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  1. 名護市議会 2015-09-03
    09月09日-04号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    平成27年第180回名護市定例会第180回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       平成27年9月3日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      平成27年9月9日 水曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      平成27年9月9日 水曜日 午後4時35分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 27名 欠  席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  大 城 松 健  │ 出 │  15  │  吉 元 義 彦  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │  16  │  宮 城 安 秀  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  屋比久  稔   │ 出 │  17  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  川 野 純 治  │ 出 │  18  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  金 城  隆   │ 出 │  19  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  20  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  宮 里  尚   │ 出 │  21  │  大 城 敬 人  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  翁 長 久美子  │ 出 │  22  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  岸 本 洋 平  │ 出 │  23  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  仲 里 克 次  │ 出 │  24  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  25  │  渡具知 武 豊  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  仲 村 善 幸  │ 出 │  26  │  宮 城 弘 子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  神 山 敏 雄  │ 出 │  27  │  長 山  隆   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       22番 金城 善英  23番 大城 秀樹 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  稲 嶺  進               副市長  親 川  敬  総 務 部 長    石 川 達 義   企 画 部 長    山 里 將 雄 こども家庭部長    山 城 実千代   市民福祉部長     野 原 健 伸 産 業 部 長    金 城  進    建 設 部 長    仲 村 善 文 水 道 部 長    伊 佐 嘉 巳   消  防  長    照 屋 秀 裕 企 画 部 参 事    仲宗根  勤    産 業 部 参 事    比 嘉 克 宏              教育長  座間味 法 子 教 育 次 長    中 本 正 泰議会事務局出席者 事 務 局 長    岸 本 健 伸   次     長    荻 堂 盛 行 議 事 係 長    上 地 宏 樹   庶 務 係 長    神 谷 智 子 議  事  係    比 嘉 陽 平   庶  務  係    宮 城  瞬  臨 時 職 員    仲宗根 みなみ   臨 時 職 員    小橋川  誠 ○屋比久稔(議長) おはようございます。ただいまより本日の会議を開きます。日程により一般質問を行います。22番 金城善英議員、一般質問を許します。 ◆22番(金城善英議員) 皆さん、おはようございます。公明党、22番 金城善英です。ただいま議長の許可がありましたので、第180回平成27年9月9日、9月定例会一般質問をさせていただきます。真夏の朝夕に比べて、幾分か涼しくなったような気配もして、ちょっと秋めいてきております。さわやかな朝に、また一般質問させていただけますことを、感謝申し上げます。ここに宇宙から見た沖縄本島の写真、地図があります。(写真を提示)これを持ってきました。これから質問をする北部の振興、北部圏域の発展のために皆さんとの認識を共有するためにごらんいただきながら、また進めていきたいと思っております。沖縄本島の上空衛星写真でありますけれども、後でまた当局の皆さんには紹介させていただきたいと思います。日本は6,852の島で成り立っております。その一番南にある我が沖縄であります。日本の国土が約38万平方キロメートル、沖縄の面積はといいますと、2,271平方キロメートルです。これを率に示すと、皆さんもご存じのように日本全国の0.6%ということになります。このようにして写真で見ると、大変大きく見えます。けれども、これはほんとに日本の中の0.6%です。離島は、これには入っていませんけれども、これは伊是名、伊平屋がちょっと抜けていますけれども、申しわけないです。実は、北部への鉄軌道延長という意味で、実は読谷村、残波岬がありますけれども、この上から国頭村までが北部圏域になっております。沖縄本島の約3分の2が北部圏域になっているんです。ぜひ、鉄軌道に関しては北部から、進めていったほうが速いのではないかという私の主張でございますので、このように示させてもらいました。よろしくお願いします。質問に入りたいと思います。質問の事項1 北部振興について。質問の要旨(1)鉄軌道を含む新たな公共交通システム導入について。沖縄県では、県土の均衡ある発展、県民及び観光客の移動利便性の向上、中南部都市圏の交通渋滞緩和、世界水準の観光リゾート地の形成、駐留軍用地跡地の活性化、低炭素社会の実現などを図る観点から、沖縄本島の南北を縦断し、那覇から名護間を1時間以内で結ぶ鉄軌道の導入について検討しています。県は、この鉄軌道の計画案について、今年度(平成26年)から2年程度かけて策定する予定としており、透明性や客観性等を確保する観点から、まずは、計画策定の手順(プロセス)や体制について、有識者の意見を参考に県民の皆様と情報共有しながら検討していくこととしています。また、県民みんなで考えようとパブリック・インボルブメントを実施しているところであります。そこで、ア 導入計画案づくりへの本市のかかわり方について、名護市を初めとする北部圏域における鉄軌道を含む新たな公共交通システム導入計画案づくりについての議論はされているのか。また、県土の均衡ある発展の観点から、北部から整備を行う考えはないか。また、どのような議論があるのかお伺いします。イ ルート案について、県は複数案を上げております。那覇から名護間のルートはそれとして、北部圏域の人口減少や過疎化を食いとめる、雇用や定住を促進する、まちの活性化を図る考えから名護市以北への鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入についての見解をお伺いします。ウ 伊江島(空港)や国頭方面への延長、駅用地の取得、車両整備基地の誘致、鉄軌道は地下鉄が有効など、さまざまな意見がありますが、見解をお伺いします。次に、質問の事項2 スポーツ振興について。質問の要旨(1)「スポーツリーダー養成講習会スポーツ少年団認定員養成講習会」について、平成26年第175回6月定例会一般質問で取り上げさせていただきましたスポーツ指導者養成講習会が、先月8月29日から30日の2日間にわたり、名護市21世紀の森体育館において実施されました。これは、指導者養成講習会等の開催場所が中南部になっており、時間的、経済的負担の軽減のため北部でも実施してもらいたいとの要望に応えたものであります。そこで、ア 内容と参加状況について。イ 成果と今後の取り組みについてお伺いします。次に、質問の事項3 市民福祉行政について。質問の要旨(1)生活困窮者自立支援について。平成25年12月成立の「生活困窮者自立支援法」に伴い、本市においても今年平成27年4月に施行され、生活困窮者支援事業として新たな相談窓口が開設されて5カ月が経過しました。そこで、ア これまでの相談件数、相談の種類。イ 対応と結果、課題などについてお伺いします。次に、質問の要旨(2)ひとり親家庭や多子世帯の自立支援策について。政府は、子どもの貧困対策の一環として、経済的に厳しいひとり親家庭や多子世帯の自立支援策をまとめたようであります。そこで、ア 本市の子どもの貧困率。イ ひとり親家庭、多子世帯の数。ウ 支援を必要とする世帯の把握はされているのか。エ 政府は自立支援策のポイントとして、子どもの居場所の整備、相談窓口の一本化、児童扶養手当の拡充、無利子奨学金の拡充、無料の学習支援の場を5,000中学校に確保、スクールソーシャルワーカーを1万人(全中学校区に1人)配置、官民挙げて取り組む「子供の未来応援国民運動」の方針決定、10月に民間資金を核とした基金の創設などを示していますが、本市の見解をお伺いします。質問の要旨(3)視覚障がい者(児)や軽度視覚障がい者(児)支援について。ア 視覚障がい者(児)の人数。イ 軽度視覚障がい者(児)支援の種類や相談体制についてお伺いします。質問の事項4 防犯対策について。質問の要旨(1)安心、安全、明るいまちづくりについて。犯罪の未然防止や犯罪動機への抑止力、犯人の早期検挙等に有効な手段として防犯カメラの設置が考えられるが、道路、公園、駐車場、公共施設、学校、通学路、商業施設など市内の状況についてお伺いします。ア 防犯カメラの設置状況。イ 設置場所、設置者、管理責任者、予算措置。ウ 設置要望や設置予定の有無。エ 犯罪発生の多い地域の把握はされているのかお伺いします。次に、質問の事項5 道路行政について。降雨時における住宅前の排水が遅く、非常に不便を来しております。そこで、質問の要旨(1)我部区内の排水溝の改善についてお伺いします。以上、一般質問といたします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。山里將雄 企画部長。 ◎山里將雄(企画部長) おはようございます。それでは、私のほうから質問の事項1についてお答えします。まず質問の要旨(1)のアでございますけれども、沖縄県が進めています鉄軌道を含む新たな公共交通システム導入計画案づくりにつきましては、去る5月29日に北部12市町村を対象とした第1回沖縄鉄軌道市町村会議が開催され、計画づくりの進め方や鉄軌道を幹線として各地から鉄軌道までをバス等で結ぶ交通網整備の必要性について、沖縄県より説明がありました。鉄軌道のルート案につきましては、計画づくりの今後のプロセスの中で市町村や関係者を含めて具体的な論議が行われることとなり、北部からの整備につきましても現時点では具体的な検討は行われておりませんが、今後の計画づくりが進んだ段階で、検討してまいりたいと思っております。続きまして、イであります。ルート案につきましては、本年11月ごろから協議が始まる予定と伺っております。名護以北の鉄軌道を含む新たな公共交通システムの導入につきましては、現時点では起終点も確定しておりませんので、今後の市町村会議の中で北部12市町村とともに検討していければと考えております。続きましてウです。鉄軌道の導入につきましては、さまざまな意見がありますが、今後の国や県による計画策定の中で利便性のみならず、採算性や費用対効果等も加味しながら検討がなされ、その検討の中で最も効果的な導入方法が決定されるものと考えております。鉄軌道を導入された場合、現在の自家用車利用から公共交通機関利用へと大きな意識改革を図らなければ新たなシステムを支えることは困難であると考えます。また鉄軌道の健全で安定した経営のためには、バス等の既存の公共交通システムとの連携が不可欠であり、基幹と支線を組み合わせることで交通空白区間をなくし、地域住民の利便性向上及び地域活性化に資する公共交通システムが構築され、採算性にも貢献するものと考えております。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) それでは、私のほうから質問の事項2、質問の要旨(1)についてお答えいたします。まず、アについてであります。子どもたちの発達段階に応じて多様な指導を行うことができるスポーツ指導者の養成及び資質の向上を図ることを目的として去る8月29日、30日の2日間の日程でスポーツ団体等指導者講習会を開催し、野球、バレー、バスケット、サッカー、空手等の指導者22名が受講しております。講習会の内容につきましては、スポーツ少年団の理念と意義、栄養面、医学的知識、ジュニア期のスポーツ、指導者の役割、地域におけるスポーツ振興などの講義14時間及び検定試験1時間を行っております。次に、イであります。成果につきましては、講習会を通して指導者としてのあるべき姿や役割について、子どもたちを指導する者として競技種目によらず、共通認識を持てたのではないかと感じております。また、受講者から次回は指導者だけではなく、保護者へも声かけをしていきたいという意見があったと聞いております。指導者の方が、これまで以上に子どもたちを支援することで、子どもたちのよりよいスポーツ環境につながるものだと考えております。今後の取り組みといたしましては、年度内に再度講習会を予定しており、多くの指導者や保護者に受講していただけるよう、各競技団体への周知・広報を引き続き行ってまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) おはようございます。それでは私のほうからは、質問の事項3、質問の要旨(1)と、それから質問の要旨(3)についてお答えしたいと思います。まず、質問の要旨(1)でございますが、本市ではことし4月から社会福祉課内に新たな窓口を設置し、生活困窮者自立支援事業として自立相談支援事業就労準備支援事業家計相談支援事業、子どもに対する学習支援事業、住宅確保給付金事業を委託職員を含めて8人体制で実施しております。これまでの相談実績としまして、4月が57件、5月27件、6月40件、7月32件、8月27件で4月から8月までの合計が183件、月平均にしますと約37件となっております。このうち継続して市の支援が必要と決定した件数は23件となっております。相談内容につきましては、低収入による生活困窮の相談が84件で一番多く、次いで傷病・障害などによる相談と、家賃、光熱費、税などの滞納に関する相談が73件で、2番目に多くなっており、以下、就労相談、借金、家族間の問題に関すること、生活資金借り入れに関すること、住居に関することとなっております。相談結果としましては、就労支援利用者が17件、住居確保給付金の利用者が13件、家計相談支援利用者が7件、就労準備支援利用者が3件、生活福祉資金貸付利用者が10件となっております。また、新たな就労につながったケースは14人、増収となった者が17人となっています。課題としましては、相談件数183件のうち160件については社会福祉協議会やハローワーク等の関係機関につないだケースや、各種手当申請等の支援により、相談のみで本事業の支援に至らなかったケースとなっていて、相談により、すぐに解決が図られるものではなく、常に何らかの課題を複合的に抱えているために時間を要し、内容も多岐にわたっていることから、各分野の専門知識を持った支援員の増員と、いつでも相談できる時間と場所の体制の確保が必要であると思慮しています。また、ホームレスや住居喪失者のほか、特に県外から名護市に来たが住居が決まらず、困っているとの相談が最近増える傾向にあり、対応について検討する必要があると感じています。次に、質問の要旨(3)について、お答えいたします。まず、アの視覚障がい者(児)の人数についてですが、身体障害者手帳所持者の状況によりますと、名護市の視覚障がい者数は平成27年3月31日現在、障害程度の重い順に障害等級1級の方が52人、2級が43人、3級が6人、4級が6人、5級が14人、6級が4人の計125人となっており、うち18歳未満の視覚障がい児については1級の1人となっております。次に、イについてでありますが、軽度視覚障がい者(児)は法的には定められておりませんが、身体障害者手帳の1級、2級の方が重度心身障がい児(者)医療費助成の対象となるなど、通常、重度として取り扱われることから、それ以外の3級から6級までを軽度視覚障がい者と指すと思われますので、このように答弁させていただきます。軽度視覚障がい者(児)の支援の種類につきましては、日常生活用具として視覚障がい者用拡大読書器の購入の助成、補装具として盲人安全つえや義眼、眼鏡などの購入等の助成があります。障害福祉サービスとしては、就労系のサービスとして就労移行支援があり、また、就労継続A型・B型事業については、等級以外に条件等がありますが、原則身体障害者手帳をお持ちであれば、軽度視覚障がい者の方でも利用が可能となっております。家事援助などの居宅介護サービスについては、身体障害者手帳の等級での判断だけではなく、その他の身体の状況などを勘案して、審査会において障害支援の区分、1から6まで決定され、支援区分1以上から区分に応じたサービスの支給を受けることができます。また、外出支援サービスについて同行援護がありますが、対象者については障害名が「視覚障害」の身体障害者手帳を所持している者、または同程度の障害のある児童であることが前提であり、身体介護を伴う場合と伴わない場合の2つがあります。身体介護を伴わない場合については、「同行援護のアセスメント調査票」に基づいて支給決定が行われることになります。相談支援体制につきましては、視覚障害に特化した相談支援ということではなく、身体障害、知的障害、精神障害などの区別なく相談ができるよう、市内4相談支援事業所に対して委託を行っております。視覚障がい者の方々につきましても、何か困り事などがある場合については相談支援事業所をご活用いただきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 山城実千代 こども家庭部長。 ◎山城実千代(こども家庭部長) おはようございます。私のほうからは、質問の事項3、質問の要旨(2)についてお答えいたします。まず、アの本市の子どもの貧困率についてでありますが、国において国民生活基礎調査が行われております。平成25年に調査を実施した結果が平成26年7月に子どもの貧困率16.3%と公表されています。国民生活基礎調査は、保健、医療、福祉、年金、所得など、国民生活の基礎的事項を調査し、厚生労働行政の企画・運営に必要な基礎資料を得ることを目的に、厚生労働省の大臣官房統計情報部において実施されており、市町村別の個別の調査結果は公表されておりませんので、本市における子どもの貧困率は示されていないということでご理解をお願いしたいと考えております。次に、イのひとり親家庭についてでありますが、児童扶養手当受給資格者数で見ると、平成27年7月末で1,099人となっており、そのうち母子世帯が872人で全体の79.3%、父子世帯が124人、その他世帯が103人という状況にあります。多子世帯については、児童手当受給者数で見ると、平成27年5月末で児童3人以上の多子世帯は1,478世帯、総世帯数5,051世帯の約29.3%の状況となっております。なお、この児童手当受給者数値には、公務員は除かれております。次に、ウの支援を必要とする世帯を把握されているのかとのことですが、今年度、社会福祉課に設置された生活困窮自立支援事業の相談窓口や名護市母子寡婦福祉会との連携、さらに児童扶養手当の申請手続の際の相談窓口の紹介や連携、手続期間中のハローワーク巡回相談や、また教育機関での相談など、庁内や関係機関での相談支援を通した連携により、ひとり親家庭や多子世帯で自立支援が必要な世帯の把握につながっております。次に、エについてであります。「子供の未来応援国民運動」は、内閣府が「子どもの貧困対策の推進に関する法律」に基づく「子供の貧困対策に関する大綱」平成26年8月に閣議決定されたことに伴い、文部科学省、厚生労働省、日本財団と協力し、「子供の未来応援国民運動」を立ち上げ、子どもたちが夢と希望を持って成長していける社会の実現を推進するために展開していくこととされております。子どもの貧困に対する大綱の意義は、子どもの将来が、その生まれ育った環境によって左右されることがないよう、また、貧困が世代を越えて連鎖することのないよう、必要な環境整備と教育の機会均等を図る子どもの貧困対策を推進するものとなっております。本市においても、ひとり親家庭の自立を応援するため、経済的支援として児童扶養手当の支給や母子家庭等の自立支援のため、就職に有利な資格の取得を促進するため、「高等職業訓練促進給付金等事業」や、ひとり親家庭へヘルパーを派遣する日常生活支援事業の登録支援などにも取り組んでいるところです。子どもをとりまく貧困問題は複雑で、相談支援も多岐にわたること、生活困窮自立支援事業の窓口が開設され、総合的な相談体制により、庁内の横断的な支援策の充実が図られるものと期待されます。名護市としては、子供の未来応援国民運動を含め、子どもの貧困対策については、これから国が示す具体的な事業体系を注視しながら、「子供の貧困対策に対する大綱」の目的、理念を踏まえ、大綱が掲げている重点施策を子どもの貧困対策として推進を考えているものです。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) それでは、私のほうからは質問の事項4、質問の要旨(1)についてお答えいたします。ア、イにつきましては関連しますので、一括して答弁いたします。市内の各施設の防犯カメラの設置状況については、現在、市で確認、把握しているのは学校施設であります大宮小、屋部小、まちなか市営住宅、産業支援センター、図書館、博物館、浄水場、配水池、市内の各コンビニエンスストア、それから銀行、JA、郵便局等の金融機関、道の駅、大型スーパー等の市内約80カ所に設置をされております。設置者は、各施設の管理者が設置者となり、おのおのの設置者が設置の費用を負担しております。続きまして、ウ、エにつきましても関連しますので、一括して答弁します。犯罪発生地域については、主に市街地周辺が多く、発生場所は駐車場、一般住宅、商店、スーパー、中高層の住宅、道路等となっており、主な犯罪名は窃盗、器物損壊、住居侵入、傷害、暴行等となっております。設置要望や設置予定の有無につきましては、学校においては教育委員会のほうで施設の耐震化工事の中で改築する学校等に設置を進めておりますけれども、民間施設につきましては我々の市のほうでは把握できておりません。市としましては、犯罪の発生状況などを踏まえ、各施設管理者による設置が望ましいと考えておりますけれども、飲食店街などの区域への設置については関係機関と調整を図ってきておりますけれども、防犯カメラの維持管理費や運用面での課題が残っており、課題解決に向け、関係機関とも協力し、取り組んでまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) それでは、質問の事項5の質問の要旨(1)について答弁をいたします。我部区内の排水路の改善につきましては、市道屋我地16号線の一部に排水不良箇所があります。当該箇所は、我部区より修繕要望があり、名護市道路等維持管理修繕業務で改善を行う予定であります。なお、当該修繕業務は、去る7月16日に契約を締結し、8月19日に名護市受注業者及び区長の3者にて修繕内容や区間について現場確認を行ったところでございます。今後の予定としましては、側溝製品などの施工準備が整い次第、現場にて着手してまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 22番 金城善英議員。 ◆22番(金城善英議員) ご答弁ありがとうございました。それでは、再質問をさせていただきます。先ほど、議員の皆さんには紹介をさせていただきましたけれども、当局の皆さんにまだ見てもらっていないので、これ、先ほど申し上げました沖縄本島の衛星地図でございます。写真でございます。(写真を提示)ここが、先ほど申し上げましたけれども、読谷村の残波岬、すぐここのほうから恩納村があります。恩納村から、この以北が北部圏域で、十分ご案内のとおりでありますけれども、この本島の面積の約3分の2を占めていると言われております。その中で、中南部がほんとに交通渋滞だとか、いろんな課題が多いということで、鉄軌道の導入ということも考えられておりますけれども、今、ルート案についてはいろいろと考えられていますけれども、我々北部圏域に住む者にとっては、ぜひ過疎化とか、情報もそうですけど、ぜひ北部のほうから、また、その中でも僻地(へきち)と言われている、過疎化しているところから進めていくほうが、より沖縄県の均衡ある発展という意味で、そういう意味で私、このように捉えて今回、取り上げさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。いろんな意見も聞いておりますけれども、伊江島空港か、伊江島橋なのか、トンネルなのか、それは置いといて、伊江島までの鉄軌道、あるいはLRT、そういった形。あるいは辺土名、国頭村を越えて、ずっと辺戸岬へレールを敷いていくということは、那覇市から名護市までの間については、今、検討会議とかでされているようでありますけれども、我々は北部圏域の発展のために、ぜひこのように主張していただけたらと思っています。これは、北部12市町村にかかわることでありますので、名護市がそのリード役を担っていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。まず質問の事項1の北部振興について、質問の要旨(1)鉄軌道を含む新たな公共システム導入についてであります。去る5月29日に北部12市町村を対象にした第1回沖縄鉄軌道市町村会議が開催され、沖縄県より説明があったとのことでありました。ご存じのとおり、沖縄本島の恩納村以北は中南部よりも広大な北部圏域を有しております。伊江村、伊是名村、伊平屋村など離島を含む北部圏域の発展は、そのまま沖縄県土の均衡ある発展につながるものと考えております。県においては、これまで以上の北部振興のための取り組みを望むものであります。先ほどのご答弁の中で、採算性とか、費用対効果等を加味しながら検討がなされ、最も効果的な導入方法が決定されるものとのお答えでありました。極めてこのご答弁は当然ではありますけれども、受動的だと思いました。これは、ごく自然なお答えであると思います。公共の投資を考えたときには、必ずしもそれが正解ではないと考えております。むしろ、人口減少への歯どめや若い世代の方々を呼び寄せるための施策のためには、過疎地から進めるほうが長期的に見て利便性はもちろん、採算性や費用対効果などを上げるための鉄軌道を含めた公共交通システムとして北部圏域振興の理論構築をして、実現していくことが大事ではないかと思っております。また、それが北部圏域の発展につながるものと考えておりますが、いかがお考えか、よろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 山里將雄 企画部長。 ◎山里將雄(企画部長) 一次答弁でも申し上げたとおり、まだその鉄軌道につきましては県でもまだまだその検討の段階ということであります。もちろんそれに向かって動き出しているということにつきましては、非常に期待をするところではございますけれども、まだまだ今後のことになると思います。当然、議員のおっしゃるとおり、北部圏域からの、いわゆる提案、主張というものも今後は非常に重要になってくると思います。これも議員おっしゃっていました、その採算性とか、そういったいろんな見地から検討されていくものと思いますけれども、北部としても、あるいは名護市としても、その面につきましては、できる限り意見を言いながらかかわっていければと考えております。 ○屋比久稔(議長) 22番 金城善英議員。
    ◆22番(金城善英議員) この鉄軌道導入については、システムの導入につきましては、長期にわたる期間を要すると思います。我々が乗れるかどうかもわかりませんけれども、ぜひ早期の建設、鉄軌道の導入を望んでおります。それから、情報格差を解消するための高速ブロードバンドなどの環境整備は鉄軌道もそうですけど、公共工事で行うべきでありますし、情報通信、電気の整備にしても民間事業者にしてみれば、採算性、あるいは費用対効果は最も重要視されなければなりません。しかし、交通、あるいは通信、電気、水道などのインフラ整備は公共で進めていくことは当然として、それを過疎地から、発想を転換して過疎地から進めるべきではないかと訴えているわけです。県も県土の均衡ある発展を、本島北部圏域の発展、活性化は重要な課題として沖縄県も認識していると考えております。これまで以上の振興を推し進めるべきであると思います。北部市町村では名護市がリードしていくべきと考えます。あらゆる機会を捉えて、訴えていくべきと考えております。よろしくお願いします。そして、北部圏域にこそ、いち早く鉄軌道を含む新たな公共システムを導入すべきであり、重ね重ねになりますけれども、やっぱり本部半島、伊江島、そして国頭方面から進めるべきであるという、一つの考え方として受けとめていただきたいと思います。ぜひ、県土の本島内の3分の2を有するところでありますので、進めるのはこちらのほうからが、むしろ早いほうがいいので、その中で中南部を進めていくことによって、同時に結節できていくということが望ましいのではという思いでお話させてもらいました。沖縄の持続的発展に向けて、それぞれの地域が持つ課題に的確に対応し、これは沖縄振興でうたわれていることなんですけれども、均衡のとれた活力ある地域づくりを推進していますと、とりわけ離島や北部地域の振興は沖縄振興にとって重要な課題であり、港湾、空港、離島架橋などの整備を初め、生産基盤の整備、保健・医療の確保と福祉の向上、教育の充実、生活環境基盤の整備などを進めるとともに、観光や農林水産業の振興などに取り組んでいますと、これは県の振興策の抜粋をしたものであります。そのとおり、しっかりまたやってもらいたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。続きまして、質問の事項2のスポーツ振興について、質問の要旨(1)スポーツリーダー養成講習会スポーツ少年団認定員養成講習会についてであります。日程表を、私、見せてもらいましたけれども、2日間にわたり、ほんとに有意義な充実した講習会であったと聞いております。次回へ向けて、広くまた他町村へも周知広報に力を入れるべきと考えております。そして、この講習会には子どもの発達段階に応じた多様な指導ができるスポーツ指導者の養成及び資質の向上を図ることは、私たち地域のスポーツ振興につながると絶対に確信できるものだと思います。これからも継続できることを要望いたします。そして、今回の周知方法についてでありますけれども、個別的な案内はされたのか、されたのであれば、何名にされたのか。そしてまた他町村への案内もされたのか。そうであれば、参加状況は何名だったのか、教えていただきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) それでは、周知方法につきましてですけれども、名護市に登録してありますスポーツ少年団18団体への案内、そして市内小学校を通じての案内、あと市のホームページにおいて指導者講習会の周知広報を行っております。他の市町村、特に北部の他の市町村について特別に案内をしているということではなくて、広報を通してごらんいただいているということだと思います。それと今回の受講者の中で市外からの方が3名いらっしゃいまして、金武町からお二人、宜野座村からお一人となっております。 ○屋比久稔(議長) 22番 金城善英議員。 ◆22番(金城善英議員) 今回初めての実施で、一度台風があって、これをまた延期したこともありました。それを私も存じ上げておりまして、初めての実施でありますけれども、ぜひまた再度、実施されるということを伺っております。名護市の皆さんにとっては助成金があるということを聞いておりまして、他町村の方も遠方なので、やっぱり国頭方面の皆さんがいらっしゃると思うんです。指導者はたくさんいらっしゃると思うんです。その方たちのためにも、名護市がこういった助成金制度で負担軽減していますよという、他町村のスポーツ関係者、社会教育関係者に知らせていただければ、またなお一層、充実していくんではないか、また発展につながっていくのではないか、子どもたちの健全育成につながっていくのではないかと思いますので、提案させていただきます。続きまして、質問の事項3 市民福祉行政について、生活困窮者自立支援についてであります。今年4月設置の、自立支援事業のための窓口設置につきましては、大変に評価をしておりますし、担当課の皆さんのご苦労に大変敬意を表しております。当局の多岐にわたる相談事や困り事の気持ちに寄り添い、安心を与えていらっしゃる相談員の皆さんに、ほんとに敬意を表しております。相談結果として、さまざまな支援制度や就労などにつながったケースもこの短期間で多くの結果には高く評価いたします。現在、嘱託職員を含む8人体制で対応しているとのことであります。支援員の増員、以前の議会でも一般質問で取り上げさせていただきましたけれども、相談室の拡充についても、ぜひまた進めていただきたいと思っております。それから課題としてホームレスとか住居喪失者のことが、お話ありました。その相談件数について答弁ございましたか。これと、あと、その発見、相談方法について、どのようになっているのか、あわせてよろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) ホームレスや住居喪失者の件数や相談内容ということなんですが、まず相談件数についてですが、毎年行われているホームレス調査においてホームレスと確認されていますケースは過去5年間で1件ということなんですけれども、今年度においては住居喪失者、県外から当てもなくといいますか、そういうふうに訪ねてこられて、相談があったという件数については5件ということであります。それから発見、あるいは相談方法について対応内容ということであるかと思いますが、基本的には市民からの通報、それから警察署等、関係機関からの情報により発見するということがほとんどであります。ここ最近は、自ら相談に来られる方が増えているといった状況です。来所による相談、それから電話等による相談、窓口に来られない方については相談員が訪問して相談対応を受けているといった状況であります。それと、支援の状況ということですけれども、市外にあるホームレス施設への案内、それから社会福祉協議会にあります法外援助による一時的な食料であるとか、住居の確保、そういった支援援助をしているところであります。 ○屋比久稔(議長) 22番 金城善英議員。 ◆22番(金城善英議員) 今回の自立支援事業につきましては、生活困窮者支援事業につきましては、ほんとに始まったばかりではありますけれども、これだけの多くの方の相談に乗って解決も多くしております。ほんとに地道な相談、地道なことでありますけれども、皆さんが聞いてあげるだけで、すっきりしたという方もいらっしゃると思うんです。皆さんの対応が、ほんとに鍵になってくると思うんです。しっかりまた、このとおりパンフレットにあるように、一人で悩まずご相談くださいとあります。いろんな相談事に乗るわけでありますけれども、ほんとに根気よく対応していただいて、また市民の福祉向上に役立っていただきたいと思っております。次に、質問の要旨(2)のひとり親家庭や多子世帯の自立支援策についてであります。これまで子育て支援策として児童手当や児童扶養手当、中学卒業までの医療費の入院・通院費の無料化など、さまざまな子育て支援策がある中で、特にひとり親家庭や多子世帯における子どもの貧困は深刻な状況と言われております。平均的な所得の半分を下回る世帯で暮らす18歳未満の子どもの割合を示す子どもの貧困率が、2012年時点で16.3%と過去最悪を更新しているようであります。経済協力開発機構OECDの調査では、2010年の加盟34カ国平均の子どもの貧困率13.3%よりも高い数値を示しております。本市も、先ほどご紹介ありましたけれども、ご答弁の中にありましたけれども、ひとり親世帯とかが多いと思われるんです。その中でありますので、本市もかなりの世帯があるものと思われます。ご答弁の中にもありましたけど、やっぱり子どもの将来は、その生まれ育った環境によって左右されることがないよう、貧困はまた世代を越えて連鎖することがないよう、また必要な環境の整備と教育の機会均等を図る子どもの貧困対策を推進するものとなっているということで、子どもの貧困対策に対する大綱に期待したいと思っております。今後の国の政府の動きも見ながら、注視しながら進めて、本市としてのあり方を進めていければと思っておりますので、よろしくお願いします。それと、質問の要旨(3)の視覚障がい者(児)や軽度視覚障がい者(児)支援についてであります。軽度視覚障がい者という言葉自体ないという、法的にはないと、特に定められていないということでありますが、身体障害者手帳の1級と2級の方が重度の心身障がい者(児)、医療費助成の対象者となっているということで、取り扱われているということなので、それ以外の3級から6級までを軽度と見て、話を進めていきたいと思いますけれども、それから障害年金受給の対象者も1級と2級になっていると。よって、軽度視覚障がい者は、障害年金や医療費助成の対象にもなっていない中で、就労が大きな課題になっているとのことであります。そこで、就労継続A型とB型ということがありましたけれども、それについてのご説明をお願いします。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) 就労継続A型、それからB型の違いということでありますけれども、就労移行支援事業ということで就労を希望する65歳未満の障がい者で通常の事業所に雇用されることが可能と見込まれる者に対して、生活活動、職業体験等の活動の機会の提供、その他就労に必要な知識及び能力向上のために必要な訓練等を行う事業ということで、利用期間は原則2年ということでありますが、その中で就労継続A型事業については、一般企業に雇用されることが困難であるが、就労継続A型事業所との間で雇用契約に基づく就労が可能である者に対して雇用契約を締結し、事業所が実施する作業等に従事することで賃金が支払われるという状況となっております。それから就労継続B型事業については、一般企業に雇用されることが困難であるが、B型事業所において就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供、その他就労に必要な訓練等の支援を受けられるということであります。B型はA型と違って、内職的なイメージといいますか受託料から必要経費を差し引いて、その金額を作業人数で割った工賃が支払われるといった状況となっております。 ○屋比久稔(議長) 22番 金城善英議員。 ◆22番(金城善英議員) はい、わかりました。ありがとうございます。軽度の障害のため、年金も仕事もなく悩んでいる人が多いのではないかと言われておりますが、本市にも少なくとも30名以上の方々の中にいらっしゃると思うんです。そのような軽度視覚障がい者の方々の支援をするNPO法人が那覇市にございます。この方々は居場所づくりや就労支援、訓練を行っております。送迎あり、情報交換あり、少ない工賃ありで、少ない工賃なんだけれども、元気に通ってくる皆さんと楽しく過ごしているようであります。課題として仕事の受注とか、仕事があれば、またいろんな意味で活発になれると、明るくなるということで、いろんな点字つきの名刺作成などができるようであります。そこで、本市にもそのような居場所があれば、本市だけでなくて、北部圏域の視覚障がい者の福祉向上にもつながると考えておりますが、こういったNPO法人のあり方についてもどんどん支援をしていくべきだと思っております。これは、答弁はよろしいです。次、時間がちょっと迫っておりますので、次に質問の事項4 防犯対策について、質問の要旨(1)安心、安全、明るいまちづくりについてであります。これまで防犯カメラの設置につきましては、前向きな動きであったようであります。しかし、それができていない現状でありますので、民間においてはされておりますけれども、教育施設とか、これは行政でやっておりますけれども、社交飲食業組合とか商工会とか、県警との連絡をとられて、またやっていかれるというご答弁でありましたので、ぜひ市営市場周辺あたり、また社交飲食業組合との相談になると思いますけれども、歓楽街ですか、市民の安全を守るためですので、ぜひ犯罪の抑止という観点、また未然防止という観点から、望んでいると思うんです、防犯カメラの設置については。市負担になっても、そういう考えでいくべきではないか。まずは何台か設置していただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。そして最後です。質問の事項5 道路行政について、質問の要旨(1)我部区内の排水溝の改善についてでありますけど、これは昨年の夏、私、写真を撮って担当課に紹介して、要望したものであります。調整の中で、改善を図っていただけるとのことですので、近隣住民の方は非常に喜んでおりまして、期待をされております。本当にきょうのご答弁を聞いて喜んでおります。そういうことをまたしっかり伝えていきたいと思っておりますので、これまでのさまざまな要望に素早く、小さなことから、こういったことまで、ほんとに素早く応えていただいて、心より感謝申し上げて私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 22番 金城善英議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午前10時59分) 再 開(午前11時10分) ○仲村善幸(副議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。3番 屋比久稔議員、一般質問を許します。 ◆3番(屋比久稔議員) ハイサイ、名護市民ヌ、グスーヨー、そして議員の皆さん、そして名護市の職員の皆さん、改めまして、おはようございます。一般質問に対しましては、先ほど副議長からお許しをいただきましたので、3番、屋比久稔、一般質問をさせていただきます。1カ年振りの一般質問でございます。二十年来、一般質問をずっとやってきましたけれども、議長職で一般質問ができませんでした。しかも、今回の一般質問におきましては、私たちこの名護市議会が、ほんとに議員の諸公、皆さんが、ほんと活躍されておりまして、市民の負託にほんとに応えているということで、去年の12月からずっと今回まで全員が一般質問をされていると。そのことで議長もやって、全員一般質問をやってみたらどうかということが小濱守男議員から指名を受けて、やらざるを得なくなった。これならば、どこの市議会も、沖縄県ではないけれども、これは画期的なことだから1人でも欠けずして、今後また議長を除いて26名の議員がずっとこのあと3カ年間、一般質問をやっていただきたいという意味も込めまして、今回、この壇上で一般質問をさせていただいておりますので、よろしくお願いしたいと思います。そして、この名護市議会、私たちがいろいろとこの普天間の問題で、辺野古への移設の問題、これがなければ我が名護市は非常に、このすばらしい北部での唯一の我々がリードしていける都市であるということもあります。ですけれども、この辺野古問題において戦(イクサ)するための基地を造らすということは、これはもってのほかであります。そういうことで、私、いろいろ前回も大城松健議員が私の琉歌を詠んでおりましたけれども、これはまさしくいつ詠んでも同じ気持ちではないかと思っています。といいますのは、もう一度詠んでみますと、「70歳年向(シチジュトシン)けて、平和世々願(ユガフ ユユ ニガ)て、戦(イクサ)しちならん、しみてならん」と、これは一つであります。これは、この言葉一つで、この「平和世々願(ユガフ ユユ ニガ)て」というのは、ユガフ、ユユ、ニガティということでありますけれども、この言葉一つでほんとに我々は名護市民の思いがあるのではないかということで思っています。そして今回、27名の議員が一般質問をしましたら、今回、これきょう詠みました。詠んだら、なかなか意味がわからないですけれども、字を書くと意味がわかってきます。「名護(ナグ)ヌ市議会、27の侍(サムレー)、皆で問い(ムルチトゥイ)タダチ、民の誇り(フクイ)」というのが、これはこうして書くとわかってくるんです。名護の市議会、27の侍、全員一般質問、「ムルチ問いタダチ、民の誇り」ということで、こうしてやると、あーなるほどとわかるんですけれども、方言で言っただけでは、なかなか読めないわけです。これを三・八・六、三線に乗せてやると、すごく残るんじゃないか。僕は議長の間だけ、この市議会の議長室に飾っておりますから、また終わったときにはとりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。これは、副議長に一応あげておきます。それでは、一般質問よりかは一般演説になってしまったら問題でありますので、一般質問をさせていただきます。それでは、質問の事項1 市庁舎の建てかえ及び移転について。質問の要旨(1)台風時に議場や通路等の雨漏りが発生しており、防災等も考え庁舎の移転も含め建てかえ時期に来ているのではないか、お伺いいたします。この件につきましては、ちょうどこの川野純治議員の席上の所でございますけれども、そこから6月の雨、台風時に、ちょうどこの雨漏りがしまして、その純治議員席の前のほうには、たらいとかバケツを置いて、そこの上からまた流れて企画部参事の席の下のほうです、みんなびしょぬれでありました。そこだけはなくて、またこの廊下もそういうことで、なぜそう見たかといいますと、たまたま6月の台風時に「副議長、お互い名護市のいわば当局は、市長を先頭に部長、課長は全部待機して、災害に備えて対策本部も立ち上げて頑張っているのに、我々議会としては何もやっていないではないか」と、「今までやったことあるか」ということで、局長に聞いたら「何もない」ということですから、「いや、台風時はどんなことがあっても議長、副議長は待機しなさい」ということで、私は副議長にお願いしましたら、たまたまそういうことで、ここにいろいろ雨漏りがして、そして市民の響の会派室も、下がびしょぬれになっていたものですから、それはそろそろ建てかえだなと。それは昭和56年に供用開始されている庁舎でございまして、34年を経過しているということでございます。当時は10億円ですか、約10億円で建てかえて、今でありますと、これは50億円ぐらいかけないとできないのではないかということもあります。しかし、この庁舎は、ご存じのとおり防災に対しては、特に津波とかそういったところに、地震・津波はどうだろうかと。その設計は、これは日本一ではないかと、風を引き込んでやるということでありますので、庁舎を見学に来る各市町村も全国から来ております。しかしながら、防災に対してはいかがなものかということで、今、物議を醸し出しているということであります。もちろん、私たちは指令塔である消防も高台のほうに移転するようになっております。ですから、今後、この庁舎も高台のほうに持っていくようなことも考えなければいけないのではないかと、そう思っておりますので、今回その庁舎の建てかえについて、今すぐではなくても、これは今から考えていかなければいけないのではないかと。そういうことからして、それを取り上げておりますので、ひとつお答え願いたいと思います。質問の事項2 マイナンバー制度についてでございます。質問の要旨(1)9月定例会の議案にも提出されておりますが、市のその制度に対する対応は万全か、市民への周知等を含め伺います。このマイナンバー制度につきましては、川野議員が相当この勉強をされまして、いろいろと質疑をされておりました。それも含めて、いろいろと全国市議会議長会の中でも取り上げられまして、その自治体を支援するために提言がなされております。川野議員も、このことにつきましてやっておりますけれども、去る6月6日の全国市議会議長会におきましても、「マイナンバー制度の円滑導入のための地方自治体支援等に関する提言」ということで、これは制度導入、これは10項目ぐらい提言されまして、その中で、これが去る6月26日に、そして実現方について、これは関係省庁に、これは提出されております。その中でも、10項目の中でも制度導入及び運用等に関する国の費用負担を明確化しなさいということと、それから住民向けの説明資料等の共有と、それから緊急時の対応に対するガイドラインの策定。それから制度に対する適切な啓発・教育の充実化、それから地方自治体との協議と国民への周知ということで、これは10項目にわたって国からそうやっていただきたいということで全国市議会議長会から提言をされています。そういうこともありますので、ぜひこのことにつきましては、これは私個人的に言いますと、マイナンバーをつけて何か税の徴収とか、そういったいろんなものもあるということは聞いておりますけれども、納税は国民の義務なんです、これは。何もこういうマイナンバーをつけなくても、この義務を果たせばいいんですけれども、これよりは国民を仕事につかせる、いわば職種を考えたほうがいいのではないかということでマイナンバー、これはいかがなものかということで、私も少し疑義を持っているようなところであります。次に、質問の事項3 名護市の人口問題について。質問の要旨(1)南西地域産業活性化センターが、平成27年8月10日に発表した調査報告書の沖縄県及び県内市町村の将来推計人口によると、2060年を推測すると名護市の人口は減少するとの見込みであるが、市として人口増加対策はどのように考えているのかお伺いしたいということでございますけれども、このことについては、私個人的には鉄軌道の導入を図って、そこで通勤圏内で人口増を図るということももちろんですけれども、我が名護市には名桜大学とか、あるいは国立高専、そういう学校等もありまして、そういう中においても、今は、去年、一昨年までですか、約300名ずつの人口増がありますけれども、あとは人口、2060年代には6万人から5万4,000人ぐらいに減少していくということもございますので、これは人口を多くするためにはどうしても鉄軌道が必要だと思います。そしてまた移民とか、住民の移住。移住といいますと、定年するとか、名護市に定年後は移住して、ここに永住したいということも含めて、ここにそういう募集的なものもやって、人口増を図れないかということも含めて考えていただければと思っています。先ほどの鉄軌道の問題におきましては、企画部長の答弁では、やっぱり消極的な答弁であったのではないかと私も思っております。やっぱり前向きに、積極的に、建設的に物事を運ばなければ世の中は、なかなか進まないのではないかと、そういう気もしますので、市の皆様方のお考えをお聞きしたいと思います。それから、質問の事項4でございます。窓口業務等一部民間委託についてでございます。質問の要旨(1)民間委託推進のためのさまざまな制度により、我が市の市民課等の窓口でも良いサービスが行われていると市民から好評である。そこで民間委託による活用とそれによる問題点(個人情報等の保護)は万全なのか。また、その他の窓口業務等は、今後どう考えているのかお伺いしたいと思います。それに引きかえまして、これは二次質問でもいいんですけれども、委託業者は職員の安定雇用が、これはできているのかどうか。これもお聞きいたしますので、そのことについてのご答弁もお願いしたいと思います。それから、質問の事項5 武道場建設についてでございます。この件につきましては、きょうは名護市老連の崎山秀徳会長、それから宮里繁副会長も傍聴席におられます。そして剣道連盟の屋比久勇会長も傍聴に来られておりますけれども、この件につきましては6月議会の拓也議員の一般質問にも出ておりました。そして、以前から宮里繁議員が議員時代から、武道館建設については、るる問いただしまして、もうこれが頓挫しているという状態でございます。北農後援会の安田栄蔵会長がいつも言ってる言葉です「そこに何もしなければ、何も生まれない」と。私はそう言っているんですけれども、動かなければ何もやらないことと同じなんです。答弁でも「検討します」ではだめなんです。そういうことでありますので、これは比嘉拓也議員の6月議会の答弁にもそういうことがあります。「名護市スポーツ推進計画を策定しており、その基本政策の一つとして関係部局の連携を図りながら事業化に向けて取り組んでいきます」ということでありますけれども、その名護市スポーツ推進計画というものは、どうなっているのか。これは、その基本策定の一つとしてできているということがありますので、そのことについても言及しておきたいと思います。よろしくお願いいたします。それから、質問の事項6 平和教育について。質問の要旨(1)「NHKスペシャル 沖縄戦全記録、国内最大の地上戦」がテレビで放映されておりました。学校はもとより各公民館、全区で再放送してもらい、平和について、戦の悲惨さについて学んではどうか。市として取り組めないかお伺いしたいと思っております。これは、私は戦争については、先ほどの琉歌でも述べたんですけれども、一番悪いのは誰なんだと、戦争をさせたのは。この「国内最大の地上戦」というテレビを見まして、非常に心が痛んで、「ウヌ戦争シミセー、ターヤガヤー」ということで思いましたら、日本は、日本・ドイツ・イタリアの三国同盟で、日本は天皇だと。ドイツはヒットラー、そしてイタリアはムッソリーニとか、そういうこの上にいる、例えば政治家でもそうです。今、安倍首相もそうですけれども、政治家たるものがこういう戦争に向けての、いわばこういった体制に持っていくということ自体が悪いわけです。一番悪いのは、考えてみたら日本ではないかという。侵略戦争という、昔から日本は戦が好きだから、例えば内戦においても関ヶ原の戦いとか、いろいろありますけれども、そういうことから始めて、いろいろ世界征服ということもやって、3国、いわば日本・ドイツ・イタリアといくんですけれども、平和教育は、そういったNHKスペシャルの録画でも見せて、子どもたちに「アンディヤンドーヤ」と、あの悲惨さを見たら、平和のとうとさ、イクサシチナランということもわかるわけです。今の子どもたちに対しても、これはいろいろ、この教育もそうだと思うんですけれども、オーエーシチャンティン、ある程度、力を抜いて殴るのであって、チブルからダーからムルスグイクルシヤー、アンシヤー、イマデーナランと。今の、この事件・事故を見て、いろいろ悲惨ですけれども、僕らもけんかしたことがあるんです。けんかしたけれども、人を殴って鼻血を出してすみませんでしたという、ぬぐってあげると。そういうルールというものがあったのですが、ナマヤナー、ヌーガ、ウリ、ウチクルセーというぐらい、こうやるということで、これは道徳教育から、その平和教育を立派にさせないといけないのではと思いますので、ひとつ教育長にも、またお聞きしますので、お考えいただいておいてください。それから次に、質問の事項7 辺野古大綱引きについてでございます。質問の要旨(1)見事で感動した、その一言に尽きる。名護市の無形民俗文化財に指定できないか。平和の塔のある辺野古から世界平和の発信地へと願望するが、市としても取り組めないかお伺いしたいと思います。辺野古といいますと、対岸にカヌチャベイリゾートがあります、辺野古から見える所。まさに向こうは、平和の発信基地として僕は、辺野古はすごいのではないかと思います。なぜそう言うかといいますと、創価学会の池田大作名誉会長が、これは恩納村にある米軍のメースB基地です。核弾頭を登載して、中国に向けていたメースB基地を平和の要塞として再整備されまして、永久平和の発信基地として沖縄研修道場があります。そのときはまた大城秀樹議員、あるいはまた金城善英議員のお計らいで私たち、向こうの平和の勉強もさせていただきまして、ほんとにありがとうございます。そういうことで、この戦争基地を平和基地に変換できないかということであります。そういうことで、まさにあの辺野古大綱引きから考えて、辺野古が発信基地になるのではないかということも、宮城安秀議員も、この大綱引きのときにはおられました。すごかったです。(写真を提示)見てください、ここ。「火の粉払い力勝負 辺野古大綱引きに2,500人」。そのときの辺野古の大綱引きは、やまびこ久辺保育園が、あの舟形のみこしを担いでワッショイワッショイして、すごかったです。子どもたちから始まって、そして青年会のエイサーです。雨が降っても、びしょぬれになりながらバンナイやっている。もう帰ろうとしたけれども、安秀議員が最後までいておきなさいと。びしょぬれになるまで、最後までおりました。最後になったら、これも乾いて、ぬれた着物がみんな乾いておりましたけれども、そのとき教育長もおられまして、市長も副市長もおられました。そういうことで、それから始まって、またあのテービーガーエー、これもやって辺野古区の青年の勢いといいますか、その勢いという字がそのままこのステージにどかっと乗っているんです。すばらしかったです。豊年祈願、そして万国津梁、そういう火の粉のたいまつでやっているときの姿といいますと、これは無病息災、安全祈願、健康祈願ということで、すごい行事であると私は見ました。そこで、このすばらしい行事を名護市として、名護市には文化財というものがたくさんありますけれども、名護市の文化財には屋部の8月の踊りが、これは県の文化財指定にされているということもありますけれども、しかし辺野古の綱引きも、これは名護市の無形文化財と指定して、民俗文化財と指定して、これは後世に残して、こういう勢いをやって、あの勢いが名護市の勢いに発展していけばと私は思っています。区長にもそういう話を申し上げまして、また安秀議員にも「ウレーナー、チビラーハイムンヤッサー、名護市ヌ文化財に指定シミティ、後世に残して、ずっと栄えさせていこうじゃないか」ということも私は申し上げまして帰ってきましたけれども、非常にすばらしい行事でありました。それを教育長もごらんになっておられますので、ぜひ答弁を教育長もさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。できるのか、できないのかです。これができなければ、いろいろ後で考えましょう。そういうことで、ひとつすばらしいことでありました。そして、僕はきのうもUSJの話が出ていました、東恩納琢磨議員のほうからです。USJです。何で本部町ですか。あれは海洋をメーンとしたテーマパークになれば、海洋というのは東海岸を海洋として、辺野古の海岸を、いわば海洋テーマパークとして、向こうに誘致したらどうかと。もちろんメーンはネオパークでよろしいです。そういう展開に持っていくような発想をさせないと、ウレーナー、国がアンチーヤッテとか、いろいろこの、いわば基地と駆け引きされて、こうやられたら、これは困る。そういうことがありますので、ぜひ私はそうやっていただきたいと思っております。それから次に、質問の事項8であります。市営球場についてでございますけれども、質問の要旨(1)北海道日本ハムファイターズは、新球場が完成したら必ず名護キャンプヘ戻ってくるとのことだが、平成32年1月完成までのスケジュール等についてお伺いいたします。このスケジュール等につきましては、これは平成27年度の6月に岸本直也議員と、それから比嘉忍議員が一般質問の中で取り上げておりまして、このスケジュール等もほんとに載っております。しかし、あえて今回この市営球場について申し上げたのは、実は札幌ドームへ行きまして、市長は参加されませんでしたので、私と教育長も行かれまして、そこで始球式です。(写真を提示)これがそうなんです。投げたのは屋比久稔という人です。そういうことで、また投げた後のボールは大谷投手の11番のサイン入りで議長室に飾ってありますので。あれも、議長をやめたら、またうちに持って帰りたいと。そういうことで、ぜひ1月完成まで確実にできるような方法でひとつ頑張ってもらいたいと思いますが、その後の経過等につきまして、ひとつお尋ねします。あとは、二次質問は自席から行いますので、二次質問が余りないようにして、ひとつやっていただきたい。12時前には締めますので、よろしくお願いします。 ○仲村善幸(副議長) 市当局の答弁を求めます。石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) それでは、私のほうからは質問の事項1、質問の事項2、質問の事項4、質問の事項6について、お答えいたします。まず初めに質問の事項1について、議員ご指摘のとおり、名護市役所本庁舎は昭和56年4月の完成から34年が経過しており、コンクリートの剥離や雨漏り、手すりの劣化等、経年により多くのふぐあいが生じております。総務部総務課では、これらのふぐあいに対し修繕を実施することで建物の維持を図っているところでございます。続きまして質問の事項2について、この答弁については議案質疑の中の答弁とも重なりますが、ご理解のほど、お願いしたいと思っております。社会保障・税番号制度、いわゆるマイナンバー制度の導入に向け、国からはロードマップが公開されております。マイナンバー制度は、2016年、平成28年1月から社会保障分野や税分野で利用が開始されますが、利用開始に先立ち、2015年、平成27年10月からは順次番号の付番・通知が開始されることになっております。2017年、平成29年1月からは国の機関間の情報連携やマイポータルの運用開始、同年7月からは地方公共団体等との情報連携も順次利用開始されます。名護市においては、内閣府より提示されたマイナンバー制度における市町村標準作業スケジュールに基づき作業を進めております。まずシステム改修を初めとして、条例・規則等の整備、住民対応、システム改修のために必要な特定個人情報保護評価など、進捗どおり作業が進められております。また、10月5日の法施行後より各個人に対してマイナンバーが記載された通知カードが送付されますが、これについては法施行後に通知カード送付先情報を地方公共団体情報システム機構に提出し、10月14日より順次送付され、遅くとも11月中には全世帯に送付されるスケジュールが国から提示されております。マイナンバー制度の市民への周知につきましては、まず国のほうでテレビCM、新聞記事の広告、新聞折り込み広告、雑誌、広報、関係団体への説明会、出前講座等を行っております。また、平成26年10月より一般の方からの問い合わせに対応するため、コールセンターが設置されております。沖縄県においては、広報用ポスター、チラシの作成や事業所向けの説明会が予定されており、名護市においてもチラシの配布や説明会の共催等の連携をしていく予定でございます。名護市独自の取り組みとしましては、名護市ホームページへの掲載、区長会での説明会、市民会館大型モニターや市民課窓口モニターでの動画紹介を実施しておりますが、市民のひろばの10月号でも取り上げるよう、準備を進めており、広く市民に制度を理解していただけるよう、周知を広めてまいりたいと考えております。次に質問の事項4について、窓口業務等一部民間委託につきましては、市民課の戸籍に関する業務を除いた窓口業務、税務課の証明書発行業務、総務課の電話交換業務や総合案内業務を対象として、平成24年10月1日から株式会社メッセージを受託者として、その業務を行っているところでございます。窓口業務の一部民間委託に対する市民の皆様の反応につきましては、全体としましては、よい評価を得ているものと受け止めております。さて、議員ご指摘のとおり、民間委託の実施に当たっては個人情報の保護が最大の問題点として挙げられるところであり、万全を期さなければならないものでございます。本市では、個人情報の保護がしっかりと担保されるよう、さまざまな方策を講じております。まず委託契約を締結する際に、個人情報の取り扱いについては、秘密の保持や適正管理はもちろんのこと、罰則や損害賠償義務に至るまで特記事項として明文化しております。次に、業務を行う際に使用するパソコンにつきましても、個人情報保護のための対策を講じており、委託先の社員が使用するパソコンについてはシステムへのアクセスの権限を必要なもののみに限定するとともに、いつ、どのような情報にアクセスをし、何をしたのかなどといった操作履歴を全て記録することによって、不必要なアクセスを抑制し、記憶媒体への書き込み等ができないよう、機能を制限することによって、外部への持ち出しを防止しております。このほかにも受託者自身による個人情報の厳正な取り扱いに関する社員教育と呼ばれる研修も定期的に実施しております。続きまして、その他の窓口業務等に関する今後の展開でございますけれども、民間委託に関してよい評価を得ておりますので、民間委託の範囲を広げてもよいのではないかと考えておりますけれども、民間委託が可能かどうかを見きわめる重要なポイントは、職員が必ず行わなければならない事務作業と、そうではない事務作業の分離がきちんとできるかどうかでございますので、現在、直営で実施している窓口業務等につきまして、その分離作業を含めて可能かどうか検討してまいりたいと考えております。次に質問の事項6について、平成27年6月14日午後9時から10時までの間に放送された太平洋戦争中、住民を巻き込んで日米両軍が繰り広げた沖縄戦について、アメリカ軍が撮影した秘蔵フィルムや住民の生々しい証言テープなどから、沖縄戦の全体象を再構築し、兵士や住民を狂気に追い込んだ地上戦の真実に迫る内容の「NHKスペシャル 沖縄戦全記録」の放送がありました。再放送について、NHKに確認したところ、再放送は同年6月17日、8月29日に再放送されており、当面再放送の予定はないとの回答をいただいております。また、DVDによる映像の提供はできないかということに関しては、DVDの提供はしていないということと、DVDの作成期間は最低でも3カ月間かかり、作成費用は50万円から150万円ほどかかると。さらに出演者等の映像の二次利用の許諾が必要になってくるという説明がありました。また、放送事業者の許可を得ずに公の場で映像を流すことは、著作権法第100条を侵害するということもあるそうでございます。市としましては、今後、再放送される際には、公民館、学校等に情報提供を行い、市民の多くの皆様が平和教育に生かしていただけるよう、呼びかけをしていきたいと考えております。 ○仲村善幸(副議長) 山里將雄 企画部長。 ◎山里將雄(企画部長) それでは、質問の事項3について、質問の要旨(1)についてお答えいたします。一般財団法人南西地域産業活性化センターによる推計人口は、本市は2010年の6万231人から2060年には5万2,131人と8,100人の減少となる推計値となっております。また、国立社会保障・人口問題研究所による推計においても、本市は2020年の6万892人をピークに人口減少に転じ、2040年には5万8,415人となる推計値が出ております。本市の人口増対策としましては、平成26年11月28日に制定されたまち・ひと・しごと創生法第10条に基づき、現在、名護市人口ビジョン及び総合戦略の策定に取り組んでおります。人口ビジョンにおいて人口動向を分析し、2040年までの目指すべき人口の将来展望を提示し、総合戦略では人口ビジョンが提示する本市の将来像の実現に向け、平成28年度から今後5カ年間の目標や施策の基本的方向、具体的な施策をまとめてまいります。地方版総合戦略は、仕事づくり、人の流れ、結婚・出産・子育て、まちづくりに関する分野を幅広くカバーすることが求められております。人口減少を食いとめ、将来にわたり活力ある名護市を目指し、総合戦略で策定する施策を推進してまいります。 ○仲村善幸(副議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) それでは質問の事項5、そして質問の事項7について答弁させていただきます。質問の事項5、質問の要旨(1)についてであります。武道場の建設につきましては、これまでも課題として関係部局との調整を図りながら議論を重ねているところであります。先ほど平成27年3月に作成しました名護市スポーツ推進計画のお話がありましたけれども、これは平成27年から36年度の10年間の計画を示したものとなっております。現在の取り組みといたしましては、武道関係者や体育関係者との意見交換、名護市スポーツ推進審議会において武道場の整備に向けた検討を行っているところであります。意見交換を行う中で、武道場整備の目的の一つであります練習場所の確保が大きな課題となっていることから、武道場を整備するまでの対応策として21世紀の森体育館を活用し、空手、剣道など、武道の稽古を集約し、週に1回から2回程度、武道の日として練習日を設けることができないか、調整を進めているところであります。また、武道場の整備につきましては、引き続き関係者の意見を踏まえ、関係部局とも連携を図りながら取り組んでまいりたいと考えております。次に、質問の事項7でございます。現在、伝統行事としての綱引きは名護市の中では辺野古区、汀間区、安部区、嘉陽区、真喜屋区・稲嶺区(合同開催)の5カ所で行われております。ことしの辺野古大綱引きは、台風の影響で当初予定されていた期日から延期を余儀なくされましたが、8月30日に辺野古グラウンドで開催され、約2,500人の方が参加し、大盛況に終了したと聞いてございます。文化財に指定されている綱引き行事につきましては、国内では秋田県、福井県、佐賀県で国指定の民俗文化財があります。県指定では鹿児島県にありまして、沖縄県における市町村指定では宮古島市の宮国大綱引きや、糸満市の字真栄里の大綱引きなど、多くの綱引き行事が指定をされていると聞いております。辺野古大綱引きの文化財指定につきましては、指定の可能性について検討を行うとともに、保持団体の意向を確認してまいりたいと考えております。あわせて他事例の調査や文化財保存調査委員、専門家の意見等を伺ってまいりたいと考えているところでございます。 ○仲村善幸(副議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) それでは、質問の事項8、質問の要旨(1)について答弁をいたします。ご質問の名護市営球場の整備スケジュールにつきましては、去る第179回定例会において提出をいたしました21世紀の森球場改築計画スケジュール案に基づき関係機関と協議を重ね、次年度の事業化を目指し、鋭意取り組んでいるところでございますが、若干の手続の時期、方法などの変更はあるものの、おおむね計画どおり進捗しているところでございます。年度ごとの具体的なスケジュールにつきましては、昨年度は球場の配置及び規模の算定を行うための配置計画を実施しており、本年度については基本設計と事業採択に向けた許認可手続の調整、そして平成28年度に実施設計、平成29年度から建築工事に着手をし、平成32年1月、西暦で言いますと2020年1月の供用開始を目指し、取り組んでいるところでございます。 ○仲村善幸(副議長) 3番 屋比久稔議員。 ◆3番(屋比久稔議員) 大変ご苦労さまでございます。それでは、二次質問をさせていただきます。まず、マイナンバー制度についてでございますけれども、このマイナンバー制度は先ほども申し上げましたように、川野純治議員がるる詳しく質疑をされておりましたので、そういうことでありますが、ただ私としては、この周知徹底ですか、適切な啓発と周知、そういったことに対しまして名護市はどのように考えておられるのか。例えばJAの確定申告の説明案内の中にも、JAは既にそこでマイナンバー制度についての説明を行いますという通知も届いておりました。ですから名護市としてはどういう通知、そして個人情報保護条例に対してもどうであるということを、いろいろこの通知のほうを、今、シミュレーションとかいろいろあるかもしれませんけど。通知方法等につきまして、そしてその制度に対する啓発・教育、そしてまたあと一つは、この政府との協議です。国民への周知の、そういった協議。そして、この予算の問題、それを全部、この政府とも協議なされてやってきているのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○仲村善幸(副議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) まず周知のことについてなんですけれども、国のほうでも先ほど述べたとおりテレビCMとか新聞広告、それから新聞広告の折り込みをやっていくということがありますので、その辺で確認ができるのかと思っています。それから少し個々の個人別なことについてはコールセンターも設置しておりますので、そういった個別的なものについてはコールセンターでも確認ができるということになります。名護市としては10月の市民のひろばで詳しく紹介をしますけれども、またホームページにも載せております。区長会での説明会も開催していきますので、その辺で広く周知をしていきたいと思っております。なお、国との費用に関する協議なんですけれども、これについても内閣府と随時担当のほうで進めております。 ○仲村善幸(副議長) 3番 屋比久稔議員。 ◆3番(屋比久稔議員) 次に武道館建設について、この件につきましては比嘉忍議員も今回、一般質問に通告されております。そいうことで、やっぱりこの件につきましては、田井等近隣公園の中にもどうかという話がありましたけれども、田井等の区長のほうには比嘉拓也議員が一般質問されてから、一度も誰も何の話もないということでありました。ですから、何もしてないのではないかという気持ちであります。この協議をしていろいろやっていることはわかりますけれども、足を運んでどうなったんだとか、一度こういう拓也議員も一般質問をされているんですから、これはここでできるのかできないのか、では何が原因なのかということも含めてやるべきであって、だからそこで何もしなければ何も生まれないというのは、そこにあるんです。だからそういうことで、まず足を運んでどうだと、ここに造れるのか造れないのか、はっきりしてやっていただければということもありました。ですから、ぜひこの件については方向性を見出してどこだということで、もう話は聞いていますけど、またこの児童センターの跡にもどうかという話もありますけれども、そういうことも含めて、位置も含めて前向きにこれを考えていただきたいと思いますが、どういう考えですか。 ○仲村善幸(副議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) 拓也議員の一般質問のときにもお答えしましたけれども、やはりまずは武道関係者、また体育関係者、そしてまた地域の方々にも時期が来れば意見交換もしないといけないと思っております。喫緊の課題として武道館建設というものは捉えておりまして、それに向けて取り組みをしていきたいと思っているところです。 ○仲村善幸(副議長) 3番 屋比久稔議員。 ◆3番(屋比久稔議員) それでは、ちょっと急ぎます。辺野古大綱引きについてでございますけれども、このとき私も、それから座間味教育長も一緒に行って見てきました。そういうことで、教育長も相当感動されていらっしゃったのではないかということもあります。教育長、これはぜひ名護市の文化財に指定されて、先ほどからおっしゃっております沖縄は宮古島市と糸満市の綱引きが民俗文化財に指定されていると。そういうことで県外でも鹿児島にもあるということもありますので、ぜひ北部ですばらしいこの平和の塔がある、平和の発信基地としてもできるようなことでありますから、全部で平和のシンボルとして大綱引きを、この文化財に指定できないか、ひとつ教育長としてどうなのか。教育長として、この平和の礎のところに辺野古の大綱引きを文化財としてやったならば、これは名が残ると思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○仲村善幸(副議長) 座間味法子 教育長。 ◎座間味法子(教育長) 先日、議長とともに辺野古の大綱引き、観戦させていただきました。ほんとにすばらしくて、雨にも負けず、ずぶぬれになりながらもほんとに感動して、最後まで見ておりました。指定文化財になるにはいくつかの要件があるということでありますので、今後、専門家の意見も聞きながら検討を進めてまいりたいと思います。名護市にはまた無形文化財、源河の長者の大主(ウフヌシ)とか、安和のウシデーク、そして幸喜の柳などがありますので、これにまた辺野古の大綱引きが加わると大変私としてもうれしく思っております。頑張ってまいりましょう。 ○仲村善幸(副議長) 3番 屋比久稔議員。 ◆3番(屋比久稔議員) 頑張っていくのはいいんですけれども、ぜひ指定できるように取り組んでいただきたいということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。時間も来ておりますので、最後に市営球場についてでございますけれども、その件につきましては、やっぱり向こうへ行って、札幌ドームへ行きまして日本ハムファイターズの幹部の皆さんともお話しできました。大社オーナーも、向こうに銅像も立っております。そういうことでありますので、ぜひ名護市からは、私たちはどこにも行かないと、そういう声も聞いてきました。ですから、ぜひこの予定された期間中に、ぜひこれを完結するように、市長、間違いなくやりますということを市長の口から聞きまして一般質問を閉じたいと思いますので、市長、ひとつ頑張るという気持ちで一言お願いします。 ○仲村善幸(副議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) 建設部長から答弁がありましたように、計画の段階から2020年の供用開始、いわゆる春のキャンプまでには必ず完成をさせるということで順調に今、協議、それから調整も進んでおりますから、市民の期待も裏切らないよう、頑張りたいと思います。 ○仲村善幸(副議長) 3番 屋比久稔議員。 ◆3番(屋比久稔議員) 一般質問の資料をたくさん整えていたんですが、でも公約どおり時間が来ましたので、これをもちまして3番 屋比久稔、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○仲村善幸(副議長) 3番 屋比久稔議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後0時2分) 再 開(午後1時30分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。8番 翁長久美子議員、一般質問を許します。 ◆8番(翁長久美子議員) ハイタイ、グスーヨー、チューウガナビラ。市民の響、8番 翁長久美子、議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます前に、一言所感を述べさせていただきます。去る8月22日、土曜日に私の居住地であります為又区において夏祭りが行われました。当日は台風接近のため、公民館での開催でしたが、多くの区民の皆様が参加していただき、区内のいとし子保育園の園児のエイサー、獅子舞に始まり、同じく区内の教会牧師によるライブ、名護学院職員による民謡ショー、名桜大学教授、そして学生によるダンス、為又区青年会エイサーと。その間に老人会、婦人会の踊りには座間味教育長もご参加いただき、区民手づくりの夏祭りを楽しく過ごしていただけたかと思います。ご来場いただきました区民の皆様、そして教育長並びに各区の区長様、本当にありがとうございました。地域ぐるみで琉球文化の伝承を兼ねたこの行事を絶やすことなく、地域の皆さんとともに頑張っていきたいと思います。そして9月5日に行われました「止めよう 辺野古新基地建設!県民集会」には雨の降る中ではありましたが、3,500人という市民、県民の皆様が参加をし、改めて辺野古ノーの意思を政府へと示しましたが、1カ月作業停止をし、5回の協議を行うも、5回全てが辺野古移設ありきの一方的な政府の意見を強調するだけの協議でした。協議とは名ばかりで、安倍政権、支持率低下の歯どめと、安保法案先行のための時間稼ぎだったと私は考えております。同日、東京で行われました安保法案反対集会においても、13万人と言われる参加者の数を政府側の認識としては警視庁発表の3万人という、本当に見えない、汚い、民主主義を無視した政府主導の姿勢は絶対に許されるものではありません。戦争をする国づくりをとめる意味でも、地元名護市の議員として市長とともに辺野古を絶対にとめるという思いを強く持ち、これからも市民、県民の皆様とともに闘っていきたいと思います。それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。質問の事項1 子育て支援、児童虐待防止対策の取り組みについて。質問の要旨(1)名護市における児童相談取り扱い窓口はどの部課に置かれているか。また担当職員の人数をお伺いします。質問の要旨(2)過去3年間の通報件数と相談件数、そして職員が担当する件数は定められているのか伺います。質問の要旨(3)情報収集はどのように実施されているのか伺います。質問の事項2 名護市育英会運用改善について。質問の要旨(1)名護市における過去3年間の申し込み人数と利用人数を伺います。質問の要旨(2)申し込みから審査、決定までの所要日数及び貸付日を伺います。質問の事項3 男女混合名簿導入について。質問の要旨(1)男女混合名簿について以前質問をさせていただきましたが、ご答弁では「学校現場の意見など聞き調整したいが、資料提出の際には、男女別となっているため困難」だということでしたが、調整後の現場意見をお伺いします。質問の要旨(2)県内小学校8%、全国84%、県内中学校7%、全国66%、県内高校28%、全国74%が男女混合名簿を導入しております。県内では西原町が導入をしていますが、全国に比べると導入のおくれが目立ちます。市の見解をお伺いします。質問の事項4 しまくとぅばの普及促進について。質問の要旨(1)次世代へ言葉の文化を残し引き継ぐことを、幼いころから取り入れる必要があると考えるが、名護市としての取り組みと、市内の保育所、幼稚園、学校現場での普及活動は行われているのか、現状をお伺いします。以上を一次質問とし、二次質問は自席にて行います。当局の皆様、ご答弁よろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。山城実千代 こども家庭部長。 ◎山城実千代(こども家庭部長) では、私のほうから質問の事項1、質問の要旨(1)、(2)、(3)についてお答えします。名護市における家庭児童相談の窓口につきましては、こども家庭部こども家庭課にございます。全国的にも児童虐待相談件数の急増により、児童相談所では緊急かつ、より高度な専門的な対応が求められる一方で、育児不安等を背景に身近な子育て相談ニーズが拡大してきたことから、こうした幅広い相談全てを児童相談所のみが受け止めることは、必ずしも効率的ではないことから、市町村を初めとする多様な機関によるきめ細かな対応が求められる状況となり、市町村において児童家庭相談に応ずることとなりました。相談業務に従事する職員は、家庭児童相談員と女性相談員を兼務する嘱託職員3名体制で家庭環境、児童虐待等の相談に応じ、虐待の未然防止、早期発見を中心に適切な支援、助言、指導、また他機関の紹介及び連携を図ることとしております。次に質問の要旨(2)についてお答えします。児童福祉法第25条において要保護児童を発見した者は、市町村の設置する福祉事務所もしくは児童相談所に通告しなければならないと義務づけられています。児童相談所等関係機関へ直接相談や通報される児童虐待等に関する通報相談件数を除き、過去3年間の市への通報相談件数につきましては、児童虐待通報件数が平成24年度20件、平成25年度22件、平成26年度23件となっており、児童虐待相談件数は平成24年度28件、平成25年度31件、平成26年度10件となっています。現在、職員が担当する件数についての設定はしておりません。次に、質問の要旨(3)についてお答えします。児童虐待に係る情報収集につきましては、平成16年度の児童福祉法改正法において、虐待を受けた子どもを初めとする要保護児童に関する情報の交換や支援を行うために協議を行う場である「要保護児童対策地域協議会」の設置が位置づけられたことから、名護市においては平成24年度に「名護市要保護児童対策地域協議会」を設置し、情報交換が図られるよう連携体制を整えてきております。同協議会の構成機関としては、児童相談所、北部福祉保健所のほか、県立北部病院、市教育委員会、市内の小・中・高校代表者、国頭教育事務所、名護市社会福祉協議会や民生委員・児童委員協議会、名護警察署等と児童生徒にかかわる多くの機関が参加しております。参加者には守秘義務が課された上で情報収集や情報の共有を図り、相互の連携を深めることで全体としての地域における相談体制の充実を図ることとしております。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) それでは、私のほうから質問の事項2、3、4についてお答えいたします。まず質問の事項2の質問の要旨(1)でございます。平成24年度から平成26年度までの申し込み人数は、合計49人、利用人数は合計47人となっております。なお、利用されなかったお二人につきましては、本人からの申し出による辞退となっております。次に、質問の要旨(2)についてお答えいたします。名護市育英会の申し込みから決定までの所用日数につきましては、おおよそ40日となっております。また、育英会の貸し付けにつきましては、5月、8月、12月の年間3期に分けて貸与を行っております。次に、質問の事項3、質問の要旨(1)についてお答えいたします。前年度6月男女混合名簿の導入につきましては、市内小中学校に状況調査をしたところ、導入済みの学校が1校、緑風学園、ほかの学校においては導入について協議をしたことがある学校は1校でございました。その後、7月の市校長研修会におきまして男女混合名簿について、第二次名護市男女共同参画計画と名護市小中学校の現状を説明しております。今年度8月の調査では緑風学園に加えて久辺小、久辺中、屋我地中が導入をしています。次年度に向けて話し合う予定の学校が12校と拡大の方向に向かっていると感じております。まだ検討の必要を感じていない学校も4校あり、理由が緊急性を感じない、事務処理上の利便性、男女別名簿が男女平等の理念に反するとは思えないという意見も寄せられているところであります。次に、質問の要旨(2)でございます。事務処理上の煩わしさということにつきましては、健康診断やスポーツテストなど、提出時に混合名簿を男女別に振り分けることは、容易なことだと考えておりますので、特に問題にはならないものではないかと感じているところであります。次に、質問の事項4でございます。県内各地におきまして、世代を越えて受け継がれてきたしまくとぅばというものは、沖縄文化の基層であり、ウチナンチュとしてのアイデンティティーであり、誇りでもあると認識をしております。沖縄県はしまくとぅばの普及、継承を図ることを目的に、毎年9月18日をしまくとぅばの日とする条例を平成18年に制定し、今日に至っております。本市におけるしまくとぅばの普及活動につきましては、これまで名護市文化協会が主催する「しまくとぅば語やびら名護市大会」がございましたが、昨年の第15回大会をもちまして事業を終了しております。そのほかに名護中央公民館移動講座といたしまして、しまくとぅば講座を平成27年8月7日と8月21日の2日間にわたって羽地支所で開催をしております。また名護市教育委員会主催、名護市文化協会共催によりまして、名護市民会館30周年記念事業及び名護市文化協会設立25周年記念として、来る9月22日に「みんなで話そうヤンバルしまくとぅばフェスタ」を市民会館大ホールでとり行う予定となっております。公立学校におきましては、一部地域の人材を活用し、積極的に実践している学校や教科における「共通語と方言」という単元で扱うこともございます。多くの学校ではしまくとぅばでの挨拶や沖縄のホームソングを放送するなどの取り組みを行っております。また、公立幼稚園におきましては、遊びの中に童歌を取り入れ、しまくとぅばに親しむ活動も行われております。しかし現在、学校現場におきましては教師がしまくとぅばをわからない、話せないという課題もございます。しまくとぅばの普及・継承を図るためには、学校教育の枠にとらわれない活動も必要だと考えております。「しまくとぅば」と一くくりに申しておりますけれども、各地域にはそれぞれ異なるしまくとぅばが存在します。それぞれの地域の日常生活の中におけるしまくとぅばは、あるいは先ほどの童謡や民謡、琉歌などに触れることが親しみやすく、自らのしまくとぅばとして習得しやすい糸口ではないのかと考えているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) それでは、順を追って二次質問をさせていただきたいと思います。まず質問の事項1なんですけれども、皆さんもご存じのとおり宮古島市で起こりました児童虐待死について、3歳児の女の子が亡くなった事件で、この事件に対して、やはり児童相談所が県内では2つ、コザ児相と、それと中央児相がありますけれども、やはり人口に対して児童相談所というのが、数が少ないということも問題があり、また、離島につきましては離島の宮古島市のことに関しては、離島ではありますが、那覇市にある中央児相のほうが対応をするということになっているらしいです。ですが、コザ児相のほうから中央児相のほうに離島の宮古島の件に関してはお願いしますという連携ができていなかったということが、この事件の原因ではないかと新聞紙上でも、そして専門家の先生方も、これをおっしゃっているんです。やはりこの児童虐待については、地域で一番見つけやすいというか、そういう連携が必要だと私は考えているんですけれども、例えば民生委員の方がいらっしゃいますけれども、民生委員ではなく、児童虐待、児童相談に乗れるような、そういう有資格者の皆さんを地域のボランティア支援員として募集するということは、検討はできないでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 山城実千代 こども家庭部長。 ◎山城実千代(こども家庭部長) 児童虐待について、ほんとに身近な場所で相談に乗っていだける方ということでお話がございましたけれども、児童虐待に関することということでは、大変個別性が高くて、そしてまた専門的な知識も有するものと考えております。そういう意味では、日ごろからの地域との関係性によって少し変だと思われるようなご家庭があった場合に、声かけて、そしてそれを先ほどお話ししました家庭児童相談室につないでいただくような形のほうが、私は、より広域的に広げて相談体制がとれるものではないかと思います。先ほども言いましたように、やはり専門的な相談内容になるものですから、現在のところ、そのような人たちを数多く養成するというようなことは、直接的にはまだ検討していない段階です。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) 人口に対して、この名護市の相談員の方も今、兼務もいらっしゃいますけれども、3名ということで非常に少ないかと私は感じているんですけれども、先ほどお答えになりました通報の件数と、実際に相談に来られた件数が全く違う年度があるんです。相談件数が多くて、通報が少ないとか、そういうのはどう気づいて、その通報がなくても行かれたというのは、通報が20件に対して相談が28件と、8件多くなっていますね。ということは、相談に来るということは、相談が多いということは、周りに相談する人がいなくて、最後の最後にこちらのほうに伺ったと解釈をしていいんでしょうか。それとまた、通報は多くて、逆に相談が少ないというのは、通報があった、この数が多いというときは、その子どもたちはどうなっているのかというのが、ちょっと心配なんですけれども、それでもう解決ができたかどうか、そこら辺はどう対処をしたんでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 山城実千代 こども家庭部長。 ◎山城実千代(こども家庭部長) 先ほどお話ししましたのは、通報件数、それから相談件数でございますけれども、名護市に直接的に寄せられたものでございます。それ以外には児童相談所、他の機関へ相談を受けた件数はこれには入っておりませんので、直接的に名護市に入ってきた件数になりますので、その数的な相互関係というのは、先ほど述べた人数の割合でということではなくて、ほかにも相談件数がたくさんあるということでございます。それから、通報のあった場合ということですけれども、通報のあった場合につきましては、まず私どもの家庭相談員の方が確認に伺う、そしてそれをさらにまた必要であれば関係機関、特に名護市の場合でしたらコザ児童相談所になりますけれども、そことの連携による対応、支援の方法ということを確認しながらお互いの連携の中で支援をしているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) 毎年の件数は、この件数に含まれるのは、名護市だけで新規の対象者なのか、相談とか、この数です。新規なのか、それとも継続も含まれているのか、その辺はどうなっていますか。 ○屋比久稔(議長) 山城実千代 こども家庭部長。 ◎山城実千代(こども家庭部長) 先ほどお答えしました件数につきましては、継続件数、新規・継続が含まれております。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) それでは、コザ児相のほうに、この過去3年間で名護市から送り出した児童は何名ぐらいいるのか、これはおわかりでしょうか。名護市の児童を送り出したという実績は、おわかりでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 山城実千代 こども家庭部長。 ◎山城実千代(こども家庭部長) コザ児童相談所のほうで送致という形をとられた件数については、今、手元に確認のデータはございませんので、また後ほどお話ししたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) では、後でお願いします。それでは、学校現場です。子どもたちがやっぱり長い時間過ごす学校現場のほうで、直接状況を把握できるというので、スクールソーシャルワーカーがいらっしゃると思うんですけれども、名護市内にはそのスクールソーシャルワーカーは、これは県の予算でいらっしゃる人材だと思いますけれども、そのスクールソーシャルワーカーについて、これ教育委員会ですね、名護市に何名配属されているのか、ご答弁お願いします。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) 現在3名の方が配置されております。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) 名護市全体で3名という、やはりこの児童相談、ソーシャルワーカーも3名、そして名護市の庁内においても相談員が3名と、合計6名です。やはり子どもの数にしたら、とても少ないと思うんです。そのソーシャルワーカーも、やっぱり各学校とは言いませんけれども、小学校校区に1人という形で、ぜひ置いていただきたいという希望があります。学校現場で一番に児童虐待、そしていじめなど、そういう環境から早く気づける、気づいて通報できるような形、連携をとれるような形を、やはり私は希望しています。教育長、これは県の予算だと思いますけれども、やっぱり国でもそのソーシャルワーカーの増員は、先ほど金城善英議員の質問にもありましたけれども、そういうふうに増員するんだという方向に向かっていますけれども、いま一度名護市のほうから県のほうにソーシャルワーカーを、やはり増員してほしいという希望をぜひお願いしていただきたいんですけれども、教育長のほうからも一言意見をお願いします。 ○屋比久稔(議長) 座間味法子 教育長。 ◎座間味法子(教育長) 先ほどスクールソーシャルワーカーの配置ですけれども、これは国頭教育事務所に3名おられまして、週あたり4日、1日6時間ということであります。どこに置かれておりますかといいますと、大宮校区、名護校区、東江校区ということでございます。スクールソーシャルワーカーの働きは、子どもたちが置かれている社会的環境の改善ということで福祉事務所とか、保健所とか、児童相談所、あるいは民生委員、区長などと連携をとりながら子どもたちの生活を改善していくということでございます。本市はスクールカウンセラーは2名配置しておりまして、両方とも内面のケアに当たったり、それからまた外部との連携をとるということで、必ずしも明確に住み分けできるものではないと思っております。そして今後は、スクールソーシャルワーカーは、ますます増えてくると思います。子どもが抱える多様な課題に対応するために、県もその方向で考えているようでございますので、市も一緒に頑張っていきたいと思います。なお、子どもの虐待に気づくのは、一番気づきやすいのはやっぱり担任なんです。日々接していますから、やっぱり変化のわかるのは担任ということで、やはり先生方の研修も、それを見分ける研修も今後強化していきたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) 教育長、ありがとうございました。やはり子どもたちが安心・安全に学校生活を送り、そして地域では地域の皆さん、そして区長をはじめ区民の皆さんが、あなた、その家庭を見ているんだよと、隣近所でみんな助け合って見ているんだよということが当たり前のようになるような、昔はそうでしたね。今はもう核家族になって、隣のおうちに誰が住んでいるかわからないような状態が、やっぱり今の社会なので、それを私たちで努力して昔に戻して、児相に送り出す子どもたちが1人もいないような世の中になるように、私たちも努力したいと思います。頑張りましょう。ありがとうございました。次に、育英会の奨学金に対してなんですけれども、この育英会制度について、少し、今回質問させていただいたのは、やはりAO入試とか、そういう時期が私立とか公立、国立ありますね。その入試のときに、一番必要なときにお金がおりてこないんです、今の制度だと。大体推薦とか、そういうのが決まってくるのが、1月にはもう決まっているんです。この名護市の申し込みは2月からでしたか、ちょっと私も調べたんですけれども。受け付けが2月2日から3月20日になっているんです。そうしたらこの2月20日から受け付けしても、この時にはもう入学が決まっている学生がいるわけです。その必要なときに使えないというのは、やっぱり優秀で生活困窮の皆さん、家庭の子どもたちは断念しないといけないわけです。この金額についてもなんですけれども、入学金が10万円、準備金が10万円ですね。ほかの市町村を調べたら、50万円というところもあるんです。50万円だと何とか、80万円とか100万円とか、今、入学金しますので、その金額に少しでも助けてもらえるような金額に増額していただきたいということと、それと、この期間をもっと前倒しに、申し込み期間をしていただいて、この年明けた1月ごろには支給できるような形にしていただきたいんです。やはりこの育英金に関しては、宜野湾市ですか、宜野湾市が利用する定員を3名とし、1人50万円、AO入試直前の6月に、そして推薦、一般入試直前の11月に受け付け、入試前に貸し付けを決定するということに、何か変えるような形で今、なっているんです。ぜひ名護市もそのように、私は改善するべきではないかと思うんですけれども、それについて少し伺います。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) まず申し込みの期間でありますけれども、それを年内にやって1月中にできないかということでありますが、今、奨学金、県内他市の状況を見ましても、名護市が5月で早いという時期になっておりまして、それは例えば県及び日本学生支援機構の事例を見ましても、貸し付けは4月以降という形になっております。合格通知を受けていたとしても、実際にその学校に入学するとは限らないということも可能性としてありますので、4月以降にきちんとその学校に入学したことを本人または保護者に確認をしてお貸しするということは、奨学金という性質上、やむを得ないと考えております。しかしながら、これまでも市民の方からももっと早く貸し付けできないかという同様のご質問もありましたので、今後の課題とさせていただきたいと思っております。あと、入学準備金の額、それを増額できないかというお話でありますけれども、やはり宜野湾市の事例を今、お話がありましたけれども、私たちも宜野湾市の事例を一応確認しておりますので、この件については奨学金を希望する方からも、そういう意見があるということを聞いておりますので、今後検討させていただきたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) やはり優秀な子どもたちが、その準備金がなくて入学できなかったというのも、やっぱり人材を失うことになるので、ぜひご検討いただきたいと思います。よろしくお願いします。混合名簿について、平成23年の第165回12月定例会に私、質問をしています。そのときに、先ほどのご答弁をいただいたんですけれども、3月16日に県の教育長より混合名簿導入の推奨についての文書が発送されているということで、ちょっときのうネットで調べたんですけれども、それでやっぱり名護市も増えているということを言われていますけど、まだ検討していないところが4校あると先ほどご答弁ありました。その4校についても、その男女混合名簿によって男女別の意識が高まるとか高まらないとかと言っているのは、私はもう、ちょっとこれはナンセンスだと思うんです。今、こういう世の中になって、性同一性障害を持つ子どもたちや、そして職場においても、昔は看護婦さんと言ったら看護婦とつくだけあって、女性ばっかりでした。ですけど今は看護師と言って、男性の方も当たり前のようになっている。保母と言っても、保父、保母、いらっしゃいますね。男の方たちもいらっしゃいます。どの職場も、やはりこういう男女区別なくやっている社会があります。そしてこの庁内においても女性の起用というのは、やはり多くなっています。これが当たり前の世の中に今はなっているので、その学校側の考え方によると書かれていましたけれども、教育委員会のほうから、やはり男女混合名簿については名護市の方針として、こうやるんだという形でしっかりと言っていただきたいんですけど、いかがでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) ことし3月の県の教育委員会から出されました男女混合名簿導入の推奨についてというお話もありましたけれども、私どもとしても、やっぱり今般、今、お話がありましたお互いを認め合い、心豊かな活力ある沖縄の実現とか、生命の尊重や男女の相互理解・協力などの人権教育を推進するという考え方からも、やはりこの男女混合名簿については導入を促進していきたいと考えておりますので、そのような取り組みをさせていただきたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) 書類上の提出物に関しては、今はパソコンの世の中ですから、男女別とクリックすれば、すぐ男女別になるわけです。だから、そういう煩わしさというのは全くない。ほかに何があるのかというのが、私もわからないぐらいです。それは、やっぱり男女混合にしたからといって、この事務的な煩わしさがない。じゃあ何があるのかと、やっぱりこの4校に対しては質問したいぐらいなんです。だからそこら辺を意識として、今この世の中なので、男女混合名簿で、やっぱり県の教育長のほうからも国からも、そういうふうに推奨されているわけですから、はっきりと教育委員会のほうから学校側には、もう名護市の方針として、こういう方向でいくんだということをぜひ訴えて、実行していただきたいと思います。次年度は、ぜひこの名護市内全域の小中学校、その学校全てが男女混合名簿になっているような名護市になっているといいと希望しています。よろしくお願いします。最後の質問の事項4のしまくとぅばなんですけれども、しまくとぅばに関して、私たち議会も平成26年の3月議会で、これ決議しているわけです。しまくとぅばの普及促進に関する宣言決議をしているわけです。那覇市の例を、私、挙げますけれども、今の翁長知事が市長時代、徹底して冒頭の挨拶にはしまくとぅばを使おうということで、議会でもやはりそれをやっているわけです。私もきょう一般質問をするときに、「ハイターイ」で始まりましたけれども、ハイタイと言ったときに皆さんのこの驚きようが、ちょっと前のほうから見ておもしろかったんですけれども、やっぱり聞きなれないですよね。私もしゃべりなれないわけです。だからそれが当たり前のような議場になるように、やはり名護市も頑張らないといけないと思うんです。一番やっているのは、市長は毎回どこに行かれても、「ハイサイ、グスーヨー」から始まるわけです。私は、ほんとに感心しています。自分のことですけれども、母親が神戸で、父親が奄美大島出身なんです。2人ともナイチャーなわけです。小さいころは、やはりこの何て言うんですか、方言は使ってはいけない、共通語をしゃべりましょうということで、数久田、世冨慶あたりの方たちは方言ぺらぺらです。そうしたら毎日この廊下に立たされるわけです。そういう年代なんです。ですから耳なれない、聞きなれない、言葉がですね。大人になった今でも、私はしまくとぅば、しゃべれないです。ようやくカンペを見て、名護市の1年に1回、市民劇があるときに、ウチナーグチでカンペを見ながら挨拶をします。それはもうやはり琉球文化の伝承なので、その挨拶ぐらいは運営委員長がやはり方言でしゃべらないといけないということで、それでカンペを見ながら、汗だくだくです。しまくとぅばで一生懸命挨拶をさせていただいておりますけれども、この議場におきまして、やはり議会中に限らず、この庁内でもいろいろ会議ありますね。そのときに部長、課長、全ての職員の皆さんが、冒頭には必ずハイサイで始まるということを、ぜひやっていただきたいんです。市長、いかがでしょうか、突然ですが。市長は、市長から率先してウチナーグチは、冒頭の挨拶はちゃんとやられておられます。やはりこれは、浸透しないとだめだと思うんです。那覇市が当たり前のようにやって、半強制的にそれを行って、今はそれが本当にどこで聞いても、あれ、おかしいと思う人はいないわけです。それが普通になっているわけです。それが普通にならないと、やはり私たちはなれないわけです。ですから、庁内においても、議長もウチナーグチ上手ですので、その議場においても庁内においても、そういう方針で、それを、ウチナーグチを使おうと、冒頭の挨拶はウチナーグチでしようということを、ぜひ推奨していただきたいんですけれども、市長、いかがでしょうか、どうぞお願いします。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) とてもいいことだと思いますので、議場と、それから役所の中では、そう率先して使うような雰囲気ができるようにしていきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 暫時休憩いたします。休 憩(午後2時14分) (こども家庭部長より、追加答弁の申し入れ)再 開(午後2時15分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。山城実千代 こども家庭部長。 ◎山城実千代(こども家庭部長) 先ほど名護市から児童相談所へ送致した件数ということでございました。名護市の家庭児童相談室から一時保護の依頼をした件数について報告させていただきます。平成24年度が2件、平成25年度が2件、平成26年度が3件となっております。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員。 ◆8番(翁長久美子議員) ありがとうございました、市長。やはりこの議場においても、当たり前のように冒頭の挨拶ができるような形で、全議員ができるようにやっていただきたいと思います。私もしっかりと勉強をしたいと思います。この議員の中には、弘子議員と屋比久稔議員がしまくとぅばの先生となりますので、ぜひ率先して、そのサークル的なことをやっていきましょう。それは私からの提案です。しまくとぅばの読本については、宮城弘子議員がまた後日やりますので、そのことはまた弘子議員のほうから質問をさせていただきたいと思いますが、しまくとぅば普及促進に向けて、ぜひ名護市として那覇市に負けないぐらいしまくとぅばを普及させていきましょう。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 8番 翁長久美子議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後2時18分) 再 開(午後2時27分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。18番 小濱守男議員、一般質問を許します。 ◆18番(小濱守男議員) ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ。市民の響、議席番号18番 小濱守男、議長のお許しがありましたので、通告に従い順次一般質問を行います。いつも通告、質問事項が多いので、早速質問に入っていきたいと思います。質問の事項1 公有財産について。質問の要旨(1)名護市は、昭和45年8月に1町4村が合併し、誕生いたしました。総面積は210.37平方キロメートルで、沖縄県の総面積(2,275.78平方キロメートル)の9.2%を占め、竹富町(334.07平方キロメートル)、石垣市(229.00平方キロメートル)に次いで県内3番目の広大な面積を有しています。市の総面積に占める市有地(77.86平方キロメートル)は約37%に当たります。そこで、公有財産の管理について伺います。ア 公有財産台帳について。イ 普通財産の貸し付けについて。ウ 普通財産の処分について。エ 行政財産の用途の変更(目的外使用)等について。質問の事項2 漁業振興について。質問の要旨(1)羽地内海の土砂しゅんせつについて、昭和58年第2回沖縄県議会定例会において、当時の伊集盛元県議の一般質問より、以下について伺います。ア 建設省国土地理院の海底調査について、当局で確認されているのか。イ 昭和53年に県で実施した赤土流出による漁場の汚染状況調査報告書の確認について。ウ 昭和54年度沖縄県特定開発事業推進調査報告の確認について。エ 羽地内海環境情報整理業務の報告書の成果について。オ 安全航行に支障の出ている旧屋我地大橋残骸撤去について。質問の事項3 沖縄県補助金等の交付に関する規定について。質問の要旨(1)沖縄県住宅等開発磁気探査費補助金交付について伺います。ア 市民への周知について。イ 補助金の申し込み状況について。ウ 広域探査発掘加速化事業について。質問の事項4 土地改良事業について。質問の要旨(1)土地改良区の解散手続きについて。ア 名護市仲尾次784番地のり面の市への帰属について。イ 登記地目を公衆用道路とした経緯について。質問の事項5 建設事業関連について。質問の要旨(1)県は、平成27年8月27日、県発注工事の最低制限価格(予定価格の70から90%)の見直しを、県建設業審議会に諮問したとあるが、名護市においても見直しを行うのか伺います。ア 検討機関の立ち上げについて。イ 時期について。ウ 調査内容について。質問の事項6 地方創生関連について。質問の要旨(1)新型交付金支給、2016年度1,080億円と報道されておりますが、名護市の取り組みについて伺います。ア 人口減少対策の5カ年計画「地方版総合戦略」の来年3月までの策定について、進捗状況を伺います。質問の事項7 松くい虫防除事業について。質問の要旨(1)近年、市内各地域に松くい虫被害木が多く発生しておりますが、名護市と沖縄県による松くい虫防除事業について伺います。ア 沖縄県が実施する松くい虫防除事業の高度公益機能森林について。イ 名護市において実施する、森林病害虫防除事業の地区保全松林について。ウ 事業の進捗状況について伺います。以上、一次質問といたします。後は自席から行います。よろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) さきの通告により、一問一答事項別の申し出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いいたします。市当局の答弁を求めます。石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) それでは、質問の事項1についてご答弁します。まず初めに質問の要旨(1)のアについて、公有財産台帳につきましては、名護市公有財産規則第15条、財産台帳に基づき平成21年度に導入した公有財産台帳管理システムにて土地、建物などの所在地、面積、地目、財産区などをデータ化し、管理を行っております。また、土地につきましてはシステムにて、航空写真にて位置などを確認できますが、その他に名護地区を含め、各支所の所管区域ごとに市有地を色分けした地籍図も整備をしております。続きましてイについて、普通財産の貸し付けにつきましては、名護市公有財産規則第12条、普通財産の貸し付けに基づき普通財産貸付申請の内容を調査し、関係課への意見照会を行い、貸し付けが適当であると認められた場合、契約を締結しております。主に電力やNTTの鉄塔、電柱、病院用地、農地などがあります。契約の期間、貸付単価の算出方法については特に定めがありませんけれども、貸付単価の算出につきましては基本的には沖縄県普通財産貸付規定を参照しております。次にウについて、普通財産の処分につきましては、名護市公有財産規則第13条(処分の手続)に基づき処分の理由、目的、当該財産の沿革、財産処分が公有財産の有効活用になるかなどを含め、内容を調査し、関係各課へ意見照会を行い、処分が適当かどうかを判断しております。平成25年度に2件、平成26年度に1件ありまして、道路拡張などの公共事業、公共事業導入による代替地としての処分などが主なものになっております。次にエについて、行政財産の目的外使用については、使用の理由や行政目的を妨げないと認められるなどを勘案し、行政財産を管理する課で使用を許可しております。主に電柱や防犯灯、現場事務所、自動販売機設置などがあります。資料の提供につきましては、団体、個人、林野の土地貸借契約内容一覧は提出しておりますので、お目通しのほうをお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) 二次質問を行っていきます。公有財産台帳について、今、総務部長からデータ化、航空写真、地籍図等々がある、各支所でも閲覧できるという説明を受けたんですが、私、支所にあるとはちょっと気づかなかったので、支所は確認しておりませんが、財産管理課へ行って、私、何度か名護市の財産を確認しようと思ってアプローチしてみたんですが、今、総務部長がおっしゃるような形のデータの確認はできませんでした。データといいますか、地籍とかです。データ化しているので、パソコンの中にしかありませんという形を言われると、カウンターから中に入れませんよね、一般の人は。そうすると、とても私たち閲覧に行く市民からすると、何か拒んでデータを出さないようにしているのかという雰囲気がありまして、私自身が行ってもなかなか納得のいくようなサービスは受けられておりませんので、そこのところはもっと、今、総務部長がおっしゃったような形にほんとになっているのかどうなのか。例えば農政畜産課へ行きますと、農振除外申請の確認をする場合には、住所、氏名を書き入れて申し込みすると、ぱっと図面を広げて、ぱっと台帳を持ってきて、どこですかという形で一目瞭然でわかるんですが、そういったことがなされなかったので、今回どういうことなのかということで質問した次第でありますが、ちょっとその辺、もう少し具体的に説明をお願いします。
    ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 確認なんですけれども、先ほど議員がおっしゃっていたんですけれども、各支所に置いているということではなくて、私の一次答弁は各支所の所管区域ごとに色分けされているということでございます。そういうことで、各支所ごとの所管ごとに色分けされて、財産管理課のほうに支所ごとの台帳がありますので、来ていただければ見せるということはできるということでございます。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) それで市民が行けば、図面も見せてもらって、台帳も閲覧することが可能ということでありますね。その辺、答弁お願いします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) そのとおり閲覧はできるということでございます。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) はい、わかりました。それからイの普通財産の貸し付けなんですけれども、名護市はほんとに広大な面積を有しております。それで、以前にも私、資料をいただいたんですが、田んぼ、畑、宅地、池、沼、山林、原野、墓地、水道用施設、公有財産、公衆用道路、公園、その他ということで、7,786万4,215平方メートルという膨大な土地があります。そこで、先ほど総務部長もお話をしていたんですが、かなりの土地を、名護市の財産を貸し付けております。その中で、総務部長も説明をしていたんですが、この単価のばらつきが余りにも僕ら素人から見ても、ちょっと名護市内で例えば医師会に貸しているものと、地域の土地改良のある中のものとか、そういったところとさほど差がないとか、利便性の高いところとか、ほんとに利便性が余りよくないところとか、ほんとにこの辺の基準は県の何とかと言っていましたけれども、その辺はしっかりされているのかどうなのか、少しその辺の基準を明らかに、議会にも資料として提出できないでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 貸し付けの算出については先ほど一次答弁でありまして、県の普通財産貸付規定を準用しているということでございます。名護市の規定がありませんので、それを活用して今やっているということでございます。なお、その算出する方法についてはいろいろと数字がありますので、議員の皆さんに見せることは可能でございます。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) 資料として提出、お願いいたします。ウの普通財産の処分についてですが、何年か前なんですけど、屋我地のほうで普通財産の処分の手続を行った事例があるんですが、それは普通財産の処分は可能だということで申請をやって、回覧も回して、ある役所のOBの方は、その本人に土地は購入できたでしょうと言ったら、いや、だめになりましたと。そんなことはないよ、回覧で全部いいですよということで印鑑も押したのに、そんなことはないでしょうということで、最近私のほうに、どうなっているの、チェックしてくれということがあるんですが、先ほど総務部長のほうからも公有財産規則の中で、先ほど総務部長がおっしゃっていました条項が、この写しもあるんですが、その中でだめだという明らかな文面はないんですね。できるという形になっているんですが、どうして事前協議もしながら大丈夫ですよということで回覧も回って、既にできているとみんな思っていたものが、今さらできなかったということになっているんですが、その辺はどうしてなのか、ちょっと説明をお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 議員ご指摘の件は、平成25年7月に本人のほうから譲渡申請が提出されたようです。それにつきましては、関係各課へは意見照会をし、譲渡するに当たり精査をした結果、当該地は立地がよく不特定多数の方が利活用することが可能であり、随契にて特定の方へ譲渡することは公平性に欠けるということで、随契での譲渡は厳しいという結論になったということを聞いております。また、屋我地地域は、今現在、支所の移転、それからまた屋我地小中一貫教育校なども含め、地域活性化への取り組みが進められております。さらに流入する多くの観光客を屋我地地域への振興へとつなげていくということも今後大きな取り組みが進んでいくものと考えております。よって観光客の動線上を見ても、当該地が好位置にあることからも、将来的には屋我地地域の振興並びに名護市の振興に利用することが望ましいということもあって、譲渡はしないという関係課の協議で、そういうことになっております。しかしながら、現時点ですぐに事業計画があるかと言ったら、そうではなかったということがありまして、農産物を販売するということでありましたら、賃貸契約を結んで利用してもらおうということで、賃貸借契約でやったということでございます。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) そうであれば、明確にそういった譲渡ができない理由を当事者に文書でもって報告すべきだと思うんです。その辺がやっぱりないと本人も不安でありますので、その辺はどうでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 今回の場合は、この件については文書で本人に報告はしていないということがあります。今後は、このような件に関しましては、きちっと本人に通知をしてきたいと、そのように考えております。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) 今後ではなくて、それも含めて。やっぱりどこかでこういうきちっとした線引きをやっていかないと、そのときどきの言葉は悪いのですが思いつきで、これはいい、これは悪いという形ではなくて、やっぱり基準は、僕はつくっておくべきだと思うんですが、どうですか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 議員おっしゃるとおり、こういうことについては市民の疑義が起こらないように、きちっと文書化をするということも含めて検討しながら、そういった方については文書でもって、どういった結果になりましたということを通知したいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) よろしくお願いします。議長、ちょっと順不同になりますけど、質問の事項3、お願いします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) それでは、質問の事項3、質問の要旨(1)についてお答えします。なお、当該事業の実施主体には沖縄県となっておりますが、市では申請者からの処理の受け取り及び沖縄県への申請書類の送付を行っているということでございます。まず初めにアの市民への周知について、名護市にホームページ上から県の不発弾に関するページを閲覧できるようにしており、募集要項等を確認することができます。また、庁舎1階の総合案内窓口と2階の総務課の窓口にパンフレットを設置しております。次にイの補助金の申し込み状況について、平成26年度は6件の申請がありました。今年度は9月1日時点で7件の申請となっており、県へ書類送付を行っております。次にウの広域探査発掘加速化事業について、広域探査発掘加速化事業につきましても実施主体は沖縄県となっており、市では申請書及び同意書を受け取り、取りまとめた後、県へ提出することになっております。住宅等開発磁気探査支援事業が住宅等の建設予定地を対象としているのに対して、広域探査発掘加速化事業は土地の用途に関する制限はなく、その面積が100平方メートルを超えること及び地主等が探査発掘工事に同意しているということが条件となっております。平成26年度の申請はありませんでしたが、平成27年度については1件の申請があり、9月中に県に提出する予定となっております。なお、申請者の費用負担につきましても両事業とも負担はなしということでございます。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) 今、市民への周知はホームページと総合案内にパンフレットがあるということなんですが、私も実際区長会とか、建築設計事務所あたりとか土木コンサルのほうもちょっと聞いてみたんですが、土木コンサルのほうの磁気探査を扱っているところは知っているようでございます。扱っていないところはわからないと。恐らく県のほうから、そういう周知があったものだと思うんですが、区長会のほうは全く知りませんということで、建築設計事務所の何名かの方に聞いたら知りませんと。ある人は、コンサルの磁気探査を扱っているところから情報は聞きましたと。ちょっとばらばらなんですが、私が思うには、そういった事業をやるからには、やっぱり施主のほうが知らないと何もならないわけです。それと、やっぱり建築設計事務所あたりがわかると、設計依頼があったら、こういう補助事業もありますよというのが周知できる、指導できる。だから、せっかくこういう補助金がついたときには、僕はもうちょっと丁寧に県と相談しながら、周知に努力すべきではないのかと思うんだけど、どうなんでしょうか、その辺は。区長会に説明したりとか、建築士会の会議に説明しにいくとか、そういったことは必要ないのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 議員おっしゃるとおり、この事業については広報のほうが少し弱いのかなということは我々も感じております。そういうことで、当然コンサルは知っているところと知っていないという部分があるようですけれども、建築士事務所、協会の集まりであったり、また建設業界の集まりだったり、あるいはまた区長会であったり、そういう機会がありましたら、今後そのほうの事業の説明といいますか、パンフレット等で説明会を持つことについては鋭意考えていきたいと、そのように考えております。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) 私もパソコンから、住宅、アパート、マンションなどの建築を考えている皆様へという、こういうものをちょっと引き出して見たんですが、なかなか若い皆さんとかはパソコンをいつも扱っているので、いろんな情報を収集すると思うんですが、恐らくパソコンに余り関係のない仕事をしている方だとか、年配の方だとかはパソコンは使えませんので、恐らく情報が行き届かないと思うんです。例えばこの資料をもらったとしても、これだけではちょっと不十分なんです、見ていたら。要項とかもとらないといけない、こういう面倒くさいことは、恐らくしないと思うんです。一応とってはみたんですけど。それで、支払い方法。申込者に支払いをするとなっているんですが、磁気探査の会社とは施主で契約しなさいなんです。施主も詳しくないですよね。完了報告、完了検査を受けなさいと、施主になっているんですが、施主がこういうことをできるかというと、私はできないと思うんですが、この辺もちょっと整理をしてあげて、情報を提供してあげないと、設計事務所がかかわるわけだし、磁気探査の業者がかかわるわけですから、そういった企業の皆さんがその辺を代理でやってあげるとか、そういう方法は要項にも書かれてないんです。だからその辺もちょっと皆さん目を通して、改善というかサービスをしていく必要があると思うんですが、どうでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) この申し込みについては、市町村で書類を受け取って県のほうに送って、県のほうが次に申請に入ります。この申請のときに県の担当者が個人といろいろと中身について話し合いをして、それでこの申請書の書き方、今おっしゃるコンサルをどうするとか、支払いはどうするかという部分については、県の担当者と申請した側と十分に話し合いをしてからやるということになっておりますので、そのときにそういった話が県の担当者からやると思いますので、あくまでも市町村は、これを県のほうに上げるということの業務でありますので、その辺についても、我々市町村としてもできることについてはやっていきたいと、そのように考えております。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) 役所のほうで全てやってくれとは言っていません。役所のほうで県のほうに、こういう指摘がありましたよという、報告する程度でもいいんです。そういうことをやっていただければ。それから、不発弾と言ったら大きな爆弾をイメージするんですが、手りゅう弾と言うんですか、手投げ弾等々があると、ここにはあると情報も入ってくるんです。そういったときには、どういう対応ができますか。それもこの事業の中に含むのかどうなのか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) まず不発弾は陸上部分と海上部分がありますけれども、陸上部分については、まず通報先は警察と交番となっておりまして、いろんな方々がその辺に通報するということになります。あるいはまた市のほうにも発見の連絡が入った場合には警察に通報しております。その後、警察のほうで県警本部が発見現場の状況確認を行った後に、陸上自衛隊に対して処理要請を行い、要請を受けた陸上自衛隊は現場調査の上、回収、保管、または現場爆破処理というのが、どうするかということで判断をするということになっております。現場爆破処理を行う場合には、市、消防、警察、自衛隊等による現地不発弾対策本部を設置して、必要となる避難対策を行うということになります。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) 議長、質問の事項4、お願いします。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) それでは、質問の事項4の質問の要旨(1)についてお答えいたします。まずアのほうですが、名護市仲尾次784番地の土地は県営畑地帯総合土地改良事業に伴い造成されたのり面でございまして、そののり面の市への帰属につきましては現在、名護市と所有者でございます仲尾次区との間で話し合いを持っているところでございます。その土地の一部に工作物があることから、この土地について市への帰属をするに当たっては仲尾次区のほうで土地の分筆測量を行い、土地の境界などの整理をする必要がございますので、現在詳細部分の調整を継続して進めているところでございます。次にイについてお答えいたします。現場状況を確認したところ、当該地につきましては土地改良事業に伴うのり面でございますので、本来は雑種地として登記されるべきものと考えられますが、登記簿においては公衆用道路となっております。土地改良事業については沖縄県が昭和57年度に県営事業として整備しており、仲尾土地改良区は土地の換地処分を行っておりますので、換地計画書作成の際に用途地目を公衆用道路として錯誤して表記し、その土地の登記地目がそのまま登記されたものではないかと考えております。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) 錯誤と言えるのかどうなのか、私もその当時、携わった人に聞いたら、役所のほうに断られたと、名護市に。そうはっきり言っているんです。だから、錯誤ではなくて、ここに前回の答弁書があるんですが、「財産処分の協議をした結果、公衆道路、水路、道路敷きのり面につきましては市へ管理移管する」と、その当時の産業部長ですよ。「質問の仲尾次784番地ののり面を含むそれ以外の財産については、受益地域へ」ということで、公衆用道路でわざわざ登記したわけです。登記したんだけど、だめですと断られている経緯があるわけです。だから、その辺は地目は公衆用道路とわざわざした、何かその辺の経緯が、相談してやったんじゃないのと、何らかのことがあって、だけどだめですよと、その辺がよく知りたいんだけど、その当時の方に聞くと、断られましたとはっきり言っておりますから、皆さんも聞き取り調査をぜひやっていただきたい。そして、この784番地につきましては、午前の休憩中に私は当該区長から、この覚書を作成したから、このとおり一区だけではありませんので関係区がありますので、そことの覚書、いろいろありますので、そういう形でやりたいと。これは市の意向も踏まえて企画部と産業部にその資料を先ほど渡してありますので、問題点は全てこれで解決する形になろうかと思うので、そこは早急に関係者の皆さん集まって対応を下してもらいたいのですが、その辺どうでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) 今現在、仲尾次区と関係する区のほうで覚書を交わす準備をしているということを私も午前中聞いております。その内容も確認しながら、関係区と名護市のほうで現場状況も確認しながら、お互い行き違いがないように調整して進めたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) 議長、質問の事項5、お願いします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) それでは、質問の事項5、質問の要旨(1)のアについて、お答えいたします。本市の発注工事等の最低価格の設定範囲につきましては、公共工事に関する契約制度の運用の合理化を図ることを目的に、各省庁より構成された中央公共工事に関する契約制度の運用連絡協議会において定められたモデル、いわゆる公契連モデルの設定範囲である予定価格の70%から90%を準拠した運用が行われております。しかし、沖縄県において平成26年度に実施した公共工事コスト調査の結果を踏まえた最低制限価格見直しに関する建設審議会が去る8月27日に行われたことを受け、本市においても名護市入札制度等検討委員会等にて最低制限価格見直しについて検討を行う予定でございます。続きましてイについて、お答えいたします。最低制限価格見直しの時期については、本議会、9月定例会終了後の10月より第1回目の関係委員会を開催し、沖縄県の建設審議会の答申内容を踏まえながら、最低制限価格見直しについて検討を行う予定でございます。続きましてウについてお答えいたします。沖縄県においては、平成26年度に公共工事コスト調査を行っておりますが、本市においては同様の調査は行われておりません。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) ぜひ県のほうで見直しを行うということでありますので、今、建設業の皆さんは、90%を下回るところに目標を置いて入札を行うわけですから、100%が適正価格なんです。ずっと100%が適正価格ですよと指導されてきながら、いきなり90%を切ったところで最低制限を引かれて、予算構成の中で皆さんよくおわかりのとおりに、やっぱり直接工事をやって、いろんな完全管理から、いろんなものがあって初めて100%になるわけですから、これを、100%を切るということは、どこかがなくなる、事務経費もなくなるということでありますので、現場経費と本社経費がないといけないわけです。本社経費は全てなくて、現場でやりますよという状況になりますので、どこかは潰れていくわけです。だから、そういうことでありますので、できましたら100%が適正ですので、100%に向かって競争をさせたほうが私は一番いいのかと思っております。不調の資料も一応もらったんですが、ちょっと時間の都合上、二次質問できないのですが、11件余り落札していないという事業もありますので、やっぱりいい仕事をとりたい。額が小さくて、余り利益率のないのはとりたくないというのは、これは当たり前の話であるわけですから、そこは業者が悪いとか云々ではなくて、業者のこれは企業努力のうちの一つだと思いますので、ぜひ見直しをやっていただきたい。議長、質問の事項6、お願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 山里將雄 企画部長。 ◎山里將雄(企画部長) それでは、質問の事項6についてお答えします。平成26年11月28日に制定された「まち・ひと・しごと創生法」第10条に基づき、本市では現在、「名護市人口ビジョン及び総合戦略」の策定に取り組んでおります。その進捗状況につきましては、5月26日に策定支援業務の委託契約を締結し、6月から8月にかけては県や国から提示されたデータ等の分析及び本市内学生や本市への転入者、それから本市からの転出者へのアンケートを実施しております。8月から9月には関係各課及び関係機関へのヒアリングを行い、現状と課題の整理を行っており、10月からは産学官金労言から構成される外部有識者会議及び本市部長級で構成する「まち・ひと・しごと創生本部」を設置し、3回から5回程度の会議開催を予定しております。会議で検討された素案は、まずその段階で一度、市議会へ報告し、さらに完成した後にもう一度、市議会に報告をする予定となっております。本総合戦略では、人口ビジョンで提示した2040年までの本市の目指す将来像の実現に向け、平成28年度から今後5カ年間の目標や施策の基本方向、具体的な施策をまとめてまいります。地方版総合戦略は、仕事づくり、人の流れ、結婚・出産・子育て、まちづくりに係る分野を幅広くカバーすることが求められております。人口減少を食いとめ、将来にわたり活力ある名護市を目指し、本総合戦略で策定する施策を推進してまいります。なお、事業のなスケジュールにつきましては資料を提出しておりますので、ご確認ください。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) 産官学、何か後の言葉はよくわかりませんでしたけれども、私たち名護市においても、旧名護町は人口はどんどん増えるばかりかもわかりませんけれども、地域によっては宇茂佐とか、その他、伊差川も増えてきているところだと思うんですが、やっぱり過疎の一途、限界集落になっているところとか、そういったところもお互いの名護市内にあるわけですから、この地域の皆さんの意見を聞く機会等はあるのかどうか、先ほどの説明ではちょっと聞きづらかったので、その辺はどうなんでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 山里將雄 企画部長。 ◎山里將雄(企画部長) 今、各区への意見といいますか、それはアンケートという形で今、聞き取りしているわけですけれども、それぞれの区に対して聞き取りといいますか、やるということについては今現在まだ、そこまでは考えておりません。ただ、庁内では、その必要があるのではないかという意見も出ておりますので、少し検討したいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) ぜひ地域の皆さん、やっぱりほんとに人口減少をしている地域の皆さんの意見もぜひ取り入れてもらって、反映させていただきたいと思っております。質問の事項7、お願いします。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) それでは、質問の事項7についてお答えいたします。まず質問の要旨(1)のアですが、沖縄県が実施する松くい虫防除事業は、高度公益機能森林を対象地として事業を実施しております。高度公益機能森林に指定されている地域は、大中区、許田区、呉我区、古我知区、真喜屋区、屋我区、饒平名区、済井出区、運天原区、我部区の10区となっており、平成18年度に沖縄県松くい虫被害対策事業推進計画において、現在の地区が指定されております。平成26年度の高度公益機能森林における松くい虫防除事業の実績は、指定された地域において伐倒駆除を実施しており、焼却処理が218.6立方メートル、本数にして344本、薫蒸処理が63.8立方メートル、本数で93本の実績報告ということを沖縄県から受けております。次にイについてですが、名護市において実施する森林病害虫防除事業は、地区保全松林に指定されている我部祖河区、田井等区、振慶名区、伊差川区、大北区、喜瀬区の6区を事業対象地として実施しております。指定につきましては、平成18年度の高度公益機能森林指定の翌年において、現在の地区が地区保全松林として指定されています。平成26年度の地区保全松林における森林病害虫防除事業の実績は、大北区、伊差川区、我部祖河区において伐倒駆除を実施しており、焼却処理が9.1立方メートル、本数で22本、薫蒸処理が12.5立方メートル、本数で34本となっております。次にウについてお答えします。松くい虫防除事業の実施に当たっては、毎年9月に松くい虫被害木調査を名護市全域の松林及び各集落内の名木や、文化的に貴重な松などを対象に被害調査を行い、沖縄県に松くい虫被害状況を報告することとなっております。松くい虫防除事業の実施につきましては、年明けの1月から3月の期間において除去を実施することを予定しております。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) 松くい虫の防除をするのに、害虫指定というのがあると思うんですが、害虫はどういった害虫が防除するのに指定されているのか、伺います。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) 松くい虫の媒介については、マダラカミキリムシが媒介していますが、原虫になっているのが松くい虫の中に入っているセンチュウでございますので、そのセンチュウが指定されていると考えております。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) 松くい虫は、確かにセンチュウがそうなんですが、私たちもいろいろ調べてみたらシロアリが松を、あれは中が空洞化になるんですね。真喜屋のほうも60万円かけて、松林を2カ年追跡して撲滅させた経験があるんですが、名護市の名木ということで皆さんが調べてきた78本、それ以外にもたくさんあるだろうと言われているんですが、そういった中にも既に枯れて台風で折れた松とかもいっぱいあるので、そういったものもシロアリも、その中に、害虫の中に入れて防除していかないと、恐らく松くい虫のグリーンガードだけだと、ほとんどの松が枯れてなくなると思うんですが、その辺は検討できないのか、質問します。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) これにつきましては、その対策が県の補助も受けておりますので、県のほうとも調整しながら、そのシロアリも原因ということでありましたら、それも駆除の対象になるように調整していきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) 質問の事項2、お願いします。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) それでは、質問の事項2の質問の要旨(1)についてお答えいたします。まずアのほうですが、国土地理院の沖縄支所に問い合わせしましたところ、海底調査は沿岸海域における適正な開発利用と、その促進に資することを目的として地形、地質、利用状況等といった基礎情報を体系的に整備する調査でございまして、同じ地域において各種の利用や計画が集中する沿岸海域、すなわち沿岸の陸域と、それに連続する水深おおむね50メートルまでの海域を対象としているということでございます。現在までのところ、東北地方、関東地方、中部地方、瀬戸内海東部、瀬戸内海中部、瀬戸内海西部、九州地方を昭和47年から平成18年度まで沿岸海域基礎調査として実施しているとのことでございますが、沖縄県での調査は実施していないと回答をいただいております。次にイですが、昭和53年に沖縄県水産試験場が羽地内海において実施しました赤土の流出による漁場環境への影響調査報告書によりますと、羽地内海の大半を占める数メートルより深い部分の海底には赤土の汚泥が堆積しており、また畜舎や生活排水などに起因する有機物による富栄養化もかなり進んでいると考えられている調査結果になっております。海域に堆積した赤土を機械的に除去することは技術的に困難であり、浄化技術を検討する必要があると結論といいますか、提言がなされております。それからウについてお答えいたします。沖縄特定開発事業推進調査につきましては、昭和54年度に水産庁と沖縄県水産試験場が、サンゴ礁海域漁場開発計画調査として羽地内海における養殖事業を視野に入れた漁場開発のあり方を示すものとして調査されております。羽地内海につきましては、外海とは狭い水路によってつながっているのみで、波浪の影響も弱い海域であること、海底の形状については広大な干潟があり、海水の交換については運天港につながる水路と屋我地大橋付近が主に交換場所になっており、屋我地大橋付近については砂の堆積による阻害が出てきていると。大部分が運天港側で行われていることから、閉鎖性の強い海域であるということが示されております。また、羽地内海の奥のほうの河川から畜舎や人家の排水によって汚濁が著しく、富栄養化している。底質は砂や砂泥質で堆積物が多く、水深の浅い干潟が広いため、夏場に高水温になる特性もあることから、底生生物も豊富で生産力の高い海域であり、養殖型の漁場開発の方向が調査報告で示されております。それからエについてですが、平成26年度の羽地漁業協同組合が実施した羽地内海環境情報整理業務の報告書によりますと、羽地内海については経年変化による水質に大きな変化は見られなく、底質については、以前は基準値を超えていたところですが、平成13年以降は基準値内の環境にあるとなっております。赤土については、内海の中央部で著しい堆積が認められており、調査の始まった1986年以降から現在までに1立方メートル当たり1トン前後の赤土粒子が海底の堆砂物に含まれているという結果になっています。その中で赤土などの堆砂の速さについては内海の南東部で著しいということが示されています。それと内海の海水の流速については、ワルミ海峡付近で秒速20センチメートルと最大になっておりますが、東部のほう、これは陸地、羽地側のほうでは秒速3から5センチメートルと遅いために、羽地内海の海水の交換についてはワルミ海峡を中心に行われているということが示されております。それからオについてですが、屋我地大橋橋脚周辺の旧大橋の放置残骸の早期撤去についての要請は、名護市のほうから平成27年6月8日に正式な要請文として沖縄県北部土木事務所へ提出しております。それを受けて平成27年8月25日に沖縄県北部土木事務所から残骸の一部を撤去するという申し入れがございまして、現在、羽地漁業協同組合と沖縄県北部土木事務所、それと名護市の3者で残骸の撤去方法を含めた調整を行っているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) もう時間がありませんので、一括して質問というよりは、私のほうから同じ資料を産業部長は持っておりますので、この資料は議会事務局の事務局長と産業部長の担当課のほうで、沖縄県と公文書館を難儀して行ってもらって、手に入れた資料であるんですが、昭和52年から53年にかけて沖縄県内の、こういう汚染地域を調査された資料なんですが、今、産業部長が指摘されたのもそうなんですが、機械掘削で二次汚染が出るという恐れもあるということであるんですが、それだけではないんです。羽地内海の大半を占める数メートルより深いところの海底には大量の赤土、泥が堆積し、また、古知屋潟原には広い潮間帯においては赤土、懸濁が大きいため、いずれとも羽地内海、古知屋潟原ですか、そこも無生物状態となっているということで、死んでいるということに、この調査結果になっているわけです。そして、先ほど産業部長が読んだ文書の後は、「困難である。一方、海域によっては堆積した赤土の潮流により、拡散する」と言われているわけです。「次第に浄化されつつあることが、今回の調査で明らかにされた。したがって今後、汚染海域における赤土粒子の拡散、沈降、堆積及び潮流の状況を明らかにし、汚染海域の地形条件に合わせた導水路の開削、しゅんせつ等による浄化技術を検討する必要がある」と。産業部長、ここまで読まないといけないですよ、ここまで。こういう調査結果が上がっているわけですから、それから、もう時間もなくて、資料はどこにいったんですか。今度、水産庁が調べたものもあるんです。これは長くて、ちょっと時間がないんですが、そこも羽地内海をしゅんせつ、また水路をしゅんせつすることによって、屋我地の源河方向、あの辺は遠浅でありますので、スヌイとか、そのほかの養殖が適していると。そしてその水路を掘ることによって、内海の栄養分が出ていくので、そこの養殖もプラスになると。だから掘るべきだという結論になっているわけです。そして、そこの最後に幅150メートル、屋我地橋の下、深さが干潮時2メートル、延長で1.5メートル、そしてそのジャルマという島があるんですが、屋我地曲がって左側、その一帯のかなりの面積を、そこをしゅんせつして養殖地にすることによって羽地内海も周囲の海の環境も全てよくなると。これを提言しているんです。金額も、見積りも出ております、その当時に。だからこれはやるべきですよということになっています。それから羽地内海の環境情報整理業務というのが、この間の3月に漁協から上がっております。その中でも内海の環境浄化をやるべきですと、しゅんせつもやるべきだという調査結果も上がってきております。先ほど部長がお話ししていましたことも、ちょっとこれは読む時間がないんですが、4漁協、羽地・今帰仁・本部・名護漁協で、皆さんも前にご承知のとおり、羽地内海のしゅんせつをやってくださいということで陳情に行きました。したときに、何を言ったかというと、當間建設部長に行ってるんですが、運天港の航路ではないため、原則的にしゅんせつは困難とした上で、名護市でしゅんせつを条件に航路の幅であればいいですよと。これは今までの資料から言ったらふざけるなと私は言いたいんですが、安全航行に支障の出ている旧橋の残骸に関しては名護市と調整して対応するということになっておりますが、先ほど産業部長も話したと思うんですが、屋我地大橋を建てかえるとき、昭和63年6月15日、当時の組合長と屋我地大橋周辺の堆積及び旧橋の残骸については、屋我地大橋の建てかえ完了時までに県が責任を持ってやりますと文書も交わされているんです。市長、当局の皆さん、この資料は全部、産業部長のところにありますので、これだけ調査をされてやるべきだと、そして私たちが屋我地橋を建てかえする場合には、屋我地橋の下、今、モクマオウなどが生えています。今、県がやるというのは、東北震災の津波のときに残骸が一部上に出ている、その部分を一部をとりましょうという話であって、その当時の約束は、ここにある残骸は全部とりましょうという約束をされているわけですから、こんなふざけた答弁はないと思いますので、市長、これは名護市挙げてですよ、県に抗議する必要があると思うんですが、どうでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 親川敬 副市長。 ◎親川敬(副市長) 今、聞いていて、膨大な過去からの、昭和53年、45年あたりの資料から掘り起こして現状を把握されているということに対して、我々も取り組めるような範囲で、考えで、早速庁内でも協議していきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員。 ◆18番(小濱守男議員) きょうは、早めに終わります。ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 18番 小濱守男議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後3時27分) 再 開(午後3時39分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。13番 神山敏雄議員、一般質問を許します。 ◆13番(神山敏雄議員) 皆さん、こんにちは。本日の最後でございますけれども、ほんとにお疲れだとは思うんですが、しばらくの間、おつき合いをお願いしたいと思います。ニライクラブ、13番 神山敏雄、ただいま議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきたいと思います。質問の事項のほうが、先に質問いたした方々とダブるところも多少ありますけれども、答弁のほうをひとつよろしくお願いを申し上げたいと思います。それでは、質問の事項1 農業振興について。質問の要旨(1)花卉、野菜、マンゴー等、生産団地の現在の耕作状況ということですけれども、これについては既に三十数年たっているところも、施設もございます。そういうことで、ほんとに地道に努力をして現在まで立派な団地として今も頑張っているということがたくさんあります。そこで、また廃止された事業も多々あろうかと思います。そういうことにおいて、どういう状況にあるかということについて、お答えをお願いしたいと思います。質問の要旨(2)遊休農地、遊休施設の現状と取り組み状況について。これについても、県内で我が名護市のほうが遊休農地が非常に多いということが言われております。現在の状況、取り組みについて、お願いをいたします。質問の要旨(3)有害鳥獣の被害状況、捕獲実績と助成金交付状況について、お願いをいたします。質問の要旨(4)堆肥散布機の稼働状況について。質問の要旨(5)新規就農青年給付金が年間150万円交付されますが、その状況について。どのぐらいの申請件数があって、認定された農家はどれぐらいいるのか、お答えをお願いいたします。質問の要旨(6)水稲栽培農家の現状についてということで、この件につきましては平成22年に北部活性化事業で新しい機械が導入され、今までにない1等米のほうが多く出る状況にあります。そういうことで、現状についてお聞かせをいただきたいと思います。それから質問の要旨(7)台風被害状況と対応策について、お願いをいたします。このことについても、いろいろあろうかと思います。それと、二次質問でもやりますけれども、保険の加入状況、そういったものについてもお答えをいただきたいと思います。それから質問の事項2 観光行政について。質問の要旨(1)ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの現在の状況について。けさの新聞にも報道されておりましたけれども、今月中に事業計画が県に提出されるという報道もなされております。現在の状況はどういう状況なのか、お願いをいたします。質問の要旨(2)嵐山展望台の開発スケジュールについてですけれども、ことしの3月議会で井戸のボーリング調査の予算もついて、いよいよ本格的に嵐山展望台の開発が始まるという状況で、どういうスケジュールになっているのか、お聞かせをいただきたいと思います。質問の事項3 福祉行政についてということで、質問の要旨(1)名護シルバー人材センターについて。質問の要旨(2)生活困窮者の自立支援制度について。これもさきに金城善英議員のほうも質問なさって、ダブりますけれども、よろしくお願いいたします。実績、課題、ことしの4月から窓口業務が始まっているわけですけれども、それについてお聞かせいただきたいと思います。質問の事項4 教育行政について。質問の要旨(1)給食費の未納状況について、お聞かせください。質問の要旨(2)地域農家の農産物の学校給食における利用状況について、お聞かせをいただきたいと思います。質問の事項5 漁業振興についてということで、質問の要旨(1)羽地漁業協同組合のクロマグロ養殖事業の進捗状況について、お聞かせいただきたいと思います。それから質問の事項6 農業大学校の誘致について。質問の要旨(1)現在の状況について。現在、どのような状況になるのか、いつごろ答えが出るのかについて、お聞かせをいただきたいと思います。それから質問の事項7 県立運動公園の誘致について。質問の要旨(1)名護市に必要だと思いますが、市当局の考えを伺います。これは以前にも私、取り上げたことがございますけれども、ぜひとも名護市に必要だということを私は提案申し上げたいと思うんですけれども、当局のお考えはいかがなものでしょうか。質問の事項8 防災行政について。質問の要旨(1)自主防災組織の状況、訓練状況について、お聞かせいただきたいと思います。質問の事項9 名護市プレミアムチケットについて。質問の要旨(1)販売状況について(購入者の数、名護市民の数、本市以外の数)。非常にそのプレミアムチケットについては好評であり、私も購入いたしましたけれども、その状況についてお聞かせいただきたいと思います。質問の事項10 国道505号について。質問の要旨(1)国道505号の進捗状況について、お願いしたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 暫時休憩いたします。休 憩(午後3時48分) (工事請負業者のことについて)再 開(午後3時48分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。13番 神山敏雄議員。 ◆13番(神山敏雄議員) 休憩中に申し上げましたこともあって、どうなるのかということも非常に危惧している状況にありますので、その辺についてお願いをいたしたいと思います。以上、一次質問といたしまして、二次質問は自席より行いますので、ご答弁よろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) 私のほうから質問の事項1、2、5、9の4つの事項についてお答えいたします。初めに質問の事項1の質問の要旨(1)ですが、現在、名護市において園芸作物の栽培を目的に事業を導入された生産団地がございますが、その中で耐用年数が経過したことから解散した生産団地もございますが、農家の自助努力で栽培施設の補修を行いながら高収益を上げている優良生産団地もございます。花卉につきましては、呉我洋ラン団地において加温機を、温度を上げる機械です。加温機を効率的に使用して県内でも有数の生産量を誇っている団地がございます。また、嵐山アレカヤシ団地においては、アレカヤシの有害害虫のシロスジオサゾウムシの侵入を防止して、防止対策をしているところから、野菜におきましては仲嵩東部ゴーヤー団地においてゴーヤーの周年栽培とインゲン栽培においてジベレリン処理という手法を導入して多収栽培を県内で最初に取り組んでいる県内のインゲン栽培農家のモデルとなっているところもございます。果樹におきましては、県内でのマンゴー栽培の先駆けでございます真喜屋マンゴー団地がございまして、二十数年にわたって栽培が継続しております。いずれの施設も耐用年数が既に経過しておりますが、施設の維持管理を適切に行いながら、県内でもトップクラスの生産が行われている状況でございます。また、北部活性化事業で整備された平張り施設、強化ハウス、平張り網かけ施設も名護市全域において216施設設置されており、これらの施設においては冬から春の季節の中で作型に合わせた生産が取り組まれております。次に質問の要旨(2)ですが、耕作放棄地の現状につきましては、平成26年度に名護市農業委員会において実施された農地の利用状況調査によりますと、名護市の農地面積の合計が2,664ヘクタールに対しまして、耕作放棄地は225ヘクタールとなっております。耕作放棄地を解消するための取り組みとしましては、農地の再生にかかった費用の3分の2を補助する耕作放棄地解消事業を行っており、平成26年度は26件で11ヘクタールの農地を再生しております。今年度もこの事業を活用して、耕作放棄地の解消を進めていきたいと考えております。遊休状態にある鉄骨ハウスなどの施設につきましては、その施設の所有者が貸し出しの意思があり、かつ修繕により長期の使用に耐え得ると判断された施設につきましては、市の単独事業でございます農業用施設改修事業によって改修を行って、新規就農者へ貸し出しを行っております。現在7名の方に対して鉄骨ハウスの貸し出しを行っております。次に質問の要旨(3)ですが、名護市の鳥獣被害は主にカラスやイノシシによる農作物への被害が収穫時期に多く発生しており、平成26年度の被害状況は、被害面積で678.5アール、被害額は1,956万8,800円となっており、農家の営農意欲の低下と減収を招いております。そのため、被害状況や実態調査を行い、捕獲活動を充実させ、農作物の安定生産と収穫量の増加を図り、農家の所得向上に努めていく必要があると考えております。捕獲の実績につきましては、カラスが2,832羽で、助成金が283万2,000円、イノシシが43頭の捕獲に対して助成金が34万4,000円で合計317万6,000円となっております。名護市の農作物被害を軽減するためには捕獲活動により生息数を調整することが重要と考えていることから、銃器や捕獲箱を使用するなどといった形で被害の軽減に取り組んでいるところでございます。次に質問の要旨(4)ですが、堆肥の散布機につきましては、名護市のほうで平成15年度の特定防衛施設周辺整備調整交付金事業で1機導入しております。これにつきましては、JAおきなわに管理委託して花卉農家を中心に利用されておりましたが、平成25年度末で故障が相次いで、現在、利用できない状況になっております。昨年度は隣の宜野座村の堆肥センターから借用しておりますが、現在進めている堆肥センターの整備とあわせて堆肥散布機の導入を進めているところでございます。それからサトウキビ農家につきましては、製糖会社が補助金を活用して一定数量の堆肥購入農家に対して散布を行っているということもございます。次に質問の要旨(5)ですが、青年就農給付金事業は、青年の就農意欲の喚起と、就農後の定着を図るために経営が不安定な就農直後の5年以内の方を対象に所得の安定を目的として、最大で年間150万円、最長5年間の給付金を給付するものでございまして、平成24年度から実施されています。名護市においては平成24年度に5名、平成25年度に5名、平成26年度に3名の合計13名の方が青年就労給付金を申請して、全員が給付を受けております。平成27年度におきましては8月末現在で、給付を受けるための条件でございます新規就農の認定を受けた者が3名ございます。それから新たに新規就農認定の計画書を作成している方が4名おりますので、今年度は7名の方が新たな受給者となる見込みでございます。青年就農給付金につきましては、新規就農者の関心も高く、問い合わせや相談も多くいただいておりますが、新規就農認定を受けるための計画策定がございますので、それにつきましては、市の担当者において計画づくりのサポートをしながら計画の支援を行っているところであり、今後も引き続き計画認定ができるように支援していきたいと考えております。それから質問の要旨(6)ですが、名護市の水稲栽培は主に羽地地区と喜瀬区で栽培されておりまして、栽培面積は平成26年度の一期作で22.3ヘクタール、二期作で21.3ヘクタールの合計43.6ヘクタールとなっております。29戸の生産者と、1つの生産法人で栽培が行われているところでございます。昨年度は植えつけ時期や収穫前の相次ぐ台風の襲来で厳しい作柄でございましたが、今期の一期作の作付は例年より早い作付を行い、台風6号、7号の影響も最小限にとどめられたことから、品質も一等級の作柄だという報告を受けております。水稲栽培は他の品目と違いまして需要に応じた米の生産の推進ということから、国や県、市町村、農業者団体などの関係機関が相互に連携して生産数量の配分を行って、需要に応じた作付を行っておりますので、作付面積の拡大や縮小する場合については関係機関での調整が必要になっております。新たに規模拡大を行うためには、そういった調整が必要ということでございます。近年、生産者の高齢化や離農する方が増す中で、後継者や新たな生産者、生産法人が稲作の担い手として水田を引き継ぎ、水稲栽培を行っている状況がございます。名護市の水稲農家につきましては、専属の農家は1名で、ほとんどは他の品目との複合農家となっております。名護市としましては、これらの水稲農家を認定農業者へ推進することで、ことし6月に新たな名護市認定農業者として13名の認定が行われております。また、名護市で生産される水稲につきましては、沖縄県内全域でほぼ消費されておりまして、ライスセンターができるまでは南部にある委託業者で精米を行っておりましたが、平成22年に沖縄北部活性化事業で整備した羽地のライスセンターにおいて、精米、検査、パッキングを行うことによって地元での製品化が可能となり、従来かかっていました生産コストの低減が図られております。また、新鮮な米をいち早く消費者へ届けられるようになって、沖縄県でも地域ブランドとしての支持を得ていると思います。今後とも地域の水田環境の保全や食育、地産地消の品目でございます地元米の生産を発展させていくように取り組んでいきたいと考えております。次に質問の要旨(7)ですが、台風の被害状況と対応策ですが、台風発生時には農業用施設の農家を中心に進路予想の情報提供をしながら、注意喚起を行っているところでございます。また、台風通過後の被害調査は、名護市全域を調査するために農政畜産課において6つの班の体制で農業施設を中心に被害調査を行いながら、沖縄県北部農業改良普及課やJA、花卉農協、農業共済組合などの関係機関とも情報交換をして、台風被害調査の取りまとめを行っております。台風被害の対応策としましては、園芸施設農家につきましては園芸施設共済への加入を奨励し、名護市としましても加入者が支払う共済掛金の4分の1以内の助成を行っております。この中で平成26年2月の県外のほうで豪雪によって関東を中心に被災した共済加入者のほとんどの施設が耐用年数を超えていたことから、施設の再建に必要な共済金が支払われないことが問題となり、平成27年度から自然災害などにより被災した園芸施設の確実な再建といった観点で補償を拡充するために耐用年数と補償額の見直しがされており、それに伴って共済掛金が以前より高くはなっておりますが、台風災害での園芸施設復旧などを支援できる有効な方法であることから、園芸施設共済加入の推進を行っております。また、サトウキビ農家へのサトウキビ共済の加入の奨励も行っており、サトウキビ共済では沖縄県より加入者が支払う共済掛金の2割程度の助成があり、生産者が集まる生産部会の総会や管理講習会などでチラシなどを配布して加入の呼びかけを行っているところでございます。次に、質問の事項2の質問の要旨(2)ですが、嵐山展望台の開発につきましては、平成25年度に周辺エリアを多角的に調査しまして、周辺のパイナップル畑、お茶畑、展望台などを活用した総合的な観光整備のための調査、整備計画を取りまとめたところでございます。その中で平成26年度のたび重なる台風において、展望台の東側の斜面、そこの土砂崩れが確認されたことから、基本計画の一部の見直しと給水区域外となっていることから、この地域の水源確保のための水源調査と井戸の設置を現在、嵐山展望台周辺整備事業として進めているところでございます。今後の計画につきましては、平成28年度に展望台の基本設計と実施設計を行って、平成29年度に施設整備を行う計画を進めております。次に質問の事項5、質問の要旨(1)ですが、羽地漁業協同組合の組合員となっております株式会社ツナドリーム沖縄につきましては、平成26年5月12日に会社が設立されて、羽地漁業協同組合の資格審査委員会と理事会の結果を受けて、平成27年2月13日に正組合員としての組合加入が認められております。平成27年9月1日には沖縄県からクロマグロ及び魚類小割式養殖業の特定区画漁業権の免許を取得しており、現在は生けすなどの製作と搬入を行っているところでございます。今後の予定としましては、11月ごろからマグロの稚魚の投入を予定されており、年明けの平成28年5月から6月ごろに初出荷を目指していると伺っております。その出荷のサイズにつきましては、約30センチぐらいの、ヨコワと言われる、ヨコワサイズと言われるものが今回、進めている養殖事業の出荷サイズでございます。次に問の事項9について、お答えいたします。名護市のプレミアムチケットは、商店街等において市内で共通して利用可能な商品券を発行しており、平成26年12月27日に国で閣議決定されましたまち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金を活用して実施しているところでございます。プレミアムチケットにつきましては、市内における地域消費の拡大や地域経済の活性化につなげることを目的としまして、チケットの発行、販売、換金などの運営業務について名護市の商工会に委託して執行しております。このチケットについては、発行総数としては6億円の事業でございますが、プレミアムが2割ついていますので、総額で7億2,000万円のチケットになっております。7月1日から名護市商工会を含む市内4カ所で販売を開始したほか、出張販売として支所などの4カ所で販売しております。7月29日には完売しております。ご質問のチケットの購入者の総数ですが、1万2,981名の方が購入しておりまして、内訳としましては全体の75%に当たる9,798名が名護市在住者で、残りの25%の3,191名は名護市以外の方となっております。 ○屋比久稔(議長) 比嘉克宏 産業部参事。 ◎比嘉克宏(産業部参事) それでは、私のほうから質問の事項2、質問の要旨(1)について答弁させていただきます。USJにつきましては、これまでも誘致に向けて意見交換、それから調整等を行っております。その中で沖縄の自然、ヤンバルの山の自然、海の自然を生かした新たなテーマパークを目指しているという話も伺っております。そういった中で、現在マスコミ等でも取り沙汰されております海洋博についても、USJとして海をテーマにしたテーマパークということで国と県と、いろいろ話し合いをされているようでございます。中身については、私どもで知り得るところではございません。いずれにしても本日のマスコミに話も出ましたが、USJの広報としては、まだ未定であるという内容もありますし、問い合わせたところ、まだ未定であるという話でございました。我々としては、名護市のネオパーク周辺、それから海洋博等々、マスコミ等で設置場所について出ておりますけれども、誘致に向けて、これからも調整をしていきたいと考えてございます。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) それでは、質問の事項3の質問の要旨(1)と(2)についてお答えいたします。まず名護市シルバー人材センターについてでありますが、全国的に少子高齢化が進展する中、団塊の世代が65歳に到達し、労働市場から退出するということを踏まえ、高齢者等の労働参加が不可欠だとされております。そのような中、名護市シルバー人材センターは平成22年4月に設立され、ことしで6年目を迎えております。高齢者の能力を生かした就業、その他多様な社会参加活動を援助し、高齢者の生きがいの充実と福祉の増進を図るとともに、活力ある地域社会づくりに寄与することを目的に事業展開し、会員数、受注件数、契約金額ともに実績を伸ばしております。平成22年度から平成26年度までの実績としまして会員数が161人から265人と1.64倍、就業延べ人数が8,606人から1万3,261人と1.54倍、受注件数は247件から471件で1.9倍となっており、契約金額も平成22年度が4,142万6,000円から平成26年度8,528万1,000円で200%を超えるといった状況となっております。主な仕事の内容としましては、花壇の除草作業や家事援助などの一般家庭からの依頼が多く、剪定作業や駐車場及び施設管理など企業等からの依頼や、公共団体からの依頼等が続いております。その他ボランティア活動としてさくら祭り会場やビーチ等の清掃、それから施設、これは介護施設等の慰問ということなども行われております。名護市ではシルバー人材センターの運営面を補助することにより、公益社団法人格を有するシルバー人材センターの独立した企業として社会の変化に対応し得る、先を見据えたマネジメントによる運営、これは新たな就業のあり方等の対策、サービスの向上などに向けて事業運営の安定と財政基盤の強化、組織の点検と整備による新たな時代に適合する組織として発展することを期待しているところであります。続きまして質問の要旨(2)であります。これにつきましては、さきの金城善英議員への答弁と重複をいたしますが、ご理解をお願いしたいと思います。本市ではことし4月から社会福祉課内に新たな窓口を設置し、生活困窮者自立支援事業として自立相談支援事業就労準備支援事業家計相談支援事業、子どもに対する学習支援事業、住宅確保給付金事業を、委託職員を含めて8人体制で実施しております。これまでの相談実績としまして、4月57件、5月27件、6月40件、7月32件、8月27件で4月から8月までの合計が183件、月平均約37件となっております。このうち継続して市の支援が必要と決定した件数は23件となっております。相談内容につきましては、低収入による生活困窮の相談が84件で一番多く、次いで傷病・障害などによる相談と、家賃、光熱費、税などの滞納に関する相談が73件で、2番目に多くなっており、以下、就労相談、借金、家族間の問題に関すること、生活資金借り入れに関すること、住居に関することとなっております。相談結果としましては、就労支援利用者が17件、住居確保給付金の利用者が13件、家計相談支援利用者が7件、就労準備支援利用者が3件、生活福祉資金貸付利用者が10件となっております。また、新たな就労につながったケースは14人、増収となった者が17人いらっしゃいます。課題としましては、相談件数183件のうち160件については社会福祉協議会やハローワーク等の関係機関につないだケースや、各種手当申請等の支援により、本事業では相談のみということで、本事業の支援に至らなかったというケースとなっておりまして、相談により、すぐに解決が図られるものではなく、常に何らかの課題を複合的に抱えているため、時間を要し、内容も多岐にわたることから、各分野の専門知識を持った支援員の増員と、いつでも相談できる時間と場所の体制の確保が必要であると思料しています。また、ホームレスや住居喪失者のほか、特に県外から名護市に来た方が住居が決まらず困っているとの相談が最近増える傾向にあり、対応について検討する必要があると考えております。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) それでは、私のほうから質問の事項4について答弁いたします。まず質問の要旨(1)給食費の未納状況についてであります。平成26年度の収納率は平成27年5月31日現在で93.8%、未納は6.2%となっております。平成23年度から平成25年度の収納状況を申しますと、平成23年度収納率91.3%、未納8.7%、平成24年度収納率92.2%、未納7.8%、平成25年度収納率93.4%、未納6.6%となっておりまして、未納については比率は下がってきているという状況にございます。これまでも夜間訪問や中学校の3者面談に合わせての納付相談を実施して未納の解消に努めてまいりましたが、平成26年9月1日より学校給食費滞納整理等事務処理要綱を施行し、これに基づいた滞納整理業務を行っております。その成果としてあらわれてきているものだと認識しております。今後も給食費は全て食材費に充てられていることや、納付相談も受け付けていることなどを保護者の皆様へお知らせし、収納率の向上に取り組んでまいります。次に質問の要旨(2)地域農家の農産物の利用状況についてでございます。平成26年度の名護市産の農産物使用量は、総使用量の24%、購入金額は総額の23%となっております。名護市産率が90%を超える農産物といたしましては、ういきょう、ニンニク葉、うりずん豆、屋部大根、パパイヤ、シークヮーサー、名護紅、あまSUNなどがあります。また、平成26年度は炊き込みご飯などで羽地米も数回使用しております。今後とも学校給食における地産地消の推進に努めてまいりたいと考えているところであります。 ○屋比久稔(議長) 山里將雄 企画部長。 ◎山里將雄(企画部長) それでは、質問の事項6についてお答えを申し上げます。農業大学校につきましては、県による移転先の選定作業につきまして、去る3月に外部検討委員会により各候補地の評価及び位置づけが行われたとのことではございますけれども、その評価及び順位については、公表はされておりません。これまでもこの議会、6月定例会等の議会でも質問をお受けしております。我々もまだ決まらないことについては、気をもんでいるところではございますけれども、現在は県の担当部局より候補地の法規制関係の整理や、県内部での調整を行っているところであり、また候補地の選定作業とあわせて、新しく整備する農業大学校の機能強化を見据えた基本計画の策定が進められているということでございます。農業大学校の移転先につきましては、県内部での調整を経て今年度以内をめどに決定するということでございます。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) それでは、質問の事項7の質問の要旨(1)と質問の事項10の質問の要旨(1)について、答弁をいたします。まず質問の事項7の質問の要旨(1)でございます。総合運動公園の誘致については、第167回定例会においても神山議員の質問に答えてきましたが、過去に沖縄県に要望した経緯があり、平成17年度の市町村行政連絡会議において、県の回答として沖縄県から北部圏域に既に県営の名護中央公園があること、それから県全体を対象とした沖縄県総合運動公園が既に沖縄市にあることを理由に、新たな県営運動公園を北部圏域で整備することは困難であるとの回答を得ております。したいがいまして、新たに県営総合運動公園の誘致につきましては、現在厳しい状況と認識をしております。しかしながら、本市のスポーツ振興については、市民の健康志向や地域の活力など、重要な施策であることから、それらに寄与するスポーツ施設につきましては、21世紀の森を初めとする既存施設の有効活用や、老朽化した施設の更新等により、市民ニーズに対応していく必要があると考えております。それから質問の事項10の質問の要旨(1)でございます。呉我区で実施されている国道505号の整備事業については、平成20年度から沖縄県が事業主体となって実施をしているところでございます。現在の進捗状況について確認したところ、平成26年度末の進捗率が89%となっており、平成27年には昨年に引き続き路体、路床築堤工事を実施しているとのことでありました。なお、今後につきましては、今年度、築堤工事を完了させ、事業最終年度となる平成28年度に道路工事、舗装や排水構造物等の上部整備を実施し、事業を完了する予定であると伺っております。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。
    ◎石川達義(総務部長) それでは、私のほうからは質問の事項8、質問の要旨(1)の自主防災組織の状況、訓練状況について答弁いたします。自主防災組織の結成数については平成27年9月現在、許田区、真喜屋区、辺野古区、大浦区、世冨慶区の5区において自主防災組織が結成されております。昨年度の訓練状況としましては、自主防災組織を中心とした訓練を計7回実施しております。その内容としましては、4月に真喜屋区自主防災会が区民運動会にて搬送訓練、高齢者による避難距離確認訓練、炊き出し訓練を実施しております。4月に辺野古自主防災会が普通救命講習会を実施しております。10月に大浦区自主防災会、世冨慶区自主防災会がそれぞれ避難訓練、緊急放送訓練、炊き出し訓練等を実施しております。11月には許田区自主防災会が避難訓練、緊急放送訓練を実施、12月には真喜屋区自主防災会にて資機材取り扱い訓練を実施、3月、同じく真喜屋区自主防災会において救助工具類取り扱い訓練、担架搬送訓練等を実施しております。また、自主防災会設立に向けた勉強会として三原区において災害図上訓練を実施しております。 ○屋比久稔(議長) 13番 神山敏雄議員。 ◆13番(神山敏雄議員) それでは、二次質問させていだきます。農業振興の要旨の(1)なんですけれども、先ほどもご答弁があったように、ほんとに今、三十年以上もたっているんですけれども、ほんとにすばらしい経営をなさっているところがございます。そういうことで呉我の洋ラン団地、嵐山アレカヤシの団地、仲嵩東部ゴーヤー団地、真喜屋マンゴー団地について、それぞれ事業年度、それから面積、農家戸数、事業予算等についてお聞かせをいただきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) 呉我の洋ラン団地につきましては、昭和61年に花卉産地総合整備事業を活用しまして事業費が9,234万2,000円、整備面積が3.2ヘクタール、構成員が7戸の農家で事業導入を行っております。また、嵐山アレカヤシ団地につきましては、平成8年に同事業の花卉産地総合整備事業を活用しまして事業費が1億1,146万2,000円、整備面積が1.1ヘクタール、構成員が3戸で事業導入しております。仲嵩ゴーヤー生産組合は、平成10年に沖縄県ゴーヤー産地育成対策事業を活用しまして事業費が5,401万7,000円、整備面積が0.63ヘクタール、構成員が3戸で事業導入されております。真喜屋のマンゴー団地につきましては、昭和63年度特産果樹産地育成対策事業で事業費が3,118万円、整備面積が0.83ヘクタール、それから平成元年と平成2年に構造改善事業で事業費が1億4,800万円、整備面積が3.4ヘクタールで構成員が12名で事業導入がされております。 ○屋比久稔(議長) 13番 神山敏雄議員。 ◆13番(神山敏雄議員) それでは、質問の要旨(3)です。有害鳥獣の被害状況についてですけれども、カラス、イノシシの捕獲の実績、助成金の交付状況についてと、それから銃器による捕獲件数、それから捕獲器による、それとまた縄によるものについて、状況をお知らせください。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) 先ほどの捕獲実績の内訳ですが、平成26年度、まずカラスの捕獲実績ですが捕獲箱で891羽、猟銃で1,941羽、合計2,832羽となっております。買い取りについては1羽当たり1,000円ですので、283万2,000円の買い取り実績となっております。それからイノシシにつきましては、捕獲わなによる駆除が6頭、猟銃が37頭で合計43頭でございます。イノシシにつきましては、1頭当たり8,000円の買い取り価格になりますので、34万4,000円となっております。カラスとイノシシを合わせまして、合計317万6,000円の実績となっております。今年度も継続して有害鳥獣駆除を目的とした、これらの事業を進めていきますが、平成27年度の計画につきましては、カラスは3,500羽、イノシシについては30頭を計画しており、平成26年度以上の捕獲を目指していきたいと考えています。 ○屋比久稔(議長) 13番 神山敏雄議員。 ◆13番(神山敏雄議員) それでは、質問の要旨(4)の堆肥の散布機なんですけれども、平成25年度には使えない状況にあるということで、堆肥工場の完成に合わせて予算を獲得するということをおっしゃっていたんですけれども、そうではなくて、補正を組んでも早目にこれはやる必要があるのではないかと、農家に対してです。ぜひやっていただきたいと思うんですが、その辺いかがですか。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) 先ほどお答えしましたように堆肥センターの整備とあわせて要望しているということもございますが、ほかの補助メニューで導入のめどが立つということがございましたら、補正も視野において早期に導入できるように取り組んでいきたいと考えています。 ○屋比久稔(議長) 13番 神山敏雄議員。 ◆13番(神山敏雄議員) ぜひお願いいたします。それから質問の要旨(7)の台風被害に対するものなんですけれども、沖縄の場合には共済掛金のほうが全国一高いと言われております。そういう中で、その共済金の掛金の加入状況、サトウキビ、施設園芸等について、どういう状況で加入しているのか、その辺についてお聞かせをいただきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 金城進 産業部長。 ◎金城進(産業部長) 農業共済の加入状況ですが、園芸施設共済で平成26年度は121戸の農家が加入しております。共済掛金の全体の掛金が1,073万3,078円でございますが、そのうち名護市が267万3,800円の補助をし、農家においては実質805万9,278円の支払いとなっております。サトウキビ共済につきましては、145戸の農家が加入しておりまして、平成26年度農家が支払った共済掛金は185万6,665円でございますが、それに対して支払われた共済金が672万6,835円となっております。その掛金に対する支払いの倍率は、3.6倍の支払いとなっております。実際にどの程度の共済掛金を農家が支払っているのかにつきましては、施設が自然災害で全壊した場合、評価額の80%を保障する共済内容でございますが、施設の設置経過年数が11年で施設面積100坪の鉄骨ハウスで評価額が100万円とした場合、農家負担の掛金が4万5,000円となります。この掛金の25%の1万1,250円は名護市が補助をし、また県が60%の2万7,000円の掛金を県が補助しております。実質的な農家負担の共済掛金は、9,250円となっております。 ○屋比久稔(議長) 13番 神山敏雄議員。 ◆13番(神山敏雄議員) 次に質問の事項3の福祉行政の質問の要旨(2)についてなんですけれども、今年4月から窓口を開設して、自立相談支援事業とか、就労準備支援事業家計相談支援事業、子どもに対する学習支援事業、住宅確保給付金事業等、ほんとに市民に密着した窓口だと思います。そういうことで今後の課題として、現在8名体制でやっていらっしゃるようですけれども、これをもうちょっと早目に体制を強化する必要があると思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) 議員おっしゃるように4月から始まって5カ月を経過して、いろいろなニーズに対応できている部分もあるんですけれども、先ほど言った専門の支援員といいますか、そういった確保も必要でしょうし、それから新たなニーズといいますか、それに対応する事業等も必要になってくるかと考えております。それについては状況を見ながら、業務量等も含めまして、また委託をしているという部分もございますので、検討させていただきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 13番 神山敏雄議員。 ◆13番(神山敏雄議員) それから教育行政のほうなんですけれども、給食費の未納状況については年々非常に改善をされて、努力されているということがうかがえます。それで、地域の農産物の利用状況について、もう少し詳しく教えていただけませんか。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) まずトウガンが7,073キログラム、キャベツについては5,115キログラム、大根については3,572キログラム、ジャガイモについても3,271キログラムという形で地産地消について取り組んでいるところであります。 ○屋比久稔(議長) 13番 神山敏雄議員。 ◆13番(神山敏雄議員) それでは、最後に10番目の国道505号の件なんですけれども、先ほど平成28年度に完成の予定だということを答弁なさっていますけれども、先ほど休憩中に申し上げたようなこともあって、予定どおりそれで行くのかということが懸念されるんですけど、その辺について再度、お聞かせください。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 県の申しているところによれば、この件での工事のおくれというのは確かにあるようでございますけれども、全体としてのスケジュールといいますか、その予定は変わらないと伺っております。 ○屋比久稔(議長) 13番 神山敏雄議員。 ◆13番(神山敏雄議員) あと5分ありますけれども、これで神山敏雄、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 13番 神山敏雄議員の一般質問を終わります。本日は、これにて散会いたします。お疲れさまでした。散 会(午後4時35分)...