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  1. 名護市議会 2022-09-28
    10月06日-05号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和4年第208回名護市定例会              第208回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和4年9月28日 水曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和4年10月6日 木曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和4年10月6日 木曜日 午後2時55分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 26名 欠  席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  嘉 陽 宗一郎  │ 出 │  14  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  比 嘉 宏 正  │ 出 │  15  │  大 城 松 健  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  古波蔵  太   │ 出 │  16  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  高 山 侑 三  │ 出 │  17  │  宮 城 さゆり  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  18  │  宮 里  尚   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  19  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  福 澤 奈 美  │ 出 │  20  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  嘉 数  剛   │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  島 袋  力   │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  長 山 正 邦  │ 出 │  23  │  岸 本 洋 平  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  金 城  隆   │ 出 │  25  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  平   光 男  │ 出 │  26  │  大 城 敬 人  │ 出 │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       1番 嘉陽 宗一郎   2番 比嘉 宏正 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長      比 嘉 一 文    企画部長      鎌 田 広 大 地域経済部長    平 得  薫     市民部長      仲 本  太  福祉部長      大 城 智 美    こども家庭部長   高 里 盛 克 農林水産部長    當 山  賢     建設部長      玉 城  勝  環境水道部長    佐久川 博 光    消防長       安 里  順  企画部・地域    宮 城 浩 二 経済部参事              教育長  岸 本 敏 孝 教育次長      岸 本 尚 志議会事務局出席者 事務局長      屋 部 憲 克    次長兼庶務係長   大 城 秀 樹 議事係長      宮 城  建     庶務係調査法制   金 城  浩                       担当主査 議事係       島 袋 ちえり    庶務係       比 嘉 ちなみ 議事係       上 地  健     会計年度任用職員  玉 城 直 喜 ○金城隆議長 これから本日の会議を開きます。 日程により一般質問を行います。石嶺康政議員、一般質問を許します。 ◆石嶺康政議員 金城隆議長より許可をいただきましたので、議席番号6番、市民ネット、石嶺康政、一般質問をさせていただきます。一般質問に入る前に所感を述べさせていただきます。新型コロナの終息が見えない中での名護市議会議員選挙でしたが、当選された第15期の皆さん、おめでとうございます。私も地域の皆さんや同級生、それから模合仲間等の知人、友人、親戚、多くの市民の支援、後押しで鬼門と言われる2期目の市議会議員に当選することができました。この場を借りて心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。また、9月11日の投開票日は私の誕生日と重なり忘れられない一日となりました。1期目の経験を生かし市民の声を市政に反映させ、持続可能な活力あるまちづくり、名護市民の福祉向上、誇りある名護市発展のために全力で頑張ってまいりますのでよろしくお願い申し上げます。それでは通告に従って一般質問をいたします。質問の事項1 農業行政について。要旨(1)サトウキビ収穫機械ハーベスターの利用料の補助について伺います。要旨(2)サトウキビ収穫機械ハーベスター機能向上支援事業について伺います。要旨(3)鶏卵施設JAおきなわ北部GPセンターの閉鎖に伴う輸送コストの軽減策や従業員の再雇用等について伺います。質問の事項2 教育行政について。要旨(1)県教職員組合が県内の小中高校生等を対象にしたアンケートによると、校則の見直しが必要と回答した割合が60%との報道がありました。名護市の小中高校において見直しを必要とする校則はあったのか。また、校則見直しを検討している学校はあるのか伺います。質問の事項3 福祉行政について。要旨(1)高齢者施設等の社会福祉施設の介護人材不足対策について伺います。質問の事項4 名護市体育協会の解散について。要旨(1)名護市体育協会が解散した理由について伺います。要旨(2)今後の各種スポーツ大会の運営について伺います。質問の事項5 自衛官募集業務に用いる住民名簿の提供について。要旨(1)個人情報の提供は本人の同意がなければ認められないのが原則です。名護市は2021年度、2022年度において自衛隊に名簿を提供しています。2023年度からは名簿の提供は行わず従来どおりの閲覧により対応するとのことですが、その経緯等について伺います。住民名簿提供依頼通知文書の提出、ありがとうございました。質問の事項6 転落防止柵について。要旨(1)市道振慶名中線の老朽化した転落防止柵の維持管理について伺います。質問の事項7 県知事選挙について。要旨(1)名護市議会議員選挙と同日に実施された沖縄県知事選挙は、辺野古新基地建設反対を訴えた玉城デニー知事が再選されました。市長の見解を伺います。以上、一次質問とし、二次質問は自席にて行います。よろしくお願いします。 ○金城隆議長 市当局の答弁を求めます。當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 私のほうからは質問事項1要旨(1)についてお答えいたします。サトウキビ農家がハーベスターによる収穫を依頼した際にオペレーターに支払うハーベスター利用料は、現在1トン当たり約5,000円となっております。現在、名護市ではハーベスター利用料に対する補助を行っておりませんが、これまでサトウキビを含む生産農家への農薬及び堆肥の購入費に対する市独自の補助を行っております。また、トラクターやハーベスターなどの新規導入及びハーベスターの機能向上に対する補助を行うなど、サトウキビの生産向上につながる環境整備にも取り組んでおります。サトウキビ農家に対しては国からの交付金などもございますので、他の耕種農家との公平性も考慮するとハーベスターの利用料補助については慎重に検討する必要があるものと考えております。次に質問事項1要旨(2)についてお答えいたします。さとうきび収穫機械機能向上支援事業は、収穫機械、いわゆるハーベスターによる収穫作業の機械化が進展している生産現場において、地域における作業受託組織等による機械収穫体制の強化をさらに推進することを目的とした沖縄県の事業であります。既存のハーベスターが老朽化し、性能が低下した「走行機能」、「刈取・調整機能」、「選別・収納・搬出機能」、「エンジン等」の各パーツを最新の高機能なパーツに取り替えることで、その機能を向上させる内容となっております。ハーベスターの効率的な機能向上への支援により、作業効率及び収穫能力の向上や機械更新経費の軽減、維持管理経費の抑制を図ることができるものと考えております。なお、名護市では本事業を活用し、令和3年度にJAおきなわを事業主体として3台のハーベスターの機能向上を実施したところであります。続きまして質問事項1要旨(3)についてお答えいたします。さきの比嘉拓也議員への答弁と一部重複いたしますがご了承願います。議員ご質問のJAおきなわ北部GPセンターは平成10年度に整備され、各農家から集めた鶏卵の洗浄や選別を行う施設となっております。JAおきなわに確認いたしましたところ、北部GPセンターは機械の老朽化等により令和4年9月末で閉鎖し、うるま市にある沖縄県鶏卵食鳥流通センターに統合される予定でしたが、現在、統合時期を令和5年3月末まで延期したと伺っております。北部GPセンターの閉鎖後、うるま市の流通センターへの統合に伴い、これまでと比べ輸送コストがかかるほか、生産者が支払う使用料が北部GPセンターでは現在キロ当たり22.5円のところ、流通センターではキロ当たり30円になるなど、農家負担が増加する見込みとなっております。現在、JAおきなわ内部で農家の負担軽減策について検討中であると伺っております。次に北部GPセンターの職員数についてでありますが、現在正職員1名、臨時職員25名、パート2名の計28名となっております。北部GPセンターの従業員の再雇用につきましてJAおきなわへ確認したところ、今後従業員と面接を行い本人の希望を確認しながら、JAおきなわ内部での異動の調整を行うと伺っております。 ○金城隆議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 質問の事項2質問の要旨(1)についてお答えします。答弁の内容が先日の東恩納琢磨議員と一部重複することをご了承ください。校則につきましては、生徒指導提要において学校が教育目的を達成するために必要かつ合理的な範囲内において定められるものと示されております。児童生徒が心身の発達の過程にあることや、学校が集団生活の場であることなどから、学校には一定の決まりが必要です。また、学校教育において社会規範の遵守について適切な指導を行うことは極めて重要なことであり、校則は教育的意義を有しております。また、校則に基づき指導を行う場合は、一人一人の児童生徒に応じて適切な指導を行うとともに児童生徒の内面的な自覚を促し、校則を自分のものとして捉え自主的に守るように指導を行っていくことが重要でございます。しかしながら、学校を取り巻く社会環境や児童生徒の状況は変化するため、校則の内容は児童生徒の実情、保護者の考え方、地域の状況、社会の常識、時代の進展などを踏まえたものになっているか絶えず積極的に見直すことが求められております。校則の内容の見直しは各学校長の権限となりますが、見直しについては児童生徒が話し合う機会を設けたり、PTAにアンケートをしたりするなど、児童生徒や保護者が何らかの形で参加する必要があると考えております。このようなことから、教育委員会が一律に校則を改めるよう指導を行うことは必ずしも適切ではなく、各学校の実態に応じて学校・児童生徒・保護者が意見交換を行い、必要かつ合理的な範囲内において校則が定められるよう支援していく必要があります。議員ご質問の校則見直しを検討している学校の状況ですが、小学校においては身なりに関する項目の廃止や衣服の種類について、1人1台配付のタブレットの取扱いについてなどの校則の見直しを行ったと伺っております。中学校においては制服の選択制、防寒衣類の着用について、髪型についての見直し、制服や体育着に刺しゅうしてある氏名の記載の撤廃、靴下や肌着の色について選択の幅を広げるなどの見直しを行ったと伺っております。各中学校については、今後とも生徒や保護者と意見交換を行い、必要かつ合理的な範囲内において校則が定められるよう教育委員会といたしましても各学校の実態に応じて支援してまいります。 ○金城隆議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 それでは質問の事項3要旨(1)についてお答えいたします。現在、国において介護人材確保に資する取組として、他産業と遜色のない賃金水準を目指して介護職員の処遇改善が実施されております。介護職員処遇改善加算介護職員等特定処遇改善加算に加え、令和4年10月より介護職員の収入を3%程度、月額9,000円相当を引き上げるための措置として、介護職員等ベースアップ等支援加算が創設されております。新たな人材確保については、名護市独自の事業実施については現時点では難しいため、県が行う資格取得支援事業の周知をホームページに掲載し、事業所へも周知を行っております。また、社会福祉協議会で運用する名護市福祉人材バンク事業と連携し、情報共有を図っていきたいと考えております。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問の事項4要旨(1)、(2)について関連しますので一括してお答えしたいと思います。先日の島袋力議員への答弁と一部重複しますがご了承ください。特定非営利活動法人名護市体育協会の解散につきましては、令和4年6月15日に当該団体の臨時総会において解散を決議されております。同月27日に当該団体から解散した旨の文書と役員による報告を文化スポーツ振興課にて受けております。当該団体は21世紀の森体育館等の指定管理が終了し、人員不足や活動拠点を失ったことにより事務局運営が困難であったことが解散に至った理由であると伺っております。これまで実施されました沖縄県民体育大会の選手選考会やスポーツイベントの継続、競技スポーツ活動の場を提供することを目的に、名護市スポーツ協会が令和4年8月19日に設立され、同月27日に沖縄県スポーツ協会に設立届出を提出しております。登録された特定非営利活動法人名護市体育協会の解散により、本市のスポーツ活動に様々な影響が懸念されておりましたが、現在は名護市スポーツ協会が県民体育大会の派遣事業を中心に取り組んでいる状況でございます。また、派遣を断念しておりました各競技団体においても、選手選考会を再開する等の準備を進めているところでございます。今後の対応といたしましては、新たな団体であります名護市スポーツ協会と連携を図りながら、スポーツ推進並びにスポーツ振興に取り組みたいと考えております。 ○金城隆議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 それでは質問の事項5要旨(1)についてお答えいたします。18歳に到達する方々に関する資料の提供を行ったことにつきましては、名護市個人情報保護条例第8条第1項の規定により、法令に定めがある場合において情報提供ができることとされており、自衛隊法第97条第1項及び自衛隊法施行令第120条において、自衛官または自衛官候補生の募集に関し、市区町村長に資料の提出を求める規定があること、また、令和3年2月5日付で防衛省と総務省の各担当課長の連名による通知により、資料として住民基本台帳の一部の写しを用いることについて、住民基本台帳法上、特段の問題を生ずるものではないとの見解が示されたことにより、令和3年5月13日、令和4年6月15日に名簿の提供を行ったものでございます。その後、令和4年7月19日に琉球新報において、本市を含む県内6市町村が名簿の提供を行っていたことが報道されたこと等による社会的反響を踏まえまして、従前どおりの閲覧とすることとした次第でございます。なお、資料として令和3年2月5日付、防衛省、総務省連名の通知を提出しております。タブレットのほうにアップしておりますのでご覧いただきたいと思います。その主な内容でございますが、先ほども申し上げましたとおり自衛隊法第97条第1項及び自衛隊法施行令第120条において、自衛官または自衛官候補生の募集に関し、市区町村長に資料の提出を求める規定があること、資料として住民基本台帳の一部の写しを用いることについて、住民基本台帳法上、特段の問題を生ずるものではないこととなっております。資料提供をしております、国からの通知について説明いたします。石嶺康政議員への提供資料の3ページになります。3ページのほうに令和3年2月5日付で防衛省人事教育局人材育成課長総務省自治行政局住民制度課長の連名で、タイトルが「自衛官又は自衛官候補生の募集事務に関する資料の提出について(通知)」という通知がございます。この通知につきましては、沖縄県企画部長を通して県内各自治体に通知されたところでございます。内容につきましては、この通知の中段のほうにありますとおり、住民基本台帳の一部の写しの国への提出については、自衛隊法第97条第1項及び自衛隊法施行令第120条に基づき、現行においても実施可能であるというところですが、改めて下記のとおり通知します。その下の記のほうで1、2がございます。1のほうで自衛官及び自衛官候補生の募集に関し必要となる情報(氏名、住所、生年月日及び性別をいう。)、4情報です。それに関する資料の提出は、先ほどの法令に基づき防衛大臣が市区町村の長に対し求めることができると書いてあります。2番目にも上記の規定の募集に関し必要な資料として住民基本台帳の一部の写しを用いることについて、住民基本台帳法上、特段の問題を生ずるものではないという内容での通知がございます。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 それでは質問の事項6要旨(1)についてお答えいたします。市道振慶名中線は、我部祖河川を起点とし羽地中央線を終点とする延長1,909メートルの道路となっております。現場を調査したところ、約500メートルの転落防止柵が老朽化により腐食が進行していることを確認しました。当該路線は児童生徒の通学路となっていることから、早急な対応が必要な箇所から順次修繕を行っていきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。 ○金城隆議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 質問の事項7要旨(1)についてお答えいたします。選挙は、候補者が掲げる様々な政策について、有権者が総合的に判断して投票行動を行うものだと理解しております。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 それでは二次質問をさせていただきます。まず農業行政についてです。ハーベスターの利用料の補助ですが、これについては第205回定例会でも一般質問をさせていただきましたけれども、そのときも補助は難しいような話をされていました。今回も同様な答弁になっていますけれども、サトウキビ農家の戸数、それからサトウキビの作付面積、生産量、トン当たりの値段、国からの補助金、これはどうなっているか伺います。 ○金城隆議長 當山賢農林水産部長
    當山賢農林水産部長 まず、サトウキビ農家の戸数、生産量、作付面積について説明いたします。令和3年度における名護市サトウキビ農家数は、351戸、生産量は約1万3,177トン、作付面積におきましては329.1ヘクタール、反収10アール当たりは約4トンとなっております。次に国からの支援につきましては、令和3年度から4年度にかけてのサトウキビ農家の手取り額が1トン当たり2万2,711円となっており、そのうちサトウキビ生産者交付金は1万6,860円となっております。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 私がこの質問をしたのは、このハーベスターの利用料の補助をしてもらって、そうすることで生産量が増えて、現在問題になっている遊休農地とかもいろいろありますけれども、そういう遊休農地も解消できるのではないかと思って、この一般質問をしています。あと1つだけですが、サトウキビのハーベスターの利用料の補助を行っている市町村は県内にございますか。 ○金城隆議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 現在のところ、41市町村のうち何市町村が補助をやっているとかの情報はいま持ってはございません。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次、要旨(2)ですが、ハーベスターのさとうきび収穫機械機能向上支援事業の周知方法、それから募集した際に希望者が複数いた場合の選定方法、補助の上限はどうなっているのか伺います。 ○金城隆議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 まず、さとうきび収穫機械機能向上支援事業の周知方法につきましては、沖縄県からJAおきなわへ直接通知があるほか、名護市からもJAおきなわに対し事業利用についての要望の有無について確認を行っております。またJAおきなわにおいては、ハーベスターを所有する方へ事業の説明を行った上で活用の意向を確認し、一般的にはJAおきなわが事業主体となり申請を行うこととなっております。次に多くの方から要望があった場合に対しての答弁をいたします。JAおきなわに確認しましたところ、これまでにはそのような状況がなかったとのことですが、今後ハーベスターの使用年数や過去の修理履歴などにより優先順位をつけて検討したい考えを持っていると伺っております。次に本事業の補助金上限額につきましては事業費の8割以内となっており、上限額といたしましては1台当たり400万円までの補助となっております。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 続いて要旨(3)です。北部GPセンター、沖縄県鶏卵食鳥流通センターの鶏卵の取扱い量について伺います。 ○金城隆議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 JAおきなわに確認いたしましたところ、現在JAおきなわ北部地区管内では約24万羽の採卵用の鶏がおります。北部GPセンターにおきまして、年間約4,000トンの鶏卵処理を行っているとのことでした。同様にうるま市の流通センター管内では約30万羽で、年間6,000トンの処理を行っているとのことで、割合につきましてはうるま市の流通センターが6割、北部GPセンターが4割という比率になっております。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 なぜこの質問をしたかというと、鶏卵の処理施設は県内に2か所は必要ではないかということで今回質問したわけです。先日、比嘉拓也議員もおっしゃっていましたけれども、北部から職場がなくなるというのと、2か所の鶏卵の処理施設が必要ではないかということで、どうしてもJAおきなわとしては経営上閉鎖、統合せざるを得ないのか。それについては再度見直しするとかという話はないのでしょうか。 ○金城隆議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 まず今回、北部GPセンターで雇用している職員の皆さんについては再度検討しているという形で回答を得ているところでございます。また昨日の比嘉拓也議員のほうにも説明しましたとおり、こちらとしても両方が稼働して安全性を上げるということで、再度検討できないかということを伝えているところでございます。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 今回の統合に伴って、生産者が支払う処理料金というのですか、それがキロ当たり22.5円から30円へと高くなるという答弁が先ほどありました。それとうるま市までの輸送コストが高くなることが想定されますので、もしも統合せざるを得ないとなればそこら辺の補助というのですか、十分やっていただきたいと思います。それからそこで働く従業員の雇用についても十分調整してもらい、不利益を被らないようにしていただきたいのですが、再度よろしくお願いします。 ○金城隆議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 まず処理費及び送料の負担が出るということですが、JAおきなわのほうに今後の移転に伴う農家負担軽減について、現在も検討中であるということを伺っております。続きまして従業員の募集に関してですが、一次答弁でもお答えいたしましたが、従業員の雇用の保障についても求める声がたくさんありますので、JAおきなわに対して丁寧に対応していただくようお願いしているところであります。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次、教育行政についてです。校則の見直しに関しては、新聞報道でもいろいろ載っていますけれども、例えば教育次長が今なさっているツーブロックとか、それから眉剃りとか、こういったものは現在どうなっていますか。 ○金城隆議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 名護市内の各学校においても髪型や眉剃りにつきましては見直しの検討が進められているものと認識しております。各学校において生徒会を中心に取組を進めているところや、保護者を含めて意見を聴取しながら進めていくなど、それぞれの学校の状況に合わせて、いま各学校は取り組んでいるということになっております。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 校則に関してはあと1点だけ質問しますけれども、校則見直しの要望があった場合に、生徒会、それから教職員、保護者の各代表による委員会というのは設置して検討していくということになっているわけでしょうか。 ○金城隆議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 議員のおっしゃられている学校、生徒、保護者の3者での協議会みたいな会議というのですが、今年度、新しい校則をつくる予定としている、協議会をつくって、校則をつくることを予定している学校がございます。ほかの学校においては、生徒総会で校則を議題にして、生徒が自発的に校則を考える機会を設けるなどの取組を行っております。また今後、コミュニティ・スクールの取組として保護者等と意見交換を予定している学校や、生徒を加えた校則検討委員会を開く予定の学校もあると聞いております。教育委員会としましては、これら各学校の取組の共有を図り、他校の学校においても児童生徒や保護者と意見交換を図りながら、校則の見直しが図られるよう、我々は支援していきたいと考えております。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次、福祉行政についてです。名護市の高齢化率についてですが、現在の高齢化率、それから団塊の世代が75歳以上となる2025年の高齢化率の見込みはいくらになりますか。 ○金城隆議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 令和4年10月時点での速報値でございますが、名護市の高齢化率は23.3%となっております。2025年については、令和3年3月に推計をしておりまして、約1万5,860名で高齢化率が24.6%と予想をしているところでございます。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 名護市の高齢化が進むにつれてですが、いつも人が足りていないという話をよく聞きます。介護の人材不足対策として、介護福祉士の養成学校、そういった学校に行っている学生に対して、名護市の福祉施設への就職を条件に奨学金の支給の検討はできないでしょうか。 ○金城隆議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 議員のご提案は介護職等専門学校についての奨学金制度の導入についてということだと理解しておりますが、現在のところは検討に至っていない状況でございます。ただ名護市としましても介護人材の確保は重要な課題だと考えておりますので、効果的な対応について先進事例を情報収集し研究してまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次に質問の事項4 名護市体育協会の解散についてですが、これまで名護市体育協会が担っていた様々なスポーツ大会の運営は、どこが事務局になりますか。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 8月19日に名護市スポーツ協会が発足されておりますので、今後、担当課であります文化スポーツ振興課と協議した上で、しっかりと事務局も名護市スポーツ協会のほうと連携を図ってさせていきたいと考えております。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 いまの答弁では、どこが事務局になるかというのがまだはっきりしていないみたいな答弁でしたけれども、直近のスポーツ大会というと実業団の駅伝大会、それから年が明けるとNAGOハーフマラソン大会、さらに来年の5月ぐらいですか、ワラビンピックという名護市の三大スポーツ大会がありますけれども、それらの開催についてはどうなりますか。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 すみません、私のほうがちょっと説明不足でございました。直近で、10月16日には第74回沖縄県民体育大会陸上競技の選考会が開催される予定でございます。それに関しましては、文化スポーツ振興課が中心となりまして、名護市スポーツ協会と連携を図りながら進めていくということでございます。会計の部分はしっかりと名護市スポーツ協会とやっていくという意味です。あとNAGOハーフマラソン、それに関しましても今後、名護市スポーツ協会としっかりと協議して、今月中にどういう形で進めていくかというのを検討しているところでございます。 ○金城隆議長 休憩します。                              休 憩(午前10時44分) (答弁漏れの指摘あり)                              再 開(午前10時44分) ○金城隆議長 再開します。平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 実業団に関しては、そういう形で進めていく予定でございます。 ○金城隆議長 休憩します。                              休 憩(午前10時44分) (答弁漏れの指摘あり)                              再 開(午前10時45分) ○金城隆議長 再開します。平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 ワラビンピックに関しましては来年5月ですので、新年度に向けてしっかりと進めていきたいと考えております。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 歴史のあるNAGOハーフマラソンをぜひまた開催してもらいたいという市民ランナーがいまして、私のところにも何名かからNAGOハーフマラソンを開催してもらいたいという要望が来ています。このNAGOハーフマラソンの実行委員長は名護市長になっていますので、市長、ぜひNAGOハーフマラソンを実施してもらいたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 議員がおっしゃるとおり、9月4日の久志駅伝大会、20キロロードレースも中止になりましたが、今後実行委員会、名護市スポーツ協会が中心になりまして、しっかりと文化スポーツ振興課と連携を図りながら協議していきたいと考えております。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 あと1点ですが、各支部の体協があります。北体協、それから南体協、久志体協、これは補助金がないと運営できないと思うのですが、現在、補助金の交付はどうなっていますか。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 補助金申請に関しても現在進めているところでございます。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 北体協の皆さんの何名かが今度の北体協の陸上競技大会は開催するのかどうかということを非常に懸念していましたので、これについても皆さんで協議してもらって、ぜひ開催できるようにしていただきたいのですが、どうでしょうか。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 北体協におかれましても、先ほど答弁しましたが、10月16日日曜日に記録会を行う予定となっております。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 体協が解散したことによっていろいろ事務局の体制だとか、いろいろな問題が出てきておりますけれども、名護市は新しくできた名護市スポーツ協会と十分に協議してもらって、スポーツ振興に支障のないようにぜひお願いしたいと思います。次に自衛官募集業務の件ですが、これに対して名簿提供を決定した最終の決裁権者というのはどなたになりますか。 ○金城隆議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 今回の資料提供の決裁権者ですが、これは市民課長の決裁で提供を行っております。これにつきましては、市民課において他の行政機関からの法令に基づいた住民基本台帳に関する照会、提供依頼に対する回答、提供の実施を通常の業務、定型的な業務として日々行っております。名護市事務決裁規程の定めにより、これらの業務の決裁権者は市民課長としております。自衛隊募集に関する名簿提供につきましても、他の行政機関からの通常の提供依頼と同様に、法令に基づいた提供依頼として通常どおり決裁したものでございます。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 2021年度、それから2022年度において自衛隊に名簿を提供していますけれども、その際、目的外利用等の禁止や利用後の廃棄措置等を詳細に定めた覚書の締結はできなかったのでしょうか。 ○金城隆議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 今回請求依頼のあった自衛隊沖縄地方協力本部、そちらから依頼があります。その依頼への資料提供に際しまして、廃棄の方法とか、廃棄の予定日、目的外使用の禁止とか、そういったものについて誓約書を提出させております。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 2023年度から名簿の提供は行わず、従来どおり閲覧により対応するとの答弁がありましたけれども、自衛隊への情報提供を希望されない方は申請すれば自衛隊が閲覧する情報から除外するということでの理解でよろしいでしょうか。 ○金城隆議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 来年度からは従来の閲覧のほうに戻した形での取扱いとなります。閲覧に際しまして、住民基本台帳法第11条におきまして、別段請求があった場合には自治体の長におきましてはそれを受けるということになっています。その際に、閲覧の対象者の中で閲覧を拒むという取扱いは、閲覧を行うに際しましては、そういうことはできないと解釈しています。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次に質問の事項6の転落防止柵の件ですが、建設部におかれては現場も確認したそうなので、あと500メートルぐらい修繕する場所があるということを確認されているようなので、ぜひ早くその対策をしていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。質問の事項7ですが、県知事選挙について玉城デニー知事が再選されました。沖縄県民の民意は辺野古新基地建設反対ということです。ところが政府は普天間飛行場の危険性を除去するとの理由で辺野古新基地建設を強行しています。辺野古に新基地が完成すると、名護市は逆に基地から派生する危険性が増大することになりますけれども、それでも渡具知市長は国と県の裁判を注視するということだけでしょうか。 ○金城隆議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 移設問題についての立場は従来どおり申し上げているところでございます。私も選挙のときにその問題の対応について答弁したとおりでございまして、石嶺議員にではないです。従来の立場を繰り返し申し上げているということでございます。この移設については住民の複雑な感情もいろいろあるわけです。ですからそのスタンスというのは賛成でもない、反対でもないと。これまでも申し上げているとおり国と県との対応について推移を注視するということ、これは市長選挙のときから申し上げているとおりでございます。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 行政に当たっては、短期で、即やらなければいけない仕事、それから中長期にわたって政策的に取り組まなければいけない仕事があると思います。今回の基地問題に関しては我々の子や孫、将来にわたって問題が派生するようなことなので、そこら辺については市長も将来のことを考えて本当にどうしたらいいのかと、我々も名護市を将来にわたってよくしたいのです。今よければいいわけではなくて、将来にわたってもよくしていきたい。そういうことで、基地が完成することによっていろんな弊害が出てきますので、ぜひそこら辺のことも頭に入れて、今後の名護市の運営というのですか、やっていっていただきたいと思いますけれども、市長どうでしょうか。 ○金城隆議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 中長期的な話もいろいろとあるわけでございますが、移設問題につきましては、先ほどから言っているとおり国と県が係争しているという中において、今後の方向性が見えてこないわけです。そういう中において、その問題の立場はそのとおりだと思っております。市勢発展のためにいま何をすべきかということを考えながら、いま私はいろんな政策を打ち出し、市長選挙のときにもいろんな公約を掲げて負託を受けていると理解しているところです。 ○金城隆議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 基地問題に関してはいろんな意見の相違がありますけれども、名護市の将来のことも考えて、いろいろ施策といいますか、そういうのもやってもらいたいと考えておりますのでよろしくお願いします。これをもちまして石嶺康政、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○金城隆議長 石嶺康政議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時1分)                              再 開(午前11時10分) ○金城隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。長山正邦議員、一般質問を許します。 ◆長山正邦議員 ただいま金城議長より許可を得ましたので、議席番号10番、長山正邦、一般質問に入らせていただきます。その前に、若干所感を述べたいと思います。私も今回、前の石嶺議員と同じく2期目の挑戦でした。2期目はよく鬼門と言われておりますが、地域の皆さん、そして地域の企業の皆さんの協力を得て何とか当選させていただきました。この場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。これからまた4年間、市長を支える側の議員として一生懸命頑張ってまいりたいと思います。今年はまた復帰50周年でもありますので、私もそのときは名護市におりまして、名護中学校の2年生でした。そのときの経験を若干しゃべって、それから一般質問に入りたいと思います。まず1972年5月15日に沖縄県は祖国復帰をしました。そのときは雨でした。学校で復帰記念の銅メダルをもらった記憶がございます。それとその後いろいろニコニコマークのバッジとか、下敷きとか、いろいろ文具品をもらったという記憶がございます。それとあと1点は、名護高校が甲子園に出場したのもちょうどその年でありました。春は推薦みたいな形で甲子園に行ったのですが、夏は実力で甲子園に行きました。そのときはまだ沖縄県は1県1校の出場ではなくて、宮崎県の代表校と争って、そこに勝って甲子園出場を果たしました。そのとき、甲子園では残念ながら試合は5対4で負けたのですが、沖縄県の第1号のホームランを打ったのは名護高校の大城選手です。それから沖縄県はどんどんホームランを重ねて、いまかなりの数になっていると思います。あと一つのエピソードは、ちょうど8月15日の試合でしたので、試合中に12時を迎えて、ランナーは満塁だったのかな、平安山主将がバッターボックスにいましたけれども、途中でとめられて1分間の黙祷(もくとう)がありました。昨日のテレビでも平安山さんは言っていたのですが、訳が分からなかったということで、黙祷をして目を開けたらチカチカして見えなかったらしいです。本人の名誉のためにはあまりしゃべってはいけないのかなと思いますが、それで高めのボール球を振って空振りでした。その後またヒットを打って1点差まで迫ったのですが、勝つことはできなくて、あの頃は勝たないと校歌が聞けなかったので校歌を聞くことができませんでした。あれ以来、名護市からは甲子園には行っておりませんので、そろそろ名護高校、名護商工高校に頑張って行ってもらったらうれしいなと考えております。あと1点、あのときはちょうど日本においても日中国交回復ということで、当時の田中角栄首相が中国側の周恩来と国交回復を果たしまして、そして沖縄にも当時の中国の卓球のナショナルチーム、ピンポン外交と言っていましたけれども、名護中学校の体育館にも来て卓球をやったという記憶がございます。一人だけ有名な選手でリケイコウという方がいたというのだけ覚えております。ということで、50年前ですけれどもまだ記憶にあるということで、あれからもう50年も過ぎたのかと感慨深く思っております。それでは一般質問に入らせていただきます。質問の事項1 畜産業の振興について。要旨(1)名護市では現在畜産業の振興についてどのような取組をしているのか伺います。要旨(2)現在勝山のヤギ農家では出口戦略の一環として冷凍パックしたヤギの商品を自動販売機(JAファーマーズ)で販売していますが、そのような事業に対しての支援はあるのか伺います。質問の事項2 工業用水の導入について。要旨(1)名護市内における工業用水の導入状況について伺います。要旨(2)安和地域の企業から工業用水を導入できないかとの要望がありますが、その可能性について伺います。質問の事項3 名護市営総合グラウンドの建設について。要旨(1)現在名護市には大南区にすばらしい陸上競技場がありますが、駐車場がなく使いづらいとの市民の声があります。そこで、名護市では新しい陸上競技場を造る計画があるのか伺います。質問の事項4 地域の自主防災組織について。要旨(1)現在名護市には何件の自主防災組織があるのか伺います。要旨(2)新たに防災組織を立ち上げる場合の名護市の支援体制について伺います。質問の事項5 カーブミラー設置場所の移動について。要旨(1)安和区では、最近新築された住宅の完成に伴い設置されているカーブミラーの前に電柱が立ち、カーブミラーが見えにくくなっているとの苦情が寄せられています。このままでは危険ですので、設置場所の移動について伺います。以上を一次質問とし、二次質問は自席にて行います。当局の答弁をよろしくお願いいたします。 ○金城隆議長 市当局の答弁を求めます。當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 質問の事項1要旨(1)についてお答えいたします。本市の畜産振興を図る主な取組といたしましては、家畜防疫対策事業として、家畜の伝染病防疫の徹底を図るため、豚のウイルス性疾病である豚熱や、鶏のウイルス性疾病のニューカッスル病などに対する予防接種費用の一部を補助しております。また市内の農家が肉用牛、乳用牛、種豚、ヤギを購入する際の経費の一部を補助する「優良種畜導入事業」を実施しております。牛の主な取組につきましては、繁殖牛について優良な血統への改良を実施するため、優良雌牛の導入費用に対し一部支援する「優良繁殖雌牛導入事業」を行っております。ヤギにつきましては、ヤギの頭数を増やすことと品種改良を推進するため、市内のヤギ生産組合に対しヤギの貸付けを行う「優良山羊貸付事業」を行っております。続きまして要旨(2)についてお答えいたします。現在、勝山山羊生産組合がJAファーマーズにおいて、自動販売機を設置しヤギ肉の販売を行っていることは承知しております。当組合からは出口戦略として、まずは自分たちで自動販売機を設置し、販売商品の内容や売上げ状況などのデータ取りを行っていくと伺っておりますので、その取得データの内容を確認しながら、今後当組合と名護市の間で意見交換を行っていきたいと考えております。なお、農家が生産・加工した商品の販売に対する支援、出口戦略としての事業の支援があるかとのことですが、国の事業において第二次・第三次産業と連携した加工・直売に係る商品開発に対する支援や、食品の加工・販売施設の整備等を支援する事業などがございますので、今後農家に対し事業の周知を図り、販路の拡大の支援に取り組んでまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 宮城浩二地域経済部参事。 ◎宮城浩二地域経済部参事 質問の事項2についてお答えいたします。質問の要旨(1)についてですが、工業用水につきましては、沖縄の産業基盤の整備及び企業の立地促進を図ることを目的に沖縄県企業局において事業が行われており、本市においては平成21年度に本市久志区にある企業局浄水場から屋部工場適地までの名護市西海岸地区への配水が始まっております。工業用水を利用できる業種としては、製造業、電気供給業、ガス供給業、熱供給業などに加え、ごみ焼却場、下水処理場の公共施設や工場の構内用水、空調冷却、ボイラー用水等の雑用水につきましても利用が可能となっております。工業用水の料金としては、基本料金と超過料金に消費税が加算された料金となり、基本料金は1立米当たり35円、超過料金として1立米当たり70円となっております。次に質問の要旨(2)についてお答えします。安和地域への導入の可能性でありますが、現在、屋部地域に配水されている工業用水の計画水量は利用している事業者の契約水量でほぼ使用されていることから、新たに分岐して利用することは厳しいと考えております。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 質問の事項3要旨(1)についてお答えいたします。名護市陸上競技場の更新につきましては、令和2年度に策定された「名護市公共施設等総合管理個別計画」において建て替えの方針が示されており、また、同年策定の「名護湾沿岸基本計画」においては、「21世紀の森公園周辺エリア」のスポーツゾーン、野球場やサッカー・ラグビー場や体育館などが立地するゾーンとの連携も含めた移転先を検討することとしております。なお、現在は本施設の老朽化が著しい状況の中、更新に当たっては、移転も含めた再整備の検討やその予算の確保など、様々な課題が山積している一方、年間多くの利用があることや日本陸上連盟第3種に公認されていることもあり、可能な限りは現施設を利用できるように修繕などの対応をしているところでございます。今後、それら課題の解決策を確認しつつ、対応案を関係課と共に協議していくこととしております。 ○金城隆議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 質問の事項4要旨(1)と(2)についてお答えします。まず要旨(1)についてお答えします。現在の名護市の自主防災組織につきましては、真喜屋区、許田区、辺野古区、大浦区、世冨慶区、瀬嵩区、汀間区、大北区、大西区、我部区、天仁屋区、我部祖河区、三原区、安和区の14区で自主防災組織が設立されております。次に質問の事項4要旨(2)についてお答えします。新たに自主防災組織を立ち上げる場合の支援体制につきましては、区長会等において自主防災組織結成の必要性や他区の自主防災組織の活動紹介等の説明会を実施し、結成に興味を示す区に対しては個別の相談を行うほか、結成に必要な申請書及び組織の規則や組織表等の作成に関して事前相談を実施するなどの支援を行っております。また、さらに結成を促すための措置として、実際に自主防災組織が結成された場合には担架や発電機等、区の災害対応力を強化するために必要な災害対応物資50万円分を区の判断で選んでいただき、貸与する支援を行っております。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 事項5要旨(1)についてお答えいたします。ご質問のカーブミラーにつきましては、現場を確認したところ、市道安和17号線と国道449号の交差部において、沖縄電力の電柱移設に伴い既設のカーブミラーの機能がうまく果たせない状況となっていることが確認できております。市としましては、カーブミラーの早期移設に向けて関係機関と調整を行い、作業を進めてまいりたいと考えております。なお、沖縄電力等に対しましては、カーブミラーなどの周辺環境の確認を行い電柱を設置するよう依頼していきたいと考えております。 ○金城隆議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 それでは順次二次質問に移らせていただきます。事項1の畜産業の振興についての答弁の中で、ヤギについてはヤギの貸付けを行う優良山羊貸付事業という事業がございましたが、具体的にどういった事業で、どういった効果、もう少し具体的にお答えできますでしょうか。
    ○金城隆議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 優良山羊貸付事業につきましては、ヤギ生産組合等の団体に所属する農家へ、3年間ヤギの貸付けを行う事業となっております。借受農家でヤギの飼養管理を行ってもらいながら、当該ヤギから生まれた雌の子ヤギを他の組合員等に譲渡させることで優良山羊の改良増殖を促進し、農業経営の安定を図ることを目的として実施しているところであります。 ○金城隆議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 貸与するヤギというのは市側で優良ヤギを準備して、農家に対して繁殖させる元となるヤギを貸与すると。生まれた子ヤギたちを有効活用して、品種のいいヤギをつくるという解釈でよろしいですね。(うなずきあり)ありがとうございます。続きまして、いま勝山区のほうではヤギをかなり飼育しているのですが、出口戦略の一環として、もちろんヤギを育てるだけでは収益を生みませんので、どうやって販売しようかということでいろいろ考えまして、今まででしたらある程度成長したヤギを出荷してというのが主でしたけれども、食品加工の技術も上がりまして、最近では冷凍パックして自動販売機でも販売できるようになっております。それでいまJAファーマーズのほうでヤギを、ある意味試験的にですけれども、いろんな商品を冷凍パックして販売しております。それについて農家に聞きましたら、それがどういう効果があるのかということでいろんなデータを取って、どの商品がどれぐらい売れているのかというデータをある程度活用して、それでそのデータを基に市のほうに支援を仰ぎたいという意見を持っております。このデータを活用しての支援というのはとても大事なことだと思いますが、どういった支援ができるのかもう一度お伺いしたいと思います。 ○金城隆議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 一次答弁で述べましたとおり、国等の支援もございますが、現在、名護市におきましては、名護市畜産(山羊)振興拠点基本計画の策定に取り組んでいるところでございます。本事業は屠畜(とちく)から加工処理、販売、流通、ヤギ食文化の発信に加え、闘ヤギや触れ合い牧場などの観光や、福祉資源としても活用可能なヤギの振興拠点形成に向けた可能性を検討していくものであります。その計画策定に当たり、現在ヤギ農家等から関係機関へのヒアリング等を実施し、その中で意見を伺いながら、今後どのような支援をしていくか検討しているところでございます。 ○金城隆議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 勝山区のほうでもいま公民館のほうにいろんな詰替え用の冷凍パックされた商品を置いて、自動販売機で売れた分を補充していくという体制を取っているのですが、この売行きを見ながら、また自動販売機を増やしていこうと考えているという話を伺っています。そういったことで、自動販売機を増やすにしても費用がかかりますので、その辺を支援していただけたらありがたいと考えております。それとあと1点だけ、沖縄では食文化としてヤギがかなり食されておりますが、他の市町村でも何か自動販売機で売っているようなケースがあるのでしょうか。 ○金城隆議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 ヤギ肉販売の自動販売機につきましては市内でも数件確認しておりますが、飲食店前に設置されていることが多く、飲食店が管理、販売を行っている状況であります。他市町村においても個人や飲食店で設置している事例が多く、組合として取り組んでいるのはあまり事例がないと思われます。こういうコロナ禍で、家飲みといいますか、シフトしてきていますので、やはり今後もこういう事例も伸びていく事業かと考えております。 ○金城隆議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 沖縄ではヤギをヒージャーと言いますけれども、好きな方が結構いるので、こういった自動販売機で気軽に買える状況が広まっていけば、ヤギ農家も生産頭数を増やしてかなりいい方向に行くのかと考えております。それでは次に工業用水の導入について質問したいと思います。いま名護市では工業適地まで工業用水が来ていると伺いましたが、そこまで配管が来ていて供給されていると。それ以降、もし導入する場合には送水するための配管が必要になると思いますが、配管が工業適地ですか、そこまで来ているという解釈でよろしいでしょうか。 ○金城隆議長 宮城浩二地域経済部参事。 ◎宮城浩二地域経済部参事 先ほど屋部地域での答弁をさせていただきましたけれども、屋部地域の工場適地まで配管が布設されている状況です。 ○金城隆議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 先ほど私は地域の企業から工業用水の導入について希望があるのでできないかという要望をしたら、いろいろ供給の問題とかその辺で厳しいとおっしゃっておりましたけれども、ダムからの水自体の供給量が少なくて厳しいのか、あるいは久志の浄水場ですか、向こうから引っ張って、それから配水管で供給しているのが目いっぱい、あるいは配管を布設するのにかなりの費用がかかるので難しいのか、その辺をもう少し具体的にお伺いします。 ○金城隆議長 宮城浩二地域経済部参事。 ◎宮城浩二地域経済部参事 久志の浄水場から屋部地域全域に関しては、計画水量としてはまだ余裕があるとお伺いしておりますが、屋部地域周辺での本管から配水される計画水量というのがほぼ使用されている状況で、屋部地域から先に、いま議員がおっしゃっている安和地域まで分岐しての部分については、新たな配管工事のほかにも配水するための装置だとかというところも含めて、少し大がかりな工事が必要になってくるということで、いずれにしてもその部分につきましては県のほうで管轄しておりますので、県企業局との調整が必要ではないかと考えているところです。 ○金城隆議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 確かに工業用水については、市の管轄ではなく県の管轄だと思いますので、この辺はちょっとハードルが高いというのは私も認識いたしました。かと言って全くできないということもないと思うので、県のほうにも機会を見つけて交渉に行きたいと思っております。それでは次に事項3の名護市営総合グラウンド建設について二次質問をいたします。いま大南にある名護市営陸上競技場は設備がとてもすばらしくて、私も南体協とかそういったので利用させてもらった経験がございます。ただ1点、駐車場がないというのが大きな欠点になっております。そこでお伺いします。あの周辺に駐車場を確保できるめど、可能性があるのかどうかお伺いしたいと思います。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 現在のグラウンド周辺には市有地がなく、現段階では困難と考えております。 ○金城隆議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 私が見てもあの辺は住宅地ですのでちょっと厳しいかと思っておりましたが、結構困難ということです。あと1点は、21世紀の森公園に現在サッカー・ラグビー場が整備されておりますが、それに併設してのグラウンドはちょっとスペース的には私も厳しいのかと思っておりますが、その辺にグラウンドを整地するとか、そういう可能性もあるのかどうかお伺いしたいと思います。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 一次のほうでも答弁いたしましたが、名護市公共施設等総合管理個別計画において建て替えの方針が現在示されております。名護湾沿岸基本計画において、21世紀の森公園周辺エリアのスポーツゾーンとの連携も含めた移転先を今後検討するということになっております。 ○金城隆議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 確かに現代は車社会でもありますから、いろんな施設、どんなにすばらしい施設ができても駐車場がないともったいない施設になるのかと感じております。それで移転を検討しているということでしたけれども、具体的にどこどこということで、候補地がある程度、粗々でもいいのですが、挙がっている状態なのか、それとも全くまだ白紙の状態で、これから検討していこうと考えている状態なのかお伺いします。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 今後の検討計画の中で進めていきたいと考えております。 ○金城隆議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 いま具体的な候補地がいくつか挙がっているという段階ではなくて、検討委員会でこれから具体的にそういった可能性もあるか探ろうとしているということでよろしいですね。それでは次に事項4の地域の自主防災組織についての二次質問に移らせていただきます。自主防災組織の活動事例について、もう少し細かくお教えいただけたらと思います。 ○金城隆議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 自主防災組織の活動事例といたしましては、避難訓練や初期消火訓練、避難所開設訓練、炊き出し訓練や非常食の実食体験、救急救命講習会や防災講話の開催等がございます。また、区独自のハザードマップの作成や地区防災計画を作成し災害対応の強化を図っている事例がございます。 ○金城隆議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 ただいまの答弁の中で、区独自のハザードマップの作成、活用みたいな発言があったと思いますが、具体的にどういった形でのハザードマップといいますか、そういったのを作成している事例があるのでしょうか。 ○金城隆議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 自主防災組織で避難場所までの所要時間などを調査し、ゼンリン等の地図に避難経路や所要時間を矢印や色を塗り、より分かりやすく記載したハザードマップとなっております。 ○金城隆議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 安和区でもこれまでに防災訓練というのは3年、4年前にしたことがあるのですが、地域でもそういった具体的な自主防災組織が必要ではないかということで最近立ち上げました。その中で出てきた問題が何といいますか、独居老人、一人でいる老人、あるいは一人では歩けないとか、動けない人たちがいる所をマップに塗って、何かあった場合にこういった人たちを誰が連れていくかということで具体的な対策をしないといけないと考えております。今回立ち上げた独自の防災組織でもって、こういった方法がよかろうということで一応やってみて、ちゃんとできるのかどうか今後検証していく必要があると考えております。また名護市では、先ほどの14区ほどですか、自主防災組織のある区がありましたが、その立ち上げた区での情報交換というか、意見交換とか、そういった活動も今されているのかどうかお伺いいたします。 ○金城隆議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 自主防災組織間の意見交換会等はこれまで開催したことはございませんが、情報交換等による自主防災組織間の連携強化を要望する意見もありますので、開催できるように検討してまいりたいと思います。 ○金城隆議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 多分自主防災組織を立ち上げた区でもどう活動していいのかと試行錯誤をされている状況が多いと思いますので、その辺の横の連携といいますか、お互いの持っている情報を共有しながらやっていくことで、より自主防災の実効性が高まると思うので、そういったのを市の主導で年に一度でもいいですので、開催していただければありがたいと思っております。あと自主防災で大切なことは、その地域によって地形も状況もいろいろ変わりますので、それに合わせた自主防災がされると考えております。安和区でしたら、最近は津波が実際に来たときにどうやって避難するのかと、その辺が大きな課題になっておりますけれども、そういったものも他の地域ではこういう形でやるとか、いろんな意見が聞ければ参考になるのかと思いますので、引き続き区との連携をよろしくお願いしたいと思います。それでは次にカーブミラーですけれども、私が疑問に思ったのは家が新築されて、それに伴い大きな電柱が立ったのですが、それで完全にカーブミラーが隠れるような形になってしまいました。今までいろんな道路で工事が行われていますので、こういった他の造作物に影響を及ぼす場合の連絡体制というのか、その辺はどういう形になっておりますか。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 今回のケースはもともとカーブミラーがあった所に電力柱が設置されております。これは現場でも確認しているのですけれども、本来道路上に電柱を設置する場合には、我々の管理係のほうに占用の届けが出されます。しかしながら、この場所自体は隅切りしているのが個人有地になっておりまして、我々のほうに連絡が来ることがなかったわけです。今回はこういうレアなケースでございますが、今後沖縄電力、それからNTTも関係すると思いますが、両者にはカーブミラーと、先ほども述べたとおり、周辺をしっかり確認して設置していただきたい旨を強く要望していきたいと考えております。 ○金城隆議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 ただいまの答弁で、この土地が個人有地なので連絡が来なかったのだろうということでありました。ただ一番大事なのは、あの場所に電柱を立てたら完全にカーブミラーが見えなくなると。その辺の常識的な判断だと思いましたので、何かの機会がありましたら工事業者とか、いろんな場所でやるときには私有地とかそういう権利の問題だけではなく、常識的に考えて危険だというのを名護市に連絡が行くような体制を強化するような形でよろしくお願いいたします。ということで、これは早急に見える場所にやるのですね。この場所はそんなに交通量が多い場所ではないですけれども、カーブミラーが見えない状態で突っ込むと、向こうから来る車と正面衝突する危険性がある場所でしたので、あえて取り上げました。ちょっと時間は余っているのですが、これで長山正邦、一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○金城隆議長 これにて長山正邦議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時53分)                              再 開(午後1時30分) ○金城隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。福澤奈美議員、一般質問を許します。 ◆福澤奈美議員 ただいま議長のお許しをいただきましたので、議席番号7番、礎之会、福澤奈美、一般質問をさせていただきます。質問に入る前に、一言ご挨拶を述べさせていただきます。その前に本日はたくさんの傍聴の皆さんにも来ていただきまして、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。このたびの名護市議会議員選挙において、市民の皆様から負託を受けまして市民の代表として議会へ送り出していただきましたことを、この場をお借りして心より感謝申し上げます。ありがとうございます。選挙においても掲げておりました地域福祉、観光のまちづくり、女性活躍の推進に向け、市民の一人一人の声を大切に、そして寄り添う心を大切に、また先輩議員の皆様からは「この仕事は人が好きでないと務まらないよ」、そして「ワーバヤーじゃないとね」と激励の言葉もいただきました。これからの4年間、市民、当局の皆さん、議員の皆さんと連携しながら役割を全うしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。それでは通告に従いまして一般質問に入らせていただきます。質問の事項1 夜間保育について。要旨(1)働き方の多様化や核家族化などに伴い、夜間保育の必要性について、関係団体、若い子育て世代の方々と意見交換を行い、そしてたくさんの要望をいただきました。これも子育て支援の一環として、ぜひ今後の取組をお願いしたいと思いましてお伺いいたします。ア 現状について。イ ニーズ調査について。ウ 今後の取組についてお伺いいたします。質問の事項2 障害者施設のショートステイについて。要旨(1)受入施設が少ないために日常生活で家族にかかる体力的、精神的負担が大きく、深刻な問題となっております。そのような問題について相談できる環境を求めている方より、ショートステイの受入先、または施設増設についての要望。その方から自分の心や体がなくなってしまう前に道筋があればとの切実な声が寄せられましたのでお伺いいたします。ア 現状について。イ 基幹相談支援センターの設立について。ウ 今後の取組について。質問の事項3 独居老人の孤独死について。要旨(1)市内で独居老人の孤独死が発生しております。今までの事例の把握、今後の支援体制についてお伺いいたします。ア 名護市の独居老人の把握について。イ 緊急通報システムの有効活用について。ウ 独居老人の孤独死の発生件数と見守り体制について。質問の事項4 人口の将来計画について。要旨(1)第5次名護市総合計画の1つに人口の将来計画があります。目標、定住人口7万人、「選ばれ続けるまち」を目指すために、移住・定住促進または移住者支援策についてお伺いいたします。ア 現状の支援策について。イ 移住のニーズについて。ウ 今後の支援策について。質問の事項5 市民の声より。要旨(1)長年の洪水課題箇所である「大東・東江集落」の対策について、進捗状況をお伺いいたします。要旨(2)なごアグリパーク、ネオパークの有効活用について、今後の計画についてお伺いいたします。要旨(3)城十字路から東江向けの街路樹伐採についての要望がありますが、今後の伐採計画についてお伺いいたします。要旨(4)大北小学校のトイレの悪臭について、保護者より公衆衛生の面から改修の要望がありました。現状把握を含め今後の改修計画についてお伺いいたします。以上を一次質問といたしまして、二次質問は自席にて行いたいと思います。当局の皆様、答弁をよろしくお願いいたします。 ○金城隆議長 市当局の答弁を求めます。高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 私のほうからは質問の事項1要旨(1)のア、イ、ウについてお答えいたします。まずアの現状についてでございますが、現在、名護市内で夜間保育を実施している保育所等は1か所ございます。通常の保育所等では、夜は19時から19時30分頃に閉所しますが、夜間保育を実施している保育所等では24時まで開所しており、その定員は20名となっています。続いて、イのニーズ調査についてお答えいたします。夜間保育のニーズ調査につきましては、令和2年度から令和6年度までの5年間の計画として策定している「第2期名護市子ども・子育て支援事業計画」を策定するため、令和元年度に実施したニーズ調査が現時点での最新の調査結果となっております。当該ニーズ調査におきましては、保育所等を利用している保護者に対して「実際に利用したい希望の時間帯は」という質問に対しまして、「20時まで」と回答があったのが、お答えいただいた1,000件余りのうち3件、これが全体の0.3%となっております。「21時まで」と回答があったのが2件ということで全体の0.2%となっており、また保育所等を利用していない保護者に対しまして、「利用していない理由は」という質問に対し、「延長・夜間等の時間帯の条件が合わない」という選択肢を選んだ保護者はおりませんでした。そのニーズ調査の結果を受けまして、令和元年度に策定した第2期名護市子ども・子育て支援事業計画では現行の夜間保育所1か所の継続実施という判断としております。最後にウの今後の取組についてでございますが、今後につきましては、次回ニーズ調査を行う際に夜間保育のニーズを確認するため、同様の質問内容を盛り込みまして夜間保育のニーズが増加にあると判断できた場合につきましては、2か所目以降の夜間保育所の整備を検討してまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 私のほうからは事項2と3について答弁させていただきます。それでは質問の事項2について答弁いたします。先にアの現状についてでありますが、市内で短期入所事業は5法人、9事業所で利用定員の総数24名で実施されております。短期入所を単独で実施している事業所はなく、そのほかの障害福祉サービスや障害児通所サービスと併せて実施しております。また、コロナ禍においては基本的な感染対策のほか、受入れ利用人数や利用日数、利用期間等に制限を設けるなど、各事業所ともに感染拡大防止策に対応して事業を継続しております。イにつきまして、困ったときの相談先としての基幹相談支援センターというお話だと思いますが、その役割といたしましては、地域の相談支援の拠点として障害の種別によらない総合的な相談業務や成年後見制度などの権利擁護、虐待防止支援が主な役割となっております。本市といたしましては、現在基幹相談支援センターは設置してはおりませんが、障害者相談やこころの健康相談、障害者虐待防止相談などの相談員の配置、市内相談支援事業所4か所との連携による委託相談等、総合的な相談業務の実施、成年後見制度利用支援などの権利擁護事業を実施しております。続きまして、ウの今後の取組についてということでございますが、短期入所(ショートステイ)事業については、サービスの性質上、家族等の入院など不定期な利用や、一方、家族等の休息のためのレスパイト目的の利用では週末に利用希望が集中するなど、利用希望が平均してあるわけではないため、利用がない日は短期入所事業所としての収入はなく、短期入所事業のみでの事業運営はなかなか難しい状況等もあるため、一概に短期入所事業所を増やすといった取組を進めるわけにはいかない実情もございます。しかし、ただいま申し述べたようにレスパイト目的での利用日が集中しているがために利用が難しい場合には、利用日をずらすなどの調整があれば利用できることも考えられるため、家族等と短期入所事業所や相談支援事業所などと連携した利用日時の調整で対応できる部分がないか検討していきたいと思います。相談先については、社会福祉課において様々な相談を受け付けていることを障害福祉サービス事業所、特別支援学校、医療機関など、関係機関を通しての周知や関係機関との連携をより図っていきたいと考えております。続きまして質問の事項3要旨(1)アの名護市の独居老人の把握についてお答えいたします。沖縄県において毎年10月1日現在の高齢者人口等について調査を実施しております。その際に市内の単身高齢者世帯数、特別養護老人ホーム等の施設入所者をできる限り除いた数について統計を取り把握を行っております。直近のデータとしましては、令和4年10月1日時点で単身高齢者世帯数は4,955世帯となっております。次にイの緊急通報システムの有効活用についてお答えいたします。緊急通報システムは、在宅のひとり暮らし高齢者等で急病または事故等のリスクの高い対象者が緊急事態に陥った場合に迅速な対応ができるよう、緊急通報機器を設置し緊急時の連絡手段を整備する事業となっております。令和3年度の利用登録者数は15人となっています。続きましてウの独居老人の孤独死の発生件数と見守り体制についてお答えいたします。議員ご質問の孤独死には明確な定義はございませんが、一般的には「主にひとり暮らしの人が誰にも看取られることなく、当人の住居内で生活中の突発的な疾病などによって死亡すること」と言われております。介護長寿課においては、高齢者を支援をしている中でこのような孤独死に関わることもありますが、孤独死の明確な定義がないため、市内全体の正確な統計は取られていないところであります。令和3年4月から令和4年9月末までの間に、地域型包括支援センターで把握をしております孤独死の件数は4件となっております。ひとり暮らし高齢者の見守り体制ですが、住み慣れた地域でいつまでも安全に安心して暮らし続けられるために、地域と連携し地域支援を重視した見守り体制と地域見守り体制づくり事業の推進を図っているところです。まず体制の一つとして隣近所による地域の見守り活動があります。次に本市で圏域ごとに委託しております4か所の地域包括支援センターや在宅介護支援センターで行っております24時間対応の相談体制をはじめ、地域型包括支援センターや区長、民生委員及び地域の方々と連携し個別訪問などの見守り活動がございます。地域見守り体制づくり事業につきましては、市内で配送業、ライフライン事業等を行っている事業所と見守り協定を締結しております。日常における挨拶、会話、また居宅の状態から地域の高齢者に何らかの異状がないか遠巻きに安否確認を行い、異状があれば市へ連絡していただきます。令和3年度までに10者と協定を締結しており、地域ごとの支援体制づくりを目指しております。今後も地域のつながりによる支え合い、助け合いにより、誰もが安心して暮らせるまちづくりを目指すとともに、地域で生活に困っている方に民生委員や区長をはじめとする地域の皆様と協力して対応してまいりたいと思います。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 私のほうからは質問の事項4 人口の将来計画について、アからウまで関連しますので一括でお答えさせていただきます。議員ご指摘の第5次総合計画における「将来の定住人口7万人」という目標を達成するため、市の総合的な振興・発展を目指す「第2期名護市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略」を令和3年度に策定しております。その際にお示ししました人口ビジョンにおいては、市全体の人口推移は足元で増加傾向にあるものの、2030年頃をピークに減少へ転じると予測されております。市全体としては、合計特殊出生率・出生数の伸び悩みや、概ね社会増ではあるものの、10代後半を中心とした若年層等の転出超過などにより少子高齢化の進展が見られるところです。一方で、詳細までは把握できておりませんが、令和2年度、令和3年度ともに200人以上の社会増となっておりますことから、名護市への移住のニーズは一定程度あるものと考えております。総合戦略におきましてはこうした現状も踏まえ、人口減少を抑制し将来にわたって持続可能で活力ある名護市を目指すために、総合的に施策を推進することとしております。移住者に対する直接的な支援策ではございませんが、経済金融活性化特別地区における企業誘致による雇用の創出や、保育料やこども医療費、給食費の無償化による子育て環境の整備、名護湾沿岸のまちづくりによるまちの魅力向上等に取り組むこととしております。こうした総合的な施策を通じて市内の均衡ある発展を図りながら、これから名護市に住もうとする方、これからも名護市に住み続けたいと思っていただける方、双方にとって、誰もが人や自然と豊かにつながりながら誇りを持って暮らせるまち、誰もが住み続けたいと思う「選ばれ続けるまち」となるように取り組んでまいります。 ○金城隆議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 私のほうからは質問の事項5要旨(1)の大東地区の対策についてお答えいたします。ご質問の大東区内の道路冠水や床上浸水等の浸水被害が生じている区域につきましては、大雨の予報があるたびに注視し現場対応等を行うとともに被害状況の把握に努めております。当該地域につきましては、本市といたしましても抜本的な対策が必要であると認識しているところでございます。浸水被害の改善に向けた補助事業による対応について沖縄県と調整してまいりましたところ、今年度、下水道事業として現況調査を実施しているところでございます。今年度の業務内容でございますが、浸水被害の状況を詳細に把握するため、まず現場にて測量等の現況調査を行い浸水をシミュレーションし、現況と比較して浸水被害の状況を確認します。これらのデータを基に、最も効果の高い浸水対策を検討いたします。今後の予定ですが、浸水対策を実施するための都市計画法や下水道法の法手続を行い、その後、基本設計や実施設計、浸水対策工事という流れになります。工事完了までは期間を要することになりますが、引き続き水路の維持管理に努めてまいりたいと考えております。当該地域につきましては、浸水対策を行うことにより市民の皆様の浸水被害の不安を解消し、安心で安全な地域になるよう努めてまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 私からは事項5要旨(1)の東江集落の対策及び要旨(3)東江向けの街路樹伐採についてお答えいたします。まず初めに要旨(1)でございますが、ご質問の東江集落の冠水対策については、令和4年6月18日の大雨により、道路表面水が東江原線から名護18号線を抜け東江集落へ流入したことで、集落の道路が一時的に冠水することがございました。市としましては、道路表面水が東江集落に流入するのを分水するため、名護18号線に横断側溝を設置し、冠水の低減を図る対策を令和4年9月に実施しているところでございます。今後も引き続き日常パトロールや大雨時の緊急パトロールを実施し、当該箇所の状況を確認してまいりたいと考えております。次に要旨(3)市道城通り線は、東江四丁目を起点とし城二丁目を終点とする延長1,065メートルの道路となっております。ご質問にある城十字路から国道58号までの街路樹について、木の枝が伸び交通の妨げになるおそれがあることから、樹木の剪定(せんてい)を実施してまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 それでは私のほうからは質問の事項5要旨(2)のなごアグリパークの部分についてお答えいたします。なごアグリパークは、地域の農産物を生かした農業の6次産業化を促進する拠点施設として整備されました。施設内には、2つのインキュベート室と加工研究室からなる加工支援施設のほか、ショップ、レストラン、観光農園などを配置しております。施設の指定管理者は一般財団法人沖縄美ら島財団となっており、指定管理者を中心として県産の農産物や園芸品、手作り雑貨、フード等のワークショップ等が出店する「ココライトマルシェ」や「なごアグリパーク市」などが定期的に開催されております。令和3年度の入園者といたしましては、5万5,549人で前年比9.8%の増になっておりますが、令和2年度以降は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による観光客の減少やイベント自粛等により施設来場者が減り、各店舗の売上げが減少するなどの大きな影響を受けている状況であります。施設の現状としましては、2室あるインキュベート室のうち、インキュベートA室を使用していた事業者が本年3月末をもって退去しております。また、指定管理者でもあります沖縄美ら島財団が直営で運営しておりましたショップ、レストラン、観光農園が本年9月で撤退したところでもあり、現在は指定管理者において各施設の新たな使用者の募集を行っている状況であります。 ○金城隆議長 宮城浩二地域経済部参事。 ◎宮城浩二地域経済部参事 私のほうからは質問の事項5要旨(2)のネオパークに関してお答えいたします。ネオパーク・オキナワは、市民の健康増進及び生涯学習を推進するとともに動植物の生態保全や情報発信の拠点として設置され、平成17年にリニューアルオープンしております。施設の指定管理者は名護自然動植物公園株式会社となっており、バードパフォーマンスショーの開催に加え新たな動物としてレッサーパンダとスナネコを導入し、これらの集客に向けた取組は来場者に大変好評であると伺っております。入園者数としましては、令和元年度に年間20万人を突破しましたが、その後の新型コロナウイルス感染症拡大による観光客の減少を受け、令和3年度の実績としては約14万5,000人となっております。今後の予定といたしましては、新型コロナウイルス感染症対策の規制緩和に伴い国内外の観光客の増加が予想されますので、観光客の誘客及び滞在時間の延長を図るために施設の機能強化を計画していきたいと考えております。具体的な内容については、今年度実施いたします基本計画の中で検討を行いますが、国道58号に接続するネオパーク・オキナワ出入口の渋滞緩和や湖面の利活用等について計画していきたいと考えております。 ○金城隆議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 質問の要旨(4)についてお答えします。教育委員会では、小中学校及び幼稚園からの施設・設備に係る要請を毎月10日までに受付けし、その後教育委員会職員により現場確認を行い、今後の対応について当該月の月末に学校へ文書にて回答を行うこととしております。議員ご質問の大北小学校のトイレにつきましても、令和3年4月9日付、大北小学校校長より当該トイレの臭いや暗さの改善について要請を受け、名護市学校施設長寿命化計画も踏まえ検討していくと回答したところであります。当該トイレのある建物は、昭和60年の建設で築37年が経過しており、トイレブースの老朽化、床面に設置されている排水トラップからの臭い、尿石による臭いがあることについては、学校からの要請もあり教育委員会においても現状を把握しているところでございます。今後の改修計画につきましては、名護市学校施設長寿命化計画に基づき、令和11年に建物全体の改良事業を行う計画となっております。当該トイレにつきましては、埋設配管の取替えなど根本的な改修を計画しているところでございます。それまでの間につきましては、排水トラップへの臭気止めの設置や薬品で尿石を溶かすなどの臭い対策が考えられますので、学校側とも調整し教育環境の改善に取り組んでまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 福澤奈美議員。 ◆福澤奈美議員 たくさんの質問への答弁ありがとうございました。まず質問の事項1 夜間保育について二次質問をさせていただきたいと思います。現在の夜間保育というところであすなろ第2認定こども園があるのですけれども、那覇市、沖縄市などには24時以降も開所している夜間保育所があります。名護市では24時以降の夜間保育を実施する予定はありますでしょうか。 ○金城隆議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 24時以降の夜間保育につきましては、保育所等の経営の観点からも一定数のニーズが確認することができた場合は、我々のほうでもその実施に向けて検討する必要があると考えております。一次答弁で申し上げた、次回予定のニーズ調査を実施する際には、24時以降の保育のニーズが把握できる質問を準備して確認してまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 福澤奈美議員。 ◆福澤奈美議員 ニーズ調査ということでありましたけれども、潜在的な需要がまだ見えていないように感じるところもありまして、十分な聞き取りが必要と思っております。なので、次回の調査を行う際には、ぜひ業種別にそのアンケートを取っていただいて対応をお願いしたいと思います。もう一つ二次質問ですが、そのニーズのアンケート調査はいつ頃を予定されていますでしょうか。 ○金城隆議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 ニーズ調査の実施時期についてでございますが、ちょうど今年度が令和元年度に策定した第2期名護市子ども・子育て支援事業計画の中間見直しの年度となっておりまして、今年度中にその調査を実施する予定となっております。アンケートに関する項目については、先ほど申し上げたとおりいま部内で調整中になりますが、夜間保育に関する項目も盛り込んでいけるように努めたいと考えております。 ○金城隆議長 福澤奈美議員。 ◆福澤奈美議員 夜間保育に関しても子育て支援の一環としてぜひご検討いただきたいと思っています。私も3人の子育てをしながら、あすなろ保育園の夜間保育を利用しながらやってまいりました。でもそれ以外の時間帯で働いている方もたくさんいまして、その方々にもぜひ子育て支援ということでお力添えいただけたらと思いますので、お願いいたします。今回要望をいただきました関係団体の皆様と、夜間保育実現に向けて引き続き連携を取りながら情報を共有して、またいろいろお力添えをいただけたらと思いますので引き続きよろしくお願いいたします。質問の事項2についてです。障害者施設のショートステイについてですけれども、こちらのほうはショートステイの事業所を増やすことは難しいということであったのですけれども、事業所の収入以外にも何かできない要因があればお聞かせいただけたらと思います。 ○金城隆議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 ショートステイの事業所を増やすことが難しい点についてですが、令和3年度の名護市が支給決定をしている利用者の延べ利用日数が10社合わせて1,200日と、1日平均3人余りと、市内事業所の想定員数の6分の1以下となっている状況がございます。それからしますと定員が不足しているとは言い難く、現状といたしまして事業所は事業を運営する上で十分な収入が得られている状況にはないものと推察されます。これ以上の事業所や定員の増を運営法人等に働きかけづらいと考えているところでございます。しかしながら、議員のおっしゃるように利用しづらいといったご意見については、利用希望日が重なったために利用を控えていただいている方もいらっしゃることも想定されます。利用調整など、利用しやすい環境を引き続き検討してまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 福澤奈美議員。 ◆福澤奈美議員 まだ空いているというところの状況もお伺いしましたけれども、利用者の方からは男女の部屋割りですとか、あとはフロア別の仕切りというところもありまして、空いていても実際は受入れが厳しいという状況もあるということもお聞きしておりますので、また調整しながらということで少しでも寄り添うような支援ができたらと思いますので引き続きお願いしたいと思います。もう一つ質問ですが、基幹相談支援センターについてはどのような形でお考えでしょうか。 ○金城隆議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 基幹相談支援センターの設置につきましては、厚生労働省の資料によりますと令和2年度では4割強の自治体が設置しており、そのうち8割強が委託により設置しているというデータがございます。県内でも沖縄市、うるま市、石垣市など複数の市町村で設置されておりますが、直営、委託と運営方法はそれぞれでありますので、既に実施している県内外の自治体の情報を収集、整理した上で、基幹相談支援センターの設置を検討してまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 福澤奈美議員。 ◆福澤奈美議員 引き続き支援のほうをお願いしたいと思います。続きまして、質問の事項3 独居老人の孤独死についてというところで支援体制についての質問ですが、支援困難な高齢者、支援を拒否された方などの対応についてはどのような形で行っているかお聞きしたいです。 ○金城隆議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 支援困難な高齢者の対応についてでございますが、高齢者支援を行っている中で、介護・福祉サービスを提案しても利用につながらないケースも残念ながらあります。支援を拒否された場合において、地域包括支援センターや在宅介護支援センターが地域の区長や民生委員と定期的に現状を共有し、長期的に、継続的に見守り支援を実施しながら支援を拒否している高齢者との信頼関係の構築を図り、安心して地域で生活が送れるよう継続的な見守りをしているところでございます。 ○金城隆議長 福澤奈美議員。 ◆福澤奈美議員 続いての質問ですが、緊急通報システムの利用はリスクの高い高齢者を対象にしているということでしたけれども、それ以外の方でほかに安否確認を行えるサービス、事業などはございますでしょうか。 ○金城隆議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 事業によって対象者は異なりますが、ひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯などの在宅生活を支援するため、ふれあいコールサービス、食の自立支援事業、軽度生活援助派遣事業、家事お助け隊などの事業がございます。定期的に電話をかけたり、配食事業者が食事を配達するときなどに安否確認ができる内容となっております。 ○金城隆議長 福澤奈美議員。 ◆福澤奈美議員 なかなか細かいサービスというところは把握していませんで、これからもまた地域といいますか、区に戻ってからもそういう体制があるということをみんなに周知しながら、一緒に見守り体制を構築していきたいと思います。ありがとうございました。続きまして、これは質問ではないのですが、事項4の人口の将来計画についてご説明いただきましたけれども、2030年頃をピークに人口の減少が予測されているということでありますけれども、この部分でもし名護市に移住するとしたらということで、支援はどのようなことが求められますかというところでは住居の支援が一番大きく要望としてありました。続いて就労支援ということでありました。3番目には、移住に関する相談支援があると安心して名護に移り住めるというのもアンケートの中にありましたので、引き続きこれも5年後、8年後という形でありますけれども、ここに移住してくる方の人生設計の中で5年後名護市に行こう、8年後には名護市に行こうと言っていただけるような計画があったらいいなと思いますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。続いて事項6の市民の声からでございますけれども、要旨(1)の大東区の洪水、あと東江集落の洪水に関しては、吉居俊平議員、前議員の岸本直也さんのほうからも何度か質問をさせていただいている事項ではありますけれども、私のほうでも進捗状況を随時確認しながら市民の皆さんにも伝えていけるように、また質問させていただくとは思いますけれども、引き続き対策のほうをよろしくお願いいたします。続きまして、要旨(2)のなごアグリパーク、ネオパークの有効活用についてもご説明いただきありがとうございました。この両施設に対して、ネオパークとなごアグリパークが両方で連携して何かやられているというのはあるのでしょうか。 ○金城隆議長 宮城浩二地域経済部参事。 ◎宮城浩二地域経済部参事 なごアグリパーク、ネオパークの両施設は、四半期に一度、それぞれの指定管理者と名護市の各担当部署による4者合同会議を実施しており、その中で各施設に関する情報交換を行い、連携して実施できる事業等を協議しているところであります。過去にはそれぞれの施設を巡るスタンプラリーを実施しており、引き続き相互に連携した取組について協議を続けていきたいと考えております。 ○金城隆議長 福澤奈美議員。 ◆福澤奈美議員 なごアグリパーク、ネオパークは市民の皆さんがすごく気にされている場所でもあって、どうにか有効活用して盛り上げていきたいという思いがたくさんあると思いますので、引き続きまた連携する会議のときには一般の市民の方も参加しながら意見交換できる場も持っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。要旨(3)、(4)の城十字路から東江向けの街路樹についての対応と大北小学校のトイレの件に関しましても早急に対応いただきましてありがとうございました。今回、初めての一般質問でありましたけれども、市民の皆さんからたくさんの要望をいただきまして、それをお預かりして、当局の皆様に相談を申し上げて、それを一つ一つ一生懸命何日もかけてお答えしていただく姿勢を、私は初めてこの議会に関わることで体験させていただきまして大変感動しました。その仕事の内容も私が感じたこともまた市民の皆さんにきちんとお伝えして、待つだけの、行政がやるという思い込みだけでなくて、自分たちから変えていこうという姿勢を、一緒になって取り組んでいきたいと思いました。そのことを心にして、市民の皆さんと行政とのパイプ役になれるようにこれから頑張っていきたいと思います。今回はたくさんの質問事項にきちんと対応いただきましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。以上をもちまして一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○金城隆議長 これで福澤奈美議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時14分)                              再 開(午後2時24分) ○金城隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。神山正樹議員、一般質問を許します。 ◆神山正樹議員 本日最後となりましたけれども、議長の許しを得ましたので、神山正樹、にぬふぁぶし名護、一般質問をさせていただきます。その前に、今期第15期の議員諸公がここにそろっております。名護市民の安全安心な生活、そして福祉の向上に向けて共に努力してまいりましょう。そして第15期議員としてこの場に立たせていただくことを市民の皆様に感謝申し上げ、さきに提出しました通告書の事項に沿って一般質問をさせていただきます。質問の事項1 伊差川為又線の進捗状況について。要旨(1)伊差川為又線の道路整備工事について、設計変更を含めかなりの時間を要しているようですが、これまでの経過を含め現在の進捗状況を伺います。質問の事項2 21世紀の森サブグラウンド(野球場)東側観覧席の整備の進捗について。要旨(1)令和4年度ウオーキングコース及びサブグラウンド東側観覧席整備箇所執行計画表を、3月定例会現地踏査において議会タブレットへアップしていただきましたが、現在の進捗状況を伺います。質問の事項3 宮里市営住宅前交差点の信号機について。要旨(1)JAファーマーズ方向から宮里市営住宅前交差点を右折する際、わずか一、二台の車が右折したらすぐに信号が変わるため、間に合わせようとかなりのスピードで右折する車を多く見かけます。そのため、通学する児童生徒及び近隣の住民の皆さんが危険な状態にあるとの声が聞かれます。右折矢印付き信号機を設置することはできないか伺います。以上を一次質問とし、二次質問は自席から行いたいと思いますのでご答弁をよろしくお願いいたします。
    ○金城隆議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いいたします。玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 それでは質問の事項1要旨(1)についてお答えします。市道伊差川為又線道路整備事業は、為又農免農道の交通量増加に伴い、市道として国道58号の名護東道路伊差川IC正面部を起点とし、為又向け延長1,540メートルの伊差川為又線と為又農免農道の県道71号線伊差川入り口から伊差川為又線に接続するまでの延長433メートルの伊差川16号線の2路線を整備する計画となっており、道路総幅員9.75メートル、車道2車線、片側歩道の道路整備を平成27年度から実施しております。これまでの事業の経過としましては、平成27年度に実施設計を完了し、用地測量、用地取得を進めてまいりましたが、道路整備に支障となります農業用水管、これは600ミリの管でございます。その移設費用や移設日数にも相当な期間が必要となることから、令和3年度に一旦事業を休止し、道路計画の修正設計を行っております。今年度は道路改良工事の施工方法の調整や修正図面の確認作業に時間を要しておりましたが、令和4年9月末に作業が完了したことから、今後は変更になった箇所の用地測量業務を実施し、その後用地買収を進めてまいりたいと考えております。令和4年3月末までの進捗状況としましては、事業費ベースで11.2%、用地取得は58筆中9筆完了、物件補償は14件中2件完了となっております。当該事業の用地取得に対し、ご理解をいただいている地権者の皆様方にはご迷惑をおかけしておりますが、早急に用地取得を行い、道路整備工事が実施できるように事業を進めてまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 二次質問に移っていくのですが、この事業は平成27年度に実施計画を完了しているというご答弁がございました。そのとき既に農業用水管の移設については当然調整がなされた上での実施設計だったのではないかと考えております。それで令和3年度に事業を一旦休止する。それまでに約6年間を費やしているわけです。その要因となっているのは何でしょうか。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 当初において道路整備で支障となる農業用水管を移設することを検討しておりましたが、これは羽地大川地区国営かんがい排水事業の農業用水管600メートルの早期移設や更新等が非常に事業費ベース、金額がかさむということで困難となったことから、本路線計画の縦断勾配を修正することによってそのかんがい排水の圧縮、移設にかかる費用の圧縮が図られることが確認できましたので、その実施設計に時間を要したということでご理解いただきたいと思います。 ○金城隆議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 ということは、この道路には農業用水管、他の事業がかぶさっていると。それで移設がかなり難しい。切り回しも難しいということであるかと思います。ただ、この道路改良工事の施工方法とか、修正図面の確認作業が今年9月に完了したというお話も答弁の中でありました。変更になった箇所の用地測量業務を実施するとしておりますけれども、その用地測量業務というのは大体どのくらいの期間を要するのか。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 用地測量業務は今年度実施しまして、3月末、今年度末で用地測量を完了させて、それから用地交渉に入っていく段取りとなっております。 ○金城隆議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 3月末で終了ということは、令和4年3月末までの進捗状況で、事業費ベースで11.2%、用地取得が58筆中9筆完了、物件補償14件中2件完了と答弁されているのですけれども、あと残りは全て設計変更後の用地測量業務が完了しないと進められないという判断、理解でよろしいでしょうか。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 修正に伴って詳細な用地測量を行いますので、その後になっていくと思います。今年度は用地測量をやりまして、次年度から用地取得を進めていきたいと考えております。 ○金城隆議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 令和4年3月定例会においてその件を話したら、令和4年度中に終わるという話もされていたようですが、というのは当初予算において16節の公有財産購入費、それから21節の補償、補填及び賠償金が計上されているわけです。こちらとしては、これは今年度で完了するものだと思っていたのですけれども、いま部長がおっしゃるとおり用地測量業務が年度ぎりぎりに完了するということは、これは繰越しになるのかどうか、この辺もはっきりしていただきたいと思います。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 作業のほうが少しばかり遅れていまして、時期的にずれているところがございます。その中で議員がおっしゃるとおり、用地費とか物件補償についてはできる限り、今できているものについては、できるんだったらやっていきたいと考えておりますが、繰越しも視野に入れながら、新年度と併せながら事業を進めていきたいと思っておりますのでご理解を賜りたいと思います。 ○金城隆議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 いずれにせよ、用地測量業務をしっかりやっていただかないことにはそれは確定できないわけですから、しっかりとやって、できるという情報があれば早めにこの情報は提供していただきたいと思っております。向こうは交通量が多くなっている通りでもありますので、しっかりとした道路を造っていただきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。議長、次の事項2をお願いします。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 質問の事項2要旨(1)についてお答えいたします。21世紀の森公園は名護市街地に隣接し、市民のスポーツ・レクリエーション活動を通し健全な心身を育む場として昭和38年に都市計画決定され、昭和51年に事業認可された総合公園でございます。昭和52年には名護市営球場、55年にはサッカー・ラグビー場、59年にはテニスコートなど様々な運動施設が整備されるとともに広大な芝生広場や様々な樹木など多くの緑を創設し、長い間市民に親しまれております。ここ数年の21世紀の森公園事業全体の整備状況として、西ゾーンに位置付けられている老朽化した名護市営球場の再整備及びその周辺施設を進めております。現在は名護市役所東側に位置しております東ゾーンの用地買収を実施しております。また、別途事業にてサッカー・ラグビー場や周辺園路などの整備も進めているところでございます。議員ご質問のウオーキングコース及びサブグラウンド東側観覧席整備計画の進捗状況についてですが、現在ウオーキングコース及びサブグラウンド東側観覧席の実施設計を令和5年2月の完了を目指し設計業者により履行しているところでございます。 ○金城隆議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 実は8月上旬頃、21世紀の森サブグラウンドの東側観覧席のほうを少し見ていたのですけれども、そのときは野球の試合が行われておりました。そこに知り合いの方がおりまして、観覧席の整備を早くやっていただきたいというお話を伺ったのですけれども、3月にこの図面を頂いております。これは令和4年度ウオーキングコース及びサブグラウンド東側観覧席整備箇所図、令和4年度現年執行計画表というのがあるのですけれども、この中で21世紀の森園路観覧席設計業務委託が、この表では6月から11月までになっているのです。もうやがて終わろうとする頃だと思っていたのですけれども、これが遅れている。このウオーキングコースと観覧席の実施設計業務が大分遅れているように感じますけれども、何か理由があるのか伺いたいと思います。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 事業の遅れについてでございますが、実施設計について、当初6月の契約を予定しておりました。その中で補助金交付決定等について、事務手続上、少し遅れが生じたことがあります。それに伴い委託設計書作成に必要な見積り及び発注事務手続等に期間を要したことから、9月に契約を行ったところでございます。遅れてはいますが、全体の供用開始のスケジュールには影響がないように取り組んでいるところであり、今後も利用者が一日でも早く施設を利用できるように努力してまいりたいと考えております。現地のほうも我々も業者と一緒に立ち会いながら園路等々を確認しているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○金城隆議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 部長の答弁で、サブグラウンド東側観覧席を含めて、実施設計を令和5年2月の完了を目指していると言っておりましたけれども、この計画表から見ると3月に完了して、4月から供用開始のような感じで受け取られるような状況です。令和5年2月末で設計を完了して、約1か月間で工事が終わるのか、かなり広い範囲に見えるのですけれども、その辺はスケジュールに影響がない取組方をしていくと言っていますけれども、その辺は大丈夫でしょうか。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 今般の実施設計に関するものは、大きく分けて2つございます。ウオーキングコースとサブグラウンド東側観覧席がございまして、今年度はウオーキングコースの予定でございましたが、若干遅れている状況でございます。その中で早め早めに実施設計を行いながら、大変申し訳ないですけれども、繰越しを視野に入れながら整備は進めてまいりたいと思っております。観覧席につきましては、次年度、令和5年度で発注し、整備してまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 若干、実施設計、設計業務が遅れているということで、しょうがない状況にあるかと思います。もう1点は、この図面を見て一番感じたのが、この計画表の中に用地補償と物件補償というのがございまして、これには墓地となっているのです。21世紀の森公園のウオーキングコース及びサブグラウンド東側観覧席の整備箇所については、全体が埋立てで、ここに墓があるはずはないのです。もしあるとしたら野球場の西側にもともとの土地がありますが、そこにあるのは井戸ぐらいしかないのです。井戸ぐらいしかなくて、墓は一つもないという状況の中で、ずっと歩き回って、国道58号の内側も歩いてみたのです。この辺には昔から墓はありません。今の南西ビル東側にしか墓はありませんでしたので、ずっと墓を探し回ったのです。ここでは用地補償、墓地1筆、物件補償、墓となっていますけれども、これはどこを指しているのでしょうか。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 以前の資料が神山議員の手元にあると思いますけれども、大変申し訳ないです。これは21世紀の森公園はかなり広大な面積を有しておりまして、この図面で言う東側、西側は少し抜けているところがございます。現在この墓の補償を1件予定している所というのは、実は名護市役所東側の千眼寺がございます。あそこも全体的に21世紀の森公園の一部となっておりまして、千眼寺の中にある墓の補償となっております。 ○金城隆議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 この事業は21世紀の森公園の西側についてはほぼ整備されつつあります。いまサブグラウンドのほうで野球の試合をやっている方々、そしてそこに応援に来られる方々から東側の観覧席の整備を急いでほしいという要望もございます。今日の話を伺っておりますと、繰越しも視野に入れながら整備を進めていくということでありますので、その辺も私たちはその方々に報告しながらやっていきたいと思います。また、しっかりした施設整備を行っていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。議長、次の事項3をお願いします。 ○金城隆議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 質問の事項3要旨(1)についてお答えいたします。議員からご指摘のありました市道宮里中線と市道外廓線交差点において、JAファーマーズ方向から宮里市営住宅前交差点向けの信号機の青色の点灯時間は33秒間で黄色点灯に変わることを確認しております。当該箇所の周辺には保育園や小学校、市営住宅などもあることから、事故が起こらないよう、時差式信号機への変更や右折矢印付き信号機の設置等も含め交通管理者であります名護警察署に情報提供し、今後の対策について調整を図ってまいります。 ○金城隆議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 この件につきましては、今回の第15期名護市議会議員選挙のときに、私はこの交差点で朝の挨拶、お手振りをしていたのですけれども、その地域の住民の方から「この交差点は危ないですよ」と。どういうことかというと、通学時間帯に見ていたら、JAファーマーズ方面から来て右折する車がスピードを落とさなくて、どんどん進んでいくわけです。しかも信号にかかった場合には、次に信号が変わるまでに1台か2台しか右折できない。もう1点は、いま右折のことだけしか言っていませんけれども、大宮小学校の裏門からJAファーマーズ向け、さらにJAファーマーズから大宮小学校の裏門方面に向けての車がかなりのスピードを出していくわけです。特に危ないと思ったのは右折車両、黄色に変わってもどんどん突っ込んでいく。1台、2台行ったら、その後に続いてどんどん突っ込んでいく。これは児童生徒の通学時は非常に危険だと。これは私が向こうで挨拶をしていると、6名の方から注意されました。「ここは危ないですよ。信号機を変えないと駄目です」という話を言われております。このことから、ぜひ時差式信号機というよりかは、右折矢印付き信号機への変更を早めに調整していただきたい。これは事故が起こってからでは遅いということで、安全性を優先していただきたい。昨日の夕方、その交差点に行ってきました。夕方もかなりの交通量です。近くにコンビニがあるのですけれども、大宮小学校の裏側からJAファーマーズに向かって直進して、コンビニに入るときにスピードを緩めるわけです。後続車がどんどん突っ込んできて、交差点の真ん中で止まっている場合があります。そういった状況も時々見られるわけですから、これは早急に信号機の対策をしていただきたい。正直言って、これは運転手のモラルの問題でもあるかと思うのですけれども、やはりその抑止は信号機だろうと。しっかりと対応していただきたいのですけれども、今後の対応策について調整を図ってまいりますということではなくて、早めにやっていただけないかということですけれども、部長どうでしょうか。 ○金城隆議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 議員からご指摘がありますこの交差点の信号機の件につきましては、今回、担当のほうで現場をちゃんと確認して状況を見ております。警察署のほうに状況をまずは情報提供して、それから調整を図っていくということになりますので、この件につきましてはまずは情報提供からやっていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ○金城隆議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 この問題につきましては今後もいろいろ、解決できれば問題ないですけれども、つかなければつかなかったでずっと一般質問で取り上げるしかないと思っていますし、とにかく子どもの安全を最優先に考えると、これは早めの対策が必要だと考えます。部長、ひとつ名護警察署との調整をよろしくお願いします。大分早くなりますけれども、私の一般質問を終わります。 ○金城隆議長 これで神山正樹議員の一般質問を終わります。 本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。                              散 会(午後2時55分)...