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札幌市議会
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2019-05-14
>
令和 元年第 1回臨時会−05月14日-02号
令和 元年(常任)文教委員会−05月14日-記録
令和 元年(常任)厚生委員会−05月14日-記録
令和 元年(常任)建設委員会−05月14日-記録
令和 元年(常任)財政市民委員会−05月14日-記録
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平成17年第一部予算特別委員会−02月24日-01号
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札幌市議会 2019-05-14
令和 元年(常任)文教委員会−05月14日-記録
取得元:
札幌市議会公式サイト
最終取得日: 2021-04-26
令和
元年(
常任
)
文教委員会
−05月14日-
記録令和
元年(
常任
)
文教委員会
札幌市議会文教委員会記録
令和元年
5月14日(火曜日) ──────────────────────── 開 会 午前10時00分 ―――――――――――――― ○
松井隆文
委員長
ただいまから、
文教委員会
を開会いたします。
報告事項
は、特にございません。
議事
に入ります前に、一言、ご
挨拶
を申し上げます。 さきの本会議におきまして、
委員長
に選任されました
松井隆文
でございます。
札幌
市の子育て、
教育施策
における諸
課題
の解決のため、
委員
の
皆様
とともに力を尽くしてまいる
所存
でございます。
皆様
の活発なご議論とご協力をよろしくお願いいたします。(
拍手
) ―――――――――――――― ○
松井隆文
委員長
それでは、
議事
に入ります。 最初に、副
委員長
の互選についてお諮りいたします。 (
小須田委員
「
委員長
」と呼び、発言の許可を求む) ◆
小須田
ともひろ
委員
副
委員長指名推選
の
動議
を提出いたします。 副
委員長
には、
前川隆史委員
を推薦することの
動議
であります。 ○
松井隆文
委員長
ただいまの
動議
のとおり、決定することにご
異議
ございませんか。 (「
異議
なし」と呼ぶ者あり)
○
松井隆文
委員長
異議
なしと認め、副
委員長
には
前川隆史委員
が選任されました。 それでは、
前川
副
委員長
、ご着席の上、就任のご
挨拶
をお願いいたします。 ○
前川隆史
副
委員長
ただいま選任いただきました
前川隆史
でございます。
松井委員長
をしっかり支えながら、
市民
の負託に応えられる
委員会運営
に努めてまいりたい、このように決意しておりますので、どうぞ、
皆様
、よろしくお願い申し上げます。(
拍手
) ○
松井隆文
委員長
次に、議案第1号
令和元年
度
札幌
市
一般会計補正予算
(第1号)を議題とし、
理事者
から
補足説明
を受けます。 ◎長谷川
教育長
私から、
案件
の
説明
に先立ち、改めまして
おわび
を申し上げたいと思います。 今般、
耐震診断
を簡単な
方法
で終えてしまった
学校施設
、そして、
耐震診断
を行っていなかった
学校施設
が判明いたしました。 これまで
耐震診断
を行わずに来たことは、まことに不適切な
対応
でございました。また、
耐震診断
の結果、13の
学校施設
で必要な
耐震性能
が確保できていないということが判明いたしました。
子どもたち
、そして、
保護者
の
皆様
、
関係者
の
皆様
、
市民
の
皆様
に多大なるご
心配
、ご迷惑をおかけいたしましたことに、深く
おわび
を申し上げたいと思います。 まことに申しわけございませんでした。 この後、詳細につきましては、
担当
の
部長
よりご
説明
申し上げます。よろしくお願いいたします。 ◎
永本
学校施設担当部長
私から、このたびの
補正予算
の計上に至った経緯及び今後の
対応
についてご
説明
申し上げます。
教育委員会
では、現在、
学校施設
個別の
維持管理
や更新に係る
対応方針
を定める
長寿命化計画
の
策定
を進めておりますが、その作業を行っている中で、昨年、一部の
学校施設
で
耐震診断
を
簡易
的な
方法
で終えていることが判明いたしました。このため、
昭和
56年5月以前の
耐震基準
で建築された
学校施設
全てについて、過去の
耐震診断
の
方法
を確認いたしましたところ、
耐震診断
が
簡易
的な
手法
で行われていたものが26校、未
診断
が1校あることが判明いたしました。 このことを受けまして、これら27校について、昨年8月から今年3月にかけて改めて
耐震診断
を
実施
いたしましたところ、13校において、
耐震性能
をあらわす
Is値
が
文部科学省
が求めている0.7を下回っており、うち2校については
Is値
が0.3を下回っていることがわかったものでございます。 今後の
対応
についてでございますが、まず、
Is値
が0.3を下回っている2校につきまして、2学期が始まる前までに
既往予算
を
活用
して応急的な
耐震改修工事
を
実施
し、
Is値
0.3以上を確保できるよう
対応
してまいります。その上で、このたび付議させていただいております
耐震改修工事
に係る
設計費
1億4,200万円にて今
年度
中に13校全てで
耐震改修工事
に向けた
設計
に着手いたします。
設計
が終了いたします次
年度
より、順次、
耐震改修工事
に入りますが、
工事内容
により1年以内で終わるものと2カ年かかるものがございますので、13校全ての
学校施設
の
耐震改修工事
が完了するのは
令和
3
年度
を予定しております。
児童生徒
、
保護者
の
皆様
には、今後も、
耐震改修工事
の
実施
に伴い、大変ご迷惑をおかけすることになります。
教育委員会
といたしましては、一日も早く、
耐震改修工事
を完了し、安全・安心な
学校施設
となりますように引き続き努力してまいる
所存
でございます。 ○
松井隆文
委員長
それでは、質疑を行います。 ◆よ
こやま峰子
委員
ただいまのご
説明
によりますと、
学校施設
個別の
長寿命化計画
の
策定
を進めている中で、一部の
学校施設
において
耐震診断
が
簡易
的な
方法
で行われていることがわかった、そして、
昭和
56年5月以前の
耐震基準
で建築された
学校施設
全てにおいて過去の
耐震診断
の
方法
を確認したところ、
簡易
的な
手法
によって行われていたものが26校、未
診断
が1校あったということであります。 そもそも、この
簡易
的な
耐震診断
は、
国土交通省令
で定められている
耐震診断
ではなくて、
札幌
市の
教育委員会
が独自に
実施
したものだとお聞きしております。 そこで、
質問
ですが、なぜ、
札幌
市は、
通常
の
国土交通省
の定めた
耐震診断
ではなくて、このような
札幌
市
教育委員会
独自の
簡易診断
をもって
診断
したのか、その
理由
をお聞きしたいと思います。 ◎
永本
学校施設担当部長
簡易
的な
耐震診断
を
実施
した
理由
についてでございます。
教育委員会
では、
建築物
の
耐震改修
の
促進
に関する法律の施行を受けまして、
平成
7
年度
から
耐震診断
を
実施
してまいりましたが、
平成
12
年度
までの6カ年で約40校の
耐震診断
にとどまっておりました。
平成
13年当時、
耐震診断
を行わなければならない
学校
が150校
程度
ありまして、
早期
にこれらの
耐震性能
を把握し、改築・
改修
の優先順位づけをする必要があったものでございます。そのため、
平成
13
年度
及び14
年度
に、国が定める
診断方法
よりも短い
期間
で
診断
を行うことができる
簡易
的な
耐震診断
を
実施
したものでございます。 ◆よ
こやま峰子
委員
ただいまのご
説明
ですと、
簡易診断
にしたのは、短い
期間
で
耐震診断
ができて、
早期
に
耐震強度
を把握し、優先順位づけをするためというようなお話だったかと思うのですけれども、これは優先順位づけを行うための手段であるならば、それをもって
耐震診断
が
実施済み
とみなして
長期
にわたって
正規
の
耐震診断
を行ってこなかったというのは、大いに問題であると私は思います。 そこで、
質問
ですが、
札幌
市は、独自の
耐震診断
を終えた後に
国土交通省
の定めた
正規
の
耐震診断
を行わなかったのはなぜか、その
理由
をお聞きしたいと思います。 ◎
永本
学校施設担当部長
簡易
的な
耐震診断
後に
耐震診断
を
実施
しなかった
理由
についてでございます。 今回、
耐震診断
を行っていないことが判明した
学校施設
26校は、いずれも
平成
13
年度
及び
平成
14
年度
の
簡易
的な
耐震診断
により、
Is値
が0.7以上となっていたものでございます。この26校については、当時の
簡易
的な
耐震診断
によっても
耐震診断
と同等のレベルの成果が得られるものという認識から、これまで
簡易
的な
診断
結果をもって
耐震性能
を満たしているものとして取り扱ってきたところでございます。
委員
からただいまご指摘のありましたとおり、本来であれば、しかるべき時期に、改めて
耐震診断
を
実施
し、
耐震性能
を再確認すべきであったと考えているところでございます。 ◆よ
こやま峰子
委員
ただいまのご答弁で、26校で
通常
の
耐震診断
の
実施
が必要とされたとのことでありますので、改めてこの
簡易診断
というのがいかに甘いものだったか、
正確性
を欠いていたものであったかということが明白になったかと思います。しかし、さらに、私の住む北区の
白楊小学校
では、この
簡易
の
診断
さえもなされなかったということでありますので、本当に、
保護者
からは、これはどういうことだったのかと非常に不安と驚きの声が上がっております。 本当に、
白楊小学校
がなぜこの
簡易診断
さえもされないままに今まで来たのか、その
理由
と、それから、こういう事実に対して
教育委員会
はどのようにお考えになっているのか、見解をお伺いしたいと思います。 ◎
永本
学校施設担当部長
白楊小学校
において
耐震診断
が全く
実施
されてこなかった
理由
についてでございます。
昭和
56年1月に建築された
白楊小学校
の
屋内運動場
に係る
耐震診断
を
実施
してこなかった
理由
については、当時の
記録
が残っておりませんので検証することは困難な部分もございますが、
建築年次
の錯誤によって、
昭和
56年6月以降の新
耐震基準
で建築された
建物
として誤って整理したものというふうに考えているところでございます。
教育委員会
といたしましては、結果として適切な
対応
が行われてこなかったというふうに認識しておりまして、
児童
、
保護者
の
皆様
、
関係
の
方々
に多大なご迷惑、ご
心配
をおかけしたことに深く
おわび
を申し上げるものでございます。 ◆よ
こやま峰子
委員
学校施設
というのは、
子どもたち
が一日の大半を過ごす大変重要な
場所
であるのと同時に、何か
災害
があったときには
避難場所
ともなるということで、私
たち
にとっては、非常に身近で、安全が確保されていなければならない
場所
だと思います。その中で、
耐震
を満たしているとされた13校での
耐震
の
改修
が必要とされているということでありますし、また、
白楊小学校
においては、一度も
実施
されていないまま
地域
の
避難場所
となっておりまして、昨年の9月6日の
胆振東部地震
では、体育館が
避難場所
として利用されているわけですね。ですから、これからもまたこのようなことがありますと、わからないままに
耐震
がなされていないところが
避難場所
になるというようなことにもなりますので、これから、これを教訓に、きちっとした
耐震診断
をしていただきたいと思うところであります。 過去のことを言っても仕方ありませんので、今後、こういうことがないように、一層、きちっと
診断
をしていただくよう
教育委員会
に要望いたしまして、私の
質問
を終わりたいと思います。 ◆
たけ
のうち
有美
委員
きょうは、私にとって議会での初めての
質問
となります。昨年の9月まで、30年間、
学校現場
で働いてきた私にとって、きょうの
子ども
の命と安全にかかわる
案件
については、これを取り扱うことは本当に感慨深いものがあります。どうぞよろしくお願いいたします。
先ほど説明
がありましたとおり、改めて
耐震診断
を
実施
した結果、
Is値
0.7
未満
の
学校施設
が13校あったとのことです。この13校については、旧
耐震基準
で
設計
されていることから、
震度
5
強程度
の
地震
では
建物
に損傷が発生しないとのことで、現に昨年9月6日に発生した
胆振東部地震
においても
建物
に被害はなかったと聞いています。 しかしながら、
胆振東部地震
では、
地域
によっては
震度
6弱を観測しており、いつ、再び同
規模
、あるいは、それを超える
規模
の
地震
が発生しても不思議ではない
状況
にあり、特に
危険性
が高いとされる
Is値
0.3
未満
の
施設
については早急な
対応
が必要です。 また、このたび、
児童生徒
を預かる
学校施設
において、
簡易
的な
耐震診断
の
数値
がそのまま
耐震診断
結果として見過ごされていたことや、
長期
にわたり
耐震診断
が未
実施
であることが判明したことは、
学校
に勤めていた私も大変驚いているところです。それ以上に、今回、
耐震性能
が低いとわかった
学校
に通う
児童生徒
を持つ
保護者
、
関係
の
方々
は、今日の事態に大きな不安を抱えているものと推察されます。それらの
方々
には丁寧な
説明
が必要であると考えます。 そこで、
質問
ですが、これまで、
保護者
に対してどのように
説明
を行ったのか、また、不安の声などの
反応
がなかったのか、伺います。 ◎
永本
学校施設担当部長
保護者
への
説明
及びその
反応
についてでございます。
学校
によりましては、
学校長
から
保護者
に対して直接
説明
を行ったほか、全ての
学校
から、
保護者向け
に、このたびの
耐震診断
の結果及び今後の
耐震改修工事
について、また、
児童生徒
の安全を確保するための
避難経路
の再
確認等
について、
文書
を配付いたしまして
周知
を行ったところでございます。 現在まで
問い合わせ等
は寄せられていない
状況
でございますが、
教育委員会
といたしましては、引き続き、
学校
と連携いたしまして丁寧に
説明
を行っていくほか、不安を感じる
児童生徒
については心のケアに努めてまいりたいと考えております。 ◆
たけ
のうち
有美
委員
保護者
には
学校
から
文書
にて
対応
しているとのこと、また、現
時点
では不安の声は聞こえていないとのことですが、先日の報道や、実際に
工事
が進むことで、不安に思う
児童生徒
や
保護者
も出てくるかと思います。
学校
と連携し、今後もしっかりと
対応
していただくよう求めておきます。 言うまでもなく、
学校施設
は、
児童生徒
だけが利用するものではなく、
災害
時には
避難所
として多数の
避難者
が利用する
施設
となります。
胆振東部地震
では、
耐震性能不足
が判明した13校のうち12校の
屋内運動場
が
避難所
として開設されており、多いところでは100名
程度
の
避難者
が利用したと聞いています。 また、
Is値
0.3を下回っている2校のうちの1校では、昨年9月末、
連合町内会
による
避難所訓練
が行われ、
地域住民
250名
程度
が参加したと聞いています。
屋内運動場
や
備蓄庫
などが
災害
時に実際にどのような
活用
がされるかなど、
校内見学
も行われたとのことです。
災害
時には
避難所
となる
屋内運動場
の
耐震性能
が
基準
に満たない
学校施設
があることは、今後の
避難所
としての
使用
が懸念されるところです。 そこで、
質問
ですが、今回、
耐震性能不足
が判明した
学校施設
について、今後、
避難所
としてどのような
取り扱い
になるのか、伺います。 ◎
永本
学校施設担当部長
避難所
としての
取り扱い
についてでございます。
学校施設
は、
地域
の
避難者
を受け入れる
基幹避難所
として重要な役割を担っているものでございます。そのため、
危機管理対策室
と連携いたしまして、
学校
との調整を図り、
耐震改修工事
が完了するまでは、
耐震性能
が確認されている箇所を
避難スペース
として
使用
することにより、
避難所
としての
指定
を継続することとしたところでございます。 ◆
たけ
のうち
有美
委員
耐震性能
が確認されている
スペース
を
活用
しながら
避難所
としての
機能
を維持していくとのことですが、そのことを
地域
の
方々
にも知っていただく必要があると考えます。
学校施設
が
避難所
として
指定
されている場合、
避難所
といえば
屋内運動場
を連想される方も多いと思います。
屋内運動場
ではない
場所
に避難するということを
地域住民
に
事前
に
周知
し、理解していただけなければ、
避難所
を運営する職員も
対応
が難しくなるのではないかと考えます。 そこで、
質問
ですが、
耐震性能
が不足する
学校施設
の
避難所
としての
取り扱い
について、
地域
への
周知
をどう考えているのか、伺います。 ◎
永本
学校施設担当部長
避難所
としての
取り扱い
に係る
地域
への
周知
についてでございます。
屋内運動場
以外の
特別教室等
を
避難スペース
として確保する
学校施設
につきましては、
災害
時に避難する際の混乱を未然に防止するために、
地域
に
事前
に
周知
し、理解していただくことが重要であると認識しているところでございます。
周知
につきましては、広報さっぽろや
札幌
市の
公式ホームページ
の
活用
などがございますが、
危機管理対策室
と連携しながら、今後も丁寧に
対応
してまいりたいと考えているところでございます。 ◆
たけ
のうち
有美
委員
学校施設
の
安全性
については、日常的に利用する
児童生徒
や
保護者
はもちろん、非常時に避難してくる
地域住民
にとっても重要です。
避難所
として利用するのは、主に
地域住民
であることから、
地域
にも丁寧な
説明
が必要です。
災害
が発生した際に問題なく
避難所
が運営できるよう、
情報
の
周知
などをしっかりと行っていただくことを求めておきます。 いずれにしましても、
児童生徒
が安心・安全に学ぶことのできる
環境
を
早期
に確保するとともに、
児童生徒
の
不安払拭
にも万全を期すよう求めて、私の
質問
を終わります。 ◆
森山由美子
委員
私からも、何点かお伺いしたいと思います。 今回、
耐震診断
を行った
学校
は、いずれも
災害
時における
避難所
として
指定
されておりました。
耐震診断
を行っていない事実が判明したのが昨年6月、その後、9月6日に
北海道胆振東部地震
が発生し、その際、今回問題となっている
学校
の多くが
避難所
として実際に
使用
されていたのは、その後の
余震等
も発生する危険があったことを考えると、命を守るという
観点
から安易でなかったのかと感じます。未
実施
の件は、本来はこの事実が判明した6月に
公表
すべきであり、少なくとも9月の
北海道胆振東部地震
が発生した際には、
避難所運営
の
参考
とする必要があったのではないかと考えます。 しかしながら、この
耐震診断
を行っていないという事実については、
学校
や市役所の
関係部局
にも今回の
診断
結果が出てから伝えたとお聞きいたしました。内部の
情報共有
がしっかりできていないという
状況
には、非常に
危機感
を感じます。
避難所
として
使用
される
学校
は、
市民
が
災害
から身を守るため緊急に避難する
施設
であることから、
耐震診断
が未
実施
であることを把握した
時点
で速やかに
公表
すべきであったと考えます。 そこで、
質問
ですが、なぜ
耐震診断
が未
実施
であったことが判明した
時点
で
公表
しなかったのか、お伺いいたします。 ◎
永本
学校施設担当部長
耐震診断
が未
実施
であったことの
公表
時期についてでございますが、昨年6月の
段階
においては、
耐震診断
の結果は
簡易
的な
耐震診断
と同
程度
となることを想定しておりましたことから、
耐震診断
の結果を踏まえ、事実を
公表
すべきと、その
段階
では判断したものでございます。 しかしながら、このたび、結果として
耐震診断
と
簡易
的な
耐震診断
で
数値
に大きな乖離が生じたことによりまして、
児童生徒
、
保護者
の
皆様
、
関係
の
方々
に多大なご迷惑、ご
心配
をおかけしたことについては、深く
おわび
を申し上げたいと思います。 ◆
森山由美子
委員
耐震診断
の結果を正確に把握した上で
公表
したとのことでしたが、やはり、
市民
に対する速やかな
情報提供
は必要なことであったと思います。 その
耐震診断
の結果についてですが、
簡易
的な
耐震診断
の
Is値
と比較し、それほど
数値
に差がないものもありますが、大幅に下がっているものもあります。 そこで、
質問
ですが、
簡易
的な
耐震診断
の結果が違うのはなぜか、お伺いいたします。 ◎
永本
学校施設担当部長
簡易
的な
耐震診断
と
耐震診断
の結果の違いについてでございます。
簡易
的な
耐震診断
は、
耐震診断
の
手法
に準拠しながらも、総体の計算を簡略化して
Is値
を算定する
方法
によるものでございますので、今回新たに
実施
した
耐震診断
と比較すると、
Is値
が下がっている
学校
もございますが、逆に上がっている
学校
もございます。 ただ、特に
校舎
の上に
屋内運動場
が
上乗せ
になっている棟につきましては、
耐震診断
の
数値
が
簡易
的な
耐震診断
の
数値
より大きく下がる結果となってございます。これは、
上乗せ
となっている
屋内運動場
の棟が単純な構造でないということから、
簡易
的な
耐震診断
では適正な
診断
ができなかったものというふうに考えているところでございます。 ◆
森山由美子
委員
簡易
的な
耐震診断
は、
耐震診断
の
手法
に準拠するとはいえ、あくまでも
参考程度
に
Is値
を把握するものであり、危険が大きい
上乗せ
となっている
屋内運動場
は適正な
診断
ができなかったということであります。 今回の
耐震診断
から、
屋内運動場
が
上乗せ
となっている
学校
は構造的にも不利であるということだと思いますが、
避難所
として、
北海道胆振東部地震
の際、
屋内運動場
が1階にはないため、せっかく避難しようと
学校
に来た
高齢者
や障がい者が上がれないで困っていたと、
避難所
を何度も訪れた我が会派の議員からも伺っております。命を保護するための
施設
、
場所
という
避難所
の果たすべき
機能
からも、
ハード面
において
高齢者
や障がい者も避難しやすい
環境
の
整備
が重要であることを痛感いたしました。
学校施設
は、
子どもたち
の
教育
の
現場
であるとともに、
災害
時には、
地域住民
にとっての
避難場所
として
指定
され、多くの
方々
が一時的に生活する場にもなります。こうしたことから、
上乗せ
となっている
屋内運動場
に
高齢者
や障がい者など要
配慮者
を避難させることは
課題
があると考えます。 そこで、
質問
ですけれども、
上乗せ屋内運動場
が
避難所
である場合、
高齢者
や障がい者などに配慮すべきと考えますがいかがか、お伺いいたします。 ◎
永本
学校施設担当部長
上乗せ屋内運動場
の
避難所
としての
使用
についてでございます。
避難所
につきましては、
災害
時にさまざまな
方々
が一時的に
使用
する
場所
となることから、避難しやすい
環境
の
整備
が重要であると認識しているところでございます。 現在、
学校施設
を改築する際には
屋内運動場
を1階に配置しているところでございますが、過去に建築いたしました
校舎
に
上乗せ
となっている
屋内運動場
が
避難所
である場合に
避難者等
からご不満の声が寄せられていることについては、私どもでも把握しているところでございます。こうした意見につきましては、
危機管理対策室
にお伝えしているところでございますが、今後も、
関係部局
と連携いたしまして、
高齢者
や障がい者の方など要
配慮者
の
皆さん
が安心して避難することができる
環境づくり
に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ◆
森山由美子
委員
最後に、要望です。
温暖化
に伴う
自然災害
や
地震災害
は、今後も激甚化してまいります。
学校教育
は、未来ある
子どもたち
の健やかな成長のために命を育むという重要な使命を担っております。いつ、何どきも、誰よりも、どこよりも命を大事にするという
観点
を大切に
学校
が
避難所指定
となっている以上は、敏感かつ迅速に
関係機関
と連携をとっていただきたいことを切に要望し、私の
質問
を終わらせていただきます。 ◆
長屋いずみ
委員
私からも、
学校
の
耐震基準不足
の問題について、何点か
質問
させていただきます。 先月の
記者会見
での
公表
後、先ほど
学校
、
保護者
、
児童
への
説明
はされたとお聞きしましたが、
地域住民
の
皆さん
に対して
説明会
はいかがでしたか、お聞きいたします。 ◎
永本
学校施設担当部長
地域
への
説明
についてということでございますが、
地域住民
の
皆さん
への
周知
の
方法
につきましては、
危機管理対策室
と連携して、しっかりと
対応
してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆
長屋いずみ
委員
しっかりと
対応
してまいりたいということは、開催する方向で検討しているということでしょうか。 ◎
永本
学校施設担当部長
住民説明会
を開催するということでございますが、
住民説明会
の開催につきましては、する、しないということを含めまして、
危機管理対策室
と連携した上で検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆
長屋いずみ
委員
わかりました。 次の
質問
をさせていただきます。
平成
25年に
耐震改修促進法
が改正されました。この点についてお聞きいたします。 ホテル、
学校
、病院などの不特定多数の方が利用する大
規模建築物
に対する
耐震診断
の
実施
と報告義務づけ、
所轄行政庁
が結果を
公表
することとしました。現在、市の
ホームページ
でも
公表
し、公開されておりますので、どなたでも確認できます。
建築基準法
の改正で
耐震性能
の
指標値
は
Is値
で表記されるようになりましたが、この結果を見ますと、
白楊小
などは、
Is値
ではなく、確認できる、この文言で表記されておりました。これはなぜか、お伺いいたします。 ◎
永本
学校施設担当部長
白楊小学校
の
耐震基準
について、確認できるというふうに記載されていることについてでございますが、現在、
ホームページ
で公開されている部分につきましては、今回、
耐震診断
を行っていないことが判明いたしました
屋内運動場
部分ではなくて、
校舎
部分でございます。
校舎
部分につきましては、新
耐震基準
で建築されていることが確認されておりますので、したがいまして、新
耐震基準
で建築されたものにつきましては、
Is値
ではなく、新
耐震基準
で建築されているということをもって
耐震
性が確認できるというような記載となるものでございます。 ◆
長屋いずみ
委員
確認できると。しかし、
白楊小
の運動場は未
診断
だったと、ことしの4月に
公表
しました。
校舎
は確認できる、イコール、
基準
は満たしております。でも、運動場は未
診断
だった、おかしくないか、誰が考えても思いますよね。
学校
は、
校舎
も運動場も全部一体で
子どもたち
が過ごす場です。ですから、当然、全部が安全でなければならないんですよ。
Is値
表記でないということに対して、
学校
全体は大丈夫だろうかとその
時点
で確認するべきだったと思いますし、
建築基準法
の改正のはざまの時期の
診断
だからこそ、もっと丁寧に進めるべきだったと思います。 先ほど
昭和
57年以降のものも低かったというふうに言われていたと思いますので、いま一度、新と旧の
基準
の部分、切りかわった部分のものをチェックしていくべきだと思いますがいかがか、お伺いいたします。 ◎
永本
学校施設担当部長
今回、
簡易
的な
耐震診断
のみで終わっている
学校
があることを把握した
段階
で、
建築年次
だけでは判断できないようなものについては、全てその当時の
設計
図面等に基づきまして内容を確認しております。ですから、まず、その当時、新
耐震基準
で建築されたものであれば、それを示すことができる書類、もしくは、正式な
国土交通省令
で定められた
耐震診断
を行っているのであれば、その挙証書類を確認できるもの、それらを全て除いた残りが27校であったということでございます。 ◆
長屋いずみ
委員
白楊小
の運動場は、結果的に
耐震診断
を一度も行っていない、そこを
避難所
にされております。結果、100人の方を避難させたと。ですから、住民が避難した
場所
が一番危険な
場所
だったということなんですよね。 さらに、昨年6月に把握しながら、小
学校
にも報告しない、
地震
が起こったら倒壊する可能性の高い
校舎
に
子どもたち
を通わせ続けた、その責任は非常に重たいと言わざるを得ません。だからこそ、こういったことについて、
状況
をきちんと
説明
し、そして謝罪もするべきだと思います。
地域
の
方々
に
説明会
と謝罪もするべきだと思いますがいかがか、お伺いします。 ◎
永本
学校施設担当部長
地域
の
方々
への
説明
と謝罪をすべきだというようなお話でございますが、繰り返しになってしまいますけれども、この点につきましては、
避難所
を所管している
危機管理対策室
と調整させていただいた上で、どのようにするか、検討させていただきたいというふうに考えております。 ◆
長屋いずみ
委員
開く方向でご検討いただきたいと、再度、強く指摘いたします。 この間、アスベストの剥離問題、ブロック塀の
耐震基準不足
の問題、そして今回と、何度も問題を起こしております。しかし、対象校へも
市民
へも十分な
説明
はない、こういった
状況
です。 この質疑に当たり、対象校の
保護者
から多数のご意見をいただいております。
保護者
宛ての
説明
プリントをもらったとき、何年か前に
耐震
工事
をしたのに何で
基準
を満たしていないのかと不審に思いました、安全にかかわることですし、
災害
時の
避難所
となる
施設
です、早急に
対応
してもらいたい、
耐震
工事
をして安心して避難もしたのに、実は違いましたと言われ、信頼ができなくなっておりますという声が届いております。 既に信頼が壊れているんですよ。この声をどのように受けとめますか、お伺いいたします。 ◎鈴木 生涯学習
部長
今回の問題を発生させてしまったことにつきましては、
教育委員会
といたしまして、まことに申しわけなく、ご指摘は真摯に受けとめさせていただきたいと考えております。 このため、
教育委員会
も、今後、コンプライアンスなどの研修の充実とか、これまで以上に職場内の
情報共有
を深めるほか、各業務を適正に進める仕組みを構築し、再発防止に向けた取り組みを行うなど、適切に事務を行う体制の強化に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
◆
長屋いずみ
委員
改善を進めるということですね。早急な
学校施設
の
耐震改修
とあわせ、
避難場所
とした
地域
の町内会、そして住民への
説明会
の開催をすべきだと再度指摘いたします。
子ども
や
地域住民
の命にかかわることです。二度と同様のことを起こさないように、真摯に受けとめ、丁寧な
対応
を求めて、
質問
を終わらせていただきます。 ○
松井隆文
委員長
ほかに質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○
松井隆文
委員長
なければ、質疑を終了いたします。 次に、討論を行います。 討論はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○
松井隆文
委員長
なければ、討論を終了いたします。 それでは、採決を行います。 議案第1号を可決すべきものと決定することにご
異議
ございませんか。 (「
異議
なし」と呼ぶ者あり) ○
松井隆文
委員長
異議
なしと認め、議案第1号は、可決すべきものと決定いたしました。 以上で、
委員
会を閉会いたします。 ―――――――――――――― 閉 会 午前10時40分...
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