海南市議会 > 2019-12-05 >
12月05日-04号

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  1. 海南市議会 2019-12-05
    12月05日-04号


    取得元: 海南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-22
    令和 元年 11月 定例会               令和元年           海南市議会11月定例会会議録                第4号           令和元年12月5日(木曜日)-----------------------------------議事日程第4号令和元年12月5日(木)午前9時30分開議日程第1 議案第108号 海南市海南駅北駐車場用地土地利用事業者選定委員会条例について日程第2 議案第109号 海南市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について日程第3 議案第110号 海南市議会議員議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について日程第4 議案第111号 市長、副市長及び教育長の給料その他の給与条例の一部を改正する条例について日程第5 議案第112号 海南市職員給与条例の一部を改正する条例について日程第6 議案第122号 海南市民交流施設及び海南市海南図書館指定管理者の指定について日程第7 議案第113号 令和元年度海南一般会計補正予算(第6号)日程第8 議案第114号 令和元年度海南国民健康保険特別会計補正予算(第2号)日程第9 議案第115号 令和元年度海南後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)日程第10 議案第116号 令和元年度海南介護保険特別会計補正予算(第3号)日程第11 議案第117号 海南市民交流センター空調設備整備(機械設備)工事の請負変更契約締結について日程第12 議案第118号 財産の取得の変更について日程第13 議案第119号 財産の取得の変更について日程第14 議案第120号 財産の取得の変更について日程第15 議案第121号 財産の取得の変更について-----------------------------------本日の会議に付した事件議事日程に同じ-----------------------------------出席議員(18名)      1番  橋爪美惠子君      2番  瀬藤幸生君      3番  森下貴史君      4番  中家悦生君      5番  和歌真喜子君      6番  岡 義明君      7番  黒原章至君      8番  上村五美君     10番  川口政夫君     11番  東方貴子君     13番  宮本憲治君     14番  磯崎誠治君     15番  栗本量生君     16番  川端 進君     17番  川崎一樹君     18番  米原耕司君     19番  榊原徳昭君     20番  宮本勝利君欠席議員(1名)     12番  片山光生君-----------------------------------説明のため出席した者   市長            神出政巳君   副市長           伊藤明雄君   教育長           西原孝幸君   総務部長          岡島正幸君   くらし部長         瀬野耕平君   まちづくり部長       川村英生君   教育次長          橋本伸木君   総務課長          山縣秀和君   企画財政課長        中野裕文君   管財情報課長        中 圭史君   環境課長          妻木孝文君   建設課長          内芝壽郎君   生涯学習課長        楠間嘉紀君-----------------------------------事務局職員出席者   事務局長          宮井啓行君   次長            小柳卓也君   専門員           樫尾和孝君   主事            大野晃希君-----------------------------------                           午前9時30分開議 ○議長(川崎一樹君) おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。----------------------------------- △日程第1 議案第108号 海南市海南駅北駐車場用地土地利用事業者選定委員会条例について及び日程第2 議案第109号 海南市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について ○議長(川崎一樹君) これより日程に入ります。 日程第1 議案第108号 海南市海南駅北駐車場用地土地利用事業者選定委員会条例について及び日程第2 議案第109号 海南市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてを一括議題といたします。 当局の説明を求めます。 中野企画財政課長  〔企画財政課長 中野裕文君登壇〕 ◎企画財政課長中野裕文君) おはようございます。 それでは、議案第108号 海南市海南駅北駐車場用地土地利用事業者選定委員会条例について御説明申し上げます。 議案内容を御説明させていただく前に、本条例提案に至る経過について御説明させていただきます。 海南駅北駐車場用地は、JR海南駅を中心とした本市の都市拠点における主要な土地であることから、これまで駐車場用地として活用しながら、都市拠点として人が集い、にぎわう地域づくりに資する土地活用を図れないか検討を重ねてまいりました。平成20年度には、中心市街地活性化策としてJR海南駅の利用者はもとより、周辺地域の利便性の確保のため当該用地を民間に貸し付け、市内の産業界から不足していると指摘のあった宿泊施設を整備することを目指し、民間事業者を公募いたしました。しかしながら、当時発生したリーマンショックの影響により公募に応じる民間事業者がなく、断念した経過がございます。 それ以降も有効な活用策について模索してまいりましたが、成果につながってこなかったところでございます。 その間、当該用地周辺部では、新病院の建設、市立高校跡地への国家公務員合同宿舎の誘致、そして、市民病院跡地へのみらい子ども園庁舎跡地への市民交流施設の整備など、行政施設を中心とした取り組みを進め、一定の成果を上げてまいりました。 そういった中で、さらなる成果につなげていくためには、現状を考察する中で、現在においても産業界、特に家庭用品業界から多くのバイヤーを受け入れる宿泊施設の整備を求める声があるところであり、不足する宿泊施設民間活力を導入し整備したいと考え、民間事業者の公募を行うことといたしました。 これにより、当該公募に応じた民間事業者から提案のあった内容を審査し、事業者を選定する必要がございますので、当該審査、選定を行う委員会を設置いたしたく、条例の制定をお願いするものでございます。 それでは、条例の内容について御説明申し上げます。 第1条は、設置に関する規定でございまして、海南駅北駐車場用地有効活用を図るため、委員会を置くこととするものでございます。 次に、第2条は、所掌事務に関する規定でございまして、市長の諮問に応じ、当該用地を活用する事業者の選定に関する事項について審査することを所掌事務としようとするものでございます。 次に、第3条は、組織及び委員に関する規定でございまして、委員数は8人以内、学識経験を有する者、市の職員及び市長が必要と認める者で組織し、任期は当該諮問に係る審査が終了するときまでとするものでございます。 次に、第4条は委員長及び副委員長について、第5条は会議について、第6条は意見の聴取等について、第7条は委員の除斥について、第8条は委員会の庶務担当課について、第9条は委任について、それぞれ規定を設けようとするものでございます。 なお、附則についてでございますが、この条例は公布の日から施行し、令和2年3月31日をもって効力を失う旨を規定してございます。 続きまして、議案第109号 海南市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 第1条は、設置をお願いしております海南駅北駐車場用地土地利用事業者選定委員会の委員の報酬日額を定めようとするものでございまして、報酬日額を7,700円としようとするものでございます。 次に、第2条は、第1条で追加した海南駅北駐車場用地土地利用事業者選定委員会の委員の報酬日額に関する規定を削除しようとするものでございます。 なお、附則についてでございますが、第1条の報酬日額の追加に関する規定は、海南市海南駅北駐車場用地土地利用事業者選定委員会条例の施行の日から、第2条の海南市海南駅北駐車場用地土地利用事業者選定委員会条例の失効に伴う報酬日額の削除規定は、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) よろしくお願いいたします。 4点、まずお聞かせ願いたいと思います。 まず、1点目です。後から出てくる補正の予算の中を見ますと、今回のこの選定委員会の会議が2回だけでやるというような形で、決定していくというようなことになっています。また、この委員会の委員の任期は年度末であるというところで、かなりタイトな形の中でこの会議が進んでいくということです。その中の短期間で、また2回だけの審議で募集要項や事業者の選定をすることは本当に可能であるのか、きちっとした選定ができるのかということについて、どのようにお考えになっているのか、まずはお聞かせ願いたい。それが1点目です。 2点目は、委員の選定について、市の職員以外の委員についてはどういう観点でもってこのメンバーを選ばれているのかを説明していただきたい。 3点目です。委員会において選定する事業者は公募するんでしょうか。今回の市民交流施設のように非公募による事業者について審議をされていくのかという点を教えていただきたい。 4点目です。平成20年度にもこの用地に宿泊施設を誘致しようと公募されたことがあったと思います。そのときは委員会設置条例議案は提出されなかったと思うんですけれども、今回は提出をされています。前回は条例を提出せずに今回は条例を提出した、そのあたりの経緯の説明を願います。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 中野企画財政課長企画財政課長中野裕文君) まず、1点目の短期間、また2回の審議で適切に事業者選定が可能なのかということについては、スケジュールとしては、条例が議決されれば年末までに第1回の選定委員会を開催し、募集要項の内容を確認していただき、3月中旬から下旬の間に選定委員会によるヒアリングと事業者の選定を行っていただきたいと考えております。他の自治体の最近の公募事例を見ても、短期間で決定しているケースが多く見受けられるところとなってございます。 選定委員会の運営に当たっては、委員の皆様には審議資料は事前に配付し、内容を御確認していただいてから会議に臨んでいただくこととしておりまして、充実した審議を行うための補助を行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 次に、2点目の市職員以外の委員をどういう観点をもってメンバーを選んだのかという点については、市職員以外の委員は、学識経験者として大学教授、弁護士、税理士の3人を考えておりまして、本市のビジネス事情観光事情をよく知る方々として、海南商工会議所海南特産家庭用品協同組合、海南市観光協会のそれぞれの団体からの推薦者でもって構成したいと考えているところでございます。 次に、3点目の委員会において選定する事業者は公募するのか非公募なのかということについては、公募により事業者を募集するように考えているところでございます。 最後に、4点目の平成20年の宿泊施設公募の際には委員会設置条例議案の提出はなかったのに、今回提出している経過についてでございますが、平成20年当時にも土地を活用する民間事業者を選定するため、大規模土地利用事業者選定委員会を設置しておりました。しかしながら、当時は地方自治法附属機関に準ずる扱いとして要綱を根拠に設置しておりましたが、その後、他の自治体の事例で、要綱設置による委員会等の委員へ報酬を支払うことが違法であるとの判決が出されたこともありまして、本市においてもそのような状況を是正するために外部の有識者などを委員に含み、市長等の執行機関が市の施策を推進するに当たって、一定の事項について結論を出すための審査を行う委員会等については、地方自治法に基づく附属機関として位置づけようとした経過がございまして、今回は条例を根拠に委員会を設置しようとするものでございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) わかりました。まず、しっかりと審議をする際には事前にレクチャーというんですか、委員のほうにもきっちりしていただいた上で、今まででもいろんな協議会の中でもその日の資料が出てきて、そこで採決せえというようなことがありましたけれども、そういうことにならないように、しっかり審議できるような形でやっていっていただきたいと思います。 そこで、この誘致施設については、当然うまくいっていただきたいというのが本音でございます。その中で、民間業者の中で、この公募に当たりインセンティブを高めるような工夫とかいうのが、公募をする側にとっては僕は必要でないのかなと思うが、そういう工夫をどのように考えているかという点をいま一度説明をしていただきたい。 それと、選定委員会メンバーについて、先ほど提案説明にもあったんですけれども、家庭用品業界から多くのバイヤーが泊まれる施設を求める声がある中で、海南商工会議所海南特産家庭用品協同組合、海南市観光協会のそれぞれの団体から推薦者を任命をしましたというのはわかるんですけれども、その声だけにとらわれるのではなくて、水産業者や農業者、飲食業者や外部の旅行業者の専門家など、幅広い観点から選定していただいたほうが将来的な活用の可能性が広がるのではないかと私は考えます。そういった観点も踏まえ、メンバー構成を検討していただいたのかどうかをお聞かせください。 ○議長(川崎一樹君) 中野企画財政課長企画財政課長中野裕文君) 今回の公募内容については、最終的には本条例案に基づいて設置される選定委員会で決定する予定としておりますが、平成20年度公募時と違う点としましては、賃料の下限額を引き下げようと考えておりますが、最大の違いは、予算案も提出させていただいております元おまめ、現在は不動産会社所有土地建物を買収し、国道370号から直接進入できる用地を確保するものでございます。 このことにより、当該事業用地の利便性が高まることから、民間事業者インセンティブを高める要素になるものと考えているところでございます。 次に、委員のメンバー構成についてですが、地場産業とのかかわりの中では、海南商工会議所海南特産家庭用品協同組合からの推薦者から御意見をいただきたいと考えております。海南商工会議所については、JAながみねも参与として参画されており、海南市内の幅広い事業者が加盟されております。 また、地域組合など業界団体の現状もお伺いさせていただきましたが、ビジネスバイヤーなど、本市への来訪者が多いのは家庭用品業界であるということを把握したことから、海南特産家庭用品協同組合からも参画していただこうと考えたところでございます。 ○議長(川崎一樹君) 7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) わかりました。 最後にもう一点聞きたいんですけれども、今回の公募は宿泊施設に限定するということであります。何で宿泊施設に限定する必要があるのかということなんです。 そこで、まちのにぎわいという点から考えれば、飲食店や商業施設など、宿泊施設以外の提案についても受け付けるようにしておいたほうが、ひょっとして面白い提案があるかもしれないと私は思うんですけれども、その点についてどのようにお考えですか。 ○議長(川崎一樹君) 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) なぜ宿泊施設に限定をしたのかというお尋ねでございます。 先ほど来御説明を申し上げたところでございますが、今回一番大きな根拠となったのは、和歌山県の商工観光労働部の観光局から出されております観光客動態調査報告書によると、本市の状況は、観光客数は伸びておりますが、宿泊につながっていないという状況でありまして、県下他市と比較をいたしましても市内での宿泊者数が圧倒的に少ない状況であります。 また、本市の宿泊施設は、現在作業員などの長期宿泊者を顧客とするものが主でありまして、観光客やビジネス客が求める形態の宿泊施設が少ない状況となっております。2025年の大阪・関西万博の開催に向け、本市への観光客の需要や家庭用品業界など、本市の地場産業におけるビジネスでの需要を確実に取り組むことができるよう、市内において宿泊施設を誘致する必要があると考えたところであります。 また、宿泊施設は、宿泊客による飲食など、商店街の活性化が期待できるとともに、集客力の核となり得るものということであることから、宿泊施設に限定をさせていただいた公募にしようと考えているところでございます。 ○議長(川崎一樹君) 次に、1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 通告しておりました内容につきましては、今、黒原議員が質疑された内容で全て答えていただいているようには思うんですが、さらに私からお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 今、私もホテル以外の活用について検討されているのかどうかとお聞きしたかったのですが、今市長が答えられましたように、宿泊施設について少ない状況だということがわかりまして、宿泊施設を誘致しようとすることについて十分わかりました。 私がお聞きしたいのは、選定委員会についてです。今、黒原議員が質疑されましたように2回だけの委員会ということでした。そして、この議会で可決され次第、年内に1回目を開くということでした。この議会は19日が閉会日と予定されております。年末まで1週間しかないわけです。その中で公募委員を選定して、募集要項についてもこういうプランでいるんですよということをあらかじめ送って選定委員会を開くということです。あらかじめ資料も送らせてもらうんで、その中でということだと思うんです。 お聞きしたいのは、本当に2回だけというのはちょっと私は納得いかないものを感じますのでどうかということと、それから、この宿泊施設というのは、市としてこういうプランですよ、ですからこれに合う事業者が来たのをいいかどうか、そういうのを選んでくださいよって、そういう役目を持っている選定委員会になるわけですか、そこらについての役割についてと2点よろしくお願いします。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 中野企画財政課長
    企画財政課長中野裕文君) まず、選定委員会の開催については、先ほども御答弁させていただいたとおり2回ということで考えさせていただいております。19日の議会が終わってから第1回の選定委員会ができるのかという話なんですけれども、事前に当たりと言うんですか、なっていただけるかどうかの御確認はさせていただいておりまして、委嘱はまだしておりませんけれども、意向というか、こういう形で考えていますということだけは言わせていただいていますので、その辺については、御可決いただいた後には正式にお願いをしていきたいというふうに考えているところでございます。 そういう中で、選定委員会については、第1回目には募集要項の確認、それと2回目については選定する選定委員会の開催ということで十分していけるのかなというふうに考えています。 直近で言いますと、市民交流施設指定管理についても2回の選定委員会で行っているところでございますので、今回も2回で、補助的にいろいろ説明等、個々にしていくつもりにはしておりますので、2回でいけるのかなというふうに考えております。 また、次の2点目のプランなんですけれども、市がこういうふうにしてくれという大まかなプランは持っていますけれども、ここをこうせえ、ここをこうしてくれというプランを持っていませんので、その辺については宿泊施設のプロである事業者の方からの提案をいただいて、それを選定していくと、審査していくということで考えているところでございます。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 答弁いただきましたが、わかりますよ、選定委員会の人にあらかじめ当たるということはわからないでもないんですけれども、それにしても正式に任命されてからたった1週間ですよ。その間に資料もして、募集要項についても考えてもらうということですよね。やっぱりもうちょっと時間が要るんじゃありませんか。年内に開くのはよしとしましょう。でも、それを見せてもらって、これがいいか、もうちょっとこうしたらいいんじゃないかというのを考えるのに時間を要すると思うんです。その募集要項をこうしましょうというのは、やっぱり事業者から提案をもらわないと、提案というか応募してもらわないといけないわけですから急ぐんでしょうけれども、せめてもう一回、選定委員会を持って、こういうので募集しましょうという。そこで応募してもらって、こういう方々が来てもらいました。どこがいいですか、説明されてその場で決めるということですよね。それも余りに性急ではありませんか。せめてもう一回ずつ、4回は必要だと思うんです。 先ほども、市としては大まかなものは持っているけれども、選定委員の中で考えていただくというようなことがあったじゃないですか。これだと、この2回だけでやってもらうのは本当に形だけになってしまう危険性があるんじゃないですか。よいものをやろうとするならそんな性急なことではちょっと納得いかないんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 選定委員会の回数につきましては、後ほどの補正予算との関係もありまして、2回ということで今考えているところでございますが、先ほど黒原議員、また橋爪議員のお話のあるとおり、やはり選定委員会、一度集まっていただいて開いてみないと、その委員方の御意向というのもわかりかねますので、第1回の選定委員会を開催させていただいた中でスケジュール等についてももう一度説明をし、委員会の委員の皆様方の御意見を聞く中で円滑に進められるよう努めてまいりたいと思いますので、もし、回数3回、4回ということになれば、予算等も柔軟に対応させていただきたいというふうに思いますので、御理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 以上で、通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第3 議案第110号 海南市議会議員議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例についてから日程第5 議案第112号 海南市職員給与条例の一部を改正する条例についてまで ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第3 議案第110号 海南市議会議員議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例についてから日程第5 議案第112号 海南市職員給与条例の一部を改正する条例についての3件を一括議題といたします。 当局の説明を求めます。 山縣総務課長  〔総務課長 山縣秀和君登壇〕 ◎総務課長山縣秀和君) 議案第110号 海南市議会議員議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例につきましては、国家公務員の一般職の職員の給与に関する法律の改正に準じ、本市職員の給料月額等が改正されることを受け、条例の改正をお願いするものでございます。 改正の内容でございますが、まず、改正条例第1条につきましては、議長、副議長及び議員の期末手当について規定してございます第6条第2項中、12月に支給する期末手当の支給割合を100分の222.5から100分の227.5に改めようとするものでございます。 次に、改正条例第2条についてでございますが、期末手当の支給割合を規定しております第6条第2項中、「6月に支給する場合にあっては100分の222.5、12月に支給する場合にあっては100分の227.5」を「100分の225」に改め、6月期と12月期の支給割合を均等にしようとするものでございます。 なお、附則についてでございますが、この条例は公布の日から施行しようとするものでございますが、改正条例第2条につきましては、令和2年4月1日から施行するものでございます。 また、改正条例第1条の規定による改正後の期末手当の支給割合につきましては、令和元年12月1日から適用するとともに、必要な経過措置について規定してございます。 続きまして、議案第111号 市長、副市長及び教育長の給料その他の給与条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例につきましては、国家公務員の一般職の職員の給与に関する法律の改正に準じ、本市職員の給料月額等が改正されることを受け、条例の改正をお願いするものでございます。 改正の内容でございますが、まず、改正条例第1条につきましては、市長、副市長及び教育長の期末手当について規定してございます第3条第2項中、12月に支給する期末手当の支給割合を100分の222.5から100分の227.5に改めようとするものでございます。 次に、改正条例第2条についてでございますが、期末手当の支給割合を規定しております第3条中第2項中、「6月に支給する場合にあっては100分の222.5、12月に支給する場合にあっては100分の227.5」を「100分の225」に改め、6月期と12月期の支給割合を均等にしようとするものでございます。 なお、附則についてでございますが、この条例は公布の日から施行しようとするものでございますが、改正条例第2条につきましては、令和2年4月1日から施行するものでございます。 また、改正条例第1条の規定による改正後の期末手当の支給割合につきましては、令和元年12月1日から適用するとともに、必要な経過措置について規定してございます。 続きまして、議案第112号 海南市職員給与条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例につきましては、人事院より国家公務員の俸給月額、住居手当及び勤勉手当の改定等に係る勧告があったことを受け、国家公務員の一般職の職員の給与に関する法律が改正されましたので、これに準じ、本市職員の給料月額、住居手当及び勤勉手当の改定を行うとともに、その他の所要の改正を行うものでございます。 改正の内容でございますが、まず、本条例第1条関係といたしましては、勤勉手当の改定と給料月額の改定を行ってございます。第28条に規定してございます勤勉手当の改定といたしましては、再任用職員以外の職員について、12月期の支給割合を0.925月分から0.975月分に改め、年間0.05月分の引き上げでございます。 次に、別表第1及び別表第2の給料月額の改定につきましては、初任給及び若年層について平均改定率0.1%の給料月額の引き上げを行ってございます。 続きまして、本条例の第2条といたしましては、住居手当の改定及び勤勉手当の支給割合の変更を行ってございます。第12条に規定してございます住居手当の改定につきましては、手当の支給対象となる家賃額の下限を1万2,000円から1万6,000円に引き上げるとともに、手当額の上限を2万7,000円から2万8,000円に引き上げるものでございます。 なお、住居手当の改定により、手当額が2,000円を超える減額となる職員については、令和3年3月31日までの1年間に限り2,000円の減額とするよう住居手当に関する経過措置を本条例の附則第4項において定めてございます。 次に、第28条に規定してございます勤勉手当の改定につきましては、国におきまして令和2年度以降において6月期と12月期の支給割合が均等になるよう配分することとされていることから、これに準じ、再任用職員以外の職員の支給割合を100分の95に改めるものでございます。 なお、附則についてでございますが、本条例は公布の日から施行しようとするものでございますが、改正条例第2条及び附則第4項の規定は、令和2年4月1日から施行しようとするものでございます。 また、適用区分といたしまして、改正条例第1条の規定による給料月額の改定は、平成31年4月1日から、勤勉手当の改正は令和元年12月期からそれぞれ遡及適用するものでございます。その他、この条例の施行に関し必要な経過措置等について規定してございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) ただいま御説明をいただきました。市職員の給与についてですけれども、組合との話というのをされていると思うんですが、それはどうなっているかについて教えていただきたいと思います。 そして、これは人事院勧告に従った給与の改定ということですけれども、今回10月に消費税の増税がありました。これで今度の給料の改定で物価水準と比べて目減りするんじゃないかなというふうに思うんですけれども、これについてはどうお考えでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 山縣総務課長総務課長山縣秀和君) 議案第112号 海南市職員給与条例の一部を改正する条例にかかわって2点の御質疑にお答えします。 まず、職員組合との交渉の状況でございますが、去る10月31日、11月5日及び14日の3回にわたって交渉を重ねまして、人事院勧告に準じた給料表の改定、勤勉手当の引き上げ、住居手当の見直しについて、いずれも妥結してございます。 次に、10月の消費増税にかかわってでございます。 毎年夏に行われる人事院勧告は、人事院がその年の国家公務員と民間の4月分の月例給、4月の給料を調査した上で精密に比較し、得られた格差を埋めることを基本としてございます。 また、民間の特別給、いわゆるボーナスでございますが、これは過去1年間ということで、前年の8月から当年の7月までの支給実績を正確に把握し、民間の年間支給割合に国家公務員の特別給、国家公務員の期末勤勉手当の年間支給月数を合わせることを基本としておりまして、したがいまして、今回の勧告には消費増税分は含まれていないものと考えてございます。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 組合とは3回にわたって交渉を重ねたけれども妥結しているということですね。 職員の給料に関しては、この11月議会にいつも諮られる、ここで昇給するというしかない、それは個人的には年齢が行ったり、昇格したりして上がるということはあっても、全体としてはこのときに上がるしかないわけです。しかも、消費税が上がって暮らしがなかなか大変な中で、組合からのそういった要望はなかったということでしょうか。あったけれどもまあまあ妥結したということなのか、そこら辺の事情について教えていただきたいと思います。 それから、4月分の給与を調査した上での人事院勧告となるのはわかります。ということは、今回、今の時点での暮らしの状況というんですか、というのは、また来年に遡及されてくるということなんですか。 ○議長(川崎一樹君) 山縣総務課長総務課長山縣秀和君) まず、組合との交渉の中で税の増額にかかわっての要望はあったかということでございますが、それにつきましては要望はございません。人勧準拠で行くかどうかという話がございました。それだけでございます。 それから、来年になれば、ことしの消費増税分が反映されるかという御趣旨でございますが、本市の給与に係る給料表は、先ほども申し上げましたが国家公務員の俸給に準じていることから、来年の国の人事院勧告に、このたびの消費増税を原因とするかどうかは別にして、民間給与との差があれば、それを埋める勧告がなされるものと思われます。それに準じまして、本市も職員の給料表の改正等を行うこととなるものと考えてございます。 ○議長(川崎一樹君) 次に、13番 宮本憲治君 ◆13番(宮本憲治君) 市長、副市長、教育長、議長、副議長、議員の給与・報酬は、現在県下9市の中で和歌山市に次いで2番目に高い。さらに、特別職報酬等審議会の審議を経ずに期末手当を増額することは、到底市民の理解を得られるとは考えられません。市民の目からは、自分たちは消費税の増税で苦しんでいるのに、市のリーダーたちは自分たちよりボーナスを増額するのかと怒りを覚えるのではないだろうか。自分たちのボーナスを増額するのに自分たちで審議するのか、大いに疑問を感じます。 一方で、議員は議員年金が廃止され、以前より年収ベースで約100万円の減額となっています。市民と同じ国民年金を支払い、国民健康保険税を全額自己負担で支払っています。人件費ベースでは、議員より正規職員の人件費の平均額のほうが高くなっているのが実態であり、112号の正規職員の勤勉手当の増額、給与の増額のほうがはるかに市民生活への影響、予算全体に対する影響に関しては大きくなっています。よって、112号の議案について中心に質疑を行います。 質疑です。地方公務員の給与改定等に関する取り扱いについて、令和元年10月11日付で総務副大臣から通知がありましたが、同様に同日付の閣議決定がなされ、和歌山県の市町村課を通じて通知がありましたか。その内容を問います。 総務副大臣通知において、「厳しい財政状況及び各地方公共団体の給与事情等を十分検討の上、既に地域における国家公務員又は民間の給与水準を上回っている地方公共団体にあっては、その適正化を図るため必要な措置を講じること。」つまり、地域における民間の給与水準を上回っている場合は給与を下げよという趣旨の記載はありますか。 さらに、既に地域における国家公務員または民間の給与水準を上回っている地方公共団体にあっては、不適切な給与制度及びその運用の見直しを求め、必要な是正措置を速やかに講ずること。つまり、既に地域の民間の給与水準を上回っている自治体は速やかに給与を下げよとの趣旨の記載はありますか。 もう一つ、「等級別基準職務表に適合しない級への格付を行っている場合、その他、実質的にこれと同一の結果となる等級別基準職務表、または給料表を定めている場合(いわゆる「わたり」を行っている場合)等、不適切な給与制度・運用については、速やかに見直しを図ること。また、級別の職員構成については、職務級の原則にのっとり職務実態に応じた厳格な管理に努め、上位級の比率が過大である場合には計画的に適正化を図ること。」つまり職務実態がないのに上位の級に格付をしたり、係員級の職員数の比率より4級以上の係長級以上の比率が大きい場合は、計画的に適正化を図るようにとの趣旨の記載はありますか。 答弁を求めます。 ○議長(川崎一樹君) 山縣総務課長総務課長山縣秀和君) 議案第112号の職員給与条例の改正にかかわっての数点の御質疑に御答弁申し上げます。 まず、総務副大臣の通知についてでございますが、議員御発言のとおり、令和元年10月11日付で県知事のほうに発出されてございまして、その中に知事宛てでございますので、貴都道府県内の市町村に対してもあわせて周知されるようお願いしますという文言がございまして、本市においてもこの総務副大臣通知を確認してございます。 御質疑のございました、既に地域における国家公務員、または民間給与水準を上回っている地方公共団体にあっては、その適正化を図るため必要な措置を講じること。また、速やかに対応すること。また、この「わたり」につきましても記載されているところでございます。 ○議長(川崎一樹君) 13番 宮本憲治君 ◆13番(宮本憲治君) 市民は経済的に苦しい生活をしています。海南市民の所得を問います。市長や議員、正規職員が期末手当や給与を増額するに値するほどの所得を市民が得ているとは思いません。年間所得300万円以下、200万円以下、100万円以下の割合を問います。 市民に比べて現状の正規職員の人件費はどうでしょうか。正規職員の1人当たりの人件費を問います。 東京と比べて同じだけの給与を和歌山県人は、海南市民はもらっているのでしょうか。最低賃金を問います。東京都と和歌山県の最低賃金はそれぞれ幾らですか。 海南市の係長級、4級以上の職員の全体に対する割合を問います。比較のため岩出市の係長級4級以上の職員の割合を問います。答弁を求めます。 ○議長(川崎一樹君) 山縣総務課長総務課長山縣秀和君) 市民の所得についてでございますが、平成30年度の市民税の課税資料で申し上げます。これは平成29年度の市民の所得になってしまうのですけれども、御了承願いたいと思います。それで300万円以下が82.88%、200万円以下が72.03%、100万円以下が53.69%となっております。 それから、職員1人当たりの人件費につきましては、この後の補正予算のほうにもあるんですけれども、一般職の給与費明細書から導き出してございまして、正規職員の人数は、再任用短時間勤務職員11人を含めまして495人でございます。この人件費につきましては、正規職員のほか一般職非常勤職員と海南下津高校の講師分も含まれておりますので、補正後の合計額43億2,766万円から一般職非常勤職員と講師の人件費を引きますと、正規職員の人件費は36億7,508万8,000円となります。これを455人で割りますと、職員1人当たりの人件費は807万7,000円となります。この額は予算を100%執行した場合の人件費でございます。 なお、参考といたしまして、職員に支給される給与の額につきましては、人件費の額から共済費と退職手当負担金を控除した27億756万9,000円、これを455人で割った額となりますが、職員1人当たりの給与支給額は年間595万円となります。また、これを給与所得に換算いたしますと421万8,400円となります。 それから、最低賃金でございますが、令和元年10月1日に適用された最低賃金が、和歌山県で830円、東京都で1,013円ということで、東京を100とした場合、和歌山県は81.9%、2割程度低くなってございます。 それから、4級以上の職員を岩出市と比較してでございますが、海南市と岩出市の行政職給料表の適用を受ける職員の級別人数についてでございますが、公表されております平成30年4月1日現在の資料によりますと、4級以上の職員は、海南市が221人で55.4%、岩出市が85人で26.6%。ちなみに5級以上の職員は、海南市が45人で11.3%、岩出市が54人で16.9%となってございます。 海南市は、岩出市と比較いたしまして4級以上の職員の割合が高く、5級以上の職員の割合が低くなっておりますが、これは主に係長級職員である係長、または主任について、本市は4級に位置づけ、岩出市は3級に位置づけていることによる差だと考えてございます。それで、県内各市を確認しますと、係長や主任などの係長級職員を3級に限定しているのが岩出市のみとなっており、御坊市は3級と4級に、田辺市は4級と5級に、和歌山市は5級に、また本市と同じ4級に位置づけている市は橋本市、有田市、新宮市、紀の川市の4市であり、本市の取り扱いは近隣との均衡を逸失するものではないと認識してございます。 ただ、岩出市と比較した場合においては、子育て世代でもある年齢層の職員が4級に占める割合が高いことは確かであり、本市としては、これまでも人事評価の結果に基づいた昇給・昇格を平成22年から実施しておりますが、今後もより一層納得性の高いものに努めてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 13番 宮本憲治君 ◆13番(宮本憲治君) 海南市民の所得は300万円以下が82.8%、200万円以下が72.0%、100万円以下が53.64%、所得の低い海南市民に比べて正規職員の1人当たりの人件費は807万7,000円、所得で421万8,400円。最低賃金で見ても、東京と比べて18.1%の差があります。岩出市では3級以下の係員の割合が7割であるのに対し海南市では半分以下。4級以上、係長級以上の給料をもらっている割合が半数を超えています。 総務副大臣通知の上位級の比率が過大である場合には計画的に適正化を図ることに当たるのではないでしょうか。改善が必要であり、給与を上げる必要はあるのでしょうか。定期昇給で十分ではないのでしょうか。むしろ早急に適正化をする必要があると考えます。 質疑です。市長にお伺いします。 なぜ人事委員会は民間給与の調査を行わないのか。正規職員ではありませんが、保育士、こども園の職員の給与・報酬を民間の給与を調査の上、増額した実績があるのではないのですか。海南市においては民間の所得が下がっており、さらに消費税の増税がありました。正規職員は市民に比べて高い人件費をかけています。さらに、給料を増額する必要性はないと考えますが、市長のお考えを問います。 ○議長(川崎一樹君) 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 今回の改定についての基本的な考え方ということでございますが、昨年もちょうどこの議会でお答えしたわけでありますが、一般職の職員の皆さんの給与額については、私ども人事委員会を置いておりませんので、人事院の勧告に従って財政が許す範囲で対応していきたいというふうにお答えをさせていただきました。 また、議員や私ども特別職について、給料や報酬額については特別職報酬等審議会の答申を受けて決めさせていただき、また、期末手当につきましては、人事院勧告に基づいたもの、職員と同じような率で対応させていただくというふうにお答えをしたところでございます。 議員の言われることも理解はできるわけでありますが、今年度の和歌山社会経済研究所のアンケート調査、9月に和歌山県内の578社を対象に調べられたわけでありますが、やはり今回私どもの初任給とか、若年層のアップを若干でありますがさせていただいたわけでありますが、なかなか民間企業においても業績は厳しい中であっても人材を確保するために、やはり給料のアップはやむを得ないということで、和歌山県内の578社の中でもやはり半数以上が賃上げをしているという状況でありまして、また、海南市におきましても、ことしも新規採用を行ったわけでありますが、なかなか若い人を集めるのに逆に苦労する時代になってきたということを実感をしておりますので、やはり職員組合等との交渉等も重ね、今回の改正、見直しをお願いしたいというふうになった次第でございます。 ○議長(川崎一樹君) 以上で通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方、ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 当局入れかえのため、暫時休憩いたします。                           午前10時27分休憩-----------------------------------                           午前10時45分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △日程第6 議案第122号 海南市民交流施設及び海南市海南図書館指定管理者の指定について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第6 議案第122号 海南市民交流施設及び海南市海南図書館指定管理者の指定についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 楠間生涯学習課長  〔生涯学習課長 楠間嘉紀君登壇〕 ◎生涯学習課長(楠間嘉紀君) 議案第122号 海南市民交流施設及び海南市海南図書館指定管理者の指定について御説明申し上げます。 この議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定により指定管理者を指定することについて議会の議決をお願いするものでございます。指定管理者に管理を行わせようとする施設は、海南市民交流施設及び海南市海南図書館でございまして、これらの施設の指定管理者となる団体は、TRC海南でございます。 次に、指定の期間でございますが、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間でございます。 なお、選定に係る経過につきましては、参考資料のとおりでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) 指定管理者の指定ということです。本会議ですんで、ちょっとざくっと言っていきますので、また委員会のほうでよろしくお願いしたいと思います。まず言っておきます。 基本的なところで、図書館になぜ指定管理者制度を導入するのでしょうか。その理由を教えてください。 そして、各部署の配置です。その配置はどういうふうになっているんですか。人員配置なんかも教えていただきたいと思います。 そして、地元雇用です。株式会社明日香は、保育士などの派遣事業を中心に全国展開しているわけなんですが、子育てに係るような事業も実施されるのでしょうか。 また、管理運営の仕様書もいただいているんですけれども、この仕様書の中に地元雇用なんかの位置づけもされているんでしょうか。その点お聞きしたいと思います。 それと、新しい図書とか資料等を購入する流れです。どういうふうな流れで新しい図書を購入していくのか、教えてください。 そして、図書館長ですが、どういう方なんかが予定されているんですか。司書資格をきちっと持った方なのかどうか、基本的なところですけれども、教えてください。 そして、指定管理者のほうで、この施設の中で物品販売とか、そういうことも考えておられるのか。その点だけまず教えてください。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 楠間生涯学習課長 ◎生涯学習課長(楠間嘉紀君) まず、1点目、図書館に指定管理者を導入する理由についてなんですけれども、今回の選定の経緯としては、平成28年度に実施した庁舎跡地活用事業に伴う民間事業者公募事業において選定する事業者を、基本計画の策定から設計業務の参画、施設の管理運営までの一連の取り組みに携わることとしていたことから、同事業の選定された株式会社図書館流通センターを指定管理者候補として今回公募で指定管理者選定委員会に諮ったところでございます。 また、公共図書館への指定管理者の導入なんですけれども、図書館学研究の論文によりますと、2004年ごろより現在では245の自治体、638館以上で指定管理者の運営が行われているような状況でございます。 そのような中、本市の図書館への指定管理の導入につきましては、指定管理者と十分連携し、公の施設として適切に管理運営されるよう、しっかり指導・監督を行っていくべきであると考えております。 続きまして、各部署の詳細な人員配置なんですけれども、各部署への人員配置については、指定管理者が検討・決定することとなっており、現時点まででは詳細までは確定していない状況とお聞きしているところでございます。 ただ、本市の指定管理料の積算に際して作成したシフトモデルでは、12時間半の開館時間を滞りなく運営するために、早番、遅番、または5時間程度の時短スタッフも含め、1日当たり22人程度のスタッフが必要になると想定してございます。TRCからもおおむね同程度のスタッフで運営することであろうというふうにお聞きしてございます。 続きまして、地元雇用なんですけれども、本市につきましては、施設利用者を対象とした一時預かりの託児事業として子育て支援事業を実施することとしてございまして、実際の雇用については指定管理者が行うものではございますが、選定委員会に際して当市が提示した仕様書におきましても、雇用対策の一環として、できる限り市民の雇用促進に努めることと明記しているところでございます。図書館流通センター、株式会社明日香からは、本議案をお認めいただいた後、速やかに市内で雇用説明会を開催するなどし、地元から積極的に雇用したいというふうにお聞きしてございます。 次に、図書、資料等の購入の流れに関しましては、利用者の要望を聞きながら図書館の現場で実施することが原則であることを踏まえ、指定管理者において当市で策定した海南市民交流施設図書館機能資料収集方針等に基づき実施することを想定してございます。現時点では、想定といたしましては、週に1回程度、指定管理者内で選書会議を行いながら、選書を進めるものと聞いてございます。 下津の図書館とも会議を行いながら選書を進めるものとお聞きしておりますが、下津図書館との機能分化の観点から、下津図書館とも十分協議を行うこととするとともに、購入した資料の貸出率等を把握し、利用頻度の少ない理由の分析を行い、市のほうに報告することなど、管理運営仕様書において規定してございます。 続きまして、館長は司書資格を持っているのかという点ですが、TRCで予定している我が施設の館長につきましては、司書資格を有していることとなってございます。 次に、物販について何をするかなんですけれども、物販につきましては、自動販売機等の設置等を想定しているとお聞きしてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) 1点だけ再度、今の中で1点お願いしたいと思います。 地元雇用について、株式会社明日香がそうした子育ての関係ということで保育士か何か雇われるんですかね。地元雇用と言いながら、明日香に登録して、そして派遣社員としてこの施設で働くということになると思うんですけれども、それで、いろいろ今までも給与の問題で非常に低い水準の時間給だったり、そういうことがいろいろあちこちで問題にもなっているんですけれども、その点、やはりせっかく地元から雇用すると言うのですから、一定同じような地元で仕事している方々の水準に給与をできるだけ合わすように、そこらもやっぱりきちっとやっとかんとあかんのちゃうかなと思うんですけれども、これもう質疑しません。ぜひその点もきちっと話しておいてください。 それと、私、平成30年6月議会でちょっと質疑させていただいたことがあるんですが、この交流施設で、例えば平和的な戦争展とか、そして核兵器に関した、その廃絶に関した図書とか、いろいろ特設コーナーを利用してそういった催しもしたりしていただきたいなと言えば、そういうことも考えられるということでお答えいただいているんです。そして、さらにデジタルサイネージというんですか、電子掲示板です。そういうのもつけていくということなんですが、そういうパネルにも、例えば海南市も非核都市宣言をされていますから、電子掲示板の中へも入れていくことができると言うているんです。それでその点、課長もかわられたんで、どんなに考えているのか教育委員会としての考えを教えてください。 そして、指定管理者ということなんで、その指定管理者がやっていただかんと、なかなかこういうことできないんで、その点どういうふうになるんですか。もしこういうことをやっていただこうと思ったら、ちょっとややこしいですね。指定管理者の事業でやってもらおうと思うんですが、その点ちょっと教えてください。 そして、もう一つ、この指定管理者の指定に当たって、3社が共同して指定管理者になるんだということなんですが、名前言いませんが、このうち2社がいろいろ社会的に問題を引き起こしている社員なんかも、大きいニュースにも最近も載りました。ある図書館でこの社員が図書館カードを不正使用したり、これも大きく載った。そして、もう一つの会社は、こども園に派遣されている社員が児童虐待したりとか、こういう問題があるわけです。ですから、こういう会社を果たしてこの指定管理者として指定していくのかどうか。これなんかまだことしの話もあるんです。ですから、そこらどういうふうに指定に当たって考えておられるんですか、お聞きしたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 楠間生涯学習課長 ◎生涯学習課長(楠間嘉紀君) 再度の御質疑にお答えさせていただきます。 まず1点目、デジタルサイネージの使用方法についてなんですけれど、基本的にデジタルサイネージにつきましては、イベントや施設で活動する情報、そういったものをデジタルサイネージでお知らせするように考えております。その主な内容に関しては、市指定事業ということで指定管理者が丸投げして考えるのではなく、市指定事業の中でのイベントなりサークル活動なりを主に掲示することになりますので、TRCで考えてTRCだけでやるのではなく、市も考えながら市の事業の中でどういった業務があるかというのを精査しながら、デジタルサイネージでの掲示のやり方をやっていこうかなと今考えているところでございます。 次に、2点目なんですけれども、図書館流通センターと明日香に関して幾つかの問題がございました。御指摘のとおり問題があったことなどは承知しており、図書館流通センター、明日香からも報告を受けているところではございますが、本施設における運営においては一切問題が起こることがないよう、再発防止策等を講じ、あわせて会社としましても管理体制を強化することで対応するというふうにお聞きしてございまして、市といたしましては、しっかり指導・監督してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 次に、2番 瀬藤幸生君 ◆2番(瀬藤幸生君) 海南市民交流施設及び海南市海南図書館指定管理者の指定について3点ばかりの質疑を用意させていただいております。 このグループ企業で構成する指定管理者ということですけれど、岡議員の質疑の中には入っていなかった大揚興業株式会社、この会社の役割分担としては、どの分野を担当されるところかというのをお聞きしたいと思います。明日香に関しては、今、岡議員が聞かれましたので内容わかりました。 別の質疑で、図書館協議会というのが図書館法の第14条から第16条にかけて規定をされております。その中では協議会を置くことができるという表現で、必ずしも置く必要はないような内容になっているんですけれど、私が調べてみますと、和歌山地域図書館協議会というのが県立図書館や和大図書館などを中心に組織をされています。海南市のほうは、この図書館協議会についてどのように対応をされているか、お聞かせ願います。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 楠間生涯学習課長 ◎生涯学習課長(楠間嘉紀君) まず、1点目、大揚興業の役割についてなんですけれども、大揚興業につきましては、和歌山市内でビルメンテナンス業を営む企業でございまして、現在、下津の市民交流センターの指定管理者の構成員でもございます。和歌山市なんですけれども、秋葉山プールの指定管理者や和歌山県民文化会館の電気設備管理業務等も受託しているというふうにお聞きしてございます。 本施設におきましては、建築物や建築設備の保守管理業務、環境衛生管理業務を担当するとお聞きしてございまして、適切な維持管理に努めていただけるものと考えてございます。 2点目、本市における図書館協議会に関しましては、法に基づき図書館協議会を当市でも設置しております。その当協議会では、新しい海南nobinos(ノビノス)の図書館機能につきましても、運営内容や選書の方針など、これまでにも御意見をお聞きしながら計画を進めてきたところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 2番 瀬藤幸生君 ◆2番(瀬藤幸生君) 国の指針では、教育委員会にかわって市長部局でもこの図書館というのが所管することができるという法律の変更があったようなんですけども、海南市は今までどおりの教育委員会の中での所管ということで変わりはございませんか。 それと、答弁いただきました海南市の図書館協議会の件なんですけれど、このたび本当に新しい設備を備えた市民が待望した大きな最新型の図書館ということで、今までされていた図書館協議会とは内容的にすごくレベルアップした内容が問われるかと思うんです。今までの運営方法そのままでこのまま継続して運営されていくかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 楠間生涯学習課長 ◎生涯学習課長(楠間嘉紀君) まず、1点目なんですけれども、図書館協議会におきまして、市長部局に置けます、可能ですというふうな見解なんですけれども、現在当市のほうでは、教育委員会の所属として図書館協議会が設置されてございます。 続きまして、2点目の図書館協議会における、現在図書館協議会で、先ほども答弁申し上げたんですけれども、新しい海南nobinosに関し運営方針、選書方針なども検討いただいたんですけれども、これからTRC海南が指定管理して行っていくわけなんですけれども、あくまでも民間の事業体が指定管理しますんで、図書館協議会自体はやはり監視の目というのがすごく大事かなと、我々当局のほうは考えております。市の職員のほうは人事異動等でかわっていくこともございますので、今考えている案としましては、図書館協議会にさらに下に分科会というのをつくりまして、そこで監視の目を、監視と言いますか、どういった運営をするかというのをしっかり監視しながらやっていく体制というのを備えていきたいなと思っています。 分科会に関してはもう固定メンバーで、変わらないメンバーで専門知識のある方がそういったものを協議していく場というのを今現在考えております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 2番 瀬藤幸生君 ◆2番(瀬藤幸生君) この図書館協議会、指定管理者にとって協業、連携しての運営というのは本当に大事な内容かと思います。民間事業者が入ってくることによって図書館の運営がどうしてもその館長という職務権限のもとで市民の思うような方向に行かないような方向性が出た場合、それを修正するのは、やはりこの図書館協議会の立場での意見というのが大きいかと思います。ぜひ組織内の体制をつくっていただきたいと思います。 もう一点質疑なんですけれども、質疑ちょっと戻りますけれども、大揚興業なんですけれども、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・職員の待遇の関係、どこまで市がこの指定管理者に対して言うことができるか、その辺お聞きしたいんですけれど、また別件で地元雇用の件です。建物維持管理に対して携わる人材というのは海南市内にもいらっしゃると思いますので、ぜひ地元雇用を推していただきたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 楠間生涯学習課長 ◎生涯学習課長(楠間嘉紀君) 1点目、大揚興業の人件費なんですけれども、先ほど岡議員の答弁の中でもお答えさせていただいたんですけれども、市のほうで携われるといいますか、仕様書の中で本市で独自に積算して、これやったら運営できるという、市でいろんな他市の状況とか他館の状況とかを鑑みながら、市の独自のシフト体制というのをつくりまして、それを指定管理者の中での人件費ということで設定させていただきました。我々としましては、それは無理のない人件費の設定と考えてございます。 2点目に関しまして、雇用に関しましては、何分民間の雇用でございますので、我々としては地元雇用していただくようにという要望みたいなことはできるかなと考えてございます。 ○議長(川崎一樹君) 以上で、通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第7 議案第113号 令和元年度海南一般会計補正予算(第6号) ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第7 議案第113号 令和元年度海南一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については、既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上、一括して御質疑いただくことにいたします。 本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) 20、21ページになります。企画費の中の海南駅周辺公共用地取得事業についてお聞きしたいと思います。 まず、土地の購入費の内容の説明と、土地の購入の取得の時期をまず説明をいただきたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 中野企画財政課長企画財政課長中野裕文君) まず、土地購入費の内容についてですが、海南駅周辺のにぎわい創出に向け、2カ所の土地を取得しようとするもので、1つ目は、海南駅北駐車場西側に隣接する旧おまめ寿司部の土地・建物を購入し、新たに誘致する宿泊施設への進入路として活用するための費用として2,500万円。 2つ目は、市民会館用地を駐車場等として活用するための費用として1,780万円と、市民会館西側に隣接する日方引揚者住宅用地820万円、合わせて5,100万円の補正予算をお願いするものでございます。 次に、土地の取得時期については、旧おまめ寿司部については、予算議決後、速やかに契約を締結し、建物除却された後、来年2月中の取得を予定しておりまして、市民会館用地、日方引揚者住宅用地については、来年1月中の取得を予定しているところでございます。 ○議長(川崎一樹君) 7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) 中身はよくわかりました。そうした中で、まず駅北の駐車場用地の土地利用者の事業者選定委員会との関係で、仮に応募する民間業者がなかったり、また、応募があったけれども、民間業者が基準に満たされなくて選定されなかったという場合には、この土地の購入の意味がないのではないのかというように思うんです。先行取得ということになると。それについてはどのようにお考えですか。そこらの説明をいただきたいと思います。 それと、市民会館と市営住宅用地を駐車場用地にするということで購入するというのはよくわかります。その中でどのような、具体的にどういう駐車場経営をしようとしているのかなというのを、いま一度わかりやすく説明をしていただきたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) この用地につきましては、JR海南駅前に位置し、市の都市拠点における一等地であることから、どのような業種・業態でも受け入れられるというわけにはいかないものというふうに考え、宿泊施設ということで誘致をしたいということに決めさせていただいたんですけれども、これがかなわなかった場合はということでございます。 土地のポテンシャルを十分に生かし、また引き上げるものを誘致していかなければならないという観点から、我々も積極的にホテル誘致したいというふうに考えておるわけであります。しかし、かなわなかった場合はどういうふうになっていくのかなということも想定をしたわけでありますが、やはり津波の防波堤の完成後には、やはり災害リスクの軽減も図られるなど、当該用地周辺の状況が一変することから、社会経済情勢を見る中で当該地にふさわしい民間主導の事業を今後も誘致していけるのではないかなと、そういうふうに考えているところでございます。 そして、市民会館の跡地ということになるわけでありますが、今まで保健福祉センターでいろいろ事業をする場合になかなか駐車場が足りないということで、オークワのショッピングタウン・ココの跡地をお借りしたりしてきたわけでありますが、なかなか自前の駐車場も要るのではないかなという意見がございました。 しかし、以前はこの市民会館の用地については、もう役目が終わったら国のほうへ返すということで、ずっとお答えをしてきたわけでありますが、先般、財務事務所のほうから、借地権割合を大幅に認めて安く分けていただけるというような御提案もございましたので、私どもとしては、恐らく整地して土地を空き地にすれば、恐らく三、四十台は駐車場として使えるのではないかなというようなもくろみもございまして、これを購入させていただければなというふうな考えになったわけであります。 議員さん方が以前使われていた駐車場のところも現在市民交流施設を建設中の建築会社の仮設事務所として、お使いをいただいているわけでありますが、あの土地についても、一般の方々から買いたいというような申し出もございましたので、そういったものを売却すれば、もう十分予算としては均衡とれるのではないかなという考えで今回のような考えに至った次第でございます。 ○議長(川崎一樹君) 以上で、通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 私もこの20、21ページの海南駅北駐車場用地についてと、それから市民会館の跡地についてお聞きしたいと思います。 まず、市民会館の跡地なんですけれども、今市長からも御説明いただいたように、自前の駐車場を持ちたいということで、ここを国から借地権もあるので安く買えるのでということを御説明いただきました。十分わかるんですけれども、ただ、これを新しい市民交流施設--nobinosと名づけられましたけれども--、ここが開館すると一定の駐車場もできるわけです。それでも駐車場にするという必要があるということの御説明がいただきたいのと、行く行くは何か考えていらっしゃるのではないかと思いまして、大変立地的にもいい土地だと思いますので、もし何か考えているんやったら教えてほしいよ、というふうに思うんです。そういうことが市民会館の跡地についてあります。 それから、海南駅北駐車場についてですけれども、宿泊施設を誘致したいということについては十分納得ができます。ただ、この場所でいいのかということで、共産党議員団のほうで検討しましたら、岡議員のほうから案が出てまいりまして、すみませんね、これを見ていただきたいんですけれども、ちょっと薄いんでわかりにくいかと思いますが、市の案では、ここが海南駅ですから、ここがホテルへの用地として提案されているわけです。ここが旧おまめのところで、ここを購入するということです。 私たちの案としては、こちらにホテルを建設してはどうか。そうするとここを購入する必要もございませんし、ここが市の土地です。この黄色い部分わかるでしょうか。ここからの出入りということも、もちろんここは道ですからこうも出入りできるわけですけれども、ここの土地も有効に使えるということがあるのではないかと思うんです。 1つ、この案のよさとしては、用地の購入の必要がないということ。そして、さっき示しました市の土地の有効活用ができるということです。 そしてまた、ここが駅前広場になりますから、ここで何かイベントというのはよく行われるわけです。もちろんここだけで行われるイベントというのはいいんですけれども、大がかりな場合、この駐車場も一体になってイベントが行えるという利点があるかと思うんです。ここにホテルが建ってしまいますと、ここでという制限されたものになると思いますので、大変よいのではないかと思うわけです。 こちらにホテルが建ったとしても十分海南駅前といって通用する位置ではないかと思いまして、案としてこれがいいんじゃないかなと思うんですが、この案よりも市が出した案のほうがすばらしいという理由を教えていただきたいんですが、よろしくお願いします。 ○議長(川崎一樹君) 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 橋爪議員からの2点の御質疑にお答えいたします。 1点目、先ほど黒原議員からの御質疑の御答弁で少し答弁が漏れたわけでありますが、我々当該地を暫定的な駐車場として整備をしようと考えているところでございます。しかし、将来的にどういったものに活用していこうかということについては、まだ具体的な協議はされておりません。今、都市再構築ということで、国交省からの50%の交付金をいただいて、みらい子ども園、そして、それに続く市民交流施設を建設中ということで、これからのにぎわいをもっともっと活性化につながるような施設等もできればいいというふうに思うわけでありますが、それは次の将来の課題ということで、今後も精力的に情報等を集めて、また市民の皆さんが喜んでいただけるような施設等ができるようであれば、もちろん使いたいということで、今回は市民会館跡地については、暫定的に三、四十台の駐車場ということで御理解をいただければというふうに思います。 そして、2点目のこの宿泊施設の対象用地の件でございます。 北側にしたら進入のところも買わなくていいし、すばらしいという意見であります。本当に共産党の皆さんには珍しく対案を出していただいたんで大変うれしく思うわけでありますが、以前平成20年、2008年のときに、ここに施設を誘致しようということで協議したときに、最終的には応募がなかったわけでありますが、そういった方々の意見は、駅に隣接して駅からのアクセスが一番ということと、もちろん車で来られる方々には、以前は今ある出入り口の北側から進入ということで考えていたんでありますが、それだったらちょっと延長が長いし、駐車場の使い勝手が悪くなるというような意見で、やはり南側のほうへ対象用地を寄せたほうがいいというような話で進んできたわけであります。 もちろんいろんな考え方があると思いますし、また、旧おまめのところを買わなければいけないということがあるわけでありますが、この国道370号からのアクセスがこういった格好でできたら、駐車場としては北側が残っても今のままでほぼ使えますし、我々としては最適とは思いませんが、やはり南側に寄せて駅に隣接したほうが宿泊施設を考えている方々にとってはよりベターな案ではないかなということで、今回こういうふうな提案をさせていただいたところでございます。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 市長から答弁をいただいたわけですけれども、まず、市民会館の跡地ですけれども、暫定的に駐車場として使用するということです。ということは、後々には何らか活用したいという考えがあるんだと思いますけれども、要望ですけれども、ぜひとも市民の意見とかをしっかりと取り入れていただくように、何か市のほうで、ばんばんとお膳立てしてしまって、こうなりますから飲んでくださいよというようなのがちょっと多いような気がしまして、今回のこのホテルについても、何かこう、ばんと出てきたような感じがするんで、ぜひそこら辺も意見を十分聞いてほしいなというふうに思います。 それで、海南駅の駐車場へのホテル建設に関してですけれども、市長からお答えいただいたわけですけれども、この旧おまめのところを買うというのがどういう利点があるのか、もうちょっと詳しく教えていただかないと、随分お金も使う話ですから、ここについて、もうちょっと詳しく教えていただきたいのと、さっき言いましたように、この一体的な活用ができるというのはちょっとええんやないかなと思うんですが、そこら辺についてはどうお考えですか。 ここにホテルが建ってしまうと、こっちの駐車場、もちろん駐車場として使われるんでしょうけれども、活用が随分、せっかくの土地なのに不十分なものになってしまうんじゃないかという考えもあって、こういうふうに出させてもらっているんですけれども、ここに宿泊施設を求めるというのはいいとは思うんですよ。思うんですけれども、ここの位置関係についても、もうちょっと納得いくようなお答えがほしいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(川崎一樹君) 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 先ほどもこの位置については御説明をしたわけでありますが、前回のときに協議した中では、やはり北側の出入り口からのアプローチが長いし、一般の車との競合ということがありまして、やはりこの国道370号から短い距離でアプローチ、アクセスできるのがいいのではないかというふうに考えたところと、宿泊施設を進出しようという方々の意見では、やはり駅に隣接させてほしいという御意見が強かったわけであります。 あと、現在駐車場として運営をさせていただいているんですが、この写真を見てもわかるとおり、かなり民間の駐車場もできまして、もうほとんど車の駐車が駅東のほうへ移動していってしまいましたので、今後も駐車場として使っていけるかどうかということについても十分協議をしていかなければなりませんので、北側に残る駐車場から駅のほうへのアクセスについては、この対象用地の東側に5メートルの空き地を残して、駐車された方については東側の5メートルの空き地で駅へ通勤等へ使っていただくという考えに至ったところでございます。 いろいろ考え方はあろうかと思いますが、協議をした中では、ほぼこの対象用地の対応の仕方がベターではないかなというふうな意見で、今回我々政策調整会議等も開きまして、提案をさせていただいているところでございますので、何とぞ御理解いただきたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 今、宿泊業者とのお話があって、やっぱり駅へのアクセスを良好にしてほしいということですが、もうそういう宿泊業者と市としては話をされているということなんですか。また、旧おまめのところは不動産会社が今持っているということですけれども、ここでももう話をしているような気がしてならないんですが、どうなっているんでしょうか。 それから、この旧おまめのところですけれども、除却工事があり、除却をしてから1月中に購入したいということでしたよね。この除却はどこが行うのかについてもお願いします。 ○議長(川崎一樹君) 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 宿泊施設を進出しようという方々の御意見ということでございますが、今回については家庭用品業界の方々とか、そういった方々からぜひ宿泊施設を欲しいというような御意見は聞いておりますが、具体的にどの業者からというような話はありませんが、以前、平成20年、2008年のときはルートインという会社がかなり最終まで頑張ってくれたわけでありますが、リーマンショック等の影響もあって、全く応募がなかったわけであります。そのルートインについては、橋本市のほうでちょうど工事が当時かかっておられまして、先般も橋本のほうへ見せていただきに行ったんですけれども、かなり盛況でやられておったようで、今回来てくれるかどうかはわかりませんが、できるだけそういった方々の進出意欲を醸成するような対象用地を提案できればということでこういうふうにさせていただいた次第であります。 そして、2点目の旧おまめのところに3階建ての建物が建っているわけでありますが、これはもうその持ち主で解体をしていただいて、更地にして分けていただくということで話を進めさせていただいているというところでございます。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第8 議案第114号 令和元年度海南国民健康保険特別会計補正予算(第2号) ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第8 議案第114号 令和元年度海南国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については、既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上、一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第9 議案第115号 令和元年度海南後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第9 議案第115号 令和元年度海南後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については、既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上、一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第10 議案第116号 令和元年度海南介護保険特別会計補正予算(第3号) ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第10 議案第116号 令和元年度海南介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については、既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上、一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第11 議案第117号 海南市民交流センター空調設備整備(機械設備)工事の請負変更契約締結についてから日程第15 議案第121号 財産の取得の変更についてまで ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第11 議案第117号 海南市民交流センター空調設備整備(機械設備)工事の請負変更契約締結についてから日程第15 議案第121号 財産の取得の変更についてまでの5件を一括議題といたします。 当局の説明を求めます。 中管財情報課長  〔管財情報課長 中 圭史君登壇〕 ◎管財情報課長(中圭史君) 議案第117号 海南市民交流センター空調設備整備(機械設備)工事の請負変更契約締結についてから議案第121号 財産の取得の変更についてまで5件について御説明いたします。 これら5件の議案は、いずれも本年6月議会及び9月議会で御可決をいただきました工事請負契約1件及び財産の取得4件につきまして、本年10月1日に消費税及び地方消費税の税率が8%から10%に改正されたことに伴い、契約金額、または取得金額の消費税及び地方消費税の増額分を変更しようとするものでございます。 各議案ごとに変更の内容を説明させていただきます。 まず、議案第117号の海南市民交流センター空調設備(機械設備)工事の請負変更契約締結につきましては、本年9月議会で御可決をいただいた海南市民交流センター空調設備整備(機械設備)工事の契約について、契約金額を358万円増額し、1億9,690万円に変更するものでございます。 次に、議案第118号の財産の取得の変更につきましては、本年6月議会で御可決をいただいた海南消防署に配備する消防ポンプ車の取得について、取得金額を89万円増額し、4,895万円に変更するものでございます。 次に、議案第119号の財産の取得の変更につきましては、本年6月議会で御可決をいただいた海南市消防団の黒江分団及び巽分団阪井班に配備する消防ポンプ自動車の取得について、取得金額を69万2,000円増額し、3,806万円に変更するものでございます。 次に、議案第120号の財産の取得の変更につきましては、本年9月議会で御可決いただいた海南市民交流施設に設置する家具、什器及び環境用品等一式の取得について、取得金額を73万9,800円増額し、4,068万9,000円に変更するものでございます。 次に、議案第121号の財産の取得の変更につきましては、本年9月議会で御可決をいただいた海南消防署に配備する高規格救急自動車の取得について、取得金額を61万6,000円増額し、3,388万円に変更するものでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 この際、今期定例会に提出されました当局提出議案15件を既に配付の議案等付託表のとおり、それぞれの所管の委員会に付託いたします。 この際、委員会開催日程調整のため、暫時休憩いたします。                           午前11時42分休憩-----------------------------------                           午前11時45分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △諸般の報告 ○議長(川崎一樹君) この際、各委員会委員長招集の委員会開催日程を事務局長から報告させます。 宮井事務局長事務局長(宮井啓行君) 報告いたします。 予算決算委員会、本日午後1時、第1委員会室。 総務委員会、本日予算決算委員会終了後、第2委員会室。 教育厚生委員会、本日予算決算委員会終了後、第3委員会室。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 報告が終わりました。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。 あす12月6日から12月18日までの13日間を休会とし、12月19日午前9時30分から会議を開きたいと思います。これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 本日はこれをもって散会いたします。                           午前11時47分散会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。  議長   川崎一樹  議員   瀬藤幸生  議員   東方貴子  議員   栗本量生...