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  1. 日野市議会 2018-09-28
    平成30年第3回定例会(第7日) 本文 開催日: 2018-09-28


    取得元: 日野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時16分 開議 ◯議長(西野正人君)  本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員、24名であります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2 ◯議長(西野正人君)  日程に入る前に、議会運営委員長から報告があります。     〔議会運営委員長 登壇〕 3 ◯議会運営委員長(池田利恵君)  おはようございます。  それでは、御報告を申し上げます。  8月28日までに議長に提出された意見書案は2件です。仮受付第2号、集団的自衛権を認める憲法改正に反対する意見書案及び仮受付第3号、オスプレイ10月横田基地配備の撤回を求める意見書案は成案となりませんでした。  以上、御報告を終わります。 4 ◯議長(西野正人君)  これをもって議会運営委員長の報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 5 ◯議長(西野正人君)  これより議案第69号、平成30年度日野市一般会計補正予算(第3号)の件を議題といたします。  本件については3常任委員会に分割付託いたしておりますので、順次審査報告を願います。  企画総務委員長審査報告を求めます。     〔企画総務委員長 登壇〕 6 ◯企画総務委員長峯岸弘行君)  議案第69号、平成30年度日野市一般会計補正予算(第3号)のうち、企画総務委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、市役所のハラスメントの問題の状況と概略を問う。2、前年度繰越金の要因とその9割を臨時財政対策債の減額と基金積立金に充てた理由について問う。3、オレオレ詐欺被害に関しての件数、総額の推移、被害者の特徴について問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、利便性が高い商業施設に期日前投票所を設置することは、評価できる。さらなる投票率の向上を期待する。賛成。2、前年度繰越金の取り扱いについては、毎回指摘しているが、切実な市民の要求に少しでも応えることが大事である。反対などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。
     よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 7 ◯議長(西野正人君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 8 ◯議長(西野正人君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって企画総務委員会関係審査報告を終わります。  次に、民生文教委員長審査報告を求めます。     〔民生文教委員長 登壇〕 9 ◯民生文教委員長(奥住匡人君)  議案第69号、平成30年度日野市一般会計補正予算(第3号)のうち、民生文教委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、助産施設において、対象者は何人ふえたのか。また、利用者は経済的な理由で利用しているのか。2、民間保育園のゼロ歳から5歳児の年齢別で、何人定員がふえたのか。また、定員がふえたうち、緊急1歳児預かり事業は対象外なのか。3、特別養護老人ホーム浅川苑の土地は、市が貸しているのか。また、土地使用料は何年前にさかのぼって支払うのか。4、駅伝大会出場者にユニホームと同様、コートも購入できないのか。5、課税事務分析業務委託料業務内容とスケジュールについて問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、特別養護老人ホーム浅川苑が安定的な経営となるように、市としてどのように援助していくのか、今後も検討してほしい。賛成。2、課税事務は、業務が煩雑でかつ個人情報を扱う業務であるため、民間委託ではなく職員で対応すべきである。反対などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 10 ◯議長(西野正人君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 11 ◯議長(西野正人君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって民生文教委員会関係審査報告を終わります。  次に、環境まちづくり委員長審査報告を求めます。     〔環境まちづくり委員長 登壇〕 12 ◯環境まちづくり委員長(中野昭人君)  議案第69号、平成30年度日野市一般会計補正予算(第3号)のうち、環境まちづくり委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、土方歳三没後150年PR事業の実施のきっかけや背景について問う。2、多摩平一丁目9番地マンション再生まちづくり計画策定業務について、現段階での住民への説明は、どの程度行われているのか進捗状況を問う。3、程久保まちづくり事務所トイレ設置工事について、まちづくり事務所はそもそもなぜ設置されたのか問う。4、程久保五丁目重点まちづくり計画調査業務における新火葬場建設構想に当たり、反対している地権者の中には、今後の協議内容や条件によって認める考えの方もいるのか、状況について問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、広報で土方歳三没後150年の特集号を掲載予定ということだが、外国人用に英語版を作成するなど発信の工夫をしてほしい。賛成。2、程久保五丁目重点まちづくり計画における新火葬場建設について、白紙に戻し、市民全体での協議が必要。反対。3、マンション再生事業の計画について、住民の期待も大きく、住民の方々と合意形成を図ってほしい。賛成。  審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 13 ◯議長(西野正人君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 14 ◯議長(西野正人君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって環境まちづくり委員会関係審査報告を終わります。  各委員長報告について御意見があれば承ります。白井菜穂子議員。 15 ◯6番(白井菜穂子君)  議案第69号、平成30年度日野市一般会計補正予算(第3号)に賛成の立場から意見を述べさせていただきます。  民生文教委員会付託分処理困難物等収集運搬処分業務委託料1,195万5,000円が計上された件についてでございますが、これは資源物買い取り価格の下落のみならず、現行のごみ分別方法も要因の一つだと認識しております。  ごみの処理というのは手間と経費がかさみます。資源物リサイクルだけでも、毎年約7億円。今後は、リサイクルを進めていくことで、さらに増大が見込まれます。  また、市場の動向により経費が右肩上がりにならないとの保障もありません。それを最小限にするためには、適切な分別、そして何よりごみそのものを減らしていかなくてはなりません。  日野・生活者ネットワークは次世代のための持続可能なまちづくりのために、市民・事業者と共に、ゴミを出さない多様な仕組みをつくります。と政策に掲げ活動しております。  深刻な問題となっているマイクロプラスチックによる環境破壊を食いとめるために、世界も脱プラスチックを目指す方向に向かっています。  市長も今月1日号の広報ひので、市も地球環境問題としての使い捨てプラスチック問題に対処していきますと述べられています。  日野市では、2020年よりプラスチック類分別収集して資源化するに当たり、その分別収集方法について日野市廃棄物減量等推進審議会への諮問及びその分別収集に対するパブリックコメントを現在実施中です。  諮問内容に反対するものではありませんが、発生抑制、発生回避の観点から、私たちは、プラスチック類ごみ収集回数は月2回、プラスチック類ごみ用指定収集袋は、不燃ごみ用とは別に資源物用として透明に、そして分別が不十分なものは収集しないという方針が望ましいと考えます。ぜひ御検討いただければと思います。  また、運用開始後の半年、1年ごと定期的見直しを図っていただきたいことも申し添えさせていただきます。  プラスチック類分別収集に関して、日野市は出おくれた形となりました。だからこそ、第2次ごみ改革を成功させるためには、脱プラスチックへの具体的な道筋を示す必要があります。そして、常に市民にわかりやすく丁寧に、たとえ負の側面であっても、つまびらかに情報を提供することで、ともに取り組むべき方向性、課題を共有できるものと考えます。  10年後、20年後のあるべき姿を見据えて、日野市の第2次ごみ改革がよい形でスタートを切れることに期待を寄せ、意見とさせていただきます。 16 ◯議長(西野正人君)  近澤美樹議員。 17 ◯8番(近澤美樹君)  日本共産党日野市議団を代表して、議案第69号に、反対の立場で意見を申し上げます。  反対の理由は3点あります。  1点目は昨年度決算繰越金の処理について、2点目は課税事務分析業務委託料について、3点目は新火葬場候補地を前提、目的とした重点まちづくり計画に関する予算について、いずれも認められるものではありません。  ここでは、3点目の新火葬場候補地を前提、目的とした重点まちづくり計画に関する予算についての反対意見を詳細に述べさせていただきます。  この間、日野市は新火葬場建て替え候補地を程久保五丁目地域に絞り込み、地権者、住民への説明会を開き、何度となく話し合いを重ねてきましたが、その段階で市が有力候補地と考えていた地権者の方からは、反対だと明確に意思表示がされていました。  それでも市は、新市営火葬場基本構想の策定を進め、その中で反対の意思を示している地権者の方の土地を地図上で指し示し、この土地を望ましい候補地としました。  その結果、当該地権者の方は、反対だと意思表示をしていたにもかかわらず、基本構想までつくって押しつけてきている日野市に対し、怒りと行政不信を募らせるという事態に陥りました。  本補正予算の程久保五丁目重点まちづくり計画調査業務は、計画に反対している地権者の土地を最適地とする基本構想を、さらに前へと進めるものです。  なぜ地権者の怒りの火に油を注ぐような、このような進め方をするのか、本当に理解に苦しみます。とても容認することはできません。  以下、さらに3点問題点を指摘いたします。  第1に、まちづくり条例に根拠を持った市主導の重点まちづくり計画の策定を進めることは、反対している地権者の理解や同意を得るどころか、怒りに拍車をかけ、さらに深刻な行政不信を招くことになるということです。  条例に位置づけを持った計画の策定で、既成事実を積み重ね、外堀を埋めることによって、当人を諦めさせて同意を得ようと考えているとしたら、とんでもない誤りです。それは、行政の堕落そのものであり、同意を得るどころか破綻を招くばかりです。  第2に、この新火葬場建設問題は、その候補地の地権者との協議による同意、合意が整わなければ一歩も進まず行き詰まってしまう問題であるにもかかわらず、これ以外の方策や対応策について全く考えようともせず、突き進んでいるという問題です。  先々想定される火葬場の不足問題を本当に解決しようと考えるならば、市民的に情報を共有し、幾つかのリスクや困難も想定して、そのための対策を整えて合意をとりながら進めることが、当然求められます。そうした態度こそ、責任ある行政のとるべき態度だと考えます。  この道しかないとばかりに、地権者の合意がとれなかった場合のことを考えない政治こそ、無責任とのそしりを免れ得ないと考えます。  第3に、火葬場のような、いわゆる迷惑施設の建設を検討する場合に求められる住民自治という大原則、すなわち地方自治体は、住民の意思と責任で運営されるという地方自治の大原則が全く欠落しているということです。  具体的には、市民全体に火葬場問題で今後想定される課題について情報を発信し、広く市民の参加で幾つかの対応策を持って事に当たるという点が、全く欠落しています。  程久保五丁目の一部の住民、一部の地権者との話し合いだけで解決できると考えている姿勢そのものが、住民自治を軽んじ、ないがしろにした態度だと言わざるを得ません。  以上踏まえ、この問題の打開、解決へ、以下3点を提案いたします。  一つは、今からでも火葬場問題に対する市民参加による検討会を設置するとともに、全市民的な検討を進めるために、中学校区レベルなどでの住民説明と意見交換の場をつくって検討を行うこと。  二つ目は、火葬場を建設する場合の候補地を、現在の法規、条例を踏まえた候補地と、条例を改正した場合に可能となる候補地、そして火葬場そのものを建設しないで進んだ場合の想定される火葬までに要する日程上、またコスト上、こうしたリスクなども示して、全市民的な協議を進めること。  三つ目に、程久保五丁目地域での住民、地権者との協議も、そうした市民的な検討と選択肢の一つとして、真摯に丁寧に進めていくこと。  以上の3点を提案するものです。  現在の新火葬場問題の核心は、どんなに強行したとしても、土地の所有権を強権的に奪い取るということはできないということです。強引に事を進めようとしても、地権者の怒りと不信を広げている、これほど愚かなことはありません。市民を信頼し、住民自治の尊重という大原則に立ってこそ、解決策、打開策も開けてくると考えます。  以上、議案第69号に対する意見といたします。 18 ◯議長(西野正人君)  奥野倫子議員。 19 ◯17番(奥野倫子君)  保育園の待機児解消予算空き家等対策経費など、市民生活を応援する多くの項目が含まれている本補正予算に対して賛成をさせていただきます。  ただし、常任委員会においては、本予算に含まれる火葬場建設に当たっての調査委託料や第5次行革に基づく市民窓口課民間委託に関する費用に関して議論となりましたので、その2点について、私の考えを申し述べさせていただきます。  まず、市の職員以外の人間を窓口に配置する問題について述べます。  市民窓口課の業務を民間委託するに当たっては、指揮系統を別にしなければならないという矛盾を抱えており、業務は、かえって煩雑化することとなります。  先進自治体で起きている事象を見るにつけても、業務を細分化することによって、市の職員自身の公僕意識の低下を招いたり、セキュリティーの脆弱化をもたらしたりすることが危惧されるところです。その弊害よりも人件費削減のほうを優先するような市政運営では、いずれ個人情報の流出、漏えいという深刻な事態を招きかねず、市民に甚大な損失を与えかねません。  市民窓口業務民間委託を実行に移すことについて、反対いたします。  次に、現在、市が程久保五丁目の皆さんと進めている火葬場建設を含めたまちづくり協議に関して、意見を述べます。  火葬場の建設に当たっては、条例を改正することによって、ほかにも幾つか候補地を選定することが可能となります。その上で、市民にどちらがよいかを投げかけて、最初から全市民が参画して検討する形で選定していくべきというのが、もちろんのこと正論です。正論に決まってはおりますが、日野市の地図を見回してもわかるとおり、条件に適合する土地は皆無と言えます。(「そうだ」と呼ぶ者あり)  クリーンセンターのように公有地であれば、周辺住民が反対したとしても、今、市がやっているように強引に押し通すということもできるにはできますが、そのような公有地はどこにもありませんから、大規模に農地を潰すか、グラウンドや公園を潰す以外にあり得ません。  その場合も、農家への廃業補償や公園、グラウンド利用者への代替地補償が難航することは必至と言えます。また、関係する地権者や周辺住民の数の多さを考えたときに、各地で大騒ぎとなることは間違いなく、どの場所も可能性は限りなくゼロに近いと言わざるを得ません。  でも、最終的には、そうなった場合は、もう日野市中が大騒ぎになったとしても、やっぱり全住民で解決していかなきゃいけないわけですけれども、今のところはそういう状況です。  そしてその場合も、やはり、現在話し合いを進めている最も最適だと思われる地域において、まず地権者の合意を丁寧に取りつけることを前提にして協議を進めるほうが、はるかに効率的であり、かつ最も無難であると考えます。  現段階では、まだ市の描く構想についてイメージを明確化していただいている段階であり、全地権者からの同意は得られていないようですが、ぜひ丁寧に話を進めていただきたいと思います。  この場所が決裂した場合は、先ほども申し上げたとおり、極めて困難な状況に立ち至りますし、かつ地権者の合意が得られなければ、手も足も出ないわけですから、ごみ広域化のときのように、住民を押さえつける強引かつ傲慢な手法では、絶対に成功しないものと、くぎを刺しておきたいと思います。  市内にある何カ所かの候補地を全市民に対して提示した上で、市民的議論と検討のもとで選定してもらうという手法は、今、進めているこの協議が無念にも決裂した後に、初めて行われる手順であると思います。  なので、イメージがより鮮明となるための調査費用の補正予算における上程に対しては、私は反対することはいたしません。  が、しかし、決定先にありきで外堀を埋めて、反対者が従わざるを得なくしていくという、権力行政だけは、くれぐれも避けていただきたいと思います。  また、本当に成功させる気があるのであれば、地権者の反対があっても決してリセットしないで進めていくんだと、委員会答弁をしたクリーンセンターにおける強引な手法を踏襲している環境共生部、ここから担当部署変えるぐらいの市長の英断を持って、そして、かつ絶対に無理強いしないというやり方で、市民のために何としても成功させていただきたいと思います。  最後にもう一言申し添えます。賛成するに当たり、もう一言申し添えさせていただきます。  日野市は毎年のように30億円近い余剰金を出しつつ、29年度においても、そのうちの約18億円、すなわち3分の2に当たる分を基金に積み立ててしましました。こうした日野市のやり方については、市民生活の喫緊の課題を放置するものであり、単年度決算という会計スタイルからも許されるものではありません。  市政運営のあり方については、その転換を求めた上で、本補正予算に賛成とさせていただきます。 20 ◯議長(西野正人君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 21 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する各委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 22 ◯議長(西野正人君)  挙手多数であります。よって議案第69号の件は、原案のとおり可決されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 23 ◯議長(西野正人君)  これより議案第75号、平成30年度日野市一般会計補正予算(第4号)の件を議題といたします。  本件については、2常任委員会に分割付託いたしておりますので、順次審査報告を願います。  企画総務委員長審査報告を求めます。     〔企画総務委員長 登壇〕
    24 ◯企画総務委員長峯岸弘行君)  議案第75号、平成30年度日野市一般会計補正予算(第4号)のうち、企画総務委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 25 ◯議長(西野正人君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 26 ◯議長(西野正人君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって企画総務委員会関係審査報告を終わります。  次に、環境まちづくり委員長審査報告を求めます。     〔環境まちづくり委員長 登壇〕 27 ◯環境まちづくり委員長(中野昭人君)  議案第75号、平成30年度日野市一般会計補正予算(第4号)のうち、環境まちづくり委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、ブロック塀等安全対策事業経費の生け垣の設置については、減少傾向にあると聞いているが、減少の理由について問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほど、お願いいたします。 28 ◯議長(西野正人君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 29 ◯議長(西野正人君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって環境まちづくり委員会関係審査報告を終わります。  各委員長報告について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 30 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する各委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第75号の件は、原案のとおり可決されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 32 ◯議長(西野正人君)  これより議案第70号、平成30年度日野市介護保険特別会計補正予算(第1号)、議案第71号、平成30年度日野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 33 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  民生文教委員長審査報告を求めます。     〔民生文教委員長 登壇〕 34 ◯民生文教委員長(奥住匡人君)  それでは民生文教委員会に付託されました2議案につきまして、審査経過並びにその結果を申し上げます。  まず、議案第70号につきまして御報告申し上げます。  補正額は、歳入歳出それぞれ2億1,617万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を136億6,832万6,000円とするものです。  歳入につきましては、繰入金などを増額するものです。  歳出につきましては、総務費、基金積立金、諸支出金などを増額するものです。  主な質疑といたしましては、1、介護認定調査員は何人ふえたのか。また、調査員1人が対応する件数は何件かでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第71号につきまして御報告申し上げます。  補正額は、歳入歳出それぞれ1億656万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を43億322万2,000円とするものです。  歳入につきましては、雑入、前年度繰越金及び国庫補助金を増額するものです。  歳出につきましては、広域連合負担金及び一般会計への繰出金などを増額するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上2件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 35 ◯議長(西野正人君)  これより議案第70号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯議長(西野正人君)  なければ、次に議案第71号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 37 ◯議長(西野正人君)  なければ、これをもって本2件の質疑を終結いたします。  議案第70号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 38 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 39 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第70号の件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第71号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 40 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 41 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第71号の件は、原案のとおり可決されました。  これをもって民生文教委員会関係審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 42 ◯議長(西野正人君)  これより議案第60号、平成29年度日野市一般会計決算の認定の件を議題といたします。  一般会計決算特別委員長の審査報告を求めます。     〔一般会計決算特別委員長 登壇〕 43 ◯一般会計決算特別委員長(近澤美樹君)  平成29年度一般会計決算特別委員会の審査報告を申し上げます。  一般会計決算特別委員会の日程は、9月19日、20日、21日の3日間開催され、平成29年度決算に対し、延べ37名の委員から質疑や行政への提言、指摘が行われました。  議案審査に入る前に委員長、副委員長の互選が行われ、委員長には私、近澤美樹、副委員長には大塚智和委員が当選いたしました。  決算の審査に当たり、委員の皆様には、長時間にわたりお疲れさまでした。おかげさまをもって慎重審査ができましたことに対し、敬意を表するとともに、資料の提出や誠意を持って決算内容の説明に当たられた市長初め関係各位に対し、厚くお礼を申し上げる次第であります。  委員会の冒頭に、審査方法及び審査日程を協議し、審査に入りました。  初めに、歳入の決算額662億6,788万2,209円の内容説明がございました。  その後、2名の委員から質疑が行われました。  主な質疑は、次のとおりでございます。  1、市民の雇用状況を市はどのように捉えているか。2、繰入金の考え方と予算現額の乖離を問う。  以上が、歳入全般の決算の審査状況でございます。  次に、歳出の決算額633億2,811万5,897円の審査に入りました。  歳出のうち議会費、総務費の歳出の内容説明があり、その後、6名の委員から質疑が行われました。主な質疑は、次のとおりでございます。  1、ふるさと納税委託料の費用対効果を含め、再検証が必要と考えるが見解を問う。2、東日本大震災被災地石巻市への派遣職員の現状を問う。3、平和派遣事業に応募した子どもの人数と前年度の比較について問う。4、手数料、使用料等検討委員会について、北川原公園の駐車場有料化、プラスチックごみ回収についての手数料は、29年度に議論されたのか。5、日野市認知度等調査業務について、日野市はこれから住んでみたい地域の24区市中19位であったが、この結果をどのように受けとめ、また今後どのような事業を考えているか。6、窓口業務改革事業について、拡大した部分はどこなのか。  以上が、議会費、総務費の審査状況でございました。  次に、民生費の審査状況でございますが、8名の委員から質疑が行われました。主な質疑は、次のとおりでございます。  1、しんめい児童館について、どのように民営化されたのか問う。2、家具転倒防止器具設置業務についての、配布状況を問う。3、日野市・八王子市共同事業実行委員会の事業内容について問う。4、在宅で人工呼吸器を使用されている方の状況を把握しているか。5、就労支援事業経費について、障害者の就労について市の見解を問う。6、旭が丘地区センターにおける、運用後の利用者の声はどのようなものがあったか。7、多摩南部成年後見センターの利用状況と利用方法について問う。8、生活保護ケースワーカーの配置について、29年度の配置状況と30年度の配置はどのようになっているか。  以上が、民生費の審査状況でございます。  次に、衛生費、労働費の審査状況でございますが、5名の委員から質疑が行われました。主な質疑は次のとおりでございます。  1、猫避妊去勢手術について、受けられる範囲を見直すべきではないか。2、航空機騒音測定器設置に関する根拠、財源、内容を問う。3、乳幼児健診事業の受診に際し、生活・保健センターの駐車台数の不足について、市の見解を問う。4、PCB、市内公共施設の検査は行われているのか。5、火葬場の用地選定について、報告書の「B地で、地権者だけでなく、一部の関係者の同意が必要」とあるが、どのような同意が必要なのか。  以上が、衛生費、労働費の審査状況でございます。  次に、農業費、商工費、土木費、消防費の審査状況でございますが、7名の委員から質疑が行われました。主な質疑は、次のとおりでございます。  1、日野宿交流館の、雨漏り修繕の見通しを問う。2、日野駅ホームドア設置について、努力してもらいたいが、市の見解を問う。3、紫波町との関係が29年度、どのように発展してきたのかを問う。4、都市農業活性化支援におけるみなみの恵みの29年度実績を踏まえて、市が感じている可能性を問う。5、防災兼用農業用井戸の設計強度について問う。6、雨水浸透設置事業について、雨水タンク助成についても検討はしているのか。7、空き家等対策事業について、29年度の実績を問う。  以上が、農業費、商工費、土木費、消防費の審査状況でございます。  次に、教育費、公債費、諸支出金、予備費の審査状況でございますが、4名の委員から質疑が行われました。主な質疑は、次のとおりでございます。  1、ひのっちの運営体制を問う。2、学童クラブにおいて、未耐震の施設の耐震化は、どこまで進んだのか。3、部活動への支援における、交通費、道具類など、中学校部活動にかかる個人負担費用助成制度の検討について、市の見解を問う。4、三沢中、四中のリソースルーム開設計画を問う。  以上が、教育費、公債費、諸支出金、予備費の審査状況でございます。  次に、決算全体に及ぶ総括質疑が5名の委員から行われました。主な質疑は、次のとおりでございます。  1、新市営火葬場基本構想について、A地の地権者の方の同意をどのように得るのか。2、自治会加入率の向上について、市としてどのようなことをすべきと考えているか。3、北川原公園のクリーンセンター専用路の閉鎖している時間に、B3スポーツなどスポーツでの活用、防災面で防災訓練などの場として活用はできないか。4、障害者雇用促進援助金の制度の目的を問う。5、29年度、庁内における安全、または防犯対策事業があったか。また、制圧する装備、対応のマニュアル、訓練に関して、市の見解を問うでございます。  その後、決算に対する意見は、本会議において各会派代表等によって行うことに決定し、採決に入り、挙手多数で議案第60号、平成29年度日野市一般会計決算は、認定すべきものと決しました。  以上でございます。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 44 ◯議長(西野正人君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 45 ◯議長(西野正人君)  なければ、質疑を終結いたします。
     本件について御意見があれば承ります。峯岸弘行議員。     〔11番議員 登壇〕 46 ◯11番(峯岸弘行君)  公明党を代表し、平成29年度日野市一般会計決算に対し認定する立場で意見を申し述べます。  まず、平成29年度の国内景気の動向は、雇用・所得環境の改善が続く中で緩やかに回復し、国税収入も前年比を上回る水準となりました。  施策の推進に当たっては、市の主要方針である2020プラン後期基本計画とまち・ひと・しごと創生総合戦略を中心に、当面する多様な行政課題に積極的に対応されました。それでは、平成29度日野市一般会計歳入歳出決算について、意見を申し述べます。  歳入決算額は、687億9,301万円で前年度比0.01%の減。歳出総額は655億8,468万円で前年度比1.1%減と、歳入歳出ともに減少しました。形式収支は32億833万円と、昨年に引き続き大幅に黒字となりましたが、今後は、2025年問題、2040年問題という言葉に象徴されるように、人口減少、高齢化がさらに進み、税収の減少、社会保障関連経費の増大、公共施設の老朽化に伴う更新費用の増大など、将来に向けて財政状況が一層厳しくなることが予想されます。  このようなことを念頭に置きながら、歳出につきまして、主な項目について順次述べていきたいと思います。  まずは、総務費についてです。  振り込め詐欺防止対策で自動電話録音機500台を購入されたことを高く評価します。  次に、街灯防犯カメラ設置事業については、市民の安全安心と犯罪防止のために、平成29年度には多摩モノレールの甲州街道駅、日野駅、程久保駅、多摩動物公園駅に、京王線では平山駅、南平駅に設置され、小学校の通学路には5校に5台ずつ設置をされ、今年度末までに市内の全ての鉄道の駅前と、全ての小学校の通学路への設置が完了します。今後は、大きな公園や自治会の防犯カメラ設置のための補助金支援も着実に進めてください。  また、シティーセールス事業経費では、日野市認知度等調査を実施され、今後の日野市の目指すべき方向性を明確化でき、成果を上げられました。  また、産学官連携事業経費では、平成28年度から、高齢化が進むUR高幡台団地の高齢者支援のために、連携協定を結ぶ明星大学の学生のシェアハウスを支援し、3年間の事業を始められました。事業は、今後もさらに3年間の事業の継続を通して、より実りある成果につなげてください。  また、窓口業務改革事業経費では、窓口業務の民営化を通じて、より市民サービスの拡充につながったことを高く評価します。  続いて、民生費についてです。  新たな事業となった、ひとり親家庭家賃補助制度や生活困窮者自立支援事業の学習等支援事業、ほっともは、高幡地区、栄町地区に加えて南平地区へと3カ所目が増設されたことを高く評価します。  今後、全中学校区への開設及び事業の広報周知に注力し、支援を必要としている家庭に情報が着実に届くように御努力をお願いします。  また、公明党が予算要望しておりました就学援助費の小・中学校の入学前の支給の実施も高く評価いたします。  認知症高齢者支援事業経費では、年々増加する徘回高齢者対策として、小・中学生を対象とした認知症サポーター講習会や、全市一斉の徘回高齢者訓練の実施も御検討ください。  また、地域包括システムの中でフレイル予防という新しい視点を入れていただくよう要望しておきます。  子ども医療費助成事業経費では、所得制限はあるものの、高校生以下まで医療費の無償化の対象を拡充されたことは、高く評価します。地域子ども家庭支援センター経費については、児童虐待の防止や早期発見に、今まで以上に児相や警察との連携を強化し、あらゆるアンテナを張って、子どもたちの命を守るためのネットワークづくりをお願いします。  待機児童解消については、新事業として保育士確保のための保育従事職員宿舎借上支援事業や、保育士の負担軽減のための保育所等におけるICT化推進事業を評価します。  また、平成31年度末に待機児童ゼロを目指して、五つの保育園の新設と、二つの小規模保育事業整備事業についても高く評価します。  来年度以降は、保育需要に留意しながら、さらなる保育園の新設支援の必要性について、御検討をお願いします。  児童館事業経費では、しんめい児童館で初の民間委託を行いました。今後の行革を目指し、現在の質を維持しながらも、さらなる民営化を御検討ください。  今後は、妊娠期から子育て期にわたる多様なニーズに対応する子育て世代包括支援センターの早期設置への御努力を要望いたします。  次に、衛生費です。  健診事業経費では、胃がん検診の対象を40歳に加えて50歳に拡充されたことを高く評価します。引き続き、健診率の向上を目指していただきたいと思います。  また、心の健康づくりのためのこころの体温計の導入も御検討ください。  新火葬場基本構想策定事業経費につきましては、程久保五丁目地域のまちづくり計画の早期策定に合わせて、地元の住民の皆様の声をしっかりと伺いながら、早期の新市営火葬場建設を目指していただきたいと思います。  喫煙マナーアップ経費につきましては、都の受動喫煙防止条例の制定に合わせて、マナーの向上に加えて、都の10分の9補助の駅前公共喫煙スポットの設置を着実に進めていただきたいと思います。  また、プラスチック類のごみ減量のために、まずは、市役所の食堂で新たな取り組みについて、ぜひ御検討いただきたいと思います。  市立病院事業経費については、占床率の高さは評価いたしますけれども、着実に全部適用に向けての準備をお願いいたします。  農業費では、営農施設等整備事業補助金が120万円増額となりました。今月1日に都市農地の貸借を安心して行える都市農地借地法が施行されました。また、公明党が政策をリードした改正生産緑地法による制度改革も進んでいます。引き続き意欲のある営農者への支援をお願いします。  続いて、商工費です。  日野市商業振興条例の来年度の制定に向けまして、多くの意見の反映をお願いしておきます。  日野まちゼミ補助金につきましては、商店街活性化の切り札としてのまちゼミの事業に、図書館もブックリストの作成で協力し、顧客満足度も99%を超える事業となっています。  今回で3年間の補助金は終了いたしますが、商店街活性化のために、引き続き広報などの支援をお願いいたします。  観光費については、新選組のふるさと日野ガイドボランティア活用事業経費につきまして、会員の高齢化が気になります。新たな人材の育成やインバウンドに対応するために、大学や企業、国際交流協会との連携を御検討いただきたいと思います。  外国人受入環境整備事業経費では、日野駅、高幡不動駅、日野宿交流館、新選組ミュージアムヘのWiFiの整備拡充を評価します。  新選組サミット・ゆかりの地連携事業経費では、今後、平成31年度の土方歳三没後150年の節目という絶好の機会を捉えて、会津若松市との友好都市等の締結に果敢に挑戦していただき、ゆかりの地との連携をより強く深めていってください。  新選組のふるさと歴史館展示事業経費につきましては、来年の土方歳三没後150年特別展に向けまして、全国のゆかりの博物館、資料館と連携をし、新選組刀剣展の開催など、一層の工夫と御努力をお願いします。  子どもたちに、より楽しんでもらえるような解説の工夫や、パソコンを使ったひの新選組クイズ検定などの実施についても、引き続き御検討をお願いします。  日野宿交流館は、今後施設の補修と内容の大幅リニューアルで、今まで以上にお客様がわくわくどきどきするような施設への展開を御検討ください。  続いて、土木費です。  道路舗装補修計画において、計画の前倒しを図るなど、スピード感を持って事業を進めていただきたいことを要望しておきます。  雨水浸透ます設置事業委託金が年々減少していることを鑑みて、今後は雨水の利活用のために26市中13市が実施をしている雨水貯留タンク設置補助金創設について、御検討をお願いします。  新設の北川原公園整備事業経費では、公園に新設する専用路の夜間や土日の活用を早期にお願いいたします。  続いて、消防費についてです。  日野市は、計画的に災害時備蓄計画推進事業として、食料、飲料水などの公的備蓄を実施していただいております。  また、防災、減災のかなめとして、日野市消防団への発電機の配置、消防団メール配信の開始を評価いたします。  また、地域防災活動推進事業経費では、自主防災会への防災用資材の配布を着実に進めていただいていることを高く評価します。  今後は、災害時の簡易トイレの普及、液体ミルクの備蓄、地区別避難所運営マニュアルの策定と、地区別防災訓練の市内全域への拡充に御努力をお願いしたいと思います。  また、今後は、豪雨時には防災無線の整備よりも防災ラジオの活用が有効だと考えます。防災マップ、洪水ハザードマップ、丘陵地土砂災害ハザードマップの活用、また広報の拡充にも御尽力をお願いします。  続いて、教育費についてです。  高校生奨学金については、人数制限を撤廃し、利用者が前年度を大幅に上回る160名に達したことを高く評価します。  学校施設管理経費では、今議会の質疑でも何度も出ています体育館へのエアコンの設置について、先日の都議会の代表質問でも公明党として要望いたしましたけれども、ぜひ御検討をお願いいたします。  以上述べてまいりましたが、総論として、社会保障関連費は、今後もますます右肩上がりで増加していきます。89.9%という経常収支比率は、昨年度の93.9%から4.0%改善しましたが、依然厳しい状況にあり、一般会計だけを見ても、平成29年度の借金は25億7,000万円であります。  さらに、日野市全体の実質的な借金残額というものは、病院や水道、土地開発公社も含めれば695億6,000万円にもなっています。  限られた財源の中で、さらなる工夫が求められています。今年度の窓口業務やしんめい児童館事業など、市職員でなくてもできることは、アウトソーシングしていかなければなりません。  共産党が、29億円もの予算を余らせているんだから、トイレ改修や公園整備などを、もっと予算を使って一斉にやるべきだという主張を繰り返して述べていますが、現状はそういう状況ではありません。  実質収支27億6,000万円のうち5億6,000万円は平成30年度の予算に活用し、臨時財政対策債の抑制のために4億6,000万円、残りの17億4,000万円は将来の基金として積み立てています。これは、かつてのリーマン・ショックのときのような、将来の税収が急に落ち込んだ際の対応や、地震や豪雨の大災害発生時に備えるために必要な資金であり、目的外使用はできません。  最後に、日野市は28年度より公明党も要望しておりました新公会計制度を導入されました。  そのことで、これまで見えなかった減価償却費や資産、負債などが見えてきたと思います。公共施設の老朽化も年々進んでいます。公共施設の修繕には多額の財源が必要であります。今後もさらに、公会計制度の取り組みを生かして、基金と市債、つまり貯金と借金のバランスをしっかりととりながら、現在のことではなく将来も見据えた慎重な財政運営をお願いして、公明党の賛成意見といたします。 47 ◯議長(西野正人君)  大高哲史議員。     〔9番議員 登壇〕 48 ◯9番(大高哲史君)  日本共産党日野市議団を代表し、2017年度決算不認定の立場から意見を申し上げます。  最初に、決算不認定の主な理由を三つ述べます。  第1の理由です。  繰り返される増税、社会保障のさらなる削減、保険料医療費負担の増大など、国民を苦しめる政治が横行しています。そのことにより、実質賃金や消費支出は減ったまま横ばいで推移し、貧困と格差はさらに広がり、市民の暮らしは全くよくなっておりません。  そうした中において、日野市は2017年7月、民間委託の推進、市民への増税負担増、サービス削減のオンパレードである第5次日野市行財政改革大綱実施計画を策定し、計画を推進しました。  第5次行革の目的は、行財政基盤の強化であり、歳入の確保と歳出削減に特化した109もの項目が挙げられており、この109項目は、市民生活にかかわるあらゆる分野に及んでおり、これら全てが実施されれば市民の暮らしが立ち行かなくなることは明らかです。にもかかわらず、2017年度には、リサイクルプラスチックごみ回収の有料化や、公共施設に附帯する駐車場の有料化の拡大のための準備が進められました。  市民の暮らしを守るのではなく、負担増とサービス削減を推し進めたことが、2017年度決算不認定の第1の理由です。  第2の理由は、市民の切実な願い、山積する重要課題に応え切れてないという点です。  この間、公共施設、学校の老朽化、道路舗装の劣化、学童クラブ、公共施設の耐震化、公園遊具の更新、修繕など、市民からの切実な要望があるにもかかわらず、そうした要望に応え切れておりません。また、待機児の解消、大規模学童の解消といった課題の解決にも至っておりません。  こうした課題に正面から向き合い税金を使えば、市民の暮らし、福祉を増進させることができたにもかかわらず、そうした税金の使い方へと、この間、改められることはありませんでした。  しかも、一般会計ベースの実質収支で過去最高の約29億4,000万円もの剰余金を生み出し黒字会計となり、3月の7号補正においても、2016年度の繰越金約20億9,O00万円を有効に活用するどころか、財政調整基金を前年並みに維持するために、10億円以上も積む結果となりました。  市は決算討論の中で、市民の暮らしはよくなっていないことを認めました。であるならば、市民の暮らしを支える施策にこそ、より税金を配分すべきでした。このことを改めて指摘しておきたいと思います。  決算を不認定とする第3の理由は、可燃ごみ処理の広域化をめぐって、強引な市政運営を今も続けている点です。  可燃ごみの広域処理に関して市は、北川原公園内への搬入路建設を強引に進める余り、住民から裁判を起こされております。それにもかかわらず、工事を強行したことから、市民からの信頼を失うことになりました。  また、市が可燃ごみ処理広域化、共同処理施設の建設のためにどうしても必要だとしていた地元協議会については、市民、自治会の合意が得られないことから、設置目的を、市民の意見を計画に反映させるためから、報告と意見交換の場にすりかえ、形だけの協議会を一部の自治会の参加で立ち上げようとしている点も、市民の信頼を失う結果となっています。  期限先にありきで、住民を置き去りにし工事だけは強引に進めるという市のやり方は改められるべきです。市は一旦立ちどまり、市民とともに計画を一から考え直すために、今回の計画の白紙撤回を、改めて求めておきたいと思います。  以上が、決算を認定できない主な理由です。  次に、決算委員会などで議論し改善を求めてきた点について、6点に絞って意見を述べます。  第1は、保育園の待機児解消についてです。  保育園待機児は2017年4月時点で252人であり、待機児を解消するため、さらに3園の開設を準備し、定員枠390人の予定のところ、待機児の多いゼロ、1、2歳の枠をふやし、415人分の定員を確保したことは評価するものです。  しかし、待機児解消に努力すれば、潜在的需要を喚起することは明石市の例からも明らかです。計画のさらなる上乗せ整備に最大限努力することを求めます。  その上で、東京都緊急1歳児受け入れ事業などの緊急策も準備し、本当に待機児をゼロにするための万全の体制をとるよう求めます。  第2に、学校トイレの改修についてです。  古くて臭くて汚い学校トイレの改修を早期に完了させるよう求めてきましたが、市は毎年2校2系統という改修のペースを抜本的に改めないことから、いまだにトイレの改修を完了させるめどが立っていないことが決算審議で明らかになりました。全てのトイレ改修を完了させ、子どもたちが気持ちよく過ごせて、授業に集中できる環境を整えることを改めて求めます。  第3に、子どもの貧困対策についてです。  2017年は、日野市子どもの貧困対策に関する基本方針をスタートさせた年です。子どもの貧困は、家庭、保護者の貧困であり、雇用と社会保障が拡充されなければ解決できないことを、決算審議を通じて指摘をさせていただきました。  国に責任があることはもちろんですが、自治体にもできることがあるとして、奨学会や就学援助、部活動などへの経済的支援や、学校給食の無償化などが挙げられます。これら施策を積極的に進め、貧困を解消していくための努力を求めておきたいと思います。  第4に、滞納整理、差し押さえ問題についてです。  市による滞納処分によって生活保護を利用せざるを得ない滞納者が出ました。これは、ことし1月、厚労省が市町村に改めて留意するよう求めた、滞納処分の執行等によって生活保護法の適用を受けなければならない、生活を維持できない状態という滞納処分の停止における困窮の基準に該当し、明確な誤りです。  しかし、担当課長からも、市長からも、この滞納処分が滞納者の尊厳や生存権を脅かすものである、侵すものであるということは、認識は示されませんでした。  このような滞納処分を直ちに是正すること、滞納者の生活実態を踏まえ、暮らしの立て直しに資する支援を基本に置くよう強く求めておきたいと思います。  第5に、市民窓口業務民間委託についてです。  市は、窓口の効率化、経費削減などを目的に、市民窓口業務の一部を民間に委託しました。公の仕事である窓口業務を民間に委託することで効率化を図るとはしていますが、この間、足立区で問題となったように、偽装請負とならないよう対処するために、かえって非効率、また二度手間になる事態が避けられず、市においても、委託先職員の入力作業を、市の職員が確認するという二度手間が発生していることが、決算審議を通じて明らかになりました。  また、市民窓口を民間事業者に委託するということは、個人情報が無制限に漏えいすることを、完全に防ぐことができないというリスクを冒すことにつながります。  市民窓口を安易に民間に委託するのではなく、民間委託化の抜本的検証こそ、今、必要です。加えて市は、官製ワーキングプアをなくすため、率先してまともな雇用をつくるべきだと指摘をしておきたいと思います。
     第6に、オスプレイの横田基地配備についてです。  10月1日の横田基地への正式配備を前に、横田基地周辺の住宅地上空では、夜間無灯火での低空飛行訓練が頻繁に繰り返されております。  実態把握の責任は国にありますが、市としても長年、航空機騒音を測定しているのですから、実態把握の必要性は認識されているはずです。市民の命を守るという点からも、市としてオスプレイの飛行の実態を把握し、その実態をもとに、無法な飛行をやめるよう国に対して強く求めるべきです。  その上で、市民の安全安心を脅かすオスプレイの横田配備に対し、近隣市とも力を合わせ、反対の声を強く上げていただくよう求めておきたいと思います。  最後に、この間の市政をめぐる重要問題について、3点指摘し提案をいたします。  第1に、市営火葬場建て替え用地問題についてです。  市は、地権者の合意が得られていないにもかかわらず、新市営火葬場基本構想報告書の中で、地図上で土地の場所を指し示した上で、この土地が望ましいと決め打ちし、地権者からの信頼を失う事態を引き起こしました。しかし市はこのことに全く反省なく、このまま計画を進めたいと、市まちづくり条例を根拠とする重点まちづくり計画の予算まで議会に提案しました。これでは、同意を得るどころが、市に対する不信をさらに深めることになるだけです。  また、市が、地権者の合意が得られなかったときのことを全く想定していないことについても、計画の進め方として無責任なやり方だと言わなければなりません。  こうしたことでは、市民からの信頼は失墜し、計画も進まないという最悪の事態に陥るだけです。  火葬場の建て替えは市民全体の問題です。市はこれまでの態度を改め、まずは、市民を信頼し、火葬場をめぐる課題を共有するため、あらゆる可能性を俎上に上げ、市民的議論を行うことを求めます。これこそが、行政の責任ある行動であり、火葬場建て替え問題を解決する確かな道だということを訴えたいと思います。  第2に、この間、明らかになった開発事業に対する市の対応についてです。  黒川清流公園の湧水を白濁させ枯渇させるという深刻な影響を与えた開発事業に対し、市の対応に不備があったことが、この間、明らかになりました。  また、防災上危惧されるような、丘陵地での開発事業に対し、市の権限やまちづくり条例は無力なのかと問われるような事態も生んでおります。  緑と清流が豊かな日野市のまちで、これまで何度も、乱開発や大型開発により自然が壊され、町並みは大きく変えられてきました。  しかし、そうした中においても、日野市まちづくり指導要綱、斜面地を利用したマンション開発規制条例、そして日野市まちづくり条例により、その都度抵抗し、日野の町並みは精いっぱい守られてきたと言えます。  その上で、今、進められている新たな手法によるミニ開発や大型開発に対し、日野市の歴史的に蓄積してきた、緑と清流を守り生かす行政の真価が問われています。日野市まちづくり条例を全面的に生かすときです。  市まちづくり条例は、拘束力を持たせながら、別立てで指導基準をつくり、その時々の新たな課題に対応するため、柔軟に進化させることができる特徴を持っています。みずからの価値に目覚め、市まちづくり条例を最大限駆使して、新たな開発をコントロールし、緑と清流のまち日野を守り抜くことを、心から求めるものです。  第3に、障害者雇用の水増し問題についてです。  障害当事者や、その家族や保護者、関係者の参加で障害者差別解消条例づくりを積極的に進めている日野市で、なぜこのようなことが起こったのでしょうか。  日野市では、障害者雇用の促進に関する法律の対象から外れる45人以下の小規模事業所における障害者雇用の促進のため、独自の要綱をつくって助成を行ってきた歴史があります。その日野市で、どうしてこのような水増しが放置されてきたのか。我々は、その全面的な検証による原因究明は欠かせないと考えるものです。同時に、民間事業所の取り組みを励ましリードするような、市による障害者雇用の積極的で抜本的な取り組みを心から求めるものです。  市長も質疑に対する答弁で、法律を満たすのは最低限必要なことだと述べられました。障害者雇用促進援助金要綱をつくって頑張ってきた日野市らしく、実効性を持った差別解消条例づくりを進めている日野市らしく、障害者雇用について、法律を超えるような積極的な取り組みを重ねて求めておきたいと思います。  以上、2017年度決算不認定の意見といたします。 49 ◯議長(西野正人君)  奥住匡人議員。 50 ◯13番(奥住匡人君)  自由民主党日野を代表して、議案第60号平成29年度一般会計決算に認定の立場から意見を申し上げます。  平成29年度歳入総額は、前年度比0.4%増の662億6,000万円。歳出総額は、前年度比0.6%減の633億2,000万円となりました。  歳入の市民税につきましては、前年度比6億5,000万円増の156億4,000万円。前年度比824人の人口の増加、さらに名目賃金0.5%アップなどの景気回復の影響から、個人市民税は、1億4,000万円増の130億8,000万円となりました。  また、法人市民税も、市内一部企業の収益増加により、5億1,000万円増の25億5,000万円となりました。歳入の根幹となる市税の徴収率は99.0%と、26市中4位と非常に高い水準となり、歳入の確保が継続して行われたことを高く評価いたします。  続きまして、歳出について申し上げます。  平成29年度は、民間活力の活用に、大きくかじを切った年となりました。  市民窓口業務、児童館への民間活力のなお一層の活用、子ども家庭支援センター多摩平での民間企業による子ども広場、一時保育、トワイライトステイ事業の一体化運用、これらの民間活力の導入によって、効率的な業務の遂行、市民ニーズに適応したサービスの提供が行われました。その結果、利用率の飛躍的な伸びにつながり、利用者の満足度は格段にアップしています。今後も多岐にわたる市民ニーズに応え得る、民間活力の導入を積極的に行っていただきたいと思います。  引き続きまして、各項目ごとに意見を申し上げます。  総務費について申し上げます。  昨年7月から市役所1階の番号案内システムが刷新、そして10月からは市民窓口課の業務の民間委託が開始されました。質の高い接客、来庁者の待ち時間の短縮など、効果は目に見えて改善されています。民間活力を生かした業務の効率化によって、職員が本来の職務に集中し、市民ヘの対応に傾倒できる、組織体制の強化をさらに進めていただきたいと思います。  次に、民生費について申し上げます。  待機児解消に向けた取り組みは、市が取り組む重点項目として、新設民間保育園の建設費補助などにより、370人の受け入れが拡充されました。  並行して認証保育所、保育ママを利用する保護者の負担軽減も図られたところであります。認可保育所の待機児は、前年度の252名から139名に減少いたしましたが、平成31年度の待機児ゼロに向けて、さらなる取り組みを要望いたします。  しんめい児童館では、民間活力の導入によって事業の拡大が進められております。開所時間の前倒しや、事業の見直しを進められたことにより、実際の利用者数も格段にアップしています。今後は、市内市立児童館の見直しをさらに進め、より一層質の高いサービスを提供できる施設の運用を図っていただきますよう要望いたします。  農業費について申し上げます。  大型農産物直売所、ファーマーズマーケット東京みなみの恵みが、昨年10月にオープンいたしました。市内生産者からの買い取りを実施するなど、農業者の所得向上、農業生産の拡大が進められました。また学校給食供給支援事業の運搬モデル事業の拡充により、学校給食の地元野菜等の利用率は27.2%と、目標の25%、2年連続で達成することができました。今後も事業の充実をしっかりと図り、さらなる農業支援をお願いをいたしたいと思います。  商工費について申し上げます。  平成29年1月に、姉妹都市の盟約を締結した紫波町との交流は、市内全小・中学校給食での紫波町産米の使用や、紫波町中学生の修学旅行時の日野市訪問などへと進化をしてまいりました。商工会、観光協会との連携、さらにはこれからのまちづくりの指標として、日野市の発展に寄与する交流を、さらに深めていただきたいと思います。  土木費について申し上げます。  これからの日野市のまちづくりを大きく左右するまちづくりマスタープランが、今年度15年ぶりに改定されます。人口減少、そして少子化等、市内で既に顕著化する社会的課題に果敢に立ち向かったプランの作成を要望いたします。  消防費について申し上げます。  平成29年度、新たな浸水想定に基づく防災マップ、洪水ハザードマップが作成され、市内全戸に配布をされました。近年の自然災害の発生を教訓に、市民は震災や水害の危険性を大いに認識し、防災意識は極めて高くなりつつあります。  そこで、東京都がデータ上で示す土砂災害防止法に基づく警戒区域や特別警戒区域、さらには国が定めた浸水想定区域に基づき、今こそ実態を知る日野市が、そのデータを活用して、市民と一緒に実際の被害想定、避難ルート、対策を講じていく必要があると感じています。直ちに市民との意識共有と対策の実施を、強く要望しておきたいと思います。  教育費について申し上げさせていただきます。  平成29年度、七小、八小のトイレ改修など、子どもたちの学習環境の改善が図られました。  さらに今年度は、学校のブロック塀の緊急点検、緊急改修、そして通学路のブロック塀の改修補助と、子どもたちの安全安心に向けて、年次計画と合わせて、緊急対応も図られたところであります。一般市民の緊急避難場所にもなる市内小・中学校の体育館へのエアコン設置についても、今後は、国や東京都の支援獲得に努め、対応を講じるよう要望しておきたいと思います。  ひのっちでの夏休み特別企画、子育て支援の充実と子どもの安全な居場所づくりを兼ねたスーパーひのっち「なつひの」が、拡充をされています。今年度から、実施校が2校プラス、8校にもなり、利用者から大変好評との意見を頂戴しています。今後、全校での実施へ向けて、さらに取り組んでいただきますよう、お願いをいたします。  最後に、予備費の活用についても言及をさせていただきます。  台風や豪雨被害、そして七生緑小学校の合唱団5連覇への対応が行われたと御説明がございました。迅速な政治判断でタイムリーに実行されたことを、高く評価するところでございます。  以上の理由から、平成29年度日野市一般会計決算認定の意見とさせていただきます。 51 ◯議長(西野正人君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は認定であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 53 ◯議長(西野正人君)  挙手多数であります。よって議案第60号の件は、認定されました。  これをもって一般会計決算特別委員会関係の審査報告を終わります。  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 54 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって暫時休憩いたします。              午前11時31分 休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━              午後1時32分 再開 55 ◯議長(西野正人君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより議案第61号、平成29年度日野市国民健康保険特別会計決算の認定、議案第62号、平成29年度日野市土地区画整理事業特別会計決算の認定、議案第63号、平成29年度日野市下水道事業特別会計決算の認定、議案第64号、平成29年度日野市介護保険特別会計決算の認定、議案第65号、平成29年度日野市後期高齢者医療特別会計決算の認定、議案第66号、平成29年度日野市立病院事業会計決算の認定の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 56 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  特別会計決算特別委員長の審査報告を求めます。     〔特別会計決算特別委員長 登壇〕 57 ◯特別会計決算特別委員長(池田利恵君)  平成29年度特別会計決算特別委員会に付託された6議案について、審査報告を申し上げます。  特別会計決算特別委員会は、9月25日に開催されました。  議案審査に入る前に委員長、副委員長の互選が行われ、委員長には私、池田利恵、副委員長には清水登志子委員が当選いたしました。  決算の審査に当たり、委員の皆様には、大変長時間にわたりましたが、皆様の御協力のおかげ、お力を結集し慎重審査ができましたこと、心より感謝申し上げる次第でございます。  また、資料の提出や決算内容の説明に真摯に当たられた市長初めとする関係各位に対し、厚く御礼を申し上げる次第でございます。  それでは、議案第61号、平成29年度日野市国民健康保険特別会計決算の審査経過と結果を申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、特定健診における眼底検査実施に向けた進め方を問う。2、精神医療の利用者数と他課との連携について問う。3、重症化予防事業プログラムに参加できなかった人の対応と今後の参加者の対応を問う。4、2025年問題を見据えて、今後7年間の国保加入者のシミュレーションはできているか。5、滞納世帯の傾向と対策を問う。6、一般会計繰入金の推移を問う。7、データヘルス事業の特定健診問診票と介護保険は連携しているかなどでございました。  主な意見といたしましては、1、受診内容の充実と地域包括支援センターや他課との連携により健康づくりの輸が広がるよう期待する。賛成。2、市民の負担を考慮して、他課との連携を図ってほしい。賛成。3、都補助金のインセンティブ部分には反対だが、市民の生活を知ってほしい。賛成。4、国保会計の現状と財政力からすると値上げをしなくても可能。また、さらなる減免制度の充実を願う。賛成。5、一般会計繰入金に頼らないセルフメディケーションの考えを浸透させてほしい。賛成という意見がございました。  審査の後、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決しました。  次に、議案第62号、平成29年度日野市土地区画整理事業特別会計決算の認定の審査経過と結果を申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、豊田南区画整理費の一部を30年度に繰り越した件について、詳細説明を求める。2、西豊田駅の新設計画について、29年度中に検討結果をまとめるという記憶があったが、その後どうなっているか。3、万願寺第二、東町地区の立替金について、28、29年度と30年度末それぞれ累計の見込みについて問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、長期化している豊田南区画整理事業について、地権者や道路問題も含め、仕切り直しをすべきではないか。反対。2、市にとって大事業であり、応援はしていきたいが、資金的な面など不透明な点が多い。情報公開を願う。反対。3、立替金の返済財源を保留地処分金としているが、返済の財源に見合う保証がないに等しいと言わざるを得ない。反対という意見がございました。  審査の後、採決の結果、挙手多数で認定すべきものと決しました。  次に、議案第63号、平成29年度日野市下水道事業特別会計決算の審査経過と結果を申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、下水道施設ストックマネジメント計画とは、どのようなものなのか問う。2、下水道施設耐震化工事実施設計業務委託における、マンホールの対策について、どのようなことをするのか問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、ストックマネジメント計画に基づいて、安全安心に結びついた点検や整備を徹底してほしい。賛成という意見がございました。  審査の後、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決しました。  次に、議案第64号、平成29年度日野市介護保険特別会計決算の審査経過と結果を申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、低所得者に対しての減免制度について問う。2、介護給付費抑制のための、医療レセプトなどから抽出した介護リスクの高い疾病と治療中の被保険者対象の重症化予防事業の実施、女性への重点的対策の支援について市の考えを問う。3、介護予防における総合事業の実績と課題について問う。4、地域包括支援センター運営業務に関する覚書では、人員に欠員が出た場合には、一定の委託料を減額することになっているが、今回審査の決算において委託料の減額があったのかを問う。5、多摩平の森の病院に入院している市内在住者の割合を問う。6、地域介護予防活動において、アドバイザーはどのような人が担っているのかを問う。7、グループホーム建設に当たって、入所希望者などの実態把握が必要ではないか。8、市内で実際に必要なヘルパー数を問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、実態調査を行っていたことを評価する。制度改正によって予算がつかない事業でも行わなければならない。賛成という意見がございました。  審査の後、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決しました。  次に、議案第65号、平成29年度日野市後期高齢者医療特別会計決算審査経過と結果を申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、不納欠損額をゼロに近づける工夫はしているのか。また、保険料を確実に納めてもらうための市の考えを問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決しました。  次に、議案第66号、平成29年度日野市立病院事業会計決算の審査経過と結果を申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、兼職禁止の医師を雇い、国から助成を受けていたのは事実か。2、非紹介加算の売り上げを問う。3、クリニカルラダー導入後の看護師の研修内容について問う。4、繰出金の項目と金額について問う。5、平成29年度の決算全般について問う。6、平成29年度に完成したA街区の多摩平の森病院との連携について問う。7、有形固定資産AABRの導入実績について問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、雇用の部分など不透明なところはあるが、さらなる経営改善も図った上で、市民の要望を受け入れ、市民に愛される市立病院に前進してほしい。賛成。2、平成29年度の決算において、入院、外来単価が上がっており、今後も安定的な経営の努力を担っていってほしい。賛成。3、これまでの経営の努力、これからの改善の見通し、そしてその実現性、いずれも評価ができるものと思っている。賛成という意見がございました。
     審査の後、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決しました。  以上6件の議案について、よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 58 ◯議長(西野正人君)  これより議案第61号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 59 ◯議長(西野正人君)  なければ、次に議案第62号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 60 ◯議長(西野正人君)  なければ、次に議案第63号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 61 ◯議長(西野正人君)  なければ、次に議案第64号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 62 ◯議長(西野正人君)  なければ、次に議案第65号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 63 ◯議長(西野正人君)  なければ、次に議案第66号の質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 64 ◯議長(西野正人君)  なければ、これをもって本6件の質疑を終結いたします。  議案第61号について御意見があれば承ります。清水登志子議員。 65 ◯15番(清水登志子君)  議案第61号、平成29年度日野市国民健康保険特別会計決算の認定について、日本共産党市議団を代表して、賛成の立場ではございますが、意見を申し上げます。  2017年度決算は、国民健康保険税の値上げを行わなかった年でもあり、賛成はするものです。  しかしながら、質疑の中で国民健康保険加入者の所得は年々減少し、高過ぎる保険税が払えない滞納者がふえていること。その滞納者の生活の実態は厳しく、差し押さえる財産もない事例がふえていることが明らかになりました。  さらに、今でさえ高過ぎる国民健康保険税を東京都が示す納付額や標準税率に近づけていく方針も示されました。もしこの方針を実行すれば、国保加入者1人当たり年額3万円以上の国保税の値上げが必要となります。急激な負担増にならないよう数年かけて行ったとしても、加入者の能力を超える負担となり、滞納者がさらに続出することは明白です。  このように払いたくても払えないという滞納者に対して、日野市は、滞納者の生活を困窮させる差し押さえや取り立てを行っている実態も明らかになりました。  市の差し押さえによって、生活保護を受給せざるを得ないという状況は、ことし1月、厚生労働省が市町村に対して、避けるよう求めた事例そのものです。しかし、このことを指摘されても、市は間違ったことはしていないと強弁し、市長にも、生存権を侵す滞納処分を行ったことに対する認識も反省も全く見られませんでした。厳しく是正を求めます。  一方、日野市の一般会計からの法定外繰り入れは年々減少し、2010年度の19億4,000万円に比べて、約半分の12億4,000万円程度にまで減っています。日野市が繰入額を現状のまま維持すれば、保険税の値上げは必要ありません。日野市の財政力からしてそれは十分に可能であり、加入者の深刻な実態を踏まえれば、市としてやらねばならないことです。  国保は社会保障です。加入者が安心して払える保険税になるよう、まずは国が責任を持つべきです。  市長は、国に対して全力を挙げて要望していくと表明されました。一層の努力を求めるとともに、国による是正が図られるまでは、市が一般会計からの繰り入れで加入者を支えることを求めて、日本共産党市議団の意見といたします。 66 ◯議長(西野正人君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 67 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は認定であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 68 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第61号の件は、認定されました。  次に、議案第62号について御意見があれば承ります。有賀精一議員。 69 ◯2番(有賀精一君)  議案第62号に不認定の立場から意見を述べたいと思います。  豊田南地区の区画整理の問題について、この間、いろいろと問題点について指摘をしてきました。重要なことは、この区画整理が今の見込みでも恐らく30年、その倍の期間もかかるやもしれないという方向で進んでいることではないでしょうか。  とりわけ道路建設、工法の問題ではなくて、地権者の区画整理についての同意自身、まだ得られていないというふうに話を伺っており、仕切り直しをすべきではないかというふうに思います。  その点から今回のこの決算については不認定としたいと思います。  以上です。 70 ◯議長(西野正人君)  清水登志子議員。 71 ◯15番(清水登志子君)  議案第62号、平成29年度日野市土地区画整理事業特別会計決算の認定に反対の立場から、日本共産党市議団を代表して意見を申し上げます。  万願寺第二、東町区画整理事業に投入されている都市づくり公社の立替金は、市独自のルールの上限である10億円に迫っています。  この立替金の返済財源は保留地処分金です。しかし、保留地処分金は、現在、単年度の事業を賄うこともできない状態にあります。今後、保留地処分金が、爆発的に売却できる見通しはなく、返済財源の保証はないに等しい状況です。  本来、区画整理事業に必要な費用が単年度で調達できない場合、議会の議決に基づいて債務負担行為額を設定すべきです。議会の議決も責任の所在も不明、返済財源の保証もない形の立替金を積み上げていくことはやめるべきです。  また、代行買収については、都市づくり公社と協議が始まったという点については評価をするものですが、これから利子の問題、事務経費の問題など大きな課題が残されています。速やかに議会に明らかにすることを求めます。  また、3・4・24号線整備と生コン工場の問題については、地域住民、とりわけ通学途中の子どもたちの安全が懸念されています。道路の現状や陸橋工事の現場を、生コン工場の建設車両や営業用のダンプが通過するという計画は、どう考えても危険過ぎ、安全対策を講じれば何とかなるという状況のものではないと考えます。  3・4・24号線工事や3・3・2号線の仮道工事が終了してから、工事に取りかかるよう改めて事業者への指導を行うことを求め、日本共産党市議団の意見といたします。 72 ◯議長(西野正人君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 73 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は認定であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 74 ◯議長(西野正人君)  挙手多数であります。よって議案第62号の件は、認定されました。  次に、議案第63号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 75 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は認定であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 76 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第63号の件は、認定されました。  次に、議案第64号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 77 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は認定であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 78 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第64号の件は、認定されました。  次に、議案第65号について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 79 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は認定であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 80 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第65号の件は、認定されました。  次に、議案第66号について御意見があれば承ります。奥野倫子議員。 81 ◯17番(奥野倫子君)  病院会計について賛成いたしますが、意見を申し述べます。  日野市の障害者雇用の実態が明らかとなり、市立病院においては、3名の障害者が雇用されているとされていたものが実はゼロであり、障害者と認定されていながら、いつからその状態なのか、どのような障害であり、ハンディを補うためにどのような支援が行われていた、そういうもとで雇用が継続されてきたのか、こういったことについては、全く答えることはできませんでした。  手帳はなくても障害者を雇用しているという自覚があった割には、障害者雇用に対する職場におけるフォローアップ体制は全くありません。  また、私の一般質問でも取り上げさせていただきましたが、聴覚障害者とのコミュニケーションがうまくいかなかったことに端を発して、手術直前の患者を、容体が本当に悪い手術直前の患者を、病院から追い出すという事態が発生しています。  にもかかわらず、障害を持つ患者に対する対応マニュアルをつくるべきではないかという指摘に対して、マニュアルをつくる気はない、ときっぱりと回答しました。  その理由は、1、都や国のマニュアルを参考とすればよい。2、市立病院は他部門にわたっており、それぞれの部署ごとに対応の仕方が違うので、ということでした。  それぞれの部署で細かく対応が違うということが調査の上で明らかになったのであれば、逆にまさしくその調査に基づいて即マニュアルは作成できてしかるべきです。  障害者差別解消条例を策定中だというにもかかわらず、そうした部署ごとの社会的障壁は何かという調査さえもしないでおきながら、即できないと答えること自体が、大変傲慢であり市民をなめていると、私は感じております。  ましてや、障害者雇用のでたらめが、公となったばかりだというにもかかわらず、こうしたやる気のない答弁を堂々と行うこと自体、市民をばかにした話ですので、市長の監督責任を発揮していただきたいと思います。  そうでなければ、たとえ全部適用であったとしてもイニシアチブなき企画に成功はないということをくぎを刺して、本議案に賛成をさせていただきます。 82 ◯議長(西野正人君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 83 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は認定であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 84 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって議案第66号の件は、認定されました。  これをもって特別会計決算特別委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 85 ◯議長(西野正人君)  これより請願第30-6号、都の結婚支援事業に対応した日野市の結婚支援事業を推進するための請願の件を議題といたします。  企画総務委員長審査報告を求めます。     〔企画総務委員長 登壇〕 86 ◯企画総務委員長峯岸弘行君)  議案第69号、平成30年度日野市一般会計補正予算(第3号)のうち、企画総務委員会に付託されました内容について、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしまして……失礼いたしました。  企画総務委員会に付託されました請願第30-6号、都の結婚支援事業に対応した日野市の結婚支援事業を推進するための請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。
     この請願は、日野市として未婚対策市民会議等の名称で広報紙面等を用いて、未婚市民よりメンバーを募集し、未婚者自身による未婚対策事業についての検討を行う場を整備することを求めるもので、審査の冒頭に参考人から請願主旨説明がありました。  主な質疑といたしましては、1、日本の自治体で成果を上げている事例はあるか。2、請願者のブログにショッキングな見出しがあるが、どのような意図なのか。3、市が行っていた支援事業の概略などについて問う。4、婚活に関して市民からの声が寄せられているかなどでございました。  主な意見といたしましては、1、工夫をしながら出会いの場をつくる努力は必要である。採択。2、市の支援のあり方として市民の活動を支援する形が望ましい。採択。3、東京都レベルの情報発信やNPOや民間事業者等が主体となった取り組みが望ましい。不採択。4、結婚を目的とした事業を自治体が推奨するものではない。不採択。5、市が主催したからといって結果につながるわけではない。不採択。6、価値観の強制、強要ととられるような形で、出会いの場が成就するとは考えられない。不採択などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。  よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 87 ◯議長(西野正人君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 88 ◯議長(西野正人君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。有賀精一議員。 89 ◯2番(有賀精一君)  請願第30-6号について、賛成の立場から意見を述べたいというふうに思います。  少子化問題の大きな問題として結婚の問題があるというふうに理解しています。この請願者は、長年にわたり婚活の問題について自主的に取り組み、行政に対してみずからの活動をぜひバックアップしてほしいという、そういう内容であったというふうに思います。  結婚の問題については、経済的な理由を背景とした結婚しづらい状況というのがあることは、一番大きな原因としてあるということはわかりますけれども、やはりこうした婚活の場を積極的に持っていくということ自身は、今後の少子化の中で非常に意味のあることだというふうに考えています。  ただ、先ほどの委員長の報告の中にもありましたけれども、ブログの中で不適切な表現が、実はきょうの段階でもまだ訂正されていないという問題については、請願者にも、くれぐれも多くの市民の皆さんから理解を得られる、そうした呼びかけをするべきではないのかということをつけ加えて、賛成の討論といたします。 90 ◯議長(西野正人君)  奥野倫子議員。 91 ◯17番(奥野倫子君)  私はですね、たとえ請願者に多少の落ち度はあっても、その請願項目自体が市民の要望であれば、それは、その請願項目自体についての審査ですから、本人がどうのこうのということは問題にしてはいけない、これがルールだろうと思います。  そうしたことを前提にですね、意見を申し上げます。  自由競争、自己責任というスタイルを突き進む現代社会は、加えて労働環境の悪化や実質賃金の低下など、働き盛りの若い世代にとっては、結婚して家庭を築けるような状況にたどり着くのは、なかなか困難な状況があります。  少子化や未婚問題は、持続可能な社会を目指すに当たって最も危惧される要因であると同時に、もはや自己責任として放置できないまでに深刻化しているというのは、社会の共通認識となっています。  結婚しない理由についてはさまざまありますが、その最も大きな原因が、安過ぎる労働所得にあるということは、疑う余地もありません。  その解決に当たっては、国政での議論によるところが大きいわけですが、本請願の趣旨は当事者へのアンケート結果からしても明白なように、結婚に至らない理由のもう一つの理由である出会いの場がない、出会いの機会がなかった、こうした閉塞的な状況を打開するために、若者を対象とした出会いの場を公的に保障してほしいという趣旨です。  そして、請願項目自体は、その願いを前提として未婚対策事業について、未婚者自身の手によって検討する場を整備してほしい、広報等において未婚者の検討委員を募集してほしい、こうした本当にささやかな、本当にささやかな要望です。  民が既にやっているサービスを、公はやる必要はないという反対意見もありましたが、登録料何万円、年会費数十万円というのが、民間の結婚相談所の相場ですし、たとえ登録できたとしても、所得が高くないと、そもそも異性に相手にされないという現状があります。  そして、従来の婚活パーティーなどのようなイベント型、要するに相手のことを十分に知ることもできないまま、出会ったその瞬間に誰に申し込むか決めなければならない、そういった婚活支援では、婚活支援を求める皆さんのニーズに合わず、確実に効果を上げることは難しいと思われます。  昨年、請願者が参加した日野市主催の講演会においては、婚活という言葉の生みの親であられる中央大学の山田昌弘教授から、真面目、口下手な人向けには、長期的な出会いの場が必要であるというお話が出されたそうです。友達はつくるものではなく自然になるもの、朝ドラで言っておりました。人生をともにするパートナーについても、まさしく同じではないでしょうか。いつもお互い顔を合わせているうちに、気がついたら、自分にとって、自分の人生をかけて守りたいほどの大切な人だとわかったときに、初めて告白ができます。  結婚ができた人間にとっては、それは当たり前のことかもしれませんが、小さいときから他人と競わされてばかりの現代社会においては、自分のありのままの姿を出してもいい場所、安心して気を許せる場所というのは、思いのほか少ないのではないでしょうか。そして、そうした場所というのは、自己責任では何ともならないのではないでしょうか。  少なくとも私はそう思いますので、未婚対策について話し合いたいというメンバーを、行政として市民に呼びかけて募集し、そのための場所も提供してほしいという請願者たちのその願いは大いに賛成するものです。  そして、さらにもう一歩踏み込んで言わせていただくならば、例えば子どもの貧困対策の一環として子ども食堂を開設する際には、貧困家庭の子どものみを対象として運営すると失敗するという教訓を踏まえるべきだと思います。  すなわち、今すぐ結婚したいわけではないけれど、そこに行けばお金がかからずにいたいだけいることができて、しかも誰かしら同年代の若者たちに会えるという世田谷区の中高生向けの児童館をモデルとした若者向けフリースペースを設けて、登録した団体や個人が主体となり、管理運営していくというスタイルがベストなのではないかと、私自身は思っております。  結婚支援については、東京都も情報サイトを立ち上げて各自治体での取り組みを紹介するなど、情報発信の拠点となる施策を展開する旨、知事からも表明がありました。  日野市が、本請願の趣旨を誠意を持って酌み取り、一刻も早く婚活支援に取り組まれること、かつそのユニークな取り組みをもって、東京都の先進事例として全国に情報発信されることを、本請願の紹介議員として切に願うものです。  本請願への賛意を表明させていただくとともに、他会派の皆さんに御賛同をお願いさせていただきまして、私からの意見表明とさせていただきます。 92 ◯議長(西野正人君)  清水登志子議員。 93 ◯15番(清水登志子君)  請願第30-6号、都の結婚支援事業に対応した日野市の婚活支援事業を推進するための請願について、日本共産党市議団を代表して、本請願採択の立場から意見を申し上げます。  結婚を希望する市民に対する日野市の支援のあり方は、直接行政が乗り出すというよりも、市民の活動を支援するという形が望ましく、その限りで本請願には賛成をするものです。  その上で、婚活支援について日本共産党市議団の考えを述べておきたいと思います。  安倍政権は、少子化対策の名のもとに結婚の奨励や企業、団体、大学などに婚活を推進させようと、2016年結婚の希望をかなえる環境整備に向けた企業、団体などの取り組みに関する検討会を立ち上げ、提言が出されました。  その提言でさえも、結婚の希望をかなえる環境整備のための取り組みは、個人の希望や悩みに寄り添うものであるべきである。なぜならば、価値観が多様化する中、結婚は人生の選択肢の一つであり、その選択は個人の自由な意思決定に基づかなくてはならないからであるという立場をとっています。  そして、議論を進めるに当たっては、個人の結婚の希望をかなえるための取り組みが、結婚は必ずしたほうがいい、結婚して一人前といった特定の価値観を個人に押しつけたり、個人の決定にプレッシャーを与えたりすることがあってはならないことに最大限留意したとあります。  また、結婚につながる活動に対する支援について、取り組みに当たっては、性的指向、性自認の多様性にも鑑み、結婚につながる活動に対する支援を苦痛と捉える人もいることに十分な留意が必要であるとも述べられています。  このように、国や行政が結婚や家族のあり方に直接口を出したり乗り出すことは、とりわけ多様性の尊重が求められている今の社会では、慎重でなければなりません。  安倍政権が、一億総活躍プランを銘打って、企業や団体、大学に婚活をさせようという動きに対して、求められているのは企業内での婚活ではなく、子どもの社会保障の充実や教育の公的支出の増額である。非正規労働者の処遇改善こそ先だとの声も上がっており、日野市の対応も問われています。  次に、請願者と日本共産党市議団で明確に見解が異なる点についても述べておきたいと思います。  1点目は、少子化問題の原因のほとんどが未婚問題であるという認識です。日野市がまち・ひと・しごと創生総合戦略策定の際に行ったアンケート調査で、どのような支援を行えば子どもの数がふえると思いますかという問いに対して、約半数の方が安定した雇用の確保、子育てに伴う経済的負担の軽減を挙げており、3割の方は、保育環境の整備、子育てしやすい職場環境の整備を挙げています。結婚に関する支援は約8%にすぎませんでした。  さきの結婚の希望をかなえる環境整備に向けた企業、団体などの取り組みに関する検討会の提言でも、結婚の希望をかなえる環境整備として、まずは長時間労働の是正、非正規雇用労働者の処遇改善などが重要とされており、雇用や子育て環境の整備こそ、少子化問題で政治が解決すべき中心課題だと考えます。  2点目は、請願者のブログに掲示されている「生涯未婚だ!何もしない独身議員死ね!」という立場についてです。  私たちは、未婚問題に取り組まない議員を問題だという立場には立ちません。そして、たとえ政治的な立場が違っても、その人の尊厳や人権を否定するような政治的主張にくみすることはできません。  請願者は委員会質疑で、この件について、申しわけございませんとしか言いようがないとの見解を示されましたが、いまだにブログに掲示されたままです。  このことは、まことに残念であるということを申し添えて、日本共産党市議団の意見といたします。 94 ◯議長(西野正人君)  馬場賢司議員。 95 ◯20番(馬場賢司君)  請願第30-6号につきまして、公明党を代表して不採択の立場で意見を申し述べます。  結婚のための婚活支援については、確かに少子化対策の一つの事業であるわけでありますけれども、ただ、少子化対策事業については、例えば保育園の整備、一時保育の充実、親子の居場所づくり、児童館、学童クラブ、ひのっち、さらには公園の充実などに至るまで非常に幅が広く、限られた予算の中で優先順位をつけながら取り組んでいく必要があるかと思います。  現在、日野市では、待機児ゼロを目指した保育園の整備等が重点的に実施されており、若い世代の皆様にとっても、そのようなニーズが高いというふうに思います。  そうした中で、この婚活の支援については、今、東京都の場合ですと、民間事業者が多数存在いたします。また、例えば商店会がかかわっている街コン、また趣味コンなど幅広く実施されております。ネットでもさまざまな情報が出ており、現状、婚活支援については、民間事業者が積極的に事業を進めている分野であると捉えています。  そうしたことを踏まえますと、この結婚支援については、市での検討を行う場の整備というよりも、まずはNPO、民間事業者等が主体となった取り組み、商店会がかかわった街コン、そして東京都レベルでのさまざまな情報発信などの取り組みが望ましいのではないかというふうに判断をしております。  以上、不採択の意見といたします。 96 ◯議長(西野正人君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 97 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は不採択であります。よって、原案について採決いたします。  本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 98 ◯議長(西野正人君)  挙手少数であります。よって請願第30-6号の件は、不採択と決しました。  これをもって企画総務委員会関係審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 99 ◯議長(西野正人君)  これより請願第30-5号、「シルバーパスの改善を求める意見書」提出を求める請願の件を議題といたします。  民生文教委員長審査報告を求めます。     〔民生文教委員長 登壇〕 100 ◯民生文教委員長(奥住匡人君)  民生文教委員会に付託されました請願第30-5号、シルバーパスの改善を求める意見書提出を求める請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この請願は、多摩都市モノレールでシルバーパスが利用できるようにすること、及びシルバーパス発行の費用負担額を所得に応じたものに改善することを求めるもので、審査の冒頭に、参考人から請願主旨説明がございました。  主な質疑といたしましては、1、東京都への意見書を日野市にも提出した理由は。2、所得制限の設定について、どのような市民の声が寄せられているのか。3、持続可能な制度とするための東京都の動向について問う。4、費用負担別の利用者の人数について問う。5、担当課に市民の声は届いているのか。6、モノレールでも利用できるように近隣市と協議をしている状況であれば、その進捗状況について問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、浅川以南の市民にとって、多摩都市モノレールは重要な交通手段であり、費用負担を段階的にして利用しやすくすべきである。採択。2、多摩都市モノレールは、バスを廃止してできた経緯がある。採択。3、財政と事務の負担が増加する。また、日野市独自でなく広域で要望すべきである。不採択。4、東京都は、現在、持続可能な制度とするための利用実態調査を実施しているところである。不採択などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。  よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 101 ◯議長(西野正人君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 102 ◯議長(西野正人君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。白井菜穂子議員。 103 ◯6番(白井菜穂子君)  請願第30-5号、シルバーパスの改善を求める意見書提出を求める請願に対し、採択の立場から意見を述べさせていただきます。  東京都シルバーパス制度は、高齢者の社会参加を助長し、高齢者の福祉の向上を図ることを目的とした制度で、東京都内に住所を有する70歳以上が対象者です。  多摩都市モノレールでの利用、シルバーパス発行の費用負担額の所得に応じた段階的な設定といった改善は、その目的をさらに推進するものと考えます。特に多摩都市モノレールでの利用については、三多摩格差の点からも指摘をさせていただきます。  都心部では都営地下鉄新宿線、大江戸線、三田線、浅草線に加え日暮里舎人ライナー、都電荒川線で利用できます。  地下鉄は乗り継ぐことで、シルバーパスで移動できる行動範囲が一気に広がります。しかし、三多摩地区では、バスを乗り継いでも時間ばかりかかり、都心部に比べシルバーパスを利用しての行動範囲が限定されます。同じ東京都内に住所を有する70歳以上の高齢者間で格差があるのは歴然としています。  もちろん、市内の交通格差をなくすためには、現在、市で進めております地域公共交通網の充実が欠かせない点も申しつけ加えさせていただきます。  さらに、多摩都市モノレールにおける利用拡大により、事故が懸念される高齢ドライバーの免許自主返納の促進にも、期待が寄せられます。  一方、シルバーパス発行の費用負担額の所得に応じた段階的な設定に関しては、これまで1,000円の次が、その20倍以上の2万510円という金額設定のために、申請をためらっていた対象者が申請に踏み出す足がかりになり、ここでも70歳以上の高齢者間における格差が是正されるものと考えます。  シルバーパスに関しては、東京都市長会からも要望を出しており、また東京都も実態調査の準備を進めているとのことですので、それらをさらに後押しするためにも、1,000人を超える日野市民の切実な要望を東京都に届けるのは、日野市議会の役割であると考え、採択の意見といたします。 104 ◯議長(西野正人君)  有賀精一議員。 105 ◯2番(有賀精一君)  請願第30-5号に賛成の立場で意見を述べたいと思います。  請願者の請願事項である多摩都市モノレールでのシルバーパスが利用できるようにしてくださいという内容、そして、シルバーパスの発行について、現在2段階の支給ということで、1,000円と2万510円という2段階しかない。これを段階的な支給についてもしていただきたいという内容、いずれも妥当であるというふうに考えています。  私の知り合いのシルバーパスを利用している方で、このシルバーパスを利用してバスや都営の地下鉄を乗り継いで目的地まで達するために、どんなに苦労しているのかという話を聞くにつけても、シルバーパス自身を持っていても、まだまだ不十分な部分がたくさんあって、とりわけ低所得の方にとっては、非常にいろんなところに出向くという意味では不自由な点があるというふうに考えています。  そうした意味からも、まず1点目のモノレールの問題、とりわけモノレールの沿線に住んでいる市民の方で、御高齢の方たち等々は、やはり今の200円、260円というこのモノレールの値段、立川に出るにも非常に高い値段だというふうに、私も思います。  この点で、モノレールが、もしシルバーパスのように適用できるなら、立川にもすぐに出やすくなる。そういう意味で、非常に意味のあることだというふうに思います。  現状、モノレールも赤字ではなくなりつつあります。ぜひこの問題についても、積極的に行政もバックアップしていただきたい。そして、シルバーパスの段階発行についても、ぜひ実現をしていただきたい。  とりわけ高齢化社会の中で、御高齢の方たちが外に出向くことによって健康を維持していく、そういうことも非常に意味のあることだというふうに考えています。  その意味からも、この請願については賛成いたします。  以上です。 106 ◯議長(西野正人君)  窪田知子議員。 107 ◯19番(窪田知子君)  請願第30-5号につきまして、公明党を代表して、不採択の立場で意見を申し述べたいと思います。  シルバーパスは、都議会公明党の提案により1974年に導入された制度です。以来、多くの高齢者が利用し、平成29年度には利用者数が約100万人になり、まさに高齢者の社会参加、健康増進、生きがいの創出などの幅広い分野で大きな役割を果たす、東京都が全国に誇るべき先進事業の一つとなっております。
     この間、私たち公明党議員のもとには、利用される多くの皆様から、シルバーパス制度について、低所得者の方がより利用しやすいよう所得に応じて段階的に本人負担額を軽減してほしいと、また、シルバーパス制度の適用範囲を拡大してほしい等との改善を求める声が寄せられてきました。  こうした声を受け、都議会公明党は、ことし3月定例会の代表質問で、この制度を持続可能なものとするため、まずはその利用状況について実態調査を行うべきと提案をいたしました。そして、知事からは、制度を持続可能なものとするために提案を踏まえ、東京バス協会や区市町村の協力を得て、利用実態を含めたシルバーパス制度に関する調査の実施を検討していくとの答弁があり、今、実態調査が順次始まっております。  公明党としては、まずはこの実態調査の状況を見ながら、平成28年度の事業費が173億円でありますこのシルバーパス制度を、いかに持続可能なものとしていくことができるのかの議論が先決だと考えます。(「そうだ」と呼ぶ者あり)私たちは、これからも都議会公明党と連携しながらシルバーパス制度を堅持し持続可能なものにすべく、全力で取り組んでいくことを申し上げ、反対意見といたします。 108 ◯議長(西野正人君)  大高哲史議員。 109 ◯9番(大高哲史君)  請願第30-5号、シルバーパスの改善を求める意見書提出を求める請願について、採択の立場で意見を述べます。  東京都シルバーパス条例第1条の目的には、東京都シルバーパスに係る事業を行う者を支援することにより、高齢者の社会参加を助長し、もって高齢者の福祉の向上を図ることを目的とするとあります。  このシルバーパスの目的を達成するためにも、今よりも利用しやすくする、気軽に出かけようと皆さんが思うような制度へと改める必要があると考えています。  そのためには、一つ目に、このシルバーパスを多くの高齢者が、その所得に応じて安価で取得できるということが何より求められています。  請願審査の中で、利用者や利用しようとされている市民の皆さんから1,000円と2万510円のパスだけでなく、3,000円や5,000円など、所得に応じて段階を設けてもらえれば、パス取得に躊躇がなくなり気軽に申請ができるようになるなどの声が聞かれたとのことでした。  私どもも地域を歩いて、そのことは切実の求められていると実感しているというところです。ぜひ実現させたいというふうに思っております。  二つ目に、もしシルバーパスがモノレールで利用できるようになれば、立川へ出かける際に助かるとの声に象徴されるように、モノレールでシルバーパスが使えるようになれば、多くの市民がより気軽に出かけることにつながると考えています。  このことは、特にモノレール沿線の丘陵地にお住まいの高齢者の皆さんから、本当に切実に、今、求められていることです。  仮に、これらを実現するために市や都の財政負担が必要になった場合でも、市民のための交通機関がより利用しやすくなるのですから、市民からの理解は得られるものと考えます。  また、高齢者がより気軽に出かけられることによる健康寿命に与える影響や経済効果のほうは、より大きいのではないかとも考えます。  以上、請願第30-5号、シルバーパスの改善を求める意見書提出を求める請願について、採択の意見といたします。 110 ◯議長(西野正人君)  谷 和彦議員。 111 ◯22番(谷 和彦君)  請願第30-5号、シルバーパスの改善を求める意見書提出を求める請願に対しまして、自由民主党日野を代表して不採択の立場で意見を述べさせていただきます。  当請願の請願事項は二つありまして、一つは、多摩都市モノレールをシルバーパスで利用できるようにしていただきたい。この件に関しましては、東京都議会の平成30年第1回定例会でシルバーパスの制度について、知事に問いただす質問がなされています。  知事からの答弁として、制度に対する認識及び東京バス協会への補助額の答弁がなされており、加えて、このシルバーパス制度を持続可能なものにするために、東京バス協会や区市町村の協力を得て利用実態を含めたシルバーパス制度に関しての調査を実施するとのことであります。  日野市としましても、その調査結果を調査研究してからの対応とすべきと考えます。  また、平成30年度の市長会からの要望にも含まれておりまして、広域での要望とすべきもので、日野市議会単独で出すべきものではないと考えます。  また、多摩都市モノレールの利用が可能になれば、現在、東京バス協会が行っている事務作業が都市町村にも事務負担や相応の財政負担が求められることも考えられます。  次に、請願事項2については、シルバーパスは高齢者の社会参加や福祉の向上に不可欠なものとしての認識はありますが、新たな利用負担額の設定により、課税の高齢者の負担が下がるので、それについてはよい意見と考えます。  しかしながら、新たな利用負担額の設定は、多摩都市モノレールの収入減少や都や市の財政負担の増加に及ぶものと考えられます。  最後に、高齢者の移動に関しましては、加齢に伴い減少してきますが、その理由として、身体的制約を受けて移動できなくなる場合と、経済的制約を受けて移動できなくなる場合の二つが考えられます。  シルバーパスを持続可能な制度にする上にも、各部署横断的にしっかりと連携し、健康寿命の延伸のために何をしなければならないかを協議していただくことを要望いたします。  以上の理由により、今回の意見書の提出を求める請願に対しましては、不採択とさせていただきます。  以上です。 112 ◯議長(西野正人君)  ほかに御意見はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 113 ◯議長(西野正人君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は不採択であります。よって、原案について採決いたします。本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 114 ◯議長(西野正人君)  挙手少数であります。よって請願第30-5号の件は、不採択と決しました。  これをもって民生文教委員会関係審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 115 ◯議長(西野正人君)  これより日程第14、企画総務委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  企画総務委員長より、企画総務委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。  お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 116 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 117 ◯議長(西野正人君)  これより日程第15、民生文教委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  民生文教委員長より、民生文教委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。  お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 118 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 119 ◯議長(西野正人君)  これより日程第16、環境まちづくり委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  環境まちづくり委員長より、環境まちづくり委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。  お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 120 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 121 ◯議長(西野正人君)  これより日程第17、議会運営委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  議会運営委員長より、議会の効率的な運営等に関する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申し出があります。  お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 122 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 123 ◯議長(西野正人君)  これより日程第18、議員派遣の件を議題といたします。  お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第166条の規定に基づき、閉会中において議員派遣を行う必要が生じた場合、その日時、場所、目的及び派遣議員名については議長に御一任をお願いいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 124 ◯議長(西野正人君)  御異議ないものと認めます。よって本件については、議長一任と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 125 ◯議長(西野正人君)  本日の日程は全て終わりました。  これをもって平成30年第3回日野市議会定例会を閉会いたします。              午後2時32分 閉会 Copyright © Hino City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...