• "庶務係調査法制"(/)
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  1. 名護市議会 2022-09-28
    10月13日-09号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和4年第208回名護市定例会              第208回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和4年9月28日 水曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和4年10月13日 木曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和4年10月13日 木曜日 午後3時49分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 26名 欠  席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  嘉 陽 宗一郎  │ 出 │  14  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  比 嘉 宏 正  │ 出 │  15  │  大 城 松 健  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  古波蔵  太   │ 出 │  16  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  高 山 侑 三  │ 出 │  17  │  宮 城 さゆり  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  18  │  宮 里  尚   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  19  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  福 澤 奈 美  │ 出 │  20  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  嘉 数  剛   │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  島 袋  力   │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  長 山 正 邦  │ 出 │  23  │  岸 本 洋 平  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  金 城  隆   │ 出 │  25  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  平   光 男  │ 出 │  26  │  大 城 敬 人  │ 出 │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       1番 嘉陽 宗一郎   2番 比嘉 宏正 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長      比 嘉 一 文    企画部長      鎌 田 広 大 地域経済部長    平 得  薫     市民部長      仲 本  太  福祉部長      大 城 智 美    こども家庭部長   高 里 盛 克 建設部長      玉 城  勝     環境水道部長    佐久川 博 光 消防長       安 里  順     総務部参事     祖 慶 実 季 企画部・地域    宮 城 浩 二    園芸畜産課長    早瀬川 章 子 経済部参事              教育長  岸 本 敏 孝 教育次長      岸 本 尚 志 議会事務局出席者 事務局長      屋 部 憲 克    次長兼庶務係長   大 城 秀 樹 議事係長      宮 城  建     庶務係調査法制   金 城  浩                       担当主査 議事係       島 袋 ちえり    庶務係       比 嘉 ちなみ 会計年度任用職員  玉 城 直 喜 ○金城隆議長 これより本日の会議を開きます。 日程により一般質問を行います。大城秀樹議員、一般質問を許します。休憩します。                              休 憩(午前10時0分) (字句の訂正あり)                              再 開(午前10時0分) ○金城隆議長 再開します。 ◆大城秀樹議員 ただいま金城隆議長より一般質問のお許しがありましたので、議席番号22番、大城秀樹、さきに通告した項目の順序に従い一般質問をさせていただきます。久しぶりでございます。その前に一言。いま思えば、1998年、平成10年9月13日の名護市議会議員選挙に初当選させていただき、6期24年の歳月がたちました。あのときは48歳、今は72歳と年齢とともに重みも増しましたが、依然として身も心も青年のごとく、日々議員活動を展開させていただいております。今回7期目に挑戦させていただき、当選することができ、いつも応援していただいている市民の皆さん、同志の皆さんには心から感謝申し上げます。おかげさまで1期4年間の議長職も経験させていただき、議員の皆様にも感謝いたします。一般質問は議長だったので4年間行っていませんので、今回から新たな気持ちで頑張っていきたいと思います。5期20年、80回連続してやってきました一般質問、そして本日から新たに、81回目の一般質問に入りますのでよろしくお願いいたします。質問の事項1 道路行政について。道路を毎日走る運転手は安全に、快適に、安心して無事故で運転をしなければならない。そのためにも道路形態の不備は早急に改善していく必要があります。そこで以下について伺います。質問の要旨(1)国道449号屋部(東)道路交差点への右折矢印付き信号機の設置について。要旨(2)国道449号屋部(西)交差点からホテルリゾネックス近くまでの白線の整備について。要旨(3)国道449号に植えられているヤシの木の剪定(せんてい)について。要旨(4)国道449号屋部(西)交差点からホテルリゾネックスまでの中央分離帯の草木の撤去について。以上の4点についてお伺いします。質問の事項2 街灯の設置について。要旨(1)まちなか市営住宅の裏通り(大東1-18-8)で一方通行になっている道路が、夜は暗く不安である。市民からは街灯が必要だという声があります。その件について市当局の見解を伺います。質問の事項3 東屋部川上流河川整備(しゅんせつ)について。河川は常に水がとめどなく流れ、その美しさに心ときめき、安心感に身を置くことができますが、現状は厳しいものがあり、草木が繁茂して川の水の流れが見えないでいます。質問の要旨(1)河川両サイドの草木の撤去(草刈り)について。要旨(2)東屋部川河川上流域までのしゅんせつについてお伺いいたします。質問の事項4 集団健診会場について。質問の要旨(1)健診会場が暑すぎて大変であるので、何とかしてくださいという市民の声があります。市当局の見解を伺います。質問の事項5 公立沖縄北部医療センター(北部基幹病院)の早期整備について。質問の要旨(1)現在の進捗状況について。要旨(2)課題について。要旨(3)完成予定はいつ頃か伺います。質問の事項6 名護市葬斎場の早期建て替えについて。質問の要旨(1)2018年8月(4年前)、渡具知市長に名護葬斎場の建て替えについて6,602名の請願の署名をお届けした。請願の要旨として①誰もが利用してよかったと思える近代的な建築物への建て替えを求めます。②バリアフリー設備の充実を求めます。③周辺住民の合意を得た上で利便性がよく駐車場に困らない土地の選定を求めます。④建て替え後もホール祭壇使用料は現在の価格(市民の方は1万円)を維持させることを求めます。以上の請願事項について現在の状況を伺います。質問の事項7 コミュニティバス導入に係る交通弱者や高齢者のバス賃の無償化について。質問の要旨(1)市として実証実験もなされ、市民は無償化がいつ実施されるのか待ち望んでいますが、その進捗状況についてお伺いします。以上を一般質問とします。よろしくお願いいたします。 ○金城隆議長 市当局の答弁を求めます。比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 私のほうからは質問事項1要旨(1)についてお答えいたします。議員からご指摘のありました国道449号屋部(東)道路交差点における各方面への右折矢印付き信号機の設置につきましては、担当課職員にて現場を確認いたしました。当該箇所はふだんから車の交通量も多く、特に出退勤時や通学の時間帯においてはさらに交通量が増加するとのことから、事故を未然に防止することや渋滞緩和対策として、時差式信号機や右折矢印付き信号機の設置を含めた対策を交通管理者であります名護警察署へ要望してまいります。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 質問の事項1要旨(2)、(3)、(4)についてお答えします。国道449号の道路管理者であります沖縄県北部土木事務所へ、当該路線の維持管理について確認いたしました。初めに要旨(2)の国道449号の屋部(西)交差点からホテルリゾネックス付近まで、車道境界線及び外側線が消えていたり薄くなっている区間につきましては、「国道449号における区画線の施工について、今年度の予算の範囲内で対応していきたい」との回答がございました。次に要旨(3)の国道449号に植えられているヤシの木の剪定(せんてい)につきましては、「国道449号のヤシの木剪定の年間計画等はございませんが、令和4年度当初から継続して剪定を行っており、引き続き枝の繁茂の状況等を確認しながら剪定を進めていく」と伺っております。続いて要旨(4)の国道449号の中央分離帯の草木の繁茂については、「国道449号屋部(西)交差点からホテルリゾネックスに向けての中央分離帯の除草は、令和4年8月に実施しており、今後予算の範囲内で実施を検討していきたい」との回答がございました。続いて事項3要旨(1)、(2)については関連しますので一括してお答えします。東屋部川は、白銀橋上流側を起点として新柳橋を終点とする区間について補助事業を活用し整備された準用河川でございます。議員ご質問の草刈り及びしゅんせつについては、令和3年4月に白銀橋から新柳橋の間、延長約1,500メートルのしゅんせつを実施しております。前回しゅんせつを実施してから1年半が経過し、河川内の草木が繁茂していることから除草を行い、河川の土砂の堆積状況を確認し河川の流れを阻害している箇所から随時しゅんせつを実施していきたいと考えています。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは、質問事項2要旨(1)についてお答えいたします。今回の定例会において、多くの議員から街灯設置に関する質問がありました。一部重複しますがご了承ください。本市では、市内の生活環境の整備並びに不良有害環境の排除及び犯罪の誘発を防止するとともに市民の安全安心及び青少年の健全育成を図るため、自治区等からの申請により街灯設置にかかる経費の一部補助を行っているところでございます。街灯設置につきましては、自治区等で優先順位、場所を決めていただき、名護市街灯設置補助金交付要綱に基づき補助を行い、自治区等で新規設置または既存の街灯のLED街灯への取替えを行っているところでございます。街灯設置につきましては、区長等と調整しながら計画的に設置していく予定となっております。本市の安全安心なまちづくりを推進していくため、今後も取り組んでいきたいと考えております。 ○金城隆議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 それでは私のほうからは事項4要旨(1)についてお答えいたします。集団健診会場につきましては、新型コロナウイルス感染症が拡大する以前は各公民館で実施しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、支所や体育館、あけみおSKYドームなど広い会場で実施しているところです。一部の施設においては空調設備がないため、大型扇風機などを使用して暑さ対策を実施したり、熱中症及び脱水症状を予防するため、いつでも水分を補給できるよう準備しております。健診を涼しい時期に開催する検討も行いましたが、北部で健診を委託できるところは北部地区医師会病院健康管理センターの1か所しかなく、当該センターは他の町村、団体などからも委託を受けているため、健診の日程変更は難しい状況にあります。新型コロナウイルス感染症が収束いたしましたら各公民館で集団健診を実施する予定ではありますが、収束するまでの間につきましては健診受診者各自での暑さ対策をお願いしながら、引き続き感染対策が可能で空調設備の整った会場施設の借用に努めてまいりたいと思います。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 私からは事項5要旨(1)から(3)までについて回答します。まず要旨(1)でございますが、公立沖縄北部医療センターにつきましては、平成29年3月に北部地区基幹病院整備推進協議会が北部12市町村住民総決起大会を開催し、署名11万筆とともに沖縄県に対して両病院を統合し基幹病院を整備することを要請した経緯があります。その後、県議会での決議、北部12市町村の議会議長から県知事と県議会議長宛てに意見書及び要望書を提出し、令和2年7月に沖縄県、北部地区医師会及び北部12市町村において、「北部基幹病院の基本的枠組みに関する同意書」の締結がなされたところであります。令和3年3月には公立沖縄北部医療センターの基本構想、令和4年3月には同センターの整備基本計画が策定されております。現在の進捗状況につきましては、公立沖縄北部医療センターの基本設計の段階に入っており、設計委託業者が決定し9月1日より設計業務が開始されております。このような同センターの整備状況につきましては、市民の皆様にも情報を提供し理解をしていただくことが重要でありますので、今年度におきましても住民説明会が予定されているところでございます。また、同医療センターの設置主体となる一部事務組合の沖縄県北部医療組合の設置につきましては、規約案の内容について精査・検討が行われており、沖縄県においては既に総務省との事前協議も実施されていると聞いております。沖縄県北部医療組合の設置に向けて、沖縄県及び北部12市町村の12月定例会に上程をし、全議会の議決を得た上で令和5年4月から沖縄県北部医療組合が設置できるよう準備を進めているところでございます。そのほか、公立沖縄北部医療センターの指定管理を行います一般財団法人北部医療財団につきましては令和7年度に設立予定でございまして、今年度から設立に向けて沖縄県と北部12市町村で準備会が開催されている状況でございます。続きまして、要旨(2)でございますが、当市といたしましては、「現在の予定どおりに開院ができるかどうか」ということと考えております。当初、同医療センターの開院時期につきましては令和8年度を予定しておりましたが、施設整備において免震構造を採用する点や、農業大学校の移転に伴う土質汚染調査等が必要となったことなどから、現在のところ令和10年度の開院予定になっております。建設地となる当市といたしましても、これ以上の開院の遅れが出ないように、県と北部12市町村の意見交換会に加え、同センターの整備の状況等について庁内の関係部署を含めて沖縄県と定期的な意見交換の場を設けております。整備等に関する情報を県と市の双方で共有し、必要となる対応策を講じながら同センターの整備を推進してまいりたいと考えております。最後に要旨(3)でございますが、先ほども答弁申し上げましたが、同センターの開院は令和10年度の予定でございます。 ○金城隆議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 私のほうからは事項6要旨(1)についてお答えします。名護市斎場は昭和55年に完成し、現在までおよそ42年経過しており各所に劣化等が見られるようになってきております。これまで建物や機械設備の修繕を行いながら管理運営をしてきているところであります。斎場の建て替えにつきましては計画を進めており、令和3年度に基本構想を策定いたしました。現在は、建設場所について検討を進めているところでございます。2018年8月に本市に提出がありました請願の要旨に関して、①誰もが利用してよかったと思える近代的な建築物への建て替えにつきましては、今後、設計業務を実施する際に検討を行いたいと考えております。②バリアフリー設備の充実につきましては、沖縄県福祉のまちづくり条例に基づき、高齢者や車椅子利用者、身体に障害のある方が利用しやすいよう、バリアフリー及びユニバーサルデザインに配慮した施設建設を行ってまいります。③周辺住民の合意を得た上で、利便性がよく駐車場に困らない土地の選定につきましては、現在、建設地の検討を行っておりますが、斎場利用者の利便性や適切な駐車スペースの確保も含めて検討いたします。建設地を決定する際には、当該地域への説明や協議を丁寧に行いながら計画を進めてまいりたいと考えております。④ホール祭壇使用料を現在の価格(市民の方は1万円)を維持させることにつきましては、周辺自治体や民間事業者の状況を調査しつつ検討してまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 宮城浩二企画部参事。 ◎宮城浩二企画部参事 質問事項7の要旨(1)についてお答えします。島袋力議員、宮城さゆり議員への答弁と一部重複いたしますがご了承ください。コミュニティバスの運行につきましては、今年度、名護市街地周辺及び二見以北地域を対象とした運賃有料の実証実験を実施いたします。現在の状況についてですが、今年度のコミュニティバス実証実験については、年度当初から運行ルート、運行ダイヤ、停車地として予定している箇所について、交通事業者や停車予定地施設等と調整を進めてきました。令和4年6月30日に今年度の第1回名護市地域公共交通協議会を開催し、今年度の事業計画、実証実験について説明を行っております。令和4年8月3日には第2回協議会を開催し、本年度の運行ルート、運行ダイヤ、運賃、割引適用等について承認を得たところです。これまでの運賃無料での実証実験ではなく、運賃を有料とした実証実験となっており、道路運送法第4条の許認可を得る必要があります。許認可に係る申請につきましては運行事業者が沖縄総合事務局へ申請することとなっており、令和4年9月30日に運行事業者である株式会社琉球バス交通が申請資料を提出しております。認可されるまで2か月ほどの期間を要すると沖縄総合事務局から伺っております。運行の開始は令和4年12月を予定しており、令和5年3月26日まで土・日・祝日も毎日運行を実施してまいります。コミュニティバス実証実験の運賃につきましては、循環線が一律200円、南北線は北エリア、市街地エリア、南エリアと3つのエリアに分け、エリア内の移動は200円、エリアを1つまたぐ移動は100円追加の300円、エリアを2つまたぐ移動は200円追加の400円を予定しております。二見以北線につきましては、二見以北地域内の移動は200円、二見以北地域から名護市街地への移動は400円を予定しております。運賃の割引等につきましては、未就学児、高齢者、障がい者は無料、小学生、中学生、高校生は運賃半額として実証実験を実施いたします。次年度予定しております本格運行では、本実証実験でどれくらいの利用者がいるのか、また路線バスへの影響がどれくらいあったのかを実証実験後に検証し、本格運行時の運賃の割引等も含めどのように設定するべきかを検討していきたいと考えております。 ○金城隆議長 大城秀樹議員。 ◆大城秀樹議員 では二次質問に移らせていただきます。事項1の道路行政についてでございますけれども、今回の一般質問は全て今回の議員選挙の中で、市民の皆様からぜひ改善してほしいというお話がありまして一般質問で取り上げさせていただいております。国道449号屋部(東)道路でありますけれども、そこは右折帯はありますが、右折矢印付き信号機がないということで、非常に朝夕は混雑すると、信号が変わってから一、二台しか右折できないと。だから右折矢印付き信号機をぜひお願いできないかというお話でありまして、なかなか信号機設置というのは難しい面もありますけれども、当局にお話ししていただきたいということであります。そういうことで、先ほど部長もお話をされておりましたけれども、この右折矢印付き信号機、やはり市民からのこういう要望がありますので、名護市もるる交差点において信号機が必要とか、あるいはまた右折矢印付き信号機が必要とかいろいろありますが、この屋部(東)道路については部長としてどうお考えなのか、その辺をお聞きしたいと思っています。
    ○金城隆議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 議員のご指摘にありますように右折矢印付きの信号機ですけれども、先ほど議員のおっしゃっておりました右折帯につきましては設置されていると。それと朝夕については混雑の状況が著しいという状況はつかんでいます。それと信号機の点滅の時間につきましても双方の時間が同じ点滅時間ということで、右折する際には台数が少ないという状況を把握しているところでございます。国道ということもありますけれども、交通量が多いということもありますので、交通管理者の方にこの状況を、市民からお聞きした情報をお伝えして、警察署のほうにしっかりと要請をしていきたいと考えております。 ○金城隆議長 大城秀樹議員。 ◆大城秀樹議員 市民からの要望でありますので、できるだけ早めに。難しい面もありますけれども常にこの道路状況を考えていくならば、右折帯は設けられているが、何で右折矢印付き信号機でないのかとかそういう思いでいっぱいでございますので、ぜひ前に進めていただきたいと思っておりますので、その辺をまたよろしくお願いします。そして、国道449号屋部(西)交差点からホテルリゾネックスまでの白線の整備ですけれども、名護市内を走ってみると、きちっとこの白線が整備されて、横断歩道もしっかりと白線がされていて、気持ちがいいです。そして自転車通行帯も青々とちゃんとされていて、そういうふうな状況の中で運転するのならば非常に運転していても気持ちがいいのですけれども、この白線が見えない、中央部分の白線が見えない、左側の白線が見えない、左に寄ったり右に寄ったり、そういうような運転もしかねない、それでは困ります。事故につながっていきます。だからできるだけ白線の整備は早めにやっていただきたいという思いがありますので、一応今年度の予算でやるというようなお話でございますけれども、もう一度、建設部長。またぜひ早目に声かけして実施していくようにお願いしていただきたいなと思っていますので、よろしくお願いします。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 道路管理者、各管理者がございます。その中で、私たちは市道を管理している立場で、一生懸命現場班も対応しているところでございますが、国道449号につきましては管理者が沖縄県となっておりますので、引き続き要請については行っていきたいと考えております。 ○金城隆議長 大城秀樹議員。 ◆大城秀樹議員 よろしくお願いします。そして要旨(3)の国道449号に植えられているヤシの木の剪定です。私は思いますが、木を植える、植えたらしっかりとこれを管理していく、そういう状況であれば道路に木を植えたりなんやかんやしてもいいのですが、植えたのはいいけれども、なかなか管理に不行き届きがあると。それではやっぱり車を運転しながらちょっと危険を感じることがあるのです。それでこのヤシの木もちょっと枯れてちょっと弱くなれば、風が強ければ道路にこの枝がかかるのです。そうすると通行の邪魔になるのです。交通のですね。そういうことで、私の考えとしては、この道路のそばには何も植えないで、真っ直ぐに安全運転できるような状況が一番いいのかなと。見栄えはいいですよ。それがちゃんと管理ができていれば別に問題はないけれども、管理がお粗末じゃないかと思うところもあります。そういうことでこのヤシの木の剪定、この剪定をするときも業者がきれいにして、そして業者はまた次の仕事が早めに出るような感じでちょっと下を落としていくのですね。だからしっかりと上まで、我々が日常で、家庭でやるような木の剪定方法でやれば、長期間きれいな状況が保てるのではないかと思っておりますので、その辺もぜひお願いしたいと思っておりますけれども、このヤシの木の剪定はどの業者がいま行っておりますか。 ○金城隆議長 休憩します。                              休 憩(午前10時33分) (質問内容の説明あり)                              再 開(午前10時33分) ○金城隆議長 再開します。玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 国道449号のビロウ、ヤシの木の剪定はどこがやっているのかということですが、そこまでは確認をしておりません。恐らく管理者が委託をかけているかと思われますので、業者がどこかというのはそこまで確認は取れていないところです。 ○金城隆議長 大城秀樹議員。 ◆大城秀樹議員 やはり剪定するときは上までしっかりと剪定してほしいと。ただ下の部分だけやって、それでまた何か月かするとまたやらなくちゃいけないと。だから我々がおうちのものを剪定するような感じできれいにやれば、これは長期間もちます。そういうことでひとつ業者にお願いしていただきたいと思います。それでは事項4のホテルリゾネックスに向けての中央分離帯の草木の撤去です。中央分離帯を造ります。そうしたら、そこに草木を植えたり、草というかそういうふうなものを植えるのではなく、すぐセメントです。草が生えないような状況をつくったほうが運転する側としても運転しやすいし、そして掃除も繰り返し繰り返しやらなくてもいいのではないかと思いますが、その辺はどうですか。中央分離帯を造ったらすぐセメントで、こう閉じるということはどうですか。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 議員のおっしゃるとおり、植栽したからにはしっかりと管理するのはやっぱり必要かと思います。ただ、管理する側からすると、かなり名護市内、市道でもかなりの植栽がございますが、それは年間計画を立てながら、完璧にはできないところはございますが、大変なのは動力と資金がかかってくることだと思います。その中で、国道449号につきましては私どもがこうしてほしいとかを言うことはできないのですが、恐らく海洋博に通づる道としての景観でこの植栽が行われているというふうに考えられますので、そこら辺はちょっと管理する沖縄県北部土木事務所のほうにそういう意見があったということはお伝えしていきたいというふうに考えております。 ○金城隆議長 大城秀樹議員。 ◆大城秀樹議員 では質問の事項2 街灯設置についてでございますけれども、ここへの街灯設置です。要するにこの方は暗くて非常に不便を被っているということで、夜の8時頃、私も現場に行ってきました。そしたら、近くにビルが建っていて、そのビルの明かりで何とか見えるような感じ。そうではなく、道路に街灯を設置したらどうかというお話で、それも市民からのお話で、そうですかということで、何とかできればいいのかなと思いますが、その街灯設置については先ほど答弁がありましたけれども、どうですか、できますか、できないですか。考えはありますか、考えはないですか。その一言だけ、お聞きしたいと思っています。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 先ほどの答弁と重複しますが、名護市街灯設置補助金交付要綱に基づきまして、区長と調整して、限られた予算ですので、先にその区の区長と相談してから決めていくような状況だと思います。 ○金城隆議長 大城秀樹議員。 ◆大城秀樹議員 分かりました。やっぱり区長にも相談してやるべきだったと、私もこう思ってはおりますけれども。そういう感じでまたお話ししていきますので、よろしくお願いします。質問の事項3です。東屋部川上流河川のしゅんせつ整備についてでありますけれども、やっぱりこの草木は水を吸うと一気に伸びていくし、だからやったつもりがまた草木が伸びていく、その繰り返しだと思います。しかし、市民から、市民目線で見ると、しゅんせつをして、そして両サイドにある草木を刈っていく。河川とは常に明るく目に見えるような形、水の流れがということがありますので、できるだけ早めに河川の整備も行っていただきたいということです。そして、令和3年4月に約1,500メートルぐらいしゅんせつをやっております。それでもう1年半になります、今年で。それでまた、草木が繁茂しているということでありますので、その辺ももう早いなという感じではありますけれども、実は市民から、宇座橋がありますよね、宇座橋からウッカ橋、その間だけでも早めにしゅんせつができないかというお話がありました。それもじゃあ当局にお話ししていきたいとそういう返事はしましたけれども、どうですか、部長。宇座橋からウッカ橋までの間、早目にしゅんせつ、草刈りをすることはできないのかどうかお伺いします。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 議員がおっしゃるとおり、宇座橋からウッカ橋まで、あそこについては草木が結構繁茂する場所でございます。それも確認はしておりますので、ぜひ早めに対応していきたいというふうに考えています。 ○金城隆議長 大城秀樹議員。 ◆大城秀樹議員 今度は質問の事項4です。集団健診会場についての二次質問でありますけれども、これもお年寄りの市民から、まあお年寄りと言ったら私も年寄りでありますけれども、もう集団健診会場が暑くて大変だと。そういうお話があって、自分も実際に行ってみました。そしたら大型扇風機も回っているし、小さな扇風機も回っているけれども風が入ってこない。そして上を見ると、もう炎天で、太陽がまぶしく光り輝いている。大変だなという感じで一応帰ってきましたけれども。その辺、先ほどいろいろ新型コロナのせいで公民館が使えないとか何とかお話がありましたけれども、やはり市民からするとクーラーの入った環境の中で健診を受けたいというお話がありますので、その辺をもう一度考えていただきたいと思っておりますので、どうかひとつ部長、もう一度答弁をよろしくお願いします。 ○金城隆議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 一次質問の答弁と重複いたしますが、引き続き感染対策が可能な空調設備の整った会場の借用、そういった会場探しに努めていきたいと思います。 ○金城隆議長 大城秀樹議員。 ◆大城秀樹議員 では質問の事項5 公立沖縄北部医療センター(北部基幹病院)の早期整備について。先ほど鎌田部長からお話がありました。現在の進捗状況とか課題とか、完成はいつかということでありましたけれども、全てその予定どおりにこの病院が設置されて、北部・名護市内の皆さんに喜んでいただけるような状況を、安心して、喜んでいただける状況を早めにつくっていただきたいと思っております。令和8年度から令和10年度に延びておりますので、これ以上延ばさないようにやっていただきたいと思っておりますので、鎌田部長、もう一度決意を新たにしてよろしくお願いします。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 議員のご指摘がございましたように、北部医療の安定のためにも、県、それから北部市町村、それから医師会等の関係者と連携しながら進めていきたいと考えております。 ○金城隆議長 大城秀樹議員。 ◆大城秀樹議員 その病院建設については、政府に行きまして、国土交通省の副大臣にお会いして予算面等々、早期に着工、早期にできるようにということでお話を申し上げましたら、予算等々は12市町村に負担はかけない。沖縄県に負担はかけない。みんな国がやりますと、そういうお話でありました。そういうことで、やはり自信を持って早々と完成させていただくように、ぜひお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。次に質問の事項6 名護葬斎場についてでございますけれども、葬斎場も築42年経過しております。市民の皆さんから早めに新しい葬斎場を建設していただけないかというお話がありました。この葬斎場については4年前、2018年8月に名護市長、渡具知武豊市長に請願書を持っていきました。そのときは6,602名の署名を持って行きました。できるだけ早めにこの皆さんの思いを達せられるようにこっちも頑張りますというお話でございましたので、これが当時の写真です。請願書を市長に差し上げてまいりました。そういうことで、できるだけ早目に建設していただきたいと思っております。そして最後に、この使用料です。現在1万円ですけれども、やっぱり市民だったらそのぐらいの値段で一応考えてはどうかというお話がありましたので、もう一度部長、その辺はどう思っているのかひとつお伺いいたします。 ○金城隆議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 祭壇の使用料ということでありますが、一次答弁でも述べましたけれども、新たに祭壇も製作するということになると思いますので、その辺を踏まえて、周辺自治体や民間の事業者の状況を調査して、検討してまいりたいというふうに考えております。 ○金城隆議長 大城秀樹議員。 ◆大城秀樹議員 コミュニティバスの実証実験、今年の2月に終了し、そして市民の皆様からは「またいつからこの無償化が始まるのですか」というお話でございますけれども、「今しばらくお待ちください」という返事はしております。やっぱり渡具知市長の政策5本柱の中にもコミュニティバスの導入というのはちゃんとうたわれておりますので、早目にですね、実証実験がまた何月でした、今こう回答がありましたけど、やっぱり無償化。そしてまた、小学校・中学校・高校生までは半額とかいろいろありますけれども、ぜひ早めにこの無償化を実現していただきたいと思います。これもさっき答弁がありましたけれども、この日程としては大体いつ頃になるのか、もう一度確認したいと思います。 ○金城隆議長 宮城浩二企画部参事。 ◎宮城浩二企画部参事 運行の開始のほうは令和4年12月からを予定しております。今年度の実証実験終了が令和5年3月26日までとなっております。 ○金城隆議長 大城秀樹議員。 ◆大城秀樹議員 市民の皆さんはできるだけ無償でバスに乗って、そして目的地に行きたいという思いがいっぱいであります。そういうことで、ぜひ早々と実現していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。まだ時間はありますけれども、以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○金城隆議長 大城秀樹議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前10時50分)                              再 開(午前11時0分) ○金城隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。吉居俊平議員、一般質問を許します。休憩いたします。                              休 憩(午前11時0分) (字句の挿入あり)                              再 開(午前11時0分) ○金城隆議長 再開します。 ◆吉居俊平議員 それでは、ただいま議長のお許しを得ましたので、議席番号5番、日本共産党、吉居俊平、一般質問を始めさせていただきます。その前に少し所感を述べさせていただきます。9月11日に執行された名護市議会議員選挙において、市民の皆さんの負託を得て2期目の市議会に押し上げていただきました。その重責に身を引き締め、同じく負託を受けた議員諸公の皆さん、そして当局の皆さんと共に有意義な議論を通じ平和で安全安心な名護市をつくっていくために、特に子育てを始めた子育て世代の代表として、子育てしやすい名護市に向けて全力を尽くしていく決意です。さて皆さん、去る7月15日に、日本共産党は1922年7月15日に党を創立して100年を迎えました。創立当時、戦前の日本社会の社会発展の最大の障害物であった戦前の天皇絶対の専制政治の変革に科学的社会主義の立場に立って正面から取り組んできました。また、旧ソ連のスターリンや中国による武装闘争の押し付け、それらに呼応して分派をつくった徳田球一らによる党中央の一方的な解体などの乱暴な干渉に対し、その干渉を跳ね除けての自主独立の路線の確立と、マルクス、エンゲルスが生涯をかけて追及してきた議会で多数を得ての革命という選挙を通じ、国民と共に民主的な方法で政治を変えるという統一戦線の方針を確立してきました。あまたの困難を乗り越え形成された綱領路線を、現在まで2度の改定を行いながら生命力を持たせています。綱領路線を確立した61年綱領の形成時には、沖縄の島ぐるみの戦いに学び沖縄人民党との理論的交流が行われてきました。来年は沖縄人民党が日本共産党に合流して50年となります。交流後、日本共産党中央副委員長まで務めた瀬長亀次郎氏をはじめ、先輩の皆さんが非合法下も含めどんな困難、苦難の下でも科学的社会主義の立場で国民と共に不屈に戦ってきた歴史に誇りを持ち、何よりも国民が真の意味で主人公になる社会を目指し、この名護市でも市民の命と暮らしを守る市政実現のために全力を尽くす決意を述べ、一般質問に入りたいと思います。質問事項1 18歳の個人情報を含む自衛隊への名簿提供について。要旨(1)自衛隊へ名簿を提供するという決裁をした理由を伺います。要旨(2)これまでに自衛隊に対して提供した個人情報について伺います。名簿提供及び閲覧による提供を行った市民の個人情報の範囲及び件数を明らかにしてください。資料提供ありがとうございました。質問の事項2 土地利用規制法について。要旨(1)去る9月20日に土地利用規制法が全面施行されました。パブリックコメントが実施されましたが、意見を提出したのか伺います。要旨(2)土地利用規制法の全面実施によって、市としてどのような影響があると思われるかご認識を伺います。要旨(3)昨年9月定例会の一般質問において、法令にのっとって情報提供等の義務付けがされていないものに関して情報提供はしないという旨の答弁がありました。その見解に変更はないか伺います。質問の事項3 子育て支援について。要旨(1)新型コロナの感染状況が子育て環境に与える影響は大きく、「気軽に相談できる相談窓口や子どもと一緒に遊べる場所が少ない」という声が市民から寄せられました。特に保育園に入れる6か月までの間に利用相談が困難であったことは子育て世代にとって苦しい状況でした。そこで、現在名護市においてどの子育て世帯も気軽に相談できる窓口はどのようなものがあるか伺います。要旨(2)子育て世代は、子育てに関する情報の多くをSNSなどのネット上から得ています。そこには正しいものもあれば誤っている情報もあふれています。そこで、これまでに市が蓄積してきた情報をぜひ効果的に公開をしていただきたいと思います。また、SNS等での効果的な発信を進める必要があると思いますが、考えを伺います。質問の事項4 大東区の浸水害対策について。要旨(1)大東区の浸水害被害は長年の課題です。まず初めに、去る台風11号到来の前日に何点か要望を出させていただきました。大東一丁目の割烹山吹付近の河川において、繁茂していた草木の迅速な除去や同河川の柵も交換をしていただきました。この河川については何年か前に河川に誤って落下した子どもが亡くなるという事故が起こったところです。柵の劣化だけではなく高さも足りないものでしたので、市民の安全がより一層確保されたと思います。当該河川については、大東区公民館・体験学習施設から奥の三、四丁目、そして名護城公園などからの雨水が集中する水路で、根本的な対策が必要となっていることはこれまでの議会でも取り上げてまいりました。直近では旧大東公民館付近から現在の公民館までの路線にあるマンホールを一部グレーチングの、穴開きの蓋に変更していただきました。調査業務も開始されていることと思いますが、今後の計画についてお伺いします。質問の事項5 辺野古新基地建設について。要旨(1)去る県知事選挙で辺野古新基地建設ストップを公約に掲げたオール沖縄の玉城デニー知事が、自民・公明両党が推薦する辺野古新基地の容認・推進を掲げた佐喜真氏を破り知事に再選されました。辺野古新基地建設は許さないという県民の民意は1ミリもぶれていないということが証明されたと思いますが、市長の見解を伺います。質問の事項6 市財政運営全般について。要旨(1)米軍基地再編交付金は米軍基地再編の推進に寄与する自治体に対して交付される国庫補助金ですが、その認識に間違いはないか伺います。要旨(2)再編交付金を利用して実施されている「名護市こども医療費助成事業」は沖縄県の事業拡大により市の負担が軽減されました。そこで、年度ごとの積立額及び残高並びに年度ごとの再編交付金基金からの歳出額及び歳出予定額について伺います。資料提供ありがとうございました。要旨(3)政府は去る9月20日に予備費による地方創生臨時交付金の4,000億円増額などを閣議決定し、4月の「物価高騰対応分」の2,000億円を合わせた6,000億円を新たに「電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金(以下「重点交付金」)」として交付することを自治体に通知しました。市町村分が全国で2,700億円になる重点交付金の使途について、市当局の考えを伺います。要旨(4)学童クラブに係る件について伺います。今定例会に提出されている名護市一般会計補正予算(第5号)において、学童クラブの整備に係る補助金の計上がありました。先日議会終了後に行われた新聞報道にもある学童クラブの補助金不正受給問題の説明では、不正を行ったとされる学童クラブの事業者の建屋を児童の受入先となっている学童クラブが間借りしているということでした。それ自体に問題はないと思いますが、その家賃等の支出は別事業者の補助金から出されているのではないかと思いますが、いかがか。また、今回の補正予算で計上されている学童クラブの設置等に係る補助金の支出については、具体的にどのような形で使用されることを見込んでいるのか伺います。以上、一次質問とし、二次質問は自席より行います。なお、答弁は一括でお願いします。 ○金城隆議長 市当局の答弁を求めます。仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 それでは私のほうからは質問事項1と質問事項3についてお答えいたします。先に質問事項1要旨(1)についてお答えいたします。さきの石嶺康政議員への答弁と一部重複しますがご了承願います。市民課において、他の行政機関からの法令に基づいた住民基本台帳に関する照会・提供依頼に対する回答・提供実施を通常の業務、定型的な業務として日々行っております。名護市事務決裁規程の定めにより、これらの業務の決裁権者は市民課長としております。また、住民基本台帳に係る業務につきましては、全国一律の基準で行われており、業務の基準に変更等があった場合は、その都度発せられる住民基本台帳制度を所管する総務省からの通知に基づき業務を実施しております。令和3年2月5日の防衛省・総務省の連名通知によって、自衛隊へ名簿提供に違法性がないとの見解が示されたこともありまして、他の行政機関からの通常の提供依頼と同様に、法令に基づいた提供依頼として通常どおり決裁したものでございます。続きまして、要旨(2)についてお答えいたします。名簿提供及び閲覧による提供を行った市民の個人情報の範囲及び件数につきまして資料を提出させていただいております。タブレットにアップロードしておりますのでお目通しをお願いします。なお、閲覧関係書類の保存年限が5年となっておりますので、平成28年度以前の書類が廃棄されておりますことから、平成29年度までの件数をお示ししておりますのでご了承願います。資料について、かいつまんで説明いたします。閲覧及び名簿の提供の対象につきましては、当該年度において18歳に到達する男女で、住所、氏名、生年月日、性別の4情報でございます。年度ごとの件数につきましては、お配りした資料にもあるように、平成29年度は621件、平成30年度は853件、令和元年度は836件、令和2年度は792件、令和3年度は736件、令和4年度は738件となっております。続きまして、質問事項3要旨(1)についてお答えいたします。健康増進課では、保健師や社会福祉士等の専門職員を配置した母子健康包括支援センターにおいて、妊産婦や乳幼児のいる家庭の健康面・生活面・子育てに関する相談受付を総合的に実施しております。妊娠届出や乳児家庭全戸訪問、乳幼児健診などの母子保健事業を通して、身体的・精神的状態、生活習慣、生活環境、家庭の養育力、子育てする上での困りごとなどを把握し必要な情報を提供したり、より適切な子育て支援機関や医療機関を紹介しております。続きまして、要旨(2)についてお答えいたします。現在健康増進課では、科学的根拠のある健康情報や各保健事業、子育てに関する情報発信を市ホームページや市民のひろば、健康だよりなどで発信しております。また、妊娠中や乳幼児の子育て中それぞれの時期に合った健康管理や育児の方法、子育てサービスの情報をタイムリーに届けられるよう、妊娠届出面談時や出生届出時、乳児家庭全戸訪問、乳幼児健診などの機会に多くのパンフレットを配布し情報提供しております。しかし、紙面では必要なときに探しにくく伝わりにくい、子育ての手技等は動画がイメージしやすいとの声もあるため、議員ご指摘のとおりSNSを活用した子育て情報の提供は有効と考えております。今後につきましては、妊娠・出産・子育て世代への効果的な情報発信のツールとしてSNS等の活用も庁内関係部局とも相談しながら検討・推進してまいります。 ○金城隆議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 質問の事項2についてお答えします。まずは要旨(1)についてお答えします。重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律、いわゆる土地利用規制法の全面施行前のパブリックコメントにつきましては、市としての意見は提出しておりません。次に要旨(2)についてお答えします。土地利用規制法の全面施行に伴う影響とのことでございますが、注視区域の指定について市有地は対象外と定められていることから、市有地への影響はないものと考えております。市が行うべき事務としましては、法で定める事務手続として、注視区域及び特別注視区域を指定する際の地方公共団体の長からの意見聴取や情報提供等に対応する事務手続が発生するものと考えております。次に要旨(3)についてお答えします。土地利用規制法第22条による義務付けされていない情報提供依頼等については、その内容が個人情報に関することである場合は、その情報を提供することは難しいものと考えております。個人情報に関すること以外の情報提供依頼等があった場合は、その内容を精査し、関係法令等に照らし合わせてその対応を検討することになるものと考えております。 ○金城隆議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 私のほうからは、質問の事項3要旨(1)と質問の事項6要旨(2)、(4)についてお答えいたします。まず初めに質問の事項3要旨(1)のこども家庭部に関係する窓口についてお答えいたします。こども家庭部の管轄で子育てに関して誰もが気軽に相談できる窓口といたしましては、児童センターや保育所等市内6か所で実施している地域子育て支援拠点事業がございます。保育所における地域子育て支援拠点施設では、保育士等の職員による子育ての相談や外部講師を招いての講話などを無料で実施しており、子育て世帯の支援を行っております。児童センターでは、子育てに必要な情報やベビーマッサージ、親子ヨガ、子育て講演会などを実施しており、これらの機能とともに、先日開設した児童センター公式ライン等を活用し情報発信するとともに、相談内容によっては庁内の適切な部署につなげているところでございます。続きまして、質問の事項6要旨(2)についてお答えいたします。こちらにつきましては平成30年度から令和4年度までのこども医療費助成事業に係る基金の全体計画を資料としてタブレットのほうにアップしておりますので、そちらと併せてご確認をお願いいたします。まず平成30年度から令和3年度の事業計画といたしましては、3億9,465万9,000円を基金造成しておりまして、基金の処分額は令和元年度が9,970万1,345円、令和2年度が1億1,294万7,971円、令和3年度が1億2,367万1,055円となっており、令和3年度末基金残額は5,833万8,629円となっております。その後、令和3年度に事業継続となりまして令和4年度から令和7年度までを新たに計画し、令和4年度に8,400万円、令和5年度に3,900万円を基金造成しております。基金処分の予定額といたしましては、令和4年度は4,533万4,657円、基金残額が9,700万3,972円。令和5年度につきましては処分予定額は4,533万4,657円、基金残額が9,066万9,315円。令和6年度につきましては処分予定額は4,533万4,657円、基金残額が4,533万4,658円。令和7年度については処分予定額は4,533万4,658円で基金残額がゼロ円となる計画となっており、こども医療費助成事業での基金総額は5億1,765万9,000円となっております。続きまして、質問の事項6要旨(4)についてお答えいたします。現在、補助金の不正受給により閉所した学童クラブに代わりまして児童を受け入れてくれた学童クラブが、その不正を起こした学童クラブの代表者の建物を間借りして運営している状況にございます。そのため、新しく児童を受け入れてもらった学童クラブさんが学童クラブの運営費から家賃を捻出しており、この運営費については市からの補助金も含まれているため、間接的に言うと議員がおっしゃるとおり補助金の中から家賃が支払われているとの見方もできるものというふうに考えております。このような状況につきましては我々も本意ではなかったのですが、まず何よりもお預かりしていたお子さんを「切れ目なく支援していく」ということを一番の優先事項とし取り組んできた中で、緊急のやむを得ない措置だったと考えております。今回の補正予算に計上しております補助金につきましては、ただいま申し上げた現在の賃貸の形態を解消すべく計上しているもので、予算が成立した際には早急に現学童クラブの代表者と移転先などについての調整を図り、新施設の整備に取りかかりたいというふうに考えております。補助金の具体的支出内容につきましては、移転先の既存施設の改修、あと設備の整備・修繕及び備品の購入などを見込んでおりまして、子どもたちが安全安心に利用できるよう整備に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○金城隆議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 私のほうからは、質問事項4要旨(1)についてお答えいたします。先日の福澤奈美議員への答弁と一部重複いたしますがご了承ください。ご質問の大東区内の道路冠水や床上浸水等の浸水被害が生じている区域につきましては、大雨の予報があるたびに注視し、現場対応等を行うとともに被害状況の把握に努めております。大雨があった際には多量の雨水が道路上を流れていきますが、この水を早く排水路に導くことが道路冠水を防ぐ1つの方策であると考えております。当該地区につきましても道路上の雨水排水を促進させるため、議員のご質問にありますように、暗渠(あんきょ)型の雨水排水路に設置してありますマンホール蓋をメッシュ状のグレーチング型に取り替えております。今年度も引き続きマンホール蓋の取替えを行ってまいります。当該地域につきましては、本市といたしましても抜本的な対策が必要であると認識しているところであります。浸水被害の改善に向けた補助事業による対応について沖縄県と調整してまいりましたところ、今年度、下水道事業として現況調査を実施しているところでございます。今年度の業務内容でございますが、浸水被害の状況を詳細に把握するため、まず現場にて測量等の現況調査を行い、浸水をシミュレーションし、現況と比較して浸水被害の状況を確認します。これらのデータを基に、最も効果の高い浸水対策を検討いたします。当該業務につきましては令和4年8月2日付にて契約を行い、現在、現地調査及び測量作業を進めているところであります。現状の浸水シミュレーションの解析が終了しましたら、大東区長をはじめ関係者の皆様に実際の浸水被害と差がないか確認のご協力を賜りたいと考えております。引き続き地域の皆様と協力しながら業務を進めてまいります。今後の予定ですが、浸水対策を実施するための都市計画法や下水道法の法手続を行い、その後、基本設計や実施設計、浸水対策工事という流れになります。工事完了までは期間を要することになりますが、引き続き水路の維持管理に努めてまいりたいと考えております。当該地域につきましては、浸水対策を行うことにより市民の皆様の浸水被害の不安を解消し、安全で安心な地域になるよう努めてまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 質問事項5要旨(1)についてお答えいたします。選挙は、候補者が掲げる様々な政策について有権者が総合的に判断して投票行動を行うものだと理解しております。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 私からは、質問事項6要旨(1)及び(3)についてお答えいたします。まず事項6要旨(1)でございますが、再編交付金の目的は、再編特措法第1条において、駐留軍等の再編による住民の生活の安定に及ぼす影響の増加に配慮することが必要と認められる防衛施設の周辺地域における住民の生活の利便性の向上及び産業の振興並びに当該周辺地域を含む地域の一体的な発展に寄与するための特別の措置等を講じ、もって駐留軍等の再編の円滑な実施に資することが目的とされております。続きまして、要旨(3)でございます。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金における「電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金」につきましては、令和4年9月20日に交付金の取扱い等について通知がございました。交付金の創設の趣旨としましては、エネルギー・食料品等の物価高騰の影響を受けた生活者や事業者に対し、地方公共団体が地域の実情に応じてきめ細やかに必要な事業を実施する取組に、より重点的・効果的に活用されるよう創設されたものでございます。交付金の交付対象事業としましては、エネルギー・食料品価格等の物価高騰に伴う低所得世帯支援や子育て世帯支援、消費下支え等を通じた生活者支援、事業者等の物価高騰対策等となっており、名護市においては現在各担当部署において事業の検討を行っているところでございます。 ○金城隆議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 それでは二次質問に入っていきたいと思います。事項1から、18歳の個人情報を含む自衛隊への名簿提供ということで、答弁にあったとおりこれまでに石嶺康政議員、それから仲尾ちあき議員が一般質問の中で指摘をされておりました。これは防衛省、それから総務省からの通知も含めて自衛隊法及び施行令に基づいて個人情報が提供されていると言うのだけれども、これは実際上は義務規定ではないわけです。法的根拠に示された自衛隊法第97条、自衛隊法施行令第120条、それから住民基本台帳法の第11条においても義務規定ではないということは明らかです。市は義務規定ではない法令等の根拠法令であってもこの個人情報については公表するということで、なぜ提供をするのかということをお伺いしたいと思います。 ○金城隆議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 議員ご指摘のとおり、できるという規定は必ずしも義務付けがなされているものではないことは承知しております。しかしながら、一例ではありますが弁護士法に基づく弁護士会からの市町村等への照会につきましても求めることができるという規定となっておりまして、義務付けがなされているわけではございませんが、弁護士の職務の公共性によって認められているものとしてこれに応じております。今回の防衛大臣の求めに対しても必ず応じなければならないという規定があるわけではございませんが、大臣の求めには公共性があるものとして応じたものであります。 ○金城隆議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 今、弁護士法の例が出されました。弁護士法第23条の2第2項による規定だと思います。住民基本台帳法でいえば第11条と第12条の規定によるものだと思います。その中でお聞きしたいのは、この弁護士法の規定によるものと自衛隊への名簿提供を比べるのはおかしいと思うのです。なぜかと言えば、資料を提出してもらいましたけれども、数が圧倒的に違うのです。少なくても600件、多いときは800件というような個人情報を提供しておきながら、弁護士法を比較に出すというのはおかしなことだと思うのです。弁護士は、裁判に使うために必要な書類を取るということが認められているわけです。弁護士会を通じて。それも公共性が高いということになる。それは1件、2件の話です。弁護士法を使って600件、700件、800件という個人情報を取るということはあり得ないわけです。そういったところと比較するというのは間違っていると思います。それで、この閲覧について希望しない方については除外をする。そういうことは考えていないのかお伺いしたいと思います。 ○金城隆議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 閲覧に係る対象者の除外適用についてでありますが、住民基本台帳の閲覧を本人の希望により制限することを可能とする制度上の措置は、現在のところDV被害者等に係る支援措置のみでございます。DV支援者等に係る支援措置につきましては住民票などの証明書発行の制限など多岐にわたっている上、誰彼となく全ての請求者からの閲覧を制限するものでございます。現時点において閲覧を制限できる制度はDV被害者等に係る支援措置のみであることから、自衛官等の募集業務を目的とする閲覧の制限は困難であると考えております。 ○金城隆議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 今、閲覧制限の話を出されました。DV被害を受けている方については、個人情報について本人であってもかなり厳しい本人確認をされるわけです。そういったものについては、個人情報を提供しないということになっているというのは理解できるのです。ただ、紙媒体での資料提供ということになれば、希望する方の制限というのはできるわけですよね。他の市町村でもやっています。北九州市では92名の方が閲覧させてほしくないと、希望者を募ってです。その数まで公表されているのです。資料を提供する場合はできる。でも閲覧についてはできないと。その基準が全然分からないのです。資料を作成する際に住民基本台帳の一部の写しを作成するわけです。その際に抜くことができるわけです。なんで閲覧だったらできないのかということになってくる。住民基本台帳をそのまま見せるわけじゃないですよね。写しをしっかり作って、その制限の範囲内で見せるということが閲覧の基本原則だと思うのです。なぜそれができないのか。しっかり検討していただきたいと思います。今、自衛隊の要請については隊員の募集業務に活用する目的であり、対象範囲が広すぎるという話はしました。その上で4情報の閲覧を希望しない方の閲覧除外すらできない。個人情報保護の観点からも、ひいては住民の人権を守るという観点からも問題であると思います。自衛隊の皆さんが災害復旧に尽力されている。それから使命感に燃えて入隊した皆さんがいるというのは存じ上げています。しかし、直近では自衛隊内部での女性隊員に対するセクハラの訴えが女性の元自衛官の方から出され、防衛省、自衛隊もこの事実は認めている。これだけではないのです。議長、休憩をお願いします ○金城隆議長 休憩します。                              休 憩(午前11時37分) (補足説明あり)                              再 開(午前11時39分) ○金城隆議長 再開します。 ◆吉居俊平議員 自衛隊内でも、このような様々な問題があります。イラク戦争の際に派遣された自衛隊員が日本に帰還後にPTSDを発症するなど、こういった事実を知ってしまったら、周りにそういう方がいれば、自衛隊への募集をかけられることも拒否したいと思うのは当然だと思うのです。2015年の閣議決定、それから安保法制の強行。私たちは戦争法と呼んでいますが、それまでの自衛隊であれば海外に戦争に行くということはなかったのだけれども、それができるようになってしまって、今、ロシアの蛮行に乗じて敵基地攻撃能力もという政党もございます。そんなことは許されるわけがないと。自衛隊が戦地に行く可能性がいまある中で、市が自衛官募集に対して市民の4情報を提供する。こういうことは許されないと思うのです。再度伺います。なぜ閲覧の情報制限ができないのか、提供制限ができないのかお伺いします。 ○金城隆議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 一次の答弁と重複しますが、現行で住基台帳の閲覧を本人の希望により制限するのを可能とする制度上の措置はDV等被害者に係る支援措置のみでございます。ほかにも閲覧はいろいろありますけれども、ほかとの整合性を含めまして現段階では自衛隊等の募集業務を目的とする閲覧制限は困難であると考えております。 ○金城隆議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 なぜできないのかというところを制度がないからと言うのであれば、できる規定なんだから拒否すればいいのです。この方の個人情報については拒否しますと。本人からの希望があるから拒否しますのでいいじゃないですか。なぜそれができないのか。しっかり考えていただきたいと思います。他の市町村では4情報を提供するというのは多過ぎると。自衛官の募集だけであれば住所と氏名だけで十分だということで、はがきや封筒に貼るタックシール、それを市当局が作成をして自衛隊に提供する。貼って送ってしまえば自衛隊にも残らないという状況になります。こういった方法もあるのです。そういった方法もしっかり考えていただいて、市民の個人情報をしっかり守るという観点を意識してほしいと思います。それでは事項2に行きます。土地利用規制法についてです。1点だけお伺いします。土地利用規制法は市民からも何が違法なのか。どんな影響が生じるのか分からないと。ただ漠然と不安が広がっている。そういう声があります。今回の一般質問を経て市民への影響、具体的なところは理解できましたか。お伺いします。 ○金城隆議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 まず土地利用規制法の主な内容としましては、先ほどの第22条ではなく、第7条第1項による情報の提供があるかと思います。第2項ではその情報を提供するというように定めがございまして、市としても義務化されているところであります。しかしながら、今のところ沖縄県名護市についてはそういった指定についての情報がいまだなされていないというようなこともございまして、名護市としても今後どのような状況になっていくのかというところはこれからの話であるかなと。質問にございます市民への影響というところではあるのですけれども、いまの段階では具体的にお答えできないというような情勢であります。 ○金城隆議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 率直なところそうだと思うのです。注視区域に指定される、特別注視区域に指定される。そういったことも分からない。どういうところが指定をされて、どういうことをすれば違法なのか。そういうことすらも今、分からない状況です。市当局の皆さんが今回、一般質問通告書を見ると、予定答弁者は総務部長と建設部長で要調整ということが書かれていました。そういった意味で、どこが所管になるのかも分からない。そんな法律をつくるなという話です。ただいたずらに市民の不安をあおり、それから市当局の実務を増やしていく。この土地利用規制法についてはしっかりと廃止に向けて動いていくということを表明したいと思います。事項3に行きます。子育て支援についてお伺いしました。それで二次質問ですが、今、子育て中のお母さん、お父さんについては自身の悩みの内容によってどこに相談したらいいのか。保育所に関することは保育・幼稚園課にというのは分かるのだけれども、その悩みの内容についての相談先というのが分からないということも多く相談を受けます。悩みの内容について相談先に迷った場合に、真っ先に行っていいところというのはどこなのかということをお伺いしたいと思います。 ○金城隆議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 母子健康包括支援センターがございます。支援センターにつきましては、妊産婦や乳幼児の総合相談窓口も担っており、ご相談内容の解決のための窓口を一緒に探したり、医療機関や福祉相談、窓口と関係機関へつなぐ役割もございます。窓口の相談だけではなく電話でも相談可能となっておりますので、妊産婦や乳幼児のいるご家庭の皆様にはお気軽に相談をしていただきたいと考えております。また、子育て中の親が母子健康包括支援センターや子育て支援センター、保育園等、身近な相談窓口で相談しても必要な相談機関へつながることができるよう、それぞれの役割について情報共有できるよう連携を図っております。 ○金城隆議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 これはすごく重要な役割ですので、母子健康包括支援センターの皆さん、ぜひ頑張っていただきたいと思います。それに加えて要旨(2)のほうでもあります、SNSなどの活用というところでお伺いしたいと思います。一次答弁の中で子育ての手技、沐浴(もくよく)や離乳食の調理なんかは動画がイメージしやすいという声があるということでした。まさにそのとおりだと思います。ぜひSNSを活用していただいて、市民への、子育て世代への発信を強めていただきたいのですけれども、SNSの導入、具体的にどういう方法を想定しているのかお伺いします。 ○金城隆議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 SNSの導入を具体的にどのような形で実施するかというと、妊産婦の健康や子育てに必要な情報を市の公式フェイスブックを活用して情報発信に取り組んでまいります。また、沐浴の方法や離乳食の作り方などは公式YouTubeチャンネルを活用した動画配信を目指し、動画制作等、委託の検討や関係各課より技術的な指導を受けながら取組を進めてまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 ぜひやっていただきたいと思います。追加で要望したいことがあって、今、フェイスブックと公式YouTubeチャンネルとありました。様々なSNSの媒体を活用してぜひやっていただきたいと思います。うちのパートナーはインスタグラムを使って情報を集めているというのもあります。ぜひいろんな媒体を使ってやっていただきたいと思います。ありがとうございました。それでは事項4に移りたいと思います。1点だけお伺いします。シミュレーションを行うということで被害状況が目に見える形で想像ができるようになるのです。それで実際の被害の根本的な改善までには、工事完了までにはかなりの期間を要するという答弁がありました。その間に、ぜひ減災のほうに力を入れないといけないわけです。その減災・防災の観点からシミュレーションが終わった場合に、その内容についてはぜひ区民の皆さんや区長も含め、区の役員の皆さん、それから市民の皆さんに活用ができるような状況をつくっていただきたい。それを基にどこに土のうを置いたらいいか。どこを重点的に見回ったらいいのかということが分かるようにしていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○金城隆議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 大東地区につきましては今年度の業務において浸水シミュレーションを行いますので、本業務の成果として浸水箇所を示した図面が作成されます。この図面を公民館に提供したいと思いますので、浸水対策が完了するまでの間、ハザードマップとして活用していただければと考えております。 ○金城隆議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 結構お金をかけてやるものだから、ぜひこれを使って減災につなげていただきたいと思います。それからもう1点だけ、要望です。このシミュレーションの範囲についてはいま言われた市道30号線ですかね。旧大東公民館から今の公民館の前の水路も含めてだと思うのですけれども、もう1本水路があるわけです。そこらへんの被害もかなりひどい状況でありますので、できれば現状と合わなければ拡大をして、しっかり全体として見ていくということで進めていただきたいと思います。これは要望ですので、答弁は大丈夫です。事項5に移りたいと思います。市長の見解がありました。選挙においては総合的に判断をすると。まさにそのとおりだと思うのです。総合的に判断をして、玉城デニー知事が再選を果たした。その結果がすごく重要だと思います。それで選挙中にはいろんな問題がありました。もうヘイトに近いようなツイッターの状況だったり、SNSの状況だったりというのを目にしてきました。辺野古の新基地建設を許さないという県民の民意というのは、今回の選挙の結果でも総合的に見てもぶれていないのだなと僕も実感しました。県民投票での結果も含めて、今度の県知事選挙で県民の新基地建設を許さないという民意について、ぜひ市長も酌み取っていただいて、ぜひ賛成・反対、賛否両論、賛否を表さないということではなくて、しっかり県民の民意を聞いて立場を表明していただきたいと思います。これは要望ですので、答弁は大丈夫です。質問事項6に行きます。市財政運営に係ることについてです。要旨(3)、(4)から先に行かせていただきます。要旨(3)についてです。重点交付金については、全国で2,700億円ということが国から示されております。その中で一体どれだけ名護市に交付される予定なのかお伺いしたいと思います。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金における電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金の交付限度額につきましては、令和4年9月20日に通知がございまして、名護市は1億9,987万円となってございます。 ○金城隆議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 それからもう1点お聞きしたいと思います。いろんな事業を検討されていると思います。この重点交付金、10月末までが計画の提出期限となっております。かなり汎用性の高い交付金になっていますので、集約はされると思うのですけれども、各担当課において現場にいる皆さんからしっかりと話を聞いて要望を吸い上げていただきたいと思いますが、そういうところはいかがでしょうか。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 議員ご指摘のとおり現場からの声を吸い上げて、聞くことは重要だと考えておりまして、新たな事業を市で行う場合におきましては、担当部署において各業界ですとか所管分野からの要請、それから他市の状況等を踏まえながら検討いたしまして、事業の目的や効果、必要性や緊急性、積算根拠等の事業内容の精査を図った上で事業の実施に向けて調整をしていくと考えてございます。 ○金城隆議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 ぜひ効果的に使っていただきたいと思います。要旨(4)について1点だけお伺いします。答弁にもありましたが、不正を行ったという事業者に対して市の補助金が間接的に渡るということについては、本意ではないが在籍していた児童を切れ目なく支援するために苦渋の決断であったと思います。市長も副市長も相談に乗ってこの決断を早急にされたということは、すごく重要なことだと思います。ありがとうございます。それで本件のこの受入先、新しい移転先の既存施設の改修等はいつ終了して利用開始ができるのかお伺いいたします。 ○金城隆議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 ご質問の利用開始の時期についてでございますが、今議会の予算成立後すぐに新しい受入先となった学童クラブの代表者と移転先候補などについて調整を図る予定となっております。しかしながら、移転先の既存の建物の状況によっては改修の規模が変わってくることもあるので、改修が完了して利用が開始される時期について、現時点で明言するのはちょっと難しいところではありますが、少なくても年度内での完了に向けて善処したいと考えております。
    ○金城隆議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 ぜひ早急に対応していただきたいと思います。よろしくお願いします。それでは要旨(1)、(2)ですね。再編交付金についてお伺いしたいと思います。企画部長からの答弁にあったところです。法の目的の部分、第1条の部分を読まれたと思います。僕が指摘をさせていただいた米軍基地再編交付金というのは、答弁の最後のほうの再編に資するところということでの認識に間違いはないだろうと実感をしております。そういう意味で、このこども医療費助成事業での年度ごとの歳入歳出、基金計画です。資料を出していただきましたが、僕が気になっているのは、今、県のほうでも高校卒業までの医療費の無料化を進めていきたいと知事も発言をされていると認識をしていて、この医療費助成事業については基金が使える部分、使えない部分というのが指定されているわけです。県の事業の部分は市の単費でやらないといけない。再編交付金の部分は市の単費を使わない、県の補助がない部分ということで高校1年生から高校3年生までの部分だと思います。その部分が、例えば県の事業で補助をされるようになってしまった。今、基金積立てをしていて、その基金を使わなくても済むということになったときに、この残った、残金というのはどういう処理をされるのかお伺いしたいと思います。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 年度ごとに必要に応じて基金計画書の見直し、国や県の対象者の拡充等の動向を見定めて適切に基金を管理していきたいと考えております。 ○金城隆議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 答弁になっているのかどうかよく分からなかったのですけれども、今、基金が5億5,833万、令和3年度末で残っていると。計画的にやると言うけれども、医療にかかるかなんて分からないわけです。結局、毎年の基金処分額には差が出てきていて、それをコントロールするということはなかなかできないのかなと思います。次の議会で質問をさせていただきたいと思います。それから最後に、先日の比嘉勝彦議員の一般質問の中で、再編交付金が不交付の時期があったと。その部分の補填を調整交付金でやってほしいと市長が発言をしたとの報道がありました。その点について、何で再編交付金を調整交付金で賄うのかというところが理解できないのですが、その考えについて最後に市長にお伺いします。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 ご指摘の件につきましては過去の再編交付金の不交付期間を踏まえ、調整交付金の増額や既存の補助メニューの拡充、または新しい予算制度を想定して要請を行ったというものでございます。 ○金城隆議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 再編交付金と調整交付金は全く性質の違うものですので、なかなかそういうことができないのかなと思います。次の議会でも指摘をさせていただきたいと思います。これで一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○金城隆議長 これにて吉居俊平議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後0時3分)                              再 開(午後1時30分) ○金城隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。岸本洋平議員、一般質問を許します。 ◆岸本洋平議員 本日は一般質問の最終日となりまして、残す2人の午後一番手を務めさせていただきます。議席番号23番、岸本洋平、ただいま議長の許可をいただきましたので一般質問をいたします。今回議席番号23番をいただきまして、一般質問の順番も23番ということで、何かいいことがあるのかなと思っているところです。質問に入る前に、改選後初めての一般質問でありますので一言ご挨拶をさせてください。このたび名護市議会でもう一度発言できる機会をいただきました。9月11日の名護市議会議員選挙におきましてご支援をいただきました皆様に、この場をお借りして心から感謝を申し上げます。去る1月の名護市長選挙では、私は落選という結果となりました。今回市議選への出馬を決めるまでは日々考え、そして悩むような時間が過ぎていきました。そういう中でも、この間支えていただいた地域の皆さん、多くの皆さん、相談に乗って共に悩んでくれた友人たち、いつもそばで支えてくれた家族、親族の皆さん、そして本当に多くの方々に支えられ、ご支援をいただきました。出馬に際しては私も考え、熟慮に熟慮を重ねて、そしてこの経験を力に変えて前に向かって進んでいく、その決意をいたしました。地域に根差して名護・やんばるの未来、可能性を開いていこうという決意です。沖縄学の父と言われる伊波普猷の言葉に「深く掘れ 己の胸中の泉 余所たよて 水や汲まぬごとに」という言葉があるように、自分をしっかり見つめ、名護市を深く見つめて、潜在力を掘り起こし、可能性を開いて、名護から世界へ。名護の特産物、手作り品、誇るものを世界へ発信し、誇りある豊かな名護市をつくってまいります。市内を駆け回り多くの方々とコミュニケーションを取る中で大変多くのご意見をいただき、気づきを得ることができました。また、猛暑の中でありましたので、屋外でお仕事をなさっている方々、道路工事をなさっている方々をお見受けして、体調管理についてとても気になりました。そして私のメールのほうには、どうにかこの夏場の職場の環境改善に、ぜひ市でも県でも取り組んでほしいという、そのようなメールも寄せられました。働き方改革が行われている中で、今後夏場の猛暑日については、本当に職場、現場の感覚で働きやすい環境づくりにもしっかりと取り組んでいく必要があると感じた次第です。初心と感謝の気持ちを忘れず、市民の皆様から託していただいた1票への思いを大切に抱き続けて、私が掲げた政策や市民の皆様からいただいたご意見、ご要望の実現、地域の課題解決に全身全霊で取り組んでいくことをお約束申し上げます。一般質問においては、傍聴に来ていただいた方々やインターネットを通してご覧になっている方々へ、私の質問や答弁者とのやり取りが分かりやすく、内容が伝わるように心がけたいと思っております。ですから基本的なことも質問させていただきますので、当局の皆様はよろしくお願い申し上げます。それでは質問に入らせていただきます。質問の事項1 資格取得支援について。質問の要旨(1)車両型建設機械は、建設現場はもちろんのこと農業や物流においても使用され、その操作資格を有していると就職には有利で、好条件も期待できます。東村にある沖縄産業開発青年協会ではそうした資格をはじめ11種の資格を取ることができ、これまでも多くの若者が学んできました。その費用をうるま市や沖縄市では就労支援として補助しており、ぜひ名護市でも学ぶ若者を支援すべきだと考えるので、補助制度創設について伺います。それについてチラシのほう、これは沖縄市の就労支援プログラム補助金のチラシですけれども、見えますか。急に言ってもカメラは撮れないですか。(チラシの提示あり)すみません、ありがとうございます。こちらには18歳以上、65万円の受講料に対して、例えば生活保護世帯、市・県民税非課税世帯の方々には全額補助と。またそうではない上記以外の方々には半額補助ということで制度ができております。こちらはうるま市のほうもございます。また県内の市町村もこれからどんどん導入しようと取組が進んでいるようでございます。この事業は若者の自立を後押しし、そして子どもの貧困の連鎖を断ち切るためにも、雇用改善に向けて就労支援にしっかりと取り組んでいくことが名護市でも必要だと思いますので、ぜひ創設に向けて当局のご答弁をよろしくお願いいたします。続きまして質問の事項2 農業行政について。質問の要旨(1)農業者の方々から、事業メニューはあるが制度が現場とかけ離れていて実際には使えない状況だという意見を伺っています。今回は「優良山羊貸付事業」について、農業者と意見交換をして制度を見直していただきたく質問いたします。質問の事項3 コミュニティバス事業について。質問の要旨(1)コミュニティバス事業はどのような状況ですか。車両は車椅子でも乗降可能なものを導入すべきだと考えますので質問します。質問の事項4 不登校とひきこもり支援について。質問の要旨(1)名護市における不登校とひきこもり支援の現在の取組について伺います。(過去5年間の推移が分かる資料をご提出ください。)質問の事項5 道路整備について。質問の要旨(1)……。すみません、休憩をお願いします。 ○金城隆議長 休憩します。                              休 憩(午後1時39分) (字句の訂正あり)                              再 開(午後1時39分) ○金城隆議長 再開します。岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 休憩中に字句の訂正をさせていただきました。それでは、質問の事項5 道路整備について。質問の要旨(1)屋部川沿いの市道87号線については、志味橋接道部分。宇茂佐1529-1番地先の道路についての補修。宇茂佐の森地区の歩道の除草。バスターミナル周辺の道路の白線、横断歩道標示の整備を行っていただきたい。また、点検や管理方針について伺います。この市道87号線は宇茂佐の森郵便局の裏にある屋部川の北側の道路、河川沿いの市道ですけれども、それと北部会館の後ろ側に架かっている橋、志味橋の接道部分ですね。それからその市道87号線から伸びている里道について。これが1529-1番地先ということになっております。よろしくお願いいたします。質問の事項6 米軍普天間飛行場の辺野古への移設問題について。質問の要旨(1)先日の新聞報道で、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古地先への新基地建設計画について、名護市が従来の方針を転換して2006年にV字形2本の滑走路の現行計画に国と合意した経緯を記す一切の公文書を残していない、「保有したことがない」と市が決定したことが明らかになった。有権者の利益を考えていないと言わざるを得ません。今後の公文書管理の在り方と当時の方針転換の経緯について、市の見解を伺います。これについて、資料がアップされていて、いつアップされたのかと思って昨日確認した次第ですけれども、ぜひそのあたりは資料提出がある際はご連絡いただきたいと思います。以上、一次質問といたしまして、二次質問は自席より行います。当局の皆さんのご答弁をよろしくお願いいたします。 ○金城隆議長 宮城浩二地域経済部参事。 ◎宮城浩二地域経済部参事 質問事項1要旨(1)についてお答えいたします。沖縄産業開発青年協会が実施している建設作業や農作業に必要な技術訓練につきましては、ガス溶接技能講習やフォークリフト運転技能講習などが受講でき、約半年間のカリキュラムで11種の資格を取得することができます。応募資格は2つあり、1つ目が「義務教育を修了した15歳以上40歳未満の者」、2つ目が「心身健全で共同生活を守り得る者」となっております。受講費用については18歳以上が65万円、18歳未満が61万4,900円となっております。ご質問にありますうるま市や沖縄市での資格取得に係る費用の補助につきましては、議員がお示しのとおり経済的に困窮する若年者に対する就労支援を目的としております。うるま市では15歳から30歳以下の困窮世帯を対象に65万円の全額交付を行っており、沖縄市においては生活保護世帯、市・県民税非課税世帯に属する者に全額交付、それ以外の世帯に属する者に半額交付の支援を行っております。本市の雇用対策に関する取組につきましては、令和3年2月に沖縄労働局と雇用対策協定を締結しており、本市が行う産業・雇用施策や生活・福祉施策と沖縄労働局における職業相談・職業紹介、その他の雇用施策について一体的に進めていくために協働して取り組むことを目的としております。本協定に基づき関連部局等で構成された名護市雇用対策運営協議会を設置し雇用対策に取り組んでいることから、若年者に対する就労支援については関係部署と連携しながら事業実施について検討していきたいと考えております。 ○金城隆議長 早瀬川章子園芸畜産課長。 ◎早瀬川章子園芸畜産課長 質問事項2要旨(1)についてお答えいたします。優良山羊貸付事業は平成27年度より実施している名護市独自の事業であり、ヤギ生産組合などの団体に所属する農家に対して3年間ヤギの貸付けを行う事業となっております。借受農家でヤギの飼養管理を行ってもらいながら、当該貸付ヤギから生まれた雌の子ヤギをほかの組合員等に譲渡させることで優良ヤギの大量増殖を促進し、農業経営の安定を図ることを目的として実施しております。当該事業につきましては、農家より貸付ヤギの貸付期間が長いのではないかとの意見を伺っております。ヤギの貸付期間については、生まれてくる子ヤギが雄、雌、どちらかの性別に偏ってしまう場合があることから、雌ヤギが生まれる期間として3年間という期間を設定しているところであります。また、生まれた子ヤギは全てほかの組合員へ譲渡しなければならないと考えている農家がいると伺っております。当該事業においては貸付ヤギから生まれた最初の雌ヤギ1頭のみをほかの組合員に譲渡し、そのほかに生まれたヤギにつきましては、借受農家が飼養管理を行いながら経営の安定化を図るために利用していただくものとなります。当該事業は事業開始時期である平成27年当時のヤギ生産農家の意見も伺った上で要綱を制定しておりますが、これまでに新しくヤギ生産組合へ加入した農家もおり、事業の内容等について十分に周知できていない部分もあると考えております。また、要綱制定から7年が経過しており、現在のヤギの飼養状況などの変化もあると考えておりますので、今後ヤギ生産農家や県などの関係機関との意見交換を行い、事業制度の見直しの検討と事業の周知を図っていきたいと考えております。 ○金城隆議長 宮城浩二企画部参事。 ◎宮城浩二企画部参事 質問事項3要旨(1)についてお答えします。島袋力議員、宮城さゆり議員、大城秀樹議員への答弁と一部重複いたしますのでご了承ください。コミュニティバスの運行につきましては、今年度名護市街地周辺及び二見以北地域を対象とした運賃有料の実証実験を実施いたします。現在の状況ですが、今年度のコミュニティバス実証実験については年度当初から運行ルート、運行ダイヤ、停車地として予定している箇所について交通事業者や予定施設等と調整を進めてきました。令和4年6月30日に今年度の第1回の名護市地域公共交通協議会を開催し、今年度の事業計画、実証実験について説明を行っております。令和4年8月3日には第2回協議会を開催し、今年度の運行ルート、運行ダイヤ、運賃、割引適用等について承認を得たところです。これまでの運賃無料での実証実験ではなく運賃を有料とした実証実験となっており、道路運送法第4条の許認可を得る必要があります。許認可に係る申請につきましては運行事業者が沖縄総合事務局へ申請することとなっており、令和4年9月30日に運行事業者である株式会社琉球バス交通が申請書を提出しております。認可されるまで2か月ほどの期間を要すると沖縄総合事務局から伺っております。運行の開始は令和4年12月を予定しており、令和5年3月26日まで土・日・祝日も毎日運行を実施してまいります。今年度の運行に際しては車両は運行事業者が準備することとなりますが、有料化に伴う料金箱等の設置や、運行ルートにある商業施設や観光施設等への乗り入れが可能な車両規模等の条件を示したとき、準備できる車両としてノンステップバスの準備は今回は難しいとのことでしたので、今年度はノンステップバスの導入は行われません。一方、来年度からの本格運行で導入する車両につきましては、今年度に本市において4台のEVバスを購入することとし、今議会での追加議案で本契約の議案上程を行います。購入するEVバスは小型車両となり、また車椅子ユーザーでも利用できる車両として4台全てノンステップバスとしております。 ○金城隆議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 質問の事項4質問の要旨(1)についてお答えします。資料を提出しておりますので併せてご確認ください。不登校児童生徒の状況につきましては、小中合わせて平成29年度で109人、平成30年度で132人、令和元年度で127人、令和2年度で102人、令和3年度は156人と増加傾向にあります。また今年度におきましては、8月末時点ですが、100人の不登校児童生徒がいることを確認しております。不登校児童生徒への対応につきましては、実態把握をするために毎月学校に調査を行っております。その調査等を踏まえて市生徒指導連絡協議会において課題の把握と指導助言及び教職員への研修を実施しております。また、市教育相談学校訪問として指導主事や学校相談員等が毎年全学校を訪問し、不登校やいじめ問題、特別支援教育等、学校の状況や課題を共有し指導助言を行っております。そのほかにも指導主事による毎月の担当校訪問や学校ごとのケース会議、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、生活支援課こどもサポーターとの連携等を図って支援を行っております。さらに、あけみお学級における登校復帰に向けた支援や、生徒指導支援者による不登校及び不登校ぎみの児童生徒への登校支援などに対応しているところでございます。特に生徒指導支援者につきましては8人を市内の小中学校に配置し、登校支援や登校してきた児童生徒に対する教室での支援、教室に入れない場合は個別の学習支援や相談業務など、不登校及び不登校ぎみの児童生徒への支援を行っております。不登校児童生徒の学習の遅れにつきましては、各学校において定期的に家庭を訪問し状況の確認を行い、その子の状況に応じてプリントを配布・回収したり、家庭に端末を持ち帰らせてオンライン上でコミュニケーションを図るなどしております。また学校に登校してきた際に個別で学習の支援などを実施しており、あけみお学級においては室長及び支援員による個別指導を行い学習の遅れに対応しているところでございます。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 それでは事項5要旨(1)の市道87号線、宇茂佐1529-1番地先の里道等の道路補修及び宇茂佐の森地区の歩道の除草並びにバスターミナル周辺の道路の白線整備についてお答えいたします。市道87号線は白銀橋を起点とし志味橋を終点とする延長1,141メートルの道路となっております。市道87号線の志味橋接道部分について現場を確認したところ、舗装の路肩が破損している箇所がございました。車両の通行が多い箇所であるため、危険防止のためカラーコーンや土のうを設置し応急対策をしておりますが、道路利用の安全を図る上で修繕を行ってまいります。宇茂佐1529-1番地先の里道等につきましては、現場を調査したところ幅員約2.5メートル、延長約45メートルについてわだちができておりましたので、交通の安全を考慮し早期に砂利舗装を実施してまいります。宇茂佐の森周辺の歩道の繁茂状況につきましては、うむさむい線、安田根川線、屋部・宮里線、大土線、宇茂佐原線、宇茂佐古島線で歩道の草が繁茂しておりました。歩行者の通行の妨げになることから、除草作業を現在実施しているところでございます。除草等の点検や管理方針につきましては、名護市が管理する市道は路線数880路線で延長約368キロメートルとなり、そのうちの児童生徒の通学路として利用されている25路線については年2回の除草作業を計画しており、その他の路線につきましては窓口相談や陳情要請及びパトロールで確認した箇所について除草作業を行っております。次に名護バスターミナル周辺の市道の白線状況につきましては、現場を確認したところ国道58号との交差部から、国道から宇茂佐の森向けローソン名護宇茂佐の森店付近までの約310メートル区間において市道名護中央線の白線が消えかかっている状況が確認できました。また、市道大土線につきましても北部農林高等学校から国道449号との交差部までの約640メートル区間において一部白線が消えかかっている状況を併せて確認しております。市としましては、特に消えかかっている市道大土線及び名護中央線における白線の修繕を令和4年度に実施してまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 私のほうでは質問事項5要旨(1)のバスターミナル周辺の横断歩道標示の整備及び点検方法や管理方法の部分についてお答えします。議員からご指摘のありました名護バスターミナル周辺の横断歩道標示の整備につきまして担当課において調査したところ、横断歩道等が擦れて見えにくい部分や標識の補修が必要な箇所を確認いたしました。当該箇所においては名護バスターミナルを利用する市民をはじめ名護市を訪れる観光客にも多く利用されることからも、安全な通行の確保及び利便性向上のため交通管理者である名護警察署に対して要望してまいります。また、横断歩道等の点検につきましては、名護警察署の署員によるパトロールの際や各道路の管理者などで確認しておりますが、管理につきましては沖縄県公安委員会からは白線の擦れ具合、車両や歩行者の通行状況等を調査し、優先度の高いところから修繕対応をしているとの回答がございました。市といたしましては、今後も横断歩道の状態確認や地域の皆様からの情報を基に交通管理者であります名護警察署へ要望をしてまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 それでは質問の事項6要旨(1)についてお答えします。まず新聞報道にありました公文書公開請求の内容としましては、「2006年1月22日の名護市長選以降、同年4月7日に「普天間飛行場代替施設建設に係る基本合意書」を市が結ぶまでの、移設計画をめぐる市の意思形成に関わる一切の記録。また同時期に、移設計画をめぐり、沖縄防衛局を含む防衛省や官邸などの政府機関側と交わした連絡・話合い・協議など一切の記録」となっております。該当する文書の存在が簿冊台帳及び簿冊廃棄台帳で確認できなかったことから、請求された公文書を実施機関で取得・作成した事実を確認する手段がなく、また書庫等も確認しましたが該当する公文書が存在しないことから、「請求された公文書を実施機関で保有したことがない」と公文書不存在を通知いたしました。その後請求者から審査請求書が提出され、市は名護市情報公開・個人情報保護審査会に公文書公開請求に係る諮問を行い、名護市情報公開・個人情報保護審査会から実施機関の決定は妥当であるとの答申を受け、請求を棄却する裁決を行ったものです。今後の公文書管理につきましても、引き続き名護市文書取扱規程や名護市情報公開条例等の関係規定に基づき適切に実施してまいります。次に基本合意につきましては、当時の島袋吉和元市長が平成18年4月8日に市のホームページで公表したコメントで説明されておりますので、このコメントから抜粋して経緯をご説明いたします。普天間飛行場代替施設について、平成8年4月、橋本龍太郎首相とモンデール米国駐日大使との会談で、普天間飛行場の全面返還が合意され、その後、比嘉鉄也元市長、岸本建男元市長、そして島袋元市長と3代にわたり、この問題に向き合ってまいりました。さらに「普天間飛行場の移設に係る政府方針」が閣議決定されました。その後、同閣議決定に基づき、国・県・名護市を含む関係地方公共団体で構成する代替施設協議会で、基本計画が決定しました。しかしながら、平成17年10月29日、日米安全保障協議委員会で、これまでの経緯を無視して、いわゆる沿岸案が合意されました。この沿岸案は、それまで一度も協議が行われたことはなく、滑走路延長線上に民間住宅が位置し、学校が近在するなど住民生活への影響を鑑みても、全く受け入れることはできないものでした。島袋元市長はこの問題について、これまでの経緯を踏まえ、岸本建男元市長が主張した、現行案のバリエーションの範囲で、辺野古地区、豊原地区及び安部地区の上空の飛行ルートを回避することが、地域住民の生活の安全を確保する上で、譲ることのできないラインだとしました。その結果、名護市及び宜野座村の要求にある民間地区の上空を飛行しないという案が防衛庁から示されたことにより、基本合意書を交わすに至っております。以上が市長コメントから抜粋した経緯でございます。なお、市長コメントにつきましてはタブレットに掲載しておりますのでご確認をお願いいたします。 ○金城隆議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 二次質問を行ってまいります。あと25分ですので急ぎ足で行っていきたいのですけれども、事項(1)の資格取得支援、本当に若者の自立を後押しする就労支援になります。うるま市のほうでは平成31年からの実績で4年間で51名を支援して建設業、農業、物流業等に役立つ資格を取得し就職することで地域の振興、発展に貢献することに加えて、本当に目に見える形で貧困の解消にも大きくつながってきているということでございます。65万円の受講料全額補助が10人。これはうるま市だと4年間で51人ですので、年間10人程度ですか。そうすると65万円の補助で650万円、半額で325万円ということで、名護市の予算規模であれば可能だと思いますが、ぜひ実施していただきたいと思います。もう一度ご答弁をお願いいたします。 ○金城隆議長 宮城浩二地域経済部参事。 ◎宮城浩二地域経済部参事 沖縄市、うるま市で実施している内容について担当者と意見交換させていただいたところでありますので、一次答弁で申し上げたとおり雇用協定に基づいた形でいま何が必要かというところを優先づけをしながら、担当部署と連携しながら取組について研究させていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。 ○金城隆議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ぜひ取組のほどよろしくお願いいたします。続いて質問の事項2の優良山羊貸付事業の件ですけれども、これについて先ほどしっかりと事業内容の周知も図っていきたいということでありました。その中でやはり生産者の皆さんが気になさっていたのが、要綱の第9条の生後1か月の体重が10キログラム以上あること。なかなかこの10キロというのは、1頭のみ生まれた場合に5,000グラム程度で生まれると1か月で10キロまで持っていけるということですけれども、やはり生産者としては二、三頭生んでもらって頭数を増やしていくということですので、そうするとかなりハードルが高いということです。それからまた先ほども説明のあった1頭目の雌ヤギについては他の組合員に譲渡するということで、なかなかその辺はモチベーションに関係してくるということでございます。それで、またこれはうるま市の例になるのですけれども、うるま市のほうでも同じような事業があるのですが、例えばこの果実の帰属という生まれた子ヤギの帰属については、最初の雌ヤギについては3年間の自家保留、それからその他の雌ヤギのうち1頭について他の組合員への譲渡に努めるということになっていて、随分緩和されています。また先ほど申し上げた一月後にクリアする体重の規定というのも入っていなくて、やはりそのあたりは生産者の皆さんといろいろ議論しながら制度を変えてきているのではないかと思います。もともと県の要綱など、制度を参考になさっていると思うのですけれども、ぜひそのあたりをしっかりとお話をしていっていただきたいと思います。また、いま飼料が大変高騰しているということで今回の議会の中でも質問がたくさんありました。例えばいま飼料のみで1歳半まで雄を育てると14万から15万円ぐらいかかると。そのときの出荷は10万円を切ってしまうと。飼料のみで育てると赤字になってしまうわけです。なので青草を刈って、真夏の炎天下でも作業をするという状況であります。それに対しての補助であったり、またヤギのほうは準家畜ということで保険が利かないというところで、病気になったりいろいろな事故があったときに保険が利かない。ぜひそのあたりも対応してほしいということがございます。それからもう1点、今ヤギの屠畜(とちく)料、県内では大里のほうで1日に10頭、北部のほうで7頭と伺っているところです。これは実際の消費量とは随分かけ離れた数字になっていて、また北部のほうだと1万1,000円から1万3,000円ほどかかるということです。そのあたりもぜひ補助をしていただきたいと。宮古島では非常に補助もしっかりと行われているということで参考にしていただきたい。いま申し上げた飼料の補助、それから屠畜等のときの補助、ぜひいろいろな保険制度のような制度をしっかりつくってほしいということでございます。それらを含めてぜひヒージャー特区をつくってはどうかと、そんな思いもあるのですけれども、調理法やいろいろこれから世界に輸出するときのハラル等の制度に向けても対応できるような、そのような大きな視点で、視野でやっていただきたいと思いますが、すみません、いくつか挙げましたがいかがでしょうか。 ○金城隆議長 早瀬川章子園芸畜産課長。 ◎早瀬川章子園芸畜産課長 まず、ヤギの飼料代に対する補助についてということでございましたが、配合飼料につきましてはトウモロコシを主とする輸入飼料原料価格の上昇に伴い高騰していることは承知しております。本市においては、ヤギを含む牛、豚、採卵鶏などの畜産業が盛んであり、飼料価格の高騰は農家経営へ非常に大きな影響があるものと考えております。現在飼料高騰による農業経営への影響緩和のため、畜産農家に対する支援について検討しているところであります。続きまして、屠畜料への補助ということでございましたが、本市といたしましては現在屠畜料に対する補助は行っておりませんが、名護市独自の事業として一次答弁で申し上げました優良山羊貸付事業のほか種畜導入事業を実施しているところでもあります。また現在、先ほど申し上げました飼料高騰に係る農家支援のことも検討しておりますので、そういった形で農家支援をまず行ってまいりたいと考えているところです。最後にヤギの生産振興ということでございましたが、現在ヤギの振興計画ということで、令和4年度にこの振興計画のほうを策定するために動いております。この中でどういう形で、どの方針でヤギの生産振興を図っていけるのかということを含めまして、農家の皆さんの意見も伺いながらこの策定に取り組んでいって、ヤギの生産振興につなげていければと考えておりますのでお願いいたします。 ○金城隆議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ぜひよろしくお願いいたします。続きまして、コミュニティバスの件ですけれども、こちらは今年度の予算と事業メニューについて、補助メニューも活用していると思います。事業メニューについて伺います。 ○金城隆議長 宮城浩二企画部参事。 ◎宮城浩二企画部参事 今年度のコミュニティバスの運行についてですが、コミュニティバスの運行については一括交付金を活用しており、また電気バスの購入については北部連携促進事業を活用しております。 ○金城隆議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 本格導入に向けてまた取組をぜひよろしくお願いいたします。今回一般質問でもかなり多くの議員諸公の方々がコミュニティバス事業を取り上げられていて、本当に市民の方々の関心の高さが伺えますので、よろしくお願いいたします。続きまして不登校と引きこもりへの支援ですけれども、ご答弁いただきましてありがとうございます。やはり気になっているのは近年の不登校児童生徒の増加ですね。いろいろな要因があるとは思います。休校が続いたり、様々なご家庭の要因などもあるかと思いますけれども、ぜひ関係機関と連携を図っていただきたいと思います。15歳から18歳までの高校生世代の方々、市民の方から高校をいろいろな理由で中退してしまった。今後の就職や進学についてなかなか一人では考えが、いいアイデアが浮かばないというようなことを聞いておりまして、ぜひそのあたりも一緒に考えていただける、そんなサポートを、中学校のその先も、ぜひ名護市のほうもつながってやっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。道路整備につきましては、こちらのほうを実施していただけると、除草のほうも白線整備もということですのでお願いします。ぜひこの点検のサイクル、それから除草などはいま年2回ほどと伺っているのですけれども、やはりどうしても年2回では草が伸び切ってしまうということなので、ぜひそのあたりは地域と連携したいい取組を模索しながら、私も一緒になって考えていきたいと思っております。ぜひ実施のほどよろしくお願いいたします。では質問の事項6です。こちらにつきましては先ほども資料も頂いてご答弁いただいたわけですけれども、この移設の変遷に関わる記録がないということは、本当に市民にとって大きな損失、市民の方々に対してどのように説明していくのか。この先、歴史の中でこれがどのような記録となって残っていくのかということが、公文書が保存されていないということは非常に問題だと思っております。今回、先ほども参事のほうからご説明があって、これは新聞社がこの記録の開示を求めて、名護市に対して記録の開示を求めたけれども、名護市は公文書が不存在だということでその決定の通知を行ったところ、またこの新聞社のほうが名護市情報公開・個人情報保護審査会のほうに審査を依頼したわけですね。この審査請求をした結果、名護市の判断は公文書不存在としたことは妥当であるというご説明であったわけですけれども、この一連のやり取りの中での情報公開・個人情報保護審査会からの市への答申を基に質問していきたいのですが、その中で実施機関で保有したことがないという公文書不存在決定ということだったのですが、この実施機関というものは具体的には市長を含む名護市ということになりますか。 ○金城隆議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 こちらでいう実施機関は市長事務部局になります。 ○金城隆議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 そうすると、この実施機関には市長は入っていないということですか。 ○金城隆議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 大変申し訳ございません。情報公開条例に実施機関という定義がございます。名護市の中でも市長部局、それから教育委員会、それから議会も個別の実施機関として定義されております。今回ここにあります実施機関は市長部局、市長を含む部局となります。 ○金城隆議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 そうですよね、情報公開条例の第2条のほうに実施機関、市長についての説明もございます。その中で情報公開条例に基づいて今回請求されているわけですけれども、この実施機関の責務として第3条第1項に、「実施機関は、市民の知る権利が十分に保障されるようこの条例を運用しなければならない。」と。第3項は「実施機関は、会議録等必要な公文書の作成をしなければならない。」となっているわけです。ということは、これは市長であってもしっかり公文書を作成して保存すべきだったということでしょうか。 ○金城隆議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 おっしゃるとおりですけれども、公文書の定義がございまして、「実施機関の職員が」、これは市長も含みますけれども、「職務上作成し、又は取得した文書、図画及び電磁的記録であって、当該実施機関の職員が組織的に用いるものとして、当該実施機関が保有しているもの」という定義がございます。庁内の討議に付す必要がない資料、つまりは組織的に用いないものと判断されるものについては公文書が作成されなかったものと認識をしております。 ○金城隆議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 それでは市民に開かれた行政とは言えないのではないでしょうか。皆さんが今回提出された資料、「普天間飛行場代替施設の建設に係る基本合意書について」ということで、当時の島袋市長のコメントですけれども、その中で、資料の3ページの上のほうにありますが、「私は、こうした基本的考え方のもとに、防衛庁と話し合いを重ねてまいりました。」とあるわけですね。その結果、昨日、防衛庁が提案した内容は」ということで、これは防衛庁と話合いを重ねてきているのです。その内容を市庁舎内で討議もしない。庁議決定もしない。それでこうした基地の計画の変更に踏み切るということがあっていいのかと。まずこの2点ですね。話合いを重ねてきている中で全くメモも取らないのか、組織的にそうした合意形成をしていかないのかというところを質問します。 ○金城隆議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 お答えする前に1点、基地関連の情報につきましてはご存じのとおりホームページにたくさん掲載がございます。基地関連情報としまして、そして移設問題の動向ですとか、この中に先ほどの市長コメントもあります。そして代替施設協議会の経緯など、これまでの情報については数多くございます。今回請求がございましたのはそれ以外の情報ということで請求がございましたので、探しましたがなかったということでございます。踏まえまして、今回こういった経緯もございまして、公文書の作成などについては当時の職員がそのように判断し作成されなかったものと理解をしているところでございます。 ○金城隆議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 当時の職員ということでありますけれども、ここに防衛庁と話合いを重ねてきたということは、まさに公文書公開を請求した1月22日の名護市長選挙以降から同年の合意に至る7月7日までですよね。その間、話合いを重ねてきて、それが一切公文書として保存されていないということは、これは情報公開条例、先ほど参事も公文書の定義についてお話をしていましたけれども、こんな大切なことを残さないということはあってはならないと考えております。この話合いを重ねている間には、当時のことではあるのですけれども、庁舎内で組織的に協議をしたり討議をしたりということはないのですか。 ○金城隆議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 組織的に話がされたというような記録はございませんので、正直分からないというのが回答になります。一方で、報道によりますけれども、当時を知る末松県議がメモを残すよう事務方への指示はしなかったはずだということも述べておりますので、詳しい状況は存じませんが、その当時はそういう状況の下で判断されたものと認識をしております。 ○金城隆議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 では今後について、やはりこの信頼性の回復ということからもしっかりと文書を作成して残しておく必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ○金城隆議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 これまでどおり、公文書の作成・管理のルールに基づき運用してまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 それでは時間もないので1点だけ。皆さんが提出した資料の中で、先ほども「岸本建男前市長が主張した、現行案のバリエーションの範囲であれば」という言葉がありますけれども、これについて岸本市長はその後の2月4日のコメントで、防衛庁から説明のあった沿岸案に対しては受け入れられない、論外だというコメントを残しているわけです。なのでこのバリエーションの範囲内であればという表現は当たらないと思いますが、いかがでしょうか。 ○金城隆議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 当時の市長、歴代市長が判断されたことであって、現時点ではそこを推測するのは難しいかと思います。 ○金城隆議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 だからこそ公文書の作成、保存は大事だということですね。こうした市長のコメントがあれば、まだ当時を、これから先の未来の子どもたちも振り返ることができるということになりますので、ぜひしっかりと作成していただきたいと思います。この名護市情報公開条例の第3条実施機関の責務、第1項に「実施機関は、市民の知る権利が十分に保障されるようこの条例を運用しなければならない。」ということがございます。市民の知る権利をしっかり守っていただきたいと思います。以上をもちまして岸本洋平、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○金城隆議長 岸本洋平議員の一般質問を終わります。暫時休憩します。                              休 憩(午後2時30分)                              再 開(午後2時40分) ○金城隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。大城敬人議員、一般質問を許します。 ◆大城敬人議員 議長のお許しがありますので一般質問を始めていきたいと思います。去る9月11日に行われました名護市の市議会議員選挙におきまして、新しくみんな、選ばれて来られました。本当におめでとうございます。今度の選挙に非常に感激していることがあるのです。何かといいますと、若い人がたくさん当選されて、平均年齢を上げているのが私なので、平均年齢を下げていただきありがとうございます。一言申し上げたいのは、このように若い方々に名護市の未来を担うために頑張っていただく。この心寄せが本当にすばらしいです。ですから、鉄は熱いうちにたたけというように、新しく議会議員になられたので一生懸命勉強して、この議会は行政のチェック機関ですから、市長がどういうことをやっているかと朝から晩まで目を凝らしてチェックする。そういう気概でもって名護市を発展させていくということが大事だろうと思います。先ほど吉居俊平議員が一般質問の開口一番で、日本共産党が100周年という話をされました。そこのことについてちょっと触れてみたいと思います。今日の日本の国民、沖縄県民の自由と民主主義を守るために本当に命をかけて頑張ってきたのは、日本共産党です。経済的にややもすると自由民主党かなと思ったりする方がいるかもしれませんけれども、あの戦前の天皇制の下で治安維持法に基づいて全く自由のない国内、こうした中で、命をかけて国民の自由と民主主義を守ってきたのは日本共産党です。野蛮な特高警察によって、あの蟹工船で有名な小林多喜二さんも撲殺されたと。こんな野蛮な社会があったのです、日本で。絶対にこういう社会に私たちは二度とさせてはいけないのだと。ですから考え方にはいろいろあると思うのですけれども、私たちは平和を守るために頑張ると。自由と民主主義を守るために頑張る。こういう任務も私たち議会議員には課せられているのだということを一言申し上げたいというふうに思います。ところで、私は去る9月29日に満82歳になった。今日の一般質問は議員になって、連続ですけれども、175回目になりました。これも本当に市民の皆さんに支えていただいて、また周りの皆さんも本当にいろいろな犠牲を払いながらも支えていただいたと、心から感謝を申し上げる。渡具知市政も2期目を迎えたので、最近のことについて少し市長にも申し上げておきたいと思うのですが、市長は名護市の福祉事務所のほうに足を運ばれたことはあるのでしょうか。あの建物は福祉の建物ではないと私は断言せざるを得ない。電気を消したら真っ暗です。そして狭いものですから、相談に来る人たちは階段を登って上がらないといけない。先日、若いながらも高血圧で倒れて、2つのつえを持っていて上がれないのです。土間で相談しないといけない。しかも最近の傾向として、生活保護は憲法に保障された権利にもかかわらず、持家があったら売りなさい。ご両親は高齢で、きょうだいは大けがで入院している。本人もつえをついていて4本足である。そういう方が相談に来たら丁寧に話を聞いてやっていただきたい。最近起こったことで生活保護の相談をしにいったら、話が十分に終わる前にシャットアウト。聞かなくてもいいみたいな、こういう不親切では本当の福祉とは言えないです。これは職員も心して、公務員は全体の奉仕者であると。権力の奉仕者ではないのですから、我々議員もそうですけれども、市民に奉仕するという大切な義務があるのです。特に税金で給料をもらっているわけですから、職員の皆さんには市民に対して尊ぶという、思いやりという大切な気持ちを、こういったのが大事ではないかと思うのです。相談に行って、一言二言言うと、あなたは終わりですと。もういいですと。大変です、こんなことがあったら。これは現実に起こっていることですから、市長、重々そういう点で職員の対応の問題も気をつけていただきたいと思います。先ほど申し上げましたけれども、私はこの82年間の人生の中で瀬長亀次郎さんと3度にわたる大切な接点があったのです。1956年の高校1年のときに4原則とは何だという講演を瀬長さんにお願いしたら、あくる日、名護高校の校長先生が首になったのです。考えられますか、皆さん。米軍が支配していた民政府が、瀬長亀次郎さんを呼んだ名護高校の校長を首にしたのです。当時、私たち1,300人の名護高校生は3日間抗議のストライキをした。先生方も一緒に労働歌を歌うなどの練習をしましたよ。あのときの怒りです。我々沖縄県民はこれほどの侮辱、不条理に対する怒りにまだ燃えているのです。これが一つ。その後において、私が市議会議員の初めての選挙のときに、瀬長亀次郎さんに初出陣の応援に駆けつけていただいてご挨拶いただいた。二人で一緒に宣伝カーに乗って地域を回った。こういう思い出があります。こうした中で、戦争で犠牲になった、対馬丸以外の25隻の船舶の犠牲者の遺族の方々、それをまとめるということを40年やってまいりました。国は全く県民に対するこの補償をやりません。これはこれからも続けていきたいなと。そういう人生の中で瀬長亀次郎さんにお会いすることができたのは、非常に幸いでした。これからも瀬長さんが歩んだ道を私も歩んでいきたいなと、そういう思いで頑張っていきたいと思います。それでは一般質問に入ります。質問の事項1 旧名護市消防庁舎等跡地売却問題について。質問の要旨(1)6月定例会で私が市長に示した旧名護市消防庁舎等跡地売却に関する領収書(100条調査委員会に関係会社から提出されたもの、議員のタブレットに掲載された領収書)について説明を求めます。領収書を議会に提出してください。ア 領収書の発行期日は何年、何月、何日ですか。イ 領収書の宛先について。ウ 領収書の金額はいくらですか。エ ただし書には何と書かれていますか。オ 領収書を発行した会社名を伺います。質問の要旨(2)令和3年4月30日に開示した旧名護市消防庁舎等跡地に関する名護市が発行した領収書について説明を求めます。市が発行した領収書を議会に資料として提出してください。これは提出されています。ア 領収書の発行期日は何年、何月、何日ですか。イ 領収書の宛先について。ウ 領収書の金額はいくらですか。質問の要旨(3)旧名護市消防庁舎等跡地に係るプロポーザル選定委員会の採点シート集計表で、評価点数について下記の説明を求めます。ア 評価点数の最大点は何点で、最低点は何点ですか。それぞれの会社名を伺います。イ プロポーザルで施設内温泉計画に関する採点趣旨の配点は何点で、プロポーザル参加の評価点数は最大何点で、三者の採点について、それぞれ何点ですか。ウ プロポーザルに最後まで残った会社が提示した売買に関する価格について伺います。それぞれ何点ですか。また、売買希望価格の配点を20点とした理由を伺います。エ 評価の視点・基準等で、資金計画の評価点数について伺います。三者のそれぞれの評価点数は何点ですか。旧名護市消防庁舎等跡地売却事業プロポーザルの選定委員会採点シート集計表を議会に提出してください。質問の要旨(4)旧名護市消防庁舎等跡地売却に関する売買契約の土地の納入期限延長などに関する受付番号が欠落したことについては、行政上の大変なミスです。受付番号の欠落が三回もあったことについて改善の処方について説明を求めます。文書で議会に提出してください。これは出されています。質問の要旨(5)旧名護市消防庁舎等跡地売却に関するプレゼンテーションで、温泉施設設置の提案を行ったピースアイランドについて伺います。温泉施設をプレゼンテーションした会議録を議会に資料として提出してください。これも出ております。質問の事項2 キャンプ・シュワーブ米軍及び辺野古弾薬庫に関することについて。質問の要旨(1)オスプレイが配備されて10年になります。名護市が測定した航空機騒音について、2020年10月以降の測定局別騒音発生回数及び最大値について、最大の回数と最大値について過去最大になった測定局について伺います。一覧表を議会に提出してください。質問の要旨(2)辺野古のフェニックス、久志のガンダーについて、市長は同着陸帯の撤去は公約であると表明して久しくなります。撤去に向けての具体的な取組について計画等を伺います。質問の要旨(3)辺野古弾薬庫について、防衛局が進めてきた再開発が終わったと国会で答弁しています。市当局の見解を伺います。質問の要旨(4)辺野古弾薬庫で爆発等事故が発生した場合の周辺住民の避難訓練について、市の計画があるのか伺います。また、防衛局の計画について伺います。質問の要旨(5)辺野古弾薬庫再開発工事で大規模な円筒形の施設が地中に埋められています。核貯蔵庫なのか、核シェルターなのか防衛局に確認してもらいたい。同施設のグーグルの写真を資料として議会に提出してください。質問の事項3 新基地建設問題について。質問の要旨(1)辺野古移設計画でV字案合意文書なしとの新聞報道がありました。重大な問題です。V字案合意文書の何がないのか伺います。質問の事項4 傾斜配分について(公平・公正な行政運営を求める)。質問の要旨(1)二見以北十区に給付されている傾斜配分と同様の給付を求めることについて、喜瀬、幸喜、許田の3区長連名で陳情が提出されています。市長の見解を伺います。質問の事項5 自衛官募集業務に係る名簿閲覧について。質問の要旨(1)名護市個人情報保護条例に関連して、自衛隊の閲覧は何を根拠にして行っているのか伺います。質問の事項6 北部基幹病院に関連して。質問の要旨(1)北部地区医師会病院と県立北部病院の合併の際の賃金水準は、北部地区医師会病院を基準とするとしています。現状は、2者の賃金の格差を縮めることが求められています。名護市と沖縄県は、どのような計画で賃金格差解消を図ろうとしているのか伺います。令和3年度の両者の医師、看護師等の職員の賃金について、比較一覧表を議会に提出してください。これについては、現実的に資料としてまだそろっていないということでありましたので、これは載せないということで了解しております。質問の事項7 老人福祉について。質問の要旨(1)市内の独居老人で日常生活に支障を来している方々がおられます。独居老人について、市はどのような支援をしておられるのか伺います。質問の要旨(2)市内の独居老人について、65歳以上の行政区別人数を伺います。一覧表を提出してください。質問の要旨(3)独居老人の要求について伺います。調査資料があれば議会に提出してください。また、具体的な支援内容について伺います。質問の要旨(4)市内の孤独死について伺います。年間、孤独死はどのぐらい発生していますか。ここ5年間の年齢別孤独死の実態について伺います。年齢別孤独死についての一覧表を提出してください。質問の事項8 ちばる事業について市は、真実を認める勇気が大切です。質問の要旨(1)三原区ちばる事業において、19万8,990円の領収書の偽造がありました。市は、議員のタブレットに偽造された領収書の発行人として全く関係のない会社代表者を実名で掲載しています。会社代表者の名誉回復のために、真実をただすことが求められます。三原区ちばる事業者の元三原区長に真実の確認を求めます。名護市は、その勇気があるのか市民は見守っています。市長の見解を伺います。ところで、市長のほうに渡している資料があります。A4サイズ、これは辺野古の弾薬庫の図面ですけれども、復帰の前に日本共産党が調査して報告書を作ったのです。そのときのこの弾薬庫について、現在もそのとおりなのです。そのうちの今回のこれが弾薬庫の全貌ですけれども、この中にいわゆる地下弾薬庫と言われる、市長、この図を見てください。市長、弾薬庫の図面。この1060というのはかつて核魚雷があると言われた所です。それから今回、工事されると言われている所は、人が立っている写真があるのが、1061、1062とあります。この真ん中、この一帯が大規模に開発されている。しかも写真を見てほしいのですが、写真にありますようにこのダンプと比較して物すごい、これがダンプです。これが建物です。こういう建物が、シェルターと思われますここに3つ、国会での答弁を見ますと、4基造られたと。大規模な、地中に埋めるこのような施設ができている。これは、かつては辺野古弾薬庫に核弾頭がありました。NHKが取り上げた、沖縄に1,300発の核弾頭があったという報道の中で、辺野古にあったということが言える。その当時、その管理の責任を持っていたブラウン、アメリカの大学の教授が3年前にトランプ前大統領が戦術核の開発ということを強調したときに、わざわざ沖縄に来られて、私は辺野古の弾薬庫で核弾頭を扱っていた。そのとき核弾頭を落としてけがをした。今回、トランプ前大統領が言っていることに合わせて、辺野古弾薬庫の再開発では核貯蔵庫が造られるおそれがあると。再びこういったことをさせてはいけないから、ぜひ頑張ってほしいということでゲート前に来られました。そういう状況にあるのです。ですから、さきから一般質問しておりますように、私たちが辺野古の弾薬庫で爆発事故があった場合の避難計画はありますかと聞いたら、防衛局は「ありません」と言ったのです。それでは宿題としてつくってくるようにと言ってからもう3年になりますので、できているのではないかと思いますから、それを確認したかどうかです。このように、これは核シェルターではないかと、この下のほうが。これと同じようなのが2つあるということです。そういう形で辺野古で大規模な再開発がやられていると。私たちの辺野古地域あるいは対岸の瀬嵩など、周辺地域の住民の安全安心を考える上でも、爆発の懸念に対して、この避難訓練、計画というのが非常に求められているわけです。そういうのが大事ではないかと。それからここにもありますように、音の問題もありました。皆さん初めて見る人も多いと思うのですが、国立高専から300メートルの所にフェニックスという離着陸帯がありまして、ここで離着陸のためのホバリングが行われると国立高専では授業ができなくなるのです。できないというよりも聞こえないのです。これは琉球大学の渡嘉敷健准教授が測定をずっとやっておられて、そういうデータが出ているのです。100デシベルを超えている。低周波数も100デシベルを超えている。それからこれが現在、基幹病院との交換で沖縄県立農業大学校が移動する、久志に隣接している農業改良地区の牧草地帯でこのように作業が始まっているのです。前から議会で取り上げているように、市長、農業大学校の環境は非常に厳しく、駄目になると。ここで物すごい訓練をするのです。なぜなら久志農業ダムの隣には2基が離着陸できるガンダーという離着陸帯があるのです。それから老人の問題でもいろいろ、身体的な問題もいろいろありますが、お年寄りが一人で暮らすと、周囲の問題、環境の問題も非常にあるわけです。どういうことかと言いますと、これを市長、見てください。源河の89歳になるひとり暮らしのおばあちゃんのおうちのそばが名護市の水道取水口です。そのために造られた河川の護岸、いま市長に見てもらっていますが、ひび割れができているのです。地盤沈下で家は大丈夫かと大変心配している源河区長も何度も市に働きかけているけれども、調査もしてくれないということがあって、独居老人の対策の問題でもそのいろいろな日常的な問題の中に、こういう環境の問題でもお年寄りが心配するような問題もいっぱいあるなと。そういったことも考えながら今後のお年寄りについての、独居老人についての対策も考えていかなければならないのではないかと、このように思います。一次質問はこれだけにして、二次質問は自席から行いたいと思います。 ○金城隆議長 さきの通告により一問一答、事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いいたします。休憩いたします。                              休 憩(午後3時5分) (大城敬人議員から質問方式の変更の申出あり)                              再 開(午後3時5分) ○金城隆議長 再開いたします。ただいま大城議員からありましたように質問方式を一括にと変更の申出がありましたので、市当局は一括での答弁をお願いいたします。鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 私からは事項1及び事項6をお答えいたします。まず事項1要旨(1)でございますが、当該資料につきましては、保有しておりませんので提出を、差し上げることができません。ご了承をいただければと存じます。続きまして要旨(2)でございます。資料の2ページをご覧ください。領収書の発行期日は令和元年6月11日です。領収書の宛先は株式会社アベストコーポレーションです。領収書の金額は4,200万円であります。次に資料の3ページをご覧ください。領収書の発行期日は令和元年11月29日です。領収書の宛先は有限会社サーバントです。領収書の金額は3億7,800円でございます。続きまして要旨(3)アについてお答えいたします。資料の4ページをご覧ください。旧名護市消防庁舎等跡地売却事業公募型プロポーザルのプレゼンテーション審査には、3者が参加をしております。評価点数の最大点は「大和ハウス・アベストコーポレーション共同企業体」で、委員8人の平均点で申し上げますと、70.88点でございます。最低点は「アイムホーム・デザインスタジオ琉球樂団・ジョイ共同企業体」で、69.13点でございます。続きましてイについてお答えいたします。資料の5ページをご覧ください。3者の主な提案内容につきましては、「ピース企画」からは宿泊施設、「大和ハウス・アベストコーポレーション共同企業体」と「アイムホーム・デザインスタジオ琉球樂団・ジョイ共同企業体」からは、宿泊施設及び商業施設の提案がそれぞれあったところでございます。施設内に温泉を整備する計画につきましては、ピース企画から提案がありまして、評価項目におきますと「コンセプト及びまちづくりとの関係性」、「地域への貢献」及び「施設内容」の部分において説明がございました。該当部分の点数を合計して計算をいたしますと、最高点がアイムホーム・デザインスタジオ琉球樂団・ジョイ共同企業体で36.88点、次いで大和ハウス・アベストコーポレーション共同企業体が35.38点、それからピース企画で29.88点となってございます。続きましてウについてお答えいたします。資料の5ページをご覧ください。買受希望価格につきましては、最低売却価格約2億6,900万円に対して、ピース企画が約5億5,000万円、大和ハウス・アベストコーポレーション共同企業体が4億2,000万円、アイムホーム・デザインスタジオ琉球樂団・ジョイ共同企業体が2億8,000万円でございました。点数はピース企画で20点、大和ハウス・アベストコーポレーション共同企業体で15点、アイムホーム・デザインスタジオ琉球樂団・ジョイ共同企業体が10点となっております。希望価格の配点につきましては全国的に統一されたものはありませんので、各自治体の判断によるものとなっております。本売却事業におきましては、新たなまちのにぎわいの創出に寄与すること等を目的として、価格競争入札ではなく、事業の提案内容及び買受希望価格から総合的に判断をします公募型プロポーザル方式によって売却先を選定することとしております。配点につきましては、より魅力的な提案となるようコンセプト及びまちづくりとの関係性、地域への貢献、生活環境への配慮、施設計画及び事業計画を計80点、買受希望価格を20点としておりまして、事前にプロポーザルの実施要項においてホームページで公表をしているところでございます。続きましてエについてお答えいたします。同じく資料の5ページをご覧ください。資金計画の評価点数についてですが、ピース企画が7.5点、大和ハウス・アベストコーポレーション共同企業体が5.75点、アイムホーム・デザインスタジオ琉球樂団・ジョイ共同企業体が7.25点となっております。続きまして要旨(4)についてお答えします。資料の6ページをご覧ください。公文書の要件であります「取得」の時点というものは、職員が実質的に取得した時点で判断されるものであり、必ずしも受領印の押印や文書管理システムへの登録など手続的な要件を満たした段階ではありませんが、文書管理システムへの入力につきましては名護市文書取扱規程に定められていることから、令和4年7月1日に開催した課長会において全課長に対して文書管理システムの入力作業を含む文書の収受事務を適切に行うように注意喚起したところです。今後、このようなことがないよう気を付けたいと思います。続きまして要旨(5)についてお答えします。資料の7ページから13ページまでになりますが、平成31年4月12日の公募型プロポーザルのプレゼンテーション審査におけるピース企画の議事録となっております。続きまして事項6要旨(1)についてお答えいたします。まず、ご依頼がありました北部地区医師会病院と県立北部病院の医師、看護師等職員の令和3年度の賃金につきましては、沖縄県に確認をいたしましたところ、現在、同内容について精査中であるため提出できないという回答でありましたのでご了承いただければと存じます。同医療センターで勤務をします職員の身分取扱いや労働条件などにつきましては、令和2年7月28日に締結した「北部基幹病院の基本的枠組みに関する合意書」の中で記載をされておりまして、両病院の職員は財団の職員として雇用すると同合意書に明記されています。公立沖縄北部医療センターの指定管理を行います一般財団法人北部医療財団につきましては、令和7年度に設立予定でございまして、今年度から設立に向けて沖縄県と北部12市町村で準備会を開催しておりまして、今後のスケジュールや出捐(しゅつえん)金の考え方などについて意見交換を始めているところでございます。令和5年度から財団法人設立に係る部会を設置し、定款、組織体制、運営費用、給与規程などについて協議をスタートすると伺っておりますので、同部会において給与規程等についても議論を深めていきたいと考えております。また、沖縄県が昨年度から実施しております両病院の職員に対する転籍意向調査のアンケート結果等も踏まえ、給与面や福利厚生面の課題を確認しながら、同医療センターにおいて医療従事者を適切に確保できるよう検討していくということでございますので、本市といたしましても協議会や幹事会等の場において意見をしてまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 休憩いたします。                              休 憩(午後3時14分) (大城敬人議員から控室から補聴器を取ってきたいとの申出あり)                              再 開(午後3時15分) ○金城隆議長 再開いたします。祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 質問の事項2についてお答えします。まず、要旨(1)についてお答えします。航空機等騒音測定局別発生回数及び最大値の一覧表をタブレットに掲載しておりますのでご確認をお願いします。資料の2ページ目をご覧ください。各測定局における騒音発生回数、最大値などの一覧表となっております。発生回数は久志測定局が最大となっており、1万8,224回となっております。また、最大値につきましては安部測定局で100デシベルを測定しております。次に要旨(2)についてお答えします。これまで市長が関係閣僚と面会する機会において、キャンプ・シュワーブ内の離着陸帯の撤去を要請しており、特に沖縄工業高等専門学校に近いフェニックスにつきましては優先的に実施するよう求めてまいりました。また、沖縄県軍用地転用促進・基地問題協議会の要請においても、キャンプ・シュワーブ内のフェニックス及びガンダーの使用中止など、住宅地上空の飛行を回避する対策について求めております。引き続き離着陸帯の撤去に向け、機会あるごとに求めていきたいと考えております。次に要旨(3)についてお答えします。議員ご質問の国会答弁を確認いたしましたところ、「辺野古弾薬庫の建て替えにつきましては、平成29年度に弾薬庫4棟の建て替えに関する日米合同委員会の合意を得て工事を開始し、令和3年度に完成したところでございます」との発言がございました。また、沖縄防衛局に確認をいたしましたところ、令和3年度に完成した弾薬庫4棟以外の建て替え計画については、現在日米間で調整を続けているところであり、現時点で日米間に新たに合意した建て替え計画はありませんとの回答でございました。次に要旨(4)についてお答えします。辺野古弾薬庫で爆発等の事故が発生した場合を想定した周辺住民の避難訓練について市の計画はございません。また、沖縄防衛局に確認をいたしましたところ、辺野古弾薬庫で爆発等の事故が発生した場合を想定した周辺住民の避難訓練の計画は有しておりません。沖縄防衛局としては、米軍に対し、施設の運用に当たっては安全確保に万全を期すとともに周辺住民への影響が生じないよう機会あるごとに申入れをしているところですとの回答でございました。次に要旨(5)についてお答えします。沖縄防衛局に確認をいたしましたところ、ご指摘の円筒形の施設は辺野古弾薬庫の整備において解体した弾薬庫と考えられます。同弾薬庫は解体後に撤去済みであり、現在地中に埋められているものではありませんとの回答がございました。写真データをタブレットに掲載しておりますのでご確認をお願いします。資料の3ページ目に辺野古弾薬庫、キャンプ・シュワーブ周辺の地図となっており、赤い丸の部分が議員ご指摘の施設の位置となっております。4ページ目がその施設を拡大した写真となっております。なお、写真の出典はグーグルとなっております。質問の事項3についてお答えします。公文書公開請求された公文書の内容は、「2006年1月22日の名護市長選以降、同年4月7日に「普天間飛行場代替施設建設に係る基本合意書」を市が結ぶまでの、移設計画をめぐる市の意思形成に関わる一切の記録。また同時期に、移設計画をめぐり、沖縄防衛局を含む防衛省や官邸などの政府機関側と交わした連絡・話合い・協議など一切の記録」となっております。該当する文書の存在が簿冊台帳及び簿冊廃棄台帳で確認できないことから、請求された公文書を実施機関で取得・作成した事実を確認する手段がなく、また、書庫等も確認しましたが該当する公文書が存在しないことから「請求された公文書を実施機関で保有したことがない」と公文書不存在を通知いたしました。その後、請求者から審査請求書が提出され、市は名護市情報公開・個人情報保護審査会に公文書公開請求に係る諮問を行い、名護市情報公開・個人情報保護審査会から実施機関の決定は妥当であるとの答申を受け、請求を棄却する裁決を行ったものであります。 ○金城隆議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 質問の事項4についてお答えいたします。久志二見以北十区地域振興補助金の制度が設置される以前は、二見以北十区は、駐留軍用地賃貸借料の分収金の配当を受けている地区と同様に軍用車両や航空機の騒音など、基地が所在することによる影響があるにもかかわらず行政措置が講じられておらず、二見以北十区から措置を講じるよう要請がなされておりました。しかしながら、市財政も厳しい中にあってその措置を講じることができない状況となっておりました。平成9年度から普通交付税における基地関連経費の傾斜配分が新設されたことから、本市における駐留軍用地賃貸借料の分収金の配当などを受けていない二見以北十区を対象に、地域振興補助金を交付しております。地域振興補助金の制度は、二見以北十区も基地が所在することによる影響があるにもかかわらず分収金などの手当がなされていなかったことなど、様々な事情を勘案して措置されたものでございますので、地域振興補助金を二見以北十区以外に拡大することは検討しておりません。ご理解をお願いいたします。 ○金城隆議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 それでは質問の事項5要旨(1)についてお答えいたします。先日の仲尾ちあき議員への一般質問の答弁内容と一部重複いたしますがご了承願います。自衛隊沖縄地方協力本部による住民基本台帳の閲覧は、住民基本台帳法第11条の規定に基づくものでございます。住民基本台帳法第11条につきましては、国または地方公共団体の請求による閲覧について規定しているものでございます。法令で定める事務の遂行のために必要である場合には、市町村長に対し閲覧を請求することができるという規定となっておりまして、自衛隊沖縄地方協力本部による閲覧は、自衛隊法に定める自衛官及び自衛官候補生の募集事務の遂行のために行ったものでございます。閲覧の方法につきましては、あらかじめ閲覧を希望する住民基本台帳の住所の範囲、閲覧を行う者、閲覧の希望日時等を申請していただき、範囲が限定された閲覧用の住民基本台帳の一覧を作成いたします。その後、名護市が指定する日時、場所において閲覧を行いますが、その際の台帳の複写、撮影は禁止しておりますが、筆写することについては制限しておりません。なお、筆写する場合につきましては、筆写したものの廃棄を前提としており、閲覧の申請時に廃棄の方法、廃棄の予定日を記載した誓約書を提出させております。 ○金城隆議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 私のほうからは事項7について答弁いたします。初めに質問の事項7要旨(1)についてお答えいたします。事業によって対象者は異なりますが、ひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯などの在宅生活を支援するため、費用の一部を補助する事業として、ふれあいコールサービス、日常生活用具給付等事業、緊急通報システム事業、食の自立支援事業、軽度生活援助員派遣事業、家事お助け隊事業などがあります。また、見守り体制づくり事業として、市内の協力事業所による見守り協定、災害時要援護者支援システムを活用した地域の見守り体制づくりを進めています。続いて要旨(2)については、さきの福澤奈美議員の答弁と一部重複しますが、市内の単身高齢者世帯数(特養等の施設入所者をできる限り除いた数)については、沖縄県において実施している毎年10月1日現在の高齢者人口等についての調査時に統計をとり把握をしております。直近のデータといたしましては、令和4年10月1日現在で単身高齢者数は市全体で4,955人となっております。しかし、行政区別人数については取りまとめておりませんので一覧表は提出することができません。ご了承をお願いたいします。続きまして要旨(3)についてお答えいたします。名護市では独居老人に限ったアンケート調査等は行っておりませんので議員ご質問の独居老人の要求について把握できていないところでありますが、3年ごとにあけみお福祉プラン作成に向けて、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査、在宅介護実態調査等で高齢者の実態を把握しており、あけみお福祉プランに反映させております。第9次あけみお福祉プランの冊子、129ページをタブレットにアップをしております。その資料の中央部、2列目に介護予防・日常生活圏域ニーズ調査、在宅介護実態調査の欄に現状と課題を整理して掲載しておりますのでご確認のほどお願いいたします。また、独居を含む高齢者の様々な困りごとに関する要求については、個別に相談・調整しながらそれぞれに適した支援につなげております。具体的には事項7要旨(1)でお答えした支援内容となっております。続きまして要旨(4)についでですが、さきの福澤奈美議員の答弁と一部重複しますことをご了承ください。議員ご質問の孤独死には明確な定義はありませんが、一般的に「主にひとり暮らしの方が誰にも看取られることなく、当人の住居内で生活中の突発的な疾病などによって死亡すること」と言われております。介護長寿課においては、高齢者の支援をしている中、このような孤独死に関わることもありますが、定義がないためお尋ねにあります5年間の年齢別孤独死の実態について、現時点では把握できていないところであります。令和3年4月から令和4年9月末までの間の、地域型包括支援センターで把握をしている孤独死の件数は4件となっております。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 私のほうからは質問事項8要旨(1)についてお答えいたします。名護市情報公開条例により、公文書は原則公開するとしておりますが、名護市情報公開条例第7条において「個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述などにより、特定の個人を認識することができるもの」や「法人その他の団体に関する情報又は事業を営む個人の当該事業に関する情報であって、公にすることにより、当該法人等又は当該個人に著しい不利益を与えることが明らかであるもの」などについては公開しないことができる情報とされていることから、本市においては議会へ提供する資料も含めて同規定に該当する情報は原則公開をしないこととして制度を運用しております。しかしながら、本案件は長期にわたり問題が継続している状況を踏まえ、議員の理解を深めていただく必要性があると考え、また議員を含む議会についても名護市情報公開条例及び名護市個人情報保護条例に規定されている実施機関の一つであり、業務に関連する実施機関内での文書のやり取りであることで提供した資料の取扱いについて職員と同様に同条例の適用を受けるということなどから、直ちに条例に違反しているものとは考えられておりません。 ○金城隆議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 議長、ちょっと休憩してください。 ○金城隆議長 休憩いたします。                              休 憩(午後3時31分) (大城敬人議員から事項1要旨(1)について答弁があったかの確認あり)                              再 開(午後3時32分) ○金城隆議長 再開いたします。大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 さっき渡してありますよ。答えられますよ。いいですか。各部長クラスにみんな渡してあります。これは何かといいますと、議会が情報公開で公開した文書です。いいですか、企画部長。名護市議会が情報公開条例に基づいて公開した文書です。そう言うだろうと思って渡してあるのです。保有していないということで、断るだろうと思ってわざわざ渡している、部長全員に。あなたはこれを読めないの。こんな簡単なものが読めないのか。議長、これは由々しきことです。議員の一般質問に対して、こういう簡単なことをやらないというのは、これは議会に対する侮辱です。分かっていますか、侮辱というのを。答えなければ次に進めないのではないですか、これは。いいですか、事項1の要旨(1)と(2)は関連するから出しているのです。今、手元にあるのを言いなさいよ。何年何月何日かと聞きますから返事して。ちゃんと答えてください。議員の一般質問に対して、このような形で答えられないと言うのは許されないです、これは、議会において。何と思っているのだ。いま手元にあるではないですか。答えなさいよ。議長、調整してください。続けられません。関連があるからやっている、関連があるから。これがないと進められないのです。市長、あなたが答えなさいよ。 ○金城隆議長 休憩いたします。                              休 憩(午後3時35分) (答弁の調整あり)                              再 開(午後3時37分) ○金城隆議長 再開いたします。鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 先ほどの答弁の繰返しになりますが、市として保有しているものではないので、提出ができないということで先ほどお答えを申し上げた次第でございます。 ○金城隆議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 まだ進められないではないですか、こんな話では。保有していない。何日前にこれを出していますか。いいですか、6月議会から言われているのです、市長。これは不遜でしょう。6月議会であなたに、議会のタブレットに出されたものを渡しているのです。これは、あなたは業者に対して議会に出したから取りなさいと言うのは当たり前でしょう。これができないのはなぜ。どうしてできないの、これ。6月議会であなたに渡したんだよ、私は。いま渡したものではないです。6月議会でこれはどういうことかと市長に渡したのです、私、実物を。議員に公開された、議員のタブレットにアップされたのを渡してあるのです。いいですか、市長。もう3か月たっていて手元にない。こんな不真面目なことでどうするのですか。これだけ隠さないといけないのか。言えないことがあるのですか。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。
    ◎鎌田広大企画部長 繰返しの答弁になりますが、市として保有していないので提出ができないということでございます。 ○金城隆議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 政府の答弁ではないのだよ、企画部長。名護市役所の企画部長です、あなたは。勘違いしたらいけないよ、あなた。総務省職員ではないのだから。いいかね、ここは名護市の議会だよ。名護市の議会で、議員の質問に対して、3か月前に市長に渡してある。あなたは7月にしか来ていないから分からないだろうが。こんな答弁で、国会で答弁するように、できませんできませんと繰り返して通ると思っているの。ここは地方自治です。あなたも分かるでしょう、地方自治、総務省なんだから。地方自治を勉強しているの、あなた。何を言っているのか。これは議会に対する侮辱だよ。市長、3か月前にあなたに渡しているのですから。いいですか、そのときにどういうことかと聞いているのだから、当然今回も出るというのは当たり前ではないですか、これは。(傍聴席から声あり) ○金城隆議長 休憩いたします。                              休 憩(午後3時40分) (議長から傍聴人への注意あり)                              再 開(午後3時41分) ○金城隆議長 再開いたします。鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 すみません。繰返しの答弁になりますが、領収書を提出してくださいということでしたので、市として保有していない資料はお出しできないということで、出せませんということでお答えを申し上げているところでございます。 ○金城隆議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 いいですか、答えないのならこちらが申し上げて議事録に残します。いいですか、領収書の発行年月日は令和1年6月10日。領収書の宛先は有限会社サーバント御中。領収書の金額はいくらですか、4,200万円。ただし書には何と書かれていますか、「但し、契約保証金として上記の金額、正に領収いたしました」。何か分かりますか、市長。ただし書の契約保証金です。これは誰が納めたか。発行した会社はどこですか。株式会社アベストコーポレーション、兵庫県神戸市中央区波止場町6-1。これがどういうことか、先ほど部長がお答えになった名護市が発行した領収書、この4,200万円は6月10日に領収書が発行されている。納めたのは、令和元年6月11日に消防署に納めているのです。いいですか、これは名護市の売買に関わる保証金として納めた4,200万円は、サーバントが納めていたということが明らかになっているのです、市長。しかもどういうことか、名護市の議会に提案された議案書、旧名護市消防庁舎等跡地の売買の契約については7月26日です。6月10日に既にサーバントがお金を全部出すと。そして11月29日にサーバントが残りの3億7,800万円納めているのです、全額。どういうことですか、これ。市長、これほどあからさまに、議会に出された議案書の前に既に所有権が移転している、あなた方はさっきまでこの議案書は地方自治法第96条第1項第8号に基づいて提案するとして契約書を議案として出した。これはまさに名護市の条例第15号第3条に基づくものです。それを話合いで所有権を移すということについて、民法第539条の2に基づいてやると。こんなでたらめがありますか、皆さん。これは由々しき問題です、名護市議会に対して。1か月前に所有権を持つようになっているのです。これは買戻し条項もあるわけだから、検討するべきだ。しかも値段については1億3,000万円も安い買物をしたというような、どういうことですか。5億5,000万円を提示したところより、4億2,000万円のところに売買しているのです。このように先んじていろいろやっている。しかもこの一般質問にもあるように、1週間後、議決して1週間後にはもう既に契約違反の納入金の延期を文書もなしに話合いをして決めているのです。こんなずぶずぶです、企業と。これが行政ですか。こんなでたらめはあってはならないです。まさに企業との癒着です、これは。いいですか、市長、これほど明らかに、出てきたことについて答えられないというのは不誠実です。3か月前に私が一般質問でこれはどういうことかと、名護市議会議員26人のタブレットにはアップされている。この中身は、サーバントが保証金として納めた4,200万円は前日にアベストコーポレーションから支払われたという証拠が出てきたのです。1か月前です。分かっていながらこんなことがやられているのです、名護市の議会に対して。これは許されるものではない。12月議会までに企業から必ず、取ってここで答えなさい、企画部長。12月議会までにちゃんと出すように。いいですか、こんなことで済むと思ったら大間違いです。にわかに名護市に来て部長として発言しているけれども、こんな無責任な発言はやめなさい。いいですか、議会を侮辱することは許されないのだから。もう時間もないですが、傾斜配分について。市長、私は12月議会までに善処されない場合はこの傾斜配分がどのような経過で行われて、幸喜区あるいは喜瀬区のキャンプ・ハンセン斜面部分の返還について市長が関わってきたことについては、12月議会で明らかにしたいと思います。覚えているでしょう。自ら辺野古区が支持を決めたら三共地域の総会を開いて支持を表明するのだと。部落の投票によって決まったものをやらなかったということで、わざわざ幸喜区の部分だけを返還させたという経過について、あなたが一番知っていることだ。そのことについて、防衛局には経済建設委員会を休んで行かれたという経過がありますので、12月議会でこれは明らかにしていく。こういう形であなた方は関わってきたことになるのだから、公平・公正な行政をしなさい。終わります。 ○金城隆議長 これで大城敬人議員の一般質問を終わります。 本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。                              散 会(午後3時49分)...