平成25年 3月 定例会(第1回)
四條畷市議会定例会(第1回)会議録◯ 平成25年3月5日
四條畷市役所議場において開催する。◯ 出席議員次のとおり 1番議員 島 弘一 2番議員 長畑浩則 3番議員 佐藤 誠 4番議員 曽田平治 5番議員 小原達朗 6番議員 吉田裕彦 7番議員 森本 勉 8番議員(副議長) 渡辺 裕 9番議員 阿部佳世 10番議員 岸田敦子 12番議員 山下幸恵 13番議員(議長) 瓜生照代 14番議員 岡山 毅 15番議員 平野美治 16番議員
大川泰生◯ 欠席議員次のとおり なし◯ 地方自治法第121条の規定による出席者次のとおり 市長 土井一憲 副市長 大井俊道 教育長 戸谷健三 総括理事兼危機管理監 森川一史 理事兼行政経営室長 開 康成 総務部長 行政経営室 兼田原支所長 田中俊行
行財政推進担当部長 谷口富士夫 まちづくり部長 地域振興室長 長谷俊延 兼
特定地区整備担当部長 吐田昭治郎
まちづくり部新炉建設整備 健康福祉部長 担当兼
生活環境担当部長 響野 豊 兼福祉事務所長 高津和憲 健康福祉部 健康・保険担当部長 松川順生 上下水道局長 北田 秀 消防長 石田 進 教育部長 坂田慶一 教育部
社会教育担当部長 鶴井晋一郎 会計管理者兼会計課長 梅本雅史 地域振興室次長
公平委員会事務職員 兼
産業観光振興課長 併監査委員事務局長 併農業委員会事務局長 砂本光明
併選挙管理委員会事務局長 併固定資産評価審査委員会書記 田中 弘 (その他
関係職員)◯ 議会事務局出席者次のとおり 事務局長 石田健一 課長 勝村隆彦 課長代理兼主任
大塚幸秀◯ 議事日程次のとおり 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 議案第1号 平成25年度四條畷市一般会計予算 日程第3 議案第2号 平成25年度四條畷市
国民健康保険特別会計予算 日程第4 議案第3号 平成25年度四條畷市
後期高齢者医療特別会計予算 日程第5 議案第4号 平成25年度四條畷市
土地取得特別会計予算 日程第6 議案第5号 平成25年度四條畷市
水道事業会計予算 日程第7 議案第6号 平成25年度四條畷市
下水道事業会計予算◯ 本日の議事次第記録者次のとおり 課長代理兼主任 大塚幸秀
○瓜生照代議長 再開を宣す。時に午前10時00分
○瓜生照代議長 本日は全員のご出席をいただいております。
○瓜生照代議長 開議を宣す。時に午前10時00分
○瓜生照代議長 日程に入りますまでに諸般の報告を行います。 平成25年3月4日付けで消費税をなくす大阪の
会常任世話人代表・鳥居義昭氏から消費税大増税の中止を求める意見書採択の陳情書がお手元に配付いたしておりますとおり提出され、受理いたしましたので、ご報告いたします。 以上で諸般の報告を終わらせていただきます。
○瓜生照代議長 これより日程に入ります。日程第1会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名者に2番 長畑浩則議員及び5番 小原達朗議員の両議員を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。
○瓜生照代議長 次に日程第2議案第1号平成25年度四條畷市一般会計予算、日程第3議案第2号平成25年度四條畷市
国民健康保険特別会計予算、日程第4議案第3号平成25年度四條畷市
後期高齢者医療特別会計予算、日程第5議案第4号平成25年度四條畷市
土地取得特別会計予算、日程第6議案第5号平成25年度四條畷市
水道事業会計予算及び日程第7議案第6号平成25年度四條畷市
下水道事業会計予算の6議案につきましては、2月28日の会議におきまして一括上程の上、質疑を留保いたしておりますので、これよりこれらの6議案を議題として、市長の所信表明と併せて質疑を行います。質疑のある方どうぞ。曽田平治議員。
◆4番(曽田平治議員) おはようございます。市議会公明党の曽田平治でございます。市議会公明党を代表いたしまして、土井一憲市長の所信及び平成25年度市政運営方針に対し質問をさせていただきます。 質問に入る前に、まず、土井市長には田中夏木前市長の体調不調による勇退で実施されました四條畷市市長選挙におきまして当選されましたことに対し、冒頭お祝い申し上げます。 また、市長就任からの短期間の中、今後4年間の市政運営に臨む政治姿勢並びに平成25年度における主要施策及びその推進に向けた当初予算を取りまとめあげられたことに対し、市長並びに職員の皆様に敬意を表するものでございます。 今後、行政の継続性を前提にして、スピード感を伴った市政を横断的に繰り広げることであると考えております。市長が示されたまちづくりに基づいて行政運営を進めていかれると思いますが、市民の皆様が住んでよかった、また、いつまでもこの四條畷のまちに住み続けたい、と思っていただける、安らぎのある、そして市民の皆様が人生に夢と希望の持てる四條畷のまちづくりに努めていただきますようお願い申し上げるものでございます。 市議会公明党といたしましても、従前から取り組んでまいりましたまちづくりに対する基本姿勢のもと、市長が推進される施策等に対し、時に支え、時には指摘をさせていただきながら、是々非々の立場で議論を重ねてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 それでは議事に入らせていただきます。まず、市長の所信について大きく10項目にわたりご見解をお伺いいたします。 最初に、市長選挙で公約に掲げられました
生駒山系花屏風構想についてでございます。この取り組みは、大阪府が生駒山系を地域資源と位置付け、桜など自然の華やかさ、美しさを最大限に活用するため、桜などの植樹を推進し、観光振興に役立てていくものでございます。市長も本市が有する魅力ある自然をさらに引き出そうとの思いから重要施策に示されたと考えております。今後この構想を進めていくためには計画性をもって取り組まなければ観光振興には結びつかないと考えております。今後の桜、また紅葉の植樹計画について具体的にご説明願いたいと思います。 次に、新
ごみ処理施設整備についてでございます。
ごみ処理施設整備については、長年途絶えておりました地元住民との協議が田中前市長によって再開し、やっと前に展開したものと理解しております。市議会公明党といたしましても、永続的なごみ処理を行う上で新たな施設建設は早期に実現すべきであると考えております。そこで市長の新ごみ処理施設に係る現状における認識と課題、加えて、今後行うべき地元還元策などの考え方についてお伺いいたします。 次に、地域活性化の方策となる観光振興についてであります。観光については、平成24年4月に田中前市長が
産業振興アドバイザーを任用し、横断的な組織を立ち上げ、様々な角度から具体策等の検討を進められ、本年1月には観光可視化戦略をまとめたところでございます。今後はこの可視化戦略をもとに、市民、地域、団体、企業などあらゆる主体を巻き込んだ施策、事業を展開されるようであります。その中でも本市が誇る緑と歴史に関連付けた新たな事業を展開されるとのことであり、我々も大いに期待しているところでございます。新たな事業について具体的にどのようなものか、お伺いいたします。 次に、大東市との消防広域化についてでございます。消防行政については、市長選挙公約として広域化の推進を示され、機会あるごとに発信されたものと理解しております。本来でありますと大阪府が示された大阪消防庁構想を目標とされるべきと思いますが、まずはその前に大東市との広域化を進められるとのことでございます。そこで平成26年4月の一部事務組合を時間軸に、今後のスケジュールとその先にある大阪消防庁構想に対する考え方についてお示し願います。 次に、災害時における支援体制についてであります。予期しない災害の備えとして、自助、共助、公助の視点から様々な取り組みを進めておられますが、支援を必要とされる方々への対応となる災害時要援護者支援制度が非常に重要な役割を果たすものであり、機能しない制度であれば何ら意味のない形該化したものとなってまいります。現在、制度はありますが、具体的な業務マニュアルはなく、災害時に円滑な支援等が行えるのか不安を抱いているところでございます。そこで災害時要
援護者支援制度をより実効性のあるものとするよう制度の改正等が必要と考えますが、制度の現状と課題及び実効性を伴った制度の見直しについて市長のご見解をお伺いいたします。 また、災害時にかかわらず、通常時においても、とりわけ高齢者、障がい者の見守りが重要であると考えております。市長も災害時要
援護者支援制度と連動した高齢者、障がい者の見守り体制の確立を進められるとのご見解でございます。そこで今回示しておられます災害時要
援護者支援制度と連動した高齢者、障がい者の見守り体制の具体的な内容について現状で結構でございますので、その概要をお答え願います。 次に、平成25年度から幼児教育の中心となるあおぞら幼稚園についてでございます。昨日、あおぞら幼稚園の新たな通園バスが披露されました。車体には谷口智則さんによる大変かわいらしい動物の絵が描かれておりました。この通園バスを利用して子どもさんたちが通園するわけでございますけれども、その市内を走る姿が目に浮かぶようでございます。本当にほのぼのとした感覚を持ったものでございます。あおぞら幼稚園につきましては、本市唯一の公立幼稚園として、本市の幼児教育を牽引し、子どもたちの健全な成長に向けた支援を進めることになっております。その中で特に期待をしているのが
幼児教育センターについてでございます。
幼児教育センターについては、地域に開かれた事業、教育相談、支援教育など数多くのメニューを提示していただいておりますが、具体的な取り組みについてはいまだ示されてないのが現状でございます。あおぞら幼稚園の開園まで残り1カ月となり、現状ではその内容が具体化しているものと考えておりますが、その内容をお示し願いたいと思います。 次に、児童生徒の学力向上についてでございます。本市におきましては平成23年度に策定された児童・生徒学力向上3ヶ年計画に基づき、様々な実施項目を設け、積極的な取り組みが進められております。これらを土台に、市長、教育長にはさらなる一歩を踏み出すべく、児童生徒の学力の定着度に応じた重点施策の実施と小学校における英語教育を新たに設定されたものと考えております。そこでその内容について具体的にお答え願います。 次に、持続可能な行財政運営についてでございます。田中前市長は民間の経営感覚をもって多くの行財政改革を断行され、長年抱えておりました実質収支赤字を解消され、市民の皆様の暮らしに着目した施策が展開できる環境を実現されたわけでございます。高く評価させていただきます。土井市長も市政運営方針の中で、田中前市長が築いてこられた盤石な体制に甘んじることなく、新たな改革を進めるべく、その決意を表明されたところでございます。そこで今回示された行政コストのさらなるスリム化について、現状考えている実施項目をお示し願います。 最後に、介護保険制度についてでございます。市長は広域行政の推進を明言され、大阪府が進めようとしている介護保険一本化に賛同しておられます。その現状を踏まえ、大阪府が示された介護保険一本化に対する見解と、現在運営しているくすのき広域連合の運営方針をお答え願います。 次に、平成25年度の市政運営方針に移らせていただきます。土井市政のカラーを出された当初予算額は、各会計の合計額として297億682万円であり、昨年度比で3.8%の減となっております。市長就任当初の最初の予算編成の中、新たな施策を打ち出したにもかかわらず、予算を圧縮されましたことは、継続安定を常とする行政運営において一定の評価をするものでございます。また、民生費が増額となるものの、市債の返還が一部終了したことや、学校施設整備が一定完了し、建設事業費が減となったことも相まって、今回の予算にまとめられたものと考えております。 そして今回の予算編成では、就学前児童までを対象とした
乳幼児医療費助成制度を
子ども医療費助成制度に変更し、小学校3年生の児童までに対象を拡充、また妊婦健康診査における公費負担の拡充、
前立腺がん検診費用の助成など、私
ども市議会公明党の日頃からの要望を積極的に取り入れていただき、市議会公明党といたしましても平成25年度の当初予算を評価した上で、主要施策20項目に関し、行政組織ごとに質問してまいります。 最初に、行政経営室についてでございます。長期的な展望を視野に入れた第6次総合計画の策定方針について、また住宅に困窮する方々への支援策をはじめ、地域性に配慮した住宅施策の推進や人口増に結びつく事業の創設などを盛り込んだ
住宅マスタープランに掲げる主要策についてそれぞれお答え願います。 次に、地域振興室についてでございます。地域社会との繋がりが、結びつきが希薄化している現状を踏まえ、現在、田原地域でモデル試行している
田原まちづくり協議会に期待する事項と本市の望ましい
地域コミュニティについて、また女性の視点から改正する地域防災計画に掲げる取り組みについてそれぞれお答え願います。 次に、総務部についてでございます。平成24年度から進めている施設管理台帳の整備内容について、地域活性化に貢献する具体策を再検討するという
JR忍ヶ丘駅前土地の利活用について、クラウド・コンピューティングの今後の進め方と情報システムに特化した業務継承計画のポイントについて、職員間のコミュニケーションを重要視している人事評価制度について、土井市長の考え方とその考え方を踏まえた見直しについてお伺いいたします。また、徴収対策課における徴収率向上の目標設定についてそれぞれご答弁をお願いいたします。 次に、まちづくり部についてでございます。戸籍の保全管理を趣旨とした
副本データ管理センターとの環境整備の概要について、ハード整備を中心とした
まちづくり長期計画の概要についてそれぞれお答えよろしくお願いいたします。 次に、健康福祉部についてでございます。第3期地域福祉計画の改正ポイントについて、
障害者総合支援法に基づく就労支援及び発達支援の進め方について、
子ども医療費助成制度のさらなる拡充に向けた今後の方針について、児童虐待防止を強化するための方策について、
ジェネリック医薬品の利用促進策について、妊婦健康診査のさらなる拡充に向けた今後の方針についてそれぞれご答弁よろしくお願いいたします。 次に、田原支所についてであります。災害時における田原地区対策部としての役割と具体的な取り組みについてお答え願います。 次に、教育部についてでございます。本市の教育に対する土井市長の思いと児童生徒の学力向上策及びその効果測定について、文化芸術の振興策の具体についてそれぞれお答え願います。 以上、土井市長の所信及び平成25年度市政運営方針に対して代表質問をさせていただきました。今回の代表質問を通し、土井市長のまちづくりについての考え方、方針等を明らかにしていただき、冒頭申し上げました、協力できる部分は協力し、是正すべきと考える部分は問題提起を行い、より良い四條畷のまちを築いてまいりたいと考えておりますので、誠意あるご答弁よろしくお願い申し上げます。
○瓜生照代議長 ただ今の曽田平治議員の質疑に対して答弁を求めます。なお、反問する場合には、その都度、許可を得た上でお願いいたします。市長どうぞ。
◎土井一憲市長 市議会公明党、曽田平治議員の質問に対しまして順次お答え申し上げます。 まず、
生駒山系花屏風構想等における桜や紅葉の植樹については、庁内関係課及び緑化団体等とともに、平成25年度を初年度とした5年間の本市独自の植樹計画を早期に策定し、市民と行政との協働による「なわて花屏風構想」を展開してまいりたいと考えております。 次に、新
ごみ処理施設整備に関しましては、平成29年春の竣工に向けて、地元住民の方々との合意のもと、着実に進めていく必要があると認識いたしております。その中で、現状といたしましては、本年9月の都市計画決定に向けて、現在、環境影響評価と都市計画の手続きを併せて行っているところでございます。なお、地元還元策については、地域振興策と地域還元策の具体化という観点での検討を進めているところであり、今後、周辺地区住民の方々との意見交換や調整などを行いながら、そのあり方を取りまとめてまいりたいと考えております。 次に、地域固有の緑や歴史を関連付けた新たな事業といたしましては、
生駒山系花屏風構想に呼応した桜や紅葉の植樹を進めるほか、本市の歴史を語る上で欠くことのできない人物でありながら、資料が乏しく実像が定かでない楠正行像を具現化すべく、まさつらシンポジウムを開催する予定でございます。 また、地域の歴史と郷土愛の醸成に向けた事業として、小中学校における郷土史教育の実施に向けた副読本を作成するほか、四條畷の歴史を考える公民館講座や昭和54年に四條畷中学校の生徒が作製した郷土史かるたと句碑の復刻などを実施することといたしております。今後もこうした施策を継続的に実施し、郷土愛の醸成をも兼ね備えた観光施策の推進を図ってまいります。 次に、消防の広域化に関するご質問につきましてお答え申し上げます。まず、大東市との消防広域化に向けた今後のスケジュールについては、両市の市長、副市長で構成する
消防広域化協議会において、一部事務組合に向けた検討を行い、本年6月の市議会定例会に組合規約を上程し、議決後は、
大阪府知事あて組合設立許可申請を行うことといたしております。組合設立許可後の平成26年当初には、第1回の組合議会を開催し、平成26年4月1日からの広域消防を開始いたしたいと考えております。 なお、大阪消防庁構想については、大規模災害に対応可能な西日本の拠点となる消防力を確保した組織創設を趣旨としており、私といたしましても早期実現を望むものでございます。しかしながら、創設に際しては、法改正等、調整すべき事項が数多く存在することから、今後、議論の詳細を見極めながら、私からも必要に応じ、大阪府あて議論を投げかけてまいりたいと考えております。 次に、災害時要
援護者支援制度の現状と課題及び実効性を有する制度見直しについてお答え申し上げます。平成22年10月から開始いたしました災害時要
援護者支援制度における登録者数は、現在、高齢者166人、障がい者40人の合計206人で、個人情報保護の観点から本人申請にて受付を行っております。現状の課題といたしましては、制度が浸透していないことにより、登録者数が増加しないこと、また、自助、共助、公助に基づいた支援体制が確立していないことなどが挙げられます。今後は、実効性を有する制度構築を目指し、要援護者の範囲、支援に係る自助、共助、公助の役割分担及び支援体制等について明らかにする全体計画を策定するとともに、災害発生時に要援護者の避難支援を円滑に行うための必要な情報を要
援護者一人ひとりについて記述した個別計画の策定に向けて、平成25年度中に見直す地域防災計画と併せ、種々準備を進めてまいりたいと考えております。 高齢者、障がい者の見守り体制構築に向けた方策につきましてお答えいたします。まず、高齢者に関しましては、平成23年度から民生委員のご協力のもと、戸別訪問により配布している緊急連絡カードと連動した災害時要
援護者支援制度の周知を実施しております。障がい者も同様に、緊急連絡カードの活用を行う中で対応しておるところでございます。今後の取り組みといたしましては、それぞれの状況や支援の方法をさらに把握するとともに、民生委員、自主防災組織、
社会福祉協議会等と情報を共有することで、支援体制の整備に努めてまいりたいと考えております。 次に、行政コストをスリム化する実施項目については、職員数の抑制、
ごみ収集処理委託業務の契約方法の見直し、ごみの減量化策による処理費用の削減、保育所民営化及び図書館委託化の検討などを挙げております。また、定型的な業務について、職員相互の連携を密に行うなど、これまで以上に事務の効率化を進めることにより、時間外勤務手当の削減を図り、行政コストのスリム化に繋げてまいりたいと考えております。 次に、大阪府が進める介護保険制度と今後のくすのき
広域連合運営方針についてでございます。本年2月の大阪府市長会定例会では、介護保険制度の府域統合に関し、持続可能な介護保険制度に関する提言がまとめられたところでございます。私といたしましては、広域化による効果を期待しておりますが、具体的な議論が進展する中で、最終的な判断を行ってまいりたいと考えております。なお、今後のくすのき広域連合のあり方については、昨年10月に関係3市に提出された提言をもとに、市民への負担、財政問題、地域区分変更に伴う介護事業者への影響等、具体的な検討を重ねた上、総合的に判断すべきと考えております。 次に、第6次総合計画の策定方針についてでございます。まず、現状の第5次総合計画においては、市民と行政との協働を前提に、策定段階から多くの市民方々に参画をいただき、取りまとめたものと理解しております。この策定過程は、私が推進する住民自治のあり方そのものであり、次期計画を策定する際にも継承する所存でございます。また、未来に繋ぐまちづくりを確立するためには、長期的な展望を示した上、着実な施策実施に努める必要があるとの認識から、平成25年度から策定に取りかかるハード整備を中心とした長期計画との整合性を図りつつ、計画期間をこれまでの10年をさらに延長する方向で検討を進めてまいりたいと考えております。 次に、平成25年度内に策定する
住宅マスタープランにおいては、高齢者や障がい者等に配慮した住宅の確保、住宅困窮者への対応、コミュニティを基盤とした環境整備及び安心、安全な暮らしに寄与する住宅の耐震化や密集市街地の対策等、現在、挙げられる課題に対応した事業の設定を考えております。なお、具体的な事業といたしましては、庁内関係課において、多岐にわたる検討及び他市における先進事例の研究等を重ねた上、決定していく予定でございます。 次に、
地域コミュニティに関してでございます。まず、平成24年5月に設立された
田原地域まちづくり協議会については、現在、住民間のコミュニティ力を高める事業を担う
コミュニティ部会と地域の防災力、防犯力を高める事業を担う安心・安全部会を設置され、地域課題の共有化を図りながら、それぞれの事業を展開されています。今後、さらに多くの地域住民の方々が参加、参画され、様々な分野での事業の展開を通じ、地域を主体としたまちづくりの実践を期待しているところでございます。なお、私が考える、望ましい
地域コミュニティについては、住民間の繋がりや交流を通じ、地域が自主的にそれぞれの課題を解決されることであり、独自の住民自治を確立なされることだと考えております。 次に、女性の視点から改正する地域防災計画に掲げる取り組みについてお答え申し上げます。平成24年に改正された災害対策基本法に伴い、本市においても防災会議における所掌事務の見直し及び委員を拡充する防災会議条例の改正を行ったところでございます。今後、この条例に基づき、防災会議委員に女性2人を新たに任命し、平成25年度中に改定する地域防災計画では、女性の視点を盛り込んだ内容へと改めることといたしております。具体的な内容といたしましては、避難場所運営における女性の参画を推進するとともに、女性専用の物干し場、更衣室、授乳室の設置など、プライバシーの確保や犯罪防止策を考えております。 次に、施設管理台帳については、施設の適正管理や今後の施設の必要性等を検討する材料として、整理すべきものと理解しております。そのため、平成24年度から施設ごとの工事経歴、履歴等について整理を進めているところであり、今後、作成を予定している施設運営の費用対効果が明確化できる施設白書に繋げるべく、平成25年度中には取りまとめていく所存でございます。 次に、
JR忍ヶ丘駅前土地については、長年、時間貸駐車場として利用しておりましたが、平成24年度に土地開発公社から買い戻しが完了したことから、本市の玄関口に相応しい利活用を検討しているところでございます。これまで観光振興や地域交流等の観点から検討を進めてまいりましたが、有効な利活用が見いだせない状況にあるため、再度、費用対効果を見据え、地域活性化に貢献する具体策を検討することといたしております。 次に、クラウド・コンピューテングについては、本年2月に住民情報基幹系システムにおいて本格稼働を行ったところでございます。このシステムは、危機管理の強化及び情報関連費用の縮減に繋がることから、今後、財務会計システムや文書管理システム等、順次移行していく予定でございます。 次に、情報システムに特化した業務継続計画については、災害時における重要業務を遂行するに際し、情報システムやネットワーク等の稼動が必要不可欠であり、早期に策定すべきものと考えております。今後、平成25年度中の策定を目途に、想定されるリスク、復旧目標、事前対策、緊急時体制、緊急時における具体策等を取りまとめてまいります。 次に、平成23年度から本格実施している本市の人事評価制度についてでございます。私は、民間企業同様、公務職場においても人材育成を図る観点から非常に重要であると考えており、組織全体としての公務能率向上に大きく寄与するものと理解しております。しかしながら、現在の人事評価制度においては、一定期間運用する中で、成熟していく必要があることから、担当部において、他市の事例等を参考に、本市の実情に即した制度として確立してまいりたいと考えております。 次に、市税等徴収率の向上については、今後、柔軟な市政を進める上で重要な施策であると認識しており、課税客体の適正把握、納付意識の高揚、電子申告システムの導入及び様々な手法を用いた納付勧奨等を進めることといたしております。なお、具体の目標といたしましては、担当部において平成20年度から平成22年度までの3年間の確定徴収率と平成24年度徴収率の見込額平均値に、今後の努力目標をプラスした数値を目標に定めております。 次に、戸籍の保全管理を趣旨とした
副本データ管理センターとの環境整備の概要に関しお答え申し上げます。現在、戸籍の正本は各自治体が、副本は地域の自治体を管轄する法務局が保管しておりますが、大規模かつ広域災害が発生した場合、正本、副本とも滅失する可能性がございます。このことから、法務省では本年9月に遠隔地2カ所で戸籍副本データを管理するシステムの運用を開始されます。本市においても戸籍は、どのような事態に陥っても保全すべきとの観点から、当該システムが活用できる環境、具体的には遠隔地との閉塞専用回線の接続を構築いたします。 次に、ハード整備を中心とした
まちづくり長期計画の概要につきましてお答え申し上げます。本計画については、将来のあるべき姿を見据え、快適で、安心、安全な暮らしに寄与する環境整備を着実に進めるべく、2050年を目標年次に定めた、都市計画を主眼に置いた
まちづくり長期計画として策定することといたしております。策定過程といたしましては、平成25年度に庁内検討委員会を立ち上げ、既成市街地の状況把握及び市街地整備上の課題抽出や条件整理、加えて、まちづくりに関しての市民意識調査を実施し、市の上位計画や関連計画との整理等を行った計画素案として取りまとめ、平成26年度には大阪府の関係部局や学識経験者等で構成する策定委員会を設置し、計画素案を検討いただき、平成27年度当初の策定へと繋げてまいりたいと考えております。 次に、第3期地域福祉計画の改正ポイントにつきましてお答えいたします。基本的には、現状の第2期地域福祉計画に沿って策定を進めてまいりますが、昨年12月に実施いたしました市民1000人を対象とした意識調査の結果を踏まえた内容を盛り込む予定といたしております。また、地域福祉を推進する上では、住民間の相互支援が重要であるとの観点から、住民を主体に置いた施策、事業等の設定を考えているところでございます。 次に、
障害者総合支援法に基づく就労支援及び発達支援の進め方についてお答えいたします。まず、就労支援については、ハローワークや障がい者就業・生活支援センター、就労継続支援事業所等、関係機関と連携し、就労移行支援や就労継続支援の充実を図ることといたしております。また、就労継続支援事業所においては、利用者の意欲向上や工賃向上に繋がるよう、授産製品の販路拡大や実習場所の開拓等を行っているところでございます。発達支援については、くすの木園や他市の児童発達支援事業所のさらなる活用と併行し、長期的な取り組みとして、児童発達支援センターの整備等を検討していく所存でございます。 次に、
子ども医療費助成制度に関しましては、平成22年7月診療分から対象年齢を3歳未満から就学前に拡大し、さらに本年7月診療分から小学3年生に拡大する予定でございます。本制度は、子育て世帯の環境整備として重要な施策であると認識しておりますが、本市の財政状況からさらなる拡充は現段階において困難であると考えております。今後、国における制度改正において、具体的な内容が示された段階で、再度、検討を行ってまいりたいと考えております。 次に、児童虐待防止に関しましては、これまで関係機関で構成するネットワークを構築し、組織的な対応を行うとともに、児童や保護者の心理面に働きかける各種プログラムを実施しているところでございます。今後は、これらの取り組みを土台に、ネットワークに参画する機関の拡大により、児童虐待への早期発見、早期対応を実現するほか、妊娠期や出産後における未然対応を趣旨に、市内産科医療機関との連携をさらに深めるなど、より組織的な体制の整備を図ってまいりたいと考えております。 次に、
ジェネリック医薬品の利用促進策については、平成21年度から国民健康保険料納付通知書の送付に際し、ジェネリック希望カードを同封するほか、平成23年度からは、医療費負担軽減の意識をもっていただくことを趣旨に、
ジェネリック医薬品に替えた場合、負担額の差をお知らせする差額通知書の発送を実施しております。今後は、これまでの取り組みを継続しながら、市広報誌、ホームページ及びJR忍ヶ丘駅前LED掲示板等、あらゆる媒体を活用した周知啓発を実施するとともに、医療機関との連携による利用促進を図ってまいりたいと考えております。 次に、妊婦健康診査の公費負担については、平成22年10月の4万円から順次増額を行い、平成25年度からは7万円に拡充する予定でございます。今後のさらなる拡充については、国の動向及び近隣市の状況等を見極めながら判断してまいりたいと考えております。 次に、災害時における田原対策部の役割といたしましては、当該地区における防災活動及び災害対策本部との連絡調整でございます。具体的な取り組みといたしましては、災害に関する情報収集や整理等を行い、当該地区住民に的確に伝達することといたしております。また、災害の状況に応じ、田原対策部が東部方面対策支部に移行すれば、設置避難施設の点検、被害、安否情報の集約、救援物資の搬送、避難所開設の運営を行うことといたしております。 最後に、本市の教育に対する私の思いにつきましてお答え申し上げます。まず、学校教育に関しましては、子どもたちが志高い社会人として羽ばたくための基礎を培う重要な過程であると認識しております。また、私が地域活動等に参加する中、本市の子どもたちにたくましく育ってほしいとの強い思いが、今般の四條畷市長選挙に立候補した理由の一つであります。今後は、本市の子どもたちに馳せる思いのもと、これからの時代に相応しい教育をより一層推進していく所存でございます。 次に、社会教育に関しましては、市民皆様が生涯学習等を通じで、生きがいを感じることができ、潤いのある暮らしに寄与する環境を充実してまいりたいと考えております。 本市の教育を推進するためには、教育委員会との共通理解のもと、密なる連携が必要との認識から、私の思いを教育委員会に積極的に伝え、本市の教育環境の整備や施策のさらなる充実を図ってまいりたいと考えております。 なお、その他の教育関連のご質問につきましては教育長からお答えいたします。
○瓜生照代議長 教育長。
◎戸谷健三教育長 市議会公明党曽田平治議員のご質問に対しまして順次お答え申し上げます。 四條畷あおぞら幼稚園の役割である
幼児教育センターについては、全市的な幼児教育の振興を図る拠点として幼稚園内に設置し、人間形成の基礎を培う幼児教育の研究及び保護者ニーズに対応した子育て支援を推進することといたしております。主な取り組みといたしましては、公私立幼稚園協働による学ぶ力を醸成する教育の研究、教員の資質向上研修、福祉と教育連携による支援教育の推進、教育相談及び保幼小連携等を予定しております。 次に、児童生徒の学力定着度に応じた重点施策と小学校における英語教育の具体につきましてお答え申し上げます。現在の取り組みといたしましては、児童・生徒学力向上3ヶ年計画に基づき、学校との共通理解を図り、授業改善等を進めているところでございます。また、先般、これまでの全国及び大阪府学力・学習状況調査等の結果について、詳細にわたり分析、検証を行った結果、基礎学力、家庭学習の定着及び児童生徒一人ひとりに応じた指導をさらに強化する必要があるとの判断に至りました。このことから、平成25年度においては、各学校における特色ある教育実践の強化、学習指導員、学生ボランティアの指導時間の増、小学校全学年への家庭学習用教材の配付及び市独自で実施する全国標準学力検査、いわゆるNRTの対象学年拡充などを予定しております。 次に、現在、小学校5年6年で実施している外国語活動については、今後、各中学校配置のALTの派遣時間数を増やすなど、児童が英語に親しみを持つことができる授業を展開してまいりたいと考えております。 次に、児童生徒の学力向上策及びその効果測定につきましてお答え申し上げます。児童生徒の学力向上策といたしましては、先に述べました各学校における特色ある教育実践の強化、学習指導員、学生ボランティアの指導時間の増、小学校全学年への家庭学習用教材の配付及びNRTの対象学年拡充などを積極的に進めることといたしております。また、その効果測定については、これまでの全国及び大阪府の学力・学習状況調査等や学校教育自己診断の分析結果から、改善している分野もあり、学校で学習に取り組む児童生徒の変容などから、児童・生徒学力向上3ヶ年計画に基づく取り組み成果が現れているものと考えております。しかしながら、市全体としては、依然、基礎学力に課題のある児童生徒の割合が高いことや家庭学習時間が少ないなどの傾向があるため、今後は直接的に効果が得られる取り組みを強化してまいります。 次に、本市の文化芸術の振興については、平成24年に策定いたしました文化芸術振興計画に基づき、市民皆様をはじめ、関係団体等の自主自律的な活動が展開できる機会の創出に努めているところでございます。これまでの取り組みといたしましては、小中学校における総合学習のほか、公民館、歴史民俗資料館、教育文化センター等、社会教育施設を拠点に様々な事業の実施に併せ、昨年からは観光大使の方々にご協力をいただく中で、より質の高い文化芸術に触れる機会の創出を図り、市民皆様の意識高揚を図ってまいりました。今後は、現状の取り組みを土台に、学校教育の中での事業の創出及び地域で活動されている団体等と協議しながら、本市独自の文化芸術の振興策を定めてまいりたいと考えております。
○瓜生照代議長 曽田平治議員。
◆4番(曽田平治議員) それぞれご答弁いただきましてありがとうございます。それでは自席より再質問させていただきます。何点か再質問させていただきます。 まず、災害時要支援者支援制度における実効性のある見直しに関しまして、要支援者の範囲、また支援に係る自助、共助、公助の役割分担及び支援体制等について明らかにする全体計画を策定するとのことでございますが、その策定過程及び計画の全容をお尋ねいたします。 併せて、高齢者、障がい者の見守り体制の構築に向けた方策をお聞きいたしましたが、具体性がないように思います。現状、高齢者、障がい者が抱えておられます課題をどのように受け止め、早期の目標としてどの程度まで考えておられるのか、再度ご答弁よろしくお願いいたします。 幼児教育に関しましては、平成25年度から開園するあおぞら幼稚園の役割、とりわけ
幼児教育センターは多くの子育て世代が期待を寄せているところでございます。ご答弁では、公立と私立幼稚園協働による学ぶ力をつける教育の研究、教員の資質向上研修、また福祉と教育連携による支援教育の推進、教育相談及び保幼小連携等を予定されているとのことでございますが、本来でありますと開園に合わせて本格的な事業を展開するべきと考えております。大体の計画はまとまっていると考えておりますが、その内容をお示し願いたいと思います。 また、子育て相談につきまして、現在所管しております子育て総合支援センターとの連携が重要になり、相談者を混乱させない方法も必要となると考えておりますが、どのように行っていくのか、お伺いいたします。 次に、
地域コミュニティのあり方に関しまして、
田原まちづくり協議会の取り組み状況を踏まえた今後の展開を定められると思いますが、その内容についてお示し願います。 加えて、区長の役割等について、区長会とともに意見交換を行われるとのことでございますが、これについても今後の具体的な取り組み、スケジュールについてお伺いいたします。 次に、施設管理台帳の作成に関しまして、今後取りまとめられる施設白書について、作成後どのような活用を考えておられるのか、市長のご見解をお伺いいたします。 また、
JR忍ヶ丘駅前土地に関しまして、再度、費用対効果を見据え、地域活性化に貢献する具体策を検討するとのことでございます。私は、市民が憩える場、また生涯学習の場として、総合的なそういう施設にしてはどうかと考えております。市長のご見解をお伺いいたします。 情報システムに特化しました業務継続計画の策定に関しまして、市議会公明党が要望し、導入しております被災者支援システムの関係性について、どのように関連付けておられるのか、お伺いいたします。 人事評価制度に関しましてでございますが、市長が推進するまちづくりを実現するに際し、市長が求めておられます職員像についてお答え願います。 次に、障がい者の就労支援につきましては、公明党といたしまして、より積極的に推進すべく、国においても議論を行っているところでございます。先のご答弁では、就労支援に関し種々お示しをいただきましたが、国における議論に対しての市長の見解及び今後の取り組みについてご答弁をお願いいたします。 また、発達支援については、児童発達支援センターの整備等を検討していくとのご答弁でございます。今後、相談支援体制の充実、療育の確保、特別支援教育の充実、そして市民への啓発が必要と考えております。市長のご見解をお伺いいたします。 次に、児童虐待防止に関し、市議会公明党がご提案申し上げました心理面に働きかける各種プログラムを田中前市長と同様に継続して実施していただけるとのことでございます。大変嬉しく思っております。市長は、現状実施しております三つのプログラムについてどのような評価をされ、今後どのように展開していかれるのか、ご見解をお伺いいたします。 最後に、文化芸術の振興につきましては、生涯学習を通じた取り組みのほか、学校教育の中での取り組みを進めるとのことでございますが、具体の内容についてどのようにお考えか、ご見解をお伺いいたします。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まず、災害時要
援護者支援制度の全体計画及びその全容につきましてお答え申し上げます。全体計画は、国のガイドラインや大阪府の作成指針に基づき、庁内関係部局のほか、地域防災の核となる自主防災組織、地域福祉の中心を担う社会福祉協議会をはじめ、平時から要援護者と接している民生委員、その他、福祉関係者との十分な協議、連携のもとで、本市の実情に即した実効性のある計画として策定することといたしております。また、全体計画の概要といたしましては、要援護者情報の収集と共有、支援体制、避難情報の伝達、避難誘導、安否確認、避難所における支援方法及び防災意識の啓発等により構成する予定としております。 次に、高齢者及び障がい者の見守り体制についてでございます。まず、高齢者が抱える課題については、一人暮らしや高齢者のみの世帯における生活の質的低下等が挙げられます。障がい者が抱える課題については、その特性からコミュニケーションが困難になること、周囲の理解が十分に得られないこと等が挙げられます。これらのことから、先ほどお答えいたしました緊急連絡カードの配布が、そういった方に対し、民生委員が地域に溶け込んだ活動により、一定の成果が得られたものと考えております。 また、災害時要援護者支援登録については、個人情報保護の壁があるものの、制度の周知、啓発の結果、現在200人以上の方に登録をいただいております。しかしながら、安心、安全な体制整備には継続的な取り組みが重要との認識に立ち、現状の対策を引き続き実施してまいります。 次に、
田原地域まちづくり協議会の今後の展開及び区長会との意見交換につきましてお答え申し上げます。まず、
田原地域まちづくり協議会の今後の展開については、本年1月から2月にかけて協議会が実施された住民アンケートの結果をもとに、運営委員会において新たな分野の事業展開に関し検討がなされる予定でございます。また、平成25年度においては、地域防災訓練及び危険箇所対策事業の取り組み等が予定されています。 次に、区長会との意見交換に際しましては、今後、定例区長会等において私の考えをお伝えした上、区長の活動範囲や任期等に関する事項の整理を行うことといたしております。 次に、今後作成を予定している施設白書については、施設ごとの運営経費、利用状況、工事履歴、今後の改修計画等を明確化する予定であり、効率的、効果的な施設運営を図るための基礎資料としての活用を考えております。 次に、
JR忍ヶ丘駅前土地に関し、市民が憩える場や生涯学習の場をとする議員からのご提案については、活用策の一つであると考えますが、本市の玄関口でもある希少な近隣商業地域に位置していることから、現状での活用や立地特性等を含めて、再度、幅広い視点による具体策を検討してまいりたいと考えております。 次に、情報システムに特化した業務継続計画については、災害時での重要業務遂行にあたり、真に必要な業務に関連する情報システムの継続的運用を行うために定めるものでございます。一方、災害時には、市民皆様が安心いただける最善の対応を行うべく、被災者台帳、被災者証明書の発行、避難所の管理等を可能とする被災者支援システムは、絶対条件として稼働しなければならないと考えております。したがいまして、業務継続計画には被災者支援システムの継続稼働を最優先とする内容を盛り込み、取りまとめていく予定でございます。 次に、私が求める職員像といたしましては、市民全体の奉仕者として、市民福祉向上のため、地域の実情を理解し、高い倫理観、人権意識及び市民、行政協働のまちづくりを念頭に、明確な目標、目的に基づき、変化する社会経済情勢にスピード感をもって職務を遂行できることを掲げるところでございます。 次に、障がい者の就労支援についてでございます。障がい者の雇用や就労環境の改善は重要な課題と考えており、今後、障がい者就業・生活支援センター等、関係機関との連携を強化し、精神障がいや発達障がいなど、様々な障がい特性に配慮した就労に向けての相談体制の充実に努めてまいります。また、本年4月に施行される障害者優先調達推進法については、国や大阪府の指針に基づき取り組むことといたしております。 次に、発達支援に関しましては、相談体制の充実と療育の確保といたしまして、児童発達支援センターにおける相談支援事業の実施及び障がい特性や発達年齢に配慮した療育の充実を検討してまいります。 また、特別支援教育の充実については、教育部門との連携を深め、支援が途切れることなく、安心して教育を受けられる環境づくりに努めてまいります。 市民への啓発については、ちゃんぷるーフェスタの開催など、イベントを中心に実施してきたところでございますが、平成25年度からはこれらの取り組みと併せ、障がいへの理解を深めるための講演会を計6回実施する予定でございます。 次に、子育て子育ち支援プログラムについてでございます。現在実施している三つのプログラムについては、子どもや保護者に心理面で働きかけることで、子どもたちが社会的スキルなどを身につけ、問題行動の減少傾向がみられたとともに、保護者自身が前向きに子育てをするスキルを身につけ、負担感が減少しているなどの効果が出ているものと評価をいたします。また、これら取り組みの積み重ねにより、児童虐待の未然予防にも効果があると期待しているところでございます。このことから、現状の取り組みを基本に、民間の保育園や幼稚園等とより一層の連携を図り、事業の定着を進めてまいりたいと考えております。
○瓜生照代議長 教育長。
◎戸谷健三教育長 あおぞら幼稚園が担う
幼児教育センターの事業内容に関しては、公私立幼稚園連絡協議会において年度ごとに幼児教育の研究テーマを定め、各幼稚園で実践していくことを確認いたしました。まず、平成25年度においては、通常保育の中で、生命を大切にする、思いやる、感謝する、ルールやマナーを守る、努力する、という五つの心を養う道徳教育をテーマに掲げ、小学校に繋ぐ取り組みとして、指導計画の作成や研究保育の実施などを進めるとともに、教員の資質向上を目的とした各幼稚園の保育見学会や合同研修会等を予定しております。これらの取り組みに加え、これまで実践してまいりました支援教育をさらに充実させるため、福祉と教育の連携を密に、保幼小連携のもと、一貫した支援教育を推進していく予定でございます。 教育相談については、誰もが子育てや保育の悩みなどを気楽に相談できる体制を構築するとともに、相談内容で総合的な判断が必要な場合は、子育て総合支援センターをはじめ、保健センターやスクールカウンセラー等との連携を可能にする横断的な取り組みを進めてまいりたいと考えています。 次に、文化芸術振興に向けた学校教育での具体的な取り組みについては、優れた文化芸術に直接触れ、鑑賞、体験することで、文化芸術への親しみが醸成できるとの観点から、小中学校では舞台芸術に関する公演鑑賞やオーケストラなどの視聴覚鑑賞、文化学習発表会等を通じた演劇創作体験及び歴史民俗資料館での体験学習等、学習機会の場を充実させ、児童生徒の文化芸術に対する意識の高揚に努めてまいります。
○瓜生照代議長 曽田平治議員。
◆4番(曽田平治議員) ありがとうございました。最後に何点か要望させていただきたいと思います。 まず、災害時要
援護者支援制度の全体計画についてでございますけれども、様々な機関と協働を図りながら、本市の実情に即した実効性のある計画として策定されるとのことであり、より実務に近い内容であると理解しております。しかしながら、計画を策定しても実践がなければ、市民の安心、安全は確立できないと考えております。平成24年度に実施されました職員による図上訓練をベースに、計画策定後においてその内容に沿った実務者訓練を行っていくよう要望させていただきます。 また、継続的な稼働を必要とする被災者支援システムにつきましては、その運用に際して基幹系情報システムとの連動と庁内ネットワークの遮断はあってはならないことであります。災害に強いまち四條畷を目指し、これまでにも増して関連するすべての施策の充実をどうかよろしくお願いいたします。 また、高齢者、障がい者の見守り体制につきましては、私は平常時における体制の強化策を質問させていただいたわけでございます。課題に対応した取り組みに、緊急連絡カードの配布、私、以前提案させていただいて、現在実施していただいているわけでございますけれども、この連絡カードの配布だけでは物足りないように感じているわけでございます。ハードだけではなく、ソフト面の拡充も必要ではないかと考えております。市長のご答弁では、その他の具体策は挙げられておりませんでしたが、今後、地域で活動されている方々との協議を重ねまして、地域住民のニーズに応えていける取り組みを期待するものでございます。 次に、施設白書についてでございますけれども、過去、公共施設の施設白書を作成された経緯がございますけれども、その利活用は特に図られていなかったように思います。今回新たに作成する施設白書は、先ほどお示しいただいた基礎資料として、持続可能な行財政運営を進めていく上で大変重要なものと考えております。市民の皆様に公共施設の情報を財政上からも分かりやすく提供していただき、理解していただけるよう、しっかりとこれも取り組んでいただきたいと要望させていただきます。 また、
JR忍ヶ丘駅前土地の今後の利活用についてでございますけれども、あの場所が市内の唯一の表玄関として考えますと、土井市長の政治姿勢を示す大きな決断であるのではないかと考えております。我々も将来を見据えた利活用にしていくよう、今後とも市長に意見、提案等を申し上げていきたいと考えておりますので、意見交換の場を設定していただければと考えております。 次に、障がい者の発達支援については、平成24年度において予算及び施設の受け入れ状況等を見ますと、十分とは言えない状況であると考えます。先日、私
ども市議会公明党といたしまして、枚方における自閉症療育センター、リンクというところを視察させていただきました。この施設は守口市を除く北河内6市から発達障害療育支援事業の委託を受けまして、個別専門療養プログラムを実施している施設でございます。事業内容といたしまして、自閉症やアスペルガー症候群等の児童及びその保護者の方を対象に、自閉症の特性に合わせた療育と保護者に対する研修を行っておられます。療育では、全員に発達検査の実施と療育時に丁寧な評価を行い、一人ひとりの特性やニーズに基づいた支援が提供できるよう個別支援計画を実施いたしておられます。平成24年度から児童福祉法の法改正に伴い、障がい児に対する支援体制整備の責任を市町村が担うことになり、療育事業も大阪府から市町村へ移管されることになっております。今後、平成25年度から施行される
障害者総合支援法に基づき、様々な施策、事業等を取り組まれるところでありますけれども、常に障がい者の皆様の立場に立って、状況に応じた対応を柔軟に行い、地域のニーズに応えられるよう、そして事業所を利用される方に限らず、地域で暮らす一人ひとりの方が生涯にわたって豊かな生活ができるように支援体制の充実に今後とも努めていただきたい。これは強く要望いたしておきます。 療育支援センターにつきましては、一定のアウトラインはお示しいただきましたが、平成25年度から実施するにはあまりにも抽象的すぎると感じております。あおぞら幼稚園が開園されるまで残り1カ月を切ったわけでございます。できる限り具体策を講じていただきますよう教育委員会に強く要望させていただきます。 最後に、守口、門真及び本市で運営しているくすのき広域連合の問題につきましては、3市間における地域区分の格差から、3月の議会、今回の定例会を迎えるに際しまして、市内事業者から理事者及び市議会あてに要望書をいただいたところでございます。早急に結論を出さなければならない状況でございます。我々も市民の皆様のご負担をおかけしないよう様々な検討を重ねてまいりたいと考えておりますので、土井市長にも広域連合の行く末を判断される前に、市議会あてにご相談いただきますよう要望させていただきます。 今回、以上多岐にわたり大まかな議論をさせていただきました。まだまだ議論する課題は多くございます。詳しい議論は明日からの予算委員会、また一般質問に委ね、私の代表質問とさせていただきます。ありがとうございました。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) 相談業務に関しては真摯にするというのは、ほんとに当たり前のことで、市民の命に関わることです。市長もあんまり今までもそういう生活保護のことに関してとか関わってこられなかったかもしれませんけれども、今それこそ扶助費が大きく膨らんでいると言われるところで、やっぱり市長もそのことについてもよく知っていただきたいと。そして市民の現状もよく見ていただきたいというふうに思います。 いろいろとあるんですけれども、維新の会との関係としましては、職員基本条例、それから大阪府の教育行政基本条例に関しては、私たちはほんとに否定的な立場に立っています。この2条例に関して、大阪府の弁護士会が憲法違反であるというような声明を出しているのはご存じですか。先ほど市長は憲法遵守でやっていくというふうに言っておられましたけれども、そうしたら大阪維新の会の職員基本条例、そして大阪府で出された職員基本条例、教育行政基本条例に関して評価していってられるというのはちょっと矛盾しているというふうに感じますけれども、その点についてはいかがですか。 それと市長選の2週間ぐらい前に自民党から維新の会に替わられた、その明快な理由、これについても答えていただいていないと思いますが、どうでしょうか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 大阪維新の会に替わった理由、これをお尋ねでございますけれども、先ほども申し上げましたとおり、一つはやはり橋下徹・大阪維新の会代表のスピード感とか、行財政改革に向けた強い決意を、表明をなされている力強さというところにまず一つ大きな感銘を受けたわけであります。そしてその中でも別枠といたしましては、この四條畷市から唯一府会議員として出ておられる今現在の府会議員が大阪維新の会の公認であるということも踏まえて、大阪維新の会から推薦受けることを決定したわけであります。 職員基本条例については、職員の採用から退職までにおける基本的な事項を定め、公正かつ適正に運用することにより、職員が自律性を備えた人材として能力を高め、市全体の奉仕者として全力を挙げて職務を遂行し、よって的確な行政運営と住民の信頼に応えることを目的としていると認識しております。本市ではこれまでも積極的に人材育成に取り組んできていることから、まずは着実に職員の人材育成基本方針に基づき、職員の育成を行っていくことが先決であり、現時点での条例制定は考えておりません。 次に、教育行政基本条例におきましては、その前文に、議会及び市長と教育委員会及び学校組織とが法令に従って、ともに役割を担い、協力し、補完し合うことが必要であるとされており、大阪府教育委員会と知事が相互に協力すること、教育振興基本計画を策定すること、開かれた教育行政を行うこと等が記されています。本条例については本市教育委員会が進められている施策等にも影響を及ぼすことから、今後、教育委員会とともに条例に基づく対応等を検討していく所存でございます。以上でございます。
○瓜生照代議長 休憩を宣す。時に午後2時58分
○瓜生照代議長 再開を宣す。時に午後3時15分
○瓜生照代議長 質疑を続けます。市長どうぞ。
◎土井一憲市長 先ほど阿部議員からご提示いただきました大阪弁護士会による大阪府教育行政基本条例制定に反対する会長声明については、2011年9月15日付けで行われていることを確認いたしました。その見解としまして、この問題については私から明確な見解を申し上げるべきではないと考えております。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) 明確な見解を申し上げるべきではないという答弁の意味がちょっと分かりません。この当初答弁には、職員基本条例案に対しても、教育行政基本条例案に対してもしっかりと評価をされていると思います。大阪弁護士会の会長声明、これ私持ってるのは2012年の3月19日のものですけれども、この中には職員基本条例案には職員及び教職員に職務命令違反に対して厳しい懲戒処分、分限処分の基準を制定し、さらに職員については相対的人事評価を行うことによって統制管理する発想がみられる。同条例案によれば教職員についても同一の職務命令違反3回で分限免職となる可能性があるが、東京都の教職員の日の丸・君が代処分事件の最高裁判決も懲戒処分として、減給以上の処分を科することについては極めて権力的は判断をしており、だめやということを言っているんですね。この判決に照らしてみても、思想、良心に関わる問題で3回の職務命令違反で分限免職に繋がる規定を設けることは、憲法違反のおそれが強いというふうな見解が大阪弁護士会から出ています。こういうものについて、先ほど憲法遵守すると言われた立場から、そういう職員基本条例案、また教育行政基本条例案に関して評価されるということに対しては、私は問題だと思って、それに対する見解をお伺いしたんですけれども、市長として、市長自身としてこの条例案に関しての見解というのはないんでしょうか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 先ほども申し上げましたように、私から明確な見解を申し上げるべきでないと考えております。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) じゃあ当初答弁の分はどういう意味だったんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 状況説明をさせていただいたものでございます。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) それ以上言えないということなんで、維新の会の政策に共感したんではなくて、橋下市長のスピード感に共感して維新の会に入ったということですので、維新の会の施策の中身については、そう共感しているわけではないということでしょうか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 共感しているわけではないというのは違うんですね。先ほど来申し上げておりますに、広域行政を行うという一つの手法の考え方というのは、私も橋下徹大阪市長とも変わらないということでございます。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) これ以上この点についてここで議論してもあれと思いますけれども、やはり市長としての考え方をこの代表質問の時に明確に答弁いただきたいなというふうに思います。 先ほどの生活保護の基準の引き下げのことですけれども、生活保護法については難しいこともある。また、基準についても判断が難しいというふうに市長言われましたけれども、憲法25条の健康で文化的な最低限度の生活の維持ということに関しては、それに伴って今の生活保護基準というのは決められているんですね。それが引き下げられるということは、最低限度の生活が維持できなくなる。すなわち憲法25条に決められた最低限度の生活まで維持できなくなるような基準の引き下げということに対してはどんなふうに感じられるか。市長自身が感じられることを聞かせていただきたいと思います。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 国の一つの方針として、今後それを決められていくであろうということでございますので、私といたしましては国の方針に対して準じていくという答弁しかできないわけであります。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) 憲法に照らしてどうかということを聞きたかったんですけど、もう1回聞いても無理でしょうか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 何度も申し上げておりますとおり、やはり国は国として定めていく。その中で大阪府内の一自治体であり、また四條畷市一つの自治体であることから、私はその方向性というものは重要視してまいりたいと考えております。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) これから、今からの市政ですので、これからの土井市政に対して、やはり国の動向や憲法のこともしっかり考えて、その中での地方自治体として責任を持って憲法遵守の考えのもとに国にしっかりものを言っていただく。そういう立場で市民の暮らし、福祉守っていただきたい。このことは要望して、これからも予算委員会も一般質問も、これから何回か議会もありますので、そういう立場で私たちは質問を続けていきたい。土井市長にそういう立場で臨んでいきたいというのは申し上げておきます。 明快な答弁がいただけなかったのはすごく残念だと思います。ちょっとこれならいけるかなと思うことを聞いてみます。市長は秋田の教育を取り入れたいということを言っておりましたけれども、秋田の教育、私も読んでみましたら、まずは少人数学級に取り組んできた。秋田県が市町村に大きな努力を求めて、40年間取り組みやった。人もお金も時間もしっかりかけて、地域も親も子どもたちも一丸となって取り組んできた。その結果、今の秋田の教育となったのではないかと考えています。何よりも子どもたちの発達に応じた教育、また、細やかに見守ること、で、自分たちの周りの出来事や郷土の自然や人間社会、文化、いろいろなものを子どもたちに触れさす、多くの体験、多くの繋がりから、人や社会、歴史、学ぶことの喜び、そういうことを子どもたちがいっぱい感じて、学力向上に繋がったんではないかと思います。これは、まずは少人数学級の実現、このことが大切だということが秋田県のホームページにもいろいろ書かれていました。このことについては、市長はどう考えられますか。お願いします。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 少人数学級というよりも少人数授業を行うことによって学力の向上に繋げてきているということで、それは本市にとりましてもすでに行っていることでございます。 秋田県の児童生徒の学力向上に対する取り組みにおいて優れていると思われることは、40年近く、先ほど言われました、地道に取り組まれた成果として、子どもたちが能動的に学ぶ授業形態の確立や学校、地域、保護者、行政との良好な繋がりであると理解しております。具体的には、授業において子どもたちが自ら考え、活動することを重要視され、そういう授業を9年間行えるよう、授業改善を日常的に取り組んでおられます。また、地域、保護者との信頼関係が学校活動全体を支えているとともに、行政のサポート体制が充実していることがうかがえます。これらの取り組みを本市の参考とし、導入するため、今回、秋田県の実践に関わっている方を招聘し、教員研修等を行うなど、本市の学校教育の質的向上を図ってまいりたいと考えているわけであります。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) 少人数教育ということでしたけれども、「すごいな秋田」ということで、次世代教育推進機構というところが出しているホームページの中にも、少人数教育もやっていますけれども、まずは少人数学級授業、県はたくさんお金をかけてやってきた。頑張った子どもたちに対して褒めたいと頑張らせた先生方や地域に対して褒めたいというふうに内館牧子さんが地元紙に寄稿したということも書いてあります。小人数学級のことについてもうちょっと真剣に考えていただきたい。このことも重ねて、また新しい教育長のもとでも求めていきたいと思っています。 学校統廃合についてもちょっと聞きたかったんですけれども、もうあんまり時間がないということで、そのこともこれで早口でまくし立ててもなかなかあれですので、学校統廃合のこと、そしてそのほかの細かいいろいろな施策のことについては、これから3日間行われる予算委員会、そして一般質問の中で市長に対してもしっかりと聞いていただきたいと思います。その時は市長の言葉でしっかりと答弁いただきたいと要望して、私の質問とします。
○瓜生照代議長 以上で阿部佳世議員の質疑は終わりました。市長。
◎土井一憲市長 先ほどの島議員の質問に対し、お答えできなかった部分について答弁をさせていただきます。図書館のあり方について過去検討を行ったメンバーは、学校代表、市内関係団体代表、学識経験者、公民館運営審議会委員でございます。なお、ワーキング会議として計10回開催をいたしたところでございます。
○瓜生照代議長 それではほかに質疑のある方どうぞ。大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) 議席16番、四條畷維新良政会幹事長の大川泰生でございます。私は土井市長の所信表明及び平成25年度市政運営方針に基づき、四條畷維新良政会を代表して、私と副幹事長の森本勉議員の2人で質問を行います。誠意あるご答弁をよろしくお願いいたします。 一つは市長の市長選挙に係る問題についてでございます。二つ目には市長選挙の公約等についてであります。三つ目には市長の政治家としての資質についてであります。四つ目は市長の所信表明及び市政運営方針全般についてでございます。 以上、4点でございますが、詳細な質問については自席での再質問の中で行いますので、よろしくお願いいたします。
○瓜生照代議長 ただ今の大川泰生議員の質疑に対して答弁を求めます。なお、反問される場合には、その都度、議長の許可を求めて行ってください。どうぞ市長。
◎土井一憲市長 四條畷維新良政会、大川泰生議員のご質問につきまして順次お答え申し上げます。 本年1月20日に執行されました四條畷市長選挙において、私は田中夏木前市長が築いてこられました市政を継承しつつ、さらなる進展を目指すべく、多くの公約を掲げ、市長選挙に臨み、当選の栄を賜りました。市長就任に際し、改めて、燦然と輝く四條畷を構築し、次世代へと確実に引き継ぐことができるよう、私の全身全霊を賭して、公務を遂行していく所存でございます。 なお、市長選挙時における公約といたしましては、行財政改革に取り組む姿勢を示した上、児童生徒の学力向上、地域懇談会の開催、地域活性化及び健康福祉の充実を柱に、多くの施策等を掲げたところでございます。具体的には、学校土曜日授業の実施、桜の植樹等を通じた観光振興、地域との協働の推進、前立腺がん検診の実施等、市民皆様の安心安全、そして快適な暮らしに着眼した施策等を設定し、市長任期4年間、積極的に取り組むことといたしております。 次に、私の政治家としての資質に関してでございます。私はこれまで民間企業を経営する傍ら、学校教育や社会教育等に関する地域活動のほか、市民生活を主体に置いた議員活動を通じ、様々な経験を重ねてまいりました。加えて、私を育てていただいた、ふるさと四條畷への熱き思いは、今後の市政運営に際し大きな支えになると確信をいたしております。これら私が持ち合わせている要素と議員皆様をはじめ、市民皆様、職員のご協力をもって、四條畷市長としての職責を全うする所存でございますので、私、土井一憲に対し、これまで以上のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。 最後に、私の所信表明及び平成25年度の市政運営方針に関するご質問につきましてお答え申し上げます。市長就任以降、短期間ではございますが、職務を遂行する中で、私のまちづくりに対する考え方及び基本姿勢を取りまとめた上、職員との意見交換を経て、市長任期4年間を時間軸に置いた所信並びに短期的目標となる平成25年度の市政運営方針を作成し、先般、議員皆様、市民皆様にお示しをさせていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) それでは冒頭に申し上げましたように自席から詳細については質問いたします。先ほどの市長のご答弁は、まさに作文としては私は結構だと、このように理解しております。これから質問する内容は、私は個人的に土井市長には遺恨も何もありません。お互いに政治家として質問をさせていただきますので、ご理解をまず最初にお願いをしておきたいと思います。 質問の第1点は政治姿勢の問題でございます。思い起こせば昨年の衆議院選挙、自民党が圧勝いたしました。この12区からも北川先生が返り咲いた。こういう結果でございます。その衆議院選挙の中でも土井市長は議員1人の自民党の党員、こういうことを大きな声で演説をし、そして北川先生の当選のために頑張ってこられた。こういうことを聞いております。また、当選の暁には、楠公の事務所で先頭に立ってバンザイをやった。こういう話も聞かせていただいております。まさに自民党としてこの四條畷で頑張ってこられた方が、市長選挙の目前になって突然、自民党を離党して、維新の会四條畷支部から出馬をされたのか。今日、傍聴にたくさんの皆さんが来られています。土井さんを支持する方、またそうでない方も、非常にこのことについて疑問に思っているということを私は多くの市民からも聞かされております。同僚からもそれらの質問もありましたが、私は土井市長の言葉で、傍聴されている皆さんや多くの市民の皆さんが、なぜ自民党から維新の会四條畷支部から市長選挙に出られたのか。明快にまずご答弁をいただきたいと思います。以上です。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まず、自民党から大阪維新の会に移った理由ということでご質問だったと思いますけれども、確かに大川議員が言われたように、昨年行われました衆議院選挙に及ばず私は父の代から何十年と自民党を支持をしてまいりました。これは間違いのない事実でもございましたが、昨年の自民党の衆議院選挙におきましても全力で私は北川知克さんを応援をさせていただきました。その中で私が大阪維新の会の推薦を受けさせていただきましたのは、先ほども申し上げましたとおり橋下徹さんのスピードある実行力、これともう1点は、これも先ほど申し上げましたが、四條畷から唯一府議会議員として出ております議員が大阪維新の会の公認候補であるということから、私はその選択をさせていただいたところでございます。しかしながら、先ほどおっしゃっていただきましたように、私を支持していただいてきた市民の皆様方の中で自民党支持の方もたくさんおられます。そういう方から、やはり選挙前になぜ大阪維新の会から出たんだということで厳しいお言葉もいただいたことも事実でございます。しかし、そのような中で一定のご理解をいただいたのかな。私はそのように思っています。それは自民党であろうが、大阪維新の会であろうが、そういう問題ではなく、やはり土井一憲一人を一人の政治家として見ていただいた中で、最終的にはやはり土井だというようなことでご納得いただいた市民の方々もおられると、私はそのように思っております。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) 土井市長から市民も納得されている。こういうご答弁がありました。だから当選をしたんだ。こういうこともおっしゃいました。果たしてそうでしょうか。まだまだ多くの市民の皆さんは、なぜやろう。これまで自民党の党員として、また自民党の市会議員として頑張ってきた方が、なぜ維新に入ったのか。まだまだ私は理解をされていない。このように思うわけであります。何か違った目的があったんではないか。 ひとつ3月1日付けの河北新聞にも、この市長選挙での出馬問題が掲載をされております。これを紹介しますと、まず、まずいことに土井市長は市長選挙にあたり、これまで自民党に所属していたが、自民党を選挙直前に抜けて、大阪維新の会の推薦で出馬、圧勝している。土井市長の一連の自民党を袖にした行動は、選挙に勝たんがためには何でもありか。あまりにも無節操、こういったきついお叱りの文章が掲載をされております。このことについてひとつ感想をお伺いしたいと思います。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 当然ながら今現在も私に対して今の新聞の記事のとおりのお怒りの市民の方々もおられると思います。すべてがすべて、私が先ほど申し上げましたように、自民党を離党し、大阪維新の会の推薦を受けたということに、すべての方がご理解をいただいているわけでは決してないと思います、それは。ですから、その件につきましてはこれからの四條畷市長としての私、土井一憲を真正面から見ていっていただく中でご理解をいただいてまいりたいな。そのように考えております。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) 私ども議員の立場として心配するのは、国との関係であります。それぞれの地方自治体の長というのは、大方政党に所属しておっても、無所属で出られる。国のいろんな国会議員に陳情する。こういうことがこれまでの例でありました。最近はちょっと違った部分が出ておりますが、先ほど言いましたように自民党が圧勝して、安倍内閣が発足した。12区の北川先生も当然幹部になりました。しかし、自民党をやめて維新の会から出馬をした土井市長に対して、どのような立場で受け止めてくれるのか。これが心配なんですね。長年の経験ということで、北川先生ともいろいろと仲はいいというのも知ってます。しかし、政党として自民党に対して維新の会が陳情に行った場合は、本当に、先ほども同僚議員からも質問がありましたように、特に地方特別交付税などの問題でそれが本当に実行されるのかどうか。いや、あいつは自民党を裏切って維新の会から出たんやから、なかなか話聞かれんで。こういう話も裏話の中でも僕はあるんじゃないか。そういう点をどのようにして打開して、四條畷市に補助金等をいただいてくるのか。その点のひとつ考え方をお示しいただきたいと思います。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 ほんとにご心配をいただいてお礼を申し上げたいと思いますけれども、そのような中で先ほどの質問の中でも申し上げましたが、これまでの北川知克代議士と私どもの関係と申しますのは、本当に深いものがございます。そういった中で当然自民党を離党する時もそれなりのご相談もさせていただきました。そのような中でございますので、私は大阪維新の会の公認ではなく、まず推薦で出させていただいているということも一つあると思います。公認で出るということ、そして自民党との関わり方ということ、これと大阪維新の会から推薦で出ている。この関係というものは、やはり若干、若干ではなく、大きくそこの違いがあるんではないかな。私はそういう認識をいたしておりますし、大川議員さんがおっしゃっていただきましたように、私もそのあたりは自分自身でそれらのことをわきまえながら精一杯、自民党そして北川知克さんとのパイプづくりというものを本当に大事にさせていただきたい。そのように考えております。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) 北川先生との関係については深いというご答弁がありました。私も土井市長と北川先生とは恐らくいろんな意味で深いだろう。このように思います。しかし、今回の市長選挙後にはそれが違ってきているわけですね。こういうことを考えた時に、本当に土井市長が思われている、そういうとおりになるのかどうか。そういう私は疑問もあります。確かに12区の北川先生についてはお父さんも応援をされておったし、親子二代でこれまでも応援をしてきた。恐らくその義理はあると思うんですね。しかし果たして、亡くなられたお父さんも自民党をやめて維新から出るとは全く考えてなかったんじゃないか。恐らく私はそう思います。私も同僚として、一緒に議員として活動をしてきた関係でよくお父さんも知っております。ひょっとしたら残念がっているんではないか。このように思うんですよ。だからそういう点が私は納得できない。市長として、そして北川先生には確かに要望できる。しかし、その上まで行った時にどうなのか。ここが私は心配をしているわけであり、財政が厳しい中で、地方交付税などに影響がある。これは市民クラブの長畑幹事長のおっしゃるとおりであります。そういう厳しい中で、ようやく田中前市長が実質収支とも黒字に持ってきた。そういう中において今後の問題として私は残っていくんではないか。このように思うわけですが、その点は心配ありませんか。再度ご答弁をお願いします。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今、大川議員さんのおっしゃっていただいたことを真摯に受け止めをさせていただきまして、最大限の努力をしながら今後の市政推進に努めてまいりたいと思います。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) 何人かの同僚議員の質問もありました。国との関係で自民党の話は出ましたけども、維新の会の話が全く土井市長から出なかった。あ、ひょっとしたら維新の会やめたんじゃないか。こういう思いがあったんです。しかし今の答弁聞きますと、そうなってない。そのようなご答弁がありました。その点についてはどうでしょうか。私どもも四條畷維新の会として田中前市長を先頭に5人で結成をした時に、維新の会の場合はほかの市長に推す場合は、当然その政党に所属してはならない。やめなければならない。こういった約束事がある。私も四條畷の府会議員の方にしっかりと聞きました。離党しますよと。びっくりしました、その時はね。まさか土井さんが離党してまで今回の市長選挙に出るのか。こういう思いがあったんですけども、その点はどうなんでしょう。維新の会はまだ入ったままということでしょうか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 大阪維新の会の私の立ち位置と申しますか、それは先ほど来申し上げておりますように、大阪維新の会四條畷支部から推薦を受けたということが一つございます。その中でこれまでに一度、大阪維新の会の関係のある首長という会議がございます。ただ、その会議の大阪維新の会に関係のある首長会議の会長はもともと田中前市長でございました。一度その会合に参加をいたしましたけれども、なにせひどく風邪を引いておりましたので、ご挨拶だけして帰ってきたというところが事実でございまして、例えば日本維新の会の国会議員の方々と会合があってなにがしかの議論をしたとか、そういうことは一切ございません、ここまで。これが今の現状でございます。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) しかし、今のいろんな答弁の中で、なかなか自民党から維新の会から出馬したということについての理解が、恐らく後ろに聞かれている方もほんまかなと疑問がまだまだ残っておるんではないか。このように私も思いますし、恐らく今日参加されなかった市民の方もそのように思っている方が私はたくさんおるんではないか。このように思いますので、ひとつ機会を設けて、はっきりとしたお答えをまずいただいてほしい。この点についてはこれで終えておきますけども、もう1点は公約の問題でございます。 選挙中は、私どもも選挙には出ますので、公約はしております。しかし、市長選挙と市会議員選挙は少し違うと思うんですね、公約の出し方について。その点についてお伺いをしたいと思います。選挙期間中にゲートボール、この使用料を無料にする。こういった約束をされたのかどうか。またもう一つは、中野新町の自治会館、これを建設するのに、建設をします。こういう約束をされたのかどうか。私ももちろんゲートボールの無料化については、有料化する時には賛成しましたけども、今後検討して、無料化することについては決して反対ではありません。また、中野新町の自治会館の問題も、あそこに一つもありませんので、当然行政として建設できるものであれば建設をしてほしい。恐らく私だけでなく、ほかの議員さんもそのように思っておられると思いますね。しかし、市長選挙へ出た方がそういう選挙期間中にそういう方々に約束したのかどうかね。その点だけまず最初にお聞きしたいと思います。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 ただ今、大川議員のほうからご質問がございました。まず、ゲートボールの使用料を無料にする。この件につきましては、はっきり申し上げまして、私今初めて聞いたぐらいでございまして、これはもうはっきりどなたにお聞きいただいても約束はいたしておりません。 そしてまた中野新町の自治会館の建設につきましても、今日、傍聴席のほうにも中野新町の方もお越しなられておりますけれども、その件につきましても一切私は約束をした覚えはございません。しかし、中野新町の自治会館につきましては、これまでに議員としての活動の時に様々な角度から中野新町の方々と会合を重ねてまいりました。議会の発言の中におきましても、例えば公園がない、また公民館等もないということで、何とか中野新町のために行政として応援をしていただけないかという発言もしてまいりました。しかしながら、例えば今日に至るまで中野新町の自治会館建設について私が申し上げたことは一度もございません。そして昨今聞き及びますと、造幣局官舎が売却をされました。当然ながらその売却されたのは、私がもうすでに市長になってから以降の話であろうかと思います。そのような中で中野新町は中野新町として自らが公民館の建設等、公園につきましてもその中の都市公園を確保してもらいたいという要望等については、直接建設等まちづくり部に要望をされておられます。そういうことから中野新町自らがどのような方法で公民館をお考えされておられるのか。もしも、例えば少し聞き及ぶところによりますと、官舎の跡が分譲住宅になるという話も聞いておりますけれども、その一角を中野新町が仮に購入され、法人化された自治会として例えば公民館を建てられた場合、上物の補助金というものは市から定められた額だけ出るということでございますので、私自身がそこにそのような発言をしたことは全くございません。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) おかしいですね。私は土井市長から2カ所ともはっきり聞いたと、こういうことをおっしゃっている方がおられるわけです。その方をここへ連れてきてどうのこうのは言いませんけども、私もこのゲートボール場無料化、また中野新町公民館建設というのは賛成であります。決して反対ではありません。先ほど土井市長がおっしゃったように、官舎が売却された。たった今聞いた話ですけども、50戸以上建てば公園も、また公民館も建設できる。しかも新町の方々は一銭も出さなくて済むという、そういう話を総務部長から聞かせていただいております。しかし問題は、現在建設をされるその場所の住民の方々の負担で開発公園なり開発の公民館を建てるわけですから、決して100%喜ぶことでもないわけです。今後、建設が進むについて行政として中野新町の皆さん方のご意見を聞きながら、また建設予定されている不動産業者との話も当然しながら、一番いいような形で私もやっていただきたい。これは思います。 しかし、仮にですよ。土井市長は約束してないと言い切っているわけですけども、もし仮にそういうことを約束すると、公職選挙法に違反するんです。紹介いたしますと、利益誘導ですね。公職選挙法第221、223条に規定されている利益誘導罪は、買収や供応など選挙活動での支援に対する直接的な支払措置を禁ずるものである。このように公職選挙法で書かれているわけです。議員の場合と違って、市長は決裁権ありますから、当然こういうことは守っていかなければならない。しかし我々が聞いた話では、約束してくれたということをおっしゃっているんですね。しかし、市長は市長で言うてないと言うてるわけですから、ここでなんぼそれを議論しても、そんなに話がまとまるような話でありませんし、そういうことをするとこういう公職選挙法に違反するんだということだけひとつ理解をしていただきたい。このように思います。 そしてもう1点は、市長選挙の公約の中でいろいろと発表をされております。特に田原地域に医療施設の誘致を行います。こういうことも公約にありました。これについて具体的にどのような中身で誘致を考えておられるのか。今後進めていこうとしているのか。その点についてもひとつ明らかにしていただきたいと思います。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今の質問の答弁の前に、重ねて申し上げたいと思います。今の中野新町の自治会館建設の件については、私はつい1週間、10日ほど前に中野新町の役員の方からお聞きをしました。それは他地域の方から今、大川議員がおっしゃった内容と全く同じことを言われた。それで、何を言うたはるんですか。そんなことは一切ありませんということで、私のほうに報告があったわけであります。このことをひとつ申し上げたいと思います。 そして田原地域への医療機関の誘致、これにつきましては田原の中に小児科というものがまずございません。私は田原、特に田原台の方々と懇談をさせていただく中で、医療機関が少ない。そして特に乳幼児の突然の疾病治療に対応ができていない。これをおっしゃっていただく田原台の方々が非常に多かったということで、田原地域への小児科病院誘致に向けて大阪府保健医療計画を見定めながら、関係機関等の機会あるごとに働きかけるなどの取り組みを進めていく所存でございます。大きな施設を考えているわけではないということをご理解を賜りたいと思います。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) そういう内容であればいいと思うんですけども、相手候補の三ツ川氏も田原に特区のがん医療機関を設置する。こういう話も各地区の演説会で行いました。これは重粒子線治療という、がんの場所に放射線を直接ピンポイントで打って、それで治していくという、そういう壮大な計画をお話をしておりました。私はこれ相手候補の公約ですけども、このことが小さい医療機関もないんですよ。こういったがん特区を作って、がんセンターのようなものを作れば、四條畷にとってはこれこそ、全国に何カ所もないわけですからね。今度私も群馬県まで視察に行くようになってますけども、そういった本当にがんの問題を手術しなくても解決できるという、そういう内容がいろいろ三ツ川さんからもお話がありましたので、非常に有権者の方も関心が高い。そういう意味では相手候補のこれこそ公約ということでございますが、ぜひ土井市長のほうも研究していただいて、こういうことについても取り組んでほしいと。この点についてどうでしょうか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 私も田原へということで考えさせていただきました時に、どれほどの大きな建物が建設できる土地が確保できるのかというところが一つ問題であろうなということを常々考えているわけであります。田原地域はご存じのとおり、まだまだ市街化調整区域、いわゆる田畑がたくさん広がっております。市街化区域の中でそれほどの大きな土地を確保するということはなかなか難しいのではないかな。そのような考えの中から、私としては小さなベットはもちろんございますけれども、そう大きくない小児施設ということに考えたわけでありますけれども、大川議員さんが今おっしゃっていただいてますように、土地の確保が可能であればそういうがん特区というのを誘致するのも、それはもう四條畷にすれば有効策かなと思いますので、これから研究をしてまいりたいと思います。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) ぜひその点についてはお願いをしておきたいと思います。 最後ですが、市長の政治家としての資質の問題であります。土井市長も10年間、市会議員として、また今回で2回目の市長選挙を戦ってまいりました。特に今回の場合には、同僚議員もおっしゃったように、田中前市長が病気で急な辞職ということで、土井市長が激戦の結果、勝利したわけでありますが、私はこの問題で先ほども河北新聞の記事を紹介いたしましたが、それに対してちょっと答弁がなかったので、自民党から維新に替わったということで、勝つためには何でもありか。こういった市民の中からも疑問があるわけであります。このことがまことしやかに広がれば、当然、土井市政の資質の問題として、これこそおかしいんじゃないか。こういうご意見も多くなろうと思います。そういう点で、この問題について本当なのか、でないのか。こういう点についてひとつご答弁お願いしたいと思います。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 先ほども申し上げましたが、橋下徹代表、今現在でもテレビ報道でも毎日のように顔が出ております。発言を聞かれてもお分かりのとおり、インパクトの強い、スピード感溢れる行政運営を目指しているという中では、本当に強烈な印象を残しておられます。私もそのあたりを感銘をして、大阪維新の会の推薦を受けさせていただいたということが1点、そして先ほども申し上げましたとおり、四條畷選出で大阪維新の会の公認候補としてこちらのほうから出ておられるただ一人の方と歩調を合わせることによって、今後の四條畷の市政安定と申しますか、その1点も私は考えさせていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) 市政の安定という点で、本当に今の体制の中で安定するのかどうか。こういう点は私も疑問に思っている問題でございます。今後、土井市長の市政が進むわけでありますので、その点については私も見定めながら、ご指摘もしていきたい。このように考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 私の質問はこれで終わりますが、森本勉副幹事長から改めて自席からの質問をいたしますので、どうかよろしくお願いいたします。
○瓜生照代議長 以上で大川泰生議員の質疑は終わりました。ほかに質疑のある方どうぞ。森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 維新良政会の副幹事長の森本でございます。今日一日かけてやってきていただいた中で、私なりに感じたこともございますので、主な施策については田中夏木市長が育ててこられた優秀な官僚がおられます。大した心配はしてないものですから、特に政治家としての資質、それから例えば法令に対する意識、また、この書かれた文言についての全般的なことで、外れるような質問はいたしませんので、市民のためにしっかりと議論をしていただけたらと思っております。 特に土井さんの場合は12年もやってこられた大先輩でございます。私は去年ならしてもらったばかりのぺいぺいですので、あまり失礼なことになってもいけません。たまたま2月の14日に大阪維新のある方から、3月代表質問やるらしいけど、穏便にやっといてやという話がありまして、私もそう思っておったんですけどね。最初、だいたい新政権半年はハネムーンというんですか、ですからそういう気持ちでおりまして、実は今日は朝からずっとあなたの答弁を聞いておったんですけども、これは聞きたいんですけど、今日あなたが答弁された、あの答弁の内容について、あの状況について、傍聴に来られた方が、やっぱりさすが市長やなと思われたと思いますか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まず申し上げたいこと、それは議員歴11年というものは、これは事実でございます。しかし、私が市長に当選をさせていただいて、そして職員の方々と膝を突き合わせて様々な議論をする中で、やはり議員の立場と、そして市長の立場、全く大きく違うなということを実感をいたしました。かなり深いところでの議論が必然的になされている。これが我々こちらサイドなのかな。そのように思いました。そのような中で、11年の議員の中でこれだけ私自身が知らなかったことが逆に多いのかなということを痛感いたしました。ひとつこれからこの四條畷市、今後4年間、私が市長である限り、私自身も様々なことに深く首を突っ込みながら覚えていかなければいけないことが山ほどあるなということを思いました。その中で、日にちのない中で本日の代表質疑を迎えました。私の分かっている範囲というのは本当に小さなところでございまして、今日、代表質疑をしていただきました議員の方々には、何言うとんねんという思いでお聞きになっていただいた方もおられるのは当然のことやと思っております。私自身もこれから一つ一つ勉強をさせていただく中で成長をさせていただきたい。そのように考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) それでは今おっしゃったように個別のことについてお伺いしても気の毒なとこがやっぱりあると思うんです。私はいわゆる心、あなたの内面的なものについてぜひお尋ねをしたいと思います。 まず、この1月22日に毎日新聞の朝刊に、あなたの初登庁の日に答えておられました1万1131票の民意が私の施策に期待をしておると。議案可決こそ市民への還元に繋がると考え、賛成をいただきたいと言っておられます。この真意を。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 真意と申しますか、これは当然ながら、いくらの票を取ったとか、そういうことよりも何よりも、現在、四條畷市長として今務めさせていただいているということが事実でございまして、そのためにその責務の重さというものを痛感しながら、これから四條畷市政の発展のために頑張っていかなければいけないというのが私の本意でございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 議案可決こそ市民への還元と言っているんですね。審議に協力してしっかり議論するのが市民への還元だと言ってないんです。もう1回言ってください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今おっしゃっていただいたことも理解はさせていただきますが、形的にはやはり議案を上程させていただいて、議案として可決をしていただくことが市民サービスの向上に繋がる。私はそのように考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 平成22年の5月議会で、議会のあり方検討委員会であなたがおっしゃっているんですね。二元代表制というものを、首長と議会ということの関係というものは非常に大事なことである。というのは、たまたま今の四條畷を見ますと、二元代表制の機能が十分に果たされているのかなと、そういう思いがある。そういう議会と首長というものは、お互いが切磋琢磨しながら、またいろんな相談しながら市民のためにやっていかなければならないと言っておるんですよ。それと全然違うじゃないですか。まず賛成ありきと言うてるわけです。説明してください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 それは言葉の解釈の仕方だと私は思います。当然、議会の皆さん方と議論を深めながらやっていかなければいけない。そのようなことは、私が議会人でありましたので、今まさにおっしゃっていただいたとおりでございまして、当然そのあたりも私は十分理解をしております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) それでは十分にお互いに市民のために議論を尽くしていくという立場でお願いをしたいというふうに思います。 それからちょっと本題に入る前に、この特別人事、特別職の人事のことが本議案に出てくるわけですけども、実は土井さんのほうから僕の携帯電話に留守電に入ってました。ある同僚議員のほうには携帯のメールで、3月議会に副市長(府から)、教育長の人事案件を出させていただきますのでよろしくお願いいたします、というメールも入っているんです。これは、特別職の人事というのは大変重要な問題であると思うんですけれども、どうしてこういう行動をされたんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 もちろん大変重要な案件でございます。それは重々理解をしております。電話で連絡をさせていただく中で、なかなか連絡が取れなかったということで、その手段を選ばせていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 議会を長くやっておられる方にこういう言い方をするのは失礼なんですけども、通常こういうものは、例えば会派の幹事長を通じて下ろしてこられて、我々にどういう人であるかというふうな具体的な名前を提示された上で、こういう形で賛成してくださいよというのが当たり前やと思うんです。でもこのメール見た場合、これ府から連れてくるんや。賛成してくださいと言っているんですよ。どういうことですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 その今の森本議員がおっしゃっていただきました順序と言いますのは、私も守らせていただいたと思っております。まず大川幹事長のほうにこの話を申し上げた上で、全議員さんのほうに連絡を取らせていただいた結果が、たしかお一人だったと思いますけれども、そういう方法で連絡を取ってしまったということが現実でございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) これ、ここに府からというふうに書いておられるんですね。これね、今回出てくるかどうか知りませんよ。しかし、そこに市長の考えがあったわけですよね。ほんとに大事なことなんですね、これ。四條畷市がどういうコントロールになっていくのかということ、ほんとに大事なことなんで、僕はあまりにも軽々しいんじゃないかと思うんです。こういうことされるのは、やはり。教育長の人事にしましても、去年、私、議員にならしてもらってから、ほんとに喧喧諤諤の教育についての話し合いをさせてきていただいた中で、今度新たに退任されてどういう方が教育長になられるかというのは分かりませんけれども、しかし一旦任命してしまうと、これは任命権は市長にありますけれども、罷免する権利ないんで、4年間ですよ、基本的には教育長やるわけです。ということは、私はぜひお願いしたいのは、教育長の人事についても、この前までの学力向上3ヶ年計画の中の話し合いの中でもそうですけれども、教育とはどういうものである、教育委員会とはどういうものであるのかという議論がまずあって、そこから教育長についてこういう人事をしたいという順序であれば、私はこの人は教育を大事にするんだなと思いますけれども、これまたすぐに人事ぽーんと出してきやはるんであれば、とてもやないですけど、教育に対して関心があるとは思えないです。どうですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 教育長人事についても、副市長の人事につきましても、先ほどの周知の連絡方法がまずかったという点につきましては、真摯に反省をさせていただきたいと思います。今後につきましてはそういう伝達方法を取らないということをこの場でまずお約束をさせていただきたいと思います。 その中で教育長の人事につきましては、様々な関係の方々ともお話をさせていただく中で、最終的な詰めをさせていただいている状況でございまして、私もその一人として相手方の方の教育についての思いでありましたり、理論でありましたり、また四條畷、私のこれから小中学校の子どもたちに対してどのような学力方針を行ってもらいたいとかいうような話し合いもさせていただいているところでもございまして、副市長そして教育長人事につきましても、できるだけ早い段階で皆様方にご説明に上がりたいと存じております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) それでは本題に入る前に、もう最後ですけども、今回、市長の出してこられる条例案の改正の中に、市長給与の30%カット、退職金半額ということがあるんですけども、これについて特別職もセットで出してこられた。この前の議会運営委員会でこれは分離して出してくださいということが多くの議員から出たわけなんですけれども、また改めて同じ形で出してこられたという真意を教えてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 一つにつきましては、私が今回の市長選挙に臨むにあたりまして一つの大きな公約として市長給与の30%カット、そして退職金の50%カットということを大きく出させていただきました。その思いというのは、やはりこの厳しい財政状況であります四條畷市、何とか私も先頭に立って協力をさせていただきたいということがまず第一でございまして、私を支えていただきます副市長そして教育長についても私に賛同いただいて協力をお願いしたいという思いから出させていただいた次第でございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 先ほど市長自らおっしゃいましたけども、市長になってみて初めて大変な仕事やと、知らんことが多過ぎると言うてるわけですね。当然選挙に出るから、自分は選挙に出ている候補者ですよ。ですから何割カットしようが、公約しようが自由ですよ。ところが、ここの四條畷市、これ何が問題かというと、議運で問題になったのは、特別職の給与は大阪府下でも最低ですよね。やはり優秀な人材に来てもらいたいわけですよ、我々にしても。ですから特別職については別に議論をしたいということを申し上げたんですけども、改めてまた持ってきやはったわけですね。なぜなのかというのを答えてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 何度も申し上げますとおり、私と職務を一にしたい。ともにこの四條畷のために頑張ってまいりたい。その方向として財政健全化に協力もしていただきたい。そういう思いから一緒に出させていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 財政再建だけおっしゃるだったら、これ世の中、優秀な人材というのはある程度のペイメントがあって来られるわけですよね。ボランティアで来てくださいというわけじゃないんだから。ですから私は給料下げますけども、あんたらは法定で決まったものがあるんですよというところからまず入っていくべきやと思うんですね。財政再建と一緒くたにすることは、その人材をいかに活用して市民のために仕事してもらうかという観点から見ると、全く相容れないものであると。財政再建だけ言っとけばそれでいいですよ。でもその人材がほんとにこれから例えば教育長4年間ですよ。子どもたちのためにやってもらわなければならないとすれば、やはりそれなりの優秀な人材でなければならない。最初から20%カットしたら、まだこれ大阪でも一番低い率になりますよ。そんなとこへ、じゃあ、あんたに協力して行きますわという人がほんとに出てくるのかどうかというところが我々は心配だったから、分けて出してくださいと言ってるわけです。何もそのもの自体に反対しているわけじゃないんですよ。そこら辺の新市長の姿勢を聞いておきたい。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 考え方としては、先ほど申し上げた考え方で私自身は変わらないわけでありますけれども、その中で一つ自分なりに参考にいたしましたのは、今、安倍総理大臣のほうが給与30%カット、そして大臣、副大臣のほうが20%カットということで決められてやっておられるということがまず一つ、そして田中前市長におかれましても自らの給与を削減し、そして副市長、教育長についても削減をしてこられたという、そこらのことがございますので、私も同じ思いでそのあたりをさせていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 国会のことをおっしゃった。国会議員はみな政治家なんでね、役人じゃないんで、間違わないでください。それと田中市長の場合は、職員組合との話し合いも含めて、当選後にかなり時間かけてやりはったんですよ。そういう手間暇惜しまずにやったんです。ちょっと違うと思うんです、今の答えは。これ長くなりますから、やはり議会のほうから議会運営委員会で、この四條畷議会も土井議員がおられた時に議会基本条例というのを作って、そして開かれた議会にしようと。そして二元代表制をしっかりと市民のために機能させていこうという中で、逆に言うと首長に対しても反問権を議会のほうから持ってもらおうということで、ほんとにこれ意思の疎通をしっかりしましょうというのがこの四條畷議会のいいとこじゃないですか。そしたら法律上定められた議会運営委員会からの意向というのはやはり尊重していただきたいということを特に強く申し上げておきたい。今後の議会運営に対してよろしくお願いしたい。 それでは次に所信表明、25年の施政方針含めましてちょっと聞きますけども、田中市長の頃に土井さんは、田中は所信表明とか施政方針とか自分でよう書きよらへんやんけって言うてはったと人から聞いているんですけども、当然今回の所信表明については土井さんご自身でお作りになったんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 随所に私の思いは入れさせていただいておりますけれども、市長自らが例えばパソコンで打ってこの原稿を作ったのかと言われますと、そうではないということを申し上げたいと思います。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 施政方針のほうは非常に実務的な話なんでいいんですけども、所信表明ということは政治家の魂の叫びだと思うわけですよ。ほとんどお考えでお作りになられましたか。ほとんど市長の考えで作りましたか、所信表明については。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今おっしゃっていただいたことは理解はさせていただきますけれども、先ほども申し上げましたように、所信表明につきましても私の思いはこの中に随所に入れさせていただいております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) それどこですか。どことどことどこですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 例えば生駒山系の花屏風構想、これもしかりでございます。また、それに付随する歴史と観光振興という分についてもそうでございますし、緑や歴史、大東市との消防の広域化等についてもそうでございますし、乳幼児の医療費助成制度の拡充においてもそうでございますし、様々ございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 私はこの所信表明の中のエキス中のエキスというものが表題になっていると思うんですね。第1ページの胸を焦がし続けていた情熱が、毅然たる決意へと移り変わろうとしてると。4年間、市民の皆さんの想い、励みを揺り動かす真っ直ぐな心で取り組むと。そこに標榜するまちの未来像、「自然と文化の調べに乗せて、喜び ときめき 安らぎが微笑むまち 四條畷」と書いてあるんです。これはご自身の言葉ですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 ご自身のことか。いわゆる市全体のことを申し上げているところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) いえ、私が言うてるのは、この言葉はあなたご自身が作った言葉ですかということを聞いておるんです。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 先ほど来申し上げてますとおり、私の思いはこの中に入っております。ただ私がパソコン等で作ったわけではございません。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 土井市長の思いがここに入っているということで聞きますけれども、私は1年半一緒にやらしてもらった中で、いろんなことをおっしゃいました。過去の10年間余りにわたる土井議員の議会での発言というものを今回ずっと見させていただきました。それはなぜかと言ったら、政治家としての資質、どういう物事を考えておられるのかなというところにあったわけですよ。その中でほとんどと言っても間違いないんですけれども、土地の話ですとかハイキング道の話ですとか多かったですよね。でも学校教育の中身とかそういうものについてお話しされたというのはほとんどないんですよね。実際ね。ですから私はここでおっしゃっている文化というのは、特に非常に大事なキーワードだと思うんですけれども、これについてどういう考えでこういうことを書かれたのか、教えてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 自然と文化の調べに乗せてということで、抽象的な物言いかも分かりませんけれども、本市が有する自然と文化をまちづくりに活用する中で、ほかの市とは違った、人にやさしいまちを実現し、市民の方々が四條畷に誇りが持てる環境づくりとの思いでこれを書かせていただきました。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 細かい揚げ足取りしているんじゃないんですよ。これね、これからの市のトップとなっていただいて、例えば子どもさんから見ても、しっかりと自分たちのものの考え、これから学ぶべきことは何なのかなと、どういうふうな大人になっていったらいいのかなという中で、この文化というものは絶対に外せないキーワードなんですね。今おっしゃいましたが、市の所有の文化とおっしゃった。僕はちょっと奇異な感じがするんですね。一般的に文化というのはどういうことを言うんでしょうか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 申し上げましたように、本市が有する文化ということでございますから、様々な、どのような文化があるかとおっしゃいましたけれども、すべてが文化と申し上げても過言ではないと思いますけれども、文化活動もそうでありましょうし、様々な点を指していると私は思っています。大きい文化という意味では。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 文化人類学だいぶやりましたけども、文化というのは宗教ですとか知識とか経験とか今までの生き方とか、そういったものの総体であるというふうにだいたい定義付けられてきていると思うんですね。それはなぜかというと、文化というものは非常に多様である。それぞれが大人になっていく、社会人となっていく時に得てきたそういういろんな宗教観念とかそういうものの集合体であるというのがだいたい間違いないところであるわけですね。ということは、文化を論じる時には、他の文化を尊重しなければならないというのは当然の立場であるわけです。自分とこの文化だけ独善でおっては、これ文化的な考え方じゃないわけですよ。ですから私は問うてるんです、これね。これは議員同士の話し合いじゃないんですよ。やはり市のトップをやろうとしている心の中を聞きたいから話をしているわけで、こういうところにももうちょっと踏み込んだ、しっかりとした自分の価値観というものを言っていただきたいなというのはあります。 文化、文化といったら、おたく文化とかいうように、そのまちにないような文化だってあるわけですよ。地域性に根差したものもあれば、集団に根差したものもある。いろんな多様な文化があるんです。ですから所信表明これお書きになるということは、この4年間、自分が政治家としてこのまちをリードしていくんだということをここにエキスで書いておられるんであれば、もう少ししっかりとした文化というものに対する思いを伝えていただきたい。そういう思いで今聞いておったんですね。 この中にあります文化に続いていくんですけれども、いじめや虐待について、一人ひとりの人権を見つめ直す教育の充実が必要だというふうに書いておられます。これは体罰もしかりなんですけれども、体罰についてはどう思われますか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 指導の名のもと、体罰を用いることは、どのような状況であっても許されない行為であると思っております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 私は桜宮高校で不幸な事件がありまして、インターネットでそういうこと検索ずっとやっておったわけですね。まちでどういうことが起こってるのかなと。そしたら、これ何でか知らんですけど、その中に土井さんの名前いっぱい出てくるんですよね。何でやと思いますか。
○瓜生照代議長 もう一度、森本議員。
◆7番(森本勉議員) ネットの中に、例えば体罰であるとかなんとかそういうキーワードの中で検索していった中に、土井一憲さんという名前が何回もヒットするんですよね。何でですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まず、今の質問に対してお答えを申し上げさせていただきます。私は過去バレーボールの指導をしておりまして、私が指導するバレーボールの所属選手に対し、熱心さのあまり、厳しい指導に至ったこともあるやもしれません。今、当時を振り返りますと、自分自身の未熟さを痛感するとともに、指導のあり方について反省を繰り返したことが甦ってまいります。私は自身の経験からも体罰を断固許さない姿勢で、本市で育つ児童生徒の健全育成を進めていく所存であり、市民皆様に対しても真摯に向き合いながら今後のまちづくりに邁進する考えでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) ということは、過去の厳しい指導の内容に今言われているようなことがあったということですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 一部そういう指導があったと自覚をいたしております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 私は自分も大学で水泳部で体育会におりましたので、その体育会の感覚からいうと、厳しい指導というのは、あまりにもスポーツ理論に基づかない一方的な指導でもあるわけで、その中で昔なんかそうですよね。階段ウサギ跳びせえといってやっておったわけですわ、水も飲まさんと。そんな時代もあったわけですよ。ですから時代性のものはあると思う。しかし、人間の心の中に、基本的には人間ってそう簡単に変われるものじゃないんです。ですからそういう思考性を持ってるんかなということを心配しているから聞いているわけで、私聞いたんですけども、市長になって、職員への訓示の中で、俺は体育会系やというようなことをおっしゃったと聞いているんですけども、ほんまですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 それは全くの事実でございました。そのとおりを申し上げた次第でございまして、ずっと体育会系でここまで来ております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 先ほどの文化を私なぜ言ったかと言いますと、体育会、自分、体育会に所属してよく分かるんですよ。非常に一方的な価値観なんですね。勝つためには何をしてもいい。当然ですよ。努力することで強くなっていくわけだ、体育というのはね。しかし一方では今、非常に心理学が大切だと言われているんです、スポーツにはね。何も闇雲に運動をするだけで、なんぼしたってこれ向上しないということは今もうスポーツ生理学の中でも常識となっているわけですよ。ですからこういう体育系だという言葉が出てくるというのが、その精神の内面を表していると思うんですね、あなたのね、私は。これはやはり改めるべきですよ。より多くの、例えば体育系体育系というと、文系の人はどう思いますか、それじゃ。なんや文系否定されているのかなと思わないかなって、僕は思いますよ。僕は感じますよ、もしそういうことを言われたらね。職員の人、これから最高限にマネジメントしていかれるのであれば、やはり職員の心を考えれば、一方的な価値観の押し付けというのは、やはりトップには相応しくないというふうに私は思うんです。どうですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今おっしゃっていただいたこともしかりかも分かりません、それは。ただ、分かりやすく、簡単に、土井一憲という人間がどういう人間だということを簡単に申し上げまして、体育会系ということを申し上げたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 今、人間性ということをおっしゃいましたので、これはちょっとこの前から一遍聞きたかったんですけども、学校統廃合の問題があった時に、東小の説明会、あれの私は録音を聞いているんですけども、あの中で土井さんは、もう10時過ぎてますけども、ちゃんと次のことはっきりせんかったら誰も帰れませんよと、ここに子どももたくさんいてますよと言うてるわけですよ。ご自身の口で、大きな声で。なぜそういうことをされたんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 早く帰らせていただきたいということを私は申し上げたと思います。だから意味合いが全く違います。子どもさんがこういう遅い時間までその場にいてることはよくない。教育委員会に対してそのことを重々申し上げた。それが今の言葉でございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) これ非常に大事なことなんですね。事実が今おっしゃっているようなことだったらいいんですよ。ところが、10時回って子どもいてるのを認識しながら、誰も帰りませんよと言うてるんですね。テープの提出を今度議会で求めたいと思います。
○瓜生照代議長 森本議員に申し上げます。その件につきましてはまた別の場所で討議をお願いしたいと思います。森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 私は子どものことを大事だと思うから言うんですけれども、例えば統合問題の時でも、子どもをそういう修羅場に巻き込むようなことは、僕は好ましくないと思う。先ほどほかの議員からありましたですけれども、大東で悲しい事件があったわけですよ。それは統廃合すれば学校がなくなってしまうと。友達がばらけてしまうというか、なんちゅうかな、新しいとこへ行ってしまわなあかんという思いがあまりにも強くて、で、自分が命をもって防げるんじゃないかというところまで子どもは追いつめられていったんです。でも私は逆にいうと大人からすれば、統合されてもそこに行けばまた新しい友達に会えるじゃないですか。新しい先生に会えるじゃないかというふうなこともやはりセットでお話をされるべきが当然のことであるんじゃないかなと思うんですね。ですから統廃合についても、これまた委員会でやりますけども、そういう怒声が飛び交っているようなとこに子どもを置いてたと。しかもその時に政治家である議員さんがおられたということが、やはりそれを明らかに止めるべきであったんじゃないかなというんで、それもあなたの内面を知りたいから今この話をしているわけですね。 この議論の中で、平成23年の12月の定例議会の一般質問の中で、これは私らも議員になってましたからおっしゃってたんですけども、南小の横のトーアミからガスが出たということをおっしゃってるんですね。そんなとこへ東小の子を行かされへんと言うてはるわけです。これの事件があったのは2001年なんですね。この中でも言ってはります。すごい前やということで、前からご存じやったわけですよ。そしたら南小の子どものことについては何も言わずに、東小の子どもが行かなあかんようになったからそういうことをおっしゃったんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 森本議員が先ほど東小学校の統廃合の件でおっしゃいました。この議会のこの中にも私の立場を承認できる人間はおります。幾度となく私もその議員も早く教育委員会には子どもたちを帰る手段を取らなければいけないということを再三再四申し上げました。それが事実でございます。私は何も子どもたちをその場に、例えば誘って来てくださいとか、そういうことも一切申し上げておりませんし、私が行った時に子どもたちがたくさんおられた。子どもたちとしてこの学校を残していただきたいという熱烈な思いを子どもたちの口から教育委員会に申し上げたいということで来られてた。ただ教育委員会の答弁と言いますか、説明と言いますか、これに時間がかかり、一つの質問に対し、なかなかはっきりとした答弁が出ないものですから、子どもたちが遅くなってしまった。で、私とその議員とは子どもたちをこれ以上この場におらしてはだめだということを再三再四申し上げたわけであります。 そしてもう1点の南小の件につきましては、南小の子どもたちがどうのこうのというような、私はそういう思いはございません。ただし、事実としてトーアミさんからガスが漏れたということは一つの事実でございます。ただ、あれからあと南小の説明会の折に、トーアミからも資料を寄せる中で、もうすでにその問題については完全に今はガスを使わなくても業務はできるという報告書も上がっておりまして、保護者からのその質問に対しても教育委員会からはっきりとそれは申し上げたものでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) それはそれで結構なことなんですけども、そういう事実が先にあったということをその当時の議員さんがご存じであったならば、当然それ議会で取り上げていただきたかったかなという思いで言うてるわけなんです。子どもの生命、同じ状態にあって心配しているわけですから、そういうことが、我々後輩で入ってきた人間が言うのはおかしいんですけども、そういう大事なことは議会できちっと取り上げていただきたかったなと思います。 それから次に、この関連で、これ今、子どものことを僕一生懸命話してますけども、児童福祉の中でも今回ファンフレンズ、トリプルPということがここに入っているんですね。ファンフレンズということが市民の皆さんほとんど意味分からないと思うんですけれども、ちょっと説明してあげてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 ファンフレンズについてのご質問でございます。4歳から6歳程度の子どもを対象とし、課題やストレスにうまく対処できるような情緒的回復力や社会的スキルなどを育てていくプログラムです。以上でございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) フアンフレンズと言いますと、デリジエンスと切っても離せない言葉であると思うんですね。こういうふうにここに大きく書いておられるということは、当然、自分の思いを随所に入れられたということの中でこの言葉が入っているんですけれども、過去の議事録見ましてもこういうことを話しされたことないんですよね。非常に不思議なんですよ、僕は。なぜあなたがこれ書いたのかと一番先に聞いたのは、そこなんですよ。これは僕の個人的な考えかも分からないけども、所信表明というようなものは、これは政治家としての言葉です。それは何よりも役人が作るものではないと私は思うから聞いているわけです。政治家というのは選挙で選ばれて、市民の負託を受けて、まちをリードしていくんだ。そのためにこそ言葉の重さというのは非常に大事なんですね。だから私は言葉を大事にしてほしいと言ってるわけです。こうなりますと、ついでにこういうことを聞いたら失礼かも分からないですけども、政治家として十何年やっておられたんで、「綸言汗の如し」という言葉はご存じですよね。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今の問いかけについては、私は存じ上げません。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) これはよく国会答弁なんかでもよく出てくる。政治の世界では非常にポピュラーな言葉です。綸言汗の如し。綸言の綸というのは、昔の皇帝のことですよね。天皇陛下の命令書も綸旨というんですよね。昔はそうだった。今の我々にとって言えば、これは指導者ですよ。市長であり議員であるんです。そういう議員であり指導者である人が吐いた言葉は、汗の如くに、汗は出ちゃったら返らないんです。それぐらい重たいものであると。一旦口に出したものは返られへんのですよというのを、これ綸言汗の如しというんです。そこから日本では転じて、責任のないような軽々としたことを言うたらあかんというふうな使われ方をしてますけれども、実際には二度と返ってこない言葉である。それだけ大きなことだと言うてるわけなんです。ですからさっきの答弁の中でも、大阪維新のことにしたって、公約が公約としてやってはる。討論会の時にも言うてはる。また、これ議会になったら、私はそこはそこで別に考えてまんねんみたいなことをおっしゃる。だから私が今日昼間から見てて、非常に残念なんですよ。言葉が軽いんです。もっと自分で言ったことを大事にしてもらいたい。私はさっきの介護保険料の話も出ましたけども、大阪の松井さんは明らかに一本化する言うてはるわけですよね。あの討論会の時では、あなたは泉州のほうの地域の話もされて、広域になればなるほど行政コストが下がっていいんだとおっしゃったんです。でも長畑さんの話は高くなるとおっしゃっているんです。でも高くなろうがなろうまいが、行政効率良くなるんだったらそっちをわしは選ぶんやと、わしはそこでそれを市民に約束したんやと言って戦ったんやと言うほうがはるかに筋が通ってると思いませんか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 筋が通る通らないの問題よりも、やはり市民に対して負担をかける度合いが大きいのか小さいのか。そういうことも含めて考えることが大事であると私は考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) それは当選されたからそういうことをおっしゃるわけであって、これから選挙選ぶ人が分からんわけですよ、そんなことあとの話なんだから。そうでしょう。じゃあ、ああいう公開討論会でやられた言葉というのがはるかに重みがあるんですよね。だからみんな聞いてるんですよ、これ。なんで自民党から維新へ行ったんですかって。ごくごく単純なことなんですよ。親の代から自民党やと言うてはったわけですよ。それが12月の16日に衆議院選挙が終わって、26日にもう離党届出ているわけですよね。これは誰が考えたって、僕も全然理解できませんよ。まさかと耳疑いましたですよ。ましてや、僕これ最近聞いた話なんですけども、いや、わしはまだ自民党やと言うてはるらしいんですけども、ほんまですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 いや、それはもう言うはずもございません。自民党の党籍は持っていないわけでありますから、そういう発言は一切いたしておりません。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) なかったことを期待しております。こんなんしてますと中身へいかないんで。今ファンフレンズの話ありましたですね。もう一つこれ今の市民にとってどういうふうにしていったらいいのかという、実際、親の子育ての軽減とかの中で出てきている概念だと思うんですけれども、例えばトリプルPについても、これは市民の人ほんとに分からないと思います。ちょっと説明してあげてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 トリプルPについてでございますけれども、子育ての困りごとの解決に有効な17の技術をグループで学び、親自身が子育て上の問題を解決していくことを支援していくプログラムでございます。
○瓜生照代議長 ここで申し上げます。本日の会議は議事の都合により延刻いたします。森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) これは、Pはペアレントですよね。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 そのとおりでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) トリプルということは、普通ペアレンツなんですね。トリプルなんです。これは夫婦の中に介入しているということなんですよね。いろんな問題がある中で、相談という形をしようが何しょうが、介入していくんですよ。行政組織がそういったものに介入していく、これ介入していく手法、メソッドであるということは、はっきりしているんですよね。ここの書き方でも、僕が非常に寂しいのは、こういう言葉を使っておられるにもかかわらず、その思いというか、どういうふうにしてやっていくのかということが見えてこないんですよ。本当に見えてこないことばかりで、さっき議員のほうから話がありました秋田の教育方式のことありますけれども、例えば今まで一緒に議員やってた中で、土井さんの口から秋田の勉強の方針なんて1回も聞いたことないですよ。これが突然出てきているんですけども、いつからこういうものに対して興味を持ちになったんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 学力の向上を図っていかなければいけないということは、当然前回の市長選挙に出させていただく前から様々な角度から私なりにインターネット等でも資料は集めておりました。その中でその一つとして秋田県なり福井県なりの学力が高いということが簡単に出てまいります。一体どのような方法でその学力を上げているのかという様々な点について興味があって、今回の一つの公約的な中身にさせていただいたところであります。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 秋田の教育プログラムについて、これ膨大な資料が出てくるんですよね。さっき議員の話ありました。ほんとに何十年もかけてやっているんですよ。しかもかけてる金半端じゃないんです。そういうことを僕は議会活動の中で話をしてこられたのならまだ分かるんですよ。今までなかったんですよ。そういう話は一切。それがなぜそういう膨大なものについて市民に対する選挙の公約の中で出てくるのかなというのが、意味が分からないんです。どこまで自分で咀嚼して、そういうことを世の中に対して言われたのかということについて言うてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今の質問については、答弁方法が難しいなと思います。先ほど来申し上げておりますとおり、膨大な報告書についてすべて私が読んだ中で、私がその思いを出してきたわけでは当然ございません。ただ、本当に有名なことでございますので、様々な角度から分かりやすく出ているところがたくさんございます。それを見させていただいた中で、取り入れてみたいなというような方向で考えたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 秋田と言いますと、当然裏日本であって、冬は雪降るわ、それから企業もあまりないんですよね。就職しようと思ったら、学校でしっかり勉強して、就職していくしかない。地元も雇用ありますけれども、大多数の方はみな都会に出て行くんですよ。そこは一生懸命勉強せな自分の将来がないんですよ。ところが大阪はどうですか。フリーターだってちょっとでも働こうと思ったらいくらでも働けるところがあるわけなんですよ。そういうふうな町と社会状況も環境も全然違うのに、なぜいきなり秋田なのかなというのが全く理解できないですよ。 これもう一つ、秋田方式入れるというので、秋田県から講師を招聘するとあります。今年20万7000円ついてますよね。これ僕はもしほんとに知るんだったら、職員派遣して半年でも行かせて勉強さすのが、これ市民に約束したやり方じゃないかと思うんですけども、これ大丈夫ですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 派遣をして、あちらのほうで勉強していただくということも一つの方法かもしれませんが、長期に、当然ながら大阪府教育委員会のほうから給与が出ている。そのような中で長期に休んでいただくことも難しいでしょうし、今回は当初は秋田のほうに行くという方向で話が進んでおりましたが、来ていただいて、数多い先生にその内容を聞いてもらいたいということで向こうのほうから来ていただくという方法を取らしていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 今の経緯は、僕がちょっと聞いている話とはだいぶ違うんです。ただね、これ20万7000円には旅費とかみな含まれているわけですよね。これ何日ぐらい来てもらう予定なんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 恐らく2日程度だと思います。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) さっきも言いました。みんな知ってるんですよ。膨大な時間と労力をかけてやってきている事業なんですよ。それたった2日間の講習で何か得るものがあると思うんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 それは入口の話でございまして、これからさらにそれは教育委員会でも議論を深めながら、より良い方向で対策を考えてまいりたいと考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 少ない予算組みの中でこれだけ、多分あなたの思いが入った予算の中では何項目かあるうちの一つだと思うんで、これお金無駄にならないようにしっかりやってもらいたい。 前に平成15年ですかね、給食センターの鑑定料の話の中で、鑑定に出したけど、土地売れんかったと。鑑定料払ったのが無駄やないかと、払わんでええやないかというようなことを言うてはるんですよ。それはあなた自身が言っているわけであって、これ同じことになるんですよ。だから今回でもこの20万円というのは、僕から考えてもめちゃくちゃ中途半端な金ですよ、こんなものは。2日間来てもらって、それで具体的な何か成果があるとか、入口のことやと言わはったけども、入口でこれもう無理やなと分かったりしたら、それこそ無駄な金ですよ。そうは思わないですか。まず、この中途半端なお金。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 大変少ない20万と言えば、その事業内容を考えますと小さいのかな。それは思いますけれども、まず新しい教育長を迎えることもありまして、次の教育長ともいろいろなこれからの話をする中で、先ほども申し上げましたように事業の拡充なり、ほかの方法等をこれから考えていきたいと考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 子どもたちのためにしっかり役に立つような施策をやっていただきたいということをお願いしておきます。 次に、英会話を子ども、小学校の時に強化するとおっしゃっているんですが、何のためにやろうと思うんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 何のためにと言いますか、そのとおりのことでございまして、やはり中学に上がってスムーズに英語を学びやすい環境づくりを小学校の間にしていくべきだろうな。そのように考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 先ほどほかの議員からも話がありましたように、私は国語力がまだまだ日本の平均にも追いついていないわけですよ。まずここに力を入れるのが日本人として当たり前じゃないかと思うわけですね。英語が悪いとか言うてるわけじゃないですよ。ですからここに英語に力を入れますと書くんだったら、セットで日本語教育を充実させた中でこういったことも取り組んでいきますというんだったら話は分かるんだけども、いきなり英語だけをこういうことで書かれたら、この人何考えてるのかなと思うんですよ。英語を習う意味というのは、何のために英語を習うと思うんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 英語の習う意味と申しますか、それよりも何よりも、子どもたちの英会話について、いつそれを実行していくのかというところで、たくさんの時間的なものを持てない。私はそう考えているわけでありまして、その中から英語をということでまず考えたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 今のことよく分からないんで、もう1回言ってください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今行われている学校教育の中で英会話というのは、例えばALTなどを使っていただいてやっているわけでありますけれども、回数が少ないということもございまして、当初に申し上げてますとおり、土曜日の研究授業の中で行う中で小学生の英会話というものを進めてまいりたいという考えでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 僕はできるだけこれから先のことを考えて、いろいろ意見の疎通のためにも、あなたの思ってはること、問題点いっぱい解決しておきたいからこんなこと言うてるわけですよ。そこであえて聞きますけども、渡辺議員も一生懸命英語教育については熱心ですし、私も英文科ですから英語を話す便利さというのはよく分かってますよ。ところで、これ前から聞きたかったんです。メアブッシュの市長が来られましたよね。あの時に僕らは、理事者もそうですけども、片言のドイツ語を覚えて歓迎したわけですよ。これコミュニケーションだと思うんですね。で、礼儀だと思うんです。その時に日本語で挨拶された方が一人だけいるんですよ。どなたですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 それは礼儀かも分かりませんが、私は日本人でございまして、日本語で挨拶をさせていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 友好都市になって、わざわざ外国からですよ、そこの市長が来られるんですよ。その人に日本の礼儀とかいうもの以前の問題じゃないですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 私はそのようには解釈をいたしません。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) じゃあ日本語で通じかなっても構へんということですね。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 通じないとは思っておりません。
◆7番(森本勉議員) 何で言語というものがあるかというと、これは一番最初人類の発生以来ですよ。根源的な問題であって、例えば単なる情報の通信だけじゃなくて、そこには感情とかいろんなものが含まれるんですよね。声の質であるとか何であるかとか、顔の表情までそうですよ。これも言語なんですよ。やっぱり遠路はるばる来た人には、ひと言の言葉でも私はドイツ語で話をしてほしかった。俺は並んでて非常に残念だったんですよ。この人何考えてはんのかなと。自らコミュニケーション拒絶しているとしか向こうには取れないんですよね。ああいうことされると。ほんとにメアブッシュ市と友好のまちをつくっていったんだから、僕はそういうところを今、土井さんの心の中を聞きたいからこういうことを聞いてるんですよ。また、そういうところを改めていくとおっしゃっていただくんなら、それは大いにありがたいことでありますけども、その時に日本語でやられて、今通じると思いますとおっしゃったけども、私は決して100%通じるわけは絶対ないわけですよ。みんなやったんですよ、みんな。早い間から紙ちゃんとくれまして。僕はそういうところが理解できないんです、あなたのね、人間性ね。だから非常に独善的なんです、そういうところは。 これはさっきの他府県もそうです。ずっと流れがあるんですよ。文化の話をなぜするかというと、文化というのは、確かに自分の文化あるやろうけど、自分の文化を大切にするということは、人の文化を大切にするということなんですよ。他を認めるということなんです。これは学校教育でも一番大事なことなんですよ。トリプルPでもそうですよ。なぜかと。その家族だけでは収まらない文化を何とかしようとするからトリプルPというのがあるわけです。ファンフレンズだってそうですよ。自分の力を作っていくために他人が力を貸すわけですよ。新しい文化をつくっていく。それが今言っている市でやっていこうという施策であるならば、私は人を自分の思いだけじゃなくて、やはりきちっと人と通じる、これがまともな世の中のあるべき姿だと思うんで、そういったところもぜひ改めていただきたいというふうに思います。もしあれやったら通訳だけおったらええやないかという話になるんですよ。 次に、介護のことでも長畑先生やらはりましたんであえて聞きませんけれども、これだけ一つ聞いておきたいんですね。大阪維新の会は30万基礎自治体ということを言っているんですね。これについて考えを言ってください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 30万自治体という話は聞いておりますけれども、当然、四條畷市は5万7500ということで、30万都市区域内の中には入っていないということも認識はいたしております。今後、まず大阪市と大阪府がどのような形でいつ統合をされていくのかということも見極めながら、四條畷市にとって最も有効な選択ということもひとつ考えながら今後の推移を見守りたいな。そのように思っております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 30万基礎自治体は大阪都構想に含まれてないと僕は思いますので、もうちょっと丁寧に答えていただきたかったんですけども、要は合併していくということですよね、自治体をね。これはしっかりとしたことを言うてもらわなあきませんので、これはまた委員会でやらしてもらいます。 この中に非常に大事なことなんです。僕の関心の高いことなんですけども、VFMのこと書いてあるんですね。VFMというのは行政的な立場で言うとすれば、上位概念があって初めてセットで出てくる言葉であると思うんですけれども、それが書かれてないんですよ。どうしてですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 バリュー・フォー・マネーとは、一般的に支払いに対し最も高いサービスを供給するという意味であり、市政におけるバリュー・フオー・マネーとは、常に費用対効果を追求しながら、政策、施策、事務事業の進展を図ることであると認識しているところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 通常この政治の世界、また行政の世界という時には、確かにバリュー・フォー・マネー、今おっしゃったことは、これは一般的な意味で使うわけですよね。しかし、これとセットになってくるのがPFIであり、TPPであるんですよね。これ欠けてるんですよ、ここに。なぜなのかと教えてほしい。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 あくまでその概念をここに載せさせていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) これは4年間を自分が戦うということをここで書いているわけですよね。これずっとあとのほうに出てくるんですよね。概念じゃないですよ。どういう手法でやるのかというのを書くのが一番大事なことじゃないんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 図書館の指定管理等も取り入れることもその一つの手法であると考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) これはうちの議員連盟でもやりましたよね。TPPの専門家に来ていただきまして話しましたですよ。職員の方も参加したんだよね。そういうものが抜けているんですよ。やっぱりここ大事なんですよ。そういったところを、これを作った人にも言いたいけども、もうちょっと分かりやすく書いたってほしい。手法があってこそ、通常実現していくわけですよ。そういう話やったらいいです。 さっきの土地の不動産の売却の話出てきましたね。これ施政方針では利活用の見込みのない公有土地については、社会情勢を見極めて売りますと書いているわけです。ところがさっきの答弁では、私が前から言ってきた土地は売らへんみたいなことを言うてはるわけですよね。これはどういうことなんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 積極的に売却を進めていくものは確かにございます。しかしながら、その地域でありますとか、今の市の財政状況でありましたり、様々な観点を考えますと、いち早く売却しなければいけない物件の選択をすべてにおいて行うということは、私はその手法は考え方としては相応しくない。そのように考えています。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 今まで売ろう売ろうとして全然売れなかったとこばっかりが残っているのが現実じゃないんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 私は不動産も経験をしておりますけれども、売却できない土地はないと考えております。すべて価格と物件の所在というものが売れるか売れないかの大きな差異であると、そのように考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 民間の土地の話じゃないんでね、これは簿価を伴うんで、その答えでは納得できません。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 当然ながら今まで何度となく売却をされている土地も、当初からずっと同じ売却価格で公募されているわけではありません。徐々に段階を踏んで土地価格調査士から価格が提示された価格で、減額しながら出してきております。いずれ売却は可能だと私は考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) そしたらまた鑑定に出して、売れんかったらその鑑定料払いませんか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 しかし、鑑定を行わなければ、勝手に売却価格を設定するわけにはまいりませんので、致し方がないことだと考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) じゃあ、議員の時の考えを変えるということで理解してよろしいですね。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 確かにおっしゃっておられます、私が議員の時に鑑定料、何回も鑑定することによって鑑定料が無駄ではないかという発言をさせていただいていることはよく私も認識をいたしております。しかしながら、先ほども言いましたように、売却を進める物件につきましては、やはり物件を早期に進めていく必要もございますので、その鑑定というものも現実問題として必要になってくると考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) ちょっとよう分からん答えですけれども、売れるものは今のところないとしか考えられへんのですけどね。どないして売っていこうかと、過去の質問の絡みとどうやって市民に納得させてやっていくんかということが全く分からないですよ。特に楠公の土地なんか常々言ってはるわけですよ。あれは絶対売るな売るなと。とにかくこういうのを、一般財産絶対売るなというのを常に言ってきたわけですよね。あなたはね。しかし、ここに売ると書いてるんです。これが分からへん。売るな売るなと10年間言ってきた人が、ここに売ると書いてるから聞いているんですけど、もう1回答えてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 先ほども何度も申し上げておりますとおり、不用財産については売却をしないということを申し上げているわけではありません。売却を進めるものについては早期に売却を進める。ただし、その中、今保有している財産の中には、今すぐに売却することによって様々な市民なり地域なり不利益が出るものもございますので、そのものについては今後の財政状況を見ながら判断をしてまいりたいと考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) じゃあ一番問題になっているのは、土地といったらあそこしかないんで、警察の跡地はどうするんですか。売るんですか、売らないんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 警察跡地というよりも、売却をまず進めるものにつきましては、四條畷莊の跡地につきましては早期に売却を進めるべきものと私は考えております。警察跡地につきましては、様々な地域との絡みもございますので、慎重に判断をしてまいりたいと考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 今までさんざん議論やってきたんですよね。あなたやっと念願の市長になったわけやから、自分で決められるでしょう。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 自分で決める問題では私はないと思っております。やはりその一つの要因として、先ほど来申し上げておりますとおり、活用の状況も含めて今後考えなければいけないと考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 同じ人がしゃべるとは到底思えないですよ、今までの。自分でも思いませんか。
○瓜生照代議長 市長。