大分市議会 2017-03-24
平成29年建設常任委員会( 3月24日)
猿喰川は、坂ノ市の国道197号線がJRをオーバー
しているところ、その下に川がござい
ます。県の本田川につながるところです。
○
足立委員長
ほかにあり
ませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
討論はあり
ませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
それでは、本案は原案のとおり承認
することに決定
してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認
することに決定いたし
ます。
次に、議第13号、平成28年度大分市
一般会計補正予算第4号、第3条
債務負担行為の補正の審査を行い
ます。執行部の説明を求め
ます。
○
伊藤土木管理課長
〔
説明書⑤18ページ
~債務負担行為の補正、
土木建築部所管分について説明〕
○
足立委員長
ただいま
執行部より説明があり
ましたが、質疑、意見はあり
ませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
討論はあり
ませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認
することに決定
してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認
することに決定いたし
ます。
続いて
一般議案の、議第23号、大分市
特別会計条例の一部改正についての審査を行い
ます。執行部の説明を求め
ます。
○
上原住宅課長
議第23号、大分市
特別会計条例の一部改正について、
土木建築部に関する部分について御説明を申し上げ
ます。
議23の1ページをお開きください。
このたびの改正につき
ましては、平成28年第4回
大分市議会定例会建設常任委員会において、事前の御説明を
させていただいているところでござい
ます。
今回削除となる大分市
特別会計条例第4号は、特定の歳入をもって特定の歳出に充てる場合に
特別会計を設置
することができるという、
地方自治法第209条第2項の規定に基づき、大分市
住宅新築資金等貸付事業を
特別会計にて取り扱うことを定めたものでござい
ます。
本事業につき
ましては、事業費の一部を起債で賄っており、公債費の償還は貸付者からの
償還金等により行っていたところであり
ますが、平成28年度末をもって公債費の償還が終了
することとなっており
ます。このことにより、特定の歳出がなくなり、一般の
歳入歳出と区分
して経理
する必要がなくなり
ますことから、条例を改正
し、本事業の
特別会計を廃止
するものでござい
ます。
施行日は平成29年4月1日で、
特別会計の出納は平成29年5月31日まで行うことと
しており
ます。なお、平成29年度以降の事務につき
ましては、
一般会計の中で取り扱うことと
しており
ます。
○
足立委員長
ただいま
執行部より説明があり
ましたが、質疑、意見はあり
ませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
討論はあり
ませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認
することに決定
してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認
することに決定いたし
ます。
次に、議第38号、
市道路線の認定及び廃止についての審査を行い
ます。執行部の説明を求め
ます。
○
伊藤土木管理課長
議第38号、
市道路線の認定及び廃止について御説明申し上げ
ます。
議案書の議38の1ページを
お開き願います。
今回認定いたしたい
市道路線は、大分駅北口駅前広場線ほか8路線でござい
ます。路線名、起点、終点は、議38の1ページから議38の2ページに記載
しており
ます。また、今回廃止いたしたい
市道路線は、
大分駅西線ほか1路線でござい
ます。路線名、起点、終点は、議38の2ページに記載
しており
ます。
それでは、具体的に御説明を申し上げ
ます。
議38の3ページと、議38の10ページを
お開き願います。
大分駅
南土地区画整理事業の完了に伴い認定、廃止
するもので、議38の10ページに記載
しており
ます、大分駅西線及び
大分駅東線を廃止
し、議38の3ページに記載
しており
ます、大分駅北口駅前広場線及び金池西20号線を認定
するものでござい
ます。
次に、議38の4ページを
お開き願います。
この羽田25号線は、
開発行為による帰属に伴い認定
するものでござい
ます。袋路状道路でござい
ますが、
市道認定基準を満たしており
ます。
次に、議38の5ページを
お開き願います。
この皆春8号線も、
開発行為による帰属に伴い認定
するものでござい
ます。こちらも
袋路状道路でござい
ますが、
市道認定基準を満たしており
ます。
次に、議38の6ページを
お開き願います。
この小池原7号線も、
開発行為による帰属に伴い認定
するものでござい
ます。袋路状道路でござい
ますが、
市道認定基準を満たしており
ます。
次に、議38の7ページを
お開き願います。
この常行12号線も、
開発行為による帰属に伴い認定
するものでござい
ます。袋路状道路でござい
ますが、
市道認定基準を満たしており
ます。
次に、議38の8ページを
お開き願います。
この
①大在山の手台8号線、
②大在山の手台9号線も、
開発行為による帰属に伴い認定
するものでござい
ます。袋路状道路でござい
ますが、
市道認定基準を満たしており
ます。
次に、議38の9ページを
お開き願います。
この田原12号線も、
開発行為による帰属に伴い認定
するものでござい
ます。袋路状道路でござい
ますが、
市道認定基準を満たしており
ます。
今回の認定によりまして、
市道路線は7,680本から7
路線ふえまして7,687本となり、2,449.5491キロメートルとなり
ます。
○
足立委員長
ただいま
執行部より説明があり
ましたが、質疑、意見はあり
ませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
討論はあり
ませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認
することに決定
してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認
することに決定いたし
ます。
以上で当
委員会に付託
され
ました
土木建築部所管の審査を終了いたし
ました。
ここで、申し出により
執行部からの報告を受け
ます。まず、
大分臨海部の
強靭化についての報告を受け
ます。
○
古城河川課長
大分臨海部の
強靭化について、河川課より御報告申し上げ
ます。
それでは、お手元の資料1をごらんください。
大分臨海工業地帯は、本市の産業や雇用の中心的な役割を果たすとともに、県内のみならず我が国の経済、産業を支える、大変重要なエリアとなっており
ます。しかしながらこの
工業地帯は、昭和30年代から海岸部を埋め立てて造成
され、その後50年以上が経過
していることもあり、今日では沈下、老朽化が著しいとの指摘がなされており
ます。このような中、近い将来、
南海トラフ巨大地震が高い確率で発生
することが予想
され、地震が発生
した場合の影響ははかり知れないものがござい
ます。
そこで、本市といたし
ましては、本市の経済や背後地に住む市民の生命や財産を守るため、
大分臨海部の護岸における
防災機能の強化が不可欠であり
ますことから、
早期整備に向け、
港湾管理者であり
ます大分県とともに、
国直轄事業による整備について国への
要望活動を行ってまいり
ました。現在、県を通じて、国において
新規事業採択に向けて
事業評価に着手
するとの連絡を受けたところでござい
ます。
次に、本事業の概要について、次のページの資料1-①をごらんください。
中段の
埋立事業経緯の図面と、下段の
海岸保全計画の位置づけの図を、あわせてごらんください。現時点での国の方針といたし
ましては、老朽化が著しく工事が高度の技術を必要と
される、大野川から
住吉地区までの区間を第1期計画として、国直轄による
護岸整備を行うための検討を行ってまいり、
西大分地区につき
ましては、高度な技術が伴わないと見込まれており
ますことから、
管理者であり
ます県が直接
護岸整備を行う予定であり、また、造成時期が比較的新しい
大在地区より東の地区につき
ましては、第2期計画を行う方針であると伺っており
ます。
それでは、次の資料1-②をごらんください。
これは、国の
事業評価の流れを示したものでござい
ます。これまで
計画段階評価の
委員会が2月13日に開催
し、政策目標や
比較検討などが行われた結果、
既存施設改良案が妥当であるとの判断がなされているところでござい
ます。その判断の資料につき
ましては、後ほど、資料1-③を添付いたしており
ますので御一読をお願いいたし
ます。
この
計画段階評価を踏まえ、去る2月24日、県を通じ
まして、大分港海岸の
護岸改良について
新規事業採択時評価に着手
したとの連絡を受け、今月の10日には、国の
学識経験者等で構成
されており
ます審議会において、
評価内容が審議
され、
新規事業採択時評価について適当であるとの意見をいただいており
ます。この資料につき
ましては、後ろについており
ます資料1-④~⑥を御一読お願いいたし
ます。
最終的に今年度末までに
新規事業箇所として採択
され
ますと、
大分臨海部の
防災機能に向けた
護岸整備が国直轄で実施
されることとなり、
本市経済及び
地域住民の生命、
財産保護に大きく寄与
することが期待
されるところでござい
ます。
最後に、通常の場合ですと、
管理者の県が直接事業を実施
し、本市も県工事負担金として支出を行うことになり
ますが、今回、国が海岸整備事業を直轄工事として行うことになり
ますと、市町村の費用負担が発生いたし
ませんので、本市の財政面でのメリットもあるものと捉えているところでござい
ます。
○
足立委員長
ただいま
執行部より報告があり
ましたが、委員の皆さんから質疑などはあり
ませんか。
○三浦委員
地区の名称ですが、新日鐵住金のところで津留地区と書いているのは正式名称ですか。
○
古城河川課長
これは、国の事業を
するときに通称でつけているものでござい
ますので、正式ではないと思い
ます。
○三浦委員
津留地区は一部で、一番面積が小さいのに何で津留地区なのですか。
○
古城河川課長
一応、こちらは国のほうから資料をいただいたものを皆さん方に御説明
しており
ますので、つけた経緯については、市ではわかり
ません。
○
足立委員長
ほかにあり
ませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
次に、大分市
住宅マスタープランの見直しについての報告を受け
ます。
○
上原住宅課長
大分市
住宅マスタープランの見直しについて御説明を
させていただき
ます。
お手元の資料2、大分市
住宅マスタープラン概要版平成29年3月(予定)をごらんください。
まず、2ページ目をお開きください。
初めに計画見直しの背景についてでござい
ますが、本市の住宅政策の指針となる大分市
住宅マスタープランにつき
ましては、平成11年3月に策定
され、その後平成22年3月に見直しが行われ
ましたが、以来7年が経過
する中で、少子高齢化、人口減少の急速な進展、後期高齢者の急増、空き家問題等の住宅政策を取り巻く環境の変化から、国は全国版住生活基本計画を平成28年3月に見直し、県も同様に大分県住生活基本計画を平成29年3月に見直すことと
しており
ます。このようなことから、本市におきましても、人口減少社会等の社会情勢の変化に鑑み、市民一人一人が希望
する豊かな住生活の実現を図るため、このたび再び見直しを行うことといたしたところでござい
ます。
次に計画期間でござい
ますが、平成29年度からの10年間と
し、目標年度を平成38年度と
しており
ます。
3ページ上段をごらんください。
本計画の基本理念につき
ましては、本市の魅力、特徴である豊かな自然、都市、歴史や、大分市総合計画が掲げる目指すまちの姿と未来へのキーワードを踏まえ、「豊かな自然と歴史がはぐくむ 笑顔ひろがる住まいと みんなでつくる未来創造都市」を掲げたところでござい
ます。
2ページに戻っていただき
まして、現状と課題につき
ましては、総務省統計局が5年ごとに実施いたし
ます住宅・土地統計調査や、本市が保有
する各種データ、昨年8月に20歳以上の市民1,500名を無作為に抽出
して実施
した、大分市の住宅や住環境に関するアンケート調査の分析結果等に基づき、ごらんのとおり7つの住宅政策上の課題を洗い出したところでござい
ます。
3ページ目の下段には、国、県の計画と整合を図る中、市民にわかりやすく示せるよう、居住者、地域、住宅ストック、産業の4つの視点から、7つの課題の解決に向けた4つの基本目標を定めたところでござい
ます。
基本目標1といたし
まして、市民の安全・安心な暮らしの実現に向けては、子育て世帯や高齢者世帯、低所得者等の、住宅確保要配慮者のための施策に取り組むことと
しており
ます。
次に、基本目標2、暮らしを支える良好な住環境づくりに向けては、生活利便性を初めと
する、住環境の魅力向上に関する施策に取り組むことと
しており
ます。
次に、基本目標3、住宅ストックを活用
した永く暮らせる住まいの実現に向けては、住宅ストックの有効活用として、住宅の質の向上や住宅市場での安心な取引に対する支援、空き家の有効活用に関する施策に取り組むことと
しており
ます。
最後に、基本目標4、住生活関連産業の活性化に向けては、大分市産材を活用
した木造住宅の建設促進や、空き家のリフォーム等に関する住宅ストックビジネスの活性化などの施策に取り組むことと
しており
ます。
次に、4ページと5ページをごらんください。
一覧表にあり
ますように、4つの視点からそれぞれの基本目標の達成に向けて、9つの基本施策にのっとり、丸印のついており
ます30のテーマに関連
する各種施策を、体系的かつ全庁的に展開
していくことと
しており
ます。
次に、6ページと7ページをごらんください。
地区別方針の全体像でござい
ます。本市は、都市的環境を有する地区や郊外の特徴を有する地区など、地区ごとに住生活を取り巻く環境がさまざまであり
ますことから、地域の特性を考慮
して施策を展開
していくよう、本庁、支所管内ごとに住宅及び住環境の主な方針を掲げており
ます。
次に、8ページをごらんください。
本計画の進捗状況をはかる尺度として、国、県の計画も参考と
する中、8つの成果指標を掲げており
ます。今後は、成果指標の達成に向けて、庁内関係部局はもとより国、県、民間事業者等との連携体制を築く中で、計画の着実な推進を図ってまいりたいと考えており
ます。
最後になり
ますが、本計画の見直しに当たり、本年2月7日から3月6日までの1カ月間、パブリックコメントを実施いたし
ました。1名の市民から5つの御意見等をいただいたところですが、この御意見等による計画案の修正はござい
ませんでした。
なお、本計画案は今後、有識者、関係団体代表者等で組織いたし
ます大分市
住宅マスタープラン策定検討
委員会からの提言として、市長に提出
された後、3月中に策定となる予定でござい
ます。
○
足立委員長
執行部から報告あり
ましたが、委員の皆さん、質疑等はあり
ませんか。
○小野委員
住宅確保要配慮者というのは、どういう定義でこのような人になるのですか。
○清水
住宅課参事
住宅確保要配慮者ですが、住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律の中で、高齢者、子育て世帯、低額所得者、障害者、被災者など、住宅の確保に特に配慮を要する者と規定
されてい
ます。
○小野委員
増加傾向にあるということですけど、数的に今どれぐらいいらっしゃるのでしょうか。
○
上原住宅課長
正確な数値等は、現在こちらのほうに資料として持っており
ません。後ほど調べ
まして、わかる範囲で御報告
させていただきたいと思い
ます。
○小野委員
はい。よろしくお願い
します。
○
足立委員長
ほかの方でその書類をいただきたいという方、いいですか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
では、小野委員にお願い
します。
○
上原住宅課長
はい。
○
足立委員長
ほかにあり
ませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
次に、
ふるさと団地の
元気創造推進事業についての報告を受け
ます。
○
上原住宅課長
ふるさと団地の
元気創造推進事業について御説明を
させていただき
ます。
資料3をごらんください。
1ページ目をごらんください。
本日はこの資料に沿い
まして、これまでの経過と今後の取り組みについて御説明を
させていただき
ます。
これまでの経過につき
ましては、別にパンフレットもお手元に御用意いたしており
ますので、御参考に
していただければと思っており
ます。
まず、事業実施の背景についてですが、高度経済成長期を中心に建設
された郊外型住宅団地では、現在建設から30年から40年が経過
しており
ます。多くの団地では、住宅を購入
した第1世代の高齢化が進む中、子供たちが進学や就職で団地を離れていった結果、少子高齢化が一気に進展
しさまざまな問題が顕在
してきており、このまま放置
するとさらなる住環境の悪化が危惧
されることから、世帯数が約3,000戸と市内最大級の団地である富士見が丘団地をモデル団地に指定
して、団地の活性化に取り組んできたところでござい
ます。
次に、富士見が丘団地における取り組みの方向性についてですが、団地活性化に向けた取り組みを円滑に進めていくためには、住民と行政が共通認識に立って取り組みの方向性を定めることが重要であり
ますことから、課題や方策、それぞれの役割などについて、ワークショップ形式による話し合いを行い、方向性を検討
し、若い世代を団地に呼び込む方策の検討と、高齢者が活躍
する場が必要であることを全員が合意
する中、自助、共助、公助によるさまざまな対策に取り組むことと
したところでござい
ます。
次に、富士見が丘団地での主な取り組みについてですが、パンフレットのほうには8ページ以降に掲載を
しており
ます。
本市による主な取り組みとしては、子育て世帯が一戸建てに入居
した場合、その家賃の3分の2を補助
する子育て世帯の住み替え支援家賃補助や、団地内の空き家、空き地の利用を希望
する人に情報を提供
する住み替え情報バンク制度の創設、また、住み替え情報バンクに登録
している物件を購入
した場合等、支払った固定資産税相当額を補助
する空き家、空き地購入支援事業などがござい
ます。
地元による主な取り組みとしては、団地住民約300名の共同作業による中央公園の芝生化、団地居住者が自宅を開放
して自分の芸術作品などを展示
する自宅開放・ギャラリー、団地周辺部にウオーキングコースを設定
し森林セラピスト等と歩く団地再発見森林探検ウオーキングなどがござい
ます。
次に、取り組みの主な成果といたし
ましては、パンフレットのほうには22ページ以降に掲載
しており
ますが、空き家については、事業開始当初43戸あったものが3年後には12戸まで減少
し、31件が入居などにより解消
され
ました。空き地についても、102件から81件となり、21件が解消いたし
ました。また、平成11年をピークに毎年50人前後減少
していた人口は、平成26年には1人の減少となり、人口の下げどまりが見られ
ました。さらに、地元が発案
し企画運営までを行うイベントなど、さまざまな取り組みによって、地域コミュニティーの活性化が図られたところでござい
ます。
次に、資料右側の5、
ふるさと団地の元気創造推進協議会についてござい
ますが、これはパンフレットのほうには4ページに掲載
しており
ます。
富士見が丘団地での事業の開始に伴い、郊外型住宅団地に関して同様の課題を有する全国の中核市等に呼びかけを行い、賛同
した6市と、平成22年6月、
ふるさと団地の元気創造推進協議会を立ち上げたところでござい
ます。
協議会では、本市が会長市として事務局を務める中、郊外型住宅団地の活性化に取り組んだ事例等について、各構成市が情報交換を行うとともに、地方だけでは解決できない課題等については、関係省庁と意見交換を行いながら、国等に対して二度の政策提案を行ってきたところでござい
ます。
次に6、「住宅団地再生」連絡会議についてでござい
ますが、これは、本市を初め7市で取り組んできた
ふるさと団地の元気創造推進協議会の発展形として、国土交通省が本年1月に立ち上げた会議であり
まして、国、県、市、企業等が一堂に会し、全国的な課題となっている郊外型住宅団地の再生について、先進事例の研究、調査、情報交換を行おうというものでござい
ます。
資料3の2ページ目をごらんください。
こちらは国土交通省の報道発表用の資料でござい
ますが、第1回会議では、276団体が参加
したところであり、会長には横浜市、副会長には大分市が指名
されたところでござい
ます。
副会長の指名に当たっては、これまでの富士見が丘団地での取り組みに加え、7市による協議会での活動が、国に高く評価
された結果であると捉えており
ます。
今後は、この連絡会議に参加
しながら、全国の他都市の事例等について情報収集
するとともに、副会長として、団地再生に向けた事業に積極的に取り組み、本市での取り組みについても全国に情報発信
してまいりたいと考えており
ます。
次に、第2モデル団地での取り組みについてですが、これは、富士見が丘団地での取り組み等を踏まえる中、富士見が丘団地と異なる特性を持つ郊外型住宅団地を第2モデル団地に指定
し、そこでの活性化に向けた社会実験を通して、市内全域の住宅団地に対する活性化策を導き出していこうと
するものでござい
ます。
資料3の4ページ目をごらんください。
左側には、第2モデル団地の選定までのフローを載せており
ます。
平成28年2月から、対象22の団地への周知活動として、17団地において事業説明会を開催
してまいり
ました。資料右側の一覧にあり
ますように、対象は、市内で昭和50年代以前に開発
された、20ヘクタール以上の面積を有する団地と
したところでござい
ます。また、各団地での説明会では、団地人口の将来推計などもお見せ
する中で、団地住人の方との意見交換も行ったところであり、団地により特性が異なり、さまざまな課題に対応
した、きめ細やかな対策が求められることが判明
したところでござい
ます。
このようなことを踏まえ、今後、この事業を市内の他の住宅団地に拡大
していくためには、これまで富士見が丘団地で得た知見の活用とあわせ、新たな団地活性化策を導き出すことが必要であるとの認識のもと、新たにモデル団地を指定
して社会実験に取り組むことと
したところでござい
ます。
フローに戻り
ますが、昨年10月に事業説明会等を行った団地に対し、第2モデル団地指定の募集を行い、にじが丘団地と緑が丘団地の2団地から応募をいただき
ました。その後、副市長を
委員長と
し関係9部局で組織
する、
ふるさと団地の元気創造推進庁内
委員会において検討
した結果、住宅団地のさまざまな特性に応じた活性化策の展開が期待できる、タイプの異なる緑が丘団地とにじが丘団地を、本年2月に第2のモデル団地として指定
したところでござい
ます。
ちなみに、平成28年3月末の大分市全体の高齢化率は約25%であり
ますが、緑が丘団地では、5年前に市全体の高齢化率を超え、現在約35%と急速に高齢化が進行
してる状況です。一方にじが丘団地では、現在の高齢化率は約18%で市全体に比べ低く、対象団地の中でも高齢化が進んでいない団地の一つですが、このままでいくと他の団地同様、将来急速に高齢化が進むことが予測
されてい
ます。
今回は、両団地において、それぞれの団地の課題に応じた活性化策に取り組んでまいりたいと考えており、富士見が丘団地で培った手法を活用
しながら、必要に応じた支援を行ってまいり
ます。
なお、今回のモデル団地での取り組みは、他の団地にも情報発信
するとともに、新たに成果が認められた取り組みにつき
ましては、全市的に普及
させてまいりたいと考えており
ます。
○
足立委員長
委員の皆さん、本件についての質疑あり
ませんか。
○泥谷委員
ふるさと団地の第2公民館は平成23年8月に設置
され
ましたが、今はあるのですか。
○清水
住宅課参事
第2公民館ですが、昨年売買により売れてしまい
まして、その公民館自体はもう閉鎖
しており
ます。ただし昨年、空き家を利用
して、新たな第2公民館が設置
され、今はその第2公民館を利用
している状況でござい
ます。
○泥谷委員
既に利用中ですね。
○清水
住宅課参事
はい。
○
足立委員長
ほかにあり
ませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
それでは最後に、
空き家対策事業についての報告を受け
ます。
○
上原住宅課長
空き家対策事業について御説明を
させていただき
ます。
本市では、平成26年11月に制定
された空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき、平成27年8月に大分市長を会長と
する大分市空家等対策協議会を設置
し、昨年12月に大分市空家等対策計画を策定いたし
ました。
今後は、本計画に基づき空き家対策に取り組んでいくことと
しており、本日は、お手元の大分市空家等対策計画概要版にて当計画の概要を説明
し、資料4にて来年度から取り組む予定の
空き家対策事業について御説明を
させていただき
ます。
初めに、お手元の大分市空家等対策計画概要版をごらんください。
ページを開いていただき
まして、右側にござい
ます第1章、計画策定の目的と位置づけでござい
ますが、まず、計画策定の背景と目的といたし
ましては、人口減少、少子高齢化等により空き家が増加
し、特に適切な管理が
されていない空き家が、
地域住民の生活環境に悪影響を及ぼしていることから、本市では、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき、空家等に関する対策を総合的かつ計画的に推進
し、もって公共の福祉の増進と地域の振興に寄与
することを目的と
し、本計画を策定
したところでござい
ます。
次に、計画の位置づけにつき
ましては、本計画は、空家等対策の推進に関する特別措置法第6条第1項に定める空家等対策計画であり、大分市総合計画及び大分市
住宅マスタープランを上位計画と
し、各課が策定
した相互に関連
する計画と連携、整合
するものと位置づけられており
ます。
続き
まして、次のページをごらんください。
第2章でござい
ます。大分市の空家等の現状と課題についてでござい
ます。
空家等の現状については、空家等を取り巻く社会的背景として、本市の65歳以上の老年人口は増加傾向にあり、2040年には老年人口割合が34%に達すると予測
されており
ます。また、住宅総数と世帯数の動向については、住宅総数、世帯数ともに増加傾向にあり、住宅数が世帯数を上回る状態が続いており
ます。
続き
まして右のページでは、平成27年度に本市が実施いたし
ました、大分市空家等実態調査の結果をまとめており
ます。大分市全域を対象に、公道上から外観目視による現地調査では、市内に3,138件の空家等が確認
されるとともに、そのうち周辺の住環境に悪影響を及ぼす特定空家等の可能性があるものは、451件という状況が判明いたし
ました。
その下は、特定空家等の可能性がある空家等の地区ごとの分布状況でござい
ます。円グラフにあり
ますように、市内全域における空家等のうち、特定空家等の可能性があるものは14.4%となっており、また、右下の表にあり
ますように、特定空家等の率が20%以上の地区は、オレンジ色の野津原、大南、坂ノ市、佐賀関の4地区であり、20%未満は、薄緑色の大分、稙田、明野、鶴崎、大在の5地区となっている状況でござい
ます。
続き
まして、次のページをお開きください。
左のページは、地区ごとの空家等の状態を調査
したものでござい
ます。市内に分布
する空家等を地図上に赤い点で、地区ごとの空家等の状態を円グラフであらわしており
ます。円グラフにあり
ますように、大分、鶴崎、稙田地区では、比較的軽度な不良状態が多い傾向にあり、大南、坂ノ市、佐賀関、野津原地区では、比較的重度な不良状態が多い傾向にあり
ます。
また、右のページは、地区ごとの空家等の建築年数を調査
したものでござい
ます。地図上には、市内に分布
する空家等を建築年数別に色分け
するとともに、地区ごとの建築年の状況を円グラフであらわしており
ます。市内全域における建築年の割合は、1960年から1979年が最も多い状況であり、大分地区のほか、比較的山地の多い大南、坂ノ市、佐賀関、野津原地区には、1959年以前に建築
された空家等が多く分布
している状況でござい
ます。
次に、両ページの下段には、空家等対策を進める上での課題をお示し
しており
ます。実態調査等をもとに空家等の現状を分析
し、発生、活用、管理、所有者等の観点からそれぞれの課題を整理
しており、これらを踏まえて第3章の空家等対策の基本的な方針に進むことと
しており
ます。
次のページが、第3章、空家等対策の基本的な方針でござい
ます。
第3章では、計画の基本理念、基本目標に加え、国の指針で計画に盛り込むことが必須と
されている9項目により、基本的な方針をお示し
しており
ます。
まず基本理念につき
ましては、新しい大分市総合計画の理念を踏まえ、市民の暮らしを支える豊かで良好な居住環境づくりを掲げており
ます。この基本理念と第2章の課題に基づき、空家等の発生予防、空家等の活用の推進、管理不全な空家等の解消、総合的な推進体制の構築の4つを、基本目標と
したところでござい
ます。
次に、空家等対策の対象地区及び対象と
する空家等の種類につき
ましては、市内全域を対象地区と
するとともに、空家等対策の推進に関する特別措置法に規定
する空家等で全ての種類の空家等を対象と
しており
ます。
次に計画期間につき
ましては、平成29年1月から平成33年度までと
しており
ます。
以下にその他の基本的事項を定めており
ますが、特に、(5)空家等に関する対策の実施体制に関する事項につき
ましては、イメージ図のように住宅課が総合窓口となり、協議会、庁内検討
委員会、関係団体等が連携
して、総合的な空き家等対策の推進体制を構築
していくことと
してい
ます。
次のページをごらんください。
第4章、具体的な取り組みについてでござい
ます。
左のページには、施策の取り組み方針を図示
しており
ます。
基本理念に基づき4つの基本目標を設定
し、目標達成に向けた施策の取り組み方針を予防、活用、管理の3項目に整理
し、それぞれ2つの視点から各施策を展開
することと
しており
ます。
右のページは、各施策を体系的にまとめた一覧表でござい
ます。
次のページをごらんください。
最後の第5章は、計画実現に向けてでござい
ます。
主体別の役割につき
ましては、まず、所有者等の役割を明確に
し、所有者等を取り巻く市、地域、事業者等の各団体の役割を明示
することにより、図にもあり
ますように、所有者を中心と
した相互に支援
し合える仕組みづくりを構築
してまいりたいと考えており
ます。
また、右のページにおきましては、計画の進行ということで、定期的に検証が行えるPDCAサイクルによって計画の進捗状況や課題等を検証
し、その後に生かしていくことにより、継続的な空き家対策の実施を図ることと
しており
ます。そのために、計画期間内での達成目標である成果指標を掲げ、各項目に対し平成33年度までの目標値を設定
し、計画期間内の目標値達成を目指すとともに、平成33年度末時点において評価、検証等を行うことと
しており
ます。
以上が大分市空家等対策計画の概要でござい
ますが、続き
まして、この計画に基づき来年度から取り組む予定の、
空き家対策事業について御説明を
させていただきたいと思い
ます。
資料4をごらんください。
1点目は、空き家の予防に関する事業として、大分市空家等相談会の開催についてでござい
ます。
空き家対策につき
ましては、予防、活用、管理いずれの観点からも、関係団体と連携
し、相談会の開催により所有者等にその対策方法等について広くお知らせ
することが重要であると考えており
ます。
特に空き家の所有者につき
ましては、所有者意識の醸成が課題と
されており
ますことから、将来空き家になる可能性がある家屋を所有
している方にも相談会に参加
していただき、空き家の発生予防を図ってまいりたいと考えており
ます。相談員には、建築士会、宅建業協会、シルバー人材センター、金融機関など専門家を一堂に集め、ワンストップ体制でさまざまな空き家相談に対応
してまいり
ます。
空家等対策計画の計画期間は本年1月からとなっており
ますことから、去る2月26日から開催
しているところでござい
ます。今後の予定につき
ましてはごらんのとおりでござい
ます。
2点目は、空き家の活用に関する事業についてでござい
ますが、新規事業として、大分市空家等改修支援事業を予定
しており
ます。
この事業は、長期的に使用
されていない空き家等の流通の促進や、福祉、文化活動に資する用途への転用による、空き家等の再生を目的と
するものでござい
ます。
概要といたし
ましては、流通促進タイプは、空き家等をリフォーム
して大分市住み替え情報バンクに登録
した場合、改修にかかった経費の4分の1を、25万円を上限として補助
するものでござい
ます。転用促進タイプは、空き家等を福祉活動や文化活動の用途に転用
するための改修にかかった経費の2分の1を、100万円を上限として補助
するものでござい
ます。こちらにつき
ましては国からの補助により、国と市がそれぞれ補助額の2分の1を負担
することとなっており
ます。
空き家の活用につき
ましては、空家等対策計画に、住み替え情報バンクの活用促進、福祉の視点での活用のあり方の検討、中古住宅の流通を促進
するためのリフォームについての支援の検討などが掲げられており、これに基づき新たな事業を開始
するものでござい
ます。
3点目は、空き家の管理に関する事業についてでござい
ます。
1つ目が、大分市空き家等の適正管理に関する条例の改正についてでござい
ます。
本市では、平成25年4月、大分市空き家等の適正管理に関する条例を制定
し、管理不全な空き家の所有者等に対して指導等を行ってまいり
ました。その後、平成27年5月に空家等対策の推進に関する特別措置法が完全施行
されたところであり
ますが、同法には応急措置を講ずる規定がないことから、空家等対策計画に基づく緊急対応措置の仕組みづくりの一環として、本条例に応急措置の規定を設けたいと考えており、これによって、市民の生命、財産に危険な状態が切迫
している場合、市が応急措置を講ずることが可能となり、市民の安全・安心な住環境の確保に寄与できるものと考えており
ます。
応急措置を講ずる例並びに措置内容の例といたし
ましては、記載のとおりでござい
ます。また、写真の例は、将来応急措置が必要となる可能性がある空き家の状態でござい
ます。
なお、空家等対策の推進に関する特別措置法に先立ち制定
された本条例には、所有者等への指導など、数カ所において同法と重複
している部分があり
ますことから、この改正にあわせ
まして、法との整合も図ってまいりたいと考えており
ます。
今後のスケジュールといたし
ましては、今議会閉会後、改正案についてのパブリックコメントを行い、平成29年第2回大分市議会定例会にて議案を上程
させていただきたいと考えており
ます。
続き
まして、次のページをごらんください。
空き家の管理に関する事業の2つ目として、大分市老朽危険空き家等除却促進事業の拡充についてでござい
ます。
事業の目的といたし
ましては、近隣住民の生活環境の悪化をもたらすことが懸念
される老朽危険空き家等の除却を促進
し、市民の生活環境の改善を図り、安全安心に暮らせる
まちづくりを推進
することと
しており、平成25年度より実施
しているところでござい
ます。
対象は、大分市空き家等の適正管理に関する条例に規定
する、管理不全な状態で放置
されている空き家等であって、その周辺の住環境等を阻害
しており、住宅地区改良法の判定基準に基づき、不良住宅であると判定
された建築物と
されており
ます。
要件につき
ましては、所有権以外の権利が設定
されていないこと、所有者等の世帯の生計中心者の所得税額が年間14万円以下であることなどがあり、本年度の補助率、限度額は、対象経費の2分の1で50万円を上限と
しており
ます。
これまでの実績といたし
ましては、平成25年度と平成26年度がそれぞれ10件、平成27年度が12件、本年度が15件となっており
ます。
この除却補助制度につき
ましては、空家等対策協議会において、上限額が低いので見直しを求めるとの御意見をいただくとともに、空家等対策計画においても、早急に解消
すべき危険な空家対策として、事業の拡充を図ることと
しており
ます。
このようなことを踏まえるとともに、周辺住民の一刻も早い安全・安心な住生活の確保に向けて、空家等対策計画の前期に当たる平成29年度と平成30年度の2年間について、補助を拡大
し、老朽危険空き家の除却の促進に集中的に取り組んでまいりたいと考えてい
ます。補助率、限度額につき
ましては、他都市の状況も参考と
する中、かさ上げを行い、対象経費の5分の4を、160万円を上限として補助いたし
ます。なお、国からの補助により、国と市がそれぞれ補助額の2分の1を負担
することとなり
ます。
ページ右側の上段には、除却補助活用の事例を掲載
しており
ます。写真ではわかりにくいのですが、空き家が隣の家に倒れかかりそうな状態であり
ましたが、除却補助を活用
して更地となり、周辺の住環境が改善
されたところでござい
ます。
以上が大分市老朽危険空き家等除却促進事業の拡充についてでござい
ますが、最後は、空き家の管理に関する事業の3つ目として、勧告に係る第三者機関の設置について御説明申し上げ
ます。
現在本市では、空家等対策の推進に関する特別措置法及び大分市空き家等の適正管理に関する条例に基づき、老朽危険空き家の所有者等に対応
しているところですが、設置目的の枠内の図にあり
ますように、周辺の住環境に悪影響を及ぼす特定空家等と判断
された空き家等につき
ましては、法に基づき所有者等に対して助言、指導を行い、それでも改善がなされない場合には勧告という措置を行うこととなっており
ます。勧告を受けた敷地の所有者は、固定資産税及び
都市計画税の住宅用地の特例の対象から除外
されるため、固定資産税が最大6倍に上がり、経済的負担が増加いたし
ます。
このようなことを踏まえ、勧告を行う際には、市単独の判断ではなく第三者の客観的な判断も必要であるとの考えのもと、空家等対策計画において、勧告については第三者機関に諮り慎重な審査を行うと
されているところでござい
ます。現在まで勧告に至った事案はござい
ませんが、今後勧告を行うに当たっては、
学識経験者等の専門知識を有する者を含む検討
委員会を第三者機関として設置
し、事前の検討を行うことにより、公平公正な措置を講じてまいりたいと考えており
ます。
検討
委員会の概要といたし
ましては、委員は弁護士等の専門家5人以内で、任期は2年と
し、勧告対象の有無にもより
ますが、年二、三回の開催を予定
しており
ます。
○
足立委員長
執行部から報告があり
ましたが、委員の皆さんから質疑等はござい
ませんか。
○三浦委員
1点お願いと1点質問です。
まず、お願いですが、除去補助活用の事例のところの写真ですが、対比
したいので同じアングルからの写真を載せてください。
それと、その前の空き家の活用に関する事業の、転用促進タイプのところの文化活動で、芸術家のアトリエ、漫画家志望者向けシェアハウス等とあり
ますが、この辺はどういう形で把握
してどういうふうに
告知を
していくつもりでしょうか。
○清水
住宅課参事
このような転用促進、目的別タイプという他都市の事例がござい
ましたので、そのようなものを参考に
しながら実施
していきたいと思っており
ます。
周知につき
ましては、ホームページとかそういったもので、こういった活動の方を支援
しますという形で、この事業の募集を行っていきたいと考えており
ます。
○三浦委員
住宅課、
土木建築部に関することだけではないのですが、お願いです。こういうときのためにやっぱりサブカルチャーの担当を置くべきだと思い
ますので、ぜひお願いいたし
ます。
○
足立委員長
ほかにあり
ませんか。
○小野委員
この平成29年度と平成30年度の2年間限定で、補助の拡大ということですけど、大体何件ぐらいを目標にやろうと思っているのでしょうか。
○
上原住宅課長
現在本市で、市内に老朽危険空き家として確認ができているものが、40件ほどござい
ます。これにつき
ましては基本的には所有者が自主的に除却を
するということになっており
ますけれども、まずはこの40件をなくしていくということを目標に、最大160万円の20件ということで、今回予算計上
しているところでござい
ます。
○
足立委員長
ほかにあり
ませんか。
○
宮邉副委員長
把握
されているその空き家の件数、3,138件という形になってい
ますけれども、3,138件全ての所有者はわかっているのですか。
○
上原住宅課長
3,138件は外観目視で調べたものでござい
ます。今後、所有者等の調査も行う中で、所有者等が不明な部分も当然あると見込んでおり
ます。所有者等の有無は、まだ全てが確認は
されており
ません。これまでにも所有者が判明
しているものもあり
ますし、所有者が不明、相続人、関係者そういったものを調査
しているものもあり
ます。また、この中には、外観目視であり
ますので、完全に空き家であるかどうかといったところも確定
しないものも含まれており
ます。全てはこれから、調査をさらに進めていくということでござい
ます。
○
足立委員長
いいですか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
それでは、
執行部、その他と
して何かあり
ませんか。
○
伊藤土木管理課長
路面下空洞調査一次調査の結果報告について御報告をいたし
ます。
資料の配付を行ってよろしいでしょうか。
○
足立委員長
はい、どうぞ。
〔資料配付〕
○
伊藤土木管理課長
昨年11月に発生
した福岡市の陥没事故を受け、緊急的に実施いたし
ました路面下空洞調査の一次調査の結果報告が、22日にあり
ましたので御報告をいたし
ます。
まず、お手元の別添資料をごらんください。
路面下空洞調査の一次調査である、別添の資料にあり
ます、レーダーを搭載
した空洞探査車を使用
して実施
し、異常信号が確認
された空洞の可能性がある箇所を、まず66カ所抽出いたし
ました。
次の資料をごらんください。
これは、業務のフローを示しており
ます。そして、その中でより詳細な位置や大きさを確認
するため、資料の中ほどの写真にござい
ますように、ハンディー型の地中レーダー探査による一次調査の補足調査を、全66カ所で実施いたし
ました。それを再判定
した結果、4カ所に異常がなく、空洞があると思われる異常箇所は、一次調査結果として62カ所となり
ました。
次の資料をごらんください。
こちらが、補足調査結果図になり
ます。一次調査結果による異常箇所62カ所を、調査対象39路線上に示したものでござい
ます。判定基準を右下の可能性評価結果図であらわしており、深さや広がりの度合いで危険度が順にAからCに分類
され、赤色のAランクが10カ所、黄色のBランクが52カ所となっており
ます。Cランクはござい
ません。
昨日より二次調査に入っており、この調査では危険度が高いと判定
された箇所5カ所で、スコープカメラを挿入
しての空洞の有無や空洞の厚さの確認を行っており
ます。また、二次調査後は、試掘調査も1カ所行うことより、空洞の原因を確認いたし
ます。
今後は、二次調査の最終報告や試掘調査の結果を踏まえて、早期に対応を行う予定です。
○
足立委員長
これについて何かあり
ませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
それでは
執行部、そのほか何かあり
ませんか。
○
佐藤土木建築部次長兼
道路維持課長
市道中央通り線のムクドリ対策について、これまでの経過について御報告
させていただき
ます。資料はござい
ません。
市道中央通り線では、街路樹に多くのムクドリがとまり、ふんによる歩行者への被害やまちなみの景観を損なうなどの問題が、10年以上前から続いており
ます。これまでムクドリなどの対策では、街路樹の定期的な剪定を行い、鳥のとまりにくい環境を保つことが有効と
されており
ますが、景観上の問題や予算等の関係で剪定の頻度も限られており
ますことから、抜本的な改善にはつながってい
ませんでした。
そこで新たな取り組みとして、昨年8月の大分七夕まつりの前の2日間と、ことし1月の中央通り歩行者天国前の2日間に、鷹匠によるムクドリの追い払いを2回実施いたし
ました。1回目の追い払いでは、約3カ月間ムクドリは戻ってきており
ませんでした。また、2回目の追い払いでも、約1カ月間は戻ってき
ませんでした。
このようなことから、鷹匠による追い払いは一定の効果が認められたと考えており
ます。現在も状況確認を行っており
ますが、少数のムクドリが確認できた日や、確認できていない日と、まちまちであり
ます。
このような中、あす3月25日土曜日とあさって26日日曜日に行われ
ます大分っ子芸能文化祭in府内城のイベントで、鷹匠によるショーが予定
されており、中央通り線でムクドリが確認
された場合には、イベント終了後、鷹匠の好意によりムクドリの追い払いを行っていただけるとのことでござい
ますので、御報告いたし
ます。
○
足立委員長
その他、何かござい
ませんか。
○
古城河川課長
大分市高崎山自然動物園歩道橋エレベーターの故障について御報告
させていただき
ます。
当課では、平成16年10月、台風23号による影響で国道10号が冠水
したことを受け、国、県と協議を行いそれぞれの管理区分ごと施工箇所を決める中、本市の施工区分であり
ます高崎山排水路の改良箇所を、高崎山排水路整備事業として平成17年度より事業を実施
し、平成29年度末の完成に向け工事を行っているところでござい
ます。
そうした中、今年度発注の工事におきまして、高崎山自然動物園入り口の歩道橋エレベーター付近で、排水管の埋設の掘削作業に影響
する既設側溝の流末を撤去
してい
ましたところ、今週の20日深夜から21日の朝方にかけての急な降雨により、側溝から雨水があふれエレベーター建屋内に雨水が流れ込んだため、エレベーターが故障いたし
ました。
21日午前にはエレベーター建屋内の雨水排除を行い
ましたが、現在、内部の機器がドライな状態になるまで自然乾燥を行っており
ましたが、本日午前7時より安全点検の確認を行い
まして、午前9時20分から利用が可能となり
ました。
なお、ふぐあいな部品等の交換が必要でござい
ますので、利用者の少ない時間を利用いたし
まして取りかえを行う予定となっており
ます。
今回のエレベーターの故障に際しましては、市民の皆様に対しまして、御迷惑をおかけ
しましたことをおわび申し上げ
ます。また、今後はこのようなことが起こらないよう、適切な指導監督に努めてまいり
ます。
○
足立委員長
ほかにござい
ませんか。
○
木村土木建築部長
本日の大分合同新聞に報道
されており
ました、建設リサイクル法第11条の通知義務を怠っていた件につき
まして報告
させていただき
ます。
本日の記事は、県工事に関する義務違反ということで、県のほうから報告、県のほうの記事が載っており
ました。
この建設リサイクル法では、一定規模以上の工事におきまして、発注前に届け出義務がござい
ます。現在県から調査が来ており
まして、
土木建築部で調査
しましたところ、対象工事となる100件のうち5件におきまして、工事着手までの届け出ができてないことが判明
しており
ます。その後、おくれて通知は出しており
ます。
今後このようなことがないよう、工事担当者等への指導を徹底
したいと考えており
ます。大変申しわけござい
ません。
○
足立委員長
ほかにあり
ませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
委員の皆さんから、その他と
して何かござい
ませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
それでは、私から1点ござい
ます。
昨年開催
した市民意見交換会での質問、意見等への対応について、
執行部から回答を受け、その後、当
委員会の対応についての、前任期の委員で協議を行い
ました。その結果は現在ホームページ、各支所、出張所及び各地区公民館で閲覧ができるようになっており
ます。当
委員会の対応については、
執行部に対し働きかけるといった事項もござい
ますので、真摯に受けとめていただけるようによろしくお願いいたし
ます。
以上で
土木建築部の案件が全て終了いたし
ました。
ここで、3月末をもって退職
される方々から挨拶の申し入れがあり
ましたので、よろしくお願いいたし
ます。
〔退職者 あいさつ〕
〔
足立委員長 お礼のあいさつ〕
○
足立委員長
それでは、27日の
委員会の開会は、午前9時30分から開会の議会運営
委員会終了後になり
ますので、放送があり
ましたら
委員会室にお集まりください。
本日はこれにて散会いたし
ます。
午前11時33分散会...