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  1. 江戸川区議会 2018-12-18
    平成30年12月 生活振興環境委員会-12月18日-10号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成30年12月 生活振興環境委員会-12月18日-10号平成30年12月 生活振興環境委員会 平成30年12月 生活振興環境委員会会議録 ●日時 平成30年12月18日(火) ●開会 午前10時00分 ●閉会 午前10時51分 ●場所 第2委員会室出席委員( 8人)   田中淳子  委員長   栗原佑卓  副委員長   神尾昭央  委員   桝 秀行  委員   須田哲二  委員   中道 貴  委員   藤澤進一  委員   須賀清次  委員欠席委員( 1人)   斉藤 正隆 委員執行部
      岩瀬 耕二 環境部長   髙原 伸文 生活振興部長   彦田 義敬 生活振興部参事   外、関係課長事務局    書記 近藤知博 ●案件  1 陳情審査 第113号・第125号…継続     第113号:「羽田空港機能強化に伴う新ルート計画」の中止を国及び東京都に働きかけるよう求める陳情     第125号:資源ごみ分別リサイクルに関する陳情  2 所管事務調査  3 執行部報告   (1)街区表示板の「ローマ字併記」及び「えどがわ百景」の表示について                      (午前10時00分 開会) ○田中淳子 委員長 ただいまから生活振興環境委員会を開会いたします。  署名委員に、神尾委員中道委員、お願いいたします。  斉藤委員より、所用により欠席との申し出がありましたので、ご報告いたします。  これより、陳情審査に入ります。  はじめに、第125号、資源ごみ分別リサイクルに関する陳情について審査いたします。  前回委員会で要求した資料が提出されましたので、執行部から説明願います。 ◎八木邦夫 清掃課長 前回、3人の委員さんから資料要求及び質問ということでいただきました。それぞれ委員さんごとにお答えしたいというふうに思います。  まず、須田委員さんのほうから、区に苦情がどのくらい来ているのかというご質問でございます。こちらにつきましては、資料1をごらんください。  苦情件数でございます。ここでは27年度から30年度ということで載せさせていただいております。おおむね区に来る苦情としましては50件前後でございます。今年度39件ですけれども、これも前年並みといった数字となってございます。騒音苦情は把握しているのかというご質問でございますけれども、この表の一番下、苦情が来ている分しかこちらのほうとしてはわからないですけれども、2件から6件といった形で騒音に関する苦情もきてございます。  それから、ごみ種類ごとの持ち去りの現状ということでございます。こちらも資料1の品目内訳ということで、苦情件数割合を出してございます。古紙のみの苦情が30.58%、缶のみが45.63%、両方の苦情が22.3%という割合となってございます。  あとは、持ち去り対策にかかる経費ということでございます。裏面の資料2をごらんください。A4横の資料になってございます。  まず、先行回収ということで、午前7時から早朝巡回パトロール及び先行回収ということで、業者さんに委託して取り組んでいる経費でございます。平日で1台2,900円、祝日で1台3,500円という経費かかってございまして、30年度委託料として3,100万円余という金額がかかってございます。その下の表でございますけれども、持ち去り防止パトロールに伴う人件費ということで、これは職員が早朝行っておりますので、その分の超勤代ということでございます。おおむね30万前後ということでございます。それ以外に、今年度から持ち去り対策としまして、古紙の持ち去り対策袋というのをつくっていまして、それが45万5,000円ほどかかってございます。  それと、資源売却益はどのくらいかというご質問でございますけれども、資料3をごらんください。資源売却単価売却益の推移ということでございます。29年度古紙、瓶、缶の売却益が1億6,400万円余でございます。30年度は10月までの数字ですけども、1億900万ぐらいの数値となってございます。これは前年に比較しますと、前年の10月現在が8,900万円ぐらいですので、前年より増えているということでございます。平均単価をごらんいただきますと、新聞、雑誌、段ボール、それからアルミ缶等がこのところ金額が上がっているというような状況でございます。  続きまして、桝委員さんからのご質問でございます。  条例に対する区の考え方ということで、これ口頭でいいということでしたけれども、一応資料4のほうに書かせていただきました。これは、区のホームページに出ているものでございます。全文は読み上げませんけども、条例をつくった自治体では資源集積所から収集運搬することを区が契約している業者以外は禁止しているとか、集積所に出された資源所有権を主張していたりといったような形で条例をつくってございます。ただ、江戸川区の考え方としましては、こちらの条例をつくった以上は実効性を持って運用していくためには、パトロールであったり委託したりとか多額の費用がかかっている実態がございます。また、条例をつくっても一時的に件数は減るんですけれども、リバウンドというかまた増えてきてしまうというような実態もございます。そういったことを把握してございますので、江戸川区としては集団回収の推進ということで持ち去り対策を進めていきたいというふうに考えてございます。そういった内容の記載でございます。  それから、パトロールで得られた感覚ということでご質問ございました。こちらはすみませんけど、口頭でお話させていただきます。資源担当の6年目になる職員がおりまして、その職員に聞いた感じでございますけれども、1点としまして、昔に比べて持ち去り者の年代が若くなっていると。40代も多く感じるということと、2点目としまして、新聞の排出が減ってございます。なので、最近は段ボールの持ち去りが増えてきているということでございます。持ち去っている業者の軽トラックの荷台を見ますと、昔は新聞が多かったんですけど、最近は段ボールが多いというような実態です。それと、アルミ缶抜き取りなんですけれども、恐らく騒音に関係してくるところだと思うんですけれども、アルミ缶につきましては、業者は組織的にやっているというよりはホームレスの方、またはそれに近い方が、生活困窮の方だと思うんですけど、そういった方が持ち去っていると。たまに大きな袋を自転車の後ろに積んでいるというのを私も朝見かけたりすることもあるんですけど、そういったような方がやっているというような実態ございます。それから、これは職員の意見なんですけど、夜中から抜き取りをしてうるさいという苦情が多いということは一方でありますけれども、区民の方にはなるべく前日から出されてしまうとどうしても持っていかれてしまいますので、できるだけ当日の朝に出していただくようにということでお願いしているところでございます。そういったところが感想というか、パトロールで得られた感覚といったようなところでございます。  どの地域が多いのかということでございますけど、すみません、もう一度資料1に戻っていただきまして、これも苦情件数でしかわからないんですけれども、地区別に来ている苦情件数ということでございます。区民課と葛西、小岩が多いといったような割合になってございますけれども、人口比でいいますと東部も16.02%ですので、若干多めなのかなというところでございます。小岩、東部が多い地域ということが言えるというふうに思います。  最後に、須賀委員さんのほうから都住はどういう対策をしているのかというご質問でございますけれども、多くの都住はきちんと分別してちゃんと管理してございます。ただ、都住敷地内に集積所があればそこに入って取るというのは不法侵入ですので、それは違法でございます。私は、この陳情の方の都住に先週の資源の日に朝7時ぐらいに行ってまいりました。そうしたところ、アルミ缶はそのまま残ってございました。段ボール古紙につきましては、住民の出入り口の階段がございまして、その階段の裏に隠すように外から見えないように置いてありまして、それで持ち去り対策をしているんだということで住民の方がおっしゃってございました。近所の方に聞き込みをしたところ、やっぱりホームレスの方が何人かその辺に住んでいらして、その方が早朝からアルミ缶持っていくんだということでお話をされていました。古紙につきましては、いわゆる会社の軽トラックが持っていってしまうというような実態がございます。 ○田中淳子 委員長 資料については説明のとおりですので、審査の参考としていただければと思います。  それでは、審査願います。 ◆須田哲二 委員 陳情者の意見の中に騒音ということが記書きの中にあるんですけど、課長説明でも若干わかるんですけど、ここで意味している騒音というのは、騒音の種別といいますか、大体僕らも朝、気がつくのは車が結構動いている。あれ古紙とか段ボールを主に回収する車ですかね、新聞とかね。その車なのかなと思って。空き缶をがらがらというよりもそっちなのかなと。ここでいう騒音というのはちょっとその区別ができないんですけども、騒音の種類については苦情の中身はどういう騒音というのか、その辺は区のほうでは掴んでらっしゃいますでしょうか。まずその点を確認したいと思います。 ◎八木邦夫 清掃課長 早朝からの騒音ということになりますと、やはり空き缶と想定してございます。古紙は車というか軽トラックで持っていく場合が多ございますので、そんなに大きな音は出ないということがございまして、あと、業者が持っていく場合は早朝というよりも7時から8時の時間帯が多ございます。ということで、ここで言われている早朝からの騒音ということですので、推定でしかないですけど、アルミ缶を持っていったときの騒音ではないかというふうに思ってございます。 ◆須田哲二 委員 ちょっと私も実際に目にするのは先ほどご説明があった高齢の方なんか自転車でいろいろものすごい工夫と知恵を使って荷台に満載してなかなかあの積み方そのものは大したものだなというふうに思うんですけども、ただ、そういう方がものすごく早朝に動いているという感じは余りしなくて、私よく朝4時、5時に軽トラである特定の会社の表示した車がしょっちゅう動いていて、新聞集積しているごみ集積場を大体見ていると。大体歩道に置いているところなんかもあるので、そういう車が相当巡回しているなというのが目につくので、そういう車の騒音なのかなという気はちょっと。もう7時とかになったら騒音ということにはほとんどならないと思うんですよ。みんな起きていますので、実際通勤で移動したりしていますから。4時、5時台に移動しているのは主にそういう車なんじゃないかなという気がすごくしているんですけども、そういう点は特に苦情については車についての騒音というのはほとんどないんでしょうか。もう一回再確認なんですけど。 ◎八木邦夫 清掃課長 すみません、ちょっと確認して次回お答えでよろしいでしょうか。 ◆須田哲二 委員 結構です。それから、もう一つお聞きしたいのは、結構アルミ缶の単価がいいので当然もうかると思うんですけども、もうかるといってもわずかですけども、抜き取りなんですけども、今課長説明があった高齢の方や一時ホームレスの方もよくやっていたんだけども、あれを引き受ける業者さんがいらっしゃるわけですよね。要するに、そういう抜き取りとして当然持ってきているだろうなというふうに、そういう引き受ける業者さんなんかについては、例えば、どういう指導だとかそういうものが行われているのかとか、その点はどうでしょうか。 ◎八木邦夫 清掃課長 こちらのほうでも例えば区立の公園なんか利用してそこに集めているという場合がございますので、区有地でありますので、そういった場合は指導してございます。道路でやっている場合もあるんですけども、道路に缶を置いてそこで取り引きしている場合もあるんですけども、そういった場合は土木部監察係と協力しまして注意といったようなことをやってございます。 ◆須田哲二 委員 私の家の近くでも例えば高速7号の高架下によくためて空き地でやってらっしゃるというのがあるんですけど、それはそれとしてあんまり問題に考えたことないんですけど、要するに抜き取って集めてきてそれをお金にかえるという点では、そういう古物商なりそういうところがあると思うんですけども、そういうところのルートがあるわけですよね。だから、抜き取ってそれを持っていけばお金になるという、そういう換金ルート、それについては何か規制だとか一定のルールとかそういうのはあるんでしょうか。 ◎八木邦夫 清掃課長 買い取り業者に対する指導ということだと思うんですけども、要は持ってきたものが抜き取りのものなのか、それともその人がどこかから集めてきたものかって非常に判定が難しいというところがございまして、例えば区有地でそれをやっているということであれば、それは注意はできるんですけど、買い取ること自体は違法ではございませんので、そこを注意するというのはなかなか難しいというのが。すみません、答えになっているかどうかわからないですけど。 ◆須田哲二 委員 それが別にいけないということを考えてはいないんですよ。ただ、騒音という苦情があるので、缶のほうのそういう、そこから抜き取ったりガラガラ持ち去る音がしてという苦情があれば、それはちょっと対策が必要かなというふうに思うんですけど、古新聞にしたって昔ちり紙交換という形で民間で全部いろいろルートがあってやっていたりしていますから、税金使わなくたって別によかったかなという気もするんですけど、缶なんかも自動販売機が町中至るところにありますけど、あの脇に回収ボックスをちゃんと置いてあるところと、自販機置いているけど置いてないというところもあったりして、ちょっと僕もルートわからないですが、あの自販機設置して脇に置いてある空き缶とかペットボトルの回収ボックスは、あれは設置のそういう業者なのか、設置しているお宅、敷地にそれを置かしているお宅が処分しているのか、回収してあれはどういうルートごみ処理されているのか、その辺ちょっとおわかりでしたらご説明いただきたいと思います。 ◎八木邦夫 清掃課長 自販機でございますので、そこは業者が管理している部分でありますので、その業者回収しているというふうに考えてございます。 ◆須田哲二 委員 そういう自販機の脇のボックスなりああいうところから勝手に持っていくというのはやっぱり個人の所有物を持っていくということになるんでしょうかね。犯罪として。 ◎八木邦夫 清掃課長 いろいろな考え方があると思うんですけど、自販機を設置している会社がそこで所有権を主張すればその空き缶についてはそこに所有権があるということだというふうに考えます。 ◆須田哲二 委員 最後にいたしますが、ああいう缶とかあるいは古紙とかのごみリサイクル、うまくリサイクルというか循環サイクルというか、そういうルートに乗っかればどういう方法でもいいんじゃないかなと。民間がやろうが行政側がやろうと町会の自主回収であろうといいんじゃないかなと。それに伴う扱い方とか騒音だとかそういうのを抑えられる方法なり、そういう問題があればそれを極力なくすという、そういう対策が必要かなとは思うんですけども、この陳情で言っている騒音というのがいただいた資料でも騒音そのものという苦情なのかという点ではちょっといま一つ実態としてそれが大変問題なのかどうかというのはちょっとわからないなと。この陳情者そのものはそのことをすごくおっしゃっているようなんですけども。資源といってもみんな個々人の出すごみですからね。それが公的な所有物にならなくても別に民間でそれが処分されてうまくリサイクルルート処分ルートに乗ればそれは別に問題ないんじゃないかなという気がしているんですけども、もう少し研究をして結論を出していきたいと思います。 ○田中淳子 委員長 ほかよろしいでしょうか。 ◆桝秀行 委員 資料一つ目苦情件数なんですけど、1年間に十数件程度ということは、1カ月に1件あるかないかというぐらいの頻度なんだと思います。その程度といったらあれですけど、これぐらいの件数というのは、区の事業に対してはいろいろな相談めいた苦情もあったりいろいろな電話がかかってくると思うので、この件数をもとにして区内でのこの持ち去りの分布が葛西がどうとか小松川のほうが少ないとかというのは一概にはまず言えないのかなということは感じました。これは私の印象です。  それから、いただいた区の考え方、これも前回委員会でも申し上げましたし区の考え方というのは以前からよく聞いております。本会議でも僕は質問して区長もこれと同様の答弁をいつもしていただいておりましたので。ただ、条例を制定しようとしない理由の中に、実効性を持たせるための取り締まり要因とそれに伴う多額の費用が必要になるということで、ちょっとこのあたりが僕もほかの自治体を研究したことがあるんですけど、一概にごみ所有権を主張した時点で取り締まる要因が必要になるとか費用がかかるということはないと思うので、条例をつくらない理由というのはもう少し理論立てた説明が欲しいなと思いました。というのは、現場に照らし合わせて考えたときに、僕も四、五年前はよくこの業者地域で持ち去りしている現場を捕まえてやっちゃだめだよという話を何度もしていたんですけど、区もいろいろな取り締まりをしてくれて集団回収もほとんど精度が上がっていくと持ち去りがやりにくくなってくるんですよ。そうすると彼らもやっぱり知恵を使って、あるとき僕現場に行ってまた同じように持っていっちゃだめだよという話をしたときに、今度はトイレットペーパーを置いて行くんですよ。持ち去りをしているんだけどもトイレットペーパーを置いて、だから出した人たちは、桝さんいいんですと、この方たちは持ち去っているかもしれないけど、僕たちにトイレットペーパーくれるから、これでもうお互いに合意が成り立っちゃっているという話なんですよ。一見するとスマートなごみのやりとりができているからいいかなとは思うんですけど、問題なのはもともとの所有権がどこにあるかがわからないと。無主物という段階だから無主物という考え方なので誰が持っていってもいいという大前提があるわけなんですよ。ということは、取っても誰が持っていっても違法性がないと。持ち去る行為自体江戸川区内では犯罪じゃないんですよね。だって、誰のものでもないから。誰のものでもないものを取っても犯罪にはなりませんと。陳情原文にも書いてあるけど、だから警察も動けませんという話なんですよね。だったら僕は費用もそんなかかるようなものじゃないと思っているし、そういったお互いごみを出した人と持ち去る業者が合意できないように区が所有権を主張すれば、そういったいろいろなタイプの持ち去りに対応していくことができるんじゃないかなというふうに考えているんですよ。なので、条例を制定できない理由というのをもうちょっとほかの自治体の動きとかというのも考えていただければいいかなと思います。ただ、陳情者の方も多分これは相当お困りなんだと思いますし、一方では、課長から説明があったとおり、早朝行われているのはこれは業者による持ち去りではないということも考えると、もちろん一刻も早くこの持ち去り自体をなくしたほうがいいわけですよね。それに対しては、区が今進めてきた集団回収をもっと精度を上げていくということと、それから、業者に対する指導ですね。今やられている事業で僕は十分持ち去りに対する効果は上がってきているというふうに思っています。ゼロにはなかなかならないですけど、これを限りなくゼロに近づけていくためと、それから、新しい持ち去りに対応するためには条例制定も考えたほうがいいんじゃないかなという今のところの考えです。質問じゃありません。 ○田中淳子 委員長 ほかよろしいでしょうか。 ◆須賀清次 委員 口頭で先ほど言っていただいたんですけど、ちょっと気になったのは、昔に比べて持ち去る年齢層が低くなったということで、これは何を世の中が意味しているのかなという疑問が一つ出たんですね。それから、ホームレスの方々が生活するために持ち帰っているんだという説明の中に、じゃあ稼いだお金は税金というものがついて回るはずですよね。かけごとしたってある程度の金額とったら税金がかかるのは当然であって、だから、この辺の税金は支払われていないんだろうなというそのもの考え方も見えてきました。それから、出し方については都住の方々もしっかりと管理されているということなので、要は出し方の問題だと思うんですよ。だから、都住にしても町会にしても地域にしても、出す時間をしっかり守っていただくということがまず絶対条件だということは今のお話から見えてきているんですね。やっぱり今日はうちのほうは月に2回ぐらいの、要するに電池だとか鉄だとかフライパンとかそういうものが出る日なんですね。そうすると、最近はバイクに箱をつくってあって、そこに自分の必要なフライパンだとかそういうものを持ち去るのを見たことがあるんですね。だから、それはきれいにして、またリサイクルで売るのか、それから、自分の生活のためだけに持っていくのか、それはわからないけど、ああいう箱をつくってくるというのはやっぱりお金に絡んでくるような様子が見えるものですから、やっぱりそういうことを含めて陳情者の思いというのは理解できるんですけど、要するに無秩序な出し方、それから回収による騒音とあるけど、缶の音なのか車の音なのか私にはこの文章から見えてこない。両方を含めて言っているんだろうなと思うので、もうちょっと研究させていただいて結論を出したいなという思いだけ添えておきます。 ○田中淳子 委員長 ほかによろしいでしょうか。  では、ほかになければ本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中淳子 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、第113号、「羽田空港機能強化に伴う新ルート計画」の中止を国及び東京都に働きかけるよう求める陳情について審査を願います。 ◆須田哲二 委員 この羽田機能強化問題については前回もちょっといろいろやりとりしましたけども執行部の皆さんにお聞きするというよりも、この羽田機能強化国交省から国際競争力の強化だとか、オリンピック・パラリンピックを目指したとか、観光客誘致とか、文化の発展だとかいうようないろいろ抽象的なことまで含めていろいろ理由として挙げられているんですけども、じゃあ羽田じゃなきゃだめなのかという点では、以前いただいた資料離発着キャパシティー資料もいただきましたけど、成田、中部、関空もキャパシティーの上限から比べるとまだ余裕があると。離発着数、回数、そういう点で。それ以外に地方空港をもっと合わせればもう少し余裕があるだろうというのに、なぜ羽田に集中させるのかという点で、誰の利益が一番そこで確保されるのかという点では、アメリカの航空会社なんかもそういう国際線の時間をいい時間帯にしろという要求をずっと突きつけてきているという点だったり、羽田が都心に近いということもあって、そういう利便性でいろいろ利益になるということもあるんでしょうけども、前回も言ったんですけども、外国に比べれば空港というのはそんなに至近距離じゃなくてもいろいろな交通手段あります。もう成田だって今1時間ですし、そういう点では。ですから、ちょっと羽田に執着するという問題は、やっぱり影響を受ける周辺住民利益よりも飛行機やそれに関連する産業の利益を中心と考えて、それで騒音だとかそれから落下物被害、軽視という形で進められているなと。オリンピックが2年後にあってほんの一時期で終わってしまうわけですから、そのキャパを確保するためにという点ではそれほど大きな理由ではないというふうに思うんです。しかし、一旦そうやって発着枠を拡大してルートまで変更したとなると、これからずっと周辺住民江戸川区民の影響は続くという点では、やはり今回のこの陳情の願意は妥当だというふうに思うんです。以前も言いましたけど、騒音というのは個々人のもちろん影響の差もあるんですけども、ある学者の話では精神的なストレスというのは長期にわたって影響を与えるという、そういう調査、研究結果も出ているという点では、やはり住民の声は本当に大事にして、これからの時代はやっぱりそういう環境を配慮した住民の生活を第一にしたような経済のあり方を考えていかなければいけないんじゃないかなというふうに思うんです。何となく国がやることなり国際競争力というと、何かこれをやらないと日本の経済は大破綻しちゃうような、そういう印象を与えるような操作がされているんですけども、僕は決して全然そんなことはないというふうに思います。そういう点では、住民の危険だとか騒音のそういう環境を守るというのを犠牲にしてまで新ルートをとり、発着を拡大するという必要性はないというふうに思います。そもそも新ルートをとる最大の理由は発着枠の拡大ですからね。とにかく離発着を増便すると。それで新しいルートじゃないとできないということで無理やり都心の直下、江戸川区上空を離陸時も通すということですから、江戸川区民の陳情者利益を考えれば、この新ルートは撤回すべきだというふうに考えます。 ◆須賀清次 委員 考え方の違いで、須田委員と私と考え方が若干違うのが、先ほどの陳情須田委員からごみということでお話がありましたけど、その人にとってごみではないから持ち去るんですからね。これと同じように、今のお話、オリンピックまでは認めましょうと。でも、オリンピック終わったら減らすって、それは経営ですからね、それは減るんですよ。だから、そういうことでやっぱり話していたらいつになっても答えが出てきません。はっきり言わせてもらいます。要するに利益が上がる、国がよくなるということで今はもう一生懸命努力されている。でも、結果的に人が減ったらそれはルートも変わるでしょう。風の向きでも変わるでしょう。だから、そういうこともやっぱり考えて陳情審査をしなくてはいけないかなということで意見だけ申し上げます。 ◆神尾昭央 委員 そもそもの部分なんですけれども、この陳情は新ルート計画の中止を国及び東京都に働きかけることを求めているわけでございますが、2020年からこの新ルート計画で運用されるという前提で国土交通省は考えているというふうに思います。その上で、その計画に対して反対をするにしても賛成をするにしても、意見を述べるに当たってはやはりそのタイムリミットがあると思うんですね。2020年の運用直前にだめですといってもそうはいかないと思うので、その意味では、この陳情審査のリミットがあるのはそれは別問題として、国や東京都に働きかけるに当たってのリミットというのが行政上はどのぐらいのものなのか、もしお答えがあるようでしたらお答えいただきたいのですが。 ◎矢作紀宏 環境推進課長 明確なリミットというのは我々も示されておりませんが、2020年の春には運行を開始したいということは聞いております。そのためにルートを変えていったりするのに何カ月、あるいは半年、そういった前にはそういう新たなルート設定とか航空会社との調整ですとか、発着の調整ですとか、そういうのは相当前からやっていかなくちゃならないと思いますので、時期がかなり前になるのではないかと思います。 ◆神尾昭央 委員 少なくとも2019年のうちにはそういうことがある程度確定をしていくというふうに想像できるのかなというふうに思います。その意味でも、我々のこの委員会としてもやはり今の任期のうちにしっかりと採択もしくは不採択という結論を出していくというのも我々の責任であるかなというふうに思っております。幸い1月に場所を移動して騒音現場を見るということでもありますので、一つはそれを契機としてそれ以降で結論を出すというような方向性で行くべきなのかなというふうに思っておりますので、その点、意見だけ述べさせていただきます。 ◆桝秀行 委員 正副委員長にお願いをしたいんですけど、1月のその視察もありこの委員会の中でも陳情としてもう6月から審議を重ねてきています。各会派の皆さんの中でも議論は深まっていると思いますし、この委員会の中でもさまざまな意見交換と執行部からの説明がありましたので、神尾委員がおっしゃったとおりぜひ任期の中で決を採っていただきたいというお願いだけは申し上げておこうと思います。  それと、意見だけを今、少しお話しさせていただきたいんですけど、陳情者の方もよくこの委員会に傍聴に来られていて、とても熱心だなと思いながら見ていました。我々の会派は、私自身もこの近くに住んでいますので、おっしゃっていることはよくわかります。音の問題と落下物の二つが懸念事項だと。穏やかな生活を脅かす可能性がある事柄だから。だから、新ルートの計画を中止してほしいというそういう願意ですよね。これ、前回も申し上げましたけど、途中までは賛成です。でもこれやっぱり下3行がどうしても落下物の事故が起こる危険性があると、音がうるさくなる可能性があると、だから中止をしてくださいという言い方はやっぱりちょっとこの部分にどうしても賛成できない部分があるんです。中止をしてくださいというよりも国交省からも説明を受けているわけですし、区の執行部も一生懸命説明してくださいました。落下物を限りなくゼロに近づけると。騒音に関しても関心を持って対応していくということを言っているわけですから、下3行が新ルートの計画を中止ではなくて、もっと国交省の進めるプランに区民も力を合わせて協力してくださいとかそういう方向に書きかえてもらえるのであれば、我々はこの陳情を採択しようと考えていますけど、このままの言い方では決してこれ採択することはできません。これは多分恐らくほかの会派の方も下3行がもうちょっと協力を示すような姿勢がある、そういう文章だったら反対する理由なんか多分どこにもないと思うんですよ。この前半戦の書いてある文章というのはよくわかるので。どうしてこういう書き方になってしまったのかはよくわからないんですけど、これも前回申し上げましたけど、世の中には原理を叫んですぐ快感に浸ってしまう一部の政治団体があると僕は思っています。原発反対とかね。原発なんかやっぱりないほうがいいに決まっているんですよ、原理原則上。でも、なければ現実的にはやっていけないと。消費税も真っ向から反対、なくてもいいというわけですよ。それも無責任な話で、じゃあ、社会保障の財源はどうするんだという話になりますから。原理原則なければいいというものばかりだと思うんですよ、世の中には。だけど、そんなこと言っても実際の社会は回らないわけですから、今回の問題に関しても真っ向から全部新ルート計画を中止という話ではなくて、もうちょっと99.9%ないと言われている落下物をさらに100に近づける努力をしてくださいとか、音に関するものもなるべく配慮してくださいという方向をまずはとっていただきたいなということをこの陳情を出された方には少し意見として言いたいかなと思います。 ○田中淳子 委員長 ほか、よろしいでしょうか。 ◆須田哲二 委員 ちょっと感想じみたことになっちゃうかもわかりませんけども、陳情審査ですので事実をいろいろ陳情者の言っていることを確かめながら確認しながらということで、1月の視察で実際の騒音をある程度実際に近い形でということで、そういうのをやってみましょうということでこれは非常に委員長の判断で前向きに実施していただいてよかったなと思うんですけど、そういうことも実施しながら陳情者陳情を出されている現実と思いをよく受けとめるという必要があるなというふうに思うんです。桝委員のお話もあって原発のこととかも言われたんだけども、考え方の違いとか政策の違いはそりゃあります。我々はだから原発なんかも必要悪とは思っていません。もう完全に要らないと思って。だから、これはもう数十年も前から推進したというつけが回ってきているわけで、なきゃだめだなんていう話では全然なかったんですよね。でも、安全だ安全だというふうにしてしまったということで重大な事故を招いたということで。今、世界的に見てももう日本の原発大企業の受注はほとんど失敗に終わるという流れになっていますから、世界的に見て原発を進めるのは安倍政権だけですね。この飛行ルート強化も江戸川で頑張って反対しないと都心も含めるともっと重大な飛行ルートなんですよ。ですから、やっぱり東京全体として協力してやめさせるという意味でも、私はこの陳情に賛成して今回の飛行ルートはやめさせるべきだというふうに思っておりますので、結論を出すのはもちろん賛成ですけど、1月の視察を受けてからということで判断を下したいというふうに思います。 ◆須賀清次 委員 前回委員会でも意見が全然違うのにかみ合わないことを同じことを話してあっち行ったりこっち行ったりしているんですけど、先ほど言ったこの3行については少し問題があるよねという意見が出たんですから、それに対してみんなで考えればいいかなという思いだけ添えておきます。 ○田中淳子 委員長 では、他になければ本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中淳子 委員長 それでは、そのようにいたします。  以上で、陳情審査を終了いたします。  また、次回、1月10日の委員会閉会後、機器を利用した航空機音の体験と現場視察を実施いたしますので、よろしくお願いいたします。  なお、現場視察につきましては、当日の天候等の影響により、飛行ルートが変更となることもございますので、ご承知おきをいただきたいと思います。  次に、所管事務調査については、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中淳子 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、執行部より報告があります。  生活振興部、お願いいたします。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 それでは、私のほうから資料をお配りさせていただいております、街区表示板の「ローマ字併記」及び「えどがわ百景」の表示についてご説明させていただきます。  まず、1番の概要でございますが、ご承知のとおり2020年のオリンピックでは江戸川区にカヌースラローム会場ができます。その会場に近い葛西橋通り以南の街区表示板にこれを新たにローマ字併記をしたものと、えどがわ百景を入れたものに取りかえさせていただけたらと思っております。実施概要につきましては、葛西橋通り以南は762街区ございます。これは、町名の後の何番というところでございます。それが762街区ございますが、今年度予算を立てさせていただいております分については、葛西臨海公園駅、葛西駅、西葛西駅周辺の222街区でございます。こちらのほうを整備させていただきたいと思っております。来年度予算が通れば上記以外のところを実施させていただけたらと思っております。スケジュールに関しましては、この後、現地の調査をさせていただきまして、取りつけの場所ですとか現在のところがどうなっているかという調査をいたしまして、3月末までには取りつけ、取りかえの作業が終わる見込みでございます。街区表示板のイメージとしましては、こちらにお写真で示させていただいたとおりでございます。  えどがわ百景でございますけれども、今133の景観ポイントございますが、そのうち葛西館内は29のポイント、123枚の写真が選定されておりますので、その中から選ばせていただきます。  5番ですけれども、第4回の区議会の補正予算で議決をいただきましたけれども、平成30年度の東京都の多様性を生かした観光まちづくり推進支援事業というので2分の1東京都から補助をいただけることになりました。これは、地域ならではの資源を活用した新たな観光まちづくりに該当するということでいただけるものでございます。整備費は約300万でございますけれども、補助として249万歳入がございます。詳細の地図に関しましては、裏面のほうに762街区葛西橋通り以南の地図を示させていただいておりまして、この黒い枠で囲ったところを今年度整備させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  すみません、今249万と申し上げたようなんですけど、149万の歳入でございます。失礼いたしました。 ○田中淳子 委員長 訂正お願いいたします。  環境部、よろしいですか。  それでは、ただいまの報告について何かご質問ございますでしょうか。 ◆桝秀行 委員 これは、白黒でちょっとわかりにくいんですけど、現状のパネルは緑色だったと思うんですけど、新しいやつはちょっと色が濃くなっていますけど、何か色変わるんですか、これ。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 この写真ですとちょっとわかりづらいんですけれども、ベースの色は今までと同じものでございます。 ◆桝秀行 委員 あと、ちょっとお願いというかこうしたほうがいいんじゃないかというアイデアなんですけど、この現況調査を来年1月まで実施されるわけですよね。2月から実際に取りつけ作業が行われるということで、この現地の調査を行った後、その後、作業をする手前にやっぱり計画というか一定の指針を定めてほしいというふうに思うんですよ。ついてあったところを張りかえるだけなのか、それとも理想的に一街区ごとに角ごとに何カ所つけるとか一定の指針を持った上でこの作業を進めてほしいなと思うんです。ただ、つけかえだけではやっぱり今この地域でついてない街区というのは結構あると思うので、そういうところには必ずつけましょうとか、一定の指針を定めた上でこの事業を推進してほしいなと思います。 ○田中淳子 委員長 そのことに対して、河本課長、ございますか。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 街区表示板につきましては、住基表示法で定められておりまして、その街区の角付近に設置するということになっております。ですので、今回調査でなるべく4カ所つけられるところ、それから、おおむねは電柱についているんですけれども、調査をさせていただいてその基準でつけさせていただけたらと思っております。 ○田中淳子 委員長 よろしいですか。 ◆須賀清次 委員 ちょっと確認なんですが、私、16日に三重県のほうに行っていたんですね。ちょっと目的が一緒の人たちの集まりの中で、大阪のほうから江戸川区だと言ったら花火すごいですよねという話聞いたんですね。この文章でいくと、葛西地区管内の29ポイントの写真の中から選ぶと。でも、江戸川区となるとやっぱり花火もそういう全国的に有名になってきたものですから、そういう部分もここに含んでいただけるのかどうかという思いがちょっと今説明からしたので、ちょっとそれだけ。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 すてきなご提案だと思いますけれども、この街区表示板の写真につきましては都市開発部と相談しながら進めておりますので、そのご意見をお伝えさせていただきたいと思います。 ○田中淳子 委員長 ほか、よろしいでしょうか。 ◆須田哲二 委員 これについてはローマ字表記いいんじゃないかというふうに思うんですけども、ちょっと関連してなんですけども、生活振興部の各事務所の車の、この間いつだったか見た小松川事務所の小松川というのはローマ字表記なんですよ。江戸川区のマークとそれだけなんです。ローマ字表記が優先していて日本語表記がないので、これはいつからそういうふうになったのかなと思って、ちょっと何か理由とか根拠があれば聞きたいなと思っていたところなんです。 ○田中淳子 委員長 関連されたご質問ですけど、お答えできるでしょうか。 ◎河本豊美 住基・個人番号制度推進課長 私も前職が小松川事務所長でございましたけれども、特段、事務所ごとに取り決めをせずにつけていると思いますので、地域活動部会等ございますので、そちらにお伝えさせていただきます。 ◆須田哲二 委員 じゃあ、伝えていただくというか意見として、デザインの問題の感覚なのかわかりませんけど、ぱっと見ちょっとローマ字になれてないとどこの事務所の車なのかなというふうに。日本語の漢字とかだと一瞬でぱっと見てわかるんですけど、ローマ字はちょっと見ないと、ああ、小松川かと。特別な理由があればそれで別にいいんですけども、もし特になければこのように日本語併記というのでどうかななんて思って。個人的な意見です。
    ◎髙原伸文 生活振興部長 特に、何か決めがあるというわけではないですね。車両を買いかえたときに、やっぱりどこの帰属の車かということの明示を必ずしもする必要があるかということもあるんですけれども、自主的にそれぞれ各事務所で考えていただいてというところでございますので、何か統一的な指針とかいうものを持ち合わせているということではございませんので、よろしくお願いいたします。 ○田中淳子 委員長 それでは、以上で執行部報告を終わります。  次に、その他について何かございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田中淳子 委員長 それでは、今後の委員会ですが、1月は10日(木)、午前10時、2月は6日(水)、午前10時をそれぞれ予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、本年最後ですので、一言だけ正副ご挨拶をさせていただきたいと思います。  1年間、大変皆様ありがとうございました。何か時の流れで余り年末を感じない世の中になってまいりましたけれども、しかし、やっぱり年末年始、大変に皆さんお忙しいと思います。お体ご自愛をいただきまして、新しい年をお迎えいただければと思います。本当にありがとうございました。よろしくお願いいたします。  それでは、以上で本日の生活振興環境委員会を閉会します。                      (午前10時51分 閉会)...