板橋区議会 2019-01-24
平成31年1月24日都市建設委員会−01月24日-01号
平成31年1月24日
都市建設委員会−01月24日-01号平成31年1月24日
都市建設委員会
都 市 建 設 委 員 会 記 録
開会年月日 平成31年1月24日(木)
開会時刻 午前10時00分
閉会時刻 午後 4時58分
開会場所 第2委員会室
議 題 別紙運営次第のとおり
出席委員
委 員 長 いわい 桐 子 副委員長 五十嵐 やす子
委 員 山 田 貴 之 委 員 中 村とらあき
委 員 鈴 木こうすけ 委 員 山 内 え り
委 員 大 野はるひこ 委 員 おなだか 勝
委 員 はぎわら洋 一
委員外議員
小 林 おとみ
説明のため出席した者
都市整備部長 安 田 智 土木部長 老 月 勝 弘
市街地整備
都市計画課長 内 池 政 人 廣 木 友 雄
課 長
建築指導課長 田 島 健
住宅政策課長 清 水 三 紀
地区整備
拠点整備課長 義 本 昌 一 遠 藤 宏
事業担当課長
鉄道立体化 高 島 平
推 進 千 葉 宣 雄 グランド 木 村 徹
担当課長 デザイン
担当課長
土 木 部
川 口 隆 尋
交通安全課長 歌 津 知 己
管理課長
計画課長 内 田 洋 二 工事課長 宮 村 宏 哉
みどりと 公園整備
柴 崎 直 樹 市 川 達 男
公園課長 担当課長
事務局職員
事務局次長 丸 山 博 史 書 記 飯 野 義 隆
都市建設委員会運営次第
〇 開会宣告
〇
理事者あいさつ
〇 署名委員の指名
〇 陳情審査
<
都市整備部関係>
陳情第 80号 住民や自治体への説明が不十分のままに押し進めようとしている「羽田空港の機能強化による都心上空を低空飛行する計画」に対し、住民に不安を与えない飛行ルートへの変更見直しを図るとともに、騒音対策や安全対策に万全を期するよう国土交通省に意見書を提出することを求める陳情
(継続審査分28.6.6受理)
(5頁)
陳情第129号
大山駅西地区の都市計画に関する陳情(継続審査分29.6.5受理)
(21頁)
陳情第159号 板橋南部地域に
コミュニティバスの運行を求める陳情
(継続審査分29.9.21受理)
(30頁)
陳情第160号 大
規模ワンルームマンション建設に関する陳情(建築物の件)
(継続審査分29.11.27受理)
(44頁)
陳情第164号
投資型大型ワンルームマンションに関する陳情
(継続審査分29.11.27受理)
(44頁)
陳情第165号
建築紛争調整委員会についての陳情 (継続審査分29.11.27受理)
(55頁)
陳情第198号 大山駅「
駅前広場計画」に関する陳情(継続審査分30.9.25受理)
(87頁)
陳情第199号 大山駅前広場の事業に関する陳情 (継続審査分30.9.25受理)
(87頁)
陳情第202号
大山駅西地区のまちづくりに関する陳情
(継続審査分30.11.27受理)
(87頁)
〇
所管事項調査
(1)大山駅の
駅前広場計画等に関する
都市計画説明会の開催報告について(61頁)
(2)向原第二
住宅地区地区計画の策定等について(96頁)
〇 閉会宣告
○委員長
おはようございます。
ただいまから
都市建設委員会を開会いたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。
◎土木部長
おはようございます。
1月閉会中の
都市建設委員会でございます。皆様、本年もよろしくお願いいたします。
さて、本日議題となっておりますのは、継続分の陳情審査が9件、
所管事項調査が6件でございます。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、署名委員をご指名いたします。
中村とらあき委員、
山内えり委員、以上お二人にお願いいたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、本日の運営について申し上げます。
所管事項調査1の大山駅の
駅前広場計画等に関する
都市計画案説明会の開催報告については、陳情第198号、第199号及び第202号に関連する内容となっておりますので、
当該陳情審査に先立ちまして、ご報告いただきたいと存じますので、ご承知おき願います。
────────────────────────────────────────
○委員長
それでは、
都市整備部関係の陳情審査を行います。
初めに、陳情第80号 住民や自治体への説明が不十分のままに押し進めようとしている「羽田空港の機能強化による都心上空を低空飛行する計画」に対し、住民に不安を与えない飛行ルートへの変更見直しを図るとともに、騒音対策や安全対策に万全を期するよう国土交通省に意見書を提出することを求める陳情を議題といたします。
その後の状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎
都市計画課長
おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、陳情第80号 住民や自治体への説明が不十分のままに押し進めようとしている「羽田空港の機能強化による都心上空を低空飛行する計画」に対し、住民に不安を与えない飛行ルートへの変更見直しを図るとともに、騒音対策や安全対策に万全を期するよう国土交通省に意見書を提出することを求める陳情について、ご説明差し上げたいと思います。
前回、11月8日以降の変化について、ご説明いたします。
まず、国のほうから住民説明会の開催に対します
プレスリリースが11月20日に出されております。1都2県で合計36か所の会場を用いまして、平成30年12月15日から31年12月23日までの間で開催が予定されております。板橋区におきましては、1月11日金曜日、また12日の土曜日と、
成増アクトホール、
小豆沢セブンタウンのほうで開催されております。
また、この中では、新たな内容といたしまして、新経路の運用を開始するまでのプロセス、また新経路の主要地点での機影の見え方、また新経路直下での側方、直下ではない部分からの音の聞こえ方等の案内等も行われているところでございます。
あわせまして、羽田空港の
ニュースレター等が11月25日から配布されているような状況でございます。
前回の委員会以降の変化等につきましては、以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。
◆山田貴之
変化ということで、ご報告をいただきました。ありがとうございます。
もう少し詳細を教えていただきたいと思いますけれども、板橋区内は36か所のうち2か所で、アクトとセブンタウンで開催をしたということであります。内容についても教えていただきましたけれども、ここに来場された方の人数は、どのような形で、人数はどれぐらいだったでしょうか。
◎
都市計画課長
まず、11日金曜日のほうでございますが、15時から19時の時間帯で
アクトホールのほうでやられておりまして、人数といたしましては341名でございます。
次に、12日土曜日のほうです。
小豆沢セブンタウンのほうですが、こちらは13時から17時の時間でございました。人数としては323名でございます。
◆山田貴之
これはオープン型だったのかなというふうに思いますが、オープン型であると、各自それぞれごらんになられて、いろいろ試されて帰られるか、ごらんになられて帰られるということだと思いますけれども、これだけの人数がお立ち寄りいただいたということでありますけれども、その様子とか、特段何か質問等があったかどうかということを教えてください。
◎
都市計画課長
11日のほうでは、私どもの職員、都市計画課の職員と環境政策課の職員1人ずつ以上がついていましたので、おおむねの内容等はお聞きしているところでございまして、主な意見とか質問等の内容でございますが、騒音、また落下物、また騒音や機材の見え方、見えることで健康被害でございますとか、固定資産税等への影響、また防音工事の補助とか、上空での飛行の是非とか、
教室型説明会もやってほしいというような、そのような意見等があったというふうに聞いております。
◆山田貴之
341名、323名、両方合わせて660名を超えて来ていただいたということで、一定の説明のブースの成果はあったのかなというふうに思います。
これはどういうふうに告知をして、これだけの人数が集まったのか。告知の方法と、集まった人がご来場いただいた原因というか、要因は何だったのかというのを教えていただければと思います。
◎
都市計画課長
周知の方法といたしましては、1月6日に6大新聞のほうに国のほうがチラシを入れております。その中で一定の、こういう取組みがされているということがさらに深まったのかなと思っております。
また、「広報いたばし」を使いまして、板橋区のほうも12月15日号で案内をしております。さらに、区の
ホームページ、また環境政策課のツイッター等でやっている部分、さらには町会・自治会等の回覧板を活用させていただきまして周知を図っております。さらに、ポスター等の掲示で東武東上線の7駅、大山駅から成増駅の部分、三田線では11駅、また区民事務所、
地域センター、図書館、体育館等にポスター等の掲示をしていただいたところでございます。
◆山田貴之
最後にしますけれども、非常に広範な、そして大規模な告知をしていただいて、これだけの人に集まっていただいたということだと思います。逆に言えば、すごく、知りたいというニーズが潜在的に高かったんだというふうに思いました。
今後、このような、また説明をする機会、住民の皆さん、区民の皆さんに理解をしていただく機会の用意、予定があれば教えてください。
◎
都市計画課長
国のほうも、先ほど今後のプロセスという話を少し差し上げましたが、メディア等を活用した広報、また双方向の対話ということで、このような説明会の開催を検討しているようでございます。
また、区のほうも、国のほうから情報等が入り次第、また
ホームページの広報、更新等も含めまして説明等を丁寧に、伝わっていくような形で取り組みたいというふうに思っております。
◆山内えり
私も
アクトホールのほうは参加させていただいたんですけれども、300人を超えるということで、私は3時半から4時半過ぎまでいまして1時間以上時間を見ていたんですけれども、やはり非常に来場者が多くて、羽田のジャケットを着た人たちもたくさんいましたけれども、なかなかお一人の人がやっぱり質問をたくさんしておられて、職員の人がずっとその人と会話をしている、別の方も5人ぐらいの単位で会話をしているというようなことが続きまして、なかなか勇気がないと声をかけるという状況にはなかったというのが率直な意見です。
それから、騒音の音もかなり行列ができておりまして、並ぶのに、音を聞くのに30分以上かかりました。ヘッドホンも4つありましたけれども、なかなかそこに並んで聞こうという、よっぽど意思があって積極的な方でないとできないなというものがあります。やはりちょっと自分自身とすると、この
オープン型ハウスの、パネル展示ですから、大きく説明もありますし、職員さんをつかまえられた人は聞けるかもしれないですけれども、私が行った時間帯はそういう状況にはなかったというのは、まず伝えておきたいというふうに思います。
私自身は、そういう意味では、ほとんど、いただいた資料で書いてあるものが展示と全く一緒でしたので、読めば一定の理解はできるかもしれませんけれども、やはりこれを読んでパネルを見ただけの人、職員をつかまえられなかった人からすると、やはりこの間の住民の皆さんや陳情者の方が不安になっておられることをどこまで理解できたのかというのは、ちょっと不明です。
そういう意味では、板橋区として、オープン型のハウスのこの説明会で来場してきた方が十分理解できたというふうに考えているか、これについて、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
◎
都市計画課長
やはり時間が限られていることもございますので、そういう意味では、全部を理解し切ってお帰りいただくというところまで、まだ行き着いていない部分はあると思います。
今後も、国のほうではオープン型の説明会の開催、また
ホームページ等の利用、さらには特設の電話窓口での対応等もしておりますので、そういう部分をうまく活用していく部分と、また羽田空港にあるようなブースの部分も、各自治体を少しずつ回りながらやっていますので、板橋区でも今年度は赤塚のほうでやっていただきましたし、本庁舎の下でやったこともございますので、そういう部分を活用しながら、そういう機会をさらにふやしていけるような形で国のほうに要望するのとあわせまして、区のほうでも
ホームページ等の活用の中でうまく周知ができるような形で取り組んだほうがよいというふうに考えているところでございます。
◆山内えり
先ほど、こんな質問があったということで騒音の心配、落下物、健康被害、
教室型説明会の依頼等々あったということですけれども、やはり区の方もいて集計しているということであれば、どういった意見や質問があって、どんなふうに答えたのかというのをぜひお示しいただきたいんですけど、資料等でご提示いただけるでしょうか。
◎
都市計画課長
説明会の内容につきましては、
ニュースレターというもので、そのフェーズが終わるごとに国のほうで出されておりますので、その部分をうまく活用できればなというふうに思います。
区のほうで独自に意見を全部確認しているわけではございませんので、おおむねのこういうふうな話があったということはお聞きしていますが、ちょっとそこの資料については、第5フェーズ全体が終わった際に国のほうに再度要望しまして、お出しできる部分をお出ししていきたいというふうに思います。
◆山内えり
その
ニュースレターというのは、どんなふうに見れるんですか。
ホームページなのか、どういったふうにして、終わった後、まとめて、どんなふうな表示になっているんでしょうか。
◎
都市計画課長
こういうようなペーパーで、この中に毎回、どんな意見が出ましたというものが皆様からのご意見ということで載っております。これは
ホームページ上でも公開されておりますので、
ホームページをごらんいただければ、これと同じものが常時掲載されております。
◆山内えり
あと、その紙自体というか、媒体自体も何か配布しているものなんでしょうか。
◎
都市計画課長
これはお配りさせていただいておりまして、実際には、すみません、議員の皆様に再度お配りしたいと思いますが、当課の窓口でございますとか、環境政策の窓口、さらには区民事務所、
地域センター、図書館、交流センターとか熱帯植物園等で窓口のほうに置かさせていただいております。
◆山内えり
やはりそれぞれ皆さんの不安に思われていることや、それから、この陳情でいきますと、ここまで対策をとっても、この間の質疑でもありましたけれども、やはり落下物の事故、それから騒音の問題、もちろん墜落の可能性等ある中で便数をふやしていくことの心配ですとか、あとはそれぞれ皆さんがどういう懸念を持っているかというのを、やはり多くの意見を聞く機会というのは、私は必要だなと思いましたし、それぞれの皆さんの質問とか、私もいろいろ聞いてきましたけれども、なかなか思うようなことが聞けていないなと思う方もいますし、ある一人の女性は1時間以上ずっとそこで一人の職員の人とやりとりをしていて、やっぱりずっと納得されていないという様子も伺いました。なので、やはりどこまでオープン型をやっても、なかなか、一番心配している部分が解消されないのではないかというふうに思っています。
板橋区としても、この間、国のほうに意見書、例えば教室型の開催ですとか、そういった意見書を提出している等々のことを聞きましたけれども、直近ではいつごろ、どういう内容の意見書を出したのかということについては教えていただきたいんですけど、いかがでしょうか。
◎
都市計画課長
意見書につきましては毎年度提出しておりますが、国と打ち合わせ等をする際にも要望等は繰り返しているところでございます。
今年度につきましては、5月24日に日本航空の金属片の落下事故等がございましたもので、その際に、相次ぐ航空機からの部品の落下事故等を徹底調査し究明すること等、幾つかの要望事項を書きまして提出しているところでございます。
◆山内えり
そのほかの意見というのは特になかったんでしょうか、板橋区から国への要望としては。
◎
都市計画課長
大きく4つ申し上げております。1つ目が、相次ぐ航空機からの部品の落下事故等を徹底調査し原因を究明すること、2つ目が、同様の事故を繰り返すことのないよう安全対策を強化し、再発防止に努めること、3つ目が、安全対策が有効に機能しているか継続的に監視を行うこと、4つ目といたしまして、上記のほか、騒音対策を含め、情報を区民に提供し理解を得ることという、この4事項をこのときには申し上げているところでございます。
◆山内えり
そうした意見に対しての国からの何か回答というのは、あったんでしょうか。
◎
都市計画課長
国から直接的な回答書ということではございませんが、国の取組みを発表する際に、こういうことで対応していきたいということで話をいただいているところでございます。
その都度その都度、国のほうはいろんな対策、また少しでも安全性の向上を図るための制度等を充実させながら進めておりますので、私どもの区だけではなく、いろんな自治体から出された要望等、その対策なり制度の改正とかも含めながら、そういう部分で対応してきていると思いますので、直接的なその文書に対する答えというものはいただいていないところでございます。
◆山内えり
やはり教室型の説明会をやって理解をしたところで、今回のそういう一番懸念している、安全対策が施されても、やはり自然的に起こる氷のかたまりですとか、気をつけても、板橋の上空、東京都、住宅街を飛ぶということは、この間も質疑していますけれども、避けることができないという、そういう不安や懸念がある、変わらないということでは非常に問題だと思っています。
そういう意味では、板橋区として意見書を上げていますけれども、きちんと教室型の開催も含め、どこまででも安全対策をきちんと行うよう、それからルートについても見直しを求めるような動きが必要かと思いますけれども、そのあたりはいかがでしょうか。
◎
都市計画課長
安全対策につきましては、もともとどこまでも求め続けるつもりでおりますし、それは国のほう、また飛行機を飛ばす飛行機会社にしても、どんな立場でも安全対策等については追求をやめることはないと思いますので、それをどこまでも繰り返していくことだと思います。
また、ルートの変更等につきましては、既存の滑走路の位置等もございますので、滑走路を変えない限りは、この部分を飛ばすことを変えるということはなかなか難しいと思いますので、既存の羽田空港をうまく活用しつつ、2020年に向かって、今、対策等を進めておりますので、区としては、安全対策を徹底的にやっていただくことをどこまでも追求していく所存でございますので、そのような形で考えていきたいというふうに思っております。
◆山内えり
国交省も、東京湾の上空も既に混雑していると言っていますし、また新しい滑走路をつくっても、それだけでは便数をふやすことはできないと言っておりまして、やはり都心の上空、国際競争力をアップするですとか、それから外国人旅行者を誘致するとか、さまざまな利益というんでしょうか、それと引きかえに、やはり住民の日常や生活に危険を及ぼす可能性があるという、こういうもの自体を自治体である板橋区としてどういうふうに考えるかというのは、やはり今後も引き続きそういう姿勢で国土交通省のほうには訴えていただきたいというふうに思いますが、その点はいかがでしょうか。
◎
都市計画課長
区としては、安全対策、落下物とか騒音も含めて、良好な環境に少しでも近づくような形、また、どこまでも安全対策を国のほうが追求していく、また関連する事業者全ての立場でそういう部分を求めていくことは当然のことだと思っておりますので、それは繰り返し国等に求めていきます。
また、私どももやはり日常的に今、板橋区の上空も飛行機が幾つか飛んでおりますので、そういう部分も含めて認識はしているところでございますが、飛行機の一つひとつがいつも安全な状況で板橋区の上空を飛んでいただきたいというふうに思っておりますので、その気持ちをずっと持ち続けますし、そういう対策についてどこまでも要請をしていく所存でございます。
◆五十嵐やす子
おはようございます。
私も1月11日に成増の
アクトホールのほうに行ってまいりました。私は6時ぐらいに伺って、終わりまでいたので、その時間は、あら、何か少ないなと思ったんですけれども、やはりその前に行った方のお話を伺ったところ、本当にたくさんで、お話がなかなか聞けなくて、いわゆる海水浴で芋の子を洗うようにみたいな表現がよくされますけれども、本当にたくさんだったと。会場はつい立てで狭くなっていたし、あれをもうちょっと広くしたりとかできなかったんだろうかとか、向こう側のスペースはあいていたんですよねと、会場をよくご存じの方はそんなお話もなさっていたんです。
例えば、先ほど新聞のチラシとして国が入れましたとか、それから板橋区としては「広報いたばし」とかツイッターやら、いろんなポスター掲示だとかということでご努力はなさったんだなというのはわかったんですけれども、ただ、私が行ったときには、本当に成増の
アクトホールって駅続きで行けるわけですよね。本当に駅から近いから便利なところなので、たくさんの人が見に来られるはずなんですけれども、私はそこでやっていると思ったから行きましたけれども、駅から
アクトホールの間に、今これをやっていますとかいう案内が何もなかったんですよね。あれがあったら、例えば会社帰りの人とか、お買い物ついでに出てきて、あっ、今やっているんだ、ちょっと寄ってみようかなという人がもっとふえたんじゃないかと思って、とても残念に思ったんですけれども、小豆沢のほうは伺っていないので、ちょっと様子はわからないんですけれども、やっぱりたくさんの方に見てほしいと思ったら、当日も配慮するとか必要なんじゃないかと思ったんです。私なんかも、そこでやるってわかっていたから行きましたけれども、来た人が、あれっ、何もないけど本当にやっているのかなとか心配になる人ももしかしたらいるかもしれないので、これからそういう意味での配慮もしてほしいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎
都市計画課長
案内等につきましては、今ご意見をいただいた部分を含めて、国のほうにも要請していきたいと思います。
以前、常盤台の教育科学館でやったときにも、旗を立てていたんですけれども、やはりそれでも皆さん通り過ぎてしまうもので、たまたまそのときにはペーパークラフトのものを配るという話があったので、自分のほうでそれを持って下にいて、お子さんが通るたびに、ご家族でいる方たちに、今こういうものをもらえますから、上に行っていただければ少し飛行機の話が聞けてというふうな説明をして、ちょっとご案内したこともありましたので、案内の仕方も含めて、いろいろ工夫して、少しでも情報が届きやすいように動いていけるように、ちょっと国のほうとも協議したいというふうに思います。
◆五十嵐やす子
常盤台のときは私も行っていますけれども、そのときよりも今のほうが、今になって初めて、ここの上を何か飛行機が飛ぶらしいねって言う人はふえてきたんです。だから、そういう意味では成果はあると思うんですけれども、ただ、やっぱりまだまだご存じない方がいらっしゃるんです。ですから、そういう意味でも、やっぱり努力は必要かなというふうに思うので、それは本当は国が開催するものなので、国にもっと頑張ってほしいとは思うんですけれども、ただ、板橋もせっかく関心を持っている人がふえてきたので、ここでやっているとなれば、そこまで足を伸ばしてくださる方がまたふえるんじゃないかと思いますので、ぜひ今後よろしくお願いしたいと思います。
それから、会場に入って一番最初のパネルを拝見したときに、国の担当の方は交通アクセスにだけ一生懸命お話をしてくださったんですけれども、同じその資料の中には、そのすぐ隣のところに環境について書いてあったんです。ロンドンと対比しての表だったんですけれども、ロンドンも余りよくなくて環境が19位で、日本は29位だったと書いてあったんです。ほかのランクに比べて、ほかは例えばアクセスなんかだと5位とか、経済だとか文化、交流とか、そういうところも大体1桁なんですけれども、環境だけ29位だったんです。これってどうなんですかというようなお話をしたんですけれども、やっぱりその説明としてはちゃんとはいただけていないわけです。
例えば、ちょっと委員会とは離れてしまいますけれども、板橋区は環境に力を入れる、SDGsでもこの間わざわざ海外まで行ってお話しなさってきたりとか、あとは国のランキングで調べたら、たしか8位とか、あとはCOP24は海外へ行ってあれでしたっけね。とにかく板橋は環境に力を入れているんだという割には、会場でやっぱりその説明がなされていなくて、だから、いろんな意味で、板橋区は騒音やら安全性やらの中に環境も絡めて国に板橋ならではの問いかけをやっぱりしていくべきだと思うんです。
それは、ここの部署だけではなくて、ほかの部署とも連携して、板橋にどういうことがかかわってくるかなということだと思うんです。それも含めての意見書を上げてほしいなというふうに思うんですけれども、ほかの課との連携というところではどうなんでしょうか。
◎
都市計画課長
今回の陳情、羽田空港関係につきましては環境セクションのほうが一緒にやっておりますので、今お話しいただいた部分を少し相談させていただいて、検討していきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
◆五十嵐やす子
それから、私、今までも何回も言っているんですけれども、落下物とか事故のこととか本当にないことを願うんですけれども、ただ、今まで飛んでいないよりも、ずっと低いところを飛んで、また便数も多くなるということは、それだけいろんな意味で危険な可能性がふえるわけです。ゼロではなくなるということです。ですから、世界でもなかなかない、これだけの都心部を低空飛行するということで、これは例えば機体の整備だけとかで航空会社に幾ら責任を求めたとしても、それはまた違うと思うんです。
やっぱりこのルートを設定する国の責任というものが、何回私も説明会に行って聞いてみても、国の責任ということは言われないんです。国の責任が曖昧なままというか、国は責任をとると言わないまま幾ら説明会をしても、やっぱりそこで説明に来た方も納得しないと思うんです。ですから、板橋区からも、その辺についてもちょっと問い合わせていただきたいというか、国の責任というものをもうちょっと問うてほしいと思うんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。
◎
都市計画課長
国のほうも来年度予算で落下物対策の総合的なパッケージで未然防止対策の徹底と事案発生時の対応の強化ということで取組みを進めておりますので、その辺の話をする際に、今の点について、ちょっと確認してみたいというふうに思います。
◆五十嵐やす子
飛行機会社が支払う補償の肩がわりを最初するみたいなことを言っていても、でも、それは結局は航空会社からしっかりお金を国はもらうわけですし、でも、それとはやっぱりちょっと違うと思うんです、この責任ということは。ですので、しっかりとその辺も国に対して言ってほしいなというふうに思います。それが言えるのは、やっぱり自治体だと思うんですよね。なので、ぜひお願いしたいと思います。
それから、先ほどから教室型ということで説明会の形態についてのお話があるんですけれども、品川では教室型がなされたはずですよね。ほかの自治体、もっと板橋より低空を飛ぶだとかあるとは思うんですけれども、でも、やっぱり板橋でも納得ができていない方がたくさんいらっしゃいますし、自分では気がつかなかったけれども、ほかの方の意見を聞いて、いろいろと納得することもあれば、納得できないこともあるしということで、気づきも多いと思いますので、教室型については、ぜひ板橋区からも強く要望してほしいと思うんですけれども、重ねての質問になりますけれども、いかがでしょうか。
◎
都市計画課長
先ほど、国のほうでプロセスが示されているところでございまして、おおむね夏あたりには大きな方針が少し出ると思いますので、目標としては、その手前あたりで、そういう開催をしていただければ望ましいのかなというふうに、ちょっとイメージはしているところでございます。今後また調整させていただきまして、ご説明できる段階が来ましたら、ご報告差し上げたいというふうに思います。
◆五十嵐やす子
それから、説明会のときの要望なんですけれども、地震の対策については触れられていないんです。大阪で、例えば昨年は台風があって高潮になって飛行場が水浸しになってということがあったんですけれども、羽田もその可能性もありますし、今、東南海トラフの大地震ということで津波のことも言われているんですけれども、それについては、あんなにもう海に面しているところですから、もう少し説明があってもいいと思うので、説明会のときには、パネルをつくるときに、その点もつけ加えてほしいと思います。個人的には聞きますけれども、それがやっぱり皆さんに知られていないというところがありますので、板橋区からも要望としてお願いしたいと思うんですけれども、そういうのはできますでしょうか。
◎
都市計画課長
確かに、関空のときに大変な問題になりましたので、津波も高潮も含めて、羽田空港が少しでも安全な状況であることを確認していくこと自体は必要なことだと思いますので、国のほうに話をする際には、その辺のことについても今後説明ができるような部分を十分用意してほしいということは要望していきたいというふうに思います。
◆五十嵐やす子
それから、機影の見え方、実験飛行というんでしょうか、するということで、何かそれだけ聞くと、ああ、そうなんだ、いいことをするなと思うんですけれども、よくよく聞いてみると、本来飛ぶ飛行機よりもずっと小さい飛行機を飛ばして、それで見え方だとかということだったんです。例えば、それを1機だけ飛ばしても、本当にこれから来るのは、午後3時から午後7時の間、板橋の上空を2分弱に1本通過するわけなので、1本だけ飛ばすのと、2分弱で1本どんどん、例えば1時間飛ばさなくても30分の間飛ばしただけでも、あっ、こういう状況が生まれるんだということで、それに対して、皆さん、いろいろな思いを抱くと思うんです。だから、小さい飛行機を1機だけ飛ばして、はい、実験しましたよといっても、多分誰も納得できないと思うんですよね。
ですので、その点についても同じような状況に近い形でぜひ実験をしてほしいというふうに思うんですけれども、その辺は申し入れはできるんでしょうか。
◎
都市計画課長
今回、国のほうが幾つか取組みとして出されておりますので、そういうものを見た中で、さらにこういう部分を知りたいということはいろんな事案の中で出てくると思いますので、少しでも安全性の確保ということを追求する、さらには少しでも理解を深めるということでありましたら、そういう部分は必要だと思いますので、またその辺も国のほうに伝えていきたいというふうに思います。
◆五十嵐やす子
それから、もう一つ、前回も申し上げたと思うんですけれども、操縦をする機長とか副操縦士とかのアルコールの問題です。あとは、乗務員の方でもやっぱり隠れて飲んでいたみたいな、どんどんそれ以降も報道がなされていますので、ぜひ、機体だけ一生懸命落下物を少なくするだとかしても、結局ソフトのこともとても大事なことだと思いますので、両方あわせて板橋区からも国交省のほうに申し入れをしてほしいと思うんですけれども、そこはいかがでしょうか。
◎
都市計画課長
航空従事者の飲酒基準に関する検討会というのが国のほうにございまして、2回ほど開催されているというふうに聞いております。その中で一定の対策が出されると思いますので、それが出されたときに、またご説明できればなというふうに思います。
○委員長
この程度で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆山田貴之
きょうも、変化したことを説明いただいて、質疑を通していろいろわかったこともあります。その中では、やはりここの陳情の中でも求められている説明の機会、住民の皆さんに不安を与えないようにするために説明の機会が設けられて、それに大勢の方がいらっしゃって、一定その不安感を解消されたのではないかなというふうに思っています。
説明の中で、今後も説明会を国のほうでも予定しているということで話を伺いましたし、またメディアの活用をもって説明をしていくということであります。ぜひ板橋区としても、先ほどご説明いただいた
ニュースレターとか、区のほうから出ているような広報物、もしインターネットで見れるようなものがあれば、区の
ホームページにもリンクを張っていただいたりとか、よりそれを目にする人、機会をふやしていただきたいなというふうに思います。本庁舎の活用ということもおっしゃっていただきましたし、国がまた説明会を用意するのであれば、「広報いたばし」での広報もお願いしたいというふうに思います。
また、説明会でのこれまでどおりの人材配置、板橋区としても人材を配置して、どのような意見が出ているのかを把握しながら、また住民の皆さんの不安の解消をしていただきたいなと思います。
陳情書のタイトルが、「住民に不安を与えない飛行ルートへの変更見直しを図るとともに」というふうになっております。これは、残念ながら願意には沿えないところではないかなというふうに思っています。東京都の現状としては、オリンピック・パラリンピックも控え、日本、東京を訪れるお客様もふえます。また、インバウンドもふやしていこうという計画でありますし、労働者も海外から招き入れなきゃいけないという状況の中で、国策として、また東京のあり方としてもやはり必要な措置で、そこに協力をせざるを得ないのだろうというふうに思います。
であるならば、やはり住民に不安を与えない飛行ルートの説明をするということをもってご理解をいただくしかないのかなと。ルートを変えても、どこかには必ず住民がいらっしゃるということですから、少なくともその上を通過する住民の皆さんには、できるだけ多くの機会を持って丁寧に説明していくことが必要だというふうに思います。
これからも安全対策を求め続けるというふうにおっしゃっていただきましたので、そのとおりにしていただきたいなというふうに思います。
本陳情は、継続を主張したいと思います。
◆はぎわら洋一
公明党といたしましても、継続を主張いたします。
先ほど来いろいろ皆様から出ましたけれども、やはり羽田空港の安全対策、また、五十嵐委員からも出ましたようにパイロットのアルコールの問題とか、そういうものも出ております。国としてもきちんと指導をしていただいて、さらにオープンハウスというか、説明を、正しい情報が認識されるようにしっかり伝えていただけるというふうに、約1年間まだあると思うんですけれども、多くの外国人、また出発する人も帰ってくる人もいますけれども、そういう観光も、あとオリンピックというものも控えております。しっかり安全対策がとれるように、推進できるようにしていただきたいということで、継続です。よろしくお願いします。
◆山内えり
第5フェーズの説明会が行われましたけれども、やはりパネル展示であって、十分な説明が、参加された方が理解するに至るというふうには私はちょっとなっていないというふうに感じています。また、これだけの分厚い本で用語も難しい中で、なかなか、不安をお持ちの方、それから参加された方も600人を超えているとはいえ、十分区民の方が理解するというには数としても足らないですし、こうした説明会ではとても十分理解がなされたとは言いがたいと思っています。
板橋区としても、教室型の説明会を、意見書を提出しているとはいえ、まだ国からの回答としても十分な回答が得られていないこともそうですし、また国際競争力のアップですとか、オリンピックの開催、それから訪日する外国人をふやすため等、さまざまな対策はあるにせよ、やはり新しいルートの下には住人がいるわけであって、そこに暮らす人たちがいるわけであって、そうした利益と引きかえに住民の皆さんに危険を及ぼすということは非常に問題であると思います。
区民の生活を守る自治体である板橋区として、これまで理解するというような表現の答弁もありましたけれども、地域の住民や不安である区民の声に耳を傾けて、きちんと区民の合意を得るまでは、常に教室型や区民の理解が得られるような開催、説明会を求め続けること、そして飛行ルートについても、理解するということではなくて、きちんとルートも含めて区民の不安の声を届けて変更を求めるという立場に立つべきというふうに考えますので、採択を求めます。採択を主張いたします。
◆おなだか勝
継続を主張いたします。
飛行ルートについては、この陳情自体が飛行ルートの変更が1つと、騒音対策、安全対策に万全を期するようにということ、この2点だと思うんですけれども、騒音対策と安全対策に万全を期する、もちろんこれは追求しなくてはいけないことですし、その中の一環として住民のための説明会というのがあると。説明会については十分でないところもありますので、この1年間もまた引き続き一生懸命やっていただいて、もしここの騒音対策、安全対策、それからアルコールの、機長さんとか、その辺のことについてのもし意見書ということになれば、まとまるのかなとは思いますけれども、やはり飛行ルート変更になると、これは板橋じゃないところに持っていってくださいという話になれば、また違うところでも同じことが起きるわけですので、なかなか難しい。先ほど山田委員のほうからも話がありましたように、来年は東京オリンピック・パラリンピックを控えておりますので、そういったことも考えると、なかなかこれを一致させるというのは難しいのかなというふうに思います。
引き続き、板橋区としても、国土交通省に対してしっかりと説明を十分するようにということと安全対策をするようにということを働きかけていただく。そして、もしそこだけでいいのならば意見書を出すということも可能かなと思いますが、なかなか飛行ルートの変更までも一致して、この議会で意見書を出すというのは難しいのかなと思いますので、現在のところでいえば、やはり継続を主張するしかないのかなというふうに思っております。
以上です。
◆五十嵐やす子
実は、きのう勉強会に行ってまいりまして、藻谷浩介さんという日本総合研究所の主任研究員さんが23区の自治体議員向けの勉強会ということで、特別区の観光振興ということでお話をなさったんです。
その中で、いろんな、私が今まで知らないことがたくさんあって、気づきもいただきました。例えば、2020年のオリンピックの後で観光客は本当にふえるんだろうか、オリンピックで、もうその後来ないんじゃないだろうかとかいうようなお話もあって、そのときに、今、アメリカの人は2018年の訪日客数だったんですけれども、1年間に日本に来たアメリカ人は、アメリカ人214人に1人だったそうなんです。それに比べて中国は、私はもっと少ないかと思ったら、169人に1人だそうです。韓国は何と7人に1人、台湾は5人に1人、香港は3人に1人と、結構、私が思っていたようにたくさんの人がいらしていて、日本のことが好きで、多分中国の方はもっといらっしゃるだろうというようなことをおっしゃっていました。だから、そういう方々を受け入れるということがこれからの日本に求められているんだなということは、このデータでよくわかったんです。
なんですけれども、一方で、ヘイトのこともあったりとか、あとは日本にいらした方に対しての対応が、例えば日本語しか書いていなくて、英語が下のほうに書いていないだとか、禁煙のことなんかもありますし、禁煙にしていない、受動喫煙を容認しているのは、ほとんどもう日本だけだと、世界の中で。そういうような指摘もあったりとかして、だから、人が来るだけで、今回羽田のルートを変えるというのは、とにかく呼びたいということなんですよね。だから、受け入れの対応だけはしていなくて、とにかく来てもらうようにルートを変えるとしたって、どうなんだろうというようなことを、また私はそこで考えたんです。
また、その一方で、ルートを変えることで、やはりその下に住んでいる私たちが納得できていないということがありますし、また危険性も高まるということがあります。辺野古のことを考えても、住民の人が反対と言っても推し進めたりとかしている現状もありますし、いろんなことを、羽田のこのルート変更の中には、あわせて私は考えてしまうんですけれども、そうなったらそうなったで、おかしいことはおかしいとか、私たちは不安なんだよということをさらにしっかりと伝えていくことがやっぱり必要になってくるんじゃないか。だからこそ、伝えていくことというのが必要なんじゃないか。なかなか声に出せない方のかわりに、ここの中で話をして自分が意見を言っていくということが大事なんじゃないかというふうに思うに至りました。
ですので、私の周りにはやはりルートを変えることでとても不安を感じている人が多いんです。納得もしていません。ですので、意見書を出すだけではなく、見直しもやっぱり考えてほしい。どうしてもというときには、また考えるんだと思うんですけれども、でも、見直しも俎上に一回乗せて考えてほしいというのが、たくさんの方の、私、意見として伺っておりますので、今回のこの陳情につきましては、採択を主張したいと思います。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
陳情第80号 住民や自治体への説明が不十分のままに押し進めようとしている「羽田空港の機能強化による都心上空を低空飛行する計画」に対し、住民に不安を与えない飛行ルートへの変更見直しを図るとともに、騒音対策や安全対策に万全を期するよう国土交通省に意見書を提出することを求める陳情につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に継続審査についてお諮りいたします。
陳情第80号を継続審査とすることに賛成の方は挙手願います。
賛成多数(6−2)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、陳情第80号は継続審査とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、陳情第129号
大山駅西地区の都市計画に関する陳情、第1項、アーケードの件、第2項、戸別説明の件を議題といたします。
その後の状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎
拠点整備課長
引き続きよろしくお願いいたします。
それでは、陳情第129号
大山駅西地区の都市計画に関する陳情について、ご説明申し上げます。
前回11月8日にご説明を申し上げてから、状況に変更はございません。ただ、アーケードの件に関しまして東京都と商店街さんのほうで補償に関する協議を継続しておりますので、状況だけ報告させていただきます。
まず、1点目として、補助第26号線と商店街が交差する範囲において、アーケードに関する補償の交渉を継続して行っているというところでございます。
また、アーケードに関する附属設備、電気、音響、照明などの商店街特有の設備がありますので、連続性が途絶えることで影響が出る場合もありますので、その補修をどのようにしていくかというところについても継続して協議をしていると聞いております。
このように両方の間で協議が継続して行われておりますので、アーケードに関する交渉の結果が出るまでは、区としましても今後の経過を見守っていきたいという形では考えでございます。
雑駁ではございますけれども、以上で説明を終わらせていただきます。よろしくご審議をお願いいたします。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。
◆山内えり
今、商店街と東京都の協議が交渉中であり、継続しているということでありますけれども、内容というんでしょうか、どういった補修をするのかとか、補償の面ですとか、そういったお話とか、具体的な話というのはどんな話が出ているのかというのをご説明いただけるでしょうか。
◎
拠点整備課長
具体的な話まで、まだ至っていないというところは聞いております。補修の範囲をどうするのかだとか、その交渉の前提部分をまだ継続して話をしているというところなので、具体的にどういったところが補償の話になっているのかというところまでは、まだ区のほうとしても伺っていない状況でございます。
◆山内えり
商店街と東京都の協議の話の際は板橋区も同席をしているということで、具体的な話までは至っていないという見解なのか、それとも聞いた話として今お答えいただいているのか、そのあたりはいかがなんでしょうか。
◎
拠点整備課長
あくまでも交渉は当事者間、東京都と商店街の両者にて行われている。区とすると権利も何もないので、その場にはおりません。ただ、交渉の成り行きにつきましては、商店街のほうからも話を聞いておりますし、東京都のほうからも話を両者から聞いているという状況でございます。
◆山内えり
それから、アーケードの切除という部分で、この間ご答弁いただいている、板橋区としては140メートルというようなお話があったかと思いますが、重要な商店街のシンボルであり、財産であるそうしたアーケードの切除の長さですとか、そういった部分については変わりないという、この間ご答弁いただいている長さになるんでしょうか。そのあたりはいかがでしょうか。
◎
拠点整備課長
あくまでも商店街と道路が交わる部分については、机上ではかったところ140メートルというところなんですけれども、アーケードと都市計画道路が交わる部分、アーケードというと入り組んだりしておりますので、多少延長が変わったりしていますので、その辺につきましては、いただいた資料から計測すると約170メートルだというところは、机上でですけれども、はかっているという状況でございます。
◆山内えり
それから、26号線の道路の関係で、用地買収というんでしょうか、用地のところの買収率というのは、今、区として把握している部分というのはどういうふうになっているんでしょうか。
◎
拠点整備課長
あくまでも目視で確認をしているだけなんですけれども、26号線の対象戸数というのが約100軒ございまして、現時点で更地になっているところが6軒ございますので、進捗率とすると6%かなというところは認識してございます。
◆山内えり
この間、大事な商店街のシンボルである財産、アーケードを残してほしいという、そういう陳情が出ておりまして、東京都と商店街の交渉ということではありますけれども、やはり商店街がある板橋区、その自治体としては、こうした陳情や商店街の皆さんの声に対しては、どういうふうに配慮していくといいますか、板橋区としてどういう支援というか、そういうことが今後できるかなというふうにお考えでしょうか。
◎
拠点整備課長
区としてどういうことができるかという以前で、まだ両者の間で方向性も定まっていない状況の中では、区としてもどちらという対応が難しいので、やはりここは両者に早目にお互い状況を確認していただいて、協議を進めていただくというところが一番かなという形で考えてございます。
◆山内えり
そうすると、交渉自体が具体的な方向にまだ進んでいないということで、今のお話ですと、私は全く、金額の面ですとか、どんな補償だとか、そういうことは、こちらもわからないんですけれど、板橋区としても、そうすると、そういう段階であって、具体的な話についてはわからないということで理解していいんでしょうか。
◎
拠点整備課長
何も教えていただいていないので、我々としても交渉を早く進めていただいて結論が出るような形で話を進めていただければ一番いいのかなという形では考えてございます。
◆山内えり
最後に、この間、クロスポイントを初め、さまざま、いろいろな動きもあるかと思いますが、言われているようなポスティングですとか、それから
ホームページの掲載など、地域の皆さんへの周知というのはこの間やってきたということですけれども、歩いて行けないですとか、いろんな障がいをお持ちでとか、お仕事で行けない方等もいる中で、最新情報について訪問してお伝えするというような、どのようなやり方を今しているところなのか教えていただきたいと思います。
◎
拠点整備課長
もちろん、いろんな説明会等で来れなかったという方に関しましては、その資料を
ホームページ等で記載はしますし、もちろん電子媒体でその内容が見れないという方に関しましては、まちづくりニュースというものを地区のほうに配布させていただいておりますので、全てではないですけれども、そういった中で概要を載せてお知らせするという方法で対応させていただいております。
◆山内えり
ぜひ今後もそういう、きちんと
ホームページの掲載も含め、ただ、やはりなかなか
ホームページという媒体を見れない方もおられると思いますし、そういう紙の媒体もそうですし、訪問してお伝えするなど、さまざまな形で地域の方にお伝えしていただくようにお願いをしたいんですが、最後にお願いいたします。
◎
拠点整備課長
一軒一軒の訪問は、ご要望があれば、対応できるものに対しては対応していきたいとは思っておりますけれども、区としても関係する皆様に情報を伝えたいと思いますので、できる限りのことはやっていきたいという考えではございます。
◆五十嵐やす子
すみません。東京都と商店街の交渉ということで、それはわかるんです。なんですけれども、板橋区って、前にどこかが調べたとき、すみません、どこかというのがちゃんと出てこなくてあれなんですけど、23区の中で外から人が来るのが一番少ない区が、23区だったんですよね。そういう調査がありました。だけれども、多分板橋区で一番外から来ている人が多いのが大山商店街ハッピーロードだと。それが本当に筆頭なんじゃないかなというふうに私は思うんです。
板橋区って、いろいろと政策を掲げていて、それこそ観光やら何やらとやっているんですけれども、そのときに、アーケードがなくなったときにどうなるか、それって板橋区の政策とどういうふうにかかわってくるのかとか、それこそさっきも羽田へのルート変更ということで、今それこそ人口ってどんどん減っていて、例えば板橋区のハッピーロード大山には何歳ぐらいの方がたくさん来ているのかなとか考えるときに、例えば渋谷なんかでももう若い人は来る人が少なくなっているそうなんです。どうしても人口は高くなっていて、高齢者の方とかが近場でまた楽しんでというふうに考えるときに、やっぱり私もハッピーロード大山というのは財産なのかなというふうに思うんですけれども、そういう意味でも大事にしないといけないんだけれども、その一方で、やっぱり交渉はその2つだからというふうにしてしまうと、えっ、本当にそれでいいのというふうに思ってしまうんです。板橋区がどういうふうに進めていきたいかというところと連動しなくてもいいのかしらというふうに思うんです。そのあたりというのは、どうなんでしょうか。
本当にもう、東京都が決めたことだからとか、商店街の話だからということで、板橋区はただ、何かお話を聞いていると傍観しているような、そんなふうにも感じられるんですけれども、それでよろしいんでしょうか。
◎
拠点整備課長
確かに、交渉については、東京都と商店街の当事者間でやるということが多分我々としても原則だと考えてはいるんですけれども、ただ、アーケードは、傍観しているわけではなくて、アーケードがなくなった場合の商店街の活性化をどうしていくんだろうかとか、そういったことも含め、産業部門と連携しながら、商店街も交えて今後の商店街がどういうふうに変化していくのが一番望ましいだろうかということも含めて、コンサルタントを派遣して勉強会等を開催しているところではございます。
◆五十嵐やす子
そのときにやっぱり考えてほしいのは、だから、これから海外から来る人がふえるというところで、きのう、さっき言った勉強会の中でも、板橋区の売りって、真っ先に講師の先生が大山って挙げたんですよね。その大山がこうやって変わってしまうというところで、私もその先何とも言えなくて、とても海外の方から見ると魅力的なところらしいんですよね。そこが今と違っていくことで魅力が何か半減してしまったりとか、だから、本当に財産というところで、財産が今どうなるかという岐路に立っていると思うんです。
だから、その辺を板橋区はもうちょっと何とか積極的にできないものかと思うんですけれども、ほかの部署とも連動することになると思うんですけれども、今そういうところは連動して何かなさっていたりとかするんでしょうか。
◎
拠点整備課長
先ほども申し上げたとおり、まちづくりだけでこの問題を解決することではないと思いますので、ハッピーロード大山商店街の中、都内でも有数な商店街だということもありますので、先ほども産業部門と連携しながら、にぎわいの維持・向上をどうやっていくのかというところも踏まえて検討しておりますので、なかなか答えは出ませんけれども、そういったところも踏まえて、継続して検討は続けていきたいという形では考えてございます。
○委員長
この程度で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆山田貴之
ありがとうございます。ただ、今回は状況の進展はさほどなかったということでご報告をいただきました。アーケードの件に関しても、東京都と商店街の皆さんとの中で、何について話しているかというのはご説明をいただきましたけれども、具体的な話がまとまったというところではないというふうにお話をいただきました。
そういう中で、私たちも引き続き態度を変えることはないというふうに思っておりますが、ただ、この陳情趣旨に書かれているように、私たちはよく項目だけについて取り上げて話すことが多いですけれども、この陳情をされた方がどういう気持ちで書いたかなということをもう一度読み返しますと、やはりまちに対する愛着があって、その愛着と、変わっていくだろうまちの将来のビジョンとの差に非常にショックを受けておられるということだというふうに私は読み取っております。世の中がさまざま変化をしていく中で、板橋区としても変化をしなければいけない場所がある、土地があるということは理解をする一方で、やはり住民の皆さんのこういう気持ちにどのように寄り添うことができるのか、その考えを受けとめることができるのかというのは考えていかなければいけない、そういうことを示しておられる陳情かなというふうに思います。
その一つの、この陳情者の提案としては、地域、住民みんなでつくるまちづくりということを言われていますから、これからも再開発、さまざま板橋区各地で行われる予定でありますけれども、そういう中で住民やまちの人とワークショップを行ったりということも取り組んでおられるところもありますので、そういう手法などもうまく取り入れながら、古くから住む人にとっての魅力的な場所、価値があるというふうに思っておられる場所をしっかり残していけるような、そのことと、新しくなるまちが共存していけるような、そういうまちづくりに取り組んでいただきたいなというふうに思っております。
陳情項目に関しましては、願意はわかるんでありますけれども、なかなか今、現状でこれに賛成をすることもできないということでありますので、現状としては継続を主張させていただきます。
◆鈴木こうすけ
我が会派も継続を主張いたします。
まず、1項目のハッピーロード大山商店街の財産であるアーケードを残すようにということで、東京都へ板橋区が意見書を上げてくださいというふうな陳情ですけれども、やはりこういった形で板橋の顔、ハッピーロード、本当に私も小さいころからハッピーロードで買い物をさせていただいておりますけれども、財産であるアーケードを残すようにというふうな話があります。先ほど山田委員からもありましたけれども、分断をするだけではなくて、今後、先ほど具体的な状況に至った場合には、利便性の向上を目指しながら、こういった都市開発、このように変わるんだよというところを区側もしっかりと区民の、大山に住まれている住民の方に周知をしていただきたいなというふうに思います。
そして、やはり私、2項目めに関しては、高齢者の方がいる中、こういった説明会にも出れない、そういった方に関しては、先ほども課長のほうからお話がございましたけれども、特に一軒一軒、もし区側のほうでできることであれば、大変だと思うんですけれども、しっかりと寄り添う。そして、新しいにぎわいのまち、こういったところを1つポイントに置いていただきながら進んでもらいたいなという思いを込めまして、継続審査を主張いたします。
◆山内えり
前回同様、1項目め、2項目めとも採択を主張いたします。
本当に全国的にも有名なハッピーロード商店街で、全国がんばる商店街77選に選ばれていると聞いています。また、41年間もの間、商店街のシンボルとして商店街の方々が守り、地域の方や住民の方、また商店街の方々が守ってきたし、地域の人のシンボルとしても愛されてきているアーケードと思います。そうした維持をしてきた大事なアーケードは、本来、自治体である板橋区が商店街の財産であるアーケードに関しても東京都と一緒に協議し、むしろ積極的に協議の場に入って、商店街の意向を都に伝えていくという姿勢は必要なのではないかというふうに考えます。
2項目めについても、
ホームページの掲載、そしてポスティングや地域の皆さんへの周知はしてきたということですけれども、やはりこれだけ重大なことがいろいろ動いている中、まだまだ住民の方も不安だけが募って、どういう動きになっているのか、何が進んでいて何が決まっていないのかというようなこともわからないままに進んでいるというようなことで、不安をお持ちだと思います。本当にこの地域にとって多大な影響が及ぶ可能性がありますので、きちんと一軒一軒訪問し、不安がないようにきちんと対応していただきたいということを主張いたしまして、採択を主張いたします。
◆おなだか勝
1項目めにつきましては、アーケードを残してほしいという、この1点だと、大変これは厳しい話だなと。先ほど課長のほうから説明がありましたように、もう6軒の方が立ち退かれていらっしゃる。交渉がどんどんと進んでいる中で、もちろん残してほしいという気持ちはよくわかりますけれども、逆に、商店街の若い人たちの中には、どんどんやってもらわないと、あちこちが空き地になってしまうような商店街で魅力がどんどんなくなってしまう、そういった声もある。そういう中で、アーケードについては、今、補償交渉とかを東京都と行っているわけですので、この様子をしっかりと見守りながら、本当に、若い人も含めて、商店をやっている皆さんも含めて、地域の人たちが、いや、この計画を全部白紙にしましょうということのほうに傾くのであれば、そのときにもう一度考え直さなければいけないとは思いますが、やっぱり補助26号線、クロスポイントの再開発、そして東上線の高架化というのが一体となって今行われようとしている中で、その最初の部分、クロスポイントのところがどうなるのかということは本当に大きな大山のこれからの行方を左右するわけですので、慎重にこれはやっていかなくてはならないという意味で、継続を主張させていただきます。
2項目めにつきましては、この間、やはり丁寧にやっていなかった部分もあったけれども、前回、課長からの答弁でも、しっかりと対応させていただいていると自信を持ってお話がありました。先ほども、それでもまだ私は知らないよとか、聞いていないよという方があれば丁寧に説明をしたいという話もございましたので、やはりこれはその方向で今いっているわけですので、私は採択を主張していきたいというふうに思っております。
◆五十嵐やす子
私は、1項目め採択、2項目め採択にしたいと思います。
アーケードの部分ですけれども、やはりとても板橋の財産というところで大事だと思っているんです。よくよくお話を聞いてみると、なかなか言えないけど、本当は納得していないんだけれども、でも何かそこで自分だけ反対してしまうと、その後のことに響くんじゃないかとか、いろいろ実はご心配なさっている方もやっぱりいらっしゃるということを身をもって体験したりとかしていますので、区のほうにももう少し中に入っていただいたりとかしていただけるとありがたいなと思いますし、先ほど申し上げましたけれども、本当に、ほかの第三者から見ると、やっぱり財産なんですよね、アーケード。板橋で、これからも一番何を売りにできるかというところで一番最初に上がってくるのは大山で、アーケードというところなので、やはりこれについては、もうこの部分を取り外すんだということを前提にするのではなくて、もう少し考えてほしいということもありますので、1番は採択というふうにさせていただきたいと思います。
2番目は、板橋区のほうも努力はなさっているようですので、もう既にそうやってなさって努力しているということもありますので、採択というふうにさせていただきます。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
本陳情については、項目ごとに意見が分かれていますので、項目別に表決を行います。
陳情第129号
大山駅西地区の都市計画に関する陳情、第1項、アーケードの件につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に継続審査についてお諮りいたします。
陳情第129号第1項を継続審査とすることに賛成の方は挙手願います。
賛成多数(6−2)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、陳情第129号第1項は継続審査とすることに決定いたしました。
次に、陳情第129号第2項、戸別説明の件につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に継続審査についてお諮りいたします。
陳情第129号第2項を継続審査とすることに賛成の方は挙手願います。
賛成多数(5−3)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、陳情第129号第2項は継続審査とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、陳情第159号 板橋南部地域に
コミュニティバスの運行を求める陳情を議題といたします。
その後の状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎
都市計画課長
それでは、陳情第159号 板橋南部地域に
コミュニティバスの運行を求める陳情について、ご説明いたします。
昨年来、幾つかのルートにつきまして、委員会のほうでも提案いただいたルート、また私どもでも調べたルート等がございまして、幾つか調査してきた状況でございます。そのような中、ことしの夏以降、地域の住民の方からもちょっとお声がけをいただきまして、三方とルートの検討をさらに続けてきたところでございます。その住民の方たちに、この場をかりまして感謝を申し上げたいというふうに思います。ありがとうございました。
その中で、一定の部分について地図上にルートを落とし、また現地調査等をやってきたところでございまして、その中で、やはり所要時間等の計測、また幅員との調査もしたところでございます。今月の15日に、その住民の方たちには一定の私どもの考え方をお伝えはしているところでございます。
なかなか、今回提案いただきましたルートにつきましても、幅員がとれなかったりとか、さらに歩行者専用通行時間帯がございましたりとか、あと左折、右折できないような箇所もございます。バスの通れるルートとして一連でつながっていけるようなルートの形成が、今回、南部地域をうまく結ぼうとしても、なかなか難しいような実情がございます。それというのも、大きく3か所ほどありますが、東山町32付近が一方通行で右側に大きくカーブしていて、ちょっと道路の部分が狭くてバスがうまく曲がれなかったりとか、さらにはパステル宮の下商店街は時間帯によっては歩行者の専用時間帯がございますので、そこがちょっとうまく活用できない。さらに、大谷口二丁目66のスーパーよしやの前あたりが相互通行で幅員がやはり狭い部分等がございまして、なかなかうまくポイントとして活用ができないようなところが、さらに確認できたところでございます。
バスの運行につきましては、前提としてバスが走れる条件を満たすような道路が限られている中で、こういうルートをつくることが今なかなか難しい状況というのは、私どもも何度も調査をしている中で認識されてきているところでございまして、この地域においての
コミュニティバスのルートはなかなか難しいのかなというふうな認識をしております。ただ、ポイントポイントにおいて道路の拡幅とか、何かそういう整備の可能性等があれば、そういう中で取組みがまたできるのかなというふうに思っております。今後ともこの地域にうまくかかわって、交通の対策等について考えていきたいというふうに思っているところでございますが、現状としては、なかなかこの場でこういうことがうまくいきそうですというふうに言えないのがちょっと心苦しいところでございますが、実情としては、そういうところになります。
あと、今回調べていて、はっと思ったところがございまして、バスルートの中に既存のやはりバス路線のルートを多く使わないと、なかなかうまく結べないということもわかってきまして、そうなりますと、既存のバスの減便とか廃止とか、そういうことに影響が出ないような形での、また設定というのも1つ少し難しい点なのかなというふうに思っておりまして、そういうことも含めて、今後とも状況等を見据えながら、地域の方ともうまくかかわりながら少しずつ取組みが段階的に進んでいけたらなというふうに思っているところでございます。
以上でございます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。
◆中村とらあき
まず1点、現在、交通政策基本計画を策定中でございますけれども、その中で、板橋南部地域に
コミュニティバスの運行を求めるということの内容がありますけれども、その中で、南部地域というのは、この交通政策基本計画の中でも取り上げていくことになるんでしょうか。
◎
都市計画課長
今、交通政策全般の、区としては初めての基本計画を策定中でございます。その中で、この地域につきましては、先ほど来お話ししています交通サービス水準の低い地域ということの位置づけは変わりませんので、一定の考え方を持って臨んでいきたいというふうに思っております。
ただ、その場合にも、サービス水準が低いという今、位置づけをしている部分の考え方、また社会情勢の変化等に応じた対応等もあわせて検討しながら進めていけたらなというふうに思っております。
◆中村とらあき
そうしますと、やはり全体的な板橋区の交通政策の中でどのように位置づけていくかということが、まず1点取り上げられるべき内容ではないかと思いますけれども、それに付随して、先ほど社会的な変化ということもございましたけれども、この中で、やはり交通手段が現在多様化してきているということもございます。シェアサイクリングあるいは自動運転というのも今後盛んになってくるでしょうし、そうしたことを見据えながら、さまざまな交通手段、また多様化というものも含めながら、交通政策というもの、またこの地域に関する交通サービス水準の低い地域というのを考えていくべきだと考えておりますけれども、この点に関してどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
◎
都市計画課長
やはり交通政策ということを今回新たにスタートしておりますので、まだ調査、策定の準備を始めて半年ほど動いているところでございますので、来年度も引き続きやる中で、今おっしゃっていただいた部分も含めて、さらなる検討を進めまして、一定の方向性を出せるように取り組みたいというふうに思っております。
◆中村とらあき
それから、もう一点、やはりこうした地域に関しましては、周辺地域のまちづくり、あるいは開発など、さまざまな変化が起きているというふうに考えております。そうした中で、交通体系というものをどのようにして地域の中でつくり上げていくかというのが、まず重要になってくるかと考えておりますが、こうしたまちの変化というものも捉えながら考えていく必要があるかと思いますけれども、その辺に関して、どのようなご意見を持っていらっしゃいますでしょうか。
◎
都市計画課長
今回、一定のルートの提案をいただいた部分にも、大山のまちづくりを行っている箇所も当然通りますし、場合によっては上板橋駅のあたりからのアクセスというのも検討していくことになると思いますので、まちづくりの状況等を十分踏まえるのとあわせまして、それが交通政策にどういうふうに影響が出るかということも踏まえながら取組みを進めたいと思います。
◆中村とらあき
やはり今後バスだけを考えるのではなくて、さまざまな交通手段を考えながら、まちづくりとセットで考えていくべきだとは考えてもいいのかなというふうに思います。その中で、先ほどもやはり既存のバスルートを生かしていくということも必要になってくるかと思いますので、総合的な観点から進めていくことが必要かと思いますが、その点に関して最後にご意見を伺いたいと思います。
◎
都市計画課長
今、既存のバスルートというお話も一つの話で出させていただきましたが、近隣自治体におきましては、バス路線の廃止ということも実際には起こってきていることでございますので、例えばでございますが、既存のルートを伸ばすバスルートのバスを積極的に利用するということで地域交通を守るということも一つのテーマになるかと思います。そういう点は重要な課題だというふうに認識しております。
また、全般的に、やはり
コミュニティバス、移動手段としては当然徒歩もございますし、先ほどおっしゃっていたシェアサイクル等の自転車の部分、さらにはバス、鉄道等、公共交通が連携して取り組む必要がございますので、その辺のことも一定の取組みを進めていきたいと思いますが、まだ交通政策のほうが始まったばかりでございまして、これから策定委員会の中で検討される部分がございますので、その中で一定の部分が出てくるというふうに認識しております。
◆はぎわら洋一
ちょっと確認させてください。前回聞いたときに、りんりん号が10万人以上乗降客がふえてきたと。それは、やっぱり駅と駅を結んだからなのかとか、その辺の原因。前は1日に3人しか乗っていないのか、当初、一番初めに計画したころ、そういう話がありましたよね。それを知りたいことと、もう一つは、りんりん号の幅員というか、車の幅が2.08メーターでしたっけ。プラス幅員が0.5の、候補にしたもう一つ、トータルで4.66メーターの幅員が必要だと。そうでないとルート的につながらないんだみたいな。今回回っていただいたところは3メーターのところだったり、3メーター以下はなかったのかな。僕としては、ちょっと上板橋駅と城北グラウンド、当然川越街道を挟んで城北グラウンド、さらには環七をまたいで、小竹向原駅、そして日大病院で区役所というような、こういうルートで幅がとれないのかなと。もしとれないんだったら、1.8メーターの幅の小さいハイエースなんかで計画されたらよろしいのかなというふうなことを思うんですけれども、その点についての意見をいただければ。
◎
都市計画課長
まず、りんりん号の話でございますが、りんりん号は平成21年度にスタートしております。その際は、まだ始まったばかりで本当に何日かだったもので、最初の年度は3.5人という人数でした。それが、22年度から5.4人、さらには23年度に6.5人、24年度に9.2人、25年度に10.7人、26年度に11.4人、27年度は12人、28年度12.2、29年度が12.7人、現在、12月までの集計では1台当たり13.7人になっております。これは大分画期的な部分でございまして、大きな話でございますが、先ほど駅と駅の話がございましたが、最初は確かに駅と駅で結ばれていなかった部分が、24年になりまして駅間同士が結ばれるようになりました。その中で、結ばれたことによって利便性の向上とあわせまして、マンション等ができたこともございますが、だんだん周知されていって、うまくやはり公共交通を活用しようという側に動いていただいているのが私たちは認識しているところでございますので、幾ら公共交通手段があったとしても、それをうまく使って自分たちの生活の中で生かしていこうというところに至らない場合は、ただバスが走っているだけになってしまいますので、そういう面では駅駅間という交通結節点をうまく活用して、それが認識されたことによって、だんだんこういうことになってきたということは非常に大きな、私たちも含めて、議会の皆様から周知していただいた部分も相当あると思いますので、そういう面では一定の成果が出てきているというふうに認識しております。
また、2つ目でございますが、バスの幅員でございますが、小型バスの場合とワゴン車の場合ということで、実際には幅員のとり方でございますが、ハイエースということもおっしゃっていただきましたが、なかなか、ハイエースというのは定員が12名でございまして、乗り降りに少し不便な部分と、やはり今の時代はユニバーサルデザインの関係もございますので、車椅子をどういうふうに載せるかとした場合に、車椅子を後方に載せるようになると席が削られてしまいます。あと、バスの大切な話としましては、定時性と申しまして、決まった時間に来て決まった時間に乗れるということがありますので、そういう面では、今回幾つか歩いた中で路上駐車も少しあった部分で、そういう部分も一緒に解決していかないと定時性が守られない部分と、あと、やはり後ろに載せるパターンにした場合には少し時間がかかっていくと思いますので、ちょっとその辺の工夫等もできるような車体等の部分を用意しなきゃいけないと思っております。
あとは、定数が12人だとすると、もし地元で乗る方がそれ以上多かったときには取り残しになってしまいますし、今回想定していただいています区間を回るとすると、おおむね2時間近くかかりますので、そうしますと相当台数を走らせることになりますので、その辺も一定の検討が必要になるかというふうに思います。
ただ、実際には、ハイエースであっても難しい箇所もございますので、そういうところも何か地元の協力のもとに、例えばセットバックしていただけるような、下がっていただけるような土地があるかとか、そういうことも出てくると思いますので、ちょっとその辺も踏まえながら、今後とも検討ができる部分について検討していきたいというふうに思っております。
◆はぎわら洋一
先週から羽田で自動運転が始まったよね。だから、そういう形で、今度はハイエースでも、りんりん号でもいいんだけれども、自動運転になるように全部磁石を道路の中に入れていただいて、2台でも3台でも人件費がかからないようにやるような時代が5年以内に来るのではないかという、ちょっと希望を持ったり何かしながら、ルートを検討していただければと思います。それはちょっと余分な話かな。ちょっといい、その辺は。
◎
都市計画課長
自動運転につきましては、今後発展していくことは私たちも当然期待していますし、予測もしているところでございますが、ちょっと5年というのは難しいかもしれませんが。
あと、今、バス等で利用する際の大きな問題と言われていることがございまして、それは、左折する場合はいいんですが、右折する場合にレーンの選び方とか、あと緊急停止した際にそこから復旧の仕方が相当難しいようでございまして、それが今、実証実験している地域のほうで突き詰められていると思います。そういうところが解決した中で、一定のところで、磁石だけではなく恐らくGISで精度が上がってきて動けるようになると思いますが、バスの車体というか、バス本体だけであれば、もう動かせると思いますけど、そういういろんな事象に当たった際にどういうふうにそれを解決していくかということを、AI等を活用して、多分取組みの中で答えが出てくると思います。そういうことが進んでいけば、今バスの運転手さんの不足ということも大分言われていますので、あと今活躍していただいている世代がリタイヤした後に運転手さんが相当減ってしまうということも危惧されていますので、そういう部分は、自動運転が、いつかうまい時期にそういうものへの切りかえとあわせてスタートできれば本当に望ましいことだと思いますので、私たちもぜひ期待しておりますので、楽しみに待ちたいと思います。ありがとうございます。
◆山内えり
先ほどの説明でもありましたけど、ちょっと確認なんですが、南部地域あるいは大谷口地域というようなこの辺のエリアについては、公共交通サービス水準が低い地域という位置づけは変わらないということでしたけれども、りんりん号の今、赤塚、四葉を走っている次のルートとして、2番目として位置づけているということについても変わりがないのか確認させていただきたいと思います。
◎
都市計画課長
候補地の2か所目ということについては、変わりはないのかと思います。
◆山内えり
2か所目ということで変わりはないということで、この間、3ルートですか、いろいろ調べてきたということは伺っています。そして、住民の方も含めて、どういうルートなら通行が可能なのか、試乗もされたというふうに聞いています。板橋区の職員の方も一緒に確認したというふうにも聞いておりますけれども、一緒に検討してきて、まず区として、どういった感想をお持ちでおられるんでしょうか。
◎
都市計画課長
ルートにつきましては、実は桜川の地域からも以前から出されておりまして、その際にもいろいろ検討してきている部分でございます。今回、住民の方から声をかけられまして、私たちもいい取組みだと思いまして、いろんなご議論をしていただきながら取組みを進めてまいりましたので、いろんなまちづくりというか、先ほど交通政策のことでまちづくりと連動してという話もありましたが、こういうことを交通まちづくりという言葉で捉えればいいのかなというふうに思っておりまして、交通まちづくりというのも、一方向だけではなく、住民の方からいろいろなご意見をいただいたりとか、そういう中でうまくお互いの、主張するということではなく、一定の答えをうまく導いていけるような取組みということで続けることについては、よろしいかなというふうに思っております。
◆山内えり
この地域を2ルート目ということで位置づけているのであれば、先ほど何か所か地名がありましたけれども、どこの地名がどのように難しいのかとか、どの道路がどう狭くて難しいのか、あるいは一方通行ですとか、そういう道路の幅というよりは規制の問題なのかとか、どういった理由で、今回ルートを調べたけれども、難しかったというようなことになっているのか。そのあたり、ちょっとご報告の部分、地名もわからない点もあるので、そのあたり、具体的にわかる点はあるでしょうか。
◎
都市計画課長
資料としては今持っておりますけど、余り具体的な名称でそこの部分をお知らせするのは、また次回、地図をもう少しわかりやすい地図につくり直して資料としてお出しさせていただける機会があれば、出させていただけたらなというふうに思います。よろしいですか。
◆山内えり
ぜひそういうのを見せていただけるんでしたら、資料でいただきたいと思います。
やはり、いわゆる課題というんでしょうか、幅員の問題ですとか、警察と相談ということもあるんでしょうし、板橋区だけではなく、バスのルート、特に既存のルートであれば、バス会社との交渉ですとか、さまざまな機関と交渉であったり対策が必要と思うんですけれども、やはり前回たしか900名を超える方がこの地域の今回の陳情を提出されていると聞いていますので、やはりこれだけ多くの方が求めているというのは、私もなかなか陳情者の数としてはすごく多いというふうに思っておりますし、地元の町会やその他の皆さんから声があるということは、本当に長年の要望であるというふうに思います。
そういう意味では、板橋区としては、今後さまざま課題がある中でも、住民の、900名全員とは言いませんけれども、どういうニーズがあって、例えば先ほどは駅と駅を結ぶというような話もありましたけど、陳情している方、地域の方が、本当はここに行けるルートがあればいいのにとか、本当は区役所に行きたいのにとか、何か具体的な求めているエリアというんでしょうか、場所というんでしょうか、そういった場所、地名というのは聞いているんでしょうか。そのあたりをお聞かせいただきたいと思います。
◎
都市計画課長
もともとの陳情の願意でございますが、大谷口、大谷口上町、北町、向原、小茂根、東新町、東山町、桜川と板橋区役所と板橋区立文化会館、長寿医療センター、総合病院などを結ぶ地域を循環するようなバスということでございますので、こちらが住民の方たちのご意思だというふうに思っております。
ただ、実際には、行きたいところに向かうということも一つでしょうけど、駅と駅を結ぶということも一つの方法でございますので、実際にどういう形で実現していくかということについての検討の中では、そういう部分を踏まえながら取り組みたいというふうに思います。
◆山内えり
そういった要望はあると思うんですが、私は、やはり板橋区としても2ルート目にしていくという意気込みがある中では、ぜひそういった地名や駅と駅がほかにどのように結べるのかとか、より深く検討も進めていただきたいというふうに思っています。
そういう意味では、区としては、こうした2ルート目の
コミュニティバスという意味では、いつまでにとか、どんなふうなバスでとかというような目標というのは、今定めているところではあるんでしょうか。そのあたりを聞きたいと思います。
◎
都市計画課長
具体的にはバスの大きさとか時期というものを定めているわけではございませんが、検討しながら今まで続けてきたところでございます。あと、先ほど交通政策マスタープランの話もございましたので、そういう中で一定の時期等の目標等についても出していけたらなというふうに考えているところでございます。
◆山内えり
先ほど課の方と住民の方ともルートをいろいろ検討したということですけれども、もう少し具体的に言うと、どんな検討の仕方をして、どういう車でなのか、歩いてみたのか、検討した方法というのがもう少し具体的にわかれば、お示しいただきたいと思います。
◎
都市計画課長
私どものほうで
地域センターのほうに伺いまして、打ち合わせというか、その席でいろんな話し合いをさせていただいているところでございます。住民の皆様の中には、実際自分でこういうところを調べてきて、この部分はこうだけどとかという、いろんなご意見をいただきまして、そういうことも踏まえまして、区のほうでもできることとできないことというのもありますので、そういう部分も明確にしながら打ち合わせをさせていただきまして、その中で出させていただきました中のルート等につきまして、住民の方の中でも一定の数字を持たれた方もおられたというふうに聞いておりますので、そういう部分については、私どものほうでも現地を歩いて確認したところでございます。それに基づきまして一定の資料等をつくり上げているところでございます。
◆山内えり
先ほどの車体の幅ですとか課題がある、幅員のことも課題であるということですけれども、車体や道幅以外でも何か今、区として課題に感じているということはほかにあるんでしょうか。
◎
都市計画課長
やはり先ほどちょっとお話しした既存のバス路線の話は少し大きな話だと思っておりまして、もし一つの路線をここにつくりたいということが、違う路線の廃止なり、そちらの路線を効果的に運営できなくなるようなことにならないようなことはやはり考えないと、今後バスについても、区内でもやはり少し乗る方が少ない路線もあります。そこが廃止されてしまいますと、また公共サービス水準の低い地域になってしまいますので、できれば多くの方にバスに乗っていただいて、できるだけ自家用車というよりはバスの活用とかを進めていただければ、公共交通の発展にもつながると思っております。その辺が、やはり今回の中で一番大きく感じたところでございます。
さらには、バスの運行については、先ほどご説明した定時性と申しまして、時間が例えば30分待たないと来ないとか、決まった時間よりおくれて来てしまうようですと、余り望ましくない状況でございます。バスは踏切のあるところを路線としないというのは、定時性というのを守るために、踏切のあるところは路線として今想定していないというのが一般的なバス会社の考えでございまして、そういうところも踏まえながら考えるべきだというふうに思っております。
◆山内えり
さまざま課題については、あるということですけれども、本当にこの地域の方が一緒にルートも含めて検討し、板橋区の職員の方とも一緒に打ち合わせも何度も重ねてきたというふうに聞いておりますので、まずは
コミュニティバスということで検討を進めていただきたいですし、逆に言えば、先ほど徒歩ですとかシェアサイクル、自動運転など、さまざまな話もありましたけれども、そういった
コミュニティバス以外の検討ということは、今、板橋区として何か検討を進めているところはあるんでしょうか。
◎
都市計画課長
区ではそこまでまだ進んでおりませんので、今後、他の自治体の事例とか取組み等を参考にして、ちょっと研究を進めたいというふうに思っているところでございます。
◆五十嵐やす子
今回、地域の方と担当部署の方でいろいろとお話とか情報を出し合って一つの地図にちょっと落とし込んだりとか、そういうことができたというのはとてもありがたいことだというふうに思っています。そうすると、地域の方も何が問題かというのが見えてくると思うんです。それで、何が一緒にできるか、自分たちがただ要求しても、やっぱり難しいことがあるんだなというのも見えてくる一方で、じゃ、どうしたらいいのかとか、あとは、やっぱりここの部分は板橋区にお願いしないとということもまた明らかになってくると思うので、本当に、そういう意味ではとてもありがたいことだというふうに思っています。
さっきから交通政策基本計画ということが出ていますけれども、実際これは20年後のことを踏まえてなので、今すぐというわけではないので、ちょっとそれとはまた、やっぱり今すぐ欲しいというお話とは、ちょっと次元も違ってきちゃうのかなというふうに思いますけれども、一方では、今ない技術がどんどん今、去年できなかったことが、ことしこういうことができたとか、びっくりするようなことができているので、それについては常に敏感であってほしいなと。この技術を生かせるとか、こういう方法があるというのを常に考えてほしいなというのは要望としてあります。
それから、さっきバス路線が引っかかるところがとかあったんですけれども、そこがどういうところなのか。線路ということで、東上線を超えないと、こっちの豊島病院とか長寿医療センターには来れないわけなので、あそこの大山と中板の間の線路の下を通るあそこのルートなのかなと思ってみたり、環七なのかなと思って見たりしているんですけれども、ちょっとその辺をお聞かせいただけないでしょうか。
◎
都市計画課長
区役所のほうを出発したというふうに考えますと、日大病院から豊島病院に行き、豊島病院から板三中のところを通って中山道で区役所ということで、その回遊ルートについては重なってしまいます。また、その逆方向も、中山道から板三中、豊島病院、日大病院、日大病院から川越街道を通って環七、小茂根五丁目のバス停というところまでのところが重なってしまいますので、どのぐらい重なった場合がどうかということについては、まだ国際興業と話はしておりませんけど、相当長い区間が重なりますので、そこのお客さんの取り合いになってしまうかと思いますので、ちょっとその辺は非常に大きな話だなというふうに思っております。
◆五十嵐やす子
それから、もう一つ思ったのは、どうしてもこの地域って練馬に近いほうですよね。練馬区って、氷川台のあたりとか
コミュニティバスが走っているんですけれども、例えば練馬の方も同じように、長寿医療センターに行きたいとか日大病院に行きたいとおっしゃっている方がいるのかなと思ってみたり、ちょっと想像なんですけれども、そういうときに、例えば板橋だけでやるのではなくて、あそこぎりぎり、板橋の近くまで通っているバスがあるわけなので、何か練馬と協力したりとか、だから、全体の解決策にはならないんですけれども、何か打開策みたいな、それをやりながら板橋区でもできる方向を探っていくとか、そういうことはできないのかなと思ったんですが、その辺で何か考えたことがあるんでしょうか。
◎
都市計画課長
練馬区のバスが板橋に近いところを通っているのは認識しておりますので、このことを取り上げて打ち合わせをしたことはございませんが、どこかの機会でそういうところの調整というか、話をするのもいいのかなというふうに思います。ちょっと職員の勉強会みたいな形で練馬区と一緒にやりましょうという取組みもされておりますので、その辺の方たちとも少し相談しながらやるのも一つかなと思ってはいます。
ただし、ちょっとこういう言い方をするとあれなんですけど、練馬区の交通サービス水準の低い地域というのを板橋区に持ってくると、板橋区の地域はほぼ解決してしまいますので、練馬区は区が広くて、もう少し不便だという認識があるので、その枠組みを板橋区に持ってきたときには板橋区の不便地域は大分解消されるという、板橋区と練馬区はそういう考え方の違いもありますので、区によっては狭い地域を、バス停からの距離というのを短くとっているところもありますし、長くとっているところもありますので、練馬区の基準を持ってくると板橋区は解決するのではないかと。すみません、余談ですけれども。
○委員長
この程度で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆中村とらあき
第159号につきましては、継続を主張いたします。
同内容につきましては、現在、交通政策基本計画が策定中であること、また、さまざまな代替案を考える余地がまだあること、また、既存のバスルートをどのようにして生かしていくのかということなど、さまざまな問題が提起されていることもございますので、継続を主張したいと思います。
◆はぎわら洋一
公明党も継続を主張いたします。
ルートについてもそうですし、また本当にAIとか、そういうものもどんどん本当に進んでおります。我が小茂根地域とか城北グラウンドとか、その辺の地域は当然りんりん号パート2が通る地域だなというふうに僕は思いますので、その辺の期待を込めて継続を主張します。
◆山内えり
私たちは、前回同様、採択を主張いたします。
900名を超え、1,000名近い方が署名をしておられて、先ほど
コミュニティバス以外の検討もということもありましたけれども、やはり徒歩がそもそも難しい、あるいはお子さん連れのお母さんであったり、障がいをお持ちの方であったり、さまざまな方がこの地域におられて、やはり定時性であったり、一定の人数を乗せられる小型の
コミュニティバスということをやはり求めているということで、この陳情はたくさんの方から集められて区に提出されているというふうに理解をしています。つまり、やっぱり全世代の方が長い時間にわたって望んでいるというふうに思いますし、住民の方や区の方もさまざまなルートで検討しているということですし、この地域を何としても次は2か所目、2番目の地域として
コミュニティバスの交通サービス水準地域、2番目ということで位置づけは変わらないというお話もありますので、警察ですとか、さまざまな機関、板橋区だけではなく国際興業等、バスの会社ともそうなんですけれども、さまざまな連携、そして交渉や、どう行ったら本当にここの地域を2路線目で走らせることができるのか前向きに調べていただいて、いろんな課題があるにしても、板橋区としては、いつまでにどうするのかという目標を持ってぜひ進めていただきたいというふうに思いますので、採択を主張いたします。
◆おなだか勝
前回同様、採択を主張いたします。
この南部地域、今、ルートとか幅員のことについては一生懸命、
都市計画課長さんのほうで調べていただきましたけれども、まだまだこれから補助26号がどうなるかにもよりますし、言えることは、有楽町線の小竹向原と東武東上線の大山か中板橋、そして三田線の区役所駅と、この3つの駅、3つの路線を結び、なおかつ間にある日大病院、豊島病院、健康長寿医療センター、これを結んでいけばいいわけですので、そのルートはこれからもいろいろとお考えいただいて、そして幅員が狭い部分については、これから十分に考えていただいて、例えば地域のそこの部分だけであれば、そこの方に、お宅のほうに、少しセットバックについてご理解をいただいて何とかしてもらうとか、あるいはURとか、それからもちろん都営団地とか、そういうところを通過する場合には、そこのところと協議をしていただいて、道路を新しくつくるとか、いろいろな手法があると思いますので、それをやっていただくためにも議会としては後押ししなきゃいけないと思いますので、採択を主張いたします。
◆五十嵐やす子
私も、前回同様、採択を主張いたします。
ここの地域は、ずっと前から不便だから何とかしてほしいという、そういう要望が上がっている地域です。今、本当に必要とされておりますし、この先もっともっと、今既にもう超高齢社会に入っていますけれども、それがもっと進むわけです。そうすると、高齢になるほど病院に行く回数もふえていくわけですし、必要性がもっともっと増すわけです。また、地域からちょっと違った地域に出ていくということは元気高齢者をふやすことにもなりますので、さまざまな意味で、これは本当に必要なことだと思います。
ですから、例えば今調べていただいて、今すぐにはちょっと難しいと思ったとしても、取り組む優先順位を本当にいつも上に上げていただいて、何か方法が見つかったら進めるということを考えていただきたいということもあって、それで採択というふうにさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
陳情第159号 板橋南部地域に
コミュニティバスの運行を求める陳情につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に継続審査についてお諮りいたします。
陳情第159号を継続審査とすることに賛成の方は挙手願います。
賛成多数(5−3)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、陳情第159号は継続審査とすることに決定いたしました。
委員会の途中でありますが、議事運営の都合により暫時休憩いたします。
なお、再開は午後1時といたします。
休憩時刻 午前11時55分
再開時刻 午後 零時58分
○委員長
休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、陳情第160号 大
規模ワンルームマンション建設に関する陳情(建築物の件)及び陳情第164号
投資型大型ワンルームマンションに関する陳情を一括して議題といたします。
本陳情の取り扱いにつきましては、平成29年11月17日の議会運営委員会における確認事項がございますので、内容について申し上げます。
本陳情に関しましては、項目別に見ると、審査結果を導き出すことが可能な部分もございますが、陳情が提出されている背景から、項目別に審査結果を出さずに、過去の申し合わせや確認事項などを踏まえ、質疑等を行った後、審査結果は全会一致で継続審査とする旨が確認されておりますので、あらかじめご承知おき願います。
それでは、その後の状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎
住宅政策課長
午後もよろしくお願いいたします。
それでは、陳情第160号、164号のワンルームマンションの建設に関する陳情につきまして、ご説明をさせていただきます。
前回ご説明させていただきました以降の主な動きについてですが、まず最近の工事の状況でございます。
主に外周からの目視でございますが、現地を確認いたしましたところ、A棟は既に工事が完了している状況でございます。B棟は建物工事は完了しておりまして、現在は外構工事を施工している状況でございます。
次に、陳情第160号の項番1番の車両の通行認定の件でございますが、区としましては、車両通行認定申請のあった車両につきまして審査を行い、徐行、十分な安全確認、関係法令遵守等の条件を付した上で認定を行っているところでございます。
1月15日現在での今までのトータルの状況でございますが、認定件数は139件、台数は1,095台でございます。
続きまして、第164号のワンルームマンションの件につきましては、市街地整備課長からご説明をさせていただきます。
◎市街地整備課長
よろしくお願いします。
市街地整備課のほうで担当しております陳情164号、項番3の投資型大型マンションの規制要望につきましては、特段の変化はございません。
項番4の板橋区小規模住戸集合建築物条例を改正して、家族向け住戸を設置する要望につきましては、昨年の3月、区では板橋区住まいの未来ビジョン2025の中で、単身世帯と家族世帯のバランスをよく居住できるよう、多様な世帯のニーズに応じた住環境を整備するために、条例改正を位置づけました。そのことをもとに、大規模なワンルームマンションを建設する場合は、家族向け住戸を設置する検討を続け、改正案がまとまりましたので、条例案を平成31年度第1回区議会定例会に上程する予定となっております。
説明は以上です。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。
◆山内えり
今、課長からお話がありました第1回定例会で条例の改正、家族向けを入れるようにというふうな準備をしているということですけれども、どういう内容で考えているのかというのを伺えるでしょうか。
◎市街地整備課長
条例の内容につきましては、上程の際に審査をしていただくという形になります。
概要としましては、先ほども説明させていただきましたように、大規模なワンルームマンションを設置する場合は、併設して家族向け住戸も設置するような形になります。
◆山内えり
それは議案としては第1回定例会に出るということだと思うんですけど、開始の時期とかそういったことは検討しているんでしょうか。
◎市街地整備課長
第1回の定例会で了解を得られれば、周知期間が必要になりますので、周知期間を6か月程度設ける必要がありますので、10月前後という形になる予定にしております。
◆山内えり
それから、準備状況、議案として出すということで言われておりますけれども、準備の状況の報告というのは前もって報告する必要があるのかなと考えているんですが、そのあたりはいかがでしょうか。
◎市街地整備課長
定例会で審議をさせていただきますので、事前にお出しするということは予定しておりません。
◆山内えり
それから、現在建築中、そして、板橋区の中で届け出が済んでいる、あるいは建築が始まるという予定のワンルームだけのマンションという棟数や戸数というのは幾つあるのか、資料でいただければと思うんですが、そのあたりはいかがでしょうか。
◎市街地整備課長
建設予定ということですけれど、既に区のほうに届け出等が提出されているものについては、お出しできるかと思います。
◆山内えり
届け出が済んでいるところと、あと現在も建築に取りかかっているようなところ、両方ということで理解してよろしいんでしょうか。
◎市街地整備課長
建設中であっても、届け出が以前にされていれば、そのものの件数は把握できますので、お出しできると思います。
◆山内えり
では、両方、その棟数と戸数について、それぞれワンルームマンションのみというところについては、ぜひ資料をいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
それから、泉町のマンションのことで伺いたいと思います。
先ほどA棟は既に完了し、B棟は外構工事ということでちょっと聞こえたんですけれども、もう一度ちょっとA棟、B棟の状況について伺いたいんですが、よろしくお願いいたします。
◎
住宅政策課長
A棟につきましては、既に工事全般が完了しているというふうに、目視で確認をさせていただいているところでございます。
B棟は確認させていただいた時点では、建物自体の工事は完了しているようですけれども、まだ外構周りが工事をしているという状況でございます。
◆山内えり
それで、ほぼA棟は完了ということですけれども、2棟ありまして、それぞれのA棟2棟と建築物の図面というのは、以前概要書という形では私いただいてはいるところなんですけれども、図面どおりでき上がっているか、もう完了とは言いますけれども、でき上がりの状況が図面どおりでき上がっているかという確認というのは、どのようにしているのか、そのあたりをお教えていただきたいと思います。
◎市街地整備課長
こちらの物件に関しましては、確認申請、建築基準法の検査につきましては、民間確認検査機関のほうで検査をしますので、そちらのほうは検査をするということしか聞いておりませんが、区のほうの大規模建築物等指導要綱と小規模住戸集合住宅の建築というのは条例に係っておりますので、そちらのほうの検査を行っております。
A棟につきましては、1月22日の日に区のほうで検査のほうを行っております。
◆山内えり
その確認というのは、板橋区としてはどういった、中に入ってなのか、それとも図面と、どんなふうに図面とでき上がりを確認できるものなのか、そのあたりというのはいかがなんでしょうか。
◎市街地整備課長
建築基準法上の検査のほうにつきましては、民間確認検査の機関のほうで行いますので、そちらについては、そちらのほうで検査をしますけれど、指導要綱と条例のほうの検査につきましては、要綱とか条例に絡む部分の図面は、こちらのほうにも提示されていますので、その内容の確認を行っております。
◆山内えり
それでB棟については、まだ外構工事があるということで、今はしていないということで、終わり次第やるということになるんでしょうか。
◎市街地整備課長
B棟につきましても、1月31日に検査をする予定になっております。
◆山内えり
それから、お部屋の階高についても伺いたいんですけれども、床から天井までの高さというのは、基準どおりになっているのかということの確認と、それはやはり中も板橋区として確認できるものなのか、そのあたりはいかがなんでしょうか。
◎市街地整備課長
条例の中でも、天井の高さをうたっておりますので、その辺は検査のほうで確認しております。
◆山内えり
基準が守られているかという確認も、それは目視、あるいは何かメジャーか何かでやられていることになるんでしょうか。すみません、確認をお願いします。
◎市街地整備課長
寸法をはかっております。
◆山内えり
そのA棟、B棟、そうすると、1月31日までには両方できるのかと思うんですが、今回213戸足してあると思いますけど、全ての確認をすることになるのか、それともどこかの部屋を限定する形になるのか、どういった確認方法になるのか、教えていただきたいと思います。
◎市街地整備課長
住戸を計画した場合に、タイプが幾つか分かれると思いますので、全戸ということではなくて、3タイプあれば、3か所確認するという形になります。
◆山内えり
そうすると、お部屋の間取りであったり、ワンルームなのか、あるいは2DKとか、その部屋の状況のタイプ別で、そのタイプによって種類が5種類に及べば5か所、そういうことでよろしいでしょうか。
◎市街地整備課長
そのとおりでございます。
◆山内えり
それから、先ほど区の確認検査とすると、メジャーではかるということでしたけど、メジャー以外での何か確認方法ということはあるんでしょうか。
◎市街地整備課長
天井高さについてはメジャーになります。
◆山内えり
それと、あと管理の協定についても伺いたいんですけれども、事業者のほうと、それから、町会のほうで話し合いというか、管理協定をしていくということが聞いているんですけれど、その話し合いは町会と事業者、あるいはいずみの会の皆さんと事業者というの、今後はどんなふうに管理協定が結ばれていくのか、区としてどういうふうに考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。
◎市街地整備課長
その辺の協定も変えて、今現在、完了の検査にあわせて管理の規約のほうを提出させるようにしております。それがちょっとまだ出てきていない段階ですので、それを見て判断していきたいと思います。
◆山内えり
何の規約なのか、ちょっと名称がよく聞こえなくて、もう一度お願いいたします。
◎市街地整備課長
すみませんでした。ワンルームマンションの居住者の、所有者とか居住者等の管理する管理組合との規約のほうを条例に基づいて提出させていただくんですが、まだちょっと出てきていない段階ですので、それを出てきたときにまた再度内容を確認するという形になっております。
◆山内えり
それは、それぞれ町会とか、いずみの会の皆さんとか、それぞれ何か時期ですとか、話し合いの内容というんですか、管理協定の仕組みというのはどういうふうになっているんでしょうか。
◎市街地整備課長
地元の町会とか、その辺と結ばれているんであれば、当然管理規約のほうにもうたわれてくるはずですので、その辺で確認をさせていただきたいと思います。
◆中村とらあき
まず、今回投資型マンションに関する問題なんですけれども、家族の部屋をつくるということが今回条例で1定で出るということなんですけれども、ほかの自治体では、既にもう数年前からできているところがあって、なぜ今の時期になって、かなりこういった事件が起こる前につくるべきだったのではないかと思いますけれども、なぜおくれたんでしょうか。
◎市街地整備課長
今現在のワンルーム、小規模住戸の条例のほうは、選択制になっていまして、家族向けの住戸を選択するか、バリアフリーに配慮した住宅を選択するかと、二者択一になっておりまして、今の条例によりますと、バリアフリーに配慮した住宅を選択しますと、家族向け住戸については、設置しなくても構わないという形になっておりましたので、今後はそれを設置しなければいけないという形に改める予定になっております。
◆中村とらあき
まず、制度的におくれをとっているというのは否めないということが今のでわかったかと思いますけれども、今回の事件を契機にして、もう迅速にこういった制度をやっていくと同時に、先行事例をもとにして、もっと住居に関する見地を深める必要が行政側にあるんではないかと考えております。
私のほうでも幾つか先行事例ありますけれども、ここでは関係が余りないということなので、出す必要はないと思っておりますが、今回の事例を教訓として、できるだけ早い時期に住居環境に関する条例の先行事例を研究していっていただければと思います。
次に、当該地区の自治体の加入、先ほどお話も出たと思いますが、協定のお話ですけれども、この場合、やはり自治体の協力がなければできないことというのがやはりございます。
1つは、非常に大きい問題として、災害時の対応というのがございます。一つのワンルームマンションの中で災害時の対応というのは非常に難しいところがあると。そうすると、やはり地域防災力といった面からも、協定は必要になってくると思いますけれども、その中で、協定の中で災害時に関する協定というのも入ってくるんでしょうか。
◎市街地整備課長
今のところは、自治会さんとの内容については、すみません、この泉町に関しては出てきていない関係もありまして、確認しておりませんので、出てきた段階で確認させていただきたいと思います。
◆中村とらあき
なぜこのような質問をするかといいますと、やはり人道的な意味で自治体、町会とか、そういった団体においては、ワンルームマンションの人たち、あるいはほかの大規模住宅に住んでいる人たちが町会に加入していなくても、災害時には助けなければならないという人道的な義務が生じているというふうに考えられます。その場合に、それまで加入していなかった人たちも助けるべきということになってしまいます。
そうすると、それまで会費を納めていた人たちは、災害に対して地域で防災力を高めてきたのにもかかわらず、災害時になったらワンルームマンションやそういった方たちが災害に助けてくれと言ってくる。ちょっと考えますと、虫のいい話じゃないかというふうにも考えられるんですけれども、そのようなことがないように行政側ではしていくべきだと思うんですけれども、その辺に関する意見をお聞きしたいと思うんです。
◎
住宅政策課長
ただいまの中村委員のご質問なんですけれども、私どものほう昨年の7月に、分譲マンションに限ってということにはなりますけれども、その分譲マンションの管理に関する条例を施行しておりまして、その中で危機管理体制の整備ということで、マンションの管理者に対して、災害等に備えるため、そのマンションの状況ですとか、環境に応じた災害対策マニュアル等の整備、それから、みずからの生命、財産を自分で守る自助並びにマンションの居住者等及び近隣住民が協力して地域を守る共助の推進、こういったところに努めなければならないというふうに定めておりますので、私どものほうはこれらをもとに、こういった機運を高めていきたいと考えてございます。
◆中村とらあき
条例というのは、1つ広い意味ではコンプライアンスの同意というのがございますので、この施工主に、また、管理組合に対してコンプライアンスの義務ということで、強く求めなければいけないと考えておりますので、そこは区としても強く言えるところだと思いますので、要望としてお願いしたいと思います。
しかし、現在、今問題点やいろいろまだあると思いますけれども、ただ、今既にインターネットの中では販売というか、賃貸を開始しているという状況がございます。また、この内容が建設に関する内容でございますので、今の陳情の趣旨にそぐわない、また、沿いがたい部分が内容となってきているのは確かでございます。この場合、どう委員会としては、どのように検討し、審議すべきかということも考えていかなければならないと思いますけれども、このような場合、過去にはどのような事例があったのでしょうか。事務局のほうにちょっとお聞きできればと思います。
◎事務局次長
このマンションの建築に関する部分で、議会運営委員会のほうで結論を出さずに継続審査にしていきましょうという申し合わせがございまして、ただ、これ立ち上がってしまった場合というところで、どういう例があるかということでございますが、過去にですと、平成8年の6月3日の議会運営委員会決定におきまして、委員会の判断により審議未了、廃案にできる、することができるという規定がございます。これにつきましては、委員会において請願・陳情の継続審査の申し出を行わないことを合意すれば、審議未了とすることができる、継続審査の申し出を行わないことができるということにしてございます。
これについては、全会一致ということで、委員会としてそれが全議員が合意できれば、継続審査の申し出は行わないと。これ以上審議しないということを決定することとしたことできまして、そういった例もございます。なので、その建築が終わったかどうかというところがポイントにはなるのかと思いますが、そういうことで委員会として全委員が合意できれば、審議未了、結果保留ということにすることができることがございます。
◆中村とらあき
まず、この案件が民間、その調定に関する事項であったということで、我々としては継続をせざるを得ないというところがございました。
しかしながら、今ここに至って、建築されていると。また、でき上がっているということでございますので、そういったことを真摯に受けとめる必要があると思います。
その上で、今協議会を開いて、どういう対応をとるべきかということが必要なのではないかと思いますので、協議会を開くことを提案いたします。そのあたりお諮りのほどよろしくお願いいたします。
○委員長
今、協議会の提案がございましたが、協議会を開くということについては、皆さん、どうでしょうか。
山内委員、協議会を開くことについての意見でしょうか。
◆山内えり
ではないんですけれども。
○委員長
じゃ、協議会を開くということはよろしいですか。
(「はい」と言う人あり)
○委員長
それでは、本件取り扱いにつきまして、協議会を開きたいと存じますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
それでは、本件取り扱いについて、協議会を開くため、委員会を暫時休憩いたします。
休憩時刻 午後1時21分
再開時刻 午後1時37分
○委員長
休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
ただいま協議会の結果について、ご報告いたします。
本件につきましては、先ほど中村委員より、本陳情審査を結果保留として審議未了にしてはどうかという意見があり、協議した結果、委員会として意見がまとまりませんでしたので、ご報告申し上げます。
引き続き、質疑を続けます。質疑のある方は挙手願います。
◆五十嵐やす子
何か協議会の後ですみません。
ちょっと単純な質問で申しわけないんですけれども、先ほど床から天井までの階高については、メジャーではかるというようなことがあったんですけれども、例えば建物全体の高さについては、これは何かで測定したりとか、もしそれが言っていたのと違っていた場合は、何かそれを改善するようなことを、やっぱり業者さんのほうは何かとらないといけないとか、何かその辺どうなのかをちょっと教えていただきたいんですが。
◎市街地整備課長
先ほどのメジャーを使って天井の高さをはかると言いましたのは、条例の中で住戸の天井高さを制限している関係がありましたので、条例に絡む部分ということで寸法をはからせていただきました。
今、委員がおっしゃられた建物全体の高さに関しましては、特段区のほうの条例に小規模住戸が集合する建築物の建築及び管理に関する条例にはかかわってきませんので、そちらにつきましては、建築基準法の検査の行う民間確認検査機関のほうで寸法をはかって対応するという形になっております。
◆五十嵐やす子
それでは、じゃ、民間が行って、そこに違いがあった場合というのは、通常だとどういうふうになるんですか。
◎市街地整備課長
そちらは当然その判断につきましては、民間の適合判定機関のほうで判断することになると思いますが、当然法律に違反するようなものであれば、是正するように指導する形になると思われます。
◆五十嵐やす子
それから、先ほど管理規約について今話をしている、地域の方とも話をしているというような説明があったと思うんですけれども、ちょっと考えたときに、既にこの物件については、賃貸の情報も出されているということだったんですが、管理規約だとか、その辺の部分がちゃんと決まっていなくても、賃貸の契約のとき、普通契約するときって、こうですよとか示されるような気がするんですけども、その辺ちょっとお話聞きながら心配だったんですけれども、どういうものなのか、ちょっと教えていただきたいんですが。
◎
住宅政策課長
一般的にその管理協定と言われるもの、管理規約というものですと、区分所有者様方が共同生活をされることになりますので、その共同生活する中でどういった取り決めをしましょうかというものが管理規約なり管理協定ということで言われているんではないかと思うんですけれども、本件における住民様方がおっしゃっている管理協定とおっしゃっているものが、施主側と住民側でどういうふうな取り決めをなさるのかといったところは、一般的な管理協定とはまたちょっと違う意味合いを持つのかなというふうに認識しているところでございます。
確かに住民側の方々がそういったものをつくりたいということは、一度私どものほうもお聞きしたところではあるんですけれども、案を練っているということをお聞きした以降、私どものほうには特に何ら情報が入ってきていませんので、その後どういうふうになさっているのかというのは、ちょっと承知していないところです。
◆五十嵐やす子
私だけじゃなく、ここにいる方皆さん、それこそもともと住んでいる方と新しくいらっしゃる方で、もう同じそこのところ、地域に住む方として今後うまくやってほしいなというふうな思いは、誰しも持っていると思うんです。なので、そのあたり区としても対応ができるところは、ちょっとうまく対応してほしいなというのをちょっと要望として最後につけ加えさせていただきます。
○委員長
よろしいでしょうか。
以上で、質疑並びに委員間討論を終了します。
それでは、お諮りいたします。
本件につきましては、議題の冒頭で申し上げた議会運営委員会における確認事項のとおり、継続審査とすることにご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
ご異議がないものと求めます。よって、陳情第160号及び第164号は、継続審査とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、陳情第165号
建築紛争調整委員会についての陳情、第1項名簿公表の件、第2項開催状況公表の件を議題といたします。
その後の状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎
住宅政策課長
引き続きよろしくお願いいたします。
陳情第165号、紛争調整委員会に関する陳情のその後の状況について、ご説明を申し上げます。
まず、願意の1点目、紛争調整委員名簿の取り扱いについてでございますが、前回他区の
ホームページ上の公開・非公開の理由について確認中というふうにご説明をさせていただいたところなんですが、その内容の確認がとれましたので、ご報告をさせていただきます。
ホームページ上で積極的に名簿を公開しているのは、23区の中では豊島区のみとなってございまして、豊島区のほうでは区の方針に基づいて名簿を公開されているようです。
そのほか、
ホームページ上で公表していない区につきまして、理由を確認しましたところ、
ホームページ上での名簿の公表につきましては、メリットもある一方、デメリットも考えられるといった理由ですとか、紛争調整という性格上、積極的に
ホームページで公表する必要性がないといったような理由が挙げられております。
私どもも同様に考えておりまして、紛争調整委員会開催に至るまでには、事前調整が必要となりまして、その際窓口にて職員が対面で委員構成についても丁寧に説明をさせていただいているところでございまして、今後も同様の対応を考えているところでございます。
次に、2点目の紛争調整委員会の開催状況の公表につきましては、前回から特に変化はございません。
簡単ではございますが、説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は、挙手願います。
◆中村とらあき
豊島区の
建築紛争調整委員会の委員会名簿について、事務局で調べていただいた結果なんですけれども、平成20年4月から開始いたしまして、一応豊島区審議会などの会議の公開に関する要綱第9条に基づいて、委員の名前を
ホームページで公表していると。また、根拠規定はこれによるものであって、委員会名簿を公開することでの問題、過去に発生したトラブルなどについて問い合わせたところ、特になしという回答でございました。
私、先ほども言ったように、先行事例というふうにも考えられるのではないかと思いますけれども、このことに関してどのように考えられますでしょうか。
◎
住宅政策課長
豊島区さんの取り扱いが、情報公開の先行事例ということで、委員のほうからのご発言があったかと思うんですけれども、確かに
ホームページ上で情報を公開するということは必要なことであるとは思うんですけれども、ただその公開する内容について、広く区民の方々にお知らせしなければならないものについては、私ども板橋区としましても、積極的に公表していくべきだと考えておりますけれども、事今回の紛争調整委員会につきましては、当事者の方々が限られていること、それから、扱っている内容も非常にデリケートな内容になりますので、こちらにつきましては、
ホームページ上で広くご案内するよりも、実際にその当事者となられた方々に対して、私どものほうも対面で丁寧にご説明差し上げたいという思いがございまして、現在の取り扱いとなっているところでございます。
◆中村とらあき
1つ懸念しているのが、情報公開法に基づいてこの名簿を出してくれといった場合には、どのような取り扱いになると考えられますでしょうか。
◎
住宅政策課長
そのような場合になりますと、個人情報の保護規定と抵触しない限りは、公表していくような形になろうかと思います。
◆中村とらあき
ということは、情報公開制度に基づいて情報の公開もお願いしたときには、個人情報審査会のほうにかけられるというふうに考えてもよろしいんでしょうか。それとも、行政独自の判断でその内容を精査するということなんでしょうか。
◎
住宅政策課長
今回のようなケースですと、個人情報の保護審議会のほうにはかけない案件となります。
◆中村とらあき
やはりその辺の内容が、我々の公開制度において不備のある点だとは思っております。ただ、この問題はここの個別の問題として扱うよりは、全体としての問題として取り扱うべきではないかと考えおりますので、今後私のほうでもいろいろ調査すべきところだとは思っております。
ただ、情報公開というのが区全体の方針であるということには変わりないと思いますので、どのようにしたら積極的に情報公開できるのか、また、どのようにしたら区民の理解を得られるような情報公開のあり方があるのかといったことは、個別でも考えを持つことが必要になってくるのではないかと思います。そういったことに関して、お考え方を聞いて、質問を終わりたいと思います。
◎
住宅政策課長
今、委員がおっしゃられましたように、情報公開につきましては、私どものほうも公開していないというわけではございませんで、区の規定にのっとりまして、指定の閲覧場所において必要なものについてはご案内をさせていただいているところでございます。
附属機関の情報公開につきましては、閲覧場所等で会議録の公開については定めがございますので、それにのっとって、非公開部分を除いた形で今現在私どものほうも公開をさせていただいているところでございます。
ですので、なるべく出せるものは私どものほうも今後とも出していきたいと思っているんですが、今回の件につきましては、先ほど来ご説明をさせていただいているような趣旨から、同一での対応でというふうに考えてございます。
◆山内えり
先ほど豊島区の話がありましたけれども、前回
ホームページ上での名簿公開は2区ということで伺っていたかと思うんですが、もう一区はどこで、あとはどういった載せ方、
ホームページ上での載せ方をしているのか、お示しいただければと思います。
◎
住宅政策課長
もう一区につきましては、渋谷区なんですけれども、渋谷区につきましては、この紛争調整委員の名簿ということで、積極的にページを設けて出しているわけではなくて、事業概要
ホームページ上でアップしている中の一部の情報として、その名簿が載っているという状況でございます。
◆山内えり
そうすると、板橋区としては、そういった2区の事例がある中で、現状は板橋区として今後細かい話まで、細かい個人的なことも載せるのか、それともその事業内容なのかといった、それとも当面そういうつもりはないということなのか、そういった何か検討状況というのはいかがなんでしょうか。
◎
住宅政策課長
確かに2区につきましては、結果的に
ホームページ上で名簿が載っている状況でございますけれども、同様な事務を行っている他区については、今のところは載っていないという状況もございます。
そういった双方を勘案いたしまして、私どもといたしましては、広く区民の方がこの紛争調整委員会の情報について、どういったことをお知りになりたいのかといったところを今後検討して、必要ものがございましたら、それは
ホームページ上でもご案内をさせていただきたいと思っております。
◆山内えり
やはりこういう建築のプロである事業者に対して、住民側とするとやはりわからないことも多くある中で、どういう方が委員として選ばれているのかとか、そういうのをやはり知りたいというお気持ちなんだと思うんです。
この間も答弁ありましたけど、窓口に来ればどういった方かご説明しているということですし、会議録についても非公開の部分を除いては公開しているようなこともありますし、閲覧場所においては、お伝えしているということであれば、そういう情報の公開というのは進めていけるんではないかというふうに考えますけれども、そのあたりいかがでしょうか。
◎
住宅政策課長
本件の情報を必要とされる方について、情報をオープンにしていくという趣旨から、閲覧場所では公表させていただいている状況でございます。
ただ、
ホームページ上でご案内というのが、本当にイベント開催ですとか、区の方針がどうなっていくのかとか、もう本当に広くあまねく区民の方々にお伝えするような内容は、それにそぐうのかなと思うんですけれども、私どもとしましては、今、委員の方々からご意見がありました、どういった方々が紛争調整委員として構成されているのかといったところにつきましては、ちょっと今後検討させていただきたいと思いますけれども、そのような形で考えてまいりたいと思います。
○委員長
よろしいでしょうか。
ほかに質疑のある方は、いらっしゃらない。
この程度で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。意見のある方は挙手願います。
◆中村とらあき
陳情第165号につきましては、継続を主張いたします。
理由としては、
建築紛争調整委員会につきまして、まだ出せるところは出せるといった内容の答弁でございましたので、ある程度そこが定まるまでは、やはり審議内容としては継続すべきところではないのかなというふうに考えております。
また、先進事例かもしれないということで、豊島区のことを出しましたけれども、こういった努力をしているということを、まず各区のほうで検証するといったことが答弁としては余りなかったのかなというふうに考えておりますので、そこの点に関しても、今後研究していただければと考えております。
以上でございます。
◆鈴木こうすけ
我が会派も継続を主張いたします。
この紛争調整委員名簿を公開するということで、やはり今、現段階では先ほどもるるお話あったとおりで、豊島区ということで、なかなか公開するとなかなかちょっと紛争調整委員ということで、少しハードルも高かったりもするとは思うんですけれども、先ほどもお話ありましたけど、情報公開制度との兼ね合いもあるので、今後もっと議論を深めながら検討してまいりたいなというふうに思いますので、継続を主張いたします。
◆山内えり
私は、1項目めも2項目めも、前回同様採択と主張したいと思います。
やはり閲覧場所においては、会議録の公開もしている、それから、窓口に来ればご説明もしているということですし、そういった公表も板橋区としても他区のそういう先進事例にならって進める必要があると思いますし、
ホームページでの公開は可能であると考えます。
また、2点目についても、前回区政資料室や区立図書館でも閲覧ができる、それから、開催ということであれば、開催状況についても、
ホームページの公開については可能と考えますし、ぜひ公開をしていただきたいということを申し添えて、採択を主張したいと思います。
◆おなだか勝
私どもも1項目、2項目ともに採択を主張いたします。
まず2のほうからというか、この開催状況を公開するところから入れば、そんなに委員の名簿についても難しい、高いハードルにはならないのではないかなと。こういった紛争調整委員会が開催されましたと。日時、場所、人数がこうでした、そして調定委員さんはこういう方々でした、そしてメモ的な会議録を公表するところぐらいから始めていけば、もう全然問題ないのではないかなと。大仰に
ホームページ上でこの人がどういう人でとかって、そこまで求めたら、やっぱりその方のプライバシーの侵害になるかもしれませんが、例えば弁護士さんだとか建築士さんだとかという方が委員になっている場合には、逆に言えばそういった方々であるからこそ、お願いをしているわけですから、その肩書きも含めて載せるのは当然であるというふうに思っています。
町場の普通の方が出てきて、はい、委員やってくださいということにはなっていないと思うんで、ぜひそこは検討していただきたいという思いも含めて、採択を主張いたします。
◆五十嵐やす子
私も2つとも採択をしたいと思います。
やはり紛争調整の申し立てをするというのは、申し立てをする側からとったら、本当に大変な思いをして、もうそこまで追い詰められているような状況があるんだと思います。そのときにどういう人が紛争調整委員になっているかを知りたいというのは、当たり前のことだと思いますし、その方だけじゃなく、やっぱりその地域の方でもその思いがあると思うんですね。
また、閲覧する場所とか時間あるとはいっても、なかなかそこに行ってというのが難しい場合もあります。お仕事している人なんか、日中ね、お休みとってわざわざ行かないといけないとか、いろいろなやっぱりハードルがそこにありますので、あとは今ほかの委員もおっしゃいましたけれども、やり方、そこに出し方とかを工夫すれば、かえってそれが信頼につながることもあると思いますので、ぜひこれはちょっと考えていただきまして、採択を主張させていただきます。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
陳情第165号
建築紛争調整委員会についての陳情、第1項名簿公表の件及び第2項開催状況公表の件につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と、表決を行うべきとの意見がありますので、最初に継続審査についてお諮りいたします。
陳情第165号、第1項及び第2項を継続審査とすることに賛成の方は挙手願います。
賛成多数(5−3)
○委員長
賛成多数と認めます。よって、陳情第165号、第1項及び第2項は、継続審査とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、陳情第198号、第199号及び第202号の審査に先立ちまして、関連する
所管事項調査1を議題といたしますが、理事者の入室のため、委員会を暫時休憩いたします。
なお、再開時刻は午後2時5分といたします。
休憩時刻 午後1時57分
再開時刻 午後2時04分
○委員長
休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
────────────────────────────────────────
○委員長
それでは、陳情第198号、第199号及び第202号の審査を行う前に、関連する
所管事項調査、大山駅の
駅前広場計画等に関する
都市計画案説明会の開催報告についてを議題といたします。
本件について、理事者より説明願います。
◎鉄道立体化推進担当課長
本年もよろしくお願いいたします。
まず、資料1をごらんいただければと思います。
昨年の12月3日に委員会においてご報告させていただいた、大山駅の
駅前広場計画等に関する
都市計画案説明会の開催の報告について、今回ご報告させていただきます。
まず、資料1を見ていただきたいと思います。
説明会の目的としましては、大山駅の
駅前広場計画等の都市計画手続を進めるに当たり、その内容を皆様にご説明し、広く事業を知っていただくため、東京都の都市整備局都市基盤部、建設局道路建設部、東武鉄道株式会社鉄道事業本部との共催で東武鉄道東上本線大山駅付近の連続立体交差化計画及び関連する道路計画と大山駅の
駅前広場計画に関する都市計画案及び連続立体交差事業に関する環境影響評価書案の説明会を開催いたしました。
項番1の(1)と(2)の説明会の日時と会場でございます。
こちら説明会を実施した日は昨年12月16日の日曜日の15時から17時に板橋区立第一中学校の体育館で行いました。また、次の日の12月17日の月曜日の19時から21時に板橋区立文化会館の大ホールで計2日間行わせていただきました。
(3)の説明会での配布資料なんですけれども、まず1点目は大山駅駅前広場都市計画案というパンフレット、白いこちらになります。
続きまして、2点目は都市計画案及び環境影響評価書案のあらましということで、こちらになります。
続きまして、3点目は当日スライドで説明させていただいたこちらの説明スライド、こちらになります。
(4)の出席者につきましては、16日、日曜日は239人、17日、月曜日は265人の計504人の方に参加していただきました。
なお、両日出席された方も含めた人数でございます。
続きまして、(5)の主な質疑概要でございます。別紙をごらんください。
こちらのほうは立体化と
駅前広場計画と、その他ということで、幾つか主な質疑の内容と回答について記載しております。
項番2の今後の予定については、平成31年度に都市計画決定、平成33年度に都市計画事業認可の取得していく予定でございます。
続きまして、スライドをごらんになりながら、ちょっと簡単に当日の説明会のときに説明させていただいたものについて、報告させていただきます。
まず、説明スライドと駅前広場の都市計画案のパンフレットを2つ見ていただきながら、説明させていただきたいと思うんですけれども、説明スライドの66番をごらんください。
区は、平成30年3月に板橋区都市づくりビジョンを策定し、大山駅周辺地区を今後20年で都市づくりを優先的に推進する地区である都市づくり推進地区と位置づけ、市街地再開発事業等や土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新等により、商店街のにぎわいの促進や文化施設の立地といった駅周辺の特徴を生かした都市づくりを進めるといたしました。
また、都市拠点としての位置づけもあり、補助26号と大山駅をつなぐ駅前広場の整備を行い、地域交通結節機能の向上を推進するとしております。
続きまして、説明スライドの67番から71番をちょっとごらんいただければと思います。
こちらも今まで説明させていただいたんですけれども、こうした中、平成21年6月に町会、商店街公募委員からなる大山駅周辺地区まちづくり協議会が発足し、平成24年3月には協議会から大山駅周辺地区まちづくりマスタープランが区に提言されました。区では提言を受け、説明会やパブリックコメントなど、地域の方々の意見を踏まえながら、平成26年3月に大山駅前まちづくり総合計画を策定しました。本計画においては、交通結節機能の強化を図るため、駅前広場の整備や本地区のさらなる発展のために不可欠な取組みとしております。その中で、大山駅周辺地区の交通面の課題、駅の空間的な課題等から、平成29年3月に大山駅前広場構想を策定し、駅前広場を大山駅と補助26号線をつなぐ役割という基本方針を立てさせていただきました。
続きまして、説明スライドの72番と73番をごらんください。
まず、72番の駅前広場の都市計画案は、昨年2月に行った素案と同様の規模と位置になっております。駅前広場の施設イメージが73を見ていただければと思います。
続きまして、説明スライドの74番をごらんください。
こちらについては、都市計画の流れについてなんですけれども、
都市計画案説明会前後で都市計画法に基づく都市計画案の縦覧を昨年12月14日の金曜日から12月28日の金曜日の2週間、縦覧を行わせていただきまして、12月28日までの意見書を受け付けたところでございます。その後、31年度中に先ほどの予定もあったということもございますが、31年度中に都市計画審議会に付議する予定で議決の都市計画決定を行う予定であります。その後、用地測量等説明会を行い、平成33年度中に事業認可を取得し、用地補償等説明会、工事説明会を経て、おおむね10年で事業完了をする予定でございます。
続きまして、別紙のこちらのほうの主な質疑内容等を見ていただければと思います。
駅前広場に対する質問と回答については、ナンバー15から24番のところに記載してございます。
主なものとして、15番目の項目のなぜ連続立体交差化計画と
駅前広場計画は一体的に行われているのかという質問がありました。
また、23番目の項目の駅前広場の計画に当たり、地権者を立ち退かせるのに代替地問題もないと聞いた。
また、24番目の項目、位置について区が議論して決めたと言うが、委託業者が検討した結果を区は丸飲みしたのではないかという質問があり、別紙のとおり、東京都板橋区のほうから回答させていただきましたので、参考にして見ていただければと思います。
続きまして、今、駅前広場の計画について、ご説明させていただいたんですけれども、これからは連続立体交差事業の都市計画案と環境影響評価について、説明させていただきます。
まずは、説明スライドと続きまして、こちらのパンフレットをご一緒に見ていただければと思います。
説明スライドの4番から11番をごらんください。
こちらは、昨年2月の素案説明会でも説明させていただいたんですけれども、連続立体交差化計画については、地形的条件及び事業的条件、これらの3つの条件を総合的に判断した結果、昨年2月の素案と同様、事業主催である東京都は高架方式を選定いたしました。
続きまして、鉄道附属街路、こちら側道なんですけれども、こちらの都市計画案については、説明スライドの17番と18番を見ていただきたいと思います。
こちらも昨年の2月の素案と同様、北側に4か所、南側に2か所の計6か所の側道を整備する予定でございます。
続きまして、説明スライドの20番から25番をごらんいただければと思います。
こちらは都市計画の区域及び施工方法の概要については、昨年2月の素案と同様ですので、申しわけございませんが、時間の都合上、割愛させていただきたいと思います。
続きまして、環境影響評価書案のあらましについてということで、説明スライドにて、ご説明させていただきます。
こちらもパンフレットを見ていただきながら、後ろのほうに環境影響評価ですので、見ていただければと思います。
説明スライドの27番をごらんください。
まずは、環境影響評価書案の作成手順について、ご説明します。
今回の事業計画案の内容から、環境に影響を及ぼすおそれのある環境影響要因を抽出し、地域の概況を踏まえ、環境影響評価の項目を5項目選定いたしました。項目については、説明スライドの28番をごらんください。
5項目については、騒音、振動、日影、電波障害、景観、廃棄物を選定いたしました。
調査手法を記載した調査計画書を作成し、昨年2月に東京都知事に提出しております。
この計画書に対する都民の皆様の意見書や区民の意見、さらに東京都知事の審査意見書などを踏まえ、調査方法などについて、修正を加えた上で現況調査や予測評価を行い、環境影響評価書案を今回作成いたしました。昨年の2月の素案説明会以降、現況調査を実施した上で、工事の施工中、あるいは工事の完了後に周辺環境に及ぼす影響について予測評価を行わせていただきました。
まず初めに、騒音・振動についてです。
騒音・振動は工事の施工中及び工事完了後を対象に予測評価を行わせていただきました。説明スライドの31番をごらんいただければと思います。
まず、工事の施工中における建設機械の稼働に伴う建設作業の騒音・振動について、ご説明いたします。
建設機械の稼働に建設作業騒音の予測値は、敷地境界上において66から80デシベルであり、評価指標である騒音規制法、また都民と健康と安全を確保する環境に関する条例で定める基準を下回ることになっています。
説明スライドの次、32番をごらんいただければと思います。
こちらは建設機械の稼働に伴う建設作業の振動の予測値は、敷地境界上において47から70デシベルであり、評価の指標である都民の健康と安全を確保する環境に関する条例で定める基準値と同等、または下回るという形になります。
次に、工事の施工中における仮線区間の騒音・振動について、ご説明させていただきます。
予測評価値では、スライド番号34番にある工事中に列車が仮線を走行する北側付近の3地点を選定いたしました。
続きまして、説明スライドの35番をごらんください。
工事の施工中における仮線区間の鉄道騒音の予測値は、計画線最寄り軌道中心から原則として12.5メートル離れた高さ1.2メートルの地点において、投下騒音レベルで昼間53から58デシベル、夜間48から54デシベルとなり、いずれの地点においても現況値を下回ることになっております。
続きまして、説明スライドの36番をごらんいただければと思います。
こちら、工事の施工中における仮線区間の鉄道振動の予測値は、計画線最寄り軌道中心から原則として12.5メートル離れた地盤面で55から65デシベルとなり、予測値は現況値を上回りますが、必要に応じて適切な環境保全のための措置を実施することにより、鉄道振動の低減に努めます。
説明スライドの37番をごらんください。
これは、環境保全のための措置といたしまして、敷地境界付近には、まず仮囲いを設置するとともに、ロングレール及びロングレール等と同等の効果が見込まれるレールの継ぎ目の溶接を行っていく予定でございます。また、最新の技術や低騒音・低振動の建設機械等を積極的に採用するなど、鉄道騒音・鉄道振動の低減に努めていきたいと思っております。
次に、工事の完了後における列車の走行に伴う鉄道の騒音・振動について、ご説明いたします。
工事完了後における評価地点は、スライド番号39番をごらんいただければと思います。
こちらは6地点選定させていただきました。
続きまして、40番をごらんいただければと思うんですけれども、工事完了後における鉄道振動の予測値は、計画線最寄り軌道中心から原則として12.5メートル離れた高さ1.2メートルの地点において、昼間57から60デシベル、夜間53から57デシベルとなり、いずれの地点においても現況値を下回ります。
続きまして、41番をごらんいただければと思います。
工事の完了後における鉄道の振動の予測値は、計画線最寄り軌道中心から原則として、12.5メートル離れた地盤面で45から47デシベルとなり、いずれの地点においても現況値を下回ります。
続きまして、42番でございます。
環境保全のための措置といたしまして、ロングレール及びロングレール等と同等の効果が見込まれるレール継ぎ目の溶接を行い、また防音・防振効果の高い単線バラスト軌道を採用します。また、防音壁を設置するとともに、車両や軌道の検査、保守作業を十分に実施するなどの鉄道の騒音・振動の低減に努めさせていただきます。
次に、工事完了後における日影の影響について、ご説明いたします。
工事完了後において、鉄道施設による日影が生じるものの建築基準法など、規制時間を超える日影は生じないと予測されております。
こちらは説明スライドの44番と45番をごらんいただければと思います。
環境保全のための措置といたしまして、事業実施に伴う日影の影響を可能な限り回避、または低減するため、鉄道施設の高さ等に配慮いたします。
次に、工事完了後に起きる電波障害について、ご説明いたします。
こちら、地上デジタル放送の受信障害はスライド番号47番の事業区間の西側に沿った一部の地域で、高架橋端部から最大60までの範囲で生じると予測されます。スライドのほうが白黒で見づらいんですけれども、西側に沿った一部の地域で障害が予測されています。南側のグレーの部分でございます。
続きまして、衛星放送の受信障害はスライド番号48番をごらんいただければと思います。
こちらは、事業区間の東側で高架橋端部から約30メートルでの範囲で生じると予測されます。こちらもすみません、白黒でちょっと見づらくて申しわけないんですけれども、東側の北側のグレー部分で障害が起きるということになっております。
続きまして、説明スライドの49番をごらんください。
環境保全のための措置として、本事業における電波障害が明らかになった場合には、アンテナを設置位置の調整やケーブルテレビによる受信対策の実施をいたします。
次に、工事完了後における景観について、ご説明いたします。
説明スライドの51番をごらんください。
鉄道施設が容易に見通せる場所など、6地点を選定し、フォトモンタージュを作成し、工事完了後の眺望の変化の程度を予測評価いたします。このうち、スライド番号51の1)と2)の2地点について、ご説明いたします。
まずは、スライド番号52の大山駅付近の東上本線10号踏切で遊座商店街から眺望したもので、将来は新たに高架化された駅舎が見えるものの、周辺の建物を大きく超える高さではなく、駅の町並みに溶け込み、周囲の建物と調和した眺望となっております。
また、53番をごらんいただければと思います。
こちらは、東上本線16号踏切で補助26号線から眺望したもので、将来は補助26号線を横切る形で、高架橋が見られるものの、周辺の建物を超える高さではなく、周囲の景観と調和した眺望となる予定でございます。
続きまして、説明スライドの54番をごらんください。
環境保全の措置といたしまして、高架橋や駅舎の外壁については、周辺環境や地域景観と調和するようデザイン、色彩等に配慮します。
最後に、工事の施工に伴い発生する廃棄物が周辺に及ぼす影響について、ご説明いたします。
こちら、説明スライドの56番をごらんいただければと思います。
廃棄物には、既存構造物の撤去などにより発生する鉄骨・コンクリート、レール、枕木など、建設廃棄物、また掘削工事などに発生する建設発生土、汚泥などがあります。これらの廃棄物は、東京都建設リサイクル推進計画で定められた目標値を達成するため、可能な限り有効活用し、また再利用及び再資源化に努めます。
また、有効活用や再資源化が困難なものについては、関係法令などを遵守し、適正に処理することで、廃棄物の処理及び清掃に関する法律等に定める事業者の責務を満足すると考えております。
続きまして、説明スライド57番をごらんください。
こちら、環境保全のための措置といたしまして、レール、枕木、鉄骨及びコンクリート等は再利用及び再資源化に努めていきます。また、建設発生土については、場外に発生する総量の削減に努めるなど、有効利用を行います。建設汚泥については、縮減・再資源化に努めてまいります。
続きまして、58番をごらんいただければと思います。
本事業においては、選定された項目に対しまして、それぞれ環境保全のための措置を実施することにより、周辺環境に与える影響は小さいと予測されます。
なお、工事の施工中及び工事完了後には、東京都環境影響評価条例に基づく事後調査を実施いたします。
以上で、環境影響評価書案の予測評価の内容について説明を終わらせていただきます。
続きまして、連続立体交差計画に対する質問と回答は、またこちらの別紙の質疑内容を見ていただければと思うんですけれども、連続立体交差化計画に対する質問と回答については、ナンバー1から14番に記載させております。主な質問としましては、2番目の項目の高架方式と地下方式の事業費は、どのように算出しているのか。また、5番目の項目の山手通りより東側から地下化ができないかという質問があり、別紙のとおり、東京都、東武鉄道から回答させていただきました。
最後に、説明スライドの60から64番をごらんください。
基本的に、連続立体交差計画の都市計画手続の流れについては、
駅前広場計画と同様であります。また、環境影響評価の流れについては、60、62から64という形で見ていただければと思うんですけれども、こちらは
都市計画案説明会前後で東京都環境影響評価条例に基づく環境影響評価案の縦覧を昨年の12月14日の金曜日から、1月18日の金曜日の30日間、縦覧を行い、1月28日までの45日間で意見書を提出、または郵送を受付、今しているところでございます。その後の予定については、
駅前広場計画と同様となっております。
以上で、大山駅の
駅前広場計画等に関する
都市計画案説明会の開催報告について、ご報告を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
長い間ありがとうございました。ちょっと早目な言葉で申しわけありませんでした。
なお、連続立体交差計画及び関連する道路計画については、特別委員会で集中的に議論させていただきたいと思います。
以上でございます。
○委員長
報告事項の内容に含まれている連続立体交差化計画に関しましては、専門的に調査するための特別委員会を設置しておりますので、質疑の際にはご配慮くださいますよう、ご協力をお願いいたします。
それでは、ただいまの説明に質疑のある方は挙手願います。
◆はぎわら洋一
この前いただいた環境影響評価3冊、2冊、いただいたよね。僕、そっちには一切しゃべれないので、ちょっとそちらのことで20分じゃ、1時間ぐらい欲しいんだけれども、ちょっと言います。
その環境影響評価をいただいて、去年の暮れにいただきました。3点ほど、こういうふうに、将来の話だからなんですけれども、ここで仮設地下道の設置をすると。現在もありますけれども、そのルートについて、その設置、あと撤去のタイミングというのがいつなのかと。時間的に今10年ぐらいかかるんだろうけれども、施工計画として設置から撤去まで約10年かかると思うんだけれども、近隣の通行者がストレスなく通行できるように、きちっと設置していただきたいというのを感じました。
仮設地下道と当然なるんでしょうけれども、場合によったら上では、もうどんどん人が通れないし、足の悪い方なんかは通れないから、やはり近隣の方に配慮する、そういうスロープにして、自転車も人も歩けるような、そういう仮設通路というのが必要ではないかと。
次に、設置する場所、どこに設置するのかということですね。
あと、線路から離れたところに設置するので、当然、大山の付近なんでしょうから、この辺に計画しますということ。その辺に関して、まず。
もう一つ言っちゃう。10年たったら、これ全部また仮設通路をふさぐというふうになっているんだけれども、5,000万円かけて仮設通路を建設します。それを、緊急用の食料倉庫とか、再利用するということも考えて、それで有事の際に駅付近の緊急対策にできるような、そういうことも考えて、東武というか、そういうことをちょっと提案するなりしていただきたいと。まず1点目、それについて、お答えできればと思います。
◎鉄道立体化推進担当課長
まずは仮設の地下道なんですけれども、設置する時期については、こちらの緑の環境があるんですけれども、基本的に高架構造物を建てる前に地下道を設置する予定でございます。位置については、基本的に詳しい場所については、まだ聞いてない部分ではあるんですけれども、基本的に竹ノ塚みたいな形で今の駅の出入り口というか、下から地下道をくぐって、そこから改札を入ってホームに行くという形で認識していただければと思います。
また、撤去の時期については、基本的に駅舎の構造物が建った後は、通常、そこから今の地盤面からエスカレーターとか、エレベーター等で上に行きますので、基本的には撤去という予定ではいるんですけれども、今、はぎわら委員の防災の関係の備蓄とかというお話があったので、それについては東武鉄道と、こういった意見があったということはお話をさせていただきたいと思います。
続きまして、先ほど5,000万円という金額、基本的にそういった地下道をつくるときは、そういったバリアフリーの観点から、そういったものを考えながら東武鉄道には歩行者、自転車はどうするかというところはあるんですけれども、そういったことで安全確保をしっかりするように、適宜、区のほうとしても、もちろん確認していきたいと考えております。
◆はぎわら洋一
2点目は、一応、山手通り、今、環六が上に行って東武が下に行っている。大山の駅のところから、ずっと上になるようになっているよね。これが、そういうふうになっていて、上り、池袋に向かって上り線の左側が仮設通路になると思います。そういう図面になっていますよね。それを、歩道として供用できるのか、一般の人がということとか、あと高架下を含めて計画の青写真をきちっと検討しておいてもらいたいということがございます。なおかつ、プラスすると環六の山手通りは、今、東武が下だから将来、東武からずっと成増まで、ずっと高架になるという、僕はそういうふうになるんじゃないかなというふうに踏んでいるんだけれども、そのときには山手通りが今度はアンダーパスになって、東武が上へ行くというか、そういうことも検討、逆立体化の検討とか、そういうこともよく図面、設計の中に入れておいて、近隣住民にはきちっと説明していただきたいということですね。この2点。
◎鉄道立体化推進担当課長
まだ、仮線のところに今、北側の側道1から4を設置する場所に用地買収して、仮線を振ります。仮線を振って、高架構造物を建てた後に、そこの部分については区道として今約6メートルなんですけれども、管理する予定ですけれども、そこの形態、車を通すのかとか、歩行者だけなのかというのは、今後、交通管理者と協議しながら決めさせていただければと思います。
また、高架下の検討ということで、こちらは区のほうで、まだそんなに検討はこれからなんですけれども、ただ一つの例として、青写真を描いたというのはあります。ただ、今、これについては、あくまでも内部資料ですので、ほかとの東武鉄道とも協議していませんけれども、区のほうでは考えたものもあるかと事実的にございます。
続きまして、山手通りとのアンダーパスの関係は、ちょっと今後の沿線の立体化の関係になると思いますので、どうなるかというのは、ちょっと今のところ言えない部分でありますので、これから検討する事項だと思うんですけれども、基本的には今回は山手通りからずっと高架化させていただいて、中板の山中トンネルでおりてくるという予定でございます。
◆はぎわら洋一
最後は、今の新幹線とか何かもそうなんですけれども、ビームスラブ式ラーメン構造になっているんだよ。一番新しい舎人ライナーはアーチスラブ式ラーメンとなって、桁がない、3スパンぐらい飛ばせるのよ。それを飛ばせるように東武のほうにも言っておいてもらいたいというふうなことと、あとハイブリッド構造にすれば、従来構造よりもかなり、1年ぐらい早く、1年半、下手すると2年ぐらい早く、前倒しで供用開始ができるんではないかなというふうに、舎人ライナーが1年、太田大臣に聞いたら、そういうふうに言っていましたので、そういう構造ということも、きちっと考えてもらいたいという要望です。その辺を後で聞いておいてください。いかがでしょう。
◎鉄道立体化推進担当課長
その点については、いろいろな構造等あると思いますので、こういった意見があったということは東武鉄道にしっかり伝えさせていただきたいと思います。
◆はぎわら洋一
最後、いいかな。
○委員長
連続立体交差計画につきましては、少しご配慮いただければと思います。
ほかの部分で質問があれば。
◆はぎわら洋一
1点。最後の大山駅の駅前広場の計画のことで、駅前広場、これまだ決まってないんでしょうけれども、18番、高架下に駐輪場を整備することもあるが、大山駅は板橋区内で放置自転車が多い駅なので、相当数の駐輪場を整備する必要があると考えており、駅前広場の地下駐輪場を整備したいと考えているということなんだけれども、これは大きさとか、まだ決まっていないのかもしれないけれども、何台ぐらい入れる大きさになるのか。これも2,000平米というか、3,600のこの広場の中でつくるんだろうけれども、その辺が決まっているんであれば、自転車が300台入るとか、500台入るとか、そういうこと、現在、大山はかなりあふれているのかもしれないんですけれども、その辺をやるのかどうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
大山のまちづくり総合計画の中で、駐輪場をつくってもというところが、計画に載ってはいるんですけれども、具体的に今のところは、イメージ図もあれなんですけれども、考えているところでありまして、規模等はまだ未定でございます。ただ、考え方としましては、メーカーさんとも協議はしているんですけれども、周辺の駐輪場の収容台数と、そういった放置自転車数を見ながら、そういったところで地下の駐輪場を設置するかどうかというのは、今後、具体的に検討させていただきたいと思います。
◆はぎわら洋一
そこには、駐輪場だから当然、車を緊急に入れるとか、入るとか、そういうことは、車は入れないよね。車を入れる場合は一方通行にしないと、入り口と出口が一緒だと絶対事故を起こすので、そういう点に配慮していただきたいというお願いです。
◎鉄道立体化推進担当課長
基本的に、駐車場については、今のところ、考えはございません。
◆山内えり
2日間にわたって説明会が行われたということで、さまざまな方がご意見、ご質問されたと思うんですけれども、まずこの2日間を通して参加した方の思いや、それから質問については、十分、板橋区、そして東京都と、東武鉄道と、3者おられたと思いますけれども、丁寧に説明するという、この間の答弁のとおりできたというふうに考えていらっしゃるのか。それとも、時間の不足や、まだまだそういう地域の方、住民の方のそういう要望に応えられていない点があると感じているのか、今、区としての見解はいかがでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
昨年も素案説明会以降、いろいろな意見等あったんですけれども、まず初めに6月の駅広の関係者説明会、7月、8月にオープンハウスというところで
都市計画案説明会をやらせていただく中でも、いろいろな陳情等も出ていますので、まずは説明会前に、特に陳情者さんに対しては、課長みずから行って、説明会の開催内容、また意見交換をさせていただきました。
現地での駅広の計画、区域内についても、現地に職員が行って説明会をさせていただきました。その中で、説明会はやはり施設の借りている時間帯もありますので、なかなか、説明させていただいて質疑の時間というのは、なかなか多くというか、ただ素案よりも多くとらせていただいたというところはありますし、その後も、説明会以降もいろいろなご意見等を伺っていますので、そういった個別の対応もしますし、何かの機会にまちづくりの説明、大山周辺のまちづくりの説明会等や、ニュースの発行等を通じて、いろいろな場面で丁寧な説明を、東京都も含め、やっていきたいと考えております。
◆山内えり
素案説明会の昨年2月と比較して、そのときのご意見ですとか質問というところが、計画案の今回の12月のところにどういうふうに反映されたのかなという視点で聞いていましたけれども、なかなかそういう十分な内容というふうには、私は感じられなかったんですね。やはり手を挙げる方も多かったですし、質問、意見を述べる機会がなかったように感じていますけれども、区としては十分説明が行き届いたということで、ほかに関しては個別で、あとは対応していくということになるんでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
まずは、都市計画案については、
駅前広場計画については、区としては問題ないという認識でいます。ただ、先ほど言ったとおり、こういった陳情等ありますので、そういったいろいろな意見がありますので、そういった方には丁寧な説明を心がけるとともに、今後のいろいろな種地等、移転先の確保等、個別ヒアも含めて説明させていただきながら、
駅前広場計画に対するご理解、ご協力をお願いしたいと思っております。
◆山内えり
問題ないというのは随分違うと思います。かなりの人が、質問というよりは、どうしてこういうふうになっているんだというような要望に近いようなご意見も多かったですし、私自身は、今回の計画案で次へどんどん進むというのは、スピードが余りにも速いというふうに感じておりますので、次回の機会も必要と考えておりますけれども、その点はいかがでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
問題ないと言っているわけではなく、区のほうでは、今の位置についてベストではなかろうかというところでありますので、その中でも先ほど言ったとおり、いろいろ課題はあります。課題はありますので、それを、いろいろなニーズ等ありますので、そういったのを把握しながら、区としてどういったことができるかというのを、今後、具体的に意見交換を踏まえて、いろいろなご意見を伺いましたので、詰めていきたいと考えております。
また、スピードのスケジュールについては、都市計画道路と違う面が確かに正直あります。ただ、そういった形で連続立体交差化計画と駅広の計画を同じスケジュールでやるというところもありますし、やはり
駅前広場計画もそうですけれども、区の悲願である立体化を早期実現するためには、やはりスピード感を持ってやらなければいけないというところで、先ほど言ったとおり、説明会後に個別ヒアや移転先の確保等、今後検討していきたいと考えております。
◆山内えり
今回、説明会でのご意見、質問等、区や東京都等の回答が載っておりますけれども、会場から出た参加している方の中にでも、マスタープランの作成の中でもかかわってきたと。マスタープランに、さまざまな駅前広場の具体的な場所とかは示されないで話がされてきて、盛り込むように要望してきたけれども、ほとんど反映されずに提言されてしまったと。住民への説明なしに素案説明会に移った等々、そういうご意見があったように私はメモしていますけれども、そういうまちづくりの会ですとか、マスタープランにかかわってきた方々が、こういうご意見を出して納得するというふうにはとても聞こえない説明会が全体的にあったように感じていますけれども、それでも板橋区とすると、次のそういう説明会の準備等も考えていないということなんでしょうか。そのあたり教えてください。
◎鉄道立体化推進担当課長
これは何度もお話ししているとおり、平成21年6月から協議会を立ち上げさせていただいて、位置については決めさせてもらっていませんけれども、大山の周辺のいろいろ課題を上げさせていただきながら、大山駅にはやはり駅前広場、交通結節点が必要だというところは、皆さんのいろいろな協議会とか、そういったものについての意見の総意だと思っております。
また、説明会を別にやらないと言っているわけではなく、個別ヒア、また説明会等を今後、皆様にご協力、ご理解いただけるよう、駅前広場の必要性、そういったものについても、また丁寧に説明させていただきたいと考えております。
◆山内えり
ということは、今後もそういう説明会等の検討があるというふうに理解をしています。
それから、説明会の1日目のほうで、住民にアンケートをしたが全く添付されていない、報告すべきというような意見もありまして、このアンケートはどこを示しているのか、私ちょっとわからなかったんですけれども、区のほうで住民にアンケートをとったんだとすれば、それはどういうアンケートで、その集計についてはどうなったのか。ぜひ資料でいただきたいんですが、お示しいただけますでしょうか。
◎
拠点整備課長
そのアンケートについては、地区計画のアンケートということでございますので、私のほうから説明させていただきます。
あくまでも、この鉄道立体化とはまた別の西地区のまちづくりのルールを定めるアンケートということで、今やってございます。ちょうど説明会の時期にはアンケートを集計していたところでございますので、集計ができ次第、皆様のほうにもご報告させていただければと思っております。
◆山内えり
そのアンケートは、西地区の関係地区計画にということのアンケートということですので、それは別件で構いませんけれども、集計のほうは資料でいただきたいと思います。
それから、当日、私はさまざまご意見があって、とても多くの方がまだまだ質問するには時間が足らなかったなという印象なんですけれども、今回、14日から28日までに意見の縦覧、それから意見書の提出等々あったと思いますけれども、提出先が板橋区であったり、東京都であったり、項目も幾つかあったと思いますけれども、板橋区のほうで把握している意見書の数、それから内容とすると、どういう意見が出されたのか、これについても資料でお示しいただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
連続立体化交差計画と
駅前広場計画については、12月28日にお話しさせていただいて、意見書については約1,600件、出ています。内容については、これはあくまでも都市計画審議会の中で、件数というより、いかにどういった内容がいいかどうかというところが審議されますので、その内容については、都市計画審議会への付議の後、意見書を踏まえた見解を含めて、議会のほうには報告させていただきたいと考えております。
◆山内えり
そうすると、現状とすると、いわゆる議会への報告は都市計画審議会を経なければ、ご提示いただけないということになるんでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
今のところ、そういう形で、まずは都市計画審議会に付議させていただきながら、議会報告をさせていただきたいと考えております。
◆山内えり
都市計画審議会の日程等というは、今決まっているんでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
あくまでも、都市計画審議会については平成31年度中というところでございますので、そこの部分については来年度に行う予定でございます。
◆山内えり
ということは、当面、1年近くは見ることができないということで理解せざるを得ないということになるんでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
1年というと、平成31年度の後半になってしまうので、そこは何とも言えませんけれども、さっき言ったとおり、都市計画審議会を終えた後、議会のほうには報告させていただきたいと思っております。
◆山内えり
そうすると、今回の説明会で出たご意見や、出られなかった方はそういう意見書ということで、いろいろなお気持ちをしたためて提出された方が1,600件もあるんですか。1,600件もあるということは、私はちょっと数としては多くてびっくりしているんですけれども、1,600件もあるということは、それを都計審でやりとりするまでは、議会では知ることができないということになるのか、もう一回、ちょっとそのあたりを確認させてください。
◎鉄道立体化推進担当課長
あくまでも内容については、やはり都市計画審議会のほうに付議させていただいて、内容について、意見の中で、区の見解として説明させていただければと思います。
ただ、件数、多いか少ないかは別としても、あくまでも内容だと思いますので、その内容がどういったところかというところでありますので、そこの部分については、意見書をいただいてはいるんですけれども、先ほど言ったとおり、都市計画審議会の前には、いろいろな部分で区として動いていきますので、それはご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。
◆山内えり
もちろん、内容を私なんかは知りたいと思うわけですね。住民の方が1,600件も、どういう内容で出しているのかを、都計審がいつあるかもわからなくて、議会にも報告されないとなると、住民の皆さんがどういうふうなお気持ちで、説明会には2日間とも出ていますから、説明会のお気持ちはわかりますし、質問したこともメモしていますからわかりますけれども、そうしたいろいろな、賛成にしても、反対にしても、どちらじゃないにしても、そういうご意見を知ることができないというのは、逆に言えば、そういう住民や商店街の方々が参加したり、意見書で出した声が反映されたかどうか、今後どうなっていくかという意見や質問がどうなっていくのかがちょっと見えないなと思っているんですけれども、そのあたりは素案説明会から計画案説明会の10か月の間も、そういうご意見が反映されていないということで、私のほうには届いていますから、この間の説明会がどう反映されるのか、意見書で出された内容が、どう反映されるのかというのは、こちらはどういうふうにすれば、議会というか、こちらの立場とすると、そういう声、気持ちを反映されたかの確認というんでしょうか、できるんでしょうか。そのあたりは、いかがでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
先ほども言ったとおり、こういった陳情とか、意見書の内容、また素案説明会以降のいろいろな意見、ご要望が出ていますので、そういったところで、今後、先ほど言ったとおり、丁寧な説明と有効な施策を考えていきたいと考えております。
◆山内えり
もうこの部分はあれですけれども、とにかく意見を出しただけ、説明会は開きましたというその事実で進んでいくことだけは、本当に皆さんが心配していることですし、そういう内容やご意見がどういうふうに反映されたかというのをきちんとわかるような形で提示していただきたいですし、一番は、いろいろな計画が複雑に絡んでおりますし、駅前広場の部分に関しては、代替地の部分もこの間の質疑の中で、原則的には地域の方がご自分で選ぶというような話もありますから、今、住んでいるという事実や、今、営業している、それから患者さんが来るような、そういう場所の方々に直接影響を及ぼす内容になっていますので、そのあたり、きちんと板橋区として、住民の声を聞く姿勢でいていただきたいと思います。
また、前回の質疑の中で、影響してくる方、23件の方の同意率というんでしょうか、合意率というんでしょうか、そのあたりをこれから聞いていくということでご説明あったと思いますが、前回の質疑以降、23件の方、それから土地所有者80名の方に対する聞き取りというのは、どういうふうになさっているんでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
まずは、
駅前広場計画については、基本的に法律的に道路ですので、用地補償であります。ただ、先日というか、一般質問で答弁させていただきましたけれども、原則は用地補償ですけれども、代替地や移転先の確保等、有効な施策を検討させていただくというところで、区長が答弁させていただいたところであります。
また、23件の同意率については、陳情者も言われて、賛成の方もいらっしゃるんですけれども、なかなか全員にまだお会いしてない部分があります。その件については、説明会以降、個別ヒアリングも通しながら、1件1件、丁寧にお話をさせていただきながら、いろいろなご意見、ご要望や今後の生活再建等を含めて、区の職員を含め、現地に入りたいと思っております。
◆山内えり
全員に会えていないということですけれども、何割ぐらいの方に会えたかというのはわかるでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
一つは、所有者さんはマンションがあるので、80名というところで、投資的なマンションなので、ちょっとお会いするというのはなかなか難しいところです。個別での土地所有者さんは30名いるんですけれども、約10ちょっとぐらいは、私も、職員もそうですけれども、課長としてもお会いしているところでございます。
◆山内えり
そうすると、80人と23件の中の10人ということになるんですか。1割ちょっと、2割ちょっとになるんでしょうか。そのあたり、ちょっともう一回確認させてください。土地所有者80人のうちの10ちょっとというのは、どういう計算になっているのか。すみません。
◎鉄道立体化推進担当課長
土地所有者は80名なんですけれども、分譲マンションがありまして、その中が約50名、個別では一軒家とか、そういったものは30名、その中で、先ほど言ったとおり、マンションは投資型ですので、なかなかお会いできるというところは難しい部分があるんですけれども、個別の地権者さんに対しては、15人弱はお会いしている状況でございます。
◆山内えり
わかりました。いずれにしても、半分以上の人に会えていないということになりますので、ぜひどういう気持ちか、同意率も含めて、ちゃんと聞いていただきたいのと、それから先ほど、代替地も含めて、個別に有効な何とかと聞こえたんですけれども、どういったことが有効になると考えているのか、そのあたりがちょっと、いつも全体的な話なのでわかりづらいんですけれども、どういうイメージの有効な説明をしていくということなんでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
有効な施策というのが、いろいろ他区にもいろいろな施策等がありまして、一つ事例を挙げると残地という、通常であれば、例えば一軒家に対して半分なったときに、残りというのは、建物がもてば買わないというのはあるんですけれども、そういった残地の有効活用とか、または代替地というのもありますし、いろいろな手法があるので、今すぐに全部お伝えするのは、なかなか難しいところでございます。
○委員長
山内委員の質疑の途中ですが、20分を経過しましたので、ほかの委員で質疑がありましたら挙手願います。
それでは、ここで休憩をとりたいと思います。
委員会の途中でありますが、議事運営により、暫時休憩いたします。
なお、再開は午後3時35分といたします。
休憩時刻 午後3時01分
再開時刻 午後3時32分
○委員長
休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
質疑を続けさせていただきます。
続いて質疑のある方。
◆おなだか勝
それでは、この質疑概要の22番のところで、先ほど山内委員のほうも質問されていましたけれども、土地所有者80名で、分譲マンション所有者50名、その他、一軒家等が30軒だということでありました。その分譲マンションの方、それぞれその場所に住んでいない方が多いからということでお話がさっきありましたけれども、でも、どの方が所有されているか、住所はわかるわけですから、例えばその方たちに、現在お宅様が持っているところはこういうふうに計画されていますというようなことは伝えてあるのでしょうか。例えば郵送なりなんなりで伝えてあるのかどうか。まず、そうしないと、これ、そのままほっといたまま都計審も経て、都市計画決定した後にいきなりといったって、なかなか難しいだろうと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
まず初めに、昨年の6月に、駅広の関係者の説明会をやらせていただいたときに、やはり素案の説明会の中で周知は知らなかったと課題がありましたので、基本的に今回の
都市計画案説明会もそうですし、昨年の6月に関しても、土地所有者さんには、こういった
駅前広場計画というところと地権者さんということで説明会、ご参加のほうをよろしくお願いしますということを郵送はさせていただいております。
◆おなだか勝
その結果、遠い方でなかなか来られないけれどもと、例えば何か返信があって、うちはそんなことを言われても困りますよという態度の書面だったり、あるいは条件によってはどうのこうのとか、そういったことの返信というか、その50人の方というのは、どんな態度で思っていらっしゃるのかというのはどこまで把握できているんでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
基本的に、具体的に
駅前広場計画について何かご意見というのは正直区のほうには上がってはいないです。特にマンションさんに関してはですね。
◆おなだか勝
早急にやらないとまずいですよね。どういう意思を持っていらっしゃるのか。結局、分譲を持っていらっしゃっても、多分貸していらっしゃるでしょう。今住んでいらっしゃる方は違うわけですよね。その方々に、どこの時期になるかわかりませんが、これを決定して話が進んでいけば、いつまでに出てくださいという話にもなってくるわけですから、これはしっかりやっていただかなくてはいけないことであるのは1つ置いておいて、もう30軒のほうの方々、これについても15軒ほどの方しか会っていないと。何で残りの方は会えないんですかね。
◎鉄道立体化推進担当課長
そこの部分については、いろんな説明会等、駅広の説明会でも結構来ていただいたということで、直接は対応はしていないんですけれども、ただ、説明会に来ていただいているところではあるので、今後は、先ほど言ったとおり、説明会後の個別ヒアリング等のところで1軒1軒丁寧に説明させていただいて、賛成とか反対の方もいらっしゃると思うんですけど、そこを総まとめというか、皆さんに1軒1軒お会いしたいと考えております。
◆おなだか勝
今後の予定の中に、そのすぐ後に地権者に対して個別のヒアリングを検討していくんだというふうに書いてありますし、今お話があったようなことなんでしょうけれども、なんせこれを見る限りは、さっき1,600件ですか、意見書が上がってきてはいますけれども、都計審までの間に、ちゃんとしたというか、説明会が予定がされているわけではなく、そうすると、都計審までの間に1軒1軒全部お話を終わらせるのか、あるいは都市計画決定までの間にやればいいことなのか、それはどっちですか。
◎鉄道立体化推進担当課長
すみません、まずちょっと訂正をさせていただきたいんですけれども、先ほど1,600という話をさせていただいたんですけれども、内訳ですと、基本的に駅広が800で、側道が800ということなので、基本的に駅広と側道は区の都決ですので、そういった内訳になっております。
区のほうとして考えるのは、やはり都計審前にいろんな個別ヒアとか説明、そういった有効な施策等を考えながら、皆さんにご理解、ご協力いただけるようないろんな方策とか、あとは丁寧な説明をしていきたいと考えております。
◆おなだか勝
先ほど来のニュアンスで考えると、31年度、しかも後ろのほうじゃないということを考えると、ことしの秋なんだろうかなと勝手に思うんだけど、9月とか10月に考えているのかなというと、もう半年ちょっとぐらいしかないわけですよね。さっきの50件のほうは、反応がほとんどない状況の中で都計審を迎えるような形になってもらっちゃ困るわけですね。やっぱりきちんとどういうふうになるか。それから、30軒の方々も、賛成である方ももちろんいるでしょうけれども、反対の方、反対についても代替地があればとか、あるいは補償金額がこうであればとか、いろんな条件があると思います。そういうのをしっかりと全部都計審の前に明らかにできないと、都計審の上で、さっきの800件の件もそうですし、今回の今言った80件の方々がどう思っていらっしゃるのか、きちんとやらなきゃいけない。
さて、それが都計審の前に大多数が反対だったというような状況になったときでも、都計審にかけるんですか。何かすごくそこが不安なんですけど。例えば、大山のクロスポイントあたりでも83%の同意率ぐらいあるとか、あるいはJR板橋駅の周りのところも80%ぐらいの同意率があるようなものならまだ話はわかりますけれども、半分にも満たないというような状況の中で都計審にかけて都市計画決定に持っていくというのはちょっと強引なのかなと思うんですけど、その辺のところのお考えはいかがなんでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
そこの部分については、基本的に今連立を駅広とというところで、マネージした東京都が都決して、駅広が側道、都決するんですけども、そういった東京都の整合性とか、あとは区のほうの、そういった駅広については、今おなだか委員さんがおっしゃったように、そこの部分についてはどれだけ解決できるかというのをいろいろ考えながらいきたいと思います。
ただ、やはり予定を立てないと、どうしても業務を遂行する上では、しっかりスケジュールを立てた中でやっていきたいと思いますので、そういった部分でスピード感を持って、職員ともどもやっていきたいと考えております。
◆おなだか勝
スピード感はわかるんですけど、やっぱり余りにも反対が多いような計画というのは、計画自体を見直すとか、いろんなことを考えないと難しいと思うんですよ。鉄道の高架化と一緒にこれをやるんだと言っていますけれども、いずれにしても10年以上先の話ですよね、でき上がるのは。そのことで考えたら、その中の半年って、そんなに大きな話じゃないと思いますので、急いで急いでというところは、気持ちはわからないわけではないけれども、やっぱりもっと対象となっている方々のお気持ちとか、その人たちの生活とかも考えながらやっていただかないとまずいということはぜひここではっきり申し上げておきたいと思いますので、そのあたりのことを考えながらやっていただきたいと思います。
以上です。
◆五十嵐やす子
ほかの委員さんもいろいろとご質問なさっていて、私も本当にそのとおりだなと思いながら今まで聞いていたんですけれども、やはり会えていないというところ。お相手の方の意思が確認できていないというところは、今とても問題だと思います。
例えば、昨年の6月の駅広の説明会のときに、周知のところで問題があったというところでいろいろお便りを差し上げているといっても、そのお相手の方が例えば高齢の方だったりとかすると、文字がいっぱいなだけでもう見たくないとか、封をあけていなくて、どこかまぎれちゃったという人も中にはいるかもしれないですね。病気の方がいらっしゃったりとか、いろんなことで見られない状況があるかもしれないですよね。でも、その相手がどういう状況があるかわからないけれども、こちらからは出したから、それで返事がないだとか、そのままにして進めることというのはやっぱり無理だと思うので、ここの点は本当に、ほかの委員さんもおっしゃっていますけれども、もっと丁寧にしっかりと相手と話し合う、顔を合わせて話し合う、そこまで本当はやってほしいんですよね。ほかの仕事もあるとは思うんですけれども、でもこれって、そこの対象になった人から見てみたら、何かいつの間にか自分の家が対象になって、そしていつの間にか、今までそこで仕事をしていたのが、その仕事が続けられるかどうか、本当に人生の中でも降って湧いたような話になってきますし、その後の人生にも大きくかかわってくることなんですね。だから、本当に大切に大切に扱ってもらいたいと思うんです。住まいというのは本当にその人にとっての人権ですから、人権を大事にするということが区として最低限必要なことだと思うので、ぜひそこはしっかりと取り組んでほしいので、そこに対してもう一度ご答弁お願いいたします。
◎鉄道立体化推進担当課長
まずは、6月の駅前広場関係者さんの説明会においては、出席された方は、個別の地権者さんについては約7割来ていただきました。区分所有の方は約3割ということで、これがどれぐらいの数値でという話ではあると思うんですけども、結構個別の地権者さんに対しては来ていただいたというところでもあります。
また、地権者さんとの対応については、会えない方もまだいらっしゃるんですけれども、ただ、会える方については1時間以上お話ししたり、いろんな具体的な話をしていきながら、またいろんなご意見、ご要望というのは十分認識しているところであります。
そういった中で、昨年よりは具体的な、先ほど言ったとおり、移転先の確保とか生活再建について、もっと踏み込んだ形でしっかりいろんなお話を聞きながら、区としてもやっていきたいと思いますので、そこはまちに入っているところは確かですので、正直いうと、何回もお会いした方もいらっしゃいますので、そこは丁寧に説明させていただいて、一方通行がないような形で、フェース・トゥ・フェースで話をさせていただければと思います。
◆五十嵐やす子
昨年のそれこそ2月ですかね、この計画の発表があって、それでもう31年度には都市計画と、お尻が決められているわけですよね。それってやっぱり決める側はちょっと気持ちが楽かもしれないけど、そこに当たっている方にとっては、本当に常にそれが気になっている、心配だという状況だと思うんです。
また、今回その1,600の中の半分だよといったとしても、意見書ね、800あるわけです。今までいろいろな意見を求めたり、アンケートを求めたりしても、なかなかこんな800も来るってなかったんじゃないかなと私は思うんですけれども、そこにも区民の皆さんの関心がいかに高いかということが反映されていると思うんですね。だから、そこの部分は本当に絶対無視しないでほしいと思います。
この800の意見についてですけれども、先ほどは都市計画審議会が終わってから議会のほうにというふうなお話があって、都市計画審議会が秋なんですかね。というと、その間結構時間があくわけじゃないですか。だけど、駅広については、余りそこで話し合いを進めていって実質的には内容はもしかしたら進まないかもしれないけど、その周りも一緒に今回はいろんな計画が複雑に絡み合っているわけなので、そっちはどんどん進んでいるわけですよね。そうすると、そういう意味では、ちぐはぐというんでしょうかね。進んでいないと思っていたけれども、いつの間にか進んでいるような状況になってしまったみたいな。そういうことも私は考えられるんじゃないかと思うんです。道路のことやら何やら考えていく中で。ですから、そこの部分は本当に別なんだよということを区民の方にもしっかりと示しながら、本当に急がないでやってほしいと思うんですけれども、そのお尻の部分を今からでも変えようと思えば変えられるのかとか、もうこの計画自体をもう一回1から考えることができるのかとか、そういうところというのは区としてはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
まずは、先ほどご説明したとおり、議会の報告については、基本的に都市計画審議会の後に議会のほうに報告させていただきたいというところと、あとは位置の変更とか、そういったものは考えられるかというお話があるんですけど、基本的に今の区の方針としては、都市計画案で示させていただいた形で進めさせていただきます。
その中で、先ほど言ったとおり、件数もありますけども、もちろん内容が大事だと思うんですけども、そういった中でいろんなご意見があるというところはわかっていますので、そこの部分については、やはり陳情者さんとか、いろんなほかの方にもお会いして、ご不安、ご心配をかけているというのは本当に申しわけなく思いますし、私もそこは強く認識しているところでありますので、例えば生活再建とか、移転先の確保等を通じて、そういったところを少しでも拭えるよう、日ごろから努力していきたいと考えております。
◆五十嵐やす子
今この委員会の中で話し合っていて、その中で私もいろいろと知っていって、その中でこうして意見も申し上げているんですけれども、この4月に議会も選挙があるわけなので、5月からまた新しいメンバーになるわけです。そうすると、この都市計画審議会の中に入っていく議員も、どのくらいこの件についてご存じの方が都市計画審議会の委員になるかというところがちょっと心配な部分もあるんですね。本当に例えば全く初めて議員になった方がなりました。さあどうですかといったときに、どのくらいそれまでの経緯がわかっていて、発言ができるのかとか、地域の方のこととか、その方もお勉強してくださるとは思うんですけれども、ちょっとそのあたりも実は心配だなということもあるんですね。その中でどんどん決めていかれてしまうというところが本当に私は、区民一人ひとりの人生がかかっているわけなので、その部分を大事にして、本当に800の意見をそこまで保留、保留というのは変ですけれども、議会は知らずにいたまま、そこで話し合いも進めていくというところ、もう少し何かできないのかなというふうに思うんですけれども、工夫とかはできないんですか、本当に。
◎鉄道立体化推進担当課長
都市計画の手続の流れではそういったこともあるんですけども、何か私のほうもいろんな進展があれば、もちろん議会のほうにも報告する予定ですし、先ほど言ったとおり、私たちも、立体化もそうですし、駅前広場もそうですけれども、ご不安、ご心配をかけている方もいらっしゃいますけども、その中でも、区としてやはり、何回も言うとおり、丁寧な説明といろんな施策を考えていくというところではやっていっているつもりでもありますし、今後もやっていくつもりでありますので、そこは十分認識しているということだけはご理解、ご協力いただければと思ってございます。
◆五十嵐やす子
それから、1つ資料をいただきたいんですけれども、さっき山内委員の質問の中で、有効な施策というようなお話があったと思って、その中で、残地の有効活用とか、いろいろありますというようなことがあったので、私もちょっと勉強もしたいので、その有効な施策を書き出して、どういうものがあるのかとか、資料としていただけたらと思うんですけれども、よろしいでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
他区の事例もありますので、そういった中で、さっき言ったように、残地の有効活用とか、ほかにもいろんな多少なりともメニューがありますので、そういった事例紹介といった形で資料は出させていただければと思います。
○委員長
山内委員、ほかに質疑はございますか。
◆山内えり
続きになるんですけれど、今後のスケジュールのところで、都計審については日程は決まっていないけれども、今年度中ということが先ほどあったと思います。陳情の中にもありますし、先ほどですと、個別のヒアリングや説明会は絶対やらないというわけではないというようなお話がありましたので、そうした公聴会の開催、つまり今やりますよという主体側がそろっての説明会と住民や商店街の人や地域の人がどういう計画なのという、そういう2者といいますか、主体の側と、それから住民が聞いたり、それから意見したり。それが意見書で800件もそれぞれある。意見も出される。でも、それがどういうふうに意見で反映されていくのかも私たちにはまだわからない。そういう中で、都市計画決定や審議会だけが先に決まっていくのは、とてもとても早過ぎて、地域の人は本当に納得できないし、追いついていかないと思うので、公聴会の開催、有識者であったり、こういう問題について詳しい方の開催というのは、区として予定しているのか、そのあたり伺いたいと思います。
◎鉄道立体化推進担当課長
そちらは、陳情の第202号でも上げられていると思うんですけれども、基本的に板橋区としては、説明会の中でいろんな意見を聞きながら回答をするという認識でおりますので、板橋区としては住民説明会というところで考えております。
◆山内えり
すみません、語尾がよく聞こえなかったんですけど、もう一度お願いいたします。
◎鉄道立体化推進担当課長
公聴会等ではなく、説明会で板橋区としては考えております。
◆山内えり
それから、住民の合意が得られない中で、まだ聞き取りも先ほどの話だと2割弱と思います。それから、それだけ多くの賛成か反対かわからない、どんな意見が入っているかわからない意見書が都計審にかけられて、その後の議会の報告となる場合は、本当にどういった内容になるか非常に重大な内容だと思いますので、都計審の先送りというんでしょうか、後に延ばしていただきたいというふうにも思いますが、そのあたりはいかがでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
都計審については、先ほど言ったとおり、東京都のスケジュールもありますけど、区のスケジュールもありながら整合性を図っていきたいと思うんですけども、ただ、それもありますけども、区の都市計画審議会の前に、先ほども何回も言うとおり、いろんな有効な策、代替地とか種地のそういったものというのは、庁内で関係する部署にはもう話を進めています。まだどういったことができるかというのはあれですけども、進めています。というところではありますし、やはり淡々と都計審に進むということはまるっきり考えていませんので、そこだけはご理解いただければと思います。
○委員長
本件につきましては、この程度でご了承願います。
────────────────────────────────────────
○委員長
次に、陳情第198号 大山駅「
駅前広場計画」に関する陳情、陳情第199号 大山駅前広場の事業に関する陳情及び陳情第202号
大山駅西地区のまちづくりに関する陳情を一括して議題といたします。
先ほどの報告のほかに特段の変化があれば、理事者より説明願います。
◎鉄道立体化推進担当課長
まずは、第198号 大山駅「
駅前広場計画」に関する陳情及び199号の大山駅前広場の事業に関する陳情なんですけども、こちらについては、先ほどご説明したとおり、
都市計画案説明会の前には駅前広場の計画に入っている地権者に郵送したり、あとは現地でポスティングさせていただいたり、あとは特に陳情者の方には1軒1軒ご挨拶、説明会の説明及び具体的な意見交換をさせていただいております。その中で
都市計画案説明会をして、縦覧をして、意見書をいただいて、今後は、先ほども説明したとおり、有効な施策、また丁寧な説明をというところでございます。
続きまして、202号については、1番と2番の駅前広場と立体化計画については同じような形で
都市計画案説明会の後、縦覧させていただいて、意見書をいただいたというところであります。3番の立体化と補助26については、現状何も変更がないというところでございます。
以上でございます。
○委員長
本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。
なお、先ほどの
所管事項調査に関する質疑と重複しないよう、ご配慮願います。
質疑のある方、挙手願います。
◆中村とらあき
前回継続を主張しておりましたけれども、その中で幾つか現在の進行状況につきまして確認をしたいと思っております。
まず、先ほどから話が出ておりますけれども、周知の徹底を行うということを現在行っているかと思います。その中で、協議会について、現在この前お話ししたときには閉じている協議会もあったということですけれども、そちらのほうにも十分な周知活動をしているのかということをお聞きしたいと思います。
◎鉄道立体化推進担当課長
中村委員さんのおっしゃったのは、まちの会議、促進協議会ということでよろしいですか。
◆中村とらあき
はい。
◎鉄道立体化推進担当課長
促進協議会については、今後幹事会というのを予定しています。まちの会議、まちづくりを考える会とか、そういった会もありますので、そういった会をまた
都市計画案説明会後に開かせていただいて、都市計画案の説明とか、いろんなほかの部分についての大山駅周辺のまちづくりの関係とか、意見交換をする予定でございます。
◆中村とらあき
今までかかわってきた人たちというのは、多分に関心を持たれ、またいろんな自分の資産も抱えている方が多いと思いますので、やはりそういった協議会にかかわってきた方、また現在開かれていない協議会の方たちには必ず説明をすることは必要になってくると思います。
次に、先ほどから説明を直接行っているということでございますけれども、なかなか会えない方々もいるということでございました。これに関しては、ほかの方法での努力も必要かと思いますけれども、どのような活動をこれから展開していく方針でいるのかということをお聞きしたいと思います。
◎鉄道立体化推進担当課長
まずは、今のところやはり法務局で調べた中では土地の登記簿謄本と建物登記しかわからないものですから、そこの部分について情報を得ながら、あとは現地に入って、借家人さんとか、そういった方々にもいろいろ話す機会がありますので、あとはAさん、Bさんとの借地の関係等もあると思いますので、そういったところで情報を聞きながら、地権者さん、借家人さん、借地人さん、そういった方々の生活再建とか、そういったものについて考えていきたいと思っております。
◆中村とらあき
3点目に、東武東上線立体化全体の中で見たときの駅前計画、またまちづくりといったものの位置づけというものを明示した上で説明していく必要があるだろうというふうに考えております。この前説明会に出させていただいたときに、いささかそこの点の説明が不足していた点があったのかと思います。やはり板橋区内の東武東上線の全線立体化は我々の悲願でございますので、そのあたりの説明を今後どのようにして行っていくのかということをお聞きしたいと思います。
◎鉄道立体化推進担当課長
平成21年6月から協議会を発足して、その中で、駅前広場も含めて、いろいろなまちづくりの熟度が増したというところの中で、事業候補区間に上げられて、連続立体交差化事業が事業化している部分というのがありますので、そういった経緯とかをしっかり説明させていただきながら、今後とも立体化と
駅前広場計画と道路計画について、皆様方にご理解、ご協力のほどを説明させていただきたいと考えております。
◆中村とらあき
最後に、こうした事業に関しては、当該地権者の方たちとか、あるいはそこに住んでいる方たちが非常に抱えてしまう課題だと思いますので、そこのところをケアするような、あるいはきちんと説明していくようなことが必要になってくると思います。
また、周知活動も重要なんですけれども、これを行うとこのまちがいいほうに変わるんだよというビジョンがもう少しはっきりと明確にあらわせるような形をしていくのがいいかなと思っております。今の感覚でいうと、高架になって、何か下が暗くなっちゃうんじゃないかとか。そうではなくて、それを活用して、何か事例があったら、こういうことも今度新しくできたらできますよとか、そういったことも考えて、いろいろ試行錯誤してご理解を得ていくというのも必要かと思いますので、その辺、検討していただければと思います。
以上です。
◆山内えり
陳情の202号の2番のところで少し確認をさせていただきたいんですが、鉄道立体化計画についての下のほうで、今からでもいいので、高架方式と地下方式のメリット、デメリットについてより深く協議をできる公の場を設けて、地元町会、商店街の意思を反映させてくださいというようなことになっていると思います。やはり素案説明会でも、今回の計画案も高架式ということで示されて、地元のほうからは、地下化を求めて提出してきているというようなことも聞いておりますし、そのメリットやデメリットがまだ出ていない中で、それから今回の環境影響の評価のところも、地下式での環境影響評価というのがなかなか見受けられない中で、立体化というところには認識があっても、高架というところにまだ商店街の一部、それから地元の中でもこれで本当にいいのという声が私は説明会のときにあったように思っているので、そういう協議の場、メリット、デメリットのわかるような公の場を私は設ける必要があると考えますけれども、板橋区としてそういう準備、検討している状況はあるんでしょうか、お聞かせください。
◎鉄道立体化推進担当課長
板橋区の方針としましては、これも何度も説明させているんですけども、区の悲願である立体化を進めるに当たっては、構造形式にかかわらず早期実現というところを求めていますし、その中で3条件というところで、地形的条件は一緒なんですけども、計画的、事業的というところではやはり高架方式が有利だというところであります。ただ、地下方式というお話もあるので、そういったところはいろいろそういったお話が出た段階で、いろんなメリット、デメリットのお話をさせていただきたいと思います。
一般には、地下でいうメリット、デメリット、あるんですけれども、地下のデメリットでいえば、地下水の関係とかいろいろあるんですけど、そういったところはいろいろご意見をお伺いしたときに丁寧な説明を心がけていきたいと考えております。
◆山内えり
構造形式にかかわらずというお話が今ありましたので、お聞きしたいんですけど、
ホームページを見ましたら、促進協議会のほうで昨年と、それからおととしですかね、要望書が東京都のほうに出されているのは見ております。ただ、町会の方ですとか、PTAの会長さん、それから議員の方も入っておりますし、いろんな複数名の方が携わっていて、要望書があるのは見たんですけれども、それは全参加者の方がそれを理解してこの要望書を提出したということになるのか、そのあたりちょっと確認をさせていただきたいんですね。
平成29年の10月18日のときには、高架式か地下化式の構造形式にかかわらず早期実現をとありますけれども、果たしてこれだけ会員さん、役員さんがいる中で、
ホームページを見ますと、いわゆる幹事会というんでしょうか、これは一定程度、4回開催されていますけれど、全体会というのは、全てのかかわっている役員さんや町会、商店街の方なんでしょうか、名前が全部載っておりますけれど、全員の方がこれを理解してこういう要望になっているのかが非常に不明なんですけど、そのあたりはいかがなんでしょうか。
◎鉄道立体化推進担当課長
促進協議会でもそうですし、区としても、構造形式にかかわらず早期実現という形で要望書を出していますので、別に促進協議会ではないということだけご理解いただければと思います。
◆山内えり
立体化促進協議会として要望しているわけではないということなんですか。
◎鉄道立体化推進担当課長
もちろん促進協議会も29年度、30年度という形で要望書を提出しているところでございます。
◆山内えり
商店街の方からも、いろいろな要望書がどういうふうに練られて高架式と説明されたかについてはまだ納得いっていない方もおられますし、そういう意味では、陳情に出ているように、高架方式、地下方式のメリット、デメリットの協議できる開催の場を求めたいと思っております。
◆五十嵐やす子
すみません、202号の3番のところで、補助26号線と立体化のタイミングについてという部分があるんですけれども、先ほどはぎわら委員から仮設地下道というお話が出たんですけれども、私はこのことについては何も知らないんですね。なので、例えば陳情について話し合うときに、一方ではそういう話が出ているんだと、知らないまま何かあれという。その資料をいただきたいんですけれども。
◎鉄道立体化推進担当課長
こちらの環境影響評価書案という緑のものがあるんですけれども、これは全編と概要版と資料版とあります。この中に記載してあります。もしお持ちでなければ、また。お渡ししていると思います。なので、もしなければ私のほうもまたお伺いさせていただきます。よろしくお願いします。
◆五十嵐やす子
すみません、ちょっとそこまで見ていなかったので、失礼いたしました。
ただ、そこら辺、区民の方がやっぱり、そこの道路と立体化するとしても10年間そこに差があるので、例えば数か月とかいうわけじゃなくて、10年間って結構おぎゃあと生まれたお子さんが10歳になっちゃうぐらいのすごい年月ですよね。その間どうなるのかとやっぱり心配なさっているんですよね。そこら辺の説明というのが区民の方にはまだ全然届いていないんじゃないかと思うんですね。皆さん、同時期に進んでいくというふうに思い込んで、思い込んでという部分になってしまうと思うんですけれども、知らないからそう思ってしまう方もいらっしゃいますので、区としてもう少し広報していく。あとはやっぱり心配しているということは、それに対してどういうふうに対応していきますよというようなことも発信していったほうが区民の皆さんは心配事が少なくなっていくと思うんです。ただ、私もまだどういうふうにするのかよくわかっていなかったりもするので、区議がこうなので区民の方はもっと心配なさっていると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
◎鉄道立体化推進担当課長
立体化と補助26については、今、平成32年度ということで、都市整備局がうたってはいるんですけど、それがいつになるかというのはあれなんですけども、ただ、今の段階では平成32年度が補助26事業完了ということで、立体化はその後ですので、基本的にそういった渋滞対策とか、自転車、歩行者の安全確保については、東京都、区、関係各機関と協議しながら進めていきたいと考えております。
また、発信については、この前の陳情のときにもそういったお話をさせていただいているというのもありますし、何かの機会に、まちづくりの説明会とか、そういった個別でのいろいろお話等あったときに説明させていただきたいと思っております。
○委員長
この程度で質疑並びに委員間討論を終了し、一括して意見を求めます。
意見のある方は挙手願います。
◆中村とらあき
陳情198号、199号ともに継続を主張いたします。
理由は、以前と同じく周知の徹底をまずしなければ今後もいけないだろうということでございます。
2点目に、今回陳情を出されている方々へのコミットも今後より一層やっていかなければいけないだろうというふうに考えております。
また、陳情第202号につきましても、同様に継続を主張いたします。
どちらも共通していることは、先ほど申し上げた理由とともに、東武東上線立体化全体の中での捉え方、またビジョンの示し方を今後も継続して検討、研究、そして周知の徹底とともに進めていくべきだと思いますので、198号、199号、202号ともに継続を主張いたします。
◆はぎわら洋一
我が会派も、198号、199号、202号の1、2、3、全て継続を主張します。
そして、非常にすばらしい質疑というか、これが出てきています。ですから、スピード感を上げてやるというふうに言っていましたけど、本当に、僕も開発、相当この30年間ぐらいでやってきましたけども、やはり人によってみんな違います。きちっとそれを一覧表にして、この人はこうだというのをわかるぐらいにして、それでまとめてもらえるようにしていただきたいんです。それで、この人はこういうところで反対しているよとか、ここは賛成しているとかね。非常にこれはいい内容でまとまっていますよ。よくご理解いただけると思います。この辺をしっかり進めてスピードを上げていただければよろしいんではないでしょうか。継続を主張します。
○委員長
ほかに。
◆山内えり
私は前回同様に、198号、199号はともに採択を主張いたします。
やはりこうした駅前広場の計画であるけれども、区の計画である中においても、この間の質疑の中で、協議会の方が行ったアンケートだけで、区のほうで住民の方やユーザー、そしてハッピーロード商店街を利用する方、また駅の利用者へのアンケートというのは行っておらずに声を聞いていないですし、ましてやマスタープランですとか、東地区まちづくりの会にかかわってきた方でさえ、どこの場所に駅前広場ができるという具体的な話がないままに昨年の2月の素案説明会で突如発表されて戸惑っていると、困るという声が今回の説明会でもたくさん吹き出していたというふうに感じております。
また、意見書についても、反対か賛成かわからないけれども800通もあり、少なからず多くの方が今回のこうした計画について何らかの意見を出しているということを考えれば、やはりきちんと住民との協議、商店街との協議、そしてきちんとした場を設けることが必要と考えます。
また、23件の方、それから土地所有者80人に対しても合意状況が聞けているのが2割以下、数十人ということは2割以下だと思います。ニーズの把握もできていない。そして、説明会での意見や質問、住民の声が反映するような状況ができていない中で、こういう進め方というのは認められないと思いますので、きちんとこの計画について見直しを求めるというのが198号ですけども、そういうことできちんと見直しを求めて進めていただきたいと思います。
そして、202号についてですけれども、1項目めと2項目めは採択をいたします。
先ほども公聴会については、説明会で十分しているというような話ですけれども、やはり有識者、そしてきちんとこうした専門家のお話を聞く機会、十分な協議の場、これを求めているので、私もこれは本当に大事なことと感じます。
また、2項目めの高架方式や地下方式、メリット、デメリットについても、きちんと説明がなされないままにお尻だけが決まって、都市計画審議会、そして都市計画決定へ進むということはとても理解ができませんので、きちんと反映させるべきと考えます。
3項目めについては、前回もお話ししましたけれども、やはり鉄道立体化の工事完了と補助26号線の工事完了が同時になるようにということで、補助26号の前提となっている以上、この道路の問題についてはまだ賛同できない、あるいは理解できないという声がある中では、私たちは判断しかねますので、こちらについては継続としたいと思います。
以上です。
◆おなだか勝
198、199、202号、全てにわたり継続を主張させていただきます。
駅広につきましては、先ほど来ずっと話が出ているように、まだ権利者の皆さんの確認がとれていない、どういう意思を持っているのかすらもまだわかっていない状況ということであります。このままで都計審、そして都市計画決定に突っ込んでいくというのは大変危険だと思っていますので、先ほどお話ししたように、ぜひとも慎重にやっていただきながら、そして意見書もこれだけたくさん出てくるというのはめったにないことだと思います。そういったものを一つひとつ精査しながら、このまま推し進めていっていいのかどうかをやはり十分な時間をとって判断をしていただきたい。そういう意味では、議会のほうでもそういったことを審議する場をこれからも継続していっていただきたいという意味での継続審議を主張させていただきます。
202号の後半部分につきましては、これは地元の中でも意見が分かれてしまっているようなところでありますので、何度も申し上げますが、なかなかここのところをまとめ上げるのというのは非常に難しいところであります。町会、それから商店街、あるいはそこに加わっていない周辺の利用する人々、そういった方も含めて意思が統一されているとは思いがたいところもあります。ただ、補助26号が進まない限りは、全てのものがストップしてしまいます。しかも、先ほども少し出ていましたが6件もう更地になっている。この調子でいくと、これが10件、20件と広がっていけば、大山のハッピーロード周辺のところにそういった土地がいっぱい出てきてしまう。これもそのまま見過ごしていくというのはとてもでないけどできない話ですので、そういったことも含めてこれからもっともっとちゃんとやっていかなくてはいけないということでありますので、継続を主張させていただきます。
◆五十嵐やす子
198号は継続、199号は採択、202号の1項、2項は採択、3項は継続、前回と同じです。
やはりまだまだ話し合いというか、住民の方の意見が聞けていないというところがあります。その住民の方の意見を聞いたり、説明したり、周知をするというところでこの採択をしている部分です。そして、例えばさっきの202号の3項のところは、10年間の差があるというだけじゃなく、区民の方は、例えばクロスポイントの工事とかが入ったときに、26号線を通してしまったときに、今度は車両の通行量が多くなってそれは大丈夫なのかとか、いろんな意味で心配なさっている方もいらっしゃいます。ですので、やはりこの点はしっかりとまだまだ話し合うべきだと思いますので、今回は以上のような意見を表明させていただきます。
○委員長
以上で意見を終了いたします。
本件につきましては、意見が分かれておりますので、それぞれ表決を行います。
初めに、陳情第198号 大山駅「
駅前広場計画」に関する陳情につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に継続審査についてお諮りいたします。
陳情第198号を継続審査とすることに賛成の方は挙手願います。
賛成多数(7−1)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、陳情第198号は継続審査とすることに決定いたしました。
次に、陳情第199号 大山駅前広場の事業に関する陳情につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に継続審査についてお諮りいたします。
陳情第199号を継続審査とすることに賛成の方は挙手願います。
賛成多数(6−2)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、陳情第199号は継続審査とすることに決定いたしました。
次に、陳情第202号
大山駅西地区のまちづくりに関する陳情第1項、第2項につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に継続審査についてお諮りいたします。
陳情第202号第1項及び第2項を継続審査とすることに賛成の方は挙手願います。
賛成多数(6−2)
○委員長
賛成多数と認めます。
よって、陳情第202号第1項及び第2項は継続審査とすることに決定いたしました。
次に、陳情第202号第3項を継続審査とすることにご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
異議がないものと認めます。
よって、陳情第202号第3項は継続審査とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長
以上で陳情審査が終了したんですが、残るところ30分ちょっとという段階なんですけども、
所管事項調査の質疑に入るかどうか皆さんにお諮りしたいと思います。
2項だけやる方向でよろしいですか。
じゃ、2つ目の
所管事項調査をやってというふうに思いますので、よろしいでしょうか。
(「はい」と言う人あり)
○委員長
それでは、向原第二
住宅地区地区計画の策定等についてを議題といたします。
本件について、理事者より説明願います。
◎
都市計画課長
それでは、向原第二住宅地区計画の策定等につきましてご報告申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
本件は、表記地区計画に係ります都市計画として、地区計画の決定と一団地の住宅施設の廃止に関する都市計画の原案を作成しましたもので、報告させていただくものでございます。
まず初めに、資料の構成につきましてご説明さしあげます。
資料番号2でございますが、
都市建設委員会資料というふうに右上に載っている部分でございます。こちらの部分が地区計画策定の目的とこれまでの経緯、新たに定める地区計画の概要、今後のスケジュール等を記載させていただいております。
そのほか、参考資料と右上に書かれてあります。こちらが地区計画及び一団地の住宅施設の都市計画の原案の資料でございます。
それでは、まず、資料2のほうでございます。
項番1、策定の目的でございます。
本地区、向原第二住宅地区は、東京都が指定する避難場所公社向原住宅一帯の区域内にあり、地区の現状としまして、昭和42年に建設された6棟の住宅団地でございます。現在も緑豊かな地区でございまして、建築物の老朽化による居住環境の低下が顕著でございまして、また各棟ともに耐震性能を満たしていないような建築物であることが確認されております。
また、本地区につきましては、建設当時に都市計画一団地の住宅施設に指定されまして、現在の周辺で指定されております都市計画制限より格段に厳しい制限がかかっておりまして、今後地区のよりよい再生計画を考える上で大きな障害となっていることから、地区の住民の方々から適切な土地利用の誘導を図ることが求められているところでございます。
これらのことから、多様な世代が暮らせる良好な住環境を整備し、災害時における避難場所としての性能の向上を推進する新たな地区計画を定め、高経年住宅の更新を誘導するものでございます。なお、都市計画でございます一団地の住宅施設の指定につきましては、周辺の都市計画の規制と整合を図るために、この地区計画の決定とあわせまして、今回廃止をするものでございます。
続きまして、項番2でございます。
地区の概要でございます。
お手数ですが、裏面を見ていただきたいと思いますが、こちらに載っています地図のところが地区計画の区域及び地区施設の配置の状況の図でございます。
もう一度、すみません、前ページに戻っていただきたいと思います。
位置につきましては、小茂根一丁目1番でございます。
区域の面積は約2.1ヘクタールとなります。本地区の東側には、向原三丁目地区計画という隣接した地区計画も定めされております。後ほど資料等でご説明いたします。
続きまして、項番3でございます。
地区計画策定等の経緯でございます。
平成26年12月に、向原第二住宅団地管理組合法人のほうから、都市計画法第21条の2項に基づきまして都市計画の提案が区のほうになされております。
その後、庁内の関係課長でつくります会議体によります検討を通し、また、都市計画審議会の条例で定められております専門委員に意見等を伺いながら、区の都市計画原案として取りまとめてきたものでございます。
続きまして、裏面、2ページをお開きいただきたいと思います。
今後のスケジュールでございます。
3月に都市計画の手続といたしまして、都市計画原案の説明会、また公告・縦覧及び意見書の提出を予定しているところでございます。
その後、板橋区都市計画審議会に6月に報告さしあげまして、8月に都市計画案の公告・縦覧及び意見書の提出を再度行います。その後、9月に板橋区都市計画審議会へ付議し、答申を受けて、最終的には地区計画でございますので建築条例も制定いたしまして、それとあわせまして地区計画の告示・施行を12月ごろ予定しているところでございます。
続きまして、項番5でございます。
新たに定める地区計画の概要でございます。
地区計画の目標といたしまして、大きく4つを定めております。
1つ目でございます。
高経年住宅の更新を促進し、中高層住宅として整備していくものでございます。
2つ目でございます。
高齢者や子育て世代など多様な世代が暮らせる良好な住環境を整備し、良質な住宅ストックの形成を図ることとしております。
3つ目でございます。
建築物の更新による安全性の確保と地区内の無電柱化や広場・空地、壁面後退による良好な外部空間を確保することで防災上の有効な空地等を創出し、災害時におけます避難動線等の確保、さらに避難場所としての性能を向上させるものでございます。
4つ目といたしまして、街並み景観や、こちらの地域の東側にございますエンガ堀緑道と連続する緑と歩行空間のネットワークに配慮しながら、広場・緑地等のオープンスペースや歩行空間の整備を行い、良好な住環境の形成を図ることとしております。
続きまして、その下でございます。
地区計画の区域及び地区施設の配置でございます。
図に示してございます区域が地区計画の区域でございまして、地区施設の配置になります。地区施設につきましては、後ほど詳細について地区施設の整備の方針の中でご説明させていただきます。
続きまして、右の3ページに移っていただきたいと思います。
土地利用の方針でございます。
地区の特性に応じて3つの地区に区分しております。それぞれの土地利用の方針を定めております。
恐れ入りますが、参考資料の4ページのほうをお開きいただきたいと思います。
こちら、A4の横使いのものでございまして、そちらのほうに、凡例で住宅A地区、B地区、C地区というふうに載っておりますが、地図のほうで申しますと、区域の真ん中の少し濃く塗られているところがございます。こちらが住宅のA地区でございます。その少し下側、南側の部分でございますが、こちらが住宅のB地区でございます。北側の部分、斜線の配置の部分でございますが、こちらが住宅のC地区でございます。
恐れ入ります、もう一度資料のほうに戻っていただきたいと思います。
資料の3ページでございます。
まず、土地利用の方針といたしまして、住宅A地区でございます。
防災上有効な空地、広場・緑地等のオープンスペースを創出するため、良好な中高層住宅の形成を図ることとしております。
続きまして、住宅B地区、住宅C地区でございます。
こちらは、周辺外郭部にございます既存の樹木等の保全を図るとともに、周辺環境に配慮した良好な中高層住宅の形成を図ることとしているものでございます。
続きまして、地区施設の整備の方針でございます。
こちらの区画道路・通路でございますが、避難場所に指定されておりますことから、本地区の周辺の区道に接続する部分を区画道路及び通路というふうに考えております。位置につきましては、隣の2ページのほうに地区施設の配置の図を示させていただいております。地区内の区画道路1号につきましては、すみません、その2ページの地図のほうですが、方位が載っておりませんが、上が北側となります。北側付近でございますが、こちらの部分が区画道路1号がぐるっと回っていまして、それから北西部の区道と接続する部分が区画道路2号でございます。西側の区道と接しまして、少し出っ張っているような部分がございますが、こちらが区画道路の3号でございます。また、南西部分の区道と接している部分の少し出っ張っている部分がございますが、こちらが通路1号というふうに定めております。計画図が参考資料のほうについておりますが、そちらのほうがもう少しわかりやすい図になっております。
続きまして、3ページでございますが、地区施設の整備の方針というところで、広場・ポケットパーク・歩道状空地でございます。
誰もが利用しやすいユニバーサルデザインに配慮した多様な世代が集い触れ合える広場を創出し、地域コミュニティの拠点として機能の推進を図るものでございます。また、快適な憩いの場となるように広場及びポケット広場の部分を配置し、それらと連続する形で歩道状空地を整備し、緑豊かで安全な歩行空間の形成を図るものでございます。
続きまして、施設の図でございますが、2ページの図でございますが、内周の道路の部分に接して楕円の少し斜線の入った部分でございます。こちらが広場でございます。広場とポケットパークを今回は楕円で表現させていただいております。各広場を結ぶように歩道状空地を定めたところでございます。
続きまして、3ページの同じく地区施設の整備の方針でございまして、緑地・環境緑地の部分でございます。
既存のケヤキ並木を緑地として保全し、歩道状空地に沿って環境緑地を整備することで、緑のネットワークや潤いある地域環境の形成及び街並み景観に配慮することを考えております。位置につきましては、左側の2ページのところに出ているものでございまして、南西部の区道に接する部分、また北側の既存の保存樹木等を残した部分を緑地というふうに定めております。点線で示しております環境緑地については、広場同士を結ぶ歩道状空地に沿って定めているものでございます。
続きまして、参考資料の7ページのほうをお開きいただきたいと思います。
A4横使いのものでございまして、こちらでございますが、今回は地区計画を定める区域だけでなく、その周辺の区域をあわせたまちづくりの方針を示させていただいております。このエリアにつきましては、東京都が指定いたします避難場所に指定されておりまして、丸の点線で矢印を示させていただいておりますが、エリア内から内側に向かって避難動線の確保、また真ん中のところでございますが、濃いグレーの円になっていると思いますけど、こちらの今回定めようとしている地区計画の区域に隣接します向原三丁目の地区計画区域の広場もあわせて一体的に広場空間としての配置を考えておりまして、避難場所としての性能の向上を図っていこうというものでございます。
さらに、区域内には、エンガ堀緑道と申しまして連続性を意識した緑、さらには歩行空間のネットワークを配慮する等、地区計画の目標と連動する形で地区施設の内容となっております。
恐れ入ります、もう一度資料のほうにお戻りいただきたいと思います。
資料3ページの下段の部分でございます。
地区整備計画の主なルールというものでございます。
1)といたしまして、建築物等の用途に関する制限でございます。
良好な住環境を形成するため、建築物等の用途の制限を定めております。具体的には先ほど3つの区域をお知らせしましたけど、住宅A地区、住宅B地区、住宅C地区ということで、そちらにつきましては、学校、病院についての制限、住宅A地区につきましては2階以上に住宅以外の用途を配置することについての制限を定めております。
その下でございます。
2)建築物の建蔽率の最高限度でございます。
こちらは、ゆとりある住環境の形成を図るため、建築物の建蔽率につきまして最高限度を10分の5、50%というふうに定めているところでございます。
恐れ入ります、次の4ページをお開きいただきたいと思います。
3)の建築物の敷地面積の最低限度でございます。
こちらも同じく、ゆとりある住環境の形成を図るため、建築物の敷地面積の最低限度を住宅A地区で2,000平米、住宅B地区、C地区で500平米というふうに定めているところでございます。
4)でございますが、壁面の位置の制限といたしまして、避難場所に指定されておりますことから、周辺環境に配慮しつつ良好な外部空間を確保するため、壁面の位置の制限を定めているものでございます。
具体的には、道路境界線、また隣地境界線から、建築物の外壁、またはそれにかわります柱の面まで距離約4メートル以上離すということで定めているものでございます。
続きまして、5)の壁面後退区域におけます工作物の設置制限といたしまして、潤いある街並みや沿道緑化による緑豊かで安全・快適な歩行空間を形成するために、壁面の位置の制限の範囲内に門、塀等、また工作物の制限をしているものでございます。
続きまして、6)でございます。
建築物等の高さの最高限度でございます。
こちらは、防災上有効な空地を整備するため、高度地区の緩和基準に準じた制限を行うことで、一部の地区の最高限度を軽減するものでございます。
具体的には、建築物の高さにつきまして、最高限度として、住宅A地区につきましては38メートル、住宅B地区、C地区につきましては22メートルというふうに定めているものでございます。
続きまして、下段のところに、項番6でございますが、廃止する一団地の住宅施設の概要ということで載せさせていただいております。
こちらは、現在かかっている都市計画一団地の住宅施設の都市計画制限の概要になります。内容につきましては、記述のとおりになりますけど、建蔽率が20%、容積率が70%ということで、こちらの周辺につきましては、通常60%の200%でございますので、このエリアに比べると非常に厳しい制限となっているところでございます。
先ほど今後のスケジュールのところで、9月の都計審というふうにご説明いたしましたが、昨年度の秋あたりの都計審が9月でしたので、9月というふうに記載させていただいておりますけど、まだ9月というふうに完全に決まったものではございませんで、あくまでも予定でございますので、よろしくお願いいたします。
説明としては以上になります。どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長
ただいまの説明に質疑のある方は挙手願います。
結構いらっしゃる。
間もなく5時となりますが、本件が終了するまで委員会を延長したいと存じますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。
◆山田貴之
説明ありがとうございます。
それでは、幾つか質問をさせていただきたいと思うんですけれども、まず現状がどうなっているのか説明していただいたのか、ちょっと聞き落としたのかなんですけれども、昭和42年に建設された6棟の住宅団地だったということですけれども、現状が今どうなっているか教えてください。
◎
都市計画課長
こちらでございますが、今RCの5階建ての建物が建っておりまして、6棟あります。そちらにつきましては、昭和42年に建てられましたもので、区のほうの助成を使って耐震検査をチェックしておりますけれども、耐震性能も不足しているような状況でございます。あと、容積等につきましても、先ほど近隣が今200%というふうになっているというお話を差し上げたところでございますが、現状では59.8%の使用ということで、敷地の中では相当現在でいうと厳しく建っていて、建設当時だと地域よりは少し優遇されて建っていたものでございますが、そのような建物が建っておりまして、建物自体は耐震性能がないということをお話ししましたが、エレベーターも今設置されていないような状況でございまして、昔よく建てられた団地のような建物が建っている状況でございます。
◆山田貴之
老朽化していて、ちょっと不便なエレベーターのない団地が今もそこにありますということなんですけれども、少し触れていただいたので、その流れの中で伺いたいんですけれども、今回一団地の住宅施設の指定は廃止するということでしたけれども、これは建てられた昭和42年の段階では十分に周りの環境と比べて緩和された建物が建っていたんだけれども、今現状はもっと緩和されている状態になっているので、地域の周辺の緩和された建物と比べると若干厳しい形で建っているということでいいと思うんですけれども、そこをもうちょっと詳しく教えてください。
◎
都市計画課長
今、容積率59.8%の現状ということでございますが、容積70%ということは、敷地の広さに対して、例えば1,000平米あったとすると、約700平米の床しか使っていないということになります。通常に建てようと思うと、1,000平米もしあったとすると、200%ですので、2,000平米の床が使えるようになります。
これは、特段再開発等でプラスアルファする予定というわけではなくて、現在の地域の状況と見比べた際にも一団地の住宅施設が変わっていなければ200%使えますので、その部分を有効に周りと同じように活用して建物を建てていければ、今回更新という言葉を使っていますが、建てかえするだけが更新ではございません、耐震補強するという手段もありますけど、その場合にはエレベーターの増築もありますので、やはりちょっと容積的にも厳しくなってくるのかなというふうに思っているところでございます。
◆山田貴之
ありがとうございます。今のお話からも、更新というふうになっていて、建てかえなのかなと思ったんですけど、検討のまだ範囲としては耐震化も、あとエレベーターの増築なんかも含めて、その可能性もあると。ただ、この現状を見ると建てかえの可能性があるのかなと。地区計画をいろいろ踏まえてになるかとは思うんですけれども、そういう状況だということも今伺い知れました。
ちょっとこの資料の内容について少し教えていただきたいんですけれども。名称がわからなかったので。ポケット広場、あるいは説明の中ではポケットパークというふうに言われていましたけれども、このポケットパーク、ポケット広場というのは、どう違うのかというのを教えてください。
◎
都市計画課長
すみません、失礼しました。頭の中でパークというふうに変換していましたけど、ポケット広場でございます。今回、扱いといたしましては、広場につきましては、地域住民に開放させていただいて、隣地の向原三丁目の地区計画の広場と一体性を配慮して設けた広場、あいている部分について広場というふうに呼んでおります。
また、ポケット広場につきましては、駅への動線上の滞留がそこにとどまるような部分に配置しておりまして、その配置した部分の広場についてはポケット広場というふうに呼んでいるところでございます。
◆山田貴之
資料の2ページを拝見すると、広場1号、2号が740平米と630平米、ポケット広場も準じる広さがあるということで、かなりの広さがあるのかなと思いますが、ここは広場ということになっておりますが、まず管理はどこがすることになるのか。あるいは誰もが利用しやすいようユニバーサルデザインで多世代が集うような広場というふうに言われていますが、例えば遊具とか、ベンチとか、そういうものの検討もされるのかどうかというのを教えてください。
◎
都市計画課長
あくまでもこちらは地区計画で一定の空間の確保を明示したものでございます。実際には、この地区計画の内容に沿った形で建てる方たちが計画されると思います。空間としては、あいている部分でございまして、管理は地主の区分所有者さんたちがやることになると思います。遊具等の配置につきましては、そこまでのルール決めはしておりませんが、一定の考えのもとに管理組合なり、そういう部分で考えていかれるのかなというふうに想像できますが、今回あくまでも都市計画であります地区計画の内容でございまして、実際に建てる建物について区のほうが何か指導なり指示するものではございません。よろしくお願いいたします。
◆山田貴之
区の範囲がよくわかりました。ありがとうございます。
1つ気になるところが、こちらの原案資料のほうの参考資料としてつけていただきました9ページなんですけれども、これは現状の6棟がどういうふうに配置になっているかということだと思うんですけど、汚水処理施設というのが右上にあるんですけれども、こちらの処理施設はどのような施設で、これは建物を建てるに当たって、何か特別に調査をして、安全性が保たれている状況なのか確認する必要がある施設なのかというのを教えてください。
◎
都市計画課長
建設当時には、浄化槽を配置しておりまして、民間というか、この区域内に浄化槽を持っている施設の団地ですので、かなり性能としてはグレードの高い建て方をしていたと思われます。現在は下水等が整備されておりますので、その部分についての使用はされていないというふうに確認しております。
◆山田貴之
ここに対しては別に調査をかける必要はないという判断なのか、これからこの指摘を受けてやはり多少その土壌について調査をしたほうがいいものなのか、その辺の判断が今できれば教えてください。
◎
都市計画課長
敷地内の使い方につきましては区のほうが指示するものではございませんが、一般に建物を建てる際に、地下埋設物等の確認はする中で、一定の処理が必要であれば、その処理方法に基づいて建物を建てていく区分所有者さんたちの中で判断されて行われるというふうに推測されます。
◆はぎわら洋一
ちょっと2点ぐらい確認。
これ、僕、学生のときに牛乳配達した場所なんだよね。5階建てなんだけどエレベーターがなくて、横に行けない。縦、縦、縦の当時はステータスのあるマンションという大変な場所だったんだけど。日当たりはいいのよね。
それで、聞きたいのは、中高層住宅で38メートルになるから、今5階建てだけれども、これが開始になれば、15階建てぐらい、3倍ぐらいになるのかな。その確認がオーケーになって、なおかつコミュニティというか、この中だけで、この周りにもう今新しいURが全部きれいにできていますよね。そことここのマンション区域というか、ここのコミュニティというか、その辺のそれも。そこには言えないか。その問題は。じゃ、一番初めの高さだけ。
◎
都市計画課長
38メートルの高さですので、おおむね15階、16階、建て方によってだと思います。ただし、立地条件がいい場所ですので、マンションの高級感を出そうとした場合には、少し階高を検討される可能性はあると思います。
◆はぎわら洋一
すばらしいおしゃれな一等地になるのかなと思います。ですから、早く供用開始できるようにスケジュールに沿ってやってもらえればいいのかなというふうに思います。
◎
都市計画課長
すみません、ちょっと私、勘違いしまして、単純に計算すると、11階か12階ぐらいになります。すみません、ちょっと計算を間違えました。失礼いたしました。
◆はぎわら洋一
倍にはなるよね。
◆山内えり
1ページの下のほう、項番3、都市計画審議会で専門委員への意見を伺いとあるんですが、これというのは、ちょっとわからなかったんですけど、平成26年12月からいろいろ地域の方とお話ししていて、この専門委員への意見の伺いというのは終わっているものなんでしょうか。終わっているとすると、どんな意見があるのか教えていただきたいと思います。
◎
都市計画課長
今回、この地形図につきましては、都市計画の提案制度に基づきまして、地域住民の方からお出しいただいている部分でございます。一定の要件を満たしますと、都市計画の提案ができるものでございまして、大まかに申しますと、5,000平米以上の一団の土地でございまして、都市計画法上の基準に適合していること、また土地の権利者さんたちの3分の2以上の同意があるということで出されております。それを受けた際に、区のほうで今後の都市計画として扱っていくことにつきまして、一定の考え方を整理するに当たりまして、区内の課長クラスでつくります検討会とあわせまして、検討部会と申しまして、専門委員さんとつくるような部会の設置をしております。今年度2回開催させていただきまして、基本的な考え方についてのご意見をいただいているところでございます。1回目の開催の中では、地区計画としての都市計画の役割でございますが、貢献度、また区としてどのように総合的に判断していくことが必要なのかということ等を少し議論していただきまして、少し見直しをしたほうがよろしいのかというご意見をいただいております。
その後、一定の区の中で地域のあるべき姿というものをもう一度再認識、再確認し直した部分を踏まえまして、都市計画の内容を少し修正しているところでございます。その修正に基づいたもので一定の意見をいただきまして、地域にふさわしい都市計画としてのご助言をいただいております。
ただし、都市計画審議会の審議前ですので、事前に審査するわけではなく、考え方としてその部分が区域としての適合性というか、臨んでいくに当たって区として取り組んでいくことについての一定の参考意見をいただいているところでございます。
◆山内えり
その参考意見の中に、例えば1回目、見直しの議論があったということは、こうしたほうがよりいいんじゃないかとか、そういった具体的な話もなされたということなんでしょうか。
◎
都市計画課長
検討の経緯につきましては、大まかに先ほど説明したような地域への都市計画としての役割とか、そういう部分の議論がされたところでございます。詳細につきましては、また都市計画審議会の中で一定のご報告をさせていただきたいと思いますので、今こちらのほうで審議会に出す前の話として全てお話しすることは少し控えさせていただきたいというふうに思っております。
◆山内えり
それから、この地区整備計画ということで、3ページ以降、主なルールということで、1)から6)まで、こういうふうに制限であったり、ルールをつくりましょうということがありますけど、これについては、提案いただいた地域の方も一緒にこういう検討をして、こういった6点のルールになったということで理解していいんでしょうか。
◎
都市計画課長
一定の提案を受けました。そちらを区のほうが踏まえまして、区としての案にする際に、多少地域にとって望ましいものということで考えている部分でございます。特に、この地域につきましては大きな住宅群となりますもので、子育て施設等の配置ができるような内容については少し区のほうの検討として内容を付加させていただいているところでございます。
◆山内えり
そうすると、この地域に子育て施設を検討していくというか、入れたほうがいいですよということで、援助というか、そういった話を区のほうからしているということになるんですか。ちょっとすみません、確認をお願いします。
◎
都市計画課長
用途として、そういうことが可能な用途に少し工夫しているところでございます。
◆山内えり
あと、今回、今までは6棟でしたけれども、これが全体としてAのこの黒いところは、予定としては何棟になるとか、そういうのはこれからの議論になっていくんでしょうか。
◎
都市計画課長
今回、こちらのほうにご報告させていただいているものにつきましては、都市計画としての地区計画でございますので、どういう建物が建つということの建物の建築計画ではございませんので、一定の部分では、真ん中のところが広いですので、そこに集中するというのは想像できますが、そういう意味で、38メートルの高さの範囲内で用途地域に見合った形、また地区の内容、さらには日陰とか、近隣への影響等を踏まえた中での建物の計画になるというふうに思っております。ボリュームもありますので、この中でうまく計画をして、地域に良好な住環境となるような計画が今後なされることを望んでおるところでございます。
◆山内えり
最後に、2ページで、今後のスケジュールで、3月に地区計画原案説明会とありますけれども、これは、日程ですとか場所というのは、決まっていれば教えていただきたいと思います。
◎
都市計画課長
あくまでも今の予定でございますが、地元に近いところで説明会の開催を予定しております。区のほうでやらせていただきますので、3月8日の金曜日の夜と3月9日の土曜日の午前中に向原ホールのほうで開催を準備しているところでございます。
○委員長
ほかに質疑のある方はいらっしゃいませんですね。
本件につきましては、この程度でご了承願います。
────────────────────────────────────────
○委員長
それでは、本日の委員会はこの程度にとどめ、残りました
所管事項調査につきましては、あすの委員会で行いたいと存じますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う人あり)
○委員長
ご異議がないものと認めます。
それでは、あす10時より委員会を開催しますので、よろしくお願いいたします。
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○委員長
以上で本日の
都市建設委員会を閉会いたします。...