岩瀬 耕二
環境部長
髙原 伸文
生活振興部長
彦田 義敬
生活振興部参事
外、
関係課長
●
事務局
書記
近藤知博
●案件
1
陳情審査 第113号・第125号…継続
第113号:「
羽田空港機能強化に伴う新
ルート計画」の中止を国及び東京都に働きかけるよう求める
陳情
第125号:
資源ごみの
分別リサイクルに関する
陳情
2
所管事務調査
3
執行部報告
(1)街区
表示板の「
ローマ字併記」及び「えどがわ百景」の表示について
(午前10時00分 開会)
○
田中淳子 委員長 ただいまから
生活振興環境委員会を開会いたします。
署名委員に、
神尾委員、
中道委員、お願いいたします。
斉藤委員より、所用により欠席との申し出がありましたので、ご報告いたします。
これより、
陳情審査に入ります。
はじめに、第125号、
資源ごみの
分別リサイクルに関する
陳情について
審査いたします。
前回の
委員会で要求した
資料が提出されましたので、
執行部から
説明願います。
◎
八木邦夫 清掃課長 前回、3人の
委員さんから
資料要求及び
質問ということでいただきました。それぞれ
委員さんごとにお答えしたいというふうに思います。
まず、
須田委員さんのほうから、区に
苦情がどのくらい来ているのかというご
質問でございます。こちらにつきましては、
資料1をごらんください。
苦情件数でございます。ここでは27年度から30年度ということで載せさせていただいております。おおむね区に来る
苦情としましては50件前後でございます。今年度39件ですけれども、これも前年並みといった数字となってございます。
騒音の
苦情は把握しているのかというご
質問でございますけれども、この表の一番下、
苦情が来ている分しかこちらのほうとしてはわからないですけれども、2件から6件といった形で
騒音に関する
苦情もきてございます。
それから、
ごみの
種類ごとの持ち去りの現状ということでございます。こちらも
資料1の
品目内訳ということで、
苦情の
件数の
割合を出してございます。
古紙のみの
苦情が30.58%、缶のみが45.63%、両方の
苦情が22.3%という
割合となってございます。
あとは、持ち去り
対策にかかる経費ということでございます。裏面の
資料2をごらんください。A4横の
資料になってございます。
まず、
先行回収ということで、午前7時から早朝
巡回パトロール及び
先行回収ということで、
業者さんに委託して取り組んでいる経費でございます。平日で1台2,900円、祝日で1台3,500円という経費かかってございまして、30年度委託料として3,100万円余という金額がかかってございます。その下の表でございますけれども、持ち去り
防止パトロールに伴う
人件費ということで、これは
職員が早朝行っておりますので、その分の
超勤代ということでございます。おおむね30万前後ということでございます。それ以外に、今年度から持ち去り
対策としまして、
古紙の持ち去り
対策袋というのをつくっていまして、それが45万5,000円ほどかかってございます。
それと、
資源の
売却益はどのくらいかというご
質問でございますけれども、
資料3をごらんください。
資源売却単価と
売却益の推移ということでございます。29年度
古紙、瓶、缶の
売却益が1億6,400万円余でございます。30年度は10月までの数字ですけども、1億900万ぐらいの数値となってございます。これは前年に比較しますと、前年の10月現在が8,900万円ぐらいですので、前年より増えているということでございます。
平均単価をごらんいただきますと、
新聞、雑誌、
段ボール、それから
アルミ缶等がこのところ金額が上がっているというような状況でございます。
続きまして、桝
委員さんからのご
質問でございます。
条例に対する区の
考え方ということで、これ
口頭でいいということでしたけれども、一応
資料4のほうに書かせていただきました。これは、区のホームページに出ているものでございます。全文は読み上げませんけども、
条例をつくった
自治体では
資源を
集積所から収集運搬することを区が契約している
業者以外は禁止しているとか、
集積所に出された
資源の
所有権を主張していたりといったような形で
条例をつくってございます。ただ、
江戸川区の
考え方としましては、こちらの
条例をつくった以上は
実効性を持って運用していくためには、
パトロールであったり委託したりとか多額の
費用がかかっている
実態がございます。また、
条例をつくっても一時的に
件数は減るんですけれども、リバウンドというかまた増えてきてしまうというような
実態もございます。そういったことを把握してございますので、
江戸川区としては
集団回収の推進ということで持ち去り
対策を進めていきたいというふうに考えてございます。そういった内容の記載でございます。
それから、
パトロールで得られた感覚ということでご
質問ございました。こちらはすみませんけど、
口頭でお話させていただきます。
資源担当の6年目になる
職員がおりまして、その
職員に聞いた感じでございますけれども、1点としまして、昔に比べて持ち去り者の年代が若くなっていると。40代も多く感じるということと、2点目としまして、
新聞の排出が減ってございます。なので、最近は
段ボールの持ち去りが増えてきているということでございます。持ち去っている
業者の軽
トラックの荷台を見ますと、昔は
新聞が多かったんですけど、最近は
段ボールが多いというような
実態です。それと、
アルミ缶の
抜き取りなんですけれども、恐らく
騒音に関係してくるところだと思うんですけれども、
アルミ缶につきましては、
業者は組織的にやっているというよりは
ホームレスの方、またはそれに近い方が、
生活困窮の方だと思うんですけど、そういった方が持ち去っていると。たまに大きな袋を
自転車の後ろに積んでいるというのを私も朝見かけたりすることもあるんですけど、そういったような方がやっているというような
実態ございます。それから、これは
職員の意見なんですけど、夜中から
抜き取りをしてうるさいという
苦情が多いということは一方でありますけれども、区民の方にはなるべく前日から出されてしまうとどうしても持っていかれてしまいますので、できるだけ当日の朝に出していただくようにということでお願いしているところでございます。そういったところが感想というか、
パトロールで得られた感覚といったようなところでございます。
どの
地域が多いのかということでございますけど、すみません、もう一度
資料1に戻っていただきまして、これも
苦情件数でしかわからないんですけれども、
地区別に来ている
苦情件数ということでございます。
区民課と葛西、小岩が多いといったような
割合になってございますけれども、
人口比でいいますと東部も16.02%ですので、若干多めなのかなというところでございます。小岩、東部が多い
地域ということが言えるというふうに思います。
最後に、
須賀委員さんのほうから
都住はどういう
対策をしているのかというご
質問でございますけれども、多くの
都住はきちんと分別してちゃんと管理してございます。ただ、
都住敷地内に
集積所があればそこに入って取るというのは
不法侵入ですので、それは違法でございます。私は、この
陳情の方の
都住に先週の
資源の日に朝7時ぐらいに行ってまいりました。そうしたところ、
アルミ缶はそのまま残ってございました。
段ボールと
古紙につきましては、住民の出入り口の階段がございまして、その階段の裏に隠すように外から見えないように置いてありまして、それで持ち去り
対策をしているんだということで住民の方がおっしゃってございました。近所の方に聞き込みをしたところ、やっぱり
ホームレスの方が何人かその辺に住んでいらして、その方が早朝から
アルミ缶持っていくんだということでお話をされていました。
古紙につきましては、いわゆる
会社の軽
トラックが持っていってしまうというような
実態がございます。
○
田中淳子 委員長 資料については
説明のとおりですので、
審査の参考としていただければと思います。
それでは、
審査願います。
◆
須田哲二 委員 陳情者の意見の中に
騒音ということが
記書きの中にあるんですけど、
課長の
説明でも若干わかるんですけど、ここで意味している
騒音というのは、
騒音の種別といいますか、大体僕らも朝、気がつくのは車が結構動いている。あれ
古紙とか
段ボールを主に
回収する車ですかね、
新聞とかね。その車なのかなと思って。
空き缶をがらがらというよりもそっちなのかなと。ここでいう
騒音というのはちょっとその区別ができないんですけども、
騒音の種類については
苦情の中身はどういう
騒音というのか、その辺は区のほうでは掴んでらっしゃいますでしょうか。まずその点を確認したいと思います。
◎
八木邦夫 清掃課長 早朝からの
騒音ということになりますと、やはり
空き缶と想定してございます。
古紙は車というか軽
トラックで持っていく場合が多ございますので、そんなに大きな音は出ないということがございまして、あと、
業者が持っていく場合は早朝というよりも7時から8時の時間帯が多ございます。ということで、ここで言われている早朝からの
騒音ということですので、推定でしかないですけど、
アルミ缶を持っていったときの
騒音ではないかというふうに思ってございます。
◆
須田哲二 委員 ちょっと私も実際に目にするのは先ほどご
説明があった高齢の方なんか
自転車でいろいろものすごい工夫と知恵を使って荷台に満載してなかなかあの積み方
そのものは大したものだなというふうに思うんですけども、ただ、そういう方がものすごく早朝に動いているという感じは余りしなくて、私よく朝4時、5時に軽トラである特定の
会社の表示した車がしょっちゅう動いていて、
新聞集積している
ごみ集積場を大体見ていると。大体歩道に置いているところなんかもあるので、そういう車が相当巡回しているなというのが目につくので、そういう車の
騒音なのかなという気はちょっと。もう7時とかになったら
騒音ということにはほとんどならないと思うんですよ。みんな起きていますので、実際通勤で移動したりしていますから。4時、5時台に移動しているのは主にそういう車なんじゃないかなという気がすごくしているんですけども、そういう点は特に
苦情については車についての
騒音というのはほとんどないんでしょうか。もう一回再確認なんですけど。
◎
八木邦夫 清掃課長 すみません、ちょっと確認して次回お答えでよろしいでしょうか。
◆
須田哲二 委員 結構です。それから、もう一つお聞きしたいのは、結構
アルミ缶の単価がいいので当然もうかると思うんですけども、もうかるといってもわずかですけども、
抜き取りなんですけども、今
課長の
説明があった高齢の方や一時
ホームレスの方もよくやっていたんだけども、あれを引き受ける
業者さんがいらっしゃるわけですよね。要するに、そういう
抜き取りとして当然持ってきているだろうなというふうに、そういう引き受ける
業者さんなんかについては、例えば、どういう
指導だとかそういうものが行われているのかとか、その点はどうでしょうか。
◎
八木邦夫 清掃課長 こちらのほうでも例えば区立の公園なんか利用してそこに集めているという場合がございますので、
区有地でありますので、そういった場合は
指導してございます。道路でやっている場合もあるんですけども、道路に缶を置いてそこで取り引きしている場合もあるんですけども、そういった場合は
土木部の
監察係と協力しまして注意といったようなことをやってございます。
◆
須田哲二 委員 私の家の近くでも例えば高速7号の
高架下によくためて空き地でやってらっしゃるというのがあるんですけど、それはそれとしてあんまり問題に考えたことないんですけど、要するに抜き取って集めてきてそれを
お金にかえるという点では、そういう古物商なりそういうところがあると思うんですけども、そういうところの
ルートがあるわけですよね。だから、抜き取ってそれを持っていけば
お金になるという、そういう
換金ルート、それについては何か規制だとか一定のルールとかそういうのはあるんでしょうか。
◎
八木邦夫 清掃課長 買い取り業者に対する
指導ということだと思うんですけども、要は持ってきたものが
抜き取りのものなのか、それともその人がどこかから集めてきたものかって非常に判定が難しいというところがございまして、例えば
区有地でそれをやっているということであれば、それは注意はできるんですけど、買い取ること自体は違法ではございませんので、そこを注意するというのはなかなか難しいというのが。すみません、答えになっているかどうかわからないですけど。
◆
須田哲二 委員 それが別にいけないということを考えてはいないんですよ。ただ、
騒音という
苦情があるので、缶のほうのそういう、そこから抜き取ったりガラガラ持ち去る音がしてという
苦情があれば、それはちょっと
対策が必要かなというふうに思うんですけど、古
新聞にしたって昔
ちり紙交換という形で
民間で全部いろいろ
ルートがあってやっていたりしていますから、税金使わなくたって別によかったかなという気もするんですけど、缶なんかも
自動販売機が町中至るところにありますけど、あの脇に
回収ボックスをちゃんと置いてあるところと、
自販機置いているけど置いてないというところもあったりして、ちょっと僕も
ルートわからないですが、あの
自販機設置して脇に置いてある
空き缶とかペットボトルの
回収ボックスは、あれは設置のそういう
業者なのか、設置しているお宅、敷地にそれを置かしているお宅が処分しているのか、
回収してあれはどういう
ルートで
ごみ処理されているのか、その辺ちょっとおわかりでしたらご
説明いただきたいと思います。
◎
八木邦夫 清掃課長 自販機でございますので、そこは
業者が管理している部分でありますので、その
業者が
回収しているというふうに考えてございます。
◆
須田哲二 委員 そういう
自販機の脇の
ボックスなりああいうところから勝手に持っていくというのはやっぱり個人の
所有物を持っていくということになるんでしょうかね。
犯罪として。
◎
八木邦夫 清掃課長 いろいろな
考え方があると思うんですけど、
自販機を設置している
会社がそこで
所有権を主張すればその
空き缶についてはそこに
所有権があるということだというふうに考えます。
◆
須田哲二 委員 最後にいたしますが、ああいう缶とかあるいは
古紙とかの
ごみの
リサイクル、うまく
リサイクルというか
循環サイクルというか、そういう
ルートに乗っかればどういう方法でもいいんじゃないかなと。
民間がやろうが
行政側がやろうと町会の
自主回収であろうといいんじゃないかなと。それに伴う
扱い方とか
騒音だとかそういうのを抑えられる方法なり、そういう問題があればそれを極力なくすという、そういう
対策が必要かなとは思うんですけども、この
陳情で言っている
騒音というのがいただいた
資料でも
騒音そのものという
苦情なのかという点ではちょっといま一つ
実態としてそれが大変問題なのかどうかというのはちょっとわからないなと。この
陳情者そのものはそのことをすごくおっしゃっているようなんですけども。
資源といってもみんな個々人の出す
ごみですからね。それが公的な
所有物にならなくても別に
民間でそれが処分されてうまく
リサイクルルート、
処分ルートに乗ればそれは別に問題ないんじゃないかなという気がしているんですけども、もう少し研究をして結論を出していきたいと思います。
○
田中淳子 委員長 ほかよろしいでしょうか。
◆桝秀行
委員 資料一つ目の
苦情の
件数なんですけど、1年間に十数件程度ということは、1カ月に1件あるかないかというぐらいの頻度なんだと思います。その程度といったらあれですけど、これぐらいの
件数というのは、区の事業に対してはいろいろな相談めいた
苦情もあったりいろいろな電話がかかってくると思うので、この
件数をもとにして区内でのこの持ち去りの分布が葛西がどうとか小松川のほうが少ないとかというのは一概にはまず言えないのかなということは感じました。これは私の印象です。
それから、いただいた区の
考え方、これも
前回の
委員会でも申し上げましたし区の
考え方というのは以前からよく聞いております。本会議でも僕は
質問して区長もこれと同様の答弁をいつもしていただいておりましたので。ただ、
条例を制定しようとしない
理由の中に、
実効性を持たせるための
取り締まり要因とそれに伴う多額の
費用が必要になるということで、ちょっとこのあたりが僕もほかの
自治体を研究したことがあるんですけど、一概に
ごみの
所有権を主張した時点で取り締まる要因が必要になるとか
費用がかかるということはないと思うので、
条例をつくらない
理由というのはもう少し理論立てた
説明が欲しいなと思いました。というのは、
現場に照らし合わせて考えたときに、僕も四、五年前はよくこの
業者を
地域で持ち去りしている
現場を捕まえてやっちゃだめだよという話を何度もしていたんですけど、区もいろいろな
取り締まりをしてくれて
集団回収もほとんど精度が上がっていくと持ち去りがやりにくくなってくるんですよ。そうすると彼らもやっぱり知恵を使って、あるとき僕
現場に行ってまた同じように持っていっちゃだめだよという話をしたときに、今度は
トイレットペーパーを置いて行くんですよ。持ち去りをしているんだけども
トイレットペーパーを置いて、だから出した
人たちは、桝さんいいんですと、この方たちは持ち去っているかもしれないけど、僕たちに
トイレットペーパーくれるから、これでもう
お互いに合意が成り立っちゃっているという話なんですよ。一見するとスマートな
ごみのやりとりができているからいいかなとは思うんですけど、問題なのはもともとの
所有権がどこにあるかがわからないと。
無主物という段階だから
無主物という
考え方なので誰が持っていってもいいという大前提があるわけなんですよ。ということは、取っても誰が持っていっても
違法性がないと。持ち去る
行為自体は
江戸川区内では
犯罪じゃないんですよね。だって、誰のものでもないから。誰のものでもないものを取っても
犯罪にはなりませんと。
陳情原文にも書いてあるけど、だから警察も動けませんという話なんですよね。だったら僕は
費用もそんなかかるようなものじゃないと思っているし、そういった
お互いに
ごみを出した人と持ち去る
業者が合意できないように区が
所有権を主張すれば、そういったいろいろなタイプの持ち去りに対応していくことができるんじゃないかなというふうに考えているんですよ。なので、
条例を制定できない
理由というのをもうちょっとほかの
自治体の動きとかというのも考えていただければいいかなと思います。ただ、
陳情者の方も多分これは相当お困りなんだと思いますし、一方では、
課長から
説明があったとおり、早朝行われているのはこれは
業者による持ち去りではないということも考えると、もちろん一刻も早くこの持ち去り自体をなくしたほうがいいわけですよね。それに対しては、区が今進めてきた
集団回収をもっと精度を上げていくということと、それから、
業者に対する
指導ですね。今やられている事業で僕は十分持ち去りに対する効果は上がってきているというふうに思っています。ゼロにはなかなかならないですけど、これを限りなくゼロに近づけていくためと、それから、新しい持ち去りに対応するためには
条例制定も考えたほうがいいんじゃないかなという今のところの考えです。
質問じゃありません。
○
田中淳子 委員長 ほかよろしいでしょうか。
◆
須賀清次 委員 口頭で先ほど言っていただいたんですけど、ちょっと気になったのは、昔に比べて持ち去る
年齢層が低くなったということで、これは何を世の中が意味しているのかなという疑問が一つ出たんですね。それから、
ホームレスの方々が生活するために持ち帰っているんだという
説明の中に、じゃあ稼いだ
お金は税金というものがついて回るはずですよね。かけごとしたってある程度の金額とったら税金がかかるのは当然であって、だから、この辺の税金は支払われていないんだろうなという
そのものの
考え方も見えてきました。それから、出し方については
都住の方々もしっかりと管理されているということなので、要は出し方の問題だと思うんですよ。だから、
都住にしても町会にしても
地域にしても、出す時間をしっかり守っていただくということがまず絶対条件だということは今のお話から見えてきているんですね。やっぱり今日はうちのほうは月に2回ぐらいの、要するに電池だとか鉄だとか
フライパンとかそういうものが出る日なんですね。そうすると、最近はバイクに箱をつくってあって、そこに自分の必要な
フライパンだとかそういうものを持ち去るのを見たことがあるんですね。だから、それはきれいにして、また
リサイクルで売るのか、それから、自分の生活のためだけに持っていくのか、それはわからないけど、ああいう箱をつくってくるというのはやっぱり
お金に絡んでくるような様子が見えるものですから、やっぱりそういうことを含めて
陳情者の思いというのは理解できるんですけど、要するに無秩序な出し方、それから
回収による
騒音とあるけど、缶の音なのか車の音なのか私にはこの文章から見えてこない。両方を含めて言っているんだろうなと思うので、もうちょっと研究させていただいて結論を出したいなという思いだけ添えておきます。
○
田中淳子 委員長 ほかによろしいでしょうか。
では、ほかになければ本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
田中淳子 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第113号、「
羽田空港機能強化に伴う新
ルート計画」の中止を国及び東京都に働きかけるよう求める
陳情について
審査を願います。
◆
須田哲二 委員 この
羽田の
機能強化問題については
前回もちょっといろいろやりとりしましたけども、
執行部の皆さんにお聞きするというよりも、この
羽田の
機能強化が
国交省から
国際競争力の強化だとか、
オリンピック・パラリンピックを目指したとか、
観光客誘致とか、文化の発展だとかいうようないろいろ抽象的なことまで含めていろいろ
理由として挙げられているんですけども、じゃあ
羽田じゃなきゃだめなのかという点では、以前いただいた
資料で
離発着の
キャパシティーの
資料もいただきましたけど、成田、中部、関空も
キャパシティーの上限から比べるとまだ余裕があると。
離発着数、回数、そういう点で。それ以外に
地方空港をもっと合わせればもう少し余裕があるだろうというのに、なぜ
羽田に集中させるのかという点で、誰の
利益が一番そこで確保されるのかという点では、アメリカの
航空会社なんかもそういう国際線の時間をいい時間帯にしろという要求をずっと突きつけてきているという点だったり、
羽田が都心に近いということもあって、そういう
利便性でいろいろ
利益になるということもあるんでしょうけども、
前回も言ったんですけども、外国に比べれば空港というのはそんなに
至近距離じゃなくてもいろいろな交通手段あります。もう成田だって今1時間ですし、そういう点では。ですから、ちょっと
羽田に執着するという問題は、やっぱり影響を受ける
周辺住民の
利益よりも飛行機やそれに関連する産業の
利益を中心と考えて、それで
騒音だとかそれから
落下物被害、軽視という形で進められているなと。
オリンピックが2年後にあってほんの一時期で終わってしまうわけですから、そのキャパを確保するためにという点ではそれほど大きな
理由ではないというふうに思うんです。しかし、一旦そうやって発着枠を拡大して
ルートまで変更したとなると、これからずっと
周辺住民、
江戸川区民の影響は続くという点では、やはり今回のこの
陳情の願意は妥当だというふうに思うんです。以前も言いましたけど、
騒音というのは個々人のもちろん影響の差もあるんですけども、ある学者の話では精神的なストレスというのは長期にわたって影響を与えるという、そういう調査、研究結果も出ているという点では、やはり住民の声は本当に大事にして、これからの時代はやっぱりそういう環境を配慮した住民の生活を第一にしたような経済のあり方を考えていかなければいけないんじゃないかなというふうに思うんです。何となく国がやることなり
国際競争力というと、何かこれをやらないと日本の経済は大破綻しちゃうような、そういう印象を与えるような操作がされているんですけども、僕は決して全然そんなことはないというふうに思います。そういう点では、住民の危険だとか
騒音のそういう環境を守るというのを犠牲にしてまで新
ルートをとり、発着を拡大するという必要性はないというふうに思います。そもそも新
ルートをとる最大の
理由は発着枠の拡大ですからね。とにかく
離発着を増便すると。それで新しい
ルートじゃないとできないということで無理やり都心の直下、
江戸川区上空を離陸時も通すということですから、
江戸川区民の
陳情者の
利益を考えれば、この新
ルートは撤回すべきだというふうに考えます。
◆
須賀清次 委員 考え方の違いで、
須田委員と私と
考え方が若干違うのが、先ほどの
陳情の
須田委員から
ごみということでお話がありましたけど、その人にとって
ごみではないから持ち去るんですからね。これと同じように、今のお話、
オリンピックまでは認めましょうと。でも、
オリンピック終わったら減らすって、それは経営ですからね、それは減るんですよ。だから、そういうことでやっぱり話していたらいつになっても答えが出てきません。はっきり言わせてもらいます。要するに
利益が上がる、国がよくなるということで今はもう一生懸命努力されている。でも、結果的に人が減ったらそれは
ルートも変わるでしょう。風の向きでも変わるでしょう。だから、そういうこともやっぱり考えて
陳情の
審査をしなくてはいけないかなということで意見だけ申し上げます。
◆
神尾昭央 委員 そもそもの部分なんですけれども、この
陳情は新
ルート計画の中止を国及び東京都に働きかけることを求めているわけでございますが、2020年からこの新
ルート計画で運用されるという前提で国土交通省は考えているというふうに思います。その上で、その計画に対して反対をするにしても賛成をするにしても、意見を述べるに当たってはやはりそのタイムリミットがあると思うんですね。2020年の運用直前にだめですといってもそうはいかないと思うので、その意味では、この
陳情審査のリミットがあるのはそれは別問題として、国や東京都に働きかけるに当たってのリミットというのが行政上はどのぐらいのものなのか、もしお答えがあるようでしたらお答えいただきたいのですが。
◎矢作紀宏 環境推進
課長 明確なリミットというのは我々も示されておりませんが、2020年の春には運行を開始したいということは聞いております。そのために
ルートを変えていったりするのに何カ月、あるいは半年、そういった前にはそういう新たな
ルート設定とか
航空会社との調整ですとか、発着の調整ですとか、そういうのは相当前からやっていかなくちゃならないと思いますので、時期がかなり前になるのではないかと思います。
◆
神尾昭央 委員 少なくとも2019年のうちにはそういうことがある程度確定をしていくというふうに想像できるのかなというふうに思います。その意味でも、我々のこの
委員会としてもやはり今の任期のうちにしっかりと採択もしくは不採択という結論を出していくというのも我々の責任であるかなというふうに思っております。幸い1月に場所を移動して
騒音の
現場を見るということでもありますので、一つはそれを契機としてそれ以降で結論を出すというような方向性で行くべきなのかなというふうに思っておりますので、その点、意見だけ述べさせていただきます。
◆桝秀行
委員 正副
委員長にお願いをしたいんですけど、1月のその視察もありこの
委員会の中でも
陳情としてもう6月から審議を重ねてきています。各会派の皆さんの中でも議論は深まっていると思いますし、この
委員会の中でもさまざまな意見交換と
執行部からの
説明がありましたので、
神尾委員がおっしゃったとおりぜひ任期の中で決を採っていただきたいというお願いだけは申し上げておこうと思います。
それと、意見だけを今、少しお話しさせていただきたいんですけど、
陳情者の方もよくこの
委員会に傍聴に来られていて、とても熱心だなと思いながら見ていました。我々の会派は、私自身もこの近くに住んでいますので、おっしゃっていることはよくわかります。音の問題と落下物の二つが懸念事項だと。穏やかな生活を脅かす可能性がある事柄だから。だから、新
ルートの計画を中止してほしいというそういう願意ですよね。これ、
前回も申し上げましたけど、途中までは賛成です。でもこれやっぱり下3行がどうしても落下物の事故が起こる危険性があると、音がうるさくなる可能性があると、だから中止をしてくださいという言い方はやっぱりちょっとこの部分にどうしても賛成できない部分があるんです。中止をしてくださいというよりも
国交省からも
説明を受けているわけですし、区の
執行部も一生懸命
説明してくださいました。落下物を限りなくゼロに近づけると。
騒音に関しても関心を持って対応していくということを言っているわけですから、下3行が新
ルートの計画を中止ではなくて、もっと
国交省の進めるプランに区民も力を合わせて協力してくださいとかそういう方向に書きかえてもらえるのであれば、我々はこの
陳情を採択しようと考えていますけど、このままの言い方では決してこれ採択することはできません。これは多分恐らくほかの会派の方も下3行がもうちょっと協力を示すような姿勢がある、そういう文章だったら反対する
理由なんか多分どこにもないと思うんですよ。この前半戦の書いてある文章というのはよくわかるので。どうしてこういう書き方になってしまったのかはよくわからないんですけど、これも
前回申し上げましたけど、世の中には原理を叫んですぐ快感に浸ってしまう一部の政治団体があると僕は思っています。原発反対とかね。原発なんかやっぱりないほうがいいに決まっているんですよ、原理原則上。でも、なければ現実的にはやっていけないと。消費税も真っ向から反対、なくてもいいというわけですよ。それも無責任な話で、じゃあ、社会保障の財源はどうするんだという話になりますから。原理原則なければいいというものばかりだと思うんですよ、世の中には。だけど、そんなこと言っても実際の社会は回らないわけですから、今回の問題に関しても真っ向から全部新
ルート計画を中止という話ではなくて、もうちょっと99.9%ないと言われている落下物をさらに100に近づける努力をしてくださいとか、音に関するものもなるべく配慮してくださいという方向をまずはとっていただきたいなということをこの
陳情を出された方には少し意見として言いたいかなと思います。
○
田中淳子 委員長 ほか、よろしいでしょうか。
◆
須田哲二 委員 ちょっと感想じみたことになっちゃうかもわかりませんけども、
陳情の
審査ですので事実をいろいろ
陳情者の言っていることを確かめながら確認しながらということで、1月の視察で実際の
騒音をある程度実際に近い形でということで、そういうのをやってみましょうということでこれは非常に
委員長の判断で前向きに実施していただいてよかったなと思うんですけど、そういうことも実施しながら
陳情者の
陳情を出されている現実と思いをよく受けとめるという必要があるなというふうに思うんです。桝
委員のお話もあって原発のこととかも言われたんだけども、
考え方の違いとか政策の違いはそりゃあります。我々はだから原発なんかも必要悪とは思っていません。もう完全に要らないと思って。だから、これはもう数十年も前から推進したというつけが回ってきているわけで、なきゃだめだなんていう話では全然なかったんですよね。でも、安全だ安全だというふうにしてしまったということで重大な事故を招いたということで。今、世界的に見てももう日本の原発大企業の受注はほとんど失敗に終わるという流れになっていますから、世界的に見て原発を進めるのは安倍政権だけですね。この飛行
ルート強化も
江戸川で頑張って反対しないと都心も含めるともっと重大な飛行
ルートなんですよ。ですから、やっぱり東京全体として協力してやめさせるという意味でも、私はこの
陳情に賛成して今回の飛行
ルートはやめさせるべきだというふうに思っておりますので、結論を出すのはもちろん賛成ですけど、1月の視察を受けてからということで判断を下したいというふうに思います。
◆
須賀清次 委員 前回の
委員会でも意見が全然違うのにかみ合わないことを同じことを話してあっち行ったりこっち行ったりしているんですけど、先ほど言ったこの3行については少し問題があるよねという意見が出たんですから、それに対してみんなで考えればいいかなという思いだけ添えておきます。
○
田中淳子 委員長 では、他になければ本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
田中淳子 委員長 それでは、そのようにいたします。
以上で、
陳情の
審査を終了いたします。
また、次回、1月10日の
委員会閉会後、機器を利用した航空機音の体験と
現場視察を実施いたしますので、よろしくお願いいたします。
なお、
現場視察につきましては、当日の天候等の影響により、飛行
ルートが変更となることもございますので、ご承知おきをいただきたいと思います。
次に、
所管事務調査については、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
田中淳子 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、
執行部より報告があります。
生活振興部、お願いいたします。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進
課長 それでは、私のほうから
資料をお配りさせていただいております、街区
表示板の「
ローマ字併記」及び「えどがわ百景」の表示についてご
説明させていただきます。
まず、1番の概要でございますが、ご承知のとおり2020年の
オリンピックでは
江戸川区にカヌースラローム会場ができます。その会場に近い葛西橋通り以南の街区
表示板にこれを新たに
ローマ字併記をしたものと、えどがわ百景を入れたものに取りかえさせていただけたらと思っております。実施概要につきましては、葛西橋通り以南は762街区ございます。これは、町名の後の何番というところでございます。それが762街区ございますが、今年度予算を立てさせていただいております分については、葛西臨海公園駅、葛西駅、西葛西駅周辺の222街区でございます。こちらのほうを整備させていただきたいと思っております。来年度予算が通れば上記以外のところを実施させていただけたらと思っております。スケジュールに関しましては、この後、現地の調査をさせていただきまして、取りつけの場所ですとか現在のところがどうなっているかという調査をいたしまして、3月末までには取りつけ、取りかえの作業が終わる見込みでございます。街区
表示板のイメージとしましては、こちらにお写真で示させていただいたとおりでございます。
えどがわ百景でございますけれども、今133の景観ポイントございますが、そのうち葛西館内は29のポイント、123枚の写真が選定されておりますので、その中から選ばせていただきます。
5番ですけれども、第4回の区議会の補正予算で議決をいただきましたけれども、
平成30年度の東京都の多様性を生かした観光まちづくり推進支援事業というので2分の1東京都から補助をいただけることになりました。これは、
地域ならではの
資源を活用した新たな観光まちづくりに該当するということでいただけるものでございます。整備費は約300万でございますけれども、補助として249万歳入がございます。詳細の地図に関しましては、裏面のほうに762街区葛西橋通り以南の地図を示させていただいておりまして、この黒い枠で囲ったところを今年度整備させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
すみません、今249万と申し上げたようなんですけど、149万の歳入でございます。失礼いたしました。
○
田中淳子 委員長 訂正お願いいたします。
環境部、よろしいですか。
それでは、ただいまの報告について何かご
質問ございますでしょうか。
◆桝秀行
委員 これは、白黒でちょっとわかりにくいんですけど、現状のパネルは緑色だったと思うんですけど、新しいやつはちょっと色が濃くなっていますけど、何か色変わるんですか、これ。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進
課長 この写真ですとちょっとわかりづらいんですけれども、ベースの色は今までと同じものでございます。
◆桝秀行
委員 あと、ちょっとお願いというかこうしたほうがいいんじゃないかというアイデアなんですけど、この現況調査を来年1月まで実施されるわけですよね。2月から実際に取りつけ作業が行われるということで、この現地の調査を行った後、その後、作業をする手前にやっぱり計画というか一定の指針を定めてほしいというふうに思うんですよ。ついてあったところを張りかえるだけなのか、それとも理想的に一街区ごとに角ごとに何カ所つけるとか一定の指針を持った上でこの作業を進めてほしいなと思うんです。ただ、つけかえだけではやっぱり今この
地域でついてない街区というのは結構あると思うので、そういうところには必ずつけましょうとか、一定の指針を定めた上でこの事業を推進してほしいなと思います。
○
田中淳子 委員長 そのことに対して、河本
課長、ございますか。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進
課長 街区
表示板につきましては、住基表示法で定められておりまして、その街区の角付近に設置するということになっております。ですので、今回調査でなるべく4カ所つけられるところ、それから、おおむねは電柱についているんですけれども、調査をさせていただいてその基準でつけさせていただけたらと思っております。
○
田中淳子 委員長 よろしいですか。
◆
須賀清次 委員 ちょっと確認なんですが、私、16日に三重県のほうに行っていたんですね。ちょっと目的が一緒の
人たちの集まりの中で、大阪のほうから
江戸川区だと言ったら花火すごいですよねという話聞いたんですね。この文章でいくと、葛西地区管内の29ポイントの写真の中から選ぶと。でも、
江戸川区となるとやっぱり花火もそういう全国的に有名になってきたものですから、そういう部分もここに含んでいただけるのかどうかという思いがちょっと今
説明からしたので、ちょっとそれだけ。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進
課長 すてきなご提案だと思いますけれども、この街区
表示板の写真につきましては都市開発部と相談しながら進めておりますので、そのご意見をお伝えさせていただきたいと思います。
○
田中淳子 委員長 ほか、よろしいでしょうか。
◆
須田哲二 委員 これについてはローマ字表記いいんじゃないかというふうに思うんですけども、ちょっと関連してなんですけども、生活振興部の各事務所の車の、この間いつだったか見た小松川事務所の小松川というのはローマ字表記なんですよ。
江戸川区のマークとそれだけなんです。ローマ字表記が優先していて日本語表記がないので、これはいつからそういうふうになったのかなと思って、ちょっと何か
理由とか根拠があれば聞きたいなと思っていたところなんです。
○
田中淳子 委員長 関連されたご
質問ですけど、お答えできるでしょうか。
◎河本豊美 住基・個人番号制度推進
課長 私も前職が小松川事務所長でございましたけれども、特段、事務所ごとに取り決めをせずにつけていると思いますので、
地域活動部会等ございますので、そちらにお伝えさせていただきます。
◆
須田哲二 委員 じゃあ、伝えていただくというか意見として、デザインの問題の感覚なのかわかりませんけど、ぱっと見ちょっとローマ字になれてないとどこの事務所の車なのかなというふうに。日本語の漢字とかだと一瞬でぱっと見てわかるんですけど、ローマ字はちょっと見ないと、ああ、小松川かと。特別な
理由があればそれで別にいいんですけども、もし特になければこのように日本語併記というのでどうかななんて思って。個人的な意見です。