仙台市議会 2003-03-14
平成15年第1回定例会(第9日目) 本文 2003-03-14
1: 午後一時一分開議
◯議長(村上隆志)これより本日の会議を開きます。
本日の日程は、お手元に配付いたしました議事日程第九号に記載のとおりであります。
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日程第一
会議録署名議員の指名
2: ◯議長(村上隆志)日程第一
会議録署名議員の指名を行います。
本日の
会議録署名議員には、会議規則第百十条第一項の規定により、渡辺公一君及び佐藤正昭君を指名します。
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諸般の報告
3: ◯議長(村上隆志)この際、報告いたします。
会議規則第二条の規定により、
金森従之君から、本日の会議に欠席の届け出がありました。
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日程第二 第七十一号議案 仙台市監査委員の選任に関する件
4: ◯議長(村上隆志)日程第二 第七十一号議案 仙台市監査委員の選任に関する件を議題といたします。
市長から説明を求めます。市長。
〔市長
藤井黎登壇〕
5: ◯市長(藤井黎)ただいま上程になりました第七十一
号議案仙台市監査委員の選任に関する件でありますが、これは仙台市監査委員のうち、坪山繁君が平成十五年三月三十一日に辞任いたしますので、その後任の委員として、加藤建次君を新たに選任することにつきお諮りするものであります。
何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。
6: ◯議長(村上隆志)お諮りいたします。ただいま議題となっております第七十一号議案 仙台市監査委員の選任に関する件は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
7: ◯議長(村上隆志)御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決しました。
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日程第三 第五号議案から第八号議案まで、第十四号議案から第六十四号
議案まで、第六十七号議案、第六十九号議案及び第七十号議案(継続議)
8: ◯議長(村上隆志)日程第三 第五号議案から第八号議案まで、第十四号議案から第六十四号議案まで、第六十七号議案、第六十九号議案及び第七十号議案、以上五十八件を一括議題といたします。
各号議案について、順次、委員長の報告を求めます。
まず、
予算等審査特別委員会委員長 大内久雄君。
〔五十九番
大内久雄登壇〕
9: ◯五十九番(大内久雄)ただいま議題となりました議案中、
予算等審査特別委員会に付託を受けました議案について、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
本委員会に付託を受けました議案は、第五号議案から第八号議案まで、第十四号議案から第三十二号議案まで、第三十四号議案、第三十八号議案から第四十三号議案まで、第四十七号議案、第四十八号議案、第五十号議案から第五十二号議案まで、第五十六号議案及び第六十七号議案の三十七件であります。
去る二月二十七日以来、委員会を開催し、慎重に審査をしてまいりました結果、昨日審査を終了いたしました。
これより審査の概要を申し上げますが、本委員会は全議員六十三名による構成で審査を行っておりますので、質疑項目を集約の上、簡略化して報告しますことを御了承願います。
まず、質疑について申し上げます。
第十五
号議案平成十五年度仙台市
一般会計予算第一条
歳入歳出予算中、歳出第二款総務費においては、
庁内LANについて、情報化への
庁内推進体制について、広域行政について、
南東北中枢広域都市圏構想について、電子市役所について、
仙台ナンバーの実現について、
市民利用施設予約システムについて。
第三款市民費においては、仙台市
スポーツ振興事業団について、
総合型地域スポーツクラブについて、
市民利用施設予約システムの導入について、区民と創る
まちづくり推進事業について、茂庭荘について、文化振興について。
第四
款健康福祉費においては、
急患センターの運営について、
ひとり暮らしの
高齢者対策について、
新生児聴覚検査について、障害者の就労支援について、
支援費制度について、
成人健康診査について、民間保育園に対する助成金について、食の安全について、妊婦健診について、ひとにやさしい
まちづくり施設改善事業について、児童館について、つるがや
福祉作業所の民営化について、
小児救急医療について、
子育て支援について、
第五款環境費においては、
産業廃棄物焼却施設について、
ダイオキシン類の調査研究について、
ブラックバス対策について、ごみ減量・リサイクルについて。
第六款経済費においては、
ループバスについて、
緊急地域雇用創出特別基金事業について、地産地消事業について、
地域循環型農業について、産学連携の推進について、
中小企業金融対策について、雇用対策について、
観光コンベンション協会について、農道の整備基準について、
ため池整備について。
第七款土木費においては、青葉通の
ケヤキ街路樹について、花京院地区の再開発について、
分譲マンション対策について、市営住宅の建てかえについて、
青葉山公園整備計画について、
中高層建築物について、耐震診断と改修工事について、学校の森づくりについて、長町副
都心土地区画整理事業について、仙台港
背後地土地区画整理事業について、
地下鉄東西線について。
第八款消防費においては、
航空消防体制について、震災時の消防応援について、
危機管理監について、大
規模災害発生時の対応について、
災害救援ボランティアについて、防災対策について、
メディカルコントロール体制について、
津波情報伝達システムについて。
第九款教育費においては、教職員の資質向上について、
学力向上対策について、仙台城について、
市立美術館構想について、博物館について、
奨学金制度について、
学校トイレの改修について、学校敷地内の禁煙について、教育施設の環境問題について、教職員の採用について、管理職への女性の登用について。
歳入第一款市税においては、
市民税データの紛失について、廃屋対策について。
第十八
号議案平成十五年度仙台市
中央卸売市場事業特別会計予算においては、
中央卸売市場運営協力会について。
第二十七
号議案平成十五年度仙台市
下水道事業会計予算においては、不明水について、
下水道施設の管理について、
合流式下水道の改善対策について、
汚水処理適正化構想の見直しについて、雨水対策について、誤接続対策について。
第二十八
号議案平成十五年度仙台市
自動車運送事業会計予算においては、バス事業の
経営改善計画について。
第二十九
号議案平成十五年度仙台市
高速鉄道事業会計予算においては、地下鉄の
転落防止対策について。
第三十
号議案平成十五年度仙台市
水道事業会計予算においては、ダムからの取水に関する費用について、
指定給水装置工事事業者について。
第三十一
号議案平成十五年度仙台市
ガス事業会計予算においては、需要の開拓について、ガス事業の民営化について。
総括質疑においては、
指名停止処分の影響と対策について、
交流人口増加のための取り組みについて、宮城球場のあり方について、
外郭団体経営評価について、外郭団体の運営について、人事異動に伴う引き継ぎについて、議会答弁について、監査委員の指摘事項について、市長の意思の徹底について、市有財産の有効活用について、憩いの空間について、財政運営について、介護保険について、
市民税データ紛失問題について、広瀬川の治水工事について、広瀬川の権限移譲について。
その他、各般にわたる質疑がありましたことは、皆様御承知のとおりであります。次に、決定の経過について申し上げます。
決定に際しては、第十五
号議案平成十五年度仙台市
一般会計予算第一条
歳入歳出予算中、歳出第二款総務費、第五款環境費、第六款経済費、第七款土木費、歳入第十四款使用料及び手数料、第十五
款国庫支出金、第十九款繰入金、第二十一款諸収入、第二十二款市債、第二条
債務負担行為中、
組合等土地区画整理推進事業、
都市計画街路事業、第三条市債中、
環境施設整備費、
都市計画総務費、
土地区画整理事業推進費、
都市計画街路事業費、第二十八
号議案平成十五年度仙台市
自動車運送事業会計予算、第四十三
号議案仙台市
介護保険条例の一部を改正する条例及び第四十八
号議案仙台市
と畜場条例の一部を改正する条例について異議があり、それぞれ起立採決の結果、いずれも起立多数で可決すべきものと決定いたしました。
以上の経過をもちまして、本委員会に付託を受けました議案三十七件は、お手元に差し上げました
審査報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
終わりに、委員各位の御協力に対し、心から感謝を申し上げまして、
委員長報告といたします。
御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
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10: ◯議長(村上隆志)次に、
総務財政委員会委員長 笠原哲君。
〔二十二番
笠原哲登壇〕
11: ◯二十二番(笠原哲)ただいま議題となりました議案中、
総務財政委員会に付託を受けました議案について、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
本委員会に付託を受けました議案は、第三十六号議案、第三十七号議案及び第五十八号議案から第六十二号議案までの七件であります。
去る二月二十六日に委員会を開催し、同日審査を終了いたしました。
これより質疑の概要を申し上げます。
第三十七
号議案仙台市
職員定数条例の一部を改正する条例に関しまして、まず、「今回の定数減員の理由」について質疑があり、これに対しまして、「税収の大幅な落ち込みや、財政状況が非常に厳しい中で、サービスの低下を招かないよう配慮しつつ、極力効率的な人員配置に努める必要がある。そのため、新しい行政需要に対する人員体制の確保に努める一方、民間との役割分担の見直しによる業務委託など、業務の効率化にも取り組み、適正な人員配置に努めている。」という答弁がありました。
また、「人員が減るのは事務量の減少が前提であり、
所定外労働時間もさらに減っていくのが当然と思うが、慢性的な過度の
超過勤務体制はなくなると考えていいのか。」という質疑があり、これに対しまして、「業務量の削減も大きな要因であるが、事務処理の効率化やコンピューターの活用により、
業務量そのものは減らなくても、人員削減に取り組めるケースもある。恒常的な超過勤務は見直す必要があり、定員削減が超過勤務の増加でカバーされるようなことがあってはならない。しかし、現在、行財政改革を進め、定員削減を行っている中で、全体的には超過勤務は減りつつあると認識している。」という答弁がありました。
また、「職員の削減に伴い、残業に相当してもカウントしない、あるいはうちに持ち帰って仕事をするようなことは起きたりしないのか。」という質疑があり、これに対しまして、「必ず管理職員が命令を出し、事後に確認しているので、そのようなことはないはずである。また、公務を自宅で処理することも、情報の管理等の問題で、決してあってはならないと考えており、そのようなことはないと認識している。」という答弁がありました。
また、「
福祉事務所、消防局における
行政需要増大の具体的内容と、外部委託による対応の可能性」について質疑があり、これに対しまして、「
福祉事務所については、
生活保護世帯の増加に対応した
ケースワーカーの増員である。消防局については、
危機管理体制の強化、救急業務の管理、教育体制の強化などの点での増員となっている。
ケースワーカーということと、消防職員が率先して救急体制の指導を進めていく観点から、外部委託にはなじまないと考えている。」という答弁がありました。
また、「
文書法制課の体制の充実」について質疑があり、これに対しまして、「
文書法制課法制係は、ここ十四年間で四名体制から六名体制と、徐々にではあるが充実させてきている。同時に、
文書法制課だけではなく、それぞれの局・課において職員の法制面での資質向上を図ることが重要と考えており、そういった対応を強めていきたい。」という答弁がありました。
また、「限られた人員を有効活用する体制の必要性についてどう認識しているか。」という質疑があり、これに対しまして、「職員定数はトータルでは減少傾向にあるが、必要なところは確保した上で、できる限り効率化による削減を図っていくことにしている。最も大切なのは、
市民サービスを質量ともに確保することを前提にしていくことであり、職員の資質や意識の向上にさらに取り組むことも必要と思っている。適材適所は、職員一人一人の理解のもとに取り組み、徹底していきたい。」という答弁がありました。
質疑終了後、決定の審査を行いましたが、決定に際しまして、第三十七号議案について異議があり、起立採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上の経過をもちまして、本委員会に付託を受けました議案七件は、お手元に差し上げました
審査報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で
委員長報告を終わります。
御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
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12: ◯議長(村上隆志)次に、
市民教育委員会委員長 柿沼敏万君。
〔三十一番 柿沼敏万登壇〕
13: ◯三十一番(柿沼敏万)ただいま議題となりました議案中、
市民教育委員会に付託を受けました議案について、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
本委員会に付託を受けました議案は、第三十三号議案、第五十四号議案、第五十五号議案及び第六十三号議案の四件であります。
去る二月二十六日に委員会を開催し、同日審査を終了いたしました。
これより、質疑の概要を申し上げます。
第三十三
号議案仙台市
男女共同参画推進条例に関して、まず、「条例案は、
ジェンダーフリー推進協議会の提言と比べて、かなり後退した内容になっているのではないか。」という質疑があり、これに対しまして、「約一年半にわたり市民各層の多様な意見を集約し、また、
ジェンダーフリー推進協議会に専門的な立場で御検討いただき、本市にふさわしい
条例案づくりを進め、提案したものである。」という答弁がありました。
また、「男女平等と
男女共同参画の意味の違い」について質疑があり、これに対しまして、「男女平等のまちをつくるために、
男女共同参画を推進していくものである。」という答弁がありました。
また、「条例前文の諸課題には、
社会的格差及び性別に起因する人権侵害が含まれるとの当局の見解であるが、こうした現状だからこそ、男女平等を目指す取り組みは、今回挿入された
少子高齢化の進展や経済活動の成熟化等、
社会経済情勢の急速な変化の有無にかかわらず、放置できない普遍的な課題なのではないか。」という質疑があり、これに対しまして、「普遍的課題であるとともに、今日的な喫緊の課題として認識している。」という答弁がありました。
また、「男女間の
社会的格差の存在を明らかにした取り組みの必要性」について質疑があり、これに対しまして、「
積極的改善措置を含む
男女共同参画推進施策を策定、実施することにより、その解消に努めていきたい。」という答弁がありました。
また、「第一条の目的で、市の責務が役割に変わっているが、市には市民や事業者と横並びでない責務があるのではないか。」という質疑があり、これに対しまして、「
男女共同参画の推進は、その取り組みが社会全般にわたっており、価値観も多様であることから、考え方の押しつけにならないように、市、市民、事業者の三者が対等な関係のもとに、共通認識を培いながら取り組んでいくことが大切であるという認識に立ち、役割と表現したものである。」という答弁がありました。
また、「
基本的施策や推進体制はどこで定めるのか。」という質疑があり、これに対しまして、「
基本的施策の項目はこの条例に基本的に盛り込んでおり、具体的な展開は、今後策定する計画の中で位置づけていきたい。推進体制については、現在の仙台市
男女共同参画推進本部により推進を図っていきたい。」という答弁がありました。
また、「第三条の基本理念は、もっとわかりやすく、明確な表現をすべきではないか。」という質疑があり、これに対しまして、「具体的な行為規制ではなく、理念を示す条項であるため、このような表現とした。」という答弁がありました。
また、「第三条第三項の基本理念として必要なのは、男女が共同して参画する機会が単にあればいいということではなく、それが等しく確保されていることではないか。」という質疑があり、これに対しまして、「委員会の委員などには、できるだけ男女が均等に選ばれるようにしていきたいと考えているが、条項としては、あくまでも機会の均等を定めたもので、結果の均等ではない。男女が対等な構成員として参画の機会が確保されるという意味である。」という答弁がありました。
また、「第三条第四項に、「家庭の重要性を認識し」という文言が挿入された理由は何か。男は仕事、女は家庭という
役割分担意識が持ち込まれているのではないか。」という質疑があり、これに対しまして、「家庭生活における活動とその他の活動の両立に際して、性別による固定的な
役割分担等にとらわれず、男女ともに家庭の重要性を認識することが大切であるという考えに基づくものである。」という答弁がありました。
また、「提言では、総合的な施策の策定と計画的な実施、必要な財政上の措置、事業者としての市の体制整備などを掲げているが、第四条の規定には、これらが含まれていると理解していいか。」という質疑があり、これに対しまして、「提言の趣旨を体現した規定であると認識している。」という答弁がありました。
また、「第五条に、「能力や適性に応じて」との規定があるが、今までのように能力や適性が
差別的取り扱いの理由にされることのないようにするべきではないか。」という質疑があり、これに対しまして、「事業活動で能力、適性が求められるものがあることを前提にした表現であり、処遇の前提となる評価が公正に行われることを求めていきたい。」という答弁がありました。
また、「事業者が、仕事と家庭生活、地域活動などの両立のための取り組みを進めることができるよう、市として労働時間の短縮や育児休業の保障、保育の充実等の施策に取り組むことが必要ではないか。」という質疑があり、これに対しまして、「事業者が仕事と家庭生活の両立が可能となる
環境づくりを進めるための支援のあり方を、条例に基づく新たな計画の中でさらに考えてまいりたい。」という答弁がありました。
また、「第八条の今後の推進計画の策定についての取り組みと策定時期」について質疑があり、これに対しまして、「条例の制定後、来年度中に新しい計画を策定していきたい。計画の策定に当たっては、条例に基づき、また提言を踏まえてできる限りの施策の展開が図れるよう考えていきたい。」という答弁がありました。
また、「第十一条の
普及広報等には、
パブリックコメントで寄せられた学校教育の分野での男女の人権、平等教育の充実は含まれているのか。」という質疑があり、これに対しまして、「さまざまな教育機会における取り組みも含まれており、学校教育も含まれると考える。」という答弁がありました。
また、「提言で示された教育・学習、雇用、自営業の各分野での共同参画の推進、家庭生活と社会生活の両立支援、人権侵害に対する自立支援、リプロダクティブ・ヘルス/ライツへの支援は、条例案にどう反映されているのか。」という質疑があり、これに対しまして、「第十一条の
普及広報等、第十二条の市民及び事業者への支援の中に盛り込んでいる。」という答弁がありました。
また、「第十二条の市民及び事業者への支援において、必要な支援を行うという規定の意味」について質疑があり、これに対しまして、「本市以外の主体による
男女共同参画の推進に関して、本市が責任を持って支援していくという意味である。」という答弁がありました。
また、「雇用の分野における取り組み」について質疑があり、これに対しまして、「関係機関との連携を図りながら、
労働基準法や
雇用機会均等法などの内容や、事業者に対する
各種支援制度の紹介などの情報提供、研修の実施などを検討していきたい。」という答弁がありました。
また、「自営業の分野での
男女共同参画の推進」について質疑があり、これに対しまして、「今後必要な調査を行い、その結果を踏まえ計画策定時に施策の検討を行いたい。」という答弁がありました。
また、「第十二条第四項の、性別による人権侵害などの被害者への支援は、自立を支援する観点が大切であり、第十三条の調査研究は、社会の
制度的慣行が
男女共同参画の推進を阻害する問題に関して、必要な調査研究を行うことが大切ではないか。」という質疑があり、これに対しまして、「被害者の自立支援という観点は、御指摘のとおりであり、調査については、御指摘の点も含め、
男女共同参画の推進に必要な調査を実施していく。」という答弁がありました。
また、「第十四条の相談、苦情への対応体制の整備」について質疑があり、これに対しまして、「新たに設置する
エル・ソーラ仙台の中に相談窓口を設けて対応する。」という答弁がありました。
また、「第十六条の審議会の役割には、苦情相談や施策の実施状況の調査審議を入れるべきであり、市民や事業者から提起された問題について審議会が判断をし、必要な意見を市長に言えるような自立性、独自性を持たせる運用が必要ではないか。」という質疑があり、これに対しまして、「審議会は、市長の諮問に対し答申、建議を行う機関と条例で位置づけている。市民や事業者からの意見や苦情等は本市で直接承り、重要であれば審議会の方にお諮りすることで考えている。」という答弁がありました。
また、「苦情処理は、
第三者機関で実施すべきではないか。」という質疑があり、これに対しまして、「予算面、人事面から独立性の確保が困難であり、また法的根拠がないことから、実効性の確保が困難と考えている。」という答弁がありました。
また、「民間の諸団体との連携及び支援策」について質疑があり、これに対しまして、「
男女共同参画の推進には、民間諸団体との連携が非常に重要であり、今後、計画の検討の中で市民活動への支援のあり方についても検討を行いたい。」という答弁がありました。
質疑終了後、決定の審査を行いましたが、本委員会に付託を受けました議案四件は、お手元に差し上げました
審査報告書のとおり、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
委員長報告を終わります。
御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
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14: ◯議長(村上隆志)次に、
健康福祉委員会委員長 木村勝好君。
〔三十二番
木村勝好登壇〕
15: ◯三十二番(木村勝好)ただいま議題となりました議案中、
健康福祉委員会に付託を受けました議案について、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
本委員会に付託を受けました議案は、第三十五号議案、第四十四号議案及び第四十五議案、並びに追加提案のありました第六十九号議案及び第七十号議案の五件であります。
去る二月二十六日並びに三月七日に委員会を開催し、それぞれ同日審査を終了いたしました。
これより、質疑の概要を申し上げます。
まず、第四十五
号議案仙台市旅館業法の施行に関する条例の一部を改正する条例に関しまして、「旅館業法における
簡易宿所営業の施設及び市内における該当数」について質疑があり、これに対しまして、「
簡易宿所営業の施設は、本市では、
カプセルホテルや民宿等であり、施設数は二十軒である。」という答弁がありました。
また、「条例案には、
階層式寝台の高さ基準がないが、別に定めがあるのか。」という質疑があり、これに対しまして、「旅館業法施行令に構造設備基準があり、
階層式寝台の上段と下段の間隔は、おおむね一メートル以上と規定されている。」という答弁がありました。
次に、第六十九号議案損害賠償の額の決定に関する件に関しまして、「今回の医療事故については、手術の前後を含めた医療行為に過失があったことを認めて損害賠償の和解に応じたと理解するが、いかがか。」という質疑があり、これに対しまして、「病院の行った手術そのものに特に問題はなかったが、術後管理について、完全ではなかったことを認めて損害賠償に応じたものである。」という答弁がありました。
また、「術後管理の上で、相当の注意を払っていれば、事故の発生を予見できたが、その点で抜かりがあったことを認めた上で、今回、和解に応じたと理解してよろしいか。」という質疑があり、これに対しまして、「術後管理に最善を尽くせなかったことを反省した中で過失責任を認めたものであり、急変に気づくのがおくれたことが、患者の死に、どの程度の影響があったのかは、必ずしも判然としないが、影響が全くないとも主張できなかったため、和解に応じたものである。」という答弁がありました。
また、「術後管理は、だれの責任において行われるものなのか。」という質疑があり、これに対しまして、「現在の医療は、チーム医療として行われており、その手術を行ったチームとして責任があるものと考える。」という答弁がありました。
また、「今回のケースの場合、術後の血圧の低下に気づくのがおくれたとのことであるが、この患者はどのような管理をされていたのか。」という質疑があり、これに対しまして、「今回の手術は、術後に出血する可能性があったため、出血があればわかるようドレーンというものを入れていたが、そこから、全く血液の流出を認めないままに血圧が低下したものである。その原因として、この患者特有の体質の問題が考えられ、裁判所もその点を勘案して、今回の和解案を示されたと思う。」という答弁がありました。
また、「この患者の特異体質は、術前の検査では予見できないということであるが、予見ができなければ回避できないという認識なのか。」という質疑があり、これに対しまして、「医療事故に関する一般論で言えば、医療事故の回避義務が、ゼロか百かではないことが特異なところであり、常に裁判で問題となる点である。」という答弁がありました。
また、「医療事故の責任を問われて裁判となった場合、自分たちが行った行為を信じて判決まで至るものと、和解に応じて、部分過失責任を認めるものとの判断の基準は、どこにあるのか。」という質疑があり、これに対しまして、「一つ一つの医療裁判には、それぞれの事情があり、その責任の具体的な判断は非常に難しいと考える。今回の事例も、病院側に過失がなかったという主張で争ってきたが、結果的に血圧の低下に気づくのがおくれたこと、不幸な結果に陥ったことについて、和解に応じたものである。」という答弁がありました。
また、「今回の医師を初めとする関係者は、術後管理の落ち度を認めて和解に応ずることに納得されているのか。」という質疑があり、これに対しまして、「病院で働く者として、医療事故は、避けて通ることのできない問題であり、今回の事例についても、担当した医師、看護師と一緒に話し合いながら、その結果として、和解となったものである。」という答弁がありました。
また、「市民の信頼にこたえるため、事故の絶滅を目指して取り組んでいく決意」について質疑があり、これに対しまして、「医療事故を皆無にするのは大変難しい。単純なミスの積み重ねが、最終的に不幸な結果を招くということが医療事故の特徴であり、そのようなミスを少なくしてシステムを安全なものにしていくことが、病院事業管理者としての務めであると思う。新年度からは、リスクマネジャーを置くこととしており、病院内でのリスク情報を集めて迅速に対応し、より安全性を高めていくことが、患者にも、職員にとっても重要であると認識している。」という答弁がありました。
質疑終了後、決定の審査を行い、本委員会に付託を受けました議案五件は、お手元に差し上げました
審査報告書のとおり、いずれも全会一致で、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
委員長報告を終わります。
御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
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16: ◯議長(村上隆志)次に、経済環境委員会委員長 佐竹久美子君。
〔十六番 佐竹久美子登壇〕
17: ◯十六番(佐竹久美子)ただいま議題となりました議案中、経済環境委員会に付託を受けました議案について、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
本委員会に付託を受けました議案は、第四十六号議案の一件であります。
去る二月二十六日に委員会を開催し、同日審査を終了いたしました。
これより、質疑の概要を申し上げます。
まず、「公設小売市場を導入するに至った経緯及び将監公設小売市場を廃止する理由」について質疑があり、これに対しまして、「昭和四十年代からの住宅団地の開発に伴い、当時十分ではなかった商業施設を補完しながら、市民の消費生活の安定を図り、あわせて中小食料品小売業経営の近代化のモデルとなるよう、複合的な目的を持って設置されたものである。近年の民間商業施設の集積や消費者行動の変化などにより、消費者の支持を得ることが難しくなり、出店者と民営化に向けた方策を探ってきたところ、具体的な計画がまとまったので、今回廃止するものである。」という答弁がありました。
また、「これまでの行政指導、市の取り組み」について質疑があり、これに対しまして、「平成三年に出店者も参加した検討委員会を設置し、その答申を受けて、活性化のための協議会や勉強会を行っており、市としても、コンサルティングや勉強会などにより、将来的な民営化を含めた話し合いを行ってきた。商業環境の変化で、公設としては厳しい状況が続いており、今後とも協議、話し合いをしていきたい。」という答弁がありました。
また、「公設小売市場の将来像」について質疑があり、これに対しまして、「将監と鶴ケ谷の両方とも、出店者の組合による民営化を考えており、それに対し、支援していく方向である。」という答弁がありました。
また、「昨年廃止された、加茂公設小売市場の土地、建物の利用方法」について質疑があり、これに対しまして、「市としての利用計画がないということで、売却の方向で検討している。」という答弁がありました。
また、「今回廃止される、将監公設小売市場の土地利用」について質疑があり、これに対しまして、「出店している商業者の組合で、新しい店舗をつくる計画をまとめている。地域住民からの支持もあり、継続的な消費に対するサービス提供能力やノウハウを持っているということで、これに対し土地をお貸しする方針である。」という答弁がありました。
また、「公設小売市場に対する今後の対応」について質疑があり、これに対しまして、「時代の趨勢から民営化の方向に行くべきと考えており、地域住民から支持される商業施設のビジネスモデルになるよう支援していきたい。」という答弁がありました。
また、「今後のスケジュール、支援策」について質疑があり、これに対しまして、「三月末で将監公設小売市場を閉鎖し、一部仮店舗を設けながら、十二月初めまでに建物の工事を完了し、年末の売り出しは新館で行う予定で進めている。具体的な支援策としては、建物の共同部分にかかる建設費の三分の一を助成する予定である。」という答弁がありました。
また、「個店の協同化に対する支援」について質疑があり、これに対しまして、「個店の方々が協同してということであれば、今の時代に合ったものであり、特に協同組合については市が進める方向でもあることから、そういうケースが出てくれば、相談しながら進めていきたい。」という答弁がありました。
質疑終了後、決定の審査を行いましたが、本委員会に付託を受けました議案一件は、お手元に差し上げました
審査報告書のとおり、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
委員長報告を終わります。
御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
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18: ◯議長(村上隆志)次に、都市整備建設委員会委員長 鈴木勇治君。
〔十七番 鈴木勇治登壇〕
19: ◯十七番(鈴木勇治)ただいま議題となりました議案中、都市整備建設委員会に付託を受けました議案について、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
本委員会に付託を受けました議案は、第四十九号議案、第五十三号議案及び第六十四号議案の三件であります。
去る二月二十六日に委員会を開催し、同日審査を終了いたしました。
これより質疑の概要を申し上げます。
まず、第四十九
号議案仙台市都市計画法の施行に関する条例の一部を改正する条例に関しまして、「今回の改正案は、地方自治法の改正に伴い、従来の規則を条例にするものであるが、これまでの規則で開発を許可した事例及び開発の進捗状況はどうなっているか。」という質疑があり、これに対しまして、「本市規則の施行以前は、県の規則を適用していたが、それを含め、四件の開発行為を許可している。そのうち、宮城野区の小鶴字仙石地区、蒲生字上屋倉地区及び青葉区芋沢字吉成山については、開発が終了しており、青葉区青野木地区については、いまだ未着工である。」という答弁がありました。
また、「条例化による対応の変更点」について質疑があり、これに対しまして、「手続上もこれまで同様であり、特に具体的な変更はないが、基準を明確にし、情報公開をより進めるために、地方自治法の趣旨を踏まえ、条例化するものである。」という答弁がありました。
また、「自治事務になり、本市には、より厳正な対応が求められるが、その認識はいかがか。」という質疑があり、これに対しまして、「基本的には、市街化調整区域を市街化区域に編入した上で開発することを原則と考えており、五ヘクタール以上の開発には厳正に対処してまいりたい。」という答弁がありました。
質疑終了後、決定の審査を行い、本委員会に付託を受けました議案三件は、お手元に差し上げました
審査報告書のとおり、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
委員長報告を終わります。
御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
━━━━━━━━━━━━━━
20: ◯議長(村上隆志)次に、公営企業委員会委員長 小山勇朗君。
〔五十一番 小山勇朗登壇〕
21: ◯五十一番(小山勇朗)ただいま議題となりました議案中、公営企業委員会に付託を受けました議案について、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
本委員会に付託を受けました議案は、第五十七号議案の一件であります。
去る二月二十六日に委員会を開催し、同日審査を終了いたしました。
本委員会に付託を受けました議案一件は、お手元に差し上げました
審査報告書のとおり、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
委員長報告を終わります。
御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
━━━━━━━━━━━━━━
22: ◯議長(村上隆志)これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
23: ◯議長(村上隆志)質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
各号議案のうち、第十五号議案、第二十八号議案、第三十三号議案、第三十七号議案、第四十三号議案及び第四十八号議案について、洞口邦子君から通告がありますので、発言を許します。
〔三十八番 洞口邦子登壇〕(拍手)
24: ◯三十八番(洞口邦子)討論に先立ち、一言ごあいさつを述べさせていただきます。
一九八七年に初めて市議会に議席をいただいて以来、微力ながらも十六年間、住民の願いを市政に届けるために働かせていただきました。この間、老練な先輩議員の皆さんに学び、また、新鮮な若手議員の皆さんに励まされながら、よりよい市政目指して取り組んできました。大きく前進した議会改革をさらに進めて、一層市民に開かれた議会になるよう、また、住みよい市政へのさらなる発展を願い、これまで御指導、御鞭撻いただいた議員各位と、市当局の皆さんに心から感謝を申し上げます。
では、日本共産党仙台市会議員団を代表して、ただいま議題となっている五十八件の議案中、第十五
号議案仙台市
一般会計予算など五つの議案について反対、第三十三
号議案仙台市
男女共同参画推進条例について賛成の討論を行います。
今議会は、イラク問題をめぐって、アメリカ、イギリスなどが、フセイン政権の打倒のために世界の戦争反対の世論を無視し、国連憲章をも踏みにじって、イラクへの軍事攻撃を開始する危険が高まる中で開かれました。当初新たな決議の採決強行と、採決結果にかかわらず、軍事的攻撃開始を公言していた米英政府も、国際世論のさらなる高まりと、安保理常任理事国、非常任理事国等の強い反対の態度表明などの中で、戦争を回避し、当面査察を継続する可能性も開かれてきました。さきのアジア太平洋戦争によって多大な犠牲をもたらし、二度と戦争には加わらず、紛争の平和的解決の立場を鮮明にしたはずの日本として、国連を中心とした問題の平和的解決のために、あらゆる努力を尽くすべきだと考えます。この問題で、藤井市長の本会議での答弁は、そのスタンスがどこにあるのか極めてわかりにくい、あいまいなものであったことは残念です。一方、議会としては、問題の平和的解決への努力を求める点で一致し決議を上げることを合意したことは、大変に意義のあることです。自公保政権のもとで、国民に対する新たな負担の押しつけ、経済的失政、そしてイラク情勢の緊迫化と、年度末危機が言われる中、株価のさらなる低迷、雇用情勢の悪化や企業倒産など、社会情勢はいよいよ深刻さを増すばかりです。こういう状況だけに、住民の暮らしや営業を守るための自治体の役割は一層大切になってきています。
さて、新年度予算案の特徴について、本会議、特別委員会を通して議論させていただきました。今年度
一般会計予算案を概括すると、土木費が約九百十二億円、構成比二〇・九%になっています。一般会計決算で見ると、土木費の構成比は十二年度が二三・八三%、十三年度が二二・四%でした。十年前と比較すると、五年から八年までの四年間の平均で、土木費は金額で一千百四十三億円、構成比で二九・八%でしたから、金額、構成比とも大幅に削減されたことは間違いありません。土木費の大幅削減で、開発優先型の市政の転換と、福祉教育等を優先する市政の推進、それとあわせて、市債発行を抑制し、財政の健全化を訴え続けてきた私どもとしても、率直に評価するにやぶさかではありません。しかし、論議の中でも指摘しましたが、一般歳出に占める普通建設事業費の割合が低下傾向にあるとはいえ、他の政令指定都市と比べると、群を抜く高さにあることも事実です。極端に高い水準にある本市と北九州市を除いた政令指定都市の平均が十三年度決算で二一・九%ですから、仙台市の二九・九%がいかに高い水準にあるか明らかです。行財政改革プラン二〇〇三の中の枠組みで設定されている目標は、五年後二五%であり、これでは高過ぎます。新たな目標の設定と、その実現に向けた努力の必要を指摘しておきます。そのためにも、都市計画の見直しの年でもありますから、市街地再開発事業、長町及び背後地などの区画整理事業を初め、不要不急の事業の抜本的見直しを強く求めるものです。これこそが、仙台市が取り組むべき行財政改革の中心課題ではないでしょうか。
さきに発表された、仮称行財政改革プラン二〇〇三についてですが、財政運営の枠組みについては今述べたような点が大事です。行財政運営の効率化の部分では、新たな民間委託の推進として、保育所清掃・調理業務、埋蔵文化財の発掘調査業務、学校給食センター調理業務、市立病院給食調理業務、水道ポンプ場・配水所巡回点検業務などが掲げられています。事務の簡素合理化として、図書館職員の嘱託化など、また行政の守備範囲の見直しとして、公設小売市場の廃止や、建築確認・検査業務の民間への移行、衛生研究所の守備範囲の縮小など、さらに各種補助金、助成制度の見直しや減免制度の見直し、各種サービスの有料化などが検討課題とされています。これらの事業を民間の営利企業に任せることで、より質の高いサービスが安定的に提供されるとは到底思われません。民間活力の活用と称して、民間企業に委託することが、あたかもより柔軟で効率的、良質な仕事ができるかのような考えが流布されています。しかし、この数年を振り返っただけでも、企業の業績、利潤のために、どれだけ理不尽な行為が、民間の一流企業と言われる企業でもまかり通っていたか、枚挙にいとまがありません。今回、本市が民間業者に発注した
市民税データの入力業務に係るデータ紛失事件で起きた事態も、民間委託の危うさを端的に示しています。再委託の禁止を明確に契約していたにもかかわらず、納期に間に合わせるため、あるいはコスト引き下げのために、再委託、再々委託が繰り返され、重要書類がトラックやフェリー、時には宅配業者によって、東北地方から北海道までを動き回っていたことになります。最後の入力作業は、数十人の在宅の方たちによって行われていたと報道されています。個人情報にかかわる最重要書類がただの荷物としてこのように扱われたことや、たくさんに小分けされて個人宅に持ち込まれていたなど、プライバシー保護の観点から見て、全く無防備状態です。しかし、今回の事件で最も注目しなければならない点は、紛失したとされる五百七十四件の書類がどこに行ったか以上に、数十万件に上る、既に入力され、電子情報化された個人情報が、公的管理下から離れて流通していること、バックアップデータが消されたかどうかの確認が事実上できない状態になっていること、合法・違法手段を駆使し、個人情報を収集販売する、いわゆる名簿業者の存在を考えたとき、一分一秒も放置できない状態になっていることです。緊急な対応を強く求めるものです。
さて、こうした事態が起きたことについて、ある意味では驚くに足りません。売り上げ増や利益のため、納期のためには何でもありが、一流企業と言われるところも含めて、民間企業の実態であることは、嫌というほど思い知らされてきたはずではなかったでしょうか。民間委託が有効な業務がないとは言いませんが、プライバシーにかかわる問題、市民の安全や命、健康にかかわる問題、基本的人権にかかわる問題など、市自身が責任を果たせる形の中で処理しなければならない業務は多々あります。今回の教訓として酌み取るべき最大の課題ではないでしょうか。こうしたことを指摘した上で、具体的な問題について述べます。
第十五号議案
一般会計予算案についてです。
まず、歳出第二款総務費については、行財政改革推進にかかわる予算が計上されていますが、今日の行財政改革のやり方は、既に述べたように、第一に取り組むべき不要不急の大型大規模プロジェクト、開発事業の基本的見直しは行わず、
市民サービスの切り下げ、市民への負担の押しつけ、民間委託の推進などを優先させており、同意できません。
第五款環境費では、松森工場建設費には、これまでも繰り返し述べてきたように、現在の段階では賛成できません。
第六款経済費では、仙台港ビジネスサポートセンタービルの借り手のつかないショールームへの出費を含むFAZ構想推進事業費に反対です。
第七款土木費中、仙台空港鉄道株式会社出資金、仙台空港線整備補助金についてですが、アクセス鉄道計画については、これまでもるる論議されてきたように、空港利用者見込みを極めて過大に見込んでいると思われますし、沿線の区画整理事業による開発についても、今日の
社会経済情勢を見たときに、急速に開発が進み、住宅やその他の機能が張りつき、鉄道利用者数が見込みどおりに確保できるとは到底思えません。さらに、空港利用者の足の確保という点でも、定時性の確保や仙台市中心部に時間がかかり過ぎるなどの問題はあるものの、唯一の黒字路線と言っていい仙台市営バスという代替手段が一応確保されていること等を考慮すると、今直ちに建設を進めるべき緊急性があるとは考えられませんので、反対します。
長町及び仙台港背後地区画整理事業についてですが、いずれもそれぞれの地区の開発を先導するはずのセンター地区、大規模公共施設用地の整備の見通しが立たなくなっています。また、地価の下落傾向が続いている中で、保留地処分金の大幅下方修正を余儀なくされ、背後地で昨年比でおよそ八・五%値下げした価格で売り出された十九区画について応募が一件もなかったことに象徴されるように、事業の破綻は明白ではないでしょうか。何の反省もなく、事業スパンを長期に引き延ばして、このまま仙台市の重点事業として税金を垂れ流し続けるやり方を改め、抜本的見直し作業に入るべきことを指摘して、この予算に反対します。
青葉山公園整備推進費について、国史跡指定を受けることによる計画の見直しは、全面的見直しと言っていい規模内容であることが明らかになりました。その意味で、追廻地区住民の声によく耳を傾けて、その基本的な要望にこたえながら、この地域の計画を再検討されるよう強く求めるものです。仙台北部共同溝についても同意できません。また、これらに関連する歳入及び
債務負担行為にも反対します。
次に、第二十八号議案
自動車運送事業会計予算については、乗客増加対策の探求が極めて不十分、縮小再生産の方向であり、また、現場の乗務員に労働条件や賃金面などで犠牲を押しつけるものになっています。今回発表された仙台市自動車事業
経営改善計画も、これまでの経営健全化計画を踏襲するものとなっていると考えられますので、反対します。
第三十七
号議案仙台市
職員定数条例の一部を改正する条例について、ごみ収集業務のさらなる委託、交通局の職員削減などに反対です。なお、全庁的によく見ると、いわゆる繁忙期のみならず、慢性的に超過勤務が行われている職場も見られますので、当然のことながら必要な職員配置が行われるよう指摘しておきます。
次に、第四十三
号議案仙台市
介護保険条例の一部を改正する条例についてですが、これは、介護保険料を約二〇%値上げするもの及び介護保険審議会を条例によって設置しようとするものです。これまでも繰り返し指摘してきましたが、高齢者の所得の状況や生活の実態からすれば、今回の値上げには到底同意できません。全国的に見ても、値上げ回避のためにさまざまな努力と工夫をしている自治体があらわれており、制度上サービスを向上させれば自動的に保険料を値上げせざるを得ないとしての安易な提案には賛成できません。審議会を設置することについては、二〇〇〇年第三回定例会において、運営委員会設置条例を初めて議員提案した立場から、賛成であることを表明しておきます。
第四十八
号議案仙台市
と畜場条例の一部を改正する条例についてですが、取り扱い頭数の減少やO―157、BSEの発生などで、厳しい運営となっている食肉市場の赤字を生産者に押しつける施設使用料の値上げであり、賛成できません。国や県との連携の強化や市として独自の努力を行い、牛の肥育農家の経営と暮らしを守ることが求められています。また、消費者である市民に安定的に安全、安心の牛肉を適切な価格で提供することが食肉市場設置者としての市の責務です。生産者である肥育農家は、今、BSEの発生に加え、相次ぐ食肉表示の偽装事件の中で需要が落ち込み、価格が低迷する中、経費を生み出すこともままならない厳しい経営を余儀なくされています。今日の事態は、国の畜産・食料政策の貧困・破綻が招いている問題であり、多くは国で解決を図るべき課題です。しかし、ただ座して待つだけでない決意をされた市長のもとで、生産者へ負担を転嫁させない市場運営の努力と肥育農家への支援を強く求めるものです。
最後に、第三十三
号議案仙台市
男女共同参画推進条例について、賛成する立場から討論を行います。
日本共産党は、創立以来八十年間、男女平等の実現を目指して努力をしてきた政党です。また、仙台市会議員団は、一九七五年以来現在に至るまで、仙台市議会中、女性議員第一党を続けてきているという立場からも、男女平等を進める施策の充実に積極的に取り組んできました。私自身も女性議員として、夫婦別姓使用や、任期中の出産、育児等を経験しながら、女性の政治参加を実践してきました。男女平等の実現を目指し、そのための社会的環境をあらゆる場において整備していく取り組みは、私自身のライフワークの一つでもあります。そういう立場からも、男女平等のまち実現を目指す条例が制定されることについては、大いに歓迎するものです。
しかし、議会での審議を通じて、提案されている条例案は、当初案から後退し、ベストなものではないことも明らかになりました。男女間におけるさまざまな
社会的格差の存在は、各種の統計資料や市民対象の意識調査によっても明らかです。市が責任をもってこうした格差の是正を図ることに積極的に取り組んでいくこと、そのために必要な財政上の措置や全庁的な体制を整備することを答弁で確約いただきましたので、今後着実に実行されるよう求めるものです。
全国的に大きく高まってきた男女平等推進の動きに対して、これを押しとどめ、引き戻そうとする動きも強まっています。戦前のような家父長制的家族制度への郷愁や、個人の人権の尊重や民主主義の徹底に対する反発と天皇制的縦型社会への回帰を目指す立場から、男女平等を目指す運動を誹謗中傷し、押し戻そうとする動きに対しては、ひるむことなく闘い続けなければなりません。しかし、社会の隅々に残っている、長い間に培われてきた男女間の不平等の重い現実に対する誤解やおくれた意識は、そう簡単に克服されるものではなく、粘り強い努力の積み重ねが必要です。この条例の制定が、その重要な一歩になることを強く願っています。
本条例案の取りまとめに当たって、多くの市民の皆さんが、労をいとわず、主体的、系統的に努力をされたこと、この問題を担当された市の現場の職員の皆さんも誠実に粘り強く仕事をされたことについて、日本共産党仙台市会議員団は心からの敬意を表するものです。女性も男性も一人一人すべての市民が人間として尊重され、家庭でも、仕事でも、そしてさまざまな社会的活動の分野でも生き生きと活動できる男女平等のまち・仙台、そしてふるさと宮城の実現に向け、今後とも精いっぱい努力し続ける決意を表明し、討論といたします。(拍手)
25: ◯議長(村上隆志)これにて討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
各号議案のうち、まず、
第 十五号議案 平成十五年度仙台市
一般会計予算
第二十八号議案 平成十五年度仙台市
自動車運送事業会計予算
第三十七号議案 仙台市
職員定数条例の一部を改正する条例
第四十三号議案 仙台市
介護保険条例の一部を改正する条例
第四十八号議案 仙台市
と畜場条例の一部を改正する条例
以上五件を一括して採決いたします。
委員長報告は、いずれも可決であります。各号議案は、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
26: ◯議長(村上隆志)起立多数であります。よって、各号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。
次に、
第 五 号議案 平成十四年度仙台市老人保健医療事業特別会計補正予算(第一
号)
第 六 号議案 平成十四年度仙台市公債管理特別会計補正予算(第一号)
第 七 号議案 平成十四年度仙台市新墓園事業特別会計補正予算(第一号)
第 八 号議案 平成十四年度仙台市介護保険事業特別会計補正予算(第一号)
第 十四号議案 平成十四年度仙台市病院事業会計補正予算(第一号)
第 十六号議案 平成十五年度仙台市都市改造事業特別会計予算
第 十七号議案 平成十五年度仙台市国民健康保険事業特別会計予算
第 十八号議案 平成十五年度仙台市
中央卸売市場事業特別会計予算
第 十九号議案 平成十五年度仙台市公共用地先行取得事業特別会計予算
第 二十号議案 平成十五年度仙台市駐車場事業特別会計予算
第二十一号議案 平成十五年度仙台市老人保健医療事業特別会計予算
第二十二号議案 平成十五年度仙台市農業集落排水事業特別会計予算
第二十三号議案 平成十五年度仙台市公債管理特別会計予算
第二十四号議案 平成十五年度仙台市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算
第二十五号議案 平成十五年度仙台市新墓園事業特別会計予算
第二十六号議案 平成十五年度仙台市介護保険事業特別会計予算
第二十七号議案 平成十五年度仙台市
下水道事業会計予算
第二十九号議案 平成十五年度仙台市
高速鉄道事業会計予算
第 三十号議案 平成十五年度仙台市
水道事業会計予算
第三十一号議案 平成十五年度仙台市
ガス事業会計予算
第三十二号議案 平成十五年度仙台市病院事業会計予算
第三十三号議案 仙台市
男女共同参画推進条例
第三十四号議案 仙台市と畜場法の施行に関する条例
第三十五号議案 仙台市健康増進法に基づく指導等のための届出等に関する条例
第三十六号議案 仙台市事務分掌条例の一部を改正する条例
第三十八号議案 仙台市泉文化創造センター条例の一部を改正する条例
第三十九号議案 仙台市エル・パーク仙台条例の一部を改正する条例
第 四十号議案 仙台市障害者福祉センター条例の一部を改正する条例
第四十一号議案 仙台市障害児通園施設条例の一部を改正する条例
第四十二号議案 仙台市知的障害者援護施設条例の一部を改正する条例
第四十四号議案 仙台市児童福祉施設条例の一部を改正する条例
第四十五号議案 仙台市旅館業法の施行に関する条例の一部を改正する条例
第四十六号議案 仙台市公設小売市場条例の一部を改正する条例
第四十七号議案 仙台市観光交流施設条例の一部を改正する条例
第四十九号議案 仙台市都市計画法の施行に関する条例の一部を改正する条例
第 五十号議案 仙台市駐車場条例の一部を改正する条例
第五十一号議案 仙台市道路占用料条例の一部を改正する条例
第五十二号議案 仙台市都市公園条例の一部を改正する条例
第五十三号議案 仙台市地域下水道条例の一部を改正する条例
第五十四号議案 仙台市学校条例の一部を改正する条例
第五十五号議案 仙台市学校給食センター条例の一部を改正する条例
第五十六号議案 仙台市体育施設条例の一部を改正する条例
第五十七号議案 仙台市乗合自動車運賃条例の一部を改正する条例
第五十八号議案 仙台市公共施設等整備基金条例を廃止する条例
第五十九号議案 訴えの提起に関する件
第 六十号議案 全国自治宝くじ事務協議会規約の変更の協議に関する件
第六十一号議案 関東・中部・東北自治宝くじ事務協議会規約の変更の協議に関
する件
第六十二号議案 包括外部監査契約の締結に関する件
第六十三号議案 町の区域をあらたに画する件
第六十四号議案 市道路線の認定及び廃止に関する件
第六十七号議案 仙台市国民健康保険条例の一部を改正する条例
第六十九号議案 損害賠償の額の決定に関する件
第 七十号議案 仙台市保健所及び保健センター条例の一部を改正する条例
以上五十三件を一括して採決いたします。
委員長報告は、いずれも可決であります。各号議案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
27: ◯議長(村上隆志)御異議なしと認めます。よって、各号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。
━━━━━━━━━━━━━━
日程第四 第一号請願
28: ◯議長(村上隆志)日程第四 第一号請願を議題といたします。
委員長の報告を求めます。
健康福祉委員会委員長 木村勝好君。
〔三十二番
木村勝好登壇〕
29: ◯三十二番(木村勝好)今定例会において、
健康福祉委員会に付託を受けました第一号請願ホームヘルプサービスの国庫補助交付基準及び障害者生活支援事業、障害児(者)地域療育等支援事業に関する件につきましては、去る二月二十六日開催の委員会におきまして慎重審査の結果、お手元に配付の
審査報告書のとおり、全会一致で採択とし、市長に送付して、その処理経過及び結果報告を請求することと決定いたしましたので、御報告申し上げます。
御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
────────────────────
30: ◯議長(村上隆志)これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
31: ◯議長(村上隆志)質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
32: ◯議長(村上隆志)討論なしと認めます。
これより採決に入ります。
第一号請願 ホームヘルプサービスの国庫補助交付基準及び障害者生活支援事業、障害児(者)地域療育等支援事業に関する件を採決いたします。
委員長報告は、採択であります。本請願は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
33: ◯議長(村上隆志)御異議なしと認めます。よって、本請願は、採択と決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午後二時十五分休憩
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午後二時四十一分開議
34: ◯議長(村上隆志)休憩前に引き続き、会議を開きます。
━━━━━━━━━━━━━━
35: ◯議長(村上隆志)本日、礒村豊和君外八人から、決議案第一号 イラク問題の平和的解決を求める件が、また、同じく本日、赤間次彦君外九名から、議第一号 仙台市議会委員会条例の一部を改正する条例が提出されました。
お諮りいたします。この際、決議案第一号及び議第一号、以上二件を日程第五に先立ち日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
36: ◯議長(村上隆志)御異議なしと認めます。よって、この際、決議案第一号及び議第一号、以上二件を日程第五に先立ち日程に追加し、議題とすることに決しました。
━━━━━━━━━━━━━━
決議案第一号 イラク問題の平和的解決を求める件
37: ◯議長(村上隆志)まず、決議案第一号 イラク問題の平和的解決を求める件を議題といたします。
━━━━━━━━━━━━━━
38: ◯議長(村上隆志)提出者から、説明を求めます。礒村豊和君。
〔五十四番 礒村豊和登壇〕
39: ◯五十四番(礒村豊和)ただいま議題となりました決議案第一号イラク問題の平和的解決を求める件につきまして、原文の朗読をもって、提案理由の説明にかえさせていただきます。
決議案第一号 イラク問題の平和的解決を求める件
米国などは、イラクが大量破壊兵器や生物化学兵器を開発・保有している疑いが
あることを理由に、同国への武力攻撃の準備を進めている。すでにイラク政府は国
連による査察を受け入れ、一応の協力姿勢を示しているが、依然として緊迫した状
況が続いている。
イラク政府は、直ちに大量破壊兵器等の開発・保有という野望を捨て、国連決議
を完全遵守して、国際社会の懸念を払拭しなくてはならない。
しかし、米国などが実際にイラクを攻撃すれば、イラクの多くの民衆が傷つくと
同時に、中東情勢はいっそう不安定になることが懸念される。日本国民の多くは、
米国などのイラク攻撃によって、世界の平和と安全が脅かされることを強く懸念し
ている。
よって、世界各国及び日本政府に対し、国連憲章の理念に沿ったイラク問題の平
和的解決のため、全力を尽くすことを求めるものである。
以上、決議する。
平成十五年三月十四日
仙台市議会
以上でございます。
趣旨を御理解いただき、各位の御賛同をお願いする次第であります。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
40: ◯議長(村上隆志)これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
41: ◯議長(村上隆志)質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております決議案第一号については、会議規則第三十三条第二項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
42: ◯議長(村上隆志)御異議なしと認めます。よって、決議案第一号については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
43: ◯議長(村上隆志)討論なしと認めます。
これより採決に入ります。
決議案第一号 イラク問題の平和的解決を求める件
は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
44: ◯議長(村上隆志)起立多数であります。よって、本決議案は、原案のとおり可決されました。
━━━━━━━━━━━━━━
議第一号 仙台市議会委員会条例の一部を改正する条例
45: ◯議長(村上隆志)次に、議第一号 仙台市議会委員会条例の一部を改正する条例を議題といたします。
━━━━━━━━━━━━━━
46: ◯議長(村上隆志)提出者から説明を求めます。赤間次彦君。
〔二十七番 赤間次彦登壇〕
47: ◯二十七番(赤間次彦)ただいま議題となりました議第一号仙台市議会委員会条例の一部を改正する条例につきまして、御説明申し上げます。
これは、仙台市議会議員定数及び各選挙区選出議員数に関する条例の制定に伴い、常任委員会の委員の定数を変更するなどのため、現行条例の一部を改正しようとするものであります。
提案の趣旨を御理解いただき、各位の御賛同をお願い申し上げます。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
48: ◯議長(村上隆志)これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
49: ◯議長(村上隆志)質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議第一号については、会議規則第三十三条第二項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
50: ◯議長(村上隆志)御異議なしと認めます。よって、議第一号については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
51: ◯議長(村上隆志)討論なしと認めます。
これより採決に入ります。
議第一号 仙台市議会委員会条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
52: ◯議長(村上隆志)御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。
━━━━━━━━━━━━━━
日程第五 調査特別委員会
委員長報告の件
53: ◯議長(村上隆志)日程第五 調査特別委員会
委員長報告の件を議題といたします。
まず、東西線沿線整備調査特別委員会委員長から報告について申し出がありますので、発言を許します。渡辺芳雄君。
〔五十五番 渡辺芳雄登壇〕
54: ◯五十五番(渡辺芳雄)議長のお許しを得ましたので、東西線沿線整備調査特別委員会の現在までの調査の概要につきまして、御報告いたします。
本委員会は、昨年五月二十三日の本会議におきまして、東西線整備に伴う沿線地域のまちづくりを促進するとともに、これに対応した総合交通体系の確立を図ることを目的とし、十一名の委員をもって設置され、東西線沿線の整備及び関連する諸課題並びにこれに対応した総合交通体系の確立についての方策等の調査について付託を受けたのであります。
同日、正副委員長の互選を行った結果、私が委員長に、斉藤重光君が副委員長に選任されたのであります。以来、今日まで六回にわたり委員会を開催し、課題について活発な意見交換、提言を行ったほか、東西線沿線地域の代表の方々をお招きして、まちづくりについて貴重な御意見を伺い、さらに、先進地名古屋市の視察やルート視察等のフィールドワーク、また南小泉小学校児童が行う薬師堂駅周辺の将来のまちをデザインするワークショップへの参加、子供たちと意見交換を行うなど、鋭意その調査に取り組んでまいりました。
なお、この間、昨年十二月には、東西線が事業採択されましたことは、皆様既に御承知のとおりであります。
これまでの調査経過の概要は、お手元に差し上げております報告書のとおりであります。
何とぞ御高覧を賜りますようお願いを申し上げまして、報告にかえさせていただきます。
御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
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55: ◯議長(村上隆志)ただいまの
委員長報告に対して、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
56: ◯議長(村上隆志)質疑なしと認めます。
次に、仙台港背後地整備調査特別委員会委員長から報告について申し出がありますので、発言を許します。池田友信君。
〔五十七番 池田友信登壇〕
57: ◯五十七番(池田友信)議長のお許しをいただきましたので、仙台港背後地整備調査特別委員会の現在までの調査の概要につきまして、御報告いたします。
本委員会は、昨年五月二十三日の本会議におきまして、仙台港背後地の整備を進め、仙台国際貿易港と連携した新たな都市機能の集積と国際的交流拠点の形成を図ることを目的として、十一名の委員をもって設置され、仙台港背後地の整備に関する諸課題、方策等の調査について付託を受けたのであります。
同日、正副委員長互選を行った結果、私が委員長に、嵯峨サダ子さんが副委員長に選任されました。以来、今日まで五回にわたり委員会を開催し、委員相互の議論、意見交換を行うとともに、仙台港背後地センター地区の現地視察や土地利用計画策定方法等の調査のために神戸市ハーバーランド地区を視察いたしました。また、三名の参考人をお招きして、土地利用計画の見直し(案)に関して、貴重な御意見をお聞きいたしました。さらに、仙台港背後地の整備に関する諸課題や土地利用計画の見直し(案)に関して、宮城県議会議員との懇談会を開催するなど、その調査に取り組んでまいりました。
これまでの経過概要は、お手元に差し上げております報告書のとおりでありますので、御高覧を賜りますようお願い申し上げまして、報告にかえる次第であります。
御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
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58: ◯議長(村上隆志)ただいまの
委員長報告に対して、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
59: ◯議長(村上隆志)質疑なしと認めます。
次に、シティーセールス等調査特別委員会委員長から報告について申し出がありますので、発言を許します。相沢芳則君。
〔四十五番 相沢芳則登壇〕
60: ◯四十五番(相沢芳則)議長のお許しをいただきましたので、シティーセールス等調査特別委員会の現在までの調査の概要について、御報告いたします。
本委員会は、昨年五月二十三日の本会議におきまして、仙台の持つ各分野の資産、先進的施策等を内外に積極的に発信し、本市の魅力ある都市イメージの形成と広域交流機能の向上を図ることを目的として、十名の委員をもって設置され、シティーセールスに関する諸課題、方策等の調査について付託を受けたものであります。
同日、正副委員長互選を行った結果、私が委員長に、田中芳久さんが副委員長に選任されました。以来、今日まで六回にわたり委員会を開催し、仙台の持つさまざまな資産を再確認しながら、活発な意見交換を行うとともに、広島市、北九州市を視察するなど、意欲的に調査に取り組んでまいりましたが、初めて設置された委員会であったことから、委員の皆様には大変御苦労をおかけしました。
これまでの調査経過の概要は、お手元に差し上げております報告書のとおりでありますので、御高覧を賜りますようお願い申し上げます。
また、当局におかれましては、本委員会における意見等を参考にして、愛する仙台のために、魅力あるまちづくりと、さらなるシティーセールスに積極的に取り組んでいただくとともに、仙台が活力あふれるまちになりますよう御期待申し上げまして、報告にかえる次第でございます。
御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
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61: ◯議長(村上隆志)ただいまの
委員長報告に対して、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
62: ◯議長(村上隆志)質疑なしと認めます。
次に、IT市役所創出調査特別委員会委員長から報告について申し出がありますので、発言を許します。福島一恵君。
〔二十六番 福島一恵登壇〕
63: ◯二十六番(福島一恵)IT市役所創出調査特別委員会の現在までの調査の概要につきまして、御報告いたします。
本委員会は、昨年五月二十三日の本会議におきまして、ITを活用した市政情報、
市民サービス等の行政システムの電子化を推進し、市民の利便性の向上と行政の効率化を図ることを目的として、十名の委員をもって設置され、IT市役所創出に向けた諸課題、方策等の調査について付託を受けました。
同日、正副委員長互選を行った結果、私が委員長に、日下富士夫さんが副委員長に選任されました。以来、今日まで四回にわたり委員会を開催しました。本委員会での調査対象は、仙台市行政の情報化推進について、ITを活用した
市民サービスの向上策についてとし、特に、市民生活の利便性の向上とそのシステムのあり方、プライバシー保護とセキュリティー対策、デジタル・ディバイド対策を中心に調査し、それらについての意見交換を行いました。また、外部の専門家から、ITを活用した市民生活の利便性向上とセキュリティーについて貴重な御意見をお聞きしたほか、ITを活用している先進自治体や民間の自治体ITショールームを視察するなど、調査に取り組んでまいりました。
これまでの調査経過の概要は、お手元に差し上げております報告書のとおりでございますので、御高覧を賜りますようお願い申し上げまして、報告にかえる次第です。
御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
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64: ◯議長(村上隆志)ただいまの
委員長報告に対して、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
65: ◯議長(村上隆志)質疑なしと認めます。
次に、少子化・子育て調査特別委員会委員長から報告について申し出がありますので、発言を許します。秋山幸男君。
〔六十二番 秋山幸男登壇〕
66: ◯六十二番(秋山幸男)議長のお許しをいただきましたので、少子化・子育て調査特別委員会の現在までの調査の概要につきまして、御報告いたします。
本委員会は、昨年五月二十三日の本会議におきまして、近年の出生率の低下等による少子化問題に対応するため、安心して子供を産み育てることができる子育て環境の整備を図ることを目的として、十名の委員をもって設置され、少子化・子育て対策のための諸課題、方策等の調査について付託を受けたのであります。
同日、正副委員長の互選を行った結果、私が委員長に、佐藤嘉郎君が副委員長に選任されたのであります。以来、今日まで四回にわたり委員会を開催し、本委員会の調査対象並びに課題等について活発な意見交換が行われ、北九州市への先進都市視察、また外部の専門家三組を参考人としてお招きし、貴重な御意見をお聞きするなど、その調査に取り組んでまいりました。
これらの調査経過の概要は、お手元に差し上げております報告書に記載のとおりであります。何とぞ御高覧を賜りますようお願いを申し上げまして、報告にかえる次第であります。
御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
さて、個人的なことでありますが、私自身、今期限りで引退することにいたしました。七期二十八年間の長きにわたり、御指導、御鞭撻を賜りました同僚議員の皆様、また市長を初め、仙台市当局の職員の皆様方のお力添えがあったればこそと、心から感謝申し上げます。
特に今期最終年度は、少子化・子育て調査特別委員会の委員長として、その任に当たってまいりましたが、少子・高齢化という今日的な重要課題に取り組む中で、委員各位からさまざまな提言のあったことは、先ほど申し上げた報告書の中に明示されているとおりであります。
この際、所感の一端を申し上げたいと存じます。
今議会、たびたび指摘されておりましたが、議会と行政は車の両輪であるということに関してであります。このことは常に言われてきたことでありますが、今日のような厳しい経済情勢及び社会情勢の中にあっては、極めて重要なキーポイントであると思うのであります。調査特別委員会の委員各位の発言も、その一つ一つを分析してみるに、直接、市民の生の声を聞いたり、実態を掌握したり、また、他都市の先進的な取り組みを研究・調査するなど、真摯な努力の上になされた提言であります。こうした議員の提言に対する当局の対応について、従来、不十分であるとか誠意がないとか、さまざまな指摘をされてきたのであります。指摘された事柄に対し、それなりの理由があったとは思いますが、いずれにしても当局としては、これら提言の一つ一つを検討し、その時点で精いっぱいの結論を出そうとする努力をされ、その結果は、委員に、議会に、ストレートにフィードバックされるという方式を確立すべきであると思うのであります。この議会と当局の真摯な取り組みの中にこそ、車の両輪は円滑に機能し、その成果は市長の言われる市民の目の高さで、市民生活に豊かな果実となって、必ず還元されることになると指摘をさせていただきたいのであります。
最後に、厳しい選挙戦を勝ち抜き、市長とともに二十一世紀仙台のまちづくりに貢献されますよう、同僚議員の皆様の御健闘を心よりお祈り申し上げ、あいさつといたします。
長い間、大変ありがとうございました。(拍手)
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67: ◯議長(村上隆志)ただいまの
委員長報告に対して、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
68: ◯議長(村上隆志)質疑なしと認めます。
次に、循環型まちづくり調査特別委員会委員長から報告について申し出がありますので、発言を許します。熊谷善夫君。
〔五十三番 熊谷善夫登壇〕
69: ◯五十三番(熊谷善夫)議長のお許しをいただきましたので、循環型まちづくり調査特別委員会の現在までの調査の概要につきまして、御報告いたします。
本委員会は、昨年五月二十三日の本会議におきまして、資源・エネルギーの有効利用、ごみ減量、リサイクル等の環境負荷を軽減する施策を推進し、循環型都市の形成を図ることを目的として、十名の委員をもって構成され、環境負荷の少ない循環型まちづくりに向けた諸課題、方策等の調査について付託を受けたのであります。
同日、正副委員長の互選を行った結果、私が委員長に、洞口邦子君が副委員長に選任されました。以来、今日まで四回にわたり委員会を開催したほか、参考人からの意見聴取や、北九州市のエコタウン事業、福岡市の地域熱供給システムの先進地を視察するなど、調査に取り組んでまいりました。
これまでの調査経過の概要は、お手元に差し上げております報告書のとおりでありますので、御高覧を賜りますようお願いを申し上げまして、報告にかえる次第であります。
御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
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70: ◯議長(村上隆志)ただいまの
委員長報告に対して、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
71: ◯議長(村上隆志)質疑なしと認めます。
以上で、調査特別委員会
委員長報告の件を終わります。
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72: ◯議長(村上隆志)以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。
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市長のあいさつ
73: ◯議長(村上隆志)この際、市長から、あいさつについて申し出がありますので発言を許します。市長。
〔市長
藤井黎登壇〕
74: ◯市長(藤井黎)平成十五年第一回定例市議会も、議員各位の連日にわたる御審議を経て、本日無事閉会の運びとなりました。とりわけ、本定例会は、皆様方にとりまして現任期中最終の定例会でございました。何よりもまず、これまで市政全般にわたって賜りました皆様方の絶大なる御尽力に対しまして、衷心から御礼申し上げる次第であります。
この四年間を顧みますと、本市にとりましては名実ともに百万都市となり、開府四百年を迎え、同時に新世紀への第一歩を踏み出すという歴史に残る節目の時期でありました。この間、私たちはこれまでに経験したことのない困難かつ不透明な時代状況の中で、人間と環境の世紀にふさわしい二十一世紀都市仙台をつくり出すため、市民とともにさまざまな取り組みを重ねてまいりました。
まず、仙台の個性である緑豊かな杜の都を次世代に継承し、環境負荷の少ない集約型都市形成のための基軸となる
地下鉄東西線整備事業を本市の最重要課題と位置づけ、議員の皆様の特段の御協力をいただきながら、全力を挙げて取り組んでまいりました。おかげをもちまして、昨年、念願の事業採択を得て、具体化に向けた第一歩を踏み出すことができたところであります。
あわせて、昨年、国の都市再生プロジェクトの選定を得るなど、百年の杜づくりを着実に前進させるとともに、百万人のごみ減量大作戦を開始し、市民や事業者とのパートナーシップのもとに、積極的な取り組みを行い、循環型都市の実現に大きな足跡を刻みました。さらに、経済活性化・雇用対策推進プランを策定し、雇用の確保と地域経済の活性化に向け取り組むとともに、介護保険制度導入に対応した高齢者保健福祉計画の策定や保育所待機児童の早期解消に向けた取り組み等、高齢者や障害者の支援施策の充実や子供が健やかに育つ
環境づくりにも一定の成果を見ることができました。
一方、この四年間は、仙台に新たな風を起こし、都市の活力をつくり出すことができた時期でもありました。仙台のまちを開き、その発展のため未知の世界に果敢に挑戦し続けた先人たちの意志を引き継ぎ、さらなる前進のため、広い視野と先見性を持ちながら、仙台に新しい力を呼び込もうとした私たちのさまざまな努力の成果も記憶に新しいところであります。
国内外に向けて仙台を発信し、おのずからその航路を切り開くために行った第一回仙台国際音楽コンクールや昨年のFIFAワールドカップやイタリア代表チームのキャンプなどは、その顕著な例であり、また、光州広域市との姉妹都市提携やフィンランド健康福祉センタープロジェクトにおける対外交渉の成功なども、その確かな成果でありました。
こうした各種施策の推進を初めとする本市の市政運営の数々は、議員の皆様の御理解と御協力によってこそ、初めて実現できたものであることは申すまでもありません。改めて市民ともどもに深く感謝申し上げる次第であります。
時代状況は引き続き予断を許さないところでございますが、将来にわたって市民が安心して暮らすことができ、また、市民が世界に誇ることのできる二十一世紀都市仙台を実現するため、今後も市民とともに持てる力のすべてを傾注してまいる所存でございます。
皆様におかれましては、来るべき選挙において、御健闘あらんことを心からお祈りいたし、再び市民の代表として仙台市の発展に御尽力いただくことを切望するものであります。
とりわけ今期限りで長年にわたる本市市議会の議員生活から御勇退なされます、秋山幸男議員、岩崎武宏議員、金森従之議員、小池純夫議員、鈴木康義議員、洞口邦子議員、山脇武治議員におかれましては、これまで市政各般にわたり幾多の御功績、御貢献をいただきました。改めてこれらの皆様に対し、満腔の敬意と感謝を申し上げる次第であります。
終わりに、皆様方の御健康とますますの御繁栄をお祈り申し上げ、最終の定例会に当たってのごあいさつといたします。
ありがとうございました。(拍手)
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議長のあいさつ
75: ◯議長(村上隆志)引き続き、私からごあいさつをさせていただきます。
本議場において皆様とお会いすることは、任期中最後になるかと思いますので、一言ごあいさつを申し上げます。
私たちの任期も残すところ一カ月余りとなりました。過去四年間、仙台市議会の運営が数多くの難題を抱えながらも、本日まで円滑に遂行できましたことは、ひとえに議員各位の御努力のたまものと、ここに深甚なる感謝の意を表する次第であります。
また、今期限りで市議会という討論の場から勇退される皆様には、多年にわたり市政発展のため御尽力いただきました御労苦に対し、心から感謝を申し上げますとともに、今後とも健康には十分留意いただき、仙台市政発展のため、引き続き御協力賜りますようお願い申し上げます。
私の愛するラグビーは、試合終了を意味するノーサイドの笛が鳴りますと、互いの健闘をたたえ、友情をはぐくむジェントルマンシップを重んじております。皆様とは、今後も友情を深め合いながら、ふるさと仙台の未来についてゆっくりと語り合いたいと思っております。
さて、不肖私は、第四十七代の仙台市議会議長として、皆様の指名推選、満場一致で推挙いただきました。在任中は開かれた議会と、みずから政策、情報を発信する議会を実現するため、市民の皆様のお声をお聞かせいただきながら、議員各位の協力のもと、政策条例の提案、議会活動の積極的な広報等の確保に努めたところであります。曲がりなりにもその重責を果たすことができましたのも、ひとえに皆様の御厚情、御指導のたまものと、重ねて衷心より感謝申し上げます。
本議会を閉会するに当たりまして、議員並びに藤井市長を初め、当局各位の一層の御健勝と御活躍を祈念いたしまして、簡単ですが、郷湖副議長ともどもごあいさつとさせていただきます。
ありがとうございました。(拍手)
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76: ◯議長(村上隆志)これをもって、平成十五年第一回仙台市議会定例会を閉会いたします。
午後三時十七分閉会...