瀬戸内市議会 > 2013-09-09 >
09月09日-02号
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  1. 瀬戸内市議会 2013-09-09
    09月09日-02号


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    平成25年 9月第5回定例会平成25年第5回定例会               瀬戸内市議会会議録            平成25年 9月 9日(月曜日)            ───────────────            出 席 議 員 ( 20 名 )     1番  角  口  隼  一      2番  高  間  直  美     3番  日  下  俊  子      4番  布  野  浩  子     5番  森     俊  之      6番  川  野  泰  一     7番  厚  東  晃  央      8番  河  本  裕  志     9番  竹  原     幹     10番  平  原  順  二    11番  島  津  幸  枝     12番  原  野  健  一    13番  小 野 田     光     14番  石  原  芳  高    15番  馬  場  政  敎     16番  小  谷  和  志    17番  廣  田     均     18番  日  下  敏  久    19番  室  崎  陸  海     20番  中  村  勝  行            ~~~~~~~~~~~~~~~            欠 席 議 員 ( 0 名 )            ~~~~~~~~~~~~~~~                説明のために出席した者   市長      武 久  顕 也    副市長     桑 原  真 琴   教育長     藤 原  一 成    総務部長    福 池  敏 和   危機管理部長総合政策部参与      総合政策部長  高 原  家 直           坪 井  裕一郎   市民生活部長  古 武    稔    保健福祉部長  土 井  和 子   産業建設部長  出 射    正    上下水道部長  竹 原  正 朗   病院事業管理者 福 田  和 馬    病院事業部長  上 田  和 政   教育次長    安 木  義 忠    消防長     柴 田  佳 明   会計管理者   石 原  知 之            ~~~~~~~~~~~~~~~            事 務 局 職 員 出 席 者   局長      心 光  英 也    次長      松 尾  雅 行   主幹      奥 山  治 久    主任      片 山  奈津子            ~~~~~~~~~~~~~~~            議 事 日 程 (第 2 号) 平成25年9月9日午前9時30分開議1 一般質問   質問通告事項(発言順序1番~6番)            ~~~~~~~~~~~~~~~            本日の会議に付した事件日程1            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前9時30分 開議 ○議長(小野田光議員) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は19名であります。 室崎陸海議員より遅参の届けが出ております。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 一般質問 ○議長(小野田光議員) 日程1、一般質問を行います。 発言順序並びに各議員の質問の要旨については、一覧表にしてお手元に配付しておりますとおりでありますが、内容の重複する質問は極力排除していただきますようお願いいたします。 本日の一般質問は、発言順序1番から6番までを予定しております。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 初めに、発言順序1番、竹原幹議員の一般質問を行います。 9番竹原幹議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) おはようございます。 トップバッターですので、爽やかに質問に入りたいと思います。 さて、2020年のオリンピック、パラリンピックが東京に決まりました。前回が昭和39年、1964年の開催のときは私は中学3年生で、国道2号上道の一里塚から長船サービスエリアまで、聖火ランナーの伴走をしました。聖火ランナーは邑久校の生徒でした。備前大橋は真新しく、沿道には大勢の人が応援してくれていたことを、今でも鮮明に思い出します。2020年には、日本中に夢と希望を与えるようなすばらしい大会にしていただきたいと思います。 一方で、私はこんな現実的なことを考えました。せっかく世界中から観光客が来られても瀬戸内市の玄関口である駅が老朽化して穴のあいた陸橋や、においでとても使えないトイレでは印象を悪くするだけだろうということです。瀬戸内市にまでどれだけの波及効果があるかわかりませんが、厳しい財政状況の中で事業の手法、そして優先順位をしっかり議論していかなければならないと考えます。通告にはないことはこのあたりでやめて質問に入りたいと思います。明快な答弁をよろしくお願いします。 職員の採用について。1番です。瀬戸内市は、来年度採用の職員を今まさに選考している時期だと思います。来年度の募集は、一般事務職大学卒業程度を3名程度、短大卒業程度高校卒業程度を若干名採用ということです。その他土木技術職、消防職、保育士はいずれも若干名、臨時職員としては調理員等を採用することにしています。私は、建築技師を採用すべきであるとの考えで質問に取り上げました。岡山市には建築技師が、再任用職員6人を含め87人います。建築環境の部署だけでなく教育委員会に10人、新病院整備運営課など、実に19部署にわたって建築技師の職員がいます。岡山市と比べるのは無理があると思います。しかし、瀬戸内市には建築技師が一人もいないということで、果たして適正な処理が行われているのか疑問に思わざるを得ません。備前市には、市長部局に2人、教育委員会に2人の建築技師がいます。赤磐市は、一級建築士が1人と二級建築士が1人います。赤磐市の場合は、建築技師として採用したわけではなかったということですが、1人は建設関係の職場につき、1人は福祉関係の事務職についているそうですが、そういう職員がいるということでいつでも連携は可能です。瀬戸内市はこれから大きな箱物が計画されてることから、どうしても専門家の目が必要と考えます。通常の修繕工事にしても建築技師がいるといないとでは大違いだと思います。建築技師を採用することについて、見解をお聞かせください。 2点目、市民病院の建てかえについて質問します。 市民病院の建てかえにつきましては、何年も前から議論してきています。その運営についても、公設公営、公設民営、民設民営、いろいろ議論してきました。そうした中で、23年6月議会で25年度中に着工すれば国からの補助金が4億8,500万円もらえるということで、それまでの建設計画を1年前倒しで進め、地方独立行政法人化に移行することが決まりました。その議会では、現在の公営企業の全部適用では改革の足かせになっているとまで言われました。そして、23年9月議会では、法人化なしには建設はなしとまで言われました。24年度になって23年度決算が赤字であったことから、県からの法人化の認可を受けられず、結局昨年の11月議会では、経営が安定化するまで法人化は先送りという判断を下されました。私が所属していたさきの環境福祉常任委員会でも、今後病院会計はどうなるのか、さまざまな資料を提出してもらい議論はしてきましたが、執行部からは何とかなるとの説明だけで終始してきました。そして、一方では建設だけが着々と進んでいるようです。この間建物を建てることのみに集中し、本来の経営計画をおろそかにしてきたのではないかと考えざるを得ません。平成23年10月に作成された新病院基本計画は、5階建てで建築面積は8,000平方メートルでした。そして、整備事業費は40億7,800万円でした。それが、プロポーザルで選定したのが、一部3階の2階建てとなり、建築面積は8,800平方メートルになりました。24年度の中期財政試算では43億4,076万円となりました。昨年のこの時期にこんなことは許されないという議論をした中で、建築面積はふえても計画の事業費の40億円の中でおさめるとの答弁がありました。そして、ことしの7月12日の環境福祉常任委員会では、資材の高騰等があり、48億7,715万円になったとの説明がありました。7月29日に開かれた全員協議会では、事業費を44億8,059万円に圧縮したとの報告がありました。このたびの市長の行政報告では、当初の計画から8億円の増額ということですので48億円になります。瀬戸内市にとって一大事業が数億円という単位で、どうしてこうもころころと変わっていくのか理解できません。市長は、7月12日の環境福祉常任委員会で、ことしの11月までに建設するかしないか、指定管理にするか、企業会計全部適用のままを続けるのかを結論を出すと言われました。これから土地の造成工事に入るという事態になってまだ建設するかしないか、運営形態をどうするのか議論すること自体が解せません。あれから、一体1年何を協議してきたのでしょうか。昨年の11月議会での法人化の先送りという判断は一番安直な判断だったと考えます。経営が安定化するまで法人化できないとなれば、事業費が40億円と試算したときですら平成32年度までは赤字が続くと試算されていました。この時点で、当然民営化の議論に立ち返るべきであったと考えます。そうしていたら今日また違った展開になっていたと考え、残念でなりません。市長が判断を下すという11月まであと2カ月しかありません。7月28日の山陽新聞の記事で、市民病院の建てかえは中止を視野に再検討と、市長の発言を大きく取り上げました。8月18日の山陽新聞のインタビューでは、状況が変われば立ちどまって考える責任が行政にはある。ただ、公共が担う医療が必要との考えは変わっていない。約8億円の増減幅を圧縮できないか。事業費がふえたまま将来の経営が成り立つかを精査中だ。いずれにせよ市民が納得できる形を示したいとのことです。市民が納得できる形を示したいという前に、市民は一体どうなってるのだろうと、半ばあきれているのが実態です。市民病院の建てかえについてはいろいろな意見があるのも事実です。市民の命を守るところであり、市の財政を大きく左右する問題であります。市長のタウンミーティングでもグラフで説明されましたが、一般会計からの繰り入れが毎年3億円を超えるという、そういう計画が許されるのか。財政が危機的状況にある中で、病院経営について真剣に検討がなされたとは思えません。監査委員の意見書では、経営管理能力が低いとまで言われています。市長の現在の考えと、このまま進めていくと今後の運営がどういうことになるのかお聞かせください。 これで1回目の質問を終わります。 ○議長(小野田光議員) 総務部長。            〔総務部長 福池敏和君 登壇〕 ◎総務部長(福池敏和君) おはようございます。 それでは、議員の質問事項1番の職員の採用について。 (1)、建築技師を採用すべきではないかというご質問にお答えします。 私のほうからは、今までの経緯、現状についてのご答弁になりますが、どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。 ここのところ、年に建築関係工事入札発注件数は10件程度あります。現在、瀬戸内市の土木技師、水道技師の数が27名いるのに対しまして、建築技師はゼロという状況です。このたび、議員提案の建築技師の採用につきましては、建築工事の設計委託料の予算を一部削減できるだけでなく、コンサルに対するチェック機能を働かせることにより、建築工事の質、向上も見込まれる等大変有用なことであると考えております。ただ一方、職員採用の全体数につきましては、平成22年度までは国の集中改革プランの目標を達成し、平成23年度以降も合併協で職員採用は退職者数の2分の1に抑制となっていることを踏まえながら、平成17年度以降職員数571人を今年度職員数514人まで削減してきたところであります。新規職種の採用は、一般事務職を初めほかの職種の削減も検討せざるを得ないということにもつながります。そうしたことから、今後も適正な定員管理を行っていく必要があり、それぞれの職種の将来的な業務量を考慮しながら優先的な順位を見きわめ、そして職員の採用を検討していく必要があると思っております。どうぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(小野田光議員) 市長。            〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、竹原議員の質問にお答えをします。 2点目の市民病院の建てかえについてであります。 これまで委員会等でのさまざまな発言であるとか、またあの新聞の記事等を取り上げていただきましてご質問いただいたわけですけれども、基本的には公的な病院、公的な医療が必要だという考え方は、これは終始変わってるつもりはございません。この考え方の背景には、地域包括ケアを実現をしていくということ、そして病院の健全な経営を、この両方を両立させるというそういう狙いがございます。したがいまして、単に病院という箱物を建てることから始まっているわけではなくて、どうすれば市民の皆さん方に寄り添える医療が公的な医療として提供できるのかということを一番に考えているということであります。このためには、医療・福祉・保健に係る情報が一元的に集約されて、市民に対して適切な指導、助言ができる、そういう体制が求められると思います。そのためには、民間の医療法人などを指定管理者とする公設民営の形態を初めから予定するということは、どうしても情報の集約であったりとか、そうしたところに制約がかかっておったりとかということで、現段階では公設公営が望ましいという考え方でございます。 また、合併特例債の起債要件として、病院内に地域包括ケアを実現させる部署を新たに設けるということも、これも必須の条件になっておりまして、このあたりをどのように今後考えていくかということを、一生懸命今検討しているところであります。現段階では、市からの繰入金に多くを頼らない自立した病院の経営が可能となるような投資額の抑制、また高収益の確保、さらには低コスト体質への改善を図る経営計画の見直しを進めているところであります。したがいまして、いろいろな状況の中で、それらを最大限に我々としてどう効果的な判断をしていくのかということは、議員ご指摘のように非常に難しい部分もあるのは重々承知をしておるんですけれども、今の段階ではそういう考え方で進めております。毎年、多くの繰出金を市のほうが賄えるだけの財政的な余力というのは正直ないというのが実態でございます。当初、病院の建設を決めた段階と比べても非常にやっぱり厳しい状況になってきているということ。そういう中で、やっぱり投資額をいかに抑えていくかということが、いま一度改めて考え直さなければいけないところだというそういう認識でもありますので、ご指摘の点十分に踏まえながら、市民の皆さん方に大きなツケを残さないようにしていくための方法を最大限考えてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(小野田光議員) 竹原議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) 1点目ですけど、職員の採用です。病院の建てかえ計画の概算見積もりが数億円の単位でこんなに動いていくのもやはり建築の技師がいなかったということが大きいと思います。この時期になると、どこの部署もそろそろ来年度の予算要求が始まりますね。建築技師がいないわけですから、修繕などは業者から見積もりをとって予算要求をして、そして予算が通ったらその業者に仕事をしてもらうというケースが多いと思うんですよ。こうした場合、事務職は全くわからないわけですから、どうしても業者の言いなりにならざるを得ません。今計画中の大型の箱物だけでなく、これから耐震工事やいろいろと修繕が必要なところが出てくると思います。建築技師が事業費や工事のチェックをすれば人件費ぐらいは出てきます。正規職員でなくても部長、臨時でも嘱託でもいいと思いますよ。少なくとも、病院事業部教育委員会を置くことについて見解をお示しください。 ○議長(小野田光議員) 総務部長。 ◎総務部長(福池敏和君) 確かに議員がおっしゃるように、他市では嘱託職員で賄ってる例もあるようでございます。そういうことを踏まえながら、十分今後の職員採用につきましては、その専門性、そしてまた全体的な、先ほど議員が言われましたようにチェック機能、そういうことからしても必要であるということを認識しております。全体的な職員募集におきましては、先ほども申し上げましたが、業務量を考慮しながら優先順位を定めて、瀬戸内市としてどの職種が優先順位として高いのかということを見きわめて検討したいと思います。 ○議長(小野田光議員) 竹原議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) 私は、県や岡山市からの人事交流を考えてもいいと思うんですよ。期間限定ですが、大きい箱物は。どうしても、病院、職員が建築技師要りますよ。ぜひ検討いただきたいと思います。 2点目。病院事業管理者にお聞きします。2点目ですね。23年10月に作成された基本計画では、建設費は40億円でした。それが、翌年の24年には43億円になり、ことしの7月には48億円になり、また全員協議会では45億円になり、このたびの行政報告では48億円になりました。建設費の高騰は確かに大きな問題ではありますが、問題の本質ではありません。経営さえ成り立てば、極端に言って建設費はそれほど問題ではありません。この道の専門業者である株式会社医療開発研究所が作成した基本計画では、今後の運営を考えて建設費を40億円が限界だとして計画されたものだと思います。総事業費が40億円のときの試算では、収入の部で、新病院が完成する27年度には24年度より入院を1.67倍に外来を1.08倍に、病床稼働率61.5%のものを90%にまで持っていくというものでした。そうしないと経営が成り立たないというものでした。しかし、それでも31億円の借金は自転車操業の事態になるとの説明がありました。今回は、この上に建設費が8億円もふえるということです。 さきの委員会で、7月ですね。病院事業管理者は、1日当たりの診療報酬を現在の2万7,500円を4万円にすると言われました。岡山市の大病院は、1日当たりの診療報酬は7万円ぐらい上げており、決して夢ではない、乗り切っていけると言われました。計画では、一般病床が40床、回復期病床が30床、療養病床が40床です。一般病床では、大きな手術を毎日行えば点数は上がると考えますが、そんな大きな手術ができますか。回復期病床は3万5,250円で、療養病床は2万4,500円です。病院経営の根幹部分です。診療報酬を4万円にできますか。管理者、お考えをお聞かせください。 ○議長(小野田光議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(福田和馬君) 4万円になるかどうかというご質問なんです。 それと、患者さんの稼働率が90%、必然的にそうなりますよね。90%で推移すれば、入院患者さんの、うちが110床ですから、そのうちの90%を常に入院患者さんを占めて、それが結果的には1.6倍になるというふうな試算なんですよね。これは、もう1つには、もう努力目標ではあるんですが、今質問にもございましたように、やはり新しい病院の建築総予算をやはり少しでも圧縮すること、圧縮することによって、そういったこれからの借金の返し方もずっと変わってくると思いますから、それは間接的にそういった売り上げにも響いてくるということですから、とにかく収入をふやすというのが一番だろうと。その前にまだまだ建築もこれからですから、その辺の予算的な面も圧縮できるように今努力してます。40億円という、僕が聞いてたのは41億円と聞いてたんですが、今はそれを40億円を切るところまでなってますから、この辺はちょっとさらに事務方の方々がいろいろ努力してくださると思いますから、なるべく借金を少なく売り上げをたくさんと。その売り上げたくさんというのは入院患者さんをふやすということです。 ○議長(小野田光議員) 竹原議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) あのね、一問一答なんですね。ですから、私は4万円が、診療報酬4万円にできますかって聞いたんですよ。 それで、診療報酬を1床当たりを4万円にできるんなら、管理者、稼働率を90%で計算すると、4万円掛ける110床掛ける0.9掛ける365で14億4,540万円になるんですよ。28年度の収益は14億6,000万円を見込んでいるとの説明ですから、もうこれだけで目標を達成できるんですよ。外来の収入は要らないんです。もっと言えば、外来収益の3億円が入ってくれば一般会計から繰り入れは必要ないということになるんですよ。管理者、4万円ですね。できないんですよ。監査報告でも、全国自治体病院の患者、1日当たり診療収入平均値は入院が2万9,040円と乗せとんですよ。3万円に持っていくのも難しいと私は考えますけど、病院事業部長どう思われますか。考えをお聞かせください。 ○議長(小野田光議員) 病院事業部長
    病院事業部長(上田和政君) 病床稼働率90%または現在の診療収入より1.6倍、あっ2015年には1.6倍ということにつきましては、大変厳しい数字だと思っているところでございます。現状が病床稼働率63%という実績ではちょっと難しいのかなあとも思っておりますが、決してできない数字ではないとも考えてございます。 また、病床利用率につきましては、2015年度までには70%からせめて75%に持っていかなければならないことだと思っているところです。 また、日当点につきましては、現在2万9,500円程度で、あと少しで3万円に手が届くというところまで来てございます。当然、市民病院は病院単体で運営していくのがベストだと思っております。ですから、先ほど管理者申し上げましたように、投資額が少なければ少ないほうがいいわけでございまして、建築につきましてもより精査を現在しているところでございます。 以上です。 ○議長(小野田光議員) 竹原議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) 一問一答ですので聞いたことだけ答えていただきゃいんですけど、3万円持っていくのは難しいと考えますがって聞いたら厳しいというのが答弁ですよね。管理者、本当に真面目な方で、こんなことを言うのはつらいんですけど、4万円も夢ではないと、こう委員会で言われました。経営計画に夢を語られても困るんですよ。努力します、やりますと言われて、はいそうですかというわけにはいきません。経営の根幹部分ですので、私は余り軽率な発言だったと考えます。 部長、先ほどちょっと言われましたけど、病床稼働率ですけど、昨年度は61.5%です。これを90%に持っていくということです。果たして可能な数字でしょうか。確かに、行政報告にもありました。新病院効果というものがあるとは思います。備前病院は、正式稼働したのが平成24年1月23日です。旧病床は100床で、新病院は90床です。病床稼働率を見ると、22年度が67%で23年度が65.1%でした。新病院になった24年度は80.2%になっています。そして、25年度は4月、ことしですね、4月から6月までの3カ月ですが、77.5%にもう落ちています。つまり、1年目の新築効果は15.1%しかなかったことになります。 ちなみに、岡山市民病院岡山市民病院の24年度の稼働率は76.6%です。それからすると瀬戸内市民病院は90%はともかく、75%から80%にとどまると見るべきではないかと考えます。病床稼働率90%は、本当達成可能なのか。稼働率が10%減ると1億円以上の収入減になります。当然ですね。計算すりゃすぐ出ます。単なる目標値では困るんですよ。管理者、見解をお聞かせください。 ○議長(小野田光議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(福田和馬君) 病院、一言で答えと言えばできますとしか言いようがないんですが、病院というのは僕はもう40年医者やってるんですが、やはり医者を初め看護師、ソフト面の充実というのが一番大事なんですよね。これさえきちっとできれば、それは90%だろうが95──95というのは本当はあり得ないんですけど、90%まで僕は持っていけると思うんですよ。ただ、そのためにはやっぱりソフト面の充実というんが一番大事だろうと、でも僕はそれに向けて去年の9月からやってきとるわけで、あと来年、再来年と、あと2年間の間にもう少しソフト面を、それ接遇も含めてのことですけど、きちっとやりたいなあというふうに思ってます。そうすれば、90%、本当に夢じゃないと。90%の病院、僕はこれずっと30年間やってきたんだから、だからできんことはないと思いますよ。ただ、計算、計算でいけば、我々車をつくったり、物をしとる事業所じゃないですから、相手は人間ですから、人間対人間の中で何とかそれをクリアしていかにゃいけんわけでそれは可能なんですよ、なぜなら相手が市民の方々ですから。我々が一生懸命なりゃあなるほど皆さん信頼してくれるわけだから。しかも、新しい病院になって非常に病棟も非常にアメニティーはよくなります。ああ、入院してよかったなあ。今はもう本当にきゅうきゅうの非常に狭い病院ですが、これからは余裕のある病室で、患者さん1人ずつが本当に安心して療養できる病院になると信じてますから、それは収入増にもつながってくるというふうに思います。 ○議長(小野田光議員) 竹原議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) 希望的な話ししかされんのんじゃけど、管理者は新病院効果は何年続くと考えられてますか。 ○議長(小野田光議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(福田和馬君) それは今申したようにソフトの面です。どれだけいいドクターが集まるか、どれだけいいナースが集まるか、どれだけいいコメディカルが来るかによって、それ5年が10年でも続くと思うんですよ。これもまた夢だと言われたらもうそれまでですけど。 ○議長(小野田光議員) 竹原議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) 夢でも5年や10年じゃだめなんですよ。備前病院はもう2年目からもう効果が薄れてきていますね。それは置いといて。病院の償還5年据え置きで25年払いですから、30年間効果が続かないと、これは持続可能とは言わないわけですよ。5年、10年の夢だけで、償還期間は25年ですよ。その間ずうっと病床稼働率90%を維持しなきゃいけないです。病床稼働率90%、私もいろんな病院知っとる人に聞きました。全部個室ならかなりそういうこともあるかもしれないけど、4人とか6人とか、男性と女性と同じ部屋に入らないからどうしてもあきが出るし、90%というたらいっつも埋まってる。常にローテーションをしていく。そのくらい90%というのはそのくらいな病院経営をやっていかにゃあいけんと。非常に厳しい数字だと、私は聞いております。 医業収益ですけど、昨年は9億7,800万円でした。これを14億6,000万円にするというんです。確かに、1床当たりの診療報酬を1万円上げたら、先ほどのように1万円上げれば3億6,500万円ふえます。病床稼働率を10%ふやせば1億円ふえます。これは机上の計算です。備前病院の入院収益を見ても、新築前の23年度は6億6,648万円でした。新築後の24年度は8億1,198万円とはふえてはいますが、21%増加しただけです。私は管理者の言われるように、病床稼働率の90%、入院収益6割のアップ、職員研修とか接遇とか頑張りますの精神論だけでとても乗り切れる数字ではないと思います。管理者は、現在の収益の本当に1.6倍の見込みを立ててこれが達成できると本気でお考えなのか。その辺の、部長、事務方として、本当にこれが達成できない分だけ赤字になって、一般会計で繰り出しになるわけですからね。その辺のとこを、部長もう一度、事務方の考え方としてお聞かせください。 ○議長(小野田光議員) 病院事業部長。 ◎病院事業部長(上田和政君) 現在試算をやり直してございまして、2015年度では病床利用率を一般が75%、回復期は80%、療養80%と設定してございます。また、3年後には一般80%、回復期を90%、療養90%と設定しておりまして、そのあたりで、それらの条件も含めましてシミュレーションを再度行っているところでございます。 また、先ほど言いました建築に関しましても、とにかく投資額を抑えて最少の金額で建築をするということでシミュレーションしているところでございます。 ○議長(小野田光議員) 竹原議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) 部長、今のシミュレーションでいくと、一般会計から繰入金は平均毎年どのくらいになりますか。 ○議長(小野田光議員) すぐ出る。とめようか。 ちょっと休憩して。とめてえ、ちょっと。 暫時休憩します。            午前10時7分 休憩            午前10時8分 再開 ○議長(小野田光議員) 再開します。 病院事業部長。 ◎病院事業部長(上田和政君) お答えします。 2015年度開設時にはおよそ2億7,000万円、これは他会計負担金補助金、また病院の建築費用も含めて全体で2億7,000万円程度を見込んでございます。そうして、償却もございますので、そのあたりでとんとんに持っていけるのではなかろうかと、現在試算してございます。 ○議長(小野田光議員) 竹原議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) だから、昨年のいただいた資料とは、随分部長違ってますよねえ。昨年は、市からの繰り入れがなければ大幅な赤字となって30億円以上の借金は病院経営を圧迫するというて委員会で言われて、ことしの7月29日の全員協議会の資料では、建設に係るもので一般会計からの繰り入れを建設年度の26年度の8億5,000万円はともかくとして、年度によって違いますけど約2億5,000万円ぐらい見てる。交付税措置されとるとはいえ、通常に1億8,000万円繰り入れしてますから、毎年一般会計からの繰り入れは3億円から4億円以上になります。しかも、これは収益を最大見積もった数字の場合の計算で、これは最低の数字です。一般会計からの繰り入れはこれよりふえることはあっても減ることはない数字だと思います。市長は、一般会計からの繰り入れの限度額はどの程度と考えられてますか。一般会計が耐えれる数字は限度額をどの程度と考えておりますか。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 冒頭に答弁しましたように、基本的にはもう一般会計からの繰り出しをなしにしていけるような経営体質を目指してやっていってもらうことを前提に検討をさせるようにしております。これも冒頭に申し上げましたように、もうもたないわけですねえ、繰出金をずっと市のほうが一般会計から出し続けるというのは。病院の建設の段階でも、ある程度の繰出金を当てにしなければ病院の建築は成り立たないということを前提に議会にも説明をさせていただいてきたところであります。この背景には、市民の皆さん方にもアンケートをとらせていただいて、その中で、市民の皆さん方の負担がふえてでも市民病院の建設はしてほしいという声が一番大きかったということにも関係をしております。ただ、現実問題として非常に厳しい状況になっておりますので、まずは一般会計から赤字が出れば無尽蔵に負担がされるという考え方を病院の職員ももう既に今捨てておりますし、そういう考え方に基づいてもう一度数字を精査しようというような意気込みでやっているところでありますので、どうか、うちの職員が今やろうとしてきてるところ、これをぜひともご信頼をいただきたいというふうに申し上げるしかございません。民間の医療機関等に初めから任せるという考え方もあるかもしれませんけれども、民間病院のために病院を建築するのではなくてやっぱり市民のために、いかに公的医療を守っていくのか、その役割をぜひとも、我々病院職員に見直してやっていただきたいというふうに思います。ただ、そのためには、先ほど申し上げましたような厳しい自立性を持った意識と、そしてそのコスト体質、また収益を上げていくような病院を目指してやっていくようにということを再三申し上げておりますので、どうぞそのあたりもご理解いただきたいと思います。 ○議長(小野田光議員) 竹原議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) 再三言ってますけど、一問一答ですので言うたことだけ答えてくださりゃえんですけど、本当。病院事業部は、今2億7,500万円を一般会計からもらわにゃいけん言うとんですよね。市長は、極力もう出せないって言ってるんですよね。1つ市役所の中でどっちをとるんですか。 それから、いいです。それから、今確かに資材が高騰で建築費が上がって入札が成立しないケースが出ています。日赤病院や赤磐医師会病院も落札しなかったと聞いております。 現在予定してる予算で落札しなかったらどうなるのか。設計変更なんかをしていたらとても25年度着工は無理で4億8,500万円の補助はもらえない、そういう事態が考えられますけどどうなんでしょうか。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 病院側の立場と、それから一般会計を預かる市長部局との立場、当然ある程度の思いの違いはあろうかと思います。なぜならば、病院事業会計はその中でやりくりしなければいけないというそういう厳しい状況にあります。ただ、基本的な考え方はお互い変わっておりませんで、そこはひとつしっかりやっております。建築後間もないころ、こういったところでは当然償却等も大きくかさみ、病院の収益は非常に厳しくなるということは予想されておりますので、そうしたところについて、どのように一般会計で支援をしていくのかということは、これは別にある程度考えていかなければいけない余地はあるかなあと思っております。ただ、将来的に見てそれがずっと続くかというとそうではありませんよという意味で、繰出金を極力ない形でやっていけるような病院をぜひ目指してほしいという意味で申し上げておりますので、そのあたり、建築当初の段階と将来的な目標というところは少し分けてご理解をいただければというふうに思います。            (9番竹原 幹議員「補助金」と呼ぶ) ○議長(小野田光議員) 病院事業部長。 ◎病院事業部長(上田和政君) 先ほどの4億8,510万円の件でございますが、確かに平成25年度末には入札をかけなければならない事態となってございますが、そのときにもし落ちなければ県と今確認をとってございますが、詳細設計ができておればというところまで確認はできてございます。 ○議長(小野田光議員) 竹原議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) 詳細設計ができとれば4億8,510万円ですか、この補助金がもらえないとなると、これは大きな問題ですよ。このお金があるから建設計画が成り立っていたと思います、あの基本計画は。それより、国、県に対する信用がゼロです。この補助金がもらえないとなれば、今の計画よりさらに借金が4億8,510万円ふえるということになります。単純に25年償還で割って約2,000万円の収益増を図らなければなりません。簡単に4億8,500万円を棒に振ってもらっては困るわけですけど、部長どうですか。 ○議長(小野田光議員) 病院事業部長。 ◎病院事業部長(上田和政君) 先ほど申しましたように、検討のほうを協議の中で、詳細設計といいますか実施設計ですか、そこができていれば最終的にはそこで落ちなかった場合、特別の事情ということで認められるということは聞いてはございます。 ○議長(小野田光議員) 竹原議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) 市長、11月までに判断すると答弁されとるけど、どうして11月なんでしょうか。11月では、今言った、部長のスケジュールからいっても遅過ぎる。11月とした理由は何があるんですか。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 幾つか理由がありまして、1つは、病院の人事をどのように考えていくのかというところの見きわめが必要だということ。特にドクターを、どのような人たちを柱に据えてやっていけるのかというその見きわめと、それからあと建築事業費を再度見直すという、その期間がどうしても一定程度必要になります。 それから、これは病院の収支の状況といいましょうか、収支の見込みについては、これは病院の事業費と、それからあと収益性をどのように考えていくのか、この両方をセットで考えていかなければいけないので、それをやろうと思うと建築事業費を幾らまで切り込めるのか、また医療機器を一度に入れる必要があるのかどうか。段階的に入れていったほうがもしかしたらいんではないかとか、いろんなことを考えなければいけないということだと思います。そういったところを、一定程度しっかりとした形で責任のあるお示し方をするためには一定程度の時間が必要だということで、11月ぐらいまではどうしてもかかるかなあと。おっしゃるように、後の補助金の申請のことであったりとかということを考えると、非常に厳しいタイトなスケジュールだというのは十分認識はしておりますけれども、補助金をもらうためにもろもろのことの検討をないがしろにするといいましょうか、適当にやってしまうということは、これ絶対慎まなければいけないことだと思いますので、補助金ありきで考えるのではなくって、最速でやった場合にどれぐらいいろいろなことが期間内に押し込めるのかという意味で遅くとも11月ということをまず申し上げました。なるべく早い段階でやりたいと思ってます。 ○議長(小野田光議員) 竹原議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) 私が言いたかったのは、今まで1年間何をしとったんならということで、11月、本当の最後の最後にぎりぎりに決断をする。建設中止も視野にということですよ。建設中止ということは、市長、もう建物、例えば耐震してリニューアルするとか、病院事業そのものをやめるということですか。建設中止も視野にというのはどういう意味だったのか、ちょっと見解教えてください。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 委員会の席上、建設中止も視野にという発言をした趣旨としては、これは委員の皆さんからそうしたことも含めて検討するべきではないかというそういう発言、質問を受けての答弁でありました。当然、いろいろな選択肢をまずはゼロベースで考えるという意味で申し上げました。その後、じゃあ病院の建設の中止があり得るのかということも内部で再度協議をいたしましたけれども、現実問題としては建設候補予定地を既に農振解除をして農地転用をかけようとしてる、そういう状況の中で、それを中止をすると一体どのような農地法の規制がかかってくるのか、現実問題にはもとに戻してくださいとかという話にもこれなってきますし、いろいろなところでやっぱり問題が出てくるということも明らかになっております。そうしたことを含めて検討した今の段階では、建設中止をここですぐやるということは非常に考えにくいかなあという意味で思っております。 ○議長(小野田光議員) 竹原議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) 今になってコンストラクションマネジメント、CMに建設費を削ることを予算化するそうですけど、もうこれ環境福祉常任委員会で十分議論されればいいわけですけれども、建設すると決められたということでこの予算はつけられるということですね。 ○議長(小野田光議員) どっち答える。            (「市長」と呼ぶ者あり) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 建設をして自立的な経営がやっていけるように、ぎりぎりまで作業していこうというそういう意味で上程をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(小野田光議員) 竹原議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) 先ほど、市長、全体的な中で答えがひょっと出てたかもわからんのですけど、さきの7月の環境福祉常任委員会でも、市長、指定管理という言葉が出たんですよ。指定管理を考えるときには、県からの補助金4億8,510万円、今まで投資した土地取得に係るものを除いて設計費の7,800万円、約1億円を棒に振っても現下計画を中断したほうがいいのか。とにかく建設費を40億円を、40億円かそれ以下に落としてこのまま建物を建てて、公営が無理であると、公営の運営が無理だと判断したときに運営形態を検討するという意味なんですか。その指定管理というのを、市長はどういうふうに考えられとんでしょうか。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 公設民営、つまり指定管理者のやり方はいろいろあると思います。建築の段階で、既に指定管理者を選定をして新しく立てていくというやり方ももしかしたらあるかもしれませんけれども、そこのところはもう既に公設公営で、将来的には独法化を中心として、職員の人件費もどのように考えていくのかということも含めながら、高い山を自力で上がっていこうということで、建設の計画を進めていったわけであります。もしそれが上れないということになった状況、すなわち、市からの赤字の繰出金等を多く頼らなければやっていけないという状況になった段階では、また次の判断をしていかなければいけない状況も来るかもしれませんけれども、ただそういうふうなことのないように、もう初めから潰れるのがわかってて立てるような愚かなことはしてはいけませんので、そういうことのないように、どうすれば今の職員たちでやっていけるのかということ。病院の職員も当然やっぱり自分たちの人生もかかっていますし、自分たちの生活もかかっている、その一方で市民の皆さん方の安全・安心といいましょうか、健康を守っていくというそういう責務がありますから、そういった気持ちをやっぱり大切にしながら改革に邁進していただきたいというふうに思っています。 ○議長(小野田光議員) 竹原議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) 私前段ずうっと聞いてきたのは、一般会計から繰り出しなしでは難しいっていうことなんですよ。病院、経営が難しいなら建てる意味がないような言い方ですけど、私はこっからもう私の意見、市長とはちょっと違いますし、市長はいまだにまだ法人化のことをさっき言われてましたけど、私は確かに3万9,000人の市で110床の病院は必要だと思います。病院は図書館と違って確かに経営をうまくやれば何とかなるということです。ただ、今の試算は逆算した数字を並べとるだけとしか考えられません。財政が厳しい中での赤字の垂れ流しというのはやめてもらわなければなりません。率直に言って規模を小さくしても、そして建設費を40億円、それ以下に抑えたとしても病院経営の改善は図れないと私は考えております。公設公営での運営がどうしても難しいと判断したら民間の力をかりるしかないんじゃないですか。岡山市民病院の吉備病院は土地建物を済生会病院に買い取ってもらって、済生会病院が建てかえをして民設民営で運営しとんですよ。金川病院は指定管理で、国立病院が運営をしています。公設民営、民設民営を、市長、本気で考えていただきたいと思いますよ。今こそ岡山赤十字病院、済生会病院、川崎病院、旭川荘等に助けを求めるしかないと考えるんですけど、市長、私はこれしかないと考えるんですけど、市長の考えはどうですか。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 今、具体的な民間の医療機関のお名前を出していただいてご提言いただきましたけれども、この件については、竹原議員にもいろいろ相談に乗っていただきながら検討した経緯はございます。我々が出した結論としては、今60床、70床の病床が埋まってる状況の中で、では民間の病院にそれを指定管理者に出した場合にどうなるかというと、恐らく、今110床ある病床というのは瀬戸内市にはなくなるんじゃないかなあというふうに思ってます。つまり、60床、70床しかベッドが使われていないわけだから、じゃあ残りも要らんじゃないかという話で岡山市にそのベッドが行ってしまうと。そのときにじゃあ誰が困るかというと、やっぱりそれは市民の皆さん方がこれから高齢化が進んでいったときに、では入る病院がどこにあるのか、では岡山行ってくださいという話になるんではないか。それから、民間の病院のほうがよさそうに思えるかもしれないですけども、実際にはそこの契約をどういうふうに組んでいくのかということが、非常に不確定要因が大きいと思います。つまり、土地はただで建物もただで建ってくれたら後は運営に入りますよとかという話になる場合もあるかもしれないし、いやこれだけ公的な医療もうからんところを、小児科も含めてやれえというんだったらこれだけお金出してくださいというような話もあるかもしれないし、必ずしも民間の医療機関に任せればそれで安くなるかというと、私はそうではないというふうに思っています。したがって、そういった不確定要因がどのように扱われるのかということ。 それから、もう一つ一番大きいのは職員の退職金の問題があります。雇用の都合で退職をしてもらうわけですから、そうしたときにも、じゃあ退職金の支払い等がどれだけ多くのしかかってくるかとか、いろんな問題が恐らく出てくるんではないかなあというふうに思います。そういったところを総合的に考えたときに、今の段階では、職員が一生懸命自分たちでやっていこうというそういう気持ち、また柱となるドクターをいかにしっかりとそろえていくのか、そういったところを全力で要求をして、それが厳しいという状況になった場合にどう考えていくかということは、その段階でまた考えていくべきものではないかなあというふうに思っております。 ○議長(小野田光議員) 竹原議員。            〔9番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆9番(竹原幹議員) 市長と考え違うんですけど、職員のことを言われたら市長は2年前に法人化するというて言うたわけですから、それ矛盾してますよ、話が。 それから、指定管理、民間、60床とか50床を持っていく。交渉して──みてこれ契約の話ですが。交渉もしないで、あくまでも交渉の中の話ですよ。110床のうち、今60床や50床持っていかれたら困るでしょうというてそんなん交渉すればいい話でしょう。交渉でだめだったら話やめればいいわけで、じゃ初めから50床持っていかれるなんてそんなあれないでしょう。本気で私いろんな人に、日赤とか済生会とか、東に魅力が感じてるのは確かですよ。交渉次第だと思いますよ。交渉もせずにこれ本当に市長、交渉しながらこっちもやればいいじゃないですか。 ○議長(小野田光議員) 残り3分です。 ◆9番(竹原幹議員) 交渉もせずにただ60床しか稼働してないんだから50床持っていかれるなんてそんな議論はないでしょう。一生懸命やってくださいよ。 私は、もう4年前から本当に一貫して民設民営がベストであると本当考えて質問に取り上げてきました。もうこれが最後です。それが難しいなら公設民営、指定管理だろうと思います。指定管理なら瀬戸内市民病院という名前も残ります。さきに上げた病院、大きい病院ですね。運営をお願いするしかないとの考えです。本当これからすべきことは、病院事業部だけでなくて高原部長、組織を上げて本気で真剣に交渉していくことだと思います。そのためには、使い勝手の悪いものを先に建設するより設計段階から協議に加わってもらうということのほうが交渉を進めやすいと考えるんです。そもそも基本計画の改訂版は法人化を前提にしたもので、今までに投資した1億円、補助金がもらえないということは、まことにもったいないわけです。しかし、私は現計画は中断もやむを得ないのではないかと考えます。監査委員の意見書は、最後に、市長、病院事業管理者、議会の三者は決算書をよく検討し、よき経営状況になるよう議論を徹底し、公共財として、瀬戸内市病院事業が長く存続するよう努力されんことを祈念しますと結んでいる。市民が望む病院は、安心して治療の受けられる病院です。そして、将来にわたって財政負担の少ないものを考えなければなりません。もう11月を待たんでも答えは出ていると思います。市長は、もう建設中止も視野にという前に市民にもっと明るい情報を流していただきたいと思いますよ。市長の大英断に期待して、私の一般質問は終わります。 以上です。ありがとうございました。 ○議長(小野田光議員) 以上で竹原幹議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。            午前10時32分 休憩            午前10時42分 再開 ○議長(小野田光議員) 再開いたします。 次に、発言順序2番、日下敏久議員の一般質問を行います。 18番日下敏久議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) それでは、早速質問に入らせていただきますが、先ほどの9番議員のほうも触れられましたけど、東京オリンピックが招致されることが決定して、経済効果や、子どもたちに孫たちに目標や未来の夢、そういったもんが与えられる希望、とてもうれしいことだと思います。そういった中ですけれども、国のほうでもこれから、非常な山積みされてます消費税増税の問題や雇用制度の改革の問題、原料の高騰、TPP、介護の問題、いろんなことが山積みされてます。そういった中で、我が市もいろんな検討の中で財政状況も健全化計画が進みながら、8億円のほどの財源不足、そういったものも生まれてくるという試算もされてます。そういったことから、先ほど質問されておる中で、市民病院の建設の話、そしてまたその中では牛窓の診療所の件もあり、下水道事業の計画の見直し、錦海塩田跡地の問題、企業誘致の問題、さまざまな問題があると思います。その問題、いろいろな問題を含めて質問事項の1として、市政への取り組みについてということで、市長2期目に入り、市政運営の手腕を問うということでお聞きしております。 そして、2つ目といたしまして、(仮称)耕作放棄地対策等再生条例をつくり取り組んではということで、質問の要旨として、市が田畑の一時保有を考える時期が来ているのではということ、そしてまた(2)として、新規就農者や耕作面積をふやす方向の方への取り次ぎですかね、それから地域ブランド構築を進めるなど、市を元気にする考えはということで、これはこう条例を制定するとなると、そういった中身の話じゃないかなと思います。今、全国的に今耕作放棄地対策でさまざまな事業を展開されておるところもあります。いろんなところに視察に行っても100%の解消というのは非常に難しいと思いますけれども、我が市が全国に先立ってこういった条例をつくりながら、市が田畑の一時保有をしながら、そしてまた新規就農者や耕作面積をふやす方に安心して取り組めるような条例に取り組んではというお話でございますので、お答えをよろしくお願いいたします。 それから、質問事項の3といたしまして、年老いて元気に生活できる政策についてということで、これについては前回も質問させていただきました。そういった中で部長のほうから淡々とお答えをいただきまして、その中で、やはり今度は交通手段を入れております。その中で交通も含めて、そしてまた各コミュニティ、公民館等、そしてまた地域の小さな集会所、そういったところにやはりいろんな趣味の教室なんかをしてると思います。そういった面に参加者がだんだん少なくなれば先生方、ボランティアで来てる方々もだんだん大儀になったりして教室を開くのが苦になってくる、そういったことのない政策に取り組んではどうかということでございます。 それから、質問事項の4といたしまして、過疎対策として、モデル地域指定をすることについてということで、例えば尻海地区の塩田跡地周辺の土地、そしてまた塩業社宅跡を利用しての企業誘致や住宅団地、また玉津小学校跡地を利用しての介護施設や恐竜化石博物館等の計画をしてはということです。こりゃ夢のようなお話ですけれども、やはり全国に先立ててモデル地区を指定して、玉津の方にはちょっと失礼なかもしれませんけれども、現実的に今部落で、各地域で住んでる方が70%ぐらいにもう来てる。5年先には半分ぐらいになるんじゃないんかなというような傾向にもなっているということをお伺いします。そういったことで、こういった考えはなされないのでしょうかということをお聞きします。 そして最後に、本来ならもう建設されて運営されていればかなりの税収があったんじゃないんかなと思いますけれども、質問事項の5として、場外馬券場についてということで、現在の状況と今後はということでお伺いします。これもいつだったか私も質問させていただきましたが、それ以降も全然進展してる状況はありません。そういった中でどうなってるのかお聞かせください。 以上です。 ○議長(小野田光議員) 市長。            (18番日下敏久議員「簡単にお願いします」と呼ぶ)            〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、私のほうから1点目の市政への取り組みについてという点について答弁をさせていただきます。 2期目に向けた市政運営の手腕というご質問ですが、これは本当に財政の健全化と瀬戸内市での暮らしの魅力の向上、つまり市の発展と、この両方をやっていかなければいけない、非常に難しいかじ取りが求められているというふうに認識をしとります。 1期目では、備前広域環境施設組合からの脱退であったり、市民病院、図書館の建設準備、本格的な企業誘致に向けた取り組み、デマンドバスの試行実施、下水道中心から合併浄化槽を重視した水洗化への取り組み、錦海塩田跡地の取得とメガソーラーの誘致に向けた取り組みなど、既存の事業の見直しや長年の懸案事項にメスを入れるなどの取り組みを行ってまいりました。 2期目では、それぞれの取り組みについて具体的な中身、いわばソフト面をどう充実させるかが課題だと思っております。例えば、備前広域環境施設組合から脱退してクリーンセンターかもめを改修した後、どのように費用対効果の高いごみの減量化や環境意識の高い市民をふやしていくのかということが課題になろうかと思います。議会からは建設関連の予算をお認めいただきました市民病院、図書館でありますけれども、これらをどのように持続可能な運営を行い、新しい市民活用をつくり出していけるかも課題であります。錦海塩田跡地の活用も単なる世界最大級のメガソーラーの発電所の誘致に終わるのではなく、市民の安全・安心を基本に環境の保全、地域の活性化、文化の振興につなげていけるかどうかが重要であります。教育も瀬戸内市の子どもたちのすばらしさをいかに伸ばしていけるか、引き続き課題となっているものと思います。 これらの課題認識のもと、これまでの継続性を重視しながらも新しい発想で創造性の高い政策が展開できるかどうかが重要でありまして、このことは単に施策の費用対効果を高めることのみならず市民の皆様の市に対する誇りを高め、瀬戸内市を国内外に発信していくことにもつながると考えています。そのためには財源を捻出し、創造性の高い仕事ができる職員の養成人事を行うことが必要であります。これまで先送りになっていた施設のあり方や既存事業のさらなる見直しなど、市民の皆様にご理解をいただかなければ進めることのできない改革を行っていくとともに、それらの我慢、痛みを上回る仕事を市役所が進めていけるように頑張っていく所存であります。 みずから考え、決めることのできる職員がさらに必要であります。職員一人一人が質の高い判断を行い、その責任を私や管理職が負う組織にさらに高めていかなければ、創造性の高い仕事はできないと思っています。職員が自発的に学習に取り組み、さまざまな情報をみずからとりに行くことが広がっていけるように、組織文化の変革をあわせて進めていきたいと考えておりますので、どうぞご理解、ご協力をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(小野田光議員) 産業建設部長。            〔産業建設部長 出射 正君 登壇〕 ◎産業建設部長(出射正君) それでは、私のほうから質問事項2番の耕作放棄地対策ということで、まず1番目の市が田畑の一時保有を考える時期が来ているのではないかというご質問についてご答弁いたします。 耕作放棄地面積は瀬戸内市だけでなく岡山県全体でも増加しており、岡山県全体の耕作放棄地面積は1万1,075ヘクタールとなっておりまして、これはもう瀬戸内市全体の面積1万2,553ヘクタールよりやや狭い、そういった面積であります。また、瀬戸内市の耕作放棄地面積は415ヘクタールとなっており、耕作放棄地の活用は喫緊の課題となっております。耕作放棄地は、農業者の高齢化などの要因に加えまして、条件不利地が耕作されないこと、また相続により瀬戸内市内に住まれていない方が地主となる不在地主が増加していることなどが要因としてあります。議員ご指摘のとおり、これからの耕作放棄地や、将来耕作放棄地となる農地を新たな担い手に集積することが重要となっております。そのため、市では人と農地の問題を解決するため、地域農業のこれからを話し合って決める、人・農地プランの作成を進めております。8月末には、市の旧町ごと、牛窓、邑久、長船ごとに人・農地プランを策定し、9月中には決定することにしております。また、平成26年度予算では、農林水産省が担い手の農地集積、集約化を加速化するため、農地の中間受け皿を整備するため、農地中間管理機構──これ仮称でございますけども──を設置するとしていることから、同機構のあり方を農林水産省と情報交換しながら、瀬戸内市といたしましても耕作放棄地の活用を進めていきたいというふうに考えております。 それから、2番目の要旨の新規就農者や耕作面積をふやす方向への取り組みや地域ブランドの構築を進める、そういった対策ということでございますけども、新規就農者や耕作面積をふやす取り組みといたしまして、市として農業委員会と連携いたしまして、新規就農者への農地のあっせんを進めております。新規就農者に対しましては、平成25年度に就農される方に対して約14アールをあっせんしており、平成26年4月ごろには、現在研修中の2名の方が就農することになっておりますので、引き続いて新規就農者を初めとした農業者に農地のあっせんを行うことにしております。 さらに、市でブランド化を推進しているレモンは白菜、キャベツ等の重量野菜に比べて比較的軽くて小さいため、農業者の作業の軽減ができることから耕作放棄地対策としても重要であり、今後とも推進すべきと考えております。また、昨年度好評であった、市民の方へのレモンの苗木の配布を行うなど各種事業を推進して、市民の方に瀬戸内産のレモンの認知を深めるとともに、需要を喚起したいというふうに考えております。これらの事業を進めながら、農業を初めとして瀬戸内市を元気にする取り組みを進めていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(小野田光議員) 保健福祉部長。            〔保健福祉部長 土井和子君 登壇〕 ◎保健福祉部長(土井和子君) それでは、失礼いたします。私のほうからは質問事項3番、年老いて元気に生活できる施策についてということで、スポーツ、趣味を生かし、生きがいを見つける環境、施設を充実する取り組みを考えてはにつきましてご答弁申し上げます。 本市8月1日現在の65歳以上高齢者人口は1万1,686人でございます。高齢化率が29.99%となっておりまして、牛窓地域が38.5%、邑久地域が29.5%、長船地域が23.5%という状況でございます。このことからも議員言われますように、高齢者が住みなれた地域で自立した日常生活が営まれるというようなことが、地域包括ケアシステムの構築が求められているということになります。保健福祉部では、介護を必要としない高齢者をふやすことが重要課題であると認識し、このことからも社会福祉協議会と連携をとりながら、各地域で介護予防事業に力を入れており、健康アップ教室であるとかはつらつ教室、またサロン活動など、各地域に出向いて開催しております。市民病院の理学療法士、また本市保健師等の指導により、足腰の筋肉を強くする運動を中心に楽しみながらできる体操等、先ほど議員言われました趣味等も脳の活性化としてサロンでも実施されておる状況でございます。その中でも参加者同士の交流、またコミュニケーションづくりの場として、皆さんで協力して行っておる状況でございます。 市内約126カ所、前年度実施回数1,502回、延べ参加人数が2万3,863人という実績でございます。人は筋肉とともに老いると言われます。このことからも、高齢者の方が参加しやすい小地域で継続できる教室をふやしていく仕組みづくりを今後ともつくるといったことが、高齢者の皆さんが住みなれた地域で安心して暮らしていくことにつながると考えております。ご理解のほどをよろしくお願いいたします。失礼いたしました。 ○議長(小野田光議員) 総合政策部長。            〔総合政策部長 高原家直君 登壇〕 ◎総合政策部長(高原家直君) それでは、私のほうから、まず質問番号3番の年老いて元気で生活できる政策についての中の交通につきましてからご答弁をさせていただきます。 交通施策の充実につきましては、現在ご承知のように牛窓地域で実証運行をしておりますデマンドの状況を申し上げますと、実際のその利用者数のうち、約80%以上の方が65歳以上の高齢者の方でございます。また、その方々がその利用目的といたしましてはグラウンドゴルフへ皆さんで参加をされたり、それからお友達とカラオケに行かれたり、地域のサロン事業や高齢者学級への参加などです。地域内での活動に利用されてる実績がございます。このデマンドバスの実証運行の結果を慎重に検証いたしまして、高齢者の方々が元気で生き生きと生活していただくための交通手段を、生活交通プロジェクトチームであるとか関係部局と連携をしながら研究をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いをいたします。 続きまして、質問事項4番の過疎化対策としてモデル地域指定をしてはということでございます。例えばということで、尻海地区の錦海塩田跡地の周辺の土地の利用というふうなところのご提案でございます。貴重なるご提案をいただきまして、まことにありがとうございます。 過疎化対策といたしまして、人口の増加策であるとか、あらゆる有効資源を活用しての定住策、また観光客の集客策などを考えていくことは、重要な政策課題の一つでございます。例示されました尻海地区の錦海塩田跡地周辺の土地の有効利用につきましては、尻海地区のみならず師楽地区、長浜地区もあわせて錦海塩田跡地周辺の地区が、基本理念の一つでございます地域の活性化を柱とする錦海塩田跡地活用基本計画のまちづくり事業の中での構想になろうと考えとります。ご承知のとおり、市はメガソーラー事業のみを焦点を当てているわけではございません。メガソーラー発電所への技術観光による集客、新エネルギー関連企業の誘致などを通して産業経済への波及効果を期待しているものでございます。まさに、市議のご提案のようにまず周辺地域を活性化していく、それを市全体へ波及させていくというSetouchiKirei太陽のまちプロジェクトでございます。具体的には、跡地活用事業におけるまちづくりは、まず第1に、事業者におきましてメガソーラー発電所の建設、運営を始めていただきまして、市は土地賃貸借契約に基づく地代等を財源といたしましてまちづくり事業を推進していくという、こういった流れになると考えております。したがいまして、市全体に及ぶ課題でありますので、ご提案のモデル地域指定ということまでは考えてございませんけれども、発電所の運営開始時期を見据えながら、中・長期な展望に立って市議会や地元の市民の方々のご意見をお聞きしながら、事業の内容、また必要性、費用対効果を十分に検討してまいりたいと思っております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。 続きまして、5番目の場外馬券場につきましてでございます。 一本松展望園内の旧フルーツパルの跡地に計画されている場外馬券場につきましては、平成20年8月の都市計画法に基づく県の開発許可後、現在までに3回工事着手延期の届け出が提出され、工事未着手の状態となっております。こうした中、平成25年4月、都市計画法第45条の規定による開発許可に基づく地位の承継承認の申請が県のほうにございました。本年8月に承認となっております。 変更理由といたしましては、場外馬券場運営会社を新たに設立し、事業化を行うこととなっており、今後事業に着手し、平成26年11月の完成予定の計画となっております。開発事業者に対しましては、開発許可後5年が経過していることから、工事着手前に地元住民の方々であるとか関係者への説明会の実施と、岡山県及び当市への工事内容の詳細協議について指示をしておりますので、ご理解のほどよろしくお願いをいたしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) まずは、先ほどご説明ありました場外馬券場についてということで現在の状況、平成26年以降を目指して進んでいくようなお話がありました。そういった中で、どういったところがやられるのか、これからのことを、いずれ説明があるようなお話もありましたけれども、今現在でそういったところとのお話をされたことはあるんですか、ないんですか。 ○議長(小野田光議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(高原家直君) 先ほども申しましたけれども、5年経過というようなところで工事前着手の要望であるとか等々につきまして、その事業者と交渉をさせていただきました。 以上です。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) できるだけ早く、もうやるのであれば実行していただいて、少しでも雇用が生まれたり税収が生まれると思いますので、ぜひともよろしくお願いいたしたいと思います。 それから、年老いて元気に生活できる政策についてということでお伺いいたします。 65歳以上の1万1,686人の中に私も1人入っておりますけれども、その中でいろんな習い事、教室、お話しされました。しかしながら、中央公民館やゆめトピアで教室をされてます。その教室に行く足がないんですわね。デマンドのお話も先ほどされましたけど、デマンドのバスも運行状況が、2台がフルに動くような話でもないようなんで、1台をそういった教室に合わせての運行、そういったものを考えていただければ少しでも参加者もふえれば、その指導していただいてる先生方、ボランティアの方が減るようなことがないと思うんです。この質問事項の4の尻海地区のモデル化ですか、これと同じような考えじゃないんかなあと思います。もう、少しでも集える場所、話ができる場所があれば最高なんです。ちなみに、しゃれとして言われております。前にも言いましたけど、教育と教養と教壇をとるというて教育委員会の方のそういった方向のことに当てはめてのことを言われております。きょう行くところがある。きょう用事を見つけて何かする。そして、きょう多くの人に会い、話し談笑する、大声で話をする、そういったことも言われております。そうした中で、やはり痴呆になりにくく元気も出るというて先ほど説明がありました。そこで、やはり交通もその足ですわね、足が確保できれば必ずそういったものは実行できると思います。 部長、どうでしょうか。 ○議長(小野田光議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(高原家直君) ご提案の趣旨、十分に対応したいと思います。 先ほども言いましたけれども、今現在やってる段階におきましても、地域の交流サロンであるとか、市民のその講座へ行かれるときにそのデマンドバスを使われているというふうな実例がございます。ご提案のように、教室にあわせて運行を考えてはというようなところになりますと、これはいわゆるデマンド交通よりも少し定期的なそれ用のバスというふうなところになろうかなと思いますし、ですからそれもあわせて今の方法論とすればデマンドバスのほうが使いやすいのかなあというふうな感じを受けます。 以上です。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) 部長、牛窓のことを言ってないんです。これ中央公民館やゆめトピアである教室のことです。その点、ちょっとお答えが違うとったと思います。 ○議長(小野田光議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(高原家直君) 高齢者の方の交通の手段の確保というふうなところにつきましては、この先ほども言いましたけども、デマンド交通のその実証運行結果を見ながら、市のほうに全体にどういうふうに波及させていくか、発展させていくか、またはどうしていくのかというようなところの議論、これからさせていただきたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いをいたします。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) 部長、デマンドの牛窓のことから頭を外して言われえ。私は、デマンドというて一応余っとるから言ようるだけの話で、ほかなバスでもええ。そりゃあ、こういった教室に合わせて午前中なら午前中、午後なら午後、一回送り迎えのバス運行、地域をずっと循環してやってはどうですかというお話ですよ、デマンドと言うた私が悪かったけど。 ○議長(小野田光議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(高原家直君) 総合的なその方法論として、今後研究をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) ぜひとも、これ財政健全化にもつながるから、こういうことはもうぜひとも検討してください。もう元気なお年寄りができるんが最高ですから、私も元気におらなあおえんと思いよりますけえ。 それでは、質問事項の4の例えば尻海地区塩田跡地周辺の土地ということで先ほども言いました。説明もありました。その説明の中でソーラーの話ばっかりされましたけど、ソーラーの話しょうりません。ソーラー以外の周りの土地の話をしています。そして、その土地を、やはり今であれば、企業誘致、住宅団地、住宅団地等でも市内に在住、在勤、そしてまた子どもさんやお孫さんがよそから帰ってくるようであれば、その周りの土地を無償提供されてはどうですか。無償提供。 市長。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) それも一つの方法かなあとは思いますが、モデル地域に指定するとかという話になるともう少し大きな絵を描いて、その中で土地を無償で貸し付けるとか無償提供するとかということが有効な政策だというふうに判断した場合にはそれもあるんじゃないかなあと思いますが、それも含めて今後、まず今の段階ではまずメガソーラー事業をいかに着工させるかというところに全力を注いでおりますので、その次の段階でいろんな選択肢を考えていきたいというふうに思います。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) メガソーラー事業の振興はそりゃそれで進めていきゃあええ。同時並行をしていかなかったら今はもう手おくれになるんですわ。もう早目に、市長の出身地でもありましょうし、早目に対処しなければ、もうやがて四、五年でもう50%ぐらいの空き家になるぐらいな勢いが出るんじゃないんかなと思います。せやから、そういったことのないように、やはりこういった土地、利用することができる土地がもうかなりあります、周辺には。そういった土地に企業誘致であり、住宅団地であり、介護施設であり、そういうようなところにやはりこういったモデル地域指定をして無償で譲渡すれば、そりゃ1年以内に建設とかいろんな条件はありましょう、その中に市内業者とか、いろんな条件もそりゃ組み込みゃあいいと思います。そういったものを取り入れながら無償で出してこの固定資産税、そしてまた市民が人口がふえる、そういった政策をされてはどうですか。 ○議長(小野田光議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(高原家直君) 質問のご趣旨と少し、またかというてお叱りを受けるかもしれませんけれども、やはりそういったものを同時並行さすというところを、考えの中には、先ほど市長申しましたように、まずメガソーラーを動かそうというようなところ、私の答弁もさせていただきましたけれども、その財源を持ってそういったところの政策論を実行していくというふうなところの方法を考えております。したがいまして、今の段階で何も考えてないのかというふうなことではございません。必ずこの大きなプロジェクトが動き出せれば人が動きます。人が動くということになれば、先ほど市議ご提案の企業のほうの誘致の話も出てくるだろうと思います。人が必ず集まってくると見越しての考え方の中でいろんな構想を考えていきたいと、このように考えます。 以上です。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) もうそれじゃあ遅え言よんじゃろう。それで私は言よんです。それは私の考えですけどね。部長の考えはそうでしょうけど、これまたやらせていただきますけど、とにかく今大きな土地があると思います、そのメガソーラー以外の土地が。もう利用できる土地もかなりあるでしょう。そういった土地を利用してこの企業誘致、住宅団地、そういったものをやればやはり税収もアップするし人口もふえる、そういった考えをやっぱり幾らか弾力を持って考えたほうがいんじゃないんかなあと思います。何ぼう言うてもおえんからええ、よろしいです。 次に、質問事項の2、耕作放棄地対策再生条例をつくり取り組んではということで、先ほども機構の話をされてましたね。何か、そりゃあ国が取り組むことで、我が市としてこういった条例をつくり早急に取り組んで、全国的にも視察やそういうものに来られるような先進地になるようなつもりはあるんかな、ないんかな、部長お聞きします。 ○議長(小野田光議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(出射正君) 先ほども答弁いたしましたけども、耕作放棄地対策、非常に重要でございます。それについて、まず国が取り組んでる経過がありますので、そちらの状況を見ながら、それが有効に市として利用できるものであれば、それを最大限に利用していきたいと。さらに、それがもう一歩踏み込んで必要であれば、さらに条例化とかそういったことも検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) 部長、こりゃのんきな話をしょうてももう先ほどの話と一緒でもうどんどん進んでいきょうる話じゃから、面積的にも先ほどは言わりょうたが。なあ。かなりの面積、415ヘクタールと。もうかなりな面積なんですわ。それから、私が言おうとしょうたことも言わりょうたが。土地の持ち主、名義、そういったものがどなたが持っとられるんかわからないような、そういったこともあるから私がこういう条例をつくって市があっせんしたらということを言ってるわけです。市が一時保有して貸し出しでもすれば借りるほう、新規就農者、そういった方々も安心して借れるわけですわ。もういつ何どき返さにゃおえんとか、相続やそういうものが生まれたら返さにゃおえんようになる。そういうことのないように、こういう条例をつくって取り組んではどうですかということを、市長どうでしょうか。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 私も同感でありまして、行政が間に入ることによって農地の流動化が促進される部分は多々あるんではないかなあと思います。そうした意味で、現在国のほうが進めているいろいろな耕作放棄地対策のその制度とうまいぐあいにかみ合わせられるような取り組みをぜひしていきたいというふうに思っています。したがいまして、決して国がやらないとうちがやらないという意味で申し上げてるわけではなくて、そうした制度の重複とかそういったものがなるべくないように、うまく国の制度を活用できるものは活用しながら、行政が間に入ることによって流動が進んでいけるように、耕作放棄地対策が進んでいけるようにぜひとも取り組んでいきたいというふうに思います。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕
    ◆18番(日下敏久議員) やはりもう市長、これ時間がないんですわ。もうどんどん高齢化も進んでいってるし、もうどんどん放棄地がふえている。もうあと放棄地の質問もあるようですけれども、やはり何かの対処が必要です。もう部長やこのんきな返事しかしょうらんからなあ、そりゃなかなかそりゃ国や県を当てにしょうたらなかなか、そら予算措置もありましょうけど、これはするだけじゃったらお金かかるというても紙代がかかるぐらいで余り条例でくくってこうやるとしてもお金がかかるような話じゃないと思うんですけど。ねえ。もうぜひとも、やっぱりこれ深刻な問題ですから取り組んでください。 それと、先ほど言ったように、やっぱり新規就農者が安心して、もう瀬戸内市はええでえ、こりゃもうぜひとも市長も行政報告で言ようたように、ええ記事をすぐ引用して行政報告で言わりょうたが、よその新聞の。そういったええことだけじゃなしに、よその新聞のええことをここで言うんじゃなしに、やはり自分から率先してこういうものをつくって、いろんなものをつくって、へえで瀬戸内市に住みゃあよかった、これ来りゃあよかったという、そういうものは考えてもらわにゃあ。もう2期目にあんた市長なってから、1期目と一緒のようなあんた予習・復習みたいなことを言ようたらおえりゃあへんが、そりゃ。やはり、もうちょっと率先して頑張ってくれにゃあ。 へえで、先ほどのあんた9番議員の質問にも、煮えたか煮えんかわからんようなあんた返事ばっかりしょうたが。へえで、土地まで買うたが、自分から言ようたが。自分から。土地まで買うて地域のほうまで説明して、これからやめれるわけねえが、誰が考えても。ねえ。ほんなら、する言やええが。施設をつくるのはこっちじゃが。それから、運営するのはこっちじゃが。だから、もうかるだけの話をさりょうたが、もうかる、もうからんは別として。なあ。夢かもしれんような話もしょうた。せやけ、そういうなのを市長が2期目にやるんならやる、やらんのならやらん。何でもそうじゃが。先ほどもちょっと最初に言うたろ。市民病院の話、牛窓診療所の話。下水道、錦海、企業誘致、企業誘致もこの前新聞ちょろっと見ようたら、2期目の抱負か何かというて書いとって、民間に委託、民間に力を入れてやってもらわにゃ町はできんようなことを書かれとった。これだけこの瀬戸内市を把握したら民間企業が、企業誘致ができるわけねえ。そりゃ、市長が一番ようわかっとるでしょう。こんだけ農業振興地域で農振解除が難しゅうなってできるわけないんじゃ。それじゃったら何ならというたら、やはり市のほう、農村地域工業等導入地域等の指定とかいろんなことを考えて政策を考えなんだら、そら100%無理ですが。そりゃ、民間企業やこうでやれるわけねえ。それ市長、人ごとみてえに言ようたらいけんよ、やっぱり。2期目にあんたみんな期待しとるから無投票になったんじゃろ。じゃから、その辺を力出してやらなんだら。 それと、もうちょっとやはり、先ほども言われてましたけど、決断のできるような職員さん、職員じゃねえ、市長じゃねん。市長、副市長じゃねん。教育長、3人、そうでしょう。やはり、自分らがリーダーシップをとってやるんならやる、やらんのならやらん、中途半端なことばっかりを返事しょうるから、病院の事業管理者やこ何を言やあええやらわからんようにもうちょっと難しゅうなってしまうが、それなあ、こりゃ。できるできる言わにゃあおえんし、こっちは難しいことを言ようるし、できん、言いとうて困りょってもできんわ言われんから、そりゃ。だから、その辺をやっぱりよう気をつけて。自分もほんまに市民のために、4万弱の市民のためにやりてんなら力を発揮せにゃあおえんと私は思います。市長。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) ご指摘を謙虚に受けとめて頑張っていきたいというふうに思います。 病院のことについても触れられましたが、責任を持ってやりますということが言えるようにしていくために今一生懸命作業しとりますので、やりたいという気持ちはあるんですけども、あるんですけども、やりたいとやれますというのは当然違いますので、そこを責任持って判断していく、また決断していけるように頑張っていきたいというふうに思います。 ただ、私冒頭の答弁で申し上げましたのは市長が決めたことだからということで職員がやっぱり動いておったんではだめなわけで、やっぱり一人一人の職員がみずからのこととして捉えて、そしてそれに対して我々が責任を負うという、そういう組織をぜひとも目指していきたいというふうに思っております。そのためには、いろいろな分析を自分たちの力でできるようにならなければいけませんし、こういう状態でこういう選択肢だったらこういうふうになりますということを、やっぱり私も含めて総合的に判断していく上のそういうやっぱり組織をつくっていく必要があるかなあというふうに思っております。決して、私が責任を放棄するという意味で申し上げてるわけではありませんので、そこはぜひともご理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) 市長、やはりいろんな諸問題があると思いますけれども、やはりもう財政状況が厳しい、税収をアップ、それがもう一番だと思います。そういった中で、最後に企業誘致、どう考えられてます、市長。企業誘致をすればやはり雇用が生まれるんですわ。雇用が生まれれば私たちの子どもや孫、そういった者が、人が勤めれるんですわ。勤めれればそこで結婚されたり、そりゃ結婚してこの瀬戸内市に住んでいただけたり、そして親の家の隣に土地でもあれば建っていただく、家をね。ほしたら、それの固定資産税も入ってくる、そしてまた人口も増になる。ほしたら、子どもができ、ほんならおじいさん、おばあさん、孫ができる。その孫の守りでもしょうりゃあ毎日日にち忙しいから認知症にもなりにきい。なっ。話もする。いろんな面で解消するんですわ。へやから、1つのものじゃなしに循環するような物の考え方をして、そういう市全体の捉え方をして市政運営をやっていただかにゃ。何でもかんでもこれをする、あれをするというて言えとは言ようりゃへんのんじゃ、こりゃもう、そういうことは。やはり、自分をよう考えてやっていただきゃあえんじゃけど、やはり市民が安全・安心に暮らせるようなこの地域づくりが私は一番じゃないんかなあと思います。住みよいランキングで上位に入っとるからというてにこにこして発表しょうたんじゃなしに、やはりほんまにもう生かしてもろうたらよかったなあというて言ってもらえるような。牛窓にお年寄りの方が東京のほうから来られとる方と、この前ちょっと一緒に話させてもらったけど、この瀬戸内市というのは本当いいところですなあと言われてほんまうれしかった。せやから、そういうことが周りの人たちにみんなに言っていただけるようなまちづくりに努めていただきたい。最後に方針を述べてください。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 議員ご指摘のように瀬戸内市の恵まれた立地条件であるとか、この環境を最大限に生かして市民の皆さんが住みやすいなあと思っていただける、そういう町をぜひとも引き続きつくっていきたいというふうに思っています。 企業誘致の話は先ほど出ましたけれども、我々もお金の続く限りは企業誘致を積極的にやっていきたいという思いはあります。ただし、残念ながら企業誘致というのは投資をしたものを回収するまでに相当の時間がかかるというのも議員ご存じのとおりでありまして、例えば企業誘致をやって起債の償還を5年でやらなければいけない。ところが、税収として回収できるのは30年、40年かかってくるという、そうしたやっぱりキャッシュフロー上非常に大きな影響があるもので、ここをやっぱり市の財政状況を考えながらやっていかなければいけない面もございます。そうした意味で、今やっておるところは何とか進めていきたいという思いは持っておりますし、またそれ以外のなるべく市の財政がちゃんと回っていけるような形を常に見きわめながら、積極的に今後もそうした仕事場、働き口の確保ということを進めていきたいというふうに思っておりますので、どうぞご協力をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) 企業誘致はお金が要るというお話しされてました。先ほど、お金が要らない企業誘致の場所、そういったものもお話もさせていただいたんで、ぜひともこれからしっかり研究して市民のために住みよいまちづくりしてください。 以上で質問終わります。 ○議長(小野田光議員) 以上で日下敏久議員の質問を終わります。 次に、発言順序3番、平原順二議員の一般質問を行います。 10番平原順二議員。            〔10番 平原順二議員 登壇〕 ◆10番(平原順二議員) 30分弱ありますから30分で終わりたいと思います。ご協力のほどよろしくお願いをいたします。 質問の1番目、行政のスリム化について。(1)公共施設及び土地の有効利用を考えてはということを題にしております。学校給食の調理場の民営化をもうぼつぼつこの瀬戸内市も考えて児童・生徒にサービスのよいいいおかず、御飯を出したらどうだろうかなということに思います。長船支所、長船公民館をゆめトピアにしとりますけれども、③の長船分駐所を本署へじゃなしに本署へもですけども、これもゆめトピアへ一緒に行ったらどうだろうかなあと。ゆめトピアの社協の長船支所の横ですかね、あいとりますから、倉庫があるかな、車庫があるかな、あれは。そういうなのを有効利用したらどうでしょうかねということです。これは耐震が、消防長──おお、こっちじゃ、消防長、今度は。ねえ、耐震が今度は、もうねえでしょう、ありゃ。ねっ、それも考えてください。 それから、職員の資質の向上について。(1)市民目線で対応しているのかどうか、これをちょっとお聞きします。市民の方がいろいろご忠告をいただくんですよ。もっと、前に比べれば、前回の日下議員さんが質問しょうりましたけどよくなりましたよ。受け付けへ行っても立ってちゃんと待ちょうりますし、大分向上したと思いますけど、中にはやっぱりまだまだ我々から見ると、お声をかけても返事がない。おはようございますと挨拶がない職員さんもいっぱいいるんですね。これもどうかなあと思います。 それから、全職員の上下関係がうまく機能しているのかなと、これは今日下議員からかなりしつこい質問しましたけども、市長と幹部職員と話し合いがきちっとできているのか。副市長と市長が話をしているのか。教育長と話ができているのか。管理者と話ができているのか。できとんならできとると言うたらええでしょう。 前回の質問で教育長に、出先機関へ行ってどういう仕事をしとんかなというお願いをしましたけども、途中で教育長さんが全部行きましたと、大変えらい仕事をしょうりますなということですけども、副市長やこ行っとる、給食センターじゃとかいろんなところへ。トップのナンバーツーだからな。やっぱり、市の職員の仕事先をやっぱり副市長も市長もやっぱり見とかないけん思うんですよ。いつも副市長室でこんなことをしとるけどなあ。ちょっと考えていただきたいと思いますね。 それから3番目、地場産業の育成について。瀬戸内市の商工業者を最優先に取り組むことにより、雇用もふえるし税収も上がるんですね。やっぱり地元には商工会がありますから、それを通してでも地元のものを買う。へえから、例えばこの瀬戸内市が、コピー用紙にしても全部が、安い高いは別にして安いもんがあれば地元から仕入れる。ほいで、消費税がこの瀬戸内市におりる。私は不満なんですが、この間の図書館の設計が東京のほうの業者ですね。これで、何が瀬戸内市がもうかるんだろうかな。岡山県にも入らんのだ、あれはな。消費税も何にも。ほいで、何かが用があってその設計者を呼ぶと、あれ交通費とか宿泊費をどこ出すん、自分が出しょんですか。市が出すんですか。また、そりゃ答えてください。 4番目、錦海塩田も一緒になるんです。これ一緒にやります。錦海塩田跡地のその後について、(1)、10月ぐらいから工事と聞くが、賃借料はいつごろからこの瀬戸内市に入るのでしょうか、教えていただきたいと思います。 (2)番、地元商工業者に仕事のあっせんができるか。これは、市からすぐ地元業者にはあっせんができませんけども、地元の商工会を通してでもそういうお話をぜひやっていただいて、地元商工業者が少しでもこの瀬戸内市に潤いを与える。雇用もありますし税金も入るんですから、こういうお考えができるかどうか、第1回目の質問を終わって12時にはやめます。 ○議長(小野田光議員) 危機管理部長。            〔危機管理部長総合政策部参与 坪井裕一郎君 登壇〕 ◎危機管理部長総合政策部参与(坪井裕一郎君) 失礼します。それでは、私のほうから議員ご質問の質問番号1、行政スリム化につきまして、それから公共施設及び土地の有効利用を考えてはという質問に対しまして、まず行政改革の立場でご答弁させていただきます。 議員ご質問のとおり、公共施設につきましては、これは全国の自治体でも共通の課題となっております。瀬戸内市におきましては、財政状況が厳しい中施設の民営化、また統廃合は避けては通れない課題となっております。これまで瀬戸内市におきましては、指定管理者制度の導入によりまして、岡山いこいの村、観光センター、道の駅など民間による運営に移行してきておりますが、今後も職員定数が削減される中で、より一層の民営化を推進していく必要があります。 ご指摘の学校給食調理場につきましては、給食業務の民営化も含め、今後早急に検討していかなければならない課題であると考えております。 また、施設の統廃合につきましても、現在市有の建物は学校も含めまして約400棟ございます。そのうち、約半数は築30年を経過しておりまして、これらの維持補修に係る経費は厳しい財政状況をさらに圧迫していくことになります。 ご指摘の長船支所、長船町公民館、それから長船分駐所をゆめトピアへという件につきましては、これはまちづくり会議の財政健全化部会におきましてもそのあり方が検討されておりまして、今後財政負担の面からも、また議員ご指摘のとおり、耐震化、安全性の面からも至急に検討していかなければならない課題であると考えております。 公の施設につきましては、今年度、来年度2カ年でそれぞれの施設の評価を行いまして、そのあり方の検討をし、計画を策定していくこととしておりますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(小野田光議員) 総務部長。            〔総務部長 福池敏和君 登壇〕            (10番平原順二議員「簡単にもう答えてよ」と呼ぶ) ◎総務部長(福池敏和君) それでは、私のほうから、まず質問事項2、職員の質の向上について、市民目線で対応しているかということについてのご答弁を申し上げます。 議員が言われるように、まだまだ声をかけても挨拶がないということでした。確かに、市民からの評価をいただけるものは、まず明るく爽やかな挨拶、そしてまた親切で丁寧な対応、それが公務員としての責務だと思います。そういうことによりまして、市民からの評価をいただけるものと思っております。引き続きまして、しっかり職員研修を続けながら、議員のおっしゃるとおりに質の向上について頑張ってまいります。 2点目の全職員上下関係うまく機能しているかということですが、まず現在市の組織を運営していく上で、各部で部の経営計画を作成しております。その中で、部会や課会議等で実施しており、組織内での情報共有やコミュニケーションをとることでスムーズな組織運営を心がけているところです。また、目標管理制度の中で、目標設定時や進捗状況を管理するとき等は上司と部下が個人面談を行うこととしております。ふだんから報告、連絡、相談をきちんと行っていくことで、上司と部下の共通理解を図るだけでなく、信頼関係を構築できるものと思っております。引き続き、しっかりと上下関係をうまくいくように努力してまいります。 それからもう一点、質問事項3、地場産業の育成についてというご質問ですが、まず市が発注する工事につきましては、地元業者育成の観点から、指名業者の選定に当たっては指名方針として市内業者、準市内業者、市外業者の順に指名に機会を与えるようにしております。 ちなみに、24年度、公共工事におきます発注でございますが、地元市内業者を指名しているのは92件、全体の86.8%に上っております。また、雇用者につきましても、地元業者を中心的に指名しております。議員がおっしゃる市長部局のコピー用紙につきましては、市内業者、準市内業者の指名を優先として選択しとります。 以上でございます。 ○議長(小野田光議員) 教育長。            〔教育長 藤原一成君 登壇〕 ◎教育長(藤原一成君) 市民目線で対応しているかということについて、教育委員会のほうから答弁申し上げたいと思います。 市民目線で対応するとは、議員ご指摘のとおり、まず日々の窓口や電話での市民への丁寧な対応がそれに当たると考えております。さらに、市民が行政に何を求めているのかをきちんと把握する。市民の満足が得られる施策を行うことが大切だと考えております。その際、どうしてそのような施策を行うことになったのかについても、市民に対してわかりやすい説明をすることも重要であると思っております。このように市民のニーズをしっかりと把握して、そのニーズに即した施策を企画し、説明責任を果たすような仕事をしていくことが、行政職員の資質の向上につながると考えております。そのためには、担当職員はもちろんのこと、私や教育次長も可能な限り現場に出向き、住民の意見などに耳を傾けることがとても重要であると議員のご指摘もいただき、痛切に実感しているところでございます。今後とも、まず私自身が一層市民目線の対応に心がけるとともに、教育委員会の職員に対しても指導してまいりたいと考えております。 全職員の上下関係がうまく機能しているのかというご質問がありました。教育委員会においては、全職員の上下関係はおおむね機能していると考えております。教育委員会においては、教育委員会の行政事務全体を、教育次長が課長級の職員への指導、助言を行いながらきめ細やかにまとめてくれており、教育長としても大変心強く感じております。また、各課長級の職員は担当する部署をよく管理監督し、適宜部下への指導も適切に行っております。また、各課長を補佐する課長補佐級の職員は課長を実務ベースでよくサポートしており、係長級以下の職員も上司の命令や指導に従い、各種の職務に専念しております。 ところで、職員にはそれぞれ個性があり、同様に業務上においても得意とすることとそうでないことがあることも事実です。お互い組織の中でそれを補い、助け合い、学び合うことが職員の資質の向上につながると考えております。教育委員会では、秩序ある上下関係を前提としながらもお互いに学び合い切磋琢磨する仕事集団を目指して努力してまいりたいと思います。さらには、住民の方々、市民の方々、市民を代表する議員の方々のご忠告、ご提言も素直に承りたいというふうに考えてございます。 なお、先ほど議員からご指摘のありました図書館の設計業者の交通費、宿泊等について、この事項の説明事項ではありませんので、恐れ入りますが再質問のほうで再度ご質問いただければ教育次長から答弁させます。 以上でございます。 ○議長(小野田光議員) 総合政策部長。            〔総合政策部長 高原家直君 登壇〕 ◎総合政策部長(高原家直君) それでは、私4番目の錦海塩田跡地のその後につきまして、10月ぐらいから工事と聞くがということで、この跡地活用事業につきましては、現在事業者におきまして太陽光発電関連事業、安全・安心事業、まちづくり事業の各事業費の算定、事業資金の調達に関する審査作業を行うとともに、県条例に基づく開発許可及び県と市と事業者の三者による自然保護協定の締結に向けて県との協議を進めております。 また、市におきましても安全・安心の確保のために必要な事業の内容、事業者との役割分担や土地の貸し付けの条件などについて検討を行っております。また、事業者との協議、交渉を進めている段階でございます。 工事の着手につきましては、市と事業者と施行協定、土地の賃貸借契約を締結いたしまして、事業の実施の条件を確定することや、県からの事業開発許可などの関係法令手続、産業廃棄物処分場の適正廃止手続が完了する必要がございます。計画では、本年11月ごろの工事着手を予定しているところでございますが、行政報告でも申し上げましたとおり、事業者から中国電力の変電所への接続、送電線敷設工事の工期が想定より長期化する見込みであり、これへの対応策の検討に時間を要することから、着手時期が若干おくれるとの報告を受けております。 ご質問の借地料につきましては、この工事着手時期から発電事業が終了するまでの長期間にわたり収入を得ることを念頭に発電の開始時期ではなく、工事着手の時期から収入が得られるよう事業者と交渉を行っておりますけれども、工事期間中と事業者に収入が発生する売電開始後では、当然その借地料を変えるべきと考えております。こうした土地の貸し付けの条件が決定次第、議会特別委員会、また本会議へのご報告をさせていただきますので、ご理解をお願いしたいと思います。 なお、借地料の額につきましては、発電使用面積が400ヘクタールから250ヘクタールに減少し、総事業費が低地対策工事、塩性湿地の設備対策工事実施の必要性などから、当初の想定よりも高額になる見込みで、事業収入への影響があるという事業者から聞いておりますけれども、市といたしましてはできる限り市に有益となるよう、交渉に今現在臨んでいるところでございますので、具体的な借地料等につきましてはご勘弁を願いたいと思います。 以上でございます。 ○議長(小野田光議員) 市長。            〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) 職員の上下関係がうまく機能してるかどうかという点について答弁をさせていただきます。 これは、私、副市長、そして教育長、また部長、それ以外の職員も含めてどのようにコミュニケーションが円滑に行われているかということだというふうに思います。極力、いろいろな職員と話ができるような機会をつくりたいということで詰めているのと、それから相談に来てもらいやすい雰囲気といいましょうか、そういうふうな立場にやっぱり身を置くということも大事かなあというふうに思っております。具体的には、年間でスケジュールを決めて幹部職員と話し合いを持つような機会をとっておったりとか、それから最近になっては朝の打ち合わせのときに、この官房系の部長だけではなくてそれぞれのそれ以外の部長も含めて少し情報交換できるようなことも意図的にやったりとかということで、試行錯誤は当然ございますけれども、いろんな形で努めておるという実態でございます。当然、副市長と私の関係はドアをあければすぐ話ができますので、機会を見つけてといいましょうか必要があれば、いろんな話をそこでしながら進めている状況、なかなか見えづらい部分もあるんではないかなあというふうに思いますけれども、日常的にそういうことを行いながらやってるところでありますので、そういったところはぜひともご安心をいただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(小野田光議員) 平原議員。            〔10番 平原順二議員 登壇〕 ◆10番(平原順二議員) それじゃあ、1番目からいきます。 この瀬戸内市も公共の土地、建物、無駄がいっぱいありますね。例えば、長船駅の南っ側に線路沿いに土地があります。ぼうぼうと草が生えております。これも駐車場で少し安くしてお貸しをして収入を得る方法もありますよね。それから、ゆめトピアへ午前中、朝行きますと、あそこへ車を置いて長船駅まで歩いていって無断駐車言うちゃあ悪いんかわからんけども、そういう方もいらっしゃる。契約をして、例えば1万2,000円要るんであれば7,000円にするとか8,000円にするとか、ゆめトピアの駐車場はほんなら昼には使ってくださいと、お金いただきますよと、そりゃ考えたほうがえんじゃないですか。 それから、長船で言いますと、前の給食センターの跡地、へえから建物が、建屋がある。いろんな場所がいっぱいあるでしょ。長船町公民館のところを今言いましたけども、公民館をゆめトピアのほうへ移して、消防もあそこを出ていただいてゆめトピアへ移してあそこを民間に売って、住宅団地として、お金の費用を持って何かをする。スリム化になりますが。 ほいから、私は今ちょっと腑に落ちなんだんじゃけど、危機管理部長が給食センターも考えますというて民間を。わしゃ、えっ危機管理課がやるん、ありゃ。 教育長があれはしゃべるんじゃねん、給食センターは。            (「答弁」と呼ぶ者あり) じゃ、答弁をな。私、危機管理課が、ええっ、これやりょんかなあ思うて。            (「参与」と呼ぶ者あり) あっ、ああ参与か。            (「参与です」と呼ぶ者あり) ごめん。ちょっと、やっぱり自分のことは自分でしていただかにゃあ、てんでんばらばらで幹部があったんでは、今市長はよう副市長と隣じゃからよう話をしょうるけど、私はよう話ししょうるには見えんのじゃけど。その今の空き地、へえから間、場所、へえから駐車場の問題、どう考え、これは総合政策部長。参与。 ○議長(小野田光議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(高原家直君) まず、最初にお断りをさせていただきますけれども、危機管理部長の坪井部長につきましては、当部、総合政策部の参与でもございますので、その立場でご答弁をさせていただいているということでご理解をいただきたいと思います。 それでは、具体につきましては、坪井参与のほうからご答弁をさせていただきます。            (「あと7分しかねんじゃから、はよせえよ」と呼ぶ者あり) ○議長(小野田光議員) 坪井参与。 ◎危機管理部長総合政策部参与(坪井裕一郎君) 失礼しました。先ほどのお話ですけども、行政改革の立場で申し上げますと、議員ご指摘のとおり、本当に今有効に活用されていない土地、それから建物につきましては、それぞれの評価を行い、例えば長船の駅の南側にある土地でございますけども、旧長船町のときからこれは活用されていないと思います。このあたりも駐車場として活用できるか、そのあたりにつきまして検討するべきだと思いますし、それからゆめトピアの駐車場にしましても、議員おっしゃられたように一部を契約をしてそういうふうに活用することも考えられると思います。また、給食調理場、給食センターにつきましても、これらにつきましても、一度更地にして、例えば分譲地にするとか企業誘致にするとか、そういうことは当然検討しなくてはいけないことだというふうに認識をしておりますので、これもまた今年度、来年度にかけて公の施設のあり方を検討する中で、当然十分に検討していきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(小野田光議員) 平原議員。            〔10番 平原順二議員 登壇〕 ◆10番(平原順二議員) ちょっと済まんで。2番目の職員の資質の向上、電話を、私は市役所にします。たまにきちっと電話の対応ができとるのは、前の会議か、保健福祉部は大体保健福祉部の誰々です。本庁へ電話すると、大体名前を言わん人が多いんじゃな。電話とった人が。これは、やっぱり徹底したほうがええ思う。瀬戸内市役所の何課の何部の誰ですとか。わからんがその人が、私は。電話を大体たらい回しする。そういうことはきちっとしてください。 それから、やっぱり市民が窓口へ来てやっぱり、対応する人によっては多少は違うでしょうけども、不愉快な思いをして帰られる人も中にはいらっしゃるかもわかりません。そういう話が我々のとこへ来るんですね。やっぱり、それはやっぱり市長がやるんか総務部長がやるんか私知りませんが、やっぱりきちっと、1週間に1回か1カ月に1回か私わかりませんがきちっと皆さんに注意をして、口の中が臭かったらガムでも食べて口をきれいにするとか、不愉快な思いを市民に与えないとか、そういうマナーもやっぱりするべきだと思うんですけども。 へえから、上下関係、上下関係は市長いわくうまくいっとるようでございますけども、本当にあれ、さあどうかなあと。わかりません。ずうっと私は市役所へおるもんでありませんから。これからはやっぱり上下関係もうまくいって市長と副市長が仲よく手をつないで、この瀬戸内市がよくなりますように、税金でみな飯を食よんですから、議員も。それをちょっと頭へ入れてやってください。 それから、さっき教育長さんがちょっと荒げとりましたけども設計の件。岡山県にも一つもお金が入らんし、この瀬戸内市も一銭もお金が入りませんが。そういう業者が岡山県にいなかったのかどうかわかりませんが、東京からこっちへ来るときに出張旅費が要るのか宿泊料が要るのか、それだけ答えてください。 ○議長(小野田光議員) 教育次長。 ◎教育次長(安木義忠君) このたびの図書館のプロポーザルの件でございますが、業者の宿泊費につきましては参加会社持ちでございます。 ○議長(小野田光議員) 平原議員。            〔10番 平原順二議員 登壇〕 ◆10番(平原順二議員) それを間違わんように、ともすればちょっとややこしゅうなったりすることがありますんで、気をつけてください。次長……。ちょっととめて。休憩して。 ○議長(小野田光議員) 暫時休憩します。            午前11時57分 休憩            午前11時57分 再開 ○議長(小野田光議員) 再開します。 平原議員。            〔10番 平原順二議員 登壇〕 ◆10番(平原順二議員) プロポーザルはこんなものはかからんのわかっとんですよ。これからあなたさんが業者を呼んで図書館を建てるときにいろいろ説明を聞いたり、こちらの要望を出したりするときに、全部業者がそれで瀬戸内市に来るんですなあ言よんですよ。 ○議長(小野田光議員) 教育次長。 ◎教育次長(安木義忠君) 今後のそういった協議を進める中、設計をしていく中のものにつきましては設計委託費の中に入っております。 ○議長(小野田光議員) 平原議員。            〔10番 平原順二議員 登壇〕 ◆10番(平原順二議員) ということは、この間の設計料以外にその業者に対してお金を完成するまで払うことはないんですな。 ○議長(小野田光議員) 教育次長。 ◎教育次長(安木義忠君) 今回契約をした金額の中でその事務をしていただくことになっとります。 ○議長(小野田光議員) 平原議員。            〔10番 平原順二議員 登壇〕 ◆10番(平原順二議員) 間違いねえですか、市長。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 当然、宿泊費等必要経費も含めての契約金額だというふうに認識はしております。 ○議長(小野田光議員) 平原議員。            〔10番 平原順二議員 登壇〕 ◆10番(平原順二議員) これが上下関係なんですよ。こういう話をしとかんと、ねえ、市長は知らなんだ、次長は知っとったというておかしいでしょ。これでも代表監査が意見を言ようりましたけども、竹原上下水道部長が、5%下げたけども何も異常はねかったと言うたら、代表監査はやっぱり5%下げとりゃえれえというて言ようたわ。なあ。それで話し合いをしとかにゃ、きちっと。もうこれええわ。 ほいじゃ、錦海塩田の跡地ですけども、多少は伸びるとは言いましたけども、金額的にもわからんと言いましたけども、大体いつごろからこの瀬戸内市へ賃借料が入るんでしょうか。 ○議長(小野田光議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(高原家直君) 先ほども申しましたけれども、今交渉中でございまして、ただしその契約につきましてはこの10月をめどに結ぼうというふうなところで今動いております。その契約に基づいての部分になりますけれども、工事着手からのときになるということで、先ほどの答弁のとおりなんでございます。したがいまして、いつになったかというようなところはまた当然のごとくご報告をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(小野田光議員) 平原議員。            〔10番 平原順二議員 登壇〕 ◆10番(平原順二議員) アパート借っても借家を借っても契約した時点でそれは発生するんですね。それは、市長どうなんですか。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 当然契約をした段階で、その効力は発生するというふうに認識をしております。ただ、いつの段階で、じゃあ賃借料等をお支払いいただくかということも含めての契約になると思いますので、そのあたりはしっかりと煮詰まった段階で、責任のある報告をさせていただきたいと思いますので、少しお時間をいただければと思います。 ○議長(小野田光議員) 平原議員。            〔10番 平原順二議員 登壇〕 ◆10番(平原順二議員) ちょっと延びますけども、ちょっと延ばしてください。 やっぱりそれきちっとしとかんと、財政的にちゃんと載っとりますが、錦海の借地料がね。それが余りひっさ延びたらやべえでしょう。だから、それは向こうの先方の業者の方にお願いをして、何月の何日ぐらいから借地料がきちっと瀬戸内市へ払いますよということを、ぜひとも確認をしてください。 それと、地元商工業者のことでございますけども、やっぱり地元商工業者が元気でないとこの瀬戸内市も元気がありませんし、税収もふえませんし、雇用もふえません。 実は、ちょっと余談になるかもわかりませんけども、先般市長にはちょっとお話をしとりましたけども、阪急百貨店がちょっとある人が来られまして、この瀬戸内市でこういうことをしてほしいと。我々議員としてやっぱり一生懸命やりますが、雇用のために、税収のために。ねえ。それもっとやっぱり市の職員さんもそういうことを一生懸命考えて地元商工業者のサービス向上を、ぜひともこれからもっと考えていただきたいと思いますけど、市長のお考えはどうでしょうか。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 議員の皆さんにもいろいろな話を持ち込んでいただいてといいましょうか、ご紹介いただいて非常にありがたく思っております。そうしたところを、極力我々のほうもそのチャンスを無駄にしないように、一体どのような財政的な措置ができるかということも含めて本当に真剣に考えていく必要があるというふうに思っています。単に仕事がふえるからとかそういったことにならないように、ぜひとも前向きにそうした機会を捉えていけるように市を挙げて頑張っていきたいというふうに思います。            (10番平原順二議員「処遇。商工会の、商工業者」と呼ぶ) ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 地元の商工業者さんの支援につきましても同様でありまして、そうした外からのいろんな投資の話であるとかというものが来れば、それをしっかりと地元の皆さん方にそれが循環していくようなそういうご支援もしていきたいというふうに思っております。ただ、行政ができることはどうしても限界の分もございますので、そのあたりはご理解いただかなければいけないところはあると思いますけれども、何かそうした話があるときには、必ず我々も地元の事業者の皆さん方への配慮をお願いしたいということは常に申し上げておりますので、今後もそうした方向で動いていきたいというふうに思っております。 ○議長(小野田光議員) 平原議員。            〔10番 平原順二議員 登壇〕 ◆10番(平原順二議員) 役所から地元業者の直にお話をするのは大変難しいんだと思うんですね。だから、せっかく商工会というとこがあるんですから、そこへご相談をしてやっぱり皆さんにお声をかけていただく、これをぜひやっていただきたいなあと思いようります。 それから、今福池部長は地元でコピー用紙だとかいろんなものを買っとると言います。教育委員会は、どこで買っとんですか。 ○議長(小野田光議員) 教育次長。 ◎教育次長(安木義忠君) 先ほどのコピー用紙等におきましては、市内業者を中心に納入しているという認識でございます。 ○議長(小野田光議員) 平原議員。            〔10番 平原順二議員 登壇〕 ◆10番(平原順二議員) これ認識じゃあおえんのよ。そんな答弁じゃ。次長が、買っておりますというたら私すっと下がるんじゃけど、ああそうかようやっとるなあと。もう一度どうぞ。 ○議長(小野田光議員) 教育次長。 ◎教育次長(安木義忠君) 済いません、もう一度。市内業者で購入しております。 ○議長(小野田光議員) 平原議員。            〔10番 平原順二議員 登壇〕 ◆10番(平原順二議員) また、調べに行きます。 ちょっと5分過ぎましたけど、これで私の質問終わります。ありがとうございました。大変遅うなりました。済いませんでした。 ○議長(小野田光議員) 以上で平原順二議員の質問を終わります。 ここで昼食休憩といたします。 再開は13時10分といたします。            午後0時7分 休憩            午後1時10分 再開 ○議長(小野田光議員) 再開いたします。 次に、発言順序4番、川野泰一議員の一般質問を行います。 6番川野泰一議員。            〔6番 川野泰一議員 登壇〕 ◆6番(川野泰一議員) 新人議員の川野でございます。先週は、各地で大量の多くの雨が降りまして災害が出ました。この瀬戸内市におきましては幸いにも被害が少なかったと聞いております。災害の少ない、安心して安全に生活ができる瀬戸内市を目指して頑張りますので、よろしくお願いいたします。 それでは、要旨に従いまして質問させていただきます。 県道脇の雑木の伐採についてでございます。 県道の大土井、庄田、福谷、知尾、また大土井、三谷池、才ノ峠、尻海、敷井間では道路脇に雑木が生い茂り、交通の妨げになっている。また、街灯や防犯灯にも妨げになっています。これから9月に入り、日が短くなると、防犯対策上も不安なものがあります。市として早急に伐採等をするよう県に対して働きかけていくべきだと考えますが、見解をお示しください。 2番目でございます。 通学路の整備についてでございます。 通学に自転車を利用している子どもたちが多いが、自転車で通行困難な箇所や車道を通行しなければならない箇所があり、特に本庄地区、尾張地区の2カ所は危険であります。自転車道や歩道等の整備、補修等についてどのように考えているのかお聞かせください。 3番目でございます。 スポーツ関係施設の整備についてでございます。 スポーツ関係施設と言えば体育館、プール、グラウンド、野球場、テニスコート、多目的グラウンド等があると思いますが、施設によっては改修や補修が必要なところが見受けられます。市内のスポーツ愛好家にとって活動の場の確保と、より充実した使い勝手のよい施設への変貌が望まれます。市としては、スポーツ関係施設の改修や補修について、今後どのようにしていく考えなのかをお教えください。 4番目についてでございます。 学校施設整備についてです。 私は、PTA活動を12年、社会教育に35年携わってきましたが、学校現場ではお金がないという話ばかり聞かされてきました。学校現場から、施設、設備、備品等の補修や改修、補充等の要望が数多く出ていると思います。教育委員会は現状をどう認識されておられるのか、これらに対してどのように対応できているのかを教えてください。 以上です。 ○議長(小野田光議員) 産業建設部長。            〔産業建設部長 出射 正君 登壇〕 ◎産業建設部長(出射正君) それでは、まずご質問の1番、2番についてご答弁いたします。 最初のまず県道脇の雑木の伐採についてということで、県道脇に雑木が茂り、交通・防犯の妨げになっていると、早急な伐採をということでございます。ご指摘のように、道路沿いの雑木や草などは交通安全上支障があるとともに、景観上も好ましいものではありません。このため、県においては、道路パトロール業務を年間委託しており、通行に支障がないように安全対策に努めております。県道脇の雑木を全て伐採するということはかなり事業費がかかりましてちょっと難しいのですが、道路交通に支障のないように、支障のある箇所については伐採を実施しております。なお、ご指摘の件も含めまして、緊急時、それから災害時におきまして支障となる箇所がありましたら県に要望を行ってまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 それから、2番目の歩道等の整備、補修についてということでございますけども、通学路の安全対策につきましては、平成24年度に学校、PTA教育委員会、警察、道路管理者が合同で通学路の緊急合同点検を実施いたしました。緊急合同点検の結果、建設課が対策を講じるべき危険箇所は28カ所あります。ことしの8月末現在で17カ所の対策を実施いたしました。対策内容といたしましては、外側線の引き直し、それから路面標示等でございます。さらに、現在2カ所について測量設計等の道路計画のほうを実施しとります。 今後、カーブミラーや防犯灯、防犯柵の設置、それから道路標示等の対策を順次行っていきたいと考えております。 ご指摘の県道の歩道の整備についてでございますけども、おっしゃるように本庄と尾張地区のほうで歩道の一部がまだ整備されてない箇所があります。こちらのほうは合併前になりますけども、歩道整備の際に用地買収ができなかったため、現在も整備をされてないというふうになっております。これらにつきましても、今後とも、生徒・児童の安全対策、また市民の安全確保の観点から県へ継続して用地買収等の要望を行っていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(小野田光議員) 教育長。            〔教育長 藤原一成君 登壇〕 ◎教育長(藤原一成君) 通学路の件につきましてご質問がございました。議員ご指摘のとおり、朝通学時に自転車などを見かけますと、自分が運転していても冷やっとする場面がございます。そういった実態の中で、私どもは限られた条件の中で対策は講じてるところでございます。通学路の安全対策につきましては、これまで危険箇所とされていたのが83カ所、全てで83カ所ございます。それで、6月の議会までには55カ所、何らかの対策を実施したとご報告を申し上げております。さらに、8月までに10カ所対策を施しまして、現在対策を実施したものは83カ所中の65カ所となってございます。残りの箇所につきましても、優先度の高いものから順次安全対策を実施してもらうように、引き続き関係機関に粘り強く要望してまいりたいと考えてございます。 さらに、ことしも夏休みを中心に学校においてPTAの協力も得て通学路の調査をしております。現在、新たに危険箇所として判断されたところを教育委員会に報告してもらっております。今後、各関係機関と調整を行い、新たな危険箇所については10月に合同点検を実施する予定として進めてございます。昨年度同様、警察署、道路管理者、PTAと連携して効果的な対策の実施について検討し、危険箇所の解消に向けて努めてまいります。 通学路の安全対策につきましては、今後も関係機関が相互に連携して継続的に粘り強く取り組んでまいりたいと考えております。 さらに、自転車の通学に関して言いますと、先般交通安全の協議会が警察で行われました。その際に警察当局から、瀬戸内市の自転車の事故が非常に減っているというお褒めの言葉をちょうだいしました。そのお褒めの内容は、学校のほうでよく交通安全教育を徹底してくださっているということでございました。あわせて申し上げておきます。 以上でございます。 スポーツ施設と学校施設の件につきましては、教育次長より答弁させます。 ○議長(小野田光議員) 教育次長。            〔教育次長 安木義忠君 登壇〕 ◎教育次長(安木義忠君) 失礼いたします。それでは、私のほうから3の教育関係施設の整備について、1、2について答弁をさせていただきます。 まず、1のスポーツ関係施設には、補修、改修が必要なものがあるが対策はについて答弁させていただきます。 まず、補助事業を活用しました大規模な工事関係につきましては、中期財政計画に基づき予算化し、保守、改修を行っております。24年には、長船B&G海洋センタープールでのバリアフリー化を伴う大幅な改修を行いました。また、それに伴い国府小学校の子どもだけでなく、多くの市民の方によく利用をしていただいているところでございます。また、今年度中には、老朽化した邑久海洋センター内の全ての床面の改修を実施する予定でございます。特に今年度は、国のスポーツ基本法の改定に合わせて、市スポーツ振興計画の見直しを行う予定にしております。その中で、市内のスポーツ施設などの施設環境整備についても、スポーツ推進審議会の中で協議をしていく予定でございます。今後も財政状況を考慮しながら、必要な予算確保に努めていき、スポーツ環境の整備を可能な限り進めてまいりたいと考えております。 次に、2の各学校の施設、設備、備品などの保守、改修、補充などの要望に対してどのように対応しているかについて答弁させていただきます。 まず、補助事業を活用した大規模な工事関係予算につきましては、教育委員会で中期財政計画に基づき予算編成を行っております。 また、市費で行う小規模の改修、改善工事につきましては、10月上旬までに各学校ごとに取りまとめて要望をしていただき、10月下旬までに現場確認をして優先順位を検討しております。なお、備品や消耗品などにつきましては、11月上旬までに各学校から要望を提出していただくこととしております。その後、優先順位を検討した工事関係と、備品や消耗品などの需用費関係を合わせて教育委員会が各学校に対する予算査定を行い、財政部局に予算要求を行うことにしております。 今後も、重要性や緊急性を考慮しながら必要な予算確保に努めていきたいと考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(小野田光議員) 川野議員。            〔6番 川野泰一議員 登壇〕 ◆6番(川野泰一議員) まず初めに1問目でございますけれど、産業建設部長は雑木とかが生い茂っている現場を見られましたか。 ○議長(小野田光議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(出射正君) 質問が出てからになりますけども、現地のほうは確認いたしました。 ○議長(小野田光議員) 川野議員。            〔6番 川野泰一議員 登壇〕 ◆6番(川野泰一議員) どのように思われますか。あのままでいいと思いますか。防犯対策上、早急にすべきじゃないと思われませんか。 ○議長(小野田光議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(出射正君) ご指摘のように、交通安全上と、それから防犯対策上は2点の視点がありまして、端的に言いまして非常に木が生い茂ってるなという感じは受けました。ただ、車の通行に支障があるかどうか、それからまた防犯灯のほうにつきましては、かなり木が茂って昼間には隠れているんですが、夜間にちょっとどうなってるのか、夜間ちょっと見ていませんので、ただ感じとしては非常に木が生い茂っていてすぐに県のほうに要望して伐採をお願いしたいというふうには感じております。 以上です。 ○議長(小野田光議員) 川野議員。            〔6番 川野泰一議員 登壇〕 ◆6番(川野泰一議員) 県への要望は早急にしていただきたい。夜通行していないと言われますけれど、玉津地区から20名ぐらいな中学生、高校生が通学しております。夜は9時10時と、本当に防犯対策上にも本当に我々保護者が心配しております。三谷、才ノ峠のあたりは特に子どもたちも不安を抱いておりますので、早急に県への要望を働きかけていただきたいと思います。 それでは、2番目の通学路の整備についてでございますけれど、今までにも一般質問があったと聞きましたけど、なぜそういう危険な場所を優先的に早くしてもらえないんでしょうか。お願いします。 ○議長(小野田光議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(出射正君) おっしゃるように、瀬西大寺線の尾張地区と、それから本庄地区の手前ですか、ちょうど歩道がちょっと寸断されてるような状態になっておりまして、確かに危険であるという認識はしております。ただ、民地のために用地買収が必要になってくると、その用地買収がなかなか難しかったというふうに聞いとります。これについても、引き続いて県のほうに粘り強く用地買収を進めるように依頼していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(小野田光議員) 川野議員。            〔6番 川野泰一議員 登壇〕 ◆6番(川野泰一議員) それでは、ほんなら通学路に今危険な箇所が見られたら、その整備を要望するときは学校に要望したらいいのか、教育委員会に要望したらいいのか、建設課に要望したらいいのかと迷いましたけれど、建設課に要望したらいんでしょうか。 ○議長(小野田光議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(出射正君) 最初に答弁いたしましたように、昨年度から合同点検ということで、教育委員会部局、それから道路管理者、さらに警察等々一緒に点検されますので、その中で危険度等を勘案して点検して要望していただくというのが一番いいかというふうに考えとります。            (「窓口、窓口、窓口」と呼ぶ者あり) まずは、以前私も教育委員会いたんですけども、教育委員会のほうに要望、学校ですね、学校等に要望を上げていただいて、そっから教育委員会経由で合同点検というのが一番いいかというふうに考えております。 ○議長(小野田光議員) 教育長。 ◎教育長(藤原一成君) 今の窓口は教育委員会ということですが、それぞれやっぱりお住まいのところが近いものは学校でございますので、学校に言っていただければきちんと教育委員会に入ってくるようなことをしていきたいと思っています。今まで、ともするとそこがきちんと結ばれてなくて、さらには建設部局等々ということがありましたが、先ほど担当部長から答弁あったとおり今合同点検もして、連携のほうも密にやってございます。もしまた、そこあたりがうまくいってないということがあったら、ぜひまたご指摘いただいて改善に努めてまいります。窓口は教育委員会でございます。 以上でございます。 ○議長(小野田光議員) 川野議員。            〔6番 川野泰一議員 登壇〕 ◆6番(川野泰一議員) それでは、3番目のスポーツ関係施設の再質問をさせていただきます。 邑久のスポーツ公園には多目的なグラウンドがありましたけれど、それがサッカー場に今使用されております。私は、この多目的グラウンドを野球場の北側、道を挟んで北側のところへつくったらと、新設したらという希望がありますが、いかがなもんでしょうか。 ○議長(小野田光議員) 教育次長。
    ◎教育次長(安木義忠君) 多目的グラウンドにつきましては、以前からそういったご要望があるというのをお聞きしております。ただ、これにつきましてはとても大きな多額な予算を伴うこともあり、今後のスポーツ推進審議会等、そういった中で検討を進めていきたいと思います。 ○議長(小野田光議員) 川野議員。            〔6番 川野泰一議員 登壇〕 ◆6番(川野泰一議員) それでは、4番目の学校、施設整備についてでございます。 今、新図書館の建設が計画されていますが、私はこれをやめろというつもりはありませんが、学校現場の予算が削られることがあってはならないと思います。生涯学習の場づくりも重要ですが、教育は学校教育を充実させることがまず求められると思います。ある中学校においては、部活の後に体育館の前で更衣をしている生徒が見受けられます。また、10年以上も使用していないプールもそのまま放置しております。体育館におきましてはアクリルの音が式のときによく聞こえますけれど、いまだなお修理していただけません。このように、これからますます財政が厳しくなると示唆されておりますけれど、市長、教育長のお考えをお聞かせください。 ○議長(小野田光議員) 教育長。 ◎教育長(藤原一成君) 今ご指摘のあったのは、多分邑久中学校であろうというふうに拝察しております。邑久中学校においては、ただいま大規模改修の準備を進めておりまして、それが実現するべく今担当のほうで、鋭意学校のほうと協議を進めているところでございます。 ご指摘のあった、部活動をする生徒さんたちの着がえる場所、あるいは使用されてないプールですね、あるいは体育館の床面など、全てにわたってできるかどうかは限られた予算の中でやりますので、学校のほうの要望を聞きながら、改修のほうの準備を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 それから、さきに指摘のあった図書館建設、教育委員会の最大の現在の仕事の一つでございますが、これが学校教育の予算を圧迫してはならないのではないかというご指摘は議員おっしゃるとおりというふうに私自身は考えておりまして、そこは十分市長も理解しているものだというふうに考えてございます。図書館の建設は、学校教育においてもその波及効果は十分に期待できるものというふうに考えてございます。それは、今私どもが懸案と言われている学力向上の件につきましても、あるいは大人が学ぶ姿を見せることが子どもが学ぶ姿勢につながるということは私はかたく信じておりまして、そういう意味でも図書館というのは学校教育とも切れない関係にあるということでございます。そういった面をご理解いただきたいと思ってございます。 以上でございます。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 基本的には、今教育長が答弁させていただきましたとおりであります。邑久中学校の体育館の屋根をとるか、図書館をとるかというような話には恐らくならないというふうに思っておりまして、やはり必要なものは必要でありますし、劣悪な環境はやはり一日も早く改善をしていかなければいけないという中で優先順位を決めながら対応しているつもりであります。社会教育費の中にまず図書館は位置づけられるわけでありますけれども、そちらにつぎ込むために学校教育費を削るとかというような議論にはならないように、十分配慮していきたいというふうに思っております。 ○議長(小野田光議員) 川野議員。            〔6番 川野泰一議員 登壇〕 ◆6番(川野泰一議員) 市においてもますます財政が厳しくなると思います。そうした中にあって教育に対する予算はしっかりつけていただき、後退することがないように、私はこれらからもきっちり見させていただきたいと思います。何より教育の基本は学校教育にあると思います。これからも現場の声を聞きながらこうした問題を取り上げていきますので、よろしくお願いいたします。 これをもちまして質問を終わります。 ○議長(小野田光議員) 以上で川野泰一議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩といたします。            午後1時38分 休憩            午後1時48分 再開 ○議長(小野田光議員) 再開いたします。 次に、発言順序5番、日下俊子議員の一般質問を行います。 3番日下俊子議員。            〔3番 日下俊子議員 登壇〕 ◆3番(日下俊子議員) それでは、失礼します。初めてここに立たせていただいてから3カ月がたちました。前回初めての一般質問ではご迷惑をおかけしましたことを、改めましておわびさせていただきます。今回は、参考資料は事前に机上配付させていただきましたので、よろしくお願いいたします。少しずつ仕事にもなれてきたきょうこのごろかなとは思うんですが、3カ月たってほんの少し成長できたところをお見せできたらと思っておりますので、どうかお手やわらかにお願いいたします。 それでは、一般質問を始めさせていただきます。 質問事項1番、長船美しい森の運営について。 要旨としまして(1)、平成10年5月にオープンしてはや15年、利用人数も着実に増加していますが、老朽化もかなり進んでおります。老朽化対策を施し、より利益を追求して積極的な運営をする必要があるのではということで質問させていただきます。 瀬戸内市において、長船美しい森は本当に市民の憩いの場になっておりますし、瀬戸内市民の福利厚生の施設にもなっております。ぜひお願いしたいと思います。 要旨の2番、当初利用設定をしたころとは利用状況も変わってきている部分がございます。一度状況をきちんと把握し、利用設定を見直す時期が来ているのではないかと思っております。 質問事項の2番、学童保育の運営について。 要旨1番、平成27年度から実施される新たな学童保育施策を踏まえ、多くの提言がなされ注目されております。皆様ご存じのとおり、今学童保育の運営主体はPTAです。行政として抜本的な運営のサポートが必要と考えますが、所見をご回答ください。 質問事項の3番、幼・小・中学校の休園、休校についてでございますが、要旨の1番、休園、休校に伴う学童保育への対応はというのは申しわけございません、都合により取り下げさせていただきます。 (2)番、この休園、休校の基準の見直しをしてはどうかということでお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(小野田光議員) 産業建設部長。            〔産業建設部長 出射 正君 登壇〕 ◎産業建設部長(出射正君) それでは、私のほうから美しい森の運営についてということで答弁させていただきますのでよろしくお願いします。 まず、1番目の老朽化対策と今後の運営についてというご質問でございます。 長船美しい森は、市民が森林と親しみ触れ合うことによって、森林の出す役割とその重要性について理解を深め、森づくり活動の推進と市民の健康及び福祉の増進に資するという目的で設置された施設でございます。 岡山県が設置いたしまして旧長船町が管理委託を受けて管理しておりましたが、平成21年に県から瀬戸内市のほうに移管され、その際に県が施設の修繕等を行っております。ただ、その後4年余り経過しており、施設の老朽化対策といたしまして、平成24年度に事業費507万3,000円でバンガローの壁板の修理、それから舗装修理等を行っております。また、遊具の点検は毎年業者に委託しておりまして実施しており、簡易な修繕は随時実施しております。 なお、大規模な修理につきましては予算の制約もありますので、今後検討してまいりたいというふうに考えております。 利用状況でございますけども、市内外を初め県外からもたくさんの利用がありまして、議員の配っていただいた資料にもありますけども、平成24年度の実績は利用者が2万546人で、うち宿泊者数が1,763人というふうになっております。この施設がより多くの利用者に喜ばれ、リピーターがふえるような運営に心がけてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしく願いいたします。 それから2番目の質問でございますけども、利用設定の見直しをしてはどうかというご質問でございます。施設の利用料金の設定ですが、移管を受ける際に、平成21年3月に料金の改定を行っておりまして、その後4年が経過しております。見直しが必要な時期であるというふうに認識しております。 施設の24年度の維持管理費は700万4,000円、それから収入のほうは446万6,000円と、差し引き253万8,000円と、赤字となっております。改定に当たりましては、利用の状況からビジターセンター及びバンガローの宿泊者、それからバーベキュー設備利用者の利用料金、これらについて検討する余地があるかなあというふうに考えております。しかしながら、利用料金の改定につきましては、他の類似施設の利用料金、そのあたりとも比較、検討して適正な価格になるように十分検討していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小野田光議員) 保健福祉部長。            〔保健福祉部長 土井和子君 登壇〕 ◎保健福祉部長(土井和子君) それでは、失礼いたします。私のほうからは、質問事項、学童保育の運営についてということで、平成27年度より実施される新たな学童保育施策を踏まえ、多数の提言がなされ注目されており、行政として抜本的な運営のサポートが必要と考えるが、市長、担当部長の所見を問うにつきまして、ご答弁させていただきます。 子ども・子育て関連3法に伴う児童福祉法の改正によりまして、放課後児童クラブの対象年齢が現在の小学3年生より、小学校に就学している児童6年生までの希望する児童へと、対象児童の範囲が広がることとなっております。また、改正により、放課後児童クラブについて、質、量ともに充実させていく方向性が示されました。それにあわせまして市町村に対して、平成27年4月までに放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する条例による基準を作成することが求められております。国のほうは年度内に従うべき基準及び参酌すべき基準を盛り込んだ厚生労働省令も定めることになっております。また、省令を補足する通知、ガイドラインも示されることとなっております。 学童保育でございますが、ご存じのように家庭的機能の補完をしながら生活の場を提供し、遊び及び生活を通してその子どもの健全育成を図ることを目的とする業務であります。市としましては、国より示されたものを骨格といたしまして、本市のニーズに合った必要な項目も含めて検討することとしております。市の条例づくりのスケジュールとしましては、25年度中に放課後児童クラブ指導員の抱える問題点など協議する場を設けまして意見をお聞きすることとしております。また、平成26年度当初より、市子ども・子育て──これは次世代育成の委員さんにお願いしてるんですが──協議会の中に市放課後児童クラブ条例を審議する部会を設け協議をお願いすることとしております。本市としましても、子どもの放課後の安全・安心した生活の確保と育成支援を行い、子育てしやすい瀬戸内市を目指していきたいと考えていますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。失礼いたしました。 ○議長(小野田光議員) 教育長。            〔教育長 藤原一成君 登壇〕 ◎教育長(藤原一成君) 幼稚園、小・中学校の警報発令時等についての休園、休校についての見直しをしてはどうかというご質問がありました。 現在、瀬戸内市では、岡山県全域、岡山県南部、岡山地域、瀬戸内市のいずれかに朝7時の時点で警報が出ている場合は臨時休校とする基準となっております。6月の警報発令時は岡山地域に警報が出ていたため臨時休校となりました。この対応に対して保護者などから疑問の声があったこともあり、その後、教育委員会のほうで基準の見直しを進め、校長会にも相談をしているところであります。先日の大雨では、登校の可否を判断する朝7時の時点で岡山地域に警報が出ていて瀬戸内市には警報が出ておりませんでした。冒頭述べた基準より、市内の学校、幼稚園は臨時休校になりました。その後激しい雨になり、市でも第2次警戒態勢が発令される事態となりました。もしあのとき警報の範囲を瀬戸内市のみに限定し子どもたちを登校させていたならば、学校では少なからず混乱が起こっていたことも予想されます。警報時の登校の可否の判断は法令上は各学校の校・園長の判断になりますが、教育委員会としてはゲリラ豪雨など昨今の気候の状況の変化も考慮して、児童・生徒の生命の安全と保護者の安心を第一に考え、基準の見直しをしてまいりたいと考えております。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔3番 日下俊子議員 登壇〕 ◆3番(日下俊子議員) ありがとうございます。 それでは、順次再質問をさせていただきます。 まず、1番の美しい森の運営について質問させていただきます。 先ほど部長のほうから、平成24年の利用人数、宿泊者人数、収入、支出ということでご答弁いただきましたが、本当にこの人数の中にはこれは利用申請が出た人数ですので、瀬戸内市民が子どもを連れて散歩に来ている、遊びに来ている、その人数は入っておりません。それでもこれだけの人数が使用していただけてるということで、本当に市民の憩いの場であり、福利厚生施設になり得てると思っております。その施設を今見ていただいてわかるように、まだ赤字運営となっております。これをもう少し積極的に有効に運営させていただいて、ぜひお荷物として運営するのではなく、瀬戸内市にはこんないい施設があっていいなあという形で運営をしていただけたらと思っております。 詳しく申させていただきます。2番目の利用状況なんですが、最近目に余ってる利用状況というのを申し上げさせていただきます。実は、バンガローは現行が定員5名で9,000円の設定になっております。ただ、その定員5名なんですが、1棟が9,000円というお金をいただいてるので、実際は保護者3人ほどで、スポーツ少年団であるとかそういう子どもたちが、10人とか15人とかが一緒に入って一つのバンガローの中が15人、それ以上で宿泊が行われているようなことがございます。できましたらそういうのを、定員以上は1人につき幾らというような設定の不足というものを設けていただきまして、本来とるべき利用料金のほうがとれるような形にしていただけたらと思います。ビジターのほうも同じです。今現行は大人が1人2,500円、小・中学生が1人1,500円、幼児が無料となっております。それで、利用形態としては、小学生の元気に遊んでいる子どもが幼児として登録されて、大人の料金しかいただけてないような実情がございます。そこあたりも3歳児以上は幾らとかというような、もう見るからにわかるような設定をしていただきまして、本来徴収できるべきお金は徴収するようなことにならないかなあと思っております。 あとバーベキューにつきましても、私が小さい子どもを連れて美しい森で遊んでいたころは、夕方5時ごろからバーベキューのほうが使用できて夜の9時まで利用可能だった覚えがございます。それがいつのことかわかりませんが、議会のほうで、夜はバーベキューを使うてねえよなあみたいなお話があったと聞いております。そこから、5時以降バーベキューのほうは使用禁止というふうなことになったと聞いております。バーベキューもできれば夏の暑いときなんかは夕方とかから始めて、本当に8時半ぐらいまでさせていただければ、本当にたくさんの利用が見込めるのじゃないのかなあと思います。そこを1卓でもし費用のほうがかさむようなことだと赤字になるようではいけないので、2卓以上の申し込みに限り8時半まで延長可能とか、そういうふうな柔軟な対応のほうでお願いできないでしょうか。 以上です。 ○議長(小野田光議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(出射正君) いろいろと具体的な提案をありがとうございます。この料金改定につきましては、まず現場の状況を十分把握した上で、より収益の上がるような形、なおかつ利用率が上がるような形で調整していきたいというふうに考えておりますので、特に市民の方が利用勝手がいいような運営体制でもって利用料金のほうも改めて検討していきたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔3番 日下俊子議員 登壇〕 ◆3番(日下俊子議員) ありがとうございます。ぜひ、来年度の開始から検討いただけることを願っております。 あと、美しい森は本当に今沖縄から北海道までの人が来ていただいています。その方たちはどうやって来ていただいてるかっていうのを、実はインターネット上で長船美しい森と引いてみていただきたいと思います。そのときに、本当に長船美しい森っていいとこだなあって思えるようなたくさんのブログであるとか、そういうものが出てきます。なので、今はそういう前利用した人のブログとかそういうものを通じて詳しいことを皆さんお知りになっておいでいただいているのが実情です。瀬戸内市のホームページの美しい森を見ただけでは詳しいことはわからない状況です。ぜひ、瀬戸内市のホームページももっともっと充実させていただいて、使用者の声とかそういうものも組み入れていただいて、瀬戸内市のホームページを見れば行きたいなと思えるような、そういう積極的な運営をお願いできないでしょうか。 ○議長(小野田光議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(出射正君) おっしゃるように、通常の民間の宿泊施設の場合はそういった口コミ情報がそのホームページのほうに掲載されていて、それも一つの旅行者の動機づけになっているケースが多々あります。今の情報化時代ですので、当然そういった口コミ情報もホームページに掲載するということも、鋭意検討してまいりたいというふうに思います。ただ、市のホームページの一部を使ってる関係で、そういった市の管理部局とも十分協議した上で、できるもんであれば、そういったことも考えていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔3番 日下俊子議員 登壇〕 ◆3番(日下俊子議員) ありがとうございます。ぜひ積極的な、みんなが見ていきたいと思えるようなホームページに書きかわることを希望しております。 それでは、2の学童保育について再質問をさせていただきます。 先ほど部長のほうからご説明をいただきましたが、学童保育が本当に大きく変わろうとしています。ただ、今の学童保育の現状というものを私がここで取り上げさせていただこうと思ったのはどうしてかというと、今の学童保育の運営というものが本当に大変なものがあるようで、保護者が本当に大変な思いをして運営をしております。運営者が保護者ということで、例えば指導員の給料も一応の事務員は置くにしても保護者のほうが計算をするような形になっております。そして、指導員の健康保険であるとか年金であるとかそういうものを掛けるとか、そういう話になっても全て保護者が働いているから、学童に子どもを預けている保護者が会社を休んでその手続をしに行かなければいけないような実情がございます。 あと、例えば指導員を募集するにしても面接をするにしてもそこは運営者である保護者が仕事を休んで面接をしなければいけない、そんな状況がございます。それで、保護者の声として、本当に運営主体を保護者から市へ移してほしい。指導員を募集しても保護者が運営してるということでなかなか集まらない。あと、毎年役員がかわるので、運営がそのたびに変わって安定をしない。あと、保護者によっては運営をするのがもう大変なので、子どもは鍵っ子で家に置いとくほうがましだからもう学童には預けれないというような保護者まであるようでございます。 市長にお尋ねします。運営を行政あるいは委託、そういう形で行うことは無理でしょうか。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) いろいろなやり方はあると思いますけれども、我々考えておりますのは例えば運営の主体がしっかりとした法人格をとり、その中で責任のある運営がされていくというのも一つの方法、方向性ではないかなあというふうに思っております。それを、じゃあ行政が直営でやっていくとか、あるいは今市のほうからも一定のお金をお出ししているというふうに思いますけれども、そこで行政の責任どこまで求められていくのかという辺は検討の余地はあろうかなあと思います。ただ、今の段階では、そうした自主的な運営がさらにしっかりと継続的に行っていけるような支援をどのようにしていくかということが基本的な考え方になるんではないかなあと思います。補足ありましたら担当部長のほうからよろしくお願いいたします。 ○議長(小野田光議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(土井和子君) まず、あくまで子どもさんが主体で主役であるといったところです。そういった中で、やはり子どもさん一人一人に対して家庭にかわる居場所ということになりますと、やはり保護者の方が運営主体であるべきであると思うんですね。ですから、ここでまた協議っていう話し合いの場を設けるんですけれども、そのときに、今までそういうご意見を聞いたことがないので、ぜひそういう意見もお聞きしながら市のほうもサポートしていきたいなあと思います。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔3番 日下俊子議員 登壇〕 ◆3番(日下俊子議員) ありがとうございます。本当に保護者が滞りなく運営ができればそれにこしたことはないとは思いますが、今の現状ではとても保護者だけで運営ができるとは思えません。確かに、補助金もたくさんいただいております。ただ、その補助金の使い道一つにつきましても、1年しか運営をしない保護者にとって何かを変えるということは、総会を開いたりであるとか、そういう面倒なことが多々あるので、もうなるべく今までどおり何にもせずに1年無事に済みさえすればいい、そしたら私の役目は終わりというような今運営になっているがために、今確かに行政側は補助金を出してると言われてはおりますが、その補助金がきちんと本当の子どものためにちゃんと運営されているというようなことにはなっていないと思います。本当に補助金が1年の運営ではわからないまま────────────────────────────────────そういう事態も少しは見受けられるようです。補助金を出したら行政の仕事が終わりというような考え方ではなく、本当に困っている保護者に対してサポートをお願いしたいと思います。 ○議長(小野田光議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(土井和子君) 先ほども言いましたように11月にそういう話し合いの場を設けますので、そういった点を保護者会でできること、また指導員でできること、そして行政がサポートできることといったところを、きちっと話をしたいと思います。 ですから、使い道等々なんですけれども、あらゆるところで要望等も毎回聞いております。ですから、そういった中で緊急性の伴うものというのにはしっかりこちらも対応しておりますので、忌憚のないところで。 議員さんご存じのように、ここでニーズ調査ということで5歳児までの保護者の方1,050人と、1年、2年、3年生の保護者の方450人にニーズ調査をすることになっておりますので、その結果を踏まえてまたしっかりと前へ、もうそのお子さん、また保護者の方、指導員の方といったところの本当いい学童保育になるような観点で考えていきたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 学童保育の運営の形態といいましょうか、運営の実態は、恐らく議員が想定されている現場と、それからそれ以外の現場というのは大分乖離がもしかしたらあるかもしれません。つまり、それぞれの学童保育によってどれぐらいしっかり整った運営がされているかということもかなり開きがあるんではないかなあと思います。そうしたところを、どのように一定の水準を満たしていけるようにしていくかというところにこそ行政の役割があるんではないかなあというふうに思っておりますので、そうしたところ、もし保護者の皆さんから十分でない、物足らないというような話が出てる、学童保育の実態が見受けられる施設については、そこをどのようにてこ入れしていくかということも含めて保護者の皆さん方と一緒に考えていく必要があるんではないかなあと思っております。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔3番 日下俊子議員 登壇〕 ◆3番(日下俊子議員) 今市長がおっしゃられてることも、そう言われると思って私も一つのクラブで聞いてこの話を申し上げているわけではございません。一応、4つ、5つのクラブには問い合わせのほうをさせていただきまして、確かに本当にきちんとした運営ができてるクラブもあるようでございます。かえってそういうところはほかのクラブからはうらやましい存在として、クラブ間格差があるのはどうしてかというような話もよく耳にします。最近、市長がいろんなところで、岡山県の中で、瀬戸内市は一番住みよい町と言われたということでとってもすばらしいことだと思うんですが、真の「しあわせ実感都市瀬戸内」、安心して働けるまち、安心して子育てできるまちということをおっしゃるのであれば、これから先、例えば平成27年度に新しい指針が出てそのときに運営を強化しなきゃあいけなくって仕方がなくしたのであれば、した意味はない。横並びでございます。それを、あえてほかのところよりは瀬戸内は子育てしやすい町だからということで、ほかに先んじて瀬戸内はすごいなあって、やっぱり瀬戸内で、子育てするのなら瀬戸内だなあって言っていただけるようなそういう率先した取り組みをぜひ行ってほしいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) おっしゃるように、子育ての環境の改善の余地はまだまだあるというふうに私も認識はしておりまして、そこをどのようにこれから取り組んでいくのかということを、ぜひとも保護者の皆さん、また施設の運営に携わっていらっしゃる方々の意見を十分に聞きながら、先取りできることは先取りしていけるようなそんな姿勢で臨んでいきたいというふうに思っております。当然、国の動きであるとか県の動きであるとか、そうした動向には十分に情報収集をしながら取り組んでいく必要はあるのは言うまでもありませんけれども、それを後追いするのではなくて、これがこういうように動いていくからこういうふうに今しといたほうがいいだろうという考え方を常に持つことが必要だと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔3番 日下俊子議員 登壇〕 ◆3番(日下俊子議員) ぜひ、瀬戸内は子育てしやすい町の本当に最先端を走っていただきたいと思います。 実は、私は瀬戸内でたくさんの子どもの子育てをしましたし、まだしておりますが、本当はとっても子育てしやすいまちだと思っております。ほかの友達なんかにも本当に自慢して言える、瀬戸内は子育てしやすいまちだよって言えるところだと思いますが、もっと本当の意味で誰もが瀬戸内は子育てしやすいまちなんだよって言えることを、本当にできることからすぐにでもしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 それでは、最後に3番目の幼稚園、小・中学校の休園について再質問させていただきます。 今教育長からご答弁いただきましたが、確かにおっしゃるとおりでその状況も把握はしております。ただ、今保育園のほうがこの7月から瀬戸内市に警報が出ていたら休園という形になっております。なので、一つの家庭の中で、保育園児は保育園に行くけど小学校は休みというような事態も発生しております。9月4日の大雨に関しては、確かに教育長が言われるような事態で休みで当然だったかとは思いますが、9月2日の吉備中央町が警報が出ていて休みであったときは、私の子どももとっても楽しく一日過ごしておりました、家で。そういうことが起きると、本当にとってももったいないです。その後すぐ中学校から手紙が配られました。休みになったので授業量を確保しなければいけないので、一日が7時間になって本当に厳しい状況も参ってまいります。その辺も考え合わせていただきまして、できれば保育園と幼・小・中が基準が違うというようなことも避けていただきたいし、子どもたちに後からしわ寄せが来ないようなそういう基準にしていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(小野田光議員) 教育長。 ◎教育長(藤原一成君) 楽しい一日を過ごされたようでございまして、しかし人間というのは楽しいこともあれば、必ず苦しいこともついて回って7時間の授業になると。学校は法令で決まった授業時数を確保せねばならないということでございますから、学校がとった措置は当然であったというふうには思います。さらに言えば、しわ寄せっていうよりは私どもは先般申し上げたとおり、児童生命の安全と保護者の安心を第一に考えて、その基準を見直していくという方向性は決めております。保育園がそういった基準の見直しをしたと、あるいは教育委員会が管轄する幼稚園、小・中学校と違うということは十分承知しております。私どももこの見直し、この間の9月の大雨の前はできるだけ早急にという考えも私自身持っておりましたが、しかし先般の大雨でそういったことになったということと、それからある民生委員さんの会合にお呼びいただいたときに、そういった議論が一部ありました。一部の方は、早く見直したほうがいいという意見もありましたが、もう一つあった議論としてはやっぱり子どもの命がかかってるんだから、そこは慎重に見直したほうがいいし、生命を第一に考えたほうがいいというご意見もあって非常に成熟した会議の場だったなあというふうに存じ上げております。我々としては、そういった一部において不都合が生じる場合も十分承知しておりますので、そういったものの改善も見通した上でできるだけ早急にでありながら、やはりやっぱり子どもたちのことを第一に考えて見直しを進めていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(小野田光議員) 日下議員。            〔3番 日下俊子議員 登壇〕 ◆3番(日下俊子議員) ありがとうございます。おっしゃるとおりだとは思いますが、もし見直しをしていただけるのであれば、来年度からと言わず来月からでもすぐでも見直しをしていただきたいなと思います。 学童につきましても、子どもにつきましても本当に子どもは宝だと思います。私たち大人も子どもがいるから働けるようなところもあります。本当に子どもを守っていける瀬戸内市であってほしいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上で質問終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小野田光議員) 以上で日下俊子議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩といたします。            午後2時24分 休憩            午後2時41分 再開 ○議長(小野田光議員) 再開いたします。 発言取り消しについてお諮りいたします。 日下俊子議員から、先ほどの一般質問における学童保育に関する発言について、一部不適切な発言があったので取り消したいとの旨の申し出がありました。この取り消しを許可することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野田光議員) ご異議なしと認めます。よって、日下俊子議員からの発言取り消し申し出を許可することに決定いたしました。 次に、発言順序6番、森俊之議員の一般質問を行います。 5番森俊之議員。            〔5番 森 俊之議員 登壇〕 ◆5番(森俊之議員) では、最後ですので元気よくと言ってもてんこ盛りなので簡潔明瞭にお願いしたいと思います。 まず最初に、あすの瀬戸内市を担うというのは中学生だろうと。私が中学生のころ、突然降って湧いたように立志式というものが行われるようになりました。物議を醸したんでしょう、そのうち消えてしまったような感じですが、昔で言えば……            (「まだある」と呼ぶ者あり) まだありますか。昔で言えば、中学生の年代というのは元服のころでございますので、そういった、中学生を対象に瀬戸内市に住んでる人ならではの誇りと、それから自分があすの瀬戸内市を担うんだという誇りと責任を持ってもらうというために、以下の2つのことをご提案したいと思っています。1つは、せっかくこういう瀬戸内市、文化的にも歴史的にも非常に価値のある、神社仏閣もありますし、いろんなエピソードも持っている町でございます。そのことを知らずに社会人になっていってしまうのは非常に惜しいというように思ってますので、今瀬戸内市のホームページからも神社仏閣等を見ることはできます。大変立派な資料だと思っていますけれども、そういった神社仏閣だとか地名の由来だとか由来する人物だとか、そういったことについて、郷土の、郷土歴史家の人の話を聞くなり、それからまた中学生同士がグループで調べ学習をするなり、そういったことで、ぜひ、瀬戸内市の文化、歴史的にどういった役割を担ってきたのかということについて学習をする機会を持っていただきたいと。そして、また彼らが卒業して就職したり、それから進学をして瀬戸内市を出ていったときに、友達と話をするときにお国自慢がきちんとできるように、そんな人に育ってほしいなという思いがありますので、そういった授業について、ぜひお考えを聞かせていただきたいと思います。 その次に、自覚を持つということで、昼間から平日の日中必ずいるのは中学生ということで、社会人の方がなかなか消防団等に入っててもいないという可能性もございますし、自分たちが瀬戸内市を守るんだというふうな自覚を持つというふうなことも含めて、実際にホースを握ってみる、ホースを取り扱うときの注意事項はこうなんだというふうなことをやってみるというふうな、そういった訓練はぜひ必要なのではないかなあというふうに思っています。そのことによって、消防団、地元の消防団に入るのはそんなものは当たり前なんだというふうな感覚を持ってもらいたいと思ってますし、あってはならないことですけれども、いざというときにホースの中継点に立つことぐらいはできるようなそんな中学生になってほしいなあというふうに思っています。そういった訓練というふうなことについてのお考えを聞かせていただければと思います。 それから、学校とかスポ少で、今天理大学の柔道部の体罰が問題になっていますが、今瀬戸内市ではないというふうに思っています。私もスポーツ少年団の指導員をしてますが、そのようなことはないというふうに自分では思っています。ただ、今のスポ少の指導員──私も含めてですが──が育ってきた環境というのは今で言うところの体罰というものを体罰だというふうには思っていない、そんなものは当たり前だというふうなことで受けてきた世代人たちが指導者なわけですから、そこで、いや今の基準はこうなんだということを知ってもらう必要がありますので、ぜひそういった機会をつくっていただければと思っています。 また、中学校の先生というのはかわいそうなことですけれども、異動によって、転入先で今までやったことのないような部活の顧問になるというふうなこともあって、まずそういったプレッシャーなんかもあるんじゃないかなあと思いますんで、ぜひそういったところに救いの手を差し伸べてあげたらというふうに思っています。 それと、1点目のところで言いましたその文化財、市の文化財等にも指定されてるところがたくさんありますが、指定すれば終わりということではなくて、指定すればちゃんとそれは責任が生じるんではないかなあと思っています。ですから、そこの防火体制、防災と言っても特に防火ですよね。防火体制というのはどうなんでしょうか。一番悔しいのは、出火したときに消防署の署員の方が来られる、地元の消防団の人が駆けつける、だけどいざ放水といったときにはちょろちょろっとしか水が出ずに焼け落ちるのを目の前で見るというふうなことは、一番ご先祖様に対しても申しわけないし情けないというふうに思ってますので、そういったことがないんですよねというご確認です。もしあるということであれば、予算上の措置をつけなければいけないと思います。もちろん、ハードでそういうことが整うのが一番でしょうが、整ってない場合にはソフト的な対応でこういう方法で何とか最小限に食いとめるんだというふうなことがあれば、それもあわせてお答えいただければと思います。 次に、下水道政策についてちょっとお聞きしたいんですが、まず岡山県のホームページに瀬戸内市の普及状況というふうなのが載っております。下水道は普及率27.1%で、27市町村中25番ということですが、集落排水が10.3%で7位、合併浄化槽が38%で1位というふうな数字になっております。当初の計画とは随分違ったんだろうと思いますが、合計では75.4%、19位ということで3分の2ぐらいなところにまで上ってきたのかなあというふうに思っていますが、この合併浄化槽が非常に多くなってるなあという計画とは異なって、合併浄化槽が多くなってるなあという思いがありますが、これは市としてひそかに進めてきた成果なのか、そこのところについてちょっとお答えをいただければと思います。 それと、下水道の普及の数については、先日配っていただいた主要施策一覧表の20ページ目の数字と若干違うんで、この違いについてちょっとご説明をいただければというふうに思っています。 続きまして、認可区域外については、今までも合併浄化処理槽に補助金をつけるんでやってくださいという方向で、そういう施策でやられてきたんだと思いますけれども、今後もそれを継続されていかれるんだろうと思っていますが、そういう理解でよろしいでしょうか。 それから、認可区域内だけでまだ未整備のところ、ここについては、なるべく親切な時期の提示をお願いしたいと。改築だとか新築を待ってる、タイミングを図ってる方もいらっしゃるというふうに聞いてますので、ぜひ親切な時期の提示というのをお願いしたいなあと思ってます。 それから最後ですが、漁業集落排水及び農業集落排水のところはほぼこれは完成形を見てるわけですけれども、今借金を払ってるということですが、分担金と、それから使用料で得られるお金でどれだけのものが賄えれてるのかというと、やっぱり十四、五%のものです。それは総事業費の中に占めるのもそれぐらいなんですが、借金がもし払い終えたとしても維持管理のために使われる費用の50%を超えることはないのが今の現状だろうと思います。ですから、国が進めてきた汚水処理ですね、これの対策の方法が多分基本的に違うんだろうと思ってます。やはり、人口密度の高いところについては下水でやるべきだろうし、低いところは合併浄化処理槽でやるというふうなところのほうが多分効率的なのではないかなあというふうに思っています。1年生議員の浅はかな知識で、そりゃあ基本的に違うということであれば、ぜひご指摘をいただければいんですが、多分多くの市町村は、つくるときにはたくさん補助金をいただいてよかったんだろうと思いますけれども、それを維持していくために多くの一般会計からの繰り出しをしてるというのが現状だろうと思いますので、ぜひこの次は大きな改修をされる前に、ぜひそういったところの集落排水については、思い切って合併浄化処理槽でいくんだというふうな国の方針の転換を迫っていくような多くの市長さんたちと一緒にむしろ旗を上げていただきたいなあというふうに思っていますが、市長のお考えはいかがでしょうか。 次に、マイナンバー制度の導入に伴って住民基本台帳のところの大きなシステム改修が計画されてると思うんですけれども、そこはまだまだこれからだろうと思いますが、概略的なスケジュールと、それから基本的な考え方についてちょっとお聞かせをいただければと思っています。多分、データセンターへどんどんどんどん集約していくという方向なんでしょうし、それからクラウド化を進めていくということにもなるんだろうと思いますが、これもあらかじめ近隣市町村と一緒に組んで県クラウドの考え方に乗っかっていくのか、それとも業者さんが用意するなんちゃってクラウドみたいな感じのものに乗っかっていくのか、そこら辺もしお考えがあればお聞かせいただきたい。 それと、こういったマイナンバー制ということの導入になったときには、個人情報が流出するというのが一番怖いわけですから、皆さん住民の方も大変心配されておると思います。当然、セキュリティーの今のレベルをずっと上げていかないといけないと思ってますけれども、それについてのお考えがあればお聞かせいただきたいと思っています。 そして最後に、来春から、軍師官兵衛というNHKの大河ドラマが始まるわけですけれども、それを機会にぜひ定期観光バスを検討いただきたいというように思っています。今、瀬戸内市に来ていただける観光客のほとんどがマイカーですよね。この前、美術館の館長とお話をしたときも90%がマイカーで、10%の方が公共交通機関で来られるというふうに聞いてますが、それでもここに少し書いてますけれども、官兵衛ゆかりの地から刀剣博物館、そしてまた夢二の生家、そしてまた牛窓の美術館だとか、ああいった古くからの町並みを見るというふうなことを、今のバスを乗り継いでということというのは非常に不便なわけですよね。ヱヴァンゲリヲンのときに刀剣博物館と、それから美術館を結ぶ、その2点間を結ぶバスというのはあったと思いますけれども、これから瀬戸内市で多くの観光客をさらに呼ぼうとしたときには、今は基本的に自家用車のお客さんだけなんですよね。JRで来られた方を基本的に除外してるような、そういった方にとても対応できてるような感じはしていません。どうか、ぜひ観光行政を考えるときに、大阪でOLの3人組がドラマに触発されて土曜日に観光に来たいと言ったときに、きちんとJRで長船駅までいってそっから見たいものを見て日帰りで帰るなり、それから一泊して帰りにもう少しゆっくり瀬戸内市内を見るなり、そういったことが可能になるような、ぜひそのきっかけになるような定期観光バスを、まずは土曜、日曜とか春休み、夏休みというふうな試験的に導入するということで、業者さんとかいろんな関係各方面にもうぜひ働きかけをいただきたいなあというふうに思っています。 以上で1回目の質問終わります。 ○議長(小野田光議員) 教育長。            〔教育長 藤原一成君 登壇〕 ◎教育長(藤原一成君) 郷土への誇りを持たせるためにということで、中学生に誇りを持たせることはとても重要なことだと、議員ご指摘のとおり考えております。お国自慢がきちんとできる、今の日本人の子どもたちというか大学生が留学したときに、一番海外の人から言われて残念がられてるのが、日本の国の歴史、文化をきちんと語れる子どもがいないということと、ホームステイしたりするときに、その家庭の中で自分ができる仕事を担えないということが、実は国のアンケート調査で出てきているのです。議員がおっしゃるとおり、瀬戸内市の子どもたちが瀬戸内市を離れあるいは海外に活躍の場を求めたときに、きちんと瀬戸内市のお国自慢ができる子どもであってほしいなあと、私自身も考えております。その子どもたちはいずれは瀬戸内市を背負って立つ子どもたちでありますから、なおさら重要なことだと思っております。 さて、そのようなことを図る取り組みとして、まず各小学校では郷土学習の一環として、歴史に詳しい地域の方や市の学芸員をゲストティーチャーとして学校に招き、指導していただいております。地域の方にふるさとの歴史を語っていただいたり、一緒に古墳や史跡、旧跡をめぐったり、郷土の偉人についての資料を作成したりするなど、各小学校では工夫した実践が数多く行われております。一方中学校においては、学習内容が細分化され、内容も専門的になるため、郷土の歴史について学ぶ機会は少なくなるのは現状です。また、3年後には高校受験を控えております、多くの子どもたちが。しかし、歴史の授業の中で、例えば地域の歴史と関連のある事柄を学ぶとき、国語の和歌の学習を行うときなど、地域の歴史を研究している方や、学校支援地域本部事業の学習支援ボランティアの方などのお力を生かせる場面も多々あるかと思います。今後も工夫を加えながら郷土のすばらしさを学ぶ機会をつくれるよう、各中学校の取り組みを促してまいりたいと考えております。 次に、今度は中学生にその郷土の一員であるという自覚を持たせるために消火訓練等というご指摘がございました。重要なご指摘だと承ってございます。現状を申し上げます。現在、市内の中学校では年間3回程度の避難訓練を実施しており、その中の1回を火災発生時の対応訓練としております。瀬戸内市消防本部の消防士を招き、指導を受けながら実施してる学校もあります。その際に、消火器を使った消火訓練を行い、実践的な技能を体験によって学ぶ工夫もしております。 東日本大震災のときに、高校生のボランティアの自発的な活躍が地域の大きな力になったという報道がありました。ご案内のとおり、岩手県釜石市では、釜石の奇跡と呼ばれた釜石市東中学校が話題となりました。彼らは、みずからの命だけではなく、近隣の高齢者ないしは小さい子どもたちをも自分たちの避難とともに誘導していって多くの命を救ったということもありました。中学生のうちから、自分の身は自分で守る、地域のために自分たちのできることは進んで取り組むなどの自主防災意識を高めることは、自覚を持たせるためにもとても大切なことだと思います。瀬戸内市消防本部とも一定連携を図りながら、避難訓練の場を自分の身の安全を確保しつつ、地域に貢献する気持ちを培う機会にもするよう指導してまいりたいと考えております。 続いて、学校、スポーツ少年団における体罰についてのご質問、ご指摘がございました。 まず、先般行われました市民のスポーツ意識を啓発する瀬戸内市チャレンジデーにおいて、非常に議員の皆様方もご協力をいただきました。ありがとうございました。その際に、図書館及び学校図書館との連携により、「スポーツをめぐる言葉」と題したブックリストと本の展示を5月から6月にかけて行い、体罰に頼らない言葉による指導法やコーチングの図書などを、参加者や指導者に向けて紹介したところです。体罰は子どもたちの心に大きな傷を残すばかりか、教師、指導者と児童・生徒、子どもたちの信頼関係も崩してしまいます。学校においては、今年度、岡山県教育委員会より全校に体罰防止ハンドブックが配付され、それを受けて全ての校長先生方を対象に体罰防止の研修会が行われました。また、学校では特に部活動の場面で体罰が起こる可能性が高いため、運動部の顧問を対象にした研修も行われております。小学校においても、各校で体罰防止の研修を行い、体罰防止の取り組みを徹底しております。この今の申し上げました体罰防止ハンドブックにつきましては、瀬戸内市の各スポーツ少年団にも配付し、今後啓発に努めたいと考えております。 あわせて、議員からご指摘があった貴重なご指摘と受けとめておりますが、スポーツ少年団の指導者を対象とした体罰防止の講習会についての必要性は強く感じておりまして、スポーツ少年団本部との合同研修として、今後、今年度中に体罰問題についての講習会を企画してまいります。 以上でございます。 ○議長(小野田光議員) 消防長。            〔消防長 柴田佳明君 登壇〕 ◎消防長(柴田佳明君) それでは、ご質問事項3の1、市内にある国、県、市指定の重要文化財に対する防災、防火体制に不備はないかについてご答弁をさせていただきます。 市内の重要文化財のうち建築物につきましては、予防査察規程に基づきまして、3年に1回以上の防火査察を実施することとなっており、特に国、県、指定重要文化財の建築物につきましては、毎年文化財防火デーに教育委員会立ち会いのもと防火査察を実施し、消防法で定める必要な消防用設備等が設置され、維持管理をされております。また、その他の建築物等につきましても、例年、文化財防火デーに合わせて合同訓練あるいは防火査察を行い、防火体制の維持及び防火意識の高揚に努めております。 さらに、文化財で火災が発生した場合の対応でございますが、個々の建築物につきまして、あらかじめ警防調査を行っており、警防計画に基づき消防活動をすることとしております。 なお、ご質問ありましたように水利の少ないところ、不便なところ、重要文化財、まず火災を起こさないことが最も重要であり、今後も防火査察等で火災予防を指導を行ってまいりますが、万が一直近に水利のないところで発生した場合の対応につきましては、本当に消火器による初期消火の対応となってまいります。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小野田光議員) 上下水道部長。            〔上下水道部長 竹原正朗君 登壇〕 ◎上下水道部長(竹原正朗君) それでは、4番目のご質問でございます。下水道施策の現状と今後の方向性についてということでございます。私のほうからは1番目と3番目につきましてご答弁をさせていただきます。 まず、1番目でございます。岡山県のホームページに下水道普及率状況表がありということで、それについての異なるのはなぜかということでございます。下水道の普及率は下水道と集落排水の合計で、合併直後の平成17年度末の7.5%から平成24年度末の37.4%と、7年間で約30ポイント延びており、処理人口では1,400──589人と、市民の3人に1人は……            (「1万4,000」と呼ぶ者あり) ああ、済いません。1万4,589人と、市民の3人に1人は下水道を利用できるところまで進んでいます。これまで積極的に下水道普及に努めた成果があらわれているのだと思いますが、いまだ普及率は岡山県下で下位にとどまっております。 また、最近の市の財政状況を考えますと、これまでのような高額な投資を下水道の普及促進に当てることは望めず、今後は普及率の増加も微増にとどまるのではないかと考えられます。 下水道部局といたしましては、合併浄化槽の普及率は県下1位という現象は、下水道の普及率が著しく低いがゆえ、市民の方がやむなく戸別の浄化槽を設置せざるを得なかったためではないかと考えられます。 なお、主要施策一覧表は平成24年度に工事を実施した処理区におけるものでありまして、その整備人口は牛窓、邑久、長船中央の3処理区のみ、ついてのみの記載となっているために合計を8,877人としておりますが、事業が完了しております長船処理区の処理人口1,689人を加えますと1万566人となりますので、岡山県のホームページのものと同様になるわけでございます。 次でございます。3番目でございます。認可内未整備地区について、新築、改築のタイミングをはかっている方もいらっしゃるのでということでございますが、現在の認可区域内の未整備箇所につきましては、平成27年度の完了を目指して事業を進めておりましたが、事業費が膨らんで当初の事業費ではできていないのが実情でございます。現在の進捗状況によりますと、約2年から3年おくれる見通しであります。既に認可区域となっている地域においては、早期に供用開始できるよう推進してまいりたいと考えております。 工事の進捗状況や地域や交通の事情によりまして施工時期がずれ込みましたり、それから前後するようなことがございますが、計画により実施しておりますので、明確な施工時期や詳細な整備箇所はお約束することは非常に難しいのが現状であります。 現在におきましても、先ほど申し上げましたように2年から3年おくれる見通しと申し上げましたが、たとえお知らせをいたしましてもまた変更が伴うと思われますので、難しい判断となるものでございます。地域の中の皆様にできるだけお知らせをいたしたいと考えておりますが、このような状況でありますので、事業の進捗状況を見ながらのこととさせていただきたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(小野田光議員) 市民生活部長。            〔市民生活部長 古武 稔君 登壇〕 ◎市民生活部長(古武稔君) それでは、下水道関係のもので2番目の認可区域外について補助金を継続して合併浄化槽を今後も広げていくのかと、関連でございます。下水道認可区域外の水質保全対策といたしまして浄化槽は有効であることから、国、県の補助がある限りは引き続き推進をしていく考えでございます。しかしながら、市独自の上乗せといたしまして平成23年度から実施をしております10万円の上乗せにつきましては、3年間の特例措置ということで始めさせていただいとります。このことから、当初の予定どおり本年度をもって終了とさせていただきますので、あらかじめご了承をお願いしたいと思います。 なお、本年度の10万円上乗せ額につきまして、設置申請を受理可能なのは国県補助金との関係上、残り約20基ほどになっております。そのことを申し添えまして、答弁とさせていただきます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(小野田光議員) 総務部長。            〔総務部長 福池敏和君 登壇〕 ◎総務部長(福池敏和君) それでは、私のほうから、ご質問のマイナンバー制度導入についてのご回答をさせていただきます。 なお、まだ国からマイナンバー制度導入に関する詳細については示されておりませんので、現時点での一般的な答弁になりますが、ご了承いただきますようお願いいたします。 マイナンバーのスケジュールは、国から逐次ガイドラインが示されることになっており、とりわけ平成28年1月から社会保障分野や税分野で順次利用が開始されることから、平成27年10月からは順次番号の付番、通知が開始されることとなっています。自治体においては、平成27年10月のマイナンバー付番通知までに組織体制の整備や業務の見直し、条例の制定、改正等準備を進めていく必要があります。また、条例の制定、一部改正等につきましては、直近の議会のほうへ上程しますので、よろしくお願い申し上げます。また、システム改修を含めたマイナンバー制度への対応も準備していかねばならないと考えております。 さて、ご質問についてのご答弁を順次させていただきます。 まず1番目の、データセンター利用をさらに進めるのかというご質問ですが、瀬戸内市では、現在、税、住民情報、福祉という基幹系システム、財務会計システム、契約管理システム等について、委託業者のデータセンターを利用しています。データセンターを利用するメリットは建物の耐震化など、安全・安心や機器への設備投資が不要ということが上げられ、デメリットは通信が遮断されるとシステムが利用できなくなるということが考えられます。 今後のデータセンター利用については、これらのメリット、デメリット及び費用を勘案しながら、この制度導入を機に最適なものを選択していきたいと考えております。 次に、2番目、クラウドについてどう考えるのか。 ICT技術の革新により、従来の自己所有型からインターネット回線を継いだサービス利用という形に変貌を遂げ、多くの民間企業や官公庁でクラウドコンピューティングを採用するケースがふえているのも事実です。本市につきましては、先ほどのデータセンター利用でも申し上げましたとおり、クラウド利用についてもメリット、デメリットがありますのでそれらを勘案し、制度導入時に最適な手段を選択していきたいと考えております。 次に、3番目、セキュリティーをどのレベルまで上げるのか。 瀬戸内市では、一部を除きほぼ全職員に1人1台のパソコンを配付し、基幹系システムなどの特定業務については、必要に応じて別のネットワークを整備し、その業務専用化したパソコンを利用しています。各パソコンにはウイルス対策ソフト、資産管理システムなど導入し、セキュリティー対策施策を行っています。情報セキュリティーは費用をかければかけるほど強固にはなりますが、利便性は低下してまいります。現在のセキュリティー対策で万全とは言えませんが、そのバランスを見きわめつつ、投資効果の高いセキュリティー対策を選定し段階的に導入していくことが必要だと考えております。組織においては、たった1人の不注意がウイルスへの感染や情報漏えいといった驚異につながることもあります。職員の一人一人が情報セキュリティー対策の必要性を理解し、自覚を持って取り組むことが必要だと考えております。職員へのセキュリティー対策研修については、全職員を対象にしたインターネット上での受講することのできるセキュリティー研修を毎年度実施しています。今後も引き続き職員研修等を通じてレベルアップを図っていく必要があるものと考えています。ただ、議員がおっしゃるようにこのマイナンバー制度の懸念点としましては国に監視されるようだとか個人情報の流失など、セキュリティー上での問題を指摘する声も上がっていることは確かです。そういうことを踏まえながら、国から今後示される指針、ガイドラインによりまして、今まで以上にセキュリティーのレベルアップを図る必要があるものと認識しております。 以上、現時点での一般的な答弁となりましたが、ご理解のほどお願いを申し上げます。 ○議長(小野田光議員) 産業建設部長。            〔産業建設部長 出射 正君 登壇〕 ◎産業建設部長(出射正君) それでは、私のほうから6番目の質問の定期観光バスの運行についてということでご答弁申し上げます。 旧3町はそれぞれに特徴のある地域であり、固有の景観、歴史文化、そういったものがあり、豊かな観光資源を有しております。 現在、これらの豊かな観光資源を生かして市内での滞在時間を延ばし、少しでも瀬戸内市内で観光消費してもらうべく、旧町という地域の枠を超えた新たな観光プランやルートを県と作成しております。例えば観光パンフレットでの紹介とか、それから備前県民局が中心となって実施しております「まちぷら」という事業で、テーマに沿った観光バスを運行してる、そういった事例もあります。長船町福岡は、来年のNHK大河ドラマ軍師官兵衛の主人公である黒田官兵衛ゆかりの地であり、大河ドラマ決定以来、他県からのバスが来るなど、多くの観光客が訪れることは予想されております。この機会を逃さず瀬戸内市を知ってもらい、また来てもらうために、地域資源の見直しや新たな商品づくりなども進めております。現在、備前福岡や牛窓を1泊2日でめぐるモニターツアーも決定し、東京や大阪などで、旅行業者等に対して観光プレゼンも進めております。 ご提案のありました個人観光客の取り込みは課題であり、定期観光バスの運行は一つの手段というふうに認識しとります。しかし、昨年の備前長船刀剣博物館での開催された特別展や、国民文化祭での巡回バスの利用が低調に終わり、博物館の特別展で行われた観光動態調査でも、個人客は毎回利用がほとんどであったという結果もあります。定期観光バスの運行には、バスのPRや運行等に今大きな経費負担が必要になるということから、運行は慎重に費用対効果を検討して考えていかなければいけないというふうに考えとります。 今後も旅行業者等にプロモーションを行い、市内をめぐるツアーを組んでもらうよう働きかけるなどして観光客増加に向けて取り組んでいきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小野田光議員) 市長。            〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、私のほうからは下水道施策の現状と今後の方向性についてということで、若干補足もさせていただきながら、私なりの考え方を申し上げたいと思います。 私市長に就任しましてから、先ほどの答弁の中でも申し上げましたけれども、公共下水道中心の政策から合併浄化槽中心の施策に切りかえてきたつもりであります。具体的な事業費を見ていただければわかると思うんですけれども、ちなみに申し上げますと、これ事業費の中でもこの管渠ですね、管を埋めるものと、それから処理場であったり、それからポンプ場であったりとかいろんな事業費があるんですけど、そん中で特にこの管渠の整備のところ、いわゆる面整備を伴うものですね。これ平成17年度では18億円使っておりました。17年度が18億円、それから平成18年度が19億円、それから平成19年度が23億円、それから平成20年度は13億円、それから平成21年になって17億円、それから私就任してから、若干繰り越しなんかもあるもんですから、平成22年が15億円、それから23年度から具体的にかなり下げておりまして7億9,000万円、それから24年度が8億5,000万円ということで、導入当初から比べるとかなり事業費を抑えてきてるというのが、結果的に市民の皆さん方にいつまでたっても下水が来んということでお叱りをいただいているところでもございます。 この下水道をどのように考えるかなんですけれども、基本的には集合型と、それから分散型とどちらを選んでいくのかということを検討するために、クリーンライフ100というものを策定する中で、どちらのほうが費用対効果が高いのかということを検討した上で、どのあたりを下水道でやっていくのかということの検討した上で決めております。ただ、ここには若干からくりがございまして、費用対効果、どちらが総コスト的に見て効率的なのかということはそこで示されるんですけれども、その一方で市の財政的な負担がどちらが少ないのかということは、そのクリーンライフ100の中で一切示されません。したがいまして、その後の維持管理費であったりとか、そうしたものがどちらがどれだけ高くつくのかとか、そういったところが、十分な検討がそこではなされないということになります。下水道事業は、基本的に先ほどご指摘いただいたように受益者負担は非常に今低い部類の事業になりますので、やればやるほど財政的な負担が大きくなるというものであります。事業を始めるときには市の持ち出しは全くなく、ほとんどなく進めることができます。つまり、補助金が大体半分あって残りは全部起債で対応できて、そのうちの公共下水道は44%は交付税のバックがありますよというようなそういう代物ですから、やるのは結構簡単にできるわけです。ところが、実際には交付税で見ていただくのを44%ぐらいだとしたら残りの部分ですね、56%は、この起債の償還については市が負担をしなければいけない、あるいは職員の人件費を誰が見るかとかいろんな部分で、結果的にやればやるほど市の一般財源を苦しめていくというような構造になっております。それが、結果的に市からの繰出金が非常に今後多額になってくることが予想されているというそういう実態でございます。したがいまして、今後もなるべく、やると言ってるところまではある程度これやらなければいけないんですけれども、そこから先の部分を、いかに市民の皆さん方に合併浄化槽を中心でお願いするかということをお話をさせていただかざるを得ない状況かなあと思っております。 国に対して、どうこうした政策の転換を求めていくかということでありますけれども、実際には、既に公共下水道あるいはそれに類する下水道が整備済みの地域、あるいは公共下水道の認可区域については、新たに個別の合併浄化槽に変更を促していくための、例えば補助金をさらに二重に出すとかっていうのは、これは実態としては非常に今現実的には不可能な状況かなあと思っております。つまり、公共下水道をやるために補助金、国費を投入して、それにさらに合併浄化槽の補助金を入れるんかという話になると、これは非常にやっぱり問題が出てこざるを得ないという状況だと思います。したがいまして、今後は浄化センター等をいかに統合していくのかというところは十分に検討の余地があると思っておりまして、それによって維持管理費の削減を図る方向性を検討しなければいけないかなあと思っております。ただ、既に下水道が整備されているところ以外につきましては、先ほど申し上げましたように、どうしても分散型の個別の処理として、合併浄化槽を中心に対応していかざるを得ない状況かなあというふうに思っております。私も市長になりましてから、何とか下水道をブレーキかけることもできないのかなあということもいろいろ考えたんですけど、現実には、既に終末処理場であるとかそうしたものを整備をしておりますし、それの補助金の返還請求等を考えると現実的ではないということも考えまして、今つくっている施設、これは決して全部が全部無駄だったとは私は思っておりませんけれども、ただ実態としては非常にちょっと財政的に厳しい状況にもあるということで、そのあたりをご理解いただけるようにこれからも努力をしていかなければならないかなあというふうに思っているところでありますので、どうぞご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(小野田光議員) 森議員。            〔5番 森 俊之議員 登壇〕 ◆5番(森俊之議員) 1番、2番、3番につきましては教育長、消防長、よろしくお願いします。ちょっとまだきょう時間がないんでそれ以上お話はできませんけれども。 5番の、4番はちょっと一番最後に言わせてください。 5番のマイナンバー制度に伴うという件でちょっとひっかかったのが、セキュリティーを上げれば上げるほど利便性は下がるというので、これは、セキュリティーを上げることと利便性は下がるというふうなことの対比ではちょっとまずいんじゃないかなあと思います、考え方としてはね。利便性というのは、そりゃあいつでも誰でもどこからでも入れるとか、誰でも触れるとかというふうなのが利便性だったらそりゃもう完璧にそんな利便性はなくなってしまわないと、この個人の情報だとかそういったものが漏れるという可能性は排除できないので、そこのところはちょっと考え方としてはまずいなあというふうに思っています。 それと、ウイルス対策はというふうなことでウイルス対策をどうするかということから、今はもう既にそのレベルじゃなくって今多分、現実知りませんが、隣の職員さんがパソコンを立ち上げるときに、みんなパスワードを使ってやってると思うんですけれども、おじさんたち、私も含めてですけれどもパスワードが覚え切れなくてどっか紙に書いてメモで置いておくとか、ちょっと誰かに立ち上げてくれえ、暗号、暗証番号は何番じゃからというふうなことでやってるような事例がひょっとしてあるのではないかなあ。だから、今これから考えていかにゃあいけん。今のセキュリティーレベルで考えていかにゃいけないのは、他人が自分の顔をしてそのパソコンに入っていってデータを操作するだとか盗むだとか、そういうことがあっちゃいけないんで、そこのところのセキュリティーのレベルを上げていくというふうなことが必要なんではないかなというふうに思ってますんで、いやもう答弁は結構でございますんで、またこの件については時期が来たら再度お願いをしたいというふうに思います。 それから、6番の定期観光バスの件ですが、団体さんを相手にというふうなことは今のお話でよくわかったんですが、私も現役で会社員をしてたときに出張なんかに行って時間があればそこの史跡とかそういったのを回りたいなあというふうに思ったときに、やはり基本的にはインターネットを使って調べるわけですよねえ。そのときに、じゃ瀬戸内市へ行って、さっきも言いました、大阪のOLの3人にこだわりますけれども、その3人がここへ公共交通機関を使ってこよう。官兵衛ゆかりの地だとか夢二の生家もあるんだよねえ、何か市立の美術館もあるんだよねえというふうなことを知ったときに、どうやって回るのというようなことはこれ調べてもわからないですよねえ。JRの長船駅から福岡までどうやっていったらいいの、刀剣の里までどうやったら行けるのというのはないわけですから、足が。だから、個人のお客が全く、今まではだから逆に言うと未開拓なんですよね、個人のお客さんって。だから、ここは宝の山だというふうに思っていますんで、ぜひ大阪のOL3人組が気軽に来れるような、そういった足を確保することによって、瀬戸内市の観光客っていうのが多分ふえるんじゃないかなあというふうに思っていますので、そういう考え方をしていただきたいなあ。もし、業者さんとかそういったものはなかなか経済効果という意味じゃなくて乗ってこないというような可能性もあるんかと思いますけれども、それがゆえに試験的にこういったことで導入してみませんかということなので、ちょっとこれは考えていただきたいと思ってるんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小野田光議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(出射正君) おっしゃるように、個人旅行者が市内をめぐる、そういった交通体制が必ずしも十分ではないというふうには感じております。ただ、従来も特別なイベントなんかでバスを走らせたこともあるんですが、なかなか利用率は上がってこないと。これは、利用者の方がそのバスを知らないという側面もありまして、そういったことを宣伝、周知するにしてもかなりの経費がかかるということ、その辺でやはり費用対効果も十分検証しなければいけないというふうに考えております。ただ、ご指摘のように、個人旅行のお客様が来るような、特に今のところは今着地型観光というて目的を持ってこられる方が非常にふえてますので、そういった観光客を取り込むような方策というのは交通的なものも含めて十分検討させていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(小野田光議員) 森議員。            〔5番 森 俊之議員 登壇〕 ◆5番(森俊之議員) 済いません、私の勉強不足なのかもしれませんが、今までやった例えば刀剣博物館と、それから市立の美術館というふうなところは私知ってるんですが、それ以外のところで、基点をJRの駅からというふうなことでそういうバスを走らせた、実験的にやってみたというのはあるんでしょうか。 ○議長(小野田光議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(出射正君) 国民文化祭のときには、各施設をぐるっとめぐるバスということでバスを走らせました。それから、単発的には、岡山駅を発着として観光バスを運行させたことも以前にはあります。それから、現在やっとります県民局が主体となって岡山駅を発着として、これはもうお客さんを事前に予約して集めて運行する「まちぷら」という事業で、駅を発着で、これは瀬戸内市だけではなくほかの市も含めてなんですけども、観光バスを走らせるという事業も行っております。 ○議長(小野田光議員) 森議員。            〔5番 森 俊之議員 登壇〕 ◆5番(森俊之議員) 先ほど言いましたように、まだまだここは未開の地だというふうに思っていますので、ぜひ事業者ともども話をしながら進めていただければというふうに思っていますので、よろしくお願いをします。 次に、下水ですが、市長の進めてこられたことというのは十分理解をしています。であるならば、合併浄化槽の上乗せ10万円、今年度で終わるよというのは何か冷たいなあという気はするし、本当にこれからもそれで進めていこうかなあというふうなところは若干疑問に感じるんですが、いかがでしょうか。どちらか。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) この上乗せ10万円分をどうするかという議論もいろいろやってはいるんですけれども、既に合併浄化槽の補助金をお出しする段階で10万円の上乗せがあるないにかかわらず市は当然国、県、市で補助金を分けて支出をさせていただいているという実情もございます。10万円の上乗せ部分がどれだけの効果があったのかというところが問題になってくるわけですけれども、若干改築部分とかに少し効果が見られるようなところも認められないことはないのかなあというような印象を持っております。まだちょっと今年度が最終どういう状況になるかという、3年目が結果がちょっとわかっておりませんので、はっきりと結論を出すことはちょっと難しい部分もあるんですが、ただ実情としては新築の方々もこの10万円の補助金の部分が、当然、新築と改築と分けたら新築のほうが圧倒的に多いわけですね。これ考えたときに、じゃあこの10万円の効果はどれだけあったのかということを考えたときに、ここはやっぱり少し慎重に考えざるを得ないのかなあというような思いを持っております。したがいまして、今後どういうふうになっていくかというのは何とも言えない部分もあるんですが、ただやっぱり財政的な問題を考えると、ここは当初予定をしていた3年間で終了させていただかざるを得ないかなあということで、あとは一日も早く合併浄化槽ではなくて下水道の接続ができる地域の方々に一日も早く接続をしていただくようにお願いをするとともに、なかなか当面来ないところには、合併浄化槽なり水洗化をしていただくことのメリットといいましょうか、そういったことを事業者の皆さん方にも少しお力添えをいただきながら、水洗化の促進を図っていきたいと考えておりますので、どうぞご理解をいただきたいと思います。 ○議長(小野田光議員) 森議員。            〔5番 森 俊之議員 登壇〕 ◆5番(森俊之議員) 市の財政という部分は非常に理解はできるんですけれども、もう少しよく考えていただいてまた結論を出していただければと思います。 それと、先ほどのその部長のお話の中に認可内でまだ未整備なところ、計画が頻繁に変わるので、そのたんびに頭を下げるのはどうも嫌よねというようなそういうニュアンスのように聞こえたんですけれども、来年にはできますといって言っときながら、計画がまた延びて再来年になったとか、再来年にはできますと言っとってもまたいろんな計画のおくれでもう一年おくれますというふうなことで、まずそのたんびにというふうなこともあってなかなか丁寧にその対象の方々にお知らせができていないというふうなことだったろうというように思うんですけれども、やっぱりそこは住民サービスの一環ということで、きちんと、今はこの予定ですとか、おくれたらおくれたでもう一回、ごめんなさい、もう一年おくれますとかというようなご説明をいただかないと、何となくほったらかしになってるというふうなことのないようにお願いしたいなあと思うんですが。 ○議長(小野田光議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(竹原正朗君) できるだけお示しをして、先ほど議員言われたとおりでございまして、非常に施工する場所とか、それから施工する順番というのが変わることもございますし、交通の事情がありまして、交通量の多いところについては、どうしても一遍にその路線をやるわけにはいけないということで分けていくということになりますと、その状況に応じて、いわゆるその地区を切る切り方が変わってきたりしますので、できるだけお知らせはしていきたいとは思います、お示しできるところについては。ただ、全体で何年も先ということになるとなかなかちょっと非常に、頭を下げること自体が別にそういう意味で申し上げたわけではございません。ただ、頻繁に変わっていきますので、その計画というか予定をされとるものがお示しされたのがそのままひとり歩きをしていくような状況ではどうかということで、地区の全体計画については一番最初のときにお示しをさせていただいとるとは思うんですが、できるだけそういう、前後がないような範囲でお示しはさせていただきたいと、努力をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(小野田光議員) 森議員。            〔5番 森 俊之議員 登壇〕 ◆5番(森俊之議員) 後から来た、結果がある程度見えた人間から言われたくないというふうなご批判は多分あるんだろうと思いますけれども、この下水道の事業については、何か国の甘いささやきに乗ってしまってあけてはならないものをあけてしまったなあというような気がしてしょうがないんですけれども、それでももう戻らない部分もありましょうしということはわかるんですが、ただ国の施策というふうなものについて、やっぱり変えていこうというふうなことを示していかないと、なかなか、現場で苦しんでいらっしゃる職員の方々もいらっしゃるんで、国の施策について、いつまでもこれでいくのか。合併浄化処理槽で行くべき地域については合併浄化処理槽を選ぶ人と、それから下水道を選ぶ地域の人と、やっぱり同じ瀬戸内市の住民ですから負担が一緒になるような、まずそんな政策に変えて、国の施策を変えていこうというふうな働きかけを、ぜひ行政のトップとして、そういったこともお願いをしたいなあというふうに思っています。 最後に一言だけ、その意気込みを聞かせていただければと思うんですが。 ○議長(小野田光議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 下水の処理については集合型がいいのか分散型がいいのかというのは、これは人口密度であるとか、あるいは地形によって恐らく異なるんだろうなあと思います。恐らく、都心部であったりとか、非常に人口密集地域では合併浄化槽を別々に設置するというのはこれは不可能でありますので、そこのところは必要な事業だというふうに認識をしております。ですから、今あえて申し上げるのであれば、合併浄化槽の設置について、今以上の補助であったりとか、そうしたものが受けられるように要望していくというのはこれは一つありだとは思っております。ただ、冒頭申し上げましたように、合併浄化槽がいいのか下水がいいのかというのはそれぞれの自治体の判断によって、判断に委ねられてるところがあると思いますので、それを懸命に選択していくのも自治体として非常に大きな責務なのかなあと思っております。 繰り返しになりますけども、合併浄化槽についてのさらなる支援ですね、こういったものを求めていくということを、引き続きぜひともやっていくということでご理解をいただければというふうに思います。 ○議長(小野田光議員) 森議員。            〔5番 森 俊之議員 登壇〕 ◆5番(森俊之議員) もうこれで時間になると思いますので、本当に、市長がさっき言われたように、自治体ごとでそれを選択するというふうなことではなくてもっと小さなレベルですよね。この地区は合併浄化処理でいく。この地区は下水道でいくと。ただ、どちらを選択しても住民として自分、個人が負担する額は同じであるべきだろうというふうに思っていますので、そういった意味で不公平感がないようなそんな政策をぜひ国に対しても働きかけていただきたいなあというふうに思っています。よろしくお願いします。 以上で質問終わります。 ○議長(小野田光議員) 以上で森俊之議員の質問を終わります。 以上をもちまして本日予定しておりました発言順序1番から6番までの一般質問が終了いたしました。 次の本会議は、あす9月10日午前9時30分から、引き続き発言順次7番から12番までの予定で一般質問を行います。 それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。皆様お疲れさまでした。            午後3時39分 散会...