次に、認知症対応型通所介護施設である「デイサービスりぼん」への介護人材育成事業委託料についてであります。これは、県の起業支援型地域雇用創造事業を活用し、介護福祉士の資格取得を目指す介護職員2名を雇用するものでありますが、1年以内と期限が切られた事業であり、事業終了後は事業主の自主的な雇用に頼るものであります。
介護にかかわる人材不足は全国的な問題となっており、人材育成は喫緊の課題であります。安定した人材確保のためには、今後、継続的かつ積極的な助成を検討するとともに、今回委託をした事業所での継続的雇用についても経過を注視していただきたいものであります。
次に、舟見寿楽苑が実施する地域交流ホーム、ふれあい温泉の大規模修繕に対する補助金についてであります。
これについては、同じく舟見地区に町が出資し、里山観光開発株式会社に指定管理を委託しているバーデン明日の温泉施設もあり、どちらも老朽化が懸念される状態であります。将来的には、それぞれの施設の持つ役割が十分に果たせるよう、地域や事業主の意向を適宜確認しながら、総合計画等の長期的な観点に立ち一体的な検討を進めていただきたいものであります。
次に、消費者行政活性化事業交付金についてであります。これは、オレオレ詐欺等の消費者トラブルを未然に防ぐための事業に対する交付金で、県補助率が10分の10と変更になったものであります。
近年、消費者トラブルに関する相談は、複雑・多様化しております。県消費生活センターの積極的な活用や、他自治体との綿密な情報交換により万全な情報把握を行い、出前講座等での住民への周知徹底により、オレオレ詐欺、最近では新名称「母さん助けて詐欺」とも言われるようでありますが、被害の未然防止に努めていただきたいものであります。
また、今回、小摺戸保育所解体のための工事費についての補正が出されております。それに関連しまして、小摺戸保育所の用地の取り扱いについては、所有者の御理解もあり周辺整備を予定するものでありますが、町では、公園や保育所、学校等で借地の費用が年間970万円にも上るとのことであります。恒常的に賃借料を支払い続けることの町財政への影響も踏まえ、計画的な用地買い上げなど公共用地の取り扱いについて、方向性を示されたいのであります。
次に、議案第37号 入善町の職員の給与の臨時的特例に関する条例の制定についてであります。
これについては、地方の固有財源である交付税を給与削減のために用いることは、地方分権の流れに反することであり、今回の国の方針に疑念を抱くものであります。町にとっては苦渋の
選択であったものと思われますが、町長をはじめ職員一同の結束が失われることなく、今後とも、よりよいまちづくりに専念いただけることを願うものであります。
その他、今回の付託案件ではございませんが、先日、保育料の算定誤りが見つかり、保護者や町民の信頼を損なうという事案がありました。現在、全容を解明中であるということで、今後、誤りの全容や再発防止策について説明があるものと思いますが、今後の対応策については具体的なものを示し、失われた信頼の回復に全力を尽くしていただきたいものであります。
当局には、当委員会で出されました意見等を町政に生かしていただきますようお願いし、総務常任委員会の審査報告といたします。
5:
◯議長(
長田武志君) 次に、産業教育常任委員長
佐藤一仁君。
〔産業教育常任委員長
佐藤一仁君 登壇〕
6:
◯産業教育常任委員長(
佐藤一仁君) 本
定例会におきまして、産業教育常任委員会に付託された案件について、審査結果を報告いたします。
当委員会におきましては付託案件について慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の審査報告書のとおり、議案第33号 平成25年度入善町一般会計補正予算(第1号)のうち当委員会付託部分につきましては、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第35号 平成25年度入善町育英奨学資金特別会計補正予算(第1号)につきましては、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第36号 平成25年度入善町簡易水道特別会計補正予算(第1号)につきましては、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
それでは、審査の過程で出された意見を報告いたします。
まずはじめに、一般会計補正予算についてであります。
全国的に人口減少が進む中、人口増対策は大きな課題であります。他の市町村におきましてもさまざまな施策が進められております。雇用を生み出す企業立地助成や生み育てやすい環境づくりに向けた事業など、町の魅力アップにつながる施策のメニューを充実していくことが大切であると考えます。
そのような中で、今回の補正にあります民間宅地開発事業費につきましては、民間の活力を生かした人口・住宅対策事業として評価できるものであります。
今後は、農村部にも住宅開発や宅地開発が展開していくように、一層の制度の充実やその刺激策をも望むものであります。
次に、学童保育についてであります。
子どもたちのために行政が何ができるのかということを考えていく中で、今回、障害を持つ子どもを受け入れることができたということは大変すばらしいことで評価できるものであります。
今後は、学童保育と地元の公民館等が連携しながら、長期休暇中の保育の充実や学童保育の対象となっていない4年生以上の子どもたちにも、安全にそして十分に遊べるような環境をつくっていただきたいものと願うところであります。
また、新規開設予定の学童保育につきましても、地域の活力を生かし、早期に実現できるようお願いするとともに、学童保育のあり方につきまして、現在の形にとらわれることなく、入善町らしいやり方ができないものか、一度検討を要するものではないかと考えます。そして、より生み育てやすい町となることを期待するところであります。
さきにも述べましたように、若い世代、子どもを育てる世代が増えることが結果的に地域力のアップや人口増につながるものと考えます。これから順次開催されていきます町内でのまちづくり懇談会におきまして、十分に地域の声を聞き、総合的に子どもたちに配慮したまちづくりに向けて努力していただきたいものであります。
次に、企業立地推進事業費についてであります。
企業立地助成事業は、入善町の商工業振興の基本的な受け皿であります。今回、病院の町内移設に係る一連の事業につきましては、入善町商工業振興条例に準じて医療機関にもその制度を適用させて事業を行っているところであります。町内に病院ができることは大変ありがたく喜ばしいことでありますが、この事業が条例に準じて行われているところから、まず必要な条例を制定して事業を遂行していくべきであるという意見が出されたところであります。
次に、町民会館運営費及び町民生涯スポーツ推進事業費についてであります。
コスモホール自主文化事業や扇状地マラソンなど、合併60周年記念として行われる事業につきましては、当初予算で既に予算化されているものであります。今回補正を行うことの必要性をしっかりと町民の皆様に周知し、より喜んでいただける充実した事業にしていただきたいものと強く願うところであります。
以上、当局には、当委員会で出されました意見等を町政に生かしていただきますようお願いし、産業教育常任委員会の審査報告といたします。
7:
◯議長(
長田武志君) 以上をもって、それぞれの常任委員長の審査報告を終わります。
(討 論)
8:
◯議長(
長田武志君) これより討論を行います。
上程された案件全てまとめて御意見があれば承ります。
8番
松田俊弘君。
〔8番
松田俊弘君 登壇〕
9: ◯8番(
松田俊弘君) 私は、日本共産党を代表し、議案第33号 平成25年度入善町一般会計補正予算(第1号)、議案第36号 平成25年度入善町下水道特別会計補正予算(第1号)、議案第37号 入善町職員給与の臨時特例に関する条例の制定についての議案3件には反対であり、その他の議案には賛成するものであります。
3件の議案の反対理由は、職員給与を引き下げることにあります。今回の給与削減は政府が東日本大震災のためとして、国家公務員給与を7.8%引き下げたことを理由に、地方もこれに従えと一方的に地方交付税を削減したことに起因するものです。
全国知事会の会長、山田啓二京都府知事は、「地方の給与を削減する場合、削減分は地域のために使わないといけない。国の財政再建に充てるのは、まさに国の搾取ではないか」と述べ、政府を批判しているのは当然であります。
町は、行財政改革だとして、この10年間で正規職員の数を74人も削減してきました。さらに国は、地域主権改革といって権限移譲を進め、事務が増加しています。この2年間だけでも実に29もの事務事業が町に移されました。職員にそれだけ負担がかかってきているということです。それなのに町は、政府の圧力に屈して、生活給である職員給与を引き下げることは認めるわけにはいきません。
そもそも地方公務員の給与をどうするかは、地方自治体の権限であります。政府が地方交付税を人質に給与削減を迫ることなどは、地方自治を侵害するものであり、絶対に許してはならないことです。
ところで、一般会計補正予算では、丸川病院が町内で新築されることに関して、町が支援するための予算が計上されています。今回の支援に対しては何ら異存はありません。しかし、町が病院を支援するための新しい助成制度を要綱で定めるのは問題です。町が新たに定める(仮称)地域医療体制整備事業補助金という要綱の内容は、用地取得への助成金を限度額1億円として取得費の5%とする。固定資産税相当額を上限年額500万円として3年間助成するというものであります。この内容は、企業誘致する際などの支援制度を定めた入善町商工振興条例にほぼ匹敵するものであります。これだけの内容の助成制度を単なる要綱で定めようとする町の姿勢は理解できません。(仮称)地域医療体制整備事業補助金という新しい助成制度は、要綱ではなく議会の議決を必要とする条例で対応すべきであります。
以上、討論といたします。
10:
◯議長(
長田武志君) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
11:
◯議長(
長田武志君) 意見が尽きたものと認めます。よって、討論はこれにて終結いたします。
(採 決)
12:
◯議長(
長田武志君) これより採決をいたします。
まず、議案第33号 平成25年度入善町一般会計補正予算(第1号)について、それぞれの常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
13:
◯議長(
長田武志君) 起立多数であります。よって、議案第33号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第34号 平成25年度入善町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)ないし議案第35号 平成25年度入善町育英奨学資金特別会計補正予算(第1号)までの議案2件について一括して採決いたします。
これらの議案について、それぞれの常任委員長の審査報告は可決であります。
よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
14:
◯議長(
長田武志君) 起立全員であります。よって、議案第34号ないし議案第35号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第36号 平成25度入善町下水道特別会計補正予算(第1号)について、産業教育常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
15:
◯議長(
長田武志君) 起立多数であります。よって、議案第36号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第37号 入善町の職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について、総務常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
16:
◯議長(
長田武志君) 起立多数であります。よって、議案第37号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第38号 入善町税条例の一部改正について、ないし議案第41号 入善町後期高齢者医療に関する条例の一部改正についてまでの議案4件について一括して採決いたします。
総務常任委員長の審査報告は可決であります。よって、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
17:
◯議長(
長田武志君) 起立全員であります。よって、議案第38号ないし議案第41号は委員長報告のとおり可決されました。
─────────────────────────
議案第46号ないし議案第48号
18:
◯議長(
長田武志君) 次に、日程第2 議案第46号 平成25年度入善町一般会計補正予算(第2号)ないし議案第48号 入善町長等の給料の特例に関する条例の制定について、までの議案3件を議題といたします。
(提案理由の説明)
19:
◯議長(
長田武志君) ただいま上程した案件について、提案理由の説明を求めます。
米澤町長。
〔町長
米澤政明君 登壇〕
20:
◯町長(
米澤政明君) 提案理由の説明に入ります前に、町民及び保護者の皆様に多大なる御迷惑と御心配をおかけしております保育料算定誤りについて、調査を終えましたので、その結果を報告させていただきます。
まず、平成20年度から24年度までの5年間において、過大徴収であった保育料が156件、695万3,400円で、過少徴収であったものが41件、251万3,600円でありました。
今後の対応といたしましては、今月中に保育料の過大または過少徴収をいたしました保護者の皆様のもとへ職員が直接出向き、おわびと御説明などしてまいります。
今回の重大な事務的ミスによる事案を発生させ、町民の皆様からの信頼を失墜させた責任は私にあると考えており、改めて保護者や町民の皆様へ深くおわびを申し上げます。
今後は、チェック体制の再構築など再発防止策に万全を期すとともに、職員一丸となって、町民の皆様の信頼回復を図るべく全力を尽くしてまいります。
なお、今回の事案におきまして、行政執行の最高責任者として、我が身の責任の取り方を明らかにすることで、保護者や町民の皆様へのおわびとしたいと存じます。
その内容につきましては、私と事務を監督する副町長において、3カ月間、給料月額の10%をそれぞれ減給することとし、本日、その減給措置や保育料の還付等に係る補正予算案並びに特別職給与条例の一部改正案などを提案させていただきたいと思います。
それでは各議案の説明に入ってまいります。
まず、議案第46号 平成25年度入善町一般会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。
今回の補正予算には、今ほど報告いたしました保育料算定誤りによる過大徴収であった保育料に対します還付金695万4,000円の計上のほか、この事案における引責として、私と副町長の給料の減額、加えて一般職と同様に国の地方交付税減額の方針に鑑み、特別職の給料について減額を行うこととし、あわせて特別職の給与費108万9,000円の減額を計上しております。
歳入につきましては、繰越金を計上しております。これにより、一般会計については、既定の予算額に586万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ、107億8,850万8,000円としたところであります。
以上、補正予算関係議案について御説明申し上げましたが、御審議のほどよろしくお願いいたします。
続きまして、議案第47号 入善町長等の給料その他の給与及び旅費支給条例の一部改正について御説明申し上げます。
内容につきましては、今回の保育料算定誤りによる町民の皆様からの信頼の失墜、また、職員を管理監督する任にある者といたしまして、責任の重大さを痛感し、私と副町長の給料について、来月7月からそれぞれその10分の1を3カ月間減額するための改正を行うものであります。
次に、議案第48号 入善町長等の給料の特例に関する条例の制定について御説明申し上げます。
この条例は、国の緊急防災・減災事業の財源を確保するための地方交付税減額の方針に鑑み、特別職等の給料を減額する臨時的な特例を設けるために制定するものであります。
特例の内容につきましては、給料の一時的な減額率などを規定するものであり、私と副町長、教育長の給料について、一律3%の減額を行うものであります。この減額率は、本6月
定例会初日に上程させていただきました一般職員の臨時特例条例で規定する減額率に準じ、給料分としてマイナス1.8%、管理職手当相当分としてマイナス1.2%、合わせて3.0%としたものであります。
なお、特例期間につきましても、一般職員と同じく、来月7月1日から来年3月31日までの9カ月間としております。
以上、議員各位の御理解を賜りますことをお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
21:
◯議長(
長田武志君) ここで暫時休憩いたします。全員委員会室へ御参集ください。
午後 2時00分 休憩
─────────────────────────
午後 2時19分 再開
22:
◯議長(
長田武志君) 休憩前に引き続き開議いたします。
その前に、先ほど産業教育常任委員長の報告の中に1点誤りがありましたので、訂正をお願いしたいと思います。
議案第36号 平成25年度入善町簡易水道特別会計と言いましたのを、入善町下水道特別会計補正予算(第1号)に訂正させていただきますので、よろしくお願いいたします。
(質 疑)
23:
◯議長(
長田武志君) それでは、議案第46号ないし議案第48号について、質疑があれば承ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
24:
◯議長(
長田武志君) 質疑がないものと認めます。よって、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま上程された議案は、入善町議会会議規則第38条第3項の規定により、常任委員会への審査付託を省略し、直ちに討論、採決の運びといたしたいが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
25:
◯議長(
長田武志君) 御異議なしと認めます。よって、議案第46号ないし議案第48号は、直ちに討論、採決することに決定いたしました。
(討 論)
26:
◯議長(
長田武志君) これより討論を行います。
一括して御意見があれば承ります。
14番 九里郁子君。
〔14番 九里郁子君 登壇〕
27: ◯14番(九里郁子君) 私は日本共産党を代表し、議案第46号 平成25年度入善町一般会計補正予算(第2号)、議案第47号 入善町長等の給料その他の給与及び旅費支給条例の一部改正について、議案第48号 入善町長等の給料の特例に関する条例の制定についての議案3件は賛成するものであります。しかしこの3議案ともに重要な意味合いがありますので、若干の意見を述べます。
議案第46号の補正は、過去の保育料算定の誤りによって生じた過大徴収分の返還金が主なものであります。今回の保育料算定の誤りは、町当局への町民の信頼を失墜することになりかねない重大な問題であります。担当課の問題だとか、職員個人の問題だなどと考えるのではなく、町長、副町長以下、全てが自分のこととして真剣に受けとめ、全職員が肝に銘じておいていただきたい。そうすることが、二度とこのような事件を起こさない最大の保障だと思います。
額が確定した段階で、余分に徴収した保育料を速やかに返還するのは当然であります。幹部職員が各御家庭を訪問し謝罪するとのことでありますが、各自が自らが役場を代表して伺うのだということを自覚し、丁重に誠意をもって対応していただきたい。
議案第47号は、今回の保育料算定の誤りに対して、町長、副町長がその責任をとるとして、それぞれ給与を10分の1ずつ、7月から9月まで減額するというものであります。自らを処分するというこの措置は当然でありますが、これで事が済んだと考えてもらっては困ります。町民はしっかりと見ています。今後は、役場の事務事業全体が緊張感を持って取り組んでいく新たな出発点とすることであります。
議案第48号は、町長、副町長、教育長の3人の特別職の給与を3%減額するための条例改正であります。
今回の改正は、職員の給与削減に準じた措置のようでありますが、職員にだけ痛みを押しつけるわけにはいかないと思ってのことであれば、なぜこの議案を職員の給与削減案と同時に提出しなかったのか、なぜ最終日の追加提案なのか理解に苦しむものであります。心して対応していただきたいと思います。
以上、討論を終わります。
28:
◯議長(
長田武志君) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
29:
◯議長(
長田武志君) 意見が尽きたものと認めます。よって、討論はこれにて終結いたしました。
(採 決)
30:
◯議長(
長田武志君) これより採決をいたします。
まず、議案第46号 平成25年度入善町一般会計補正予算(第2号)について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
31:
◯議長(
長田武志君) 起立多数であります。よって、議案第46号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第47号 入善町長等の給料その他の給与及び旅費支給条例の一部改正について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
32:
◯議長(
長田武志君) 起立多数であります。よって、議案第47号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第48号 入善町長等の給料の特例に関する条例の制定について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
33:
◯議長(
長田武志君) 起立全員であります。よって、議案第48号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
議会運営委員会及び各常任委員会の閉会中継続審査について
34:
◯議長(
長田武志君) 次に、日程第3 議会運営委員会及び各常任委員会の閉会中継続審査についてを議題といたします。
議会運営委員長及び各常任委員長から、入善町議会会議規則第74条の規定により、お手元に配付の
一覧表のとおり閉会中の継続審査の申し出がありました。この申出書のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
35:
◯議長(
長田武志君) 御異議なしと認めます。よって、申出書のとおり決定いたしました。
─────────────────────────
36:
◯議長(
長田武志君) 以上で本日の日程は全て終了し、本
定例会に付議された議案は全て議了いたしました。
さて、今
定例会を閉会するに当たり一言所感を述べたいと思います。
今6月
定例会では、6名の議員が一般質問に立ち、環境、子育て支援、並行在来線、企業誘致、保育料問題など住民の生活に密着した町政への質問が行われたところであります。
特に、保育料の算定誤りに関しては、行政の根幹にかかわることであり、組織の体制や職員の育成にも質問が及んだところであります。
言うまでもなく、政治そして行政においては住民との信頼関係が最も重要であり基本であります。その点において、今回の保育料算定誤りは、その住民との信頼関係を大きく損なうものであり、まことに残念な結果であると思っております。
特に、公平の原則に照らし、一つ一つ当たり前のことを当たり前に行うことこそが信頼と安心感につながるものであり、その積み重ねの大切さを改めて問い直すこととなったものであります。
このような逆風において、住民の皆さんとの信頼を回復することは決して容易ではありません。これまで以上に、問い合わせや苦情を含め、住民の皆さんの声とその向こうにある思いをしっかりと真摯に受けとめ、想像力を働かせながら誠意ある対応が必要であろうと思っております。
帆船は、逆風であっても帆を操ることによって前に進むことができると言います。
どうか町長には、このような状況にあっても、帆となる職員と心構えの向きをしっかりとそろえ、さらに一歩前進した町政運営と信頼回復に全力を挙げて取り組んでいただくことを望むところであります。
以上、閉会に当たっての所感を述べさせていただきました。
ここで、町長が
発言を求めておられますので、
発言を許可いたします。
〔町長
米澤政明君 登壇〕
37:
◯町長(
米澤政明君) 6月議会
定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今ほどは、6月議会
定例会に提案いたしました案件に御賛同をいただき、議員各位に厚くお礼申し上げますとともに、皆様からいただきました御意見や御提言等を今後の町政執行に生かしてまいりたいと考えております。
特に保育料算定誤りについて、行政と町民の皆さんとの信頼関係を大きく損なうとの長田議長さんのお言葉をお聞きし、改めて猛省する次第であります。
今後は、この事案を厳粛に受けとめ、公金取り扱い業務を重点的に、組織的な再発防止策を講じるとともに、職員の資質向上や入善町職員として誇りを持って仕事に取り組んでいく組織風土の再構築など、失った町民の皆様の信頼回復に努めてまいる所存でありますので、議員各位の御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
結びになりますが、昨日の北陸地方の梅雨入り宣言に続き、国土交通省から、本日早朝、出し平ダムと宇奈月ダムの連携排砂の実施態勢に入ったとの連絡を受けました。現在、黒東合口用水をはじめ町内の河川が断水しております。
議員並びに町民の皆様には、火の取り扱いに十分注意いただきますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
─────────────────────────
閉 会 の 宣 告
38:
◯議長(
長田武志君) 以上をもちまして、6月4日から開会した第21回入善町議会6月
定例会を閉会いたします。
議員並びに当局には大変お疲れさまでございました。
午後 2時33分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
平成25年6月19日
入善町議会議長 長 田 武 志
入善町議会副議長 中 瀬 範 幸
会議録署名議員 松 澤 孝 浩
会議録署名議員 松 田 俊 弘
発言が指定されていません。 © Nyuzen Town Assembly. All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...