富山市議会 2020-03-08
令和2年3月定例会 (第8日目) 本文
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───◇ ◇ ◇───
開 議
午前10時 開議
◯ 議長(舎川 智也君)
ただいまから、本日の会議を開き
ます。
議事日程は、お手元に配付のとおりであり
ます。
───◇ ◇ ◇───
議員提出議案第8号
2
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、日程第1
議員提出議案第8号 木下章広君に対する
議員辞職勧告決議を議題といたし
ます。
提案理由説明・質疑・討論・採決
3
◯ 議長(舎川 智也君)
金谷 幸則君から、
提案理由の説明を求め
ます。
〔3番 金谷 幸則君 登壇〕
4 ◯ 3番(金谷 幸則君)
ただいま議題となっており
ます議員提出議案第8号 木下章広君に対する
議員辞職勧告決議につき
まして、
提案理由説明を行い
ます。
そもそも、議員の出処進退は自ら決するべきものであるという原則は十分承知
しており
ますが、3度も提出を
することになったのは残念でなり
ません。
昨年、木下 章広君は、略式命令に対し罰金10万円を納め、自らの犯罪行為を認めたにもかかわらず、いまだ議員の職にとどまり続けている。このことにより、被害を受けた者の尊厳を傷つけている上に、富山市民をも辱め続けていることを理解
しているのでしょうか。
しかも、今定例会において、本会議場で一言の反省も口に
することなく、
一般質問を行い
ました。基本的に、議員が
一般質問を行うのは議員として大事な権利だと認識は
しており
ますけれども、議員としての権利は、個人が人として得られる権利とは性質が異なるものと考え
ます。
議員とは、選挙で市民の負託を得ることで議員としての仕事ができるものです。しかし、木下君の場合は、事件発覚直後から市民の負託を根底から揺るがしている上に、犯罪者であることが確定
したことは市民からの信頼に背き、負託を失うことにもつながると考え
ます。ゆえに、議員としての権利を失っているに等しいというふうに考え
ます。
そもそも、同僚議員と認めていない者が辞職を求める議会の総意を無視
し続けて、
一般質問という議員としての権利のみを身勝手に行使
することは断じて許せるものではあり
ません。
議員という地位や権限に責任が伴うことはごくごく当たり前のことです。さらに、そうした責任を果たすことが議員としての職責だと考え
ます。
職責を全う
するという意味には、しっかりと仕事をこなし問題なく進めていく、それに、責任を取るという意味合いもあり
ます。木下君にその自覚があるのか甚だ疑問である上に、自身の議員としての存在が
富山市政発展の重大な障壁となっていることを認識
し、直ちに職責を全う
していただきたい。
議員としての自覚が少しでもあるのであれば、速やかに辞職
することのみであり
ます。もう一度言い
ます。速やかに辞職
することのみであり
ます。
以上のことから、木下 章広君には、事の重大さを理解
し、速やかに
富山市議会議員の職を辞することを求め、
提案理由といたし
ます。
5
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、
議員提出議案第8号の質疑に入り
ますが、通告があり
ませんので、質疑なしと認め
ます。
以上で、議案の質疑は終結いたし
ました。
お諮りいたし
ます。ただいま議題となっており
ます本案件につき
ましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思い
ます。これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
6
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、そのように決定いたし
ました。
これより、
議員提出議案第8号の討論に入り
ますが、通告があり
ませんので、討論なしと認め
ます。
以上で、討論は終結いたし
ました。
これより、
議員提出議案第8号を起立により採決いたし
ます。
本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求め
ます。
〔
賛成者起立〕
7
◯ 議長(舎川 智也君)
起立全員であり
ます。よって、本案件は原案のとおり可決
され
ました。
───◇ ◇ ◇───
議案第1号から議案第54号まで
8
◯ 議長(舎川 智也君)
次に、日程第2 議案第1号から議案第54号までを一括議題といたし
ます。
ただいま議題となり
ました各案件につき
ましては、各
常任委員長から
委員会審査報告書が提出
されており、その審査結果はお手元に配付のとおりであり
ます。
委員長報告・質疑・討論・採決
9
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、各
常任委員長の報告を求め
ます。
まず、
総務文教委員長 高道 秋彦君。
〔
総務文教委員長 高道 秋彦君 登壇〕
10
◯ 総務文教委員長(高道 秋彦君)
総務文教委員会に付託
され
ました各案件の審査結果につき
まして御報告いたし
ます。
当委員会に付託
され
ました
条例案件6件、その他の案件1件の審査結果につき
ましては、お手元に配付
してあり
ます委員会審査結果のとおり、それぞれ
原案可決すべきものと決し
ました。
以上、
総務文教委員会の
委員長報告といたし
ます。
11
◯ 議長(舎川 智也君)
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入り
ます。
質疑はあり
ませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
12
◯ 議長(舎川 智也君)
質疑なしと認め
ます。
次に、
厚生委員長 高田 真里君。
〔
厚生委員長 高田 真里君 登壇〕
13
◯ 厚生委員長(高田 真里君)
厚生委員会に付託
され
ました各案件の審査結果につき
まして御報告いたし
ます。
当委員会に付託
され
ました
条例案件13件、その他の案件2件の審査結果につき
ましては、お手元に配付
してあり
ます委員会審査結果のとおり、それぞれ
原案可決すべきものと決し
ました。
以下、審査の概要を申し上げ
ます。
議案第39号 富山市
附属機関設置条例及び富山市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正
する条例制定の件について申し上げ
ます。
委員から、
富山市民病院と
富山まちなか病院は、
病院事業としては一体であると認識
しているが、
医療事故調査委員会を
病院ごとに設置
する理由は何かとの質問があり
ました。
これに対し当局から、
医療事故の検証、再発防止のために設置
する医療事故調査委員会は、医療法の規定により、
医療事故を調査
する機関は
病院ごとに設置
することと
されているため、
富山市民病院と
富山まちなか病院のそれぞれに設置
するものですとの答弁があり
ました。
以上、
厚生委員会の
委員長報告といたし
ます。
14
◯ 議長(舎川 智也君)
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入り
ます。
質疑はあり
ませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
15
◯ 議長(舎川 智也君)
質疑なしと認め
ます。
次に、
経済環境委員長 江西 照康君。
〔
経済環境委員長 江西 照康君 登壇〕
16
◯ 経済環境委員長(江西 照康君)
経済環境委員会に付託
され
ました各案件の審査結果につき
まして御報告いたし
ます。
当委員会に付託
され
ました
条例案件5件、その他の案件1件の審査結果につき
ましては、お手元に配付
してあり
ます委員会審査結果のとおり、それぞれ
原案可決すべきものと決し
ました。
以下、付託案件以外の事柄について御報告申し上げ
ます。
委員から、
新型コロナウイルス感染症対策による小学校等の臨時休校により、学校給食に牛乳を出荷
している市内の酪農家への影響が懸念
されるが、
農林水産部として状況を把握
しているのかとの質問があり
ました。
これに対し当局から、市内の酪農家は
北陸酪農業協同組合連合会を通して生乳を
乳業メーカーへ販売
されており
ます。学校給食に牛乳を納入
している
乳業メーカーから直接酪農家に対して、出荷制限、出荷停止を要請
されることはないと聞いており
ます。また、同連合会と酪農家の間で原乳の販売価格が定められていることから、現在のところ、酪農家に大きな負担が生じることはないと聞いており
ますとの答弁があり
ました。
以上、
経済環境委員会の
委員長報告といたし
ます。
17
◯ 議長(舎川 智也君)
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入り
ます。
質疑はあり
ませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
18
◯ 議長(舎川 智也君)
質疑なしと認め
ます。
次に、
建設委員長 押田 大祐君。
〔
建設委員長 押田 大祐君 登壇〕
19
◯ 建設委員長(押田 大祐君)
建設委員会に付託
され
ました各案件の審査結果につき
まして御報告いたし
ます。
当委員会に付託
され
ました
条例案件4件、その他の案件1件の審査結果につき
ましては、お手元に配付
してあり
ます委員会審査結果のとおり、それぞれ
原案可決すべきものと決し
ました。
以上、
建設委員会の
委員長報告といたし
ます。
20
◯ 議長(舎川 智也君)
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入り
ます。
質疑はあり
ませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
21
◯ 議長(舎川 智也君)
質疑なしと認め
ます。
次に、
予算決算委員長 柞山 数男君。
〔
予算決算委員長 柞山 数男君 登壇〕
22
◯ 予算決算委員長(柞山 数男君)
予算決算委員会の審査の経過及び結果について御報告いたし
ます。
初めに、開催の経過について申し上げ
ます。
まず、3月12日に前期全体会を開催
し、当委員会に付託
され
ました議案を所管の各分科会へ送付いたし
ました。
3月16日から19日までの4日間にかけて、
経済環境分科会、
厚生分科会、
建設分科会、
総務文教分科会の順に分科会を開催
し、議案の審査を行い
ました。そして3月23日に後期全体会を開催
し、各分科会長からの報告、これに対する質疑、採決を行ったものであり
ます。
次に、審査結果について申し上げ
ます。
当委員会に付託
され
ました予算案件21件の審査結果につき
ましては、お手元に配付
してあり
ます委員会審査結果のとおり、それぞれ
原案可決すべきものと決し
ました。
以上、
予算決算委員会の
委員長報告といたし
ます。
23
◯ 議長(舎川 智也君)
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入り
ます。
質疑はあり
ませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
24
◯ 議長(舎川 智也君)
質疑なしと認め
ます。
以上で、質疑は終結いたし
ました。
これより、議案第1号から議案第54号まで、以上54件を一括
して討論に入り
ます。
討論の通告があり
ますので、発言を許し
ます。
32番 赤星 ゆかり君。
〔32番 赤星 ゆかり君 登壇〕
25 ◯ 32番(赤星 ゆかり君)
おはようござい
ます。日本共産党の赤星 ゆかりです。
ただいま議題となっており
ます議案第1号 令和2年度富山市
一般会計予算について、
日本共産党の反対討論を行い
ます。
令和2年度予算は、森市長にとっての政策的な予算の最後の年度となり
ます。本年3月21日には、市民の100年の夢と言われた南北一体的な
まちづくり、
路面電車南北接続が完了
し、南北で1つにつながった新しい
まちづくりの
ネクストステージへと踏み出す予算です。
2002年2月から今日まで、数々の大きな事業や貴重な施策を成し遂げられてきた森市長には敬意を表し
ます。
これまで意見が違うことも多々あり
ましたが、学童保育の充実や
こども医療費助成の拡充、
小・中学校エアコン設置など、私たちが繰り返し提案
したり問題提起
したものについてもしっかりと受け止めてくださり、実現
されたものもたくさんあり
ます。
新年度予算には
精神障害者の
医療費助成が新規に盛り込まれるなど、前進面、積極面は評価
しつつ、市政の柱と
されてきた
コンパクトシティ政策の総
仕上げ予算として、
ネクストステージへの課題を市民の皆さん、議会と当局の皆さんと共に考えたい、こういう問題意識で討論
したいと思い
ます。
初めに、
コンパクトシティ政策の中でも、人口比で全国一多い市街地再
開発事業です。
中央通りD北地区市街地再
開発事業は、平成30年度に1億円、平成31年度当初予算で7億9,000万円計上
され
ましたが、事業の遅れから、この3月補正で6億800万円減額
され、新年度の1億6,000万円を入れた合計で4億4,200万円となり
ます。
再
開発ビル内に整備予定のアイススケートリンクは、一昨年12月の新聞では2021年、つまり来年秋に開業と報道
され、本年度当初予算では竣工が令和4年9月予定となっていたのが、来年度予算では令和6年と2年遅れになってい
ます。
60億円を超える補助金が出され、昨年4月に完成
した総曲輪三丁目
地区市街地再
開発事業の1階の店舗が先頃決まったそうですが、2、3階の
商業エリアの開業も遅れているのが現状です。
中央通りD北地区の再開発で建設
される予定の25階
建て高層マンションがまた立山連峰を遮り、富山の大きな空がどんどん塞がれていき
ます。
再
開発ビルの上に
高層分譲マンションを載せるのは、床を売却
した資金と補助金とを合わせて莫大な事業費をペイ
する仕組みになっているからです。
今から4年後に完成予定の新たな巨大な再
開発ビルが、今の計画で本当に将来世代に持続可能なものとなるのでしょうか。
固定資産税が入ってくるからいいというものではあり
ません。私たちにはこの予算を責任を持って議決
するに足る十分な情報があり
ません。これまでの市街地再
開発事業の成果と課題を検証
する時期に来ていると思い
ます。
まちなか居住推進事業費は、
分譲マンションを買う市民向けの補助と
マンションを建てる
事業者向けの
共同住宅建設費補助もあり
ます。戸建て向けもあり
ます。しかし、体力のある
大手事業者には税金で補助
しなくてもよいではあり
ませんか。
まちなか居住推進事業費は、来年度5,425万円、平成17年度から15年間で合計8億6,200万円余り、
公共交通沿線居住推進事業費は、来年度1億6,068万円、平成19年度から13年間で約12億9,000万円が、
中心市街地や公共交通の便利な地域に、住宅の建設や購入の誘導に税金が使われてき
ました。こうした
居住誘導策はいつまで続けるのでしょうか。
合併15年、特に旧町村はどうなったのかの検証に、森市長のいらっしゃる間にぜひ着手を
していただきたいと思い
ます。
細入地域のデイサービスの廃止には賛成でき
ません。まちなかや
公共交通沿線以外のところでも、郊外や中山間地でも安心
して暮らし続けられるための対策に、もっともっと知恵も予算も出してほしいと思い
ます。
そして、
中心市街地活性化施策の1つとしてのフラワーハンギングバスケット──先日、東京から来た人に水やりはどう
しているのかと聞かれ
ました。皆さんもこれを手入れ
している業者さんの様子を御覧になったことがおありでしょう。高いところに取り付けられているため、水やりは、トラックの荷台にタンクを積んで、荷台に上がって、長い柄のついたシャワーでずっと上のほうから水をかけては、地上に降りて、トラックを前に移動
して、また荷台に上がって、これを繰り返す。枯れた花摘みもトラックの荷台からはしごを水平に渡して、その上をヘルメットをかぶった業者さんがはいつくばって一つ一つ花摘みを
している。
まちが花と緑できれいに爽やかになることには誰も反対はいたし
ませんが、このやり方がベストなのか、再考が必要ではないですかと申し上げているのです。
ある花と緑のイベントでのアンケートで、海外の街に来ているようで評判がいいというような御意見があったようですけれども、人々はどこかで見たような海外の街のような富山に来たいのでしょうか、それとも富山にしかない富山らしいまちを訪れたいのでしょうか。
今、あちこちでハクモクレン、スイセンなどがきれいに咲いてい
ます。早春、桜の前に柔らかな薄緑の柳の葉が芽を出し
ます。風にそよぐ柳と桜との美しさ、まちなかには桜並木、街路樹、公園、市役所の庭や花壇、四季折々の美しい花や、紅葉や、実のなる木々もたくさんあり
ます。
ハンギングバスケットももちろんきれいですが、同アンケートには、管理費用がかかり過ぎているという御意見もあったそうです。
このフラワーハンギングバスケットは、平成19年度から今年度までの総額約6億3,000万円以上、今年度も292か所で6,311万円、1か所当たり約21万6,000円、来年度は富山駅北工事の関係で40か所減の252か所ですが、1か所当たり3万円以上上がって約24万8,000円、総額で6,270万円かけられ
ます。
何よりも、この高い事業費には、多くの市民の理解は得られていないのではないでしょうか。
まちを花で潤すのなら、市民や事業者の皆さんが安全に、気軽に、快く協力、参画できる市民協働の方法を、
ネクストステージへ向けて研究
していただきたいと思い
ます。
次に、行政改革の定員適正化計画で、職員削減はもう見直しをと訴えてまいり
ました。必要なところに必要な人員を配置
して、増員の方向に切り替わったことを歓迎
します。また、就職氷河期世代の支援として職員を募集
することも大歓迎です。
ですが、学校給食の単独校調理業務民間委託の拡大には反対です。
新年度から委託予定の小学校を昨年視察
してき
ました。熟練の調理員さんが、少ない人数でてきぱき効率よく給食を作り、配膳
し、お代わりを子どもたちの教室に直接届けて回り、子どもたちの喜ぶ様子、食べ具合を直接確かめて、また調理に生かす。今まで築かれてきた、こういうとてもよい関係が、民間委託
したらもっとよくなるという要素は見つかり
ませんでした。
調理を民間委託
した場合、栄養士または栄養職員が直接指示
すると労働者派遣法違反の偽装請負になるので、一緒に調理
したりはできなくなり
ます。その分、本職の食育に専念できるとの御意見があり
ますが、栄養教諭または栄養職員の未配置校は、小学校65校中18校、中学校26校中19校あり、未配置校では給食の経理を先生、教員が
しておられ、教員多忙化解消のためにも全ての学校に栄養教諭または栄養職員を配置できるよう市としても県と共に努力を
していただいて、豊かな食育王国の富山市に
していこうではあり
ませんか。
最後になり
ますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、来年度は予断を許さない状況です。市民の命と健康最優先、市民の暮らしとなりわいを守るために、議会は党派、会派を超えて、議会と当局は立場を超えて、しっかりと協力
し合ってまいり
ましょう。
そのことを訴えかけ
まして、討論を終わり
ます。
26
◯ 議長(舎川 智也君)
2番 松井 邦人君。
〔2番 松井 邦人君 登壇〕
27 ◯ 2番(松井 邦人君)
ただいま議題となってい
ます議案第1号 令和2年度富山市
一般会計予算につき
まして、自由民主党より賛成討論を行い
ます。
まず、学校給食調理業務の民間委託に関しては、少子化の影響で児童・生徒数が減少
し、学校給食も縮小傾向にある中では、給食調理業務と人員のバランスが崩れ、将来世代への負担となるおそれがあり
ます。そのためには、直営校による調理業務の継続性の観点や調理技術の継承、年齢構成などを考慮
した上で民間委託を行い、計画的に職員配置を考えていくことが重要です。
平成25年度から民間委託を導入
し、令和元年度までに22校で実施
してい
ますが、直営校と変わらぬ安全な学校給食を提供
してい
ます。
また、民間委託を導入
したことにより、栄養教諭による食育に関する授業時間や個別指導の実施回数が増えたという効果も出てい
ます。
そもそも、学校給食の民間委託を進める主たる目的は、将来に向けた職員の適正配置という観点からの施策であると理解
してい
ます。
次に、
中央通りD北地区市街地再
開発事業とまちなか居住推進事業、
公共交通沿線居住推進事業については、本市が一貫
して進めてきた公共交通を軸と
した拠点集中型のコンパクトな
まちづくりが呼び水となり、
固定資産税や都市計画税の税収に反映
し、中山間地における単独事業のための財源が確保
されるなど、税の還流という意味からも引き続き推進
すべき事業です。
しかも、市街地再
開発事業は、都市再開発法に基づき、防災上危険な老朽木造建築物などが密集
している地区において、敷地の統合や不燃化
された共同建築物の整備などを行うことで、安全で快適な都市環境の創造を図ることを目的と
している事業です。
最後に、花でつなぐフラワーリング事業は、富山駅から
中心市街地までの区域に空間を演出
するフラワーハンギングバスケットを設置
するものです。
市民や観光客からは、「とてもきれいで心が和む」や「海外の街に来ているようですてき」などと好評を得てい
ます。
さらに、平成28年に開催
されたG7富山環境大臣会合で訪れた多くの海外の方々からも、富山市は花であふれた美しく上質なまちだとの評価も頂いてい
ます。
少子・超高齢社会や北陸新幹線開業5年を迎え、本市の関係人口や交流人口の拡大、定住人口の増加を促進
させ、私たちが郷土に愛着と誇りを持てるようになるためには、県外の人々から認識
され、かつ他都市との比較において選択
される都市になる必要があり
ます。
本年3月21日には、富山市民100年の夢である路面電車の南北接続事業が完成
し、南北市街地の一体化が実現
しました。
今後は、こうしたハード面の整備だけでなく、このフラワーリング事業のように、富山を訪れた人々や市民に花と緑で潤いのある景観を路面電車から見てもらうことや、本市が推進
する「とほ活」などを楽しんでもらえるなど、ソフト面に配慮
した
まちづくりに取り組むことにより市民生活の質の向上につながるものと考えてい
ます。
そう
することで本市の認知度とイメージを高めることができ、全国の人々から選ばれるまちの実現につながると考え
ます。
以上のことから、令和2年度富山市
一般会計予算については、持続可能で、将来世代に対して責任の持てる
まちづくりを目指す観点からも適切であるということを申し上げ、自由民主党の賛成討論といたし
ます。
28
◯ 議長(舎川 智也君)
以上で、討論は終結いたし
ました。
これより、議案第1号を起立により採決いたし
ます。
本案件に対する
委員長報告は
原案可決であり
ます。
本案件は
委員長報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求め
ます。
〔
賛成者起立〕
29
◯ 議長(舎川 智也君)
起立多数であり
ます。よって、本案件は
委員長報告どおり
原案可決され
ました。
次に、議案第2号から議案第54号まで、以上53件を一括
して採決いたし
ます。
各案件に対する
委員長報告は
原案可決であり
ます。
各案件は
委員長報告どおり決することに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
30
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、各案件は
委員長報告どおり
原案可決され
ました。
───◇ ◇ ◇───
令和元年分請願第5号
31
◯ 議長(舎川 智也君)
次に、日程第3 令和元年分請願第5号を議題といたし
ます。
ただいま議題となっており
ます本請願につき
ましては、議会運営委員長から請願審査報告書が提出
されており、その審査結果はお手元に配付のとおりであり
ます。
委員長報告・質疑・討論・採決
32
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、議会運営委員長の報告を求め
ます。
議会運営委員長 金厚 有豊君。
〔議会運営委員長 金厚 有豊君 登壇〕
33 ◯ 議会運営委員長(金厚 有豊君)
議会運営委員会に付託
されており
ます令和元年分請願第5号の審査結果につき
まして御報告いたし
ます。
本請願につき
ましては、お手元に配付
してあり
ます委員会審査結果のとおり、不採択と
すべきものと決し
ました。
以下、審査の概要を申し上げ
ます。
本請願について、委員から、昨年の6月定例会で本委員会に付託
されて以後、採択に賛成
する立場であったが、結果的に、委員会としては継続審査を要するものとなっていた。したがって、今定例会ではこれ以上継続審査を続けるのではなく、採択
すべきと考えるとの意見があり
ました。
また、別の委員から、議会として議員政治倫理条例に関する研修会を開催
され、また、会派としても勉強を重ねてきた政治倫理については、今後、議会改革検討調査会で協議
することとなったが、条例の制定ということになるかどうかは今後の議論次第であり、本請願については不採択
すべきものと考えるとの意見があり
ました。
さらに、別の委員から、議員政治倫理条例の制定について、平成29年に議会改革検討調査会の検討項目として提案
していたこともあり、今後の同調査会で丁寧な議論を求めたいことから、本請願については継続審査と
されたいとの意見があり
ました。
そこでまず、継続審査について採決
した結果、賛成少数により継続審査は否決
され
ました。その後、本請願について採決
した結果、賛成少数により不採択
すべきものと決し
ました。
以上、議会運営委員会の
委員長報告といたし
ます。
34
◯ 議長(舎川 智也君)
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入り
ます。
質疑はあり
ませんか。
32番 赤星 ゆかり君。
35 ◯ 32番(赤星 ゆかり君)
委員長報告をお聞き
しましたけれども、なぜこの請願が議会運営委員会で不採択と
されたのか、その理由がいま一つよく分かり
ませんでした。不採択を主張
された委員はなぜ不採択というふうな理由だったのかよく分かり
ませんでしたので、教えていただければと思い
ます。
36
◯ 議長(舎川 智也君)
議会運営委員長 金厚 有豊君。
37 ◯ 議会運営委員長(金厚 有豊君)
今ほど赤星議員のほうから御質問があり
ましたけれども、議会運営委員会において採決を
した結果、多数で不採択ということになったものですから、そのとおりです。
個人がどうこうという問題ではなしに、委員会としての結論を出したわけですので、そのとおりでござい
ます。
38
◯ 議長(舎川 智也君)
32番 赤星 ゆかり君。
39 ◯ 32番(赤星 ゆかり君)
その多数決は目の前で見ていて知っているのですけれども、不採択を主張なさった委員の御意見、委員長が報告なさった文脈と不採択に
するべきというその結論と、その間がどうしてそうなるのかよく分からないということなのです。
40
◯ 議長(舎川 智也君)
議会運営委員長 金厚 有豊君。
41 ◯ 議会運営委員長(金厚 有豊君)
今ほど赤星議員のほうからそういう質疑があり
ましたけれども、個人個人の理由を言うのであれば、もっと勉強
してから質問
してください。
以上です。
42
◯ 議長(舎川 智也君)
32番 赤星 ゆかり君。
43 ◯ 32番(赤星 ゆかり君)
今、私に何を勉強
してから言えとおっしゃったのかさらに分からなくなり
ましたけれども、それは請願と直接関係のあることなのでしょうか。
44
◯ 議長(舎川 智也君)
今ほどの議題については、採決
されたとおりであるというふうに思い
ます。
以上で、質疑は終結いたし
ました。
これより、令和元年分請願第5号の討論に入り
ます。
討論の通告があり
ますので、発言を許し
ます。
8番 上野 蛍君。
〔8番 上野 蛍君 登壇〕
45 ◯ 8番(上野 蛍君)
令和元年分請願第5号 議員の政治倫理に関する条例制定の請願について、会派光、上野より賛成討論を行い
ます。
今請願が令和元年6月に提出を
されてから、定例会ごとに、研修だけではなく、具体的な検討へ入るべきですと採択を訴えてき
ました。
さきの各派代表者会議では、議会改革検討調査会で協議
することが決まり
ました。
研修だけではなく、一歩踏み込んだことに関しては賛同いたしたいと思い
ます。
一方、本年2月末には請願者から議長宛てに申入れ書が提出
され
ました。もう既に提出から8か月経過
してい
ます。議会として、議員として、政治倫理条例を制定
する意思があるか否かを問うているのですという言葉のとおり、今、市民からも昨年6月定例会から請願という形で条例制定を求められている。また、政務活動費の不正受給後、真っ先に政治倫理条例を提案
された会派もいらっしゃる。
この状況で、条例に限らず要綱に
してはどうかといった、条例化
するかどうかを含めて検討化
していくといったことではなく、具体性を持った条例をつくることで進んでいけばよいのではないでしょうか。
さきの定例会でも述べたとおり、思想、政治観、様々な議員がいるからこそ、議会の一部の慣習や通念にとどまるものではなく、ルールをつくる、明文化
するということは大変重要なことです。
全てに当てはまる基準となる条例をつくり出すことで、議会のモラル、倫理について市民に示すことができ、一議員の通念になってしまうことや会派間での相違、議会と市民の間での相違という認識の違いではなくなり
ます。
議員として選ばれた時点で完成形なのではなく、全てを任されたというのではなく、真摯に市民の声を受け止めて、実効性のある議会全体としての約束として市民の皆様へ示すべきです。
請願者の願意や本旨を御理解いただき、採択いただき
ますようお願い申し上げ、私の賛成討論といたし
ます。
46
◯ 議長(舎川 智也君)
32番 赤星 ゆかり君。
〔32番 赤星 ゆかり君 登壇〕
47 ◯ 32番(赤星 ゆかり君)
ただいま議題となっており
ます令和元年分請願第5号 議員の政治倫理に関する条例制定の請願について、
日本共産党として採択を求める賛成討論を行い
ます。
この請願の趣旨は、議員は市民全体の代表として選ばれた公人、また市政を託され、職務として政治を行う者として、高い倫理的責務が課せられることを条文化
することです。
昨年6月定例会に提出
され、3回も継続審査として先送り
されてき
ました。請願人のお二人からは、今年2月26日付で、継続審査の理由は調査・研究を要するとのことですが、昨年11月12日、九州大学名誉教授による研修会が実施
されただけで、何ら議会内で議論がなされてい
ません。
また、各定例会では紹介議員の木下議員の取扱いにこだわり、請願の本旨から外れ、門前払いに
されているように思い
ます。真剣に誠実に請願の趣旨に向き合っていただけないことは、憲法第16条の請願権を侵害
されていると思い
ますと議長に申入れが
されてい
ます。
既に、平穏に請願
する権利、係る請願を
したためにいかなる差別待遇も受けない、これが脅かされていると話されてい
ます。────────────────
本年2月28日の各派代表者会議において、自民会派の方から、議員の政治倫理条例については昨年11月12日に研修会を行ったが、その後何もない。これまで請願を継続審査に
してきたが、改選まであと1年、作業部会を設けて政治倫理について議論を深化
させてはどうかという趣旨の提案があり、私は思わず「おお、ようやく議論を
するのか」と期待を膨らま
せました。ただし、「条例に限らず、要綱なのか、申合せなのか」「いや、条例を否定
すべきでない」という御意見もあり
ました。その後、本年3月10日の各派代表者会議では、部会ではなく議会改革検討調査会で議論
することになり
ました。これは、市民の方々の請願の願いをようやく議会が受け止めたということなのではあり
ませんか。それなのに請願不採択とはなぜなのでしょうか。議論
することに決めたのなら、普通、採択でしょう。
請願人は、議会運営委員会で傍聴
した際、不採択の理由がよく分からなかったと言っておられ
ました。そして、先ほどの質疑で議会運営委員長に尋ねても、不採択の理由がよく分からないままです。これでは、請願人が、この請願のどこがいけなかったのか分からないままになってしまうのです。
本年2月26日の申入れの指摘を受けてから、果たして私たち議会は請願権を守ろうと何か努力を
したでしょうか。そのことが今問われているのです。
そして、定例会前に出された申入れに対して、本日、議会最終日を迎えるに当たり、議会として十分にお応えできたものになっているでしょうか。
採択こそ主権者である市民に対しての議会の責任ではあり
ませんか。
議運での不採択を受けて、また、必ずしも条例とは限らないという消極的な意見を受けて、私は市民の方々から、どうして倫理条例をつくりたくないのかとお怒りの意見を頂戴
しており
ます。
昨年11月の研修会の講師、九州大学名誉教授の斎藤 文男先生が、私たち
富山市議会議員からのたくさんの質問に後日、丁寧に回答
してください
ました。その中で、「条例を制定
していない自治体の制定
しない理由は」との問いに、「政治倫理のための立法はこの条例以外にはない」「条例不要論は理屈ではなく、政治家がおのれのフリーハンドを縛られたくないだけのことだ」。また、「資産公開について本当に汚職防止効果があるのだろうか」との質問は、「効果はある。その証拠に、政治倫理条例をつくりたがらないのは、議員が資産公開を嫌うからだ」などの厳しい御指摘があり
ます。
政務活動費の不正の発覚からもう3年半以上たち
ますが、いまだ全て解明
してい
ません。時効が10年だったら返還
するというものもあり
ます。建造物侵入で有罪確定
した議員も辞めずにい
ます。要綱とか申合せなどの程度で済み
ますか。それでは市民が許さないと思い
ます。
請願の内容の真剣な議論を3定例会も先送り
して、やっと議論に入ろうというのに不採択とはと、請願人と仲間の市民の皆さんもますます憤慨
しておられ
ます。
私は怒りを込めて、今度こそこの請願を採択
するよう訴え
ます。
以上。
48
◯ 議長(舎川 智也君)
以上で、討論は終結いたし
ました。
これより、令和元年分請願第5号 議員の政治倫理に関する条例制定の請願を起立により採決いたし
ます。
本請願に対する
委員長報告は不採択であり
ますので、原案について採決いたし
ます。
本請願は原案のとおり採択
することに賛成の諸君の起立を求め
ます。
〔
賛成者起立〕
49
◯ 議長(舎川 智也君)
起立少数であり
ます。よって、本請願は不採択と
することに決定いたし
ました。
───◇ ◇ ◇───
令和2年分陳情第2号
50
◯ 議長(舎川 智也君)
次に、日程第4 令和2年分陳情第2号を議題といたし
ます。
ただいま議題となっており
ます本陳情につき
ましては、議会運営委員長から陳情審査報告書が提出
されており、その審査結果はお手元に配付のとおりであり
ます。
委員長報告・質疑・討論・採決
51
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、議会運営委員長の報告を求め
ます。
議会運営委員長 金厚 有豊君。
〔議会運営委員長 金厚 有豊君 登壇〕
52 ◯ 議会運営委員長(金厚 有豊君)
議会運営委員会に付託
され
ました令和2年分陳情第2号の審査結果につき
まして御報告いたし
ます。
本陳情につき
ましては、お手元に配付
してあり
ます委員会審査結果のとおり、不採択
すべきものと決し
ました。
以下、審査の概要を申し上げ
ます。
本陳情について、委員から、政務活動費の領収書等についてはインターネットでも見ることができるようになったものの、市民と直接話を
することで新たな疑問が生じる場合もある。また、議員と市民が話し合うことで信頼関係を強く
することが重要と考えることから、本陳情の趣旨に賛同
するとの意見があり
ました。
また、別の委員から、政務活動費の使途について透明性を確保
する体制は整えており、加えて、政務活動費の運用指針は現在も政務活動費のあり方検討会でブラッシュアップを
している。市民の方が政務活動費について疑念がある場合、今でも議員や会派に直接意見を伝えることができることから、本陳情は不採択
すべきものと考えるとの意見があり
ました。
採決の結果、賛成少数により不採択
すべきものと決し
ました。
以上、議会運営委員会の
委員長報告といたし
ます。
53
◯ 議長(舎川 智也君)
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入り
ます。
質疑はあり
ませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
54
◯ 議長(舎川 智也君)
質疑なしと認め
ます。
以上で、質疑は終結いたし
ました。
これより、令和2年分陳情第2号の討論に入り
ます。
討論の通告があり
ますので、発言を許し
ます。
26番 村石 篤君。
〔26番 村石 篤君 登壇〕
55 ◯ 26番(村石 篤君)
ただいま議題となっており
ます令和2年分陳情第2号 政務活動費の趣旨・性質・運用指針などにつき「市民との意見交換会」開催に関する陳情については、社会民主党議員会として、賛成討論をいたし
ます。
本陳情の趣旨は、富山市議会の政務活動費についてはその使途の透明性を確保
するための市民との意見交換会開催を求め、説明責任を果たすことと
してい
ます。
また、陳情の理由では、議会の活性化を図るために、市民と向き合って市民の考え方や意見を傾聴
することが必要です。政務活動費の趣旨、性質、運用指針などを、そして現行の運用指針により政務活動費の運用がどのように改善
されたのかを市民により分かりやすく説明
していただきたく、市民との意見交換会を開催
するよう求めてい
ます。
富山市議会はこれまで、政務活動費のあり方検討会、2016年度には全会派の参加による政務活動費のあり方検討会・運用指針策定作業部会において協議を行い、2017年3月、新しい政務活動費の運用指針(手引き)を策定
し、4月から施行
しました。
しかしながら、北日本新聞が実施
した県民世論調査、2019年1月5日の記事では、「約8割の県民が「議会改革は進んでいない」と答えた背景には、政務活動費の不正による議会への根強い不信感がある。議会は信頼回復に向けた取り組みを進めているものの、それを有権者に伝えることの難しさも改めて浮き彫りになった。議員と住民が直接意見を交わす「議会報告会」などを活用
して、議会が有権者の中に分け入っていくしかない」と
してい
ます。
富山市当局は、市民の皆さんに市政の情報を積極的に提供
するために市役所出前講座を企画
し、市民と行政との協働により市民主体の
まちづくりを推進
すると
してい
ます。富山市議会は、富山市当局の姿勢に学び、市民からの意見交換会に積極的に応ずる必要があると思い
ます。
富山市議会は、現在の政務活動費の運用指針(手引き)については絶えず見直していくとの姿勢で、政務活動費のあり方検討会において協議が行われてい
ます。その協議の参考と
するためにも、市民からの様々な考え方や意見を傾聴
することは、市民目線からの疑問や提案として意義があるものと考え
ます。
以上、社会民主党議員会は、政務活動費の趣旨・性質・運用指針などにつき「市民との意見交換会」開催に関する陳情について賛成をいたし
ます。
56
◯ 議長(舎川 智也君)
以上で、討論は終結いたし
ました。
これより、令和2年分陳情第2号 政務活動費の趣旨・性質・運用指針などにつき「市民との意見交換会」開催に関する陳情を起立により採決いたし
ます。
本陳情に対する
委員長報告は不採択であり
ますので、原案について採決いたし
ます。
本陳情は原案のとおり採択
することに賛成の諸君の起立を求め
ます。
〔
賛成者起立〕
57
◯ 議長(舎川 智也君)
起立少数であり
ます。よって、本陳情は不採択と
することに決定いたし
ました。
───◇ ◇ ◇───
議案第79号から議案第86号まで
58
◯ 議長(舎川 智也君)
次に、日程第5 議案第79号から議案第86号まで、以上8件を一括議題といたし
ます。
提案理由説明・質疑ほか
59
◯ 議長(舎川 智也君)
森市長から
提案理由の説明を求め
ます。
〔市長 森 雅志君 登壇〕
60 ◯ 市長(森 雅志君)
ただいま提出いたし
ました案件について申し上げ
ます。
予算案件につき
ましては、一般会計において
新型コロナウイルス感染症対策に要する経費の補正を行うものであり
ます。
契約案件につき
ましては、包括外部監査契約を締結
するものであり
ます。
人事案件につき
ましては、富山市副市長の選任、富山市教育委員会の教育長及び委員の任命、富山市公平委員会及び富山市固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し議会の同意を求めるもの、並びに人権擁護委員の候補者の推薦に関し議会の意見を求めるものであり
ます。
よろしく御審議のほどお願い申し上げ
ます。
61
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、議案第79号から議案第86号まで、以上8件を一括
して質疑に入り
ますが、通告があり
ませんので、質疑なしと認め
ます。
以上で、議案の質疑は終結いたし
ました。
ただいま議題となっており
ます案件のうち、議案第79号につき
ましては、会議規則第37条第1項の規定により、
予算決算委員会に付託いたし
ます。
委員会審査のため、暫時休憩いたし
ます。
午前10時57分 休憩
───────────
午後 1時10分 再開
62
◯ 議長(舎川 智也君)
休憩前に引き続き会議を開き
ます。
───◇ ◇ ◇───
発言取消しの申出
63
◯ 議長(舎川 智也君)
議案第79号の審議に入り
ます前に、お手元に配付のとおり、赤星 ゆかり君から発言取消申出書が提出
されており
ますので、このことについて、赤星 ゆかり君から発言を求め
ます。
32番 赤星 ゆかり君。
〔32番 赤星 ゆかり君 登壇〕
64 ◯ 32番(赤星 ゆかり君)
午前中の本会議での私の発言のうち、お手元に配付の文書のとおり取消しを
させていただきたいので、許可
されたく申出を
させていただき
ました。どうぞよろしくお願いいたし
ます。
また、お手間をおかけ
しまして申し訳ござい
ませんでした。
よろしくお願いいたし
ます。
65
◯ 議長(舎川 智也君)
お諮りいたし
ます。ただいまの赤星 ゆかり君からの発言取消しの申出を許可
することに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
66
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、赤星 ゆかり君からの発言取消しの申出を許可
することに決定いたし
ました。
───◇ ◇ ◇───
67
◯ 議長(舎川 智也君)
それでは、議案第79号の審議を継続いたし
ます。
本案件につき
ましては、
予算決算委員長から
委員会審査報告書が提出
されており、その審査結果はお手元に配付のとおりであり
ます。
これより、
予算決算委員長の報告を求め
ます。
予算決算委員長 柞山 数男君。
〔
予算決算委員長 柞山 数男君 登壇〕
68
◯ 予算決算委員長(柞山 数男君)
本日、追加提出
された議案第79号に係る
予算決算委員会の審査の経過及び結果について御報告いたし
ます。
初めに、開催の経過について申し上げ
ます。
本日、追加提出
された議案第79号が当委員会に付託
されたことを受けて、まず、前期全体会を開催
し、所管の
総務文教分科会、
厚生分科会へ案件を送付いたし
ました。
各分科会においてそれぞれ審査を行った後、後期全体会を開催
し、各分科会長からの報告、これに対する質疑、採決を行ったものであり
ます。
次に、審査結果について申し上げ
ます。
当委員会に付託
され
ました予算案件1件の審査結果につき
ましては、お手元に配付
してあり
ます委員会審査結果のとおり、
原案可決すべきものと決し
ました。
以上、
予算決算委員会の
委員長報告といたし
ます。
69
◯ 議長(舎川 智也君)
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入り
ます。
質疑はあり
ませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
70
◯ 議長(舎川 智也君)
質疑なしと認め
ます。
これより、議案第79号の討論に入り
ますが、通告があり
ませんので、討論なしと認め
ます。
以上で、討論は終結いたし
ました。
これより、議案第79号を採決いたし
ます。
本案件に対する
委員長報告は
原案可決であり
ます。
本案件は
委員長報告どおり決することに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
71
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、本案件は
委員長報告どおり
原案可決され
ました。
次に、議案第80号から議案第86号まで、以上7件の審議に入り
ます。
お諮りいたし
ます。ただいま議題となっており
ます議案第80号から議案第86号までにつき
ましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思い
ます。これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
72
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、そのように決定いたし
ました。
これより、議案第80号から議案第86号まで、以上7件を一括
して討論に入り
ますが、通告があり
ませんので、討論なしと認め
ます。
以上で、討論は終結いたし
ました。
これより、議案第80号から議案第86号まで、以上7件を一括
して採決いたし
ます。
各案件は原案のとおり決することに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
73
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、各案件は
原案可決、同意、異議なしとの意見と
することに決定いたし
ました。
ただいま、富山市副市長に選任同意
され
ました三浦 良平君から挨拶
したいとの申出があり
ますので、これを許可
します。
〔三浦 良平君 登壇〕
74 ◯ (三浦 良平君)
ただいま御紹介いただき
ました三浦 良平でござい
ます。
このたびは副市長選任の御同意を賜り、誠にありがとうござい
ます。
先進的な施策を積極的に進められているこの富山市の副市長という非常に重い職責を頂いたというふうに思っており
ます。
もとより微力ではござい
ますが、富山市の一層の発展のために誠心誠意取り組んでまいりたいと考えており
ますので、どうぞ市議会の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りたくお願い申し上げ
ます。
どうぞよろしくお願いいたし
ます。
(拍 手)
───◇ ◇ ◇───
中村副市長挨拶
75
◯ 議長(舎川 智也君)
ここで、副市長 中村 健一君から挨拶
したいとの申出があり
ますので、これを許し
ます。
〔副市長 中村 健一君 登壇〕
76 ◯ 副市長(中村 健一君)
お許しを頂き
まして、退任に当たりまして一言御挨拶を申し上げ
ます。
本年3月31日をもちまして、国土交通省の人事の都合により退任
させていただくことになり
ました。
在任中、議長、副議長をはじめ、市議会の皆様方、富山市民の皆様方より御指導、御鞭撻を賜り
ましたこと、心より御礼申し上げ
ます。
振り返り
ますと、平成30年7月1日に着任
し1年9か月間、公共交通を軸と
したコンパクトな
まちづくりをはじめ様々な先進的な施策が、国内はもとより、国際的に高く評価
される富山市で仕事を
する貴重な機会を頂戴
し、私なりに精いっぱい務めてまいった所存です。
在任の時期は、富山市民100年の夢であり、平成18年の富山ライトレールの開業時に皆が大きな目標として熱く語っていた南北接続という大きな果実が実る
まちづくりの節目に立ち会う幸運を頂戴いたし
ました。このため、多くの方々の長きにわたる御尽力の集大成である南北接続が市を挙げて喜んで迎える日となるよう、施設整備、運営面の整理、必要な手続等、滞ることなく準備を進めた時期でござい
ました。
また、これを礎として、富山市が持続的に発展
するため、公共交通を軸と
したコンパクトな
まちづくりと、これにひもづく施策として、あいの風とやま鉄道等の駅や周辺整備、これを支える地区計画等の制度面の充実、歩きたくなる
まちづくりなどを展開
するとともに、
まちづくりの次なるステージの第一歩として、駅北地区でのブールバール再整備やエリアマネジメント、グリーンスローモビリティの導入に向けた取組などを行った時期でござい
ます。
そして、新設
された富山大学都市デザイン学部などとの連携、民間の皆様とのPPP等、産官学や官民の連携が重要になってきた時期でもござい
ます。
私自身、富山市の仕事を通じて、時代の先を見通し、明確でぶれない信念の下、的確な想像力、素早い実行力で事を進め、世界を代表
する市長であられる森市長と、心から市の発展を目指して日々熱心に仕事を
される市職員の皆様に深く感銘を受け
ました。
そして、これは、市議会議員の皆様、市民の皆様から富山に根差す進取の気性の視点からの温かい御指導、御鞭撻を賜り、市当局との信頼関係が醸成
されたことにより、個々人がそれぞれ力を発揮
し、組織の総合力としてこれらを結集できる環境にあるからであると強く感じ
ました。
行政に携わる者の一人として、富山市での日々は何物にも代え難い経験であり、喜びでござい
ました。お世話になった皆様方に心から御礼申し上げ
ます。
終わりになり
ますが、今後とも市議会と市当局が力を合わせ、富山市がますます発展
され
ますことを願い、退任の挨拶と
させていただき
ます。
どうもありがとうござい
ました。
(拍 手)
───◇ ◇ ◇───
中村副市長へのねぎらいの辞
77
◯ 議長(舎川 智也君)
それでは、議員各位のお許しを得
まして、次に、私から中村副市長に対し、ねぎらいの言葉を述べたいと思い
ます。
このたび退任
され
ます中村副市長に対し、市議会を代表
して、一言感謝の言葉を申し上げ
ます。
中村副市長におかれ
ましては、平成30年7月の就任以来、今日までの1年9か月にわたり、森市長を支え、本市の発展と市民福祉の向上に御尽力をいただき
ました。
ここに、これまでの御労苦に対しまして、私ども議員一同、深甚なる敬意と感謝の意を表する次第であり
ます。
御承知のとおり、中村副市長は、国土交通省都市局
まちづくり推進課官民連携推進室長並びに街路交通施設課街路交通施設企画室長などを歴任
され、本市に着任後は、活力都市創造部や建設部、
農林水産部の所管事務のみならず、
まちづくりのエキスパートとして、森市長が目指す公共交通を軸と
した拠点集中型のコンパクトな
まちづくりへの取組に日々邁進
してこられ
ました。
中でも、路面電車の南北接続事業につき
ましては、明治41年の富山駅開業以降、本市の都市計画の大きな課題であり
ました南北市街地の分断が解消
されるという歴史的な事業でもあり、市民の長年の悲願でもあり
ました。
今月21日に無事開業を迎えられ
ましたのも、交通事業者や関係機関との開業までの最終調整に多大な御尽力をいただいたことによるものと存じ
ます。
さらには、令和2年度から始まる
まちづくりの
ネクストステージに向けた取組として、富山駅北地区のブールバールでの道路空間の利活用や、新たな移動手段としても期待
されるグリーンスローモビリティのモデル運行、市民がまちを楽しみながら安全かつ快適に歩けるよう、公共施設や道路などの歩行空間にベンチを整備
する取組など、富山駅周辺地区のにぎわい創出や居心地よく歩きたくなる
まちづくりの推進のため、様々な施策の立案に御尽力をいただいたものであり
ます。
一方で、平成30年にはファミリーパークでの猿の脱走事件もあり
ました。里山生態園での展示の意義や在り方も含めた安全対策に取り組まれるなど、市民にとって安心・安全で、愛され親しまれる施設づくりにも積極的に努めてこられ
ました。
これもひとえに、中村副市長の温和で誠実なる人格と、豊富な知識と経験に基づく行政手腕によるものと拝察
するところであり
ます。
どうか新天地におかれ
ましても、
富山市政発展と市民福祉向上のため、引き続き御指導賜り
ますようにお願いを申し上げる次第であり
ます。
結びになり
ますが、中村副市長にはくれぐれも御自愛の上、前途の限りなき御多幸、御繁栄を祈念申し上げ
ますとともに、今日までの御労苦に深く感謝を申し上げ
まして、私からのねぎらいの言葉といたし
ます。
中村副市長、本当にありがとうござい
ました。
───◇ ◇ ◇───
議員提出議案第2号から
議員提出議案第7号まで
78
◯ 議長(舎川 智也君)
次に、日程第6
議員提出議案第2号から
議員提出議案第7号まで、以上6件を一括議題といたし
ます。
提案理由説明・質疑・討論・採決
79
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、
議員提出議案第2号 放課後児童クラブの整備・拡充を求める意見書の件を柞山 数男君から
提案理由の説明を求め
ます。
〔37番 柞山 数男君 登壇〕
80 ◯ 37番(柞山 数男君)
議員提出議案第2号 放課後児童クラブの整備・拡充を求める意見書については、案文の朗読をもって
提案理由の説明といたし
ます。
共働き家庭など、留守家庭の子どもに対して放課後等に適切な遊びや生活の場を与えてその健全な育成を図る放課後児童健全育成事業、いわゆる「放課後児童クラブ」については、女性の就業率の上昇等に伴い、近年、利用児童数が増加の一途をたどり、待機児童数も増えてきている。
このことから、厚生労働省と文部科学省は、平成30年9月公表の「新・放課後子ども総合プラン」において、令和3年度末までに約25万人分、令和5年度末までに計約30万人分の放課後児童クラブの受け皿を整備
することと
した。
こうした中、令和元年6月に児童福祉法が一部改正
され、市町村が条例で放課後児童クラブに従事
する職員の配置人数や資格要件を定めるに当たって「従うべき」と
されていた「厚生労働省で定める基準」について、「参酌
すべき」ものとして位置づけられた。この改正により、地域の実情に応じた放課後児童クラブの運営が可能となった一方で、十分な数の専門職員が現場に配置
されない状況も起こり得るため、今後、児童支援の水準や緊急時の対応力の確保に向けた取り組みが必要である。
よって、国においては、児童の健全な育成を推進
し、安全な居場所を確保
するため、放課後児童クラブの整備・拡充に関して、次の事項について取り組まれるよう強く要望
する。
1 放課後児童クラブの必要性がありながら未設置である小学校区において、放課後
児童クラブの着実な整備を行うための十分な財源を確保
すること。
2 児童に安全かつ安心な放課後の生活の場所を提供
するための専門職員の人材確保
と、さらなる資質向上を図るための処遇改善並びに職員研修の充実に必要な財源措
置の継続や拡充など、放課後児童クラブ運営に関する一層の支援を行うこと。
3 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための小学校臨時休業に伴い、国の
要請に基づいて開設時間等を拡大
した放課後児童クラブへの財政支援のため、十分
な財源確保と確実な支援を行うこと。
以上であり
ます。
何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって御賛同賜り
ますようよろしくお願いいたし
ます。
81
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、
議員提出議案第2号の質疑に入り
ますが、通告があり
ませんので、質疑なしと認め
ます。
次に、
議員提出議案第3号 新たな過疎対策法の制定に関する意見書の件を佐藤 則寿君から
提案理由の説明を求め
ます。
〔27番 佐藤 則寿君 登壇〕
82 ◯ 27番(佐藤 則寿君)
議員提出議案第3号 新たな過疎対策法の制定に関する意見書については、案文の朗読をもって
提案理由の説明といたし
ます。
過疎対策については、昭和45年に「過疎地域対策緊急措置法」を制定
して以来、4次にわたる特別措置法の制定により、総合的な過疎対策事業が実施
され、過疎地域における生活環境の整備や産業の振興など一定の成果を上げたところである。
しかしながら、全国的な人口減少と高齢化は特に過疎地域において顕著であり、路線バスなど公共交通機関の廃止、医師及び看護師等の不足、耕作放棄地の増加、森林の荒廃など生活・生産基盤の弱体化が進むなかで、多くの集落が消滅の危機に瀕するなど、過疎地域は極めて深刻な状況に直面
している。
過疎地域は、我が国の豊かな自然や歴史・文化を有するふるさとの地域であり、また、都市に対して、食糧の供給・水資源の供給、自然環境の保全といやしの場を提供
するとともに、森林による地球温暖化の防止に貢献
するなどの多面的・公共的機能を担っている。
過疎地域は、国民共通の財産であり、国民の心のよりどころとなる美しい国土と豊かな環境を未来の世代に引き継ぐ努力を
している地域である。
現行の「過疎地域自立促進特別措置法」は令和3年3月末をもって失効
することとなるが、過疎地域が果たしている多面的・公共的機能を今後も維持
していくためには、引き続き、過疎地城の振興を図り、そこに暮らす人々の生活を支えていくことが重要である。
過疎地域が、そこに住み続ける住民にとって安心・安全に暮らせる地域として健全に維持
されるよう、強く求めるものである。よって国においては、次の事項について実現
するよう強く要望
する。
1 新たな過疎対策法を制定
すること。その際、現行法第33条に規定
するいわゆる
「みなし過疎」と「一部過疎」を含めた現行過疎地域を継続
して指定対象と
するこ
とを基本と
しつつ、過疎地域の指定要件、指定単位については、過疎地域の特性を
的確に反映
したものと
すること。
2 住民が安心・安全に暮らせるよう、医療の確保、公共交通の確保、教育環境の整
備等、広域的な事業による対応も含めて推進
すること。
以上であり
ます。
何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって御賛同を賜り
ますようお願いいたし
ます。
83
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、
議員提出議案第3号の質疑に入り
ますが、通告があり
ませんので、質疑なしと認め
ます。
次に、
議員提出議案第4号 IR推進法及びIR整備法の廃止を求める意見書の件を岡部 享君から
提案理由の説明を求め
ます。
〔5番 岡部 享君 登壇〕
84 ◯ 5番(岡部 享君)
議員提出議案第4号 IR推進法及びIR整備法の廃止を求める意見書については、案文の朗読をもって
提案理由の説明といたし
ます。
カジノを含むIR(特定複合観光施設区域)をめぐり、内閣府の副大臣を務めていた秋元司容疑者(衆議院議員)が日本参入をめざしていた中国企業から賄賂を受け取っていた疑いがあるとして逮捕
された。また、贈賄容疑で逮捕
された中国企業関係者は、国会議員5人に現金を配ったと供述
していることも判明
した。カジノ解禁が利権や不正の温床となり得ることが明らかとなった。
一方、政府はIRを「成長戦略」の目玉として位置づけており、現在、一部の自治体において、誘致の検討が始まっている。
しかしながら、日本世論調査会が昨年12月に実施
した世論調査では、反対が64.4%と、賛成の31.7%を上回っており、カジノ解禁に対する国民の理解は得られていない。
そもそも法務省は、賭博が違法と
されないためには「8点の考慮要素」が必要との立場であった。しかし政府は、「総合的に制度全体を観察、考察」
すればよいと
するばかりで、「違法性の阻却」について説明責任を果たしているとは到底言えない。「収益の使途を公益性のあるものに限る」、「運営主体は、官またはそれに準じる団体に限る」という要件に照らしても、「民設・民営」・「民間賭博」の解禁は、「違法性」を免れることはできない。
さらにカジノ解禁により、ギャンブル依存症や多重債務者が増加
し、生活破綻や治安悪化も懸念
される。暴力団対策上の問題やマネー・ローンダリング対策上の問題等も看過できない。
よって国会及び政府においては、次の事項について実現
するよう強く求める。
1 IR推進法及びIR整備法を廃止
すること。
以上であり
ます。
何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって御賛同を賜り
ますようお願い申し上げ
ます。
85
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、
議員提出議案第4号の質疑に入り
ますが、通告があり
ませんので、質疑なしと認め
ます。
次に、
議員提出議案第5号 自衛隊の中東派遣に反対
する意見書の件を東 篤君から
提案理由の説明を求め
ます。
〔16番 東 篤君 登壇〕
86 ◯ 16番(東 篤君)
議員提出議案第5号 自衛隊の中東派遣に反対
する意見書につき
ましては、案文の朗読をもって
提案理由の説明といたし
ます。
政府は昨年12月27日、自衛隊を中東海域に派遣
する方針を閣議決定
し、今年1月11日、海上自衛隊のP3C哨戒機を派遣
した。さらに、2月2日には護衛艦たかなみを派遣
した。自衛隊の海外派遣という重要課題が、国会の審議もないまま、安易に閣議決定で行われるのは、国会軽視に他ならない。
中東地域の情勢は刻一刻と変化
している。日本関係船舶の航行の安全を確保
することを派遣目的に挙げているが、2019年6月のホルムズ海峡での事件以降、日本関係の船舶が狙われたケースはない。一方で、米国は1月、バグダッドでイラン革命防衛隊の司令官を殺害
し、イランも米軍基地へのミサイル攻撃を実施
した。中東派遣の必要性も緊急性もない中、自衛隊が米国とイランの軍事対立に巻き込まれる事態が容易に想定
される。
今回の自衛隊派遣は、防衛省設置法の調査・研究を根拠と
している。調査・研究によって部隊運用にあたる海外派遣を行うことは、法の拡大解釈そのものである。国権の最高機関である国会の審議もなしに自衛隊の海外派遣を行うことは、許されない。文民統制に反し、なし崩し的に自衛隊の海外派遣が拡大
しかねない懸念が大きい。
米国の有志連合とは一線を画すと政府は主張
しているが、日本が収集
した情報は米国などと共有
すると
しており、イランを刺激
する可能性が高い。そもそも中東での緊張を招いたのは、2018年5月にイラン核合意から一方的に離脱
し制裁を再開
したトランプ政権である。米国とイランの橋渡し役というのならば、自衛隊の中東派遣でなく、イラン核合意への復帰を米国に求める外交努力こそ
すべきである。
緊張の高まっている中東地域への自衛隊派遣は、明確な必要性も緊急性もなく、法的根拠にも問題の残るままであり、武力行使の範囲をひろげ、自衛隊員の命を危険にさらすことにもなりかねない。
よって国会及び政府においては、次の事項について実現
するよう強く求める。
1 自衛隊の中東派遣を中止
し、P3C哨戒機・護衛艦たかなみを撤収
させること。
2 「中東地域における日本関係船舶の安全確保に関する政府の取組について」を撤
回
すること。
以上であり
ます。
何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって御賛同を賜り
ますようお願いいたし
ます。
87
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、
議員提出議案第5号の質疑に入り
ますが、通告があり
ませんので、質疑なしと認め
ます。
次に、
議員提出議案第6号
新型コロナウイルス感染症対策についての意見書の件を小西 直樹君から
提案理由の説明を求め
ます。
〔18番 小西 直樹君 登壇〕
88 ◯ 18番(小西 直樹君)
議員提出議案第6号
新型コロナウイルス感染症対策についての意見書の
提案理由の説明を、
日本共産党、小西 直樹より行い
ます。
新型コロナウイルス感染症の終息と根絶に向けて努力が続けられてい
ますが、国民の中に大きな不安と、深刻な経済危機に対して、国民生活を守る政治の責任が問われてい
ます。
富山県内では本日3月25日現在、感染者は発生
してい
ませんが、感染を抑えるために、市民の相談、受診、検査、治療の体制の確立、感染防止策を講じることが強く求められ、国、地方自治体でも努力が続けられてい
ます。
富山市では学校休業が3月3日から行われ、16日から再開
され
ましたが、給食は再開
されず、児童・生徒の生活、学業環境や保護者の就労に大きな影響も及ぼし
ました。
飲食店やホテルの予約キャンセルの発生、様々な行事の自粛も進み、多くの産業、業種の休業、営業不振や廃業が懸念
されてい
ます。
政府においても対策を進められ、中小企業への緊急融資が実質無利子になり
ましたが、予算規模は5,000億円にすぎ
ません。
リーマンショックの2008年には20兆円の緊急保証制度がつくられ
ました。思い切って拡充
すべきです。
また、融資だけでなく、直接、助成も必要です。
支援の網から抜け落ちているのは、全国で228万人と言われるフリーランスは1日4,100円と雇用者の半額で、対象は休校になった小学生のいる家庭のみです。フリーランスの95%には1円も出ないのが現在の状況です。
新型コロナウイルスの感染拡大による深刻な経済危機から国民をどう守るのか。市民の感染防止に防疫体制を強め、市民生活、経済への影響を最小化
するために、以下のこと、さらに予想
されることについて確実に実施
されることを求め
ます。
1
新型コロナウイルス感染症対策予算の大幅拡充、自治体への財政支援を行うこと。
2 帰国者・接触者外来病院の感染予防対策、重症者の病床・病棟確保に必要な対策
への財政支援を行うこと。医療機関、介護施設、障害者施設等のマスクや消毒液、
防護服、使い捨て手袋、フェイスシールドの確保のために財政支援を行うこと。
3 国は責任を持って検査体制を拡充
すること。
4 経営悪化
している中小事業所、零細事業所に対する自治体の融資制度、事業所の
運転資金や固定費などへの支援に対し、国として財政支援を行うこと。
5 経営悪化に伴う中小事業者に対して、国民健康保険料の減免または一部負担金減
免ができるよう、自治体への財政支援を行うこと。
6 雇用調整助成金について、要件の全面緩和、助成率、上限額を引き上げること。
7 個人事業者やフリーランスへの支援は貸し付けではなく損失補償を行うこと。
8 給食食材納入業者や生産者への損失補償を行うこと。
9 自治体が休校中も学校給食を提供
する場合は国が負担
すること。
全ての議員の皆さんの御賛同で富山市議会として意見書を提出
して、国を挙げて新型コロナウイルス感染症の根絶と国民生活を守る施策の実現を目指していき
ましょう。
どうか皆さんの御賛同をよろしくお願いいたし
ます。
89
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、
議員提出議案第6号の質疑に入り
ますが、通告があり
ませんので、質疑なしと認め
ます。
次に、
議員提出議案第7号 長時間労働規制をさらに強化
する法律の早期制定を求める意見書の件を尾上 一彦君から
提案理由の説明を求め
ます。
〔22番 尾上 一彦君 登壇〕
90 ◯ 22番(尾上 一彦君)
議員提出議案第7号 長時間労働規制をさらに強化
する法律の早期制定を求める意見書につき
ましては、案文の朗読をもって
提案理由の説明といたし
ます。
我が国では、いまだに長時間労働が蔓延
し、社会的な問題となっている。欧州諸国と比較
しても数百時間単位で年間総実労働時間が長く、かつ長時間労働を
している人の割合が高くなっており、過労死や過重労働が原因の精神疾患等、健康被害が後を絶たない。過労死や健康被害は、本人や家族のみならず、社会や経済にとっても大きな損失であり、社会全体で「ゼロ」に
する取り組みの強化が求められている。
2014年には、国会において全会一致で「過労死等防止対策推進法」が成立
し、その後、対策が進められている。しかし、政府・与党は2018年の国会で、働く人や過労死犠牲者のご遺族等の強い反対にもかかわらず、過労死や過重労働による重篤な健康被害を助長
する「高度プロフェッショナル制度」の導入を押し通し、2019年4月に施行
した。これには、「高度プロフェッショナル制度」に関するものも含めた附帯決議が付けられている。
政府においては、長時間労働の規制をさらに強化
するよう、次の事項を含んだ法律を速やかに制定
することを強く要望
する。
1 国会の附帯決議に基づいて「高度プロフェッショナル制度」等の厳格な運用を徹
底
すること。
2 交代制勤務のあり方について検討
した上で、勤務終了から翌日の勤務開始まで、
一定時間以上の継続
した休息時間(勤務間インターバル)の付与を義務化
すること。
3 健康管理時間(事業場内にいた時間と事業場外で労働
した時間の合計時間)を把
握・記録
するとともに、その水準を一定の上限の範囲内と
する措置をとることを裁
量労働制導入の要件と
すること。
4 使用者が新たに労働時間管理簿を作成
し、労働者単位での日ごとの始業・終業時
刻、労働時間等を記録
することを義務付けること。
5 違法な時間外労働を
させた場合における罰則を強化
すること。
以上、何とぞよろしく御審議の上、御賛同賜り
ますようよろしくお願いいたし
ます。
91
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、
議員提出議案第7号の質疑に入り
ますが、通告があり
ませんので、質疑なしと認め
ます。
以上で、議案の質疑は終結いたし
ました。
お諮りいたし
ます。ただいま議題となっており
ます各案件につき
ましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思い
ます。これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
92
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、そのように決定いたし
ました。
これより、
議員提出議案第2号から
議員提出議案第7号まで、以上6件を一括
して討論に入り
ますが、通告があり
ませんので、討論なしと認め
ます。
以上で、討論は終結いたし
ました。
これより、
議員提出議案第2号、
議員提出議案第3号、以上2件を一括
して採決いたし
ます。
各案件は原案のとおり決することに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
93
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、各案件は原案のとおり可決
され
ました。
次に、
議員提出議案第4号を起立により採決いたし
ます。
本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求め
ます。
〔
賛成者起立〕
94
◯ 議長(舎川 智也君)
起立少数であり
ます。よって、本案件は否決
され
ました。
次に、
議員提出議案第5号を起立により採決いたし
ます。
本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求め
ます。
〔
賛成者起立〕
95
◯ 議長(舎川 智也君)
起立少数であり
ます。よって、本案件は否決
され
ました。
次に、
議員提出議案第6号を起立により採決いたし
ます。
本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求め
ます。
〔
賛成者起立〕
96
◯ 議長(舎川 智也君)
起立少数であり
ます。よって、本案件は否決
され
ました。
次に、
議員提出議案第7号を起立により採決いたし
ます。
本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求め
ます。
〔
賛成者起立〕
97
◯ 議長(舎川 智也君)
起立少数であり
ます。よって、本案件は否決
され
ました。
ただいま議決
され
ました意見書の提出先、方法につき
ましては、議長にその取扱いを一任
されるようお願いいたし
ます。
───◇ ◇ ◇───
副議長辞職の件
98
◯ 議長(舎川 智也君)
ここで御報告申し上げ
ます。
副議長 鋪田 博紀君から、副議長の辞職願が提出
されており
ます。
お諮りいたし
ます。この際、副議長辞職の件を日程に追加
し、議題と
することに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
99
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、副議長辞職の件を日程に追加
し議題といたし
ます。
まず、その辞職願を朗読
させます。
〔職員朗読〕
(辞職願は末尾に掲載)
100
◯ 議長(舎川 智也君)
お諮りいたし
ます。鋪田 博紀君の副議長辞職を許可
することに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
101
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、鋪田 博紀君の副議長辞職を許可
することに決定いたし
ました。
前副議長から挨拶があり
ます。
〔前副議長 鋪田 博紀君 登壇〕
102 ◯ 前副議長(鋪田 博紀君)
お許しをいただき、退任に当たり、一言御挨拶申し上げ
ます。
3年間にわたり副議長を務めさせていただき
ました。これも、舎川議長をはじめ歴代の議長、そして同僚議員の皆様、そして、市長をはじめ当局の皆様の御協力、御理解により務め上げることができたというふうに思っており
ます。
この間、予算決算の審議の在り方を変える
予算決算委員会の設置など、議会改革に関わることができ
ました。これらの経験を、今後は一議員として、その活動の中にしっかりと生かしてまいりたいと考えており
ます。
結びに、改め
まして、皆様方の御理解、御協力に対しまして感謝を申し上げ、退任の挨拶といたし
ます。
ありがとうござい
ました。
(拍 手)
───◇ ◇ ◇───
副議長の選挙
103
◯ 議長(舎川 智也君)
ただいま副議長が欠員となり
ました。
お諮りいたし
ます。この際、副議長の選挙を日程に追加
し、選挙を行いたいと思い
ます。これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
104
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、富山市議会副議長の選挙を日程に追加
し、選挙を行うことに決定いたし
ました。
これより、富山市議会副議長の選挙を投票により行い
ます。
議場の閉鎖を命じ
ます。
〔議場閉鎖〕
105
◯ 議長(舎川 智也君)
ただいまの出席議員数は37人であり
ます。
投票にはこの用紙を使用いたし
ます。
〔投票用紙掲示〕
106
◯ 議長(舎川 智也君)
投票用紙を配付
させます。
〔投票用紙配付〕
107
◯ 議長(舎川 智也君)
投票用紙の配付漏れはあり
ませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
108
◯ 議長(舎川 智也君)
配付漏れなしと認め
ます。
投票箱を改めさせ
ます。
〔投票箱点検〕
109
◯ 議長(舎川 智也君)
異状なしと認め
ます。
念のため申し上げ
ます。投票は単記無記名であり
ます。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願い
ます。
それでは、投票用紙に被選挙人の氏名を記載
してください。
点呼を命じ
ます。
〔職員点呼・各員投票〕
110
◯ 議長(舎川 智也君)
投票漏れはあり
ませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
111
◯ 議長(舎川 智也君)
投票漏れなしと認め
ます。
投票を終了いたし
ます。
開票を行い
ます。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に8番 上野 蛍君、13番 高田 真里君を指名いたし
ます。よって、両君の立会いを願い
ます。
〔開 票〕
112
◯ 議長(舎川 智也君)
選挙の結果を報告いたし
ます。
投票総数 37票。これは先ほどの出席議員数に符合
しており
ます。
有効投票 37票
無効投票 0票
有効投票中 高 道 秋 彦 君 25票
村 石 篤 君 7票
大 島 満 君 2票
鋪 田 博 紀 君 2票
柞 山 数 男 君 1票
以上のとおりであり
ます。
この選挙の法定得票数は10票であり
ます。よって、高道 秋彦君が富山市議会副議長に当選
され
ました。
議場の閉鎖を解き
ます。
〔議場開鎖〕
113
◯ 議長(舎川 智也君)
ただいま富山市議会副議長に当選
され
ました高道 秋彦君が議場におられ
ますので、会議規則第32条第2項の規定により
告知いたし
ます。
副議長挨拶
114
◯ 議長(舎川 智也君)
副議長に当選
され
ました高道 秋彦君から挨拶があり
ます。
〔副議長 高道 秋彦君 登壇〕
115 ◯ 副議長(高道 秋彦君)
ただいまは、富山市議会副議長に選出
していただき
まして、ありがとうござい
ました。
畏れ多いことながら、微力ではござい
ますが、昨年、この場所で議長が述べられ
ました、守ることは守る、変えることは大胆に変えるを、同じ思い、同じ熱量、同じベクトルで捉え、市民に信頼
される議会をつくり上げるべき議会改革などをより推進
させる議長を支えてまいり
ます。
そのことによって、今までの中核市の議会にはない、斬新かつ大胆不敵な富山市議会へと深化
し、市民の皆様への信頼の再構築へとつながっていくことに間違いないと考えており
ます。
そして、地域の多くの現場の生の声に寄り添い、見つけた課題に対し、議員個人の強みや能力、各会派の豊富な経験、手腕、当局の知識を集結
し、議会にて真摯に討論、協議
することで、富山市議会一体のチームとして調和
し、代謝のよい議会運営を実施
していけるよう、誠心誠意尽くし努力
してまいり
ます。
議員の皆様方並びに当局の皆様におかれ
ましては、変わらぬ御指導、御鞭撻をお願い申し上げ
まして、私の挨拶と
させていただき
ます。
どうぞよろしくお願いいたし
ます。
(拍 手)
116
◯ 議長(舎川 智也君)
ここで、常任委員会の開催などのため、暫時休憩いたし
ます。
午後 2時13分 休憩
───────────
午後 2時24分 再開
117
◯ 議長(舎川 智也君)
休憩前に引き続き会議を開き
ます。
───◇ ◇ ◇───
常任委員の所属変更の件
118
◯ 議長(舎川 智也君)
まず、御報告申し上げ
ます。
総務文教委員 高道 秋彦君ほか7人から、お手元に配付
してあり
ますとおり、委員会の所属変更の申出があり
ました。
お諮りいたし
ます。この際、常任委員の所属変更の件を日程に追加
し、議題と
することに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
119
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、常任委員の所属変更の件を日程に追加
し、議題といたし
ます。
お諮りいたし
ます。委員会条例第4条第2項の規定により、常任委員会所属変更申出一覧表のとおり、委員会の所属を変更
することに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
120
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、それぞれ委員会の所属を変更
することに決定いたし
ました。
(所属変更申出一覧表は末尾に掲載)
───◇ ◇ ◇───
議会運営委員選任の件
121
◯ 議長(舎川 智也君)
次に、議会運営委員 金厚 有豊君ほか9人から、議会運営委員の辞任届が提出
され、委員会条例第9条の規定により、議長である私が許可いたし
ました。
この際、議会運営委員選任の件を日程に追加
し、議題と
することに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
122
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、議会運営委員選任の件を日程に追加
し、議題といたし
ます。
お諮りいたし
ます。議会運営委員10人の選任につき
ましては、委員会条例第4条第1項の規定により、お手元に配付
してあり
ます議会運営委員名簿のとおり指名いたしたいと思い
ます。これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
123
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、そのように決定いたし
ました。
(議会運営委員名簿は末尾に記載)
───◇ ◇ ◇───
自転車安全利用促進特別委員会の設置
124
◯ 議長(舎川 智也君)
次に、日程第7 自転車安全利用促進特別委員会の設置を議題といたし
ます。
お諮りいたし
ます。自転車安全利用促進に関する条例制定に向けた調査・研究のため、委員会条例第3条の規定により、委員12人で構成
する自転車安全利用促進特別委員会を設置いたしたいと思い
ます。これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
125
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、そのように決定いたし
ました。
次に、ただいま設置
され
ました本特別委員会の委員の選任を行い
ます。
お諮りいたし
ます。委員の選任につき
ましては、委員会条例第4条第1項の規定により、お手元に配付のとおり12人を指名いたしたいと思い
ます。これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
126
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、ただいま指名いたし
ました12人の諸君を本特別委員会の委員に選任
することに決定いたし
ました。
(自転車安全利用促進特別委員名簿は末尾に記載)
127
◯ 議長(舎川 智也君)
お諮りいたし
ます。本特別委員会は、自転車の安全利用促進に関する条例制定に向けた調査・研究を付議事件と
し、その調査・研究が終了
するまで閉会中も継続
して調査・研究を行うことにいたしたいと思い
ます。これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
128
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、そのように決定いたし
ました。
───◇ ◇ ◇───
富山地区広域圏事務組合議会議員補欠選挙
129
◯ 議長(舎川 智也君)
次に、日程第8 富山地区広域圏事務組合議会議員の補欠選挙を行い
ます。
お諮りいたし
ます。選挙の方法につき
ましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思い
ます。これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
130
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたし
ました。
お諮りいたし
ます。指名の方法につき
ましては、議長において指名
することにいたしたいと思い
ます。これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
131
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、議長において指名
することに決定いたし
ました。
本組合議会議員に、
金 谷 幸 則 君
大 島 満 君
松 尾 茂 君
尾 上 一 彦 君
を指名いたし
ます。
お諮りいたし
ます。ただいま指名いたし
ました諸君を本組合議会議員補欠選挙の当選人と定めることに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
132
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、ただいま指名いたし
ました諸君が本組合議会議員に当選
され
ました。
ただいま本組合議会議員に当選
され
ました諸君が議場におられ
ますので、会議規則第32条第2項の規定により
告知いたし
ます。
───◇ ◇ ◇───
議員派遣の件
133
◯ 議長(舎川 智也君)
次に、日程第9 議員派遣の件を議題といたし
ます。
お諮りいたし
ます。本件につき
ましては、会議規則第37条第3項の規定により、
提案理由説明及び委員会への付託を省略いたしたいと思い
ます。これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
134
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、そのように決定いたし
ました。
質疑・討論・採決
135
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、質疑に入り
ますが、通告があり
ませんので、質疑なしと認め
ます。
以上で、質疑は終結いたし
ました。
これより、討論に入り
ますが、通告があり
ませんので、討論なしと認め
ます。
以上で、討論は終結いたし
ました。
これより、議員派遣の件を採決いたし
ます。
本件につき
ましては、お手元に配付のとおり決定いたしたいと思い
ます。これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
136
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認め
ます。よって、そのように決定いたし
ました。
以上で、本定例会に付議
され
ました案件は全て終了いたし
ました。
───◇ ◇ ◇───
市 長 挨 拶
137
◯ 議長(舎川 智也君)
森市長挨拶。
〔市長 森 雅志君 登壇〕
138 ◯ 市長(森 雅志君)
3月定例市議会をお願いいたし
ましたところ、去る2月28日の開会以来、議員各位におかれ
ましては、提出いたし
ました諸案件につき
まして慎重に御審議をいただき、ただいまそれぞれ議決をいただき、厚くお礼申し上げ
ます。
審議の過程で賜り
ました御意見、御要望につき
ましては、十分これを尊重
し、これからの市政の運営に資
してまいりたいと考えており
ます。
今後とも、議員各位には一層の御指導、御協力を賜り
ますようお願い申し上げ
ます。
また、本日、議員各位には、議会の組織について御協議
され、議会役員の改選が行われたところであり
ます。
御退任
され
ます皆様方のこれまでの御労苦に対し深く感謝を申し上げ
ますとともに、新しく御就任の皆様方には、それぞれの立場で御活躍
され
ますようお祈り申し上げ
ます。
なお、今国会に提案
されており
ます地方税法等の一部改正に伴う富山市市税条例等の一部を改正
する条例などを、事務の時間的な制限から専決処分により処置
させていただきたいと存じ
ますので、よろしくお願いをいたし
ます。
また、先ほどは中村副市長に対しまして議長から深甚なねぎらいの言葉もあったところであり
ますが、この場を借り
まして、私のほうからも中村副市長に対して、1年と9か月にわたります御労苦に対し、改めて心から感謝を申し上げる次第であり
ます。
どうぞ今後とも御自愛ください
まして、御活躍
され
ますことをお祈り申し上げ
ます。本当に長い間、御苦労さまでござい
ました。
定例会の閉会に当たり、一言お礼の言葉を申し上げ
まして、閉会の挨拶と
させていただき
ます。ありがとうござい
ました。
───◇ ◇ ◇───
閉 会
139
◯ 議長(舎川 智也君)
令和2年3月富山市議会定例会を閉会いたし
ます。
午後 2時32分 閉会
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