世田谷区議会 > 2014-02-28 >
平成26年  2月 福祉保健常任委員会-02月28日-01号
平成26年  2月 都市整備常任委員会-02月28日-01号

ツイート シェア
  1. 世田谷区議会 2014-02-28
    平成26年  2月 都市整備常任委員会-02月28日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-04
    平成26年  2月 都市整備常任委員会-02月28日-01号平成26年 2月 都市整備常任委員会 世田谷区議会都市整備常任委員会会議録第三号 平成二十六年二月二十八日(金曜日)  場  所 第四委員会室  出席委員(十名)    委員長         上島よしもり    副委員長        てるや里美                畠山晋一                山口ひろひさ                高久則男                福田妙美                桜井 稔                木下泰之                佐藤美樹                すえおか雅之  事務局職員    議事担当係長      飯田 睦    調査係主任主事     平井貴子  出席説明員    副区長         板垣正幸
      世田谷総合支所    副支所長        岩本 康   砧総合支所    副支所長        北川秀雄   烏山総合支所    総合支所長       山口浩三    街づくり課長      千葉正人   都市整備部    部長          佐藤健二    都市計画課長      松村浩之    都市デザイン課長    髙木加津子    建築調整課長      佐々木 洋    住宅課長        皆川健一   生活拠点整備担当部    部長          霜村 亮    拠点整備第二課長    佐藤 尚   みどりとみず政策担当部    部長          男鹿芳則    公園緑地課長      笠原 聡   道路整備部    部長          吉田 博    道路管理課長      小山英俊   交通政策担当部    部長          五十嵐慎一    交通安全自転車課長   岩渕博英    鉄道立体・街づくり調整担当課長                畝目晴彦   土木事業担当部    部長          青山雅夫    土木計画課長      関根義和   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.議案審査   ・ 議案第二十四号 世田谷区地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例   ・ 議案第二十五号 世田谷区立公園条例の一部を改正する条例   ・ 議案第二十六号 世田谷区自転車条例の一部を改正する条例   ・ 議案第二十七号 世田谷区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例   ・ 議案第二十八号 世田谷区立自転車等駐車場の指定管理者の指定   ・ 議案第二十九号 特別区道路線の認定   ・ 議案第三十号 特別区道路線の認定   ・ 議案第三十一号 特別区道路線の認定  2.報告事項   (1) 平成二十六年第一回区議会定例会提出予定案件(中間日)について   〔報告〕    ① 議会の委任による専決処分の報告(自動車事故に係る損害賠償額の決定)   (2) 平成二十五年度一般会計補正予算(第六次)について〔当委員会所管分〕   (3) 第三回地域風景資産の選定結果について   (4) 環境配慮型住宅リノベーション事業の一部見直しについて   (5) 都営下馬二丁目団地建替計画(案)に対する意見・要望の提出について   (6) 二子玉川東地区のビル風に関する住宅説明会の開催結果について   (7) 「平成二十六年二月八日・九日及び十四日・十五日の降雪」に関する報告について   (8) 東京都における通称道路名について   (9) その他  3.請願の継続審査について  4.閉会中の特定事件審査(調査)事項について  5.協議事項   (1) 参考人の出席要請について   (2) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前十時開議 ○上島よしもり 委員長 ただいまから都市整備常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 本日は、議案審査等を行います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 それでは、一議案審査に入ります。  まず、議案第二十四号「世田谷区地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を求めます。 ◎佐々木 建築調整課長 それでは、議案第二十四号「世田谷区地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」について御説明いたします。  本案は、東京都市計画粕谷二丁目・南烏山一丁目地区地区計画都市計画決定に伴い、条例の適用区域を拡大する必要があるため提出するものでございます。  恐れ入りますが、裏面をお開きください。改正内容でございますが、条例の適用区域として、条例別表第1の1に東京都市計画粕谷二丁目・南烏山一丁目地区地区整備計画区域を加えます。また、資料三ページに記載のとおり、条例別表第2に当該地区整備計画の制限内容を加えます。  附則としまして、施行は公布の日からとします。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いします。 ○上島よしもり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 あらかじめ説明は聞いておいたんですが、条例審査ですので改めてお聞きしますが、この地区計画の建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例ですが、これによって今までの制限が緩和される形になると思うんですけれども、今までの制限の状況、今回これを適用することによって緩和されるところ、その辺についてきちっと説明願いたいと思います。 ◎佐々木 建築調整課長 本委員会には、地区計画の素案、案決定の各段階で所管の街づくり課長から御報告しておりますが、その際、お話しの一団地の住宅施設の変更、建ぺい率、容積率の制限についても説明しております。  本議案は、昨年十二月に都市計画決定された地区計画の制限を建築基準法でも担保しようとするものでございます。趣旨を御理解いただければと思います。 ◆木下泰之 委員 ですから、この条例を決めることによって今までの用途とどういうふうに変わるのか、そういうことについてきちっと明らかにしておいていただきたいと思います。 ◎佐々木 建築調整課長 昨年十二月に地区計画の決定と同時に一団地の住宅施設は外れております。したがいまして、現在の建ぺい、容積は用途地域で定められたベースの建ぺい、容積となっております。したがいまして、条例化しませんと、仮にベースの建ぺい、容積で計画が出てきてもとめられないということでございます。 ◆木下泰之 委員 ですから、ベースの建ぺい、容積についても説明して、これが適用されるとどうなるのかについてちゃんと明示してください。 ◎松村 都市計画課長 今の委員のお話は、今回の条例というよりは、昨年十二月に都市計画決定をしたときの制限の変更内容ということと理解して、その時点でのお話をさせていただきます。  当時十二月、都市計画変更したものは、一団地の住宅施設の一部の廃止と新たに地区計画を決定する、二つの都市計画を同時に行っています。一団地の住宅施設はお話があったとおり、当時までは建ぺい率が二〇%、容積率が五〇%であったということで、それを廃止したことでこの制限はなくなるわけですが、同時に決めた地区計画において、ここに定められている地域、地区の建ぺい率六〇%を四〇%に、容積率については、環八沿道三〇〇%、その他二〇〇%を地区計画で一五〇%に、これを同時に都市計画決定したという経緯でございます。 ○上島よしもり 委員長 それでは、本件について御意見がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 私はこの条例改正に反対いたします。区議会は直接都市計画に関与することはできなくなっております。これは都市計画審議会で決定する事項で、確かに区議会から交渉会派は委員を出していますけれども、権限は区にあるものです。ですから、この条例の議決でしか区議会議員としては関与できないということです。  ですから、先ほども都市計画で決めたのだからといって説明を省いておりますが、やはりきちっとその経緯については、ここは議会ですので、きちっと発表するべき事項であるというふうに思います。  そして、私はかねてから、一団地認定をどんどん取り外してしまう、つまり公共住宅がかつての緑地につくるときに、当時ある種の緩和をしながら一団地認定をしたわけです。その後、周辺が宅地化によって戦後の、逆に言ったら規制緩和によってどんどん宅地化していったと。それに対してあわせてかつての一団地認定のところを緩和していくという措置がとられようとしています。  しかし、公共住宅等については、やはり適正な都市の住環境のあり方としてかつて決めてきたということがあります。周辺がさらに規制緩和してしまったからといって、それに合わせて規制緩和をしていけばよいというものではありません。  世田谷では、全国で人口が減っているにもかかわらず、どんどん人口がふえているという状況です。それは土地の使い方について極めて高密度な使い方をしているという反省がないからであります。それをやはり改めていかなければ、世田谷の住環境はどんどん悪くなるし、それから、全体的に過疎化が進んでいるにもかかわらず、世田谷だけ人口がふえてきて、保育園の待機児童などもふえてしまう、そういう悪循環があるわけですので、やはり公共住宅のところから建ぺい率も抑え、それから容積率も抑えながら周辺に緑を配置して良好な住環境をつくっていく、そういう政策に改めるべきというふうに思います。  その意味で今回の条例改正に反対いたします。 ○上島よしもり 委員長 これより採決に入ります。採決は挙手によって行います。  お諮りいたします。本件を原案どおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。    〔賛成者挙手〕 ○上島よしもり 委員長 挙手多数と認めます。よって議案第二十四号は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、議案第二十五号「世田谷区立公園条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を求めます。 ◎笠原 公園緑地課長 それでは、議案第二十五号「世田谷区立公園条例の一部を改正する条例」につきまして説明申し上げます。  本件は、世田谷区立玉川二丁目はなもも公園ほか三区立公園を設置する必要があるので提出するものでございます。  恐れ入りますが、裏面をごらんください。世田谷区立公園条例の別表第1の1、こちらの項目にそれぞれ世田谷区立玉川二丁目はなもも公園、同じく喜多見東記念公園、同じく塚戸南公園、同じく成城四丁目南緑地、それぞれの名称及び位置につきまして加えるものでございます。  附則といたしまして、この条例は平成二十六年四月一日からの施行を予定しております。  参考図面といたしまして、四公園の案内図、また平面図を添付してございます。
     御説明は以上です。審議のほどよろしくお願いいたします。 ○上島よしもり 委員長 それでは、ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 それでは、意見に入ります。本件について御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 それでは、これより採決に入ります。  お諮りいたします。本件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第二十五号は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、議案第二十六号「世田谷区自転車条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を求めます。 ◎岩渕 交通安全自転車課長 それでは、議案第二十六号「世田谷区自転車条例の一部を改正する条例」につきまして説明申し上げます。  改正の内容でございますが、区立代田橋及び新代田自転車等駐車場の位置の変更に伴う条例の一部改正でございます。  それぞれ裏面記載のとおり、条例別表にございます位置を改めるものでございます。  御説明は以上です。よろしく御審議をお願いいたします。 ○上島よしもり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 それでは、意見に入ります。本件について御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 それでは、これより採決に入ります。  お諮りいたします。本件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第二十六号は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、議案第二十七号「世田谷区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を求めます。 ◎関根 土木計画課長 それでは、議案第二十七号「世田谷区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例」について説明いたします。  道路法の改正に伴いまして占用料の減免の規定を改めるとともに、規定の整備を図る必要がございますので本案を提出するものでございます。  恐れ入りますが、裏面をお願いいたします。内容といたしましては、道路法及び道路法施行令の規定の整備に伴って条文を改正するものでございます。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○上島よしもり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 本件について御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 それでは、採決に入ります。  お諮りいたします。本件を可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第二十七号は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、議案第二十八号「世田谷区立自転車等駐車場の指定管理者の指定」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を求めます。 ◎岩渕 交通安全自転車課長 それでは、議案第二十八号「世田谷区立自転車等駐車場の指定管理者の指定」につきまして御説明申し上げます。  恐縮でございますが、ページをおめくりいただきまして、裏面の表をごらんください。三軒茶屋北第三自転車等駐車場の指定管理者である法人の合併に伴いまして、改めて審査委員会による審査を経まして、表記の法人を指定管理者として選定いたしましたので、記載のとおり、指定管理者として御指定いただくための議案を提出するものでございます。  別紙の参考といたしまして、現在の指定管理者と存続会社を比較した評価結果を添付させていただきました。  説明は以上でございます。審議のほどよろしくお願いいたします。 ○上島よしもり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 それでは、意見に入ります。御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 採決に入ります。  お諮りいたします。本件を可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第二十八号は可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、議案第二十九号から議案第三十一号までの「特別区道路線の認定」三件につきましては、理事者の説明を一括して行い、質疑、意見はそれぞれ行いたいと思います。  それでは、本三件について、理事者の説明を求めます。 ◎小山 道路管理課長 それでは、議案第二十九号、三十号、三十一号の「特別区道路線の認定」につきまして御説明いたします。  本三件は、特別区道路線の認定に関するものでございまして、道路法第八条二項の規定に基づき御提案申し上げるものでございます。  まず、第二十九号でございます。これは世田谷区祖師谷六丁目六百七十六番五の内から六百九十一番九まででございます。住居表示で申しますと、祖師谷六丁目二番、十五番でございます。  参考といたしまして、道路の延長、幅員、面積及び現況を記載してございます。  裏面をごらんいただきたいと思います。当該路線は祖師谷六丁目地内、千歳通りの塚戸十字路交差点の西側で区立塚戸公園の近くにございます。開発行為によって新設され、区が帰属を受けた道路であり、道路認定を提案するものでございます。  続きまして、議案第三十号です。本件は、京王線連続立体交差事業にかかわる路線の認定でございます。大別しますと、六地区全部で十七路線になります。順次申し上げます。  まず案内図の一枚目、給田二丁目地区に一路線、次に、二枚目の案内図が南烏山地区に二路線、案内図三枚目の上北沢三丁目地区に四路線、続きまして四枚目の案内図で上北沢三丁目から桜上水五丁目にかけて三路線、さらに五枚目の案内図になります。松原三丁目から二丁目にかけて五路線、最後に六枚目の案内図でございますが、大原二丁目地区に二路線となっております。  参考といたしまして、各路線の延長、幅員、面積、現況を記載してございます。  これらの地区は、笹塚駅から仙川駅間の京王線連続立体交差事業により機能が阻害される既存の道路が存在しており、これら道路の有している通行機能、沿道利用機能等の各種機能を回復する必要があると、そのためにこれら機能を代替するつけかえ道路を整備するため、新たな路線として認定を行うものでございます。  京王線の連続立体交差事業による開かずの踏切解消は区民の悲願であり、現在、東京都、京王電鉄、そして杉並、世田谷と地元区によって進められております。これらを円滑に進め、あわせてつけかえ道路の将来管理者である世田谷区として、この機会を捉え、狭隘な道路の解消など、地域の環境改善のために世田谷区道として路線認定を提案するものでございます。  続きまして、議案第三十一号の「特別区道路線の認定」でございます。  本件の場所は上北沢五丁目千二百二十七番の七から千二百六番の十三まででございます。住居表示で申しますと、上北沢五丁目十、十一、二十一番でございます。  参考として、道路の延長、幅員、面積及び現況を記載してございます。  裏面の案内図をごらんいただきたいと思います。当該路線は、京王線八幡山駅の北西、国道二〇号と首都高速四号新宿線との間の区域に存在する南北の路線でございます。  この地区は、道路法による道路が少なく、狭隘な道路、さらにもと水路の跡を活用した通行空間が非常に多く存在しております。当該路線は国道二〇号に接続する認定道路がない三・六メートルの区間のちょうど中間に位置していまして、緊急車両の通行、避難路の確保による安全性、防災性の向上を目的として、地先道路を整備することに位置づけられております。この路線の北側幅員五メートルは既に区管理道路として管理しております。今回は南側の幅員四メートルの区間に関しまして、南北を接続する部分の整備が図られたため道路認定を提案するものでございます。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○上島よしもり 委員長 それでは初めに、議案第二十九号について御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 それでは、本件について御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 採決に入ります。  お諮りいたします。本件を可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第二十九号は可決と決定いたしました。  続きまして、議案第三十号について御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 これは連続立体交差事業に伴う特別区道路線の認定ということですが、連続立体交差事業については、鉄道と側道について、東京都と世田谷区が事業認可申請を今申請中であるということだと思うんですが、その申請中であるということと今回の特別区道路線の認定を今急いでするということと、その関係について教えてください。 ◎小山 道路管理課長 委員おっしゃるように、京王線の連続立体交差事業、本体事業とあと関連側道とか多数ございます。本体とさらに環境側道、まちづくり側道等の関連側道に関しましては、既に都市計画決定がなされて区域が明確になっているところでございます。  今回路線認定として提案させていただいている部分に関しましては、本体事業区域内によって機能が阻害される部分に関しての代替機能を持たせる道路を新たにつくらなければならない部分があると。その区域が、説明会等では位置等は示してございますが、明確にその区域を示しているという状況ではございません。  よって、さらに将来そこの代替機能を持った道路が誰が実際管理していくのかという部分も含めて、将来管理者として世田谷区が明確に将来管理していく上において、道路法の道路として、路線として位置づけるということで今回提案するものでございます。 ◆木下泰之 委員 この特別区道路線についての説明とか、あるいは権利関係者に対しての説明、あるいは住民説明、そういったことはきちっと行われているんでしょうか。 ◎畝目 鉄道立体・街づくり調整担当課長 今いただきました御質問は前回の御報告のときにもさせていただいてございますけれども、都市計画の素案、それから案の説明会の際にも、そうした関連側道やまちづくり側道、そして今回挙げておりますつけかえ道路につきましても説明等はさせていただいてございます。また、東京都、区のほうでもそれぞれ測量等もやってございますので、その際にもそれぞれの地権者の方にも御説明をさせていただいているということでございます。 ◆木下泰之 委員 先ほどの説明では余り詳しくは説明していなかったけれども、今回認定をきちっとするんだと、そういうお話だったんですが、きちっとそれは測量まで含めて、あなたのところはどこからどこまでになるのでという話まで全部進めた上でこの認定をしようというんですか、認定をしてから説明をしようというんですか、どっちですか。 ◎畝目 鉄道立体・街づくり調整担当課長 道路区域等のものにつきましては都市計画でございますので説明等はしてございます。その後、用地測量等、用地測量説明会もやってございまして、その際に測量を行う際にもそれぞれ地権者の方々に御説明しているということでございます。 ◆木下泰之 委員 そうしますと、この特別区道の路線認定するところは都市計画にかかっていると考えていいんですか。 ◎畝目 鉄道立体・街づくり調整担当課長 つけかえ道路のところにつきましてのお話でございますが、連立によってそれが阻害される道路を必要に応じてつけかえ機能として回復するものでございますので、今回のこれにつきましては鉄道の区域、都市計画の区域には入ってございません。 ◆木下泰之 委員 ですから、これは都市計画として説明しているのではなくて、あくまでもつけかえ側道の区道として説明しているということですよね。 ◎畝目 鉄道立体・街づくり調整担当課長 はい、つけかえ道路機能として説明してございます。 ◆木下泰之 委員 ところで、都市計画事業は都市計画決定と事業認可とがありまして、つまり事業認可がおりて初めて都市計画区域については一つの制限がかかるということになっていまして、つけかえ側道というのはまさにそれの代替機能としていくわけだから連動しているわけですよね。そうすると、事業認可もとらないうちに区道認定をしてしまうということ、そういうことをしてよろしいんですか。 ◎小山 道路管理課長 都市計画法に基づく都市計画決定をされている部分に関してはそれで区域が明確になっていると。ただし、今回のつけかえ道路の部分は、今回の道路認定、これは起点と終点を定めるという行為ですので、その後実際に明確な区域の区域決定等の道路法に基づく区域をはっきりさせていくということになりますので、それで都市計画決定されている区域と同等の形になろうかというふうに考えてございます。 ◆木下泰之 委員 区域をきちっと決定しないで認定できるんですか。 ◎小山 道路管理課長 道路法の趣旨において、まず路線の認定というのは起点と終点を定めるということでございます。その後速やかに区域を決めると。当初は路線の認定というのは一次元的に点と点を結ぶ線を決めるというのが路線の認定という形になります。 ◆木下泰之 委員 さっきの説明と違うじゃないですか。つまり、区域についてはまだ定まっていないわけですよね。起点、終点が定まっているだけであって、どこがとられるかとか、そういったことについては地権者の方々には説明できないですよね。きちっと確定するのが後で道路法に基づいての認定をしない限りはそれは執行できないでしょう。そういう関係ですよね。いかがですか。 ◎畝目 鉄道立体・街づくり調整担当課長 私の説明のほうが不備があったのであればあれなんですけれども、いわゆるつけかえ道路については代替機能になってきます。その区域をというのはそれは都市計画の話になってきますけれども、つけかえ道路については、ここの例えば地権者様の敷地のところにつけかえ道路、そうしたところが入ってきますよという説明の仕方になります。いわゆる測量しながら、ここについてはつけかえ道路になりますよ、そのような説明を行うということでございます。
    ◆木下泰之 委員 だから、測量して確定しているわけじゃないですよね。確定はこれからですよね。 ◎畝目 鉄道立体・街づくり調整担当課長 区域の中でそういう地権者様の中での取り交わしみたいな区域の判ことかそういうのがあるかと思うんですけれども、そうした中でやっているところもあるかと思いますが、まず、そのつけかえ道路が入るか入らないか、つけかえ道路になるところかという説明を行っているというところです。 ◆木下泰之 委員 いずれにせよ、これは事業認可申請をしている段階ですよね。事業認可申請をしているけれども、決定はおりていないわけですよね。しかも、新聞報道によると、連立事業については差しとめの裁判まで起こされるというようなことがあるわけですよ。そうすると、やはり事業認可が確定してから道路路線の認定についてはやったって遅くはないんじゃないですか。そんなに何で慌ててこの時期に認定をしなければいけないんでしょうか。後でも大丈夫ですよね。どうですか。 ◎小山 道路管理課長 連立事業そのものは、鉄道事業と、あとほかにも関連側道を含めいろんな道路事業がございます。そういった中で都市計画で既に定められている部分に関しては区域が明確になっているということがありますが、さらに今回はつけかえ機能をどこに持たすかという部分の区域をこの道路法の認定手続を端緒といたしまして明確に速やかにすべきということで今回提案するものでございます。 ◆木下泰之 委員 私が聞いているのは、一般的に言って、都市計画決定と事業認可というのは二段構えなわけですよ。幾ら都市計画決定がされていたって、いつ事業が行われるかというのは一般的にもわからないわけですね。だからこそ事業認可申請を出して上級庁に許可をもらって認定をすると。認定をして事業認可をおろすと、おろした時点で本体の都市計画については一つの権利制限がかかってくるわけだから、そうなると、代替施設なんかが必要になるということになりますよ。想定のもとで、都市計画が決まったから、では、道路認定もそれにあわせて、道路線もまだ確定しないのに起点、終点だけで認定をしてしまうというのは私は拙速だと思うんですよ。これは事業認可がおりてからでも十分そういったことはできるはずですから、それはそれでよろしいんじゃないんですか。なぜそんなに急ぐんでしょうか。 ◎畝目 鉄道立体・街づくり調整担当課長 連続立体交差事業につきましては、東京都もそうですけれども、説明会の中でも平成二十五年度の事業認可を目指して取り組んでございます。事業認可後には用地取得等の業務に入ってまいりますが、そうした中で、つけかえ道路につきましても、本体の区域の地権者とやっぱり重複している方々もいらっしゃいます。そうしたことも踏まえますと、やはり地権者の再建計画だとかも踏まえていきますと、道路につきましても今回こういうふうに同じように進めさせていただくためにも御提案させていただいているというところでございます。 ◆木下泰之 委員 ですから、都市計画と事業認可は違うということを申し上げているし、それから、実際に権利が侵される方々がいるわけだから、そうしたら、どこまでが確定されるのかということまで説明した上で認定をとったってよろしいんじゃないですかということを言っているんですよ。起点、終点を決めるということでしょうけれども、それも認可をおろした後だっていいんじゃないですか。今までだって認可がおりた後にこういった道路認定についてはやっていることはたくさんあると思うんですね。小田急線の事業なんかは全部そうやってきたじゃないですか。なぜ京王線だけこういうふうに一括して一挙にやらなきゃいけないんですか。どうですか。小田急線のときの事業との関係でいけば。 ◎畝目 鉄道立体・街づくり調整担当課長 小田急線のときには、例えば経堂工区ができますと四線高架ということでございまして、複々線、いわゆる小田急のほうの事業によってつけかえ道路というものは生じている部分がございます。そうしたものにつきましては、関連側道、それからつけかえ道路が混在している部分もございましたので、都市計画として決定している部分もございます。そうした違いがあるということでございます。 ◆木下泰之 委員 いずれにせよ、今回拙速にこういうことをしなくても、十分後からやっても対応できる話であるというふうに私は理解したんですが、それでよろしいですね。できるかできないかです。 ◎畝目 鉄道立体・街づくり調整担当課長 繰り返しになりますけれども、本体の区域の地権者、それから今回つけかえ道路機能が回復するためのつけかえ道路として、区域に入る地権者、それぞれ重複する地権者もいらっしゃいます。そうしたことも踏まえた中で区としては進めさせていただくというところでございます。 ○上島よしもり 委員長 質疑を繰り返されています。 ◆木下泰之 委員 ちゃんと答えてくれないから何回も聞くんだけれども、だから、可能ですねと聞いているんです。別に今回慌ててやらなくたって、後からだって十分可能でしょうと。前にもそういう小田急の絡みでそういう事例があったんだから可能でしょうということを聞いているんです。それだけですよ。可能かどうかだけ答えてください。 ◎畝目 鉄道立体・街づくり調整担当課長 先ほどもお答えしましたけれども、小田急のときには関連側道ですとかまちづくり側道、それからつけかえ道路、それぞれ一つの路線に混在している部分もありましたので都市計画として決めてきているところがございます。  先ほど道路管理課長のほうからも話がありましたが、都市計画として区域が決まっているというもので、京王線連立につきましては関連側道やまちづくり側道は都市計画として決まってきています。つけかえ道路については必要に応じてというところでございまして、それぞれ単独でできているところもありますので、それを同じ位置づけとするために道路に認定するということでございます。 ◆木下泰之 委員 聞いていることに答えてくださいよ。可能か可能でないかということを聞いているんですよ。可能であれば可能であるでいいんですよ。別にやりたいからやるんだということをおっしゃっているんだから、それはそれでいいですよ。区の姿勢としては。だけれども、後からだってやれるでしょうと聞いているんです。可能か可能でないかを聞いているんです。 ◎板垣 副区長 おっしゃる意味で可能かどうかということであれば可能ですけれども、我々は、連立事業とつけかえ側道に重複する地権者にそういう多大な御迷惑をかけることにならないように速やかにつけかえ側道につきましても道路認定をして区域を確定していくということがこの事業にとっては大切だということで進めるということでございます。 ○上島よしもり 委員長 本件について御意見がありましたら、どうぞ。 ◆桜井稔 委員 議案第三十号、道路認定について反対いたします。  我が党は、京王線連続立体交差事業につきまして、そのものについて反対しておりますので、つけかえ道路についても反対であります。 ◆木下泰之 委員 私は、この特別区道路線の認定に反対であります。説明がありましたように、この認定は連続立体交差事業に伴うものとして企画されております。先ほどの質疑の中でも、あえて特別区道路線の認定をこんなに早くする必要はないわけです。しかも事業認可はまだおりていない。そういった中でこの特別区道路線の認定をこの議会にかけてくること自体がおかしいと思います。  とりわけ今回の京王線の連続立体交差事業ですけれども、小田急線の連続立体交差事業も多々いろいろ問題がありました。それで裁判にもなって、それも争われてきているわけですし、現に下北沢でもまだ争われております。そういった中でいろいろもちろん不備はありますけれども、しかし、それと比べても京王線の事業については極めて拙速なやり方をされているというふうに思います。とりわけ駅前広場であるとか明大前、そして千歳烏山についても同時に事業認可を進めようとしていたりしております。しかし、小田急線の場合はそれは切り離されてやってきたということであります。  地権者の方々が十分納得されていないにもかかわらず強引に事業認可をしようとしている。この道路認定についても、では、起点、終点を決めるだけだと言いますけれども、では、どのくらいの規模でつくるのかということについて確定させるようなことにもなってくるわけだから、そういったことについては地権者説明も十分した上でつけかえ道路等については進めていけばよいのであって、何も一括して今の段階で道路認定を進める必要はないわけであります。  しかも、今回の連続立体交差事業については、新聞報道等にもありますように、事業認可自体について疑義があって、小田急線の場合と同じように、事業認可について、小田急線の場合は取り消し訴訟でしたけれども、差しとめの訴訟が提起されようとしている。そういった中にあって拙速にこのような道路認定をするべきではないと思いますので、私はこの特別区道路線の認定に反対いたします。 ◆てるや里美 委員 京王線連続立体交差事業に関して、十分に合意が行われていない中で拙速という感じも否めませんが、開かずの踏切解消の意見は地元に根強くあることもありますので、地権者、今回所有者が百八十名、建物百棟というふうにも聞いておりますので、地権者等への交渉も丁寧に進めることを要望いたしまして三十号に賛成といたします。 ◆佐藤美樹 委員 三十号の地権者のうち、上北沢の近辺は自分の地元なので話とかはするんですけれども、やっぱり皆さん、うちの中でかかっているらしいねというぐらいの認識で、先ほどの説明で本体事業とそうでない部分ですとか、ましてやこの区道認定なんていうのも、一つ一つの用語の意味も含めて理解している人は多分いないか、ごくわずかだと思いますので、今回区道認定ということ自体は、これはもう区のアクションなわけですし、区は決定したこととして今後地権者の方に丁寧に、用語の意味と違いも含めて説明をしていただきたいということを要望しまして賛成いたします。 ○上島よしもり 委員長 これより採決に入ります。採決は挙手によって行います。  お諮りいたします。本件を可決することに賛成の方の挙手を求めます。    〔賛成者挙手〕 ○上島よしもり 委員長 挙手多数と認めます。よって議案第三十号は可決と決定いたしました。  続きまして、議案第三十一号について御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 ここはこれを認定することによって立ち退きを迫られる方はいますか。 ◎小山 道路管理課長 ここの部分はちょうど位置図で見ていただいて、中ほどでちょっと折れている部分、ここの部分で、従来クランク状になっていたんですが、そこのところを真っすぐ通すために寄附をいただいて整備を終了するというようなものですので、買収等はございません。 ○上島よしもり 委員長 それでは、御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 それでは、これより採決に入ります。  お諮りいたします。本件を可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第三十一号は可決と決定いたしました。  以上で議案審査を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、2報告事項の聴取に入ります。  まず、(1)平成二十六年第一回区議会定例会提出予定案件(中間日)について、報告①議案の委任による専決処分の報告(自動車事故に係る損害賠償額の決定)について、理事者の説明を求めます。 ◎岩渕 交通安全自転車課長 それでは、議会の委任による専決処分につきまして御報告させていただきます。  本件の発生報告につきましては、平成二十五年五月十六日開催の本委員会にて報告させていただいたものでございます。  発生日時、場所、相手方は記載のとおりでございます。  (4)の事故内容でございますが、裏面の図もあわせて御参照願います。区の職員が運転する車両が、区役所の第一庁舎北口から国士舘坂通りを下っていたところ、信号機のない交差点で脇道から出てきたトラックと衝突した事故でございます。  表にお戻りいただいて、損傷の程度は、双方車両のヘッドライトとバンパー部分が損傷した物損事故でございます。  過失割合でございますが、甲乙ともに五割、区の損害賠償額は七万五千七百十六円でございます。  専決処分日は二月二十七日でございます。  なお、事故につきましては、交通安全の担当所管といたしまして深く反省しているところでございます。大変申しわけございませんでした。  説明は以上でございます。 ○上島よしもり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、(2)平成二十五年度一般会計補正予算(第六次)について、当委員会所管分について、理事者の説明を願います。 ◎佐藤 都市整備部長 それでは、私からは、平成二十五年度一般会計補正予算(第六次)について、当委員会所管分のうち、建築物耐震診断補強工事ほか都市整備部関連について御説明いたします。  初めに、歳入について御説明します。補正予算書の五二、五三ページをお開きいただきたいと思います。歳入の国庫支出金、国庫補助金、土木費補助金でございます。補正額は二億四千四百九十三万六千円でございますが、このうち都市整備部分は、建築物耐震診断補強工事について七千五十二万九千円、国庫補助金の減額補正でございます。  次に、五八、五九ページをお開きいただきたいと思います。都支出金、都補助金、土木費補助金でございます。三つの項目の合計で六千九百二十六万三千円の減額。緊急輸送道路、沿道建築物耐震化促進事業費、建築物耐震診断補強工事、耐震シェルター等設置支援事業につきまして、都の補助金の減額補正でございます。  次に、六〇、六一ページでございます。財産収入、財産運用収入、財産運用収入の利子及び配当金でございます。補正額が二千四百四十四万三千円でございますが、このうち、都市整備部分は都市整備基金八百二十七万九千円、住宅基金二百二十六万一千円でございます。基金の利子額が確定しましたことに伴い、補正いたします。  次に、歳出でございます。九六ページ、九七ページでございます。土木費、建築費、建築行政費、一億五千五万八千円の減額補正でございます。建築物耐震診断補強工事事業におきましては、特定沿道建築物耐震診断助成や家具転倒防止器具取りつけ支援等の件数減に伴う補正でございます。  続きまして、住宅費でございます。補正額は二百二十六万一千円。先ほどの住宅基金の利子分を同基金に積み立てるものでございます。  次に、九八、九九ページでございます。土木費、都市計画費、市街地開発費でございます。補正額は八百二十七万九千円。こちらは都市整備基金の利子分を積み立てるものでございます。  最後に、繰越明許費補正調書でございます。一二四、一二五ページでございます。項目といたしましては、前ページからの引き続きで、1、追加の土木費、建設費でございます。特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震診断及び耐震改修計画設計及び耐震改修工事が年度内に終了しないため、三億二百七十四万六千円繰り越しいたします。  また、二二〇ページをお開き願いたいと思います。二二〇ページに都市整備領域の補正予算の概要が掲載されておりますので、後ほど御確認いただきたいと思います。  説明につきましては以上でございます。 ◎霜村 生活拠点整備担当部長 それでは、続きまして生活拠点整備担当部の補正予算について御説明をいたします。  まず初めに、歳入でございますが、七〇、七一ページをお開きください。特別区債、土木債、土木費の市街地開発費でございますが、二億円の減額補正をいたします。これはこれから歳出のところで説明いたしますが、財源更正によるものでございます。  続きまして、歳出でございます。九八、九九ページをお開きください。都市計画費、市街地開発費でございますが、右側のページをごらんください。二子玉川東地区市街地再開発でございますが、歳出額の増減はございませんが、特別区債の発行を取りやめ、一般財源に財源更正を行うものでございます。  説明は以上です。 ◎男鹿 みどりとみず政策担当部長 みどりとみず政策担当部の所管の補正予算案について御説明いたします。  恐れ入りますが、六〇ページ、六一ページにお戻りください。歳入についてでございます。財産収入で基金の利子でございます。右のページの47のところにみどりのトラスト基金の補正といたしまして、八百四十八万八千円を計上しております。  もう一枚ページを開いていただきたいと思います。寄附金でございます。みどりのトラスト基金の補正でございます。四百九十九万二千円を計上しております。  次に、歳出でございます。九四ページ、九五ページをごらんください。公園費の工事請負費について、公園改修として若林公園の整備費の増により九百二十八万円、身近な広場整備として瀬田四丁目広場の整備費の増により四千八百七万六千円を、みどりのトラスト基金積立金として一千四百三万五千円を計上しております。  次に、繰越明許費についての補正です。一二二ページ、一二三ページをごらんください。下のほうに公園費がございます。公園改修費と身近な広場整備費として、それぞれ一千七百二十八万円と四千八百七万六千円を計上しております。繰り越しの理由につきましては、右のページに記載のとおりでございます。  私からは以上でございます。 ◎吉田 道路整備部長 それでは、道路整備部所管の補正につきまして御説明いたします。  まず、補正予算書の一二二、一二三ページをごらんください。繰越明許費でございます。07土木費のうち、02の道路橋梁費でございます。事業名が都市計画道路用地取得で、金額が六億四千六百万二千円を計上してございます。路線といたしましては都市計画道路補助四九号線でございまして、環八と交わる多摩美術大学の交差点の西側の、区が管理している部分の駒沢通りの拡幅事業でございます。補償対象物件の増加によりまして、当初の想定よりも補償調査に要する期間が延び、用地取得補償移転が年度内に終了しないため、公有財産購入費の一件、一億四千二百万円と補償移転のために計上していた補償補填及び賠償金の三件、計五億四百万二千円、合計六億四千六百万二千円を平成二十六年度に繰り越すものでございます。  続きまして、その下の事業名が主要生活道路用地取得でございます。金額が四千万円を計上してございます。路線といたしましては、上祖師谷七丁目の主要生活道路三〇五号線大道北西通りの道路拡幅でございます。これは地権者の方と交渉に時間を要しまして、補償調査の着手の時期がおくれまして、移転補償が年度内に終了しないため、移転補償のために計上しておりました補償補填及び賠償金一件四千万円を平成二十六年度に繰り越すものでございます。  次に、補正予算書の一二八ページ、一二九ページをごらんください。こちらは債務負担行為の補正でございます。番号でいいますと一番下の三番目でございまして、都市計画道路補助一五四号線の東急電鉄世田谷線世田谷駅の脇の世田谷一号踏切の拡幅工事でございます。この踏切拡幅工事に連動いたします都市計画道路の電線地中化、共同溝整備工事、それから道路築造工事が早期に完成することになりまして、踏切拡幅工事の施工期間も短縮されることになりましたことから、平成二十七年度までの期間を平成二十六年度に、それから七百四十五万五千円の限度額を四百二十五万五千円に変更するものでございます。  道路整備部の補正予算の説明は以上でございます。 ◎五十嵐 交通政策担当部長 交通政策担当部の補正予算について御説明いたします。  初めに、歳入でございますが、七〇、七一ページをお開きください。特別区債、土木債、連続立体化費でございますが、七千九百万円の減額補正をいたします。これは後ほど歳出のところで説明いたします財源更正によるものでございます。  次に、歳出でございます。九〇、九一ページをお開きください。道路橋梁費、交通安全対策費でございますが、右側のページをごらんください。3、自転車等駐車場等整備でございます。本定例会に世田谷区自転車条例の一部改正を上程させていただきましたとおり、世田谷区立代田橋自転車等駐車場の位置の変更に伴う整備費五百六十三万円でございます。  続きまして、九八、九九ページをごらんください。都市計画費、都市計画総務費でございますが、右側のページをごらんいただければと思います。9、鉄道と道路の立体化の促進でございますが、歳出額の増減はございませんが、特別区債の発行を一部取りやめ、一般財源に財源更正を行うものでございます。  説明は以上でございます。 ◎青山 土木事業担当部長 最後になりますが、土木事業担当部の補正予算について御説明いたします。  歳入についてはございません。  歳出でございます。予算書の九〇ページ、九一ページをお開きください。まず、道路新設改良費の補正でございます。土木費、道路橋梁費、道路新設改良費、右のページの節区分15の工事請負費、路面改良(世田谷、北沢)でございます。当初、平成二十六年度に予定しておりました工事を緊急経済対策として前倒し発注するため、路面改良工事にかかわる予算として工事請負費を七千三百九十三万四千円計上いたしております。  続きまして、路面改良(玉川、砧、烏山)でございますが、これにつきましても、平成二十六年度に予定しておりました工事を緊急経済対策として前倒し発注するため、路面改良工事にかかわる予算として工事請負費を六千六百十一万五千円計上いたしました。  続きまして、9番、主要な生活道路築造(世田谷、北沢)でございますが、予定していた工事三件全てにおきまして、入札により落差金が生じたため、工事請負費を一千六百万円減額いたしました。  続きまして、13、電線地中化共同溝整備(玉川、砧、烏山)でございます。都市計画道路補助第四九号線の電線共同溝連携管、引き込み管事業委託――これはNTTにしておりますけれども――の計画変更に伴いまして、NTTの連携管、引き込み管の整備が不要となったために、委託料七百五十万円を減額いたしました。  続きまして、17番、地先道路築造(玉川、砧、烏山)でございます。地先道路整備工事におきまして、地権者交渉及び企業者調整が整わず、平成二十六年度整備に計画変更したことによりまして、工事請負費を三千百六十万円減額いたしました。  続きまして、橋梁新設改良費の補正でございます。橋梁新設改良費、15の工事請負費、橋梁新設改良(世田谷、北沢)でございます。本件は環七横断橋整備工事――これは下部工でございますが――において、関係者調整、協議の結果、当初見込んでおりました橋台構築のための仮設土どめ及び土砂埋め戻し工事の一部を小田急線連続立体交差事業で実施することになったために、工事請負費を九千八百万円減額いたしました。  続きまして、恐れ入りますが、九二ページ、九三ページをお開きください。河川整備費の補正でございます。河川費、河川整備費の右ページの節区分15の工事請負費、河川・水路整備(玉川、砧、烏山)でございますが、谷戸川水路改修におきまして、当初整備予定箇所の一部を平成二十六年度整備といたしましたため、工事請負費を六千五百万円減額いたしました。  繰越明許費の補正でございます。最後になりますけれども、恐れ入りますが、一二二ページ、一二三ページをお開きください。土木費、道路橋梁費の路面改良(世田谷、北沢)及び路面改良(玉川、砧、烏山)でございますが、平成二十六年度に予定しておりました工事を緊急経済対策として前倒し発注いたしました結果、平成二十五年度内に終了しないために、また平成二十五年度内に上祖師谷二丁目三十五番から二十三番の工事が年度内に終了しないために予算を繰り越すもので、繰り越し金額は路面改良(世田谷、北沢)が七千三百九十三万四千円、路面改良(玉川、砧、烏山)が八千八十八万六千円、合計で一億五千四百八十二万円で、それぞれの工事箇所などは一二三ページの繰り越し理由欄に記載させていただいております。  御説明は以上でございます。 ○上島よしもり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 先ほど環七の横断橋について九千八百万円の減額があったという説明でしたけれども、これは、かつては世田谷区がお金を出さなければいけないということを盛んに言っていて、私は、そんなことはない、これは連立事業の一環だろうということをずっと言ってきたわけです。これはどうして九千八百万円を減額できたんですか。 ◎青山 土木事業担当部長 お話のように、小田急、東京都も含めた協議が調っていないときに、当初五億円ほどかかるというような形で御説明していたと思うんですけれども、その後、小田急、東京都との協議が進みまして、あと、うちのほうの工事のスケジュールを少し調整させていただいた結果、このような形で減額できるような形に結果としてなったということでございます。 ◆木下泰之 委員 そうすると、予算は結局幾らかかったことになるんですか。
    ◎青山 土木事業担当部長 約でございますが、下部工、上部工合わせまして約三億九千万円という形になっております。 ◆木下泰之 委員 この三億九千万円は世田谷区の単費ですか。それとも、補助金とか、そういうものがちゃんと出ることになっているんですか。 ◎青山 土木事業担当部長 国庫の補助金をいただく予定になっております。 ◆木下泰之 委員 補助金はどのぐらい出るんですか。 ◎青山 土木事業担当部長 約一億一千万円余りという形で、今予定しております。 ◆木下泰之 委員 だから、最初から連立事業として充当できるということについて、それは当然できるでしょうと言ったら、それはできませんみたいな話をしていたわけよ。これは世田谷区が独自にやらなきゃいけない事業だということを盛んにおっしゃっていたのね。世田谷区としては、ちゃんと要求していたんですか。 ◎青山 土木事業担当部長 先ほどちょっと申し上げましたように、当初、細かいところまで協議が調っていなくて、その分、一応区のほうで見るということで積算していましたものでそういうような金額になっていたということでございます。 ◆木下泰之 委員 区民に対して非常に不誠実だと思いますよ。こんなの初めから取れる金ですよ。やはり連立事業の一環なんだから。そういうものとしてきちっと言わなかったこと自体、非常に問題だと思います。これはあくまでも世田谷区に負担がかかるんだとか、小田急にお願いするんだとかそういうことを言ってきたけれども、必ずしもそうではなかったじゃないですか。そういう問題じゃないんですか。 ◎青山 土木事業担当部長 ちょっと繰り返しになりますけれども、そこまでの協議が調わないときに積算した金額をお示ししていたということだと理解しております。 ◆木下泰之 委員 それから、二子玉川と連立事業に関して、当初はいわゆる債権というか、要するに世田谷区の区債で充当するということになっているのが全部単費に変わっていますよね。一般財源になっていますよね。これはどうしてですか。 ◎霜村 生活拠点整備担当部長 それでは、今の御質問に関しまして、恐れ入りますが、補正予算書の四六ページをお開きください。こちらには、歳入、特別区交付金、01の特別区財政調整交付金の01普通交付金として十五億円の増額補正を計上させていただいております。このたび財調の交付金につきましてこの金額が増加したことに伴いまして、当初予算に比べてこれだけの歳入が見込めるという状況になりました。これを有効に活用するために特別区債という形での借り入れを抑制いたしまして一般財源からの振りかえを行ったものという説明を財政当局から受けてございます。 ◆木下泰之 委員 そうすると、普通交付金を連立事業と玉川の再開発に充当したということでよろしいんですか。 ◎霜村 生活拠点整備担当部長 連立事業と二子玉川だけではございません。先ほど申し上げましたように、十五億円分が区の一般財源に入ってくる計算になりますので、今回、当委員会の所管分として二件、二子玉川で二億円、それから連立のほうで七千九百万円を御説明させていただきましたが、当然、他の部分にもこの充当がされているという形になります。 ◆木下泰之 委員 その財源が入ってこない場合には、その区債でやったお金については、今まではどういう扱いになってきたんでしょうか。区債で充当したものが後から補助金で来るということはなかったですか。今回初めて補助金が使えるようになったということでよろしいでしょうか。 ◎霜村 生活拠点整備担当部長 区債については補助金ではなくて財調の算定の根拠にはなってまいりますので、今年度ということではなかったという見込みではございましたけれども、次年度以降、財調算入されて交付金の形で区に入ってくるという仕組みになってございます。したがいまして、補助金というものとはちょっと性質が違うということで御理解いただきたいと思います。 ◆木下泰之 委員 そうすると、今までは区債でやったものを後で交付金で出てきたやつを、今回交付金として申請して、そのまま一般財源として扱ったということですか。 ◎霜村 生活拠点整備担当部長 申請してといいますか、都区の協議の中で財調の金額が決定したことによって、特別区債という形のいわば借金をしなくても済んだということだというふうにお考えいただきたいと思います。 ◎青山 土木事業担当部長 私は先ほど五億円という金額を言ったと思うんですが、この間の都市整備常任委員会で資料をつけて説明させていただいておりますけれども、そのときの数字では当初は五億八千万円という形になっておりますので、訂正させていただきたいと思います。失礼いたしました。 ◆てるや里美 委員 建築物耐震診断補強工事が一億五千万円ほど減額になっていますけれども、特に、例えば特定沿道建築物耐震診断助成件数は百二十五件から九十一件に減っているというのもありますが、この辺はやっぱりその目標に対して達せなかったということなんですか。 ◎佐々木 建築調整課長 特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震診断助成の減額でございますが、当初、都条例に基づく耐震診断の履行期限は平成二十六年度末で、補助期限が平成二十五年度末までとされておりましたので、対象建築物の残り全棟分を今年度予算に計上し、事業執行に努めてきたわけでございます。そうしたところ、昨年の秋から暮れにかけて、東京都のほうで補助期限を来年度末まで延長しますということと、今年度の進捗状況を勘案して三十四棟分を来年度の当初予算に計上することとしたため、今年度予算からその分減額をするということでございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、(3)第三回地域風景資産の選定結果について、理事者の説明を願います。 ◎髙木 都市デザイン課長 では、第三回地域風景資産の選定結果について御報告させていただきます。  1趣旨でございます。区ではこれまでも風景づくり条例に基づきまして、地域で大切にしたい風景を地域風景資産といたしまして選定し、区民の方々の活動を支援してまいりました。このたび、平成二十四年度より取り組んでまいりました第三回地域風景資産の公開選定会を終えまして、二十カ所の地域風景資産を新たに選定いたしましたので御報告いたします。  2経緯でございます。この地域風景資産は、これまで平成十四年度の第一回において三十六カ所、平成十九年度に第二回選定で三十カ所、計六十六カ所が選定されております。今回、第三回地域風景資産につきましては平成二十四年七月より募集を開始いたしました。その間、推薦に当たっての説明会やリレーイベントなどを行いつつ、十二月の推薦締め切りには四十六カ所の応募がございました。この件につきましては、応募開始より応募結果について、平成二十五年二月の当都市整備常任委員会に御報告したとおりでございます。その後、風景づくりフォーラムでの推薦した風景の発表ですとか現場の確認などを経まして風景づくりプランを提出いただきまして、一月二十六日の公開選定会におきまして第三回の二十カ所が選定決定いたしました。  3の選定についてでございます。選定条件は四つございます。記載のとおりでございます。選定方法につきましては、学識経験者三名、区民四名、区職員三名から成る選定委員会により、プランや現場確認、公開選定会を経て選定したものでございます。  恐れ入ります。一枚別紙でつけてございます1をごらんください。こちらに二十カ所の位置と各地域風景資産の名称及び写真を記載してございます。  一枚目の4今後の予定でございます。本日より区のホームページでこの内容をアップさせていただきまして、三月一日、明日でございますが、イベントとして開催いたします風景づくりフォーラムにて各資産の紹介をさせていただきます。その後、三月十日から二十日に区役所第一庁舎一階の区政PRコーナーにおきましてパネル展示を行います。また、三月十五日号の「区のおしらせ」一面により、広く区民の皆様にもお知らせいたします。  その他でございますけれども、先ほどの別紙1の裏面、別紙2になってございますが、第一回、第二回の地域風景資産を掲載してございますので、後ほどごらんください。  報告は以上でございます。 ○上島よしもり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 この地域風景資産に選定されると、例えばここの写真に載っているようなところの樹木が伐採されるとか、そういう憂き目に遭いそうになったときに何か役に立つんですか。 ◎髙木 都市デザイン課長 この地域風景資産につきましては、その風景を選定して、それを大切にするという地域の方々の活動を醸成していくということが目的でございます。保存だけが目的ではないという部分もございますし、民間の資産についての制約等がございますので、そちらのほうは別な仕組みはございますので、今回はその活動を支援していき、周りの方々に風景のよさをPRしていったり、大切にしていく心を醸成していきたいというような仕組みになっております。 ◆木下泰之 委員 ただ、風景資産として選定する以上は、一つ条例上で選定するということを決めるわけだから、尊重義務は当然区民に課せられる形になるんじゃないでしょうか。その辺はいかがなんでしょう。 ◎髙木 都市デザイン課長 選定しただけでは保存義務というのは生じてございません。 ◆木下泰之 委員 認定と解除とか、そういうことについての何か仕組みはないんですか。 ◎髙木 都市デザイン課長 今回選定されることにつきましては条例上の仕組みがございまして選定してございますが、解除という仕組みは現在のところ持ってございません。 ◆木下泰之 委員 そうすると、例えば開発などでその風景資産が失われようとしたときに、選定されているままでもそういうことができてしまうということですか。つまり、それは程度の差こそあれ、やはりそれが尊重義務としてきちっと抑制に働くということでないと非常に困ると思うんです。そういったことについてはいかがなんでしょうか。 ◎髙木 都市デザイン課長 当初区民の方々と一緒にこの運用の仕組みをつくったという経緯がございます。その際に保存義務というものは生じてございませんし、今もその仕組みは持っておりません。ただ、地域でその風景を大切にしたい活動を醸成していくことで、全体的な風景の魅力、そういったものを地域に還元していきたいというものでございますので、委員おっしゃっているような、ここでの制約という部分では持ってございません。ただ、課題といたしまして、一回目、二回目で六十六カ所選定してございますが、風景が変わってきているですとか、その資産がなくなってしまいそうになっているというのもございます。個人の事情もございますので、こういったところは課題として、地域の方々とどのように風景を育てていく活動をするかということは課題として認識しております。 ◆木下泰之 委員 風景等について守る制度はずっとあったわけです。例えば梅ヶ丘の駅前のケヤキ並木であるとか、あるいは桜上水団地のところの風景であるとか、第一号ぐらいでそれぞれ選定されているんですよね。ところが、その後、そういうことの考慮なしに開発が行われるというのが、むしろ区が率先してやってしまうということがありました。  それから、保存樹木についても、等々力七丁目についてはことし年明け早々伐採されてしまったわけです。これなんか、きちっと保存樹木の制度があるにもかかわらず、伐採するには解除の許可が必要なのにもかかわらず、解除されないうちに伐採されてしまっているところがあるわけです。だから、形骸化されないための努力をやっぱりきちっとしなければいけないと思うんです。そうしないと、こういうものをつくっても全然、絵に描いた餅になってしまうので、ぜひ実行力があるような――実行力というのは、ただ単に法的な規制ということじゃなくて、こういったものを守ろうという雰囲気をどうやったら醸成できるかということを、選定した以上は、区の職員が一生懸命やらないとだめだと思うんです。等々力七丁目のケヤキの伐採なんか、本当の意味で守ろうという気概がやはり区の職員の中になかったからこうなったと思うんです。ぜひ選定した以上は守るために頑張っていただきたいと注文をつけておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、(4)環境配慮型住宅リノベーション事業の一部見直しについて、理事者の説明を願います。 ◎皆川 住宅課長 環境配慮型住宅リノベーション事業の一部見直しについて御報告いたします。  環境に配慮した住まいづくりの推進及び地域産業の活性化を目指し、環境配慮型住宅リノベーション事業をモデル事業として今年度より実施してまいりました。成果は徐々に増加してまいりましたが、この事業による工事は、二重窓の取りつけなど、小規模なものが中心になっている状況でございます。そこで、一層の事業の拡大に向け、平成二十六年度より補助率、それから限度額や施工事業者の要件について制度の一部見直しを行います。  これまでの実績でございますが、現在、申請件数は二十一件でございます。また、この間、新たなパンフの作成ですとか町会回覧など事業PRの強化とともに、事業計画書の廃止ですとか提出書類の簡素化など申請手続の簡略化に取り組んでまいりました。  事業の見直しの概要でございます。まず、補助率、補助限度額の改善です。耐震改修工事をあわせて実施する場合について、現行の補助率一五%のところを二〇%へ、限度額を現行三十万円のところを四十万円にそれぞれ引き上げます。耐震改修工事を伴わない場合は、現行どおりとして変更はございません。これは、耐震促進とともに耐震改修時に太陽熱システムの導入など、大規模なリノベーション工事の意欲を高め、環境配慮型住宅リノベーションの普及啓発につなげたいと考えているからでございます。  次に、区内事業者の拡大でございます。区民が本事業を実施する施工事業者について、これまで区内に本店を置く事業者に限定してまいりましたが、区内に支店、営業所などの事業所を置く事業者も追加いたしまして、事業の推進を図ってまいります。これは、区内に本店がないということで制度の御活用をお断りするケースが多々あったこと、また、そのことについて区民から御意見をいただいていたこと、さらには、本店が区外にあっても、区内に支店や営業所を持つ信頼できる業者から区民が事業者を選択できるようにする必要があることなどが見直しの理由でございます。  平成二十六年度の予算案として、補助金、技術講習会の経費など合わせて八百四十九万九千円を計上させていただいております。今回の見直しによる事業の開始は平成二十六年四月一日を予定してございます。  なお、本事業が二年間のモデル事業であることを踏まえまして、来年度、事業の評価、検証を行い、その後の展開について検討してまいります。  説明は以上でございます。 ○上島よしもり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆高久則男 委員 申請手続がかなり大変だった。書類をすごくいっぱい出さなきゃいけなくて、結構大変だったということで、去年十二月から簡略化したと聞いたんですけれども、ざっくりで結構なんですが、例えば今まで書類を十枚出していたのが五枚になったとか、どのぐらい簡略化されたのか、ちょっと教えていただきたいと思うんです。 ◎皆川 住宅課長 まず、この事業は大規模なリノベーション工事を想定していたものですから、最初に事業計画書を出していただいて、その後、補助金申請書を出してという手順で仕組みをつくっていたんですけれども、まず事業計画書の提出を廃止いたしました。申請手続と一緒にやっていただくということ。それから、住民票の写しを出していただくこともやっていたんですけれども、これも廃止して区のほうで確認するようにいたしました。それから、契約書を出してくださいというお願いをしていたんですけれども、これも小さな工事ですと契約書を結ばないケースなんていうのもございまして、その場合は、受注表とか、その他契約がわかるような書類で構わないということで簡略化しました。 ◆高久則男 委員 せっかくやるので、平成二十五年、平成二十六年の二年のモデルなのでしっかり進めていただきたいと思います。  あともう一つ、二重窓の取りつけということが書いてありましたけれども、ほかにも例えば太陽熱とか、LEDの照明の取りつけとか、今二十一件の申請の中でどういうものが多いんでしょうか。 ◎皆川 住宅課長 もう一つ多いのは、屋根の高反射率塗装、遮熱塗装をするのが多いです。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、(5)都営下馬二丁目団地建替計画(案)に対する意見・要望の提出について、理事者の説明を願います。 ◎皆川 住宅課長 都営下馬二丁目団地建替計画(案)に対する意見・要望の提出について御報告いたします。  なお、本件は区民生活、福祉保健、都市整備の各常任委員会と地方分権・地域行政制度対策等特別委員会のあわせ報告でございます。  まず、趣旨でございますが、都営下馬二丁目団地は昭和三十三年度から昭和四十五年度に建設された住宅でございまして、現在三つの期間にわたる建てかえ計画に沿って第二期工事が行われております。このたび、東京都都市整備局より、東京都が行う公共住宅の建設に関連する地域開発要綱に基づく協議といたしまして第三期の建てかえ計画案が示されましたので、建てかえ事業に伴い生じる創出予定地の活用等とあわせて、建てかえ計画案に対する区の意見、要望を東京都へ提出するものでございます。  次に、住宅の建てかえの建設計画の概要でございますが、建設場所は世田谷区下馬二丁目三十一番ほかでございます。敷地面積は、敷地全体で約七・一ヘクタールでございます。建てかえ前の旧住宅は、鉄筋コンクリートづくり四階から五階建てで二十一棟ございます。全部で七百三十一戸の団地でございます。建設年度は昭和三十五年から昭和四十五年でございます。建てかえの事業年度は平成二十三年から平成三十二年度を予定しておりまして、事業計画の内容は資料に記載のとおりでございます。別紙の概要図に範囲などをお示ししてございます。  次に、建てかえ事業に伴って生じる創出予定地の活用について区の要望でございますが、第三期工事完了後に住宅を撤去する範囲について創出予定地として要望いたします。  別紙の予定地Aでございますが、面積約〇・八ヘクタールでございます。少年サッカー、野球などのスポーツ施設を含む公園施設として要望いたします。施設整備に当たっては、東京都都市整備局所管の東京都が行う公共住宅の建設に関連する地域開発要綱を活用する方向で調整をいたしまして、用地は都から区へ無償使用許可をしていただくことを考えてございます。  また、予定地Bにつきましては面積約〇・六ヘクタールでございますが、高齢者施設として特別養護老人ホーム、定員約百名や都市型軽費老人ホーム等、それから保育施設として認可保育所、定員約百名、障害者施設として生活介護、定員約六十名、就労継続支援B型、定員約三十名について要望いたします。整備に当たっては、東京都福祉保健局所管の都有地活用による地域の福祉インフラ整備事業を活用する方向で調整し、用地は東京都から事業者へ貸しつけ、事業者が施設を建設することを考えてございます。  次に、建てかえ事業に対する意見、要望でございますが、建てかえ計画案について資料に記載しております。団地周辺まちづくり関係とか公園緑地関係、それから環境配慮関係などといった幾つかの視点から意見、要望を提出いたします。  最後に、今後の予定でございますが、平成二十六年三月には東京都へ意見、要望を提出する予定でございます。その後、平成三十一年度には第三期工事が完了し、平成三十二年度ごろ、三工事完了後に入居者が移転しますので、それに伴いまして住宅の撤去が完了すると聞いております。  説明は以上でございます。 ○上島よしもり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆桜井稔 委員 これは、区が都に要望書を提出して協議が始まるんですが、実際には、その回答というか協議が終わるのはいつごろを予定していらっしゃるんですか。 ◎皆川 住宅課長 これまでも事前協議という形で話は進めてきておりますが、時期的には東京都から計画が示されて、おおむね六カ月というふうに要綱上はなっているんですけれども、実際にはかなり弾力的に行われているというのが実態でございます。 ◆桜井稔 委員 ということは、ことしの秋には大体その回答が出てくるということですか。もう一回教えてください。 ◎皆川 住宅課長 そのくらいをめどに考えてございます。 ◆木下泰之 委員 まず、東京都が行う公共住宅の建設に関連する地域開発要綱をぜひいただきたいと思います。概要について、どうなっているのか教えていただけますか。 ◎皆川 住宅課長 これは、東京都が公共住宅の建設に際して、地元の公共施設等関連施設を整備するために、良好な市街地の形成とその生活環境、それから福祉の向上に寄与することを目的としまして、地元区市町村の意向を確認するための協議を定めた要綱でございます。 ◆木下泰之 委員 大事なことは、この種の団地の建てかえというのは高層誘導に必ずなるんですよ。世田谷区内あちらこちらでもやってきているわけで、例えばここには鉄筋コンクリートづくり四、五階二十一棟、七百三十一戸となっているけれども、大体どのくらいの規模の建てかえを考えているのか。あるいは用途の変更。多分一団地認定を取っ払って周辺の用途に合わせたりするんでしょうけれども、その辺のあらあらの概要というのはどうなっているんでしょうか。 ◎皆川 住宅課長 ここは一団地の住宅施設にはかかってございませんで、現行の用途、容積の中で計画されることになってございます。 ◆木下泰之 委員 現行の用途、容積はどうなっているんですか。 ◎皆川 住宅課長 ここは第一種中高層住居専用地域で、建ぺい率六〇%、容積率二〇〇%。それから、一部東側の道路については、沿道二十メートルぐらいについて容積率三〇〇%になっているところがございます。 ◆木下泰之 委員 ただ、今の建て方で見ると四、五階建て二十一棟という形ですけれども、そんなに高くない建物ですよね。今の用途でもかなり高いものは建っちゃうんじゃないでしょうか。これはどのぐらいまでいっちゃいますか。 ◎皆川 住宅課長 ここは四十五メートル、第二種高度地区でございますので、高さ的には十五階建てまで建てられるのかもしれませんけれども、第一期工事では七階から十一階建てぐらいが建ってございます。 ◆木下泰之 委員 だから、当初建てたとき、割と四、五階という低目でいっているんですけれども、これは建ぺい率や容積率からしてみると、かなり余裕を持って建ったということですよね。 ◎皆川 住宅課長 昭和三十五年ごろの用途地域がどうなっていたのかというのは確認できていないんですけれども、現在で見れば、かなり余裕を持った建て方になっていると思っています。 ◆木下泰之 委員 だから、そういうところを建てかえにあわせて、今の周辺の用途にあわせてぎちぎちに高いものにしていくと、周辺に与える影響とか、それから戸数もかなりふえますので、いろいろと問題が出てくると思うんです。そういうことについては、やはり周辺の住民も含めての説明会等を行った上で、その要望を聞いて、対応についてはきちっとしていただきたいと思います。 ◆畠山晋一 委員 これは3番の創出予定地の要望で、予定地Aで公園施設、少年サッカー、野球などのスポーツ施設と記されていますけれども、どんな感じのイメージなんですか。 ◎皆川 住宅課長 公園として整備しまして、今後どういう公園にしていくのかという細かいことは東京都と協議をしていくことになりますけれども、やはりスポーツができるということですので、グラウンドのようなイメージになるのではないかと考えています。 ◆畠山晋一 委員 そうすると、用地は都から区へ無償の使用許可をいただけるわけだけれども、管理運営に関しては結局最終的には区が賄うということになるんですか。 ◎皆川 住宅課長 世田谷区が管理することを想定してございます。 ◆高久則男 委員 4番のその他の意見、要望ということでは、あくまでも先ほどの創出予定地のAとBについては公園施設と高齢者施設で要望するから、それ以外の要望はいいですよという話なんですか。 ◎皆川 住宅課長 創出予定地についてこういう施設を要望するというお話と、それから団地の建てかえについてこういう意見を要望するということでございます。 ◆高久則男 委員 その他の意見というのは、創出予定地AとBについてじゃなくて、それ以外に、全体についての団地周辺のまちづくりとかその他要望を受け付けるということですか。 ◎皆川 住宅課長 例えば開発行為にかかるような場合については事前協議してくださいですとか、集会所をつくるときは地域開放型にしていただきたいだとか、その工事に当たっては振動だとか騒音への配慮をお願いしますという、そのような意見を上げていくということでございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、(6)二子玉川東地区のビル風に関する住民説明会の開催結果について、理事者の説明を願います。 ◎佐藤 拠点整備第二課長 二子玉川東地区のビル風に関する住民説明会の開催結果について御報告いたします。  本件は、二月五日の当委員会で御報告いたしました住民説明会の開催結果の御報告でございます。  2の開催概要といたしまして、開催日時は平成二十六年二月十三日木曜日十九時から二十一時、会場は玉川総合支所の四階、第一、第二集会室。参加人数は五十五人でございました。二子玉川東地区風調査検討プロジェクト専門家会議により、平成二十五年十二月までの検討状況とⅠ―b街区南側のビル風対策についての現段階の見解について、地域住民への直接説明をしたものでございます。説明側の専門家会議からは四人の委員が全員出席いたしております。  3の説明内容でございます。まず、区による経過説明をいたしました。次に、(2)ですが、委員による検討状況説明として、現地での風速等観測状況、現地観測結果から見た二子玉川の風の特徴、ビル風の特徴、数値流体解析――コンピューターシミュレーションでございますが――の概要、シミュレーション結果から見たⅡ―a街区の予測を含む各風向に対する地区全体の風環境、Ⅰ―b街区周辺の風環境、Ⅰ―b街区南側の風環境改善のための対策について、議長役の中村委員を中心に説明がございました。質疑応答といたしましては、発言者十二名から質問を十四件、意見、要望十三件をいただきまして、専門家会議の委員が直接質問に回答いたしております。開催時間は若干超過いたしましたが、発言希望者全員に発言をいただいております。  4のその他でございます。まず、説明会の開催結果と質疑応答の状況につきましては、この概要を取りまとめまして区のホームページで公開してまいります。開催一カ月後の三月中旬ごろを目途に、現在、専門家への内容確認など作業中でございます。
     また、当日の説明資料につきましては、専門家会議に確認の上、四月以降公表予定の平成二十五年度報告書に掲載し、公開していく考えでございます。まとめの素案を作成しまして、専門家会議の確認、修正を経て公表となってくる予定でございます。  御説明は以上でございます。 ○上島よしもり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆畠山晋一 委員 この間、自分自身でもこの現場へ行ってみて、風がどの程度あるのか体感してみようかと走ったりしてみたんですけれども、結構風はあるなということの体感はさせていただいたので、実際、説明会を終えて、我々としても、迂回路の整備だとか注意喚起についてもしっかりやっているんだろうかということを問うてきたんだけれども、この辺の状況はどうなっているんですか。 ◎佐藤 拠点整備第二課長 迂回路の準備状況といたしましては、事業者により設計が進んでおりますが、近接する鉄道構造物との調整などが現在必要になっておりまして、いましばらく着工に時間がかかる状況でございます。また、注意喚起措置につきましては、区のほうから、風の状況に応じて作動したり、夜間でも見やすい、そういうような表示機能のすぐれたものを考えてほしいということを要請していることもございまして、現在、表示装置の決定と施設設計も、作業中になってございまして、こちらもいましばらくの時間を要する状況でございます。 ◆畠山晋一 委員 そろそろ春一番も、きょうも春めいた陽気になってきているし、大勢の方が二子玉川にお見えになるということが予想されるわけですから、しばらくまだ迂回路の整備に時間がかかる、注意喚起についても時間がかかるということですけれども、一刻も早く何かしらの暫定的な処置もしておく必要性があるのでないかというふうに我々としては考えるわけですけれども。何か看板でしょうか、それとも何らかしらの方策を立てておく必要性があると思うんですけれども、その辺については何か考えられませんか。 ◎佐藤 拠点整備第二課長 この場所については風が強く、特に多摩堤通りのところなんですけれども、風が強くなる場合があって注意を要すると。これは、地域の皆様や来街者、町にいらっしゃってくださる方々に周知するということも大切でございまして、至急現地に何らかの表示をするということで、現在、ガードレールにつける掲示幕での対応を準備中でございます。これをなるべく早く実施できるように取り組んでまいります。また、事業者に対して、事業者も既に取り組んでおるんですけれども、強風時に歩行を補助する補助員を配置しておりますので、これにさらに注意深く確実に取り組んでくれと。また、高齢者や児童、障害者、こういった方に十分な配慮をしてくれ、このようなことを改めて申し入れているところでございます。 ◆畠山晋一 委員 たまたま自分が行ったときには強風という強風ではなかったから、さっきおっしゃった補助員の方はいらっしゃらなかったんですけれども、ぜひともこの補助員の方も目につきやすいとか、ただぼけっと立っているんじゃなくて、強風の注意喚起のために立っていますよというのがわかりやすいような形。また、今ガードレールにも看板という話もあったけれども、昼間はさることながら、夜もきちっと反射板的な要素を入れて、蛍光色じゃないけれども、わかりやすいものにしていったり、少しでも注意喚起に取り組んでいるよという姿勢が示せるように取り組んでいただくように、スピード感を持って取り組んでいただくことを要望しておきます。 ◆すえおか雅之 委員 私は、昨年出た陳情との関係でⅡ―a街区のことが非常に気になっているんですが、前回委員会報告でⅡ―a街区のことも報告があったと思います。今いただいている開催結果についてで、3の(2)の上から四番目、シミュレーション結果から見たⅡ―a街区の予測を含む風向きに対する地区全体の風環境は、具体的には前回の報告と大きな違いはあるんですか。 ◎佐藤 拠点整備第二課長 説明会の到達点というか水準につきましては、私どもが二月五日の常任委員会で報告している到達点を超えるものではございませんでした。 ◆木下泰之 委員 現時点で強風が出ているところについてはやっぱり危ないと思うんですよね。とにかく自転車で転倒したりする人も出てきているわけだし。そうすると、現に開発でこの建物を建てたために強風が出ているということは専門家の調査の中で明らかになってしまったわけです。普通のときでも二十メートルぐらい出ることもある、それから台風のときは三十メートルまで出たと、そういうところなわけですから、やはりこれは原因がはっきりしていて強風が吹くということであれば、責任は再開発をした側にあるわけで、そういう危険なことに対しての対応は単なる警告とかそういうことではなくて、本当に強風が出そうなときには通行どめにするとか、そういう措置をとらないと何かあったときには非常に大きな問題になると思うんです。そういうつもりできちっと対応を立てないと、それは不便になるからとかそういうことじゃなくて、これは身に危険が及ぶような風が吹くということをきちっと警告して、それに対する対応をしなければいけない。専門家会議も看過できない風が吹くということは言っているわけですから、行政としてはそういう対応をぜひとってほしいと思うんですけれども、その辺はいかがですか。 ◎佐藤 拠点整備第二課長 今回の現状の説明の中でも、台風を含めて半年で五日、二十メートル超の風が吹いた日があったわけでございますが、ビル風は常に風向、風速が変動する上空の自然風が吹きおろしてきたものでございまして、全体的に風が強いという日でも常時発生しているわけではなく、その風の継続時間と強さもまちまちな状況になるわけです。もとより生活動線そのものでございますので常時通行どめというのはできないわけですけれども、今申し上げたような状況の中から、状況の悪いときだけ通行どめにするということもまた現実的には不可能であろうと。そこで、当面事業者が取り組んでいる補助員配置を確実にやらせるということと、注意喚起を中心に対応していくと。もちろん鋭意取り組んでおりますが、迂回路が完成したときにはそちらを案内することもできるようになってくるということだと考えております。 ◆木下泰之 委員 ただ、かなり深刻だと思うんですよね。突風で何があるかわからないわけですよ。そういう条件下にあるということについては、ただ単に警告するということじゃなくて、場合によってはそういうこともあり得ますよということについては十分広報しないと、突風のときに何があるかわからないわけですから。だから、ただ単に補助員を置きゃいいという話じゃないし。そういう深刻な開発をしてしまったということなんですよ。そうなると、二期工事も含めて、これにどう対応するかというのが次の課題になってくるわけで、その辺はきちっとしたことをやらなきゃいけないと思うんです。この前の説明会では、どうもそういうことがまだ不徹底なようにも思いますし、せっかくいろんなシミュレーション、データなんかも出てきているわけだから、これは前にも申し上げましたが、この委員会にぜひ専門委員の方に来ていただいて、十分意見交換ができる場所を設置していただけませんか。この前の要望についてはいかがなったでしょうか。 ○上島よしもり 委員長 副委員長とも相談しまして、やはり委員会の皆さんの御意見を伺いながら判断していきたいと思っております。今そういう御意見も出ましたので、ここでほかの方からまた御意見を伺って判断したいと思いますが、いかがでしょうか。参考人を招致されるという件についての御意見がもしあれば。 ◆畠山晋一 委員 結論からすると、僕は今の段階ではまだ必要ないと思います。というのが、まだ専門家会議自体が調査検討中だと言っているわけですし、この間の細かい報告等はこの間も二月五日の委員会等で佐藤課長からもいただいているわけですから、その中で十分対応しているところだと思いますので、参考人招致ということであるのならば、今の段階では必要ないと思います。 ◆高久則男 委員 私はこの間、二月十三日の専門家の住民説明会のほうにも参加させていただいて、いろいろ風の流れとか、専門家の方からお話を聞き、非常にいろんな対策が必要であり、また不十分であるというふうなことも、現実承りました。ただし、先ほど参考人としてお呼びするということについては、現在、ことし五月に向けて調査中でありますので、その調査がしっかり終わって報告を待ってから受けるべきじゃないかなと思っておりますし、現時点での説明については、私は先日お話を承ってまいりましたので、会派の中でそれを共有したいと思っておりますから、今の時点で専門委員の人をお呼びするということはなくていいかと思います。 ◆桜井稔 委員 この東地区のビル風の被害の問題については、私も議場で取り上げましたけれども、二〇〇九年からもうⅠ街区が立ち上がってきて、五年間こういう状況がずっと続いていて、住民から大変な事態、自転車が倒されるとか、そういう危険な状況がずっと言われていながら、区はそういう専門家のプロジェクトの会議も立ち上げてやっているんですが、余りにも対策が遅過ぎるというか弱過ぎるというような状況で、この間も私も聞きに行って、もっといろいろ聞きたいなというのは率直にあるんですよね。専門家の方々は風の仕組みとか、あと対策が必要だと言いながら、もう一歩がなかなか踏み出せないという状況があって、住民からもさまざまな提案が出ましたけれども、そういうことも含めて専門家の方々がどう考えていて、どう具体的にやるかというのはもっと聞きたいなというのはありますし、やっぱり議会全体でこの問題をもっと共有させるということで言えば、ぜひ参考人を呼んでいただいてもいいんじゃないかと思うので、そうしていただきたいという方向です。 ◆すえおか雅之 委員 前提を確認したいんですが、専門家を呼んで意見を聞くというのは、たしか前回の陳情のときに出た意見だと思います。陳情審査はたしかまだ継続審査になっているんですけれども、そのときに、正直なところ、専門家の意見を聞かんとわからんと。おまけに、世田谷区の中で所管事項の対策の権限を持っているのが専門家会議なんだから、そこのきちんとしたものを聞かんと、こっちは判断できませんというのでたしか意見を出したと思いますが、前提はそれでよろしいんでしょうか。今の前提で。すなわち、陳情審査において意見を聞くと。全く別ですか。 ○上島よしもり 委員長 全く別というか、今の提案については陳情審査とか関係なく、このビル風に関して、委員会として専門家からお話を聞こうではないか、聞きたいんだという提案がなされたものに対して各委員から今御意見を伺っているということで、陳情審査云々というのは、そういう考え方もあるかもわかりませんが、今はそこの観点で、呼ぶ、呼ばないという話をしているわけじゃないです。 ◆すえおか雅之 委員 その専門家を呼ぶ、呼ばないというのは陳情審査のときに最後の意見として出たわけだけれども、それとは切り離して一般的に、すなわち、あの陳情審査はⅡ―a街区の話ですからね。それに対して、それ以外に全部ほかのⅠ街区、ほかの区も含めて専門家の意見、対策を聞くという提案ということで今の意見を聞きたいというのはよろしいんですか。 ○上島よしもり 委員長 そういうことなんだと思いますよ。 ◆すえおか雅之 委員 私は、とりあえずⅡ―a街区については、高久委員もおっしゃったように、専門家の意見が、きちっと対策が出ていない段階で呼ぶのは意味がないと思います。ただ、それ以外の対策はある程度出ているのであれば、それ以外の点に限って聞く。付随的にⅡ―a街区のことに、ちょっと話が飛んで聞いてみるというのはあり得るんじゃないかと思います。ですから、Ⅱ―a街区に限らないというのであれば、私は早目にお呼びしても構わないんじゃないかと思います。 ◆木下泰之 委員 専門家会議をせっかくつくられて、中間報告的なものが出たわけですよね。それで説明会が行われて中間報告するということは、やはりその中間的な時点で、今後の対応についてこのままでよろしゅうございますかというような信号だと思うんです。だから、中間報告である程度の強風の事実であるとか、それを抑制しなければいけないというのは、看過できないというような意見がきちんと出ているわけだから、それに基づいて、まずは対策について、このままでいいのであろうかということについても専門委員の方にお聞きしたいし、それから今後Ⅱ―a街区に当たっても、それなりに現状の強風を鑑みて、どういうふうに考えたらいいのかということだって、やはり聞きたいと思うんですよ。だから、今の段階でできるだけ早くそれをやっていただいて、それで専門委員の方だけでは、行政的な対応について意見を申すとか、そういうことはなかなかできないと思うんですよ。でも、私たちはある意味でそういうことについて議論しているわけだから、私たちとしても一つの考え方なりを区に示して、それでやっていただくというようなことが、やっぱり作業として必要なんじゃないかと。最終報告が出たら、報告が出た段階で再検証のために呼んでいただいても結構なんだけれども、今の段階でやはり春一番もこれからというときだから、おやりになったほうがいいんじゃないかな、やっていただいたほうがいいんじゃないかなと思いますけれどもね。 ○上島よしもり 委員長 それぞれ御意見をいただきましたけれども、佐藤委員は特にありますか。なければ……。 ◆佐藤美樹 委員 私も、この二月十三日の説明会に傍聴に伺いたかったんですけれども行っていないので、Ⅰ街区はとりあえず早く手を打つ必要があるというのは、この場所に行くたびに思うことなんですけれども。我々が直接呼んだら、この説明会で出た以上の情報、やりとりが出るのかというのがよくわからないので、結局、そういう話だとは思うんですけれども。私は、とりあえずこの概要、十三日の質疑応答で出たものをまず自分なりに拝見させていただいて、それからでいいかなと思っています。今の時点では呼ぶという判断はないです。 ○上島よしもり 委員長 済みません。ここで担当課長から、今どこまで聞けるかということに対していま一度、多分、説明会以上のものは出ないというふうに僕なんかは認識しているけれども。もう一度改めて、仮に、現時点でどういう説明ができるかということについてお話しいただければと思います。 ◎佐藤 拠点整備第二課長 私どもからは、専門家会議の現在の状況を御説明ということになろうかと思うんですが、一つ、専門家の先生方は四人で合議した結果をもってお話をされておりますので、この二月十三日の説明会でお話しになった以上のことを臨機応変にお答えする場というので何かお答えができるかというと、そういうお立場はとられないと我々は思っているわけです。専門家の先生方御本人がお決めになることですが、そういう会議の運営になっておるということが一つでございます。  それと、現在というか今回発表されている二月十三日の中間説明の段階では、北風データの収集中という言葉を使っておられますが、まだその北風データの計測、今、定点観測をずっと続けているわけですけれども、これから特に一カ月、一カ月半、春風のデータが非常に重要になっておりまして、最終結論というところまではいかないにしても、ある程度その判断を深めていくためには、どうしてもここのデータが必要なんだと。こういうお立場というかお考えで検討が進んでいるというふうに、私どもは事務局をしながら拝見しているところでございます。これは一言でありていに申しませば、分析作業中の状況でございます。 ◆木下泰之 委員 この前の説明会以上のことは余り話せないだろうみたいなことをおっしゃるけれども、要するに、合議で語れることと、それぞれの方々が持っているニュアンスといろいろあるだろうし、それから実際、皆さん専門家なんだから、いろんなデータに基づいていろいろ分析されているわけだから、私どもとしてもそういったことについて、あらかじめ知識を入れながら、いろんなことをお聞きすることはできると思うんですよね。そういったことが実りのある専門家と私たち政治家とのやりとりだと思うんです。そういうことをやりませんと、対策等についてこの委員会でも議論すべきところなのに、中間報告が生かされないと思うんです。中間報告のレベルでやっぱりきちっと聞いて、いろんな疑問も呈しながら次のステップに役立てていただくということを、都市整備委員会の責任としてやっていいんじゃないかと思うんです。そういうことをやって、最終報告が出たら、それはそれなりにまた意見交換ができるような場所をとっていただく。そういうことがやっぱり実りのあることになるんじゃないですか。せっかく予算を使って専門家の方々にいろいろお願いしているわけだから、専門家ではないけれども、この委員会として、私たちもそういう問題に政治家として関与したいと思いますよ。ぜひ、実現してほしいということを重ねて申し上げておきます。 ○上島よしもり 委員長 ほかにないですよね。そうしましたら、現時点では必要性を感じないという委員のほうが多いと思います。そういうことで、この件については、委員会としても課題として受けとめていることは間違いありませんので、そこはこの委員会の中でこれからも議論していただくということで、改めて時期を見て、そういう御提案があればまたと思いますので、現時点においては参考人は呼ばないということで進めさせていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◆木下泰之 委員 しかし、時期は別として、呼んでほしいというのがあったわけですよ。それはその方向でよろしいんですね。つまり、何らかの形でお呼びして、意見交換ができるような場所はぜひつくりたいということの合意はいいわけですよね。 ○上島よしもり 委員長 合意というか、そこはこれから状況の変化を見る中でその都度皆さんに御相談をさせていただきますので、ここで何か決めるということではなく、これからも委員の皆さんの忌憚のない議論をしていただくということで御理解いただきたいと思います。  よろしいですか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 それでは、そのようにさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  そのほか、この二子玉川の報告について何かありますか。 ◆てるや里美 委員 今回、この説明会でさまざまな意見が出たというふうに聞いていますけれども、この辺の意見の反映というのは、例えば開発業者のほうに伝えるというか、検討の一つの材料として持っていくのか、その辺の意見の取り扱いについてお伺いしたいんです。例えば改札の位置を変えるとか、地下通路をつくるとか、そういったような意見が出たというふうに聞いていますけれども。 ◎佐藤 拠点整備第二課長 今、てるや副委員長からもお話がありましたように、ショッピングセンターへの地下通路ですとか、歩道橋とか、また新改札口のような御要望、御意見として出ていることもあるんですね。これは基本的に事業者だけでなく、事業者、つまり再開発組合でなくて、例えば改札口なんかの場合は東急電鉄さんの話になるわけです。風という視点でなく、いわゆる地域の利便とかそういうことから、過去においてもそういう御要望が地域にあったり、いろいろそういうものがミックスというか混ざって出てきているような状況があるんです。その中で、例えば再開発事業者に対して、では、地下道はどうだ、歩道橋はどうだみたいな話につきましては、まずその当日の説明会においても、そういう対策というのはその場所、つまり歩道橋なら歩道橋のところに行くまでのところが全部風速が低くないと、もともとそこへたどり着けないわけですから、考え方としては、かなり遠い距離を渡していくみたいな話で迂回路みたいになりますので、風全体を抑制することをまず目指して取り組んでいくという考え方からも、現段階で事業者に要請という形ではないと思うんです。ただ、こういう考え方も排除されていないんだよということでは、事業者とも共有していく材料なのかなと。  あと、新しい改札口みたいな話については、過去に風ということじゃなくて、電鉄のほうに御意見を聞いたことがあるんですけれども、もちろんその段階では、現在では計画はありませんという答えだったわけですが、今後、機会がある中では、やはり地域にこういう声もあるということをまた改めてお伝えしていくものなのかなと。そういうことで、とにかく相手方にはきちんと伝えていくものだと認識してございます。 ◆木下泰之 委員 当初アセスでは、この風の問題が出ないという話だったのが、もう途中で出ちゃっているわけですから。しかも、自転車を倒してしまうほどのかなりの強風が出ているというわけで、この前の説明会でも、例えば今のビルに穴をあけたらどうなのかとか、あるいは上昇気流を抑えるような手だてをとれないのかということは、当然出てくるわけです。それはやっぱり必要なことで、前の風向、風環境とそれほど変わらないものにどうやったら戻せるのかということはやっぱり考えるべきだし、多少ふえたとしても、今のような殺人的な風が吹いている限りは、二期だって本来だったら進めないはずですから。だから、一期対策をどうするのかという抜本的なことについては、当面の対策としては先ほど出たようなことはいろいろあるだろうけれども、抜本対策としてはどうするのかということをやはり本気になって回答を出してこない限りは、二期工事なんかとても進める問題じゃないと思うんですよ。だから、一期工事への抜本対策をどうするのかということはやはりきちっと示していただきたい。皆さん、その辺はいかがなんですか。区の対応としては。だって、この前、実際に風を低減させる一つの方策をとれということまでありましたよね。区としてはどう考えていますか。 ◎霜村 生活拠点整備担当部長 本会議でも答弁させていただきましたけれども、専門家会議からは、ビルに当たって吹きおろしてくる風を抑える方策を、事業者の風洞実験等もやりながら、慎重にかつ早急に提案せよという御指示をいただき、その旨を今事業者に要請しているところでございますので、お話になったような風環境そのものを改善する対策をしっかりとつくりたいとは考えております。 ◆木下泰之 委員 時期はいつごろ回答が出るんですか。 ◎霜村 生活拠点整備担当部長 率直に申し上げて大変厳しい状況ですので、簡単に答えが出るというふうに考えてはおりませんが、とはいえ、今御議論もありましたけれども、既に何年か前からこの状況が起きている以上、できる限り早く対策をやることが必要ということで検討を急ぎたいと考えております。 ◆木下泰之 委員 意見として言っておきますけれども、そういう回答がないうちに前へ進むことはできませんよ。区としてはそういうことを厳しく事業者に伝えておくべきだということを申し上げておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、(7)「平成二十六年二月八日・九日及び十四日・十五日の降雪」に関する報告について、理事者の説明を願います。 ◎小山 道路管理課長 それでは、二月八日、九日及び十四日、十五日の降雪に関しまして御報告申し上げます。  まず、八日、九日の降雪に至る気象概況でございますが、発達した低気圧が通過するのに伴い、上空寒気の影響により、八日未明より降り始めた雪が夕方十八時から二十一時をピークに降り積もりまして、東京都心では積雪二十七センチを記録するなど、四十五年ぶりの大雪となりました。気象庁予報部発表による世田谷区の警報、注意報等につきましては記載のとおりでございます。前日の七日の十七時四十分に発表されました注意報に引き続いて、八日の十時十五分の段階で大雪警報に切りかわりました。ピークの後、同日二十三時二十九分に警報解除で、翌九日、二時五十二分で注意報解除という状況でございます。  このような大雪で首都圏各地において交通の乱れ等ありまして、区内でも積雪による車両、歩行者の通行への影響等が見られました。ただし、大きな被害等は報告されてございません。  区の対応といたしましては、八日土曜日の十一時に除雪作業本部を設置いたしまして体制をしき、さらに翌九日は朝七時半より除雪作業を行って、十七時に体制を解除したという状況でございます。円滑な交通の確保と歩行者の安全確保のため、坂道、それから駅周辺を中心に除雪、さらに夜間の凍結防止のために融雪剤の散布等を行いました。  引き続きまして裏面になりますが、翌週、十四日、十五日の降雪に関してです。気象概況といたしましては八日、九日と同様でございまして、同じように二十七センチの積雪となりました。気象庁予報部の発表は記載のとおりでございます。今回は、特に前回の八日、九日の雪に比べまして大分水分の多い、湿った重い雪質であったために、樹木等の枝折れ等の被害が報告されてございます。  区内における被害状況は記載のとおりでございます。  区の対応といたしましては、十四日午後から除雪作業本部を設置の上、翌十五日土曜日にはそのまま除雪等の対応を実施いたしたところでございます。  説明は以上でございます。 ○上島よしもり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆木下泰之 委員 これは土日にかけて結構大変なことになっていたわけなんですが、例えば公園なんかでは行き倒れの人とか、あるいはホームレスだってそこにはいるでしょうし、そういったことでの心配というのはあるわけですよ。そういったことに対してのパトロールというかそういったことについては、特段何か注意してやられたということはあるんですか。 ◎小山 道路管理課長 公園に特定するわけじゃなく、一応管内に土木管理事務所、公園管理事務所が五つございます。管内注意箇所というのをそれぞれ把握しておりまして、まずはそこら辺のパトロール等を十分行って、作業等必要な箇所に関しては実施していくということです。公園等に関して今御指摘のようなことは特に報告としては聞いていない状況でございます。 ◆木下泰之 委員 笑いごとじゃなくて、本当にそういう心配が私のところにも寄せられているんだよね。例えば羽根木公園の近くでホームレスの人がいるけれども、その人はどうなっちゃうんだろうかという心配があるわけですよ。いろんなホームレス対策等はあっても、その人が生活保護であるとか、あるいは就労希望であるとか、そういうことを言い出さない限りは保護の対象にならないわけですよね。今回かなり冷え込んだということもあるし、大雪だったということもあるし、そういう心配が区民から寄せられるほどの気象の変化だと思うんです。そういうのは区のどのセクションがということはあるんだけれども、それなりにちゃんと心配して見回りなりをしてあげないと、やはり何があるかわからんわけです。ただ単にホームレスだけじゃなくてお年寄りが倒れ込むとか、そういうことだってあるわけだから、やっぱり公園等、あるいは道路管理の観点からパトロールをやるのであれば、例えば土日もパトロールをきちっとするとか、そういう体制はとるべきだと思うんだけれども、これは土曜日には解除しちゃって、日曜日はそういう対応はとられていないんですか。 ◎小山 道路管理課長 まず、八日、九日に関しましては、実際、土曜日から日曜日にかけて、特に日曜日に関しましては、もう既に雪がやんでおりまして、晴れてきている状況の中で除雪を中心に行うと同時に、パトロール等もそれにあわせて行っていた状況でございます。さらに、十四日、十五日に関しましても、同様、十四日の金曜日の段階で夜間等にまだ降っている状況の中で、ある程度のパトロールも含め行った上で、さらに十五日も引き続き除雪作業等をパトロールも含め行って、危険箇所の除去に努めたという状況でございます。 ◆木下泰之 委員 例えば十六日なんかは稼働させてはいないんですか。 ◎小山 道路管理課長 十六日はもちろん平常時でありますけれども、さらにパトロール等は日常管理の中で行っているというような状況でございます。 ◆木下泰之 委員 十六日もちゃんと職員が出て、パトロールなんかは、道路管理の車まで、各部署には四輪駆動の立派なものがあるわけで、そういうものを駆使して管内を回ったりとか、そういうことはされているんですか、されていないんですか。 ◎小山 道路管理課長 それは日常業務として、降雪の後ということも含め、いろんな場所をパトロールしたものでございます。 ◆木下泰之 委員 だから、日曜日はやられているのかということをお聞きしているんです。 ◎小山 道路管理課長 日曜日は特にこのときはないです。 ◆木下泰之 委員 かなり異常気象だったわけで。実は事故報告がこの委員会にされていないということで、相手方の損害ということで、それは土木課の車の事故だったんです。その車を見たら、すごい仕様なんだよね。世田谷は林道もないのに四輪駆動なのよ。だから、ああいうものは雪道とか、こういうときこそ土木事務所の活躍する車なんですよ。すごく装備にたっぷりお金をかけて、何でも対応できるようにされているわけだから、それに人員が乗っていかないとやっぱりまずいと思うんですよ。だから、こういうときこそ日曜日に、いろんな滑ったり、転んだりということだってあるわけだし、人命にかかわるようなことだってあり得るわけだから。こういうときこそ、やっぱり土木課の立派な四輪駆動を駆使してパトロールするとか、土木課にはそういうふうにやってもらいたいし。それから、パトロールもセコムにお願いしてやったりしているわけじゃないですか。そういったときに、やはりパトロールも継続してやるとか、そういう体制を土日であってもとらないと、これからちょっと不安ですよ。ぜひ、そんな対応を考えていただきたいんですけれども、副区長、その辺いかがですか。 ◎板垣 副区長 今回の大雪について、山梨県では大変大きな降雪があったり、熊谷とかも六十センチを超えるとか、そういうようなことがありましたので、区長からも改めて降雪に対する対策をしっかり庁内で整えるべきではないかという指示もいただいております。従来は今ここで報告したように土木が中心となって、いわゆる道路の雪かきといいますか、そういうのが主なわけです。ところが、おっしゃるように、例えば高齢者のひとり暮らしの人とか、あるいは酸素吸入をされている方とか、そうすると雪で停電になったらどうするんだとか、そういうことだっていろいろ考えられますので、今、危機管理を含めまして、全庁的にこの雪に対する対策を、当面暫定的な対策を立てながら――といいますのは、三月だって降雪があるやもしれませんので、当面暫定的なものを整えながら、さらに来年にかけてちゃんと検討していこうと思っておりますので、そのような方向で今検討を進めていきたいと思っております。 ◆木下泰之 委員 今、副区長からお答えいただいたんですけれども、気象条件が、北極の寒冷な地域が周りに来ちゃって、グリーンランドあたりで雨が降っていて、周辺が非常に冷え込んできているような異常気象の兆候があるそうで、こういう気象条件がこれからもあると思うんですけれども、やはり危機管理という意味では何があるかわからんわけです。だから、こういうときにやっぱりそういう気象条件も判断して少し対応を、万全を期していろんなことをやるということをぜひやっていただきたいと思います。  それから、一つだけ聞いておきたいんですけれども、今回、川場村でかなり被害があったわけです。防災協定等を結んでいるわけで、世田谷区は何かそういう要請とかあって応援に行ったりとか、そういうことはあったんですか。 ◎板垣 副区長 特にそのようなことの対応はしておりません。例えば熊谷とも防災協定を結びましたので、熊谷のほうにも危機管理のほうが連絡をとったりして、どういう状況なのか聞いたりはしておりますけれども、特段何か手助けというか、協力が欲しいということではなかったんで、むしろ熊谷がどういうような対策をその降雪の後に対応していたかというのも我々は参考にしたいところがありましたので、そのようなヒアリングもあわせて連絡しながら、危機管理の者がやっておりますので、それは参考にさせていただきたいと思っているところです。 ◆木下泰之 委員 川場村に関して言えば、実際に凍死した方が結構出ているんです。川場村には施設もあるわけだし、そういった意味ではつながりは深いわけで、世田谷のネットあたりで情報発信するときには、やっぱり心配してあげるとか、結構川場村のいろんなことについても便宜を図ってやるというようなことをしないと、東京で何かあったときに、やっぱり川場村からの支援だって期待できないわけですから、ぜひその辺は注意してやっていただけたらありがたいなと思います。要望です。 ◆畠山晋一 委員 降雪ということで、我々にしてみると、異常気象的な要素で、あそこまでの雪はというところでの対応で、当然行政に動いてもらって、坂道や駅周辺の除雪や融雪剤をまいていただいたということでよかった部分もあるんですけれども、我々も一般区民として、みずから雪かきを行ったり、消防団員としても情報、発令があって、きょうも消防団員の同士がいますけれども、消火栓の確保ということで、雪の中で我々みずから出ていって対応しているという部分もあるんです。そういった消防団員との連携とか、今回は、例えば三宿の自衛隊とか、用賀の駐屯地の自衛隊とかとの連携の中で対応されたということはありますか。 ◎板垣 副区長 まさに、今回の二回の降雪に伴って今後の緊急対策をつくろうという話をしている中で、消防団との連携は水防のときには当然やっているんですが、雪が降ったときは実は基本的に何もやっていないのではないかということの問題意識が今ありまして、では、こういう降雪のときに、さっき申しましたひとり暮らしのところだとか、救急車で何か運ばないといけないというようなことが出たときに、行政がそこまで出ていってどこまでできるかというのは限界がありますので、そうすると、地域の消防団との連携とかが当然必要になってくるよねということを、実はそんな議論も始めたところだったんです。ですから、今おっしゃったようなことも視野に入れながら、今後の対策の中にも消防団の地域の方たちとの連携というのも大きな、そういう考え方も取り組みたいなと思っております。 ◆畠山晋一 委員 我々区民も自分でできることは自分でやる、全て行政に任せるということではないということで自立心を持って取り組んでいかないと、やっぱり何でもかんでもというふうにはいかない。やっぱり雪で困っているのは、我々もさることながら、行政側だって同じ思いの中でやっているわけですから、現に行政側の人でも骨折されて歩いている方も何人か拝見していますけれども、それは雪かきが原因なのかよくわかりませんが、けがされている方も現にいるわけですから、同じ人間なので、自分たちでできることは自分でやりますけれども、できたら我々も消防団としてやってきた部分も、もっと連携を踏まえて、民生委員さんやこういった青少年委員さんじゃないけれども、ひとり暮らしの高齢者との連携、こういうときにこそもっと発揮できるような、訓練的なものをしっかり生かしてもらえるようにしていただきたいと思います。  ちなみに、後で構わないので、融雪剤はどの程度まいたのか、それだけ教えてください。 ◎小山 道路管理課長 塩化カルシウム、融雪剤は二十五キロ詰めのものを五百袋ほど、今回二回で使っております。 ◆畠山晋一 委員 一回で五百袋ですか。 ◎小山 道路管理課長 今回二回ございましたので、一回当たり二百五十袋程度です。 ◆福田妙美 委員 今の除雪のところなんですけれども、協力会社というのは協定を組んでいたり、何かしているところなんですか。 ◎小山 道路管理課長 各地域五つに分かれておりますので、それぞれの事務所に近い建設会社に一応ある程度声をかけて、協力できるところはそういった形で来ていただいたりとか。今回も二回それぞれ四社ほどやっていただいております。 ◆福田妙美 委員 ということは、当日というか、雪が降り出してからこの建設会社さんのほうにお願いをしたという認識でよろしいでしょうか。 ◎小山 道路管理課長 雪だけじゃなく、通常大雨のときも含めてこういったような協力関係で前から声をかけている会社さんが中心になってございますので、今回も雪に当たって事前にちょっと連絡が行くかもというような話もさせていただいた上、出動をお願いしたという次第でございます。 ◆福田妙美 委員 坂道、駅周辺などと書いてありますけれども、このエリアはどのあたりを、うちのほうは坂も大変多かったもので、これはどのあたりを選定して行われたのかなというのを教えていただきたいんですが。 ◎青山 土木事業担当部長 現場の話なので、土木のほうで答えさせていただきますけれども、特に砧地域はビール坂とか不動坂、ああいった急坂を中心にやらせていただいております。あと、玉川地域も国分寺崖線沿いにやっぱり幾つか坂がありますので、基本的にそういうところ、滑りやすいところを中心に。ただ、岡本みたいな急坂については車道をやるのは難しいので、あそこは歩道だけ除雪させていただいていますけれども、大体そういうところを中心に。あと、駅を中心に、特に歩道を中心にやらせていただいております。 ◆木下泰之 委員 最後に、最初に申し上げたことなんですけれども、職員の中から笑いが出てきたのがちょっと心外だったんですが、ホームレス対策とかそういったことは本当に大事なことだと思います。というのは、今やっぱり不況の影響もあって、大分ホームレスの方もふえているんだけれども、かつてのように、例えば新宿の地下道とかそういったところに居場所がなくなっているんです。追い出されて、大体公園であるとか、河原であるとか、そういったところに行かざるを得なくなっているということがあるので、やっぱり寒い夜であるとか、ああいう雪が降ったときなんかには気をつけなければいけない。そういうことを気をつけていれば、お年寄りとか子どもが、川べりであるとか、あるいは公園で万が一のことがあることに対しても目が行き届くことだと思いますので、ぜひそういうことにも気を使って道路管理あるいは公園管理をやっていただきたいということは重ねて申し上げておきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、(8)東京都における通称道路名について、理事者の説明を願います。 ◎関根 土木計画課長 では、東京都における通称道路名について御報告いたします。  まず、趣旨でございます。東京都ですけれども、過去二度にわたりまして、都内の主要な国道、都道百二十九路線に通称道路名を設定してまいりました。前回の通称道路名の設定が昭和五十九年でございまして、ここから約三十年が経過し、多摩地域などを初めとしまして多くの道路が新設、延伸されまして、東京都において新たな通称道路名を設定する必要が生じております。そのため、東京都におきまして東京都通称道路名検討委員会を設置しまして、そこでの検討結果を受けて、今月十日付で都道に新たに通称道路名を設定することを決定したということの連絡がありましたので御報告するものでございます。  2の経緯でございますが、記載のとおりでございます。  3今回設定する上で検討の対象となる路線でございますが、三点ございまして、まず一点目がおおむね五キロメートル以上の区間にわたる路線、二番目が二以上の区市町村にわたる交通上重要な路線、三番目が観光や都民生活上重要な意義を有する路線でございます。  4、5についてはまとめて御説明いたします。  恐れ入りますが、二枚目の別紙1をごらんいただきたくお願いいたします。こちらが東京都の作成しました通称道路名を説明するためのペーパーでございまして、表面に目的、経緯等、裏面をごらんいただきますと、今回新規で設定しました通称道路名の一覧がございます。  恐れ入りますが、別紙1の表面をごらんいただきたいんですけれども、右側の下のほう、今後の通称道路名の設定というところで今後についての記載がございますので、まずここだけちょっと説明をさせていただきます。  三点ございまして、今後は事業段階から将来の道路網や広域的な観点を踏まえ、関係自治体との合意形成を図りながら通称道路名を検討する。二番目、検討に際しましては、特別区長会、東京都市長会、東京都町村会、国土交通省、警視庁などに対して意見照会を実施。三番目、開通前に当該路線の通称道路名を決定ということで記載されてございます。  恐れ入りますが、裏面をごらんいただきたくお願いいたします。世田谷区内の状況でございますが、新規設定の路線としましては、資料右側、十番目の淡島通りでございます。  恐れ入りますが、別紙2をごらんいただきたくお願いいたします。こちらは世田谷区道路通称名路線図でございまして、この中の右上側、環状七号線から都心側のほうに向かいました道路で、これまでも淡島通りと呼んでおりますが、新規の設定路線としてございます。  恐れ入りますが、一枚目表面をお願いいたします。今後の予定でございますが、この四月以降、東京都におきまして、新通称道路名の使用及び案内標識の設置を進めていくということでございます。  説明は以上です。 ○上島よしもり 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
    ◆すえおか雅之 委員 親しみやすい名称をつけることによって、都内の交通の利便性を図る、これは具体的にはどういうことなんですか。名称をつけて利便性を図るというのは、言いやすいということなんですか。 ◎関根 土木計画課長 やはり一般的に生活をしていく中で、お互い区民同士で場所などを特定する際に、道路名があったほうが認識しやすい。また、何か万が一の事件、事故があった場合においても、道路名等があったほうが場所を特定しやすい。そういう中で利便性を図っていけるのかなということでございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、(9)その他ですが、何かございますか。 ◆すえおか雅之 委員 前の報告事項について、書式自体の変更を求める可能性もあるので、ちょっと申しわけないんですけれども、報告事項(1)に対する質問をさせていただきたいんですが。議会の委任による専決処分の報告で、書面を見ていてよくわからなかったんです。何を言っているんだろうと思って。 ○上島よしもり 委員長 (1)というのは……。 ◆すえおか雅之 委員 専決処分。 ○上島よしもり 委員長 専決処分のこと、こちらのことで……。 ◆すえおか雅之 委員 この形式自体が……。 ○上島よしもり 委員長 ちょっと済みません。これについて今質疑をしたいという委員がおりますけれども、皆さん、どうですか。よろしければ。 ◆畠山晋一 委員 遡るということ……。 ○上島よしもり 委員長 遡るというか、報告だから。 ◆すえおか雅之 委員 今後のこともあるので。 ○上島よしもり 委員長 どうですか。よろしいですか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ――では、続けてください。 ◆すえおか雅之 委員 済みません。何が言いたいかというと、結論から言いますと、一の(5)の損傷の程度のところで、甲の記載があるが、これは不要ではないか。今後、こういうことを削除してほしいということが結論なんですが、そういうことに向けてちょっと質問したいと思います。結局、自動車事故にかかわる損害賠償額の決定というのは、大ざっぱに言えば、乙の車を甲が壊したから損害賠償額が出ましたよ。それを議会の委任による専決処分で処理しましたから報告させてくださいね、こういうお話でよろしいんでしょうか。 ◎岩渕 交通安全自転車課長 本件は自動車事故での相手方との係争になりやすいケースを想定される事案ですので、実際には議会の御議決ということもあろうかと思いますが、条例で三百万円以下の総額について、こういう専決が認められておりまして、前回の発生を御報告させていただいた後、こういう手続を進めて、今回こういう損害賠償を専決させていただいたので、その報告ということで、通常の型どおりの御報告をさせていただいたというふうに認識しております。 ◆すえおか雅之 委員 結局、これは乙の車を壊したから損害賠償が生じましたよという話なんでしょう。 ◎岩渕 交通安全自転車課長 双方に被害があって、損害賠償割合が決まって、我々は相手方に七万五千七百十六円を損害賠償額として払うということでございます。 ○上島よしもり 委員長 質問の意図がちょっとよくわからないので、もう少し整理して御発言ください。 ◆すえおか雅之 委員 ですから、甲の車が壊されたというのは、甲の世田谷区は相手方に損害賠償請求権を持ちますよね。専決処分にするというのは、その話も含めてるんですか。 ◎岩渕 交通安全自転車課長 区が負うべき損害賠償額について報告させていただいております。 ◆すえおか雅之 委員 それは結局、乙の車を甲が壊しましたよ、ただ、損害の程度というのは、乙の車は物損がありましたよ、過失の割合は甲と乙は五割五割ですね、だから、本来なら十五万円ぐらい払わなきゃいけないのを半分まけてくださいよ、こういう話じゃないんですか。 ◎岩渕 交通安全自転車課長 私どもの総額は七万五千七百十六円でございますが、例えば乙から――乙というのは相手方でございますが、相手方から、今後示談によって区のほうに支払われる額は、およそ十五万円程度ということでございます。 ◆すえおか雅之 委員 例えば乙が損害賠償によってお金を払うというのも、専決処分の対象になるんですか。 ◎岩渕 交通安全自転車課長 区として損害賠償を負うものについて報告させていただいたということでございます。(「委員会として聞くようなことじゃないよ、個人的に聞けよ。」と呼ぶ者あり。) ◆すえおか雅之 委員 いやいや、だって、これは今後こういう形で報告をするなと私は言っているんですよ。(「報告書はどうするの。」と呼ぶ者あり。)違う、違う、そうじゃないですよ。ですから、例えば甲が車を壊されたからといって、甲は損害賠償請求権を持つわけだから、こんなの専決処分の対象じゃないでしょう。 ◆木下泰之 委員 関連するので全くのその他で言いますけれども、その他というのは、この前要望しているからね。つまり、この種の自動車事故に関しては、損害賠償が生じようと生じまいと、やっぱり報告すべきだということを議運で言って、それは大体了承されたわけです。それで、この前、各委員に報告が来たけれども、今後は、専決処分とは関係ないけれども、事故があったことについては、一応は報告してくださるということには相成ったと考えてよろしいんですか。 ◎岩渕 交通安全自転車課長 その件につきましては、私としては、前回の工事第一課長から、そういう対応になったということは本日の委員会を迎えるに当たって情報の提供は受けておりまして、基本的には訴額がないと思われる発生報告についても御報告させていただくというふうに御報告していると聞いております。 ◆木下泰之 委員 意見ですけれども、ですから、恐らく専決処分というのは専決してお金を出さなきゃいけないから報告されているんですよね。それに加えて、やはり事故の報告もしていただきたいというので、両方報告されればそれで解決すると思いますので、それでいいんじゃないかと思いますが。 ◆すえおか雅之 委員 私の言っているのと全然話が違うんです。そんなことを言っているんじゃないんですよ、全然。この専決処分自体をちょっと勘違いしているんじゃないかと思うんです。では、後で御説明しますから、次の委員会で訂正があるんであれば報告してください。そっちのほうがいいと思います。 ○上島よしもり 委員長 そうですね。正直言って、委員会で共有できる段階ではないので、個別にやっていただいて、その後で。 ◎五十嵐 交通政策担当部長 今の件については、うちの担当課長から改めてお話しさせていただいて、御理解いただければなと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ○上島よしもり 委員長 そういうことでよろしいお願いいたします。  以上で報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、3請願の継続審査についてお諮りいたします。  平二三・六号「山縣邸全体(三千坪)のまとまった緑、景観、住環境が将来にわたって残るよう折衝、指導することを求める陳情」ほか十件を閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、4閉会中の特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。 1. 都市整備について 2. 住宅政策について とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、5協議事項に入ります。  まず、(1)参考人の出席要請について協議いたします。  外郭団体の経営状況等の報告につきましては、議会運営委員会において、それぞれの団体を所管する常任委員会で報告を受けることとし、団体の職員を参考人として招致することとなっております。この間、正副委員長と理事者側で協議し、四月二十二日火曜日午前十時から、また、5その他に記載のとおり、各団体において人事異動があった場合はその職責にあるものを参考人として出席要請することとして、資料案のとおり参考人招致を行うことで整理させていただきました。資料案のとおり、参考人の出席を求めることでよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 それでは、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 次に、(2)次回委員会の開催について協議いたします。  ただいま参考人の出席要請の際にお諮りさせていただきましたが、当委員会所管の外郭団体の報告は、四月二十二日火曜日午前十時から行います。通常の委員会は年間予定である四月二十三日水曜日午前十時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 それでは、四月二十二日火曜日、二十三日水曜日と二日間連続の開催となりますので、よろしく願いいたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○上島よしもり 委員長 その他、何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 委員長 以上で本日の都市整備常任委員会を散会いたします。     午後零時三十九分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   都市整備常任委員会    委員長...