大分市議会 2021-03-24
令和 3年厚生常任委員会( 3月24日)
令和 3年
厚生常任委員会( 3月24日)
厚生常任委員会記録
1.開催日時
令和3年3月24日(水)午前10時5分開議~午前11時20分休憩
午前11時25分再開~午後0時13分散会
2.場所
第2
委員会室
3.
出席委員
委員長 足立 義弘 副委員長 川邉 浩子
委 員 牧 貴宏 委 員 穴見 憲昭
委 員 斉藤 由美子 委 員 馬見塚 剛
委 員 松下 清高 委 員 岩川 義枝
委 員 佐藤 睦夫
欠席委員
なし
○
穴見委員
今聞いた金額であれば、
自動水栓の金額も賄えると思うのですが、さっきも言いましたように、何で市立だけなのかという声が上がる可能性もあると思いますので、その辺は、どういう場があるのか分かりませんけれども、私立は補助金を使って整備してくださいという説明をしていただければなと要望しておきます。
○
足立委員長
ほかにありませんか。
○
斉藤委員
197ページにあります
実費徴収に係る
補足給付事業なのかどうか分からないですが、食材費の
実費徴収の
収納状況というか、
滞納状況とかは把握はできていますか。無償化に伴って食材費が
実費徴収になった分です。
○
井上保育・
幼児教育課長
食材費等の
実費徴収の関係ですが、各施設で行っているという状況になっています。公立に関しましては未納分はないということであります。
○
斉藤委員
施設が徴収するということにはなったものの、施設にとっては新たな負担というか、納入が遅れている家庭に対しての働きかけとか、結構いろいろ煩雑だと思います。導入の際に要望しましたけれども、食材は保育の一環として、無償にしている自治体もありますので、ぜひ検討していただければなと思いますので、その点は要望をしておきたいと思います。
もう一点、203ページのDVに関する件です。この間、
新型コロナウイルス感染症の拡大で、家にいることが増えて、DVと
児童虐待が増えていますという報道がありましたが、
相談件数の推移は、この3月までにどういう状況になっているでしょうか。
○
横川子育て支援課長
DVの
相談件数でございますが、
相談延べ件数で令和元年度が231件に対しまして、本年2月末までで425件という形で、倍近く増えている状況でございます。
○
斉藤委員
対応の中身というか、支援の内容とかを教えてください。
○
三原中央子ども家庭支援センター所長
先ほど申しました相談の中身でございますが、
暴力ごとに分けて言いますと、重複がございますが、
精神的暴力が495件、
身体的暴力が442件、
経済的暴力が183件、
性的暴力が106件、
社会的暴力が67件となっています。
○
斉藤委員
非常に細かい対応が必要になると思います。対応の仕方というか、一件に随分時間がかかるのではないかと思うのですが、対応する人数など十分な対応ができていますでしょうか。その後のフォローとして、警察等に行く場合もあるでしょうが、どうされていますか。
○
三原中央子ども家庭支援センター所長
相談については、確かに1時間を超えるような相談を受けることもございます。話はなるべく丁寧にお聞きするように対応しています。現在、体制としましては、相談員として
正規職員2名と
会計年度任用職員2名の4名体制で対応しております。
場合によっては、
婦人相談所へつないだり、警察へ御案内したりというようなこともございますし、子供さんがいらっしゃる場合は、
教育委員会などとも連携して対応するようにしております。
○
斉藤委員
対応としては、そのうち委託先として団体等へ行く場合もありますか。全てこの人数で対応しておりますか。
○
三原中央子ども家庭支援センター所長
相談内容によっては、民間の
NPO団体などと連携して対応する場合もございます。
○
斉藤委員
やはり対応にかかる体制が、まだ不十分ではないかなと思います。今後、
児童相談所とつないでいくというような家庭もあるのでしょうが、
正規職員2名と
会計年度任用職員2名ということや延べ426件ということを考えると、1時間話を聞いて解決する問題でもないので、体制をしっかり、もう一度、十分かどうかを確認していただきたいなと思います。随分時間がかかることだと思いますので、その相談の対応について、十分確認をお願いいたしたいと思います。
それから、205ページの
病児保育事業委託について
事務事業評価では継続ということになりました。それで、私はできれば拡充にしていただきたかったのですが、
処遇改善の対象として、ここで勤めている保育士は、何か該当するものがあるのでしょうか。
○
井上保育・
幼児教育課長
病児保育施設に対しましても、そこで勤務されている常勤職員に対しましては、市の
運営費補助金の対象となっております。
○
斉藤委員
例えば、国の保育士の
キャリア加算とかというわけではなく、施設が独自に考えてということですか。要は、金額を幾ら、どのようにお支払いするかなど、中身を教えてください。
○
井上保育・
幼児教育課長
各労働につきましては労働契約に基づいていると思いますが、その中で、処遇の改善のために
運営費補助金として1月当たり1人5,000円を補助しているということになっております。
○
斉藤委員
なかなか
処遇改善までいかないというのが実情ではないかなという気もします。利用がないときというようなこともあるかもしれないですし、保育士を確保しておくというのは非常に大変なことだと思いますので、要望として、その辺は
処遇改善と併せて考えていただければなと思います。
207ページの保育所の研修の件について、先ほどの説明で、認可、認可外とおっしゃったので、これは研修の対象に
企業主導型も入っているという認識でよろしいですか。
○
永野子ども企画課長
認可外の施設の中には
企業主導型も含めております。
○
斉藤委員
それからもう一点、新
子育て安心プランの中の短時間勤務の保育士の活用は大分市では行いませんと聞いていますが、本当ですか。
○
井上保育・
幼児教育課長
新
子育て安心プランの中には、保育士の活用の中で短時間勤務の保育士の活躍促進というようなことが掲げられております。その対象となるのは、対象となる自治体に4月1日付で
待機児童が存在することとなっておりますので、大分市については支援の該当はないということになっております。
○
斉藤委員
たまたま4月1日付で、大分市は
待機児童がゼロだったということで対象にならないということですけれども、保育の質を担保するという意味では、仮にゼロでなくても、やはり短時間保育士の利用促進というか、
処遇改善に関するものだと思いますので、ぜひ、正規の保育士を基本として考えていただきたいなと思います。
あわせて、今
新型コロナウイルス感染症で、特に保育所ではおもちゃの消毒に非常に手間がかかっているそうです。そういった意味では、短時間保育士という考え方も必要なのかなと思うのですが、ぜひ、その辺の人的配置を考慮していただきたいと要望しておきたいと思います。
○
足立委員長
ほかの方、ありますか。
○
松下委員
205ページの
児童福祉振興事業の
私立認可保育所運営補助金による保育士の
処遇改善についてです。この補助金が実際に保育士に行き渡っているのかというところの確認はどうされているのか教えてください。
○
井上保育・
幼児教育課長
処遇改善の補助金を給付するに当たっては、受領の印鑑等から、全額が常勤の保育士とか、常勤の職員に行き渡っているかを確認しております。
○
松下委員
確認の方法はどうなっていますか。
○
井上保育・
幼児教育課長
実績報告書に、職員が金額を受領したという形の印鑑をついたことで確認しております。
○
松下委員
そのような原課としての確認に加えて、
指導監査課のほうが監査をされますか。実際は、後になるのでしょうが、確認はするということでよろしいですか。
○
井上保育・
幼児教育課長
指導監査においても、月額給与の
給与支給明細等をチェックする中で、これを確認させていただいている状況になっております。
○
松下委員
いろいろな話を聞くものですから、しっかり確認していただきたいと思います。
次に、
重点事業にもあるのですが、
保育所等における
ICT化推進等事業補助金についてです。これは
私立保育所の業務の
ICT化に必要な
システムの導入経費を補助するものだと思いますが、これをやるのであれば、
市立施設は実施しないのか教えてください。
それと、
重点事業の中の
補助対象経費②に、保護者とのやり取りに必要な翻訳機の購入に係る経費とありますが、おそらく多言語の方の対応になるのだろうと思うのですが、現状がどうなのかということをお聞きしたいと思います。
○
井上保育・
幼児教育課長
市立施設の
ICT化ということにつきましては、今後、
認定こども園化をするに当たって、その中で
ICT化整備等を含めて検討していきたいと考えております。
また、翻訳機の状況でありますが、現在も
翻訳機等が必要なときがありますが、その際には
教育委員会等から機器を借りる中で、翻訳等を対応しております。
○
松下委員
私立保育所等は補助しますが、
市立保育所等は今からですというのは、意味がよく分からないです。
認定こども園に移行するときに検討していきたいという言葉の意味がよく分からないです。なぜ早急にやらないのかなと思います。
登降園管理をするというのは、私立も市立でも一緒ではないのでしょうか。それになぜ差が生じるのでしょうかということをお聞きいたします。
○
井上保育・
幼児教育課長
認定こども園化に伴ってというような話をさせていただいたのですが、
認定こども園化するに当たって、
施設整備等が必要になってきますので、そのような設備等を導入するに当たって、今後の
施設整備に合わせた状況の中で検討していきたいと考えております。
○
松下委員
あまり説明になっていないと思います。
施設整備と
ICT化というのは全然
システムの導入というのが違うと思います。なぜかというところ、もうちょっとはっきり教えてください。説明できないなら、よく検討してください。これは要望にしておきます。なぜ差をつけるのか意味が分かりません。
それと、翻訳機の実態や現状についてです。どんどん
技能実習生であるとか、
入国管理法の改正によって増えてきているのは分かっています。特に保護者で母国語しか話せない方が増えているのも知っています。とは言いながら、現実に32施設が
予算計上というのは、そういう把握されているのかなというところを聞きたかったのですが。
○
井上保育・
幼児教育課長
32施設になった状況ですが、各私立の
保育施設等に対して、希望調査をさせていただきました。その中で翻訳機器が必要だという確認をされたのが32施設となっております。
○
松下委員
これも、先ほどの
ICT化と同じように、市立のほうはどうなっていますか。
○
井上保育・
幼児教育課長
この分に関しましても、現在、必要によっては
教育委員会のほうから借りたりという対応をさせていただいております。
○
松下委員
市立の場合ですから把握できると思うのですが、今そういうのが必要な方は何人いらっしゃるのですか。当然、把握していないと悪いと思うのですが、いかがでしょうか。
○
井上保育・
幼児教育課長
申し訳ありません。外国の方もいらっしゃるのですが、翻訳機が必要というような人数に関しまして、把握していません。
○
松下委員
さっきと同じように、特に保育所や保育園というのは若い世代で、おそらく日本に来られて間もない方が多いと思います。そうなると、あまり日本語の読み書き、言葉も含めて十分でない方もいらっしゃって、いろんな問題があります。そこは、小学校としては生徒に対し
日本語指導という手厚い支援をするようになっていますが、保護者に対してはいろんな問題があります。そこはやはり、市立としてはきちんと責任が必要ではないかなと思いますので、これは要望しておきましょう。
あと、もう1点、
認可外保育施設への支援というのはいいと思いますが、できれば認可を取れるように支援するという取組も必要ではないかと思っているのですが、そういうのを最近やられているのかどうなのか。認可外を否定しているわけではありません。
認可外保育には自主性とかいろいろあるのも承知していますが、できれば認可のほうがいいのではないかなという思いがあるものですから、そういう取組はされていますか。
○
永野子ども企画課長
認可外保育施設に対しましては、新規事業者の募集の際に、認可へ移行するということについて定期的に希望調査を行っております。ただ、当然設置の基準も違いますし、認可になると、ある意味厳しい基準になってまいりますので、それに応じた施設になることを希望されるかどうか。最終的には
認可外保育施設の事業者の意向によるところになるのかなということでございます。
○
松下委員
さっきから言うように、認可外を否定しているつもりはありませんが、やはり基準というのがある。となれば、やはりできれば認可のほうがいいのではないかという姿勢をもって、今後とも対応していただきたいということを要望しておきます。
216ページの母子父子福祉費で予算額が2,600万円減額になった理由と、218ページのひとり親家庭等医療助成費の予算額が4,000万円減額になった理由について、どういう背景があってのことでしょうか。当初予算だからということなのか、減額の説明はたしかなかったと思うのですが。
○
河越子育て支援課管理・
自立支援担当班グループリーダー
2,600万円減額の内容ですが、母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計で、
システムの更新が昨年あった分がなくなりまして、それに伴いまして契約金が1,700万円減額となっております。それに加えまして、高等職業訓練促進給付金の利用が少なくなっております。この現状に合わせまして、約900万円減額しているという状況でございます。
○
吉良子育て支援課給付・
医療費助成担当班グループリーダー
ひとり親家庭等医療助成費につきまして、4,000万円の減額でございますが、こちらは扶助費を令和2年度実績数値を基に試算したわけですが、御存じのとおり、
新型コロナウイルス感染症等の影響で、令和2年度の実績見込みでございますが、扶助費が92%ぐらい落ち込んでおります。その影響で令和3年度予算のほうが4,000万円減額という状況にさせていただいております。
○
松下委員
システムがなくなったから減額というのは分かります。それは当然です。ただ、問題は高等職業訓練の部分について実績に伴って減額というのは、これはせっかく、独り親家庭のスキルアップとか、そのことによって生活面とか収入の増加とかにつながってくるためのものだと思うので、ぜひ、実績が減ったから減額するというのでなくて、積極的な利活用を呼びかけていただきたいと要望にしておきます。
○
穴見委員
205ページ、病児保育事業についてです。
事務事業評価結果では継続ですが、ソフト面の整備ということで、ICTシステムの導入というのは非常に親御さんたちにとって助かるのかなと思っています。ただ、気になったのが、そういった
システムを導入して、予約方法が変わりますという周知方法について、広報は市が行うのでしょうか。それとも病院ごとにやるのでしょうか。
○
井上保育・
幼児教育課長
周知に関しましては、県の事業でもありますので、県も行いながら、大分市のほうとしても、周知してまいりたいと考えております。
○
穴見委員
さっきも言いましたように、非常に便利だと思いますので、しっかり広報していただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
また、217ページの市立
認定こども園の設置事業ですが、これも代表質問でも触れましたし、昨年、
足立委員長が代表質問で触れていたと思うのですが、設置を進めるに当たって、実際、
私立保育所と話をしながらやっていってほしいというのはずっと言っていると思います。今後そういった、協議または報告なのか分かりませんが、話合いをする場というのは何か計画はありますか。
○
永野子ども企画課長
ただいまの御質問ですけれども、今後、民間事業者の方、当然保育については民間事業者の方との連携の中で実施をしておりますので、意見を聞きながら、また地元の皆様に対しても丁寧に説明しながら意見を伺っていきたいと考えています。
○
穴見委員
やはり、たまに行政側と
私立保育所のほうでコンセンサスが取れていないのではないかというのを感じます。なので、引き続きしっかり話をしながらやっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
○
足立委員長
ほかにありませんか。
○
川邉副委員長
199ページの民間児童館運営費補助についてですが、民間の児童館というのは、大分市で何件ぐらいあって、どのような内容で運営されているのでしょうか。
○
横川子育て支援課長
民間児童館は、現在、大在地区に1つございまして、そちらに対して補助金を出しております。内容につきましては、運営費の補助という形で出しております。
○
川邉副委員長
その児童館が何をしているのでしょうか。
○
横川子育て支援課長
児童館は18歳までのお子様が自由に来館していただいて遊べる空間になっておりますので、そちらに児童厚生員の方々が何名か待機されていまして、そこで自由に来館されて遊ばれているということです。
○
川邉副委員長
そこに230万円の補助金を出されているということですね。
○
横川子育て支援課長
市が現在230万円の補助を行っております。もともとスタートは国の補助事業で始まりまして、そのうち国の補助事業がなくなり、県の補助事業がついていた時期もございましたが、県の補助事業もなくなりまして、現在は市の単独補助という形で補助金を出しております。
○
川邉副委員長
分かりました。私も内容をもう一度確認をさせていただきたいと思います。
○
松下委員
関連です。今の遊ばせるのが目的だという言い方は、少し違うと思うのですが。
○
横川子育て支援課長
少し説明が足りておりませんでした。児童館は、児童厚生施設として児童遊園それと児童等の健全な遊びを与えて、その健康を増進し、また情操を豊かにすることを目的とする施設となっております。
○
川邉副委員長
201ページの
児童育成クラブ事業ですが、これは実行委員会形式でいいのですか。運営協議会での運営になっていると思うのですが。長期休みのときの預ける時間について、それはやはり各児童育成クラブによって違っていると思うのですが、その変更等は運営協議会のほうで協議をしたらできるようになっていますでしょうか。
○
横川子育て支援課長
基本的には、長期休暇中は朝8時半からの開所になっておりますが、お預けしている保護者の方から、どうしても仕事の関係で7時半に開けていただけないかとか、そういう御相談が運営委員会にあった場合は、各運営委員会のほうで検討して、指導員の配置ができるかできないかという事情等もございますので、各運営委員会のほうの判断で7時半から開所している運営委員会もございます。
○
川邉副委員長
もう一つ、養育支援訪問事業についてです。これは一般質問もさせていただいたのですが、拡充という評価になっていますが、資料をよく見たら、すごく制度として使いにくいなという感じがします。資料の右側に記載されています、本事業を利用することが適当と思われる方が、支援を受け入れることに抵抗を示して、利用につながらない課題があるとなっているのですが、どういうことで抵抗して利用につながっていないのでしょうか。
○
田崎子育て支援課政策監
例えば、精神的に問題を抱えていたり、経済的に問題を抱えているお母さんがいらっしゃって、市のほうからアプローチするのですが、支援の必要性を本人が感じていない場合です。我々としては支援が必要なのでということでお話はするのですが、御本人が、私のところはいいからと利用を拒むケースがあります。そういったことでこちらに記載させていただいております。
○
川邉副委員長
そこが一番問題で、やはりそういう方こそ支援をしていかないといけないのですが、金額的な部分だけが拡充しているような感じがします。もうちょっとソフトな部分で何か違う関わりをするとかが必要だと思います。
それと利用料についてです。利用者利用料が1時間当たり2,000円となっており、これは全額補助と記載してあります。しかし、資料の右側の一番下の事業評価に対する
予算編成の反映についての部分では1時間当たりの単価が2,000円から2,300円になっています。よく意味が分からないのですが、もう少し分かりやすく説明してください。
○
横川子育て支援課長
まず、金額の件につきましては、
事務事業評価にて拡充いただいたということもございまして、令和元年度までは1時間当たり2,000円で、本年度は委託事業にはなりますけど、事業者に対してお支払いをした金額を、より活動していただきやすいように2,300円に引き上げた形になっております。
次に、拡充を金額以外にというお話がございましたが、今年度から保健師を子ども家庭支援センターに配置をしておりまして、より健康課と密に行動ができたり、
会計年度任用職員の保健師も配置しておりますので、2人で、市内東西に分かれて保健師と健康課の職員と一緒に活動しながら、漏れがないような形で接触を行っています。今まで以上に、お困りを抱えたお母さん方には接触を試みておりますので、先ほど説明いたしましたが、どうしても受入れしていただけないお母さん方についても、引き続き丁寧に接触したいと思っております。
○
川邉副委員長
その必要な方というのはもっとたくさんいらっしゃると思います。こんにちは赤ちゃん訪問事業で訪問したときに、こちらが判断して必要だなと思う方に対しての支援ということで、本当に支援が必要な方はたくさんいると思うので、質問だけさせていただきましたけど、1時間500円払ってももう少し使いやすい事業にしていただきたいというのが要望です。
○
足立委員長
ほかにありませんか。
○
斉藤委員
先ほどの
私立保育所等ICT化推進事業について確認をしておきたいのは、ICTの導入はあくまでも
負担軽減であることです。特に
登降園管理等の
ICT化は、やはり人が基本ですので、くれぐれも
ICT化によって人を減らすなんてことにつながらないようにお願いします。実際、介護保険ではそういう方向性がありますので、その点は確認しておきたいと思います。
それから、
重点事業にも入っていました私立認可
保育所等運営費補助金については、大変良いことだと思います。こういう形でぜひ質の担保を、財政的な支援としてやっていただくというのはとても必要なことだと思いますので、引き続き広げていただきたいなと思います。
○
足立委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
それでは、討論はありませんか。
○
斉藤委員
この中に入っております同和関連予算、それから今回は市立
認定こども園設置事業が含まれております。総括質問でも申し上げましたが、やはり公的保育は児童福祉法24条1項を基本にして、保育の実施事業にこだわりたいと思います。こども園化は反対ですので、この部分に関しては反対をいたします。
○
足立委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認させていただいてよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。
では、ここで5分間ほど換気休憩をします。
午前11時20分休憩
午前11時25分再開
○
足立委員長
それでは、再開します。
次に、歳出第4
款衛生費のうち
子ども医療助成費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
永野子ども企画課長
〔
説明書② 234ページ~、第4
款衛生費のうち
子ども医療助成費について説明〕
○
足立委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○
斉藤委員
もう何度も言いますが、ぜひ、さらなる拡充を検討していただきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症の影響等もありますので、やはり家計にかかる負担において、医療費では負担をかけないためにも拡充の検討を要望します。
○
足立委員長
ほかにありませんか。
○
松下委員
まず1点気になるのが診療控えです。そこをどうするかというのはなかなか難しいとは思います。また、234ページにある2億円の減額というのは実績を踏まえてということだろうと思うのですが、原因としては診療控えだろうと思います。診療控えによって手後れになり重篤化するとか、非常に執行部としても当然危惧しているところだろうと思います。そこをどう対応するのかというのは、なかなか妙案がないかとは思うのですが、やはり保護者の方に対しては、きちんと受診してください、感染対策もしっかりしていますというアピールが必要だと思います。
新型コロナウイルス感染症も怖いけれども診療控えをしないよう、アピールするための手だてを何か考えていただきたいなというところで、何か手だてがあれば。難しければ要望です。
○
足立委員長
要望でいいですか。
○
松下委員
やはり手遅れになるとさらに大変なことになると思いますので、大分市連合医師会とかとも連携しての対応をお願いしたいです。
関連して、
斉藤委員もおっしゃったように、子ども医療費助成事業には非課税世帯に対しての
負担軽減というのがあるのですが、ぜひ拡充し安心して受診してくださいとすることによって、受診の機会といった部分にもつながるのではないかと思います。回答が欲しいところですが、質問としては、今時点で制度を拡充する場合にどのくらい財源が必要になるかというは分かりますか。
○
横川子育て支援課長
拡大した場合の試算でございますが、小学生まで拡大した場合は一部自己負担金を500円徴収したと仮定した場合が約5億9,000万円の増額、一部自己負担金を徴収しなくて、完全無料化した場合が約7億円の増額です。仮に中学生まで拡大した場合は、一部自己負担金を徴収した場合が約8億円の増額、完全無料化した場合は約9億6,000万円が今の金額にプラスされるという形になります。
○
松下委員
増額をどう見るのかというところになるとは思うのですが、大分市子ども条例を提案した議会の立場からすれば、やはり子供を社会全体で育てていくのだということを考えれば、増額する金額は大きいと思いますが、ぜひ拡充に向けて努力していただきたいと思います。これは要望にしておきたいと思います。
○
足立委員長
ほかにありませんか。
○
斉藤委員
関連ですが、本当は
福祉保健部の審査で言えばよかったのでしょうが、病院の減収補填についてです。病院では後期高齢者のほうでも非常に受診が減って、特に小児科は少子化のためもあって受診が減っているという実情があろうかと思います。ぜひ国に病院の減収補填をしていただかないと、大分市は公立病院を持ちませんので、私立の個人経営となります。病院を支えるという意味では、やはり国に減収補填を求めていただきたいと思いますので、ぜひお願いしたいなと思います。要望しておきます。
○
足立委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
以上で質疑を終了いたします。
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、歳出第10
款教育費のうち
子どもすこやか部関係の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
永野子ども企画課長
〔
説明書② 460ページ~、第10
款教育費のうち
子どもすこやか部関係について説明〕
○
足立委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○牧委員
先ほど第3款の保育所と児童育成クラブのところで質問させていただいたのですが、
自動水栓整備事業についてです。幼稚園の場合、ページ数で言うと469ページにあります幼稚園施設管理事業の
工事請負費です。これは
整備事業が終わるまで
感染予防対策というのは同じく十分なのでしょうか。
○
井上保育・
幼児教育課長
幼稚園におきましても、先ほどの保育所と一緒のような形になるのですが、
新型コロナウイルス感染症とかの感染拡大防止のために手洗いを徹底したいと思っております。具体的には同じことになるのですが、手洗い後のアルコールによる消毒や手洗いをした後に
ペーパータオルで拭くなどです。やはり
自動水栓ではないところに対しましては、手洗い後や
ペーパータオルをした後は、しっかりアルコール消毒も行います。
○牧委員
やはり
負担軽減のためにも早急にお願いします。要望としてお願いいたします。
○
足立委員長
ほかにありますか。
○
川邉副委員長
関連ですが、
ペーパータオルを設置なさるのは決定なのでしょうか。
○
井上保育・
幼児教育課長
ペーパータオルにつきましては、もう全ての施設に設置をしております。
○
川邉副委員長
わかりました。ありがとうございます。
○
足立委員長
ほかの委員さんはよろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
以上で質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、第2条
債務負担行為、第2表中のうち
子どもすこやか部所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
横川子育て支援課長
〔
説明書② 532ページ、第2条
債務負担行為のうち
子どもすこやか部所管分について説明〕
○
足立委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○
斉藤委員
この母子父子寡婦福祉資金貸付けの実績は事前にヒアリングで伺いました。やはり少し貸付けが増えているようなので、ぜひ引き続き周知をやっていただきたいなと思います。いつ何どきでもできるようにお願いします。要望しておきます。
○
足立委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
以上で質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
それでは、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第7号、令和3年度大分市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
横川子育て支援課長
〔説明書③ 101ページ~、大分市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算について説明〕
○
足立委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○
斉藤委員
未収金の回収については委託ということでしたが、もしかしたら返済を求めるときに、また新たな支援が必要になるようなこともなきにしもあらずだと思うのですが、内容というか、返済の状況については確認をしているのですか。
○
横川子育て支援課長
委託に際しましては、プロポーザルで選定いたしまして、業務の内容につきましても、1年以上接触が全くなく、
子育て支援課の支援員が接触を試みても電話がつながらない、文書等の回答もない方につきまして回収を委託している形になっております。そちらにつきましても、委託した後に委託業者が接したことによって何かクレーム等が市のほうに入った実績はございません。
○
斉藤委員
返せないという状況が一番心配されます。またそういったところもケアが必要かなと思いますので、その点をぜひ注意していただきたいなと思います。
○
足立委員長
ほかにありませんか。
○
松下委員
106ページの1目の母子父子寡婦福祉資金貸付事務費が4,300万円減額になっていますが、これはもう
システム改修費が完了したから減額になったということでよろしいでしょうか。
○
河越子育て支援課管理・
自立支援担当班グループリーダー
4,300万円の減額については、先ほども申し上げました
システム更新費が1,700万円減額になったという分と、貸付けの繰越金が一定額以上になりますと、国に償還しないといけないことになっております。昨年まではそれを償還していたのですが、今年はその償還の必要がなくなりました。その償還が必要なくなった分が2,600万円ほどになります。合計で4,300万円の減額という形になります。
○
松下委員
償還の必要がなくなったというのは、
新型コロナウイルス感染症とかそういった関係でもありますか。
○
河越子育て支援課管理・自立支援担当グループリーダー
償還については、実際の貸付額または過去の平均に1.7倍を掛けた額よりも繰越金の額が大きければその差額を返しなさいという制度になっておりまして、
新型コロナウイルス感染症の直接の影響というよりは、実際の貸付実績によって償還金額が決まってくるという制度になっています。
○
足立委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
それでは、質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
それでは、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、
一般議案の審査を行います。
議第21号、特別職の職員で非常勤のものの報酬並びに
費用弁償に関する条例の一部改正について、
子どもすこやか部関係の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
永野子ども企画課長
特別職の職員で非常勤のものの報酬並びに
費用弁償に関する条例の一部改正についてのうち、
子どもすこやか部所管の大分市いじめ問題再調査委員会の報酬額の改定について御説明させていただきます。
お手元の冊子資料、令和3年第1回大分市議会定例会議案の議第21号の1ページをお開きください。
議第21号の1ページでございますけれども、まず、改正理由ですが、いじめ問題再調査委員会委員につきましては、調査委員会への出席や関係者への聞き取り調査のほか、事前の調査資料の読み込みや分析、調査報告書の執筆など、委員会の会議以外においても職務上多くの時間を要するため、委員の負担が大きいことから、業務の類似する本市の他の委員会及び他の中核市の再調査委員会の状況などを勘案しまして、報酬額を引き上げることといたしました。
改正内容ですが、委員の報酬額につきましては、議案の表にもありますとおり、現行の日額7,900円から、委員長及び部会長につきましては日額1万3,000円に、その他の委員につきましては日額1万2,000円に引上げようとするものでございます。
施行期日は、令和3年4月1日といたしております。
○
足立委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
以上で質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第29号、大分市
児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
横川子育て支援課長
議案書の議29の1をお開きください。
今回の改正につきましては、国の
児童福祉施設の設備及び運営に関する基準が一部改正され、母子生活支援施設に配置する心理療法担当職員の資格要件について、国の
児童福祉施設の設備及び運営に関する基準が一部改正され、その資格要件に係る表記の明確化が図られました。
これに伴いまして、条例中にあります心理療法担当職員の資格要件について、基準省令との整合性を図る観点から、所要の改正を行うものでございます。
○
足立委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
以上で質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第52号、大分市いじめ問題再
調査委員会条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
永野子ども企画課長
大分市いじめ問題再
調査委員会条例の一部改正について御説明させていただきます。
お手元の議案書の議第52号の1ページをお開きください。
改正内容につきましては、大分市いじめ問題再調査委員会の委員定数の変更等に関する2点でございます。
まず1点目は、委員の定数増及び部会の設置です。いじめによる重大事態に係る調査結果について、再調査を行うべき案件が同時期に複数発生した場合に対応するため、委員の定数を5人から10人に増員するとともに、5人以上の委員及び臨時委員で組織する部会を置くことができるようにしようとするものです。
2点目は、臨時委員の設置でございます。特別の事項について調査をさせるため、必要に応じて臨時委員を置くことができるようにしようとするものでございます。
施行期日は、令和3年4月1日といたしております。
○
足立委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
以上で質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で、
子どもすこやか部関係の付託案件の審査は全て終了いたしました。
それでは、ここで執行部より
報告事項の申出がありましたので、
報告事項の説明を受けたいと思います。
まず、大分市
児童虐待防止対策を強化するための
基本計画策定委員会について、報告を受けます。
○
横川子育て支援課長
A3、
報告事項1とあります資料を御覧ください。
まず、1、昨年度の取組状況につきましては、令和元年7月に、学識経験者、医師、弁護士、児童養護施設の施設長など6名の委員で構成する大分市
児童相談所設置検討委員会を設け、9回にわたる議論を経て、
児童相談所設置の必要性、設置効果、設置に当たって解決すべき課題などを、大分市における
児童相談所設置に関する提言書としてまとめていただきました。
今年度の状況につきましては、いただいた提言を踏まえ、さらに議論を深め、仮称大分市
児童虐待防止対策を強化するための体制整備に向けた基本計画を策定するため、20名の委員による大分市
児童虐待防止対策を強化するための
基本計画策定委員会を設置しました。
今年度は、これまでにコロナ禍の影響もございましたが、5回の会議を行っており、引き続き、
児童虐待対応に関わる様々な分野から選出した委員の皆様の専門的知見からの御意見、御提言をいただきながら、令和3年度内の計画策定を目指します。
策定委員会の委員構成につきましては、前年度に設けました大分市
児童相談所設置検討委員会の規模を拡大、充実した体制にしております。
特に、前年度から引き続き委員長に就任していただいております相澤仁氏は、大分大学大学院福祉健康科学研究科長で、子供の福祉に関する第一人者とも言うべき方であり、厚生労働省の社会保障審議会児童部会、社会的養育専門委員会委員、大分県
社会福祉審議会副委員長など重要な役職を歴任しております。
副委員長は、大分市連合医師会副会長で、小児科医の澤口博人氏です。委員長、副委員長をはじめ
児童虐待対応に関わる様々な分野の第一人者に委員として就任していただいており、この体制で計画策定に取り組んでおります。
右側に移りまして、委員会の検討経過につきましては、第1回を5月25日に開催いたしました。子供の数が減っているにもかかわらず、
児童虐待対応件数が増加し、その内容も多様化、複雑化していることなど、計画策定の背景や本計画を本市の最上位計画である総合計画や議会でまとめていただきました大分市子ども条例などに基づいて策定いたしました第2期すくすく大分っ子プランに掲げる施策を推進するためのものとして位置づけたいこと、大分市における
児童相談所設置に関する提言書の概要などを説明いたしました。
委員からは、
児童相談所設置に当たっては県との連携が必要であることや、中核市で
児童相談所を設置している都市の状況などを教えてほしいといった意見がございました。
第2回は、第1回で出された意見を踏まえまして、中核市で
児童相談所を設置している横須賀市、金沢市、明石市の考える設置効果と設置後の課題についての説明や
児童相談所を設置しないほうがよい理由などについても意見交換を行いました。
児童相談所設置には多くの費用が必要となるため、県に任せておいた方が経済的であることや、重篤な
児童虐待のケースについて市が対応できるか不透明であるなど、設置しないほうがよいという意見を出していただき、これらに対する見解などを議論いたしました。
委員会では、設置ありきのスタンスではなく、設置しない場合の理由などについても総合的に検討し、設置に向けた議論形成を図っており、こうした設置しない理由に対しては、県中央
児童相談所が対応する
児童虐待のケースの約6割が大分市内のものであり、市が
児童相談所を設置することで、大分市は大分市の子供を、また、県中央
児童相談所は大分市以外の管轄区域の子供をよりきめ細かく対応することができるなどの意見がございました。
第3回は、本市が
児童相談所を検討する背景、本市の
児童虐待対応件数、法改正等の国の対応経過、設置の必要性、設置に当たっての課題などを議論しております。
委員からは、子育て日本一を掲げる大分県の県庁所在地である大分市が
児童相談所の設置を検討する意義は大きい、どのような
児童相談所が望ましいか、課題は何かを慎重に検討する必要があるといった意見が出されました。また、第3回から、
児童相談所を管轄する県の
担当課長にも本委員会に参画していただいております。
第4回は、委員の意見を踏まえまして、県中央
児童相談所が市内にある中で、本市が
児童相談所を設置する必要性について意見交換を行うとともに、子ども家庭支援センターの虐待対応の現状、先行して
児童相談所の設置を検討している8中核市の状況などを説明しました。
委員からは、県と比較すると、基礎自治体は圧倒的な情報量を持っているので、こうした情報を十分に活用して
児童虐待に対応してほしい、しつけと称して虐待をする保護者がいるので、子育て世代には体罰によらない教育、啓発が重要であるとの御意見がございました。
第5回は、
児童相談所の基本方針、必要な職種や人員体制についての意見交換を行うとともに、子ども家庭支援センターの重症度別の虐待対応の現状などを説明いたしました。
委員からは、市が設置する
児童相談所の基本方針としては、子供の最善の利益を優先すること、子供の権利を守ることなど、子供の権利を一番に掲げてほしいなどの意見がございました。
引き続き、設置の必要性、課題につきましては、全体を通じて議論を深めることとしておりまして、計画につきましては令和3年度中の策定を目指しております。
○
足立委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで質疑、意見はありませんか。
○
松下委員
まず一点目は慎重な検討をぜひお願いしたいということを前提にしながら、奈良市はたしか今年の4月オープンだったと思うのですが、中核市における
児童相談所の開設状況を教えていただきたいです。
それから、一時保護機能の検討及び議論ですね。これをされているのかどうなのかということを教えていただきたいです。
それから、
児童相談所を設置するかしないかを含めての議論だと思います。やむを得ないと思うのですが、もう一点は、設置をするということになった場合に、3つのほか市との関係性をどうするのかっていう議論はされているのかどうなのか教えてください
○
田崎子育て支援課政策監
中核市の状況ですが、まず鹿児島市が令和5年度中に設置予定という話は伺っております。ほかの中核市につきましては、今検討しているとのことです。それから、補足になりますけれども、東京都内特別区23区のうち22区は設置に向けて具体的な検討が進んでいる、残りの一つの練馬区については児童養護施設がないので、そこにつきましては都と区の
児童相談所の職員が一緒になって対応するような施設を作っていると聞いています。
それから、一時保護につきましては、提言書の中でも検討はしておりまして、今も検討しておりますけれども、どうしても24時間対応であったりとか、特に重篤な虐待のケースに対応するというようなことがありますので、まずは
児童相談所を設置して、その後に設置を検討するということが望ましいのではないかなと、議論が進んでいるところです。
児童相談所と併せて設置するということではなくて、例えば中津市の相談所については大分県中央
児童相談所の一時保護所を使っておりますので、まずは一時保護所については設置を見送って、
児童相談所設置を先行させるべきなのではないかという議論で進んでいるところです。
それから、子ども家庭支援センターの在り方についても、現在、計画策定委員会の中でまだ議論していませんが、今年度中に議論をすることになりますので、何らかの形で出てくるのではないかと思います。
○
松下委員
奈良市はいつ開設でしょうか。奈良市はもう早い段階で開設準備を進めているはずですが。
○
横川子育て支援課長
4月の開設を目指しておりましたが、奈良市から少し時期がずれるという話が入っておりまして、実際に何月から開設かというところまでは把握しておりません。情報交換は8市と緊密にやっておりますので、またはっきりした情報が入りましたらお伝えしたいと思います。
○
松下委員
分かりました。4月に向けて着々と準備を進めて、丁寧な議論をしているので、非常に大分市にとっても参考になるケースかなと思っていました。注視して情報提供をお願いします。
それと、一時保護機能については、仮に大分市が
児童相談所を設置するということになれば、中央
児童相談所と中津
児童相談所と大分市が一時保護所を取り合うというような話になってしまいます。そこの調整とかも必要です。場合によっては児童養護施設をどうするかとかいう様々な課題があると思うので、そういった部分を含めて、一時保護機能をどうするかというのは、十分に精査しながら検討していただきたいと思います。
それと、他市との関係で言うと、他市の状況を踏まえてやっていく必要があるのではないかと思っています。いろいろ課題があると私も思っていますので、今日の段階ではそこまでにとどめておきます。
○
足立委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
次に、
大分市立のつ
はる認定こども園の開園について報告を受けます。
○
井上保育・
幼児教育課長
A4縦の
報告事項2、
大分市立のつ
はる認定こども園の開園についての資料を御覧ください。
まず、1、これまでの経緯についてですが、市内13の地区公民館区域に設置する市立
認定こども園に関する基本的な考え方を整理し、設置時期等を定めた
大分市立認定こども園設置計画に基づき、市立
認定こども園を順次整備することとしておりまして、本年4月には本市で初めての市立幼保連携型
認定こども園となる
大分市立のつ
はる認定こども園を開園することとしております。
2の、開園に向けたスケジュールですが、4月1日からは主に保育所部分を利用する子供が登園してまいります。また、幼稚園部分を利用する子供は、4月8日に始業式を迎えます。そして、4月9日に
大分市立のつ
はる認定こども園の開園セレモニーと入園式を行う予定となっております。
3の開園セレモニーについてですが、4月9日金曜日の9時半から開始する予定としております。また、参加者につきましては、コロナ禍の状況を踏まえまして、園児やその保護者をはじめ、市議会からは議長、そして
厚生常任委員長のみの御出席をお願いしたいと考えております。
最後に内容ですが、テープカットやバルーンリリースなどを行い、参加者の皆様方とのつ
はる認定こども園の開園をお祝いしたいと考えておりますが、当日の天候や
新型コロナウイルス感染症の感染状況により、内容は変更する場合もございます。
○
足立委員長
ただいまの報告について、意見、質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
以上で本日予定の審査は終了しました。
執行部、その他として何かありませんか。
〔「ありません」の声〕
○
足立委員長
委員の皆さん、その他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
以上で、当委員会に付託されました全ての案件等についての審査を終了しました。
なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立委員長
そのように決定いたします。
それではここで、この3月末で退職なさる説明員の方々がおられますので、挨拶を受けたいと思います。よろしくお願いいたします。
〔退職者挨拶〕
〔委員長お礼の挨拶〕
○
足立委員長
最後に、明日の予定を確認しておきます。
明日は管内視察を10時から行います。放送がありましたら議会棟玄関前にお集まりください。
本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
午後0時13分散会...