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平成22年第2回定例会(第1号 3月 2日)

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  1. 倉吉市議会 2010-03-02
    平成22年第2回定例会(第1号 3月 2日)


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    平成22年第2回定例会(第1号 3月 2日)                  倉吉市議会会議録(第1号) 平成22年3月2日(火曜日)    第1 会議録署名議員の決定  第2 会期の決定  第3 説明のため出席を求めた者の報告  第4 議案の上程並びに提案理由の説明 〇会議に付した事件  ◎日程第1から日程第4まで                   午前10時00分 開会 ○議長(福井康夫君) おはようございます。  それでは開会をいたします。  ただいまから平成22年第2回倉吉市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。 ○議長(福井康夫君) 本日の議事日程は、お手元に配付しております日程表のとおり行います。
     日程第1 会議録署名議員の決定 ○議長(福井康夫君) 日程第1、会議録署名議員の決定を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、6番杉山慶次君、16番段塚廣文君を議長において指名をいたします。  日程第2 会期の決定 ○議長(福井康夫君) 日程第2、会期の決定を行います。  本定例会の会期は、先般開催した議会運営委員会において協議し、連絡しておるとおりでありますが、お手元に配付しておりますとおり、本日から3月16日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、3月2日から3月16日までの15日間と決定をいたしました。  日程第3 説明のため出席を求めた者の報告 ○議長(福井康夫君) 日程第3、説明のため出席を求めた者の報告でありますが、これは、市長、長谷川稔君ほか、お手元に配付しておるとおりであります。  本日届け出のあった事故者は、議員及び当局ともありません。  以上、報告いたします。  日程第4 議案の上程並びに提案理由の説明 ○議長(福井康夫君) 日程第4、議案の上程並びに提案理由の説明に移ります。  提案理由の説明を求めます。  長谷川倉吉市長。 ○市長(長谷川稔君)(登壇) これより、ただいま上程されました報告第1号及び議案第2号から議案第47号までの諸議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  まず、報告第1号 議会の委任による専決処分についてでありますが、平成22年2月1日に、地方自治法第180条第1項の規定により、公用車接触事故に係る損害賠償額の決定を専決処分したもので、報告いたします。  次に、議案第2号から議案第7号までの諸議案についてでありますが、これらはいずれも平成21年度各会計の補正予算であり、昨年12月補正予算計上後における事業費の確定、及び国の補正予算への対応、並びに繰越明許費などに係る所要の措置を講じるため補正を行うものであります。  全体としては減額補正となっておりますが、これは新斎場建設に係る中部ふるさと広域連合負担金を減額したことが主な要因となっております。追加の経済対策といたしましては、地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用した保育園や小学校、道路整備など2億4,383万円、小・中学校各1校に太陽光発電を導入するための費用として3,999万3,000円を計上しております。また、地域活性化公共投資臨時交付金交付限度額がおおむね2,500万円程度と見込まれますので、このたび予算計上するものであり、本庁舎北側駐車場整備及び飛龍閣整備事業に充当したいと考えております。  議案第2号 平成21年度倉吉市一般会計補正予算についてでありますが、歳出の主なものといたしましては、総務費ではシビックセンターたからやの雨漏り修繕を行うため147万円を新規で、地方バス路線維持対策費補助金354万6,000円を追加でそれぞれ計上し、衆議院議員総選挙費448万6,000円、市議会議員一般選挙費1,553万8,000円を決算見込みにより減額するものです。  民生費では、伯耆しあわせの郷の街路灯の取りかえ、塗装補修などの費用1,060万5,000円、小鴨保育園、屋根、外壁等改修費用1,456万2,000円、子ども手当に係るシステム改修費用325万5,000円を新規に計上し、介護保険事業特別会計繰出金660万円を追加計上するものです。  衛生費では、新型インフルエンザワクチンの接種回数が13歳以上は1回となったことによる予防接種助成費が2,709万6,000円、新斎場建設に係る鳥取中部ふるさと広域連合負担金2億7,078万8,000円をそれぞれ減額するものであります。  農林水産業費では、県営広域営農団地農道整備事業費負担金93万2,000円などを追加計上し、産地競争力強化対策事業費補助金1億5,868万円、地産地消推進事業費補助金2,570万4,000円をそれぞれ減額するものであります。  商工費では、湯楽里の循環水ろ過装置改修など562万7,000円を新規に計上し、国民宿舎事業特別会計繰出金162万5,000円を追加計上するものであります。  土木費では、道路橋梁費地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用した事業1億1,020万円を新規で、市道西倉吉工業団地1号線の整備費用7,000万円を追加でそれぞれ計上し、河川費で急傾斜地崩壊対策事業費地元負担金780万2,000円を追加計上しております。  消防費では、老朽化した防火水槽フェンスを補修するための費用84万円を計上するものです。  教育費では、小学校施設保全修理費等の費用9,637万7,000円、成徳小学校久米中学校への太陽光発電導入事業として3,999万3,000円、市営野球場外野フェンスを改修するための費用414万9,000円などを増額し、高城小学校屋内運動場耐震補強事業876万6,000円を減額するものであります。  以上、補正の総額は1億3,244万5,000円の減額で、補正後の予算総額は256億2,998万円となります。  歳入の主なものといたしましては、国庫支出金2億9,530万1,000円、諸収入908万4,000円などを追加計上し、県支出金1億9,199万1,000円、市債2億3,870万円などを減額するものであります。  次に、議案第3号から議案第7号までの特別会計補正予算についてでありますが、介護保険事業特別会計では、居宅介護サービス給付費2,700万円、施設介護サービス給付費1,000万円、高額医療合算介護サービス費1,000万円などを増額するものであります。  住宅資金貸付事業特別会計では、公債費元金1,020万9,000円の追加計上などを行うものであります。  下水道事業特別会計では、天神川流域下水道事業費地元負担金120万円を減額するものであります。  駐車場事業特別会計では、債務負担行為の設定を行うものであります。  国民宿舎事業特別会計では、納付金を162万5,000円減額し、一般会計繰入金を162万5,000円増額するものであります。  続いて、議案第8号から議案第26号までの平成22年度各会計予算につきまして御説明申し上げます。  一般会計263億1,313万7,000円、水道事業を除く特別会計は151億3,360万7,000円で、本市の特別会計を含めました予算総額は414億4,674万4,000円となり、21年度予算に比べて10億1,678万5,000円、率にして2.5%の増を見込んだところであります。  まず、一般会計についてでありますが、総額263億1,313万7,000円で、前年度予算に比べて18億5,951万8,000円、率にして7.6%の増を見込んだところであります。当初予算におきまして260億円を超える規模の予算は過去最大となっておりますが、これは、あすを見据えた着実型の予算としたところであります。  なお、市長任期が4月となっていることから、よく言われるところの骨格予算という考え方もあるところでありますが、今日の厳しい経済状況を勘案する中で、経済・雇用対策の側面から、一刻も早い予算措置、予算執行が市民のために望ましいこと、また、倉吉駅周辺整備事業河北中学校移転事業、米田町住宅建てかえ事業、上小鴨小学校屋内運動場整備などの事業につきましては計画的に年度を考えてきました継続性の強い事業であることなどの理由から、いわゆる通常予算としたところであります。  なお、新しい市長が就任をされました折には、いわゆる政策的な予算を配置をされる上で財源の留保というものがなされなければ、いわゆる骨格予算であるか通年予算であるかという裏づけが発生いたしません。その点で、今回は留保財源というものはすべて予算の方で計上いたしまして、財政調整基金のところに2億円予算計上していることを申し上げておきます。  歳出につきまして、性質別に御説明申し上げます。  人件費は35億4,687万円で、予算総額の13.5%となっており、職員数の減に伴う給与費の減などにより、対前年度比4.5%の減であります。  物件費は29億7,549万1,000円で、予算総額の11.3%、対前年度比7.7%の増であります。  維持補修費は、道路、小・中学校、保育園等各施設の維持補修に要する経費1億3,685万4,000円を計上したところであります。  扶助費は49億8,268万8,000円で、予算総額の18.9%、対前年度比15.9%の増であります。  補助費等は28億7,188万円で、予算総額の10.9%、対前年度比18.5%の減であります。特徴的なものといたしましては、地域防災の観点から、上神、寺谷地区の2カ所のため池について改修に向けた計画策定を行うため、県営ため池等整備事業費負担金200万円を計上しております。従来ですと、この場合、地元負担金が20%程度求められるところを、この制度を活用することによりまして6%の地元負担で実施が可能となりました。  普通建設事業費は28億7,146万3,000円で、予算総額の10.9%であり、対前年度比61.6%の増となっております。主なものといたしましては、倉吉駅周辺整備事業産地競争力強化対策事業、米田町住宅建てかえ事業、西倉吉工業団地再整備事業などを計上したものであります。  災害復旧費では、今年度、できるだけそうした災害がないことを願うところでありますが、2,400万円を計上してるところであります。  積立金2億7,986万7,000円は、財政調整基金へ2億1,374万1,000円、減債基金へ5,026万5,000円、若者の定住化促進基金へ304万2,000円などの積み立てを行おうとしております。これが合併時に13億7,000万円積み立ててきまして、近々この積立金の、現在は果実部分だけを運用しておりますけども、近い時期に、この原資を含む基金でありますので、この基金の活用というものが可能になってくる状況にあります。積立金では、2億7,986万7,000円は、財政調整基金へ平成の年代に入りまして初めて今回積み立てを行うことができました2億1,374万1,000円、減債基金へ5,026万5,000円、若者の定住化促進基金へ304万2,000円などを積み立てようとするものであります。当初予算での財政調整基金の増額は、過去10年では初めてであります。平成と言いましたが、平成10年度以降であります。5億1,758万5,000円となる見込みであり、平成19年度末以来3年ぶりに5億円台を回復する見込みであります。  出資貸付金は19億1,389万3,000円で、予算総額の7.3%に当たり、その主なものは商工振興資金土地開発公社の貸付金などであります。  公債費は33億7,212万8,000円で、予算総額の12.8%、対前年度比12.8%の減となっております。  繰出金は33億3,800万3,000円で、予算総額の12.7%、対前年度比25.1%の増であり、国民健康保険事業介護保険事業上井羽合線沿道土地区画整理事業下水道事業など各特別会計の諸事業推進のために繰り出しするものであります。また、後期高齢者医療療養給付費負担金を繰出金として取り扱ったことで、前年度に対して大幅な増となっております。  次に、歳入の概要について御説明申し上げます。  市税の総額は59億1,820万4,000円で、予算総額の22.5%に当たり、前年度に比べて5.1%の減であります。各税目の前年度決算見込み等を勘案して計上したところであります。  地方譲与税利子割交付金配当割交付金株式等譲渡所得割交付金地方消費税交付金ゴルフ場利用税交付金自動車取得税交付金地方特例交付金交通安全対策特別交付金は、前年度の決算見込み地方財政計画の伸び率等を勘案して、合わせて9億2,766万4,000円を計上したものであります。  地方交付税は80億円で、予算総額の30.4%に当たり、地方財政計画等により見込んだところであり、前年度に比べて3.4%の増であります。今回260億を超える予算を組みましたのも、一方で皆様方からの、あるいは市民法人税を含めまして、これらが、厳しい経済環境、所得の減の中で減収を見込む中で必要なところに財源の手当てができましたのも、この地方交付税が昨年度も一昨年前よりは伸びましたけども、さらに大きく、22年度は地域主権という新政権の考え方の中で地方交付税が国全体では1兆1,000億円ふえました。そのことを倉吉市に割り戻したときに、国全体では6.9%の伸びにしておりますが、倉吉市はここを手がたくさらに見込んで3.4%の伸びといたしまして、この80億円を見込んでいるところであります。  ところで、この間、地方交付税は大きな変遷を見せております。16年度からは大幅な三位一体改革の減の中で、そして19年度からは交付税のあり方を、これまでは、財政状況が困難さを要する人口が少ないところの方がサービスの1人当たりの単価が高くつくわけであります。そういうことから地方交付税は、財政力の弱いところ、基準財政需要額に対して収入額が少ないところに手厚く講じられてまいりました。それが19年度からの新型交付税では、交付税のあり方が複雑だという理由から、面積や人口ということで単純化されようとされました。このときに試算で示された交付税のあり方で、倉吉市は非常に厳しい局面に立たされたところであります。19年度から施行された新型交付税が導入されるに当たり、最初の段階で本市の減少額は1年間で7,500万円、3年後には2億2,000万円の減額が見込まれておりました。国の示された算定方法では本市の財政運営に多大な影響を及ぼすことから、あるときは菅総務大臣にも直接、倉吉市の実情を訴えてまいりました。こうしたことから、結果的に本市の減少額は、1年間での、これでも落ちたわけでありますけども2,300万円ということになりまして、つくづく国と地方が直接対話の場を持つことの重要性を認識をしたことを今思い出すところであります。  国県支出金、分担金及び負担金、使用料及び手数料、財産収入、寄附金、繰入金、繰越金、諸収入は総額88億8,596万1,000円であり、予算総額の33.8%に当たり、各種事務事業の実施に見合うものを計上したところであります。  市債は、市債と申しますのは市の長期の借入金であります、借入金も、財政の中では歳入という収入額の方に見込むところであります。しかし、この市債の発行ができるだけ少なく済む方が、後々の償還費というところ、公債費というところが低くなるという関係でこの額を大事にするところであります。市債は25億8,130万8,000円で、予算総額の9.8%に当たり、普通建設事業費の財源等になるものであります。このうち合併特例事業債につきましては12億670万円を計上しております。また、地方交付税の財源不足を補う臨時財政対策債は、対前年度比50.7%の11億4,770万8,000円を見込んでおります。  さき方、歳入の確保ということで今回かなりのものが充当できたという中に、この地方交付税の財源を補う臨時財政対策債を、このとらえ方がいろいろあるわけであります、ある方は赤字地方債というふうに借入金だととらえる向きと、そうではなくて、本来ならば地方交付税を充当する当該年度に出さなければいけないところを、国の事情で財政不如意ということから、必要はあるけども当面は市が長期借入金という形で起こして、しかし、それは確実に間違いなく国が地方交付税で100%手当てをしますという約束から発行するものでありますから、私は、大くくりではやはり地方交付税に類するものだと考えるものであります。ここが大幅な伸びが今回国の方で手当てをされているところであります。  以上、一般会計の概要について御説明を申し上げましたが、財政はいつの場合にも市民生活のためにあることを忘れてはならず、必要とされる施策、サービスを盛り込まなくてはなりません。そのために行政すべての分野で経費の節減及び効率化を図り、財政の健全化にさらに努力を続けてまいる決意であります。  次に、特別会計について御説明申し上げます。  国民健康保険事業特別会計予算についてでありますが、総額55億7,592万4,000円で、前年度に比べて1億6,217万6,000円、率にして3%の増となっております。  介護保険事業特別会計予算につきましては、総額45億8,152万3,000円で、前年度に比べて3億3,850万5,000円、率にして8%の増となっております。  老人保健事業特別会計予算につきましては、総額3,195万2,000円で、前年度に比べて693万1,000円、率にして17.8%の減となっております。  後期高齢者医療事業特別会計予算につきましては、総額5億1,944万2,000円で、前年度に比べて1,221万5,000円、率にして2.3%の減となっております。  簡易水道事業特別会計予算につきましては、7つの簡易水道施設維持管理費を中心に、総額2億3,088万6,000円を計上するものであります。  温泉配湯事業特別会計予算につきましては、総額962万5,000円を計上するものであります。  住宅資金貸付事業特別会計予算につきましては、総額6,960万6,000円を計上し、昨年はここで力が入ったということで一般質問などをいただいたところでありますが、貸付金の回収に大変な本市としても努力を、そして利用者の方からも御協力をいただいて回収率の向上に努めてきているところでありまして、6,960万6,000円を計上し、さらなる努力と、一方で本市の長期債の償還を予定しているところであります。  高齢者・障害者住宅整備資金貸付事業特別会計予算につきましては、総額239万9,000円を計上しております。  土地取得事業特別会計予算につきましては、公共用地取得のための3,600万円を計上したものであります。  上井羽合線沿道土地区画整理事業特別会計予算につきましては、換地処分などの経費や公債費など総額1億5,226万5,000円を計上したものであります。  下水道事業特別会計予算につきましては、汚水管渠3,422メートルなどを整備するための築造費3億860万円、天神川流域下水道事業費地元負担金2,633万3,000円、水洗便所改造資金貸付金8,200万円など、総額31億4,449万2,000円を計上したものであります。  駐車場事業特別会計予算につきましては、新町駐車場倉吉駅前駐車場の運営費などであり、総額2,413万4,000円を計上したものであります。  集落排水事業特別会計予算につきましては、供用開始しております処理施設、管路施設の維持管理業務など、総額6億2,340万8,000円を計上したものであります。なお、この集落排水事業の本当に事業会計を好転させるためにも、ぜひとも、布設しております地域におきましては接続率の向上、この機会に改めましてお願いを申し上げます。  国民宿舎事業特別会計予算につきましては、7,746万1,000円を計上したところであります。  高城、小鴨、北谷、上北条の各財産区特別会計予算につきましては、山林の管理育成のための経費、また上北条財産区では一般会計への繰出金を計上し、4会計合わせて5,399万円を計上したものであります。  次に、議案第27号 平成22年度倉吉市水道事業会計予算についてでありますが、水道事業会計は、安全で良質な水の安定供給及び事業の健全経営を重点に編成したものであります。主な事業といたしましては、黒見第2水源地ポンプ取りかえ工事、また長坂新町配水管布設工事等、配水管の布設及び老朽管の布設がえ、3,640メートルなどを実施するものであります。  予算の内容について申し上げます。損益勘定では水道料金との収入8億7,738万5,000円を見込み、支出におきましては、請負工事費施設維持管理費企業債利息など8億6,128万1,000円を計上した結果、差し引き1,610万4,000円で、税抜きの当年度純利益は1,144万円にとどまる見込みとしたところであります。非常に落ちてきております。  一方、資本勘定では、収入において、企業債、工事負担金など1億4,888万3,000円などを見込み、支出において、請負工事費企業債償還金など4億2,442万7,000円を計上した結果、差し引き2億7,554万4,000円の不足を生じますので、その措置として、当年度分損益勘定留保資金などの所要の財源をもって補てんすることといたしたところであります。  次に、議案第28号 職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び倉吉市職員の給与に関する条例の一部改正についてでありますが、労働基準法の一部改正を踏まえ、月60時間を超える時間外勤務に係る時間外勤務手当の支給率を引き上げるとともに、その引き上げ部分について、同手当の受給にかえて代替休の取得を選択できるよう関係条例の一部を改正するものです。  次に、議案第29号 倉吉市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定についてでありますが、地方公務員法の一部改正に伴い、平成19年8月1日から、職員の自発的な大学等の課程の履修または国際貢献活動のための休業についての制度を設けることができるようになりました。本市においても人材育成の観点から自己啓発等休業制度を導入するため、倉吉市職員の自己啓発等休業に関する条例を制定するものです。  次に、議案第30号 倉吉市職員の修学部分休業及び高齢者部分休業に関する条例の制定についてでありますが、地方公務員法の一部改正に伴い、平成16年8月1日から、職員の能力・資質向上等のため職員が修学を希望する場合に勤務時間の一部について休業する制度、及び地域ボランティア活動への従事などの地域貢献または定年後の人生に備えるための準備期間として柔軟な勤務体制に対応するため、職員が希望する場合に、定年前の一定期間、勤務時間の一部について休業する制度を設けることができるようになりました。本市においても人材育成及び職員の心身の健康を維持し増進し、公務能率の向上を図る観点から、修学部分休業及び高齢者部分休業の、55歳以上であります、ここで言います高齢者、部分休業の制度を導入するため、この条例を制定するものです。  次に、議案第31号 倉吉市現業職員の給与の種類及び基準に関する条例及び倉吉市公営企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてでありますが、倉吉市職員の自己啓発等休業に関する条例、倉吉市職員の修学部分休業及び高齢者部分休業に関する条例の制定に伴い給与の取り扱いについて所要の整備を行うこと、及び自宅に係る住居手当を廃止するため、関係条例の一部改正を行うものです。また、倉吉市障がい者計画に基づき、障害の表記を平仮名表記に改めるため所要の改正を行うものです。  次に、議案第32号 倉吉市関金都市交流センターの設置及び管理に関する条例の一部改正についてでありますが、倉吉市関金都市交流センターの利用料金は、周辺類似施設に比して著しく安価であり、安い料金であり、平日、休暇の別または入場料の有無にかかわらず一律となっているため、他施設との均衡及び利用の公平が保たれていない状況にあります。ついては、時間帯区分、平日、休日の区分、入場料徴収及び営利利用の区分等を規定し、他施設に合わせた料金体系とするため、倉吉市関金都市交流センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正するものです。  次に、議案第33号 倉吉市景観条例の一部改正についてでありますが、自然公園法及び自然環境保全法の一部を改正する法律が平成21年6月3日に公布され、22年4月1日から施行されることとなりました。この法律の施行に伴い、倉吉市景観条例において引用する自然公園法の規定が移動するため、倉吉市景観条例に所要の改正を行うものです。  次に、議案第34号 倉吉市部落差別撤廃とあらゆる差別をなくする条例の一部改正についてでありますが、今なお公衆トイレにおける差別落書きがあったり、差別を受ける、この表現がなかなか難しいところでありますが、差別を受ける、もともとの原稿は被差別者と書いてありましたが、聞いていただく方にわかりやすくするために表現を差別を受ける立場としたところでありますが、これもなかなか、何かそういう立場が規定されてしまうようで、私も本当に今も口ごもりながら申し上げているわけでありますが、そうした立場の当事者を名指しした差別投書や県の研究集会を批判する投書が公共施設に投げ込まれるなどの差別事象が、残念ながら後を絶ちません。差別事象の発生を防止し、部落差別を初めあらゆる差別をなくするよう啓発をさらに推進するため、市民に対して、差別や差別を助長する行為を、それはどういう行為がそういうことにつながるんですよということを明らかに示した上で、これらの行為を行わないことを務めとして示すとともに、市内事業者に対して職場での研修及び啓発活動を行うよう責務として示すものです。また、差別事象が起こった場合の被差別当事者の相談に対応するため、倉吉市部落差別撤廃とあらゆる差別をなくする条例に所要の改正を行うものです。  次に、議案第35号 倉吉市あらゆる差別をなくする審議会条例の一部改正についてでありますが、部落差別を初めあらゆる差別をなくするためのさらなる啓発推進を行うに当たり、倉吉市部落差別撤廃とあらゆる差別をなくする条例と一体的に、倉吉市あらゆる差別をなくする審議会条例の見直しを行った結果、審議会への諮問事項に加え、差別事象の分析、啓発のあり方、あらゆる差別をなくする総合計画の進捗状況についても審議し、市長に意見を述べることが必要であることから、倉吉市あらゆる差別をなくする審議会条例に所要の改正を行うものです。  次に、議案第36号 倉吉市立保育所条例の一部改正についてでありますが、児童福祉法等の一部を改正する法律が平成20年12月3日に公布され、22年4月1日に、保育の実施の範囲改正が施行されることになりました。従来、保育の実施については保育所における保育を行うことのみが定義されておりましたが、保育に対する需要の増大により、保育所における保育ができないなどの事由により居宅等での適切な保護を目的とする家庭的保育事業が創設され、改正後の児童福祉法では、家庭的保育事業による保育を行うことを含め定義されることとなりました。倉吉市立保育所条例で指し示す保育の実施の範囲を明確にするため、同条例に所要の改正を行うものです。  次に、議案第37号 倉吉市国民健康保険条例の一部改正についてでありますが、本市の国民健康保険事業につきましては、基金及び繰越金を財源といたしまして、平成15年度、平成17年度には関金町との合併時に保育料率を引き下げ、事業運営を行ってまいりました。平成22年度、新年度以降を見渡すとき、基金の保有額が約3億前後と見込まれていることから、実質単年度収支が、その部分が赤字となることが想定されることから、事業の健全な、このままでは運営が難しくなる状況にあります、このため本市では、この間、本市国民健康保険運営協議会に保険料率検討の諮問を行い、その答申結果として、医療分及び支援金分の合計保険料については、保険料軽減後1人当たり1万2,000円程度、介護保険料については、保険料軽減後1人当たり9,200円程度の引き上げが答申をされたところであります。この答申を受けまして、本市としての協議会の答申を尊重しながら、また、今議会には答申内容にも含まれております一般財源の充当も含めまして、保険料率ができるだけ高くならないように抑える形での改定を提案をさせていただこうとしているものであります。  また、国民健康保険法施行令が改正され、医療分及び支援金分の保険料賦課限度額が引き上げられる予定であることから、本市においても同様の引き上げを行うこと、平成20年、21年の地方税制改正に伴い、22年度以降の保険料の基礎となる所得の算定について対応するための改正を行うこと、そして、倒産、解雇など非自発的失業者に係る所得の算定について、従来は前年度の所得を賦課対象額の算定基礎としておりましたが、国がここに来まして、私本当に画期的だと思います、前年度の給与所得を3割として保険料の賦課及び軽減判定の所得とすること、被用者保険の被保険者本人が後期高齢者医療制度に移行し、その被扶養者が国保被保険者となった場合の保険料について、資格取得から2年間の減免措置を当分の間継続するための特例措置を規定することの改正を行うものであります。  次に、議案第38号 倉吉市学校教育審議会条例の制定についてでありますが、本市の教育の現状を確認し、課題を明らかにするとともに、本市の特色を生かした教育のより一層の充実のために、平成20年度、21年度の2年間にわたり、明日の倉吉の教育を考える会を開催してきました。2年目の本年度は協議や視察なども6回開催し、提言をいただいたところであります。今後この提言をもとに具体的な方策を探り、策定していくために、倉吉市学校教育審議会条例を制定し、審議会を設置しようとするものです。  なお、この条例は、現在の倉吉市校区審議会条例も包含するものであり、倉吉市校区審議会条例は廃止することといたしました。  次に、議案第39号 財産の交換、無償譲渡及び負担付きの贈与を受けることについてでありますが、河北中学校の建物等が老朽化していること、グラウンドが狭小であることから、教育環境の改善のため、高校再編で廃校となった元鳥取県立倉吉産業高等学校を河北中学校として整備するために、平成13年から財産交換を要望し、協議を重ねてまいりました結果、元県立倉吉産業高等学校の土地等及び建物等と河北中学校の土地等及び建物等並びにその他の市有財産である、これから申し上げますその他の市有財産、明治町・旭田町県営住宅用地、倉吉東高西側緑地帯、県施設内法定外公共物等との交換を行うこと、また、譲与後使用しない建物等の解体撤去相当額を交換財産の価値から控除し、実際に支払った解体撤去費が解体撤去相当額を下回った場合について差額を支払うという負担つきの贈与を受けること、これらによって算出された交換等の財産の差額、差金を支払うということで鳥取県との合意を得ることになりました。同じ条例が、今議会で鳥取県議会の方でも上程をされております。  まとめて申し上げれば、面積差が1万平方メートルもある県立高校と倉吉市立河北中学校財産とが、ほとんど市の負担を要することなく交換が可能となったというところであります。これにつきまして、なかなか職員のことに触れるということは、少し機会をそう私もつくっておりませんでしたけども、この取り組みだけは13年から延々、一時期あきらめたこともありました。何しろ差金が5億円も生じるということがありましたので、そのような経過をたどり今日をたどったというのは、市民の方の御理解と、それから職員の本当にたゆまぬ、7年間相当かかっております、本当にこの取り組み努力には改めて感謝をしたいと考えております。この鳥取県との合意を、地方自治法第96条第1項の規定により、本市議会の議決を求めようとするものであります。  次に、議案第40号 財産の無償譲渡についてでありますが、同和対策事業施設の譲渡等の取り扱い方針に基づき、同和対策事業で設置した農業施設の譲渡につきまして、無償譲渡の意向のあった施設のうち譲渡の条件整備が整った21施設を、地元自治公民館、当該施設利用組合に無償で譲渡することについて、地方自治法第96条第1項の規定により、本市議会に議決を求めるものです。  次に、議案第41号 市道の路線の認定についてでありますが、市道伊木14号線は、寄附受納した宅地造成により整備された位置指定道路を市道として認定するものです。また、市道北野22号線は、開発行為により整備され、都市計画法第40条第2項の規定により帰属が完了した道路を市道として認定するものです。以上の路線は、法令の規定及び本市の市道認定基準に適合するものであり、道路法第8条第2項の規定により、本市議会の議決を求めるものであります。
     次に、議案第42号 シビックセンターたからやの指定管理者の指定についてでありますが、今年度末に指定管理期間が満了となりますシビックセンターたからやの指定管理者を更新するため公募しましたところ、特定非営利法人未来の1団体から応募があり、指定管理候補者選定委員会に審査を諮問し、当選定委員会から指定管理者に選定する旨の答申をいただきましたので、選定委員会の答申を尊重し、特定非営利活動法人未来と協議の結果、平成22年4月1日から平成24年3月31日までの2年間、シビックセンターたからやの指定管理者に選定いたしましたので、地方自治法第244条の2第6項の規定により、本市議会の議決を求めるものであります。  次に、議案第43号から議案第46号までの、三朝町、湯梨浜町、琴浦町、北栄町との間における定住自立圏形成協定の締結についてでありますが、定住自立圏構想推進要綱が施行されたことに伴い、本市を中心市とする定住自立圏を形成し、その圏域の中で周辺町と相互に役割を分担し、連携して国の財政支援等を受けながら、定住に必要な生活機能等の確保及び圏域の活性化を図ることにより圏域における定住を促進し、持続可能な社会を構築していくため、三朝町、湯梨浜町、琴浦町、北栄町との間において、それぞれ定住自立圏形成協定を締結するものであります。  最後に、議案第47号 鳥取中部ふるさと広域連合規約を変更する協議についてでありますが、広域行政圏計画策定要綱及びふるさと市町村圏推進要綱が平成21年3月31日をもって廃止されたこと並びに広域振興に関する事務強化に伴い、広域連合が処理する事務を明確にしたことから、広域連合の処理する事務の一部を変更するものです。  また、滞納整理事務に、滞納者が貸金業者へ支払った過払い利息の返還を請求する取り立て訴訟事務が新たに追加されたため、滞納整理費の負担割合に取り立て訴訟に係る経費を加えることとするものです。  以上、何とぞ慎重御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。  終わりに、最後の議会となりますので、この場をおかりいたしまして退任のごあいさつを申し上げます。  私は、倉吉市長職を今任期をもって終えることを決意いたしました。在任期間は8年間でありましたが、決して短くなく、充実したものでありました。先日は、次年度予算を発表させていただくにあわせ、今日までの出来事を振り返り、その年々に一年一年出来事が振り返り、中身がいっぱい詰まっている思いがいたします。市政においても激動期であり、私自身も無我夢中でやってきた感慨深いものがあります。  初めてこの壇上に立ちましたのが平成14年4月19日であります。市長の就任が11日でありますが、定例議会となりますと、6月議会まで新しい市長はないわけであります。そのときに私はできるだけ臨時議会の開催というものを、時の議長、本当に先日お亡くなりになりました松井議長でありましたが、できるだけ早く所信というものを申し上げたいということで、1週間後の19日開催させていただきました。あの中で一言申し上げたのは、当時は高城地区に産廃、産業処分場という問題がありましたので、これについてはどうしても農業振興地域であるということから倉吉市としてはやはり受け入れがたいということを申し上げ、そしてあらゆる取り組みというものが、ジョン・ファノンの言葉を引用させていただきまして、橋がただかかるということであってはいけないんだと、天から降ってきて橋がかかったということでは、その本当の意味での建設の意味、意義は弱いんだ、その必要性、また本当に待ち望む切実感、そして働きかけ、そういうものがあって初めて具体化をしていく、そういう関係というものが大事なんだということを、あの壇上で8年前申し上げたように思います。  いろいろ苦い経験もいたしました。私自身が、議員経験こそ市会議員から数えますと30年近くなりますけども、いわゆる予算を計上して500人近くの職員とともに行政執行するという立場は初めてでありましたので、例えば翌年度のこの3月議会だったと思います、せっかく倉吉市には琴桜関もおられるんだから、元横綱も生み出してるんだから、そして後援会活動も続けております。4月には春の風物詩で親方をお招きして桜ずもうも行うんだから、ぜひ大阪場所に市民を募って観戦ツアーを組んではどうだろうか、その一部を公費で助成をしたいという提案をいたしました。そのときに、そういうところに公費を充てることは、いわゆる予算措置をする中で不法とかそういうことではないわけでありますが、不適切であるということで認められませんでした。否決となりました。でも、その発想を惜しんでいただいた市民の方が、いいことではないのか、そうならば、市が一部を公費で負担してツアーを組み立てていたんなら、その市が予定をしていたところを市民から寄附をするからということで、同じ助成をした措置で、本当に朝5時過ぎでした、記念碑の前から出発をいたしました。何と、応募したときから既にもう問い合わせが相次いだわけでありますが、岩美の方から中山町の方から、もちろん倉吉市民の方が大方だったわけでありますけども、いい企画だと喜んでいただいた、公費の支出がなくて実施をしたことを思い出します。  また、私が議会出身でありましたので、もう少し自治法や地方制度の、この矛盾といいましょうか、実態に合わない面もあるんではないかということでいろいろ提起をさせていただきました。そのときに収入役の、いわゆる5万都市以上は必ず置きなさい、必置義務、それ以下の市町村がおおむねでありますが、町村は任意ということがあったわけであります。本当に必要であれば人口の規模にはかかわりなく町村であろうともそれが必要であろうし、その時代の状況としては、収入役の存在がむしろやや特別職、三役、市長、当時は助役、そして収入役、対外的なことにも対応するという面が強かったと思います。そういうことから、この5万を、10万でしたか、5万だったと思います、基準にして、任意であるかとか必置であるということを取り除いてということを、ずっと市長会、全国の方に持ち上げておりました。そのことが現在、自治法の改正につながって、収入役の存在自体が自治法で廃止となりました。今、特別会計管理者と言っております。本当に実務に当たっているわけであります。  あわせて皆様方も、今、私、助役ということを申し上げましたけども、今もう助役といって、え、何のことかなと思われるぐらい、助役が副市長に自治法が改正されて2年3年、もうなじんできたと思います。法律の方も変わってきているわけであります。  また、定例議会が年4回以上という規定になってるんです、自治法では。4回以上幾ら開いてもいいけども4回ということになってきておりまして、私が決算を中心に5回にしてはどうかと、11月ごろにということで2年ほど実施をいたしました。結果的には、定例会ですからこの3月、6月、9月。9月にやっといて決算の上程をしておいて、それまでは12月に認定をするというところにもう一度11月に改めて決算だけの審査を入れましたが、2年ほど行いまして、余りにも間隔が近いということなどもありまして今は規定では4回ということに戻っておりますが、一つだけよかったなという点があります。上灘保育園が13年から、私が市長就任前から廃止ということで位置づけられていたわけでありますが、本当にこの廃止までには、もちろん利用者の方は廃止してほしくないという当然の声としてあり、そのいわゆる理解をいただく努力に時間を要したわけでありますが、この11月議会があったことで条例の廃止を11月に認めていただくことができたことが、翌年度から4月に入っていただく児童のためには12月、1月から募集をしなければいけないわけであります、そういうことで、あのときは本当に11月議会の位置づけというものがありがたかったなと、今振り返っているところであります。  また、私、議会のこという、さき方も申したかもしれませんが、やはり政治への信頼というものを本当に大事にしなければならないと考えてきております。それだけに、14年の6月定例会、市長に就任して本格的には2度目の、初めての議会といっていいと思います。そのときに市長の任期はおおむね2期8年がいいのではないかということを申し上げ、あわせて退職金の点にも触れているわけであります。そして、あれは愛知万博があったときでありますから19年でしょうか、議員の方から質疑で、市長は退職金問題をどう考えるかということが、3年ほどたって、もっとたってますね、改めてあったわけであります。そのときに私が、市長についた早々は、議員出身でありますので退職金規定というものにも初めて遭遇したわけであります。退職金規定というのはどうかと、不必要という立場で考えてきたけども、やはり市長職というのは、いわゆる責任の度合いというものが非常に大きいということから、そういう意味で、報酬にはどうしてもあらわせれない部分が退職金の方に盛り込まれてるのではないかと考えるということをそのときに申し上げたわけであります。しかし、新聞の翌日は、受け取るという表現になり、その日が高城牛追いかけ節が愛知万博で上演される日でありましたので、その新聞の見出しだけを見て一人で万博会場の方に向かったことを今思い出しております。  そして、先ごろの議員辞職ということで、退職金の支給というのは、私もそうであったように、現在の市長が退いた後、次の方が前任者の退職金を支払うという規定になってるわけであります。私もそうさせていただきました。前任者の退職金支給というのは私がさせていただいております。そういうものであったものでありますから、先ごろの途中辞職によりまして退職金が支給されると、そしてもうそれは私の意思とは別なところで受け取らなければいけないと、もう出ることになってるんですと、どうされますかという話であったわけであります。私は少し考えさせてほしいと申し上げたんでありますが、これは今の条例を改正しない限りはこのような規定になってるようであります。  そういうことで、結果的には払い込まれております。受け取っております。そういう感じを皆様方に今正直に申し上げまして、今思いますのは、私は、退職金という制度はやはり必要だと思います。もちろん高額なものであったりするという点は、退職金のこれは報酬審議会とあわせまして見直しがされていくべきだと思います。そしてその基準は報酬額になるんです。ある時期は、国の方でも1日存在していたらそれは月数で退職金の場合はとらえられますから、そういうことは改めようという提起が全国的に巻き起こりまして、当然だと思います。1日存在して一月って数えられてしまうというのは、これはやはり不合理だと思います。そういうことなど等あわせて、倉吉市の場合は退職金が通算で支払われることに条例がなっているようであります。全国の規定を見ておりますと、退職金規定は1期ごとに払われる、あるいはどちらでも可能なようになる、受け取りが可能とされている、支給をすることができるというふうになっております。ここはやはり期ごとに改められるべきじゃないでしょうか。金額的にも予算計上する上でも楽だと思います、何千万も一挙に計上するよりも。その方が、また退職金規定というものを考えやすくするんではないでしょうか。  そして私自身、この11月1日から就任をして4月10日までであります。この任期に退職金がカウントされると、11月から5カ月分が、全くそういう規定になってる。これは全国どの退職金規定の条例もそうだと思いますが、在任期から始めるというのは。そのとおりで何の問題もないわけでありますが、私は全く考えておりませんでした。このため、何とかこの4月10日までの退職金というものを受け取らないで済む方法を規定としてできないのかと、今の法律は、一たん受け取ってしまいますと今度はもう寄附という形は難しくなるわけであります。そういう点から、まだ全く話しておりません、正直申し上げまして。その規定が今議会までに間に合うかどうか考えていきたいと考えております。  今、振り返りまして、その一こま一こまに、市政を市民に近づけ、市民が市政をつくっている意識を高めたい、この気持ちが、私、一心であったように思います。しかし、人一人の持てる力にはおのずと限りがあります。長期化でなれと気づき感が失われることを避けなければ、組織までが、新鮮な発想、弾力的な運営、創造的な企画を欠くことになります。  昨年9月、途中辞職をいたしまして、改めまして私が再任をされまして、その後の市役所が、雨過天晴、よい方向にあります。ここで市長が交代するよい時期に来ているのではないかと判断いたしました。残る任期を、休日を除くと30日を切りました。一日一日を凝縮した日々として全力を尽くし、バトンを次代に託すことをお誓いし、この間、誠意に満ちた協力をいただいた職員に感謝をいたします。  地方自治は民主主義の学校であると説いたトック・ビルが「アメリカの民主主義」を書いたのが同じ時期です。1835年、坂本龍馬が生まれています。時を超えて語りかけるのは、民主主義というのは、自分の頭は自分の肩の上に乗せて歩けということではないかと思います。人の行動を大別して拙(せつ)を守る。この拙(せつ)というのはおのれという字です。おのれを守るという方は自己謙譲の真意が感じられ、主張はされても、自己謙譲というそこには相手のことも考えてますという気持ちが伝わって、逆に強さが感じられます。一方で、我を張る方は、強くかたく自説をとって他の言には沿わない姿勢とも言えます。つくづく、相互の理性によって民主主義は成り立つものであり、その上の努力を重ねることにより希望が見出され、満たされることを思い知らされるところであります。  国会議員である友人からは、緑肥の思い、すなわちレンゲや麦などを生育しても収穫せずにそのまま田畑にすき込み、後から栽培する作物の肥料にするとの思いで政治に取り組んでいると知らされています。  結びに、私を支えていただきました市民の皆様に心からお礼を申し上げます。  最後に、私の好きな詩をささげ、感謝の言葉といたします。「男児志を立てて郷関を出づ 学もし成るなくんばまた環らず 骨を埋むる何ぞ墳墓の地を期せず」。よく文字では人間と書きます。ここは「じんかん」と読んで、世の中のことであります。社会のことであります。「人間到るところ青山あり」。  後に続く若い皆様方に、その御努力に期待して、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(福井康夫君) 以上で本日の日程は終了いたしました。  次の本会議は明日午前10時から会議を開き、市政に対する一般質問を行うこととして、本日はこれをもって散会いたします。                   午前11時15分 散会...