大分市議会 2021-03-24
令和 3年経済環境常任委員会( 3月24日)
ナンバー11から
ナンバー15につきましては、令和2年度に引き続き行う
コロナ対策事業となっています。
ナンバー16につきましては、
貸切りバス、
フェリーによる旅行
商品造成支援補助金につきまして、
貸切りバス、
フェリーを利用する旅行
商品を造成した
事業者に対する補助となっております。
ナンバー17の
ワーケーション・ブレジャー等の
利用促進事業につきましては、
ワーケーション・ブレジャー用宿泊プランを造成した
宿泊施設に対する補助となっております。
ナンバー18、
ナンバー19につきましては、令和2年度に引き続き行う
コロナ対策事業となっております。
○
泥谷委員長
ただいま説明はありましたが、委員の皆様より
質疑等はありませんか。
○
堤委員
予算説明書341ページの
海外販路拡大支援事業の旅費というのはどこを想定されていますか。
展示会出展に参加されるというイメージですよね。
○
朝見創業経営支援課長
現在
シンガポールを想定しております。
○
堤委員
シンガポールの理由は何かありますか。あそこは確かに
展示会が集積しているとは思いますが、どういったところを狙っていくのでしょうか
○
朝見創業経営支援課長
シンガポールを選定しました理由は、一つには
東南アジアで非常に
販路開拓先として有望な都市であること、また、以前にCLAIR――
自治体海外交流機関のほうで
シンガポールに赴任をしていた者が、現在、私どもの課に所属しておりまして、その人間を通じて、現地のことや、
関係機関等とやり取りもスムーズにできる
見込みがあることから、
シンガポールを選定しております。
また、あわせて、おおいた
産品等海外ビジネス促進協議会という会がございまして、そこに集う
海外販路開拓を目指す企業さんの中から、
東南アジア、
シンガポール、
ベトナム等、そういった土地に挑戦してみたいという声がありましたことから、
シンガポールを選定させていただいたところでございます。
○
堤委員
次に、343ページの
事業承継支援補助金で、先ほどM&Aで
専門業者を使うという話でしたが、どこを想定されていますか。
○
朝見創業経営支援課長
M&Aにつきましては、
企業価値の算定だとか、専門的な知識を有する
コンサルタント等に委託をするということになろうかと思います。具体的に
企業名としてどちらというようなところは私どもで絞ってはおりませんけれども、M&Aを実際に売る側の企業様が選んだところについて、その係る費用の一部を補助というものでございます。
○
堤委員
同じ箇所の一番下の
知的財産権取得促進事業補助金、これは特許を取得するときの
支援金で、実績がたしか上がっていたので、その資料をお願いしていましたがまだ頂いてないので、どういったタイプの
知的財産を取得されているか気になるので後でもいいので頂けますか。
○
朝見創業経営支援課長
知的財産に関することで、特許、
実用新案、
商標権等を対象にしております。委員から資料の提供ということで、一度お渡ししましたが、内容が十分でなかったようでありますので、また再度よくお聞きして、実際の
事例等を記載したものを提出させていただきます。
○
堤委員
ありがとうございます。
次に、1つ上の
中小企業人材育成支援事業補助金、これは、さっき言われたレクチャーとかを
中小企業にするということだと思いますが、これの外注先はどこになりますか。どこの業者を通して
中小企業へ派遣するのですか。
○
朝見創業経営支援課長
企業の
経営者、従業員の方がその業務をするに当たってスキルの
向上等を図るために、いろんな
研修機関などに赴く際にかかる受講料や費用など、そういったものの一部を補助するようになっております。具体的には、例えばフォークリフトなどの
特殊車両、そういった仕事をするうえで
資格取得が必要な場合にかかる
費用等に充てられるようなものになっています。
○
堤委員
最後に345ページの
クリエイティブ産業育成事業について、
クリエイティブ産業とは市はどういった定義をされていますか。
○
三ノ宮商工労政課商工業企画担当班主査兼
グループリーダー
国等でも明確な定義はございませんが、本市といたしましては、
経済産業省等を参考にしており、従来の枠組みにとらわれない視点で
クリエイティブの力により新しい価値を創造していく産業と言われておりまして、例えば、映画、ゲーム、アニメなどの
コンテンツ産業に加えて、ファッション、
伝統工芸、アート、
デザイン、
建築設計、さらに
文化観光などがこれに当たると考えております。私どもとしましては、そういった幅広いものでありますが、まずは
デザインの視点から着手していきたいと考えております。
○
泥谷委員長
ほかにありませんか。
○
倉掛委員
小規模事業者競争力強化支援事業補助金、これは私のほうで2年連続の
申請不可ということで一般質問させていただいたときに要望したところ、既に組み込まれていて、大変ありがたいなと思いました。
1点お伺いしたいのは、これは昨年の予算は幾らでしたか。
○正
池商工労政課長
令和元年度は4,000万円です。
○
倉掛委員
今回は1億2,000万円、そして前期、後期に分けるということですから、6,000万円ずつだろうとは思いますが、
後期分を前倒しでやるという考えもありますか。
○後
商工労政課参事補
今、前期と後期に分けて受付をしようという計画でありますが、後期のほうがどうしても取組に係る日数が短いので、
前期分の配分を若干多くしようと考えているところでございます。
○
倉掛委員
分かりました。詳しい
配分等はまた後で個別にお聞かせいただければ構いません。
そこで、心配なのは、
整理券を配布当日でなくなることを何とか防ごうとしていらっしゃることはありがたいことですが、例えば、前期8,000万円と後期4,000万円とした場合には、
上限額まで行った場合には大体300件近くになると思います。そうしたときに、多分、
整理券は
予定枚数に達し次第ということなので、ある程度の段階で金額を見積もって
予定枚数を発行していくのか、それとも最初に上限として30万円の枠で、例えば計算しやすく半分の6,000万円だったら200枚配るようにするのか、そこら辺が気になります。もう一つは、これはなかなか難しいとは思うのでこういう話をしたら悪いと思いますが、配ったところで当日なくなってしまうのではという懸念がすごくあります。その辺りはどうお考えですか。
○正
池商工労政課長
整理券を配るのは、最初は300枚を想定しています。委員御指摘のとおり、初日になくなるのでないかということも考えられますが、その中で、今一番、なるべく多くの方に届くような形、あと、
整理券の配布に来ていただいた中で、いつの受付をしましょう、いつ来ていただきましょうとするようにしておりますので、なるべく負担のかからないような形を今考えております。また4月15日から
受付開始ですので、そういった部分で、より多くの方に届くような形で再度考えていきたいと考えています。
○
倉掛委員
窓口で
整理券を受取りとなっていますが、全部、
商工労政課の窓口に直接来てお渡しするという形をとるのですか。
○正
池商工労政課長
商工労政課の窓口のほうで、必ず1申請について1
事業者に来ていただきます。複数、いろんな方が何回も
整理券を取るというのは御遠慮いただきます。
○
倉掛委員
分かりました。
イメージすると、
パチンコ屋の開店みたいに
整理券をもらいに行列ができるのかなと予測もできるので、その辺の配慮と、万が一、
整理券300枚が1日、2日でなくなるというような場合には、前期、後期ではあるんですけれども、総枠の予算の中で柔軟に対応していただくことも検討していただければと要望をしておきます。
○
泥谷委員長
ほかにありませんか。
○
国宗委員
351ページの
大友プロモーション事業の関係で、予算が約890万円計上しており、ほとんどが
宗麟公まつり実行委員会の
交付金の750万円で、あと僅かなお金しかないですけど、その中で、
大友宗麟の
大河ドラマの
誘致推進事業の
負担金が5万円ということで上がっています。実際にこれは具体的にどのような活動されているのか、
進捗状況とか、今後、実際に誘致が可能なのか、その
見込みと、市はどのようなスタンスでやっているか教えてください。
○
平松商工労働観光部次長兼
観光課長
NHK大河ドラマ「
大友宗麟」
誘致事業負担金に関しましては、
協議会や、それから
大分県知事と
大分市長で一緒に東京のNHKに赴きまして、この誘致に向けて要請するという活動をしているところであります。今年は
コロナ禍の関係で行けませんでしたけれども、
大友宗麟の
ドラマ化に向けて活動しているところでございます。
どちらの自治体におかれましても、
NHK大河ドラマにつきましては様々に活動されておりますので、
見込みというのはなかなか申し上げにくいところでございますけれども、引き続き市としても支援してまいりたいと考えています。
○
国宗委員
これまでの取組など、後で構わないので予算などの資料を見せていただけますか。
負担金などはそんなに多くは出せないとは思いますが、5万円の
負担金で大分市のこれに対する思いや取組の姿勢とか、その辺が問われるところもあるかもしれないので。本当に誘致したいのであれば、誘致できるようなもう一段の取組も要ると思いますし、今、
平松課長が言われたように、難しいであれば、極論ですが予算を切るとか。真剣にしているとは思いますがこれに対する取組をもうちょっと考えてもいいかなと思いますので、資料をお願いします。
○
泥谷委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
ないようですので、質疑はこれで終結いたします。
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
それでは、本案は原案のとおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
泥谷委員長
それでは、原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、第2条
債務負担行為、第2表中のうち
商工労働観光部所管分について審査を行います。
執行部の説明求めます。
○正
池商工労政課長
〔
説明書②534ページ
~、債務負担行為について説明〕
○
泥谷委員長
ただいま説明はありましたが、委員の皆様で質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
ないようですので、質疑はこれで終結いたします。
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
それでは、本案は原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
泥谷委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、議第13号、令和2年度大分市
一般会計補正予算第8号、第3条
債務負担行為の補正について審査行います。
執行部の説明を求めます。
○正
池商工労政課長
〔
説明書⑤50ページ
~、債務負担行為について説明〕
○
泥谷委員長
ただいま説明が終わりましたが、委員の皆様で質疑はありますか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
ないようですので、質疑はこれで終結いたします。
討論はありますか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
それでは、本案は原案のとおり承認することに御異議はありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
泥谷委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。
以上で、本
委員会に付託されました
商工労働観光部所管分の審査は終了しました。
それでは、ここで、
執行部より
報告事項の申出がありましたので、説明を受けたいと思います。
最初の
新型コロナウイルス感染症に係る
支援策については、先ほど説明を受けましたので省略してもよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
泥谷委員長
次に、大分市
中心部における
歩行者通行量調査について報告を受けます。
○正
池商工労政課長
説明は、
報告事項の資料に沿って行わせていただきます。
それでは、資料の9ページを御覧ください。
本市
中心部における
歩行者通行量調査は、中心市街地の商業振興を図るための基礎資料とすることを目的に始まり、より効果的な調査となるよう手法を見直しながら実施しております。現在では、中心市街地全体の活性化施策検討のための基礎資料とするとともに、平成30年度からの5年間を計画期間とする第3期大分市中心市街地活性化基本計画の評価指標として掲げております、中央町・府内町間を往来する歩行者通行量の経年検証を行うために実施しているところでございます。
まず2の調査方法ですが、
歩行者通行量調査と中心市街地アンケート調査を実施しております。
歩行者通行量調査は、44地点で調査員による定点観測を行っており、また、滞在時間等を確認するための中心市街地アンケート調査は、16地点で調査員の聞き取りにより実施し、調査総数は2,704件となっています。
3の調査日時は、令和2年11月6日金曜日から11月8日日曜日までの3日間で、それぞれ午前11時から午後7時までの8時間で実施いたしました。
次に4の調査結果ですが、
中心部歩行者通行量につきましては、経年変化を見るために、平成30年度までと同様の35地点を比較しますと、金曜日、土曜日、日曜日の3日間の合計は38万6,887人で、前年と比較して16.3ポイントの減、土曜日、日曜日の2日間の合計は26万3,455人で、前年と比較して15.9ポイントの減となっております。
下のグラフを御覧ください。近年の推移といたしましては、JRおおいたシティや大分県立美術館などの完成、開業効果が見られた平成27年度までは増加傾向にありました。その後、それらの開業効果の収束、大分フォーラスの一時閉店などの影響により減少しており、平成30年度以降は、ラグビーワールドカップ開催に向けたインバウンド効果、大分オーパの開業や祝祭の広場の完成によりやや回復傾向となったものと考えられますが、今年度につきましては
新型コロナウイルス感染症の影響により全体的に減少傾向となっております。
次に、11ページをお開きください。
ここには歩行者通行量の調査地点名を記載しております。また、12ページには調査地点を地図でお示ししておりますが、赤い丸で囲んだ部分については前年より増加した地点、青い丸で囲んだ箇所は前年に比べ1割以上減少した地点となっています。
なお、地点ごとの通行量の比較表を13ページ、14ページに掲載しております。
恐れ入りますが、10ページにお戻りください。
ここには、第3期中心市街地活性化基本計画の評価指標としております、中央町・府内町間を往来する歩行者通行量の結果を掲載しております。なお、調査地点は、先ほどの12ページの地図の中央通りを東西に横断する36から41の6地点となっています。この6地点について比較しますと、金曜日、土曜日、日曜日の3日間の合計は3万7,631人で、前年と比較して14.2ポイントの減、土曜日、日曜日の2日間の合計は2万3,411人で、前年と比較して15.1ポイントの減という結果となっており、その減少幅はほかの地点と同様の水準となっています。
今後は、ワクチン接種の開始や、
商店街団体等への各種
支援策等により少しずつ回復傾向になるものと期待しております。また、荷揚町小学校跡地複合公共施設整備事業も控えており、中心市街地のさらなるにぎわいの創出と回遊性の向上につながるものと考えています。
次に、10ページのまちなか滞留時間ですが、中心市街地のアンケート調査による、
中心部における滞在時間が3時間以上の人の割合を掲載しています。今年度の調査結果は47.7%となっており、令和元年度の55.9%と比較して8.2ポイントの減となりました。昨年度から減少傾向にありますが、第1期及び第2期大分市中心市街地活性化基本計画において40%を目標としておりましたので、高水準を維持しているものと考えております。
なお、このアンケートの調査地点におきましては、15ページで地点名、16ページに地図をお示ししております。
調査の詳細につきましては、表紙に大分市
中心部における通行量調査報告書と記載されております冊子をお配りしておりますので、後ほど御覧いただきたいと存じます。
○
泥谷委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆様で質問等はありますか。
○
仲道委員
部長にお尋ねします。通行量、滞在時間の減少の要因、今の説明では
新型コロナウイルス感染症の影響という説明はありましたが、要因としてはそれだけという理解でいいですか。
○
永松商工労働観光部長
それだけと申しますか、一番大きな要因が
新型コロナウイルス感染症で、やはり
イベントは開催できなくなり、そういったマインドといいますか、これが落ちているのが現状だと思っています。
○
仲道委員
一番大きくない要因はなんでしょうか。
○
永松商工労働観光部長
考えられるとすれば、前年にラグビーワールドカップがあり、翌年はその盛り上がりがなくなった、そういった
イベントがなくなったというのが一つ、
コロナ禍がなくてもそれと同じようなことができなかったというようなことかなと思います。
○
泥谷委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
次に、今後の道の駅について報告を受けます。
○中園おおいた
魅力発信局長
資料の17ページを御覧ください。
道の駅は市内に2駅ございますが、道路交通環境の提供や地域のにぎわい創出を目的とした施設で、地域の物産や観光、農林水産物等の魅力を発信しております。
おおいた魅力発信局は、
商工労働観光部と
農林水産部が連携する事業をはじめ、本市の魅力発信に係る情報の一元管理や総合的な調整を行っておりますことから、機構図、所掌事務にありますとおり、道の駅推進担当班を設置いたしまして、観光課から道の駅さがのせき、農政課から道の駅のつはるに係る業務、あわせて、都市計画部まちなみ企画課から道の駅の登録を目指す
西部海岸地区憩い・
交流拠点施設整備事業を移管し、道の駅の一体的、効率的な推進を図ってまいります。
その下には、道の駅さがのせきと道の駅のつはるの沿革と概要を、18ページには、
西部海岸地区憩い・
交流拠点施設整備事業の計画位置図を掲載しております。
右下の、(2)今後のスケジュールでございますが、現在のところ、令和3年夏頃からの
事業者公募開始を目指しております。年度内に
事業者との契約を行い、その後、設計、建設工事を経まして、令和6年度の運用開始を予定しております。
○
泥谷委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんから質問等はありますか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
次に、
株式会社マリーンパレスに対する
用地貸付について報告を受けます。
○
平松商工労働観光部次長兼
観光課長
資料は、④
株式会社マリーンパレスに対する
用地貸付けについてを御覧ください。
まず、今回貸付けを更新しようとする土地は、1の配置図では赤い枠で囲っておりますマリーンパレスの第2期予定用地、約4,000平方メートルでございます。当該用地は、いわゆる別大国道の6車線化に伴う高崎山海岸線総合整備事業として、平成11年から平成14年2月にかけて埋め立て造成した土地の一部で、この貸付地内には、現在、水族館うみたまごの施設の一部であるあそびーちが整備をされております。
この土地の貸付けは、高崎山海岸線総合整備事業による土地造成と関係がありますことから、これまでの経過を若干御説明させていただきます。
2の経過説明の(1)マリーンパレスからの用地確保と売買譲渡の申し出でありますが、平成11年5月に、高崎山海岸線総合整備事業と合わせてリニューアルを計画しておりましたマリーンパレスから、
新水族館、現在のうみたまごでありますけれども、これの建設用地として、第1期用地1万平方メートル、これは上の図面では緑色をつけている部分とほぼ同じとなります。これと、第2期予定用地として5,000平方メートルの計1万5,000平方メートルの用地確保と、その売買譲渡の申入れがございました。その後、埋立工事完成と合わせて、平成14年2月にマリーンパレスと土地売買に関する確認書を交わしており、これに基づきまして、資料の緑色でお示ししております第1期の用地、約1万1,000平方メートルを約8億4,000万円で売却し、残りの第2期予定用地につきましては、平成20年までに売買の協議を行うとしたところでございます。
(2)ですが、その期限となる平成20年に、マリーンパレスから、入館者数の減少や第2期予定用地で行うコンテンツの基本計画がいまだ策定中であることなどを理由としまして、平成20年までの土地購入は困難であること、あわせて、将来的にはうみたまごの増改築を予定していることから、当該用地については引き続き市において確保してほしい旨の申入れがなされております。市としましては、うみたまごは本市の重要な観光資源であることや、都市計画によりこの用地は水族館等の教養施設に用途が制限されていることなどを勘案しまして、平成21年2月に、平成25年度末までに売買に係る協議を行うことなどを確認した確認書を取り交わしてきたところでございます。
資料の右上、(3)ですが、その期限となる平成25年度には、マリーンパレスから、第2期用地の買取りについて、来館者が減少しており、財政状況等から資金を捻出することが困難であることから、市から借り受け、そこに集客向上のための新たな誘客施設を増築したいとの申出がなされました。新しい施設の増築により、入館者数の増加と本市への波及効果が期待できることなどから、当該用地の売買協議の継続と賃貸に関する確認書を交わした上で貸付契約を締結しまして、平成27年4月にあそびーちがオープンしております。
その下、(4)ですが、この貸付期間が満了する平成30年には、マリーンパレスから、平成28年4月に発生した熊本地震や翌年の九州北部豪雨などの影響により来館者が大きく減少し、資金回収計画も見直しが必要となっていることなどを理由としまして、貸付契約更新の申出がありましたので、用地売買の協議継続と賃貸に関する確認書を交わした上で、平成33年3月末までを貸付期間とする貸付契約を交わしております。
その後も、マリーンパレスと用地売買協議を継続して行っておりますが、昨年度発生した新型コロナウイルスの感染拡大の影響が長期化する中、観光施設であるうみたまごでは、本年2月末時点の累計入館者数が前年同期と比べて5割を下回り、大幅に業績が低下していることに加え、現時点で今後の回復の見通しも立たないことなどから、本年2月、貸付契約更新の申出があったところでございます。
マリーンパレスとの協議の中では、うみたまごがオープン20周年を迎える令和6年度までに土地の買取りができるよう努力していく意思が示されたことや、マリーンパレス自体も、
コロナ禍の下で健全な経営状態を維持するため、経費削減を柱とする収益改善計画を策定し、現在取り組まれていることなどを勘案し、今回、貸付期間を令和3年4月1日から令和6年3月31日として契約更新したいと考えております。
あわせまして、土地の早期売却に向けましては、市といたしましても有効な手法などを研究しながら、売却実現に向けた交渉を継続していくこととしているところでございます。
○
泥谷委員長
ただいま説明が終わりましたが、委員の皆さんから質問等はありますか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
以上で、本日予定の
商工労働観光部の審査は終了いたしました。
執行部からその他として何かありますか。
〔「ありません」の声〕
○
泥谷委員長
委員の皆様でその他として何かありますか。
○
倉掛委員
先般、
執行部の方に説明をいただきましたが、大分県の公式オンラインショップに大分市も登録をして、大分市の
事業者等も登録をしています。県内のほかの自治体は、そこに対して割引クーポンなどを出しています。大分市は出さないのでしょうかということで、先般、担当課に問合せをしたら、県が30%オフのクーポンを出す予定なので、大分市は今のところそれは考えていませんというお話でした。
例えば、豊後大野市は、20社ぐらいが登録しています。大分市は60社の登録で、規模からいうと大分市のほうが少ないかなという印象を受けております。この点についても、登録を促していきますというお話を先般いただきましたが、その後、
事業者さんとお話をして確認をしたところ、大分市の物が売れないということです。なぜかというと、結局県がクーポンを出したとしても、全体としては増えます。ところがその中での大分県内の他都市との競争で、豊後大野市はさらに20%安いとなったときに、大分市の
事業者さんの物は買わないんですね。
実際それにどのぐらい差があるかというと、ここに去年の6月から12月のデータを頂いていますが、他都市の名前は伏せておきますけど、大分市はクーポンなしで、昨年の6月から8月に対して10月、12月の売上げが137%増。他都市の事例を3つ挙げますと、1市は、30%オフのクーポンと広告をしているところで、ここは980%増。もう1市は20%オフのクーポンと広告をしているところで、ここは1,271%増。もう1市は20%オフクーポンで広告なしのところで523%増。結局、大分市の業者さんは売れていないんですよね。他市と10倍近く差があるわけですよ。皆さんが今後、100社訪問の中で登録業者さんも増やしていきますという回答をいただいていたんですけど、例えば佐伯市は一気に100社ぐらい増やしたというところから、
事業者さんたちからすると大分市の取組はどうなのっていうクエスチョンが出ているのも事実です。
要は、両方頑張っていただきたいんです。両方頑張っていただく際に、そこの売上げがほかの市町村と比べて大分市が10倍も差があるのであれば、やはり大分市の
事業者さんはあんまり登録したがらないと思います。ほかの県内他市との競争になってきますので、そこら辺も何らかの配慮をしてあげて、さらにその中で登録をしてもらうと。
今
コロナ禍で、逆に売上げは上がっています。だからこそ、
補助金の支援もありますけれども、実際にこういった形での補助とか、こういった形での売上げを上げていくことに対しての支援というのもぜひ促していただきますように、御検討お願いしたいと思っています。一旦はしないという回答をいただきました。だけど、再度ここはもう1回検討していただきたいです。今申し上げたように、やはり10倍違ったら勝負にならないですから、そこら辺を実態を踏まえて、ぜひ取り組んでいただければなという思いがあります。それに対して、部長、何か見解をお聞かせください。
○
永松商工労働観光部長
委員の御指摘の件については、十分前向きに検討させていただきたいと思います。ありがとうございます。
○
泥谷委員長
ほかにございますか。
〔「なし」の声〕
○
泥谷委員長
最後に、25日木曜日の予定を確認いたします。25日木曜日は午前10時より開会いたしますので、よろしくお願いいたします。
本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
午前11時22分散会...