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  1. 世田谷区議会 2018-06-18
    平成30年  6月 文教常任委員会-06月18日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    平成30年  6月 文教常任委員会-06月18日-01号平成30年 6月 文教常任委員会 世田谷議会文教常任委員会会議録第五号 平成三十年六月十八日(月曜日)  場  所 第五委員会室  出席委員(十名)    委員長         安部ひろゆき    副委員長        高久則男                石川ナオミ                和田ひでとし                河村みどり                風間ゆたか                たかじょう訓子                そのべせいや                上川あや                青空こうじ  事務局職員    議事担当係長      菊島 進    調査係主事       落合翔吾  出席説明員    教育長         堀 恵子
      教育委員会事務局    教育次長        淺野 康    教育総務課長      會田孝一    学務課長        内田潤一    幼児教育保育推進担当課長                須田健志    学校健康推進課長    末竹秀隆    教育環境課長      桐山徳幸    副参事         秋元勝一   教育政策部    部長          工藤郁淳    学校職員課長      馬場利至    教育指導課長      青木雄二    教育相談特別支援教育課長                松田京子    新教育センター整備担当課長                増井賢一    副参事         板澤健一    副参事         加藤敏久   生涯学習部    部長          花房千里    生涯学習・地域学校連携課長                田村朋章    中央図書館長      松田一清   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.議案審査   ・ 議案第七十六号 世田谷区立幼稚園保育料条例の一部を改正する条例  2.報告事項   (1) 平成三十年度補正予算(当委員会所管分)について   (2) 群馬県川場村における「野生のコシアプラ及び野生のタラノメ」の取扱いについて   (3) ホストタウン共生社会ホストタウンのロゴについて   (4) ICT(e―ラーニング)を活用した学習支援について   (5) その他  3.資料配付   (1) 第八回世田谷子ども駅伝大会の実施について   (2) ふれあいの教育―就学相談のご案内―   (3) 第二十一回アドベンチャーin多摩川いかだ下り大会   (4) 平成三十年せたがや文化創造塾  4.請願の継続審査について  5.閉会中の特定事件審査(調査)事項について  6.協議事項   (1) 行政視察について   (2) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前九時五十九分開議 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまから文教常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━安部ひろゆき 委員長 本日は、議案の審査等を行います。  1議案審査に入ります。  まず、議案第七十六号「世田谷区立幼稚園保育料条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を願います。 ◎淺野 教育次長 それでは、議案第七十六号「世田谷区立幼稚園保育料条例の一部を改正する条例」について御説明申し上げます。  本件は、国から示されました平成三十年度以降の保育料利用者負担額取り扱いのうち、未婚のひとり親に係る寡婦控除のみなし適用の特例及び都道府県から指定都市への税源移譲に伴う特例の取り扱いにつきまして規定の整備を図るため、条例の一部を改正するものでございます。  議案文の二ページをごらんください。こちらに記載のとおり、保育料の具体の内容を定めております別表の備考に次のように四項と五項を加えるものでございます。四項が未婚のひとり親に係る寡婦控除のみなし適用の特例、五項が都道府県から指定都市への税源移譲に伴う特例の取り扱いについて定めたものでございます。  附則に記載のとおり、この改正条例は三十年九月一日から施行を予定しております。  また、附則の二項に規定のとおり、この保育料の規定は、平成三十年九月以後の月分の保育料について適用することを定めてございます。  内容の詳細につきましては、五月二十四日の本委員会において御報告したとおりでございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部ひろゆき 委員長 それでは、意見に入ります。  本件について御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部ひろゆき 委員長 それでは、これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本件を原案どおり可決することで御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部ひろゆき 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第七十六号は原案どおり可決と決定いたしました。  以上で議案の審査を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━安部ひろゆき 委員長 次に、2報告事項の聴取に入ります。  まず、(1)平成三十年度補正予算(当委員会所管分)について、理事者の説明を願います。 ◎會田 教育総務課長 平成三十年度補正予算の当委員会所管分について御説明いたします。  本補正予算は第一次となり、第二回区議会定例会に御提案、企画総務常任委員会において審議をお願いしている案件ですが、その中で、教育委員会所管事項にかかわるものについてお手元の資料にまとめているものです。お手元の資料をごらんください。  1補正額(性質別)の(1)教育費でございます。今回補正額は、行政運営費が四億五千四百万二千円の増額となり、補正後の教育費総額は二百五十億六千六百八十九万円となっております。  次に、2関連歳入歳出科目補正内容でございます。(1)歳出の①教育費をごらんください。小学校維持管理について二億四千百七十三万九千円、中学校維持管理について一億九千九百五万三千円、河口湖林間学園施設維持管理について一千三百二十一万円、それぞれ増額になっております。これは、前回五月二十四日の当委員会で御報告いたしました区公共施設における耐震性能の再確認の取り組みとして、小学校十五校、中学校十三校及び河口湖林間学園において耐震診断を実施することに伴うものでございます。  なお、歳出に伴う歳入につきましては、財政調整基金からの繰入金で対応いたします。  3繰越明許費をごらんください。繰越理由にございますとおり、小中学校の一部及び河口湖林間学園耐震診断が年度内に終了しないために、来年度に繰り越しするものでございます。  御説明は以上でございます。 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆そのべせいや 委員 念のため確認ですが、河口湖林間学園については、補正額がそのまま繰越明許費になっていますが、これは今年度に開始したものを来年度に支払いになるので、全額来年度繰り越すということでしょうか。 ◎秋元 副参事 今の計画では、一斉に全ての三十一施設を耐震診断するのは無理だろうということで、三つの段階に分けて契約をしようとしております。河口湖林間学園については最後のグループということで、恐らく年度を越してしまうだろうということで繰越明許をさせていただいております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━安部ひろゆき 委員長 (2)群馬県川場村における「野生のコシアブラ及び野生のタラノメ」の取扱いについて、理事者の説明を願います。 ◎内田 学務課長 それでは、群馬県川場村における「野生のコシアブラ及び野生のタラノメ」の取扱いについて御報告いたします。  本件は、五月二十四日の区民生活及び文教常任委員会において口頭にてあわせ報告しました件につきまして整理いたしましたので、改めて区民生活常任委員会とあわせて御報告させていただくものです。  まず1、主旨でございます。群馬県のモニタリング検査の結果、川場村を含む群馬県の複数の市町村において、野生のコシアブラ及び野生のタラノメから国の基準値を超える放射性セシウムが検出された件について概要及び対応状況について御報告するものでございます。  次に2、群馬県の検査概要及び対応でございます。群馬県のホームページによりますと、県がモニタリング検査を実施したところ、川場村を含む複数の市町村から採取した野生のコシアブラ及び野生のタラノメから、国の基準値キログラム当たり一〇〇ベクレルを超える放射性セシウムが検出されました。そのため県は、平成三十年五月二十二日付で、該当市町村及び関係者に対し出荷自粛を要請するとともに、自家消費に関する注意喚起を行いました。その後、六月七日には国から県に対する出荷制限の指示を受けまして、県は改めて関係市町村関係機関に対し、出荷を行わないよう要請いたしました。  次に3、川場村の野生のコシアブラ及び野生のタラノメの検査結果でございます。(1)群馬県によるモニタリング検査結果は、表のとおり、野生のコシアブラではセシウム134と137の合計値が三百二十ベクレル・パー・キログラム、野生のタラノメは合計値が百六十ベクレル・パー・キログラムとなっております。  (2)人体への影響の程度といたしましては、記載のように、当該野生コシアブラ及び野生のタラノメを摂取したことにより直ちに健康に影響が生じる可能性は低いと考えられます。  次に4、健康村施設・川場移動教室における取組みの状況でございます。今回の県の検査にかかわらず、区民健康村における一般利用者への食事提供については、野生のコシアブラ及び野生のタラノメを使用しておらず、また、移動教室における食事の提供についても、野生のコシアブラ及び野生のタラノメを使用しておりません。なお、県のホームページ掲載内容については、小学校長情報提供をしているところです。  恐れ入りますが、資料の裏面をごらん願います。次に5、川場村での対応状況でございます。川場村役場に照会したところ次の回答がございました。(1)村内にあります道の駅川場田園プラザでは、東日本大震災後より野生の山菜類取り扱いを自粛しており、現在も取り扱う山菜類は栽培品のみであるとのことです。  (2)放射性物質に対する農林水産物の検査は群馬県により行われており、県のホームページに結果が公表されているところです。検査には栽培品の山菜類が含まれており、放射性セシウムはこれまで未検出となっております。  (3)村民を対象に野生の山菜類を含めた農産物等自家消費への対応として村の検査を実施していましたが、現在は村の検査機器を道の駅川場田園プラザに移し、年に数回必要に応じて川場田園プラザが測定しているとのことです。  最後に6、区の対応でございます。(1)今回の検査結果については、区ホームページより群馬県ホームページへの関連づけをしているところです。  (2)健康村施設の放射線量測定については引き続き定期的に行い、測定結果を区ホームページに掲載してまいります。  (3)川場移動教室が実施される期間に月一回、二泊三日で提供される食事について、引き続き放射性物質検査を行います。  (4)健康村施設及び移動教室での食事提供に係る取り組みを継続するとともに、国や自治体からの情報の把握に努め、株式会社世田谷川場ふるさと公社関係所管等とも連携しながら引き続き区民健康村施設及び移動教室で提供する食事の安全確保を図ってまいります。  長くなりましたが、御報告は以上でございます。 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
    ◆たかじょう訓子 委員 学校側には、前回の御報告でもお知らせをしたというふうに聞いています。ここを利用される方は小学校五年生だけではないので、区民への周知の方法というのはどのようにすることを考えておられるんでしょうか。 ◎内田 学務課長 先ほどの御報告の中でも申し上げましたが、区のホームページから群馬県のホームページにリンクづけをしておりますので、そういった形で情報提供を図っているところでございます。 ◆たかじょう訓子 委員 区民村の中で例えばコシアブラタラノメへの注意喚起というのはしているのでしょうか。 ◎内田 学務課長 ビレジ、施設のほうで一定の情報提供、例えば新聞記事を御案内するとかといったことを考えていると聞いております。 ◆たかじょう訓子 委員 やはりホームページだけでは十分ではないというふうに考えますし、実際にその場に行かれた方が気がつくようにいろいろ工夫していただきたいということを要望いたします。 ◆風間ゆたか 委員 3の(2)の人体への影響の程度ですけれども、これは内部被曝と、歯科撮影外部被曝を比較すること自体が適切なんですかという質問なんですけれども、これはどなたの見解なんですか。 ◎内田 学務課長 こちらは保健所のほうにも確認させていただいて、このような一定の計算の中で影響の程度をはかっていただいたということでございます。 ◆風間ゆたか 委員 保健所の放射能に関しての専門家が計算したということでよろしいんですか。 ◎内田 学務課長 専門家といいますか、計算式の中でこのような値を算出しているというふうに聞いております。 ◆風間ゆたか 委員 何度かやりとりをしていると思いますけれども、内部被曝放射性セシウムが体の中に蓄積されてそのまま内部に影響し続けるという学説もあるわけですから、一瞬歯科撮影をした外部被曝と比較にならない人体への影響の程度という可能性も大いにあり得るわけですね。と考えたときに、こうやって公式に出すものであれば、専門家の計算式によってとか、専門家の見解でという裏づけがあるものでないとやっぱりいけないのではないかなと思いますという意見にとどめておきます。 ◆青空こうじ 委員 これは二種類、コシアブラタラノメになっているんだけれども、川場のリンゴとかブルーベリー、イチゴなんかはすごくおいしいんですよね。そういうものは平気なのかどうかをちょっとお伺いしたいんですが。 ◎内田 学務課長 川場村の農林水産物の検査結果なんですけれども、群馬県の公表資料によりますと、栽培されている農林水産物の検査結果によりますと、セシウム134及び137についてはこれまで検出せず、または基準値を大幅に下回っているといったことでございます。今回の野生のコシアブラ、野生のタラノメ基準値を超えてしまったということで聞いております。 ◆青空こうじ 委員 ビニールハウスでつくっているんだったらわかるけれども、リンゴはビニールハウスではつくれないもので、羽根木公園梅まつりのときにはリンゴはすごく評判よく売れているんですけれども、それが食べてもしその数値がわかるようでしたら、なるべく早目に区民の方にもお知らせしないと困ると思うんですが、そういう点はいかがでしょうか。 ◎内田 学務課長 川場村につきましては、村役場ですとか、ふるさと公社と比較的情報をとりやすい関係にございますので、委員御指摘のようなことがございましたら情報把握に努めて、また情報提供させていただきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━安部ひろゆき 委員長 (3)ホストタウン共生社会ホストタウンのロゴについて、理事者の説明を願います。 ◎板澤 副参事 それでは、ホストタウン共生社会ホストタウンのロゴにつきまして御説明をさせていただきます。本件は福祉保健常任委員会及びオリパラ・環境等特別委員会とのあわせ報告となってございます。  資料をごらんください。1の主旨でございますが、所管をしておりますスポーツ推進部が進めておりますアメリカ合衆国のホストタウンとしての機運醸成とともに、ホストタウン共生社会ホストタウン事業や文化、芸術、教育等のさまざまな交流イベントで活用するためのロゴにつきまして、区立小中学校児童生徒の投票によりまして決定したことを御報告するものでございます。  2のロゴデザインの選定でございますが、表に掲載の選定委員によりデザインの選定を経まして、区立小中学校児童生徒の投票により選定をしたものでございます。具体的な選定の流れですが、表の下にございます選定までの流れをごらんいただければと思っております。スポーツ推進部が五月十四日からロゴデザインの応募をいたしまして、選定委員及び関係部におきまして絞り込みを行いまして、上位三案の絞り込み及び四から六位の選定を行っております。  選定された上位三案につきまして、先週、区立小中学校児童生徒による投票を行ったところでございます。一位を選んだクラスの集計結果はごらんの下のほうに書いてありますが、C案が多くのクラスの支持を得ておりまして、この結果は、スポーツ推進部が区長の確認を得て決定となったものでございます。  決定したロゴデザインは、裏面の3をごらんいただければと思っております。C案が決定いたしまして、桜をモチーフにしたデザインとなっておるものでございます。この選定されたデザインにつきましては、表現や色彩などデザインに影響のない範囲での軽微な変更もあると伺っております。  最後に4のロゴの使用用途をごらんください。決定されたデザインにつきましては、ロゴバッジやステッカー、ポスター等を作成していく予定でございます。そして、ごらんの各種イベントのほか、ポスター掲示、あるいは公用車へのマグネットに掲示など、さまざまな機会を捉えて区民へのホストタウン共生社会ホストタウンの周知を図ってまいる予定になってございます。  御説明は以上でございます。 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆そのべせいや 委員 ちなみに、デザインが決定してC案となっているものが今後利用されると思いますが、この著作権はどこに属することになりますか。 ◎板澤 副参事 版権につきましては、世田谷区に帰属するというふうに伺ってございます。 ◆そのべせいや 委員 あと要望ですけれども、せっかく小中学生が投票によって決定をしたということですので、彼らに目に見える形で、自分たちが決めたものがこうやって使われていくというのが体感できるような形でぜひ活用を進めていただければと要望しておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━安部ひろゆき 委員長 (4)ICT(e―ラーニング)を活用した学習支援について、理事者の説明を願います。 ◎加藤 副参事 それでは、ICT(e―ラーニング)を活用した学習支援について御報告いたします。  資料の一枚目をごらんください。四月二十四日の文教常任委員会で御報告させていただきましたように、1、本事業の主旨、以下7の実施時期までは記載のとおりでございます。  8、保護者等への周知につきまして、本年度のパイロット校である駒沢中、北沢中、用賀中、喜多見中の御家庭にお渡しする資料1と資料2、資料3をもとに御報告いたします。  恐れ入りますが、一枚おめくりいただいて、資料1、保護者宛ての通知文をごらんください。資料1では、最初に本事業に係る教育委員会としての考えを述べさせていただき、3、教材、4、対象教科を記載しております。なお、6、経済的状況で機器の購入等が難しい御家庭のためのICT環境整備費補助につきましては、資料3で詳細を記しておりますので、ここでは簡潔な記載にしてございます。  次に資料2、実施校の皆様へのリーフレットの案をごらんください。このリーフレットは、保護者だけでなく、生徒が見ても概要がわかるように編集しております。  二ページをごらんください。学習教材ドリルパークの紹介、何かあったときの問い合わせ窓口等を記載しております。  三ページをごらんください。パソコンなどの推奨環境と実際に動作確認がとれていて、比較的安価な製品を例示させていただいておりますので、これから環境整備をしていただく御家庭への御参考としていただけるようにいたしました。  四ページをごらんください。実際に生徒がドリルパークを活用する際の手順を示させていただきました。  五ページには、環境整備のためのフローチャートを別紙としてつけさせていただいております。  恐れ入りますが、さらに一枚おめくりいただくと、資料3、ICT環境整備補助についての保護者宛てお知らせがございます。対象、申請手続き補助内容等は記載のとおりでございます。  では、最初のかがみ文にお戻りください。9、今後のスケジュールでございます。現在、各学校で教員向け活用研修の実施と並行して、委託業者による世田谷独自の新システムの構築と、ID交付の準備が終わりつつあります。  資料1、2、3を合わせまして、六月中に御家庭に配付し、速やかに事業を開始いたしますが、初めての事業でございますので、さまざまな問い合わせに丁寧にお答えするように努めてまいります。また、実施検討委員会を中心に進捗や成果の確認、課題への対応などはもちろん、教育研究との連携のあり方についても考えてまいります。  報告は以上でございます。 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆高久則男 委員 家庭でドリルをするのと、あと学校でもいろいろドリルとかを使うということを聞いているんですけれども、学校で使う場合は授業でどういうふうに使うんですか。 ◎加藤 副参事 このドリルパークは五教科でございますので、五教科の授業の中で、例えば単元の初めの確認とか、単元の最後に復習としてとか、または放課後に有志が補習で使うとかを想定しておりまして、これも学校とこれから計画をして進めてまいります。 ◆高久則男 委員 端末機は学校に四十ぐらいあるということですけれども、全てはないんですよね。 ◎加藤 副参事 各学校四十台ございます。 ◆高久則男 委員 ということは、それを各クラスで使って学習をするという認識でよろしいですか。 ◎加藤 副参事 時間割等も工夫しながら、有効に、効率的に使えればなと考えております。 ◆高久則男 委員 あともう一点、これはあくまでも世田谷区の生徒の底上げという形で使うということで、必ずしも学校の成績評価といいますか、個々人の成績評価の対象外だと書いてありますけれども、今回、パイロット校四校で導入しますよね。今後、世田谷区立中学校で全校に持っていくというような場合に、パイロット校でやったeラーニングを活用した学習支援の成果、効果はどういったところで評価していく予定なんでしょうか。 ◎加藤 副参事 このeラーニングの成果の指標につきましては、一つは学習履歴をもとにした活用状況を確認し、その活用状況と学力の伸びを合わせて見ていきたいというふうに思っております。もう一つは、全国学力学習状況調査のような学力調査とどのような伸びがあったのかということも見ていきたいなというふうに思っております。 ◆高久則男 委員 ということは、いろんな試験なんかで行われる試験と、パイロット校の四校で、試験の成績とか結果というのを見ながら検討していくということでしょうか。 ◎加藤 副参事 委員おっしゃるような総体的な学力の向上の取り組みもあるんですけれども、個に応じた学力向上取り組みも進めてまいりたいと思っております。具体的には、学習の履歴と学力を個人で見ていって、特に成績が余り芳しくない子どもがどのように学習すれば成績が伸びるのかというような研究も進めてまいりたいと思っております。 ◆石川ナオミ 委員 追加質問になりますけれども、パイロット校での実施ということで、これまでの議論の中でも、世田谷区内の公平性というところから鑑みると、なるべく早くやはり全校実施が望ましいというようなところもあるわけなんですが、先ほど副委員長からのお話にもありましたが、今後のスケジュールとして、成果というところで考えていくと、伸びを見てという御回答もございました。どのぐらいの期間でその伸びを見ていくというようなスケジュール感はあるのでしょうか。まずそちらを伺いたいと思います。 ◎加藤 副参事 今の御質問は、なかなか一言でお答えできないんですが、やはり学力の伸びというのが一定の期間で伸びるという性質のものではありませんので、できたら長い期間で見ていきたいんですけれども、ことしに限っては、学習の履歴、どのぐらい学習した子供が伸びていくのかということを全体的にも個人でも見ていきたいというふうに思っております。ですから、十一月、十二月ぐらいにはその伸びを把握していきたいというふうに思っています。 ◆石川ナオミ 委員 つまり、十一月、十二月というところですと、早い段階でしたら来年ですとか、また再来年ぐらいには全校での実施も可能かもしれないという段階でしょうか。まだそういったところは具体には出ていないでしょうか。 ◎加藤 副参事 次年度全校展開ができるように、月ごとにデータを追っていきながら、こちらでもまた御報告をさせていただきたいと思っております。 ◆石川ナオミ 委員 では、調査はこちらの委員会でもそういうデータ等も発表してくださる、公表してくださるということですね。 ◎加藤 副参事 その計画でございます。 ◆上川あや 委員 三ページのパソコン・タブレットの推奨環境のところですけれども、これはマックユーザーの方は使えないということになるんでしょうか。 ◎加藤 副参事 マックでも、iOSが入っていれば使えるということでございます。 ◆上川あや 委員 ごめんなさい、私は余り詳しくないので、iOSについて御説明いただけますか。 ◎加藤 副参事 アップル社の製品であれば動くということでございます。 ◆上川あや 委員 ちなみに、ここの推奨環境で言われているOSとかブラウザーで大体どれくらいのシェアーを占めるというのか、どれくらい動く環境のカバーができるのかというのがよくわからないんですけれども。 ◎加藤 副参事 今流通しているパソコンやタブレットのOSはほとんどがウインドウズ、iOS、アンドロイドになるんですけれども、それ以外のものではなかなか厳しいんですが、それで恐らく九割五分以上のパソコンが動いているというふうに感じておりますし、バージョンでいいますと、ウインドウズ7でも、パソコンでキーボードとマウスを使って使用することはできるということを確認しております。 ◆そのべせいや 委員 マックの場合、OSの表記が多分マックOS Ⅹとか、多分そういった表記になると思いますので、iOSは一般的にはアイパッド、アイフォンのOSになると思いますが、あくまでこれは推奨環境という表記なので、実際にマックのOSで動かしてみたりとかは教育委員会ではされていないですか。 ◎加藤 副参事 大変失礼いたしました。そのとおりでございまして、今の御質問ですけれども、マックでも動くということは委託業者で確認をしております。 ◆そのべせいや 委員 あともう一点、スマートフォンでの動作保証を行っていないということですけれども、スマートフォンであればお持ちの家庭がかなり網羅されるかと思いますけれども、こちらの動作の確認はされていますか。された上で使えないということですか。 ◎加藤 副参事 動くものもあるのですが、余りにも少し画面が小さいということで推奨しないということを委託業者のほうで出しているということでございます。 ◆そのべせいや 委員 先ほどの答弁の中で、マウスとキーボードで動くというようなお話がありましたけれども、基本的には、推奨環境はタッチパネルのものを想定されているという認識でよろしいでしょうか。 ◎加藤 副参事 お話のとおりでございます。 ◆そのべせいや 委員 あと通信環境についてですが、細かい話になりますが、今スマートフォンを恐らくお持ちの方は、テザリングの機能で、スマートフォンがあれば恐らくインターネット環境にパソコンですとかタブレットが接続できる状態に実際にはなりますが、保護者の方が例えば持ち歩いていたら、日中お子さんはインターネット環境にいない状態になりますが、そうした場合は、これはWi―Fi環境がないとみなすのか、それとも、保護者が携帯電話を持っていてテザリングして利用すればいいのだから、これはWi―Fi環境はこの家庭にはあるとみなすのか、特に補助を出すことになると思いますので、どちらの見解で実施をしていくことになるのか、もう既にお考えがあればお聞かせください。 ◎加藤 副参事 現段階では、生徒が学びたいときに学べるということが前提になりますので、保護者のテザリングがないときにはできないということであれば、それは対象になるというふうに考えております。 ◆そのべせいや 委員 保護者の方が例えばWi―Fi端末を持ち歩いている場合にも、同様に日中子どもが学びたい時間に常に接続ができないという状態とみなして、この補助の対象になるということでよろしいんでしょうか、確認をさせてください。 ◎加藤 副参事 現段階ではそのように考えております。 ◆風間ゆたか 委員 補助の件なんですけれども、就学援助を受給している世帯とありますけれども、要保護または準要保護でありながら、依然として就学援助の申請をすることに抵抗感のある御家庭があると耳にしていますし、そこをハードルを下げる工夫をしている自治体なんかもあるわけですけれども、対象の四つの中学校の中では、対象でありながら申請していない世帯というのはどれぐらいあるか把握はされていますか。 ◎加藤 副参事 大変申しわけないのですが、まだ把握をしてございません。これからでございます。 ◆風間ゆたか 委員 そういう世帯がこれを見たときに、場合によっては購入も断念してしまうかもしれないなと思うと、あくまでもやっぱり今まで就学援助の申請をしていなかった世帯は、就学援助の申請をした上でということになるんですよね。質問です。 ◎加藤 副参事 委員がおっしゃるとおりでございます。 ◆風間ゆたか 委員 いずれにしても、生徒がこれを使って勉強したいという意欲がある、もしくはあったとしても、御家庭の事情で言い出せないということも想定しながら、もう少し、就学援助を申請するということを控えているというか、していない世帯の人たちにとっても、この環境を使って生徒が学べるように工夫をしていくということをすべきと思いますが、いかがでしょうか。 ◎加藤 副参事 今後事業を展開していくに当たりまして、各学校の状況がわかってきますので、その際に丁寧に対応したいというふうに思っています。 ○安部ひろゆき 委員長 以上で報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━安部ひろゆき 委員長 次に、3資料配付ですが、レジュメに記載のとおり、お手元に資料が配付されておりますので、後ほどごらんください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━安部ひろゆき 委員長 次に、4請願の継続審査についてお諮りいたします。  平二七・一号「新学習指導要領にのっとった中学校教科書の採択についての陳情」外一件を閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部ひろゆき 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━安部ひろゆき 委員長 次に、5閉会中の特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。 1. 児童生徒の教育環境について 2. 生涯学習について とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部ひろゆき 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━安部ひろゆき 委員長 次に、6協議事項に入ります。  まず、(1)行政視察について協議いたします。  当委員会の行政視察につきましては、前回の委員会でその日程を、七月十日火曜日から十一日水曜日の一泊二日とし、その視察先及び視察内容等については正副委員長に御一任いただいておりました。
     本日は、正副委員長で調整した案をお手元にお配りしてあります。当委員会の行政視察ですが、本案のとおり実施することでよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部ひろゆき 委員長 それでは、当委員会の行政視察を、お手元の案のとおり実施することに決定をいたします。  なお、行程などの詳細につきましては、後日、事務局を通じてお知らせしますので、よろしくお願いいたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━安部ひろゆき 委員長 次に、(2)次回委員会の開催について協議をいたします。  次回の委員会は、年間予定である七月四日水曜日午前十時からり開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部ひろゆき 委員長 それでは、七月四日水曜日午前十時から開催することに決定いたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━安部ひろゆき 委員長 その他何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部ひろゆき 委員長 なければ、以上で本日の文教常任委員会を散会いたします。     午前十時三十九分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   文教常任委員会    委員長...