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  1. 大田区議会 2021-01-15
    令和 3年 1月  まちづくり環境委員会−01月15日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 3年 1月  まちづくり環境委員会−01月15日-01号令和 3年 1月  まちづくり環境委員会 令和3年1月15日                午前10時00分開会 ○海老澤 委員長 それでは、ただいまから、まちづくり環境委員会を開会いたします。  まず、本職から申し上げます。  感染症拡大防止の観点から傍聴人が激しくせき込むなどの症状が見られた場合、本職の判断により傍聴人には退室をお願いする場合がございます。あらかじめご了承願います。  継続調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告を行います。理事者説明及び質疑については、部ごとに行います。  それでは、まちづくり推進部所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎柞木 都市開発課長 私からは、資料番号26番、委員会資料の表記の件について、ご説明させていただきます。  本件につきましては、前々回のまちづくり環境委員会においてご報告いたしました続報でございます。  委員会資料項番2と3の記載のとおり、都市計画素案説明につきましては、通常形式オープンハウス型の素案説明会予定どおりの日程と会場で開催させていただきました。  別紙1の資料をご覧ください。  こちらは素案説明会の当日にお配りした資料でございます。  続いて、最終ページ、別紙2の資料をご覧ください。  こちらは通常形式オープンハウス型素案説明会についての開催結果を取りまとめた資料でございます。  通常形式素案説明会は令和2年12月18日、19日に開催し、初日は60名、二日目は34名が参加され、主な質問としてご覧のとおりのご質問をいただき、都と区で実施する本件の都市計画事業についての反対のご意見をいただくことはございませんでした。  また、オープンハウス型の素案説明会は、令和2年12月21日、22日に開催し、初日は1,082名、二日目は1,689名が参加され、こちらでも反対意見はいただくことなく、早期着手早期実現を望むご意見、激励を多くいただいたところでございます。  なお、別紙2に記載の素案説明会についての開催結果でございますが、現在、都と区で作業を進めておりまして、当日の概要、主な質問、その回答につきましては、都と区のホームページで公開してまいります。本日は速報版として取り急ぎ主な質問をご報告させていただきましたが、一部特定団体が記載されている箇所につきましては、ホームページ上での記載は見送る方向で都と調整しているところでございます。
    ◎青木 建築調整課長 資料ナンバー27番、令和元年台風19号に係る住宅応急修理実施報告について、ご報告します。  令和元年台風19号により被災した住家の応急修理について、令和元年12月、令和2年5月の委員会にてご報告してまいりましたが、最終の報告となります。  災害救助法適用により、区は令和元年11月23日から令和元年台風19号で被災した住家の応急修理を希望する方へ実施してまいりました。令和2年度からは受付窓口を本庁舎の建築調整課に置き対応してきましたが、発災から期間が経過し、申請状況が落ち着いてきたこと、また国より終了の方針が示されたことにより、令和2年11月11日をもって制度を終了いたしましたので、ご報告いたします。  制度の利用状況でございますが、186件の利用がございました。  り災証明書判定ごとの件数、内訳については、資料に4記載のとおりでございます。  また、制度終了にあたっては、令和2年8月中旬頃から区ホームページへの掲載、被害の大きかった田園調布地区等区設掲示板自治会町会掲示板へポスターを掲示するなど広報を行いました。  なお、本制度の対象者住宅応急修理をしていない方に対しては、個別にご意向を確認したり、制度利用のご案内を送付するなど重ねて周知をしてまいりました。 ○海老澤 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。  順番に行きますか、報告順1番の大森駅西口周辺について、ご質問お願いいたします。 ◆奈須 委員 私も小学校で開催された説明会の1日目に参加をさせていただいたのですけれども、実際にこの計画によって影響を受ける、ですから土地が減ったりですとかという形で直接的な影響を受ける地権者借地権者、あるいは賃貸借人がもし把握できていれば、これは全員で何人ぐらいいらしたのでしょうか。 ◎柞木 都市開発課長 地権者の数については、約450件でございます。  賃借人の方につきましては、既にお会いしている方も多くいらっしゃいますが、ちょっと件数については細かいところまでは把握できかねているところでございます。  これからお話し合い地権者ともさせていただく中で、そちらのほうについての件数もお伺いを詳しくできたらなと思っているところでございます。 ◆奈須 委員 借地権者というのは、地権者に含まれているのですか、今のお話ですと。 ◎柞木 都市開発課長 今、私が申し上げたのは、地権者からお借りしてる方の意味を申し上げたところでございます。賃借人です。 ◆奈須 委員 土地を所有している人が何人で、土地を所有している人から借地をしている人が何人で、それからあとは建物などで賃貸借をしている人が何人という形での把握ができていたら教えてくださいということをお伺いいたしました。 ◎柞木 都市開発課長 失礼いたしました。改めて申し上げます。  地権者として把握している方が450件でございます。  借地人とかのお借りしている関係の方の数については、これからお話し合いさせていただく中で詳しく確認させていただきたいと思っております。 ○海老澤 委員長 小分けの人数は分かりますか。分からない。 ◎柞木 都市開発課長 小分けの人数は、地権者等の数ということで450件という把握でございます。 ○海老澤 委員長 それは、別々では把握していないということですね、では。 ◎柞木 都市開発課長 山王小路飲食店街の数については、100名強という数は把握しておりますし、それからそれ以外のそれを差し引いた数というのが池上通り地権者という数で把握しております。 ○海老澤 委員長 それでよろしいですか。 ◆奈須 委員 何で聞いたかというと、対象になっている人はもっとたくさんいるはずなのに、意外と参加している人は少なかったなと思っていて、私のように地権者でも借地権者でもない人も参加していらっしゃいますし、まちの方も参加していることを考えても、利害関係者というのですか、直接の利害関係者の参加が少ないなと思うと、逆に言えば、地権者というのは今後のいろいろな変更にあたってはとても大切な合意形成対象者になりますから、個別に特定もしていて、450人と個別に話しているのかなと思いますと、逆に当日お越しになっていた商店、今おっしゃっていたように、地獄谷を中心にした商店の方たちというのが、意外とその質問の仕方を伺っていても、何が起きるのかというのをよくご存じないのかなと思ってちょっと気になったのですけれども、そのあたりはどのように進めていらっしゃるのでしょうか。 ◎柞木 都市開発課長 私ども、もう平成20年代のところから地権者、それから店舗をやっている方についてはたな子においても、この事業の取り組みについては、前々回の委員会でも申し上げましたが、地権者などのご意見をいただきながら合意形成を、合意形成といいますか、お話し合いをさせていただきまして、その地権者組織である大森八景坂地区まちづくり協議会からもまちづくり計画案という案をいただき、区でも区としての責任で整備計画をあげさせていただいてお話をさせていただいたところでございます。  実際、委員がおっしゃるとおり、当日の説明会の中でも、あ、ちゃんと伝わっていらっしゃらないなと思われる方のご質問もありというところがございました。それ以外には、オープンハウス型の説明会に今回多く来ていただく傾向の結果が出ましたけれども、そちらのほうにも多くいらっしゃって、私、直接お会いしたのですけれども、そこでお会いした方は結構ちゃんとご理解いただいている方が多くて、ようやく説明会の運びができたのだねというご意見をいただいております。  委員おっしゃるとおり、やはり私どもとしては誠意を持って説明させていただいても、やはり受け取られる方のほうへの伝わり具合というのが、まだちょっと伝わっていないなという印象を持ったところもございましたので、そこについては我々の説明の仕方の問題として受け止めなければなりませんので、これからまた繰り返し丁寧にしっかりとご理解いただくまでお話を続けていきたいという姿勢で考えております。 ◆奈須 委員 やはり誰もそうですけれども、自分が今持っている権利がしっかりと確保されるのか、あるいは担保されるのかというところが一番気になっていらっしゃるところだと思うのです。その権利が確保される、あるいは同じ状態では確保されないとしても別の形で補償などの形で、何とかそれが担保されるようになる、その場合にはどうやって権利行使ができるのかという、その手段とか手法とかというものをしっかり説明しないと、やはり伝わらないのかなと。そうした意味では、ちょっと説明の仕方が、今不十分と言ったかどうか分からないのですけれども、やり方に課題があるというご答弁だったと思うのですけれども、私も、もうちょっと親切に説明してあげたらいいのかなと思って、後からちょっともう1回質問したのですが、例えば、やはりあそこにいらっしゃる方は原則買い上げをするという話でした。買い上げるけれども戻ってこられるかどうかについて、とても気にしていらしたようなのです。今度、2層構造になり、地下の部分には店舗も入るということで、お話を伺っていると、あそこでご商売をしていらっしゃる方は、もしかしたらあそこに戻れるかもしれないと思っているし、そこについての意向の調査も行うと大田区が言っていたので、では事前に戻りたいか、戻りたくないかということを聞いた上で、戻れるか、あるいは売って出ていくかという交渉になるかのようにご理解をされたと思うのですが、現実に私が説明を聞いていた話ですと、まずは買い上げる、その上であそこに入る店舗については募集をかけるなり、何なりをして、選考が行われ決定されるということで、あそこに居続けるか、居続けないかということと、新しく店舗に入るということとは全く別のものとして切り離されて進むということだったと思うのです。  そのあたりが多分最終的にあのご質問をなさった方には伝わらなかったのではないかなと。だから、ある種の希望も持ちながら少しでも高く売って、うまくいけば同じ立地のところでご商売もできるかもしれないと思われているような気もしたので、そこら辺はやはり売ってしまったらもう何ら交渉の余地がなくなるわけですよね、カードを持てなくなるわけだから。そういうところをきちんと説明していかないと、いわゆる今営業をしていらっしゃる方、土地を持っていらっしゃる方が、私はちょっと不利になるのかなと思ったのです。  そこら辺のやはり説明の仕方というのが、うそではないけれども十分ではないという、そのあたりはどう考えていますか。ちゃんと、私は説明すべきだと思うのですけれども、この手順も含めて。私、スケジュールのことも聞いたと思うのです。スケジュールも含めてちゃんと明確に示した上で説明するべきではないのかなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎柞木 都市開発課長 まず、説明会当日、ちょっとご理解のほうがという地権者の方は、既に何度かお会いされている方なのです。ですので、やはりこの後またしっかりとお会いして、あの会場だと限られた時間と限られた場所でのお話となりますので、個別にしっかりと説明を、また改めて重ねていきたいと思います。  やはり、都市計画の流れというのは、なかなか難しい内容でございますので、1回、2回ではなかなかというところもあるかと思いますので、そこはやはりご理解いただくまでの丁寧さというのは必要かと思っております。  それと、この大森西口につきましては、説明会の会場でもお伝えさせていただきましたとおり、正当な補償の下に土地のほうはお譲りいただいて、区の責任でハード面の部分については建設させていただくと。ただ、具体的なしつらえの部分とかのデザインといった、そういったものについてはやはりこれからも引き続き地域の皆様のご意見をいただきながらつくっていくということでございまして、この2層構造につきましては、繰り返しですが、もう何年もたって地権者団体大森八景坂地区まちづくり協議会、それからそれに属していながらもなかなか参加されない方の地権者とも個別に丁寧にお話をさせていただいて、このような形をつくってほしいと。そして、さらに意向調査も行って多数の意見をいただいているという中で、整備方針を打ち出して、整備方針を打ち出したらば、内容のとおりの出し方をしておりますので、今後もそのようなスタイルをきちっと取ってお話を進めながら前に進んでいきたいと思っております。 ◆奈須 委員 どなたがどういう理解をしていらっしゃるかも把握していて、不足している分については大田区としても説明をしているというお話なので、そこはちゃんとやっていただきたいなと思うのですが、一つ気になるのは、多分あの方は個人でお話をされているのではなく、ある団体の代表なのかどうかちょっと私も聞き漏らしましたけれども、そういう中でほかの同じような思いをしていらっしゃる方の気持ちも含めて、ご発言なさっているとするならば、同じように十分な説明を受けているとはどうも言えないのではないかなという方が少なからずいらっしゃるのかなとも推測できますので、そこはしっかりと説明していただきたいなと思います。  その上で、やはり具体的なイメージが湧かないと、やはり聞いている情報というのはどうしても自分の理解の中でどうしても希望的観測の下に思い描いてしまう部分があるので、今分かる範囲でいいのですけれども、教えていただきたいのですが、後から入るというか、地下にできる店舗スペースというのはどのぐらいの面積を予定しているのか、あるいは可能なのかということと、現在の地獄谷の営業していらっしゃる店舗のスペースというのはどのぐらいを把握していて、細かく分かれば、例えば100平米と50平米とか、200平米と400平米とかと分かる数字で見せていただければいいのですけれども、増えるのか減るのかとか、そのぐらいでもどのぐらいの何割増しになる、何割減になるとか、分かれば教えていただけますか。 ◎柞木 都市開発課長 まず、今回西口広場を考えておりますところの山王小路飲食店街のところにつきましては、まず床面積のところについては全体では約1,500平方メートルというところでございます。  委員のほうからもちょっとお話しいただいたところで、ちょっとご説明したのですけれども、今店舗のところについてもこれからもお話し合いをさせていただいてというところでございますが、今にぎわい空間ということを考えているとご説明させていただきましたが、今後これから地権者の皆様とまたこれから話し合いを続ける中で、にぎわい空間として、このイメージ図のとおりのちょっと広場的なものになるのか、それとも店舗の形になってくるのかというところについては、やはり今後のお話し合いの状況によって少し変わってくるのかなと思います。  いずれにしても、地域の皆様のご意見をいただいて、地域の皆様にも喜ばれるエリアでなければいけませんし、個別のお話の中でお戻りになるかならないかのご意見などもこれからの具体的なお話をしてのことになりますので、店舗とする可能性もございますし、このようなイメージ図のような広場的な部分、地下も、地下というか1階部分も地上の部分の人工地盤と同じように広場的な部分になるかもしれません。その辺はまだこれからというところがございます。ただ、にぎわい空間として、区としてはイメージしているというお話をさせていただいたところでございます。  個別の店舗の面積につきましては、先ほど申し上げたとおり100件強ありますけれども、大小様々であります。ちょっと今手持ちで細かい数字、ちょっと持っておりませんが、ちょっとその辺のところで今数字を申し上げられないので、もし必要であれば後ほど個別にというところでよろしくお願いできればと思います。 ◆奈須 委員 大体のところのお話を伺ったのですが、私のこの間の説明の把握ですと、まず補償があって売却をした後に、今ご説明でいえばにぎわい空間をどうしていくのかということの意見をいただきながらということだったのですが、そもそもでいえば、どういう最終形になるか、それに対してどのような思いでこの整備というか、計画に賛成するのか、条件つきで賛成するのか、反対するのかはそれぞれに皆さんいろいろなお気持ちがあると思いますが、その順番でやらないと、とにかく売ってくれ、その後でどうなるかは分からないというやり方は、あまりよくないのかなと思うのですけれども、進め方は現実にはどうなっていくのでしょうか。 ◎柞木 都市開発課長 お話の流れといたしましては、やはりこれからどのような形で進めていくのかというところ、今回は初めてというか、平成30年の整備構想でお出ししておりましたが、それと同じような整備イメージ図ということでイラストを出させていただいております。これは、繰り返しになりますが、地権者大森八景坂地区まちづくり協議会からいただいたお話を受けて、区としてその内容をもうほぼほぼ同じようなイメージを受け止めてイメージ図を出したものを、平成30年12月につくったものを載せているというところでございますが、この後、この方向性についてどうしていきますかということのお話を、まずするということが先になります。  個別でさせていただくお話というのは、この資料の中の最後のページにもございますけれども、これから都市計画決定を経て、それから用地測量を行って、事業認可を得て、その後用地説明会を経て、個別のお話ということで、個別のお話をさせていただく場面というのは、まだ大分数年先というところでございますので、この間、これからやはりまずは計画を出さないと前に進みませんので、今回そういった説明会都市計画課のほうでさせていただいたところなので、まずはこれからどうするかというのを、まず個別のお話の前に地権者の皆様と引き続きお話をさせていただく、そのように考えております。 ◆奈須 委員 そうすると余計にこの都市計画の決定ということが重要になるのかなと。結局は線引きされてしまいますから、それが決定されれば、幾らそこに残ろうと思っても一部土地を売却しなければならない、あるいは全部売却して別のところに用地を確保する、あるいはそもそも全く関係ないところであれば、いいの悪いの言っても自分はこの計画の中では、いわゆる一票を投じるというか、そういう意味での判こを押せる立場にない方もいらっしゃるわけですから、とても大切なのかなと思うのですが、実際にこの都市計画決定というのが、このタイトルの中でも大森駅西口周辺都市基盤施設整備に関する都市計画素案説明会ということで、たしか道路と広場という二つのものがあったと思うのですけれども、説明会のときにも申し上げたのですが、この計画を実現するためにはやはり容積率建ぺい率を変更しないと自分の、売却してそのまま小さくなったところに建てるという考え方もあると思いますけれども、容積率を上げるとか、あるいは様々な都市計画の仕組みを使った上で、ボリュームがある程度確保できる計画を可能にしていくということが必要になると思うのですけれども、そのあたりの再開発の仕組みであったり、地区計画の変更みたいなことも含めて、この都市計画の決定というところには含まれると考えてよろしいのでしょうか。 ◎柞木 都市開発課長 こちらにつきましては、繰り返しですが、池上通りは東京都、大森西口広場につきましては大田区ということで、今回は共同で道路面と人工地盤一体不可分というところでございますので同時に進めておりますけれども、それぞれが事業主体ということで行っております。ですので、大変言葉としてはお伝えしにくい内容ではありますけれども、都市計画事業の整備を進めるにあたりましては、地権者に正当な補償の下に土地のほうをお譲りいただいて、道路の歩道拡幅についても、広場の整備についても進めさせていただくところでございます。  したがいまして、状況によって戻れるところと、やはり戻れない方もいらっしゃるかと思いますが、この辺はこれからの整備を進める中で、やはり個別のお話し合いの中で進めていくというところになります。 ◆奈須 委員 今のご説明ですと、用地の買収については金銭補償のみで、容積率建ぺい率などの変更は一切ない中でこの計画が進むと考えてよろしいのですか、最終形は。 ◎柞木 都市開発課長 この辺の細かいところについても、道路区域のところについては、そのような形もございますけれども、広場のところについては基本的には土地をお譲りいただいて、大田区のほうの責任でしっかりと整備をさせていただくということになりますので、容積率建ぺい率というところは今のところはないという形で考えております。 ◆平野 委員 今、ちょっとお話にあった、今後のスケジュールをちょっと確認したいのですが、都市計画審議会が来年の秋頃かなということで、それ以降の、例えばこの都市計画事業認可とか、あと用地説明会とかは、今の時点で分かっているスケジュールがあったら教えてください。 ◎柞木 都市開発課長 まず、事業認可スケジュールでございますが、現段階の中でこれから法律の手続きどおりに進んでいくことであれば、令和5年末の予定を考えております。ただし、このコロナ禍でございますので、都市計画審議会がちょっと開催が難しいとか、そういうことがあると若干の遅れはあることはご承知おきいただければと思います。  その事業認可を経て、国、それから東京都の認可を得た後に用地説明会を開催いたします。用地説明会は、年明けの令和6年前半というイメージで今のところ予定をしているところでございます。 ◆平野 委員 すみません、併せて聞けばよかったのですけれども、それが終わってから工事着手をして、イメージとしてはどれぐらいにこのまち並みができるようなイメージなのでしょうか。 ◎柞木 都市開発課長 やはり今回450件の地権者がいらっしゃいます。個別、個別のお話をさせていただきますので、今ここで何年ということを区としても、むしろ東京都としても明言していることではございません。ただ、一般的にはそれなりのお時間がかかるというのは当然だと思いますし、それぞれのご事情とか、生活の中でのいろいろ状況が個々別々でございますので、それなりの期間がかかるというご理解をいただければと思っております。 ◆平野 委員 私もこの説明会オープンハウス型で説明して、その後5階でやっている説明会にも参加したのですが、結構多くの方が興味を持っていらっしゃって、私は多分午前中に行ったと思うのです、土曜日、休みの日、平日かな。多くの方が結構興味を持っていらっしゃると思うので、地権者の方もそうなのですが、地域の方の、今までお話を聞いていたとおりまちづくり協議会を通していろいろご意見を聞いていると思うのですが、より丁寧に進めていただければと思いますので、これは要望としてよろしくお願いいたします。 ○海老澤 委員長 要望ということですね。 ◆荻野 委員 今のお話の中でも出てきたのですが、この地獄谷商店街の皆様というところも、これはまずは確認なのですけれども、ここの商店街の皆様、今までも地域の話し合いというところになると、地権者だけではなくて、どちらかというと借地という方がほとんどだと思うのですけれども、借地ではない、借りているところというのがほとんどだと思うのですけれども、こういった方たちも今までは代表として同じように、例えば町会の方とかと、地権者と同じように会議体に入ってきたという形でよろしいでしょうか。 ◎柞木 都市開発課長 メンバーとしては、構成メンバーに入っております。ただ、いらっしゃる、出たり出なかったりというのは、個人の回数にもよるのですけれども、そういう場合にはやはり個別でこちらから出向いてお会いしたりということをしておりまして、先ほどから申し上げる地権者組織である大森八景坂地区まちづくり協議会というのは、平成24年、2012年に開催されて、それからずっと大田区が、いわゆる都市開発課が事務局となってその会議体に毎回顔をちゃんと出させていただいて、お話し合いを重ねております。出席されることがなかなか、やはり営んでいると出にくい方については、夜お会いしたりかとか、そういった顔合わせを心がけて今までもきているという状況でございます。 ◆荻野 委員 特に地獄谷の、私、会長ともお話を聞いたことがあるのですけれども、基本的に飲食店が多くて、この会議とか特に夜とかに集まれとかと言うと、まんま営業していたりもするというか、そういったことも重なってきたりもすると思うのですけれども、これはまた今後、今、公園になるのか、いろいろな店舗を入れていくのかどうかも分からないということもあったし、今、奈須委員のところの話の中でもいろいろ権利の問題とかもありましたけれども、ここには同じように入っていただけるという、商店街の方で飲食の方たちもという認識でもよろしいですよね。 ◎柞木 都市開発課長 こちらのところについては、以前からも協議会にもお話をしているのですけれども、正当な補償の下に区のほうに土地をお譲りしていただきます、一旦。そして、区のほうで、このイラストに描いてあるような人工地盤、それから今の飲食店街の地面のところについても区のほうの責任でしっかりと整備をさせていただきます。その後に、繰り返しの内容ですけれども、広場にするのか、店舗の形式を取るのかというところのご意見については、これからの皆様の、地権者の皆様などのお話し合いの中で方向性を決めていくわけなのですが、そのときに、例えば店舗を入れるという結論になったときにお入りになるかどうかというところの中でご意見をいただく形になっていきます。ですから、必ずお戻りいただくとかというお話しではなくて、きちっとお譲りをいただいて、区で整備をしますという話をまず第一にさせていただくところでございます。 ◆荻野 委員 飲食店が入ることになったときに、そこに相談に入ってもらうというところというよりも、今までどおりやはり会議の中に、それは、もうこの会議はいいやというので来ないのだったらそれはしようがないのですけれども、継続的に飲食店とか、今、この店舗の方たち、また地権者という言い方になってくるとまた外れる部分とかも出てくると思うのですけれども、この方たちもやはり地域の代表として今までずっといらっしゃったわけですから、このまま同じように話し合いとか、そういう協議の場というのは、やはり席が用意されているというか、同じ扱いでずっと行くのかなというのが。  なぜかというと、私、もうちょっと古い話なので、これは、今はどうこうではなくて、連続立体交差、京急の、あのときに梅屋敷の方からご相談を受けたことがあるのですよ、店舗を営む方で、借地で。どういうことかというと、あそこの買収とかがちょっと進めている中で、これは東京都のほうに確認して来てもらって話もしてもらったことなのですけれども、土地の権利はちょっと店舗の下のところにぴったりその人の土地に一人だけが借りているというのではなくて、ちょっと入り乱れているというところがあって、なかなかそこの店舗のところの部分の買い上げとか、そういうことが進まなかったと。そのときに地権者のほうと話をしていても、ちょっとちょうどのその店舗の建っている建物のところが入り乱れてしまっていて、そっちとの話し合いが進んでいないから、いつ移ればいいのかもどうかも、出ていけばいいのかとかも分からないし、どういう補償があるのかも分からないし、困っているという相談を受けたことがあるのです。道路沿いのお店だったのですけれども、道路から見える。  そのときに、やはりすごく感じたのが、本当に、やはり土地を持っている人が地権者という意味では権利はすごく大きいというのがあるのですけれども、そこで、上で借りたりとかして、商売をしていたりだとか、営んでいる方という人というのがすごくおざなりになっているなというのを、そのときすごく感じたのです。特に話し合いも、話もあまり、そのときは東京都だったのですけれども、途中連絡が途絶えたままほったらかしにされていると、ちょっとどうなのかも分からないけれども、買収が済んだところとか工事が進んでいる横で、うちは全然連絡来ないしどうなるのみたいな、東京都に確認したら、そこの下の部分の土地が幾つも分かれていて、全然買い上げとか話が進まなくて、そうするとその先に進めないから店舗に連絡は行っていないわけです。でも、うちからしたらこれはどうなるのか分からないままずっとここにいろと、いつ、何年後に出て行ってくれとか、移動してくれという話もないし、困っているところがあったのです。  そういうこと、やはり置き去りにするというのは、もしかしたら広場になるかもしれないからお店の人はみんな出ていってもらうとかという、そういう決断がもしかしたら出るかもしれないですけれども、少なくともそれが出るまでは、やはり同じように継続的に、今の話だと地権者地権者と、やはり土地を持っている、法律上とか、権利上はそうなのだと思うのですけれども、ただその協議会とか、まちづくりとか、地域というと、別に法律上権利がある人だけを入れてきたわけでは、もちろんないわけではないですか。そこは、やはりだから、今、奈須委員もお話をされていましたけれども、どういう形で、ではこの未来図がどうなるかというところとは別に、やはり今後も、例えばその決定が飲食店の皆さんからしたら残念な結果になったとしても、やはりそこは丁寧にやっていってもらいたいなということは、お伺いしておきます。 ◎柞木 都市開発課長 委員おっしゃるとおり、補償の権利関係になるとやはり法律的な部分というのは確かにございますが、私どもの姿勢としては、それはそれと法律的な部分はございますけれども、今までの姿勢としては地権者だけではなくて、ちゃんとその店舗の方、たな子においても同じような形で接しております。今回の説明会においても、地権者だけにご案内しているわけではなくて、たな子のほうにも当然ご案内をさせていただいて、ぜひお越しいただいて、ぜひ説明会の内容を聞いていただきたいという姿勢がございます。コロナ禍ということで、山王小学校が難しければ、ぜひオープンハウスでもということで、オープンハウスでは実は1,000人を超えた人数の中に、店舗の方が結構いらっしゃって、お顔も合わせた方もいらっしゃった中で私も直接お話をしながらこの資料をパネル化したものでご案内したのですけれども、そういった形の姿勢を今後も続けていきたいと思っております。しっかりと情報はお伝えしながらと思っております。 ◆荒尾 委員 西口広場地獄谷のところでなのですけれども、ここで商売をされている方が、この新たに西口広場ができて、元の場所で同じように商売できるというのが一番理想だと思うのです。そうするべきだと、大田区もそういう立場でこの計画を進めるべきだと思っています。道路も、今の現行の15メートルの幅員から最大で30メートルに広がるということで、地権者との協議というのもすごく丁寧に対応しなくてはいけないのかなと思っています。先ほども課長が丁寧に対応しますとおっしゃっていましたけれども、ぜひそこのところはしっかりと話を進めていただきたいと思っています。  この広場の飲食をする場所について、さっきも、一番最初に言いましたけれども、ここで商売をされている人たちが、また元のように同じ場所で商売をしたいと思っている人が大部分だと思うのですけれども、ぜひそういう立場で計画を進めていただきたい。商売をやっている人たちの、やはり権利を守る、ここで地域のにぎわいだったり、そういうものがずっと受け継がれてきたという経緯もあると思うので、ぜひそこのところは尊重して計画を進めていただきたいと思っていますけれども、区の考えを教えてください。 ◎柞木 都市開発課長 委員おっしゃるとおり丁寧なお話し合いをこれからも進めていきたいという姿勢ではございます。  ただ、今後のお話し合いの中の方向でございますけれども、繰り返しで申し訳ないのですけれども、まず土地につきましては正当な補償の下に区のほうにお譲りいただいて、区が責任を持って整備をしていきます。ですので、一旦土地のほうは区が買い取るような形になるわけでございまして整備を行います。整備を行った後については、今回の説明会ではにぎわい空間ということで、今までの山王小路飲食店街のにぎわいなどの形成されたものについては、そういった空間として考えていきたいというところではございますが、必ずしも元のところに戻るというお話し合いではございません。あくまでも店舗の方が所有者であって、たな子の借りている方であっても、まずは土地の所有を区のほうに正当な補償の下に買い取らせていただいて整備をする。整備をする中で、今後も地権者の組織で行われている大森八景坂地区まちづくり協議会など、ほかに地域の皆様とお話し合いを進めて、区の責任でつくった後の内容が店舗形式が望ましいのか、広場の形がよろしいのかというのは、まだこれからになります。今の時代はこういった形でございますけれども、これから10年、20年たってまちが整備されていきますので、やはりその辺のところも見据えた中の地域の皆様のご意見を伺いながら、何が一番新しく機能更新した大森西口が望ましいのかということについて、地域の皆様のご意見をしっかり捉えた中で考えていきたいところでございます。 ◆荒尾 委員 これからの時代にということで、それはそういうことで進めるというのは理解をするのですけれども、でも今までずっとこの場所で商売をしてきた方の中には、やはりこれからもここで商売をしたいという人は当然いると思うのです。お話を聞いていますと、もう全員が、希望する人でも、その希望に添えない場合があります、商売できない場合がありますということを言っているように私には聞こえたのですけれども、そこは最大限、やはり努力していていただきたいなと思っています。お店をやっている人たちではなくて、ここに通っているお客さんもいるわけですし、やはりそこから地域のにぎわいだったり、文化の創出みたいな、地域文化の創出みたいなことも生まれてきていたわけなので、そういうところは尊重していただきたい。立場として、考え方として根底に持っていていただきたいということは要望しておきます。 ○海老澤 委員長 では、要望ということで。 ◆奈須 委員 今、いろいろなお話を伺っていると、今後の計画のスケジュールなどを見ていても、一定程度の、繰り返し出てきているのが、大森八景坂地区まちづくり協議会という地権者の皆さんの集まりなのですけれども、そこの中での合意形成が大分調ってきているのかなと見えるのですけれども、今の時点での内部の調査にはなると思いますけれども、正式なものではないのかもしれませんけれども、どのぐらいの合意が取れているのでしょうか。 ◎柞木 都市開発課長 合意形成という部分につきましては、まちづくり協議会、この大森八景坂地区まちづくり協議会から平成27年にまちづくり計画案というものが一つの冊子として作られています。これは大森八景坂地区まちづくり協議会の総意として大田区のほうに提案をいただいたものでございます。大田区はもちろん事務局として参画させていただいておりましたので、それを正式に受理させていただきました。  その内容として、やはりまちづくり協議会として出しているということをしっかりといただきましたので、その会としての総意としていただいたところです。区としても、やはりいただいただけではどうなのだというところが出ませんので、平成30年の12月に整備方針というのをしっかり出して、そこに大田区という名前で大田区クレジットをしっかり書いて、大田区としても大森八景坂地区まちづくり協議会の計画案については区で取り組もうとしている方向性と、全く異論のない、そぐわないしっかりとした方向性とマッチしていたので、そのご意見をしっかりと受け止めて、区としてもこうしていきますというものをしっかりと冊子で出しました。そういった経緯で進めておりますので、もう総意として受け止めていると理解しております。 ◆奈須 委員 一般的に住民発意のまちづくりの場合には、まちづくり協議会ができて、素案みたいなものが提出されたときには、審査会のほうなどでは一定程度の合意形成の割合についてすごく厳しくチェックをされた上で、私も傍聴したことがありますけれども、こんな割合ではみたいなことを言われて却下されたりすることもあるわけです。  一方で、このお話を伺っていると、大森八景坂地区まちづくり協議会の皆さんが地権者の集まりであるということを踏まえた上であったとしても、厳密に言うと全員の、例えば登記簿を確認した上での合意をしているかというとそうでもないと。しかも大田区としても、その地域の声は尊重するよということでの方針は出したとしても、厳密にあなたいいの悪いのというのを確認したわけではないけれども、大体よさそうだねと。たしか平成30年にはアンケート調査も行っていて、そこの中で地域の使っている利用者の皆さんへの問題意識なども調査していると。ここまでは分かるのですけれども、では実際に蓋を開けて、地権者一人ひとりに判こをいただくとなった場合に、これ、覆されてしまう可能性というのもあるのでしょうか。 ◎柞木 都市開発課長 やはり委員おっしゃるとおり大森八景坂地区まちづくり協議会という一つの地権者組織の協議会からいただいているというのは、もちろん尊重しなければなりませんが、総意という言葉で先ほどは申し上げましたが、100%かどうかというのは確かにというところがございます。  そのときはそうであっても、現実になればという方もいらっしゃると思います。その辺は、やはりどこの都市計画であってもあろうかと思います。そういったところについては、やはり最終的には個別、個別のお話し合いで、そこにもし急に反対されたというご意見が出たとしても、やはり私どもとしては、全体の中でご理解いただかないと新しい都市計画、都市づくりはできませんので、丁寧にご理解いただくまで、やはりお話し合いをしっかり進めていきたいと思っているところでございます。 ◆奈須 委員 ちょっと気になるのが、今の答弁でも個別の意見はあるかもしれないけれども、全体で進めてきたのだから賛成してよと受け取れてしまうのです。でも、それはやはり住民主体のまちづくりではないのかなと、大森八景坂地区まちづくり協議会がどのような合意形成をしてきたかが分からないので、そこについての是非を申し述べるということではなく、ただ、今もご答弁にありましたように、1回いいと思っていてもやはり気が変わるかもしれないし、今コロナでいろいろ世の中の状況も変わっていますから、もっと変わるかもしれないとすると、やはりそこら辺はありきで進めるというのはどうなのかなと思うわけです。  ここで、やはり一つ気になるのが、財政負担というものを、今の大田区の答弁ですと、もうこれはやるぞと、どんなに皆さんの意見があったとしても、いいものなのだからしっかりと説得をしながら賛成を勝ち取っていくみたいに聞こえるわけですけれども、そうであればそれなりの財政負担についても明らかになっていて、その財政胆力を大田区が持っていると、区民の皆さんにご負担いただけるということで示している、こういう報告なのかなと思うのですけれども、広場事業、道路拡幅となれば、しかも2層構造ですから、かなりの負担になるのではないかなと思いますけれども、おおよその目安で現時点で、こういう再開発絡みのことは財政負担が増えるのがお約束みたいな感じで、当初の計画よりどんどん増えていきますけれども、現時点でどのぐらいを見積もっているのでしょうか。 ◎柞木 都市開発課長 当日の説明会でもご質問いただいたところでございますけれども、現段階ではまだ算定をしていない状況でございます。 ◆奈須 委員 あまりに無責任かなと。しかも算定しないとしても、大体この規模感だと大体ここのまちのこのぐらいと同じかなとか、大田区でやっている再開発でこのぐらいだからこのぐらいかな、広場整備だとこのぐらいかなとか、それが2層構造になったらこのぐらいかなというのは、比較の対象があってしかるべきかなと思うのですけれども、それもしていないということですか。 ◎柞木 都市開発課長 本件に関わらず、通常の都市計画の流れにおいては、事業認可というのが都市計画決定の後にあるわけですけれども、その事業認可に合わせて用地測量を行いながら実際の土地の価格を確認して予算算定をしておりますので、その段階において定めていく流れでございます。 ◆奈須 委員 今日のお話を伺っていると、すごく危ういなと。平成5年に日本の経済がどうなるかというのも、普通のときでも、私は将来がどうなるかと言うと思うのですけれども、もう本当に社会の構造が大きく変わっていくと、しかも、中小規模事業者、中から小の規模事業者が今すごく厳しい状況にある中で、本当にちゃんと考えてやってほしいなと、一般的な算定として、確かに面積であったりとか、構造がある程度確定したらというのがあるとしても、それが1億円なのか、100億円なのかという規模感ぐらいは分かっていないといけないのではないかなと思いますので、そこはしっかりとやってもらわないと、そもそものところでこういう計画はどうなのかなと、私は思いました。  最後に一つだけ、委員の中でもちょっとそれに類するご意見もあったので、私も共感するので発言だけしておきたいのですけれども、確かに今いろいろな課題はあります。地域の道路拡幅についての課題があることも存じ上げておりますけれども、お話を伺っていると、拡幅した部分、あるいは広場になる部分については買収で乗り切っていくとなると、そこにいる多くの方たちはいなくなる可能性がとても高い、そこで事業を継続することはかなり難しいだろうと。面積については、しっかり出すことはできないと伺いましたけれども、実際に今そこで店舗などを経営していらっしゃる床面積を考えれば、どんなに頑張って広場の地下が全て店舗スペースになったとしても、全部入るのは難しいでしょうし、最近の新しい店舗スペースからいえば全く雰囲気も変わるかなと。新しい古いとか、昭和と令和とか、ちょっと表現としてうまく分かりませんけれども、まちの在り方が変わり、どっちがいい悪いはないですよね。  しかも、私が一番気になるのは、やはり構造の問題としての中小零細企業事業者が減ってしまって、そこにいわゆる大資本が入ってくる構造に変わるのかなと。こういうことについて、もちろんここではまちをどうしていくかという話し合いの議論だと思いますけれども、産業経済部であったりとか、企画はこういうまちに変わることによって大田区民の生活だとか、大田区のまちがどう変化していくのかというのを考えてやっているのでしょうかと思ってしまうのです。  私は、もう今この緊急事態宣言下の中で本当にご苦労していらっしゃる方がいらして、意外とすごく小さい規模だったりすると、補償金などで何とかしのげるところもあるみたいですけれども、微妙にやはり1日1事業者6万円かな、これだとなかなか継続できなかったりするという中で、今もどんどんと構造が変わっていく中で、こういうことがドラスティックに、もう更地にして線を引いてまちをつくり、今いる人たちには別のところに移転していただくみたいなまちづくりが本当にいいのかなと。それを本当にせざるを得ないとしたら、その後に造る地下のスペースであったり、新たに線引きされた池上通り周辺のまちの在り方というものをどう考えるかというのを相当に工夫していただきたいなと思います。これは意見として申し述べておきます。 ○海老澤 委員長 それでは、1番目はよろしいでしょうか。  続きまして、令和元年の台風19号に関することに質疑をお願いします。 ◆荒尾 委員 おととしにこの台風被害あって、本当に被災された方々は本当に大変な思いをされたわけですけれども、この全壊、大規模半壊、あと一部損傷と、それぞれ修理限度額とあるのですけれども、修理限度額いっぱいでこの修理の補助を受けたケースというのは何件ぐらいあったのでしょうか。 ◎青木 建築調整課長 修理限度額を全て満額で受けたものが、件数として幾つあったかという詳細な数字までは、こちらでまだ把握はしていないのですけれども、限度額まで対象となるものがある場合は、それで算出していたということでございます。 ◆荒尾 委員 限度額いっぱいで出たケースもあったということでいいのですね。分かりました。  この申請する際に、これから修理を依頼するときに、これを申請すると制度上はなっていたと思うのですけれども、ただ中にはもう急いで家を修理しなければいけないという方がいて、自分で業者を頼んで、もう修理したと、その後申請しようとしたらもう修理頼んでいる人にはこの費用が出ませんということで言われて困っているのだという相談を前に受けたことがあるのですけれども、後になって、東京都か何かの制度で事後申請でも大丈夫ですよ、もう事業者を頼んでいる人でも出しますよという制度が出されて、そっちを使ったという話を伺ったのですが、大田区のほうでもそういった対応の改善みたいなことはされたのかどうかというのを確認したいのですけれども。 ◎青木 建築調整課長 住宅応急修理の制度でございますが、委員のおっしゃるとおり災害救助法の考え方から、資力のある方については自力で修理を行っていただくということから、既に工事が完了してしまったものについては対象とはなりません。ただ、その後に東京都のほうで独自に制度設計しました制度の中では、行ったものについても対象となるというつくりになっております。そちらについても区のほうで受けて事業を実施いたしました。 ◆荒尾 委員 では、大田区のほうでやったこのことについては、当初から全然変更なしで、これから業者を頼んで修理をするという人に限って申請を受け付けたということで、ずっと対応したということですか。 ◎青木 建築調整課長 応急修理の制度につきましては、原則として工事前に手続きを要するものとしておりましたので、こちらの今回報告している応急修理制度については、工事前に手続きということが原則です。ただし、応急修理について自治体が受付開始する前に既に業者に修理を依頼している場合が多いということもあって、国の通知のほうで修理に取りかかってもまだ支払いまで済んでいないというところについては対象となるという通知がございました。これに基づいて、区のほうでも完了していないというものであれば、同様の取扱いをしたということでございます。 ◆荒尾 委員 台風19号の被害では、自治体独自で支援を行ったというところもあったみたいなので、大田区の対応としてはもうちょっと柔軟性を持たせたほうがよかったのかなと。被害に遭われた方の立場に立てば、急いで家を直さなければいけないと考えるのは当然だし、やはり何とかこの家を直して、元の生活に戻りたいと当然思うわけで、そうした場合でも、もう工事、手をつけてしまってお金も支払ってしまったというケースも対象にして今後はやっていかないと、こういう非常時がまた発生したときに、また従来と同じような対応だと、ちょっと対応としてはまずいかなと思います。なので、そこは改善して、東京都も事後申請でもいいよという形で対応しているので、大田区も今後こうした災害、またいつ起こるかも分からないので、ぜひ今回の件を教訓にして、ぜひ改善をしていただきたいということを要望します。  あと、1年間ですか、約。対応していただいたということで、結構長い期間やって対応していただいたかなと思っています。なので、地域の人たちもまだやってくれているみたいだねということで安心していたようなので、ぜひ引き続き災害、住宅応急修理も含めて災害対策をしっかり取っていただきたいということを要望します。 ○海老澤 委員長 要望ということで。 ◆奈須 委員 ちょっと規模感として目安が知りたいのですけれども、全壊とか、大規模半壊とか、半壊とか、一部損壊とありますけれども、今回の台風によって被害が大きかった方は、それを全部直すとすると、多分この修理限度額では足りない方もいらしたのではないかなと思うのですけれども、申請していく書類の中で、多分見積りのようなものが出てきているとは思うのですが、多い方だとどのぐらいの費用負担をしていらっしゃるのでしょうか。この修理の補償というか、その限度額というのは、皆さんがり災した際に負担している金額に対して十分と言える金額になっているのか、そのあたりはどう考えているのか教えていただけますか。 ◎青木 建築調整課長 まず最初のご質問の今回見積書が上がってくる中で、どのぐらいの高額のものがあるかということにつきましては、ちょっとこちらで今数字は把握しておりません。その工事の内容が、被災した部分だけの工事であるのか、あるいは追加でというものもあるのかも、ちょっとこちらでは分かりません。ただ、こちらとしましては、対象となる部分を算定して工事を行ったということでございます。
     それから、すみません、2点目のご質問をもう一度お願いしてもよろしいでしょうか。 ◆奈須 委員 そこが分からないとお答えできないかもしれないのですけれども、この、いわゆる修理限度額で実際の被害に対して十分な額と言えるかどうかということについては、大田区はどう把握しているのかが知りたかったのですが。 ◎榊原 都市計画課長 まず、すみません、ちょっと補足させていただきますが、一つ目の費用負担についてなのですけれども、全部が対象工事になっているわけではありませんので、区の申請に来た内容としましては、日常生活に不可欠な部分の応急修理としまして、外壁や床、その他トイレとかが対象になっておりまして、電化製品等は対象外なのです。ですので、申請に来た方々から、もうこれでは足らないよという話はありました。ただ、今回の制度、応急修理というのは災害救助法に基づいて施行しているものでございまして、そういう範囲が決まっているために、一人ひとりの申請者の全貌を把握しているわけではないということが一つ目の回答になります。  したがいまして、二つ目の十分な金額だったかということに関しても、対象となったものに対してはきちんと対応ができたと考えております。 ◎齋藤 まちづくり推進部長 ちょっと補足でございますが、今、課長のほうから申し上げたとおり、あくまでこれは住宅の応急修理ということでございまして、応急に係る部分だけ助成しようというのがこの制度の趣旨でございます。  それで、先ほど荒尾委員からのご質問もありましたけれども、国は当初資力があるということで制度設計に至る前までに修理してしまった方を対象外にしているのです。だけれども、それではあまりだろうということで、大田区のほうからも、これは世田谷区と協働して声を上げて事後のことについても認めてくださいよというお話をして、それが後から改善されたといった経緯がございます。  それから、生活再建に係る部分も当然お困りの方がいますので、そちらのほうは福祉部のほうで所定の助成金を出していると把握しております。 ◆奈須 委員 いろいろ制度上の使い勝手が悪いというか、困難な中で工夫をされてきたというのは、ご答弁から分かったのですけれども、やはりこういった災害、また起きてはいけないのですけれども、今、区のあらゆる施策の中で防災ということを、災害対応ということを重点施策に挙げているとするならば、やはりこういうときにどういう被害が生じ、それに対して区民が何に困るのかというのは教訓というか、学ばなくてはいけないので、しっかり把握するべきなのではないかなと。  先ほどの中でも、把握していないというご答弁だったのですけれども、やはり申請している書類の中から被災している部分がどこか、それが対象になっているかということで見ていくわけですから、ある程度の把握というのはできるのかなと思うのです。そこは、やはり今回182件だっけ、ちょっと、4件かな、6件、足し算が遅くてごめんなさい、なので、大変ですけれども、できない数ではないのかなと、しかも大きなことですよね、大田区でこういう被害を受けた方がいらしたというのは、すごく大きなことだと思うので、ぜひそういうことも含めて、今後の課題になると思いますけれども、せっかくこうやって努力をされたのであれば、全部できるかどうかは別にしても、どう区民の皆さんが困っていらっしゃるのかという把握をしていただければなと思いますが、いかがですか。 ◎榊原 都市計画課長 今回の制度の課題というところですが、先ほど言いましたように対象工事が決められている中の補助だったりしまして、非常に使いづらいという意見はいただいております。それに対して、福祉部の支援があったりしまして、補うようなことも説明会では周知したのですが、現地に緊急で窓口を設けまして、説明会に来られなかった方とか、あとはもっと詳しく聞きたいのだという方々に対して、緊急の対応をした経過がございます。  そのときにいただいた意見などを、今、委員がおっしゃられたように今後きちんと改善につなげていきたいと考えております。その中で、一つ申し上げますと、今回工事がなかなか、工事会社が捕まらないとか、あとはコロナで工事着手がなかなかできないとかということもありまして、業者を早期に紹介するとか、逆に区がそういう今までの持っている情報を伝えたりして、改善には取り組んだところでございますが、引き続きそのようなことを続けてまいりたいと考えております。 ◆奈須 委員 いろいろご努力もされているということなので、それを皆さんの頭の中だけではなくて、何かの形でまとめておくということが次回に生かされるかなと思いますので、よろしくお願いします。 ○海老澤 委員長 それでは、まちづくり推進部の質疑はよろしいでしょうか。  では、まちづくり推進部の質疑は以上といたします。  臨時出席説明員の方は、ご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席) ○海老澤 委員長 次に、都市基盤整備部の所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎大田 基盤工事担当課長 私からは、都市基盤整備部資料番号24番、大田区立田園調布せせらぎ公園魅力アップ整備のための区民とのワークショップ開催結果について、ご説明させていただきます。  最初に経緯でございます。  大田区立田園調布せせらぎ公園では、新おおた重点プログラムに基づき、用地取得に伴う拡張部の整備等が計画されています。また、公園内では、大田区田園調布せせらぎ館(文化施設)の開館や公園休憩所の解体、体育施設の整備など関連する工事も計画されているところです。  この様な状況を踏まえ、大田区緑の基本計画(グリーンプランおおた)で定めた、都市の中のみどりの機能として「環境保全」「レクリエーション」「防災」「景観形成」を有した大田区立田園調布せせらぎ公園の更なる魅力アップを図り、公園の将来像を広く共有するため、区民とのワークショップを開催いたしました。  なお、当初、令和2年5月からの開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年9月からの開催としました。開催にあたっては、体温チェックやマスクの着用、換気、間隔の確保など、新型コロナウイルス感染症対策を徹底しております。  2のテーマにつきましては、(1)から(3)の3項目で行いました。  続いて、3、ワークショップの構成ですが、推薦枠25名、公募枠25名、計50名で実施いたしました。  4のワークショップ各回の開催状況は、第一回から第四回まで記載のとおりでございます。  5のワークショップのまとめと成果、参加者が5つのグループ別の討議により、田園調布せせらぎ公園の既存エリアや、新たに公園として拡張する区域の各ゾーンにおける施設整備のあり方や現状の問題点、改善すべき点、運営のルールづくりなどを話し合いました。グループワークでは主に崖線の保全、樹木地の適正な管理、湧水の保全、園路導線のバリアフリー化、現富士見会館から公園までの自然観察ができる園路整備、子供が遊べる広場の確保、体育施設の配置等などです。個々の課題や今後の施設の活用方針、方向性等について全体発表を通じ参加者全員で共有いたしました。区はワークショップの結果等を踏まえ公園整備の内容(概要)をまとめていきます。今までのワークショップの討議内容につきましては、第四回のワークショップの速報まで区ホームページに掲載しております。  なお、当初予定していた地域報告会の開催につきましては、新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら検討していきます。  なお、地域産業委員会におきましても、同じ報告を地域力推進部が行わせていただいております。 ◎谷田川 地域基盤整備第一課長 私からは、都市基盤整備部資料番号25番、桐里児童公園の供用停止について、ご報告させていただきます。  同児童公園は、南馬込六丁目9番1号に位置しておりまして、このたびの公園拡張整備に伴う、全面的な再整備工事を行うため、全面供用停止をするものでございます。  全面供用停止期間は、令和3年1月16日から3年3月31日までを予定してございます。  なお、公園の面積は493.5平米でございます。  次のページに同児童公園の改修案がございます。  ご覧のとおり砂場やすべり台、そして健康遊具やスイング遊具などを設置した計画案でございます。 ◎小泉 都市基盤整備部副参事〔調布地域基盤整備担当〕 私からは、資料番号26番、東雪谷二丁目公園の供用停止について、ご報告させていただきます。  資料の案内図をご覧ください。  東雪谷二丁目公園は、石川台駅の北側に位置する面積約800平方メートルの公園です。本公園につきましては、公園の老朽化に伴い、全体的な再整備を行うため、令和3年2月8日から令和3年9月12日の期間、全面供用停止といたします。  なお、再整備完成後は、公園の供用を再開いたします。  2枚目をご覧ください。  参考として完成平面図、鳥瞰図を添付しています。本公園は、高低差を生かしたすべり台、手すりをつけた階段など、幼児からお年寄りまでがご利用できる身近なオープンスペースとして再整備してまいります。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 私からは、2点報告申し上げます。  まず、都市基盤整備部資料27番、夫婦橋親水公園の一部供用停止について説明させていただきます。  本公園は、南蒲田一丁目呑川沿いにある公園でございます。  このたび、東京都建設局第二建設事務所による呑川防潮堤耐震補強工事の実施に伴い、本公園の一部を作業ヤードとして使用するため、当該箇所の供用停止を行います。  停止期間は、令和3年1月25日から令和3年12月31日まで、供用停止面積は公園面積1,655.9平方メートルのうち555.32平方メートルでございます。  次のページに供用停止範囲を示した図面がございますので、ご覧いただければと思います。  次に、資料番号28番、古市中央第二児童公園の開設について説明させていただきます。  本公園は、矢口三丁目24番にありました工場跡地における集団住宅建設での地域力を生かした大田区まちづくり条例に基づき、提供公園として寄付を受け、新たな公園として開設いたします。  住所は矢口三丁目24番45号、面積は450.73平方メートル、供用開始日は令和3年2月8日でございます。  次のページには、公園の平面図をつけてございますので、ご覧いただければと思います。 ◎楠 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 私からは、はばたき児童公園の開設、都市基盤整備部資料29番について、ご報告させていただきます。  公園名ははばたき児童公園、位置は大田区本羽田二丁目9番6号のところに開設を予定しております。面積は461平米となっております。  開設理由でございますが、都営の本羽田二丁目第2団地の建て替え工事に伴い、平成28年に旧三棟児童公園を一旦廃止させていただいて、そこを団地建物建て替え用地として使用しておりましたが、団地の建て替え工事が完了いたしましたので、都有地内で位置を変更し新たな児童公園として開設するというものでございます。  開設、供用開始日は令和3年3月1日を予定しています。  次に、はばたき児童公園の平面図をご覧いただきますと、この図のとおり、トイレ、それからかまどベンチ、健康遊具等を配置いたしまして、皆様にご利用いただくような予定をしておりますので、よろしくお願いいたします。 ○海老澤 委員長 それでは、順番に行きますか、委員の皆様、質疑をお願いいたします。  せせらぎ公園のワークショップ。 ◆奈須 委員 個々の課題や今後の施設の活用方針、5番のところ、ワークショップのまとめと成果とあるのですけれども、個々の課題や今後の施設の活用方針、方向性等について全体発表を通じ参加者全員で共有したという記載があるのです。これは、大田区が区民の皆さんに何かを発信したことについて共有してもらったということなのでしょうか。それとも、参加していただいた方が持っている問題意識も含めて、みんなで共有できたということになっているのですか。 ◎大田 基盤工事担当課長 ワークショップの中で最終回、第4回目でございます。そのときにグループ討議、最終討議をした中で、グループの中での意見をファシリテーターがまとめて発表した内容でございます。 ◆奈須 委員 こういうワークショップをやっていて、この報告だと何がどうなったのかが全然分からないです。だから、大田区として持っている課題があり、参加している方が持っている課題があり、大田区が決めている施設の活用方針があり、それに対して区民の皆さんがどう考えているのかというのがある。その上で、では今後はどうしたらいいかといういろいろな意見がある。それが分かるようにまとめなかったら、ワークショップをやる意味がないと思うのですけれども、それはどうなっていたのですか。 ◎大田 基盤工事担当課長 第1回目から区の考えの方針については、第1回目を始めて説明させていただいてスタートをしているところでございます。  そして、中間で改めてそれぞれの出席者の方から体育施設の内容とかも分かりづらいというところもありましたので、所管のほうから説明をした中でございます。  ワークショップに関しては、様々な建設的な意見や違う意見もございます。それを出していただくのが今回の内容でございます。  それを最終的に、行政のほうでこれから束ねて整理をさせていただきたいと考えております。 ◆奈須 委員 だとすると、今日の報告もそうですし、ホームページに公表されている、コンサルのほうでまとめたのかもしれないのですけれども、もう非常に見にくくて、よく分からない。だから、きちんと整理をした上で、大田区は今後はこう考えている、こう考えているということの中にも課題があり、こういう解決方法を大田区が考えていて、それに対して区民の皆さんは問題意識として課題はこういうところにあると思っている、それに対して解決方法はこうであるというのを整理しないと、何だかいろいろな人がいろいろな意見を言ったままで、いろいろな意見もあったけれども、大田区はこうやりますよとしかならないと思うのです。  この問題は、繰り返しになりますけれども、合意形成のボタンの掛け違いが一番の大きな問題で、それに対してボタンを掛け違えたものをどうやって調和させていくというのかしら、最後はやはり決めなくてはいけないし、こんな言い方はちょっと乱暴かもしれないけれども、落としどころというのをつくらなくてはいけないというのは、それはあると思いますけれども、それはやめるという落としどころもあれば、強行に進めるという落としどころもあるから、そこも含めて区民の皆さんがどう考えているか、大田区は、私は必ずしも区民の皆さんが言っていることがいつも100%正しいとも思わないし、でも大田区がやろうとしていることが100%正しいとも思わないから、そこはやはり何を選んだのかと、それは区民の皆さんにはこういう意見があるけれども、ここにおいて、やはり課題を解決するためには、今、しておかなくてはいけないのだよということが分かるワークショップと、分かる報告にならなくてはいけないと思うのです。それを分かるように書いてない。それはコンサルの能力なのか、大田区がオーダーしたからなのかが分からないのですけれども、これはもうちょっときちんとした形で、今、まとめるとあったのですけれども、まとめの段階の中ではどういう問題があって大田区がこのワークショップを開催し、どこまでが決まっていて、どこを、こう解決したいと思っているけれども、区民の皆さんに呼びかけてこうなったという、今言っているようなことが分かるようなものになるのですか。出てきますか、それは、まとめの中では。 ◎大田 基盤工事担当課長 まず、ワークショップをやる趣旨でございますけれども、最初からその時点で開催をする要望、それから1年前に委員会報告もさせていただいていますので、その目的はきちんと説明させていただいてきたところでございます。  最終的な、今、ホームページに載っているものは、4回目を行った速報でございます。今、それを集計してまとめている最中でございます。当然、出席者の方にもそのことの報告が必要になってきますので、その辺も整理した上で、それが終わった後、区の意見を整理してまとめていく手順でございます。 ◆奈須 委員 聞こうと思ったことの一部を答弁していただけてよかったのですけれども、やはり議事録については、参加している方の中からも自分の発言がしっかりと記録に残っていないかもしれないとか、ちょっとそういう趣旨で言ったのではないかもという、これはちょっと私が間違っているかもしれない、とにかく言っていることと、実際の記録とかが違うかもという話はあったので、確認するというのはとてもいいことだなと思うので、ぜひそれはお願いしたいなと思います。  今、一つ気になったのが、先ほどの大森の西口のまちづくりも似ているのだけれども、確かに大田区の意図はありますよねと、内部で決めているかもしれないねと、でもそうはいっても区民の意見もとても大切ですよねと、場合によっては区民が本質的なことを鋭く発言することもあると、それは1ミリも、大田区が幾ら決めたとは言っても、変えないものではなくて、変えるからこそ民主主義だし、行政の誰に影響しているかと言えば区民に影響しているということの表われというか、そこがなかったら行政はあってもしようがないと思うのです。  だから、目的がありますから目的の中ではもう体育館を建設すると決めていたのですから、幾らワークショップの中で区民が反対しても、こんなの造りますというのはちょっと違うと思う。いろいろ聞いたけれども、反対する意見がどうも説得力に欠けるから、やはり大田区が造りたいということのほうが、どう考えてもやはりよかったので造りますというのだったら分かると。そこが読んでいて報告で、なるほど大田区は区民の意見もこんなに丁寧に聞いてくれたと、こんなに賛否の意見もありましたと、だけれども結果として区民の意見があるからこう変えました、それも英断だなと。決めたけれども、変えるのも英断、あるいは区民がいろいろ言ったけれども、やはりこの区民の意見よりも大田区のこの方針のほうがいいから、そのまま進める、それもあると思う。でも、そこが分からないとワークショップは単なるガス抜きでしかないのかなと区民に思われてしまうと思いますから、繰り返しになるかもしれないけれども、目的あるではなくて、そこも含めてしっかりとまとめていただきたいなと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎大田 基盤工事担当課長 第4回目が終わりまして、まだ今速報の段階でございます。それを分かりやすいように整理して、区の考えも、今までの計画の中のものがございますので、それを加味して整理しまとめていきたいと考えております。 ◆奈須 委員 その上で、私もいろいろ意見はたくさん言いましたけれども、ワークショップをやったことは後づけで今さらという気持ちはもちろんあるし、何回も言ってきましたけれども、でもやらないよりはやってよかったなとすごく思います。それは、いろいろな困難も、想像もあらかじめなさっていたと思いますけれども、それでも区民の意見をしっかりと受けようと思ったのは、大田区すばらしいと思うのです。  そういう意味で、だからまとめは大切なのだけれども、今回、ワークショップをやってみて、大田区として評価とか、課題とか、感想とかがあれば、そこはちょっと伺いたいなと思います。 ◎大田 基盤工事担当課長 昨年の8月9日、10日と経過説明会を、所管の全体のところでさせていただきました。当然、公園の全体像が見えないというところの中で、そういう意見をたくさんいただいておりましたので、ワークショップをさせていただいたところです。  当然、今までの計画の中で体育館の建設のところや、それから用地取得、都市計画公園の整備というところの中で、そういう中でワークショップを進めたところについて、今回はきちんと住民との意見のやり取りもできてよかったと考えております。 ◆奈須 委員 反省とかはないですか、課題とか。 ◎保下 都市基盤管理課長 やはり、これまで地域の皆様に出している情報の中で不明な点というのが、やはり具体的に分かってきたという状況でございます。  やはり体育館を造るというワークショップを行っている中でも、具体的な位置、それもワークショップの中で確認されましたので、こちらとしましては中学校規模の体育館ということで、具体的な場所を何案か提案しまして、ワークショップのメンバーの皆さんにご理解していただいたという状況でございます。  また、その提示した中でも、騒音の問題とか、運営面、今後どのように区が考えているのかという課題も見えてきておりますので、そうしたことをさらに回を重ねるごとに皆さんと意見交換しながらこの4回に至ったという経緯でございます。  現在、最終取りまとめを行ってございます。 ◆奈須 委員 そういうこともあったと思うけれども、そもそもで言うと、やはり経緯が見えていない部分もあったというお話もあったと思うのですけれども、大田区の事業を進めるときに、区はどうやって決めて、どうやって進めているのかなというのが、今回のワークショップで区民は学んだのよね。それは、区とのやり取りの中で、最初はちゃんと大田区は説明してくれなかったけれども、時系列でこうなっていたのだと、そこの中で自分たちは意見を求められたわけでもなく、一方的に決めたのに、説明会を繰り返すうちに何となくそれが区民の意見に変わってしまって、あたかも自分たちが合意して、意見を聞かれていたようになっていたのだということに気がついたのだと思うのです。  そもそもで言えば、行政が何かの計画をつくることはあっていいと思うのですよ、スタートは。でも、その計画をつくるのは行政ありきではなくて、区民の、それもいろいろな要望だとか、こういう大田区であってほしいとか、財政負担であったりとか、いろいろなことの中で区が考えてくれているものだとばかり思っていたら、どうも違っているかもしれないということが、大きな区民の疑問だとか、怒りだとか、反対とかということにつながったのかなと思うのです。  私は、これはやはりせせらぎ公園の問題に限らず、今の大田区政、あるいは日本の政治にも根幹的な、そもそも民主主義は何なのだという話にもなってくると思うのだけれども、そこにとても関わる問題で、私はそれを区民の方が学び、そこに異議を唱えたというのは、とても大切なことだったと思うのです。だから、今後、私が皆さんにお伝えしたいのは、そういう区民の皆さんの思いがあると、いつもは気がついていないし、見ていないから見えないのだけれども、でも一たび何かで気がついて見てみれば、もしかしたら自分たちの思いで、今の大田区は動いていないかもしれないとか、税金が使われていないのではないかということに気がつく区民の人がいるということを、ぜひ頭に置いて、計画を進めていただきたいなと。やはりそれが今回ワークショップをやった上での一番の、私は成果ではなかったかなと。  繰り返しになりますけれども、言いたいことをたくさん言いましたけれども、それに対して粘り強く、時には逃げているかもとか思いながらも、でもちゃんと対応してくださったのよね、最後まで。それは、私はよかったことだと思うから、これで終わりではないし、もちろん区民の人も諦めているわけではありませんけれども、ただ4回のワークショップという今日のご報告をいただいて、私はそんな感想を持ちました。  その上で、最後に一つ、地域報告会をやめるかも、検討すると書いてあるのですけれども、ぜひやってほしいなと思うのはどうしてかというと、明日オープニングセレモニーはやるのですね。先ほど出張所に伺ったらやりますと、本当は出張所長にコールバックいただいて、参加者は何人ぐらいなのですかとかと、規模感まで聞こうと思ったのですけれども、そこまでちょっと伺うことができなかったのですけれども、オープニングをやるのであれば、当然に地域の報告会もしていただきたいなと思うわけですけれども、いかがでしょうか。 ◎大田 基盤工事担当課長 地域報告会につきましては、コロナの状況を見ながら、その辺について区のほうの最終的にまとめた案を、できる限りタイミングを見ながらさせていただきたいとは思っております。 ◆奈須 委員 すぐにできない、本当に状況を見ながらというのはそのとおりだと思うし、私の気持ちとしてはやってほしいと思いますけれども、なくすのだけはやめてほしいなと、これも希望として申し述べます。 ◆松原〔秀〕 委員 長くなっているので、1点だけちょっとお聞きしたいと思います。  私もちょっと個人的に内覧会に行かせていただきまして、すばらしい施設ができたなと、本当に皆様に感謝しているところです。ただ、実際にこれからできた後に、先ほど保下課長からも報告ありましたけれども、例えば騒音の問題とか、夜間のそういった管理上の問題、特にそういった防犯かな、そういったところ、例えば近隣の住民から何か相談があった場合に、そういったところのご相談に応じてくださるような窓口とか、そういうのは設定される予定があるのでしょうか。 ◎小泉 都市基盤整備部副参事〔調布地域基盤整備担当〕 公園の管理につきましては、指定管理のほうでやっておりまして、基本、ここは夜間閉鎖公園ですので、これまでどおり夜間は閉鎖を行っております。管理のほうは指定管理者がやっていますので、連絡をいただければ、そちらのほうで対応していくことになります。 ◆荒尾 委員 ワークショップについては、私も何回か意見を述べさせていただきましたけれども、地域報告会、私も奈須委員と同じでぜひこれは開いていただきたい。1回だけではなくて、なるべく多くの参加者を集めるために2回、複数回の開催とか、コロナの影響もあるので慎重になっているとは思うのですけれども、ぜひこれは開催していただきたいということは求めておきます。  本当に、いろいろな方がこの公園に対して思いを持っているというのも地域の住民の方から私もお話を伺って感じました。やはり大田区議会もこのせせらぎ公園は大事にしていこうという決議を出していますし、それに基づいて大切にしなければいけないところなのだというので、大田区としても改めてそれは感じたことと思います。なので、その上でも、これをきっかけにして、やはりこれから大田区が新たな整備計画をつくるとなったときに、やはり地域住民の人たちの声をやはり大切にするという、長年住んでいる方たちの声というのが、やはり一番大切にしなければいけないと思います。公園でしたら、やはりこの公園を利用している周辺住民の人たちの意見を、その計画をつくる前にどういったことを望んでいるのかと、やはり広く意見を求める必要があると思います。  なので、今後こういう公園の整備計画だったり、施設の整備計画というのをつくる際に、こうしたワークショップ、計画をつくる前にワークショップを開いて、広く意見を求める。それに基づいて、整備計画をつくるというやり方に変えていく必要があると思うのですけれども、区の考えとか、意見等はいかがでしょうか。 ◎大田 基盤工事担当課長 やはり公園、都市計画公園の関係で、公園内に施設ができるとか、今いろいろな状況が変わってきているところもございます。  やはりそういう部分では、事前にワークショップをやるなど、そういう工夫はこれからやっていく必要があると考えております。 ◆荒尾 委員 ぜひよろしくお願いします。 ◆平野 委員 私もワークショップについていろいろと意見をさせていただいて、まずやはり地域の報告会については、今荒尾委員とか奈須委員からもあったのですが、コロナで大変というのは分かるのですけれども、今回も、あと今後も多分こういった公園をどうしていくかという話の中で、どうしても自分の思いとは違うような話になるということがあると思うので、そこも含めて、そのフォローも含めて、やはり私は必要かなと思っていまして、例えば開催人数を減らして複数回開くという方法もできると思いますし、ソーシャルディスタンスを取ってというのもできると思うので、ぜひ。このワークショップ自体も5月からの開催を予定していたが、9月からの開催になったという話もありますので、また時期をずらしてでもいいのでぜひやっていただきたいなと思っております。  いろいろな委員の方からご意見もありましたが、私としてもやはり今後、これはいい機会だったと思うので、大田区の中でこういった、今、課長からもお話があった公民連携で公園の中をいろいろいじっていくというか、整備を進めていくという中で、多種多様な意見をしっかりと組み入れて進めていく。住民発意というか、住民の方が一番やはり思いがあって、公園の整備も進めていきたいという思いがあると思うので、計画の前からしっかりとこのワークショップをもっと前倒しにしていって、実際にどういったものをつくっていくのかというのを考えながら、地域の方と考えながら進めていただければなと思いますので、ちょっと重ねて意見、要望になりますが、よろしくお願いいたします。 ○海老澤 委員長 要望ということで。
    ◆奈須 委員 実はこの間、せせらぎ館の説明会かな、何だろう、内覧会に行ってきて、そのときにいろいろな整備のことを伺っている中で、一つ気になったのが、建物ができたらその西側のところ、ですからどりこの坂から駅の改札に向かって通路になっているのです。この通路は誰の土地と言ったら、大田区の土地だったと、公園なのです。何でこんなに、すごい幅だから、あそこを全部、極端な話、建物にすれば木を切ることはなかったのですよ、道路ではないから。あそこを建物にすることは可能なのです。そうしたら、東京都の安全条例上出入りが必要だったと、そのスペースを確保しなくてはいけない。でも、最終形で考えると、新しいせせらぎ館は北側のところに接道を設ければ、別に改札口の入り口まで通路を広げる必要はないので、スペースが余計に必要になるのです。あれがあるのは、多分、今の休憩所、今のクラブハウスがあるからあそこに通路が必要なのだけれども、だから施設の建築だとか、解体だとかのタイミングを変えれば、長期間にわたってあそこを通路にする意味があまりないなと思ったのです。  もう一つ考えるのは、最終的に体育館がどこにできるかによって、体育館のための出入りを考えると通路が必要になるのです。だから、このいろいろな整備の計画は、実はもう最終形が区の中では想定されていて、ここにある施設の、いわゆる避難所の通路とか、出入り口、東京都の安全条例上の通路なのか、ちょっとそこのところがちゃんと聞いていなかったので分からないのですけれども、それを想定していたのかなと思って、ちょっとびっくりしたのです。だから、公園全体を見れば、広場だったり、緑地だったりというところに使えるはずのスペースを何で通路にしているかという一つを考えても、区民には知らされずにいろいろなことが実はもう絵が描かれているのかなと思うと、そこも含めてもっとちゃんと説明をした上で進めてほしかったなと、これもちょっと私、この間、行って感じたことなので発言だけしておきます。 ○海老澤 委員長 それでは、次に、公園はどうしましょう、供用停止が2件。  (「ちょっとだけ」と呼ぶ者あり) ◆奈須 委員 これ、数字は出てこないかもしれないのですけれども、繰り返しになりますけれども、コロナで公園がよくなるものいいけれども、財政負担は大丈夫かなと思います。今まで安全上の問題で、遊具などが更新されなくてはいけないとかという場合もあるかもしれないけれども、ここまできれいにというか、立派にするよりも、今使わなければいけない税金はあるのではないかなと思って、ちょっと思わず企画財政課のほうにも連絡したのですけれども、企画財政課のほうでの問題なのか、原課のほうでの要望の押しが強かったのか分かりませんけれども、その双方だと思いますけれども、池上通りも拡幅する、広場もつくる、これからいっぱい東口もとか、蒲田もとかといろいろあるとすると、本当に大丈夫かなと真面目に心配してしまいます。そこのところを、誰かがちょっと考えていくということをしていかないと、最終的なつけを払うのは区民だけれども、皆さんも大田区に住んでいるかどうかは別にしてもどこかの自治体の住民でいらっしゃるわけで、もちろん税金を負担していらっしゃるわけだから、みんなのことだと思うのです。こんなにやっていいのかなと思うので、そこはもうちょっとこれからやるときに考えてほしいなと思いますけれども、どうでしょうか。 ○海老澤 委員長 奈須委員、ごめんなさい、今質問いただいたのですけれども、仕切る前だったので公園の話でよろしいですよね。 ◆奈須 委員 そうです。公園はもう入っていたと思ってしまった。 ○海老澤 委員長 まだ、今これから言おうと思ったときに一つだけと言うから、前の件のことを言うのかなと思っていたのでごめんなさい。 ◆奈須 委員 ごめんなさい。公園が終わっちゃうかと思って手を挙げてしまいました。 ○海老澤 委員長 今、奈須委員が質問していただいたのは、この公園のことについてなので。ひとつずつ行こうかなと思ったのですけれども、供用停止が二つと、一部供用停止が一つ、開設が二つなので、場所が違いますけれども同じ内容ではあるので、それについてという仕切りをしようと思っていて、今、奈須委員の質問なので、今の質問に対してのお答えはどうしましょう。全部違う担当なのですが。 ◎保下 都市基盤管理課長 公園も含みます都市基盤施設の更新につきましては、これは委員会にもご報告させていただいておりますけれども、新おおた重点プログラム、その中にも書かせていただいてございますけれども、やはりこのコロナ禍で大きな柱を、区として6本の柱を掲げて財政部局とも協議しながら、事業の選定なども行っているという状況でございます。  また、本日ご報告の供用停止の案件につきましては、やはり東京都の工事とか、外的要因によってやむを得ず供用停止をかけなければならないという事業もございますので、報告案件が非常に多く見えますけれども、外的要因も含んだ公園の供用停止ということでご理解いただければと考えてございます。 ◆奈須 委員 そうなのですけれども、そうなのですけれどもというか、実際にそうなのかもしれないのですけれども、もっとみんなが一人ひとり考えようよという気持ちなのです。やはり、国が決めたから、東京都が決めたから、計画でつくってしまったからということでいいのかなと、もういろいろなことが今そうなっていますよね。ちょっと普通に立ち止まって考えたら、大丈夫かなと思うことがいっぱいあります。ここの委員会の所管ではないことも言ってしまいそうなのでこのぐらいにしておきますけれども。そのぐらい多分意思決定の仕組み自体も巧妙だから、たかが一議員が言ったり、一担当が思っても変わらないというところがあるのかもしれませんけれども、そこをやはりいろいろ区内にも庁議だとか、いろいろな場面もあると思うのです、いろいろな部署が一緒になって区民のためにどうやっていこうかという、そういうところまで持っていって、大田区の中で、それは全部動くわけないというか、動くのが難しいというのも分かりますけれども、ちょっとでもそういう意識があることというのが大切なのではないかなと思うので、聞いてくださってありがとうございますというか、そんな気持ちです。 ◆荒尾 委員 公園の整備に係る供用停止ということで、桐里児童公園のところと、あと東雪谷二丁目公園のところでちょっとお尋ねしたいのですが、トイレがありますけれども、このトイレについては、従来と同じような形のトイレになるのでしょうか。今、どういう形のトイレになっているのかというのを教えていただけますか。 ◎谷田川 地域基盤整備第一課長 私のほうからは、桐里児童公園に関するものを報告させていただきますが、現在の桐里児童公園ではトイレにつきましてはロケットでございまして、これを整備に伴いまして洋式化にするものでございます。 ◎小泉 都市基盤整備部副参事〔調布地域基盤整備担当〕 東雪谷二丁目公園の現況のトイレにつきましてはございませんで、新しくできるトイレにつきましては、誰でもトイレが1基と、男子便所が1基設置されます。 ◆荒尾 委員 桐里については洋式化するということなのですが、いわゆる多機能トイレ、誰でもトイレという形にはならないのでしょうか。確認です。 ◎谷田川 地域基盤整備第一課長 誰でもトイレの整備につきましては、地元からの要望がなかった点と、それからもう1点は近くの、付近の桜並木公園、こちらのほうに誰でもトイレはございますので、そういったものも加味しながらそういう整備計画にしたものでございます。 ◆荒尾 委員 あと、健康遊具が設置をされる、桐里ですね、設置をされるのですが、今、区内の公園に健康器具が設置されている公園は何か所ぐらいあるのか。 ◎谷田川 地域基盤整備第一課長 知る限り、48か所、48公園、児童公園、設置しているものと考えてございます。 ◆荒尾 委員 健康器具は、設置のされていない公園もあるということなのでしょうけれども、できればもっと増やしてほしいなと私は思っているのです。今後も増設する計画というのはあるのでしょうか。 ◎谷田川 地域基盤整備第一課長 今回の健康遊具につきましては、地域の要望がございまして設置したものでございます。  区内の全体の健康遊具の設置につきましては、昨年の7月15日の本委員会で都市基盤管理課のほうがご報告させていただきましたが、公園緑地ストック活用基礎調査におきまして、今後鵜の木地区であったりとか、仲池上・久が原地区でそういったルートを選定して、その状況次第で今後どのようにしていくかという整理をしていくものと認識してございます。 ◆荒尾 委員 健康維持だったり、フレイル予防ということで、健康遊具を公園にもっと造ってほしいなと、私自身はすごく思っているのです。福祉の観点というのも非常に重要になってくるので、引き続き整備のほう、よろしくお願いいたします。  あと、東雪谷二丁目公園についてですけれども、これは公園内、傾斜になっているので階段がありますけれども、車椅子を利用される方もここの公園を使いたいなと思っている方がいると思うのですけれども、構造上、土地の関係とかもあってスロープを造るということ、これを見るとスロープはないのですけれども、ちょっとそれはスロープを造るということは検討はされたのでしょうか。 ◎大田 基盤工事担当課長 設計の工事のほうは、基盤工事担当課のほうで行うのですけれども、当初はスロープができるかどうか検討いたしましたが、スロープだけで面が全部使ってしまうものですから、それはできなかったところでございます。 ◆荒尾 委員 検討されたということだったのですけれども、構造上しようがなかったのかなということで理解はしています。できれば、障がいのあるなし関係なしに誰でも使える公園であるのが望ましいので、誰でも使える公園の整備ということを今後もよろしくお願いいたします。 ◆平野 委員 今、桐里児童公園で誰でもトイレの要望がなくてというお話があって、近くに誰でもトイレがあるというお話だったのですが、どれぐらいの距離なのでしょうか。 ◎谷田川 地域基盤整備第一課長 すみません、明確に数値はお答えできないのですが、地図で見る限りは500メートル程度と認識してございます。 ○海老澤 委員長 そんなにないのではないですか。 ◆平野 委員 そんなにないというお話もありますが、500メートルぐらいですか。  (「すみません、200メートルぐらい」と呼ぶ者あり) ○海老澤 委員長 200メートルぐらいですね。 ◆平野 委員 200メートルぐらい、すみません、200メートルぐらい、近くにあるというのもあると思うのですが、やはり、ちょっと。あと区の方針も聞きたいのですけれど、私の中では、やはり今トイレを更新したときに金額もかかるというのは分かるのですけれども、誰でもトイレを増やしていくという方針で、もちろんそれは誰でも使える、障がい者の方でも使えるようなバリアフリーの観点とかも含めて考えていらっしゃると思うのですが、そういった方針についてもしあれば教えていただきたいのですが。 ◎大田 基盤工事担当課長 桐里児童公園でございますが、鍵の手になっておりまして、左側が今までの現況のものでございます。右側が拡張部で土地を購入していた部分でございまして、ここの、今すべり台が真ん中にあるのですが、ここで2メートルほど段差があります。そういう状況の地形となっております。トイレは左側に現況のものがありますが、やはりこのスペース的なものからいっても、ちょっとここについては近隣の状況のトイレの状況も踏まえて、誰でもトイレの設置はスペース的にちょっと厳しいかなと判断を、設計の判断でさせていただきました。  基本的には、誰でもトイレがつけられるところ、それから地域の要望があった部分についてはつけていきたいというところはございます。 ◆平野 委員 設計上、ちょっと難しいということで、そういったところはしようがないと思うのですが、できるだけ誰でもトイレをつけて、地域の方、地域の方以外の方も、皆さんが使えるような公園の整備をぜひ進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○海老澤 委員長 では、ご意見ということで。  それでは公園についても以上でよろしいですね。  それでは、都市基盤整備部の質疑は以上といたしまして、臨時出席説明員の方はご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席) ○海老澤 委員長 次に、環境清掃部の所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎岡本 環境計画課長 私からは2件、報告させていただきます。  まず、環境清掃部資料番号15番、「大田区の環境〜令和元年度大田区環境基本計画(後期)に基づく実績報告〜」について、ご報告させていただきます。  大田区の環境につきましては、別紙のほうに資料を添付してございます。  こちらは、大田区環境基本計画の進行にあたりまして、取り組みの実績と進捗状況の点検、評価するものといたしまして、大田区環境審議会の審議を経て取りまとめたものでございます。  資料1の構成につきましては、一つは環境基本計画(後期)、重点プロジェクトの取組内容、二つ目は環境基本計画(後期)に基づく取組み、三つ目といたしましては環境基本計画(後期)の進捗管理指標の一覧を掲載してございます。  重点プロジェクトに位置づけております23施策につきましては、計画どおりの進捗があったという評価をうたってございます。  今後、区のホームページ、区政情報コーナー、また各特別出張所及び各図書館に閲覧用といたしまして配布して公開させていただく予定でございます。  続きまして、資料番号16番、こちらは、「大田区役所エコオフィス推進プラン(第5次)」の令和元年度実績報告について、ご説明させていただきます。  まず、表紙でございますが、大田区役所では、「大田区役所エコオフィス推進プラン」を策定し、区の事務事業に伴う環境負荷の低減に取り組んでいるところでございます。  当プランにつきましては、令和元年度から令和5年度までの5年間を計画期間とし、平成25年度を基準年度として削減目標を設定してございます。  1枚おめくりください。  1、エネルギー消費原単位について、ご報告させていただきます。  このエネルギー消費原単位といいますのは、区の施設、1平米当たりのエネルギー消費量のことでございます。  令和元年度のエネルギー消費原単位につきましては、基準年度比で1.7%の減少、前年度からは2.3%の減少となっているところでございます。  次のページをおめくりください。  2番、温室効果ガス排出量について、ご説明させていただきます。  令和元年度の温室効果ガス排出量につきましては、基準年度比では19%減少となり、前年度比でも2.7%減少と、温室効果ガス排出量の削減につきましては順調に進んでいるところでございます。  続きまして、資料を1枚おめくりください。  3、コピー用紙の購入量について、ご説明いたします。  令和元年度のコピー用紙購入量は、基準年度比では6.7%の増加、前年度比では横ばいで推移しているところでございます。  次のスライドをご覧ください。  コピー用紙の購入量が、基準年度比で増えておりますけれども、昨年度につきましては、10月に消費税増税がございまして、その直前に各部局でコピー用紙をまとめて購入しているということで、これが大きな要因と考えてございます。区といたしましては、引き続きペーパーレス会議等、コピー用紙の使用量の削減に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  次をおめくりいただけますでしょうか。  上水道の使用量についてでございます。  令和元年度の上水道の使用量は、基準年度比では12.3%の減少、前年度比でも3.4%の減少となってございます。  もう一枚おめくりいただけますでしょうか。  最後でございます。廃棄物の排出量でございます。  令和元年度の廃棄物排出量は、基準年度比で1.3%の減少としており、目標についてはクリアしておりますが、前年度比では3.8%増加しております。これの主な要因でございますが、令和元年度から保育園におきまして使用済おむつを区がごみとして処分するということにさせていただきました。廃棄物の排出量が増えた主な要因、これが排出量が増えました主な要因と考えてございます。 ◎池田 清掃事業課長 それでは、私からは資料番号17、大田区一般廃棄物処理基本計画中間見直し報告書(素案)に係る区民意見等の募集について、ご報告いたします。  本計画の中間見直しにつきましては、令和2年9月の本委員会にてご報告をさせていただいたところでございます。  この間、現行計画に関する検証作業を進めてまいりましたが、その結果を報告書の素案として取りまとめを行いました。本日は、この素案につきまして区民意見等の募集を行うことについて、ご報告いたします。  資料の項番1、中間見直しの概要でございます。  現行計画の進捗状況の検証を行うとともに、大きな課題でございます食品ロス、それから廃プスチックの削減に向けた取り組みにつきまして、考察及び調査・研究を行ったものでございます。  中間報告書の素案でございますが、お手元の別紙1に概要版を、別紙2に報告書本編として、それぞれご用意をしております。内容につきましては、後ほど概要につきましてご案内をさせていただきます。  資料の項番3、区民意見等募集の実施についてでございます。  今回取りまとめました中間見直し報告書(素案)につきまして、区民意見等の募集を行います。募集期間は2月3日から2月22日まで、閲覧場所は区ホームページのほか、区政情報コーナー等々でございます。  ご意見の提出方法につきましては、清掃事業課窓口までご持参いただくか、郵送またはファクス、区ホームページからもご提出できることとさせていただいております。  いただきました区民意見等につきましては、区としての考え方を付して整理するとともに、ご意見の内容に応じまして調整、対応をするようにしてまいります。  続きまして、中間見直し報告書の概要について、ご案内をさせていただきます。  別紙1の概要版をご覧ください。  中間見直しの趣旨・位置づけでございます。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、当初予定していた令和3年度を起点とする新計画は策定を行わず、現行計画後期に向けた中間見直しを行うとしたものでございます。  次に、基本理念・基本方針でございますが、現行計画は引き続き継続をしてまいりますので、基本理念・基本方針については記載のとおり変更はいたしません。  その下の計画指標と目標値でございます。本計画では、計画指標を二つ定めているものでございます。現行計画策定時に設定した目標値につきまして、平成30年度の時点で比較をしたところ、計画指標1では660グラム、計画指標2では512グラムでしたが、いずれの指標におきましても実績値で目標を達成しておる状況でございます。  計画の最終年次でございます令和7年度に向けまして、計画指標1におきましては608グラムという新たな目標値を設定するとともに、計画指標2では現行の目標値を継続しながら引き続きごみ減量に向けた取り組みを推進してまいります。  また、これらの目標値の設定にあたりましては、資料の右側に記載をしております。これからご説明申し上げますが、重点施策等の影響については反映してございません。したがいまして、今後重点施策をも含む具体的な施策を着実に実施することで設定した目標値を上回るさらなるごみ減量に取り組んでいくと考えているところでございます。  資料の右側をご覧ください。  ごみ減量に向けたキャッチフレーズは変更せず、このまま置き込んで対応してまいりたいと考えております。  具体的な施策でございます。これらは三つの基本方針の下で具体的に取り組むべき内容を整理しているものでございます。  現行計画の策定時以降、新たに取り組んだ事項、それからこれからご説明する重点施策についても付記をさせていただきました。  次に重点施策でございます。  重点施策は、食品ロス削減でございます。SDGsで掲げている食品ロス削減に向け、民間事業者との連携した普及啓発、小・中学生を対象とした出前授業等々、食品ロス削減プロジェクトとして推進している状況でございます。  最後に、重点施策2、プラスチックごみ削減です。今後、さらなる廃プラスチックの回収を推進していく場合、国や東京都の動向を踏まえるとともに、環境負荷の評価、コスト分析に基づく費用対効果を十分検証する必要がございます。  また、区民の利便性なども考慮し、対象品目、回収方法等について検討をしてまいります。詳細につきましては、別紙2の報告書本編でまとめてございますので、後ほどご確認いただければと存じます。  最後におわびがございます。  報告書本編の15ページをご確認いただければと思います。本来ここでは見出しにございますとおり、ごみ資源1キロあたりの清掃事業経費の推移というものを図表でお示しをするところでございましたが、本報告書編集の際に、この図表そのものの掲載が漏れておりました。大変申し訳ございませんでした。このページにつきましては、差替版を作成し、改めて委員の皆様に配付をさせていただくと同時に、報告書の修正を早急に行う予定でございます。 ○海老澤 委員長 それでは、委員の皆様、ご質疑ございましたらお願いいたします。 ◆荒尾 委員 大田区の環境について、資料15番についてなのですけれども、重点プロジェクトの取組内容、評価というところで、全てB評価と書かれております。計画どおりにプロジェクトを進めましたよということで理解をしているのですが、ちょっと1点気になったところがあったので、お尋ねしたいと思っています。  21ページの重点プロジェクトDのところで、ブルートライアングルプロジェクトとの連携とあるのですけれども、このプロジェクト、当初よりも大分しぼんでしまった感があるかなと思っているのですが、今でもこのプロジェクトは進めているということで、ここに取組内容がいろいろと書かれているのですけれども、当初は労災病院との協力でこのプロジェクトを進めているということで理解をしているのですけれども、今も労災病院との関わりというのは継続しているということで理解していいのでしょうか。
    ◎保下 都市基盤管理課長 労災病院との取り組みにつきましては、以前は労災病院の中で蝶の飼育などを行っていただいてございました。しかしながら、労災病院の経営方針によりまして、やはり病院経営をやっていく上で辞退したいという申し出がございましたので、現時点では取り組みは実施してございません。 ◆荒尾 委員 令和元年度の決算で労災病院への負担金70万円が決算で出されていたのですが、では、今年度はこうした負担金はもうないということでいいのでしょうか。 ◎保下 都市基盤管理課長 今年度は予算を計上してございません。 ◆荒尾 委員 そうしますと、それぞれの地域で今後はこのプロジェクトを進めていくということになると思うのですが、ただオリンピック・パラリンピック開催を前提としてこのプロジェクトが進められて、おもてなしのまちづくりということがあるのですけれども、コロナ禍の状況で、このプロジェクトを改めて進める意義というのはどう考えているのかというのを、区の考えをお答え願いますか。 ◎保下 都市基盤管理課長 やはり、蝶の舞う都市ということで、このブルートライアングルプロジェクトを続けてまいりました。現在もやはり蝶の蜜源といいまして、やはり蝶が寄ってくる花壇等を中心に現在整備を進めているという状況でございます。  具体的には、近年では多摩川台公園の植物園のところにもブルートライアングル、蝶が要は寄ってくる花壇を整備しているという状況でございます。 ◆荒尾 委員 花壇を設置しているところに、アオスジアゲハですよね、この蝶が大体寄ってきているというか、いるという形になっているのでしょうか。 ◎保下 都市基盤管理課長 このブルートライアングルのアオスジアゲハの蝶につきましては、大田区の木でありますクスノキを幼虫のときに食べるという蝶の特性がございます。その蝶が成虫した後には、やはり蝶でありますので蜜源、要はお花の蜜に寄ってくるという習性がございますので、そうしたことを踏まえながら花壇を整備し、実際、その整備された花壇の周辺にはアオスジアゲハが飛んでいるという状況でございます。  蝶の特性で、非常に早く飛ぶという特性がございますので、注意していれば確認できるというのは、私も確認してございます。 ◆荒尾 委員 私も何度か、このアオスジアゲハ、区内のいろいろなところで見ていますので、もともといたものもいるし、こういう花壇を置くことでさらに増えたというのもあるのだと思うのですけれども、決算額180万円でしたよね、令和元年度で。予算的にもそれほど大きなものではないのであれなのですけれども、ちょっとこの事業というのも、今後どうしていくのかどうかというのは、この状況でもあるので、ちょっと再検討する必要があるかなと、私は思っているので、もうアオスジアゲハもいろいろなところで見られますし、もういいのではないかなというのが私は正直なところで思っています。 ◆平野 委員 おおたクールアクションに多分関連してなのですけれども、今、コロナ禍で緊急事態宣言とかが出て、結構ご自宅で仕事をされたりとかが多いと思うので、ちょっとこの前報道で見たのですけれども、例えば大雪で結構電力が全国的にひっ迫していて、電力の融通もしているので、結構省力化をお願いしたいみたいな話を報道で見たのですけれども、大田区でもそういった、クールアクションは多分そうやって夏の電力を減らすという話だと思うのですが、冬で今そういったコロナ禍でひっ迫するとかという話があるのでしょうか。 ◎岡本 環境計画課長 今、委員おっしゃったとおり、電力が、特に西日本方面でかなりひっ迫しているという状況、東日本のほうでも各電力会社が融通し合いながら、こういう、特に寒波襲来ですとか、あるいはLNGタンカーなんかの運行スケジュールが、やはりコロナの影響を受けて遅れていると、そういった複合要因でそういう状況にあると認識してございます。  区としても、早速庁内の省電力については、こちらのほうのグループウェアで掲示板を貼りまして、呼びかけを行い、また昨日ですけれども、大田区ホームページで区民及び区内の事業者にも現状を情報提供するとともに、省電力のご協力を区として呼びかけるといった取り組みを既に行ってございます。  今後も必要に応じて、呼びかけにつきましては継続して取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ◆平野 委員 それを聞きたかったのですけれども、今答えていただいて、ひっ迫したときに区としてどういうことをやられているのですかと聞こうと思ったのですが、今お話しいただいたので、ぜひまたそういったことも見ながら呼びかけをしていただければと思います。 ◆奈須 委員 細かい一つ一つのところでいうと、例えば39ページの地域や環境に優しい工場の認定で、「優工場」を認定することで内外にアピールするとかとありますけれども、これは多分事業者にとっては名誉なことで、喜んではいらっしゃるとは思うのですけれども、インセンティブとしてどうなのかなとか、政策としてどうなのかなと思うと、やはりここと仕事が結びつくというのですか、それは一般的な民民での仕事ではなくて、行政が選考する入札であったりとかという形にしていく、もうちょっと政策的なレベルに高めることができないのかなというのが、全ての事業においてあるかなと思って、これは今日の報告の一般廃棄物の処理基本計画だとか、大田区のエコオフィスも全部そうなのですけれども、これだったら誰でもできるではないと思ってしまって、事業者でも、大田区という行政が行政権限を持つ中で、政策的にどうやって課題に取り組むのかというのとはちょっと違うのかなと、別に今日に始まったことではないのですけれども、ちょっと残念だなと思います。  だから、普通の区民が普通に生活している中で削減ができるような仕組みをつくることこそが政策であって、区民の努力を、もちろん区民は努力したほうがいいとは思いますけれども、区民の努力だけを促すようなやり方でいいのかなという疑問は持っています、というか、持ちました。そこは工夫してほしいなと思います。  例えば、環境に優しい商店街の推進とあって、LEDとかと言っていますけれども、私はそもそも商店街の流通の在り方こそが環境に優しいのではないかなと思っているのです。それは、多分、今、コロナになってきていて、多くの人が感じていると思うのです。  どうも、物を買おうと思ったらお店に行って買えなくなっているのです。私、お気に入りの洋服屋があって、あまり洋服はふだん買わないのですけれども、先日本当に久しぶりに行ったらなくなっていて、別のお店になっていました。だから、あれと、私がいつも買おうと思っていた洋服はどうしたらいいのだろうと思うと、インターネットで買わなくてはいけなくなってしまうのみたいな時代になってきていて、それはいろいろなものがそうなっています。でも、地域の中に生きていく上で必要なものが売買できる流通の仕組みというのは、実はとても効率的だし、環境に優しかったのではないかなと、それを壊してきたのがこの間の日本の制度だと思うと、そもそも仕組みそのものをどうすることが持続可能性だとか、環境に優しいということなのかというのを考えてほしいなと。  でも、今国も含めてこんなことでお茶を濁して、SDGsだとか言っていますけれども、そもそもの仕組みそのものがどこかの世界中の中でどこかでつくられたものを、とてもお金をかけて、それこそ先ほどでいうエネルギーを使って日本まで運び、しかも場合によっては腐らないようにとか、カビが生えないようにいうコストまでかけながら、それを運んでくると。場合によっては包装も必要で、それはごみにつながっていくということになるから、構造的な欠陥をもっと考えていかないと難しいのかなと思います。  だから、それは河川の改修も、もうそうですよね、呑川の対策でも繰り返し言っていますけれども、こうやって都会に蓋をして、結局は下流域の大田区で臭いの問題であったり、あるいは越流水とか、その水があふれてしまう洪水の問題などのリスクにいつもさらされてしまったりとか、羽田の騒音の問題も測定をすることではなくて、そもそも騒音があまり発生しないような航空行政とは何なのかというのを考えなくてはいけないと思うと、何か対症療法でお茶を濁しているような計画では、結局区民の皆さんに努力、ちょっとこれをここで言ってどうなるのかというのもあるかもしれないのですけれども、そんなものばかりになってしまっていますけれども、でもちょっとこれで大丈夫なのかなという、本当に大田区の環境は大丈夫ですか、日本の環境大丈夫ですか、地球環境大丈夫ですかという、そのぐらいの危機の中に今いると思うのです。どうなのでしょうね、コロナになってみて、その問題がより顕著にあらわれる時代になったのではないのかなと、改めて点検する必要があるのではないかと思いますが、いかがですかなんて、ごめんなさい、これをご担当に聞くにはあまりにちょっと範囲が広くなってしまっていますけれども。 ◎岡本 環境計画課長 かなり大所高所からのご質問ですので、答えられる範囲でお答えさせていただきたいと思っております。  環境問題につきましては、まさに委員のおっしゃるとおり、世界全体、国レベル、自治体、事業者、国民、区民と、それぞれのレベルでそれぞれが分担して、責任を分担しながら取り組みをしっかりと進めていくということが本当に重要になってくると考えているところでございます。  そういった中で、やり方については様々な区民の皆さんもご意見をお持ちですし、委員の皆様も様々なご意見があるかと思います。我々もこういった計画をつくりながら取り組みを行ってまいりますけれども、そういったご意見とかも聞きながら微修正、あるいは新しい計画策定時にはそういったご意見を反映し、取り組んでいくといったことで自治体としては、自治体が果たすべく責務をしっかりと果たしていくことが環境の改善に結びついていくと我々は思っておりますので、今回の環境基本計画の取り組みにつきましても、大田区の目指す環境像、環境と生活・産業と好循環を礎とした持続可能で快適な都市の実現に向けて重点事業を定めたところでございます。  こういった取り組みを着実に行っていくことで、着実に大田区の目指す環境像に近づいていくと我々は信じて取り組みを続けているところでございます。 ◆奈須 委員 ちょっと質問が前後してしまったかもしれませんけれども、これは実績報告なので、これによって本当にこの計画があったから環境がよくなったと思っていますかと聞きたいのです。多くの実績があるものは、実はこの目標があったからというよりはたまたま人口が減ったりとか、高齢化で高齢者が増えたので、活動がちょっと、若い人よりも動きが変わってきたからだったりとか、いろいろなほかの要因があるのではないかなと。あるいは今グローバル化とか、あるいは国際化と言われているとおり、物の流れも変わっている中で、廃棄物の出方とかも変わっているからということでたまたまそうなっているというものも多いと思うのです。だから、単に指標をつくって、目標が達成できたからよかったというものではない、そこまで含めて考えてほしいなと思います。  たまたま、私、せせらぎ公園の設計を隈研吾さんがしていて、たまたま隈健吾さんがいいか悪いかというのはあるけれども、建物そのものの建設だとか、公園整備について異を唱えていたので、隈研吾さんの本も読んでいます、私。あの方、面白いことをおっしゃっているのが、国際化というのかな、ちょっと言葉があれなのです、グローバル化というのは違うよと。グローバル化というのは、アメリカナイズしていることをグローバル化というのだと言っている。今、日本はグローバル化と言っているけれども、アメリカ型の資本主義を日本に取り入れていることがグローバル化なのではないかなと。そう思うと、日本がこれまで築き上げてきた経済のシステムであったりとか、流通であったりとか、生活の在り方みたいなものこそが日本の気候だったりとか、文化だったりの中で、やはり環境に優しかったりとか、無駄がなかったりとか、あるいは循環できたということなのではないかなと思うと、ある種の誰かの利益だったりというもののために変えられてきた構造によって、実は非効率になっていたり、環境に悪かったりする部分があり、そこの部分に気がつかない限りは、幾らこういう計画をつくっていても、私たちが解決しようとする課題は乗り越えられないのではないかなと思いますので、隈研吾さんは面白いことを言うなと思ったのだけれども、そんな一言の中で気がつかされた思いがしますので、ぜひ、これ、今回は実績の報告ですけれども、次の計画のときにはそういう視点の事業なり、指標なりが一つでも入るようなものをつくっていただきたいと要望しておきます。 ○海老澤 委員長 要望ということで。  それでは、以上でよろしいでしょうか。  先ほどの資料17番、15ページの図2−13、空白になってしまっていた部分なのですけれども、後ほど、資料を修正して皆さんに配信できるようなものを整えるように、今、池田課長のほうから手配していただきましたので、お伝えしておきます。  それでは、環境清掃部の質疑は以上でよろしいですか。 ◆奈須 委員 すみません、環境清掃部は資料16も17もあるのですよね。 ○海老澤 委員長 あります。ずっと両方とも交ぜて質問していたので。 ◆奈須 委員 全部。ではいいですか。 ○海老澤 委員長 どうぞ。 ◆奈須 委員 大体言いたいことは全部同じなのですけれども、さっき言っていた、ごめんなさい、資料17番の表がないというのは、増えたとか減ったとか、そのぐらいは分かりますか。 ◎池田 清掃事業課長 報告書の15ページに記載すべき内容に関するお尋ねかと思います。  ここでは、ごみ1キロ当たりの経費ですとか、資源1キロ当たりの経費について記載をする図表を載せさせていただくところでございました。  ごみにつきましては、例えば、全てではないのですけれども、載せるべき年次、29年度と30年度を比較してみますと、ごみについては1キロ当たり38円というのが40円に、それから資源につきましても38円から39円に、それぞれ経費のほうは上がっていると、そういう傾向になるというところでございます。 ◆奈須 委員 上がっている要因については、分析できているのですか。 ◎池田 清掃事業課長 この29年度、30年度にかけまして、区のほうの取り組みといたしまして、不燃ごみの資源化というものに取り組んでいる、そういう時期でございました。この不燃ごみの資源化につきましては、収集した不燃ごみの中から、まだまだ使える有用金属を資源に回すという取り組み、それから水銀等が入っている製品等を適切にそこから選出をいたしまして、専門の業者に引き渡すという、そんな事業でございます。  この事業に関しましては、区内全域で一斉に行ったわけではなくて、清掃事務所を単位といたしまして、少しずつ地域の拡大をしていったという、そういう事業でございました。  今、私のほうで冒頭申し上げました29年度、30年度はまさにその地域拡大を行っていた時期に符合してまいりますので、そういった影響が反映しているものと考えております。 ◆奈須 委員 今おっしゃっていることは、水銀や資源を取り除くことにより、人件費がかかったので、その分が価格に影響したという意味でおっしゃっているのでしょうか。ちょっと関係性が把握できなかったのですけれども。 ◎池田 清掃事業課長 まさに委員のおっしゃられる面が大きいかと考えております。  途中で不燃ごみの中間選別を行うということになりますので、そこに係る経費というのが新たにかかっているということでございます。 ◆奈須 委員 最近あまりちゃんと丁寧にやらなくなってしまったのですけれども、私、10年前ぐらいかな、もうちょっと前かもしれませんけれども、かなりごみは細かく点検して予算も分析していた時期があって、単価が全く何の要因もないのに突然上がってしまって、予算の負担が大きくなったりとかということもありましたし、今おっしゃっているように、区内に中間地点をつくることによって、事業者に支払う金額が劇的に増えてしまったなんということもあるのですね、結局積み替えをするとかという形で。効率的に、あるいはコストを安くしなければならないにもかかわらず、区民の負担が増えていくというところでは、やはりやり方を変えなくては、もっと工夫しなくてはいけないのではないかなと、資源を確保するとかということも大切ですし、有害物質を取り除くということも大切ですけれども、一体それをどこでどうやるのかによって配車にかかる費用というのも削減できるわけです。  それは、なかなかこの委員会には報告されないけれども、予算を丹念にチェックしていけば分かることで、私たち議会には一見見えないけれども、当然行政の皆さんはそれを見ながら業者との契約の発注をしたりしているわけですから、そこを議会が見ていないからということで漫然と税金を使うのだけはやめていただきたいなと、そこはやはり厳しいコスト、意識がなければいけないのではないかなと思いますので、業者と行政だけが大田区ではなくて、そこには議会と区民がいるということを忘れないでいただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎池田 清掃事業課長 ごみ並びに資源の回収に係る事業に関しましては、やはり多様な関係者が関与をいただく中で事業が進んでいるというところがございます。  単純にごみの量ですとか、資源の量だけでは語れないというところもございますので、そういったところにかかっている経費についても、丹念に分析をしながら事業のほうは丁寧に進めていきたいと今後も考えております。 ◆奈須 委員 特に、先ほどちょっと申し上げたのですけれども、ごみ量の予測もございますけれども、今後でいえば人口が減少していったり、あるいはもうちょっとしばらくは多分高齢化ということや、今の食生活、それこそ外食産業からお弁当を買ったり、宅配ということに変わっていく食生活になることで、多分家庭ごみがとても増えるという時代に入るのかなと思います。それもプラスチック系のものが増える可能性がありますし、あるいはいろんなものを頼むと段ボールとかもすごいです。アマゾンを頼むとこんなに大きいから何を頼んだかなと思ったら、こんな小さなものが出てきたりして、空気を運んでいるのかなと思うような状況もあって、そこの中で物流とか、いろいろな、だからエネルギーを使うということも出てくるから、それは環境になるかもしれないですけれども、ごみにとても大きく影響しますが、今申し上げたようにそこには必ず利害関係者でお仕事になる業者がいるとすると、構図としてみるとごみが幾ら減っても単価が上がる仕組みになっていて、区民の負担は変わらないどころか増えていくみたいなことが、先ほどの単価もそうですけれども、あるかなと思います。  普通、単純に考えれば、減らなくてはいけない局面で減らない、そもそも構造的にいうと、お店で食べたほうがエコなのだそうですね、環境の勉強しましたけれども、外食のほうがお弁当よりもエコだそうです。だから、一番いいのはお家からお弁当箱でお弁当を持ってくるのがいいけれども、そうではなかったらお弁当を買うよりは、どこかのお店に行って食べたほうが環境的にはいいと。ごみが出ないというところなので、全体は分かりませんけれども、そういう仕組みの中でいくと、ごみが増える要因ばかりが目につくのではないかなと、そこをどうしていくのかというのは、とても大切なことなのですけれども、一方でいうと、だから区民の負担が大きくなるわけですね、税負担が、一般廃棄物の。そこも、やはりどうやっていいかというのをもう一ランクというか、一段階施策的に高めていく時期にいるのではないかなと、もうちょっと本当は細かいことまでお話ししたいところなのですけれども、一般廃棄物の処理基本計画は単にごみ量がどうなるかとか、そういうことだけではなくて、ではそれをどう施策に生かすのかということも含めて考えていただきたいなと思います。  1点だけ、ごみ量予測などにおける要因をどう考えているのか、お願いできますか。 ◎池田 清掃事業課長 ごみ量の予測でございます。これに関しましては、この間のコロナの影響前の中で動いているごみ量の動き等々、それから区内人口、この推計に基づいてごみ量の推計のほうを出しているところでございます。  先ほど申しましたとおり、コロナの影響でごみ量がどう反映されていくのかというところにつきましては、まだ十分、ちょっとデータ的にもつかみかねているところがございます。1回目の緊急事態宣言が起きました昨年の4月から5月にかけては、可燃ごみは確かに10%近く増えたという状況がございますが、現時点においてかなり家庭から出るごみの量につきましては、少し落ち着きを見せているという状況も、一方ではございます。  それから、事業者からでるごみにつきましても、さきの緊急事態宣言下の中では、ごみ量でいうと半分近く落ち込んだというデータもあるのですけれども、それも直近のデータの中では少し持ち直しをしてきているという動きがありまして、その点が見えにくい状況がございます。その点につきまして、計画の進行に大きく影響が出るような形であれば、その内容に応じて施策の内容についても適宜見直しをしながら対応を進めていきたいと考えております。 ◆奈須 委員 今もお話ありましたけれども、コロナの影響、それから高齢化の影響、それから多分グローバル化というか、ますます日本の経済は輸入に依存していく形になる可能性がありますから、それによるごみ組成が、一時たしかごみ組成のご報告をいただいたときにもプラスチック系のごみが増えていて、生ごみが減ってきているねというお話をいただいたことがあると思います。こうしたものも、やはり経済構造であったりとか、あるいはグローバル化みたいな輸入依存みたいなこととも密接に関わってきていると思いますので、そこはぜひ、これ、一応報告書として出てきていますけれども、本来はそういうことも含めて反映させるべきだと思うのです。今からご意見をいただくということだと思いますけれども、私も意見の中には、今も申していますけれども、入れていきたいと思いますが、今後何年間かはこの計画に基づいて事業が執行されるとするならば、そのあたりをある程度、前提を明確にした上で予想していくと。前提が予想と違った場合には、そこで修正をかけていくみたいなことをしていかないと、計画がひとり歩きしてしまうかなと思うのですけれども、そこら辺はいかがでしょうか。 ◎池田 清掃事業課長 今お話しのございました一般廃棄物処理基本計画でございますけれども、国のごみ処理基本計画策定指針に基づいて策定をしております。この指針の中におきまして、計画の期間はおおむね10年間とするという記述がございますけれども、その間、社会情勢等に応じて適宜その内容を見直すという対応をすることという、そういう記述もございます。  その点の趣旨も十分踏まえて、またこのコロナというこの社会情勢も踏まえて、大きな状況の変化がある場合には柔軟に対応していきたいと考えております。 ○海老澤 委員長 それでは、質疑を以上といたします。  環境清掃部の質疑は以上ですので、臨時出席説明員の方はご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席) ○海老澤 委員長 本日は以上で質疑を終結し、継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、継続審査事件を一括して上程いたします。  継続分の陳情について、理事者から何か動きはありますでしょうか。 ◎榊原 都市計画課長 特に変化ございません。 ○海老澤 委員長 委員の皆様から何かございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○海老澤 委員長 特になければ、審査は行わないこととし、継続審査事件を一括して継続といたします。  最後に、次回の委員会日程について確認をいたします。  次回の委員会は、第1回定例会中の2月26日、金曜日、午前10時から開会となりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、まちづくり環境委員会を閉会いたします。                午後 0時31分閉会...