、どこへその方が羽田入るわ、伊丹に着くか、あるいは、大阪に来るか、それはわかりません。どこに入ってくるかわかりませんので、その方が入ってきたときに、感染したというのを発見したとき、あるいは、獣医師とか保健所の方で早くそれを確認するような手だてをして、その方を今度、治療せないかんということになってくる。そのときの治療の薬はどうですかと尋ねておったんで、恐らくこれは、世界的にもないと思うんですよ。薬自身が。だから、これについて、もし、こういう人が入ってきたときに、どないするかということも考えて、小さな町からというよりも、また県から国に対してでも、もっともっとこれに対しては、対応できるような治療薬というものも備えられるような予算も組んでおかなければいけないんじゃないかと、多分高い薬やと思うんですよ。それについては、わからなかったら、もう、結構です。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 補足させていただきます。  現在私どもが持っている情報で対応し得ることは、高野山病院は対応できません。もし、インフルエンザの人が出ても、隔離施設がありませんので、病院の中に入っていただくということはできなくて、むしろ、ここで治療を始めたらすぐに退去していただかないかんということなんですが、もし、そういう事態が起こったら、私は、厚労省に連絡して県の健康推進の関係で、ヘリで隔離施設のあるところにお連れするとか、というような方法、もしくは救急車で行けるならば救急車で行って、使用後それを消毒するというようなことになると思うんですが、阪田課長が想定しておるのは、現在、人から人へ感染しているという報道もありますけれども、医学的には現在確認されておるのは、鳥から人であるということで、人から第二次感染が起こっているという確認はされていないということですので、行政としては鳥にまずかからせないということをやるのが、現時点での対応、緊急課題であろうという答弁であるというふうに思っております。  しかしながら、議員が御心配のように、こういう150万人も来るところで、特に外国からの方が増えておりますから、そういうことが起こりましたら、現在持っておる情報では、私は、そういうふうな、すぐに通報をして一刻も早く隔離施設に連れていきたいと。その後消毒に、それなりの方々が、自衛隊であるのか、厚生労働省の方なのかわかりませんけれども、入っていただくということでとらえてございます。  薬については、現在、治療薬がございませんので、聞いておりますのは、通常のインフルエンザのタミフルであるとか、そういうものは常備あるようでございますけれども、鳥インフルエンザの治療薬はないので、そういう対応しか現在はできないんではないかなというふうに認識をしております。  以上でございます。 ○議長(西辻頼数) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) 失礼します。  本当に平野議員さん、御心配されていること、非常によくわかります。町外からそういった患者が来られて、もし、万一発症された場合は、まず、法律に基づいた措置をとるということで、まず、指定病院へ搬送して隔離すると。72時間以内の隔離ということを聞いております。  その方が来られた場所、それから使用していたもの、建物、そういったものに関しての消毒、それはあくまでも県、保健所の指示に従ってやっていくということで、そういう形で法律に基づいた初期活動ですかね、そういうものをやっていくということで、ちょっと補足させていただきます。 ○議長(西辻頼数) 7番、平野君。 ○7番(平野一夫) こういうように保健所と、あるいは、法的な処置をとってその患者さんを運んで治療するということでございますが、この辺の指定病院というと公立病院にしかないと思います。高野山病院以外に下の大きな指定病院でも、恐らく受け入れる体制にはなっていないと思います。こういう治療薬というのは、町長がさっき言いましたように、タミフルというのは、人間のインフルエンザの治療には効果が出てきますけれども、鳥インフルエンザに対して効果は恐らくないと思うんです。もし、効果があるということになりましたら、早期に、普通の我々人間のインフルエンザのときでも、早期にタミフルを飲まなければ効果が出てこないということでございますので、タミフルを幾ら飲んでも、大分インフルエンザにかかって日にちがたってるよというときに、後で飲んでも効果が出てきませんが、早期にのむことによって治療ができるということでございます。  動物のこれにつきましては、恐らく効果はないんではなかろうかなと思います。効果があるにしても大量にこれを用意せないかんと思います。けれど、日本のから見たら、タミフルは東京都で大体400万人のインフルエンザの治療薬しかございません。国から見れば、国際的に見るというインフルエンザが、もし、流行したときには、非常に日本は恥ずかしい予算というか、治療薬しか、本当に見積もっていないような感じであります。だから、東京都でそんなんで、和歌山県も100万人の県民の中でだと、恐らく無理やと思いますが、そういうように東京都の場合は、そういう予算をとっておるというように聞いております。  そういうことで、日本をほかの国から見たら非常に恥ずかしいなというような感じがするわけでございます。鳥インフルエンザは大変怖い病気ですので、いつ何時やってくるかわかりませんので、これに対してやっぱり、どんな病気が発生するかわかりませんので、これからの時期に、一つ準備を万端に、また心構えもお願いして、鳥インフルエンザについては終わらせていただきます。  次に、教育問題でございますが、特に最近は治安意識と、それからまた、人権教育について、ちょっとお尋ねしたいと思うんですが、マナーとして、朝夕「おはようございます」とか、「ありがとうございます」というようなあいさつとか、あるいは他人への思いやりとかというようなこと、また、法とかそれぞれのルール、規則というのもが、これは人間である以上、ちゃんとルールがあります。動物の世界でも、子供を育てるというようなこともあり、そういう動物の世界にもそういうおきてがあります。人間の世界においては、こういう道徳教育というのは、昔から我々もよく言われておるんですけれども、基本的に自分たちの生活習慣とか、あるいは最低限の規範意識というものは、やっぱりこれを守っていくというんか、これを人間の育成の中に教育していかなければいけないと思うんです。  こういったことについて、今の小学校、中学校において、どのような教育の仕方をされているかということを、ここでちょっとお尋ねしたいんですが。  まず、端的に、ここというように本当にポイントを押さえてお話し願ったら非常にありがたいなと思います。ひとつよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(西辻頼数) 目黒教育長。 ○教育長(目黒威徳) 道徳教育について、簡単に説明をしろということでございます。  週1時間、年間35時間の道徳教育というのが実施されてございます。これは教科とは別に、採点をせずにきちっとした形で授業をなされてるということです。ですから、数学とか国語とかという形で採点をしないということが、道徳教育の基本になっております。  どういうことかということですけれども、道徳教育は、御承知のとおり今議員さんがおっしゃったとおりでございまして、全体の中で、小学校、中学校の中で道徳教育というのは、学校の規則を守るだとか、校則を守るということ。それから、皆さんとの相互理解をして仲よく友達をつくってということが、学校教育の全体の中で道徳教育をというのは、一つの見方があります。  それと、もう一つは、今言った35時間にわたっての授業をやっておるわけです。それは、当然ですから、子供たちの規範意識の授業になるわけでして、友達をつくろう、それから父母を愛せよ、家族と仲よくしよう、そして他人とのつき合いもきちっと守ろうという、非常に一般的な道徳、規範意識が、道徳の基本の教えの中にあります。  ただ、これは、教育というものは、自分で考えて道徳を身につけていくということが、非常に大事なことになっているわけで、自分で採点をして、自分で規範意識を高めていく。そのためには、やはり学校教育だけではいけませんで、家庭教育というのが、その中に大きくウエートを占めているということも、当然御理解いただけるものと思っております。  以上、道徳教育を簡単に説明しますと、そういうことです。  以上です。 ○議長(西辻頼数) 7番、平野君。 ○7番(平野一夫) 35時間、やっていただいていること、本当にありがとうございます。  これは、やっていただく中で、小学校の段階、また中学校の段階ということで、そのレベルはまた違うんじゃないかなと、こう思います。ここらあたりはどないですか。小学校ではこういうことやで、中学校ではこんなことやでというような感じで、相対に指導内容というか、そんなもんが変わってくるんじゃないかなと思うんですけれども、その点はどんなんでしょうか。 ○議長(西辻頼数) 目黒教育長。 ○教育長(目黒威徳) もちろんおっしゃるとおりでございまして、小学校低学年、中学年、それから高学年、それから中学校の道徳教育というのは、当然、内容が少しずつ変わってきます。そんな中で、小学校の低学年には、やはり思いやりだとか、お友達をつくろうだとかということが非常に大きく授業の内容の中に入っております。  それから、中学校になりますと、やはりチームで動くというようなことですが、当然、友達とのつき合い、そして協力したらどうなるんだというようなこと。それから、社会的に自分たちの意識というものが芽生えてきておりますので、社会にどう貢献すべきかというようなことも、中学校の道徳教育の中には入ってくる。ですから、授業外で企業に行って研修をするとかというのも、今、体験学習というような形で入っておりますけれども、そういうことを中学校ではやっているということでございます。 ○議長(西辻頼数) 7番、平野君。 ○7番(平野一夫) はい、ありがとうございます。  小学校においては、そういうようにして友達をつくったり、思いやりというようなことの教育、これは道徳というような教科書はあるんですか。教科書はないですね。 ○議長(西辻頼数) 目黒教育長。 ○教育長(目黒威徳) 教科書はございません。ただ、読本という形で、どういうのを使うかというのは市町村によってまちまちです。 ○議長(西辻頼数) 7番、平野君。 ○7番(平野一夫) 教科書はなくて読本というようなこと、わかりました。  なるほど、そういうようにして、その年代によってレベルの教え方が違うということで、よく理解できましたが、先ほどの話の中で、体験という言葉が出てきたと思うんですけれども、体験ということになったら人間がどないして生きていくかというようなこと、また、我々の生活、自然、あるいはそういった今話で出てます規範意識というのか、そういう規則なんかも踏まえた、大自然を踏まえた、そして高野町なればお大師さんのそういう伝統文化、そういう文化、高野山の場合ですよ。こういうものを踏まえて、子供たちの体験学習というんか、集団でぱっと集まって、体験学習をするというような、それとか、それをキャンプなんかで、野外でというんか、そういうようなことを体験させるとか。  それから、奉仕活動、体験させて、いわゆる活動させると。清掃したり、清掃に奉仕するとかいうような、そういう奉仕活動を通じて体験させると。それから、役場やったら役場、あるいは病院、金剛峯寺、それぞれの職場でいろいろな、こういうことを規範意識を踏まえた、規則を踏まえた人間の生き方を教えるような体験学習というんか、そういう体験の活動というものはありゃせんかいなと、こういう体験活動を通じてそういうのを教えていくというようなことができないものかということは、ひいては学校だけではなくて、地域社会やら、また、家庭、この三者が三つどもえにいろいろな立場で取り組んでいかなければ、うまく進められないんじゃないかなと、こういうように思うわけなんですよ。体験学習を。その点について、ちょっと難しいでしょうけれども、ちょっとこれについて体験学習について、今言うた智恩意識なんかを踏まえた、そういう伝統文化も踏まえた、いわゆる道徳教育も踏まえた体験学習をできないかということを、ちょっとお尋ねしたいんですが。 ○議長(西辻頼数) 目黒教育長。 ○教育長(目黒威徳) 実は、道徳教育の中には、基本的には家庭というものが最大の役目を持っております。生活習慣をきちっと子供につけていくということは、家庭の重大な努めなんです。両親が、やはりきちっと子供にそういうしつけをしていくということが非常に大事な教育の基本になっております。  そんな中で、実は、平野議員の御指摘のように、ボーイスカウトだとか、ガールスカウトとか、あと、林業ボランティアとかとか、いろいろな形での社会的な運動がございます。それなんかも、実は、家庭の中からお声が出てこないとできないということがあります。ぜひ、これは教育の中でやるべきものと、やはり、地域、そして家庭で芽生えさせていただきたい。中学になりますと、もう、既にクラブ活動なんかで非常にたくさんの時間をとってしまっておりまして、ボランティアになかなか参加できないというような状態があるわけです。できている地域になりますと、まず、やはりボランティアをしなければいけないということが出ております。高等学校、大学になりますと、もう、ボランティアをしないと単位が取れないというような形で、ある面では非常に大きくボランティアなんていうのは重要視された一つの道徳教育の中の一環ではないかなと、私は思っております。  ただ、ボランティアというのが、道徳教育という範疇に見るかどうかは別といたしまして、海外では、やはりボランティアというのが、一つの大きなステータスになってまして、それをやらないと大学に入試できないというようなとこまで、アメリカなんかはなっているわけですね。そういうことも日本の中でできてこないといけない。それは、やはり、今の日本の教育の中にその芽生えがまだ少ないということは、当然にあるわけでして、これは家庭の中に、やはり宗教心と同時にボランティアというものが入ってこないといけないということが、私も、つくづく思っておりますし、学校教育の中でもそのことは言わせていただいておるのが現状でございます。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 教育部門ではないんですけれども、予算措置をしているという立場から、日ごろからお願いをしていることを御紹介を申し上げて、答弁の一部にかえさせていただきたいんですが、私は、道徳教育だけをできると考えていないんです。道徳教育という言葉自体が、ちょっと違和感を感じるんで。道徳だけを教えたって、道徳心の芽生えとかそういうのにならない、すべてのものというのは、生まれたときから亡くなるまでつながっているんだというふうな考えで、具体的にお願いをしているのは、私たちは、文化がたくさんありますよとか、何々ですよということを声高には叫ぶんですけれど、果たしてそれはちゃんと、私たち自身も認識をして、人生の中で機能させているかどうかという問題があると思うんですね。もちろん国宝とか、生活文化もそうですけれども、例えば、たくさんでもいいものあっても、それを、例えば、霊宝館の中とか、どっかに大事に置いておくだけでは、何の地域のためにも、ここに住む人のためにもならないというふうに思います。ですから、体験というのは、ここのローカルルールがあってもいいやないかと。特に教育の中にあってもいいやないかと。  本来、国宝なんかに触ったりできないかもしれませんけれども、かなり大人になってからでも、そういうものを見ると非常に感動を覚えて、ちょっと変な言い方をするとビビってしまうぐらい、感動を覚えてるわけです。ですから、ここに生まれた子供たちは、そういうものに触れることができるんだと、そういう権利を持ってこの地に生まれてきたんだというふうに思います。  明日香村に生まれた子供たちは、明日香の壁画を直接見ることができるとか、高野生まれでしたら、そういうものを教育委員会にお願いをしているわけです。  ですから、そういうプログラムをして、それならば、本山なり文化関係の方にお願いをして、全員じゃなくても区切って、5人ずつとか3人ずつとかでも、入れてあげることはできないかと、そういうようなことをお願いをしております。  それと、ローカルルールがあってもいいと教育はと、私は思ってるんです。ローカルルールこそ大事だというふうに思ってまして、大阪の知事が非常に教育のことに興味を持って、厳しいことをやってられますけれども、後で、通告にはありましたけれども、携帯電話のことも、私、気になってお伺いしたわけですけれども、高野町内の小・中学校は一切、携帯電話は持ち込み禁止、これは当たり前のことであります。それは、安全やとか安心やとかいろいろなことがありますけれども、地域性からいえば、全く必要ないものでありますから、それは履行してくれいるという報告を受けておりますから、そういうものを含めて、教育については、私たちも、大人も、それに参画をして、ローカルルールという表現がいいかもしれませんが、この地に根差したものを、教育できるような環境にしていきたいというのが、私の教育に対する思いであります。 ○議長(西辻頼数) 7番、平野君。 ○7番(平野一夫) ただいま町長からも感動を与えるこれは非常に大事だと思います。それでローカルルールが大事だということで、そういうような資産的にもひとつよろしくお願いしたいなと思っております。  時間がないので、次の課題にいきます。人権教育についてですが、学校教育の中で基本的な人権尊重というか、そういった精神で人々の人権を守ってあげるという、一人一人のそういうふうな人権を大切にした教育というんですか、そういった教育は、どのような形で人権教育をされているかというのは、難しいでしょうか。 ○議長(西辻頼数) 目黒教育長。 ○教育長(目黒威徳) 実は、今、町長がおっしゃったとおりでございまして、携帯は持ち込まないということで、高野町の小・中は言っております。  今一番問題になっておるのが、いじめなんですね。いじめというのは、これは全くおっしゃるとおり人権にかかわっております。  この人権問題の発端は何かと言いますと、同級生を言ってみればいじめるわけでして、最初は口で言ってるんですけれども、携帯でいじめをやってるということが明確なんですね。
     一番問題なのは、子供に携帯を持たせてしまうということなんです。私が持ってないのは私だけだというようなことで、結局持ってしまうということが最大の原因です。これは家庭で両親がしっかり守っていただきたいのは、今必要ないんだということを、きちっと子供に教えてあげていただきたい。そうでないと、子供に無理を言われたら、学校へは持っていかないけれども、自分とこだけで使ってるんだったらいいという形で、持ってるわけんですね。その比率が既に小学校で32%、中学校では68%と、非常に高い数字があります。せんだって、教育主任者会というのがありまして、その中で県の堀内という出会い系サイト専門の大きくクローズアップされてる問題を挙げて、教育で講演していただきました。  その中で、和歌山県で既に非常に大きく出会い系サイトの中で、誘惑されて入っていってる経験者が、小学校、中学校で既に10何%という形、高校生になりますと半分以上がそういう形で、出会い系でお見合いみたいなことをしてしまってるという感じ、それで、悪く言えばだまされてるということが非常に大きな問題になっております。これは全国的に問題になっておりまして、ぜひ、この携帯を持たないということが、非常に大きく叫ばれておりますけれども、人権問題というのも、そういう形で非常に個人攻撃になっていくという中で、非常にいじめが大きな問題になっていることが、教育の中では叫ばれているということでございます。  人権というのは、やはりみんなが助け合う、そして人を思いやるという方が非常に大事なことなんですけれども、非常に言いにくい話ですけれども、携帯を持ちますと、勝手気ままに顔が見えないもんですから、何かちょっと私もわからないような言葉を携帯の中で出てきて、それを相手に流すということで、非常に問題になっていることをお知らせすると同時に、携帯を使わないということを学校の中では、今、大きく進めておるという現状でございます。 ○議長(西辻頼数) 7番、平野君。 ○7番(平野一夫) 教育長がおっしゃるようなことを、私、新聞で見たんですよ。高野山中学校は携帯を持っていないということで、非常に私は、心中では、これはありがたいなと思っております。  先ほど言いましたように、全国で小学生は30%、中学生は70%というように、非常に高い率で携帯の普及がされているということでございます。  これはやっぱり、地域では、安全面で故尾本連絡をするために父兄が持たせているということも考えられるし、また、防犯、連絡用、そういう意味で持たせているということも言われております。そういうことは、多くの親たちは、今、教育長が言われたようなことは、実態は知らない、知らな過ぎるなと。だから、こういう点は、もっともっと啓蒙、よく理解して、夜遅くまで友達とメールをやりとりすると、そういうことで有害情報にも触れる。そういうことで犯罪に巻き込まれるということ、これが本当に目に見えていない画像ですね。メールの交換をしながら、うわさ話や悪口を言いやいする。書き込みをすると。送信してはじめて、このいじめの温床になっておるんじゃないかなと、これは私も、新聞を見て感じておるんです。  それで、教育委員会は、これはどうやと質問をしたかったんですが、幸いうれしいことに携帯は持ち込みしてないということでございまして、これは先ほど教育長が言われたように、互いに子供同士の顔を見合いながら、健康的に自分の思ってることを言い合いすることが、非常に外で遊んだりすることが一番ベターじゃないかなということで、こんなことも家庭の親たちが、もっともっと反省しなければいけないし、責任と自覚を持っていってもらわないけないなと、こういうように考える次第で、この課題についてはこれで終わります。ありがとうございます。  3つ目につきましては、これは保安のために、防犯の監視カメラということでございます。  平成16年に、この高野山が世界文化遺産に登録されまして、それ以来、フランス系の方、特にヨーロッパ系の方、外国の方々がたくさん見えてます。また、住民の方も見えてます。地区によりますと1基どこかに設置されているということでございます。これは公にというよりも、できることならばひそかにそれをそれを設置していただいた方が、安全のためにも、何かにつけてもいいんじゃないかということで、一応、監視カメラの設置を要望するにとどめた質問して、私の以上の3つの質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(西辻頼数) しばらく休憩いたします。               午前11時28分 休憩               午後 1時00分 再開 ○議長(西辻頼数) 休憩前に引き続き会議を開きます。  4番、所君。 ○4番(所 順子) それでは、案内人条例の廃止についてから質問をさせていただきます。  既に議案として提出され、金剛峯寺側の新しい規約も見せていただくことなく、議会の責任放棄の形で、遺憾ながらも可決されました。私も、何を言っても犬の遠ぼえになることはわかっておりますが、1点お尋ねをいたします。  高野山は、弘法大師開創以来先人の努力により、広大な寺院の領域を得て運営されてきました。国の施策、農地解放などにより多く没収されたそうです。その後、国との交渉、買い上げなどにより、旧態にはほど遠いとは申せ、中の橋地区や開拓団入植地、ほかの少しの土地を除き、本山の土地となり、本山も塔頭寺院も高野山は一円境内地と認識して今日に至っていると伺っております。  先日来、境内地とは、どこを指すのですかとお尋ねしたところ、課長は、伽藍や本山奥の院なのですとの回答でした。  そこで、塔頭寺院、副住職として選挙公報にも載り当選しました町長の口から本山の境内地とは、どこを指すのかをお尋ねいたします。  後は自席で質問させていただきます。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 質問事項、案内人条例の廃止について、質問の要旨がございませんでしたので、答弁できる資料を持ち合わせておりません。案内人条例の廃止につきましては、平成20年12月12日、議案第49号において、廃止の条例が制定されたということでございます。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) 私の質問にお答えを下さっていただきたいと思います。案内人についてのことで全般と、私は申請しておりますので、それをお答えいただきたいです。簡単な答えとは思いますよ。境内地はどこを指すのかをお尋ねいたしているだけですから。住職でもあります町長にはおわかりだと思いますので、ぜひ、お答えいただきたい。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 通告の要旨に記載がございませんでしたので、境内地の面積、境内地等につきまして、把握をしておりません。通告によります案内人条例の廃止についてという件につきましては、平成20年12月12日、議案第49号によって廃止の条例が制定されております。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) 通告をしてないですって、私ここに、案内人条例の廃止についてと通告しておりますよ。それはどうなっておりますの。私、今日の一般質問では、景観条例についてと、案内人条例の廃止についてということを通告しております。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 私どもは、質問の事項と質問の要旨に基づいて答弁を用意いたしております。答弁につきまして、不誠実になるといけませんので、通告がありましたものにつきましては、きちっと精査させていただいておりますが、要旨が全く記載がございませんでしたので、案内人条例の廃止についてということを承っております。答弁したとおりでございます。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) 廃止についての答弁の中で、私有地を案内してはいけないということにつきまして、いろいろ関連しておりますので、これで、何ですか申請してないということは、一般質問はできないということになるんじゃないですか。こんな案内人条例の廃止についての中での質問でありますので、それは当局はお答えしていただく義務があると思いますよ。それが通告とは全く違ってお答えできませんというのも、質問者に対しては失礼であると思います。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 質問要旨を通告していただけるということになっておりまして、今まで通告にありましたことについて御答弁を申し上げてまいりました。今回の当該案内人条例の廃止についてという項目につきましては、質問の要旨がございませんでしたので、答弁できますのは20年の12月12日に、廃止条例が成立したということだけでございます。内容につきましては、議案49号のときに答弁をしたとおりでございます。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) そうすることによりますと、先般、課長はお答えになられました答弁、それでよろしいんですね。高野山の一円境内地を質問しておりますのに、それにはお答えいただけないと、前のときには、私は境内地のことを課長から答弁いただいておりますので、それで本当によろしいんでしょうか。答えたとおりでよろしいんですね。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 12月12日の時点で、企画課長が認識しておる答弁のとおりでございます。私は、本日の時点で回答資料は持ち合わせておりません。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) それで本当に、山内寺院も本山も納得するということを今、お伺いしたわけでありますので、それで結構でございます。  現案内人、今後参入するであろう案内を専用にする方々ともども、不利益の出ないよう協議会を持ち、よりよい方向に導いていただきたいと思います。お答えいただけなかった高野山一円境内地との答弁がなかったことに、私は、そうすることによれば、課長の答弁ということをこの場で認識させていただきます。  続いて、ほかの質問に入らせていただきます。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) 町長が、提示したことと違うということで、答弁をいただけなかったものと認識をいたします。  これは1回、後で当局にお尋ねしたいんですけれど、私の申請したところに、一体どう当局が答えていただけない理由がございますか、私は認識できませんけれども、そういうことですので、次の景観条例について質問をさせていただきます。よろしいですか、議長。 ○議長(西辻頼数) どうぞ、次の案件に移ってください。 ○4番(所 順子) 先に提出した、54名の署名を無視する形で議案が上程され、住民の住みにくくなることも考慮せず、可決されたことは、これまた遺憾というより憤りを感じております。  何度も申しますように、住民の理解を得たとの誤った認識のもと、性急に事を運ぶべきではありません。今後、これの廃案、あるいは改正に向け、私は努力したいと思います。  次に、これに関しての答弁が当局におありであれば、答弁をお伺いいたします。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長今井俊彦) 先ほどございました住民要望ということで54名の署名に関しましては、当局の方、見ていませんし、判断のしようがないということで御理解いただきたいと思います。  また、住民の理解を得ずにということですが、いろいろと説明会等を開催し、その都度、住民からの要請のあったことに対しましては、景観づくり審議会等に諮りまして、いろいろと今回の条例を策定したということでございます。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) 今、課長さんが答弁してくださいましたその中で、署名も見ていないのということを答弁いただきました。そんな中、提案書に署名もしていない一町民に、あんたが署名したことを役場職員は、皆知っているなどと迫った事実はありますか。私は、そのようにお伺いしておりますが、署名も見ていないのに、どうしてこういうことが起こるのか不思議でたまりませんが、このことについて、説明をしていただきたい。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長今井俊彦) ある方から署名の提案があったよということで聞きました。その中で、どういう内容であったかということは、教えていただけませんでしたが、署名活動をされている方がおられたということでございます。その後につきましては、内容等につきましては、どのようにされたかということは、私は、今現在わかりません。どういう、役場の中でそういうことをしたよということを漏らしたということはありません。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) 事実はなかったように、いま、お伺いしましたけれど、私は、事実があったとお伺いしております。住民に仕事や生活を楯にプレッシャーをかけている事実を私は聞いておりますし、民主主義の初歩ともいうべきことに、重圧をかけ自由を奪うことは正しいとお考えでしょうかね。ましてや、その行為を行っていない住民に、答弁いかんによっては、本会議において私はその方に証人喚問をして事実を知らせたいと思います。これは事実であるということを、私は、掌握しておりますので、そんな事実はないとか、そういうことは、この場では許せません。その点について、本当かうそかということを、課長、うそのないように答弁をいたしていただきたいであります。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長今井俊彦) その方には、条例の内容、今まで進めてきたことについて、このように取り組んできたということを理解していただいたというように私は思っております。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) 私が、署名を集めまして提出した中には、その方の名前はございませんでした。それに、じゃ、はっきりと申しますよ。隠さず。その方に、あんたが署名したのは、知ってますよ。役場の職員は、みんな知ってますよということを、言われましたと。そういう、してもない方に知ってますよということをおっしゃったようですけれども、そういうことを、当局は、一町民にそういう声をかけて職員が、見ておりませんからわかりませんって、見てなかったらそういうことは言えないわけでありまして、そのところを解明をしていただきたいであります。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長今井俊彦) 相談を受けた方が、最終的にどのようにしたかということは、私は関知してないというか、わからないということです。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) これは、事実のことだとは私も、思っておりますし、事実のことを耳から聞いております。それを当局は、そういうふうにお答えするんであれば、公の大きなところに持って行って、私もしても構わないとまでさえ思っておりますけれども、まあ、住民が署名するのも、署名しないのも自由でありまして、署名をしたから「あんた署名したやろ」とか、そういうプレッシャーや重圧をかけるというのはね、そういうことは違反ですよ。そして、これからまた、署名運動をどなたがするかもわかりませんが、署名はするなという重圧としか考えられませんし、はっきり申しまして、平たく申しますと、お仕事がもらえないから書けないという住民もおりました。そして、案内条例に関しましては、本山には盾つけないから、盾ついたらどうなるかわからないから、もう、いうとおりしか仕方がないという案内人の方もいらっしゃいました。この町は、ちょっとおかしいんじゃないでしょうか。そういう重圧のことばっかりやっていたら、本当に普通の生活ができないんでありまして、おまけに署名運動なんて、とてもじゃないですけれども、できない町でありますというのが、私の認識であります。そして、後で「こんなん書いたやろ。みな、役場当局の人知ってますよ」なんていうのいは、もってのほかでありますよ。それを当局は、そういうことはございませんと、ぬけぬけとおっしゃられる、そういううその当局というのは、やっぱし、やめていただきたいと私は思います。そういう重圧は、本当になかったのですか。もう一度、お尋ねいたします。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 担当、環境整備課長が答えたとおりでございますが、私も含めまして、町当局は、住民の署名活動等の書類を正式に受理しておりません。伝聞でそういうことを多分課長も聞いておるのと思いますが、いかなる形でも、正式に受理しておりましたら、きちっとそれを把握できますけれども、受理をいたしておりませんので、この議場で答弁できる資料はないということでございます。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) 私は、全員協議会において、議長に提出したつもりであります。そして、議長はお貸しくださいと、町長に議場でお見せしていたのを、私は、この目で確かめております。拝見したということは、見たということになっておりますから、私は知らないということではございません。議長がちゃんと町長に、議会が始まる寸前に、町長に閲覧させておりましたのを、私も目撃しておりますし、そういうことは、知らないとは言わないようにしていただきたいであります。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 正確に申し上げます。公で正確に受理はいたしておりません。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) 正確に受理していないものは、なさないということは、ここでは言ってほしくございません。私も、広報委員長をしておりましたところに、正式にも苦情を承ってない無記名のお電話でも、私は、清福のところで議題にかけられて、最後まで討論させられたことは、本当に間近にここの脳裏に覚えておりますので、そういう答弁はやめていただきたいであります。清福を白黒にした方が、安く見えるんじゃないかという方は、どなたですかということをお尋ねしたときには、名前はプライバシーの侵害で申せませんということで、私は、それを受けて立ったのでございます。  しかしながら、今のこの署名運動は、町長は目を通していらっしゃいますよ。それも実名でありますよ。そして、実名で署名したのに、じゃ、役場の当局の中で、「あんた、署名したらしいですな。町の町の職員はみんな知ってますよ」というのは、それは一体どういうことですか。議長さんも目を通しております。議員の皆様も全員目を通していますよ。そういうことを言ってたら、町民無視した形が本当に出てきますので、そういうやり方はね、私は、納得いきませんが。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 本当に目を通しておりません。ここで一瞬それを議長さんが見せられたかどうかは、わかりませんけれども、そういうことをもとに、議場で発言されるということは、そしてちょっと理解ができない部分もあるんですけれども、正式に受理をいたしておりません。役所の文章では受理をいたしましたら、受領印を押しまして、稟議の形で回していくわけでございますが、受け付けておりませんので、それをもって、住民要望を町に提出したというふうに言われましても、私の方では、答弁のしようがないわけでございます。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) そうすれば、私が、全協を開いた意味は、当然、何の意味もなかったということになります。全協ということは、ちゃんとした会議録に載るんでありますよ。全協を開いていただいた事実はございます。そして、議長さんも、これは町長さんにお見せしますから、貸してくださいということを事実私に言って書類を持って行ったというのも事実であります。そうすることは、議長に答弁を許していただいて、あなたがそう言ったかどうかを、ここで、じゃ、述べていただきたい。 ○議長(西辻頼数) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 何度も繰り返しになりますけれども、正式に受理をしておりませんので、それをちらっと見たとか、届けたとか、自分で全員協議会でやったとかというふうにおっしゃられましても、私どもは、ここでそれをもって答弁するという形はとれないわけでございます。もし、あれでございましたら、正式にまたそれを議会を通じて、もしくは直接私どもの提出していただきましたら、受理をさせていただいて、またコメントを機会があればさせていただくことはできますけれども、現時点では、受理をしておりません。受け取っておりませんので、読む立場にございません。一切、どういうものであったかということも、本当に、実際読んでません。ですから、何が書かれてあったか、どなたが署名したかということも、ここで申し上げるだけの情報、資料というものを持ち合わせてないわけでございます。そういう答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(西辻頼数)しばらく休憩いたします。               午後 1時21分 休憩               午後 2時12分 再開 ○議長(西辻頼数) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  4番、所君。 ○4番(所 順子) 町長様におかれましては、誠に丁寧、親切な答弁をいただき、ありがとうございます。署名も全く知らない、私には、見ておらないということでありますし、そのように受けとめるしか仕方がございませんというところでしょうか。まあね、そうすることによりますと、もう一つの問題が、決して出てくるわけではございませんのですけれども、この署名を「あんたしたの知ってるで」という、この問題に関しては、一体どうしてくださるんでしょうね。これが町当局の内部で発生していることですので、この問題に関して、ちょっと質問をしていただきたいです。これが本当になかったのかどうかということを、本当にうそのないように答弁をしていただきたいです。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長今井俊彦) その住民の方から説明を求められて、高野町の今取り組んでいる景観条例について説明申し上げまして、その中で、住民の方が判断されたということで、判断していただいたということでございます。せやから、役場の中で、署名をしたとかどうこうというのは、本人からはそのように正式には聞いておりません。せやから、後の最終的に、要望書、意見書の中で、どのようにされたかという判断については、私の方はわかりかねるということです。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) 私の言ってるのは違うんですよ。当局の方が、住民の方に当局がですよ、住民の方に、「あんた署名しとったの、みな知っとるで」ということを言ったということを、私はお尋ねしておるんですよ。ほかの町民が当局に言ってきたというんではないんですよ。それは定かではありませんが、知りませぬが、当局の方が一住民にそういうことをおっしゃったということを、私は聞いておるんですよ。 ○議長(西辻頼数) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長今井俊彦) その住民の方が、そういうことで問い合わせがあったということについては、上司の方にも相談してますので、それが少し曲がった形で職員の方に漏れたかもわかりませんが、そういう問い合わせがあったと。署名活動されてて、こういう署名を書いたらいいんかどうかということについて、私の方から、景観法の取り扱い等の説明を申し上げまして、その方の判断で、その後のことはされたというように私は思います。 ○議長(西辻頼数) 4番、所君。 ○4番(所 順子) ちょっと課長、この場においてそういうことを言ってていいんですかね。とても恐ろしいことを、あなたおっしゃってるような気がいたしますよ。ほかの住民の方って、いろいろそういうふうにニュアンス的に濁してていいんでしょうか。そういう問題ではないと思いますけれども。いつも、そういう問題で、前の事件でも問題が大きくなったこともありますし、やっぱし、開かれた政治、開かれた当局、開かれた議会、町長はそれをモットーとしていこうとしているんではないんですかね。何事も、奥歯に物の挟まったように、ちゃんとした答弁を、私はいただけないのが、とても残念でありますし、別に、もう、これ以上質問する気にもなれませんので、私は、これで質問を終わります。 ○議長(西辻頼数) これで一般質問を終わります。  日程第2、委員会の閉会中の継続調査の件を議題とします。  格委員長から、目下委員会において調査等の事件について、会議規則第75条の規定により、お手元に配付しました申し出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りします。
     各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(西辻頼数) 異議なしと認めます。  したがって、各委員会とも委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査等に付することに決定いたしました。  以上をもって、本定例会に付議された案件の審議は、すべて終了いたしました。  会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会にしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(西辻頼数) 異議なしと認めます。  したがって、本定例会は本日をもって閉会することに決定しました。  閉会に当たり、町長のあいさつをお願いします。  後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 閉会に当たりまして、一言御礼を申し上げます。  長期間にわたりまして、12月の定例会、慎重審議を賜りまして、誠にありがとうございました。気候が不順なときでございまして、大変お体にも負担があったこだと思いますけれども、毎回出席をいただきまして、審議を賜りまして、重要法案、重要な案件を通していただきましたこと、誠にありがとうございます。  ことに、条例の改廃につきまして、大へん議論をいただきました。この条例、廃止した条例、そして新しくできた条例については、ただ単に条例ができた、廃止されたということではなくて、強いメッセージが、高野町としての強いメッセージが、強い意志、恐らく100年後、200年後に評価がされる、いい評価をされることになろうかと思います。ぜひ、住民の皆様方に正確な情報を流布していただきまして、住みやすい高野の町を構築することにお力をお貸しいただきたいというふうに思うわけでございます。  さて、師走になりまして、慌ただしい日々が続きますが、議員の皆さん方におかれましては、お体御自愛いただきまして、また、来年お元気なお姿でお目にかかりたいと思います。長期間ありがとうございました。失礼いたします。 ○議長(西辻頼数) これで、平成20年第4回高野町議会定例会を閉会します。  お疲れさまでした。               午後 2時20分 閉会  この会議録は、議会事務局で作成したものであるが、その内容の正当なるを証するために署名する  平成20年12月15日      高野町議会          議長   西 辻 頼 数          議員   東久保 秀 人          議員   池 田 聖 三          議員   北 岡 三 於...