田辺市議会 2013-02-27
平成25年 3月定例会（第1号 2月27日）
平成25年 3月定例会（第1号 2月27日） 田辺市議会３月定例会会議録
平成２５年２月２７日（水曜日)
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平成２５年２月２７日（水）午前１０時開会
第 １ 会議録署名議員の指名
第 ２ 会期の決定
第 ３ １定報告第 １号 専決処分事項について
第 ４ １定報告第 ２号 専決処分事項の報告について
第 ５ １定議案第 １号 工事請負契約の締結について
第 ６ １定議案第 ２号 土地の取得について
第 ７ １定議案第 ３号 平成２４年度田辺市一般会計補正予算（第９号）
第 ８ １定議案第 ４号 平成２４年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算（
第２号）
第 ９ １定議案第 ５号 平成２４年度田辺市
後期高齢者医療特別会計補正予算（第
１号）
第１０ １定議案第 ６号 平成２４年度田辺市
介護保険特別会計補正予算（第２号）
第１１ １定議案第 ７号 平成２４年度田辺市
交通災害共済事業特別会計補正予算（
第１号）
第１２ １定議案第 ８号 平成２４年度田辺市
簡易水道事業特別会計補正予算（第２
号）
第１３ １定議案第 ９号 平成２４年度田辺市
農業集落排水事業特別会計補正予算（
第２号）
第１４ １定報告第 ３号 平成２４年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更につ
いて
第１５ １定議案第１０号 田辺市職員の給与に関する条例の一部改正について
第１６ １定議案第１１号 田辺市
指定管理者選定委員会条例の制定について
第１７ １定議案第１２号 田辺市地域公共交通会議条例の制定について
第１８ １定議案第１３号 田辺市
福祉有償運送運営協議会条例の制定について
第１９ １定議案第１４号 田辺市みんなで
まちづくり補助金交付審査委員会条例の制
定について
第２０ １定議案第１５号 田辺市ふれあいセンター条例の廃止について
第２１ １定議案第１６号 障害者自立支援法の一部改正に伴う関係条例の整理に関す
る条例の制定について
第２２ １定議案第１７号
田辺市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について
第２３ １定議案第１８号 田辺市
地域保健福祉推進補助金交付審査委員会条例の制定
について
第２４ １定議案第１９号 田辺市
高齢者福祉計画策定委員会条例の制定について
第２５ １定議案第２０号 田辺市
老人ホーム入所判定委員会条例の制定について
第２６ １定議案第２１号 田辺市手数料条例の一部改正について
第２７ １定議案第２２号 田辺市特別会計条例の一部を改正する等の条例の制定につ
いて
第２８ １定議案第２３号 田辺市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正につ
いて
第２９ １定議案第２４号 田辺市
し尿収集運搬料金等協議会条例の制定について
第３０ １定議案第２５号 田辺市食育推進会議条例の制定について
第３１ １定議案第２６号 田辺市
農業振興地域整備促進協議会条例の制定について
第３２ １定議案第２７号 田辺市近露観光交流館条例の制定について
第３３ １定議案第２８号 田辺市キャンプ場条例の一部改正について
第３４ １定議案第２９号 田辺市熊野の郷古道ヶ丘条例の一部改正について
第３５ １定議案第３０号 田辺市道路占用料徴収条例の一部改正について
第３６ １定議案第３１号 田辺市道の構造の技術的基準等を定める条例の制定につい
て
第３７ １定議案第３２号 田辺市準用河川条例の制定について
第３８ １定議案第３３号 田辺市都市公園条例の一部改正について
第３９ １定議案第３４号 田辺市が設置する都市公園に係る移動等円滑化のために必
要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例の制定
について
第４０ １定議案第３５号 田辺市公共下水道の構造の基準等を定める条例の制定につ
いて
第４１ １定議案第３６号 田辺市都市下水路条例の制定について
第４２ １定議案第３７号 田辺市営住宅条例の一部改正について
第４３ １定議案第３８号 田辺市修学奨学金貸与条例の制定について
第４４ １定議案第３９号
田辺市立学校給食共同調理場条例の一部改正について
第４５ １定議案第４０号 田辺市
ふるさと文化振興補助金交付審査委員会条例の制定
について
第４６ １定議案第４１号 田辺市
美術展覧会運営委員会条例の制定について
第４７ １定議案第４２号 民事調停について
第４８ １定議案第４３号 字の区域の変更について
第４９ １定議案第４４号 土地改良事業の実施について
第５０ １定議案第４５号 市道路線の認定について
第５１ １定議案第４６号 市道路線の変更について
第５２ １定議案第４７号 田辺市過疎地域自立促進計画の変更について
第５３ １定議案第４８号 平成２５年度田辺市一般会計予算
第５４ １定議案第４９号 平成２５年度田辺市
国民健康保険事業特別会計予算
第５５ １定議案第５０号 平成２５年度田辺市
後期高齢者医療特別会計予算
第５６ １定議案第５１号 田辺市地域包括支援センター及び
地域密着型サービス運営
協議会条例の制定について
第５７ １定議案第５２号 田辺市高齢者・
障害者虐待防止ネットワーク委員会条例の
制定について
第５８ １定議案第５３号 田辺市
指定地域密着型サービス等の基準等を定める条例の
制定について
第５９ １定議案第５４号 平成２５年度田辺市介護保険特別会計予算
第６０ １定議案第５５号 平成２５年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計予算
第６１ １定議案第５６号 田辺市
住宅新築資金等貸付金償還促進委員会条例の制定に
ついて
第６２ １定議案第５７号 平成２５年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計
予算
第６３ １定議案第５８号 平成２５年度田辺市
簡易水道事業特別会計予算
第６４ １定議案第５９号 平成２５年度田辺市
農業集落排水事業特別会計予算
第６５ １定議案第６０号 平成２５年度田辺市
林業集落排水事業特別会計予算
第６６ １定議案第６１号 平成２５年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計予算
第６７ １定議案第６２号 平成２５年度田辺市
特定環境保全公共下水道事業特別会計
予算
第６８ １定議案第６３号 平成２５年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計予算
第６９ １定議案第６４号 平成２５年度田辺市
診療所事業特別会計予算
第７０ １定議案第６５号 平成２５年度田辺市
駐車場事業特別会計予算
第７１ １定議案第６６号 平成２５年度田辺市
木材加工事業特別会計予算
第７２ １定議案第６７号 平成２５年度田辺市四村川財産区特別会計予算
第７３ １定議案第６８号 田辺市技術上の監督業務を行わせる水道の布設工事等を定
める条例の制定について
第７４ １定議案第６９号 平成２５年度田辺市水道事業会計予算
第７５ １定議案第７０号 田辺周辺５
市町障害程度区分認定等審査会共同設置規約の
変更について
第７６ １定報告第 ４号 平成２５年度田辺市土地開発公社の事業の計画について
第７７ １定報告第 ５号 平成２５年度財団法人龍神村開発公社の事業の計画につい
て
第７８ １定報告第 ６号 平成２５年度有限会社龍神温泉元湯の事業の計画について
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〇会議に付した事件
日程第１から日程第７８まで
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〇議員定数 ２６名
〇欠 員 ３名
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〇出席議員
議席番号 氏 名
１番 川 﨑 五 一 君
２番 真 砂 みよ子 君
３番 久 保 浩 二 君
４番 市 橋 宗 行 君
５番 安 達 幸 治 君
６番 安 達 克 典 君
９番 小 川 浩 樹 君
１０番 塚 寿 雄 君
１１番 山 本 紳 次 君
１２番 松 下 泰 子 君
１３番 佐 井 昭 子 君
１４番 中 本 賢 治 君
１５番 棒 引 昭 治 君
１６番 出 水 豊 数 君
１７番 宮 本 正 信 君
１８番 高 垣 幸 司 君
１９番 陸 平 輝 昭 君
２０番 山 口 進 君
２２番 吉 田 克 己 君
２３番 久 保 隆 一 君
２４番 天 野 正 一 君
２５番 森 哲 男 君
２６番 吉 本 忠 義 君
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〇欠席議員 なし
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〇説明のため出席したもの
職 名 氏 名
市長 真 砂 充 敏 君
副市長 福 田 安 雄 君
副市長 庄 堂 琢 磨 君
教育長 中 村 久仁生 君
企画部長 池 田 正 弘 君
企画広報課長 松 川 靖 弘 君
総務部長 岡 本 美 彦 君
総務部理事 田 上 豊 和 君
総務課長 小 川 鏡 君
納税推進室長 前 川 敏 弘 君
市民環境部長 中 瀬 政 男 君
廃棄物処理課長 松 場 聡 君
保健福祉部長 田 中 敦 君
福祉課長 平 田 耕 一 君
産業部長 福 井 量 規 君
建設部長 杉 浦 克 佳 君
建設部理事 宮 本 博 文 君
龍神行政局長 手 谷 新 一 君
消防長 小 山 裕 史 君
教育次長 濵 田 和 男 君
水道部長 松 原 淳 君
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〇出席事務局職員
議会事務局長 山 本 幾 生
議会事務局次長 杉 若 美津子
議会事務局主任 前 溝 浩 志
議会事務局主査 榊 原 数 仁
議会事務局主査 宇 代 夏 樹
開 会
○議長（高垣幸司君） それでは、地方自治法第１１３条の規定による定足数がありますので、ただいまから本日招集の平成２５年第１回田辺市議会定例会を開会いたします。
（午前１０時０１分）
◎市長招集挨拶
○議長（高垣幸司君） 日程に入るに先立ち、市長から本定例会招集の挨拶のため発言を求められておりますので、これを許可いたします。
市長、真砂充敏君。
（市長 真砂充敏君 登壇）
○市長（真砂充敏君） 本日、平成２５年第１回田辺市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、何かと御多用の中を御参集いただき、まことにありがとうございます。
早いもので、２月もきょうを含めて、あと２日となり、明後日からは３月に入りますが、日暮れの時刻も随分伸び、また市内の八百屋や産直店には、ふきのとうが並ぶなど、少しずつ春めいてまいりました。ことしは１月に当地方にも大寒波が幾度か到来し、特に下旬には例年にない積雪もあり、路面凍結で山間部の基幹道路が交通規制されるなどの影響も出ました。翻って、２月となりますと降水量は平年よりも多いものの気温はほぼ平年並みで、各地で２０度前後の最高気温を記録する季節外れの暖かい日もある一方、平野部でも最低気温が氷点下を記録する日もあるなど、少しずつ寒暖を繰り返しながら、季節は着実に春を迎えていると感じます。
こうした季節の移り変わりの中で、当地域の梅の開花も順調で、標高の高い紀州石神田辺梅林も今月中旬ごろに６～７分咲きとなり、今まさに満開の見ごろを迎えています。開園期間は残りわずかでありますが、ことしもこの時期に多くの観光客をきれいな花と香りで和ませてくれているようです。市内各所の梅もあと３カ月もすると、ことしも収穫が始まることになりますが、受粉、着果と生産者にとっては大切な時期を迎えるこれからは、さらに温暖な天候に恵まれることを願いたいと思っています。
あわせて、近年、気候の影響により梅の作柄が不安定だったことから、ことしは枝の高接ぎやミツバチの巣箱の設置、増設などの受粉対策をとられている梅農家も多いようですので、生産者の努力が報われる実り多い収穫につながり、ことしの梅が品質、収穫量とも日本一の梅産地の名にふさわしいものに仕上がりますことを切に期待したいと思います。
ところで、我が国の経済情勢を見ますと、今月１４日に内閣府が発表した２０１２年１０月から１２月期の国内総生産の速報値は物価変動の影響を除いた実質で、前期比０.１％減、年率換算で０.４％減となっており、三四半期連続のマイナス成長でありました。しかしながら、海外の景気減速を背景に輸出が減少し、企業の設備投資も手控えられる中、消費や公共投資が増加するなどの内需の一部に底がたさが見られ、その下げ幅は前期の同年７月から９月期より大きく改善されたことから、各種報道では昨年４月から景気後退局面に入った可能性が濃厚だった日本経済に底入れの兆しが見受けられたと一斉に報じられました。
確かに、ことしに入り、日本銀行による金融緩和や安倍政権が打ち出した経済対策への期待の高まりから、円安、株高が進み、景気の先行きに明るい雰囲気が出てきています。信用調査会社による１月の景気動向調査では、企業の景況感を示す景気動向指数が平成２３年７月以来、１年半ぶりの上げ幅で２カ月連続で上昇いたしましたし、また消費者心理を示す消費者態度指数は、１月には前月比で過去最大の上げ幅での改善が見られ、消費者のデフレ心理も和らいできていることが統計上の数字にあらわれた結果とはなっています。
一方では、まだまだ中小企業や地方経済にとって、景気回復の実感が伝わってきているとは言いがたく、実体面より期待が先行している側面もありますので、デフレ脱却とともに経済成長をねらいとし、取り組まれている政府や日銀においては、日本経済再生に向け、いわゆる金融政策、財政政策、成長戦略の三つの矢対策を今後も機動的に実施され、国民全般の生活向上につながるよう取り組んでいただきたいと思います。
さて、新市発足から間もなく丸８年が経過するわけですが、本市を取り巻く社会経済情勢は依然として厳しいものがあります。新市発足後、各地域の基盤面の課題解消を初め、防災、減災対策など緊急的課題として取り組んでまいりました施策につきましても、新年度以降も継続的、かつ発展的に取り組んでいく必要があります。
後ほど平成２５年度の施策と予算の大綱の中で、今後の市政運営に対する所信を申し述べたいと存じますが、いずれにいたしましても、市民の皆さんの御理解と御協力をいただきながら、この地域に少しでも活力を呼び戻し、将来に希望や明るい展望を感じていただけるような市政運営を目指してまいりたいと考えておりますので、議員各位におかれましては、今後ともお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
本議会におきましては、専決処分の報告２件、条例に関するもの３７件、予算に関するもの２４件、その他１３件につきまして御審議をお願いするものでございます。よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げまして、招集に当たっての御挨拶とさせていただきます。
（市長 真砂充敏君 降壇）
開 議
○議長（高垣幸司君） それでは、お手元に配付の日程により、本日の会議を開きます。
（午前１０時０９分）
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◎諸般の報告
○議長（高垣幸司君） この場合、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。
議会事務局長、山本幾生君。
（議会事務局長 山本幾生君 登壇）
○議会事務局長（山本幾生君） 報告申し上げます。
去る２月２１日付、田総第３８６号をもって市長から本定例会に提出の案件として、１定議案第１号 工事請負契約の締結についてなど、議案７０件、及び１定報告第１号 専決処分事項についてなど、報告案件６件、並びに議案参考資料の送付がありました。いずれもお手元に配付いたしております。
以上でございます。
（議会事務局長 山本幾生君 降壇）
○議長（高垣幸司君） それでは、日程に入ります。
◎日程第１ 会議録署名議員の指名
○議長（高垣幸司君） 日程第１ 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第８９条の規定により、本定例会の会議録署名人として、６番 安達克典君、９番 小川浩樹君、１０番 塚 寿雄君、以上３人の諸君を、また会議録署名の予備議員として、１１番 山本紳次君、１２番 松下泰子君、以上２人の諸君を指名いたします。
◎日程第２ 会期の決定
○議長（高垣幸司君） 続いて、日程第２ 会期の決定を上程いたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から３月２２日までの２４日間といたします。
これに異議ありませんか。
（「異議なし」の声あり）
○議長（高垣幸司君） 異議なしと認めます。
よって、本定例会の会期は、本日から３月２２日までの２４日間と決定いたしました。
◎日程第 ３ １定報告第１号 専決処分事項についてから
日程第１４ １定報告第３号 平成２４年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更に
ついてまで一括上程
○議長（高垣幸司君） 続いて、日程第３ １定報告第１号 専決処分事項についてから、日程第１４ １定報告第３号 平成２４年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更についてまで、以上１２件を一括上程いたします。
提出者の説明を求めます。
市長、真砂充敏君。
（市長 真砂充敏君 登壇）
○市長（真砂充敏君） ただいま上程されました議案は、専決処分報告２件、予算に関するもの７件、その他３件でございまして、その概要について御説明申し上げます。
まず、報告第１号 専決処分についてでありますが、平成２４年度田辺市一般会計補正予算（第８号）につきまして、民有地に敷設している排水路を敷設がえするため水路新設改良費を専決処分したもので、報告第２号 専決処分事項の報告については、交通事故及び市道管理に係る事故の損害賠償について専決処分したものの報告であります。
議案第１号 工事請負契約の締結については、福定近露線ほか１線、
道路災害復旧工事請負契約の締結について。議案第２号 土地の取得については、消防庁舎建設用地として土地を取得することについて、それぞれ議決をお願いするものです。
次に、議案第３号 平成２４年度田辺市一般会計補正予算（第９号）につきまして、その概要を御説明申し上げます。今回の補正額は、１５億３,４７８万４,０００円で、国の第１次補正予算に伴う事業を補正するほか、歳出全般において事業費の確定や精算等における不用額の減額をしております。
歳出の主なものを申し上げますと、総務費では住民バス及び
スクールバス運行業務委託の入札に関する損害賠償請求事件に係る弁護士委託料、財源の確保ができたことから、財政調整基金及び減災基金積立金を補正するほか、入札による防犯灯のＬＥＤ化費用の減額等を、民生費では
社会福祉施設等整備事業利子補給補助金を補正するほか、保育所運営費負担金、児童手当等の減額を、衛生費では
公立紀南病院組合負担金の補正を、農林水産業費では、ため池整備に伴う県営事業負担金等を補正するほか、
簡易給水施設整備事業費、
森林整備地域活動支援交付金等の減額を、商工費では、田辺市
中小企業信用保証料補助金等の減額及び
ビジターセンター建設事業費の更正を、土木費では国の補正予算に伴い、歩道新設事業費、三四六
総合運動公園整備事業費及び目良公園整備事業費等を補正するほか、道路新設改良費、水路新設改良費等の減額を、消防費では消防団員の退職報償金を補正するほか、消防庁舎建設事業費等の減額を、教育費では田辺東部小学校体育館の耐震改修事業費を補正するほか、田辺第二小学校及び会津小学校の建築費の減額等を、災害復旧費では、
林業施設災害復旧事業費を補正するほか、耕地災害復旧事業費及び
公共土木災害復旧事業費等の減額を、公債費では長期債利子の減額等を、諸支出金では
簡易水道事業特別会計繰出金等を補正するほか、
国民健康保険事業特別会計繰出金等を減額するものです。
このほか財源の更正及び事業費の変更によるものを初め、年度内に事業の完了が困難となりました三四六総合運動公園整備事業など、２５事業の繰越明許費、債務負担行為及び地方債の補正であります。
今回の補正に要する財源といたしましては、国庫支出金、繰入金、繰越金、市債等をもって充てることにしております。
議案第４号 平成２４年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算（第２号）につきましては、
高額医療費共同事業拠出金等を補正するほか、
保険財政共同安定化事業拠出金等の減額を、議案第５号 平成２４年度田辺市
後期高齢者医療特別会計補正予算（第１号）につきましては、保健基盤安定負担金の確定に伴う
後期高齢者医療広域連合納付金の減額を、議案第６号 平成２４年度田辺市
介護保険特別会計補正予算（第２号）につきましては、介護認定支援システムの改修費用、財源に余裕が生じることから、
介護給付費準備基金積立金を補正するほか、介護サービス等諸費、介護予防サービス等諸費の減額を、議案第７号 平成２４年度田辺市
交通災害共済事業特別会計補正予算（第１号）につきましては、本年度末をもって本特別会計及び交通災害共済事業基金を廃止することから、余剰金を一般会計に繰り出すための補正を、議案第８号 平成２４年度田辺市
簡易水道事業特別会計補正予算（第２号）につきましては、国の補正予算に伴う水道施設改良費等を補正するほか、繰越明許費及び地方債の補正を、議案第９号 平成２４年度田辺市
農業集落排水事業特別会計補正予算（第２号）につきましては、繰越明許費を補正するものであります。
報告第３号 平成２４年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更については、当該法人から報告のあったものの報告であります。
以上、提案いたしました議案につきまして御説明申し上げましたが、詳細につきましては関係部課長から説明いたさせますので、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。
（市長 真砂充敏君 降壇）
○議長（高垣幸司君） 続いて、補足説明を求めます。
総務部長、岡本美彦君。
（総務部長 岡本美彦君 登壇）
○総務部長（岡本美彦君） それでは、議案書に基づきまして補足説明をさせていただきます。
１ページをお願いします。
１定報告第１号 専決処分事項については、平成２４年度田辺市一般会計補正予算（第８号）を地方自治法第１７９条第１項の規定により専決処分したもので、同条第３項の規定によりこれを報告し、御承認をお願いするものです。
２ページをお願いします。
平成２４年度田辺市の一般会計補正予算（第８号）は次に定めるところによる。
第１条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ４,９４０万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ４７９億２,５６３万９,０００円とするものです。今回の補正は４ページのとおり、河川費、水路新設改良費につきまして、目良五反田排水路の民有地内に埋設している暗渠排水管が土地所有者が実施する建築工事の支障となることから移設するもので、１月１５日付で専決処分しています。
なお、補正の財源につきましては、繰越金を充てています。
次に、５ページをお願いします。
１定報告第２号 専決処分事項の報告については、損害賠償の額を定め、和解することについて、地方自治法第１８０条第１項の規定による指定に基づき専決処分したもので、同条第２項の規定によりこれを御報告するものです。
まず、１件目の内容といたしましては、平成２４年５月１７日午後０時１０分ごろ、本市土地対策課職員が、たきない町９番１号に所在する飲食店の駐車場に、運転する普通乗用自動車を駐車しようとしたところ、左側の区画に駐車していた、Ａさん所有の軽乗用自動車に接触し、当該車両の右後部を損傷させたもので、この損害に対する賠償金として、本市が４万２,０００円を相手方に支払うものです。
６ページ、２件目の内容といたしましては、平成２４年１０月１７日午後６時ごろ、Ｂさんが小型乗用自動車を運転し、市道玉谷線を南方に走行中、龍神村甲斐ノ川１３５４番地先の山林からの落石により、当該車両の右側面が損傷したもので、この損害に対する賠償金として本市が７万３,５００円を相手方に支払うものです。
続きまして、３件目の内容といたしましては、平成２５年１月１５日午前１１時３０分ごろ、本市スポーツ振興課職員が、目良４４番８号の市立武道館駐車場に駐車するため、運転する小型貨物自動車を後退させたところ、同駐車場に駐車していたＣさん所有の軽乗用自動車に接触し、当該車両の後部を損傷させたもので、この損害に対する賠償金として、本市が１０万２,９８４円を相手方に支払うものです。
次に７ページ、４件目の内容といたしましては、平成２４年１１月１０日午前１１時１５分ごろ、本市龍神教育事務所職員が関西実業団対抗駅伝競走大会に係る道路状況の調査のため、普通乗用自動車を運転し、龍神村龍神３８１番地先の国道３７１号の工事用仮設信号で停車中、振り返って当該道路状況を確認していたところ、ブレーキを踏んでいた足が緩み、前方に停車中のＤさんが運転する小型乗用自動車に接触し、当該車両の後部を損傷させたもので、この損害に対する賠償金として本市が１４万５２９円を相手方に支払うものです。
８ページをお願いします。
１定議案第１号 工事請負契約の締結については、福定近露線ほか１線
道路災害復旧工事請負契約の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第２条の規定により議会の議決をお願いするものです。
工事名は、福定近露線ほか１線道路災害復旧工事、契約の方法は条件付一般競争入札、応札者数は１０社、入札年月日は平成２５年１月２９日、契約金額は３億３,６２５万５,１５０円、契約の相手方は株式会社中垣組、代表取締役、中垣剛氏です。なお、工事概要等につきましては、別冊参考資料１ページを御参照願います。
次に、９ページをお願いします。
１定議案第２号 土地の取得については、消防庁舎建設事業用地として、土地を取得することについて、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第３条の規定により議会の議決をお願いするものです。場所は、田辺市新庄町字西橋谷４６番４ほか２筆、面積は６,５３８.０５平方メートル、取得予定価格は１億３,２４６万５,０６８円、取得の相手方は公立紀南病院組合です。なお、位置図等につきましては、別冊参考資料２ページ及び３ページを御参照願います。
続きまして、１０ページをお願いします。
１定議案第３号 平成２４年度田辺市の一般会計補正予算（第９号）は、次に定めるところによる。
第１条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ１５億３,４７８万４,０００円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ４９４億６,０４２万３,０００円とするもので、繰越明許費につきましては１４ページを、債務負担行為の補正につきましては１５ページから１７ページを、地方債の補正につきましては１８ページをそれぞれ御参照願います。
補正予算の内容につきましては、歳出の３１ページから御説明いたしますが、工事請負費につきましては、工事明細表を５１ページから５６ページに、県営事業負担金につきましては、箇所一覧表を５７ページに、あわせて別冊参考資料の４ページから２０ページに事業箇所図を掲載していますので、御参照願います。
なお、歳出の中で補正額がなく、節及び説明欄が空欄となっている項目につきましては、地域振興基金の運用利率の低下や国庫支出金の減額、ふるさと寄附金の受け入れに伴い、財源の更正を行ったもので、その説明は省略させていただきますので、御了承賜りたいと思います。
それでは、３１ページをお願いします。
総務管理費、一般管理費につきましては、住民バス及び
スクールバス運行業務委託の入札に関する損害賠償請求の訴訟対応を弁護士に依頼するものです。
人事管理費につきましては、臨時職員及び嘱託職員の賃金を減額するもので、財産管理費につきましては、本年度の決算見込みに基づき、財政調整基金、及び減債基金にそれぞれ４億円の積み立てを行うほか、運用利率の低下に伴い、財政調整基金、減債基金及び土地開発基金それぞれの利息分の積立金を減額するものです。
企画費につきましては、基金運用利率の低下に伴う地域基盤整備基金及び地域振興基金の積立金の減額です。
市民生活費につきましては、防犯灯ＬＥＤ化事業費の入札差額や町内会館新築及び改修等補助金の実績による減額です。
３２ページにまいりまして、社会福祉費、社会福祉総務費につきましては、芳養松原一丁目に新設された特別養護老人ホームの整備事業費に係る借入利子の一部を助成するほか、平成２３年度の社会福祉施設等災害復旧費補助金の一部を返還するもの。また、国債による運用で運用利率が向上したことに伴い、地域福祉基金積立金を増額するものです。
障害者福祉費につきましては、障害者総合支援法の施行や育成医療事務に係る権限移譲に伴い、必要となる電子計算機システムの改修等を行うものです。
次の児童福祉費につきましては、明洋二丁目に新設された民間保育所の整備事業費に係る借入利子の一部を助成するほか、民間保育所に対する運営費補助金を実績に基づき減額するもので、児童措置費につきましては、児童手当及び児童扶養手当の実績に基づく減額です。
３３ページの保育所費につきましては、新たな障害児の入所に対応するため、保育所２カ所の施設修繕を行うもので、次の老人福祉費につきましては、城山台に新設された介護老人保健施設の整備事業費に係る借入利子の一部を助成するものです。
３４ページにまいりまして、保健衛生費、保健衛生総務費につきましては、地方交付税の額の確定に伴い、公立紀南病院負担金を増額するものです。
次の農業費、農業振興費につきましては、有害鳥獣の捕獲数の増加に伴う有害鳥獣捕獲事業費補助金の増額や第二次要望による果樹産地づくり総合支援事業費補助金の追加のほか、各種農業振興関係補助金を実績に伴い増減するものです。
南紀用水事業費につきましては、南紀用水土地改良区が管理している国営造成施設「島ノ瀬ダム」に係る台風１２号による被災施設の復旧に係る事業費に対する市負担分を増額するものです。
３５ページの農業土木費、農業土木総務費につきましては、国の緊急経済対策に伴い、平成２５年度に予定していた中三栖新池の県営ため池等整備事業を前倒しで行うとともに、市内にある老朽化した３カ所のため池の部分改修を行うための県営事業負担金等です。
簡易給水施設整備事業費につきましては、上芳養石神地区で実施している
簡易給水施設整備事業費の確定に伴う減額です。
３６ページをお願いします。
林業費、林業振興費につきましては、森林整備地域活動支援交付金の制度変更により、交付対象となる森林面積が減少したこと等により減額するもので、次の林業土木費、林道新設改良費につきましては、林道政城線で残土処分場を確保するための樹木補償が必要となったこと等から地域自主戦略交付金の対象事業内で予算を組み替えるものです。
３７ページにまいりまして、商工費、商工振興費につきましては、中小企業信用保証料補助金を初め、本年度に活用実績がなかった商店街セットバック事業費補助金及び地域商工業活性化事業費補助金のほか、企業立地促進奨励金の実績に基づく減額です。
３８ページの
ビジターセンター建設事業費につきましては、詳細設計により延べ床面積が増加したことから、予算の組み替えを行うものです。
道路橋梁費、道路新設改良費につきましては、国の緊急経済対策に基づく補正予算を活用し、災害復旧工事用車両の通行により損傷した静川蓑尾谷線の路面の改良や市道にある１４カ所全てのトンネルの安全点検を実施するものです。
また、新庄町９５号線道路改良事業の事業費確定による減額及びこれに伴い社会資本整備総合交付金対象事業費の一部を小瀬小原線に事業間流用するほか、市単独事業の入札差額等を減額するものです。
次の橋梁新設改良費につきましては、元町江川文里港線田辺大橋の橋梁耐震事業に係る入札差額による事業費の減額で、３９ページの交通対策費、歩道新設事業費につきましては、国の補正予算等を活用し、田辺大橋の歩道整備事業の事業費を増額し、早期の完成を図るとともに、通学路の安全確保を図るため、東山湊１号線に新たに歩道を整備するものです。
４０ページをお願いします。
河川費、水路新設改良費につきましては、尾の崎排水ポンプ整備事業に係る国の交付決定額及び入札差額に伴う事業費の減額を行うとともに、１月に専決処分させていただきました目良五反田排水路整備事業について、近隣においても同様に民有地の建築工事の支障となるため、事業費を増額するものです。
次の都市計画費、街路事業費につきましては、県営事業元町新庄線外１線の県の予算の確定に伴う減額で、都市下水路費につきましては、背戸川都市下水路整備事業に係る国の交付金の額の確定に伴う減額です。
４１ページにまいりまして、三四六
総合運動公園整備事業費につきましては、調査・設計委託料及び物件移転補償費に係る実績に基づく不用額を工事請負費に組み替えるとともに、国の補正予算による交付金の追加交付に伴い、事業費を増額し、事業の進捗を図るもので、目良公園整備事業費につきましても、国の補正予算に伴い事業費を増額するものです。
４２ページをお願いします。
住宅費、住宅管理費につきましては、国の補正予算による交付金を活用し、崖団地の屋根及び天神４団地の外壁を改修するほか、民間賃貸住宅家賃補助金の申請実績に基づく減額で、公営住宅建設費につきましては、宝来町のＪＲ機関区跡地への市営住宅建築事業に係る入札差額等を減額するものです。
次の消防費、常備消防費につきましては、防火水槽３基の入札差額を減額するもので、消防団費につきましては、消防団員の退団者数が当初見込みより多くなったことから、退職報償金を増額するものです。
４３ページの消防庁舎建設事業費につきましては、用地購入費の不用額を減額するものです。
続きまして、教育総務費、教育委員会費につきましては、旧宮代小学校を和歌山県福祉事業団に有償で譲渡するに当たり、国庫納付金相当額を基金に積み立てる必要があるため、教育振興基金積立金を増額するものです。
教育振興費につきましては、高等学校通学費等助成金及び奨学貸付金の実績による減額です。
４４ページにまいりまして、小学校費、スクールバス運行費につきましては、スクールバス運行委託料の入札差額による減額で、学校施設耐震改修事業費につきましては、国交付金の追加配分により、平成２５年度に予定していた田辺東部小学校体育館の耐震改修工事を前倒しし、事業費の進捗を図るほか、入札差額等を減額するものです。
次の田辺第二小学校建築費及び４５ページの会津小学校建築費、また、中学校費のスクールバス運行費及び学校施設耐震改修事業費につきましても、それぞれ入札実績による事業費の確定等に伴い減額するものです。
４６ページをお願いします。
社会教育費、図書館費につきましては、いただいた御寄附により図書を購入するもので、美術館運営費につきましては、本年度は収集方針に該当する購入作品がなかったため、美術品購入費を減額するものです。
４７ページの農林施設災害復旧費、過年度耕地災害復旧事業費につきましては、平成２３年台風１２号により被災した農業用施設５８件の災害復旧工事費の入札差額を減額するとともに、農地１６件については平成２３年度の補助事業枠により実施が可能となったため減額するものです。
次の過年度
林業施設災害復旧事業費につきましては、平成２３年台風１２号で被災した林道２路線の工事費を追加するとともに、入札差額等を減額するほか、緊急雇用創出事業の実績に伴い、事業費を減額するものです。
現年度
林業施設災害復旧事業費につきましては、昨年９月の台風１６号により被災した林道３路線の復旧事業費を追加するものです。
現年度耕地災害復旧事業費につきましては、昨年の梅雨前線豪雨や台風１７号等で被災した農業用施設及び農地６件について、国の災害査定及び入札差額により減額するものです。
４８ページにまいりまして、公共土木施設災害復旧費、現年度公共土木災害復旧事業費につきましては、平成２３年台風１２号及び昨年の豪雨等により被災した市道２７件、市管理河川５件の災害査定及び入札による事業費の確定に伴い減額するもので、過年度公共土木災害復旧事業費につきましては、平成２３年台風１２号により被災した下向上切原線ほか２件の復旧事業の施工年度変更に伴い、それぞれの事業費を全て減額するものです。
次の商工施設災害復旧費、過年度商工施設災害復旧事業費につきましては、昨年末までに復旧事業が完了しました世界遺産熊野本宮館の事業費確定に伴い、入札差額を減額するものです。
４９ページの公債費、元金につきましては、平成１３年度借り入れの臨時財政対策債及び減税補填債が１０年を経過し、利率の見直しがあったことから、今年度の償還額に占める元金の割合が増加したため増額するもので、利子につきましては、借入額の確定、借入利率の低下等により減額するものです。
次の特別会計繰出金、国民健康保険事業特別会計繰出金及び後期高齢者医療特別会計繰出金につきましては、昨年度の精算や本年度の実績見込みに伴い、それぞれ減額するもので、５０ページの介護保険特別会計繰出金につきましては、国が配布する介護認定ソフトの改定に対応するための要介護認定支援システム導入経費の増加のほか、保険給付費の実績に基づく減額などによるものです。
簡易水道事業特別会計繰入金につきましては、国の補正予算を活用し、実施する龍神中央簡易水道施設への緊急遮断弁の整備のほか、台風や寒波などにより施設修繕経費が増加したことなどによるものです。
以上、補正の財源といたしましては、国庫支出金、繰入金、繰越金、市債などを充てるとともに、実績に伴い県支出金、諸収入などを減額しています。
次に、５８ページをお願いします。
１定議案第４号 平成２４年度田辺市の
国民健康保険事業特別会計補正予算（第２号）は、次に定めるところによる。
第１条 事業勘定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ３,６２０万６,０００円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ１１１億６,５６４万９,０００円とするものです。内容につきましては、６６ページからの歳出をお願いします。
後期高齢者支援金等につきましては、本年度の支援金の額が確定したため増額するもので、次の共同事業拠出金につきましても、高額医療費共同事業拠出金及び保険財政共同安定化事業拠出金の額が確定したことによるものです。
６７ページの基金積立金につきましては、国民健康保険基金の運用利率の低下に伴い、積立金を減額するものです。
以上、補正の財源としましては、財産収入、繰入金、繰越金を減額するほか、国庫支出金、療養給付費等交付金、県支出金、共同事業交付金を増額しています。
６８ページをお願いします。
１定議案第５号 平成２４年度田辺市の
後期高齢者医療特別会計補正予算（第１号）は、次に定めるところによる。
第１条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ３７７万２,０００円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ１６億７,２４３万８,０００円とするものです。内容につきましては、７１ページの歳出をお願いします。
後期高齢者医療広域連合納付金につきまして、低所得者の保険料軽減措置に係る平成２４年度保険基盤安定負担金の額の確定に伴い減額するものです。なお、財源としましては、保険基盤安定繰入金を減額するとともに、平成２３年度の療養給付費負担金の精算に伴う広域連合からの返還金が生じたため、諸収入を増額し、療養給付費繰入金を同額減額しています。
次に、７２ページをお願いします。
１定議案第６号 平成２４年度田辺市の
介護保険特別会計補正予算（第２号）は、次に定めるところによる。
第１条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ３,１０５万１,０００円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ８２億８,２１８万２,０００円とするものです。
内容につきましては、７９ページからの歳出をお願いします。
まず総務管理費につきましては、国が配布する介護認定ソフトが改定されることから、これに対応するため要介護認定支援システムを導入するものです。
次の介護サービス等諸費から８３ページの特定入所者介護サービス等費までの各種保険給付費につきましては、各介護サービスの対象者数、利用件数等、実績見込みによりそれぞれ補正を行うものです。
８４ページの包括的支援事業費につきましては、在宅介護支援センターに委託する高齢者実態把握調査の件数が当初の見込みを上回るため、増額するもので、次の基金積立金につきましては、保険給付費の減少による余剰金等を基金に積み立てるものです。
以上、今回の補正に伴う財源といたしましては、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金等を減額するとともに、繰入金、繰越金等を増額しています。
８６ページをお願いします。
１定議案第７号 平成２４年度田辺市の
交通災害共済事業特別会計補正予算（第１号）は、次に定めるところによる。
第１条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ１億６６万５,０００円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ１億２６０万４,０００円とするものです。内容につきましては、８８ページの歳出をお願いします。
本事業につきましては、平成２１年度をもって終了していますが、共済期間満了後２年間は見舞金を請求できることから、支払いに係る事務を継続していましたが、本年度末で見舞金の請求期間も満了となるため、特別会計を廃止することとなります。このため、交通災害共済事業費につきまして、共済見舞金の残額を減額するとともに、交通災害共済基金を取り崩し、精算による余剰金を一般会計に繰り出すものです。
なお、これに伴う財源として、繰入金を充てています。
次に、８９ページをお願いします。
１定議案第８号 平成２４年度田辺市の
簡易水道事業特別会計補正予算（第２号）は、次に定めるところによる。
第１条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ５,０３５万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ６億６,７９６万７,０００円とするもので、繰越明許費及び地方債の補正につきましては９１ページを御参照願います。
なお、工事請負費につきましては９３ページに工事明細表を、あわせて別冊参考資料の２１ページに事業箇所図を掲載していますので、御参照願います。
内容につきましては、９３ページの歳出をお願いします。
簡易水道事業費につきましては、国の補正予算を活用し、龍神中央簡易水道施設へ緊急遮断弁を設置するほか、災害等の影響により使用電力量の増大や、突発的な本管の漏水や機器の故障が発生したことから、それぞれ所用額を増額するとともに、水質等検査手数料の入札差額を減額するものです。
なお、これに伴う財源として、国庫支出金、繰入金、市債を充てています。
９４ページをお願いします。
１定議案第９号 平成２４年度田辺市の
農業集落排水事業特別会計補正予算（第２号）は、次に定めるところによる。
第１条 地方自治法第２１３条第１項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費を９５ページの第１表、繰越明許費のとおりとするもので、内容につきましては、台風１２号により被災した市道橋に添架していた管路の復旧工事について、橋梁本体の工事完了がおくれることから、年度内の施工が困難となったことによるものです。
続きまして、９６ページをお願いします。
１定報告第３号 平成２４年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更について御報告するものです。
平成２４年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更、予算の変更については、次のとおりです。
９７ページをお願いします。
第１条 平成２４年度田辺市土地開発公社の補正予算（第１号）は、次に定めるところによる。
第２条 平成２４年度田辺市土地開発公社会計予算第２条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するものです。
次に、９８ページをお願いします。
第３条 予算第３条に定めた資本的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するものです。
内容につきましては、９９ページから１００ページの平成２４年度田辺市土地開発公社会計補正予算（第１号）実施計画をお願いします。
収益的収入につきましては、事業収益が完成土地における分譲地等の売却によるものです。
収益的支出につきましては、事業原価が完成土地における分譲地の売却によるもので、特別損失が城山台分譲地の売却に伴い、簿価との差額を損失として計上するものです。
１００ページをお願いします。
資本的支出につきましては、パソコンの入れかえによる基本ソフトの変更に伴い、会計システムを更新するものです。
以上をもちまして、補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
（総務部長 岡本美彦君 降壇）
○議長（高垣幸司君） 以上をもって、提出者の説明が終了いたしました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております１２件については、審議の都合上、後日審議願うことにいたします。
これに異議ありませんか。
（「異議なし」の声あり）
○議長（高垣幸司君） 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
休 憩
○議長（高垣幸司君） この場合、午前１１時まで休憩いたします。
（午前１０時４８分）
──────────────────
再 開
○議長（高垣幸司君） 休憩前に引き続き会議を開きます。
（午前１１時０１分）
◎日程第１５ １定議案第１０号 田辺市職員の給与に関する条例の一部改正についてから
日程第７８ １定報告第 ６号 平成２５年度有限会社龍神温泉元湯の事業の計画についてまで一括上程
○議長（高垣幸司君） 続いて、日程第１５ １定議案第１０号 田辺市職員の給与に関する条例の一部改正についてから、日程第７８ １定報告第６号 平成２５年度有限会社龍神温泉元湯の事業の計画についてまで、以上６４件を一括上程いたします。
提出者の説明を求めます。
市長、真砂充敏君。
（市長 真砂充敏君 登壇）
○市長（真砂充敏君） 平成２５年度予算案を初め、諸議案の説明に先立ち、私の市政運営に対する所信を申し述べたいと存じます。
早いもので、市政を再びお預かりした２期目も終盤に差しかかっております。これまでの間、議員各位や市民の皆様方の御理解と御協力を賜りながら、市町村建設計画の実現を中心として、協働の基礎づくりと行財政改革もあわせて推進する中で、私なりではございますが、今後のまちづくりの基盤を整えることができたものと考えております。
こうした中で迎える平成２５年度は、その基盤の上に立ち新たな、またさらなる飛躍発展をしていくスタートの年であると位置づけ、本市の多種多様で豊かな地域資源を最大限に生かし、産業、文化、地域、そして田辺市の価値をより高め、さらに新たな価値を創造する取り組みを展開していく必要があると考えております。
また、現在の日本社会におきましては、未曾有の大災害となった東日本大震災が国民に大きな影響を与え、加えて日本経済の厳しい状況も続く中、人々の価値観を大きく変えつつありますが、この変化の根底には、安心と安全を感じる社会、ゆとりと豊かさを実現できる社会への人々の希求があるように感じております。
こうしたことをかんがみますと、今後は、安心と安全、ゆとりと豊かさを基調とした施策がどの自治体においても重要になると考えており、本市におきましても特に災害に強いまちづくりを安心と安全の根幹としてとらえ、南海トラフを震源とする巨大地震やこれに起因する津波、そして一昨年の台風１２号災害に代表される豪雨災害等に対し、国の施策動向も見きわめながら、１人の犠牲者も出さない決意を新たに、可能な限りの防災・減災対策を講じてまいります。
また、社会の流れとして、２０世紀の物質的な豊かさを求める社会から、２１世紀は心の豊かさを求める社会に変わりつつあると言われて久しくなりますが、恵まれた地域資源の中で、ゆとりを持って心豊かに暮らすことのできる本市は、ゆとりと豊かさの要件がまさしく備わっており、こうした中でまず自分たちのまちの価値を再認識し、そして心の豊かさや幸福を感じるまちづくりを進めることにより、多くの来訪者にも田辺市の価値を感じていただき、ひいては交流人口の拡大により、地域や経済の活性化を図っていくことができると考えております。
さて、我が国の経済は、近年円高・デフレ不況が長引き、製造業の競争力の低下や貿易赤字が拡大し、足元では過度な円高の動きは修正されつつあるものの、国内の成長機会や若年雇用の縮小、復興の遅延などにより、閉塞感を払拭できない状況にあります。
国においては、こうした認識のもと、景気を下支えし、成長力を強化するための日本経済再生に向けた緊急経済対策を取りまとめ、これに基づいて大型の平成２４年度補正予算と平成２５年度予算を一体的な１５カ月予算と位置づけ、切れ目のない経済対策を実行していくこととしております。
一方、地方財政につきましては、国の補正予算に追加された公共投資の地方負担が生じることから、新たな交付金制度が創設されるとともに、平成２５年度の地方財政対策においては、人件費の引き下げを前提としながらも、財政運営に必要となる地方の一般財源総額を前年度とほぼ同額確保する所要の対応が図られています。
しかしながら、本市におきましては、税収の伸び悩みや社会保障費の増加、多額の公債費負担などが見込まれるとともに、平成２８年度以降における普通交付税の合併算定がえの段階的縮減など、市町村合併による財政支援措置の終了も視野に入れ、将来にわたる安定した財政運営を展望する中で、防災・減災対策を初め、三四六総合運動公園や広域廃棄物最終処分場の整備など、多くの重要課題に取り組んでいかなければなりません。
こうした状況を踏まえ、本年度におきましても、税収等の財源確保により一層努めるとともに、人件費の抑制を初め、経費の節減、合理化、さらには費用対効果や緊急性等を踏まえた事業選択など、職員一人一人が行政需要と財政健全化の双方を一体的に考え、効率的で効果的な財政運営を行ってまいります。
以上、本年度の市政運営における私の基本的な考えを申し述べましたが、以下、引き続き各政策分野における主な施策につきまして、その概要を御説明申し上げます。
人を育むまち。市民一人一人の人権が大切にされ、幸せを実感できる心豊かなまちづくり、人づくりを尊重した取り組みを進めてまいります。
人を大切にするまちづくりにつきましては、人権を守り、互いに助け合い、明るく平和なまちを実現するため、市民や各種団体等と互いに協力、連携しながら市民の人権意識の向上を図るとともに、男女共同参画社会づくりや隣保館事業など、人権尊重の視点に立った人権擁護施策を推進してまいります。
子供を育むまちづくりにつきましては、確かな学力、豊かな心、健やかな体とたくましい体力のバランスがとれた児童生徒の育成を目指して、基礎・基本の徹底を初めとした教育活動や学校給食の充実を図るとともに、防災に対する子供たちの意識を高めるため、防災教育に取り組むほか、不登校やいじめ問題など、児童生徒のさまざまな教育課題に対応するための取り組みを関係機関と連携を図りながら進めてまいります。
また、安全で安心できる教育環境を確保するため、引き続き学校施設の耐震化に取り組むとともに、田辺第二小学校及び会津小学校の校舎改築を進めてまいります。
文化のかおるまちづくりにつきましては、郷土の偉人、南方熊楠翁と植芝盛平翁の顕彰に取り組むとともに、第６０回を迎える田辺市美術展覧会を初め、文協フェスティバルや美術館での特別展などを通した芸術、文化に触れる機会の提供や市民の文化活動の支援により、文化意識の高揚とふるさと文化の振興を図ってまいります。
また、田辺市文化交流センター「たなべる」を市民や来訪者の学習と交流の場、そして文化の情報発信の拠点として、より一層利活用いただけるよう、機能の充実に努めてまいります。さらに、世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道に代表される文化遺産や文化的景観の保全、継承に努めるとともに、新たな、田辺歴史民俗資料館を中心として、郷土の歴史や文化、伝統を物語る文化財の保存整備を図ってまいります。
学びを支えるまちづくりにつきましては、さまざまな学習ニーズに対応できる学習環境の整備や学習機会の拡充に努めてまいります。また、公民館では、地域の生涯学習活動の拠点として、地域の各種団体と協働しながら、地域の課題解決や地域づくりを実践する人材の育成に努めるとともに、学校、家庭、地域が相互に連携した学社融合の取り組みをさらに推進し、次代を担う子供たちの健全育成と地域の教育力の向上を図ってまいります。さらに、生涯を通じて気軽にスポーツに親しみ、健康で生きがいのある生活を送ることができるよう、生涯スポーツの振興に努めてまいります。また、平成２７年の紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会の開催に向けて、引き続き競技会場となる三四六総合運動公園と目良公園の施設整備に取り組むほか、大会開催の機運を高めるため、広報・啓発活動を展開するとともに、円滑な競技運営に向け、万全な開催準備を進めてまいります。
国際化に対応するまちづくりにつきましては、学校教育の場における外国語教育の充実や国際感覚の養成に努めるとともに、在住・来訪外国人への生活情報の提供や相談活動を初め、市民への国際交流活動に関する情報提供などを実施してまいります。
安心して暮らせるまち。誰もが住みなれた地域や家庭において、ともに助け合い、支え合いながら、安心して暮らすことができるよう、各種の保健福祉施策を進めてまいります。
地域福祉を育むまちづくりにつきましては、第２次田辺市地域福祉計画に基づき、地域福祉活動の充実や活性化、各種団体への支援等に取り組んでまいります。
健康に暮らせるまちづくりにつきましては、ひきこもり相談、健康相談、健康教育を進めるほか、各種検診の受診率や予防接種の接種率の向上に努めるとともに、診療所を中心とした地域医療の充実を図ってまいります。
子育てを支えるまちづくりにつきましては、みんなで子育て応援プログラムにより、妊娠から出産、子育て期にわたる切れ目のない支援を総合的に進めてまいります。
出産前の妊婦健康診査の公費負担や不妊治療費の助成などを継続実施し、就学前の子育て期には、子供の健やかな成長を促すため、各種の相談・健診事業等を実施するとともに、地域子育て支援センターやファミリーサポートセンターの運営、幼稚園の預かり保育などの子育て支援の充実に努めてまいります。また、保育所におきましては、低年齢児保育など、保護者のニーズに対応した保育に努めるとともに、就学後におきましても、学童保育などの放課後児童対策を進めてまいります。
障害者が安心して暮らせるまちづくりにつきましては、障害のある方も社会の一員として地域の活動に参加し、安心して生活を送ることができる社会をつくるため、田辺市障害者計画、及び障害福祉計画に基づき、障害福祉サービスの充実に努めてまいります。
高齢者が生き生きと暮らせるまちづくりにつきましては、高齢者が住みなれた地域で安心して生活を送ることができるよう、在宅福祉や家族支援サービス、介護予防活動等を推進するとともに、健康で生きがいをもって社会参加ができるようシルバー人材センターの運営や老人クラブの活動を支援してまいります。
生活を支えるまちづくりにつきましては、生活困窮者の状況に応じた支援や生活保護の適正な実施に努めるとともに、安心・安全な住宅を供給するため、老朽化した新屋敷団地の新築移転を初めとし、市営住宅の計画的な改修整備を進めてまいります。また、厳しい雇用情勢が続く中、ハローワーク等の関係機関と連携を図りながら、高齢者や障害者等の雇用を支援する雇用促進奨励金の交付やＵターンフェア等の実施により、就労の促進に努めるとともに、共同作業場における各協力企業との連携のもと、地元雇用の安定に努めてまいります。
国民健康保険事業の健全な運営を維持していくため、医療費の適正化や保健事業の推進等による医療費の抑制、保険税の収納率の向上に努めてまいります。
後期高齢者医療は、国において社会保障制度改革国民会議の中で、制度のあり方などが検討されているところであり、その動向を注視しながら現行制度の適正な運営を図ってまいります。
介護保険事業は、高齢者が住みなれた地域で日常生活を送ることができるよう、介護、予防、医療、生活支援、住まいの五つのサービスを一体化して提供していく地域包括ケアシステムの考え方に基づき、多様な地域の特性に応じた取り組みを行ってまいります。
安全で住みよいまち。さまざまな災害から市民の生命や財産を守るため、災害対応力や消防力を強化し、災害に強いまちづくりを推進するとともに、交通安全対策や防犯対策、市民生活に係る安全対策を講じ、市民が安全に暮らせる住みよいまちづくりを進めてまいります。
災害に強いまちづくりにつきましては、昨年内閣府から発表された南海トラフを震源とする巨大地震の被害想定を前提とした対策として、まず津波から逃げることを基本に、引き続き、津波避難路や津波避難誘導灯の整備を進めるとともに、地域防災計画と津波ハザードマップの改訂を行うほか、実践に即した津波避難訓練や防災学習会を通じて、市民の防災意識の向上を図ってまいります。
また、災害時の緊急輸送道路として、重要な役割を担う元町江川文里港線に架かる田辺大橋の耐震化を進めるとともに、高齢者や障害者世帯を対象とした家具転倒防止金具等取りつけ事業や、昭和５６年以前に建築された木造住宅を対象とした耐震診断、耐震補強設計、耐震改修を引き続き促進してまいります。
一方、台風１２号災害の検証を踏まえ、豪雨時の警戒や避難行動の啓発を図るため、県が順次指定する土砂災害警戒区域を示した地図を対象区域の住民に配布するとともに、災害用備蓄品や資機材等の整備を進めてまいります。また、熊野川の氾濫による水害を防止するため、県とともに土砂の除去を主眼に置いた河床整備を推進してまいります。
さらに、常備消防体制の強化を図るため、震災などの大規模災害時において、防災拠点としての機能を有する新消防庁舎の建設を進めるとともに、県内全自治体の参画により消防救急無線のデジタル化に対応する情報通信網の整備を進めてまいります。
また、消防車両や各種資機材の整備更新を行うとともに、救命率の向上に向けた救急救命士の養成を図る一方、幼年期からの防災思想の普及を図るため、幼年消防クラブのさらなる設立に取り組んでまいります。地域防災の要である消防団についても、車両や装備等の計画的な更新を進め、地域防災体制の強化を図ってまいります。日々の暮らしを守るまちづくりにつきましては、交通事故のない安全で安心な地域社会の実現に向け、警察や交通指導員会などの関係団体との連携協力のもと、交通安全に関する教育啓発活動等を積極的に推進し、市民の交通安全意識の高揚に取り組んでまいります。
また、市民生活を脅かす暴力行為や犯罪行為を抑止するため、地域での自主的な防犯パトロール活動を支援するとともに、警察を初めとする関係機関との連携をより一層密にしながら、地域安全活動を推進してまいります。なお、市民から寄せられる多種多様な相談に対しては、弁護士による市民法律相談等を実施するとともに、消費生活に関する被害を防止するため、市民への情報提供や消費者意識の高揚に努めてまいります。
活力みなぎる産業のまち。まちの活力を支える産業の活性化を図るため、本市が有する多種多様な地域資源を最大限に活用しながら、第一次産業から第三次産業までの連携を一層強化し、産業力を高める取り組みを進めてまいります。
農林水産業を大切にするまちづくりにつきましては、経営規模の拡大と生産性の向上を図るため、農業用施設等の環境整備や耕作放棄地の発生防止対策などを進めるほか、恵みのやまづくり事業などの森林・林業再生への取り組み等を支援するとともに、イサキを初めとした種苗放流などの水産資源の増殖事業を継続しながら、海面環境保全や藻場再生事業などの漁場環境の改善に取り組んでまいります。
また、梅、ミカン、ヒロメなどの地域特産品の販路拡大と、地域づくり、人づくりを推進しながら地域の活性化につなげていくため、地域資源の情報発信によるプロモーション活動や地域づくり学校などによる新たな価値創造事業を引き続き推進するとともに、周辺町との広域連携による産業振興に取り組んでまいります。
当地域の基幹産業である梅産業は、消費減退と原料買取価格の不安定化などにより、農家や加工業者には大変厳しい状況が続いていることから、関係団体とより一層の連携を図りながら、梅の消費拡大と販売促進活動を積極的に展開するとともに、生産と品質の安定化を図るため、梅生育不良対策や日本一梅産地づくり支援事業を実施してまいります。また、梅、ミカン等果樹栽培農家の経営安定を図るため、野菜や花きとの複合栽培を推進する野菜花き等生産支援事業を引き続き実施してまいります。
一方、有害鳥獣捕獲事業や農地への侵入を防ぐ防護柵設置を奨励する農作物鳥獣害防止対策事業を実施するとともに、捕獲した野生鳥獣の食肉の有効活用や捕獲意欲の向上を目的として、野生鳥獣食肉処理施設の整備を支援してまいります。また、畜産農家の経営安定や子牛の品質向上を図るため、優良雌牛や優良系統の導入を促進する畜産振興総合支援事業を引き続き実施してまいります。
地域産業を活性化するまちづくりにつきましては、市内企業の育成や経営安定化を図るため、経営診断や利子補給、信用保証料補助、特許取得奨励金などの各種支援事業を継続するとともに、企業立地の促進や雇用の創出に取り組んでまいります。また、最終年度となる田辺市中心市街地活性化基本計画に基づき、田辺商工会議所や南紀みらい株式会社、商店街等の関係団体とともに、中心市街地の活性化に向けた各種の取り組みを進めてまいります。
交流型観光を推進するまちづくりにつきましては、本年度から３年間、紀伊半島では大型周年事業が集中しており、中でも来年度の世界遺産登録１０周年を契機に開催される和歌山デスティネーションキャンペーンなどを通して、首都圏や京阪神地域はもとより海外からの誘客を図るため、観光情報を積極的に発信していくとともに、世界遺産熊野本宮館や仮称ＪＲ紀伊田辺駅ビジターセンターなどの観光拠点施設を活用し、交通・飲食・宿泊等多岐にわたる地域情報を提供するなど、これまで以上に来訪者のおもてなしに努めてまいります。
また、観光客の来訪及び長期滞在を促進し、市内観光産業の活性化を図るため、一般社団法人田辺市熊野ツーリズムビューローや各観光協会などに支援してまいります。
快適な環境のまち。生活の安定とさらなる向上を図るため、市民が住んでよかった、また来訪者も住んでみたいと思える良好で快適な生活環境を創造してまいります。
環境に優しいまちづくりにつきましては、地球温暖化防止対策として、第２次温室効果ガス排出抑制等田辺市実行計画に基づく取り組みを進めるとともに、自治会等が所有する全ての防犯灯のＬＥＤ化を本年度で完了してまいります。
また、昨年度に引き続き、木質バイオマスを初め、太陽光・地熱・小水力など本市の地域資源を生かした自然エネルギーの利用促進や電力等の省エネルギー化への取り組みについて、大学等と連携し、研究を進めてまいります。
生活環境面におきましては、生活排水対策として浄化槽設置整備事業を推進し、水質の浄化に取り組むほか、適正なごみ処理を行うとともに、循環型社会の構築を目指し、ごみの排出抑制や有効活用を促進してまいります。
また、老朽化が進んでいるごみ焼却施設の基幹的設備の改良を行うため、廃棄物処理施設長寿命化計画に基づき、生活環境影響調査を継続実施いたします。
さらに、財団法人紀南環境整備公社で進めている広域廃棄物最終処分場整備事業においては、地元合意をいただけるよう取り組みを進めるとともに事業の円滑な推進に向け、一部事務組合への移行に取り組んでまいります。
安全で安心な水の供給を図るため、水道の老朽配水管の布設がえなど施設の機能強化と維持管理に努めるとともに、川湯・請川地区簡易水道施設の統合や伏菟野地区の簡易水道施設の整備を進めてまいります。
潤いと安らぎのあるまちづくりにつきましては、新庄総合公園や扇ヶ浜公園等の適正な管理に努め、市民が憩える環境を提供してまいります。
便利で機能的なまちづくりにつきましては、近畿自動車道紀勢線田辺すさみ間の整備を促進するため、流末水路や建設残土処分場などの高速道路整備関連事業を進めてまいります。
また、現在、国において整備が進められている国道４２号田辺西バイパスは、南紀田辺インターチェンジから県道芳養清川線までの区間について、平成２５年度の供用開始を目指しており、市におきましても、田辺西バイパスから市街地へ連絡する市道明洋団地古町線における田辺第三小学校付近の一部区間の改良を進め、市街地への交通の円滑化に取り組んでまいります。
魅力あふれるまちづくりにつきましては、市街地における浸水対策として、尾の崎排水ポンプ施設や背戸川都市下水路の整備を進め、居住環境の向上を図ってまいります。
また、利便性と快適性をあわせ持ったまちの玄関口として、市民の皆さんや来訪者の方々に御利用いただけるよう、ＪＲ紀伊田辺駅前広場の早期供用開始に取り組んでまいります。
一方、山村地域の再生を図るため、「元気かい！集落応援プログラム」を積極的に推進するとともに、地域住民との協働による地域づくりや定住促進などを進めてまいります。
なお、地籍の明確化と土地に対する諸施策等の円滑化を図るため、引き続き地籍調査事業を実施するとともに、わかりやすいまちづくりを目指し住居表示整備事業を推進してまいります。
市民と行政がともにつくるまち。本年は地方分権推進についての国会決議がなされてから２０年が経過する節目の年となります。こうした中で昨年末に誕生した第２次安倍内閣においては、現在、最大かつ喫緊の課題と位置づけた経済の再生に向けた取り組みに着手されたところですが、今後国と地方における役割分担の整理など、地方分権に向けた動きも進むものと思われ、市といたしましては、その動向を十分注視しながら、市民の皆さんとの協働による主体的なまちづくりができる環境や体制を整備してまいります。
市民が参画するまちづくりにつきましては、市民誰もが市政へ参画できるよう、市政未来ポストや意見公募手続等により、市民の声を広く市政に反映していくとともに、広報田辺やホームページを初めとする広報手段の充実により、行政情報の共有を強化してまいります。
また、町内会、自治会等の住民自治組織との連携協力による安心で安全な地域づくりを進めるほか、みんなでまちづくり補助金を初めとする市民活動に対する支援により公益的な分野への市民参画を促進するとともに、企業や大学など多様な主体の参画によるまちづくりも積極的に展開してまいります。
健全に行財政を運営するまちづくりにつきましては、田辺市行政改革第二次実施計画に基づき、行政サービスを効率的かつ効果的に提供できる行政基盤づくりを進めるとともに、中長期的な視野に立った財政基盤の強化を図ってまいります。
また、田辺市第二次定員適性化計画により職員数を削減しつつ、高度化、多様化する行政需要に対応するとともに、価値創造型のまちづくりも進めていけるよう、職員の意識改革や資質向上を図り、庁内の横断的な連携強化の促進とあわせて、時代に即した行政力を築いてまいります。
なお、広域行政の推進に向け、地方行政の広域化に関する議論や動きに十分留意しながら、事務の共同処理や事業の共同化等に継続して取り組むとともに、廃棄物最終処分場の整備や地域経済の活性化を初めとする広域的な重要課題に対しましても、主導的に周辺自治体との連携を図り、紀南の中核都市としての役割を担ってまいります。
以上で、平成２５年度の施策の重点と事業概要の説明を終わりますが、一般会計の予算額は４３３億８,０００万円で、前年度と比較して４.４％の減、これに特別会計と企業会計を合わせた予算総額は６８６億８,７３２万１,０００円、前年度と比較して、３.４％の減となっております。
詳細につきましては、関係部課長から説明いたさせますので、御審議の上、何とぞ御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
（市長 真砂充敏君 降壇）
休 憩
○議長（高垣幸司君） この場合、午後１時まで休憩いたします。
（午前１１時３４分）
──────────────────
再 開
○議長（高垣幸司君） 休憩前に引き続き会議を開きます。
（午後 １時００分）
○議長（高垣幸司君） 続いて、補足説明を求めます。
総務部長、岡本美彦君。
（総務部長 岡本美彦君 登壇）
○総務部長（岡本美彦君） それでは、私の担当いたします総務部関係の補足説明をさせていただきます。
まず、議案書の１０１ページをお願いします。
１定議案第１０号 田辺市職員の給与に関する条例の一部改正について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、平成２４年８月の国の人事院勧告に基づき、給与制度の改正を行うもので、厳しい経済・雇用情勢の中、５０歳代後半層における官民の給与差を考慮して、５０歳代後半層の給与水準の上昇をより抑える方向で、昇給制度の改正を行うことになっています。
本市におきましても、国の人事院勧告に準じて改正を行うもので、５５歳を超える職員の昇給を抑制するため、標準の勤務成績では昇給しないこととし、特に良好である場合に限り、１号給以上の昇給をさせることができることとするものです。
続きまして、予算書の５ページをお願いします。
１定議案第４８号 平成２５年度田辺市の一般会計の予算は、次に定めるところによる。
第１条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ４３３億８,０００万円と定める。２項 歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第１表 歳入歳出予算による。
第２条 地方自治法第２１４条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は第２表 債務負担行為によるもので、内容につきましては、１１ページから１２ページに記載のとおりです。
なお、翌年度以降にわたります支出等に関するものは、２０５ページから２１０ページまでを御参照願います。
第３条 地方自治法第２３０条第１項の規定により起こすことができる地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は第３表 地方債によるもので、内容につきましては、１３ページに記載のとおりです。
第４条 地方自治法第２３５条の３、第２項の規定による一時借入金の借り入れの最高額は５０億円と定めるものです。
第５条 地方自治法第２２０条第２項ただし書きの規定により歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合は、次のとおりと定める。
各項に計上した給料、職員手当等及び共済費に係る予算額に過不足を生じた場合における同一管内でこれらの経費の各項の間の流用を定めるものです。
歳入予算の内容につきましては、６ページから８ページまでに款、項ごとに計上していますが、１６ページからの目及び節で歳入の主なものを御説明いたします。
１６ページをお願いします。
まず市税でございますが、平成２４年中の経済情勢につきましては、東日本大震災からの復興需要や政策効果等により夏場にかけて回復に向けた動きが見られたものの、その後の円高の進行や世界経済の減速等によって、輸出や生産が減少するなど、景気は弱い動きとなりました。本市におきましても、こうした経済情勢のもと、依然として景気の低迷が続いたことから、平成２５年度の市税収入は１６ページから１８ページまでのとおり、現年課税分の予算額は７７億８,２３２万１,０００円と前年度当初予算額７８億２,６４８万９,０００円に対し、０.６％の減少を見込んでいます。
このうち市民税につきましては、こうした経済情勢に加え、税制改正の影響から法人市民税が減収することとなり、前年度当初予算に対して１％の減少としています。
また、固定資産税につきましても、地価の下落が続いていることから、前年度当初予算に対して２％の減少を見込んでいます。なお、現年課税分の明細書につきましては２１２ページを御参照願います。
続きまして、１８ページをお願いします。
地方譲与税、地方揮発油譲与税１億９７０万円から２１ページの地方特例交付金２,７００万円までにつきましては、それぞれの制度に基づき交付されるものです。
２２ページの地方交付税は、１４９億８,０００万円を見込んでおりまして、前年度より３億２,０００万円の減少となっています。これは本年度当初予算が骨格予算であることから、６月の補正予算で計上が予定される新規事業に要する財源確保などのため、余裕を持って計上していることによるものです。
次の交通安全対策特別交付金２,１００万円につきましては、歳出の土木費の交通安全施設事業の財源となるものです。
次に、２３ページから２４ページの分担金及び負担金のうち、２３ページの分担金２６９万７,０００円につきましては、農林水産業費の各事業や特別天然記念物食害対策事業に対する受益者からの分担金を、２３ページから２４ページの負担金３億２,０９４万５,０００円につきましては、民生費の保育所運営費負担金や養護老人ホーム措置費負担金、ケアハウス措置費負担金等のほか、教育費の負担金を計上しています。
２４ページから２９ページまでの使用料及び手数料のうち、２４ページから２７ページまでの使用料３億７,６０２万円につきましては、民生使用料の学童保育所保育料、土木使用料の道路及び溝上使用料、市営住宅使用料、教育使用料の体育施設使用料等が主なもので、２７ページから２９ページまでの手数料２億２,４２０万９,０００円につきましては、戸籍住民基本台帳等に係る手数料、廃棄物の集荷・処理手数料が主なものです。
２９ページから３４ページまでの国庫支出金の総額は、５９億５,２９７万７,０００円で、これは歳出に計上しております補助事業に対する交付額等を計上したものです。このうち２９ページから３０ページの国庫負担金は４０億３,９４２万３,０００円で、この主なものは民生費の障害者自立支援給付費負担金、児童手当交付金及び生活保護費負担金、並びに災害復旧費に係る負担金です。
３０ページから３３ページまでの国庫補助金は、１８億９,２９６万４,０００円で、この主なものは民生費の地域生活支援事業費補助金や次世代育成支援対策交付金、衛生費の循環型社会形成推進交付金、土木費の道路新設改良交付金や三四六
総合運動公園整備事業費交付金、教育費の田辺第二小学校校舎建設事業費交付金等です。
３３ページから３４ページの委託金は２,０５９万円で、この主なものは国民年金費委託金です。
次に、３４ページから４２ページまでの県支出金の総額は２６億４,７２１万１,０００円で、これも国庫支出金と同様、歳出での補助事業に対する交付額等を計上したものです。
このうち３４ページから３５ページの県負担金は、１５億５,８７５万３,０００円で、この主なものは総務費の地籍調査事業費負担金、民生費の障害者自立支援給付費負担金、児童手当負担金、後期高齢者医療保険基盤安定負担金、衛生費の国民健康保険基盤安定制度負担金等です。
３５ページから４１ページまでの県補助金は、９億７２７万２,０００円で、この主なものは民生費の重度障害者等医療費補助金や農林水産業費の中山間地域等直接支払交付金、林道整備に係る地域自主戦略交付金等です。
４１ページから４２ページの委託金は１億８,１１８万６,０００円で、この主なものは総務費の県税徴収委託金や参議院議員通常選挙費委託金です。
次に、４２ページから４３ページの財産収入のうち、財産運用収入８,３６１万４,０００円の主なものは、土地建物貸付収入、ケーブルテレビ設備貸付収入及び各種基金の運用利子で、財産売払収入７,７０３万８,０００円は、市有地等の売却収入を見込んでいます。
４４ページの寄附金は２２０万円で、教育費の図書購入費寄附金等を見込んでいます。
４４ページから４６ページまでの繰入金のうち、４４ページの特別会計繰入金１２６万円につきましては、四村川財産区特別会計から公衆便所等の清掃及び事務に係る経費の繰り入れを見込んでいます。
４５ページから４６ページの基金繰入金７,９４７万９,０００円につきまして、各種基金はその運用益を特定財源として事業を安定的、継続的に実施するために、また各種事業の実施に伴う財源とするために設置しているもので、本年度では、一般会計で２２の基金を設置していますが、このうち１２の基金からの繰り入れを予定しており、主なものは地域基盤整備基金繰入金からの２,１６０万円及び観光振興基金からの３,１３０万円の繰り入れです。
次に、４７ページから５１ページまでの諸収入は４８億６,４１２万２,０００円で、この主なものは４７ページの土地開発公社貸付金元利収入及び４８ページの公立紀南病院組合貸付金元利収入を初め、４９ページの上富田町からの消防業務委託事業収入、４９ページから５１ページまでの雑入の中の原石売払収入や児童生徒等給食費自己負担金、建設残土処分料等です。
５２ページから５３ページの市債は、４５億７,１６０万円で、この主なものは林道や市道の整備、三四六総合運動公園を初めとした都市計画事業、消防施設整備事業、小学校施設の建設事業、災害復旧事業に係るもののほか、臨時財政対策債です。
以上で、歳入の説明を終わりまして、続いて歳出の説明に入らせていただきます。
５４ページをお願いします。
５４ページから５６ページまでの議会費２億９,９０５万２,０００円につきましては、議員報酬及び事務局職員６人分の人件費や地方議会議員年金受給者の給付に要する議員共済会への負担金のほか、第一委員会室の椅子４０脚及びマイク８本の購入費がその主なもので、議会活動及び運営に要する経費を計上しています。
次に、５６ページから５９ページまでの総務費、一般管理費１５億９,９３４万２,０００円につきまして、その主なものは市長ほか特別職の給料及び一般職員９３人分の人件費並びに退職手当等に係る和歌山県市町村総合事務組合への負担金です。なお、給与費明細書につきましては、１９９ページから２０４ページまでを御参照願います。
そのほか、本庁舎等の維持管理経費としまして、光熱水費や通信費、宿直業務委託料などを計上しております。また、５９ページの備品購入費２,３８３万円の主なものは老朽化した市役所庁舎前及び庁舎裏駐車場の管制機器２基を更新するもので、積立金２億４０万円は、庁舎の整備に要する資金に充てるため、引き続き庁舎整備基金の積み立てを行うものです。
５９ページから６０ページの人事管理費２,８７２万６,０００円につきましては、臨時職員及び嘱託員の賃金、職員及び臨時職員の健康検査手数料、職員採用試験委託料のほか、職員研修に要する経費です。
次の財政管理費４４万４,０００円につきましては、予算編成、地方交付税、起債等財政関係事務に要する旅費及び需用費で、会計管理費２６０万円につきましては、会計管理者及び会計課の出納、決算事務に要する経費です。
６１ページの財産管理費３,４４７万７,０００円につきましては、普通財産の管理経費や庁内で一般的に使用する事務用品等の物品集中購入関係経費のほか、財政調整基金、減災基金等の利子の積み立てが主なものです。
また、本年度は新庄町田鶴の市有山林への落石防護柵の設置や老朽化した旧龍神村へき地保健福祉館の解体撤去を行います。なお、工事請負費につきましては、工事明細を２１３ページに掲載していますので、御参照願います。
続いて６７ページをお願いします。
６７ページから６８ページの防災対策費１億４,７１２万４,０００円につきましては、災害用備蓄品の整備等に係る消耗品費、防災行政無線設備の保守、木造住宅耐震診断、家具転倒防止対策事業や津波浸水予想図作成事業及び地域防災計画改訂事業に係る委託料、防災対策強化のため資機材などの備品購入費のほか、自主防災組織育成事業や住宅被害応急復旧事業等、木造住宅耐震改修設計及び工事に係る補助金などを計上しています。
さらに津波避難対策としまして、津波避難誘導灯や津波避難路の整備に係る委託料及び工事請負費を計上しています。なお、工事請負費につきましては、工事明細を２１３ページに掲載していますので御参照願います。
次に、６９ページをお願いします。
６９ページから７１ページまでの行政局費８億３,５３２万８,０００円につきましては、龍神、中辺路、大塔及び本宮の４行政局の職員８４人の人件費のほか、各庁舎の維持管理に要する経費を計上しています。
７１ページの公平委員会費９８万３,０００円につきましては、公平委員会委員３人の報酬とその運営に要する経費で、７２ページの恩給及び退職年金費１９６万７,０００円につきましては、一人分の遺族扶助料です。
次に、７３ページの諸費３,３００万円につきましては、市税に係る過年度還付に要する償還金及び還付加算金です。
７４ページをお願いします。
徴税費、税務総務費２億５,８１４万１,０００円につきましては、固定資産評価審査委員会委員３人の報酬及び職員３３人の人件費が主なものです。
７５ページの賦課費５,２６２万３,０００円につきましては、市税課税事務全般に要する経費で、事務用品や納税通知書、封筒、申告書等の印刷費及び郵送料等の経常的な経費のほか、市民税システムソフト使用料、固定資産税の鑑定評価手数料、地番図修正委託料が主なものです。
７５ページから７６ページの徴税費３,１４０万５,０００円につきましては、市税の徴収事務に要する経費で、臨時職員５人の賃金のほか、コンビニエンスストアでの市税収納に係るコンビニ収納代行業務手数料、和歌山地方税回収機構への負担金が主なものです。
次に、７８ページをお願いします。
７８ページから７９ページの選挙費、選挙管理委員会費２,２３２万円につきましては、選挙管理委員会委員４人の報酬と職員２人の人件費、その他所要の経費で、次の選挙啓発費２３万円につきましては、新成人に配布する啓発物品及び明るい選挙の推進に要する経費です。
７９ページから８０ページの市長・市議会議員選挙費８,９４１万６,０００円につきましては、本年５月２１日に任期満了となる市長選挙及び市議会議員一般選挙の執行経費です。
次の参議院議員選挙費５,６５５万７,０００円につきましては、本年７月２８日に任期満了となる参議院議員通常選挙の執行経費です。
８３ページをお願いします。
８３ページから８４ページの監査委員費２,１６０万８,０００円につきましては、監査委員２人の報酬のほか、事務局職員２人の人件費及び所要の経費です。
続きまして、１９５ページをお願いします。
公債費６０億９,５７２万７,０００円のうち、公債諸費を除いた元金及び利子の支払い額６０億９,５７０万１,０００円は、平成２４年度末の地方債現在高見込み額５４８億５,６７７万２,０００円に対する償還金と利子及び一時借入金利子です。
公債費のうち地方交付税算入額につきましては、３８億２,２３９万８,０００円を見込んでおりまして、長期債償還金及び利子のうち、約６２.８％が措置されることとなります。
なお、公債費の内容につきましては、２１１ページに関係調書を添付していますので、御参照願います。
次に、１９６ページから１９８ページまでの諸支出金、特別会計繰出金は３７億９,９１５万６,０００円で、１０の特別会計へ繰り出します。
まず、１９６ページの国民健康保険事業特別会計繰出金は、保健基盤安定制度分４億２,１６６万１,０００円、財政安定化支援分１億１,８８３万３,０００円、出産育児一時金等４,５０８万円、職員給与費等１億３,４９８万１,０００円、その他事務費等１,６６７万６,０００円及び直営診療施設勘定分の１,０４７万９,０００円を合わせまして、７億４,７７１万円を繰り出し、国保会計の健全な運営を図ります。
後期高齢者医療特別会計繰出金につきましては、保険基盤安定制度分２億４,０２８万４,０００円、療養給付費の市負担分７億７,４４８万円、職員給与費及び事務費等７,８０４万９,０００円の合計１０億９,２８１万３,０００円を繰り出すものです。
１９７ページにまいりまして、介護保険特別会計繰出金につきましては、介護サービス費用の市負担分１０億７８７万５,０００円、地域支援事業に係る市負担分３,２６８万７,０００円と、職員給与費及び事務費２億３,４５９万６,０００円の合計１２億７,５１５万８,０００円を繰り出すものです。
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計繰出金につきましては、貸付金の償還に係る事務費１５４万２,０００円を繰り出すもので、簡易水道事業特別会計繰出金につきましては、水道施設改良事業に係る一般会計負担分、公債費等３億１,２１４万９,０００円を繰り出すものです。
次の農業集落排水事業特別会計繰出金から１９８ページの戸別排水処理事業特別会計繰出金までの五つの繰出金につきましては、いずれも施設維持管理経費、公債費等に対するもので、農業集落排水事業特別会計には２億６,４６０万３,０００円を、林業集落排水事業特別会計には１,４７９万円を、漁業集落排水事業特別会計には４,５０９万８,０００円を、
特定環境保全公共下水道事業特別会計には４,３４２万１,０００円を、戸別排水処理事業特別会計には１８７万２,０００円をそれぞれ繰り出すものです。
予備費につきましては、１,０００万円を計上しています。
以上で、一般会計を終わりまして、特別会計の説明に入らせていただきます。
３７９ページをお願いします。
１定議案第６７号 平成２５年度田辺市の四村川財産区特別会計の予算は、次に定めるところによる。
第１条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ２,７３４万８,０００円と定める。
２項 歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第１表 歳入歳出予算によるものです。
内容につきましては、３８５ページからの歳出で御説明いたします。
総務管理費、一般管理費２０２万７,０００円につきましては、財産区の管理運営を行うための管理会に要する経費、事務的経費及び公課費が主なものです。
３８５ページから３８６ページの財産管理費２,１３１万５,０００円につきましては、泉源及び温泉施設に係る管理人賃金、施設修繕料、その他維持管理経費を見込んでいます。
次の四村川財産区基金費２５４万６,０００円につきましては、将来の改修に備え、財産区基金に積み立てを行うもので、一般会計繰出金１２６万円につきましては、公衆便所等の清掃及び財産区事務に係る経費を繰り出すものです。
３８７ページの予備費につきましては、２０万円を計上しています。これら歳出に要する財源といたしましては、使用料及び手数料、財産収入、寄附金等を充てています。
以上で、私の担当いたします総務部門の補足説明を終わらせていただきます。
よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。
（総務部長 岡本美彦君 降壇）
○議長（高垣幸司君） 続いて、企画部長、池田正弘君。
（企画部長 池田正弘君 登壇）
○企画部長（池田正弘君） それでは、企画部関係の議案並びに予算について、補足説明をさせていただきます。
まず、議案書の１０３ページをお願いします。
１定議案第１１号 田辺市
指定管理者選定委員会条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、地方自治法第２４４条の２第３項に規定する公の施設の指定管理者の選定を公平かつ適正に行うために、これまで要綱をもって設置していた指定管理者選定委員会について、当該委員会における審議等が直接住民の権利義務に影響を及ぼす権利行使の前提となるものであることから、市の附属機関として明確に位置づけるため、新たに条例を制定するものです。
次に、１０５ページをお願いします。
１定議案第１２号 田辺市地域公共交通会議条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、地域における需要に応じた住民の生活に必要なバス等の旅客運送の確保とその他旅客の利便の増進を図り、地域の実情に応じた輸送サービスの実現に必要となる事項を協議するために、これまで要綱をもって設置していた地域公共交通会議について、当該会議における審議等が直接住民の権利義務に影響を及ぼす権利行使の前提となるものであることから、市の附属機関として明確に位置づけるため新たに条例を制定するものです。
続きまして、１０８ページをお願いします。
１定議案第１３号 田辺市
福祉有償運送運営協議会条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、特定非営利活動法人等が市内において行う福祉有償運送に係る登録等に関し、その必要性、課題、利用者の安全及び利便の確保に係る方策等を協議するために、これまで要綱をもって設置していた福祉有償運送運営協議会について、当該協議会における審議等が直接住民の権利義務に影響を及ぼす権利行使の前提となるものであることから、市の附属機関として明確に位置づけるため、新たに条例を制定するものです。
次に、１１１ページをお願いします。
１定議案第１４号 田辺市みんなで
まちづくり補助金交付審査委員会条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、市民よる主体的なまちづくりの推進を目的として、市民団体が行う公益事業に対して交付するみんなでまちづくり補助金の公正かつ適正な執行を図るために、これまで要綱をもって設置していたみんなでまちづくり補助金交付審査委員会について、当該委員会における審議等が直接住民の権利義務に影響を及ぼす権利行使の前提となるものであることから、市の附属機関として明確に位置づけるため新たに条例制定をするものです。
続きまして、１９２ページをお願いします。
１定議案第４７号 田辺市過疎地域自立促進計画の変更について、過疎地域自立促進特別措置法第６条第７項において準用する同条第１項の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、本宮地域で運行している住民バス車両の老朽化に伴う買いかえによる住民バス運行車両整備事業を追加するため、本計画を変更するものです。
次に、議案書の２０２ページをお願いします。
１定議案第５６号 田辺市
住宅新築資金等貸付金償還促進委員会条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、合併前の旧田辺市住宅新築資金貸付条例等に基づく貸付金の償還を促進するために、これまで規則をもって設置していた住宅新築資金等貸付金償還促進委員会について、当該委員会における審議等が直接借受人の権利義務に影響を及ぼす権利行使の前提となるものであることから、市の附属機関として明確に位置づけるため、新たに条例を制定するものです。
続きまして、予算書の６２ページをお願いします。
まず、企画費２６億２,９９１万７,０００円につきましては、重要行政の調査・研究や重要施策の調整、また広域行政の推進などを行うための経費で、地域審議会の委員報酬、新・省エネルギーの活用研究に係る謝礼や旅費、田辺周辺広域市町村圏組合負担金のほか、田辺市土地開発公社への貸付金、地域振興基金積立金が主なものでございます。
６３ページの広聴広報費１,６２３万７,０００円につきましては、行政の取り組みや地域の情報を市民の皆さんにお知らせし、市民の声を市政に反映するための広聴広報活動を中心とした経費で、広報紙「広報田辺」の印刷費と県民の友配付委託料が主なものでございます。
６４ページの電子計算費２億７,１９１万９,０００円につきましては、電子計算システムの管理及び運営と電子自治体を推進するための経費で、電子計算機の処理業務委託料や保守委託料、賃借料が主なものでございます。
まちづくり推進事業費１,０７６万１,０００円につきましては、市民による主体的な公益活動を促進するための経費で、みんなでまちづくり補助金交付審査委員会の委員報酬や協働推進に係る職員研修の講師謝礼のほか、市民活動の総合的な支援拠点である田辺市市民活動センターの業務運営に係る委託料、市民活動団体が実施するさまざまな公益的事業を支援するためのみんなでまちづくり補助金が主なものでございます。
人権推進費１,７７３万９,０００円につきましては、人権尊重の社会づくり、男女共同参画社会づくりに向けた施策の推進に要する経費で、人権教育啓発推進懇話会委員や男女共同参画懇話会委員等への謝礼金のほか、田辺市男女共同参画プランの改定に係る委託料、人権を考える集いや人権フェスティバル等の講演会に要する講師派遣委託料、田辺市人権擁護連盟の補助金が主なものでございます。
６６ページからの市民生活費１億８,２６１万５,０００円につきましては、市民活動災害補償保険料、４行政局管内におけるバス運行委託料、広報紙の配布などを町内会や自治会等に委託するための町内会事務委託料のほか、本宮地域の住民バス車両の老朽化による買いかえに要する経費や町内会、自治会等が維持管理する蛍光管防犯灯を省エネ効果の大きいＬＥＤ防犯灯に設置がえする、防犯灯ＬＥＤ化事業に係る施設用備品購入費、また地方バス路線運行維持対策費補助金、町内会館新築及び改修等補助金が主なものでございます。
続きまして、６８ページの地域情報化推進費６,１５１万３,０００円につきましては、ケーブルテレビの運営を初めとする地域情報化推進のための経費で、ケーブルテレビ設備の保守点検及び伝送路の移設に係る委託料、伝送路の敷設のための土地、電柱及び管路の借料が主なものでございます。
次に、７２ページの住居表示費９７３万１,０００円につきましては、わかりやすいまちづくりを推進し、市民生活の利便性の向上と円滑な経済活動を図るための経費で、昨年度に引き続き、神田、東本町、ファミールヴィラの各町内会等と闘鶏神社を含む湊の一部地域において住居表示を実施することとしておりまして、その主な経費は住居表示整備事業委託料でございます。
なお、全体の計画面積８.７６平方キロメートルに対しまして、現在７.８４平方キロメートルが完了し、進捗率は８９.５％となっております。
地籍調査事業費３億５,６７１万３,０００円につきましては、国土の有効利用と保全を図るために、土地の実態を正確に把握する事業に要する経費で、本年度は新規着手が１４地区、１８.８９平方キロメートル。継続実施が１６地区、１８.０３平方キロメートルを実施することとしておりまして、その主な経費は地籍調査推進委員謝礼、地籍調査委託料及び樹木補償費でございます。なお、市域全体の完了予定面積は、平成２４年度末で２２１.６３平方キロメートル、進捗率２３.５８％でございます。
続きまして、８２ページからの統計調査総務費１,９６８万１,０００円につきましては、職員２名の人件費が主なものでございます。
８３ページの基幹統計調査費８８３万３,０００円につきましては、本年１０月１日を基準日として実施する住宅・土地統計調査を初め、８件の統計調査及び準備事務に要する経費で、調査員報酬が主なものでございます。
続きまして、９３ページからの隣保館費９,３８８万６,０００円につきましては、地域交流の拠点となるコミュニティセンターとして、福祉の向上や人権啓発活動等に取り組むための経費で、主なものといたしましては、職員の人件費や隣保館の維持管理費のほか、相談事業を初めとする人権課題の解決のための事業並びに障害者や高齢者のためのデイサービス事業に要する経費でございます。
次に、１４０ページからの交通対策総務費７９４万８,０００円につきましては、交通安全の指導、啓発に御尽力いただいている田辺市交通指導員への報酬のほか、地域の交通安全活動に取り組んでいただいている各種団体への補助金が主なものでございます。
続きまして、
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計に移らせていただきます。
２６６ページをお願いいたします。
１定議案第５７号 平成２５年度田辺市の
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。
第１条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ２,９４７万４,０００円と定める。第２項 歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第１表 歳入歳出予算による。
当該貸付業務につきましては、平成８年度をもって終了しており、全体の貸付件数は住宅新築資金４９９件、住宅改修資金１９７件、宅地取得資金４０６件の合計１,１０２件でございまして、平成２５年１月末現在の償還完済件数は９０８件、債権放棄１８件、現在償還中が１７６件となっております。
現在の業務は、貸付金の収納業務と国・県への起債の償還が主なものでございます。内容につきましては、２７１ページからの歳出で御説明いたします。
まず、住宅資金貸付事業費の２２１万１,０００円につきましては、貸付金をできるだけ早期に完済してもらうため、貸付金の収納についての提言及び指導を行っていただくための償還促進委員会委員報酬と訴訟行為、または裁判上の処分をする場合の担保としての供託金が主なものでございます。公債費２,７２６万３,０００円につきましては、長期債の償還金と利子でございます。
これらの歳出に伴う財源は２６９ページから２７０ページにわたる県補助金及び貸付金元利収入等をもって充てることとしています。
以上で、企画部所管の補足説明を終わらせていただきます。御審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
（企画部長 池田正弘君 降壇）
○議長（高垣幸司君） 続いて、市民環境部長、中瀬政男君。
（市民環境部長 中瀬政男君 登壇）
○市民環境部長（中瀬政男君） それでは、市民環境部関係の補足説明をさせていただきます。
議案書１２５ページをお願いします。
１定議案第２１号 田辺市手数料条例の一部改正について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、船員法の一部を改正する法律の施行に伴い、地方公共団体の手数料の標準に関する政令が一部改正されたことにより、船員手帳の再交付に関する規定を明確にするため所要の改正を行うものです。
１２７ページをお願いします。
１定議案第２２号 田辺市特別会計条例の一部を改正する等の条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、昭和４４年４月から開始した田辺市交通災害共済を平成２１年度に廃止し、平成２２年度から２４年度までは交通災害見舞金の支給業務のみを遂行してきましたが、平成２５年３月に見舞金の申請期限が到来することで、本業務が完全終了いたしますので、田辺市交通災害共済特別会計及び田辺市交通災害共済基金条例を廃止するものです。
１２９ページをお願いします。
１定議案第２３号 田辺市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、一般廃棄物処理施設の適正な維持管理を行うことを目的として、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の規定に基づき設置していた技術管理者について、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律による廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正に伴い、その資格を条例で定めることとなったため、所要の改正を行うものです。
１３１ページをお願いします。
１定議案第２４号 田辺市
し尿収集運搬料金等協議会条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、許可業者が市内において行うし尿の収集及び運搬並びに浄化槽の清掃業務に係る料金について協議するため、要綱をもって設置していたし尿収集運搬料金等協議会における審議等が直接住民の権利義務に影響を及ぼす権利行使の前提となるものであることから、市の附属機関として明確に位置づけるため新たに条例を制定するものです。
続いて、一般会計予算について御説明させていただきます。別冊予算書７１ページの総務費をお願いいたします。
連絡諸費３,１４９万円の主なものは、各連絡所のファクシミリや電話の回線使用料等の経費です。
次に、７６ページから７８ページの戸籍住民基本台帳費１億５,６９４万６,０００円は、職員の人件費のほか、戸籍や住民基本台帳、印鑑登録などの業務及びファクシミリ等の機器の維持管理等に要する経費です。
次に、９０ページの民生費をお願いします。
国民年金費３,１９５万９,０００円は、職員の人件費のほか、電子計算機借料を初め国民年金業務執行に係る経費です。
次に、９６ページの児童措置費１７億８,２４９万５,０００円は、児童手当及び児童扶養手当の扶助費が主なものです。
次に、１０８ページから１１４ページの衛生費をお願いします。
１０８ページの斎場費３,８４９万９,０００円につきまして、主なものは市営斎場の斎場業務委託料及び施設の維持管理に係る経費のほか、白浜町及びみなべ町への火葬業務委託料、各斎場の使用料格差を是正する火葬場使用料差額補助金です。
１０９ページから１１０ページの環境衛生費１億４,７３８万１,０００円につきましては、主なものとしまして、海域や河川等の水質検査手数料のほか、小溝の清掃及び消毒、市営墓地や背戸川排水路等浄化施設の維持管理に係る経費、自動車騒音の常時監視に係る経費、また生活排水の適正処理を推進するため、浄化槽設置整備事業費補助金として、１億２,１２２万５,０００円を計上しております。
次に、１１０ページの清掃総務費１億８,４６４万６,０００円につきましては、職員１７人分の人件費です。
次に、１１１ページから１１３ページの塵芥処理費７億７,１７３万９,０００円につきましては、家庭ごみの収集運搬及び焼却施設、最終処分場、浸出水処理施設などの施設維持管理に係る経費です。主なものとしまして、需用費２億４,４３４万１,０００円は、ごみを適正に処理するための施設の光熱水費や修繕料、収集車両等の燃料費や修繕料及び分別指定袋の作成費です。
役務費１,９９２万１,０００円は、収集車両等の保険料や車検手数料、施設維持に係る各種手数料や損害保険料及び電化製品等を委託処理するための手数料です。委託料４億２,６４７万４,０００円につきましては、家庭ごみの収集業務や各種リサイクル業務及び施設の維持管理などに要する経費です。
また、現有焼却施設の老朽化や処理能力低下に伴い、基幹的設備改良事業を行うため、昨年度に引き続き生活環境影響調査に係る経費を計上しております。負担金補助及び交付金６,８３２万１,０００円につきましては、町内会や子ども会などの団体が自主的に実施しております古紙類などの回収に対し、補助を行う資源集団回収事業実施団体奨励補助金や上大中清掃施設組合に対する負担金並びに財団法人紀南環境整備公社に対する補助金などです。
次に、１１３ページのし尿処理費３億２,９７７万７,０００円につきましては、田辺市周辺衛生施設組合、紀南環境衛生施設事務組合及び富田川衛生施設組合で管理運営を行っております、し尿処理費用に対する負担金等です。
次に、１３３ページから１３４ページの商工費をお願いします。
自然公園等管理費１,１４３万１,０００円につきましては、ひき岩群ふるさと自然公園センター等の維持管理や自然観察教室の実施に係る経費です。主なものは、ふるさと自然公園センターの嘱託員賃金及び管理人賃金、ふるさと自然センターや皆地いきものふれあいの里等の光熱水費及び施設修繕料のほか、自然公園内の便所清掃やごみ収集のための委託料です。
次に、１４８ページの土木費をお願いします。
地域排水処理施設管理費１,９４６万５,０００円につきましては、神島台、中芳養貝田及び城山台の地域排水処理施設３施設における維持管理に要する経費です。
続きまして、特別会計予算の説明をさせていただきます。別冊の平成２５年度田辺市
国民健康保険事業特別会計予算書の１ページをお願いします。
１定議案第４９号 平成２５年度田辺市の国民健康保険事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。
第１条 事業勘定の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ１１２億９,７８５万２,０００円、直営診療施設勘定の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ２,９２５万１,０００円と定める。
第２項 事業勘定及び直営診療施設勘定の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第１表 歳入歳出予算による。
第２条 地方自治法第２３５条の３第２項の規定による一時借入金の借り入れの最高額は事業勘定２０億円、直営診療施設勘定３,０００万円と定める。
第３条 地方自治法第２２０条第２項ただし書きの規定により歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合は、次のとおりと定める。
第１号 各項に計上した給料、職員手当等及び共済費（賃金に係る共済費を除く。）に係る予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用。
第２号 保険給付費の各項に計上された予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用を定めるものです。
内容につきましては、事業勘定の歳入から御説明します。
１６ページから１７ページの総務管理費１億６,２４７万１,０００円の主なものは、職員１６人分の人件費と和歌山県国民健康保険団体連合会負担金等の経費です。
１７ページから１９ページの徴税費４,４８６万３,０００円は、保険税の賦課徴収業務及び収納率向上特別対策事業に必要な経費です。
２０ページの療養諸費６１億７,１５２万円は、療養の給付、療養費及び診療報酬請求の審査に要する経費です。
２１ページの高額療養費８億１,２２９万８,０００円は、被保険者の一部負担金が高額となる場合に給付を行うものです。
２２ページの出産育児諸費６,７６５万４,０００円は、被保険者の出産に対して給付を行うものです。
葬祭諸費５０４万円は被保険者の葬祭を行った者に対して、給付を行うものです。
２３ページから２４ページの後期高齢者支援金等１５億３,９８２万６,０００円は、後期高齢者医療制度への支援金及び事務費拠出金で、社会保険診療報酬支払基金に支払うものです。
２４ページの前期高齢者納付金等８８万８,０００円は、６５歳以上の前期高齢者の財政調整措置に係る納付金及び事務費拠出金で、社会保険診療報酬支払基金に支払うものです。
２５ページの介護納付金７億１,３７４万４,０００円は、国保の被保険者のうち、４０歳から６４歳の介護保険第２号被保険者分として社会保険診療報酬支払基金に支払うものです。
２６ページの共同事業拠出金１６億３,３５７万６,０００円は、高額な医療費に対して県下の各国保保険者が共同で再保険を行う高額医療費共同事業及び保険財政共同安定化事業への拠出金として、和歌山県国民健康保険団体連合会に支払うものです。
２６ページから２７ページの特定健康診査等事業費４,１６８万３,０００円は、特定健康診査及び特定保健指導に要する経費です。
２７ページの保健事業費５,７１５万２,０００円は、被保険者の健康の保持増進のため実施する保健事業のうち、特定健康診査等以外の経費であり、人間ドックに対する補助等に要する経費です。
２８ページの基金積立金３８３万５,０００円は、国民健康保険基金の運用益の積み立てを、次の公債費１００万円は一時借入金の利子をそれぞれ計上しております。
２９ページの償還金及び還付加算金１,０５４万１,０００円は、過誤納還付金等を計上しております。
３０ページの繰出金７６万８,０００円は、僻地診療施設運営費繰出金で直営診療施設勘定に繰り出すものです。
次に、歳入について御説明します。８ページをごらんください。
被保険者数は逓減しているものの被保険者の高齢化、医療の高度化等による医療費は伸びており、国保財政の運営はより厳しいものとなってきておりますが、国民健康保険税は昨年に引き続き税率を据え置き、２５億４,５８５万円を見込んでおります。
９ページの国庫負担金は、一般被保険者に係る保険給付等高額医療費共同事業及び特定健康診査・特定保健指導事業に対する国の負担金で、２２億６,８５１万２,０００円を計上しております。
１０ページの国庫補助金は財政調整交付金で、８億１,１６８万４,０００円を計上しております。療養給付費等交付金は、退職被保険者等の保険給付費等に対して社会保険診療報酬支払基金から交付を受けるもので、２億６,０７３万７,０００円を計上しております。
１１ページの前期高齢者交付金は、６５歳以上の前期高齢者に対する財政調整措置の交付金として、社会保険診療報酬支払基金から交付を受けるもので、１８億２,３６６万６,０００円を計上しております。県負担金は高額医療費共同事業及び特定健康診査・特定保健指導事業に対する負担金で、１億６０６万９,０００円を計上しております。
１２ページの県補助金は、県の財政対策費補助金及び財政調整交付金で、５億７,４０５万６,０００円を計上しております。共同事業交付金は、高額医療費共同事業及び保険財政共同安定化事業の交付金として、和歌山県国民健康保険団体連合会から交付を受けるもので、１５億５,９８６万３,０００円を計上しております。
１３ページの繰入金１２億１,７１４万７,０００円は、一般会計及び国民健康保険基金からの繰り入れです。
続きまして、予算書に戻っていただき２２０ページをお願いします。
１定議案第５０号 平成２５年度田辺市の後期高齢者医療特別会計の予算は、次に定めるところによる。
第１条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ１６億７,５１０万３,０００円と定める。
第２項 歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第１表 歳入歳出予算による。
内容につきましては、２２６ページの歳出から御説明します。
総務管理費３,８２４万８,０００円、２２７ページの徴収費５５６万１,０００円は職員の人件費、電算システム及び保険料徴収業務等に要する経費です。
２２７ページの
後期高齢者医療広域連合納付金１６億２,０３１万６,０００円は、徴収保険料、事務費に係る共通経費負担金、保険基盤安定負担金、療養給付費負担金に係るものです。
２２８ページの保健事業費９４３万５,０００円は、人間ドック及び脳検査に対する補助金です。償還金及び還付加算金１０４万３,０００円は、過年度保険料に係る還付金等です。
これらの歳出に伴う財源は、２２３ページから２２５ページにわたる保険料、一般会計繰入金等をもって充てることにしています。
続きまして、２９２ページをお願いします。
１定議案第５９号 平成２５年度田辺市の農業集落排水事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。
第１条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ３億６,１４２万７,０００円と定める。
第２項 歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第１表歳入歳出予算による。
内容につきましては、２９７ページから御説明します。
総務費１,３３４万６,０００円の主なものは、職員の人件費です。２９７ページから２９８ページの施設維持管理費１億１,００５万１,０００円につきましては、中芳養平野地区など１１地区の農業集落排水処理施設、１２施設における維持管理に要する経費です。２９８ページから２９９ページの公債費２億３,７５３万円につきましては、農業集落排水事業の起債に係る元利償還金です。これらの歳出に対する財源につきましては、２９５ページから２９６ページの使用料及び手数料、繰入金をもって充てることにしております。
続きまして、３０５ページをお願いします。
１定議案第６０号 平成２５年度田辺市の林業集落排水事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。
第１条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ１,６４０万１,０００円と定める。第２項 歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第１表 歳入歳出予算による。
内容につきましては、３０９ページから御説明します。
総務費９６０万７,０００円につきましては、職員の人件費です。施設維持管理費３２１万円につきましては、龍神村大垣内地区、龍神村津越地区の林業集落排水処理施設２施設における維持管理に要する経費です。
３１０ページの公債費、３４８万４,０００円につきましては、林業集落排水事業の起債に係る元利償還金です。これらの歳出に対する財源につきましては、３０８ページの使用料と繰入金をもって充てることにしております。
続きまして、３１５ページをお願いします。
１議案第６１号 平成２５年度田辺市の漁業集落排水事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。
第１条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ７,０１４万７,０００円と定める。
第２項 歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第１表 歳入歳出予算による。
内容につきましては、３２０ページから御説明します。
総務費９１６万６,０００円につきましては、職員の人件費です。施設維持管理費２,５７８万６,０００円につきましては、芳養町松原井原地区の漁業集落排水処理施設における維持管理に要する経費のほか、国道４２号田辺西バイパス整備に伴う管路移設工事費です。
３２１ページの公債費３,５０９万５,０００円につきましては、漁業集落排水事業の起債に係る元利償還金です。
これらの歳出に対する財源につきましては、３１８ページの使用料と補償金、繰入金をもって充てることにしております。
続きまして、３３９ページをお願いします。
１定議案第６３号 平成２５年度田辺市の戸別排水処理事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。
第１条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ５２２万８,０００円と定める。
第２項 歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第１表 歳入歳出予算による。
内容につきましては、３４３ページで御説明します。
施設維持管理費４１８万６,０００円につきましては、秋津川地区の戸別排水処理施設の維持管理に要する経費です。
公債費８４万２,０００円につきましては、戸別排水処理事業の起債に係る元利償還金です。これらの歳出に対する財源につきましては、３４２ページの使用料と繰入金をもって充てることにしております。
以上で、市民環境部関係の補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
（市民環境部長 中瀬政男君 降壇）
休 憩
○議長（高垣幸司君） この場合、午後２時１０分まで休憩いたします。
（午後 １時５８分）
──────────────────
再 開
○議長（高垣幸司君） 休憩前に引き続き会議を開きます。
（午後 ２時１１分）
続いて、補足説明を求めます。
保健福祉部長、田中 敦君。
（保健福祉部長 田中 敦君 登壇）
○保健福祉部長（田中 敦君） 保健福祉部関係の平成２５年度当初予算について補足説明させていただきます。
議案書の１１３ページをお願いします。
１定議案第１５号 田辺市ふれあいセンター条例の廃止について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、中辺路ふれあいセンターの用途廃止に伴い、条例を廃止するものであります。
議案書の１１５ページをお願いします。
１定議案第１６号 障害者自立支援法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の選定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、障害者自立支援法の一部改正により、法律名が障害者自立支援法から障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に改められることから、所要の改正を行うものであります。
議案書の１１７ページをお願いします。
１定議案第１７号
田辺市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、本市の新型インフルエンザ等対策本部に関し、必要な事項を定めるため制定するものです。
議案書の１１９ページをお願いします。
１定議案第１８号 田辺市
地域保健福祉推進補助金交付審査委員会条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、保健福祉の増進を目的として、市民団体が行う先導的事業に対して交付する地域保健福祉推進補助金の公正かつ適正な執行を図るため、要領をもって設置していた審査委員会について、当該委員会における審議等が直接住民の権利義務に影響を及ぼす権利行使の前提となるものであることから、市の附属機関として明確に位置づけるため、新たに条例を制定するものです。
議案書の１２１ページをお願いします。
１定議案第１９号 田辺市
高齢者福祉計画策定委員会条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、進展する高齢社会に対応した本市の長寿社会施策を充実し、豊かで健やかな長寿社会を実現するために、要綱をもって設置していた高齢者福祉計画策定委員会について、当該委員会における審議等が直接住民の権利義務に影響を及ぼす権利行使の前提となるものであることから、市の附属機関として明確に位置づけるため、新たに条例を制定するものです。
議案書の１２３ページをお願いします。
１定議案第２０号 田辺市
老人ホーム入所判定委員会条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、老人福祉法第１１条第１項の規定による措置の要否を判定するために、要綱をもって設置していた老人ホーム入所判定委員会について、当該委員会における審議等が直接住民の権利義務に影響を及ぼす権利行使の前提となるものであることから、市の附属機関として明確に位置づけるため、新たに条例を制定するものです。
議案書の１９４ページをお願いします。
１定議案第５１号 田辺市地域包括支援センター及び
地域密着型サービス運営協議会条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、地域包括支援センターの公正及び中立性の確保、その他当該センターの適正な運営並びに地域密着型サービスの適正な運営を図るために、要綱をもって設置していた田辺市地域包括支援センター及び
地域密着型サービス運営協議会について、当該協議会における審議等が直接住民の権利義務に影響を及ぼす権利行使の前提となるものであることから、市の附属機関として明確に位置づけるため、新たに条例を制定するものです。
議案書の１９６ページをお願いします。
１定議案第５２号 田辺市高齢者・
障害者虐待防止ネットワーク委員会条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、高齢者及び障害者の虐待の防止、高齢者及び障害者の養護者に対する支援等に関する施策を促進し、もって高齢者及び障害者の権利利益の擁護に資するために、要綱をもって設置していた高齢者・障害者虐待防止ネットワーク委員会について、当該委員会における審議等が直接高齢者、障害者の権利義務に影響を及ぼす権利行使の前提となるものであることから、市の附属機関として明確に位置づけるため、新たに条例を制定するものです。
議案書の１９９ページをお願いします。
１定議案第５３号 田辺市
指定地域密着型サービス等の基準等を定める条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律等による介護保険法の一部改正に伴い、これまで厚生労働省令で定めることとされていた
指定地域密着型サービス等の施設基準等が市町村の条例で定めることとされたため、新たに条例を制定するものです。
議案書の２０６ページをお願いします。
１定議案第７０号 田辺周辺５
市町障害程度区分認定等審査会共同設置規約の変更について、地方自治法第２５２条の７第３項の規定において準用する同法第２５２条の２第３項本文の規定により、議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、障害者自立支援法の一部改正により、法律名が障害者自立支援法から、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に改められることから、田辺市と周辺４町で共同設置している障害程度区分認定等審査会の規約の改正を行うものであります。
続きまして、当初予算の補足説明をさせていただきます。予算書の８４ページをごらんください。
３款民生費、１項社会福祉費から御説明します。
社会福祉総務費４億１,９１８万円につきましては、職員の人件費のほか、負担金補助及び交付金として、田辺市社会福祉協議会、民生児童委員協議会等の福祉関係団体への補助金、民間団体の先導的保健福祉事業に対して支援を行う地域保健福祉推進補助金等を計上しております。
８６ページから９０ページの障害者福祉費２５億２,９４５万９,０００円のうち、報酬につきましては、障害程度区分認定等審査会委員報酬であり、身体障害者介護人賃金は、手話通訳者、要約筆記奉仕員の派遣に伴うものでございます。
委託料は、障害者社会参加適応訓練事業委託料、障害者相談支援事業委託料及び日中一時支援事業委託料等を計上しております。
負担金補助及び交付金は、就労支援施設通所交通費補助金、人工透析通院交通費補助金、自立支援協議会負担金等でございます。
扶助費は、補装具費、日常生活用具費及び重度障害者等医療費のほか、障害者総合支援法における障害福祉サービスの施設支援費、就労継続支援給付費及び生活介護サービス費、児童福祉法における放課後等デイサービス、今年度より県から権限移譲される育成医療費等を計上しております。精神障害者医療費につきましては、障害者総合支援法による自立支援医療のうち、精神通院医療費に認定された患者の自己負担分を助成するものであります。
９１ページから９２ページの市民総合センター管理費４,６６１万４,０００円につきましては、田辺市民総合センターの管理運営に要する経費でございます。
福祉センター等管理費２,１０６万５,０００円につきましては、中辺路福祉センター、大塔ふくしかいかん、本宮保健福祉総合センターの管理運営に要する経費でございます。
次に、２項児童福祉費に移ります。
９５ページから９６ページの児童福祉費７億５,０９３万３,０００円につきましては、子育て支援に要する経費として、学童保育事業に要する経費のほか、委託料はファミリーサポートセンター事業運営委託料、養育支援訪問事業委託料等を計上しております。
負担金補助及び交付金は、社会福祉法人立の認可保育所の運営に対する負担金や児童養護施設並びに母子生活支援施設を運営する一部事務組合への負担金等でございます。扶助費は、乳幼児医療費、母子生活支援措置費等を計上しております。
９７ページの母子福祉費２６６万８,０００円につきましては、母子家庭自立支援補助金等を計上しております。
９７ページから９９ページの保育所費１１億３,１２７万７,０００円につきましては、公立保育所１７カ所の維持管理や運営に要する経費で、職員の人件費を初め、臨時保育士等の賃金、給食賄い材料費、施設修繕料、僻地保育所運営委託料等を計上しております。ひとり親家庭等医療費９,７４４万円につきましては、母子家庭及び父子家庭等の医療費に対する扶助費等を計上しております。
次に、３項老人福祉費に移ります。
１００ページから１０１ページの老人福祉費１億７,３８３万６,０００円のうち、報償費につきましては、敬老祝い金、百歳訪問記念品代等でございます。委託料は、敬老事業委託料、生活支援ハウス運営委託料等でございます。負担金補助及び交付金は、田辺市シルバー人材センター運営費補助金、老人クラブ活動費補助金、紀南地方老人福祉施設組合負担金及び和歌山県後期高齢者医療広域連合負担金等を計上しております。扶助費は、老人医療費、養護老人ホーム措置費等でございます。
１０１ページから１０２ページの高齢者福祉施設管理費２億６,９９９万円につきましては、高齢者複合福祉施設たきの里、生活支援ハウス、老人憩いの家等の管理運営に要する経費でございます。
次に４項生活保護費に移ります。
１０２ページから１０３ページの生活保護総務費９,７１３万６,０００円につきましては、職員人件費、就労支援員の賃金等を計上しております。扶助費１４億６,０００万円につきましては、被保護世帯に係る生活、住宅、教育、医療、介護等の扶助費でございます。１０４ページの援護費２６８万４,０００円につきましては、行旅人に対する移送費、緊急特別措置事業における住宅手当等でございます。
次に５項災害救助費に移ります。
災害救助費１,１４２万４,０００円につきましては、災害救助法が適用された場合の災害援護資金貸付金、災害見舞金及び災害弔慰金等でございます。
次に４款衛生費、１項保健衛生費に移ります。
１０５ページから１０７ページの保健衛生総務費２１億１,００３万６,０００円につきましては、職員の人件費のほか、ひきこもり相談窓口担当の嘱託員賃金、報償費につきましては、乳幼児健診や５歳児発達相談事業等の母子保健事業に係る医師及び講師謝礼等を計上いたしております。
委託料では、医療機関等へ委託する妊婦健康診査委託料や妊産婦・新生児訪問指導委託料等を計上いたしております。
負担金補助及び交付金では、田辺周辺広域市町村圏組合負担金、
公立紀南病院組合負担金、また不妊治療を受けやすくするため、特定及び一般不妊治療費への助成金等でございます。
１０７ページから１０８ページの予防費３億６,２３０万３,０００円につきましては、健康増進事業等に係る医師等への報償費、乳幼児等への予防接種事業の委託料及び各種がん検診等の検診委託料を計上いたしております。
続きまして、特別会計予算の説明をさせていただきます。
別冊の平成２５年度田辺市
国民健康保険事業特別会計予算書の３６ページをごらんください。
国民健康保険事業特別会計の直営診療施設勘定について御説明申し上げます。直営診療施設勘定の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ２,９２５万１,０００円で、内容につきまして、４４ページの歳出から御説明申し上げます。
総務管理費の一般管理費１,８７３万２,０００円は、診療所勤務嘱託職員と臨時看護師賃金及び医師の出張診療委託料等を計上しており、連合会負担金６万６,０００円は、国保診療施設連絡協議会負担金でございます。
４５ページから４６ページまでの医業費９４２万５,０００円は、医療用消耗器材費、診療に要する薬品代及び各種検査手数料でございます。施設整備費５２万８,０００円は、施設修繕に要する費用等でございます。
次に、歳入を御説明します。
４１ページから４２ページの診療収入につきましては、国民健康保険、社会保険、後期高齢者診療報酬収入などの診療報酬及び本人の一部負担金など、外来収入１,６９６万５,０００円、その他の診療収入９２万９,０００円を計上しております。使用料及び手数料１０万９,０００円は、診断書等の文書交付手数料でございます。事業勘定繰入金７６万８,０００円並びに４３ページの一般会計繰入金１,０４７万９,０００円は、それぞれ事業勘定並びに一般会計から繰り入れを受けるものであります。
続きまして、平成２５年度田辺市介護保険特別会計予算について御説明させていただきます。
予算書の２３３ページをごらんください。
１定議案第５４号 平成２５年度田辺市の介護保険特別会計の予算は、次に定めるところによる。
第１条第１項は、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ８５億４,７１８万３,０００円と定めるもので、第２項の歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第１表 歳入歳出予算のとおりでございます。
第２条は、地方自治法第２２０条第２項ただし書きの規定により、歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合を定めるもので、第１号は、各項に計上した給料、職員手当等及び共済費（賃金に係る共済費を除く。）に係る予算額に過不足を生じた場合における同一款内での経費の各項の間の流用、第２号は、保険給付費の各項に計上された予算額に過不足を生じた場合における同一款内での経費の各項の間の流用でございます。
内容につきましては、２４４ページの歳出から御説明します。
１款総務費、１項総務管理費２億１,３６５万２,０００円につきましては、職員人件費を初め、地域包括支援センターの臨時職員賃金、事務費及び介護予防サービス計画策定委託料等を計上しております。
２４６ページの２項徴収費６７７万５,０００円は、第１号被保険者保険料の賦課徴収業務に要する事務費でございます。
３項介護認定審査会費７,００１万３,０００円につきましては、認定審査会の委員報酬のほか、臨時職員賃金、事務費及び主治医意見書手数料等を計上しております。
２４８ページの２款保険給付費、１項介護サービス等諸費６９億７,６００万円につきましては、要介護認定者に係る保険給付費として、居宅介護サービス給付費、施設介護サービス給付費等を計上しております。
２４９ページの２項介護予防サービス等諸費５億３,９００万円は、要支援１・２の認定者に係る介護予防給付費でございます。
２５０ページの３項その他諸費８００万円は、介護報酬の審査支払手数料でございます。４項高額介護サービス等費１億６,６００万円は、サービスの利用者負担額が高額になった場合に、２５１ページの５項高額医療合算介護サービス等費２,５００万円は、医療と介護サービスの利用者負担額が高額になった場合に、それぞれ負担軽減のために給付するものであります。
６項特定入所者介護サービス等費３億５,３００万円は、低所得者の方が介護保険施設等を利用した場合に食費及び居住費等の一部を給付するものであります。
２５２ページの３款地域支援事業費、１項介護予防事業費５,７６５万７,０００円につきましては、要介護状態となるおそれの高い高齢者を対象とした二次予防事業費と全ての第１号被保険者を対象として、介護予防に関する普及・啓発などを行う一次予防事業費でございます。
２５３ページから２５５ページの２項包括的支援事業費１億２,９０１万３,０００円につきましては、要介護状態になることを予防するための適切なサービスが効率的に提供されるよう、必要な援助や調整を行う介護予防ケアマネジメント事業費と配食サービス、家族介護用品や紙おむつ支給などを行う任意事業費でございます。
４款基金積立金は、介護給付費準備基金の運用利子を基金に積み立てるものであります。
５款諸支出金として、第１号被保険者保険料の還付金等を、２５６ページには６款予備費としてそれぞれ所要額を計上しております。
次に、歳入について御説明します。２３７ページをごらんください。
１款保険料１４億６０２万円につきましては、６５歳以上の第１号被保険者保険料として、現年度分、滞納繰越分を計上しております。
３款国庫支出金、１項国庫負担金１４億５,１２０万円は、介護給付費負担金、２３８ページの２項国庫補助金７億２,８１５万２,０００円は、市町村間の介護保険財政力格差などを調整するために交付される調整交付金と地域支援事業費交付金を計上しております。
４款支払基金交付金２３億５,４９９万円は、第２号被保険者保険料として、社会保険診療報酬支払基金から交付される介護給付費交付金と地域支援事業費交付金でございます。
２３９ページの５款県支出金、１項県負担金１１億６,９２７万５,０００円は、介護給付費負担金、２項県補助金３,２６８万７,０００円は、地域支援事業費交付金を計上しております。
２４０ページの６款財産収入２１万７,０００円は、介護給付費準備基金の積立金利子でございます。
２４１ページの７款繰入金、１項一般会計繰入金１２億７，５１５万８,０００円は、介護給付費と地域支援事業費の市負担分及び職員給与費繰入金等でございます。
２４２ページの８款繰越金は前年度繰越金、９款諸収入は第１号被保険者延滞金、預金利子及び介護予防支援費収入等でございます。
続きまして、平成２５年度田辺市
診療所事業特別会計予算の説明をさせていただきます。
予算書の３４６ページをごらんください。
１定議案第６４号 平成２５年度田辺市の診療所事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。
第１条第１項は、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ３億７,９３７万６,０００円と定め、第２項の歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第１表歳入歳出予算のとおりでございます。
内容につきましては、３５３ページの歳出から御説明します。
総務管理費の一般管理費１億８,９００万円につきましては、医師など診療所勤務職員１０人及び臨時職員の人件費、診療所施設の維持管理費、本宮さくら診療所における整形外科医等の出張診療委託料等を計上しております。
３５５ページから３５７ページの医業費１億７,７４２万５,０００円は、本宮さくら診療所における超音波診断装置の購入費、医療用消耗機材費、薬品代等と大塔三川・富里歯科診療に要する経費でございます。
次に、３４９ページからの歳入について御説明します。
診療収入につきましては、外来収入３億６,１２５万５,０００円、歯科診療収入３３３万６,０００円、その他の診療収入１,２０８万６,０００円を計上しております。
３５１ページの使用料及び手数料は、医師住宅等の使用料、診断書等の文書交付手数料でございます。財産収入２５万５,０００円は、診療所事業基金積立金利子でございます。
以上で、保健福祉部関係の補足説明を終わります。よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
（保健福祉部長 田中 敦君 降壇）
○議長（高垣幸司君） 続いて、産業部長、福井量規君。
（産業部長 福井量規君 登壇）
○産業部長（福井量規君） それでは、産業部関係の補足説明をさせていただきます。
議案書の１３３ページをお願いします。
１定議案第２５号 田辺市食育推進会議条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、本市における食育推進計画の作成及びその実施の推進に必要となる事項を協議するため、要綱をもって設置していた田辺市食育推進会議について、食育基本法第３３条第１項の規定に基づき、市の附属機関として明確に位置づけるため新たに条例を制定するものです。
次に、１３５ページをお願いします。
１定議案第２６号 田辺市
農業振興地域整備促進協議会条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、本市における農業振興地域整備計画の策定及び変更並びに推進に関する意見を聴取するため、要綱をもって設置していた田辺市農業振興地域整備促進協議会について、当該協議会における審議等が直接住民の権利義務に影響を及ぼす権利行使の前提となるものであることから、市の附属機関として、明確に位置づけるため新たに条例を制定するものです。
次に、１３７ページをお願いします。
１定議案第２７号 田辺市近露観光交流館条例の制定について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、中辺路町の近露地区及び野中地区で実施しております、ちかの平安の郷構想の中の拠点として整備を進めてまいりました施設、田辺市近露観光交流館の完成に伴い、当該施設の設置条例を制定するものです。
次に、１４０ページをお願いします。
１定議案第２８号 田辺市キャンプ場条例の一部改正について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、本宮町川湯にキャンプ場を設置し、あわせて使用料等の改正を行うものです。
次に、１４２ページをお願いします。
１定議案第２９号 田辺市熊野の郷古道ヶ丘条例の一部改正について、地方自治法第９６条第１項第１号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、中辺路町の熊野の郷古道ヶ丘における利用者の利便性向上のため、バンガローの利用定員を増加し、あわせて利用料金の改正を行うものです。
予算書の６２ページをお願いします。
総務管理費、市有林撫育費３,８９２万２,０００円につきましては、龍神村龍神地区、中辺路町小松原地区のほか、市内外に所在の市有林約１,８００ヘクタールの管理に要する経費です。委託料のうち、市有林整備事業委託料は、森林環境保全整備事業等を活用して、間伐や作業道の開設等を行うとともに、中辺路町高原字正木の分収造林地において、平成２３年度から開始している残り２.６５ヘクタールの主伐を行う予定で、その伐採、搬出に係る経費です。
負担金補助及び交付金のうち、分収林収益配分金は、分収林契約に基づく土地所有者への配分金です。
次に、１１４ページをお願いします。
労働費、労働諸費４４２万円につきましては、負担金補助及び交付金として、田辺地域労働者福祉協議会補助金や田辺市雇用促進奨励金等で、貸付金は中小企業勤労者生活資金貸付預託金でございます。
次に、１１５ページをお願いします。
農林水産業費、農業費、農業委員会費１,５５５万３,０００円につきましては、農業委員３９名の報酬を初めとする委員会活動等に要する経費です。
次に、農業総務費１億１,１４６万３,０００円につきましては、職員の人件費です。
次に、１１６ページをお願いします。
農業振興費４億５０５万８,０００円につきましては、地域農業の担い手育成、優良農地の確保と利用促進、梅やかんきつ等の振興、畜産振興及び有害鳥獣対策等に要する経費です。
１１６ページから１１８ページの負担金補助及び交付金のうち、有害鳥獣捕獲事業費補助金、農作物鳥獣害防止対策事業費補助金、狩猟免許取得支援事業費補助金、野生鳥獣食肉処理施設整備事業費補助金は、鳥獣による農作物被害の防除を図るため、有害鳥獣の捕獲や防除柵の整備、狩猟者の確保、野生鳥獣食肉処理施設の整備に対する補助金です。
紀州田辺うめ振興協議会補助金は、全国各地で実施する梅加工講習会や消費宣伝、販売促進、梅の機能性研究等、梅の振興に対する補助金です。田辺うめ対策協議会補助金は、梅生育不良対策を初め、梅生産安定対策等、梅に係る課題解決に向けて実施する現地試験や調査活動に対する補助金です。
日本一梅産地づくり支援事業費補助金は、梅の改植更新事業と土壌改良事業に対する補助金です。
熊野牛振興対策事業費補助金及び畜産振興総合支援事業費補助金は、熊野牛ブランドの推進と畜産振興を図るため、放牧に必要な施設整備等に係る経費の一部や肉用牛の資質向上を目的とした優良系統の導入に係る経費の一部を補助するものです。
野菜・花き等生産支援事業費補助金は、農業経営の安定を図るため、ハウスの整備や産地形成に取り組む活動に係る経費の一部を補助するものです。青年就農給付金は、青年の就農意欲の喚起と就農後の定着を図るため、就農前の研修期間中や経営が不安定な就農直後の所得支援として給付金を交付するものです。このほか、各種資金融資に係る利子補給金、各種団体への負担金及び補助金を計上しています。
次に、１１８ページをお願いします。
南紀用水事業費５２９万８,０００円につきましては、国営南紀用水事業に要する経費です。
国営造成施設管理費負担金は、みなべ町の島ノ瀬ダムの維持管理や管理体制強化事業に係る経費の負担金です。
次に、農業土木費、農業土木総務費６,８６７万４,０００円につきましては、職員の人件費のほか、県の緊急雇用創出事業臨時特例基金事業を活用し、市内にある農道の現状を把握するとともに、農道の適切な維持管理に資するため、農道台帳の整備に係る委託料が主なものです。
１１９ページの負担金補助及び交付金のうち県営事業負担金は、中三栖地区新池のため池等整備事業に係る負担金です。
次に、１２０ページをお願いします。
農業施設整備事業費２,４３６万１,０００円につきましては、市単独事業として実施する農道や水路等の改良に要する経費です。
次に、土地改良施設維持管理適正化事業費２７８万６,０００円につきましては、土地改良施設の機能保持と耐用年数を確保するため整備するもので、平成２５年度から平成２６年度に施工予定の用排水路等改修工事４カ所分の事業費に係る市負担分を、県土地改良事業団体連合会へ拠出するものでございます。
次に、林業費、林業総務費８,３１７万１,０００円につきましては、職員の人件費です。
次に、１２１ページをお願いします。
林業振興費１億３,１４８万３,０００円につきましては、計画的な森林施業の促進や林業生産基盤の整備推進、林業労働力確保を図るための支援を行うほか、市民参加による緑化推進等に要する経費です。
１２１ページから１２２ページの負担金補助及び交付金のうち、間伐実施事業費補助金は、国庫補助認定事業費の１５％を上限に補助するものです。
また、恵みのやまづくり事業費補助金は、森林組合等が行う伐採後の再造林を促進するための補助金です。このほか、各種団体への負担金及び補助金を計上しています。
次に、１２２ページをお願いします。
山村振興費６,８０２万３,０００円につきましては、過疎・高齢化が進み、集落機能の低下が深刻化する山村集落に対する取り組みとして、「元気かい！集落応援プログラム」を推進するとともに、山村地域の活性化及び定住促進を図るために要する経費です。賃金のうち、臨時職員賃金は、市内山村過疎集落の集落支援活動を行うための経費です。
１２２ページから１２３ページの負担金補助及び交付金のうち、過疎集落再生・活性化支援事業費補助金は、昨年に引き続き大塔地域の三川地区のアンテナショップ事業等に対して補助するものです。
里山生活空間保全事業費補助金は、鳥獣害防止や被害を及ぼすおそれのある立木から建物等を守るため、山村地域で隣接地の立木伐採を行う者に対して補助するものです。
次に、山村振興施設管理費１,１９６万１,０００円につきましては、紀州備長炭記念公園指定管理料及びその他の施設・設備等管理に要する経費です。
次に、１２４ページをお願いします。
林業土木費、林業土木総務費３７２万３,０００円につきましては、中辺路町の新高尾トンネルと大塔地域の熊野下川トンネルの維持管理に要する経費等のほか、県治山林道協会への負担金です。
次に、林道維持費２,５３３万９,０００円につきましては、市単独事業により実施する林道の補修や崩土除去等、維持管理に要する経費です。
次に、林道舗装費７,５００万円につきましては、大塔地域の熊野地区の林道大熊線ほか１路線の舗装工事に要する経費です。
次に、１２５ページをお願いします。
林道新設改良費２億２,５８１万１,０００円につきましては、職員の人件費のほか、林業の基盤整備として継続実施している龍神村丹生ノ川地区から虎ヶ峰を結ぶ林道虎ヶ峰坂泰線の開設工事、中辺路町野中地区と大塔地域の和田地区を結ぶ林道小広和田川線の法面保護工事に要する経費です。
次に、林道局部改良費３９９万円につきましては、本宮町の静川地区から大瀬地区を結ぶ林道小広静川線の法面保護工事に要する経費です。
次に、１２６ページをお願いします。
水産業費、水産業総務費５,６５５万３,０００円につきましては、職員の人件費のほか、扇ヶ浜ビーチハウス及び簡易浄化施設等の維持管理に要する経費です。
次に、１２７ページをお願いします。
水産増養殖事業費８９７万円につきましては、イセエビ放流事業に係る種苗代のほか、マダイ約５万尾、イサキ約４４万尾を初め、ガシラ約８,０００尾等を田辺湾内に放流するとともに、アユ約２４１万尾、アマゴ約２６万７,０００尾等を富田川、日置川、日高川、熊野川へ放流するために要する経費です。
次に、水産振興費５７７万８,０００円につきましては、水産業の振興及び漁業環境の保全等に要する経費です。負担金補助及び交付金のうち、水産物販売促進事業費補助金は、魚食普及や販売促進を目的に、シラスやアジ、サバ等の地域水産物の販路拡大に向けたＰＲ活動等を展開するための補助金です。
ヒロメ販売市場拡大事業費補助金及びイサキ販売市場拡大事業費補助金は、当地域で水揚げされたヒロメとイサキを「紀州ひろめ」「紀州いさぎ」としてブランド化を図るため、首都圏や京阪神地域での販売促進活動や加工品開発、販路拡大等、事業展開に対する補助金です。
藻場再生事業費補助金は、磯焼けによる藻場の消失、衰退を防ぎ、漁場環境を改善、回復させるための事業に対する補助金です。
次に、１２８ページをお願いします。
漁港管理費６４５万９,０００円につきましては、市の管理漁港である芳養・目良・内の浦漁港の維持・修繕に要する経費です。委託料の漁港施設管理委託料は、プレジャーボートに係る対策として、漁港内の秩序維持を図るため、関係漁協に漁港施設の管理及び使用料の徴収事務等を委託するものです。
次に、漁港建設費２,５００万円につきましては、新芳養漁港の西護岸における越波対策のため、防波堤の施設整備に係る工事請負費です。
次に、商工費、商工総務費１億８,２７８万４,０００円につきましては、職員の人件費及び臨時職員の賃金です。
次に、１２９ページをお願いします。
商工振興費１億２５６万３,０００円につきましては、中小企業者等の経営の向上を初め、市内の商工業の活性化、さらには中心市街地の活性化を図るため、資金支援や関係団体との連携による商工振興に要する経費です。委託料のうち、消費者買い物動向調査委託料は、今後の商店街施策への基礎資料とするため、市内及び周辺の消費者に対して、買い物に係るアンケート調査を実施するための委託料です。
また、地域づくり学校事業委託料は、地域並びに一次産業を核とした産業の育成・発展を実現するため、地域づくりの担い手となる人材の育成とともに、交流を推進するための委託料です。
１２９ページから１３０ページの負担金補助及び交付金のうち、田辺市中小企業信用保証料補助金は、和歌山県中小企業融資制度のうち、経営支援資金を利用した中小企業者に対して、その信用保証料の２分の１を補助するものです。田辺市小企業資金利子補給補助金は、日本政策金融公庫の小規模事業者経営改善資金融資制度等を利用した小企業等に対して、１.５％の利子補給を行うものです。
地域商工業活性化事業費補助金は、商工会が中心となり、山村地域の商工業の振興を図る取り組みを支援するための補助金です。地域プロモーション事業費補助金は、地域資源等の情報を都市圏において継続的に発信することにより、本市の認知度を高めるとともに、広域連携により地域活性化を推進するための事業に対する補助金です。
田辺市中小企業災害復旧関係貸付利子補給補助金は、平成２３年９月の台風１２号により被害を受けた中小企業等が借り入れた災害復旧関係貸し付けに対して、１.５％利子補給を行うものです。
次に、観光費３億１２０万１,０００円につきましては、観光施設の維持管理及び観光振興に資する事業に要する経費です。
１３１ページの委託料のうち、田辺観光戦略推進事業委託料は、広域的な観光事業や国際観光の推進、積極的なプロモーション活動等を行うため、田辺市熊野ツーリズムビューローへ委託するものです。また、施設運営業務委託料は、仮称ＪＲ紀伊田辺駅ビジターセンター及び奥熊野古道ほんぐう等の運営業務委託料です。
１３２ページから１３３ページの負担金補助及び交付金のうち、田辺市・十津川村観光圏整備事業費補助金は、田辺市と十津川村の観光関連団体で構成した「聖地熊野を核とした癒しと蘇りの観光圏協議会」が広域観光を推進するための補助金です。
和歌山デスティネーションキャンペーン負担金は、世界遺産、紀伊山地の霊場と参詣道の登録１０周年を契機として、全国からの観光誘客を促進するため、和歌山県及び県内市町村とＪＲグループがタイアップし、キャンペーンを実施するための負担金です。
また、地域の祭りや文化を継承するとともに、田辺市のＰＲと観光客の誘致を図るため各種イベントへの補助金を計上しています。
次に、１３３ページをお願いします。
世界遺産熊野本宮館運営費１,２７１万１,０００円につきましては、世界遺産熊野本宮館の運営に要する経費です。
次に、１３４ページをお願いします。
共同作業場管理費９８８万９,０００円につきましては、共同作業場の使用料及び共同作業場基金の運用利息の積み立てが主なものでございます。
次に、１３５ページをお願いします。
共同作業場整備事業費３００万円につきましては、市内に６カ所ある共同作業場の施設修繕料です。
次に、１９４ページをお願いします。
災害復旧費、農林施設災害復旧費、過年度
林業施設災害復旧事業費４,５８８万７,０００円につきましては、平成２３年度に台風等で被災した林道の復旧に要する経費です。
以上で、一般会計の補足説明を終わりまして、特別会計の説明に入らせていただきます。
２６２ページをお願いします。
１定議案第５５号 平成２５年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。
第１条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ６８万円と定める。
同条第２項 歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第１表 歳入歳出予算による。
内容につきましては、２６５ページの歳出で御説明申し上げます。
一般管理費６８万円につきましては、長野分譲宅地の販売に要する経費で、販売促進のための広告料や売買契約が成立した場合に和歌山県宅地建物取引業協会へ支払う紹介手数料です。
次に、３７１ページをお願いします。
１定議案第６６号 平成２５年度田辺市木材加工事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。
第１条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ１億４,５７７万１,０００円と定める。
同条第２項 歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第１表 歳入歳出予算による。
内容につきましては、３７６ページの歳出で御説明しますが、ヒノキの小径間伐材を加工し、集成材の生産及び販売を行うものです。木材加工事業費、一般管理費１,５９３万８,０００円につきましては、木材加工場の管理及び営業に要する経費で、管理及び営業に係る臨時職員の人件費のほか、木材加工場経営委員会の運営経費及び工場用地の土地借料などです。
３７７ページの事業費１億２,８７２万４,０００円につきましては、集成材の製造に要する経費で、製造工程に係る臨時職員の人件費のほか製造用機械等の維持管理に要する経費です。原材料費は、木材加工用材料として原木等を購入するための経費です。
議案書の１７５ページをお願いします。
１定議案第４３号 字の区域の変更については、地方自治法第２６０条第１項の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、土地改良法第５４条第４項の規定による中山間総合整備事業、上芳養日向地区について、換地の公告があった日の翌日から、本市内の字の区域を変更するものでありまして、上芳養字陰地の区域の一部を上芳養字大垣及び上芳養字洞に、上芳養字大垣の区域の一部を上芳養字洞に、上芳養字久保の区域の一部を上芳養字洞及び上芳養字田本に、上芳養字田本の区域の一部を上芳養字洞及び上芳養字久保に、上芳養字洞の区域の一部を上芳養字久保及び上芳養字田本にそれぞれ編入するものであります。
この事業は県営事業として、平成１８年度から平成２４年度にかけて、受益戸数１９戸を対象に全体面積３０ヘクタール、農地面積２５ヘクタールの農地造成のほか、幹線農道、排水路等を整備するものです。
次に、１７７ページをお願いします。
１定議案第４４号 土地改良事業の実施については、土地改良法第９６条の２第２項の規定により議会の議決をお願いするものです。
この件につきましては、平成２３年９月の台風１２号により、伏菟野地区において発生した大規模な山腹崩壊により埋没した宅地、農地等の区画を平成２６年度から平成２７年度にかけて再編整備するものです。
次に、２２１ページをお願いします。
１定報告第５号 平成２５年度財団法人龍神村開発公社の事業の計画について、御説明します。２２２ページをお願いします。
事業計画の１、法人運営につきましては、観光振興、地域振興に貢献するとともに、経営改善計画に基づき、経営の健全化と効率的な運営に努め、人材の育成に取り組み、質の高いサービスの提供を行うこととしています。また、公益法人制度改革に伴い、一般財団法人へ移行します。
２、施設管理運営事業につきましては、季楽里龍神等、管理施設への一層の集客を図るため、旅行代理店及び各種団体等への訪問営業やインターネットによる宿泊予約などの販売促進に取り組むとともに、魅力的な宿泊プランやレストランメニュー等の商品開発を行い、質の向上を図ることとしています。
予算につきましては、第１条 平成２５年度財団法人龍神村開発公社会計予算は、次に定めるところによる。
第２条 収入支出予算の総額は、収入支出それぞれ３億４,３９４万１,０００円と定める。
同条第２項 収入支出予算の勘定科目の区分及び当該区分ごとの金額は、第１表 収入支出予算による。
詳細につきましては、２２３ページと２２４ページを御参照願います。
次に、２２５ページをお願いします。
１定報告第６号 平成２５年度有限会社龍神温泉元湯の事業の計画について、御説明します。
２２６ページをお願いします。事業計画の１、会社運営につきましては、観光振興、地域振興に貢献するとともに、サービスの向上と経営の安定化に取り組むこととしています。
２、施設管理運営事業につきましては、龍神温泉センターの利用客の増加を図るため、元湯別館の有効活用、マスコミの誘致を積極的に行うとともに、周辺旅館との連携を強化し、温泉街を挙げて「龍神温泉」の宣伝に取り組むこととしています。
予算につきましては、第１条 平成２５年度有限会社龍神温泉元湯会計予算は、次に定めるところによる。
第２条 収入支出予算の総額は、収入支出それぞれ７,６４１万５,０００円と定める。
同条第２項 収入支出予算の勘定科目の区分及び当該区分ごとの金額は、第１表 収入支出予算による。
詳細につきましては、２２７ページと２２８ページを御参照願います。
以上で、産業部関係の補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
（産業部長 福井量規君 降壇）
○議長（高垣幸司君） この場合、お諮りいたします。
ただいま補足説明の途中でありますが、本日の会議は、この辺にとどめ延会し、明２月２８日午前１０時から再開いたします。
これに異議ありませんか。
（「異議なし」の声あり）
○議長（高垣幸司君） 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
なお、一般質問の通告につきましては、明２月２８日午後４時までに事務局へ提出願います。締め切り後、抽せんにより質問順位を決定し、通知申し上げます。
延 会
○議長（高垣幸司君） それでは、本日はこれをもって延会いたします。
（午後 ３時０４分）
地方自治法第１２３条第２項の規定により署名する。
平成２５年２月２７日
議 長 高 垣 幸 司
議 員 安 達 克 典
議 員 小 川 浩 樹
議 員 塚 寿 雄...