◎
伊藤 防災支援担当課長 配布している
施設の
状況でございますが、
区内の障がい
者施設につきましては、
男女平等推進センターほか、障がい
者施設としましては、
上池台の障がい
者福祉会館と障がい
者総合サポートセンターで
配布をしております。
それ以外ですと、
民間の
事業所等につきましては、特に
配布はしてございません。
◆
野呂 委員 障がい
者施設は
大田区に多数ありますので、
指定管理を受けているとはいえ、ここには全て
配布をしていただけるような措置はできないのですか。
それから、
小学校・中
学校にもないのですけれども、ピックアップの方法は何か
基準があってのことなのですか。それで、この
施設なのですか。
◎
伊藤 防災支援担当課長 配布当初の
基準といたしまして、より
女性の
視点に立った
冊子でございましたので、
女性の方に幅広く手の届くところに
配布をした
状況にございます。
◆
野呂 委員 今のご趣旨から選出されたということですけれども、これ、とても便利な
冊子だったではないですか。私
たちも
池上会館でいただいたのですけれども、もう少し、広く活用していくということも今後考えられるかなと
思います。もちろん
東京都でつくっているものですから、
基準があるのかと思うのですけれども、できるだけ多くの
方たちが生かしていっていただけるように考えていただければなと
思いました。
◎
伊藤 防災支援担当課長 今後の
設置場所につきましては、ご
意見を踏まえまして、検討させていただきたいと
思います。
◎
井上 危機管理室長 「
東京くらし防災」につきましては、今、
冊子については
大分追加発注はしているところなのですけれども、今、
防災のアプリのほうに、都としても、そちらの普及のほうも活発にしているところでございますので、やがて
紙ベースからそういった
電子媒体に変わるとも聞いております。そういったものを踏まえながら、啓発をしてまいりたいと
思います。
○
犬伏 委員長 それでは、
報告2番、
青色回転灯装備車両増車に伴う
パトロール強化について。
◆
荒尾 委員 青色回転灯車両が4台に増車ということで、
子どもたちの安全を守るという意味でも、台数を増やしたということは本当にいいことだと思っております。
これまでも2台で
運用していたということだったのですけれども、
運行している時間帯というのが、
下校時間帯を
中心にと書いてあるのですけれども、14時から18時以外にも
運行をしているのでしょうか。
◎
福島 生活安全担当課長 ただいま
委員のほうから質問のありました件につきましては、現在、導入した4台の
車両につきましては、この決めの時間になります。それ以外については、この後に
客引き客待ちの
対応がございますので、
指導員はそちらのほうに転進するということで、それ以外の時間帯についてはしておりません。
◆
荒尾 委員 最近
子どもが
被害に遭う
事件が、
新潟でも
殺人事件が起こったりとかして、そういう悲惨な
事件も起こったりとかしているので、そういったタイミングでこういう取り組みをされるのは、本当にいいと思うのですけれども。
車両自体は、4台に増やしたということは、各
地域庁舎にこの車があって、そこから車を動かして、各
警察署に寄ってという
運行でやっているのでしょうか。
◎
福島 生活安全担当課長 車両につきましては、全て4
車両とも
本庁舎のほうに駐車しております。この時間になりましたら、
本庁舎のほうから各
警察署に向けて、それぞれの
車両が出発するという
運用をしております。
◆
荒尾 委員 この車は、
パトロール中に何か
事件とか
事故というものが起こったときに、すぐに
警察にダイレクトに
連絡ができるようなシステムというものが、この車の
運行の中に組み込まれているのでしょうか。
◎
福島 生活安全担当課長 実際に
青パトが取り扱い、急訴の
事案を受けたりした場合には、直ちに所持している
携帯電話で
110番をまずいたします。それによって、
警察と速やかに
連携をとって、共同して
対応していくというのが基本になります。
参考に、この
ゴールデンウィーク中にもそのような
事案を扱っているのですけれども、急病人の
取扱いもすぐに119番をして、その後
110番。それで
警察が臨場するまでの間に全て
応急措置をしたり、必要な聴取、人定、
あと発生の
状況、
搬送先の病院とか
救急隊、このようなところを全て、元
警察官ですからなれていますので、そういうのを聴取して、メモをして、
警察官が到着したときには、すぐにそれを
警察に引き継ぐという形で
連携をして、
対応しております。
◆
野呂 委員 非常勤職員の
方々は、
警察に行って
情報をいただいてから、
パトロールをするということですけれども、
大田区に安全・
安心メールがあって、不審な
人たちの配信が随時行われていますよね。そういった
情報も、日常的に
非常勤の
方たちもきちんと受け取れるような
体制にはなっていらっしゃるのですか。
◎
福島 生活安全担当課長 ただいまの
内容につきましては、12名の
非常勤職員全てが安全・
安心メールを登録しております。
リアルタイムにその
情報が
非常勤職員に伝わるというのが、まず1点。
また、
出勤前には、私のところにいつも顔を出して、私のほうで指示をして、それに基づく
対応をしております。
警戒に出た後に何か事が起きたときには、
携帯電話で速やかに
連絡がとれる
体制がとれておりますので、そのような
体制で臨んでおります。
◆
野呂 委員 新潟での痛ましい
事件で、本当に、あまりにも近い、
近隣に住む方ということと、それから一月前に書類送検されていたということで、その
内容は、もちろん刑が確定していないと
近隣の方に一切お知らせすることはできないではないですか。ですから、何か、もしかしたら防げたかもしれないと後から思う、
情報を聞くと。防げなかったこと、本当に
近隣の方も含めて、重く受けとめていらっしゃったかと思うのですけれども。
子どもというのは、思わぬところを通ったり、いつもの通り道ではないところをちょっと通ってみるとか、なれてくるとあるので。ふだんは
防犯のために各
学校で見守りの
方たちが
下校時に
横断歩道に立ってくださっていますけれども、きっとますますこういうものが必要になってくるような、悲しいことなのですけれども、本当に心して頑張っていただきたいなと。この点については、
子どもを守るためによろしくお願いしたいと
思います。
4署に配置されて、
大田区は
小学校が59校もあるから、ようやく各4
地域で細かく回れるということは、非常によかったかなと
思いました。
◆
広川 委員 大変、こうやって本当にベテランの
経験のある方が
大田区の中を回ってくださるというのは、すごく
安心が広がってきて、こういう
連携ができていること自体がすばらしいなと思って伺っているのですけれども。
幾つか
確認をさせていただきたいのですが、先ほど安全・
安心メールは随時受けるようになっていると言っていましたけれども。タイムラグがありますよね、安全・
安心メール、昨日のとか、そういう時差がありますけれども。そこが来る前に、例えば
防災課としては
リアルタイムにつかんで、
連携をとることは可能なのでしょうか。
◎
福島 生活安全担当課長 確かに安全・
安心メールにつきましては、主に
学校ですとか、
住民の
方々からの
情報提供に基づいて認知をすることがほとんどであります。
ただし、それ以外にも
警察署との
連携もとれております。それ以前に、そのような
情報が入った場合には、速やかに
優先順位を決めて、
現場に
連絡して
対応するという
体制をとっております。
◆
広川 委員 なるべく近くにいらっしゃったら、そういう
思いをした
子たち、
現場になるべく早く行っていただけるのは、もちろん
警察の方とかもあれでしょうけれども、可能であれば、やっていただければなというのは、より
安心が広がると
思います。
万が一の場合、この
方たちがけがとかをされた場合は、
公務災害になるのでしょうか。
◎
福島 生活安全担当課長 12名の
指導員につきましては、
非常勤職員となっておりますので、
公務災害にもなります。また、
民間の
保険等にもきちんと入っておりますので、重ねて手厚く
対応はしております。
◆
広川 委員 地域の方が
パトロールも自主的にやってくださっている、
青パトで回ってくださっていることもあるのですけれども、例えば
連携をとっていただくというか、研修を一緒にやっていただくみたいな、そういう
可能性というのもあるのでしょうか。プロの方が回って、見ていかれる
視点とかもあるのかなと思うので、そうやって町会・
自治会でやってくださっている
方たちともうまく
連携ができればいいのかなと思うのですけれども、そういう
可能性はあるのでしょうか。
◎
福島 生活安全担当課長 当区で
運用している4台のほかの、
地域の
運用の
青パトとの
連携になりますけれども、これにつきましては、今回
警察署に立ち寄って
情報を得る、これは当日起こっている
最新の
犯罪情報以外にも、各
地域の
青パトにつきましては、
警察署が密着した
対応をとっておりますので、
警察署を通じて
連携をとりたいと考えております。
地域の
皆様方は、当然自分が住んでいる
まちを
パトロールするわけですので、隅々まで熟知していると。
警察は全体を見て
犯罪情勢が把握できていると、その辺の
部分をうまく当区のほうの
非常勤に対しても提供していただいたり、
あとは、または
連携、話し合いをする場があれば、そのようなところにも積極的に
対応しつつ、進めてまいりたいと
思います。
◆
広川 委員 ぜひ
安全安心がより向上できるように、また今後も引き続きやっていただければと
思います。
◆
藤原 委員 最後の
委員会なので、ちょっと関連して聞きたいのですけれども、2000年に入ってから
大田区内の
交番というのは幾つなくなりましたか。今現在、何か所あるのですか、
交番。わかれば教えてもらいたいのだが。
◎
福島 生活安全担当課長 都の
交番の数につきましては、私の
記憶の範囲で明確に数がわかりませんので、この場でちょっとお答えは難しい。
◆
藤原 委員 私なんかが思うのは、例えば羽田の駅の
交番があったのですね、駅のすぐ前、入り口というか。非常に
住民が便利にされていて、そこに行けば、もちろん
心配事も含めて、それから
まちのことも、案内も含めて。そういう
交番がどんどん
大田区内で、私が見ていると、2000年になってからなくなっているような
感じがするのです。
産業道路の
一つをとってみても、何か所かなくなっているから。これは減らしていくということなのですか。それで、一方ではこういう
青パトとかを増やしていくということなのですか、ちょっと聞きたいのですけれども、
方針を。
◎
福島 生活安全担当課長 交番ですとかは、その辺の
運用・
方針については、明確に私どもは承知しておりませんが、現実として減っている
状況はあると
思います。それにかわるものとして、
パトカーですとか、
あとは今回の
青パト、この辺がかわるものとして動いていると
思います。
実際に、当区の4
車両につきましても、走行しているときに、
まちの
住民から、
交番で受けるような道案内とか、そういう
相談事を実際に受けることもございます。
交番が少なくなった
かわりに、このような
移動交番みたいな形で、かわる形で
対応できるように、その辺もあわせて、
OBを
運用してやっているということでご承知いただきたいと
思います。
◎
井上 危機管理室長 警察署の
交番の増減については、区のほうとしては、必要があれば、なくなった場合には
交番の
設置などの
要望は出していきますが、
警察の考え方の中で行っていくところでございます。
今回の
パトロールにつきましては、あくまでも
地域防犯の強化ということでございますので、
警察と
連携して取り組んでは参りますが、
交番の
かわりということではなく、
子どもたち、あるいは
地域の安全を
大田区として見守っていくということでございますので、そこの点はご理解をいただければと
思います。
◆
藤原 委員 当
委員会でも随分前、1990年代の話だけれども、沼部に
交番をつくろうという、議会でも、
委員会でもなって、実現したということもあるのですね。だから多分、これは国のほうの公務員を減らしていくという方向の中の
一つとして、多分
交番を減らしたのではないかなと、これは
大田区の責任ではないのですけれども。
しかし、本来は、
交番というのは一番身近な
住民の
守り手であると私は思うので、別にここで
やりとりをするわけではないのですけれども、できれば何か所ぐらい減ったか、この20年間の間に、わかれば、後でも結構ですけれども、教えてもらいたいなと思っているのですけれども。
◎
井上 危機管理室長 先ほど
課長から答弁がございましたように、今、手元に数字がないので、後で個別でよろしいでしょうか。
◆
藤原 委員 はい。
○
犬伏 委員長 藤原委員、今から5年ほど前に、私もこの
委員会に参加しています。そのときに
警視庁の方が来られて、
交番を廃止する
理由を詳細にわたって
説明をされまして、
共産党の方もそこにいらっしゃいましたので、
理由としては、
一つの
交番を24時間
運用するためには、大変な
マンパワーが必要になると。その
マンパワーを
交番に集中するのではなくて、
パトカーもしくは
警察官の巡回によって、より綿密な
地域の
防犯活動をするために
交番という拠点を少なくしていくのだよという
説明があって、一同納得した
記憶がございますので、
共産党もそのときは異論をおっしゃいませんでしたので、とりあえず
会派に戻って、当時の
委員から聞いていただければと
思います。
◆
藤原 委員 そのときの
冊子か何かがあるのですか、
報告した中身の。
○
犬伏 委員長 議事録をご覧になってください。
◆
藤原 委員 議事録。
○
犬伏 委員長 はい。
◆
藤原 委員 何年ですか。
○
犬伏 委員長 防災委員会の
議事録です。
◆
藤原 委員 何年、5年ぐらい前。
○
犬伏 委員長 5年ほど前ですね。
◆
藤原 委員 5年前ね、はい。
私は
犬伏委員長の
意見と違って、本当に
交番というのは必要で、深夜もいるから
安心するのだよ。何かあった場合に、すぐ
日の出通交番に行こうとかとなるので、この点についてここで
やりとりをするわけではないけれども、だから、ぜひ、
一つは数を知りたいところなので、すみません、お願いします。
◆椿
委員 2台から4台に増やしていただきまして、ありがとうございました。先ほど何人かの方から
新潟の
事件のことがあったので、特に
皆さん関心が高いと
思いますので、期待しております。
回転灯の
写真を見る限り、
スピーカーが外についていないのですが、アナウンスをしながら回っていただけるのですかね。
◎
福島 生活安全担当課長 青パトは
スピーカーを内蔵しております。
車載スピーカーを活用して、広報を実際に録音をしているものを流したり、
あとは車載のマイクもございます。それで外に向けての
注意喚起等もできるようになっております。
◆椿
委員 よろしくお願いします。
その中で、この文書を見る限り、
子どもたちの
下校時、そういった
事件や
事故という形に注力をされている
感じがするのですけれども、広報する
内容については、例えば
オレオレ詐欺とかといったものも言っていただく
感じなのでしょうかね。
◎
福島 生活安全担当課長 委員ご
指摘のとおり、今、振り込め
詐欺も非常に多くなっております。それにあわせまして、振り込め
詐欺の
広報活動も同時に行っております。
◆椿
委員 2、3日前のニュースでしょうか、
大田区で8,700万円ですか、お一人で、
オレオレ詐欺で3回ぐらいに分けてやられたという、非常に大変な
思いでの貯蓄がそういった形でやられてしまったと。
注意喚起は必要と
思います。よろしくお願いします。
それともう
一つ、12名の方で6班で4台を回しているという形だったと思うのですけれども、月曜日から金曜日までという
感じなのでしょうか。
◎
福島 生活安全担当課長 現在の
運用状況でございますが、12名の
非常勤職員、
休み等もございますので常時全てが出ているわけではございませんが、基本的には4
車両ございます。各
車両に、
安全走行の観点から、2名以上の乗車を確実にさせております。したがいまして、8名以上
出勤の場合には、4
車両それぞれに2名ずつ乗って
運用するという形でやっております。
また、月曜から金曜、いわゆる平日につきましては
学校がございますので、
通学路を
中心とした
パトロール、また
土日についても実際に行っておりますので、そういうところは当然お子さんが遊んでいるような公園ですとか、やはり
子どもを見守るような
警戒を
中心に行っているところであります。
◆椿
委員 今私が聞こうとしたところなのですけれども、曜日によっては
効果があるようなところとないところとあると思うので、
土日についても回っていただくということを聞いて
安心しました。よろしくお願いします。
◆
野呂 委員 アメリカは、
小学校の
子どもたちはほとんど
通学はバスですよね。
イエローバスと呼ばれていて、
イエローに車体を塗っていて、だから誰もがみんな、
子どもたちが
登下校で利用していることがわかるような仕組みになっていますけれど。
これは
意見ですが、こういう車を装備すると、「
防犯パトロール中
大田区」ととてもシンプルなのですけれども、もっと目立つような、これは
パトロールをしている車なのだと、誰もが見ても、今、回ってくれているというのがわかるような色合いとかといったものも考えながら、そうすると、
子どもたちも、もし何かあったらそこに駆け込める、手を挙げてでも合図を送れるようなことが認知されていくともう少しいいのかなと
思いながら、これは
意見です、私の。
◎
福島 生活安全担当課長 委員ご
指摘のとおりだと
思います。やはり目立たないとそのようなことも、
効果も薄れると
思います。
実際、私のほうで
確認をしてみたところ、近くですと、世田谷区とかは
白黒の
青パトの
運用を実際にしております。
あと中野区、こちらも
白黒の
車両を
運用しております。
あと、品川区はちょっと変わったところで、白色と緑色のツートンですね。やはり各自治体とも工夫をして視覚に訴える
車両を使っているのが現状だと
思いますので、その辺も今後ほかの区の
状況を
確認しつつ、研究を重ねてまいりたいと
思います。
○
犬伏 委員長 それでは、
質疑は以上で終結し、
継続調査事件を一括して
継続といたします。
次に、
継続審査事件を一括して上程いたします。
継続分の
陳情について、
理事者から何か動きはありますか。
◎長沼
防災危機管理課長 継続分の
陳情につきましては、
状況の変化はございません。
○
犬伏 委員長 委員の
皆様から何か
質疑はございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
犬伏 委員長 次に、
前回の
委員会でお知らせしました、特別区
議会議長会の
要望事項調査についてを議題といたします。
今回、本
委員会では、
事前に配付させていただいたとおり、
広川委員と
藤原委員からそれぞれご提案がございました。
この後、各
提案者からそれぞれ
説明を受けた後、
質疑を行いますが、
要望の
内容が関連する
部分もありますので、一括して
質疑を行います。
つきましては、
質疑を行う際には、どちらの
提案者への
質疑かを明確にしていただきますようお願いいたします。その後、各
会派に
取扱いを含めたご
意見をお伺いいたします。
なお、本件につきましては、
前回の
委員会で
確認しましたとおり、全
会派一致で賛同の得られた
要望事項のみ、6月の
委員会で議題といたします。
それでは、まず
広川委員、
提案理由の
説明をお願いいたします。
◆
広川 委員 議長会要望調査票ということで提案させていただきました。
要望区分としては、特別区
議会議長会が独自に行う
東京都への
要望ということで、件名といたしましては、「各家屋の
状況に即した構造の
感震ブレーカーを普及するため、
東京都に
財政支援策を講じるよう求める
要望」ということで、
要望内容としては、
調査票に記載のとおりですが、読み上げさせていただきます。
東京都の想定では、
東京湾北部地震による
大田区の
被害想定では、
人的被害は死者1,073人と想定されており、このうち
火災による死者が642人とされていることから、
火災を1件でも起こさないことが重要と考えます。
阪神・
淡路大震災を教訓に
インフラ復旧が原因とされる
通電火災への
対策が進められ、その
一つとして、国や都においても
感震ブレーカーの
有効性が取り上げられています。特に
不燃化特区の指定を受けた
地域においては、
通電火災抑止に資する
対策を進めていくことが大変有効と考えます。
そこで、多様な
家屋状況を鑑み、各家庭の
状況に
効果的に
対応するためにも、
タイプ別にある
感震ブレーカーを選択し
設置できるよう、
東京都による財政支援を講じていただくことを
要望いたします。
○
犬伏 委員長 それでは、次に
藤原委員、
提案理由の
説明をお願いいたします。
◆
藤原 委員 私は、
まちを回ってみて、特に下町といわれる羽田や糀谷や南蒲田や、本当に木造住宅が多い密集地、もちろん西蒲田とかもありますけれども。それで、
大田区のほうも
対策をとって、道路を広げたり、
防災に強い
まちをつくろうという計画はあることも存じています。しかし、それは5年かかるか10年かかるかと、特に羽田なんかでは不動産とか、多くの人がとても10年ぐらいでは終わらないと。これだけ入り組んだ、財産とか土地の入り組んだ関係からすると、解決しないよと言われているものですから。では、その間に
感震ブレーカーをつけて、
火災に備えるということで。
これは朝日新聞の、昨年の記事で、甲斐担当
課長が語っていますけれども、焼けない、そういう家が必要だということで、仮設住宅をたくさんつくろう、必要だということを言っておりますし、また、阪神・
淡路大震災で一時的には
感震ブレーカーが関心を集めて、普及があったのですけれども、その後ちょっと下火になったと。しかし、また東日本大震災の後、やはりこれは必要だということでの普及が始まったと。ただ、全国的にも、
東京都内でも、なかなか直接助成するということが少ない、やっていないところが多いものですから、進まないという問題があるので、私は高齢者の家庭には全て、申請ではなくて、そういう家庭に訪問して
設置をするよう行うと。そのためにも、財政支援を
東京都において行ってもらいたいということで出しました。
○
犬伏 委員長 それでは、
委員の
皆様、
質疑がございましたらお願いいたします。
質疑は特にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
犬伏 委員長 それでは、
質疑なしとして、
質疑を終結いたします。
この際、
要望事項の
取扱いについて
意見表明をいたしますので、会議規則第79条の規定に基づき、暫時、副
委員長と交代いたします。
○深川 副
委員長 それでは、暫時、私が
委員長の職務を行います。
これから、賛成・反対を含めたご
意見をお伺いいたします。
意見は、2件を一括して、大
会派から順次お願いいたします。
それでは、自民からお願いします。
◆高山
委員 自由民主党
大田区民連合といたしましては、議長会
要望事項として出された2件につきましてですけれども、
継続というか、今回は、提出は見送るべきではないかと考えております。
ここに書いてあるように、特に
広川委員からの提案で、
感震ブレーカーの
有効性だとか、
通電火災の抑止にすごい
効果的だということに関しては、全くそのとおりで賛同できるのですけれども、これを
大田区議会として、特別区
議会議長会を通して
東京都へ
要望すべき
内容かということについては、もう少しいろいろと話し合って、
大田区の中で議論をしていくべきだと考えておりますので、議長会への提出ということに関しては控えるべきではないかと考えます。
○深川 副
委員長 続いて、公明。
◆
広川 委員 今回、くしくも同じような
内容で出てしまいましたが、私どもとしましては、長い間
感震ブレーカーについて区への
対応を
要望してまいりました。特に
不燃化特区について、モデル事業でもいいからやってみてはどうかという提案も行ったりもしてまいりました。
区としては、あっせんのメニュー、資料の中に
感震ブレーカーを掲示していただいておりますが、多種多様な機種がある中で
対応できないものもあるという、専門的な方から言えば、様々な機種があるためになかなか普及につながらないということもございました。
また、3月には、
東京都の危険度測定調査で、相対評価とはいえ
大田区の評価が悪くなったというのは、
地域の方に対しても不安を増長した経緯もございましたので、ぜひとも、
火災を防ぐ方法は、まずは自助の力を高めるという啓発の意味も込めて、
東京都から大きく普及を進めていただきたいという
思いで
要望をさせていただきましたので、公明党の案として採択をしていただきたいと思っております。
○深川 副
委員長 では、
藤原委員のほうは。
◆
広川 委員 見送るということでいいです。
○深川 副
委員長 では、続いて、共産。
◆
荒尾 委員 私どもは、今、
要望ということで
藤原委員のほうからも提案をさせていただいて、
広川委員が提出されたものと中身がかぶるのですけれども、両案とも、
要望として
東京都に出すということを求めます。
感震ブレーカーの普及ということで書いてあるのですけれども、
感震ブレーカーの
効果というのは、内閣府とか消防庁でも啓発パンフレットを発行して、その
効果というものを広報しているわけですけれども、そうした中で、やはり本気で、災害が起こった際に、地震が起こった際に
被害を少なくするための手だてとして、啓発だけではなくて、財政支援というのが本当に必要になってくると
思います。
荒川区は、
感震ブレーカーと、
あと家具の転倒防止器具に対しての独自の助成を行っています。
感震ブレーカーについては、
設置工事費と用具購入費、
あと家具の転倒・落下防止器具の助成を行っています。かなり踏み込んだ中身の助成ですので、
大田区としてもやろうと思えばできるのかなと思うのですけれども、各自治体の財政規模も違うので、ここは
東京都として、各自治体に対しての助成をきちんと本気で取り組むべきなのではないかなということで、
藤原委員と、
あと広川委員の両方から出された
要望、どちらも
東京都に対して提出することを求めます。
○深川 副
委員長 続いて、無印。
◆
犬伏 委員 無印の会は、ただいま出されました二つの
要望事項について
会派内で議論をしましたところ、
共産党の出された
要望は、木造密集地の高齢者宅ということに限定をしておりまして、木造密集地区は高齢者宅であろうが、若年層の
方々が入っているところであろうが、
火災に対するリスクというのは同様でありますから、高齢者に限定するのはいかがなものかなと。
その意味では、公明党が出されてきた
内容は、高齢者宅でもないし、また
タイプ別の
感震ブレーカーを選択できるようということが書いてありますので、両
要望とも非常に有効ではあるとは思うのですが、二つ出すというのはなかなか相手も戸惑ってしまうでしょうから、そういう意味では、公明党の案のほうがより広範囲ということで、公明党の案を提出することを求めます。
○深川 副
委員長 続いて、民主。
◆黒川
委員 おおた国民民主党、通称民主は、
藤原委員の話もごもっともだと
思いますけれども、先ほど
犬伏委員もおっしゃられたように、多様かつ広く普及を求める
広川委員の
要望のみに賛成をいたします。
○深川 副
委員長 続いて、緑。
◆
野呂 委員 感震ブレーカーの
設置は非常に急務だと、私は思っています。若干
内容が異なって、
共産党が高齢者に限定したのはちょっと残念なのですけれども、杉並では、
設置費用も含めて2,000円ということで非常に安価で既に取り組んで、全国で一番早く取り組んだ横浜や神奈川県もすごく進んでいる
状況ですよね。
ですから、
委員会として何か
一つのものにまとめるとかはできないのかなと思って、私は、
感震ブレーカーへの助成ということでどちらも採択をして、
委員会として揉んで
一つにするようなことがあったらいいのではないかなと
思いました。
○深川 副
委員長 先ほどお話ししましたように、
要望の
内容につきましては、全
会派一致が望ましいということでありますので、今日のところは、
広川委員及び
藤原委員の提案は、いずれも
要望事項としないことに決定いたしました。
以上で、特別区
議会議長会要望事項調査についての協議を終了いたします。
それでは、
委員長席を
委員長と交代いたします。
○
犬伏 委員長 次に、本
委員会の中間
報告書について申し上げます。
本案につきましては、正副
委員長と理事で作成させていただいたものを、お手元に配付させていただきました。
ご
意見がございましたら、5月17日、木曜日までに、
委員長あるいは担当書記までお知らせください。
最終的な
報告内容については、正副
委員長と理事にご一任いただきたいと
思います。よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
犬伏 委員長 また、先ほど
継続分の
陳情について
質疑はございませんでしたので、審査をしないこととし、
継続審査事件を一括して
継続といたします。
最後に、本日の
委員会が、現構成メンバーでの最後の
委員会となる見込みです。つきましては、閉会にあたり、
理事者側を代表して、
井上危機管理室長からご挨拶がございます。
◎
井上 危機管理室長 それでは、立ってご挨拶をさせていただきます。
理事者を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
昨今、ゲリラ豪雨をはじめ、大型台風の上陸による水害、国内外では火山活動が活発になるなど、災害への備えがますます重要となっています。
また、
防犯面におきましては、相変わらずなくならない特殊
詐欺、また、
子どもが巻き込まれる痛ましい
事件の発生など、区としてその防止策に取り組む課題は山積でございます。
こうした中、本
委員会にて、
委員の
皆様の課題解決に向けた議論や区の取り組みに対する貴重なご
意見、本
委員会の議論は活力にあふれたものであったと
感じております。
この1年でいただきましたご
意見・ご
要望を、これからも区民の
皆様の生命・財産を守っていくために生かしていくことをお約束させていただきまして、一言ご挨拶とさせていただきます。
1年間、本当にありがとうございました。
○
犬伏 委員長 では、最後に、
委員会を代表して、本職からご挨拶を申し上げます。
国や地方自治体の最大の使命は何かと問われた場合、私は国民や区民の生命を守ることに尽きると思っております。その意味では、本
委員会は極めて重要な使命を持った
委員会だと認識してやってまいりました。
また、この
委員会の特徴といたしまして、複数の官庁出身の方が
理事者の中に参加されているという、従前から
警視庁・消防庁からの出向者、そして昨年の4月からは自衛隊
OBの甲斐
課長が参加されまして、それぞれのキャリア、それぞれのご
経験を生かして、
大田区のプロパーの
理事者の皆さんとともにこの安全
対策を検討されている、極めて力強いものだと
感じております。
この1年間を通じて、それぞれの
委員から出ました
意見・
要望等を今後の
防災安全
対策の一助としていただければ幸いであります。
1年間、
危機管理室長をはじめ
理事者の皆さん、また、深川副
委員長並びに
委員の皆さんのご協力で無事職務を全うできましたことを心から御礼申し上げまして、ご挨拶とさせていただきたいと
思います。
1年間、ありがとうございました。
以上で、
防災安全対策特別委員会を閉会いたします。
午前10時47分閉会...