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  1. 江戸川区議会 2018-12-18
    平成30年12月 文教委員会-12月18日-10号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成30年12月 文教委員会-12月18日-10号平成30年12月 文教委員会 平成30年12月文教委員会会議録 ●日時 平成30年12月18日(火) ●開会 午前10時00分 ●閉会 午後 0時06分 ●場所 第3委員会室 ●出席委員(9人)   島村和成  委員長   窪田龍一  副委員長   本西光枝  委員   野﨑 信  委員   金井 茂  委員   佐々木勇一 委員   大橋美枝子 委員   関根麻美子 委員   田中寿一  委員 ●欠席委員(0人) ●執行部
      斉藤 猛  教育長   石井正治  教育長職務代理者   石塚幸治  文化共育部長    外、関係課長 ●事務局    書記 佐々木 康祐 ●案件  1 陳情審査 第115号・第121号・第123号・第124号…継続  2 所管事務調査…継続  3 執行部報告  (1)しのざき文化プラザ 第39回企画展示「刺繍と人形」  (2)平成31年江戸川区成人式  (3)平成30年度周年記念行事実施報告について  (4)平成31年度周年記念行事日程について  (5)平成30年度全国学力・学習状況調査結果報告について  (6)平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査について                      (午前10時00分 開会) ○島村和成 委員長 ただいまから、文教委員会を開会いたします。  署名委員に、金井委員、関根委員、お願いいたします。  これより、陳情審査に入ります。  はじめに、第115号、家庭教育支援法の制定を求める意見書提出に関する陳情について審査願いますが、前回の委員会において、陳情内容に関して、陳情者に確認すべきとの意見がありましたので、はじめに事務局より、その件について報告をさせます。 区議会事務局 前回の委員会で、大橋委員より、陳情原文中の家庭教育支援法が、何か特定の法案を指しているのか、または陳情原文中に記載のあるような理念を踏まえた包括的な意味での家庭教育支援法を指しているのか、陳情者の方に確認してほしいというご意見がございましたので、事務局より陳情者へコンタクトを取りました。  陳情者からは、現在、自民党で家庭教育支援法の制定を進めており、そのものを指している旨の回答がありました。  陳情者ご本人に、その条文案があるのか、どうかを確認をしましたところ、現在お手元にはないとのことで、その条文案を探してみます、との回答を得ております。 ○島村和成 委員長 それでは、審査願います。 ◆大橋美枝子 委員 自民党が準備しているということでしたので、そういう案文が用意できたら、ぜひお願いしたいというふうに思います。  私が前回聞いたのは、家庭教育支援法の制定に関する請願というのが、第193回国会の請願で出されており、2017年6月2日付で付託されて、審議未了となった案文がございます。このことを指しているのかと思って、聞いたら、多分このことを指してらっしゃるんじゃないかというふうに今聞きました。それでその案文が出てから、またそれに沿って意見も述べさせていただきたいと思いますので、ぜひ陳情者に確認いただいて、私が今言ったような中身かどうかも含め、いただければと大変そのことを望みたいと思います。 ○島村和成 委員長 よろしいですか。それでは、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村和成 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第121号、青少年健全育成基本法制定を求める意見書の提出を求める陳情について審査願いますが、前回の委員会において、同じく陳情内容に関して、陳情者に確認すべきとのご意見がありましたので、はじめにそのことについて事務局より報告させます。 区議会事務局 前回の委員会で、大橋委員より、陳情原文中の青少年健全育成基本法が何か特定の法案を指しているのか、または陳情原文中に記載のあるような理念を踏まえた、包括的な意味での青少年健全育成基本法を指しているのか、陳情者の方に確認をしてほしいというご意見がありましたので、事務局より陳情者へ確認いたしました。  陳情原文中の青少年健全育成基本法についてですが、特定の法案を指しているものではなく、陳情原文中に記載のあるような理念を踏まえた包括的な意味での青少年健全育成基本法の制定を求めるものであるとのご回答をいただきました。 ○島村和成 委員長 それでは、審査願います。 ◆本西光枝 委員 特定の法案を指すものではなく、包括的な意味ということでしたが、この陳情原文を読みますと、国を挙げて次代を担う青少年の育成が重要とあります。それでは個を大事にするという観点が失われ、主体的に考え、行動する生きる力を育むことがなくなることに通じかねない危険性を含んでいると考えますので、この陳情には賛同しかねるところであります。意見のみです。 ◆大橋美枝子 委員 前に2004年にそういう案が出されたということを紹介しましたけれども、そのときに日本弁護士連合会の意見として出された、そういう、何と言うんでしょうか、基本的な見解が2点にわたって述べられ、それで、このことからもこの陳情に対しては疑念がある、賛同しかねるという立場で意見を一言申し述べたいと思います。また、資料もいただけたらと思って、まず意見と先に述べましたので、意見について述べさせていただきますけれども、この20歳未満の青少年なのか、今はまた変わって18歳未満とするか、それは青少年の民法の改正等も含めていろいろと動きがあるわけですけども、子どものいわゆる意見表明などをきちんと包括的に内容に盛り込まれれば、まだちょっといいかなというふうに捉えますが、この陳情原案は青少年が果たす役割はいやが上にも大きくなっていると、この意味もよくわからないんです。果たす役割というよりは、むしろ青少年の成長支援に関して、子どもたちの基本的な、いわゆる子どもの最善の利益というふうに一口に言われますけれども、そういう基本的な子どもの発達保障が示されるような中身と読み取れないということが一つ問題として指摘したいと思います。  それから、もう一つ、今、本西委員がおっしゃったとおり、国を挙げて次代を担う云々というところも、これも適切ではないというふうに考えていますので、子どもの成長を基本的に保障する児童福祉法、子ども権利条約に基づく基本法という提案ならまだしも、そういう中身になっていないことが、2番目の理由として、今の全体の包括的なものとしては児童福祉法で基本的には示されているのではないかというふうに捉えています。  それから、すみません。一つ資料請求なんですけれども、家庭教育支援法のときにも江戸川区の具体的な施策について資料請求を本西委員からされていましたけれども、私もいわゆる健全育成という形で区がやっている施策というのはたくさんあると思います。すくすくスクールなどは健全育成ということを、初めからきちんと銘打っていますし、全部網羅するのは大変かと思いますが、健全育成ということを視点にした事業を少し整理して、地域にはそういう委員会もありますし、どういう活動で、今、実際に支えているかという実態を認識しておきたいと思いますので、それらの資料をいただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ◎藺草光一 健全育成課長 江戸川区で実施している施策、おっしゃっていただいたとおり、すくすくスクールもございますし、私どもの健全育成課の事業もさまざまな事業を実施しておりますが、全て根底には健全育成という概念が入っているのかなと考えております。そういう意味では、全ての江戸川区の限られた部分もあるかもしれませんけれども、ほとんど全てが健全育成という観念になっておりますので、それを全てを提示するというのは、なかなか江戸川区の施策を全て提示するということにもなりかねないので、なかなか資料としてまとめるのは困難な部分があろうかと思います。 ◆大橋美枝子 委員 特に、主なものといってもなかなか難しいでしょうか。特に青少年委員会が地域でやっている活動などは、なかなか議会でも具体的に見えてこない部分がありますので、報告にはありますけれども、そういうのもぜひ知っておきたいなと思ったものですから、特徴的な取り組みが知りたいなと思ったもので、基本的には区の報告でまとめられたものが基本というような、そういう捉え方でしょうか。 ◎藺草光一 健全育成課長 そのとおりだと思います。 ◆関根麻美子 委員 私は、この陳情原文の5行目、6行目、個人的な見解ですけれども、青少年をめぐる問題は大人社会の反映であり、この社会に生きる全ての大人がその責任を共有すべきものであります。この文については、非常に私は共感できる文であります。先ほど、国を挙げてというお話、云々とありましたけれども、私は社会全体として、子どもたちや青少年の育成について最大限の支援をしていかなければならないというところでは、本当にそこが重要だと思っていますし、応援をしていきたいと考えている一人ではあるんですけれども、人ごとではなく、自分事として、誰一人置き去りにしないという、子どもたちも青少年の若い人たち、これから未来を担う人たちへの、そういった支援は必要だと思っております。それが、この基本法の制定では、そこにおいて必要なのかどうかということについては、我が会派の中でもさまざまな意見がありまして、これからもいろいろ精査をしながら、しっかりとまた熟考していきたいと考えております。一応私の意見です。 ○島村和成 委員長 ほかにございませんか。  特にないようでしたら、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村和成 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第123号、江戸川グラウンド使用に関する陳情について審査いたします。  前回の委員会で要求した資料が提出されましたので、執行部から説明を願います。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 それでは、陳情123号に関して、前回資料要求があった資料についてご説明をさせていただきます。複数の資料がございますので、まずは一覧表ということで、まとめさせていただいております。合計で五つの資料をご用意させていただきました。一つ目が江戸川河川敷グラウンド施設概要、二つ目が江戸川河川敷グラウンドの施設のレイアウト、三つ目が施設区分別利用可能種目の一覧表、四つ目が平成29年度河川敷グラウンド施設利用率一覧、そして五つ目が河川敷スポーツ施設の関係法規でございます。順番にご説明させていただきます。  まず一つ目の江戸川河川敷グラウンドの施設概要でございます。江戸川河川敷グラウンドは、開設がおよそ70年前、昭和24年になります。当時未整備だった河川敷の草むらで多くの区民が野球を楽しんでいて、きちっとした野球用のグラウンドを整備してほしいという、そういった要望を踏まえて整備が始まったというふうに聞いております。以降、少年野球場は昭和41年、ソフトボール場は昭和58年、今回問題になっていますサッカー場は昭和50年、ラグビー場は昭和57年、運動場が昭和50年という形で整備が進められてきた経緯がございます。  続きましてグラウンドの利用時間でございますが、これは季節によって変動しておりまして、4月から9月が6時から18時、10月が6時から16時、そして11月、12月が8時から16時、1月、2月は霜がおりるということもありますので、開設時間も遅くなっておりまして、10時から16時、そして3月が8時から16時というような貸出時間となっております。  そして3番、駐車場でございますが、こちら二つございまして、まず北小岩の駐車場につきましては、現在300台収容可能ということでございまして、こちらは常時開放しております。そしてもう一つ、上篠崎駐車場でございますが、こちらは100台分駐車可能でございます。ただ、平日の利用者が少ないということで、こちらの上篠崎駐車場につきましては、土曜、日曜、祝日のみの開放となっております。  そして、施設の使用料でございますが、これは条例でも規定されていますが、2時間1面1,030円でございまして、小・中学生は無料ということになっております。  そして、施設の利用と貸出方法でございますが、こちらの河川敷グラウンドは江戸川区の施設予約システム「えどねっと」にて利用、貸し出しを行うということになっておりまして、施設の利用までの流れにつきましては、下のフローチャートをごらんいただければと思います。一応簡単にご説明いたしますけれども、まず、えどねっとの利用者登録を区内の指定施設でしていただきまして、その後、使いたい月の前月、1カ月前に毎月1日の9時から10日の22時までに抽選の申し込みをしていただきます。その後、毎月11日に自動抽選が行われまして、その後、毎月11日の正午から抽選結果が確認できます。そこで抽選結果、当たった方はそのままですし、外れた方、あるいは予約が入っていない枠につきましては、空き予約の申し込みが可能ということになります。そして、その後、当日までにグラウンド券を買いまして、当日グラウンドの職員に手渡すというような、そういった利用方法になっております。  続きまして、資料の2番でございます。江戸川河川敷グラウンド施設レイアウトでございます。江戸川河川敷グラウンドにつきましては、全部で47面のいわゆるグラウンドを整備しております。施設の一覧で整理させていただいておりますが、野球場につきましては20面ということで、場所につきましては1から8ですとか、番号が振ってありますが、これは地図と番号が合致いたしますので、ご参照いただければと思います。少年野球場が12面、ソフトボール場が3面、サッカー場が5面、少年サッカー場が4面、ラグビー場が1面、運動場が1面、そしてスポーツ広場が1面ということになっております。  続きまして、資料の3番でございますが、それぞれのグラウンドの施設区分別の利用可能種目をまとめた一覧表でございます。まず対象者がございまして、まず小学生につきましては、ソフトボール場とラグビー場と運動場、そして小学生に限りますけれども、少年野球場と少年サッカー場を使うことができます。そして、中学生以上、いわゆる一般でございますが、こちらの方は少年野球場と少年サッカー場を除く施設を利用することが可能ということになっております。それぞれの種目ごとに、どこのグラウンドを使えるかということが以下の表で整理されておりますが、野球については、やはり野球場でのみの利用となっておりまして、ソフトボールソフトボール場のみの利用、サッカーもサッカー場のみの利用というふうになっております。そして、ここから複数の種目が利用可能な施設でございますが、ラグビー場につきましては、ラグビー、ラクロス、アメフト、ホッケー、フライングディスクなど、こういった多様な種目で利用可能というふうになっております。さらに、運動場につきましては、ラグビー、ラクロス、アメフト、ホッケー、フライングディスクのほかに、ドッヂビー、グラウンドゴルフターゲットバードゴルフ、そして幼児等の運動会でも利用可能となっております。  今回、陳情にありました幼児サッカーは、幼児ということもありますが、基本的には私どもの感覚といたしましては、運動会レベルかなということで、使うとすれば運動場かなというような、そういった認識でございます。  続きまして、四つ目の資料でございますが、平成29年度の河川敷グラウンドの施設利用率の一覧でございます。すみません、こちら荒川のグラウンドも入っておりますが、全体の利用率ということになりますので、よろしくお願いいたします。江戸川だけ抜粋してご説明させていただきますが、野球場の一般の京成鉄橋上流野球場市川橋上流野球場と江戸川病院前野球場とポニーランド前野球場、これが江戸川河川敷の野球場でございます。こちらの野球場につきましては、平日の利用率が15.5%、土日祝日の利用率が86.1%でございます。やはり、土日祝日の稼働率が高いというふうに言えると思います。と言いましても、雨天の場合は使えないので、やはり土日祝日でも雨が降ったら使えないということで、100%にはなってないというようなことが言えます。そして、少年野球場でございますが、こちらの表の北小岩少年野球場東小岩少年野球場、こちらが江戸川河川敷にある野球場でございます。平日の利用率は1.0%、土日祝日の利用率は87.8%でございます。そして、表の真ん中より少し下、今度はソフトボール場でございますが、江戸川河川敷3面ございます。こちらの平日の利用率は5.1%、土日祝日の利用率は59.4%でございます。そして、さらに表の下、サッカー場につきましては、まず一般のサッカー場が平日が8.9%、土日祝日が83.7%、少年サッカー場が平日が8.8%、土日祝日が97.6%でございます。そして一番下、ラグビー場につきましては、平日が5.9%、土日祝日が64.6%、そして最後になります、運動場が平日が10.5%、そして土日祝日の利用率が67.8%でございます。  続きまして、資料の5番目でございますが、河川敷スポーツ施設の関係法規について整理をさせていただきました。  まず(1)番がスポーツ施設の利用対象者はどういう方なのかということを決めたものでございます。こちらは、江戸川区スポーツ施設申込運用要綱というものがございまして、その要綱の抜粋でございます。その要綱の第8条でございますが、前条に規定する利用者登録の種別、区分及び条件は次のとおりとするという規定がございまして、いわゆる利用者登録の種別と区分と条件がこの表で整理をされております。基本的に小学生以上の方を想定した、そういった登録区分と登録条件ということになっております。  続きまして、1ページの下、同じ要綱の抜粋でございますが、別表第4(第5条関係)でございますが、こちらの表は利用者の登録種別、区分によって利用できる施設を示しているものでございます。表を見ていただくとおわかりいただけるかと思いますけれども、利用者の登録種別と区分によって利用できる施設が異なるというような取り扱いとなっております。  2ページをごらんください。(2)はスポーツ施設の利用料についての規定でございまして、こちらは江戸川区体育施設条例、別表2(第6条関係)の抜粋でございます。こちら体育施設条例で管理されている施設のみということになりますけれども、この中で上から2番目以降が河川敷施設ということになりますが、野球場については、先ほどご説明したとおり、1面2時間、1,030円、ただし小中学生は無料ということになっております。以下ソフトボール場サッカー場少年サッカー場、ラグビー場、運動場も全て同じ条件でございます。  そして(3)番のスポーツ施設使用料減免規定でございます。どういった方が使用料が無料になったり、減免されるのかということを規定したものでございます。これは江戸川区体育施設条例施行規則の第9条第1項の抜粋でございます。そちらの第9条で、条例第8条の規定により、使用料を減免することができる場合及びその率は次のとおりとするということでございます。条例で小・中学生は無料というふうに規定されておりますが、それ以外の方で、減免になる場合を規定した条項となっております。  そして、3ページをごらんください。今度は(4)といたしまして、今回サッカースクールというような陳情でございますので、そういったスクール、営利目的の利用が可能かどうかということでございますが、まず(4)番につきましては、スポーツ施設における営利を目的とした利用に関連する規定、こちらは江戸川区施設予約システムえどねっとの利用者規約というものがございまして、その第50条の抜粋でございます。こちら、第50条には、利用の不承認ということが決められております。第50条、条例の規定により次の各号に該当する場合は利用承認しないこととし、必要に応じて予約を取り消すことができることとします、というふうに定められておりまして、こちらの(3)番ですか、第3号と言ったほうがよろしいでしょうか、営利を目的として継続的に団体の活動を行う場合(個人、団体又はその構成員が財産上の利益を得ることが主たる目的である場合を含む。)という規定がございます。江戸川河川敷スポーツ施設につきましては、えどねっとの施設でもありますので、利用者規定が適用されます。それで、第50条で営利を目的とした利用ということについては、認めないということが定められております。 ○島村和成 委員長 それでは、審査のほうをお願いいたします。 ◆本西光枝 委員 今のご説明に対しての質問なんですけれども、3の資料のところで施設区分別利用可能種目一覧表ということで、まず使える種目というのが決まっているんですけれども、これ以外に使いたいというときには使えないのかということをお聞きしたいのと、まずその1点をお聞きします。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 こちらの資料の3番でございますが、野球とソフトボールとサッカーにつきましては、それぞれの施設がございますので、その種目のみの利用となっております。それで、ラグビー場と運動場につきましては、これ以外にも利用することが可能です。それは、利用者からの内容を聞いた上で、その内容であれば、このラグビー場、あるいは運動場だったらできますよね、安全にできますよね、ほかの利用者に迷惑をかけずできますよね、というような判断ができれば一応利用承認をしているというのが実態でございます。 ◆本西光枝 委員 江戸川区内でサッカーができる施設の資料を前回の委員会が大橋委員が請求したかと思ったんですが、そうではなかったでしたっけ。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 すみません、今回、河川敷グラウンドということでの陳情でしたので、河川敷グラウンドでサッカーができる場所ということで資料をつくらせていただいておりますが、ほかの指定管理施設も含めてということであれば、申しわけございません。次回の委員会で提出をさせていただければと思います。 ◆本西光枝 委員 区の状況が知りたいのでお願いしたいと思います。えどねっとでサッカー場を見たら、小学生という分類があって、ここに出てきているとおり、江戸川サッカー場平井運動公園が出てきたんです。サッカーはえどねっとでは2カ所出てくるんですけれども、スポーツ公園とか名前がついている公園でもサッカー教室らしきものが行われているんですけれども、そういったことも実際使われていることも調べていただけるのでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 議員さんのご質問の多分内容については、公園にくっついている、多分グラウンドのことかなということでございまして、公園については、土木部の所管になっておりまして、スポーツのほうでその利用実態については、詳細を把握しておりませんので、土木部に確認をして、その辺が出せるかどうかということを聞いた上での判断になるかと思います。 ◆本西光枝 委員 それで、お願いします。  それと、区内でサッカーができるところとして、臨海球技場もあるかと思っていたんですけれども、これを見ると、フットサルはえどねっとで予約が可能なんですけれども、サッカー場として使えるグラウンドはできないんですけれども、これはどういったことでえどねっとは使えないのでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 指定管理施設は、臨海球技場以外にも数多く、例えば陸上競技場ですとか、あるいは江戸川区球場ですとかございます。そこの施設はえどねっとに入っておりません。そういった大型の施設については、臨海球技場もサッカー場もそうですけれども、やはり全国的な大会ですとか、そういったような大会に使われるようなことが多いということなので、えどねっとのような形で基本的には区民の方に日常的にご利用いただく施設とはちょっと種類といいますか、性格が異なるということで別の取り扱いで対応させていただいているということでございます。 ◆本西光枝 委員 では、フットサルは全国的な大会がないからというふうに理解しておいてよろしいんですか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 フットサルも日常的な区民の方を中心とした利用が多い施設でございますので、そういった扱いにしているということでございます。 ◆本西光枝 委員 わかりました。資料をたくさんいただいたので、よく見たいと思います。 ○島村和成 委員長 よろしいですか。 ◆大橋美枝子 委員 小学生以上ということで条件を整備されているというふうに読み取れたんですけれども、幼児、小さい子は、もしスポーツ施設を利用するとなったら、親も一緒にみたいなことでの取り扱いなのでしょうか。 ちょっとその辺を確認したいんですけれども。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 もともと、幼児の利用を想定をしておりません。それで、やはり保護者の方が多分同伴ということが当然、安全管理上必要だということになりますので、もし使うということであれば、保護者の方が一般として、登録をして使うというような、そういったルールになってくると思います。 ◆大橋美枝子 委員 何となくそれも一理あると思ってお聞きしました。それで、陳情原文に有効活用しているとは言えない。一部の人たちだけを利するという表現があるんです。原文の最後のほうに。私も陳情者がそういうふうに捉えているということなんだと思うんですが、これはグラウンド使用に関して、区としては、こういう表現というか、指摘というのをどんなふうに受けとめたのかなというのを今の段階でどうでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 決してそういうことはないというふうに考えております。陳情原文を読みますと、やはり駐車場に近い場所に野球場が多いじゃないかというような、そういったふうにも読み取れるんですけれども、先ほど開設年のお話をさせていただきましたが、もともとの経緯が昭和24年にあそこに野球場ができた、ちょうど今の少年野球場のあたりに初めてできました。それから野球をやる方の要望を踏まえて、野球場がつくられ、昭和50年になって、サッカーをする人にもぜひ欲しいんだというような要望を踏まえてつくった。ただ、そのときにサッカーは一面が非常に大きい面積を必要とするので、あのあたりで確保することが困難でした。ですので、少しちょっと遠くて不便な場所にはなりますけれども、現在の篠崎のあたりにサッカー場とあわせて少年サッカー場も合計9面整備させていただいたという経緯がございますので、そういった歴史的経緯の中であのような整備状況となっておりますので、決して野球を優先して整備してきたというわけではないと考えております。 ◆大橋美枝子 委員 経緯もよくわかりました。それで、最後にもう一点だけ。運動場の利用の仕方はいろいろあると思うんですが、運動会みたいな形で出ていますけれども、これは例えば幼稚園とか、保育園とか、そういう小さいお子さんの運動会に貸出するとか、そういう利用も結構あるんでしょうか。 ◎渡邊良光 スポーツ振興課長 確かに、そういった利用もたまにございますが、貸し地が自由利用の緑地、草むらもありますので、地元の保育園とか、幼稚園の方とかは、そちらの緑地を使うこともありまして、そういった形で併用されているといいますか、そんなに頻繁に江戸川区のこの運動場を使うということはないんですけれども、そういった緑地も併用しながら、そういった事例もあるということでございます。 ◆大橋美枝子 委員 陳情が、小さい子をという形で出しているので、ちょっと聞いてみました。区として適切な対応をされているという感じが今答弁の中でも感じるので、もう一度この資料も読んでまた次回も質問するかもしれませんが、基本的な施策と認識はよくわかったということでありがとうございました。 ○島村和成 委員長 特にないようでしたら、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村和成 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第124号、すくすくスクール・学童クラブの時間延長に関する陳情について審査いたします。  前回の委員会で要求した資料が提出されましたので、執行部から説明願います。 ◎教育委員会事務局参事〔教育推進課長事務取扱〕 前回の委員会で資料要求のありました3点につきまして、お手元にお配りさせていただいております。  1点目でございますが、平成30年度の特別区における公設(直営・民営)学童クラブの育成時間及び育成料ということでございます。こちらはそれぞれの区のホームページ上の記載をもとに集計をさせていただいたものでございます。  それから2点目でございますが、特別区における民設の民間の学童クラブの運営終了時間ということでございまして、東京都のほうで資料があればということで調べさせていただきました。古い資料でございますが、28年5月1日現在ということで、東京都の資料から一部抜粋ということで、こちらに掲げさせていただいております。  それから3点目でございますが、すくすくスクール・学童クラブの17時以降の利用実績でございます。平成29年度から平成30年度12月までのものをお示ししました。学童クラブの登録者数、そして17時以降の希望者数、それからその率、実際の利用者数の実績、その希望者数に対する割合、登録者数に対する割合ということで、お示しをしたものでございます。 ○島村和成 委員長 それでは、審査の参考として、それぞれ審査をお願いしたいと思います。 ◆大橋美枝子 委員 まず、陳情原文に保護者から離れている時間帯を全てを補うものではない、下校は基本一人というふうに区がそういうふうに言っているというふうな言い方を陳情者が言っていますが、これはどういうふうに保護者にこの中身を保護者にどんなふうに伝えているのか、どういう形で伝えているのかということを一つお聞きしたいこと。  それから2点目は、陳情原文にお迎えが間に合わないといった理由で仕事を退職、他区への転出といった選択を余儀なくされますというふうに陳情者が言っていますが、そういうこの書かれ方というのは、ちょっと私も残念だなというふうに思って、この陳情者の区の対応がもうちょっと工夫できないかと思いながら読んだんですけれども、この指摘をやっぱり区はどう受けとめるのかということが2点目に聞きたいんです。陳情者がそう言っているので。  まず、その2点をお願いいたします。
    ◎教育委員会事務局参事〔教育推進課長事務取扱〕 まず、その原文にあります、保護者から離れている時間帯、全てを補うものではないということでございますが、こちらに書かれておるとおり、すくすくスクール事業については、子どもを中心とした健全育成事業として捉えております。この親御さんの働く時間に合わせて求めに応じて延長を繰り返すということは、すくすく事業の本来の目的とは違うということで、そういった意味での保護者から離れている時間帯全てを補うものではないということで、この陳情者の方に対しても、お問い合わせに対してお答えをしているということで、そのままをこちらに記載をされたんだと思います。それから仕事をお辞めになるとか、そういったことは、私どもでは把握をしておりません。 ◆大橋美枝子 委員 1点目の子どもの健全育成というところを明記した、そういう資料というのはすくすくのお知らせに明記しているというふうに捉えていいんでしょうか。そこだけ確認したいのですが。 ◎教育委員会事務局参事〔教育推進課長事務取扱〕 条例をもとに、そういったお知らせ文も同様に記載をさせていただいておりますし、お問い合わせに対してもそのようにお答えをさせていただいております。 ◆大橋美枝子 委員 基本的な、そういう区の施策ということの、私は意見がありますけれども、施策の中身はそういうふうに対応していること自体はわかりました。そこで、私は、2点目に質問したことに関係あるのですが、他区への転出や選択を余儀なくされるという事態があったと陳情者は認識されていると、そういう声を聞いてらっしゃるので陳情を出したんじゃないかというふうに捉えています。私、個人もそういう声は聞いています。それで、私たちの会派は何とか最低でも7時まで延長できないかということを、この前、議会でも質問させていただいたわけですけれども、今資料をいただきまして、さっと見たところ6時半または7時までほとんど延長保育という形もとっていますが、世田谷区、江戸川区の2区だけは違いますが、世田谷区は18時15分ということになっておりますけれども、江戸川区は18時までということで、趣旨が違うと言えばそれまでですけれども、学童クラブの育成時間ということで見れば、6時半、または7時というのが圧倒的と。21の区がそうしているという、この事実は重く受けとめていただきたいと、改めて思います。前に保育園の認可保育園の保育時間がどうなっているかということで質問したら、所管が違うからということでしたけれども、先ほどもスポーツ振興課長のほうから土木部に問い合わせて答弁ができるか、ちょっと検討させてもらいたいというふうにおっしゃっていただいてよかったなと思うんですが、そういう保育のことに関しても所管に問い合わせて、提案できるかということを問い合わせをしてほしかったなというふうに思いました。これは意見です。具体的に区の保育施設一覧の表を見ますと、保育時間が朝の7時半から18時半というのが標準時間となっています。いわゆる保育時間11時間です。これで希望者は延長保育が利用できて、延長保育はさっと見ますと、7時半が標準で本当に驚くんですが、8時半までというのもありました。もちろん8時半まで預けていいのか、どうかとなると、私もこれは大変だなと、夕飯なんか食べさせているのかなとか思いながら個別には聞いておりませんが、でも就労支援ということで保育園がさまざまな支援をしているという実態が江戸川区でもあるということを改めて認識しました。幼稚園の預かり保育も結構遅くまで保育しているんです。この区の資料によりますと、6時半まで預かる、預かり保育が3園、7時までが1園、8時までが1園でした。それだけ保育のニーズがあるということになると思います。それが学童になると、健全育成ということを前面に6時という保育時間でいいのかと改めて、健全育成というのは何なのかということを改めて私は問いたいと思います。就労支援と健全育成を一体と捉えれば、それは保育時間、学童クラブの保育時間の延長も視野に入れて検討するべきであるというふうに考えますが、その就労支援という視点で、改めて、すくすく学童の保育時間の検討をしていただけないでしょうか。 ◎教育委員会事務局参事〔教育推進課長事務取扱〕 先般の区議会、本会議の席上でも教育長より答弁をさせていただきました。長時間、お子さんが家庭から離れて過ごしていること、それによる疲労ですとか、そうした心身への影響というものを我々は考えているわけで、これについては、すくすくスクール、小学生の放課後の児童の健全育成については、延長というのは考えていないということでございます。 ◆大橋美枝子 委員 区はそう答弁されるだろうと思いましたけれども、その視点というのは就労支援の中身と私は違うと思います。現に認可保育園では、一定時間、延長時間も含めて支えているわけですから、長時間預かるのがいいということを言っているのではありません。それはいろいろな問題を抱えて、長時間保育園にいることの大変さってあるんじゃないかと私も想像します。でも、やっぱり親がいないところに1人で帰るという、本当にそれでいいのかというのが、どうしても疑問なんです。それで、前もずっと6時でしたので、親はさまざまな工夫をして対応してきたと思いますけども、そこで改めてちょっと資料としていただきたことがありますので、お願いします。  一つは、資料が出せればですけども、6時に迎えに来られず1人で帰している子どもの数というのはわかるでしょうか。  2点目に、ファミリーサポートにお迎えを頼んでいるお子さんというのはどのくらいいるんでしょうか。  それから、有料学童クラブなど別の事業者がすくすくに迎えに来て、いわば延長保育に入るということをお聞きしていますけども、そういうお子さんというのがわかれば、直接保護者がやりとりしている場合は別ですけど、すくすくを通して有料学童クラブなどに行っていると。これは、区に届けた民間学童クラブにかかわらず幾つか有料もあるわけですから、そういう別の事業者が迎えに来るという意味で捉えて、どのくらいの子どもがすくすくスクールから別のところに移るのかということがわかれば教えてほしいんですが、以上でどうでしょうか。 ○島村和成 委員長 以上3点、どうですか。 ◎柴田靖弘 教育委員会事務局参事〔教育推進課長事務取扱〕 1点目の6時に迎えに来る児童の数、これについてははっきり出るかは調べてみないとわかりません。といいますのは、お迎えが基本じゃないんですね、学童クラブ。学童登録自体もお迎えを原則としておりませんので、把握ができるかどうかこれは確認させてもらいます。  2点目につきましては、ファミリーサポート担当のほうにすくすくの利用者ということで数字が出るかどうか確認しておきます。  それから、民間の学童クラブ。これについては、すくすくから直接民間学童に行かれている児童の数字について確認をしてみたいと思います。 ◆大橋美枝子 委員 もちろん1人で帰るのは基本だっておっしゃることで言えば、なかなかつかめないかもしれないけど、結果として6時までいるお子さんの数ということならわかるでしょうか。つまり6時帰りのお子さんの数ということで、もしわかれば教えてください。 ◎柴田靖弘 教育委員会事務局参事〔教育推進課長事務取扱〕 今回提出させていただいた資料3番目に、6時まで利用している児童のお子さんの数と割合を出させていただいております。 ◆大橋美枝子 委員 失礼しました。ちょっと読み足りなくてごめんなさい。 ◆本西光枝 委員 この陳情を見て率直に思うことは、今働き方改革と言われていますけども、子育て中の家庭でありながら長時間労働が余儀なくされている現状があるということをすごく思います。9時5時で働いて、すくすく学童登録の18時までにお迎えに行けないという現実をどうしたら変えていけるのだろうかということを思います。女性の社会進出が進んだとも陳情文にありますが、男性の働き方に女性を合わせていくというのではなくて、男性も含めた働き方への意識改革が必要です。職種によって事情も違って一般的な保育時間では間に合わないという方もいるかもしれませんけども、しわ寄せが子どもにいかない社会をつくっていくことが必要だと本当感じております。  しかし、現実はそうも言ってはいられないということがあるかと思うんですけども、今日いただいた資料で2番目の特別区における民設学童クラブの資料を出していただきました。この28年5月1日現在で江戸川区は、クラブ数3つとなっているんですけども、区内にあるこの民間学童クラブの数がわかれば教えてください。江戸川区に届けているものも、そうでないものも、内訳も含めて教えてください。 ◎柴田靖弘 教育委員会事務局参事〔教育推進課長事務取扱〕 この3とありますけれども、今現在は2でございます。1件取り下げがございました。届け出を取り消すという届け出がございまして、今は2というふうになっています。これは、私どもの条例で基準を定める条例という、国が示したもので届け出という手続をとられた方が今は2件ということになりますが、これは特に届け出がなくても事業者は民間学童クラブということでできますので、そうした中からうちのこの条例に基づいて届け出をしているものがこの2件だけだと。この時点では3件だけだということでございます。  私どもで把握しております、すくすくから民間学童に行かれている方、これはちょっと古い資料で恐縮でございますが、9月1日現在で区内の事業所としては20カ所、そして区外の事業所が4カ所、合わせて24カ所にすくすくが終わってから、またすくすくの途中から民間学童に行っているということは捉えております。 ◆本西光枝 委員 そうすると、すくすくが終わった後に民間学童に行っているということは、民間学童の延長時間が長いところだとそこに行くということだと思うんですけども、すくすくの学童登録と同じ6時までの開設時間である民間学童保育というのもあるんですか。 ◎柴田靖弘 教育委員会事務局参事〔教育推進課長事務取扱〕 実は届け出も何もない事業所でございますので、その実態というのは把握はできておりません。 ◆本西光枝 委員 わかりました。今日いただいた資料よく読んでみたいと思います。 ◆関根麻美子 委員 登録者数に対する17時以降の参加割合が出ておりまして、これ5時以降ですので、6時までとなると、またこのパーセントもぐっと減っていくんじゃないかなと推測できるものであります。ありがとうございました、提出。  それで、1点ちょっと確認なんですけど、陳情原文では子どもはすくすくスクールが終了した後は1人で自宅へ帰らなければなりません。江戸川区として登下校は基本1人とのことですが云々というところあるんですけども、特に冬時間4時半には暗くなるという冬場においては、結構4時半ごろ、5時とは言わずに早く帰れる子はまとめて、同じ方向の子たちと数人で帰すようなそういったことがあったかと思うんですけれども、そういった配慮は今も当然されているんじゃないかなと思っているんですが、その点はいかがでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育委員会事務局参事〔教育推進課長事務取扱〕 まず帰るときに、同じ方向のお子さんは一緒に帰るということを原則としております。また、ときには、サブマネジャーそしてプレイングパートナーが途中まで見送るということもしております。すくすくによっては、地元の町会の方々が毎日帰りを送り届けていただいているという小学校もございます。これは本当に地域の方々が毎日帰る時間には来ていただいて、それぞれ何人かまとまって帰るわけですが、途中途中一人ひとりと子どもがうちに入っていく。最後のお子さんのところまで見守っていただいているという、そういう活動をしていただいている方々もいらっしゃるという実情でございます。 ◆関根麻美子 委員 特に暗い中で子どもを帰すことについては、親としては非常に心配度が高まるということがあるので、そういったことが配慮が地域によってあるとか、またPPさん、プレイングパートナーさん、そういったご配慮があるという点については非常にありがたいなと思います。  もう一つは、小学校に入ると親子で通学路確認をして危ないところはさまざま確認をしながら、またピヨピヨマークのあるところはどこだとかそういったことも確認をして、1人で行動することも小学校へ入ると結構多くなる。遊びに出かけたりとか、帰ってきたりとか、そういったときの自分の身を守る、そういった安全教育というか、そういったことは学校でももちろんやっていただいていると思いますし、ご家庭でもしっかりと話し合いをということを学校でももう入学したときには必ず話をすると思うんですね。それでも不審者とかそういった心配というのがありますから、それからまた地域の方とかさまざまなところがパトロールをしてもらうとか、あらゆる点で子どもの安全を守るということは大事だと思うんですけども、基本、子どもは自分で自分の身を守るというところをしながら、と言いながらでも1人で帰るときには不安であるという保護者の気持ちもわからないではないので、さまざま配慮をしていただきたいなと思っております。  それで、この延長の時間については、実は我が会派も特に長期休業中の朝の時間帯とか、9時から始まるところではもう少し早くしてもらえないかとか、そういった要望もこれまでも出してきております。その中で、私個人としては終わる時間の延長ですね。朝の時間はさまざまちょっと今、柔軟的に対応してくださっているということも聞いていますので、そのことはまた後で確認をしたいと思うんですけども、特に江戸川区が6時というのが他区に比べて非常にこれは少ないということですが、しかし、これ7時に延長していくということに私個人としては非常にそれは認めがたいなと。できれば6時というのは、やっぱり就学前の保育園とは違うと思うんです。小学校の学童というのは、学童クラブ登録は低学年の子が多いと思うんですね。1年生が1番多いと思うんです。1年生については、非常に緊張感を強いられて入学して学校の中で授業を受けながら新しい環境の中、非常に不安感と緊張感と大変疲れるという。私、自分の経験上1年生の担任4回ほどしたことがあるんですけども、非常に疲れていますので、できればもう早く帰って、できれば宿題なんかも本読みなんかは親御さんが調理をしながらでも聞いてあげてもらいたいとか、それからしっかり晩御飯も食べて、お風呂に入って、それで次の日の用意をして、それからまた早めに寝させてあげるとか、そういった1年生についてはそういったことをぜひ努力をして私自身も努力もしてきたし、共働きの中で時間がないということはあるんだけれども、その一緒の中でその期間は何とか努力をしていただきたいなという。そもそも学童登録来ている1年生と保育園児とでは、昼寝とかする時間もないしちょっとまた違うんじゃないかなというところで、私個人としては延長していくというのはあんま賛成しかねるんですが、とはいうものの今通勤が遠い、実家が区内にない、助けてもらう人もいない、また夫の協力も得られない、そういった専門職であるとか、そういった中でどうしても学童保育の延長をしなければいけないという方もいらっしゃる可能性もあるかとは思います。ですから、その方たちについては、やはりさまざまなファミサポいろいろな形ありますけども、そういった相談窓口というか、丁寧にお話を聞いていただきながら必要な支援につなげていっていただきたいという、そういったことはぜひ心砕いていただければと思います。意見なんですけど。  長期休暇の先ほど確認したいと言ったのは、朝9時なんですけど確かに1年生の子が鍵をかけていくというのは、うちの子も忘れたりなんかしてそういったことがあったんですけど、ちょっと早めに行っても柔軟に対応してくれるところもあるというふうに聞いているんですが、その状況というのはどんなものでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育委員会事務局参事〔教育推進課長事務取扱〕 これは以前からそのお話がございまして、長期休業期間中、朝9時からとなっておりますけども、職員自体はその9時のスタートに合わせて、もう8時半には出勤をしているという状況はありますので、その出勤をした時点で実際にお子さんが来るということが今もあります。それは、もうすぐ中に入って準備をしながらも、来ているお子さん、または来るお子さんについては、もう既に中に入っていただくということをやらさせていただいているところでございます。これについては、柔軟に対応するということでそれぞれの職員にも徹底をしているところでございます。 ◆関根麻美子 委員 この陳情については、また我が会派でもさまざまな意見ありますので、またしっかりと意見まとめていきたいと思っております。 ◆金井茂 委員 我が会派のほうでもちょっとこの陳情に関しては意見分かれている部分があるんですけども、率直に個人的な意見を申し述べさせていただければと思います。  先ほどの話がありましたけども、働き方改革ということであれば、むしろ職場のほうで子育て世代の家庭に対する配慮があるべきというふうな感じがします。家庭のもと恒常的に長時間離れて過ごすことが子どもの健全育成の支障とならないように配慮をしたものということで、まさにこれこそが江戸川区イコール子育てのしやすい区ということなんだと思います。陳情を出された方は、親目線で言っていることだと思うんですけど、果たして子どもはそれを望んでいるのかというと、私は決してそうは思わないですし、やっぱり前回の本会議の場でも教育長答弁されていましたけど、たとえ1人でいるようなことになったとしても家庭でいる時間が長いほうがいいって本当にそう思いますし、それが不安であればやっぱり親御さんがそこにいている状態が最も望ましいとは思うんですけども。なので、ほとんどの自治体において、児童福祉法の適用のもとに学童事業がというふうなこと書かれていますけど、いただいた資料見るといろいろな時間ありますけど、江戸川区は独自のまま。延長ということをこれ認めちゃうとまたゆくゆく6時が7時、7時が8時とかというふうな話にもなりかねないのかなというふうに思います。なので、気持ちはわかりますけど、子どものことをと思ったときにどうなのかなというふうに思います。ちょっと話もずれますけど、いろいろ環境があるかもしれないですけど、ゼロ歳からお子さん預けて、ずっと預けて、学校ずっと預けて、今の子どもたちは誰に育てられているのかなというふうな思いがすごくします。 ○島村和成 委員長 よろしいですか。  それでは、特にないようでしたら、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村和成 委員長 それでは、そのようにいたします。  以上で、陳情の審査を終了いたします。  次に、所管事務調査についてですが、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○島村和成 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、執行部より報告があります。報告は文化共育部、教育委員会の順といたします。  はじめに、文化共育部、お願いいたします。 ◎茶谷信一 文化課長 私のほうからは、チラシをお配りさせていただきました。しのざき文化プラザ第39回企画展示「刺繍と人形」ということで、計画しております。江戸川区の伝統工芸である刺繍と人形の卓越した技法を受け継ぐ4名の工芸者の紹介でございます。一針一針に心を込めて刺す鮮やかな技と、温かみのある刺繍はその工程、高度な技術など工芸者の思いがたくさん詰まっているものであります。数々の賞に輝いた作品とともに、こだわりの材料や道具の紹介も検討しております。裏面のほうでは、ワークショップ等も計画しておりますので、委員さん方にはぜひ一度ごらんいただくとともにPRをしていただければというふうに思っております。 ◎藺草光一 健全育成課長 平成31年の成人式についてのご案内をいたします。日時は平成31年1月14日、祝日成人の日に挙行いたします。午前の部は小松川、区民課、小岩、鹿骨管内の新成人を対象に、11時半から12時20分まで。午後の部は、葛西と東部管内の新成人を対象に13時30分から14時20分までを予定してございます。  対象となる新成人は、こちらの表にございますとおり平成10年4月2日から平成11年4月1日生まれの7,594名となってございます。昨年は7,600名ということで6名減少したということになってございます。  4番、記念式典でございますけれども、江戸川区少年少女合唱団、PTAコーラスの皆様によります歌から始まりまして、区長からの激励の言葉、新成人の抱負、来賓の皆様からのご祝辞、そして結びにふるさとの斉唱となってございます。文化センターホワイエでは、青少年委員やサークル団体の皆様によります着付け直しや書き初め、手形の書き初め、あと軽食コーナーの提供というはたちを楽しむつどいも開催をしてございます。委員の皆様におかれましては、もしお時間ございましたら新成人の門出をともにお祝いしていただきますと幸いに存じます。 ○島村和成 委員長 次に、教育委員会、お願いします。 ◎柴田靖弘 教育委員会事務局参事〔教育推進課長事務取扱〕 私からは2点ご報告をさせていただきます。  まず、平成30年度周年記念行事実施報告でございます。資料をお手元にお配りさせていただきました。  今年は小学校7校、中学校2校、計9校の記念式典、無事終了させていただきました。この資料には、参加人数、そして当日行われましたアトラクションの内容を記載させていただいております。3日間ということで、1日3校ということでございましたけれども、文教委員の皆様には各会場にお越しいただきありがとうございました。お礼を申し上げて終わりたいと思います。  続いて、今度は31年度の周年記念行事の日程でございます。  31年度は、中学校1校、小学校6校、計7校でございます。日程を3日に分けまして開催をさせていただければと思います。また近くなりましたらご案内等もさせていただきたいと思いますが、この日程で進めさせていただきたいと思っております。 ◎市川茂 指導室長 指導室からは2点報告をさせていただきたいと思います。  まず、第1点目でございます。全国学力・学習状況調査の結果についてでございます。机上に小学校のもの、それから中学校のものということで一部ずつ置かせていただいているかと思います。  まず、小学校のほうをごらんいただきたいと思います。基本的に小学校・中学校つくりは一緒でございます。まず表紙でございますけれども、四角く囲ってあるところがこの調査の概要になります。これは例年行っている調査なんですが、今年度は3年に1回の理科の調査がある年でございました。ですので、小学校で言えば国語・算数のほかに理科の調査が行われたという次第でございます。  恐れ入ります、1ページお開きください。こちらが本区の子どもたちの正答数の分布の状況、それから参考までに折れ線グラフで全国の公立の学校の子どもたちの分布を掲載しているところでございます。小学校については、国語Aから理科にかけて全体的に同じような傾向が見られています。左上の国語A知識をごらんいただきたいと思いますけれども、ちょうど右のほうに10問のところが分布の山のピークになっているんですが、このあたり10問、それからその右横11問あたりについて見ますと、全国に比べて江戸川区の子どもたちの割合が少ないというところになります。ですから、全体的には全国と同じような分布状況ではあるんですが、一部、特にこのグラフの右側のほうの部分において全国よりも江戸川区の子どもたちの割合が低いというような状況でございます。その半面、左側の例えば2問、3問、4問とか、このあたりについては江戸川区の子どもたちのほうが全国よりも割合が大きいといったような状況でございます。ほかの教科も同様に見ていただければと思います。  恐れ入ります、2ページお願いいたします。  続きまして2ページは、各教科の領域別、それから全体の平均正答率を示したものでございます。小学校については、国語Aにおいて話すこと・聞くこと、それから書くこと・読むことについては全国よりも平均正答率が高い状況でございました。それから算数のAにおいては、数と計算、こちらは全国よりも高い数値でございます。理科につきましては、物質が全国よりも高い数値でございます。今取り上げていない部分については、全国のほうが平均正答率が高いといったような状況でございます。教科全体を見ますと右上の平均正答率という表になるんですけれども、こちらごらんいただくと国語Aから理科にかけて、残念ながらなんですが全国よりも全て下回っているような状況でございます。しかしながら、算数Aに関しては、ほぼ全国と同レベルというふうにも言えるのかなというふうに認識しているところでございます。  続きまして、3ページ以降でございますけれども、こちらは各教科の代表的な問題を掲載しております。全てご紹介すると時間がかかってしまいますので、恐れ入ります5ページを紹介させていただきたいと思います。  今回お示しさせていただきたいのは、この算数Aのところでございまして、左側が全国よりも平均正答率が高かった問題でございます。こちらは小学校5年生で習う割合の解く部分の学習なんですけれども、実際にこの与えられた数値をもとに割合を求めるような内容になっているんですが、これは実際によく学校の授業でこういった数直線などを使いながら学んでいくんですけれども、この問題に関しては全国よりも3.3ポイント上回る結果でございました。その反面右側四角7の問題をごらんいただきたいんですが、こちらは全国よりも平均正答率が低い問題でございました。円周率を求める式を選ぶといったものなんですけれども、これは正答は3番なんですけれども、実際にこちらの正答率は全国を3.4ポイント下回る状況でございました。恐らくこれ学校ですと、よく円周を求める式というのは子どもたち必死に暗記するんですけれども、円周率を求めるとなるとなかなか解けないというような問題になるのかなと思います。よく子どもたちは、「円周=直径×3.14」というふうに暗唱するですが、それが逆に円周率を求めるというふうになるとなかなか答えられないといったような問題かと思っています。  それからちょっと飛びまして、8ページ、9ページについては、子どもたちに対する質問紙調査の一部の結果を抽出して掲載しているところでございます。例えば8ページごらんいただきたいんですが、左側は主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善にかかわる設問を取り出していますけれども、こちらは残念ながら肯定的な回答について全国、都を下回っているような状況でございました。そのほかについては、またお時間のあるときにごらんいただきたいと思います。  続きまして、中学校でございます。  中学校については、恐れ入ります1ページをお開きいただきたいと思います。  正答数分布でございますけれども、こちらも先ほどご紹介した小学校と同様の分布が多くの教科で見られるんですが、左下の国語B活用をごらんいただきたいと思います。こちらはちょうど分布の山のピークになっている6問、7問のところをごらんいただくと、本区の子どもたちのほうが全国よりも上回っているような状況でございます。それから8問についてもかすかではあるんですが、全国の割合を上回っているような状況でございます。こちらは次のページでもご案内したいんですけれども、今回の調査でこの国語B活用については、全国平均を上回っております。  続きまして、2ページをお願いしたいと思います。  こちらも小学校と同様に領域別の結果でございますけれども、まず国語Aについては読むことが全国を上回っています。国語Bについては先ほど全国平均を上回っているというふうにご案内しましたが、話すこと・聞くこと、それから読むこと、あと伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項、この三つにおいて全国を上回っているような状況でございます。残念ながら数学、理科については全ての領域で全国を下回るような状況でございました。全体の平均正答率は、右上に表で示したとおりでございます。国語Bについては、全国との差がプラス1.8ポイントといったぐあいでございます。  続きまして、小学校同様に問題をちょっと抽出してご案内したいと思います。中学校では4ページをお願いしたいと思います。  先ほど、全国を上回って国語Bについてでございますけれども、まず左側の全国よりも平均正答率が高かった問題については、四角3の2という問題でございます。これ申しわけないんですが、紙面の関係で問題文はちょっと割愛させていただいているんですが、実際に1から4のうちから適切な、誰の言葉かというのを選ぶ問題なんですけれども、これ正答肢は4なんですが、こちらについては全国を大きく上回っています。6.9ポイント上回っているような正答率でございました。  それから、その反面ですね、全国平均を下回っている問題もございます。それが右側の四角1の3でございます。天地無用という言葉にかかわる文がありまして、それについて誤った意味で解釈してしまう人がいる理由を書きなさいと。これは原稿用紙のような形でフリーに子どもたちが説明を書く問題なんですけれども、こちらについては、非常に全国も平均正答率が悪いんですが、本区はさらに2.4ポイント下回る結果となりました。ですから全体的に言えることなんですけれども、例えば4択のような選択肢から選ぶ問題については強くても、実際に自分の言葉で書いたり説明したりというのが苦手な子どもたちが多い実態がおわかりいただけるかなというふうに思っております。  それからちょっと飛びまして、小学校同様に8ページ、9ページについては、生徒の質問紙調査の結果を抜粋しています。こちらそれぞれ四つの設問を掲載しているんですけれども、小学校と大きく違うのが多くの設問で当てはまる、どちらかと言えば当てはまるという肯定的な回答の割合が都や国を上回っているデータがかなりあるということでございます。これ小学校のと比較しますと、ほぼ江戸川区の子どもたちは、小学校の子どもたちと中学校の子どもたちが同じような割合での回答なんですね。ただ、全国や都については、中学生になると肯定的な回答が下がるんですけれども、本区の子どもたちは中学校3年生においてもかなり高い数値があるというのが、これは誇れることかなというふうに思っているところでございます。  詳細については割愛させていただきます。またお時間のあるときにお読みいただければありがたいと思います。  続きまして、もう一点でございます。  平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査についての概要でございます。1枚のペーパーで配らせていただいいているかと思いますので、ごらんいただきたいと思います。  これも例年実施している調査でございまして、主に暴力行為、それからいじめ、それから長期欠席についての調査が主な内容でございます。  まず、右上の2番の暴力行為の状況をごらんいただきたいと思います。1番右側に江戸川区の推移ということで、ここ3年間の推移を示しております。こちら28年度に比べますと29年度は、小学校・中学校ともに件数が減っているといった状況でございます。しかしながら、その左側の表をごらんいただきたいんですが、都や国と比べますと中学校においては、この1校あたりの件数が5.94と非常に高い状況でございます。ですから、全体的に江戸川区としては減ってはいるんですが、まだ都や国よりも多い状況が続いているというふうにご理解いただけたらと思います。  続きまして、その下3番、いじめ認知件数でございます。こちら右側の江戸川区の推移をごらんいただきたいんですが、28年度から29年度かなり小学校・中学校ともに数が増えているかと思います。こちらは理由がございまして、国からこのいじめに関しては深刻な状況も全国的に続いているということから、これまで以上に積極的にいじめの兆しがあるものを含めて認知するように国が通知を出した結果を受けてというふうに捉えております。ですから国もそうですし、都もそうです。我々区のほうも積極的に学校にいじめと思われるものはどんどん挙げるようにということで今お願いしているところでございます。その状況を受けて27、28年度以上にかなり学校がしっかり見るようになった結果がこういったデータになっているではないかなというふうに捉えているところでございます。  それから、一番下でございます。不登校の状況でございます。こちらは例年高い状況が続いているんですけれども、江戸川区の推移をごらんいただきたいんですが、28年度に比べますと29年度、中学校はかすかですが率が下がっている。小学校については率が上がっているといったような状況でございます。しかしながら、小学校・中学校それぞれ合わせますと、かなり多い人数が不登校であることは間違いございません。ですので、合わせて800件を超えていますので、こちらについてもさまざまな施策を展開しているところではあるんですが、今後も引き続き取り組んでまいりたいと思います。 ○島村和成 委員長 ただいまの報告について、何かご質問ございますか。 ◆佐々木勇一 委員 私のほうからは、学力向上に関するものと、問題行動・不登校等の生徒指導上の諸課題に関することについてお尋ねしたいと思います。  今回こういう形でまた結果が出ましたけれども、その年々によって変わってきたりはしますが、教育委員会として今回のこの結果を受けて、学力向上にかかる主な取り組みさまざまやっていただいていますけれども、今後ここに注力していきたいと、力を注いでいきたいというようなことがありましたらお教えいただきたいと思います。 ◎市川茂 指導室長 今ご質問いただいたように、年によって若干教科等にばらつきがございます。ある教科がよかった年とか、いろいろあるんですけれども、まず言えることは、特に大きな課題かなと思っているのが、中学校の今回国語Bが全国を上回るような状況でございました。中学校については、ここ数年国語が割と全国レベルずっと維持できているのかなというふうに思います。その反面数学がかなり差があるように認識しています。したがって、これは小学校から継続しているんですけれども、算数・数学の基礎的な部分は引き続き補習等に力を入れてしっかり定着させなければならないというふうに認識しているところでございます。 ◆佐々木勇一 委員 おっしゃるとおりですよね。小学校と中学校比べると、やはり中学校のほうが力がついてきているなというようなことを感じますし、ただ、やはり幼児期、小学校、そして中学校としっかり育ててきているからこそ、中学校でこのような力がついているのかなと、そのような見方もできるかと思います。数学については、算数もそうですけれども、やはり数をこなさなきゃいけないというふうに算数・数学を専門とされている先生おっしゃいますので、おっしゃるとおり基礎・基本の部分、それをどう子どもたちがしっかり身につけていくかというところをしっかり研究していただいて、学校の中には本当に学力ついているような、結果が出ているところもありますので、ぜひそのようなものは共有していただきたいなというふうに思っております。  あともう一つ、児童質問紙の調査で言うと本当にうれしいなというのは、中学生のところもそうですけども、人の役に立つ人間になりたいと思いますかというところが増えているとか、あと学校のきまりを守っていますかとか、そういうところで言うと本当にアップしたりもしているんですよね。そこはやっぱり小学校・中学校の先生方がご努力いただいている。そしてまた地域の方が支えていただいているというところが、これで見てとれるんじゃないかなというふうに思っておりますので、引き続きこういうところも合わせて子どもたちの健全育成のために、教育委員会としても力を注いでいただければというふうに思います。  あともう一点の、児童生徒の生徒指導上の諸課題についてのところなんですけれども、これいじめの件数のところ見ますと、小学生、都とか国とちょっと桁が違うようなところがあるんですが、この点についてどのような認識でいらっしゃいますでしょうか。 ◎市川茂 指導室長 こちらについては、まだまだ学校の感度というか、先生方のアンテナというか、その部分が不十分な部分が正直言ってあるのではないかなというふうに思っている次第でございます。例えば1校当たりの件数が小学校でいえば1.28件ということは、平均して例えば十幾つの学級がある学校を想定したとしても、その中で年間2件いかないということは当然あり得ないと思うんですね。現在、いじめの定義から申し上げると、加害者側とか周りの子たちからの評価ではなくて、いじめられたと称する子どもたちの立場が嫌な思いをした、その時点でいじめになるんですね。ですから、いじめの定義についてもう一度、現在、各学校にしっかり捉えてほしいということでメッセージを送っています。その中で、今後決してこの認知件数が増えることはいいことではもちろんないんですけれども、ただ、学校の感度が高まるということは非常に大事なことというふうに捉えていますので、この都と国との差というのは、現段階でももう少し埋められるのではないかなというふうに認識しているところでございます。 ◆佐々木勇一 委員 やはりいじめは、いじめたほうが100%悪いわけであって、そういった感覚ですよね。またその気持ち、そういったところを学校の先生また子どもたちも努力はしていただいていると思いますけれども、本当になくしていくその努力を引き続きお願いしたいと思います。  あと不登校のほうについても、やはり中学校のほうが都・国と合わせてちょっと増えているようなところもありますので、不登校、最近、全国的にも本当に問題・課題になっているところでありますので、合わせて教育委員会としても子どもたちのためにお力になっていただければと思います。 ◆田中寿一 委員 私も学力テストについてちょっとお尋ねさせていただきたいと思いますが、国ですとか東京都との比べた結果、これはいただいた資料でいろいろ読み解いていきたいというふうに思いますけれども、一方で近年はずっと学力の二極化ということでずっと言われている状況が続いていますが、まずちょっとこれは確認ですけども、今回のテストの全国学力テストの結果からもやはりその二極化はやっぱり顕著にあらわれているのか、進んでいるような状況が読み取れているのかということについて、まずお聞かせください。 ◎市川茂 指導室長 ご案内した正答数分布から言いますと、山になっているわけですからはっきり分布が二つに、フタコブラクダのようになっているわけではないので、二極化という表現が適切かどうかはちょっと難しいところではあるんですけれども、ただ、学校の実態として言えることは、例えば算数を例にとると、実際に高学年の子どもたちについては、それこそこの分布で言うと右側のほうに相当する子どもたちが多くいる一方で、一部では左側の0問とか1問とか2問という子どもたちについては、実際子どもたちの状況見てみますと、高学年になってもまだ掛け算・九九が習熟できていないとか、繰り下がりのある引き算ができないとか、そういった子どもたちがいるのも実態でございます。ですから、そういった意味で、実際に学校の学習について十分ついていける、なかなかついていけないという意味で言えば、かなり二つに分かれる部分もあるのかなというふうに認識しています。 ◆田中寿一 委員 そういう意味では、やっぱり補習をしっかりやっていくということで、各学校でもいただいた資料の中で補習教室年間35回以上実施していただいているということで、やっぱりしっかり落ちこぼれのないようにということでやってもらっているということですけど、一方でやっぱり家庭学習の時間、やっぱり自主的に勉強するという習慣をつけなきゃいけないということはやっぱり根本的に大事だと思うんです。そういう中で、eライブラリアドバンスの活用ということもここに記載されていますけど、これ結構利用率みたいな、結構な子どもたちがしっかりこれ活用をしているという実態はつかめているんでしょうか。 ◎柴田靖弘 教育委員会事務局参事〔教育推進課長事務取扱〕 このeライブラリアドバンスですけれども、それぞれ教科書の内容に沿ったドリル形式のものでございます。ですので、授業でも活用できますし、それから家庭学習、それぞれのお子さんにIDを付与しております。うちでもその問題ができます。その問題を解いた結果が先生のところに履歴として残るという仕組みになっています。各学校でも全て家庭学習での導入が済んでおりますので、これをどんどん活用してもらいたいということで学校でも取り組んでいるところでございます。もちろんお子さんが使うに当たっては、保護者の方にお集まりいただいて、その使い方の説明も私どもの支援員が行って、各学校で行って家庭でもそれを見ながらお子さんが勉強していただくことを親御さんにも承知していただくということで取り組んできているところでございます。また授業でももちろんパソコン室を使って、子どもたちはそれぞれの端末でその問題を解くということができております。 ◆田中寿一 委員 こういうものを活用して、やっぱりしっかり基礎学力をつけていく。やっぱり今、話にもありましたけど、特に低学年のうちなんかは親御さんがしっかり宿題やるにせよ、先ほどの読み聞かせというか、音読学習にせよ、こういったものにせよ、やっぱりしっかり寄り添って子どもの学力をちゃんと把握してあげる、一緒にやっぱり問題を解いてあげる、そういう姿勢がやっぱりないと、なかなか子どもたちにいろいろ学校現場なり、教育委員会なりでいろいろな学習素材用意したところで、やっぱり厳しいのかなと。やっぱり家庭でしっかりと子どもたちの学力を高めていこうという意識のもとで、学校任せでない形で進めていくということも、こういったツールを使ってやっぱり促進していっていただきたいなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆野﨑信 委員 私のほうからも学力調査の件で、中学生が国語のところが大分よくなっているってお話ですけど、これは江戸川区のほうの施策として読書科を設けたことがすごく影響しているのかなと思うんですが、やはり長期に見てこれだけ積んできたことがこの結果に出ているのかなと思うので、すごく評価できる部分だと思うんですね。いかにこのような形で数学にしても、ほかの課目にしても、そのような施策や政策によってこれだけすばらしい結果が出てくるんだろうと思うので、やはり執行部のほうでもいろいろな提案をしていただいて具体的な形に結果が次の年に出るわけじゃなくても、5年、10年とたったときに、ああ、よかったなと言えるような形ができればなと思うので、ぜひこのような読書科のような形のようなものをどんどんつくっていただければなと思いますので、結果について思いがあれば一つ言っていただければなと思います。 ◎市川茂 指導室長 本区の子どもたちは読書科だけではなくて、本当に地域図書館とかも多く活用しているというふうに思います。ですから、特に国語の学力というのは、なかなか一朝一夕に身につくものではありません。ですから、そういった部分で、着々と成果が出ているというのは本当に好ましいことかなというふうに思います。特に学校卒業してから、社会に出てからも重要になるのが書いてあることを読み解く力だと思うんですね。ですから、そういった部分で、今後子どもたちの生活に密着している部分ですから、ですからこういった部分で国語の力が着々とというのは非常にいいことかなというふうに認識しています。 ◆大橋美枝子 委員 皆様、学力テストのことをお話しているのでそのことに関して、それとあと不登校といじめの関係がどうかってあたりをお聞きしたいと思います。  まず学力テストのことに関してなんですが、これはまず意見として私たちの会派は毎回言っておりますが、抽出調査で十分ではないかと。全校一斉にやる必要はないという立場を改めて意見として述べたいと思います。状況を知るという点では、抽出で十分だというふうに捉えています。また中身の問題で質問なんですけれども、今、読書科のことをご指摘された野﨑委員もおいででしたけれども、やっぱり学校図書館の司書の配置もやっぱり後押ししてきた部分があるのではないかと考えられますけれども、今年から図書館司書の配置の仕方を週1日26校に配置するという形で、それを4年巡回という形がとられています。もちろんここに書いてあるように、スーパーバイザーの配置とかそのことも当然だと思いますけれども、今のスーパーバイザーは何人いるかということの確認。  それから一つは、26校に配置して結局来年はまた違う学校に配置するわけですから、一定積み上げてきたものを次の年に派遣された司書がいなくなった場合は、教員がそれを補うという形になるわけで努力されると思いますけれども、いわゆる働き方改革との関係で言うと、図書館担当の先生の仕事が大変増えるのではないかということが懸念されます。ですので、子どもたちの力をつけていくという点では、私は全校に図書館司書の配置が当然だというように思うんですが、そういうことも含めて今後の図書館司書の配置についての再検討を求めたいと思うところです。ただ、まだそのことについては多分従来どおりとお答えになるかもしれませんけれども、せっかく力がついてきたものをどうこれから力をつけていくかということになると、私は全校配置が当然ではないかということを改めて意見として述べたいと思います。  質問は働き方改革との関係で、司書がいなくなった後どう維持するかということを、どう考えているかということですね。
     もう一点の質問は、不登校といじめとの関係の関連というんでしょうか。たまたま私もちょっといじめ問題で、ご相談いただいてなかなか難しいなというふうに思うんですけど、結局、LINEを使ったそういうことというのはなかなか解決に難しいというのは感じておりますけれども、もう一つはいじめの認知というんですか。そのことがまだ先ほど室長も温度差があるようなことをニュアンスおっしゃっていましたけれども、それがそういうことが結局後手に回って不登校につながっていくという可能性がつながっていくとしたら、大変残念なことだなというふうに思いますので、何か直接関連があるとは言い切れないと思いますけども、その辺の認識、いじめの解決の遅れと、不登校との関連というのはどうなのかなというふうに、どう認識されているかということもお聞きしたいと思います。  以上2点です。 ◎市川茂 指導室長 まず1点目の図書館にかかわる部分でございます。スーパーバイザーについては、指導室に1名おります。これは28年度からということでございます。  それから司書がいなくなったときの教員の業務量の件でございますけれども、私どもそもそも図書館に配置する学校司書と、教員の役割というのは違うというふうに認識しています。ですから、例えば司書がいなくなったから学校の教員の業務量が減るということではなくて、実際に今、例えば学校司書が配置している学校においても、じゃあその部分教員が全く図書館について働かなくていいのかということではなくて、教員は今までどおり図書館にかかわる部分で当然仕事は行っていただいた上で、それをさらによりよくするという観点で専門家である司書を配置するといったことですので、ですから仮に今年度司書がいて、司書の指示とかいろいろな提案のもとに教員が図書館の運営をしたとしても、司書がいなくなってもその意思を継いで次年度以降行えば、一定の効果は得られるというふうに認識しているところでございます。  続いて、二つ目の不登校いじめの関連でございます。先ほどご案内した調査ですと、不登校に陥った主な要因というのも学校から回答をしてもらっています。先ほど、小中合わせて800人を超える不登校の数がいるというふうに言いましたけども、いじめを主たる原因として不登校に陥ったという子どもの数は報告上ゼロになっています。ですから、学校からはいじめが主たる原因で不登校に陥ったという判断ではなく、不登校の子どもたちへの対応を行っているというところでございます。しかしながら、先ほどご案内したとおり、いじめについては積極的に子どもたちが当然ほかの子から嫌な思いをしたとか、そういったいろいろなトラブルが当然子どもたちあります。それを学校、教員が速やかに状況を理解した上でよい方向に導いていくというのが学校かと思いますので、こちらについてはいじめについて対応が遅れないように各学校にも引き続きお願いしていきたいなというふうに思っているところでございます。 ◆大橋美枝子 委員 まず、図書館の司書の配置ですけれども、確かに仕事が違うというのはそのとおりかもしれません。でも、司書にいろいろ助言を得て仕事をするとしても、その司書の方が管理していた部分というのが当然あるわけですから、その指導助言に当たる管理していた部分というのがなくなったときにやっぱり教員の負担が増すのではないかということが想定されると私は捉えます。それが室長の答弁では、特にないのではないかという、そういうお答えでしたけれども、そこはちょっと意見が違うかなと。そういう意味では現場の声をとにかくきちんと聞いてもらいたいって改めて述べたいと思いますが、この今年の26校配置されたそのまとめというのはどんなふうにされて、次年度に引き継がれていくのかというのはどうなんでしょうか。それが一つお聞きしたい。  それから、いじめとの関連は報告ではゼロになっているってありますけれども、やっぱりきっかけがいじめの問題があって、そのことに対する学校の対応が何かちょっとぎくしゃくしてしまうとか、友達関係もぎくしゃくしてしまうというようなことが原因になって、結果的に子どもの気持ちが学校に向かない。たとえいじめが原因と捉えなくても、いじめがきっかけとなって学校に向かない、気持ちが向かないということは私は十分あるんじゃないかと思うんですね。だから、そういう実態調査という形での調査はないんでしょうか。お願いします。 ◎市川茂 指導室長 まず、司書にかかわる今年度のまとめについてでございますけれども、こちらは図書館司書については、業者委託をして配置をしているところでございます。ですから、それぞれ年度ごとに委託業者からさまざまな活動報告等がございます。ですから、その状況の中で、当然学校からの意見というのも、業者のほうが聞き取って反映するということになっていますので、その報告等を受けて私どもも次年度配置する学校に対して、あとそれ以外の学校に対しても指導助言を行ってまいりたいというふうに思います。  それから、いじめの件でございますけれども、本区においては毎学期1回以上、各学校でいじめの実態調査を子どもたち全員に取っています。ですからその中で、仮にいじめの兆しが見られるものに関しても、学級担任等が中心となってさまざまな対応をきめ細かくやっているところでございます。もちろんその中で比較的内容が深いものに関しては、私ども指導室のほうに報告が学校から来まして、私どものほうから指導主事を派遣したりとか、例えば保護者対応に関してはスクールソーシャルワーカーを活用するなどさまざまな学校に対する支援を行っているところでございます。ですから、基本的には、学校のほうで対応するのがまず最優先なのかなと思いますけれども、しかるべき内容に関しては各学校から私どものほうに報告が上がってきますので、その状況を見て私どもが対応してまいりたいというふうに思っています。 ◆大橋美枝子 委員 図書館司書の配置は、業者がまとめて報告をするということでした。それでそのとき学校からの意見も当然出されてくると思いますけれども、実際に26校に週1日派遣するという状態があるわけですが、私はその前の10校に配置するときは、たしか週2日派遣されてたと思うんですね。10校でしたけれども。だから、そこの2日と1日の違いというのはどうなのかなというふうに思っていましたので、その辺のところはぜひ教育委員会も聞き取ってもらえないかと。小学校で10校配置されたところが引き続き26校に連動しているところが何校あるのか。その学校についてはぜひもっと業者からの報告だけでなく、直接聞き取ってもらえないかなというふうに思うんですけど、小学校10校が26校に連動している学校というのは何校で、その聞き取りはどうでしょうか。それをもう一回お聞きしたいんですけれども。  それともう一つ、いじめの問題に関しては、今後も私もいろいろどう対応するかということでは江戸川区もいろいろやっている実態はよく承知しておりますけれども、そのことがやっぱり不登校のきっかけになっていくということがないように、やっぱり丁寧な学校の対応というのがそれは努力されているということはわかります。不登校の主な要因一覧みたいな形というのは、何かどこかで見ることができるんでしょうか。 ◎市川茂 指導室長 まず、1点目の26校で今年度連続して配置されている学校については、ちょっと今何校というのはここでは資料がないので申し上げられないんですけれども、ただ、それぞれの学校については連絡会等で指導主事が実際に対応していますので、その中で実際に生の声は聞いているような状況でございます。  それから、もう一点の不登校の対応対策については、現在さまざまな対応をしているところでございます。例えば適応指導教室、学校サポート教室であるとか、実際に登校支援をするボランティアを配置する事業であるとか、さまざまなことをやっているわけなんですけれども、ただ残念ながら、今、体系化したものをホームページ等ではお示ししていません。こちらについては、現在行っている不登校全体の取組みもいま一度整理、それから検証が必要かなと思っていますので、これは今年度から来年度にかけて私どものほうでこれまで行っている不登校対策の事業についての効果について改めて検証したいということと、あと足りない部分に関しては、どういった取り組みが必要なのかも検討してまいりたいと思っている次第でございます。 ◆大橋美枝子 委員 基本的な姿勢を今お答えいただいたと思うんですけれども、何か私やっぱり図書館司書の配置についてはこだわって何度も今やりとりさせていただいているんですけれども、週2日配置されていたのが1日になったらそれはちょっとやっぱりいろいろと違いが出てくるんじゃないかということを想像してお聞きしたわけです。また、この今の配置校が今度は来年の4月から全然別のところに移るわけですから、このレベルを維持しながらやっていくというのはなかなか大変じゃないかなというのはその辺は意見として改めて表明させていただきます。全校配置をということをぜひ優先的な検討をしてほしいというのを意見として申し述べたいと思います。  またいじめ対応については、私もできるだけ保護者の声を何らかの形でお届けできたらと思いますけれども、子どもがやっぱり一番どうしたいかというのが一番大事なところなので、そこへの子どもの対応がさまざまな形で支援策があるという、そこをぜひこれからも重視していただきたいと思います。 ◆本西光枝 委員 すみません、先ほどいじめの中でも定義という話が出たんですけども、暴力行為の状況ということで発生件数を学校の管理下と管理下以外を合わせた数値となっているんですが、これってどういったものなのか、ちょっとお聞きしたいんですけど。 ◎市川茂 指導室長 学校の管理下というのは、子どもたちが家を出て登校して学校で生活して下校するまでですね。それが管理下になります。それ以外については、例えば一度家に帰った後とか、あと学校がお休みのときとかそういったことでございます。ちょっと数をご案内しておくと、小学校昨年度発生件数が34件なんですが、これは全て学校の管理下のものでございます。管理外のものは含まれていません。中学校については、学校の管理下については196件中193件が学校の管理下。管理外のものが3件、そういった状況でございます。 ◆本西光枝 委員 それがどういったものを指すのかというのをちょっと聞きたいんですけど。 ◎市川茂 指導室長 ですから、学校の管理下というのは結局学校の教員としてというか、学校の教育活動の一環の中で起きているというふうに認識していただくと。ですから、例えば休み時間とかもそういうのも含まれるわけなんですけども、学校の教育活動の中で起きているというところでございます。 ◆本西光枝 委員 ごめんなさい、聞き方が悪かったかもしれないんですけど、暴力行為というそのものはどういったものを指すのかというのを聞きたかったんです。 ◎市川茂 指導室長 大きく分けて、例えば人に対する暴力行為もありますし、あと物を壊したりとかそういったものも含まれます。 ◆本西光枝 委員 すみません、学校の管理外で起こった3件というのは、そうするとどういったところで把握されるんですか。警察とかそういうところで把握されるということなんですか。 ◎市川茂 指導室長 こういった案件も、これは日本の学校教育の実情なのかと思いますけども、日本の学校の場合、管理外で起きている案件についても、学校にどんどん情報が入ってきます。例えばお宅の学校のお子さんがどこそこ公園でこういうことをやっていたとか、そういった通報がありますので、そういった中で学校が把握したものというふうに捉えてください。 ◆本西光枝 委員 わかりました。 ◆関根麻美子 委員 先ほどから学力についてお話がるるありました。中学校頑張って国語が都平均までも超えている、迫って、ちょうど同じくらいで非常に頑張っているなと。中学校は一時期小学校よりも心配されていた時期もあったことと比べれば、かなり現場で頑張ってくださっているなと思っております。やはり小学校も中学校も全国平均はそこを目指して頑張ってもらいたいなって気持ちは持っているわけなんですけども、先ほど数学・算数の定着が課題だということで、私も本当にそう思います。算数・数学というのはやっぱり積み重ねなので、小学校の算数ができなければそこに中学校は積み重ねていかないということで、特に低学年の九九から始まって低学年の授業、基礎基本の定着と、あと4年生で大分ばっと変わる、抽象的な概念が入ってくるそこをどういうふうに手厚く学力支援をしていくかということで、今学校のほうもいろいろ回っていますと、補習のほかにスモールステップとかいろいろ工夫をしながらやっている学校が増えてきているなってすごく思っておりますし、そういうところはやはり以前よりも上がってきているという、そういった成果も出ているところあるので、江戸川区頑張っているなと思いますので、引き続きその補習を中心にまた日々の授業をよく頑張っていただければと思います。  いじめについてなんですけども、この件数が29年度228増えたということで、これは私はいじめはゼロには絶対ならないと思うので、あり得ない。人間関係の中では、子どもたちがいろいろいる中で、さまざまなところで必ず発生するという認識でいるんですけども、そこでこの数が増えているところについては全然心配もしていないです。むしろ、いじめが見つかったときに初期対応をどうするのか、先生とか周りの大人が見つけたらどうするのかということを子どもたちにどう示し、また先生方も1人で抱えることなく学校全体としてどういくのかということは前々から私ども会派でも要望して、そこをしっかりお願いしたいということを続けて言ってきていますので、ぜひお願いしたいと思います。特に小学校1.28件というのは、これはちょっと室長がおっしゃったとおり感度をしっかり高めていただいて、ゼロにすることじゃなくて、どこにでも起こり得るんだと。起こったらこういうふうに解決に向けてこう動くんだという、そういった教師の姿勢とか大事だと思いますので、ぜひお願いしたいと思いますということと、あと中学校で非常に心配しているのは、先ほど不登校でいじめはゼロ、報告ゼロとありましたけれども、SNS、LINEとかの見えないところのいじめが、大人がなかなか把握できない。昔は学校裏サイトとかパトロールすればわかることも今はもう全然わからないというところがあるので、そこをどういうふうに対処していくかということが、もう大人に見えない部分をぜひ対策というか、しっかりと進めていただきたいと思います。また教員側も認めたくないとか、見過ごすとか、見逃すとか、そういった心理的なものが生じて人間だからこそ生じてしまう場合もあるかもしれない中で、感度をどう高めていくかという共通理解をぜひお願いしたいと思います。  1点、先ほど本西委員からも暴力行為についてのお話があったんですけど、これ気になるなと。5.94件ということで、特に中学校、思春期で自分の怒りの感情をコントロールできないそういう時期でもあるんだと思うんですけれども、そういった怒りのコントロールだとか、あとまた教員も江戸川区残念ながら体罰でちょっと名前が出てしまったこともありますけども、大人も子どもも感情コントロールしていくことが暴力行為につながっていくとしたら、そこについては江戸川区の教育委員会としてどう改善に向けて今後取り組んでいくのかというところを1点だけ教えてください。 ◎市川茂 指導室長 暴力行為については関根委員おっしゃっていただいたように、子どもたちが感情的になった部分で起こしているものが多いのかなというふうに思っています。ですから、これは教員の体罰とも関係してくると思うんですけれども、やはり教員が子どもたちに対応するときに、例えば上から高圧的な指導をするのではなくて、やはり子どもたちの心に寄り添うような形で対応していくことで、教員も、それから生徒も穏やかな状況の中で学校生活を送っていくことが大事なのかなというふうに思っているところでございます。  それから、学校によっては例えば学級指導の中で、アンガーマネジメントといいますか、その怒りを抑える部分での指導も行っている学校もあるというふうに聞いていますので、こうした取り組みもぜひいろいろな学校で推進してまいりたいなというふうに思います。 ◆関根麻美子 委員 アンガーマネジメント、今取り組んでいる学校が多いというふうに聞いておりますので、ぜひこれは江戸川区でも進めていただければと思っております。でも、中学校も小学校も江戸川区頑張っているなという実感はしておりまして、中学校回る機会も多いんですけど、朝読書をやっている学校も確実に増えているなという、最近すごく実感することがありまして、うれしいなと思う気持ち。また学力もこうやって少しずつ結果が出ているというところで、いいところは最大限に教育現場の先生たちも褒めて差し上げながら、また足りない部分はどういうふうに改善していくのかという具体的な対策、ぜひ進めていっていただきたいと思います。 ○島村和成 委員長 以上で、執行部報告を終わります。  次に、その他について何かございますか。 ◆大橋美枝子 委員 今日はちょっと無理かもしれないんですが、ちょっとお願いがあって、その他で意見を述べさせていただきます。  特別支援教室が4月から始まって、一定の数の先生の配置とか子どもの数は一度報告を受けております。その後の中間まとめみたいな形で何かご報告をいただけないかどうかということです。つまり、1年生があるいはほかの学年も年度途中で増えたお子さんはどのくらいいるのか。それを表がもしあれば示していただけないかということが1つです。それに関連して、巡回指導している先生方の何か大変さみたいなところで、今後、中学校が予定されるわけですが、中学校のほうが守備範囲が広いので私は電動自転車を支給したらどうかというふうに思うんです。だから、そういうことのご検討、つまり先生方が巡回する上での何か配慮とか、そういうことの何か、予算のことは言えないとこの前もおっしゃったんですが、何かどういう配慮を考えてらっしゃるか、中学校実施に当たってね。何か、また小学校で言ういわゆるエンカレッジルームをつくってきちっと学習室を確保しているわけですが、中学校はどんなふうにされるのか、次回で結構ですので報告をしていただけると大変うれしく思いますが、いかがでしょうか。 ○島村和成 委員長 報告できればいいの。できるの。 ◎植田光威 学務課長 人数等は報告できますが。次回、報告させていただきます。 ○島村和成 委員長 わかりました。  それでは、最後に教育委員さんより一言何かお願いしたいと思います。 ◎石井正治 教育長職務代理者 改めまして、皆様こんにちは。職務代理の石井でございます。  間の抜けた御礼になってしまうんですが、周年行事ではご参加いただきましてまことにありがとうございました。私自身も1回挨拶をさせていただきまして、区長代理の職務代理の石井ですとか言ったらば、親御さんから少し受けたんですけど、子どもたちはぽかんとした顔して、それはそうだよなというそんな感じでした。  季節的にはそろそろ冬至でございまして、東京でいきますと、今、日の出が6時45分、日の入りが4時30分ということなんですね。日の出のほうは少しずつまだ遅くなっていくんですが、日の入りのほうも遅くなっていきまして、というのは今は4時半なんですけども、もうすぐ4時31分とか32分とかなので、日の入りが早くなるというわけではないんですね。冬になりまして、すごく寒くなってくるということで、寒くなってくると部屋の中にとどまりがちなんですけども、子どもたちにはぜひ外に出て、外のよさというのを堪能してもらえればなと考えております。外のよさって冬、何だろうと思われるかもしれないんですけど、一番は空気が澄んでいること。空気が澄んでいるので、基本、外にいて気持ちがいい。そして、遠くがよく見えるんですね。夏場ですと朝夕もうかすんじゃって遠くが全く見えないんですけど、冬はよく見える。江戸川区でいきましても荒川ですとか、それから江戸川、そこから富士山がよく見えるなんていうことは皆様もご経験だと思います。その富士山のことでいきますと、私自身レンズを通して物を見るというのも好きなところがありまして、よく見てみますと東京から、先生方ご存じでしょうね。富士山測候所、あの富士山ドーム。ドームはもうないんですけれども、富士山測候所の跡というのがシルエットでちゃんとわかるんですね。あっ、そんなのが見えるんだ、なんていうので結構関心もしたりします。加えて、あれ、これ登山道なのかななんて思ったりするんですけど、道がギザギザについてるんですね。こんな登山道あるのかなって後で調べてみますと、いやそれは登山道じゃなくてブルドーザー道、ブルドーザーが通る道ですよなんていうようなこともわかったりしてきます。そんなこんなでいろいろとものを見るというのは恐らく全ての基本なんだろうなとも思います。見ることで、あれ、何が見えているのかな。あれ、これどうなってんだろうということで考える。そういう姿勢がまず心の中から湧いてくるんじゃないかななんて思います。そんなこんなで個人的にも、また立場的にも、江戸川区でも奨励されております外遊び、そんなようなことを積極的に子どもたちにも進めていければなと思います。寒さ厳しくますますなりますが、先生方もどうぞお体を気をつけて。本年はどうもありがとうございました。 ○島村和成 委員長 それでは、今後の委員会ですが、1月は10日(木)、午前10時を、2月は6日(水)、午前10時をそれぞれ予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  本年最後の委員会となりますので、正副で一言ご挨拶をさせていただきます。  この1年間、皆様方のご協力によりまして円滑な委員会運営ができましたこと、正副ともども御礼申し上げます。ありがとうございました。  もうあと2週間で、もう元旦を迎える、新年を迎えるというもう時期になりました。平成31年、議員にとりましては改選期ということでございまして、全員が皆さん100%戻ってきてくれることと思いますし、執行部の皆様方にまたすばらしい1年を迎えられますように、心からご祈念申し上げまして、簡単ではございますが、年末の挨拶とさせていただきます。お世話になりました。ありがとうございました。  以上で、本日の文教委員会を閉会いたします。                      (午後0時06分 閉会)...