掛川市議会 > 2018-03-22 >
平成30年第 1回定例会( 2月)−03月22日-09号

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  1. 掛川市議会 2018-03-22
    平成30年第 1回定例会( 2月)−03月22日-09号


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    最終取得日: 2023-04-18
    平成30年第 1回定例会( 2月)−03月22日-09号平成30年第 1回定例会( 2月)               平成30年第1回(2月)             掛川市議会定例会会議録(第9号) 〇議事日程      平成30年3月22日(木) 午前9時30分 開議  日程第1    議案第  1号  平成30年度掛川市一般会計予算について                 文教厚生 委員長 報告                 環境産業 委員長 報告                 総  務 委員長 報告  日程第2    議案第  2号  平成30年度掛川市国民健康保険特別会計予算について    議案第  3号  平成30年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計予算について    議案第  4号  平成30年度掛川市介護保険特別会計予算について    議案第  5号  平成30年度掛川市公共用地取得特別会計予算について    議案第  6号  平成30年度掛川駅周辺施設管理特別会計予算について    議案第  7号  平成30年度掛川市簡易水道特別会計予算について
       議案第  8号  平成30年度掛川市公共下水道事業特別会計予算について    議案第  9号  平成30年度掛川市農業集落排水事業特別会計予算について    議案第 10号  平成30年度掛川市浄化槽市町村設置推進事業特別会計予算について    議案第 11号  平成30年度上西郷財産区特別会計予算について    議案第 12号  平成30年度桜木財産区特別会計予算について    議案第 13号  平成30年度東山財産区特別会計予算について    議案第 14号  平成30年度佐束財産区特別会計予算について    議案第 15号  平成30年度掛川市水道事業会計予算について                 文教厚生 委員長 報告                 総  務 委員長 報告                 環境産業 委員長 報告  日程第3    議案第 16号  掛川市協働による中小企業振興基本条例の制定について    議案第 17号  掛川市職員の退職手当に関する条例等の一部改正について    議案第 18号  掛川市部設置条例の一部改正について    議案第 19号  掛川市職員定数条例の一部改正について    議案第 20号  掛川市国民健康保険保険給付等支払準備基金条例等の一部改正について    議案第 21号  掛川市介護保険条例の一部改正について    議案第 22号  掛川市手数料条例の一部改正について    議案第 23号  掛川市遺児等福祉手当支給条例の一部改正について    議案第 24号  掛川市立幼稚園保育料等徴収条例の一部改正について    議案第 25号  掛川市地区計画等の案の作成手続に関する条例の一部改正について    議案第 26号  掛川市特別用途地区建築条例の一部改正について    議案第 27号  掛川市営住宅管理条例の一部改正について    議案第 28号  掛川市都市公園条例の一部改正について    議案第 29号  掛川市立学校設置条例の一部改正について    議案第 30号  掛川市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について    議案第 31号  掛川市火災予防条例の一部改正について                 環境産業 委員長 報告                 総  務 委員長 報告                 文教厚生 委員長 報告  日程第4    議案第 51号  掛川市教育委員会委員の任命について    議案第 52号  人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて    議案第 53号  人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて    議案第 54号  人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて    議案第 55号  掛川市教育委員会教育長の任命について  日程第5    議発第  2号  掛川市議会委員会条例の一部改正について  日程第6    議発第  3号  観光振興特別委員会の設置について    議発第  4号  防災意識向上特別委員会の設置について  日程第7    議員派遣について  日程第8    常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査の申し出事項について 〇本日の会議に付した事件 ………………………………… 議事日程に掲げた事件に同じ 〇出席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり 〇欠席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者 ………… 出席表のとおり 〇職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………… 出席表のとおり                    議 事                  午前9時30分 開議                     開 議 ○議長(鈴木正治君) ただいまの出席議員は21名です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 △日程第1 議案第 1号 ○議長(鈴木正治君) 日程第 1、議案第 1号を議題とします。  本件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、文教厚生委員長、松本均君、御登壇願います。               〔文教厚生委員長 松本均君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(松本均君) 皆さん、おはようございます。  それでは、ただいま議長から報告を求められました議案第 1号、平成30年度掛川市一般会計予算について、当委員会に分割付託されました第 1条歳入歳出予算のうち歳入中所管部分及び歳出中第 3款民生費、第 4款衛生費、第 1項 3目のうち所管部分、第10款教育費、第 5項 2目のうち所管部分につきまして、審査の概要と結果を報告いたします。  当委員会は去る 3月 9日、午前 9時11分から第 2委員会室において、 6名の委員出席のもと開会いたしました。  冒頭、浅井副市長から挨拶をいただき、その後、各担当課からそれぞれ説明を受け、審査に入りました。  まず、歳出中第 3款民生費について、委員から、手話通訳者派遣事業費タブレット端末導入について、購入台数と使途を伺うとの質疑があり、当局から、福祉課には手話通訳できる職員がおらず、視覚障がい者に対するコミュニケーション支援の一環として、遠隔地から対面型で手話通訳ができるよう、タブレット端末を 1台導入するとの答弁がありました。  委員から、手話通訳者の募集に対し、応募者がいないとのことだが、採用条件が悪いのか。また、手話言語条例が制定されたことで、市の職員が手話を学ぶことは考えていないのかとの質疑があり、当局から、手話通訳者は非常勤職員としての採用となるが、特殊技能を持っているため、高い賃金設定にしている。しかし、資格を持っている方は就労しており、退職してまで市の非常勤職員になろうという方がなかなかいない状態である。職員に対しては、毎年実施している手話講座の入門編である地域手話講座の受講を案内しているとの答弁がありました。  委員から、親子の絆づくりプログラム実施委託料について、ファシリテーター養成講座等を含めた予算計上になっているのかとの質疑があり、当局から、ファシリテーター養成までは見込んでいない。今年度、倉真の子育て支援センターパンダ広場で同様の事業を実施したところ、非常に好評だったので、市の事業として 3回の講座開催を見込んで予算計上したとの答弁がありました。  次に、歳出中第 4款衛生費について、委員から、予防接種費インフルエンザ予防接種委託料が減額となっている。平成29年度はワクチン不足により接種者が減ったと伺っていたが、平成30年度も接種者が減ると見込んだのかとの質疑があり、当局から、平成29年度までは全員が接種する見込みで予算計上したが、平成30年度は接種率を考慮したことにより減額となったとの答弁がありました。  委員から、子ども医療費助成事業について、県は高校生まで拡大することとなったが、当市の状況はどうなっているのかとの質疑があり、当局から、平成30年度予算は高校生分は計上していないが、今後の県の動向を注視し、検討していきたいとの答弁がありました。  次に、歳出中第10款教育費について、委員から、小学校施設管理費の急傾斜地指定図書作成業務委託料に関連して、実施に至った経緯について質疑があり、当局から、平成 2年に上内田小学校増築の際に、土質調査をして科学的根拠に基づき、北側の山を造成した。その後、土砂災害防止法が制定され、現地は、土砂災害警戒区域に指定されてしまった。法では、土質の良否にかかわらず、一定の傾斜及び高さを超えれば対応が必要となる。このため、対応に必要な図書を作成する予算を計上したとの答弁がありました。  委員から、松ヶ岡修復・活用実施設計委託料の具体的内容について質疑があり、当局から、平成29年度に国土交通省の補助事業により、修復工事のための修復・活用調査設計書を作成した。これに基づき、どういった工法で修復していくかなど、さらに詳細な実施設計書を作成していくとの答弁がありました。  関連して委員から、設計書の作成に 2,700万円は高額過ぎないかとの質疑があり、当局から、文化財である歴史的建築物を修復するための設計は、建物の構造や傷みぐあいを調査し、建物の実測や検査をして、現状図面や資料を作成するため高額になるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、委員から、反対の立場から、子育て支援を銘打った予算編成であるが、認定こども園の建設費等が予算額を増額にしている。実態を見ると待機児童解消のための予算が確保されていないと感じる。また、貧困調査の結果を受け経済的な支援をするためには就労支援が必要であり、この部分をもう少し手厚く予算計上する必要がある。ふるさと納税を松ヶ岡の整備に充てるのなら、市民が一番困っているところに手厚く予算を組むべきであるとの反対討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第 1号については、賛成多数にて原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の中で多数の質疑、意見が出されましたが、時間の都合により全てを報告できないことを申し添えまして、文教厚生委員会委員長報告といたします。 ○議長(鈴木正治君) 次に、環境産業委員長、小沼秀朗君、御登壇願います。              〔環境産業委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎環境産業委員長(小沼秀朗君) ただいま議長より報告を求められました議案第 1号、平成30年度掛川市一般会計予算中、当委員会に分割付託されました第 1条歳入歳出予算のうち、歳入中、所管部分及び歳出中第 2款総務費(第 1項27目のうち所管部分)、第 4款衛生費(第 1項 3目のうち所管部分、第 2項、第 3項)、第 5款労働費、第 6款農林水産業費(第 3項 2目を除く)、第 7款商工費(第 1項 3目を除く)、第 8款土木費、第11款災害復旧費について、その審査の概要と結果を報告いたします。  当委員会は、去る 3月 9日、午前10時 4分から、第 1委員会室において、全委員出席のもと開会いたしました。  冒頭、伊村副市長より挨拶をいただいた後、各担当課長からそれぞれ説明を受け、質疑に入りました。  初めに、歳出中第 2款総務費については質疑なく、第 4款衛生費について、委員より、温室効果ガスの排出削減の取り組みに関して、市役所でも東日本大震災以降削減してきたと思うが、さらに削減させるためにどのように取り組むのかとの質疑があり、当局より、パリ協定に関して、地方公共団体は2030年度までに2013年度比40%削減という目標設定がされている。事務事業の見直しによるエネルギー使用量の抑制やLED化による省エネルギーの推進に取り組んでいくとの答弁がありました。  他の委員より、生ごみ処理容器キエーロについて、実際に購入したが、注文してから納入までに時間がかかったのはなぜかとの質疑があり、当局より、全て手づくりであることと、ある程度エリアごとに数がまとまってから配達したためである。おかげさまで予定の 260台が完売した。平成30年度は今回の反省を生かして実施したいとの答弁がありました。  次に、第 5款労働費については質疑なく、第 6款農林水産業費について、委員より、オリーブ産地化推進事業費について、オリーブの実を収穫できる農家がそろそろ出始めると思うが、商品化に向けた施策、補助等は考えているのかとの質疑があり、当局より、現在、オリーブのオイルへの加工は市外で行っているため、今後は市内でも加工できるよう、新たに搾油機の購入に対する補助を開始する予定であるとの答弁がありました。  他の委員より、林業に関して国際的な森林認証制度FSC認証を受けた掛川産材の利用拡大に向け、具体的に公共建築物への利用計画はあるのかとの質疑があり、当局より、平成30年度に建設する予定の粟ヶ岳ビジターセンターでの利用を計画しているとの答弁がありました。  次に、第 7款商工費について、委員より、中小企業や個人事業者の事業承継に関する市の取り組みについて質疑があり、当局より、市の主催ではないが、大東町商工会で事業承継セミナーを開催する等の事業を実施しているので、市も連携して取り組んでいくとの答弁がありました。  委員より、掛川茶ひろめ隊の活動に関して、健康寿命の短い東北地方でお茶の効能を切り口とした販路拡大を目指すというのはいい着眼点だと思うとの意見があり、他の委員より、販路拡大を考えるなら、人口の多い大都市もターゲットにしたらいかがかとの意見があり、当局より、東北地方ではお茶を飲む習慣がまだ浸透していないが、ひろめ隊の活動により、商品を取り扱う大型店舗も出てきているので、さらに販路拡大につなげたい。また、首都圏でのPRも重要であるので、積極的にPRしていきたいとの答弁がありました。  次に、第 8款土木費について、委員より、街並み景観形成業務の委託内容について質疑があり、当局より、連雀・中町商店街のアーケードをどのように景観改善していくかを検討するための新規事業であるとの答弁がありました。  委員より、空き家等適正管理マネジメント促進事業の委託内容について質疑があり、当局より、空き家実態調査の結果、特定空き家の候補が約70軒あり、その啓発指導や意向調査、また、緊急輸送路、通学路の重点エリアにおける10軒の特定空き家候補の詳細なカルテの作成及び除却交渉等を業務委託するとの答弁がありました。
     委員より、土砂災害ハザードマップ作成業務について、危機管理課で作成している防災ガイドブックに掲載されている危険区域等の情報とリンクしているのかとの質疑があり、当局より、防災ガイドブックに掲載されている危険区域等に加え、新たに県が追加指定した箇所についてハザードマップを作成し、関係者個々に配付しているとの答弁がありました。  次に、第11款災害復旧費については質疑なく、以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第 1号は、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  なお、審査の中で多数の質疑、意見が出されましたが、時間の都合により全てを報告できなかったことを申し添えまして、環境産業委員会委員長報告といたします。 ○議長(鈴木正治君) 続いて、総務委員長二村禮一君、御登壇願います。               〔総務委員長 二村禮一君 登壇〕 ◎総務委員長二村禮一君) ただいま議長より報告を求められました議案第 1号、平成30年度掛川市一般会計予算中、当総務委員会に分割付託されました第 1条歳入歳出予算のうち歳入中所管部分、歳出中第 1款議会費、第 2款総務費(第 1項27目のうち所管外部分を除く)、第 6款農林水産費(第 3項 2目)、第 7款商工費(第 1項 3目)、第 9款消防費、第10款教育費(第 5項 2目のうち所管部分、第 6項 1目・ 2目)、第12款公債費、第13款予備費、第 2条債務負担行為、第 3条地方債、第 4条一時借入金、第 5条歳出予算の流用について、その審査の概要と結果を御報告申し上げます。  当委員会は、去る 3月 9日、午前10時 4分から、第 3委員会室におきまして、全委員出席のもと開会いたしました。  冒頭、市長より挨拶をいただいた後、各担当課長から、それぞれ説明を受け、審査に入りました。  まず、歳入中第 1款市税について、委員より、固定資産税の収納率は99%を見込んでいるが、都市計画税は98.8%の見込みとなっており、この 0.2%の違いについて質疑があり、当局より、固定資産税の課税対象は、土地と家屋と償却資産であり、都市計画税は土地と家屋となるため、償却資産の収納率が高いことによる差であるとの答弁がありました。  次に、歳入中第16款財産収入について、委員より、機器売払収入について、廃棄台数の見込みを伺うとの質疑があり、当局より、機器の入れかえは年度により若干の違いがあるが、平成29年度はパソコン 100台、サーバーは20台であり、平成30年度はパソコン 200台を予定しているとの答弁がありました。  続いて、歳出中第 2款総務費について、委員より、人事情報管理費について、出退勤の管理システムの概要及び設置場所について質疑があり、当局より、国が定めたガイドラインにより、ICカード等による労働時間の正確な把握が事業主の責務となり、システムを導入することになった。職員カードの読み取り機を本庁舎の出入り口 2カ所、出先に 4カ所程度設置し、出退勤を正確に把握していくとの答弁がありました。  さらに委員より、それだけでは全職員の把握はできないのではないかとの質疑があり、当局より、今回は教育委員会などの 4カ所程度に導入し、 3カ年程度をかけ全庁的に導入していきたいとの答弁がありました。  委員より、派遣研修費を18万 7,000円減額した要因について質疑があり、当局より、メニューや参加人数を精査し、普通旅費を減額するものであるとの答弁がありました。  委員より、シティプロモーション推進事業について経営方針にはシティプロモーションを支える担い手づくりを進めるとあるが、どのように計画しているのかとの質疑があり、当局より、現在、輝くかけがわ応援大使は35名に委嘱しており、さまざまなメディアを使って情報発信をしていただいている。この事業を来年度も継続するとともに、今年度、協働会議を立ち上げたので、交流会を実施したいと考えている。来年度は掛川市のブランドメッセージを活用し、市民とともに情報発信を強化していきたいとの答弁がありました。  委員より、財政管理費について、公会計制度の活用に対する進捗状況について質疑があり、当局より、今年度は平成28年度決算分を作成した。初年度のため時間がかかっているが、おおむねできている。今後は活用方針を検討し、職員に周知していきたいとの答弁がありました。  委員より、財政管理費財務書類作成支援等業務委託料について、目的は会計事務所による作成支援ということだが、この会計事務所は市内の業者なのかとの質疑があり、当局より、平成29年度は浜松市にある税理士法人ヤマダ会計に委託し、公会計はトリプルピーというシステムを利用しており、この事務所がノウハウを持っているためであるとの答弁がありました。  他の委員より、このシステムが掛川市内の会計事務所でも取り扱うことができれば、市内の業者を使うのかとの質疑があり、当局より、この事務所に限定しているわけではなく、市内でもできるところがあれば検討していくとの答弁がありました。  委員より、出納管理費について、県証紙売りさばき収入と県収入証紙購入費の差額について質疑があり、当局より、差額は売りさばき手数料収入である。なお、出納では扱っている18種類の県証紙が売り切れにならないように常に在庫を準備しているとの答弁がありました。  委員より、国際交流推進事業管理費について、横城郡とペーザロ市との国際交流は何を目指しているのかとの質疑があり、当局より、例えばこだわりっぱで開店する店舗はペーザロ市との交流を通じた結果であり、また、ロッシーニ管弦楽団コンサート開催にもつながった。行政間の交流から民間の交流を目指していくとの答弁がありました。  委員より、政策推進方針調整費の業務改革のモデルプロジェクトの委託内容について質疑があり、当局より、この事業は総務省から掛川市がモデル事業として委託を受け、必要な業務コンサルタントに委託して実施している。内容は窓口業務の業務フローを書き、効率化するにはどうしたらよいかなど、働き方に関することをまとめていく事業であるとの答弁がありました。  委員より、ネットワーク管理費重要データバックアップサービス使用料について、今までの運用方法と比較して費用はどうなるのかとの質疑があり、当局より、17万 2,000円減額となるとの答弁がありました。  さらに委員より、運用方法の変更によるメリットについて質疑があり、当局より、今までは月に数回しかバックアップデータを保管できていなかったためタイムラグがあったが、今後はタイムラグをなくし、バックアップできるとの答弁がありました。  委員より、男女共同参画推進事業費について、セミナーは毎年実施していると思うが、参加状況について伺うとの質疑があり、当局より、30の事業所が参加している。参加率を高めることが課題であるとの答弁がありました。  委員より、地域文化創造プロジェクトのかけがわ茶エンナーレ事業について、平成30年度については次回開催も含めて全体計画をつくり、事業費等の内容を明らかにするような予算となっているのかとの質疑があり、当局より、平成30年度は平成29年度に開催した第 1回の課題や成果を踏まえ、平成32年度の第 2回開催に向けた事業の基本構想や全体事業計画を策定するための企画運営費を計上している。また、第 1回の実績等を市民に広く周知するために、ホームページ等の維持管理や更新は引き続き必要があるため、その費用も計上している。さらに、基本構想や全体事業計画の策定とあわせて、市民への継続的な気運醸成を図るため、ワークショップやトークセッションなどの経費も一部計上しているとの答弁がありました。  委員より、ステンドグラス美術館管理費について、小中高生向けに開催する体験教室の開催方法について伺うとの質疑があり、当局より、費用は約 200万円程度、開催回数は週末の土日を使い、午前と午後の合計 4こまを設け、それを年 4回開催する予定である。小学生は半日、中高生は 2こまできれば完成するなど組み合わせはいろいろあり、年間で 144名程度を予定しているとの答弁がありました。  委員より、交通安全教育事業について、運転免許証自主返納の実績と、返納による行動範囲の影響について質疑があり、当局より、 2月末現在、運転経歴証明書手数料助成者は 315人いた。 4月から 9月の証明書の助成者 155人にアンケートを実施した結果、買い物や通院が自由にできなくなるなどがあったので、公共交通や福祉の所管課と情報共有しながら推進していきたいとの答弁がありました。  市長より、免許更新のときに 6人くらいの人と一緒に実地研修を行ったが、その状況を見ていると危ないと思った。しかし、話をすると、返納すれば身動きがとれなくなってしまうと言う人もいた。生涯学習協働推進課健康づくり課と連携して、返納後のフォローの検討が必要であるとの考えが述べられました。  委員より、広報安全等対策事業費について、広域避難計画を推進するための予算についての質疑があり、当局より、会場借り上げ料、講師料、手話通訳者謝礼であるとの答弁がありました。  委員より、徴収事務費について、生活再建支援型納税相談事業は、再度納税できるようにしていく仕組みだと思うが、平成29年度の相談件数を伺うとの質疑があり、当局より、 3件であったとの答弁がありました。  さらに委員より、件数が少ないと感じるが、この仕組みが周知されていないのかとの質疑があり、当局より、納税相談に来た方には案内しているが、お金のことを考えるのが苦痛だったり、滞納への意識が薄かったり、ファイナンシャルプランナーに相談することが恥ずかしいという意識がある。利用者をふやすために危機感を持ってもらえるような案内を検討していくとの答弁がありました。  委員より、住民基本台帳事務費について、個人番号カードはさらに周知等を強化し、利便性についても検討していくようだが、その具体的内容について質疑があり、当局より、コンビニでの発行手数料の引き下げなどを検討している。また、図書館カードと一緒にすれば利便性も高まると思うので、市民課だけでなく全庁的に考えていきたいとの答弁がありました。  続いて、歳出中第 7款商工費について、委員より、観光施設整備管理費の清水邸管理費の修理内容について質疑があり、当局より、建物にはいろいろなところから傷みが出ているので、特に危険なところから実施していくとの答弁がありました。  委員より、観光施設等維持整備費の粟ヶ岳山頂休憩所の具体的な内容について質疑があり、当局より、基本設計がまとまり、実施設計に入っている。設計は年度内に完成予定となる。屋上から富士山や遠州灘、さらには世界農業遺産の茶草場が一望できることや、おいしいお茶を堪能できるような施設になると考えているとの答弁がありました。  続いて、歳出中第 9款消防費について、委員より、車両整備事業費について、高齢化に伴い出動回数が増加しているため救急車 1台を更新する予定だが、どの程度ふえているのかとの質疑があり、当局より、平成28年と平成29年では約 100件増加しているとの答弁がありました。  さらに、委員より、依頼があった電話には全て対応しているようだが、緊急性があるものとないものを切り分けしていないかとの質疑があり、当局より、依頼を断ることはないが、現在、県では 119番をかける前の相談窓口として、子供を対象とした静岡こども救急電話相談を実施しているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、当総務委員会に分割付託されました議案第 1号は、全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  なお、時間の都合により、多くの質疑、意見を報告できなかったことを申し添えて、総務委員会総務委員長報告といたします。 ○議長(鈴木正治君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。討論の通告がありますので、これを許します。  まず、 7番、勝川志保子さん、御登壇ください。                〔7番 勝川志保子君 登壇〕 ◆7番(勝川志保子君)  7番、日本共産党、勝川志保子です。  議案第 1号、平成30年度掛川市一般会計予算について、反対の立場から討論に参加します。  来年度予算を市長は「掛川の未来のために!子育て環境充実予算」と銘打っています。市長や行政がそう言ったから子育て環境充実予算になるのではなく、市民が本当に実感することが大切です。市民の皆さんが子育て環境充実の予算だ。掛川の未来を託せると感じることができるかどうか。残念ながら私には、来年度予算が子育て世代の声を真摯に受けとめているとは思えません。  この春、待機児が大勢出ます。しかし、来年度への展望が開ける予算づけがありません。本当の子育て支援予算とするためには、保育所・学童保育所・子育て支援施設、公園などの施設整備のための予算が必要です。南部認定園の建設は待機児の解消とはなり得ません。保育園がなくなり認定園になるわけで、そのための建設予算が保育関連予算額を引き上げています。認可園 1カ所の増設が予算化されていますが、ここはもともとゼロ歳から 2歳の施設であり、ここに入所している子どもたちがそのまま 3歳児として移行することはできても、今問題となっている 1、 2歳児の枠が広がり、待機児を解消することにはならないでしょう。幼稚園の預かり保育でお茶を濁していては、保育側の負担もふえるばかりです。保育施設を回ると、保育する側の条件の悪化・疲弊感がひしひしと感じられます。これでは子どもたちの発達も保護者の就労も保障できません。  学童保育も学校の普通教室を使うことを考えるという子どもや指導員の現実の要望からはかけ離れた施策展開の調査費を計上しています。その反面、新設や主任指導員常勤化の処遇改善は予算化されておりません。「この条件ではもう無理。退職します。」「こんなひどい条件では次の人に渡せないから、仕方なく今、仕事を続けています。」そんな指導員の声を受けとめ、せめて保育士に準じた措置が必要です。時給を少し上げるということですが、これでは指導員の安定雇用はできないと思います。  発達相談支援センターの開設、乳幼児医療費の無料化は歓迎します。しかし、近隣の市がこの枠を小中高と広げている中で、まだまだおくれをとっています。子育て世代の半数が切望している要求です。予算措置が必要です。  現在の小中一貫教育の推進は、競争力、企業の求める能力に力点が置かれていて、どの子も自己肯定感を持って伸びやかに育ってほしいと考える親の願いには背くものになりかねません。むしろ10款教育費の中、学校施設の充実・教育環境整備・図書館などの整備に予算がもっと必要です。企業誘致やそのための公共事業費を削り、思い切って子育てがしやすい町となるような予算を編成することが、掛川でしっかりと腰を据えて仕事をしていく人口誘導も生むと考えます。  ふるさと納税のうちの市長裁量分 1,320万円が松ヶ岡の整備に全額使われるということが、私は市長の姿勢を物語っていると思います。本来、文化財の保護、文化振興は観光目的ではなく市民の心に沿ったものです。寄附金が市民からもクラウドファンディングでも思うように集まってこないのは、現在の文化財保護のあり方が観光目的とごっちゃになっていて、市民ニーズになり得ていないからではないか、そんなふうに考えます。祭りも文化も市民の生活がしっかりあってこそです。市民は子育て支援のほか、河川管理、公園の整備、街路樹や歩道・通学路整備などのインフラや生活に密着した予算の充実をより求めているのではないでしょうか。  地方創生という名の地方切り捨て、公共施設マネジメントという名の周辺地域の切り捨て、小中一貫教育という名の学校統廃合。掛川市の独自性を持った政策ではなく、国の政策誘導に沿った予算立てがされています。少子高齢化社会が進行するからこそ、地方にとって厳しいからこそ、独自性と創造性、そして市民の力を引き出すまちづくり事業にお金をかけていただきたいと考えます。  街なかの寂しい状況を見ても、99%を占める中小企業・小規模事業所の振興は大切です。中小企業振興条例の制定は歓迎しますが、住宅リフォーム制度、これも昨年予定数を上回り、業者が抽せんに漏れた方の分をかぶったという事態があったにもかかわらず増額がされないままでいるなど、私には本気で小規模な業者を支援する気がないのではないかと疑われます。一定の規模を持つ有力事業者の支援に終わらせないためには、ちゃんと増額や補正対応をしているほかの町を見習うべきでしょう。  来年度、国の予算は福祉切り捨てです。生活保護基準額の引き下げも予定されています。これがさまざまな市の行う福祉政策の基準引き下げに連動します。市民の命と生活を守る防波堤となるためには、国のこの政策に対峙して、市の単独補助を広げていくしかありません。特に子どもの貧困については、こうした福祉予算の圧縮に追随せず、医療費・保育料・教育援助などの予算に充てていただきたいと考えます。  エネルギー政策の転換はうたわれているものの、予算づけは減額の項目もあります。市民の命を守るためには、原発再稼働に対峙できるだけの自力が必要です。いつ来るかわからない災害への備えも、自助だけを強調していては市民は納得しません。県や国の施策がおくれている中で市の役割は重要です。  観光・プロモーション部門は華々しく目立ちますが、これだけで市民は幸せを感じることはできません。基盤となる生活者目線での予算づけこそ最優先にするべきだということを申し上げ、予算案に対する反対討論といたします。 ○議長(鈴木正治君) 次に、 6番、寺田幸弘君、御登壇ください。                〔6番 寺田幸弘君 登壇〕 ◆6番(寺田幸弘君)  6番、創世会、寺田幸弘です。  私は、議案第 1号、平成30年度掛川市一般会計予算について、これを賛成とすべき立場から意見を述べさせていただきます。  日本経済は緩やかな景気回復基調にあるものの、地方交付税の減少や社会保障関係経費の増大などにより、市財政は引き続き厳しい状況にあります。市税収入は 205億 1,000万円で、前年度比 2億 4,000万円、 1.2%の増が見込まれておりますが、10年前の平成20年度決算において 230億円あった市税収入は、リーマンショック以降、大幅に減少し、その後若干の回復の兆しは見られたものの、税制改正の影響もあり、いまだに25億円の不足が見込まれています。また、地方交付税は31億 5,000万円で、合併算定がえ縮減の影響などにより、前年度比 2億 3,000万円、 6.8%減少する見込みとなりました。  このような状況の中で、地方交付税の代替財源である臨時財政対策債を17億円計上し、財政調整基金19億 5,000万円を繰り入れるほか、ふるさと応援基金、こども希望基金、地震・津波対策整備基金などを活用し、喫緊の課題や中長期的な視点に立った施策推進のための財源確保を図る予算となっています。  先般、松井市長が施政方針の中でも述べられましたが、私はこの予算の中から評価すべき点を挙げ、意見を述べさせていただきます。   1点目は、子育て支援施策の推進であります。  平成30年度当初予算は「掛川の未来のために!子育て環境充実予算」と名づけ、「しごとづくり」、「子育て支援」など掛川の魅力創生を図る施策のうち、特に「子育て環境の充実」に重点を置いた編成となっています。平成31年度開園予定の(仮称)大坂認定こども園など 3園の認定こども園の施設整備を初め、子ども医療費助成事業の未就学児通院無料化、認可保育所の増設、病児保育施設の整備、発達相談支援センターの開設など、子育てに係る不安の解消や負担軽減を図る取り組みについて、大いに評価するものであります。   2点目は、教育施策の推進であります。  子供たちがよりよい教育環境で学ぶことができるよう、学校サポーター、学校図書館司書、新任教員指導員をそれぞれ増員するとともに、部活動指導体制の充実と担当教員の負担軽減を図るため、部活動指導員を新たに配置する取り組みについて、評価するものであります。   3点目は、シティプロモーションの推進であります。  市民や企業など、オール掛川で掛川の魅力を磨き上げ、ブランドメッセージやブランドロゴを活用し、その魅力を国内外に情報発信する協働型シティプロモーションの推進や、ラグビーワールドカップ及び東京オリンピック・パラリンピック推進事業など、交流人口の拡大、移住・定住の促進を図る、掛川市ならではの取り組みについて、大いに評価するものであります。   4点目は、地震・津波対策の推進であります。  市民の生命・財産を守るため、海岸防災林強化事業「掛川潮騒の杜」整備のほか、総合体育館さんりーな及び文化会館シオーネの地震対策天井落下防止事業、消防団拠点施設整備事業など、地震・津波対策に積極的に取り組まれることについて、評価するものであります。  そのほかにも特筆すべき事項として、デスティネーションキャンペーンや粟ヶ岳山頂休憩所整備事業などの観光客誘客促進事業に取り組むほか、多極ネットワーク型コンパクトシティの推進と高齢者の外出支援として、現在の通学専用バス掛川大須賀線の一般化、また、雇用創出と経済活性化を図るための企業誘致や地域経済活動活性化買い物券交付、掛川茶輸出戦略推進、オリーブ産地化推進などを挙げることができます。  以上、主要施策の中から幾つかの評価すべき点を挙げ、意見を述べさせていただきましたが、厳しい財政状況において、少子高齢化、人口流出・減少などの課題に真正面から向かい合い、掛川市の将来を見据えて、第 2次総合計画の重点施策や、市民生活に配慮した各種施策へ財源を重点配分されたことは、大いに評価すべきものであります。  予算執行に当たっては、自主財源の確保に努力するとともに、公共施設マネジメントを意識した計画的な公共施設の整備や維持管理、費用対効果の検証など、さらなる行財政改革に努められることを期待して、私の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(鈴木正治君) 以上で通告による討論は終わりました。  これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  議案第 1号について採決します。  本件に対する各委員長の報告は、可決すべきとするものであります。本件は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木正治君) ありがとうございました。御着席ください。  起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定いたしました。  この際、しばらく休憩といたします。                 午前10時23分 休憩                 午前10時36分 開議 ○議長(鈴木正治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第2 議案第 2号〜議案第15号 ○議長(鈴木正治君) 日程第 2、議案第 2号から議案第15号までの14件について一括議題とします。  本14件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、文教厚生委員長、松本均君、御登壇願います。               〔文教厚生委員長 松本均君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(松本均君) ただいま議長から報告を求められました議案第 2号から議案第 4号までの 3件につきまして、文教厚生委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。本 3件は、議案第 1号に引き続き審査いたしました。  まず、議案第 2号、平成30年度掛川市国民健康保険特別会計予算について御報告申し上げます。  当局説明の後、直ちに審査に入りました。  委員から、法定外繰入金と基金繰入金が減額されている。減額しなければ保険料を下げることができると思うが、いかがかとの質疑があり、当局から、現在、激変緩和のための交付金が交付され維持しているが、激変緩和の措置が終了することを想定し、将来を見込んだ計画の中で、基金の確保、繰り入れの確保を調整しながら保険料を決定した。将来計画については、平成32年度までに決定することになっているので、平成30年度以降検討していくとの答弁がありました。  委員から、国民健康保険税の現年度分がふえた理由について質疑があり、当局から、退職被保険者制度が平成26年度末をもって廃止となったことにより、現在、新たな退職被保険者の加入はなく、一般被保険者となっていること、また、65歳以上の高齢国保加入者が国民年金から厚生年金に移行してきていることや緩やかな景気回復により所得が回復していること、あわせて、実績により見込みの収納率を 0.5ポイントずつ上げていることであるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、委員から、激変緩和の交付金が入ってきているので、平成30年度は何とかなるが、それがいつどうなるかわからない。今まで行ってきた一般会計の繰入金、基金繰入金を減額してしまうより、今までどおりの繰り入れをしながら、低所得者の方たちにも負担感がないようにしていくことが必要であるとの反対討論がありました。
     以上で討論を終結し、採決の結果、議案第 2号は賛成多数にて、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第 3号、平成30年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計予算について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 3号は賛成多数にて、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第 4号、平成30年度掛川市介護保険特別会計予算について御報告申し上げます。  当局説明の後、直ちに審査に入りました。  委員から、介護認定調査費について、訪問調査は申請後調査することになるが、連休等休日が重なったとき、調査がおくれ認定が間に合わないことを経験したが、この人数の調査員で間に合っているのか。おくれが出ることはないのかとの質疑があり、当局から、原則申請から30日間となっているが、おくれが生じているのが現状である。県下を見ても期限内に認定が終わることはほとんどない。遅延理由は主治医意見書がなかなか届かないことや、申請者と調査日の折り合いがつかないことである。新規で急ぐ方を優先させ対応しているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 4号は賛成多数にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、文教厚生委員会委員長報告といたします。 ○議長(鈴木正治君) 次に、総務委員長二村禮一君、御登壇願います。               〔総務委員長 二村禮一君 登壇〕 ◎総務委員長二村禮一君) ただいま議長より報告を求められました議案第 5号、議案第 7号及び議案第11号から議案第15号までの 7件について、総務委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。  本 7件は、 3月12日、各議案ごとに当局から説明をいただいた後、審査をいたしました。  まず、議案第 5号、平成30年度掛川市公共用地取得特別会計予算について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、公共用地先行取得費について、予定箇所を伺うとの質疑があり、当局より、現在予定している用地はないとの答弁がありました。  他の委員より、公共用地取得特別会計と土地開発公社、そして一般会計との関係性や用途の違いについて、明確な資料を提示してほしいとの意見がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 5号については全会一致にて、可決すべきものと決定しました。  次に、議案第 7号、平成30年度掛川市簡易水道特別会計予算について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、平成32年度から、企業会計化の理由について質疑があり、当局より、簡易水道が持っている資産の管理や設備を更新するための費用を明確化するためであるとの答弁がありました。  さらに委員より、資産が明確になることはよいことだが、人口増を見込めるわけではないので、収益性だけを考え、廃止するような方向にならないか心配であるとの質疑があり、当局より、将来的に維持させるために、将来必要な経費、将来の経営計画を明確にしていくとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 7号については、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第11号、平成30年度上西郷財産区特別会計予算、議案第12号、平成30年度桜木財産区特別会計予算、議案第13号、平成30年度東山財産区特別会計予算及び議案第14号、平成30年度佐束財産区特別会計予算について申し上げます。  この 4件につきましては、一括議題として審査をいたしました。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、粟ヶ岳山頂休憩所は東山財産区の区有地なのかとの質疑があり、当局より、そのとおりであるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第11号から議案第14号までの 4件については全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第15号、平成30年度掛川市水道事業会計予算について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、平成30年度から下水管理棟に移転するための行程及び費用について質疑があり、当局より、年末までに浄化センター周辺等の設備が完了し、 1月から業務を開始予定である。水道事業会計の費用負担としては、資機材倉庫の建設、遠方監視装置等の設置で 3,200万円を予定しているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第15号につきましては全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(鈴木正治君) 続いて、環境産業委員長、小沼秀朗君、御登壇願います。              〔環境産業委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎環境産業委員長(小沼秀朗君) ただいま議長より報告を求められました議案第 6号及び議案第 8号から議案第10号までの 4件について、その審査の概要と結果を報告いたします。  本 4件は、議案第 1号に引き続き審査をいたしました。  初めに、議案第 6号、平成30年度掛川駅周辺施設管理特別会計予算について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、連絡通路「ほのぼのパス」のゲリラ豪雨等に対する浸水対策について質疑があり、当局より、現在業者より、土のうを積むよりも短時間で容易に浸水を防ぐ方法を提案されており、その効果及び費用について検討を進めているところであるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 6号は全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第 8号、平成30年度掛川市公共下水道事業特別会計予算について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、浄化センター改修工事について、どの程度の工事が行われているのかとの質疑があり、当局より、組織改編により水道部門と下水道部門を統合し、平成31年 1月より浄化センター管理棟でともに業務を行う計画である。そのため、管理棟の 1階を水道事業、 2階を下水道事業、 3階を両方の総務部門の事務所とするため、必要な改善工事や、また敷地内に水道事業用の倉庫を新設、駐車場を拡張整備する工事を実施する予定であるとの答弁がありました。  他の委員より、計画策定委託料の内容について質疑があり、当局より、老朽化する下水道施設を将来にわたって適切に維持管理、改築・修繕していくためのストックマネジメント計画の策定を、専門コンサルタントへ業務委託する計画であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 8号は全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第 9号、平成30年度掛川市農業集落排水事業特別会計について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、特に申し上げる質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 9号は全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第10号、平成30年度掛川市浄化槽市町村設置推進事業特別会計予算について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、浄化槽の法定検査、保守点検の実施状況について質疑があり、当局より、法定点検は生活科学検査センターが実施しており、市で管理する 1,756基の浄化槽については全て実施しているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第10号は全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、環境産業委員会委員長報告といたします。 ○議長(鈴木正治君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  まず、議案第 2号から議案第 4号までの 3件について、 7番、勝川志保子さん、御登壇ください。                〔7番 勝川志保子君 登壇〕 ◆7番(勝川志保子君)  7番、日本共産党、勝川志保子です。  議案第 2号、平成30年度掛川市国民健康保険特別会計予算について、反対の立場から討論に参加します。  今回、国の国保制度の改変に伴い、国保税が値上がりすることを大変懸念しておりました。激変緩和措置などもあって、掛川市の国保税が上がらないで済んだことは大変喜ばしいことです。引き続いての法定内・法定外繰り入れが継続されることも、市民の命と健康を守る観点からよかったと思っています。  しかしながら、来年度予算において繰入額は大幅に減少しています。つまり、収納率を上げ、保険利用額を抑える中で、市の負担額は減らしているということになります。国保は低所得世帯率が高く、その負担率は収入の15%を超える家庭もあります。低所得の中で国保税が払えない家庭が後を絶ちません。滞納による保険証の取り上げ、短期保険証や資格認定証の発行がされ、その比率が掛川市は他市に比べても大変高いのが特徴です。来年度の生活保護基準切り下げに連動して、国保の減免額が下がることになれば、より多くの方々がお金の切れ目が命の切れ目になりかねない事態になります。  子どもや扶養家族がふえれば生活費がかさんで大変になるのに、家族がふえると国保の負担もふえるという、福祉制度とは言えない、とんでもない制度が国保の制度です。市の繰入額を減額しなければ、国保税の減額は可能です。せめて低所得世帯、子育て世帯に減額のできるような予算を組むべきだと考えます。生活保護基準の切り下げに連動した減免の切り下げにも、市が防波堤となっていただく予算づけを望みます。  また、かかりつけ医・在宅医療を担う往診のできる医師が足りず、地域包括ケア病棟もない中で、給付費抑制を無理に進めれば、医療難民を生みかねません。健康長寿のために必要な給付が削減されないように求めます。  続きまして、議案第 3号、平成30年度後期高齢者医療保険特別会計予算について、反対の立場から討論に参加します。  後期高齢者保険制度は、医療を年齢によって分けるという差別的な医療制度です。また、年金からの天引きという、有無を言わさない取り立ての陰で、ただでさえ苦しい高齢者の生活を苦しめる一要因となってしまっています。保険料を払っていても、医療費の自己負担分が捻出できなくて医療を受けられない方、重症化するまで我慢してしまう方が後を絶ちません。一市町の努力ではどうにもならない要素があることはわかりますが、現状を見て予算に賛成することはできません。予算内容的には国保特別会計と同様です。  続きまして、議案第 4号、平成30年度介護保険特別会計予算について、反対の立場から討論に参加します。  介護保険制度は、介護給付が充実すると保険料が上がってしまうという、福祉制度とは言いがたい制度矛盾の上に成り立っています。給付費の削減を図ることと、高齢者の生活と健康を守るサービスを充実させるという相矛盾することが同時に求められます。このような介護保険制度のもとで、市が高齢者の命と生活を守る防波堤となることが求められています。この意味では、市の単独事業である紙おむつの支給などは大いに評価するものです。  掛川市は昨年まで県下一高い介護保険料を徴収し、基金への積み立てをしてきました。今回、この基金を取り崩して介護保険料の引き下げが行われます。高過ぎる保険料が月に 250円引き下げられるということは大変評価できます。市民の要望に沿った予算措置です。しかし、数字を追っていきますと、今回の引き下げは今まで積み立ててきた基金からの繰り入れで賄われています。むしろ、介護度の低い要支援の方々への利用料は、報酬見直し・包括支援への移行などによって低く抑えられています。時給単価の安いシルバー人材に頼った予算立てなどもあり、生活支援の縮小など、高齢者の自立支援にかなうものになるのか、私は疑問です。  高い介護保険料は有無を言わさず、基本的に少ない年金から天引きされます。介護保険料が払えないとペナルティーとして介護保険そのものが利用できません。自己負担額を抑えるために施設入所をあきらめたり、利用回数を減らす方も多い中で、高齢者とそれを支える世代にとって介護は大きな負担となっています。市の独自予算、温かな運用を願います。  以上です。 ○議長(鈴木正治君) 次に、同じく議案第 2号から議案第 4号までの 3件について、15番、野口安男君、御登壇ください。                〔15番 野口安男君 登壇〕 ◆15番(野口安男君) 議案第 2号、平成30年度掛川市国民健康保険特別会計予算について、賛成の立場から意見を申し上げます。  国民健康保険制度は、広域化により平成30年度から大きく変わろうとしています。しかし、構造的な問題を数多く抱えている国民健康保険制度は、今後も急速な高齢化や医療技術の進展等による医療費のさらなる増加は必至であり、財政運営は厳しい状況が続くと見込まれます。  そのような中、平成30年度当初予算編成において、特に評価すべき事項を 3点挙げますと、 1点目は国保税の収納率向上に努力している点でございます。国民健康保険税は国民健康保険制度の根幹を支える原資であるとともに、加入者にとって公平な賦課徴収が必要であり、その収納率を向上させることは、市にとって重要な責務であります。納付すべき資力があるにもかかわらず納付に応じない滞納者には、法令に基づく滞納処分により厳正に徴収を行い、生活困窮等によりやむを得ず納付ができない滞納者には、滞納処分の執行停止等の納税の緩和措置を行っております。このように、実情に応じた適切な債権管理が進められ、収納率向上につながっております。   2点目は、低所得者への配慮をしている点であります。平成30年度からは新たに国民健康事業費納付金を、国保税及び法に基づいた一般会計からの繰入金等で県へ納めることになりますが、不足する分は一般会計からのその他繰入金と基金の取り崩しによる補てんをしています。今回、国の公費拡充により保険税の激変緩和措置がとられ、これら繰入金の合計額は昨年から 3億 8,000万円と大きく減額することができました。この繰入金などにより、平成23年度以降据え置いている国保税賦課基準は引き続き据え置き、高齢者や非正規労働者など、低所得者の負担軽減が図られていることは高く評価できるものであります。   3点目は、生活習慣病の早期発見・早期治療・重症化予防を目的としたさまざまな保健事業の展開により、市民の健康づくりと医療費抑制に努めている点であります。データヘルス計画に基づいたヘルスアップ事業として、特定健診未受診者の受診勧奨やハイリスク者への保健指導など、効果的、効率的な事業が実施されております。また、ジェネリック医薬品の使用促進、飲み残し薬剤の適正使用のPRなど、医療費抑制にも積極的に取り組んでおります。  以上、厳しい財政状況の中、平成30年度の国保特別会計予算は、国保財政の安定化と被保険者に配慮された予算編成となっております。平成30年度から実施されます国保制度改革を円滑に進め、健康日本一に向けて、健診率の向上と保健事業を充実させることで、いつでも、どこでも、だれでも安心して医療が受けられるよう、国民皆保険制度の最後のとりでとなる国保の安定した事業運営に引き続き努められることを要望し、議案第 2号の賛成討論といたします。  続きまして、議案第 3号、平成30年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計予算について、賛成の立場から意見を申し上げます。  後期高齢者医療制度は県を単位とした広域連合により運営されており、平成30年度は医療給付費の約 1割を賄う保険料賦課基準の 2年に一度の見直しの年となります。今回、増加を続ける医療費に対応するため、保険料の均等割の引き上げとあわせて、低所得者に配慮した保険料軽減措置の拡充の条例改正が広域連合議会において承認されたところであります。各市町においては、窓口業務を中心に資格管理、保険料の徴収、給付申請書の受付、保健事業などを行っており、その中で掛川市の取り組みとして評価すべき点は、保険料の高い収納率であります。保険料の徴収では、普通徴収者の口座振替を促進し、未納者に対しては納税課と連携した適正な債権管理を行い、収納率は県下でも上位に位置し、保険料負担の公平性を確保しております。  また、健康意識の向上と病気の早期発見・早期治療のため、広域連合からの委託による特定健康診査に加え、国の特別対策事業補助金により、人間ドック助成事業を実施し、医療費抑制に努めているところであります。さらに、医療費通知やジェネリック医薬品差額通知の実施など、医療費の抑制及び被保険者負担の縮減への積極的な取り組みは、高く評価するところであります。  今後も、高齢者の方々が引き続き安心して医療を受けられるよう、広域連合と協力して円滑な事業運営に努められますことを期待し、議案第 3号の賛成討論といたします。  続きまして、議案第 4号ですが、平成30年度掛川市介護保険特別会計予算について、賛成の立場から申し上げます。  平成30年度からの 3年間における第 7期介護保険計画では、「自立支援・重度化防止に向けた取り組みの強化」、「地域で支え合うまちづくりの推進」など 7つの重点項目を掲げており、引き続き介護予防、重症化予防を重点に、在宅介護の推進に取り組む施策を行っております。介護保険計画の初年度である平成30年度介護保険特別会計予算は、94億 2,852万 6,000円で、介護サービス利用者の自己負担分を除く介護サービス等給付費は88億 1,314万 2,000円であります。介護保険の理念や目的を踏まえ、介護保険事業をさらに充実させるため、介護予防・日常生活支援総合事業の創設により、自立支援・重度化防止に資する質の高い介護予防サービスの実現のため、リハビリテーションを中心とした短期集中型訪問・通所サービスや認知症予防に効果があるスクエアステップを取り入れた講座など、介護予防サービスの推進が図られた予算となっております。  さらに、予防対策として、認知症初期集中支援チームを設置し、認知症の早期診断・早期対応に向けた支援対策と地域の医療・介護関係団体が連携して、包括的かつ継続的な在宅医療と介護を一体的に提供するシステムも新たに導入をしております。また、ふくしあを中心とする掛川型地域包括ケアシステムの推進強化と質の向上により、地域の身近なところで相談ができることにより、住みなれた地域で自立した生活を送ることができる介護サービスの状況となっております。  以上から、平成30年度予算は、市民ニーズを反映した予算編成であると評価するものであります。最後に、高齢者が住みなれた地域で安心して生活していけるよう、自助・共助・公助による総合的な生活支援の充実を強力に推進していただくよう御期待を申し上げ、議案第 4号の賛成討論といたします。  以上です。 ○議長(鈴木正治君) 以上で通告による討論は終わりました。  これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  まず、議案第 2号から議案第 4号までの 3件について、起立採決します。  本 3件に対する委員長の報告は、いずれも可決すべきとするものであります。本 3件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木正治君) ありがとうございました。御着席ください。  起立多数であります。  したがって、本 3件は原案のとおり可決することに決定しました。  次に、議案第 5号から議案第15号までの11件について一括採決します。  本11件に対する各委員長の報告は、いずれも可決すべきとするものであります。  本11件は委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、本11件は原案のとおり可決することに決定いたしました。  この際、しばらく休憩とします。                 午前11時10分 休憩
                    午前11時31分 開議 ○議長(鈴木正治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第3 議案第16号〜議案第31号 ○議長(鈴木正治君) 日程第 3、議案第16号から議案第31号までの16件について一括議題とします。  本16件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、環境産業委員長、小沼秀朗君、御登壇願います。              〔環境産業委員長 小沼秀朗君 登壇〕 ◎環境産業委員長(小沼秀朗君) ただいま議長より報告を求められました議案第16号及び議案第25号から議案第28号までの 5件について、その審査の概要と結果を報告いたします。  本件は一般会計及び特別会計予算に引き続き審査をいたしました。  まず、議案第16号、掛川市協働による中小企業振興基本条例の制定について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、前文にある「産学金民公官市」という言葉は、まだ市民に浸透していないのではないかとの質疑があり、当局より、平成27年 6月定例会で、第 2次総合計画の基本構想として議決された事項である。また、平成28年度から平成37年度までの市の指針となっている掛川市第 2次総合計画において、「ラウンドテーブル、 7つの強みを活かした連携」として使用されており、一文字ずつにそれぞれの意味がある。本条例においても、掛川市の独自性を持たせ、市民にこの言葉の意味は何であろうと思わせる効果を持たせるなど、多くの方に中小企業振興基本条例の内容に興味を持っていただくためにも、大切な言葉であると考えているとの答弁がありました。  また、当局より、条例策定に当たり、商工会議所、商工会、市内金融機関、県の中小企業団体中央会等の代表者による中小企業振興懇話会を組織して、計 4回、条例骨子案の 1項目ごと時間をかけて議論してきたとの答弁がありました。  委員より、懇話会では、第 5条の「中小企業等の努力」の内容について、言葉・表現がきついと感じるという意見はあったかとの質疑があり、当局より、第 4条の「市の責務」以下、「中小企業等の努力」、「中小企業支援団体、大企業、金融機関、教育機関等の役割」それから第10条で「市民の理解と協力」ということで、懇話会でさまざまな意見をいただきながら 1条ずつ議論し、確認を行ったところであるとの答弁がありました。  その後、委員間討議を行い、「協働による」という条例名からも掛川市の独自性が感じられるという意見や、それぞれの立場における役割が明文化されていてわかりやすいという意見、平成28年に制定した「掛川市健康医療基本条例」にも「市の役割」として同様の表記があることも例として説明があったという意見や、第11条が、市もともに努力するという宣言と受け取れるという意見等が出され、活発な討議となりました。  以上で質疑、委員間討議を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第16号は全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第25号、掛川市地区計画等の案の作成手続に関する条例の一部改正について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、今回の改正でまちづくり協議会や地元からの地区計画の申し出ができるようになったのかとの質疑があり、当局より、地区計画を作成するという流れになった場合に、第 5条第 1項の「市内に住所を有する者」等、いずれかに該当する者が、市長に対して申し出ができるということを規定するものである。平成12年に都市計画法が改正された際に、法には盛り込まれていたが、条例には反映されていなかったことと、現在改訂作業中の都市計画マスタープランに「多様な主体による協働のまちづくり」の観点を盛り込んだため、今回改正するものであるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第25号は全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第26号、掛川市特別用途地区建築条例の一部改正について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、掛川市内には田園住居地域に該当するような区域がないとのことだが、近隣市町ではあるのかとの質疑があり、当局より、田園住居地域は全国の、特に都市部でニーズがあり追加されたが、今のところ県内で該当する等の事例は聞いていないとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第26号は全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第27号、掛川市営住宅管理条例の一部改正について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、特に申し上げる質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第27号は全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第28号、掛川市都市公園条例の一部改正について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、新設された条項では、都市公園に集会施設等も設置できるようになるのかとの質疑があり、当局より、認定公募設置等計画に基づき認められれば設置できるが、利用者が地元区民限定でなく、不特定多数の方が活用できる形態でなければならないとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第28号は全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、環境産業委員会委員長報告といたします。 ○議長(鈴木正治君) 次に、総務委員長二村禮一君、御登壇願います。               〔総務委員長 二村禮一君 登壇〕 ◎総務委員長二村禮一君) ただいま議長より報告を求められました議案第17号から議案第19号まで、議案第30号及び議案第31号の 5件について、その審査の概要と結果を御報告申し上げます。  まず、議案第17号、掛川市職員の退職手当に関する条例等の一部改正について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、第 2条の附則にある経過措置に関する記述は、既に対象者がいないなら削除できないのかとの質疑があり、当局より、改正附則は施行日や経過措置など、条例の履歴がわかるようにするために置かれているため、削除はできないとの答弁がありました。  委員より、第 1条の附則の改正により、金額は幾ら減るのかとの質疑があり、当局より、現在の職員で試算したところ、平均で78万 7,000円程度の減額となるとの答弁がありました。  委員より、組合との協議状況について質疑があり、当局より、組合とは先月に事務折衝を行い、合意しているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第17号については全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第18号、掛川市部設置条例の一部改正について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、掛川市男女共同参画条例の一部改正について、市民協働部から企画政策部に移管した理由について質疑があり、当局より、今後は女性の視点で政策的かつ全市的な意見をいただくようにするためであるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第18号については全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第19号、掛川市職員定数条例の一部改正について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、改正後では 9人減ることになるが、実人数はどうなるのかとの質疑があり、当局より、実人数は 764名となり、昨年度と同じ人数であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第19号については賛成多数にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第30号、掛川市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第30号については全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第31号、掛川市火災予防条例の一部改正について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、設備等の状況を公表する方法については、ホームページでは閲覧する人も限られているので、広報かけがわなどで掲載したらどうかとの質疑があり、当局より、この内容は一般の人が利用するときの判断に必要な情報となるので、いろいろな機会を捉えて周知していく予定であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第31号については全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(鈴木正治君) 続いて、文教厚生委員長、松本均君、御登壇願います。               〔文教厚生委員長 松本均君 登壇〕 ◎文教厚生委員長(松本均君) ただいま議長から報告を求められました議案第20号から議案第24号まで及び議案第29号の 6件につきまして、文教厚生委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。  まず、議案第20号、掛川市国民健康保険保険給付等支払準備基金条例等の一部改正について御報告申し上げます。  当局説明の後、直ちに審査に入りました。  質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、裁決の結果、議案第20号は全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第21号、掛川市介護保険条例の一部改正について御報告申し上げます。  当局説明の後、直ちに審査に入りました。  質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、裁決の結果、議案第21号は賛成多数にて、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第22号、掛川市手数料条例の一部改正について御報告申し上げます。  議案第22号につきましては、総務委員会との連合審査会を 3月12日、午前 9時28分から全員協議会室において、13名の議員出席のもと、開催いたしました。  当局の説明の後、所管部分に対する質疑を行いました。  委員から、消防法に基づく事務に係る手数料について、全ての手数料額は国の基準によるものかとの質疑があり、当局から、そのとおりである。国の手数料の基準で定められた額を反映させているとの答弁がありました。  委員から、介護保険法による手数料について、小規模の地域密着型事業所の指定及び更新が県から委譲されるとのことだが、指定料や更新料などは県と同額なのかとの質疑があり、当局から、県と同額であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結した後、連合審査会を閉会し、引き続き、当委員会において審査を行い、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第22号は全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第23号、掛川市遺児等福祉手当支給条例の一部改正について御報告申し上げます。  当局説明の後、直ちに審査に入りました。  質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第23号は全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第24号、掛川市幼稚園保育料等徴収条例の一部改正について御報告申し上げます。  当局説明の後、直ちに審査に入りました。  委員から、預かり保育の延長部分について質疑があり、当局から、預かり保育については、既に全公立幼稚園で実施しており、長期休業期間中も午前 8時半から午後 5時まで実施している。今回は、土方幼稚園と三笠幼稚園において、早朝部分の午前 7時15分から午前 8時半までと、夕方部分の午後 5時から午後 6時までを追加・拡大して実施していくとの答弁がありました。  委員から、延長部分の利用については、在園児ではなく、待機児童が対象と聞いているが、いかがかとの質疑があり、当局から、土方幼稚園と三笠幼稚園について、平成30年度については、保育園の入所申請において、入所保留となっている方を対象に使わせていただきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第24号は全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第29号、掛川市立学校設置条例の一部改正について御報告申し上げます。  当局説明の後、直ちに審査に入りました。  質疑を求めたところ、質疑なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第29号は全会一致にて、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、文教厚生委員会委員長報告とさせていただきます。 ○議長(鈴木正治君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  まず、議案第21号について、 7番、勝川志保子さん、御登壇ください。                〔7番 勝川志保子君 登壇〕 ◆7番(勝川志保子君)  7番、日本共産党、勝川志保子です。  議案第21号、掛川市介護保険条例の一部改正について、反対の立場から討論に参加します。  内容的には、先ほどの介護保険特別会計予算の討論とほぼ同じです。  月 250円の介護保険料の減額は、市民要求に応えたものでもあり、大いに評価します。私もこの議案に賛成するべきかどうか、非常に迷いました。しかし、この話を市民の皆さんに報告したときの反応が、決して明るくはありませんでした。年間10万円を超す介護保険料を払い、その上に利用料の自己負担分を払うわけです。少ない年金で生活が成り立ちません。福祉制度としてもう少し何とかしてほしい。そんなふうに市民の皆さんが言われました。評価したい気持ちを持ちつつも、市の財源繰り入れ増で、さらなる介護保険料の減額をとの思いで、今回の改正に反対します。  以上です。 ○議長(鈴木正治君) 次に、同じく議案第21号について、15番、野口安男君、御登壇ください。                〔15番 野口安男君 登壇〕 ◆15番(野口安男君) 議案第21号、掛川市介護保険条例の一部を改正する条例について、賛成の立場から意見を述べます。  まず、第 6期介護保険計画・高齢者福祉計画では、ふえ続ける特別養護老人ホームの待機者と両親等の介護による介護離職者の解消を図るため、介護保険入所施設を建設したことは、市民ニーズを反映させた必要な施策であると考えております。  本市は介護予防の地域支援事業だけでなく、生涯にわたり健康で生きがいを持ち、自立して生活を送れる市民をふやすため、「かけがわ『生涯お達者市民』推進プロジェクト」を立ち上げ、「健やかステップ」等のさまざまな健康予防事業の実施により、介護給付費の抑制を図るとともに、老人保健施設等のリハビリ事業により、在宅復帰者の増加が図られました。さらに、在宅介護サービスを重視したことで、施設サービスから居宅サービスへの移行が推進され、計画に対して介護給付費の大幅な減額となっております。  第 7期では、引き続き介護予防と重度化防止を重点に、在宅介護の推進に向けた計画であります。介護保険料については、国基準保険料段階の 9段階から保険料抑制のため、多段階化を図り11段階とし、基準額を 5,600円に抑制するとともに、介護保険料第 1段階者に対しては、低所得者に配慮した保険料額となっております。また、指定居宅介護支援事業者の指定については、県からの権限委譲であり、罰則規定を65歳以上だけでなく、介護保険料を支払う40歳以上からの適用については、介護保険法の改正による全国一律で実施されることによるものです。  最後に、高齢者が介護を要する状態になっても、住みなれた地域でできるだけ自立した生活が送れるように、制度の趣旨普及に努めるとともに、在宅サービスと施設サービスの充実や介護サービスの質の向上に努めていただくよう御期待を申し上げ、議案第21号の賛成討論といたします。 ○議長(鈴木正治君) 以上で通告による討論は終わりました。  これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  まず、議案第21号について、起立採決します。  本件に対する委員長の報告は、可決すべきとするものであります。本件は委員長の報告のとおり、可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                      〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木正治君) ありがとうございました。御着席ください。  起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、議案第19号について、起立採決します。  本件に対する委員長の報告は、可決すべきとするものであります。本件は委員長の報告のとおり、可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(鈴木正治君) ありがとうございました。御着席ください。  起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、議案第16号から議案第18号まで及び議案第20号並びに議案第22号から議案第31号までの14件について一括採決します。  本14件に対する各委員長の報告は、いずれも可決すべきとするものであります。本14件は委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、本14件は原案のとおり可決することに決定いたしました。  それでは、この際、休憩といたします。                 午前11時58分 休憩                 午後 1時00分 開議 ○議長(鈴木正治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第4 議案第51号〜議案第55号 ○議長(鈴木正治君) 日程第 4、議案第51号から議案第55号までの 5件を一括議題とします。  提出者から提案理由の説明を求めます。市長、松井三郎君。                〔市長 松井三郎君 登壇〕 ◎市長(松井三郎君) ただいま上程されました議案第51号から議案第55号までの 5件について、一括して御説明を申し上げます。  最初に、 3月 6日に提出させていただいた議案第51号から議案第54号までの 4件について説明をいたします。  議案第51号、掛川市教育委員会委員の任命については、次の方を掛川市教育委員会委員に任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第 4条第 2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  今回、同意を求める方は、住所、掛川市大坂2104番地、氏名、橋山鈴代、生年月日、昭和28年 3月28日生まれ、64歳であります。  議案第52号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、次の方を人権擁護委員として推薦したいので、人権擁護委員法第 6条第 3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。  今回、意見を求める方は、住所、掛川市八坂1288番地の 1、氏名、川村幸、生年月日、昭和22年11月14日生まれ、70歳であります。  議案第53号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、次の方を人権擁護委員として推薦したいので、人権擁護委員法第 6条第 3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。  今回、意見を求める方は、住所、掛川市岡津 188番地の 1、氏名、高橋悦男、生年月日、昭和24年 5月21日生まれ、68歳であります。  議案第54号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、次の方を人権擁護委員として推薦したいので、人権擁護委員法第 6条第 3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。  今回、意見を求める方は、住所、掛川市各和1347番地の 1、氏名、萩田孝明、生年月日、昭和27年10月12日生まれ、65歳であります。  なお、橋山鈴代さん、川村幸さん、高橋悦男さん、萩田孝明さんの 4名については、任期満了による再任であり、その履歴については別冊の参考資料に記載のとおりであります。  次に、本日提出させていただいた議案第55号について説明いたします。  議案第55号、掛川市教育委員会教育長の任命については、次の方を、掛川市教育委員会教育長に任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第 4条第 1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  今回、同意を求める方は、住所、掛川市中央 3丁目 164番地、氏名、佐藤嘉晃、生年月日、昭和35年11月23日生まれ、57歳であります。  なお、佐藤嘉晃さんについては新任であり、その履歴については本日お配りした別冊の参考資料に記載のとおりであります。  以上、御説明を申し上げましたが、御審議いただき、御同意くださるよう、よろしくお願い申し上げます。  以上であります。 ○議長(鈴木正治君) 以上で説明は終わりました。  この際、お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第51号から議案第55号までの 5件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、本 5件は質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。  これから採決に入ります。  議案第51号から議案第55号までの 5件について一括採決します。本 5件は同意することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、本 5件は同意することに決定いたしました。 △日程第5 議発第 2号 ○議長(鈴木正治君) 日程第 5、議発第 2号を議題とします。  本件について提出者の趣旨説明を求めます。  議会運営委員会副委員長、窪野愛子さん、御登壇ください。             〔議会運営副委員長 窪野愛子君 登壇〕 ◎議会運営副委員長(窪野愛子君) ただいま議員発議として上程されました議発第 2号、掛川市議会委員会条例の一部改正について、提出者21名を代表して、趣旨説明を申し上げます。  本議案は、平成30年度組織改正に伴い、市議会委員会条例の一部を次のように改正するものであります。  別表の総務委員会の所管事項中、水道部を削り、環境産業委員会の所管事項中、都市建設部の次に、「上下水道部」を加えるものです。  なお、本条例は平成30年 4月 1日から施行するものと定めました。  以上、趣旨説明といたします。 ○議長(鈴木正治君) 以上で説明は終わりました。  この際、お諮りいたします。  ただいま議題となっております議発第 2号については、質疑、委員会付託、討論を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決することに決定しました。  これから採決に入ります。  本件は提案のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は提案のとおり可決されました。 △日程第6 議発第 3号及び議発第 4号 ○議長(鈴木正治君) 次に、日程第 6、議発第 3号及び議発第 4号の 2件について一括議題とします。  本件 2件に関し、提出者を代表して、榛葉正樹君に提案理由の説明を求めます。  21番、榛葉正樹君、御登壇ください。                〔21番 榛葉正樹君 登壇〕 ◎21番(榛葉正樹君) ただいま上程されました議発第 3号及び議発第 4号の 2件につきまして、提出した21名を代表して、趣旨説明を申し上げます。  本 2件は、いずれも特別委員会の設置案件であります。  本年度は、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据えた観光振興及び議会報告会での市民の意見を踏まえた防災意識向上をテーマとして取り上げ、地方自治法第 109条第 4項及び掛川市議会委員会条例第 6条第 1項の規定により、 2つの特別委員会を設置するものであります。以下、それぞれの要旨を御説明申し上げます。  まず、議発第 3号、観光振興特別委員会の設置については、国内外から多くの観戦客、観光客を掛川市に呼び込むための仕掛けや、訪れていただいた方に快適に過ごしていただくための環境整備について調査研究するため、定数を10名とした特別委員会を設置するものであります。  次に、議発第 4号、防災意識向上特別委員会の設置については、日常生活のさまざまな場面で発生する災害に対し、初動等を習慣づける取り組みなど、防災意識の向上策を検討するとともに、市議会BCPの策定に向けて調査研究するため、定数を11名とした特別委員会を設置するものであります。  以上、議発第 3号及び議発第 4号の趣旨説明とさせていただきます。 ○議長(鈴木正治君) 以上で提案理由の説明は終わりました。  本 2件は、議員全員による提出でありますので、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ります。  本 2件は提案のとおり決定することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、本 2件は原案のとおり可決されました。 △日程追加 特別委員会正副委員長選任の件 ○議長(鈴木正治君) この際、お諮りいたします。  掛川市議会委員会条例第 9条第 2項により、各特別委員会の委員長及び副委員長の選任の件を日程に追加したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、各特別委員会の委員長及び副委員長の選任の件を日程に追加し、選任を行うことに決定しました。  日程追加、各特別委員会の委員長及び副委員長の選任を行います。  お諮りします。  選任の方法については、指名推選によることにしたいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。
     したがって、各特別委員会の委員長及び副委員長の選任の方法は、指名推選によることに決定いたしました。  なお、お諮りいたします。  指名の方法については、議長において指名したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、議長において指名することに決定しました。  これより、各特別委員会の委員長及び副委員長を指名します。  まず、委員長を指名します。  観光振興特別委員会委員長、大石勇君、防災意識向上特別委員会委員長、山本行男君。  以上のとおり指名します。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、各特別委員会の委員長に、ただいま指名した諸君が選任されました。  ただいま委員長に選任されました諸君の御挨拶があります。  演壇の前にお越しください。  それでは、 2名を代表して、山本行男君、御挨拶をお願いいたします。                〔19番 山本行男君 登壇〕 ◆19番(山本行男君) ただいま議長から、来年度の 2つの特別委員会の委員長として、皆様から任命いただきまして、本当にありがとうございます。平成30年度は、先ほど副議長から御説明があったように、 2つの特別委員会が設置されます。 1つが観光振興特別委員会の委員長となる大石勇議員でございます。もう 1つが防災意識向上特別委員会の委員長として拝命いただきました山本行男でございます。  設置理由は、先ほど副議長がおっしゃるとおりでございまして、この特別委員会は設置する年もあれば、ない年もございます。掛川は平成30年度、この 2つの議題に対しまして非常に重きを置いておるということで設置をさせていただきました。これから議員の皆様、そして当局の皆様にいろいろな御意見をいただきながら、掛川市民の皆様のために応える特別委員会としてまいる所存でございますので、どうかよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(鈴木正治君) 次に、副委員長を指名します。  観光振興特別委員会副委員長、藤澤恭子さん、防災意識向上特別委員会副委員長、山本裕三君。  以上のとおり指名します。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、各特別委員会の副委員長に、ただいま指名した諸君が選任されました。  ただいま副委員長に選任されました諸君の御挨拶があります。  演壇の前にお越しください。  それでは、 2名を代表して、山本裕三君、御挨拶をお願いします。                〔16番 山本裕三君 登壇〕 ◆16番(山本裕三君) 今、御紹介にあずかりました、まずは観光振興特別委員会の副委員長の藤澤恭子議員でございます。私が防災意識向上特別委員会の副委員長を仰せつかりました山本裕三でございます。  観光振興は掛川市の攻めの戦略となるような委員会だと思っておりまして、こちらの防災意識向上特別委員会は掛川を守る委員会でございます。掛川の攻守を担う非常に大切な委員会でございますので、私たち副委員長は委員長をしっかりとお支えをして、そして委員の皆様、当局の皆様と円滑な委員会推進に尽力してまいりますので、皆様、お力をぜひお貸しください。よろしくお願いいたします。 △日程追加 特別委員会委員選任の件 ○議長(鈴木正治君) なお、お諮りいたします。  各特別委員会の委員選任の件を日程に追加し、選任を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、各特別委員会の委員選任の件を日程に追加し、選任を行うことに決定しました。  日程追加、各特別委員会の委員の選任を行います。  特別委員会委員の選任については、委員会条例第 8条第 1項の規定に基づき、議長において、次のとおり指名します。  所属、指名について、事務局長から朗読させます。 ◎議会事務局長(栗田一吉君) それでは、特別委員会の所属、氏名につきまして、先ほど決定いたしました正副委員長も含めまして、朗読いたします。  敬称等は省略させていただきます。  観光振興特別委員会、10名、委員長、大石勇、副委員長、藤澤恭子、委員、鷲山喜久、草賀章吉、榛葉正樹、松本均、小沼秀朗、寺田幸弘、鈴木久裕、榛村航一。  防災意識向上特別委員会、11名、委員長、山本行男、副委員長、山本裕三、委員、野口安男、二村禮一、窪野愛子、勝川志保子、富田まゆみ、松浦昌巳、藤原正光、嶺岡慎悟、鈴木正治。  以上であります。 ○議長(鈴木正治君) ただいま朗読したとおり、指名したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、ただいま指名した諸君を、それぞれの特別委員会委員に選任することに決定しました。  この際、しばらく休憩といたします。                  午後1時19分 休憩                  午後1時31分 開議 ○議長(鈴木正治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第7 議員派遣について ○議長(鈴木正治君) 日程第 7、議員派遣についてを議題とします。  お諮りいたします。  地方自治法第 100条第13項及び掛川市議会会議規則第 160条の規定により、お手元に配付のとおり、議員を派遣することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます  したがって、お手元に配付した内容のとおり、議員を派遣することに決定しました。 △日程第8 常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査の申し出事項について ○議長(鈴木正治君) 日程第 8、常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査の申し出事項についてを議題とします。  各常任委員会及び議会運営委員長から、会議規則第 104条の規定に基づき、お手元に配付のとおり、閉会中継続調査の申し出があります。  お諮りします。  各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中継続調査とすることに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(鈴木正治君) 御異議なしと認めます。  したがって、申し出のとおり、閉会中継続調査とすることに決定しました。  以上で本日の日程全部を終了いたしました。  この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。市長、松井三郎君。                〔市長 松井三郎君 登壇〕 ◎市長(松井三郎君) 閉会に際しまして、一言御挨拶を申し上げます。  このたびの定例会におきましては、平成30年度一般会計及び特別会計当初予算を初め、条例の制定及び一部改正など、多くの重要案件について御審議をいただき、いずれも原案どおり議決・同意をいただき、厚く御礼を申し上げます。  今回の定例会から掛川市議会として初めてとなる代表質問が行われ、 2つの会派から人口対策、公共施設マネジメントなど、大局的な質問をいただき、今後の掛川市政を進めていく上で、大変意義あるものとなったと感じております。  また、一般質問につきましては、10人の議員の皆様から、ラグビーワールドカップ、地域医療、シチズンシップ教育、学校給食、学童保育、消防体制、都市公園の使用、お祭りを生かした施策、働き方改革、子育て支援など、市政運営における重要な政策につきまして、御質問や御提案をいただきました。議員の皆さんと交わした政策議論の成果につきましては、今後の市政運営に着実に反映をさせ、行政課題の解決を図っていきたいというふうに思っております。  初めに、「元掛川市長、掛川市名誉市民 榛村純一氏への弔意」について申し上げます。  今月 7日に急逝された榛村純一氏は、これまで生涯学習の父として、また、地方分権の旗手として、全国にもその名を博してこられました。掛川市のまちづくりにおいても、新幹線掛川駅開業、東名掛川インター開設、エコポリス工業団地の成功など、市の発展に大きな功績を果たされ、平成17年 8月に名誉市民の称号を授かっております。改めて、榛村純一氏のこれまでの御功績に敬意を表するとともに、心から御冥福をお祈り申し上げます。  掛川市名誉市民条例では、名誉市民に対する待遇として、「死亡の際に相当の礼をもってする弔意」が規定されております。掛川市としましては、 5月31日に大日本報徳社と合同のお別れの会を生涯学習センターにおいて執り行う予定にしておりますので、この場をお借りしてお伝えをさせていただきます。  ここで数点御報告をさせていただきます。  初めに、掛川市ブランドメッセージの決定について申し上げます。  掛川市の魅力を市内外、また全国へ伝える言葉、ブランドメッセージを検討し、 4つの候補の中から最もふさわしい言葉を選定するための市民投票を実施いたしました。その結果、投票総数 2,813票のうち、 1,120票を獲得した、「あなたの夢、描いたつづきは掛川で。」を掛川市のブランドメッセージに決定をいたしました。投票は先月15日から今月 9日まで実施し、未来を担う子供たちが授業の一環として参加したり、地域や企業、各種団体でも投票を呼びかけていただきました。このように多くの市民がかかわり、魅力発信の機運をみんなで盛り上げていくことこそがシティプロモーションだというふうに思っております。  今後は、このブランドメッセージを見える化するブランドロゴの作成や、市民主催の魅力再発見バスツアー、インスタ映えコンテストなど、市民、企業、行政がブランドメッセージに関連したさまざまな施策を展開することで、掛川市の魅力をさらに積極的に売り込んでまいります。   2点目は、平昌パラリンピックへの山本篤選手の出場について申し上げます。  和田岡出身で、リオデジャネイロパラリンピック銀メダリストの山本篤選手が中学生のときから親しんできたスノーボードで、冬のパラリンピックへの出場を果たしました。これまで、夏と冬、両方のパラリンピックに出場した日本人選手は、山本選手を含めて 4人しかおらず、そのチャレンジ精神とアスリートとしての能力の高さに敬意を表します。  掛川市では山本選手の出場にあわせて現地に職員を派遣し、御家族や姉妹都市横城郡の職員との合同応援を行いました。大会の結果は、スノーボードクロスでは決勝トーナメント 1回戦で敗退、バンクドスラロームでは途中棄権でありましたが、山本選手の滑りは、障がいのある方だけでなく、多くの市民に夢と希望と勇気を与えてくれたというふうに思っています。2020年の東京オリンピック・パラリンピックでも、山本選手には大活躍をしていただき、必ずや地元掛川へゴールドメダルを届けてくれることを期待するとともに、掛川市挙げて応援もしていきたいというふうに思います。   3点目は、今月 9日に行われた掛川桜ライトアップとこだわりっぱリニューアルについて申し上げます。  掛川桜は、掛川市の新たな地域資源として大変注目されており、これを生かした地域振興策として、緑橋から大手橋までの桜のライトアップに初めて取り組んだものであります。掛川市と商工会議所が呼びかけ人となり、観光協会、まちづくり株式会社、民間事業者の皆さんと協働して実施し、事業費のほとんどを協賛金で賄うことができました。  また、こだわりっぱでは、イタリアの姉妹都市ペーザロ市の特産品を紹介するコーナーを設け、さらに、その特産品を活用したイタリアンレストラン「ペーザロ」もオープンしました。姉妹都市との交流をきっかけに、経営展開が図られたことは画期的なことであるというふうに思っております。この 2つの取り組みの相乗的な効果により、現在も多くの観光客で掛川城周辺がにぎわっております。今後もこのように事業を一体的に推進することにより、さらなる街なかのにぎわいの創出、交流人口の増加につなげてまいります。  次に、今後開催する主な事業 2点について申し上げます。   1点目は、来月 4日に希望の丘に開設する発達相談支援センターについてであります。センターは「寄り添い・共に学び・つなぐ」をコンセプトに掲げ、子供の発達などの悩みにそれぞれの段階にあわせた支援を、医療・支援機関と連携して行うとともに、一人一人が孤独にならないよう、いつでも気軽に情報共有ができる居場所となるところであります。このたびの開所に当たり、多くの皆さんに楽しんでいただけるよう愛称を募集いたしました。その結果、「一人一人が成長していってほしい」、「のんびりとした親近感を感じる場所であってほしい」との願いが込められた「のびる〜む」に決定をしたところであります。今後は、皆様に広く活用、信頼していただけるセンターとなるよう、市民団体や子育ての先輩など、地域の方と協働しながら、充実した運営を行ってまいります。   2点目は、第13回掛川・新茶マラソン大会について申し上げます。  ことしは全国から 7,851人の申し込みがあり、来月15日につま恋リゾート彩の郷をスタート、ゴールとして開催をされます。また、今回の大会には、HMIの比良社長のお声かけもあり、中国・シンガポールから 9人、韓国横城郡から 9人の計18人のランナーが参加する、国際色豊かな大会となります。このマラソン大会は、スポーツイベントとしてだけでなく、掛川市の魅力を全国に発信する絶好の機会となりますので、大会にあわせて積極的なシティプロモーションを行ってまいります。議会の皆さんには、お忙しい中ではありますが、すばらしい大会となりますよう、ぜひ応援に駆けつけていただき、熱い声援をお願いしたいというふうに思います。  最後に、平成30年度は私が市長に就任して10年目を迎える節目の年となりますので、市政運営により一層の精進をしてまいります。中でも、「協働のまちづくり」の深化を図り、「しごとづくり」、「子育て支援」を主要課題として、さまざまな施策を戦略的に展開し、「希望が見えるまち・誰もが住みたくなるまち掛川」の実現に向けて、努力を重ねてまいりますので、議員の皆様の御理解と御協力を、これまで以上に賜りますようお願いを申し上げます。  この場をお借りして、先ほど新しい教育長の選任をいただきましたので、私のほうから、今の教育長に一言だけ、こういう場で私が申し上げるのがいいのかどうかわかりませんけれども、今年度末をもって退任されます山田教育長におかれましては、平成27年 4月に教育長に就任され、これまでの教育現場や教育行政での豊富な経験を生かされ、女性としての視点から教育行政に新風を吹き込み、小学校、中学校の学力向上、中学 3年生は日本一だという学力向上に大変大きな功績を残していただきました。そういう意味ではこれまでの教育長としての御貢献に深く感謝を申し上げたいというふうに思います。  最後に、職員に対しても申し上げたい。今月末をもって退職する市の職員の幹部の皆さんにもお礼の言葉を申し上げます。それぞれの職員の皆さんがこれまで長きにわたり、献身的に仕事をなし遂げてくれたことが、今日の掛川市の発展につながっております。まことにありがとうございます。人生 100年時代を迎える中、60歳はまだ通過点にすぎません。これからの皆さんのさらなる活躍に期待を申し上げます。ただいま、 2点について私のほうから申し上げる、ある意味での失礼を議会の皆さんがお認めいただいたということで、心から厚く御礼を申し上げます。私の挨拶とさせていただきます。  どうもありがとうございました。 ○議長(鈴木正治君) 次に、教育長からも発言を求められておりますので、これを許します。教育長、山田文子さん。                〔教育長 山田文子君 登壇〕 ◎教育長(山田文子君) 本日は、大変貴重なお時間に発言の機会をいただき、まことにありがとうございます。
     まず、この 2月定例会におきまして、私の体調管理が大変に悪く、本会議及び委員会をたくさん欠席してしまったこと、本当に申しわけありませんでした。心よりおわびを申し上げます。  それでは、このたび 3年間の任期を終え、教育長を退任することとなりましたので、感謝の気持ちを述べさせていただきます。  平成27年 4月 1日、新しい教育委員会制度のスタートとともに教育長を拝命し、「教育の光は掛川から」という掛川市教育委員会のメッセージの発信に心がけ、松井市長とともに教育文化日本一を目指して、子供たちが、市民が光り輝くために、今の自分の精一杯の真心を尽くして職務に当たろうと決意をいたしました。  この 3年間は、まず杉浦元教育長、浅井前教育長が築かれた「かけがわ教育の日」、「中学校区学園化構想」、「お茶の間宣言」の 3つの宝を中心に据え、園・学校支援ボランティアが延べ数で10万人を超えるなど、市民総ぐるみの教育の発信、充実、発展に努めてまいりました。また、子供たちの確かな学力、豊かな心、そしてたくましい体を育むため、「学力向上ものがたり」の教育委員会、学校、教師、家庭、その 4部作を策定し、子供の確かな力をつけるためには、学校だけではなく家庭や地域での温かい声かけや触れ合いも非常に大切であることを伝えてきました。全国の学力調査では、県や国の平均を上回り、全国トップクラスの教科もあり、さらには県や国と比較して、掛川の子供たちが地域の行事に積極的に参加していることや、自己肯定感が高いことなどもわかり、地域の皆さん、市民の皆さんが子供たちをたくさん褒めてくださったり、地域活動への参加を呼びかけてくださったりしたからだというふうに感じています。  企業や美術館などのお力もお借りし、子供や市民が本物に触れる機会をふやすこともできました。そして、大坂、千浜の 2つの屋内運動場や中央小学校の改築で、地域とともにある学校の形も考えてまいりました。念願でありましたさかがわ学校給食センターの完成により、 4センターが力を合わせて掛川市の小・中学校と公立幼稚園に、安心で安全なおいしい給食を提供できるようになりました。家庭教育の充実、文化財の保存、活用などについては、大変にたくさんの魅力いっぱいの市民の皆様と一緒に語り合ったり、行動できたりしたことは本当に楽しくて、幸せで充実した日々でありました。  また、教育委員会制度の目玉でもある教育大綱かけがわは、松井市長と教育委員とともに、たくさんの議論を交わす中で策定をされました。その中の、「子どもたちの未来のために私たちは、今、何ができるのか、何をしなくてはならないのか」の言葉は、私が考え悩んだときの支えとなり、柱となりました。  こうして 3年間を振り返ることができるのは、鈴木議長様初め、議員の皆様のご指導のたまものだと思っております。松井市長、伊村副市長、浅井副市長の大所高所からのアドバイスやすてきなスタッフ、御支援いただいた市民や教職員のおかげです。本当にありがとうございました。  本年度の「かけがわ教育の日」に講師を務めていただきました熊倉先生から、「教育は国の礎、文化は国の甍」という大変にすてきな色紙をいただきました。私は、その礎の部分に38年間携わることができたこと、本当に幸せに、そして誇りに思っております。  ソメイヨシノの開花宣言がされ、皆が待ち望んできた春がやってきました。詩人でいらっしゃいます高階杞一さんの詩に「春のスイッチ」というものがあります。「春のスイッチ 春になったら 花が いっせいにひらく どこかで 誰かが ポンと スイッチを入れたみたいに ぼくにも こんなスイッチ あるのかなあ 長い冬が過ぎ いっせいに ぼくのひらくような日が いつか ぼくにも くるのかなあ」。我が教職人生に悔いなしです。今後は 1人の掛川市民として、描いた夢の続きを求めてまいります。青空に向かって目を閉じれば、私の新しい人生の春のスイッチがそっと入るのではないかなと思っております。  結びに、皆様のさらなる御活躍と御健康、掛川市政のますますの御発展をお祈りし、お礼の言葉といたします。  ありがとうございました。(拍手) ○議長(鈴木正治君) 続いて、新たに教育長になられる佐藤嘉晃君からも発言を求められておりますので、これを許します。御登壇ください。               〔新教育長 佐藤嘉晃君 登壇〕 ◎新教育長(佐藤嘉晃君) このたび、議会の同意をいただきまして、平成30年 4月 1日より、掛川市教育委員会教育長の職につき、掛川市の教育行政を担うことになりました佐藤嘉晃でございます。  昨年度末までの 5年間、学校教育課長として務めておりましたので、それこそ全任期中の市議会議員の皆様にはいろいろと御指導、御支援をいただき、ありがとうございました。今、こうして議場のこの場に立ち、改めて職責の重さを感じているところでございます。どうぞよろしくお願いします。  私は学校教育課在任中、松井市長のもと、杉浦教育長、浅井教育長、山田教育長と、 3人の教育長にお仕えしました。掛川市ならではの道徳の教科書、「なるほどなっとく金次郎さん」の編集を初め、「かけがわ学力向上ものがたり」、掛川市ならではの英語学習プログラム「かけがわスタンダード」の作成など、次々と子供たちの未来を考えた教育事業を展開され、子供たちの生涯にわたって必要とされる、求められる確かな学力、それが身についてきていることは、まさに歴代教育長のお力で、その成果に対し敬意を表するものでございます。  私は山田教育長の後任としまして、「教育の光は掛川から」これを念頭に、掛川ならではの教育の光を絶やすことのないように努め、子供たちが夢実現に向かう心豊かで凜とした市民、大人へと育っていくように、一意専心、職務に専念してまいる所存であります。  また、平成28年 3月に定められました教育大綱かけがわ、教育文化日本一のまちを目指して、子供たちの未来のために何をすべきか、何ができるのか、そういった問いかけを忘れることなく、脚下照顧のとおり、松井市政が推進する協働のまちづくりの理念を生かした教育施策を打ち出していけるように努めてまいりたいと思っております。  先日も卒業式を終えたばかりなんですけれども、私、これまでいろいろなときに、子供たちに何かと夢や希望のことについてお話することが多くございました。その中で、流通評論家の故吉田貞雄さんの「夢」という詩がありますけれども、その冒頭のところが非常に好きです。ちょっと読みます。「夢のある者には希望がある 希望のある者には目標がある 目標のある者には計画がある 計画のある者には行動がある 行動のある者には実績がある 実績のある者には反省がある 反省のある者には進歩がある 進歩のある者には夢がある」。人を動かすのは夢や希望、生きがいだと私は思っています。私は掛川市の子供たち、市民がいつも夢や希望を持って生きる人であってほしいという願いのもと、掛川市の将来像、「希望が見えるまち・誰もが住みたくなるまち掛川」の実現を教育の立場から、私自身が夢や希望をしっかり持ち、目指してまいりたいと、そのように思っております。どうぞ、皆様の御指導と御支援を賜りますよう、よろしくお願いします。  ありがとうございました。(拍手) ○議長(鈴木正治君) それでは、私からも御挨拶を申し上げます。  平成30年 2月定例会の閉会に当たり、掛川市議会を代表し、一言御挨拶申し上げます。  まず、今定例会中の話題でありますが、 2点申し上げたいと思います。   1点目は、今月 7日に御逝去された掛川市の名誉市民である榛村純一元市長のことであります。先ほど市長の挨拶でも触れられましたが、榛村さんは新幹線掛川駅を初め、この議場に象徴される木の文化を意識した特徴的なまちづくりを推進し、多大な功績を残されました。  平成30年のことしは、掛川市発展の出発点となった新幹線掛川駅の開業から満30年となる大きな節目の年です。我々は榛村さんを初めとする先人が残してくれた新幹線掛川駅という財産を、多くの浄財を御寄附くださった市民のため、さらに生かし、充実させていかねばなりません。今、日本では成長戦略の柱として観光産業が大きな注目を集めています。本市議会も今定例会で設置を決めた観光振興特別委員会において、今後、掛川駅のさらなる利活用とともに、観光産業の振興に力を注いでまいります。  次に、 2点目の話題としましては、定例会の会期と並行して開催されました平昌オリンピック・パラリンピックです。韓国の地で開催された冬のスポーツの祭典は、我々に多くの感動を残してくれました。オリンピックでは、過去最多となる13個のメダルを日本が獲得しました。また、メダル以外にも、日本人ならではの相手を思いやる精神やスポーツマンシップが世界から大きな共感を呼び、賞賛を集めました。パラリンピックでは10個のメダルを日本の選手たちが獲得してくれました。しかし、私はメダル以上に、各選手が身体のハンデをものともせずにチャレンジする、その姿に大きな感銘を受けました。  また、夏のリオ大会に続いて出場を果たした、本市出身の山本篤選手も二刀流として大きな注目を集めました。結果については、彼としては満足のいかない内容だったと思いますが、パラ・アスリートの第一人者として、今回の経験はきっと次に生かしてくれることと思います。いよいよこの次は2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピックへとつながっていきます。今度は日本がホストとなって世界各国からのお客様を迎え入れ、おもてなしをする番です。スポーツを通じた交流、観光振興は、先ほど申し上げました観光産業のキーワードでもあります。今後の新しい取り組み等について、議会と当局とで検討を重ねながら取り組んでまいりたいと思います。  続いて、 2月定例会について触れたいと思います。  例年 2月定例会は、市長の施政方針や新年度の当初予算等の重要案件について論議を交わす、 1年の議会の中で、質・量ともに一番の議会であります。本年はそれらに加え、新しい取り組みとして会派代表質問が導入・実施されました。 2つの会派代表からは、当局の行政運営の根本について、骨太の質問が行われました。お聞きになった当局の皆さんも、一般質問との違いを感じられたことと思います。掛川市議会は会派制を採用しています。各会派におかれましては、会派としてさらなる研鑽を積み、今回の代表質問を今後の取り組みへの糧としていただきたいと思います。  次に、一般質問ですが、これには10人の方が登壇されました。各議員からは時宜を得た政策課題等について、市長や教育長職務代理者と熱心な議論が交わされました。中でも、はしご車の配備、災害時の粉ミルクとアレルギー対応ミルクの備蓄、仁藤の大獅子をラグビーワールドカップの本大会で活用していくことの 3点については、市長から実施に向けた積極的な発言をいただきました。  なお、防災に関しては、各議員からいろいろな立場・角度からの質問がなされました。私は先日の東日本大震災 7周年に関する報道に触れるにつけ、命のとうとさ、万が一に備えるための日ごろからの準備の重要性を改めて認識いたしました。そういった意味からも、このたび設置することとなったもう一つの特別委員会、防災意識向上特別委員会では、市民一人一人が、万が一に備えてふだんからどのように振る舞うかといったことがテーマになると考えております。これについても今後、当局と意見交換しながら進めてまいりたいと考えております。  次に、特別委員会における 1年間の活動成果についても、議会活性化と公共施設マネジメント推進の両特別委員長からそれぞれの報告がありました。議会活性化特別委員会では、行政評価による予算・決算の見える化や、常任委員会が議会閉会中も含め、通年でテーマを設定し、調査研究をしていくことの重要性が提起されました。今、全国レベルで地方議会を見渡した場合、議会基本条例を制定した議会は、既存制度の見直しや議会活性化への取り組みを積極的に推進しています。当局における自治体間競争と同様に、議会においても、その存在意義をかけた競争が繰り広げられております。結果、議員各位の負担は年々増大していることと思いますが、市民の信頼と負託に応えるためには、避けては通れないものであることも、また事実であります。  繰り返しになりますが、議員各位におかれましては、さらなる資質の向上に向け、研修・研鑽に励んでいただくようお願い申し上げます。  また、公共施設マネジメントについては、特別委員会における現地調査等、 1年間の取り組みを踏まえ、今後は当局における各種施設の再配置計画の策定へと移ってまいります。当局におかれましては、引き続き議会との情報共有に御配慮くださるようお願い申し上げます。  春分の日を過ぎ、これからは日に日に暖かさを実感できることとなります。市内各所の桜も見ごろを迎えます。その一方で、春は出会いと別れの季節でもあります。 3月をもって退任されることとなった山田教育長におかれましては、学力向上への取り組み等で大きな成果を残していただきました。 3年間、本当にお疲れさまでありました。新しく就任された佐藤新教育長におかれましては、これから小・中学校の配置のあり方等について、重大なかじ取りが待っております。市民にとっても大きな関心事であります。今後は議会として十分な議論が尽くせるように、御協力のほどお願い申し上げます。  それから、同じく 3月末をもって定年等で退職される市の部課長の皆様にも、心からお疲れさまでしたと申し上げます。今日の 100年人生においては、60歳はまだまだ折り返し地点であります。この先、第二、第三の人生が待っています。まずは十分に充電していただき、その後は今まで以上の御活躍を願っております。  結びに、議員各位、並びに当局関係者におかれましては、健康に十分留意していただき、新年度に向けては心身ともにリフレッシュして臨んでいただきたいと思います。平成30年度も、この議場で皆様と元気に相まみえますことを祈念し、私からの挨拶とさせていただきます。  ありがとうございました。  本年度末をもちまして、10名の部課長の皆さんが退職されます。  退職される部課長の方々は、演壇前にお進みください。  それでは、退職される10名の方を代表されまして、教育部長、笹本厚君から御挨拶をいただきたいと思います。 ◎教育部長(笹本厚君)  2月定例会の閉会に当たり、議長のお許しをいただきましたので、本年度をもって退職いたします部課長10名を代表いたしまして、お礼の言葉を申し上げます。  ただいま松井市長、鈴木議長からねぎらいのお言葉をいただきまして、万感、胸に迫る思いでございます。  御紹介のとおり、私たちは昭和50年代半ばにそれぞれの市町に奉職し、全体の奉仕者として、市民とともに、およそ40年間の時代の変遷を経験してまいりました。  顧みますと、私たちが奉職したころは第二次オイルショックの影響で経済が混乱しておりました。その後、バブル景気の追い風もあり、旧掛川市では、先日お亡くなりになられた榛村純一市長のもと、さまざまな公共事業、新幹線駅や東名インターチェンジなどのインフラ整備、市の象徴である天守閣復元などが次々と着工されました。  また、旧大東町、大須賀町でも、歴史、文化の保存とともに、自然資源の活用、積極的な企業誘致が行われるなど、現在の掛川市の礎が築かれました。  バブルの崩壊は平成 2年ころに始まり、地方都市でも企業倒産が相次ぎ、地価は瞬く間に下落しました。そして、社会保障費が年々巨大化する中、行財政基盤を強化し、地方分権に対応することを目的とした平成の大合併が始まりましたが、リーマンショック、東日本大震災などのできごとが次々と発生し、経済は先が見えない状態となりました。  そんなときに市政のかじ取りを担った松井市長は、誰もが幸せや生きがいを実感できる地域社会を目指し、市民ニーズの多様化、高度化に対応できるよう、これまでにない独自の手法で、協働によるまちづくりを推進してきました。これが受け入れられるのには多少の時間はかかりましたが、今、その成果として、全国の自治体が苦戦している人口、市民満足度、求人倍率、学力などが数値にあらわれてきたことを大変うれしく思います。これは松井市長の聡明な先見性と、二元代表制である議会と行政が時にぶつかり合いながらも、掛川市をよりよくしていこうという同じ思いを胸に進めてきた成果であります。  また、これらは議会や市長だけでなく、職員の皆さんの努力がなければ実現できなかったことであり、職員の皆さんは誇りを持ち、喜び、やりがいを感じて、これからも掛川市民のために御尽力くださるよう切に願うものであります。  私たちは一旦行政から退きますが、まだまだ引退とは考えておりません。今後も掛川市のために微力ながら応援させていただきます。  結びに、掛川市のますますの発展と皆様方のさらなる御活躍、そして御健康、御多幸をお祈り申し上げまして、お礼の言葉とさせていただきます。  長い間、本当にありがとうございました。(拍手) ○議長(鈴木正治君) ありがとうございました。  自席にお戻りください。  これにて本日の会議を閉じ、平成30年第 1回掛川市議会定例会を閉会とします。                  午後2時13分 閉会  [ 署  名 ]  以上、地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。           平成   年   月   日                掛川市議会議長    鈴 木 正 治                掛川市議会副議長   榛 葉 正 樹  [ 署 名 議 員 ]                掛川市議会議員    寺 田 幸 弘                掛川市議会議員    野 口 安 男...