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09月04日-03号

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  1. 宮代町議会 2023-09-04
    09月04日-03号


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    最終取得日: 2024-09-10
    令和 5年  9月 定例会(第3回)          令和5年第3回宮代町議会定例会 第5日議事日程(第3号)                  令和5年9月4日(月)午前10時00分開議     開議     議事日程の報告日程第1 会議録署名議員の指名について日程第2 一般質問      13番 川野武志君       2番 西村茂久君      12番 深井義秋君      11番 土渕保美君     閉議出席議員(11名)   2番   西村茂久君       5番   丸藤栄一君   6番   丸山妙子君       7番   泉 伸一郎君   8番   角野由紀子君      9番   塚村香織君  10番   田島正徳君      11番   土渕保美君  12番   深井義秋君      13番   川野武志君  14番   合川泰治君欠席議員(2名)   1番   小河原 正君      4番   山下秋夫君欠員(1名)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人  町長      新井康之君   副町長     渋谷龍弘君  教育長     中村敏明君   総務課長    福田拓也君  企画財政課長  菅原隆行君   住民課長    草野公浩君  税務課長    伊東高幹君   町民生活課長  吉永吉正君  環境資源課長  大場崇明君   福祉課長    鈴木淳史君  子育て支援課長 横内宏巳君   健康介護課長  井上正己君  産業観光課長  小川英一郎君  まちづくり建設課長                          成田雅彦君  会計管理者兼会計室長      教育推進課長  田中啓之君          宮野輝彦君本会議に出席した事務局職員  議会事務局長  押田昭浩    書記      青木 豊  書記      金子尚子 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(合川泰治君) ただいまの出席議員は11名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(合川泰治君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(合川泰治君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。 小河原議員、山下議員におかれましては、本日欠席する旨の連絡を受けておりますので、ご報告いたします。 以上で諸般の報告を終わります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(合川泰治君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において、5番、丸藤栄一議員、6番、丸山妙子議員を指名いたします。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(合川泰治君) 日程第2、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。--------------------------------------- △川野武志君 ○議長(合川泰治君) 通告第1号、川野武志議員。   〔13番 川野武志君登壇〕 ◆13番(川野武志君) 皆さん、おはようございます。 議席番号13番、川野でございます。 提出させていただきました通告書に基づいて、順次質問させていただきますので、ご答弁よろしくお願いいたします。 まず、1でございます。農業支援についてお伺いをさせていただきます。 米の価格は、人口減少や需要が毎年10万トン減少していることから、米余りが顕著であり、令和3年産は平成26年以来の低価格となり、令和4年産も価格が大きく回復することがなく、農業経営は厳しい状況になっております。 そこで、次の点についてお伺いをさせていただきます。 ①肥料や農薬などの高騰に対する国の支援策の内容と農家の反応や申請の状況は。 ②国の支援策で十分なのか。町独自の支援策を実施する考えは。 ③農産物の6次化の具体的な取組と成果は。 ④農産物を活用した新たなふるさと納税返礼品の開発と新しい村の役割は。 ⑤宮代産の米を使ったパックライスの製造・配布による防災備蓄庫品としての活用は。 以上5点でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 川野武志議員の質問に対する答弁を求めます。 産業観光課長。 ◎産業観光課長小川英一郎君) それでは、農業支援につきまして、順次お答え申し上げます。 初めに、①肥料や農薬等の高騰に対する国の支援策の内容と農家の反応や申請状況はとのご質問でございますが、世界的な穀物需要の増加やエネルギー価格の上昇、ウクライナ情勢等の影響により、化学肥料原料の国際価格が大幅に上昇し、肥料価格が急騰しております。 このような状況を踏まえ、国では、海外原料に依存している化学肥料の低減や堆肥等の国内資源の活用等の取組を行う生産者に対し、肥料コスト上昇分の7割を支援する肥料価格高騰対策事業を実施しております。具体的には、化学肥料低減の取組を行った上で、前年度から増加した肥料費について、その7割を支援金として交付するものとなっております。 支援を受けるためには、農産物の販売実績があることや化学肥料を2割以上削減するための取組を2つ以上行うことが要件となっており、支援の対象となる肥料は、令和4年6月から本年5月に購入した肥料、令和4年秋肥及び令和5年春肥として購入した肥料となっております。 当町におきましては、南彩農業協同組合取組実施者となり、町内の生産者に対しまして肥料価格高騰対策のご案内を配布し、本事業の周知や申請の呼びかけを行ったところでございます。また、JA南彩で肥料を購入した生産者に対しては、JA南彩が化学肥料低減計画書等の申請書類の取りまとめ、申請手続を一括して実施しているところでございます。 ご質問の農家の反応はとのことでございますが、様々な物価が高騰している中、支援があると助かるや、こうした支援は続けてほしいなどのお声をいただいているところでございます。 また、当町における申請の状況でございますが、秋肥分では81件の生産者が申請を行い、令和5年3月23日付で支援金が交付されております。さらに、春肥分については37件で、今後、支援金が順次交付されることとなっております。 次に、②町独自の支援策を実施する考えはとのご質問でございますが、町では、燃料や肥料等、農業生産資材の高騰によって厳しい経営環境下にある生産者に対し、農業生産に係る負担を軽減し、農業経営の継続を支援するため、昨年12月に、前年、令和3年分の税務申告による農業収入額に応じた宮代町農業経営継続生産者支援金を交付させていただいたところでございます。 ご質問の町独自の支援策でございますが、現在のところ、町独自の支援策につきましては予定しておりませんが、県で実施しております肥料高騰対策事業などを周知するともに、国による新たな経済対策などを注視してまいりたいと考えております。 次に、③農産物の6次化の具体的な取組と成果はとのご質問でございますが、町では平成25年に、町内農産物の付加価値の向上及び地産地消のさらなる推進を図るとともに、規格外の農産物の有効活用等農業収益力を向上させる農業経営の確立を支援することを目的とする宮代町明日の農業担い手支援6次化推進事業補助金交付要綱を制定し、農業者が実施する商品開発、技術習得及び販路開拓事業や加工施設及び加工設備整備事業に対して補助金を交付する取組を実施しております。 過去5年間の補助実績でございますが、商品開発、技術習得及び販路開拓事業で1件、加工施設及び加工設備整備事業で1件でございます。 なお、今年度におきましては、新たに竹林整備の際の幼竹を利用したメンマ製造に対して、補助金の交付を行っております。 このように6次化推進事業補助金をご活用いただいている実績からも、一定の成果があったものと考えております。 また、6次化を推進する役割を持った新しい村では、これまで地元産の素材を使ったフレッシュジュースやジャム、パフェ、干し芋のほか、メディカルハーブガーデンで育ったレモングラスを使ったハーブティーなどの販売を行っております。 さらに、昨年、自社で苗から育て生産した減農薬・減化学肥料の特別栽培米、彩のきずなを100%利用した日本酒を開発したほか、地場産の野菜や果物等を活用したオリジナルシロップのかき氷の販売を開始いたしました。今年度におきましても、新たなお酒の開発やパックライスなどの検討を進めているところでございます。 次に、④農産物を活用した新たなふるさと納税返礼品の開発と新しい村の役割はとのご質問でございますが、現在、農産物を活用したふるさと納税の返礼品は、お米や巨峰、梨、ネギ、トウモロコシなどの農産物や、地場産の農産物を使用した日本酒やワイン、和菓子、洋菓子などがございます。 事業者によるふるさと納税の開発に当たっては、一定の販売実績が必要であることから、売場を持たない事業者にとって、新しい村は販売実績を積む場所としての役割があると同時に、商品の販売状況や評判など、新しい村との密なコミュニケーションを行うことで、商品のブラッシュアップにつきましても図れるものと考えております。 なお、様々な農産物や商業製品を扱う生産者が集まる新しい村は、こうした生産者のマッチングの場ともなりますので、これをきっかけとした商品の開発や新たな販路の拡大が期待できるものと考えております。 また、自社生産の農産物を活用した商品開発や、生産者の余剰生産品規格外生産品などを活用した商品開発など、6次化商品を主体的に開発し、ふるさと納税返礼品につなげることも、新しい村が担っている役割であると考えております。 最後に、⑤宮代産の米を使ったパックライスの製造・配布による防災備蓄品としての活用はとのご質問でございますが、現在、新しい村において、令和5年産米の彩のきずなを使用したパックライスの試作準備を進めているところでございます。完成後には商品化も見えてくるものと考えております。その際は、先ほどのご質問にもございました、ふるさと納税の返礼品や防災備蓄品としても活用できるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 川野議員。 ◆13番(川野武志君) ご答弁ありがとうございました。 それでは、再質問をさせていただきます。 まず、①なんですが、肥料などの高騰に対する国の支援策と農家の反応については、JA南彩が案内チラシを配布し、事業の周知や申請の呼びかけを行ったということですが、申請の呼びかけはどのように行われたのでしょうか、具体的に教えてください。 また、町としては、JA南彩と連携・協力した取組は実施したのでしょうか。よろしく答弁お願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 産業観光課長
    産業観光課長小川英一郎君) それでは、お答え申し上げます。 事業の周知の関係でございますけれども、こちらにつきましては、JA南彩のほうに確認をいたしましたところ、チラシを配布しておりますが、こちらについては、町内の生産者に対しまして、郵送または戸別訪問により実施したと聞いております。 それから、町独自の周知ということでございますけれども、町独自の周知というのは特に行っておりませんが、町のほうにも当然相談はございますので、その際には、JAのほうでやっている手続関係のほうをご案内させていただきまして、JAのほうに行っていただいております。 JAのほうにつきましては、今回の申請に当たりましては、化学肥料低減計画書などを作る必要がございまして、そちらについては営農渉外担当職員のほうが、そちらの作成の支援を行ったというふうに伺っております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 川野議員。 ◆13番(川野武志君) ありがとうございます。 JA南彩では申請書類の取りまとめなどを一括して実施しているとのことですが、肥料の購入はJAだけではないと思います。JA以外のところで買った肥料を使っている方や、特に高齢者などには、町として独自の周知や説明が必要だったのではないかと思いますが、その辺はどのように考えておりますか、よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 産業観光課長。 ◎産業観光課長小川英一郎君) お答え申し上げます。 まず、肥料の関係でございますけれども、議員おっしゃるとおり、肥料につきましては、農協だけでなく、ホームセンターで購入した生産者もいらっしゃったようでございます。こちらについては、JAのほうでも、例えば買った肥料の成分であるだとか購入者名が明らかである場合には、申請手続を行わせていただいたということで聞いております。 また、町独自の支援ということでございますけれども、先ほどもご答弁申し上げましたが、特には行っておりませんけれども、こういった取組をしておりますJAを案内するとともに、町としてできる取組といたしましては、今後町のホームページ等に、埼玉県の支援策につきまして載せていきたいなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 川野議員。 ◆13番(川野武志君) ありがとうございます。ぜひ全ての農家の方に周知が届くように、そういった取組をしていただきたいなというふうに思っております。 次に、②なんですけれども、農業継続生産者支援金のことなんですけれども、農業収入に応じて交付されますが、収入の段階別の申請件数や、それぞれの割合が分かりましたら教えていただけますか。よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 産業観光課長。 ◎産業観光課長小川英一郎君) お答え申し上げます。 昨年度実施をいたしました宮代町農業経営継続生産者支援金の実績ということでございますけれども、議員おっしゃるとおり、農業収入額に応じて交付のほうをさせていただきました。 まず、農業収入額が10万円以上100万円未満の方につきましては、支援金額1万円でございますが、交付件数が147件でございます。 次に、農業収入額が100万円以上300万円未満につきましては、支援金額が3万円でございますが、こちらの交付件数は42件でございます。 次に、農業収入額が300万円以上500万円未満につきましては、支援金額が5万円で、交付件数は17件でございます。 最後に、農業収入額が500万円以上につきましては、支援金額が10万円で、交付件数につきましては13件でございます。 こちらにつきましては、合わせまして支援金額は488万円、交付件数につきましては219件でございます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 川野議員。 ◆13番(川野武志君) ありがとうございます。 この農業経営継続生産者支援金ですが、令和3年度に実施した経緯と、令和4年度に実施しないことにした経緯を説明していただけますでしょうか。 また、県で実施している肥料高騰対策事業など周知していただけるということですが、具体的な周知方法を教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 産業観光課長。 ◎産業観光課長小川英一郎君) お答えを申し上げます。 まず、令和4年度にこれを実施しなかった理由はということでお尋ねがございましたが、こちらにつきましては、令和4年度に実施したものでございます。 それから、周知の方法でございますけれども、先ほどのご答弁と重なる部分もございますが、取組につきましては、JA南彩のほうでやっております、役場のほうに来られる生産者さんにつきましては、丁寧にご説明をさせていただきまして、こういった手続が必要だということで、JA南彩のほうにご案内するとともに、今後につきましては、ホームページへの掲載等も考えてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 川野議員。 ◆13番(川野武志君) ありがとうございます。 それでは、③の農産物の6次化について質問をさせていただきます。 農業経営継続生産者支援金の状況から、宮代町の農業経営者農業収入状況が分かると思います。宮代町では従来から、「農」のあるまちづくりまちづくりの理念に掲げておりまして、各種事業に取り組んできましたが、農業従事者の高齢化が進んでおり、新規就農者の増加が難しい状況であると思います。 また、6次化の補助金を交付していますが、過去5年間で2件となっています。令和5年度はメンマの製造補助金を交付しており、一定の成果があったとしていますが、6年間で3件の申請で、成果があったという根拠を教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 産業観光課長。 ◎産業観光課長小川英一郎君) それでは、お答えを申し上げます。 冒頭の答弁で、一定の成果があったということでお答えをさせていただきました。その根拠というご質問でございますけれども、こちらの宮代町明日の農業担い手支援6次化推進事業補助金につきましては、町内農産物の付加価値の向上、それから地産地消のさらなる推進、それから規格外の農産物の有効活用など、農家等の収益力を向上させることを目的としております。 こうしたことから、近年交付しました内容でございますけれども、規格外の野菜や果物のジュース等の加工に関する事業でございますとか、食用として価値のなかった農産物に食品としての価値を付加する事業、こちらについては竹でございます、メンマです。これらが農家の所得向上の一助になったと考えられますことから、一定の成果があったというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 川野議員。 ◆13番(川野武志君) ありがとうございます。 それでは、④のふるさと納税返礼品の開発について質問させていただきます。 新しい販売実績を積む場所や、商品の販売状況や評判など、新しい村と密なコミュニケーションを行うことで、商品のブラッシュアップが図られるということですが、新しい村とのコミュニケーションブラッシュアップについては、実際にどのようなことを行っているのでしょうか、具体的に教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 産業観光課長。 ◎産業観光課長小川英一郎君) お答え申し上げます。 まず、新しい村とのコミュニケーションでございますけれども、毎月1回、経営会議というのを開いております。そちらのほうに、私ども担当職員、それから、副社長でございます副町長も一緒に出席をして、新しい村の経営状況の報告を受けておりまして、そちらで最新の状況を確認することができますので、コミュニケーションをそちらで取れているというふうに考えております。 また、月1回の経営会議以外にも、まめに新しい村のほうには足を運んでおりまして、直売所でありますだとか、それからアグリの部門のほう、そちらのほうに行って、直接スタッフとコミュニケーションを図っているところでございます。 それから、商品のブラッシュアップにつきましては、新しい村のほうで6次化商品について開発しているわけでございますけれども、例えば商品として出す前に、我々で試食をしたりして、ここをこうしたほうがいいとか、それから、商品として出ている後にでも、気づいたことについては、ここをこうしたほうがいいとかいうことを申し伝えまして、さらにいい商品になるようにブラッシュアップを図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 川野議員。 ◆13番(川野武志君) ありがとうございます。 最後に、パックライスについてちょっとお伺いしたいんですけれども、防災備蓄品として活用することを考えていただいているようですが、町長も同様の考えでもよろしいのかなと思うんですけれども、町としては、町の防災備蓄品としてだけではなく、自主防災組織などを通じて一般家庭に定期的に配布し、自宅用の防災備蓄品として常備することを考えていただきたいと思いますが、町長はどのように考えているか、ちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町長。 ◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 備蓄品の大切さというのは、とても大事だと思っていますし、各家庭で必ず取り組んでもらいたい一つの視点だと思います。 ただ、全世帯に町から備蓄品を配布するというのは、ちょっと難しいのかなと思っておりますので、ただ、こういうものを備蓄したらいいというようなご案内ですとか、またこれから、新しい村で今開発していますパックライスが町民のために役に立つのであれば、それを少し安価な形でお勧めするとか、手法はあるかなと思っております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 川野議員。 ◆13番(川野武志君) 町長、ありがとうございます。 6次産業化ですが、宮代町に置き換えて考えますと、やはり農産物を加工して、新たな付加価値を生み出す取組をいうのかなというふうに思います。このことにより、農業者の所得向上や新たな雇用を確保することができるのではないかと思います。ぜひともそういった取組を進めていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 それでは、次の質問に移らせていただきます。 2、東武動物公園駅西口わくわくロード事業についてお伺いをします。 東武動物公園駅西口わくわくロード事業は、第5次総合計画の前期事業計画に位置づけられた重点事業であり、東武動物公園西口駅前広場から新しい村を結ぶ道路を誰もが歩きたくなるような場所として整備を期待しております。 そこで、次の点についてお伺いをします。 ①東武動物公園駅西口わくわくロード事業におけるこれまでの実施内容と町民からの意見・要望は。 ②東武動物公園駅西口から東武動物公園までの区間におけるイルミネーション実施の可否や課題・問題点は。 ③昨年度使用した物流パレットの今年度の活用方法とその後の保管・処分は。 ④事業目標の達成に向けた各種団体・組織との連携・協力の具体的な取組状況と今後の対応は。 以上4点でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 まちづくり建設課長。 ◎まちづくり建設課長(成田雅彦君) それでは、1点目の東武動物公園駅西口わくわくロード事業における、これまでの実施内容と町民からの意見・要望についてお答えいたします。 まず、これまでの実施内容といたしましては、令和4年度は、市民参加によるまちづくり検討会を立ち上げ、6回会議を開催いたしました。そして、8月に、まちづくり講演会図書館ホールで開催しまして、「宮代町のこれからについて考えてみませんか」というテーマで、まちづくりの市民活動に実績のある2名の講師の先生に市民活動事例や体験談などをお話しいただきました。 9月に、1回目の社会実験をスキップ広場で実施しました。内容は、誰もが自由に使えるテーブルやベンチ、ハンモックなどといった休憩施設を設置しまして、広場や道路といった公共空間の活用に対する市民のニーズを把握いたしました。また、当日は、無印良品の周年祭として、つながる市と月イチまんまるが開催されていましたので、この2か所で開催されたマルシェをつなぐ仕掛けとして、スタンプラリーを行いました。 3月には、2回目の社会実験としまして、わわわ!トウブコを開催いたしました。市民のニーズを把握する目的で、車道の一部を利用してパークレットをつくり、この部分を利用し、休憩スペースとして広場と歩道を一体化することにより、キッチンカーの出店とテーブルベンチやハンモックを置いて、ゆっくりとくつろげる場所といたしました。また、仮設の遊具を設置しまして、親子で遊べる空間をつくり、このほか、路面イラストやデジタルスタンプラリー、電動キックボードなど、わくわくしながら回遊したくなる仕掛けを用意いたしました。 当日は、つながる市や0円祭り、321の市と同時開催により、東口と西口をつなぎ、多くの人でにぎわいを見せておりました。 また、町民からの意見・要望につきましては、検討会に参加された方のご意見と、あとは社会実験の際にアンケート調査を実施した結果、主な改善したいところといたしましては、東武動物公園のわくわく感や期待感が感じられない。動物公園の来訪者以外、新しい村のほうに歩いている人が少ない。街路樹や花壇が歩道を狭くしてしまっている。冠水がひどい。車がスピードを出さないようにしたい。図書館横の通路が狭く、雨が降ると歩きにくい。イルミネーションを西口周辺エリア全体に広げたいなどといった意見がございました。 次に、2点目の東武動物公園駅西口から動物公園までの区間におけるイルミネーションの実施の可否や課題・問題点についてお答えいたします。 イルミネーションにつきましては、みやしろの新しい顔づくりプロジェクトをきっかけとしまして、今から10年以上前から、地域の若者や日本工業大学の学生などが中心となって実行委員会形式で実施していただいているもので、イルミネーションの制作講座や点灯式などを通じて参加者の輪が広がっていくという、市民が主体となった活動が行われております。 また、東武動物公園では「ウインターイルミネーション」と題して、園内の木々や動物型のオブジェにイルミネーションを設置し、冬のイベントを開催しております。 町といたしましては、回遊性の向上の仕掛けや冬の観光イベントといった町の活性化の観点から、市民活動や民間事業の妨げとならないように配慮しながら、駅前広場に設置されているみやしろイルミネーションと東武動物公園の2つの拠点をつなぐ形で、街路樹のイルミネーションを社会実験として実施する予定でございます。 また、課題・問題点につきましては、電源の確保やその費用などが想定されますが、街路樹のイルミネーションを実際に行うことで、その効果も確認できると思いますので、今年度につきましては社会実験として、駅前広場から東武動物公園までの一部の区間において実施したいと考えております。 次に、3点目の昨年度使用した物流パレットの今年度の活用方法とその後の保管・処分についてお答えいたします。 物流パレットにつきましては、検討会に参加していただいた市民の皆様のご協力により、物流関係の企業等から中古のパレットを無償で提供していただいたものでございます。 パレットの保管につきましては、町の資材置場に保管しており、今年度の資材の活用については、わくわくロード事業では、現時点においては未定でございますが、宮代町民まつりや11月に行われますみやしろ芸術祭といった他事業に貸出しを行うなど、当面の間は資材置場に保管し、活用していく予定でございます。 次に、4点目の事業目標の達成に向けた各種団体・組織との連携・協力の具体的な取組状況と今後の対応についてお答えいたします。 わくわくロード事業には、町の活性化につながるような市民活動を行っている市民、日本工業大学、東武鉄道、東武レジャー企画、良品計画の皆様にご参加していただきました。検討会には、およそ30名の皆様に関わっていただき、アイデアを出し合いながら、わくわくしながら歩きたくなるような道路や街中の検討を進め、まちづくり講演会や社会実験等を行い、コンセプトを公園のようなコミュニティ道路として取りまとめ、西口周辺エリアの将来像となる基本構想を作成いたしました。 今年度につきましては、基本構想を念頭に、整備エリアの絞り込みや具体的な整備に向けた概略設計等を進める予定でございます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 川野議員。 ◆13番(川野武志君) ご答弁ありがとうございます。 それでは、再質問をさせていただきます。 ①のわくわくロード事業の実施内容ということで、私の聞いた意見の多くは、安全上の観点を含めて、ちょっと批判的な意見が多かったのかなというふうに思うんですが、道路の冠水が度々起こる場所ですが、冠水対策についての整備を町としてはどのように考えているのか教えてください。よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 まちづくり建設課長。 ◎まちづくり建設課長(成田雅彦君) お答えいたします。 まず、パークレットについての批判的な意見が多かったということでございますが、パークレットの設置は、コンセプトを先ほども申し上げたとおり、公園のようなコミュニティ道路としまして、車道の一部を歩道の休憩施設とすることで、施設や設備についての市民ニーズや交通への影響を確認することが目的の社会実験でございます。パークレットは、小さな公園という意味もあり、進修館の曲線をイメージしておりまして、検討会のメンバーが設計し、ボランティアにより作成したものでございます。道路にせり出した広場をつくって、テーブルとして利用したり、椅子にもなったり、子供が階段として遊んだり、お店を出したりと、小さな休憩スペースの利用の仕方も様々でした。 議員ご指摘の安全上の観点からの批判的意見というのは、町のほうでは、直接お伺いした件数は3件ございました。社会実験を行うに当たりましては、杉戸警察と協議をしまして、道路交通上、施設の構造上、あと夜間の保安設備を含め、問題ないということで、杉戸警察から道路使用許可をいただいております。車の通行上のトラブルもございませんでした。 このような批判というものは、直接多く町には届いておりませんでしたが、批判的な意見もあるということで、今後のわくわくロードの検討材料として受け止めさせていただきたいと思います。 あと、冠水対策でございますが、わくわくロードの冠水対策といたしましては、道路を高くしたからといって、その水は低いほうに流れますので、車は通れるようになるんですが、抜本的な改善策にはなりません。姫宮落川の河川改修の効果を見極めることが重要かと考えております。 県道の道佛橋の下流を見ていただければ分かりますとおり、河川断面がかなり大きくなっております。また、姫宮落川に排水している町管理の排水路が何本もございますが、そのはけ口も河川断面が大きくなれば、県との協議にもなりますが、大きくすることも容量的に可能になってまいりますので、かなり冠水が軽減することが期待されております。 冠水対策として考えられますのは、道路の下に大きな容量の雨水貯留施設を設けることや調整池などが考えられますが、相当な費用がかかりますので、河川改修の整備効果をまずは見極めた上で検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 川野議員。 ◆13番(川野武志君) ご答弁ありがとうございます。 続きまして、②のイルミネーションについてですが、過去の経緯は私も承知しております。答弁では、市民活動や民間事業の妨げとならないように配慮するということですが、イルミネーションをそれぞれ別々に実施するということなのか、その辺をお伺いしたいと思います。 また、イルミネーションをするにしても、電源の確保が課題ということになってくると思いますが、町民まつりで使用した配線などをうまく使うことで経費の削減ができると思いますが、その辺どういった考えでいるのか、その辺を教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 まちづくり建設課長。 ◎まちづくり建設課長(成田雅彦君) それでは、お答えいたします。 イルミネーションにつきましては、社会実験で実施する考えはございますが、現段階では具体的にまだ決まっておりません。 今回は規模としては、広い範囲ではなく、駅前広場と、あとスキップ広場周辺になるかと思われます。わくわくロードの社会実験として行いますので、検討会メンバーを主体として、飾りつけは危険を伴いますので、業者に委託することも検討しております。この試みがどんどん広がるようであれば、市民団体とも連携していきたいと考えております。 また、社会実験を実施するに当たりましては、毎年みやしろイルミネーション実行委員会が駅前とかで電飾をやっておりますが、そちらと調整して、相乗効果が出るように協力してまいりたいと考えております。 あともう一点、電源ですね。わくわくロードとして、現地に設置した電源が2か所既にございまして、議員ご提案のとおり、町民まつりで使用する電源も常設されておりますので、これらを使用することで、新たに電源を設置するより経済的になりますので、使えるものは積極的に使用したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 川野議員。 ◆13番(川野武志君) ご答弁ありがとうございました。 町長は、対話のあるまちづくりを目指しているところですが、大変それは大事なことだと思います。しかし、実行委員会形式で実施しているもの、今回、課長の答弁にも出てきましたが、実行委員会は活動を通して、市民の輪を広げることを目的としているようでございます。 それはそれで大事なことだと思うんですが、もっと大事なことは、東武動物公園駅西口わくわくロード事業は、駅前広場から新しい村まで、誰もが歩きたくなるような場所として整備することが一番大事なことだと思いますので、その辺を重視していただいて、事業を進めていただければというふうに思っております。 それでは、次の質問に移らせていただきます。 3番、スクールガードなどの取組についてお伺いをさせていただきます。 通学道路に求められる一番の条件は、安全性の確保だと思います。具体的には、交通安全は道路改良や標識などの設置による環境改善を、防犯においては様々な防犯グッズの充実が必要であると思います。そして、スクールガードや子供110番の家など、子供たちの安全を見守るために地域で様々な取組が行われていますが、何といっても、最終的にはマンパワーの確保が最も重要だと思います。 そこで、次の点についてお伺いします。 ①スクールガードや子供110番の家のこれまでの活動状況と評価は。 ②スクールガードや子供110番の家に登録しているボランティアの年齢構成は。 ③スクールガードや子供110番の家に携わるマンパワー確保に向けた今後の課題、取組の具体策は。 ④スクールガードの装備品(ベスト、ジャンパー、帽子、腕章等)の支給状況と充実策の考えは。 以上4点でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 教育推進課長。 ◎教育推進課長(田中啓之君) それでは、スクールガード等の取組に関するご質問につきまして、順次お答えさせていただきます。 まず、①のご質問、スクールガードや子供110番の家のこれまでの活動状況と評価についてお答えいたします。 学校の登下校の見守りの体制は、町の交通指導員にご協力いただいているほか、県委嘱のスクールガード・リーダーを各小学校に1名ずつ配置しております。さらに、スクールガードや見守りパトロールをはじめ、立哨指導や付添いの保護者など、多くの方々にご協力をいただいておりますが、こちらについては、学校や地域によって規模や形態は様々でございます。 スクールガード等は、現在186人の方がいらっしゃいます。主に横断の補助や登下校の付添いなど、子供たちの登下校の見守り活動を行っていただいております。 子供110番の家は、現在126件のご登録をいただいております。子供が登下校や放課後に不審者に出会ってしまったり、不慮の危険に巻き込まれそうになった場合、落雷や地震などの自然災害により一時的に避難が必要になった場合などに子供を一時的に保護し、警察、消防、学校、保護者などへ連絡・通報していただく、緊急避難所のような役割を担っていただいております。 スクールガードや子供110番の家は、たくさんの町民の皆さんにご協力をいただいており、教育委員会としても大変感謝しているところです。 続きまして、②のご質問、スクールガードや子供110番の家に登録しているボランティアの年齢構成についてお答えいたします。 スクールガード・リーダーの平均年齢は73歳です。スクールガードや見守りパトロールの方々に関しては、年齢までは把握させていただいてございません。 子供110番の家は、事業所や家庭単位での登録になりますので、年齢までは把握しておりませんが、登録家庭の状況については、小・中学校の保護者の方のご家庭も含め様々でございます。 続きまして、③のご質問、スクールガードや子供110番の家に携わるマンパワーの確保に向けた今後の課題、取組の具体策についてお答えいたします。 ご指摘にございますマンパワーの確保については、地域の皆様にお願いしている以上、人数の多寡ではなく、そうした活動を行っていただいている方が1人でもいらっしゃるという現状そのものを肯定的に捉えることが肝要だと考えております。 他方、子供たちの登下校等の安心・安全のためには、保護者はもとより地域の皆様のご協力が欠くことができないものとも考えております。 今後、各学校や地域での体制を維持していくことの難しさを感じているところもうかがえることを踏まえ、対策としましては、まずは多くの方にこの活動の様子や現状を知っていただき、少しでも新たな協力者を増やすことにつながればと考えております。 9月1日発行の教育だよりみやしろでも、特集として、町内4校の見守りボランティアの活動の様子を紹介させていただきました。また、各校に設置されている学校運営協議会などを通し、学校と地域の連携を深める取組を推進することで、協力者の確保につなげていけたらと考えております。 最後に、④のご質問、スクールガードの装備品(ベスト、ジャンパー、帽子、腕章等)の支給状況と充実の考えについてお答えいたします。 スクールガードの装備品については、現在町からは支給しておりません。先ほど申し上げましたとおり、スクールガードや見守りパトロールについては、学校、地域、個人など規模や関わり方は様々な状況ですので、一律に同じものをお渡しするということは難しいのが現状です。今後につきましては、各校の状況を把握しながら、学校と連携し、課題として検討させていただきたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 川野議員。 ◆13番(川野武志君) ご答弁ありがとうございます。 それでは、再質問をさせていただきます。 ①のスクールガードなどの活動状況と評価についてですが、携わっていただいている方々についても、教育委員会としても感謝をしているということですが、本人に感謝の意を具体的なものとして表すことは行っていただいていないのかどうか。また、町の表彰規程ですが、消防または交通安全、消防等に尽力し、特に功績があった者を表彰規程としていますが、スクールガードなどに携わっている方への表彰というのは考えていないのか。また、やっているのか、その辺をちょっと教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 教育推進課長。 ◎教育推進課長(田中啓之君) お答えいたします。 感謝の気持ちをどのようにお伝えしているのかということにつきましては、当然学校におきましては、日頃から感謝の気持ちを直接お伝えさせていただいております。 教育委員会として、あるいは町として、具体的なものとしたらのお話をいただきました。例えば表彰、感謝状をお渡しするというようなことは現在行ってございませんが、登下校の状況の確認とかごあいさつなどで、我々教育委員会の職員がお邪魔させていただいたときに、直接感謝の気持ちをお伝えさせていただいておりまして、これからもそういった機会を積極的につくっていくことで、感謝の気持ちをお伝えしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 川野議員。 ◆13番(川野武志君) ご答弁ありがとうございます。 マンパワーの確保については、人数ではなく、現状を肯定的に捉えることが肝要ということですが、今後も人数は現状維持か可能なのか。人は年を取り、年を取ると体力も落ちます。新たな人材確保が急務だと思います。教育推進課としては危機感を持っていないような感じがするんですが、どのように考えているのか、お聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 教育推進課長。 ◎教育推進課長(田中啓之君) お答えいたします。 マンパワーの確保についてということで、答弁でも申し上げましたとおり、教育委員会といたしましても、子供たちの登下校等の安心・安全のためには、地域の皆様のご協力は欠くことができないものと考えております。 地域コミュニティが希薄化していると言われる中にありまして、地域の子供たちのためにという思いを持って、実際に行動いただいている方々がいるという現状は、地域にとって大きな財産であり、誇るべきことであると認識しております。議員にご心配いただいているとおり、このすばらしい活動をつないで継続していただけるようにするための人材確保、大きな課題であると認識しており、危機感も持ってございます。 現在、活動の担い手となっていただいている方はご高齢の方が中心であり、今後も少子高齢化が進行し、さらに共働き世帯が増える、あるいは定年退職の年齢が引き上げられていくと、そういった中にあって、今後も地域のご高齢の方々にそういったご協力を頼らなきゃならないというのが実情だと思います。 また、今の誇るべき状況と申し上げましたけれども、こうしたボランティアの方にお願いしている状況というのは、個人や各地域の皆さんの善意に頼っているという部分で、現実的な部分で、いつまでどこまで甘え続けることができるのかというところも、必要な人数を確保できるのかということも大きな課題として認識しております。 教育委員会としましては、そういったことは当然課題として認識させていただきつつも、まずは現在の状況を維持・継続していくことが肝要であるということで考えておりまして、この取組を多くの人に知っていただいて、少しでも協力者が増えていったらということで、先ほど申し上げましたとおり、教育だよりみやしろ等で活動の紹介をさせていただいてございます。 また、今年度から全ての小学校で、地域住民の方々や保護者による学校運営協議会を設置させていただいております。今後、地域と学校の連携を一層強化させていただくという中で、各地域の特性とか実情に応じたような形で、持続可能な方策というものを模索していかなきゃいけないのかなと、そのように考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 川野議員。 ◆13番(川野武志君) ご答弁ありがとうございました。 最後に、④なんですけれども、装備品、教育委員会としては把握していないということなんですが、私が見る限り、着ているもの、また帽子等もかぶっていない、また着ていない方も中にはいらっしゃると思うんですね。冬なんか寒いときに、やはりジャンパーがあったらいいなとかいうふうに思うんですけれども、装備品については、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。 ただ、予算があるものですので、その辺、町長、どのようにスクールガードについて考えているのか。また、装備品のほうの充実みたいなのは、町のほうで予算を組んでいただけないのか。その辺ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町長。 ◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 スクールガードの皆様には、日頃大変な中、毎日ご協力いただいて、本当にありがたいと思っています。 ただ、担当のほうからご答弁さしあげたとおり、各学校単位で今、スクールガードが組織されていて、それも学校単位で、ちょっとずつ組織の組み方が違っているようでございます。現在の備品も学校から支給されているようでございますので、その辺きちんと教育委員会としても、今調査するようでございますので、しっかりと各学校単位の状況をしっかり把握した上で、また町のほうと協議をしていきたいと思います。 ○議長(合川泰治君) 川野議員。 ◆13番(川野武志君) 町長、ご答弁ありがとうございます。 ぜひ、スクールガードの皆様に支給されるベスト、ジャンパー、帽子なども考えていただいて、お願いしたいと思います。 また、表彰規程の見直しもぜひ考えていただいて、そういったボランティア活動の励みになると思いますので、今後とも、そういった形もご検討いただければと思います。 それでは、これで私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(合川泰治君) 以上で、川野武志議員の一般質問を終わります。 ここで休憩いたします。 △休憩 午前10時58分 △再開 午前11時14分 ○議長(合川泰治君) 再開します。 引き続き、一般質問を行います。--------------------------------------- △西村茂久君 ○議長(合川泰治君) 通告第2号、西村茂久議員。   〔2番 西村茂久君登壇〕 ◆2番(西村茂久君) 議席番号2番、西村茂久でございます。 今日は、4つの項目についてお尋ねしますので、よろしくお願いいたします。 まず1番目は、大震災時、自主防災組織は機能できるかという項目です。 日本列島はユーラシア大陸の東縁部、東の縁が断裂し生まれたもの、約300万年前とされております。しかも、4大プレートのひしめき合いや列島の中央部を横断し、九州から関東に連なる1,000キロに及ぶ巨大断層、いわゆる中央構造線北部で多くの活断層が誕生します。直近では、阪神・淡路地震、熊本地震が発生いたしました。町が警戒する茨城南部地震も活断層が引き起こす直下型地震で、海溝型とは違い、マグニチュード8以上にはならないとしても、震源が近いため突然大きな揺れに襲われ、地震速報が間に合わないことから、まずは身の安全確保が一番です。 そこで、町の地域防災計画、ハザードマップを念頭に、以下お伺いをいたします。 ①自分の身は自分で守る自助が基本であることはそのとおりとしても、少なくとも公助の態勢が整うまでは共助が必要となります。自主防災組織に町が期待する内容を改めて確認をいたします。 ②共助の主体は自主防災組織であり、ご近所となりますが、町内自主防災組織の備え、活動状況についてお尋ねいたします。 ○議長(合川泰治君) 西村茂久議員の質問に対する答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) それでは、お答えいたします。 初めに、1点目、自主防災組織に町が期待する内容でございますが、災害発生時においては、町職員は初動態勢として、災害対策本部の設置、情報収集活動、町民の皆様への情報発信、避難所の開設、さらには必要物資の手配やライフラインの修繕等を行ってまいります。 その一方、災害が大きくなればなるほど、消防や警察、自衛隊などが被災現場に救助に向かうのに時間がかかります。そのため、災害発生直後は家族、ご近所、そして町内会、自主防災会といった身近な方々や組織が互いに助け合っていただくことが必要でございます。 特に期待しております活動は、出火防止及び初期消火活動、被災者の安否確認と、可能であれば救出と手当て、避難行動要支援者の安全確保と安全な場所への避難誘導、地区内における被害情報の収集と町への通報、避難が長引く場合の避難所の運営活動などとなります。 次に、2点目、自主防災組織の備え、活動状況でございますが、町では宮代町安心安全まちづくり推進事業補助金交付要綱に基づきまして、防災・防犯に関する資機材の購入や拠点整備を行う自主防災組織への補助、また、自主防災組織が主催いたします訓練等への補助金を交付しております。発電機やヘルメットなどの防災備品の整備に活用いただいており、令和4年度は、延べ22団体に合計174万9,300円の補助金を交付いたしました。 また、活動状況でございますが、令和4年度の状況となりますが、町内に56の自主防災組織がございまして、そのうち17の自主防災会が10月16日の宮代町地域防災訓練に参加いただきました。また、それ以外に、各自主防災組織が独自に開催する訓練や研修が延べ35回実施されております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 西村議員。 ◆2番(西村茂久君) ありがとうございます。 自主防災組織、これ昨年の4月1日現在で、総務文教委員会の資料にも出ておりますけれども、組織数は56団体、組織率は100%、組織を構成している世帯数は9,696世帯、これは全体の63.0%ですよね。 100%の自主防災会、つまり自主防災組織を有している宮代町、いざ大地震が起きても、あるいは大地震以外の災害が起きても大丈夫だということなんでしょうが、地震については発生当初、被害は同時多発的に起きると。だから、公助に頼ることはほぼ不可能であります。自助・共助での対応とならざるを得ません。 しかしながら、地震の発生する曜日とか時間帯によっては、自主防災組織の核となる要員がどれだけ集まれるか、これが鍵になります。加えて、私どもは本番の経験がありません。しかも、高齢化が進行する中で、核の要員が極めて少なくなっている状況にあります。したがって、組織が100%町内にあるとしても、これは本当に機能するようなものなのか、そこのところをお尋ねしたわけです。 答弁がありましたので、一応それに基づいてやりますけれども、例えば自主防災組織の訓練内容についてお尋ねいたします。 先ほどの答弁では、14の組織が地域防災訓練に参加したということですよね。17ですね、17の組織が地域防災訓練に参加したと。これは力になるような訓練になるんでしょうかね。 実際には、災害が発生したとき、まず自主防災会は、司令塔となる本部を立ち上げる必要があります。そして、何よりも大事なのは、情報収集を直ちに行うと。そうした中で、救出・救護の活動、これは倒壊その他で発生するものですけれども、救出・救護、そして、全体的には避難行動も指導しなければならない。状況によっては炊き出しも行われなければならない。 しかしながら、訓練はどういう形で行われているかというと、日曜日、役割を含めて、事前のシナリオに基づいて行われています。これはどれだけの意味があるんでしょうか。 公助の一つ、避難所設営訓練とは、これ違いますよね。自主防災組織が、先ほどの答弁では、町の地域防災訓練が56団体のうち17団体参加した。それでいいんですかね。お尋ねいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) お答えいたします。 町が行いました地域防災訓練に自主防災会の皆様にご参加いただいたということをご答弁させていただきました。 これは、まず参加いただいて、その会場では複数の訓練を体験していただいたり、また、防災に関わる道具ですとか救出方法などを実際に目で見て学んでいただくという場として開催しております。これに参加されたから完全、大丈夫だということではございませんけれども、まずはやはり災害・防災というものを身近に感じていただく場として、また少しでも活動を体験していただく場として開催をしております。 また、そのほかにも自主防災会ごとに、自ら計画・企画されて訓練を実施しております自主防災会がございますので、そういった活動もまたさらに広まるように、自主防災会の皆様とコミュニケーションを図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 西村議員。 ◆2番(西村茂久君) それでは、自主防災会が装備している資材・機材、いろいろあると思いますが、その保有状況をお尋ねしたいんですが、あわせて、その資材・機材を実際に活用するような訓練、これがなされているかどうか、お尋ねいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) 自主防災会で配備しております備品等でございますが、これは自主防災会が独自にそろえているものもございますことから、全てを把握しているわけではございませんが、町で補助金を交付しております関係から、ある程度は数字を承知しております。 56の団体がございまして、様々な備品を購入いただいております。多く見られますのは、例えばスコップ、ヘルメット、それから担架、あるいはポリタンク、ブルーシートなどを常備しております。また、さらに力を入れておると申しますか、数は少なりますが、チェーンソーですとか油圧ジャッキ、それからリヤカー、メガホン、発電機、投光器などを備えておる自主防災会もございます。 自主防災会ごとの訓練においては、発電機の試験ですとか、実際にチェーンソーを動かしてみて廃材を切るというような訓練を行っている防災会もございます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 西村議員。 ◆2番(西村茂久君) かなりの資機材があると思います。例えば発電機にしても、先ほどご答弁ありましたチェーンソーなんかにしても、これは誰でもができるようでないと駄目なんですよ。ベテランというか、その人が、できる人が本当に災害時に活動できるかどうか保障がないんですよ。だから、訓練というのは、そういう資機材をきちっとみんなが使える、そういうものを日常的に訓練に取り入れてやらなければ何の意味もないので、その点を地区の防災の連絡協議会で、やはり話をきちっとやっていただきたいんですよね。 私は長年、自主防災会の会長もやっていましたから、実践的訓練というのを常に言っているわけですよね。ある人だけができるような、そういう訓練じゃ駄目なんです。誰でもがやっぱり動かせるものでないと、それは、ぶっ壊しの道具とかというのはしなくたってできますけれども、そうでないやつはやっぱりできないんですよ。 ということで、本当に機能させるように、今後とも町のほうも努力をしていただきたいかなと思います。補助金を出して買ったから、はい、それでおしまいです、組織が100%ありますから、はい、それで大丈夫です、こういうことには絶対つながらないんですよ。ひとつよろしくお願いいたします。 次に、2番目に入ります。 久喜市の新ごみ処理施設に係る負担割合の協議経過についてお尋ねいたします。 通告の時点と、それから現在とでは、かなり時間がたっていますので、このまま読み上げますけれども、質問では新しい内容も入れて質問します。 久喜市は通年議会を導入しており、メディア情報では、市の公共施設の不具合が次々と発覚、7月には、調査・補修のために1億2,000万円の補正予算を成立させました。その一方で、豪華な新ごみ処理施設の映像も映し出していました。久喜市、宮代町とも財政事情が大変厳しい中で、協定に基づく負担割合の協議はすんなりといかないことは予想されてきました。 そこで、伺います。 ①現時点での協議進捗状況について。 ②久喜市から実施設計の提示はありましたか。あれば、その内容及び経費負担の対象、さらに割合について、可能な限りの情報を明らかにしていただきたい。 ③万一協議が調わなかった場合、町のごみ処理をどうしていくのか。当町の財政事情を考えれば、納得のいかない過剰な負担を到底認めることはできません。前回議会の町長答弁を踏まえ、町長に対し、具体的説明をお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 環境資源課長。 ◎環境資源課長(大場崇明君) ご質問について、順次お答え申し上げます。 まず1点目、新ごみ処理施設の負担に関する現時点での協議の進捗状況についてでございます。 久喜市との協議については、大きく3つの点から行っております。1点目は施設の整備、2点目は施設の運営、3点目は地元還元施設の整備でございます。 1点目の施設の整備でございますが、具体的には新ごみ処理施設本体と関連する道路や電気、上下水道などのインフラ施設の整備に対する協議を実施しております。 これらについては、現在の久喜宮代衛生組合の負担金算出の割合に準じる方向で協議を行っております。 2点目の施設の運営費でございます。 こちらは、新ごみ処理施設の運営費の負担でございます。まさに久喜市と協議が調い、当町が事務の委託をした場合に、当町のごみ処理を実施するための施設運営に関する経費でございます。 内容といたしましては、施設の運転管理、維持管理業務等でございますが、施設整備と同様に、現在の久喜宮代衛生組合の負担金算出の割合に準じる方向で協議を行っております。 3点目の地元還元施設の整備でございます。 具体的には、余熱利用施設や公園の整備でございますが、これらは新ごみ処理施設と一体的に整備されます。こちらについても、現在、さきの2つの項目と併せて協議を行っております。 2点目のご質問の実施設計等の状況についてでございます。 新ごみ処理施設の実施設計については、現在、久喜市において作業が進められております。9月に完了する予定とのことでございますが、現時点では当町に対する提示はございません。また、協議の対象となっている経費については、1点目の答弁と重複をいたしますが、主なものとして、新ごみ処理施設の整備と運営、関連する道路や電気設備などのインフラ施設の整備、地元還元施設である余熱利用施設及び公園でございます。 まず、新ごみ処理施設の整備と運営、関連するインフラの整備につきましては、現在の久喜宮代衛生組合の負担金算出の割合に準じる方向で、町の負担範囲を含めて協議を行っております。 また、余熱利用施設及び公園の整備については、地元還元施設という趣旨を踏まえて協議をしております。 3点目のご質問、協議が調わなかった場合の考え方についてでございます。 今般の協議につきましては、平成28年12月に久喜市と締結をいたしました基本協定書に基づき合意を目指すことを第一に、鋭意協議を進めております。現在は、10月中旬を目途に合意を目指すという久喜市との共通認識の下、協議に取り組んでいるところでございます。 このため、協議不調となることは想定はしておりませんが、10月中旬を越えても、なお合意に至らない可能性が強いというような状況になった場合は、議員の皆様にもご報告・相談の上、対応について検討が必要になるものと考えてございます。 答弁は以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 西村議員。 ◆2番(西村茂久君) 答弁全体を通して出てきているのが、これは確認ですが、現在の久喜宮代衛生組合の負担金算出の割合に準じてというお話がありましたけれども、これは具体的に何を指しているんでしょうか、お答え願います。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 環境資源課長。 ◎環境資源課長(大場崇明君) お答え申し上げます。 久喜宮代衛生組合の負担金算出の割合に準じてということが、具体的にどういうことかというご質問だと思います。 久喜宮代衛生組合の運営に関しましては、現在のところ、久喜市と宮代町でそれぞれが負担金を出して、運営をさせていただいているということになっておりますが、具体的には久喜宮代衛生組合の運営に関しては、市と町が10%の均等割を行った上、残りの9割については処理量割で負担金の算出をしているということでございますので、それに準じるような形で、現在協議を行っているということでございます。 ○議長(合川泰治君) 西村議員。 ◆2番(西村茂久君) 10月中旬をめどに協議を進めていくと。まだ今現在、協議中だというお話でございますけれども、かなりこれは遅れていますよね。 前回の6月議会では、町長は、9月議会ではきちっとお話をするということでありましたが、実際、これは10月中旬をめどということになりますと、12月議会まで先送りされるような形になります。 私は、実施設計もまだ出てこない、これは9月に出ますよということでありますが、仮に出てこなかった場合に、じゃ協議はどうやって進めていくんですか、お答え願います。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 環境資源課長。 ◎環境資源課長(大場崇明君) お答え申し上げます。 実施設計については、先ほど答弁したとおり、9月中に久喜市のほうで完成をする見込みというふうに聞いております。 実施設計が出てこない場合、どうするのかというようなお話でございますけれども、当初は実施設計の内容が判明することで、町の負担する範囲というのが見えてくるというふうに考えておりました。しかしながら、久喜市と協議を重ねていく中で、施設の細部にわたる費用等については、施設整備の受注者であるメーカーさんのほうのノウハウに由来するということがあるため、久喜市としても、施設ごとに切り分けた詳細な費用というのを算出することが難しいというような状況があるというふうに伺っております。 したがいまして、現時点では、負担割合という部分を踏まえて、負担する範囲の考え方を整理した上で協議を行っているということでございます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 西村議員。 ◆2番(西村茂久君) それでは、具体的にご質問をいたします。 久喜市の新しいごみ処理施設、そのうち、町が今現在、経費負担すべきと考えている対象経費はどういうものかについてお伺いします。 新しいごみ処理施設については、これは一体的な整備になるということは分かりますけれども、とはいえ、軸になっている施設群を申し上げます。そのうち、どれを町としても対象として考えるかということをお答え願いたいと思います。 まずは、エネルギー回収型廃棄物処理施設、これは焼却施設ですから、焼却を委託している以上、これは100%対象になるだろうと思います。 次、マテリアルリサイクル推進施設、この中身がちょっと分かりませんけれども、不燃物あるいはプラスチック等の資源化施設ないしストックヤードのことを指しているのかなと思います。マテリアルリサイクル、製品を作るのは事業者ですから、恐らく久喜市ではそれはやらないだろうと思う。このマテリアルリサイクル推進施設についてどうか。 それから、環境啓発施設、屋上道路、課長、聞いておいてくださいね。散策路、屋上庭園、周回ウオーキング・ジョギングコース、大階段ステージテラス、そして、最後に余熱利用施設と、例の本田静六記念の緑の公園の一体整備、この施設群、これはいろんな、一体整備ですから全体が、難しいところはあります。しかし、主として、こんなのは町が負担すべきでないと思われる施設は何でしょうか、お尋ねします。 ちょっと失礼、協議中ですから言えないこともありますので、その辺は加味しながらお願いします。基本的な姿勢で結構です。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 環境資源課長。 ◎環境資源課長(大場崇明君) お答え申し上げます。 町として負担をしなくちゃいけない施設というのはどういうものかというようなお話の中で、様々な施設を挙げていただきました。 町としては、当然ごみ処理を行っていくわけですから、ごみ処理に関連する施設については、当然ながら負担をしていくということになります。 さらに、先ほどおっしゃられた散策路ですとか、あるいは大階段のステージですとか、そういったにぎわいの部分ですとか、あるいは余熱利用施設ですとか公園施設については、これは地元還元施設の面が多くございます。これにつきましては、今後長い間、地元の中でご負担が発生するという点もございますので、地元の皆様に対する還元策として、我々としては協議の対象にしているということでございます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 西村議員。 ◆2番(西村茂久君) そこレベルでしか、まだ話は出てこないと思います。それは理解できますけれども、何か今の話を聞いていると、引っかかっていれば全部対象にするような、そういうことであるならば、極めて残念であります。 こういう事態を招いたということは、これは過去の出来事ではあるんですが、町が早々とごみ焼却の処理を久喜市へ全面依存する、そういう姿勢で臨んだこと、これは誤りではありませんか。きちっと議案として、ごみ処理の方向性を示し、議会での議決を得る手続をするべきではなかったんじゃないですか。なぜ全員協議会だけに報告して、そこで意見聞きました、はい、即刻申入れをしている。最初は覚書、9年前、次は7年前、これは協定書。このことが非常に今も引きずっているんですよ。いかがでしょう、これ町長に、町長は過去の人じゃありませんから、現在の人ですけれども、どうですかね。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 環境資源課長。 ◎環境資源課長(大場崇明君) お答え申し上げます。 平成26年に、久喜市と新ごみ処理施設の整備に当たりまして覚書を締結して、平成28年にさらに協定書を締結しているという手順になっています。その覚書を締結する前、協定書をする前には、議会の皆様にもご報告をさせていただいて、ご意見なりをいただいているという、そういう経緯でございます。 その中で、議決という部分については、こちらは地方自治法に基づく議決事件には該当しないという判断の下、そうした報告の中で、皆様からのご意見を聞いて、そういう中で現在に至っているという状況でございますので、手続としてどうだったかとかいう点については、いろいろ反省するべき点、あるいは検証するべき点はあるとは思いますけれども。そうした流れの中で現在協議を行っているということで、ご理解をいただければと思います。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 西村議員。 ◆2番(西村茂久君) お話は分かるんですけれども、本当にこれ、自治法上、議案として出す必要のないことですか。町の将来を決めているんですよ。そんな大事なことをどうして、自治法を持ち出して、議案として出せない、出さなかった。 これは参考までに、企画財政課のほうですかな、お伺いしますけれども、駄目だったら。本当にできないんですかということをお尋ねします。 ○議長(合川泰治君) 暫時休憩します。 △休憩 午前11時51分 △再開 午前11時51分 ○議長(合川泰治君) 再開します。 答弁を求めます。 副町長。 ◎副町長(渋谷龍弘君) お答えを申し上げます。 過去にそういった協定書を締結する際に、議会の議決を取らなかったという経緯がございますけれども、なぜかということと、自治法との関係のご質問かと思うんですが、ご承知かと思うんですけれども、議会の議決につきましては自治法の第96条に規定がされております。例えば予算を定める案件ですとか、決算の認定ですとか、契約の締結ですとか、財産の処分ですとか、そういった事項につきまして、14の議決事項が規定をされております。 そのほかに、15項のほうでは、その他議会の権限に属する事項ということで、例えば14項目以外でも、人事案件ですとか、道路の認定ですとか、そういった法令に定められているものは議会の議決が必要でございますので、それ以外につきましては、制限列挙の規定でございますので、それ以外につきましては、議会の議決という手続を踏むような規定ではございませんので、その段階におきまして、協定書の締結の段階におきまして、議会の議決を取りたいというふうな経過というふうに理解をしております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 西村議員。
    ◆2番(西村茂久君) まだ協議が調っていませんので、これ当然、12月議会でははっきりするだろうと思います。そのときに、自治法の解釈について、こういう案件が議案として出せないものか、これを確認を取っておきます。12月議会で、再度この辺は質問させていただきます。 次にいきます。 3番目、新型コロナ感染症第9波。 本年5月8日を境に、感染状況が大変見えにくくなり、感染実態が一般国民には理解できず、コロナウイルスは消滅したかの錯覚に陥っているのが現状ではないでしょうか。国の策略にまんまとはまっているものの、実情は厳しい状況です。 厚労省の1週間当たりの定点調査、それも5日後に発表していますが、これは過去でも行われており、当時の実数、全数、限定の違いはありますが、その当時の実数と照らし合わせれば、誤差はあるものの、現在の推定数が出せますが、それでいくと、宮代町の直近の新規感染者は1日当たり平均23.5人で、今年1月第2週の水準に相当し、なお毎週上昇が続いています。現状は、沖縄県から確実にコロナウイルスは列島を北上してきた中で、政府は意識的に目をそらしてきました。 今日の感染状況について、宮代町の認識と対策をお聞きいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(井上正己君) それでは、新型コロナウイルス感染症につきまして答弁を申し上げます。 新型コロナウイルス感染症ですが、我が国におきましては、令和2年2月から感染拡大が始まっておりまして、その後、幾多の拡大期を経ながら3年余りたち、今年の5月から、いわゆる感染法上の5類へ指定されましたことで、従前のような行動制限というものがなくなり、個人の選択を尊重し、自主的な取組を基本とした対応へと変わっております。 ご質問のとおり、発生動向の把握につきましても、全数把握から定点医療機関による新規感染者数の報告へと変わっており、以前のように日々、自治体ごとに感染者の全数を把握することはできなくなっております。 今日の感染状況ですが、5類移行後の5月以来、増加の傾向は確かに続いておりまして、令和5年8月30日、これが直近ですが、埼玉県発表では、257の医療機関から5,844件、これを1か所当たりにならしますと、22.74件の感染が報告されております。 各種の報道から、5類移行によりまして、感染対策の緩和ですとか社会活動の活発化、こういったものが影響しているというふうに考えられておりますが、私たちが社会経済活動を行う上では、人と人との交わりを全くなくすことは、これはできません。他の疾病同様、日々どなたかが感染される可能性は常にありますので、各自が感染しないように努めることが、ご自身のためはもとより、ご家族や周囲の方のためにも大切なことではないかと考えております。 したがいまして、換気、手洗い、手指消毒など基本的な感染防止対策を継続していくことの大切さや、仮に発熱などの症状があった場合の対処について、町のホームページですとか様々な媒体を通して、周知に努めてまいりたいと思います。 あわせまして、重症化予防の観点からワクチン接種も有効とされておりますので、今月9月20日からの秋接種開始に向けて準備を進めております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 西村議員。 ◆2番(西村茂久君) 1点伺います。 現在の新型コロナ感染状況について、これは第9波と認めますか、それとも、そうじゃないと言い切られますか、お尋ねします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(井上正己君) お答えをいたします。 現在の感染状況を、昨年のいわゆる第8波といわれた年末から年始にかけての状況からの波を見ていきますと、確かに一度2月、3月にかけて減ったものが、再度拡大期に入っておりますので、次の拡大の波の中にあるというふうには理解はいたしております。 ○議長(合川泰治君) 西村議員。 ◆2番(西村茂久君) これは、国・県も第9波という言葉を使っていないんです。だから、町が使えるわけがない。これが今のコロナをめぐる状況の現実なんですよ。明らかにこのウエーブは、9波のウエーブなんですよ、波は。でも言えない。そういうのは極めてナンセンスだと思います。 例えば、同じ県の中でも、最近では、近いところで長野県、静岡県辺りは警報を出しているんです、注意喚起のために。そういうところはきちっと基準をつくっているんです。何となく分かりますから、これ以上はお尋ねしませんが。 ただ、同じ定点観測での、厚労省が出しているのは定点観測上の数なんです。それを今、ウエーブで引くと、厚労省のウエーブはこうなっています。9波なんです、明らかに。もう山が頂点の3分の2に今来ているんですよね。 ところが、そういう認識ができないという今の国の状態、私はナンセンスだと申し上げて、最後の質問に入ります。 4番目、宮代町民の合併意識調査についてお尋ねします。 7月19日付で議員辞職がございました。町の将来を心配し、かねてから合併ないし合併に係る意識調査の実施を求めてきた有能な議員を失いました。これは私の感想です。 ①町長は、その政治姿勢と町民意識のずれはないと、今なお認識されておられますか。 ②議会においても調査の実施を求める声があるにもかかわらず実施しない最大の理由は何ですか、お尋ねいたします。 答弁を求めます。 ○議長(合川泰治君) 町長。 ◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 まず、1点目の私の政治姿勢の点についてお答えさせていただきます。 私は「首都圏でいちばん人が輝く町」を掲げ、町民の皆さんがこの町で生き生きと健やかに生きていける、そんな輝く町にしたいという思いをお示しし、まちづくりを進めております。町民の皆さんとの対話を大切にし、町民の皆さんと共に町をつくる私の姿勢に対しましては、一定のご理解をいただけているものではないかと考えております。 また、2点目ですが、意識調査の実施についてお答えいたします。 私自身が町政をあずかるに当たり、市町村合併を選択肢としてお示ししていないということもございますが、合併の意識調査につきましては、相手方の市町に少なからず影響を与えると考えております。 現状では合併について、機運が高まっていると伺ったことはございませんし、近隣首長との会話の中で話が及んだこともございません。そうした点を踏まえまして、現状で調査を実施することは考えておりませんので、ご理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 西村議員。 ◆2番(西村茂久君) 非常に簡潔なご答弁ではあるんです。 ただ、町長が、機運が高まっていると伺ったことはございませんと。何の根拠があるんですか。議会でも、合併そのものはどことどことというのは出ていませんけれども、出している人ももちろんいらっしゃいます。意識調査をやれということは出ているんですよ。明らかにこれは町長の独断であって、機運が高まっているとは思えない、その機運を抑えようとしているのではないんですか。 最大の要因というのは何ですかというお尋ねしたのに、これお答えないですね、意識調査しない最大の要因。お願いします。 ○議長(合川泰治君) 町長。 ◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 最大の理由は、やはり私自身が機運にないというふうに思っているということもありますけれども、いろんなイベントですとか、町民の方といろいろお話をする機会の中で、合併というよりも、今の宮代町のまちづくりの在り方、それを大事にしてほしいというふうに私にお話しする町民の方がたくさんいらっしゃるということを肌で感じているということでございます。 また、もう一つは、近隣の首長さん同士と、そういう話に全くならないということが一つだと思います。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 西村議員。 ◆2番(西村茂久君) まだ時間はありますので、議論をさせていただきたいと思います。 これまで2回、合併に関して意識調査を宮代町は行っている。それに基づいて、いろいろ合併の動きがあって、全て破綻したと、そういう過去の経緯はあります。 しかしながら、あれからかなり年数がたっておりますよね。町長の身の回りの人が、お話をされる人がみんな、いやもう、この町をやっていこうよ、合併する必要ないよというふうにおっしゃって、それを聞いた。じゃ、ほかでも聞いてくださいよ、全くそういう意識がないのかどうか。 私はあると思っている、あるんです。町長だけがないとおっしゃる。それは大きなうねりじゃないですよ。平成20年前後、20年前の時点で、どこでもかでも合併、合併ということで動いていた時代がありましたよね。宮代町も春日部市との合併を選択して、最初スタートした。全部駄目だった。 しかしながら、今の町の財政、本当にこれで、合併しなくて大丈夫だと思われますか。ごみの負担区分の展開によっては、大変難しいんじゃないですか。あるいは公共施設の建て替え等々で、相当な費用を今後使うことになります。この建物、進修館も何か手を加えないと、やっぱり駄目だろうと思います。 将来的な経費が想定される中で、全く合併しなくても宮代町単独でできますよというふうに答えを町長は出されますか、お伺いします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町長。 ◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 長い歴史の中でというと、ちょっと言い方がおかしいですけれども、今までの宮代町の予算の使い方、そして経費節減をしてきた流れの中で、今の宮代町があると思います。これから先、公共施設等も老朽化してきて、それを全部同じように建て替えて、同じような形で造り替えようとしていくと、到底予算的には難しいと思っています。 そういう意味では、規模を小さくしたりとか、これからの宮代町にふさわしい形での施設整備の在り方を上手にしていくことによって、決して宮代町単独の運営が全くできなくなっていくということではないというふうに考えております。 ○議長(合川泰治君) 西村議員。 ◆2番(西村茂久君) 確かに、スクラップ・アンド・ビルドという考え方は当然ありますよね。全く同じものを造り直す必要はないので、必要がなければ、それは潰しちゃえばいいんだ。ただ、それで町長、持ちこたえられますかね。 私は、今回、合併の意識調査だけを問うているわけですけれども、今後どういう町民の動きがあるか分かりません。それは、ごく少数の動きだというふうに町長は捉えられるかもしれません。しかし、それがうねりを持って出てきたときに、町長、立場非常に悪くなると思いますよ。 だから、意識調査をしておけば、町民の意識はこの辺にあるよということが一つのバックボーンになるんじゃないですか。何もしないで、いやいや、私の身の周りが云々はやめてくださいよ。できるだけみんなの理解を得て、それで町政を進めていくということをお願いしたいなと私は思います。 これは私だけの思いじゃないと思いますので、その点を申し上げて、あとは繰り返しになりますからやめますけれども、やはり町の将来をいろいろ一生懸命考えている人というのは、そういう、合併に関して、せめてもの意識調査ぐらいはやって、十分の意識をしっかり捉えた上で、町長は自信を持ってやっていただければいいと思うんです。それすらしないというのは、私は逃げだと思っています。 費用も35万円ぐらいで終わっちゃうんでしょう、私は分かりませんけれども。だから、そこにこだわりを持って、私は機運が高まっているとは思えないから意識調査もしませんというくだりが答弁でありましたけれども、それはちょっと見直していただきたいかなということをお願いして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(合川泰治君) 以上で、西村茂久議員の一般質問を終わります。 ここで休憩いたします。 △休憩 午後0時13分 △再開 午後1時14分 ○議長(合川泰治君) 再開します。 引き続き、一般質問を行います。--------------------------------------- △深井義秋君 ○議長(合川泰治君) 通告第3号、深井義秋議員。   〔12番 深井義秋君登壇〕 ◆12番(深井義秋君) 皆さん、こんにちは。 議席ナンバー12番、深井義秋でございます。 通告第3号について、一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 1番、防犯対策について。 連日ニュースにて、強盗事件や空き巣被害が報道されています。それに伴い、ストーカー被害、痴漢等で対策が急がれていますが、町としての対策は、どのように防止するのかお伺いします。 ①令和4年度の住居侵入や窃盗被害などの犯罪件数は。 ②被害があった場合の町の対応は。 ③各家庭での防犯力を高めるためにも、防犯カメラや防犯グッズの助成金の検討は。 ④独り暮らしの緊急時通報システム事業の拡充の対応は。 これについて、答弁をお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 深井義秋議員の質問に対する答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) それでは、お答えいたします。 初めに、1点目、令和4年度の住居侵入や窃盗被害等の件数でございますが、埼玉県警察杉戸署に確認いたしましたところ、警察では1月から12月までの暦年単位で集計を行っておりますことから、年単位での件数でお答えさせていただきます。 令和4年1月から12月までの被害件数でございますが、住居侵入が11件、前年と比較し4件の増となっております。次に、自転車・自動車・二輪車を含む窃盗被害が60件、前年と比較し10件の増となっております。このほか、車上狙い等が24件、前年と比較し3件の増となっております。 次に、2点目、被害があった場合の町の対応でございますが、犯罪被害があった場合や未遂事件等があった場合に、杉戸警察署より連絡がございます。町では、今後同様の犯罪や被害発生を防ぐために、防災行政無線や防災メールを利用して、町民の皆様への注意喚起を行っております。 次に、3点目、防犯カメラ等への助成についてでございますが、各ご家庭への防犯カメラ等の設置につきましては、ご指摘いただきましたとおり、犯罪抑止の効果があるものと認識しておりますが、町の防犯対策といたしましては、まず町なかの防犯灯について、毎年度いただいております町民の皆様のご要望にお応えしてまいりたいと考えているところでございます。特に電灯の完全LED化を含め、旧式なものの更新に注力してまいります。 また、町では、防犯・防災リーダー養成講座の開催や自主防犯組織の皆様の活動を支援するための防犯パトロール用品の提供や活動助成、また1戸1灯運動の推進など、地域全体で犯罪を起こさせない環境づくりに引き続き取り組んでまいります。 そのため、現在のところ、防犯カメラ設置等への助成制度は予定してございませんので、ご理解を賜りたいと存じます。 次に、4点目、緊急時通報システム事業についてでございますが、この事業は、おおむね65歳以上の独り暮らしの方、あるいは身体障害者手帳1級から3級までの交付を受けている方を対象としまして、緊急通報端末機をお使いいただく高齢者支援、障がい者支援の事業でございます。急病や不測の事故など救急要請が必要な場合、あるいは健康相談等にお使いいただくためのものでございます。 もちろん緊急時には、消防署への連絡手段としてお使いいただくことができますが、現在のところ、防犯対策として事業を拡大していくことは考えてございません。ご理解を賜りたいと思います。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 再質問させていただきます。 まず、1点目でございますが、令和4年度は被害件数が、住居侵入が11件、窃盗被害が60件、前年度と比較して10件の増となって、また車上狙い、これも24件と、毎年、前年度と比較して、かなり増えております。 ただ、こういう件数が増えているに当たって、町としての対応が、件数を多く防ぐだけじゃなくて、その後の対応をお伺いします。お願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) お答えいたします。 住居侵入あるいは窃盗事件等、こうしたものが発生した場合には、杉戸警察署から報告をいただきまして、その後、同様の被害が起こらないよう、被害に遭わないよう、防災無線あるいは防災メールを使いまして、町民の皆様にご連絡、注意喚起をさせていただいているところでございます。 また、町内には、自主防犯組織の皆様が地域パトロールをしていただいておりますので、そうした皆さんの活動を支援するということで、活動用具などを整えていただくための補助金の交付をさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 再質問させていただきます。 各地域に自主防災組織、これが宮代町全体で56件ありますが、自主防災組織には防犯組織、防犯パトロールですか、これをやっている自治会とやっていない自治会があるわけですね。これに対して、町がその自主防災組織に防犯パトロールをやるような、そういう通知というのは行うことはできないんでしょうか、お願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 町内の自主防犯組織でございまして、防犯組織が現在、町内に10ございます。これは、基本は地区自治会の活動と重複しているところが多うございますけれども、中には和戸町内会のように、和戸の1丁目から5丁目までが連携しまして、和戸町内防犯会ということで、広域の連携をしてパトロールしていただいているという活動もございます。 ですので、これは、もちろん自主防犯組織の会合では、ご協力感謝申し上げて、ご協力をさせていただくんですけれども、地区自治会の集まりでございます地区連絡会等でも、こうした活動についても情報提供して活動できるよう、コミュニケーションを取ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 再質問をさせていただきます。 今話に出ました和戸地区は、そういうふうに防犯組織がしっかりしておりますが、宮代町全体では、私が住んでいる百間地区には、そういう防犯組織はございません。それで、最近でも百間地区では、車の窃盗被害とか、あとは痴漢行為ですね、そういうものが発生しているのが何件かありまして、そういうことも情報に入っております。 やはり町を通しては、地区だけじゃなくて、宮代町全体にそういうことを、地区全体会でもそうですが、やはり各町内会にそういう組織を設けるように、町のほうで言うべきだと思うんですが、今後はそういうふうな対処はしないんでしょうか、お願いします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) お答えいたします。 防犯につきましても、防災と同様に大変重要なことでございます。基本となりますのは、やはり町内会あるいは自治会の皆様の活動が基本にあってというふうに考えております。 ですので、地区自治会の皆様の情報交換の場、集まりの場であります地区連絡会等で、防犯につきましても、町の状況をお伝えして、活動が行えるように情報提供及び支援をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 次に、2点目になりますが、2点目の被害があった場合の町の対応でございますが、こちらで防災行政無線、あと防災メールで連絡をするということでございますが、やはりそういう、杉戸警察から連絡があったから、そういう防災無線でやるといっても、やはり対応の難しさがあると思うんですね。 先ほども言ったように、各町内会によっては、やはりもっと防災無線、防災メールだけじゃなくて、そういう各町内会に町のほうから直接、その町内会の区長宛てに連絡を差し上げるとか、そういう対応を取るべきだと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 防災無線あるいは防災メールというのは、広く町民の皆様、全体的に情報をお伝えするというために行っているものでございます。特に区長様だけに、その都度その都度ご連絡をというのは、なかなか難しいのかなと考えております。 ですので、地区連絡会が年に4回ございますので、また多いところでは、さらに数を行っている場所もございます。これは地区内での情報交換というのが主なものでございますけれども、そうした機会を捉えまして、町からの情報提供という形で伝えさせていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 再質問させていただきます。 被害があった場合の町の対応でございますが、先日、犯罪被害者防止条例、条例がこれからできると思うんですが、そういう条例に関して、犯罪被害者、いろんな犯罪がございます。 結局、ニュースでも今ご覧になって、大問題になっておりますが、ジャニーズの性被害の面もあります。やはり一つ一つ、物件に応じて対応しなきゃいけない、そういう今、日本社会が来ておるわけですね。やはりちょっとした物件であっても、大きな問題になる状況はあります。 そういう点について、やっぱり本人の暴力とか、そういう被害を受けるだけじゃなくて、そういうふうに心理的な状況も今、発生する状況が今来ている状況です。やはりそういう点、こういう緩い対応ですと、やはり何度も被害を生みかねません。 やはりそういう点で、もっと厳しく町の考えを考えて、対応をお願いしたいと思います。 次に、3点目でございます。 防犯カメラ等の助成についてでございますが、こちらは毎回、私が一般質問でも質問しておりますが、防犯カメラ、これはやはり、各企業によっても設けているところもございますが、宮代町全体でも防犯カメラは各所についております。それだけじゃなくて、やはり宮代町全体で、防犯カメラは何件、何か所に、どの地区にどのぐらいついているのかお答えください。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) それでは、お答えいたします。 宮代町内で防犯カメラが何台、何基ついているかというご質問でございますが、町内に防犯カメラが設置されている台数という数字は、調査をしてございませんので、ちょっとお答えできません。申し訳ございません。 ただ、全国的に見ますと、民間のホームセキュリティー会社が調査を行っておりまして、家庭用防犯カメラの普及率は全国で約22%となっているようでございます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 宮代町の防犯カメラの設置件数は分からないという返答でございましたが、私の会社でも防犯カメラは2つついております。 やはりそういう、各企業にどのぐらいついて、どこの場所についているのか。例えば駅でも駅周辺についているとか、町では宮代、庁内の室内はついているけれども室外はどこにあるか、そういうことをお答えください。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) 現在、町で把握している防犯カメラでございますが、これは町が設置しております防犯カメラというものがございます。役場庁舎をはじめとしまして、公共施設、さらには各小・中学校、それから、2つございます地下道、それから町営の駐輪場にも設置させていただいております。これが合計で64台でございます。 町で把握している台数ということでは、公共施設に設置しております64台という数字でございます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 防犯カメラの設置件数は分かりました。 次に、4点目に入ります。 緊急時通報システム事業についてでございますが、こちら、65歳以上の独り暮らしの方、あとは身体障害者手帳1級から3級までの交付を受けている方を対象にして、緊急通報端末機を頂く高齢者支援、あと障がい者支援の事業ということでございますが、65歳以上の高齢者でございますが、例えばひとり親世帯、そういう方には、やはりそういう緊急時のための防犯ブザーとか、すぐ町のほうに連絡がいくような、そういう設備ができないんでしょうか、お願いします。 ○議長(合川泰治君) 暫時休憩します。 △休憩 午後1時37分 △再開 午後1時37分 ○議長(合川泰治君) 再開します。 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) お答えさせていただきます。 先ほど答弁させていただきましたとおり、緊急時の防災通報事業といいますのは、高齢者支援あるいは障がい者支援という観点から行っております。ですので、防災対策ということで同様の事業を拡大していくという考えでは、防災対策ということでは現在のところ予定してございませんので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上です。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 再質問させていただきます。 緊急時通報システムというのは、宮代町でもひとり親世帯の方がかなり今増えてきております。今質問しているのは、そういう方からの依頼がありまして、お答えするように質問しているわけでございます。 やはりお年寄りになって、たった独りで、例えば今、防犯対策もそうですが、いろんな方が、人がいても強盗に入ったり、そういう事件が増えてきています。そういうときには、やはり一番頼りになるのは、宮代町がどういうことをしてくれるのか、そういうのを期待して、私に質問するように言われております。 そういうときの対応、今の返答だとちょっと生ぬるいと思うんです。もう一度お答えください。 ○議長(合川泰治君) 暫時休憩します。 △休憩 午後1時39分 △再開 午後1時40分 ○議長(合川泰治君) 再開します。 答弁を求めます。 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(横内宏巳君) それでは、ご質問にお答えさせていただきます。 ひとり親世帯への緊急通報システムの支援というところでございますが、現状では、ひとり親世帯の方は、比較的年代がまだ若い方でいらっしゃいますので、大体の方がスマホなどの通信機器を持っておりまして、何かあれば、基本的にはそれを使って110番通報とかしているような状況だと考えられます。 また、緊急通報システム自体は、そこのボタンによって、警察に連絡がいくというものではございませんので、基本的には防犯というよりは、どちらかといいますと、健康とかそういったところの目的のほうが強いかなと考えられますので、今のところ、先ほどのお答えと重複しますけれども、防犯対策としての活用は、今のところ考えていない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 今の答弁の中で、防犯ということでおっしゃっておりましたが、ひとり親というのは防犯だけじゃないんですね。本人が病気になって、突然心筋梗塞で倒れた、そういう場合も想定しているわけです。やはりそういう形、防犯もそうですが、そういう病気になったとき、どう対応してくれるか、そういうことでございますので、よろしくお願いいたします。 次の質問に移りたいと思います。 2、町の広報紙の在り方について。 広報紙の役割とは、地域住民に正しい情報を伝達することであり、行政の情報や社会生活に必要な情報、災害情報などの生命に関する情報、財産に関する情報、また、地域以外に宮代町の魅力を伝達することを発信することで、移住者、企業誘致につながることになる。そのことにより興味を持つ方が増えることになり、自治体の収入増加になります。 このようなことから、住民が望んでいる広報紙情報についてお伺いします。 ①健康・福祉、医療・介護。 ②子育て、教育・学校。 ③文化・スポーツ、生涯教育。 これについて、答弁をお願いします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 総務課長。 ◎総務課長(福田拓也君) 町の広報紙の在り方についてのご質問にお答えいたします。 広報みやしろでは、町の行政情報や施策に関する記事、地域の方や事業者に関する記事、町内で行われるイベントや予定に関する記事、町の魅力情報など、様々な情報を住民の皆様に毎月お届けしています。 こうした町の広報紙の役割としては、3つあると考えています。 1つ目に、行政が発行する公式の媒体として正しい情報を伝えること。 2つ目に、住民や事業者、住民同士など、人と人をつなぐこと。 3つ目に、町内外に地域の魅力を伝えることです。 広報みやしろでは、こうした広報紙に求められる役割を果たすため、次のような構成としています。 1つ目の正しい情報を伝えることとして、町の施策をお知らせする行政情報ハクモクレン、町の各課や関係機関からのインフォメーションのほか、第5次総合計画事業を紹介する記事を掲載しています。 2つ目の人と人をつなぐこととして、親子イベントをお知らせする子育て情報HiHi、各施設のイベントをお知らせする公共施設情報シイガシ、新しい村でのコンサート体験講座の記事を掲載しています。 3つ目の地域の魅力を伝えることとして、町で活躍する人を紹介する毎月の特集記事や、その月にあった出来事を写真や動画で紹介するPhoto Gallery~月刊みやしろ~の記事を掲載しています。 ご質問にある各分野ごとの情報としましては、1点目の健康・福祉、医療・介護の分野では、住民の健康や福祉の増進を図るため、新型コロナウイルスのワクチン接種やがん検診、健康診査の実施のお知らせ、福祉交流拠点である陽だまりサロンのイベント情報を掲載しています。 次に、2点目の子育て、教育・学校の分野では、健やかな子供の成長を支援するため、子育て広場での親子イベントのスケジュール、保育園や学童クラブへの申込み情報を掲載しています。 最後に、3点目の文化・スポーツ、生涯学習の分野では、人が生き生きと活動することを支援するため、ぐるる宮代でのスポーツ教室、進修館や図書館でのイベント情報を掲載しています。 引き続き、多くの人に読んでいただける広報紙を目指して、住民の皆様が求める町の広報紙の役割を果たしてまいります。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 再質問させていただきます。 1つ目の正しい情報を伝えることとして、町の政策をお知らせする行政情報ハクモクレン、この行政情報ハクモクレン、これの意味について、分かりやすいように、ちょっと説明をお願いします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 総務課長。 ◎総務課長(福田拓也君) お答え申し上げます。 まず、広報の行政情報では、各課が行っております施策ですとか、その月ごとの町からのお知らせといったことを掲載しております。 こちらのハクモクレンというのは、町の花であるハクモクレンをタイトルに付しまして、町の花の周知も含めて、ここに記載しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 町の花ハクモクレン、これは、町のどの辺に咲いているんでしょうか。 ○議長(合川泰治君) 深井議員、趣旨が少し離れたような気がするんですが、どうしても…… ◆12番(深井義秋君) 何月に咲いて、何月にどの地域に咲いているんですか。 ○議長(合川泰治君) 広報紙の在り方に関連してということでよろしいですか。それが知りたいということで。 ○議長(合川泰治君) 暫時休憩します。 △休憩 午後1時49分 △再開 午後1時49分 ○議長(合川泰治君) 再開します。 答弁を求めます。 総務課長。 ◎総務課長(福田拓也君) お答え申し上げます。 ハクモクレンにつきましては、毎年早い春の時期、3月頃に白い花を咲かせるというところで、町内ですと学校ですとか資料館ですとか、各公共施設に咲いております。 なお、参考までに、町制30周年の1985年11月に町の花として制定されたものでございます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) それでは、2点目の子育て、教育・学校の分野、こちらで質問させていただきます。 子育て広場の親子イベントのスケジュール、これ、広報みやしろにも細かく掲載しておりますが、これはスケジュールというのは、年に何回ぐらい行っているんでしょうか。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(横内宏巳君) それでは、お答え申し上げます。 子育て広場とか子育て関連のイベントでございますけれども、大きなイベントですと、こどもまつりとか、子育て運動会とか、また、地域子育てサロンで実施しているイベントなども含めますと、大きいイベントですと年に四、五回は開催されております。 その他、子育て広場やそういったところで、ほぼ毎週のように小さなイベントで、例えば手形を取って記念にするとか、こういったイベントは毎週のように開催されている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 広報の在り方については、これで質問を終わらせていただきます。 次に、移りたいと思います。 3番、通学路の安全対策について。 交通安全対策として、交通安全週間の時期になると、定期的に杉戸警察署と共に、交通安全教育が各学校で行われます。 以前から、各小学校の通学路にスクールガードが設置されていて、必要のないところの場所、例えば小学生がいなくなった場所の見直しがされていないようですが、以下についてお伺いします。 ①通学路の安全点検について。 ②危険な通学路の把握と対応について。 ③安全対策の課題と取組について。 よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 教育推進課長。 ◎教育推進課長(田中啓之君) 通学路の安全対策につきまして、①から③は共通するところもございますので、まとめてお答えさせていただきます。 通学路の安全対策については、関係他課、関係機関にご協力をいただきながら取り組んでおります。 毎年度当初に、教育委員会から各学校に通学路の安全点検を依頼し、各学校では児童・生徒と教職員、保護者が危険箇所等の確認を行っております。その中で、危険箇所等の改善要望がある場合は、各学校から教育委員会を通じて、町民生活課宛てに要望書を提出し、対応を依頼しております。 また、子供たちへの指導としましては、日頃の交通安全指導はもちろん、発達段階に応じて交通安全教室等を実施し、交通安全に対する意識を高めております。 さらに、日頃から交通指導員の方々、スクールガード・リーダーの方々、スクールガードの方々が分担して、登下校の安全を見守ってくださっています。 しかし、地域によっては、人材の確保を課題としているところもございます。引き続き、地域の方々に取組の様子や現状を知っていただき、見守り活動にご協力いただけるよう取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 再質問させていただきます。 最初の質問の中に、スクールガードが設置されているんですが、結局、小学生とか子供はその地区にはいなくて、以前のままスクールガードが設置されている地域がございます。そういう地域のスクールガードの設置はそのまま継続するんでしょうか、お伺いします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 教育推進課長。 ◎教育推進課長(田中啓之君) お答えいたします。 スクールガードが子供たちがいなくなった場所に、小学生がいなくなった場所にスクールガードが設置されている場所があるということでご質問いただいているんですけれども、具体的な場所がちょっと特定できていないので、お答えするのがなかなか難しいということはあるんですけれども、基本的に、先ほど申し上げましたとおり、交通指導員さん、制服を着た交通指導員さんについては、町民生活課のほうで配置場所を指定させていただいております。 あとは、スクールガード・リーダー各学校に1人ずつ、埼玉県から委嘱をされたスクールガード・リーダーさんがいらっしゃるんですけれども、その方々については、場所が決まっているというよりも、例えば笠原小学校のスクールガード・リーダーさんなら、笠原小学校の学校区をぐるぐる自転車とかで回りながら、登校指導、安全確認を行っていただいております。 あとは、スクールガードとか見守りパトロールさんと呼ばれる地域のボランティアに方々については、各地域・学校ごとに状況は異なるんですけれども、また個人ごとにも状況は異なっているんですけれども、一定の場所、学校からどこどこまで、あるいはどこどこの交差点からどこどこまでと、そういった形で、子供たちの登下校の付添いというか、見守りをしていただいているということで、いなくなった場所に配置されているというのは、現状としてはないのかなと思うんですけれども、ただ、いなくなっているというか、少なくなっている場所にも配置されているということは、もしかしたらあるかもしれません。 それは、子供の数が少なくても、危険な場所は危険だということもありますので、そういった趣旨で配置されているのかなと推測させていただきますけれども、はっきりしなくて申し訳ないんですけれども、以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 今話に出ました地区なんですが、私が聞いているところですと、東小学校管内でございます。そういう形で、いつになっても、そこの地区はスクールガードの方がいなくても、設置はされたままになっていると。そういうことで、そこを外していただきたいということをその地区の方から言われております。そういうことで、よろしくお願いいたします。 次の質問に移りたいと思います。 4番、中学校の校則について。 最近ニュース報道で、学校の制服や帽子、髪型等、自由にされている私立学校が増えてきていますが、公立学校での校則の見直しについて、取組をお伺いします。 ①校則についての基本的な考えは。 ②校則についての各中学校の現状は。 よろしくお願いいたします。
    ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 教育推進課長。 ◎教育推進課長(田中啓之君) ①の校則についての基本的な考え、②校則についての各中学校の現状について、併せてお答えさせていただきます。 校則は、教育目的を達成するために、学校という集団生活の場において、生徒が守るべき学習上、生活上の規律です。各中学校においては、学業時刻や生徒会活動などに関する規則のほか、服装、髪型、持ち物に関する事項などを学校や地域の実情に応じつつ、教育的効果が高まるよう考えながら、適切に定めております。 議員ご承知のとおり、学校を取り巻く社会環境や生徒の状況は変化しているため、校則は実情に応じて、点検・見直しを行う必要があります。宮代町の各中学校でも、内容が生徒・保護者の考え方、時代の進展などを踏まえたものとなっているかを点検・確認し、必要に応じて見直しを図っております。 例えば昨年度、百間中学校では校則を見直し、靴下の色についての決まりを緩和しました。また、来年度は全校で、女子生徒が制服のズボンを選択できるように校則の見直しを進めております。 今後も引き続き、校則について点検・見直しを行い、適切に運用されるよう指導してまいります。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 再質問させていただきます。 校則について、各学校によってまちまちでありますが、最近、制服についても、自由な服装になっている学校がございます。今ここに例で出ました百間中学校では、校則を見直し、靴下の色について決まりを緩和しましたということでございますが、ほかの前原中、須賀中はどうなんでしょうか、お伺いします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 教育推進課長。 ◎教育推進課長(田中啓之君) お答えさせていただきます。 先ほど百間中学校については、靴下の色がこれまで白だけだったのが、黒と紺も可となったという見直しをさせていただいたものでございます。 あと、須賀中学校では、靴の色の指定が白、黒、青、灰色から色は自由にと、令和4年度から見直しが図られております。 前原中については、制服の関係で、生徒手帳に記載されている内容が、これまで校則、男女という形で記載されていたんですけれども、令和5年度から制服の表記を、男女の区別なくA・Bという形で、そのような形で見直しを図っているところでございます。 あとは、先ほど申し上げましたとおり、来年度、制服の見直しが図られますので、それと併せても、それだけじゃなくて、ほかの部分についても、各学校において検証・見直しが行われるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 校則の見直しで、各学校ということでございますが、宮代町として、各学校に任せるんじゃなくて、町全体で、例えば髪型、髪型もいろいろあります。例えば三つ編みとかポニーテール、パーマとか、そういうのを、これはパーマは駄目だとか、そういういろいろあると思うんです。それ以外に、冬になったらマフラーは禁止とか、そういういろんな校則が各地域で変わってきています。 宮代町は来年から、また見直しをするということでありますが、教育委員会のほうでは徹底して、こういうふうにしなさいとか、そういうのはないんでしょうか、お伺いします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(中村敏明君) それでは、お答え申し上げます。 学校の校則というのは、基本的には、それぞれの学校の教育目標であったり、それぞれの学校の実情に応じて、教職員を中心に生徒と一緒に決めていくものであります。したがいまして、学校という小さな小集団というか社会の中で、どういう生活を送るかということが重要なわけで、それに対して、教育委員会が、こうでなくてはならないということを改めて言う必要はないというふうに考えております。 冒頭、課長が申し上げたとおり、その学校の中での生活をどういうふうにしていくのかということをきちっと考えた上で、校則というものをつくっていくということが基本ですので、それさえ守られていれば、それ以外のことは、校長の権限及び生徒会等々が一緒になって考えていくということが基本であるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 再質問させていただきます。 校則については、教育委員会はタッチしないということでございますが、各学校では、やはり生徒会、あと学校と相談すると言っていますが、中学校では、校長とか学校の先生と生徒との話合いは行われているんでしょうか、校則について。お願いします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(中村敏明君) では、お答え申し上げます。 例えば、教育委員会はというお話をさしあげましたけれども、基本的にはそういったことを、教育委員会がこうしろああしろということはないということです。ただ、今回、制服の女性がはくズボンについて追加したということについては、これはそういう形が望ましいということで、各学校には指導したところです。 あわせて、ここのところは、ちょっと古くなってしまいますが、スマートフォンの使い方について、生徒会で話し合い、自分たちで決まりをつくったということが各中学校では例があります。そういったことは生徒手帳には載せてはありませんが、学校の中で自分たちで自治を行っていくという上で、決まりをつくっていくという活動は各学校で行っているということでございます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 深井議員。 ◆12番(深井義秋君) 校則については、各学校によってまちまちでございますが、これから学校によって、どこの学校でも今、ある程度生徒の自由を守るようになってきておりますので、やはり校則も、女性はスカートだけじゃなくてズボンもいいという形で、もっと緩やかに解釈をして、自由化を図っていければいいなと思います。 これによって、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(合川泰治君) 以上で、深井義秋議員の一般質問を終わります。 ここで休憩いたします。 △休憩 午後2時09分 △再開 午後2時24分 ○議長(合川泰治君) 再開します。 引き続き、一般質問を行います。--------------------------------------- △土渕保美君 ○議長(合川泰治君) 通告第4号、土渕保美議員。   〔11番 土渕保美君登壇〕 ◆11番(土渕保美君) 議席番号11番、土渕保美でございます。 通告書に従い、一般質問を順次させていただきます。 1、姫宮駅西口ロータリー付近の景観整備について。 東京方面から見ますと、宮代町最初の玄関口に位置する姫宮駅があります。特に西口は、県立宮代高校やスーパーマーケットがありますので、朝夕は人や車の往来で大変にぎわっております。 ロータリー付近は、長椅子やバス停などがあり、憩いのスペースとなっているところでもあります。しかしながら、残念なことに、その付近の花壇の木々の中には、見るからに弱ってしまい、枯れる寸前の木々が目立ち、景観を損ねる状況にあります。 そこで、お伺いします。 これらの状況を踏まえ、町の考えをお聞かせください。 ②東武動物公園西口わくわくロード事業などで市民参加により検討されたコンセプトに基づき、社会実験等を実施しながら整備エリア等の絞り込みを進め、関係機関との協議をしながら景観整備を実施すると、令和5年度の目標に掲げておりますが、これらを題材に、姫宮駅付近の景観整備に活用できるのかお聞かせください。 以上2点、お願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 土渕保美議員の質問に対する答弁を求めます。 まちづくり建設課長。 ◎まちづくり建設課長(成田雅彦君) それでは、1点目についてお答えいたします。 姫宮駅西口駅前広場の花壇の木々が弱っていて景観を損ねている状況をどのように捉えているかというご質問でございます。 姫宮駅西口駅前広場につきましては、およそ2,000平方メートルの駅前広場が昭和53年に整備されまして、平成6年に改修工事を行いました。それで現在の姿になっております。 改修前は、ロータリーの中央の交通島に植栽があるのみでしたが、れんがの花壇を設置し植栽するとともに、ツリーサークルという鋳物でできた円形の植樹ますを設置し、高木を植えました。さらには、アスファルト舗装をインターロッキングブロックにし、街路灯も景観を意識したものに変え、木製ベンチを配置いたしました。 その後、平成13年には、橋上駅舎として再整備され、エレベーターやエスカレーター等のバリアフリー化も完了している駅でございます。 植樹をしてから30年が経過しましたが、議員ご指摘のとおり、植栽が枯れているものも見受けられます。その原因としましては、姫宮駅西口周辺については、地下水の水位が非常に高い状況でございます。街路樹が育ちにくい環境にあります。駅前広場の街路樹についても、カシの木が4本植えてありましたが、あまり育たない状況が続き、現在は全て枯れてしまっております。 花壇につきましては、サツキ、ツツジなどが植えてあり、定期的な剪定委託を行い、管理しておりますが、猛暑や雨不足により弱っているものが見受けられますので、専門家に相談して対応方法のほうを検討させていただきたいと考えております。 次に、2点目の東武動物公園駅西口わくわくロード事業の市民参加によるコンセプトに基づく景観整備を題材として、姫宮駅付近の景観整備に活用できないかというご質問でございます。 わくわくロード事業のコンセプトにつきましては、公園のようなコミュニティ道路ということで、道路空間に公園の要素を取り入れた道路整備であり、例えば歩道に休憩スペース等を設置することで自然に人が集まり、コミュニティの結束力や交流が促進し、ハードとソフトによって街中を活性化し、エリアの価値を高める効果を期待するものでございます。 これらを新たな整備に生かすことは、当地区には難しいとは思いますが、町民が景観整備に求めるものは、場所が変わろうが、基本的には共通するものがあると思いますので、姫宮駅の西口につきましても、わくわくロード事業のコンセプトを念頭に、駅前広場や駅前通り線の維持管理や修繕等を行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 土渕議員。 ◆11番(土渕保美君) 前向きな答弁と捉えてよろしいでしょうか、ありがとうございます。 近年の猛暑や雨不足により、植木などが弱っているのは確かに一説あると思います。自宅の植木なら朝夕など水やりができますが、駅前なので、それもままならないところでございます。 課長おっしゃるとおりに、30年前に植樹し、姫宮駅西口ロータリーは緑にあふれた憩いのスペースになるはずだったと思います。きれいな花壇も、手入れをしなければ木々は枯れてしまい、みすぼらしい悲しい姿になります。ともすれば、空き缶やごみなどが投げ捨てられ、最悪の状況になりかねません。地域住民の方々からも不満の声が挙がっております。 少しでも早い、景観を意識した再整備の実現をお願いしたいのです。いま一度、町の考えをお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 まちづくり建設課長。 ◎まちづくり建設課長(成田雅彦君) お答えいたします。 議員おっしゃるとおり、きれいに管理されている箇所は、心理的にもごみを捨てにくいと思います。 駅はまちの顔といいますか、駅を降りて、そのまちの印象を感じ取ることができます。よい印象を持っていただくためにも、まずは花壇の枯れた寄せ植えの植樹を行いたいと考えておりますが、植樹に適した植える時期というものがございます。猛暑や雨不足にも強い樹木を選定しなければならないと考えております。 同じ花壇にカンツバキが植えてあるんですが、こちらは今でも生き生きとしております。花が少ない冬に咲きますので、寄せ植えには適しているのかなと個人的には考えております。 このような環境に強い樹木をなるべく早いうちに植えて、景観を改善していきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。 ○議長(合川泰治君) 土渕議員。 ◆11番(土渕保美君) ありがとうございます。 続きまして、わくわくロード事業のコンセプトに対しての質問をさせていただきます。 北春日部の延伸で、近い将来、北春日部と宮代町がつながるわけですけれども、そのときに車等の交通量は確実に増えると思われます。北春日部駅西口は、説明どおり受けたとおりになれば、区画整備が実行され、景観整備もされます。 一駅違うだけで、にぎわいはかなり変わりますが、せめて景観整備だけは春日部に引けを取らないようにと思いますが、町の考えを再度お願いいたします。お伺いします。よろしくお願いします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 まちづくり建設課長。 ◎まちづくり建設課長(成田雅彦君) お答えいたします。 第5次総合計画の実行計画事業としまして、姫宮駅西口周辺活性化事業がございます。今後、町道第252号線の春日部延伸と、その周辺の土地活用を検討する上で、姫宮駅西口周辺は重要な位置づけになってくると思われますので、町道第252号線の沿線だけでなく、姫宮駅からのつながりを意識したまちづくりが必要かと考えております。 そこで、わくわくロードのコンセプトを参考にすることもできますが、地域特性がわくわくロードですと中心市街地でございますので、そことは地域特性も異なりますので、新たなコンセプトによるまちづくりを検討していくことも重要かと考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 土渕議員。 ◆11番(土渕保美君) ありがとうございます。 ぜひとも西口の開通と同時に景観整備、そして、姫宮駅から降りた瞬間に、きれいな町なんだなと思われるような、ぜひ整備をお願いしたいと思いまして、この質問を終わらせていただきます。 続きまして、2番目、消防団活動について。 宮代町では現在、6分団制による、団長以下総勢80名近い団員で構成されています。その消防団活動において、欠員による組織編制の不成立が長年の課題となっております。 消防団員は準公務員として、私たち町会議員と同じ立場に値します。国をはじめ各自治体による団員募集を、ポスター掲示やインターネットによる募集を展開しておりますが、思うようにいかないのが現状であります。直近では、消防団を題材にしたドラマも放映されています。 そこで、お伺いします。 欠員をはじめ、様々な課題があると伺っておりますが、お聞かせください。 ②町として若い人材を入団させ、育成させる手だてを考えているのかお聞かせください。 以上2点、お願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) それでは、お答えいたします。 初めに、1点目の課題についてでございますが、一つはご質問いただきましたとおり、団員の欠員解消でございます。 令和5年4月1日現在、宮代町消防団の団員数は90人で、内訳でございますが、第1分団15人、第2分団と第4分団が各14人、第3分団と第5分団が各12人、第6分団が13人、団本部が女性消防団員8人を含めて10人となっております。宮代町消防団条例では、消防団員の定数は98人となっており、定数に対する充足率は91.8%となります。 令和4年4月現在の県内消防団の平均充足率は86.8%でございまして、宮代町消防団は県平均より5ポイント高い状況でございますが、それでも8人の欠員という状況でございます。ただし、毎年入団者がいないということではなく、今年度は大学生を含む2名の方が新たに入団されましたが、退団者が3名おり、なかなか定数に届かず、欠員解消に至らないという状況でございます。 そして、もう一つの課題が、団員の高齢化でございます。 現在、団員の平均年齢は54.3歳となっております。90人のうち、60歳以上の団員が35人で、全体の約39%となっており、こちらも大きな課題であると認識しております。 次に、2点目、若い人材の入団・育成についてでございます。 埼玉県では、令和5年1月より埼玉県消防団ポータルサイトを開設し、消防団活動の発信や団員募集を呼びかけており、宮代町でも町公式ホームページによる団員募集をはじめ、宮代町消防団の訓練など活動状況も発信することで認知度の向上を図り、団員の確保につなげてまいりたいと考えております。 また、新入団員の育成につきましては、まず埼玉県消防協会の基礎教育研修、埼玉県消防協会久喜支部の基礎教育研修や現地研修などに参加いただきます。さらに、各分団が行う定期訓練や月例点検時のポンプ車操法など、宮代消防署の指導もお願いし、消防団員の基礎的な知識や技能の習得につながるよう、育成に努めていただいております。 町では、今後も新入団員の確保並びに団員の資質向上につながる消防団活動を積極的に支援してまいります。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 土渕議員。 ◆11番(土渕保美君) ご答弁ありがとうございます。 9月2日の大手新聞社の見出しなんですけれども、消防団員減少止まらず、最少76万人、ただし入団者は8年ぶりに増と。ただ、退団者が2年連続で2万人超えの大削減となっていると。これは、全国的に消防団員が不足している事態を表しています。 消防団員というのはどういうものなのか、私自身も消防団員の一員なので、いろいろ調べさせていただきましたが、本来消防団員に入る、入団する方は、以前までですと、地元商工業者を中心とした若く動ける方がほとんどでしたが、近年は地元で働く若い方が減少で、なかなか理想と現実の差は広がるばかりであります。 先ほど課長さんがおっしゃられていた研修ですね、一定の研修を修了させ、各分団に配置され、消防団の一員として活躍されます。団長以下6分団の団員の構成でなっていますが、大変統率の取れた団体の一つでもあります。いざ災害が起きれば、率先して各団で行動いたします。災害時、特に直下型震度5以上の震災や、ふだんの火災等には、我先にと行動する団員がほとんどであります。 その中で、全国的に入団者は今回は増えています。女性団員や特定の活動に限定する機能別団員の勧誘が進んだためだと、ここで報じられております。女性団員というのは分かりますけれども、広報活動や、万が一災害が起きた場合、女性にしか打ち明けられない特有な悩みとか、そういうときに、やはり女性団員の活躍が目を引くものがございます。 分からないのが、私も聞き慣れない言葉なんですけれども、機能別団員とここに称されているんですけれども、ここで機能別団員というのは、どういうものなのかお伺いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) それでは、お答え申し上げます。 機能別団員でございますが。これは能力や事情に応じて、特定の活動にのみ参加する消防団員のことでございまして、例えば時間帯を限定した活動でありますとか特定の災害にのみ活動すると、本来のもともとの消防団の活動を補完する役割ということで、近年の消防団員の人数減少を解決する一つの方策ということで、総務省、消防庁が近年打ち出している施策でございます。 幾つか例を申し上げますと、例えば、通常の消火業務には当たらず、大規模な災害が発生した場合のみ活動する大規模災害団員でありますとか、あるいは宅配業者、郵便局、新聞配達業などに就いておられる方で、地域のことをよく地の利などをご存じの方、情報収集能力が高いということで情報収集団員という形でご協力をいただく、もしもの場合には情報収集のほか、避難住民の誘導などにもついていただくというようなことでございます。 また、消火活動には参加しませんけれども、負傷者への応急処置を行う団員、あるいは観光地などですと、外国人の方への通訳要員というような形で能力を発揮していただく、そういったことを機能別消防団員ということで、新しい方策ということで打ち出されているものでございます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 土渕議員。 ◆11番(土渕保美君) すごい丁寧な説明ありがとうございます。そういう特別職の団員もいるんだということがここで分かりました。長年やっていて聞き慣れない言葉だったんですけれども、どういうものなのかということで。 当町において、機能別団員というのはいらっしゃるのかどうかお伺いします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 機能別団員に対しまして、本来といいますか、従来の団員の方を基本団員と申しますが、宮代町消防団におきましては、全員が基本団員でございます。機能別団員については、宮代町では在籍してございません。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 土渕議員。 ◆11番(土渕保美君) ありがとうございます。 じゃ、また再質問のほうをさせていただきます。 欠員による様々な問題が生じていることが分かりました。当町において、消防団員の定年制がないために、何とかこの欠員程度で済んでいることと思われます。 団員の方々は、使命感や責任感の高い方が多いと捉えております。そうした方々に、特に高齢とみなされる方に対し、町としてねぎらいを兼ねた待遇措置を考えるべきではないかと思っていますが、その点に対してお伺いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 ご指摘いただきましたとおり、現役の団員の皆様の使命感、そして責任感が高い方が多いことに支えられまして、現在、消防団活動が維持・継続されているものと考えております。 そのため、町では、宮代町表彰規定に消防団員の項目を設けまして、消防団員として20年以上従事されました方に町表彰をさせていただいております。また、町以外にも、国・県をはじめ、埼玉県消防協会や日本消防協会など複数の関係機関からの表彰もございますので、ぜひお受けいただき、長年の功績に感謝申し上げたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 土渕議員。 ◆11番(土渕保美君) ありがとうございます。 確かに特別点検などで表彰される方をお見受けされますが、そのときに、ぜひ一言で結構ですから、長い間お疲れさまですの一言を添えていただければ、本当に感謝の気持ちでいっぱいになると思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、今回、大学生が入団されたと聞いています。そこで、さらに日本工業大学との連携を取り、団員確保の考えはあるのかお伺いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 日本工業大学には、現在4,000名以上の学生が在籍しております。今年、縁がございまして、1名の方に入団いただきましたが、ぜひ大学を通じて宮代町消防団のPRや、消防団に興味を持った学生が気軽に話を聞ける、そういった環境づくりについて、大学側にお願いしてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 土渕議員。 ◆11番(土渕保美君) ご答弁ありがとうございます。 大学に在籍する方が4,000名という、すばらしい人数を確保しております。ぜひとも、さらに連携を取っていただいて、宮代町のよさと、そして皆様の力が必要なんだと、そういった言葉を声かけていただき、どうしても若い力が必要ですので、前向きに検討していただければと思います。 次の質問をさせていただきます。 当町のホームページを見て入団された方はいたのか、お伺いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 消防団に入団される際に、入団のきっかけと申しますか、何を見てというような調査は行っておりませんことから、確かな情報というものは持ってございませんが、今後入団、新しい方を募集する際の参考にもなりますので、今後は入団の際に調査させていただきたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 土渕議員。 ◆11番(土渕保美君) ご答弁ありがとうございます。 せっかくホームページを作って、その結果が分からないと、作った意味がありませんので、ぜひとも今後は活用のほうをよろしくお願いいたします。 次の質問に移らせていただきます。 ほかの自治体で、1個分隊全員が退団する事態が発生いたしました。当町において、そのようなことがないようにするために心がけていることをお伺いします。よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 ご指摘いただきました事案は、他自治体の事案でございますが、消防団員が火災現場に出動する際の服装に関することが原因というふうに新聞報道されたことを承知しております。団員同士あるいは団員と団幹部との意思疎通や意見交換など、コミュニケーション不足にも課題があったのではないかと拝察しております。 宮代町消防団では、定例で年間4回の幹部会を開催し、団全体で情報交換あるいは意見交換を行い、情報の共有と連携に努めております。今後も、こうした会議はもちろんでございますが、団員と団幹部あるいは団と町との間のコミュニケーションを厚くして、情報を共有してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 土渕議員。 ◆11番(土渕保美君) ありがとうございます。 現場に向かうときに消防団員として、火災発生時に活動服を着用することを促すということが大変な重要なことなので、活動服は多少の火の粉では燃えない構造になっております。まず自分の身を守って初めて人の命を救えるんだということを、これから入団する方や現団員に周知の必要があると思いますが、町の考えをお伺いします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 ご質問いただきました活動服でございますが、長袖・長ズボンで肌の露出を防ぎ、熱及び火炎または障害物によるけがを軽減することが目的でございまして、火災現場、災害現場での活動において活動服を着用することは、団員自身の安全確保の観点からも大変重要なことでございます。 また、消火活動を行う際は、熱及び火炎などに対する防護機能を高めるため、防火服の下に活動服を着用することとされております。消防団員が活動する際の基本的な服装が活動服と防火服となります。 宮代町消防団では、これまでも団長より、消防団活動の際には活動服着用の指示がされてまいりましたが、今後も服装の重要性について改めて周知に努めていただくよう、町としても努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 土渕議員。 ◆11番(土渕保美君) ありがとうございます。 消防団員として、まず自分の身を守ると、そして初めて人を助けられるんだという、そういった理念の下に、周知のほうをお願いしたいと思います。 ただ、消防団員の1人なんですけれども、仕事先から駆けつける場合がございます。そのときにやっぱり団員は、消防車両が行った後に個人的に向かうわけですけれども、一刻も早く行こうとして、どうしてもないがしろになってしまう消防活動服の着用、なるべくそういうことをしないように、町のほうから、ある程度遅れてきてもいいから活動服の着用は絶対なんですよと、それの周知をぜひお願いしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 以上をもって、消防団活動について質問を終わらせていただきます。 続きまして、3番目、スポーツフェスティバルについて。 昨年から町民体育祭に代わり行われたスポーツフェスティバルは、天候にも恵まれ、今までにないスポーツの祭典として次世代のイベントとなり、大いに盛り上がりました。私も自ら参加し、その楽しさを体感いたしました。 その中でも、参加団体による意見交換会が行われ、反省点、課題点などを聞かれたことと思います。 そこで、お伺いいたします。 反省点・課題点をお聞かせください。 2番目、昨年同様に今後も行うのかお聞かせください。 2点、よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 教育推進課長。 ◎教育推進課長(田中啓之君) お答えいたします。 1点目の反省点・課題点、2点目の今後の実施につきましては関連がございますので、一括してお答えさせていただきます。 昨年の10月9日に、町民体育祭に代わる新しいスポーツ振興の形として、第1回となる町民スポーツフェスティバルを開催し、各参加団体の皆様に創意と工夫を凝らしたブースの企画・運営を行っていただき、子供から高齢者まで幅広い世代の方々、約4,500名にご参加いただきました。 さて、反省点・課題点でございますが、町民スポーツフェスティバルでは、参加者及び実行委員を対象にアンケートを実施しており、約350名の方から回答いただいております。感想については、とても面白かったとの回答が約7割、次回の参加意向についても、ぜひまた来たいとの回答が約8割となっており、多くの方々から前向きな評価と次回の開催への期待を寄せていただいた結果となっております。 また、参加いただいた方のお住まいの地域については、回答いただいた方のうち、道佛の14.4%を筆頭に、和戸の6.1%、百間の5.7%、姫宮の3.5%と、各地域から参加をいただいております。 交通手段については、車が約8割、自転車・徒歩が約1割となっており、多くの方が自家用車で来場されているという状況となっております。 これらの結果を基に、昨年12月に実行委員会において課題をまとめておりますが、主なものといたしましては、まずは交通手段、駐車場の問題として、来場者をはじめ関係者の駐車場確保とともに、循環バスの対策と利用促進が課題として挙げられております。 そのほかには、準備期間の確保として、昨年度は第1回準備委員会が7月の開催となったことにより、参加団体をはじめとして、準備期間が短く、周知期間も長く取れなかったことが反省点として挙げられました。さらに、会場についても、町民体育祭時代からの課題ともなりますが、実行委員からのアンケートにおいても、室内外の施設であり、スポーツイベントの開催場所としては最適であるという意見があった一方で、複数場所での開催の検討も必要といった意見もありました。 また、今年の2月には、各地区の地区連絡会においても意見交換を行っておりまして、活性化にいい企画だった、団体も紹介の場があって喜んでいた、会場についても特に問題がない、にぎわっていたので成功であると思われるとのご意見をいただいております。 このようなご意見、課題を踏まえて、今年度につきましては、5月には体育協会スポーツ少年団及び総合型スポーツクラブに対し、スポーツフェスティバルの開催についてのご案内をさせていただき、6月には、各団体から選出いただいた実行委員によって第1回実行委員会を開催し、実施についての事業概要やスケジュールなどを確認させていただきました。 7月には、各団体からご提案いただいた事業内容についての確認をさせていただき、実施内容を固めたところでありまして、ご案内のとおり10月8日の日曜日に開催することで、9月号の広報に掲載するとともに、チラシを世帯配布させていただいたところであります。 今年度の開催に際しましては、町民スポーツフェスティバルの基本的な柱である体験型スポーツイベントの考えは同じですが、町内のスポーツ団体である野球やサッカー、バレーボール等をはじめ、モルックやボッチャなどのニュースポーツも加えた内容としております。 また、イベントの目玉とも言えるビクトリークリニックでは、昨年は水泳でしたが、今年は元なでしこジャパンの川上直子さんを迎えてサッカー教室を行う予定となっており、プロ選手の技術を多くの方に披露できるものと考えております。 なお、課題である交通手段、駐車場につきましては、昨年度同様に循環バスの増発を行うこととしております。昨年度は初めてのことでしたので、終日の増発を行いましたが、昨年度の乗車状況を踏まえまして、今年度は時間を絞っての増発ダイヤを組ませていただいております。 駐車場対策につきましては、昨年度に続いて、参加団体などの関係者用に隣接する特別養護老人ホームの駐車場を借用するとともに、新たに整備された流通センターの駐車場の借用もお願いしたところでございます。 町といたしましては、町民スポーツフェスティバルは、町民の皆様に運動やスポーツに接する機会を提供するとともに、参加者一人ひとりが自らの健康やスポーツへの関心と意欲を高めることのできる大切な事業として、また、家族や友人と体を動かすことで笑顔になる大切なコミュニティの場として、今後も検証と改善を重ねながら、フェスティバル形式を軸としたイベントとして継続していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 土渕議員。 ◆11番(土渕保美君) ご答弁ありがとうございます。 昨年は天候にも恵まれ、そして、様々な初めての企画であるスポーツフェスティバルで大いに盛り上がったことを本当に思い出します。昨年は弁当が足りなくなったという、そういった一面もありましたが、その件に関してとか、いろんな面に関して再質問をさせていただきます。 参加地域のアンケートからうかがえるように、姫宮方面からの参加者が少ないことが分かります。検討委員会の中でも、複数場所での開催の検討も必要といった意見もありましたが、このことに関して、町の考えをお伺いします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 教育推進課長。 ◎教育推進課長(田中啓之君) 開催場所の関係につきまして答弁させていただきます。 今回会場としたぐるるには、室内外の施設があり、スポーツイベントの開催場所として、様々な活動ができる条件が整った施設ではあるんですけれども、その反面、町の北端にあるという立地面と交通手段も課題となっております。 アンケートでは、はらっパークなどでの複数施設の同時開催といった意見もいただいておりますが、一方では、競技施設や駐車場といった会場の施設面での課題、また、複数施設での同日開催という話になりますと、イベントの運営を行うスタッフやマンパワーといった部分も課題として生じることかと思われます。 したがいまして、教育委員会といたしましては、町民体育祭以来の課題としては認識しつつも、当面、少なくとも数年間は、現在のぐるるでスポーツフェスティバル形式の開催というところで基盤を固めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 土渕議員。 ◆11番(土渕保美君) ありがとうございます。 確かに雨天決行の場合、屋内でできる施設はぐるるしかございません。先ほど言われたとおり、駐車場の問題とかマンパワー、分散させると、かえって批判を浴びる要因になりかねないことは目に見えていますので、その辺は、姫宮方面から何とか参加できるような措置を願いたいと思います。 次の質問をさせていただきます。 昨年度は多くの方々の参加をいただき、大いに盛り上がりました。特に小学生を中心にした親子の参加が目立ちました。その代わり、シニア層の方々の参加率が低いように感じました。 シニア層を取り入れる方法の一つとして、自治会や町内会の参加型が考えられます。今まで行われてまいりました町民体育祭のよいところを活用し、1人ではなかなか行けない、参加しにくい方や、そしてシニア層の健康づくり、地域活性化をコミュニケーションづくりの考えの下にプログラムの導入を取り入れる考えはあるのか、町の考えをお伺いします。よろしくお願いいたします。 ○議長(合川泰治君) 答弁を求めます。 教育推進課長。 ◎教育推進課長(田中啓之君) お答えさせていただきます。 高齢者の方も含めて参加しやすいようにということで、自治会や町内会の団体の方々、団体として参加できるような町民体育祭の種目であった、例えば大縄跳びとか、そういった種目を再開できないかという趣旨のご質問ということでお答えさせていただきます。 昨年度の参加者や実行委員からのアンケートや、自治会、区長さんとの意見交換会でいただいた意見としては、いろいろなスポーツが体験できて、町民体育祭よりも楽しいとか、現在は個人で楽しめるスポーツ事業が好まれるのではないかといったニュアンスのご意見をいただいておりまして、フェスティバル形式による実施に、どちらかというと肯定的な意見を多くいただいております。 一方で、議員から今ご指摘いただいたような以前の町民体育祭を懐かしむ声とか、あとは、高齢者が参加しやすくするためには地区対抗種目があったほうがよいのではといったご意見もいただいているところでございます。 教育委員会といたしましては、始まったばかりのイベントですので、今後数年間は、現在のフェスティバル形式といったものをベースにしつつ、課題の検証や改善を重ねながら開催して、実施体制や内容を確立していきたいというふうに考えておりますが、そうした中で、団体やグループで楽しんでいただけるような種目についても、どういう形で取り入れられるか、実行委員会を主体とした関係者の皆様と検討してまいりたいと考えております。 なお、仮に、現在の体験ブースを出していただく団体の方々に集まっていただいている実行委員会形式の実施体制の中で、以前町民体育祭で行われていたような地区対抗とか団体対抗の種目をやろうとした場合には、その種目の企画・運営を担っていただくスタッフ、マンパワーをどのように確保していくのかといったところが課題の一つになってくるのかなと考えております。 そういった意味では、虫がいい話に聞こえてしまうかもしれませんけれども、そういった思いを持っていただいた方々、グループが実行委員会に入っていただいて、自らその種目を企画・運営していただきつつ、選手としてもグループとして参加していただいて盛り上げていただく、そういったことも方法の一つとして考えられるのかなと。そうなっていったら、よりスポーツフェスタが盛り上がっていくのかなというところも、実際それをやるにも、いろいろ課題はあるかと思いますけれども、そういったこともあるのかなと、そうなっていったら、それはそれでいいのかなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(合川泰治君) 土渕議員。 ◆11番(土渕保美君) ご答弁ありがとうございます。 課長おっしゃるとおりかもしれませんが、今回、川端・姫川地区で、久々に夏祭りを実行させていただきました。久々なので、1日で終わらせる行事でして、それに際して、準備してくれる人が集まるのかどうかという形で、すごい懸念をしていたんですけれども、ある程度根回しをいたしまして、若い人に声かけをして、初めて祭りが成立しました。 そのときに、やはりコミュニケーションてすごい必要だなと、初めてというよりも久々に感じた一瞬でした。ぜひとも、コミュニケーションはこれからも絶対必要なことなので、そういったことを念頭に、今後もフェスティバルを成功させていただければと思いまして、私の一般質問に代えさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(合川泰治君) 以上で、土渕保美議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △延会について ○議長(合川泰治君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(合川泰治君) ご異議なしと認めます。 よって、本日はこれで延会することに決しました。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(合川泰治君) 本日はこれで延会いたします。 △延会 午後3時15分...