門真市議会 > 2020-12-10 >
令和 2年12月10日文教こども常任委員会−12月10日-01号

ツイート シェア
  1. 門真市議会 2020-12-10
    令和 2年12月10日文教こども常任委員会−12月10日-01号


    取得元: 門真市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-27
    令和 2年12月10日文教こども常任委員会−12月10日-01号令和 2年12月10日文教こども常任委員会     令和2年 第4回定例会          文教こども常任委員会記録出席者氏名出席委員(6名)  委員長  森  博孝   副委員長  大西 康弘  委 員  坂本大次郎   委 員   後藤 太平  委 員  坂本 拓哉   委 員   今田 哲哉 ・説明のために出席した者  副市長    下治 正和   副市長   三原 淳子  教育長    久木元秀平   副教育長  邉田  憲  こども部長  内田  勇   教育部長  満永 誠一  その他関係職員 ・職務のために出席した議会事務局職員  局長    岡 一十志   次長兼課長  丹路 保浩  主査    西脇  優   主査     東口 誉巳 〇付託議案
     議案第82号 動産の取得について  議案第83号 動産の取得について  議案第84号 動産の取得の一部変更について  議案第90号 門真市ひとり親家庭医療費の助成に関する条例及び門真市こどもの医療費の助成に関する条例の一部改正について  議案第92号 令和2年度門真市一般会計補正予算(第11号)中、所管事項  令和2年12月10日(木)午前10時開会 ○森博孝 委員長  ただいまから、文教こども常任委員会を開会いたします。  開会に当たりまして、下治副市長の御挨拶を願います。 ◎下治 副市長  おはようございます。委員各位におかれましては、早々に御出席を賜り、まことにありがとうございます。  文教こども常任委員会に付託されました案件につきましては、議案第82号、動産の取得についての外4件となっております。何とぞ慎重に御審査の上、御決定いただきますようお願いを申し上げまして、簡単ではございますが開会の御挨拶とさせていただきます。本日はどうかよろしくお願いいたします。 ○森博孝 委員長  本会議に引き続き新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、委員会室でのマスク着用アルコール消毒液使用の御協力をお願い申し上げます。  傍聴される皆様も同様の御協力をお願い申し上げます。  また、換気のため委員会室の窓等を開放しておりますので、御了承願います。  加えて、おおむね1時間ごとに10分程度の休憩をとることといたしますので、重ねて御協力お願いします。  審査に先立ち、委員並びに理事者の皆様にお願い申し上げます。委員会記録作成上、録音を行いますので、質疑、答弁など発言に当たっては、私から指名後、起立し、大きな声で明確にお願いします。なお、答弁に当たっては、所属、職位を発言の上、お願いいたします。また、コロナ禍での効率的な議事運営に資するため、議会運営委員会での申し合わせのとおり、委員におかれましては質疑等または所管事項に対する質問を行う際は、項目をまとめて明瞭簡潔に行うよう御理解と御協力をお願い申し上げます。理事者におかれましても、答弁内容を明瞭簡潔に行うよう、御理解と御協力をお願い申し上げます。なお、携帯電話及びタブレット端末についてはマナーモードにしていただきますよう、よろしくお願いいたします。  まず、人事異動がありましたので、その紹介をしていただきます。 ◎満永 教育部長  私から、12月1日付で異動のありました教育部の課長級以上の職員を紹介いたします。  学校教育課長の向井祐樹でございます。  以上が教育部の異動のありました課長級以上の職員でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  改めまして、これより本委員会に付託されました5議案を議題といたします。この際申し上げます。議案第82号から第84号まで、第90号及び第92号中、所管事項については、議会運営員会の決定により、提案理由の説明を省略することといたしますので御了承願います。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  それでは、議案第82号、動産の取得についてを議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第82号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第82号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第83号、動産の取得についてを議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第83号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第83号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第84号、動産の取得の一部変更についてを議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。坂本大次郎委員。 ◆坂本大次郎 委員  今年度導入する学習者用端末について、保証期間を3年から5年に延長するということですが、その理由をお聞かせください。 ○森博孝 委員長  理事者答弁お願いします。 ◎渡辺 教育企画課長  学習者用端末ハードウエア自然故障及び物損故障に対する保証期間については、特に導入当初は取り扱い方法のふなれや落下等の懸念もあり、必要最低限の期間として3年といたしました。しかしながら、調達時点から現在に至るまでの間において、新型コロナウイルス感染症の拡大等に伴い、家庭への持ち帰りも含めた学校外での利用をより積極的に検討することが必要な状況となるなど、端末の活用の頻度及び用途の幅を広げることを求められている状況です。  GIGAスクール構想の推進によって期待される活用の内容は流動的で、今後も短期間に大きく変化する可能性は高く、用途の拡大に応じてさまざまな故障が発生するおそれがあることから、今後、使用する期間として想定している5年に延長をするよう契約変更を行うものです。 ◆坂本大次郎 委員  持ち帰りなども含めて検討が必要となっているということですが、家庭へ持ち帰るとなると、学校の中で使用するのと比べて帰宅中の振動や落下など、故障に至る可能性も広がると考えます。  家庭での故障も対象になるのでしょうか。  また、学習者用端末ハードウエア保証というのは、どのような内容か改めて教えてください。 ◎渡辺 教育企画課長  保証内容につきましては、自然故障に加え破損、落下、水没、落雷や火災などの自然災害に伴う故障、盗難などが含まれます。故障した場所の要件はなく、万が一家庭や通学時の故障であっても対象となります。  故障が発生した際には学校への引き取り、修理、修理後の返却までの運送に係る作業及び費用も含めた内容となっております。 ◆坂本大次郎 委員  保証期間は5年間となるわけですが、いつから開始となるのかお聞かせください。 ◎渡辺 教育企画課長  保証期間の開始は学校への納入日となっております。具体的には、現在進めております校内LAN整備及び保管庫の設置が完了し、各学校で学習者用端末を利用できる環境が整うのは1月末ごろを予定しています。  この時期に合わせて、各学校への端末の納入配置を予定しておりますことから、1月末ごろから2月初旬にかけて児童・生徒が実際に端末を利用することができるとともに、端末の保証期間も開始となる見込みです。 ○森博孝 委員長  ほかに質疑はありませんか。坂本拓哉委員。 ◆坂本拓哉 委員  大阪維新の会緑風議員団坂本拓哉です。私も導入される学習者用端末についてお伺いさせていただきます。  導入を3年から5年へ延長された理由は、先ほどの坂本大次郎委員への御答弁でしっかりと理解できました。  やはり3年から5年に延長した方が1年単位の費用も若干節約できますし、丈夫につくっておられるとはいえ、精密な機械には変わりございませんので、さまざまな要因で故障をしてしまう可能性もある中で、延長というのは安心して利活用できるよい判断であると私は感じております。  しかしながら、この5年の保証期間が経過した後については、どのようにお考えなのかお聞かせください。 ◎渡辺 教育企画課長  本年度導入する学習者用端末につきましては、国の補助金を活用して機器を一括購入するものです。故障等に備えた端末保証期間につきましては、特に導入当初は取り扱い方法のふなれや落下等の懸念もあり、必要最低限の期間として3年といたしました。  端末の利用期間等につきましては、特段の制約はないものの内蔵されておりますバッテリーの消耗等も考えると、活用できる期間はおおむね5年程度と想定しております。  GIGAスクール構想の加速化により、端末の幅広い活用が期待されている一方で、利用開始後は保証期間を延長することは困難となりますことから、今後、利用が見込まれる5年間へ保証期間を今回延長するものです。  5年経過後の対応についてでありますが、現在、将来的な国の補助金等の考え方は示されておらず、また、GIGAスクール構想の推進により今後の教育ICTを取り巻く環境は大きく変化することが予想されることから、5年後どのようなICT整備を行うかを想定することは非常に困難な状況です。  まずは、今年度整備する学習者用端末において、本市小・中学校における活用策や運用策について、事例を積み重ねながら最大限の効果を発揮できる事業づくりを進めてまいります。  端末の入れかえ時期が来た際には、その時点の活用や運用を反映した最適な形でのあり方を検討してまいりたいと考えております。 ◆坂本拓哉 委員  ありがとうございます。おっしゃるとおり5年というのは、やはりとても長い期間となりまして、その5年後どのような状況になっているか全く検討がつかない中ではございますが、この保証されている5年の間にですね、利用、運用のノウハウを蓄積していただきまして、5年後がいかなる状況下にあったとしても、スムーズに対処できるような体制を形成していただきますようお願いいたします。以上です。 ○森博孝 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第84号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第84号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第90号、門真市ひとり親家庭医療費の助成に関する条例及び門真市こどもの医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第90号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第90号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第92号、令和2年度門真市一般会補正予算(第11号)中、所管事項を議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。坂本大次郎委員。 ◆坂本大次郎 委員  議案第92号、令和2年度門真市一般会計補正予算(第11号)、GIGAスクール構想推進事業についてお伺いいたします。  GIGAスクール構想の推進に伴い、新たにヘルプデスクを設置させるということですが内容をお聞かせください。 ◎渡辺 教育企画課長  ヘルプデスク設置の内容につきましては、主に今回導入いたしますChromebook端末グーグルサービスに係るふぐあいや課題について、専門の知識をもって対応できる体制を恒常的に整備し、主には学校のトラブルや活用サポート、加えて教育委員会のサポートを含めた内容となっております。  学校サポートの内容としましては、児童・生徒に配付するChromebookグーグルサービスに係る機能や使い方の質問、具体的な活用法、ふぐあいや故障の切り分けなどについて、一元的に受け付けるコールセンター及び学校に出向いての対応となっております。  教育委員会サポートの内容としては、グーグルサービスを利用するためのアカウントの作成や変更など、毎年度必要となる作業に係る支援及び端末に関する権限や設定をクラウド管理するための仕組みについての問い合わせや技術支援となっております。 ◆坂本大次郎 委員  なぜ、ヘルプデスクを新たに設ける必要があるのか、その背景についてお聞かせください。  また、教育委員会学校現場にとって、どのような効果が期待できるのかお聞かせください。 ◎渡辺 教育企画課長  現在、整備を進めております学習者用端末は国の補助金を活用した機器の購入のみを行っており、運用保守が含まれないため今後の管理、運用、活用は独自で行っていくことになります。  特に導入するChromebookはクラウド型の管理となり、高度な技術や制御は不要であるものの、端末約7000台と電子黒板等の関連機器を新たに一斉に管理する必要があること。
     また、教育委員会や学校が従来使用しているWindowsパソコンとは操作や仕様が大きく異なることから、教員が授業で安定的、効果的に活用できるようになるには一定のなれや勉強が不可欠であり、それをサポートできる体制が必要との考えからヘルプデスクの設置を行うものです。  設置により期待される効果ですが、まず、学校では限られた授業時間の中で効果的に端末を利用することが求められ、ふぐあいや課題に対しては迅速な解決が必要不可欠です。  学校でふぐあいや疑問が生じた際に、まず、電話窓口を一本化でき、どこに電話をかけたらいいのかわからない状況を回避できるとともに、専門的な知識や経験によって問い合わせ内容の切り分けやより早い解決へと導くことができると考えています。  また、教育委員会といたしましても、市内全小・中学校からのさまざまな電話問い合わせが予想されるとともに、毎年度入れかわる児童・生徒や教職員等の膨大なアカウントの管理が必要となることから、限られた人員体制の中、持続的で安定的な運用を図っていく上での体制構築の大きな一助になると考えています。  GIGAスクール構想に基づき、今年度整備しますICT環境について、効果的に子どもたちの学びにつなげていける運用体制を構築する上で、学校、教職員、教育委員会にとって強力なツールになると考えています。 ◆坂本大次郎 委員  今後、大きな課題となるのが導入した端末の保守、運用、管理です。  また、ヘルプデスクを活用し、学校の中にこうした知識をもっている人が最低でも2人から3人いればスムーズな保守、運用、管理が期待できます。  また、学校現場におきましては、まだまだ教師間での経験値や意識の差が大きいと思われます。効果的に活用するには教育委員会での体制強化や教員への研修が重要ではないでしょうか。  GIGAスクール構想の実現に向けて教育格差をなくし、多様な子どもたちを誰ひとり取り残すことのないよう、学びの場を設け未来の可能性につなげていただけるよう要望いたします。 ○森博孝 委員長  ほかに質疑はありませんか。坂本拓哉委員。 ◆坂本拓哉 委員  私も、令和2年度門真市一般会計補正予算(第11号)から、GIGAスクール構想推進事業についてお伺いさせていただきます。  ヘルプデスクについてですが、経緯、背景、しっかりと坂本大次郎委員の質疑のほうで御答弁いただき、しっかりと理解できました。  それとは別にですね、児童・生徒用の端末にかかわる運用保守として、ヘルプデスクを設置されるとのことですけれども、端末保証との内容の違いについてお聞かせください。 ◎渡辺 教育企画課長  端末保証につきましては、ハードウエアが故障した際の修理に関する対応となります。一方で、今回設置するヘルプデスクは端末を運用していく中でさまざまな問い合わせに対応するためのもので、突然のふぐあいや故障の切り分けに加え、Chromebookの機能や権限設定、使い方、グーグルサービス全般に係る問い合わせ、解決ができるようコールセンター及び現地対応、年次更新サポートを可能とする体制を構築するものです。 ◆坂本拓哉 委員  ありがとうございます。では次に、10月より既に配置されておられます、GIGAスクールサポーターヘルプデスクの役割分担についてお聞かせください。 ◎渡辺 教育企画課長  GIGAスクールサポーターは、導入初期に係る人的整備として、国の補助制度を活用して教育企画課に配置しております。GIGAスクール構想に係る整備活用をスムーズに進めるため、主に学校の既存機器の確認や設定変更、今回導入するさまざまな機器やサービスの教員向け手順書研修資料等の作成を現在行っております。  今後は、国の補助制度や予算措置によりますが、機器の設定や管理、活用方法の研究展開など、GIGAスクール構想の実現全体を進めるための事項について、教育委員会職員として学校の活用促進に向けた調整、現地での設定作業等を行うことを考えております。  一方のヘルプデスクは、各学校現場で起こるさまざまなふぐあい、疑問、質問に対して一元化された窓口とするとともに、特に門真での新たなチャレンジとなるChromebookグーグルサービスに精通した体制構築を行い、学校の問い合わせや運用管理に迅速に専門的に対応する役割を担うものと考えております。 ◆坂本拓哉 委員  ありがとうございます。ぜひともですね、GIGAスクールサポーターにより基礎となる部分を固めていただき、そしてヘルプデスクで門真独自のチャレンジ、応用をきかせていくという二段構えでですね、最適な活用法を構築していただき、門真の教育のさらなる発展につなげていただきますようお願いいたします。以上です。 ○森博孝 委員長  ほかに質疑はありませんか。大西副委員長。 ◆大西康弘 副委員長  自由民主党大西康弘です。私のほうからも2点質疑させていただきます。  まず最初に、保育支援システムについてですが、公立保育所及び認定こども園に導入する保育支援システムについて、その概要及び効果についてお聞かせください。 ◎西川 保育幼稚園課長  本システムは現在、公立保育所及び認定こども園において、主に紙媒体で作成し記録・管理している園児の登降園状況や、園児への各種指導計画等を電子化することでペーパーレス化の推進を図るとともに、スマートフォン保護者アプリ等を活用した保護者へのお知らせ配信出欠連絡等を段階的に実施していくことによって、職員の事務負担の軽減や保護者の利便性向上につなげるものであり、登降園時の混雑解消や紙媒体での文書のやりとりを減らすことにより、新型コロナウイルス感染症感染防止対策にも資するものであります。 ◆大西康弘 副委員長  ありがとうございます。スマートフォンを所持していないなど、本システムのサービスから漏れてしまう保護者の方が出てくる可能性があると思いますが、そのようなことへの対応をどのように考えているのかお知らせください。 ◎西川 保育幼稚園課長  登降園管理保護者ごとQRコード等の配付または施設に設置するタブレットでの対応となるため、全ての保護者が利用できますが、スマートフォンを所持されていない保護者へのお知らせ配信等については、これまでどおり紙媒体で文書を配付するといった個別の状況に応じた柔軟な対応を行ってまいります。 ◆大西康弘 副委員長  保育支援システムそのものコロナ禍のみに限らず、アフターコロナにおいても園児の体調管理、情報管理、保育士間の連絡、保護者への連絡帳の電子化など職員、保護者、双方の負担軽減につながっていくと考えられます。  これを機に、さらなる活用法を調査研究していただきますよう要望させていただきます。  続きまして、めざせ世界へはばたけ事業について質疑させていただきます。  この事業の現在の状況と来年度の方向性についてお教えください。 ◎向井 学校教育課長  めざせ世界へはばたけ事業の状況と方向性についてであります。  今年度も夏季休業中に、令和元年度のプレゼンテーションコンテストで優秀賞を受賞した生徒たちオーストラリアへ派遣する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により今年度の実施を見合わせております。  しかし、海外での貴重な時間をぜひとも体験してもらいたいとの思いから、令和2年度のプレゼンテーションコンテストの受賞者とともに、令和3年度夏季休業中のオーストラリアへの派遣研修が実施できるよう可能な限り調整を進めてまいりました。  しかしながら、世界中で依然として新型コロナウイルス感染拡大がとどまらず、オーストラリアも入国制限がかかっている状況であり、現状では来年度においても生徒をオーストラリアへ派遣することは非常に厳しい状況にあるという結論に至りました。  したがいまして、まことに残念なことではありますが、海外派遣の代替措置として、国内での英語体験ができる研修旅行を実施する方向で進めているところであります。  なお、このことにつきましては、昨年度の優秀賞受賞者及び今年度プレゼンテーションコンテストに参加する予定の生徒に対しても周知をさせていただいております。御理解賜りますようお願いいたします。 ◆大西康弘 副委員長  ありがとうございます。このために頑張ってきたのにというような生徒たちの無念な気持ちや将来への不安をお聞きしてはいますが、気持ちの切りかえをしたり、生徒間の交流を深めることで、モチベーションアップにつなげているということも聞いております。見通しが読めない中、海外研修でなく国内にて語学力を強め、違う国の歴史や文化を知ることは大切な経験につながることだと思います。  生徒向けに十分な情報提供等、相談ができる体制をつくり上げていただきまして、国際教育の発展につなげていただきますよう要望いたしまして質疑を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○森博孝 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第92号中、所管事項を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第92号中、所管事項は原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもって付託議案の審査は終了いたしました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、所管事項に対する質問の通告がありますので、まず、大西副委員長の発言を許可します。大西副委員長。 ◆大西康弘 副委員長  自由民主党、大西です。所管事項に関しての質問をさせていただきたいと思います。  ウィズコロナ学習体制について、現在、市民の皆様より多く問い合わせいただいておりますので、ここで確認させていただきたいと思います。  休校で学習におくれが生じることがないよう、子どもたちに対して学習支援するためのオンライン学習や放課後の補習など、学習の保障について配慮されていることをお教えください。 ◎向井 学校教育課長  学校においては児童・生徒、教職員に陽性者が確認された場合、濃厚接触者特定のために原則3日間の臨時休校措置をとっております。  また、濃厚接触者と特定された児童・生徒、教職員については学校再開後についても一定期間の出席停止、出勤停止が必要となります。  休校及び出席停止期間の学習のおくれを最小限にするため、各学校では家庭学習教材の充実を図るとともに家庭とのきめ細かな連携を行い、児童・生徒が家庭でも一定学習できる環境を整えられるよう努めております。  オンライン学習につきましては、主に長期間の出席停止が必要となってしまった児童・生徒に対し学校の端末を貸し出した上で、教室において行われている授業を御家庭でもオンラインで受講できるような体制を検討しており、既に試験的な実施を行っております。  突発的な機器のトラブルやオンライン配信に適した形の授業のあり方、教職員と児童・生徒双方の機器操作スキルの向上など、実用に向けてはまだ多くの課題がございますが、今後も積極的に検討してまいりたいと考えております。  また、放課後の学習等につきましても、従前から各学校で学習保障のための放課後学習は積極的に行われておりますので、休校や出席停止措置等で学習がおくれることのないよう、児童・生徒に対しても学習状況をしっかり把握しながら、補充のための支援を充実してまいりたいと考えております。 ◆大西康弘 副委員長  ありがとうございます。オンライン学習に関しては、試行的な実施も行われているとのこと。今後、児童・生徒の学習支援、適切な時期に適切な内容で行っていただきますようお願いいたします。  続きまして、新型コロナウイルス感染症対応のための加配教員や学校サポートスタッフなど、教員の業務負担の軽減や学習のおくれを取り戻すための人員の配置状況はどのようになっているのかお聞かせください。 ◎川谷 学校教育課参事  現在の新型コロナウイルス感染症対策のための人員の配置状況についてであります。  授業中や放課後等において、学習補助を行う学習支援につきましては、現在、全校に配置を終え、学習支援に当たっております。新型コロナウイルス感染症対策のための加配教員につきましては対象校4校中3校への配置を行うとともに、学校サポートスタッフにつきましても対象校3校中2校へ配置いたしました。  しかしながら、教員等の人材確保が極めて厳しい状況であり、加配教員及び学校サポートスタッフ未配置の学校も1校ずつあり、現在も鋭意人材確保に努めているところです。  加えて、対策に追われている教職員の業務負荷の軽減も重要であると考え、10月からは市のシルバー人材センターに共用部分の消毒作業を委託しており、それにより教材研究等の時間に充てることができるなどの効果が出ております。 ◆大西康弘 副委員長  ありがとうございます。最後の質問になりますが、今後、高校入試等についても本格化する時期に入ります。大阪府において、受験生が安心して高校入試に臨めるような配慮は行われるのでしょうか、お聞かせください。 ◎向井 学校教育課長  大阪府公立高等学校入学者選抜に関しましては、大阪府教育委員会において実施方針が定められており、例年の扱いであればインフルエンザ等出席停止の扱いが定められている感染症においては、当日の全ての検査を受検できなかった場合には追検査が実施されることになっております。昨年度においては、新型コロナウイルス感染症に関しましても、受験できなかった生徒に対して別途追検査が実施されております。  今年度に関しましては、現在のところ、まだ詳細が決定しておりませんが、今後の感染状況等を踏まえた上で大阪府教育庁から連絡があると聞いております。対応が正式に決定した際に各中学校を通して速やかに情報を提供し、受験生が安心して高校入試に臨めるよう努めてまいりたいと考えております。 ◆大西康弘 副委員長  ありがとうございます。これから高校入試を控えている中学3年生にとっては、予想外の休校など休み期間を縫っての高校受験という異例の事態だと思います。受験生が動揺することなく試験に臨めるようなケアが必要ですし、コロナウイルスに感染した場合の救済措置をどうするかなど、体調の悪い受験生が無理を押して受験することにつながらないように、しっかりと情報収集を行い、速やかな情報提供につなげていただきたいと思います。  以下3点に関して、私からの要望を最後に述べさせていただきます。  コロナ前は、教師の働き方改革を大きく進めようとしていました。私も、何度も委員会や本会議で教師の働き方改革の必要性を訴えてきました。しかし、コロナ後は感染拡大時だから仕方がないとか、子どものためにやらざるを得ない、休校中のおくれを取り戻せなど、なし崩しに教師の業務負担がふえ、心身の健康福祉が軽視される状態になっています。  コロナ前から学校や教育行政は子どものためにというかけ声のもと、スクラップ・アンド・ビルドができずにビルド・アンド・ビルドで突き進んできました。学校、先生に期待される役割内容の量的、質的な拡大によりマルチタスクとなり、過労死やメンタルヘルス面での不調が伝えられていましたが、コロナ禍でさらに事態は悪化していると感じております。  諸外国では、部活動や清掃業務、進路相談などは先生ではない専門のスタッフが担ったりしています。しかし、現在はコロナ対策で保健所との連絡や児童・生徒、保護者への連絡、休校による補習の段取りや学習の進捗状況の確認など、想像以上の負担がふえていると思います。  コロナウイルスは高齢者や基礎疾患を持つ人、そして免疫力が低下している人ほど症状がひどくなると言われています。子どものために頑張っている教師が免疫力の低下の状態でコロナに感染すればどうなるのか。まして、疲れて免疫力の落ちた教師が集まる職員室は、クラスター感染のリスクが高くなるというような想像がつく状態だと思います。  長と名のつく人は、これらのことを真剣に考えて、教師の専門性等が関係のない業務は専門業者や地域の方々にお願いして、教師は教師本来の業務に集中できるようにしていくべきだと考えております。  子どものためといって教師の負担をふやし続けると倒れる先生が出る可能性が高いですし、授業準備が十分にできない先生がふえ、そうなると子どもたちにとってもいいことではありません。  長期戦のコロナ禍での教育現場では、しっかりとした計画のもとで時間と人を管理していただいて、子どもたちのために先生にも免疫力が保てる状態をつくっていただきたいと思います。  SDGsの目標4に、質の高い教育をみんなにがあります。教育を行う環境を整え、教育の現場に対応できるような要請を行い、そして、勤務条件を改めるということが理想とされております。  子どもを真ん中に置いた施策を推進する門真市、ぜひとも全庁一体となって知恵を絞り、子どもたちのために力を合わせて今のコロナ禍を乗り越えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○森博孝 委員長  以上で、通告による質問は終わりました。  これをもって所管事項に対する質問を終了します。  以上をもって本委員会の審査は全部終了しました。  委員並びに理事者各位には円滑な議事運営に御協力いただき、まことにありがとうございました。  閉会に当たり下治副市長の御挨拶があります。 ◎下治 副市長  閉会に当たりまして、一言御礼を申し上げます。  委員各位には、熱心かつ慎重に御審査を賜り、お願い申し上げました案件につきましては全て原案どおり御決定を賜り、心から御礼を申し上げます。  この後、本会議におきましても原案どおり御決定をいただき、今後とも皆様方の温かい御支援を賜りますようお願いを申し上げまして、簡単ではございますが閉会の御挨拶とさせていただきます。本日はまことにありがとうございました。 ○森博孝 委員長  これをもって本委員会を終了いたします。  御協力ありがとうございました。  午前10時37分閉会                                 以  上                            文教こども常任委員会                            委員長 森   博 孝...