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12月12日-03号

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  1. 西原町議会 2017-12-12
    12月12日-03号


    取得元: 西原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-30
    平成29年 12月 定例会(第6回)平成29年第6回西原町議会定例会議事日程(第3号) 12月12日(火) 午前10時 開議日程 番号事件番号事件名1 ◇会議録署名議員の指名2 ◇一般質問 4人    屋比久 満    喜納昌盛    与儀 清    宮里洋史平成29年第6回西原町議会定例会会議録招集年月日平成29年12月8日(金) =5日目=招集の場所西原町議会議事堂開会等日時及び宣告開議 12月12日 午前10時00分 散会 12月12日 午後3時48分議長  新川喜男出席議員議席番号氏名議席番号氏名1番宮里芳男2番真栄城 哲3番伊計裕子4番与儀 清5番宮里洋史6番屋比久 満7番伊波時男8番長浜ひろみ9番上里善清10番大城誠一11番呉屋 悟12番儀間信子13番平良正行14番大城純孝15番大城好弘16番喜納昌盛17番与那嶺義雄18番前里光信19番新川喜男  欠席議員        会議録署名議員14番大城純孝15番大城好弘職務のため出席した事務局職員の職、氏名事務局長喜屋武良則書記新川高志説明のため出席した者の職、氏名町長上間 明副町長小橋川 明教育長大濱 進総務部長與那嶺 剛福祉部長新垣和則建設部長玉那覇満彦教育部長小橋川健次総務課長選挙管理委員会事務局長翁長正一郎企画財政課長島袋友一生活環境安全課長外間哲巳税務課長高江洲昌明こども課長花城清紀福祉保険課長與那嶺 武健康支援課長富原素子土木課長小橋川生都市整備課長又吉宗孝都市整備課主幹呉屋政産業観光課長農業委員会事務局長呉屋邦広産業観光課主幹玉那覇敦也会計課長会計管理者呉屋真由美教育総務課長新城 武生涯学習課長呉屋寛文 ○議長(新川喜男)  これから本日の会議を開きます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(新川喜男)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、14番大城純孝議員及び15番大城好弘議員を指名します。 △日程第2 一般質問 ○議長(新川喜男)  日程第2.これより一般質問を行います。 発言時間について申し上げます。 「西原町議会運営に関する申し合わせ」により、本日の一般質問についての各議員の発言は、会議規則第56条第1項の規定に基づき、それぞれ30分以内とします。 順次発言を許します。 6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ。6番議員の屋比久 満ヤイビーン。ウッティーヤ、西原小学校の学習発表会がアイビータシガ、一年シーから六年シーマディ、イッペー、ジョウトゥ演技ソーイビータン。マタ、ワンニン、ショウガクシー、ネービサーニヨーサイ、ナー ウフィグヮー、オリコウナリワルヤッサーニ、ウミトービン。マタ、チューヤ、十二月十二日ヌ、日ナトービーシガ、ユーチグライ、ヌーヌ日ヤガニシガー、アイビーシガ、ンーナワカトーンディ ウミーヤビーシガ、ターチグライ、ウマンディ紹介シエーヤー ウムトービン。ティチェー、バッテリーの日、車のバッテリーがアイビーシェヤーサイ、ウヌ、バッテリーの日。ヌーンチヤガディネー、野球ヌピッチャート、キャッチャーンカイ、ピッチャーヤ一番ヤイビーシェー、キャッチャーヤ二番、アンシ、バッテリーの日ディヤーニ、ナトービーン。ウレー、ジュニヤイビーンドゥ。日本工業連盟が。アンシマタ、チュー、プロ野球の優秀なバッテリー、選ぶ日ナトービーン。アンシーナーティチェ、マタ、ンーナガ、ワカイビーハジヤシガ、漢字の日。漢字の日ディーネ、チュウ12月12日、イイジ、イチニ、イイジ、イチジということで、漢字の日ナトービーンディ。ウレーマタ、ンーナワカトービーシガ、チュウマタ、ナマカラ京都の清水寺ウティ、ユヌナカヌ、一字シ、アラワスンディヤーニ、ナマカラ発表ガアイビーンハジヤグトゥマタ楽しみシトラシミソーリ。トーサイ、ウッサシ、しまくとぅばをオワラビヤーニナマカラマタ一般質問ヤ、標準語サーニ サビーグトゥ、チチキミソーリ。 それでは早速、一般質問に入りたいと思います。大項目1の西原まつり中止について。10月28日、29日に予定していました西原まつりが台風接近により、2期連続で中止になり、職員、町民も楽しみにしておりましたが、残念でなりませんでした。中止決定は25日だったと思いますが、以下について御質問をします。(1)まつり運営事業費1,635万円だったと思いますが、うち沖縄振興特別推進交付金が1,308万円ですが、中止になりましたので、交付金は全額返還になるのか伺いたいと思います。(2)興行中止保険ですか、かけていたと思いますが、保険金は幾ら戻ったのか伺いたいと思います。(3)中止によるイベント会社や業者に支払った違約金、そういった金額があれば金額を伺いたいと思います。 大項目2、防災マップについて。私が住んでいます美咲自治会も今年4月から自主防災組織を立ち上げておりますが、その会議の中で西原町地域防災計画は作成されておりますが、防災マップや小波津川ハザードマップはありますが、津波避難場所の掲示や津波避難ビルの表示がありませんでした。我謝、兼久、小那覇などは海抜5メートル以下でありますので、以下について質問をしたいと思います。(1)町内で津波時の避難場所は何カ所あるのか。また津波避難ビルは何カ所あるのか伺いたいと思います。 大項目3、温泉水について。今年5月から、合同資源(本社東京)と祭温(本社那覇市)が小那覇地区で地下資源の試掘を実施しておりましたが、11月に水溶性天然ガスを確認したとの新聞報道があり、私も現地に出向き確認をしたところ、約50度の温泉水が湧き出ていました。また、東崎公園地先で第2号井の開坑式が、11月に行われましたが、これも既に矢倉が建っておりまして、試掘の準備に入っており、年内で組み立てを終わりたいというふうに、年明けから試掘に入りたいということを言っておりましたが、それで以下について御質問をしたいと思います。(1)今後、本町としてMICE(マイス)関連のホテルも近くで予定されておりますが、合同資源とタイアップして、温泉水の活用を考えているのか伺いたいと思います。 大項目4、MICEについて。沖縄県と東海岸地域、サンライズ推進協議会でつくる「大型MICEエリア振興に関する協議会」の第2回会合が10月31日に県庁で開催されたと報道でありましたが、MICE施設周辺まちづくり計画や道路周辺の取り組み状況を確認して、まちづくり計画に関して県と西原町、与那原町それぞれのマスタープランを踏まえながら連携することで合意したとありましたが、以下について御質問します。(1)西原町は11月にも大型MICE施設エリア周辺の都市計画を策定予定と新聞報道にありましたが、策定したのか伺います。また、作成しているのであれば、公表をしてもらいたいと思います。(2)この会議の中で、県から着工予定時期についての具体的な話があったのか伺いたいと思います。(3)後背地の土地利用について、地権者にアンケートを実施しておりますが、どのような土地利用について意見があったのか伺いたいと思います。また、本町の用途見直しについて、進捗状況を伺いたいと思います。 大項目5、カーブミラー破損について。去る10月の台風で我謝810番地内にあるカーブミラーが錆びて、折れております。担当課に問い合わせておりますが、1カ月以上カーブミラーがない状態で交通安全上、危険であると地域住民から苦情があります。また、この1カ月余りの間に一、二回、接触事故があったということで、何をしているんだというお叱りがありました。そこで以下について御質問をします。(1)現場は国道から東洋建設に入るところで、T字路になっておりますが、安全が確認できず、事故につながりかねないので危険であるということですが、一、二度接触事故があったということです。復旧時期はいつになるのか伺いたいと思います。(2)このカーブミラーは個人の敷地内に設置されており、所有者から移設を、私のほうにお願いされましたが、これも担当課にお願いしていますが、どうなっているのか伺いたいと思います。 大項目6、海外移住者子弟研修について。海外移住者子弟研修が休止されて約1年になりますが、以下について質問をしたいと思います。(1)現在どのような見直し計画を検証しているのかお伺いします。(2)再スタートに向けての進捗状況をお伺いしたいと思います。あとは一般質問席で質問をしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(新川喜男)  町長。 ◎町長(上間明)  皆さん、おはようございます。それでは屋比久議員の一般質問に、私のほうからは温泉水についてと、それからMICEの(2)についてお答えをさせていただきたいと思います。 まず、温泉水についてでございます。御案内のとおり、水溶性天然ガスの試掘調査につきましては、現在ゆいまーる鉱山、西原試掘2号井(せい)が試掘準備を行っているところであります。今回の試掘1号井、2号井とも生産テスト終了後は廃坑されてしまうようですので、すぐにMICE施設への温泉水を直接提供することは厳しいということであります。あくまでも現在の試掘の機械は試掘用ということで、今後の事業化に向けた採掘用の機械ではないということであります。そこで今後の動きでございますが、沖縄総合事務局の呼びかけによりまして、先月の11月10日に、水溶性天然ガスMICE関連等への利活用に向けた研究会が発足をしております。これは東海岸地域においての事業化の検討を行うということでございまして、今後、1号、2号井の試掘評価を経まして、事業化の際にはMICE施設への温泉水の利活用は十分可能かというふうに考えております。 それからMICEの関連でございますが、沖縄県と東海岸地域サンライズ推進協議会でつくる大型MICEエリア振興に関する協議会の第2回会合が10月31日に開催されております。そこで御質問の着工予定時期の問題でございますが、この件については結論から先に申し上げますと、特に説明はなかったということであります。御案内のとおり、今県が計画をしている大型MICE施設の整備については、まず一括交付金を活用する。それから平成29年度中に基本設計、実施設計を完了させる。そして本体工事は平成30年度からということで、それを経まして、平成32年の9月供用開始の計画でございました。しかし、国との事業のすり合わせの中で、事業の採算性でありますとか、あるいはまた周辺環境の不確実性、この件につきましてそごがありまして、現在も一括交付金の交付決定に至っていないというのが、その実情でございます。今後、県としましては、実施設計は本年度は厳しいということでありますので、残された期間で基本設計の年度内実施を目指していく方針で、今後進めるということであります。そういうことで先ほどの御質問の実施の今後のめどについては明示されている状況にはないということであります。私からは以上、お答えをさせていただきます。 ○議長(新川喜男)  総務部長。
    ◎総務部長(與那嶺剛)  おはようございます。私のほうからは質問項目、大項目1の西原まつりの中止について、まずは(1)まつりの事業における一括交付金の活用についてお答えいたします。 まつり運営事業費につきましては、その一部は事前の準備等で既に執行しているところでございます。まつりが中止になったことに伴い、一括交付金につきまして、その費用負担について活用が可能か、県へ照会したところ、中止になり、開催をしていない事業に対しては活用が難しいとの見解が示されており、県へ申請しています。まつり事業自体一括交付金事業の事業廃止という形で取り扱うこととなっております。 続きまして、(2)の保険の返戻金についてお答えいたします。西原まつりの催事委託業務におきましては、イベント中止保険をかけております。保険適用に伴う返戻金については、催事委託業務の支払いが終了した後に、保険会社と今後調整をしていくこととなります。 続きまして、(3)の業者に支払う予定の費用についてお答えいたします。催事委託業務におきまして、中止が決定される以前に準備等に要した費用やキャンセル料金を合わせまして、721万2,707円が支払い確定額となっております。 続きまして、質問項目2、大項目の防災マップについて。(1)についてお答えいたします。地域防災計画では津波の際の避難場所は、現在、坂田小学校、西原運動公園の2カ所となります。また、質問にあります津波避難ビルの指定はございません。以上です。 ○議長(新川喜男)  建設部長。 ◎建設部長(玉那覇満彦)  私のほうから残りの建設部関連の質問にお答えをしたいと思います。 質問項目4のMICEについての(1)についてお答えします。沖縄県と東海岸地域、サンライズ推進協議会で構成する大型MICEエリア振興に関する協議会は、大型MICE施設を拠点とした東海岸地域の振興及びMICEエリアとしてのまちづくりを進めるため、地元東海岸地域サンライズ推進協議会と沖縄県が一体的に取り組むため設置しております。協議会は平成29年2月に設置され、沖縄県副知事と東海岸地域、サンライズ推進協議会会長が主催し、県関係4部長と東海岸地域、サンライズ推進協議会の市町村長で構成されており、設立時には取り組み体制や協議内容等が確認されております。その後、第2回協議会が10月31日に開催され、大型MICE施設整備事業の状況報告やMICE受け入れ環境整備等の取り組み報告、また本町の都市計画マスタープラン土地利用計画案の報告がされております。今後はスピード感を持って、MICE振興を推進することが確認されております。本町では大型MICE施設の建設決定を受け、MICEによる効果を地元地域へ最大限還元できる土地利用計画を実現するため、平成28年1月から西原町都市計画マスタープランの一部改定作業に取り組んでまいりました。改定作業の内容としては、地権者へのアンケート調査、ワークショップ、パブリックコメント、関係機関への説明会、有識者を交えた検討委員会などを開催し、MICE振興に資する土地利用構想図案の作成を行い、沖縄県と協議を経て、去る12月1日には本町都市計画審議会の答申を得ております。今後は図書の印刷製本を行い、関係機関への送付、窓口での縦覧を行う予定であります。 続いて、(3)についてお答えいたします。本町では西原町都市計画マスタープランの見直し作業を進めるに当たり、地権者への意向確認のため、見直し検討区域150ヘクタールの地権者、835名を対象にアンケート調査を行っています。回答件数は190件、回答率が22.8%となっております。その中でMICE施設が建設されることによって、土地利用を見直す必要があるか確認をしたところ、見直しを行うべきであるが69%、見直したほうがいいが19%、余り思わないが8%、全く思わないが2%、回答者の約9割の方が見直すべき、見直したほうがいいと回答をしています。次に、見直したほうがいいと回答をした方に、今後どのような土地利用が必要かを確認したところ、商業系の整備が69%、宿泊系の整備が19%、工業系の整備が8%となっており、MICE施設に近い地域では商業や宿泊施設の回答が多く、MICE施設から離れた小那覇工業団体に近づくにつれ、工業系の土地の意向が多くなっています。それからMICE利用の実現のため、所有する土地を提供、協力することができるか確認をしたところ、提供、協力できるが42%、協力できないが4.8%、具体的にならないとわからないが48.1%となっておりました。地権者としては計画が進む段階で判断する回答が約半数となっておりました。続いて、用途見直しについての進捗状況ですが、都市計画マスタープラン一部改定の策定後、平成30年度に大型MICE施設周辺受け入れ環境の実現に向け、詳細な計画案や整備手法、整備主体などの調査、MICE受け入れ環境可能性基礎調査を行い、地権者への説明会や合意形成に向け、取り組んでいく予定であります。また、地権者合意後から区画整理で例えた場合の事業着手までの最短スケジュールとしては、区画整理事業調査に2カ年、組合設立、都市計画決定、事業認可を経て、仮換地指定に2カ年の期間を要すると考えております。 質問項目5のカーブミラーの破損についてお答えいたします。(1)の復旧時期についてでありますが、当該現場のカーブミラーの再設置については、現場がT字路道路で東洋コンクリートの大型車両が頻繁に通る場所であることから、設置場所の検討を行ってまいりましたが、先日、確定いたしましたので、12月中には設置したいと考えております。 (2)の個人敷地内からの移設の質問でありますが、担当職員に確認したところ、地主からの移設要望は来ていないとのことです。行き違いもあるかもしれませんが、現在、位置とも関連しますが、道路側にカーブミラーを設置するということで進めております。以上です。 ○議長(新川喜男)  教育部長。 ◎教育部長(小橋川健次)  おはようございます。私のほうからは大きな項目6、海外移住者子弟研修についてお答えします。 6の(1)についてお答えします。本研修については、従来の研修のスリム化を図り、安定的、継続的な事業にするために見直しを行っているところでございます。具体的には専門研修を省き、文化研修や町民との交流に特化した研修となるよう検討をしているところでございます。また、今後は各国輪番制で行うことや、宿泊先について近隣の施設を活用していくことなどを検討しております。 次に、6の(2)についてお答えします。現地へアンケートを実施し、まとめているところでございます。今後はアンケートで出てきた意見と本事業のすり合わせを行いながら、要綱の改正を行い、再開に向け、進めていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(新川喜男)  6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  御答弁ありがとうございます。それでは再質問に入りたいと思います。順を追ってやりたいと思います。 まつり中止についてでありますが、総務部長からの答弁のほうで一括交付金、中止になって活用が難しいということで、これは返還になるだろうということでありますが、この金額は具体的に幾ら、一括交付金の返還というのは幾らになるか教えてください。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  お答えします。 一括交付金自体、今回はまつりを実施していませんので、請求をしないという形になりますので、返還という形ではございません。一括交付金事業自体、廃止という手続をとります。以上です。 ○議長(新川喜男)  6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  中止になって残念なことではありますが、事業廃止ということで返戻金はないということはわかりました。 続きまして、(2)の保険金、イベント中止保険ですか。これは答弁の中で保険会社と交渉をしているということでありますが、具体的な金額はまだだと思いますけれども、大体、保険をかけた額の何割ぐらい戻るとか、そういったのはまだわからないですか。8割とか、ちょっとわかりましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  保険が適用になる適用の範囲の額は、イベント会社へお支払いが決定した721万2,707円が保険の適用範囲なんですけれども、これの契約としては最大で9割、今査定に入っていますので何割戻ってくるかはわからないのですが、これに対して最大9割戻ってきたと仮定しますと、649万1,436円ということになります。今査定中ということです。以上です。 ○議長(新川喜男)  6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  ぜひ最大9割戻るように保険会社と、私も素人ではありますが、そういったイベント中止保険ですから、役場のほうで頑張って、最大の649万円、受け取れるように交渉をしてもらいたいと思います。 あと(3)の違約金が721万2,707円、これは例えばイベント会社にいろいろあると思うのですけれども、どういった詳細、どういったところに音響関係とか、舞台施設とか、ちょっと詳細がわかれば、この721万円の詳細ちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  イベント会社へお支払いしたものも、かなり項目が細かいですので、主だったものを御紹介したいと思います。まず、パワーテントのステージ屋根のテントですけれども、こちらのほうが50万円、46張りのテント等で27万6,000円、横幕等で16万3,000円、こういったものとか、あとステージの7間掛ける6間、48坪ぐらいなんですが、これが48万円程度と、足場等が18万円かかっております。音響ではキャンセル料が7万5,000円、照明も同額7万5,000円、あとフィールドの足場等で10万円程度かかっております。それとスーパーヒーローショーのキュウレンジャーがありましたけれども、こちらのキャンセル料が24万3,000円、こういったものが主だって、あと花火等が結構かかっています。以上となっております。 ○議長(新川喜男)  6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  12月8日ですか、上里議員からもまつりの実施時期について提案がありましたが、私も時期は10月というのは、やはり県の産業まつりと西原町のまつりがかぶっておりまして、できれば11月は台風が来ないと思いますし、そういったので調整をやったらどうかというふうに思います。なぜかと言いますと、産業まつりにも町民も行きたいという思いもありますし、それを一週間ずらすとか、11月でしたら台風とか天災が少ない時期だと思いますので、ぜひ今後いろいろと検討委員会とかもあると思いますが、10月にこだわっているのか何かわかりませんが、11月で変更できるのであればお願いをしたいと思います。それに関して、まだ考えはないと思いますけれども、どういうふうに行政が考えているのか、お伺いします。時期についてですね。 ○議長(新川喜男)  総務部長。 ◎総務部長(與那嶺剛)  今回はさきの答弁でもお答えしましたが、まず、今回のまつりを実施するに当たりまして、西原まつりの大きな特徴としましては、あれだけ多くの町民が舞台に出ていくということは、西原まつりの大きな特徴で誇れるものだと考えております。そういった中で多くの団体の皆さんの都合というのを去年確認してスタート、結果として従来どおりのところが落ち着きどころとして落ち着いたということがありまして、今回スタートをしたわけですが。ただ、今回と前々回、中止になったということを踏まえますと、再度また、次回実行委員会の中で次期開催についてはどうするかという議論は、その中で行っていく必要があるかと考えております。以上です。 ○議長(新川喜男)  6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  その件に関して、ぜひ2期連続、10月末でやって、台風で中止になっておりますので、ぜひ皆さん楽しみにしていますし、また出演者の予定とかもあると思いますが、3回目の中止がないように時期を再考していただきたいと思います。 続きまして、大項目2の防災マップについてでありますが、総務部長から避難ビルの指定はないということでしたけれども、これはないのでしょうか伺います。 ○議長(新川喜男)  生活環境安全課長。 ◎生活環境安全課長(外間哲巳)  それではお答えいたします。 現在、津波避難ビルの町の指定はございません。以上です。 ○議長(新川喜男)  6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  こういった西原町の防災マップとかありますし、これは私がインターネットから見たものには、西原町の情報で、サンエー西原シティ津波避難ビルということで書かれているのです。あと運動公園とか、池田苑とか、これは福祉避難とか、そういったので西原運動公園のほうは広域避難場所というふうになっている。町民体育館とか。これは西原町のサイトから拾ったのでありますが、避難ビルはサンエーには確認をとっていないということですか。 ○議長(新川喜男)  生活環境安全課長。 ◎生活環境安全課長(外間哲巳)  それではお答えいたします。 サンエー西原シティにつきましては、町としては津波避難ビルという指定ではございませんが、本町と災害時の協定を平成19年に結んでおりまして、そういった津波等の災害の場合の一時避難ということで協定を結んでおります。以上です。 ○議長(新川喜男)  6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  そういったインターネットで、西原町の災害避難ということで、福祉避難とか10カ所ぐらい載っていますが、そういったのも避難ビルでなければ、これは削除したほうがいいと思います。協議はしていて、ちゃんと載っていますので、そういったのであれば再度、ぜひサンエーと確認して、与那原町でありますと沖縄女子短期大学のほうに避難ビルということで、ちゃんとプレートも張られていますし、案内板もありますので、ぜひその点を確認してほしいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(新川喜男)  生活環境安全課長。 ◎生活環境安全課長(外間哲巳)  今、屋比久議員が御指摘のあった点につきましては、ちょっと内容を確認しまして、もし訂正が必要であれば訂正をしたいと思います。以上です。 ○議長(新川喜男)  6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  天災とか津波とかは、いつやって来るかわかりませんので、ぜひその点を避難ビルに指定されているのでありましたら、そういった看板の設置とかも、ぜひ確認をしてやってもらいたいと思います。 続きまして、温泉水の活用でありますが、町長のほうから答弁がありましたが、あの機械は大体1号井で1,500メートルぐらい掘削しております。私も2月に千葉県の合同資源の油槽所に行ってきまして、千葉の茂原市内で大体400カ所ぐらい、そういった杭がありまして、そこはヨウ素とか、天然ガスの事業化、球形タンクも設置して事業化に向けてやっております。沖縄でも旧大里村とか、豊見城市、宮古島市とかでやっております。なぜ、私がこれを質問したかと言いますと、そこの合同資源の担当者に聞きましたところ、宮古島市でも温泉が出たということで、皆さんも御存じだと思いますけれども、宮古島市の下地市長は城辺パリ鉱山ということで、天然ガスが出たということで、今温泉水を利用して事業性を探るために無料で入れる足湯スペースを設置して、利用状況を調べているということであります。将来的には市内のリゾート施設への温泉水の宅配事業とか、また、30度以上の温度管理が必要なオクラのハウス栽培に利用して、温水パイプを引いた施設をつくって、冬場の生育状況を比較する。あと温泉水を利用して陸上養殖に活用することも検討して、今後実証事業に入るというふうになっております。ぜひ西原町も55度の温泉水が、南西石油の近くで出ております。いつでも見られます。触れますし、効能も全く温泉と変わらないということですので、金曜日から一般質問で財政問題を指摘されていますが、財政がひっ迫しているのであれば、どういうので金を生むかと、民間の力を活用しながら、ぜひそういったのも…やる予定はないとかではなくて前向きに…実際出ているわけでありますし、そこの合同資源の所長に聞きましたところ、もし、ヨウ素とか天然ガスがなければ、ふたをやって、西原町行政が必要であれば、そこは無償で譲りますというふうな回答を私は聞いております。そういった意味で町長に再度質問をしたいのですが、宮古島市ではそういった事業、足湯とかやっていますが、西原町でもいろいろ知恵を絞って、検証をしてほしいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(新川喜男)  町長。 ◎町長(上間明)  お答えします。 西原町内における水溶性天然ガスの試掘でございますが、合同資源、かなり水溶性の天然ガス、当初、目的とした水溶性天然ガスをほぼ満たしているというふうな状況があります。問題は埋蔵量がどうなのかということがありまして、これを総合的に評価をしていかなければならない。その総合評価を得る上においては、どうしても2号井の試掘結果を待つしかないということでありますので、来年の2月、3月には、その結果が出てくるというふうに思います。御案内のとおり、水溶性天然ガス、極めて世界的にもレア資源でございまして、その中で日本では輸出産業の大きな比重を世界的には占めるわけでございまして、そういう面での水溶性天然ガス、一つの国策としても進めていかなければならない、そういうものがあります。そういうようなことから、今総合事務局が非常に熱意を持って、この水溶性天然ガスについて取り組みをされております。我々行政のほうも、それから民間の企業、県内の主要なエネルギー関連の会社でありますとか、あるいはまたエネルギー関係以外の一般の企業の皆さんも一緒になって、総合事務局の指導によって、千葉県の視察を研修をしてきたところであります。これを終えてから後、意見交換等をやっておりまして、先ほどお答えしました研究会の立ち上げもしてきたところであります。そういう面で水溶性の天然ガス、それ以外に温泉も今後の大型MICEとリンクした形での活用方法があります。その場合、民間活力を最大に生かすということがありまして、幸いに先ほど申し上げましたように、県内の主要な企業が研修にも参加しておりますし、その後の意見交換会にも参加をしております。そういうような民間活力を生かした今後の温泉、そして水溶性天然ガスの活用、そういったものを今後検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(新川喜男)  6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  町長のほうから総合事務局とか、大変積極的にやっていると。研究会も発足しているということでありますが、1号井のほうは2月か、3月までどれぐらい出るかという検証をしていますけれども、私が確認したところ、毎分350リットル出て、1時間で20トン出ると、55度の温泉水がですね。これはマックスではなくて、現在五、六割でこれぐらいだということで言っていましたので、2月まで検証をしてみないとわからないということでしたけれども、そういうふうに確実に温泉水は出ていますので、ぜひ町長からもありましたように、検討をしてもらいたいと思います。 続きまして、MICEについてでありますが、(2)のほう町長からもありましたが、第2回の大型MICEエリア振興に関する協議会では、事業について説明はなかったということでありますが、これについては何回も言っておりますが、我々議員団、行政側もそうですね。今回残念ながら2区選出の国会議員が照屋代議士になりましたが、照屋代議士にもお願いして、超党派で国に要請に行くべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(新川喜男)  町長。 ◎町長(上間明)  それではお答えします。 今、大型MICE施設につきまして、最初から各委員のほうにもお答えしておりますが、国と県とのそごの問題をどういうふうな形で、今後解決をしていくか。それはしっかりと注視をしていかなければならないことだというふうに思っております。一方において、大型MICE施設建設予定地の東海岸地域、マリンタウンを中心とした自治体の皆さんの思い、情熱というものをいかに国に訴えていくか。このことが極めて大事だというふうに思っております。幸いにして、今、与那原町でも、そして西原町でも推進協議会を立ち上げて、民間レベルで積極的に取り組みをして、あるいはまた調査研究をしているところでありますし、これまでまた、誘致をするに当たって住民大会も開催してきた経緯があります。こういう住民の皆さんの思いというものをしっかり国に訴えていくということが大事だと思っていますので、そういった住民大会の開催や、そしてまた政府に直訴をしていく。こういったものも今後、検討課題なのかなと思っていますので、今後サンライズ推進協議会、さらにまた東海岸地域振興協議会の首長の皆さんと意見交換をして、今後の取り組みについて検討をしてまいりたいと、このように思っております。 ○議長(新川喜男)  6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  私のほうも何回も住民大会を一緒にやろうということを投げかけておりますが、町長は住民大会をやったということ。これは以前の話でありまして、平成30年9月からの供用開始が、これは難しいということになって、その間、まだ与那原町もそうですし、西原町も住民決起集会とか開いて、沖縄県もしくは政府に地域住民はそれだけMICEに対する思いが強いんだというのを、そういったのを決起集会とか、いろいろ要請行動をしないと、県とか国も動かないと思いますので、ぜひこれは御検討をしてください。我々議員団も与那原町議とかと結束してやりたいと思いますので、その点、ぜひお願いしたいと思います。 続きまして、後背地の土地利用ですが、建設部長からありましたが、110ヘクタール、回答率が90件ということでしたが、見直し69%、見直すべきだということで大体9割ぐらいあると思うんですけれども、それを地権者の意見を聞いて、例えばこれは本当の土地利用をやるんでしたら、どれぐらいの金額がかかるのか。ちょっとわかるのであれば教えていただきたいと思います。 ○議長(新川喜男)  都市整備課長。 ◎都市整備課長(又吉宗孝)  現在のところ、今後の土地利用の方針等、そういった見通しがつかない段階での概算費の算出はまだ行っておりません。以上です ○議長(新川喜男)  6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  もうMICEはおくれてはおりますが、今からそういうふうな事業概要とか、そういったまだわからないということを、悠長なことを言っている段階ではなくて、役場としてもMICEは、まだ確定ではないのですが、3年後、4年かかるかわかりませんが、その間に土地利用見直しは間に合うのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(新川喜男)  都市整備課長。 ◎都市整備課長(又吉宗孝)  お答えいたします。 今回12月で都市マスタープランの見直しを行いましたので、平成30年度にMICE周辺の受け入れ調査を行いますので、それに土地利用の、こういった形での構想が立ち上がってきます。その後、区画整理事業を見据えた形での調査に2年、施工性を考えた場合の組合設立とか、そういったものを考えまして、順調に行けば、平成35年度あたりに工事が着手できるように工程を組んでおります。先ほど話がありました平成32年9月の大型MICE施設の供用時期には間に合わないという状況であります。以上です。 ○議長(新川喜男)  6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  今課長からありましたが、ぜひ早急に土地利用見直しを進めて、西原町を活性化していただきたいと思います。 続きまして、カーブミラーについてでありますが、建設部長からありましたが、現在、東洋コンクリートの車の出入りは、東崎地域から門をつくって、あそこが主になっております。国道329号からの通りは、大型は以前に比べてほとんどと言っていいほど、今通っていません。東崎の住宅がありますよね、埋め立て地。そこから大型車両は出入りしておりますので、カーブミラーにつきましては、ほとんど影響ないと思います。設置についてですよ。これはぜひ、部長からありましたが、12月に入ってということでありまして、我々は地域住民が安心、安全に暮らせるように、いろいろ叱咤激励されておりますので、ぜひ現実に一、二回接触事故があったということでありますので、例えば1カ月以上かかるのであれば、仮のカーブミラーをつけるとか、そういった考えはなかったのか伺います。 ○議長(新川喜男)  土木課長。 ◎土木課長(小橋川生三)  お答えしたいと思います。 現在建っているカーブミラーは民有地の中に建っています。これは東洋コンクリートへの車の行き違いがあって、やはり危険ということで、いつ破損するのかわからない。そこで民有地の了解を得て建てていたと。ただ、これが大分年数がたって老朽化してしまったということで、今回この支柱からだめになってしまったということがありまして、今回、これを道側にどうにか出せないかどうか。もし、トラックが通っても、それに引っかからないように、そういう対策ができないかどうかということで、業者のほうと調整を進めてきました。業者のほうからこれは道路に出しても大丈夫ですよということで、まず電柱が隣にあるからかからないだろうということもありまして、今回民有地の中から外側に一応出していきたいと。だからそこに設置が仮にでもできなかったのは、支柱ごと実際にこれが腐食をしていて、取りつけができなかったということであります。 ○議長(新川喜男)  6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  ぜひ部長が答弁したとおり、12月いっぱいで早急に取りつけをお願いしたいと思います。 (2)の個人私有地に入っているんですけれども、ここは現在の住人は10年前ぐらいですかね、また購入してやっておりますが、これは私が住んで30年近くカーブミラーは個人の敷地内に入っております。そういったのも善意で地主は貸しているかもしれませんが、土地利用、お金を払っていないと思いますが、そういったのもやはり民有地に入るのであれば、ちゃんと話をしてやってもらいたいと思います。今、小橋川課長のほうから道路側に出すということですので、ぜひ早急にやってもらいたいと思います。 続きまして、海外移住者子弟研修についてでありますが、教育部長からありましたが、従来の研修を見直して、スリム化して、専門研修等を省いて、町民との交流を中心に行いたいということでありましたが、これは具体的に何回ぐらい、そういった次回に向けての検証をしたのか、ちょっとわかれば伺いたいと思います。 ○議長(新川喜男)  生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(呉屋寛文)  再質問にお答えします。 今、アンケートを個人的には過去4年間の研修生を基本としてやっております。あと町人会、ペルー、ブラジル、アルゼンチンということで、おおむね個人の研修生には13項目のアンケート、町人会には12項目のアンケートをとっております。 ○議長(新川喜男)  6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  私が聞いたのは、こういった見直し検証を何回ぐらい開いたのかということでありまして、今の答弁は2回目の再スタートに向けてかなあというふうに思っています。何回ぐらいこういった次回開催に向けて会合を開いたのか、そこを教えてもらいたいと思います。 ○議長(新川喜男)  生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(呉屋寛文)  再質問にお答えします。 アンケートをとって、どういったことが問題なのか、課題なのか、どういうふうに行くのかということで、今アンケートの集計をとっております。総務部のほうと、これからどういうふうにするかということは2回会合を行っております。以上です。 ○議長(新川喜男)  6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  今課長からありましたが、過去4年間の研修生、それと現地の町人会からのアンケートをとっているということでありますし、今とりまとめて検証をしているということでありますが、休止をしたときに1年後になるか、2年後になるかということはまだわからないということでありましたが、今1年を経過しておりますが、1年経過してどれぐらいから再度スタートできるか、それだけ教えていただきたいと思います。 ○議長(新川喜男)  生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(呉屋寛文)  再質問にお答えします。 いつごろかということを、ちょっと明言はできないのですが、早目の再開に向けて取り組んでいるところでございます。 ○議長(新川喜男)  6番屋比久 満議員。 ◆6番(屋比久満議員)  時間が過ぎてしまいましたので、これで私の12月議会の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(新川喜男)  順次、発言を許します。 16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  こんにちは。16番議員、喜納、一般質問をさせてもらいます。一言、所見ですけれども、日本経済はいいのか、悪いのか。一般庶民にはわからないところで儲かっているらしいという話を聞きます。株価も1万2,000円台、高値で推移しています。そういう大都市中心、あるいは大企業中心の日本経済の動きがあるのかなと。地方は一方で疲弊をしていくという現実は…今の衆議院選挙が終わって、政府与党いろいろ次年度の予算も減っていますけれども、ある意味では赤字国債発行を含めて、ばらまきの部分があり、身を削る改革は本当にやっているのかどうか。最終的には一般庶民に振るという現実、そういうものが今あやふやな、何かわけがわかりませんけれども、そういうある一面が見えているのかなと。そういうしわ寄せが実は、こういう小さい我々地方公共団体にも影響をしているのかなと、そういう思いをしております。しっかり全体的にも見ながらしないと、我々の地域の活性化を含めて、政府も毎年ころころ変えてきました。地方創生を含めて、人づくり云々。毎年変えながらも、なかなか地方再生ができない。地方に権限移譲も実質できないような状態で、そういう動きの中で我々もしっかり…金がないと言われ、また最近言い続けておりますけれども、金はなくても心構えはある。気力はあるということを示しながら、私の質問をしていきたいと思います。 1点に絞りました。次年度予算編成、事業計画についてであります。毎年12月が次年度に向けての町当局の考え方をただしながら、3月議会はどうしてもでき上がったものを審議するわけです。よっぽどのことがない限り、修正動議がかけられません。そのぐらいの我々の力量がないといけませんけれども。この12月議会は次年度に向けての当局の考え方、あるいは我々の要望を含めて、ただす場だと実は思って、特に今回1点だけに絞っております。その中の1つ目であります。ここ数年、予算編成時の歳入歳出の乖離が10億円以上あります。国保の赤字が大きいということは、再三、耳にたこができるぐらい聞いております。しかしながら現実はその他の財源不足、収入不足なのか、支出過多なのかわかりませんけれども、その要因。これはもう10年ぐらい続いています。その辺の他の要因も含めて、考えられるのがあればお示しください。 2点目です。次年度は財政調整基金が使えないと言っています。そうであれば何ができるか。単純です。大幅な整理統合、廃止等を含めて、あるいは人件費の削減にも入るのかどうか。そういう思いしか出てきません。そこで町長の思い描く、そういう行財政改革、あるいは財政の健全化、それをどういうふうに示していくか、あればお示しください。 3点目です。実行計画の毎年ローリング方式に基づく事業の精査、点検の現状はどうなっているか。これをもとに次年度も事業も予算編成もするでしょうから、その辺のローリングの点検をしっかりやっているのか。多分これは平成28年度の事業の精査だろうと思います。今年度のものは中間報告か何かをやっているのかなと。それを含めて、そういうローリング方式、本当にしっかりやっているのかどうか、その辺答弁ください。 4点目です。具体的な事業の統廃合の計画、また臨時、嘱託を含めた職員の見直し、あるいは配置がえ、配置転換、あるいは配置量の問題を含めて、そういう計画も含めてやっているのかどうか。 5点目です。建造物や道路整備事業で継続、あるいは今後新規に予定する、その中でまた継続も含めて、優先順位は立てているのかどうか。そういう計画があればお答えください。答弁を求めまして、一般質問席で再質問をさせていただきます。 ○議長(新川喜男)  町長。 ◎町長(上間明)  それでは喜納議員の一般質問にお答えをしたいと思います。 私のほうからは次年度の予算編成の1項目と2項目について、お答えをさせていただいたいと思います。これまで財源不足の要因につきましては、伊計議員をはじめ、何名かの議員にもお答えをしてきたとおりであります。何といっても財源不足の要因、これは国保の赤字解消に向けた対応でありますとか、あるいは庁舎建設を終えるころにスタートした一括交付金の影響も大きく、そこで始めた事業の対応にも苦慮するようになってきました。これらについては赤字解消義務が課せられた状況と、それから一括交付金に寄せられる町民の大きな期待に何とか応えたいという思いから、このように急激に財政状況が厳しくなったということが言えるかと思います。また、町税につきましても増加傾向にはありますが、社会保障費の係る費用の伸び率が、これをはるかに上回る状況になってきておりまして、このような収支のアンバランスで財政圧迫が大きな要因になっているのかなと思います。以前から予算編成の収支不足を埋めるための手法として、基金の取り崩しに頼っていたため、基金は減ってきており、今後の収支不足のための手法として使う余裕は、もうなくなってきていると、こういう状況であります。 次に、2点目のほうであります。事業の整理統合と町長の思い描く行財政改革、財政の健全化や施策についてということでありますので、お答えします。今回、策定した予算編成緊急アクションプラン第2次でございますが、その中で具体的な対応策を示しておりまして、基本はこのプランに沿って予算編成をしていきたいというふうに思います。当該プランの中では三役の給料、管理職手当の削減、職員の超勤手当の削減など、人件費についても前プランよりも切り込んだ形になっております。また、毎年度策定する予算編成方針も含め、各課ごとに削減目標額を設定し、本プランを最低限に、さらに削減できる項目について事業の見直しの再検討を指示しております。今回特に重要視しているのが、財政調整基金の一定額の確保であります。御案内のとおり、財調というものは国の施策が年度途中で補正で入ってきたり、あるいはまた災害等が起きた場合にも、すぐに対応できる財源であります。行政が緊急時に柔軟に対応できるようにするための必要不可欠な財源であります。今後この財政調整基金を当面の目標として、基金残高6億5,000万円まで何とか積み立てをしていくこと。このことが極めて大事だというふうに思っております。これまで町有地売却等で積み立てておりましたが、これがもうできない状況になっております。議員仰せのとおり、事業の統廃合、またアクションプランでも補えない人件費がある場合には、これについても削減対象としていかなければならないものだと、このように考えております。私からは以上です。 ○議長(新川喜男)  総務部長。 ◎総務部長(與那嶺剛)  私のほうからは(3)の実行計画について、お答えいたします。 実行計画は、各課が作成します事業ごとの個別表をもとに、決算状況及び今後の見通しについて、ヒアリングを行っております。厳しい財政状況にあることから、事業計画の見直し、これは縮小もしくは廃止ということも含めて、後年度への延伸なども含め、各課と調整作業を進めているところであります。 続きまして、(4)の具体的な事業の統廃合の計画、また臨時、嘱託を含めた職員数の見直し、再配置計画について、お答えいたします。予算編成の段階で、以前も答弁をしておりますが、この議会を終了直後から予算の二次ヒアリングを行っていく予定であります。現段階ではまだ確定的なことは申し上げられませんので、どうか御理解をいただきたいと考えております。 続きまして、(5)の建造物や道路整備事業で継続、今後新規予定の優先順位計画は定めているのかということになりますが、これにつきましては学校施設や道路整備については、各課において整備予定計画はつくられております。しかし厳しい財政状況にあるため、予算との整合を図り、計画の見直しを行うなど、緊急かつ効果の高いものを優先に実施していく方針であり、具体的な実施年度を示すまでの計画にはまだ至っておりません。以上です。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  それでは再質問をいたします。 予算編成のあり方を含めて、実はこれ毎回そういう質問をしてきているつもりではありますけれども、特に今回、町長も3期目の1年を過ぎました。本来であれば4年間の町長の公約を含めて、提示をしながら毎年ローリングをしていく方式を私も期待をしておりました。毎回これを質問していますけれども。現実問題として、町長の4年間の施策をしっかり示した中でのローリング方式であれば私も納得できるのですけれども、今回の場合、特に予算編成緊急アクションプラン2というのが出たのですか。これは公表をしているということですか。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  これにつきましてはホームページで公表をしております。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  議員には配らないのですか。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  公表しておりますので、直々にお配りしても問題は特にございません。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  そうではなくて、こんな大事なものは議会事務局なり、議員に配るのが当たり前ではないですか。 ○議長(新川喜男)  副町長。 ◎副町長(小橋川明)  お答えします。 予算編成緊急アクションプランについては、基本的には我々内部の予算編成の方向性を示す、内部の作業の一つの方向性を示したものとして考えておりまして、これは確実性だとか、公表をしていますけれども、これは予算編成の課程として公表をしております。このことが、いわゆる事業の政策だとか、そういったものとちょっと異なっています。本庁の予算編成作業の一つの方向性を示して理解を求めていくための公表でもあります。そういうことで議員の皆さん方に必ず示さなければならないといような内容として捉えてはおりません。ただ、皆さんも当然町のホームページ等、情報収集は常日ごろからなされているはずですので、公表された予算編成緊急アクションプランについては把握されているだろうというふうに理解をしております。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  そういう「だろう」ではだめですよ。というのも、町長の答弁の中で、こういうプランを提示しているから、それに沿ってやっていると言ったものだから聞いているんですよ。私は実は見ていないんですよ、話は聞いていますよ。しかし、見ていないんですよ。予算編成だから財政と関係ないと言うんだけれども、実際、緊迫した財政状況の中で、こういうふうな施策をやっていくんだよというのがあるのであれば、当然示して議論をするものではないのですか。副町長の言い方間違っていますよ。 ○議長(新川喜男)  副町長。 ◎副町長(小橋川明)  先ほどから申し上げているとおり、これは公表をしています。ホームページを見れば、きちんと見られます。これは我々としては町民に対しても公表をしている。これは公表している内容を議員の皆さんも見ているというふうに理解していますけども、どうなんでしょうか。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  みんながみんなインターネットばかりを見ているわけではないですよ。何で文書もあるんだったら事務局にでも置けばいいのではないの。同じ部内でしょう、庁舎内。そのぐらいやってくださいよ。これ要求しますよ。インターネットに流しているから見ているだろうではなくて、文書があれば1部は置いてください。特にさきの実行計画を含めて、1部置いてありますから、コピーしてもらったらいいよという言い方はまずいですよ。ちゃんとこういうふうにやっていますから、皆さん、いついつに置いてあるから確認をしてくださいと。それさえないんですよ。これはしっかりしてください。 ○議長(新川喜男)  副町長。 ◎副町長(小橋川明)  事務局に示してもらいたいという要望があれば、それは当然我々もそのように提案をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  これは議長に要望します。議長、そういうのはしっかり要求してください。 財調、当然これが緊急時に使える基金がないと対応できないというのが当たり前のことで、さきの議員の方々も質問があります。長期的なスパンで財政健全化を含めて、計画を立てないと、ミーヌメー(目の前)になってから、アワティーハーファティー(慌てふためく)して、どうするのという。こういうやり方が今見えるわけです。あわせて町長の4年間の施策をしっかり提示してこなかった。それを精査する場も我々はないわけです。例えばローリング方式、本当にこれはローリング方式が完全に財政がない中で、事業の見直し、新規事業はできない。事業の統廃合しか念頭にない中で、どのようにして町長の公約が実現できるの。これが本当に不思議でならないのです。一つずつ移っていきますけれども、そのローリング方式です。これは今、各課の集約が平成28年度のものは終わっていますよね、評価。平成29年度は中間報告をきっちりとって査定をしているのですか。精査をしているのですか。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  7月には作成を依頼しておりまして、それから予算ヒアリングと一緒にやっているところですので、次年度以降のものも集約は今、しているところです。以上です。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  そういうローリングを精査しながら、次年度事業もやっていくと。これは間違いなくそういうスタンスでやっているわけですか。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長
    企画財政課長(島袋友一)  予算との整合をとりながら、それをやっております。以上です。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  具体的に皆さん次年度に向けて、町の年間の予算が約130億円ぐらいですか。今乖離が10億円、約10%です。各課に対して、その整理統合を含めて、予算削減、各課一律に何パーセントという指示を出しているのですか。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  今回の一次査定を終えまして、10億4,00万円程度乖離が残っているんですけれども、これに関しましては、平成28年度の決算額の率を各課に割り振りまして、その範囲内に落ち着くように、落とせるようにと言いますか、10億4,000万円に各課の決算の割合を出しまして、その分をカット目標額ということで、今検討の作業をお願いしているというところでございます。以上です。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  これはトータルの削減なのか、事業ごとの、この事業は廃止、検討をしなさいという、そう指示を出してやっているのか。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  今のところは金額でございます。各課のほうで優先順位のほうも案として示して、最終的には別の場所で、その優先順位が正しいかどうかという判断をする形で考えております。以上です。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  この方式は事業の見直し点検を含めて、ローリング方式と整合性はあるの。単純にこれだけカットしなさいよ、課で考えなさいと。そういう方式でやっているのでしょう。ローリング方式というのは必要な事業をやらないといけない、例えばABCでランクすると、Aでしょう、B、Cいろいろつけた場合、その辺の見直しを含めてやるのがローリング方式でしょう。私はそう理解していますよ。単純にお金が10%カットであれば、10%削りなさい、各課で検討をしなさい、そういうローリング方式なの。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  事業のローリング方式は単に事業をやる、やらないだけではなくて、その事業の中身の経費のあり方についても、今回はカットの対象にならないかということでの検討ですので、もちろん今おっしゃっていることはわかるんですけれども、中身の経費の圧縮について等もありますので、あとローリング方式の中では、常にこれはある程度、縮小していっていいんじゃないか、廃止をしていいんじゃないかという検討も事前のヒアリングでは行っておりますので、それが本当に実現可能かどうかはまた、各課で再検証をしてくれというふうな今回指示ということになっております。以上です。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  そういう方式の中で町長の公約、政策を含めて、その辺の具体的な打ち合わせとか、整合性を含めて、そういう議論は町長の公約を含めてやっていますか。特に今年度の新規事業も含めて、いろいろ事業があったわけだから、その辺の整合性、公約に基づく、いろんな政策のすり合わせはやっていますか。 ○議長(新川喜男)  副町長。 ◎副町長(小橋川明)  お答えしたいと思います。 この作業手順として、まずカット配分を金額で示して、優先順位を各課で事業の進捗状況、あるいは補助事業であるのか、ないのか。そういったことも含めて、いわゆる実行計画の中で示した内容、その内容では今歳入が間に合わない。そういう意味で、再度この中身の検討をした上で、このカット分について示してほしいと。こういうことを指示しているわけですけれども、これはなぜかというと、これは三役と最終調整はやります。当然これはやっていきますけれども、それを各課でこの事業の中身の点検をしてもらって、上げてもらって、その上で町長と最終調整を図って、次年度の予算編成の確定を図っていく。そのための一つの手順として今、一段階という形で捉えてほしいと思います。もちろん、町長の政策的な問題についても、そういう事業等、重要施策についても各課から、これは縮小したほうがいいだとか、そういった一つの案として、今吸い上げているということです。それまで全ての事業について、町長がチェックするわけにはいきません。それを踏まえて、最終的には三役会議、そして町長が最終決定をするという手順の中の一つの一段階というふうに捉えてほしいと思います。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  前年度までは基金もあり、町有地の売却もあって、ある程度余裕を持ってできたわけです、精神的には。今回はほとんどないでしょう。ない段階で、今まで10億円の乖離、ほんとにこうして埋めることができるのか、不思議でならないですよ。というのも、実際、事業ベースで行くと、億単位の事業をカットするというのは大きなことです。この期間でほんとにできるのか、一次査定、二次査定、1月末ぐらいでしょう。ほんとに10億円の事業の廃止できるのか、疑問ですよ。そうであれば具体的に統廃合を含めて、事業の見直し、あるいは人件費をどう抑えるか。できるものをどうやるか、ある程度出さないと、各課も出せないはずですよ。例えば議会1,000万円カットしなさいと、出せるわけないでしょう。人件費を削る以外ないのではないの。言っていましたよ、「局長、どこかと兼務をしたほうがいいのではないか」と。職員を首にするわけにはいけないでしょう。議員を削減するのか。ある程度の方針を出さないと、出せるわけでしょう、削減案を。そういうのが実は見当たらない。ですから、こういう緊急の場合は三役がしっかりした方針を出して、ほんとに事業をどうするか、これをやってもらいたいわけです。具体的にお聞きしますよ。事業によっては、例えば検討委員会なり、あるいは段階を踏んで事業の計画を立ててくるわけです。そういう事業の見直しも含めて、実際どんな手順でやっています。検討委員会なり、諮問委員会なりやりながら事業計画をしたでしょう。長期も短期も含めて。 ○議長(新川喜男)  副町長。 ◎副町長(小橋川明)  お答えしたいと思います。 先ほどから削減の手順といいましょうか、そういったことについてなんですけれども、まず、我々は今回の財政の厳しさというのを、国保財政に関する問題として予算編成緊急アクションプランを立ち上げて、解決を図っていく方向性を示しました。同時に予算編成方針、それを示してございます。この予算編成方針に基づいて、町長を含め、その方針を定めているわけでございます。その具体的な削減の方向性として示したのが、各課のカット配分の金額であります。先ほど言いましたように、その中の政策の具体的な事業について、こういうふうにカットするような指示を、こちら側からトップダウンのほうでやるということでなしに、各課で今の事業の状況なり、方向性なり、それは各課で十分掌握していますので、それを点検した上で、まず案として投げていく。それを踏まえて最終的に我々が確定をさせていく。こういう手順だということを、いま一度御理解いただきたいと思います。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  手順はよくわかっていますよ。ほんとに何の当てもないような10億円の乖離を、例えばこの10億円の中の国保は単年度で3億円の赤字でしょう。累積が8億6,000万円でしたか。今年度の法定外で入れる予定、幾ら予定していますか。要するに8億6,000万円累積があるでしょう。単年度で3億円出るわけですよね。ですから乖離の中に入っているでしょう、これも。これはどのぐらい予定していました。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  お答えします。 最初の11億円の乖離の中には3億円も入っての乖離と。累積赤字の部分は、これでは解消はしていないんですけれども、国保の解消プランでは3年を5年間でやっていくというプランに基づいて、3億円を入れ込んだ形の乖離となっております。以上です。 ○議長(新川喜男)  休憩します。 △休憩 午前11時36分 △再開 午前11時37分 ○議長(新川喜男)  再開します。 16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  事業説明では保険料を上げる場合も単年度で3億円ぐらいの赤字が出るのはわかっているわけです。累積赤字は当然あるのに、あの分を返していかないといけない、5年間で。ということは4億円ぐらい出さないといけないわけです。多分、今年度は四、五億円が、この乖離の中に入っているのかと思ったわけです。3億円ですね。そうであれば7億円、じゃあ7億円の乖離をどう埋めるか。今の予算の話ですよ。3億円は赤字解消分が入っての乖離ということでしょう。そうすると7億円の事業を精査する場合、ほんとにできる、やらないといけないということですか。 ○議長(新川喜男)  副町長。 ◎副町長(小橋川明)  やらなければならない、こういう事態にあるということであります。先ほど言いましたように、今指示をして、おおよそ集約段階に来ていますので、どの程度削減したかどうかですね。それをいま一度捉えてみて、まだ足りなければ当然、第2次ヒアリングの中で再度調整を図っていく。そのための第1次ヒアリングということであります。まだ、ここで自信を持って、国保の赤字解消分の3億円も含めて、十億数千万円を、これから100%基金なしで、補填なしで解消できるかどうかというのは、今のところ未知数であります。ただ、やらなければならない。こういう作業をやっているということです。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  そういう状況であれば、さきの答弁でも聖域なき云々の答弁をしていましたけれども、例えば義務的経費、あるいは投資的経費いろいろありますよね。その中でこの義務的経費の中にも削減の分は入るということでいいですか。 ○議長(新川喜男)  副町長。 ◎副町長(小橋川明)  そのとおりであります。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  例えばこれは義務的経費、人件費も含まれますよね。扶助費もあるでしょう。そういうものも当然含まれるという答弁ですけれども、具体的に人件費とか、扶助費とか、ほんとに削減がどんな道筋でできるか。というのも人件費の場合、例えば職員の人件費が大体わかりますよ。臨時、嘱託を含めて、やや近いですよね、トータル的には。そうですよね。皆さんの中の人件費の占める割合は職員と臨時、嘱託、その他を含めて、どのぐらいの額を試算していますか。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  済みません。今この資料は持ち合わせておりませんが、今の要求時点では例年どおりの要求にはなっております。ただ、事業を圧縮するという点からすると、臨時、嘱託員の予算というのも、事業費が当然下がってくれば、この分は圧縮できるのではないかという考えは持って、検討には入っております。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  私もそれを一部念頭に置いていました。そうすると、特に今、残業はどうなっていますか。残業は毎年の流れからして、どんな状況になっていますか。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  西原町はやはり事業が多いですので、残業のほうも毎年変わらず、それなりにあるという状況でありますが、今回アクションプランのほうでは最低でも20%はカットしていこうということとなっております。以上です。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  その義務的経費の中身も、我々も見えません。皆さんも査定中だと言っていますから。それを具体的に、3月にしか検証できないわけですよ。事業の中身も含めて。そうすると職員の定数もあります。これは定数も実は皆さんは念頭にあるという考えですか。 ○議長(新川喜男)  総務部長。 ◎総務部長(與那嶺剛)  職員数につきましては、現行の体制を維持していくと。増員はやらないという形で今考えています。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  当然ではありますけれども。ただ、こういう緊縮な財政の場合、ですから町長の施策も含めて長期的なものをある程度予算を出さないと。人員管理も含めて、私は各課からの廃止の問題も、これもしっかり、繁忙期もあるでしょう。いろんな融通をきかすような職員配置、臨時、嘱託を含めて、そういう配置も置かないと、お互い助け合いをしないと乗り切れないと思うのです。その辺の改革はやっていますか。 ○議長(新川喜男)  副町長。 ◎副町長(小橋川明)  この定例議会の中では、議員の皆さん方への協力だとか、情報提供をまだ十分にはなさらないという状況にあるということでありますけれども、当然この作業を進めていくに当たって、3月定例議会でぱっと、予算をすぐ投げるということではなしに、今回は特にその状況をしっかり早目、早目に議員の皆さんには伝えていく必要があるだろうということで、どの時期にかというのはまだ未知数ではありますけれども、いずれにしても早目、早目に情報提供をして、3月定例議会を迎えていきたいというふうに考えているところであります。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  それはいいことだと思います。我々も議論をしないと、前回のこの場でもいろんな情報を提供しながら、議論もしながら切磋琢磨していきましょうという町長とやりとりをしていますよ。どんどん情報を開示してください。提供も。私の耳に入っているものでも、もう事業の廃止の前提で進んでいるものも入っていますよ。ただ、こういう場合、はっきり言えば町長のある意味公約ですよ。特に私がよくかかわりますけれども、尚円王即位550年祭、これもどうもあやしいという話を聞いていますよ、入っています。委員会を持っていますよ、委員会での議論は一回もしないのに、そういう事業も出ているというのは、私はあまり納得できないものだから、あえて言いますけれども。そういう町長の公約も含まれた部分の大事な事業であるだろうと思っていますけれども、その辺の開示を含めて、精査を含めて、どういうふうにやっているのかが見えないものだから、あえて言います。実際どうなんですか、550年祭。これはある意味、あと4年後ですか、町長の一つの大きな600年祭以降の内間御殿(ウチマ ウドゥン)の整備を含めてだと思いますけれども、これは中止、廃止をするのですか。 ○議長(新川喜男)  副町長。 ◎副町長(小橋川明)  今具体的な事業に入っていますけれども、尚円王の即位550年記念事業についても、その対象として捉えています。先ほど言いましたように10億数千万円をどう削るかという話の中で、これは新規事業を含めて、今とめられるものはとめる。そういうことでないと無理な話ですので、そういう意味では、その対象としております。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  ですから町長の公約を含めて、そういう大事な事業も廃止云々の場合はしっかりした議論をしないと、これはある意味で公約違反になる、あるいは対象になるわけです。その辺が少し町長、というのもこれは一括交付金事業でしょう。それがなくなると多分この事業もうできませんよ。いろんな補助対象ないと思いますから。それを踏まえて、どういうふうにやるか。ほんともう一回精査してほしい。あわせてですね、例えば補助団体がいっぱいあります。補助団体に対するカットも含めて、これは今指示を出していますか。各種補助団体。 ○議長(新川喜男)  副町長。 ◎副町長(小橋川明)  今この財政援助団体、確かにこれまでも一律5%カットをした経緯もございます。そういう中で先ほどからずっと言っているとおり、今回は聖域はございませんよという場合に、その対象としては当然財政援助団体の皆さん方についても、ある程度のことはお願いしないといけない。そういう考え方に立っています。ただ、具体的に今そこまで手をつけているかというと、そうではありません。今各課から上がってくる内容等を見て、どうしてもまだ埋まらなければ、これはどうするかということで、その検討に入らざるを得ない場合もあり得るということであります。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  これも対象になるのは当たり前でありますけれども、ではもう一つ、単費事業、単独事業は基本的にはもうやめるという理解でいいのですか。 ○議長(新川喜男)  副町長。 ◎副町長(小橋川明)  基本的にはそのとおりであります。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  ちなみにどんな事業がありましたか。四、五点あれば。 ○議長(新川喜男)  副町長。 ◎副町長(小橋川明)  我々としては今単独事業、こういう内容、具体的な事業名はどうなのかなという気がして、あまり答えることを避けているわけですけれども、ぜひ理解をしてほしいのですが。今精査をしている、検討をしている内容はどうなのか、一つ一つ内容について議論をしてしまうと、これはほんとにこの削減方針、案さえつくれない、となるとこれは3月議会の予算案、ほんとにできるかどうかというのは非常に厳しいです。そういう意味で我々が今精査をしていますので、その内容等がほぼ固まった段階で、早目早目に時期はまだはっきりしませんけれども、可能な限り早目に議員の皆さん方にも理解を求めていく。こういう場はどうしても必要だろうと。これは今確実ではありませんけれども、そういう考え方に立って今進めていますので、ぜひ今回の今の質問については後で、お示しする時期にくれば、やっていきたいというふうに考えております。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  実はよくわかっているつもりで、あえて聞いているんです。どうしても3月では我々も納得せざるを得ない部分が出てくるものだから、町当局に見事に執行をしてほしいという事業は完遂してほしい、執行率も100%に持っていってほしい。その思いで我々もいろんなものを苦言も言いながらやってきているつもりであります。多分全議員そうだと思いますけれども。そういう意味で厳しいからこそ、もちろん町三役を含めて、部課長も全職員にそういう意識づけをしっかりしていかないと、絶対難局を乗り越え切れませんよ。国でさえ自己改革できないんだから。あんな大きいところもできない。我々、コンパクトな地方公共団体がしっかりやっていけるところは、ぜひやってほしい。特にこの四、五年厳しいでしょう。そういう思いを込めて言っています。 最後に私はあえて建造物、ハード事業の部分を言っていますけれども、これは前から言っています。都市マスの一部見直しは、これはMICE関係です。中心核を含めて、しっかりした整備計画をしながら、施設は集約すべきだと思っています。例えば学校や道路計画があります。教育委員会、その整備計画のランクづけ、1番、2番、3番あれば教えてください。学校、建物を含めて。築何年とかあるでしょう。耐震もいろいろやったかもしれない。 ○議長(新川喜男)  教育総務課長。 ◎教育総務課長(新城武)  それではお答えします。 あくまでも教育委員会の案としての優先順位なんですけれども、当然、計画段階の案なんですが、優先順位としましては西原東小学校、西原東幼稚園、そして給食センター、西原中学校、中央公民館、西原東中学校、町民体育館という順の優先順位で今、あくまでも教育委員会の案としては持っております。以上です。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  その建物は築年数とか、耐震検査も終わっているものもあるのですか。要するにあと何年もつかというのを含めて。そういうシミュレーションはしていませんか。 ○議長(新川喜男)  教育総務課長。 ◎教育総務課長(新城武)  西原東小学校と西原東幼稚園の耐力度については終わっていまして、給食センターについては今年度やっています。ほかの施設については、まだ耐力度調査を終えておりません。以上です。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  特に学校関係は当然これは優先してやらないといけないでしょう。給食センターも何回か私はやっていますけれども。あれも早急に手を打たないと、ほんとに手おくれになりますよと言い続けていますけれども、その給食センター、実際どうなんですか。皆さん、今の現状のままで、道路工事も始まる中で、ほんとに安心、安全な給食を提供できると思いますか。 ○議長(新川喜男)  教育部長。 ◎教育部長(小橋川健次)  お答えいたします。 確かに議員御指摘のように、今、浦添西原線の工事にかかわって、給食センターの食の安全という面では我々も懸念をしています。そういう意味で昨年、当時教育長、今副町長ですけれども、一緒に中部土木事務所に行って、その前には課長たちが行って、何度か行って、そういう話もしております。その中でどうしても対応をしてくれということで、中部土木事務所とのやりとりをしております。今回、浦添西原線の工事については給食センターの上のほうですので、影響的には少ない部分についてやっているときに、粉じん、騒音等、そういった部分について調査をしながら、今後の工事の指導をしていきたいということでありますので、そういった調査結果を踏まえて、我々としてはまた再度、調整を図っていきたいというふうに考えております。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  給食センターを取り上げましたけれども、要するに箱物も長期的な計画を立てないと、財政を圧迫するわけです。その計画はつくっているのか、つくる予定はあるんですか。いつごろ考えています。箱物関係です。 ○議長(新川喜男)  総務部長。 ◎総務部長(與那嶺剛)  町内の公共施設につきましては、公共施設管理計画の中におきまして、その中の位置づけとしては公共施設の耐用年数の進行度に合わせて、一定程度10年を目安に、10年前から一定程度、課の原課において今後縮小をするのか、廃止をするのか、建てかえをするのか、延命を図るのかという議論をするという形で計画としては位置づけております。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  現実問題として東部消防組合の庁舎建設もあると思います。これは副町長、そういう調整会議も出ていると思いますけれども、どうですか。東部消防本庁、これも相当の金がかかるはずです。西原町の財政にとっては看過できないような額になるかもしれません。その辺の話はありますか。 ○議長(新川喜男)  副町長。 ◎副町長(小橋川明)  東部消防で、その話は協議を得たところではあります。その計画では基本的な考え方として、庁舎建設の必要性というのは確認したところでありますけれども、具体的なこれからどうするか、この具体的な内容等については、その中では触れておりません。今後そういうことも具体化していくだろうということは想定しております。 ○議長(新川喜男)  しばらく休憩します。     (昼食) △休憩 午前11時57分 △再開 午後1時30分 ○議長(新川喜男)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  最後に確認するのがありますので、箱物行政であります。先ほども言いましたように、例えば一部事務組合関係も旺盛な箱物が来ます。その辺の把握を含めて、どう対処するか。その辺は話し合いはしていますか。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  東部消防組合の例を挙げますけれども、東部消防組合では今年、中・長期計画というのを策定ということでやっておりまして、この中での議論には加わって、一緒になって策定したという経緯はございます。庁舎の問題も実施計画のように最初は入れ込んでいたものですから、いきなりこれをやるという形の計画は厳しいということで、構成3町とも同意見でありまして、庁舎は庁舎でまた別で計画立てをするということで、中・長期計画は構想的なものだけで、今まとまっているという形でございます。以上です。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  特に東部消防は、私も議員でありますけれども、私も危惧しているんですよ、実は。期間的にもないだろうし、ほんとにつくれるのかなと。あわせて西原分署の問題もありますので、その辺はしっかり議論をして、早急に対応をしないといけない物件であるわけです。その辺は心づもりをして、町は対応をしてください。特に財政、副町長の担当ですから。我々も情報提供をしていきます。あわせて先ほどから言っていますように給食センター問題です。私は中心核を中心に集約をしないと、例えば給食センターをつくるとなると、壊してしまったらどこで給食を提供するの。そういう問題もあるから早目に出さないといけない。あわせて今、複合施設の問題もありますよ。これは平成32年までは現状で行くらしいですけれども、その場合を含めて、商工会を含めて集約する。あるいは中央公民館、あれは何年もつかわかりませんよ。社協もそうでしょう。そういう全体的なものを、どこに土地を確保して、どういうふうにつくっていくか。これは早急に私は必要だと思っています。特に図書館との間、そこは公園予定ということでしていますよね。その使い方を含めて、地主もいますよ。地主もお家もつくれない、いろいろ話を聞いています。この一帯の早目なプランを立てて、町が保有するのであれば、そういう複合施設をつくる地域として、そういう考え方、早急に町長、策定できませんか。 ○議長(新川喜男)  町長。 ◎町長(上間明)  お答えします。 公共施設の今後の方向性みたいなものは当然検討すべきだと思っていますが、その中で従来の公共施設、そういうような形で従来どおりのものを、これからもつくっていくのか。その機能、規模等も含めて、今後時代に合った、また、これまで整備してきた他の公共施設との関連において、そういう形で望ましい施設、コンパクトで今後機能できるような施設、そういったものも視点に置きながら、今後西原町のほかの公共施設との関連性も十分念頭に置きながらの計画はしっかり進めていく。今のうちからそういったものをやらないといけないということで、先ほどから計画する課題等はしっかり認識しておりますので、今後具体的な整備に向けて、その辺の手法も含めて、また民間活力も十分生かせるような状況ができるのか、できないのか。こういったものを含めて検討をしていきたいというふうに思います。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。
    ◆16番(喜納昌盛議員)  この問題は戦後72年、復帰して四十五、六年、もう建物ほとんどそういう戦後の老朽化に来ているわけです。これはもう責務ですから。町長、我々もどうするかというのは議論は当然やらないといけない立場にありますので、特に用地がないと何もできない。これは前提だと私は思っています。どう集約するか。あわせてこういう緊急的な財政、5年続くか、10年続くか、実際やってみないとわからないでしょう。例えば事業をやる場合、外部の検討委員会を含めていろいろ議論をしたのもあるんです。外部を登用した検討委員会を含めて、きっちり議論をするまでにやらないで、廃止ありきでは実際困るわけです。その辺の考え方、しっかり持って対処をやる準備はしていますか。 ○議長(新川喜男)  町長。 ◎町長(上間明)  そういった御意見も十分念頭に置きながら、我々内部で議論をして、さらにまた有識者等も含めて、いろんな角度から議論をして、整理をしていきたいと思います。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  まちづくり基本条例ができて、大きい枠組み、私はいいと思っているんですよ、実は。あの憲法みたいなものがあって、あれに沿って毎年チェックしていく。私はいいことだと思っています。ただしかし、先ほど言いますように町長4年の任期のある方針をきっちり出す。これはぜひ継続してもらいたい。当初つくったその約束で我々もオーケーしたと私は理解しているんです。それがないと毎年ローリング、どんぶり勘定みたいにしか自分には見えませんよ。長いスパンでなくてもいい、町長4年のサイクルのものは、しっかりとせめてやるような行政運営をしっかりやっていただきたい。苦境を乗り越えるためには当然、町長、副町長、教育委員会部会も各部課長、職員も含めて、意識を高める。その努力を最後に町長、しっかりやってください。最後の決意をお願いします。 ○議長(新川喜男)  町長。 ◎町長(上間明)  こういう厳しい財政状況であります。特に地方交付税も今減額がずっと続いておりまして、今後それがまたふえていく可能性は極めて厳しい。ということになりますと歳入面では自主財源比率を高めるための税収の確保、こういったものも当然やっていかなければなりませんし、さらに歳出面についても一段もやはり切り込みも必要になってくる。そのためには常に視点は創意工夫を凝らしながら職場の今の事務効率を高めていくことが極めて大事です。そしてその前提になるのが職員の意識の問題だと思っています。ここ何年かで職員のほうもかなり意識が変わってきたと私はこのように自負しておりますので、引き続きまた職員とも連携しながら、しっかり町民の負託に応えられるように取り組みを強化させていただきたいと思います。 ○議長(新川喜男)  16番喜納昌盛議員。 ◆16番(喜納昌盛議員)  職員を含めて奮起を期待しながら、我々もしっかり議論の場で議論をしながら、みんなで頑張っていきましょう。終わります。 ○議長(新川喜男)  順次、発言を許します。 4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  皆さん、こんにちは。4番議員の与儀 清であります。今12月定例議会、一般質問11番目、イレブンということで、もちろんサッカー関連もあります。少し所見を述べてから一般質問に入りたいと存じます。去る9月21日の琉球新報に、高齢パパ、晩婚化で急増という記事がありました。まさに私のことだと思ったのであります。晩婚化に伴い、50代前後で子供が生まれ、子育てをする父親がふえているということで、国の調査では2015年に第1子として生まれた子供のうち、父親が50代だったのは3,000人と、20年前の3倍になったとのことであります。単純に人口比で言いますと、沖縄では30人前後であり、その1人が私であります。しかもその後、私の場合は次男、三男、四男、4人もうけたわけで、まさに表彰ものではないかと思うのであります。ギネスまではいかないと思いますが。ちなみに、実を申しますと、私も、親父が51のときの子供でありまして、50プラス51で計算しますと101歳になるまで孫は見られないということになるわけで、少し不安になるわけでありますが、頑張って100歳、孫を見たいと思います。それから昨日の沖縄タイムスの一面に、災害弱者避難計画おくれの記事が大きくあり、災害時真っ先に影響を受ける高齢者や障がい者が要支援者の個人情報や避難経路などを明記する個別計画が県内で西原町、大宜味村、渡嘉敷村の3町村だけ策定とのことであります。町民としてまことに誇らしいことであります。それでは一般質問に入りたいと存じます。 大きな1番目、町内の地下資源開発についてであります。(1)2016年6月16日の沖縄タイムスの紙面で、合同資源と祭温の2社による県内初の民間主導による水溶性天然ガスとヨウ素の試掘調査が行われると発表があってから1年半がたった。ヨウ素は世界的にも日本、チリなど偏在する貴重な資源であり、ヨウ素はうがい薬や液晶テレビの偏光フィルムの素材などに利用され、工業用需要が高まっているということであり、町長も積極的にかかわり、協力している。新産業に期待も高まるわけであるが、その事業化の可能性と将来の展望を伺いたいと思います。(2)私、子供のころよく行った西原温泉の現状はどうなっているのか。また今回の試掘との関連性はあるのか、ないのか。お聞きしたいと思います。 2番目、税制についてであります。町財政の苦しいおり、平成28年度の町県民税の滞納処分の実績137件との発表があった。それでお聞きします。(1)町県民税の納付率は何パーセントか。(2)差し押さえ件数137件は滞納処分の何パーセントに当たるのか。金額でお願いいたします。(3)町県民税の上位3位までの高額課税額と納付義務者1人当たりの平均は幾らか、お聞きします。(4)土地、家屋の固定資産税とその納付率はどうなっているのか。また、その土地、家屋の固定資産税を払っている所帯は何所帯か、お聞きします。 3番目、町民陸上競技場(サッカー)の利用について。(1)子供たちのスポーツ離れが言われる中、私は3月議会においても町内小学校の町民陸上競技場(サッカー)の利用が、昨年度4回しか利用されておらず、町内学生の利用の推進をお願いした。そして西原東FC主催で西原の小学校では初めて「西原東オレンジカップ」を開催しました。台風21号の影響で天気が心配される中、無事何ごともなく、大成功という形で終えることができました。ただ、残念なことは料金が半額ではなく、2,000円掛ける9で1万8,000円だったということであります。そこでお聞きします。町民と町外の利用に対する確固たる規約があればお示しいただきたい。(2)今年度の清水エスパルスのキャンプ期間は何日から何日までで、それに拘束される期間は何日から何日までなのか。そして料金はお幾らなのか。(3)今年度の東京ヴェルディのキャンプ期間は何日から何日までなのか。それから拘束される期間は何日から何日までなのか。そして、その料金はお幾らなのか、お聞きします。 4番目、害虫問題について。町内のアカバナー、パパイヤなどが壊滅的なダメージを受けているが原因は何か。どのような対策を講じているのか、お聞きします。 5番目、火災問題について。(1)冬場は火災の時期でもあり、平成18年6月から住宅用火災警報器が新築住宅に義務づけられ、平成23年5月31日までには既存住宅にも設置するはずであったが、45%ということで、まだまだであり、特に東部消防は設置率が39%で、県下最下位ということであります。それでお聞きします。ア、その原因は何か。対策はどうとっているか。イ、設置場所は1家に何カ所。どことどこにやるのか。ウ、その価格はお幾らなのか。また、何年もつのか。(2)火災での消防車の出動は年何回か。ここ10年間のをお願いいたします。(3)放火は年間何件あったのか。その対策はどうとっているのか、お聞きします。 6番目、公園管理について。(1)町内の公園クズかごの設置数と、その回収はどのように行っているのか、お聞きします。(2)トイレの管理、清掃はどうなっているのか。(3)津波花児童公園の芝が波打っているということだが、改善は可能か、お聞きします。 7番目、指定管理の建物について。津波花の管理施設、公民館でありますけれども、9月22日の夜の大雨で雨漏りがしたということだが、修理、改善はどこが行うべきか。築20年のコンクリート造で雨漏りがするというのは、工事に不備があったのではないかと思うのでありますが、どうでしょうか。 8番目、火葬場問題と関連事項について。(1)沖縄タイムスの記事によると、2012年から2016年まで5年間で県内市町村が火葬した65歳以上の高齢者の数が161人おり、そのうち9割超の149人の親族が引き取りを拒否し、苦慮しているということである。町内においてもそういう事例はないか。また、その対策はどうとるのか、お聞きします。(2)毎度のことでありますけれども、火葬場建設の進捗状況はどうなっているのか、お聞きします。以上であります。再質問に際しましては、一般質問席からいたしたいと思います。御答弁のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(新川喜男)  町長。 ◎町長(上間明)  それでは与儀議員の御質問1点目の町内の地下資源開発についての御質問にお答えをしたいと思います。 この件につきましては、これまでも議員の方にお答えをしたとおりでありますが、現在、1本目の試掘作業が終了しまして、2本目に向けて準備をしているということであります。1本目の試掘につきましては調査結果、おおよそ天然ガスの成分と決めて、予想どおりの結果が出たということであります。今後2本目の2号井の試掘結果を見て、1本と2本を総合的に評価をして、今後事業化が進められるかどうかの検討、判断になっていくだろうと、こういうふうに思います。与儀議員御指摘の水溶性天然ガス、それに含まれるヨウ素というのは極めて世界的にもレア資源になっております。チリと日本だけでほとんど全世界の供給量を占めると、こういう状況であります。それだけに沖縄総合事務局も相当この件について関心を持っておりまして、去る8月でしたか、千葉県のほうに行きまして、沖縄総合事務局が主導して自治体や、あるいはまた関連する企業の方々が一緒になって、視察研修に行ってまいりました。そこのほうでは水溶性天然ガス、そこから生み出されるヨウ素、ヨウ素は先ほど話がありますように液晶テレビの偏光フィルムでありますとか、あるいはまたレントゲンのフィルムでありますとか、そのほかのヨウ素を活用したうがい薬でありますとか、多方面で一つの薬剤として供給されております。そしてまた、水溶性天然ガスにつきましては一つのエネルギーとして、ガス関連の企業ほうが、それを活用したり、あるいはまた自治体のほうで、それを運営しているガス会社も展開されている。こういう状況がありました。また温泉については、先ほど言うように地域で温泉の活用をされているということであります。こういった非常に可能性を秘めた事業でございますので、我々としても今後大いに期待を持っているわけでございます。沖縄総合事務局では11月10日、先ほど申し上げましたが、水溶性天然ガスMICE施設等への利活用に向けた研究会ですか、これを立ち上げておりまして、官民を含めた今後の調査研究が展開されていくものだというふうに思います。そういう状況であります。来年の2月、3月には2号井も終えまして、総合評価が出ているものだというふうに思っておりまして、その結果を心待ちにして、今後の展開について注目をしていきたいというふうに思っているところであります。 西原温泉の関連でございますが、これは先ほど申し上げましたように、今後その評価如何によって変わってくると思いますので、これが一つの事業化の方向性が出てくれば、今後大型MICE施設の後背地、ホテル等を含めて、宿泊施設、その他で有効に温泉も活用できると、このように考えております。以上です。 ○議長(新川喜男)  総務部長。 ◎総務部長(與那嶺剛)  私のほうからは大項目2の税制について。 (1)の平成28年度決算値より徴収率は、現年度滞納繰越分、合計で個人町民税96.3%であります。 続きまして、(2)の町税全体の滞納額が1億5,497万2,055円に対し、差し押さえ執行による徴収は876万8,314円で、その割合は5.7%となっております。 続きまして、(3)の1位は564万9,800円。2位が437万9,500円。3位が437万7,500円で、納税義務者1人当たり約7万9,000円となっております。 続きまして、(4)の固定資産税についてですが、固定資産税は土地、家屋及び償却資産を含めた課税となりますので、トータルの数字でお答えいたします。収納率につきましては、現年度滞納繰越分合計で95.1%となります。固定資産税を払っている所帯数につきましては、世帯で複数名義もある場合がございますので、一概には言えませんが、平成28年度当初、納付書の発送件数は1万106件となっております。 続きまして、質問項目5の火災問題について。(1)のアですが、アの原因については、日本防火防災協会によるアンケート調査の結果によりますと、「費用負担が大きいから」「設置義務化されたことを知らないから」「設置する必要性を感じないから」などとなっており、東部消防管内も同様な理由かと思われます。その対策として自治体、消防署、防火クラブ等による啓発活動を強化する必要があると思います。例えば未設置住宅への戸別訪問を実施して、啓発活動や地域への説明会等を実施し、設置の推進を図ることが考えられます。イにつきましては、法令上、寝室及び寝室のある階の階段に設置することになっております。また、設置義務ではありませんが、台所への設置も推進しています。ウについてですが、価格は2,000円から6,000円程度となっておりまして、交換の目安としては、ほんどが10年程度となっております。 続きまして、(2)の消防車の出動件数になりますが、平成19年度から平成28年度までの10年間の西原町内の火災件数は134件となっております。 続きまして、(3)の放火についてなんですが、平成28年度の西原町内での放火が原因と思われる件数は1件となっております。対策としては、家の周りの可燃物の有無の確認や整理整頓により誘発する要因をなくしたり、自治会等での防犯パトロールの実施が有効ではないかと考えております。 続きまして、大項目8の火葬場関係の(2)についてお答えいたします。これにつきましては特に現在のところ進捗はございません。今後も広域的な計画が持ち上がったときに、また検討をしてまいりたいと思っております。私のほうからは以上です。 ○議長(新川喜男)  教育部長。 ◎教育部長(小橋川健次)  私のほうからは大きな項目3、町民陸上競技場(サッカー場)の利用について。まず、(1)についてお答えいたします。 部活動やクラブチーム等の団体の利用であれば、その住所地により、町外と町内の区別をしております。また大会利用であれば、その主催する団体の住所地で町外と町内の判断をしております。 次に、同じ大きな項目(2)、(3)関連しますので、まとめてお答えいたします。今年度のサッカーキャンプについては、日程がまだ確定しておりませんが、清水エスパルスについては、今年度は沖縄でのキャンプは実施しないとの連絡を受けております。以上です。 ○議長(新川喜男)  福祉部長。 ◎福祉部長(新垣和則)  それでは質問項目の8の(1)についてお答えいたします。 過去10年ほど確認した中で、親族がお引き取りを拒否された事例は、今年度の1件でありました。現在、親近者へのお引き取りを依頼中でございます。お亡くなりになられた方は生活保護受給者の方でしたので、町で葬祭業者を手配し、火葬等を執り行いました。依頼した業者への支払い等につきましては、生活保護法の葬祭扶助にて対応し、現在お遺骨は町の納骨堂に仮安置をしております。以上でございます。 ○議長(新川喜男)  建設部長。 ◎建設部長(玉那覇満彦)  それでは建設部関連、残りの質問にお答えいたします。 質問項目4の害虫問題についてお答えいたします。アカバナーやパパイヤ、その他農作物や庭木などの被害は町内に限らず、県内各地にも広がっているのですが、主な原因はカイガラムシという虫が付着し、樹液を吸われ、さらに排泄物の上に病気が発生していること。また、ほかにアブラムシによる被害もあると考えています。広がった原因としましては、少雨傾向であったこと。高温の日が続いたことなどが主な要因だと考えられます。特にカイガラムシは幼虫の段階では薬剤で駆除できるのですが、成虫になると名前のとおり、周りが殻で覆われているため、薬剤の効果があまり期待できません。一匹ずつ取り除くか、ブラシなどでこすり落とすしか対策はないのではないかと考えています。 質問項目6の公園管理について、お答えいたします。(1)各地域にある街区公園のクズかごの設置数は10個であります。回収については各公園愛護会にて回収をお願いしています。 (2)についてお答えいたします。街区公園のトイレの清掃、管理については各公園愛護会にお願いしています。 (3)についてお答えいたします。現場におけるくぼみ箇所において、改善できるところから赤土等の補充をし、対策を行っていきたいと考えています。 質問項目7の指定管理の建物についてお答えいたします。津波花農村集落総合管理施設については、津波花自治会と締結した指定管理協定書第7条1項の中で、施設及び設備の維持修繕に関する経費は、一切、乙(自治会)の負担とするとなっており、自治会に対しても、その旨、説明を行っております。工事の不備の件については、20年以上になる建物ですので、通常のコンクリートの経年劣化が主な要因だと思われます。これまでのメンテナンスなど、さまざまな要因が考えられますので、一概に不備があったとは言えないと考えております。以上です。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  それでは1番目の町内の地下資源開発についてでありますけれども、これは今からということでありますので、町の健全な発展につながるのであれば、頑張っていただきたいと思います。 それから西原温泉の現状については、現在どうなっているんですかね、わかりましたら。西原温泉の現状。私たちよく通ったのでありますけれども、子供のころ。今どうなっているかわからないものですから。 ○議長(新川喜男)  産業観光課長。 ◎産業観光課主幹(玉那覇敦也)  お答えします。 西原温泉のほうは古く、昔になくなってしまっているので、どう調べていいかがわからなくて、今のところ資料を持ち合わせていなくて、調べておりません。ただ、水質に関しては、恐らく西原温泉はボーリングをした際に温水が湧き出たというぐらい、結構浅い温泉だと思いますが、我々が掘っているのは地下1,500メートルですので、ちょっと地層が違うものではないかというふうに予想されますが、済みません、西原温泉の資料がありませんので、その関連性についてはお答えできません。申しわけありません。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  西原温泉はなくなったということですね。幼稚園のころからよく行ったのでありますけれども、残念であります。 2番目の税制についてでありますけれども、去年の町県民税10月末時点でありますけれども、行政区間でかなり差があるんです。これで言いますと、掛保久は77.3%、一番悪い千原は58.1%、行政区間の差について説明できますかね。 ○議長(新川喜男)  税務課長。 ◎税務課長(高江洲昌明)  お答えします。 その資料については私、今手元にないんですけれども、この差については特に分析等は行っておりません。以上です。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  町民税はサラリーマンは多分100%、間違いなく、これは取られますので。納付率100%だと思うんです。納付率の悪い業種と言うんですかね、仕事と言うんですかね。何が100%にならない…サラリーマンは普通給料をもらって、天引きだから間違いなく100%だと思います。率の悪いのと。また、差し押さえ130何件というのも、滞納率の5.7%というのは…許しませんとうたっている割には、これで全然許しませんと言っている割には許していますよね。ほんとに何パーセントしか差し押さえはしていないのだから。この辺はどうですかね、説明できますか。 ○議長(新川喜男)  税務課長。 ◎税務課長(高江洲昌明)  お答えします。 先ほど議員がおっしゃいましたように、会社員とか、こういった方たちについては給料から引かれるということになりますが、能率の悪さというのは分析しないとちょっとわからないのですが、例えば仕事をやめて収入が全くないとか、そういったことが考えられるだろうと考えております。また、差し押さえ数の137件、5.7%ではあるんですけれども、これは催告によって支払いをする方もおりますし、また督促によって支払いをする方もいます。そのパーセントは特にこの中には反映されていないということであります。以上です。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  今12月議会においては町の財政の危機が言われており、解決策としては2つしかないですよね。増収、ふやすか、切り詰めるか。今のところ議論としては全部カットの話しか出てきませんよね。切り詰め、緊縮。しかし、未収分があるからには、この部分は回収して、思うんですけれども、今年のあれを見ると、町民が払う税金というのが去年と今年では1億3,000万円ふえているんですよ。これはどういう理由なんですかね、ふえているという理由は。 ○議長(新川喜男)  総務部長。 ◎総務部長(與那嶺剛)  細かい分析まではしておりませんが、経済の状況として税収が伸びているということがあるということに、一番の原因かと思っておりますが、これまで答弁の中で、税収も伸びているということで話をしていますが、これは景気の動向に左右されての伸びだというふうに考えています。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  今回予算を組むに当たって、11億円近くの乖離があるということですので、カットばかり考えるのではなくて、今みたいにふやす方法も少しは議論をすべきではないかなと私は思います。 それでは3番目ですけれども、サッカー利用、西原東小学校が主催して、初めてやった大会なのに割引というか、町民利用が少しも加味されないというのはどういう理由だったんですかね、お聞きします。 ○議長(新川喜男)  生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(呉屋寛文)  再質問にお答えします。 今回の場合は、要綱の提出を求めております。要綱を出さないということでしたので、参加チーム、12チームですが、西原町から1チーム、ほかの市町村から11チームということでした。要綱がないため、主催の確認ができておりませんので、町外料金ということになっております。以上です。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  今回プロのキャンプも危ういということですけれども、去年というか、今年なんですけれども、2カ所のキャンプの費用ですね、清水エスパルスが7日間で17万ちょっと。東京ヴェルディが11日間で14万円、これは間違いないですよね。それで言うとプロの場合、1時間5,000円と私は聞いているんですけれども、5掛ける9、4万5,000円、それで計算すると半額以下で安いような気がするんですけれども。これはどういう理由ですかね。 ○議長(新川喜男)  生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(呉屋寛文)  再質問にお答えします。 平成28年度の清水エスパルス、料金は21万7,960円になっております。東京ヴェルディが14万円というふうになっております。以上です。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  それで言いますと、東京ヴェルディは11日間ですよね、キャンプ。それで14万円ということは小学生よりずっと安いんですけれども。これは料金はどういうふうに決めているんですか。それと西原東FC、今言われたちゃんと出せば1,000円でできたということですか。それとも最初からだめなんですか、お聞きします。 ○議長(新川喜男)  生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(呉屋寛文)  まず、プロサッカーチームの料金の設定なんですが、キャンプ期間の利用料金の算出については、実際に競技場を利用した時間で料金を算出しております。トレーニング開始前にスタッフが準備に訪れます。競技場を全て去った時刻で算出をしているということです。 あと、要綱を出せばということなんですが、そのとおりでございます。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  もう一回聞きますけれども、西原東FCが主催でということで、出し方が悪かったということなんですかね。要綱というのは。言われるようにやって、そのまま1万8,000円を取られたという話だったんですけれども。 それからもう一つ、料金表ですけれども、全然改定されていません。もう半年ぐらい前から言っていますけれども。どこにも学生の名前がない、小学校の名前がない。1,000円の数字がどこにもない。料金表。これはその気になれば、多分30分もあれば直せると思いますけれども。以上、お願いします。 ○議長(新川喜男)  生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(呉屋寛文)  再質問にお答えをします。 要綱の提出を求めましたが、要綱が出されていないということですね。要綱を出したら町内料金の利用となります。 料金改定については、ホームページに直されています。再度確認をされてください。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  これはこの前、体育館でもらった用紙です。体育館に直接行って。 ○議長(新川喜男)  生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(呉屋寛文)  再質問にお答えします。 ホームページは改定をされておりますので、様式については再度確認をしたいと思います。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  よろしくお願いします。 それからサッカーの東京ヴェルディに関して言いますと、11日間キャンプ期間を定めているけれども、使用している時間は一、二時間しか使用をしていないと。そういう理解でよろしいですか。11時間押えたら9時間と計算するのが普通ではないですか。押えているけど、その1時間しか使わない。1時間分の料金しか取らない。2時間しか使わない、2時間分の料金。そういう計算でしょうか。 ○議長(新川喜男)  生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(呉屋寛文)  再質問にお答えします。 そのとおりでございます。これは全市町村ほぼそのとおりで、時間は押えますが、その使った時間のみの使用料ということでお願いをされております。以上です。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  わかりました。ありがとうございました。 質問項目の6番に移りますけれども、公園管理について。これは管理なんですけれども、公園のクズかごというのは1個しかないんですかね。 ○議長(新川喜男)  都市整備課長。 ◎都市整備課長(又吉宗孝)  お答えいたします。 今、1個というお話なんですが、町内の街区公園、児童公園につきましては、5カ所の児童公園に設置されまして、1個ないし2個が設置されております。合計で10個ということでお答えしております。以上です。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  この回収はどうなっているんですかね。そのままいつもあるという話を聞いたことがあるんですけれども。 ○議長(新川喜男)  都市整備課長。 ◎都市整備課長(又吉宗孝)  回収等につきましては、愛護会のほうにお願いをしているということでございます。以上です。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  愛護会なるものがよくわからないのですけれども。ちょっと説明してもらえますか。 ○議長(新川喜男)  都市整備課長。 ◎都市整備課長(又吉宗孝)  愛護会につきましては、西原町内の児童公園につきまして、地域の方々、行政区、自治会等の団体に対して、愛護会ということで設置運営を依頼しております。町内には19カ所の愛護団体がありまして、その方々に児童公園等の管理、清掃等をお願いしております。以上です。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  よくトイレのトイレットペーパーがないという、私はよく聞くので。そのトイレットペーパーの補充も、その会がなさっているということでありますか。 ○議長(新川喜男)  都市整備課長。 ◎都市整備課長(又吉宗孝)  お答えいたします。 トイレ等のそういったトイレットペーパーも、年に2万円を支給しております。また、その他の消耗品関係等、ごみの袋とか、ほうきとか、年にそういった形での支給も行っております。以上です。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  ありがとうございました。 最後に、火葬場建設問題をしたいと思います。これは私のライフワークでありまして、毎回お聞きしているわけでありますが、広域化の問題、場所の問題、特に予算の問題でらちが明きません。そこで私、提言なんですけれども、これは民間の力、活力に委ねるという方法はないのでしょうか。 ○議長(新川喜男)  総務部長。 ◎総務部長(與那嶺剛)  火葬場について、特に今のところ民間に委託とか、民活という形での検討は行っておりません。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  皆さん、ちょっと悠長なことのような気がします。火葬場問題は間違いなく10年したら来ます。待ったなしに。今、いなんせ会館(浦添市)と南斎場(豊見城市)に西原はお世話になっていますけれども、やがて向こうは規制が入ります。死亡人口はどんどんふえていきますので、向こうは1日、2回転しても16体ぐらいしか火葬できませんので。今でも90何パーセントですので。切られるのは中部の西原町、中城村、北中城村、宜野湾市、だから独自で何とかしないといけない状態に私はなると思います。今予算がないのは確かなんです。これはいろんな方法を考えて、予算なしでもいいですから、話だけでも、プランだけでも立てておいて、できたらすぐとりかかれるように、係りの方、心づもりと言うんですか、してもらいたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(新川喜男)  総務部長。 ◎総務部長(與那嶺剛)  与儀議員の指摘のあります将来に備えて多分、火葬場が足りなくなるのではないかという心配をされています。基本的には今ある施設につきましては、予備炉ということで、将来、需要がふえたときのための、現在稼働していない、そこにまた炉を加えて、そのスペースを準備しているというのが両方ともございますので、その動向も見ながらやっていきたいということと。あと1点は民活につきましては、これはまた調査をする必要があると思いますが、これまで公共の火葬場ということがあって、出てきた背景には民間のものでは料金の問題もあって、そういう公共の火葬場というのができたという沖縄の背景もあると思いますが、この辺も含めて、もう少し調査、情報収集等をしていきたいというふうに考えています。以上です。 ○議長(新川喜男)  4番与儀 清議員。 ◆4番(与儀清議員)  確かに南斎場もいなんせ会館も一つ空いています。しかし、一つつくるのに1億円かかるらしいです。もし、向こうがつくるようになると、その前によそは受け入れられなくなります。名護市でもどこでもみんなフリーだったのが、今は全部規制が入ってきています。よそから入りづらくなっています。読谷村なんか特に指定された3町村以外は当日しか申し込めません。当日しか申し込めないということは、ほとんど普通の葬儀はできないということです。今ちょっと南斎場もいなんせ会館もフリーではないんですけれども、優遇されているのは30分だけ。30分後はどこからもできる。料金は3倍近く違いますけれども、自由に使えるからまだいい。多分そんなにフリーに使える時間はそう長くないと思います。できたら真剣に予算なしでもいいから、担当1人を常に肝に銘じて考えておいて、何かあったときにはすぐ仮想でもいいですから、どこどこの場所、広域といってもできるのは中城村、北中城村、西原町、多分この3町村だと思う。宜野湾市は自前でつくれる力もあるし、基地もあるから、基地交付金も使えるし。できますれば常に予算なしでもプランだけでも、担当者には常に心にとめていただいて、考えていただいて、すぐ何かあったときにはダッシュでゴーできるようにお願いいたします。以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(新川喜男)  順次、発言を許します。 5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  皆さん、こんにちは。本日、4番目の一般質問をさせていただきます。宮里洋史です。一般質問に入る前に、まずは所見を述べさせていただきたいと思います。11月に私自身の3回目の町民意見交換会を、政務活動費を活用して行いました。その中で議会の活動の内容を報告する中で、やはり私たち世代、共通の課題であります子育ての問題であったりとか、今、議会活性化調査特別委員会で取り組んでいるアンケート、私の家にも入っていたけれども、あれはどういった意味なのかとか、さまざまな質問がございました。いつもはこのような議会の場で自分たちの意見を執行部にぶつけて質問をしている側の議員ではございますが、自分の意見交換会をして、自分が町民の質問に答えていると、やはり答え方であったりとか、中身の捉え方も随分と変わるものだなというのを実感しております。その中で議員は聞くだけではなくて、しっかりと答えていく。自分はどう思っているのかという考えを述べる。そして一番町民に聞かれるのは、「どんなまちにしたいんですか、あなたは」というところです。そこを常に議員として持っておきたいなと思っております。その中で一般質問という形は私にとっては少し議論ではないのかなと感じております。先ほどちょっとネットで議論という言葉について調べました。議論とは、互いの意見を述べて論じ合うことでございます。一般質問という場で、自分の意見を述べられるけれども、相手の意見を聞く機会は皆無だなと思うときもございます。活性化委員会の中で、どれだけ議論ができるかわかりませんが、私の中では議会の議論というものは自由討議が望ましいというのを最近の報告会で感じた次第でございます。それでは一般質問に入らせていただきます。 まず、質問項目第1、町興し。さまざまな町興しがある中で、西原町の一番は西原まつりだと思います。2年に一度のこの祭りには各種団体、大勢の町内外の参加でにぎわいを見せてきた。しかし、近年はここ6年間で一度しか開催できておらず、貴重な伝統文化の披露の場がなくなるというのは、とても残念でなりません。(1)毎年開催をしてはどうか、伺います。(2)西原産業まつりと同日開催してはどうか、伺います。(3)祭り業者選考委員会のメンバーの構成を伺います。 質問項目2、子ども医療費助成制度の国保ペナルティについて。平成30年4月から未就学児童対象分、国保のペナルティを廃止する予定であると聞いておりますが、廃止されることで現物給付方式が導入できると考えるが、現状を伺います。 質問項目3、町財政。(1)町財政は厳しいと何度も議論になる状態であります。町財政の明確な把握のために、複式簿記の導入は必須であると考えるが、いかがか伺います。(2)11月27日、議員への説明会の資料「各年度の予算要求における乖離縮減方法」について、平成27年度から平成29年度までの歳出削減事業を伺います。また、今後の財政圧縮プランの内容を伺います。(3)ふるさと納税の進捗状況を伺います。 質問項目4、放課後児童クラブ。(1)これからさらにニーズが高まっていくことが予想されるが、現在の取り組みと今後の取り組みについて、どのように考えているか。(2)放課後児童クラブ入所に関するニーズ調査が必要と考えるがいかがか。以上、4項目お聞きいたします。再質問は一般質問席で行います。よろしくお願いいたします。 ○議長(新川喜男)  総務部長。 ◎総務部長(與那嶺剛)  それでは質問項目、大項目1番、町興しについて。(1)の西原まつりの毎年開催についてお答えいたします。 本町のまつりは町民が主体的に参加し、他市町村に類を見ないほど、濃密かつ多彩なプログラムを擁しているのが特徴でございます。昭和57年、1982年の第4回西原まつり以降は、財政的な見直しで隔年ごとに開催をする方針になっておりますが、議員御提案の毎年開催につきましては、現在の財政事情と役場職員の業務量を勘案した上でも負担が非常に大きいため困難であると考えております。 続きまして、(2)産業まつりとの同日開催についてお答えいたします。産業まつりにつきましては、平成14年度に第1回が開催されて以降、西原まつりと交互に開催をしているところであります。西原産業まつりの開催時期は1月下旬で、農産物の収穫に合わせて時期を設定しているため、西原まつりとの時期と同日に開催することは難しいという意見もありますが、事業の実施自体をどのようにするかも含め、検討をしていきたいと考えております。 続きまして、(3)祭り業者選考委員会のメンバーについてお答えいたします。今回のまつりにおける催事業務委託事業者選考会議におきましては、実行委員会委員から文化協会会長、自治会長会会長、商工会青年部部長、副町長の4名。それに加えまして、各実行委員会の各部会の部長、副部長などの7名を合わせた11名が選考委員となっております。 続きまして、質問項目、大項目3の町財政について。(1)複式簿記の導入についてお答えいたします。今年度において複式簿記による財務書類の作成を行っており、平成28年度決算については、今年度末に公表する予定となっております。総務省より地方公共団体において、複式簿記による発生主義会計に基づく、統一的な基準による財務書類等の要請があり、地方公会計と呼んでおります。 続きまして、同じく質問項目3の(2)、平成27年度から平成29年度までの歳出削減事業及び今後の財政圧縮プランの内容についてお答えいたします。平成29年度までの予算編成においては、細かな経費についての減額査定の積み上げが主になっておりますが、そのほかで特徴的なものを挙げますと、平成27年度予算編成においては一括交付金の新規事業として、農業経営支援事業で9,300万円の要求がありましたが、査定にて5,600万円まで減額しております。平成28年度においては新規での要求のありました東崎水路河川等環境整備事業3,100万円、小中吹奏楽器整備事業2,800万円を全額カットしております。平成29年度においては国保特会への法定外繰り出しを概算要求額から7億円減額したことによる影響も最も大きいと言えますが、そのほかでは災害時避難所整備事業が、編成作業中に廃止になったため要求額の2億1,600万円が皆減となっております。いずれにしても、これまでの予算編成においては町民サービスの支出を優先とし、乖離圧縮がかなわなかった分に関しては、町有地売却収入や基金繰入金にて対応をしており、予算査定の課程において継続事業の廃止決定をするまでには至っておりませんでしたが、今回の予算編成においては基金繰入等の対応が見込めないため、継続事業の廃止をはじめ、より一層踏み込んだ内容となっております。 同じく大項目3の(3)ふるさと納税の進捗状況についてお答えいたします。ふるさと納税につきましては、商工会に返礼品の提案、開発、発注についての業務を担っていただくこととし、8月8日にその承諾をいただいております。その後、11月16日と30日に協定書等の締結に向けた具体的な内容について、商工会と協議を重ね、最終確認を行っているところです。年内に行われる商工会での理事会で業務委託についての承認後、商工会と契約締結となる予定です。 次に、財政圧縮プランの内容について申し上げます。議員のおっしゃられております財政圧縮プランは、予算編成緊急アクションプラン、第2次のことと思われますので、アクションプランについて説明をさせていただきます。今回の予算編成緊急アクションプランは、国保特会の累積赤字が要因となって、平成28年度及び平成29年度の予算編成緊急アクションプランを継続した上で、期間を平成33年度までの4カ年間延長しております。当該プランでは、予算科目ごとにカット目標を定めておりますが、例えば三役の給料を現行の3%から5%カットに、管理職手当も10%から20%カットにというように、前回よりもさらに厳しい内容となっております。ただし、これは国保特会の累積赤字解消を主としたプランであるため、予算編成時の歳入と歳出の乖離を埋めるまでには至っておりませんので、先ほど申し上げたとおり、次年度の予算編成については事業廃止、徹底した歳出削減が必須であると考えております。以上です。 ○議長(新川喜男)  福祉部長。 ◎福祉部長(新垣和則)  それでは2の御質問にお答えいたします。 子ども医療助成事業につきましては、現在、本町は自動償還払いを行っております。平成30年度より未就学児までを対象とする子ども医療費助成につきまして、国民健康保険の減額調整措置を行わないこととなり、沖縄県の子ども医療助成制度につきましても、平成30年10月から未就学児について、現物給付方式を導入するとの方向を示してきました。そのため本町においても未就学児の子ども医療費助成事業につきましては、現物給付方式を導入する方向で検討を行っております。 続きまして、4の(1)についてお答えいたします。放課後児童クラブの利用者は、平成28年5月1日現在で442名、平成29年5月1日現在で469名となっており、微増となっております。現在、10カ所の補助対象者の学童クラブがありますが、西原町子ども・子育て支援事業計画、ゆいまーる西原わらびプランでは、平成31年度までに13カ所の学童クラブの整備計画となっております。御承知のように非常に厳しい財政状況でありますので、町の財政計画等も見ながら残りの設置につきましては、検討をしてまいりたいと考えております。また、民間学童につきましては、平成29年度に1カ所、平成30年度に1カ所が開所申請を予定しております。今後も事業充実のため、放課後学童クラブとの連携や協力事業等を図ってまいりたいと考えております。 続きまして、4の(2)についてお答えいたします。西原町子ども・子育て支援事業計画作成時に、平成25年度に未就学児世帯にニーズ調査を行いました。計画策定のため行ったものなので、毎年行っているものではございません。ただ、次年度は子ども・子育て支援事業計画の見直しをする時期となっておりますので、ニーズ調査につきましては実施を検討してまいります。ちなみに、今年度はまず試みとして町内の保育園、幼稚園の年長クラス、保護者に次年度の放課後児童クラブの募集案内と簡易なアンケートの実施を予定しています。アンケートの内容は次年度の放課後児童クラブ、学童を希望するか。希望する場合はどこのクラブ、学童を希望するかなどを記入していただく予定となっております。配布回収は役場が行い、集計は学童連に協力していただく予定となっております。次年度のニーズについての一つの目安になると考えております。以上でございます。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  それでは質問項目第1、まちおこしの部分から再質問をさせていただきます。 まず、2013年1月、産業まつり第6回目。10月西原まつり、第19回西原まつり。台風で中止。2014年、1年間まつりはありません。2015年、1月、第7回の産業まつり。10月、第20回の西原まつり。2016年まつりはありません。これは私は何をお話ししたいかというと、年度では確かにずれているんですけれども、町民の感覚としては毎年やっていると思っていないということなんですけれども、そこら辺の考え方はいかがですか。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  まつりという名前では確かに毎年やっていますが、趣旨は産業まつりのほうはちょっと違ってきますので、内容は違って捉えていただけるのではないかというふうには考えております。以上です。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  済みません、ちょっと質問が悪かったと思います。毎年ではなくて、毎年度ですよね、まつり。 ○議長(新川喜男)  休憩します。
    △休憩 午後2時50分 △再開 午後2時50分 ○議長(新川喜男)  再開します。 5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  済みません、ここは町民感覚として、とっても大切なので、もう一度お話をしたいんですけれども。平成25年という言い方でもいいですけれども、年度ではなくて年という言い方をしたいと思います。平成25年には産業まつりと西原まつりがあって、西原まつりは台風で中止です。平成26年には産業まつりも西原まつりも計画はありません。平成27年1月に産業まつりがありまして、10月に西原まつりがありました。平成28年はまつりは両方ともありません。平成29年、今年1月に産業まつりがありまして、今度の10月に西原まつりは台風で中止となりました。町民の感覚としては、毎年まつりがあるという感覚になるかどうかという御質問です。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  確かに私ども会計年度で捉えますので、毎年というふうな感覚を持っていますけれども、議員おっしゃるとおり、年次で言えば町民はそういった感覚はないかも…議員のおっしゃられている感覚ではないかというふうに捉えることもできると思います。以上です。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  そういった声がやはり、まつりは特に台風で仕方なく中止になったときに、ほんとによく出てきていると思いますし、職員の皆さんもそういった声はお聞きしていると思います。特に時期のずれもありまして、まつりってほんとに私の中で、町民の中でも一番のまちおこしだと思っております。特に西原まつりは盛大でありますから、産業まつりと切り離されて考えている町民も多いですから、もう全く西原まつりがない、町全然活気がないと言われる一つになると思います。その中で産業まつりに係る費用は寄附金を含めて、事業費は500万円、西原まつりに係る費用が寄附金を含めて2,000万円ぐらいとなっております。一括交付金を充当して活用しているところもありますが、500万円でやっている産業まつりも、私は大変すばらしいまつりだと感じています。もちろん参加しております。2,000万円でやった西原まつりも大変すばらしいまつりであります。ただ、私が(2)で言っているのは、一緒にしていいと思うんですけれども、いかがですか。一緒に同日で、例えば初日に産業まつり、2日目西原まつりでもいいですけれども、西原まつり・西原産業まつりという形で一緒にやってはいかがですか。それを毎年やるんです。いわゆる今、2つの事業で2,500万円のところを、例えば毎年1,000万円ぐらいの事業にして、同日開催したらいかがかという提案をしたいんですけれども、いかがですか。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  実は同日開催がいいのではないかという議論はずっと行ってはいるところなんですけれども、なかなか結論が出ないことがあります。例えば10月の西原まつりの開催時期だと、農産物があまりないというような話も出たり、また逆に西原まつりを、そこにおくらせるとかなり寒くなっているのではないかという、いろんな考えがあって、なかなか議論がまとまらないというところがあります。お互い実行委員会がありますので、こういった御意見があったということで考えていければというふうには思っております。以上です。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  西原まつりが過去21回あります。ほとんどが11月、一番初めは12月に行われています。昭和53年のときです。もちろん産業まつりで農産物は大事だと思うのですけれども、今出ている生野菜だけではないと思います。今から農水産物流通・加工・観光拠点もあって、今の農業は現品だけではなくて、加工もがんばろうよという流れがありますよね。私は産業まつりと西原まつりを一緒にしてくれという今お話なんですけれども、西原まつりのうたい文句は、町民が主役のまつりなんです。いろんな議員から開催時期の話もありますけれども、私も開催時期も見直すべきだと思うんですけれども。この主役が、主役たり得ない、今の現状。そして今の財政状況を鑑みて、これが今、私が言ったように議会で、こういう議論もあったよというレベルで、産業まつり実行委員会と西原まつり実行委員会の話が折り合うような内容なのかなというのをお聞きしたいんですけれども。一意見で終わるのではないかなと思いますが、いかがですか。実際、担当課も違って、産業まつり実行委員会も西原まつり実行委員会も中身は違うわけです。どうやったらこれは折り合い、もし一緒にやるとしても。検討はずっと検討のままでいきそうではないですか、今の組織体だと。いかがですか。 ○議長(新川喜男)  町長。 ◎町長(上間明)  それではお答えします。 今宮里議員の御提案の西原まつりと産業まつりをセットにして、一緒にしたらどうかという御提案でございますが、確かに産業まつりの開催の時期は、どうしても農産物が主流になりますから、どうしても冬場ということに、どうしてもなるわけですが。それに対して今度は西原まつりは可能な限り台風の一番多い時期を外して、そしてまた11月、12月のあまり寒くない時期、これまでも11月開催もありましたが、特に昼間は少しはまだいいとしても、夕方になるとかなり寒波で寒くて、ガチガチしながらまつり等を楽しむという、こういうような状況でありまして、そういうふうなことから実行委員会としては、10月の最終の土日と、こういうふうになっているわけです。そこで問題は、産業まつりの開催時期と西原まつりの開催時期がうまくジョイントできる時期がどの辺なのか。この辺のものが可能性としてあるのかどうなのか。それが1点。 それともう一つは、できれば産業まつり、正直のところ皆さんも少しお感じになっていると思いますが、どうしても農産物の出品が極めて減ってきている。産業まつりというより、中身は西原まつりの舞台を中心としたまつりに変化してきている。こういうものは少しお気づきになってはいるだろうと思います。そういうようなことから考えると、むしろセットにしてやったほうが、むしろ盛り上がりが出てくるのかなと、そういう思いも一方であります。そこで、この件につきましては基本的には実行委員会が、それぞれありますので、その実行委員会の皆様の御意見も聞きながら、今後一つに集約できるのかどうなのかを含めて、検討をさせていただきたいと、このように思っております。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  ぜひ町長のほうで音頭を取っていただきたいと思っております。その中で私は結構いろいろというか、私なりに考えたんですけれども、時期は12月の第一週の土日がいいのかなと思っております。これは提案ですからいいです。過去5年間の天気も調べました。気温も調べました。天気は今年は曇り、気温も20度を超えております。2016年は曇り、2015年は土曜日晴れ、日曜日雨。2014年は曇り、晴れ。2013年は両日晴れとなっております。12月の第1週の土曜日、日曜日は案外イベントがないと思います。後半に忘年会、そしてクリスマス、そして大晦日となっていく初めの週であります。気温も昨今の沖縄の気温は暑いです。12月でも私はかりゆしウエアを見ました。その中で台風は絶対来ません。今の中でですけれども、絶対ということはないですが、台風も来ておりません。開催としてはいい時期なのかなと思っております。先ほど町長の答弁でありましたけれども、農産物が減っているというのは私も感じております。しかしながら産業が減っている、農業をする人たちが減っているわけではないと、若い人たちも農業をしておりますから。そういった場も確保したい。例えば場所の話なんですけれども、1カ所に統一したほうがいいと思います。毎年やって、同じ時期にやって、同じ場所でやってということで、地域に根づいていくような、もちろん根づいていますけれども、さらに分かりやすいようなまつりにしていきたいなと思っております。その中で産業まつりは今ここ、役場庁舎駐車場でやっています。こちらでもいいと思っています。今はさらに駐車場を広く使える場所もありますから。直売所で購入していた土地もありますから、こっちの駐車場を活用して、舞台とか、気温の話とかあると思います。ライブの話とかあると思うんですけれども、未来ホールも活用できると思うんです。いろんな人も呼んで、未来ホールでちょっと舞台を見せる、外でもいいですし、中でもいいですし、そのための複合施設だと思いますし、そのための観光拠点施設整備事業だと思っておりますので、拠点はここでいいのかなと思っております。その中でまた花火、もう今年の西原まつりは花火を大変楽しみにしていたんですけれども、花火の件もあります。私が前に議会で上げた東海岸の冬花火みたいなものを、話をしたと思うんですけれども、海岸沿いでないので、別にいつでも上げられるのであるんですけれども、例えばエリスリーナのほうから花火を上げて、上地区にも見えるようにとか、そういったいろいろ考えられる拠点は中心部でもいいのかなと思っております。そういった中で一緒にやろうと考えると、さまざまな案が浮かぶと思います。これは毎年やって財政的なのはどうなのかという話があったと思います。でも現在、寄附金を含めて総事業費が産業まつりが500万円、西原まつりが2,000万円かかっております。足して2,500万円です。これを隔年で払っているわけです。毎年に割っていくと大体1,250万円か1,300万円ぐらい、まつりにかけているわけです。それを幾らかかるかとやるのではなくて、1,000万円でそのまつりをすると決めたら、その範囲内で納まると思うんです。800万円だったら800万円、700万円だったら700万円、そういった形で残りは寄附金で賄う。そういった形で幾らかかるから、これだけ予算を準備しないといけないではなくて、これだけの予算で、このまつりをしようという考え方を持って取り組んでいったらいかがかなと思います。町長、私の提案いかがですか。 ○議長(新川喜男)  町長。 ◎町長(上間明)  いろんな開催方法、手法につきまして、御提案をいただきました。そういう方法も一つの方法として、当然検討の対象になるだろうと思っております。私自身正直なところ、産業まつりにつきましては、これまでのような形では西原まつりに近づいてきている状況、そうなると産業まつり本来のねらいから少しずつずれてきている思いがありまして、そういう面では、その費用対効果の面では、少し見直しをすべきなのかなと。こういうふうに思っているわけでございます。そうした中で逆に西原まつりと産業まつりをドッキングさせて、その相乗効果をねらうとすれば、どういう形になるのか。そういったものを含めて、そのことによって、これまで隔年開催のそれぞれのイベントが一つになることで、毎年開催というような形になるのかどうなのか。そうした場合、今度は主催をしていくのは今後どういうふうにするのか。実行委員会という形で今なっておりますが、実際は実行委員会といっても大方は役場でほとんど担うという形になっております。これまで何度かにわたって、この開催の主催を商工会のほうではどうかという御意見等もいろいろありました。しかしなかなかそれが実現しませんでした。そこで、この実行委員会というものを、やはり形式のみならず、実質的にも開催の主催者として位置づけてやる方法があるのかどうなのか。そのことが可能であれば、役場職員に係る負担というのは軽減されますから、あとは予算の問題という形になります。予算の問題についても今言うような方法で開催ができるのかどうなのか、十分検討をすべき内容になっていると思いますので、今後先ほど申し上げましたように、こういったものも含めまして、少し実行委員会の中で、それぞれ検討をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  ありがとうございます。検討のほどをよろしくお願いいたします。 質問項目1の(3)の部分を少し触れさせていただきたいと思います。今回、選考委員会、文化協会、自治会、商工会青年部、副町長、部課長、7名とありますが、これはほとんど役場の執行部業者を札を入れて決まるという状況であります。西原まつりの今までの選考委員会の決め方についてなんですけれども、ほかにも各種団体がありますから、半々ないし6対4ぐらいで選考委員会のメンバーを分けてもいいのかなと思うんですけれども。その辺いかがですか。 ○議長(新川喜男)  総務部長。 ◎総務部長(與那嶺剛)  祭事業者選定につきましては、これは実行委員会の中で業者選定についてということで、これは実行委員会の中で業者選定のあり方については、この方法で行うということで一任は取りつけて進めております。以上です。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  了解しました。次の質問にまいります。 ○議長(新川喜男)  休憩します。 △休憩 午後3時08分 △再開 午後3時20分 ○議長(新川喜男)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問に入る前に、福祉部長より申し出がありますので許します。 福祉部長。 ◎福祉部長(新垣和則)  先ほどの宮里議員への4の(1)の答弁に少し誤りがありましたので訂正をいたします。 放課後児童クラブの利用者数、平成28年5月1日現在、442名と答弁いたしましたが、396名の誤りでございます。それによりまして、平成29年度までの利用者数の伸びが73名の増ということになります。おわびして訂正いたします。以上です。 ○議長(新川喜男)  一般質問を続けます。 5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  質問項目第2、子ども医療費助成制度を国保のペナルティについて、お聞きします。 答弁では、沖縄県は10月からとありましたが、なぜ、これは10月からなのか教えてください。 ○議長(新川喜男)  健康支援課長。 ◎健康支援課長(富原素子)  お答えします。 沖縄県が10月から施行を実施するということの計画になっているのは、現物方式を取り入れるために、各市町村での条例改正であったりとか、医療機関、保護者への周知、また新しい受給者証の交付、そのほか現物給付を導入するためのシステム改修が各市町村必要になるため、その期間が必要ということで、10月からの実施ということになっております。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  ここ少し疑問なんですけれども、沖縄県はペナルティがなくなったから現物給付をやるという前に、所得の低い層に限定して現物給付制度を行っていこうという方針を示されていました、今まで。前段階で準備していたという印象だったんですけれども、これは私の中では手続が新たに発生したというよりは、今まで進めてきたので本来であれば4月に間に合うのではないかなと思うんですけれども、そこら辺いかがですか。 ○議長(新川喜男)  健康支援課長。 ◎健康支援課長(富原素子)  お答えします。 これまで子ども医療費の助成制度については、いろんな案が示され、また市町村にもアンケートをとられて、最終的な決定としては就学前までの子ども医療費の無償化ということで現物給付を導入するということになりました。それまでは内容が沖縄県のほうで決定はしておりませんでしたので、それに係る周知に関しては、改めてちゃんと正確な内容について周知をしていく必要があるため、来年の10月からの実施ということになっております。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  平成27年の、それよりも前から沖縄県のほうでは現物給付的な貸し付け制度という制度の話をずっと議論されていて動いていく中で、来年4月からペナルティがなくなるということで、4月に対応できないのは私は県の不作為だと思っているんですけれども、町の見解はいかがですか。そんなことはないと思いますか。 ○議長(新川喜男)  福祉部長。 ◎福祉部長(新垣和則)  今課長からも答弁があったように、さまざまな事務手続に時間を要するという部分、それに至るまでの各市町村へのアンケート等の実施を県は行っています。その辺で時間を要して、10月の実施となったと考えております。我々もそれに歩調を合わせて、10月1日からは現物給付ができるように取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  わかりました。沖縄県は10月からなので、西原町もしっかり10月からやっていくように取り組んでいくということで理解してよろしいですか。 ○議長(新川喜男)  福祉部長。 ◎福祉部長(新垣和則)  そのように取り組んでまいります。以上です。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  わかりました。ぜひ、しっかりよろしくお願いいたします。 続きまして、質問項目第3の町財政について、お聞きしたいと思います。 先ほどの回答にあった、済みません、金額しか書きとめられなかったんですけれども、全カットした項目ですね、3,100万円、東崎の事業ですか、カットされて、その後2,800万円のカット、全てカットされた事業もあるという答弁だったんですけれども、これは今年度も予算要求で上がっていますか。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  今上がっているこれらの事業は、今年度と来年度は上がっておりません。以上です。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  わかりました。今回の緊急アクションプラン、大変厳しい内容になっていると思いますし、私たち議会側でもなかなか予算要求をしづらい雰囲気があります。そこで確認したいんですけれども、この予算編成は今乗り越える予算編成なのか、未来を見据えた予算編成なのか、お聞きしたいと思います。未来をどの程度見据えた予算編成なのかというのもお聞きしたいと思います。どの程度見据えたというのはですね、町長の公約、もしくは公共施設の建てかえ等々、修繕を含めて、どれぐらいの見立てを立てる今回の予算の圧縮プランなのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  お答えします。 今回のアクション2次はですね、向こう4年間のアクションプランとなっておりますが、財政のシミュレーションのほうは向こう10年を立てておりまして、結果的には今後10年も、このぐらいの乖離が出るだろうと。現在要求がある額でいけば、このぐらい出るだろうということで、これは今回を機に来年度予算編成が基準となって、今後10年も行くような形にしていかなければいけないというふうに思っております。これまでの要求の状況を続けると、やはり同じような10億円近い、9億円だったり、10億円だったりするんですけれども、そのぐらいの乖離は10年間見込んでおりますので、この乖離を埋めることができたとして来年度の新年度予算、これが大体この規模でいかざるを得ないのではないかと。その後にもし収入が上がってくる策があれば、それに合わせた支出という組み方をしていかなければならないというふうに考えております。以上です。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  今回聖域なき財政圧縮プランという、聖域なきとよくお話をされていると思いますが、農水産物流通加工・観光拠点施設も入っていますか。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  こちらのほうは今用地も取得しておりまして、これはやっていかなければならない事業としては、今優先順位は高いものというふうに考えております。もちろん総事業費の圧縮というのは議会でも相当議論になっているところですので、でき得る限りの経費の圧縮というのを考えつつ、やっていかなければいけない事業だというふうには考えております。以上です。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  それではこの事業についてお聞きします。 この事業、平成30年、平成31年、もしくは平成32年、2カ年か、3カ年かけて実施、着工するというお話であります。しかし、沖縄県の一括交付金、ソフト事業の部分の特別枠、前回の議会では特別枠の市町村配分をやった後の残額が4,000万円ぐらいしかない。もしくは1億円を切っている金額しかないという答弁だったと思います。特別枠の活用については、いつ決定される予定ですか。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  例年ですと1月末から2月中旬までには特別枠の決定、これは一括交付金全体の内示的なものも出るんですけれども、その時期と同じぐらいだというふうに考えております。以上です。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  今その事業、予算要求はほぼ通るというふうに考えてもよろしいですか。交付決定されると考えてよろしいですか。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  かなり厳しいものというふうには考えておりますが、来年度の特別枠が、例年ですと40億円確保されるんですけれども、これが今回の内閣府の概算要求が52億円減されて要求されておりますので、来年この40億円の確保ができるのかどうか。多分、県のほうでも作業部会というのをやっているところで、そこでいろいろもんでいるところだというふうに考えております。政府の予算案というのは年末、もうやがてだと思うんですけれども、そのころに出ますので、それで大体、その状況を見ながら特別枠も幾らぐらいだろうなという案が出ます。もうそれをもってしか、見通しは立てられないんですけれども、それでもかなりハードルは高い内容だというふうには思っております。以上です。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  今土地購入をして、土地購入の方々は事業で収容されているわけですから、5,000万円控除等々の問題があると思うんです。事業停止をすると5,000万円控除が、もしかしたら受けられないかもしれないので、その分はもしかしたら町が立てかえないといけないかもしれない。もしくは事業が行われなかった場合です。そうすると、西原町は農水産物流通・加工・観光拠点施設に使った事業で4億5,000万円ぐらい使って、3億幾らかの土地を取得した、もし事業がとまった場合となる。単費で購入ということになると思います。もしくは事業が進めば2年ないし3年かかって、総事業費が多分15億円ぐらいになる。それで4億円ぐらい手出しが出る。今、レストラン部分は交付金がおりないという話の流れですから、4億円か5億円近く。どちらも同じ金額にもしかしたらなるかもしれない、支出は。町長、聖域なき緊急アクションプラン、財政が大変厳しいとずっと私たちに話をしている中で、この事業、いま一度再考されてもいいんじゃありませんか。いかがですか。 ○議長(新川喜男)  町長。 ◎町長(上間明)  それではお答えします。 農水産物流通・加工・観光拠点施設の今後の方向性でありますが、一括交付金のこの状況、先ほど担当課長からもお話がありましたように、一括交付金の中の特別枠、ほんとに予定どおり満額確保をできるかどうか。その辺はちょっと読めない部分もあるわけで、他自治体との関係性がそこにあるわけですから、何とも言えない状況があると思うのですが、ただ、我々西原町としても特別枠、ここ数年、執行していない。こういう状況もありまして、そういう面では優先順位からすると西原町は高いものがあると、こういうふうに考えておりまして、予定どおり確保できるのではないかと、このように考えて、それを前提にして進めていきたいとこのように考えております。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  一括交付金の予算が今少なくなっていますから、今後、もし、複数年の事業実施にしてくれと、県のほうで言われた場合、幾らまで想定しておりますか。総事業費です。年数がふえると工事期間も延びますし、資材も上がるでしょうし、人件費も上がるでしょうし、その間、総事業費は伸びると思うんですけれども、幾らまで想定しておりますか、何十億まで想定しておりますか。 ○議長(新川喜男)  町長。 ◎町長(上間明)  お答えします。 今は計画どおりに進められていくという前提に立っておりますので、総枠で幾らまでというような形で枠をはめたことは考えておりません。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  私はもちろん緊急アクションプランは同じ気持ちでございます。しっかりみんなで乗り越えていかなければならないと思っております。しかし、我々は町長も含めて選挙で選ばれた立場であります。今回の緊急アクションプラン、少し疑問がありますので質問をさせていただきたいと思います。去る2016年の9月の町長選挙のときの町長の公約でございます。学童クラブの障がい児保育園の支援員配置拡充、小規模保育園の増設、就学援助費の拡大、給食費の無料化を目指す。もろもろあります。これは新規事業ではありませんか、いかがですか。この新しい予算編成緊急アクションプランには、基本的には新規事業は認めておりません。なおかつ、町長の任期は去年就任でありますので、平成32年まで。町長のこの予算編成緊急アクションプランは、町長の任期全部かぶっている。その中で基本的には新規事業はやらない。町長これ公約達成できるのですか。町民にお約束をした公約。そこをお聞きしたいと思います。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  お答えします。 アクションプランの2次のほうでは、各費目ごとの新規、例えば委託料の新規というような感じです。各費目ありますけれども、その中での新規を認めないという形でなっておりますので、事業そのものを否定するものではないということも一つ考えられます。そして、来年の予算編成方針に限っては、やはり新規は抑えていきたいというふうな考えはありますけれども、任期中での公約を反故にするような形のものとは考えておりません。以上です。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  我々の説明では基本的には新規は認めないというお話を大変されていると思います。事業そのものを否定するものではないと言っても、これは大変重い話であります。公約を掲げて選挙当選した次の年、その翌々年の予算編成のときには、任期期間中ずっと緊縮財政でいくと宣言して、新しいことはほぼできませんと言っているふうに映ります。それが悪いわけではなくて、今それぐらい厳しい現状だということでございます。町民との約束ももちろん重いですが、この町政運営をしっかりやっていかなければならないし、守るべきところは守らなければなりません。そのために私が今申し上げたいのは、予算編成緊急アクションプラン、まだもしかしたら弱いのではないかというところを聞きたいと思います。もっと限界まで、もしアクションプランをするとなったら、どういったことができるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(新川喜男)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(島袋友一)  お答えします。 このアクションプランですね、このとおり忠実にやって、効果額は3億円程度を見込んでおります。今申し上げている乖離は10億円ということで、最低限これはやるということです。国保の赤字解消プランが毎年3億円というのがありますので、これに連動して、これだけは最低でも確保したいという思いから、このアクションプランがあります。議員おっしゃるとおり、これだけでは済まないというふうに考えております。これ以上切り込んだ査定をこれからしていく、これはやっておりますけれども、またさらに詰めていくという作業がこれから待っています。以上です。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  その中で今出ている事業、町長の公約に掲げて、今年度上げていない事業もあると思います。その中でもっと切り詰めて、切り詰めていかないとと思っておりますし、そのときは議会もしっかり話をしていきたいと思っております。しっかりもっと削って、もちろん町民の理解を得ながら、負担感を軽減しながら一緒に考えていきたいと思っております。今回言いたいのは、自分も不安だったんですけれども、こういったお金がない、緊急アクションプランをやっているから、ほぼだめだというと、やはり歳出、歳出の方向に向かって行きます。そうすると新しいポジティブなことがどんどん考えられなくなっていきますし、そういったことをぜひとも、そういうふうにはなっていきたくない。だからダラダラするのではなくて、やるときは一気に、ガツンとやって、しっかり回復させて前を向いてやっていきたいと思いますので、そのときには執行部側の英断もあると思いますし、議会側もそれを受けとめなければいけない段階があると思います。そのときはぜひ一緒に町民の理解を得るために乗り越えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次の質問に行きます。放課後児童クラブ。今回ちょっとキリスト教学院大学であった学童研究会に参加してきまして、その中で(2)の答弁にあります保育園とかの保護者にアンケートとあったんですけれども、ちょっと心配というか、不安になった部分があったので、お話をさせていただきたいと思います。今の学童における問題というのは、国からある程度の指針が示されていて、今2つ特にあると思うんですけれども、経過措置が行われているのが面積比率、今50名を見ているけれども、国基準の面積比率にすると40名しか見られないから、しっかりとした面積基準にすると、あぶれる子供が出てくるという問題、施設がちょっと足りなくなるのではないかという問題と、児童クラブの先生の育成ももちろんあります。ニーズへの対応とあって、厚生労働省が出している指針があります。この指針の中で私が気になっているのは、沖縄県においてはある程度、お金がないと学童に預けられないという考え方もあります。沖縄県は全国と比べると所得も低いですから、要するに厚労省が出されている子供を預ける基準、優先順位というのがありまして、それはどちらかというと、社会的弱者を優先にしてという指針が出ているかと思います。今、答弁にありましたアンケートだと、もちろん国としては預けられる人は預けられるような枠組みにしたいのはあります。だけど厚労省が今出されている指針は、例えば家庭的に厳しいとか、そういった人たちをまず優先にして、それから預けられる人というたてつけになっているように私は見えたので、今回の保護者アンケートを一斉に全部やってしまうと、アンケートは全然いいんですけれども、お金がある人しか預けられなくなるのかなという不安がありまして、そこら辺はどうなのかなと思います。ちょっとお聞きしたいと思います。優先順位、預けられる子供たちの優先順位の件をお聞きしたいと思います。 ○議長(新川喜男)  福祉部長。 ◎福祉部長(新垣和則)  ただいまの御質問にお答えします。 アンケートの一番大きな目的というのは、どれだけの量人数が今後想定されるのかという、枠の問題でアンケートを実施していきたいと思います。現在、学童は各学童で直接申し込みをしていただいているところではございますので、今厚生労働省が出された指針等、そういったものはやはり勘案をして、入所に当たっての判断基準をどうするか。学童連ともしっかり話し合いをしながら取り決めをしていきたいというふうに考えます。以上です。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  私はこの学童についても保育園の待機児童のような状況になっていくという話も聞き、ちょっと危機感もあるんですけれども、優先利用の基本的な考え方というのがありまして、ひとり親世帯、生活保護世帯、虐待またはDVの恐れがある等々、いろいろ弱者と呼ばれる人たちが優先利用になっております。しかし、学童に預けたいニーズはたくさんありまして、あふれている学童も多くあると思います。これをもちろん学童連絡協議会でしっかりまとめればいいんですけれども、今保育においてはこども課が査定して、点数をつけて入所案内をしていると思います。学童についてもそうならざるを得ない状況になってくるのかなということを考えるわけですけれども、いかがですか。 ○議長(新川喜男)  福祉部長。 ◎福祉部長(新垣和則)  保育所の入所につきましては、関係法令に準じて、そういった順位査定をしておりますが、学童も子ども・子育て制度、新しい制度の動向を見ながら将来的にそういう方向に行くのであれば、それもしっかり取り組んでいきたいと思っています。以上です。 ○議長(新川喜男)  5番宮里洋史議員。 ◆5番(宮里洋史議員)  認定は大変厳しいと思いますし、今保育園でもすごい大変している中で学童までというのも少し想像ができません。行政側がやるというのもまだイメージがついていないんですけれども、民設民営が沖縄県は多いものですから。ただ、入所する子供たちの優先順位もあって、それなりの補助金も今後出てくるかと思いますし、ただ学童が多くて、受け入れ先が少なくて、あふれる子が出てきた場合、また選んでいかないといけないという作業があると思いますので、ただ、この指針に書かれているのでは、学童側と行政側の密接な連携は必ずやってほしいというのが書かれておりますので、今連絡協議会等あると思いますけれども、さらにお互い情報の交換をしっかりしていただいて対応をしていただきたいと思います。その点よろしくお願いします。以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(新川喜男)  以上で本日の日程は、全部終了しました。 本日は、これで散会します。 △散会(午後3時48分)                         平成29年12月12日 地方自治法第123条第2項の規定により、署名する。    西原町議会議長 新川喜男       署名議員 大城純孝       署名議員 大城好弘...