それと、
事業系は料金をもらっていて一般は無料で行くわけですよね。
○
宮野清掃業務課長
現在、
特定地域におきましては、約700カ所ぐらいの
ごみステーションがございます。それぞれ
一般廃棄物の
自治会等で設置された
ごみステーションがございますので、そこの
ごみステーションを
収集対象としております。
事業系ごみにつきましては、通常、見られるとおり、
事業所の前とかそういう形で出ておりますので、そこのところができるかと思っております。
○
安東委員
事業系ごみは早朝、集めるようになっているのか。
○
宮野清掃業務課長
そこはちょっと把握をしておりませんが、早朝
収集や
夜間収集をするところもあると聞いております。
○
安東委員
私もそれを聞いていたけど、そうしたら、朝早く、夜明け前に集めて、そしてまた8時半に集めるというのも、
業者にとってもちょっと面倒くさいと思うんで、一緒に集めたらどうかと
業者のほうから要望があった場合はどうするんですか。
○
宮野清掃業務課長
産業廃棄物、
事業系ごみがそれぞれ形態が異なりますので、私どもは今まで、
資源ごみは
資源ごみだけで、
一般家庭から出される
ごみにつきましても一緒の
収集車の中で混載することのないように指導しておりますので、今後、
特定地域におきましても
一般家庭から出された
ごみは
一般家庭の
ごみで、
収集車によって
収集していただくという形を考えております。
○
安東委員
一般家庭はあんまりそう早くから出せない部分もあるだろうから、その辺の時間というのを。
業者にしてみれば一緒に集めたほうがいいけどね。その辺のところをうまく理解できるようにして、
トラブルが起こらないように、ぜひ今後ともきちっとやってほしい。
民間委託している中でいろんなことの
トラブルが起こり始めることのないように、ぜひとも
お願いしたいと思うんですが。
もう1つの内容で質問したいんですが、以前、私は、
ひとり暮らしの
高齢者に対して
個別収集はできないのかというのをずっと前に話をしたことがあります。そのときには、東京のほうでやっているというのを見に行ったんですが、
大分に帰ってその話をしたら、東京はすぐ隣がたくさんあるからということで、
大分の場合、それは断られたんだけど、今度、荷揚町の場合、先ほど言ったように
人口集積地域ということで、東京の
繁華街と同じような状況があるわけで、そういった
ひとり暮らしの
高齢者に対するそうした
取り組みについて。民間にするか直営にするか、それはまた別にして、
取り組みとして
可能性はないのかどうか、その辺の考えをちょっとお聞きしたい。
○
宮野清掃業務課長
確かに、今から
高齢化社会を迎えるわけでございます。その辺、
個別収集等を実施している都市もあるかとは聞いております。今後の
検討課題になってくる部分ではなかろうかと、私はこのように考えております。
○
河野委員
今回、
一定地域を民間に下げる分についてお伺いする前に、
佐賀関の
一般廃棄物収集の
運搬業務を入札にする分についてなんですけれども、それをすることによって、これまで
佐賀関地域でずっとやってきた
業者さんがはじき出されるようなことになることも予測されるでしょう。ともに運営していくという面から見てどうなのかということをお聞きしておきます。
それと、荷揚町校区の分についてですけど、
ごみ収集の責務は行政の責任なので直営が本来で、
民間委託にする最大の目的というのは経費の削減で、また、明らかに表明していますように、
一般ごみについても
有料化の方向ではっきり打ち出していますし、その辺について懸念を持っているわけです。まず今回、市が
メリットと言うところがはっきりわからない。地域を限定することによって、廣次議員が聞いていましたが、はっきりしなかった部分について、先ほど若干、
人口集積の地域だとか
事業系が集中しているというふうに言われましたけど、今の議論の中で、
事業系と
一般ごみの
収集を時間や
ごみの集め方の違いによって分けるということのお答えでは、
メリットが見えなくなったのが1点。
それと、民間の
業者は
事業系の
ごみはとても厳しく点検するんですよ。例えば
資源ごみだって、汚れていたら集めないけれども、汚れているものもきれいにして
資源ごみに出してください、資源プラにしても汚れていても燃える
ごみに入れたらいけないと、とても厳しい集め方をしているんです。その辺が
一般ごみと分け方が違うので、集める
業者が一緒だったらその辺の矛盾が発生するんですけれども、どういうふうに指導するのか。
一般家庭については、
資源ごみは汚れていたら燃える
ごみにどんどん出してくださいというふうに言っているけれども、その辺、ちょっと説明をいただいて、今後の方向性として
民間委託の
エリアの拡大から、そのうち全般的に
民間委託の方向ということになると、行政責務を放棄するということになるばかりではなくて、賃金の低下だとかそういう方向に招くことが心配されているわけなので見解を願います。
○
児玉環境部長
私のほうからまとめて御説明させていただきますが、今回、
民間委託をするに当たりましては、かなり厳しい財政状況があるということがスタートにあるわけです。それで、そういった状況の中で
ごみの処理を今後どうしていくかという方向の中で、私どもとしては、資源循環型社会を構築するためには分別の拡大とか、それから、そのためのリサイクルプラザとか、いろんな施策を考えてこれまでも実施してきております。それにはかなりの財源が伴うわけなんですが、そうした新しい施策を講じていくに当たって、やはり
業務の中で民間にお任せできる分については民間にお任せするというような基本的な考えの中で、今回の
特定地域の一部
民間業者への
委託という話も出たので、これを実施する時期に来たということでございます。
それで、先ほどの説明の中で少し補足させていただきますけれども、
特定地域をこちらのほうに決めたというのは、商業地である、それから、人口の集積地である、それから、既に民間の
許可業者さんがそれぞれの
飲食店等と
事業系の
ごみにつきましては
収集をいたしております。ですから、そういったことを総合的に勘案いたしまして、この地区に
委託をお任せしようという話になったわけなんです。
それで、今後、
一般家庭から出る
ごみについてはどういう
収集になるかというのは、
飲食店等の
事業系の
ごみとは、区別されて
収集をするようにいたします。そして、
収集車については、市の
委託を受けた
収集車であるということはきちっと識別できるような形で
収集もいたします。資源プラや缶、びん、ペットボトル等もやっておりますんで、家庭から出た
ごみについては、私どもが指定した
収集車でもって
収集をしていただくという形をとりますんで、その分については、清掃工場等に持ち込まれる時も区別できるようになっておりますから、そういった方法での
収集になります。そういうことで、まず、
事業系の
ごみと、家庭から出る
ごみが混載をされるというようなおそれはないと思います。
それから、先ほどの中でちょっと気になったのは、今、
特定地域で
収集されておられる民間の
事業者につきましては、これはそれぞれが今、企業努力の中で
飲食店等と契約をしながら
収集をしているわけです。ですから、
許可業者さんは、私どものところにかなりの数が登録されております。そういった方々がそれぞれの
飲食店と契約しながらやってますんで、私どもはどういう
業者さんが何社と契約を結んで
収集をしているかということは実態はわかりませんが、そういう状況の中で今度、家庭の
ごみを
収集するような形になります。これは今度、入札で1社を決めますんで、そこの
特定地域を今、
収集されている方が入札で、今言ったように、家庭の
ごみを
収集するようになるかは
可能性はあります。ただ、そこに入ってない方もやはりとる
可能性もありますんで、そういう中で一般の家庭から出る
ごみと、それから、
事業系の
飲食店等から出る
ごみ、そういった
収集が重なりながら行きますので、
事業系の
ごみについては今までどおり、それは
許可業者さんの責任できちんとした
収集ができるでしょう。それから、私どもが
委託をする民間の
事業者さんについては、家庭の
ごみを責任を持って
収集をしていただくというような形になります。
それから、もう1点は、ここをとにかく
特定地域として、私どもが選定をしたという1つの大きな理由なんですが、先ほどからも話が出ております。
収集に当たって今、時間帯によってはかなり渋滞をするんですね。交通量の多いところでありますし、そういったところもありますので、
大分市の玄関口でもありますので、できるだけ美化の点からも
ごみ等については早い
収集も必要かなという考えもございます。
ただ、これは、地元の
皆さん方との話し合いが先決でございますので、まずは混乱を起こさないようにということで、現行の8時半から
収集をするということで参りたいと思いますが、デ
メリット・
メリット等を検証しながら、できれば
自治会の方々からお話が上がってまいりますと、その部分については、
収集の時間等の見直しも含めて御協議もしたいなという希望は持っております。これは、だけど、地元の
皆さん方のやっぱり御要望、声、そういったものが出てこないと、今言ったように行政のほうから現行のものを変えていくというのは、かなりの負担をかけるようなところもございますので、慎重にこれからは事を進めていきたいというふうには考えております。
抜けている部分があるかもしれませんけれども、私のほうからは以上でございます。
○
安部委員長
佐賀関の部分が。
○
宮野清掃業務課長
佐賀関の件でございますが、今まで合併以前から杉崎商事さんが
収集をしていたものでございますが、5年を経過したことから、今まで随意契約で来ておりましたが、随意契約が余り長くなりますと問題点も出てきますので、今回、競争入札という形にさせていただきました。
業者の受け皿については、保有台数等の関係もございますので、受け皿体制が十分整備しているところを念頭に置きながら競争入札をして、新しい
業者はどこになるかわかりませんが、実施してまいりたいと考えております。
○
河野委員
わかりました。
○
安部委員長
よろしいですか。
○
河野委員
部長が言われたように、最大の目的というか、市の
考え方の中心点は厳しい財政状況の中の経費削減だというふうに言われて、それが逆に、市民側からすればサービスの低下だとか不自由さとか不便さとか、そういうことにつながっていくんじゃないかと。集める時間や集め方やそういうことで不都合がないように求めたいし、でも、結果的には民間に
お願いするということになれば、そういう方向になるのかなということと、
エリアの拡大と
有料化がそこに見え隠れすることについては懸念を持ちます。これは意見です。
○
松下委員
先ほど
佐賀関との関連も一部あるんですけれども、1つはその
業者選定の
考え方ですね。どういう基準で選定をするのかというところを、ある程度明らかにできるのであれば
お願いをしたいのが1つと、それから、今、
収集時間帯が
一般収集は8時半から5時ということですが、これは市としての何か規則というか、そういうのがあるのかどうなのかということが1つ。
それと、
収集時間帯については、
自治会等との今後意見を云々ということなんですけれども、私も地元の
自治会にかかわって、この
収集時間というか、
ごみ出しの1つはモラルの問題もあると思うんですけれども、早く出すということになれば、逆に深夜に出すということによって、猫であるとかカラスとかそういったものが現実に食い散らかすとか、そういうことで散乱して、私の地域なんかでも非常に困っている課題で、この
ごみ問題というのが今年度の
自治会のかなり大きい課題になっているんですけれども、そういったものを考えたときに、早めればいいということでは、私は逆になるんじゃないかなというところで、モラルの問題もあるんですけれども、早ければいいというものではないということをきちんと押さえておく必要があるのかなと思います。
それと、先ほどの
業者選定等の
考え方、それと、
河野委員がおっしゃっていましたが人件費の問題ですね。ここが大きな課題になってくるんじゃないかと思いまして、一度、3月議会の
委員会の中でも私、質問したと思うんですが、人件費を抑えれば当然、予定価格は下がるわけですよね。そうなると、予定価格だけが選考の1つの大きな基準ということになれば、その賃金を下げるということになってくると、これは働き方の問題ということにも影響すると思いますし、それと、
収集とかそういう
業務をする上でも、モラルダウンというか、そういうことにもつながってくるんじゃないかという懸念もされるわけなんで、3月の段階ではそういうことはないということだったというふうに記憶しているんですけれども、人件費の問題ですね。
ごみ収集というのは、メンテナンス
業者なんかも含めて人件費集約型というんですか、労働者集約型の最たるものと思うんで、そういった部分について一定の歯どめを行政としてはかける必要があるんじゃないかと思っていますので、以上、言った点についてお考えをお聞きしたいと思います。
○
宮野清掃業務課長
民間
事業者さんの選定に当たりましては、
委託する部門の
ごみの量に見合った保有台数を所有しているか、また、従業員の人数等を勘案しながら、一般競争入札にするか指名競争入札にするかまだ決まっておりませんが、そういうことを踏まえながら今後、
業者の選定に当たりたいと考えております。
それから、
ごみの回収時間でございますが、8時半という規則はございません。ただ、直営部門の
業務の今までの実績の中で8時半まで
ごみ出しを地域の皆様に
お願いをしてきたところでございます。
賃金の件につきましては、
大分県の労務単価に基づいて積算しております。
○
松下委員
積算は確かにそうだと思うんですが、最低賃金を下回って積算するということは法定上問題があるわけなんで、逆に、さっきから言うように、選定基準といいますか、そういった中では保有台数であるとか、従業員数であるとかというような市としての選考基準という部分の中で、今言ったような賃金とかですね。要は、低ければいいというのは、私は逆だと思うので、そういったところの歯どめを何かかける必要があるんじゃないかということで、3月議会のときは、たしかメンテナンスに関してだったと思うんですけれども、この
収集に関しての市としての
考え方というのはないんでしょうか。
○
新地清掃管理課長
業者の選定についてということなんですが、選定につきましては、
大分市
一般廃棄物処理計画の中でも定めておりますが、廃掃法の第6条の中で、
ごみの
収集につきましては、まず基本計画に定めなさいと。その中で、直営ができない場合は
委託、
委託ができない場合は許可というふうになっております。また、施行令の中に、
大分市が
委託業務をするに当たりましては、先ほど
業務課長が答弁しましたように、人員及び財政的な規模を把握する中で今までの経験等を考慮する中でするものであるということと、この
事業の受託に当たりましては、みずからその入札に参加した
事業者が遂行するものであると、基本的に法律上でうたわれております。それに沿って今後、今言いました一般入札であるとか、競争入札になるかわかりませんが、その中の仕様書の中で明確にされるものと考えております。
○
松下委員
先ほど、今後の
エリアの拡大という部分については、実証しながらということだったと思うんですけれども、私は、基本的には直営堅持というのが大前提であるべきであると思ってます。
それは、ただ単に
収集するということだけじゃないと思いますね。部長が申されたように、資源循環型社会であるとか地球温暖化対策とかいろいろ考えたときに、いかに住民の方の意識を高めるかという大事な役割を今の市職員の方々が行っておると思うんです。で、
自治会とかが要望したときには分別の仕方であるとか出し方、時間帯とかいろんな要望に応じて機敏に対応していると思うんですよね。ですから、そういった部分も含めて直営というのを多分、今までやってきたと思うし、今後もやっていくんだと思うので、ただ単に
収集効率であるとか人件費云々ということだけで
エリアの拡大とか
一般廃棄物の
収集業務を
民間委託にするということについては、私は問題があると思ってますので、そういった点を十分に勘案をしていただきたいなということで、これは要望ですけど。
○
児玉環境部長
その点に関して一言私のほうから説明させていただきたいと思います。
確かに、分別を8から12分別にいたしました。そこにはかなりの部分の見直しがあったわけなんですが、
特定地域等につきましても行政の責任を確保しなきゃいけない。それから、市民サービスを低下するということにもならないというようなことで、一方では、私どもは資源循環型の社会の形成のために、市民の
皆さんの御理解と、そういったことが必要になってきますんで、清掃指導員という役割を持った職員の方もいらっしゃいます。そこには、こういった一部民間の
皆さん方に
お願いする部分と、それから、そこを補う部分で清掃指導員の方々の動員もしております。ですから、今言ったように、民間の方々に
お願いできる分については
お願いするというところと、それから、行政責任、市民サービスの低下を招かないために指導員の方々を厚く配置をして、
民間委託の
メリット・デ
メリット、それから、直営の
メリット・デ
メリットというものもございます。ですから、お互いの
メリットをうまく取り入れた
ごみの処理体制という形でこれから構築していきたいというふうな考えを持っております。ですから、今、お話のございましたその部分につきましては、私どももこれから大事にしながら、また進めていきたいなと思っております。
○
松下委員
今出たその清掃指導員というのは、いわゆるクリーン推進員とはまた違う位置づけなんですか。
○
児玉環境部長
クリーン推進員さんは
自治会のほうで御推薦をされていただきまして
ごみのステーション等のそういった美化等にかかわっていただくと。それから、
ごみの分別等にもかかわっていただいておりますが、清掃指導員は条例で市長が任命をして、清掃の分別等も含めての啓発指導をする役割を担っている職員でございます。そういった職員につきましては、今、3
事業所に配置をいたしまして、また、今回、こういう
民間委託に伴いまして増員もいたしております。そういったことで、資源循環型社会というものを清掃指導員等を中心にして啓発を今、進めているところでございます。
○
安部委員長
よろしいですか。
○
松下委員
はい。
○
河越委員
今、部長が最後、総括的に言ったつもりだろうけれども、議会全体として1つ言わせてもらいますけど、当初は行革アクションプラン、それで、後は同じような推進計画などという名前だったと思うんですよ。その中で、
業務執行方式を変えるということを明確にうたっています。うたっている中で、ここで話されているみたいに、提案されたときには喧々諤々の議論があってしかりだけど、常に
民間委託の部分は念頭に置いて仕事をするというのを明確にうたっとるわけだから後退する
考え方にはならないよ。そこのところ。常に執行方式を見直す方向に行くというのを明確に位置づけているのだから。具体的に出されたときに、今やっているみたいなことでああじゃこうじゃというのはあるけれども、それはならないよ。だって、総合計画の中ではない、これは。議決したわけじゃないけど、我々はずっと特別
委員会の中でも報告を受けながらやってきてて、ちょっと待てよということにはならないということだけは明確に言ってもらわないと。
○
児玉環境部長
アクションプラン、それから推進プランの中に、今回の
特定地域の
民間委託の項目も入っております。そういったプランに盛り込まれた項目は、着実に私ども、一つ一つ実施するために作業を進めているわけです。今後につきましても、そういった基本姿勢ということは持ち続けながら進めさせていただくということでございます。
ですから、これまでも18年に古紙・布の
民間委託、それから19年からの缶、びん、ペットボトルの
民間委託、それから、今回の
委託ということで、これはアクションプラン、それから推進プランのほうに盛り込んでいる項目でございますので、私どもとしてはそれの実現に向けて進めているということでございます。
○
河越委員
そこだけは間違わないように
お願いします。
○
児玉環境部長
はい。推進プラン、それから、アクションプランに盛り込むに当たっては、かなりいろんなところに関係してきた項目でございます。それで、それぞれの関係者とも真摯な協議をした上でそういうプランの中に盛り込んできておりますので、そういった意味からも実行していかなければならないという姿勢で進めておりますので、御理解賜りたいと思います。
○
安部委員長
ほかにございませんか。
では、ちょっと私のほうから。
福岡市なんかは随分昔、30年以上前から民間ですよね。たしか
夜間収集をやっていると思うんですけれども、そういった調査とかはされましたか。
○
児玉環境部長
全国の都市の
収集の状況については、アクションプラン、それから推進プランを検討するときに、そういった資料については把握をいたしたことはございます。直近でのその資料というのは、私、持ち合わせておりませんが、今もお話しがございました福岡市については、
収集業務の始まった当初から民間の
業者さんに
お願いしているということで承っております。
それから、福岡市につきましては大きな都市でございますので、例えば天神等は昼間では
収集できないような交通の状態にございますんで、それで、夜間に
収集をするというように承っております。
ですから、それぞれの都市の事情がございますので、それぞれの都市の事情に最適な
収集方法ということが構築されておるんではないかなというふうに思います。
そういう中で、
大分市も、先ほど
特定地域、そういったものを1つの形として今回実施をさせていただきたいということで今、進めているところでございます。
○
安部委員長
ほかに質疑、意見はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
安部委員長
ないようですので、討論はありませんか。
○
河野委員
今の荷揚町校区ほかの
特定地域一般廃棄物収集運搬業務委託料の
債務負担行為については、反対の意見を述べて討論にしたいと思いますが、議論の中でも明らかになったように、最大のねらいは、今回の一部地域の
民間委託の目的が経費削減にあることが明らかになりました。経費削減は、議論の中にも出てきましたように、賃金を初めとする民間労働者の労働条件の悪化を招くことにつながっていくことは必然的ですし、市民サービスの低下や、はっきりと今後
収集地域を
民間委託化する拡大方向や、指定
ごみ袋の
有料化の方向さえ見えている段階で、この方向を目指している先駆けとなるこの
民間委託化については、市民の立場からすれば、サービス低下と負担増につながるという観点から反対です。
○
安部委員長
ほかにございませんか。
○
安東委員
基本的には、簡単に
民間委託するというのは、我々の立場としては反対をしたいと思うんだけれども、先ほど出てきた行財政改革の中で、いろんな関係者とも真摯に話をしてきたという流れがある。そういうことの中で、先ほど要望しましたけれども、地域住民との協議をじっくりやって、いろんな
トラブルが起こらないような形でやってほしいという条件をつけながら、基本的には、
民間委託については慎重にやれという立場の中で、今回は行財政改革の今までの流れの中でやってきているということで、承認せざるを得ないのかなという立場に立っております。
○
安部委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
安部委員長
ないようですので、本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
安部委員長
本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、
一般議案の
審査をいたします。
議第84号、
大分市
手数料条例の一部改正についての
審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
藤澤環境対策課長
議第84号、
大分市
手数料条例の一部改正について御説明いたします。
議84~1ページをお開きください。よろしいでしょうか。
土壌汚染対策法が本年4月24日に改正をされまして、新たに汚染土壌処理業が許可制度となりました。中核市である本市が申請を
審査することになりますことに伴いまして、
大分市
手数料条例の別表第2に19の項として
土壌汚染対策法に基づく事務に付随する手数料を加えるなど所要の改正を行うものでございます。
土壌汚染対策法の改正により
大分市が行うこととなる事務は、表がございますけれども、(1)法第22条第1項の規定に基づく汚染土壌処理業の許可の申請に対する
審査で、手数料の名称は
汚染土壌処理業許可申請手数料、金額は1件につき24万円となっております。
施行日は
土壌汚染対策法の一部を改正する法律の施行日として国が予定しております平成22年4月1日に合わせることといたしておりますけれども、準備行為といたしまして、汚染土壌処理業の許可の申請が本年10月下旬からできるようになりますことから、この申請に対しましても19の項の規定の例により手数料を徴収できるようにするものでございます。
なお、今回は、汚染土壌処理業の新規許可申請に係る手数料のみを上程いたしました。同業の変更認可申請、更新認可申請につきましては、
土壌汚染対策法の施行規則の改正により詳細が明らかになりました後に、その他の徴収の
可能性がある手数料とあわせまして手数料の額等について検討をし、平成22年第1回定例会に上程いたしたいと考えております。
○
安部委員長
質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安部委員長
ないようですので、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安部委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
安部委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で、当
委員会に付託されました
環境部所管分の
審査は終了いたしました。
ここで、申し出により
執行部からの報告を受けます。
○
藤澤環境対策課長
別紙
報告事項のペーパーをごらんいただきたいと思います。おおいた
市民環境大学開校記念講演について御報告いたします。
身近な
環境問題から地球温暖化問題まで、最近話題になっているテーマを中心に市民の皆様に気軽に学習していただける場として、おおいた
市民環境大学を開設いたします。大学開校を記念いたしまして、受講生及び一般市民の皆様を対象に9月27日1時からコンパルホールにおきまして
開校式及び
記念講演を行います。
記念講演の演題は、下にございますけれども、「私たちの暮らしと環境破壊」、副題として、「私たちにもできる地球を救う暮らし方」でございます。講師には東京都市大学
環境情報学部の中原秀樹先生をお迎えして行う予定でございます。
○
安部委員長
ただいまの報告に対して質問等はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
安部委員長
ほかに
委員さんから何か質疑等はございませんか。
○今山副
委員長
済みません、この前新聞にも載ってたと思うんですけど、戸次で産廃の何かがありましたよね。
○
児玉環境部長
処分場の。
○今山副
委員長
ええ、処分場ですかね。国東かどこかの会社の。あれは大野川のかなり下流域の方々までの署名が集まっていたみたいなんですけど、流れというか、今後の展開というのはどうですか。
○
村谷清掃管理課参事兼
産業廃棄物対策室室長
戸次の案件について簡単に流れを御説明申し上げます。
この案件につきましては、平成9年、うちに許可権限が移る以前に一度、別な
事業者で同じ管理型の計画がありました。当時も反対運動が起きた中で、そのときは
事業者が断念しております。
同じ場所に、2年前に新たな計画が持ち出されまして、うちのほうに法律の申請以前に、
大分市独自で指導要綱で構造とかその辺を指導する流れをつくっていますけど、事前協議に入っております。今の段階では計画素案が提出されて、それに基づく立地条件、他法令の関係がメインなんですが、その辺の拾い上げを
事業者のほうに問題点ということで提示した段階でありまして、具体的な埋立場立地の詳細の煮詰めには入っておりません。
その中で、次に具体的な計画を提出させる際に、もちろん地元の関係ということで、その辺を強く指導している中で、地元説明会で情報が知れわたる中で反対運動が起こっている部分であります。4月と今回、二度ほど地元から反対の署名を受けておりますけど、市長あてで約1万人に相当する反対署名が出されてます。
現実的には、今、
事業者が現場の調査の段階であります。地元の動きも含めまして今後、申請者がどういった計画を遂行するのか、再検討するのか、断念するのか、今、方向は明らかになっておりません。うちとしても、今の段階の地元説明のレベルを指導する中で、満足している部分がないことは
事業者に伝えております。
○
安東委員
全体のことでね。
後でまた
河野委員も言うかもしれんけど、福宗のこととかね、今の戸次とか、
大分だけには限らず、日本は大体山のほうにそういうのをつくることが多いんですかね。
山のほうにつくると川も全部が汚染されていく
可能性があって、より心配なんだけれども、本来ああいったものはもっと海辺というか、下流のほうにつくるべきじゃないかなという気がするんだけれども、そういったのが本来どうあるべきかというのを、何か市が今後検討できないかなと思うんですよ。
○
村谷清掃管理課参事兼
産業廃棄物対策室室長
立地の条件は、他法令の関係あたりは結構相手に対して物を言えるんですけど、もちろん、地理的に必然的にある程度面積を要しますし、
事業者が計画するとすれば、土地の単価あたりでどうしても市街地に建設というのは、現実的には計画されていない。必然的に土地の単価が安くて地の利があって、そういう山間部に計画されるようになると思うんですけど、もちろん、上流と水道水源問題とかありますので、その部分については法律の関係は、平成9年の環境アセスをやるときとか、最近の裁判事例あたりでも、まさに
環境に対しての配慮を最優先するような
考え方というのはあります。
ただ、許可制度の部分がありますので、必ずしもそこには許可はできないというような前提での話はちょっと難しい部分です。
○
河野委員
舟平の産廃場の件で、質問の答えで汚泥をためておいて、それを管理型に捨てたいという
業者の答えで、今、どこかにその分をとってあるんでしょう。それで、市も一緒につくらせたいんじゃないかなと。逆に、何か想定外の答えが最初に出てきたので、私としても管理型がね。廃掃法そのものが、安定型にしても管理型にしても遮断型にしても、十分に書類申請が整えばつくらせるという法律だから、つくらせないという法律じゃないですから、そういったいろんなこちらで歯どめができないところがあるんです。みんなが懸念されているように、そういう水道水源とか上流域にどうしてもできるんだけれども、舟平の産廃場については、この間も和解条項の際も守ってない部分があるので、安定5品目をきっちり守ってないから、ああやって硫化水素が発生したりヘドロが出たり、そういうことにつながっていくわけで、どこかできちんと律する規制が求められているんだけれども、それが守られないというんであればつくらせない。特定の地域、そういう上流域はつくらせないという方向を
業者側も考えていただきたいなと、これは要望です。私たちも勉強しないと悪いんですけど。
○
安部委員長
要望ですか。
○
河野委員
要望だけど、その管理型の汚泥の分は。
○
児玉環境部長
ちょっと汚泥の関係だけちょっと言わせてください。
○
村谷清掃管理課参事兼
産業廃棄物対策室室長
うちが大規模な改善工事をやっているのは御存じかと思うんですけど。その中で、県の時代に硫化水素が発生とか、浸透水の黒い水が発生した。それというのは、そこに不適物の
廃棄物を入れたことによって腐敗状態にあるんですね。そのケースの汚泥が発生したときに、そのままに置いていかないということで、今、底部で現実的に発生する汚泥を保管している部分は、今の段階ではありません。
○
河野委員
そうですか。
○
村谷清掃管理課参事兼
産業廃棄物対策室室長
今、空気に接触するための掘り起こし作業をやらせていますので、その中で底部で発生したときには仮置きとか、管理型で自社で処分するとか
委託処理するとかいう選択肢があると思うんですけど、その中で出てきた計画です。
それと、先だって11日に説明会がありましたが、これはまだ正式な事前協議を受けた、それにのっとった説明会じゃなくて、以前、裁判騒動があっていますので、その中の和解条項の中で変更とか新たな計画をするということがある場合は、まず、地元にということが触れられている部分があります。その辺を私らが聞き伝えられていましたので、まず今回は、事前協議でスタートする前に地元に話をするべきだという話の中で先週が第一の素案説明会だったというふうに理解しています。
○
河野委員
それで、やっぱり地元の人でその説明会に参加した人は、亀柳はやっぱりどうしても管理型をつくりたいって、そういう処理も含めて。だって、処理
業者というのは何が目的かといったら、金もうけが目的だから、そのためにはありとあらゆる捨てたいという
ごみを集めて処理できる規模に拡大したいということが最大の目的だから、私たち市民にとっては自然環境やそういう生活
環境を壊される方向になっていくんだと。しかも上流域だということで、この問題は、市民だけでも、行政だけでもできないし、一定程度そういう必要な施設ということはだれもわかっていることなので、最終的なそういう
ごみを捨てるというところはどう考えても要る施設なので、
業者にもきちんと守ってもらうという、三者が一緒になっていく方向でしか解決がつかないわけで、だけれども、水を飲む水源地域にはどうしてもだめだという規制は行政として必要な手だてはとっていただきたいということだけは、今後の方向として
お願いしておきたいと思います。
○
安部委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
安部委員長
それでは、本日の
委員会はこれで終了いたしたいと思います。
あしたの
管内視察は、9時半から議会運営
委員会がありますので、その後から行います。放送がありましたら議会棟玄関前にお集まりください。
委員の
皆さんは内部協議を行いますので、そのままお残りください。
午前11時25分散会...