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平成30年 5月  防災安全対策特別委員会−05月16日-01号

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  1. 大田区議会 2018-05-16
    平成30年 5月  防災安全対策特別委員会−05月16日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成30年 5月  防災安全対策特別委員会−05月16日-01号平成30年 5月  防災安全対策特別委員会 平成30年5月16日                午前10時00分開会 ○犬伏 委員長 ただいまから、防災安全対策特別委員会を開会いたします。  継続調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告について、一括して理事者説明をお願いいたします。 ◎伊藤 防災支援担当課長 私からは、東京都が作成して、平成30年3月1日から配布を開始しました「東京くらし防災」についてご説明をさせていただきます。  大田区が選定して設置している配布場所について、ご説明をさせていただきます。3月1日の配布当初は、大田区役所本庁舎防災危機管理課及び2階の区政情報コーナーをはじめ、特別出張所地域庁舎等大田関連施設211か所に1万750部を配布しました。以降、設置箇所からの追加注文等があり、4月30日現在では219か所、1万9,200部を配布しております。  区民に対する設置場所の周知としましては、大田区のホームページ、おおた区報、さらには、先日大田区のツイッターにも投稿させていただきました。  その他の設置場所としまして、東京都のホームページによりますと、都の施設のほか、区内商業施設にも設置をされており、区内で合計355か所に設置をされております。 ◎福島 生活安全担当課長 私からは、本年4月から、通学路パトロールを実施しております青色回転灯装備車、いわゆる青パト2台が4台に増車いたしました。これは、居住者のいない東京空港署を除く、蒲田、大森、池上、田園調布の4警察署管内、いわゆる大田区内全域パトロールを強化したものになります。  これまでも、客引き客待ち防止等指導員青パト2台で、主に小学校下校時間帯を中心通学路周回警戒をしておりますが、今回2車両から4車両に倍増したことに伴いまして、より効果的な運用をすることにより倍以上の効果を出すために、ゴールデンウィーク中の5月1日の火曜日から、本パトロール運用を変更しております。  大きな変更点につきましては、パトロール実施前に、青パト4台が区内の各警察署事前に立ち寄り、直接、最新犯罪発生状況等情報提供を受けることにいたしました。これによりまして、期待される効果としましては、まず1点目、区内警察署との連携がさらに強化されるということです。有事の際の協力体制の確保ですとか、取扱い時の速やかな引き継ぎがなされることが見込まれます。  2点目が、警察OBであります指導員が、提供された情報に基づきまして、警視庁OBとして経験を最大限に生かした警戒が可能になるという、この2点になります。  パトロール実施日は、従来と変更なく、年末年始を除く、毎日実施いたします。  下段にあります掲載の写真は、今回新規に増車されました青パトであります、ダイハツのミライースになります。 ○犬伏 委員長 それでは、委員皆様からの質疑をお願いいたします。質疑報告順にお願いしたいと思います。  まず、報告1番「東京くらし防災」の配布状況について、お願いいたします。 ◆野呂 委員 この配布について今、区内民間事業所等、136か所という報告がございましたけれども、障がい者施設がサポセンと上池台の2か所で、その他の指定管理を受けている障がい者施設は、民間事業所というカウントなのですかね、これはどのようになっていますか。
    伊藤 防災支援担当課長 配布している施設状況でございますが、区内の障がい者施設につきましては、男女平等推進センターほか、障がい者施設としましては、上池台の障がい者福祉会館と障がい者総合サポートセンター配布をしております。  それ以外ですと、民間事業所等につきましては、特に配布はしてございません。 ◆野呂 委員 障がい者施設大田区に多数ありますので、指定管理を受けているとはいえ、ここには全て配布をしていただけるような措置はできないのですか。  それから、小学校・中学校にもないのですけれども、ピックアップの方法は何か基準があってのことなのですか。それで、この施設なのですか。 ◎伊藤 防災支援担当課長 配布当初の基準といたしまして、より女性視点に立った冊子でございましたので、女性の方に幅広く手の届くところに配布をした状況にございます。 ◆野呂 委員 今のご趣旨から選出されたということですけれども、これ、とても便利な冊子だったではないですか。私たち池上会館でいただいたのですけれども、もう少し、広く活用していくということも今後考えられるかなと思います。もちろん東京都でつくっているものですから、基準があるのかと思うのですけれども、できるだけ多くの方たちが生かしていっていただけるように考えていただければなと思いました。 ◎伊藤 防災支援担当課長 今後の設置場所につきましては、ご意見を踏まえまして、検討させていただきたいと思います。 ◎井上 危機管理室長 「東京くらし防災」につきましては、今、冊子については大分追加発注はしているところなのですけれども、今、防災のアプリのほうに、都としても、そちらの普及のほうも活発にしているところでございますので、やがて紙ベースからそういった電子媒体に変わるとも聞いております。そういったものを踏まえながら、啓発をしてまいりたいと思います。 ○犬伏 委員長 それでは、報告2番、青色回転灯装備車両増車に伴うパトロール強化について。 ◆荒尾 委員 青色回転灯車両が4台に増車ということで、子どもたちの安全を守るという意味でも、台数を増やしたということは本当にいいことだと思っております。  これまでも2台で運用していたということだったのですけれども、運行している時間帯というのが、下校時間帯を中心にと書いてあるのですけれども、14時から18時以外にも運行をしているのでしょうか。 ◎福島 生活安全担当課長 ただいま委員のほうから質問のありました件につきましては、現在、導入した4台の車両につきましては、この決めの時間になります。それ以外については、この後に客引き客待ち対応がございますので、指導員はそちらのほうに転進するということで、それ以外の時間帯についてはしておりません。 ◆荒尾 委員 最近子ども被害に遭う事件が、新潟でも殺人事件が起こったりとかして、そういう悲惨な事件も起こったりとかしているので、そういったタイミングでこういう取り組みをされるのは、本当にいいと思うのですけれども。  車両自体は、4台に増やしたということは、各地域庁舎にこの車があって、そこから車を動かして、各警察署に寄ってという運行でやっているのでしょうか。 ◎福島 生活安全担当課長 車両につきましては、全て4車両とも本庁舎のほうに駐車しております。この時間になりましたら、本庁舎のほうから各警察署に向けて、それぞれの車両が出発するという運用をしております。 ◆荒尾 委員 この車は、パトロール中に何か事件とか事故というものが起こったときに、すぐに警察にダイレクトに連絡ができるようなシステムというものが、この車の運行の中に組み込まれているのでしょうか。 ◎福島 生活安全担当課長 実際に青パトが取り扱い、急訴の事案を受けたりした場合には、直ちに所持している携帯電話110番をまずいたします。それによって、警察と速やかに連携をとって、共同して対応していくというのが基本になります。  参考に、このゴールデンウィーク中にもそのような事案を扱っているのですけれども、急病人の取扱いもすぐに119番をして、その後110番。それで警察が臨場するまでの間に全て応急措置をしたり、必要な聴取、人定、あと発生状況搬送先の病院とか救急隊、このようなところを全て、元警察官ですからなれていますので、そういうのを聴取して、メモをして、警察官が到着したときには、すぐにそれを警察に引き継ぐという形で連携をして、対応しております。 ◆野呂 委員 非常勤職員方々は、警察に行って情報をいただいてから、パトロールをするということですけれども、大田区に安全・安心メールがあって、不審な人たちの配信が随時行われていますよね。そういった情報も、日常的に非常勤方たちもきちんと受け取れるような体制にはなっていらっしゃるのですか。 ◎福島 生活安全担当課長 ただいまの内容につきましては、12名の非常勤職員全てが安全・安心メールを登録しております。リアルタイムにその情報非常勤職員に伝わるというのが、まず1点。  また、出勤前には、私のところにいつも顔を出して、私のほうで指示をして、それに基づく対応をしております。  警戒に出た後に何か事が起きたときには、携帯電話で速やかに連絡がとれる体制がとれておりますので、そのような体制で臨んでおります。 ◆野呂 委員 新潟での痛ましい事件で、本当に、あまりにも近い、近隣に住む方ということと、それから一月前に書類送検されていたということで、その内容は、もちろん刑が確定していないと近隣の方に一切お知らせすることはできないではないですか。ですから、何か、もしかしたら防げたかもしれないと後から思う、情報を聞くと。防げなかったこと、本当に近隣の方も含めて、重く受けとめていらっしゃったかと思うのですけれども。  子どもというのは、思わぬところを通ったり、いつもの通り道ではないところをちょっと通ってみるとか、なれてくるとあるので。ふだんは防犯のために各学校で見守りの方たち下校時に横断歩道に立ってくださっていますけれども、きっとますますこういうものが必要になってくるような、悲しいことなのですけれども、本当に心して頑張っていただきたいなと。この点については、子どもを守るためによろしくお願いしたいと思います。  4署に配置されて、大田区は小学校が59校もあるから、ようやく各4地域で細かく回れるということは、非常によかったかなと思いました。 ◆広川 委員 大変、こうやって本当にベテランの経験のある方が大田区の中を回ってくださるというのは、すごく安心が広がってきて、こういう連携ができていること自体がすばらしいなと思って伺っているのですけれども。  幾つか確認をさせていただきたいのですが、先ほど安全・安心メールは随時受けるようになっていると言っていましたけれども。タイムラグがありますよね、安全・安心メール、昨日のとか、そういう時差がありますけれども。そこが来る前に、例えば防災課としてはリアルタイムにつかんで、連携をとることは可能なのでしょうか。 ◎福島 生活安全担当課長 確かに安全・安心メールにつきましては、主に学校ですとか、住民方々からの情報提供に基づいて認知をすることがほとんどであります。  ただし、それ以外にも警察署との連携もとれております。それ以前に、そのような情報が入った場合には、速やかに優先順位を決めて、現場連絡して対応するという体制をとっております。 ◆広川 委員 なるべく近くにいらっしゃったら、そういう思いをした子たち現場になるべく早く行っていただけるのは、もちろん警察の方とかもあれでしょうけれども、可能であれば、やっていただければなというのは、より安心が広がると思います。  万が一の場合、この方たちがけがとかをされた場合は、公務災害になるのでしょうか。 ◎福島 生活安全担当課長 12名の指導員につきましては、非常勤職員となっておりますので、公務災害にもなります。また、民間保険等にもきちんと入っておりますので、重ねて手厚く対応はしております。 ◆広川 委員 地域の方がパトロールも自主的にやってくださっている、青パトで回ってくださっていることもあるのですけれども、例えば連携をとっていただくというか、研修を一緒にやっていただくみたいな、そういう可能性というのもあるのでしょうか。プロの方が回って、見ていかれる視点とかもあるのかなと思うので、そうやって町会・自治会でやってくださっている方たちともうまく連携ができればいいのかなと思うのですけれども、そういう可能性はあるのでしょうか。 ◎福島 生活安全担当課長 当区で運用している4台のほかの、地域運用青パトとの連携になりますけれども、これにつきましては、今回警察署に立ち寄って情報を得る、これは当日起こっている最新犯罪情報以外にも、各地域青パトにつきましては、警察署が密着した対応をとっておりますので、警察署を通じて連携をとりたいと考えております。  地域皆様方は、当然自分が住んでいるまちパトロールするわけですので、隅々まで熟知していると。警察は全体を見て犯罪情勢が把握できていると、その辺の部分をうまく当区のほうの非常勤に対しても提供していただいたり、あとは、または連携、話し合いをする場があれば、そのようなところにも積極的に対応しつつ、進めてまいりたいと思います。 ◆広川 委員 ぜひ安全安心がより向上できるように、また今後も引き続きやっていただければと思います。 ◆藤原 委員 最後の委員会なので、ちょっと関連して聞きたいのですけれども、2000年に入ってから大田区内交番というのは幾つなくなりましたか。今現在、何か所あるのですか、交番。わかれば教えてもらいたいのだが。 ◎福島 生活安全担当課長 都の交番の数につきましては、私の記憶の範囲で明確に数がわかりませんので、この場でちょっとお答えは難しい。 ◆藤原 委員 私なんかが思うのは、例えば羽田の駅の交番があったのですね、駅のすぐ前、入り口というか。非常に住民が便利にされていて、そこに行けば、もちろん心配事も含めて、それからまちのことも、案内も含めて。そういう交番がどんどん大田区内で、私が見ていると、2000年になってからなくなっているような感じがするのです。産業道路一つをとってみても、何か所かなくなっているから。これは減らしていくということなのですか。それで、一方ではこういう青パトとかを増やしていくということなのですか、ちょっと聞きたいのですけれども、方針を。 ◎福島 生活安全担当課長 交番ですとかは、その辺の運用方針については、明確に私どもは承知しておりませんが、現実として減っている状況はあると思います。それにかわるものとして、パトカーですとか、あとは今回の青パト、この辺がかわるものとして動いていると思います。  実際に、当区の4車両につきましても、走行しているときに、まち住民から、交番で受けるような道案内とか、そういう相談事を実際に受けることもございます。交番が少なくなったかわりに、このような移動交番みたいな形で、かわる形で対応できるように、その辺もあわせて、OB運用してやっているということでご承知いただきたいと思います。 ◎井上 危機管理室長 警察署交番の増減については、区のほうとしては、必要があれば、なくなった場合には交番設置などの要望は出していきますが、警察の考え方の中で行っていくところでございます。  今回のパトロールにつきましては、あくまでも地域防犯の強化ということでございますので、警察連携して取り組んでは参りますが、交番かわりということではなく、子どもたち、あるいは地域の安全を大田区として見守っていくということでございますので、そこの点はご理解をいただければと思います。 ◆藤原 委員 当委員会でも随分前、1990年代の話だけれども、沼部に交番をつくろうという、議会でも、委員会でもなって、実現したということもあるのですね。だから多分、これは国のほうの公務員を減らしていくという方向の中の一つとして、多分交番を減らしたのではないかなと、これは大田区の責任ではないのですけれども。  しかし、本来は、交番というのは一番身近な住民守り手であると私は思うので、別にここでやりとりをするわけではないのですけれども、できれば何か所ぐらい減ったか、この20年間の間に、わかれば、後でも結構ですけれども、教えてもらいたいなと思っているのですけれども。 ◎井上 危機管理室長 先ほど課長から答弁がございましたように、今、手元に数字がないので、後で個別でよろしいでしょうか。 ◆藤原 委員 はい。 ○犬伏 委員長 藤原委員、今から5年ほど前に、私もこの委員会に参加しています。そのときに警視庁の方が来られて、交番を廃止する理由を詳細にわたって説明をされまして、共産党の方もそこにいらっしゃいましたので、理由としては、一つ交番を24時間運用するためには、大変なマンパワーが必要になると。そのマンパワー交番に集中するのではなくて、パトカーもしくは警察官の巡回によって、より綿密な地域防犯活動をするために交番という拠点を少なくしていくのだよという説明があって、一同納得した記憶がございますので、共産党もそのときは異論をおっしゃいませんでしたので、とりあえず会派に戻って、当時の委員から聞いていただければと思います。 ◆藤原 委員 そのときの冊子か何かがあるのですか、報告した中身の。 ○犬伏 委員長 議事録をご覧になってください。 ◆藤原 委員 議事録。 ○犬伏 委員長 はい。 ◆藤原 委員 何年ですか。 ○犬伏 委員長 防災委員会議事録です。 ◆藤原 委員 何年、5年ぐらい前。 ○犬伏 委員長 5年ほど前ですね。 ◆藤原 委員 5年前ね、はい。  私は犬伏委員長意見と違って、本当に交番というのは必要で、深夜もいるから安心するのだよ。何かあった場合に、すぐ日の出通交番に行こうとかとなるので、この点についてここでやりとりをするわけではないけれども、だから、ぜひ、一つは数を知りたいところなので、すみません、お願いします。 ◆椿 委員 2台から4台に増やしていただきまして、ありがとうございました。先ほど何人かの方から新潟事件のことがあったので、特に皆さん関心が高いと思いますので、期待しております。  回転灯写真を見る限り、スピーカーが外についていないのですが、アナウンスをしながら回っていただけるのですかね。 ◎福島 生活安全担当課長 青パトスピーカーを内蔵しております。車載スピーカーを活用して、広報を実際に録音をしているものを流したり、あとは車載のマイクもございます。それで外に向けての注意喚起等もできるようになっております。 ◆椿 委員 よろしくお願いします。  その中で、この文書を見る限り、子どもたち下校時、そういった事件事故という形に注力をされている感じがするのですけれども、広報する内容については、例えばオレオレ詐欺とかといったものも言っていただく感じなのでしょうかね。 ◎福島 生活安全担当課長 委員指摘のとおり、今、振り込め詐欺も非常に多くなっております。それにあわせまして、振り込め詐欺広報活動も同時に行っております。 ◆椿 委員 2、3日前のニュースでしょうか、大田区で8,700万円ですか、お一人で、オレオレ詐欺で3回ぐらいに分けてやられたという、非常に大変な思いでの貯蓄がそういった形でやられてしまったと。注意喚起は必要と思います。よろしくお願いします。  それともう一つ、12名の方で6班で4台を回しているという形だったと思うのですけれども、月曜日から金曜日までという感じなのでしょうか。 ◎福島 生活安全担当課長 現在の運用状況でございますが、12名の非常勤職員休み等もございますので常時全てが出ているわけではございませんが、基本的には4車両ございます。各車両に、安全走行の観点から、2名以上の乗車を確実にさせております。したがいまして、8名以上出勤の場合には、4車両それぞれに2名ずつ乗って運用するという形でやっております。  また、月曜から金曜、いわゆる平日につきましては学校がございますので、通学路中心としたパトロール、また土日についても実際に行っておりますので、そういうところは当然お子さんが遊んでいるような公園ですとか、やはり子どもを見守るような警戒中心に行っているところであります。 ◆椿 委員 今私が聞こうとしたところなのですけれども、曜日によっては効果があるようなところとないところとあると思うので、土日についても回っていただくということを聞いて安心しました。よろしくお願いします。 ◆野呂 委員 アメリカは、小学校子どもたちはほとんど通学はバスですよね。イエローバスと呼ばれていて、イエローに車体を塗っていて、だから誰もがみんな、子どもたち登下校で利用していることがわかるような仕組みになっていますけれど。  これは意見ですが、こういう車を装備すると、「防犯パトロール大田区」ととてもシンプルなのですけれども、もっと目立つような、これはパトロールをしている車なのだと、誰もが見ても、今、回ってくれているというのがわかるような色合いとかといったものも考えながら、そうすると、子どもたちも、もし何かあったらそこに駆け込める、手を挙げてでも合図を送れるようなことが認知されていくともう少しいいのかなと思いながら、これは意見です、私の。 ◎福島 生活安全担当課長 委員指摘のとおりだと思います。やはり目立たないとそのようなことも、効果も薄れると思います。  実際、私のほうで確認をしてみたところ、近くですと、世田谷区とかは白黒青パト運用を実際にしております。あと中野区、こちらも白黒車両運用しております。あと、品川区はちょっと変わったところで、白色と緑色のツートンですね。やはり各自治体とも工夫をして視覚に訴える車両を使っているのが現状だと思いますので、その辺も今後ほかの区の状況確認しつつ、研究を重ねてまいりたいと思います。 ○犬伏 委員長 それでは、質疑は以上で終結し、継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、継続審査事件を一括して上程いたします。  継続分陳情について、理事者から何か動きはありますか。 ◎長沼 防災危機管理課長 継続分陳情につきましては、状況の変化はございません。 ○犬伏 委員長 委員皆様から何か質疑はございますでしょうか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 次に、前回委員会でお知らせしました、特別区議会議長会要望事項調査についてを議題といたします。  今回、本委員会では、事前に配付させていただいたとおり、広川委員藤原委員からそれぞれご提案がございました。  この後、各提案者からそれぞれ説明を受けた後、質疑を行いますが、要望内容が関連する部分もありますので、一括して質疑を行います。  つきましては、質疑を行う際には、どちらの提案者への質疑かを明確にしていただきますようお願いいたします。その後、各会派取扱いを含めたご意見をお伺いいたします。  なお、本件につきましては、前回委員会確認しましたとおり、全会派一致で賛同の得られた要望事項のみ、6月の委員会で議題といたします。  それでは、まず広川委員提案理由説明をお願いいたします。 ◆広川 委員 議長会要望調査票ということで提案させていただきました。要望区分としては、特別区議会議長会が独自に行う東京都への要望ということで、件名といたしましては、「各家屋の状況に即した構造の感震ブレーカーを普及するため、東京都に財政支援策を講じるよう求める要望」ということで、要望内容としては、調査票に記載のとおりですが、読み上げさせていただきます。  東京都の想定では、東京湾北部地震による大田区の被害想定では、人的被害は死者1,073人と想定されており、このうち火災による死者が642人とされていることから、火災を1件でも起こさないことが重要と考えます。  阪神・淡路大震災を教訓にインフラ復旧が原因とされる通電火災への対策が進められ、その一つとして、国や都においても感震ブレーカー有効性が取り上げられています。特に不燃化特区の指定を受けた地域においては、通電火災抑止に資する対策を進めていくことが大変有効と考えます。  そこで、多様な家屋状況を鑑み、各家庭の状況効果的に対応するためにも、タイプ別にある感震ブレーカーを選択し設置できるよう、東京都による財政支援を講じていただくことを要望いたします。 ○犬伏 委員長 それでは、次に藤原委員提案理由説明をお願いいたします。 ◆藤原 委員 私は、まちを回ってみて、特に下町といわれる羽田や糀谷や南蒲田や、本当に木造住宅が多い密集地、もちろん西蒲田とかもありますけれども。それで、大田区のほうも対策をとって、道路を広げたり、防災に強いまちをつくろうという計画はあることも存じています。しかし、それは5年かかるか10年かかるかと、特に羽田なんかでは不動産とか、多くの人がとても10年ぐらいでは終わらないと。これだけ入り組んだ、財産とか土地の入り組んだ関係からすると、解決しないよと言われているものですから。では、その間に感震ブレーカーをつけて、火災に備えるということで。  これは朝日新聞の、昨年の記事で、甲斐担当課長が語っていますけれども、焼けない、そういう家が必要だということで、仮設住宅をたくさんつくろう、必要だということを言っておりますし、また、阪神・淡路大震災で一時的には感震ブレーカーが関心を集めて、普及があったのですけれども、その後ちょっと下火になったと。しかし、また東日本大震災の後、やはりこれは必要だということでの普及が始まったと。ただ、全国的にも、東京都内でも、なかなか直接助成するということが少ない、やっていないところが多いものですから、進まないという問題があるので、私は高齢者の家庭には全て、申請ではなくて、そういう家庭に訪問して設置をするよう行うと。そのためにも、財政支援を東京都において行ってもらいたいということで出しました。 ○犬伏 委員長 それでは、委員皆様質疑がございましたらお願いいたします。  質疑は特にありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 それでは、質疑なしとして、質疑を終結いたします。  この際、要望事項取扱いについて意見表明をいたしますので、会議規則第79条の規定に基づき、暫時、副委員長と交代いたします。 ○深川 副委員長 それでは、暫時、私が委員長の職務を行います。  これから、賛成・反対を含めたご意見をお伺いいたします。  意見は、2件を一括して、大会派から順次お願いいたします。
     それでは、自民からお願いします。 ◆高山 委員 自由民主党大田区民連合といたしましては、議長会要望事項として出された2件につきましてですけれども、継続というか、今回は、提出は見送るべきではないかと考えております。  ここに書いてあるように、特に広川委員からの提案で、感震ブレーカー有効性だとか、通電火災の抑止にすごい効果的だということに関しては、全くそのとおりで賛同できるのですけれども、これを大田区議会として、特別区議会議長会を通して東京都へ要望すべき内容かということについては、もう少しいろいろと話し合って、大田区の中で議論をしていくべきだと考えておりますので、議長会への提出ということに関しては控えるべきではないかと考えます。 ○深川 副委員長 続いて、公明。 ◆広川 委員 今回、くしくも同じような内容で出てしまいましたが、私どもとしましては、長い間感震ブレーカーについて区への対応要望してまいりました。特に不燃化特区について、モデル事業でもいいからやってみてはどうかという提案も行ったりもしてまいりました。  区としては、あっせんのメニュー、資料の中に感震ブレーカーを掲示していただいておりますが、多種多様な機種がある中で対応できないものもあるという、専門的な方から言えば、様々な機種があるためになかなか普及につながらないということもございました。  また、3月には、東京都の危険度測定調査で、相対評価とはいえ大田区の評価が悪くなったというのは、地域の方に対しても不安を増長した経緯もございましたので、ぜひとも、火災を防ぐ方法は、まずは自助の力を高めるという啓発の意味も込めて、東京都から大きく普及を進めていただきたいという思い要望をさせていただきましたので、公明党の案として採択をしていただきたいと思っております。 ○深川 副委員長 では、藤原委員のほうは。 ◆広川 委員 見送るということでいいです。 ○深川 副委員長 では、続いて、共産。 ◆荒尾 委員 私どもは、今、要望ということで藤原委員のほうからも提案をさせていただいて、広川委員が提出されたものと中身がかぶるのですけれども、両案とも、要望として東京都に出すということを求めます。  感震ブレーカーの普及ということで書いてあるのですけれども、感震ブレーカー効果というのは、内閣府とか消防庁でも啓発パンフレットを発行して、その効果というものを広報しているわけですけれども、そうした中で、やはり本気で、災害が起こった際に、地震が起こった際に被害を少なくするための手だてとして、啓発だけではなくて、財政支援というのが本当に必要になってくると思います。  荒川区は、感震ブレーカーと、あと家具の転倒防止器具に対しての独自の助成を行っています。感震ブレーカーについては、設置工事費と用具購入費、あと家具の転倒・落下防止器具の助成を行っています。かなり踏み込んだ中身の助成ですので、大田区としてもやろうと思えばできるのかなと思うのですけれども、各自治体の財政規模も違うので、ここは東京都として、各自治体に対しての助成をきちんと本気で取り組むべきなのではないかなということで、藤原委員と、あと広川委員の両方から出された要望、どちらも東京都に対して提出することを求めます。 ○深川 副委員長 続いて、無印。 ◆犬伏 委員 無印の会は、ただいま出されました二つの要望事項について会派内で議論をしましたところ、共産党の出された要望は、木造密集地の高齢者宅ということに限定をしておりまして、木造密集地区は高齢者宅であろうが、若年層の方々が入っているところであろうが、火災に対するリスクというのは同様でありますから、高齢者に限定するのはいかがなものかなと。  その意味では、公明党が出されてきた内容は、高齢者宅でもないし、またタイプ別感震ブレーカーを選択できるようということが書いてありますので、両要望とも非常に有効ではあるとは思うのですが、二つ出すというのはなかなか相手も戸惑ってしまうでしょうから、そういう意味では、公明党の案のほうがより広範囲ということで、公明党の案を提出することを求めます。 ○深川 副委員長 続いて、民主。 ◆黒川 委員 おおた国民民主党、通称民主は、藤原委員の話もごもっともだと思いますけれども、先ほど犬伏委員もおっしゃられたように、多様かつ広く普及を求める広川委員要望のみに賛成をいたします。 ○深川 副委員長 続いて、緑。 ◆野呂 委員 感震ブレーカー設置は非常に急務だと、私は思っています。若干内容が異なって、共産党が高齢者に限定したのはちょっと残念なのですけれども、杉並では、設置費用も含めて2,000円ということで非常に安価で既に取り組んで、全国で一番早く取り組んだ横浜や神奈川県もすごく進んでいる状況ですよね。  ですから、委員会として何か一つのものにまとめるとかはできないのかなと思って、私は、感震ブレーカーへの助成ということでどちらも採択をして、委員会として揉んで一つにするようなことがあったらいいのではないかなと思いました。 ○深川 副委員長 先ほどお話ししましたように、要望内容につきましては、全会派一致が望ましいということでありますので、今日のところは、広川委員及び藤原委員の提案は、いずれも要望事項としないことに決定いたしました。  以上で、特別区議会議長会要望事項調査についての協議を終了いたします。  それでは、委員長席を委員長と交代いたします。 ○犬伏 委員長 次に、本委員会の中間報告書について申し上げます。  本案につきましては、正副委員長と理事で作成させていただいたものを、お手元に配付させていただきました。  ご意見がございましたら、5月17日、木曜日までに、委員長あるいは担当書記までお知らせください。  最終的な報告内容については、正副委員長と理事にご一任いただきたいと思います。よろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 また、先ほど継続分陳情について質疑はございませんでしたので、審査をしないこととし、継続審査事件を一括して継続といたします。  最後に、本日の委員会が、現構成メンバーでの最後の委員会となる見込みです。つきましては、閉会にあたり、理事者側を代表して、井上危機管理室長からご挨拶がございます。 ◎井上 危機管理室長 それでは、立ってご挨拶をさせていただきます。理事者を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。  昨今、ゲリラ豪雨をはじめ、大型台風の上陸による水害、国内外では火山活動が活発になるなど、災害への備えがますます重要となっています。  また、防犯面におきましては、相変わらずなくならない特殊詐欺、また、子どもが巻き込まれる痛ましい事件の発生など、区としてその防止策に取り組む課題は山積でございます。  こうした中、本委員会にて、委員皆様の課題解決に向けた議論や区の取り組みに対する貴重なご意見、本委員会の議論は活力にあふれたものであったと感じております。  この1年でいただきましたご意見・ご要望を、これからも区民の皆様の生命・財産を守っていくために生かしていくことをお約束させていただきまして、一言ご挨拶とさせていただきます。  1年間、本当にありがとうございました。 ○犬伏 委員長 では、最後に、委員会を代表して、本職からご挨拶を申し上げます。  国や地方自治体の最大の使命は何かと問われた場合、私は国民や区民の生命を守ることに尽きると思っております。その意味では、本委員会は極めて重要な使命を持った委員会だと認識してやってまいりました。  また、この委員会の特徴といたしまして、複数の官庁出身の方が理事者の中に参加されているという、従前から警視庁・消防庁からの出向者、そして昨年の4月からは自衛隊OBの甲斐課長が参加されまして、それぞれのキャリア、それぞれのご経験を生かして、大田区のプロパーの理事者の皆さんとともにこの安全対策を検討されている、極めて力強いものだと感じております。  この1年間を通じて、それぞれの委員から出ました意見要望等を今後の防災安全対策の一助としていただければ幸いであります。  1年間、危機管理室長をはじめ理事者の皆さん、また、深川副委員長並びに委員の皆さんのご協力で無事職務を全うできましたことを心から御礼申し上げまして、ご挨拶とさせていただきたいと思います。  1年間、ありがとうございました。  以上で、防災安全対策特別委員会を閉会いたします。                午前10時47分閉会...