湯梨浜町議会 2020-07-20
令和 2年第 7回臨時会(第 1日 7月20日)
米田議員。
○議員(9番 米田 強美君) 概要書25ページの
家賃支援臨時給付金事業ですけれど、質問したいのはこれだけのことではないんですけれど、今回のこの
いろいろ給付金とか、そういう
補助金とかあるんですけれど、その部分が町民の
皆さんにしっかり届くかどうかということをすごく私は心配しているわけなんです。倉吉のほうにお店を出されている方とちょっと話ししたときに、自分はこの家賃の対象じゃないと、
湯梨浜町民だけど、店が倉吉だから、対象じゃないと思ってたということを言われまして、町のほうでも国のほうの
給付金とは別に町自体の
給付金があるんだよっていうことを話はしたんですけれど、実際のとこ、私もどこまで、細かいことが分かってなかったので、また調べて、分かったら連絡しますよということは言っておったんですけれど、その中で、当初、6月定例会の前に説明があったときはまだ詳細はできてないということで、それで、期間については7月の下旬頃だったかな、その中では国のほうの給付に併せてやるというような説明だったと思うんですけれど、結局今回は国のほうでは7月の14日から
家賃支援給付金の受付が開始されているんですけれど、町のほうは、併せてやるということだったんですけれど、まだこれから要綱も示してやられるということで、ちょっと遅いんじゃないかって、進め方がというような気もしております。
それで、これ町の
皆さんに配られたばっかりですけれど、詳細については
ホームページを見てくれということであったんですけれど、私が調べてみたんですけれど、要綱がまだ決まってないから実際にこの家賃の分については
ホームページには載ってないということで、その辺のちぐはぐがあるので、その辺のとこをちゃんと気をつけて、速やかに進めていただいたほうがいいんじゃないかということが1点ですけれど、あと、最初に言ったように、情報がちゃんと伝わるかどうかということが心配しているということなんですけれど、今回、
事業所数は、家賃、
地代支払い事業所推計値が75で、申請される方が90%だということで予算は取っておられるんですけれど、いかに申請していただけるかどうかということを、その辺、さっき最初に言ったようにちゃんと情報をしっかり示して、皆さんがよく分かるように、これはこの事業じゃなくて、ほかのところでも見込みという形で予算組んでおられるので、その辺のところを
皆さんが、関係の方がちゃんと申請ができるような取組をお願いしたいというのが一つです。
あと、これとはまた別なんですけれど、中部のほうでこの
コロナ対策については、
中部総合事務所のほうで
中部ワンストップセンターというものが県のほうで対応されておるんですけれど、国のほうでも
倉吉駅前のところの
エキパル倉吉ですかね、ちょっと私もこの前聞いたばっかりで、行ったんですけど、もう時間が遅かったのでやってなかったんですけれど、国のほうでも
コロナ対策の
支援事業についていろいろ相談に乗るという窓口があるみたいなんですけど、その辺のところ、これ、
産業振興課じゃないんですけど、連携が、町のほうのこういう支援のほうがしっかりこういうところにも情報が行っているかどうか、共有できているかどうかということをちょっとお聞きしたいということです。
あと、3点目のほうですけれど、農業者の方が、
いろいろ給付金、
補助金があるんですけど、一つは
経営継続補助金ということで、JAが窓口になっているんですけどね、申請するのにデータをUSBで出してくれとかというようなことで、
持続化給付金についてもウェブが基本だというようなことで、なかなかふだんこういうことに対して疎い方というか、オンライン苦手な方は申請するのをやめてしまおうかというような声もあるんですね。難しいというか、面倒くさいというか、そういう面倒くさいということにはしっかりやってもらわんといけんかも分からんですけど、そういう部分の何か、なかなかウェブ申請が難しい方に対してどう考えておられるかと、ちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(入江 誠君) 答弁を求めます。
産業振興課長。
○
産業振興課長(西原 秀昭君) まず、1点目でございます。家賃助成に関します家賃支援臨時
給付金でございます。
この制度につきましては、6月の
臨時議会、定例前に
臨時議会があったときに、一旦その時点で、国の閣議決定という形だったと思うですけど、国が家賃の一月の3分の2を6か月分給付するということが明らかになっておりましたので、その時点で町としましても速やかに事業者さんの支援ということで、その制度に上乗せする形で提案といいますか、制度設計しまして、予算要求させていただいた経過がございます。その後、国の制度がはっきりと固まりまして、それをよく見ますと、結局、
コロナ禍といいますより、あれですね、緊急事態宣言が延長されて、そのことにより売上げが減少しておられる事業者に家賃の3分の2を6か月間支給と、つまり判定月が5月以降の月ということになったもんですから、町としましては、地域の実情等を考えまして、実際には4月以降に売上げが減少した事業所が非常に多いということで、国の制度へのつなぎの性質を持たせて、4月の売上げを判断の対象にして、3分の2を一月間するということをこのたびまた再設計して提案させていただいておるということでございます。
ですから、国の制度をよく見ながら、地域の実情に合った支援ということで再提案させていただいているということで、おっしゃるとおり、国の支援センターですか、エキパルのほうで既に先週の14日からこの家賃の支援制度はもう受付を開始しておりますが、本町のこの支援制度につきましても、議決をいただきましたら速やかに対象の方に給付できる体制を整えたいというふうに思います。
それと、倉吉市の事業者さんで対象になるかどうかというようなところの話もあったと思うんですけど、そこの考え方につきましては、倉吉市の制度を確認しましたところ、倉吉市も独自の家賃の支援制度を設けているんですけど、対象が、倉吉市に住所がなくても倉吉市に店舗を構えている事業者、個人事業者についてはそういう対象にするということでございましたので、その辺り、整合性といいますか、町としても同じような考え方で、本町の制度の対象は
湯梨浜町に店舗がある、事業所がある事業所は対象にするということで、逆に倉吉のほうに店舗を構えておられる方は、対象にしてしまうとダブってしまうということでございますので、そこはもうそのように整理をさせていただいております。
それと、3点目、農業の話がございました。
経営継続補助金という制度が、これは町の予算は通さないんですけど、農協とか生産者団体が事業主体で、国から直に助成を受けられる制度があります。鳥取中央農協も対象になるということで、そういった体制を組んでおられますけど、そこの中で、データのやり取りというのが前提みたいなことでおっしゃっておると思いますけど、その辺りは、農協さんのほうのといいますか、国の制度のこともあると思いますけど、その辺りはきちんと様子も聞きながらできる限り。支援の体制というようなことも農協も恐らく取っていると思いますので、確認をして、必要な支援ができるように声かけはしたいというふうに思います。以上です。
○議長(入江 誠君) 課長、冒頭にね、課長、家賃の臨時
給付金の交付要綱についての考え方はどうなっておるかというようなこともあったと思うんで。
町長、答弁。
○町長(宮脇 正道君) 家賃につきましては、今、課長が申し上げましたように、当初は閣議決定を受けて、じゃあ町も、国が3分の2で半年やるんだったら、町はそれにかさ上げして6分の5にしようかと、6分の1かさ上げして、僅かですけど、そういう発想でお願いしとったわけですね。ところが蓋を開けてみると、先ほど申したような事情で5月からの適用になったということになりましたので、町は当初からやるんなら4月からだということを思ってましたので、じゃあ6分の1ずつばらまかんでも、それ以降にまたばらまくよりも、4月に国のお金が入ってこない分に、国並みの支援がちゃんと入るように、3分の2を4月で支援しようということで変わったわけです。ですから、国のほうが結局決定が遅れて、その決定を見てからまたうちが制度をつくり直したので、予算をお願いするのが今回になって、これからまた再度きちんとPRさせていただくということになったということでございます。
実は先週の木曜日に上京したんですが、その際、鳥取県の六団体、県と市と、それから町村と、それぞれの団体の首長と議長、それぞれの会長が知事と一緒にいろんな省庁を回って、大臣なんかにも何人かお会いしました。そのときに経産省の要望の項目の中にこの家賃のことも、4月も入れてくれということで鳥取県が要望する関係の部分には入れてありましたが、そのときの、そこは政務官か副大臣でしたけども、お答えされたのが、結局あれができたときには、
持続化給付金などと一体的に出されたものだということで、考え方としては、
持続化給付金等の中にその4月分は入っているという解釈だということでございましたので、それがまた国がちゃんと認めてくれれば、町が今組んでいる予算分は浮くっていいますか、また別のことに使えるようになりますからと思って私も関心を持って聞いてたんですが、そういう国の回答でございましたので、念のため申し上げます。
○議長(入江 誠君) 追加質疑ありますか。
○議員(9番 米田 強美君) あと、ワンストップセンターとか、
中部総合事務所のほうですね、この
コロナ対策に対しての相談窓口と町のほうと連携ができているかどうか、窓口へ行っていろいろ聞かれたけど、町のほうの話は全然なかったら、せっかく相談に行かれてもという思いがあるんですけれど。
○議長(入江 誠君) それについて、答弁。連携が取れておるかどうかですね、要は。
○町長(宮脇 正道君) 多分、先ほど申しましたように、調整が要るもの、これは属人でやるんかい、属地でやるんかいというような議論はした上で、先ほど申し上げましたように、うちもじゃあ町内の方が外につくっておられる場合には、そちらのほうから出るんだったら町がしなくてもいいんじゃないかという考え方でしなくなったところでございまして、そこのところは、恐らく市と意見のやり取りは、すり合わせはしてやっているんですけども、どっちにも出ていかれなきゃ分からないわけですね、要するに本人さんが。
湯梨浜町は、この施策、講じ出してからすぐに
ホームページの中に要するに全部の事業を上げて、分かるようにということで、なるべく具体的な金額等も上げたりしながら示すように
ホームページをつくっているところでございまして、なるべく
ホームページのあたり見て、知識を多少持って、電話でも何でもいいですからしていただけると、相談は職員はよくやってくれていると思います。現在、5万から10万の部分、100万っちゅうのが上がっておるんかな、50万までの単町の分を言っておるようでして、また、先ほど見ておられましたようなチラシも作って備えておくと、インターネットだけでない情報収集の仕方されている方もあると思いますので、今回の結果を踏まえたものでまたもう一つ作り直して、公民館なり庁舎なり、必要なところに掲出しておくというような方法も考えてみたいと思います。
○議長(入江 誠君) 追加質疑ありますか。
米田議員。
○議員(9番 米田 強美君) 追加というほどでもないんですけど、今、町長、最後に言われたように、どうしてもネットとかにふだんつながりがない方のほうにちゃんと情報が行くかというとこがすごく大事なことじゃないかと私も思ってますので、その辺のところはそういう対策のほうをしっかりやっていただいて、なるべく漏れがないような形で進めていただきたいと思います。
あと、先ほどちょっと課長もなかなか回答しづらかったかも分からないんですけれど、JAとの、あっちのほうももうすっかりウェブ申請というか、データをくれって、それじゃないと何か受付できんみたいなような話になっているみたいでね、その辺のとこで少しでも支援ができるところはお願いしたいなと思って、以上で、お願いでおしまいと。
○議長(入江 誠君) 要望でよろしいですか。
○議員(9番 米田 強美君) はい。
○議長(入江 誠君) その他、質疑ありますか。
上野議員。
○議員(3番 上野 昭二君) 概要書の24ページです。沿岸漁業者への
支援事業なんですが、魚価が低迷しとって非常に苦しいという話は私も5月頃聞いてました。ただ、最初の給付ではなかなかちょっと予算的には無理だろうっちゅう話をしとったんですが、今回の第二弾で、こういう格好で一応支援をしてもらえるっちゅう話を、先週、支所長と話をしたんですね。ところが、支所長はこの話、知らないんですよね。知らなかったんですよ、実際。
これを制度設計するときにはね、当然情報収集をして、今回、中部漁協と鳥取県漁協の泊支所と2か所の団体の組合員に対してということで制度設計をなされておるわけなんですがね、まして中部漁協と、それから鳥取県漁協の泊支所と、同等の扱いでされとるということなんですよね。
一つは、私がちょっと疑問に思っとるのは、その制度設計の中で、同じ組合員でありながら、中部漁協と鳥取県漁協とは全く組織が違うわけなんです。大小じゃなくて、中身が。当然、鳥取県漁協は母体が大きくて、県全体でほぼ包括されて、そこの中で昔の旧漁協が合併をしてできたわけですね。そこの中で、やはり維持していくためには組合費も当然必要なわけで、正組合員であろうと、準組合員であろうと、水揚げ量の7%は組合費として当然引かれると。今回、準組合員が入ってないんですよね。その辺の話をちょっと支所長とも話ししたら、昔は、合併前の旧泊村のときの漁協時代には、正組合員と準組合員というのは物すごい権利にしても何にしてもすごい差があったと、だけど合併後は準組合員も正組合員もほぼ同じだと、権利やら何だら。だから同じように、準組合員であろうが正組合員であろうが、年間最低40万円の水揚げをしないと、歩金といって罰金が取られるわけですね。それが最低2万8,000円取られると。準組合員の場合、昔から兼業漁業者ということで、専業ではないので、ちょこちょこ出るので、なかなか水揚げ上がらんと。だけど船を置かせてもらうのにそういった施設管理の維持費がかかるので、2万8,000円という最低限を納入せないけんと、罰金として払わないけんという状況があるわけです。
今回、魚価の低迷で、準組合員といえども、ほぼ専業に近い人なんかも結構最近はおられて、若い人なんかでも、商売をやられているんですが、やっぱり出る機会が減ったと、なぜかというと、魚価が例年の半分以下だと、油代が出てこんと、逆に、油が出んということは人件費も出ないから、これは出んほうがええという格好で出ないんだっちゅう話を多分、町長も耳にされて、魚価の低迷が非常にネックになっている。
私は、
コロナ関係で、まさか漁業のそういう関係まで影響ないんだろうなと思ってたんですが、話を聞けば、やはり一番の仕入れが減っちゃって、スーパーなんかには当然魚はあるんですが、料亭であったり、すし屋であったり、魚をさばくところのそういうところが全く機能してないと。それが物すごく大きい割合で全国的に波及しちゃっとると。だから泊の魚なんかは賀露に持っていって、賀露で仲買が買うとか、あと大阪に持っていくとか、あちこちに持っていくんですが、魚をさばくには、魚価がやっぱりたたかれちゃうと、だから経営がなかなか成り立たんという。
ましてさっき言った歩金の話が出てくるわけです。正組合員の中でも当然歩金、40万円の水揚げは、年間の、上げれるのは厳しい人もおる。準組合員はなおさらやはりそこがネックになって、年間の歩金として2万8,000円を県漁協に納めないけんという状況が同じ条件であるわけです。同じ条件なのに、正組合員だけがこういう格好で優遇されて、準組合員がここに入ってこないというのは、ちょっと私には制度設計上理解ができん。その辺のところをちょっとお聞きしたいのと、もしできれば見直しをしてもらって、もう1回制度設計を立て直してもらって、準組合員にもちゃんとそういう手当てが行くような格好を考えてもらえんかなという話なんです。
ところが中部漁協の場合、市場施設もなければ、そういう施設管理なんか一切ないから、組合費もないんですよね、あそこは。正組合員と言いながらも、じゃあ県漁協の正組合員と中部漁協の正組合員とかなり違う。まして準組合員でも泊支所の準組合員とも軽いと。負担金がないわけですから。そこに何にもせずにおっても、正組合員というだけで5万円もらえるのと、一生懸命やって汗水垂らしても、40万円が到達できんがために2万8,000円を歩金として、罰金として納めないけんという立場がやっぱり違うんじゃないかと。だから同じ漁協の名前でも扱い方をやっぱりちょっと考えたほうがいいんじゃないかと私は思うわけです。その辺を踏まえて、今回予算組みされとるわけなんですが、制度設計をいま一度ちょっと見詰め直してもらって、何とか泊支所の準組合員のほうにもそういう何とか手だてをしていただけないかなと思うわけなんですが、いかがでしょうか。
○議長(入江 誠君) 町長、答弁。
○町長(宮脇 正道君) 支所長が聞いておられなかったということで、私が直接お話ししたのはあそこの
事務局長というですか、の方と何回かお話ししたりして、状況を伺ったりして、その資料として頂いた水揚げ量のことなんかを見ますと、やっぱり全体的に定量的にはそれは専業のほうが、正組合員のほうがたくさん捕っておられると。準組合員の方たちのお名前を拝見しますと、兼業でやっている方ももちろん多いんですが、それがほとんどなんですが、中にはそれを生業にして、兼業は兼業ですけども、ちゃんと言えば、そういう形でやっておられる方もあるというようなことで、ちょっとどうかなということは私自身も思っております。
それともう一つは、中部漁協との関わりでも、船の持っている具合とか、そういった面で、ある程度、使われる経費というのももともと違った上での話になっておりますので、その辺りは少し検討してみてもいいかなと思いますけども、ただ、準組合員の方にも全部また、同じように全部にということには恐らく無理があるんじゃないかなと。その際に、また準組合員同士で議論が起きないように、ある程度合理的な基準、それを去年の漁獲量なんかと比べての判断基準にするのかあたり、あるいは専業、兼業といったこともその尺度に入れるのかということあたりの難しい問題もありますけども、要綱そのものはこれからつくるわけですから、その中で検討して、またこういう形でという御相談は申し上げてみたいというふうに思います。
○議長(入江 誠君) 上野議員。
○議員(3番 上野 昭二君) 私の思うには、やはり最低限、水揚げ量が40万円、年間上げないと2万8,000円の罰金が取られるっちゅう部分を、それを何とか防いであげたいなという気持ちがやっぱりあるわけなんです。さっき町長がいみじくもおっしゃいましたけど、水揚げ量の話しした場合にね、中部漁協なんかだったら市場がないから、じゃあ誰が毎日の水揚げを管理して、どれだけの水揚げをして、金額はどうだっちゅう部分は、多分物すごいアバウトな話だと思うんですよ。ところが鳥取県漁協の場合はちゃんと事務局がいて、賀露まで遡っていって、そこで幾らで売れてっちゅうのは全部伝票で入ってきますから、ちゃんと去年のデータも当然、何年か前もありますし、データがちゃんとしっかりしているので、その辺も判断基準のされる場合にはぜひ参考にしてもらったらいいと思います。去年よりも減っているというのであれば、やはりその辺で、間違いなく
コロナの影響なんですよ。魚価がこれだけ下がっておるというのは。その部分をやはり何とか少しでもカバーしてあげるという、そういった姿勢を僅かでもいいから示していただければ、多分漁業者も一安心すると思うわけです。これは金額の大小じゃなくて、あるかないかで全く違うので、その辺のところをやはりちょっと頭の片隅に置いてもらって、今後の検討課題にしていただきたいと思うわけなんですが、いかがでしょうか。
○議長(入江 誠君) 町長、答弁。
○町長(宮脇 正道君) 漁業者支援をしたほうがいいなと思ったのは、今おっしゃった魚価の低迷と、それから、去年までサワラがたくさん捕れてて、それが平均的な魚価の単価の減ったところにも反映されているんだろうと思うんですが、サワラが捕れなくなったということと、やっぱり魚価が安ければ、漁出ても赤字になるぐらいだわいというので、漁に出るのがおっくうになったりとか、そういういろんな要素が重なり合って、ちょっとこれは看過できんなと判断したところでございまして、なるべく早く出すのがいいだろうというような気持ちもあって、取りあえずじゃあ正職員さん、正組合員さんにということで、一律的な考え方でやったんですが、ちょっと今御指摘の点あたりについては、もう一度精査をしまして、また御報告なり申し上げたいというふうに思います。
○議長(入江 誠君) よろしいですか。
その他、質疑ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 討論がないようですから、討論を終結します。
これより採決します。
本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 異議なしと認めます。よって、議案第83号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第84号、令和2年度
湯梨浜町国民宿舎事業特別会計補正予算(第2号)に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
松岡議員。
○議員(8番 松岡 昭博君) 国民宿舎の特別会計についてのお尋ね、2点ほどお尋ねをしたいんですけど、この国民宿舎の運営については、28年から30年にいろいろ分析なり指導を受けて、令和元年に経営強化対策をつくって、それに向かって進もうというときに、令和2年度になってこういう新型
コロナウイルスが入ってきて、大変悲しいというか、大変なスタートになったわけなんですけども、こういうお客がだんだん少なくなっているときに、休館もして、お客が少なくなっているということで、大変だということで、先ほどあったように二波のことを考えれば、一時借入金の限度額を8,000万にするということで、今、話が出ているんですけども、1点目は、一時借入金の性質上、性格上、これは当該年度に返却するというのが、長期ではありませんから、そういうふうな性格のお金だと思うんですけども、この8,000万というのはどういう、お客が増えるとも思えんし、どういうことで返されるんだろうかと、その原資はどうされるんだろうかというのが1点と、それから、この新型
コロナ対策というのは、すぐに収まるものではなく、長期的に考えないけんというのが一般的な考え方なんですけども、今、こういう状況なので、今年はたまたま8,000万、限度額で、借入れでやるということなんですけども、来年度以降も当然お客が少ない。営業利益が赤になるかも分からないというときに、どういうふうに今後の水明荘の経営ですね、どういう方法でいかれるか、どういう考えの下にやられるかというのを、その2点、お尋ねしたいと思います。
○議長(入江 誠君) 答弁を求めます。
水明荘支配人。
○
水明荘支配人(小椋 誠君) 御質問についてお答えをいたします。
まず、一時借入金のことについてでございますが、一時借入金って、もちろん年度末には精算をするものでございます。今回、一時借入金の増額をお願いしましたのは、先ほど申しましたように、営業のほうに支障が出ると想定されるためにお願いするものでございますが、今後、この
コロナ影響のほうが長期にわたって長引くというのは想定をしております。ただ、この一時借入金の増額をいたしましたこの金額につきましては、先ほど申しましたように年度末で精算をするのが本来でございますが、今の経営状況からいいますと、この8,000万というものについてはお返しができるかどうかは不透明であります。ただ、少しでも努力をしながら、損益を少しでも縮めていきたいというふうにも考えているところでございます。また、この返済につきましては、また本町と相談をしながら協議をさせていただきたいと思っております。
そして、その8,000万円という形の金額についてで、もう一つの質問でございますけども、やはり今後も、先ほど申しましたように、この
コロナの影響というのは第二波も想定があると、最近またマスコミのほうでも多く用いられるようになってまいりました。この鳥取県のほうに関しましても、今回の新たな国の政策で、どのようにお客さんが動くかということもありましょうけども、やはり最近でいいますと、関東圏ではなくて、関西圏のほうが非常に感染者が多くなっているというのが現状でございます。そうしますと、近くに本当、感染者の方がおられるということは間違いもないですし、ひょっとすればお客さんの中に感染者が来られるということもあるかもしれません。ただ、そういったことを現在的には県、国としてもまだお答えするような状況でもございませんし、ただ、施設内としては、今、国、県が発行しておりますガイドラインに沿ったソーシャルディスタンスを守りながら、励行しながら営業をしてまいりたいという思いでございます。私としては以上でございます。
○議長(入江 誠君) 町長、答弁。
○町長(宮脇 正道君) 議員さんの御心配ももっともなことだというふうに思っております。今、支配人が申し上げましたように、この8,000万そのものを恐らく単年度で返すということは無理な話なので、分けて返していただくとか、そういう形になろうかなというふうに思っております。
GoToキャンペーンのほうもああやって東京が抜けて、何か最近また大阪のほうがどんどん増えているというような状況もあって、本当にどうなるかなと思って不安を持っておるとこなんですけど、全体的な状況といたしましては、この間も支配人と話すんですけど、実は令和元年度は前年を上回って、ほぼ予定以上にお客さんに来ていただいて、いい調子の年だったわけです。いい決算に今年は久しぶりになるかなというような気持ちでおったんですけども、この
コロナ禍で一気に落ち込んで、また駄目になったということがございまして、今年は年度当初からその状態がずっと続いているということで、水明荘の負担をなるべくなくするために、職員が町のほうの業務、それに出て、そっちのほうから人件費が出るようにしたりと、多少ですけども配慮したりとか、そういうこともやったんですけども、何せ損害自体が大きいもんですから、それでカバーするなんてとてもできないことでございました。
業務の内容としましては、水明荘のほうも随分広げていってくれておりまして、近年は体験型というものの呼び込みの努力ですとか、あるいは今度また関西のほうでしたか、中止にならなええですけども、修学旅行でたくさんの子どもが来てくれるというようなことも伺っておりまして、そのように販路は広げてくれていっていると思うんですけども、なかなかそれが全体的な動きとなって、みんなが動かないという状況が続いてますので、そのような状況なんですが、それを反転攻勢をかけるためにも、GoToキャンペーンに併せるような形でのクーポンの仕組みとか、あるいは旅館に特化した
プレミアム商品券、率を3割に上げての発行といったようなものもやるようにいたしておりまして、ここはぜひとも町民の
皆さんにも御協力をいただいて、町内の旅館、みんなそうですけれども、いろんな形で、友達とでも一杯やるときがあれば、商品券を使って一緒に行ってやってもらうような形になれば、少しでも楽になるんじゃないかなと思っているところでございます。
○議長(入江 誠君) 追加質疑ありますか。
松岡議員。
○議員(8番 松岡 昭博君) 今日の新聞を見ておりましたら、
コロナウイルスの本部会議なり知事会議があって、
コロナの感染の懸念でGoToキャンペーンの実施時期を若干遅らせるとか、観光地に行く範囲をもうちょっと絞り込むんだ、段階的に拡大していくんだという方向の考え方が、要望が出とったようですけど、今後、湯梨浜のほうにもそういう考え方が出て、鳥取県の考え方として、また町の考え方として出てくるかも分かりませんけども、そこに行くまでは、当分、予防対策、感染防止対策を十分にやっていくということで、東京以外は全部オーケーですよという話ですかというのが1点と、それから、こういうことを受けて、GoToキャンペーンで予約というのが結構入ってきているもんですかというのと、それから、実際もうちょっと町長に聞きたかったのは、国民宿舎が一般的に経営がそんなにうまくいってない状況のときに、
コロナの関係でさらに営業収益、利益が減少、赤になる可能性があるときに、この国民宿舎自体をどう考えられるのか。何年間かは町費を投入してでも継続して様子を、お客が、誘客が回復するまで待つというふうでいかれるのか。ある程度のところまで行って、もう一度継続するかどうか再検討されるという考え方はお持ちでしょうか。そこらのところをお願いします。
○議長(入江 誠君) 答弁を求めます。
町長。
○町長(宮脇 正道君) 今は緊急事態中ですので、そのことについてどうこうということはなかなか考えたりということは難しいと思いますけれども、ただ、もともと水明荘を直営で頑張りたいと申しますのは、雇用のことももちろんありますし、東郷温泉という温泉地の名前もございますし、国民宿舎で全国一番最初というようなこともありますし、いろんな会議等に便利に使われる施設であると、場所的にですね、そういうような意味からも、ぜひとも町のランドマークの一つとして、直営で頑張りたいなという気持ちを持ってやっているところでございます。そのようなことを思いながら、一つ一つでもできることを重ねて、改善の方向に向けていきたいというふうに思っているところでございます。そのように努めてまいりますけども、GoToキャンペーンにつきましては、たしか予約が22日からでしたよね。ということで、まだ全然受付はしてないというふうに思います。
この間、先週要望に行ったときの話をちょっと申し上げましたけども、その中でもやっぱり地域でっちゅうか、知事あたりは中国ブロックとか、そういう単位のところからやっていくのも一法かなという考えをお持ちのようでしたけれども、そういう気持ちでみんなが町内の旅館をそれぞれ利用して、守り立てて、励ましていただければなというふうに、希望を言うだけで申し訳ないような気もしますけども、そのような気持ちでおります。
○議長(入江 誠君) よろしいですか。
その他、質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 討論がないようですから、討論を終結します。
これより採決します。
本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 異議なしと認めます。よって、議案第84号は、原案のとおり可決されました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第5 議案第85号
○議長(入江 誠君) 日程第5、議案第85号、
湯梨浜町過疎とみなされる区域に係る
過疎地域自立促進計画の変更についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 議案第85号、
湯梨浜町過疎とみなされる区域に係る
過疎地域自立促進計画の変更について、
提案理由を申し上げます。
このたびの変更は、沿岸漁業の活性化を図ることを目的とした漁船用機器の購入費助成事業、
グラウンドゴルフの
ふる里公園内の工作物の老朽化に伴う整備・改修事業、JR泊駅のトイレの水洗化及び洋式化に係る駅舎の改修事業、県内の高校等に通学する高校生等の定期乗車券の購入費助成事業について追加を行い、過疎地域の産業及び教育の振興を図ろうとするものでございます。
以上、過疎地域自立促進特別措置法第6条第7項の規定によって準用する同条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。
詳細につきましては、
担当課長が御説明申し上げますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。
○議長(入江 誠君)
担当課長より
補足説明を求めます。
上井
企画課長。
○
企画課長(上井 明彦君) それでは、議案第85号、
湯梨浜町過疎とみなされる区域に係る
過疎地域自立促進計画の変更について、
補足説明をさせていただきます。
議案書をめくっていただきまして、1ページでございます。
過疎地域自立促進計画の一部変更でございまして、計画書を変更後、変更前で表記しておりますが、下線を引いた部分及び太線で囲んだ部分を追加するものでございます。
まず、変更後の欄の2、産業の振興、③水産業、(3)事業計画の過疎地域自立促進特別事業分でございます。事業内容の欄の3番目、沿岸漁業活性化推進事業の下線を引いた部分、漁船用機器購入費助成を追加するものでございますが、これは、漁業者を支援することにより、沿岸漁業の活性化を図るものでございます。
続きまして、⑤観光及びレクリエーション、(3)事業計画でございますが、1枚めくっていただきまして、2ページになります。左側、変更後の欄の事業内容の欄の2番目、
グラウンドゴルフふる里公園施設整備事業の下線を引いた部分、公園内工作物整備・改修の追加でございますが、これは、老朽化に伴いまして、アウトコース入り口のポール時計の建て替えと多目的広場の恐竜模型2体の再塗装を行うものでございます。
続いて、その下、太線で囲った部分、駅舎改修事業、JR泊駅舎の改修の追加でございますが、これは、来年5月に潮風の丘とまりで開催されるワールドマスターズゲームズ2021関西、グラウンド・ゴルフ大会の受入れ体制の整備などを目的に、駅舎内のトイレの水洗化等に係る間仕切りなどの改修を行うものでございます。
最後に、7、教育の振興、(1)現況と問題点としまして、ア、学校教育でございますが、3ページ左側、変更後の欄の本文の下線を引いた部分、3、その他の教育、「平成19年度から県立高等学校の通学区域が県全域となり、泊地域でも中部圏域はもちろん、県内東西部地域に通学している生徒もいます。泊地域から各高等学校までは遠距離通学が多く、高等学校等に通学するために公共交通機関を利用している生徒は少なくありません。遠距離の通学に伴う交通費は、就学期、特に高校生等の子どもを抱える世帯の経済的負担となっています」の記述を追加するものでございます。
それに伴いまして、(2)その対策としまして、ア、学校教育の下線を引いた部分でございますが、3、その他の教育の振興、「泊地域から遠距離の高等学校等に通学する交通費が保護者の負担となっています。子どもたちが通学費用を理由に希望する学びを諦めることのないよう、子育て家庭の経済負担を軽減する必要があります。県内高等学校等に通学する生徒が通学するために利用する公共交通機関の定期乗車券購入費を支援します」の、この記述を追加するものでございます。
また、それに併せまして、(3)事業計画の過疎地域自立促進特別事業分でございますが、1枚めくっていただいて、4ページ左側、変更後の欄の事業内容の欄で、太線で囲った部分、通学費助成事業、高校生等の通学に要する定期乗車券の購入費一部補助を追加するものでございます。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 討論がないようですから、討論を終結します。
これより採決します。
本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 異議なしと認めます。よって、議案第85号は、原案のとおり可決されました。
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◎日程第6 議案第86号
○議長(入江 誠君) 日程第6、議案第86号、
工事請負契約の締結について(
湯梨浜町中央公民館泊分館等解体工事)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 議案第86号、
工事請負契約の締結について、
提案理由を申し上げます。
今回提案いたします
工事請負契約は、
湯梨浜町中央公民館泊分館等解体工事でございます。令和2年7月3日に入札を行い、落札した工事請負業者と仮契約を締結いたしましたので、
地方自治法第96条第1項第5号及び
湯梨浜町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。
詳細につきましては、
担当課長が御説明申し上げますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。
○議長(入江 誠君)
担当課長より
補足説明を求めます。
山﨑生涯学習・
人権推進課長。
○生涯学習・
人権推進課長(山﨑有紀子君) それでは、議案第86号、
工事請負契約の締結について、
補足説明をさせていただきます。
1、契約の目的は
湯梨浜町中央公民館泊分館等解体工事。2、契約の金額は2,200万円です。3、契約の相手方は、鳥取県倉吉市西倉吉町17番地、福井土建株式会社代表取締役、福井重秋。4、契約の方法は指名競争入札です。
なお、参考資料として、建設工事請負仮契約書の写し及び本件の入札結果表を添付しております。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 討論がないようですから、討論を終結します。
これより採決いたします。
本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 異議なしと認めます。よって、議案第86号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(入江 誠君) 以上で本
臨時会に付議された事件は全て議了いたしました。
よって、
会議規則第7条により閉会したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 異議なしと認めます。よって、令和2年第7回
湯梨浜町議会臨時会を閉会いたします。御苦労さまでした。
午後2時43分閉会
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