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  1. 千葉市議会 2014-03-06
    平成26年予算審査特別委員会総務分科会 本文 開催日: 2014-03-06


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午前10時0分開議 ◯主査(小松崎文嘉君) おはようございます。  ただいまから予算審査特別委員会総務分科会を開きます。  本日の審査日程につきましては、お手元に配付のとおり、まず総合政策局所管の審査を行った後、指摘要望事項の協議をお願いいたします。  また、発言の際は、必ずマイクを使用していただき、説明員の2列目以降の方は、起立の上、所属を述べていただきますようお願い申し上げます。  一般傍聴の皆様に申し上げます。分科会傍聴に当たりましては、傍聴証に記載の注意事項を遵守いただきますようお願いいたします。                 総合政策局所管審査 2 ◯主査(小松崎文嘉君) これより平成26年度当初予算議案の審査を行います。  それでは、総合政策局所管について説明をお願いいたします。総合政策局長。 3 ◯総合政策局長 総合政策局でございます。よろしくお願いいたします。それでは、座って説明をさせていただきます。  お手元の平成26年度当初予算案の概要の12ページをお願いいたします。  総合政策局のまず予算の基本的な考え方でございます。  まず、総合政策部でございますが、1番目として、第2次実施計画の策定でございます。本市のまちづくりを計画的かつ総合的に推進するため、新基本計画に基づく第2次実施計画を策定するものでございます。  2番目として、重要施策の総合調整ということで、複数部局にまたがる重要施策の円滑な推進に向け、庁内の総合調整を行うものでございます。  3番目として、幕張新都心まちづくりでございます。企業庁の事業収束を踏まえ、幕張新都心まちづくりに主体性を持って取り組み、新都心のさらなる活性化に向けた総合調整を行うものでございます。  4番目として、各種統計調査の実施及び統計情報の提供でございます。統計法に基づく各種統計調査を実施するとともに、その結果を解析、推計し、統計情報として提供することにより、事業所管部局における施策への反映を図ってまいります。  次に、東京事務所でございます。  一つとして、情報収集活動の充実及び本市のプロモーション活動の推進でございます。国会、各省庁などとの連絡調整や情報収集活動及び市政に関する情報提供を行うものでございます。
     2番目に、予算額の概要をごらんください。平成26年度一般会計でございますが、総額で1億4,140万円となっております。増減額が5,930万円の減となっておりまして、増減率が29.6%のマイナスとなっております。  この主な要因でございますが、千葉県の「がんばろう!千葉」市町村復興基金交付金の受け入れが平成25年度をもって終了したことによりまして、基金積立金の減となったものでございます。  今年度の歳入の主なものでございますが、一つ目として、経済センサス事務費収入2,528万円、2段目が東日本大震災復興基金の繰入金として2,053万円、三つ目として、全国消費実態調査事務費収入、こちらが1,357万円、それから、県からの事務移譲に伴う事務処理特例事務費収入でございます、こちらが739万円となっております。  続いて、下の段でございます。公共用地取得事業特別会計でございます。2,217万円でございます。こちらは、平成21年度に取得いたしました弁天地区複合施設用地の市債利子となっております。  次に、13ページをお願いいたします。  重点事務事業について御説明申し上げます。  初めに、総合政策部の市民シンクタンクモデル事業の50万円でございますが、市民主体のまちづくりを推進するため、中長期的な市政の課題に関心のある市民や団体などにより、調査研究、政策提言を行うモデル事業を実施するものでございます。  2番目として、自転車によるまちづくりの推進19万5,000円ですが、自転車の街・千葉市の確立に向けた取り組みを総合的に推進するため、自転車まちづくり基本計画の素案の作成に向け、有識者から意見聴取を行うものでございます。  3番目、IR導入可能性調査の500万円ですが、幕張新都心でのIR導入の可能性について検討するため、先進事例の調査分析、立地の可能性、経済効果、懸念事項とその対応策などの調査を行うものでございます。  四つとして、幕張新都心コミュニティサイクル社会実験の129万6,000円ですが、平成25年12月から、海浜幕張駅の駅前広場及びイオンモール幕張新都心にポートを設置し実施しております社会実験について、QVCマリンフィールドなど、公共の集客観光施設へ新たにポートを設置し、その有効性などの調査を行うものでございます。  続いて、5番目でございます。幕張新都心室現地事務所開設の660万円ですが、これまで以上に幕張新都心まちづくりに主体的に取り組むため、地元団体や住民などの利便性の向上を図り、新都心におけるにぎわいの創出や活性化への取り組み、また企業庁の事業収束に伴い、幕張新都心まちづくりに関するさまざまな取り組みを円滑に引き継いでいくための拠点として、現地事務所を開設するものでございます。  六つ目として、実施計画の策定の58万円ですが、平成27年度からの3年間を計画期間とする第2次実施計画の計画書制作経費となっております。  14ページをお願いいたします。  7番目として、都市アイデンティティ調査800万円ですが、本市固有の都市イメージを確立し内外に発信していくため、その基礎となる都市アイデンティティー、市外の方からも評価されるような千葉市らしさとは何かについて、調査、検討を行うものでございます。  八つ目として、東京オリンピックパラリンピック開催に向けた取り組みの推進の70万円ですが、昨年11月に設置しましたプロジェクト推進本部としての具体的な取り組みの基本方針策定に向け、先進事例調査や専門家からの情報収集を行うものでございます。  最後に、東京事務所でございます。東京事務所運営の1,968万4,000円につきましては、事務所の賃借料やプロモーション活動を行うための経費となっております。  説明は以上でございます。 4 ◯主査(小松崎文嘉君) それでは、これから御質疑をお願いしたいと思いますが、平成26年度の予算審査であることを十分踏まえて、御質疑をお願いしたいと思います。また、御意見等もありましたら、あわせてお願いいたします。  なお、御質疑等に当たりましては、最初に一括か一問一答か、質問方法を述べていただくほか、改革協での協議結果により、いずれも、答弁並びに意見、要望を含め、おおむね45分を目安とさせていただきます。  なお、10分ぐらい前になりましたら、残りの時間をお知らせいたしますので、時間内で御発言をまとめていただくよう御協力のほど、お願い申し上げます。また、答弁に当たりましては、所管より簡潔明瞭にお願いいたします。  それでは、御質疑等がありましたらお願いいたします。御挙手願います。山田委員。 5 ◯委員(山田京子君) じゃ、お願いいたします。 6 ◯主査(小松崎文嘉君) どちらの方式ですか。 7 ◯委員(山田京子君) 一問一答でお願いします。今回、総合政策局の新しい施策がめじろ押しで、本当にたくさんの目新しいものが並んでおりますが、局長に伺いますが、ことし、かなり例年に比べて新しいスタートという施策があることに関して、どのような御感想をお持ちか、伺いたいと思います。 8 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 9 ◯総合政策局長 総合政策局、今回、新規事業を数多く出させていただいております。私、昨年4月から総合政策局長に着任いたしまして、昨年の9月の決算の当分科会で、各委員の皆さんから、総合政策局、頑張れということで、激励のお言葉をいただいてまいりました。  そういった意味で、私ども、庁内で調整すべき事項なり、庁内で所管がはっきりしていない、今後、千葉市として取り組むべき課題があるもの、こういったものについて、まず私どものほうが、ある程度の方向性を出していくための役割をしっかりやっていこうと。そういう意識のもとで、今回、新規事業が多くなっております。これは、あわせまして昨年の市長選を受けて、2期目のマニフェストを市長が発信されて、それに伴います関連事業の工程表などの取りまとめを私どものほうでやっておりましたので、そういったことも含めまして、新たな取り組みについて、今回、総合政策局で新規として幾つか予算要望させていただいたということでございます。 10 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 11 ◯委員(山田京子君) ありがとうございました。昨年のこの分科会の皆さんの御意見が、ハッパをかける結果になったのかなと思いまして、でも悪い意味ではないと思いましたので、よかったと思います。  では、ちょっと具体的に入りますが、自転車によるまちづくりの推進です。これまで自転車関係は、建設局の自転車対策課で行ってきたと思いますが、自転車対策課ではなくて総合政策局で、有識者を集めてのニーズ把握をするということなんですね。今お答えの中にあったように総合的にということなのだとは思いますけれども、自転車というところに特化すれば、どこかの所管でもいいのかなという気もするわけですね。その辺、やっぱり総合政策局にしたというところの理由について、詳しくお伺いしたいと思います。 12 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 13 ◯総合政策部長 委員御指摘のとおり、それぞれ道路環境、そういったものについては、建設局のほうでやられていたり、放置自転車、それからさらに自転車の交通安全とか、それから健康づくりとか、もろもろそういった移動手段の回遊性とか、そういう魅力づくりとかという視点もいろいろございました。  現在、行っておりますいろんな施設は、それぞれの視点ということで行われておりまして、私ども総合政策局が入りました理由というのは、そういったものを総合的にまとめて、一つの方向、目的は結構ありますけれども、どういった展開をしていこうかということで、調整を図る必要があったということで、今回、自転車によるまちづくりということで、そういう形で、総合政策局のほうで入らせていただいたということでございます。  以上でございます。 14 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 15 ◯委員(山田京子君) ありがとうございます。  この自転車によるまちづくりの推進の事業は、有識者の方を呼んで御意見を聞くようなんですが、どのような専門家なんでしょうか。 16 ◯主査(小松崎文嘉君) 政策企画課長。 17 ◯政策企画課長 政策企画課、稲生でございます。  御意見を伺う有識者、自転車関係の団体等もございますが、あとその自転車を使ってのまちづくり、こういうところでの専門家の方、こういう方に意見のほうを伺っていく。あわせて、市民の方につきましても、意見交換等をしていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 18 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 19 ◯委員(山田京子君) よかったです。市民が全然入らないのかなと思って、この書類は見ていたので、ぜひ市民としてここの町にいて、自転車を使うという立場で発言できる方がやっぱりいるべきだと思っていましたので、よかったと思います。  それで、御意見いただいたものを総合政策局がまとめるんでしょうけれども、この施策の到達点というんですか、例えば、何かにまとめ上げて成果物をつくるとか、あと提言書にするとか、何か大きな計画にするとか、条例をつくるとか、どこの段階まで総合政策局がかかわって、どんな成果物を目指しているのか、伺いたいと思います。 20 ◯主査(小松崎文嘉君) 政策企画課長。 21 ◯政策企画課長 政策企画課、稲生でございます。  マニフェストの工程表におきましては、平成28年度に条例制定を目指すということ。それと、それに先立ちまして、今回、平成26年度予算につきましては、基本計画についての素案作成、こういうさまざま御意見をいただく中で、あとは、庁内としての連携体制、それと庁外、市民の方、各団体の方、こういう方たちとの連携体制、こういうものも含めて、じゃどのような形でのまちづくり、自転車によるまちづくりをしていくかというところにつきまして、計画であり条例という中で決めていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 22 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 23 ◯委員(山田京子君) じゃ、最終は条例ということだということですね。  そうすると、最後まで総合政策局が担うというふうに、今解釈できたんですけれども、自転車に関しては、手足になって現場を見たり動かしたりという方たちが必要だと思うんですが、現場を持ったいろんな局、建設局とか都市局とかそういうところが担ったほうがいいのかなという気もしているんですが、その辺は最後まで、やっぱりあくまで条例制定まで全部総合政策局が担うということでよろしいんでしょうか。 24 ◯主査(小松崎文嘉君) 政策企画課長。 25 ◯政策企画課長 政策企画課、稲生でございます。  今、自転車に関係するところ、先ほどの走行環境であったり、安全の関係であったり、それぞれの分野においては、やはりその目的に従って各所管のほうで進めていただくというところは当然ございます。という中で先ほどちょっと申し上げましたが、それをどのような形で、一体的な形での庁内での体制を整えるか、構築をしていくかということ。この辺につきましては、計画、条例を考えるに当たりまして、庁内でも十分その役割と、あとその全体の方向性、こういうものについては議論していく中で、総合政策局を中心に計画、条例という方向で進めていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 26 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 27 ◯委員(山田京子君) 今の御答弁だと議論しながら、多少、例えばですけど、やっぱりこれは、自転車対策課を中心にというふうなこともあり得るということなんでしょうかね。もちろん、いろいろな分野にまたがっているので、いろんな所管に頼むというんですか、そうやって分担しなきゃいけないというのはわかるんですけど、あくまでも頭の部分はやっていこうということは決まっているということでよろしいんでしょうか。 28 ◯主査(小松崎文嘉君) 政策企画課長。 29 ◯政策企画課長 政策企画課、稲生でございます。  その全体、例えば各事業につきまして、これを体系化していくということも当然あると思います。それと、新たな視点を入れられるかどうかという中で、その辺の全体のコーディネートというのは、我々のほうで中心となって行っていく。それで、例えば走行環境であれば、そういう中でも、さらにできること等がないか、そういうところも含めて、各所管との意見、その辺の調整をとっていくということで考えております。  以上でございます。 30 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 31 ◯委員(山田京子君) じゃ、最後まで頑張るということに、今思えましたので、会派の中では、自転車に関係することを本当に総合政策局が、最後まで引っ張れるのかなというのをちょっと心配しています。現場を持ったところが、市民との接触も、またすごくあるようなところが、しっかり進めていくほうがやりやすいんではないかなというふうにちょっと思ったりするので、今回、本当に有識者の意見を聞くという場ですから、これは、総合政策局でいいかなとは思うんですけども、これから先、余りこだわらずに、やっぱりこっちのほうがきちっとやれそうだというところがあったら、その辺は融通をきかせていただくといいのかなと思っています。  つけ加えるに、私たち、平成22年11月に、千葉市自転車の安全な利用の促進に関する条例を会派で発議を出しまして、2回継続審査になって、結局、形としては廃案になってしまったんですけども、そのときに、第9次千葉市交通安全計画というところに、私たちの言いたい意向というのが盛り込まれるということで、一応、了承、納得したわけです。実際に、言葉的にはある程度盛り込まれているということなんですが、今自転車の道路をつくっていったりすることもありますけれども、安全面も、かなり急がなければいけないということもあるので、交通安全計画のほうではやっていますが、所管が市民サービス課ということだと思うので、なかなか自転車施策全体の中に入っちゃいますと埋もれてしまって、早くやっていただきたいところがなかなか進まないのかなという気もしていますので、この辺も気配りしながら進めていただきたいなと思っています。  それでは、あとIR導入可能性調査というところを聞きますが、IR導入に前向きな自治体がもう幾つも上がっていて、千葉は大丈夫なのかなというか、都市間競争に勝てるのかなというふうにちょっと心配をしています。私たち自身は、IR導入というのはいかがなものかという部分もあるので、調査自体を否定するものではありませんが、本当に勝っていくには、覚悟も必要だし資金も必要だしということなんですが、その辺、調査するということを決めた以上、どのぐらいの気持ちがあるのかなと思って伺います。 32 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 33 ◯総合政策部長 今回お願いしている調査の中身ですが、まだ市として、このIRをもうこれはつくるんだということで決めていく事前の調査ということで、我々は位置づけております。IRをつくることで、そういういいことと悪いこと、そういったものが起きてくるんじゃないか、果たして幕張新都心でそれをつくったときに、どういう結果が出るんだろうかとか、そういうほかの事例、国内にはございませんので外国の事例とか、外国の場合でもシンガポールが有名なんですけれども、いろんな外国の事例がございますので、そういったもので、千葉市でつくった場合はどういうタイプなのかとか、そういうあれをとりあえず可能性について調べさせていただいて、その上で判断するというような調査を今回はお願いしているところでございます。  以上でございます。 34 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 35 ◯委員(山田京子君) わかりました。じゃ、もし500万円もかけるわけですけれども、調査結果によって、実現可能性が低かったら、導入は諦めるということでよろしいんでしょうか。 36 ◯主査(小松崎文嘉君) どうぞ、総合政策部長。 37 ◯総合政策部長 現実的に無理というか、そういうあれで工夫ができるんであれば、また検討するとか、そういうことになろうかと思います。  いろいろとほかのところでも、調査を始めておりますので、そういったものも参考にさせていきながら、全く最初この段階で可能性を調べて、ないという結論が本当に出るかどうか、そこら辺も、ちょっと確認してみたいと思います。 38 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 39 ◯委員(山田京子君) その辺、判断が難しいところだと思いますが、判断というのは、最後は市長ですけれども、これは、総合政策局は、かなりその判断の大部分を担うということでよろしいんでしょうか。 40 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 41 ◯総合政策局長 IRに関しましては、先ほど部長が申し上げたような調査を平成26年度やらせていただいて、その結果について、市民の皆さんにちゃんと御報告というか御説明をさせていただくと、先ほど申し上げたように、メリットもあればデメリットと言われているところもあると、それが、実態どういうところで、それに対してどういう対応しているケースがあるかとか、その辺の情報を一通り整理して、その上で、市民の皆さんに、その内容をやっぱり御説明していく必要があるだろうと。  最終的には、受け入れる自治体として判断するというのは、やはり市民の意向なりそういったものも含めて、全体の市民なり経済界なり、いろいろな千葉市全体の中で、このIRを受け入れるかどうかというところの判断というのが出てくるんだと思っておりますので、私ども市だけで決めるとか、そういうふうには思っておりません。 42 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 43 ◯委員(山田京子君) はい、わかりました。市民に御説明、御報告してくださるというのは、とてもいいことだと思いますし、やっぱり市民を加えた議論の場というのもつくっていただきたいと思います。  それでは、次に都市アイデンティティ調査ですが、こういうちょっと聞いたことはあるけれども、使いなれないという言葉が登場していまして、都市アイデンティティーというのはどういうことを指すのか、御説明お願いしたいと思います。 44 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 45 ◯総合政策部長 都市アイデンティティー、非常に捉え方とかはありますけれども、千葉市と言えば何々という言葉が浮かんでくるというようなところですね。例えば、関東の地方都市なんですけど、宇都宮と言えば例えばギョーザだとか、そういうあれとか、そういう一つではないと思うんですね。千葉市と言えばいろんな例えが、今、宇都宮、悪かったんですけれども、加曽利貝塚であるとか、海辺とか人口だとか、そういうあれが、どれだけ千葉市というのは、そういう千葉らしさと呼ばれるアイデンティティーということだと思うんですけども、そういうものをどれだけ持っていて、市民の皆さんがどれだけ認知されていて、その後、対外的にどんな目で、ほかの市外、県外の人がどういう目で見ているかというところをちょっと確認していただくのが今回の調査の目的でございます。アイデンティティーというのは、先ほど言いました千葉らしさというところで、外に誇れる千葉らしさというところが、都市アイデンティティーとしてなってくるのかなと考えております。  以上でございます。 46 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 47 ◯委員(山田京子君) これは、調査会社のところに依頼するんでしょうけど、具体的に、例えばどういう調査をするのか、ちょっとイメージが湧かないんですが、もうお聞きになっていると思うので、教えていただきたいと思います。 48 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 49 ◯総合政策部長 まず、先ほど述べましたように、加曽利貝塚だとか千葉氏だとか、千葉市内に地域資源としてある、そういったものをある程度、当然、花もあるし、いろいろありますし、美術館とかそういったものも含めて、こういう千葉市というのは、こういう千葉らしさというのもあるよねというようなところを当然どこかが出さなくて、我々が思っていることを出して、あと市内の市民の方にもいろいろお聞きしたいと、そういうものを出して、あと具体的にフィールド調査というか、どういうものがあるかということをやらせていただいて、そのあれを逆に言うと、これはいい、こういう系列でいいんだなというのを整理するものと同時に、全国的というか市外、県外の方に、千葉市と言えばということで、こういったものをどう思いますかじゃなくて、知っていますかとか、いろんなアンケートという形で、どういうものが現時点で千葉市は知られているんだろうとか、そういうあれも、現実をまずこういう形で把握、認識していくということが1点ですね。  それと、これから後の調査というか、そこまでを今回の作業ではメーンと考えておりまして、あとそういうアイデンティティー、千葉らしさというのをどういう形で対外的に売っていく。それが、逆に言うと評価されるということであれば、市民の誇りにもなりますので市内で周知していく、こういうことですよということを、そのやり方とかも提案いただければいいかなという形の調査を考えております。 50 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 51 ◯委員(山田京子君) こういうことは初めてやるんですけど、前、何か雑誌でも全国の当市を調べている雑誌を読んだことはありましたけど、千葉市は何の特徴もありませんでしたみたいな結論があって、ああ、そうだろうなとは思ったんですが、そうやって、結構、記者さんがよく調査をして調べているものもあったので、もう一回やっても、そんなに新しいものが出てくるとは思えないんですけど、外部の方に、私たちが自信を持てるようなものを与えていただくという方法も一つかもしれませんけど800万円もかけるわけで、調査結果を仮に市民の人が聞いて、こういう方向でと案が出されたときに、何か自分たちとしては、ちょっと違うんじゃないとかいうこともあり得ると思うんですね。そうすると、自分たちが余り思ってもいないことを提案されても、余り使えなくなってしまうかなという気もするので、本当は、自分たちが自分たちの手で、自分たちの千葉市らしさを考えたり、これから新しくつくるならつくるで、市民主体の場というのがあってもいいかなと思っているんですが、何かそういう場の設定とかいうのは、余り盛り込まれていないようなんですが、これは、調査の後にやるんですか、それともそれはそれで終わりということなんでしょうか。 52 ◯主査(小松崎文嘉君) 政策企画課長。 53 ◯政策企画課長 今回の調査では、中で掘り起こしたこういうものが考えられるねというものをもって、外部の人の評価ということを結果的にそれを採用するんではなくて、どんなふうに見られているかというところは、やっぱり着実に我々も知る必要があるというふうに思っていまして、そういう結果が出て、千葉市のアイデンティティーとして、どういう千葉市らしさということで、どうやって今度は外に対して訴えかけていくか、それが、自分たちが気に入らないものであれば、それは、売り込む熱意も全然なくなりますし、そういうお話になると思う。誤解がないように言いますと、アイデンティティーといって誇れるものは、一つということは限らないと思うんですよ。二つでもいいし、三つでもいいしということで、いろんな面がある。そういう形で、そういういろんな、らしさが並んだときに、それを今度は、どうやって戦略的に打っていこうかとかというか、プロモートしていくかというような考えにもつながっていくかなと。そういう売り出し方、市の中でこういうやり方をこのあれだったら我々は進められるから、これで市の中がまとまっていけるとかそういう段階で、それをどう使うかとか、決めるときにも当然あれですけれども、市民の意見というのは、それからいろいろお聞かせいただいてということで考えております。 54 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 55 ◯委員(山田京子君) これはやってみなきゃわからないと思うので、私も心配しているけど、意外とそんなことはなくてよかったねということになるかもしれないので、頭からちょっとというふうには言いませんが、何となく千葉市民は自分たちの感じを感じているわけですよね。だから、それを改めてもう一回突きつけられるのかなという気はするので、その後のやり方ですね、もうちょっと市民をこれから巻き込んだ方法も、ぜひ考えていっていただきたいなと思います。  それでは、市民シンクタンクのほうですけど、これも新しい事業で、シンクタンクというと一般に専門家というか、そういうことにたけた方が提言とか助言とかはしてくれるようなイメージなんですけども、市民という言葉からすると、全く専門性もなくて本当に普通の素人が集まって一からやるという、ゼロからやるということなんでしょうか。その集まってくださる人はどんな方たちを想定しているんでしょうか、それでちょっと事業のイメージがよくわからないので、御説明お願いしたいと思います。 56 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 57 ◯総合政策部長 想定している市民というのは、私、常に感じているのが、お住まいの市民の方に、その道に詳しい方とか、いろいろお話しさせていただきますと、その道の本当に玄人はだしとか、実は、そういうプロの方もいらっしゃるとか、いろいろ一般的に言うとすぐれた識見をお持ちになっている方というのは、結構、千葉市の中ではお住まいになっていると。それと、一般的ですけど、まちづくりに対して結構熱意を持っていらっしゃって、そういう方たちが、やっぱりいろいろ日々勉強しながらこういう取り組みをやっていきたいとか、そういう情熱のある方もいらっしゃると。そういう方たちに対して御協力をいただいて、今回、モデル事業ということですけど、この市民シンクタンクという考え方としましては、そういう方が1カ所集まっていただいて、その段階で例えばこういうテーマをやりたいとか、例えば何かこの指とまれみたいな形でつくっていただく、そこのモデル事業においては、私どもの総合政策局のほうで、何らかのテーマを設定させていただく予定でおりますが、その検証してみたい中身ということで、そういった方に自主運営していただきたいと。要は、私ども総合政策局のほうは、そういった方の支援をさせていただいて、そういう中でいろんな御検討とか議論がなされていくと、それが、だんだん文書とかそういう形になっていく。文書だけではありませんけれども、意見集約をされて、それが、政策提言、政策まで提言という形でいただければなと。私ども職員のほうも、やっぱり政策提案というか、その辺は、どういう提案が現実的だろうかとかというその辺を市民からの発案もいただく、と同時に、こういう過程を実際、私ども職員は、いろいろ見させていただいて、そういったいろんな多岐にわたる御意見、そういったものも参考にさせていただきながら、そういう施策の実行とかに生かさせていただきたい、そういう意味で、最終的には政策提言という形で考えております。わかりづらいかもしれませんけども、そういうイメージを持っております。 58 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 59 ◯委員(山田京子君) 具体的になっていないのでわからないんですね。例えば、もう4月は間近ですので、テーマを最初は設定するとおっしゃっていたので、4月以降、始まるものに関してはどういうテーマにする予定か、伺います。
    60 ◯主査(小松崎文嘉君) 政策企画課長。 61 ◯政策企画課長 政策企画課、稲生でございます。  現段階、まだ決定ではございませんけれども、例えば想定されるもの、先ほど自転車の話もありましたが、ああいう自転車のまちづくりというのも一つのテーマかと思います。あるいは、オリンピック・パラリンピック、その2020ということではなく、その後のおもてなし、こういうところについても、一つのテーマになり得るかということで、最終的にはこれから決定してまいります。  以上でございます。 62 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 63 ◯委員(山田京子君) かなり大きなテーマの中で、手を挙げた方たちに、いろいろ自由に意見を言っていただいて、その中で、あっ、これは千葉市に言っていったほうがいいよというものを集めて、文章化してもらうなり提言書にまとめてもらうと、そのようなイメージでよろしいでしょうか。 64 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 65 ◯総合政策局長 今回のそのシンクタンクという言い方でいきますと、単に意見を言っていただくということのためではなくて、やはり一つのテーマを持って、市民の皆さんというか、市民なり団体なりそういった方々が、そのテーマについて議論をして、自分たちとしてどういう情報があれば、もうちょっとこういう議論もできるし、こういう方向性も検討できるんじゃないかというような、まさに市民同士で調査研究できるような議論の場を設定したいと。そういう議論していく中で、当然、方向性なり、こういうことを最終的にやっていくことがいいんじゃないかというような形で、話が出てくるんではないかということを期待しております。  ですので、通常、意見を聞く場となると、これをこういうふうにしようと思っているんですけどとして、市が出していく中で、いや、それはこうだ、こうだという御意見をいただいただけで、基本的にそれをフィードバックするというやり方で来ておりましたけども、ちょっと今回は、もう一つ踏み込んだ形で、さらに、今持っている知識をさらに市民の皆さんに、いろいろと情報提供なり研究、話し合って研究してもらうことによって、次の何かが出てくるんではないかという、そういう期待を持った形で、モデル事業ということでスタートさせていただこうということです。 66 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 67 ◯委員(山田京子君) 具体的になっていないのでわかりにくいんですが、ほかの自治体で同様な事例はあるんでしょうか。 68 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 69 ◯総合政策部長 ほかの自治体では、このシンクタンクというか、今回、初めて私どもがやるような形だと思っております。(山田委員「ないということですね」と呼ぶ)ありません。 70 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 71 ◯委員(山田京子君) あと、50万円の予算なんですけど、ボランティアでやってもらうということですよね。交通費ぐらいは出るんですか、その辺の予算の使い道を教えてください。 72 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 73 ◯総合政策部長 交通費のほうは、実費ということで支給させていただきます。出させていただきます。 74 ◯主査(小松崎文嘉君) 山田委員。 75 ◯委員(山田京子君) わかりました。市民を使うと言っちゃ失礼ですが、市民を生かすというか、市民を生かした施策というのは大事なことなので、悪いとは思っていませんが、ちょっとまだ初めてなので不透明なところがあって、うまくいくといいなというふうには思っています。  想定した以外の向きになってくることもあるかなという気はするので、その辺は柔軟に、無駄にならないように、この施策を生かしていただきたいと思います。  長くなりましたが、以上で終わります。 76 ◯主査(小松崎文嘉君) ほかにいらっしゃいますでしょうか。蛭田委員。 77 ◯委員(蛭田浩文君) 済みません、よろしくお願いします。  確認というか、もう一度教えていただきたいんですけど、8番の東京オリンピックパラリンピック開催に向けた取り組みの推進ということがございます。金額的には70万円ということで、非常に少ないなと私は思っているんですけども、その中で改めてお伺いしますけども、この基本方針策定、お伺いすると、この平成26年度中というふうに聞いているんですけども、その中身の柱というんですか、今、現段階で考えているイメージというんですか、ありましたら、そこをお伺いしたいと思います。お願いします。 78 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 79 ◯総合政策部長 現在、考えております柱は、昨年末に、第1回プロジェクト推進本部というのを千葉市の中で、庁内組織ですけども立ち上げまして、そのときに、一つの方向性ということで、四つの方向性をちょっと提示しております。これは、取り組みの方向性ということでございますが、大会の円滑な開催に協力するということで、事前キャンプ地を誘致とか、そういうものを視野に入れて取り組んでいこうということでございます。  二つ目が、スポーツ文化を普及し発展させるという方向でございます。これは、次世代の地元アスリートを何とか支援していこうとか、車椅子スポーツなど障害者スポーツを振興していこうという視点でございます。  方向性の三つ目が、市内への集客、宿泊を最大化するという視点でございます。観光資源とかルートの開発、それから先ほど出ましたが、おもてなしの実現、交通アクセスの改善とかですね。  それから、四つ目が、このオリンピック、パラリンピックに向けて、千葉市の知名度を高めていこうという、そういう方向性でございます。  以上でございます。 80 ◯主査(小松崎文嘉君) 蛭田委員。 81 ◯委員(蛭田浩文君) ありがとうございました。おもてなし、事前キャンプ、選手を当地に招く事前調整していただく。終わった後も、当然、逆に滞在してもらって、地元の小中学生に見せるというか、そういう場も欲しいと思いますけども、本当に千葉市を通り過ぎていかないためにも、いろいろな施策が大事だと思いますので、まず、ぜひそういうような形で取り組んでいただきたいというふうに思っています。  そういう中で、一つ、まずは先進事例調査ということで、これは今現在、具体的というか、考えているイメージというんですか、あれば教えていただきたいと思います。 82 ◯主査(小松崎文嘉君) 政策調整課長。 83 ◯政策調整課長 政策調整課でございます。  先ほど部長が申し上げました、方向性の二つ目の柱の中で、スポーツ文化を普及し、発展させるというふうな中で、特に車椅子スポーツ、障害者スポーツのほうを千葉市としては、力を入れて取り組んでいこうというふうに考えております。  そうした中で、全国の先進的な障害者スポーツの施設、市を実際に目で見て、まずはそういったところを考えてございます。  以上です。 84 ◯主査(小松崎文嘉君) 蛭田委員。 85 ◯委員(蛭田浩文君) 障害者スポーツ、スポーツ文化を発展させるため、ほかの行政が受け入れている専門性というんですか、その辺を視察というか、見るということでわかりました。  今、障害者スポーツで、車椅子バスケットを非常に取り組んでいますし、車椅子バスケットで言いますと、この後お伺いしますけども、そういう各行政、他市のそういう受け入れている状況を把握する部分はわかりました。  その後、その専門家という部分では、現在どういう方を対象というんですか。市なり県なり日本体育協会とか、いろいろJOCも当然あるんですけども、千葉市として、その辺のコンタクトというんですか、今どの辺を対象というか、考えているのかを教えていただきたいと思います。 86 ◯主査(小松崎文嘉君) 政策調整課長。 87 ◯政策調整課長 政策調整課でございます。  今、組織委員会のほうは、1月に立ち上がったところですけど、特にこの中で、サジェスチョンというかアドバイスをいただきたいと思っていますのは、日本オリンピック協会であるとかパラリンピック協会の実際に運営をされている方、それからあと、例えば先ほどあったバスケット、障害者の車椅子バスケット協会とか、そういった団体の方の御意見等をヒアリングしていきたいなというふうに考えております。  以上です。 88 ◯主査(小松崎文嘉君) 蛭田委員。 89 ◯委員(蛭田浩文君) ありがとうございました。専門家ということで、そのオリンピック、JOCとか日本体育協会となると、なかなか直接入っていくというのは、私はすごい至難のわざじゃないかと。至難までいかないけども、ちょっと大変だなという思いがあるので、やっぱりそれのためには、市内の運営側で言えば、市の体協、県の体協も当然あるので、そことのコンタクトは当然、必要になってくると思いますし、当然、選手側も、千葉市にも、そのオリンピック選手というか、障害スポーツでも活躍されている選手はいますので、その辺とのやりとりは可能だと思うんですけども、そういう部分では、早目早目の連携というんですか、ぜひその辺を早目に取り組んでいただかなければ、間に合わないんじゃないかなというのもありますし、それの中で、この1年間でやるというのは、非常に時間的に無理もあるんではないかという面もあるんですが、その辺はどういうふうにお考えですかね。 90 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 91 ◯総合政策部長 アドバイスもありがとうございます。実は御指摘のとおりストレートで会うということは、なかなか難しゅうございまして、中には、千葉市にお住まいとか県内にお住まいの方ということで、会える場合もございますけれども、ベースは各地域の各競技団体、そういうところとやっぱりお話をさせていただいて、積み上げていってという形のルート開拓、そういうものを実は、先進地視察ということで、これで終わるわけではなくて、この来年度1年をかけまして、そういうルートを開拓したいというところが、一番の大きな狙いでございます。  以上でございます。 92 ◯主査(小松崎文嘉君) 蛭田委員。 93 ◯委員(蛭田浩文君) わかりました。当然、オリンピック開催まで6年ありますし、この来年度1年という話じゃない、十分これは、もう当然でもあるし、その先もあると思うんですよね。それ以降も千葉市のスポーツ文化を発展するには、当然その仕組みは続けていかなきゃいけないし、その時代に合った形にしなきゃいけないので、ぜひともこれは、継続というか、やっぱり深く取り組んでいただきたいし、予算が70万円でいいのかなという、私は、もっととってほしいなというふうに思うんですけども、重点を置いていただきたいと思います。  そういう中で、専門家で、やっぱり千葉市出身で、車椅子バスケットで、最初のスタートの時点で、千葉市の元職員の方で御活躍されアメリカに単身で渡って、いろいろ勉強されて戻ってきた神保さんという方がいらっしゃいますよね。あの方とお話しされたときには、今、北九州市が車椅子バスケットか、大会を誘致してやっているというんですけども、何か聞くと、なかなか向こうのほうの自治体も、関東より遠い、向こうに行くと、出場選手にしてみれば、やっぱり関東でやりたいという思いがあるとか、そういう話も聞いていまして、できれば、そういう元職員で、千葉市にいらっしゃって、今いろいろ活躍されていますけれども、そういう方も、もし参考に力をいただいて、千葉市には、ポートアリーナという立派な施設もありますし、そういう状況であれば、千葉にも横取りじゃないですけども持ってきて、本当に毎年開催できるような、そういうこともできると思いますので、ぜひとも、この辺は強くお願いしたいなというふうに思います。  それから、この予算審査の中で、いろいろもう一個聞きたいんですけど、市民局に生活文化スポーツ部がありますよね。そことの連携はどのように考えているか、教えてください。 94 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 95 ◯総合政策部長 先ほど言いましたプロジェクト推進本部の事務局というのは、私ども総合政策部のほうでやらせていただくんですが、その中で、幹事会ということで、各部長級で既に発足しておりまして、スポーツ関係の生活文化スポーツ部長、それから経済部長と私とでとりあえずスタートして、いろいろ情報の共有とか、そういったものを図っているところでございます。 96 ◯主査(小松崎文嘉君) どうぞ。蛭田委員。 97 ◯委員(蛭田浩文君) わかりました。ありがとうございます。ぜひその辺も連携をとっていただきたいなと思います。  先ほども四つの方向性ということで、スポーツ文化の推進、発展ということであったんですけれども、今、自転車の街・千葉市ということもありますし、ウオーキングとかランニングのコースをつくったり、要は、市民の運動の場が広がりつつありますよね。要は、場所を整理しながら、要するに、健康で健康寿命を延ばしてもらうという取り組みも含めてやっているんですが、そういう中で、先日、資産経営部の審査をやったときに、向こうが抱えている千葉市の土地、未有地というんですか、今は使っていない、市民に使わせていただいているとか、そういう土地があるんですけども、総合政策局として、そういう市の財産というのを有効活用する、今のこのスポーツが発展していくには、そういう市民の運動する場というのは、非常に少なくなっている状況の中で、資産経営部の話を聞くと、どんどん縮小して、どんどんお金にかえていってしまうようなイメージを受けているんですけども、総合政策局として、そういう市の財産をもって、それを有効活用しようという何かその辺の考え方みたいなものは。それとか、あと資産経営部との連携とか、どう考えているんでしょうか、教えてください。 98 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 99 ◯総合政策局長 その資産の有効活用という点から考えますと、それはスポーツだけの話ではなくて、さまざまな市民利用の部分もありますので、それは総合的に考えていかなければいけないと思います。ですので、やはり例えばスポーツ部門で言えば、スポーツ施設のあり方自体、今後どう考えていくかというようなところは、これは、委員がおっしゃったように、生活文化スポーツ部がありますので、そこの部の中で、しっかりと将来の千葉市のスポーツ施設のあり方みたいなものを今議論されているわけでございます。  そういったところは、当然、私どもも一緒に情報共有して、それで計画に位置づけていくというような役割の中で、情報共有していくというふうには考えております。  ただ、今その資産経営で有効利用するか処分するか、その判断の材料に、どれだけうまく今後、所管部局が考えている自分の目的のための施設利用ということ、そこの兼ね合いは、資産経営部と所管部局と私どもとで、やはり個別協議をしていく中で整理をしていかなきゃいけないかなというふうには思っております。  ただ、資産経営部ができてまいりまして、有効活用と、それからやはり身軽になって、ある程度の財源を確保するというその二つの視点を、やっぱりバランスよくこれはやっていかなきゃいけないというふうには思っております。 100 ◯主査(小松崎文嘉君) 蛭田委員。 101 ◯委員(蛭田浩文君) ありがとうございました。総合政策局で今回このように新規事業をたくさんやっているということで、私は、個人的には総合政策局がいろいろな施策を考えて、それを各局に振って動かしていくというのが、私、本来いいのかなと思っているんですよね。だから、資産経営部が抱えていて、そっちが処分するのか活用するのかと、いろいろ担当の局ともやると思うんですけども、元締めの総合政策局が全てを考えて、その上で、各局に流して、要らなければ処分というふうに流れていけばいいんだけど、今、逆のような気もするので、ぜひ、こういう総合政策局にもっと頑張っていただきたいなという思いもありまして、いろいろな事業を提案していただきたいと思いますし、その元締めとして、各局を動かして取り組んでいただきたいということをお願いというか要望として終わります。 102 ◯主査(小松崎文嘉君) 麻生委員。 103 ◯委員(麻生紀雄君) お願いします。  IR導入可能性調査についてなんですけど、これまでIRについては、どっちかというと経済農政局のほうでいろいろ調査とか検討されていたと思いますし、またMICEに関しては、今現在もMICE推進というのが経済農政局のほうでやっていますけど、IRとMICEというのは、一体的なものだと私は捉えているんですが、なぜ今回、この総合政策局のほうで、この調査が進められることになったのか、その辺の背景を教えていただきたいと思います。 104 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 105 ◯総合政策部長 御指摘のとおり、MICEにつきましては、MICEの推進ということで、経済農政局のほうでやらせていただいて、IRに関しましては、法案の動きがちょっとありまして、その辺が本格化した、それと地域も可能性として幕張でというようなその辺のいろいろなお声が上がっていて、昨年度、幕張新都心整備室をつくりまして、幕張の総合的な調整を私どものほうでやらせていただくということになっておりますので、それでIRが、やっぱり法案の動きとともに、そういう高まりが出てまいりましたので、今、私どものほうでやらせていただくということになっております。 106 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 107 ◯総合政策局長 補足させていただきます。  MICEの中の一部として、確かに統合リゾートという位置づけはあるんですけれども、MICEそのものは、それ以外のさまざまな取り組みがございますので、これについては、全般的に経済、集客なり経済農政局のほうで所管をしてもらうと。ただIR、カジノに関しては、これは、法案、法律との関係があって、最初から、そのMICEの中に入っているという形で、整理ができないという問題があったので、当面、そのIRの部分については、そういう今後の法案の動きもあるので、総合政策局で所管をしていこうと。ただ最終的に、これの方向性が出てくれば、もうMICEの中の一部としてIRがあるというのは、委員がおっしゃるとおりでございます。そこのところは、経済農政局とは情報共有しながら、今、役割分担し進めているというふうにお考えいただければと思います。 108 ◯主査(小松崎文嘉君) 麻生委員。 109 ◯委員(麻生紀雄君) 今の局長の答弁と先ほどもそういった山田委員からの質問の中での答弁もあったと思いますので、その調査なりやる内容はイメージできるんですけど、例えば、もう今、県のほうでは、そういった調査も終わって成果物も出ていますし、今回、市が単独で500万円かけてやる内容については、最終的には、この可能性についての検討をするとは書いてありますけど、この調査の結果をもとに、要は、法案次第では、もちろん当然あるかとは思いますけど、この調査だけで、もうその方向づけはできるというものの成果物まで仕上げる予定でいるんですか、この1年間で。 110 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 111 ◯総合政策局長 まだこの調査の段階では、具体的なところまでは踏み込めない状況でございます。先ほど申し上げたように、今ある幕張新都心の機能を踏まえて、さらにそのIRの関係をあそこに導入するのにどういう形になってくるのかとか、その辺の分析をするということ。それからあとは、懸念材料と言われているものなどについても、いろいろと再度調査して対応策なども整理する。そういった段階で、一度、先ほど山田委員にも申し上げたように市民の皆さんにも説明して、千葉市としての方向性を出していくための材料に使うというのがこの調査の内容になっています。  ですので、こんなものをつくりますみたいな、そういうものがこの成果物として上がってくるということではありません。 112 ◯主査(小松崎文嘉君) 麻生委員。 113 ◯委員(麻生紀雄君) IRという言葉が、きのうきょう出た言葉ではないので、既にそういったいろいろ視点で皆さんも研究されていると思うんですけど、かつ、そういった県のほうでも、そういった成果物が出ている中で、今のおっしゃったレベルが本当に外部委託してまで、要は、内部だけですることができないのかなというところが、私は、少しだけ懸念するところであるんですけど、今回、外部委託してまで、この500万円かけて調査される内容というのは、それだけの深いものがないと、やっぱり成果物としては、なかなか難しいかなと思う部分があるんですけど、要は、今おっしゃった成果物として捉えているものが、本当にいろんな判断材料になるようなレベルまで、本当に達しているのかどうかということについてはどうでしょうか。 114 ◯主査(小松崎文嘉君) 幕張新都心室長。 115 ◯幕張新都心室長 幕張新都心室、佐久間でございます。  今回の調査、先ほど局長からも御説明したように、基本的には基礎調査的な性格がございます。と言いますのは、過去に、先ほど委員からお話がありました千葉県の調査等に関しましても、例えば、あれはどちらかというと、成田を中心にして、成田の活性化のためにIRが役立つかどうかという見方の調査をしております。  今回、私どもがやります調査は、幕張新都心にIRを導入した場合、その導入できる可能性があるのかと、またどういうタイプができるのかと、具体的に言いますと、カジノの事例というのは国内にございませんので海外事例から、いろいろな世界120カ国以上にカジノがあると言われております。いろんなタイプがございます。  幕張には、御案内のように、例えば、IRで言っておりますメッセの機能であるとかショッピングの機能であるとか宿泊機能であるとか、それぞれ既存の機能もある中で、いろいろなタイプの世界各地にあるカジノが、幕張にIRがはまる場合、今ある機能、全部壊してつくらなきゃいけないのか、はたまた今ある機能を利用してつくらなきゃいけないのかと、そういう具体的な検証が今までなされていませんでしたので、まずはそこを幕張においてやった場合、どういうものが向くのかというのを、世界各地の事例と比較して検討しようと考えております。その上で、その想定されるものに対する、その規模による経済波及効果であるとか、または、その課題、いろいろな懸案課題、それからそういう対応が可能かどうか、そういうところを各国の事例をまずは整理して、幕張に当てはめた場合、どうかというところまでをつくろうという段階で考えてございます。  なお、今回、千葉県におきましても、次年度予算において同様の調査を予定していると聞いております。ただし、千葉県の場合は、どこにということではなく、その場所がまだ特定できませんので、ほぼ私どもと同様、私どもは幕張というある程度具体性がありますけれども、千葉県はそこまでのことまで踏み込むことにはならないのかもしれません。  以上でございます。 116 ◯主査(小松崎文嘉君) 麻生委員。 117 ◯委員(麻生紀雄君) 内容はよく理解できました。私が気にしたいのは、やっぱり成果物の内容がすごく気になっている部分がありますので、ぜひ、そういったできたものが市民の皆さん、あるいは我々議員に対しても、一つの判断指標になるような形で、ぜひそういった成果物を求めておきたいと思います。  また、あわせてちょっとお伺いしたい部分は、幕張新都心の現地事務所開設、この中で、幕張新都心まちづくりに主体的に取り組むとあるんですけど、これは、本当は、このIRの方向性によっては、まちづくりが変わってくると思うんですけど、そこは、このIRとの兼ね合いは、このまちづくりを主体的に取り組むという部分については、どう考えているんでしょうか。 118 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 119 ◯総合政策部長 これは、先ほど言いましたIRの導入可能性の調査でございますが、そのときは、この事務所、そういった事務所の機能は、先ほど申し上げましたとおり、企業庁等のそういったもの、それから地元の活性、そういったものということで、その中で、やっぱりIRは導入するかどうか結構大きなお話になってくるので、業務としては、幕張新都心室のほうで、全体でやりますけれども、本庁にも置いて、分室という形で現地に置かせていただきますので、あわせて総合的に、地元の方とも接しながら進めていくことになろうかと思います。 120 ◯主査(小松崎文嘉君) 幕張新都心室長。 121 ◯幕張新都心室長 幕張新都心室の佐久間でございます。  まずは、先ほども申し上げましたように、今年度のIRの調査でできるという、やるということで決まるということは到底考えてございません。あくまでも、市民が判断する、最終的に市民が判断する材料をつくるということでございますから、これから、また時間をかけて法案の動向等を見ながらやっていく。その中で、実際に幕張新都心まちづくりにどういうものを反映していくかというのは、これからの課題として、テーマとして検討させていただくという段階になろうかと思います。ですから、今、部長からも申し上げたように、事務所が直接それをやるということよりは、もちろんそういう素地もあるとは思いますが、今後の検討課題として取り組むということで御理解いただければと思います。 122 ◯主査(小松崎文嘉君) 麻生委員。 123 ◯委員(麻生紀雄君) 余り言葉尻をとりたくはないですけど、幕張新都心まちづくりというのは、やはりIRありき、ないとでは、全然まちづくりが変わってきますので、ここにこうやって書かれていたので、ちょっとそこはあれですけど、ぜひ、そこも意識した上で、まちづくりを、主体的に頑張っていただきたいと思います。  以上です。
    124 ◯主査(小松崎文嘉君) ほかに、野本委員。 125 ◯委員(野本信正君) それでは、何点かお伺いいたします。  最初に、この幕張新都心についてですけれども、今回の予算で、新都心に係る新規事業が3件計上されていますけれども、やはりどんな町にするのかというのが問われることだというふうに思います。  そこで、最初にお伺いしたいのは、新都心室の現地事務所開設は、場所、規模、職員数、事務事業については何か、お伺いします。 126 ◯主査(小松崎文嘉君) 一括でよろしいですね。 127 ◯委員(野本信正君) 済みません、一括です。申しわけない、失礼いたしました。  それから、2番目に、千葉県企業庁が事業を収束するもとで、千葉市が主体性を持って取り組むことが求められていますが、どういうことか。またメリットとデメリットについて質問いたします。  それから、千葉市は、幕張新都心をどんな町にしていくのか、展望があるのか。  次に、当初オフィス街として栄えたわけですけれども、最盛期に比べて現状はどうか。  次に、メッセ、マリンフィールドなど、イベントの最盛期に比べ現状はどうか。  続いて、幕張新都心からの税収の推移についてお尋ねします。  また、市の関与はどこまでなのか。企業庁が事業を収束した後、幕張新都心まちづくりに全面的に責任を持つのか、持たないのか、お伺いします。  続いて、IRについてでありますが、一つに、幕張新都心の発展といいますか、向上といいますか、今後の展望の上に立って、IRというものが最適なのかどうか、お伺いします。  二つ目に、千葉市が、新都心のまちづくりにかかわっていく新しい条件のもとで、今まで企業庁がいろいろ推進してきましたけれども、IRをそのまま受け継ぐとすれば、主体性が問われると思いますけど、いかがでしょうか。  続いて、カジノのデメリットについてどのように把握しているのか、お伺いします。  三つ目に、アイデンティティーについてですが、今なぜアイデンティティーなのか。これは、熊谷市長お得意のアイデアというか、思いつきというか、トップダウンでおりてきたものなのかどうか、お伺いします。  それから、二つ目に、千葉市のまちづくりにとって、アイデンティティーはどんな位置づけなのかということであります。  それから、三つ目に、千葉市は中心がない、俗に言うへそがない町と言われてきましたが、それを確立することが目的なのかどうか、お伺いします。  四つ目に、調査を外部委託することについてでありますけれども、他の自治体で外部委託した事例と、どこのコンサルタントが多いのか、お尋ねします。  4番目は、マニフェスト事業関連についてであります。  一つに、事業内容を見ると、千葉市が従来から取り組んできた事業を拡充するものもありますが、熊谷市長が新しく提案した事業もあると思いますが、新しく提案した事業は何件で、どんな事業なのか、お答えいただきたい。  続いて、マニフェスト関連事業の推進と他事業推進の整合性についてお尋ねします。  最後に、自転車によるまちづくりの推進についてでありますけれども、自転車の街・千葉市のイメージ、目的は、これも、何か市長の提案で、急に出されたように聞くんですけれども、ちょっとその辺、はっきりさせてもらいたいと思います。それから、専用レーンは、どの程度つくるのか。  三つ目に、千葉市内はほとんど専用レーンのない地域であり、そこで、自転車の街・千葉市をどのように推進するのか。  最後に、今、自転車走行の安全が社会問題となっていますけれども、これに対する認識とこの自転車によるまちづくりの推進との関係、ここについてお尋ねいたします。  以上です。 128 ◯主査(小松崎文嘉君) お願いします。総合政策部長。 129 ◯総合政策部長 では、順にお答えいたします。  幕張新都心室の現地事務所の場所、規模、職員数と事務事業でございます。場所、規模については、予算の範囲内でオフィスの空き状況を見ながら、交渉して決定していきたいと考えております。  職員数は、常駐職員2名の配置を予定してございます。  事務事業は、先ほど出ましたけれども、幕張新都心関連団体との連携、それから幕張新都心の中にあるベイタウン協議会との地元調整、企業庁との事務事業引き継ぎ協議など、そういったものの総合的な調整をあの場でやらせていただきます。幕張新都心コミュニティサイクル、今社会実験はやっておりますが、来年度も継続いたしますので、その部分も取り扱います。イオンモール幕張新都心と連携することが、まだございますので、その辺などを予定して、この事務所の事務ということで考えてございます。  二つ目に、企業庁が事業収束する中で、千葉市が主体性を持ってということでございますが、これからの幕張新都心というのは、どういう千葉市の位置づけかと考えておるかというと、あそこを活性化させることは、人口減少社会に向かう本市が、今後も、そういった発展していく上でのやっぱり重要な取り組みの一つとして考えてございます。千葉市として、主体性を持って取り組んでいく必要があると考えてございます。市が主体性を持って取り組むということは、地元企業や団体、住民と直接やりとりをする、それからいろんな情報をいただきまして、これまで以上に地元密着させていただいて、スピード感を持って取り組んでいくことができると考えてございます。  幕張新都心をどんな町にしていくのかということでございますが、新基本計画にも位置づけてございますが、幕張新都心では、国際交流機能、先端産業の中枢的業務機能のほかに、商業、業務、研究開発、教育、学術、スポーツ、レクリエーション、住宅機能、非常に多種多様な、こういった機能の集積や諸機能の機能更新を促進することとともに、業務機能の活性化を推進するという町の目標、そういった進め方の方向性で考えております。  また、ウオーターフロントの観光資源としての価値も高めまして、交流人口の増加などにより、幕張新都心全体の活性化につなげていくという展望を持っております。  当初は、オフィス街という最盛期に比べて、今の現状でございます。過去15年間の企業庁が、出店企業、そういった企業の調査をやってまいりましたが、平成22年4月時点がピークでございまして、500社が入っております。平成25年4月、昨年の4月でございますが、440社ということになってございます。  メッセ、マリンフィールドなどの最盛期に比べてのイベントの状況でございますが、このメッセのイベントでは、展示場、国際会議場、イベントホール、三つございますけれども、平成2年度がピークで830件、平成24年度は約650件となってございます。マリンフィールドでのイベントは、平成23年度の1,190件がピークとなっておりまして、平成24年度に1,160件、ほぼちょっと減っているという状況になってございます。  幕張新都心からの税収の推移ですが、平成21年度からの税収、個人・法人市民税、固定資産税の合計額を申し上げます。平成21年度決算額だと約145億円、平成22年度決算額ですと152億円、平成23年度決算額ですと156億円、平成24年度決算額で約155億円となっております。  あとは、市の関与、企業庁が事業収束した後の責任の考え方でございますが、千葉市のほうでは、公共公益施設の維持管理に責任を持って行うことになっております。それ以外の土地や施設については、地元企業や団体がお持ちです。それから、住民など、あとまちづくりにかかわる人々、かかわる全ての人や団体が目的を共有して、それぞれの責任と役割分担に基づいて、幕張新都心まちづくりに取り組んでいく必要があると考えてございます。  続きまして、IRにつきまして申し上げます。幕張新都心の発展、向上にIRが最適なのかということでございます。IRは、幕張新都心のアーバンリゾートというか、先ほどありましたけど、MICE機能の一環、そういった魅力を高めることの一つの手段と考えております。IRの導入がどのような評価になるのかも含めて、来年度、調査を実施していきたいと考えております。  企業庁が推進してきたIRをそのまま受け継ぐとすれば、主体性ということでございますが、IRは、国の動きや市議会での決議などによって、今回の調査を行わせていただくものでございます。これまで企業庁が、IRを推進していくということはございませんでした。引き継ぎの中にも、当然触れてございません。  カジノのデメリットについては、犯罪の増加や治安の悪化、一般的論でございますが、犯罪の増加、治安、青少年教育への悪影響、ギャンブル依存症などの発生が、カジノによる懸念事項ということで、多種報告されてございます。  続きまして、なぜ都市アイデンティティーなのか、新市長のアイデアなのかということでございます。御存じのとおり、市長の中で、千葉市の個性というか、らしさということをちょっとはっきりしていこうということもありまして、私どももプロモーション、そういったものをどうやっていくかという集客観光の見地からも、考えている事項がございました。大きく言いますと、人口減少、これからの社会の中で、都市間競争が激化していくために、千葉市をどう売り出していくかということを考えるべきかと存じます。本市が持続的に発信し続けるために、都市アイデンティティーを確立しまして、効果的にアピールして、これまで以上に、住んでみたい、住み続けたいといった選ばれる都市にしていきたいという思いもあり、その必要があるためでございます。  アイデンティティーは、どんな位置づけなのかという御質問でございました。市民が誇りを持てるものとか、外部から評価される自信の持てるものを都市アイデンティティーとして捉えていきたいと存じます。それをアピールしたり、さらに充実させていく取り組みが、まちづくりに生かされていくと考えております。  千葉市は、中心がないとか、へそがない、その確立することが目的ではないかということでございます。これは、私どもも千葉市の魅力として、広く業務機能が集積している一方で、緑豊かな自然や海辺といったものがございます。一方では、個々の施策展開によって、いろんな都市アイデンティティーを打ち出しております。ただ、都市イメージの核となるものが見えないという状況ではないかと、統一性に欠けて特徴がない都市と呼ばれているというのはもう痛感しております。  これは、多面的な都市の特性を十分に生かしてこられなかったという思いがございまして、こういう潜在的な資源も含めて、改めて、客観的に分析、評価して、千葉市らしさを確立していきたいということでございます。アイデンティティーの確立ということでございます。  調査を外部委託するというときに、どこのコンサルタントが多いかという御質問でございます。これは、横浜市、それから宇都宮市で実施しておりまして、本市の今回考えている内容も含む委託をしております。マーケティングや広告代理店系のコンサルタントが受注してございます。  それから、マニフェスト関連事業につきまして申し上げます。熊谷市長が新しく提案した事業は何件で、どんな事業かということでございます。46事業ございます。市民シンクタンク、それから仮称でございますが、あなたにお知らせサービスの導入、在宅介護・在宅医療支援の強化、千葉駅周辺の活性化、グランドデザインということで、活性化グランドデザインということでございますが、もう一つ、自転車まちづくりの条例の制定でございます。  このマニフェスト関連事業の推進とほかの事業の推進の整合性というお答えでございますが、マニフェストに関する取り組みは、さきに公表しました工程表に基づいて推進してまいります。  一方で、平成26年度の第2次実施計画の策定作業に際して、このマニフェストの事業をどう取り扱うかということでございますが、ほかの事業とともに新基本計画に掲げるまちづくりの方向性を踏まえまして、緊急性や必要性、未来への投資効果などを含めた総合的な観点から、選択と集中により事業の厳選をして、適正に位置づけてまいりたいと考えております。  最後に、自転車によるまちづくりの推進でございます。イメージは、目的はということでございます。新基本計画策定の中で、交通安全の推進ということで、取り組みを進めることになっております。一方で、自転車レーンの設置、そういったものが事業の中に含まれてございますが、各施策、先ほど申しました放置自転車対策、安全利用の促進、自転車走行環境の整備、自転車関連イベントの開催、健康づくりなど、そういったものを基本的に各目的に応じて個別に進めているところでございます。庁内の推進体制を整備して、市民、事業者、関係団体などとの連携体制を構築していくのが目的、それから平たんな地形、豊かな緑、水環境、自転車に関する本市の都市資源をさらに活用して、回遊性とかそういったものに使いたいという点、それから安全で快適な自転車走行環境とともに、自転車を活用した町の活性化という要素も含めたその上で、基本計画、条例制定というのを考えてございます。  それから、専用レーンというのはどれだけありますかということでございますが、ちばチャリ・すいすいプラン、平成25年8月策定でございますが、つくるかということで、おおむね30年で330キロ、おおむね5年の短期整備計画で43キロ、おおむね10年の中期整備計画で32.7キロになっております。第1次実施計画におきましては、3カ年で、23年度末で3路線、4.9キロ、計画路線があと3路線としております。進捗状況は、達成の見込みでございます。第2次実施計画策定作業の中で、次の3カ年の計画事業を検討してまいりたいと思います。  ほとんどは、専用レーンのない地域であり、そこで、自転車の街・千葉市をどのように表現するのかと、非常に課題と考えておりまして、自転車走行環境の整備を推進するとともに、自転車利用者のルール遵守とマナー向上などを含め、現実に即した安全で快適な自転車利用環境の整備づくりを進めてまいります。  自転車走行の安全が問題になっているという御指摘でございます。第1次実施計画に、自転車安全利用の促進や放置自転車対策の推進を位置づけてございます。また、平成26年からの自転車の基本計画におきましても、自転車利用者のルール遵守とマナーの向上を盛り込む予定でございます。有識者、市民などの意見を幅広く聞いてまいりたいと考えております。  以上でございます。 130 ◯主査(小松崎文嘉君) 今の点で、都市アイデンティティーについて、「しちょう」という言葉があったんですけども、これは、庁舎の庁なのか、要するに執行部全体という話なのか、市長さんなのかがちょっとはっきりしないのと、トップダウンかどうかいう質問、それから幕張新都心を中心に据えるのかということについて御回答がなかったのと、あと自転車についてはいろいろあったんで、あとは、また補足でやっていただくしかないかなと思ったので、以上、それについてお答えは、もういいですか答えなくて。じゃ、野本委員。 131 ◯委員(野本信正君) 市長のトップダウンで間違いはないから大丈夫です。  それじゃ、2回目の質問をいたします。  最初に、幕張新都心なんですけれども、この展望についてお尋ねしましたが、国際交流や商業など、機能更新と業務機能の活性化推進などの答弁でしたけど、諸機能が最盛期に比べ、かなり落ち込んでいることも報告されました。今後の展望については、基本計画に基づいて、もう羅列するだけで抽象的な答弁だったと思います。  お尋ねしますけども、一つに、幕張新都心の目玉は、近代ビルが建ち並ぶオフィス街、業務機能と幕張メッセに象徴される国際展示場、イベント機能等でありましたが、代表される二本柱が斜陽のもとで、次の事業展開の確かな展望が示されない答弁であったと思います。これでという確かな方向性が見えないと思いますけど、局長いかがですか。  それから、二つ目に、業務機能についてですけど、最盛期に比べ業務機能は、500社から440社と減少しているというお答えでありました。幕張新都心が出発した当時は、国を挙げて業務機能の地方への分散が叫ばれていて、その波に乗って東京に近い幕張へ業務機能が集積されたと思います。しかし、時代は変わり、今は、幕張に限らず東京へ回帰する企業が続出しています。  そこで質問しますが、一つは、現在幕張から撤退することを意思表示している企業はどのくらいあるのか。  二つに、業務機能の老朽化、更新の時期に合わせて撤退することにならないのか。  三つに、10年、20年、30年先の事業所の数の推定について示されたい。  四つに、業務機能の地方への分散が過去のものとなった今、今後、減ることがあっても、ふえることはないと思うが、二本の柱の一本、業務機能の集積が衰退するもとでの幕張新都心の展望について改めて問うものであります。  次に、幕張メッセです。イベントは、メッセの利用が830件から650件に落ち込んでいます。東京、埼玉、横浜などで、同様の施設が展開しているもとで、幕張メッセが、東京モーターショー会場でにぎわった過去のような輝きを取り戻すことは不可能と思うがどうか、お尋ねします。  二つに、メッセ会場の老朽化と更新について、現状のまま、いつごろまで使えるのか。  三つに、更新にはどのくらいの費用が必要か。  四つに、建てかえにはどのくらいの費用が必要か。  五つに、現在、保有は千葉県企業庁なのか、企業庁が収束した後の所有はどこに移るのか。  六つに、老朽化と更新、建てかえなどの費用負担をどこが持つのか、千葉市なのかどうか、ここは肝心なことなのでお伺いしたい。  続いて、デメリットについて、千葉県企業庁から移管される施設の維持管理費や施設老朽化に伴う更新などの費用負担が、予想以上に膨れたりすることへの対応が心配されます。  そこで、一つに、千葉県企業庁から移管される施設の維持管理費の想定額は、現在の維持管理費、千葉市が所有しているものも含めて幾らで、それがどのくらいふえて合計どのくらいになるのか、これはしっかりとお答えいただきたい。  それから、二つに、施設老朽化に伴う更新などの費用負担の想定額、これはどうなるのか。  それから、三つ目に、ベイタウンのごみの空気輸送というようなものがあったような気がしますが、この老朽化とか更新の費用負担が市に及ぶことはあるのか、ないのか。あるとすれば、どのくらいになるのか。  続いて、千葉県企業庁から移管される以外の諸機能更新と機能の活性化推進に伴い、千葉市の負担が求められるとしたら莫大な費用が必要になるが、計算したことはあるか。今は、1問目の答弁では各事業体とか、それとか持つと言っておりますけど、本当にそうなるのか。やっぱり千葉市が、企業庁にかわってそこへ座っていくと、当然、市に負担が求められていくことがあるんじゃないかということが心配されますけど、いかがでしょうか。  次に、幕張新都心に支出が増加することになれば、千葉市財政を圧迫することも懸念されます。この際、収束する企業庁に対して千葉市の将来負担増を見越して、企業庁から市に対して必要な負担を可能にする財源を取得するとか、取り決めなどを求めていくべきではないのか。そして、幕張新都心からの税収が、今後、伸びていく保障はあるのか。イオンモールは集客施設として記載されているが、これだけでは、新都心を元気にしていく保障とは思えないけどもどうか。  最後に、以上、近代的な業務機能と幕張メッセに象徴される国際イベント機能が衰退するもとでの幕張新都心活性化は、簡単でないと思われる。そこで、市が考えたのが、活性化の目玉としてIRなのか、元気にしていく決め手として統合リゾート開発だというのか、カジノで集客を図ることが、幕張新都心まちづくりの方針なのか、お尋ねしたい。  次、IRについてであります。カジノのデメリットについてでありますけれども、これは、いろいろ言われております。今、全国的には、カジノ賭博場設置反対連絡協議会、こういうものができています。これは、クレサラ対協などの方がやっているんですけども、この中で、カジノ合法化法案は、なぜ合法化が必要なのかという根本の議論がないと、法律というのは何でもかんでも多数決で決めてしまっていいというものではない、社会がその必要性を認め、多くの国民が納得して立法しなければならない、もうかれば何をやってもいいばかりで、本質的な議論をごまかしてしまってはいけない。こう言っていますが、これに対する感想はどうでしょうか。  二つ目に、それは、社会が賭博の害悪を深く認識してきたから今までは禁じてきたんだと、刑法で。賭博を認めれば、国民の健全な勤労精神、道徳心、正邪の価値基準が崩れる。人間として社会として譲ってはならない原則に照らしてカジノ合法化は許されない、こういうふうに木村弁護士は言っておりますが、これに対する認識はどうでしょうか。  次に、カジノ議連の自民党の衆議院議員は、総会でカジノ設置は限定的にしたいと、当面は、一、二カ所、最終的には国内10カ所というふうに述べているけど、千葉市はこの中に入りたいと思っているのか。  続いて、カジノ制度の基本設置する区域の選択基準、評価要素も法律で決まっていない現段階で、自治体が投じる税金は全て無駄に終わる可能性が高い。500万円も無駄遣いじゃないかと言われておりますけど、これに対する見解を求めたい。  それから、やっぱり市民には、全くこういうことは知らされないまま、これを調査していくということ。そしてカジノ誘致に前のめりになるのはいけないわけでありますけど、そういうことをするのかどうか。今度、総合政策局が1万人アンケートをいたしますけれども、この中に、IR、カジノの是非を問うようなこともやるのかやらないのか。  そして、最後にカジノが税収をふやして、雇用を創出するとばかりバラ色に描くのは空想的で、賭博で地域経済を活性化するというのは、本末転倒だという声もあるけれども、どうか。  以上、伺いたいと思います。  それから、千葉県企業庁は確かに調査していないけど、千葉県がもう1,500万円もかけて調査しているんですけど、この千葉県の調査の中へ幕張は入っていないのか。千葉県と千葉市の調査が重複するようなことがあるんじゃないのかと思いますけど、これについてどう思うのかということであります。  それから、カジノのこの委託調査ということになると、その委託先というのは、極めて限られていると本会議で言いましたけど、結局、特定の企業に利益を与えるということは、やっぱり変わらないと思うんですけど、いかがでしょうか。  最後に、やっぱりこの未来を大切にすることを、市長のメーンスローガンとしてやっている千葉市が、カジノに頼るなどというのは、健全なまちづくりじゃないということで、整合性がとれないと思うけど、いかがでしょうか。  続いて、アイデンティティーについてですけども、全国に誇る千葉市の事業に磨きをかけてと本会議で提案しました。公民館、公立保育所とか子どもルーム、これはもう全国に誇るものであります。公立保育所の保有率は全国1位ですよね。公民館も中学校区に一つずつということです。こういうものを磨くということは、自覚して充実させることである。ですから、民営化などしない、もっと誇りを持って、こういうものを磨いていく必要があると思うけど、いかがでしょうか。  二つ目に、他自治体で外部委託した事例と、どこのコンサルタント、どこの自治体でも通用するシステムというようなことについてでありますけれども、これは、やはり私、考えるに外部からの評価が必要だと言うけれども、コンサルタントというのは、大体、調査する同じシステムを持っていて、そこに千葉市なら千葉市と入れるだけ、千葉市の特徴を幾つか入れて、それで完成品ができてくるんでしょう。よく総合計画とか基本構想など、全国を視察しますと、少子・高齢化だとか国際化だとかなんとか、みんな同じことが書いてある。皆さんが提案したものでも、どこの都市でも通じる、どこの自治体でも通じるようなことを出してきている。結局、コンサルタントは、そういう一つの企画を持っていて、その都市から委託されたらば、自治体名と人口と、何かそういうのを入れて、ざあっとやって、ばあっと出してくるようなのが大体普通じゃないんですか。そういうところに、アイデンティティーというような大切なものを委託していいのか。このアイデンティティーというようなものは、自前で考えて、何のために総合政策局があるのかということでありますから、やっぱりコンサルタントに委託するというようなことについては、これはやめたほうがいいと思いますけども、いかがでしょうか。  この問題では、やっぱり総合政策局が本領を発揮して、職員が7,000人もいるんですから、知恵と力をかりて市民の声をいろいろ聞いてつくっていくべきだと思いますけど、お答えいただきたいと思います。  次に、マニフェスト関連事業について、市長が提案した事業についての報告がありましたけど、評価できるものもありますが、問題のある事業もあるようですけれども、やっぱりトップダウンで結論をぱっと押しつけるのはよくないと思うんですね。やっぱり総合政策なら総合政策が、半年なり1年、みんなでよく考えて、それから提案するということにしないと、市長が言ったからすぐ出すというのはやめてもらいたいと思うんですけど、いかがでしょうか。  それから、マニフェスト関連事業と他事業の推進の整合性ということでありますけれども、緊急性はわかります。しかし、未来への投資などの答弁は、いろいろ問題があって、未来、将来というのは大事だけれども、やっぱりそのために、今いる市民や高齢者を犠牲にして進めてはいけない。今いる市民を大事にしながら、未来や将来も決めていくということをほかの局でも言いましたけど、総合政策局も、そういう立場に立つべきだと思いますが、お答えいただきたい。  最後に、自転車の問題ですけど、この推進について、これは自転車の街・千葉市、これも私、余り聞いたことはなかった。市長が急に出してきたんじゃないかと思うんですけど、必要なことは認めますけど、やっぱり急に出てきたということで、お話は聞いていても説得力が足りないですね。よく練り込んだ提案なのか、今までの計画との整合性はどうか、お尋ねします。  二つ目に、専用レーンのない地域で、ほかの自治体でどんなことをしているか、先進事例があったらお答えいただきたい。  最後に、自転車事故が多く、マナーの教習ということがありますけれども、そういう共済保険とか、そういうものの普及というものも、これから大事になってくるんじゃないか。この間の事故なんか、何か一千何百万円請求されましたよ、自転車の事故で。そういうことについてどう思っているのか、お伺いいたします。  それから、そんなところで、2回目は終わります。 132 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 133 ◯総合政策局長 まず、幕張新都心についての御質問でございますが、重複するかもしれませんけども、私のほうで、ちょっと全体的なところをまず御答弁させていただきます。  1問目のこれでいくという方向性が見えないというお話でございますが、委員がおっしゃるように、幕張新都心自体の数値的なものについては、一時より下がってきている。この危機感については、私ども千葉市も、それから千葉県も共有しております。  そういったことから、県とは幕張新都心を元気にする幕張新都心連絡会議なども立ち上げて、今後どうしていくのかということを県市共同でやっていくという枠組みも、別にございます。
     そういう県市共同でやる部分と、千葉市が今後、企業庁の収束を受けて主体的にやっていく部分、この両方を私ども総合政策局のほうで、しっかりと協議、調整をして進めていく必要があるというふうに考えております。ということですので、これは、今後どうするかということについては、そういうその協議の中で、また明らかにしていく必要があるというふうには思っております。  ただ、今、持っている機能を充実させるとか、さらにPRしていくという、こういう取り組みというのは、しっかりと継続してやっていくことが、やっぱり大事であるというふうに思っております。経済農政局のほうでやっているMICEの話なども、これは、もちろん対外的なアピールをさらにしていくための取り組みとして、やっていかなきゃいけないというふうに考えています。  IRについては、そういう中で今回、日本国内での可能性が出てきているという中で、検討しないという選択肢はない。まず、やはり幕張新都心でも、その可能性があるのか、そういったところで、今回導入可能性調査をするということ。また、県議会、市議会でも議員連盟での決議や民間での動きなどもございますので、そういうことを踏まえまして、私どもとしては検討をするということで、今回、予算を要望させていただいたというところでございます。  幕張新都心については、私ども千葉市の重要な場所だという認識は変わっておりませんので、しっかり取り組んでいく必要があるというふうに思っております。  それと、私のほうからは、アイデンティティーについては、これは、やはりしっかりと私ども丸投げをするということではなくて、分析するためのデータを整理してもらうと。そういう客観的な評価が、実際どうなっているのかということをデータとして整理してもらった上で、その内容については、当然、私どもの中で議論をして、しっかりとやっていかなきゃいけないというふうに考えております。  あとの答弁は、各所管、部長のほうからも御説明させていただきます。 134 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 135 ◯総合政策部長 済みません、まず幕張新都心の項目に従いまして、撤退することを意思表示している企業がどれぐらいあるかということですが、申しわけありません。現時点ではつかんでございません。  二つ目、業務機能の老朽化、更新の時期に合わせて撤退することにならないかという御懸念でございます。まさしく、この時期が来た建物ごとに、企業としても撤退するのか、それとも残るのか、それを判断するべき時期は来るだろうと思います。そういう時期に合わせて、どういうことができるのか、そういったものも市として、提示していく形、メニューも検討していくことになろうかと存じます。  10年、20年、30年先の事業者数の推定、こちらも、申しわけございません。現時点で提示できるデータはございません。  あと、先ほど業務機能の集積が衰退するもとでの幕張新都心の展望については、局長が申し上げましたので、次の質問のほうに移らせていただきます。  済みません、それでイベント、幕張メッセにつきまして、東京モーターショーがなくなった、過去のような輝きを取り戻すのは不可能だと思うがということでございます。現在非常に、当時からすると、件数でもわかりますように減ってございます。ただ、いろいろ市、県ともに、こういうイベント、そういったものの誘致のほうに力を入れて今後もまいりたいと思います。昔に戻せるかどうかはわかりませんけれども、減らない、そういった努力は続けていくということになるかと思います。  メッセ会場の老朽化と更新について、現状、いつごろまで使えるのか。更新にはどれぐらいの費用が必要か。建てかえにはどれぐらいの費用が必要かということでございます。申しわけございません、手元に、現在、数字がございません。  それから、現在、メッセの所有は千葉県企業庁なのかということでございますが、これは、千葉県で企業庁とは別でございます。企業庁が収束したものとは関係なく、今の所管でいくと聞いてございます。  老朽化と更新、建てかえなどの費用負担は、どこが持つのか、千葉市なのかということでございますが、これは県の施設でございます。県が主体となって費用負担について、建てかえ等そういったものについても考えていくことになってございます。  大きな4番目でございます。デメリットについてということで、更新などの費用負担が、予想以上に膨れたりすることへの対応が心配されるということで、具体的に移管される施設の維持管理の想定額、これは現時点で、年間の維持管理が約6億円と想定してございます。(野本委員「6億円がふえるということなんですか。今20億円ふえているんだから。はっきりしなさいよ、わからなければわからないと言えばいい」と呼ぶ)申しわけございません。答弁しましたようで、その辺はちょっと確認させていただきます。失礼いたします。この維持管理費の想定額と施設老朽化に伴う更新などの維持負担の想定額ということで、こちらのほうも、現在、手元に数字がございませんので、ちょっと後ほどさせていただきます。  それから、ベイタウンでのごみの空気輸送について、老朽化、更新の費用負担が市に及ぶことはないのかということでございます。現在、企業庁との間では廃止、それから運営、そういった部分についての費用負担は決めています。老朽化、更新、これは、老朽化した時点でどう取り扱うかということを再度検討することになると思います。その時点で、千葉市に及ぶかどうか、それについては協議して、原則として千葉市のほうは負担しないということで、老朽化して廃止した場合は、企業庁が負担することになります。そういうことでございます。失礼いたしました。企業庁から移管される以外の機能活性化における市の負担ということが膨大な費用ということで、これは企業庁が、行政というよりもディベロッパーとして、もろもろ開発者として地域の中で投資したものがございます。その辺は、企業庁の収束とともに改めて千葉市が負担するという点は、今のところ想定してございませんし、そういう話題にもなってございません。  それから、幕張新都心に支出が増加するというのは、千葉市財政を圧迫すると思う懸念、必要な費用負担を可能にする財源を取得するか取り決めなどを求めていくべきではないかということで、こういうちょっと視点も含めまして、企業庁と協議を進めさせていただきたいと存じます。  幕張新都心、今後、税収が伸びていく保障があるのかということでございます。イオンモールだけでは、ということでございます。これは、今後、税収が伸びていく保障があるのかと聞かれれば、あるとまさしく申し上げられませんが、ただ減るということもあれです。きょう一生懸命やって、こういう形で、落ちないように、できるだけ落ちないように努力していくということでございます。  それから、この目玉がIRなのか、そこら辺は、先ほど局長のほうから答弁申し上げましたので、こちらは次に移らせていただきます。  カジノのデメリット、そこら辺でございます。カジノ自体が合法ではないということで、私どもの理解としましては、合法でないというのは理解しております。それから、ただ国会の法律のほうで、IR、総合リゾート法案という仮称でございますが、今、審議されておりまして、その審議の状況にも注視しまして、実現可能かどうか、その辺を含めて、最終的には、先ほど言いましたけれども、市民、そういった意見も聞いて判断するものと考えております。  このIR、せっかくこういうチャンスがございますので、10カ所に入るのかどうかということですけども、やるということであれば、入りたいというような気持ちでございます。  企業庁は推進していないが、これは、さっき1,500万円もかけて調査が、これは成田を中心に調査しておりまして、今回も、また千葉県下ということで調査しておりまして、幕張ということを限定ということでは出してございません。私どもの調査は幕張、そういったもので、先ほど担当からも申し上げました視点で調査をしていきますので、万が一、調査で重複が生じた場合には、お互いに意見交換しまして、そこら辺も、経費負担そういったものを少なくするように努めてまいります。  委託先が数社しかないということでございます。これは、実績、そういったものも、いろいろ調べさせていただくとか情報を得まして、いろんな企業、そういったものからの情報、いろいろいただきまして、言いたいのは、広く公募しまして、決定していくということでいきたいと存じます。  それから、未来を大切にするまちづくりとカジノは、整合がとれないということでございます。カジノというか、幕張自体にIRが立地するのかどうか、その辺は調査を踏まえて決定することなので、ここでの答弁は控えさせていただきます。  あと、アイデンティティーにつきましては、今あるものを磨く、充実させる、そういった視点も含めまして、今回の調査で整理、検討させていただきたいと存じます。  2番目、コンサルタントという、どこでも通用する、そういう委託の内容じゃないかということであります。先ほど局長が申しましたように、データとして整理してもらうもので、決して丸投げではございません。結果については、私ども職員も、そういう関与をさせていただいて、今後、施策の決定、そういったものには直接使っていただいて、また市民の方にも、そういったものをお知らせしていくということで考えてございます。総合政策局の本領を発揮して、そういう作業をやらせていただきたいと存じます。  あとは、所管のほうから、マニフェスト関連事業につきましては、政策企画課長のほうから説明申し上げます。自転車についても、政策企画課長からお答えいたします。  以上でございます。 136 ◯主査(小松崎文嘉君) 政策企画課長。 137 ◯政策企画課長 政策企画課、稲生でございます。  まず、マニフェストの関係です。今回、先ほど申しました46件、これは第1次実施計画に記載のないものという形でのカウントをしております。そういう中で、その後、今回のマニフェストを公表される前も、庁内等でさまざま議論があったもの、こういうものもかなりの部分、今回マニフェストという形で出ている部分はございます。  それと、工程表といたしますと、選挙の後、9月の段階で一つの形をまとめましたが、この後4年間、工程表に基づいてという部分はございますが、進めていく中でも、さまざま議論はある中で、物によってはその方向性が変わってくる、こういうところもあろうかと思います。  なお、例えば方向性が変わるようなものにつきましては、マニフェストの進捗状況を示す際に、こういう点が変更になっているというところも、今回の進捗状況のほうからお示しをするような形としてございます。  それから、2点目の未来への投資という関係と現在のという部分ですが、当然、現在の直面する課題、こういうものへの対応、それと将来を見据えた例えば人材の育成であったりとか未来のまちづくりに向けた投資、その双方の視点から各事業等について進めますし、また実施計画、来年度からつくっていきます実施計画でも、当然、そういうような予想、バランス等を考えての策定になろうかというふうに思っております。  続きまして、自転車によるまちづくりの関係でございます。  まず、第1点で、今までの計画との整合性、それと実際によく練り込んだものなのかという部分でございます。この平成26年度から、基本計画のまず素案、それから最終的には条例制定に向けてという動きをしてまいりますが、実際に具体の議論というのは、これからという部分はございます。しかし、例えば、ちばチャリ・すいすいプランであったり、先ほど申しました各分野で、さまざまな取り組み、これは、もともと基本計画であり、新基本計画であり、実施計画にも位置づけられている事業がございますので、こういう部分についてというのは、基本的に、その各分野での取組方法というのは生かしつつ、さらにそれに加えるところ、場合によっては、若干その方向を変えるもの、こういうのは全体を体系化する中で、こういう整合性あるいは一体性というものについて、さらに安全で快適な走行空間、こういうものに加えて、まちづくりという点についてを加えられないかということで、今後この辺は十分議論していきたいところだと思っております。  それから、専用レーンのない地域でという中での他自治体の先進事例ということでございます。もともと専用レーンにつきましては、国の警察庁であり国交省であり、いわゆる自転車については、車道、車道の中を分離してという形で、それに伴って、走行環境の整備というところも出てきた背景があろうかと思いますという中で、例えば、新潟市のほうにおきましては、実際に歩行者、自転車のみならず、その歩行者、公共交通、こういうものも含めた交通の全体という形の中での考えをしておりますし、私どもの基本計画等につきましても、自転車と歩行者と車、こういう共生というような形での考え方もしております。こういう部分について、専用レーンの走行環境は進める一方で、やはりそれ以外の部分での自転車、あるいは歩行者、こういうところの区分であったり、共生であったりというところも、視点として考えていかなければいけないかというふうに思っております。  それから、3点目の共済保険の関係でございます。これは、例えば東京都のほうで盛っています条例につきましては、自転車利用者等が、いわゆる損害賠償保険に加入するなどの努力義務、あとその保険を販売する事業者が、その保険を普及する努力義務、こういう項目等が入っている条例もございます。今後、検討する中で、確かに今の損害賠償かなり多額のという裁判例も出ておりますという中で、こういう備えという部分についても、一つの考える要素として、議論していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 138 ◯主査(小松崎文嘉君) 政策調整課長。 139 ◯政策調整課長 政策調整課でございます。  先ほど都市アイデンティティーの外部委託した事例とどこのコンサルタントというお尋ねでございます。横浜市が日経リサーチ、宇都宮市が博報堂が受託していると伺っております。  以上です。 140 ◯主査(小松崎文嘉君) 幕張新都心室長。 141 ◯幕張新都心室長 幕張新都心室でございます。1点だけ、補足説明をさせていただきます。  幕張新都心住宅地区でのごみ空気輸送システムの移管に関しましてですが、現在、最終合意を目指しておりますが、今の方向性としましては、運転に必要な修繕、それからこの機能を停止した場合、最終的にやめた場合の撤去費は、県が負担するということになってございます。  以上でございます。 142 ◯主査(小松崎文嘉君) 野本委員にお伝えします。これから3回目の質疑を行っていただきますが、既に目安を超えております。 143 ◯委員(野本信正君) また、ありがたい紙をいただきましたので、協力いたします。  3回目ですから、意見も申し上げます。  アイデンティティーの問題なんですけど、これ自体、全くそれは大事なことなので推進することはいいことだと思うんです。その中で、やっぱり千葉市が、今まで全国に誇るものはいっぱいあるわけです。ただ、それが、際立ったものがないために、なかなか千葉市のイメージというのが湧かないということがあったんだと思うんですけども、やはりその中で、私が提案した全国に誇れるような事業は、もっと磨きなさいということですよね。全国で、中学校区に公民館は持っているとか、あるいは公立保育所の保有率が48.5%ということで、政令市第1位だとか、全小学校区に子どもルームをというのは、こういうやっぱりすぐれたものを、これをやっぱり磨かなきゃいけない。  ところが、あなた方は逆に、公民館を公共施設の見直しで減らそうだとか、あるいは保育所は民営化だとか、そういうことで、せっかくある光っているものを減らしながら、アイデンティティーのどうのこうの、これはやっぱりまずいですよ。だから、きちっと磨きながら、こういうものを進めていくんだということの姿勢に立ってもらいたいというふうに思います。次から、周りがうるさいようですけども、ぜひ手を挙げて発言してください。  次に、IRの問題、何かさっきあれですか部長、やるとすれば入りたいと言ったのは、これはIRのことですか、何かそんなように聞いたことなんですけども、しかし幕張新都心と合わせて3回目にしたいと思うんですけれども、やっぱりこのギャンブルということに対して、先ほど幾つかの心配事などを質問しましたが、全部答えませんでした。全く答えないということは、そういう懸念だとか心配事だとかいうことに対して、余り把握をしていないと、それに対する答えができないということがわかりましたけど、そういう中で、こういうものを調査するというのは、やっぱりこれは、構えとしてもまずいんじゃないかなというふうに思います。  それから、幕張新都心の問題で、事業所が更新時期に、そこで更新するのかどこかへ行っちゃうのか、まさにこれですよね。これがどんどん迫ってきているし、景気とかいろんな問題もあって、事業所が500から440ぐらいさっき減りましたね。その数から見ましても、これからどんどん減っていくというようなこと。それからシンボリックな幕張メッセのイベントが少なくなって老朽化していく、こういうような中で、まさにこれは斜陽というか、そういう状況にあるわけなんですよ。そういう中で、私は、幾つかの大事な質問をしましたけれども、わからない、数字がない、後で、幕張新都心にかかわる三つの提案をしていながら、議員の質問にわからないことだらけで、これでそういう予算を提案するというのは、本当にいかがなものですか。やっぱりもっときちっとそういうことを説明する責任も持った上で、予算は提案しなきゃいけない、私はこう思います。  それから、やっぱりこのどんどん斜陽になっていって、税収も減っていく。そういう中で、イオンが来てくれて、11億円税収が入るかなと言っているけど、でも維持管理費もふえていけば、差し引きマイナスになっていく、回数がだんだん少なくなっていくんじゃないかというふうに思うんですね。そういうような中で、千葉市が企業庁にかわって引き受けますよ、これは、なかなかそのことで喜べないことがいっぱいあるんじゃないか。そういうリスクについて、企業庁にちゃんと言って、必要な負担はちゃんとさせるというふうに、今、収束しないうちに言っておかないと、これは間に合わなくなっちゃいますよ。そのことは、ちゃんとやっていただきたいというふうに思います。  最後に、たまに賛成することもあるんですね、やっぱりこの幕張新都心のイメージであった近代的なオフィス、事業所、それからシンボルである幕張メッセが、だんだんこれは斜めになっていって、先が見えなくなってくる、こういう状況ですよね。  そういう中で出てきているのが、IR、カジノ、近代的な事業所の町、幕張メッセの国際業務機能などを備えた幕張新都心、このイメージから今度は、カジノ、ギャンブルの町幕張、こういうふうになっちゃうんですか、局長。それはまずいでしょう、絶対に。そういうのは、やっぱりやめるべきだと、我々はこういうギャンブルを推進して、税収を稼ごうとか、幕張新都心のイメージを上げていこうなんて、これは邪道ですよ、本末転倒ですよ。こういうことは絶対にやめるべきだということを意見として申し上げておきたい。最後の最後に、確かに出ていましたよね、幕張のナンパ橋から見るダイヤモンド富士がきれいだと、あれは夕方でしょう、夕日がきれいだと、ダイヤモンド富士や夕日がきれいだ、幕張メッセが夕焼けになって斜陽になっちゃったんじゃ、これは、しようがない。そのことを申し上げて終わります。  以上。 144 ◯主査(小松崎文嘉君) それでは、休憩にいたしたいと思いますが、あと質問者は何人いらっしゃいますか。4名、白鳥委員、手を挙げていますか。  ということで、それでは、審査の都合により暫時休憩いたします。再開は13時からといたします。                  午後0時5分休憩                  午後1時0分開議 145 ◯主査(小松崎文嘉君) 休憩前に引き続き、分科会を開きます。  なお、午前中の分科会において、野本委員の質疑で答弁保留の件がありましたので、当局より発言がありますので、よろしくお願いいたします。総合政策部長。 146 ◯総合政策部長 御質問の中に、幕張新都心の移管済みの公共施設の維持費を6億円との答弁申し上げました。失礼しました。移管済みの平成25年1月1日現在の数字が約6億円ということで、その数字、想定されるものについては、今後、計算することになっております。  以上でございます。 147 ◯主査(小松崎文嘉君) それでは、次の質疑に入ります。奥井委員。 148 ◯委員(奥井憲興君) それじゃ、質問をしたいと思います。(「45分だよ」と呼ぶ者あり)いや、そんなにかかりませんから、すぐ終わりますから、一問一答でお願いします。  まず、まちづくりのアイデンティティ調査、もうこれは、皆さんが聞いて、あれしていると思うんですけれども、せっかく東京事務所から来ていて退屈しているでしょうから、ちょっとそれは余談ですけれども、これは、千葉らしさ、これをやるということで、外部から、外部というか、市外、県外から意見を伺うということで、そういうこともわかるんですけども、そういうことについて東京事務所のほうでも、そういう発信をしたり、またそういうことの調査というか、そういう意見を聞くような場所もあるんじゃないかと思うんですけど、東京事務所では、そういうことについては、どういうような見解を持っていらっしゃるか、お伺いしたいと思います。 149 ◯主査(小松崎文嘉君) お願いします。東京事務所長。 150 ◯東京事務所長 東京事務所からの情報発信は、千葉市の観光ですとか千葉市のよさを本庁のほうで発信しているものを、また少し都内向けに加工して、情報発信をフェイスブックですとか、それから本庁でつくっているパンフレット、そういったものを関係機関に配布するということで、今回、この調査で決まりましたそのアイデンティティーについても、情報発信は、東京事務所のほうでも行います。 151 ◯主査(小松崎文嘉君) 奥井委員。 152 ◯委員(奥井憲興君) 今までは、そういった外部の人も、当然あそこには来るでしょうから、アンケートとか、そういうものはとったことはなかったんですか、この5年どうでしょう。 153 ◯主査(小松崎文嘉君) 東京事務所長。 154 ◯東京事務所長 東京事務所において、そのような調査はしたことはございません。 155 ◯主査(小松崎文嘉君) 奥井委員。 156 ◯委員(奥井憲興君) したことがないということなんですが、せっかくの機会ですから、あそこでそういった意見を聞くとか、アンケートまでいかなくても、それなりの意見を聞いたりしてすることでも、そういうことができるんではないかと。やっぱり800万円という大きな金額で出すので、何となしに、このアイデンティティ調査というのは、私なんかは、観光という意味では、前に農業の面から、地元の田舎料理といいますか、地元料理、郷土料理、こういったものの調査をしてもらうように、農政のほうでも話したことがあって、なかなかそれが見つからなかったということもあるんですけれども、それとか各区で、独特のそういった区別に、いろんなよさとか、区の特別の自分たちの区の中で誇れるものとか、もしくは発信したいようなものとかというような調査もしたことがあったんですけども、そういうものがどういうふうに生かされているのか、この辺はどうでしょう。 157 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 158 ◯総合政策部長 そういう調査の結果も、私どもいただきまして、そういうあれも、項目の中、千葉らしさというか、候補の一つとして、いろいろ外部に聞いたり、中の御意見とか、その対象にさせていただきたいと思います。 159 ◯主査(小松崎文嘉君) はい、奥井委員。 160 ◯委員(奥井憲興君) いろんなものをやっぱりしてもらいたい。それから、もう一つは、我々議員連盟のほうで、千葉市の地形が、鎌倉の鎌倉幕府ができる原型が千葉だったという、そういう何とかという教授から、我々も素人なので、余り覚えていないんですけども、そういう千葉の歴史というものについても話があって、ああいうのもしっかり参考にして、わざわざ外へお金をかけて委託することも大事かもしれませんけれども、やっぱりそういった今までにいろいろ言われているものをもっと精査するという、そういう手法にもう少し力を入れて、これは金がかからない話ですから、また金がかけるとなれば、それはまた別な話ですけども、そういうこともしっかり視野に入れてやっていただいたほうがいいんじゃないかというふうに思いますので、これは意見として申し上げておきたいと思います。  それから、自転車によるまちづくり、これも、さっきからいっぱい話が出ていましたけど、私どもが一番懸念しているというか思っていることは、この自転車によるまちづくりの推進というのはすごくしっくりくるんですけれども、この、自転車の街・千葉市というのが、どうもしっくりこないというのがあるんですね。これを見ると、どっちが最終目標なのか、要は、ちょっと何かイメージがわからないんですけれども、その辺はどうなんでしょう。 161 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 162 ◯総合政策部長 自転車の街・千葉市というのは、市長のマニフェストで出てきております。私ども行政担当のほうから見ると、それも、最終的な、そういうさっきも言われたアイデンティティーの一つかなというふうに捉えていまして、総合的に行政として、事業とかそういったものを進めるあれでは、自転車によるまちづくりというか、そういうあれで計画をつくって、条例、そういったものを進めていきたいと考えております。 163 ◯主査(小松崎文嘉君) 奥井委員。 164 ◯委員(奥井憲興君) そっちだったら、私なんかはしっくりくるんですね。ただ、自転車の街と、こういうふうに言っちゃうと、これはもっと意味が広くなっちゃうし、それこそ千葉市の中で自転車をつくっているところとか、特徴のある自転車をつくっているとか、そういう何かがあるんであれば、そういうものをもっと発信していったりとか、また変わった自転車のことをやっていくとかと、いろんなことがあるかもしれないけど、むしろ、先ほどから話があるように、自転車によって今いろんな問題が起きているので、そういうものを解消していくために、しっかり安心して捉えられるような環境づくり、そういうものを含めてまちづくりと、こういうのだとしっくりくるんですが、何か、自転車の街・千葉などと、こういうことを言ったら、前も、科学の都とか、花の都千葉だとか、こういう言葉ばかり先行しちゃって、これは我々も、ちょっとどうかなという意見もあったということを申し添えておきたいと思います。(「思いつきだから」と呼ぶ者あり)そこまで言いません。  それと、もう一つは、今、国のほうで地方自治法の一部改正ということが、この本国会で出てきて、何かこの新年度のあれに、関係がありそうなのでお伺いしたいんですけれども、指定都市制度の見直しについて、今、法案が出されようとしておりますけども、その法案についてお伺いしたいんですけども、この法案の中身はもちろん御存じでしょうと思いますが、これは、千葉市に関係もしくはどういうような影響があるか、その辺について、ちょっとお伺いしたいと思います。 165 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 166 ◯総合政策部長 今回の地方自治法の改正で、政令指定都市に関するものが非常に多うございます。例えば、区の事務を条例で設置するということと、それから総合区、大きいものでは、総合区というのをつくることができると。さらにそういった総合区の区長が、特別職というような位置づけというような形のあれも、自治法に盛られている内容であります。そのほかに、政令指定都市とそれを包括する県と、そういう事務の進め方、いろんな関係で、いろいろ紛争というまではいきませんが、協議を進めるに際して、いろいろまとまらなかった場合の取り扱いというものが、改めて出てくることになっています。これは、正式には、指定都市都道府県調整会議というものを設置するというようなことになっております。そういうものとかということで、あと、それでまとまらない場合は、総務大臣が要請を受けて勧告する、こういうことにしなさいよというような、そういう内容が、今回の指定都市に関係して改正に盛られているところでございます。  以上でございます。 167 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 168 ◯総合政策局長 先ほど今の調整会議でございますが、これは、県市がまとまらなかった場合ということではなくて、これはもう設置しろという義務づけが、この法律案の中に盛り込まれているということでございます。ですので、この法案が通れば、義務づけで設置すると、設置しなさいという、そういう形の法律になっているということです。 169 ◯主査(小松崎文嘉君) 奥井委員。 170 ◯委員(奥井憲興君) 設置しろということですので、今まで千葉市も、こういった会議として、きちっとこういった位置づけがある会議じゃなくて、やっていると思いますけど、そういう今ある現状のものというものについて概要なり、ちょっと説明いただければありがたい、教えていただければと思います。 171 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 172 ◯総合政策部長 現在、県市間で任意の協議組織としまして、副知事と副市長を筆頭としまして、千葉県と千葉市の新しい関係づくり連絡会議というのを設置してございます。いろいろと医療費助成の話だとか県費負担教職員の話、上下水道の下水道の徴収一元化の話、それから県市双方が設置している施設のあり方とか、そういったものを協議するということで設けられている組織でございます。また、個別的には、あと先ほど来話題になっております幕張新都心の関係では、元気な幕張新都心をつくる県市連絡会議ということで、そういうものも設置しまして、もろもろ活性化、そういったものに対する協議を続けているところでございます。
     以上でございます。 173 ◯主査(小松崎文嘉君) 奥井委員。 174 ◯委員(奥井憲興君) 確かに、今お話があったとおり、大変課題がいっぱいたくさんあるということも本当にわかるし、こういうものが、やっぱりぜひしっかり県と市が話し合う機会を持っていただければいいと思うんですね。ただ、それがうまく話し合いが進んでいけばいいんですけど、いかなかったりするときに、総務大臣に勧告してもらうとかという話もあるんですけれども、これが、今までもそうですけど、いつも、こちらが議会からいろいろ質問したり、いろいろしないとなかなか出てこないという件もあるんですけども、議会と議会の関係というか、議会はどういうふうにかかわっていくようになっているんですか。 175 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 176 ◯総合政策部長 議会の関係といいますと、当然、県と市の間のその辺の協議でございますので、構成員に市議会議員が入るかということになりますけれども、市長と知事は、当事者ですので当然、構成員で、そのほかに議員や学識経験者ないしは執行補助機関、知事と市長の執行機関、我々職員ですけれども、それからそういうものが、構成員として入れることができると、知事ないし市長が、そう決めて、そういうつくりになっておりますので、議員のほうも、議会から選ばれた方がお入りになるというような形になっております。あくまで、これは、その会議の中の取り決めでそう決めていくというような形で、今のところは、法令のほうはなっております。 177 ◯主査(小松崎文嘉君) 奥井委員。 178 ◯委員(奥井憲興君) そうすると、それは、議員が入るということになると、それを決めるのは、条例か何かで決められて誰が入ると。要するに、議長が入ったりするとか、代表として入っていくとか、もしくはその都度、そのテーマによって、その専門の人が入ってくるとか、そういう感じなのか。これは条例で決められてしまっていくものなのか。そこら辺はどうなんでしょう。 179 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 180 ◯総合政策部長 済みません。これは現在のところ、そこまで、条例で決めてとか法令で入らなくてはいけないという規定ではなくて、そこら辺は、今後、県市間で協議して、その調整会議を設置する当事者の市長と知事、そういうところで協議して決めていくということで、今はということになってございます。 181 ◯主査(小松崎文嘉君) 奥井委員。 182 ◯委員(奥井憲興君) わかりました。まだまだ法案自体が通るかどうかもわかりませんし、今、法案が出てくるという話までは情報として聞いていますけど、ぜひ、そういうものもしっかりつかんでいただいて、本当に県市間でいろんな問題がスムーズに解決するようにお願いしたいと思うんですけど、誰かの話でしたけど、これは、あくまでも大阪都構想のガス抜きだなどという人もいましたけど、ちょっとその辺は、我々も定かではないんですけれども、いずれにしてもこの二重行政という話は前からやっぱりあったと思うので、しっかりとこれは取り組んでもらいたいというふうにも思っておるところです。  もう一つは、さっき総合区とかというお話がありましたけれども、この総合区というのは、これはどんなイメージなのか。また、それは設けなきゃいけないようになっているのか、その辺はどうなんでしょう。 183 ◯主査(小松崎文嘉君) 政策調整課長。 184 ◯政策調整課長 政策調整課長の喜多見でございます。  総合区は、できる規定でございまして、設けることができるというふうになっております。  それで、例えば横浜市であるとか大阪市のように人口が多かったり、区の数が多い指定都市が、幾つかの区をまとめて総合区の制度を活用するという面では、有効ではないかというふうに考えております。  以上です。 185 ◯主査(小松崎文嘉君) 奥井委員。 186 ◯委員(奥井憲興君) できる規定ということですから、設けなくてもいいということでしょうから、そういった意味では、今、千葉市もこれまで区長の権限を強めてきたり、予算をつけられるようになったり、そういった意味では、また保健福祉センターを設けたり、いろんな意味で区の機能が、今、一生懸命権限を強くしようと、また市民に密着した、そういった行政にしていこうという一つのうちの市としては、そういう取り組みを今なされているというふうには、私たちは思っているんですけれども、そういった意味で、これについてはどういうふうに取り組もうとしているのか、市の今、考えがもしあったら。 187 ◯主査(小松崎文嘉君) お願いします。総合政策局長。 188 ◯総合政策局長 やはり総合区については、先ほど課長が申し上げたように、本当の大規模な人口を抱えている大阪市とか横浜市とか、区の数も多い、そういったところに有効な制度なのかなというふうに考えております。  現在の制度でも、区長への権限、事務移譲というか、権限を移譲していくことはできますので、千葉市としては、すぐに総合区で何かを展開していくということよりは、当面、今考えております区長の権限強化なり、区の事務の強化なり、そういった中で取り組んでいくことになろうかというふうには思っております。  ただ、そういう制度がございますので、これはできる規定で、それがやはり有効に機能していくと、よりよくなるだろうと、総合区制度を活用すればという判断が出れば、それは、すぐそういうものの採用も念頭には置いておかなきゃいけないと思っております。 189 ◯主査(小松崎文嘉君) 奥井委員。 190 ◯委員(奥井憲興君) わかりました。いずれにしても、そういうものが出てきて、これはあくまでも、やっぱり地方分権の改革をしていく中で、そういういろんな課題があって、県市間の問題をしっかり解決するために、そういうふうに来ているんだと思うし、また地方分権のために、いろいろそういうふうにしてきているわけですけれども、いずれにしても、できるという規定であるという点は非常に評価したいと思います。設置しなさいと言われちゃうと、何かそれは、それこそ今まで地方分権という観点からすれば、上から言われるというのは、ちょっとこれは、また違うんじゃないかなというような私なんかも違和感を思っていたところですので、そういった意味では、そういう意図をしっかり踏まえていただいて、また内容を精査していただいて、もう一つ大事なのは、やはり権限が移譲してくるのはいいけど、それに伴う予算が、財源がついてこないと権限ばかりもらって、かえって財政の悪化を招くことも考えられますので、そこら辺もしっかり含めて、しっかり調整会議なり、また総務大臣に勧告をお願いをするとかいった意味で、しっかり取り組んでいただければというふうに思います。  また、今後いろいろ進展があれば、また教えていただければと思いますので、よろしくお願いします。  ありがとうございました。 191 ◯主査(小松崎文嘉君) 三須委員。 192 ◯委員(三須和夫君) 質問がダブるかわかりませんけども、ちょっとお尋ね、質問したいんですけども、今、ごめん、何か…… 193 ◯主査(小松崎文嘉君) 一問一答でよろしいですか。 194 ◯委員(三須和夫君) はい、一問一答でお願いします。  幕張新都心まちづくりということが、今までいろんな方から言われておりますけども、この中で、私が聞きたいのは、今、千葉市がおっしゃっているのは、千葉市だけの話なのか、県市間の話なのか、まずその辺を一つ聞きたいと思います。 195 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 196 ◯総合政策部長 幕張の今、動きというのが、ちょっとさまざまありますけれども、幕張からは、県の企業庁が、県というか、ディベロッパーとして、そういう施設をつくって、そういったものを千葉市が、最終的な施設管理者として施設を受けるというのが、まず1点ございます。これは、県とか通常のUR、そういったところが整備した道路なんかも同じような形でやっています。あと、幕張新都心におきましては、あと千葉県企業庁が、これもまたディベロッパーということで、中で、まちづくり活動とか建物誘導、環境デザインマニュアルとか、そういうものを独自というか、まちづくりの一環としてやってございました。その分が、今度は、企業庁が撤退することによりまして、そういう主にソフトの部分をどうするかというところが、非常にそれが、全く企業庁が撤退した以降、全くやられなくなると、町の今までつくってきたあれが絶たれてしまうという危惧がございますので、その辺も含めまして、その分は、千葉市のほうで、その分の役割は、極力受けようというような考え方で、今、進めているところでございます。県市ということもありますけれども、県という行政というよりも、県というディベロッパーというか、まちづくりをしてきた開発者との関係の協議でございます。 197 ◯主査(小松崎文嘉君) 三須委員。 198 ◯委員(三須和夫君) わかりました。今、コンベンションセンターも、稼働率が低くなっているというような話も聞いておりますけども、これは、イコールやっぱり世の中の流れとして、これからそんな大きなそういう企画するようなものがだんだん減ってくるんではないかなと、世の中の流れで景気が悪いからなのか何かわかりませんけども、そういう中で、それが、千葉市の幕張の目玉だと思うんですけども、それ以外に皆さんが、今考えていることは、どんなことを考えているのか、あったら教えてもらえればなと思います。 199 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 200 ◯総合政策局長 今の幕張の施設の中で、どれだけ稼働率を上げるとか、宿泊客をふやしていくかとか、そういうことを今後も考えていかなきゃいけないというふうに考えております。  その一つとしては、経済農政局のほうでも、今やっています会議の誘致とか、そういうもののその取り組みだったり、あとは、今回のお話が出ているIRについては、導入が可能なのかどうかという、そういう部分での議論、そういったものはトータルとして、今後の幕張新都心を考える上では、議論をしていく必要はあるというふうに考えております。  それで、あと海辺の部分、これが、今、御承知のように、幕張の海浜公園のところが、ほとんど活用されていない。こういったところをやはりどう展開していくか、そういう部分は、あれは県立公園ですから、県との協議の中で活性化に資するように有効活用していくとか、そういうまだ今ある施設の充実強化というものと、あとまだほとんど死んじゃっている状態のエリアをどう生かしていくかというその二つの視点で、県市と共同でいろいろと協議を進めていると、その中で、企業庁の役割については、今後、収束したときには、千葉市が引き継いでいきますという、そういう役割を考えております。 201 ◯主査(小松崎文嘉君) 三須委員。 202 ◯委員(三須和夫君) 先般、幕張のIRの何か準備委員会か何かで、ちょっとお話を聞いたときに、やっぱり幕張、コンベンションセンターで大きな催し物をやると、泊まるホテルは、宿泊する場所は足らないんだと。そんなことも言っていましたけど、バランスがなかなか難しいけども、その辺についても、ひとつ考えていかなきゃいけないんではないかなと思います。  最後に、液状化問題について質問が若干あったけども、やはり先般の地震で、歩道や何か、みんながちゃがちゃになっちゃったり、もう砂が噴き出しちゃったり、いろんなことがありましたけれども、この辺について、ある程度目鼻がついたのかどうか。今、美浜のほうも、きょうの新聞にも書いてあったけど、個人では、もうみんな自分たちで金は出して、傾いたうちを直したと、市のほうで何カ所かやっているけれども、なかなかこれが未来永劫そのまま大丈夫だよという話はないし、また大きな地震が来たら、液状化になるんだろうというふうに思うわけですけれども、それについていかがでしょうか。 203 ◯主査(小松崎文嘉君) 政策企画課長。 204 ◯政策企画課長 政策企画課、稲生でございます。  済みません、ちょっと手元に資料がない部分はございますが、いわゆる磯辺63自治会の地区、こちらのほうにつきましてが、地下水位低下工法ということで、市のほうで実証実験、年間を通してということで、たしか9月までだったと思うんですが、年間でその影響がどうかと。現段階ですと、12ミリ程度の沈下でというような話のようですけれども、そちらのほうを進めている。さらに、並行しまして、住民の方に説明等をさせていただく中で、問題の合意がとれるかどうかということ、こういう取り組みが1件。それと、そのほかの地区、こちらは、いわゆる格子状の形での対策方法になる部分もあろうかと思いますけれども、各地点で、復興交付金等も使いましてボーリングデータとかは集めている中で、さらにその辺、精度を高めてという動きもありますので、ただいずれにしても、特に格子状の場合につきましてですと、ある程度の広さで、そこの合意がとれるかというような形ではあると思います。特に、63地区の関係につきましては、今年度、都市局のほうで、一応、工事にすぐ入れるようにということで、予算化をしておるところではありますし、その予算に対しましては、国のほうに対しての復興交付金の申請のほうも、この後、タイミングを見て進めていく。さらに、これは格子状の場合になりますけれども、自己負担がかなり高額だという場合につきまして、一応、1世帯200万円を上限に、2分の1の補助制度という考え方は示しておりますので、この辺は、県から来ております復興基金、こちらのほうの活用も視野に入れて進めているところでございます。  以上でございます。 205 ◯主査(小松崎文嘉君) 三須委員。 206 ◯委員(三須和夫君) 質問しても、なかなかこれは難しい問題で、そう簡単には、お金をかければできるという問題でもないんだけれども、やっぱり私が言いたいのは、幕張新都心まちづくり、新都心の将来活性化に向けて、いろいろ総合調整を行うということをうたってはいますけれども、そういう一番大もとのその液状化とか、そういうものが、なかなか切り離して考えられる問題ではないなと思うんですよね。でも、それがなかなか大きな問題で、皆さんのほうとしては、なかなか大変なんだと思いますけども、私らもこの問題についてちょっと疑問を感じるんだけども、ひとつその辺もよくこれから考えていただいて、いい方向を見出していただければと思います。  終わります。 207 ◯主査(小松崎文嘉君) 米持委員。 208 ◯委員(米持克彦君) それじゃ、お願いいたします。  総合政策局の予算が30%ぐらい減っているわけですよ。これは、何か総合政策局を象徴しているような感じは受けるんですけども、これは、なぜこういうふうな予算の減になっているか、教えていただきたいと思います。 209 ◯主査(小松崎文嘉君) 政策企画課長。 210 ◯政策企画課長 政策企画課、稲生でございます。  予算の推移の関係で大きなところでは、ちょっと今、申し上げましたが、平成24、25年度で、県のほうで、いわゆる復興のためのソフト事業ということで、「がんばろう!千葉」市町村復興基金交付金というのがありました。これを2カ年で約2億円程度受けています。こちらのほうの受けにつきましてが、私どもの局でありましたので、その関係での受け入れ、さらにその基金を使っての各事業、この基金からの繰り出し、この辺についてが、もともとの復興交付金がなくなったと、2カ年であったので、今年度がないと、その辺での影響が大きい数字の変化でございます。  以上でございます。 211 ◯主査(小松崎文嘉君) 米持委員。 212 ◯委員(米持克彦君) わかりました。私は、常々、総合政策局のあり方を非常に疑問に思っているわけですよ。いわゆるいいところはみんな財政局にとられ、都市局にとられ、そういうような形で、総合政策局のあり方なんですけど、こういう組織の形態をとっている他都市、他の政令都市の例をちょっと教えていただきたいと思います。 213 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 214 ◯総合政策局長 いわゆる企画部門というところで、各政令市はございますが、それぞれの都市によって、それぞれ若干考え方は違います。ただ、計画部門という部分からいえば、それぞれ計画部門を持っていて、そこで全体の総合調整をやると。各所管は、それぞれの計画行政に基づく取り組みの中で、市全体を発信して取り組みはやっていくということで、政令市のその局長会議、私も出ておりますけれども、いろいろと情報交換をしていく中では、企画と財政が一緒になっていたり、総務と財政が一緒になっていたり、あとは、市民と企画が一緒になっていたりとか、やっぱりそれぞれの自治体の特徴で、組織としては成り立っていると。ただ、計画部門としての一つの組織は必ず持っておられて、そこが全体のいわゆる基本構想、基本計画から進めていく、そういうまちづくりの旗振り役をやっているという状況にはなっております。 215 ◯主査(小松崎文嘉君) 米持委員。 216 ◯委員(米持克彦君) 総合政策局という、こういう組織を持っている市は、ほかにはあるんですか。 217 ◯主査(小松崎文嘉君) よかったらお答えいただけますか。総合政策局長。 218 ◯総合政策局長 今すぐどこという名前は出てまいりませんが、総合政策局という局名で組織はあります、ほかの都市でも。 219 ◯主査(小松崎文嘉君) 米持委員。 220 ◯委員(米持克彦君) それで、今、千葉市が、いわゆる総合政策として持っている目的というんですか、政策ですか、柱となる政策というものは、いわゆるどういうものがあるかということです。  というのは、単なるライン上の仕事で、いわゆる進行管理をやっている、計画の進行管理をやっているだけじゃ、これは、全然日常業務と全く変わらないわけですよね。だから、総合政策というのは、やはり千葉市の総合政策という一つの柱は、どういうものを持っているのか、それのちょっと考えをお聞かせ願いたいと思います。 221 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 222 ◯総合政策局長 基本的には、やはり基本構想、基本計画というその地方自治法で定められているまちづくりの方向性を定める、その役割の所管であるということでございますので、しっかりと方向性を定めて、その都市の将来的なまちづくりを推進していく旗振り役であるというふうに認識しております。  ということでございますと、今回つくりました新基本計画など、こういった部分の取り組みを進めていくと。それと、あと進行管理というのは、単に各所管がそれぞれやっていることを集めていくというよりは、この事業をこのタイミングでやっていく必要があるんだというような、そういう全体の進行を千葉市として、必要なタイミングで着手する、そこのきっかけなりを私どもが、しっかりと所管に伝えて、そういう事業を仕掛けていくと、そういうことを役割としてやっていかなきゃいけないというふうに思っております。 223 ◯主査(小松崎文嘉君) 米持委員。 224 ◯委員(米持克彦君) 新基本計画とか、そういう計画をつくるのは、これは日常業務になってくるんでありまして、それがなくなると、もう何にも仕事はなくなっちゃうという感じになってきますと、やはり千葉市が何を今、政策的な目的、総合政策的な目的を持っているのかという、何でもいい。例えば、人口ふやすんだと、どうやれば人口をふやすかというのを、一番の目的に持っていながら、総合政策を進めていくんだとか、そういう目的を持っていかないと、いま一つ、みんな全庁的に、ただ単に基本計画を立てるとかなんとかというと、そんなのは計画部でいいんじゃないかという話になってくると思うんですけど、そういう意味におきまして、私は、何でもいいですけども、人口増だなと、何としても人口増を現在のところふやしていくんだと、いわゆる若者の町を目指していくんだとか、何でもいいと思うんですよ。自転車の街・千葉市なんて、何か先ほど奥井委員が言われましたけど、自転車の街・千葉市というと競輪の町みたいな、そういうような感じを受けるわけですけど、非常にあれですけども、いわゆる若い女性のあふれる町を目指すだとか、そういう何かキャッチフレーズをつくって、そして総合政策、政策的なものを進行していくという方法がいいんではないかという感じは持っております。  だから、東京歯科大学は、これが撤退しちゃったわけですよ、御存じのとおり。そうすると、もう生徒は、1,000人ぐらいいなくなっちゃった、千葉市から。そうすると、美浜区のワンルームマンションががっぽりやられちゃったという、こういうところがあるわけですよね。  要するに、若者がいなくなるということは、学校がだめになってくるんですよ、みんな。だから、そういう意味において、いわゆるやはり私は、総合政策局が、人口がだんだん減りぎみなんですよというのを当たり前のごとくただ見ているだけだというのは、非常に不満に思っていまして、どうすれば人口をふやしていくかということでもいいんですけど、そういう目標を持って、いろいろな政策を進めるべきではないかというふうに思っております。  それから、3番目に、千葉らしさのアイデンティティーと言っていますけども、これは任せてもだめなんですよ。知らない人に任せて何かをやっても、同じようなことを考えてくるわけですよ。ですから、やはり皆さん方がきちっとした目標を持って、そういう委託する場合に、こういう点に注視してやってもらいたいということをはっきり言わないと、ただ単に丸投げしたんではだめだと思いますので、その点を一緒に気をつけていただきたいと思っていますけど、それについてどういう考えを持って、このアイデンティティーの委託をするつもりなのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。 225 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 226 ◯総合政策部長 御指摘がありました、全部委託業者に任せるというつもりは全くございません。先ほど来お話しさせていただきますが、そういう委託の業者、どういう業者になるかあれですけれども、持っているそういうノウハウとか、そういうあれで、全国的なそういうネットワークを使った調査のやり方とか、そういった要は、データはいろいろ聞き取って、データの整理は委託業者を中心にやっていただきたいと。ただあと、その千葉らしさ、アイデンティティー、出てきたそういうデータ、そういったものをどう使っていくかは、当然、私ども職員のほうが中心になって進めるべきものだと自覚しております。  以上でございます。 227 ◯主査(小松崎文嘉君) 米持委員。 228 ◯委員(米持克彦君) 私は、要するに、皆さん方が、かなりいろんな知識を千葉市で仕事しているわけですから、いろんな千葉市の知識を持っていると思いますので、まずそういうところに提供すべきではないかというふうに思っております。  私はよそから来た人間ですけど、千葉市へ来たときには、いや、これは驚きましたよ、初めて来たときは。何にもないのね、何もないところが、政令都市というのはどうするのかと思いました。途方に暮れましたよ。何にもない、そこから政令都市をつくり上げていくということでして、非常に思いましたけども、しかしいわゆる職員の人は、かなりのアイデアを持っていましたよ。そのアイデアを生かしながらつくり上げていく。だから、私どもは学者とか、ああいう先生を使いましたけど、利用させていただきましたけど、全く自分たちの思うとおり動かすという気持ちは持っていましたよ。自分たちの考えははっきり申し述べて、そしていわゆる学者先生をうまくリードしていくというような方式をとっていきましたので、あくまでも、千葉市をどうしたいんだということを、皆さん方の中で議論しながら、そして学者の先生に任せていくと。自分の思う方向に、やっぱり引っ張っていくというのは必要だと思いますので、ひとつアイデンティティーで、どういう人たちに委託しようとしているのか、それをちょっとお尋ねしたいと思います。 229 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 230 ◯総合政策部長 先ほど言いましたように、ここのアイデンティティーというのは、通常の委託業者、横浜市、それから宇都宮市の例で申し上げましたけれども、通常、広告代理店系とかデータ解析系、マーケティング系、そういったもので、あくまでデータの整理ということで考えておりますので、そういうところを対象にしたいと考えております。 231 ◯主査(小松崎文嘉君) 米持委員。 232 ◯委員(米持克彦君) ありがとうございます。局長の立場とか皆さん方の立場は、非常に理解しますよ。これは、残念ながら、市長とか副市長は、センスがないと全然だめなんですよ、こういうのは。それで、私どもが実際来てやったときは、やっぱりもう千葉市を変えるのは物すごく嫌がりましたよ、上司は。市長初め、物すごく変わるのを嫌がった。やっぱり自分の政権を保持できないと、変わると政権が保持できないんじゃないかということで、非常に変革を嫌いましたよ。だから、表面的にこれはわかりませんよ。今の市長は、どういう考えを持っているのか知りませんが、市民に対しては、いかにも千葉市を改革していくと言っているんですけども、実際は、そういうことはやってもらっちゃ困るんですよ、政権の保持には。そういう非常に矛盾したところがありますので、だからそれに負けずに、局長、負けずに、やっぱりみずからやっていったほうが、そんなことは言っても大変だと思いますけど。だからそういうそんな平たんなことではないと思いますよ。組織の中で目立てば、必ず潰されますから、それをやっぱり越えていかなきゃいけないということですね。かつて、公務員の出世する条件は、休まず、おくれず、仕事せずと、こういうことは言われていましたよ。私どもは、もうそれをしみじみと感じましたね。もう全く潰されるということを感じましたので、だから私は、やはり皆さん方をバックアップしようと思っていますよ。ただ、残念ながら上のほうは、どれだけセンスがあるかというのを私は、予算委員会に三役を呼ぶべきだと思っていますよ、それで千葉市の進むべき道をこういう議会で議論すべきであるという考えを持ってはいますけど、そういう意味では非常にバックアップしますから、負けずに、めげず、諦めず、頑張っていただきたいと思っております。  それから、次に幕張新都心なんですけども、ベイタウン、私はいつも思うんですけども、千葉県がいいところをみんなとってしまって、ガラになってくると放り投げてくると、モノレールでも同じですよね。もうさんざんいいところをみんなとって、利権をみんなとって、議員でみんな分けちゃって、それでどうにもならなくなったガラをこっちへ放り投げてくるという傾向があるわけですよ。ですから、そういう意味におきまして、決して、ガラを後始末するようなことのないように、ひとつお願いをしたいと思っておりますけども、その点について、ひとつ局長の心構えをお聞かせ願いたいと思います。 233 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 234 ◯総合政策局長 千葉市にとりまして、幕張新都心は本当に重要なエリアでございますので、それと、先ほど申し上げたように、まだちゃんと整備がされていない幕張の海辺の部分とか、あとは若葉住宅地区、こういったところがまだございますので、そういうところに千葉市の考えをしっかりと反映できるように頑張ってまいります。 235 ◯主査(小松崎文嘉君) 米持委員。 236 ◯委員(米持克彦君) ありがとうございます。それで、やっぱりかつては、千葉市というのは、全然、県と比べれば雲泥の差でした、全く劣っていましたよね。しかし、今もう同等になって、皆さんみたいな優秀な人材が、給料もいいし転勤もないから、条件がいいから、みんな優秀な人材が集まってきていますよ、千葉市に。県と比較したら転勤がないから、それと給料がいい。これは当然、人材が集まってくるわけですよ。そうすると、やはり人材に関しては、絶対、県に遜色はないというのがあると思いますね。それから、首長だって遜色はないじゃないですか。むしろすぐれていると私は思っていますよね。  ですから、そういう意味において五分五分で対抗して、やはりガラだけを拾って持ってくることのないように、くれぐれもその辺は。だって、好き勝手みんなベイタウンのまちづくりはやったんですよ、あれは。だから、私は、役人が事業に手を出しちゃだめだというわけですよ公務員というのは。しょせんはだめなんだから、やっぱり考え方は全然違うわけですから、だからそういう意味において決して。開発は全部、県にやられて、いいところは全部とられちゃって、それで、いよいよ維持管理になってきたら、ガラをこっちに投げて、それを喜んで、またいただいてくるようなことが絶対ないように、皆さん方のほうがすぐれているんだから、そういうことのないように、くれぐれもその辺はよろしくお願いをしたいと思っております。  それから、次、IRですけど、私はいい考えだと思っていますよ。  ただ、考え方が違うんですよ。私は、本当にIRをやるんだったら、東京湾を埋めなきゃだめですよ。それぐらいの構想を持っていなきゃできないんですよ、ああいうIRというのは。何か野本委員は、そんなことはないと思いますけど、何かばくち場やパチンコ屋かゲーム場所があそこへできるようなことも言ってるが、そんなことはないんですよ、あれは。だから、いわゆる千葉市の人が、IRの会場に入れるか。入れる人は、ほとんどいないんじゃないの。三須社長ぐらいなものだよ、入る資格があるのは。それぐらい外国の人が、そこを利用するようになるわけですよ。  そうしますと、やっぱり国際的なんですよ。やっぱり国際的ないわゆる空路とか海路のところじゃないと。外人が利用してくるわけですよね。そうすると、やはり幕張へ持ってくる、幕張へ持ってくると言っても場所はあるんですか、だけどもう既に。そういうようなこともありまして、だから私は、メッセを中心に全部取っ払うなら別ですよ、メッセも一回取っ払うなら別だけど、メッセを生かしておいてというのは、これまた非常に大変なことだと思っておりますし、もっと現実的に立って見るべきじゃないかなという感じは持っております。私は、熱海の初島みたいな、ああいうのがあれば非常にいいと思っていますよ。それで、日本でみんな同じことは考えているんですよ、東京も大阪もみんな。だから、そういう面において、ひとつ皆さん方も、やるんだったら、今ごろ何をやっているのかなということで、ただ申しわけで、議員団がみんなでわあわあ言うから、うるさいなと、多分、あそこは、自民党の議連はうるさいな、じゃ少し調査費でもつけとこうかというつじつま合わせのような感じは受けるんですけど、局長はどう思っておられますか、意見をお聞かせください。 237 ◯主査(小松崎文嘉君) お願いします。総合政策局長。 238 ◯総合政策局長 今、米持委員がいろいろ御指摘されたその幕張で本当にどうなんだという、そういう御懸念なり、そういう部分も含めて、この調査の中で、幕張での導入可能性調査ということで、しっかり調査してまいります。 239 ◯主査(小松崎文嘉君) 米持委員。 240 ◯委員(米持克彦君) いや、のれんに腕押しとかなんとかであると言いますけど、局長、気持ちはわかりますよ。私も、市長の気持ちもわかりますよ。みんなうるさいから、言いたい放題言うから、だから、とりあえずつけておこうかという感じで、そういうような感じがしないでもないんですよ。やるんだったら本格的にやらなきゃ、本当に、だって日本人なんて、私、美浜区に住んでいるけど、美浜区の人間で、そこを利用できる人なんかはいませんよ、まず。そこは、千葉市全体では三須社長ぐらいなものですよとかけられるのは、ぱんと一遍に。(「一遍に20万円ぐらい」と呼ぶ者あり)いやいや、一遍に10億円ぐらいかけてきますから、それぐらいなものですよ。そうすると、やっぱり国際的な、いわゆる国際空輸のある場所とか、そういうことで成田なんかは注目をされるんじゃないかと。だから、もしやるんだったら東京湾に、もう旅客船でもってクイーンエリザベス、あれは、東京湾はだめか、つっかえちゃうね。とにかく、ああいうようなのが入るような環境を整えないととてもじゃないが難しいということなんで、いいことはいいことなんですよ。金は物すごく要りますよ、はっきり言って。ただ、そういう環境整備というのが、ただ単に私は、メッセの空き地なんていう、そういうばくち場とかパチンコ屋を誘致するのとわけが違うんじゃないかなという感じは持っておりますので、その辺は、ひとつ当局のほうで検討をしていただきたいと思っております。  それと、東京事務所の予算を見たんですよ。市債が、何か市債しかないのね、これは見ていると。1,967万2,000円、これはどういうことなんですか、所長さん。
    241 ◯主査(小松崎文嘉君) 東京事務所長。 242 ◯東京事務所長 1,968万4,000円の内訳というふうになると思いますけども、このうち約70%の1,398万3,000円が事務室の借り上げになっています。そのほかは、非常勤嘱託職員を1人雇用していますので、その方の関係で300万円ほどで、あとは、プロモーション活動が40万円ということで、トータル1,900万円という数字でございます。(米持委員「これは、市債というのはどういうことなんでしょうか」と呼ぶ)(「市費でしょう」と呼ぶ者あり)市費です。(米持委員「市費ですか」と呼ぶ)はい。 243 ◯主査(小松崎文嘉君) 米持委員。 244 ◯委員(米持克彦君) 市費と書いてあるの、これは。ごめんなさい。じゃ、間違えました。それで、ちょっとお尋ねしますけど、この近くで、横浜、川崎、相模原、こういうところで、東京事務所を持っているところはありますか、ちょっとお答え願いたいと思います。 245 ◯主査(小松崎文嘉君) 東京事務所長。 246 ◯東京事務所長 20政令市、東京事務所を構えていまして、この都市センターの中に10市が、この都市センターの中に入っています。 247 ◯主査(小松崎文嘉君) 米持委員。 248 ◯委員(米持克彦君) ああ、横浜もみんな持っているの。 249 ◯主査(小松崎文嘉君) 東京事務所長。 250 ◯東京事務所長 横浜市もさいたま市も川崎市も相模原市も、全ての政令市20市が東京事務所を持っております。 251 ◯主査(小松崎文嘉君) 米持委員。 252 ◯委員(米持克彦君) ああ、なるほどね、そうすると今の主な仕事は、まさか情報収集だけとは言わせないですけど、どういう仕事があるんですか。 253 ◯主査(小松崎文嘉君) 東京事務所長。 254 ◯東京事務所長 仕事の内容は、今言われました情報収集をするということは、まず一つございます。それは、単なる情報を収集して、関係部局に伝えるということもありますし、新たな市の施策立案に通じるような有益な情報収集をしようというふうに思っております。それから、あとは、観光関係のプロモーション活動をしたり、それから企業誘致に関すること、この大きく四つの仕事です。 255 ◯主査(小松崎文嘉君) 米持委員。 256 ◯委員(米持克彦君) ああ、なるほどね、かつては、いわゆる東京事務所の由来は、昔、江戸幕府があったときに、いわゆる江戸の江戸屋敷を各藩がみんな持っていたというところに由来して、そして情報収集をしながら運営していたという経緯があるわけですけど、確かに今のような状態で、各官庁をみんな回っていますよね、東京事務所の所員の人が。きょうは、何か御用はありませんか、何かありませんかと絶えず回ってきていますよ、見ていますと。だから、それだけで終始しているのかなと、政令都市の場合は、政令都市を目指している場合は、いわゆる各官庁の役人を陥落させるために、あの手この手を使って誘惑したりなんかしたけども、しかし、今、情報収集なんていうのは、私は、誰でもできるんじゃないかなという感じはしないでもないですけど、やっぱり東京事務所が近くにあるという非常なメリットは、どういうところにあるんでしょうか。 257 ◯主査(小松崎文嘉君) 東京事務所長。 258 ◯東京事務所長 今は、我々、日ごろの活動としまして、千葉市選出の国会議員の事務所を訪ねて、市政だよりですとか記者発表資料だとか、そういうものをお届けして、顔つなぎということがまずできています。そういう関係がありますと、急な国会の動きについての調べ物というものがスピーディーになりますし、やはり速やかに情報をお聞きするという面では、国会や省庁との近くにあるということは利点であるというふうに考えています。 259 ◯主査(小松崎文嘉君) 米持委員。 260 ◯委員(米持克彦君) そうすると、国会議員の方とか、ああいう人たちは、いわゆる皆さん方に資料をくれたり、それから情報をいち早く流してくれたりという、そういうつながりというのはあるんでしょうかね。 261 ◯主査(小松崎文嘉君) 東京事務所長。 262 ◯東京事務所長 資料につきましては、20の政令市が当番を決めて、同じ資料をそれぞれもらってくるんですけども、個別に、例えばIRの関係であれば、実際どうなんでしょうかというような、書面では出せないような口頭での話を聞いて、それを我々の関係する部局あるいは先生方のほうにお教えするというようなことがございます。 263 ◯主査(小松崎文嘉君) 米持委員。 264 ◯委員(米持克彦君) かつて、各県の東京事務所の職員の勤務というのは憧れだったですよ。東京へと……(発言する者あり)いえいえ、余計なことは言えない。野本委員に、ちょっと混乱させられて、本題を外れてしまいましたけど、ですからそういう意味においては、十分生かしてもらいたいというふうに気持ちを持っておりますよ。やはり目に見える、いやさすが、東京事務所の存在意義はこういうのがあるんだというのを一つ、ぽっと、何でもいいから一つ出してもらえれば、非常に皆さん、説得力があるんではないかというふうに思っております。  それと、後退する企業が、かなりあると盛んに野本委員が言っていましたけど、流入企業もあると思うんですよ。これは、有力な入れかわりが、かなり頻繁に行われている例もあると思うんですよね。特に、イオンモールなんていうのは、とてつもないだぼらも吹いて何千万人などと言っているけど、そんなことはないと思いますけど、しかしあれは、しかし大事にしてもらわないと、本社があるんですよ。それで、あれは、新都心に本社があって、あれが失敗したら、イオンが危なくなってくると思いますので、そういう意味では、しかしひとつ千葉市も協力してやってもらわないと。もうせっかくの一部上場のいい本社があるわけですから、だからそういうのを大事にしてもらいたいと思いますし、それから後退する企業がある、あるというけど、流入する新しいよい企業も十分あるわけですから、いや、そういうのは、ちゃんと後退すると言われたら、なお流入するよい企業はありますよというふうに、ちゃんと対抗するように抗弁していただきたいと思っておりますので、そういうこと。いずれにしましても、千葉市の頭脳と言われているんですね。皆さん、どう思っているか知らないけど、頭脳と言われているわけですから、一回ちゃんと千葉市のいわゆる方向性を定めて、そして千葉市の先頭に立ってリードしていってもらいたいと思いますよ。  私は、財政なんて、あんなのは誰でもできるんだよ、あんなのは、金は数えればいいだけの話だから。やっぱり考えるということは必要ですよ、そうすると頭脳なんですよ。金を数えるのは誰でもできる。総務局だってあれは、ラインの仕事だから、あなた方は、考えなきゃだめなの考えなきゃ、眠ってちゃだめ、人ごとじゃないけど。考えるということは、やっぱり一番の仕事なんですよ。ただ、いわゆる地方自治体の仕事において、考えるという企画、創造というのは、非常に大変な仕事なんですよ。これが一番疲れる仕事で、ですけども皆さん方、それを担っているわけですから、私は常に応援していますよ。残念ながら、上がもう少しセンスがあればなという気持ちは持っていますけども、いわゆる考える力、創造する力、企画する力、それを十分発揮して、千葉市を一定の方向へ先頭になって導いていっていただきたいと思っております。局長、応援していますので、あなた、3月で終わりか知らないけども、異動があるかもしれないけど、わからないけども、ひとつ頑張ってください。 265 ◯主査(小松崎文嘉君) それでは、白鳥委員。 266 ◯委員(白鳥 誠君) それでは、実施計画と都市アイデンティティー、オリンピックをお聞きしたいと思います。  まずは、地に足をつけたところからで、第2次実施計画の策定を来年度されるということなんですけど、事業費とかの中身をもう少しというのと。それから、これはどういうふうにつくっていくのか、お伺いいたします。一問一答で、済みません。 267 ◯主査(小松崎文嘉君) 政策企画課長。 268 ◯政策企画課長 政策企画課、稲生でございます。  来年度から作業に入ります実施計画ですけれども、事業費につきましては、最初、年度当初に、ある程度の枠組み、見込みを示す中で、あとは、策定をしていく中で、財政局のほう等とも、その辺を調整していくような形になります。  あと、その計画につきましては、基本的に、これまでの第1次実施計画のもの、今回、マニフェストのもの、それら以外も含めまして、策定方針の中で、その緊急性等についてということの中で、各所管のほうと具体的な事業につきまして、その熟度であるとかいう観点等から、事業の選定を行っていくという形のやりとりになってまいります。  以上でございます。 269 ◯主査(小松崎文嘉君) 白鳥委員。 270 ◯委員(白鳥 誠君) 基本的には、説明されているあれからいけば、新基本計画にある将来像に向かって、第1次、第2次、第3次ですかというホップ・ステップ・ジャンプの中での2段階目に当たる節目で、当然、マニフェストも入ってくるでしょうし、1次をやったところの検証を含めた進捗状況によって変わってくるものだと思うんですけど。具体的に、各部署と皆さんが直接やりとりをしながら、この3年間ではこうだよということを決定していくということでよろしいんですか。一応、投げて、もう一応、集めるわけですよね、多分。具体的に集めて、その中で、これはこうじゃないかというのを差し戻しながらやっていくという意味なんですか。 271 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 272 ◯総合政策局長 この作業そのものは、先ほど課長が申し上げたように、ある程度の事業費の目安、枠組みはこちらで持っておりまして、それで所管が、これからの3年間どうするかというようなことは、要望は聞きます。  ただ、その要望の中身が、要は、もっとやるべきものじゃないか、この3年間でもっと取り組むべきじゃないかということとか、あとは、ちょっとこれは、まだタイミング的に時期が早いんじゃないかと、そういったこと、内容を確認しながら作業を固めていくという、そういうイメージです。 273 ◯主査(小松崎文嘉君) 白鳥委員。 274 ◯委員(白鳥 誠君) はい、わかりました。ありがとうございます。基本的には、戦略部門としての先ほど出ているクリエーティブな先のものを見据えながら、ビジョンを見据えながら、単に調整だけでなくて、リーダーシップをとってつくり上げていく先頭の存在だというふうに理解をしているんですけども、ぜひ、その立場で強力なリーダーシップをとっていただきたいんですけど、あわせて行革プランと一体的に取り組むということが、盛んにずっと言われて、この行革プランが1年先延ばしになってくるんですけれども、実施計画というと、私のイメージでいくと、いわゆる何々事業というのに幾ら予算をつけるんだとか、こういうあれなんですよね。行革というのは、もちろん事業として業務プロセス改革のようなシステムとあわせて、全体的な顧客サービスをどうするんだというところを変えていく、そういうもちろん改革もあるんですけど、いわゆる一般的な改革、意識改革も含めたそういうものと実施計画というのをどうやって結びつけていくのかというのが、ちょっとよくわからないんですけど、御説明お願いします。 275 ◯主査(小松崎文嘉君) 政策企画課長。 276 ◯政策企画課長 政策企画課でございます。  第1次実施計画におきましても、やはりその行財政改革への取り組み、こちらは策定の視点という形で入っておりました。今回の第2次実施計画におきましても、現在、策定方針案の中で、この考え方は取り込んでおります。  おっしゃるとおり、具体的な事業費というのは、その計画事業という形でのってくるところはあります。それと、それ以外、例えば第1次実施計画におきましても、事業の効率化あるいは経費の削減に資する事業、これは、計画事業いわゆる事業費が伴わないものも含めまして、やはりそういう視点での考え方の整理というのを取り入れています。  今回は、実際に行革プランのほうと同時期の策定になってまいりますので、その辺は、両局を中心に全庁を巻き込んだ中で、しっかりその辺は、内容をどう反映させていくかというところも踏まえまして、調整をしていく必要があろうというふうに思っております。 277 ◯主査(小松崎文嘉君) 白鳥委員。 278 ◯委員(白鳥 誠君) わかりました。基本的には、この事業を何に、ある目標に対してどういうものに事業費をつけて、何をやっていくんだというそれとあわせて、行政改革をどう進めるんだと。ある意味、業務改革推進課の役割も半分は担っているというふうに思うんです。一体的に取り組むという意味で何をさせるか、言葉は悪いですけど何をさせるか、各部門にやらせるかというところは、その行政改革、意識改革というものも強力にお持ちになっていただいて、こういうものを策定していっていただきたいということをこれでお願いいたします。  それから、先ほどからたくさん出ています都市アイデンティティ調査ということなんですけど、都市アイデンティティーということで、もう一度確認させていただきたいんですけど、これは、話をするのも非常に難しいんですけど、はっきりしたことが伝えられるかどうかも、自信はないところでもあるんですが、いわゆる例えば港町横浜、これは、一言で、横浜のイメージ、象徴をあらわしたアイデンティティーだと私はちょっと捉えているんですね。  先ほどこの言葉尻は捉えて申し上げるんじゃないんですけれども、先ほどギョーザの町宇都宮と言った。この辺がごっちゃになっちゃうと、私いけないと思うので、このお話は聞くんですけど、ギョーザとかそういうものは決して別に悪いと思わないんですけど、ただこれは一つの広告塔というか、町のブランディングの一つの象徴のものというか、それのことだと思うんですよね。だから、アイデンティティーとちょっと違うんだろうな。それのギョーザというのとは、きちっと整合性がとれるわけじゃないんですけど、横浜に当てはめれば、港町横浜だよ。ただ、その中に、ランドマークタワーがあるよ、れんが倉庫群があるよ、近接して、昔から港町と一緒に栄えてきた中華街があるよ、マッカーサーが泊まったグランドホテルがあるよみたいな、こういったものが、あそこは全部そろっているので非常に強いんだということで、その中の一つで、ギョーザというものが出たのが宇都宮だけである。だから、千葉市でいくと、どういうものをアイデンティティーということで、調査ということは、その辺をはっきりしておかないと、ごっちゃになっちゃうので、お聞きしておきます。 279 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策部長。 280 ◯総合政策部長 港、横浜と言われます。港というのは、横浜を代表する私はアイデンティティーの一つでもあると思いますし、都市イメージ、もうちょっと昇華して、上の段階で、横浜と言えば何と言ったときに、一番最初に出てくるそういう言葉、そういう意味ではアイデンティティーであるし、イメージとして皆さん持たれるのが、港、横浜と、また同じようなのは、そういう形容詞としてつくということになると、都市のイメージになるのかな。  先ほどちょっとギョーザの例で申しわけなかったんですが、要は、都市のアイデンティティーというか、例えば食べ物であったり名物であったり要は歴史であったり、そういった要は都市固有のものをらしさというところで想像するものが、恐らく一つではない。代表は一つかもしれませんけれども、例えば横浜で言うと、中華街も横浜をイメージするし、さっきおっしゃった赤れんがも一つのアイデンティティーかもしれない。だから、そういうものというのは、千葉市に、らしさと呼ばれる資源がどれだけあるんだろうかというところを洗い出して、整理してみたいというところであります。 281 ◯主査(小松崎文嘉君) 白鳥委員。 282 ◯委員(白鳥 誠君) はい、わかりました。基本的には、じゃ、アイデンティティーというのは大きなものの中で、それをまずつくろうということなんですけど、ただそのアイデンティティーというのは、これはある意味、私も、二つ持っていて、クリエーティブ、つくり出さなきゃいけないとは思っています。ただ、先ほどの発言でもありましたように、30年前、40年前で言ったら、何にもなかったよというところなんですね。その何もなかった、簡単に言うと田舎、片田舎だと、その逆手をとって、田舎だということが、基本的に、近隣の政令市の中では、一つの特徴であるのも間違いない。そうなると、今まであったものをきちっと抽出してというのは、それをどう表現していくかという両方の側面があるのかなと思うんですね。  もう一つ言えるのは、先ほど横浜の例を私、二つ、三つ、例を挙げちゃいましたけど、あれは、もう誰もが認知するもので、でき上がっているので、二つ、三つ、当然、結果として出てきてもいいんですけど、基本的には、私、1個だと思っているんですね。1個強力なものがない限り、三つ、四つつくったところで、何でもあるけど何にもないになっちゃうんです。一番怖いのはそこだと思うんですね。ですからこれだというもの、例えば宇都宮もギョーザ以外に私は、何にも浮かばないわけですよ。アイデンティティーとは違いますけど、ギョーザだということでやって、ギョーザのあの町に行って、私、行ったことはないんであれですけど、行ってみたらギョーザが、確かに千葉市に比べたら10倍、ギョーザ屋が並んでいたよとか、食べたらどこもない珍しいギョーザも売っていておいしかったよ、期待をして行ったら裏切らなかった。一つのイメージで行ってみたら裏切らない、これが、やっぱり基本的に重要なことだと思うんですよね。ですから、アイデンティティーというのは、大きなものをつくりながら、千葉市を売り込む場合に、何か目玉をつくろうと思うと思うんですけど、ここで大事なのは、もちろん何にするかというのは、もちろん一番大事かと思いますけど、本当に大事なのは、何にするかということにあわせて、それを発信したなら、それを目指してきた人たちに、裏切らないものになっているかどうかということだと思うんですね。美辞麗句は並べたら、並べたでいろんなことは言うのは、自転車だとか、いろんなことは言うのは簡単です。ただ、自転車の街・千葉市とここに来て、本当に違った意味で、みんながファッショナブルに自転車で通勤しているとか通学している、レーンもびちっとしている、ああ、これは、どこのほかの都市に行ってもないつくりだと言われるまでやらなければ、これは、ただ単に言っているだけの話で、しようがないなと思うんですね。  だから、そういう意味で、もうつくり上げるということが第一なんですけれども、もちろん千葉市の今あるものを使いながらつくり出すということと、それを使って打ち出した場合、裏切らないような継続的なそれに対する努力をし続けていくという覚悟と信念と情熱を持たなきゃいけないというこの辺まで考えて、ぜひとも取り組んでいっていただきたい。  その中で、幕張メッセも出ていました。幕張のまちづくり、もう一回伺いたいんですけど、まちづくりの目指すものは何かという話でしたよね、さっきどのような町にするのか。先ほどこれも言葉尻を捉えて言うわけじゃないんですけど、はっきりするために申し上げますが、国際交流だとか先進都市であるとか商業の集積であるとか言っていました。これは、私の感覚からいけば、どんな町かという性格をあらわすことであって、どんな町を目指すかと言ったら、ちょっと違うと思うんですね。これは、いろいろ性格的にこういう町なんだよ、もう住環境を整えたすばらしい町並みにするんだよとかということじゃなくて、これは、当たり前の都市の当たり前の性格をあらわしたことであって、もう一度、昔の私の感覚で言えば、申しわけないですけど、20年以上前の幕張メッセという大きな全国的にインパクトのある町ができて、それにもう一度戻すということなのか、その辺、ちょっとどういう言い方かは難しいんですけど、その辺の感覚的なことなんですけど、教えてください。 283 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 284 ◯総合政策局長 基本的に今ある施設、これについてフルに活用していくということをしていかなきゃいけないと。そういうことを考えますと、今ある機能をやはりフルに活用していただけるような仕掛けを考えていくということが第一でございます。  ということで、幕張新都心の今のイメージというか、持っているものを全てひっくり返すという考えは、まだありません。今あるものをどれだけよりアピールして充実させていくか。  それと、もう一つ言えることは、あれだけの都市機能を持っているエリアのすぐ目の前に砂浜がある、こういったそういう条件をやっぱりセットとしてアピールできるようなまちづくりしていかなきゃいけない、そういうイメージを持っています。 285 ◯主査(小松崎文嘉君) 白鳥委員。 286 ◯委員(白鳥 誠君) ありがとうございます。勝手に、私も含めて思っていることかもしれませんけれども、幕張新都心のイメージは、これは基本的に、私は当時、二十何年前にできたんですか、30歳ちょっと過ぎのころ、まだ東京に住んでいて東京の会社に勤めていました。そのときのイメージでいくと、やっぱり幕張メッセは物すごいインパクトでしたよね。だから、そこが千葉市だなどというのも、正直言って私は、千葉に住んでいましたから、幕張というところは、千葉市だということは、わかってはいましたけど、周りの人なんかは誰も知りませんでしたよ、あれが千葉だなんて。簡単に言うと、東京ディズニーランドが浦安市で、千葉県じゃないみたいな感覚すらあって、成田空港との間に巨大なああいうイベント施設、当時で言えば、自動車ショーなんてアジア最大のイベントだったはずですよ。それがあそこに来るなどと言ったら、大変な驚きであるし大注目でした。  そういうところからすると、今言われている幕張というのが、何かどんどん地盤沈下した、イメージが低下しているような感覚というのは、幕張メッセと同じ歩調をとっているだけなんですね、私から見ると。基本的には、ほかはいろいろあそこは人口もふえていますし、住宅街もできていますし、商業施設もぽつぽつ出てきました。コストコだとかいろんなものが出てきました。  ただ、やっぱり幕張メッセという存在感が、競争によってどんどん負けて、どんどん斜陽化、言葉は悪いですけどしている、これに合わさっているだけなんだなというふうに、私は思っていました。ただ、これは残念ながら、もう食いとめようがないですね。もちろん、MICEだとか、その努力をやめてくださいという意味じゃないです、全部諦めなさいという意味じゃないですよ。その昔に戻すというのは、それは難しい。  そこでなんですけど、もう本当に起死回生で、本当にそういうものを狙うんだったら、IRしかないわけですよ。また、幕張という地位回復という意味でのあれもありますし、議会のほうで多くの方が言っているIRの役割、効果というのもあるでしょう。私は、IRがいいとか悪いとか、今ここで言うつもりはないんですけど、やるんだったら本当に、先ほども話が出ていましたけど、これは、中途半端なものじゃできるわけがないと思っています。実際に企業が、どこかがやるわけでしょうけど、ここの敷地にしても何にしても協力度合いにしても、これはちゃんと見ていますよ。日本全国に幾つあるんですか、千葉市だけがやっていきたいというわけじゃないでしょう。ましてや、千葉県もやっている。ただ、県のほうは、どこがというわけではなく、調査をしていると先ほどおっしゃっていました。県のほうにアプローチが来たときに一番の候補は、ここがいいよと千葉市を上げさせないものが、全国で取り上げられるわけがないんですね。それからすると、もちろん、千葉県との中、これは、後でのオリンピックの話でも通じる話なので、後でもしますが、県との単純な連携とか、そんなものじゃなくて、県の中できちっと認めさせるという存在感を示しながら、その中でリーダーシップをとるぐらいのところにならなければ、全国で勝てるわけがないですね。だから、そういう意味で、IRというのも本当に今の調査費、幾らでしたか(「500万円」と呼ぶ者あり)500万円でしたか、500万円という税金を使うという観点のふだん私の感覚からいけば、物すごく大きな額です。なかなかこれは出せる額じゃないと思っています。ただ、一方、こっちの昔の民間の企業のいい仕事を委託するところなんかにすれば、500万円というのは、いい仕事の効果がもらえる委託費用じゃありません。若手の社員1人分にもならない年間の金額ですよ。そうしたら、本当に、ほかにも有意義にもなって、効果の上がる内容になって返ってくるか、その500万円払ったからといって。これは、正直言って見込めません。そうなると、本当にその500万円というのが、どういう価値を持ってくるのかというのは、その内容、どういうものを狙いとして調査するのかにもよりますし、単純に、先ほどから出ているように、ちょっとお茶を濁すというか、やっているよというところだけの話だったら、500万円、これは全くもったいないわけですよ。だから、そういう意味で使い道は、きちっと本当に本当に精査しながら、ただあわせて中にいる人が、情熱を持って取り組む姿勢を持ってやっていただきたいというふうに思っております。  最後、オリンピックなんですけども、これも、都市間競争と同じように、去年の11月ごろですか、10月、11月、12月に全国で、その推進戦略本部みたいなものをつくり始めましたね。千葉市も11月25日ですか、県のほうは、その4日前の21日ですか、何かつくっています。先ほど四つの方針で、これを具体的にこれから進めていくというふうにおっしゃっていましたが、もちろんその推進戦略本部という会議、済みません、正式な名前はちょっと忘れちゃいましたけど、そういうところでやっていくときに、イメージとして、この四つというのを進めていくんですけど、具体的には、どんなものを目指しているんでしょうか。  例えば、私は、これで一番効果が上がる、できればキャンプ誘致ですよね、きっと。極端なこと、ちょっとなかなかあり得ませんけど、人気、例えば日本の選手が金メダル候補になるような、これは人によっていろいろ違いますけど、例えば体操の団体も個人も、金がとれるよなどという人たちのキャンプ地がここにもし、あり得ませんけど、もし来たら、これは、脚光はすごいでしょうね。とかもそうでしょうし、そういうものを誘致する外国からのボルツじゃなくて、済みません、世界的なスター的な人が来るようなキャンプ地になれば、それは、世界に千葉市という知名度は一気に広がるでしょうし、経済効果も、はかり知れないものもあるでしょうし、ここの四つに書いてある大きな成果になるのは間違いない。だとすると、そういうことが一つの目標にもなるのかなと思うんですけど、この辺はどうでしょうか。 287 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 288 ◯総合政策局長 もちろん、各都市が手を挙げているその目的の中で、やっぱりそのキャンプ地誘致というのは、大きな目標だと思っております。そのための付随的なものとして、そのおもてなしの体制づくりとか、そういうものも、その柱の中に入れてきているわけですので、やっぱり選んでいただくための働きかけをどうやっていくか、ここがポイントになってくるかなと思っています。 289 ◯主査(小松崎文嘉君) 白鳥委員。 290 ◯委員(白鳥 誠君) 今ここで、私も話していることなんかは、別に目新しいことでも何でもなくて、もう当たり前のように、どんどん他では進めて、私もちらっと調べただけでも、もう福岡では去年の暮れには、どこだったか、イギリスだったか、どこかのキャンプ地のあれとして視察にも来ているという話ですし、福岡は、過去の北京オリンピックのときに、団体も受け入れているというそのノウハウもあって、そういう話も進んでいたり、川崎なんかも、いろいろキャンプ誘致に向けて、かなり動き出していると、ただ川崎の一つの悩みは、やはり千葉と同様に、川崎市は、そのアイデンティティーが余りなくて、世界的にも、川崎というとバイクのあるところかみたいに言われたりとかして、なかなか知名度もなくて苦労して、これからどうしていこうかということを必至にもがきながらやっているということも、報道で聞いたり、調べて感じたりしているんですね。これは全国で行われています。  そうなると、もちろん、いろいろ投資をしなきゃいけないということも、もし出てきたら、思った以上に効果があらわれていないというところも、過去の例でいけばあるようなんですね。結果として、加熱した競争じゃなくて、調整をしながら、本当は全体で調整をしながらやっていくのが、一番メリットがあるというのは、これはイギリスでロンドン・オリンピックがあったときのある自治体の代表者の話なんですけれども、非常に熟慮して進めてなきゃいけないという側面は片やある。片や、もう競争だしスピード、一刻も早くその動きをとっていかなきゃいけない、この両方は必ずあると思うんですけれども、でも一番やっぱり結論的に、私、申し上げたいのは、オリンピックは8年後、7年後ぐらいなんですけど、それの後にまで、きちっと千葉市の活性化であったり、財産としてずっと使えるようなものに残るべきものとして、一生懸命それに対して、スピードアップしてやっていただきたいという思いがありますので、そこは、熟慮し過ぎて遅くなっちゃだめなんですね。早目に決めてやるというか、それに対して御見解をお願いします。 291 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 292 ◯総合政策局長 もちろん、委員御指摘のとおり、スピード感を持って取り組んでいかなきゃいけないというふうに思っております。 293 ◯主査(小松崎文嘉君) 白鳥委員。 294 ◯委員(白鳥 誠君) それで、その中の一つになるかと思うんですけど、これも、全国どこもかしこも、誰でも言っていることなんですが、おもてなしというものですよね。代表質問でも、12月のときから提案をさせていただきました。これは、市民挙げてのおもてなしの取り組みを、早目に確実に行っていっていただきたいと申し上げているんですけど、前回もちょっと申し上げたんですが、その取り組みは、市民シンクタンクの一つのテーマとして、ある意味かなり有効なテーマとして、市民シンクタンクを活用することができるんじゃないかと思っているんですが、それに対し、いかがでしょうか。 295 ◯主査(小松崎文嘉君) 総合政策局長。 296 ◯総合政策局長 そのテーマについては、これからもうちょっと絞り込みはやっていきますけれども、私どもの検討の材料に入れさせていただいて、最終的に決めさせていただきたいと思います。 297 ◯主査(小松崎文嘉君) 白鳥委員。 298 ◯委員(白鳥 誠君) 本当に、誰もかしこも言っている言葉ですし、おもてなしは、誰でもわかっているようで、でも、じゃ具体的に何をするのかというのはわからない。やっぱり今、もし観光客が世界から千葉市にもいっぱい来てくれるようでしたら、ある意味一番心配なのは、千葉市は観光客になれていないと思っているんです、私は。例えば、これは当たり前の話、うちの周りでも、特に欧米の方が、ぞろぞろいっぱい歩くようになったら、あれっ、どうしたんだろうとみんなびっくりしますよ。逆に1人でぽつんと歩いて、ジーパンもはいてラフな格好していたら、何か最近、ひょっとしたら、変な人がいっぱい出るようになったんじゃないかなぐらいのことを思ったりするかもしれません。ただ、京都だとか奈良だとか、ああいう観光客なれしているところは、ここは、ほかから来てくれた観光客の方なんだなと思って、おもてなしの心とか親切な気持ちで見たり、話しかけたりしているところは違っちゃうんだろうなと思うんですよね。  そこで、なれている、なれていないという大きな違いがあるかと思うんですけど、そういうところから、千葉市民が今からこれになれるという意味は、言葉は悪いですけど、そういうものをお迎えするというものを醸成するということが一つだし、それを具体的にどうやっていくんだ、多くの市民参加を得てやらなきゃいけないということがあると、やっぱり市民シンクタンクというのは、その両方ある知恵とかアイデアというのとあわせて、市民が直接参加をして、多くの人を巻き込むという意味からすると、行政が声高らかにして、これはやるよ、この指とまれとやるよりは、非常に効果も上がるものだと思いますから、ぜひともこの辺は、早急に検討していただいて、取り組んでいただきたいということを申し上げて終わります。ありがとうございました。 299 ◯主査(小松崎文嘉君) ほかに質疑がなければ、以上で総合政策局所管の審査を終わります。総合政策局の方は御退出願います。御苦労さまでした。                 [総合政策局退室]                 指摘要望事項の協議 300 ◯主査(小松崎文嘉君) 退室が終わりましたようですので、進めさせていただきたいと思います。  それでは、総合政策局所管について、指摘要望事項の有無、またある場合は、その項目について御意見がありましたらお願いいたします。  なお、きのうまでの分科会においても説明しておりますが、1分科会当たり案件総数は二つでございますので、よろしくお願いします。  毎回言っていますけど、仮にお一人であっても、内容がふさわしく、反対するものがなければ、候補にはなります。その上で、御協議いただきます。御意見がある方、お願いします。山田委員、どうぞ。 301 ◯委員(山田京子君) 細かい報告とかは、ちょっと置いておいたとして、前回は、総合政策局は取り上げていないんですね、前2回続けて。なので、きょうもお聞きしていて、これから本当に大事なかなめになる局のいろいろな事業だったりするので、どういうまとめ方をするかはちょっと今、言えないですけど、総合政策局が一つ入るといいかなという感想を持っています。 302 ◯主査(小松崎文嘉君) 例えば、入れるとすると、何がよろしいですか。 303 ◯委員(山田京子君) やっぱり幕張のことは入れたらいいかなというふうに思います。どういう角度で入れるかが、ちょっとそれぞれ御意見が若干違いますので、難しいかなと思ったんですけど、でも…… 304 ◯主査(小松崎文嘉君) IRは、反対している意見もあるんで難しいんですけど、ほかの新都心全般としてということで、じゃいいですか。 305 ◯委員(山田京子君) 新都心のこれからのあり方が、すごく大事ですよということを何かうまくまとめられないかな。 306 ◯主査(小松崎文嘉君) ないかなということ、わかりました。  ほかに、福谷委員、どうぞ。 307 ◯委員(福谷章子君) 済みません。質問もしないのに意見だけ、皆さんの非常に貴重な質問を聞かせていただいて、やっぱりもう都市アイデンティティーかなというような気がしました。これは、総合政策局に、一応、基本の構造としては入っていますけれども、全てのところに、実はかかわるものなんじゃないかなというような気はいたしました。 308 ◯主査(小松崎文嘉君) ありがとうございます。
     ほかにございますか。どうぞ。もしよかったら、マイクをお持ちいただいて、野本委員、いいですか、意見なしでいいですか。  それでは、一応、発表しておきますね。市民シンクタンクは1件ありました。それから、自転車によるまちづくりが3件ありましたが、これは、賛否あったんだか、そうだよね。  あとは、IR導入につきましては、反対がありました。それから、新都心については、励ましとか、何やっているのとか、いろいろありましたので、難しいんですけど、まとめ方によっては書けるのかなと。あとは、都市アイデンティティーという問題もありました。あとは、オリンピック、東京事務所運営ということになるんじゃないかと思うんですけども、この中で言えば、都市アイデンティティーでいくか、幕張新都心でいくかということになるかと思いますけども、例えば幕張新都心であれば、幕張新都心については留意して進めようということの中で、いろいろな意見で反対がなかったものは拾い集める。それから、都市アイデンティティーというところであれば、こういうことをやるのはいいことなんだけども、それに当たっては留意をしなさいということで、一つ入れる場合と二つまとめるという方法があります。  それらを含めて、何か意見はありますか。  なければ、お任せいただきますけど、いいですか。どうぞ、蛭田委員、ぜひどうぞ。 309 ◯委員(蛭田浩文君) 幕張の部分で、副都心というところに、少しは、オリンピックの何か誘致みたいなことも含めたことは、入れられればなという…… 310 ◯主査(小松崎文嘉君) それは、絡めることはできるかもしれませんね。じゃ、意見として言っておいていただかないと、全くスルーしちゃいますから……(「誘致は要らない」と呼ぶ者あり)誘致は要らないと、わかりました。じゃ、マイクを使っていただいて、はい。 311 ◯委員(白鳥 誠君) もちろん、幕張新都心もいいんですが、ちょっとピンポイント過ぎるような気もしますので、都市アイデンティティーというのを基本に、これが、一番基本的に、できる、できない、これは求めたところで、その成果がどうかというのは難しい話なんですけど、これが、やっぱり一番大きな問題であるのは間違いないと思いますので、お願いしたいと思います。 312 ◯主査(小松崎文嘉君) これも、意見が結構多様に出ていたので、じゃうまく考えてみますから、そしてこの3日間ありましたので、総合的にどれにするかというのは、また皆さんと協議しながら決めたいと思います。  ですから、総務局で二つぐらい出ているのかな。それから、財政局で二つ出て、総務局で一つぐらい出ていて、きょう、主な項目として二つぐらい出ていますから、その中で、どういうふうなのを二つ、2局を選ぶかということになってくると思いますので、その辺のよく考えられるような材料をつくりたいと思いますので、正副主査にお任せいただきたいと思います。よろしくお願いします。                [「はい」と呼ぶ者あり] 313 ◯主査(小松崎文嘉君) お疲れさまでした。  以上をもちまして、本日の日程を終わらせていただきたいと思います。  次回は、11日火曜日の本会議散会後に、総務分科会を開きます。  本日はこれをもって散会といたします。                  午後2時32分散会 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...