大分市議会 2009-09-17
平成21年建設常任委員会( 9月17日)
平成21年
建設常任委員会( 9月17日)
建設常任委員会記録
1.開会日時
平成21年9月17日(木)10時00分開議~11時59分散会
2.場所
第4
委員会室
3.
出席委員
委員長 永松 弘基 副委員長 宮邉 和弘
委 員 二宮 純一 委 員 大久保 八太
委 員 二宮 博 委 員 阿部 剛四郎
委 員 小嶋 秀行 委 員 高橋 弘巳
委 員 佐藤 和彦
欠席委員
なし
4.説明員
もう少しゆっくり言ってくれませんか。
○辰本
土木管理課長
済みません。
生活道路となっている市道を基軸とした沿線の
地域状況を多項目にわたり調査、整理を行い、各市道が担うべき多様な役割を明確にした上で、
地域情報を今後の
道路行政、防災、福祉、地域振興と市の計画等に活用することを目的としております。
そして、具体的な
調査内容につきましては、まず最初に、認定市道の
道路基礎情報調査といたしましては、幅員がどれくらいあるのか、通行可能な車両はどれくらいでどういうものなのかとか、離合場所の状況把握とかをしていきます。さらに、勾配とか曲線半径はどうなっているか―市道の関係になるのですが―。それとか舗装状況。橋梁はその中にあるのかどうか。それと、危険箇所があるのか、あればどういうものなのかという調査とともに、
地域防災力調査。あと総務、消防、福祉とかの必要な情報については福祉の関係等々、今後協議をする中で、どういう調査をしていけばということを今から協議したいと思っているのですが、とりあえず私どもで考えているのは、防災施設間の消火栓、消防署からの距離、避難場所、消防詰所、
ヘリポート―ひょっとしたら寸断された場合、
ヘリポートが着陸できる箇所があるのか‥。そういうのができるかどうかわかりませんけど、今のところ考えております。また、消防団の有無、井戸、防犯灯、携帯電話が
可能エリアなのかです。
それと、
地域福祉体制につきましては、支所など主な公共施設の距離とか、病院の距離とか、福祉施設の距離、車両通行可能な箇所とかです。そして、地域の特色として、生産品はどういうものをしているかとか、地域のいろいろな特色等についても調査してみたいなと。まだ、関係課との協議はこれからですので、そういうのを詰めながらやっていきたいと思っております。
○
小嶋委員
これは、県の支出金でやるということなのですけど、あらかじめこういうことが大分市の
土木事業として計画されていたことなのか、それとも、県の指導とか国の指導とかいうのがあって、行われようとしているのかということについて。
○辰本
土木管理課長
大分市でそういうことをやりたいなということで前々からもう考えておりまして、今回いい機会でございますので、補助金等を活用してぜひやるということになります。
○
小嶋委員
期間的には半年間ぐらいになるのですか。
○辰本
土木管理課長
とりあえず、今年度につきましては、11月ごろから3月19日の約4.5カ月間を予定しております。そして、実施距離につきましては、関連する市道が204路線ございますが、約206キロメートルのうち今年度は180キロメートルを調査したいと思っております。
○
小嶋委員
何名ぐらいでやるんですか。
○辰本
土木管理課長
約4名。2班体制にしてやってみたいと思っています。
○
小嶋委員
お願いですけど、内容を聞いてみますとすごくボリュームもあるし、多岐にわたっての調査になるようですので、結果が出れば、
土木建築部としての公表も含めて、委員会で報告をいただけると助かりますが、委員長、取り扱いをお願いします。
○
永松委員長
はい、承知いたしました。それでは、終わりましたら結果公表、報告するようにお願いいたします。
○
首藤土木建築部長
はい、わかりました。今回実施いたしますのは、大南の
小規模集落ですけれども、それ以降、22年度も、野津原、佐賀関等も実施したいと考えております。そして、それは広く公表すべきだと考えておりますし、御指摘のように多岐のことを要することになり、非常に貴重なデータになるかと考えておりますので、委員会にも諮りたいと思っております。
○
永松委員長
では、終わり次第、順次、委員会に報告するようにお願いしておきます。ほかに質疑、意見ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
永松委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
永松委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
永松委員長
それでは、本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。続いて、
一般議案の審査を行います。議第90号、
市道路線の認定及び廃止についての審査を行います。執行部の説明を求めます。
○辰本
土木管理課長
土木管理課の辰本でございます。座って説明をさせていただいてよろしいでしょうか。それでは、議第90号、
市道路線の認定及び廃止について御説明を申し上げます。
議案書、定例会の議案の議90の1ページをお開き願います。今回認定いたしたい
市道路線は、乙津団地1号線外48路線でございまして、路線名、起点、終点は、議90の1ページから3ページに記載しております。次に、今回廃止いたしたい
市道路線は、大道8号線外19路線でございまして、路線名、起点、終点は、議90の3ページから4ページに記載いたしております。それでは、認定いたしたい
市道路線の内訳でございますが、議90の5ページをお開き願います。この乙津団地1号線から皆春団地22号線は、地元要望に基づき認定をするものでございます。
次に、議90の6ページと7ページの2ページにわたるのですが、お開き願います。 まず、議90の6ページの①の大道18号線外26路線は、
都市計画道路、
庄の原佐野線、いわゆる
県道大分臼杵線開通に伴い、それまで議90の7ページにあります①の大道8号線外19路線の市道の一部が
県道路敷地内に含まれました。こういうことから、今回、拡幅された県道と市道を含む付け替え道路の
管理区域が確定しましたので、県道に含まれた部分の市道を廃止し、議90の6ページのとおりに再認定するものでございます。
なお、今回の認定廃止によりまして、
市道路線は7,132本から29路線ふえまして7,161本となり、延長は2,183.6メートルふえまして、2,438キロメートルと682.8メートルとなります。以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
永松委員長
ただいま、執行部の説明がございましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
永松委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
永松委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
永松委員長
それでは、本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。以上で、
土木建築部関係の付託案件の審査をすべて終了いたしました。続きまして、
報告事項を受けます。住宅課より3件の報告がありますので、まとめて御報告お願いいたします。
○
加藤住宅課長
住宅課にかかわる3点の御報告をいたします。1点目は、小原S62住宅2A―9棟における
受電設備破損事故と、それに伴う
損害賠償についてです。事故の発生場所は
小原住宅のS62住宅2A―9棟。事故は、本年21年8月10日午後、
受電設備の故障により、本来100ボルトの電圧が各戸に流れるべきところが、過電圧の電気が流れ、各住戸の
電化製品が使用不能の状態になりました。なお、
受電設備につきましては、当日復旧いたしまして、
小原住宅の残り15棟についても点検をした結果、異常はありませんでした。
被害の状況ですけれども、被害に遭われた住居は戸数で5戸。被害状況については、エアコン、テレビ、冷蔵庫、電話機、洗濯機など
電化製品が各種あります。被害の額は、確定はしておりませんが概算で200万円以内におさまる見込みです。それについて、
市営住宅で
住宅施設賠償責任保険に加入しておりますので、この額はまだわかりませんけれども、一部補てんされる見込みです。このため、本来であれば
損害賠償議案については議会に御提案し、議決をいただくべきところでありますが、直ちに補償する必要がありましたので、
市長専決処分により対応させていただきました。
現在は、被害に遭われた入居者の方の
電化製品等の補償を終え、今後は損害額の確定及び示談書の作成及び
施設賠償責任保険請求等の手続に入りますが、詳細につきましては、12月の第4回定例会で報告したいと思っております。今後は、他の住宅の
受電設備についても、どういうふうな
保守管理、点検をしていくかということを検討いたしております。
2点目は、大分市
住宅マスタープラン策定検討委員会についてでありますが、去る9月3日、第1回大分市
住宅マスタープラン策定検討委員会を開催いたしました。
策定委員は、外部の有識者9人と
土木建築部長の10名で構成され、お名前はお手元にお配りしました資料のとおりであります。御承知のとおり、
住宅マスタープランは10年後をめどとして市の
住宅政策のあるべき姿の
基本的方向を立案しようとするものです。
現在の
マスタープランは、平成11年の3月に策定され、平成22年度にその
計画期間を終えることから、今年度中の策定を目指して取り組んでいるものです。
今回の会議では、別途お配りしましたお手元の資料をもとに、大分市の現状を各種のデータや
アンケート調査結果などをもとに分析しながら、本市が抱える
住宅政策における現状での課題等について議論をしていただきました。次回は、今回いただきました御意見等について事務局で整理しながら、課題についての認識を共有した上で、課題の
具体的施策について協議していくことになっております。今後の予定としては、12月中に
策定委員会としての結論をいただき、その後、当
建設常任委員会での説明、パブリック・
コメント等での市民の意見を聴取した後、これらを踏まえて、市としての大分市
住宅マスタープランを策定したいと考えております。
3点目は、
火災罹災者の
市営住宅への入居についてであります。平成21年8月14日午後7時半ごろ、田尻の
民間アパートで火災が発生し、全焼により10世帯30人の方が焼け出されました。このうち6世帯の方から、当初、
市営住宅への入居の希望がありましたが、その後1世帯は
県営住宅へ、残りの5世帯の方が本市の
災害用住宅として準備した空き室に入居していただいております。入居者の住宅の入居内訳は、
敷戸北住宅のほうに3世帯5人、
大園住宅に2世帯5人、計5世帯で10人の方が入っていただいております。入居期間は、
入居許可日から6カ月を限度。家賃、敷金は無料。光熱費は御負担ということでお願いをしております。
○
永松委員長
ただいま3件の
報告事項がございましたが、委員の皆さんで質疑等はございませんか。
○
高橋委員
1点目の、
受電設備の破損事故ということなのですけれども、もう少し原因を詳しく教えていただきたいのですが。どういったことが原因か。
○
加藤住宅課長
住宅課の加藤です。各住宅の棟に、九電の本線から200ボルトの電圧の電流が流れてきまして、その棟の入り口に各戸に分配する分電盤を兼ねた
受電設備がありまして、そこで200ボルトを100ボルトに変換して配るようになっています。そこの装置が故障と言いますか。故障の原因はまだ推測の段階ですけれども、
受電設備にボックスがあるんですが、そのボックスの中に水がたまったり流れたりいろいろしまして、その設備が破損した、漏電みたいな状態で壊れたということです。
○
高橋委員
そういう事例というのはこれまであったのですか。一般的にあるのですか。
○
加藤住宅課長
何年か前に1件あったらしいのですけれども、それが今度の事故と一緒かどうかについては、ちょっと資料が今ないのでわかりませんけれども、九電とかと話したところでは、一般的にはめったに起こらないと。昭和62年に建設したものですけれども、私どもの住宅は昭和40年代のものが物すごく多いんですけれども、そういうところではまだ1件も起こっていません。
○
永松委員長
ほかにありませんか。
○
高橋委員
この3点目の火災に遭われた方は、家財道具とかは焼けたりしているのでしょうか。
○
加藤住宅課長
個人差あると思いますけれども、家族で外出していた人とかはもう完全に何もなくなった状態だとか、一部はあるかもしれませんけど、その辺はまだ私のほうでは具体的には把握はしておりません。
○
高橋委員
こういった契約って言うんですかね、家財道具はその人の責任じゃないですよね。延焼したわけでしょう。そうなると、その辺の家財道具の補償的な面とかというのはどういったことになるんですか。個人的にもう焼け損ですか。その辺をお聞きしたいんですけれど。
○
加藤住宅課長
私の知っている範囲では、火災については火元の人間が責任を負うというのは、法的には免除されているというんですかね。ただ、個人的な話し合いの中ではどうされているかというのは、いろいろあると思うんですけど。
○
永松委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
永松委員長
執行部でその他として何かありませんか。
○阿部委員
キヤノンに上がる、例の志村交差点は今改修していきているけど、その工事資料があったら取り寄せてくれないですか。
○
原道路建設課長
はい、わかりました。
○阿部委員
おおよそいつごろ完成するのか、あなたたちは把握しているのか。
○
原道路建設課長
市が担当する志村交差点の工事は既に終わっております。県の工事が完了ししだい供用開始となります。
○阿部委員
工事分担持分あたりはどうなるの。国道部分は県で、上が市道でしょ。
○
原道路建設課長
上が市道です。
○阿部委員
今、隅切というか、しているみたいだけど。
○
原道路建設課長
はい。隅切り部分は市でやっています。
○阿部委員
市でしている。それなら、そこら辺、いつごろまでにできるかも含めて教えて欲しい。
○
原道路建設課長
はい。
○
永松委員長
よろしいですか。それでは執行部のほうお願いしますね。
○辰本
土木管理課長
土木管理課の辰本です。1件御報告をいたします。県に対する市町村負担金についてでございますが、委員の皆さんも御存じのとおり、全国市長会が国に対し直轄事業負担金の見直しについての要望を行っておりますが、9月4日に開かれました大分県市長会秋季定例会において、県に対する市町村負担金の見直しについての要望が提出され、近々、県に提出する予定とのことでございます。本市といたしましても、今後の動向を注視し、県に対し見直しを含め働きかけをしてまいりたいと考えております。
なお、今年度、
土木建築部においては、道路改良事業と急傾斜地崩壊対策事業などに対する負担金として1億9,800万円を予算計上いたしております。以上でございますが、委員の皆様方には御支援のほどよろしくお願いいたします。
○
永松委員長
報告事項について何か質疑ございませんか。
〔「なし」の声〕
○
永松委員長
ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
永松委員長
なければ、
土木建築部の審査をこれで終了いたします。お疲れさまでございます。ありがとうございました。それでは、引き続き
都市計画部の審査を行います。説明員は交代をしてください。
(説明員交代)
○
永松委員長
それでは、引き続き、
都市計画部の案件について審査をいたします。その前に、済みません、先ほど私のほうから、本日午後2時から
政策研究会推進チーム会議が開催されますと申し上げましたが、あす午後2時に訂正をさせていただきます。
それでは、ただいまより審査に入ります。説明員は、最初に所属名と氏名を告げてから発言をお願いいたします。審査に先立ちまして、
都市計画部長より発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。
○皆見
都市計画部長
おはようございます。
都市計画部の皆見でございます。
都市計画部の説明員を代表いたしましてごあいさつ申し上げます。
初めに、当
都市計画部に係る2ルートにつきまして御報告とお礼を申し上げます。
去る7月21日に着手いたしました春日陸橋撤去工事につきましては順調に進捗しております。市民や周辺の住民の皆さんに御不便、御迷惑をおかけしておりますが、新学期が始まりましても大きな交通混乱もなく、順調にして推移して移行でございます。これもひとえに、委員を初め市民の皆様の御理解と御協力のたまものと心からお礼を申し上げる次第でございます。今後とも県と一体となりまして、工事に伴う渋滞解消、児童生徒の通学時の安全確保を図ってまいります。委員の皆様には、引き続き御理解、御支援をたまわるようお願い申し上げます。
次に、
複合文化交流施設整備事業についてでございますが、去る8月21日、日本管財株式会社九州支店を代表企業とする12社で構成された大分駅南まちなみづくりグループを事業候補者として決定をいたしました。今後のタイムスケジュールといたしましては、基本協定及び仮契約を締結いたしまして、12月議会に議案として上程をいたしたいというふうに考えております。今後とも、委員長初め皆様の御理解と力強いお力添えをお願い申し上げる次第でございます。
この2件につきましては、後ほど議案審議の後、
担当課長より詳細な報告させていただきます。今回御提案いたしております議案は、当部各課に係る
予算議案でございます。この詳細につきましても、後ほど
担当課長より説明いたさせますので、何とぞ慎重審議の上、御決定たまわりますようお願い申し上げます。
○
永松委員長
それでは審査に入ります。最初に
予算議案の審査を行います。議第79号、平成21年度大分市
一般会計補正予算第2号第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第8
款土木費のうち
都市計画部所管分の審査を行います。執行部の説明を求めます。
○
松崎都市計画課長
都市計画課長の松崎でございます。恐れ入りますが、座って説明させていただきます。
それでは、議第79号、平成21年度大分市
一般会計補正予算第2号第1条
歳入歳出予算の補正のうち、
都市計画部に関するものにつきまして、平成21年度
補正予算について説明をさせていただきます。
(
説明書② 33ページ~第8
款土木費説明)
○
永松委員長
ただいま説明が終わりましたが、これに対しての質疑、意見はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
永松委員長
討論はありませんか。
○
大久保委員
大分駅南公共団体区画整理事業について反対いたします。
理由として、1つはシンボルロードの負担について、これは大分駅南の関係は、大分市全体の玄関であるのに、区画整理関係権利者だけが負担をするというのは負担が大き過ぎるということです。それから、この区画整理の地域について非常に不自然な点があると‥。当然入れるべきところを入ってなかったりしていることで、不自然な点があるということです。それから、もう1つは、
庄の原佐野線は基本的には、―やっぱり私たちはこの道路そのものは反対ですが―、区画整理事業に組み入れて、関係権利者の負担を増額する懸念もあります。そういう点を含めて、まだありますけど時間の関係もありますから、主にはその3点の反対をいたしました。
○
永松委員長
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
永松委員長
本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
永松委員長
本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定をいたします。
以上で
都市計画部関係の付託案件の審査をすべて終了いたしました。
続きまして、
報告事項を受けます。都市交通対策課より1件の報告があります。春日陸橋通行どめに伴う交通量の変化についてでございます。それでは報告を求めます。
○
内田都市交通対策課長
都市交通対策課の内田でございます。春日陸橋通行どめに伴う通行量の変化について、お手元の資料をもとに御報告をいたします。
前回の委員会でございますけれども、6月17日、通行どめ以前でございましたので、その時点で想定される事項への対策あるいは対応の体制を御説明いたしまして、今後実際の通行どめが7月21日から始まった直後や、新学期が始まった9月の時点で、現地で交通量を調査いたしまして、必要であれば、さらに対策を講じるという御説明をさせていただいております。そこで、通行どめの初日である7月21日と新学期が始まった9月1日に交通量調査をしておりますので、その結果を御報告いたします。資料が、資料集一番上にあります3枚つづり、A4の縦が1枚とA3の横に折り込んだものが2枚でございます。
まず、1枚目でございますけれども、これは実際に大分県警が交通量の調査をした結果でございます。図の中で調査をした道路を示しております。
図面の左上のほうから、ちょっと見にくいようでございますけれども、①高崎1号線、これはスカイタウン高崎から国道10号の東生石交差点地点へとおりてくる道路でございます。それから、二、三センチ右下に移りまして、②の王子町線、これは大分大学附属中学校のあたりから、国道10号の王子南交差点へ向かう市道。③が、さらに春日陸橋を通り越しまして、右方向に二、三センチ移ったところ、中春日・南春日町線、王子中学校と豊の国健康ランドの間の道でございます。④は下におりまして市営球技場先から東方向へ、大道陸橋の下を通りまして駅前へ出て抜ける末広・南春日線。⑤が新しくできました春日大通り・田室町線。国土交通省先の交差点から中春日交差点、旧有賀整形外科へ向かう通りでございます。⑥が国道210号、大道陸橋となっておりまして、この6本の道路で交通量の調査をしております。
その交通量調査の結果を下の表にまとめております。①、一番渋滞が懸念されておりました高崎1号線を例にとって説明いたしますと、事前の調査、7月21日、9月1日の表示をしておりますけれども、事前の値が、スカイタウン高崎から国道10号へ向かう上り、これを上りとしておりますけれども1,153台と。逆方向に、国道10号からスカイタウン高崎へ向かう下りが662台。実際、地形的には上っていくのですけれども、下り方向ということでございます。で、合計1,815台であったものが、通行どめ初日の7月21日が夏休みにもかかわらずかなり増加をしております。上りが1,348台、下りが970台、合計2,318台。割合に直すと27.7%。
しかし、新学期が始まりました9月1日に調査いたしますと、ほぼ事前の交通量、上りが1,200台、下りが730台、合計で1,930台。事前と比べますと115台の増加、割合に直しますと6%ほどの増加した状態に落ちついております。
ただ、この7月21日、1回増加しておりますけれども、この状態におきましても、数字としては上り下り合計で30%弱の増加となっておりますが、実際に現地調査を行いましたところ、現地では目立った状況は見られませんでした。同様に、今度は一番右側の⑥でございますけれども、大道陸橋におきましても、9月1日の時点でほぼ以前の交通量に落ちついております。
結局、この以前、春日陸橋を通行していた車は、これは春日陸橋通行どめ、通れなくなったことによりまして、主に②から⑤の道路の間で分散されたものと考えられます。以前の交通量が、図の中に書いておりますけど、約1,600台とそれほど多いものではなかったことや、道路の新設、交差点の改良等により、端的な総合評価といたしまして、図の資料の一番上、春日陸橋通行どめに伴う2学期始業日の朝の通勤時間帯の交通量は次のとおりです。春日陸橋通行どめ開始日の交通状況と多少の変化はありますが、混雑はありませんでした。ガードマン等の配置により、登校する生徒の安全も十分確保されていましたと、県警の交通規制課から公式の見解をいただいておるところでございます。
また、先日9月10日の大分合同新聞におきましても、「静かにけれども着々と」という見出しで報道がなされましたが、これまでのところ特に心配されたような渋滞は見られないという状況でございます。とは言いながら、今後は予期せぬ事態が起こるおそれもございますことから、大道陸橋の通行どめ対策に向けての資料にもなりますので、県ではこのような調査を定期的に行っていくということでございました。
春日陸橋については以上でございますが、参考といたしましてあと2枚カラーコピーをつけております。大道陸橋の通行どめに関する資料でございます。県では、先日9月4日を皮切りにいたしまして、大道町一丁目、田室町を対象とする土地所有者に対する説明会に着手いたしております。このカラーコピーはその際に配付した資料でございます。まず1枚目、両面コピーになっておりますけれども、表は大道陸橋撤去の位置づけ、スケジュールなどを記載しておりまして、裏側に施行前の大道陸橋と線路が入れかわった状態のCGを載せております。カラーコピー2枚目につきましては、全体を緑色で表示した道路と黒で表示している道路がございますけれども、春日陸橋通行どめの際にいろんな施策、対策をした道路を緑色で、今後、大道陸橋を通行どめにする際に対策をしていこうとする道路を黒で表示しております。
これは皮切りでございまして、今後、このような地元や学校、関係機関への説明会を重ねる中で、平成23年1月に予定しております大道陸橋の通行どめ開始に向けて、きめ細かい対応策を検討、実施していくことになりますので、議員の皆さんにも御協力のほどよろしくお願いいたします。
○
永松委員長
ただいま都市交通対策課から春日陸橋に関する報告がございましたが、これにつきまして委員の皆さんで質疑等ありませんか。
○宮邉委員
済みません、交通量の状況はわかったのですが、この間に人身とか物損含めて、交通事故とかその辺の報告というのは、その中には全然入ってないんですか。そういうのがあったか、なかったか、ということは確認はできてないですか。
○
内田都市交通対策課長
交通事故の状況については、直接うちのほうに連絡は入ってきた例はございません。
○宮邉委員
基本的にはなかったということでいいですか。
○
内田都市交通対策課長
実際にあったかなかったかというのは、ちょっと把握しておりませんので、うちではわからないです。
○宮邉委員
もしわかれば教えていただけると、安全面については心配がありましたので。結構、ガードマンさんは一生懸命やってくれているのですけど、量が多いものですから、なかなかあっちこっちと振り分けをするときに困っている状況も見受けられるので、その辺で特に通学時間帯というのは多いものですから、その間にそういう事故等がなかったかどうかということだけでも、お知らせいただければと思っています。
○
内田都市交通対策課長
それは、委員長に後ほど直接……。
○宮邉委員
それでもいいです。
○
永松委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
永松委員長
なければ、次に、開発指導課より大分市
国土利用計画の改定についての報告がございますので、説明を受けます。
○
横山開発指導課参事
開発指導課の横山です。それでは、大分市
国土利用計画説明資料と書いてありますが、これの6ページをお開きください。これの中央部分をごらんいただきたいと思います。
ここに記載されております
国土利用計画法は、昭和49年6月に制定されまして、法律の目的といたしましては、昭和30年以降、世界に類を見ない高度な経済成長を遂げた反面、工業化と都市化により、山間部等では過疎化、都市部等では地価の高騰、無秩序な宅地化等の問題が生じておりましたので、全体を通じまして、自然的、社会的等の諸条件を考慮しつつ、総合的に長期的観点に立って、調和のとれた国土の有効利用を進めるために、土地利用に関する基本構想、それと農用地、森林、道路、宅地等の土地利用ごとの規模の目標の設定、それから地域別の概要を示すことになっております。
この
国土利用計画には、全国計画、都道府県計画、市町村計画が裏に書いておりますが、今回改定いたします大分市
国土利用計画はこの市町村計画に相当するものでございます。この計画は、地方自治法に基づきまして市町村基本構想であります大分市総合計画に即して定めることになっております。
お手元の資料の最初1ページをごらんいただきたいと思います。番号2のところです。
国土利用計画の策定状況についてですが、国、大分県、大分市の策定の経過を記載しております。大分市の
国土利用計画のこれまでの経過につきましては、昭和59年3月に第1次、平成3年3月に第2次を策定いたしております。その後、平成8年に国・県が第3次
国土利用計画を改定したときに、第2次大分市
国土利用計画の目標年次が平成12年でありましたことから、まだ期間ございましたので改定をいたしておりません。その後、平成17年に佐賀関町、野津原町との合併を受けまして、平成19年に改定いたしました大分市総合計画の策定の際にも、この大分市
国土利用計画の改定につきまして議論いたしておりますが、ちょうどその時期は国・県が第4次の
国土利用計画の策定作業中でありましたことから、国・県の動向に合わせて大分市
国土利用計画を改定することといたしておりました。
資料の5ページをお開きください。大分市
国土利用計画の改定作業のスケジュールでございますが、各種作業項目を掲げておりますけれども、⑨の市議会への経過説明の項目をごらんください。この中で3回の説明を予定しておりまして、本日が事前説明、12月には素案ができますので、平成22年の1月ごろには素案の説明を、原案の作成を4月までに作成いたしまして、5月には原案を説明させていただきたいと思っております。平成22年6月議会の議決をいただきたく、この予定で作業を進めてまいりたいと思っておりますので、委員の皆さん、よろしくお願いいたします。
○
永松委員長
ただいまの
報告事項に対しまして、委員の皆さんで質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
永松委員長
それでは、次に、街路建設課より、県庁前古国府線の
変則交差点解消についての報告がございますので、説明を求めます。
○八坂次長兼
街路建設課長
街路建設課の八坂でございます。図面等がございますので、失礼して前で説明をさせていただきます。
お手元の資料をごらんいただきたいと思います。今、お手元にございます県庁前古国府線の図面をごらんください。県庁前古国府線の現況の平面図が上、計画が下ということで2段書きにいたしております。現況平面図の県庁側から国道10号線に向けて青色で色づけしております。お手元の資料の県庁方面から国道10号線に向けての色を青色、国道10号線から県庁方面に向けての色を赤色で明示しております。これが整備前、下が整備後という形での資料となっております。
本年7月から春日陸橋が全面通行どめとなります。また、並行いたしまして、平成22年後半からは、大道陸橋も約7カ月間全面通行どめとなりますことから、県庁前古国府線の通行量も増加することは予想されます。このため、現在、県庁前古国府線の――こちらがコンパルホールでございます。こちらが金池小学校でございます。――コンパルホール東側のこの交差点部につきましては、変則交差点となっておりますところから、大道陸橋の撤去に伴いまして、交通対策と交通の円滑化や安全性を確保するために、ここの部分の交差点改良を、今、計画いたしておるところでございます。
お手元の図面で、現況は県庁前の方面からこの交差点部分をこちらの方面に実際に車が流れております。ちょっと変則的な形での流れになっております。また逆もこちらから来ますとゲームセンターがありますが、ここで少し段差がついたような形になっております。非常に走行しにくい、安全性にかけるような交差点になっております。これを解消したときに、最終的にここで色づけしてございますけれども、県庁方面から見た青色のように流れをスムーズにしたい。こちらもスムーズに流れをしていくという、まず流れをよくするということが1点でございます。
それとあわせまして、これをすることによって歩道橋が新たにこちらで設置できるようになります。金池小学校の前の歩道橋と、反対側のコンパル側の付近に新たに歩道橋ができます。そして、交差点内におきましては……。(「歩道橋じゃなくて歩道」の声)失礼いたしました。歩道ができるようになります。
交差点の中につきましては、県庁方面からコンパルに行く方面の右折専用レーン、コンパル方面に向かう左折の専用レーンと新たに専用レーンができて、車の対流が防げ、車の流れがよくなるということでございます。
それと、現在、公園の緑地部分については、この道路改良に伴いまして一部減少いたしますけれども、緑地の総量を変えないということで移植を考えております。移植については、極力この周辺がいいというような地元の皆さんの御意見もございますので、元町のポンプ場そばの緑地と坂ノ市方面の公園の一部を、今、予定をいたしております。
既存の歩道橋については、この街路とあわせて撤去する方向で考えております。それと、整備時期につきましては、今後この道路全体の調査、測量、設計をする中で、その後にこの樹木の移植を行います。
そして、平成22年度にこの交差点の改良を実施いたしたい。交差点部から金池小学校までの間200メートルが対象となっております。この200メートル間で全体的に流れを良くしようということで、局部的な改良では、根本的な流れがよくならないというところがございますので、そういう形での改良を考えております。
また、この改良については、この周辺の地元住民の皆様や商店街、学校関係等々、8月から9月にかけてこの県庁道路一帯の説明会をいたしまして、住民の皆様からも御理解をいただいたところであります。あと、道路の完成時期につきましては、大道陸橋撤去前の平成22年12月末を目標として整備を考えております。以上が工事の概要でございます。
○
永松委員長
ただいまの
報告事項に何か質疑等ありませんか。
○
高橋委員
非常に変則だったところを改良していくということはいいことだと思うのですけれども、さかのぼってお聞きしたいんですけど、何でこういう当たり前のようなことが、公園というのは、この経緯を教えてください。
○八坂次長兼
街路建設課長
現在の状況ですか。
○
高橋委員
いや、何でこういうルートになったのかを。
○
永松委員長
どうしてこういう変則になったのかの経過を教えてくださいということです。難しいことでしょうが。
○八坂次長兼建設課長
この交差点のそばまでにつきましては、当時大分復興土地区画整備事業ということで昭和21年に実施いたしております。その関係で、この付近を併せて整備されたようでありますけれども、ここが変則になったという部分については、21年から事業を始めた部分については、この交差点から上の部分がエリアになっており、施行、整備がなされております。この区域がちょうどコンパルの前の線が境になっている関係もございます。この、ここがちょうど境になっておりまして、復興の区画整備が。そして、こちら側についてはそれとの突き合わせという‥。
○
高橋委員
これは全部大分市の単費ですか。それとも補助が出るのですか。
○八坂次長兼
街路建設課長
補助金を予定しております。
○
高橋委員
どちらの。
○八坂次長兼
街路建設課長
今のところ、
まちづくり交付金事業でと考えております。
○
高橋委員
これで見ると、いろいろ公園区域というものも大分市の管理なんでしょう。真っすぐ行ったら、上から見るとこう行ったらいいような感じがするやないですか。何かこっちの、このまま東側の道路をずっと行けば、もうできるような感じがしているのですけど‥。いろんな事情があったのでしょうけど、長年にわたってこのままになっていたのも不思議だなという気がしているし‥、することについては、よしとすることでいいんですけど‥どうしてかなという疑問が残る場合が……。
○後藤参事兼
中心市街地活性化担当
私のほうが少し経過を、多少知っておりますので。実は、ここのエリアは戦災復興土地区画整理事業エリアには入っておりません、この遊歩公園のこの部分は。ちょうどそういう関係から、国道10号線がもともと教育会館の前から真っすぐパルコに出てました。顕徳から右折で入りまして、滝尾から来た場合。そして、教育会館の前を真っすぐ行って、パルコの前の国道10号線に出ていました。そして、朝日生命ビルの前真っすぐ、西大分に行っているわけです。昭和52年に金池バイパスが完成をしました。それまで、金池から駅前までの10号はなかったのです。10号線を折っておりました。そういう状況もございまして、この遊歩公園のこの部分については、国道10号線に出るためのルートではなかったということです。ですから、幹線道路がもうコンパルの通りですから、そこまでについては真っすぐ、それから先はあんまり重要視されてなかったんじゃないかと思うのです。区画整理事業に入っておりませんから。
先ほど御意見もございました今の金池交差点の出口、左側、昔の鳥谷耳鼻科さんから大川産婦人科さんですか、間に山口病院とか、マンションがありますが、アパートですか。その部分につきましては、都市計画上は広げるようになっております。大分駅南土地区画整理事業なんかの都市計画決定をするときに、そこの変更をいたしました。真っすぐ出るように今はしておりますが、非常にお金のかかる建物ばっかりでございますので、今すぐに着工はできないという状況でございますが、行く行くはこれをやらなければならんということになる。
ですから、今、金池交差点を出て上野丘のほうへ行くときに、ちょっと行きづらいといいますか、あそこの交差点、右折レーンとの絡みがございますので、多少レーンの関係は当たろうと思って、国土交通省と協議を今いたしております。そういう状況ではなかろうかと思っております。
○
永松委員長
高橋委員、いいですか。
○
高橋委員
はい。
○二宮(純)委員
そこの一番端右側、三角公園があるじゃないですか。そこの下が、要するに大分バスが右折するラインになろうかという、信号機あるところですね。
○八坂次長兼
街路建設課長
信号機あるのはここだけなのですよ。
○二宮(純)委員
そこら辺で右折ライン的なものはできないのですか。せっかく改良工事するのであれば、そこにバスが1台とまったときに、ずらっとまた渋滞が起きるかなという懸念があったので。
○八坂次長兼
街路建設課長
ちょうど先ほどちょっと説明をさせていただきましたけれども、金池小学校の入り口のそばなんですが、この部分が先ほどいいました山口病院、鳥谷病院等々、この部分について4車線で現在来ております。この道路までの改良でございますので、この交差点部分を広げることは、こちらとの車の流れを阻害するようになりますので、直接そういう形での設置というのはできませんけれども、信号とこの扱い等々については、公安委員会を含めて学校の前でもありますので、協議はしていきたいと思っております。
○
永松委員長
二宮委員、いいですか。そのほかに質疑等ございませんか。
〔「なし」の声〕
○
永松委員長
なければ、次に、駅周辺総合整備課より2件の報告がございます。大分駅南口駅前
広場整備、大分市
複合文化交流施設整備事業についての2件についての報告を求めます。
○中畑次長兼駅
周辺総合整備課長
駅周辺総合整備課の中畑でございます。それでは、大分駅南口駅前広場の整備について、並びに、大分市
複合文化交流施設整備事業の2件の報告について、説明させていただきます。まず、初めに、大分駅南口駅前広場の整備についてですが、お手元の資料に区画整理のパンフレットがございます。それと、駅前に有用的なイメージパースというもの。この2部を用意させていただいています。パンフレットにつきましては、開いていただければ、中には駅の南口駅前広場の位置と、次に説明を申し上げます複合文化交流施設整備の建設予定地ということで、赤枠と水色の部分で囲っています。
説明を申し上げたいと思います。大分駅南・北駅前広場の計画につきましては、平成16年度に大分駅交通結節機能に関する協議会を設置いたしまして、国、県、警察や交通事業者と協議を進める中、あわせて大分商工会議所や大分駅前商店街など、関係機関や団体と会議等を重ねてまいりました。
その後、パブリック・コメントなどを実施いたし、平成18年5月に基本計画を策定し、去年6月の第2回定例市議会
建設常任委員会で、その計画内容の御報告をさせていただきました。その際に決まった整備方針としましては、北口駅前広場が、街と駅をつなぐ交通と交流の拠点となる機能的な広場、南口駅前広場がシンボルロードにつなぐ魅力発信広場となっております。
そして、この基本計画を受け、平成19年度に市民参加のワークショップを開催する中、南口駅前広場修景計画を策定し、平成20年度に南口駅前広場の実施設計を発注いたしました。この実施設計につきましては、各種福祉団体やおおいた都心
まちづくり会議などの皆さんの御意見もいただく中、利便性の高い交通結節機能と、都市広場としての快適な空間をあわせもつ駅前広場を目指して、設計を行ってきたところでございます。
ここで、南口駅前広場の整備内容について御説明をいたします。図面上部に①と記載しております部分が、南口の駅舎の正面でございます。その下に②と番号が振っていますのが、雨や日よけのための白い屋根、シェルターと呼んでありますけれども、③のP型のいわゆる道路周辺に同じように設置いたしております。このP型の道路に関しましては、交通結節機能として、バス乗降場を2バース、身障者用の乗降場を2バース、タクシーの乗車場を4バース、降車場を2バース、一般車の降車場を3バース設置いたしております。また、この道路に接しまして、④の自動車駐車場を整備する計画であります。駐車台数は身障者用が1台、一般車用が15台となっており、駅に切符を買いに行くなど市民の利便性の向上に寄与する駐車場として整備をするものであります。図面⑤は噴水でございまして、⑥につきましては、ポケットパークとして、ベンチなどを設けるなど市民が憩える空間として整備する計画でございます。
また、今後のスケジュールといたしましては、平成24年3月の鉄道高架の全面改良に合わせるため、今年度から工事に着手をいたしまして、平成23年度中の工事完成を目指しております。
なお、本市の大分市都市計画
マスタープランに掲げております中央通りから南北駅前広場を経まして、駅南地区のシンボルロードに至る間の都心南北軸の形成につきましては、本市の中心市街地にふさわしい魅力とにぎわいのある空間整備を図る必要があるため、特に都心南北軸のデザイン形成について検討を行っているところでございます。そのため、南口駅前広場のロータリーや歩道舗装など修景施設等の試案につきましては平成23年度となる予定でありますことから、今後、都心南北軸のデザインに配慮して進めてまいりたいと思います。以上で、大分駅南口駅前広場の説明を終わります。
引き続き、大分市
複合文化交流施設整備事業について、資料に沿って御説明をします。資料につきましては、お手元に民間事業者選定結果報告書というA4判の5枚のつづりの分と、同じく、民間事業者選定結果報告書、評価項目別評価値及び各項目別講評というA4判の3枚つづりのものと、A3横のカラー判5ページからなります提案書概要版の資料を配付いたしておりますので、よろしくお願いいたします。
複合文化交流施設につきましては、駅南・情報文化新都心の中核施設として、市民が集い、にぎわいのある交流の場としての整備を目指し、これまでパブリック・コメントを実施するなど、長年議論を重ねる中、施設全体のコンセプトや公共施設の機能構成を取りまとめたところでございます。
こうした経緯を経まして、昨年の第4回定例市議会で、施設の建設費と15年間の維持管理費を事業予算として
債務負担行為の議決をいただきまして、本年1月に民間の技術やノウハウを活用し、設計、建設、維持管理等を一体的に担う民間事業者を、公募型プロポーザル方式で募集いたしました。この2つのグループから、事業提案書の提出がなされまして、学識経験者などで構成します民間事業者選定委員会において、慎重な審査を経て、日本管財株式会社九州支店を代表企業といたします12社で構成された大分駅南まちなみづくりグループが本事業の最適任者として特定をされたことにおきまして、本市はその結果を尊重し、同グループを事業候補者として去る8月21日に決定いたしたところでございます。
では最初に、民間事業者選定委員会結果報告書の1ページをお願いいたします。5枚つづりのものでございます。最も総合評価値の高かった最適任者は、日本管財株式会社九州支店を代表企業とします大分駅南まちなみづくりグループであります。また、最適任者に次いで総合評価値の高かった次席者は、清水建設株式会社九州支店を代表企業とします清水建設グループであります。
次に、2ページをお願いいたします。これは事業候補者であります最適任者と次席者の特定に至るまでの経緯を、選定委員会開催の時系列で記載いたしております。また、3ページにはそのフロー図を記載いたしております。
次に、4ページから5ページの上段の表までが、選定委員会の審査結果でございます。4ページの中段に(2)2次審査がございます。次の2)、提案価格の確認、市は価格提案書に記載されました提案価格が、予定価格の範囲内であることを確認いたしました。2グループの提案価格は消費税込みで、大分駅南まちなみづくりグループにつきましては、124億9,162万50円でした。清水建設グループでは、136億3,135万7,250円となりました。4は提案内容審査、5は最適任者及び次席者の特定です。6は配点と評価値でございます。2つのグループの総合評価値は、大分駅南まちなみづくりグループが200点中169点、清水建設グループが200点中154.5点でした。この結果により、大分駅南まちなみづくりグループが最適任者と特定されたこととなりました。
なお、大分駅南まちなみづくりグループの提案価格につきましては、先ほど申し上げましたように約124億円ですので、昨年の第4回定例市議会で御承認いただいた債務負担額の約143億円より、約19億円安く提案いただいたことになります。率としましては86.8%となりました。
次に、5ページの選定委員会の全体講評です。主な部分を読み上げます。
最適任者となった大分駅南まちなみづくりグループの提案では、シンボルロードとの一体化を図ることによる情報・文化、新都心としての顔づくりに特徴があり、異なる機能を持った公共施設と民間収益施設との融合による交流とにぎわいの演出にすぐれていた。加えて、地元企業の活用による
地域経済の活性化にも配慮されていた。選定委員会としては、今後予定されている諸手続と並行して、最適任者と行政とが一体となって、この施設の円滑な管理、運営を図るために、さらなる創意工夫を願うものである、という内容でございます。
なお、6ページからは複合文化交流施設の事業概要を、また別冊に各評価項目ごとの評価値とその講評を記載いたしております。
では、次に、大分駅南まちなみづくりグループの提案書概要を御説明させていただきます。カラー判のA3の横広のものでございます。1のグループの構成と2の提案価格は先ほど御説明させていただきましたので、割愛させていただきます。3の施設建築物概要と4の事業提案の内容です。基本方針や事業コンセプトを記載いたしておりますので、後ほど御一読いただければと思っております。
次に、2ページをお願いいたします。建物の配置図です。公共施設につきましては、横断的な交わりや連携に配慮し、1棟とする計画となっており、メーンの出入り口をシンボルロード側に設け、サブの出入り口を大分駅南口駅前広場に近い北西角に設けております。また、地下駐車場につきましては、敷地北側の大道金池線より出入りする提案となっております。なお、民間収益施設の一部につきましては、北東角に分棟方式で計画する提案となっております。
次に、3ページをお願いいたします。各階のゾーニング図です。
にぎわいづくりにおいて最も期待をされます1階には文化、情報、福祉等の各機能の中から、にぎわい創出に寄与する空間を抽出し配置することで、相互交流を促し、にぎわいを創出することとしております。
2階には、平面的な広がりが必要な図書館のメーンフロアを配置するとともに、図書館との関係性が深いサテライトキャンパスや、産業活性化を図る知的拠点等を集約し、教育、情報、産業フロアで構成されております。また、1階保育所の上部に児童センターを設け、その連携にも配慮した提案となっております。
3階は、シンボルロードに面して屋上公園を設け、高齢者交流センター、障害者福祉センター、母子福祉センターと一部の会議室等を配置する提案となっております。
4階には、社会福祉協議会等団体事務室及び会議室を集約し、3・4階で福祉フロアを構成する提案となっております。
次に、パース図を2面添付しております。次のページ、4ページをお願いいたします。これはシンボルロード側より建物の西面を望んだイメージ図でございます。
北側と南側に3階の屋上公園に通じる大階段とエレベーターを設けることによりまして、シンボルロードから屋上公園まで、誰でもスムーズにアクセスできる空間構成となっております。また、にぎわいを創出する上で、独自提案としまして、屋外の大型情報ビジョンも計画されております。
最後に5ページをお願いいたします。これは敷地南西側シンボルロードより市街地を望む鳥瞰図でございます。地区計画によります高さ制限を踏まえ、階数として4階建てという全体的に低層な計画となっております。今後は、事業候補者となりました大分駅南まちなみづくりグループとの早期の事業契約締結に向けまして、12月に開催されます第4回定例市議会で、事業契約の御承認がいただけますよう取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○
永松委員長
はい、ただいま駅周辺総合整備課より2件の報告がございましたが、これにつきまして、委員の皆さんで質疑等はありませんか。
○
高橋委員
基本的なところでちょっとお聞きしたいんですけれども、2グループしか来なかったということは、どういうふうにとらえていますか。その辺お聞きしたいです。要するに、今の時期ですから、いろんな企業が来て、財政が厳しい中、こういった事業するから飛びついて来そうな気がするのですけど、そういった中で2社しかなかったという理由について、どういうふうにとらえているか、その辺をお聞きしたいです。
○皆見
都市計画部長
私もこの形で引き継ぎまして、都市計画はなかなか難しいのですけれども、おっしゃるように建設だけですとかなりの形になるんでしょうけれども、維持管理ですので、やっぱり建設にいる皆さんがタッグを組まれまして、そういう部分がやはり影響しているのかなというふうに私自身は認識しております。
○
高橋委員
採点のところで、維持管理、運営に関する事項だと思うのですけど、清水グループのほうが0.1点だけいいんですけれども、この0.1点、こちらの不備なところというか落ちたところよりも0.1点少ないということについて、どの辺が落ちてるのですか。
○長野駅
周辺総合整備課参事兼
まちづくり推進室長
駅周辺総合整備課の長野でございます。
今、維持管理、運営につきましては、ごらんのとおり8.3点対8.4点ということで、うちの端数の0.1点の点差と言いますか、それについてはほとんど同一にございますので、それについても、この点差というのは特に出しておりません。ただ、どちらのグループも、維持管理につきましては15年間の維持管理を十分認識した中の提案でございまして、長期的な契約の中で修繕を少なくする工夫だとか、運営委員会を創設しましょうとか、いろんなルールの提案をしておりますので、ほとんど差はなかったというふうに理解してます。
○
永松委員長
はい、ありがとうございました。
○
高橋委員
十分な運営維持管理が10点以上ないと、8点なんかで十分と言うのかな。
○長野駅
周辺総合整備課参事兼
まちづくり推進室長
配点の仕方は、10点満点中2.5点刻みに配点加えております。その中で、A、B、C、D、Eまでという表示の仕方をしているのですけれども、その中のCが0.5点になるのです。それが普通であるというとらえ方の中で配分しております。2.5点刻みの7.5点をすぐれているというとらえ方の中で配点をしておりますので、特にすぐれている、すぐれている、普通であるという配点の仕方をしております。ですから、8.5点はすぐれているというふうになります。
○
高橋委員
なるほど。すぐれているということになるのですね。ちょっと、きのう日小田議員さんが300、交付金の申請ですか、国に申請するときの売上高とか何かそういう数値が、17年度の数値じゃなくてという質問をされて、厳しいという状況は見直すような答弁をされたんですけれども、これが達成しなかったらどうなるのか、その辺をお聞きしたいと思います。交付金が出ないとかそんなことになるのか、その辺ですね。
○後藤参事兼
中心市街地活性化担当
3つ目標がございますので、目標値をセットして、その目標をすべてクリアするという方向で動いているのですが、きのう説明申し上げましたように、非常に厳しい状況にはなっておりますけれども、目標額そのものを本当に変えるかどうか、その辺は今から検討に入ってまいりますけれども、もし目標値をクリアできなかった場合どうなるのかということについては、実際はわかっておりません。全国的に、非常に落ち込んで、認定都市すべてが落ち込んできている。アップで行っているところは非常に少ない状況でございますので、この5年間で確実にそこまで持ち込むことができるかどうかというのは、今から二、三年の勝負になるかと思います。
○
高橋委員
いや、どこが落ち込んでいるというのは別に問題にしてないのですけれども、それ以上にならなかったらだめということになるの。だめというか、クリアしているから交付金の許可がおりたということなのでしょうか。
○皆見
都市計画部長
もう補助、そういう交付金とか使って事業を進めておりますから、目標を達成しなかったらそれを返しなさいとかいうふうな話になるのかどうかというのは現時点ではわかりません。ただ、恐らくそういう状況にはならないとは私は思っています。昨年のリーマンショック以降非常に大きな動きが出ていますから、この5年の限定期間で本当にぷつっと切ってしまうのかどうなのかということが大きな問題になってこようと思います。延長も当然想定がされるのではなかろうかと‥。
○
高橋委員
この結果が出たのがいつなんですか。お金が、見通しというか、17年度の数値が出たのはいつなのですか。
○皆見
都市計画部長
小売業の年間消費販売額というのが、正式には5年ごとの総量統計調査で明らかになるわけです。直近は平成19年です。その前の本調査は14年です。その前は平成9年です。5年ごとです。その間に、簡易調査というのがあるわけです。その平成16年の簡易調査をもとに調べたと。私どもが申請したのが平成20年です。19年の調査が確定しておれば、それが基準になるのですけれども、20年がスタートですから。ただ、その販売額をお示しできる数値が、平成16年が直近の分でしたので、それを基準として目標を定めたと。見直しをするときに、20年に一番近い平成19年の基準値をスタートとして、目標値を定め直す選択もあるのかなということで、今、検討しているということです。
○
高橋委員
そんなこと聞いてない。私はそれについて聞いたのではなく、いつこの結果がわかったのかをお聞きしています。
○皆見
都市計画部長
19年のデータ。
○
高橋委員
そう。
○皆見
都市計画部長
ことし4月。調査に2年ぐらいかかるのです。
○
高橋委員
4月にわかって、質問をされて、その結果を今言われているのですね。6月議会もあって、特別委員会でもこの話はしていたのですか。
○皆見
都市計画部長
4月にデータは……
○
永松委員長
ちょっと待って、今、
高橋委員が質問をしているから。
○
高橋委員
僕が言うのは、一番この辺というのは重要なところじゃないか、クリアするかせんか非常に難しいという状況。4月にわかったということが、今、9月で5カ月間経過しとるのですけれども、この特別委員会まで開催してやられている中で、いち早くそういった状況になっているよというのを示す必要があったんではないかということの質問をしています。
○後藤参事兼
中心市街地活性化担当
国の発表、データが集まりましてから、私どものこのエリアの中に何々商店街とかいろいろありますが、それを全部1つずつ拾い上げていくわけです。商店街に入ってないところもあります。個人―例えば県庁側とかですね。そういうので、全部つぶさに拾い上げるのに相当時間がかかるわけです。国からいろんな制約もございまして、やはり個人情報というのもございますので、各都市全部それをそういう形でしていると思うのですけれども、その間が非常に時間がかかるということでございまして、今になったということです。
○
高橋委員
だから、その前のデータを使ったときも、そういうエリアで売上高というかあれをしたということですね。
○皆見
都市計画部長
そうです。一緒のですね。
○
高橋委員
先ほど、交付金をいただく3つのクリア条件というものをお話ししましたけど、もう1回ちょっと言っていただけますか。
○
松崎都市計画課長
今の同じ中心市街地活性化基本計画でのお話でございます。数値目標は、1つが小売業年間消費販売額、2つ目が歩行者通行量、3つがまちなか滞留時間でございます。
先ほどの御質問にちょっと補足でございますけれども、今が議論になっている部分が小売業の年間消費販売量でございます。それについて、けさの新聞報道にもございますけれども、現下の経済産業、経済状況が悪いから見直すということではなくて、もともと基本計画の中にも、フォローアップの中で19年度のデータが、さきの基本計画を決めたときに、出そろわないので見直しを行いますということが明文化して、説明をさせていただいております。
ですから、今回19年度の新しいデータがそろったので、もともと16年にしていたものよりも直近のものに基準年のデータを置きかえたということでございます。ですから、新聞の報道にありました小売業の販売が落ちたから見直すのではなくて、まず、もともとの基準にしていた16年よりも、19年の直近のデータが出そろったんで、今回そういうことで見直しの検討をするということでございます。
○
高橋委員
見直しをしてクリアする金額があるとするじゃないですか。見直しをして下げるということなのですか。それとも……。何かよくわからないけど、それで有利になるのか不利になるのか。
○
永松委員長
要は、基準を下げるのか上げるのかという意味でしょう。
○
高橋委員
そう。それでいいのかどうかという、国のほうがいいかどうか。
○
松崎都市計画課長
もともと中心市街地活性化基本計画の中で、今、議論されていますもともとの金額の872億円から856億、19年度で16億円下がっているわけです。だけど、中心市街地の57事業で取り組むのは、74億円を57事業で積み上げようというもともとの考え方があります。ですから、今、議論しているのは、ベースの部分が直近のデータを使うというだけで、57事業で74億円積み上げろという考え方はもともとありますから、それについては今後とも引き続き確保していきたいということになります。
ただ、そこら辺の詳細につきましては、経済産業省、もしくは内閣府が今度どうなるかわかりませんけれども、認定をする国との協議によって、どういうふうな形になるかはわかりませんが、少なくとも、今この5年間で積み上げようとしている74億円、57事業、それをベースに話をさせていただくような形になると思います。
○
高橋委員
その事業は、売上高は、この5年間に上がるというか、今の状況がいい方向に向くというふうにとらえていますか。クリアできるというか、要するにできなくてこうなったり、通行量もこうなったりだとか。考え方が拡大志向というか、私が今考えるに、物事の拡大志向に今あるのではないかという気がしているんです。そこをちょっとお聞きしたいのです。
○
松崎都市計画課長
今、20年から1年と2カ月経過した中で、すでにトキハの前の改修とか、それから今年の調査費に上げていますけど、毎週、今第3土曜日まちなか市場若草公園、それから、ハニカムステージとか、夢色音楽祭とかやっています。今後とも中央通りの歩道とか使いながら、毎週土曜日なにかのイベントをしようということの新たな取り組みは考えております。
ですから、そういうことの中で、小売をふやすために、人をまちなかに寄せてくる手法をどうするかということも含めまして、まだ1年2カ月しか経過していませんけれども、それによって我々としては当初目標としていた74億、今後どういう積み上げになるかは目標値として、今、練っていますけれども、何らかのそういう形を踏まえながら、ソフトも踏まえながら、確保して努力していくという形になろうかと思います。
○
高橋委員
努力はしていただくことが必要なんですけれども、リスクというか、これがクリアできなかったらどうなるのか、その一方のほうをちょっと教えてください。もし、クリアできなかったら。なぜかというと、例の群馬の八ツ場ダムはあのままでやめよう、中止という新しい方針が出た中で、相当にどうなるのだろうかという思いを今回持ったわけです。そういった中で、今回、国がこんなのだめよといった場合のリスク的なものはどういうふうに考えておられるかをお聞きしたい。
○
永松委員長
高橋委員、これは直接この
報告事項には関係ないので、先に公園緑地課の
報告事項を終わらせて、その他でまた審議させていただきます。それじゃ済みません、先に公園緑地課より1点の報告がございますので、これの報告を求めます。
○三浦次長兼
公園緑地課長
公園緑地課の三浦でございます。
最後に、報告としまして、市民植樹祭の開催のお知らせを申し上げます。座って御説明させていただきます。
お手元に配付しております最後に2枚のリーフレットがございます。みんなの
森づくり市民植樹祭のお知らせのパンフレットと2枚目の位置図でございます。
大野川樹林帯第1回みんなの
森づくり市民植樹祭の開催についてでございますが、平成19年度からアントレプレナーシップ事業として取り組んでまいりましたみんなの森づくり事業も、ことしで3年目を迎えまして、この事業の1つでございますが、みどりの夢銀行で多くの市民の皆様から預けていただきましたどんぐりが約1メートルを超えるほどの苗木に成長し、植樹ができるようになりました。
そこで、ことし11月22日、日曜日でございますが、大野川樹林帯第1回みんなの
森づくり市民植樹祭を実施いたします。当日は午前10時から、大分市丸亀地区の大野川左岸におきまして、観光文化姉妹都市でございます帯広市から、帯広市みどりの親善訪問団の皆様約25名の参加を初め、国土交通省、高田校区、市民の皆さんと一緒に、どんぐりから成長した苗木やヤマザクラなど約1万1,000本の植樹を行う予定でございます。
この事業に参加いただきました子供たちが大人になったときに、この苗木が森となって地域の自然環境を守り、災害から私たちを守り、そして憩いの場となることを願っております。ぜひとも、この市民植樹祭に、多くの議員の皆様方、そして家族の皆様もお誘いの上で御参加をお願い申し上げたいと思います。
○
永松委員長
公園緑地課よりの
報告事項に対しまして、質疑等ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
永松委員長
それでは、以上報告案件を終わりますが、その他のほうとして、先ほどの
高橋委員の質問に戻ります。
○
松崎都市計画課長
都市計画課の追加報告がございますが、よろしいでしょうか。
○
永松委員長
はい、どうぞ。
○
松崎都市計画課長
1件追加報告でございますが、先ほど
土木建築部からも報告申し上げたところでございますが、県に対する都市基盤関連の県工事負担金における本市の窓口といたしまして、今後とも国や他県、他市の動向を注視し、県に対して働きかけを行ってまいりたいというふうに考えております。なお、この負担金の関係ですが、
都市計画部におきましては、県工事負担金として
庄の原佐野線等に係る街路事業には3億750万円、それから大分駅高架等に係る大分駅周辺総合整備事業については6億7,450万円を予算計上いたしておるものでございます。
○
永松委員長
委員の皆さんで、そのほか何かございませんか。
〔「なし」の声〕
○
高橋委員
今どっちになっているんですか。リスクの件。要するに、こうなったらどうなっていくのかというところをお聞きしたい。
○
後藤都市計画課参事兼
都心活性化推進室長
都市計画課の後藤です。この活性化の前提となる法律は、平成10年にできました都市再生の特別措置法で、暫定的に14年から19年やって、それが20年度に閉鎖という‥、これはもう国の政策的なものでなっておりますし、右肩上がりの前提ではなくて、方程式も右肩下がりという前提でして、推計してどこまで、これを、施策としてやらなかったらどこまで落ちるかをまず設定して、それからどれくらいまでの基準に戻すのかということで、下げどまり、どのくらい下げる、そういう施策が基本なのです。だから、達成できなかったから交付金を返す、そういう話は、検討の中では議論をやっていません。
○
高橋委員
今、議論は出てないと思うんですけれども、よく言われるのが、交通量にしてもいろんな水増しじゃないけど、全然いろんな言われる数字が違うと、現状の数字じゃないというふうなことの中から事業をやるとかいう話があるじゃないですか。一般的にそういう話を聞くじゃないですか。
そういったときに、ある程度これは、今までの現状から行くと、売り上げは伸びているわけです。そういった状況というのは、環境がこういうふうな展開になったから、仕方ないと言えば仕方ないのでしょうけれども。そういった中で、ここが気になるところなのですね。
そしたら、もう1回質問させていただきますけれども、もしそんなのクリアしてないから国がだめよということになるときの、大分市に対する影響だけ教えてください。
○
永松委員長
国からノーと言われたときの大分市の影響はどうかということですか。
○
高橋委員
ノーというか、クリアしていませんね。そうなるとどうなるのですか。
○後藤参事兼
中心市街地活性化担当
国とも非常に綿密に、こういう変更もそうなのですが、情報交換をずっとしながら動いております。特に経済産業省あたりと福岡のほうともですね。
ですから、そういう情報をしながら、見て、フォローアップをどうしていくかということも考えていかなければいかんわけですね。ですから、まだ時間的にはちょっとあるわけですけれども、そういうふうな状況で、今は、国ができなかったらどうだよというふうなことにはなっておりません。そういう話はまだ入っておりません。
○
高橋委員
相手は宇宙人ですよ。いや、本当に。だから、ノーよとなったときにはどうなるのということを聞いているのです。
○
後藤都市計画課参事兼
都心活性化推進室長
それについては、今、コメントできないと言いますか、ノーとならないようにやっている状況です。先ほど言いましたように、九州の経済産業局とは物すごく事細かに情報交換させていただいておりますし、内閣府ともやっていますから、いち早く情報入ってくると思います。これは全国的な状況とも思いますので、またそういう他都市の状況もあれしながら、早目に情報をキャッチしながら、またここの委員会でも報告をさせていただくという形でお願いしたいです。
○皆見
都市計画部長
商店街すべてが落ち込んでいるという状況ではありません。上がっているところもございますので。
○
大久保委員
複合文化交流施設の内容ですけど、我が党の場合は、こういった複合施設に対して、保育所はつくるべきじゃないと言ったんですが、実際にできるようになりました。
大ホールとかスポーツクラブとか、周囲に非常に出入りの激しい状況がある中で、安全性は大丈夫かなという懸念がありますから、そこら辺の問題。もう1つは、現実的に大分市の場合は会議室が少ないのですけれども、こういう状況では会議室はもっとふやすべきじゃないかと思うんですが、そこら辺の問題も含めて質問したいと思います。
○長野駅
周辺総合整備課参事兼
まちづくり推進室長
駅周辺総合整備課の長野でございます。保育所の安全面ということで御質問ございましたけれども、お手元の配置図をごらんになっていただきたいと思うのですが、保育所はこの敷地の中で、東側のほうです。そちらのほうの図面をごらんになってください。建物が1棟ございますけれども、それとは少し、小さくなっておりますけれども、東側のこの位置に金池桜ケ丘線に面しまして保育所を配置しております。
ちょっと見にくいのですけれども、保育所の出入り口と施設全体の搬入路、駐車場の出入り口等は分離いたしております。ただ、委員さん御指摘のように車の進入等、交差点との距離だとかについては懸念される部分もございます。懸念されますといいますか、今後の計画の中で解決する必要のある部分もございますので、それは民間事業者との協議の中で安全性の確保も十分協議しながら、計画を進めていきたいなというふうに思っております。
それと、会議室につきましては、総合社会福祉センターの中に300人が座られる大会議室、100人前後が座られる中会議室、20人前後が座れる小会議室、研修室等を大小合わせまして20前後用意しておりますので、その会議室を御利用していただくというふうになろうと思います。その会議室は、総合社会福祉センターの会議室でございますけれども、その後一般利用に開放できるように検討していきたいというふうに思います。
○
永松委員長
委員の皆さんでほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
永松委員長
執行部のほうでその他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
永松委員長
それでは、本日の委員会はこれで終了いたします。あすは9時30分からの
議会運営委員会が終了してから行います。本日はこれにて散会をいたします。お疲れさまでございました。
午前11時59分散会...