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  1. 大田区議会 2020-08-14
    令和 2年 8月  こども文教委員会−08月14日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 2年 8月  こども文教委員会−08月14日-01号令和 2年 8月  こども文教委員会 令和2年8月14日                午前10時00分開会 ○勝亦 委員長 ただいまから、こども文教委員会を開会いたします。  まず、本職から申し上げます。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、傍聴人が激しくせき込むなどの体調不良の症状が見られた場合、周囲への影響を鑑み、委員長の判断により傍聴人には退室していただくことをお願いする場合がありますので、よろしくお願いいたします。  今般の社会情勢に鑑み、このような対応をさせていただく場合があることをご理解いただきますとともに、あらかじめご了承願います。  それでは、継続調査事件を一括して上程いたします。  タブレット型端末への資料配信日を早め、事前読み込みを徹底していることから、理事者説明は省略としておりましたが、教育総務部資料番号2番、令和3年度使用中学校教科用図書採択については、採択日程の都合により、資料配信が委員会前日となっております。つきましては、教育総務部資料番号2番のみ、理事者から説明を受けた後、質疑に入らせていただきたいと思います。  それでは、理事者の説明をお願いいたします。 ◎岩ア 指導課長 令和3年度使用教科用図書採択の結果について、2点ご報告させていただきます。  今、お話がありましたとおり、採択を行った臨時教育委員会が一昨日、12日であったため、サイドブックスへのデータ配信が遅くなりましたことをおわびさせていただきます。  まず、第1に資料、令和3年度使用中学校教科用図書採択についてをご覧ください。  採択までの経緯を報告いたします。教科用図書採択は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律、また義務教育諸学校の教科用図書の無料措置に関する法律に基づき、大田区教科用図書採択要綱に沿って行いました。  学識経験者3名、学校関係者3名、区民代表3名で組織された教科用図書調査委員会を5月14日、6月29日、7月7日に開催いたしました。  教職経験が豊かで、教育研究に実績がある教員で組織された資料作成委員会の調査研究や区民意見、学校意見を踏まえ、報告書をまとめたものを7月21日の教育委員会定例会調査委員会加藤一俊委員長、田谷至克副委員長が報告し、8月11日の教育委員会定例会、8月12日の教育委員会臨時会で審議して、資料のとおり採択いたしました。  また、第2に学校教育法附則第9条の規定に基づき、例年どおり令和3年度使用特別支援学級教科用図書も採択いたしました。 ○勝亦 委員長 それでは、質疑に入ります。  質疑は部局ごと、資料番号順に行います。  また、臨時出席説明員の方は、質疑等の対応終了後に順次ご退席をお願いいたします。
     それでは、まず教育委員会の資料番号1番、教育会議の開催についての質疑をお願いいたします。 ◆大橋 委員 この総合教育会議の開催についてなのですが、具体的にどういった方々が、また、どういった話し合いをされるのか、詳細を教えてもらえますでしょうか。 ◎政木 教育総務課長 この教育総合会議のメンバーは、区長、それから教育長を含む教育委員6名の計7名で構成をされております。それ以外に関係者も出席できることになっておりまして、総務部長、それから教育総務部長と協議を経て、区長部局の管理職、それから教育委員会の管理職等が併せて出席をしているということでございます。  この教育総合会議の意義でございますが、基本的なこの設置に関する部分については、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第1条第4項に教育総合会議の設置というのが規定されているので、法定の会議ということになります。  それと併せて、これをやる意義については、区長部局と教育委員会の相互連携をさらに強化して、一層民意を反映した教育行政を展開するために実施をすると、そのような位置づけになってございます。 ◆大橋 委員 具体的にはどういったことが話し合われる予定でしょうか。 ◎政木 教育総務課長 これまで開催してきました中では、代表的なところを申し上げますと、子どもに関する案件がやはり多うございました。子どもの抱える課題について、それから生活応援のこと、それから図書館の在り方等について検討されたという経過がございます。  今年度については、こちらの資料にもお示しをしているとおり、学校の新しい生活様式と教育環境の充実に関する取り組みについて、区長部局と教育委員会で意見交換をすると、そのような形になってございます。 ◆大橋 委員 ということは、今のコロナの対策等を含めて、もう学校の運営の仕方自体も様々また考えていかなければならない、そういったことも含めてということでしょうか。 ◎政木 教育総務課長 ご指摘のとおりでございまして、いわゆる昨今のコロナ禍における教育環境、これからどう充実させていくかというものについて、この教育総合会議の中で議論をしていただくと、そのような形になります。 ◆大橋 委員 あと、1回目ということは、2回目はいつ頃を予定されているのでしょうか。 ◎政木 教育総務課長 今年度でしょうか。 ◆大橋 委員 今年度とは限らず。 ◎政木 教育総務課長 この教育総合会議でございますが、年間に何回開催しなければいけないという開催の回数は定められておりません。年によって違うのですけれども、年1回ないしは2回ということで開催されてまいりました。今年度については、1回ということを予定してございます。 ◆大橋 委員 1回ということですので、非常に重要な連携の会議になりますし、そうしていただきたいと思います。また、今は子どもたちの環境、本当に授業日数も大変な中、教員の皆さんも本当にご苦労されていると思いますが、その現場の声をしっかりと吸い上げた上での、現場に即した、子どもたちにとって本当によりよい教育を目指しての重要な会議にしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆清水 委員 この資料1番ですけれども、教育委員会の独自性というか、自主性というか、そういったものがしっかりと保たれていくのかということが私としては気になるのですが、伺いたいことは、この会議の議事録等はとられて、そしてそれを議会や区民がこの内容について知ることができるか教えてください。 ◎政木 教育総務課長 こちらの教育総合会議でございますけれども、会議録等は公式に作成をしております。その会議録については、作成次第、区のホームページに上げさせていただいて、区民を含めて、皆様が見られるような形で情報公開をさせていただいていると、そのような状況でございます。 ○勝亦 委員長 続いて、資料番号2番、教科書採択について。 ◆清水 委員 コロナ禍の中、それから暑い中、本当に教育委員会の皆さん、それから調査委員会の皆さん、本当にお疲れさまでした。この昨日頂いた各教科の決まった書名、発行者については、もう皆さんが十分にお話し合われたということで、私たちがそれについて何ら意見を述べることはできないと思いますけれども。6月のときに日程が発表されたときに私が伺ったのが、各学校が今、コロナ禍、休校が明けた中、大変教員の皆さんが厳しい中、この御園中学校に教員が全員見に行けるのかどうかという点で非常に不安で、できれば各学校に見本の教科書を回していただけないかということをお話ししましたら、それはできないと。冊数が限られているということでしたので、教員の皆さんがしっかりと見られたかどうかということと、各学校から28校全校からしっかりとそれぞれの教科ごとに意見が出されていたのかという点について教えてください。  それからもう1点、区民への展示が本庁3階と池上会館3階でした。これも、コロナ禍の中、心配されておりました保護者の皆さん等がしっかりとこの教科書を見ることができて、ご意見が出されていたのか、その点について教えてください。 ◎岩ア 指導課長 学校意見につきましては、全校より全ての教科についてご意見を頂いているところでございます。また、教科書の展示会のほうですが、391名の区民の方にご来場いただいて、494件の区民意見を頂いているところでございます。 ◆清水 委員 中学校全校から意見が出たということは大変いいことだと、大事なことだと思います。現場の先生たちがこの教科書を使って、子どもたちに教育していくわけですから、そういった意見がとにかく反映されたと理解をしております。区民の皆さんも展示に足を運んでこられたという点でよかったなと思います。今後とも、この教科書採択について、今後もまたあると思いますので、ご努力のほどよろしくお願いします。 ◆北澤 委員 区民意見が今、494件という報告だったのですけれども、学校意見も活発にあったのでしょうか。というのは、先ほどあったみたいに御園中学、なかなか展示する場所まで先生たちが足を運べなかったのではないかとか、そういう懸念もありますので、先生たちがしっかりと見て、吟味ができたのかどうか。一つの指標かと思うのですけど、学校意見というのはどのくらいあったのでしょうか。 ◎岩ア 指導課長 教科によって、数はまちまちでございますが、それぞれの学校からご意見を頂いているということで、数というところでは、要するに、どちらの発行者のものを推薦するかというお話と、あと個別にご意見を頂いているという形でございます。 ◆北澤 委員 総計というか、そういう意見がどのくらいあったのかなという。何件ぐらいという表現はできないのですか。 ◎岩ア 指導課長 全ての意見を合わせると、492件の意見が出ております。 ◆北澤 委員 では、先生たち、意見を述べた方が大勢いらっしゃったのかなという気がするのですけど、区民からはやはり十分に見る機会がなかった。もっと展示場所を増やしてほしいという意見があります。それと同時に、期間をもっと長くということだったのですけど、今回期間はいつからいつまででしたか。 ◎岩ア 指導課長 今年度につきましては、6月1日から6月30日まででございます。 ◆北澤 委員 区民にとっては、展示場所が2か所ということですし、人によっては土日しか行けないという人もいると思いますので、もう少し期間を延ばすということも検討していただければと思います。これは意見です。 ◆三沢 委員 歴史の教科書についてなのですけど、これまで大田区ではいろいろな経緯があって、現在東京書籍、今回も選ばれているかと思うのですけれども、学校側とまた一般の方々、どのような意見があったのか教えていただけますでしょうか。 ◎岩ア 指導課長 学校、それから区民それぞれのご立場にあって、ご意見を頂いているところでございます。それぞれの歴史のある地点についての内容であったり、全体の取り上げ方であったりというところで、それぞれ多様な意見を頂いたというところでございます。 ◆三沢 委員 多様な意見、特に今回東京書籍を選ばれたということで、そちらのご意見のほうがきっと多かったのだろうと推察するのですけれども、どのような意見が特に多かったか教えていただけますか。 ◎岩ア 指導課長 東京書籍についてでございましょうか。 ◆三沢 委員 選ばれたということでありますので。 ◎岩ア 指導課長 例えば、現場の先生方が工夫しながらよりよいものをつくっていけるような教科書、教えるのに適した教科書を選んでほしいというご意見や、一方についてというよりは、全体についてのご意見のほうが多いようです。 ◆三沢 委員 特に大きな声だったのは。 ◎岩ア 指導課長 歴史は解釈は様々あってよいのですが、偏った考え方を押しつけるのではない教科書にしてほしい。また、差別意識が解消されるよう工夫についても検討のときに見てもらいたいですというご意見ですとか、カラフルで絵もたくさん入っており、現在の教科書が生徒たちにとって興味を引きやすいものになっているということを感心しましたというご意見も頂いております。 ◆湯本 委員 委員の皆さんが総じて聞きたいことは、決まったことは分かったのだけど、どんな話し合いや争点の結果ここに至ったのかというところがやはり知りたいところなのかなと思うのですが。そこの中で、細かい話は別にして、どんなところがこの教育委員会臨時会の中で話し合いの中の争点になったのか、ここだけ聞かせてもらえないですか。 ◎岩ア 指導課長 教科書の選定にあたっては、本区の生徒の発達段階に対する配慮はどうなっているかですとか、区の生徒の興味関心を引き出す内容が選択されているか、また、教材や資料の正確さや分かりやすさはどうかということ、また、構成や分量や挿絵や文字の大きさ等、理解しやすい表現なのか等についての観点で話し合っていただきました。  委員会では、全部で16種目の教科などのうちから、8種目については全員一致で同じ教科書会社を推薦し、残りの8種目については、委員の先生方で意見が分かれたところです。  例えば、国語では内容構成がよく、生徒が見通しをもって学ぶことができる教科書であるというご意見や、優れた教材が多く選定されていて、課題が構造化されているという意見、また、歴史の分野では学習課題が分かりやすく、生徒が興味を持って追求できる構成になっているという意見や、写真資料の充実ぶりですとか、小学校で学習した年表がそこに掲載されており、生徒が自然に知識を接続できるようになっている等の意見を頂いたところでございます。 ◆湯本 委員 非常になるほどなと思う意見が多いなというのが感想としてあります。この教科書の話になると、どうしても歴史に焦点が当たりがちなところがあるのかなと思うのですが、それは全体の中でごく一部の争点であって、全体としては今ご説明いただいたような話し合いの下に決定がなされてきたという理解でよろしいですか。 ◎岩ア 指導課長 はい。 ◆湯本 委員 分かりました。 ○勝亦 委員長 いいですか。 ◆湯本 委員 大丈夫です。 ○勝亦 委員長 続いて、こども家庭部の質疑をお願いいたします。まず、資料番号1番でお願いします。民営化の事業者募集。 ◆杉山 委員 この子育てひろば事業について、どういうものがされるのですか。1年目なので聞きたいのですが。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 子育てひろばにつきましては、0から3歳の子どもと保護者を対象といたしまして、子育てに関する不安や悩みを気軽に相談していただき、また、親子での交流や情報交換などをしていただく施設でございます。そのほかにもひろばのほうでいろいろとイベント等を開催しながら、そういった親子が集う場ということで運営をさせていただいているところでございます。 ◆杉山 委員 事業概要を見ると、年々利用者も減ってきて、相談件数も減っているのですけれども、この辺はどう見ているのですか。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 こちらの相談件数についてなのですけれども、増えています。 ◎津本 保育サービス課長 事業概要の中では、それぞれ利用実績として、保護者も利用者組数も子どもの人数も登録者数も増えてございます。増えている中で、非常にその辺の子育てひろばの認知も、いろいろな町会や地域の方へ情報を発信する中で、非常にその辺の在宅支援の部分の中での居場所づくりといった部分では、広がりつつあるといったところでございます。 ◆杉山 委員 相談件数は増えているということで、お母さんとか、お父さんの働き方も非正規が多くなってきて、結構生活する上で厳しくなっているのかなと思うのですけれども、そういう相談の中でも、いろいろと悩みを抱えている方々をしっかりとケアしていくという、そういう部分でケアするほうの対応としてはベテランの、また場数を踏んだ方々とか、有資格者、しっかりと資格を持った方が対応されているのだと思うのですけれども。そういう中で、委託していくというと、そこが薄れていくのではないかという懸念があるのですよね。その辺はどうでしょうか。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 子育てひろばにつきましては、既に民立で行っている箇所が2か所ございます。それらにつきましては、例えば、これまで区のほうでやってきた事業と比較してなのですけれども、相談時間についても柔軟に設定されていたりとか、そういった事業者の特色を生かしたイベント等を行ったりということで、そういったところを創意工夫をしながら、さらなる相談事業の強化を行っているところでございます。 ◆杉山 委員 そう丁寧にやっていらっしゃるのですけれども、そういう中でも、やはりこの間3歳児の方が親御さんのネグレクトによって亡くなるという痛ましい事件も起きていますし、そういう部分では児相と結びついた連携が必要ではないかなと。そういう部分では、やはり委託ではなくて、区が直接やったほうがクイックな対応ができるのではないかなと思います。これは意見です。 ◆北澤 委員 私も関連ですけれども、私はやはり在宅支援のためには、子育てひろばはとても重要だと思うのですね。親子で遊びに行ける場所はなかなかないので、家の中で過ごすと煮詰まって、そこで虐待が起こったりするので、やはり地域のいろいろなところにある必要があるのではないかなと思うのですね。やはり児童館の子育てひろばもとても喜ばれている中、コロナでなかなか開けなかったりするので、これからどんどん展開していけるといいなと思っているのですね。  例えば、民間のやっているNPOとかとも連携して、どんどん広げていくといいのではないかと思うのですけど、この仲六郷保育園の中に子育てひろばがあるということは、保育園は本来業務がありますよね。保育士はそちらの本来業務に関わって、子育てひろばのほうは、例えば別棟になっているのか、子育てひろばというところは自由に出入りができるというイメージがあるのですけど、そのことはどういう設計とか、運営とか、想像がつかないのですけど、具体的に教えていただければ。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 こちらの仲六郷保育園につきましては、まず保育園と子育てひろばは出入り口が別になっております。子育てひろばを利用される方につきましては、その入り口から入っていただきまして、エレベーターにて上層階にスペースがございますので、そちらで子育てひろばを利用していただくという形でございます。 ◆北澤 委員 分かりました。何かそういう形もとてもいいなと思うのですけど、例えば、本当に乳幼児が初めてほかの子どもたちに接するというか、かいま見るということでは、保育園と同じところにひろばがあるというのはとてもいいと思うのですけど、例えば、ひろばで楽しく親子で過ごすだけではなくて、もしかしたらこの家庭は問題がありそうだなとか、何か察することがあって、そういうときに子ども家庭支援センターと連携をとるとか、しっかり担当で見ている人というのはいらっしゃるのでしょうか。そのひろばの中に。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 こちらにつきましては、もちろんそういった悩みに相談、対応させていただくだけではなくて、そういった形で、今そういった虐待のお話とか、そういった状況が見受けられた場合に適切にそういった関連施設へつなげられるような形というところで、委託後も、こちらの子育てひろばにつきましては、そういった意味で保育士資格を持つものをリーダーとして配置してくださいといったところをプロポーザルの募集要項にも規定をしてございます。 ◆北澤 委員 これから例えば、保育園を設置していく中で、方向性としては、例えばこういうものをつけていくとか、何か子育てひろばに関する方向性みたいなものはありますか。 ◎津本 保育サービス課長 今後、区立の保育園であるのであれば、保育園の建て替え時において、子育てひろばを設置したり、その地域の実情に応じた形で検討しているところでございます。  一例を挙げますと、令和4年度以降に大田区民センターにある新蒲田保育園なのですけれども、そこは新たに改築場所として、新たに設置したところに子育てひろばの併設を予定しているところでございます。 ◆清水 委員 先ほど子育てひろばの利用者数と相談件数について伺ったのですが、ご答弁は増えているということですけれども、事業概要の総合相談は相談件数はもちろん増えているのですが、事業概要54ページを見ますと、利用者数は子どもは令和元年で2万9,678人、大人は2万8,400人、合計5万8,078人で、平成30年度と比べると減っていると。しかし、相談件数は9,094件で若干増えていると、そう見ました。  キッズなとか、いろいろなところでの子どもの総合相談ができるということと、保育園に併設して子育てひろばというのを区が設置しているというところが大変重要だと、今、北澤委員もおっしゃったように重要だと思っております。区も今のご説明のように、新しい保育園には設置していくということだったので、いろいろな場所で区民が相談したり、体験するということはすごくいいことだと思いますが、3歳児の事件の話がありましたけれども、区長の発言は行政でも地域でも救えるというか、見えなかったと、そういう言い方を区長は挨拶でされていましたので、こういったことを十分にやっているにも関わらず、そこにたどり着くことができなかったということが非常に残念だと思っております。  事業概要には、この子育てひろばは虐待に向かうことがないよう、子育ての相談、情報提供、助言、援助を行っていくと書いてありますので、先ほど杉山委員が言ったように、本当に虐待がないかとか、この親子を支えるには何が必要かという判断は、やはり高い力が必要だと感じております。現在やっている皆さんのことを何か言うという、そういうわけではなく、社会情勢が非常に複雑になってきてますので、それが必要ではないかなと思っております。この子育てひろばをもっともっと広報というか、親子に認知していただくというところで、区が努力していることがあったら教えてください。 ◎津本 保育サービス課長 先ほどの訂正というか、誤解がない形で。今現在、保育サービス課、保育園のほうで進めている子育てひろばというのが、事業概要の65ページから66ページに関わる事業でございまして、これは、保育園の部分の中では、区立には仲六郷保育園あと羽田保育園に一つずつございます。もう一つの部分については、もう二つは私立保育園の蒲田保育専門学校ふぞく糀谷駅前にある子育てひろば鵜の木保育園子育てひろばで、これは主に保育事業の部分の中で支援していくといったところでございまして、先ほど委員のほうからご説明のあった部分についての子育てひろばというものについては、ある意味、子ども家庭支援センターが所管している、地域子育て支援拠点事業と呼ばれているものでございまして、悩み相談の部分の中では、若干色合いは違うのですけれども、そのような形態になってございます。  今、委員のお話の中で、今後の区の状況の部分では、いろいろな意味で虐待防止の中では、他部局との連携の中で検討を進めながら、その辺のところがいかにつながりを深めていき、虐待防止につながる工夫ができるかといったところを今進めているところでございます。 ◆清水 委員 私のほうの勘違いがあったようで失礼しました。ここにあります子育てひろば事業区立保育園内子育てひろばということで、仲六郷についてはここにありますが、そのほかには羽田保育園ということになっていますよね。そこに、今度、大森西と矢口第二が入るという意味ですか。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 仲六郷保育園の民営化に関しましては、引き続き事業者を募集して、子育てひろばにつきましても保育園の運営と一緒に事業者を募集するということでございまして、大森西第二と矢口第二保育園につきましては、保育園の運営の部分についてのみ事業者を募集するということでございます。 ◆清水 委員 私の勘違いから始まっていて、こんなに時間をとらせてすみません。ここにありますように、子育ての相談や助言を行うと。保育園内にある特性を生かして、入所のための相談支援等を行うというところだということで理解しました。  保育園となると、そこに行っている子どもしか行けないのではないかとか、そういうところがあると思うのですが、こういった事業を今、区がやっていらっしゃるということで理解をしました。  これについては、保育園の民営化について、日本共産党区議団は直営でということを言っていますので、ここに附属する子育てひろばの民営化についても、先ほどの杉山委員と同じ意見ですけれども、この内容についても、広報をよろしくお願いします。 ◆大森 委員 確認したいのですけど、民営化予定ということで、区立民営を予定しているという説明で今、いろいろと委員とのやり取りをされていたのですが、資料の、対象となる施設の今話題になった、(1)子育てひろば仲六郷の後ろが民立民営と書いてあるのですが、これについてどういう意味なのか分からないので教えてもらえますか。それを民営化するという意味合いがどういうことなのか教えてもらえると。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 区立保育園の民営化に際しましては、民立民営と区立民営と二つの方法がございます。民立民営につきましては、建物と土地、こちらのほうを事業者に貸与いたしまして、その後は保育の運営に係る部分につきましては、公定価格等は国等からの補助金で運営をしていただくものでございます。一方、区立民営は、施設管理につきましては、土地・建物は区が行います。保育の運営費につきましては、業務委託でございますので、委託料という形で人件費も含めて、区から事業者にお支払いをして、運営していただくという違いがございます。区立保育園の民営化につきましては、これまでそのほとんどが民立民営で行っているところでございますが、この2点、3点目の大森西第二保育園、矢口第二保育園につきましては、都営住宅と併設されているといったところの制限があるところから、区立民営業務委託にて民営化を進めるということでございます。 ◆大森 委員 要は、そうすると、今の大森西と矢口第二も場所的には理解できているし、公営住宅の下にあるなというのは分かるのだけど、仲六郷はさっき出入り口が別でというお話で、数年前に建て替えたのだよね、ここね。新しくつくり変えて、4年、5年かけて仮園舎だとか、いろいろなことをやりながら建て替えて運営していると思うのですが、ここはもう既に保育園自体の民営化は終わっているのでしたか。これからか。  なおかつ、今の子育てひろばについて民営化しようという。その何というのか、こだわっているのは民立民営という言葉が、民立民営になっているものを民営化ということについて、どういう意味なのかなということがよく分かりづらい。ほかの二つは、区立民営と書いてあるからそれを民営化するというのは何となく分かるのだけど、ここの民立民営を民営化するというのはどういうことなのかなというのが、分かりづらいから教えてもらいたいなと思ったのだけど。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 まず、仲六郷保育園子育てひろば仲六郷につきましては、現在区の直営ということで、区の職員が運営をしているところでございます。これにつきましては、これは区立の保育園でございますので、こちらの保育園につきまして、この度事業者を募集して民営化するということでございます。そういった形の中で、先ほど申し上げました民立民営と区立民営という二つの手法がございます。民立民営といいますのは、どちらかといいますと、そういった形の運営の中で、本当に事業者が主体となって事業を運営していくと、公定価格等で運営していくと。ほかの本当に私立の民間の保育園と同じような形ということになるものでございます。 ○勝亦 委員長 今までこの三つの園は区立区営だったのでしょう。それを民立民営にするのが仲六郷で、あとの二つは区立民営にしたという、そういう報告なのですよね。そういうことですよね。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 そのとおりでございます。今、この三つにつきましては、区立の直営の保育園でございます。これをこの度民営化するというものでございます。 ○勝亦 委員長 では、続いて、資料番号2番の認証保育所の運営について。 ◆大橋 委員 認証保育園ですので、東京都の管轄かと思いますが、大切な大田区のお子様が通いますので、教えてください。  まず、この保育園の人数と対象年齢を教えてもらえますでしょうか。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 こちらの保育園につきましては、定員が30名でございまして、対象は0歳児から2歳児まででございます。 ◆大橋 委員 これは、変わらず0、1、2歳児でということでよろしいのでしょうか。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 こちらは、定員と対象年齢につきましては、事業者変更後も変更はございません。 ◆大橋 委員 あと、こういったコロナ禍の大変な時期での変更でありますので、実績等があるかを知りたいのですが、この新たな変更後の株式会社ZENですか、実績等はいかがでしょうか。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 こちらの新たに事業を引き受ける株式会社ZENにつきましては、他の自治体におきまして認証保育園、また小規模保育所の実績があるところでございます。 ◆大橋 委員 安心・安全な保育園の運営をよろしくお願いいたします。 ◆北澤 委員 これは、もう既にある認証保育園の運営が変わるということですよね。これは、なぜというのは何か分かりますか。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 こちらの理由につきましては、企業活動、経営に関わることでございますので、その内容につきましては、報告を差し控えさせていただきたいと思います。 ◆北澤 委員 例えば、何かすごく問題があったとかというと、例えば、何か子どもにとってよくないことが行われていたということがもしあったとすれば、そういう事実を大田区は把握する必要があると思うのですよ。この事業者はほかのところでも、もし保育園を持っていたとしたら大丈夫かどうかとか、そういう意味では、やはり東京都が管轄するといえども、大田区が、大田区の子どもなので把握することがすごく必要だと思うのですね。それは、知っていてここでは発表できないということですか。それとも、全く知らないということなのですか。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 こちらの事業者変更につきましては、申請書を区のほうには提出をされているところなのでございますが、そういったところで内容については把握をしてございますが、その理由のほうにつきましては、もちろんそういった把握をしてはございますが、申し訳ございません、理由につきましては、委員の皆様にこういった場でご報告するというのは、そういった事由で差し控えさせていただきたいと考えています。 ◎津本 保育サービス課長 補足させていただきたいのですけれども、今、委員のご心配である、例えば、何かこう児童や職員に大きな問題があってということについては、保育サービス課長の部分の中では、今後、それぞれ検査等に入っていくところの部分と東京都と連携しておりますので、そういうお話は一切聞いてございません。あくまでも、今お話があったように、事業形態を変えていくといったところは、これは民民の個人契約、認可保育園であれば、区がある意味契約上関与する部分としてあるのですけれども、個々の契約の部分の中でやっている保育所でございますので、それぞれ経済活動の中で、企業がそれぞれ変えていくといったところで、先生方は一切変わらずと伺っておりますので、その辺はご安心いただきたいと思っております。 ◆北澤 委員 では、保育のことでは心配がないということは確認できるのでいいと思うのですけれども、以前、蒲田の子供の部屋保育園でしたか、やはり中を十分大田区は見ることができずに、死亡事故が起きてしまって、やはりああいうことが二度と起きてはいけないなと思うので、認証といえども、連携をしっかりととっていただきたいと思います。  今回の蒲田の3歳児の放置死事件でも、認証保育園を辞めて、そして自宅で一人で過ごしていたということなので、普通だったら、認可保育園だったら恐らくなぜせっかく入ったのに辞めるのだろう、お母さんは勤めているのにと思って、追及するのだと思うのですね、普通は。だけど、認証保育園は追及しなかったのか。保育園に入るのはすごく大変なことではないですか、皆さん保活までして一生懸命。認可に入れなかったら、認証でもやっと入れたという状況なのに、でも辞めてしまって、1年前に保育園を辞めてしまってというところで、その辺の保育園を辞めた後というのは、どういうフォローというか、サポートというか、認可だとどうされているのか、認証だとどうされているのか、すみません、関係ないかもしれないですけど、ついでに教えてもらっていいですか。 ◎津本 保育サービス課長 今、委員のほうから様々な詳しい内容をお話しされていますけれども、区のほうとしては、この詳しい内容の部分については、今は差し控えさせていただいている状況でございます。それは、前の委員会のところでもお話しさせていただいておりますけれども、一般的なお話で言いますと、認可保育園をお辞めになった後どうなっているのかというと、まずは辞めるといっても、違うところに、例えば幼稚園に行ったりとか、違った塾系のところに行かれるといったところの、なぜ辞めるかという理由がきちんと判明してございますので、その辺のところのご心配はなかなか、いろいろな想像を膨らませていくと、いろいろと出てきますけれども、その辺のところの行政の関与の部分の中ではしっかりとしているのではないかなと思っております。  認証の部分については、先ほどお話しさせていただいたように、やはり個人との契約でございますので、その契約内容を今後、区のほうとしては今把握をできる状況ではございませんので、東京都の所管の部分でもございますので、しかし今後の部分について、先ほどお話ししたように、いろいろな就学前の子どもたちへのそういった安全の確保といったところでは、区は様々な横の連携を深めまして、それぞれ虐待防止に努めていきたいと考えているところでございます。 ◆北澤 委員 個人との契約なので踏み込めないところもあると思うのですけど、やはり子どもの命の権利のためにも、懸念がある場合は区に連絡してほしいとか、何かそういう連携体制を取っていただきたいなと思います。要望です。 ◆清水 委員 関連で、この認証保育所の運営事業者の変更ということで、私たち議会に資料として出していただいている以上、やはり認証保育所の子どもたちについても、しっかりと把握していただきたいということを私は要望したいと思います。
     認証保育所に対して、保育料についても、大田区は非常に支援をしているわけですよね。認証保育所で保育されている子どもたちへも区はしっかりと支援をしているわけですから、今のお話の退園したときの対応については、しっかりと認証保育所と連携できるような何かしらの対応を、今日は前回ご説明になった検証についてはご説明できないと聞いておりますけれども、今の委員の意見や、それから私もそのように思いますので、ここは要望しておきます。よろしくお願いします。 ◎浜口 こども家庭部長 先ほど、北澤委員のほうからのご質問で、今回3歳児の事件でございますけれども、園名については区は公表してございませんので、改めてここで確認をさせていただきます。 ○勝亦 委員長 それでは、以上で所管事務報告の質疑を終了いたします。  その他でございますか。 ◆清水 委員 その他で、まず、教育委員会で一つお願いしたいと思います。委員のほうには、メールで区立小学校でコロナ感染陽性者が出たということで、ご報告を頂いております。現在、4校の報告があると思うのですが、委員会でもその辺について報告がないというのは、よくないのではないかと思うのですが、濃厚接触者によって検査をして陽性だったという児童、教員の例と感染経路が分からないという例とあると思うのですが、この委員会で現状の区立小学校の感染について報告していただけることはありますでしょうか。 ◎柳沢 学務課長 区立小中学校におきまして、コロナ感染者が確認された場合の報告につきましては、前回の7月15日のこども文教委員会では、その時点で感染者が確認された2件については、私のほうからご説明、ご報告をさせていただいたと認識してございます。それ以降、陽性患者が確認された2件につきましては、議員の方々への連絡のほか、当該校の保護者には学校を通じてお知らせをしております。また、それ以降の2件については、区のホームページでも概要については公表させていただいたというところでございます。 ◆清水 委員 今、インターネットがありますから、当該校の保護者に説明することが、SNSで発信されたりしているのですけれども、私は校名を発表とか、そういう意味で言っているのではなくて、今、市中感染が始まっていると。クラスターではなく、陽性者でも症状のない陽性者の方がおられるということで、心配が広がっているのですけど、7月に2件報告されて、今回その次に2件出た小学校の状況、陽性者の児童、それから陽性者の教員、そして濃厚接触者として保健所から指示があって、その後陽性だったか、陰性だったか、クラスター等は発生していないということを報告していただきたいという意味で言っています。 ◎柳沢 学務課長 区立小学校で陽性者が確認された後につきましては、まず第1弾としまして、陽性患者がいた、また濃厚接触者の特定等のために学校の臨時休業、こちらをまず一番最初に公表させていただきまして、ホームページ等にも記載をしております。また、濃厚接触者が特定された場合につきましては、その後、検査の結果につきましても、併せてホームページでも報告をさせていただいていまして、現在感染者が確認された後に、濃厚接触者に特定された児童、または教職員につきましては、陽性が確認された方はおらず、全て陰性という部分の報告は、当該校のみならず、ホームページにも公表はさせていただいているところでございます。 ◆清水 委員 大変なご苦労の中で、教育委員会も、それから保健所との連携で陽性者が出た場合に奮闘されているということは十分に理解しております。しかし、これ以上感染が広がらないようにするということは、区全体の、議会のほうも同じ思いですので、それから、今、何回かホームページを見てくださいということですけれども、議員ももちろんホームページを見ますし、やっておりますが、いろいろなことが教育委員会からではなく、ホームページを見ないと分からないというところが、若干つらいなと。できれば、結果についても議会のほうに事後報告でも結構ですから、していただきたいというのを要望します。  それから、最後に消毒について伺いたいのですけれども、消毒の仕方というのが各学校でばらばらではないかと言われているのですが、各学校の陽性者が出る出ないに関わらず、教職員の皆さんが感染者が出ないように消毒をしていると思うのですが、その消毒については各学校に任せているのでしょうか。教育委員会はどういう指導、一定のマニュアル等があって、各学校で行われているのか最後に教えてください。 ◎柳沢 学務課長 今回の新型コロナウイルス感染症対策に関する消毒につきましては、文部科学省が学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル、学校の新しい生活様式というものを発出しております。区の教育委員会としましては、こちらの衛生マニュアルに基づいて消毒をするように、各学校長を通じてこの対応の徹底をお願いしていると、指示をしているというところでございます。  また、この中では、基本的な消毒の方法としましては、次亜塩素酸ナトリウム、または消毒用エタノール、こちらを使用して、ドアノブや手すり、スイッチ等、不特定多数の児童・生徒が、また教職員が触るところを消毒するようにという中身になってございます。  しかしながら、各学校におかれましては、やはり児童・生徒の教育環境をよりよくしたいということから、さらに細かく机や椅子、または教材等を消毒するという状況があるというところは報告を受けております。  教育委員会としましては、より徹底に行っている消毒作業を否定をするということではなくて、それは学校の中で教職員ができる範囲の中で、あまり過度な負担にならない部分で消毒をと指示をしているところでございます。 ◆清水 委員 消毒液の確保については、各学校で苦労していると聞いているのですね。インターネットで買ったりだとか、保護者の方が協力してくれるとか。そういう各学校に任せていると、やはり差が出てくるかなというのが心配になっております。その辺については何かありますか。 ◎柳沢 学務課長 今、委員がお話しの消毒用のエタノールであったり、次亜塩素酸ナトリウムについては、かなり入手が難しいという状況ではございましたが、消毒用エタノールも大分市場に出回ってくるようになりましたので、幾つかの販売事業者からは各学校で購入ができるようになっておりますので、そういった購入可能な事業者を教育委員会からご案内するとともに、教育委員会としましても、消毒用のエタノール等については、一部取りまとめて購入し、各学校に配付をしております。また、この後も、現在学校は夏季休業期間中でございますけれども、夏季休業が明けるときには、また一定のそういった消毒用の用品を教育委員会から各学校に配付する準備も進めているところでございます。 ◆清水 委員 本当にご苦労だと思いますけれども、先ほども区長と教育委員会との話し合いの中で、新しい生活様式とありましたけど、教職員の負担というのは本当に大変だし、保護者の不安もまだまだあると思いますので、引き続きその辺は現場と教育委員会と保護者と本当に連携してやっていただくことを要望します。区立小学校で感染者が出たというニュース、メールが来る度に本当に心臓がドキドキしておりますので、ともによろしくお願いいたします。 ◆北澤 委員 同じく保育園のほうなのですけれども、本当に対応にご苦労されていることだと思います。やはり保育園の場合は、ご両親とも働かれている場合があるので、保育園が休園になると、すぐに対応するのが難しいご家庭もあると思うのですけど、その辺の大田区としての対応はどうされたのか教えていただきたいと思います。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 新型コロナウイルスに伴いまして休園になった場合につきましては、事業自体は東京都の事業なのでございますけれども、ベビーシッター、こちらの利用助成制度をご案内しているところでございます。休園ということが分かりましたら、速やかにこちらのほうから当該園の保護者に対しまして、必要書類をお送りしているところでございます。  今のところ、私立認可保育園7園が休園になっておりますけれども、そちらの園の保護者に対しましては、全てそういったベビーシッターの利用のご案内をお送りをしております。また、認証保育所等におきましても、休園となった場合には速やかに、こちらにご連絡をくださいと、こちらのほうから必要書類を送るといったところで、連絡をくださいといったご案内をしているところでございます。 ◆北澤 委員 実際にベビーシッターがどのくらい使われているのかということと、ベビーシッターが足りるのかどうか、その辺の状況を教えていただければと思います。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 利用実績でございますけれども、先ほど申し上げました私立認可保育園7園に送付いたしまして、実績といいますか、手続としては、保護者の方が事業者を選んでいただきまして、それから契約をした後に、助成金を使用するにあたりまして、アカウントというものが必要ですので、それを区に申請する必要がございます。そちらの数字でございますけれども、これまで4名の方が申請をしていただいているというところでございます。  そのベビーシッターの事業者につきましては、東京都のほうで認定している事業者が16事業者あるところでございます。 ◆北澤 委員 4名というのに驚いたのですけど、ではそういうことで会社を休んで対応する家庭が多かったということなのですかね。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 休園ということで、個別にベビーシッターを、そういった助成金を利用しないで個別に利用される方もいるかと思いますけれども、基本的にはそういった形で家庭での保育をしていただいているかと考えております。 ◆北澤 委員 認証のほうにも、やはりそういう案内をされるのですよね。そうすると、認証のほうの利用者はどうですか。 ◎若林 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 認証保育園につきましては、今のところはコロナ関連で休園になったという、このベビーシッター制度を区のほうとして開始してからですけれども、休園になったという報告は受けておりません。 ◆北澤 委員 今後、認証保育園でも同じように助成が受けられるということはありますよね、ベビーシッターね。わかりました。 ◆大森 委員 関連で、先ほど清水委員の質問のところで気になったのですけど、学務課長の答弁で、過度の負担にならないようにという説明、言葉が使われていたのですけど、消毒であるとか、子どもたちが学校で生活するときの学校の規模が小規模校だったり、大規模校だったり、クラスの数が全然多いところと少ないところと全然違う数で存在しているのが、区内の学校かなと思うのですけど。要は、クラスを受け持っている担任教員がそういうことを実施、消毒作業を全てにおいてそれぞれがおやりになっているのか、またはそれが大変だから、多分用務員さんはそういうことをしないのだろうと思うのだけど、そこら辺については、どう指示や、また学校長の打合わせをしながらやってもらっているということになっているのか、そこを教えてもらえますか。過度の負担にならないようにというのが、言葉の意味がよく分からないのだけど。 ◎柳沢 学務課長 今、委員のご質問の件でございますけれども、教室につきましては、学級担任であったり、専科の先生方がやはり消毒する場所については、教材であったり、使用の仕方がありますので、不特定多数の方が消毒するというよりは、やはり先生方が消毒すると。あと、先ほど申しましたドアノブや手すり、トイレ等につきましては、学校主事であったり、委託している用務員、学校用務の方がやるなどして対応している状況でございます。また、学校によっては、PTAの方であったり、学校に協力していただいている様々な地域の方が少し消毒のお手伝いをしているという事例もあると報告を聞いております。  先生方は、やはり消毒は一定大変な部分でありますけれども、児童・生徒のために可能な限りいい環境でしたいということで、今消毒作業をされているという報告を受けております。 ◆大森 委員 そうすると、あと規模という話もしましたけど、要は、どういう量を、単位を学校ごとに、なかなか手に入りづらいところもあるという話がありましたけど、入手して配る、または備蓄的にいつでも要請があれば届けられるとかという体制になっているのかというのは、そこはどうですか。 ◎柳沢 学務課長 現時点では、次亜塩素酸ナトリウムにつきましては、各学校で一定消毒するのに可能な量はあると報告は受けております。ただ、次亜塩素酸ナトリウムにつきましては、薄めたものを消毒して、乾いた後もう1回水拭きで再度拭き取りをしなくてはいけないという作業がございますので、結構そこが負担だというところであります。ただ、消毒用エタノールにつきましては、その作業が不要ですので、可能な限り消毒エタノールを使用したいという声は頂いております。  ですので、現時点では、先ほど報告しました感染者が発生した場合の学校につきましては、その消毒状況を教育委員会のほうで各学校長にも確認をいたしまして、もし不足している場合には、教育委員会で一定確保しているものを学校に提供しているという状況がございますので、先ほど報告したうちの1校については、消毒エタノールが不足しているということで、教育委員会が提供したということがございますし、今後もし、感染者が確認された学校につきましては、そういったものの一定の配付について、既に教育委員会で準備をしてございます。 ◆大森 委員 あと、私も自宅から役所に来る途中、目の前が東蒲小なのですけど、道中、蒲田小学校の校舎を委員長もそうですけど、校舎を見ながら本庁舎に来るのですけど、廊下側のほうの窓を開けているのですよね。廊下側のほうの窓を。教室側と教室の出入り口は、中に入って見ているわけではないけれども。要は教育委員会として、冷房を入れて、学校の教室を使いやすく、教育環境を整えてきている。昨今は体育館の冷房化もほぼ、もうじき終わろうかと。もう終わったのかな。まだ終わっていない、今年度で最後かな。来年度か。いずれにしてもそうやっているのですけれど、こういった状況の中で、通風、換気が非常に大事だと言われている中で、廊下は開けているけれども、教室は冷房の関係で閉めてしまうとか、体育館も私はもともと開けておいて、通風、換気をすればいいと考えていたほうだったので、冷房をしてしまって、全部換気をしないで、それを閉め切った状況で活用するということになると、効率はよくなるのだけど、今のこういう状況下においては、それをそうしないようにという指導を教育委員会として学校側に通達するなり、また、校長会でそういう話をして、最善の策としてどうしようと考えてやっているのか、そこを教えておいてもらえますか。 ◎柳沢 学務課長 今、委員がお話しのエアコンの使用等につきましては、現在、先ほどお話ししました国からの衛生管理マニュアルにおきましても、エアコン使用時においても換気の必要性ということが明記されてございます。ですので、換気の関係で窓等を開けますと、当然室内の温度が下がりませんので、基本的には、教育委員会としましては、通常の設定温度よりも低めに設定することにつきましては、各学校長の判断で当然教室の規模であったり、仕様によって、またエアコンの設置場所によって異なることがありますけれども、児童・生徒に負担のかからない室温になるように、教室の温度が下がるように設定温度をまず対応してもらうという指示をしている部分と、常に閉め切った状況ですと、やはり換気の問題がございますので、30分に1回程度は換気をするように、そういった指示も出しているところでございます。  エアコンがつきっ放しで、廊下側、また教室側、両方の窓を開けてしまいますと、換気はいいのですけれども、気温等の関係、室温等の関係がございますので、その部分を踏まえて、教室側の窓は閉め、適宜換気を定期的に行うという部分で指示を出しているところでございます。 ◆大森 委員 従来の我々が使ってきた、知っている教室というのは、廊下と壁で仕切っていますよね。普通はね。だけど、区内の小学校で、嶺町だとか何校かは教室の壁を取っ払ってしまっているところがあって、廊下の幅ぐらいまでは机を出さないでやっているのだろうと思うのだけど、言ってみれば、校舎全体が一つの建物になってしまっている学校もあるわけですよ。だから、冷房というのは、校舎全体を冷房する形になってしまう。そうすると、今言ったことの中での取り組みというのが、非常に何かまた大変だなと思うけど、温度を下げる努力をすれば、電気だとかガスの使い方のコストも上がるということで、今まであまり温度を何度以上に下げないようにとかという指示も多分あったのだろうなと思うのです。そういうことがあるからね。だけど、そこはもういいと。こういう状況なのだから、構わないから学校の中で判断で、温度は教員任せで何度でやってもらってもいいですよという、今熱中症で具合の悪くなる子たちも出てきていますから、非常に今難しい状況だなと思うのですけど、そこら辺についてのことと、的確な教育委員会からの指示をしていただけるように、大切な子どもたちの命でありますので、ここで事故を起こさないように、ぜひともうまくやっておいていただけることを要望しておきたいと思います。 ◆清水 委員 PCR検査なのですけど、教職員の皆さんの中で、先ほどの濃厚接触者がいたから検査したら陽性だったという児童や教員もいたと思いますが、感染経路が分からない教員もいたと思うのですね。陽性になった人の中で。やはり今、陽性なのだけれど、無症状の方が感染を広げているのではないかという問題が出ているのですが、教職員のPCR検査を積極的にするという考えは教育委員会のほうはないのでしょうか。 ◎柳沢 学務課長 現時点で、PCR検査、教育委員会で把握している部分でございますけれども、陽性者が確認された後に保健所の調査に基づいて、教育委員会が判断しているわけではなくて、これは保健所がその児童、または教職員の教育活動、また勤務状況等を踏まえて、濃厚接触者の特定をしていると認識してございます。ですので、現地の教育委員会のほうで、症状がない方の積極的な検査の必要性については、現時点ではそういった認識はございません。 ◆清水 委員 区立小学校で陽性者が出たというニュースが流れる度に、保護者の皆さんの中には学校に通わせることに不安をお持ちの方も現にいらっしゃいますので、世田谷区では積極的なPCR検査を区全体でしようとしていらっしゃいますし、千代田区では介護の仕事をしている人に積極的にPCR検査をやるという決断を出していますので、できれば、東京都の教育委員会にも要望しながら、PCR検査を進めていただくこと、唾液でもできるとなってきておりますので、今、夏休みですけれど、新学期にあたって、教職員はちゃんと検査しているのだということが何よりの保護者の不安解消になるのではないかと私は考えますので、意見として述べさせていただきます。 ○勝亦 委員長 それでは、以上で質疑を終結し、継続調査事件を一括して継続といたします。  最後に、次回の委員会の日程を確認いたします。  次回は、第3回定例会中の9月14日、月曜日、午前10時からの開会となりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、以上でこども文教委員会を閉会いたします。                午前11時12分閉会...