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  1. 大分市議会 2013-03-27
    平成25年建設常任委員会( 3月27日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成25年建設常任委員会( 3月27日)                    建設常任委員会記録 1.開会日時    平成25年3月27日(水)午前9時58分開議~午前11時8分休憩               午前11時18分再開~午前11時44分散会 2.場所    第4委員会室 3.出席委員    委員長 二宮  博  副委員長 髙野 博幸    委 員 永松 弘基  委 員  仲道 俊寿    委 員 井手口良一  委 員  三浦 由紀    委 員 荻本 正直  委 員  川邉 浩子    委 員 今山 裕之   欠席委員    なし 4.説明員
      (下水道部)    野仲下水道部長岩本下水道部参事、中下水道部次長下水道施設課長、    杉﨑下水道経営企画課長伊藤下水道営業課長清水下水道建設課長   (水道局)    渕野水道事業管理者冨田水道局管理部長上原水道局管理部次長、    倉原総務課長佐藤経営管理課長薬師寺営業課長手嶋計画課長、    利根維持課長首藤浄水課長板井総務課参事神田総務課参事契約監理室長、    岩田営業課参事柴尾維持課参事工事事務所所長三重野浄水課参事 5.事務局出席者    書記 村田  潤 6.審査案件等   (下水道部)    予算議案    議第 1号 平成25年度大分市一般会計予算            〔承認〕     第1条 歳入歳出予算         歳出 第4款 衛生費のうち浄化槽費            第8款 土木費            第5項  下水道費    議第12号 平成25年度大分市公共下水道事業会計予算       〔承認〕    議第18号 平成24年度大分市公共下水道事業会計資本剰余金の処分について                                     〔承認〕    一般議案    議第34号 大分市道占用料条例等の一部改正について(下水道部所管分)                                     〔承認〕    報告事項    ①大分市公共下水道条例施行規則及び大分市都市下水路条例施行規則の一部改正に     ついて    ②水資源再生センターの放流水の水質検査について   (水道局)    予算議案    議第11号 平成25年度大分市水道事業会計予算          〔承認〕    議第17号 平成24年度大分市水道事業会計補正予算(第2号)   〔承認〕                 会議の概要                              平成25年3月27日                              午前9時58分開議 ○二宮委員長   おはようございます。ただいまより建設常任委員会を開会いたします。  本日は、新委員選任後初めての委員会ですので、審査に先立ちまして一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、本委員会の委員長に私が、また、副委員長に髙野委員が選任されました。  本委員会は、下水道部を初め、水道局、都市計画土木建築部の所管の事業でございます。道路整備下水道整備、市民に直結した諸議案を審査するところでございますので、慎重に審査を進めてまいりたいと思っております。また、各委員並びに執行部の皆さんの御協力を賜りながら進めてまいりますが、審査過程での執行におかれましては、委員の意見は真摯に受けとめていただき、大分市政に十分反映していただくようお願い申し上げまして、甚だ簡単ですが、ごあいさつといたします。  どうぞよろしくお願いいたします。ここで執行部の紹介をお願いします。 ○野仲下水道部長     〔説明員自己紹介〕 ○二宮委員長   審査に先立ちまして、下水道部長から発言の申し出がありましたので、これを受けます。 ○野仲下水道部長   それでは、議案を御審議いただく前の貴重な時間をいただき、下水道部の諸事情につきまして報告いたします。  本委員会の皆様には平素から御理解と御協力を賜っております下水道事業ですが、所管の下水道部は、下水道経営企画課下水道営業課下水道建設課下水道施設課の4課で構成されております。現在、事業会計として公共下水道の新設、維持管理に関する業務、一般会計として都市下水路維持管理市街化区域内の水路の新設改良維持管理浄化槽設置補助保守点検業者の登録、維持管理に関する指導監督に関する業務を行っているところでございます。  主な事業でありますが、公共下水道につきましては、快適で衛生的な生活環境の確保や、公共用水域水質保全、市街地の雨水排除を図るため、昭和41年から事業に着手し、地勢、水系などから東部、中央、稙田、大在、南部の5処理区を設けて整備を進め、平成23年度末の人口普及率は58.6%となったところであります。  しかしながら、これまで、施設整備の財源として活用してきました企業債の償還費が大きな負担となるなど、厳しい経営状況となりましたことから、これまでの事業の進め方を大きく見直し、より経営を重視した、効率的、効果的な事業実施に努めることとし、財政状態経営成績を明確に把握する中で、経営の健全化を図れるよう、平成22年4月から公営企業会計に移行いたしました。  その後、平成24年3月には、平成29年度までの、施設の新設や改築更新の考え方や、財政収支計画経営基盤強化取り組み数値目標を掲げた大分市公共下水道事業中期経営計画を策定したところでございます。  また、平成24年7月には、この中期経営計画進捗状況の評価をいただくとともに、経営全般について、専門的な知見を初め、広く市民の皆様の御意見を取り入れていくため、6人の外部委員からなる、大分市公共下水道事業経営評価委員会を設置し、事業の円滑かつ適正な実施に努めているところであります。  なお、ことしの4月からは、将来に向け安定した下水道サービスが提供できるよう、中期経営計画に基づき、一般会計からの繰り入れを減らし、下水道を利用できない市民との公平性を図るため、下水道使用料を平均13%引き上げさせていただいたところでございます。  今後も早期の経営健全化に向け、下水道部職員一丸となり取り組んでいく所存でございますので、委員皆様の一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。  最後に、去る3月18日に記者発表いたしました水資源再生センターの放流水の水質検査の件でございますが、下水道法で義務づけられております水質検査項目43項目のうちの2項目が、7年前より検査回数が不足いたしておりました。法令を遵守する立場にありながら、このような事態を引き起こしましたことにつきましては、まことに申しわけありませんでした。今後はこのようなことのないよう、下水道部職員一同事務処理ミス発生未然防止再発防止策に取り組んでまいります。  今議会の下水道部関係付託案件は、予算議案3件、一般議案1件と、水資源再生センターの放流水の水質検査についてを含む報告事項2件でございます。詳細につきましては、後ほど担当課長より御説明申し上げますので、慎重御審議の上、御決定賜りますよう、お願い申し上げます。 ○二宮委員長   それでは、予算議案の審査を行います。  議第1号、平成25年度大分市一般会計予算第1条歳入歳出予算、歳出第4款衛生費のうち浄化槽費及び第8款土木費第5項下水道費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○杉﨑下水道経営企画課長     〔説明書② 210ページ~第4款衛生費のうち浄化槽費358ページ~第8款土木費第5項下水道費について説明〕 ○二宮委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありますか。 ○今山委員   勉強不足で申しわけないのですが、3年ぐらい前に、浄化槽の台帳が古いから新しくやり直すという話を聞いた記憶があるのですけど、現状、どのように進んでいるのか、教えていただければと思います。 ○杉﨑下水道経営企画課長   2年間かけまして、浄化槽台帳整備を行っております。  浄化槽台帳につきましては、中核市への移行や市町村合併とともに、県の台帳を移管されましたが、例えば浄化槽の位置について正確な地理情報がないなど不備な点等もございましたので、実態を把握しようということで、2年間委託に出しまして、作業を進めたところでございます。  正直申しまして、すべてを完璧に把握できているかと申しますと、先ほどの位置情報の問題とか、大分市が管理している台帳と、検査機関であります大分県環境管理協会の台帳とを突合した際に若干不備な部分がございまして、台帳の整備を終えたのですが、細部については、今確認作業を行っているところであります。  一番難しい部分は、下水道法が施行される前は市のほうに届け出義務がなかったために単独処理浄化槽などを設置していても、全く実態が把握できないことがあります。そこの確認作業を行ったのですが、家や土地の所有者が不明で会うことができないということもございまして、その辺をもう少し詰める必要があると思っています。 ○今山委員   浄化槽法定検査の割合は、大体どれくらいですか。 ○杉﨑下水道経営企画課長   法定検査の割合で、平成22年度末のデータで申しますと、単独処理浄化槽で4%程度、それから合併処理浄化槽で59.7%、合計で申しますと19.1%となっております。平成23年度、これはまだ確定値ではありませんが、単独処理浄化槽については4%、合併処理浄化槽については49.1%、合計では17.8%と把握しております。相対的に単独処理浄化槽の検査の実施率が非常に低いということですので、合併処理浄化槽への設置替え補助を出す中で、できるだけ合併処理浄化槽設置替えをしていただいて、当然新しくなりますので、検査等を徹底すると考えております。  指導等については各戸を訪問する中で、今年度は約2,000件訪問する中で、設置替えと検査の徹底をお願いしているところでございます。 ○二宮委員長   ほかにございませんか。 ○井手口委員   今の件ですが、指導する場合にどっちを重点的にやっているのですか。市街化区域内の面整備が終わったところで、まだ公共につないでないところに対する指導と、それから先ほどの県台帳のように、ほとんどが白地か調整区域で、ほとんど家がないようなところに指導をかけるのか、どっちを重点にやっているのでしょうか。 ○杉﨑下水道経営企画課長   両方とも同じようにやるべきかと思いますが、台帳整備進捗状況もございまして、今年度は、主に、公共下水道への接続の有無を確認する必要のない公共下水道の全体計画区域外浄化槽設置者へのお願い、指導等を行いました。新年度につきましても、引き続きそういったお願い等をしてまいりたいと考えております。 ○井手口委員   下水道整備、あるいは下水処理の目的というのは、河川水を中心とした自然水の汚染を食いとめる、浄化するためのものということです。白地であったり調整区域であったりするところは、河川の上流域にあるので、ここの整備をきちっとすることは確かに必要なんですが、下流域のお金をかけて面整備をしたところにおいて、まだ自然水の浄化という目的が達成されてないところに関しては、まずこれを片づけていくという視点に立つべきだと思います。だから、市街化区域内で面整備は終わりました、まだつないでいない家庭がある、お宅は単独なんですか、合併なんですか。合併であれば法定検査をきちっと受けてください。そうでないとあなたのところから出てきた水が河川水を汚染することになりますという指導を重点的に実施して、そんなに大変だったら、公共下水道につなぐかというようなところまで行くべきだと私は思うんですが、その辺の姿勢についてどう考えているのでしょうか。 ○杉﨑下水道経営企画課長   これは下水道施設課とも関連がございますけれども、井手口委員が御指摘したとおりだと思います。  浄化槽としては、そのような取り組みをしていますが、今年度につきましては、全体計画区域外を中心にお願い、それから指導を行ってきたところであります。当然、全体計画区域内につきましては、下水道法に基づきまして、設置後は浄化槽の場合は1年以内、それからくみ取りですと3年以内に設置する義務がございますので、その旨の啓発とお願いを行っております。その中で、特にお願いをしているのは、今申しました水質の浄化という観点に立ってのお願いでございますけど、一方で下水道経営という観点からも、早期に接続をしていただいて、使用料を徴収するということも大きな課題だと考えております。そのことにつきましては、あわせて下水道営業課のほうでも、指導なり啓発なりを訪問する中で徹底しているところでございます。 ○伊藤下水道営業課長   普及促進につきまして御説明をさせていただきます。  現在、普及促進員4名、嘱託職員で配置をいたしまして、公共下水道を整備された処理区域内につきましては、積極的に接続していただくように、戸別訪問を行っています。  その中で、浄化槽のデータを一元的に管理ができるようになりまして、これは下水道経営企画課浄化槽担当班で所管しておりますけれども、その情報を下水道営業課のパソコンでも見られるように、今システムの構築がされたところです。  当然、訪問をいたしますと、経済的な理由も大きいのですが、まだ浄化槽が使える、単独、合併を含めて、まだ耐用年数が来てないので、すぐにはできないというところがありました。それにつきましては、今現在、浄化槽法定点検の回数等を浄化槽担当班と確認をする中で、これについては当然法定点検でお金も必要となりますよと、公共下水道につないでいただきますと、その費用等については、使用料は発生いたしますけれども、将来的には経済的な面から言いまして、そちらのほうがお得ですよというような形での接続依頼を行っているところでございます。 ○井手口委員   今度は逆の視点なのですが、将来にわたって、面整備が絶対無理だろうというような地域に関しては、自然水の保全をするという意味でも、さらにいうと、そういう地域はほとんど大分市の水道の水資源の涵養地域、要するに水源地帯ですね。  だからそこの水を汚されるのは困るわけで、当然、最低限の合併浄化槽の普及をその地域では図らなければならない。そのことについて、水を守るという、水質を守るという視点から、今後、ここでは面整備は絶対ありませんので、ぜひ早くしてくださいというような視点に立った普及活動というのは、どのように考えていますか。
    杉﨑下水道経営企画課長   今、下水道の全体計画を見直しております。平成47年度までの計画を定め下水道整備を進めているところでございますが、平成47年に全体計画区域内すべてに普及が進んだとしましても、公共下水道処理人口普及率は94.3%ということで、残りの5.7%については、合併処理浄化槽の設置を促す必要があります。  御指摘の部分は、非常に苦しい部分がございます。実は、浄化槽設置替えにつきましては、国、県、それから市の三者で負担し設置費の補助をしていますが、全体計画区域外については、県の補助金がありますが、全体計画区域内については県の補助金がないといった制度になっております。  県の考え方としまして、全体計画区域内は、当然下水道を整備すべきだと。その区域外については、合併処理浄化槽への設置替えを進めるべきだということで、全体計画区域外のみ補助を出すというふうな考え方になってございます。  市としては、全体計画区域内でありましても、7年以上整備が見込まれない部分については、補助をしております。全体計画区域外を重点的に、合併処理浄化槽整備促進を行いたいところでございますけれども、その辺のジレンマがあるところです。 ○岩本下水道部参事   大分市は、おおむね5万ヘクタールございまして、そのうち公共下水道を整備するというふうに規定している全体計画区域が大体1万ヘクタールあります。基本的には大分市内市街化区域であります。それ以外は市街化調整区域。当然旧佐賀関、旧野津原町も入っておりますけれども、そこは合併処理浄化槽で整備をする。これで大分市全体の下水、特に汚水の整備をしようというのが、現時点での大分市の下水道部が持っております考え方であります。そこで問題になりますのが、公共下水道の整備はいつごろまで行くのという部分であります。今のところ、まだ60%に達していない状況でありますので、非常に苦しい状況です。  基本は合併処理浄化槽、つまり市街化調整区域合併処理でありますから、ここは補助金を手厚くするという考えもあります。一方で下水道の整備が来ていないところでは、単独を合併にかえてもらう申請があった分については補助金を提供する。しかしながらその補助金も、年間に300件を切っている状況でございますので、これもなかなか進んでいません。  そこで、今後本市の下水道の整備のあり方として、今時点で課題として出てきていますのが、下水道整備エリアを、今までは市街化の特に人口密度の高いところをやっておりましたけれども、今後はそれが薄くなってまいりますので、整備のあり方を見直す必要も出てくるのではないかと。  そういった中で、一番合理的な、経営がうまくいくような形を考えながらやっていく必要があろうかと考えていますが、現時点では、補助金自体も、国の補助金の枠、県の枠の制限がございまして、思うように出せない、そんな苦しい状況ではございます。 ○井手口委員   本来、もともと企業会計化したときから、既に私は何度も言っていますが、合併浄化槽に限らず浄化槽を普及させること、それから河川水を処理する、つまり泥の雨水処理をする分に関しては、これは企業会計上の利益を生まない部分ですね。これは本来、下水から外した形で事業を組んでいくのが本筋だと、私はずっと主張してきています。  合併浄化槽に関していえば、とにかく下水道整備というのは、自然水を守るためにあるというところの知恵を使えば、よそからの金、例えば水道からも都市計画からも、あるいは公衆衛生とか、そういったところからも、インセンティブに使えるお金を引き出してこられるのではないかと思うんですよ。だから、そういった視点に立って、一度、特に市街化調整区域の普及に関しては、重点的にインセンティブをかけていかないと、最終的に我々はその水を飲んでいるわけですから。そういうところに関して、認識しておいていただきたいと思います。 ○岩本下水道部参事   大変ありがたい御指摘ですけれども、実は私どもが行っております公共下水道事業というのは、いわゆる国交省の補助金であります。片や合併処理浄化槽は環境省の補助金であります。環境省は、結局、合併処理浄化槽補助金を出すときに、基本的には市街化調整区域、つまり下水道が行かないところを想定しているのですが、公共下水道がなかなか進みの遅いところ、例えば7年以上待っても来ない場所も認めますよと言っていますので、この国交省の補助金と環境省の補助金両方一緒に運用して汚水処理を行っております。  問題は、合併処理において、一般財源を8,000万円ほど支出しており、国、県の補助金も思うように来ないというのもありまして、そこの環境省の補助金設置補助数が稼げてないんです。市街化区域も含めて単独浄化槽は3万近くありますが、それを合併にかえるためには、1年間で300件やっても100年かかるんで、その辺にじくじたるものがある状況であります。  もし市街化区域で手を挙げる市民の方がおられたときには、大分市は、県から出ない補助金一般財源で支出しています。 ○杉﨑下水道経営企画課長   公共下水道でやっている雨水の対策事業を河川課にやってもらえないかという御指摘を以前からいただいていますが、確かに雨水対策という点で一元化でき、それによって効率化等が図れるというメリットがあろうかと思いますが、公共下水道事業としては、現在汚水と雨水を一元的に実施するということになっております。そこを汚水と雨水に分けるとなると、そこはそれでまたかなり非効率な部分が出てくるということも、当然に検討しないといけないと考えております。  今申し上げたような点から、雨水の業務を、河川課に一部委託するなり、あるいは一部移管するなり、そういうことも一応は検討しております。まだその部分については答えが出てないところでございます。 ○二宮委員長   ほかにございませんか。    〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   討論はありませんか。    〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。    〔「異議なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第12号、平成25年度大分市公共下水道事業会計予算の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○杉﨑下水道経営企画課長     〔説明書③ 257ページ~平成25年度大分市公共下水道事業会計予算について説明〕 ○二宮委員長   今の内容について何かありますか。 ○永松委員   これは民間の損益計算書とか貸借対照表のような表示と違うので、中身がよくわかりませんが、値上げすることによって、今後、赤字が出ないという理解でよいのですか。 ○杉﨑下水道経営企画課長   今、中期経営計画を策定しておりまして、その中で、これは平成29年度までの計画ですが、 25年度に使用料の改定を13%させていただくという計画になっております。それと、もう一度、29年度に13%の改定を計画の中に盛り込んでおります。その2回の改定をすることで、いわゆる単年度の赤字というのは解消されるということで、目標を掲げてございます。29年度の収益的収支の単年度赤字という言い方、要するに、いわゆる損益計算書でいうところの赤字が出ないという状況に、29年度末に持っていきたいという目標を掲げてございます。 ○永松委員   ということは、25年度の改定ではまだ赤字が出るということですか。 ○杉﨑下水道経営企画課長   25年度の改定では、まだ赤字が出るということになっています。  先ほど岩本参事のほうから申し上げましたけれども、使用料の算定経費と申しますのは、雨水の処理に係る経費は含まれておりません。汚水処理に係る経費のみになっております。施設の維持管理費は、今は100%使用料で賄われております。それ以外の、資本費、例えば、減価償却費だとか、過去借りた企業債の利息とかが主なものでございますけれども、この部分については、まだ6割ほどしか賄われておりません。それを将来改定することで、100%資本費も賄えるようにしようというのが目標でございます。 ○岩本下水道部参事   今の説明の補足です。資料の1ページの円グラフをご覧ください。これは民間企業でいう損益計算書の部分です。収入が支出よりも少ないです。現在、2億7,000万の赤字になっています。  52億4,200万円という下水道使用料が見えると思いますけれども、今回13%の値上げをさせてもらっても、この紺色の黒いところの収入しかならないです。平成29年度に仮に13%の値上げが認められれば、この紺の濃いところがもっとふえるので、そのときは、この赤字がなくなって、収入と支出を比べたら、収入のほうがちょっと多くなります。 ○永松委員   29年度によくなるということですか。 ○岩本下水道部参事   もちろん、それまでに当然我々の経営努力も進めていく中で、最低の値上げにしたいと考えております。 ○二宮委員長   ほかにございませんか。 ○井手口委員   その収益的収支の2億数千万赤字というのが解消されない値上げだったわけですよね。もちろん、急激に値上げされるということは、市民生活に及ぼす問題があるんで、徐々にという考え方はいいんだけど、であるならば、何で4年に1回の改定で29年にまた次の改定を予定しているのかというところに少しひっかかる。恨み言を言わしてもらえば、今回もそうなんだけど、我々の選挙の直前に値上げの話が出てきます。次もそういうことになる。であれば、現役の市議会議員が立候補している場合に、どうしても投票モチベーションはマイナスのほうに傾きます。また市民のポケットから金を持ち出すのかという話がどうしても出るわけです。恐らく、市長の改選直前にこれやれば、なおのこと、その影響は現役の市長に行くと思います。よって、値上げをする話はその2つの選挙の間にしてくれないかな。ぜひそういう検討をしてください。 ○岩本下水道部参事   下水道の値上げの改定は4年に1回で、4年間で収支を改善していく、必要なお金をいただくということで過去やってまいりました。ある時期に値上げが少し間延びした時期がございまして、理由はよくわかりませんが、結果として、今、御指摘のようなことになっておりまして、大変申しわけなく思っております。今後はそういうことのないように、考えたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○二宮委員長   ほかにございませんか。    〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   討論はありませんか。    〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。    〔「異議なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  続いて、議第18号、平成24年度大分市公共下水道事業会計資本剰余金の処分についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○杉﨑下水道経営企画課長     〔説明書④ 21ページ~平成24年度大分市公共下水道事業会計資本剰余金の処分について説明〕 ○二宮委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありますか。    〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   討論ありませんか。    〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定していいでしょうか。    〔「異議なし」の声〕 ○二宮委員長   本案を原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、一般議案の審査を行います。  議第34号、大分市道占用料条例等の一部改正についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○中下水道部次長下水道施設課長   議第34号、大分市道占用料条例等の一部改正についてのうち、下水道部所管の大分市公共下水道条例及び大分市都市下水路条例の改正について御説明させていただきます。議案書のページで言いますと、議34の3から議34の4をお開きください。  本案は、道路法施行令の一部改正に伴い、大分市公共下水道条例及び大分市都市下水路条例の一部を改正しようとするものでございます。改正の内容につきましては、大分市道占用料条例の一部改正と同じ趣旨の内容のもので、下水道に係る太陽光発電設備及び風力発電設備並びに津波からの一時的な避難場所としての機能を有する堅固な施設の占用の取り扱いについて、占用物件として占用料金を定め、別表に追加しようとするものでございます。  なお、施行につきましては、平成25年4月1日といたしております。 ○二宮委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありますか。    〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   討論ありませんか。    〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   本案を原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
       〔「異議なし」の声〕 ○二宮委員長   本案を原案のとおり承認することに決定いたします。  以上で下水道部関係の付託案件の審査をすべて終了しました。  それでは、ここで、執行部より報告事項の申し出がありましたので、報告事項の説明を受けたいと思います。  初めに、大分市公共下水道条例施行規則及び大分市都市下水路条例施行規則の一部改正について報告を受けます。 ○中下水道部次長下水道施設課長   資料につきましては、資料の1の新旧対照表、最初に1ページから5ページまでの部分で御説明させていただきます。  いわゆる第2次一括法の施行に伴いまして、大分市公共下水道条例及び大分市都市下水道条例の改正につきましては、さきの12月議会で議決をいただきましたが、さらに詳細な基準を規定するため、今回、大分市公共下水道条例施行規則及び大分市都市下水路条例施行規則の一部改正を行うものです。  最初に、大分市公共下水道条例の施行規則につきまして、御説明させていただきます。規則改正の内容ですが、主に排水施設、処理施設の構造基準及び処理施設の維持管理に関する基準に関して、次の5点について規定をいたします。  1点目は資料1の1ページ上段の①に記載しております、第2条の2、生活環境の保全または人の健康の保護に支障が生ずるおそれのない排水施設または処理施設について。  2点目は、同じ1ページ下段②に記載しております、第2条の3、地震によって下水の排除及び処理に支障が生じないよう講ずる措置について。  3点目は、次の2ページの中段③に記載しております、第2条の4、排水管の内径及び排水渠の断面積を定める数値について。  4点目は、同じ2ページ下段④に記載しております、第2条の5、処理施設の構造において生活環境の保全または人の健康の保護に支障が生じないよう講ずる措置について。  5点目は、次の3ページ上段⑤に記載しております、第12条の2、終末処理場の維持管理において生活環境の保全または人の健康の保護に支障が生じないよう講ずる措置についての、5点についてでございます。  次に、大分市都市下水路条例の条例施行規則についてでございますが、後のページの6ページから9ページまでの新旧対照表をごらんいただきたいと思います。  大分市公共下水道条例施行規則と同様の趣旨の改正をするもので、排水施設の構造基準に関する3点について規定をいたします。  1点目は、6ページの上段①に記載しております、第1条の3、生活環境の保全または人の健康の保護に支障が生ずるおそれのない排水施設について。2点目は、同じ6ページ中段②に記載しております、第1条の4、地震によって下水の排除に支障が生じないよう講ずる措置について。3点目は、次の7ページの上段③に記載しております、第1条の5、排水管の内径及び排水渠の断面積を定める措置についてでございます。  これらの規定の内容につきましては、下水道法施行規則、あるいは国土交通省の告示に示された基準どおりに詳細を定めております。このうち、大分市公共下水道条例施行規則の配水管の内径及び排水渠の断面積を定める数値、ちょっとページを戻っていただきますと、資料の2ページの③でございますが、いわゆる公共下水道に使用する管渠の最小管径に対しまして、本市において従来より法令、指針等によって、実際に今日まで建設、維持管理、指導等を行ってまいりました実績値を参考に、維持管理に支障のないこと、経営的な観点等を考慮した上で、本市の独自基準として今回規定したところでございます。 ○二宮委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありますか。    〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   次に、水資源再生センターの放流水の水質検査について報告を受けます。 ○中下水道部次長下水道施設課長   資料については、資料の2でございます。  去る3月18日に、水資源再生センター水質検査について記者説明を行い、マスコミ報道されました内容につきまして御報告いたします。  初めに経緯についてでございますが、大分県から3月13日に、他の自治体において、下水道法に基づいた水質検査の測定回数を満たしていなかったとの情報を得ましたことから、本市の5つのすべての水資源再生センターで処理した水を、河川などの公共用水域に放流するときの水質検査をお手元の資料2の1ページ目の丸い赤で囲んでおりますところの水質試験でございます、下水道法で義務づけられております検査項目43項目の検査内容、時期、回数等を過去にさかのぼって調査をいたしました。資料2の2ページ目、終末処理場からの放流水の検査回数及び、3ページ目の法定試験総括表をごらんいただきたいと思います。  調査結果でございますが、毎月2回検査するべき9項目のうち2項目について、毎月1回の検査としていたことが判明いたしました。その項目は、油類の含有量をはかるノルマルヘキサン抽出物質含有量の検査と、窒素の含有量をはかるアンモニア性窒素等の含有量の検査の2項目であります。検査回数の不足は、7年前の平成17年度から今日まで8年間続いておりました。  法令を遵守すべき立場にありながら、このような事態を引き起こしましたことは、まことに申しわけなく、深くおわび申し上げる次第でございます。  今回の原因について推定ではございますが、平成16年度までは、下水道法に基づいた水質検査回数を規定どおり行っておりましたが、平成16年度に事務の見直しを行った際、他の緩和合理化できる取り扱いと解釈を勘違いし、水質検査回数を緩和、減じてしまったものではないかと考えられます。  なお、今回減じてしてまっておりました水質検査項目につきまして、過去のデータをさかのぼって水質状況を見てみますと、ノルマルヘキサン抽出物質含有量及びアンモニア性窒素等含有量のいずれも基準値を大きく下回っており、河川など、環境への影響は問題なかったものと考えております。  また、今回判明いたしました検査回数不足の2項目につきましては、早速今月分の2回目の水質検査を昨日26日に追加実施したところでございます。  今後は下水道法で義務づけられております水質検査回数を遵守するよう、より一層のコンプライアンスの強化と情報公開に努め、事務処理ミス発生未然防止と再発防止に取り組んでまいりたいと考えております。 ○二宮委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありますか。    〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   ないようですので、以上で報告事項は終わりますが、委員の皆さんでその他として何かありますか。    〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   それでは、以上で下水道部の審査はすべて終了しました。  それでは、ここで、この3月末で退職される方からあいさつの申し出がありましたので、お願いします。    〔退職者あいさつ〕    〔二宮委員長お礼のあいさつ〕  引き続き、水道局の審査を行いますので、執行部の交代をしていただきたいと思います。  しばらく休憩します。                                午前11時8分休憩                              午前11時18分再開 ○二宮委員長   それでは、休憩前に続き、会議を再開します。  水道局の案件の審査を行います。  本日は、新委員選任後初めての委員会ですので、審査に先立ちまして一言ごあいさつ申し上げます。  このたび、本委員会の委員長に私が、副委員長に髙野委員が選任されました。本委員会は、水道局を初め下水道部都市計画部、そして土木建築部の所管する事項を扱います。道路整備下水道整備など市民に直結した諸議案がありますので、慎重に審査を進めてまいりたいと思っております。  また、委員並びに執行部の皆さんの御協力を賜りながら進めてまいりたいと思います。執行部におきましては、各委員の意見を真摯に受けとめていただき、大分市政に十分反映していただくようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、ごあいさつといたします。どうぞよろしくお願いいたします。  ここで、執行部の紹介をお願いします。 ○渕野水道事業管理者     〔説明員自己紹介〕 ○二宮委員長   説明員は、最初に所属と氏名を告げてから発言をお願いします。  審査に先立ちまして、管理者より発言の申し出がありましたので、これを受けます。 ○渕野水道事業管理者   本日御審議をいただきますのは、平成25年度の水道事業会計予算並びに24年度の補正予算の議案2件でございます。詳しくはそれぞれ担当の課長より御説明申し上げますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○二宮委員長   それでは、水道局の案件の審査に入ります。  予算議案の審査を行います。  議第11号、平成25年度大分市水道事業会計予算の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○佐藤経営管理課長     〔説明書③ 193ページ~平成25年度水道事業会計当初予算案について説明〕 ○二宮委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありますか。    〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   討論ありませんか。    〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。    〔「異議なし」の声〕 ○二宮委員長   本案を原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第17号、平成24年度大分市水道事業会計補正予算第2号の審査を行います。執行部の説明を求めます。 ○佐藤経営管理課長     〔説明書⑤ 71ページ~平成24年度水道事業会計補正予算第2号案について説明〕 ○二宮委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありますか。    〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   討論ありませんか。    〔「なし」の声〕 ○二宮委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。    〔「異議なし」の声〕 ○二宮委員長   本案を原案のとおり承認することに決定いたします。  以上で、水道局関係の付託案件の審査を終了しました。  それでは、ここで、この3月末で勇退されます渕野善之水道事業管理者を初め、退職される方々からあいさつの申し出がありましたので、お願いします。    〔退職者あいさつ〕    〔二宮委員長お礼のあいさつ
    二宮委員長   以上で当委員会に付託されましたすべての案件の審査を終了しました。  なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう、議長に申し入れたいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」の声〕 ○二宮委員長   そのように決定いたします。  それでは、これにて建設常任委員会を散会いたします。お疲れさまでした。                              午前11時44分散会...