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  1. 国分寺市議会 2019-03-25
    平成31年 第1回定例会(第3日) 本文 開催日: 2019-03-25


    取得元: 国分寺市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-20
    検索結果一覧に戻る トップページ 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成31年 第1回定例会(第3日) 本文 2019-03-25 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 325 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長(木村 徳君) 選択 2 : ◯議長(木村 徳君) 選択 3 : ◯市長(井澤邦夫君) 選択 4 : ◯議長(木村 徳君) 選択 5 : ◯議長(木村 徳君) 選択 6 : ◯議長(木村 徳君) 選択 7 : ◯議長(木村 徳君) 選択 8 : ◯議長(木村 徳君) 選択 9 : ◯総務委員長尾澤しゅう君) 選択 10 : ◯議長(木村 徳君) 選択 11 : ◯議長(木村 徳君) 選択 12 : ◯議長(木村 徳君) 選択 13 : ◯議長(木村 徳君) 選択 14 : ◯総務委員長尾澤しゅう君) 選択 15 : ◯議長(木村 徳君) 選択 16 : ◯議長(木村 徳君) 選択 17 : ◯議長(木村 徳君) 選択 18 : ◯議長(木村 徳君) 選択 19 : ◯総務委員長尾澤しゅう君) 選択 20 : ◯議長(木村 徳君) 選択 21 : ◯議長(木村 徳君) 選択 22 : ◯議長(木村 徳君) 選択 23 : ◯議長(木村 徳君) 選択 24 : ◯総務委員長尾澤しゅう君) 選択 25 : ◯議長(木村 徳君) 選択 26 : ◯議長(木村 徳君) 選択 27 : ◯15番(さの久美子君) 選択 28 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 29 : ◯2番(秋本あすか君) 選択 30 : ◯議長(木村 徳君) 選択 31 : ◯議長(木村 徳君) 選択 32 : ◯議長(木村 徳君) 選択 33 : ◯議長(木村 徳君) 選択 34 : ◯厚生委員長(高橋りょう子君) 選択 35 : ◯議長(木村 徳君) 選択 36 : ◯議長(木村 徳君) 選択 37 : ◯議長(木村 徳君) 選択 38 : ◯議長(木村 徳君) 選択 39 : ◯厚生委員長(高橋りょう子君) 選択 40 : ◯議長(木村 徳君) 選択 41 : ◯議長(木村 徳君) 選択 42 : ◯4番(中山ごう君) 選択 43 : ◯議長(木村 徳君) 選択 44 : ◯議長(木村 徳君) 選択 45 : ◯議長(木村 徳君) 選択 46 : ◯議長(木村 徳君) 選択 47 : ◯厚生委員長(高橋りょう子君) 選択 48 : ◯議長(木村 徳君) 選択 49 : ◯議長(木村 徳君) 選択 50 : ◯議長(木村 徳君) 選択 51 : ◯議長(木村 徳君) 選択 52 : ◯厚生委員長(高橋りょう子君) 選択 53 : ◯議長(木村 徳君) 選択 54 : ◯議長(木村 徳君) 選択 55 : ◯議長(木村 徳君) 選択 56 : ◯議長(木村 徳君) 選択 57 : ◯厚生委員長(高橋りょう子君) 選択 58 : ◯議長(木村 徳君) 選択 59 : ◯議長(木村 徳君) 選択 60 : ◯議長(木村 徳君) 選択 61 : ◯議長(木村 徳君) 選択 62 : ◯建設環境委員長(皆川りうこ君) 選択 63 : ◯議長(木村 徳君) 選択 64 : ◯議長(木村 徳君) 選択 65 : ◯議長(木村 徳君) 選択 66 : ◯議長(木村 徳君) 選択 67 : ◯建設環境委員長(皆川りうこ君) 選択 68 : ◯議長(木村 徳君) 選択 69 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 70 : ◯建設環境委員長(皆川りうこ君) 選択 71 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 72 : ◯議長(木村 徳君) 選択 73 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 74 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 75 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 76 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 77 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 78 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 79 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 80 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 81 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 82 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 83 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 84 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 85 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 86 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 87 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 88 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 89 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 90 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 91 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 92 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 93 : ◯議長(木村 徳君) 選択 94 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 95 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 96 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 97 : ◯議長(木村 徳君) 選択 98 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 99 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 100 : ◯建設環境部長(大澤康雄君) 選択 101 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 102 : ◯議長(木村 徳君) 選択 103 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 104 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 105 : ◯政策部長(塩野目龍一君) 選択 106 : ◯議長(木村 徳君) 選択 107 : ◯議長(木村 徳君) 選択 108 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 109 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 110 : ◯22番(木島たかし君) 選択 111 : ◯議長(木村 徳君) 選択 112 : ◯議長(木村 徳君) 選択 113 : ◯議長(木村 徳君) 選択 114 : ◯議長(木村 徳君) 選択 115 : ◯議長(木村 徳君) 選択 116 : ◯建設環境委員長(皆川りうこ君) 選択 117 : ◯議長(木村 徳君) 選択 118 : ◯議長(木村 徳君) 選択 119 : ◯議長(木村 徳君) 選択 120 : ◯議長(木村 徳君) 選択 121 : ◯建設環境委員長(皆川りうこ君) 選択 122 : ◯議長(木村 徳君) 選択 123 : ◯議長(木村 徳君) 選択 124 : ◯議長(木村 徳君) 選択 125 : ◯議長(木村 徳君) 選択 126 : ◯文教子ども委員長(岩永康代君) 選択 127 : ◯議長(木村 徳君) 選択 128 : ◯議長(木村 徳君) 選択 129 : ◯議長(木村 徳君) 選択 130 : ◯議長(木村 徳君) 選択 131 : ◯文教子ども委員長(岩永康代君) 選択 132 : ◯議長(木村 徳君) 選択 133 : ◯議長(木村 徳君) 選択 134 : ◯議長(木村 徳君) 選択 135 : ◯議長(木村 徳君) 選択 136 : ◯文教子ども委員長(岩永康代君) 選択 137 : ◯議長(木村 徳君) 選択 138 : ◯議長(木村 徳君) 選択 139 : ◯議長(木村 徳君) 選択 140 : ◯議長(木村 徳君) 選択 141 : ◯議長(木村 徳君) 選択 142 : ◯国分寺駅周辺整備特別委員長(新海栄一君) 選択 143 : ◯議長(木村 徳君) 選択 144 : ◯議長(木村 徳君) 選択 145 : ◯議長(木村 徳君) 選択 146 : ◯議長(木村 徳君) 選択 147 : ◯議長(木村 徳君) 選択 148 : ◯補正予算審査特別委員長(丸山哲平君) 選択 149 : ◯議長(木村 徳君) 選択 150 : ◯10番(甲斐よしと君) 選択 151 : ◯補正予算審査特別委員長(丸山哲平君) 選択 152 : ◯議長(木村 徳君) 選択 153 : ◯10番(甲斐よしと君) 選択 154 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 155 : ◯10番(甲斐よしと君) 選択 156 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 157 : ◯10番(甲斐よしと君) 選択 158 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 159 : ◯10番(甲斐よしと君) 選択 160 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 161 : ◯議長(木村 徳君) 選択 162 : ◯10番(甲斐よしと君) 選択 163 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 164 : ◯議長(木村 徳君) 選択 165 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 166 : ◯議長(木村 徳君) 選択 167 : ◯議長(木村 徳君) 選択 168 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 169 : ◯10番(甲斐よしと君) 選択 170 : ◯議長(木村 徳君) 選択 171 : ◯総務部長(一ノ瀬理君) 選択 172 : ◯議長(木村 徳君) 選択 173 : ◯議長(木村 徳君) 選択 174 : ◯副市長(橋本正之君) 選択 175 : ◯市長(井澤邦夫君) 選択 176 : ◯10番(甲斐よしと君) 選択 177 : ◯議長(木村 徳君) 選択 178 : ◯議長(木村 徳君) 選択 179 : ◯議長(木村 徳君) 選択 180 : ◯議長(木村 徳君) 選択 181 : ◯議長(木村 徳君) 選択 182 : ◯予算特別委員長(本橋たくみ君) 選択 183 : ◯議長(木村 徳君) 選択 184 : ◯4番(中山ごう君) 選択 185 : ◯議長(木村 徳君) 選択 186 : ◯議長(木村 徳君) 選択 187 : ◯議長(木村 徳君) 選択 188 : ◯議長(木村 徳君) 選択 189 : ◯4番(中山ごう君) 選択 190 : ◯議長(木村 徳君) 選択 191 : ◯4番(中山ごう君) 選択 192 : ◯議長(木村 徳君) 選択 193 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 194 : ◯4番(中山ごう君) 選択 195 : ◯議長(木村 徳君) 選択 196 : ◯4番(中山ごう君) 選択 197 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 198 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 199 : ◯4番(中山ごう君) 選択 200 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 201 : ◯4番(中山ごう君) 選択 202 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 203 : ◯4番(中山ごう君) 選択 204 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 205 : ◯4番(中山ごう君) 選択 206 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 207 : ◯4番(中山ごう君) 選択 208 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 209 : ◯議長(木村 徳君) 選択 210 : ◯議長(木村 徳君) 選択 211 : ◯議長(木村 徳君) 選択 212 : ◯議会事務局長(志村国光君) 選択 213 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 214 : ◯議長(木村 徳君) 選択 215 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 216 : ◯議長(木村 徳君) 選択 217 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 218 : ◯4番(中山ごう君) 選択 219 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 220 : ◯4番(中山ごう君) 選択 221 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 222 : ◯4番(中山ごう君) 選択 223 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 224 : ◯4番(中山ごう君) 選択 225 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 226 : ◯4番(中山ごう君) 選択 227 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 228 : ◯4番(中山ごう君) 選択 229 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 230 : ◯4番(中山ごう君) 選択 231 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 232 : ◯4番(中山ごう君) 選択 233 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 234 : ◯4番(中山ごう君) 選択 235 : ◯議長(木村 徳君) 選択 236 : ◯議長(木村 徳君) 選択 237 : ◯4番(中山ごう君) 選択 238 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 239 : ◯22番(木島たかし君) 選択 240 : ◯4番(中山ごう君) 選択 241 : ◯22番(木島たかし君) 選択 242 : ◯4番(中山ごう君) 選択 243 : ◯22番(木島たかし君) 選択 244 : ◯4番(中山ごう君) 選択 245 : ◯22番(木島たかし君) 選択 246 : ◯4番(中山ごう君) 選択 247 : ◯22番(木島たかし君) 選択 248 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 249 : ◯4番(中山ごう君) 選択 250 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 251 : ◯4番(中山ごう君) 選択 252 : ◯議長(木村 徳君) 選択 253 : ◯4番(中山ごう君) 選択 254 : ◯議長(木村 徳君) 選択 255 : ◯議長(木村 徳君) 選択 256 : ◯4番(中山ごう君) 選択 257 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 258 : ◯1番(高瀬かおる君) 選択 259 : ◯4番(中山ごう君) 選択 260 : ◯1番(高瀬かおる君) 選択 261 : ◯4番(中山ごう君) 選択 262 : ◯1番(高瀬かおる君) 選択 263 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 264 : ◯4番(中山ごう君) 選択 265 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 266 : ◯4番(中山ごう君) 選択 267 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 268 : ◯4番(中山ごう君) 選択 269 : ◯20番(皆川りうこ君) 選択 270 : ◯議長(木村 徳君) 選択 271 : ◯議長(木村 徳君) 選択 272 : ◯23番(尾澤しゅう君) 選択 273 : ◯議長(木村 徳君) 選択 274 : ◯議長(木村 徳君) 選択 275 : ◯議長(木村 徳君) 選択 276 : ◯議長(木村 徳君) 選択 277 : ◯議長(木村 徳君) 選択 278 : ◯11番(尾作義明君) 選択 279 : ◯議長(木村 徳君) 選択 280 : ◯13番(だて淳一郎君) 選択 281 : ◯議長(木村 徳君) 選択 282 : ◯15番(さの久美子君) 選択 283 : ◯議長(木村 徳君) 選択 284 : ◯1番(高瀬かおる君) 選択 285 : ◯議長(木村 徳君) 選択 286 : ◯3番(岡部宏章君) 選択 287 : ◯議長(木村 徳君) 選択 288 : ◯10番(甲斐よしと君) 選択 289 : ◯議長(木村 徳君) 選択 290 : ◯9番(幸野おさむ君) 選択 291 : ◯議長(木村 徳君) 選択 292 : ◯議長(木村 徳君) 選択 293 : ◯議長(木村 徳君) 選択 294 : ◯議長(木村 徳君) 選択 295 : ◯予算特別副委員長(及川妙子君) 選択 296 : ◯議長(木村 徳君) 選択 297 : ◯議長(木村 徳君) 選択 298 : ◯議長(木村 徳君) 選択 299 : ◯4番(中山ごう君) 選択 300 : ◯議長(木村 徳君) 選択 301 : ◯議長(木村 徳君) 選択 302 : ◯議長(木村 徳君) 選択 303 : ◯議長(木村 徳君) 選択 304 : ◯議長(木村 徳君) 選択 305 : ◯4番(中山ごう君) 選択 306 : ◯議長(木村 徳君) 選択 307 : ◯議長(木村 徳君) 選択 308 : ◯議長(木村 徳君) 選択 309 : ◯4番(中山ごう君) 選択 310 : ◯議長(木村 徳君) 選択 311 : ◯議長(木村 徳君) 選択 312 : ◯議長(木村 徳君) 選択 313 : ◯議長(木村 徳君) 選択 314 : ◯補正予算審査特別委員長(丸山哲平君) 選択 315 : ◯議長(木村 徳君) 選択 316 : ◯議長(木村 徳君) 選択 317 : ◯議長(木村 徳君) 選択 318 : ◯議長(木村 徳君) 選択 319 : ◯議長(木村 徳君) 選択 320 : ◯議長(木村 徳君) 選択 321 : ◯議長(木村 徳君) 選択 322 : ◯議長(木村 徳君) 選択 323 : ◯議長(木村 徳君) 選択 324 : ◯副議長(田中政義君) 選択 325 : ◯議長(木村 徳君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                    午前9時51分開議 ◯議長(木村 徳君)  おはようございます。  ただいまの出席議員は23人であります。  これより本日の会議を開きます。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第1 議案第25号 平成31年度国分寺市一般会計補正予算(第1号) 2: ◯議長(木村 徳君)  日程第1、議案第25号を議題といたします。  市長に提案理由の説明を求めます。 3: ◯市長(井澤邦夫君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。  議案第25号。  本案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7億2,001万1,000円を追加し、その総額を歳入歳出それぞれ468億4,511万7,000円といたしたいというものでございます。  主な内容といたしましては、歳入において、プレミアム付商品券売上金4億円等の増額を行い、歳出においては、プレミアム付商品券事業に要する経費6億6,395万円等の増額を行いたいというものでございます。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 4: ◯議長(木村 徳君)  これより質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 5: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  お諮りいたします。本案は補正予算審査特別委員会に付託いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                (「異議なし」と発言する者あり) 6: ◯議長(木村 徳君)  御異議なしと認めます。よって、本案は補正予算審査特別委員会に付託することに決しました。  委員会審査のため、暫時休憩いたします。
                       午前9時52分休憩                    午後1時32分再開 7: ◯議長(木村 徳君)  会議を再開いたします。  中山議員より水の持ち込みの申し出があり、これを許可いたしましたので、御報告いたします。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第2 議案第14号 国分寺市公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の                       一部を改正する条例について(審査報告) 8: ◯議長(木村 徳君)  日程第2、議案第14号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  総務委員長。                 (23番 尾澤しゅう君登壇) 9: ◯総務委員長尾澤しゅう君)  議案第14号、国分寺市公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例について、総務委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律に基づき、新たに一般財団法人地方公務員安全衛生推進協会への職員を派遣する必要があるため、条例の一部を改正いたしたいというものでございます。  委員会では、担当より本案の説明が詳細になされ、委員による質疑が行われております。  慎重な審査の後、採決を行いましたところ、全員賛成により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 10: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 11: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論を省略いたします。  これより直ちに採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 12: ◯議長(木村 徳君)  全員賛成。よって、本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第3 議案第15号 国分寺市印鑑条例の一部を改正する条例について(審査                       報告) 13: ◯議長(木村 徳君)  日程第3、議案第15号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  総務委員長。                 (23番 尾澤しゅう君登壇) 14: ◯総務委員長尾澤しゅう君)  議案第15号、国分寺市印鑑条例の一部を改正する条例について、総務委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、印鑑登録原票の登録事項及び印鑑登録の証明の事項から性別に関する事項を削除する必要があるため、条例の一部を改正いたしたいというものでございます。  委員会では、担当より本案の説明が詳細になされ、委員による質疑が行われております。  慎重な審査の後、採決を行いましたところ、全員賛成により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 15: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 16: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論を省略いたします。  これより直ちに採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 17: ◯議長(木村 徳君)  全員賛成。よって、本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第4 議案第21号 工事請負契約について(審査報告) 18: ◯議長(木村 徳君)  日程第4、議案第21号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  総務委員長。                 (23番 尾澤しゅう君登壇) 19: ◯総務委員長尾澤しゅう君)  議案第21号、工事請負契約について、総務委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、けやき運動場人工芝化及びバリアフリー化等改修工事について、戸倉工業株式会社と3億4,322万4,000円で契約いたしたいというものでございます。  地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により提案いたしたいというものでございます。  委員会では、担当より本案の説明が詳細になされ、委員による質疑が行われております。  慎重な審査の後、採決を行いましたところ、全員賛成により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 20: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 21: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論を省略いたします。  これより直ちに採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 22: ◯議長(木村 徳君)  全員賛成。よって、本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第5 陳情第30-2号 同性パートナーシップの公的承認に関する陳情(審                         査報告) 23: ◯議長(木村 徳君)  日程第5、陳情第30-2号を議題といたします。  本件に関し、委員長の報告を求めます。  総務委員長。                 (23番 尾澤しゅう君登壇) 24: ◯総務委員長尾澤しゅう君)  陳情第30-2号、同性パートナーシップの公的承認に関する陳情について、総務委員会の審査模様を御報告いたします。  陳情第30-2号は、平成30年9月20日受理、国分寺市本多5-17-37ベーネ8-101、美馬菜津子氏外連署者1名より提出されたもので、署名者数は28名です。  本陳情の要旨は、渋谷区で同性パートナーシップ条例がつくられ、世田谷区では同性パートナーシップ宣誓制度がつくられたことがきっかけとなり、伊賀市、宝塚市、那覇市、札幌市、福岡市でも、同性パートナーの承認制度が開始されています。  五輪憲章では、性的指向による差別が禁止され、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の決定した調達コードにおいては、性的マイノリティの保護が定められています。東京都では、2019年には、LGBTを含む差別禁止の条例化に向けた検討をするように指示をしたと表明し、2017年、首都圏の9都県市はLGBT配慮促進キャンペーンを実施しています。また、一部の民間企業でも、同性カップルに異性間の結婚と同様の福利厚生を適用しています。生命保険会社では、同性カップルも死亡保険金の受取人に指定することを認めるようになってきています。  家族を形成し、社会から承認を得ることは、人としての根源的な欲求です。性的マイノリティへの理解の促進、差別の解消につながり、マイノリティが自分らしく生きられる社会の実現につながる同性カップルを含むパートナーシップの公的承認のための導入に向けた協議を開始してください、というものでございます。  陳情事項は、国分寺市でも同性パートナーシップの承認制度を創設し、その存在を公に認める方策をとることにより、国分寺市を性的マイノリティにとっても住みやすい、多様性を認められる魅力のあるまちにしていただきたく、導入に向けた協議を開始してください、というものでございます。  委員会においては、陳情提出者補足説明会を平成30年10月30日に開催し、連署提出者より陳情の要旨について、詳細な説明を受けております。  また、調査担当から資料の詳細な説明がなされ、慎重な審査を重ねております。  慎重な審査の後、採決を行いましたところ、全員異議なく、本陳情を採択すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 25: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 26: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論はございますか。 27: ◯15番(さの久美子君)  それでは、本陳情に対する賛成討論をさせていただきたいと思います。委員会では討論がございませんでしたので、この場でさせていただきます。  2015年から、渋谷区や世田谷区で同性パートナーの証書を発行する制度が開始されました。渋谷区は渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例、世田谷区はパートナーシップの宣誓の取り扱いに関する要綱に基づく制度であります。公明党といたしましても、党内に性的指向と性自認に関するプロジェクトチームを立ち上げ、当事者や有識者との意見交換会を重ね、人権侵害を抑制するため、性的指向と性自認に関する法制についての成案を得ることが必要という立場であります。  本陳情は、平成30年9月20日に提出されております。その後、刻々と日本中で状況が変化をしてきています。都議会は10月5日、本会議で、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、LGBTなどセクシュアルマイノリティへの差別禁止を盛り込んだ人権尊重条例(案)を可決・成立させています。そして、港区では2月14日、来年度までに同性パートナーシップ証明制度の条例を制定し、オリンピックまでには施行することを区長が宣言をされております。この4月からは、パートナーシップ制度を導入する自治体は、導入済みの自治体が11自治体、導入予定が18自治体、導入検討自治体が24というふうになっているそうであります。  国分寺市は、国分寺市総合ビジョンで「性的指向の異なる人や性同一性障害者への差別と偏見をなくすための啓発が必要です」と述べています。また、平成31年度施政方針にも、ダイバーシティの推進として、「新たにLGBTへの理解促進に向けた制度化の検討に着手する」とあります。また、「同性パートナーシップ制度化に向けて研究を進める」との市長答弁もございました。また、今議会においては、各種申請書等への性別記入欄の削除を可能にする条例改正も提案され、先ほど可決されております。一歩進んだ対応をしていただいているというふうに思っております。  このことが既に陳情事項における、先ほど述べられたような内容の願意の一部を満たしていると私どもは考えております。今後もさらなるLGBTへの理解を深めるための施策の構築に着手していただきたいと願うものであります。  また、当事者の方の述べられた、「みんなが生きやすい社会に」との言葉を国分寺市にも当てはまるようにしていきたいと考え、本陳情に賛成といたします。 28: ◯20番(皆川りうこ君)  陳情第30-2号、同性パートナーシップの公的承認に関する陳情に賛成の立場から討論いたします。  近年、渋谷区を皮切りに、同性カップルを公的に承認するパートナーシップ制度が広がりを見せております。東京都などでもLGBTの差別を禁止するということで条例制定がなされ、そのような自治体もふえて、広がりを見せているというところであります。人権を尊重する取り組みとして、今後、取り組まれるべき政策の1つであることは言うまでもありません。世界的に見ても、同性婚を認める国は、欧米を中心に26の国・地域があり、先進7カ国、G7ですけれども、こちらでは法的に婚姻やパートナーシップを認めていない国は、実は日本だけであると言われております。  先週、3月23日の新聞報道、各社の報道によりますと、国は同性カップルの外国人にも在留特別許可を出したということが明らかになったとありました。このような報道からすると、報道の中では、同性カップルにも家族や夫婦と同等の権利を認める流れが世界的に強まっているというようなことも記事の中には記載をされております。  国分寺市においては、市の総合ビジョンで掲げられているように、人権を尊重する環境づくりという取り組みが述べられ、そして進められております。今議会でも、性別欄の削除を実施するため、印鑑条例の一部改正議案が提案され、ただいま可決をされたということであります。人権を尊重するための、やはり一つ一つの事業、施策というものの取り組みが国分寺市においてなされていることは評価いたします。このような状況の中、陳情事項にある同性パートナーの権利を保障する意味においても、同性パートナーシップの公的承認制度導入に向けての協議をしていただくことは、ぜひ進めていただきたいし、国分寺市においても言うまでもないことであろうと思います。市としても、これについては新年度に前向きに取り組む旨の表明がなされているところであります。期待をしたいと思います。一方、市としては、既に婚姻に関しては、オリジナル婚姻届受理証明書の事業が行われております。今後、協議の中で、このような事業と一体としてできるのか、多角的に検討を進めることは必要かと思います。  あわせて申し上げたいのは、同性婚も婚姻制度の多様化の1つとして考えることにより、事実婚や他のあり方の家族形態の選択についても論ずる契機となることを期待するものです。ぜひ、多くの市民や当事者、市民の皆さんとともに議論を重ね、制度の導入について協議を開始していただくことは重要であろうという見解もあわせて述べまして、以上で賛成討論とさせていただきます。 29: ◯2番(秋本あすか君)  陳情第30-2号、同性パートナーシップの公的承認に関する陳情について、賛成の立場で討論いたします。  性的少数者であるLGBTについては、当事者の方が勇気を持って発言され始めたこともあり、ようやく少しずつ知られるようになってきております。市としても学習会を開催し、周知を図るなど、行っているところです。それでも、まだまだ偏見や差別があるということだと認識をしております。今もなお隠れて、あるいはまた隠して生きていらっしゃるという方が多くいらっしゃることを考えますと、誰もが当たり前に暮らしやすいまちをつくる一歩として、同性パートナーシップの承認制度を導入することは社会を変える力になると考えます。  今回の陳情事項としましては、国分寺市でも同性パートナーシップの承認制度を創設し、その存在を公に認める方策をとることにより、国分寺市を性的マイノリティにとっても住みやすい、多様性を認められる、魅力のあるまちにしていただきたく、導入に向けた協議を開始してくださいということです。  陳情提出者補足説明会では、陳情者から、何かを特にお願いする制度ではなくて、LGBTを平等に扱っていただきたいというのが目的ということをお聞きしました。存在そのものが認められない社会とは、どれほど生きにくい社会であるのか、想像にかたくはありません。多様性を認め合う地域づくりに向けて、教育現場での差別やいじめをなくすための取り組みや、広く市民に理解を広げるイベントや学習会、また相談窓口の充実など、さらに実践を重ねながら、当事者参加で同性パートナーシップの承認制度について協議を進めることを求めまして、賛成の討論といたします。 30: ◯議長(木村 徳君)  ほかに討論はございますか。よろしいですか。                 (「なし」と発言する者あり)
    31: ◯議長(木村 徳君)  以上で討論を終わります。  これより直ちに採決いたします。本件に対する委員長の報告は採択であります。本件を委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。                (「異議なし」と発言する者あり) 32: ◯議長(木村 徳君)  御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり採択と決しました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第6 議案第10号 平成30年度国分寺市国民健康保険特別会計補正予算(第                       2号)(審査報告) 33: ◯議長(木村 徳君)  日程第6、議案第10号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  厚生委員長。                 (21番 高橋りょう子君登壇) 34: ◯厚生委員長(高橋りょう子君)  議案第10号、平成30年度国分寺市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、厚生委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、歳入歳出予算の総額112億7,841万7,000円に歳入歳出それぞれ1億9,448万7,000円を追加し、その総額を歳入歳出それぞれ114億7,290万4,000円といたしたいというものでございます。  主な内容といたしましては、歳入において、その他繰入金1億1,483万4,000円等の増額、保険給付費等交付金、保険者努力支援分846万8,000円等の減額を行い、歳出においては、国庫支出金等過年度分返還金等2億754万3,000円等の増額、特定健康診査委託料692万円等の減額を行いたいというものでございます。  委員会では、担当より本案の説明が詳細になされ、委員による質疑が行われております。  慎重な審査の後、採決を行いましたところ、全員賛成により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 35: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 36: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論を省略いたします。  これより直ちに採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 37: ◯議長(木村 徳君)  全員賛成。よって、本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第7 議案第11号 平成30年度国分寺市介護保険特別会計補正予算(第3                       号)(審査報告) 38: ◯議長(木村 徳君)  日程第7、議案第11号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  厚生委員長。                 (21番 高橋りょう子君登壇) 39: ◯厚生委員長(高橋りょう子君)  議案第11号、平成30年度国分寺市介護保険特別会計補正予算(第3号)について、厚生委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、歳入歳出予算の総額86億2,545万4,000円から歳入歳出それぞれ1,173万2,000円を減額し、その総額を歳入歳出それぞれ86億1,372万2,000円といたしたいというものでございます。  主な内容といたしましては、歳入において、保険者機能強化推進交付金1,462万1,000円の増額、地域支援事業支援交付金569万2,000円等の減額を行い、歳出においては、介護給付費準備基金積立金2,566万5,000円の増額、介護予防生活支援サービス事業費2,108万4,000円等の減額を行いたいというものでございます。  委員会では、担当より本案の説明が詳細になされ、委員による質疑が行われております。  慎重な審査の後、採決を行いましたところ、全員賛成により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 40: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 41: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論はございますか。 42: ◯4番(中山ごう君)  議案第11号、平成30年度国分寺市介護保険特別会計補正予算(第3号)について、反対の立場で討論いたします。  地域支援事業の介護予防生活支援サービス費給付が2,108万4,000円の補正減になり、予算に対して1割を超える大きな額の補正減となっています。要支援1、2の方が利用していた介護予防給付費の通所介護、訪問介護サービスが、地域支援事業の1つである自治体独自の総合事業へと強制的に移行させられ、そのサービス内容は予防給付時よりも後退したものとなっています。この制度移行時に、私たち日本共産党国分寺市議団は、要支援者への介護予防の視点が後退してしまいかねないと繰り返し指摘をしてきました。そうした中で、今回の補正減の説明として、利用者は増加傾向にある一方で、サービス利用の回数が見込みを下回ったためとの説明でした。これは総合事業への移行に伴い、サービス内容の低下によって、要支援の方たちに利用抑制が働いたと受けとめざるを得ないほどの補正減の額になっています。高齢者への介護予防、健康維持の視点は、悪化する前から予防に取り組むことが重要です。質の高いサービスを必要なだけ受けられるようにして初めて介護度の重症化を防ぐことができます。  これまで市は総合事業への移行を実施するとともに、ケアマネジメントの質を高めるなどと説明してきましたが、今回の多額の補正減という状況を受けて、ケアプランを見直したその理由を詳細に分析する必要があります。例えば、通所介護において、これまで要支援の方たちも受けていたサービスが総合事業によって受けることができなくなった、同じ通所介護なのに要介護と要支援でサービス内容が区別されているなどといった利用者からの声が私たちに寄せられています。このような詳細な利用者の実態について調査することを求めます。  なお、このようにサービスが後退する総合事業を、安倍政権は要介護1、2まで拡大しようとしています。消費税を社会保障のためと言いながら、増税しようとし、2014年には増税しておきながら、介護保険においては給付費を削減するために総合事業の範囲を拡大しようとしていることは絶対に認められないことを指摘しまして、反対討論といたします。 43: ◯議長(木村 徳君)  ほかに討論はございますか。よろしいですか。                 (「なし」と発言する者あり) 44: ◯議長(木村 徳君)  以上で討論を終わります。  これより直ちに採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 45: ◯議長(木村 徳君)  賛成多数。よって、本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第8 議案第12号 平成30年度国分寺市後期高齢者医療特別会計補正予算                       (第2号)(審査報告) 46: ◯議長(木村 徳君)  日程第8、議案第12号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  厚生委員長。                 (21番 高橋りょう子君登壇) 47: ◯厚生委員長(高橋りょう子君)  議案第12号、平成30年度国分寺市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、厚生委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、歳入歳出予算の総額28億8,652万8,000円に歳入歳出それぞれ182万円を追加し、その総額を歳入歳出それぞれ28億8,834万8,000円といたしたいというものでございます。  主な内容といたしましては、歳入において、一般会計繰入金182万円の増額を行い、歳出においては広域連合負担金182万円の増額を行いたいというものでございます。  委員会では、担当より本案の説明が詳細になされた後、採決を行いましたところ、全員賛成により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 48: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 49: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論を省略いたします。  これより直ちに採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 50: ◯議長(木村 徳君)  全員賛成。よって、本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第9 議案第16号 国分寺市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁                       償に関する条例の一部を改正する条例について(審査報                       告) 51: ◯議長(木村 徳君)  日程第9、議案第16号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  厚生委員長。                 (21番 高橋りょう子君登壇) 52: ◯厚生委員長(高橋りょう子君)  議案第16号、国分寺市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について、厚生委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、福祉事務所嘱託医等の報酬の額を改定する必要があるため、条例の一部を改正いたしたいというものでございます。  委員会では、担当より本案の説明が詳細になされ、委員による質疑が行われております。  慎重な審査の後、採決を行いましたところ、全員賛成により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 53: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 54: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論を省略いたします。  これより直ちに採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 55: ◯議長(木村 徳君)  全員賛成。よって、本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第10 議案第17号 国分寺市心身障害者福祉手当条例等の一部を改正する条                       例について(審査報告) 56: ◯議長(木村 徳君)  日程第10、議案第17号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  厚生委員長。                 (21番 高橋りょう子君登壇) 57: ◯厚生委員長(高橋りょう子君)  議案第17号、国分寺市心身障害者福祉手当条例等の一部を改正する条例について、厚生委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、東京都心身障害者福祉手当に関する条例の改正に伴い、控除対象配偶者に関する規定を整備する必要があるため、条例の一部を改正いたしたいというものでございます。  委員会では、担当より本案の説明が詳細になされた後、採決を行いましたところ、全員賛成により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しております。
     御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 58: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 59: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論を省略いたします。  これより直ちに採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 60: ◯議長(木村 徳君)  全員賛成。よって、本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第11 議案第13号 平成30年度国分寺市下水道事業特別会計補正予算(第                       3号)(審査報告) 61: ◯議長(木村 徳君)  日程第11、議案第13号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  建設環境委員長。                 (20番 皆川りうこ君登壇) 62: ◯建設環境委員長(皆川りうこ君)  議案第13号、平成30年度国分寺市下水道事業特別会計補正予算(第3号)について、建設環境委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、歳入歳出予算の総額29億5,880万1,000円から歳入歳出それぞれ1億1,720万円を減額し、その総額を歳入歳出それぞれ28億4,160万1,000円とするとともに、地方債補正として、公共下水道事業債の限度額を変更いたしたいというものでございます。  主な内容といたしましては、歳入において、公共下水道事業債1億630万円の減額等を行い、歳出においては、下水道建設費1億1,336万6,000円の減額等を行いたいというものでございます。  委員会では、担当より本案の説明が詳細になされ、委員による質疑が行われております。  慎重な審査の後、採決を行いましたところ、全員賛成により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 63: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 64: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論を省略いたします。  これより直ちに採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 65: ◯議長(木村 徳君)  全員賛成。よって、本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第12 議案第19号 国分寺市有料自転車等駐車場条例の一部を改正する条例                       について(審査報告) 66: ◯議長(木村 徳君)  日程第12、議案第19号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  建設環境委員長。                 (20番 皆川りうこ君登壇) 67: ◯建設環境委員長(皆川りうこ君)  議案第19号、国分寺市有料自転車等駐車場条例の一部を改正する条例について、建設環境委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、国分寺駅北口地下自転車駐車場を開設し、本町二丁目臨時自転車駐車場等を廃止するとともに、使用料の区分等を改める必要があるため、条例の一部を改正いたしたいというものでございます。  委員会では、担当より本案の説明が詳細になされ、委員による質疑が行われております。  本案については、国分寺駅周辺整備特別委員会への報告を行う必要があったため、当委員会での採決は一旦保留とし、国分寺駅周辺整備特別委員会への報告後に当委員会での採決を行っております。  なお、採決に先立ち、賛成の立場から討論がなされていることを申し添えます。  慎重な審査の後、採決を行いましたところ、全員賛成により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 68: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。 69: ◯9番(幸野おさむ君)  本議案につきましては、国分寺駅の北口の地下に駐輪場を開設するという中身と、それにあわせて、現在運営されている臨時駐輪場を閉鎖するというもの、さらには定期使用の利用料金などについて改定を行うという中身となっておりますが、非常に大きな市民的にも影響が出る条例改定案になるんですけれども、この条例改定案についての自治基本条例上のプロセスがきちんと踏まれているかどうかについての委員会での確認というのはあったのかどうか教えていただけますでしょうか。 70: ◯建設環境委員長(皆川りうこ君)  ただいま幸野議員がお求めになりました自治基本条例にかかわっての質疑はないと記憶しております。 71: ◯9番(幸野おさむ君)  私自身は建設環境委員会委員でもなく、また国分寺駅周辺整備特別委員会委員でもありませんので、この報告についてはちょっと受けておりません。予算特別委員会の中では一部確認をさせていただいたんですが、条例そのものの確認というのは、まだできておりませんので、その点についての質疑をお認めいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 72: ◯議長(木村 徳君)  質疑を認めます。 73: ◯9番(幸野おさむ君)  今回の条例改正は、先ほど述べたように、国分寺駅の北口の地下に3,000台を超える駐輪場を整備するという中身、それから臨時駐輪場を3カ所閉鎖する、また、無料の駐輪場も1カ所閉鎖するという中身、そして定期使用の使用料金を改定するという中身で、非常に市民的に大きな影響が出る条例改定になるんですけれども、この条例改定における市民参加のプロセスというのは、どういうプロセスを踏んできたのかを教えていただけたらと思います。 74: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  この地下の自転車駐車場の整備ですが、まず、平成29年9月の定例会で、工事の請負契約を議決いただいて、平成29年10月24日と25日に、それぞれの工事のスケジュール、概要についての説明会を行っております。そして最近では、駅前の再開発の説明会と交通広場の景観計画の説明会が3月1日と2日に行われましたが、そのときに3カ月工期が延びることも想定されましたので、そのときの説明ということで、地下の自転車駐輪場の御説明もあわせて行っているという状況でございます。 75: ◯9番(幸野おさむ君)  今の御説明というのは、主に地下駐輪場を整備するための工事の説明会ですよね。それ以外の臨時駐輪場を閉鎖するという問題と、使用料金を変更するということについての市民参加は、どういうプロセスを踏まれたんでしょうか。 76: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  料金については、交通安全対策協議会のほうに料金の改定の諮問をして、答申を受けているという状況でございます。あと、地下の臨時の自転車駐車場の廃止につきましては、3月1日と2日に行われた景観等の説明会の場で御質問を受けたときに、臨時については地下の自転車駐車場の完成、オープンと同時に閉鎖する考えであるとの私どもの考えは御説明しております。 77: ◯9番(幸野おさむ君)  まず、後段のほうから確認したいんですが、3月1日、2日の国分寺駅の北口再開発整備の説明会の中で、そのことについて、臨時駐輪場を閉鎖するという説明をしたわけじゃなくて、市民の方から質問をされた際に、臨時駐輪場を閉鎖すると回答したという今の答弁だったと思うんですけれども、それは自治基本条例上の市民参加のプロセスを踏んだと言えるのでしょうか。 78: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  考えであるというお答えはしていますが、あくまでも私どものほうは、この3カ所の自転車駐車場、あくまでも臨時でございますので、北口の地下自転車駐車場、本来の自転車駐車場が整備されての後には閉鎖するという考え、これは変わっておりませんので、この後、今まさに議案をお諮りしているところですので、議案がお認めいただいたということであれば、この後、新年度早々に、利用者の方と市民の方にはきちんとした形で広報、あるいは駐輪場での直接の広報等も行ってまいりたい、丁寧な形で説明していきたいというふうに考えております。 79: ◯9番(幸野おさむ君)  質問に答えていただけますか。国分寺駅北口再開発全体の説明会の中で、市側からは臨時駐輪場を閉鎖するという説明はしていませんよね。していない中で、市民の参加者から質問があって、それに回答したということをもって、自治基本条例上の市民参加のプロセスを踏んだと言えるのかどうかということを確認しております。 80: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  閉鎖については、自治基本条例上で、特に市民の方に広く意見を求めるかどうかというのは、また別の考えですので、私どものほうは、先ほども説明しましたように、あくまでも本設の地下自転車駐車場が整備されて、あくまでも臨時ですので、臨時の自転車駐車場は閉鎖するという考えでございます。 81: ◯9番(幸野おさむ君)  この臨時駐輪場といえども、条例上に位置づけているということからいくと、公の施設の設置に当たっていると思うんですけれども、公の施設の設置、あるいは廃止ということについて進める際には、自治基本条例上のプロセスを踏まなくていいということになっているのかどうかを、政策部長あるいは所管の副市長にお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 82: ◯政策部長(塩野目龍一君)  今回のこの地下自転車駐車場及び臨時の自転車駐車場の件に関しては、建設環境部長の答弁したとおりということであります。 83: ◯9番(幸野おさむ君)  公の施設の設置、あるいは廃止というものについて、自治基本条例上のプロセスを踏まずに進めることができるのかどうかということを確認しているんですが、いかがでしょうか。 84: ◯政策部長(塩野目龍一君)  あくまで先ほど建設環境部長が答弁したとおり、仮の自転車駐車場だということで、我々のほうは理解しているということであります。 85: ◯9番(幸野おさむ君)  自治基本条例の第6条には、市は次に掲げる政策の立案、実施及び評価のそれぞれの過程において、市民参加の権利を保障し、協働を推進しますということが書いてあります。第2号では、市政の基本的な政策に関する条例及び市民等に義務を課し、または権利を制限する条例の制定、改廃が含まれております。また、第3号には、市民生活または地域に影響を及ぼす重要な施策及び制度の導入、第4号では、重要な市の施設の設置または運営に関する方針及び計画の策定という形で、私は2号、3号、4号、全てにかかっているというふうに思っているんですが、そのそれぞれの公の施設等が廃止される際に、臨時だからということで、条例上に位置づけられているのにもかかわらず、廃止する際に市民の意見を聞かなくなってしまうというのは、私は非常に自治基本条例上で問題だと思っています。  もっと言うと、このことについては、たとえ条例の対象にならなかったとしても、それについては自治基本条例の精神でいえば、市民に影響が出る問題についてはきちんと意見を聞くのが、この自治基本条例上の精神になっているわけでございますから、そこの部分で政策部長がそういう答弁をしているというのは、私は非常に問題であると。その前段の建設環境部長の答弁も問題だと思いますけれども、市全体として、市民の駐輪場、国分寺駅周辺の駐輪場というものをどう考えるかというのは、市民にとって本当に大きな関心事ですよ。重要な問題です。どこにどうあるべきなのか、あるいは料金がどうなるのかね。そういうことについて、今の答弁を私は認めがたいと、今の答弁自体は、やはり市の姿勢として認めるわけには私はいかないと思うんですが、そういう方針だということなのかどうかを、まず確認したいと思います。 86: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  先ほどの説明ですが、あくまでも地下の自転車駐車場で3,000台以上の規模の自転車駐車場ができるわけですから、臨時の自転車駐車場を閉鎖をしても、利用者に対して、場所は変わりますけど、極端な影響は出ないんではないかというふうに考えております。ですので、臨時の自転車駐車場ということで、自転車駐車場の利用者の方には、条例可決後に、直ちにきちんとした形で、この自転車駐車場は閉鎖になりますというお知らせ、周知を徹底していき、不便をかけないような形でやっていくという私どもの考えです。あくまでもその3,000台によって、臨時の駐車場がなくなることで置き場所が全くなくなるわけではございませんので、そういう考えで、私どものほうは進めていきたいと考えております。 87: ◯9番(幸野おさむ君)  極端な影響が出るか出ないかというのは部長が判断できる問題じゃ私はないと思うんですね。予算特別委員会でも、私も資料請求をさせていただいて、平置きの平地の駐輪場自体が国分寺駅周辺には、公立の公の駐輪場からは1つもなくなってしまうという状況になるわけですよ。一時利用の駐輪場については全て地下になるということについて、大型自転車、アシスト自転車でありますとか、子ども乗せ自転車でありますとか、あと足の不自由な方なんかは、かなり負担がふえるのではないかという指摘もさせていただいたところです。その質疑を聞いていただいたと思うんですね。それを聞いていただいた上で、極端な影響が出ないというふうにおっしゃっているのがどういう意味なのか、私はちょっと理解することができないんですけれども、今伺っている限りだと、やはり自治基本条例上のプロセスというのは踏まれていない、それを踏んでなくても全然問題ないと、極端な影響は出ないからというのが今の市の姿勢だということがわかりました。非常に問題のある答弁だと思いますし、市の姿勢だと思うということは指摘しておくとともに、私は甚大な影響が出るだろうと思っておりますので、そのことについては、まだこの条例議決後も9カ月の期間がありますから、その間は徹底して市民の声を聞いて、聞いた上で、改めて再修正が必要ということであれば、条例の改正なども含めてお願いしたいということをここで強調しておきたいと思います。  もう一点、使用料の問題についてですね。使用料の問題については、交通安全対策協議会のほうに答申をいただいたという形になっていると思うんですけど、この交通安全対策協議会には市民の参加というのは保障されているのでしょうか。 88: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  ※公募市民の枠は保障されております。(※同ページ中に訂正発言あり) 89: ◯9番(幸野おさむ君)  公募市民が入られてますか。 90: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  ※公募市民の枠はありますが、現在の状況では公募市民の方はいらっしゃいません。(※同ページ中に訂正発言あり) 91: ◯9番(幸野おさむ君)  公募市民の枠は条例上のどこに位置づけられているでしょうか。 92: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  申しわけありません。交通安全対策協議会には公募市民の枠はございません。先ほどの発言は訂正させていただきたいと思います。 93: ◯議長(木村 徳君)  訂正を認めます。市民の枠はないということですが、幸野議員、よろしいですか。 94: ◯9番(幸野おさむ君)  ないんですよね。交通安全協議会の枠は識見を有する方と市立学校長及び私立幼稚園長、市立学校の児童または生徒の保護者、小金井警察署、消防署、鉄道事業者という形で公募市民の枠がないんですね。先ほども自治基本条例の第6条を引きましたが、市政の基本的な政策に関する条例及び市民等に義務を課し、または権利を制限する条例の制定・改廃。この義務を課し、または権利を制限する条例の中には使用料については含むということが自治基本条例の解説に書いてあります。分担金・使用料及び手数料の徴収については、例えばLホールやいずみホールといった公共施設の使用料等は、十分、市民の意見を聞いて決定するものであり、除外しないものとすると書いてあります。公募の市民の枠がない協議会に意見を聞いたからといって、自治基本条例の市民参加のプロセスを踏んだと言えるのでしょうか。 95: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  今回の改正は、ちょっと発言が適切かどうかはわかりませんけど、市外の方の定期使用料を改正するというものでございまして、国分寺市民の方については、定期使用料の改正はないということで私どもは理解しております。 96: ◯9番(幸野おさむ君)  発言に気をつけたほうがいいんじゃないでしょうかね。その市外の方と言われている方は市民という概念に当たらないのでしょうか。 97: ◯議長(木村 徳君)  御質問はあくまでも自治基本条例上ということですよね。 98: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  市外の方でも、在勤の方がいらっしゃれば、自治基本条例上の市民という方に該当するかと思います。 99: ◯9番(幸野おさむ君)  部長は、条例を余り理解されてないようですが、第2条、市民、前号に掲げる者。これは市の区域内に住む者。住民ですね。または市内で働く者、学ぶ者、もしくは公益的な活動を行う個人をいいます。国分寺駅周辺の駐輪場だけじゃありません。西国分寺駅も含めてですね。駐輪場を利用されている方、市外にお住まいの方で、こういう活動はされていないと部長は断言できるんでしょうか。 100: ◯建設環境部長(大澤康雄君)  市外にお住まいの方でも、在勤、在学の方はいるというふうに思っております。 101: ◯9番(幸野おさむ君)  そうであるならば、その方を対象にしているからという理由自体、私は、いかがなものかと思いますけれども、やはりこの料金の改定だとか臨時駐輪場を閉鎖するということというのは、当然、地下に3,000台つくるという条例にもなっているわけですから、かなり複合的で、多岐にわたって、市内にお住まいの方にも、市外にお住まいの方にも大きな影響を及ぼす条例改正でありますから、この条例そのものをきちんと市民の皆様に説明して、御意見をいただいて、修正すべきところは修正して、よりよいものにしてつくり上げるというのが、この自治基本条例の精神ではないでしょうか。そういう意味において、今回、そのステップは踏まれていませんよね。地下駐輪場も工事の説明会は行っていますけど、ちゃんとこれを設置しますよと、何台設置しますよ、そのかわり臨時駐輪場がどうなりますよ、また料金はどうなりますよということについての説明が一切されていないんですよ。これは私は明らかに自治基本条例に違反していると思います。そのプロセスを踏んでいないわけですから。そういう意味でいうと、この条例は自治基本条例上の根拠を持たない、市民参加の、市民の意見を反映したという根拠を持たない、そういう条例に当たるのではないでしょうか。 102: ◯議長(木村 徳君)  自治基本条例に違反しているのではないかという御質疑ですので、御答弁はどなたが適切でしょうか。 103: ◯政策部長(塩野目龍一君)  この料金の改正ですけれども、先ほど建設環境部長が答弁したとおり、自治基本条例上の市民というところでは、少しずれ、乖離があるというのは認めますけれども、ただ、市内に住所を有する方の料金が変わらない、市外の方、市外に住所がある方の料金が変わるという判断のもと、今回の条例の改正は進めてきたところであります。自治基本条例違反に当たるというところまでは、私どもは考えていないということです。 104: ◯9番(幸野おさむ君)  私は、こういうプロセスの中で重要な国分寺駅周辺の駐輪場を再編するということ自体が、やはり認めがたいですよね。そもそも国分寺駅を自転車で利用されている方には、この間、ずっと御迷惑をおかけしてきているという関係がございますよね。その中での待望の地下駐輪場の設置ではあるんですけれども、しかし、それとあわせて、駐輪場自体が大きく変わっていくと。さらには料金等も変わって、これは定期使用の料金の改定という形にはなるんですけれども、一時使用にも大きく影響する話だと私は思っています。定期使用が変わることによってね。それは国分寺駅だけじゃなくて、その他の駅にも大きな影響を及ぼすということで考えますと、それは小金井市民だったり、府中市民だったり、小平市民だったり、立川市民だったり、いろいろなところへの影響も出てくる話ですよね。そういうことを考えると、やはり私は全市民的に、この問題については広く情報を提供して、御意見を伺って、その上で進めていくことというのは、やっぱり絶対不可欠だと思っています。今、政策部長はそういう強弁をされていますけれども、私は改めて、ここについては、ちゃんとした自治基本条例のプロセスを踏んで、意見を酌み尽くした上で進めていただきたいということを強くお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 105: ◯政策部長(塩野目龍一君)  先ほど私の答弁で、市民の捉え方にずれがあるということは認めるということで申し上げました。幸野議員の意見は受けとめさせていただきまして、今後、こういった例規の改正、あるいは料金の設定、あるいは市民に影響のあるような施設、そういった事業の展開、例規の改正のときには、より慎重に進めてまいりたいというふうに思います。 106: ◯議長(木村 徳君)  よろしいですか。  ほかに御質疑はございますか。                 (「なし」と発言する者あり) 107: ◯議長(木村 徳君)  以上で質疑を終わります。  討論はございますでしょうか。 108: ◯9番(幸野おさむ君)  議案第19号、国分寺市有料自転車等駐車場条例の一部を改正する条例案について、反対の立場で討論をいたします。  本議案につきましては、本年12月1日に、国分寺駅北口地下駐輪場を北口広場の地下に駐輪場を開設するというものと、それにあわせて、現在運営されている本町二丁目臨時駐輪場、本町三丁目北臨時駐輪場、本町四丁目臨時駐輪場を同時に閉鎖するというもの、さらに定期使用の利用料金等について、国分寺市の住民と市外の住民との料金格差をつけるという複合的な中身を持った条例案となっております。  これまで長年にわたり国分寺駅周辺の駐輪場不足を指摘し、増設を求めて、さまざまな提案をしてきた立場として、国分寺駅の北口の広場の地下に3,000台を超える駐輪場が整備されること自体は前向きなことであると評価しております。一方で、その開設日、12月1日と同時期に、その周辺の臨時駐輪場を閉鎖してしまうということについては、市民の利便性やバリアフリーのまちづくり、地域経済の活性化という視点から問題があると考えます。  この点について、予算特別委員会において資料請求をさせていただき、御提出いただいた資料によって議論をさせていただきましたが、さまざまな課題が浮き彫りになっております。その中でも、今回の臨時駐輪場により、国分寺市が運営する国分寺駅周辺の駐輪場において、平地の1階部分に一時使用で駐輪できる駐輪場が1,991台からゼロ台へと完全になくなってしまうことが最大の問題だと思います。アシスト自転車や子ども乗せ自転車といった大型自転車が駐輪できる駐輪場についても全て地下駐輪場に集約されることになります。地下駐輪場については、足の不自由な方や子ども乗せ自転車、アシスト自転車などでの利用の際には、足への負担や安全性の問題などにおいて課題があります。地下駐輪場へのアクセスとして、サイクルコンベヤーやエレベーターを設置するからとして、問題がないかのような答弁がありましたが、利用者が集中する通勤・通学の混雑時にこれらの設備が有効に機能するかどうかは疑問です。定期使用の駐輪場における申込者の待機期間を見ても、平地で平置きができる駐輪場については1年間待ちになっていることから、平地、平置き利用の駐輪場が望まれていることは明らかです。以前から、利用者アンケート調査を行うことにより、駐輪場のニーズを把握するべきだと指摘してきましたが、全く行われてこなかったことについても理解できるものではありません。利用者への説明会についても、進捗状況の説明会しか行っておらず、臨時駐輪場を閉鎖することについてや、使用料金のことについての市民説明会、市民参加のプロセスは一切踏まれておりません。これは明らかに自治基本条例の第6条、第7条の違反であると考えます。利用者のニーズを一切調査もせずに、説明会さえ行わないまま、平地、平置きの一時利用で駐輪できる駐輪場をなくしてしまうことは断じて認められるものではありません。  また、一時利用の駐輪場を全て地下駐輪場に集約してしまうことにより、通勤・通学の時間帯に2カ所しかない出入り口は混雑し、満車状態が断続的に続くことによる利用者への影響も懸念されます。市の見込みでは、1日当たり利用者数を2,270人見込んでいますが、国分寺駅直結の駐輪場であり、最も利便性の高い場所にあることから、自転車利用の増加や他の駐輪場や民間駐輪場等からの流入が予想されることを鑑みると、市の見込み数値は余りに楽観的過ぎると指摘をしておきます。  今回の改定により、本駐輪場だけが2時間無料のサービスを行うことになりますが、通勤・通学だけでなく、買い物やランチ、イベント事など、さまざまな利用の集中も予想されます。もし断続的に満車が続く状態になってしまった際に、周辺の駐輪場で賄い切れるのか、遠方の駐輪場へとたらい回しにされないか、不安は尽きません。  また、周辺の商店街を活性化させるという意味においても、駅前一極集中にするのではなく、一定離れたところに駐輪場を残しておくべきだと考えます。  以上のことから、地下駐輪場の運用開始時期と同時期に、周辺の臨時駐輪場を閉鎖してしまうことの弊害は極めて大きいと考えます。私自身としては、少なくとも一定期間閉鎖する時期をずらして、利用状況を確認してから対応を検討するべきであると提案してまいりましたが、利用台数は充足されるとの一点張りの答弁を繰り返して、検討さえしていないというのは、余りに柔軟性のない対応であると断じなければなりません。現在の駐輪場施設の賃貸借契約と指定管理者の指定管理期間の延長により十分可能であるにもかかわらず、検討さえされないという姿勢については不信感しかありません。まだ再編時期まで9カ月間残っておりますので、その期間に対応を検討するよう強く求めるものです。  また、定期使用の使用料金について、国分寺市の住民と市外の住民とで料金格差をつけることについても、広域連携の推進や一時使用駐輪場の混雑化など、今後の自治体間連携などにおいても弊害があると考えます。  以上の理由から、地下駐輪場が整備されることによる前向きな要素は評価しつつも、全体的には問題点が多いことから、本議案については反対の立場での討論といたします。 109: ◯3番(岡部宏章君)  議案第19号、国分寺市有料自転車等駐車場条例の一部を改正する条例について、賛成の立場で討論します。  今回の改定によって、条例上、国分寺駅北口地下自転車駐車場が位置づけられます。そのことは、自転車駐車場を確保する視点から重要なことですが、一方で、同時に本町二丁目、三丁目北、四丁目の各臨時自転車駐車場を閉鎖することとしているのは拙速過ぎると言わざるを得ません。市が重要な決定を一方的に決めてしまうのではなく、自治基本条例にのっとって、市民参加のもとで、さまざまな意見を検討した上で決定するべきです。  北口地下自転車駐車場によって、駅直近に3,000台分が確保されることは利便性の向上には貢献するものの、地下に自転車を押して上りおりする手間が生じるという面もあります。とりわけ国分寺駅北口自転車駐車場のほうは定期利用専用とすることもあり、北口周辺で平地に置ける一時利用スペースは皆無ということになります。近年、チャイルドシートや電動アシストがついた大型自転車がふえています。これらをとめる場合は、地下への上りおりはより労力を要することになります。
     また、北口地下自転車駐車場で使用料を2時間まで無料とすることは、前向きな対応として、一定、評価しています。しかしながら、そのことによって一時利用がふえると予想されること、これまででさえ3カ所の臨時自転車駐車場は満車の状態が発生していたことを考えると、北口地下自転車駐車場の開設と同時に、これらの臨時自転車駐車場を閉鎖してしまうことには合理性はありません。北口地下自転車駐車場の開設後の利用状況を分析し、見きわめた上で判断すべきです。  また、北口周辺に民間の自転車駐車場がふえているからといって、市の役割を後退させるようなことがあれば、それは適切ではありません。民間経営では、料金設定や、場合によっては閉鎖するということも事業者次第であるからです。  また、市営自転車駐車場としても、地下ばかりではなく、気軽に利用できる平地の平置きスペースも確保するべきなど、総合的な駐輪場政策の視点が欠けていると言わざるを得ません。今後、今指摘したように、総合的な視点から自転車駐車場の政策を打ち出すべきことを求めますが、本議案については、3,000台の自転車駐車場を確保するとともに、使用料を2時間まで無料にすることが含まれているために、賛成といたします。 110: ◯22番(木島たかし君)  それでは、議案第19号、国分寺市有料自転車等駐車場条例の一部を改正する条例について、賛成の立場で討論させていただきます。  この議案については、これまでも議会に対して、担当の建設環境委員会を初め、国分寺駅周辺整備特別委員会にも、やはり再開発事業との関連性が非常に高いということから、ここ数年にわたって、私自身は丁寧に議会に対して行政側から適時適切な報告があったと思います。その都度、さまざま、議会は議会の立場で、課題、また懸案事項等、質問をさせていただき、また、厳しい要望も私自身もさせていただいたという思いもあります。  そういった中で議論を重ねていく中で、今回、これはこの北口の自転車駐車場の新設のみならず、これまで議論になっている臨時の自転車駐車場を廃止するということでもございます。また、さらには使用料金の区分を、市外の方に一定の御負担をいただくという、大変、1つの議案の中で非常に多面的な、本当に大きな議案であるということから、これまでも慎重な、いずれこういった議案が提案されるということを踏まえた上での、これまでの経緯があったというふうに私自身は理解をしております。  そういった中で、本当に臨時の自転車駐車場が廃止をされるということの懸念というのは切実なものがあるという、確かにそういった心配の向きがあることは私も理解はするところでありますけれども、そういった中で、議会で議論をする中で、臨時の自転車駐車場にとめていた自転車が、この地下の自転車駐車場にとめていただく台数がかなりふえるだろうということもあります。そういった中で、議論をする過程の中で、このエレベーターの設置というものも、行政側のほうで改めて議会の要望を酌んでいただいて設置がされたという経緯もあったというふうに私は理解をしているところでございます。  そういった中で、やはり放置自転車の対策等もしっかりと検討を進めていかなければいけないということでは、駅の直近に、こういった大きな自転車駐車場ができることによって、この対策としても非常に効果が期待されるものであるというふうに思います。  また、これは建設環境委員会、また予算特別委員会でも、再度、確認をさせていただきましたけれども、諮問した交通安全対策協議会からの答申を、やはりしっかりと真摯に受けとめていただきたいという要望を、私からも改めてさせていただきたいというふうに思います。  大きく3点の指摘がございましたけれども、特に2点ですね。2番目に指摘をされている大型チャイルドシートつきの電動アシスト自転車が近年増加傾向にあることを踏まえた上でも、さらなる対策というか、スペースの確保についての検討を求められている答申にもなっておりますので、この点についても、今後、どこまでの変更ができるかは、なかなか難しい部分もあるかもしれませんが、そういった中で、できる限りの対応を私は図っていただきたいというふうに思います。  また、さらには交通広場内において、これも来年の春ごろの予定だと思いますけれども、交通広場が完成した際、また、それよりも先に、この地下の自転車駐車場がオープンするということで、やはり国分寺駅周辺整備特別委員会でも、また建設環境委員会でも指摘をさせていただいておりますけれども、歩行者と自転車の接触等の懸念についてです。この点についても、しっかりと、安全対策についての指摘も出ているところですので、交通誘導員の配置など、無事故の運営を、ぜひこれは実現をしていっていただきたいと思います。  また、さらには建設環境委員会でも議論をさせていただきましたけれども、一定の、やはり御負担をいただく市外の方への配慮も私は今後検討していく必要があるんだろうというふうに思います。  ぜひ検討を進めていただきたいこととして、原動機付自転車については、屋内のところと屋外のところが同じ料金ということで、600円の引き上げ幅、これは決して低くはない金額だと思います。そういった中で、屋外でそういった定期利用される方々への配慮を、一定程度、これから研究していただく必要が私はあるんだろうというふうに思います。これらの課題について、真摯な対応、また検討を、今後、引き続き、私からも強く求めさせていただきたいと思います。  いずれにしても、さまざま課題はありますけれども、また一方で、長年の課題であった国分寺駅周辺の自転車対策について大きな前進が図られる取り組み、事業であるということを評価して、賛成の立場での討論とさせていただきます。 111: ◯議長(木村 徳君)  ほかに討論はございますか。                 (「なし」と発言する者あり) 112: ◯議長(木村 徳君)  以上で討論を終わります。  これより直ちに採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 113: ◯議長(木村 徳君)  賛成多数。よって、本案は原案のとおり可決されました。  一定時間たちましたので、10分程度休憩いたします。                    午後2時46分休憩                    午後3時02分再開 114: ◯議長(木村 徳君)  会議を再開いたします。  健康部長より、通院のため、午後3時45分から終日、欠席をする旨の届け出がございましたので、あらかじめ御報告申し上げます。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第13 議案第22号 工事請負契約の一部変更について(審査報告) 115: ◯議長(木村 徳君)  日程第13、議案第22号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  建設環境委員長。                 (20番 皆川りうこ君登壇) 116: ◯建設環境委員長(皆川りうこ君)  議案第22号、工事請負契約の一部変更について、建設環境委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、(仮称)国分寺駅北口地下自転車駐車場整備工事の工期を3カ月延長し、平成31年10月31日までとする変更契約を締結いたしたいというものでございます。  委員会では、担当より本案の説明が詳細になされ、委員による質疑が行われております。  本案については、国分寺駅周辺整備特別委員会への報告を行う必要があったため、当委員会での採決は一旦保留とし、国分寺駅周辺整備特別委員会への報告後に当委員会での採決を行っております。  慎重な審査の後、採決を行いましたところ、全員賛成により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 117: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 118: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論を省略いたします。  これより直ちに採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 119: ◯議長(木村 徳君)  全員賛成。よって、本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第14 議案第23号 指定管理者の指定の期間の変更について(審査報告) 120: ◯議長(木村 徳君)  日程第14、議案第23号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  建設環境委員長。                 (20番 皆川りうこ君登壇) 121: ◯建設環境委員長(皆川りうこ君)  議案第23号、指定管理者の指定の期間の変更について、建設環境委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、本町二丁目臨時自転車駐車場、本町三丁目北臨時自転車駐車場及び本町四丁目臨時自転車駐車場の管理運営に関する業務の指定の期間について、「平成30年4月1日から平成31年8月31日まで」を、「平成30年4月1日から平成31年11月30日まで」に変更いたしたいというものでございます。  委員会では、担当より本案の説明が詳細になされ、委員による質疑が行われております。  本案については、関連議案である議案第22号について、国分寺駅周辺整備特別委員会への報告を行う必要があったため、当委員会での採決は一旦保留とし、国分寺駅周辺整備特別委員会へ議案第22号を報告した後に、当委員会での採決を行っております。  慎重な審査の後、採決を行いましたところ、全員賛成により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 122: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 123: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論を省略いたします。  これより直ちに採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 124: ◯議長(木村 徳君)  全員賛成。よって、本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第15 議案第24号 指定管理者の指定について(審査報告) 125: ◯議長(木村 徳君)  日程第15、議案第24号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  文教子ども委員長。                  (7番 岩永康代君登壇) 126: ◯文教子ども委員長(岩永康代君)  議案第24号、指定管理者の指定について、文教子ども委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、国分寺市プレイステーションの管理運営に関する業務を、平成31年4月1日から平成32年3月31日まで、特定非営利活動法人冒険遊び場の会に行わせるため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき提案するというものでございます。  委員会では、担当より本案の説明が詳細になされ、委員による質疑が行われております。  慎重な審査の後、採決を行いましたところ、全員賛成により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 127: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 128: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論を省略いたします。  これより直ちに採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 129: ◯議長(木村 徳君)  全員賛成。よって、本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第16 議案第18号 国分寺市児童育成手当条例の一部を改正する条例につい                       て(審査報告) 130: ◯議長(木村 徳君)  日程第16、議案第18号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  文教子ども委員長。                  (7番 岩永康代君登壇) 131: ◯文教子ども委員長(岩永康代君)  議案第18号、国分寺市児童育成手当条例の一部を改正する条例について、文教子ども委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、東京都児童育成手当に関する条例の改正に伴い、控除対象配偶者に関する規定を整備する必要があるため、条例の一部を改正いたしたいというものでございます。  委員会では、担当より本案の説明が詳細になされ、委員による質疑が行われております。  慎重な審査の後、採決を行いましたところ、全員賛成により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 132: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 133: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論を省略いたします。  これより直ちに採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立)
    134: ◯議長(木村 徳君)  全員賛成。よって、本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第17 陳情第30-4号 恋ヶ窪公民館にエレベーターの早期設置を求める陳                         情(審査報告) 135: ◯議長(木村 徳君)  日程第17、陳情第30-4号を議題といたします。  本件に関し、委員長の報告を求めます。  文教子ども委員長。                  (7番 岩永康代君登壇) 136: ◯文教子ども委員長(岩永康代君)  陳情第30-4号、恋ヶ窪公民館にエレベーターの早期設置を求める陳情につきまして、文教子ども委員会の審査模様を御報告いたします。  本陳情は、平成30年11月1日受理、国分寺市日吉町2-28-10、恋ヶ窪公民館利用者連絡会代表、高塚たか子氏外連署者3名及び2月27日付で11名の追加署名を加え、署名者790名より提出されたものです。  本陳情の要旨は、恋ヶ窪公民館は、市内5館の公民館のうち、唯一エレベーターの設置がされてなく、出入りも建物脇の外階段のみとなっております。利用に当たっては、障害者、高齢者、ベビーカーを運ぶ親子連れ、楽器など重いものを持ち込む方など大変な思いをしており、活動を続けられなくなった方もいます。また、周りには市民が無料で使えるほかの公共施設がありません。誰もが立ち寄れるようなバリアフリーの公民館とするため、早急にエレベーターを設置していただきたく、陳情いたします、というもので、陳情事項として、恋ヶ窪公民館に早急にエレベーターを設置してください、というものです。  委員会においては、陳情提出者補足説明会を平成30年12月11日に開催し、提出者より陳情の趣旨について詳しい説明を受けました。  また、調査担当からは資料の詳細な説明がなされ、慎重な審査を重ねております。  なお、採決に先立ちまして、賛成の立場から討論がなされ、その後、採決を行いましたところ、全員異議なく、本陳情を採択すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 137: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 138: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論はございますか。よろしいですか。                 (「なし」と発言する者あり) 139: ◯議長(木村 徳君)  討論を省略いたします。  これより直ちに採決いたします。本件に対する委員長の報告は採択であります。本件を委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。                (「異議なし」と発言する者あり) 140: ◯議長(木村 徳君)  御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり、採択と決しました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第18 議案第9号 平成30年度国分寺都市計画事業国分寺駅北口地区第一種                       市街地再開発事業特別会計補正予算(第2号)(審査報                       告) 141: ◯議長(木村 徳君)  日程第18、議案第9号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  国分寺駅周辺整備特別委員長。                  (18番 新海栄一君登壇) 142: ◯国分寺駅周辺整備特別委員長(新海栄一君)  議案第9号、平成30年度国分寺都市計画事業国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業特別会計補正予算(第2号)について、国分寺駅周辺整備特別委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、歳入歳出予算の総額17億3,906万7,000円から歳入歳出それぞれ1億6,689万円を減額し、その総額を歳入歳出それぞれ15億7,217万7,000円とするとともに、地方債補正として、市街地再開発事業債の変更を行いたいというものでございます。  主な内容といたしましては、歳入において、市街地再開発事業債3,910万円等の減額、一般会計繰入金395万5,000円等の増額を行い、歳出において、公共施設整備委託料4,809万4,000円の減額等を行いたいというものでございます。  委員会では、担当より本案の説明が詳細になされ、委員による質疑が行われております。  なお、採決に先立ち、反対の立場から討論がなされていることを申し添えます。  慎重な審査の後、採決を行いましたところ、賛成多数により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 143: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 144: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論はございますか。よろしいですか。                 (「なし」と発言する者あり) 145: ◯議長(木村 徳君)  討論を省略いたします。  これより直ちに採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 146: ◯議長(木村 徳君)  賛成多数。よって、本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第19 議案第8号 平成30年度国分寺市一般会計補正予算(第7号)(審査                       報告) 147: ◯議長(木村 徳君)  日程第19、議案第8号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  補正予算審査特別委員長。                  (5番 丸山哲平君登壇) 148: ◯補正予算審査特別委員長(丸山哲平君)  議案第8号、平成30年度国分寺市一般会計補正予算(第7号)について、補正予算審査特別委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、歳入歳出予算の総額470億9,176万円から歳入歳出それぞれ3億3,681万円を減額し、その総額を歳入歳出それぞれ467億5,495万円とするとともに、繰越明許費として、被災農業者向け経営体育成支援事業費助成事業外3件の設定、債務負担行為補正として、自転車等駐車場管理運営委託事業外3件の追加、地方債補正として、第二中学校校舎大規模改造整備事業債の変更及び姿見の池周辺地区保全整備事業債の廃止を行いたいというものでございます。  主な内容といたしましては、歳入において、財政調整基金繰入金1億787万4,000円等の増額、国分寺都市計画事業国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業特別会計繰入金1億1,906万8,000円等の減額を行い、歳出においては、国民健康保険特別会計繰出金1億1,628万5,000円等の増額、民設民営保育所園舎建設費等補助金2億5,137万円等の減額を行いたいというものでございます。  委員会では、財政課を初め、担当より本案の説明が詳細になされ、委員による多くの質疑が行われております。  慎重な審査の後、採決を行いましたところ、全員賛成により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 149: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。 150: ◯10番(甲斐よしと君)  補正予算に対する質疑をさせていただきます。  昨年の第4回定例会から、この3月末までの補正予算の審査がなされたわけでありまして、当初予算になかったもの、当初予算とは違う使い方をしたもの等々の予算が補正として出されていると思うんですけれども、防災・ハザードマップを再印刷、再配布したわけでございまして、当初予算では、その経費に予算書上だとおよそ250万円程度の経費が計上されているわけでありますが、再配布、再印刷において、なぜ補正に組まれていないのか等々の質疑は、委員会の中でございましたでしょうか。 151: ◯補正予算審査特別委員長(丸山哲平君)  今、甲斐議員より御質疑があったハザードマップにつきましては、委員会中においては質疑はなかったものと記憶をしてございます。よって、議長にお取り計らいをお願いしたいと思います。 152: ◯議長(木村 徳君)  甲斐議員、どうぞ、質疑を認めます。 153: ◯10番(甲斐よしと君)  それでは、行政のほうに質疑をさせていただくわけでありますが、なぜ当初予算では250万円、それが執行されて、ハザードマップ上の間違いを発見して、再印刷、再配布がされた。そのことについて、なぜこの補正には入らなくて済んでいるのかという状況を御説明いただきたいと思います。 154: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  ハザードマップの再印刷、再配布については、総務委員会のほうでその内容について、御報告をさせていただいたところでございます。  こちらについて、その再印刷、再配布にかかった費用については、防災安全課の予算を流用することによって、お金を充てたということで、補正には計上しなかったということでございます。 155: ◯10番(甲斐よしと君)  ほかの防災安全課の予算から流用というのも、本来、適正な、わかりやすい執行の仕方なのかと。我々は、当初予算にも賛成して、その内容で250万円の執行によって1回目の印刷がなされてきたわけですからね。それをもう一度、同じことが、間違っていたことによって繰り返すとしたら、それはきちっとした予算計上をして、再印刷、再配布するのか、それから予備費の執行にするのか、そういうふうなほかの手段も考えられたんじゃないかなと思いますし、この金額についても、再印刷に幾ら、再配布に幾ら、こういう部分が全く見えてこないわけですよね。そのあたりの詳細の金額は御答弁いただけますか。 156: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  再印刷、そして再配布の金額については、総務委員会のほうで報告をさせていただいているところでございます。 157: ◯10番(甲斐よしと君)  委員会でも伺っておりますし、閉会中の委員会で、この事の発端のことから、足りなかったら流用という、そういう部分も存じておりますけれども、改めて本会議でお答えいただくことによって、事の重大さと明確化を図りたいと思っているところであるので、よろしくお願いいたします。 158: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  御指摘の費用についての明確化というか、見える化ということについていえば、速やかに再印刷、再配布をするということでありましたので、補正予算には間に合わなかった。補正予算だと、再印刷、再配布が遅くなってしまったということでございます。また、※流用をすることによって見える化をするということも、当然、今の御指摘かと思いますけれども、そちらについてはそうしなかったということでございます。(※同ページ中に訂正発言あり)  こちらとしては、総務委員会で報告することをもって、議員の皆様、あるいは市民の皆様に、しっかりと、その内容についてお知らせしたということを判断したということでございます。 159: ◯10番(甲斐よしと君)  今、御答弁の中で、流用ということで見える化とおっしゃったけど、予備費充用ではないですか。 160: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  失礼しました。予備費充用の間違いでございます。訂正をお願いいたします。 161: ◯議長(木村 徳君)  訂正を認めます。 162: ◯10番(甲斐よしと君)  そうですよね。そういう中で、あえて金額も、この本会議場で明確に示していただきたいんですね。記録として、きちっと残していくために。金額の部分も、この際ですから、御説明を改めてし直してください。 163: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  再印刷に係る費用については、2度目の印刷ということで、80万円が全体としてかかるわけだったんですけれども、先方の印刷業者の不備もあったということで、そこは半額の40万円で再印刷をしたものでございます。  配布費用については、今、ちょっと手元に資料がございませんので、ここでは御答弁は勘弁していただければと思います。 164: ◯議長(木村 徳君)  休憩をお求めですか。 165: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  済みません。配布費用についての確認をいたしますので、しばらくお時間いただければと思います。 166: ◯議長(木村 徳君)  暫時休憩いたします。                    午後3時26分休憩                    午後3時29分再開 167: ◯議長(木村 徳君)  会議を再開いたします。  あらかじめ、甲斐議員に申し上げます。中身については、先ほど来から総務部長が御答弁されているように、総務委員会では一定、御報告はされております。ただ、御質疑の趣旨が、補正予算にのせるべき金額であるべきだという御主張のもとに、その金額は幾らだということで承っておりますので、質疑のほうは一定認めておりますけども、総務委員会とかぶるような形の質疑についてはお控えをいただきたいということは一言申し添えておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 168: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  お時間いただきまして、ありがとうございます。先ほどの甲斐議員の御質疑でございます。  印刷にかかった費用ですね。更新委託料でございますけれども、これは先ほど40万円と言いましたけども、それに消費税を加えて43万2,000円でございます。それから配布の委託料でございます。これは2カ所の事業者に配布をお願いしていますけども、これも税込みで92万6,207円という状況でございます。 169: ◯10番(甲斐よしと君)  議長の御指摘のとおりで、閉会中の総務委員会、そして今回の第1回定例会の総務委員会でも報告事項ということでされていることはもちろん存じております。重複しないようにという御指導、そのとおりだと思っておりますので、私、ストレートに、この件について、どういうふうな責任のとり方がよかったのかということを実直に申し添えさせていただければ、いわゆる、これは、重大なミスで、二重に経費をかけてしまうという結果を招いたわけですから、私は一定、これにまつわる経費は執行部の、つまり市長、副市長がみずからの報酬を、これ相応額を減額するという形で、議案として提案していただき、このミスに対しての責任を明らかにするべきだったと考えております。執行部といえば、もちろん市長、そして副市長も含まれるわけなんですけれども、そのことを私としては市長にお求めさせていただきたいところでございます。市長の見解はどのようにあるのかお答えいただければ幸いです。 170: ◯議長(木村 徳君)  答弁いかがでしょうか。 171: ◯総務部長(一ノ瀬理君)  済みません。しばらくお時間をいただければと思います。 172: ◯議長(木村 徳君)  暫時休憩いたします。                    午後3時32分休憩                    午後4時15分再開 173: ◯議長(木村 徳君)  会議を再開いたします。  調整のために長時間休憩をとってしまいまして、申しわけございませんでした。 174: ◯副市長(橋本正之君)  長時間をとらせて申しわけありませんでした。
     甲斐議員の御指摘の点につきましては、不適切な事務執行があったとして、部長以下、関係者を処分をいたしました。  今回の件については、私も重く受けとめております。二度とこのようなミスがないように、庁内周知をいたしまして、ミスのない事務処理を目指してまいりたいというふうに考えてございます。 175: ◯市長(井澤邦夫君)  今、橋本副市長のほうから申し上げたとおり、私としても非常に重大なミスであるということで、大変重く受けとめております。市民の方々に御迷惑かけたことについて、重大に反省をしているところでありますし、また、今回の件を受けて、庁内、さらにチェック体制を徹底していくように努めてまいりたいというふうに思っているところでありまして、庁議等においても、その点については重ねて徹底を図っていきたいというふうに思っております。今後、二度とないように徹底してまいりたいというふうに思っております。申しわけありません。 176: ◯10番(甲斐よしと君)  私は、このような件であっても、市長だけが責任をとっていくという、昔、星野市政時代も何度もそういうことがあって、その前の本多市政時代も、そういうことがよくあったと聞き、本多市政には2年間しか接しておりませんが、そういうことを聞いております。市長だけが責任を表明して幕を引いていくのが美しい姿勢じゃないのかなと感じております。 177: ◯議長(木村 徳君)  ほかに御質疑ございますか。                 (「なし」と発言する者あり) 178: ◯議長(木村 徳君)  以上で質疑を終了いたします。  討論はございますか。                 (「なし」と発言する者あり) 179: ◯議長(木村 徳君)  討論なしと認めます。  これより直ちに採決いたします。よろしいですか。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 180: ◯議長(木村 徳君)  全員賛成。よって、本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第20 議案第1号 平成31年度国分寺市一般会計予算(審査報告) 181: ◯議長(木村 徳君)  日程第20、議案第1号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  予算特別委員長。                 (17番 本橋たくみ君登壇) 182: ◯予算特別委員長(本橋たくみ君)  議案第1号、平成31年度国分寺市一般会計予算について、予算特別委員会の審査経過及び結果について、御報告申し上げます。  本議案は、2月22日開催の本会議において予算特別委員会が設置され、付託されたものであり、委員会におきましては、3月8日から18日までの7日間にわたり審査を行いました。  議案の審査に当たりましては、各担当より詳細な説明及び各種資料の提示を受け、各委員より数多くの質疑が行われたところでありますが、その内容につきましては、議長以外の議員全員で構成する本委員会において審査しておりますので、省略させていただきます。  委員会といたしましては、以上の経過の後、本案について採決に付しましたところ、賛成多数により、本案を可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 183: ◯議長(木村 徳君)  委員長報告に対する質疑につきましては、申し合わせのとおり、省略をいたします。(「動議」と発言する者あり) 184: ◯4番(中山ごう君)  議案第1号、平成31年度国分寺市一般会計予算の組み替えを求める動議を提案いたします。  概要としましては、現状、中学校にとどまっている学校体育館へのエアコン設置について、2019年度から3年間で、小学校も含めた全ての学校体育館にエアコンの設置を求めるものです。計画的に進める場合、1年間で5校ずつの設置と考えられることから、2019年度一般会計予算に対して予算化されている第一中学校以外の4つの中学校の体育館にもエアコンを設置する予算計上を求めるものです。 185: ◯議長(木村 徳君)  ただいま中山議員より、予算組み替えの動議が提出をされました。本動議に賛成の方は挙手を願います。動議成立のための賛成ですね。                    (賛成者挙手) 186: ◯議長(木村 徳君)  所定の賛同者がありますので、本動議は成立いたしました。  暫時休憩いたします。                    午後4時21分休憩                    午後4時23分再開 187: ◯議長(木村 徳君)  会議を再開いたします。     ────────────────── ◇ ──────────────────            議案第1号 平成31年度国分寺市一般会計予算の組み替えを求める動議 188: ◯議長(木村 徳君)  議案第1号 平成31年度国分寺市一般会計予算の組み替えを求める動議を議題といたします。  なお、国分寺市議会会議規則第155条に基づき、中山議員から資料の配付の申し出がございましたので、これを許可いたしましたことを御報告申し上げます。  提案者に提案理由の理由を求めます。 189: ◯4番(中山ごう君)  提案理由の内容とともに、理由を説明をいたします。  組み替えの内容といたしまして、(1)款10、教育費、項3、中学校費、目1、学校管理費、中学校の運営に要する経費、教育総務課関係費、節14、使用料及び賃借料のエアコン借上料を1,238万4,000円増額する。  (2)款10、教育費、項3、中学校費、目1、学校管理費、中学校の施設維持管理に要する経費、教育総務課関係費、節11、需用費の光熱水費を216万円増額する。  (3)款13、予備費、項1、予備費、目1、予備費を1,454万4,000円減額するというものです。  理由といたしまして、昨年は気象庁も「一つの災害と認識している」と異例の会見をするほどの酷暑で、今後もその傾向にあることが予想される。そうした中、体温調節機能が未発達な児童・生徒の教育環境整備は市の責務である。文部科学省は、学校環境衛生基準の中で、教室の望ましい室温を「10度以上30度以下」としていたが、昭和39年に制定以降初めて、これを「17度以上28度以下」に改正した。体育館はその条件を大きく逸脱し、熱中症などの健康被害にもつながりかねない状況にある。  また、環境省が示している熱中症予防運動指針では、暑さ指数(WBGT)が31度以上の場合、「子どもの運動は中止すべき」とし、この場合、プール授業においても中止するべき基準となっている。同省ホームページによると、昨年7月と8月において、東京都の暑さ指数が31度以上となった日が29日もあった。児童・生徒の熱中症を予防し、夏の体育授業の安全を保障するためには体育館へのエアコン設置が欠かせない状況となっている。  加えて、体育館は、災害時における避難所として、地区の重要な防災拠点でもある。首都直下地震の30年以内の発生確率は70%と内閣府が発表しているように、大地震への備えは緊急を要している。その備えの1つとして、災害関連死を防ぐ取り組みが求められており、避難所へのエアコン設置は緊急の課題である。  国及び東京都は「新年度予算を待っていると来年の夏に間に合わない」として、昨年末、補正予算で積極的な対応を行った。東京都は全ての公立小・中・高校の体育館にエアコンを設置する方針を表明し、補助制度を新設し、市区町村の小・中学校への設置も支援するとして、国の補助に上乗せし、断熱工事を含む工事費用などのおよそ3分の2を補助することを平成30年度補正予算で決定した。また、平成31年6月までに設置を計画した分については、平成30年度補正予算で決定した補助率を適用するとしている。  さらに、東京都は平成31年度当初予算から、リースによるエアコンの設置を補助する制度を新設した。市区町村のエアコンの設置に係るリース料の2分の1を補助するもので、断熱工事費も補助対象とし、実施期間は3年間としている。  本市においても、東京都が新設した補助制度を活用して学校体育館にエアコンを設置することが求められている。しかし、市長は、中学校体育館については計画的に設置を進めると表明したものの、小学校体育館へのエアコンの設置は、現在のところ、検討していない。小学校体育館は中学校体育館よりも構造的に断熱効果が劣っているため、暑くなりやすい。また、より体温調節機能が未発達な低学年の児童のことを考慮し、小学校体育館にもエアコンを設置するべきである。  現在、学校体育館における熱中症対策の必要性が認識され、高まっている中で、今後、エアコンを設置しない学校体育館において、熱中症による重大事故が発生した場合、教育委員会、市議会も含め、国分寺市の責任が問われかねない状況も懸念される。  全小・中学校の体育館に、東京都の補助を受けられる3年間で、計画的に設置するとすれば、1年間で5校分の予算化が必要である。平成31年度当初予算案には第一中学校体育館にリースでエアコンを設置する7カ月分の予算として309万6,000円が、また、それに伴う光熱水費の増額分として54万円が計上されていることから、平成31年度に中学校5校の体育館にエアコンを設置するための予算を計上するべきである。  なお、東京都の補助制度が3年であることから、平成32年度、平成33年度の各年度において、小学校5校の体育館にエアコンを設置するための予算を計上するべきである。  以上、児童・生徒の夏の安全な運動環境を整備し、熱中症を予防するため、また、地区の防災拠点として避難所機能を強化するため、東京都の補助対象期間である3年間で全小・中学校の体育館にエアコンの設置を完了するために、平成31年度国分寺市一般会計予算の組み替えを求める。 190: ◯議長(木村 徳君)  資料の説明はよろしいですか。 191: ◯4番(中山ごう君)  資料の説明をいたします。  カラーで2ページにわたっているものは、環境省がホームページで公表しています、東京における暑さ指数のうち、ピンク色の部分が運動は原則中止となる31度以上を示したものであります。これは、日付ごとに、各時間帯において、その暑さ指数が表示されています。7月分と8月分の資料をつけております。  もう一枚、裏表の資料は、環境省の熱中症予防情報サイト、この暑さ指数において、日常生活に関する指針と、裏面には、委員会にも資料請求しましたけども、運動に関する指針の基準が載っていることから、あわせて資料として提出をいたしました。 192: ◯議長(木村 徳君)  それでは、これより質疑に入りたいと思います。御質疑ある方は挙手を願います。 193: ◯23番(尾澤しゅう君)  これは予算の組み替えを求める動議だということで、まず確認させていただきたいというふうに思いますが、最初に、そもそも、この段で予算に対する組み替えの動議を出すに至った経緯をお伺いします。予算特別委員会等、一定、こちらのことに関して議題が上がっておりますし、そこでの質疑、提案、これらを行うような十分な場があったというふうに私は認識しております。  提案者として、中山ごう議員、それから岡部宏章議員、それぞれ提案されていますので、連署で提案されていますので、それぞれ、そのような場での提案なり質疑ということをされていたかどうか、この内容について、お伺いしたいと思います。 194: ◯4番(中山ごう君)  この内容についてというのは、動議そのものについて。まず、議場の関係上、質問者に対して背を向けてお答えすることをお許しください。  今の御質疑は、動議に係る質疑をしたかということでしょうか。 195: ◯議長(木村 徳君)  予算特別委員会の質疑の中でということですよね。 196: ◯4番(中山ごう君)  予算特別委員会の質疑の中では、私は明確に小学校まで含めて、体育館にエアコンを、この3年間で設置するべきだということは求めております。 197: ◯3番(岡部宏章君)  私も予算特別委員会の中で、今回の動議で求めています小・中学校へのエアコン設置を求めています。  特に私について言いますと、災害時の対応についても、そういう面でもエアコンが必要だということで、質疑をしながら求めております。 198: ◯23番(尾澤しゅう君)  お二方とも、今、発言されました内容については、一定、発言の内容はあったかと思いますが、5校同時に平成31年度に工事を行っていくということに関しても発言はありましたか。 199: ◯4番(中山ごう君)  5校同時に行うという求めはしていないように記憶をしています。ただ、予算特別委員会の中で求めまして、その中で、仮に市長等から小学校も含めて、今後検討していくという答弁がもしあれば、こういう動議も必要なかったというふうに考えております。しかし、そういうふうに至らなかった中で、こういう動議の提案に至っているという状況でございます。 200: ◯23番(尾澤しゅう君)  私が聞きたかったのは、そういうことではなくて、5校同時に、予算の組み替えですから、つまるところ、今後どうするかというよりも、今回、平成31年度の中で、5校を直ちに、同時に工事を行っていくべきだという主張が、一番重要視される予算特別委員会の審査の場でできるはずなのに、それをしないで、あえてこのタイミングで組み替えの動議を行っている理由はなぜなのかということです。 201: ◯4番(中山ごう君)  3年間のうち、どういう計画で設置していくかというのは、もろもろのことが考えられますので、それはやはり検討する中で、教育委員会、あるいは市長部局が最終的に決定をしていく問題だと思っております。  そして、この今回の動議において、今回、数字まで詳しく載せましたけども、動議というのは、本来、趣旨を求めて、政策提案という意味合いが強いものだというふうに理解をしております。ですので、そういった中で、私たちとしては、日本共産党国分寺市議団としては、3年間という設置補助の期間を、東京都がそのように示していますので、15校ある中で5校ずつというふうに考えた次第であります。 202: ◯23番(尾澤しゅう君)  おっしゃっている内容については、私は、それであれば、予算特別委員会の場でしっかりと、1校でなく5校を求めるような発言があって初めて、この場で動議として出せるんじゃないかなというふうに思っております。その質疑、意見等がなくして、この場で動議、予算の組み替えを出してくるというのは、いささか拙速かつ、議事の進行に関しましても、かなり混乱を来すような状況になっているんじゃないかというふうに個人的には考えております。  そもそも政策実現ということで話しておりますけれども、この組み替えの動議というのは、どのような、そもそも性質として、もう一度聞きたいのは、例えば、法律的な見地から、もしくは規則等、どのような見地から、これを提案しているのかというのをお聞きしたいと思います。 203: ◯4番(中山ごう君)  済みません。私が理解し切れないんですが、今回の動議の提案というのは、ルールにのっとった提案であるというふうに私は理解をしておりますが、何か法的というんですかね、そういうところに抵触するようなことがあるのでしょうか。そこは私は理解をしておりませんので、この動議が、今回、私たち市議団2人の賛成で出せるということで提案をしています。 204: ◯23番(尾澤しゅう君)  もちろん動議自体は、本会議において1名以上賛同者がいれば、動議を議題として扱うことは、それはもちろん可能だというふうには思っておりますが、組み替えの動議自体、さまざま、動議にも種類があるかと思います。修正動議もあるかと思いますし、その中で、この予算を組み替えるということに対しての動議そのもの。要は、政策についての提言を行っていくという意味では、動議以外にも、先ほど申し上げたように、もちろん予算特別委員会の中で質疑をしていく中で提案していくこともできますでしょうし、あえて、この組み替えの動議というふうにしているだけの理由を御説明いただきたいということです。 205: ◯4番(中山ごう君)  皆さん、御承知だと思いますが、私たち共産党市議団としては、当初は決議として、市議会として、小学校まで体育館のエアコン設置を求める決議をまとめたいという思いで各会派に調整をいたしました。その中で、予算特別委員会の質疑を受けてでないと判断できないということでした。  私のこの間の行動の経過ですので、今の質疑に対しては、今回、動議に至ったというところは、そこが大きくありますので、それを説明抜きには、私、説明はし切れないと思い、今の発言に至ってます。  その決議は、小学校の体育館まで含めて、市議会として設置を求める決議ということで、各会派に折衝いたしました。そういった中で、予算特別委員会の質疑を確認してからでないと判断できないという声もいただきました。  この動議がこのタイミングになったことに関しましては、国分寺市議会の申し合わせで予算特別委員会では討論を省略します。質疑が終わり、その後、採決となります。そこで初めて各委員の賛否がわかるわけです。ですので、それをもって、このエアコンの予算に対する賛否も含めて、各委員というか各会派の態度を確認した上で、この本会議における予算の組み替え動議の提案というふうになっております。 206: ◯23番(尾澤しゅう君)  中山ごう議員からは、あくまで各会派、他会派との調整を経た上で、この動議に踏み切ったというような趣旨の発言かと思います。私としては、そうでなくて、ほかにやる場、提案の仕方があったんではないかということが私の発言の趣旨であります。  例えば、この予算の組み替えの動議というのは、法的な位置づけというものが本来ないものでありますから、逆に言うと、予算の修正の動議というものが、法的な位置づけとして、地方自治法上に明記されているやり方としてできる、こういうふうな認識を私は持っておりまして、あえて組み替えの動議で提案されていて、予算の修正等を提案する動議でないという理由、これを教えてください。 207: ◯4番(中山ごう君)  それは予算の修正のことですね。予算の修正に関しては、予算の全体として変わらないとしても、款、項の中で増額となる場合は、それは市長の予算提案権の侵害に当たるということから、そういう修正はできないということがあります。ですので、組み替え動議というのを提案させていただいております。 208: ◯23番(尾澤しゅう君)  ちょっとここで、今、中山議員が申し上げた発言の内容が、それで正しい解釈なのかどうかというところで、私は疑義を大変持っておるんですけれども、その解釈は、私は今、言い切るだけの信憑性がないというふうに考えているんですけれども、議長、もしくは議会事務局のほうから、その辺のことに関して整理できることがあれば、御意見をいただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 209: ◯議長(木村 徳君)  少々お待ちください。  議長と議会事務局を御指名でございますので、少々確認作業をさせていただきたいと思いますので、暫時休憩をいたします。                    午後4時43分休憩                    午後4時58分再開 210: ◯議長(木村 徳君)  会議を再開いたします。  この際、議事の都合上、会議時間を延長いたします。  暫時休憩いたします。                    午後4時59分休憩                    午後5時10分再開 211: ◯議長(木村 徳君)  会議を再開いたします。 212: ◯議会事務局長(志村国光君)  予算の増額修正について、御説明をさしあげたいと思いますが、こちら自治省行政局長の通知、昭和52年10月3日の行政実例となります。御紹介したいと思います。  当該予算の趣旨を損なうような増額修正をすることは、長の発案権の侵害になると解する。予算の趣旨を損なうような増額修正に当たるかどうかを判定するに当たっては、当該修正をしようとする内容、規模、当初予算全体との関連、当該地方公共団体の行財政運営における影響度等を総合的に勘案して、個々の具体の事案に即して判断することが必要である。なお、このことは歳入歳出予算だけでなく、継続費、債務負担行為についても同様である。  2点目としては、地方公共団体の議会の予算審議において、議会が予算修正を行おうとするときは、長と議会との間で調整を行い、妥当な結論を見出すことが望ましいというものでございます。 213: ◯23番(尾澤しゅう君)  答弁をありがとうございます。ちょっといろいろ調べてもらっちゃって、大変、お時間を、皆さんにもとらせちゃって申しわけなかったんですが、簡単に言えば、今この場で、直ちにそれが、要は市長の予算の提案権を侵すことになるということを明確に言える状況ではないというふうに私は思っているというふうに、それを皆様の前で発言したかったということで確認をさせていただいたということでございます。
     予算の修正動議ということに関して、それをとらなかった理由というのは、今、申し上げていただいたような内容で、そこの中の選択の中で、今回は組み替えの動議をされたというふうに、今、おっしゃっていたかというふうに思いますが、立ち返って、この組み替えの動議というのは、何かしらの、要は法的な位置づけがあるものとして提案をされているかどうか、何か義務的なものを負わせることができるかどうかということを、行政側にもどのように考えているのかというのを、もう一度、教えてください。 214: ◯議長(木村 徳君)  法的拘束力という意味ですか。 215: ◯23番(尾澤しゅう君)  済みません。もう一回言いましょうか。 216: ◯議長(木村 徳君)  提案者に対しての、今の御質疑ということですね。 217: ◯23番(尾澤しゅう君)  そうです。提案者に対しての質疑になります。 218: ◯4番(中山ごう君)  私の認識として、この組み替え動議の内容について、法的な拘束力があるものではないというふうに理解をしております。 219: ◯23番(尾澤しゅう君)  今回、提案者の中には、この小学校、中学校のエアコンの設置についてのみ動議をかけられていて、組み替え予算の提案をされておりますが、逆に言えば、ほかの部分については、今のところ提案もなく、この審議の状況になっているというふうに認識しております。ここの、要は項目だけ、組み替えの提案をされているという理由はありますでしょうか。 220: ◯4番(中山ごう君)  この体育館へのエアコンの問題というのは、私たちは子どもたちの熱中症予防ですとか、あと、いつ起こるかわからないと言われている災害に対して、緊急に進めていくべきだろうことだと認識をしております。  今、尾澤議員から、ほかの部分についてはということでしたが、なぜほかの部分について提案してないのかということについては、より多くの賛同者を得る可能性を追求したためです。私たちの会派というのは、予算に対してさまざまな意見があります。それを全て盛り込みますと、賛同を得られる可能性というのは、盛り込むごとに低くなっていくものと考えております。そういった中で、より議会として政策判断しやすいように、この問題に絞ったということであります。 221: ◯23番(尾澤しゅう君)  政策の実現性という意味であれば、やっぱり私は立ち返って、予算に対する修正の提案というのを、しっかりと行政側と調整を、逆に言うと我々のほうにも、その辺のことを、趣旨を提案者から言っていただいて、全体で、そういった交渉をしていって、提案していくというのが一番政策的には実現の可能性があったんじゃないかなというふうに思っております。 222: ◯4番(中山ごう君)  先ほどの組み替え動議に至った理由のところにもかかわると思います。私たち当初は決議という形でまとめたいと思い、調整を図りました。しかし、決議という形にはならなかった。  今、尾澤議員がおっしゃられたところでいえば、この予算修正。増額の予算修正の場合、議会が予算修正を行おうとするとき、議会であります。議員ではありません。その議会としては、先ほどの決議の中ではまとまらないということがありましたので、議会として、市長とこの調整を行うということもできないという状況にあります。なので、組み替え動議ということに至ったということであります。 223: ◯23番(尾澤しゅう君)  それはちょっと矛盾してまして、要は、決議の議決であっても拘束力はありませんから、それは全く同じことでありまして、行政側への法的拘束力という意味では、修正をかけた予算を提案するということしか、基本的には拘束力を持たないというふうに私は理解しております。それを決議の部分でやってきたと言われても、それは今、提案いただいている内容とさして変わらないということは私から申し上げておきたいというふうに思っております。  るる申し上げてきましたけれども、あと1点、少し重要な観点としてお聞きしたいのが、今、法的な拘束力はないというふうに、私、申し上げてまいりましたけれども、仮に動議が可決されるようなことがあれば、提案者としては行政側に、その結果を得て対応を求めるのがしかるべきだというふうに考えているかどうか、もしくは、それも議会の意思ではあるけれども、行政はこの動議に対して、法的拘束力を持たないから、対応しなくても、それは仕方ないというふうに考えているのか、どちらなのか、ちょっとお考えを聞かせてください。 224: ◯4番(中山ごう君)  この動議が仮に通った場合の対応のことだと思います。  他市の事例を見ますと、動議が通った場合、それに対して市長が何らかの表明をいたしています。その動議に対して、その趣旨で、今後対応するのか、もしくは否定するのか、そのどちらかは市長が考えられるところだとは思いますが、私としては、もちろん提案をしていますので、もし、これが通るのであれば、市長としても、その方向で考えていただきたいというふうに思っているところであります。 225: ◯23番(尾澤しゅう君)  ということは、動議であっても、仮に可決したのであれば、法的な拘束力はないけれども、行政側はしっかりと対応するべきであろうということでよろしいですね。 226: ◯4番(中山ごう君)  私としては、それを求めて、組み替え動議を提案しております。 227: ◯23番(尾澤しゅう君)  わかりました。動議というものに対しての中山議員の考え方がよくわかりました。  それでは、最後に、この中身というよりも、今までこの中身云々の前に、あり方というところで、ちなみに、債務負担行為のところに組み替えの内容の数字が全く触れられていないんですけれども、こちらに関しては、どのようなお考えで、この数字を、今、組み替えの内容として出されているのか、考えを聞かせていただきたいと思います。 228: ◯4番(中山ごう君)  そもそも増額の修正ができません。そういった中で、動議というのは、他市のところを見てみますと、数字に全く触れず政策的に求める。その政策的な立場で市長に行動を求めるという動議を出している自治体もあります。ただ、この中で、今回、国分寺市としては、第一中の予算が提案されていましたので、先ほど提案理由にもあるように、3年間という東京都の補助の中では、設置している期間は体育館が使えなくなりますので、計画的に市民への負担の軽減も考えて、設置していくには、1年当たり5校ずつ設置していくのが妥当だろうというふうに考えまして、第一中とともに、他の4つの中学校において、リースにおいて設置をしていくという提案を私はしておるところです。  ただ、先ほどのように、この中身には法的拘束力はありません。この決議によって、市長が仮に小学校まで含めて、体育館にエアコンを設置していくという方針になったとすれば、それをどのように実現していくかというのは、やはり市長、教育委員会の判断があるところだと思いますので、そういうものだというふうに私は理解をしております。 229: ◯23番(尾澤しゅう君)  ちょっと正直、よくわからなかったところであるんですけど、予算の組み替えの内容を提案しているんですから、一般的にはこれはしっかりと、予算の組み替えの動議ですから、しっかりと債務負担のところにも、どういう考えを持っていて、逆にリースなんですから、必ず債務負担行為が発生するわけなんですから、そこについても数字を示す、それがしっかりと皆さんに審議いただくと、賛同いただける内容になってくるんじゃないかというふうに思うんですが、こちらについて、そういった認識で提案されているということであれば、それはもう、かなり場当たり的な提案でしかないというふうに私は捉えていますけど、いかがですか。 230: ◯4番(中山ごう君)  リースでの設置ということで動議の内容とはしていますが、別にリースと限っての問題ではありません。政策提案ということで、小学校の体育館までの設置を求めております。その中で、設置をしていくに当たり、リースがいいのか、もしくは通常設置がいいのか、そういうのはさまざま検討した上で結論を出さざるを得ないところだと思います。しかし、そこの検討まで、私たち議員の立場としてはできませんので、この政策提案として、小学校の体育館までエアコンを設置してほしいということを求めてのものでありますから、こういう提案の内容になっております。 231: ◯23番(尾澤しゅう君)  政策提案というふうに申し上げていますけれども、あくまで提案者が出されているのは、国分寺市の平成31年度一般会計予算の組み替えを求める動議でありますから、ここはしっかりと精査をして、説明をできる状況にして提案していただくのが筋なのかなというふうに私は思っているんです。提案はするけれども、そこに対しての数字は責任を持たないというふうに私には聞こえてなりません。これは、逆に言えば、一般的には組み替えの予算を提案する際は、数字に関しては大ざっぱ、もしくは大して責任をとらなくても提案をしていくというような考え方だということでよろしいですか。 232: ◯4番(中山ごう君)  予算特別委員会の質疑の中で、ほかの学校について、私は小学校も含めて求めたところ、やはり学校ごとに構造が違うと。もし、設置する方向になれば、やはりそこを検討していく中で、その額が、設置に係る額が変わってくるだろうといった趣旨の答弁があったと思います。ですので、今の段階として、私たちとして提案でき得る数字として提案したものであります。 233: ◯23番(尾澤しゅう君)  そうであれば、わざわざ予算の組み替えの動議という形をとらなくても、それらの政策に対する提案というのは十分にできるんじゃないかというふうに考えますが、あえて予算を組み替えて求めるだけの根拠にはちょっと乏しいのかなというふうに私は考えております。 234: ◯4番(中山ごう君)  休憩を求めます。 235: ◯議長(木村 徳君)  暫時休憩いたします。                    午後5時24分休憩                    午後5時52分再開 236: ◯議長(木村 徳君)  会議を再開いたします。  休憩を求められたのが中山議員でしたので、中山議員のほうから御発言ということでよろしいですか。 237: ◯4番(中山ごう君)  債務負担の数字についてでありますが、予算審査の中で確認をしたように、体育館ごとに構造が違うという中で、中学校においても、エアコンを設置するとなれば、幾ら予算が必要になるのかというところは変わってくるという答弁がありました。ですので、そういった中で、今回、この組み替え動議の中で、第一中の予算を参考にして、ほかの4校につけると、予算を計上していただきたいという求めにはなっていますけれども、債務負担までは設定をしなかったということであります。 238: ◯23番(尾澤しゅう君)  債務負担についての議論は、私としては、今の答弁を聞く限りは完全に抜けていたというふうにしか思えないと。そこまで組み込んでいくだけの計画性を持って提案していないというふうに認識して捉えております。  私どもといたしましては、この組み替え動議の内容につきましては、これまでも予算特別委員会の中で多くの議員の方が質疑をしているということ、それから全体としても、この暑さ対策ということは、我々自民党新政会としても、しっかりと認識して、その必要性ということも認識をしております。行政側も、それに対して、しっかりと冷風機を小学校については全校設置するということを表明して、予算にもしっかり反映していただいています。しかしながら、この組み替え予算案の中では、そういったことにも一切触れていない、そんな内容になっているというふうに思っております。  また、各学校においても、今、発言ありましたように、構造が違うわけなんです。ですからクーラーや冷風機、その他の、それらの効果の検証。どのぐらい、そういったクーラーや冷風機がきくのかということも、費用対効果をしっかりと検証する必要があるということで、これは今後も引き続き、効果を検証しながら経過を見守っていきたいというふうに考えているところでもあります。  また、この動議に関していえば、やはり予算特別委員会の議論をしっかりと踏まえていない、そんな内容の予算組み替えの動議の提案になっているのではないかというふうに私どもとしては思っております。エアコン設置については、やっぱり我々といたしましても、必要性というのは十分に認識しておりまして、この検証を、重ね重ね申し上げますけれども、検証をしていきながら、適切な、そして迅速な対応を今後していくということは、私どもからもしっかりと求めていきたいというふうに思いますが、今回のこの予算の組み替えを求める動議ということでは、場当たり的な提案であるというふうに考えておりますし、かつ、先ほど中山議員が、意見書がまとまらないから、このような提案に至ったというような発言がありましたけれども、それであれば、まとまらないのを前提として、この組み替え予算を提案しているということでありますから、これはパフォーマンス以外の何物でもないと。しっかりと通すつもりで提案しているわけではなくて、意見書がまとまらないから、この動議の内容を改めてここで提案しているというのは、これは選挙に向けてのパフォーマンスの何物でもないというふうに私から求めて、発言をさせていただいて、この組み替え予算に関しては取り下げていただくのが適切だというふうな意見を申し添えて、私からの質疑を一旦終了させていただきます。 239: ◯22番(木島たかし君)  今、債務負担行為について、お話が、議論もされたところでございますので、私たちの会派も、この提案者の説明を聞かせていただいて、やはり尾澤議員とのやりとりの中で、今、一定明らかになったことでありますけれども、本予算書にも、平成32年度以降の債務負担行為の金額が設定をされているところでございまして、この体育館のエアコン設置に係る部分でも、これが後年度に与える影響等も含めた上で、私たちは総体的に考えていかなければいけない責任を負っているんだろうと思います。これが、ひいては将来的には15校分になっていくという御提案でもありますので、やはり慎重な、提案者に対しても、このあたりについて説明が本来は求められる、一番大事な肝要な部分であったかなというふうに私は思っております。  そこで、債務負担行為については、一定やりとりがあったので承知をしたところでございますけれども、1点ばかり、ちょっと確認をさせていただければと思います。  まず、いわば歳入歳出予算の総額は変わらないという上での、こういった御提案でもあるんですが、一方で、では、その対応する単年度の予算を補う財源として、予備費を活用されておられます。提案者に確認したいのは、まず、なぜこの予備費を財源として充てられたのか、そのあたりの背景について、理由を求めておきたいと思います。 240: ◯4番(中山ごう君)  なぜ予備費からの充当かというところですが、歳入という面での提案はできませんし、過去に私が議員になってから、この予算審査する中で、予算質疑の中で、当初予算の中で予備費を減額して、必要なところに充てたという経過がありました。ですので、それを参考に予備費を充てたということでございます。 241: ◯22番(木島たかし君)  わかりました。  その上で、提案者に確認をさせていただきたいんですが、改めて、この予備費の意義ですね。また、そのあたりについて、提案者として、どのようにお考えになっているのか、このあたり。当初予算でも計上されておりますので、このあたりの考え方。これを取り崩して対応していくということですので、財源の裏づけという部分で、そのあたりの見解を私は求めておきたいと思います。 242: ◯4番(中山ごう君)  各補正予算等々で、予備費について、さまざまな課題に使われておりますので、予備費の重要性というのは認識をしているところでございます。ただ、今の現段階において、私たちとして提案できるものとしては、予備費から充用するというところに結論は至ったということであります。 243: ◯22番(木島たかし君)  わかりました。  この平成31年度の予算では、1億円の予備費が計上されている予算案になっておりますけれども、平成30年度、今、執行中でございますけれども、この予算において、当初予算1億円、また、それが年度途中、補正を重ねていく中で、昨年、台風24号等による、さまざま、市内においても被害、それに対する対応等で、この予備費を4,000万円増額をするという、近年、私の記憶ではない、そういった増額の補正の対応なども求められたところでございます。それだけ、やはり緊急時に、まさに命を本当に守るという上で、この予備費の対応というのは、しっかりと、私たち議会も、その都度、補正予算でチェックをさせていただきますけれども、そういった災害における、特に平成30年度の対応で、多くの財源を支出をしているということでは、これは議会でもしっかりと認識というか、そういうことが確認をされてきているところだと思います。したがって、もちろん予備費ですから、不要不急で、しっかりとした目的に沿って、こういった予算というのは充当していかなければいけないことは言うまでもないことで、これを私は、最初から削ってしまう提案というものは、いかがなものかなというふうに思います。この点について、提案者から、もし見解があれば、確認をさせていただきたいと思います。 244: ◯4番(中山ごう君)  体育館へのエアコンの設置については急を要するものだというふうに認識をしております。資料でもおつけをしましたが、昨年7月、8月の環境省が公表しました東京における暑さ指数の数値であります。国分寺市の学校でどうだったのかという点について予算特別委員会で質疑しましたが、その点は教育委員会が把握をされていないということでしたので、参考となるものとして、この資料をつけさせていただきました。  予備費を充当してでもやるべき事業だということで、私たちは考えております。それは昨年の気象庁が会見をしたように、「一つの災害と認識している」というような異例の会見をするほどの拠点の暑さでした。その中で、プールの授業も、答弁としては、この暑さ指数をもとにして中止になったかどうかわからないということでしたけども、しかし、実際プールの授業さえできなかったというような答弁がありました。また、8月においても、プールを使用できないという日があったというような、委員会にも報告がありました。こういった中で、子どもたちの安全を、熱中症予防、安全を確保した上で、子どもたちが体を動かす場を確保するというのも大事な視点であります。それとともに、やはり災害がいつ起こるかわからないという中では、できるだけ早く、小学校も含めて、エアコンを設置していくべきだというふうに考え、予備費から充用してでも設置をしていくべき課題だということと私たちは考え、提案をしております。 245: ◯22番(木島たかし君)  わかりました。  もちろん、先ほど来、議論でもあるように、私たち多くの議員が、エアコンの設置については切実な課題であるという受けとめのもとで、この間、議会で議論をしてきたという経緯も当然ございます。一方で、やはり提案者は政策提案だという御発言もされていましたけれども、政策提案である以上、財源なくして、私は政策はないんだというふうに思っております。そういった観点で、提案者には、こういった予備費、これはしっかりと当初予算で確保した上で、新たな財源の見込みとなる、本来であれば提案、こういったものがあるべきだったのではないかなと、そのように思っているところでございますけれども、一応、この点についても見解を求めておきたいと思います。 246: ◯4番(中山ごう君)  財源についてでありますが、2018年度予算と比較し、2019年度予算は市税収入が7億円伸びているとか、財政調整基金でいえば、1人当たりの額は、多摩26市で4位だったという、かなり多い額になっております。仮にリースで設置をした場合ですが、第一中の予算を参考にすれば、1校当たり年間の市の負担は、東京都から2分の1の補助を受けて、年間300万円の負担になります。これは15校で4,500万円の負担、これが10年間続くと。それプラス光熱費はございます。1校当たり162万円という答弁がありました。1年間、3カ月分として162万円になると。こういう場合、中学校で5校として810万円。ただ、小学校については、同じような規模での使用とはならないだろうという答弁はありましたけども、今、参考となる数値がありませんので、この162万円ということで15校掛けたとして、2,430万円ですね。それとプラスリースが1,500万円、合わせて6,930万円が年間の負担となる見込みだと。ただ、これはあくまでも第一中の体育館がベースですので、小学校の体育館は、これよりも規模が小さいことから、また電気代についても、使用頻度が中学校とは違うことから、これより市の負担は年間当たりは少なくなるという見込みは立てております。 247: ◯22番(木島たかし君)  わかりました。  さまざま、今の段階で、予算特別委員会でも議論を、この件については、一定程度、各会派等からも出ておりますけれども、具体的に、そういった、なかなか見通しが、現在の段階では、ランニングコスト等も含めて、なかなか算出がしにくい、そういった課題もあることが、一定程度、明らかになったところでもございます。私たちは、そういった中にあって、この提案どおりの対応、まずは第一中学校からの設置、また中学校についての、そういった計画の推進、こういったことが、私たちは今日の段階では、やはり妥当ではないかと、そのような認識を持っているところでございます。したがって、提案者の、今、質疑のやりとり、また尾澤議員とのやりとりも踏まえて、私たち公明党としても、提案者のこの提案には、なかなか賛同できないということだけ、現段階では表明しておきたいと思います。 248: ◯9番(幸野おさむ君)  このたび、平成31年度国分寺市一般会計予算の組み替えを求める動議ということでございまして、予算の組み替え動議という新しいというか、この間なかった提案がなされているわけでございますが、実は、私自身も以前、5年前になりますけれども、予算の組み替え動議を提案させていただいたという経過がございます。国民健康保険特別会計の赤字を解消するために、臨時財政対策債を活用して解消するべきじゃないかという提案もさせていただいたこともあるわけですけれども、そういう意味では、中山議員、また岡部議員が、代表質問等々から、このエアコンの設置を求めてきたところも見てまいりましたし、予算特別委員会の中でも、さまざまな資料も使いながら、この必要性について訴えているという姿も見てきたということもございます。その中で、最終的に、こういうふうな形で組み替え動議で提案されるということは、非常に前向きな、私はチャレンジであるというふうに評価をしているところでございます。一方で、予算特別委員会等々で、ほとんど提案もなく、そういったことも議論もしていないのに、この提案の際には、さらに中学校にエアコンをつけてほしいという、議員が提案をしていることに対して茶々を入れているという議員というのは、ちょっと理解することができないなというふうに思って伺っておりました。そういう意味においては、中身自体も私自身は非常に検討もされてますし、研究もされた中身であるというふうに評価しているところなんです。一方で、これは一般会計予算全体を捉えての組み替え動議という形になっております。このエアコンの設置ということについては、そういう意味でいうと、460億円余りの予算の一部の組み替え動議という形になってございまして、そういう意味では、このエアコン以外の予算についての評価ということも非常に重要になってくると私自身は考えているんですけれども、その点については、提案者については、どういったお考えのもとで提案されているのかをお伺いしたいと思います。 249: ◯4番(中山ごう君)  先ほどもお答えしたところでもありますが、このエアコンの問題というのが喫緊の、そして今、最重要の課題だというふうに捉えております。そういった中で、私たちの会派としても、予算特別委員会では予算に反対しているわけですが、予算に対して、さまざま、変えるべきだというふうに提案をした点はございます。  ただ、この子どもたちの健康を考え、エアコンを設置していくということに関して、最大限賛成を得られる可能性を追求した中で、さまざまな課題を組み替え動議に盛り込むことは、賛同を得られるということがなかなか厳しくなっていくというのが実際だろうというふうに判断をしまして、このエアコンの問題に限り提案したわけであります。 250: ◯9番(幸野おさむ君)  既に委員会においては採決が行われておりまして、賛成している議員、あるいは反対している議員と双方いるところでございます。  改めての確認になるかもしれないんですが、この動議自体に賛成、あるいは可決した際には、一般会計予算本体に対しての賛否自体についてはどういうふうにお考えなのかも、確認だけさせていただけたらと思います。 251: ◯4番(中山ごう君)  どこまで、この場で答えるかというところもあると思いますが、先ほど経過を述べましたように、当初は決議として、小学校までのエアコンの設置を求めるということで、市議会としてまとまれるように調整をしてきた次第であります。  そういった中で……。 252: ◯議長(木村 徳君)  質疑の内容は、動議が可決した場合に、本体予算の採決をどうするかということですよね。 253: ◯4番(中山ごう君)  失礼いたしました。  休憩をいただきたいと思います。 254: ◯議長(木村 徳君)  暫時休憩いたします。                    午後6時15分休憩                    午後8時01分再開 255: ◯議長(木村 徳君)  会議を再開いたします。 256: ◯4番(中山ごう君)  お時間いただき、ありがとうございます。幸野議員からの質疑に対しまして、お答えいたします。  仮に動議が成立した場合の一般会計予算への対応ということですが、動議が仮に成立したとすれば、一般的には、それを受けて、市長からの何かしらの表明があると思われます。その表明を受けてから判断するというものであり、今の段階でお答えすることは適切でないというふうに考えております。  1つ、なぜ、この動議がエアコンだけの組み替えなのかという御質疑に対して補足をさせていただきたいと思います。  その大きな理由として、体育館にエアコンを設置する場合、現状、通常設置に対する補助とリースに対する補助がありますが、通常設置に対する補助の締め切りというのは、現状、ことしの6月までに計画を出すといったことになっているため、特別に重視したということがあります。小学校の体育館については、この間、明らかになっているように、構造上の課題があり、仮に断熱工事が必要になる場合も想定されます。そうなった場合、通常設置とリースの場合で補助率が違うため、どちらを選択したほうが市の負担が少なくて済むのかというのは、検討しなければわからないところであります。場合としては、通常設置のほうが市の負担が安くて済むことも考えられます。そうしたことを考慮して、小学校も含めて検討する場合、やはり期日としては、ことしの6月だということになり、緊急を要する課題として、動議の提案に至ったということを補足として説明させていただきます。 257: ◯9番(幸野おさむ君)  時間も時間ということもありますので、前段の答弁につきましては、なかなかはっきりとした答弁ではないかなというふうには感じざるを得ませんが、ただ、市長の表明を受けて、どう考えるかというふうな答弁でございました。  私自身としては、やはり委員会で反対の立場を表明しておりますけれども、一般会計の予算については、エアコン以外にも、やはり課題は多々あるかなというふうに感じておりまして、それについては後で討論の中で述べたいと思いますけれども、この動議がたとえ可決した後の対応としても、非常に今の一般会計予算についてどう考えるかというのは、なかなか難しい問題だなというふうに感じているところでございます。  提案者の姿勢というか対応自体は今の答弁を受けとめたいと思いますが、私自身としては、なかなか難しいかなという感じを受けたということで、意見を表明して、終わりたいと思います。 258: ◯1番(高瀬かおる君)  私たちも昨年の酷暑を経験し、やはり暑さ対策というものは必要だということは十分に同じ思いだと思っております。  ただ思うのは、予算特別委員会の中の質疑の中でも、小学校と中学校では、鉄骨造、また鉄筋コンクリートと、構造が違うという御説明がありました。また、それによって断熱の効果がどのくらいあるかというのも違うようにはお聞きしているところではありますけれども、今回、第一中に設置するエアコンの環境については、断熱工事はしないで10台設置をしていくということでした。ただ、やっぱり閉め切った中で運動していくときに、どのくらいの効果があるかというのは、やはり検証していく必要があるのではないかというふうには考えています。また、そういった意味から、やはり来年度、第一中で試してみるというか設置をし、そこの効果をしっかりとはかりながら、また、近隣市でも実際に設置をしていくところ、例えば、国立市などでもあるということですので、同じような環境の中で、どのような効果があるのか検証を、近隣市の状況も把握しながら、次の小・中学校については、どのような形が一番いいのか、そこを検討する時間が必要ではないかというふうには考えています。そのあたりについては、どのようにお考えか、お聞きしたいと思います。 259: ◯4番(中山ごう君)  どういった工事が一番適切なのかというのは、確かに検証すべき課題だと考えております。  先ほど述べたように、この6月までというのは、設置する計画を出すということであります。設置については、今年度でなくても、計画を出せば、平成33年度までに設置をすればいいという中身になっております。先ほど補足で説明したように、仮に断熱工事が必要となった場合、通常設置ですと、補助率がおよそ3分の2になっております。リースですと2分の1という中で、ただ、断熱工事に対する補助率が、リースはどうなるかというのは、今後、東京都から示される内容だというふうに理解をしています。  そういった中で、先ほども述べたように、設置をする中で、仮に断熱工事が必要となった際とか、そのほかのさまざまな体育館ごとの違いを含めて、通常設置の補助を受けたほうが市の負担が安いのか、それともリースで設置したほうが市の負担が安いのかというのは、早急に検討しなければわからない課題だと認識してます。その検討がおくれた際に、現在、6月までに適用される通常設置分の補助率のほうが市の負担が安いということになった場合、この6月までに計画を出してなければ、現状、その補助を受けることができない、リースでの補助しかなくなるということを考えて、市の負担も安く済むように、早急に検討を求めるというところも含めての提案というふうになっております。 260: ◯1番(高瀬かおる君)  早急にということで、補助金のあり方など含めてということだと思うんですけれども、その検討に当たっては、どっちが先かという話になってしまいますけれども、やはり効果的に活用できる形をとっていく必要があるだろうと思ったときには、早いというか、今回設置する第一中について、どのような効果があるか。あと、ほかの学校については冷風機を置くということなんですけれども、では、その冷風機がどの程度効果があるのか、そこを比較をしながら見ていく必要もあるのではないかというふうには考えます。  あと、災害時ということも、今ありますけれども、そういったときに、やっぱり電源の確保というものが必要になっていきます。そうすると、例えば、今、公共施設には太陽光パネルをできるだけ置いていくという市の方針もある中で、今までは躯体の関係とかで使えなかったけれども、ここでもう一度、そういったところも含めて、トータルに検討を進める必要があるのではないかというふうに考えるわけなんですが、その辺はどのようにお考えでしょうか。 261: ◯4番(中山ごう君)  災害時の対応という視点から、首都直下地震ですか、そういう大規模な災害が起こった際に、電気の供給もストップするということからの御質疑だと理解をしました。  確かに災害発生時には、この間の災害を見ても停電になっております。ただ、その災害の規模によりますけども、電源、電気の供給の回復というのは水道やガスよりも早く行われていると思います。そして、仮にそういう規模での災害があった場合、避難所での避難生活というのが長期化することも考えられると思います。確かに災害直後、他市では非常用電源もあわせて準備するという計画もあるようですけども、しかし、聞くところによると、それで対応できる時間というのは、やはり限られるということです。ですが、避難生活が長引いた際、電気の供給が回復すれば、エアコンを設置していれば、それが使える。そうすれば、その避難所における避難生活の負担軽減にもつながるというふうに考えております。 262: ◯1番(高瀬かおる君)  繰り返しになってしまいますので、あとは意見になりますけれども、やはりこのことを考えるに当たっては、今の段階では、まだちょっと不透明な部分が多いかなというふうに感じています。  第一中に設置をしながら検証する。そして、今申し上げたような電源の確保も含めて、トータルで体育館の整備をどうやっていくかというのは考えていく必要があるのではないかというふうに、私たちは考えているところです。  財政的な問題も、やっぱりあわせて考えていく必要がありますので、そういったときに優先的にどこかを整備するのか、あるいはそうでない形で幅広く学校数をふやしていくのか、そういったところも含めて検討を、やはり来年度1年かけてやっていくことがいいのではないかと私たちは考えております。そのような意味で、暑さ対策ということで、非常に大事な提案だということはわかる一方で、今、まだちょっと時期が早いんではないかなというふうに考えております。 263: ◯20番(皆川りうこ君)  今回の組み替え動議ということで、政策的な意味合いが強い内容なんだというふうには、提案の中でお話しされています。それで、体育館が避難所になるということでは、そこの部分で熱中症対策が必要だということも理解はいたします。ただ、やはり財政面を考えていかなければ、責任のある判断をできないなというふうに思っています。  そもそも、たしか予算特別委員会のときに、東京都から、要綱などが示されていないというふうに聞いております。その部分では、先ほど中山議員のほうから、例えば、断熱工事がある場合、その補助率というのも、恐らくその要綱の中で示されるのか、ちょっとそこはわからないんですけれども、そういう中で責任ある判断はできないなというふうには思っているところです。それで、そういう意味では、計画を6月までに出しても、何ら計画といっても根拠のない形で、どういう計画が示されるのか、どういう計画になるのかというのは全く見えてないというところが、まずあるということです。  それで、予算特別委員会の質疑の中で、今、高瀬議員も触れられましたが、そもそも小学校の体育館と中学校の体育館では建物構造が違うというのが、私もまた初めて知り得たことです。小学校の場合は鉄骨造で、中学校の場合は鉄筋コンクリート造ということなんですが、提案者においては、まずこの構造上の違いというものは、どういうところにあるかは御承知でしょうか。私は私なりに調べているところもあるんですけど、提案者ということでは、一定、御説明をいただきたいなと思いますが、いかがですか。 264: ◯4番(中山ごう君)  構造上の違いがあるというところでは確認はできてますけども、それがどういう違いにあるのかというところまでは調べていません。  ただ、考えているところでは、設置するとなった場合に、やはり業者に見積もり等を依頼することになります。その業者が専門的な立場で、小学校の体育館であれば、そのエアコンを設置する台数、もしくは断熱工事が必要なのかというのは判断するところだろうというふうに考えております。 265: ◯20番(皆川りうこ君)  御提案者にあって、構造上、建物構造の違いについても御説明いただけないというのは非常に残念だなというふうに思います。  私は私なりに、予算特別委員会後に、鉄骨造と鉄筋コンクリート造という違いが何であるのか、専門的に承知していらっしゃる議員にお聞きしたり、インターネットの情報ではありますが、私なりには調べさせていただきました。その中では、W造、S造、RC造、SRC造というのがあるんだそうです。ここで別に私が何か学んだことをひけらかすつもりはないんですけれども、要するに、W造というのはウッドですね。木造ですね。S造というのが鉄骨なんだそうです。Sはスチールですね。RC造というのが鉄筋コンクリート造ということだということです。SRCは、さらに鉄筋鉄骨コンクリート造といって、これが一番グレードが高いというものらしいんですが、そのS造に関して言いますと、これは柱、はりなど骨組みに鉄骨を使用した構造のことで、Sはスチールですね。今申し上げました。木造の柱が、そのまま鉄になったものをイメージするとわかりやすいというふうに言われておりますと書いてありました。要するに、一口に鉄といえば、人工的に強度を高めたものを使用しているのが特徴だということなんですね。RC造、鉄筋コンクリート造というのは、補強された、英語がなかなか読むのが大変なんですけど、レインフォースドコンクリート、直訳すると補強されたコンクリート、補強というのが英語なんだと思いますが、主に柱、はり、床、壁が鉄筋コンクリートで構成されていて、鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し込んで固めたものを指すということです。このような2つの材料を組み合わせることで、例えば、マンション建設に必要な強度を出しているということなんですね。それは調べた中で、そのように違いがありました。ということは、小学校の場合はコンクリートが流されてなくて、スチールの柱があって、そこに壁がつくられているという、シンプルといえばシンプルな建物なんだそうです。そういう建物にエアコンを設置するということ自体が、強度を含めて耐えられるものなのかという疑問もありますし、断熱工事といっても、断熱材をどこに入れるのかということでも非常に建物構造上の不安があるのではないかなと私は思うところなんですけれども、御提案者においては、そのあたりのことをなかなか、御答弁はいただけなかったんですが、そういう不安があるということについては、どのようにお考えなのか、お聞かせください。 266: ◯4番(中山ごう君)  先ほども申しましたけども、そういう一般的に調べるところはできると思いますが、体育館によって、どういう設置のあり方が効果的なのかというところまでは、やはり専門の業者に見積もりを依頼する中で答えが出てくるところだというふうに考えております。ということなので、その検討を、やはり先ほど述べたように、通常設置の期限の6月までに、そういった検討をし、リースと通常設置、どちらが負担が安く済むのかというのを判断すべきということで提案をしているということでございます。 267: ◯20番(皆川りうこ君)  さらに言えば、今申し上げました4つの構造では、耐震性とか耐火性の比較も実はありまして、耐火性に関してはS造、鉄骨造というのは、私の資料によるとバツなんですよ。耐火性がないんですよ。RC造が二重丸。何をもっての基準かと言われると、そこまで私も説明はできないんですけれども、少なくとも耐火性に関しては、非常に不安、心配があるという部分もあるので、もしかしたら、その部分を、まず対応しなければならないのかもしれない。  さらに予算特別委員会の中では、エアコンをつける前に躯体そのものを建てかえるというほうが、よほど安いんじゃないかというような御意見だったか、御答弁だったかあったようにも記憶しております。  というようなことから、今のS造、いわゆる鉄骨造にエアコンをつけるということ自体が、私のような素人でも、インターネットで調べた限りでは、非常に困難性をきわめるのではないかというふうに思っております。
     ちなみに断熱効果というのは、屋根につけると一番断念効果があるということも言われておりますので、断熱材をどこに設置するのかということでも、もちろん調査をしてというふうにはおっしゃると思いますけれども、このように調査という意味では、私は調査は必要だと思いますが、6月に、そのために計画をするというのは余りにも無謀ではないかというところから、ちょっと心配のある御提案であるということだけは申し上げます。お答えがあればいただきますが、いかがですか。 268: ◯4番(中山ごう君)  この提案をするに当たりまして、埼玉県朝霞市のこの取り組みを調査はしております。小・中学校15校の体育館に朝霞市はエアコンの設置をするという方針で、今、取り組んでいまして、既に平成30年度の夏には小学校3校に整備をしております。  その中でお聞きしましたけども、体育館の構造は国分寺市と同じ、中学校は鉄筋コンクリート、小学校は鉄骨造だという中で、小学校にも断熱工事なしでエアコンを設置したということを朝霞市にお聞きをして調べております。そういうところをもとにして、この今のエアコンの設置を求める提案になっています。 269: ◯20番(皆川りうこ君)  朝霞市は朝霞市、それこそ自治体ですから、自治体独自で御判断されてのことだと私は思います。それはそちらの自治体のことで尊重すべきことだと思います。ただ、当市においては、どう考えるかという部分で、今申し上げました。  先ほど申し上げましたように、4つの構造がある中で、コストパフォーマンスが高いのは確かに鉄骨造なんですが、耐震性に関しては、RC構造よりもS構造、鉄骨造のほうが、やっぱり劣っているというようなことも、私の調べた限りではあります。そして、耐震性や、先ほど申し上げました耐火性に関して、鉄骨造は非常に不安があるというところで、このエアコン設置をするという今の判断はかなり無理があるかなということだけ、私は見解として申し上げまして、終わりたいと思います。 270: ◯議長(木村 徳君)  ほかに御質疑ございますか。よろしいですか。                 (「なし」と発言する者あり) 271: ◯議長(木村 徳君)  それでは、以上で質疑を終了といたします。  討論に入ってよろしいでしょうか。 272: ◯23番(尾澤しゅう君)  済みません。討論の前に、こちらの動議の提案に関しまして、今、るる議論あったことを含めて、再度、最終的に会派として協議をしたいというふうに思いますので、一定、時間を頂戴したいというふうに思いますが、お取り計らいのほど、よろしくお願いします。 273: ◯議長(木村 徳君)  では、暫時休憩いたします。                    午後8時24分休憩                    午後8時46分再開 274: ◯議長(木村 徳君)  会議を再開いたします。  討論はございますでしょうか。動議に対する討論です。                 (「なし」と発言する者あり) 275: ◯議長(木村 徳君)  討論なしと認めます。  これより直ちに採決いたします。本動議に賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 276: ◯議長(木村 徳君)  賛成少数。よって、本動議は否決されました。     ────────────────── ◇ ────────────────── 277: ◯議長(木村 徳君)  これより、議案第1号の原案について、討論に入ります。  本案に係る討論につきましては、さきの議会運営委員会にて確認された順でお願いいたします。  最初に、自民党新政会を代表いたしまして、尾作議員。 278: ◯11番(尾作義明君)  それでは、自民党新政会を代表して、賛成の立場で討論させていただきます。  まず初めに、長きにわたる予算編成作業、資料の作成に当たっていただいた職員の皆様の御苦労に対して心より感謝申し上げます。ありがとうございました。また、委員会運営については、円滑かつ効率的運営が行われたことは今後の見本となるものであったと思います。  平成31年度予算の予算規模については一般会計461億2,510万6,000円、特別会計の5会計で268億3,491万9,000円、全会計総額728億2,982万1,000円となりました。国分寺駅北口再開発ビルの保留床処分に伴う歳入が135億円以上計上された平成29年度より縮小されたとはいえ、過去2番目の規模の予算となりました。また、これまでと同様に歳入歳出ともにゼロベースから見直して予算編成をされたことは評価いたします。  しかし、ふるさと納税の影響による財源の流出、地方消費税の清算基準の見直しに伴い大幅な交付金収入の減が財政を圧迫しています。人口においては、就労人口は伸びつつも高齢化の波、子どもたちの人口も伸びていることから子育て支援施策である民営保育所整備などに伴う扶助費の増加などにより、長期的に見れば財政にとって厳しい状況は今後も続くことが予想されます。今後も財政健全化を図りながら、財政運営を行っていただきたいと思います。また、市民の生命、財産を守る拠点としての新市庁舎建設はとても重要な事業であります。そして今後の市民の利便性や施設機能、さらに市財政に大きく影響する事業であり、丁寧そして着実に進めていただくことを望みます。今後、公共施設の維持更新等の整備費用、新市庁舎建設、(仮称)リサイクルセンターの建設、社会保障費の増大、大きな財政需要があることは明らかであります。平成31年度予算は財政調整基金を一部取り崩しての予算編成となりましたが、今後大きな財政需要も控えていることから、基金の取り崩しが経常化することがないよう求めさせていただきます。  平成31年は新元号となる年であり、市制施行55周年の年であり、友好都市である飯山市において65周年に当たる節目の年として、市制施行55周年記念企画展として、飯山市を代表する人形作家の記念展覧会、高橋まゆみ人形展が開催されます。今後の友好都市の議会とさらなる交流の促進に貢献するでしょう。また、中央線開業及びJR国分寺駅開業130周年を記念した連携イベントはまちのにぎわいに貢献し、国分寺市の魅力発信につながるものと期待します。  政策的経費を見ますと、国分寺市総合ビジョン実行計画にのっとった事業を中心に予算化されたものに加えて、可及的速やかに対応を求められた事業が散見されます。夏の猛暑対策として行う小・中学校体育館への空調設備、冷房設備の設置や教育ICT環境整備、高齢、障害、子育て、生活困窮などの複合的な課題に対応するための地域力強化と、多機関連携による包括的支援体制を構築する事業、高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画策定事業、介護人材確保育成事業、はいかい高齢者個人賠償責任保険事業など、子どもと高齢者に手厚い予算となっております。特に小・中学校体育館への空調設備設置に関しては、近年の夏の猛暑を考えますと生徒の熱中症対策として必要な事業であります。市長の御英断と高く評価いたします。  しかしながら、同規模の同設備の鉄骨造体育館への空調設備設置は、他自治体での前例が少ないことから先進的な取り組みとなります。今後の中学校体育館の空調設備が二重投資にならないよう、その効果とイニシャルコスト、ランニングコストはしっかりと検証すべきであると考えます。  国分寺市総合ビジョン実行計画に含まれる予算としては、子ども・学び・文化、「ひとと文化を育むまち」として早期発見が早期療育へつながる新生児聴覚検査へ検査費用の一部助成を行う補助、待機児童対策として民設民営保育所整備、共働き家庭がふえる中、必要とされる民設民営学童保育所整備、第五小学校・第七小学校学校学童保育所など施設の充実を図る事業、また妊娠期から子育て期の切れ目ない支援体制の構築として子育て世代包括支援センター事業、病児・病後児保育事業の拡大、小学校においてサポート教室を2校開設し、特別支援教育支援員を配置し、中学校では特別支援教育員の枠の拡大を行う特別支援教育推進事業など、大いに子育て・教育環境を整え進める事業であり、大きく期待し、高く評価いたします。  地域振興、「活躍できる成長のまち」では、東京2020オリンピック・パラリンピック大会及びラグビーワールドカップを盛り上げるためのスポーツ体験イベント等の実施、ベトナム関係者との交流を進めるオリンピック・パラリンピック推進事業、また当会派の本橋議員の長く求めてまいりました、けやき運動場人工芝化及びバリアフリー化改修工事は市民の運動の機会をふやし、運用の効率化を図る、まさに必要事業であります。  また、補助金終了を受けて自走化が図られるこくベジプロジェクトは、農業施策、商業施策、環境施策としての観点から、地域振興に欠くことのできない事業と成長しています。今後もしっかりと自立、自走できるよう整え、市と関係団体との継続的、恒常的関係を続けられることを望みます。  保健・福祉、「いきいき健やかなまち」では、認知症対応型共同生活介護、小規模多機能型居宅介護事業所を整備する事業者への一部補助を行う地域密着型サービス拠点施設等整備補助事業は、現状をしっかりと把握し、第7期国分寺市介護保険事業計画にのっとり進めていただけるものと理解しております。また、家計改善支援事業では生活保護に至る前の段階にある生活困窮者のうち、家計に課題を抱える相談者を支援するものであり、その周知に注意を払い進めるべき事業であると認識いたします。  くらし・環境、「心安らぐ快適なまち」では、クラウドファンディングを使い整備事業の一部を整備する国分寺駅北口交通広場整備事業、国分寺駅北口地下自転車駐車場整備は、事業予定にのっとりしっかりと進行することを強く望みます。また、西国分寺駅北口地区周辺まちづくり推進事業は地域の方々の期待が強く、また広がっております。地域の声を生かし、未来につながるまちづくりの計画策定に期待しております。  防災については、官民の連携による地域活性化包括協定によるコンビニエンスストアへのAED設置、ブロック塀の耐震診断助成事業、特殊詐欺対策の電話機購入補助など、市民生活に寄り添った安心安全なまちづくりであると評価いたします。  公共経営、「未来につながる持続可能なまち」では、冒頭で述べました、いよいよ本格化する国分寺市新市庁舎整備基本計画が挙げられます。さまざまな御意見があろうと思われますが、市民のためにも長期的な視点からその必要事項を整理し、検討し、円滑な準備が行えるよう期待するものです。  予算化されました個々の事業は国分寺市総合ビジョンと早急に求められる必要事業であり、その目的が明確であり、未来につながる事業であります。継続的事業においても持続可能であることを認め、そして今年度予算の市政運営に当たっての基本姿勢、将来にわたる安全安心なまちづくり、地域共生社会の実現、安心して育み、育ち、学ぶことができる施策の充実、ダイバーシティの推進、快適でにぎわいのある魅力的なまちづくり、行政改革と財政健全化の推進、以上の基本姿勢をしっかりと踏まえ具現化していることを評価し、賛成の討論といたします。 279: ◯議長(木村 徳君)  続きまして、国分寺政策市民フォーラムを代表いたしまして、だて議員。 280: ◯13番(だて淳一郎君)  議案第1号、国分寺市一般会計予算について、国分寺政策市民フォーラムを代表して賛成の立場から討論いたします。なお、当会派の星議員につきましては、予算の採決に際しても反対を表明されていることを先立って申し上げたいと思います。  まず、委員会審査に際し、職員の皆様におかれましては、真摯な御答弁と数多くの資料作成を行っていただきましたことを感謝申し上げます。ことしも市民からお預かりした大事な税金を1円たりとも無駄なく最大の効果を上げていくために、行政と議会が双方向で細かくチェックを行うことのできた7日間であったと振り返るところでございます。  来年度予算はSDGsの考えを取り込んだ編成方針のもと、その「誰一人取り残さない」という理念に沿った施策展開が随所に見られました。特にLGBTなどの性的マイノリティに対する取り組みは、教育分野も含めて一歩進んだ施策として評価するところでございます。今後もさらなるSDGsの普及啓発について、かけ声だけにならないようにしっかりとした取り組みを求めるところでございます。  来年度の予算規模については前年比11億6,912万円増の461億2,510万6,000円となり、財政調整基金を4億3,811万8,000円取り崩したものの、人口増などのプラス要因もあり、来年度も当市においては不交付団体の見通しでございます。歳出の増加については昨今のさまざまな扶助費の増など、そういった情勢から見ても、これは一定いたし方ないものであると考えておりますが、収支均衡といったものを目指し、かつ必要な分野にはしっかりとお金が回っていく、めり張りのある持続可能な財政運営というものを引き続き追求していただくということを強く求めたいと思っております。  中長期的に見ると公共施設マネジメントでありましたり、リサイクルセンター、そして庁舎建設など、今後大型事業が控えております。ほかの分野にそういった事業の影響、しわ寄せがいかないように堅実な対応を要請したいと思っております。また、今回の審査に際して、財政フレームについては保育園整備に関する推計値のところに誤りがあって資料の差しかえとなりました。予算審査に重要な資料でございます。今後は十分御留意いただいた上で資料の提出をお願いしたいということを添えさせていただきたいと思っているところでございます。  続きまして、個別施策について、多くありますが端的に、その中でも絞って触れていきたいと思っております。まず、学校体育館のエアコン設置については、先ほどもいろいろ議論がありましたけれども、昨年の酷暑を受けて各会派からも要望された結果、来年度の第一中学校を皮切りに中学校5校については順次設置していくというような表明が行われました。また小・中学校とスポーツセンターなどの施設に冷風機を設置していただくといった予算も予算化されたということで、その迅速な対応については大きく評価させていただくところでございます。エアコンについてはるる議論がありましたが、第一中学校での効果測定というものをしっかりとしていただいた上で、残りの4校についてもできる限り速やかに今後対応を求めたいと思っています。また小学校の体育館へのエアコン設置については、気持ちとしては小学校にも防災上の観点からもエアコン設置を進めていただきたいという思いはございますけれども、しかし課題も多くあると、構造上の問題なども含めて超えていかなくてはいけない課題も多くあるわけでございます。そういったところをしっかりと今後も精査していただいて、将来的にはそういったことが可能になっていくようにしっかりと準備していただきたいというところは要請させていただきたいと思っているところでございます。  次に、子育て施策についてです。保育所増設への市の努力といったものは私どもも認めるところでございますけれども、今年度の都内ワーストの待機児童増加率というような状況を謙虚に受けとめていただいて、待機児童解消に向けて引き続き努力を進めていただきたいと思っています。あわせて学童保育所の増設、これは当然保育所の利用者がふえれば、小学生になれば学童保育所を使う方も当然ふえてきますから、そういったものにもより一層力を入れていただきたいと思いますし、ニーズの高い高学年の受け入れといったものも検討を加速していただくということをお願いするとともに、在宅育児をされていらっしゃる方への一時保育等の支援、そしてひいては虐待撲滅への取り組みといったものもさらなる充実を求めるところでございます。もとまち保育園民営化に関する議論では、当会派の及川議員から保護者への対応、説明がおくれたことによる影響について厳しく指摘がなされたわけでございます。来年度に予定されているしんまち保育園民営化に対しては、もとまち保育園をめぐる一連の混乱と同様なことが起こらぬように、議会や市民への早い時期での適切な説明と、民営化のメリットが生かされるような進め方を強く求めるところでございます。  また、星議員については市の直営保育所を複数維持すべきという点、保育士不足への対応に逆行しているという点から待機児童の解消が進むまで保育所の民営化は見合わせ、これまでの状況を検証するべきであるという主張により反対の立場となっております。会派としても計画の遅滞ない履行ということにこだわらず、安心して子育てし、働き続けることのできるまちづくりといった視点を第一に考えていただきながら進めていただくことを要望させていただきたいと思います。  続いて高齢者、障害者施策についてです。認知症対策として今回はいかい高齢者個人賠償責任保険事業を開始するということで、これは他市に先駆けての取り組みということで評価させていただきたいと思っています。この話を聞きつけた近隣市の議員などからも、今後の運用について強い関心が示されているところであります。利用がないことは一番大事なところではありますけれども、いざというときに家族の負担を和らげるためには重要な取り組みであり、国分寺市から地域に、近隣にも波及していくことを期待するところでございます。また、障害者の移動支援についてヘルパーの報酬単価引き上げが行われることも、障害をお持ちの方が自分らしく地域で生活していくための前向きな内容と捉えております。移動支援についてはまだ課題も多く残っております。引き続き当事者の皆さんと連携していただいて、さらなる改善、本当に障害者の皆さんが国分寺市に住んでよかったと思えるような支援というものを目指して進めていただきたいということを要望させていただきます。  職員育成についてです。人材育成基本方針は新たな時代の市職員として求められる資質についてうたわれている内容であり、積極的に議会や市民、そしてこれから国分寺市の職員を目指す若い方々に示していくべきものであると考えております。また、この4月から施行される改正入管法により外国人の定住者が増加することが見込まれます。当市においても国際化の進展に対応した窓口等の業務、語学スキルの向上など職員に必要な素養はふえていくと思われます。そういった観点からも、年齢を問わず人材育成の全庁的な取り組みというものがますます必要になっていくと考えております。そして来年度から導入される会計年度任用職員制度についても、これまでの処遇を下回らない内容にしていくといった答弁がなされましたけれども、これも現場の声をよく聞いていただき、やりがいを持って働いていけるよりよい職場づくりにつながる制度になっていくように努力をお願いしたいと思っております。  道路関係事業についてです。西町三丁目交差点の改良工事が前進し、渋滞の解消、歩行環境の改善が図られます。質疑もさせていただきましたけれども、できる限りの工期圧縮といったところへの努力というものも引き続きお願いしたいと思います。また、国3・2・8号線や国3・4・12号線など市民の安全で快適な生活とにぎわいの創出に向けた道路整備の早期実現を目指し、一層の御尽力と地域住民の参画といったものをあわせて進めていただくように要望させていただきたいと思います。  最後に庁舎建設についてです。庁舎の建て替え、その必要性については認めるところでありますけれども、大事な観点は「ありき」で進めることがないようにお願いしたいということでございます。大きなテーマでありますから、ある程度リーダーシップを持って決めていただかないと、これは正直前に進んでいかないという部分は承知しているところでございます。しかし、それが行き過ぎれば市民不在という批判を受けかねません。特に場所については考え方が大きく分かれる問題であり、市民全員が納得するということはあり得ないことではありますけれども、きょうの午後の議論でもありましたが、地下駐輪場の議論にもありましたけれども、自治基本条例といったものにしっかり基づいて、できる限り多くの市民に寄り添った形で進めてほしいと思いますし、その決断に際しては市長みずからが市民に説明し、御意見を伺うといったような場面も必要になってくるのではないかと思います。どのような判断がされるかはわかりませんけれども、何しろ丁寧に、繰り返しになりますけれども「ありき」ではなく、市民目線での検討といったものをしていただくようにお願いしたいと強く要請させていただきます。  いろいろと申し上げましたけれども、今後の施政方針については議会も行政もしっかりとアウトリーチ型に意識改革を行っていくことがますます求められていると思います。間もなく平成が終わり、新しい時代が到来します。これを1つの契機として国分寺市もさまざまな面で次のステージに上がっていけるように、引き続きのたゆまぬ努力を御期待いたしまして賛成の討論とさせていただきます。 281: ◯議長(木村 徳君)  続きまして、公明党を代表しまして、さの議員。 282: ◯15番(さの久美子君)  それでは、公明党を代表し、議案第1号、平成31年度一般会計予算に対しまして賛成の立場から討論させていただきます。  まず初めに、長きにわたる予算編成作業、資料の作成に当たっていただいた職員の皆様の御労苦に対し、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。  予算規模については一般会計461億2,510万6,000円、特別会計の5会計で267億471万5,000円、全会計総額728億2,982万1,000円となりました。これまで同様に歳入歳出ともにゼロベースから見直して予算編成され、国分寺市総合ビジョン及び個別計画に掲げる施策の着実な推進を目指したことは評価いたします。しかし、ふるさと納税による税源の流出や、昨年から実施された地方消費税の清算基準の見直しに伴う影響から収支均衡型予算とならなかったことは、今後の財源確保を考えると不安を抱かせるものとなっていることは否めません。  また、まだ人口増加は続いているものの、他自治体と同様、少子高齢化社会の波が寄せてきていることは現実であり、高齢化の上昇、また子育て支援のための民設民営保育所や学童保育所の新設など扶助費が大きく増加していることは、今後の財政にとって厳しい状況となると言わざるを得ません。経常収支比率については28年度から悪化していましたが、31年度は改善見込みとのこと。しかし、財政はまだまだ硬直化傾向にあることを念頭に置く必要があります。基金残高は着実な積み立てにより100億円を超える規模となっていますが、今後見込まれる新庁舎建設や(仮称)リサイクルセンター建設、公共施設の維持更新等の大きな財政需要から考えると、決して余裕のある財政とは言えません。債務負担行為は、計上に当たっては将来にわたる負担を意識しながら財政運営をしていただきたいと思います。市債の未償還額が大幅に減少していることは評価いたします。昨年の代表質問でも述べさせていただきましたが、今後見込まれる大きな財政需要を考慮の上、基金の取り崩しが常態化することがなきよう、またさらなる財政の健全化、また持続可能な財政運営を行っていただくことを強く求めます。  さまざま申し上げたいことは山ほどありますけれども、代表的なものだけをこの後申し上げたいと思います。まず、将来にわたる安全安心のまちづくりとして、防災・減災はいまや政治の中心にあります。そのことを受けてのブロック塀等の撤去工事の助成制度のさらなる制度拡充、これの耐震診断助成は大いに評価いたします。これにより、さらに災害に強いまちづくりに励んでいただきたいと思います。  災害時の備蓄として、液体ミルクが販売開始となりました。政府は2019年度に改定する自治体向けの指針で、災害時の早い段階の乳児における必要になる物資として液体ミルクを例示する方向を検討しております。このことを受けまして、まずは自治体として一定量を備蓄していく考え方が大事だと思われます。再度御検討をお願いしたいと思っております。  地域活性化包括連携協定よるコンビニエンスストアへのAED設置は、やっと実現の運びとなった事業でございます。市民の安心のためにも全店設置へ向けての取り組みを期待するとともに、この設置するということを市民に御周知していただきたいと思います。  依然として多発している特殊詐欺被害の防止のための自動通話録音機能を装備した電話機購入費の一部を補助する制度、これにあわせて従来の自動通話録音機の貸与も継続とのこと。国分寺市から特殊詐欺被害をなくしていくためにも必要な施策であることから、速やかに市民に対して周知すべきと考えます。  昨今児童虐待事件が後を絶ちません。命を守るために、孤立した子育てが虐待につながらないように、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援をする子育て世代包括支援センター事業が7月から開始されますが、この日本版ネウボラを大事していただきたいと思います。また、ゆりかごこくぶんじ事業との連携により妊産婦や乳幼児の実情を早期に把握することで、育児不安の解消と児童虐待予防につながることを期待いたします。国分寺市子どもいじめ虐待防止条例を持っている国分寺市だからこそ、さまざまな角度で子どもたちを守る施策があることを質疑の中で確認できました。育児支援ヘルパーなどもその1つであることがわかり、十分活用されるよう、さらなる御努力を求めます。また、いじめ虐待防止ツールとしてのSNS活用が一定の効果があると東京都も力を入れております。これも視野に入れていくべきだと考えます。今後も国分寺市の子どもたちが健やかに育つ環境づくりに御努力を願います。  子育て環境の充実、子どもがふえつつある国分寺市にとって、子育て環境の充実は必須事項であります。待機児童問題や学童保育所の整備はまだまだ積極的に取り組まなければならない事項であり、市が真摯に取り組んでいることは評価いたします。引き続き民設民営保育所の整備、民設民営学童保育所の整備などを求めます。また、10月より始まる病児・病後児保育の拡充は大いに評価できる内容であり、仕事を持つ保護者もふえており、その方たちからも求められている事業であります。対象年齢と定員の拡充を円滑に進めていただくことを期待いたします。  児童生徒を取り巻く教育環境の整備の1つとして、昨今の猛暑への熱中症対策として、また災害時避難所となる小・中学校体育館への冷暖房設備の整備については、昨年公明党として要望書も提出させていただきました。災害時に避難所となる点も踏まえ、小・中学校15校へ1校3台の冷風機を設置、31年度は第一中学校へのエアコン設置と、中学校全校への設置計画策定の取り組みは評価させていただきます。これでことしの夏からの早期対応ができることは喜ばしいことだと思います。今後は設置後のランニングコストなどの研究、検討もしていただくことが必要だと考えております。  認知症対策、認知症施策について、介護する家族の不安や負担を解消するため、市が保険料を負担し認知症に起因した第三者への損害を補償するための個人賠償責任保険に加入する事業は大いに評価いたします。夏ごろの事業開始に当たり、丁寧な周知をお願いいたします。また、さらなる認知症サポーター養成講座の拡大により、住みなれたまちでずっと安心して暮らしていける環境づくりへの努力をお願いいたします。  移動支援事業について、これまで障害者の移動支援事業におけるヘルパー不足に対応する取り組みを求めてまいりましたが、新年度から最初の2時間の報酬単価を増額したことを大いに評価いたします。これにより移動支援ヘルパーの確保、継続が図られることを期待するものであります。  平成31年度の予算は収支均衡型予算とならなかったものの、市民の安全安心に寄与するべき施策があることを評価いたします。施政方針に書かれた「誰一人取り残さない」というSDGsの理念に基づき市政運営をしていくには、人材育成に力を入れていただくことが重要だと考えます。人を大事にし、市民が将来にわたり安心して暮らせるような持続可能な財政運営を行うことを求め、公明党の賛成討論といたします。 283: ◯議長(木村 徳君)  続きまして、国分寺・生活者ネットワークを代表しまして、高瀬議員。 284: ◯1番(高瀬かおる君)  議案第1号、平成31年度国分寺市一般会計予算に対して、国分寺・生活者ネットワークを代表しまして賛成の立場で討論いたします。  まず初めに、長期間にわたる予算編成、また多くの資料の作成、準備等に当たられました職員の皆様の御尽力に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。  国分寺市の人口は、大型マンションや農地の宅地開発により平成31年1月1日現在、12万3,689人、前年の同時期と比較しますと2,016人の増加となります。それに伴い納税義務者がふえたこともあって、個人市民税は4億5,443万3,000円の増額となっております。一方で子どもの人数がふえ、働く若い世帯がふえていることもあり、ここ数年、保育所や学童保育所、学校施設の整備を進めてきていることは評価しますが、それでも待機児童数はふえ、学童保育所の狭隘状況も解消できない状況です。平成31年度に人口推計を見直すとのことですが、現在の人口の構成や大型開発の可能性も探りながら実態に合った推計をし、実態に即した施策を展開することを求めます。  さて、平成31年度の一般会計予算総額は、前年度に対し11億6,912万円増の461億2,510万6,000円、特別会計もあわせた全会計では10億3,891万6,000円増の728億2,982万1,000円となりました。ゼロベースから必要経費を積み上げた結果、財政規模が大きくなる一方で、財源不足のため4億3,811万8,000円の財政調整基金の取り崩しを行う予算編成となっています。それに対して、財政フレームではふるさと納税による税源の流出額を3億4,000万円と推計されています。財政調整基金の取り崩しの要因はさまざまな積み重ねだとは考えますが、少なくともふるさと納税制度のあり方が変わらない限り、市税への厳しい影響が続くと言えます。国への継続した改善の申し入れをお願いいたします。  また、市債の未償還額については、一般会計では微増となっているものの、全体では前年度比2億8,000万円減の285億6,000万円となっています。将来世代を考えた中長期的な視点から、基金残高と未償還額のバランスを図った財政運営を求めます。特に(仮称)リサイクルセンターや新庁舎の建設など多額の予算を必要とする事業が計画されています。また、2025年には団塊の世代が後期高齢者となり、社会保障費が膨らむことが予想されます。中でも認知症の方は介護度が低く出る傾向があるため、実態調査そしてニーズ把握を行い、次期計画に必要な支援を反映させることを求めます。  さらには平成32年度からの会計年度任用職員制度に関しては、第2回定例会に議案提出されるとのことですけれども、働きやすい環境、労働に見合った適正な処遇改善が必要だと考えます。  ほんの一例を挙げましたが、特に大きな事業が進むときだからこそ、限られた財政の中で何を優先して予算をつけていくのかは、正確な情報提供のもと、できる限りの市民合意を高め、進めていくことを求めます。  また、平成31年度は10月に消費税率が8%から10%に引き上げられ、幼児教育無償化が予定されております。幼児教育無償化については、本年10月から翌年3月までは国負担10分の10ということですけれども、次年度以降は市の負担も求められています。市財政への影響とあわせ、特に低所得の方の生活の影響については、意識して全庁的に把握していくことを強く求めます。  また、12月からはもやせるごみの日野市、小金井市との共同処理に向けて試行運転が始まります。日野市までの搬入経路が延びることに伴い、新たな車両の購入費、人件費が増額となっておりますけれども、試行運転の開始をきっかけにさらなるごみの減量を市民、事業者と協働して進めることをお願いいたします。  夏の暑さ対策についてです。第一中学校体育館に10台のエアコンをリースで設置する予算が計上されました。また全小・中学校に冷風機を各3台ずつ購入する予算も計上されています。特に昨年の酷暑を考えると暑さ対策は必要ですけれども、エアコンについては断熱工事をせずに設置するとのことから、酷暑の中、閉め切った広い体育館でどの程度の効果があるのか不透明な部分が多く、まずは設置の検証をしながら他の学校への対策を検討することを求めます。あわせて、冷風機による効果との比較ができるように、冷風機についても検証を求めます。さらに災害時に体育館が避難場所になることも考えると、エアコンにしても冷風機にしても、電源の確保をあわせて行うことが必要と考えます。  そこで、そもそも市の方針としてある太陽光パネルの公共施設への設置の可能性について、改めて調査、検証することを求めます。ここ数年太陽光パネルの技術は進み軽量化していることや、壁に設置するタイプなどさまざまな形態のものもあります。十分に研究していただきたいと思います。  また、別の角度からは国分寺市の豊かな水や緑を保全することが地球温暖化対策としても重要です。5年間にわたる用水路現況調査の結果報告がまとまっているとのことですので、31年度には用水の保全、活用、親水化について市民参加で検討を進めることを求めます。また、国分寺市の特徴を生かした農を発信できる農業公園構想を持つことを求めます。さらに、これまでにも提案してきました農福連携については検討が始まっているとのことです。国分寺市ならではの方法で進められることを期待いたします。  続きまして、しんまち保育園民営化についてです。平成32年度からしんまち保育園の民営化が予定され、平成30年度に選定された法人による保育の引継ぎに係る委託料が計上されています。民営化に当たっては、新基準での認可申請により、この4月から民営化されるもとまち保育園と同様に定員数を減らす可能性もありますが、しんまち保育園が位置する西側地域、国立駅周辺では3歳児枠のあきがなく、ゼロ・1・2歳の小規模園からのつなぎの入所ができないという問題が起きています。特にしんまち保育園は現在2歳児12人、3歳児26人と定員差が14人あり、西側地域で唯一3歳児の受け入れが可能な園となっています。今後、幼児教育無償化によって3歳児の入所希望がふえることは明白です。さらに家庭的保育室の連携施設の確保も必須です。第3回定例会に議案が提出される予定ですけれども、特に待機児童数の多いゼロ・1・2・3歳の定員数確保と3歳児のつなぎ入所の問題、さらに障害児受入体制と保育の質の確保について、課題の整理と課題解決に向けた取り組みを示していただくよう要望いたします。  次に、学童保育についてです。学童保育所の狭隘状況については、これまでも改善を求めてまいりましたが、平成30年度に第七小学校敷地内に新たな公設公営の学童保育所が整備されたことに続いて、第五小学校敷地内での整備に向けて基本設計及び実施設計を行う予算が計上されたことは評価いたします。民設民営学童保育所については、福祉部との連携で高齢者や障害者施設と複合的に整備することを提案いたします。お互いに触れ合う機会がふえ、地域共生社会推進の一歩になると考えます。また、夏休みなどの長期休暇期間中に定員枠の余裕がある学童保育所で特に要望の多い4年生の受け入れを行えるよう、柔軟な運用方法を検討いただくことを求めます。  次に、参加の仕組みについてです。総合ビジョンにも掲げられている市民参加と協働を進めるに当たっては、誰もが参画できる環境整備が必要です。特に審議会や検討委員会などの当事者が委員として参加する会議などにおいては、子育て中の方への託児、障害のある方への手話通訳や介助サポート、外国人市民の方への日本語通訳など市民参加を支援する仕組みは、現在は担当課ごとの判断により行われているということです。施政方針に掲げられた「誰一人取り残さない」市政運営を進めるためにも、早急に全庁的な方針を持ち、対応することを求めます。  最後に連携のあり方について、実際に機能しやすい体制づくりを求めます。今年度から地域福祉コーディネーターを2名配置し、地域共生社会の実現に向けた包括的支援体制を構築する予算が計上されています。また、妊娠期から子育て期における実情を把握し、関係機関との連絡調整を行い、包括的かつ切れ目のない支援を提供する体制を構築するため、子育て世代包括支援センター事業が始まります。支援が必要な家庭に早期に気づき、専門的な支援につなげることは非常に重要ですし、支援につながった後も各分野、関係機関との連携や、地域の見守りなどとのネットワークも欠かせません。しかし、今深刻な社会問題となっているいじめや虐待など痛ましい報道がされるたびに、専門職同士の連携のあり方や責任の所在の曖昧さに大きな問題があると感じます。国分寺市では複雑化、多様化する課題に対して世帯丸ごと支援する必要性からさまざまな、けれども重なり合う役割を持つ多くのコーディネーターや機能をこれまでにも整備してきています。そのこと自体には大いに期待するところですけれども、ともすれば連携する人や機関がふえればふえるほど、役割や責任が曖昧になる可能性があるのではないかと懸念します。連携する人や機関が多くても少なくてもさまざまな支援をつなぐコーディネーターがコーディネートしやすい、活動しやすい会議体や体制の検討を求めます。  以上、さまざま指摘させていただきましたけれども、さまざまな事業を通して地域共生社会の実現に向けて取り組んでいただくことを求めまして、本予算には賛成といたします。 285: ◯議長(木村 徳君)  続きまして、無会派(日本共産党国分寺市議団)を代表しまして、岡部議員。 286: ◯3番(岡部宏章君)  議案第1号、平成31年度国分寺市一般会計予算に日本共産党国分寺市議団を代表しまして反対の立場で討論いたします。  初めに、資料の請求に対して丁寧に対応いただき、提供していただいた職員の皆様に心より感謝を申し上げます。  今、市民から国分寺市政に対するさまざまな要求が渦巻いています。市民の暮らしを守り支えるという自治体の本分を果たす上で、これらの要求に応えていくことが国分寺市に問われています。2019年度予算では歳入で市税収入が対前年度比で7億円も増額になり、基金残高が総額で115億円まで積み上がる見込みです。これらの財源を活用して市民の要求に応え、暮らしを支える予算に充てる市政運営が求められています。この点で市長は、本予算では4.4億円余りを財政調整基金から取り崩すことになったと説明していますが、この額に積み立てる分の3.5億円は含まれておらず、これを加えれば差し引きで取り崩しは約9,000万円となります。基金については、総務省もため込むばかりではなく、活用することが望ましいとの通知を出していますが、市は、本予算ではあくまでも財源が不足する分を基金取り崩しで対応するものであると説明しています。このことから、市はそもそも基金残高をいかに活用するかという立場には立っていません。基金残高については、総務省も求めているようにため込む一方ではなく、いかに活用するかの立場に根本的に転換するよう求めます。  2019年度予算では認可保育園の待機児童を解消するため、引き続き増設することが求められています。ところが開設予定はわずかに2園で、定員合計100名分にとどまっています。今後の状況を見ながら必要な対応をとっていくといった答弁もありましたが、過去に実績があるとはいえ、補正予算での対応によって年度途中から限られた期間の中で新たに開設の準備を進めていくのは難しく、2018年度においては6月補正でふやそうとして認可保育所が2019年度におくれてしまった例が補正対応の難しさを証明しています。既に予算編成作業をしていた昨年12月の日本共産党市議団の一般質問で2園の増設では待機児童の解消はできないことがわかっていたのに、当初予算で必要な対応をとろうとしていないことは到底看過できません。待機児童解消を市の方針として掲げているのであれば、待機児童解消に資する規模での認可保育所の増設を当初予算に計上しなければなりませんでした。認可保育所の増設を2園しか計上しないこの予算では、井澤市長が本気で待機児童を解消しようと考えているのか、疑問を持たざるを得ません。待機児童解消につながる規模での認可保育所の増設を計画するよう求めます。  学童保育所は公立16カ所中14カ所で定員を超えて受け入れている現状であり、民設民営学童保育所を誘致し、4カ所開設されてきた中でも狭隘な状況は改善できていません。また、児童や保護者の強い要望である高学年の受け入れのめども立っていません。昨年の代表質問で市長は「出席率を勘案すれば枠内におさまっている」との答弁をしていましたが、平均出席率を見ても定員を超えている公立学童保育所が9カ所もあり、この認識は全く正しくありません。一方で4月から第二、第三本多学童保育所が第七小学校の敷地内に開設され、定員があわせて64名ふえること。さらに新たな公立学童保育所を第五小学校の敷地内に開設するとして設計に入るのは、日本共産党市議団として求めてきた公立学童保育所の整備として一定評価しています。市みずからのこの間の対応を見ても、もはや民設民営学童保育所の誘致だけでは課題解決は図れないこと、市が公立学童保育所を増設してこそ解決できることはますます明瞭になっています。そのような中で、これからも民設民営学童保育所の誘致との方針にしがみつくのではなく、市が責任を持って小学校の近隣での土地なども含めて公立学童保育所の増設を進めていくよう求めます。  介護保険サービスの自己負担分に対してなされている軽減制度について、一般会計において質疑しました。自己負担はこれまで原則1割と決められていましたが、国の決定により2015年から2割負担、昨年からは3割負担が一定の所得の方に対して課されていますが、請求した資料により、2割、3割負担の方は1割負担の方に比べて総体的に利用率が低いことが判明しました。必要な介護サービスであっても、重い利用料を払い切れないために使用を控えるという深刻な利用抑制が生じていることは明らかであり、市はこの事実を真摯に受けとめるべきです。高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画には要介護状態になっても地域で安心して暮らしていけるよう在宅サービスの提供、日常生活支援、在宅で介護を行う家族等への支援や相談等、介護負担の軽減に対する取り組みを進めますとありますが、利用抑制が生じていては、市によるこの目標にも反します。解決策の1つとして、利用料を市独自に軽減することです。現在でも軽減制度はあるものの、住民税非課税世帯であること、ひとり暮らしの場合でいえば年間収入が150万円以下、預貯金が350万円以下であることなどさまざまな要件があるために極めて受けにくく、5名程度しか軽減されていません。この要件をより緩和することで、より多くの方が軽減を受けられるよう制度の改善を求めます。  国民健康保険税については、既に昨年の12月議会で値上げの議案が審議された際に、東京都が決めた国保運営指針はあくまで行政指導であって、国分寺市がこれに必ず従わなければならないという法的な義務はないこと、すなわち引き上げるか、据え置くか、あるいは引き下げるかは市長の判断次第であることが明らかになっていました。今回の質疑でも改めて国保税は市長の判断で決められることを確認いたしました。この点で、東京都が毎年発表する標準保険料率もあくまで参考値であると説明されているものです。これまででさえ1,400世帯もの国保加入世帯が高過ぎる国保税を払い切れず滞納している深刻な実態を直視し、標準保険料率に近づけるために今後3年に一度引き上げるなどという計画はきっぱり中止することを求めます。  ぶんバスでもシルバーパスを利用できるようにと提案しました。このことについては、代表質問でも市長から、提案を受けて研究するとの答弁がありました。シルバーパス制度自体は東京都条例のもとに東京バス協会が事務を行っており、実現に向けては解決するべき課題があると思います。一方で、シルバーパスによる乗車の分を対象とした補助が出ないとしても、その分を市の負担としてでもシルバーパスを適用することは大きな意義があることだと考えます。シルバーパスの適用によってわずかな年金で生活を送っている高齢者の方々への生活応援になるとともに、より積極的に外出するようになり、結果として健康づくりと介護予防にも資することが期待されます。ぜひ実現させる方向で研究を進めていただきたいと改めて求めます。  緑被率が減少する一方である問題について質疑しました。特に近年、市内において大規模な宅地開発やマンション開発が数多くなされており、過去5年間に大規模開発で失われた緑地の総面積は11万平米であり、これは東京ドーム2.4個分に相当します。当然これは新たに人口がふえるという歓迎すべき面もあわせ持ってはいるものの、緑が年々失われつつあることに、少なくない市民が懸念していることも、また事実です。過去にはひばり児童遊園の土地の返還を求められ、貴重な自然環境を有した児童遊園を失うこととなりました。少なくとも現在ある民有地を借用して開放している公園などは、存続させるために全力を挙げるべきです。市として今、緑被率の減少に歯どめをかけるための対策をとることが求められています。こうした市が民有地を借用している公園などについては、たとえ相続の発生などにより土地の返還を求められても、その際に市が買い取りを申し出ることができるよう、緑と水と公園整備基金を積極的に活用することを求めます。また、戸倉公園については用地買収の途上にありますが、他市の都市計画公園では一部の用地買収にとどまっていても公園として開放されている例はあります。事業認可取得に向けて土地を所有している市民の御協力を得られるよう、早急に交渉を行うことを求めます。地域の住民の皆さんが1日も早い開放を待ち望んでいます。井澤市長がよく言われるようにスピード感を持って、一刻も早く開放できるように手続を進めるよう求めます。  ごみ袋の料金値下げを提案しました。ごみの排出量は多摩26市のうち4番目に少なくなっており、2012年から17年にかけてのごみの減少率は多摩26市でトップです。市民は減量に十分に努力しています。市民に還元する意味でごみ袋の料金を値下げすれば、さらなる減量につなげていけるはずです。可燃ごみの3市共同処理を進めているところですが、ごみ袋の料金についての取り決めなどがあるわけではありません。前向きな検討を求めます。  昨年の夏は気象庁も「1つの災害として認識している」というほどの猛暑に見舞われましたが、今後も毎年この傾向は続くものと考えられます。そのような中、公立小・中学校体育館へのエアコン設置は何を置いても実施すべき緊急の事業となっています。国分寺市は子どもたちを熱中症から守り、健康を維持していく責任をしっかりと自覚し、東京都が補助を行う3年間で全15校に設置が完了するように進めるべきです。ところが、本予算では体育館にエアコンを設置するのは第一中学校1校のみとなっています。各小・中学校に冷風機を設置すると言いますが、これでは子どもたちを熱中症から守ることはできません。また、中学校には残る4校にもエアコンを設置すると表明がありましたが、小学校については検討すら行われていないことを、日本共産党市議団としては認めることはできません。教育委員会としては熱中症を予防するための基準であるWBGTの基準等を各校に周知し、体育の授業を中止するか、実施するかの判断は各校の現場に任せているとのことでした。教育委員会としてプール授業中止の基準策定を求めましたが、そのことを拒否し、さらには各学校で測定しているWBGTの数値や、実際に何月何日の体育の授業が中止になったかということを把握しようとしない姿勢は無責任だと言わざるを得ません。昨年の夏には実際に体育の授業は中止になっており、子どもたちを熱中症の危険から守り、同時に体育の授業を確実に行うことで運動、体操の機会を保障するという観点からも、体育館へのエアコン設置は欠かせないものとなっています。  市は緊急性をより自覚するべきであり、我が子がいつ熱中症になり倒れてしまうかもしれないという保護者の不安に応えるためにも、全ての小・中学校の体育館に3年間でエアコンを設置すると市民に向けてはっきりと表明するべきです。先ほど提案しました予算の組み替え動議は否決されてしまいましたが、このような対応こそ、本来子どもたちや保護者に対する責任ある態度であるはずです。エアコンの電気代がかかる、中学校の体育館は鉄筋コンクリート造であるのに対して、小学校は鉄骨造であるからエアコンは効果がないといった御意見もありますが、体育館を断熱仕様に改修する工事にも東京都の補助はつきます。むしろ小学校は鉄骨造であるから余計に体育館は夏の暑さで熱せられ、室内の気温はより上がりやすくなってしまうと言えます。補助がつけられているこの機会に断熱仕様への工事もあわせて実施するべきです。学校の体育館は教育の場であるとともに、それ以外の時間は市民のスポーツの取り組みの場にもなります。さらには、災害が起きたときには全15校が避難所になります。阪神・淡路大震災や東日本大震災では災害関連死が数多く起きました。平常時には子どもたちを熱中症から守るという課題があるとともに、一たび災害が起きれば避難者の命と健康をいかに守るかが一気にクローズアップされる課題となります。平常時から市が責任を持って万全の対策をとっておくべき課題です。その点で、冷風機ではなくエアコンが設置されていれば夏のクーラーのみならず、冬であっても暖房となり、避難者を保護するために効果を発揮します。これらのことから小・中学校全15校へのエアコン設置を改めて求めます。
     庁舎建設について、進め方の問題を指摘しました。現在の庁舎は分散庁舎となっており、来庁する市民にとってわかりにくく、不便となっていることから、日本共産党市議団としても新庁舎の必要性は認めています。一方で庁舎建設は大変重大な課題となり、建設費や新庁舎の内容、あり方は市民的な十二分な議論を経て決定されるべきものです。自治基本条例にうたわれている市民の参加と協働がとりわけ必要とされます。その点で、これまで庁舎建設についての市民参加は懇談会や説明会などへの参加者が延べ133名にとどまるなど、今後まだまだ充実させなければならない状況です。副市長から、市民参加の機会についてはこれから考えていくとの表明がありました。その機会の持ち方が決して限定されたものではなく、できる限り開かれたものとなるよう、考えられるあらゆる創意工夫を凝らして行っていただくよう求めます。その他、小規模事業者への市としての支援策の充実、防災対策に関して国の防災・減災、国土強靱化のための3カ年緊急対策の全庁的な活用を求めました。それぞれ対応を図っていただくよう求めます。  また、障害のある方の移動支援について、ガイドヘルパー確保に向けて単価を引き上げることは一定の評価をしていますが、通学にも移動支援が利用できるように制度の見直しを改めて求めます。  最後に、消費税が10%に増税される予定であることに関連して述べます。市民団体への補助金について、消費税増税分を加味して金額が設定された団体と、そうでない団体とがあることについて質疑いたしました。団体の方から消費税分を考慮する必要があるとの意向が示された場合に限って加味されているとの答弁でしたが、これは全く妥当な対応ではありません。消費税増税はどの団体にも負担がかけられるものであり、だからこそ市はそのことを考慮して、少なくとも全ての団体に消費税増税への対応についての意向を聞き取った上で金額を決定するべきです。  以上述べてきた中には日本共産党市議団からの提案も含まれていますが、一方で本予算には容認できない事項が多数含まれており、到底認めることができません。これまで国分寺駅北口再開発に莫大な税金を費やして推進してきたことに対して、私たち日本共産党市議団は反対してきました。今後は開発を優先してきた市政のあり方を根本から見直すことが求められています。本予算についても真に市民の暮らしを支える市民本位の予算と言えるものにするべきことを求めまして反対討論といたします。 287: ◯議長(木村 徳君)  続きまして、無会派(無所属)の甲斐議員。 288: ◯10番(甲斐よしと君)  議案第1号、平成31年度国分寺市一般会計予算に対して反対の立場で討論させていただきます。  まず最初に、予算審査に当たり、資料作成等で多くの職員の皆様の御協力、御尽力をいただいたことに心より感謝申し上げます。  現在の国分寺市の人口は平成31年1月1日現在、12万3,689人でございます。前年度と比較すると2,000人余りの増加となります。委員会の質疑の答弁にてこの国分寺市の人口増加傾向に対して平成31年度、つまり2019年度中に人口推計を見直すことが明言されていますが、北口再開発ビルの入居率、国3・2・8号線、国3・4・6号線沿線の土地利用の動向も踏まえた精密な推計が行われるように切にお願いするところであります。  また、現在の市債の未償還額は285億円余りでございます。現在、市民1人当たりの公債費、つまり借金額は多摩26市の中では下から8番目となっておりますが、思い起こせば今からおよそ20年前、山崎市政時に某大手新聞にも多摩の借金王、国分寺と大々的に報道されてしまう時代がありました。もちろんそのときの市民1人当たりの市債残高、つまり借金は多摩26市中ワースト1位でありました。山崎市政におかれましては、借金はみずからの市政においてのものではないということを明示するためか、国分寺市版財政白書なるものが作成されました。それによると、主たる要因は、簡略的に申し上げれば前本多市政時に極めて短期間に一気に下水道整備を起債で行ったことが主要因というくくりで締められておりました。その財政白書は現実には薬にも、治療方針にもならなかったわけでありますが、国分寺市はそれによって財政がいかに厳しく、お金がないからと、市民につい最近まで我慢を強いてきた時代が続いてきたと言わざるを得ません。下水の後は国分寺駅北口再開発にも莫大な起債と借金、基金を崩し、財政調整基金が1億7,000万円にまで落ち込み、東日本大震災の発災を受け、庁舎基金も解体せざるを得なかったわけであります。北口再開発においては、平成2年の都市計画決定前から先行買収を始めてしまったものは総額81億2,007万円、この中には公社ではなく、一般財源で購入し、一般会計に極めて迷惑をかけた物件もあり、とにもかくにも権利変換の価格では81億円もの資産が15億1,317万円にしか評価されなかったという経過がございます。特定建築者応募制度の中で最低処分価格より53億円多い評価を得てプラス53億円、それにマイナスすることの評価損額66億円で、マイナス13億は損失した、現状でも損失のままでございます。今まで市民に我慢を強いて投じた出資が返ってきたのが保留床処分金の150億円余りの額であります。現在の基金がどういう意味のお金なのかという認識を改めて考えていただきたい。と申しますのも、今までの公共投資で借金ナンバーワンにもなった国分寺市、現在の国分寺市はいまだに財政が厳しいとまだ言い続け、その財政が厳しいという理由は、庁舎建設を急ぎ進めようとしているゆえ、また改めて公共インフラ事業を同時並行で進めていく将来を見据え厳しいと言っているだけのことは明白であります。  これから今取り組んでいる3市による共同可燃ごみ処理施設には、委員会で答弁を得たように市の負担は真水で73億円、現在までに17億円を執行しておりますから、残る56億円は確実に国分寺市が払わなくてはならない。また、リサイクルセンターは現在73億円の建設推計額を今見直している最中でありますが、60億円以上の建設費を投じなければならない可能性が高いです。そして国3・4・12号線の事業化、また公共施設総合管理計画による公共施設の修繕補修、長寿命化、また下水道管の改修等々もあるゆえに、西国分寺都有地に移設ならば庁舎建設は138億円もの莫大な額が投入されるわけでありますから、今急いで進めるべきではありません。進め方自体、今日まで余りに拙速だと言わざるを得ません。  そもそも昨年の第4回定例会、私の一般質問においてもコンサルタントに委託した基本構想(案)の(案)を取り、基本構想が確定となったら、市と市長が庁舎の位置を戸倉か西国分寺都有地か決めるとの答弁でありました。私は庁舎の位置についての市民的議論、市民参加がないというなら、自治基本条例第25条に沿った住民投票を行うべきだと申し上げてきました。副市長はパブリック・コメント次第でそれも考えると御答弁がありましたが、現在も答えが出ておりません。そもそもこの進め方自体が自治基本条例の精神に全く従っていないやり方であるということです。今まで20年余り、国分寺市は財政が厳しい、お金がないと市民に言い続けてきた過去があり、今後は庁舎建設までもが同時並行的に公共インフラ事業として重ねて進め続け、公共事業を並行して重ねて取り組むことは、現在は市民1人当たりの基金が多摩26市中で上位4位であるにもかかわらず、今既にもう財政が厳しいとの答弁があるように、庁舎にまで手をつけてしまうことで、近い将来、また国分寺市はお金がないと市民に説明せざるを得ないことに陥ることは必至であります。それは極めて許しがたい事態であります。また、世界経済、日本経済の先行きは、既にアメリカではことしは利上げをしないと明言しているにもかかわらず、ニューヨーク株式市場は先日大幅な下落があり、景気の転換期を迎えようとしているところであります。日本もアベノミクスの副作用、そしてオリンピック後の景気低迷がささやかれております。過去にあったサブプライムローンによるリーマンショック以上の景気の急激な変調が予期されている今日でございます。庁舎建設をほかの大型公共事業と重ねて進めることは、近い将来の景気低迷も重なり、財政が起債の償還で逼迫することは必至であります。  また庁舎については丁寧な市民参加、市民的議論を十分な年月をかけて機能などいろいろな全体について市民の案や意見を受けて、構想にも盛り込むべきであります。例えば議場はふだんは小ホールとして音楽にも使えるように機能させて多様な利用の仕方をできるようにしていくとか、職員が会議を行う部屋は土日、休日に市民が使えるようにするなどなど市民の数多のアイデアを注入して詰めていく必要性があります。だから時間が必要であります。そして建設時期も、起債の償還額の推移を検証して取りかかるべきであります。過去の箱物の借金返済に振り回されている自治体ではなく、今こそ国分寺市はコンクリートから人へ政策をチェンジすべきであります。代表質問にても、都市公園にて暫定的であっても保育園誘致に踏み出すべきではないかと申し上げました。30年度には開園予定の1園が開園できなかったように用地の確保も厳しくなっている状況でありますゆえ、改めて御検討いただきたいと考えます。  また、介護予防のための生きがい事業や総合事業についてですが、生きがい事業は現況、午前と午後の2タームで行われておりますが、より朝から夕方まで施設を使用し、4ターム利用できるように御検討いただきたい。また総合事業については、介護認定は受けなくても地域包括支援センターでのチェックリストにより参加資格を得られるわけでありますから、より裾野を広げて要介護にならぬように早目の参加を市民に呼びかけていっていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。  次に、しんまち保育園の民営化においては、昨年末のもとまち保育園のときのような提案に振り回された形に陥らぬよう、当初の2013年、「保育サービスの整備・運営及び提供体制に関する全体計画」、また「民営化ガイドライン」等々の中でも民営化によってサービスの拡大や多様化がメリットとして生まれてくるのだと強く説明されてきたにもかかわらず、今や確実に民営化すること自体が目的化されてしまっていると言わざるを得ません。改めて原点に帰り、民間の力を、努力を引き出せるように臨んでいただけるように御努力いただきたいと切に願います。  最後に、時代の先駆けとなるようAIによる事務仕事の迅速化や、環境問題を考え学校屋上の太陽光パネルの設置など、他市にて行われている先進的な新たな時代を切り開く施策の導入も研究していくべきでありました。特に学校、そして体育館も冷房を導入していくという今日、環境問題を考えることもこの問題を考える両輪であります。時代を切り開く施策、改めて御検討のほど、よろしくお願いします。  以上にて私の討論を終わらせていただきます。 289: ◯議長(木村 徳君)  続きまして、無会派(ここに幸あれ)の幸野議員。 290: ◯9番(幸野おさむ君)  無所属、無会派(ここに幸あれ)を代表いたしまして、議案第1号、平成31年度国分寺市一般会計予算に対して反対の立場で討論いたします。  初めに、さまざまな角度からの質疑に対して答弁に立たれた職員の皆様、資料作成に御尽力いただきました職員の皆様に感謝申し上げます。  それでは、来年度の予算案について討論したいと思います。平成31年度予算案を論じる上で何よりも不可欠になっていることは、現在の国分寺市で起きている事実や現実について、冷静に正確に把握して分析することであります。しかし、来年度予算案については、市長を初めとする国分寺市の行政機関が、国分寺市で起きている事実や現実よりもみずからが取り組みたい政策を優先してしまっているがゆえに、現場で起きているさまざまな矛盾について根本的に解決する政策、予算編成にはなっていないと言わなければなりません。  特に国分寺市の人口推計、人口ビジョンについてはこれまでも何度も指摘してまいりましたが、実際の人口や児童数は増加の一途をたどっているというのにもかかわらず、相も変わらず人口減少、少子化を前提とした政策、予算編成になっております。また市の財政状況についても、市民へのたび重なる税負担と我慢を強いてきたことによって積立金が120億円を超え、着実に財政が改善、健全化しているのにもかかわらず、いまだに依然として財政が厳しいなどと強調して市民的な政策に対する緊縮政策、抑制政策をとり続けています。国分寺市が保有する公共施設の面積についても、市民1人当たりの面積で比較すると全国1,741市区町村の中で最も保有する面積が少ないのにもかかわらず、公共施設の統廃合方針や公立保育園の民営化政策、学童保育所の整備や教室棟の整備において平屋建て建築に固執するなど、施設整備の抑制が行われています。また、被災地の復興事業の本格化やオリンピック・パラリンピック事業による資材費の増加が著しくなっているのにもかかわらず、新庁舎建設やリサイクルセンター建設といった不急の大型事業に前のめりになっている姿勢も見過ごすことはできません。これら国分寺市で起きている事実と現実を直視しないでトップダウンで市政運営が行われてしまっていることにより、現場で起きている市民的な矛盾は解決されるどころか、ますます深刻化になっていると言わなければなりません。以下、一つ一つ具体的に論じていきたいと思います。  まずは、市の人口動態や児童数の実態についてです。国分寺市の人口はこれまでも右肩上がりに増加を続けてきましたが、ここにきて国分寺駅北口再開発などの影響もあいまって急速に増加し、昨年1年間だけで2,000人増加し、現時点で12万4,000人に迫っております。そしてそのもとで子どもの数の増加も顕著になっています。それにもかかわらず、国分寺市総合ビジョンや公共施設等総合管理計画など市の基本的な計画については市の人口は2020年度までに12万人には到達せずに、その後減少するという人口ビジョンを前提としている上に、来年度に向けた市長の施政方針の中でも人口減少や少子化といった言葉が強調され、国分寺市で起きている事実と現実との矛盾が拡大しています。しかも来年度以降についての基本的な人口推計の考え方をただしたところ、市長より、国全体が人口減少なのだから、それを基本に推計するとの答弁がありました。これは今後も引き続いて人口減少を前提とした推計になる危険性を示唆するものであります。確かに国全体、とりわけ地方における人口減少や少子化の問題については、大きな社会問題になっています。しかしここは日本全体の課題を議論する国会ではなく、国分寺市民に責任を負って、国分寺市の政策を議論する国分寺市議会であり、国分寺市で起きている事実と現実に基づいた議論を積み重ねなければなりません。もっと言えば、人口については東京一極集中となっており、東京都全体では国分寺市同様に右肩上がりに増加を続けているというのが人口動態の実態です。国分寺市の人口と児童数については増加の一途をたどっており、この事実と現実に向き合った政策こそが何よりも求められていることを強調しておきたいと思います。  次に、財政状況の評価と認識についてです。平成31年度予算案の特徴は、この間、下水道整備事業や国分寺駅北口再開発事業といった大型事業への財政投資が続き、厳しい財政状況が続いてまいりましたが、ここにきて財政事情が一変し、積立金が120億円を超え、着実に財政が改善、健全化しているところにあります。市の積立金、いわゆる貯金については2014年度に引き上げられた消費税の増税に伴う地方消費税交付金が毎年10億円前後増加して歳入されていることや、総額で市の税金を480億円投入して完成した国分寺駅北口再開発ビルの敷地売却益150億円の一部が昨年度に一般会計に歳入されたことによって、今年度末の積立金総額は124億円にまで増加しています。加えて、来年度の予算案では人口の増加に伴って市税が7億円も増加することなどによって、さらに改善する見込みです。しかし市長初め国分寺市の姿勢は、財政状況は依然として厳しいとして、この事実をかたくなに認めようとしません。財政が厳しい理由として強調されているのは、収支均衡型予算が組めなかったからというものであります。しかし、歳入と歳出全体の収支均衡については、国分寺市の裁量次第で幾らでも可変することが可能な指標であります。多少大きな投資型の事業を行うと市が判断すれば、すぐに収支均衡は崩れてしまうという性質のものであります。それで、その指標が崩れたからといって財政が厳しいと主張されるのは余りに短絡的な議論ではないでしょうか。収支均衡という考え方においては、経常的にかかる経費と、経常的に歳入される収入とを比較した経常収支比率が1つの指標となりますが、これについては来年度の指標で93.4%と改善傾向にあり、収支均衡は十分に保たれていると言えます。また、先ほど述べた積立金については、市民1人当たりで割り返すと多摩26市の中で7番目に多い市となっております。また地方債残高、借金の額についても市民1人当たりで換算すると多摩26市の中で下から6番目に少ない市となっており、どちらの指標についても多摩26市の中で比較すると比較的上位にあるというのが現状であります。  このようにさまざまな指標を用いて分析するならば、国分寺市の財政状況は少なくとも厳しい状況からは脱しており、もっと言えば市民の負担によって着実に財政は改善しており、健全化しているといっても過言ではないと言えます。これらの財政改善の要因である消費税の増税や人口増による税収増、国分寺駅北口再開発の清算金については、もとはといえば市民の税金です。たび重なる市民の税負担によって財政状況が改善しているわけですから、この事実をきちんと市民に説明し、今後この財源をどのように活用していくかを説明すべきだと考えます。とりわけこれまで抑制、削減されてきた子育てや教育、福祉、身近なまちづくりの分野に対して積極的に投資することが必要不可欠でありますが、国分寺市の市政は大型事業のための積立金は取り崩さないという方針に固執しているため、市民的な施策について極めて不十分な予算になっていることを指摘しなければなりません。ここに今の市政におけるもう一つの最大の問題点があることを強調しておきたいと思います。  以下、具体的な政策について述べたいと思います。まずは子育て、教育関連の予算について。保育園に入りたくても入れない待機児童の問題については、もともと2027年度中に待機児童を解消するとの目標を立てて、民間保育園の誘致政策に取り組んできたところですが、実際の待機児童の数は2017年度から2018年度にかけて逆に110名も増加し、新定義で203名、旧定義で255名と、東京都内でも最も増加した自治体になってしまいました。これは待機児童の解消を目標とした子ども・子育て支援事業計画の就学前児童数を、児童数が減少するとしていた推計が誤っていたことに起因しますが、それに加えて市議会において子ども・子育て支援事業計画を見直す際に、この見直しでは待機児童は解消しないと私が指摘してきたのにもかかわらず、聞く耳を持たずに進めてきた市の姿勢も問題であったと言わなければなりません。しかも、いまだに8年前に策定した公立保育園民営化計画に固執していることも認めがたい問題であります。公立保育園の民営化は、民間保育園の誘致政策とは全く異質の政策です。民間保育園の誘致政策は誘致した分だけ保育園の定員数が増加しますが、公立保育園の民営化政策は公立保育園を閉園し、その場所に移管される民間園が運営を担うだけであって、定員数はふえません。それどころか、新しく認可を取得しなければならないことから新基準によって定員が減少してしまうという事態に陥っています。また、公立保育園の民営化は社会的に大問題になっている保育士不足の中で、貴重なベテランの公立保育士たちを保育の現場から30名も40名も引き離してしまう政策であり、保育士不足によって保育園が閉園に追い込まれてしまうような時代の中で、時代錯誤の政策になっています。まさに公立保育園の民営化は待機児童の解消に逆行する政策となっているのです。これらの政策の誤りを認め政策を転換するとともに、来年度から開始される幼児教育・保育の無償化制度によってさらに入園申し込みがふえることを見越して、取り組みがおくれている家庭的保育や幼稚園との連携強化、公立保育園の分園の設置などによって児童を安心して預けられる政策を構築するよう求めます。  私は、本気で待機児童を解消するために次のことを提案いたします。1つ目、今進めている民設民営の認可保育所の誘致をさらに強力に進めること。2つ目、待機児童の解消に逆行する公立保育園の民営化、次なるしんまち保育園の民営化は中止すること。3つ目、その存続した公立保育園の近隣にゼロ歳、1歳、2歳の乳幼児を預かる公立保育所の分園を整備すること、もしくは小規模保育所を整備すること。4つ目、旧ひよし保育園の跡地については保育園としての整備を進めること。5つ目、保育士の確保に向けて家賃補助制度の拡充と処遇改善政策でほかの自治体におくれをとらず、先進的な取り組みを実施すること。6つ目、家庭的保育後などの3歳、4歳、5歳の受け皿として幼稚園との連携を一層強化し、預かり保育や延長保育、一時保育を充実させること。7つ目、公共施設の有効活用により一時保育、特定保育の整備を進めること。8つ目、認証保育所等に通う保護者の負担を軽減するために保護者への助成金を上乗せすること。9つ目、こどもの発達センターつくしんぼの待機児童をなくすために、民間の児童発達支援事業者との連携やさらなる誘致を目指すこと。10個目、あわせて現在検討されているこどもの発達センターつくしんぼの民営化については絶対に行うべきではないこと。これらのことに全力で取り組み、待機児童の解消を1日も早く現実させるとともに、その先の解決しなければならない課題として障害児の保育園入所保障、兄弟同一での保育園入所保障、上位希望園への入所保障、そして育児休暇を取得しやすい入所条件への変更等、保育政策をさらに充実させるよう求めます。  保育園の整備とあわせて学童保育所の整備についても待ったなしの課題です。ところが現行の子ども・子育て支援事業計画では、今年度までに1,505名の定員を確保しなければならないところ、実際には1,091名分の整備にとどまっています。来年度の入所申込数は1,308名で、狭隘状況はさらに深刻化しており、4年生以降の受け入れの見通しも立っておらず、民間学童保育所誘致頼みの政策は破綻しています。この間、民間学童保育所の誘致だけでなく、公立学童保育所の整備にも力を入れるべきと求め続けてきた結果、ついにこの4月から第七小学校の敷地内に公立学童保育所が開所されることになりました。しかし、整備された学童保育所は定員63名の平屋建て建築という不十分な整備にとどまっています。市は財政が厳しいからと言いますが、平屋建ての整備では4年生以上の受け入れはできず、児童数の増加によって狭隘状況の解消も一時的なものになりかねません。また、10年前から建てかえの計画がある現在の老朽化した本多学童保育所・児童館の建てかえもできません。これらの課題を解決するためにもう一カ所整備することになれば、財政的にもさらに負担がかかることになります。既に建築されてしまったところではありますが、改めて最低でも2階建て以上での整備が不可欠であったことは指摘しておきたいと思います。  一方で、第五小学校の敷地内に整備予定の公立学童保育所については定員70名という予定が示されましたが、平屋建ての建築にはこだわらずに、利用者のニーズに沿って4年生以上の児童も利用できる分の定員を確保するよう求めておきます。学童保育所については、公立の学童保育所についても国の補助率が変更され、市の負担は6分の1で整備することができます。新規に整備された民間の学童保育所に学び、学童保育所と学校との送迎システムを構築して対応するといった取り組みも検討する必要があると思います。これらの取り組みをさらに強化し、市内の学童保育所において定員よりも登録児童が上回っている状況を1日も早く解消し、4年生以上の受け入れも早期に実施するために具体的な施設の整備計画を早急に策定するよう求めます。  学校の教室不足や一部の学校における校庭が狭過ぎる問題についても取り組みが遅きに失している上に、財政難を理由に不十分な整備にとどまっていることは、教育環境の確保や子どもたちの居場所確保に大きな影を落としています。第九小学校と第十小学校の教室増築棟が完成したことに加え、第四小学校でも増築棟が検討されていますが、全て平屋建て建築となっており、極めて不十分な整備になっています。また、第四小学校については憩いの場となっているビオトープを潰してしまうことや、図書室が一時期使用できなくなってしまうことなど教育環境にも支障が出ています。国分寺市の危機感の希薄さや対応のおくれが原因であることは明白でありますので、改めて猛省を促したいと思います。しかも、学校で不足している教室は普通教室だけではありません。特別教室や特別支援教室、少人数教室に加え、今後拡大が求められている少人数学級にも備えなければなりません。また学童保育所の需要や放課後子どもプランの専用ルーム設置等も考えると、現在の教室数では全く足りていないと言わざるを得ません。市は財政難を理由に平屋建て建築に固執していますが、学校に求められているニーズに対して十分に応えられるものにはなっていません。一方で第二小学校の教室不足に対応するための設計予算が計上されましたが、その規模は6教室整備する予定との答弁がありました。これは、これまでにない規模の整備であると評価したいと思います。こちらの点においても平屋建て建築にこだわらず、学校に求められているニーズに応えられる分だけの教室の整備を進めるよう求めておきます。  今後5年間で600名の小学校の児童数が増加するという現在の推計を考えるならば、教室の増設や校庭、校地の拡大に加えて、場合によっては学校そのものを新設することも必要ではないかと提起させていただきました。市と教育委員会で真剣に議論するようお願いしておきたいと思います。人口減少や少子化、財政難を強調し過ぎて緊縮抑制政策をとり続けている結果、対応が後手に回っている上に取り組みも不十分な内容にとどまっている現在の対応について、抜本的に改めるよう求めるものです。子どもたちの増加や新しいニーズに応えるために、保育園や学童保育所、学校の教室の増設、校庭の拡大などに全力を挙げるよう求めます。また、学校のトイレ改修や教室へのエアコン整備については積極的に取り組んでいただいていると評価していますが、引き続き体育館へのエアコン設置やプールの老朽化対策、大規模改修に力を入れていただくよう求めます。  子どもたちが伸び伸び遊び、過ごせる場所も不足しており、拡充することが必要になっていますが、この点においても市の対応は立ち後れていると言わなければなりません。冒険遊び場プレイステーションについて、市は現在の西元町から東戸倉に移転することを表明していますが、施設の必要性や重要性を鑑みるならば、移転ではなく増設することこそ追求するべきだと考えます。確かに現在地においては土地をお借りしているという課題はありますが、本気で増設を目指して取り組むならば現在地を買収するという方法も、賃貸借に切りかえて借り続けるという方法も、あるいは現在地周辺で代替地を確保して運用するという方法も、市の姿勢次第で可能であります。市内に1カ所しかつくらないという姿勢ではなく、不足している施設を増設するという視点で追求していただくよう、改めて求めておきます。  昨年のような酷暑のときや雨天のときの遊び場として、天候に左右されずに伸び伸び遊べる場所として児童館の有用性の注目が集まっています。しかし現在10校ある小学校区の中で児童館が設置されているのは6館のみにとどまっています。それぞれの小学校区に少なくとも1館は設置するためにも、また老朽化した本多児童館を早急に建てかえるためにも、児童館の整備計画を定めるよう求めます。放課後子どもプランをより充実されるために、第一小学校のモデルプランを各学校に拡大することが必要になっています。現行では低学年の児童が一度自宅に帰宅しなければならない状況になっており、全児童対策としての仕組みが十分に機能しておりません。実施委員会の皆さんへの支援を強化するとともに、各学校に放課後子どもプラン専用ルームを確保するよう求めます。子育て世代に最も求められている市政の取り組み第1位が伸び伸び遊べる場所をふやしてほしいという声です。これらの施設の拡充や、そこで働く職員のスキルをさらに充実させることによって社会問題になっている児童虐待やいじめ、不登校等の予防効果や子どもの居場所としても期待されます。子どもたちが伸び伸びと思いっ切り過ごせる場所や遊べる環境の充実が何よりも大事になっていることを受けとめていただき、積極的に投資して拡充していただくよう求めます。  その他の子育て支援、教育環境整備政策として子育て支援サイトについては、来年度は導入を全体に共通するとの前向きな答弁がありましたが、検討段階から広く市民参加を募り、市民とともに、より市民のニーズに沿った形でサイトの作成に取り組むよう求めます。  子どもの医療費助成制度については小学校3年生まで所得制限を撤廃しましたが、中学校3年生まで拡大するための予算は年間約4,000万円です。早急に拡大するよう求めます。  子どもの貧困の連鎖を断ち切る取り組みとしてひとり親家庭等への支援を強化するために現行の学習支援事業や各種手当ての周知徹底を行うとともに、児童扶養手当等の所得制限についても撤廃していく方向で検討するよう求めます。また国分寺市は就学援助の対象世帯の縮小や、低所得世帯の高校生に対する奨学資金制度の廃止等、子どもの貧困対策に逆行する政策をとってきましたが、これらの制度の復活とともに、就学援助費に中学校部活動における大会参加の交通費を加えることなど拡充を求めたいと思います。  また、いずみプラザに設置される予定の子育て世代包括支援センターは極めて重要な役割を果たす施設です。他機関、他部署との連携の強化とともに、センターにアクセスしやすくするための駐車場、駐輪場の確保、いずみプラザ内の保育室の設置を求めます。  学校教育におけるLGBT施策として関連ポスターや書籍を校内に配架することや、授業の教材としてLGBT関連のDVD教材を活用してリアルに理解できるよう取り組むことにより、当事者の安心感確保と、子どもたちの理解を進めるよう求めます。  不登校、登校を渋りぎみの児童生徒支援として、公立学校として全ての子どもたちが通いたくなるような学校へと変わる最大限の努力をお願いすることを前提にフリースクール通学への補助や、自宅学習での出席扱いの検討等、さまざまな教育機会を確保するよう求めます。近隣の立川市や狛江市、東京学芸大学が不登校問題における調査研究を先行的に実施していることについても、アンテナを張って連携して取り組むよう求めます。  今年度から巡回型の特別支援教室が開始されましたが、十分な教室の確保を求めるとともに授業時数の確保、教材の確保、教員の方々の専門的スキル向上に恒常的に取り組んでいただくよう求めます。  外国からの転入者で日本の文化や言語になれていない児童や生徒に対する言語や学習、生活支援も重要になっています。国際協会等と連携して学習環境や生活環境を支援する仕組みを強化していただくよう求めます。  中学校給食の改善については公共施設マネジメントの中に位置づけて、自校方式にするのか、親子方式にするのか、センター方式にするのか等を検討し、全ての子どもたちが享受できる中学校給食を目指して取り組んでいただくよう求めます。  コミュニティスクールの充実とともに、子どもたちの意見が学校づくりに反映できる仕組みを検討していただくよう求めます。  子どもたちは社会の宝というのであれば、子どもたちが自主的、自立的に成長していけるよう支えていくために、これらの政策こそ積極的に投資して実現すべき政策ではないでしょうか。現在の市の対応は少子化や財政難を強調する余り極めて抑制的になっており、不十分になっていると言わなければなりません。子育て支援、教育環境整備政策の根本的な転換を求めます。  次に、高齢者施策について述べます。介護保険料が今年度から標準保険料で月額183円、年額2,196円引き上げられましたが、前回に引き続いて必要以上の値上げだったために、またもや介護保険の準備基金積立金が増加しています。介護保険運営協議会の委員からも基金のため込みが3カ年の計画をまたいでいることについての御意見があった旨の答弁をされていましたが、3カ年の事業計画を超えて基金を積み増しているのは正常な運営とは言えません。過去3年間の介護保険料の値上げについては、必要以上の値上げを行った結果、介護保険事業計画の計画値と実績値の数値の乖離が異常なものとなっています。それにもかかわらずこの間の介護保険事業計画数値の異常な乖離について検証も反省もないまま進められていることは、理解できるものではありません。この間、介護保険事業計画の見込み違いによって全く必要のない値上げが市民に押しつけられ続けていることについて、市民から憤りの声が上がっています。早急に介護保険運営協議会で検証と分析を行い、いつまでも積立金をふやすことなく、介護予防や生きがい事業に積極的に投資することにより被保険者へのサービス還元と市民の生活を健康的に支えていくよう求めます。特別養護老人ホームの整備や老人保健施設の整備を進めることによって、家族介護で苦労している市民を支え、施設への入所待ち待機者をゼロにすることもあわせて求めておきます。  入浴券支給の事務については、お風呂のない高齢者世帯に対して支給されていますが、民間の入浴施設が市内では1カ所に減ってしまったことによる公衆衛生上の問題が生じています。一方で高齢者生きがい入浴施設について、まだ活用が可能なのにもかかわらず別の施設に改修してしまったことは税金の無駄遣いであるとともに、高齢者の生活、介護環境について極めて冷たい姿勢を示すものであります。今後の介護予防や高齢者の生きがいを支えるための公衆衛生、入浴施設をどうしていくのか、改めて真剣に検討することを求めます。  障害者の施策については、当事者の方々から切望されているグループホームの増設や就労支援施設の増設などについて前進もあり、評価していますが、今後も一層進めるよう求めます。また、障害者差別解消法に基づいて障害者の方々が尊厳を持って地域で生き生きと生活できるようにバリアフリーの基本構想を整備するとともに、移動支援制度のさらなる改善や障害の特性に応じた情報提供のあり方の改善、ガイドヘルパーの確保などをより一層充実させることを求めます。  そして医療や福祉、生活、就労等の基本的な生活支援とともに、公民館で行われているくぬぎ成年教室のような仲間とともに文化や芸術、スポーツ、生きがいを持って取り組める事業を充実させることも重要になっています。市民の皆様にくぬぎ成年教室の学習発表会や特別支援学級の学習発表会等で生き生きと活動されている姿に触れていただくことは、障害を理解していただく上でも最も効果的であると考えます。国は現在、障害者による文化芸術活動の推進に関する法律を施行し、基本計画を策定中です。国分寺市においても障害者計画や関連する計画に位置づけていただくよう求めます。関連して、ことし行われる市議会議員選挙や参議院選挙においても、選挙権という重要な基本的人権を尊重する視点からバリアフリーの視点を持って取り組んでいただくよう求めます。  次に、大型事業について述べます。市は、市民や議会に対して財政状況は厳しいと言って緊縮抑制政策を続けている一方で、新庁舎建設やリサイクルセンター建設といったそこまで急ぐ必要のない大型事業に前のめりの姿勢になっています。現在の建設業界については、被災地の復興事業の本格化に加え、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、東京都心を中心にさまざまな大型工事が行われていることなどによって資材費や工事費が尋常ではなく高騰しており、人材不足も深刻になっています。そんな中で、新庁舎建設については3年前には70億円と試算されていた事業費が昨年までの2年間で100億円以上へと膨れ上がるなど、わずか2年間で30億円以上も増加しています。また施設規模についても、可能な限り全ての部署を集約するフルスペックで検討したと説明されているように過大な規模になっていないかの検証が必要です。  リサイクルセンター建設については、3年前に56億円と試算されていた事業費について、その時点においても高額過ぎるから見直しをと指摘いたしましたが、昨年の段階では72億円へと増加しています。しかも、そもそもの処理量に対する施設整備単価が1トン当たり1.7億円となっており、2016年に整備された大崎広域新リサイクルセンターの1トン当たり1.2億円、つくば市リサイクルセンターの1トン当たり6,000万円等、他自治体のリサイクル施設と比べて割高になっていることについての検証が必要になっています。これらの指摘を続けてきた結果、リサイクルセンターについては施設規模について一部見直しが検討されていますが、スケジュールについてはどちらの事業についても根本的な見直しが検討されておりません。このまま最も工事費が高いタイミングで大型事業に突き進むことになれば、国分寺市の財政は再び悪化する危険性に直面し、その結果として市民に対してはさらなる緊縮抑制政策が敷かれることにつながってしまいます。市民の暮らしや市の財政状況について真剣に考えるならば、少なくとも東京2020オリンピック・パラリンピックが終了し、資材費や工事費が落ち着きを見せるまでは両事業について延期することを求めます。  しかも、新庁舎建設にしても、リサイクルセンターの建設にしても、まだまだ市民参加の機会が不足しており、市民的な議論が行われていない現状があります。新庁舎の建設場所については、余りに泉町にバイアスのかかった情報提供が行われていますし、リサイクルセンターについては、市民に対してリサイクルの理解や啓発が最も求められる施設なのにもかかわらず、周辺住民中心の説明しか行われておりません。どちらの事業についても市民の声を十分に聞きながら、市民とともに進めていかなければならない極めて重要な公共施設です。事業の着手時期を延期させつつ、その間、徹底的に市民の声を酌み尽くし、市民にコミットしてもらう取り組みを進めるべきではないでしょうか。  国分寺市では、これまでも国分寺駅北口再開発中心とした大型事業に多大な税金がつぎ込まれてきたことが原因で財政危機に陥り、子育てや教育、社会保障の予算が削減され、必要な公共施設の整備が後回しにされ、市民に負担が転嫁させられてきました。したがって、今後の財政運営や市政運営については大型事業中心ではなく、子育て支援、教育関連、市民生活支援、身近なバリアフリーのまちづくりといった市民的政策を中心とした政策に軸足を置くべきだと求めます。そして今後の基本的なまちづくりの方向性については、工事費が落ち着きを見せるまでは大型事業は脇に置いて、身近なまちづくり、ベッドタウンとして発展するためのバリアフリーのまちづくりこそ進めるべきだと考えます。その点で、市長がバリアフリー基本構想の策定に向けて検討するという姿勢を見せたことについては、10年来にわたって提案してきた立場として、小さな一歩ではありますが、大きな一歩であると評価しております。  一方で、昨年バリアフリー法が改正されたもとでバリアフリーマスタープランの策定も求められております。私は、現在大きな焦点になっている西国分寺駅東口開設と恋ヶ窪駅東口開設を実現させるためにも、バリアフリーマスタープランと基本構想を徹底した当事者参画で策定し、西国分寺駅周辺と恋ヶ窪駅周辺をバリアフリー重点整備地区に設定することを提案いたします。そして、バリアフリー基本構想を策定する際には策定協議会を立ち上げることが求められますが、その委員として鉄道事業者や東京都、国土交通省などの関係機関の皆様にも参加していただくことができれば、障害者の皆さんや高齢者の皆さん、ベビーカーを利用している子育て中の皆さん、地域住民の皆さんの声を直接聞いてもらえる可能性が出てきます。そして両駅の東口開設事業をバリアフリー化特定事業に位置づけ、バリアフリー化の優先的な事業にすることができれば、国や東京都からの補助金を初め、費用負担の問題についても可能性が生まれてくると考えます。これまでの停滞から一歩踏み出すためにも、バリアフリー基本構想とマスタープランの策定によって打開するよう強く求めたいと思います。  また、市内の公共施設や交通動線のバリアフリー化を進める上でも、バリアフリーマスタープランと基本構想の策定が大きな力を発揮することは間違いないでしょう。特に公共施設のトイレやエレベーター、駐車場、駐輪場の整備など必要不可欠なバリアフリー化については率先して取り組むことが求められています。こどもの発達センターつくしんぼへのエレベーター設置や恋ヶ窪公民館のエレベーター設置、本多武道館のトイレや更衣室等の抜本的な改修、バリアフリー化、史跡周辺エリアのトイレ整備、各公共施設で不足している駐輪場や駐車場の増設については先行的に早急に取り組んでいただくよう求めます。  重ねて国分寺駅周辺の駐輪場再編については、先ほどの条例案に対する討論で述べたように足の不自由な方やアシスト自転車、子ども乗せ自転車等が安全に利用できる平地かつ平置き臨時駐輪場を一定数残していただくよう求めます。あわせて西国分寺駅周辺についても、アシスト自転車や子ども乗せ自転車が駐輪できるスペースを増設するよう求めます。  都市農業政策については、こくベジ事業について、国分寺市産の地場野菜のブランディングや国分寺市のシティプロモーションという点で大きな成果を上げていると評価しています。今年度いっぱいで国からの交付金活用が見込めなくなるもとで、引き続き国分寺市として積極的に事業を展開するためにも、横浜市が策定しているようなこくベジを推進するためのこくベジ推進条例の制定を求めたいと思います。この点において、こくベジに関心のある市民の方々とともに条例をつくり上げることができれば、こくベジや国分寺市の魅力が一層高まることは間違いないでしょう。国分寺市としてこれまでの都市農業政策に加え、地産地消の一層の推進、農福連携や子育て施設や学校給食へのさらなる拡大、商業や観光業とのマッチアップ等事業を全面的に展開するためにも、推進根拠として重要になってくるのではないでしょうか。今回初めて提案したことでもありますので、まずは研究するところから始めていただくよう求めたいと思います。  また、ハード面の整備としてこくベジ農業公園の整備や、国立市にあるくにたちはたけんぼのような都市農業と子育てをつなぐ農地、地域住民の憩いの場としての土地農地の整備を検討するよう求めます。2006年に策定された第二次国分寺市農業振興計画において農業公園の検討や、それに向けた基金設立等が明記されていましたが、第三次国分寺市農業振興計画からは外されてしまっています。こくベジや都市農業をより一層理解していただく上でも大事な取り組みになると考えます。改めて検討していただくよう求めます。  生産緑地の更新期限を迎える2022年問題への対応も必要になっています。引き続き生産緑地を維持してもらう特定生産緑地への更新を求めていくとともに、生産緑地が解除されてしまう土地が生まれてしまうのであれば、その対応についても検討しておかなければなりません。先ほど述べたこくベジ農業公園の活用や、子どもたちや地域住民の居場所としての活用に加え、公共施設の用地として確保する手だても考えておかなければなりません。これまでは生産緑地が解除された土地についてはマンション建設か宅地開発が行われてきました。その結果として人口や児童数の増加につながっていますが、その一方で子育て施設や学校施設といった公共施設の不足が生じています。生産緑地制度の中において自治体への買い取り申し出が義務づけられている理由は、将来の公共施設の用地として自治体が優先的に活用できるように定めているものであります。全国の中で最も公共施設の面積が少ない国分寺市において、公共施設の用地として確保することは大事な視点だと思います。この点についても計画的に対応できるよう求めておきます。  現在、都市計画マスタープランに掲げる土地利用計画の見直しについて、国分寺駅北口周辺エリアのまちづくり、史跡武蔵国分寺跡周辺エリア、第一種低層住居専用地域指定エリア、現況土地利用と指定用途地域に乖離が見られるエリア、恋ヶ窪駅周辺エリアのまちづくりに加え、西国分寺駅北口周辺エリアのまちづくり、都市計画道路国3・4・11号線沿道まちづくりなど、重要なまちづくりが多岐にわたって同時並行で進められています。それぞれのまちづくりにおいては前向きな要素があることは理解していますが、そのスケジュールやスピード感に加え、中身が複雑なことも相まって住民や市民の理解が十分に及ばない中で進められていることに危機を感じています。  具体的には国分寺駅北口周辺エリアのまちづくりにおいて、C地区の住民の方々から商業地域への変更や高さ制限の緩和が行われることについて、住環境の悪化が懸念されるとの指摘が相次いでいるのにもかかわらず、市は都市計画の変更、決定を強行しました。第一種低層住居専用地域指定エリアにおいても、最低敷地面積の考え方について賛否両論ある中で、今年度中に都市計画変更決定を行うというスケジュールを示してしまったがゆえに、逆にそのスケジュール変更によって翻弄されてしまっている市民が少なからず存在しています。史跡武蔵国分寺跡周辺エリアにおいても、ここに来て冒険遊び場プレイステーションの移転問題と相まって、子どもたちの居場所としての活用も強く求められているところです。  いずれにしても、それぞれのエリアにおいて重要なまちづくりが提起されており、地域住民や市民の理解を進めるとともに市民の声を反映するための市民参加のプロセスを丁寧かつ慎重に進める必要があります。その点でこれまでの市の対応について反省すべきところは反省し、修正するべきところは修正して、自治基本条例の精神に基づいた真の市民自治を実現するための立場で進めるよう求めます。  ぶんバス事業については、交通不便地域の解消という目標に到達したという点においては評価したいと思います。今後の展開についてはそれぞれのルートにおける利用者の声をきちんと酌み取り、課題の改善に向けて取り組んでいただく政策にシフトする必要があります。具体的には、これまでも積み残しが発生している東元町ルートのさらなる増便や、このたび東戸倉や東恋ヶ窪の地域を縦断することになった北町ルートの増便とバス停の増設について、前向きに検討するよう求めたいと思います。  防災のまちづくりという点については、ブロック塀の耐震、撤去補助事業について拡充されて取り組んでいることを評価したいと思います。一方で、市民の皆様に全戸配布を行った防災・ハザードマップに複数の誤記があるまま配布してしまった問題については、その後の対応も含めて重大な問題があると指摘しなければなりません。市民の皆様にとって基本的な防災資料であるハザードマップに間違いがあるまま配布してしまうということ自体が重大な問題ですが、その後の対応として記載に誤りがあったことを十分に市民の皆様に周知していないということのほうが極めて重大な問題だと考えます。2月1日号の市報と3月1日号の市報のわずか一部にしか訂正記事を記載していないだけでなく、修正版のハザードマップ本体についてはかがみ文もつけずに、また誤っている修正箇所についても何ら明示していないというのは、行政対応として信じがたい対応であります。しかも修正前の誤記があるハザードマップを廃棄することさえ求めていないという状況であります。こんな状況において、もし大きな災害があった際に市民の皆様がハザードマップに基づいて、ハザードマップを信用して自信を持って確固たる行動がとれると思われるのでしょうか。私はハザードマップの信用性や信憑性が完全に揺らいでしまっていると言わなければなりません。これらの一連の対応を見る限り、市は事の重大性を理解していないのか、はたまたみずからの過ちの責任をとりたくないがゆえに真摯に向き合おうとしていないのかと疑わざるを得ません。改めて市民の皆様に対して早急に事の事情を正確かつ丁寧に説明し、絶対に揺らいではならない確固たる防災基本情報、ハザードマップの信憑性を回復させるよう強く求めたいと思います。  防犯のまちづくりという点では振り込め詐欺、特殊詐欺の手口が巧妙化、かつ多様化してきています。市として市民の命と財産を守る立場であらゆる対策を講じるよう求めます。  生活環境としてカラスのふん対策が課題になっていますが、その住みかになっている日立中央研究所との連携協力によって、ふん害による人的な被害が出ないよう取り組みを求めます。また、犬のふん対策としてイエローチョーク運動を提案させていただきましたが、お隣の小平市に取り組み内容をお聞きいただいて、国分寺市でも積極的に取り組んでいただくよう求めます。  スポーツ施設の拡充について、市民スポーツセンターのバリアフリー化工事に引き続いてけやき運動場の人工芝化、バリアフリー化等の予算が計上されたことは重要であると考えます。ただし、この点においても利用者の方々の声を酌み尽くし、朝や夕方の時間帯における地域住民への開放等について前向きに検討し、利便性が後退することのないように検討するよう求めます。また、引き続き他自治体との広域連携の拡大に加え、学校施設の優先活用等によってスポーツ環境の充実に取り組んでいただくよう求めます。一方で、スポーツ施設の指定管理者が行っている自主事業の講座利用料が値上げされていることについては懸念材料です。多様な専門的な講座を展開していただいていることについては指定管理者のメリットが生かされていると評価いたしますが、あくまでも税金でつくられた公共施設における管理運営であることは指定管理者に対して強調していただきたいと思います。間違っても過大な利益を追求してしまうような公共施設にしてはならない仕組みづくりを求めておきたいと思います。  次に、人事関連や人材活用政策について述べます。有効求人倍率が改善するという前向きな変化が起きている一方で、保育士や介護士、福祉士関連、ファミリーサポート等に携わる人材や保健師、社会福祉士、臨床心理士といった専門職の人材を確保することが非常に困難になっています。人材不足対策を事業者任せにするのではなく、国分寺市として人材を確保する取り組みや養成する取り組みを政策的に検討するよう求めます。あわせて、さまざまな事業においてボランティアのお力をおかりすることも重要になってきていますが、ボランティアの数や団体数を増加させる取り組みも必要になっています。特に学生を中心としたボランティア政策を確立するためにも、これまで求めてまいりましたが有償ボランティア制度の構築や、少なくとも交通費や食事代などを実費支給できる制度を実施するよう求めます。学生の皆さんが国分寺市に誇りや愛着を持っていただくことにつながることになれば、さらなるまちの魅力へとつながっていくことでしょう。  来年度に制度を改正する予定の会計年度任用職員制度について、期末手当が支給されることについては評価しています。一方で、嘱託職員の方々が誇りを持って働ける職場環境をつくるためにも、5年間という有期更新期限を無期更新に切りかえる必要があると考えます。正規職員と同等の職務を担いながら賃金や処遇に格差が存在している中で、今回の改正を現行の制度を下回らないという姿勢で臨むのではなく、より働きやすい処遇へと改善する方向での改正が不可欠になっています。嘱託職員の方はその多くが週35時間以上勤務しており、正規職員の方々と同様にフルタイムに近い働き方をしています。それにもかかわらず、正規職員と同一の週38時間45分間働いていないとフルタイム会計年度任用職員にはなれず、それ以外は全てパートタイム会計年度任用職員にしてしまうというのでは、モチベーションを保つのは困難だと思います。私は基本原則として現行の嘱託職員の方々についてはフルタイム会計年度任用職員に移行できるよう、勤務時間を変更することを求めます。社会的な人材不足の中で、国分寺市のために御尽力いただける志のある人材を確保するために力を注ぐべき時だと思います。人件費をコストカットの対象にしてきた姿勢を転換し、特に不足している部署や分野における人材の確保のために全力を挙げるよう求めます。  次に、人権施策について述べます。LGBT施策として同性パートナーシップ制度の検討が表明されましたが、隣接する国立市が取り組んでいるようにLGBT当事者の方々の意見を踏まえた制度設計にするよう求めます。そして性の多様性を認め合える国分寺市へとさらに前進するためにも、市民的な理解や啓発を一層進めていくためにも、広く市民参加による条例制定に向けて取り組むことも求めます。障害者差別解消条例の必要性も高まっています。障害者施策を一層推進するためにも、まちのバリアフリー化を一層推進するためにも条例の制定は不可欠であり、前向きに検討するよう求めます。これらの方々に加え、外国人の方も含めたマイノリティの方々に向けられたヘイトスピーチやヘイトクライムについては、国分寺市から根絶していかなければなりません。街頭やインターネット上におけるヘイトスピーチに対する対策についても、関係機関と連携して検討するよう求めます。そして一人一人全ての市民の人権を守り、尊重するための取り組みをより一層強化することを求めます。  最後に、国分寺市の最高規範である自治基本条例と日本国憲法に基づいた市政運営について、改めて再確認していただくよう強く求めたいと思います。これまでるる指摘してきたように事実と現実に基づいて市政を運営する上では、市民の皆様や当事者の皆様の声を酌み尽くす市民参加のプロセスは絶対に不可欠となっています。市民参加と市民との協働、そしてそのための情報共有を基本原則に定めた自治基本条例の力が何よりも大事になっています。単なるアリバイづくりとして自治基本条例を利用するのか、それとも真の市民自治を実現するために自治基本条例を縦横に活用するのか、根本的に問われています。私は自治基本条例と日本国憲法に基づき、市民主権、市民参加、市民主体のまちづくりといった基本原則を国分寺市政の大本に据えるよう改めて強調いたしまして、本予算案に対する反対の討論といたします。 291: ◯議長(木村 徳君)  以上で討論を終わります。  これより採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 292: ◯議長(木村 徳君)  賛成多数。よって本案は原案のとおり可決されました。  この際、暫時休憩いたします。                    午後10時53分休憩                    午後11時03分再開 293: ◯議長(木村 徳君)  会議を再開いたします。  ただいま午後11時3分でございます。今会期は本日までであと1時間を切っておりますが、全ての特別会計の討論、採決が残っております。おおむね午後11時45分を過ぎると所定の手続に入らなければいけなくなりますので、討論等を御用意されている方は特段の御配慮をお願いしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第21 議案第2号 平成31年度国分寺都市計画事業国分寺駅北口地区第一種                       市街地再開発事業特別会計予算            日程第22 議案第3号 平成31年度国分寺市国民健康保険特別会計予算            日程第23 議案第5号 平成31年度国分寺市後期高齢者医療特別会計予算            日程第24 議案第6号 平成31年度国分寺市下水道事業特別会計予算            日程第25 議案第4号 平成31年度国分寺市介護保険特別会計予算 294: ◯議長(木村 徳君)  日程第21、議案第2号から、日程第25、議案第4号までを一括議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  予算特別副委員長。                  (8番 及川妙子君登壇) 295: ◯予算特別副委員長(及川妙子君)  議案第2号、平成31年度国分寺都市計画事業国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業特別会計予算から、議案第4号、平成31年度国分寺市介護保険特別会計予算までを5件一括して、予算特別委員会の審査経過及び結果について御報告申し上げます。  本5議案は、2月22日開催の本会議において予算特別委員会が設置され、付託されたものであり、委員会におきましては、3月18日に審査を行いました。  議案の審査に当たりましては、各担当より詳細な説明及び各種資料の提示を受け、各委員より質疑が行われたところでありますが、その内容につきましては、議長以外の議員全員で構成する本委員会において審査しておりますので、省略させていただきます。  次に、委員会の採決に付した結果ですが、5議案全て賛成多数により可決すべきものと決しております。  以上、一括して御報告申し上げます。委員会における慎重審査を踏まえ、議員の皆様におかれましては、適切な賛否の判断を賜りますよう、お願い申し上げます。 296: ◯議長(木村 徳君)  委員長報告に対する質疑につきましては、申し合わせのとおり省略いたします。  これより個別に討論及び採決をいたします。  議案第2号についてお諮りいたします。討論はございますか。                 (「なし」と発言する者あり) 297: ◯議長(木村 徳君)  討論なしと認めます。
     本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 298: ◯議長(木村 徳君)  賛成多数。よって本案は原案のとおり可決されました。  議案第3号についてお諮りいたします。討論はございますか。 299: ◯4番(中山ごう君)  議案第3号、平成31年度国分寺市国民健康保険特別会計予算に反対の立場で討論いたします。  国分寺市では2019年度の国保税を値上げし、国保加入者におよそ1.1億円の負担を押しつけました。こうした値上げを今後3年に一度、計7回繰り返し、およそ8億円の負担を押しつける計画です。今回の質疑、資料請求の結果、滞納世帯の多くは20代か30代、そして年間所得は100万円未満になっていることが明らかになりました。こうした若者が低収入で生活が大変になっているのであれば、国分寺市としては支援していく、支えていくことが本来の役割です。ところが支援ではなく、国保税を値上げして負担をさらにふやすことで、こうした大変な暮らしを余儀なくされている若者に国分寺市が追い打ちをかけております。問題は限られた予算の中でどの政策に優先して予算をつけていくのか、このことは常に市長に問われている問題です。低所得世帯が中心の国保加入者の暮らしを支えるという地方自治体として最も優先度が高いはずの政策が、井澤市長のもとで低くなってしまっていることが問題だと指摘いたします。このことに関して、国に対しては均等割の廃止を求めていますが、国分寺市に対しては子どもの均等割の軽減を早急に具体化することを求めまして反対討論といたします。 300: ◯議長(木村 徳君)  ほかに討論はございますか。                 (「なし」と発言する者あり) 301: ◯議長(木村 徳君)  以上で討論を終了いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 302: ◯議長(木村 徳君)  賛成多数。よって本案は原案のとおり可決されました。  続きまして、議案第5号についてお諮りいたします。討論はございますか。                 (「なし」と発言する者あり) 303: ◯議長(木村 徳君)  討論なしと認めます。  本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 304: ◯議長(木村 徳君)  賛成多数。よって本案は原案のとおり可決されました。  議案第6号についてお諮りいたします。討論はございますか。 305: ◯4番(中山ごう君)  議案第6号、平成31年度国分寺市下水道事業特別会計予算に反対の立場で討論いたします。  本議案には、10月から予定されている消費税の税率引き上げ分に合わせて下水道使用料に係る消費税分を引き上げ、約800万円の増収を見込んでいます。消費税が引き上げになったとしても下水道料金そのものを引き下げて消費税を含んだ市民の負担を変わらないようにする対応が考えられますが、そうした検討を市は一切していません。市民の暮らしや地元企業、個人商店の営業のことも考慮し、消費税引き上げによって負担増とならないよう対応することを求めて反対討論といたします。 306: ◯議長(木村 徳君)  ほかに討論はございますか。                 (「なし」と発言する者あり) 307: ◯議長(木村 徳君)  以上で討論を終了いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 308: ◯議長(木村 徳君)  賛成多数。よって本案は原案のとおり可決されました。  続きまして、議案第4号についてお諮りいたします。討論はございますか。 309: ◯4番(中山ごう君)  議案第4号、平成31年度国分寺市介護保険特別会計予算に反対の立場で討論いたします。  介護保険料は3年ごとの事業計画策定時に決められますが、その際、向こう3年間の介護保険給付サービス費の推計がもとになります。この間指摘を続けているように、2015年の第6期介護保険事業計画では介護保険料を都内平均の3倍近い値上げ幅で値上げをしました。しかしこの当時の推計は非常に乱暴な推計で、市民に必要のない負担が押しつけられたことは明らかです。2018年の第7期事業計画策定ではこのことを反省した上で計画策定するべきでしたが、保険料の値上げし過ぎによって介護保険給付準備基金が2018年度で1億円も積み増しされるなど、再び必要のない値上げが行われたことも明らかです。  また、2019年度の予算の計上も不可解です。2016年度から18年度決算見込みまでの各年度の決算数値での伸び率は、順に1%、2.3%、3.3%となっています。また第7期における推計値では2018年度から19年度の伸び率は3.7%と試算しています。それにもかかわらず、2019年度当初予算では18年度の決算見込みから給付費が8.8%の伸び率となっています。このことについて確認したように、ベースとなる数値は2018年度決算見込みです。この決算見込みから8.8%もの伸び率となる予算計上の計算方法では、2019年度に行われる第8期事業計画で三たび必要のない負担増が行われてしまうことを危惧しています。これまでの、そして今回の指摘を受けとめていただき、より適正な推計となるよう見直すことを求めまして反対討論といたします。 310: ◯議長(木村 徳君)  ほかに討論はございますか。                 (「なし」と発言する者あり) 311: ◯議長(木村 徳君)  以上で討論を終了いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 312: ◯議長(木村 徳君)  賛成多数。よって本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第26 議案第25号 平成31年度国分寺市一般会計補正予算(第1号) 313: ◯議長(木村 徳君)  日程第26、議案第25号を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  補正予算審査特別委員長。                  (5番 丸山哲平君登壇) 314: ◯補正予算審査特別委員長(丸山哲平君)  議案第25号、平成31年度国分寺市一般会計補正予算(第1号)について、補正予算審査特別委員会の審査模様を御報告いたします。  本案は、歳入歳出予算の総額461億2,510万6,000円に歳入歳出それぞれ7億2,001万1,000円を追加し、その総額を歳入歳出それぞれ468億4,511万7,000円といたしたいというものでございます。  主な内容といたしましては、歳入においてプレミアム付商品券売上金4億円等の増額を行い、歳出においてはプレミアム付商品券事業に要する経費6億6,395万円等の増額を行いたいというものでございます。  委員会では、財政課から一括で本案の説明が詳細になされた後、委員による多くの質疑が行われております。なお、採決に先立ち、賛成の立場から討論がなされていることを申し添えます。  慎重な審査の後採決を行いましたところ、全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しております。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 315: ◯議長(木村 徳君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。                 (「なし」と発言する者あり) 316: ◯議長(木村 徳君)  質疑なしと認めます。  討論を省略いたします。  これより直ちに採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。                    (賛成者起立) 317: ◯議長(木村 徳君)  全員賛成。よって、本案は原案のとおり可決されました。     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第27 閉会中の継続審査について 318: ◯議長(木村 徳君)  日程第27、閉会中の継続審査についてを議題といたします。  お手元に配付いたしました閉会中継続審査申出等一覧の記載案件については、閉会中審査することを認めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                (「異議なし」と発言する者あり) 319: ◯議長(木村 徳君)  御異議なしと認めます。よって閉会中の継続審査について認めることに決しました。               各委員会の閉会中継続審査申出等一覧 総務委員会 ┌────────┬────────────────────────────┬──────┐ │  種   別  │        件           名        │ 付託年月日 │ ├────────┼────────────────────────────┼──────┤ │  調   査  │行政改革について                    │ H29.6.1 │ └────────┴────────────────────────────┴──────┘                                閉会中審査予定  未   定 厚生委員会 ┌────────┬────────────────────────────┬──────┐ │  種   別  │        件           名        │ 付託年月日 │ ├────────┼────────────────────────────┼──────┤ │  調   査  │地域福祉計画について                  │ H30.10.1 │ │ 陳情第30-5号 │通学において移動支援を利用できるようにすることを求める陳│ H30.12.5 │ │        │情                           │      │ └────────┴────────────────────────────┴──────┘                                閉会中審査予定  未   定 建設環境委員会 ┌────────┬────────────────────────────┬──────┐ │  種   別  │        件           名        │ 付託年月日 │ ├────────┼────────────────────────────┼──────┤ │  調   査  │都市計画マスタープランに掲げる土地利用計画の見直しについ│ H29.6.1 │ │        │て                           │      │ │ 陳情第30-6号 │国3・2・8号線(新府中街道)の総合的安全対策に関する陳│ H30.12.21 │ │        │情                           │      │ └────────┴────────────────────────────┴──────┘                                閉会中審査予定  未   定 文教子ども委員会 ┌────────┬────────────────────────────┬──────┐ │  種   別  │        件           名        │ 付託年月日 │ ├────────┼────────────────────────────┼──────┤ │  調   査  │子育て・子育ちいきいき計画について           │ H29.6.1 │ └────────┴────────────────────────────┴──────┘                                閉会中審査予定  未   定
    議会運営委員会                                閉会中審査予定  H31.4.2 国分寺駅周辺整備特別委員会                                閉会中審査予定  未   定 公共施設等総合管理特別委員会                                閉会中審査予定  未   定     ────────────────── ◇ ──────────────────            日程第28 議員派遣について 320: ◯議長(木村 徳君)  日程第28、議員派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。会議規則第165条の規定により、閉会中において議員派遣を行う必要が生じた場合、派遣の目的、場所、期間その他必要な事項については議長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                (「異議なし」と発言する者あり) 321: ◯議長(木村 徳君)  御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。     ────────────────── ◇ ────────────────── 322: ◯議長(木村 徳君)  以上で本定例会の会議に付議された事件は全て終了いたしました。  ここで、3月末日をもって退職される皆様に一言御挨拶を申し上げます。  この議場においでになられます大澤建設環境部長、佐藤西国分寺駅等周辺整備担当部長ほか、退職される職員の皆様方におかれましては、大変長い間国分寺市政発展のために御尽力いただきましたことを、心より感謝、御礼を申し上げます。  今後とも健康に御留意され、その経験を生かし、後輩の育成や市政の発展のために一層御協力いただきますよう心からお願い申し上げます。  本当に長い間、お疲れさまでございました。ありがとうございました。  以上で平成31年国分寺市議会第1回定例会を閉会いたします。                    午後11時17分閉会     ────────────────── ◇ ────────────────── 323: ◯議長(木村 徳君)  皆様、少々お待ちください。  ただいま閉会を宣言させていただきましたが、この時間でございますので簡単に、私、議長と、田中副議長から一言ずつこの2年間のお礼の御挨拶をさせていただきたいと思いますので、まず、副議長からよろしくお願いいたします。自席でお願いします。 324: ◯副議長(田中政義君)  副議長の田中でございます。就任のときに挨拶で固まってしまってから、それがきのうのことのように思われるほどあっという間の2年間であったなと思っております。  木村議長を、私自身どれぐらいサポートできたのか、またお支えできたのか、わかりません。本当にいつも教わることばかりでありました。ただ、国分寺市議会を代表する相方として一緒に仕事をさせていただくことができたことは、本当にたくさん自分自身の勉強にもなりましたし、今後もこの経験を生かしていきたいと強く思っているところでございます。  議会の議員の皆様、行政の皆様、そして多くの市民の皆様にお支えいただいたおかげで2年間務めることができたと心から感謝と御礼を申し上げまして、意を尽くせませんが、私からの感謝と御礼の言葉とさせていただきたいと思います。2年間、本当にありがとうございました。 325: ◯議長(木村 徳君)  では、私のほうからも一言、簡潔にお礼の御挨拶を申し上げたいと思います。  まず、2年間、本当に私の運営に拙いところも多々ある中で、皆さんに本当に御協力いただき、またお支えいただいてきょうを迎えることができたと思っております。まずもって御礼を申し上げます。ありがとうございます。  この2年間、さまざま新しい取り組みを皆様方に御提案させていただいたり、あるいは時には議会の中で紛糾してもめる中で、皆様方の間に立ちながら調整させていただいたり、さまざまなことが今頭をよぎっております。そうした中でも、最後は皆様方の御協力によって結論を得たり、あるいは次の任期に送られるものもありますけれども、それも第一歩を示せたものも多々あったわけでございまして、これから我々議会そのものが任期満了を迎えて、新しいメンバーで5月からスタートを切るわけですが、今までのこの2年間の取り組みというものは、次なる議会の少しでも糧になっていけばなと、このように思っております。  行政の皆様方におかれましても、本当に多くの御協力、お支えをいただいて、この議会を運営できてきたと思っております。本当に議会と行政は車の両輪という言われ方もしますけれども、この議長の席に座っておりますと、その感覚というのを非常に痛感しておりました。議会が変わって、また議長がかわっても、ぜひ議会との信頼関係を大事にしていただきたいなと思っております。  先ほど、副議長から私に対して言及するお言葉もありました。本当に支えていただいておりました。ありがとうございます。昨年10月におやめになった議会運営委員会のなおの前委員長、そして今の木島委員長、そして高瀬副委員長、この議会運営をつかさどる、今申し上げた方々には、特に日常の議会運営の打ち合わせも含めてお世話になりました。さまざま期数も違いますし、そして年齢、党派も違うわけですけれども、そうした中で培われた人間関係、信頼関係というものは私の本当に宝であり、財産であると思っております。  私自身も含めてですけれども、ぜひ来月の選挙に臨まれる皆様方におかれましては、すばらしい結果が得られるように御祈念を申し上げますと同時に、最後になりますけれども、須崎議員、そして秋本議員におかれましては、今期で御引退を御表明されていらっしゃいます。本当にこれまでの議員生活の中でさまざまな御活躍、そしてこれからの次なる人生もすばらしいものになりますことを御祈念申し上げたいと思います。本当にお疲れさまでした。  そして皆様、本当にどうもありがとうございました。 発言が指定されていません。 Copyright © Kokubunji City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...