瀬戸内市議会 > 2021-12-01 >
12月01日-02号

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  1. 瀬戸内市議会 2021-12-01
    12月01日-02号


    取得元: 瀬戸内市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年11月第6回定例会令和3年第6回定例会                   瀬戸内市議会会議録                令和 3年12月 1日(水曜日)                ───────────────                出 席 議 員 ( 17 名 )     1番  木  下  公  文          2番  嶌  原     舞     3番  成  本     崇          4番  秦  井  誠  司     5番  川  勝  浩  子          6番  岩  田  惠  一     7番  日  下  俊  子          8番  厚  東  晃  央     9番  河  本  裕  志         10番  竹  原     幹    11番  平  原  順  二         12番  島  津  幸  枝    13番  原  野  健  一         14番  小 野 田     光    15番  石  原  芳  高         16番  小  谷  和  志    17番  廣  田     均                ~~~~~~~~~~~~~~~                欠 席 議 員 ( 1 名 )    18番  室  崎  陸  海                ~~~~~~~~~~~~~~~                説明のために出席した者   市長      武 久  顕 也       副市長     田 野    宏   教育長     東 南  信 行       総務部長    松 尾  秀 明   総務部参与   武 藤  康 也       総合政策部長  岡 崎  清 吾   市民生活部長  坪 井  智 美       市民生活部参与 浦 上  憲 治   福祉部長    青 山  祐 志       こども・健康部長難 波  彰 生   産業建設部長  難 波  利 光       文化観光部長  頓 宮    忍   上下水道部長  松 本  孝 之       教育次長    尾 副  幸 文   病院事業部長  小 山  洋 一       消防長     田 淵  光 彦   会計管理者   八 塔  圭 介                ~~~~~~~~~~~~~~~                事務局職員出席者   局長      三 浦  光 男       次長      大 原  克 友   主幹      広 畑  祐 子       主幹      吉 久  尚 宏                ~~~~~~~~~~~~~~~                議 事 日 程 (第 2 号) 令和3年12月1日午前9時30分開議1 一般質問   質問通告事項(発言順序1番~6番)                ~~~~~~~~~~~~~~~                本日の会議に付した事件日程1                ~~~~~~~~~~~~~~~                午前9時30分 開議 ○議長(廣田均議員) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は17名であります。室崎議員から欠席の届出が出ております。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。                ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 一般質問 ○議長(廣田均議員) 日程1、一般質問を行います。 発言順序並びに各議員の質問の要旨については、一覧表にしてお手元に配付しておりますとおりでありますが、内容の重複する質問は極力排除していただきますようお願いいたします。 本日の一般質問は、発言順序1番から6番までを予定しております。 それでは、通告に従い順次発言を許可いたします。 初めに、発言順序1番、秦井誠司議員の一般質問を行います。 4番秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) おはようございます。 議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして、早速質問のほうへ入らせていただきます。 質問事項の1、民間バス路線の市営バス化についてです。 要旨1、バス路線虫明長島愛生園線の市営バス化について。 令和4年度以降は現在の運行事業者に委託する方針でありますが、市内の事業者にも参入機会を与え、市内経済の活性化を図る考えはございますでしょうか。 2、バス路線牛窓(邑久駅北回り)西大寺線の現状と今後の展開についてのお考えはについてでございます。 現在の運行事業者にて運行されています路線バス虫明長島愛生園線は、今年度末に廃線にしたい旨の申出があり、11月5日付の瀬戸内市地域公共交通会議にて、市営バス化への検討を進めるという内容に承認が得られています。令和4年度以降も空白期間を設けないための状況は理解できますが、今後は市内の事業者にも参入機会を与えることで活性化を図るお考えはございますでしょうか。また、市内のもう一つのバス路線であります牛窓(邑久駅北回り)西大寺線の、今の現状と今後のお考えについてお教えください。 次に、質問事項の2、海洋ごみ清掃活動の市民参加について。 要旨1、SDGsの取組の一つとして、市民から清掃活動の催しがあれば参加したいなどの声も聞いており、関心が高まっております。行政が主催する事業は、様々な団体が行う事業とタイアップを図るなど、さらに機運を高める方策を考えてみてはいかがでしょうか。 要旨2、市内で活動されているボランティア同士がつながりを持てるような機会を増やすことで、一層の活性化を図ってはいかがでしょうか。 近年、SDGsの目標にございますように、海洋資源を保全し、持続可能な範囲で活用を促したり、それ以外にも持続可能な都市や居住空間を実現しようとするなどの中で、海洋ごみによる環境汚染やマイクロプラスチックによる環境破壊が叫ばれて、瀬戸内市としても様々な取組を進めていただいているところであります。そして、市民レベルでも、個人から団体まで様々な活動が各地域で進められております。ただ、一方で清掃活動の催しがあれば参加したいなどの声も聞いており、関心は高まっておりますが、情報過多の時代でありながらその情報にたどり着けていない、そんな現状もございます。そこで、行政が主催する事業についてイベント化するなど、またいろんな団体とタイアップを図るなど、機運を高める方策や訴求力を上げるなどのお考えはいかがでしょうか。また、市内で活動されているボランティア同士がつながりを持ちながら、市民が一層の活性化を図っていく、そういったお考えはいかがでしょうか。 以上でございます。答弁よろしくお願いします。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。                〔総合政策部長 岡崎清吾君 登壇〕 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) おはようございます。 それでは、私からは質問事項の1、質問の要旨1についてご答弁いたします。 現在の両備バス虫明長島愛生園線については、コロナの影響も含め、利用者の減少を受け、両備バスが今年度限りで路線からの撤退を表明していることから、瀬戸内市地域公共交通会議での協議を経て、来年度からの市営バス化を目指し、準備を進めているところです。 市民の移動手段の確実な維持に向けて、令和4年4月1日からも切れ目なくバスの運行を継続するためには、県への申請などの事務手続や車両の調達など様々な準備を極めて短時間で処理する必要があり、このたびの路線承継については、路線バスの運行ノウハウを持つ両備バスに引き続き運行業務を委託し、車両も現在のものを借り上げる方向で調整を進めています。 市内の事業者への参入機会の提供、市内経済の活性化という観点からも、既存の市営バスと同様、本来であれば仕様を定め公募により委託事業者を決定することが望ましいものと認識していますが、今回は短期間での運行の空白期間を出さないようにするための緊急的な対応と考えているところです。ご理解をお願いします。 続いて、質問の要旨2についてです。 両備バスが運行する牛窓(邑久駅北回り)西大寺線ですが、令和3年10月1日にダイヤの変更が行われ、牛窓から邑久駅を経由し西大寺バスセンターまでの間を平日3往復、牛窓から邑久駅までの間を平日9.5往復、運行をされています。HarecaなどのICカードデータにより推計した年間の延べ利用者数は、平成30年度が約4万6,000人、令和元年度が約4万5,300人、令和2年度は約3万3,000人と年々減少しており、令和元年度と令和2年度とを比較すると、約27%減少となっております。 そのような状況の中、両備バスからは令和4年9月30日限りで牛窓北回り線から撤退する方針とし、市営バスとすることを含めて、瀬戸内市との協議を進める旨の申出を受けています。虫明長島愛生園線とともに、市民の生活基盤を守るため、牛窓北回り線についても、どのような方法で既存路線が維持確保できるのかを今後早急に検討する必要があると考えておりますが、今後の地域公共交通会議での議論も含め、路線沿線の市民の皆様のご意見も聞きながら、地域の実情に合った公共交通網を形成し、維持していきたいと考えておりますので、ご理解をお願いします。 私からは以上です。 ○議長(廣田均議員) 浦上市民生活部参与。                〔市民生活部参与 浦上憲治君 登壇〕 ◎市民生活部参与(浦上憲治君) おはようございます。 それでは、私のほうから質問事項の2についてご答弁申し上げます。 まず、質問の要旨1でございます。 持続可能な開発目標SDGsの14、海の豊かさを守ろうにもあるように、海岸清掃や道路や河川での清掃を行うボランティアの方々が増えてきていると感じております。今年度の環境基本計画見直しに係る市民アンケートにおきまして、直近1年間の地域環境活動の参加状況をお尋ねしたところ、ボランティア清掃活動に参加経験があるが39%、機会があれば参加したいが30%との回答結果でありました。全体の約7割の方がボランティア清掃に関心を持たれており、市民の関心度はとても高いと感じております。このように、ボランティア清掃活動に関心のある市民の割合が高いことを踏まえ、市民に向けて清掃活動の情報提供が必要であると捉えております。現在活動中のボランティア清掃グループ、団体の皆様の活動内容をホームページなどで情報発信するなど、市民がボランティア清掃に参加しやすくなるように考えてまいります。 議員ご提案の、行政が主催する事業や様々な団体が行う事業とのタイアップでございますが、環境部門では年1回、毎年7月に市内一斉のクリーン作戦を行っておりますが、これは各自治会を中心とした地域清掃活動です。また、邑久町漁協や牛窓町漁協からは、漁業活動中に収集した海ごみの受入れを行っております。環境部門以外では、年1回市内の海岸を清掃するリフレッシュ瀬戸内がございます。この清掃活動は地域の方にもご協力をいただき、実施をしております。一方で、様々なボランティア団体が活発な清掃活動を行っていらっしゃいます。行政と各種団体が行う事業を結びつけて実施するというご提案ですが、市民の環境美化意識の高まりにつながることから有意義と捉えております。ご提案のタイアップにつきましては、各自治会の環境衛生委員さんにも意見を聞きながら、本市にとってどのような方法が望ましいかを考えてまいりたいと思います。 続きまして、質問の要旨2についてご答弁させていただきます。 市内で海岸や河川、道路や公園などで清掃活動をされておられるボランティアさんは、個人や地域、団体や事業者など大勢の方がいらっしゃいます。こういったボランティアの方々にとって、瀬戸内市の環境美化が保たれていることに、大変感謝をいたしております。 今後は、まず市内で活動されているボランティア清掃のグループやボランティア清掃団体の皆様がどれくらい、どんな活動を行っているかなどの情報把握から始めていき、その後は清掃活動の情報収集に努め、ボランティアさん同士がつながることができる取組を考えてまいりたいと思います。また、環境基本計画見直しの中でも、市民アンケート結果を踏まえて、ボランティア清掃活動の推進についても盛り込んでいく予定としております。清掃活動のネットワークが広がるよう、また一層の活性化につながるように努めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) それでは、2回目の質問へ入らせていただきます。 民間バス路線のほうですけれども、いろいろな事務手続が要るということで、ひとまずは現在の事業者さんにお任せするといったことがありましたけれども、今後、公募していくというお考えについてはいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) 事業者の選定につきましては、先ほど申し上げましたが、来年度はまず確保するための緊急的な扱いとして、そのまま両備バスさんにお願いしようということにしております。バスの調達であるとか、様々な準備しないといけないことが、まだこれから先も市営バス化するに当たっては生じてきますので、そういったものがクリアでき次第、できるだけ早くに事業者公募という手続を取っていきたいとは考えております。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) 今後、公募するにしても、それに応募したいという事業者さんのほうも、一般乗り合いのバスの資格といいますか、申請の名称が一般乗合旅客自動車運輸事業の許可等申請という申請が要るということで調べさせていただきました。こちらの申請後も、手続がやはり同じように運輸局のほうで3から6か月かかるような情報も得ておりますので、事業者のほうもすぐに応募ができる状況ではないといったことも当然予想されますので、市内の事業者にもあらかじめ告知をするという意味でも、令和4年度4月以降の体制がいつまで続き、いつから公募するといったあたりで具体的に日数を示してあげないと、市内の事業者さんもなかなか難しいと思うんですけども、その期限をつけるというあたりはいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) 市営バスの扱いなんですが、先ほど言われた一般乗合旅客自動車運送事業、これいわゆる緑ナンバーで乗客からお金を頂いて運行する仕組みのものになります。それは通常の路線バス、民間の事業者が走らせておられる路線バスはこの緑ナンバーの、いわゆる道路運送法第4条の許可の乗合バスということになるんですが、今、市内6路線走っております市営バス、こちらは道路運送法の79条の関係になります自家用有償旅客運送ということで、今の市営バスをご覧になっても分かると思うんですが、白ナンバーで運行しているものになります。 そういったことから、今度、虫明長島愛生園線を市が市営バスとして引き継ぐ際においても、登録は先ほどの自家用有償旅客運送、白ナンバーでの運行ということになりますので、先ほどおっしゃられた営業の、道路運送法第4条の許可というか、そういった資格を持つ事業者じゃなくても参入できるというようなものになるというふうに考えております。 ただ、車両が大きくなりますので、今のところ、市営バスでいえば十人乗りの車を使っている関係で、普通運転免許の第2種免許までを条件としておりますが、今度、バスが大型化するということになれば、大型の2種を持っておられる方が運転することができるということになれば、事業者は、特にその4条の許可を取っている事業者でなくても参入していただけるというふうには考えております。 それから、具体的な時期についてですが、まだ車両の調達であるとか、車をどこに保管するであるとか、そういったことに事業者さんがどこまで応じていただけるかというところが未知数なところがありますので、若干時間をいただくようになるとは思いますが、まだ時期についてははっきりと現状では申し上げられないというふうに思っております。 以上です。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) ということであれば、市内の既存の事業者も、割と簡単に手を挙げることができるといった認識でよかったでしょうか。そういったことであれば、あまり、準備期間がそんなに要らないような印象なんですけども、そのあたりはいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長
    総合政策部長(岡崎清吾君) 道路運送法の4条の許可というあたりの制約はないと思われるんですが、先ほども申し上げましたが、車両をどういうふうに確保していくかとか、車両の置場がどこになるとか、それから運転手さんの確保がどうなるかとか、そういったこともありますので、その辺をクリアできる事業者さんということにはなりますが、バス運行になりますと、朝が割と早い時間から夕方というか、夜まで走っていただく、そういった方の運転手さんをどうやって確保していただくかとか、そういうことも条件になってくると思われますので、そういった条件をクリアできる事業者さんを選定していくことになるというふうに思われます。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) そのあたりは理解できました。 公共交通会議のほうで、しっかりそのあたりも議論を進めていただけたらと思うんですけども、有識者の方がおられたり、事業者さんもおられたり、市民の団体といいますか、市民の代表の方もおられたりしますので、そのあたりでいろんな意見を聞きながら進めていただくというのもいいかと思いますので、早い形で、何かこう期日を設けたりとかというよりも、いろんな市民の方々、もしくは事業者の方々が納得できるような形で進めていただきたいと思いますので、公共交通会議のほうでしっかり議論のほうをお願いしたいと思います。 あと、今後、牛窓(邑久駅北回り)西大寺線のほうも廃線になるということですけれども、そちらも恐らく同じような市営バス化という形で進めていかれると思うんですが、こちらの公募については今のところいかがでしょうか。お考えをお願いします。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) 牛窓北回り西大寺線については、今のところ、両備バスさんが市営バス化を進める方向で、市と協議を進めていくというふうにおっしゃられているということになっています。まだ、現状では、公共交通会議のほうでも、市営バスにするということを協議している段階ではないというふうに認識をしております。ですので、市営バスで今後引き継いでいくということを決める前の段階として、先ほど来話に出ております、緑ナンバーでの4条運行ができる事業者さんが両備さんに替わって、まだそのまま営業運行をするという事業者さんがいるかいないかというあたりも、今後当たってみる必要があるとも思われますので、そういったものを当たった上で、なおかつ民間の参入がないということになれば、市営バスということになるというふうに考えております。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) こちらの牛窓西大寺線のほうも、しっかりと公共交通会議のほうでいろいろ議論していただきたいと思いますが、これ市内のバスが全て市営バスになれば、既存の路線というのもいろいろ組み合わせたり、もしくは全く違うような路線が生まれたりということも考えられると思うんですが、そのあたり、将来的なお考えはいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) まだ、全てが市営バスになるということには決まってない段階で、何とも言えないところではあるんですが、市営バスになればダイヤであるとか、停留所の位置であるとかは割と自由に設定ができる。頻繁にダイヤが変わることはいかがなものかとは思われますが、そのあたりは自由に設定ができるし、それから料金も市営バス同等であれば、200円で1日乗り放題ということも可能になってきますので、市民の利便性は向上するんじゃないかと思われます。 ただ、どうしても便数を増やすとかというあたりになると、なかなか運転手さんの確保であるとか、車両の確保であるとかが伴ってきますので難しいところはあるんですが、ダイヤとか停留所の位置については自由度が増してくる、サービスが向上するというふうには考えています。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) 公共交通といえば市内の足となるわけですけども、片や観光地としての足という意味でも、特に牛窓線に関してはすごく重要じゃないかなと思っております。 先日、ご存じと思いますが、岡山市からの離発着で無料になるという日がありましたけれども、あの日も、僕も拝見させていただいたら、驚くほどもういっぱいの方が乗られておりまして、行列をなしてその次々の停留所にもお客さんがおられて、このお客さんが乗れるのかなという、心配するぐらいの方々が乗られておられましたので、観光地としてのバス路線というのも、今後、十分検討できるんじゃないかなと思っています。そういった意味で、観光地を走る線というのも、土日を活用したそういった線も考えられなくないかなという印象も持っております。 市内の観光地というのも海沿いだけではなくて、長船のほうも邑久のほうもございますので、そういったあたりで、観光地と、あとは市民の方々の足といった、絡めた、そのあたりのダイヤを考えられるのは市営バスしかないかなと思っておりますので、そのあたりのお考えはいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) ありがとうございます。 路線バスというものは、市民の足だけでなくて、観光にも重要な手段であるというふうには考えております。虫明・長島愛生園線についても、長島が世界遺産登録を目指しているという中で、観光といいますか、長島を訪れる方の利用にも耐えられるようなダイヤを設定していく必要があるというふうにも考えております。 それからあと、既存の市営バス6路線、今、小さい十人乗りの車両で運行しているものもありますが、そちらにつきましても、刀剣博物館を経由したり、それからお寺とか、神社とか、そういうところも回っている路線もありますので、そういったことが、今のところ平日しか運行できておりませんが、いかに平日だけでいけるかどうか、土日に路線を増やすというのは、なかなか先ほどの車両とか運転手さんの確保で難しいところあるんですが、観光的な要素も市営バスになればPRしていきたいというふうに思っています。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) この路線バスに関しては、最後、市長にお考えを伺いたいと思いますが、観光に関しての観点と、あと地域の方々の足になるという観点もございますし、あとバス以外にも、今、JRの減便のことについても、瀬戸内市民としては危惧されてる方がすごく多いです。そういった意味で、市内の公共交通網を今後、どうやってデザインしていくかというあたりのお考えをお願いいたします。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 議員ご指摘のように、現在、市営バスは土日の運行をしておりません。したがって、先ほどご提案のありました観光の側面というものは、どうしても二の次になっておりまして、市民の皆さん方の生活の足を確保するということが最優先で取り組んでまいりました。 今後、両備さんの撤退によって、路線のデザインというものが、市としてどのように向き合っていくか、その向き合い方が変わってくるという可能性がありますので、その段階で改めて、既存の路線ありきで考えるのでなくて、もう少し幅広い観点から見直しをしていく必要があると、私も思っております。 その際に、市民の皆さん方がいきなり足がなくなるとかというようなことのないように、しっかりと行政として支えていきながら、その上で冒頭にご質問がありましたように、いかに公正な競争の上で、皆さん方に頑張っていただけるかということを講じていく必要があると思っておりますので、そういった面でいうと、どのような公募の仕方が必要なのか、またそのたびに出てくるいろんな制約がありますけれども、こういったものがどういったものなのかということ、そしてそこを担ってくださる事業者の方が果たしてどれだけの力量がおありになるのか、そういったことを総合的に考えながら、この調達を成功させなければいけないという非常に大きなミッションもございますので、そういったところは情報収集をしっかり行いながら、着実に進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) 引き続きまして、質問事項の2のほうですけれども、ボランティア同士つながりを持っていただけるような機会を増やし、市民の活性化を図っていただきたいということについては、今後、情報把握していきながらネットワークづくりを広めていきたいということですけれども、何か具体的な方策なんかはございますでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 浦上市民生活部参与。 ◎市民生活部参与(浦上憲治君) お答え申し上げます。 情報発信というところにつきましては、こちらとしまして、ホームページでの発信ということで考えております。内容としましては、ボランティア団体さんの今の現状の活動内容であるとか、そういったことを写真とか、それからいつどこでどんな清掃活動をしてどういう感じを持たれたかというところを、情報を発信をしていく、そういう形を今現在考えているところでございます。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) 岡山県のほうでは、ピリカというスマートフォンアプリを活用してのクリーンアップおかやまという戦略を立てられて、進められておられますが、それも、市のほうでもポスターの掲示など啓発をいただいておりますが、そのあたりを一緒に利用して進めていくとか、スマートフォンアプリだったら割と市民の方も取り組みやすいのかなと思ったりするんですが、そのあたりはいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 浦上市民生活部参与。 ◎市民生活部参与(浦上憲治君) 議員おっしゃるとおり、晴れの国クリーンアップおかやま、こちらスマートフォンアプリを使ってのSNSを使ったものでございますが、今現在、生活環境課のところの壁に掲示して、市民の方へのアピールをさせていただいているところでございます。 こちらにつきましては、有効なものということで捉えております。窓口にお越しになる市民の皆様に配布させていただいて、より一層の活用を今後も推進していきたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) 配布物を配っていただくというのも一つの方策かとは思うんですが、来られる方に1枚渡し1枚渡しというよりも、今、コロナでなかなかイベントが難しいという状況はございますが、イベントをしながらその中で啓発していくなどのお考えはいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 浦上市民生活部参与。 ◎市民生活部参与(浦上憲治君) イベントについてのご質問でございます。 イベントにつきましては、従来、環境フェスタというところで、ゆめトピア長船で年1回、環境関係の啓発周知に係るイベントは実施しているところでございますが、ここ数年、コロナの影響で2年間開催ができていない状況でございます。そうしたコロナの情勢等もありますけど、来年度以降はそのあたりで、啓発のところを充実させたものでやっていきたいと考えております。 また、イベントについて、なかなか環境サイドでといいますと、市内一斉のクリーン作戦、年に1回やっている、こちらもございますが、これは先ほどご答弁申し上げたとおり、自治会での地域活動の分野になります。ですので、なかなかイベントについてタイアップできるようなところがない状況でございますが、今後、ボランティア団体さんのホームページ等での情報発信で何か新たなところが生まれれば、イベントについては考えていくところはあるとは考えております。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) いろんな、環境に取り組もうとしてる団体さんがあると思うんですが、今現在、海洋ごみですごく活動的にされているのが日本財団さんですとか、あとメディア関係であれば、テレビ局とか雑誌関係の事業者さんとか、そういった事業者さんなんかは、割と広域に宣伝をしながらボランティア活動を進めていかれるような傾向がございますので、そういったところとタイアップされるというお考えはいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 浦上市民生活部参与。 ◎市民生活部参与(浦上憲治君) ありがとうございます。広域的にタイアップしていく必要性は感じております。今後、そのあたりしっかり研究させていただいて、取り組んでいきたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) 特定の事業者さん、なかなか言いにくいですけども、各市町村であったり、地域であったり、エリアであったり、そういったところが一緒にタイアップされて、いろいろ取り組まれている例もございますので、ぜひともいろんな事例を研究いただいて、今後、瀬戸内市民の方々もそういうイベントに参加することによってモチベーションが上がるような、そんなイベントを企画していただけたらと思います。 環境フェスタですとか、クリーン作戦ですとか、市内のイベント、市内で完結するイベントというのもこれは一つですけれども、いろんな事業者さんを巻き込むことで、割と規模が大きくなるといった傾向が強いので、そういった方面でも、ぜひとも具体的に検討いただけたらと思いますので、今後もご検討をよろしくお願いいたします。 以上で質問を終わります。 ○議長(廣田均議員) 以上で秦井誠司議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。                午前10時9分 休憩                午前10時19分 再開 ○議長(廣田均議員) 再開をいたします。 次に、発言順序2番、成本崇議員の一般質問を行います。 3番成本崇議員。                〔3番 成本 崇議員 登壇〕 ◆3番(成本崇議員) おはようございます。 議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問のほうをさせていただきます。よろしくお願いいたします。 質問事項1番、公共交通についてということで、古来、交通によってまちの衰勢、にぎやかになったり、廃れたりということが変わってきたと。瀬戸内市でも、実際これは事実として起こってます。海の交通が盛んだったときは、牛窓とか、裳掛とか、ああいうところが栄えていました。その後、電車が主流になったときには、畑一面だった邑久、この周辺が栄えてます。今もそこが続いてます。私は、交通手段というのは、まちの中でもそれの地域の衰退について大きなファクター、要因だというふうに思っています。そういうことで、今回、質問をさせていただきたいと思います。 まず、質問事項1、公共交通について。 (1)現在の市営バス路線は、民間バス路線との連携を考慮して計画されているものかということです。 実際には、民間の路線バスがあって、そこをカバーしていないところという観点が一つはあると思うんですが、もう一点、私が感じているのが、今の状況としては、民業圧迫を避けるという形の市営バスの運行を考えているんじゃないかなというふうに感じています。そこら辺のお考えをお聞かせください。 2番、先ほどの答弁、質疑にもありましたけども、市内のバス路線、まだ今回の虫明線については、市営バス化は決定という方向ではお聞きはしているんですが、次なる来年9月の牛窓の北回り線、これについてはまだ未確定ということはお聞きしていますが、それが仮に市営になった場合、ほぼ全ての市内のバスの路線というのは市営という形になってきます。そうした場合には、私は全ての路線を変更していくということが、必要があると思っています。ということで、2番が、市内のバス路線のほぼ全てが市営となる場合、各路線の連携等を含めて総合的な計画が必要と思われます。専門部署を創設して対応してはどうかという質問となります。 続きまして、質問の2番、ライブカメラの設置についてということです。 先月ぐらいから、ようやく牛窓と前島を結ぶ光ファイバー、もう昨日、おとといからも海の工事が大分進んでいます、台船もやってきて。それでほぼ全域が光ファイバー、光回線が通ってくるという形に近づいてくると思います。そういったところで、質問事項2のライブカメラの設置についてということで、(1)番、市内の光ファイバーの整備状況と今後の予定をお教えくださいということです。 (2)番、災害の状況の確認のために、ライブカメラを設置してはどうかということです。 大きな災害が起きた場合に、市長の元に、災害対策本部になってくると思うんですが、そこら辺の状況確認を含めてのことが大きな点は1点あるんですが、毎年起こってくる沿岸部の高潮の対策なんかも、実際、地区のポンプを動かす準備をそれぞれの地区の人、沿岸の人はしなきゃいけないんですけども、これは僕も先般の、先々月かな、台風のときに回らせてもらったんですけども、雨降る中、寒い中、地区の人がポンプのそばでずっと、いつ回しゃええんか、回さんでええんかと、待っているという状況があります。例えばそういう状況、実際、牛窓であれば一つライブカメラが県のほう、国土交通省かな、が設置しているものがあるんですが、それだけではなくてもう少し確認できるものもあれば、そこも毎年起こる高潮とか、台風とかということの対策、外で待たなくても暖かい、そういう地元の詰所で待っていて、確認してできるということもできるんじゃないかなというふうに思いまして、今回、光ファイバーが通じていくことで、そういったことも積極的に可能になるのではないかということで、2番の災害状況の確認のため、ライブカメラを設置したらどうかという質問をさせていただきます。 3番、そのライブカメラ、情報発信もできるようになると思います。 例えば吉井川の景色ですとか、千町平野に沈む夕日の景色とか、僕らも日々通っていてもたまにそういうところに遭遇すると、ああ、いい景色だなと思うことが多々あります。牛窓なんかもしかりです。今、観光も力を入れてやっていくというのであれば、そういったところを無料でいろんな方が、外から見れるということができるんじゃないかなというふうに思っています。 もう一点は、ふるさと納税なんかもあるんですけども、これは市を出られた方も、されている方もたくさんいらっしゃると思うんです、出身の方で。そういったことが、そういったものを遠くにいても地元の景色がリアルタイムに見られるというのは、郷土を愛するところにもつながるんじゃないかなということで、ライブカメラを景観について情報発信ができると思いますので、検討してはどうかということで、質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。                〔総合政策部長 岡崎清吾君 登壇〕 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) それでは、私からは質問事項の1、要旨の1についてご答弁いたします。 現在、市内の主要なバス路線としては、瀬戸内市営バスが6路線、両備バスが3路線、宇野バス、備前市営バスがそれぞれ1路線の合計11路線となっております。 なお、市営バスのバス路線や運賃の決定につきましては、事業者などで形成される市公共交通会議で決定していく仕組みとなっています。 市営バスと他の民間、備前市営のバス路線は一部の停留場を共有しており、これらの停留所では相互に乗り継ぎが可能となっています。例えば、両備バス、市営バス双方の発着点となる牛窓の停留所は、市営バス牛窓邑久駅線と両備バス南回り西大寺線及び北回り西大寺線、さらに前島フェリーにも乗り継ぐことが可能です。また、長船町の国道沿いにある八日市の停留所は、市営バス長船北線と宇野バスの国道250号線が共有しており、平島や備前市へのアクセスも可能となっています。しかし、これらの停留所では乗り継ぎが可能であるとはいえ、双方の便数が非常に少ないため、ダイヤの調整が困難なことから、実際に乗り継ぎ利用できる便は極めて少ない状況となっています。また、市営バスでは、ゆめタウン邑久店での各路線の集約や乗り継ぎニーズの高い邑久駅における岡山方面への赤穂線との乗り継ぎを優先するダイヤ設定としており、ここからの逆算でダイヤが設定されるということになる各停留所においては、他の路線バスとの連携ができにくいということもございます。 今後も、バス路線相互はもちろんですが、赤穂線や前島フェリーとの接続も可能な限り考慮しつつ、乗り継ぎできる便を1便でも多く設定できるよう、各交通事業者とも連携しながら、利用者にとって使いやすいダイヤ調整を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いします。 次に、質問の要旨2についてご答弁いたします。 先ほどの答弁でも申し上げましたとおり、現在、市内には11の主要なバス路線があり、その約半分の6路線が瀬戸内市営バス路線となっています。また、民間事業者の撤退に伴う引継ぎにより市営バス路線の増加も予想される中、民間から路線を引き継ぐ際には、市民への影響を最小限に抑えるため、現行の便数やダイヤを可能な限り維持する必要があると考えておるため、現行の市営バスと比較すると、朝晩への運行時間帯の拡大や土曜日や休日の運行も加わることになります。さらに、現行では十人乗りの乗用車7台で運行している市営バス車両に大型のバス車両も加わることになり、台数もさらに必要となってきます。 このように、今後の市営バス事業は急激に拡大することが想定されていることから、議員ご指摘のとおり、安全・安心な運行を維持するための運行計画の作成や適切な運行管理を行い、突発的な車両トラブルなどにも対応できる体制を一元管理するためにも、専門部署の設置について早急に検討してまいりたいというふうに考えております。 私からは以上です。 ○議長(廣田均議員) 松尾総務部長。                〔総務部長 松尾秀明君 登壇〕 ◎総務部長(松尾秀明君) おはようございます。 私のほうから質問事項の2、質問の要旨1について答弁をさせていただきます。 瀬戸内市内では、NTT西日本が整備する光インターネットサービスが提供されておりますが、令和3年11月現在、旧牛窓町及び旧邑久町の一部の地域では光インターネットが整備されておらず、サービスを享受することができない地域があることを認識しております。この状況を解消するため、昨年度から高度無線環境整備推進事業により、離島である前島も含む市内全域においてサービスが享受できるよう法整備を進めており、供用開始の時期は令和4年4月を予定しております。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。                〔総務部参与 武藤康也君 登壇〕 ◎総務部参与(武藤康也君) おはようございます。 私からは質問事項の2、要旨の2について答弁いたします。 災害時における状況確認の方法として、ライブカメラの映像を確認することは有効であると認識をしております。 市内におけるライブカメラの設置状況ですが、国が管理する吉井川については、市内7か所に設置をされています。また、岡山県管理河川である干田川及び千町川につきましては、それぞれ1か所に設置されています。沿岸部では、岡山県管理の牛窓港1か所に設置されており、県が設置するカメラは3か所となっています。 次に、市が管理しているライブカメラについては、干田川に2か所、千町川及び虫明港にそれぞれ1か所を設置しており、計4か所となっています。全てを合計しますと、14か所となります。 災害時には、これらの映像や水位データなどを確認し、避難情報発令の判断資料として活用しています。また、いずれの映像も国土交通省の川の防災情報や岡山県の防災ポータル、また市のホームページで一般の方もご視聴できるようになっております。 河川及び沿岸部へのカメラの新設につきましては、現在、計画のほうはございませんけれども、今後の運用状況を確認しながら、必要に応じて検討してまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 頓宮文化観光部長。                〔文化観光部長 頓宮 忍君 登壇〕 ◎文化観光部長(頓宮忍君) おはようございます。 それでは、私から質問事項2、質問の要旨3についてご答弁申し上げます。 ライブカメラにつきましては、主に防災を目的に定点カメラとして、道路、河川、あるいは海面等の状況を確認するために、設置をされているものと認識をいたしております。そのため、当該カメラの2次使用につきましては、緊急時に機能しない場合なども想定されることから、慎重な検討を要しますが、2次使用が可能であるという前提でご答弁申し上げます。 ライブカメラは、その目的から景色、景観を効果的に映し出すものではございませんが、そこに映り込むものの中に季節の移ろいを感じられるもの、あるいは魅力的な景観が見られる場合もあるのではないかというふうに考えております。このような条件がそろった場合には、景観のライブ配信についての検討も可能であるというふうに考えております。また、市が設置しているものではございませんが、牛窓オリーブ公園にライブカメラが設置されており、オリーブ公園の山頂から景観を発信していると承知をいたしております。 映像、画像、こういったものに関する情報発信につきましては、今後も引き続き、観光協会等と連携をして、四季を通じて特徴的な市内の景観をホームページやSNSを中心に発信をしてまいりたいというふうに考えてございますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 成本崇議員。                〔3番 成本 崇議員 登壇〕 ◆3番(成本崇議員) では、再質問のほうをさせていただきます。 連携については、できているところとできていないところがあるということでありますが、実際、先ほど答弁もあったように、連携させていくとか、そこら辺のダイヤグラムを組んでいくというのは、非常に難しい専門的知識が要るんじゃないかなというふうに思うんですが、現在、そういったとこの専門家の知識というのはどういう形で得て、されているんですか。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) 現在の市営バスの6路線については、便数がそれぞれ4往復というところもあるんですが、比較的設定しやすいとはいえ、停留所が1個増えてダイヤを変える必要があるというときには、かなり苦労してダイヤを組んでいる状況です、職員が。 ○議長(廣田均議員) 成本崇議員。                〔3番 成本 崇議員 登壇〕 ◆3番(成本崇議員) 今の状況で、なかなか大変な状況であれば、そこからさらにもっと利便性を高めていくということに関して、便数を増やす、アクセスを増やしていくということに関しては、なかなか現状の状況では難しいと思うんですが、まず2番の質問にもありましたそういった専門部署として、専門家もそこに入れ込んだ形でのダイヤグラムをつくっていくってことが必要になってくるんじゃないかなというふうに思います。 今回の牛窓北回り線は、まだ先ほどの答弁ありました、未確定というところではありますが、どちらにしてもこれ、民間がなかなか厳しい状況だと思います。民間を呼んでくるのも、市になる可能性が高いと思うんですけども、これから先、市内の公共交通について、大きな動きが出てくることになってくると思うんですが、ここは逆に言うと、周辺部の地域にとっても、中心部にとっても、僕はチャンスだというふうに思っています。 そういうことで、いろんな、答弁の中にあるのが、今、考えているのが、現状を維持していくと。どちらにしても、虫明線にしても、現状を維持した形でやっていくという考えをお聞きはしているんですが、先ほど私が冒頭に申しましたように、交通で地域の発展、衰退というのは大きく変わってきます。これについて、今回をチャンスとして、これを例えばもっと便数を増やすとか、以前も申しましたが、1日30便を切った路線の沿線というのは廃止してるんです、岡山県内でも。これは卵が先か、鶏が先かじゃないんですけれども、減ってるから減らしているのか、便数が減ったから減るのか分かりませんけども、逆に言えば、便数を増やすことで地域、人を増やしていく、人流を増やしていくということは可能になるかと思うんですが、そこの、バスを現状維持じゃなくて、もっと積極的に活用するという考えについて、市長のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 公共交通の議論は、非常に難しい問題があると思います。 先ほど、鶏が先か、卵が先かというふうにおっしゃいましたけれども、2通りの考え方というのがあります。例えば、高度成長期に阪急、阪神が沿線を開発しながら、そしてそこに鉄道を通していくという、いわゆる開発鉄道交通型、このように開発をしながら通していくという考え方というのがかつては主流となって、高度成長期を支えてまいりました。しかし現在では、そのような高度成長という社会の状況から変わってまいりまして、需要があるところをしっかりと取っていくという方向に、今は、変わってきているということではないかと思います。 したがいまして、その需要をどのように我々がしっかりと支えていくかということになってまいりますので、となってくると、どちらが先かというと、今、瀬戸内市が置かれてる状況というのは、そこに暮らしていらっしゃる市民の皆さん方が極力不便のないように、暮らし続けられるというところに、きめ細かく対応していくという方向性になってくるんじゃないかなというように思います。 したがって、人がいないところへ、例えばバスの便数を大幅に増やして、そこに人が住むかということになると、なかなかそうならないんではないかなというところを、現状の制約として共通認識を図る必要があるんではないかなというように思います。 その上で申し上げると、これから瀬戸内市全体の交通網をネットワークでどのようにつないでいくかということは、民間のバス路線を維持することを最優先にしながら、そこを補完していくというところから大きく方向性が変わってくると思いますので、そういったところは全体をしっかりとコーディネートしていく、調整をしていく役割というのが行政に求められてくるだろうなというようには考えております。 今の段階で、まだ市営バス化をしていくという方針というのが最終的に出ておりませんので、これが出てくるという段階になれば、当然、先ほどおっしゃったように、ダイヤをどのように組んでいくか。残念ながら、全体のダイヤを組むということは非常に大きな手間がかかってくると思うので、そういったところを対応できるような条件には今、なっておりません。ただし、今担当をしている企画振興課、総合政策部は今までずっと市営バスを長年こうやってきておりますので、それはそれでのお客様への対応だったりとか、ノウハウは蓄積をしてきております。したがって、今までのノウハウと、それからさらに必要なノウハウというのをどのように組み込んでいくかということをこれから考えていくようになってくると思いますので、これらの方向性がある程度見えてきた段階で、今、おっしゃっていただいた部分を十分に考慮しながら、組織として対応してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(廣田均議員) 成本崇議員。                〔3番 成本 崇議員 登壇〕 ◆3番(成本崇議員) 実際、不便がないようにという話なんですけど、不便を感じているんで私らにいろいろな話が来るというのが実際のところであって、例えば市営バス、昨日も年配のご老人の方とお話をさせてもらったときに話が出たんですが、牛窓の方です。市営バスに乗って病院とかまちへ行きゃいいんですけど、あれもう時間がかかるから大変なんじゃと。なかなか乗る気にならんのじゃという話も実際出てています。 今、市営バス、ハイエースで走っている分ですが、要は周辺部から、端から、要は全て中心部を目がけて放射線状の路線になっているんですけど、そうなると僕は、実際には効率が悪くなってくるんじゃないかなと。 例えば、今回の既存のバス路線を定時運行でしっかり走っている。これがそのまま民間で残るのにしろ、市営にするなりしろ、そこにアクセスをさせてそこを往復していくというようなやり方でいけば、今も通っていない地区にも、渡内とかああいうとこもあります、通っていないところ。ああいったところ、敷井とかもそうなんですけど、そういったところにも短い距離であればもう少し便数を増やして走らすとか、そういったことも僕は可能になると思っています。そういったところを組んでいくのは、相当大変なんじゃないかなというのは推測はできるんですが、私は大きく変えていただきたいのは、そういうところも含めて変えていったらいかがかなというふうに思っていますが、いかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 今回は、公共交通についてということでご質問いただいておりますけれども、公共交通の中にはバスももちろん、今回ご質問の中心はバスでありますけれども、当然、タクシーというのも重要な公共交通だと思います。むしろ市民の皆さんが本当に困られるのが、タクシーがなくなってしまったらどうなるかというところ、ここをどう維持していくかということも、一方で考えていかなければいけない課題だというように思います。緊急のときにタクシーを呼んでも来ない。夜中にタクシーが全然走らないというまちというのが、どれだけ恐ろしいことかということだと思います。 したがって、そうしたタクシーをどのように活用していくかということを含めながら、公共交通網を検討していくという余地もあるんではないかなと思っておりますので、バス路線というのは一定の人口密度があって、そしてそこに複数の方、つまり定員だけでは乗り切れないという状況が生じる場合があるときにのみ成り立つサービスであって、それがそうでないところへ行かせるということの非効率であったりとか、限界というのもあるわけでございまして、そのあたりの人口がどのように分布しているのかということをある程度見極めながら、それに応じた公共交通の在り方というのを考えていく必要性があるんではないかと考えております。 ○議長(廣田均議員) 成本崇議員。                〔3番 成本 崇議員 登壇〕 ◆3番(成本崇議員) そもそもの話なんですが、もう今の時代、これどこの市町村もそうなんですが、自治体もそうなんですが、その公共交通について、実際そこで、単体で収支を取っていくというのは不可能だと、私はいろんな事例を調べましたら考えています。大体、経費のうち、運賃で賄えるのが、2割から3割という形のところが多いです。そこができれば合格点じゃないかなというところが多いです。そこら辺に関して、今後のそういった運営についてお考えはいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 現在、市営バスでお一人を運ぶコストというのが、今、3,000円、4,000円ぐらいかかっております。一人の方が200円で乗り放題にしていただいて、市が負担しているのが大体3,000円と4,000円とかという、それだけの費用をかけてお運びをしているという状況であります。ここをどのように考えていくか。当然、2割、3割では済んでいないということで、これから全部を市営バス化して200円で乗り放題になると、ますます受益者の負担の割合というのは2割、3割どころではなくて、もっと下がるということになってこようかと思います。 そこをどのように市として財政負担をしていくのかというところが、もう一方で考えなければいけない、サービスの向上を図りながら、一方でその財源をどのようにしていくかという大きな問題が出てまいりますので、そのあたりをこれから、非常に悩ましい問題ではありますけれども、どこまでであれば我々が持続可能にやっていけるかという、大きな財政的な影響というのは、出てくることは覚悟しなければいけませんので、そのあたりをしっかりと持続できるような方向性で見定めていきたいと考えております。 ○議長(廣田均議員) 成本崇議員。                〔3番 成本 崇議員 登壇〕 ◆3番(成本崇議員) ぜひとも、前向きにご検討いただきたいと思います。 実際、先日も話をした地域の方、息子さんがこの春、次の春、大学を卒業する。親としては、地元に帰ってきてもらいたいと思うけど、なかなか不便な地域になっているから帰ってとは言えんのよと。まちのほうに就職するのをそれもよしとしようというふうに言われました。一生懸命子育てして、勉強も一生懸命頑張ってもらって、学校へ行ってその子たちが帰ってこれない状況。僕は何とかこれを、いろんな知恵を出しながらやっていって、一生懸命育てた子どもたち、優秀になった子どもたちが、このまちに可能性を感じて帰ってもらえるような形をぜひとも取っていただきたいと思いますし、公共交通に関しては、先ほど話もあった、タクシーも重要だと思っています。私は、バスだけがどんどん活発になればいいと思っていません。 ただ、反面、タクシーで例えばそのまま直接中心部まで行こうと思うと、片道3,000円ぐらい、タクシー補助が出ても帰りは主にかかってくるとか、そういう方もたくさんいらっしゃるんで、先ほど話をした例えばの例でいくと、消防署、本庄のあそこに待合所として、以前デマンドバスのときは待合所になっていましたけども、ああいう場所があったりするんで、あそこであれば、例えばやりようによっては北回り線と虫明線も、あそこに寄ることは多分できると思うんで、そこが頻繁に乗り入れしてくるとなれば、例えばそこまでタクシーで送ってもらうとかということであれば、住民の方が頻繁に、お金を抑えてタクシーに乗って出かけていくこともできるんじゃないかなというふうに思います。 前も話ししましたが、年を取るとなかなか出かけるのがおっくうになってくる。それこそ歩いてバス停まで、遠くまで行かなきゃいけないとか、バスに乗っても時間がかかる。余計こと出かけなくなってくるということが、僕は悪循環になってくるんじゃないかというふうに思っています。 ある研究データによると、歩行時間が60分以上の方と30分未満の方、1日の歩行時間の差が介護給付費が月に1,800円違いますよと。医療費でいくと、男性で月に5,000円、女性で月に3,000円、医療費の負担が違うということが出ています。そういったことで、バス単体の収支のことだけではなくて、前にもお話を少しさせてもらいましたが、それによって得られる効果とか医療費が、体を動かすことで健康を維持できるんで医療費を抑えることができるとか、あとは大きいのがそのまちに住む満足度が上がってくるということに、僕はつながってくると思います。 以前、市長がお話しされた公平性ということも、観点があると思っています。周辺部の足ばかりにお金をかけると、中心部の人がそこばかりお金を使うんはおかしいんじゃないかということが、観点があるというふうに思っているんですが、そこの考えはいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) どこの方々がどれだけお金を使うかということは、これは単にそこに幾らお金を使うかということではなくて、移動権をどのように確保するかという観点での議論が必要だと思っております。したがって、どのような地にお住まいだったとしても、何らかの、タクシーも含めて公共交通が届いているという、そういう状態を維持していくということは、非常に重要ではないかと思います。 その上で、まち全体の在り方として、中心部をちゃんと人々が用事があるような、用事が済むような場所にしていくということ、そしてそこに魅力があるという状態をつくるということと、そこへ用事があって出かける際にネットワークで、交通でつながるという状態をつくっていくということが必要だと思います。これがそうではなくて、この瀬戸内市内のこのあたりの中心部では用事が済まなくて、西大寺のほうまで行かなければ用事が済まないということになれば、これはもうまちのとしての魅力、機能というのは、もう完全といいましょうか、非常に落ちてしまっているという状況になると思いますから、市内で用事が片づくという手をつくりながら、そしてそこにつないでいく。そこに交通の必要性というのが見いだされるという状況をつくっていくことが、非常に大切だと思っております。 今回、ご質問いただいているように、民間のバス路線が撤退するということが、こんなに早く訪れるとは思わなかったというのが、もう正直なところであります。これがもう瀬戸内市の将来のまちの姿なのかということを私たちも痛感をしておりまして、これが将来もっともっと進行していくと、もしかしたら赤穂線さえも瀬戸内市まで入らなくなってしまうとかというようなことも含めて、非常に危機感を持って取り組んでいかなければいけないと考えておりますので、ぜひ建設的なご議論をいただきながら、我々もできる限り頑張ってまいりたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 成本崇議員。                〔3番 成本 崇議員 登壇〕 ◆3番(成本崇議員) ありがとうございます。 今、お話の最後に出ました赤穂線についても、先日、昼間が1時間に1本になったところも出てきました。ただ、次にまた今度、3月のダイヤ改正がやってきます。であれば、通常いろいろお聞きすると、この12月頃にJRから地元の行政に多分打診が出てくるんじゃないかなと、通例であれば、思いますんで、そこで私は何とか維持してくれというお願いだけじゃなくて、地元からここに、駅にやってくるバス、公共交通なり、そんな機関を、交通の足をしっかり活性化させるから、やっていくよという姿勢も示すことが、さらなるJR赤穂線減便を阻止するということにもつながってくるかと思いますんで、ぜひ早急に活発な議論を進めていただきますようお願いしまして、この1番目の質問を終わらせていただきます。 2番目、ライブカメラの設置について。 この3月末、来年でもう基本、一応終わるというめどが立ったということですね。もう、いろんな方から、まだかまだかという話はたくさん聞いてましたんで。 災害の状況確認、ぜひいろんなところを進めていただきたいなと思うのと、私は牛窓だからあれなんですけど、高潮のときにリアルタイムで、潮位計があれ、県か国かが出している分があるんですが、あれを僕、毎回探すの結構苦労するんです。あれを例えば市のところに効率的に分かりやすく連携させるとかは、今、されているんですか。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 県のライブカメラについては、今、はっきり分からないんですけれども、今後、できていない場合については連携できるような形で手続をしてまいりたいと思います。私が今、状況を把握できておりませんので、また回答させていただきます。 ○議長(廣田均議員) 成本崇議員。                〔3番 成本 崇議員 登壇〕 ◆3番(成本崇議員) そういう形で、そういう地域を守っていただける方、消防団を地域の世話役の方はしっかり、なるべくその正確な情報が容易に確認できるものを体系として、ホームページなりということを通じて、リアルタイムで分かるようなことを進めていっていただければと思います。 3番目のライブカメラの景観についてということで、先ほど最初の話の中で言いました、ふるさと納税にもつながってくるんじゃないかなって僕は考えを持ってるんですが、そこら辺はどんなでしょうか。ふるさと納税の、例えばライブカメラをそういった地域の出身の方につなげていくような、やっていくということについては、お考えはいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) ふるさと納税、今年度、コロナの巣籠もり需要ということも含めて、非常に多くのご寄附をいただいているところです。そういった皆さんにどうやって市の情報をお伝えしていくかというのは、大きい取組になっていて、今でもファンクラブのようなものをつくったり、機関紙を送らせていただいたり、ホームページでも割と大きめにお知らせするような仕組みを取っております。 仮に、先ほどのライブカメラのようなものが情報として発信できるようになった際には、そのあたりも含めてお伝えできるような仕組みができれば、より市の情報をお伝えする手段の一つになるんじゃないかというふうには考えられます。 以上です。 ○議長(廣田均議員) 成本崇議員。                〔3番 成本 崇議員 登壇〕 ◆3番(成本崇議員) そういったことで、観光協会のホームページ、観光の情報発信なんかも日々も配信しているんですけど、動画であればリアルタイムで配信がずっとできてきます。実際、島根県立美術館なんかは宍道湖のライブ配信なんかも連携させて、それを見に来る人がホームページにも寄るとかという話もお聞きをしています。 そういうことで、いかに観光に関しては、随時、出している情報を見てもらうきっかけをつくるというのが重要だと思いますんで、可能であれば、一気にやってということじゃなくて、ぜひここは景観がすごくヒットするんじゃないかなというとこを1か所、そこまでライブカメラというのは、維持費というのはかからないと思いますんで、ご検討いただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 頓宮文化観光部長。 ◎文化観光部長(頓宮忍君) ご提案ありがとうございます。 ライブカメラにつきましては。先ほども少しご答弁申し上げましたとおり、防災を目的に設置されたものの2次使用というのは、かなり制約があるというふうに考えられます。ライブ配信という形でもし観光情報発信するならば、それ用に設置をするほうがふさわしいんではないかなというふうに、今のところは考えております。 ただ、今現在、画像をあるいは映像の配信については、ライブというものではなくて、先ほども申し上げましたが、観光協会にお願いをして、なるべく頻繁な形でそれを更新してくれということでの依頼をして、進めているところでございます。 ただ、ライブ配信をするに当たって、その観光情報がどのような形で利用されるかをもう少し深く研究をしていく必要もございますので、新たな活用方法などが見いだされた場合には、積極的に検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(廣田均議員) 成本崇議員。                〔3番 成本 崇議員 登壇〕 ◆3番(成本崇議員) ぜひ、研究いただいて、積極的なご活用をご検討いただければというふうに思います。 以上で私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(廣田均議員) 以上で成本崇議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。                午前11時3分 休憩                午前11時12分 再開 ○議長(廣田均議員) 再開をいたします。 次に、発言順序3番竹原幹議員の一般質問を行います。 10番竹原幹議員。                〔10番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆10番(竹原幹議員) こんにちは。 早速、質問に入ります。明快な答弁をよろしくお願いします。 質問事項1、予算編成方針についてです。 今頃、執行部の皆さん、来年度の予算要求が出そろった時期だと思います。総務部長からの予算編成方針は、毎年のようにほぼ踏襲して通知が出されています。昨年も、この時期に同様の質問をしました。分かりやすい予算を編成すべきとの立場から、再度質問させていただきます。 質問の要旨1、市の方針では、当初予算は年間総合予算として編成することになっているが、実行しているのかとしています。 令和4年度の予算編成方針の基本的事項、1、年間総合予算を編成するものとし、年間を通じて予見できる収入及び支出は全て当初予算に計上すること。2、年度途中の補正については、原則、制度改正を伴うもの及び災害関連経費等、真にやむを得ないものについて行うものとするとあります。基本的事項として、以下、14項目あります。毎年同じ内容ですが、特にこの1と2の項目が今まで実行できていなかったと考えます。見解をお聞かせください。 2番、予算編成過程での見える化に取り組むべきでは。 各担当課から出された予算要求は、担当者レベルから最終的に市長査定によって決まってくるものと考えますが、その過程を見える化すべきではないかとの質問です。既に、各自治体でも取り組まれていることでもあります。昨年の11月議会での質問の中で、最後に要望として触れさせていただいております。このことについて検討されたのか、検討しておれば見解をお聞かせください。 3番目、地元要望の強い市道、農道、用排水路、カーブミラー等、身近な環境整備への予算対応方針はとしています。 8月議会で地元から出された市道、農道、用排水路等の要望書に対する実施状況の答弁では、実施率は約5割から6割程度との答弁がありました。これらの状況をホームページ等に掲載し、市民に周知する考えはないかと指摘しました。そもそも、予算にどのように反映されているのか分かりません。ただ、地元は待っているという状況です。地元要望が予算にどのように反映されたか、分かるようなことにはならないのか。また、大規模事業だけでなく身近な市民要望にどのように取り組まれるのか、方針をお聞かせください。 4点目、予算規模が年々拡大しているが、来年度以降の展望はとしております。 予算編成方針には、本市の財政は決算規模が年々増大しており、合併当初の平成17年度一般会計歳出決算額は150億円でしたが、令和2年度では253億円となっていますとし、以下、今後の財政運営の厳しさを強調しています。人口は確実に減少して高齢化が進む中で、税収の伸びも考慮した今後の予算について、市長の見解をお聞かせください。 質問事項2、庁舎再編計画について。 質問の要旨1、長船支所新築工事、本庁西庁舎改修計画の内容はです。 庁舎再編計画については、ゆめトピアや本庁の西庁舎の改修など、ところてん方式について今までも議論してきました。それには、中期財政計画で21億7,300万円です。私は、この計画についてはこれまで異を唱えてきました。その理由を申し上げる時間はありませんが、今回は西庁舎の改修工事と長船支所新築工事についてお聞きします。 先月9日に開催された所管事務調査の資料によりますと、まず本庁西棟改修工事です。改修床面積639平方メートル、事業費が約3億円、坪単価約155万円となります。 次に、長船支所新築工事についてです。資料によりますと、構造は鉄骨造1階建て、床面積290平方メートル、事業費が約2億2,000万円、これの坪単価は約250万円になります。あまりにも事業費が膨らんだ計画と考えますが、内容をお聞かせください。 質問事項3、新火葬場の整備について。 質問の要旨1、地元からの要望で浸水対策を実施したとの説明であったが、どういうものか。 敷井地区と庄田地区と合わせて5,000万円の地元対策費が計上されたとのことでした。庄田地区では、今年度予算2,500万円で集会所を建設しております。さきの議会で、敷井地区の地元対策についての質問に対して、担当参与の答弁では、敷井全体の浸水対策ということで、今回、役員さんからの申入れがあって実施させていただいているものでございますとの答弁でした。浸水対策としてどのような整備をしたのか、お聞かせください。 以上、1回目の質問を終わります。 ○議長(廣田均議員) 松尾総務部長。                〔総務部長 松尾秀明君 登壇〕 ◎総務部長(松尾秀明君) 私のほうから質問事項の1、質問の要旨の1と2と4につきましてご答弁をさせていただきます。 まず、質問事項の1、要旨の1でございます。 当初予算につきましては、瀬戸内市予算規則第6条の規定に基づき、毎年度予算編成方針を定め、年間を通じて予見できる収入と支出を全て計上し、年間総合予算としての予算編成を行っております。各部署から年間を通じた予算の要求が提出されていると考えており、その後の編成作業を通じて、可能な限り想定できる事業内容を盛り込んだ予算編成に心がけております。また、年度途中の補正予算につきましては、当初想定できなかった事情などにより、変更などが必要となった場合に行うこととしております。昨年度からの新型コロナウイルス感染症の対応なども含めて、ここ数年は補正予算の金額、回数が増加傾向にありますが、当初予算において予見できなかった課題や新たな国の政策の動向などに柔軟に対応し、その解決や対策に向けて効果的な事業を着実に実行していくために、国の補助事業や有利な起債を財源として有効に活用することも含めて、急を要する必要な予算を補正予算として調整をしております。 次に、質問の要旨2について答弁をさせていただきます。 現在の予算編成に係る説明資料としましては、予算編成の結果として事業の目的や内容などを理解していただくため、予算概要説明資料を作成し、予算案と併せてホームページで公開しており、また議会につきましては、予算概要説明資料とともに事業等説明資料を作成し、配付させていただいております。予算編成過程の査定段階での状況などを公開する資料の作成につきましては、限られた人員の中で短期間で膨大な業務量の予算編成作業という時間的な制約もあり、現状では実務的な面で対応が困難な状況となっております。 当初予算編成においては、持続可能で安定した自主性の高い健全な財政運営基盤の確立を目的に、中期財政計画の中で、財政運営適正化計画を基に一般財源枠を設けて各部署に配分することで、一般財源の抑制化を図る一方で、限られた枠内ではございますが、各部署の創意工夫を生かすことのできる予算編成を進めてきています。また、予算査定については、要求額を単に削減することのみが目的ではなく、場合によっては、よりよい内容のものとするために、事業の精査による増額や追加、再検討による延伸、他の制度への振替えや有利な財源の活用などによる変更など、多種多様で複雑な編成作業を行っているところです。 予算編成過程の見える化につきましては、県内では岡山市と備前市のほうが市のホームページで公表をされております。編成過程のどの程度までの公表が可能か、検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、質問の要旨4について答弁をさせていただきます。 令和3年度の一般会計の当初予算は200億円を超え、過去最大の予算となり、11月補正後の予算では、昨年度と比較すると大きく減少はしているものの、約240億円となっております。少子高齢化や市民ニーズの多様化、公共施設の老朽化、防災・減災対策など、行政を取り巻く社会情勢は大きく変化しており、様々な喫緊の課題に対応するため、予算規模が拡大しています。来年度以降について、今年度作成いたしました中期財政計画の中の財政運営適正化計画では、少子高齢化対策などに伴う扶助費、介護保険や医療給付費などの社会保障費が年々増加していく見込みとなっております。また、令和6年度までが発行期限の合併特例事業債を活用した新火葬場やJR駅前等整備、庁舎再編などをはじめ、学校の長寿命化やトイレの環境整備など、以前より計画的に実施されている大規模事業が令和6年度まで集中しており、多額の事業費が必要となっています。このため、事業規模は令和2年度から3年度をピークに年々減少していくものの、令和5年度までは200億円を超える水準で推移されると見込まれております。 今後も、人口減少、少子高齢化の進展やインフラも含めた施設の老朽化などにより、支出の増大、事業規模の拡大が見込まれる中で、投資的事業の平準化や内部管理経費の抑制、事務事業の見直し、ふるさと納税などの自主財源の確保など、財政の健全化に取り組み、将来にわたって持続可能で安定した健全な財政運営基盤の確立を図りながら、市民の福祉の向上や魅力ある瀬戸内市の創出に取り組んでいきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 難波産業建設部長。                〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) それでは、私のほうから質問事項1の要旨3につきましてご答弁申し上げます。 建設事業関係におけます予算要求の方針についてでございますが、まずは次年度に必要となる予算額を積み上げ、財政当局が示される予算編成方針に従いながら準備を進めていくようにしております。その中で地元要望について、市全体では、年間の平均でございますが、約500件ほどのご要望をいただいておりますがその内容は多岐にわたっておりまして、市道、農道、用排水路など既存施設の維持管理、これは修繕や草刈りなどを含みます。それに加えまして、老朽化対策、それから道路の拡幅などの改良事業、そして交通安全施設の整備なども含まれてきます。簡易的な補修や修繕などは職員にて対応をしておりますが、いただくご要望の内容によっては大きな予算を伴う場合もあり、計画的に実施方針を定めて要求していかなければなりません。 現在の建設サイドのほうの方針といたしましては、国や県の交付金などが活用できる事業は、優先順位を見極めさせていただきながら、事業化の検討を行って予算計上することにしております。その一方で、補助事業の対象とならない場合でございます。これは、市単独の事業として進めなければなりませんので、限られた予算の中で進めていく以上、期間を要することにはなりますが、要望件数も相当あることから、どうかご理解をいただきたいというふうに思っているところであります。 地元からいただくご要望にできるだけお応えしていきたいと考えておりますが、市が管理する施設も数多くございまして、不要な管理施設については廃止をしていくというような選択肢もございますが、管理費用も増えていきますので、年々のそういった増える費用に対する予算確保というのが非常に厳しい現実も認識しております。近年は、その中でも用水路への転落防止の事故対策であるとか、それから通学路の交通安全対策、こういったようなものなどについては、あらかじめ予算確保をさせていただいて、順次状況に応じながら進めさせていただいている事業もございます。引き続き、限られた予算を有効に活用させていただいて、対応していきたいと思っているところでございます。 それから、先ほどご質問の中にありました予算の見える化、特に建設事業の中で、前回の質問の中でもいただいております、年間500件ほどの要望を毎年いただいておりますが、そのうちの対応をさせていただいたもの、まだ未対応のもの、これについては、データは持っているんですけども、システムをどういうふうに構築していくかと、それからそれをどういう形で皆様方にお知らせをするか、その辺については、中で話をしても、それから市外のいろんな地域の方にお話をさせていただいても、多種多様なご意見を私もいただきました。見せるのがいいのか、いや、そんなことを見せられたら地域として、隣の地区とのいろいろ問題もあって、なかなかそんなことを公表してもらっちゃ困るというような意見も生の意見としていただきましたので、データとしてはあって、それをシステム化して表示することについては、前向きに検討していくんですけども、どのような形でそれを開示していくかというところについては、いましばらく時間を頂戴して、いろんな意見をいただきながら考えていければということで、決して後ろ向きの検討ではないんですけども、少し時間をいただいて精査させていただきたいというふうに思っております。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。                〔総務部参与 武藤康也君 登壇〕 ◎総務部参与(武藤康也君) 私からは質問事項の2、要旨の1について答弁いたします。 庁舎再編計画及び保健福祉部移転先比較検討ほか基本設計に基づき、福祉部等の機能を本庁舎西棟に移転、JA岡山用地を取得し、駐車場として整備、また長船支所を新築し、移転するという計画により、今年度実施設計などを行っています。 まず、長船支所新築工事ですが、鉄骨造1階建て床面積290平方メートルで、工事費は約2億2,000万円でございます。機能として、執務室、会議室、相談カウンター3席、授乳室、キッズコーナー、男女トイレ、誰でもトイレを整備し、駐輪場を新設することとしています。 次に、本庁舎西棟改修工事ですが、西棟1階の駐車場部分を改修し、事務所とします。また、会議室等のスペースを確保するため、本庁舎1階の一部を改修し、職員更衣室を増設することとしています。改修面積は西棟621平方メートル、本庁舎18平方メートル、合計で639平方メートルとなります。工事費は約3億円でございます。西棟1階には、執務室のほか会議室2室、相談カウンター13席、相談ブース3室、授乳室、キッズコーナー、男女トイレ、誰でもトイレを整備する計画としています。また、自転車での来庁者の増加に対応するため、駐輪場の改修及び西棟前の敷地へ駐輪場の新設を行う予定としております。 次に、ご質問の中にございました長船支所につきまして、事業費が約2億2,000万円となっております。これには外構工事費及び施設の備品が含まれており、事業費の単価が上がっております。特に、外構工事につきましては、ゆめトピアの東側の駐車場、約7,500平方メートルの駐車場について、今回の事業費の中に入っているということから単価が高くなっております。外構工事を除いた調整後の工事単価につきましては、1平方メートル当たり65万円から70万円程度、坪単価でいいますと約200万円程度を見込んでおります。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 浦上市民生活部参与。                〔市民生活部参与 浦上憲治君 登壇〕 ◎市民生活部参与(浦上憲治君) それでは、私のほうから質問事項の3についてご答弁申し上げます。 新火葬場整備事業における敷井地区からの地元要望の浸水対策でございます。 敷井地区は、低平地であるため、高潮や満潮時の降雨で浸水が発生しやすい地区でございます。当地区では、これまで敷井川及び物又川、それぞれ水門工事などが整備されてきましたが、平成29年台風では床下浸水が発生するなど、地域住民からさらなる整備を望む声があったことから、平成30年度から令和2年度までの間で浸水対策事業を実施したものでございます。地元の役員の方から申出を受けたことから、浸水対策方針概略検討業務を行いまして、浸水被害の要因を特定した上で、排水路改修工事及び逆流防止弁、フラップゲートの設置についてご提案をさせていただきました。この排水路改修工事及び逆流防止弁の設置について、地元役員から要望を受けたことから、浸水対策事業を実施したものでございます。このうち、排水路改修工事については、敷井川及び物又川への流入水路の排水不良を解消するための整備を行っております。この浸水対策事業の実施効果の検証でございますが、高潮や満潮時の降雨で浸水のおそれがあるときには、現地に出向きまして確認をしている状況です。 なお、施工後に浸水被害が発生したという連絡は、現在受けてございません。 今後とも、地元の皆様へは火葬場整備事業の進捗状況の報告などを必要に応じて行い、ご理解とご協力をいただけるよう努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 竹原幹議員。                〔10番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆10番(竹原幹議員) 下から、新火葬場の地元対策です。 これ、さきの8月議会でもお聞きしました。この水路の改修というのは、地元の人はその工事しているところは見ていて、これは火葬場の本体の工事と連動した下流の水路の附帯工事というふうに地元の人は見ていたと。それから、これは個人の土地で、公共工事ではなく個人が工事しているというふうに見ていた人もおられた。迷惑施設、いわゆる還元施設として、庄田の集会所のような建て替えといったものを考えていた人もおられる。浸水対策としては、ポンプを設置してくれというのが一番最初の要望だったということもありました。これに対してどうですか。 ○議長(廣田均議員) 浦上市民生活部参与。 ◎市民生活部参与(浦上憲治君) 失礼します。地元の方からのご要望ですが、まず最初に上がったのが、ポンプの設置というところが、まずは申出があったところでございます。ですけども、ポンプの設置については、いろんな側面からなかなか設置については難しいというところをご説明した結果、ほかに何か対策はないのかということで、対策についてお調べしないと分からないのでということで、先ほど申し上げました検討業務のほうを行って、必要な対策というのはこういう水路改修が考えられますということをご説明した上で、今回の対策の水路工事というところで、施行をさせていただいたというものでございます。 ○議長(廣田均議員) 竹原幹議員。                〔10番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆10番(竹原幹議員) ポンプは難しいということが、設置は難しいということが地元に理解、みんなに納得されてなかったんじゃないかと。2,500万円のうち、2,220万円も前年度までに使って、29年度からこの事業は実施しているということで、29年度の時点でこれだけやりますというようなことじゃなかったん。だから、ポンプの設置も難しいということとか、今までやった工事がどうも理解されていない。私も現地を見に行きました。延長25メートルの水路工事を見てきました。あの水路改修がどうして浸水対策なのかなという感じも受けました。 あの土地は、個人の土地を寄附を受けて工事していますよね。寄附を受けた日と工事の契約をした日が同じ日という、これは偶然ですか。どう解釈すればいいか、その辺の経緯を教えてください。 ○議長(廣田均議員) 浦上市民生活部参与。 ◎市民生活部参与(浦上憲治君) 失礼します。このたびの水路の改修工事に係る土地は、寄附で用地を取得しているものでございます。こちらについては、敷井川、物又川両方、用地に係るところは寄附という形での用地を取得させていただいているものでございます。これについては、土地所有者の方それぞれと市のほうでよく相談というか、協議をさせていただいた上で、合意に至って寄附という形でさせていただいております。寄附していただいた上で、すぐ施行という形で進めさせていただいたという経緯でございます。 ○議長(廣田均議員) 竹原幹議員。                〔10番 竹原 幹議員 登壇〕
    ◆10番(竹原幹議員) この問題で、市長、さきに、引き続き理解いただけるように丁寧に説明を心がけていかなければいけないと認識しておりまして、そのあたり、地域の皆さんとも話合いを進めながら前に進めてまいりたいというふうに前回答えられています。市長、今期の公約は、対話と参加を大切に市政に取り組んでいきますとしておりますので、この件についてどのように地元の人と話をされ、理解を得ようとされているのか、お考えをお聞かせください。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) これまで地元の協議会をつくっていただいて、そちらを窓口に我々も真摯に向き合って、対応させていただいてきたつもりであります。その結果として、ポンプの設置というのは何億円の単位の費用と、そして維持管理費が年間何千万円というような、そのような事業費になってしまうということ。これを現実的に今回の火葬場の関連業務としてさせていただくというのは厳しいという、そのような判断に至り、結果的に内水対策事業として実施をさせていただくことを、この敷井地区を特出しをして、そして対応させていただくということにいたしました。もとより、瀬戸内市は瀬戸内海沿岸にございますので、それ以外の地域でも内水対策というのを、ほかにもやらなければいけないところはたくさんあるわけでありますけれども、敷井地区について検討業務を行って、それをご説明をさせていただいて、地元の役員の皆様方には、その段階ではご了解いただいたというように認識をして、私どもも事業を実施してまいりました。 しかし、議員ご指摘いただいたように、そうした検討の過程というのがどこまで全ての住民の皆さん方に伝わっていたかということは、これは説明会を私ども開かせていただいたんですけれども、必ずしも全ての方がご出席をされるわけではない説明会、そこからどこまで広がっていったのかというのは、これはまだまだ丁寧に説明させていただく余地があるのかなということを認識をした次第でございます。 今後、今回の業務以外の部分に地元としてどのようなご要望があるかということは、全体の予算の枠というのは限界がありますけれども、その枠内でさらにどのようなことができるかということは、我々も真摯に向き合って考えていきたいと思っておりますので、そうしたところを、役員さんが途中で替わられましたので、新しい役員さんたちにお話をさせていただきながら、検討していく必要があるんじゃないかなと思っております。 ○議長(廣田均議員) 竹原幹議員。                〔10番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆10番(竹原幹議員) しっかり説明をしていただきたいと思います。 庁舎の再編計画について。 本庁西庁舎の改修、合併特例債が使えるというても、改修面積が639平米に対して事業費が3億円、改修は高くつくというのは聞きます。しかし、あまりにも事業費をかけ過ぎだと私は考えます。本庁に保健福祉部を持ってくること、私、計画自体は賛成しとるわけじゃないんじゃけど、これだけの事業費をかけるんなら新築ができるんです。どう思われます。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 事業費の算定につきましては、契約をして設計業者により算定をしたものでございます。 事業費が膨らんだ理由として、駐輪場の設置も含まれているというところもございます。それから、本庁内の18平米について更衣室を設置するといったような、当初の西棟だけの改修ではなくて、そういった附帯工事も含まれてきたことも、事業費が増えたことの理由になっていると思います。今後、工事を行っていく上で、発注する上で、事業費のほうを確認しながら、事業のほうを進めていきたいというふうには考えています。 ○議長(廣田均議員) 竹原幹議員。                〔10番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆10番(竹原幹議員) 長船支所の新築工事です。 平成30年の基本構想では、保健福祉部と長船支所が入る仮庁舎案、それの計画では面積が1,050平方メートルで事業費が2億9,400万円、平米当たり28万円、坪単価で92万4,000円でした。 次に、翌年の令和元年5月、長船支所及び周辺施設整備基本計画及び基本設計が出てきました。このときの保健福祉部仮庁舎案では、一部2階建てになったため、延べ床面積が1,287.06平方メートル、事業費が5億4,400万円、平米単価が42万円で坪単価は139万4,800円。今までの資料です。 そして、2年、昨年7月、保健福祉部移転先比較検討ほか基本設計が出てきました。現在の本庁西棟改修案が適しているといったこの計画案です。ここで仮庁舎案の単価が跳ね上がりました。それによると、長船支所等の新築工事は面積250平方メートル、事業費は2億895万円、平米単価が69万7,000円、坪単価が230万3,000円となりました。 今回、私が計算したのは250万円なんですけど、参与は外構が含まれてるからそれを取れば70万円のようなことを言われましたけど、なぜこのように単価が次々に跳ね上がっていくんでしょうか。事務室にすぎない支所です。経費をかけ過ぎだと思われませんか、見解をお聞かせください。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 長船支所については、面積も大きくないというところで、施設規模の工事のスケールメリットが出てこないということはございます。また、先ほど申し上げましたが、外構工事が当初予定では、ゆめトピアの東側全てをするような形で今回の設計事業費の中に入れてしまっております。 ただ、実際の発注については、支所に必要な長船支所の東側のあの一角、約1,600平米程度にする予定としております。それによって、事業費のほうについては、当初、高くて70万円ぐらいだと思うんですが、それぐらいの金額に落ち着くというところで考えております。 全体の事業の中で、建設物価のほうが上がってきておりまして、建築工事の入札等も不落になったりするということもございます。そういった中で、適切な単価によって計算をさせていただいているというところで、ご理解をお願いいたします。 ○議長(廣田均議員) 竹原幹議員。                〔10番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆10番(竹原幹議員) ちなみに、今月20日に開所する岡山市東区の上道地域センターというのがあるんです、平島のイズミのすぐ北に。地域センターと公民館の合築で延べ床面積が1,219平方メートル、建築費が約5億3,000万円、平米単価が43万円、坪単価が143万円でした。これ高いなって聞いたら、上道は3年前の水害の教訓から、1.5メートル基礎を上げたから高くなったということでした。坪単価143万円が高いというふうに職員の人も言っていました。 もう一つ、岡山市南区にある児島地域センターも今年建て替えとんです。そこも250平方メートルで、建築費が約1億円です。平米40万円、坪単価132万円です。資材の高騰等で高くなったって職員も言われていますけど、それにしても長船支所は高い。 今、答えがありませんでしたけれども、坪単価が130万から140万円で新築してるんですね、他の都市、隣の都市では。うちの西棟改修に坪150万円、改修に155万円。支所新築に今言う、入れても坪250万円という値が出ました。一般常識では考えられない数字なんです。この工事単価が次々上がっていくというのは、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 今、比較に出していただきました岡山市さんの建築工事について、どこまで費用を入れられているのかというのは私たちも把握をしていないので何とも言えないんですけども、例えば外構工事であったりとか、それらも含めているのか、そのあたり、比較検討していく必要はあるかと思っております。 ただ、今回の長船の支所につきましては、先ほど岡山の例を挙げていただいたように、我々も浸水の被害を軽減しなければいけないということで地盤をかさ上げさせていただいたり、それからあと軟弱地盤の地盤改良を8メートル程度行わなければいけなかったりとかということで、仮設の庁舎ではなくて、今回はもう本式の庁舎ということになりますので、仮設の庁舎とはなかなか比べられない部分もあるんではないかなというようにも思いますし、また私どもは建築技師がしっかりと積算を行って、そして現在の物価上昇の中にあっても、発注、受注していただけるような形での積算を行った上でやらせていただいております。常に経費の見直しというのは、行わなければいけないのは、これは当然でありますけれども、そうした手続を踏みながら慎重に、また最少の費用でしっかりと建物が建てられるように、今後とも努力してまいりたいと考えております。 ○議長(廣田均議員) 竹原幹議員。                〔10番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆10番(竹原幹議員) すいません。長船支所の、今現在の職員は五人体制です。保健福祉部は、本庁に移った後の体制というのは、何人体制を考えられてますか。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 当初の予定では、84人で予定をしておりました。ただ……                (10番竹原 幹議員「長船支所」と呼ぶ) 長船支所ですか。失礼しました。 ○議長(廣田均議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) まだ、支所移転後の体制については、検討はできておりませんが、去年に比べて今年が多分一人、職員が増えていると思います。そういう中で、来庁者へ対応するのにいろいろと、保健福祉との引継ぎなんかもできるような仕組みを整えていきたいと思っていますので、基本的には今の人数でできるんじゃないかと思っておりますが、一人増えてますから、ただそのあたりにつきましては、これから人事配置するに当たりまして、再度検討していきたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 竹原幹議員。                〔10番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆10番(竹原幹議員) 合併協定では、邑久庁舎を本庁に牛窓庁舎、長船庁舎を支所にすること及び支所に一部組織を置く分庁方式を採用したとあります。3町の対等合併で痛み分けという形です。それが今まで続いてきました。しかし、このたびの計画は、本庁統合へと向かう大きな転機の計画で、この事業計画は後戻りできないようなことを意味しています。ここで重要なのは、支所機能です。建て替え後の長船支所の組織と事務分掌について、今、まだ人員すら決まっていないのに、何で建物の面積が出てくるんですか。 ちなみに、これも調べた、備前市の支所は総合支所、例えば日生支所では職員11人体制、職員が支所長を含め六人、再任用職員が一人、会計年度任用職員作業員2名、会計年度任用職員事務補助2名、合計11人体制です。旧日生町の人口は6,700人です。長船町の約半分の規模です。瀬戸内市の支所及び出張所処務規則では、支所の事務分掌は13項目しかないんです。日生総合支所では、管理課を置き、総務管理係に49項目の事務、窓口サービス係で38項目の事務をやっています。瀬戸内市は、本庁に事務を統合するだけで、支所は市民部の窓口サービス部門だけで済ませられるというお考えですか。 基本構想で、統合することのメリットに、効率性、実効性、経済性を強調しています。これは、最近の自然災害、コロナ禍の中で一極集中に対する疑問符が出てきたわけです。効率性や実効性、経済性だけを求めてきた結果が新型コロナで被害を食い止められなかったと言われております。もっときめ細かい、市長、対話と参加の政治を目指す市長とは真逆の方向じゃないですか。私は、部長クラスの支所長を置くぐらいな支所機能の充実強化は考えられないかということを考えとんですけど、どうでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 支所をどのように有効活用していくかということは、これからも非常に重要だと思っております。その上で、人間を、職員を配置をする人数について、はっきりと先ほど申し上げられなかったのは、現状の職員をどのような業務を担わせるのか、そして本庁との連携をどのように行っていくのか、その中でDXであったりとか、そうしたリモートでの窓口がどのように活用できるのか、そうしたことを総合的に考えなければいけないという、若干のこの含みを持たせながら現在検討を行っているところでございます。 したがいまして、議員ご提案いただいたように、日生のように、これが倍になったりとかということには、今の段階では考えにくいかなと思っております。もちろん、長船の皆さん方の利便性を損なわないようにしていくということ、また人を単に置けばいいということではなくて、先ほど申し上げような、少しでも多くのサービスが窓口で、支所で受けられるようにしていくということは、これは言うまでもありませんけれども、そうしたところを、人を置くだけではなくて、それ以外の方向も含めながら考えていきながら、充実に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(廣田均議員) 竹原幹議員。                〔10番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆10番(竹原幹議員) 市民との接点である窓口を中心とする出先というんか、現場の部署に効率性や経済性を求めるということは、とにもかくにも市民サービスが低下するということです。本庁に来るのは敷居が高いし、事情が分からない職員に対して最初からうまく説明ができないということもあります。地元のことをよく知って現状を理解している支所の職員があるから、行政の末端を担う市役所の仕事、在り方だと私は考えます。 支所機能の在り方、これ検討されてなくてどうして、日生のように大きくならないだろうと市長は言うんだけど、それで、面積だけ出て机の数が入るなんていうのは、もうとんでもない私は計画だと思います。支庁機能の在り方が一番じゃないですか。 合併のときに、邑久、牛窓、長船、痛み分けしましたが。ここで全部統合したときに、教育委員会も来るんでしょう。支所がどういう機能を持たすか。それがあって、初めて私は建物の計画ができるんだと思います。3町が対等合併したのに、合併して何ものうなったと。不便になったなというような声が絶対ないように、この計画はやってもらわないといけないと思います。 この庁舎の整備に大きな税金を投入します。合併特例債に踊らされて、計画にないことを次々提案してきています。このたびの庁舎の再編に21億円。16年後ですか。統合庁舎に73億円という案もあるんです。これは私、最初に、何回も言うんですけど、平成30年3月の基本構想のうち、どの部分が生きてどの部分が変更になっとんか。例えば、採用したというA案はどうなったのか。基金を積んでいくという計画はどうなったのか。そういったことを明らかにせずに進めていっていると、矛盾に矛盾を重ねてきています。ただ、そのときに、そのときそのときベストの対応をしたと言われても、なかなか理解が難しい。得られない。市長、どう思われますか。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) これまで庁舎の在り方につきましては、議会の皆様にも慎重にご審議をいただき、その中で一つ一つご決定、ご承認をいただきながら取り組んできたつもりであります。 その上で、今回の保健福祉部門の統合につきましては、先ほど合併特例債に踊らされているというご意見もいただきましたけども、ただ実際には財政運営上でいうと、圧倒的な費用の違いが出てくるということ。一方で、現行の取組でいくと10億円近くかかるものが、こちらに統合することによって合併特例債が活用できることで、3億数千万円の一般財源の持ち出しでできるということ。ここの倹約できたところをさらに、地域にどのように還元してかということも含めて、我々は考えていく必要があるんではないかなと思っておりますので、決して、もう本当におっしゃることはよく分かります。長船から何もかもなくなって、もう寂しゅうなってしもうたということを言われる方々はおられると思います。そうした方々にも、今よりは支所がいろんなことができるようになって便利になったなとかというふうに言っていただけたり、あるいはあれだけの広いゆめトピアの周辺の土地がうまく活用できたなと言っていただけるようにしていくということ。その機能をうまく転換させながら、市民の皆さん方にご納得いただけるようにしていくということも我々の責務だと思っておりますので、そういったところをしっかり知恵を絞りながら頑張ってやっていきたいというように思います。 ○議長(廣田均議員) 竹原幹議員。                〔10番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆10番(竹原幹議員) 市長は上手言われるようなけれど、まだ検討もしていないのに、支所機能、ただ五人入る部屋をつくって、これを坪二百何万円かけて、そんなばかげなことをしちゃいけませんよ。きちっと支所、本庁と。長船町の人は支所へ行けば全部大体片づくんだと。本庁は総務、企画中心でいいんです。そういうぐらいな思い切った、部長クラスの支所長がいて、長船の人は長船で済ませるぐらいな支所機能を持たさん限りは、私は何か寂しいだけの、市長、検討してください。 それから、1番、予算編成方針についてです。                (「まだ7分ある」と呼ぶ者あり) はい。 自治体の予算は総計予算主義、単年度会計です。一会計年度における一切の収入及び支出は、全てこれを歳入歳出予算に編入しなきゃならないと、自治法にも明記されております。我が市は、年間を通じて新規事業や大規模事業が補正予算で提出、提案されてきます。年度途中だから、当然、繰越しが前提であったり、債務負担行為を設定したり、さらにはもう工期を分けて出してきたり、総事業費さえ分からない。分かりにくい。 これは去年11月から取り上げて、当時の財務部長、今回も同じここに書いとる、去年と同じことを言うとんですけど、問題、課題等に柔軟に対応するというのはいい言葉ですよ、補正予算で。基本構想、基本計画も柔軟に変更して、予算も柔軟に編成して、契約も柔軟に変更する。それでは、何をもって、どの時点でどう決定したのかということが分からなくなります。議決の意味さえ薄れてきます。柔軟とか、臨機応変とか、そのときそのとき最適の選択をしたと言われても、その経過をしっかり公表して議会は審議していくということでないと、私は市民の信頼は得られないと思います。当初予算で予見できなかったようなものが、どうしてそもそも年度途中に上がってくるのか、それは問題です。 よく有利な財源、有利な制度があったから、ここで可決してもらわんと間に合わないからというようなことがあります。去年も8月議会において、保育園施設整備事業73万2,000円、11月議会では民間こども園誘致に係る用地取得費3億2,700万円計上されております。そして、この案件は、今年2月では、冒頭の日に契約案件を議決しないと間に合わないとか、そういうこともありました。また、昨年は、11月では、文化振興事業として1,784万円が計上されました。文化振興を推進する財団を設立するというような予算でした。こうしたもの、計画段階からしっかり議論を積み重ねて、概要を説明して、関連の規則、要項も整理して、当初予算に上程すべきものなんです。議決すればよいというものでなくて、しっかり議論をする過程というものが大切と思います。私は大きな禍根を残したのではないかと思います。 今回の補正予算です。JA用地購入費など、庁舎再編という大きな事業関連の予算が計上されております。予算編成方針をないがしろにしているのではないかと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 当初予算の重要性というのは、私どもも議員ご指摘のように、十分に認識して取り組んでいかなければいけないと思っております。その上で、私ども、補正予算についての向き合い方を考えなければいけないわけでありますけれども、国のほうが次々と地方創生の関連の予算だったりとか、コロナ対策の補正予算だったりとか、もう補正予算を前提とした予算をどんどんと下ろしてくる……                (10番竹原 幹議員「それは分かります」と呼ぶ) それに対応していく、地方創生も同様であります。締切りがある中で、それに対して対応しなければいけないということ。 そして、今回のこども園の件につきましても、先ほどご案内いただきましたけれども、ではこれを年間の当初予算に上げなさいという話になると、例えば半年間だったりとか、時間を空けるということを私たちは判断しなければいけないというようになります。ご承知のように、時は金でありますので、そこの機会損失をどのように私たちが説明するのかということ。本来だったら、もっと早く、子どもさんを抱えてらっしゃるご家庭の皆さん方に待機児童なくお迎えできるかしれなかったものを、わざわざ半年間ずらして、そして開園しなければいけない。もっと言うと、もう一年ずらして開園しなければいけないということ…… ○議長(廣田均議員) 残り3分です。 ◎市長(武久顕也君) そうしたご不便をおかけするわけにはいかないといった事情も私たちはあると思っております。 そうした意味で、今やらなければいけないこと、適時適切にやらなければいけないものにつきましては、議会の皆さん方に丁寧に説明する必要はあると思いますけれども、そうした考え方でこれからも包括的な予算と、そして適時適切な柔軟性のある予算編成に努めてまいる必要があると考えております。 ○議長(廣田均議員) 竹原幹議員。                〔10番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆10番(竹原幹議員) 時間、適切、それは分かりますよ。すぐ決めなきゃいけないとか、それは分かります。 しかし、最初、ずっと私言ってきたのは、途中の審議、だから急に出てくることがいかがなもの、それまでにしっかりやっとけばいい話なんです。それを言ってるわけです。時間がないですから、産建部長、要望書については身近な環境整備、皆、望んでいます。しっかり対処してもらいたいと思います。 それから、将来展望ですけど、市長、事務経費を本当に絞りに絞って、もう雑巾をまだ絞るようなことになる。市民生活に直結したものってそう簡単にスクラップはできないですよね。歳出削減は本当に大きな覚悟が要ると思います。今までずっと予算を伸ばしてきて、今度は減すときの、それを市長に考えを聞こうと思ったんですけど、時間がないですね。 今、大きな事業がめじろ押しです。また、予算については、全体が分かる事業費の予算を示して、当初予算でその年度の執行予算を決めて、安易に補正予算することがなくて、また議決さえあればそれをよしとするんではなくて、しっかり議論した上で…… ○議長(廣田均議員) 残り1分です。 ◆10番(竹原幹議員) 予算化に取り組んでもらいたいと思います。 今、2遍目ですけど、合併特例債の最後の活用ということで、市長、使わにゃ損というばかりに取り組まれているようです。しょせんは借金です。後年度負担になるもの、今、3割は確実になります。最少の経費で最大の効果が出せるように、しっかりと予算の査定もされて、大きな事業が無駄のないような、予算で査定がつくんがおかしいと思うんですけど、それをしっかりやってもらいたいと思います。 これで私の質問は終わります。 ○議長(廣田均議員) 以上で竹原幹議員の質問を終わります。 ここで昼食休憩といたします。                午後0時13分 休憩                午後1時10分 再開 ○議長(廣田均議員) それでは、再開をいたします。 次に、発言順序4番、日下俊子議員の一般質問に際しまして資料の配付を許可しておりますので、ご承知おきください。 それでは、発言順序4番、日下俊子議員の一般質問を行います。 7番日下俊子議員。                〔7番 日下俊子議員 登壇〕 ◆7番(日下俊子議員) 皆さん、お元気さまです。ありがとうございます。久しぶりに言ってみました。 議長の許可をいただきましたので、始めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 質問事項の1です。第2宮下産業団地についてとしています。 要旨の1、進捗状況と今後の整備計画はとしています。 このことについては1年前にも質問をさせていただきました。1年前、令和3年度から第2宮下産業団地の造成事業を実施するに当たり、事前に地質調査測量業務を行う2,800万円の予算が計上されました。そして、今議会2,400万円が来年度へ繰り越されています。今年度400万円で何がなされたのか、そして先日、現地で立会いがなされたというような話も耳にしております。進捗状況と今後の整備計画をお答えください。 要旨の2、長船側の市道南北線に面しているが、通学路の安全確保はどうするのかとしています。 南北道については、何百人もの小学生と中学生が通学するにもかかわらず、信号もなく大変危険な通学路と言い続けています。また、自転車の通行も不安な道路でした。自転車通行に関しては、西側に幅員約2.5メートルの歩道が設置されていますが、自転車通行可の標識が未設置でした。同所は、最高速度50キロメートルとなっており、その中央付近が峠となった坂道で通行車両の通行速度も多く、朝夕通学する高校生、中学生、また出勤する会社員の自転車は車道通行をしなければならず、重大事故の発生も懸念されるため、歩道を自転車が通行できるように、自転車通行可の標識の設置を平成28年6月に福里の土木委員、長船中学校、邑久中学校、邑久高等学校の連名で強く要望し、自転車通行可の標識がついた経緯もあります。そういった場所にまた産業団地が増えるということは、恐ろしく心配になります。 道路整備の計画はどうなっているのかという質問に対して、執行部からは、干田川に沿った南側の道路が通学路になっており、現在の通学児童・生徒数は国府小学校で約65人、長船中学校が100人、この通学生徒が通学路等を利用していることは認識している。この状況については、南北線開通時期から横断歩道があり、その後に「通学路スピードを落とせ」といったような看板をも設置し、これまでに、交通安全に対しての施策も取り組んでいますが、なかなか一旦停止をする車両も少なく、通学路の合同点検では危険性の指摘を受けています。今後、必要に応じて対策を講じていきたいと思っておりますので、ご理解をいただきますようにという回答でした。あれから1年、私は毎週水曜日、長船中学校の挨拶ボランティアに立っていますが、何も変わってはいません。どのような対策を考えていただけるのか、お答えください。 要旨の3、産業団地は周辺道路とセットで開発するべきではとしています。 この丁字路は、国府小学校のところに点滅信号があり、長船町公民館側にも信号があるため、信号の新設は無理と言われています。小・中学生が何百人も登下校している通学路でもあります。今でも啓発看板を掲げたり、道路に注意喚起の標示をすることしかできていません。現在は、市民ボランティアの人が毎日立ってくれています。おかげで、どうにか事故も起きずに済んではいますが、南北道の危険さは見るにたえません。こんな場所にこれ以上産業団地ができて、車の通行が増えることは看過できません。せっかく他市に誇れるアイリスオーヤマの企業団地です。隣まちの西大寺の人から、瀬戸内市はよう頑張っとるな、羨ましい。瀬戸内市ばっかり次々に大きな企業ができてようなりょうると言われます。せっかくそんなふうに言ってもらえる状況があるのですから、ここは、産業団地は周辺道路とセットで開発するべきと考えますが、どのようにお考えでしょうか。 質問事項の2、庁舎再編計画について。 要旨の1、進捗状況と今後のスケジュールはとしています。 3番議員とも同じの、続きの質問にはなりますが、平成30年3月に計画が出されました。耐震のない長船町公民館、支所、長船消防署について、消防署は新築、公民館と支所は保健福祉部仮庁舎を新築する計画から始まったのが今回の庁舎再編です。 平成30年7月17日には、長船町公民館の存続を求める1,175名もの署名要望書が提出されました。市の回答は、現在の長船町公民館は避難所としては適切でないことが分かっている以上、現状のまま利用することは不適当と考えていますというものでした。平成30年8月9日、長船地区を対象に説明会が開催されました。その中で、市の方針としては決定事項です。基本的な流れについて、今後、ゆめトピアの中に公民館と支所を移転すること。保健福祉部の仮庁舎を造ること。それから、分駐所を新設することについての方針については決定事項です。今後変わる予定はございませんという説明でした。住民は、ゆめトピア長船に仮庁舎が新設されるということで、泣く泣く諦めた経緯があります。それが2年もたたないうちに、今後変わる予定はございませんだった計画が、保健福祉部仮庁舎を再検討して邑久の本庁舎へ統合する案が提出されました。これに対しても、5月、ゆめトピア長船に保健福祉センターを存続させる会より要望書が1,209名もの署名を添えて提出されました。それにもかかわらず、保健福祉部本庁統合案のためにJA用地を5億円弱で購入することが説明され、20年後には73億円をかけてJA用地に統合庁舎を新設するためにも、JA用地が必要であるという説明でした。そして、今議会には、本庁舎西棟改修工事、長船支所新設工事、JA岡山用地等取得関係費用が補正されています。ところてんに突き出した結果、統合の全体計画もないまま、長船だけが保健福祉部さえなくなってしまうわけです。 先ほど、全体が見える予算という話がありましたが、お手元にお配りしたのが今回の庁舎再編に係る予算の流れです。あまりにも大きな予算で、くらくらします。長船町の公民館に係る予算が4億円強、本庁舎西棟に係る予算が3億円強、JA岡山購入に係る予算が5億円弱、長船支所の新設に係る予算が3億円弱、長船分駐所の新設に係る予算が3億円弱、ここではトータルが18億円弱となっています、中期財政では21億円なんですが。これが庁舎の最終形なら納得もいきます。まだこの後、合同庁舎を73億円もかけて造る予定がある段階で、どうしてこれだけの費用をかける必要があるのか、どうしても納得はできません。独り言ですが、私が言い続けていた、長船町公民館をあの場所に建て替えさえしていれば、10億円は必要がなかったと思うと残念でなりません。進捗状況と今後のスケジュールをお聞かせください。 要旨の2です。本庁舎西棟改修案が提示されたが、狭過ぎるのではないかとしています。 先日の11月9日、総務委員会に本庁舎西棟改修案が提出をされました。現在の福祉部の面積が一人当たり2.7平米、西棟1階を改修した際の面積が3.95平米と、少し広くなる計算となっていますと答弁がありました。私も設計図を必死に見ました。延べ床面積621.4平米から、会議室、相談室、通路、待合を引くと残りがざっと320平米というとこでしょうか。それを90人で割ると、私の計算では一人当たり3.55平米にしかなりませんでした。どちらにしても、少しきつきつで狭過ぎる気がしてなりませんが、いかがお考えでしょうか。 要旨の3です。市民への説明が必要ではないかとしています。 子育て、福祉は、きっと様々な年代の市民が一番訪れる場所ではないでしょうか。市民の方々に安心して訪れていただき、安心して相談をしていただける、そんな場所であるべきです。そうであれば、まず市民の意見も聞くべきではないでしょうか、考えをお聞かせください。 質問事項の3、JR駅前等整備計画について。 要旨の1、進捗状況と今後のスケジュールはとしています。 この計画が出されたのが平成28年、短期計画でトイレの水洗化・洋式化、駐輪場・駐車場整備、ロータリー整備が計画をされました。令和2年に長船駅、大富駅は工事が始まっています。何か、長船駅のトイレ工事が始まるような話も耳にしました。いつになったら駅のトイレはできるんならと、みんな首を長くして待ち望んでいます。進捗状況と今後のスケジュールについてお答えください。 要旨の2です。長船駅の駐車場が足りない状況になっているが、計画の見直しが必要ではないかとしています。 前回の一般質問でも聞きました。長船駅の駐車場が物すごく狭くなっていてびっくりしました。今は23台しかありません。先日の産業建設委員会の所管事務調査で確認をすると、以前85台あったものが、今回35台になるとのことです。これは納得できません。絶対に納得できません。今でこそ、コロナ禍で辛うじて足りているかもしれないというよりは、もう足りていないですが、これは見直しがどうしても必要だと思います。見直しの考えはないかという質問に、長船駅の市営駐車場についてですが、もともと85台の駐車スペースを確保しておりましたが、現在、35台の計画として進めており、ご指摘のとおり、半分以下の駐車台数としております。駐車台数を減少する計画とした根拠について、少し事前に行った利用調査の結果から、まず駐車場の利用状況ですが、利用の約5割から6割前後の方が30分未満の駐車となっておりまして、割合としてはあまり変わっていないということを最近のデータでも確認をしております。また、本年7月からの工事の関係で、仮設の駐輪場のスペースを除き、23台という枠で仮の運用をしておりますが、この状況において、30分未満の利用は約4割と減少し、これは駅前広場が今広くなっていく中で、待機スペースが生まれたことによるものではないかというふうに考えております。計画自体はコロナ禍の影響を受ける前に策定したものでございますが、稼働率などを精査した結果の計画であり、工事途中ながら、乗降車の整備による待機スペースの確保などによって、30分未満で利用される方の実績の数値は減少しておりますので、計画としては、現時点では妥当と考えており、見直す予定は当面のところございません。ただし、先ほども議員のほうからご指摘があったように、土日の利用状況、そしてこの新型コロナ感染症の収束後の利用状況、こういったようなものもしっかり確認し、駐車スペースに不足が生じることがあるようであれば、現在の進めている短期計画とは別に、必要に応じて駐車スペースの確保の事業は前に進めるべきだというふうに思っておりますという回答でした。 あれから、駅前を通るたびに、駅前駐車場の台数が気になって確認しています。そして、私の質問を見て、様々な人から同調の声と、どうにかしてほしいという要望の声が続々と届いています。先日、議長のところに長船の人から連絡が入り、長船駅に車を置こうとしたらいっぱいだったので慌てて家に帰り、自転車を必死にこいで出直すことが2回も続いて、1度はどうにか間に合ったが、もう一回は電車に乗り遅れた。どうにかならないかというものだったそうです。土日に関わりなく、駅前駐車場はいつも空きスペースが一つか二つという状態が続いています。土日にはいっぱいで止めれなかったという声が続々と届いています。明らかに、今の長船駅の駐車場は足りていないということです。せっかく駅がこれからよくなるというのに、長船駅だけは駐車場不足という大爆弾を抱えるわけです。これは決してあってはいけないことです。部長が、不足するようなら柔軟に対応すると言ってくださった言葉が頼りです。ぜひ、市民の利便性の確保をお願いします。駐車場の見直しをお願いします。お考えをお聞かせください。 要旨の3です。市民への説明が必要ではないかとしています。 駅は市の顔、市民の足です。市民の方々に安心して利用していただける、そんな場所であるべきです。都市間競争においても、瀬戸内市の駅は使いやすいというのは強みです。そうであれば、まず市民の意見も聞くべきではないでしょうか、考えをお聞かせください。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(廣田均議員) 難波産業建設部長。                〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) それでは、私のほうから質問事項の1と3につきましてご答弁申し上げます。 まず、質問事項1の要旨1からでございます。 長船町土師地内に計画しております第2宮下産業団地の整備について、現在の状況を説明します。 現在、産業団地の造成に必要な詳細設計を行っていっておりまして、立地予定企業でありますとか、それから関係機関との協議を行って、それと並行しながら、先ほど言いました詳細設計について進めている状況でございます。今後の予定といたしましては、今年12月末までに農地法に基づく農地転用申請、これは農業委員会のほうに対して申請します。それと併せて、岡山県のほうに対しまして都市計画法に基づく開発許可申請をそれぞれ申請機関に提出し、年度末、令和3年度末までには許可をいただけるよう、調整をしている最中でございます。その後の予定としましては、令和4年度に入ってでございますが、許可がおり次第、用地買収に着手させていただき、予定している計画地内の買収が完了でき次第、令和4年、来年8月頃、まだこれははっきりと分かりませんが、8月、9月ぐらいあたりから造成工事に着手をするように、今のところ計画をしております。いずれにしましても、早期の完成を目指して、事業進捗を図りたいというふうに考えているところでございます。 それから、質問の要旨2でございます。 第2宮下産業団地の整備を計画している北側、市道南北線と干田川が交差する地点、この地点につきましては干田川左岸の市道が国府小学校、そして長船中学校の通学路として指定されております。そのことから、多くの児童の方、生徒の方が市道南北線を横断して通学するという状況になっております。また、通学路の安全確保の観点から見れば、当該地点におきましては、今、横断歩道を設置しておりますが、児童・生徒が多く通る朝の通学時などは、これまで大きな事故もなく、道路の安全が確保されていることについては、先ほどもご案内いただきましたように、保護者あるいは地域住民のボランティアの方々の見守り活動によるものだというふうに感じております。敬意を表させていただくものでございます。今後、第2宮下産業団地の整備が本格的に始動することで、工事期間中だけではなく、企業の進出による交通量の増加も当然に懸念すべき課題と認識しておりますので、通学路の安全確保について、関係機関との協議を継続して行っていきたいと考えております。 なお、造成工事の期間中については、通学路の安全確保を図ることを第一といたしまして、警備員の配置はもとより、通学時間帯を考慮した工事車両の通行規制、こういったようなものも工事の中で検討をしていく予定にしております。交通規制となる信号の設置につきましては、この地点の交差点形状も考慮しなければならないことから、県道の管理者である岡山県、そして交通安全施設の管理者である公安委員会などへの設置を働きかけていければというふうに考えているところでございます。 先ほどのご質問の中で、南北道の、あそこの干田川との交差点の形状については、南北道を設置するときに、既に公安協議というのは行っておるんですが、その頃からの状況が大きく変化をしてきているのは事実でございます。当然、産業団地の開発に伴ってそういう要因になっているということは、十分に理解をしております。通学路の安全確保というのは、確かに第一優先としてやらなければいけませんが、その方法が信号の設置だけで解決できるというふうに私は思っておりません。あらゆる角度から、通学路の安全を確保するためにどういうルートがいいのか、そういったところも併せてこれから検討していく、もう既に検討に入ってはおりますが、まだその答えを今お示しする状況ではございませんので、いろんな意見をいただきながら、教育委員会さんとも協議をしながら、安全確保のほうに努めていければというふうに考えているところです。 それから、質問の要旨3、今回の第2宮下産業団地のような大規模な開発に当たっては、都市計画法に基づく開発許可を受けなければなりません。開発地の設定条件としましては、幅員9メーター以上の道路に接していなければ許可が下りないという条件があり、基準を満たすこの市道南北線に接するこの地を産業団地として設定した大きな理由というふうにしております。 産業団地の開発とセットで周辺道路を整備してはというご提案でございますが、開発許可を受ける際、接道以外の開発区域外にある周辺道路を整備することについては、開発の中では必須条件となっておりません。ただ、開発を進めることで地域住民の生活に直接的な不利益を生じる場合など、附帯的な工事の必要がある場合には、当然にその解消を図るための整備を進めていくこととしております。したがいまして、事業の必要性は、産業団地の開発に合わせて実施することが適当かどうかということになりますが、産業団地の造成とセットにしなくとも、将来、周辺道路の整備に関して、市の施策として必要と判断されれば、計画を立てて実行に移していきたいというふうに思っております。先ほどの通学路の整備も、まさしく必要な施策として、私も含めて執行部のほうでは必要な施策というふうに思っておりますので、いろんな方法を検討して、前向きに考えていきたいというふうに思っております。 それから、質問事項3のほうに移ります。 駅前整備に関しまして、前回定例会の9月にも同様の質問をさせていただいております。先ほどご答弁もしていただきましたので、詳しくはもういいかなと思いましたが、一応、各駅についての進捗状況のみ報告をさせていただきます。 まず、長船駅についてでございますが、駅前から県道までの道路の拡幅に伴う橋りょう工事の受注は決まっております。年明けから着手する予定としております。ちょうど駅の改札口に入る10メーターほど手前のところ、水路が通っておりますが、そこに橋りょうが走っておりますので、その工事から着手していく予定にしております。公衆トイレ及び北側の駐輪場の整備、これらにつきましても、受注者が既に決定されておりまして、現在、工事の準備を進めているところでございます。その後、来年の夏頃からになると思いますが、歩道のシェルター設置、そしてロータリー整備などを行う予定としておりまして、長船駅に関しましては令和4年度末の完成を目指していきたいというふうに思っております。 続きまして、邑久駅でございます。                (7番日下俊子議員「トイレは」と呼ぶ) トイレも、年明けから、もう受注者は決まっておりますので、工事の準備に入る予定にしております。 続いて、邑久駅でございますが、新たに整備する2か所の市営駐車場の整備の受注者が決まっておりまして、現在はパーキングシステムの工事発注の準備を行っております。新しい市営駐輪場の供用開始後、駅舎南側の駐輪場と、そして公衆トイレの整備などを順次行う予定としておりまして、令和5年度末までの完成を目指して事業を進めていく予定としております。 最後に、大富駅についてでございますが、スロープと公衆トイレの整備、この工事に着手しておりまして、順次、駐輪場、それから停車帯の整備、既設トイレの提供などを行っていく予定としております。長船駅と同様に、令和4年度末までの完成を目指しているところでございます。よろしくお願いをいたします。 それから、長船駅の駐車場が足りないということに関してでございます。 長船駅の市営駐車場でございますが、現在、暫定的に使用している23台に対する利用状況でございますが、7月から仮設駐輪場のスペースを除いた23台の枠で供用しているところでございます。7月から10月末までの123日間で満車になった日数はデータ上25日間、延べ54時間となっております。土日で申し上げますと、4日間の満車をデータから確認をしております。稼働率で申し上げますと、1日の駐車台数が平均で8.8台、JRの始発となります5時から終電の24時までの時間帯で見まして、平均10.4台の在庫となっておりまして、駐車可能台数の半分以下という状況というデータも出ております。ただ、満車になってる時間帯はがあるということも確認をしております。工事期間中のことでございますので、駐車枠が減少しておりますことからご不便をおかけしておりますが、駅前整備が完成すれば、先ほどもご案内いただきましたように駐車台数は35台の計画としております。そして、乗降場スペース、ロータリー内にそういったスペースも整備させていただくために、30分未満の利用者数の減少も考慮することができておりまして、経済性及び稼働率を考慮した妥当な計画ではないかと考えております。したがって、現時点でこの計画を見直すという予定はございません。 しかし、先ほども案内いただきましたが、新型コロナウイルス感染症の収束後の利用状況、これも当然確認する必要がございます。引き続き、利用状況につきましては確認を怠らず、駐車場の不足が生じるようであれば、短期計画とは別に、フレキシブルに対応したいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 最後、市民への説明というところでございます。 市民の方々や駅利用者への説明については、整備計画の策定時に利用状況調査、課題把握、ワークショップなどを行って、利用者、地域住民、学識経験者などによる検討委員会による検討を重ねた上で、パブリックコメントの意見等を踏まえて策定しております。また、個別といたしましては、JR長船駅前工事に関して、工事の影響を受ける地元の自治会などの皆様方に個別に説明を行っておりますことから、今後、大きな計画の変更がない限りは、改めて説明会といったようなものを開催することは今のところ考えておりません。この点につきましても、どうかご理解をいただければというふうに思っております。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。                〔総務部参与 武藤康也君 登壇〕 ◎総務部参与(武藤康也君) それでは、私からは質問事項の2、要旨1から要旨3について答弁いたします。 まず、要旨の1です。 今年度の取組内容でございますが、本庁舎西棟の改修工事、長船支所の新築工事及びゆめトピア長船の改修工事について、それぞれ工事を実施するための設計を行うこと、また本庁舎の駐車場を増設するための用地取得に必要な不動産鑑定及び移転補償費の算定を実施しています。現在までに、ゆめトピア長船改修工事の実施設計を除く全ての業務が完了しています。これらの業務の結果を受け、それぞれの事業の実施に必要な関連予算を今議会に提出させていただいております。 今後のスケジュールでございますが、予算の議決をいただいた後、長船支所新築工事及び本庁舎西棟改修工事等の入札を行い、令和4年度中に完成し、その後の移転を予定しています。また、ゆめトピア長船については、福祉部等が移転後に改修工事に着手し、令和5年度中の完成、長船町公民館機能の移転を予定しています。 次に、本庁舎駐車場増設のためのJA岡山用地の取得につきましては、来年3月末までの契約締結に向け協議を進めたいと考えています。その後、JA岡山において移転、解体を行った後、令和5年度末の引渡しを目標に協議を進めているところでございます。引渡し後、駐車場の整備工事を実施し、令和6年度末までに完了、供用を開始したいと考えています。 続きまして、要旨の2について答弁いたします。 本庁舎西棟の改修に係る実施設計の概要につきましては、竹原議員のご質問の答弁と重複いたしますので詳細の説明はいたしませんが、昨年度実施した比較検討結果の際にご説明をした内容から、その後、ご意見をいただいた会議室及び相談室のスペースを追加で確保することとしています。それぞれ1室ずつ増加することにより、より市民の利便性の向上が図られると考えております。さらに、相談カウンターにつきましても、現在より多くなるよう計画しており、各種相談や申請等への対応が可能と考えています。また、職員の執務スペースにつきましても、現在のゆめトピア長船の執務室よりも、若干ではございますが、広く確保できるよう設計をしています。限られた施設面積の中で計画をしておりますので、ご理解をお願いいたします。 続きまして、要旨の3について答弁いたします。 庁舎再編計画の内容につきましては、昨年11月に長船地区において長船支所周辺整備について説明会を開催し、事業内容の説明をしております。また、当日の会議資料については、行政委員に地域への回覧をお願いし、お知らせをしております。その後についても、ホームページで計画についてお知らせをしており、現在の計画の内容につきましては、市民にご認識をいただいていると考えております。今後につきましては、予算を議決いただいた後、詳細な計画であったりスケジュールに関しまして、広報紙であったりホームページでお知らせをしてまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 日下俊子議員。                〔7番 日下俊子議員 登壇〕 ◆7番(日下俊子議員) それでは、2回目の質問をさせていただきます。逆さから行かせていただきます。 まず、質問事項の3、JR駅前等整備計画についてです。 長船駅の駐車場についてですが、平成28年10月3日のJR駅前等整備検討委員会からの参考資料に、邑久駅の駐車可能台数が49台、1日平均利用率が37台、最大が54台、長船駅の駐車可能台数が85台、1日平均利用率が59台、最大が94台という調査結果が出されています。そして、今回の整備後の駐車場台数が、何と邑久駅は41台と8台減っているだけです。そして、長船駅は半分以下の35台に減ったわけです。この対応の違いが納得がいきません。乗降者の整備による待機スペースの確保などによって、30分未満で利用される方の実績の数値は減少するから、駐車台数を減らしても問題ないというような回答に聞こえましたが、それなら邑久駅も長船駅も同じはずです。邑久駅はほぼ現状維持で、長船駅は半分以下に減らす。この理由がどうしても納得できません。瀬戸内市に合併して17年、長船だ、邑久だなんてことは、もう言いたくはありません。でも、あまりにも長船の市民には不満がたまり続けています。長船町公民館は潰され、保健福祉部仮庁舎は甘い言葉だけでなくなり、保健福祉部さえ長船にはなくなります。邑久駅の駐車場はほぼ変わらないのに、長船駅の駐車場は半分以下に減らされる。これではあまりにも不公平ではないでしょうか。民意として、到底納得はできません。 地方自治法の第1条の2第1項に、地方公共団体は住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとするとあります。これは住民福祉の増進、つまり住民サービスの向上のために自治体が存在しているということではないでしょうか。長船駅に車が置けずに右往左往する人や、どうしようもなくてその辺に置いて電車に乗ってしまうような人を出さないのが市の務めだと思います。お答えください。 ○議長(廣田均議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 今、ご提案いただいたといいますか、ご質問いただいた、長船駅に関してで申し上げますと、駐車場用地の不足に対して、現在、市のほうで、計画として今立案してるわけではございませんが、先ほども答弁しましたように、今後の状況いかんによってはフレキシブルに対応させていただくというふうにご答弁申し上げました。これ、別に何も根拠がなく、私、そういうふうに申し上げているのではなくて、今、長船駅の状況で申し上げますと、駅の南側、旧長船町時代に先行取得として購入した土地がございます。今、建設課のほうに所管を移させていただきました。ここの用地について、仮でございます。あくまでこれは仮として聞いていただきたいんですが、この用地を仮に整備したとしたら、さらに追加として、駐車場の枠を引いた仮定で申し上げますと、約19台の駐車スペースが増える形でできます。ただ、これを今、計画の中に追加してやるとすれば、少しレイアウトを変えていかなければいけないという問題が出てきます。なので、現在の計画を取りあえず先に進めさせていただいて、その後、必要に応じて、こういった用地も既に市としては取得しておりますので、併せて変更していく必要を将来は考えておりますので、今の時点でこの計画を入れるということは考えておりませんが、そういう用地は既に確保しておるということをご理解いただければというふうに思っております。 ○議長(廣田均議員) 日下俊子議員。                〔7番 日下俊子議員 登壇〕 ◆7番(日下俊子議員) 言われているのは、駐輪場の奥に残ってる土地だと思います。ただ、あそこと現状の駐車場とはつながりがなく、だからそこのところが多分問題になるんだろうと思います。 駐車場については、昔にJRの駅をもう少し向こうにやろうというたときに確保しようとした土地、それでそのときに、今のときに確保しとかなければ確保できなくなるからといって、確保できているのが今の三角の土地です。なので、そのときに戻っていただきまして、ほかの土地の確保も検討をしていただいて、住民が困ることのないように、本当にこれだけはお願いをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、質問事項の2、庁舎の再編計画についてです。 先ほど狭過ぎるのではないかと言わせていただきました。先ほど一人当たりのスペースが狭過ぎるのではないかという話をしたんですが、私なりにいろいろ調べてみました。 コクヨの調査データでは、オフィスにおける一人当たりのオフィス面積は約10.5平米とされています。フィジカルディスタンスを確保する場合には、通路幅や机の間の距離に余裕を持って設計する必要があるので、10.5平米プラスアルファのスペースを見ておきましょうとも書かれています。一人の面積がきちんと確保されていない場合、そこで働く従業員に対して様々なストレスがかかります。物理的なストレスだけでなく、精神的なストレスを与える可能性もあるため、注意が必要です。そのような状況では、業務も非効率になり、自社の生産性が著しく低下するおそれもありますと書かれています。 また、総務省の基準、平成22年度地方債同意等基準運用要綱には、事務室の基準は4.5平米とされています。国土交通省の基準、新営一般庁舎面積算出基準には、事務室の基準は4平米とされています。どれをとっても、本市の本庁舎西棟一人当たりの事務室面積は、基準よりも狭いということがはっきりしたと言えます。どうして新しいものを造るのに、あえて狭く造るのでしょうか。瀬戸内市の庁舎再編計画は、とにかく入る、入らないではなく、保健福祉部を本庁舎西棟に入れることが目的で、その中の環境は後回しになっていませんか、お答えください。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 床面積の関係でいいますと、西棟については621平米となっています。また、市民の皆様の対応するためのスペース、共用スペース、通路であるとか、トイレであるとか会議室、相談室、そういったようなものを最大限生かせるという方法で、面積をそちらのほうに譲っております。その関係で、残ったスペースについて職員が利用するということになっております。実際に、入る人数が多ければ多くなるほど一人当たりの面積は少なくはなってきますけれども、今の計画でいきますと、執務を行う上で必要最低限の面積は、確保しているというふうに考えております。 一応、国の基準の4平米に近しい数字にはなるというふうには考えております。 ○議長(廣田均議員) 日下俊子議員。                〔7番 日下俊子議員 登壇〕 ◆7番(日下俊子議員) 苦しい答弁ですね。瀬戸内市の庁舎再編計画は、とにかく入る、入らないではなく、保健福祉部を本庁舎西棟に入れることが目的になっているとしか思えません。残念です。 そして、今回とにかく入ればよくて、その先の今後の計画は盛り込まれているのでしょうか。子育て、福祉は、今後、瀬戸内市が最も力を入れてもらいたい分野です。もちろん人員も増やして、安心して子どもを産み育てることができるまち、安心して年を取り元気に住み続けることができるまちを目指したい。それを全力でサポートする市で、職員であってほしい。今の本庁舎西棟は、これ以上の増員も望めない。空きスペースもない。おなかいっぱいの状態にしか見えません。もう一度、お考えをお聞かせください。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) せっかく新しい建物を開所するわけですから、職員のほう、十分、こちらに移転することによってのメリットはあると考えています。福祉部、こども・健康部等、こちらに来てよかったなというふうな形で使っていただけるよう、努めてまいりたいと考えています。 ○議長(廣田均議員) 日下俊子議員。                〔7番 日下俊子議員 登壇〕 ◆7番(日下俊子議員) 私も、あくまで反対は反対ですが、そうなればいいと思います。 質問事項の1です。第2宮下産業団地について。 先日、長船中学校のPTAから、この長船側の南北道については要望書が出されたと聞いています。要望趣旨は、南北道長船出口は今でさえ、小・中学生何百人もの通学路であるにもかかわらず信号もなく、大変危険な通学路です。毎年の通学路の安全点検では、いつも危険な通学路として挙げています。現在、この場所に第2宮下産業団地が整備され、四、五年先にはアイリスオーヤマの企業誘致が決定しています。今の道路状況のまま、産業団地ができることは看過できません。今でさえ、危険な子どもたちの通学路がこれ以上危険になることを許すことはできません。どうか、信号の設置であるとか、産業団地内に新たな道路を整備していただきまして、信号のある県道への道路整備を求めます。どうか、この願いをお酌み取りいただきまして、検討していただきますよう強く要望いたします。何らかの安心できる回答をいただきますようお願いしますというものでした。これは、子どもを通学させている保護者の切なる願いです。決して無視できない要望書だと思います。 昨日、市長からの回答が届いていたそうです。見せてもらいました。市長からの回答は、信号の設置を岡山県警に強く働きかけていくということと、令和4年度より造成工事が始まるが、工事期間中はガードマンの設置を検討するというものでした。部長の答弁も、先ほどそういう答弁でした。気持ちは大変伝わりますし、ありがたいことだとは思います。ただ、信号設置ができなかったときはどうするのか、そして工事期間が終わったらもう知らないよとも聞こえてしまいます。 総社市は、さきの幼稚園通園中の痛ましい事故を受けて、二度と子どもの事故を起こさせないという固い決意から1億2,000万円の交通安全対策予算を可決成立させました。これにより、市内全部の学校園にグリーンベルトの設置、道路改修、カーブミラーの設置などを早急に工事に着手し、交通事故から子どもたちを守りますと力強い話を聞きました。すばらしいと思います。他市にできることは、瀬戸内市でもできるはずです。瀬戸内市も、市の宝である子どもたちに対する思いはどこにも負けないと思います。ですよね、市長。お考えをお聞かせください。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 子どもさんをお持ちの保護者の方とか、地域の皆様方のご心配、ご不安というのは、本当に私もよく分かります。そうした意味で、県と連携をしながらできることを精いっぱいやっていくという、その責務があると思っております。 したがいまして、要望書にご回答させていただきました内容につきましては、今の段階で必ず我々ができるという部分について述べさせていただいておりますけれども、もちろんそれ以外のところについても、我々のほうで案が固まり次第、また議会の皆様にもご説明をさせていただきながら、予算措置等も含めて、計画の中身も併せてご説明させていただきながら、不安が解消できるように、また不安だけではなくて、実際に事故が起こらないようにしていくということが必要だと思いますので、全力で取り組んでまいりたいと思います。また、それ以外の場所につきましても、様々な子どもたちが危険と思われる箇所も、また明日ですか、ご質問等もいただいておりますけれども、それらも含めて、一つ一つ、今まで対策がなかなか前に進んでいなかったところを一歩ずつ前へ進めていくような手だても、今、講じつつあります。その気持ちで我々もしっかりと子どもさんの命、安全を確保できるように、全力で取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 日下俊子議員。                〔7番 日下俊子議員 登壇〕 ◆7番(日下俊子議員) 本当に、これは保護者としても、地域住民としても譲れないお願いなので、必ず南北道は信号で県道に出れるというような形を、安心できる形をつくっていただきたいと思います。そこだけは約束してください、市長。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 約束をしたいのは山々なんですが、公安委員会、県道になってまいりますので、そこを我々が確約というのは、権限上どうしてもできません。したがいまして、力強く要望させていただきながら取り組んでまいりますので、どうかご理解いただきたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 日下俊子議員。                〔7番 日下俊子議員 登壇〕 ◆7番(日下俊子議員) よろしくお願いします。 昨年もお願いしたことなんですが、南北道というからには、どこにもつながらない病院道ではもったいなさ過ぎますということをお願いをしました。南北道は、ブルーラインと2号線につながってこそ南北道の価値があるんじゃないかと。それに対しても、今、検討の時期ではないという回答もいただきました。 ただ、今の南北道の長船出口は、安全対策に精いっぱい取り組んでいただいても、何ひとつ変わらない事情もあります。そんな八方塞がりの場所だからこそ、産業団地ができるときに、産業団地とセットで周辺道路の開発もお願いをしたいと、本当にこれは切実に申し上げているとこなので、ぜひ産業団地の開発に、周辺道路のことも考えながら開発をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) ありがとうございます。 南北道を新しく、市になって設置したわけでございますが、そのときに広域の道路整備計画というのを一応つくっております。時代と、それから状況が変わってきておりますので、当然に見直すべき要素はたくさんあるんでございますが、現在の南北道の用途といいますか、南北道沿線にいろいろな事業者が今、進出をしてきていただいております。その結果、今後の産業活動というものを継続していただくために、必要な道路整備というものをこれから考えていく必要は当然に出てくると思います。 先ほどご案内いただきましたように、南北道のそれぞれ北側と南側を今後どういうふうに接続させていくのか、こういったところを新たな道路整備の計画の中で十二分に検討して、前向きにいろいろな道路施策を今後も考えていく必要があるというふうに思っておりますので、そのあたりはご理解をいただければというふうに思っております。 ○議長(廣田均議員) 日下俊子議員。                〔7番 日下俊子議員 登壇〕 ◆7番(日下俊子議員) 残念なことに、瀬戸内市は道路の拡幅要望とかというものがなかなか通りません。いろんなところで、最近は大きなトラックが通るんだから、真ん中に点線のある道路でないと、もうとても対応ができないというような声もたくさん聞いています。でも、その要望を出しても、今は考えることはできませんというのが回答です。でも、唯一可能性があるのがそこに開発が入るとき。そこに開発が入るときには、開発業者ともそこを協議をしていただいて、会社が来てよくなっただけではなくて、会社が来た上に道路もよくなったから地域もよくなったと言えるような、そんな、常に開発と周辺道路の開発はセットで考えていただきたいと思うんですが、そこはもう一度だけご回答お願いします。 ○議長(廣田均議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 参考にはならないと思いますが、例えば豆田工業団地、これは昭和50年代後半から整備を始めて、現時点で約37ヘクタールの広さを持つ工業団地でございます。ここに数社、特に一番大きい村田さんなんかが進出したことによって、たくさんの従業員の方があそこの地に通勤に来られます。それによって道路網の整備というのを要求されて、これまで来ましたが、なかなか周辺道路の整備というのは時間がかかるということで、今回、開田線という道路を整備する上でも、非常に大きな時間が要したということもございますので、ただ我々とすれば、そういった地域の道路計画というのを決して諦めているわけではなくて、いろんな形でこの宮下の産業団地につきましても、企業さんが張りつくことで、当然、道路計画というのは必要になると思っておりますので、時間はかかるもしれませんけども、前向きに考えていきたいというふうに思っておりますので、ご理解をいただければと思います。 ○議長(廣田均議員) 日下俊子議員。                〔7番 日下俊子議員 登壇〕 ◆7番(日下俊子議員) 力強い回答をいただきましてありがとうございます。 ○議長(廣田均議員) 残り3分です。 ◆7番(日下俊子議員) よろしくお願いをいたします。企業が来てよかっただけじゃなくて、市民の地域の人も、ああ、よかったと思えるようなことにしていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。 以上で終わります。 ○議長(廣田均議員) 以上で日下俊子議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。                午後2時8分 休憩                午後2時18分 再開 ○議長(廣田均議員) 再開をいたします。 次に、発言順序5番、石原芳高議員の一般質問を行います。 15番石原芳高議員。                〔15番 石原芳高議員 登壇〕 ◆15番(石原芳高議員) それでは、議長のお許しを得ましたので、通告に従いまして一般質問に入らせていただきます。 たまたまというか、今日の質問、私の前と前の方が7番と10番の方で、長船出身ということで、自分の地元のことを要望したりとか、思いをおっしゃっていましたけれども、私も若干、長船地区のことに関して質問を出させていただいております。各議員それぞれ思いがありまして、市政に対する考えであるとか、市民の声に対する行動であったりとか、いろいろ思いがあってされているとは思うんですけども、私は、今日7番議員と10番議員とは若干ベクトルが違うかもしれませんけれども、議員、いろんな意見があってしかりということで、聞いていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 1点目、慢性的な渋滞の緩和策についてということで出させていただいております。 これ、市役所の職員さんは庁舎におられたらご存じかどうか分かりませんけれども、もうコロナがまん延防止法とか緊急事態宣言のときには、リモートワークであったりとか、通行量が非常に緩やかであったという、私の感覚ではありますけれども、そういう気がしておりました。私も住まいが国道250号線、2号線の横でありますので、こんなにスムーズに朝晩行くのかなという感があったんですけれども、今現在では若干、日本国内のコロナ患者の発症者数も、もう落ち着いてというか、少なくなって、6波の懸念とかも言われておりますけれども、それでどっと違うんです。社会生活、経済活動がコロナ前に近づいてきたら車の通行量も増えてきて、朝の通勤時間帯であったりとか、それから夕方の帰宅時の際には、本当、もう驚くような渋滞が私の横の国道では続いております。 当然、瀬戸内市内、邑久であったりとか、それから長船の駅前であったりとか、5時頃というのはもうびっくりするような、何キロも渋滞するような状態が今続いております。飽和状態であると言ったらもうそこで終わるんですけれども、その辺のことをどのように市としては捉えられているのか。また、その改善策、抜本的な改善策といえば、バイパスを造ったりとか、ハード的なことで道を増やして、道路延長したら幾らかの渋滞の緩和にはなると思うんですけど、なかなかそれはハードルは高いということで、今回、このような提案を出させていただいております。この件につきましては、平成17年、合併当時からも多くの議員が問題提起されております。私の記憶では、国道、備前大橋に関しましては、西詰めの、岡山市側の右折される、吉井のほうに、あそこが、右折レーンが若干できたのが、今は国会議員、逢沢一郎先生でありますけれども、そのお父さん、逢沢英雄さん、ご存じかと思いますけれども、その時代に要望してあそこの右折レーンをつけていただいたという、私の記憶ではあります、数十年前のことでありますけれども。 だが、しかし大きい車が右折する場合には、西詰めが通行できないということで東詰めが渋滞すると。東詰めが渋滞したら、今度は県道から上がってくる八日市のガード下、あそこからずっとつながる。ベネッセ、あそこの工業団地のところには、製本会社とかいろいろありますので、先ほどのは削除してください。多く従業員の方が通勤されておりまして、あそこがメインの通勤道路ではないかなと考えておりますけれども、なぜ時差式であったりとか、矢印の方向指示のができないのかなという気がしております。その辺のことをどのように捉えられているのかということと、市全体の渋滞の状況を把握されて、どのように考えられているのかということをお伺いいたします。先ほどの質問の中で広域的な道路整備とか、それは年次的にいろいろゆっくりやっていって、お金もかかることですのでなかなか難しいことではあるとは思うんですけども、計画を立ててできることはやっていかないと一つも前へ進みませんので、これはお伺いいたします。 次、広域連携につきまして、これは答弁者は市長だけにお願いをしておりますけれども、質問の要旨といたしまして、新火葬場建設など、これからは岡山市との連携が今まで以上に重要になってくると考えるが、これまでの一部事務組合など岡山市との共同事業をどのように考えているのかということで、お伺いさせていただいております。 岡山市さんとの関係は、蜜月といったら言い過ぎかもしれませんけれども、隣接しておりますし、歩調を合わせて、できることはうちの市でやって、お願いせないけないことは岡山市さんにお願いして、東部クリーンセンターであったりとか、いろいろお世話になっている状況ではあります。今の段階では、岡山市さんにお願いすることのほうが多いんじゃないかなとような気がしておりますけど、今建設中の新火葬場、瀬戸内市、これは岡山市との共同で進められていく事業であります。こういったことを考えても、これから岡山市といろんなことで連携していかないといけないとは思うんですけれども、現状でいろんな一部事務組合であったりとか、その辺のいろいろ取決め事があったことがあるんですけども、改めてそういったことも見直さないといけないんではないかなという気がしております。例えば、神崎衛生施設組合です。 いろんな、市が共同で事業する場合にいろんな約束事であったりとか、例えばその事業をする場合にその地域の方との約束事であったりとか、いろんな取決めをしてこういった共同事業が進められていくと思うんですけども、約束をほごにせえというわけではないんです。例えばというか、時間の経過とともに経済状況であったり、人口形態であったりとか、現実的な問題というか、実際、現実とその当時約束していた想定が、差が出てくるという状況というのが、もうはっきり言いますが、なかなか申し上げにくい話なんですけども、神崎衛生施設組合の話です。昭和38年に設立されて、その頃の約束のまま今までずっと続いてきている事務組合です。 瀬戸内市のほうがお世話になっているという形なんではありますけれども、今の段階では長船のし尿は持ち込んでいない状況でありますけれども、投入量もだんだん岡山市も瀬戸内市も減っていって、効率が悪いという状況になっていて、私も委員で行かせていただいているんでその辺は状況を把握しております。その辺、こっちがお願いします、お願いしますと言ってもなかなか難しい問題ではあるんですけれども、岡山市にお願いして、そういったところから改善していって、お互いウィン・ウィンの関係でおれたら市にとってもメリットがあるんじゃないかなということでお伺いいたします。これは相手方があることなんで、こっちばあの話ではないですけど、市長も恐らくそういったことはお考えであろうと思いますので、それに関してお答えをいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 3点目、新年度予算につきまして質問を出させていただいております。 質問の要旨といたしまして、複数の大型建設事業が進められている中で、新年度の予算編成の時期が近づいてきました。コロナ禍で市民の声が届きにくくなっている懸念がありますが、何に重点を置いた予算編成になるのかということでお伺いをさせていただいております。これは10番議員さんも質問された話で、私のほうは若干漠然とした話になるんですけれども、このコロナ禍で市長もリモート会議であったりとか、市民の方とお話をする機会があったとは思うんですけども、コロナ前とは違いまして、全然生の声というか、当然、そういった生の声は議員が伝えなくてはならない責務を持っているんですけど、限られます。市民の方がどのように考えられているのかということは、市長、執行部の方々が把握されているのかどうかということで、これは出させていただいております。 と申しますのも、年々一般会計の新年度予算、大きく大きく膨らんでいって、事業、大きなハード事業も控えておりまして、だんだんだんだん膨らんできておるのが現状でありますけれども、市民には何のメリットがあるんならという、そういったことを思われるんです。何億円もお金をかけて、例えば要望が通っていない。今日の質問の中でもありましたけれども、年間500件あって完了、実施されるのが五、六割ということで、250から300の間かなと。当然、これは難しいなという要望もあるとは思うんですけれども、250から300ということは、単純計算で1日1個ずつ済んでいけばいいのかなというような感じであります。ただ、ずっと塩漬けというか、棚上げになって、できるけどやはり予算が、できるけど、しなくてはならないような事業であっても優先順位が低くなったりとか、予算をつけないといけないということで。 そういったときに、市民の方の理解が得られるのかどうかということで、私は非常に心配をしております。長船の支所を何億円もかけてとか、それから庁舎を合同庁舎にしたりとか、いろんな大きなお金が動いている中で、足に地をつけないといけないのは、市民の方の要望とか、市民の福祉の増強であったりとか、今日も質問の中でありましたよね。そういったこと。主眼を置いて施策を進めていただきたい。そのためには、新年度予算の重みが非常に大きいと考えております。従来どおりの予算をつけるんかどうか、分かりませんけれども、ない袖は振れんということもありますけれども、こういった大きな事業を並行して進めていく中では、市民の方の要望に応え、市民の理解を得て、コロナで地域づくりとかがもう希薄になっております。もう、地域の力もなくなってきております。でも、この瀬戸内市ぐらいの規模でしたら、住民の方が行政の施策とかに協力していただいて、協働で地域づくり、市をつくっていかないといけないのかなという気がしておりますので、それに関しまして、市長、どなたでも結構です、この質問に関しましては。答弁をいただけたらと思います。お願いいたします。 ○議長(廣田均議員) 産業建設部長。                〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) 私のほうからは、質問事項1につきましてご答弁申し上げます。 渋滞の発生する場所として、ご案内いただきましたように、交差点で多く発生しますが、交通量に対して信号で制御されたこういった交差点を通過する車両台数が少なくなるというのが、渋滞の発生原因というふうに分析をされております。つまり渋滞する原因の多くは、右折する車両が後続の車両の直進を妨げ、結果として交差点を通過する車両を大幅に減らすということが原因となっているようです。 ご指摘をいただきました邑上橋、そして備前大橋、この2橋も朝夕の通勤時間帯に非常に多くの渋滞が発生しておりまして、問題とされてきております。この路線の渋滞については、幹線側に右折車線がないことが原因、起因としておりまして、交通量に見合った長さの右折車両の確保が必要だという分析を、県なり国のほうではしてきているようです。これまで、この付近の渋滞緩和対策を検討していく上で、信号機を管轄する警察にも市のほうから協議を申し入れまして、先ほどご案内いただきました時差式信号について、右折車線のあるなしにかかわらず、その設置について要望してきた経緯もございますが、この時差式信号というのは、右折車線がある交差点で効果が期待できるというような意見を公安当局のほうは持たれているようでございまして、現在、設置に向けた動きというのは残念ながらありません。ただし、渋滞が発生する交差点などは、信号の赤と青の間隔であるとか、交通量、時間帯、前後の信号との連携などを考慮して、岡山県の警察交通管制センター、こちらが最適になるように、その時間の管理運営というものをされているというふうに伺っております。 現在の状況をご報告しますと、まず邑上橋につきましては、県が交差点改良のほうに既に着手、工事の着手はこれからでございますが、設計の着手をしていただいておりまして、計画上は東西南北全方向に右折車線を整備する計画としております。また、備前大橋につきましても、これまでに何度も国道事務所のほうにもお願いに行っておりまして、国道2号の渋滞対策については、国のほうでも非常に前向きに取り組んできてくださってはいたんですが、ようやく先ほど議員のほうからもご指摘いただきました備前大橋の西詰め、吉井交差点の改良について取りかかっていくということで、今年度末、令和3年度末には何とか工事着手に取りかかりたいということで、現在、準備を進めていらっしゃるということを国道事務所のほうから伺っております。吉井交差点の改良によって、備前大橋の東詰交差点の渋滞緩和というのもかなり見込めるのではないかと確認しましたところ、吉井川のほうの交差点、今度はかなり長い右折レーンを確保するということで、かなり大きな工事になるように聞いております。したがって、渋滞緩和にかなりつながるのではないかというふうに見通しは持たれておりますが、我々といたしましたら、まずその交差点改良を早期実現していただいて、引き続き、その右折レーンの確保と併せて時差式の信号、こういったものも設置要望をお願いしていければというふうに考えております。 まさしくこのようなご質問をいただくことによって、我々地方の職員というか、市役所の職員としても、関係機関、県なり、それから国のほうに議会の声も届けることを一つのきっかけとして与えていただいておりますので、こういった質問をいただくことで、我々もそれを踏まえて県なり国のほうへ要望させていただきやすくなりますので、非常にありがたく思っております。引き続き、地域の声を届けて、早期の実現に向けて我々も頑張っていきたいと思っておりますので、これからもよろしくお願いしたいと思います。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。                〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、私のほうから質問事項の2について答弁させていただきます。 近隣自治体、特に岡山市との連携につきましては、地方自治法第284条第2項に基づいて複数の自治体が行政サービスの一部を共同で行うために設置される一部事務組合や、また地方自治法第252条の2の規定によって中心市と近隣市町村が連携協約を結ぶことによって形成される連携中枢都市圏などの手法がございます。 本市では、岡山市が関係する一部事務組合として、し尿の共同処理を行う神崎衛生施設組合、農業用の用排水に関する事務を取り扱う旭東用排水組合があります。また、連携中枢都市圏は、岡山市が中心となって県内8市5町と岡山連携中枢都市圏形成に係る連携協約を締結することで、この圏域の魅力ある圏域づくりを行っているところであります。今後も、こうした枠組みを活用しながら、本市単独では困難な事務の効率化や市民サービスの維持向上などにつなげてまいりたいと考えております。 先ほどご質問の中で触れていただきました、この中での神崎衛生施設組合でございますけれども、こちらにつきましては、岡山市と当時は西大寺市、上道町、瀬戸町、そして旧邑久町及び牛窓町でし尿の共同処理を行ったところから始まっております。施設完成後、新しい施設が完成した後の処理能力は1日180トンでございます。令和2年度の処理実績で見ますと、平均は146トン、1日当たりと聞いておりまして、施設の余力はこの処理能力からいいますと34トン、1日程度あると考えられております。 一方、本市の施設であります長船衛生センターにつきましては、昭和62年1月に旧長船町でのし尿処理施設として完成しております。令和2年度の処理の実績で申し上げますと、1日当たり20.2トンということになっておりまして、神崎の施設の余力と照らし合わせますと、瀬戸内市の長船の処理能力は何とかカバーできるぐらいの余力は、持たれているということは推察されます。 この状況をどのように考えていくかということで、議員も振っていただきましたように、私も、神崎の中で長船のし尿についても処理することができる可能性があるかどうかということは、これは公式にはありませんけれども、非公式にいろいろな情報交換を行っております。その中で、現段階で言えることといたしますと、行政同士の話合いではなくて、こうした施設については地元のご了解、合意が欠かせないということが一番にございます。当初の計画で申し上げますと、あくまでも邑久町、牛窓町のし尿を運ぶということについて地元にご了解をいただいてるところが、長船町が急に入ってくるという話になってくると、幾ら瀬戸内市のし尿だといっても、それはなかなかご理解いただくのは難しい部分も出てこようかということであります。また、神崎の処理能力の余力、こちらをどのように考えるかということは、これはあくまで岡山市さんが中心になって運営していらっしゃる施設なので、この34トンの余力があると言ったからとしても、我々がそれをすぐ使えるわけではなくて、岡山市さんは岡山市さんでいろんなし尿処理の施設がほかにもございますから、それをどのように考えていくかということも考えなければいけないということも出てこようかと思います。したがいまして、現段階では情報交換を行ってはおりますけれども、直ちに瀬戸内市のこの長船の衛生センターを廃止をして、そして神崎のほうへ運ばせていただくという話には、なかなかならないというのが現状でございます。 また、単位当たりの処理コストから見ても、瀬戸内市の長船衛生センターの単位当たり処理コストというのは非常に安く上がっているということ、これの状況を踏まえるのと、それからあと施設の老朽化の程度を見定めていかなければいけないという観点もございます。今の段階では、まだ直ちにあの施設が使えなくなるという状況ではありませんので、今後の長寿命化の方向性とか、維持管理の方向性というのを慎重に検討していく必要はありますけれども、今の段階では、瀬戸内市は瀬戸内市で一つの施設を持ちながら、それを大切に使いながら、岡山市さんと神崎の運営を協力していくという、その両方でのバランスを取っていく。そして、万が一のときには、岡山市さんにお世話になることもあるかもしれないしという形で、ある程度、自前の施設を持ちながら広域のメリットを出していくという、そういうリスクマネジメントの観点も必要ではないかと思っております。 今後の流れにつきましては、いろんな環境は変わってくる可能性もありますので、そういったところを十分に踏まえながら、ご指摘いただいたように、広域化のメリットというのを十分に発揮できるように、また我々でできることは我々でさせていただくという、そういう互恵的な関係をしっかりと見定めながら、岡山市さんとの連携についても、引き続き、様々な角度から考えてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(廣田均議員) 松尾総務部長。                〔総務部長 松尾秀明君 登壇〕 ◎総務部長(松尾秀明君) それでは、私のほうから質問事項の③につきまして答弁をさせていただきます。 令和4年度の当初予算編成に当たりましては、第3次瀬戸内市総合計画に掲げる将来像であります「人と自然が織りなす しあわせ実感都市 瀬戸内」の実現を目指し、将来にわたって持続可能で安定した自立性の高い健全な財政運営基盤の確立を図るため、無駄を省き、限られた財源を効果的に配分する、めり張りある予算編成を実施していく方針としております。 令和4年度の当初予算については、中期財政計画に盛り込まれている、継続して実施する予定の新火葬場やJR駅前等整備事業、国府小学校の大規模改修事業、庁舎再編事業など、大規模事業を重点に置いた予算編成になるものと考えております。また、民間こども園の整備事業や邑久スポーツ公園の冒険の森の改修事業、すくすくチャイルドサポート事業などの子育て世代への支援策、DXやゼロカーボンシティの推進、企業誘致、バス路線の維持などにつきましても、引き続き、重点的な事業として考えられているところでございます。また、新型コロナウイルス感染症への対応につきましては、国の感染症対応や経済対策への動向を注視しながら、機動的かつ適切に、補正予算も含めて対応することになろうかと考えております。 議員からご質問のコロナ禍で市民の声が届きにくくなっていることを懸念されている部分につきましては、各部署からの要求においてどのように反映がされているかというところは、財政部局では、現時点では把握ができておりませんが、いずれにしましても、令和4年度の当初予算において、現在各部署から要求を受け付け、集計及び取りまとめを行っておる段階となっております。今後、要求に対するヒアリングを行い、限られた財源を有効に活用し、市民の福祉の向上や魅力ある瀬戸内市の創出につながる予算編成となるよう努めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(廣田均議員) 石原芳高議員。                〔15番 石原芳高議員 登壇〕 ◆15番(石原芳高議員) 質問の前の休憩のときに、1番議員の方に、次、頑張ってくださいと応援されたので、もう一度頑張ります。よろしくお願いします。頑張ります。ありがとう。 まず、広域連携についてから再質問へ入らせてもらいます。 こういった非常にデリケートな問題は、あまりこういった一般質問の場でするのは僕もはばかられるなと思ったんですけれども、これからの時代の流れというか、言うたように人口動向であったりとか、現実と昔の計画が乖離しているような話では、お願いすることはお願いしないといけないんじゃないかなという思いでやっております。当然、これ内密に首長同士で話を進めていただいても構いません。 市長言われましたけれども、現存する長船の施設を直ちに取りやめてそこへ移せという、当然、僕はそんなことを言っていません。いずれ来る耐用年数であったりとか、市長もおっしゃいましたけれども、大規模な改修工事をしなくてはならないという時期が来たときには、ぜひともそういった選択肢も考えていただきたいという思いでさせていただいております。これは、神崎衛生施設組合は一例として出させていただきましたけれども、岡山市には災害ごみであったりとか、いろんなお世話にならないといけないことが、あってはならないんですけれども、あると思います。その辺からも、岡山市と連携をして、ひいては市民の利便性というか、つながることでありますのでよろしくお願いします。これはもう答弁は結構です。 次に、信号というか、慢性的な渋滞の緩和について再質問させていただきます。 部長おっしゃったように、東詰めは工事というか、改良の予定があるということで、若干、留飲を下げてはおるんですけれども、こういった県道とか、国道とかといったら、地方自治体、市が介入の余地がなかなか、要望するしかないのかなという気がしておるんですけども、なぜこれを私は今回出させていただいたのかというのは、ご存じのように、今日の質問でもいろいろありました。アイリスオーヤマであったりとか、それから備前大橋のたもとには今度ナガワさん、大きいプレハブメーカーかな、日本屈指のメーカーです。来られます。そこが来てくださるのはありがたいんですけども、そういったことで通行量も多くなったりとか、そこの従業員だけじゃないじゃないですか。相当の通行量が増えると思っております。それから、アイリスオーヤマもどこを通られるか、どういった従業員の規模になるか、まだ全然把握できておりませんけれども、当然、通行量、車の数が増えるということは、もう自明の理であります。そういったことを、早め早めに対策を立てていかないといけないんじゃないかなという思いを持って、出させていただいております。 2か月ぐらい前かな、夏が終わった頃に県道で通行量調査、国道でもしておりました、ご記憶にあるかと思うんですけれども。毎年毎年、半期に1度か、年に1度かされているんですけれども、果たしてそれが、それに対して部長がどうこう物を申すということはなかなか難しいことではあると思うんですけども、あんな通行量調査をして全然それが、すぐにすぐ、通行量が多うなったからすぐ交差点改良じゃ、信号の右折矢印を出すとか、なかなか難しい話ではあるんですけれども、通行量調査で分かっていると思います。朝晩の渋滞とか、県道であったりとか国道であったり、致し方ないかもしれんのですけれども、対策ができることはできるだけのことをしていただきたいという思いがありますので、出させていただきました。これは、もうほとんど答弁いただきましたので結構です。今後もよろしくお願いしますとしか言えませんけれども、よろしくお願いいたします。 最後、新年度予算について再質問をさせていただきます。 部長おっしゃったように、住民の福祉の向上であったりとか、そういった答弁しかできないかもしれんのですけれども、要望関係の予算を手厚くするべきだと考えております。部署によって、それは全体のことを考えて部長は予算配分とか、市長、副市長にしても全体のことを考えて予算配分をせにゃいけん問題ではあるんですけれども、それこそ長船でいったら、今日も話題じゃない、議題じゃない、なったじゃないですか。公民館がなくなったりであったりとか、長船が何もなくなって支所機能もどうなるか分からんような、福祉部門もなくなってという問題です。 その辺で折り合いをつけるというか、じゃ、市民の要望であった道路整備であったりとか、いろんな問題、草刈りであったりとか、長船ばあせえというて言うんじゃないですよ。ただ、そういったことも見ていただかないと、全体的にそういったことを底上げして、市全体、邑久も牛窓も長船もそういった市民の要望、草刈り、繰り返しになりますけれども、市民が困っとんじゃということには、お金はかかることかもしれませんけれども、片や何十億円の事業をしておるわけでありますので、その辺のバランスも考えて予算配分していただきたいなという思いがあります。その辺に関して答弁をお願いします。 ○議長(廣田均議員) 松尾総務部長。 ◎総務部長(松尾秀明君) ありがとうございます。 現時点で、来年度の当初予算で申し上げますと、各部局に対して一般財源枠というような形で枠を、例えば産業建設部であればこれだけが一般財源枠ですというあたりで、収めてくださいねという枠配分をさせていただいております。その中で、どういった事業に重点を置いて要求をしてくるかというのは、原課、それぞれの部局のほうで一時的には考えていただく部分かなとは思っております。それプラス枠外の要望につきましても、全く受け付けていないというものではございませんで、必要に応じて、それは査定の中で十分に考えていきたいとは思っております。 ○議長(廣田均議員) 石原芳高議員。                〔15番 石原芳高議員 登壇〕 ◆15番(石原芳高議員) 無限にあるわけじゃないんで、予算は、その辺でいろいろ考えていただかないといけないと思うんですけど、市長、私、最初の質問で、コロナ禍でなかなか市民との対話ができない、今日の質問でも同じような質問をされた方がいらっしゃったと思うんですけれども、私が主張しております、片や大きい事業をして、例えば市役所の機能を中心に持っていって周りが放っとかれるじゃないですけれども、そういった感を受けるわけです、長船の人であったりとか、牛窓の人であったりとか。その辺の方々に対して、対応が今、まだコロナが収束していないんでなかなか難しいかもしれませんけれども、いろんな施策で、行政サービスで賄うといったらまだ何かごまかすみたいで感じが悪いんですけれども、そういったこともこれから必要だと思うんです。それに関しては、市長、どのような所見を持たれていますか。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) おっしゃるように、地域間のバランスということも、どうしても考慮しなければいけない部分だと思います。現在では、瀬戸内市になったんだからという理屈はもちろんあるんですけれども、そうはいっても旧町単位で比較をされるということは、やむを得ない部分もあろうかと思います。 何をもって比較するというのは非常に難しいところがありまして、今年度の予算とかで旧町単位で比べてみると、恐らく長船が一番事業費は、いろんな大型のものがございますので、たくさんの予算を支出をしているという言い方もできるかもしれないし、でも物がなくなるという面で見ると、それはどうなのかというような、そうしたご不満とか、あるいはさみしさとかというのも出てくるかもしれません。そのあたりは、具体的に見ているわけではないので、あまり臆測で物を言うことはできないんですけれども。私たち、議員のご質問いただいた大型事業が進む一方で、自分たちの生活はどうなっているのかという、そうした部分については、より一層しっかりと寄り添っていかなければいけないと思っております。 そうした意味で、これまでの取組を申し上げますと、例えば昨年度、児童手当を3万円増額させていただいたもの、これは保護者の方に実際にお集まりいただいて、その中で聞き取りをさせていただいた結果として、今はこれが一番必要であろうという、そのような考え方で予算づけをさせていただいたりいたしました。今年度から始まっております要支援、要介護の方々に対するタクシー券の補助、こうしたタクシー券の給付につきましても、そうした声をいただく中で対応させていただいたものだったりいたします。高校生の医療費の無償化についても、同様でございます。このように、私たち、議員おっしゃるように、市民の皆さんからの直接の声を聞く機会というのを積極的に、あるいは意図的に持っていくという努力が必要だと認識をしております。そうすることによって、私たちのバランス感覚を保ちながら市民の声に耳を傾ける。また、そうした機会を必ずつくっていくということを、このコロナ禍であるからこそ、しっかりとやっていかなければいけないと思っております。 そうした意味で、これからもきめ細かい対応をさせていただきながら、必要な予算につきましては、必要な対応を限られた財源ではありますけれどもさせていただくように、今年度もふるさと納税とか、そうした一般財源とは別の枠としてのものも活用しながら、きめ細かい対応させていただく予定で考えておりますので、どうかまた様々なご意見をお聞かせいただきますように、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(廣田均議員) 石原芳高議員。                〔15番 石原芳高議員 登壇〕 ◆15番(石原芳高議員) 私としては、長船支所、新たになってとてもありがたいと思っております。スペース的なことであったりとか、人員配置の問題であったりとか、いろいろあると思うんですけども、そういったところにお金をかけていただいて、今の旧庁舎でやっているわけですから、非常にありがたい話ではあるんじゃけど、適正な金額もあるじゃないですか。例えばこれが今日もいろいろ話題になりました。高過ぎるとかという話があったりとか、それを少しでも、言い方は悪いですけど、へこませて次の何かの施策に持っていく。市民の方とかはそういったふうに考えるんです。支所が新しくなってありがたいけど、ええな、あれが何億円もかかったん。それは少しあれをへずってでも違う施策で打ち直してもろうたりとか、草を刈ってもろうたらありがたいのにな、そういった要望も出てくるわけです。 ただ、今後大きいこういったハード事業が進んでいく中で、市民の目は厳しくなっていきますよ。言いましたように、地域の力が今だんだん、地域コミュニティ、力が落ちてきている中で、なかなか生活環境の改善であったりとか、昔は町内でやっていたことができなくなっている中で、その上、大型の事業にはお金を入れて、市民生活や市民の福祉向上にはなかなかお金が回らんのかなとかという、そういうふうに思われがちです。 それで、今日、今回の庁舎統合というか、保健福祉部がこっちに来たりとかいろいろありますけれども、大きなこれは転機です、同じようなことを言われた議員さんもいらっしゃいましたけれども。その裏には、我慢している市民の方が、いろんなことを我慢されている方がいらっしゃるということをいつも念頭に置いて、一つ一つの事業を進めていただきたいという思いがあります。市長、答弁をお願いします。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 私たちが市民の皆さんに提供しなければいけないサービスとか、あるいは価値というのを、どのようにしっかりと受け止めていただけるかという努力をしなければいけないと思います。その中には、よそと比べての状況であったりとか、いろんな思いをお持ちでいらっしゃると思いますので、決して長船の皆さん方にとって、長船の方々を軽視するであったりとか、あるいは我慢をしていただくとかというような捉え方をするのではなくて、むしろ老朽化しているものを少しでも改善をしていく。その中で、新たな住民サービスを提供していきたいというメッセージであったり、あるいは、さらに市全体としてこのような事業に取り組んでいきたいということで、市民生活をしっかりと支えていくための基盤をつくっていく。そうした部分でのご理解をいただく努力とかというのは、非常に分かりにくいところはあるんですけれども、しかしそういったところを、行政として力を入れていることを、皆さんにご理解いただくということも非常に重要な役割だと思っております。現金を給付するということが、もしかすると一番、今回のこの10万円の給付とか、非常に重要な部分になるかもしれませんけれども、その一方で、それを使って人々の生活全体が、安心して暮らすことのできる、送ることのできるような地域をつくっていくことに対する価値を、どのように比べていただくかという難しい問題はありますが、しかしその難しいところを私たちは説明をしていかなければいけない役割、責務を負っていると思いますので、そのためにも住民の皆さんとの信頼関係をしっかりつくりながら、これからも様々な取組に挑戦をしていきたいと考えております。 ○議長(廣田均議員) 石原芳高議員。                〔15番 石原芳高議員 登壇〕
    ◆15番(石原芳高議員) これは大型事業が進めている中でということに僕はかこつけて、こうやって庁舎再編とかもお話しさせていただいているんですけども、今まであったものがなくなるということに、非常に抵抗があるとは思うんですけれども、将来的に見て市民全体にメリットがあるんであれば、私は反対はしません。ただ、それが漠然ともう移しただけ、例えば。支所を新しくしただけ。ここに保健福祉部がなくなっただけ。公民館がなくなっただけというんじゃ、誰も納得しません。そういった大きな施策、転機にはメリット、デメリットがあって、そのデメリットをどうカバーしていくことが私は大事なことじゃないかなと思っております。これは市長、それから副市長、幹部の方々の知恵を絞って、その辺、こうなったから今度はこうしようということをぜひとも皆さんで知恵を出し合って、当然、議会の意見も取り入れていただいて、参考にしていただいて、これから進んでいっていけたらなと思います。 これは最後、要望になりますけども、繰り返しもう一回言っておきます。こういったデメリットがある場合には、そういったことも総合的に考えてその辺をフォローしていかないと、市政運営、市民の協力、理解は得られないと考えておりますので、よろしくお願いします。 以上で終わります。 ○議長(廣田均議員) 以上で石原芳高議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩をいたします。                午後3時5分 休憩                午後3時15分 再開 ○議長(廣田均議員) 次に、再開をいたします。 発言順序6番、島津幸枝議員の一般質問に際しまして資料の配付を許可しておりますので、ご承知おきください。 それでは、発言順序6番、島津幸枝議員の一般質問を行います。 12番島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) それでは、本日一般質問の最後となります。よろしくお願いします。 まず、通告に従いまして質問に入ります。 質問事項1、JR邑久駅前等整備事業について。 JR駅前整備事業として、大富駅、邑久駅、長船駅の整備計画が進行していますが、このたびは邑久駅前の整備に限って質問いたします。 要旨1、若干の経緯を申し上げながら質問させてください。 邑久駅前の整備については、当初、平成29年で示された設計から大きく変更した計画が令和2年6月の産業建設常任水道委員会にて示されました。変更理由については、市営駐車場が狭いことや地元からの要望を反映させたことによるものだと説明がありました。設計変更により、想定外の用地が必要になったことで、市は商工会の用地を買い取ることを提案しました。商工会側から、移転先が見つからないので市の公有地の中で探してほしいという依頼を受け、産業建設部は三つの公有地を候補に上げたという説明でした。三つのうち、一つは尾張地内の地域ふれあい広場、一つは山田庄地内の市営住宅、当然入居者は生活しています。もう一つが邑久高校前の職員駐車場で、ここについても平日は職員駐車場として、土日は公民館利用者の駐車場としてフル活用しています。三つの候補地を商工会側に提案した結果、邑久高校前を希望されたのとのことでお聞きしました。利活用され、売却不可能とも言える候補地選定があったとしか思えません。改めて問います。候補地の選定はどのようになされたのか、お聞かせください。 続いて、要旨2、邑久駅前整備の事業費の詳細についてお聞かせください。 続きまして、質問事項2、米価下落対策について。 要旨1、今年の米価は皆さんご承知のとおり、新型コロナの影響をあおり、外食産業の需要激減の影響もあり、品種や等級に差異はありますが、1俵当たり約9,000円という想定がされています。昨年も約3,000円の下落で、今年は昨年に輪をかけて大暴落となっています。こういった中で、県内の自治体では緊急支援策を実施しています。 配付資料は、山陽新聞の記事から抜粋した、米価下落に対する稲作農家への支援策についてです。見落としている自治体もあるかもしれませんが、ご了承ください。 瀬戸内市は米どころでもあります。そして、農業は食料供給だけでなく国土の保全、災害対策、環境を守るという多面的機能を有していることは言うまでもありません。ぜひ、他自治体のような支援策を実施すべきだと思いますが、いかがでしょうか。 質問事項2、多様性に配慮した子ども、保護者への支援について。多様性社会の実現に向け、少しでも前進することを願い、質問いたします。 まず、要旨1は、学校給食における食物アレルギーのある子どもと保護者への支援についての質問です。 6月議会でも取り上げましたが、食物アレルギーのある子どもさんは、アレルゲンのある食材がメニューにあれば代替食のお弁当を保護者が作り、持たせている。それなのに、給食費は全額徴収という、負担の上に負担が重くのしかかっているという、大変矛盾のある実態を紹介いたしました。あれから、お母さんたちとも一緒に他市の取組について調査したり、瀬戸内の学校給食について栄養士さんともお話をお聞きしたり、どうすればみんなが安全で楽しくおいしい学校給食が実現できるか、話合いを重ねてきました。 お配りしているA3の資料は、県内の14市の学校給食のアレルギー対応についての一覧となっています。瀬戸内市は2枚目の裏面にあります。この資料を見ますと、最も瀬戸内市は除去食、代替食の対応がなされていないのが分かります。少しでも取組を前へと進めていただきたいと思います。 ①アレルギー除去食や代替給食の実施をするべきでは。 給食センター方式を取っている自治体でも、除去食や代替食を実施しています。前回の質問では、アレルギー専用調理ラインが整備されていないことをできない理由にされていましたが、調べてみましたら、ラインがない調理場でも除去食対応をしているとお聞きしました。例えばプリンをゼリーに代替えするとか、対応が少しずつでもできることはないでしょうか。 ②食べなくても給食費を徴収していることについての是正をするべきでは。 ③市長にお尋ねします。食物アレルギーのあるお子さんのいる家庭では、別メニューの必要があったり、食材も特別に注文しないと手に入らないものであったり、大変ご苦労が多いと聞きます。お弁当作りも、毎日仕事をしながらだと大変だとお聞きしています。多様性に配慮した子ども、保護者への支援を前に進めるべく、こういったご家庭へ負担軽減策を何らかの形でできないでしょうか。 続いて、質問要旨の2と3は、学校に行けない不登校の子どもに対する質問です。 要旨2、小学生、中学生、それぞれの不登校の過去3年間の推移についてお聞かせください。 要旨3、邑久中学校や邑久小学校にある自立支援教室、保健室、適応指導教室ののぞみなどに通えている児童・生徒もいますが、家から出られない児童・生徒もいます。どこにも通えていない児童・生徒に対する対応、また保護者への支援策はどのように行っているのか、お聞かせください。あわせまして、どこにも通えていない児童・生徒の割合、数についても、概算で結構ですのでお示しください。 以上です、1問目の質問。1回目。 ○議長(廣田均議員) 難波産業建設部長。                〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) それでは、私のほうから質問事項1と2につきましてご答弁申し上げます。 まず、質問事項1のほうからです。商工会の移転先の候補地の選定の状況はということのご質問です。 いいですか。                (12番島津幸枝議員「はい、どうぞ」と呼ぶ) 本年4月に、商工会側から、現在の位置からそう遠くない範囲で移転先を探していたが、条件に見合う適当な場所がないために、市の公有地から候補地を選定してほしいとの要望が出されております。市といたしましても、邑久駅の整備を進めていく上で不足する事業用地を確保するには、商工会用地がどうしても必要な土地であるとの判断から、現在の商工会の場所から遠くない範囲を一つの選定範囲といたしまして、その中で候補地として考えられる公有地について選出をしております。それが先ほどご案内いただきました3か所ということでございますが、それぞれに条件を一応付しております。 まず、一つ目としていたしまして、山田庄内にある建設課が所管しております市営住宅事業地についてですが、市営住宅の長寿命化計画の中で建て替えの候補地であることを理由に、候補地に選定をいたしました。しかし、移転までに時間を要すること。現在もお住まいになっていらっしゃる方がいらっしゃること。こういったようなことから、仮の事務所、要はすぐにここの事業地が確保できるわけではないので、当分の間は仮事務所をどこかに探していただくことが条件ですということをつけております。 それから、二つ目といたしまして、邑久町尾張の契約管財課が所管します邑久高校前の職員駐車場用地でございます。広さが全体で2,800平米ほどの土地でございますが、引き続き職員駐車場として、あるいは土日の公民館の利用者のための駐車場としても利用することがありますので、必要最小限の面積だけを候補地とさせていただくという条件をつけて、商工会のほうに提示しております。この時点では、概算で2,800平米のうちの約1,000平米ほどの大きさを提示しております。 三つ目といたしまして、邑久町尾張の企画振興課が所管します地域ふれあい広場でございますが、こちらは自治会が管理、使用されていることから、前提条件としては、当然、自治会の了承が必須となるということを条件として、付けさせていただいております。 以上、申し上げました内容で、4月26日に開催をしていただいた公有財産処理委員会において、この三つの候補地の妥当性について、それぞれの所管課の意見をお聞きした上で、それぞれの候補地に付された条件なども踏まえながら協議を行っていただきました。最終的には、商工会に提示した後、商工会側のほうからいずれの候補地が必要なのかという回答を待って、その上で最終的な決定を行うということの判断をいただいております。その後、商工会のほうから、先ほどもお示しいただきましたように、邑久高校前の職員駐車場の一部を選定したいとの回答を7月9日に受け取っておりますが、現在、必要な土地の面積であるとか、それから場所、こういった協議を行っている段階でございまして、今後、詳細が整い次第、再度、公有財産処理委員会の審議を経て、最終の決定をしていきたいというふうに考えております。 それから、事業費の詳細についてお答えします。ここでは、JR邑久駅前整備に関する事業費ということでお答えをさせていただきます。 令和2年度までに測量、設計、調査費等で1億6,000万円ほどの支出となってございます。今年度予算では、既に発注を終えている駐車場整備に係る費用などを含めまして2億2,000万円の予定としております。 なお、邑久駅につきましては設計の変更が生じたことから、その詳細設計が10月末にようやく完成したところでございます。したがいまして、今後の事業進捗に合わせ、残りの工事を発注していくこととなりますので、完成を目指している令和5年度までの全体事業費の詳細はこれからということで、現時点では詳細な算出はできておりません。しかしながら、現在までに要した、特に工事請負費に係る部分について、JR駅前整備事業だけにかかわらず、コロナ禍による建築資材不足や価格高騰などの影響によって、全体的に事業費がかさんできている事実もございます。邑久駅に係る全体の事業費は、当初の計画で5億5,000万円という事業費を算出しておりますが、これにつきましても、今後の状況に注視しながら、引き続き駅前整備事業進めていきたいというふうに考えているところでございます。 それから、質問事項の2でございます。米価下落に対するご質問でございます。 令和3年産に係る10月の相対取引価格というのがございますが、これによりますと全銘柄の平均で、60キログラム単価でございますが、1万3,120円。前年の同月比で比較して1,945円の下落、13%の下落ということになっております。これは、農林水産省のほうが公表をしている数字でございます。また、取引の合計数量で見てみますと18万3,000トンで、これにつきましては、前年の同月比で101%、1%ほど米は増えているという状況になっております。したがいまして、米の需給調整の面から見れば、引き続き、注意をもって見守っていかなければならない状況というふうにも言えます。 そのような状況の中、本市でも多く作付されております岡山県産のあけぼの品種の価格で見てみますと、これについては、速報値はまだ公表されていないんですが、令和3年産米に係る10月の平均価格というのが示されておりまして、この平均価格で申し上げますと、60キログラム単価が1万386円。前年の同月比で2,856円下落、率にして22%の下落となっております。特に厳しい状況ということで、この価格競争の影響を受けやすいおくて品種──一番遅い品種です──のあけぼのにとっては、非常に厳しい単価が推移しているというに理解しております。 市といたしましては、飲食店などの外食産業の需要減少が続く中、前年産と比較して大幅に下落している米価への対策について市内の生産農家への支援策について、現在、実施する方向で検討を進めております。この場で詳細についてはまだお答えできませんので、関係機関と調整をしているというところでご理解をいただければと思います。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 尾副教育次長。                〔教育次長 尾副幸文君 登壇〕 ◎教育次長(尾副幸文君) 質問事項3についてご答弁させていただきます。 質問の要旨①です。 アレルギーのある子どもにとって誤った食材を口に入れることは命の危険もあることから、調理場だけでなく、学校園でも厳重に管理する必要があります。除去食、代替食については、調理場の処理ラインの増設、作業場所の確保、作業動線の変更等が必要であるとともに、調理員についても通常の作業とは別の作業配置が必要であるため、現施設での対応は困難であると考えます。 質問の要旨1、②です。 現在は、牛乳についてのみ保護者から要望があれば停止しています。他の給食については停止していません。牛乳を飲まない子どもについては、年間を通じて牛乳代は徴収していません。今後は、主食であるパン、麺を食べていない小麦アレルギーの子どもについても、牛乳代と同様にパン、麺の給食費を徴収しない方向で学校園と協議しています。 質問の要旨③です。 アレルギーを持つ子どもの保護者から、代替弁当の管理体制の充実、代替弁当を忘れた場合のレトルト等の食材のストック、アレルギー食配膳の管理、学校全体での食物アレルギーに対する認識の徹底等の、食物アレルギーのある子どもへの配慮を求める要望もいただいています。教職員へのアレルギーに対する認識の確認、向上を求め、保護者の負担軽減を図るため、どのようなことができるのか、学校園と協議していきます。 質問の要旨2です。 文部科学省が調査主体として行っている問題行動等調査が10月に公表されました。これによると、令和2年度、岡山県では小学校で933人、中学校で1,667人の児童・生徒が不登校であると公表されました。本市の不登校の推移は、平成30年度の統計調査結果が小学校十人、中学校35人でした。これ以降、統計法による公表は県単位での公表とする指導が岡山県からありましたので、令和2年度以前、3年間の推移のみをお伝えします。小学校では、令和元年度横並びでしたが、令和2年度に微増しています。また、中学校では、令和元年度、一旦増加した後、令和2年度は減少しています。ただ、総じて小・中学校とも、平成30年度と比べて微増しています。 質問の要旨3です。 学校や適応指導教室に通うことができず、家からも外出しにくいということは、将来的な社会への適用に対しても自立支援を行うことが重要であると考えます。現在、小・中学校では、不登校やその傾向にある児童・生徒に対して、家庭訪問や保護者との面談を通じて家庭での様子を把握し、自立支援の方法を校内ケース会で協議して支援を進めます。その中でも、家庭から出にくい児童・生徒に対しては、家庭訪問で教師と児童・生徒が信頼関係を築くため、ゲームを一緒に行う等の学習支援を行っています。家庭に引き籠もる場合、長期化することも考えられるため、保護者と協力し、他の人との接触が少ない時間帯を選ぶ配慮等をしながら、一歩でも外に出ることができるような支援を行います。関わることができる人を増やす、家庭以外の過ごせる場所を増やす等、少しずつ社会と触れ合っていけるよう支援しています。さらに、学校、適応指導教室のぞみ、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等が連携して児童・生徒や保護者に関わっていくことで、どこにも相談できない、どこにも通えないことがないよう、努めています。 あわせて、お尋ねのありました適応指導教室や市内外のフリースペース等へ通うことのできない児童・生徒数ですが、先ほどの平成30年度の数字とほぼ同数となっています。不登校自体は同数となっております。そのうち、どこにも通えないでいる子ども自体が小学校では数人、中学校では十人程度となっております。 以上です。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。 ◆12番(島津幸枝議員) 聞いたよな。聞きましたよね、そういえば。ごめんなさい。すみません。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。                〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、ご指名いただきましたので、私のほうからも質問事項の3の中で、特に要旨1の、アレルギー対応についての、保護者の皆さん方の負担軽減策についてというご質問をいただいた点でお答えをしたいと思います。 確かに、アレルギー対応をされるご家庭では、経済的な負担、また精神的な負担等も含めて様々なご苦労をなさっていることと思います。そうした中にあっても、何とか子どもたちを学校に通わせようという保護者の皆さん方の努力に対して、心からの敬意を表したいと思います。 その上で、こうした皆様方にどのように我々として対応できるかということでありますけれども、一番望ましいのは、学校給食の共同調理場の中でアレルギー対応ができるレーンを別に設けて、そして職員も別に配置をして、本当の意味でのアレルギー除去食を提供するということだというように思います。先ほど他市の事例等もお見せいただきましたけれども、除去食の対応といってもいろんな程度があるということで、我々が答弁させていただきましたのは、本当の意味でのアレルギー対応ができるかどうかという点で答弁をさせていただいております。その点で申し上げると、最も望ましいのは先ほど申し上げたとおりなんですが、ただそこまで行き着こうと思うと、共同調理場をやり替えなければいけないという、非常にまた大きな話になってまいります。 そのために、お弁当を持ってこられているご家庭に対して、何らかの対応策ができないかとか、私もいろいろ思いをめぐらしたりしております。例えば就学援助をお出ししておりますけれども、そうしたものの中に、そうした特性のある子どもさんたちに対する部分が幾らかでも見ることができないかというのもあるかもしれない。ただ、そうなってくると、アレルギーだけではなくて、じゃ、発達障害を抱えていらっしゃるご家庭のお子さんに対してどうするのかとか、あるいは通学に距離がかかる、そうした家庭に対してどう考えるかとか、いろんなところを考慮していかなければいけないという問題も併せて検討していく必要もあるのではないかと思っております。 したがいまして、保護者の皆さん方の負担感と、そしてそれが家庭の経済状況の中で、どこまでであれば認められる差なのかということ、そうしたところを十分に見極めながら制度設計していく必要もあるのではないかと思っております。したがいまして、今すぐここでどうこうということには、なかなかなりにくいんですけれども、我々でできる、明らかに飲んでいないのに、食べていないのに払っているとか、そうした不条理の部分については、早急に改善をしていこうというところで取り組んでまいりたいと思いますので、どうかご理解を頂戴いたしたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) まず、質問事項1の要旨1、商工会の移転についてです。 3候補地を選ばれたのは産業建設部だと。それを公有財産処理委員会で4月26日に協議したということですね。そこの処理委員会のそれぞれの部長などが出席委員として出席されているということを聞きました。委員長は副市長だということをお尋ねしたんですけど、合っていますか。 今回の4月26日の選定委員会、3候補地出た中で、どういった意見が出たか、教えていただけますか。 ○議長(廣田均議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) この処理委員会というのは、本来、公有財産を処理したり貸し付けたりする場合に審査するものなんですが、今回はまだ処理ではないんですけれど、処理を前提とした提案ということなんで、処理委員会にかけて、産業建設部長に来てもらって説明を受けたわけですが、その中で委員会で議論したものは、まず一つは、これはJR邑久駅前の整備ということで、市としては絶対しなきゃいけない事業です。1日に3,000人ぐらいが利用されている事業ですから、これはやめるわけにいかないと。そうしたときに、合併特例債を使ってやるわけですが、そうなると期限が限られている。計画では5年度ということになっていますが、そうなると、まず商工会の土地を取得するためには、商工会が土地をほかに取得して、そこへ建物を建てて、移転して、それから壊して工事に入るということなんで、期限的にはもうぎりぎりに来ているということなんです。そうしたときに、商工会も本来は自分で探すべきものですから、委員会でも説明があったかもしれませんが、9か所ぐらいいろいろと当たったようなんですけれど、いずれも取得できることにならなかったということで、それで市のほうに相談があって、市有地で提供してもらえるところはないかというような話があったんだという、そういう話でした。 そうしたときに、いずれの土地も面積的な問題があったりしますから、もう三つの市有地としては限られてくるわけですけれども、いずれの土地もそれで、先ほど説明がありましたが、いろんな問題点があると。例えば、今回、話になった邑久高校前の土地については、職員駐車場として使ってるんでそれをどうするのかと、職員の駐車場をどうするのかとかというような問題とかがあるわけですけれど、そういう問題点があるということを条件をつけて商工会のほうに提案して、選定してもらうということです。それでそのときに、それじゃ、それがクリアできるのかというのが問題になるわけですけれど、もしそこを選ばれた場合に。今回の邑久高校の前の土地に限って言いますと、通常使っているのは職員なんで、職員の駐車場は別途違うところへ見つければいいんじゃないかと。公民館だとか図書館を使われる方で、大きいイベントがあったときなんかは駐車場が足りなくなるわけですけれど、それは市役所の駐車場を使っていただいたりすることで、あるいは高校の校庭を使ったりすることでクリアできるんじゃないかと。そういう代替措置があると、いずれの土地についても。そういう観点から、まず最初に言いました駅前のプロジェクトを成功させるという意味では、それはもう仕方がないんじゃないかというのが処理委員会での意見でございました。 以上です。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) 副市長、私、議会でどういった意見が出たのかというのをお聞きしたんです。まとめた意見が、取りまとめた意見を多分おっしゃってくださったんだと思うんです。だけど、もう時間もないので、これ大事だと思うんですよ。公有財産をどのように管理して、処理していく委員会で、それを、処分をどういった形でするかとか、守っていくか。公有財産と言っても市民の財産ですから。それをこの会議がどういう内容だったかというのは、私たちも知る必要があるなと思いますし、市民も知る権利があると思います。議事録、開示できる形になってますか。 ○議長(廣田均議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) それは公有財産審議会ですから、開示できると思います。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) 公有財産処理委員会ですね。はい、はい。 ぜひ、議事録を開示したいと思います。議事録としてきちんと残っているんですね、メモじゃなくて。録音した形で。テープ起こしされているんですね。 ○議長(廣田均議員) 答えられる。 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) テープ起こしまではできていないでしょうけども、議事概要についてはちゃんと残って、していると思います。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) 副市長、この公有財産の問題でいえば、記憶にまだ新しいのでいえば、森友学園の財産処分問題、これ自殺する人が出るような、忖度が行われたり、もしかしたら隠蔽が行われたり、改ざんが行われたりという、大変深刻な問題をはらんでいます。私、いかに市といえども、こういう公有財産処理委員会での議事録というのはきちっとテープで取っといて、きちっと責任を持った形ですべきじゃないですかと思います。副市長、どう思いますか。 ○議長(廣田均議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) 今回の場合については、それほど深刻な問題ではないんですが、おっしゃるように、会議についてはテープで取って、議事録へ残しておくべきだろうと思います。 以上です。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) 深刻か、深刻じゃないかとかという問題じゃないんです。市民の財産を処分するんですから、管理してるんですから、深刻な問題じゃないですか。森友問題みたいなことが起こりますよ、今の認識のような形だったら。 瀬戸内市普通財産売り払い事務取扱要綱というのを、副市長、ご存じですか。 ○議長(廣田均議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) そういうもの、申し訳ないですが、まだ読んではないですけれど、あるのは知っております。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) 先般の総務文教常任委員会でもこの問題を取り上げさせてもらいました。担当課長からは、こういう要綱があることは失念してたとは言わなかったか、認識がなかったと。松尾部長からも、こういう理解はなかったというような答弁でした。ただ、内容を見てみますと、2条に書いてあります売払い対象地、市長は次の各号のいずれかに該当すると認められるものに限り、普通財産の売払いを行うことができる。1項、2項として、1項、社会的、経済的諸条件を総合的に勘案し、当該普通財産を将来行政目的の手段として保有しておく必要がないと認められるもの。2項、当該普通財産を保有し、かつ運用することが公益上または財政上、不要または適当でないと認められるものという対象地になっているんです。今回、まさに今使っている候補地、市営住宅もそうですし、邑久高校前もそうですよね。こういう要綱の対象地から全く該当しないのが、邑久高校前の駐車場、そして市営住宅だと思うんです。要綱から外れているということに関して、市が決めたルールです。副市長、どうお考えになっています。 ○議長(廣田均議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) 市の財産ではあるんですが、これは、要するに市の全体の効用が上がるためにどういうふうに使うかということで、行政財産であってもそれを用途廃止して、普通財産にして処分することは、これは執行部のほうで考えております。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) 公有財産の処分のことを言っているんじゃないです。普通財産の売払い事務の取扱要綱であって、公有財産で、例えば売り払うときには普通財産に移行しますよ。その後の処理がどうであるかという要綱なんです。普通財産に移行できても、ここでもう売払い要綱で対象地になり得ないんだったら、そこから前に進まないじゃないですか。対象地から外れてるんだもの。                (副市長田野 宏君「何の対象地ですか」と呼ぶ) ちょっと議長止めてください。 ○議長(廣田均議員) 暫時休憩します。                午後3時53分 休憩                午後3時55分 再開 ○議長(廣田均議員) 再開をいたします。 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) 一遍、普通財産に落としてしばらく置いておくとかという、そういう意味じゃなくて、売払いをする手続の中で普通財産に落とすという、そういう意味ですので、私が意味が分からなかったです。 以上です。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) 担当部長も要は所管の部長ですよね。担当部長に関しても、担当課長も、そして副市長もこの普通財産売り払い事務取扱要綱は、4月26日の公有財産処理委員会では、これに基づいた検討はなさってなかったということですよね、知らなかったわけだから。ですよね。そのことについて、もう少し引き続き、ルールに基づいた検討もしていないような委員会は、認めるわけにはいかないじゃないですか。全然精査できてませんよ。 ○議長(廣田均議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) 今、この要綱は、簡単に言うとどの市町村も同じものを持ってるわけで、それは自治法に基づいてつくっているわけですから、それはもう要綱があるかないかにかかわらずそういう処理はすべきことになっていますんで、それに基づいて判断しています。 以上です。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) でも、対象地から外れているわけです。それに基づいての判断は、松尾部長もされてなかった。担当課長もされてなかったわけであって、副市長もされてなかったですよね。該当しないんですもの、対象地として。自治法違反ですわ、副市長が自治法に書かれていると言うんだったら。 ○議長(廣田均議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) 最初、申し上げましたように、この審議は処分をする処理委員会でございますけれど、今回の場合はそれを、処分を前提として提案するといったときに、もしその対象地が決まったときに、それは無理ですよとかというような話になってはいけませんから、事前に、予備的に対象になるかどうかを審議したものです。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) 行く行くは普通財産として売り払う事務じゃないですか。そのときに、とどのつまりで、この対象地から外れるものを公有財産処理委員会で協議したと、私は見通しを持って協議すべきだったと思います。私は公有財産の処理委員会、もう一度やり直すべきだと思います。よろしくお願いします。要綱に基づいて、副市長の言われる自治法に基づいての検討を再度なさってください。 ○議長(廣田均議員) 松尾総務部長。 ◎総務部長(松尾秀明君) 普通財産担当の部長でございます。                (12番島津幸枝議員「そうですね」と呼ぶ) はい。現在のところは行政財産として、職員駐車場として利用はさせていただいております。今後、商工会さんのほうから、どれだけの面積で、どれだけの位置でということが出てきた段階で、これだけの面積であれば職員駐車場として利用できなくなっても仕方がないというか、ほかで代替えができるよねということになるようであれば、その部分については行政財産としての公用廃止をして、普通財産にして、処分も可能だと考えております。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) ここの対象地の解釈、よく考えてみてください。将来、行政目的の手段として保有しておく必要がないと認められるもの。今現在でも所有して、活用しているものです。これ自体該当しませんよね。2項につきましても、運用することが公益上または財政上不要または適当でないと認められるもの。これについても、今現在使ってるわけですし、将来的にも公民館の利用者、また職員の駐車場もほかの用地を借りているわけですから、また新たに借りないといけないわけですから、そこで借り賃がまた増えるわけです。という点で、対象地から外れているというふうに思いますので、私は認められないと思います。 続いて、事業費の詳細をおっしゃっていただきました。 合併特例債でのJR駅前整備の15億円ありきの事業が進んでいってしまって、5億5,000万円では邑久駅の場合は収まらないというようなニュアンスで話もされましたけれども、私、この商工会のこういう要綱を逸脱するような内容でねじ伏せたり、あとどこかに忖度されているんじゃないかなと思うぐらい、普通財産じゃなくて公有財産で、今、行政財産で管理している松尾部長、もうどうぞどうぞというふうな見解を持ったり、どこかに忖度があるんじゃないかと疑わざるを得ないようなやり方は、私はすべきではないと思います。これ、行政をゆがめてしまいますので、私は、邑久駅が発端ですから、用地拡幅が。私も立ち止まって考える、そういうときに来ているんじゃないかと思います。いかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 一つの貴重な意見として聞かせていただいておりますが、このJRの駅前整備事業、28年度に計画を立案して、そこからスタートさせております。特に、私の力量不足のところもあるかもしれませんが、邑久駅に関しましては当初計画をしておりました事業地の確保ができなかった。これが一番、現在、計画変更に至った大きな要因でございます。当初の事業計画地の確保ができていれば、このような計画変更に至ることはなかったと思っておりますが、そこについては地権者、相手があっての交渉でございまして、なかなか難しいところをクリアできなかった。これについては、私の力量不足ということで反省もさせていただくわけでございますが、その点とはまた別に、この邑久駅の整備事業、いろいろご意見をいただく中で、早く整備をしていかないといけない。トイレの整備も含めて、駅前の活性化のためにも早く進めていく。その財源を合併特例債という有利な財源を使って、計画をつくって進めてきた以上、どうしてもそこの制約というものも守りながらということで、これまで進めてきました。 今、立ち止まってということをご提案いただきましたが、ここで立ち止まってしまうと、恐らくこの事業をこれ以上推進するというのがもうできなくなるというふうにも思っておりますので、いろいろとご批判もありますが、そういった中で最善の方法を我々は模索して、検討して進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) 力量不足によって公民館を利用する市民の皆さんの利便性が損なわれる。要綱を踏み越えて、踏みにじってまで行政のルールをゆがめてしまう。そういうことにつながるということで、力量不足では私は済まされない問題だと、このように思います。今後についても、この問題を取り上げていきたいと思います。 続いて、米価下落対策について。 部長の答弁では、市内生産農家支援策を考えていると、今の段階では、詳細には言えないということなんですけれども、補正予算対応で考えてくださるんだと思うんですけど、いつをめどに考えられておられるんでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 現在、関係機関と調整をしておりまして、なるべく早いうちにということで、今は答弁できないんですけども、なるべく早い時期にということで思っております。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) 今年度中ということではあるんですね。 ○議長(廣田均議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 今年度中ということを待たずに、まとまり次第、早めにお示しをさせていただくつもりでおります。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) 他市の事例でもいろいろありますけれども、農家への支援策、詳細は今の段階で言えないということなので、後日、先輩議員さんもこの問題を取り上げるので、ぜひ深めていただけたらと思います。 それから、質問事項の3、多様性に配慮した保護者への支援についてで、1でアレルギー除去食や代替給食の実施をということなんですけど、少し工夫したら、卵や牛乳が駄目な子はプリンが食べられないですよね。ヨーグルト、牛乳、駄目な子いますよね。そういった子に対してはゼリーを代替食で提供するだとか、ラインがなくたってできることってあると思うんです。そこはすぐ回答できないと思います。栄養士の先生や、それこそ学校側との調整も要ると思うので、そういう細かい点で少しずつでも、施設の体制がクリアされてなくてもできることってあると思うんです。ぜひ、検討を進めていただきたいなというふうに思いますんで、よろしくお願いします。 それから、2の徴収しない方向でパンや麺、協議を進めていくということで答弁いただきました。6月議会に取り上げて、早い対応をしてくださったなというふうに思います。ちなみに、来年度から実施していただけるということですか。 ○議長(廣田均議員) 尾副教育次長。 ◎教育次長(尾副幸文君) この件も、遅くて来年度からというつもりでおりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) 市長もおっしゃられたように、不条理が発生しているわけですから、一刻も早い解決を望むところです。 そして、例えば小麦アレルギーの方はパンと麺と言われましたけれども、他にも、さっき言ったゼリーであるとか、ああいうものについても単価計算できると思うんです。一緒に調査も協力していただけたんですけれども、そんなに学校にたくさんのアレルギー対応をしないといけない子が、思った以上に少なかったですよね。なので、あそこは給食センター側と学校の配慮でほかの品目についても、この不条理の、食べないのに徴収してしまうという打開策が解決できると思うので、そこの協議も進めていただけますか、パンと麺以外。 ○議長(廣田均議員) 尾副教育次長。 ◎教育次長(尾副幸文君) 検討していきたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) 3の負担軽減策で、次長が、お母さんたちが要望書を持っていた内容については、一つ一つ対応していただいているということを聞きました。大変、感謝申し上げます。お弁当をせっかくお母さんが作っても、忘れていく子どもっているでしょう。そんなときには、学校から電話がかかって、お母さん、仕事を休んでまた作り直すということをしないといけないということなんです。例えば学校側にサトウのごはんだとか、レトルトのカレーとかをストックしてもらえるスペースを用意してくれるんであればそれでその日は対応できるという、そういう臨機応変な対応が、さっき言ったように、そんなに多くないですからできると思うので、そういったことからも負担軽減を図っていただきたいと思いますので、ぜひ協議をお願いします。 それから、市長、就学援助も考えの一つだということで、検討してくださってることはありがたいなというふうに思います。ただ、ほかの支援の必要な子たちもいる中で、じゃ、ここだけというふうにいかないんだったら、私、思い切って学校給食の無償化を進めたらどうかなと思うんです。どうでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 無償化についても、以前から要望をいただいているところでありますけれども、私も含めて、保護者として子どもたちのために給食代を負担もして、そして一生懸命育てるということ、こういったご家庭については、愛情を持って子どもさんを育てていただくという観点も、一方ではあるのも事実であります。したがいまして、本当に給食代を払えない方々、ご家庭に対してどのように寄り添っていくかというところに、むしろその財源を振り当ててあげたいという、そんな気持ちであります。 したがいまして、今後の財政状況であったりとか、そういったところで、どこまでが皆さん方に無償で提供できるサービスになっていくかということは、これはもう財政力いかんだと思います。また、そこをいかに歳入を確保していくかとか、そんな総合的な考え方の中で、子どもたちを一番に考えた対応策を今後も練っていきたいというふうに思います。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) 引き続き、学校給食費の無償化についても、また違う観点から質問を取り上げながら、一緒にできる方向を考えていくという立場でお願いいたします。 続いて、質問要旨の2と3です。 不登校問題についてなんですけれども、どこにも通うことができない児童の中にも、もちろん自立支援教室に通っている児童の中にも、適応指導教室に通っている中にも、もう少し近いとこにあれば、今、自立支援教室でいえば、邑久中学校と邑久小学校にしかないと。あと、他の中学校区から通っていると。そういう事態です。あと、適応指導教室にも、市内の公民館のところ、あそこに1か所しかないということで、本当はもっと中学校区単位ぐらいでは設置すべきだと思うんです。どうでしょうか。教育長ですか、教育次長ですよね、教育次長。 ○議長(廣田均議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) ありがとうございます。 おっしゃっておられることについては、以前から私も同じように考えている部分がありまして、中学校に設置している自立支援室については、来年度以降、ほかの中学校にもそれを設置していきたいと。今、自習室というふうな、別室というふうな形で取扱いをしておりますけれども、そういう形で直接関われる、継続的に関われる職員の配置も考えながら、それをしていきたいというふうに、今、計画をしているところです。 それから、適応指導教室についてなんですけれども、私が以前関わっていたときから、今、邑久の公民館のそばにあるわけですけれども、あそこの場所が一つは大きなメリットがあるというのは、割と公民館であるとか、いろんな部屋があるというふうなことや、それから図書館がすぐそばにあるというメリットがあったり、それから案外、あそこの玄関に入っていくのに人の目を気にしなくてもいいというふうなこともあったりして、非常にいい場所に現在は設置をしているふうな状況なんですが、あそこも間借りをしているというふうなことがあって、正式な、そういうふうなことが対処できる、できれば公認心理師であるとか、子どもたちや保護者の方々の障害の状況も含めて判断をしていけるような人の配置も含めてやっていければというふうなことを思ったり、それから先ほどおっしゃっていただいたように、中学校区に一つあることが望ましいというふうに思うんですが、いろいろと考えて、例えば1週間に1回でもそういうふうな場所が設置できないかなというふうなことで検討もしてみたんですけれども、なかなか実現できてないことが実情です。できれば、まずは間借りではない適応指導教室を一つは設置をしていくというふうなことと、それから先ほど言ったように、出張でもいいから、そういうことが出前でも実現できるような場所について、引き続き、検討しながら取組を進めていけたらというふうに思っております。 確かに、今は邑久中学校区にある適応指導教室なんですが、よその中学校区から通ってくる子どもたちについては、公共交通機関を使ったりするような場合があったり、保護者の方が送ってきてくださっているというふうな状況もあったりして、できればそういうふうなことに応えていけるように、取り組んでいければというふうに思います。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) ぜひ、その熱い思いを予算化するとこまで持っていってください。 自立支援教室も、今、増やす計画だということで進めているということなので、大変ありがたいなと思いますし、適応指導教室についても、この間、のぞみの先生にも話をお伺いしました。学校復帰を目的としているんですけれども、学校に通えなくてもこういう支援が受けられる子どもたちは幸せな空間があるなというふうに思ってますので、間借りしないで、そしておっしゃられるように、少しずつ拡充していく形で、きちんと教育委員会内で検討もなさってほしいなというふうに思います。 それから、自立支援教室とか適応指導教室に通えていない子が小学校で数人と、あと中学校で十人程度おられるということです。どうしても学校に行けない子がそのまま社会に出られない、ひきこもりになる傾向も…… ○議長(廣田均議員) 残り3分です。 ◆12番(島津幸枝議員) ある中で、私は学校復帰を目的としない、そういう居場所が必要だなというふうに思いました。 実は、布野浩子議員が2年前に、11月議会で取り上げたときの教育長の答弁も拝見させてもらいました。今は学校に行かないという選択肢もあるんだよという、そういう法律に変わってるし、自分も変わっていかないといけないと。私、とても反省してるんですけど、その当時、その質問を聞いたり、教育長の答弁聞いたとき、学校でいいじゃんと、学校へ行くことがいいことだよと、楽しいとこなんだから友達も増えるよというふうに思ってたんです。大変、猛省、反省しています。こういう議員や、こういう行政の捉え方の人がまだ残っていれば子どもたちが不幸だなと思って、学校で傷ついた子に学校復帰だよって、その選択しかないよというのは、もっと二重に苦しめることになると思います。そういう意味では、教育長がおっしゃったような答弁、大変読み返してみまして感動しました。 岡山市では、これは多分福祉部長の範疇になると思うんですけど、日中一時支援というのを学校へ行けない子に対しても利用が可能になっているんですけど、瀬戸内市でもなっていますか。 ○議長(廣田均議員) 青山福祉部長。 ◎福祉部長(青山祐志君) 福祉のほうの施策なんですけれども、これは、日中一時支援事業は各自治体の任意事業でもあります。ですので、行っているところと行っていないところもありますし、ある程度、地域性を考慮した運用も可能となっておりますけれども、現在は放課後の利用と、それから…… ○議長(廣田均議員) 残り1分です。 ◎福祉部長(青山祐志君) レスパイト利用というような形での利用をしております。 ○議長(廣田均議員) 島津幸枝議員。                〔12番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆12番(島津幸枝議員) 教育長の認識では、もう既に不登校で学校へ行けない、学校復帰をしなくても認めていこうよという認識だったというか、前の答弁でそうですし、今でもそうですよね。もう、実際そうなんですよ。ですから、市外の日中一時支援を利用することだって可能ですよね。そもそも日中一時支援というのは、保護者の就労支援であったり、レスパイト支援であったりするわけですから、そこを認めない理由が私、分からないんですけど。要項、規則ですか、拝見しましたけれども、放課後じゃないといけない、あと夏季休業中じゃないといけない、そんなことは一切書いてません。認めるべきじゃないですか、福祉部長。 ○議長(廣田均議員) 以上で島津幸枝議員の質問を終わります。 以上で本日予定しておりました発言順序1番から6番までの一般質問が終了いたしました。 次の本会議は明日12月2日午前9時30分から引き続き発言順序7番から12番までの予定で一般質問を行います。 それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。 皆さんご苦労さまでした。                午後4時18分 散会...