今回、デジタル防災行政無線整備事業や消防車両として10トン水槽車の購入など、消防・防災に関連する幾つかの事業を有利な財源の確保のため、平成26年度事業から前倒しをする補正がありました。
必要とされる事業を早期に取り組む時を得た予算であり、あわせて進められている消防防災センターの建設についても、財源の確保は引き続き着実に行っていただきたいというものであります。
次に、保育料システム改修委託料についてであります。
今年度に入り保育料の算定誤りが見つかり、保護者や町民の信頼を損なう事案がありました。
今後このような過ちを繰り返すことのないよう、算定の過程がわかる明細を通知するためのシステム改修がなされるということであります。
わかりやすい明細の通知は、町民と行政の信頼を築く基本となるものであり、新年度からの確実な通知のため、入念な準備に努めていただきたいというものであります。
次に、リサイクル推進事業における資源物回収についてであります。
中央再生広場における小型家電リサイクルの回収回数の増加による運搬委託料の増額と、収益金の増額補正がされております。
有価物である資源物の持ち去りが他の自治体で問題となるケースもあることから、町においても、回収した資源物の管理の徹底を十分に図っていただきたいというものであります。
次に、住宅用太陽光発電システム設置促進補助金についてであります。
町は、国及び県の補助を受けて設置したものに対し補助を出しておりますが、国は補助制度の廃止の方向を打ち出しているところであります。
しかしながら、町の補助は今後も継続の方向で検討したいということでありますので、CO2削減、電力需要に対する確保の観点から、長期的な指針を明確に持った取り組みとしていただきたいというものであります。
次に、国民健康保険会計についてであります。
一般被保険者の療養給付費及び高額療養費をそれぞれ増額補正しております。
国民健康保険会計の財政の資金繰りは恒常的に厳しい状況にあり、安定した財政運営のためには保険税の限度額の引き上げなども含め、今後議論を深めていかなければならないという意見でありました。
最後に、し尿収集運搬業務委託業務に関する要望書についてであります。
し尿の収集運搬業務は今後も続くものであり、町が行うべき業務であります。
業務に係る経費については、事業所と当局において、近隣市町の状況等も的確に把握し、念入りに研究を重ねた上で、真に適切な経費を設定した業務委託となるよう努めていただきたいというものであります。
当局には、当委員会で出されました意見などを町政に生かしていただきますようお願いし、総務常任委員会の審査報告といたします。
5:
◯議長(
中瀬範幸君) 次に、産業教育常任委員長 野島 浩君。
〔産業教育常任委員長 野島 浩君 登壇〕
6:
◯産業教育常任委員長(野島 浩君) 本
定例会におきまして、産業教育常任委員会に付託されました諸案件について、審査結果を報告します。
当委員会で、付託案件について慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の審査報告書のとおり、議案第67号 平成25年度入善町一般会計補正予算(第5号)のうち当委員会付託部分、議案第69号 平成25年度入善町下水道特別会計補正予算(第3号)、議案第70号 平成25年度入善町農業集落排水特別会計補正予算(第1号)、議案第72号 消費税率及び地方消費税率の改定に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、議案第75号 入善町営住宅条例の一部改正について、議案第76号 入善町都市公園条例の一部改正について、議案第77号 入善町公共下水道入善浄化センターの建設工事委託に関する協定の変更について、以上、議案7件につきましては、賛成全員で可決すべきものと決しました。
それでは、審査の過程で出された意見を御報告いたします。
まず、商店街街路灯LED化事業についてであります。
これは、商工会が事業主体となって取り組む事業への補助をするものであります。
環境への負荷軽減として、商店街の中でもまだ設置されていない箇所についても、さらなる促進を望むとのことであります。
次に、観光費における旅行ガイド誌広告掲載委託料についてであります。
旅行形態が団体から個人へと変わる傾向の中、新幹線の開業も間近に控えており、町として今後の観光行政のあり方をどうするのか、しっかりと検討され、本格的な取り組みに力を入れていただきたいとのことであります。
次に、道路維持費についてであります。
スーパー農道下山地内の消雪井戸ポンプの更新ですが、本来ならば、本格的な降雪に対して効果を期待するものであります。
今回、発注が遅れるとのことでありますので、今後は点検時期を見直し、その年の冬に間に合うような整備をお願いするものであります。
次に、住まい・まちづくり推進事業についてであります。
これは、新たに親世代と同居・近居をしようとする家族に対する補助金でありますが、人口増のためにも、また、増える在宅介護を支えるためにも、そして何よりも、地域力維持のためにも大変重要な事業であるとの意見の一方、町内、町外を区別することなく、一律の補助としてもよいのではないかとの意見も出されたところであります。
次に、教育費における町民会館の男子トイレの改修工事についてであります。
女子トイレの改修にあわせ男子トイレの改修も前倒しして行うことは評価するものであります。
町民会館は、バリアフリー法制定前の施設でありますので、障害者の方が雨や雪にさらされることのないよう駐車場と出入り口については、早期の対策をお願いするものであります。
次に、消費税率及び地方消費税率の改定に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてであります。
今回の条例の制定は、法律改正によるものであり、やむを得ないわけでありますが、ほかの市において、あらゆる公共施設の使用料について消費税分を引き上げる事例も見受けられます。
入善町においては、安易に追随することなく、町民の負担増をできるだけ控えていただきたいとのことであります。
当局には、当委員会で出されました意見等を真摯に受けとめ、行政運営に当たっていただきますようお願いし、産業教育常任委員会の審査報告といたします。
7:
◯議長(
中瀬範幸君) 以上をもって、それぞれの常任委員長の審査報告を終わります。
(討 論)
8:
◯議長(
中瀬範幸君) これより討論を行います。
上程された案件全てまとめて御意見があれば承ります。
11番
松田俊弘君。
〔11番
松田俊弘君 登壇〕
9: ◯11番(
松田俊弘君) 私は、陳情第5号 要支援者への予防給付(訪問介護・通所介護)を介護給付として継続することについての意見書提出に関する陳情書は、採択すべき立場で意見を述べます。
安倍首相は、来年4月から消費税率を8%に引き上げることを決めてしまいました。増税の理由は、社会保障の充実に充てるためというものであります。
私は、これまでも消費税が社会保障の充実に充てられているというのはまやかしであることを述べてきました。
消費税が導入されて以来、国民から集めた消費税の総額は264兆円になります。この間、大企業の法人税がどんどん引き下げられてきました。その減税の総額は246兆円にもなります。結局、消費税は大企業減税の穴埋めに使われ、社会保障には回されませんでした。実際、安倍政権が行っているのは、社会保障の充実どころか、給付減・負担増ばかりであります。
この8月からは生活保護費を3年間で7.3%引き下げるとして、生活保護基準の引き下げが実施されました。このことで、生活保護を受けていない住民でも、国保税、保育料などの減額免除あるいは就学援助にも影響するのではないかと心配されています。
また、年金でも3年間で給付額を2.5%引き下げることを決め、この10月から1%の引き下げが実施されています。先日、年金の給付通知が届き、多くの町民が驚き怒っています。
政府は、さらに介護や医療の分野で給付減、負担増を広げようとしています。
医療では、70から74歳の患者の自己負担を1割に抑える特例を廃止し、2割負担に引き上げようとしています。そして介護の分野では、一定以上の収入のある要介護者のサービス利用料負担を1割から2割に引き上げようとしています。さらに、要支援者が利用している訪問介護や通所介護を介護保険制度から切り離し、市町村事業に移行する考えでいます。
この要支援者のサービス移行の狙いは、介護予防給付費の削減にあることは明らかです。政府は、要支援者向け費用の伸びを低減させるため、その目標と計画を全ての市町村に持たせる方針を打ち出しています。このことにより、要支援者へのサービスの低下を招くことは避けられないでしょう。介護予防のサービスの低下は、結局は介護の重度化を招き、介護保険のさらなる財源負担を招くことになります。また、町の事業に移るとなれば、町の事務事業の負担が増えることも懸念されます。
全国町村会も、国の責任で「町村の財政状況などにより事業の実施に格差が生じないようにする」ことを求めています。
利用者の消費税増税で負担増を強いられた上に、生活を支える安全網の社会保障まで壊されては、国民の暮らしは立ち行きません。
当議会としても、要支援者への予防給付を介護給付として継続し、介護サービスの利用者負担を増やさず、介護財政に国が責任を持つよう求めていくべきであることを述べまして、私の討論といたします。
10:
◯議長(
中瀬範幸君) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
11:
◯議長(
中瀬範幸君) 御意見が尽きたものと認めます。よって、討論はこれにて終結いたします。
(採 決)
12:
◯議長(
中瀬範幸君) これより採決をいたします。
まず、議案第67号 平成25年度入善町一般会計補正予算(第5号)について、それぞれの常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
13:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立全員であります。よって、議案第67号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第68号 平成25年度入善町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)ないし議案第71号 平成25年度入善町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)までの議案4件について、一括して採決いたします。
これらの議案について、それぞれの常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
14:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立全員であります。よって、議案第67号ないし議案第71号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第72号 消費税率及び地方消費税率の改定に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、ないし議案第76号 入善町都市公園条例の一部改正についてまでの議案5件について、一括して採決いたします。
これらの議案について、それぞれの常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
15:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立全員であります。よって、議案第72号ないし議案第76号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第77号 入善町公共下水道入善浄化センターの建設工事委託に関する協定の変更について採決いたします。
議案第77号について、産業教育常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
16:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立全員であります。よって、議案第77号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、陳情第5号 要支援者への予防給付(訪問介護・通所介護)を介護給付として継続することについての意見書提出に関する陳情書について、総務常任委員長の審査報告は不採択であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
17:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立多数であります。よって、陳情第5号は委員長報告のとおり不採択と決しました。
ここで暫時休憩いたします。
議会運営委員会を開催しますので、議会運営委員は応接会議室へ御参集ください。
午後 1時51分 休憩
─────────────────────────
午後 2時02分 再開
18:
◯議長(
中瀬範幸君) 休憩前に引き続き開議いたします。
─────────────────────────
議 案 第 7 8 号
19:
◯議長(
中瀬範幸君) それでは、日程第2 議案第78号 字の区域の廃止についてを議題といたします。
(提案理由の説明)
20:
◯議長(
中瀬範幸君) ただいま上程した案件について、提案理由の説明を求めます。
米澤町長。
〔町長
米澤政明君 登壇〕
21:
◯町長(
米澤政明君) 議案第78号 字の区域の廃止について御説明申し上げます。
現在、青島地区で進められている地籍調査事業の施行区域において、上木ノ中と高見の字区域内の土地の境界が現在の土地の利用形態と著しく異なっていることから、これを一致させるため、これらの字区域、上木ノ中と高見を廃止し、大字青島のみとすることについて、地方自治法第260条第1項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
議員各位には、御理解いただきますようお願い申し上げ、議案の提案理由説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
22:
◯議長(
中瀬範幸君) ここで暫時休憩いたします。
全員協議会を開催しますので、全員委員会室へ御参集ください。
午後 2時04分 休憩
─────────────────────────
午後 2時16分 再開
23:
◯議長(
中瀬範幸君) 休憩前に引き続き開議いたします。
(質 疑)
24:
◯議長(
中瀬範幸君) ただいま上程された案件について、質疑があれば承ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
25:
◯議長(
中瀬範幸君) 質疑がないものと認めます。よって、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま上程された案件について、入善町議会会議規則第38条第3項の規定により、常任委員会への審査付託を省略し、直ちに討論、採決の運びといたしたいが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
26:
◯議長(
中瀬範幸君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに討論、採決することに決定いたしました。
(討 論)
27:
◯議長(
中瀬範幸君) これより討論を行います。
議案第78号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
28:
◯議長(
中瀬範幸君) 御意見がないものと認めます。よって、これにて討論は終結いたしました。
(採 決)
29:
◯議長(
中瀬範幸君) これより採決いたします。
議案第78号 字の区域の廃止について、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
30:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立全員であります。よって、議案第78号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
議 案 第 7 9 号
31:
◯議長(
中瀬範幸君) お諮りいたします。ただいま米澤町長から、議案第79号 入善町立入善中学校用地の取得についてが提出されました。
これを日程に追加し、追加日程第1として議題にしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
32:
◯議長(
中瀬範幸君) 御異議なしと認めます。議案第79号を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決定いたしました。
追加日程第1、議案第79号 入善町立入善中学校用地の取得についてを議題といたします。
(提案理由説明)
33:
◯議長(
中瀬範幸君) ただいま上程した案件について、提案理由の説明を求めます。
米澤町長。
〔町長
米澤政明君 登壇〕
34:
◯町長(
米澤政明君) それでは、議案第79号 入善町立入善中学校の用地取得について御説明いたします。
町立入善中学校の敷地は有志の御厚意により、有償でありますが、戦前から学校用地として低廉な価格で借用し、現在に至っております。
このたび、この借用規約について地権者と協議を行った結果、契約物件の買い取りをさせていただくものであります。
先ほど、町と地権者との間で用地取得仮契約を結んだところであり、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
以上、議員各位の御理解を賜りますようお願い申し上げ、議案の提案理由説明とさせていただきます。
(質 疑)
35:
◯議長(
中瀬範幸君) ただいま上程された案件について、質疑があれば承ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
36:
◯議長(
中瀬範幸君) 質疑がないものと認めます。よって、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま上程された案件について、入善町議会会議規則第38条第3項の規定により、常任委員会への審査付託を省略し、直ちに討論、採決の運びといたしたいが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
37:
◯議長(
中瀬範幸君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに討論、採決することに決定いたしました。
(討 論)
38:
◯議長(
中瀬範幸君) これより討論を行います。
議案第79号について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
39:
◯議長(
中瀬範幸君) 御意見がないものと認めます。よって、これにて討論は終結いたしました。
(採 決)
40:
◯議長(
中瀬範幸君) これより採決いたします。
議案第79号 入善町立入善中学校用地の取得について、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
41:
◯議長(
中瀬範幸君) 起立全員であります。よって、議案第79号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
議会運営委員会及び各常任委員会の閉会中継続審査について
42:
◯議長(
中瀬範幸君) 次に、日程第3 議会運営委員会及び各常任委員会の閉会中継続審査についてを議題といたします。
議会運営委員長及び各常任委員長から、入善町議会会議規則第74条の規定により、お手元に配付の
一覧表のとおり閉会中の継続審査の申し出がありました。この申出書のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
43:
◯議長(
中瀬範幸君) 御異議なしと認めます。よって、申出書のとおり決定いたしました。
─────────────────────────
44:
◯議長(
中瀬範幸君) 以上で本日の日程は全て終了し、本
定例会に付議された案件は全て議了いたしました。
今
定例会を閉会するに当たり、一言所感を述べたいと思います。
今
定例会は、任期満了に伴う改選後の初の
定例会であり、新たな議員を含め9人が2日間にわたる論戦を行ったところであります。
特に、今回は前倒し事業の提案に対し、総合計画との整合性をただす質問がなされ、当局からは、有利な財源を活用し、着実に総合計画を推進させるとの答弁がありました。町の将来像実現のため、行政ニーズへの早い対応は歓迎すべきことであり、当局には機動力を生かした取り組みを期待するものであります。
一方、事業の実施に当たっては、業務量に合った適正な人員配置を含め、これまでの行財政改革の取り組みについて十分な検証がなされるよう望むものであります。
さて、昨日、昭和48年に決定された入善南公園が竣工いたしました。昭和48年は、私がまだ20代のころであります。当時の願いと決意が、現在の第6次総合計画に受け継がれ、長い年月を経て実現いたしました。深い感慨を覚えるとともに、計画行政の重要性を改めて実感しているところであります。
また、今年は合併60年を祝い、多くの記念事業が実施されました。若者が夢を描けるような、そして誰もが安心して暮らせるまちづくりを達成するには、民意をもって当局としっかり議論を重ねることが、我々議会人の責務であろうと思っております。
これを機に初心に返り、山積する課題に果敢に挑む新たな第一歩としたいものであります。
次回3月議会は予算議会であります。議員各位のより活発な議論を期待申し上げ、閉会の御挨拶といたします。
ここで、町長が
発言を求めておられますので、
発言を許可いたします。
〔町長
米澤政明君 登壇〕
45:
◯町長(
米澤政明君) 12月議会
定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
今ほどは、12月議会
定例会に提案いたしました案件に御賛同をいただき、議員各位に厚くお礼を申し上げますとともに、各議員から頂戴いたしました御意見など、今後の町政運営にしっかりと生かしてまいりたいと考えております。
今議会における代表、一般質問では、会派アクセスを代表しての谷口議員をはじめ、初めて登壇された新人議員の皆さんからも、提案として御質問を多数いただいたところであります。
中でも、時代の流れに即した時宜を得たものや、将来を見通した内容まで、今後入善町が
選択すべき政策課題を独自の調査を経て提案されたことは、政策提言型や条例立案型につながる、まさに今後の地方議会の将来像をかいま見た感がございました。
12月15日付の北日本新聞に、「現状打破する地方議会」という、元三重県知事の北川正恭氏のコラムが掲載されました。
以下、一部を引用させていただきます。
集権時代、地方議会の活動領域はほとんどが執行部の監視であった。分権時代を迎え監視機能に加えて現状を打破する政策提案、条例制定などで執行部を動かし、国の政策まで動かす地方議会が増えている。町民各位の町政に対する期待が多様化、高度化する中、行政執行当局は当然のこと、議会とも分権型、いわゆる自己決定、自己責任を果たせる体質に変化していくことが求められているものと考えます。
さて、2013年をあらわす漢字は「輪」でありました。
かねてから議会と執行当局は車の両輪と言われております。輪は、2つのうちどちらかが欠けても役に立たないほど密接な関係を示しております。議会と執行当局は、その密接な関係において、常に緊張感を保ちながら、町民の幸せの追求と実現に向け切磋琢磨しながら前進し続ける、その凛とした姿勢を示すことが町民各位の信頼を得る一番の近道と考えます。
どうか議員各位には、輪をもって町民の信頼への道をともに歩まれんことを切に願うものであります。
結びになりますが、お隣の市の小学校において、インフルエンザによる集団感染、学校閉鎖との報道がありました。さらに今後、インフルエンザの流行期に入る季節でありますので、議員並びに町民の皆様方には、くれぐれも健康に留意され、健やかな新しい年をお迎えくださいますことをお願い申し上げまして、閉会の御挨拶にかえさせていただきます。