四條畷市議会 2013-03-05
03月05日-02号
平成25年 3月 定例会(第1回)
四條畷市議会定例会(第1回)
会議録◯ 平成25年3月5日
四條畷市役所議場において開催する。
◯ 出席議員次のとおり 1番議員 島 弘一 2番議員 長畑浩則 3番議員 佐藤 誠 4番議員 曽田平治 5番議員 小原達朗 6番議員 吉田裕彦 7番議員 森本 勉 8番議員(副議長) 渡辺 裕 9番議員 阿部佳世 10番議員 岸田敦子 12番議員 山下幸恵 13番議員(議長) 瓜生照代 14番議員 岡山 毅 15番議員 平野美治 16番議員
大川泰生◯ 欠席議員次のとおり なし
◯ 地方自治法第121条の規定による出席者次のとおり 市長 土井一憲 副市長 大井俊道 教育長 戸谷健三 総括理事兼危機管理監 森川一史 理事兼行政経営室長 開 康成 総務部長 行政経営室 兼田原支所長 田中俊行
行財政推進担当部長 谷口富士夫
まちづくり部長 地域振興室長 長谷俊延 兼
特定地区整備担当部長 吐田昭治郎
まちづくり部新炉建設整備 健康福祉部長 担当兼
生活環境担当部長 響野 豊 兼福祉事務所長 高津和憲 健康福祉部 健康・保険担当部長 松川順生 上下水道局長 北田 秀 消防長 石田 進 教育部長 坂田慶一 教育部
社会教育担当部長 鶴井晋一郎 会計管理者兼会計課長 梅本雅史
地域振興室次長 公平委員会事務職員 兼
産業観光振興課長 併監査委員事務局長 併農業委員会事務局長 砂本光明
併選挙管理委員会事務局長 併固定資産評価審査委員会書記 田中 弘 (その他
関係職員)◯ 議会事務局出席者次のとおり 事務局長 石田健一 課長 勝村隆彦 課長代理兼主任
大塚幸秀◯ 議事日程次のとおり 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2 議案第1号 平成25年度四條畷市一般会計予算 日程第3 議案第2号 平成25年度四條畷市
国民健康保険特別会計予算 日程第4 議案第3号 平成25年度四條畷市
後期高齢者医療特別会計予算 日程第5 議案第4号 平成25年度四條畷市
土地取得特別会計予算 日程第6 議案第5号 平成25年度四條畷市
水道事業会計予算 日程第7 議案第6号 平成25年度四條畷市
下水道事業会計予算◯ 本日の議事次第記録者次のとおり 課長代理兼主任 大塚幸秀
○
瓜生照代議長 再開を宣す。時に午前10時00分
○
瓜生照代議長 本日は全員のご出席をいただいております。
○
瓜生照代議長 開議を宣す。時に午前10時00分
○
瓜生照代議長 日程に入りますまでに諸般の報告を行います。 平成25年3月4日付けで消費税をなくす大阪の
会常任世話人代表・鳥居義昭氏から消費税大増税の中止を求める意見書採択の陳情書がお手元に配付いたしておりますとおり提出され、受理いたしましたので、ご報告いたします。 以上で諸般の報告を終わらせていただきます。
○
瓜生照代議長 これより日程に入ります。日程第1
会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名者に2番 長畑浩則議員及び5番 小原達朗議員の両議員を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。
○
瓜生照代議長 次に日程第2議案第1号平成25年度四條畷市一般会計予算、日程第3議案第2号平成25年度四條畷市
国民健康保険特別会計予算、日程第4議案第3号平成25年度四條畷市
後期高齢者医療特別会計予算、日程第5議案第4号平成25年度四條畷市
土地取得特別会計予算、日程第6議案第5号平成25年度四條畷市
水道事業会計予算及び日程第7議案第6号平成25年度四條畷市
下水道事業会計予算の6議案につきましては、2月28日の会議におきまして一括上程の上、質疑を留保いたしておりますので、これよりこれらの6議案を議題として、市長の所信表明と併せて質疑を行います。質疑のある方どうぞ。曽田平治議員。
◆4番(曽田平治議員) おはようございます。市議会公明党の曽田平治でございます。市議会公明党を代表いたしまして、土井一憲市長の所信及び平成25年度市政運営方針に対し質問をさせていただきます。 質問に入る前に、まず、土井市長には田中夏木前市長の体調不調による勇退で実施されました四條畷市市長選挙におきまして当選されましたことに対し、冒頭お祝い申し上げます。 また、市長就任からの短期間の中、今後4年間の市政運営に臨む政治姿勢並びに平成25年度における主要施策及びその推進に向けた当初予算を取りまとめあげられたことに対し、市長並びに職員の皆様に敬意を表するものでございます。 今後、行政の継続性を前提にして、スピード感を伴った市政を横断的に繰り広げることであると考えております。市長が示されたまちづくりに基づいて行政運営を進めていかれると思いますが、市民の皆様が住んでよかった、また、いつまでもこの四條畷のまちに住み続けたい、と思っていただける、安らぎのある、そして市民の皆様が人生に夢と希望の持てる四條畷のまちづくりに努めていただきますようお願い申し上げるものでございます。 市議会公明党といたしましても、従前から取り組んでまいりましたまちづくりに対する基本姿勢のもと、市長が推進される施策等に対し、時に支え、時には指摘をさせていただきながら、是々非々の立場で議論を重ねてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 それでは議事に入らせていただきます。まず、市長の所信について大きく10項目にわたりご見解をお伺いいたします。 最初に、市長選挙で公約に掲げられました
生駒山系花屏風構想についてでございます。この取り組みは、大阪府が生駒山系を地域資源と位置付け、桜など自然の華やかさ、美しさを最大限に活用するため、桜などの植樹を推進し、観光振興に役立てていくものでございます。市長も本市が有する魅力ある自然をさらに引き出そうとの思いから重要施策に示されたと考えております。今後この構想を進めていくためには計画性をもって取り組まなければ観光振興には結びつかないと考えております。今後の桜、また紅葉の植樹計画について具体的にご説明願いたいと思います。 次に、新
ごみ処理施設整備についてでございます。
ごみ処理施設整備については、長年途絶えておりました地元住民との協議が田中前市長によって再開し、やっと前に展開したものと理解しております。市議会公明党といたしましても、永続的なごみ処理を行う上で新たな施設建設は早期に実現すべきであると考えております。そこで市長の新ごみ処理施設に係る現状における認識と課題、加えて、今後行うべき地元還元策などの考え方についてお伺いいたします。 次に、地域活性化の方策となる観光振興についてであります。観光については、平成24年4月に田中前市長が
産業振興アドバイザーを任用し、横断的な組織を立ち上げ、様々な角度から具体策等の検討を進められ、本年1月には
観光可視化戦略をまとめたところでございます。今後はこの可視化戦略をもとに、市民、地域、団体、企業などあらゆる主体を巻き込んだ施策、事業を展開されるようであります。その中でも本市が誇る緑と歴史に関連付けた新たな事業を展開されるとのことであり、我々も大いに期待しているところでございます。新たな事業について具体的にどのようなものか、お伺いいたします。 次に、大東市との消防広域化についてでございます。消防行政については、市長選挙公約として広域化の推進を示され、機会あるごとに発信されたものと理解しております。本来でありますと大阪府が示された
大阪消防庁構想を目標とされるべきと思いますが、まずはその前に大東市との広域化を進められるとのことでございます。そこで平成26年4月の一部事務組合を時間軸に、今後のスケジュールとその先にある
大阪消防庁構想に対する考え方についてお示し願います。 次に、災害時における支援体制についてであります。予期しない災害の備えとして、自助、共助、公助の視点から様々な取り組みを進めておられますが、支援を必要とされる方々への対応となる災害時要
援護者支援制度が非常に重要な役割を果たすものであり、機能しない制度であれば何ら意味のない形該化したものとなってまいります。現在、制度はありますが、具体的な
業務マニュアルはなく、災害時に円滑な支援等が行えるのか不安を抱いているところでございます。そこで災害時要
援護者支援制度をより実効性のあるものとするよう制度の改正等が必要と考えますが、制度の現状と課題及び実効性を伴った制度の見直しについて市長のご見解をお伺いいたします。 また、災害時にかかわらず、通常時においても、とりわけ高齢者、障がい者の見守りが重要であると考えております。市長も災害時要
援護者支援制度と連動した高齢者、障がい者の見守り体制の確立を進められるとのご見解でございます。そこで今回示しておられます災害時要
援護者支援制度と連動した高齢者、障がい者の見守り体制の具体的な内容について現状で結構でございますので、その概要をお答え願います。 次に、平成25年度から幼児教育の中心となるあおぞら幼稚園についてでございます。昨日、あおぞら幼稚園の新たな通園バスが披露されました。車体には谷口智則さんによる大変かわいらしい動物の絵が描かれておりました。この通園バスを利用して子どもさんたちが通園するわけでございますけれども、その市内を走る姿が目に浮かぶようでございます。本当にほのぼのとした感覚を持ったものでございます。あおぞら幼稚園につきましては、本市唯一の公立幼稚園として、本市の幼児教育を牽引し、子どもたちの健全な成長に向けた支援を進めることになっております。その中で特に期待をしているのが
幼児教育センターについてでございます。
幼児教育センターについては、地域に開かれた事業、教育相談、支援教育など数多くのメニューを提示していただいておりますが、具体的な取り組みについてはいまだ示されてないのが現状でございます。あおぞら幼稚園の開園まで残り1カ月となり、現状ではその内容が具体化しているものと考えておりますが、その内容をお示し願いたいと思います。 次に、児童生徒の学力向上についてでございます。本市におきましては平成23年度に策定された児童・生徒学力向上3ヶ年計画に基づき、様々な実施項目を設け、積極的な取り組みが進められております。これらを土台に、市長、教育長にはさらなる一歩を踏み出すべく、児童生徒の学力の定着度に応じた重点施策の実施と小学校における英語教育を新たに設定されたものと考えております。そこでその内容について具体的にお答え願います。 次に、持続可能な行財政運営についてでございます。田中前市長は民間の経営感覚をもって多くの行財政改革を断行され、長年抱えておりました実質収支赤字を解消され、市民の皆様の暮らしに着目した施策が展開できる環境を実現されたわけでございます。高く評価させていただきます。土井市長も市政運営方針の中で、田中前市長が築いてこられた盤石な体制に甘んじることなく、新たな改革を進めるべく、その決意を表明されたところでございます。そこで今回示された行政コストのさらなるスリム化について、現状考えている実施項目をお示し願います。 最後に、介護保険制度についてでございます。市長は広域行政の推進を明言され、大阪府が進めようとしている介護保険一本化に賛同しておられます。その現状を踏まえ、大阪府が示された介護保険一本化に対する見解と、現在運営しているくすのき広域連合の運営方針をお答え願います。 次に、平成25年度の市政運営方針に移らせていただきます。土井市政のカラーを出された当初予算額は、各会計の合計額として297億682万円であり、昨年度比で3.8%の減となっております。市長就任当初の最初の予算編成の中、新たな施策を打ち出したにもかかわらず、予算を圧縮されましたことは、継続安定を常とする行政運営において一定の評価をするものでございます。また、民生費が増額となるものの、市債の返還が一部終了したことや、学校施設整備が一定完了し、建設事業費が減となったことも相まって、今回の予算にまとめられたものと考えております。 そして今回の予算編成では、就学前児童までを対象とした
乳幼児医療費助成制度を
子ども医療費助成制度に変更し、小学校3年生の児童までに対象を拡充、また妊婦健康診査における公費負担の拡充、
前立腺がん検診費用の助成など、私
ども市議会公明党の日頃からの要望を積極的に取り入れていただき、市議会公明党といたしましても平成25年度の当初予算を評価した上で、主要施策20項目に関し、行政組織ごとに質問してまいります。 最初に、行政経営室についてでございます。長期的な展望を視野に入れた第6次総合計画の策定方針について、また住宅に困窮する方々への支援策をはじめ、地域性に配慮した住宅施策の推進や人口増に結びつく事業の創設などを盛り込んだ
住宅マスタープランに掲げる主要策についてそれぞれお答え願います。 次に、地域振興室についてでございます。地域社会との繋がりが、結びつきが希薄化している現状を踏まえ、現在、田原地域でモデル試行している
田原まちづくり協議会に期待する事項と本市の望ましい
地域コミュニティについて、また女性の視点から改正する地域防災計画に掲げる取り組みについてそれぞれお答え願います。 次に、総務部についてでございます。平成24年度から進めている施設管理台帳の整備内容について、地域活性化に貢献する具体策を再検討するという
JR忍ヶ丘駅前土地の利活用について、クラウド・コンピューティングの今後の進め方と情報システムに特化した業務継承計画のポイントについて、職員間のコミュニケーションを重要視している人事評価制度について、土井市長の考え方とその考え方を踏まえた見直しについてお伺いいたします。また、徴収対策課における徴収率向上の目標設定についてそれぞれご答弁をお願いいたします。 次に、まちづくり部についてでございます。戸籍の保全管理を趣旨とした
副本データ管理センターとの環境整備の概要について、ハード整備を中心とした
まちづくり長期計画の概要についてそれぞれお答えよろしくお願いいたします。 次に、健康福祉部についてでございます。第3期地域福祉計画の改正ポイントについて、
障害者総合支援法に基づく就労支援及び発達支援の進め方について、
子ども医療費助成制度のさらなる拡充に向けた今後の方針について、児童虐待防止を強化するための方策について、
ジェネリック医薬品の利用促進策について、妊婦健康診査のさらなる拡充に向けた今後の方針についてそれぞれご答弁よろしくお願いいたします。 次に、田原支所についてであります。災害時における
田原地区対策部としての役割と具体的な取り組みについてお答え願います。 次に、教育部についてでございます。本市の教育に対する土井市長の思いと児童生徒の学力向上策及びその効果測定について、文化芸術の振興策の具体についてそれぞれお答え願います。 以上、土井市長の所信及び平成25年度市政運営方針に対して代表質問をさせていただきました。今回の代表質問を通し、土井市長のまちづくりについての考え方、方針等を明らかにしていただき、冒頭申し上げました、協力できる部分は協力し、是正すべきと考える部分は問題提起を行い、より良い四條畷のまちを築いてまいりたいと考えておりますので、誠意あるご答弁よろしくお願い申し上げます。
○
瓜生照代議長 ただ今の曽田平治議員の質疑に対して答弁を求めます。なお、反問する場合には、その都度、許可を得た上でお願いいたします。市長どうぞ。
◎土井一憲市長 市議会公明党、曽田平治議員の質問に対しまして順次お答え申し上げます。 まず、
生駒山系花屏風構想等における桜や紅葉の植樹については、庁内関係課及び緑化団体等とともに、平成25年度を初年度とした5年間の本市独自の植樹計画を早期に策定し、市民と行政との協働による「なわて花屏風構想」を展開してまいりたいと考えております。 次に、新
ごみ処理施設整備に関しましては、平成29年春の竣工に向けて、地元住民の方々との合意のもと、着実に進めていく必要があると認識いたしております。その中で、現状といたしましては、本年9月の都市計画決定に向けて、現在、環境影響評価と都市計画の手続きを併せて行っているところでございます。なお、地元還元策については、地域振興策と地域還元策の具体化という観点での検討を進めているところであり、今後、周辺地区住民の方々との意見交換や調整などを行いながら、そのあり方を取りまとめてまいりたいと考えております。 次に、地域固有の緑や歴史を関連付けた新たな事業といたしましては、
生駒山系花屏風構想に呼応した桜や紅葉の植樹を進めるほか、本市の歴史を語る上で欠くことのできない人物でありながら、資料が乏しく実像が定かでない楠正行像を具現化すべく、まさつらシンポジウムを開催する予定でございます。 また、地域の歴史と郷土愛の醸成に向けた事業として、小中学校における郷土史教育の実施に向けた副読本を作成するほか、四條畷の歴史を考える公民館講座や昭和54年に四條畷中学校の生徒が作製した郷土史かるたと句碑の復刻などを実施することといたしております。今後もこうした施策を継続的に実施し、郷土愛の醸成をも兼ね備えた観光施策の推進を図ってまいります。 次に、消防の広域化に関するご質問につきましてお答え申し上げます。まず、大東市との消防広域化に向けた今後のスケジュールについては、両市の市長、副市長で構成する
消防広域化協議会において、一部事務組合に向けた検討を行い、本年6月の市議会定例会に組合規約を上程し、議決後は、
大阪府知事あて組合設立許可申請を行うことといたしております。組合設立許可後の平成26年当初には、第1回の組合議会を開催し、平成26年4月1日からの広域消防を開始いたしたいと考えております。 なお、
大阪消防庁構想については、大規模災害に対応可能な西日本の拠点となる消防力を確保した組織創設を趣旨としており、私といたしましても早期実現を望むものでございます。しかしながら、創設に際しては、法改正等、調整すべき事項が数多く存在することから、今後、議論の詳細を見極めながら、私からも必要に応じ、大阪府あて議論を投げかけてまいりたいと考えております。 次に、災害時要
援護者支援制度の現状と課題及び実効性を有する制度見直しについてお答え申し上げます。平成22年10月から開始いたしました災害時要
援護者支援制度における登録者数は、現在、高齢者166人、障がい者40人の合計206人で、個人情報保護の観点から本人申請にて受付を行っております。現状の課題といたしましては、制度が浸透していないことにより、登録者数が増加しないこと、また、自助、共助、公助に基づいた支援体制が確立していないことなどが挙げられます。今後は、実効性を有する制度構築を目指し、要援護者の範囲、支援に係る自助、共助、公助の役割分担及び支援体制等について明らかにする全体計画を策定するとともに、災害発生時に要援護者の避難支援を円滑に行うための必要な情報を要
援護者一人ひとりについて記述した個別計画の策定に向けて、平成25年度中に見直す地域防災計画と併せ、種々準備を進めてまいりたいと考えております。 高齢者、障がい者の見守り体制構築に向けた方策につきましてお答えいたします。まず、高齢者に関しましては、平成23年度から民生委員のご協力のもと、戸別訪問により配布している
緊急連絡カードと連動した災害時要
援護者支援制度の周知を実施しております。障がい者も同様に、
緊急連絡カードの活用を行う中で対応しておるところでございます。今後の取り組みといたしましては、それぞれの状況や支援の方法をさらに把握するとともに、民生委員、自主防災組織、
社会福祉協議会等と情報を共有することで、支援体制の整備に努めてまいりたいと考えております。 次に、行政コストをスリム化する実施項目については、職員数の抑制、
ごみ収集処理委託業務の契約方法の見直し、ごみの減量化策による処理費用の削減、保育所民営化及び図書館委託化の検討などを挙げております。また、定型的な業務について、職員相互の連携を密に行うなど、これまで以上に事務の効率化を進めることにより、時間外勤務手当の削減を図り、行政コストのスリム化に繋げてまいりたいと考えております。 次に、大阪府が進める介護保険制度と今後のくすのき
広域連合運営方針についてでございます。本年2月の大阪府市長会定例会では、介護保険制度の府域統合に関し、持続可能な介護保険制度に関する提言がまとめられたところでございます。私といたしましては、広域化による効果を期待しておりますが、具体的な議論が進展する中で、最終的な判断を行ってまいりたいと考えております。なお、今後のくすのき広域連合のあり方については、昨年10月に関係3市に提出された提言をもとに、市民への負担、財政問題、地域区分変更に伴う介護事業者への影響等、具体的な検討を重ねた上、総合的に判断すべきと考えております。 次に、第6次総合計画の策定方針についてでございます。まず、現状の第5次総合計画においては、市民と行政との協働を前提に、策定段階から多くの市民方々に参画をいただき、取りまとめたものと理解しております。この策定過程は、私が推進する住民自治の
あり方そのものであり、次期計画を策定する際にも継承する所存でございます。また、未来に繋ぐまちづくりを確立するためには、長期的な展望を示した上、着実な施策実施に努める必要があるとの認識から、平成25年度から策定に取りかかるハード整備を中心とした長期計画との整合性を図りつつ、計画期間をこれまでの10年をさらに延長する方向で検討を進めてまいりたいと考えております。 次に、平成25年度内に策定する
住宅マスタープランにおいては、高齢者や障がい者等に配慮した住宅の確保、住宅困窮者への対応、コミュニティを基盤とした環境整備及び安心、安全な暮らしに寄与する住宅の耐震化や密集市街地の対策等、現在、挙げられる課題に対応した事業の設定を考えております。なお、具体的な事業といたしましては、庁内関係課において、多岐にわたる検討及び他市における先進事例の研究等を重ねた上、決定していく予定でございます。 次に、
地域コミュニティに関してでございます。まず、平成24年5月に設立された
田原地域まちづくり協議会については、現在、住民間の
コミュニティ力を高める事業を担う
コミュニティ部会と地域の防災力、防犯力を高める事業を担う安心・安全部会を設置され、地域課題の共有化を図りながら、それぞれの事業を展開されています。今後、さらに多くの地域住民の方々が参加、参画され、様々な分野での事業の展開を通じ、地域を主体としたまちづくりの実践を期待しているところでございます。なお、私が考える、望ましい
地域コミュニティについては、住民間の繋がりや交流を通じ、地域が自主的にそれぞれの課題を解決されることであり、独自の住民自治を確立なされることだと考えております。 次に、女性の視点から改正する地域防災計画に掲げる取り組みについてお答え申し上げます。平成24年に改正された
災害対策基本法に伴い、本市においても防災会議における所掌事務の見直し及び委員を拡充する防災会議条例の改正を行ったところでございます。今後、この条例に基づき、防災会議委員に女性2人を新たに任命し、平成25年度中に改定する地域防災計画では、女性の視点を盛り込んだ内容へと改めることといたしております。具体的な内容といたしましては、避難場所運営における女性の参画を推進するとともに、女性専用の物干し場、更衣室、授乳室の設置など、プライバシーの確保や犯罪防止策を考えております。 次に、施設管理台帳については、施設の適正管理や今後の施設の必要性等を検討する材料として、整理すべきものと理解しております。そのため、平成24年度から施設ごとの工事経歴、履歴等について整理を進めているところであり、今後、作成を予定している施設運営の費用対効果が明確化できる施設白書に繋げるべく、平成25年度中には取りまとめていく所存でございます。 次に、
JR忍ヶ丘駅前土地については、長年、時間貸駐車場として利用しておりましたが、平成24年度に土地開発公社から買い戻しが完了したことから、本市の玄関口に相応しい利活用を検討しているところでございます。これまで観光振興や地域交流等の観点から検討を進めてまいりましたが、有効な利活用が見いだせない状況にあるため、再度、費用対効果を見据え、地域活性化に貢献する具体策を検討することといたしております。 次に、クラウド・コンピューテングについては、本年2月に住民情報基幹系システムにおいて本格稼働を行ったところでございます。このシステムは、危機管理の強化及び情報関連費用の縮減に繋がることから、今後、財務会計システムや文書管理システム等、順次移行していく予定でございます。 次に、情報システムに特化した業務継続計画については、災害時における重要業務を遂行するに際し、情報システムやネットワーク等の稼動が必要不可欠であり、早期に策定すべきものと考えております。今後、平成25年度中の策定を目途に、想定されるリスク、復旧目標、事前対策、緊急時体制、緊急時における具体策等を取りまとめてまいります。 次に、平成23年度から本格実施している本市の人事評価制度についてでございます。私は、民間企業同様、公務職場においても人材育成を図る観点から非常に重要であると考えており、組織全体としての公務能率向上に大きく寄与するものと理解しております。しかしながら、現在の人事評価制度においては、一定期間運用する中で、成熟していく必要があることから、担当部において、他市の事例等を参考に、本市の実情に即した制度として確立してまいりたいと考えております。 次に、市税等徴収率の向上については、今後、柔軟な市政を進める上で重要な施策であると認識しており、課税客体の適正把握、納付意識の高揚、電子申告システムの導入及び様々な手法を用いた納付勧奨等を進めることといたしております。なお、具体の目標といたしましては、担当部において平成20年度から平成22年度までの3年間の確定徴収率と平成24年度徴収率の見込額平均値に、今後の努力目標をプラスした数値を目標に定めております。 次に、戸籍の保全管理を趣旨とした
副本データ管理センターとの環境整備の概要に関しお答え申し上げます。現在、戸籍の正本は各自治体が、副本は地域の自治体を管轄する法務局が保管しておりますが、大規模かつ広域災害が発生した場合、正本、副本とも滅失する可能性がございます。このことから、法務省では本年9月に遠隔地2カ所で戸籍副本データを管理するシステムの運用を開始されます。本市においても戸籍は、どのような事態に陥っても保全すべきとの観点から、当該システムが活用できる環境、具体的には遠隔地との閉塞専用回線の接続を構築いたします。 次に、ハード整備を中心とした
まちづくり長期計画の概要につきましてお答え申し上げます。本計画については、将来のあるべき姿を見据え、快適で、安心、安全な暮らしに寄与する環境整備を着実に進めるべく、2050年を目標年次に定めた、都市計画を主眼に置いた
まちづくり長期計画として策定することといたしております。策定過程といたしましては、平成25年度に庁内検討委員会を立ち上げ、既成市街地の状況把握及び市街地整備上の課題抽出や条件整理、加えて、まちづくりに関しての市民意識調査を実施し、市の上位計画や関連計画との整理等を行った計画素案として取りまとめ、平成26年度には大阪府の関係部局や学識経験者等で構成する策定委員会を設置し、計画素案を検討いただき、平成27年度当初の策定へと繋げてまいりたいと考えております。 次に、第3期地域福祉計画の改正ポイントにつきましてお答えいたします。基本的には、現状の第2期地域福祉計画に沿って策定を進めてまいりますが、昨年12月に実施いたしました市民1000人を対象とした意識調査の結果を踏まえた内容を盛り込む予定といたしております。また、地域福祉を推進する上では、住民間の相互支援が重要であるとの観点から、住民を主体に置いた施策、事業等の設定を考えているところでございます。 次に、
障害者総合支援法に基づく就労支援及び発達支援の進め方についてお答えいたします。まず、就労支援については、ハローワークや障がい者就業・生活支援センター、就労継続支援事業所等、関係機関と連携し、就労移行支援や就労継続支援の充実を図ることといたしております。また、就労継続支援事業所においては、利用者の意欲向上や工賃向上に繋がるよう、授産製品の販路拡大や実習場所の開拓等を行っているところでございます。発達支援については、くすの木園や他市の児童発達支援事業所のさらなる活用と併行し、長期的な取り組みとして、児童発達支援センターの整備等を検討していく所存でございます。 次に、
子ども医療費助成制度に関しましては、平成22年7月診療分から対象年齢を3歳未満から就学前に拡大し、さらに本年7月診療分から小学3年生に拡大する予定でございます。本制度は、子育て世帯の環境整備として重要な施策であると認識しておりますが、本市の財政状況からさらなる拡充は現段階において困難であると考えております。今後、国における制度改正において、具体的な内容が示された段階で、再度、検討を行ってまいりたいと考えております。 次に、児童虐待防止に関しましては、これまで関係機関で構成するネットワークを構築し、組織的な対応を行うとともに、児童や保護者の心理面に働きかける各種プログラムを実施しているところでございます。今後は、これらの取り組みを土台に、ネットワークに参画する機関の拡大により、児童虐待への早期発見、早期対応を実現するほか、妊娠期や出産後における未然対応を趣旨に、市内産科医療機関との連携をさらに深めるなど、より組織的な体制の整備を図ってまいりたいと考えております。 次に、
ジェネリック医薬品の利用促進策については、平成21年度から国民健康保険料納付通知書の送付に際し、ジェネリック希望カードを同封するほか、平成23年度からは、医療費負担軽減の意識をもっていただくことを趣旨に、
ジェネリック医薬品に替えた場合、負担額の差をお知らせする差額通知書の発送を実施しております。今後は、これまでの取り組みを継続しながら、市広報誌、ホームページ及びJR忍ヶ丘駅前LED掲示板等、あらゆる媒体を活用した周知啓発を実施するとともに、医療機関との連携による利用促進を図ってまいりたいと考えております。 次に、妊婦健康診査の公費負担については、平成22年10月の4万円から順次増額を行い、平成25年度からは7万円に拡充する予定でございます。今後のさらなる拡充については、国の動向及び近隣市の状況等を見極めながら判断してまいりたいと考えております。 次に、災害時における田原対策部の役割といたしましては、当該地区における防災活動及び災害対策本部との連絡調整でございます。具体的な取り組みといたしましては、災害に関する情報収集や整理等を行い、当該地区住民に的確に伝達することといたしております。また、災害の状況に応じ、田原対策部が東部方面対策支部に移行すれば、設置避難施設の点検、被害、安否情報の集約、救援物資の搬送、避難所開設の運営を行うことといたしております。 最後に、本市の教育に対する私の思いにつきましてお答え申し上げます。まず、学校教育に関しましては、子どもたちが志高い社会人として羽ばたくための基礎を培う重要な過程であると認識しております。また、私が地域活動等に参加する中、本市の子どもたちにたくましく育ってほしいとの強い思いが、今般の四條畷市長選挙に立候補した理由の一つであります。今後は、本市の子どもたちに馳せる思いのもと、これからの時代に相応しい教育をより一層推進していく所存でございます。 次に、社会教育に関しましては、市民皆様が生涯学習等を通じで、生きがいを感じることができ、潤いのある暮らしに寄与する環境を充実してまいりたいと考えております。 本市の教育を推進するためには、教育委員会との共通理解のもと、密なる連携が必要との認識から、私の思いを教育委員会に積極的に伝え、本市の教育環境の整備や施策のさらなる充実を図ってまいりたいと考えております。 なお、その他の教育関連のご質問につきましては教育長からお答えいたします。
○
瓜生照代議長 教育長。
◎戸谷健三教育長 市議会公明党曽田平治議員のご質問に対しまして順次お答え申し上げます。 四條畷あおぞら幼稚園の役割である
幼児教育センターについては、全市的な幼児教育の振興を図る拠点として幼稚園内に設置し、人間形成の基礎を培う幼児教育の研究及び保護者ニーズに対応した子育て支援を推進することといたしております。主な取り組みといたしましては、公私立幼稚園協働による学ぶ力を醸成する教育の研究、教員の資質向上研修、福祉と教育連携による支援教育の推進、教育相談及び保幼小連携等を予定しております。 次に、児童生徒の学力定着度に応じた重点施策と小学校における英語教育の具体につきましてお答え申し上げます。現在の取り組みといたしましては、児童・生徒学力向上3ヶ年計画に基づき、学校との共通理解を図り、授業改善等を進めているところでございます。また、先般、これまでの全国及び大阪府学力・学習状況調査等の結果について、詳細にわたり分析、検証を行った結果、基礎学力、家庭学習の定着及び児童生徒一人ひとりに応じた指導をさらに強化する必要があるとの判断に至りました。このことから、平成25年度においては、各学校における特色ある教育実践の強化、学習指導員、学生ボランティアの指導時間の増、小学校全学年への家庭学習用教材の配付及び市独自で実施する全国標準学力検査、いわゆるNRTの対象学年拡充などを予定しております。 次に、現在、小学校5年6年で実施している外国語活動については、今後、各中学校配置のALTの派遣時間数を増やすなど、児童が英語に親しみを持つことができる授業を展開してまいりたいと考えております。 次に、児童生徒の学力向上策及びその効果測定につきましてお答え申し上げます。児童生徒の学力向上策といたしましては、先に述べました各学校における特色ある教育実践の強化、学習指導員、学生ボランティアの指導時間の増、小学校全学年への家庭学習用教材の配付及びNRTの対象学年拡充などを積極的に進めることといたしております。また、その効果測定については、これまでの全国及び大阪府の学力・学習状況調査等や学校教育自己診断の分析結果から、改善している分野もあり、学校で学習に取り組む児童生徒の変容などから、児童・生徒学力向上3ヶ年計画に基づく取り組み成果が現れているものと考えております。しかしながら、市全体としては、依然、基礎学力に課題のある児童生徒の割合が高いことや家庭学習時間が少ないなどの傾向があるため、今後は直接的に効果が得られる取り組みを強化してまいります。 次に、本市の文化芸術の振興については、平成24年に策定いたしました文化芸術振興計画に基づき、市民皆様をはじめ、関係団体等の自主自律的な活動が展開できる機会の創出に努めているところでございます。これまでの取り組みといたしましては、小中学校における総合学習のほか、公民館、歴史民俗資料館、教育文化センター等、社会教育施設を拠点に様々な事業の実施に併せ、昨年からは観光大使の方々にご協力をいただく中で、より質の高い文化芸術に触れる機会の創出を図り、市民皆様の意識高揚を図ってまいりました。今後は、現状の取り組みを土台に、学校教育の中での事業の創出及び地域で活動されている団体等と協議しながら、本市独自の文化芸術の振興策を定めてまいりたいと考えております。
○
瓜生照代議長 曽田平治議員。
◆4番(曽田平治議員) それぞれご答弁いただきましてありがとうございます。それでは自席より再質問させていただきます。何点か再質問させていただきます。 まず、災害時要支援者支援制度における実効性のある見直しに関しまして、要支援者の範囲、また支援に係る自助、共助、公助の役割分担及び支援体制等について明らかにする全体計画を策定するとのことでございますが、その策定過程及び計画の全容をお尋ねいたします。 併せて、高齢者、障がい者の見守り体制の構築に向けた方策をお聞きいたしましたが、具体性がないように思います。現状、高齢者、障がい者が抱えておられます課題をどのように受け止め、早期の目標としてどの程度まで考えておられるのか、再度ご答弁よろしくお願いいたします。 幼児教育に関しましては、平成25年度から開園するあおぞら幼稚園の役割、とりわけ
幼児教育センターは多くの子育て世代が期待を寄せているところでございます。ご答弁では、公立と私立幼稚園協働による学ぶ力をつける教育の研究、教員の資質向上研修、また福祉と教育連携による支援教育の推進、教育相談及び保幼小連携等を予定されているとのことでございますが、本来でありますと開園に合わせて本格的な事業を展開するべきと考えております。大体の計画はまとまっていると考えておりますが、その内容をお示し願いたいと思います。 また、子育て相談につきまして、現在所管しております子育て総合支援センターとの連携が重要になり、相談者を混乱させない方法も必要となると考えておりますが、どのように行っていくのか、お伺いいたします。 次に、
地域コミュニティのあり方に関しまして、
田原まちづくり協議会の取り組み状況を踏まえた今後の展開を定められると思いますが、その内容についてお示し願います。 加えて、区長の役割等について、区長会とともに意見交換を行われるとのことでございますが、これについても今後の具体的な取り組み、スケジュールについてお伺いいたします。 次に、施設管理台帳の作成に関しまして、今後取りまとめられる施設白書について、作成後どのような活用を考えておられるのか、市長のご見解をお伺いいたします。 また、
JR忍ヶ丘駅前土地に関しまして、再度、費用対効果を見据え、地域活性化に貢献する具体策を検討するとのことでございます。私は、市民が憩える場、また生涯学習の場として、総合的なそういう施設にしてはどうかと考えております。市長のご見解をお伺いいたします。 情報システムに特化しました業務継続計画の策定に関しまして、市議会公明党が要望し、導入しております被災者支援システムの関係性について、どのように関連付けておられるのか、お伺いいたします。 人事評価制度に関しましてでございますが、市長が推進するまちづくりを実現するに際し、市長が求めておられます職員像についてお答え願います。 次に、障がい者の就労支援につきましては、公明党といたしまして、より積極的に推進すべく、国においても議論を行っているところでございます。先のご答弁では、就労支援に関し種々お示しをいただきましたが、国における議論に対しての市長の見解及び今後の取り組みについてご答弁をお願いいたします。 また、発達支援については、児童発達支援センターの整備等を検討していくとのご答弁でございます。今後、相談支援体制の充実、療育の確保、特別支援教育の充実、そして市民への啓発が必要と考えております。市長のご見解をお伺いいたします。 次に、児童虐待防止に関し、市議会公明党がご提案申し上げました心理面に働きかける各種プログラムを田中前市長と同様に継続して実施していただけるとのことでございます。大変嬉しく思っております。市長は、現状実施しております三つのプログラムについてどのような評価をされ、今後どのように展開していかれるのか、ご見解をお伺いいたします。 最後に、文化芸術の振興につきましては、生涯学習を通じた取り組みのほか、学校教育の中での取り組みを進めるとのことでございますが、具体の内容についてどのようにお考えか、ご見解をお伺いいたします。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まず、災害時要
援護者支援制度の全体計画及びその全容につきましてお答え申し上げます。全体計画は、国のガイドラインや大阪府の作成指針に基づき、庁内関係部局のほか、地域防災の核となる自主防災組織、地域福祉の中心を担う社会福祉協議会をはじめ、平時から要援護者と接している民生委員、その他、福祉関係者との十分な協議、連携のもとで、本市の実情に即した実効性のある計画として策定することといたしております。また、全体計画の概要といたしましては、要援護者情報の収集と共有、支援体制、避難情報の伝達、避難誘導、安否確認、避難所における支援方法及び防災意識の啓発等により構成する予定としております。 次に、高齢者及び障がい者の見守り体制についてでございます。まず、高齢者が抱える課題については、一人暮らしや高齢者のみの世帯における生活の質的低下等が挙げられます。障がい者が抱える課題については、その特性からコミュニケーションが困難になること、周囲の理解が十分に得られないこと等が挙げられます。これらのことから、先ほどお答えいたしました
緊急連絡カードの配布が、そういった方に対し、民生委員が地域に溶け込んだ活動により、一定の成果が得られたものと考えております。 また、災害時要援護者支援登録については、個人情報保護の壁があるものの、制度の周知、啓発の結果、現在200人以上の方に登録をいただいております。しかしながら、安心、安全な体制整備には継続的な取り組みが重要との認識に立ち、現状の対策を引き続き実施してまいります。 次に、
田原地域まちづくり協議会の今後の展開及び区長会との意見交換につきましてお答え申し上げます。まず、
田原地域まちづくり協議会の今後の展開については、本年1月から2月にかけて協議会が実施された住民アンケートの結果をもとに、運営委員会において新たな分野の事業展開に関し検討がなされる予定でございます。また、平成25年度においては、地域防災訓練及び危険箇所対策事業の取り組み等が予定されています。 次に、区長会との意見交換に際しましては、今後、定例区長会等において私の考えをお伝えした上、区長の活動範囲や任期等に関する事項の整理を行うことといたしております。 次に、今後作成を予定している施設白書については、施設ごとの運営経費、利用状況、工事履歴、今後の改修計画等を明確化する予定であり、効率的、効果的な施設運営を図るための基礎資料としての活用を考えております。 次に、
JR忍ヶ丘駅前土地に関し、市民が憩える場や生涯学習の場をとする議員からのご提案については、活用策の一つであると考えますが、本市の玄関口でもある希少な近隣商業地域に位置していることから、現状での活用や立地特性等を含めて、再度、幅広い視点による具体策を検討してまいりたいと考えております。 次に、情報システムに特化した業務継続計画については、災害時での重要業務遂行にあたり、真に必要な業務に関連する情報システムの継続的運用を行うために定めるものでございます。一方、災害時には、市民皆様が安心いただける最善の対応を行うべく、被災者台帳、被災者証明書の発行、避難所の管理等を可能とする被災者支援システムは、絶対条件として稼働しなければならないと考えております。したがいまして、業務継続計画には被災者支援システムの継続稼働を最優先とする内容を盛り込み、取りまとめていく予定でございます。 次に、私が求める職員像といたしましては、市民全体の奉仕者として、市民福祉向上のため、地域の実情を理解し、高い倫理観、人権意識及び市民、行政協働のまちづくりを念頭に、明確な目標、目的に基づき、変化する社会経済情勢にスピード感をもって職務を遂行できることを掲げるところでございます。 次に、障がい者の就労支援についてでございます。障がい者の雇用や就労環境の改善は重要な課題と考えており、今後、障がい者就業・生活支援センター等、関係機関との連携を強化し、精神障がいや発達障がいなど、様々な障がい特性に配慮した就労に向けての相談体制の充実に努めてまいります。また、本年4月に施行される障害者優先調達推進法については、国や大阪府の指針に基づき取り組むことといたしております。 次に、発達支援に関しましては、相談体制の充実と療育の確保といたしまして、児童発達支援センターにおける相談支援事業の実施及び障がい特性や発達年齢に配慮した療育の充実を検討してまいります。 また、特別支援教育の充実については、教育部門との連携を深め、支援が途切れることなく、安心して教育を受けられる環境づくりに努めてまいります。 市民への啓発については、ちゃんぷるーフェスタの開催など、イベントを中心に実施してきたところでございますが、平成25年度からはこれらの取り組みと併せ、障がいへの理解を深めるための講演会を計6回実施する予定でございます。 次に、子育て子育ち支援プログラムについてでございます。現在実施している三つのプログラムについては、子どもや保護者に心理面で働きかけることで、子どもたちが社会的スキルなどを身につけ、問題行動の減少傾向がみられたとともに、保護者自身が前向きに子育てをするスキルを身につけ、負担感が減少しているなどの効果が出ているものと評価をいたします。また、これら取り組みの積み重ねにより、児童虐待の未然予防にも効果があると期待しているところでございます。このことから、現状の取り組みを基本に、民間の保育園や幼稚園等とより一層の連携を図り、事業の定着を進めてまいりたいと考えております。
○
瓜生照代議長 教育長。
◎戸谷健三教育長 あおぞら幼稚園が担う
幼児教育センターの事業内容に関しては、公私立幼稚園連絡協議会において年度ごとに幼児教育の研究テーマを定め、各幼稚園で実践していくことを確認いたしました。まず、平成25年度においては、通常保育の中で、生命を大切にする、思いやる、感謝する、ルールやマナーを守る、努力する、という五つの心を養う道徳教育をテーマに掲げ、小学校に繋ぐ取り組みとして、指導計画の作成や研究保育の実施などを進めるとともに、教員の資質向上を目的とした各幼稚園の保育見学会や合同研修会等を予定しております。これらの取り組みに加え、これまで実践してまいりました支援教育をさらに充実させるため、福祉と教育の連携を密に、保幼小連携のもと、一貫した支援教育を推進していく予定でございます。 教育相談については、誰もが子育てや保育の悩みなどを気楽に相談できる体制を構築するとともに、相談内容で総合的な判断が必要な場合は、子育て総合支援センターをはじめ、保健センターやスクールカウンセラー等との連携を可能にする横断的な取り組みを進めてまいりたいと考えています。 次に、文化芸術振興に向けた学校教育での具体的な取り組みについては、優れた文化芸術に直接触れ、鑑賞、体験することで、文化芸術への親しみが醸成できるとの観点から、小中学校では舞台芸術に関する公演鑑賞やオーケストラなどの視聴覚鑑賞、文化学習発表会等を通じた演劇創作体験及び歴史民俗資料館での体験学習等、学習機会の場を充実させ、児童生徒の文化芸術に対する意識の高揚に努めてまいります。
○
瓜生照代議長 曽田平治議員。
◆4番(曽田平治議員) ありがとうございました。最後に何点か要望させていただきたいと思います。 まず、災害時要
援護者支援制度の全体計画についてでございますけれども、様々な機関と協働を図りながら、本市の実情に即した実効性のある計画として策定されるとのことであり、より実務に近い内容であると理解しております。しかしながら、計画を策定しても実践がなければ、市民の安心、安全は確立できないと考えております。平成24年度に実施されました職員による図上訓練をベースに、計画策定後においてその内容に沿った実務者訓練を行っていくよう要望させていただきます。 また、継続的な稼働を必要とする被災者支援システムにつきましては、その運用に際して基幹系情報システムとの連動と庁内ネットワークの遮断はあってはならないことであります。災害に強いまち四條畷を目指し、これまでにも増して関連するすべての施策の充実をどうかよろしくお願いいたします。 また、高齢者、障がい者の見守り体制につきましては、私は平常時における体制の強化策を質問させていただいたわけでございます。課題に対応した取り組みに、
緊急連絡カードの配布、私、以前提案させていただいて、現在実施していただいているわけでございますけれども、この連絡カードの配布だけでは物足りないように感じているわけでございます。ハードだけではなく、ソフト面の拡充も必要ではないかと考えております。市長のご答弁では、その他の具体策は挙げられておりませんでしたが、今後、地域で活動されている方々との協議を重ねまして、地域住民のニーズに応えていける取り組みを期待するものでございます。 次に、施設白書についてでございますけれども、過去、公共施設の施設白書を作成された経緯がございますけれども、その利活用は特に図られていなかったように思います。今回新たに作成する施設白書は、先ほどお示しいただいた基礎資料として、持続可能な行財政運営を進めていく上で大変重要なものと考えております。市民の皆様に公共施設の情報を財政上からも分かりやすく提供していただき、理解していただけるよう、しっかりとこれも取り組んでいただきたいと要望させていただきます。 また、
JR忍ヶ丘駅前土地の今後の利活用についてでございますけれども、あの場所が市内の唯一の表玄関として考えますと、土井市長の政治姿勢を示す大きな決断であるのではないかと考えております。我々も将来を見据えた利活用にしていくよう、今後とも市長に意見、提案等を申し上げていきたいと考えておりますので、意見交換の場を設定していただければと考えております。 次に、障がい者の発達支援については、平成24年度において予算及び施設の受け入れ状況等を見ますと、十分とは言えない状況であると考えます。先日、私
ども市議会公明党といたしまして、枚方における自閉症療育センター、リンクというところを視察させていただきました。この施設は守口市を除く北河内6市から発達障害療育支援事業の委託を受けまして、個別専門療養プログラムを実施している施設でございます。事業内容といたしまして、自閉症やアスペルガー症候群等の児童及びその保護者の方を対象に、自閉症の特性に合わせた療育と保護者に対する研修を行っておられます。療育では、全員に発達検査の実施と療育時に丁寧な評価を行い、一人ひとりの特性やニーズに基づいた支援が提供できるよう個別支援計画を実施いたしておられます。平成24年度から児童福祉法の法改正に伴い、障がい児に対する支援体制整備の責任を市町村が担うことになり、療育事業も大阪府から市町村へ移管されることになっております。今後、平成25年度から施行される
障害者総合支援法に基づき、様々な施策、事業等を取り組まれるところでありますけれども、常に障がい者の皆様の立場に立って、状況に応じた対応を柔軟に行い、地域のニーズに応えられるよう、そして事業所を利用される方に限らず、地域で暮らす一人ひとりの方が生涯にわたって豊かな生活ができるように支援体制の充実に今後とも努めていただきたい。これは強く要望いたしておきます。 療育支援センターにつきましては、一定のアウトラインはお示しいただきましたが、平成25年度から実施するにはあまりにも抽象的すぎると感じております。あおぞら幼稚園が開園されるまで残り1カ月を切ったわけでございます。できる限り具体策を講じていただきますよう教育委員会に強く要望させていただきます。 最後に、守口、門真及び本市で運営しているくすのき広域連合の問題につきましては、3市間における地域区分の格差から、3月の議会、今回の定例会を迎えるに際しまして、市内事業者から理事者及び市議会あてに要望書をいただいたところでございます。早急に結論を出さなければならない状況でございます。我々も市民の皆様のご負担をおかけしないよう様々な検討を重ねてまいりたいと考えておりますので、土井市長にも広域連合の行く末を判断される前に、市議会あてにご相談いただきますよう要望させていただきます。 今回、以上多岐にわたり大まかな議論をさせていただきました。まだまだ議論する課題は多くございます。詳しい議論は明日からの予算委員会、また一般質問に委ね、私の代表質問とさせていただきます。ありがとうございました。
○
瓜生照代議長 以上で曽田平治議員の質疑は終わりました。ほかに質疑のある方どうぞ。長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) 議席番号2番、畷市民クラブ幹事長の長畑浩則です。ただ今より会派を代表し、質問をさせていただきます。ただ、降壇してからとなりますが、途中より島議員と交代しますので、その点はご了承ください。 まずは代表質問用に一部手を加えていますが、私の市政報告2月号より主な箇所を読み上げさせていただきます。 私は今まで2回、無所属で市長選挙に出馬し、その間の市議選挙も無所属で出馬しました。しかし2年前の統一地方選挙では無所属と違い、民主党で出馬することにしました。当時は菅内閣で、東北地方太平洋沖地震の対応が悪く、国民の民主党に対する信頼はすでになくなっており、後援会や支持者からも落選するつもりかと強く反対されましたが、出馬するには絶対に曲げられない選択だったのです。理由は、民主党の支持率がどれだけ悪くても政権与党であり、かつこの地域選出の樽床前衆議院議員が要職に就く可能性が高かったからです。平成25年1月1日現在、市町村の数は指定都市の行政区の数を除いて1742あり、平成の大合併前にはこの倍もありました。これだけの数の市町村のほとんどは疲弊しており、どこも国に対して要望書を提出するなど、自治体運営に苦労しています。しかし、どれだけ国へ陳情しようとも、政権与党以外の要望を聞き入れていただくことは難しくなります。また、政権与党でも重要なポストに就いている衆議院議員の地域から要望を聞くのは言わずもがなです。本市も町の時代から、また1970年に市制施行されてからも、国へ要望を受け入れていただくには相当の努力が必要でした。民主党として出馬したため相当な逆風でしたが、2期目を当選し、昨年末に政権交代が起こるまでの約1年8カ月、私の議員活動は国に対してが主となりました。本市の要望書も私を通してのみ国へ上げられることになり、また佐藤議員、島議員ともども会派として何度も東京へ行き、直接官僚へ陳情しました。 樽床前衆議院議員が2011年8月31日に党の幹事長代行、そして2012年10月1日に総務大臣へと要職に就くにつれ、交付金の増額や何年も国の予算がつかなかった電通大と本市とのスポーツレクリエーション施設の整備事業計画も動き出しました。まだまだ多くの陳情を国にしていましたが、重要なもので言えば、国からの特別交付金に上乗せされる地域手当アップです。職員の給与にも反映されますので職員の士気も高まり、かつ本市の財源も増えるこの地域手当は、0、3、6、10、12、15、18%とあり、近隣市で言えば大東市が10%、寝屋川市が12%、守口市と門真市が15%でありながら、本市は3%なのです。せめて6%との要望しており、人事異動のあるこの春には総務省へ再度陳情しに行く予定でした。しかし政権与党が自民党へ代わり、国とのパイプ役であった私の役目もここまでとなり、今後は四條畷市議として市民のための活動に徹します。 本市の今後を考えますと、自民党と関係の深い方が本市の市長になられれば陳情は受け入れられずとも引き継いではいただけたのでしょうが、新しい市長は大阪維新所属、大阪維新の会所属とのこと、府との関係は密接になるでしょう。しかし国とのパイプについて、現時点では政権与党でない日本維新の会を通じてするのでしょうから、厳しくなるのは仕方ありません。あとは自民党所属の議員を通じて、私が上げてきた国への陳情を引き継いでいただくことを願うばかりです。 以上、衆議院議員選挙と市長選挙を終えて、私が2月に市民へ向けて発信したメッセージであります。 それでは今のメッセージから1点目の質問をしていきます。ただ、これからの質問の中でページ数が頻繁に出てきますが、すべて所信表明、平成25年度市政運営方針のページ数ですので、ご了承ください。 まず、時計を少し巻き戻して、市長選挙の話をさせていただきますが、私は市としての予算を含め、今後、市民のための市政運営を考えるならば、政権与党を含んだ各党が相乗りするような状況、また政権与党の党員でない限り、首長選挙には無所属で出馬するのが王道であると考えますし、現に私も今までそうしてきました。その理由は、先ほどから述べている内容でご理解いただけると思います。 さて、市長は11ページでこう述べられています。新規施策の実施にあたっては、あらゆる方策により、国や大阪府からの補助等の確保に努めるとともに、市民皆様の理解が得られる負担をいただくなど、財政規律の堅持を絶対条件とした予算編成方針を定めてまいります、と。当然、市長は大阪府からの補助等の確保は簡単にできるでしょうが、国からの補助等の確保はどうされるのでしょうか。あらゆる方策により、と述べられていますが、この方策を具体的に述べてください。 次に、新ごみ処理施設についてですが、5ページでこう述べられています。現在、羅列される課題について、竣工までを期限に鋭意解決してまいります。ここで二つ目の質問です。鋭意解決されるとまで言い切っている課題を改めて解決方法とともにお示しください。 次に、介護保険の広域行政についてお尋ねします。さて9ページでこう述べられています。大阪府を中心に議論が深まりつつある介護保険や消防行政をはじめ、先にお示しいたしました各施策等においても近隣市との検討を重ねることにより、違う様相を見せ、取り組みの幅が広がるとも考えられることから、本市より大阪府、近隣市あて、あらゆる分野での議論を投げかけてまいります。この文章には驚きました。なぜなら1月12日に行われた四條畷JC主催の市長選挙公開討論会に出席された時の発言とあまりにも違うからです。この討論会での発言はローカルマニフェストの扱いですので、相当な責任のある発言となります。そこで公開討論会の発言と9ページとの違いを訂正しつつ、介護保険の広域化についての考えをお答えください。これが三つ目の質問です。 次に、四つ目の質問です。7ページ、伝統文化や優れた芸術に触れていただく事業を創設し、26ページ、良質な音楽の提供を通じ、と言われるが、私はこういうことを実施するにはハードの充実が絶対に欠かせないと思います。そこで市民ホールのステージの狭さや音響、また観客席の椅子等はどう改善されるのか、具体的な内容を答弁ください。 次に、五つ目の質問です。8ページ、仮称イオンモール四條畷ショッピングセンターの出店に関しましては、オープンとなる平成26年秋を時間軸に、事業者との調整を密に行い、行政サービスの提供、雇用の創出及び市内商業者と連携した事業の実施など、多くの相乗効果を導き出してまいります、と言われるが、多くの相乗効果を導き出す市内商業者と連携した事業について具体的な内容を答弁ください。 次に、六つ目の質問です。10ページ、市民皆様の暮らしに直結する住宅問題につきましては、住宅に困窮する方々への支援策をはじめ、と言われるが、その支援策について具体的な内容を答弁ください。 次に、七つ目の質問です。13ページ、
地域コミュニティに関しましては、平成25年度どこまで進める予定か。また、その中で、区長職においては、コミュニティを推進する観点により、活動範囲や任期等、再編が必要と思われる部分について、と言われるが、その必要と思われる部分について具体的な内容を答弁ください。 次に、八つ目の質問です。17ページ、都市計画道路雁屋畑線について、平成25年度中の全線供用開始は間違いないのでしょうか。また、一部区間での暫定供用の時期を正確に答弁ください。 次に、九つ目の質問です。20ページ、障がい者の福祉について、大阪府立交野支援学校四條畷校について何ら触れられていないが、市長はこの施設の今後についてどう考えられているのか、答弁ください。 さて、最後に、秋田県の教育実践内容、小学校の英語授業の拡充内容、また小学校の統廃合について伺いたいところですが、戸谷教育長はこの定例会を最後に辞められるとのこと、私と考えが違うところもありましたが、教育長就任後、すぐに2学期制を3学期制に戻される等、素晴らしいスタートを切られたことに感謝しています。しかし、子どもたちのことを考えた末の学校統廃合を推し進める段階で、現市長の反対に遭い、結果として我々も一緒ですが、中断する方向へ持っていかなければならなかったことで終わるのは、大いに準備不足ではありましたが、残念だったのではと思います。ということで教育についての質問は新しい教育長が決まってからの定例会においてさせていただきます。同様に、今回教育長が答弁するであろう質問に対しても、すべて市長答弁でお願いいたします。以上です。
○
瓜生照代議長 ただ今の長畑浩則議員の質疑に対して答弁を求めます。なお、反問される場合には、その都度、議長の許可を得てからなさってください。市長どうぞ。
◎土井一憲市長 畷市民クラブ長畑浩則議員のご質問に順次お答え申し上げます。 まず、予算の確保及び円滑な施策実施に向けた今後の国への要望のあり方については、これまで同様、国及び大阪府に対して、地方交付税をはじめ、補助金制度の充実や地方の超過負担の解消に向けた要望等を行っていきたいと考えております。加えて、私自身、直接、国や大阪府などに出向き、積極的な要望活動を行うほか、これまでに築き上げた人脈を活かしながら、あらゆる観点での財源確保に向けた情報を引き出し、効率的な施策実施に努めるなど、持続可能な安定した行財政運営を目指してまいりたいと考えております。 次に、新ごみ処理施設事業を進める上での課題といたしましては、地元住民の方々の理解をいただくための十分な説明と協議、調整であると認識いたしております。このことから、地元住民の方々との会合を継続的に行っているところであり、今後も引き続き様々な機会を通じて、協議、調整を行う所存でございます。なお、課題の解決策といたしましては、地元還元策の具体化を図ることといたしておりますが、地元住民の方々からの意向等をお伺いしながら、具体的な内容を取りまとめてまいりたいと考えております。 次に、介護保険の広域化については、大阪府市長会において、高齢者が安心して暮らし続けることができる社会の実現に向けて、国に対しての提言をまとめたところでございます。今後、大阪府を中心に議論が深まっていく中、私の考えを取りまとめる必要もございますので、議会に相談の上、その参画等について最終的な判断を行ってまいりたいと考えております。 次に、優れた芸術や良質な音楽の提供に係る環境整備については、文化芸術振興計画に掲げられた基本理念に基づき、市民の皆様の自主性と創造性が十分に発揮でき、優れた芸術や良質な音楽を提供するため、平成22年度には市民総合センター市民ホール設備である音響、調光、舞台幕の整備を図ったところでございます。今後は、これまでの取り組みを基盤に、舞台関係者の方々の意見をお伺いしながら、可能な部分から取り組むことといたしております。このようなことから、平成25年度には社会教育施設整備に関する年次計画を策定し、より質の高い文化芸術に触れ合う機会の創出を目指してまいりたいと考えております。 次に、仮称イオンモール四條畷ショッピングセンターの出店に係る市内商業者との協議については、過去2回にわたり商業関係者との意見交換会を実施いたしました。その際、商業関係者からは、四條畷共通商品券に対する補助金増額及び共通商品券管理システム更新費用助成の要望等を受け、平成25年度当初予算に一定額を計上したところでございます。なお、イオンモールと市内商業者との連携については、商業振興を含む包括提携協定を締結する中で、具体策を検討してまいりたいと考えております。 次に、住宅問題に関してでございます。本市における住環境上の課題の一つに、高齢者や障がい者等に配慮した住宅の確保を含め、希望する住居に入居ができない住宅困窮者への対応が挙げられます。こうした住宅困窮者への対応については、平成25年度中に策定する
住宅マスタープランの中で、関連事業を設定する予定ではございますが、併せて、大阪府が実施されている大阪あんしん賃貸住宅支援制度の活用を図りながら、民間賃貸住宅への円滑な入居支援に努めてまいりたいと考えております。 次に、
地域コミュニティについては、地域において住民間の繋がりで構成され、暮らしやすい社会の実現に向けて、様々な活動や課題の解決のため、協働して活動することと認識しております。 次に、区長制度におきましては、地域住民と行政との円滑な情報交換、市が実施する各種事務事業の協力、地域福祉の向上及び市政に対する意見、伝達等の役割を担っていただいています。また、自治会においては、住民間の活動や事業等を通じて、
地域コミュニティの推進に努められていますが、区長として行うべき業務、活動の範囲、任期等については、かねてから疑問に感じる部分があり、今般、市長就任を機に、これらについて区長会との意見交換を行うことといたしたところでございます。この意見交換を通じて、区長会と
地域コミュニティのあり方について、具体的な内容を取りまとめてまいりたいと考えております。 次に、都市計画道路雁屋畑線の進捗状況といたしましては、残り1件の未買収地に関し、補償費用の合意に至りましたが、物件所有者の移転先確保等が未解決であり、現在、早期の移転先確保に向けて、平成25年度中の供用開始を目指し、鋭意取り組んでいるところでございます。なお、本年4月中には府道四條畷停車場線交差部から西側の市道南野5号線までの約330mの区間について、一部区間での暫定供用を開始する予定でございます。 最後に、交野支援学校四條畷校については、大阪府内支援学校在籍児童生徒数増加等の諸課題解決のため、平成21年に大阪府教育委員会が策定された府立支援学校
施設整備基本方針に基づき、北河内地区に新校を整備するまでの対策として、平成22年4月に開校されました。新校は、旧枚方市立村野中学校跡地に設置するとして、平成27年度の開校を目指し整備が進められていますが、近々に児童生徒数の再推計を行い、学校の配置について改めて検討されていると聞き及んでおります。したがいまして、今後の方向性については、近く提示があるものと考えているところでございます。
○瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) それでは自席より重要な項目を中心に再質問をさせていただきます。 まず1点目の国への要望のあり方ですが、これまで築き上げてきた人脈を活かしながらと答弁されました。この点が引っ掛かりますが、それはあとで改めて伺うとして、麻生財務大臣は1月27日、財務省内で各閣僚と2013年度予算案について折衝を行いました。特に地方財政対策に関しては、総務大臣との間で地方公務員給与の削減を7月から実施するよう自治体へ要請することで一致しております。この給与削減に伴い、自治体への地方交付税配分額がどうなるか分かっておられますか。分からなければ分からないでも結構です。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 ただ今のご質問につきましては、私も市長になりたてということもございまして、直ちに今の質問にご答弁できる能力はございません。
○瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) 新しい情報があるかも分かりませんが、それでしたら私の知り得る範囲で申し上げさせていただきます。自治体への地方交付税配分額は前年度比4000億円減の17兆1000億円になり、交付額が前年度を下回るのは6年ぶりとのこと、地方自治体にとっては非常に厳しい年度が目の前に迫っております。実際、地方公務員の給与削減が行われれば9000億円が浮く計算になりますので、本市において地方交付税額が前年度より下回っても、市職員の給与を国の希望どおり削減できれば予算は何とかなるでしょう。 私が問題にしたいのは、財務大臣と総務大臣との間で給与財源となる交付税の削減分4000億円のうち1500億円を自治体独自の人件費カットや職員数削減の実績に応じて配分する、で合意されているのです。この配分を四條畷市長として、これまで築き上げた人脈を活かしながら、少しでも有利に取ってこれる算段はできているのでしょうか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まず地方交付税等の問題につきましては、先月、地元第12区から選出されております国会議員のほうに直接陳情または要望に行かせていただきました。長畑議員さんがおっしゃっておられますように、私自身はこれまでその国会議員とも深い繋がりのある中で数十年ここまで来ておりますので、党派関係なく、聞き入れていただけるものと確信をいたしております。
○瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) 早速、北川知克議員に会われたということですが、今回の所信表明見せていただきますと、私自身、直接、国や大阪府などに出向き、積極的な要望活動を行うと述べていながら、8ページでは逆のことが述べられています。市長交際費、旅費等について減額措置を行ってまいるということなんですけども、市長の交際費が増えたところで、市長の飲み食いや遊びに、また旅費が増えたところで、家族と一緒に観光旅行に行っているとは誰も思いません。我が会派は、無所属で市長になられていない以上、市長交際費や旅費を今まで以上に使っていただき、それこそ田中前市長のように東京へ何度も行って、市長が以前党員だった政権与党の北川知克衆議院議員に頭を下げて大臣に取り次いでいただく、もしくは市長がどこの支持も受けず、無所属になられるか、そういう行動をとってこの市のために予算を引っ張ってきてもらわないと困るのですが、どうですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まず、市長の交際費の件でご意見を賜りました。私、市長に当選させていただきましてから本当にひとつ大きく驚いたことがございます。それは市長の交際費が30万円ということでまずございまして、先ほどおっしゃいました。例えば飲み食いでありますとか、こういう経費につきましては1円のお金も交際費の中からは出ておりません。そしてもう1点申し上げたいのは、旅費につきましては当然ながら田中前市長がよく東京のほうへ国に陳情に行かれたということも見聞きしております。私も当然ながら田中市長のペースで行けるかどうかはもちろん分かりません。ただ、地元にも国会議員の事務所がある。そして当然ながら今、長畑議員がおっしゃっていただきましたように、議員を通じて各大臣への要望、陳情も行っていくということは、四條畷市の今後の行政運営についても非常に重要なことだと私も判断をいたしております。
○瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) ちょうど1年前、市議会議員あてに平成23年度特別交付税の決定についてという文書が出されました。また平成24年度のも今月中には手に入れることができるでしょう。平成23年度は大阪府内ほとんどの市町村が特別交付税を減らされています。そんな中、我が会派も国へ働きかけたりしながら、四條畷市は3億円の予算額に対して決定額は4億524万7000円ついたのです。この1億を超える金額が余分についたからこそ黒字決算にできたのです。四條畷市のために身を粉にして働く強い意思で市長になられたのであれば、また先ほどの答弁のように、あらゆる方策で大臣等に引き継いでいただきながら予算を取るということであるならば、その結果を見るのは、我々は平成25年度特別交付税の決定額でしかありません。この平成25年度の特別交付税決定額、しっかりと国から引っ張ってくる覚悟はございますか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 その覚悟を持って地元選出の国会議員に要望、陳情をさせていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) 覚悟であるんでしたら結果を出すということで、我々理解してよろしいでしょうか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まず大阪府等、国との協議もございますでしょうが、一定の額は下りてくるものという具合に私は理解をしております。
○瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) 最初に言いましたように、今年はほんとに厳しい削減が行われる予定でございます。その中で自信を持って引っ張ってくるということですので、我々しっかりと平成25年の特交に関しては見させていただきたい。そのように思っております。 ということで、国からの予算確保についての話で質問が長くなってしまいましたが、今回、市民税、事業税を増やす方策が何ら示されていなかったのが残念でなりません。このことについて何か考えておられることを答弁ください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今後の財源の確保につきましては、人件費等の抑制等内部経費のまず削減を目指す。それから国や大阪府などからの補助金等の有効活用、市税等の徴収率の向上、そして不用な行政財産の売却、受益者負担の見直し、有料広告掲載事業及びふるさと納税の推進、イオンモール誘致による市税の増収などの自主財源の確保に向けた取り組みを継続し、市内産業の活性化を図るとともに、本市独自の新税創出の研究、さらには大阪府と連携を密にし、新たな財源を引き出していく等、財源確保に取り組みながら、次代に負担を先送りしない、持続可能な財政構造への転換を図ってまいる所存でございます。
○瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) ちょっと今の答弁で、今まで言われていた財産の売却には反対やということ、また人件費これ以上、これだけ職員困らせていいんかということ、市長が議員の時にずっと言ってこられたこととえらく矛盾しているんですけど、この点についてはどう考えられてますか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まず不用財産の売却につきましては、まだ市内にはたくさんの保有する財産がございます。私が申し上げてきた個別の財産につきましては、これまでの私の思いとは何ら変わっておりません。ですので、売却の方向に進める物件と、今後様子を見ていかなければいけない物件というものにはっきりと分けさせていきたいと思っています。 そして人件費の削減等につきましては、先ほど長畑議員のほうもおっしゃいました。これは職員の方々が気持ちよく働いていただくためにはそれなりの賃金保障も必要であろうかと思います。先ほど長畑議員もおっしゃいました。例えば地域手当の地域区分3%から6%に上げていくということも一つの策であろうかということも考えております。そういうところで、そういうことでございます。
○瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) あんまり突っ込んで話はする予定はなかったんですけど、人件費の削減って最初に言われましたんでね。今のと全然ちょっと答弁違うんですけど。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 人件費のまず削減につきましては、当然市全体から見た人件費の削減を行っていかなければいけない。こういうひとつの根底ございます。当然ながら行財政改革、または今年度平成25年度の経常収支比率におきましても昨年度より数値が高くなってきている。いわゆる悪化をしてきている状況の中で、人件費を市全体として考えて削減をする必要性があるということは、私は間違いないことだと思っております。
○瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) それはちょっと今のとこがどうしても僕、理解できないんですけども、給料下げるんですか、人数下げるんですか。一体どうやって人件費下げるんですか。すぱっと答えてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 私を筆頭とし、職員の一人ひとりが常にコスト意識を高く持ち、最小限の経費で最大限の効果を上げるように努めることによって経常経費の削減を図ってまいりたいと考えております。
○瓜生照代議長 市長どうぞ。
◎土井一憲市長 加えて、また典型的な業務についても事務の効率化を図り、時間外勤務手当の削減を図ってまいります。このため早速平成25年度当初予算における時間外勤務手当について、前年度予算に対し5%の削減を図るよう指示したところでございます。
○瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) この点については時間も制約ありますので一般質問に回させていただきます。 次に介護保険の広域行政ですけども、まず最初にちょっと言わせていただきたい。先ほどの他会派の答弁で市長は3市に出された提言と言われましたけども、提言として公に出されていません。私がくすのき広域連合議会の代表者会議でたった一人で事務局相手に、また他市の3市正副議長相手に必死になってこの提言を拒否したにもかかわらず、その程度の認識とは残念です。この点についてどう考えられますか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 くすのき広域連合の会合には私自身、市長に当選をさせていただいてから3度出させていただいております。その中で提言と申しますか、四條畷のこれからの目指す方向と言いますのは、具体的には今現在まだ何一つ出ていないのが今の現状であります。と申しますのも、くすのき広域連合側から提示をされた数字につきましては、四條畷のみの数字を公表されました。しかし四條畷といたしましては、門真市、守口の数字が一体どのようになっているのかということで、具体的にその数字の提示をくすのき広域連合の事務局に対して求めたわけでありまして、その詳細な数字につきましては、前回の会合の折に当事務局のほうに初めて資料として渡ってきたというところで、ただ今、精査をしている最中でございます。このような内容でございます。
○瓜生照代議長 休憩を宣す。時に午前11時58分
○瓜生照代議長 再開を宣す。時に午後1時00分
○瓜生照代議長 傍聴にお越しくださいました皆様に申し上げます。本日はありがとうございます。本日は混み合いますことが予想されますので、傍聴席の数に限りがあります関係で、一部お立ちいただく場所を設置させていただいております。できるだけ多くの皆様にお入りいただきたいとの思いからそのようにさせていただきましたので、どうぞご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。 それでは会議に入ります。市長どうぞ。
◎土井一憲市長 先ほど答弁できなかった部分、また修正したい部分について改めてご答弁させていただきたいと思います。 まず、地方公務員の給与削減に対する地方交付税への影響については、担当部において試算した結果、少なからず影響はあるものの、当初想定した需要額に比べ、大きくは影響がないと確認いたしております。 また、人件費の削減については、人件費総枠で申し上げた次第であり、先に申し上げた職員の時間外勤務の縮減のほか、私自らの給料、退職手当の減額、民間委託等を含めた事務事業の見直し、効率的、効果的な人事配置等を進めることとしており、職員の給与そのものを直接的に削減するものではございません。 併せて、くすのき広域連合に関し、昨年10月に事務局から提出された提言については、議員お示しのとおり、提言としては正式に受け取っておりません。がしかし、この内容をもとに3市間で議論を進めているところでございます。
○瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) 提言については修正いただきました。その点は了解いたします。また、私も先ほど代表者会議の中とは言え、一人で頑張ったと言いましたが、くすのき広域連合議員4人全員でこの提言については阻止しました。なぜ阻止したかと言いますと、やはり本市にとって不利になるような内容が書かれていたからであります。これが先ほど市長答弁によりますと、これをもとにやられているということで、これに対しても1点これではだめだということで、我々4人の議員が新たに出してくれということで議論していただかなければならない。この提言書について議論しているということは、甚だ私は納得いきませんが、この点どうですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 提言書について議論をしているわけではございません。先ほども申しましたように、議論に入っていく前段の今段階の状況でございます。先ほども申し上げましたように、まず3市での確定的な数字を今までずっと示さなかった。くすのき広域連合から初めて今回その数字たるものをこちらのほうにいただいたわけで、まだその分析結果等も正式には出ていない現状でございますで、まだ今、議員がおっしゃっていただいた入口の部分だという解釈でお願いしたいと思います。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) まあまあその件はちょっとあとからいきますけど、まず広域からやらしてもらいます。市長選挙公開討論会との違いについて答弁では一切触れられていなかったので、公開討論会の市長の発言について私から正確に伝えさせていただきます。 私は事業の広域化ということを必ず推し進めなければならないと考えています。大阪維新幹事長の松井一郎大阪府知事は、介護保険事業について窓口の一本化というものを現在推し進めています。今現在、四條畷市は門真、守口、そして四條畷市によって、くすのき広域連合という介護事業を行っております。そこに派遣職員、そして一部事務組合としての議会の議員が、我々16名の議員のうち4名の議員が派遣されています。そこにかかる人件費というものが、介護保険事業が大阪府で一本化になるとすれば、大きな削減効果が表れるわけであります。 改めて尋ねます。9ページとの矛盾は感じませんか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 ただ今の質問にお答えをさせていただきます。例えば、もしも四條畷市が介護保険事業について単独市で行った場合、この場合、職員数が10名ほどかかるということを担当部署から私は聞いております。となりますと必然的にその人件費というものが逆に大きくのしかかってくるという具合に繋がってまいりますので、やはり事業の広域化を図ることによって人件費の削減が行える。そのように私としては思っているわけであります。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) 大阪府議会における平成24年2月定例会の本会議において松井知事が介護保険料の広域一元化について答弁されているのを読み上げます。保険料は府内の平均で約5400円となり、市町村格差が1900円程度にまで広がると見込まれております。今後とも持続可能な制度とするためには、広域化についての検討が必要と私は捉えています。広域化のメリットは、安定的に保険財政を運営できることや、統一した保険料が設定できるので、市町村間の保険料の格差がなくなること。広域化についての課題はありますが、まず保険料が府内一律となった場合において、地域の実情に応じた介護予防や高齢者の健康増進など給付抑制に繋がる市町村の取り組みが促進される仕組みづくり、次に保険財政運営など広域で担当すべき業務と事業者の指導、指定、認定、給付など市町村で担当すべき業務との適切な役割分担、さらにサービスに大きな変化がないまま保険料が上がる市町村がある中での府内保険者との合意形成、こうしたことが課題であると認識をいたしております。 以上、松井知事の発言を読んでも、市長の言われるような大きな削減効果については一切述べられておりません。ただ、今言われたように職員数10名、この人件費がかかるということは私も理解しております。しかし、現在本市の介護保険料が4990円でありながら、広域化をすることによって5400円になると松井知事も述べております。この点についてはどう考えておりますか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 先般、先ほど申し上げましたように、四條畷市の先ほどおっしゃいました4千9百なにがしの、くすのき広域連合の中ではその保険料ということでございますけれども、四條畷単一で試算した場合に5千3百いくらの数字が出ていたと、5362円と見込まれていることが判明をいたしたわけであります。このようなことから、ただ、おっしゃっていただきましたように大阪府介護保険の窓口一本化、これにつきましてはこの間、首長の部会でも議論の一つの議題として上がりました。その中でも大阪府全体の首長会議の議題としても上がりましたが、やはりその中でも様々なご意見がございます。長畑議員がおっしゃっていただきましたように、例えばもっと安い介護保険料で単一で事業を行っている市もあるわけでございますから、そのようなことを考えますと、一足飛びに大阪府窓口一元化というものも難しい話であろうな、私も理解をいたしました。しかし、一つの方向性としては、先ほども申し上げましたように、市単一で行うと、くすのき広域連合では4人の派遣職員で賄えることができたとしても、市単一では10人ほどの職員が当たらなければこの事業をやっていけないということに繋がりますので、やはり広域化というものは目指す上では目指すという方針は、私自身は今でも持っているわけであります。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) くすのきは4998円なんですね。大阪府広域化すると松井知事は5400円と言っているんです。四條畷が単独でやって5362円。一体どこに5400円のメリットあるんですか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 先ほども申し上げましたように、5360円に対して5400円という数字だけを私は申し上げているわけではないんです。市の全体としてのまず持ち出し額、そして市民への負担、両方考えていかなければ最終的な答えは出てこない。私はそう申し上げたつもりでございます。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) となりますと、市民の利用者の負担額が上がってでも広域化にする。そこに賛成していくという答弁でよろしいんでしょうか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 これも先ほども申し上げましたが、そのあたりの判断は十分精査しながら進めていくかいかないのかということも含めての判断をしていかなければいけないと私は考えております。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) そしたらこの前の四條畷JCでした時の発言については誤りであった、そういうことでよろしいでしょうか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 誤りではないと考えております。先ほど来何回か申し上げましたが、やはり全体枠として、市の持ち出しも含めて考えていかないといけないということで、広域化というものは進める条件が整えば進めていくほうが行財政改革には繋がる。私自身はそのように考えております。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) 介護保険料広域化について私の判断を言わせていただきます。大阪府の人口は886万5882人、その30%に当たる大阪市の人口は267万8549人です。そこで現在、本市が守口市、門真市と行っているくすのき広域連合の保険料が、何度も言いますように4998円、そして介護保険料の府内で一番高額な大阪市が5897円なのです。府内人口の30%を占める高額な大阪市の介護保険料を他の市町村で負担して平らに均したら、介護保険料が上がって当然なのです。いいですか。何もかもが松井知事や橋下大阪市長の話を鵜呑みにしますと、四條畷市にとってはえらいことになります。大阪市の借金を府内市町村でどうにかしてください。今回の介護保険の府内一元化は私にはそう見えますが、市長の考えをお聞かせください。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今、長畑議員がおっしゃっていただいた、私はそのとおりだと思います。広域化を進めるかどうか。私の基本的な方向としては、先ほど来何度も申し上げてますとおり、広域化を図っていくべきだという一つの考えは持っております。しかしながら、今、長畑議員がおっしゃっていただいた、介護保険の窓口を一本化するということに対しては、それだけの各自治体が全部賛同しなければ、これは成し得ないことでもございますし、様々な考え方、特に一番の大きなところといたしましては、先ほど来何度も話が出ておりますけれども、地域区分の問題でありましたり、介護保険料のそれぞれの各自治体の額でありましたり、様々なことを考えながらこれは進めていかなければいけないことだと思いますので、私自身も何が何でもそれに必ず賛同しなければいけないとも思っておりません。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) それでは次に、くすのき広域連合について改めてお尋ねします。先月の26日、議会として、四條畷市域の介護保険事業者から要望書を受け取りました。当然、市長もこの要望書には目を通されているはずです。この要望書の内容は最後の2行に集約されており、こう書かれています。 広域連合の意義及び目的を再確認していただき、市民への安定的な介護保険サービス提供のために、四條畷市が引き続き、くすのき広域連合の構成市として継続されることを要望します。 この点について市長の考えをお聞かせください。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 私といたしましては、市長に就任をいたしましたその後、先ほど来申し上げました幾度のくすのき広域連合の中でも議論と言いますか、いろんな事業内容についても説明を受けたわけでございますけれども、その中身を聞く中で、やはり四條畷市がこれまでくすのき広域連合の中で介護保険事業を行ってきた。私はこのことは進めるべきだと、私自身は考えております。それは先ほど来何度も申し上げてますとおり、大阪府一元化には程遠い話であると考えますけれども、くすのき広域連合の中で一つの広域化というものが図られている。この中で四條畷市が、四條畷市市民の保険料を抑えることができる。そして介護サービスについて充実したサービスを受けることができる。そのためにもくすのき広域連合の中で私は進めていくべきが正しい道だと考えております。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) ちょっと説明させていただきますけども、平成24年度から介護給付に関する地域区分3市統一の10%に差異が生じることになりましたが、我々会派も国会へ行き、また当時のくすのき広域連合の連合長であった田中前市長の働きかけにより何とか3年間は現行どおりで継続されているのが実情です。しかし平成27年度からくすのき区域連合内で本市が3%、そして守口市、門真市が15%と地域区分の差異を生じるのは事実です。ただ、それも何とか我々会派が阻止しようと昨年夏、国会へ行き、厚生労働省老健局老人保険課の担当者と広域連合内での地域区分差異の問題点を説明し、その結果、広域連合として3市同じ地域区分をとるならば、つまり3%か15%のどちらかに統一して選ぶのであれば議論できる。しかし、それは平成24年度中に結果を出していただきたい。そういう答えでした。平成24年度と言えば、あともう一月切っております。そしてその後、我々が夏に行ったそのあとですけども、くすのき広域連合の事務局長も東京へ行き、統一した地域区分であればそれになるであろうという結果もいただいて帰ってきております。 今月1日、私はくすのき広域連合の代表者会議に出席してきました。そこで事務局は私にこう言いました。くすのき広域連合としては15%の選択しかない。これを呑んでいただけるように四條畷市に働きかける。ここまで言う事務局も問題ですけども、市長の今進めるべきが正しい道だという答弁、これとの整合性をしっかりここで答えてください。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今、長畑議員のほうから数字的なものをおっしゃっていただきました。15に合わせてすべてが15で行くのかどうか。この中身につきましても何ら今のところはそういった話も、結論も、話す方向も何もございません。そのために、それをはっきりさせていくために数字的なデータを四條畷市に対して出してきたわけでございますので、これからの流れといたしましては、4月の上旬あたりに再度くすのき広域連合の連合長、副連合長、事務局等の話があろうかと思います。その上で平成25年度の上半期のあたりで方向性というものを見いだす前に、これはやはり議会の議員の方々にるる説明をして、ご理解も賜った上での話になろうかと私は考えております。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) 私は国から聞いてるのが、24年度中に結果出してもらわないことには、25年度に議論し、そして結果を出して、27年度の実施運営に間に合わないと言われております。25年度の上半期で間に合うのか。また、3%か15%か今から議論するようなこと、これは2会計でまだ望みを繋いで市長はいてはるのか。しかし、くすのきはもう1会計でしかやらない。そういう判断、私も聞いております。その点の矛盾、今後どうするつもりですか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 先ほども申し上げましたように、これは前回のくすのき広域連合の会合の折に、先ほども申し上げました、4月上旬にその話をするということで取りまとめができております。ということから、この年度内に決着をつけるという話にはなっていないということは、私は断言して申し上げたいと思います。 そしてその中で先ほど来おっしゃっていただいてます、いわゆる四條畷について地域区分2段階で行くのかどうかにつきましても、これは4月に入っての初めての会議以降の話になっていくということでございますので、ただ今のところその程度しか申し上げることはできません。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) くすのきの中で平成25年度中に決めると言いましても、国のほうが平成24年度中に決めてくれという答えを僕らもらってきているんですよ。それをくすのきにきっちり投げかけております。その中でずるずるずるずるなってしまうと、もう地域区分そのまま、守門が15、四條畷が3%になる可能性が高いですよね。市長がくすのきの中で25年度でええというようなことを言われたとしても、これが四條畷市にとってもし間に合わなかった場合はどうされるおつもりですか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 間に合わなかったらという今の質問でございますけれども、当然、連合長なり事務局長なり、その私への説明の中では、今、長畑議員が申し上げられたような内容については、私は一部説明を受けたかも分かりませんけれども、その決定事項ではないと頭の中では判断をいたしております。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) ちょっとメリット、デメリットまで市長がご理解いただけてるかどうか分からないんですけども、私が危惧しております3%にそのまま流れてしまった時の、結果3%になってしまったといった時のこの市の事業者のデメリットはどう考えられておりますか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 そのデメリットと言われるのが、何に対してのデメリットなのか、ちょっと分からないんですけれども、例えば給付費であるんでしょうか。
○
瓜生照代議長 市長、反問権の場合は、私に許可をお願いいたします。反問なさいますか。
◎土井一憲市長 それではそういたします。
○
瓜生照代議長 では今の反問どうぞ。
◎土井一憲市長 もう少し詳しく踏み込んでお尋ねいただきたいと思います。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) そしたらそんな難しいことは聞きませんけども、簡単に言えば3%、今から10%のところを3%になった時、事業者がケアマネ等の募集をしたらどうなるのか。また、各事業者の売り上げ等にどう結びつくのか。その辺のデメリットを、この2点だけで結構ですので、答えてください。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 介護事業者につきましては、先ほど長畑議員もおっしゃいました。私のところへも要望に来られました。当然ながら地域区分が3であるということは、それだけ業者の方々にとっては利益と申しますか、売り上げと申しますか、これが下がってくる。同じ介護サービスをしても、守口、門真で行うのと四條畷で行うのとでは大きく差が出てくるということも私は理解をしております。そういった中で当然事業者の方々がその中でくすのき広域連合に踏みとどまっていただきたいという内容の発言もいただいております。この内容についても理解はいたしています。先ほども申し上げましたように、そのためにも地域区分3から6、10に上げていく、そういう要望なりも、陳情なりもしていかなければいけないという思いの中で、今現在これからの4月以降の会議についてもそういう思いを持って臨んでいきたいと私は考えております。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) もう1点、事業者がケアマネ等の募集をした時にどういう状況になるのか、その点について答弁いただいておりませんので、追加で答弁お願いいたします。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 恐らくはこのまま行きますと地域区分が3%ということで苦しい業務運営と申しますか、その中でケアマネジャーの数が不足をしていく。そのことによって四條畷の方々にご利用していただいている方々への介護サービスが今までよりも悪化する。そういうことを招くということだと私は思いますけれども、それについては先ほど来申し上げますように、これからの推移というものを議会の皆様方とともに検証、またどういう形で進めていくのかということを話をしていかなければいけないなと、私はそのように思います。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) どちらにしましても私は今日、答え聞けるかなと思って質問させていただきました。それが今の状況、言えば1年前、2年前と何ら先に進んでいない。この点は市長選挙出る時にはしっかりと考えて出ていただきたかったと思っております。 3%、15%、どちら選ぶか分かりませんけども、それを選んだことによって絶対に悪い状況が起こってくることも確かです。どちらを選んでも。それに対してのフォローを市としてしていかなければならない。そういうことまで踏まえて議論していかなければならないのでありながら、まだこういうような状況で足踏みしている。このことについてはさっさと早急にある程度の流れ決めて、そこへ進むにはどうしていくのか。そういうことまで早急にやっていただきたい。 続きまして
地域コミュニティですが、私は区長制度については存続の是非も含め議論は
地域コミュニティが市内全域にしっかりと根付いてからと過去の議会でも言ってきました。しかし今回はコミュニティを推進する観点によりと述べられている。この点の認識の違いを市長はどう考えられますか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長
地域コミュニティに関するご質問にお答えを申し上げます。私は地域主導のまちづくりを推進するため、その核となるまちづくり協議会の市内全域での組織化に向けて現在、
田原地域まちづくり協議会における実践への支援を行っているところでございます。なお、併せてお示しさせていただいた現行の区長制度については、区長の活動範囲や任期等に関し、区長会との意見交換を行う旨、表明を行った次第でございます。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) 私は
地域コミュニティが全市域的に根付いてから区長制度を触るのが一番いいと思って今まで発言していましたが、今回いろんな問題点を出して意見交換を行うと言っております。平行線になりますので、ここではこれ以上聞きませんけど、ただ現状における区長会の位置付けはどう考えられておりますか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 四條畷市における区長制度は、ほんとに募金でありましたり、当然地域からの要望をこの行政に届けていただく一番大きな窓口であろうかな。当然、議会の皆様方の次に根幹的なところなのかな。そのように思っておりますし、区長会にも私も出させていただく中で、様々な地域からのご意見、要望等もお伺いをいたします。そのように区長会としては、私としてはそういう具合に考えております。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) 今、区長会については一番大きな窓口であると答弁されました。しかし、市長選挙後の区長会へある区長が参加しないようにと驚くような文章が出たそうですが、その意図するところは何か、答弁ください。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今、長畑議員がおっしゃっていただいたその件につきましては、正直申し上げて、全く私は聞いておりませんでしたし、報告も受けておりませんでした。あれはたしかいつでしたか。 10日ほど前ですか。1週間から10日ほど前に、私、市長室から帰ろうとした時に、担当課のほうからこういう話、話と申しますか、こういう事案があったという報告を初めて私は受けました。しかしその時に申し上げましたのは、いかな理由があったとしても、そういうことを、その内容をするべきではなかったと、私はそのように注意と申しますか、意見を申したわけであります。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) まず言っておきますけども、この件については当の区長から何も聞いていませんし、当然こうしてほしいという要望も聞いておりません。その点はご理解ください。ただ、一番大きな窓口と言われた区長会、そこに出席したらだめやという文章が出たのが1週間前から10日、この事案を聞いてからどういうような行動を市長とられましたか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 それを聞かれてからどういうような行動をされましたかという質問でございますので、単刀直入に申し上げまして、私自身は何もしておりません。先ほど言いましたように、その担当課の職員に対して意見、注意をしただけでございます。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) 当然私が考えるには、謝罪に行くべきだと思います。謝罪に行ってない、もうほったらかしということであれば、区長会についての先ほどの位置付け、根本的に崩れてしまうんじゃないかな、そういうように思っております。このことに関しては、私は無責任な行動と判断させていただきますし、こういう事実があったということだけはここにおられる皆様方知っといてください。 次に、新ごみ処理施設については地元還元策の具体化を図りながら諸課題を解決していくとのこと、市長の政治手腕が試されるところです。来年度以降の予算にも当然影響してきますので、じっくり見せていただきます。 次に、都市計画道路雁屋畑線についてですが、答弁では平成25年度中の供用開始を目指しと言われた。しかし、市政運営方針では平成25年度中の全線供用開始を前にと述べられています。この目指しと前にでは意味がまるっきり違います。そこで市民皆様が納得できるようにここで平成25年度中の全線供用開始の約束をしてください。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 雁屋畑線についての暫定供用後については、現在残っている補償物件を取り壊し、遺跡調査、電線共同溝工事、道路築造工事を行う予定でございます。また、外環状線との交差部については大阪府警察本部による信号機設置工事のほか、電線共同溝工事、道路改造工事を実施いたします。加えて、外環状線と府道四條畷停車場線との交差部については、信号機設置工事の実施と併せ全線の電線共同溝へのケーブル工事等を行い、平成25年度中の供用を開始いたします。なお、府道四條畷停車場線から枚方富田林泉佐野線の以東部については、鉄道事業者との協議内容や事業効果等を考慮しながら、早期事業化に向けて具体的な検討を進めてまいります。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) 平成25年度中の供用が開始できるということで、だいぶ遅れましたけども、喜ばしい限りです。 次に、大阪府立交野支援学校四條畷校についてですが、すでに何度も関係者から市や府へ存続の要望が出ているはずで、市長もそれは分かっていると思います。私は国とのパイプを断ってまで府とのパイプを太くされた市長です。これについては市長の考えたとおりのことが実現されるはずです。今後の方向性は府教委から指示があるのを待つような、そんな無責任な先ほどの答弁には納得できません。そこで存続するように府へ頼むのか、それとも跡地利用として市長自らアイデアを持っており、その内容を府へ要望していくのか、答弁ください。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 現段階で今、長畑議員から質問受けたことに対して明確な答弁はできくい状況でございます。それは6月あたりに大阪府としても一定の方向性を発表されるという具合に聞き及んでおります。その結果を、もちろん、今度いつでしたか、今月中に私も障がいをお持ちの保護者の方々とともに今の支援学校の視察も行う予定になっております。そのあたりも踏まえて、こちらのほうとしても四條畷市から大阪府へ要望、教育委員会と大阪府へともに存続の要望を出してまいりたいと考えております。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) ちょっと前後して内容が違ったんですけどもね。6月に方向性が出るから答弁できない。ただ要望を出していく。言ってるのは、府とのパイプが強いんだから、6月に方向性が出るまでに、こちらからアクションを起こせばええんじゃないんですか。そのとおりなるがために市長は今回、府とのパイプを強くして選挙に出られたんじゃないんですかということなんですが、どうですか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 日程的な誤解があったようでございますけれども、当然大阪府がなにがしかの方向性を出す前に、四條畷市としては、要望は大阪府、そして教育委員会のほうには出していきたいと、これはもう実行させていただきたいと思います。
○
瓜生照代議長 長畑浩則議員。
◆2番(長畑浩則議員) いろいろと質問させていただきましたが、再質問を飛ばした項目や、もう少し詳細な答弁をいただいて、また今日ここで答弁されたことで、より疑問が浮かんだ点も多々あります。その点につきましては改めて一般質問で行いますので、よろしくお願いいたします。それでは私からの質疑は終了し、島議員と交代させていただきます。
○
瓜生照代議長 以上で長畑浩則議員の質疑は終わりました。ほかに質疑のある方どうぞ。島弘一議員。
◆1番(島弘一議員) それでは引き続きまして、議席1番の畷市民クラブ、島弘一より質問させていただきます。 まず私の質問といたしましては、6点の質問をさせていただきます。まず1点目は、建設部門と上下水道部門との統合についてであります。2点目については、消防の広域化についてであります。3点目、人権啓発の事業についてであります。4点目については、保育所の民営化についてということであります。5点目については、図書館の指定管理についてということでございます。6点目は、専門官の配置についてということで、その辺のことについてのお考えをお示しいただきたいということでございます。
○
瓜生照代議長 ただ今の島弘一議員の質疑に対して答弁を求めます。市長どうぞ。
◎土井一憲市長 島弘一議員のご質問にお答え申し上げます。 まず、上下水道局の組織改編については、平成26年度を目途に、危機管理の観点から建設部門と上下水道部門との組織統合を検討する旨、お示しさせていただいたところでございます。併せて、大阪府内市町村においては、府域一水道に向けて本格的な論議が進展しつつあります。この状況を踏まえ、本市の実情に即した組織統合を検討することといたしておりますが、詳細については、庁内関係課において災害に即座に対応し得る体制を第一に取りまとめていく所存でございます。 次に、
大阪消防庁構想については、大規模災害に対応可能な西日本の拠点となる消防力を確保した組織創設を趣旨としており、本市に在住される市民はもとより、大阪府民にとりましても安心、安全な暮らしに大きな効果を発揮するものと考えております。しかしながら、実現に際しては様々な課題が存在するため、大阪府の議論を見極めながら、まずは大東市との消防広域化を目指し、市民皆様の安心、安全を確保していく所存でございます。 次に、人権施策に関する予算についてでございます。本市においては、非核平和都市宣言及び人権擁護都市宣言に基づき、人権に関する取り組みを積極的に進めるべく、人権協会をはじめとした各種団体と連携した事業の展開を通じ、人権施策を推進してきたところでございます。加えて、男女共同参画都市宣言を行い、記念事業や女性議会を開催するなど、男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを着実に進めてまいりました。こうした人権関連予算については、実施する事業の内容により各年度において増減はございますが、厳しい財政状況であっても、市民一人ひとりの人権が尊重され、安心して暮らせる社会の実現に向けて、創意工夫を凝らしながらの取り組みを進めていく考えでございます。 次に、保育所の民営化については、現在、待機児童の解消を念頭に、えせび幼稚園跡地及び南野西保育所敷地を活用した民間保育施設の整備を検討しているところでございます。整備に際しましては、近年の社会経済情勢を踏まえ、多様な保育ニーズに対応した事業の実施が望まれていると認識しております。これらを踏まえ、今後は本市の保育理念を継承しつつ、市民意識調査で得られた要望等に応える事業者の選定に努めてまいりたいと考えております。 次に、図書館における委託化の検討については、行財政改革後期プランの実施項目の一つに掲げ、現在、庁内検討会を立ち上げ、検討を重ねているところでございます。その中では、直営と委託との比較検討や指定管理者制度を導入している図書館の調査などを進めており、今年度内には報告書を取りまとめる予定でございます。 最後に、再任用職員における専門官への任用については、これまでに培った経験や専門的知識などに基づき、その能力を発揮し、担当する業務を遂行いただいております。しかしながら、平成25年度以降、共済年金の支給開始年齢が段階的に引き上げられるため、国において再任用制度の見直しが実施されるところから、本市の再任用制度の考え方自体を整理する必要があると考えております。このことから、本市の実情に応じた新たな再任用制度を構築していくこととなりますが、専門官についても当初の任用趣旨を踏まえ、併せて検討してまいりたいと考えております。
○
瓜生照代議長 島弘一議員。
◆1番(島弘一議員) 先ほどお答えいただきました答弁でございますが、建設部と上下水道の統合について、つい最近ですね、上下水道の統合したばかりでございますし、さらに今、水道では大阪府域の広域水道の話が先月24日に大阪府内の市長の集まりの中で決定されたところであります。そういう中で今まさに上水だけが四條畷の組織から抜け出て、大阪府域の一元化の中に組み込まれるという状況の中で、今なぜ建設部と統合していかなくてはならないのか。その辺のことについてちょっとお答えをいただきたいんですが、よろしくお願いいたします。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まず、基礎自治体が担っている根幹的役割といたしましては、市民の生命と財産を守ることであると認識いたしております。このことから、地震や台風等の災害発生時における初期対応及び待機要員の確保が重要との認識に立ち、建設部門及び上下水道部門の統合を考えているわけであります。とりわけ昨年の大雨等については、短時間での組織的対応が求められることから、建設部門及び上下水道部門の統合は効果を発揮するものと確信をいたしているところでございます。
○
瓜生照代議長 島弘一議員。
◆1番(島弘一議員) 今、市長が建設と統合することで、市民の防災に対する基盤が強化されるというようなことをおっしゃっていただいたわけですけども、今、双方ともに大幅に人員を減らしている。そういう状況の中で、お互い余剰な人員を持っていないわけです。災害が起こる時に、この前の昨年の8月の14日の水害の時の例を一番分かりやすいので挙げさせていただきますけども、あの時に上下水道部門でどのようなことが起こっていたのかご存じですか、ちょっとそこお答えいただきたいんですけど。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 上下水道部門でどのようなことが起こっていたかということについては、直接私は認識をいたしておりません。ただし、上下水道部門の中の下水道部がどのような動きをしていたのかということは、私も直接この目で見た経緯もございます。ただ、上水道についてどのような動きをされていたのかということは、認識はいたしておりません。
○
瓜生照代議長 島弘一議員。
◆1番(島弘一議員) 今回、市長になられたということで、水道部門については、本来水道の管理者というのが置けることになっているわけです。これについては四條畷について市長が兼任するということで、一旦管理者置いたんですが、今、兼任することになっております。市長が今回、水道の管理も兼ねるということになりますので、その時のことを、もちろんその時、市長でなかったのでご存じない。それは仕方ないんですけれども、実はその時は、同時に落雷も起こったわけです。落雷によって各施設の電源が落ちたわけですね。私が一番懸念しているのは、電源が落ちることで水道が止まっていくということなんです。要するにポンプが回って、そのポンプが水を送り上げて、全体に給水されている。平面的な、例えば近隣で言うと門真市とか守口市、あの周辺は平面ですから府営、いわゆる企業団の水道を受水をしているそのまま配管に接続をしていけば平面的に水を送ることが可能なんですが、四條畷のようなこういう山間部を大きく持つような地域では一気に断水してしまいます。数時間で水が止まります。その時に、管理者となられた市長はどのように対応しようというように思っておられるのか、お答えください。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 当然ながらライフラインを守る、いわゆる災害が起きた時にはいち早く復旧をしなければいけないというのは行政としての当然的な責任の大きな一つでもあると考えております。今、島議員がおっしゃっていただいたことは、私も今聞かせていただく中で非常に理解をいたしました。しかしながら、上水道と下水について、今、上水道の部門で水道のポンプが落雷等停電で停止をしてしまった場合に、これだけ大変なんだよということをおっしゃっていただいたわけでございますけれども、その中で先ほど来おっしゃっていただきました8月の14日、あれだけの水害があった。それが一つの現実であるとすれば、その中で上水道部門と下水道部門と協力して、例えばこのような事案に共に当たったという事例があるかないかの問題も一つこれからの課題ではないのかなというようなことを考えるわけであります。当然ライフラインを守るということも大事な重要なことでございますけれども、水害によって万が一、市民の生命が奪われるということにも繋がるやも分かりません。どちらも非常に重要なことでございますので、そのあたりの統合というものはやはり必要であろうか。それにプラスして、建設もそうでありますけれども、様々な機材も持ち合わせておりますし、人的なものも持っておりますので、そのあたりを含めた、例えば人的、それだけの大きな人力をもってすぐ対応できるという具合に私は考えているわけであります。
○
瓜生照代議長 島弘一議員。
◆1番(島弘一議員) 人的効力と言いますか、今の現状でいきますと、もちろん今、上水道のことで言っておりますけども、下水もポンプ場をたくさん持っておりますから、今、下水の職員7人しかおりませんから、課長入れてですわ。課長入れて7人の職員がそのポンプ場全部点検も含めてそういう災害の時に回っていって、とっても人数間に合わないと思うんですよ、現状。それと上水道もあわせて各施設が13カ所、14カ所とある中で、今いてる職員で電話の対応もしながら回っていかなくてはならない。今回、今回というよりいつもそうですが、大きな災害起こった。広範囲に起こった時に、まず市役所の電話の数しか電話受けませんから、仮に人がおったとしても電話を受けられないですね。あと残った水道であるとか、ひょっとしたら総合センターへ電話かかったかもしれない。公共というところに対して市民は電話をしてくるというのが実情であります。そういったことも含めて考えていかないといけない。だから市役所だけではもちろん対応できませんけれども、ほっといてもそういう電話もかかってくるから、それを避けるわけにいかないわけですから、そういった対応も現実にしているわけですね、現状は。さらに現場現場の対応もしていかなくちゃならないということでありますから、なかなかちょっと難しい。 現実に上下水道統合しておりますけども、大阪府域の上下水道局、上下水道部か、あらかたどれぐらい行かれたかどうか分かりませんけれども、それぞれ共同で仕事をしているところがほぼ1件もないと思います。一度確認してください。 あと、法律が公営企業法並びに関係労働法も含めて法律でがちがちに縛られた職場なんです、ある意味。それと一般の地方公務員の法律で区切られているところと一緒に同じ仕事をしていこうと思えば、いろんな協定も結んでいかないといけないし、なかなか法律上うまく乗っていかないところがあります。それはどこの市もそのことについて苦労されているところです。こればっかりの話になってしまうと終わってしまうんですが、今度、時間の足らずについては一般質問のほうでまた改めてさしていただきたいと思いますけれども、それをちょっと了承、念頭に置いていただいて話を進めていきたいと思います。 今度、企業団との関わりということで、企業団にもし参画した場合、今の建設の手助けに水道入れてもええよということをされればそこで抜けていきますけども、それはどない思われるんですか。お考えをお聞かせください。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 ただ今の質問については大変難しい内容であると私自身も認識をいたします。今後、水道の一元化に向かう中で、先般の大阪府の首長会議の中でも方向性というものは出たわけでございますけれども、しかしながら、まだまだ今後に向ける課題は大きいものがあると私も思います。そういうことで、私もそのあたりを勉強させていただきながら、また周りの専門家からも知識を入れながら、一つ一つ判断をさせていただきたいと考えております。
○
瓜生照代議長 島弘一議員。
◆1番(島弘一議員) 市長の所信表明とか見ておりますと、さも確定したかのように書かれた内容が非常に多いということで、これちょっと非常に問題やなというように思っております。この件についてもですけども、改めて再考をしていただくということで、まず現場と話をしていただきたいというように思います。恐らく話を深くされていないというように思っております。それとこの件についてはそれで一応、足らずはまた後日、一般質問でもさせていただきますし、次に移らせていただきます。 時間があと2分しかないので、次はちょっと間飛ばしまして、図書館の指定管理についてであります。これについては今現在、進行形のところ、まして市の内部でも今調整中やということで、これなぜ実行するかのように出されたのか。これちょっとお聞かせいただけますか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 図書館における委託化の検討についてでございますけれども、まずは行財政改革後期プランの実施項目の中の一つにすでに明記をされています。そういうところがございます。現在、庁内検討会を立ち上げて検討を重ねているところでございます。その中では直営と委託との比較検討や指定管理者制度を導入している図書館の調査などを進めており、今年度内には報告書を取りまとめる予定でございます。
○
瓜生照代議長 島弘一議員。
◆1番(島弘一議員) すんません。実は19年に一旦答申が出されておりまして、その時のメンバーご存じですか。もしご存じでしたら教えてください。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 ただ今の質問につきましては、私自身認識いたしておりませんので、改めてお答えをさせていただきたいと存じます。
○
瓜生照代議長 島弘一議員。
◆1番(島弘一議員) これは、図書館と言いますのは教育機関の一つとしてずっと取り上げられております。特に四條畷においては、かつて大阪府の巡回の移動図書館のバスを中古で譲り受けて、東部の地域、田原地域に職員が図書館の移動をしてまでやろうとした、そういう経緯があるんです。そんなことを十分に理解した上でこういった発言をされているのか。それをお聞かせいただけますか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 図書館における指定管理者制度導入に向けた検討については、庁内検討会での報告書作成後、今月末に開催される図書館協議会に諮問する予定となっております。また、協議会からの答申を受け、教育委員会としての方針を定めることとなります。したがいまして、田原図書館における指定管理者制度の導入については、教育委員会での方針を決定する中で、関係機関との協議、調整を行うこととなります。
○
瓜生照代議長 島弘一議員。
◆1番(島弘一議員) 実は図書館は、公営の図書館というのは図書館法という法律がございます。その法律の中で、それに基づいて運営、運用がされていくということで、今回も協議会の中で議論をしていくということになっております。そのことを今回、一番何が問題かというと、まだ答申が出されていない中で、まずそういう指定管理に出すというようなことを提案されてしまったということが一番大きな問題やというように思っています。今回はこのことについて触れさせていただきましたけども、全般について今回ちょっと時期が尚早ではないのかというのが多くありますので、次の一般質問のほうで改めてまたさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
○
瓜生照代議長 それではここで傍聴に来てくださっておられます皆様に再び申し上げます。今日は傍聴にお越しくださいましてありがとうございます。今日はたくさんの方が来てくださるであろうと、そういったことが考えられますことから、いつもと違いまして、立ち席を作らせていただいております。そういった関係でお椅子が不足しておりまして、大変にご迷惑をおかけいたしますけれども、どうかご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。立ったまま聞いていただく皆様には申し訳なく思っておりますが、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは引き続きまして、ほかに質疑のある方どうぞ。阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) こんにちは。傍聴の皆さんご苦労さまです。ちょっと時間が長くなりますけれども、立っている方どうかお気をつけください。 日本共産党市会議員団の阿部佳世です。日本共産党市会議員団を代表して質問を行います。 先の市長選挙で私たち日本共産党市会議員団は清潔で住みよい畷をつくる市民の会の一員として、神原康晴氏を候補に擁立し、暮らしを良くする市政改革に挑戦と、市民の暮らしや福祉を守る公約を掲げて戦いました。私たちは選挙で約束した公約実現のために、市民の皆さんとともに全力を尽くす決意を述べ、市民の暮らし、福祉を守る観点から土井市長に質問を行います。 10年間続いた田中市政の後に続くことになった土井市政ですが、まずは10年間の田中市政について伺います。私は、田中市政の10年は民間活力の導入で市役所の公共性を後退させ、市民と職員に負担と犠牲を被せてきた10年ではなかったかと感じています。市長は所信表明の中で行政の継続性と述べておられます。田中市政の10年、特に行財政改革についてどのように評価し、そしてどのような点を継続されようとしているのかをまず聞かせてください。 昨年の総選挙の結果、3年半前に鳴り物入りで政権交代をした民主党政権は、自民、公明が3分の2の議席を獲得したことで撤退し、自公政権の復活となりました。 第2次安倍内閣は弱肉強食の新自由主義の全面的な復活を目指し、憲法9条改定を政治日程にのせようとしています。そこに、今回市長が推薦を受けた大阪維新の会と同じ流れである日本維新の会という憲法改定と新自由主義の突撃部隊とも言える新しい政党が衆議院で第3党の地位を占めました。 市長は国の政治に対して明快な見解は所信表明の中では述べておられませんが、その辺は再質でお伺いすることにして、質問を続けます。 地方自治について伺います。土井市長は、市議会議員を経て自治体の長になられたわけですから、自治体についてそれなりの考えを持ってられると思います。日本国憲法の中には地方自治についての項目があります。地方自治法には、自治体の本来の役割は住民の福祉の増進を図る、と明記しています。しかし多くの自治体では長い自民党政治の下、住民の福祉、暮らしが大事ではなく、自治体の本来の仕事を投げ出し、民間委託、効率化の名のもとに福祉に対する行政の責任を放棄する道を歩んできました。すべてがコストと効率で評価され、効率の悪いとされる事業は切り捨てていく。まさに自治体の営利企業化、橋下徹氏が大阪府で、また大阪市で文化や芸術、学術に関する補助金をカットし、施設を潰してきたやり方そのものです。市長は所信表明では憲法についても触れておられませんが、私どもは憲法と地方自治法を活かした市政というものが、この四條畷市にも重要だと考えています。地方自治の本旨に基づいて地方自治体の果たす役割についてどのようにお考えか、聞かせてください。 また、我が市は平和都市宣言をし、平和市長会議に参加しています。四條畷市として平成に対する真剣な姿勢を示していただきたいと思いますが、どのようにお考えですか。 また、恒久平和を誓った憲法9条についてはどのようなお考えをお持ちか、聞かせてください。 市長の政治姿勢について伺います。今回の選挙では橋下徹氏率いる大阪維新の会の推薦で市長になられたわけですが、大阪維新の会のどのような政策に共感されたのか。また、これから市政を進めるにあたってどのようなスタンスで臨まれようとしているのか、明快な答弁をお願いいたします。 また、同じ維新の会の知事である大阪府の府政について、職員基本条例についてはどのように評価されているか、教育行政基本条例についてはどうか、答えていただきたい。広域行政については、後ほどそれぞれについて伺います。 次に、暮らし、福祉、教育を守る施策などの充実について伺います。まずは生活保護についてです。昨年から生活保護制度については大々的なバッシングが行われ、不正受給という言葉が先走りし、あたかも多くの生活保護受給者が不正受給をしているかのような世の中の流れになっています。実際に問題なのは、不正受給よりも生活保護基準未満の低所得世帯が保護を受給できていない。ごく一部の不正受給を理由に、憲法25条で国民の権利として保障されている生活保護の受給を抑制することがあってはならないと考えますが、市長はその点どのように考えますか。 市として市民の暮らしの実態を調査することや、制度の周知を進めることを求めます。 また、雇用状況が悪い中、市の窓口では税金や国保への相談、そして高齢者や障がいをお持ちの方に対しても制度が複雑で分かりにくいこともあります。その解消策についてのお考えはありますか。 国では国民の暮らしに目を向けるどころか、追い討ちをかけるように、社会保障と税の一体改革の先駆けとして、この8月から生活保護の扶助費の大幅な引き下げが行われようとしています。扶助費の引き下げによって、最低賃金や保育料、介護保険の減免制度などにも大きな影響が出てくると考えます。また、先日は埼玉の三郷市で生活保護の申請を受け付けなかった市に対して、賠償を命令する判決が出ました。生活保護制度は、市民生活を守る最後の砦です。市民の申請権を保障することを求めます。その点についてはいかがですか。 次に、国民健康保険について伺います。国庫負担が大きく減らされていることが、高い国民健康保険料の大きな原因です。国に対して補助を増やすように求めるべきですが、それについてはいかがですか。 生活困窮者への資格証明書の発行はやめるべきだと考えますが、それについてはどうですか。 国保の広域化についても伺います。広域化をすることで、市の一般財源からの繰り入れができなくなれば、大阪府全体で300億円の繰り入れがなくなり、単純計算しても年間2万円の保険料の値上げとなります。市民にとっての不利益となる広域化には反対ですが、どのようにお考えですか。 介護保険については、この四條畷市はくすのき広域連合で、市独自では行っていないわけですが、今期の事業計画の中では、地域手当が見直されることにより、本市と守口、門真の地域手当の差が大きくなり、保険料や事業所に従事する方たちにも多大な影響が出ると予想されます。くすのき広域連合に関して、今後どのような立場で臨んでいかれるのか、お聞かせください。 障がい者や障がい児の施策については、児童発達支援センターの開設については多くの方が安心もされておると思います。しかし、まだまだ重度の方の日中支援ができる場所や通所施設についても不十分だと感じています。障がい者施設の基盤整備についての考えがあればお示しいただきたいと思います。 次に、子どもたちへの施策について伺います。民主党政権に引き続き、子ども・子育て新システムが進められ、幼保一元化や市町村からの保育の引き離しなどが進められようとしています。私たちは公的保育が地域の保育水準の向上に果たす役割は非常に大切なものがあると考えます。新システムに対する市長の考え方、また、これからも公立保育園を一つ民営化されようとしておられますが、これについては私たちは賛成することはできません。公的保育の存続についてはどのような考えをお持ちですか。 子どもの医療費助成については、本年度7月から小学校3年生まで拡大される予定です。引き続き小学校卒業までの対象年齢引き上げに取り組むべきだと考えます。いかがですか。 教育問題について伺います。昨年は学校統廃合の問題で審議会から事実上差し戻しの形で、学校適正配置については庁内で慎重に話し合っていただいていると存じています。市長は統廃合問題では議員の時には反対の立場を取っておられました。今後どのような考えで学校適正配置を進めていこうと思われるか、聞かせていただきたい。 また、大東市で子どもが命を失ってしまうという痛ましい事件が起こりました。統廃合についても、小中一貫教育に関しても、子どもの発達に応じた、子どもに寄り添った制度にしていかなければならないと考えていますが、それについてはいかがですか。 また、学力向上を全面的に掲げて、学力テストの実施をされるとしていますが、もちろん子どもの基礎学力を上げるのは大切なことだと思います。しかし、全国や大阪府の学力テストに全校参加をし、対外的に学校間で競わせるやり方は、競争教育の中で子どもに負担をかけるばかりではないでしょうか。学力テストへの不参加を求めます。 また、学校別の発表についてはどうでしょうか。文部科学省でも学校別のこの結果の発表については公表しないほうがいいという方向だと思っています。学校別の公表についても答えていただきたいと思います。 また、英語教育も強化を言われていますが、まずは日本語ではないでしょうか。物事の成り立ちや歴史を理解し、考えを深め、意見表明をする。そのためには読み解く力が必要です。まずは読書力をつけ、日本語力をつけることが大切だと考えますが、その点についてはいかがでしょうか。 学校については、いじめの問題や不登校、体罰、あらゆることが報道され、大きく問題になっています。このことについては、子どもたちが一番心を痛めています。学力向上も含めて一つの大きな解決策として、少人数学級を実施し、教師と子ども、また親と子ども、子ども同士の繋がり、地域との繋がりを大切にしていくということが考えられます。その点についてはいかがですか。 教育の本来の目的は何だとお考えですか。これは教育長とともに市長にも伺います。 また、貧困と格差の広がりが子どもや教育にも深刻な影響を与えています。四條畷のすべての子どもたちに人間としての尊厳や権利を保障するために、日本国憲法や国連子どもの権利条約を踏まえて、子どもの権利条例を制定すべきと考えますが、見解を聞かせてください。 次に、地域に根差した産業振興とまちづくりについて伺います。いよいよイオンの開業が目の前に迫ってきました。商店街の活性化については、商品券に対する補助金などは予算の中にも反映させておられます。多くの市民が利用し、特に高齢者や車の利用できない市民にとっては大切な台所となっています。観光振興にとっても駅から続く商店街、また四條畷神社の参道から真っ直ぐに続く商店街として、市として大いに力を入れ、整備と活性化、買い物しやすい、人にやさしい商店街を目指し、施策を考えていただきたいと思いますが、いかがですか。 また、農業については、私が決算委員会の時に少し提案もしましたが、観光とも絡めて、飯盛山城繋がりで四国の藍住町と連携し、こちらで河内木綿を栽培、糸に紡いで、藍住町で藍に染めてもらい、またこちらでそれを織って製品にする。河内木綿と藍住の藍、ダブルブランドで商品開発を行っていく。このようなことはいかがでしょうか。糸紡ぎや藍の栽培、また織りの作業などは、授産施設やシルバー人材センター、地域のボランティアの方たちの活動、仕事おこしにも繋がると思いますが、いかがですか。 循環型社会ということを言っておられますが、自然エネルギーの活用については何か考えをお持ちですか。 新ごみ処理施設においては、そのことはどうされますか。 歴史や緑を活かしたまちづくりについては、観光の可視化戦略ということでやってこられましたが、一つ一つばらばらに進めるのではなく、古代古墳時代から大陸から渡来人が馬とともに住み、戦国時代には一時期首都として機能するような山城が飯盛山に築かれ、また1万人ともいわれる河内キリシタンがキリシタン文化を展開し、奈良と京都、大阪を繋ぐ交通の要所として歴史や文化、人の交差点であったこの地を活かした取り組みが大切だと思っています。市民の声も大いに活かして、「わがまち」と誇れる、また多くの方が繰り返し訪れたくなる、そんな戦略が必要だと思いますが、考えがあれば聞かせてください。 以上、1回目の質問とします。明快なる答弁を求めます。
○
瓜生照代議長 ただ今の阿部佳世議員の質疑に対して答弁を求めます。なお、反問される場合には、その都度、議長の了解を得て行ってください。では市長。
◎土井一憲市長 日本共産党市会議員団、阿部佳世議員のご質問に順次お答え申し上げます。 まず、田中市政10年間の行財政改革については、民間経営者の視点で行政経営を進められ、特に高いコスト意識を持って財政再建に取り組まれてこられました。この結果として、平成9年度決算から抱えていた実質収支赤字を平成20年度決算において黒字転換をなされたことは、大きな敬意を払うところであります。今後も不透明な景気動向のもと、依然として厳しい財政運営が続くものと予測しており、民間経営及び議員活動を通じて培ってまいりました私の経験を活かし、さらなる行財政改革を推し進める所存でございます。このことから、実質収支黒字を堅持し、効率的な財政運営を目指すためには、これまでと変わらない行財政改革を行っていく必要があると考えております。 次に、地方自治の本旨に関してでございます。我々地方自治体を取り巻く環境といたしましては、地方分権の本格化、あるいは少子高齢化の進展等、従前とは違った様相を見せており、これまでにも増して本市独自の市政運営が求められていると認識しております。私といたしましては、この認識のもと、地方自治体が担うべき、市民の安心、安全な暮らしの確保と福祉の増進を土台に、本市の特性に即した自主的な市政を繰り広げていく所存でございます。 次に、平和に関しましては、昭和59年の非核平和都市宣言において、戦争の永久放棄を誓い、あらゆる国の戦争と核兵器の廃絶を求め、戦争のない平和な社会を築くことを謳っております。私は、四條畷市長として、この宣言を尊重し、戦争のない平和な社会を築くため、今後も継続して関連事業を推進してまいります。 なお、憲法第9条の改正については、国における議論がなされているので、その際には、国民の意向に沿った対応が重要であると認識しております。 次に、私の政治姿勢に関してでございます。私は、この度の四條畷市長選挙に際し、広域行政、地域住民との対話、地方から発信する成長戦略等、政策面で多くの共通点を有する大阪維新の会四條畷支部の推薦を受け、当選の栄を賜りました。今後は、これら共通点について、大阪府との連携を密に、積極的に取り組みを進めるとともに、政策の相違点に関し、本市にマイナスの影響を及ぼす部分については、大阪府あるいは本市選出の府議会議員に適宜申し入れを行うなど、柔軟な姿勢をもって本市のまちづくりにあたる所存でございます。 次に、大阪府職員基本条例については、政策立案に関する優れた能力を有し、自律性を備えた職員を育成するとともに、その能力を最大限に発揮することができる機会を与える等、能力と業績に応じた人事を徹底し、大阪府民のために全力を尽くすことができる組織実現を趣旨に制定されたものと理解しております。本市においては、平成20年に人材育成基本方針を制定し、職階ごとの階層別研修、人事評価制度の施行等を実施してきたところであり、現状、これらの取り組みを継続し、市民皆様のための行政組織の実現に努めてまいりたいと考えております。 次に、教育行政基本条例においては、その前文に、議会及び市長と教育委員会及び学校組織とが、法令に従って、ともに役割を担い、協力し、補完し合うことが必要であるとされており、大阪府教育委員会と知事が相互に協力すること、教育振興基本計画を策定すること、開かれた教育行政を行うこと等が記されております。本条例については、本市教育委員会が進められている施策等にも影響を及ぼすことから、今後、教育委員会とともに条例に基づく対応等を検討していく所存でございます。 次に、適正な生活保護運用については、相談者に対し、的確な情報を提供し、適切な相談、支援を行うことが重要であると考えております。この考えから、民生委員をはじめ、地域包括支援センター、障がい者支援センター、
社会福祉協議会等、関係機関において、相談があれば適宜、本市の相談窓口に繋げる体制を構築しております。なお、生活保護の申請に際しては、法に基づき、適正な対応を行っております。 次に、国民健康保険制度について、将来にわたり安定的、継続的に運営するためには、国における財政強化が必要であり、引き続き、市長会等を通じ、国あて要望してまいりたいと考えております。 次に、資格証明書の発行については、滞納世帯に対し、納付相談の機会拡大及び被保険者間の負担の公平を図ることを目的としており、発行に際しては、その世帯の実情を十分考慮しながら対応しているところでございます。 また、国民健康保険制度の広域化については、従来から国に対して医療保険制度の一元化を要望しており、最終的には国の責任において医療保険制度を確立することが望ましいと考えております。 次に、介護報酬に係る地域区分の見直しについては、平成27年度からくすのき広域連合管内において、介護報酬の単価に差異が生じることになっております。この状況を受け、現在、市民の方々に対する様々な影響等を分析しているところでございますが、まずは市民負担の軽減を第一に検討を進める所存でございます。 次に、障がい者施設の基盤整備に関しましては、近隣市も含めた施設や事業所の情報収集に努めるとともに、関係機関で構成する障がい者自立支援協議会において、現在必要とされる福祉サービスの検討を行った上、事業所への働きかけを行うことで、障がい者が身近な地域で必要な福祉サービスが受けられるよう進めてまいります。 次に、子ども・子育て支援新制度については、子ども・子育て関連3法に基づき、平成27年度の本格実施に向けて調整が進められており、その中でも幼稚園、保育所に関する部分が多く盛り込まれています。本市においては、平成26年度に策定を予定している子ども・子育て支援事業計画の中で、今後の公的保育のあり方をはじめ、すべての児童に対し、質の高い保育、教育を保障し、保護者のニーズに対応できるよう、基本的な保育、子育てに関する方針を定めてまいります。 次に、
子ども医療費助成制度については、本年7月診療分から対象年齢を就学前から小学3年生に拡大する予定でございます。本制度は、子育て世帯の環境整備として重要な施策であると認識しておりますが、本市の財政状況から、さらなる拡充は困難であると考えております。 次に、教育問題に関するご質問に順次お答え申し上げます。私は、市議会議員であった昨年5月、教育委員会が策定された学校規模適正化基本方針に関する説明会すべてに出席し、地域住民の様々な考え、あるいは要望等をお伺いいたしました。その中で、基本方針に定める小規模校の解消と小中一貫教育の推進については一定理解いたしましたが、地域住民の意向はもとより、地域の実情に応じた校区見直しに対する課題の解消など、解決すべき事項の整理が先決であるとの結論に至りました。この認識から、教育委員会との協議のもと、今月に学校適正配置計画策定に向けた市民会議を立ち上げ、地域住民との相互理解や子どもたちにとってより良い教育環境の整備に向けた検討を行い、長期的な視野での学校適正配置計画を策定していく所存でございます。 次に、教育の本来の目的についてお答え申し上げます。私が考える教育とは、豊かな人間性、正義感、思いやり、自律と協調、人権尊重など、いつの時代も変わらない大切な価値観を育み、自らに相応しい生き方を選択する力を育成することだと理解しております。将来、子どもたち一人ひとりが自立した社会人として胸を張って生きるための力を身につけさせるためには、確かな学力や健やかな成長、国際性豊かな人間性を育む教育など、様々な角度から教育施策を推進する必要があると考えております。 次に、子どもの権利条例の制定については、なわて子どもプラン後期計画において、すべての子育て家庭において、子どもたち一人ひとりの個性と可能性が尊重されるまちづくりを基本理念に掲げ、子育て施策を実施しており、日本国憲法や子どもの権利条約の共通理念を包含しているものと考えております。加えて、子どもの人権を第一に、子ども・子育て支援事業計画の策定を予定していることから、その進捗を見ながら判断を行ってまいりたいと考えております。 次に、イオンモール四條畷ショッピングセンターの出店については、地元商店街に影響を与えることが少なからず予想されることから、その対策等に関し、市内商業関係者との意見交換会を実施し、平成25年度には四條畷共通商品券に対する補助金の増額などを行うことといたしました。今後、必要かつ効果的な商業振興に努めるため、市内商業関係者との意見交換を定期的に実施しながら、具体的な施策をさらに検討してまいります。 次に、飯盛山城関連市町村との連携事業についてお答え申し上げます。今後、観光事業を進めるに際しましては、近隣市や関係市町村との連携は不可欠であると認識しております。とりわけ飯盛山城跡については、大東市との連携のもと、縄張図の作成をはじめ、大阪電気通信大学のご協力をいただき、石垣部分のCG化に取り掛かっているところでございます。議員ご提案の徳島県藍住町との連携については、昨年開催された勝瑞フェスティバルに参加した経過がございますので、再度機会があれば参加等、連携を進めてまいりたいと考えております。 次に、自然エネルギーの活用に関する取り組みといたしましては、現在、市役所東別館、田原支所及び全小中学校において、太陽光発電パネルを設置し、発電を行っているところでございます。今後におきましても、行政が率先し、環境に配慮した取り組みを実施すべきとの認識から、国等の補助金制度を用いた環境整備など、さらなる事業の展開に向けて研究を行ってまいりたいと考えております。また、現在、建設に向けて取り組みを進めている新ごみ処理施設においては、ごみ焼却の余熱を利用した発電に加え、太陽光などの自然エネルギーを利用した発電設備を計画しております。 最後に、緑と歴史を活かしたまちづくりについてお答え申し上げます。本市においては、恵まれた緑と歴史的遺産を最大限に活用し、観光振興を通じた賑わいのあるまちづくりを進めるため、庁内関係職員で構成するプロジェクトチームでの議論、地域の歴史まちづくり懇談会及び公開市民講座の開催を経て、昨年12月に今後の観光振興策を盛り込んだ
観光可視化戦略をまとめたところでございます。平成25年度以降、市民の方々をはじめ、企業、団体等のご協力をいただき、
観光可視化戦略に定める事業を着実かつ積極的に推し進めてまいりますが、歴史に関連する事業等については、時代の流れを踏まえた実施に努めるべきだと考えております。 なお、その他の教育関連のご質問につきましては教育長からお答えいたします。
○瓜生照代議長 教育長。
◎戸谷健三教育長 日本共産党市会議員団、阿部佳世議員のご質問に順次お答え申し上げます。 まず、全国学力・学習状況調査につきましては、平成25年度及び26年度において悉皆での実施が決定されました。教育委員会においては、児童生徒の学力の分析及び検証を行う趣旨から全国学力・学習状況調査は必要であり、今後も参加する考えでございます。 次に、小学校における英語教育については、これまで小学校5、6年を対象に、週に1時間、外国語活動の授業として、英語を聞く、話す活動を通して、英語に慣れ親しむことに重点を置き、実施しております。今後もこの趣旨に基づき、英語教育の充実を図ることといたしております。 また、議員ご指摘の読書力を身につけることは、児童生徒に確かな学力を育んでいく上で大切な視点の一つであると認識しており、各校において読解力を身につける授業や朝読書等の活動を推進しているところでございます。 次に、少人数学級については、学級において集団活動を行いにくいことなどのデメリットが考えられますが、教員と子どものコミュニケーションが密になり、児童生徒一人ひとりに応じた、きめ細かな指導を行いやすいというメリットもございます。現在、国における小学校1、2年生の35人学級編制に対して、大阪府教育委員会から学級数に応じた教員の配置がされていますが、市独自でその他の学年において少人数学級を実施することは、財政状況等から困難でございます。 次に、教育の本来の目的につきましてお答え申し上げます。教育基本法において、教育の目的は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない、とされています。教育は、学校、家庭、地域の連携のもと、学力を育むことはもとより、心身の調和的発達を図ることが最も重要であり、その結果、子どもたちがあらゆる場面において学び、生涯にわたって豊かな人生を送ることに繋がるものでなければならないと考えております。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) では自席より再質問を行います。時間がないことで早口になってすいませんけれども、今のペースで頑張らせていただきます。 再質問に関してはぜひ市長自身の言葉とお考えで答弁いただきたいと思っています。1月の市長選挙の時には、市長は候補者の中では私が唯一の行政のプロです、というふうに演説で言っておられたし、11年の議員経験もありますし、議場には慣れておられると思います。 まず地方自治についてですが、その本旨は憲法によって保障されているものであります。市長の所信表明の中には憲法の文字が見当たりません。憲法遵守についての考え方と国の政治について伺います。地方自治法に従えば、憲法を守り、市民の暮らし、福祉を守るという立場にいつも立って、国にものを言うべきと考えますが、その点についてはいかがですか。 また、国の政治について伺います。安倍政権が打ち出した緊急経済対策によるデフレ対策で景気は良くなると考えていますか。また、政府が同時に行おうとしている社会保障と税の一体改革の中で、生活保護基準の引き下げ、先ほども言いましたが、住民税や保育料、国民健康保険や介護保険の減免など、市民の暮らしに様々な影響を与える大問題だと考えています。基準の引き下げで苦しむ市民を守る立場に立たれるのか、それとも何の手立てもせずに見過ごすのか、その点についてお答えください。 安倍政権のもとで地方交付税の縮小が計画されています。これは市の財政にも大きな影響を与えるものだと考えます。見解を伺います。 地方自治は憲法の柱の一つであり、その立場から国が地方自治を保障する財源を自治体に割り当てるよう市長としても国に要求すべきですが、その点についてはいかがですか。 次に、憲法について伺います。今の憲法は、日本が侵略戦争と植民地支配によってアジアと世界、日本国民に大きな犠牲をもたらしたことの反省の上に立って作られたものです。重ねて伺います。平和都市宣言を行っている本市としては、さらなる憲法擁護の取り組みを行うべきですが、その点についてはいかがですか。見解を聞かせてください。 次に、市民の暮らしについて伺います。市長は所信表明の中では、市民の暮らしの大変さには触れられておられません。この間、市税収入を見ても、市民の所得が下がり続けていることは明らかですし、国保料の負担も大きなものとなっています。先にも述べましたが、地方自治体は住民の福祉の増進を図ることが基本であり、住民の暮らし、営業の実態を把握して、施策を進めなければなりません。市民の暮らしについての市長の認識を伺います。 昨年の総選挙の時には市長は自民党員として活動され、市長選挙の何週間か前に維新の会に替わられたわけですけれども、何か明快な理由があって維新の会に替わられたのでしょうか。私は市長と同じ畑中地区に住んでいますので、地元の方々はお父さんの代から自民党として応援の方も多く、お話を伺うと、とても残念がっておられると、そのような意見も聞きました。そのような思いまでして大阪維新の会に替わられた理由をもう一度聞かせていただけますか。 大阪府の中には今、八つの自治体が維新の会の首長であります。近い自治体では守口市がありますけれども、守口市は公民館の閉鎖や市民の施策後退、そういうような施策を出していますけれども、そのことについてはどう考えているか。ほかの維新の会の首長の7自治体との関係、それはどのように考えておられるか、聞かせていただきたいと思います。 それと教育長、教育問題についてですけれども、学力テストの学校別の結果の公表についてちょっと答弁漏れがあったのでお願いしたいと思います。 以上、ちょっとまとめて早口で言いましたけれども、よろしくお願いいたします。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 なかなかたくさんおっしゃっていただきまして頭が回らない部分がございますので、その節にはお許しをいただきたいと思います。 まず繰り返しになるかとも思いますけれども、地方自治体を取り巻く環境といたしましては、地方分権の本格化あるいは少子高齢化進展等、従前とは違った様相を見せており、これまでにも増して本市独自の市政運営が求められていると認識しております。私といたしましてはこの認識のもと、地方自治体が担うべき市民の安心、安全な暮らしの確保と福祉の増進を土台に、本市の特性に即した自主的な市政を繰り広げていく所存でございます。 また、憲法第25条についてでございますけれども、憲法第25条の精神と生活保護制度の現状につきましてお答え申し上げます。まず、憲法第25条は、国民はすべてに生存権を有し、国家には、国民の生活を最低限度保障する義務を有していると規定しています。その趣旨に基づき、生活保護法が制定され、現在の生活保護制度が運用されていると認識しております。私といたしましては、これらを受けて、法に則した適正な事務を遂行していく所存でございます。なお、議員お示しの内容については、ご意見として伺っておきます。 また、市民の暮らしについては、昨今の社会経済情勢の動向を見る限り、好転しているとは感じておりません。 そして憲法第9条についての見解でございますけれども、2月15日、自民党憲法改正推進本部で憲法改正を実現するため改憲発議要件を定めた96条の見直しに優先的に取り組む非公開のやりとりで、現状での改憲の難しさに触れた上で、96条からやっていこうという表明がなされたわけであります。自衛隊について自民党が衆議院選公約で掲げた国防軍の創設の必要性を訴えました。今後も推進本部を定期的に開き、党内の意見集約を進めることといたしております。 最後に、大阪維新の会の件でございますけれども、まず大阪維新の会においては、橋下徹代表の強力なリーダーシップのもと、持続可能な行政を確立すべく、積極的な取り組みを推し進められています。私は、橋下代表が実践してこられた取り組み経過から、大きくは行財政改革を進めるに際してのスピード感、考えを明確に伝える発進力及びグローバルな視点による効率的な施策推進に共感し、先般の市長選挙では大阪維新の会と歩調を合わせたところでございます。
○瓜生照代議長 教育長。
◎戸谷健三教育長 答弁漏れとのご発言でありましたが、通告には書いておりませんでしたので、あえてその席では言わなかったということでございます。 本市における学校別の公表のことについての質問ですけれども、従来から文科省は全国学力・学習状況調査の結果については、各都道府県ごとに結果、学力については報告するという形でとっておりまして、学校別のことについては拒否しております。ただし、大阪府の学力・学習状況調査の結果を踏まえて、府内のある市におきまして学校別の結果を公表した経緯があります。それを受けまして文科省も最近、この辺の考え方について幅広いスタンスを持ちつつあるんではないかなというように思っております。本市におきましては、一応従来の文科省の学校別の公表につきましては踏襲するという考え方については変わりませんが、今後の国の動向についても注視していきたいなというように考えております。以上です。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 一つ抜けておったようでございます。大阪維新の会選出の首長が7人おられる。その連携を四條畷としてはどうしていくのかということが1点答弁漏れがあったようでございます。先ほど来ほかの議員の方々からも質問の中で広域行政の質問がなされました。私といたしましては、四條畷市にまず有利なのか不利なのか、そういうことを様々な観点から考えていく中で、その他市との連携については現状といたしましてはぜひともというような考えはございません。四條畷市として進むべき道というものを第一に考えてまいりたい。そのように考えております。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) ちょっと早口で言いましたので、国の政治に対する姿勢がひとつも答えていただいていないというのと、それと憲法を守って、市民の暮らし、福祉を守る立場に立って、国にものを言うべきと考えていますが、その点についてはいかがですかというところにも答えてもらっていません。国の姿勢については、今の安倍政権が打ち出した緊急経済対策によるデフレ対策で景気が良くなると思うかということ、このことについてはちょっと言ってもらいましたけれども、社会保障と税の一体改革、生活保護の基準の引き下げで市民の暮らしが大変になると。その基準の引き下げで苦しむ市民を守る立場に立たれるのか、それとも何の手立てもせずに看過するのかということを聞きました。 それと憲法については9条だけじゃなくて、憲法遵守という立場に立って、これからも憲法擁護の取り組みを行うべきかということを伺いました。 それと市民の暮らしが大変ということは言っていただきましたけれども、本当に国保料が高いとか、市民の暮らしの大変さに目を向けていただきたい。これは要望ですけれども、それとまたいっぱい言ったらあれですので、今のことをまずお答えください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まず憲法の問題につきましては、当然ながら日本国民である限り、私も当然四條畷の首長といたしましても憲法につきましては遵守をしてまいります。 そして先ほど来デフレ対策等の国政の件についてご質問もございました。これについては今現在、安倍総裁のほうが様々なデフレ対策について発言をされておられます。私といたしましても今後の経過というものを見極めてまいりたいと思いますけれども、現在のところ結果は出してきていただいているという具合に判断をまずいたしております。 それから国に対する働きかけというものは、先ほども答弁の中で申し上げましたとおり、これは首長としての大きな責任の一つであると考えておりますので、積極的に行わさせていただきたいと思います。 生活保護施策につきましては、今現在、国で様々な議論がなされております。それを私も見守ってまいりたいと考えております。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) 見守っていきたいとか、ほとんどが土井市長がどのような態度を取られるのかということが今の答弁ではなかなか見えてこないんですけれども、生活保護基準の引き下げに対しても、今の受給者だけじゃなくて、本当にいろいろなところに影響が出てくるので、基準の引き下げに苦しむ市民を守る立場に立たれるのか、それとも、まあ見守るということは、何の手立てもせずに看過するということなんですよね。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 この生活保護につきましては様々なほんとに難しい問題もあると私も思っています。この四條畷においても扶助費の増大というものも大きく経常経費から考えますとウェートが大きくなってきている。この現実もある中で、やはり生活保護法としても改正すべきところは改正をしていかなければいけないのかなという、そういう意味からも見守ってまいりたいというのが正直なところでございます。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) 改正すべきところと言いますけれども、今の生活保護法ね、憲法に基づいて国民の権利として作られてきた生活保護法ですので、今の国が言ってるのは生活保護の扶助費の基準の引き下げというところですが、そこの部分を言っておられるのか、保護法自体を改正していくべきやと言っておられるのか。今、不正受給の問題が大きく問題となってますけど、不正受給で大きく言われているけど、受けている方は不正受給といって出てきているのは大体受給者の0.3%から0.4%ぐらいなんですよね。それよりももっと問題なのは、受けるべくして受けられていない、そういう世帯がたくさんあること。世界の中で日本の捕捉率というのは本当に低いんです。そのことについては何か感じられることはありますか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 難しい問題であることには違いがございません。制度なり、その対策について、何と申しますか、相談業務につきましては丁寧に真摯にさせていただきたいと思います。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) 相談業務に関しては真摯にするというのは、ほんとに当たり前のことで、市民の命に関わることです。市長もあんまり今までもそういう生活保護のことに関してとか関わってこられなかったかもしれませんけれども、今それこそ扶助費が大きく膨らんでいると言われるところで、やっぱり市長もそのことについてもよく知っていただきたいと。そして市民の現状もよく見ていただきたいというふうに思います。 いろいろとあるんですけれども、維新の会との関係としましては、職員基本条例、それから大阪府の教育行政基本条例に関しては、私たちはほんとに否定的な立場に立っています。この2条例に関して、大阪府の弁護士会が憲法違反であるというような声明を出しているのはご存じですか。先ほど市長は憲法遵守でやっていくというふうに言っておられましたけれども、そうしたら大阪維新の会の職員基本条例、そして大阪府で出された職員基本条例、教育行政基本条例に関して評価していってられるというのはちょっと矛盾しているというふうに感じますけれども、その点についてはいかがですか。 それと市長選の2週間ぐらい前に自民党から維新の会に替わられた、その明快な理由、これについても答えていただいていないと思いますが、どうでしょうか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 大阪維新の会に替わった理由、これをお尋ねでございますけれども、先ほども申し上げましたとおり、一つはやはり橋下徹・大阪維新の会代表のスピード感とか、行財政改革に向けた強い決意を、表明をなされている力強さというところにまず一つ大きな感銘を受けたわけであります。そしてその中でも別枠といたしましては、この四條畷市から唯一府会議員として出ておられる今現在の府会議員が大阪維新の会の公認であるということも踏まえて、大阪維新の会から推薦受けることを決定したわけであります。 職員基本条例については、職員の採用から退職までにおける基本的な事項を定め、公正かつ適正に運用することにより、職員が自律性を備えた人材として能力を高め、市全体の奉仕者として全力を挙げて職務を遂行し、よって的確な行政運営と住民の信頼に応えることを目的としていると認識しております。本市ではこれまでも積極的に人材育成に取り組んできていることから、まずは着実に職員の人材育成基本方針に基づき、職員の育成を行っていくことが先決であり、現時点での条例制定は考えておりません。 次に、教育行政基本条例におきましては、その前文に、議会及び市長と教育委員会及び学校組織とが法令に従って、ともに役割を担い、協力し、補完し合うことが必要であるとされており、大阪府教育委員会と知事が相互に協力すること、教育振興基本計画を策定すること、開かれた教育行政を行うこと等が記されています。本条例については本市教育委員会が進められている施策等にも影響を及ぼすことから、今後、教育委員会とともに条例に基づく対応等を検討していく所存でございます。以上でございます。
○瓜生照代議長 休憩を宣す。時に午後2時58分
○瓜生照代議長 再開を宣す。時に午後3時15分
○瓜生照代議長 質疑を続けます。市長どうぞ。
◎土井一憲市長 先ほど阿部議員からご提示いただきました大阪弁護士会による大阪府教育行政基本条例制定に反対する会長声明については、2011年9月15日付けで行われていることを確認いたしました。その見解としまして、この問題については私から明確な見解を申し上げるべきではないと考えております。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) 明確な見解を申し上げるべきではないという答弁の意味がちょっと分かりません。この当初答弁には、職員基本条例案に対しても、教育行政基本条例案に対してもしっかりと評価をされていると思います。大阪弁護士会の会長声明、これ私持ってるのは2012年の3月19日のものですけれども、この中には職員基本条例案には職員及び教職員に職務命令違反に対して厳しい懲戒処分、分限処分の基準を制定し、さらに職員については相対的人事評価を行うことによって統制管理する発想がみられる。同条例案によれば教職員についても同一の職務命令違反3回で分限免職となる可能性があるが、東京都の教職員の日の丸・君が代処分事件の最高裁判決も懲戒処分として、減給以上の処分を科することについては極めて権力的は判断をしており、だめやということを言っているんですね。この判決に照らしてみても、思想、良心に関わる問題で3回の職務命令違反で分限免職に繋がる規定を設けることは、憲法違反のおそれが強いというふうな見解が大阪弁護士会から出ています。こういうものについて、先ほど憲法遵守すると言われた立場から、そういう職員基本条例案、また教育行政基本条例案に関して評価されるということに対しては、私は問題だと思って、それに対する見解をお伺いしたんですけれども、市長として、市長自身としてこの条例案に関しての見解というのはないんでしょうか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 先ほども申し上げましたように、私から明確な見解を申し上げるべきでないと考えております。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) じゃあ当初答弁の分はどういう意味だったんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 状況説明をさせていただいたものでございます。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) それ以上言えないということなんで、維新の会の政策に共感したんではなくて、橋下市長のスピード感に共感して維新の会に入ったということですので、維新の会の施策の中身については、そう共感しているわけではないということでしょうか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 共感しているわけではないというのは違うんですね。先ほど来申し上げておりますに、広域行政を行うという一つの手法の考え方というのは、私も橋下徹大阪市長とも変わらないということでございます。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) これ以上この点についてここで議論してもあれと思いますけれども、やはり市長としての考え方をこの代表質問の時に明確に答弁いただきたいなというふうに思います。 先ほどの生活保護の基準の引き下げのことですけれども、生活保護法については難しいこともある。また、基準についても判断が難しいというふうに市長言われましたけれども、憲法25条の健康で文化的な最低限度の生活の維持ということに関しては、それに伴って今の生活保護基準というのは決められているんですね。それが引き下げられるということは、最低限度の生活が維持できなくなる。すなわち憲法25条に決められた最低限度の生活まで維持できなくなるような基準の引き下げということに対してはどんなふうに感じられるか。市長自身が感じられることを聞かせていただきたいと思います。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 国の一つの方針として、今後それを決められていくであろうということでございますので、私といたしましては国の方針に対して準じていくという答弁しかできないわけであります。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) 憲法に照らしてどうかということを聞きたかったんですけど、もう1回聞いても無理でしょうか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 何度も申し上げておりますとおり、やはり国は国として定めていく。その中で大阪府内の一自治体であり、また四條畷市一つの自治体であることから、私はその方向性というものは重要視してまいりたいと考えております。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) これから、今からの市政ですので、これからの土井市政に対して、やはり国の動向や憲法のこともしっかり考えて、その中での地方自治体として責任を持って憲法遵守の考えのもとに国にしっかりものを言っていただく。そういう立場で市民の暮らし、福祉守っていただきたい。このことは要望して、これからも予算委員会も一般質問も、これから何回か議会もありますので、そういう立場で私たちは質問を続けていきたい。土井市長にそういう立場で臨んでいきたいというのは申し上げておきます。 明快な答弁がいただけなかったのはすごく残念だと思います。ちょっとこれならいけるかなと思うことを聞いてみます。市長は秋田の教育を取り入れたいということを言っておりましたけれども、秋田の教育、私も読んでみましたら、まずは少人数学級に取り組んできた。秋田県が市町村に大きな努力を求めて、40年間取り組みやった。人もお金も時間もしっかりかけて、地域も親も子どもたちも一丸となって取り組んできた。その結果、今の秋田の教育となったのではないかと考えています。何よりも子どもたちの発達に応じた教育、また、細やかに見守ること、で、自分たちの周りの出来事や郷土の自然や人間社会、文化、いろいろなものを子どもたちに触れさす、多くの体験、多くの繋がりから、人や社会、歴史、学ぶことの喜び、そういうことを子どもたちがいっぱい感じて、学力向上に繋がったんではないかと思います。これは、まずは少人数学級の実現、このことが大切だということが秋田県のホームページにもいろいろ書かれていました。このことについては、市長はどう考えられますか。お願いします。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 少人数学級というよりも少人数授業を行うことによって学力の向上に繋げてきているということで、それは本市にとりましてもすでに行っていることでございます。 秋田県の児童生徒の学力向上に対する取り組みにおいて優れていると思われることは、40年近く、先ほど言われました、地道に取り組まれた成果として、子どもたちが能動的に学ぶ授業形態の確立や学校、地域、保護者、行政との良好な繋がりであると理解しております。具体的には、授業において子どもたちが自ら考え、活動することを重要視され、そういう授業を9年間行えるよう、授業改善を日常的に取り組んでおられます。また、地域、保護者との信頼関係が学校活動全体を支えているとともに、行政のサポート体制が充実していることがうかがえます。これらの取り組みを本市の参考とし、導入するため、今回、秋田県の実践に関わっている方を招聘し、教員研修等を行うなど、本市の学校教育の質的向上を図ってまいりたいと考えているわけであります。
○瓜生照代議長 阿部佳世議員。
◆9番(阿部佳世議員) 少人数教育ということでしたけれども、「すごいな秋田」ということで、次世代教育推進機構というところが出しているホームページの中にも、少人数教育もやっていますけれども、まずは少人数学級授業、県はたくさんお金をかけてやってきた。頑張った子どもたちに対して褒めたいと頑張らせた先生方や地域に対して褒めたいというふうに内館牧子さんが地元紙に寄稿したということも書いてあります。小人数学級のことについてもうちょっと真剣に考えていただきたい。このことも重ねて、また新しい教育長のもとでも求めていきたいと思っています。 学校統廃合についてもちょっと聞きたかったんですけれども、もうあんまり時間がないということで、そのこともこれで早口でまくし立ててもなかなかあれですので、学校統廃合のこと、そしてそのほかの細かいいろいろな施策のことについては、これから3日間行われる予算委員会、そして一般質問の中で市長に対してもしっかりと聞いていただきたいと思います。その時は市長の言葉でしっかりと答弁いただきたいと要望して、私の質問とします。
○瓜生照代議長 以上で阿部佳世議員の質疑は終わりました。市長。
◎土井一憲市長 先ほどの島議員の質問に対し、お答えできなかった部分について答弁をさせていただきます。図書館のあり方について過去検討を行ったメンバーは、学校代表、市内関係団体代表、学識経験者、公民館運営審議会委員でございます。なお、ワーキング会議として計10回開催をいたしたところでございます。
○瓜生照代議長 それではほかに質疑のある方どうぞ。大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) 議席16番、四條畷維新良政会幹事長の大川泰生でございます。私は土井市長の所信表明及び平成25年度市政運営方針に基づき、四條畷維新良政会を代表して、私と副幹事長の森本勉議員の2人で質問を行います。誠意あるご答弁をよろしくお願いいたします。 一つは市長の市長選挙に係る問題についてでございます。二つ目には市長選挙の公約等についてであります。三つ目には市長の政治家としての資質についてであります。四つ目は市長の所信表明及び市政運営方針全般についてでございます。 以上、4点でございますが、詳細な質問については自席での再質問の中で行いますので、よろしくお願いいたします。
○瓜生照代議長 ただ今の大川泰生議員の質疑に対して答弁を求めます。なお、反問される場合には、その都度、議長の許可を求めて行ってください。どうぞ市長。
◎土井一憲市長 四條畷維新良政会、大川泰生議員のご質問につきまして順次お答え申し上げます。 本年1月20日に執行されました四條畷市長選挙において、私は田中夏木前市長が築いてこられました市政を継承しつつ、さらなる進展を目指すべく、多くの公約を掲げ、市長選挙に臨み、当選の栄を賜りました。市長就任に際し、改めて、燦然と輝く四條畷を構築し、次世代へと確実に引き継ぐことができるよう、私の全身全霊を賭して、公務を遂行していく所存でございます。 なお、市長選挙時における公約といたしましては、行財政改革に取り組む姿勢を示した上、児童生徒の学力向上、地域懇談会の開催、地域活性化及び健康福祉の充実を柱に、多くの施策等を掲げたところでございます。具体的には、学校土曜日授業の実施、桜の植樹等を通じた観光振興、地域との協働の推進、前立腺がん検診の実施等、市民皆様の安心安全、そして快適な暮らしに着眼した施策等を設定し、市長任期4年間、積極的に取り組むことといたしております。 次に、私の政治家としての資質に関してでございます。私はこれまで民間企業を経営する傍ら、学校教育や社会教育等に関する地域活動のほか、市民生活を主体に置いた議員活動を通じ、様々な経験を重ねてまいりました。加えて、私を育てていただいた、ふるさと四條畷への熱き思いは、今後の市政運営に際し大きな支えになると確信をいたしております。これら私が持ち合わせている要素と議員皆様をはじめ、市民皆様、職員のご協力をもって、四條畷市長としての職責を全うする所存でございますので、私、土井一憲に対し、これまで以上のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。 最後に、私の所信表明及び平成25年度の市政運営方針に関するご質問につきましてお答え申し上げます。市長就任以降、短期間ではございますが、職務を遂行する中で、私のまちづくりに対する考え方及び基本姿勢を取りまとめた上、職員との意見交換を経て、市長任期4年間を時間軸に置いた所信並びに短期的目標となる平成25年度の市政運営方針を作成し、先般、議員皆様、市民皆様にお示しをさせていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) それでは冒頭に申し上げましたように自席から詳細については質問いたします。先ほどの市長のご答弁は、まさに作文としては私は結構だと、このように理解しております。これから質問する内容は、私は個人的に土井市長には遺恨も何もありません。お互いに政治家として質問をさせていただきますので、ご理解をまず最初にお願いをしておきたいと思います。 質問の第1点は政治姿勢の問題でございます。思い起こせば昨年の衆議院選挙、自民党が圧勝いたしました。この12区からも北川先生が返り咲いた。こういう結果でございます。その衆議院選挙の中でも土井市長は議員1人の自民党の党員、こういうことを大きな声で演説をし、そして北川先生の当選のために頑張ってこられた。こういうことを聞いております。また、当選の暁には、楠公の事務所で先頭に立ってバンザイをやった。こういう話も聞かせていただいております。まさに自民党としてこの四條畷で頑張ってこられた方が、市長選挙の目前になって突然、自民党を離党して、維新の会四條畷支部から出馬をされたのか。今日、傍聴にたくさんの皆さんが来られています。土井さんを支持する方、またそうでない方も、非常にこのことについて疑問に思っているということを私は多くの市民からも聞かされております。同僚からもそれらの質問もありましたが、私は土井市長の言葉で、傍聴されている皆さんや多くの市民の皆さんが、なぜ自民党から維新の会四條畷支部から市長選挙に出られたのか。明快にまずご答弁をいただきたいと思います。以上です。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まず、自民党から大阪維新の会に移った理由ということでご質問だったと思いますけれども、確かに大川議員が言われたように、昨年行われました衆議院選挙に及ばず私は父の代から何十年と自民党を支持をしてまいりました。これは間違いのない事実でもございましたが、昨年の自民党の衆議院選挙におきましても全力で私は北川知克さんを応援をさせていただきました。その中で私が大阪維新の会の推薦を受けさせていただきましたのは、先ほども申し上げましたとおり橋下徹さんのスピードある実行力、これともう1点は、これも先ほど申し上げましたが、四條畷から唯一府議会議員として出ております議員が大阪維新の会の公認候補であるということから、私はその選択をさせていただいたところでございます。しかしながら、先ほどおっしゃっていただきましたように、私を支持していただいてきた市民の皆様方の中で自民党支持の方もたくさんおられます。そういう方から、やはり選挙前になぜ大阪維新の会から出たんだということで厳しいお言葉もいただいたことも事実でございます。しかし、そのような中で一定のご理解をいただいたのかな。私はそのように思っています。それは自民党であろうが、大阪維新の会であろうが、そういう問題ではなく、やはり土井一憲一人を一人の政治家として見ていただいた中で、最終的にはやはり土井だというようなことでご納得いただいた市民の方々もおられると、私はそのように思っております。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) 土井市長から市民も納得されている。こういうご答弁がありました。だから当選をしたんだ。こういうこともおっしゃいました。果たしてそうでしょうか。まだまだ多くの市民の皆さんは、なぜやろう。これまで自民党の党員として、また自民党の市会議員として頑張ってきた方が、なぜ維新に入ったのか。まだまだ私は理解をされていない。このように思うわけであります。何か違った目的があったんではないか。 ひとつ3月1日付けの河北新聞にも、この市長選挙での出馬問題が掲載をされております。これを紹介しますと、まず、まずいことに土井市長は市長選挙にあたり、これまで自民党に所属していたが、自民党を選挙直前に抜けて、大阪維新の会の推薦で出馬、圧勝している。土井市長の一連の自民党を袖にした行動は、選挙に勝たんがためには何でもありか。あまりにも無節操、こういったきついお叱りの文章が掲載をされております。このことについてひとつ感想をお伺いしたいと思います。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 当然ながら今現在も私に対して今の新聞の記事のとおりのお怒りの市民の方々もおられると思います。すべてがすべて、私が先ほど申し上げましたように、自民党を離党し、大阪維新の会の推薦を受けたということに、すべての方がご理解をいただいているわけでは決してないと思います、それは。ですから、その件につきましてはこれからの四條畷市長としての私、土井一憲を真正面から見ていっていただく中でご理解をいただいてまいりたいな。そのように考えております。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) 私ども議員の立場として心配するのは、国との関係であります。それぞれの地方自治体の長というのは、大方政党に所属しておっても、無所属で出られる。国のいろんな国会議員に陳情する。こういうことがこれまでの例でありました。最近はちょっと違った部分が出ておりますが、先ほど言いましたように自民党が圧勝して、安倍内閣が発足した。12区の北川先生も当然幹部になりました。しかし、自民党をやめて維新の会から出馬をした土井市長に対して、どのような立場で受け止めてくれるのか。これが心配なんですね。長年の経験ということで、北川先生ともいろいろと仲はいいというのも知ってます。しかし、政党として自民党に対して維新の会が陳情に行った場合は、本当に、先ほども同僚議員からも質問がありましたように、特に地方特別交付税などの問題でそれが本当に実行されるのかどうか。いや、あいつは自民党を裏切って維新の会から出たんやから、なかなか話聞かれんで。こういう話も裏話の中でも僕はあるんじゃないか。そういう点をどのようにして打開して、四條畷市に補助金等をいただいてくるのか。その点のひとつ考え方をお示しいただきたいと思います。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 ほんとにご心配をいただいてお礼を申し上げたいと思いますけれども、そのような中で先ほどの質問の中でも申し上げましたが、これまでの北川知克代議士と私どもの関係と申しますのは、本当に深いものがございます。そういった中で当然自民党を離党する時もそれなりのご相談もさせていただきました。そのような中でございますので、私は大阪維新の会の公認ではなく、まず推薦で出させていただいているということも一つあると思います。公認で出るということ、そして自民党との関わり方ということ、これと大阪維新の会から推薦で出ている。この関係というものは、やはり若干、若干ではなく、大きくそこの違いがあるんではないかな。私はそういう認識をいたしておりますし、大川議員さんがおっしゃっていただきましたように、私もそのあたりは自分自身でそれらのことをわきまえながら精一杯、自民党そして北川知克さんとのパイプづくりというものを本当に大事にさせていただきたい。そのように考えております。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) 北川先生との関係については深いというご答弁がありました。私も土井市長と北川先生とは恐らくいろんな意味で深いだろう。このように思います。しかし、今回の市長選挙後にはそれが違ってきているわけですね。こういうことを考えた時に、本当に土井市長が思われている、そういうとおりになるのかどうか。そういう私は疑問もあります。確かに12区の北川先生についてはお父さんも応援をされておったし、親子二代でこれまでも応援をしてきた。恐らくその義理はあると思うんですね。しかし果たして、亡くなられたお父さんも自民党をやめて維新から出るとは全く考えてなかったんじゃないか。恐らく私はそう思います。私も同僚として、一緒に議員として活動をしてきた関係でよくお父さんも知っております。ひょっとしたら残念がっているんではないか。このように思うんですよ。だからそういう点が私は納得できない。市長として、そして北川先生には確かに要望できる。しかし、その上まで行った時にどうなのか。ここが私は心配をしているわけであり、財政が厳しい中で、地方交付税などに影響がある。これは市民クラブの長畑幹事長のおっしゃるとおりであります。そういう厳しい中で、ようやく田中前市長が実質収支とも黒字に持ってきた。そういう中において今後の問題として私は残っていくんではないか。このように思うわけですが、その点は心配ありませんか。再度ご答弁をお願いします。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今、大川議員さんのおっしゃっていただいたことを真摯に受け止めをさせていただきまして、最大限の努力をしながら今後の市政推進に努めてまいりたいと思います。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) 何人かの同僚議員の質問もありました。国との関係で自民党の話は出ましたけども、維新の会の話が全く土井市長から出なかった。あ、ひょっとしたら維新の会やめたんじゃないか。こういう思いがあったんです。しかし今の答弁聞きますと、そうなってない。そのようなご答弁がありました。その点についてはどうでしょうか。私どもも四條畷維新の会として田中前市長を先頭に5人で結成をした時に、維新の会の場合はほかの市長に推す場合は、当然その政党に所属してはならない。やめなければならない。こういった約束事がある。私も四條畷の府会議員の方にしっかりと聞きました。離党しますよと。びっくりしました、その時はね。まさか土井さんが離党してまで今回の市長選挙に出るのか。こういう思いがあったんですけども、その点はどうなんでしょう。維新の会はまだ入ったままということでしょうか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 大阪維新の会の私の立ち位置と申しますか、それは先ほど来申し上げておりますように、大阪維新の会四條畷支部から推薦を受けたということが一つございます。その中でこれまでに一度、大阪維新の会の関係のある首長という会議がございます。ただ、その会議の大阪維新の会に関係のある首長会議の会長はもともと田中前市長でございました。一度その会合に参加をいたしましたけれども、なにせひどく風邪を引いておりましたので、ご挨拶だけして帰ってきたというところが事実でございまして、例えば日本維新の会の国会議員の方々と会合があってなにがしかの議論をしたとか、そういうことは一切ございません、ここまで。これが今の現状でございます。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) しかし、今のいろんな答弁の中で、なかなか自民党から維新の会から出馬したということについての理解が、恐らく後ろに聞かれている方もほんまかなと疑問がまだまだ残っておるんではないか。このように私も思いますし、恐らく今日参加されなかった市民の方もそのように思っている方が私はたくさんおるんではないか。このように思いますので、ひとつ機会を設けて、はっきりとしたお答えをまずいただいてほしい。この点についてはこれで終えておきますけども、もう1点は公約の問題でございます。 選挙中は、私どもも選挙には出ますので、公約はしております。しかし、市長選挙と市会議員選挙は少し違うと思うんですね、公約の出し方について。その点についてお伺いをしたいと思います。選挙期間中にゲートボール、この使用料を無料にする。こういった約束をされたのかどうか。またもう一つは、中野新町の自治会館、これを建設するのに、建設をします。こういう約束をされたのかどうか。私ももちろんゲートボールの無料化については、有料化する時には賛成しましたけども、今後検討して、無料化することについては決して反対ではありません。また、中野新町の自治会館の問題も、あそこに一つもありませんので、当然行政として建設できるものであれば建設をしてほしい。恐らく私だけでなく、ほかの議員さんもそのように思っておられると思いますね。しかし、市長選挙へ出た方がそういう選挙期間中にそういう方々に約束したのかどうかね。その点だけまず最初にお聞きしたいと思います。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 ただ今、大川議員のほうからご質問がございました。まず、ゲートボールの使用料を無料にする。この件につきましては、はっきり申し上げまして、私今初めて聞いたぐらいでございまして、これはもうはっきりどなたにお聞きいただいても約束はいたしておりません。 そしてまた中野新町の自治会館の建設につきましても、今日、傍聴席のほうにも中野新町の方もお越しなられておりますけれども、その件につきましても一切私は約束をした覚えはございません。しかし、中野新町の自治会館につきましては、これまでに議員としての活動の時に様々な角度から中野新町の方々と会合を重ねてまいりました。議会の発言の中におきましても、例えば公園がない、また公民館等もないということで、何とか中野新町のために行政として応援をしていただけないかという発言もしてまいりました。しかしながら、例えば今日に至るまで中野新町の自治会館建設について私が申し上げたことは一度もございません。そして昨今聞き及びますと、造幣局官舎が売却をされました。当然ながらその売却されたのは、私がもうすでに市長になってから以降の話であろうかと思います。そのような中で中野新町は中野新町として自らが公民館の建設等、公園につきましてもその中の都市公園を確保してもらいたいという要望等については、直接建設等まちづくり部に要望をされておられます。そういうことから中野新町自らがどのような方法で公民館をお考えされておられるのか。もしも、例えば少し聞き及ぶところによりますと、官舎の跡が分譲住宅になるという話も聞いておりますけれども、その一角を中野新町が仮に購入され、法人化された自治会として例えば公民館を建てられた場合、上物の補助金というものは市から定められた額だけ出るということでございますので、私自身がそこにそのような発言をしたことは全くございません。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) おかしいですね。私は土井市長から2カ所ともはっきり聞いたと、こういうことをおっしゃっている方がおられるわけです。その方をここへ連れてきてどうのこうのは言いませんけども、私もこのゲートボール場無料化、また中野新町公民館建設というのは賛成であります。決して反対ではありません。先ほど土井市長がおっしゃったように、官舎が売却された。たった今聞いた話ですけども、50戸以上建てば公園も、また公民館も建設できる。しかも新町の方々は一銭も出さなくて済むという、そういう話を総務部長から聞かせていただいております。しかし問題は、現在建設をされるその場所の住民の方々の負担で開発公園なり開発の公民館を建てるわけですから、決して100%喜ぶことでもないわけです。今後、建設が進むについて行政として中野新町の皆さん方のご意見を聞きながら、また建設予定されている不動産業者との話も当然しながら、一番いいような形で私もやっていただきたい。これは思います。 しかし、仮にですよ。土井市長は約束してないと言い切っているわけですけども、もし仮にそういうことを約束すると、公職選挙法に違反するんです。紹介いたしますと、利益誘導ですね。公職選挙法第221、223条に規定されている利益誘導罪は、買収や供応など選挙活動での支援に対する直接的な支払措置を禁ずるものである。このように公職選挙法で書かれているわけです。議員の場合と違って、市長は決裁権ありますから、当然こういうことは守っていかなければならない。しかし我々が聞いた話では、約束してくれたということをおっしゃっているんですね。しかし、市長は市長で言うてないと言うてるわけですから、ここでなんぼそれを議論しても、そんなに話がまとまるような話でありませんし、そういうことをするとこういう公職選挙法に違反するんだということだけひとつ理解をしていただきたい。このように思います。 そしてもう1点は、市長選挙の公約の中でいろいろと発表をされております。特に田原地域に医療施設の誘致を行います。こういうことも公約にありました。これについて具体的にどのような中身で誘致を考えておられるのか。今後進めていこうとしているのか。その点についてもひとつ明らかにしていただきたいと思います。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今の質問の答弁の前に、重ねて申し上げたいと思います。今の中野新町の自治会館建設の件については、私はつい1週間、10日ほど前に中野新町の役員の方からお聞きをしました。それは他地域の方から今、大川議員がおっしゃった内容と全く同じことを言われた。それで、何を言うたはるんですか。そんなことは一切ありませんということで、私のほうに報告があったわけであります。このことをひとつ申し上げたいと思います。 そして田原地域への医療機関の誘致、これにつきましては田原の中に小児科というものがまずございません。私は田原、特に田原台の方々と懇談をさせていただく中で、医療機関が少ない。そして特に乳幼児の突然の疾病治療に対応ができていない。これをおっしゃっていただく田原台の方々が非常に多かったということで、田原地域への小児科病院誘致に向けて大阪府保健医療計画を見定めながら、関係機関等の機会あるごとに働きかけるなどの取り組みを進めていく所存でございます。大きな施設を考えているわけではないということをご理解を賜りたいと思います。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) そういう内容であればいいと思うんですけども、相手候補の三ツ川氏も田原に特区のがん医療機関を設置する。こういう話も各地区の演説会で行いました。これは重粒子線治療という、がんの場所に放射線を直接ピンポイントで打って、それで治していくという、そういう壮大な計画をお話をしておりました。私はこれ相手候補の公約ですけども、このことが小さい医療機関もないんですよ。こういったがん特区を作って、がんセンターのようなものを作れば、四條畷にとってはこれこそ、全国に何カ所もないわけですからね。今度私も群馬県まで視察に行くようになってますけども、そういった本当にがんの問題を手術しなくても解決できるという、そういう内容がいろいろ三ツ川さんからもお話がありましたので、非常に有権者の方も関心が高い。そういう意味では相手候補のこれこそ公約ということでございますが、ぜひ土井市長のほうも研究していただいて、こういうことについても取り組んでほしいと。この点についてどうでしょうか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 私も田原へということで考えさせていただきました時に、どれほどの大きな建物が建設できる土地が確保できるのかというところが一つ問題であろうなということを常々考えているわけであります。田原地域はご存じのとおり、まだまだ市街化調整区域、いわゆる田畑がたくさん広がっております。市街化区域の中でそれほどの大きな土地を確保するということはなかなか難しいのではないかな。そのような考えの中から、私としては小さなベットはもちろんございますけれども、そう大きくない小児施設ということに考えたわけでありますけれども、大川議員さんが今おっしゃっていただいてますように、土地の確保が可能であればそういうがん特区というのを誘致するのも、それはもう四條畷にすれば有効策かなと思いますので、これから研究をしてまいりたいと思います。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) ぜひその点についてはお願いをしておきたいと思います。 最後ですが、市長の政治家としての資質の問題であります。土井市長も10年間、市会議員として、また今回で2回目の市長選挙を戦ってまいりました。特に今回の場合には、同僚議員もおっしゃったように、田中前市長が病気で急な辞職ということで、土井市長が激戦の結果、勝利したわけでありますが、私はこの問題で先ほども河北新聞の記事を紹介いたしましたが、それに対してちょっと答弁がなかったので、自民党から維新に替わったということで、勝つためには何でもありか。こういった市民の中からも疑問があるわけであります。このことがまことしやかに広がれば、当然、土井市政の資質の問題として、これこそおかしいんじゃないか。こういうご意見も多くなろうと思います。そういう点で、この問題について本当なのか、でないのか。こういう点についてひとつご答弁お願いしたいと思います。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 先ほども申し上げましたが、橋下徹代表、今現在でもテレビ報道でも毎日のように顔が出ております。発言を聞かれてもお分かりのとおり、インパクトの強い、スピード感溢れる行政運営を目指しているという中では、本当に強烈な印象を残しておられます。私もそのあたりを感銘をして、大阪維新の会の推薦を受けさせていただいたということが1点、そして先ほども申し上げましたとおり、四條畷選出で大阪維新の会の公認候補としてこちらのほうから出ておられるただ一人の方と歩調を合わせることによって、今後の四條畷の市政安定と申しますか、その1点も私は考えさせていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 大川泰生議員。
◆16番(大川泰生議員) 市政の安定という点で、本当に今の体制の中で安定するのかどうか。こういう点は私も疑問に思っている問題でございます。今後、土井市長の市政が進むわけでありますので、その点については私も見定めながら、ご指摘もしていきたい。このように考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 私の質問はこれで終わりますが、森本勉副幹事長から改めて自席からの質問をいたしますので、どうかよろしくお願いいたします。
○瓜生照代議長 以上で大川泰生議員の質疑は終わりました。ほかに質疑のある方どうぞ。森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 維新良政会の副幹事長の森本でございます。今日一日かけてやってきていただいた中で、私なりに感じたこともございますので、主な施策については田中夏木市長が育ててこられた優秀な官僚がおられます。大した心配はしてないものですから、特に政治家としての資質、それから例えば法令に対する意識、また、この書かれた文言についての全般的なことで、外れるような質問はいたしませんので、市民のためにしっかりと議論をしていただけたらと思っております。 特に土井さんの場合は12年もやってこられた大先輩でございます。私は去年ならしてもらったばかりのぺいぺいですので、あまり失礼なことになってもいけません。たまたま2月の14日に大阪維新のある方から、3月代表質問やるらしいけど、穏便にやっといてやという話がありまして、私もそう思っておったんですけどね。最初、だいたい新政権半年はハネムーンというんですか、ですからそういう気持ちでおりまして、実は今日は朝からずっとあなたの答弁を聞いておったんですけども、これは聞きたいんですけど、今日あなたが答弁された、あの答弁の内容について、あの状況について、傍聴に来られた方が、やっぱりさすが市長やなと思われたと思いますか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まず申し上げたいこと、それは議員歴11年というものは、これは事実でございます。しかし、私が市長に当選をさせていただいて、そして職員の方々と膝を突き合わせて様々な議論をする中で、やはり議員の立場と、そして市長の立場、全く大きく違うなということを実感をいたしました。かなり深いところでの議論が必然的になされている。これが我々こちらサイドなのかな。そのように思いました。そのような中で、11年の議員の中でこれだけ私自身が知らなかったことが逆に多いのかなということを痛感いたしました。ひとつこれからこの四條畷市、今後4年間、私が市長である限り、私自身も様々なことに深く首を突っ込みながら覚えていかなければいけないことが山ほどあるなということを思いました。その中で、日にちのない中で本日の代表質疑を迎えました。私の分かっている範囲というのは本当に小さなところでございまして、今日、代表質疑をしていただきました議員の方々には、何言うとんねんという思いでお聞きになっていただいた方もおられるのは当然のことやと思っております。私自身もこれから一つ一つ勉強をさせていただく中で成長をさせていただきたい。そのように考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) それでは今おっしゃったように個別のことについてお伺いしても気の毒なとこがやっぱりあると思うんです。私はいわゆる心、あなたの内面的なものについてぜひお尋ねをしたいと思います。 まず、この1月22日に毎日新聞の朝刊に、あなたの初登庁の日に答えておられました1万1131票の民意が私の施策に期待をしておると。議案可決こそ市民への還元に繋がると考え、賛成をいただきたいと言っておられます。この真意を。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 真意と申しますか、これは当然ながら、いくらの票を取ったとか、そういうことよりも何よりも、現在、四條畷市長として今務めさせていただいているということが事実でございまして、そのためにその責務の重さというものを痛感しながら、これから四條畷市政の発展のために頑張っていかなければいけないというのが私の本意でございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 議案可決こそ市民への還元と言っているんですね。審議に協力してしっかり議論するのが市民への還元だと言ってないんです。もう1回言ってください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今おっしゃっていただいたことも理解はさせていただきますが、形的にはやはり議案を上程させていただいて、議案として可決をしていただくことが市民サービスの向上に繋がる。私はそのように考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 平成22年の5月議会で、議会のあり方検討委員会であなたがおっしゃっているんですね。二元代表制というものを、首長と議会ということの関係というものは非常に大事なことである。というのは、たまたま今の四條畷を見ますと、二元代表制の機能が十分に果たされているのかなと、そういう思いがある。そういう議会と首長というものは、お互いが切磋琢磨しながら、またいろんな相談しながら市民のためにやっていかなければならないと言っておるんですよ。それと全然違うじゃないですか。まず賛成ありきと言うてるわけです。説明してください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 それは言葉の解釈の仕方だと私は思います。当然、議会の皆さん方と議論を深めながらやっていかなければいけない。そのようなことは、私が議会人でありましたので、今まさにおっしゃっていただいたとおりでございまして、当然そのあたりも私は十分理解をしております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) それでは十分にお互いに市民のために議論を尽くしていくという立場でお願いをしたいというふうに思います。 それからちょっと本題に入る前に、この特別人事、特別職の人事のことが本議案に出てくるわけですけども、実は土井さんのほうから僕の携帯電話に留守電に入ってました。ある同僚議員のほうには携帯のメールで、3月議会に副市長(府から)、教育長の人事案件を出させていただきますのでよろしくお願いいたします、というメールも入っているんです。これは、特別職の人事というのは大変重要な問題であると思うんですけれども、どうしてこういう行動をされたんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 もちろん大変重要な案件でございます。それは重々理解をしております。電話で連絡をさせていただく中で、なかなか連絡が取れなかったということで、その手段を選ばせていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 議会を長くやっておられる方にこういう言い方をするのは失礼なんですけども、通常こういうものは、例えば会派の幹事長を通じて下ろしてこられて、我々にどういう人であるかというふうな具体的な名前を提示された上で、こういう形で賛成してくださいよというのが当たり前やと思うんです。でもこのメール見た場合、これ府から連れてくるんや。賛成してくださいと言っているんですよ。どういうことですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 その今の森本議員がおっしゃっていただきました順序と言いますのは、私も守らせていただいたと思っております。まず大川幹事長のほうにこの話を申し上げた上で、全議員さんのほうに連絡を取らせていただいた結果が、たしかお一人だったと思いますけれども、そういう方法で連絡を取ってしまったということが現実でございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) これ、ここに府からというふうに書いておられるんですね。これね、今回出てくるかどうか知りませんよ。しかし、そこに市長の考えがあったわけですよね。ほんとに大事なことなんですね、これ。四條畷市がどういうコントロールになっていくのかということ、ほんとに大事なことなんで、僕はあまりにも軽々しいんじゃないかと思うんです。こういうことされるのは、やはり。教育長の人事にしましても、去年、私、議員にならしてもらってから、ほんとに喧喧諤諤の教育についての話し合いをさせてきていただいた中で、今度新たに退任されてどういう方が教育長になられるかというのは分かりませんけれども、しかし一旦任命してしまうと、これは任命権は市長にありますけれども、罷免する権利ないんで、4年間ですよ、基本的には教育長やるわけです。ということは、私はぜひお願いしたいのは、教育長の人事についても、この前までの学力向上3ヶ年計画の中の話し合いの中でもそうですけれども、教育とはどういうものである、教育委員会とはどういうものであるのかという議論がまずあって、そこから教育長についてこういう人事をしたいという順序であれば、私はこの人は教育を大事にするんだなと思いますけれども、これまたすぐに人事ぽーんと出してきやはるんであれば、とてもやないですけど、教育に対して関心があるとは思えないです。どうですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 教育長人事についても、副市長の人事につきましても、先ほどの周知の連絡方法がまずかったという点につきましては、真摯に反省をさせていただきたいと思います。今後につきましてはそういう伝達方法を取らないということをこの場でまずお約束をさせていただきたいと思います。 その中で教育長の人事につきましては、様々な関係の方々ともお話をさせていただく中で、最終的な詰めをさせていただいている状況でございまして、私もその一人として相手方の方の教育についての思いでありましたり、理論でありましたり、また四條畷、私のこれから小中学校の子どもたちに対してどのような学力方針を行ってもらいたいとかいうような話し合いもさせていただいているところでもございまして、副市長そして教育長人事につきましても、できるだけ早い段階で皆様方にご説明に上がりたいと存じております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) それでは本題に入る前に、もう最後ですけども、今回、市長の出してこられる条例案の改正の中に、市長給与の30%カット、退職金半額ということがあるんですけども、これについて特別職もセットで出してこられた。この前の議会運営委員会でこれは分離して出してくださいということが多くの議員から出たわけなんですけれども、また改めて同じ形で出してこられたという真意を教えてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 一つにつきましては、私が今回の市長選挙に臨むにあたりまして一つの大きな公約として市長給与の30%カット、そして退職金の50%カットということを大きく出させていただきました。その思いというのは、やはりこの厳しい財政状況であります四條畷市、何とか私も先頭に立って協力をさせていただきたいということがまず第一でございまして、私を支えていただきます副市長そして教育長についても私に賛同いただいて協力をお願いしたいという思いから出させていただいた次第でございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 先ほど市長自らおっしゃいましたけども、市長になってみて初めて大変な仕事やと、知らんことが多過ぎると言うてるわけですね。当然選挙に出るから、自分は選挙に出ている候補者ですよ。ですから何割カットしようが、公約しようが自由ですよ。ところが、ここの四條畷市、これ何が問題かというと、議運で問題になったのは、特別職の給与は大阪府下でも最低ですよね。やはり優秀な人材に来てもらいたいわけですよ、我々にしても。ですから特別職については別に議論をしたいということを申し上げたんですけども、改めてまた持ってきやはったわけですね。なぜなのかというのを答えてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 何度も申し上げますとおり、私と職務を一にしたい。ともにこの四條畷のために頑張ってまいりたい。その方向として財政健全化に協力もしていただきたい。そういう思いから一緒に出させていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 財政再建だけおっしゃるだったら、これ世の中、優秀な人材というのはある程度のペイメントがあって来られるわけですよね。ボランティアで来てくださいというわけじゃないんだから。ですから私は給料下げますけども、あんたらは法定で決まったものがあるんですよというところからまず入っていくべきやと思うんですね。財政再建と一緒くたにすることは、その人材をいかに活用して市民のために仕事してもらうかという観点から見ると、全く相容れないものであると。財政再建だけ言っとけばそれでいいですよ。でもその人材がほんとにこれから例えば教育長4年間ですよ。子どもたちのためにやってもらわなければならないとすれば、やはりそれなりの優秀な人材でなければならない。最初から20%カットしたら、まだこれ大阪でも一番低い率になりますよ。そんなとこへ、じゃあ、あんたに協力して行きますわという人がほんとに出てくるのかどうかというところが我々は心配だったから、分けて出してくださいと言ってるわけです。何もそのもの自体に反対しているわけじゃないんですよ。そこら辺の新市長の姿勢を聞いておきたい。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 考え方としては、先ほど申し上げた考え方で私自身は変わらないわけでありますけれども、その中で一つ自分なりに参考にいたしましたのは、今、安倍総理大臣のほうが給与30%カット、そして大臣、副大臣のほうが20%カットということで決められてやっておられるということがまず一つ、そして田中前市長におかれましても自らの給与を削減し、そして副市長、教育長についても削減をしてこられたという、そこらのことがございますので、私も同じ思いでそのあたりをさせていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 国会のことをおっしゃった。国会議員はみな政治家なんでね、役人じゃないんで、間違わないでください。それと田中市長の場合は、職員組合との話し合いも含めて、当選後にかなり時間かけてやりはったんですよ。そういう手間暇惜しまずにやったんです。ちょっと違うと思うんです、今の答えは。これ長くなりますから、やはり議会のほうから議会運営委員会で、この四條畷議会も土井議員がおられた時に議会基本条例というのを作って、そして開かれた議会にしようと。そして二元代表制をしっかりと市民のために機能させていこうという中で、逆に言うと首長に対しても反問権を議会のほうから持ってもらおうということで、ほんとにこれ意思の疎通をしっかりしましょうというのがこの四條畷議会のいいとこじゃないですか。そしたら法律上定められた議会運営委員会からの意向というのはやはり尊重していただきたいということを特に強く申し上げておきたい。今後の議会運営に対してよろしくお願いしたい。 それでは次に所信表明、25年の施政方針含めましてちょっと聞きますけども、田中市長の頃に土井さんは、田中は所信表明とか施政方針とか自分でよう書きよらへんやんけって言うてはったと人から聞いているんですけども、当然今回の所信表明については土井さんご自身でお作りになったんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 随所に私の思いは入れさせていただいておりますけれども、市長自らが例えばパソコンで打ってこの原稿を作ったのかと言われますと、そうではないということを申し上げたいと思います。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 施政方針のほうは非常に実務的な話なんでいいんですけども、所信表明ということは政治家の魂の叫びだと思うわけですよ。ほとんどお考えでお作りになられましたか。ほとんど市長の考えで作りましたか、所信表明については。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今おっしゃっていただいたことは理解はさせていただきますけれども、先ほども申し上げましたように、所信表明につきましても私の思いはこの中に随所に入れさせていただいております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) それどこですか。どことどことどこですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 例えば生駒山系の花屏風構想、これもしかりでございます。また、それに付随する歴史と観光振興という分についてもそうでございますし、緑や歴史、大東市との消防の広域化等についてもそうでございますし、乳幼児の医療費助成制度の拡充においてもそうでございますし、様々ございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 私はこの所信表明の中のエキス中のエキスというものが表題になっていると思うんですね。第1ページの胸を焦がし続けていた情熱が、毅然たる決意へと移り変わろうとしてると。4年間、市民の皆さんの想い、励みを揺り動かす真っ直ぐな心で取り組むと。そこに標榜するまちの未来像、「自然と文化の調べに乗せて、喜び ときめき 安らぎが微笑むまち 四條畷」と書いてあるんです。これはご自身の言葉ですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 ご自身のことか。いわゆる市全体のことを申し上げているところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) いえ、私が言うてるのは、この言葉はあなたご自身が作った言葉ですかということを聞いておるんです。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 先ほど来申し上げてますとおり、私の思いはこの中に入っております。ただ私がパソコン等で作ったわけではございません。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 土井市長の思いがここに入っているということで聞きますけれども、私は1年半一緒にやらしてもらった中で、いろんなことをおっしゃいました。過去の10年間余りにわたる土井議員の議会での発言というものを今回ずっと見させていただきました。それはなぜかと言ったら、政治家としての資質、どういう物事を考えておられるのかなというところにあったわけですよ。その中でほとんどと言っても間違いないんですけれども、土地の話ですとかハイキング道の話ですとか多かったですよね。でも学校教育の中身とかそういうものについてお話しされたというのはほとんどないんですよね。実際ね。ですから私はここでおっしゃっている文化というのは、特に非常に大事なキーワードだと思うんですけれども、これについてどういう考えでこういうことを書かれたのか、教えてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 自然と文化の調べに乗せてということで、抽象的な物言いかも分かりませんけれども、本市が有する自然と文化をまちづくりに活用する中で、ほかの市とは違った、人にやさしいまちを実現し、市民の方々が四條畷に誇りが持てる環境づくりとの思いでこれを書かせていただきました。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 細かい揚げ足取りしているんじゃないんですよ。これね、これからの市のトップとなっていただいて、例えば子どもさんから見ても、しっかりと自分たちのものの考え、これから学ぶべきことは何なのかなと、どういうふうな大人になっていったらいいのかなという中で、この文化というものは絶対に外せないキーワードなんですね。今おっしゃいましたが、市の所有の文化とおっしゃった。僕はちょっと奇異な感じがするんですね。一般的に文化というのはどういうことを言うんでしょうか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 申し上げましたように、本市が有する文化ということでございますから、様々な、どのような文化があるかとおっしゃいましたけれども、すべてが文化と申し上げても過言ではないと思いますけれども、文化活動もそうでありましょうし、様々な点を指していると私は思っています。大きい文化という意味では。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 文化人類学だいぶやりましたけども、文化というのは宗教ですとか知識とか経験とか今までの生き方とか、そういったものの総体であるというふうにだいたい定義付けられてきていると思うんですね。それはなぜかというと、文化というものは非常に多様である。それぞれが大人になっていく、社会人となっていく時に得てきたそういういろんな宗教観念とかそういうものの集合体であるというのがだいたい間違いないところであるわけですね。ということは、文化を論じる時には、他の文化を尊重しなければならないというのは当然の立場であるわけです。自分とこの文化だけ独善でおっては、これ文化的な考え方じゃないわけですよ。ですから私は問うてるんです、これね。これは議員同士の話し合いじゃないんですよ。やはり市のトップをやろうとしている心の中を聞きたいから話をしているわけで、こういうところにももうちょっと踏み込んだ、しっかりとした自分の価値観というものを言っていただきたいなというのはあります。 文化、文化といったら、おたく文化とかいうように、そのまちにないような文化だってあるわけですよ。地域性に根差したものもあれば、集団に根差したものもある。いろんな多様な文化があるんです。ですから所信表明これお書きになるということは、この4年間、自分が政治家としてこのまちをリードしていくんだということをここにエキスで書いておられるんであれば、もう少ししっかりとした文化というものに対する思いを伝えていただきたい。そういう思いで今聞いておったんですね。 この中にあります文化に続いていくんですけれども、いじめや虐待について、一人ひとりの人権を見つめ直す教育の充実が必要だというふうに書いておられます。これは体罰もしかりなんですけれども、体罰についてはどう思われますか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 指導の名のもと、体罰を用いることは、どのような状況であっても許されない行為であると思っております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 私は桜宮高校で不幸な事件がありまして、インターネットでそういうこと検索ずっとやっておったわけですね。まちでどういうことが起こってるのかなと。そしたら、これ何でか知らんですけど、その中に土井さんの名前いっぱい出てくるんですよね。何でやと思いますか。
○瓜生照代議長 もう一度、森本議員。
◆7番(森本勉議員) ネットの中に、例えば体罰であるとかなんとかそういうキーワードの中で検索していった中に、土井一憲さんという名前が何回もヒットするんですよね。何でですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まず、今の質問に対してお答えを申し上げさせていただきます。私は過去バレーボールの指導をしておりまして、私が指導するバレーボールの所属選手に対し、熱心さのあまり、厳しい指導に至ったこともあるやもしれません。今、当時を振り返りますと、自分自身の未熟さを痛感するとともに、指導のあり方について反省を繰り返したことが甦ってまいります。私は自身の経験からも体罰を断固許さない姿勢で、本市で育つ児童生徒の健全育成を進めていく所存であり、市民皆様に対しても真摯に向き合いながら今後のまちづくりに邁進する考えでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) ということは、過去の厳しい指導の内容に今言われているようなことがあったということですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 一部そういう指導があったと自覚をいたしております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 私は自分も大学で水泳部で体育会におりましたので、その体育会の感覚からいうと、厳しい指導というのは、あまりにもスポーツ理論に基づかない一方的な指導でもあるわけで、その中で昔なんかそうですよね。階段ウサギ跳びせえといってやっておったわけですわ、水も飲まさんと。そんな時代もあったわけですよ。ですから時代性のものはあると思う。しかし、人間の心の中に、基本的には人間ってそう簡単に変われるものじゃないんです。ですからそういう思考性を持ってるんかなということを心配しているから聞いているわけで、私聞いたんですけども、市長になって、職員への訓示の中で、俺は体育会系やというようなことをおっしゃったと聞いているんですけども、ほんまですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 それは全くの事実でございました。そのとおりを申し上げた次第でございまして、ずっと体育会系でここまで来ております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 先ほどの文化を私なぜ言ったかと言いますと、体育会、自分、体育会に所属してよく分かるんですよ。非常に一方的な価値観なんですね。勝つためには何をしてもいい。当然ですよ。努力することで強くなっていくわけだ、体育というのはね。しかし一方では今、非常に心理学が大切だと言われているんです、スポーツにはね。何も闇雲に運動をするだけで、なんぼしたってこれ向上しないということは今もうスポーツ生理学の中でも常識となっているわけですよ。ですからこういう体育系だという言葉が出てくるというのが、その精神の内面を表していると思うんですね、あなたのね、私は。これはやはり改めるべきですよ。より多くの、例えば体育系体育系というと、文系の人はどう思いますか、それじゃ。なんや文系否定されているのかなと思わないかなって、僕は思いますよ。僕は感じますよ、もしそういうことを言われたらね。職員の人、これから最高限にマネジメントしていかれるのであれば、やはり職員の心を考えれば、一方的な価値観の押し付けというのは、やはりトップには相応しくないというふうに私は思うんです。どうですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今おっしゃっていただいたこともしかりかも分かりません、それは。ただ、分かりやすく、簡単に、土井一憲という人間がどういう人間だということを簡単に申し上げまして、体育会系ということを申し上げたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 今、人間性ということをおっしゃいましたので、これはちょっとこの前から一遍聞きたかったんですけども、学校統廃合の問題があった時に、東小の説明会、あれの私は録音を聞いているんですけども、あの中で土井さんは、もう10時過ぎてますけども、ちゃんと次のことはっきりせんかったら誰も帰れませんよと、ここに子どももたくさんいてますよと言うてるわけですよ。ご自身の口で、大きな声で。なぜそういうことをされたんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 早く帰らせていただきたいということを私は申し上げたと思います。だから意味合いが全く違います。子どもさんがこういう遅い時間までその場にいてることはよくない。教育委員会に対してそのことを重々申し上げた。それが今の言葉でございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) これ非常に大事なことなんですね。事実が今おっしゃっているようなことだったらいいんですよ。ところが、10時回って子どもいてるのを認識しながら、誰も帰りませんよと言うてるんですね。テープの提出を今度議会で求めたいと思います。
○瓜生照代議長 森本議員に申し上げます。その件につきましてはまた別の場所で討議をお願いしたいと思います。森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 私は子どものことを大事だと思うから言うんですけれども、例えば統合問題の時でも、子どもをそういう修羅場に巻き込むようなことは、僕は好ましくないと思う。先ほどほかの議員からありましたですけれども、大東で悲しい事件があったわけですよ。それは統廃合すれば学校がなくなってしまうと。友達がばらけてしまうというか、なんちゅうかな、新しいとこへ行ってしまわなあかんという思いがあまりにも強くて、で、自分が命をもって防げるんじゃないかというところまで子どもは追いつめられていったんです。でも私は逆にいうと大人からすれば、統合されてもそこに行けばまた新しい友達に会えるじゃないですか。新しい先生に会えるじゃないかというふうなこともやはりセットでお話をされるべきが当然のことであるんじゃないかなと思うんですね。ですから統廃合についても、これまた委員会でやりますけども、そういう怒声が飛び交っているようなとこに子どもを置いてたと。しかもその時に政治家である議員さんがおられたということが、やはりそれを明らかに止めるべきであったんじゃないかなというんで、それもあなたの内面を知りたいから今この話をしているわけですね。 この議論の中で、平成23年の12月の定例議会の一般質問の中で、これは私らも議員になってましたからおっしゃってたんですけども、南小の横のトーアミからガスが出たということをおっしゃってるんですね。そんなとこへ東小の子を行かされへんと言うてはるわけです。これの事件があったのは2001年なんですね。この中でも言ってはります。すごい前やということで、前からご存じやったわけですよ。そしたら南小の子どものことについては何も言わずに、東小の子どもが行かなあかんようになったからそういうことをおっしゃったんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 森本議員が先ほど東小学校の統廃合の件でおっしゃいました。この議会のこの中にも私の立場を承認できる人間はおります。幾度となく私もその議員も早く教育委員会には子どもたちを帰る手段を取らなければいけないということを再三再四申し上げました。それが事実でございます。私は何も子どもたちをその場に、例えば誘って来てくださいとか、そういうことも一切申し上げておりませんし、私が行った時に子どもたちがたくさんおられた。子どもたちとしてこの学校を残していただきたいという熱烈な思いを子どもたちの口から教育委員会に申し上げたいということで来られてた。ただ教育委員会の答弁と言いますか、説明と言いますか、これに時間がかかり、一つの質問に対し、なかなかはっきりとした答弁が出ないものですから、子どもたちが遅くなってしまった。で、私とその議員とは子どもたちをこれ以上この場におらしてはだめだということを再三再四申し上げたわけであります。 そしてもう1点の南小の件につきましては、南小の子どもたちがどうのこうのというような、私はそういう思いはございません。ただし、事実としてトーアミさんからガスが漏れたということは一つの事実でございます。ただ、あれからあと南小の説明会の折に、トーアミからも資料を寄せる中で、もうすでにその問題については完全に今はガスを使わなくても業務はできるという報告書も上がっておりまして、保護者からのその質問に対しても教育委員会からはっきりとそれは申し上げたものでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) それはそれで結構なことなんですけども、そういう事実が先にあったということをその当時の議員さんがご存じであったならば、当然それ議会で取り上げていただきたかったかなという思いで言うてるわけなんです。子どもの生命、同じ状態にあって心配しているわけですから、そういうことが、我々後輩で入ってきた人間が言うのはおかしいんですけども、そういう大事なことは議会できちっと取り上げていただきたかったなと思います。 それから次に、この関連で、これ今、子どものことを僕一生懸命話してますけども、児童福祉の中でも今回ファンフレンズ、トリプルPということがここに入っているんですね。ファンフレンズということが市民の皆さんほとんど意味分からないと思うんですけれども、ちょっと説明してあげてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 ファンフレンズについてのご質問でございます。4歳から6歳程度の子どもを対象とし、課題やストレスにうまく対処できるような情緒的回復力や社会的スキルなどを育てていくプログラムです。以上でございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) フアンフレンズと言いますと、デリジエンスと切っても離せない言葉であると思うんですね。こういうふうにここに大きく書いておられるということは、当然、自分の思いを随所に入れられたということの中でこの言葉が入っているんですけれども、過去の議事録見ましてもこういうことを話しされたことないんですよね。非常に不思議なんですよ、僕は。なぜあなたがこれ書いたのかと一番先に聞いたのは、そこなんですよ。これは僕の個人的な考えかも分からないけども、所信表明というようなものは、これは政治家としての言葉です。それは何よりも役人が作るものではないと私は思うから聞いているわけです。政治家というのは選挙で選ばれて、市民の負託を受けて、まちをリードしていくんだ。そのためにこそ言葉の重さというのは非常に大事なんですね。だから私は言葉を大事にしてほしいと言ってるわけです。こうなりますと、ついでにこういうことを聞いたら失礼かも分からないですけども、政治家として十何年やっておられたんで、「綸言汗の如し」という言葉はご存じですよね。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今の問いかけについては、私は存じ上げません。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) これはよく国会答弁なんかでもよく出てくる。政治の世界では非常にポピュラーな言葉です。綸言汗の如し。綸言の綸というのは、昔の皇帝のことですよね。天皇陛下の命令書も綸旨というんですよね。昔はそうだった。今の我々にとって言えば、これは指導者ですよ。市長であり議員であるんです。そういう議員であり指導者である人が吐いた言葉は、汗の如くに、汗は出ちゃったら返らないんです。それぐらい重たいものであると。一旦口に出したものは返られへんのですよというのを、これ綸言汗の如しというんです。そこから日本では転じて、責任のないような軽々としたことを言うたらあかんというふうな使われ方をしてますけれども、実際には二度と返ってこない言葉である。それだけ大きなことだと言うてるわけなんです。ですからさっきの答弁の中でも、大阪維新のことにしたって、公約が公約としてやってはる。討論会の時にも言うてはる。また、これ議会になったら、私はそこはそこで別に考えてまんねんみたいなことをおっしゃる。だから私が今日昼間から見てて、非常に残念なんですよ。言葉が軽いんです。もっと自分で言ったことを大事にしてもらいたい。私はさっきの介護保険料の話も出ましたけども、大阪の松井さんは明らかに一本化する言うてはるわけですよね。あの討論会の時では、あなたは泉州のほうの地域の話もされて、広域になればなるほど行政コストが下がっていいんだとおっしゃったんです。でも長畑さんの話は高くなるとおっしゃっているんです。でも高くなろうがなろうまいが、行政効率良くなるんだったらそっちをわしは選ぶんやと、わしはそこでそれを市民に約束したんやと言って戦ったんやと言うほうがはるかに筋が通ってると思いませんか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 筋が通る通らないの問題よりも、やはり市民に対して負担をかける度合いが大きいのか小さいのか。そういうことも含めて考えることが大事であると私は考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) それは当選されたからそういうことをおっしゃるわけであって、これから選挙選ぶ人が分からんわけですよ、そんなことあとの話なんだから。そうでしょう。じゃあ、ああいう公開討論会でやられた言葉というのがはるかに重みがあるんですよね。だからみんな聞いてるんですよ、これ。なんで自民党から維新へ行ったんですかって。ごくごく単純なことなんですよ。親の代から自民党やと言うてはったわけですよ。それが12月の16日に衆議院選挙が終わって、26日にもう離党届出ているわけですよね。これは誰が考えたって、僕も全然理解できませんよ。まさかと耳疑いましたですよ。ましてや、僕これ最近聞いた話なんですけども、いや、わしはまだ自民党やと言うてはるらしいんですけども、ほんまですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 いや、それはもう言うはずもございません。自民党の党籍は持っていないわけでありますから、そういう発言は一切いたしておりません。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) なかったことを期待しております。こんなんしてますと中身へいかないんで。今ファンフレンズの話ありましたですね。もう一つこれ今の市民にとってどういうふうにしていったらいいのかという、実際、親の子育ての軽減とかの中で出てきている概念だと思うんですけれども、例えばトリプルPについても、これは市民の人ほんとに分からないと思います。ちょっと説明してあげてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 トリプルPについてでございますけれども、子育ての困りごとの解決に有効な17の技術をグループで学び、親自身が子育て上の問題を解決していくことを支援していくプログラムでございます。
○瓜生照代議長 ここで申し上げます。本日の会議は議事の都合により延刻いたします。森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) これは、Pはペアレントですよね。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 そのとおりでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) トリプルということは、普通ペアレンツなんですね。トリプルなんです。これは夫婦の中に介入しているということなんですよね。いろんな問題がある中で、相談という形をしようが何しょうが、介入していくんですよ。行政組織がそういったものに介入していく、これ介入していく手法、メソッドであるということは、はっきりしているんですよね。ここの書き方でも、僕が非常に寂しいのは、こういう言葉を使っておられるにもかかわらず、その思いというか、どういうふうにしてやっていくのかということが見えてこないんですよ。本当に見えてこないことばかりで、さっき議員のほうから話がありました秋田の教育方式のことありますけれども、例えば今まで一緒に議員やってた中で、土井さんの口から秋田の勉強の方針なんて1回も聞いたことないですよ。これが突然出てきているんですけども、いつからこういうものに対して興味を持ちになったんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 学力の向上を図っていかなければいけないということは、当然前回の市長選挙に出させていただく前から様々な角度から私なりにインターネット等でも資料は集めておりました。その中でその一つとして秋田県なり福井県なりの学力が高いということが簡単に出てまいります。一体どのような方法でその学力を上げているのかという様々な点について興味があって、今回の一つの公約的な中身にさせていただいたところであります。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 秋田の教育プログラムについて、これ膨大な資料が出てくるんですよね。さっき議員の話ありました。ほんとに何十年もかけてやっているんですよ。しかもかけてる金半端じゃないんです。そういうことを僕は議会活動の中で話をしてこられたのならまだ分かるんですよ。今までなかったんですよ。そういう話は一切。それがなぜそういう膨大なものについて市民に対する選挙の公約の中で出てくるのかなというのが、意味が分からないんです。どこまで自分で咀嚼して、そういうことを世の中に対して言われたのかということについて言うてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今の質問については、答弁方法が難しいなと思います。先ほど来申し上げておりますとおり、膨大な報告書についてすべて私が読んだ中で、私がその思いを出してきたわけでは当然ございません。ただ、本当に有名なことでございますので、様々な角度から分かりやすく出ているところがたくさんございます。それを見させていただいた中で、取り入れてみたいなというような方向で考えたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 秋田と言いますと、当然裏日本であって、冬は雪降るわ、それから企業もあまりないんですよね。就職しようと思ったら、学校でしっかり勉強して、就職していくしかない。地元も雇用ありますけれども、大多数の方はみな都会に出て行くんですよ。そこは一生懸命勉強せな自分の将来がないんですよ。ところが大阪はどうですか。フリーターだってちょっとでも働こうと思ったらいくらでも働けるところがあるわけなんですよ。そういうふうな町と社会状況も環境も全然違うのに、なぜいきなり秋田なのかなというのが全く理解できないですよ。 これもう一つ、秋田方式入れるというので、秋田県から講師を招聘するとあります。今年20万7000円ついてますよね。これ僕はもしほんとに知るんだったら、職員派遣して半年でも行かせて勉強さすのが、これ市民に約束したやり方じゃないかと思うんですけども、これ大丈夫ですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 派遣をして、あちらのほうで勉強していただくということも一つの方法かもしれませんが、長期に、当然ながら大阪府教育委員会のほうから給与が出ている。そのような中で長期に休んでいただくことも難しいでしょうし、今回は当初は秋田のほうに行くという方向で話が進んでおりましたが、来ていただいて、数多い先生にその内容を聞いてもらいたいということで向こうのほうから来ていただくという方法を取らしていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 今の経緯は、僕がちょっと聞いている話とはだいぶ違うんです。ただね、これ20万7000円には旅費とかみな含まれているわけですよね。これ何日ぐらい来てもらう予定なんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 恐らく2日程度だと思います。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) さっきも言いました。みんな知ってるんですよ。膨大な時間と労力をかけてやってきている事業なんですよ。それたった2日間の講習で何か得るものがあると思うんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 それは入口の話でございまして、これからさらにそれは教育委員会でも議論を深めながら、より良い方向で対策を考えてまいりたいと考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 少ない予算組みの中でこれだけ、多分あなたの思いが入った予算の中では何項目かあるうちの一つだと思うんで、これお金無駄にならないようにしっかりやってもらいたい。 前に平成15年ですかね、給食センターの鑑定料の話の中で、鑑定に出したけど、土地売れんかったと。鑑定料払ったのが無駄やないかと、払わんでええやないかというようなことを言うてはるんですよ。それはあなた自身が言っているわけであって、これ同じことになるんですよ。だから今回でもこの20万円というのは、僕から考えてもめちゃくちゃ中途半端な金ですよ、こんなものは。2日間来てもらって、それで具体的な何か成果があるとか、入口のことやと言わはったけども、入口でこれもう無理やなと分かったりしたら、それこそ無駄な金ですよ。そうは思わないですか。まず、この中途半端なお金。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 大変少ない20万と言えば、その事業内容を考えますと小さいのかな。それは思いますけれども、まず新しい教育長を迎えることもありまして、次の教育長ともいろいろなこれからの話をする中で、先ほども申し上げましたように事業の拡充なり、ほかの方法等をこれから考えていきたいと考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 子どもたちのためにしっかり役に立つような施策をやっていただきたいということをお願いしておきます。 次に、英会話を子ども、小学校の時に強化するとおっしゃっているんですが、何のためにやろうと思うんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 何のためにと言いますか、そのとおりのことでございまして、やはり中学に上がってスムーズに英語を学びやすい環境づくりを小学校の間にしていくべきだろうな。そのように考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 先ほどほかの議員からも話がありましたように、私は国語力がまだまだ日本の平均にも追いついていないわけですよ。まずここに力を入れるのが日本人として当たり前じゃないかと思うわけですね。英語が悪いとか言うてるわけじゃないですよ。ですからここに英語に力を入れますと書くんだったら、セットで日本語教育を充実させた中でこういったことも取り組んでいきますというんだったら話は分かるんだけども、いきなり英語だけをこういうことで書かれたら、この人何考えてるのかなと思うんですよ。英語を習う意味というのは、何のために英語を習うと思うんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 英語の習う意味と申しますか、それよりも何よりも、子どもたちの英会話について、いつそれを実行していくのかというところで、たくさんの時間的なものを持てない。私はそう考えているわけでありまして、その中から英語をということでまず考えたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 今のことよく分からないんで、もう1回言ってください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今行われている学校教育の中で英会話というのは、例えばALTなどを使っていただいてやっているわけでありますけれども、回数が少ないということもございまして、当初に申し上げてますとおり、土曜日の研究授業の中で行う中で小学生の英会話というものを進めてまいりたいという考えでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 僕はできるだけこれから先のことを考えて、いろいろ意見の疎通のためにも、あなたの思ってはること、問題点いっぱい解決しておきたいからこんなこと言うてるわけですよ。そこであえて聞きますけども、渡辺議員も一生懸命英語教育については熱心ですし、私も英文科ですから英語を話す便利さというのはよく分かってますよ。ところで、これ前から聞きたかったんです。メアブッシュの市長が来られましたよね。あの時に僕らは、理事者もそうですけども、片言のドイツ語を覚えて歓迎したわけですよ。これコミュニケーションだと思うんですね。で、礼儀だと思うんです。その時に日本語で挨拶された方が一人だけいるんですよ。どなたですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 それは礼儀かも分かりませんが、私は日本人でございまして、日本語で挨拶をさせていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 友好都市になって、わざわざ外国からですよ、そこの市長が来られるんですよ。その人に日本の礼儀とかいうもの以前の問題じゃないですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 私はそのようには解釈をいたしません。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) じゃあ日本語で通じかなっても構へんということですね。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 通じないとは思っておりません。
◆7番(森本勉議員) 何で言語というものがあるかというと、これは一番最初人類の発生以来ですよ。根源的な問題であって、例えば単なる情報の通信だけじゃなくて、そこには感情とかいろんなものが含まれるんですよね。声の質であるとか何であるかとか、顔の表情までそうですよ。これも言語なんですよ。やっぱり遠路はるばる来た人には、ひと言の言葉でも私はドイツ語で話をしてほしかった。俺は並んでて非常に残念だったんですよ。この人何考えてはんのかなと。自らコミュニケーション拒絶しているとしか向こうには取れないんですよね。ああいうことされると。ほんとにメアブッシュ市と友好のまちをつくっていったんだから、僕はそういうところを今、土井さんの心の中を聞きたいからこういうことを聞いてるんですよ。また、そういうところを改めていくとおっしゃっていただくんなら、それは大いにありがたいことでありますけども、その時に日本語でやられて、今通じると思いますとおっしゃったけども、私は決して100%通じるわけは絶対ないわけですよ。みんなやったんですよ、みんな。早い間から紙ちゃんとくれまして。僕はそういうところが理解できないんです、あなたのね、人間性ね。だから非常に独善的なんです、そういうところは。 これはさっきの他府県もそうです。ずっと流れがあるんですよ。文化の話をなぜするかというと、文化というのは、確かに自分の文化あるやろうけど、自分の文化を大切にするということは、人の文化を大切にするということなんですよ。他を認めるということなんです。これは学校教育でも一番大事なことなんですよ。トリプルPでもそうですよ。なぜかと。その家族だけでは収まらない文化を何とかしようとするからトリプルPというのがあるわけです。ファンフレンズだってそうですよ。自分の力を作っていくために他人が力を貸すわけですよ。新しい文化をつくっていく。それが今言っている市でやっていこうという施策であるならば、私は人を自分の思いだけじゃなくて、やはりきちっと人と通じる、これがまともな世の中のあるべき姿だと思うんで、そういったところもぜひ改めていただきたいというふうに思います。もしあれやったら通訳だけおったらええやないかという話になるんですよ。 次に、介護のことでも長畑先生やらはりましたんであえて聞きませんけれども、これだけ一つ聞いておきたいんですね。大阪維新の会は30万基礎自治体ということを言っているんですね。これについて考えを言ってください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 30万自治体という話は聞いておりますけれども、当然、四條畷市は5万7500ということで、30万都市区域内の中には入っていないということも認識はいたしております。今後、まず大阪市と大阪府がどのような形でいつ統合をされていくのかということも見極めながら、四條畷市にとって最も有効な選択ということもひとつ考えながら今後の推移を見守りたいな。そのように思っております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 30万基礎自治体は大阪都構想に含まれてないと僕は思いますので、もうちょっと丁寧に答えていただきたかったんですけども、要は合併していくということですよね、自治体をね。これはしっかりとしたことを言うてもらわなあきませんので、これはまた委員会でやらしてもらいます。 この中に非常に大事なことなんです。僕の関心の高いことなんですけども、VFMのこと書いてあるんですね。VFMというのは行政的な立場で言うとすれば、上位概念があって初めてセットで出てくる言葉であると思うんですけれども、それが書かれてないんですよ。どうしてですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 バリュー・フォー・マネーとは、一般的に支払いに対し最も高いサービスを供給するという意味であり、市政におけるバリュー・フオー・マネーとは、常に費用対効果を追求しながら、政策、施策、事務事業の進展を図ることであると認識しているところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 通常この政治の世界、また行政の世界という時には、確かにバリュー・フォー・マネー、今おっしゃったことは、これは一般的な意味で使うわけですよね。しかし、これとセットになってくるのがPFIであり、TPPであるんですよね。これ欠けてるんですよ、ここに。なぜなのかと教えてほしい。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 あくまでその概念をここに載せさせていただいたところでございます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) これは4年間を自分が戦うということをここで書いているわけですよね。これずっとあとのほうに出てくるんですよね。概念じゃないですよ。どういう手法でやるのかというのを書くのが一番大事なことじゃないんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 図書館の指定管理等も取り入れることもその一つの手法であると考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) これはうちの議員連盟でもやりましたよね。TPPの専門家に来ていただきまして話しましたですよ。職員の方も参加したんだよね。そういうものが抜けているんですよ。やっぱりここ大事なんですよ。そういったところを、これを作った人にも言いたいけども、もうちょっと分かりやすく書いたってほしい。手法があってこそ、通常実現していくわけですよ。そういう話やったらいいです。 さっきの土地の不動産の売却の話出てきましたね。これ施政方針では利活用の見込みのない公有土地については、社会情勢を見極めて売りますと書いているわけです。ところがさっきの答弁では、私が前から言ってきた土地は売らへんみたいなことを言うてはるわけですよね。これはどういうことなんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 積極的に売却を進めていくものは確かにございます。しかしながら、その地域でありますとか、今の市の財政状況でありましたり、様々な観点を考えますと、いち早く売却しなければいけない物件の選択をすべてにおいて行うということは、私はその手法は考え方としては相応しくない。そのように考えています。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 今まで売ろう売ろうとして全然売れなかったとこばっかりが残っているのが現実じゃないんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 私は不動産も経験をしておりますけれども、売却できない土地はないと考えております。すべて価格と物件の所在というものが売れるか売れないかの大きな差異であると、そのように考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 民間の土地の話じゃないんでね、これは簿価を伴うんで、その答えでは納得できません。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 当然ながら今まで何度となく売却をされている土地も、当初からずっと同じ売却価格で公募されているわけではありません。徐々に段階を踏んで土地価格調査士から価格が提示された価格で、減額しながら出してきております。いずれ売却は可能だと私は考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) そしたらまた鑑定に出して、売れんかったらその鑑定料払いませんか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 しかし、鑑定を行わなければ、勝手に売却価格を設定するわけにはまいりませんので、致し方がないことだと考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) じゃあ、議員の時の考えを変えるということで理解してよろしいですね。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 確かにおっしゃっておられます、私が議員の時に鑑定料、何回も鑑定することによって鑑定料が無駄ではないかという発言をさせていただいていることはよく私も認識をいたしております。しかしながら、先ほども言いましたように、売却を進める物件につきましては、やはり物件を早期に進めていく必要もございますので、その鑑定というものも現実問題として必要になってくると考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) ちょっとよう分からん答えですけれども、売れるものは今のところないとしか考えられへんのですけどね。どないして売っていこうかと、過去の質問の絡みとどうやって市民に納得させてやっていくんかということが全く分からないですよ。特に楠公の土地なんか常々言ってはるわけですよ。あれは絶対売るな売るなと。とにかくこういうのを、一般財産絶対売るなというのを常に言ってきたわけですよね。あなたはね。しかし、ここに売ると書いてるんです。これが分からへん。売るな売るなと10年間言ってきた人が、ここに売ると書いてるから聞いているんですけど、もう1回答えてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 先ほども何度も申し上げておりますとおり、不用財産については売却をしないということを申し上げているわけではありません。売却を進めるものについては早期に売却を進める。ただし、その中、今保有している財産の中には、今すぐに売却することによって様々な市民なり地域なり不利益が出るものもございますので、そのものについては今後の財政状況を見ながら判断をしてまいりたいと考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) じゃあ一番問題になっているのは、土地といったらあそこしかないんで、警察の跡地はどうするんですか。売るんですか、売らないんですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 警察跡地というよりも、売却をまず進めるものにつきましては、四條畷莊の跡地につきましては早期に売却を進めるべきものと私は考えております。警察跡地につきましては、様々な地域との絡みもございますので、慎重に判断をしてまいりたいと考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 今までさんざん議論やってきたんですよね。あなたやっと念願の市長になったわけやから、自分で決められるでしょう。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 自分で決める問題では私はないと思っております。やはりその一つの要因として、先ほど来申し上げておりますとおり、活用の状況も含めて今後考えなければいけないと考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 同じ人がしゃべるとは到底思えないですよ、今までの。自分でも思いませんか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 全然私自身はぶれているとは思っておりません。例えばこれまでの議員の中でも必要なものについては売却をしないでいただきたいということを田中市長にも真正面から申し上げてまいりました。今現在、シルバー人材センターが開設されております四條畷小学校の一部の部分につきましても、田中市長に懇願をいたしまして、残していただいたという具合に私は解釈をいたしております。そういった意味からも必要であればそのあたりの今後様々な観点から考えていかなければ、これは一つどの物件をとりましても大事な問題でございます。市民の財産でありますから、非常にその判断というのも難しい選択をしなければいけない。そのように考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 四條畷莊の跡と言いましたけどね、あれは入口も道塞がってしまった土地で、売れると思いますか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 先ほど来申し上げてますとおり、売れない土地はないと私は考えておりまして、ただ鑑定の結果、その売却価格が、買おうとしている方の価格に見合う価格になるかどうかは、私の判断の致すところではないと考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) これは大事な発言なんですよね。市の財産と民間の土地と全く混同しているんですよ、その考え方では。取得したあそこはたしか等価交換した土地ですから、当然簿価高いですよね。これを今の論理みたいに、その買いたい人がその値段でやったら売れるんやと。それならどんどんどんどん下げて売ったらええわけですよ。その時あなたは市民から訴えられますよ。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 私が価格を設定するわけではございません。先ほどから何度も申し上げてますとおり。それはあくまで行政が不動産鑑定士に調査を依頼して価格を設定していくものでございまして、私の判断ではございません。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) さっきは優先順位のことの中でそういうことを言うからこう聞くわけですよ。大きく残ってるのはあんだけちょっとしかないわけですから、その優先順位をそっちでやっていくというような返事をするから、これ聞いているわけですよ。せっかく今日、楠公の区長も来てるんですよ。どないするか、はっきり言うたってください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 現在のところ方向性については先ほど来申し上げてますとおり地域の声を聞きながら、また周りの状況判断もしていく必要もございますので、即答はできかねます。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) というような答えでしたので、よう聞いといてください。これもう堂々巡りになりますので、また委員会でやります。 次に、今回、環境環境ということをようこの中に書いてはるんですよ。環境のアプローチって。アプローチ、アプローチってたくさん出てくるんやけども、さっき言いましたようにメール送りつけたりなんかするような、我々議会に対するアプローチがあなたにはものすごく欠如していると思うんですけども、思いませんか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まだ1月の20日に当選をさせていただきましたところでございまして、これからは議会の議員の皆様方とも連絡もしくは議論も深めてまいりたいと考えております。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) それは結構です。その環境というものは、いい環境もあれば悪い環境もあるわけなんですよ。僕は今回ここにちょっとでも書いておいてほしかったんですけども、今、PM2.5が非常に世の中騒がしているんですけれども、これ言及がないんですけども、四條畷の観測体制、今どうなってますか。人に聞かんと答えてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 ただ今のご質問については私自身把握できておりませんので、改めてお答えをさせていただきたいと思います。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 何で聞くかというと、僕らでもそうですよ。誰でもそうですよ。環境省のサーバーがパンクするぐらいですよ。アクセス行ってるわけですよ。ましてやこれ今言ってるように花粉と引っ付けば、爆発してPM1になるというんですよ。脳梗塞の原因になるとかいってね。若い者はまだいいですよ。でも一番体の弱い子どもや年寄りの人に大変なことになるからですよ。そういう問題について今関心を持っておられないということは、これ絶句するわけですけども、どうするか言うてください。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まずは大阪府等の今後の動向を見て判断させていただきたいと思います。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) ずっと見てますけど、国の環境基準を時間的には超えてる日だって何日もあるんですよ、ここで。ぜひこれ見てもらってください。そういうものが出た時には、速やかにホームページなり何なりに市民に言うたってもらいたい。市長というのは、もちろん市民の財産、生命を守るのが仕事なんだから、そういったことに対して無関心では困るわけですよ。例えばどっかの企業に頼んで、子どもさんの学校のマスクを用意するとか、ほんとに大事なことは一杯あるわけですね。ええような環境のことばっかり言うてますよ。でも悪い環境だってあるということもちゃんとここに書いてほしかったです。これは非常に残念です。 PM2.5については、幸いにも四條畷には国設四條畷観測所ってあるんですよ。ここでやってるんだ。一番のここのことはここで、四條畷で分かるわけですから、一番ええとこにあるわけですよ。ない町だって一杯あるわけだから。それは自分とこの町にあるものをしっかり把握した上でやっていってもらわないと困ります。 それからさっきちょっと給食センターの話が出たんで、これは最後ですよ、こんな話するのは。あなたの心の内面のものについてちょっとこれ聞かせてもらいたいですけども、平成16年9月ですね、総務文教委員会で給食センターの土地の話が出た時に、こう言ってるんですよね。シルバーが来ると、作業服を着ておられる方々がいろいろ出入りすると。保護者の人の中では取り違いがあって、一瞬、シルバーが来られていることに対してそのあたりは私は非常に不安というんですね。作業服着ている、作業員的な方で子どもを付け狙らわれないか、そういうイメージを持たれかねないかということをあなたは言ってるわけですよ。これは作業服を着ている人に対して、非常にそれ偏見を持っているんじゃないですか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 今どのような状況下でそういうことを私が申し上げたのかは、その今の短い言葉じりでは判断できかねますので、そのあたりをご理解を賜りたいと思います。
○瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) もう1回自分の言ったことを議事録きちっと読んでください。次の委員会の時に返事していただきたいと思います。 長々やってきましたけど、結局、私はこういう話をしていくのは、将来これから先こんな暗いことする話は嫌なんですよね。今の間にすかっとさしときたいからこの話しているわけです。ひとつここでどうしても譲れないことがあって、僕はこの話はもうやめとこうかな思っておったんですけども、今日のご答弁聞いてても、六感で真意が何とか伝わってこないんですよ。これはどういうふうになっているか分かりませんけども、これ事実としてもあるんで、あなたの法令というものに対する認識を問いたいんですね。これ大事なことです。2年前の選挙の時に選挙事務所はどこでされましたか。
○瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 2年前の選挙は中野でさせていただいたと記憶しております。
○
瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) もう一遍考えてください。市会議員の選挙です。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 市会議員の選挙は私の自宅倉庫を事務所として使ったものでございます。
○
瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) あの倉庫を選挙事務所にお使いになったということは間違いないですね。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 間違いございません。
○
瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 建築確認は下りてますか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 建築確認は下りております。
○
瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 本当に建築確認は下りておるんですね。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 これはきっちりと領収書もすべてございますので、間違いございません。
○
瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) じゃあ、ここから問題なんです。これ選挙事務所として届出をされているわけですけども、この建物ですね、住居表示されていますか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 まず住居表示はございません。と申しますのは、もともとのその土地と言いますのは、建物が建てられたことがまずない。それに加えて、倉庫でございますので、住居表示はございません。
○
瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 建築確認のことをおっしゃったことについては、これから皆さんと一緒に調べたいと思います。なぜかというと、法令を守るかどうかということなんで、守ってくれてはったらそれでええわけです。それで、実際に住居表示ないんですよ。ところが選挙の設置届出は南野3丁目1-23と出ているんです。これはどういうことですか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 土地の地番として書くと場所が分からないということで、その一帯が1-23であるということで1-23と書いた可能性があると思います。
○
瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) この事務所ですね、確かに間違いなしに倉庫でやられたということは間違いないですね。この事務所を表示する看板はどこにお立てになりましたか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 看板はその入口に立てたものでございます。
○
瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 入口とはどこですか。
○
瓜生照代議長 市長。
◎土井一憲市長 入口とは進入口です。
○
瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 今日、選管来てますね。選挙事務所の看板を表示していいのはどこですか。
○
瓜生照代議長 休憩を宣す。時に午後5時30分
○
瓜生照代議長 再開を宣す。時に午後5時43分
○
瓜生照代議長 選挙管理委員会事務局長。
◎田中弘選挙管理委員会事務局長 お答えします。公職選挙法第143条第1項第1号に選挙事務所を表示するために、その場所において使用するポスター、立札、提灯及び看板の類ということになっておりますので、選挙事務所ということになります。以上です。
○
瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) もう1回言ってください。
○
瓜生照代議長 選挙管理委員会事務局長。
◎田中弘選挙管理委員会事務局長 公職選挙法第143条第1項第1号、選挙事務所を表示するために、その場所において使用するポスター、立札、提灯及び看板の類ということで、選挙事務所ということになります。以上です。
○
瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) なぜこういうことを聞くかと言いますと、なにか下らんみたいなこと言っておられる方がおられるんですけども、これ公職を選ぶ日本である意味において最高の法規なんですよね。そのことについて私は議論しているわけなんです。総理大臣を選ぶのも、すべて公職選挙法に則って選ばれているわけです。ですから適正に行われているという結論を得られるんであれば、これは大いに結構なことなんですよ。しかし、そうでないかも分からないというから聞いているんであってね。やはり市長として5万7000の市民に、法令遵守きちっとする人であってもらわないと困るからこれ聞くわけです。今の答弁、選挙事務所の建物に表示しなければならないということで解釈してよろしいね。
○
瓜生照代議長 選挙管理委員会事務局長。
◎田中弘選挙管理委員会事務局長 そのとおりです。
○
瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) 建物に違うところに看板を立てたらどうなりますか。
○
瓜生照代議長 選挙管理委員会事務局長。
◎田中弘選挙管理委員会事務局長 本来、公職選挙法では立てることはできないということになっております。
○
瓜生照代議長 森本勉議員。
◆7番(森本勉議員) この案件につきましては私も行ったことがあるのでよく分かってます。確かに選挙事務所がないところに立っておるんですよ。それもかなり離れたところに。細かいこと言うと思われるかもしれませんけども、これは法律なんですよ。法律を守るかどうかという大切な話なんですよ。ですから今聞いているんであってね。それでクリアーしてくれはったら何も言うことないわけですわ。これ確かに違うところに立ってると私は思いますし、これは公選法でも非常に大事なことなんですね。ということは、なぜそういうことが禁止されているかというと、表通りのほうに目立つところに、事務所から離れたところになんぼでも出したらええやないかと。不公平になるからそういうことの法律になっているわけです。私は大阪府の選挙管理委員会に確認いたしました。これ違反した場合は、罰金刑じゃなくて、禁固刑も含まれるものだということなんです。 これ刑事訴訟法の第250条で、この罰金刑にあたる罪については、公訴時効は3年というふうになっています。統一地方選挙が行われたのは2年前です。現在まだ生きておるんですね。これにつきましてこれから4年間しっかりと市民のために働いていただかなければならない方が法律を遵守されたかのかどうかということについては、これはぜひ議会として審議をしていただきたい、調査していただきたい。できましたら100条委員会なりなんなりを作るかどうかということも含めて、会派のほうから議長のほうに要望を出しますので、後日またご連絡をさせていただくようになると思います。 結びになりますけれども、この所信表明というものは、私は政治家の魂であると思ってます。ですから、これはあなたがお作りになったのかと聞きましたし、その中の言葉、どこがあなたの言葉なんですかということを聞きました。でも返ってきた言葉は、残念ながら、もっと踏み込んだ話を聞きたかった、これは。確かに就任以来忙しいのは分かります。しかし、これは議会のホームページに出ているんですよね。市民はみんな見てるんですよ。ということは、市民から見ても分かりやすく、何を言いたいのかなということを簡潔に伝える。しかもあなたはこういうことをしたいというふうに書いているわけですよ、ここに。ですから市民に対してもっとストレートに思いの伝わるようにしてほしい。 最後になります。ホームページ、市長になりはってからほんと変わってないんですよね。市長のページもないんですよ。これも私はほんと不思議なんですよ。せっかく新しい市長になったんだから、市長のホームページを新たに作るべきだと思いますし、その改善をしていただくということをお願いいたしまして、終わります。
○
瓜生照代議長 以上で森本勉議員の質疑は終わりました。以上をもちまして質疑は終結いたします。 ここでお諮りいたします。議案第1号平成25年度四條畷市一般会計予算につきましては、7人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと存じますが、これにご異議ございませんか。
◆※(全員) 異議なし。
○
瓜生照代議長 ご異議なしと認めます。よって議案第1号につきましては、7人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 これより、ただ今設置されました予算特別委員会委員の選任を行います。予算特別委員会委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定に基づき、議長の指名により選任いたします。 予算特別委員会委員に佐藤誠議員、小原達朗議員、吉田裕彦議員、岸田敦子議員、山下幸恵議員、平野美治議員及び大川泰生議員を選任いたします。 次に議案第2号平成25年度四條畷市
国民健康保険特別会計予算及び議案第3号平成25年度四條畷市
後期高齢者医療特別会計予算の2議案につきましては教育福祉常任委員会に付託いたします。 次に議案第4号平成25年度四條畷市
土地取得特別会計予算につきましては常任委員会の付託は省略いたしたいと存じますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
瓜生照代議長 ご異議なしと認めます。よって本案につきましては常任委員会の付託は省略いたします。 これより自由討議を行います。発言のある方はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
瓜生照代議長 ないようでございますので、自由討議は以上で終結いたします。 これより討論を行います。討論のある方どうぞ。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
瓜生照代議長 ないようでございますので、討論は以上で終結いたします。 これより採決を行います。お諮りいたします。議案第4号平成25年度四條畷市
土地取得特別会計予算は、これを原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
◆※(全員) 異議なし。
○
瓜生照代議長 ご異議なしと認めます。よって本案はこれを原案のとおり可決いたしました。 次に議案第5号平成25年度四條畷市
水道事業会計予算及び議案第6号平成25年度四條畷市
下水道事業会計予算の2議案につきましては総務建水消防常任委員会に付託いたします。
○
瓜生照代議長 以上で本日の議事日程はすべて終了いたしました。 ここでお諮りいたします。本定例会は明日3月6日から来る3月20日まで休会といたしたいと存じますが、これにご異議ございませんか。
◆※(全員) 異議なし。
○
瓜生照代議長 ご異議なしと認めます。よって本定例会は明日3月6日から来る3月20日まで休会とすることに決しました。
○
瓜生照代議長 散会を宣す。時に午後5時52分 上記会議の顛末を記載し、その相違なきことを証するためここに署名する。 平成25年3月5日 四條畷市議会議長 瓜生照代 同 議員 長畑浩則 同 議員 小原達朗...