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平成15年12月再開発・交通網整備特別委員会−12月04日-01号
平成15年12月清掃・リサイクル特別委員会-12月04日-01号

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  1. 台東区議会 2003-12-04
    平成15年12月清掃・リサイクル特別委員会-12月04日-01号


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    平成15年12月清掃・リサイクル特別委員会-12月04日-01号平成15年12月清掃・リサイクル特別委員会 清掃・リサイクル特別委員会会議録 1 開会年月日   平成15年12月4日(木) 2 開会場所    議会第3会議室 3 出席者     委員長   水 島 道 徳    副委員長 稲 垣 晃 司   (13人)   委 員   太 田 雅 久    委 員  君 塚 裕 史           委 員   小 菅 千保子    委 員  堀 越 秀 生           委 員   大和田   功    委 員  田 中 伸 宏           委 員   寺 井 康 芳    委 員  金 田   功           委員(議長)堀 江 達 也    委 員  伊 藤 萬太郎           委 員   杉 山 全 良 4 欠席者   (0人) 5 委員外議員      (0人) 6 出席理事者   区 長                  吉 住   弘           助 役                  浅 津   勲
              企画財政部長               光 安 孝 志           企画課長                 和 田 人 志           環境清掃部長               小 林 一 夫           清掃リサイクル課長            岡 村 三 生           環境保全課長               神 部 忠 夫           台東清掃事務所長             小 田 頼 久           ごみ減量担当課長             鈴 木 教 子 7 議会事務局   事務局長      宮 内 宏 司           事務局次長     嶋 田 京 子           議事調査係長    坂 井 清 昭           議事調査係主査   小 松 修 司           書 記       塚 田 正 和 8 案件  案件第1 清掃及びリサイクルについて  ◎理事者報告事項  【環境清掃部】  1.特別区における安定的な中間処理あり方について                     ……………資料1 清掃リサイクル課長  2.環境(エコ)フェスタたいとう2003の実施結果について                     …………………… 清掃リサイクル課長  3.廃棄物減量等推進審議会最終答申と今後のスケジュール案について                     ……資料2・資料* ごみ減量担当課長  4.資源回収一元化モデル実施について ……………資料3 ごみ減量担当課長  5.戸別収集モデル実施について     ……………資料4 台東清掃事務所長  6.年末・年始ごみ収集について     ……………資料5 台東清掃事務所長                         (資料*は事前送付資料)  案件第2 陳情15- 115 台東区立台東リサイクルプラザリサイクル活動室等運営要綱 事業の委託・第3条(3)についての陳情                         (11月28日 取り下げ願い提出)     午前10時02分開会 ○委員長水島道徳) ただいまから清掃・リサイクル特別委員会を開会いたします。   ────────────────────────────────────── ○委員長 初めに、区長からあいさつがあります。 ◎吉住弘 区長 おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。   ────────────────────────────────────── ○委員長 それでは、審議に入らせていただきます。  案件第1、清掃及びリサイクルについてを議題といたします。  本件について理事者から報告がありますので、ご聴取願います。   ────────────────────────────────────── ○委員長 初めに、特別区における安定的な中間処理あり方について、清掃リサイクル課長、報告をお願いいたします。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 特別区における安定的な中間処理あり方についてご報告申し上げます。  資料1をごらんいただきたいと存じます。本件につきましては、去る11月14日に開催されました区長会総会におきまして、区長会の方針として確認されましたので、その内容についてご説明申し上げます。  資料の1ページをお開き願います。  9月30日開催の当委員会で先般ご報告申し上げましたが、本年7月16日の区長会では、「地域処理方式検討状況及び関連する論点についての意見」が助役会から報告され、その検討報告を踏まえ、「特別区における一般廃棄物中間処理について」が確認されたところでございます。そこで、今後の特別区における中間処理あり方については、平成6年の協議案にとらわれることなく改めて区長会で協議されることとなり、特別区長会自治研究会第2分科会が検討の場となり、精力的に検討が進められてまいりました。そして11月14日の区長会総会におきまして、第2分科会から「今後の特別区における安定的な中間処理あり方の研究」が報告、了承され、これを区長会方針とすることが確認されました。1ページの下段に、この報告の要旨が記載されてございますので、ちょっと読み上げさせていただきたいと思います。  報告の要旨。  ①特別区における中間処理は、平成18年4月1日以降も当分の間、東京二十三区清掃一部事務組合による共同処理により行うのが望ましいと考える。その際、清掃一部事務組合の抜本的な改革を行い、効率的・効果的な運営を図るべきであると考える。  ②23区間に中間処理に係る様々なアンバランスが存在しているため、清掃一部事務組合による共同処理を継続していくにあたっても、その是正のための検討を行っていく必要がある。  ③清掃一部事務組合規約の附則と設立にあたっての覚書の取扱いについて、清掃協議会で整理する必要がある。  以上3点でございます。  2ページをごらんいただきたいと存じます。  1といたしまして、各区の自主・自律性の発揮、23区の協調・連携という、検討に当たっての基本的考え方前提条件が述べられております。  さらに2といたしまして、新たな中間処理あり方を考える指針として、基本的考え方に加え、4つの基本原則が確認されております。  (1)は、中間処理は効率的、効果的でなければならないこと。  (2)は、清掃工場運営アウトソーシングの推進。  (3)は、今後の中間処理あり方の検討には不燃ごみや粗大ごみ、し尿も対象とすること。  (4)は、中間処理に係る区間のアンバランスの是正を検討する必要性についてでございます。  3ページをごらんいただきたいと存じます。  今回の検討に当たりまして、現状を多角的に検証したところ、各区の中間処理に係る事情の差、さまざまなアンバランスが再確認された旨が述べられてございます。そのアンバランスの事例といたしまして、各区のごみ量と一部事務組合への分担金の問題、清掃工場の偏在、清掃工場処理能力処理原価の格差、操業協定などが挙げられてございます。  そして、これらの現状を踏まえて検討した結果、3といたしまして、特別区における中間処理は、平成18年度以降も当分の間、清掃一部事務組合による共同処理により行うことが望ましいとの結論に至った。引き続き共同処理を行うに当たっては、清掃一部事務組合の抜本的な改革を行い、効率的・効果的な中間処理の運営を図るべきであると考えるとされております。  4ページには、改革の方向性の例示のほか、(2)では、検討に当たっての多角的検証から明らかになった中間処理をめぐる課題に向けて、23区間に中間処理に係るさまざまなアンバランスが存在しているため、清掃一部事務組合による共同処理を継続していくに当たっても、その是正のための検討を行っていく必要があるとされております。  最後に4といたしまして、一部事務組合設立に当たっての覚書などの取り扱いについて、「覚書5」に従い、東京二十三区清掃協議会で整理する必要があるとされております。  以上、11月14日の区長会総会において確認されました特別区における安定的な中間処理あり方についてご報告申し上げました。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。 ○委員長 ただいまの報告についてご質問がありましたら、どうぞ。  伊藤委員。 ◆伊藤萬太郎 委員 まず報告の要旨について、従来のテーマであるブロック化ということに関しては完全に消滅をしてしまったのかどうか、それから、2項目めの「アンバランス」、確かに当区は清掃工場がないわけですから、ある区もない区もと書いてありますけれども、かなり引け目というんでしょうか、一般的には引け目のようなイメージがあるわけなんですけれども、そのアンバランスの存在によって当区に対してどのような、今どういう動きがあって、何か台東区は少し不公平感が強いからどういうふうにした方がいいとかというような意見が、もし当区に対しての影響等があるんだったら、どのような事例が考えられるかどうかというようなことを教えていただきたいと思います。  それからもう1つ、アウトソーシングなんですけれども、当然、今後大きな課題となっていくわけですが、より具体的な形で年限を、これからの問題かもしれませんけれども、より具体的にどのぐらいの時期からそれをスタートしていくべきだというような意見があったのかどうか。  それからもう1点は、第2分科会というのは区長会の中の第2分科会ですから、それにかかわっている区長さんというのは何人ぐらいで、どの区の方がその委員会に所属をしているのか。  4点。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 4点ほど、ご質問がございました。  まず、第1点はブロック化委員お話しブロック化というのは、多分地域処理という意味かと思いますが、報告の要旨を先ほど読み上げましたけれども、ここに書いてございますようなことですから、少なくともここでは従来の地域処理ということについては触れてございません。したがいまして、この報告の要旨を見る限りにおいては、そういう考え方はないというふうに理解しております。  ただ、大変恐縮でございますが、資料の3ページをごらんいただきたいと思います。3ページのところに3といたしまして、今後の中間処理あり方ということで、(1)中間処理運営形態という項目がございます。そこのところに、「23区を全体としてひとつの組織により運営する形態(現行の一部事務組合方式等)や、複数の組織により運営する形態などが考えられる」というような言い方もしてございますので、今後、ここら辺についてはどういうふうな検討がされるのかというふうなことで承知してございます。  それから2番目、アンバランスの話が出ました。アンバランスの具体的な事例としましては、3ページにございますように、アンバランスの事例として7点ほどそこに出てございます。特に具体的に、このアンバランスの是正に当たっての台東区へどういうような影響があるかというようなことは、個別的には私は全くお話は伺ってございませんので、今のところはそういう話は出ていないというふうには思います。  ただ、このアンバランスの事例のところに、一番最初に「区が責任を持って処理しなければならない一般廃棄物の量が、必ずしも各区の人口に比例しているわけではないこと」というのがございます。それから2番目の点で「清掃一部事務組合への分担金算出方法と各区のごみ量が対応していないこと」というような点、この1点目と2点目はかなり密接に関連しているかと思います。委員の皆さんもご存じかと思いますが、現在、一部事務組合分担金というのは、人口比割で分担をさせていただいているということになります。これがここに書いてございますように、「必ずしもごみ量が各区の人口に比例しているわけではない」ということでございますので、私どもの方で、仮にごみ量比で割った場合、どういうような分担金に変化が起きるのかというのを試算させていただいてございます。14年度実績で出させていただいたのですが、14年度実績で私どもの分担金は7億 6,900万余円でございます。これが仮にごみ量で案分比をいたしますと、10億 9,200万円ということで、約3億 2,300万円ほどふえてしまうということになります。そんな試算は一応持ってございますが、特に具体的にそういうような話が出たという話は聞いてはございません。  それから3点目でございますが、アウトソーシングの時期については、特に私ども、いつからというふうには承知してございませんので、その辺は確認ができないところでございます。ただ、現在でも清掃工場の炉の運転に当たりましては、一部、炉のメーカー、こういった方が何人か入っているという話は聞いてございますが、ここでいうアウトソーシングというのがどういうような内容なのかということも含めまして、内容が確認できておりませんので、いつからやるかということにつきましてもちょっとお答えができないという状況でございます。  それから最後に、研究会分科会のお話がございました。申しわけありません、今、ちょっと第2分科会メンバーが手元にはございませんが、第2分科会の中には私ども台東区長もこのメンバーの中の一人ということであります。     (区長「俺は違うよ、第1」と呼ぶ)  失礼しました。設立当初は台東区長が第2分科会メンバーだったんですけれども、大変失礼しました、変更されているかと思います。申しわけございません。ちょっと今、手元に資料がございませんので。  以上でございます。 ○委員長 伊藤委員。 ◆伊藤萬太郎 委員 アンバランスの問題なんですけれども、「アンバランスアンバランス」と言うんですが、いずれにせよ当区というのは、具体的に言えば、清掃工場がなくても、ごみ量が多くても、今後の対応は別としても、やっぱりうちの方としては山谷の問題もありますし、ある程度自信を持って、台東区ではこれだけの、アンバランス部分があったとしても、それだけの負の部分があるんだということを強く区長から主張して、ぜひ有利な展開をしていっていただきたいと思います。  それから、ブロック一部事務組合方式という、これ僕も捨てきれないと思うんですよ。将来にわたって、「18年度以降も当分の間」というふうに書いてありますけれども、これは決して現行の23区の一括処理、一括事務組合的な方針が、やっぱり効率性のことに関して問題になっているようでございますけれども、やはり23区を幾つかのブロック別に分けた方が、より効率的、効果的であるような気もしておりますので、その辺もよくご検討いただきたいなというふうに思っております。  以上です。 ○委員長 堀越委員。 ◆堀越秀生 委員 今までの経緯についてお聞きしたいんですけれども、最終的にこの報告で要旨の②に書かれているように、今、伊藤委員からも質問のあったような「アンバランスが存在するため、一部事務組合を継続していく」ということなんですけれども、それであとのアンバランスの事例とか、これから検討する課題を見ると、例えば今の清掃工場の配置については台東区もいろいろご尽力されて、なかなか区の状況から考えて難しいとか、そういう経緯があったことはわかるんですが、後ろの方の検討事項とかを読むと、これは平成6年に「都区制度改革に関するまとめ」というのが出てから、もうある程度そのときに議題となっていた問題じゃないのかと。そうすると、今まで、例えば経営責任が明確になる体制整備とか、工場へのアウトソーシングとか、情報公開とか、こういったものはどのように話し合いが行われて、取り組みがなされてきて、その結果こういう問題が生じているのでまだ解決ができないという、そういう問題があるからこそ、こういう結論になったと思うんですけれども、この検討課題については、今までどのような経過があって、どのようなところで障害があるんでしょうか。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 7月の区長会検討報告につきまして皆様にご報告申し上げたところでございますが、先ほどもちょっと申し上げましたが、平成6年の協議案につきましては、最終中間処理体制あり方と言いましょうか、それが最終的には自区内処理ということがうたわれてございまして、その自区内処理ということに至るまでの間を地域処理で処理をするというのが、平成6年の協議案考え方でございます。  したがいまして、平成12年以降、清掃事務が各区に移管されたわけでございますが、本年7月の区長会の決定に至るまで、今申し上げました平成6年の協議案をベースにいろいろ検討してきたということでございますので、今回の話は、共同処理から地域処理に移った場合にどういう問題があって、どういう問題を解決しなくてはいけないかという検討について、この辺の中身については7月の区長会の決定のお話でご説明申し上げたところでございますが、そこの検討を行ってきたということでございまして、ここに書かれてございますようなアンバランスの関係ですとかいうことについては、直接的にはこれまで具体的な検討が行われてきたというふうには聞いてございません。 ○委員長 堀越委員。 ◆堀越秀生 委員 そうすると、このアンバランスの事例の例えば清掃工場の配置に偏在があるとか、ごみ処理能力に格差があるとか、こういったことというのはもう平成6年の段階で当然データ的にわかることじゃないですかね。多少、年月が経って人口流動がありますから、ごみの量の比とか、そういったものは当然変わってくると思うんですけれども、そのために各行政は行政予測というのをやっていると思うんですけれども、今になってこういう問題が急に出たから、一部事務組合を継続しなきゃいけないということで区長会が結論を出すという、そこのところはもうちょっと詳しく説明ありますか。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 ただいま申し上げましたように、平成6年の協議案以降、ずっと自区内処理の原則、言ってみれば「一区一工場」ということが前提でもってすべてのことがいろいろ議論されてきたということでございますので、その中には先ほど申し上げました地域処理という形態を中間的な形態と言いましょうか、そういったものが検討されてきたわけですが、その地域処理を行うに当たりましての前提として、ここにある清掃工場の偏在ですとか、処理能力ですとか、そういったものをもちろん勘案しながら、地域処理はどういうふうな形のものがいいかということ、そういう意味での検討の前提条件として、もちろんこの処理能力の問題ですとか、配置の問題ですとか、そういったものは当然検討されてきたわけでございます。 ○委員長 金田委員。 ◆金田功 委員 区長会分科会で7回にわたって検討された報告の趣旨はわかるんですけれども、その結論がわからないんだよね。効率的・効果的な運営を図るべきであると、これは誰でも思っていることだけれども、いつまでにこれをやるかという、時間等、そういったものが出てきていないわけですよね。そういうことが話し合いされていないんですか。要するに、こういうことをいつまでにやっていくんだと。例えば人口割からごみの量割になると台東区は7億 6,000万円から10億円何がしになるというようなことも含めて、答えですね。いつごろまでにこういったものを出していくかということはわからないですか。 ○委員長 清掃リサイクル課長
    ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 具体的なスケジュールについては、大変申しわけありません、聞いてございませんので、多分示されていないと思います。ただ、ここに書かれました報告の要旨に基づいて、今後、区長会あるいは助役会、あるいはそれからずっと下におりてきまして、我々課長会にまで場合によってはおりるのかもしれませんが、そういう中で検討がされるということになろうかと思います。 ○委員長 金田委員。 ◆金田功 委員 もう既に7回にわたって検討されているわけよね。それでもってこれしか結論が出ていないわけね。ですからやはり、要するに延ばそう、延ばそうとしているところがなきにしもあらずというのが見えるんですよね。ですから、やはりこういったものを、やらなきゃいけないことは速やかに早くやって、いつまでにはこういう結論を出すという方向でやってもらいたいと、区長、よろしくお願いします。 ○委員長 杉山委員。 ◆杉山全良 委員 今までが自区内処理という考えがもともとあって、その考えでずっとやってきたわけで、急遽いろいろな状況の中で地域割とかいろいろな考えが出てきたわけですから、当然変わってきて当たり前だと思うんですよね。そういった意味からすると、今後の課題として、この報告の中身を見ると、今後どうするのかと。いろいろな方法があると。自区内処理といっても、清掃工場をむだにつくる必要もないだろうと。あるいは事業の採算性問題等も考えても、無理やりつくる必要もないという考えが当然出てきた。そういった意味からすると、清掃工場がない本区にとっては、今後はどういう方向が一番いいのかと。そういうことを、23区の流れの中もありますけれども、まずもって本区としてはどういうふうにするのかというのがある程度頭になければ、いろいろなこういった区長会等に出ても、何か流れの中に身を沈めてはいけないと。そういった意味では、本区は今後どういうふうにしていきたいのかと、どういう方向が本区としてはいいのかという考えが、まずあるのか、ないのか。それに基づいてこういう会議に参加をして、そういった主張をしているのかどうか。この辺はどうなんでしょうか。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 私どもは、今、杉山委員お話しのように、基本的には現行の共同処理体制効率性等も含めまして一番よろしいのかなというふうには考えてございます。ただ、ここでアンバランスの事例に書かれてございますような、いろいろな事例が提示されてございますので、共同処理体制を行うに当たっても、この辺のアンバランスについては区の役割と言いましょうか、そういったものは応分の負担をしていくと言いましょうか、そういったことはある程度やむを得ないと言いましょうか、そういったことも考えていかなくてはいけないのかなというふうには考えております。 ○委員長 杉山委員。 ◆杉山全良 委員 そうしますと、当然流れで変わってくることはしょうがないとしても、できれば最終的にも共同処理でうちの区としては行きたいと。先ほど伊藤委員からも話があった地域的な処理も含めて、どちらが効率的にいいのかと。費用の面についてもそうですけれども、その辺をもうちょっと区でももう一回詰めていただいて、確かに流れとしては共同でいく方向があるけれども、やっぱりその中でもいろいろなアンバランスというのは出てきて当然のことだと思うんですよ、今まで自区内処理でやっていたわけですから。そういった意味からすると、台東区としては、例えばどこの区とどこの区とやった方が効率的にはいいですよと。将来的に23区的に見ても、そういった方が今ある清掃工場のことを考えてみても効率がいいんじゃないかというようなことも、できれば、流れの中に入ってくるんじゃなくて、検討していただいて、それを発表するしないは別にしても、将来的には台東区としてはこういう方向が一番いいということでぜひ検討をしていただきたいなというふうに、一応お話だけしておきます。 ○委員長 田中委員。 ◆田中伸宏 委員 応分の負担を共同処理でしていくんだということは、それは言葉ではよくわかるんですけれども、具体的に、例えば人口割で費用負担をするよと。例えばうちの区だと物すごく昼間人口が多くて、ごみの量も通常の場合とは大分違うという、そういう主張や何かもしていかなくちゃいけないし、それから、さっき伊藤委員も言っていたとおり、私ども山谷という一つの特殊なものを抱えて、それをやっている、何というわけじゃないですけれども、どういう表現をしたらいいのかわかりませんけれども、そういうものも抱えているという特殊な事情だとか、そういったものも大いに言っていって、それから一番大事なことは、やっぱり我々はごみの減量の努力をしたら報われるというシステム、それだけの努力をしている区はそれだけのものになるんだという、一つのメリットが出てくるんだということがきちっとわかるような、わかりやすいようなシステム、そういうものが物すごく肝心なことだと思うんですね。それには、応分の負担というのはどういう負担かということが明確にされないと、そういうことがきちっとされてこないと思うのね。先ほどおっしゃったとおり、うちの区はどうあるべきなんだということがきちっとした中で、こうあるべきだということを、主張はこうするべきなんだということをちゃんとしていかなくちゃいけないと思うので、ぜひひとつその辺は明確にやっていただきたいと思います。 ○委員長 寺井委員。 ◆寺井康芳 委員 本当に単純なことを聞くんですけれども、一部事務組合の職員は何人ぐらいですか。それから、予算が大体 1,000億円台だったと思うんですけれども、その数字をちょっと聞かせてください。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 人数の方は 1,570名ぐらいというふうに記憶しております。それから予算の方は、済みません、手元に数字がございませんので……、失礼しました。15年度の歳入歳出予算でございますが、 699億 1,400万円ということでございます。 ○委員長 寺井委員。 ◆寺井康芳 委員 それと、清掃工場は18カ所ぐらいでしたっけ。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 清掃工場をどう数えるかというのは、実はなかなか難しいところがあります。と申しますのは、建てかえが現在行われているところがあったりとか、それからプラント更新だけがされているというようなところで、実際動いていないというような工場もございます。現在はたしか全体で21工場というふうに記憶してございます。 ○委員長 寺井委員。 ◆寺井康芳 委員 本当に単純な考え方なんだけれども、18年度からこれが各区の所有財産になるんだよね、違いますか。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 ただいまの寺井委員のご質問は、今回の共同処理体制を18年度以降もやっていくということを確認されてございますので、所在区に清掃工場が財産移管されるということはないというふうに思います。 ○委員長 寺井委員。 ◆寺井康芳 委員 21カ所もあると、本当に単純な素人考えになるんだけれども、例えばある清掃工場を所有している──所有物じゃないけれども、清掃工場が設置されている区は自区内処理できますよね。ない我が区のようなところが例えば単純にその清掃工場中間処理をしてもらうということになるのに──その後の処理もあるんだろうけれども、最終処分場へのね──それなのに一部事務組合というのが必要なんですかね。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 現在、21工場あるわけでございますが、そこで共同処理体制のもとでは、23区のごみがどういうふうな振り分けで、どういうふうに搬入をされていくかということをしなくてはいけないわけでございます。7月の時点での考え方地域処理に仮になるということになると、寺井委員がおっしゃるように、その地域処理考え方というのは、例えば墨田にある清掃工場が墨田区に財産が移管になって、搬入する区と墨田区とで委託契約を結ぶというような形になると思いますが、そうではなくて共同処理体制でいくということになりますと、23区のごみがそれぞれどこへどういうふうな形で持って行かれるかということについては、当然、工場の管理運営を含めまして、それを回していく組織といいましょうか、それが一部事務組合なわけでございますが、そういった形で、これは一部事務組合は当然必要になってくるというふうに私どもは思っております。 ○委員長 寺井委員。 ◆寺井康芳 委員 問題は最終処分だと思うんだよね。それについては、これは責任が23区であるんでしょうけれども、そこまでというのは今までどおりという必要はないんじゃないかなと思うんですけれども。それから、最終処分まで、これはしょうがないよね。一部事務組合という形か、事業体はなきゃいけないんですけれども。 1,570名という職員で、これは清掃工場の作業の方も含めて、コンピュータを操作するとか、そういう職員の人たちも含めてなんでしょうけれども、効率化とここにうたっているんですけれども、もっと何かできるような気がするんだけれどもね。それと 699億円という予算ですけれども、例えば23区で、我が区は7億円幾らと。これはどのぐらいを東京都から、23区の費用負担だけでは間に合っていないでしょう。これはどのぐらいの割合ですか、23区の費用負担と東京都の予算。それをちょっと。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 まず、最終処分場の話がちょっとございましたので、これは現在一部事務組合が管理しているわけではございませんで、東京都でございます。そこに委託をさせていただいて、埋め立てをさせていただいているということです。それから、 699億円の中身でございますが、分担金及び負担金として各区が出してございますのが約55.5%、 387億 6,000万円ということでございます。そのほかは工場に搬入する持ち込みごみというのがございますが、要するに民間の業者が集めたごみを入れる。そのときに手数料を一部事務組合が取るわけですけれども、それが23.5%ということで、 163億 9,800万円ほど入ってございます。そのほか国庫支出金ですとか、財産収入ですとか、組合債ですとか、いろいろございます。 ○委員長 寺井委員。 ◆寺井康芳 委員 今の最終処分は東京都が事業をしているということになると、私が言っているのは各区が、清掃工場所在の区は自区内で中間処理ができる。さっき課長が言ったように、ない区は委託契約をすると。今度はその中間処理をした後、処分場までというのは各区で、最終処分場まで運ぶのは、台東区でも、その工場に車が行って処分場まで行けばいいわけですよね。そうなると、さっき伊藤委員が言いましたけれども、ブロック化もしなくてもできるんじゃないかと思うんだけど、この考えは単純過ぎるのかしらね。     (「単純過ぎる。状況を考えていない。状況が違う……」と呼ぶ者あり)  状況って何ですか。俺の考え方って単純すぎるかな。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 申しわけありません。寺井委員のおっしゃられることを十分理解できていないとは思うんですが、今、収集・運搬の流れは、大変申しわけありません、いろはみたいな話なんですが、清掃工場まで持ち込むのは23区が収集・運搬して持ち込みます。そこで焼却をされまして、焼却灰なんかは当然出てくるわけでございます。それを灰溶融というような形で、またさらに燃やすということもありますが、基本的にはそれを中防の埋立地に持って行くのは一部事務組合の方の仕事になるわけです。今のは可燃のものでございますが、不燃につきましても、23区が運び込むのは不燃ごみ処理センターというところまで、これは一部事務組合が管理している施設でございますが、そこまで各区が運んで、そこで一部事務組合不燃ごみ処理センターで処理をされて、言ってみれば減容化をするというか、容量を小さくして、それで埋立地に持って行くと。ここの部分については、これは一部事務組合の仕事という形になります。 ○委員長 寺井委員。 ◆寺井康芳 委員 それを一部事務組合じゃなくて、各区でできないのかな。  (「効果的・効率的ではない。できることはできるけれども、コストが高い」と呼ぶ者あり) ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 今の寺井委員のお話は、いったん処理したものを最終処分場に持って行く場合に、それはやり方がいろいろあるとは思うんですが、言ってみればどの区のごみがどれだけ出て、それをどう運ぶかとか、細かい話になりますけれども、そういう問題も出てくるでしょうし、そのために車をいろいろ配置するというのが、各区が持つのが果たして効率的かどうかという問題もあろうかなというふうには思います。 ○委員長 寺井委員。 ◆寺井康芳 委員 例えば、我が区は15万 6,000人ですよね。例えば地方都市で、その一つの市の中で、小さい市町村などでは広域で事務組合をやっています。だけれども15万人とか20万人ぐらいの都市になると、結局その市内で全部やっているわけでしょう。全部、収集から中間処理、処分。そういうところと費用みたいなものを比較したことはありますか、予算的な部分について。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 少なくとも当区では試算したことはございません。場合によっては清掃協議会、あるいは一部事務組合がそういうことをやっているかどうかというのは確認してございませんけれども、特に私どもの方に情報として流れてきたということはございません。 ○委員長 寺井委員。 ◆寺井康芳 委員 例えば我が区と同じような地方の都市で、一括全部、市内ですべて終わりまでやっていますよと、例えば埋め立てまで、埋立地があってね。そういうところがあったらまた調べて教えてください。終わります。 ○委員長 大和田委員。 ◆大和田功 委員 ちょっと聞きたいんですけれども、台東区の場合は事業系ごみが67%ですね。これはほかの区でそういう比較はお調べになっていらっしゃいますか、例えば新宿とか、渋谷とか、池袋とか。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 直近ではちょっと調べていないんですが、たしか平成11年か12年ごろに、数字はたしか持っています。その数字は今ちょっと手元にないんですが、台東区は事業系ごみの割合が23区の中でも大変高いというふうに認識しております。 ○委員長 大和田委員。 ◆大和田功 委員 そうですね。それはわかるんですが、先ほどお話のありました人口割でいくと3億二千何百万円のあれがプラスになる可能性がある。これはやっぱり事業系ごみなんですか、その差額というのは。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 当然そういうことが考えられるというふうに思います。 ○委員長 大和田委員。 ◆大和田功 委員 要するに簡単なことを言って、将来、家庭用ごみも有料化されるであろうと。そのときに、事業系ごみの金額までそこに入れられるようなことがあってはならないわけですよね、これは当然のこと。要するに事業系で費用がかかるものが、家庭用ごみでもって負担しなければならないという状態ではあってはならないわけ。もちろん3億円幾らがこれから台東区の負担になりますよということではないと思いますし、いろいろとこれから話し合いがあると思うんですが、要するに事業系ごみというのは、言ってみれば浅草とか、上野とかが圧倒的に多いんじゃないかな。日本全国から来るお客様のごみがそこに入っているんじゃないかな。しかも、いつも申し上げておりますように、そこに営業されている方の区民税は全額入っていないんですよね。非常に矛盾を感じるわけです。ですから、言ってみると、事業系のごみは事業系のごみとして各個で負担するというスタイルに将来持っていくべきだと思いますが、それは。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 事業系ごみにつきましては、平成8年以降、いわゆる全面有料化に既になってございますので、もちろん有料シールが貼付されているかどうかという問題がございますが、既にそういうことで有料化にはなってございますので。 ○委員長 大和田委員。 ◆大和田功 委員 ただ、それは安いですよね、今、こういうものを既に拝見してますが。これは減額されているのかどうかわからないけれども、実態より安い。やっぱり実態に即した料金をもらっていかなくちゃならないのかなと。しかもそれがもし区の方であれだったらば、やっぱり民間委託に、どんどんどんどん、小規模の会社まで民間で本当はできればいいんじゃないかなと考えますが、その点も十分考慮していただきたいと思います。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 ただいま大和田委員がおっしゃったように、実はごみ処理原価と実際の手数料には乖離がございます。ですから、このごみ処理手数料をどうするかということは、23区全体の問題として現在も検討してございますので、将来どうなるかちょっと結論はわかりませんが、おっしゃるとおりだと思います。 ○委員長 稲垣副委員長。 ◆稲垣晃司 副委員長 当面、共同処理方式による一部事務組合というのは私もいいと思いますね。ここにも書かれているように抜本的な改革ということが言われておりまして、例えば、台東区がこれから新たなチャレンジをやって、ごみ量を半分に減らしたとします。そういった際には、やっぱり一部事務組合あり方も相当検討されなければならないというようになる。そういう意味では抜本的な改革だろうというふうに思うんですね。そういう流れになってきたときに、この抜本的な改革に向けて我が区としてどういうような考え方で、どういうような、いわゆるごみ減量を目指していくのかということもあるわけなので、その辺の見通しというのは、行政の範囲では検討されているんですか。 ○委員長 助役。 ◎浅津勲 助役 今、稲垣副委員長から出たご意見も含めまして、委員からいろいろなご意見が出ましたので、一応、これまでの流れと同時に今後の進み方ということも含めて、ちょっと一言お話ししたいと思うんですけれども。  今回、こういうことで、当分の間は現行の方式を続けていきますという結論になりましたけれども、その一方でまた、地域処理とか、根本的にどうしていかなきゃいけないという書き方になって、多少複雑な表現になっているということなんですね。これは複雑な表現になっているということは、先ほどからちょっと話題になっております自区内処理の原則というのは、崩れていないわけなんです。  この自区内処理の原則というのは、都区制度の改革のときの基本原則であって、それをもとに地方自治法も改正されているということで、これをおろすということはないわけなんです。ですから、自区内処理をどうしていくかという中でのやり方を、実際の処理をどうしていくかという技術的な問題で、一部事務組合とか、地域処理とか、先ほど寺井委員がおっしゃいましたように、自分のところでできるんじゃないのというのが、それが原則なんですね。ただ、原則はそれなんですけれども、なかなか工場がある区もあるし、ない区もあるということで、一区だけでは処理ができないので、それをどうしていこうかというので、じゃ当面、18年3月までは一部事務組合でいきましょうと。そういうことでスタートしていたわけで、それが目前で期限が来るので、その後の処理はどうしていこうかということで、地域処理ということでずっと検討をやっていたわけです。7回とかそういうのは地域処理の検討をやっていたんですけれども、なかなか地域処理でいくと効率が悪いし、やっぱり今やっている一部事務組合の処理方式というのを検証もしていないのでどうかということで、今の一部事務組合といろいろな比較をしながら考えてきて、一部事務組合で当分やっていく方が効率がいいんじゃないかと。そういう結論になってこういう書き方になっている。ただし、最初に申し上げましたように自区内処理という原則というのは崩れていないわけで、それはやっぱり何かの形で表現としては残しておかなきゃいけないということで、ちょっと書き方としては複雑になっているんじゃないかと、そういう気がいたします。  それともう1つは、18年度から自区内処理ですよということで言っていますので、この五、六年の間に新しい工場をつくった区というのはあるわけなんですね。自分の区でやらなきゃいけないので、どうしたって必要なんですよということで区民を相当説得してつくった区というのが何区かありますね。ですからそういう区は、もう18年度から自分のところでそれをやらなきゃいけないんだから、どうしても工場をつくらなきゃいけないということで、住民と物すごい交渉をしながら、やっとつくった区というのはあるわけで、そういう区はそういう区であるので、それもご破算にして、全部これは一部事務組合ですよという書き方もちょっとできないんじゃないかなという、いろいろな配慮があってこういう書き方になっているんじゃないかなという気がいたします。  それで、いろいろご意見いただきましたのは今後の重要な課題であるわけで、実際には、当面、6年間がよければ、それを一部事務組合でやって、その後はまた新しい方式になるからという短期間のこともありましたので、課題はあったけれども、解決、検討という具体的なところまで進んでいなかったんですけれども、これがまた18年度から当分の間ということになると、その期限というのはいつごろになるかというのはちょっと今、推測がつかない問題なので、これはやっぱり、今まで課題として出た問題は、本腰を入れて各区が集まって検討していかなきゃいけないということで、アンバランスや何かの問題も出ているわけで、これについてはこういうふうに仕切りができた上で、精力的に各区でもって検討を始めていくと。そういうような段取りになってくると思いますので、その経過に応じて、また今後いろいろと委員会の方に諮りながら進めていきたいというふうに思っております。     (清掃リサイクル課長「答弁漏れがございましたので」と呼ぶ) ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 最初に伊藤委員の方からご質問がございました自治研究会分科会の構成の件でございます。申し上げますと、江東区が第2分科会の会長になってございまして、江東区、それから副会長が品川、豊島の2区です。そのほかメンバーといたしまして、新宿、荒川、大田、世田谷、板橋、江戸川、全体で9区ということでございます。 ○委員長 ただいまの報告についてはご了承願います。   ────────────────────────────────────── ○委員長 次に、環境(エコ)フェスタたいとう2003の実施結果について、清掃リサイクル課長、報告をお願いします。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 環境(エコ)フェスタたいとう2003の開催につきまして、先般当委員会でご報告申し上げたところでございますが、本日はその実施結果につきましてご報告申し上げます。  恐縮ですが、資料は特に用意してございません。申しわけございません。  「なったらいいね こんなまち」をメインテーマに、去る11月8日(土曜日)、9日(日曜日)の両日、午前10時から午後4時まで、生涯学習センター及び隣接する金竜公園で開催いたしました。11月8日は大変好天に恵まれまして、また9日は午後2時過ぎから小雨模様となりましたが、両日とも大勢の皆様にご来場いただきました。盛況のうちに終了することができました。特に初日の8日には、堀江議長を初めとしまして、水島委員長にはオープニングセレモニーにご出席いただきまして、まことにありがとうございました。また、多くの区議会議員の皆様にもご来場いただき、まことにありがとうございました。  2日間の来場者数を合わせまして、約1万 500名ということでございます。昨年が約1万 2,000名ということで、やや少ない数字となってございますが、減少した理由としましては、1つは、リサイクルブックフェアが翌週行われました図書館祭りの方へ参加が決まったため、環境(エコ)フェスタから外れたということがございます。あるいは、先ほど申し上げました2点目でございますが、2日目の後半に天候が崩れたというようなことも影響しているかと思われます。  最後に、先般の当委員会におきまして、環境(エコ)フェスタの運営につきまして各委員からいろいろとご提言をちょうだいいたしました。環境(エコ)フェスタの3年間のメインテーマ「なったらいいね こんなまち」も本年で終了いたしました。来年度の実施に当たりましては、新しいメインテーマのもとに、委員の皆様からちょうだいいたしましたご提言の内容も踏まえまして、より一層多くの区民の皆様にとって魅力あるものとするよう取り組んでまいりたいと存じます。  以上で、環境(エコ)フェスタ2003の実施についてご報告申し上げました。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 ただいまの報告についてご質問がありましたら、どうぞ。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告についてはご了承願います。   ────────────────────────────────────── ○委員長 次に、廃棄物減量等推進審議会最終答申と今後のスケジュール案についてと、4の資源回収一元化モデル実施について、及び5の戸別収集モデル実施については、いずれも関連する案件ですので、一括して報告を聴取します。  それでは、ごみ減量担当課長台東清掃事務所長、報告を願います。 ◎鈴木教子 ごみ減量担当課長 まず、3の廃棄物減量等推進審議会の最終答申と今後のスケジュール案についてご説明いたします。  廃棄物減量等推進審議会は、先月11月19日に吉住区長に、循環型社会に向けた清掃及びリサイクル事業のあり方について最終答申を報告いたしました。委員の皆様には事前送付させていただいておりますが、最終答申は前回の委員会で報告させていただきました案の段階のものとほとんど変更がございませんでしたので、説明は省略させていただきます。  なお、前回の委員会におきまして、答申を受けた区としての今後の取り組みのスケジュールと数値目標を明らかにするようにというお話がございましたが、このたびの審議会答申を今後の施策や行政計画に反映させていくに当たりましては、提言施策の効果や影響を吟味した上で、取り組み方針や実施時期についての意思決定を図っていくことになりますので、現時点においては確定的なお話はできないのですが、本日配付いたしました資料2は、最終答申で提言された7つのチャレンジを短期的な課題と中長期的な課題とに整理した上で、現時点で想定される取り組み方と施策の効果を出させていただきました。あくまでも現在検討中のシナリオということで報告させていただきます。  資料2のまずチャレンジ1の家庭ごみの有料化についてでございますが、有料化の導入は中長期的な課題と位置づけ、調査検討を進めていく予定でございます。もとより有料化の目的は、ごみの発生抑制、減量化でございますので、有料化ありきということではなく、先行して実施する他の減量施策によって区民が自律的にごみを減らせるようになれば、有料化の導入は不要になる場合もあると考えております。  次に、チャレンジ2の資源回収の拡充でございますが、年度内に予定しております資源回収一元化のモデル実施については後ほど別途報告させていただきますが、回収場所や回収頻度が現在まちまちになっている古紙、びん、缶、ペットボトルなどを、同じ場所で同じ日に回収することによって区民の資源排出機会を増やし、資源化率を向上させていくという方法を現在検討しております。施策の効果につきましては、一元化によってびん、缶、ペットボトルの排出機会がふえますので、不燃ごみに混入しているそれらの資源の8割が正しく分別排出された場合の資源化率、これはあくまでも可能値でございますが、現状の15.4%から20%程度まで向上し、区収の不燃ごみを2割程度減少させることが可能でございます。  次に、チャレンジ3の戸別収集の拡大でございますが、戸別収集のモデル実施につきましても引き続き報告させていただきますが、モデル実施によって費用対効果や課題を検証した上で、拡大の方向で検討しております。戸別収集の効果は、ごみの分別の徹底や発生抑制だけでなく、さまざまな副次的効果がございますが、主たる目的でありますごみの減量効果を見ると、資源回収の一元化にあわせて戸別収集を行った場合、きめ細かな指導によって可燃ごみに混入している資源の分別も可能になりますので、その8割が正しく分別された場合、資源化率が30%程度に向上し、可燃ごみ、不燃ごみを合わせた区収集ごみを20%減少させることが可能でございます。  次に、チャレンジ4の繁華街収集の見直しでございますが、まず、繁華街の毎日収集を行っている上野・浅草地区におきまして地区協議会を設置し、民間収集への移行に向けた協議を進め、円滑な移行に向けた体制を整備していくことを検討しております。繁華街地区の事業系ごみの半分程度が民間収集に移行いたしますと、区収集ごみの5%を削減することが可能でございます。  次に、チャレンジ5の事業系ごみの適正処理でございますが、現在、区では延床面積 3,000平米以上の大規模事業所約 250カ所に対しまして、廃棄物管理者の届け出や排出計画書の作成等について指導を行っておりますが、この対象事業所を 1,000平米以上、約 800カ所程度まで拡大していくことを検討しております。  次に、チャレンジ6の新たな収集形態の検討でございますが、これは中長期的な課題と位置づけさせていただいて、実現可能性の調査検討などを行っていきたいと考えております。  最後に、チャレンジ7の資源化施設の検討でございますが、清掃工場のない区としての責任分担という観点も踏まえまして、まずは広域的な施設需要など事業化の可能性を調査した上で、施設形態や運営方法等について検討を進めていきたいと考えております。
     ざっぱくな説明ではありますが、廃棄物減量等審議会最終答申の今後の取り組み方についての説明は以上でございます。  引き続きまして、資源回収一元化モデル実施についてご報告いたします。  資料3をごらんいただきたいのですが、まず1の実施目的でございます。さきに報告いたしました審議会答申においても、チャレンジ2で資源回収の拡充が提言されておりますが、伸び悩む資源化率を向上させるためには、区民にとってわかりやすく、排出しやすい方法で資源回収を行い、分別の徹底を促す必要があります。  現在、区が行っております古紙、びん、缶、ペットボトルなどの資源回収は、回収場所や回収頻度がまちまちでございまして、次年度以降、これを一元化、すなわち同じ曜日に同じ場所で回収することを目指して、その効果や課題を検証するためのモデルを実施いたします。そのモデルの実施内容、2のところでございますが、実施地区は、区内の1町会 500世帯程度で、来年16年2月から実施いたします。対象品目はびん、缶、ペットボトル、新聞、雑誌、段ボール、紙パックの7品目でございます。  資料の裏面の一元化の流れをごらんいただきたいのですが、現在ばらばらの方法で回収しているこれらを、リサイクルステーションでまとめて回収いたします。リサイクルステーションの場所は、現在のごみの集積所を使用いたします。なお、当該地域は、後ほど報告いたしますごみの戸別収集のモデル実施を予定している地域でございまして、戸別収集への移行によって集積所が廃止されますので、ここをリサイクルステーションに変えていくということになります。回収頻度は週1回。区民にとっては、7品目を同じ日に、同じ場所、一番近いステーションに出せるということで、わかりやすくなって排出機会もふえることになります。回収方法は、古紙、紙パックは台東清掃事務所が直営で回収し、びん、缶、ペットボトルについては民間の資源回収の業者が回収・処理を行います。  表面に戻りまして、3の効果の検証でございますが、当該地域におけるごみ量の変化、品目別の資源回収量を把握するとともに、集積所のごみの組成を調査して、モデル実施前後の資源物の混入割合等を調査いたします。  4の実施に当たっての留意事項でございますが、戸別収集のモデルと一緒に行いますので、きめ細やかな分別指導によって資源化率の向上を図れるよう、清掃事務所との連携を密にしてまいります。また、懸念される不法投棄対策については、看板を刷新してごみの集積所のイメージを払拭するなどの工夫を講じてまいります。  なお、資料の2枚目以降は、参考資料としてバックデータを添付いたしました。資源化率ですが、平成12年度の古紙の集積所回収の導入に伴い大きく伸びましたが、その後は伸び悩んでおります。2の集積所の不燃ごみの混入状況を見ますと、4分の1程度の資源がごみに混ざって排出されておりますし、3の区民のアンケート結果を見ますと、古紙以外の資源については、いまだ相当量がごみとして出されてしまっているということがわかりました。  資料の裏側をめくっていただきますと、今年度のEメールサポーターのアンケートの結果がございますが、資源の回収方法については、曜日を決めて回収する方法と、曜日にかかわらず決められた場所に持って行く方法の併用を望む方が多く、回収場所については、ごみの集積所と同じ場所を望む方が多いという結果が出ております。  また、ペットボトルに関しては、今のままの店頭回収でよいという回答は9%でございました。現行の店頭回収方式は、販売者にも一定の責任分担を担っていただくという点で優れた仕組みではあるのですが、5の全国のペットボトル生産量の推移から見ても、平成8年の店頭回収方式導入当時とは消費量が格段にふえておりますので、消費量の面から見るともうそろそろ限界に、東京ルール3というシステムが限界にきているのではないかと考えられます。  説明は以上でございます。 ○委員長 清掃事務所長。 ◎小田頼久 台東清掃事務所長 清掃事務所では、戸別収集のモデル事業の実施についてのご報告でございます。  この事業につきましては、ただいまごみ減量担当課長の方からも報告がありましたとおり、資源の回収の一元化モデル事業、これと一体的に取り組んでいきたいという事業でございます。台東区におけるごみの収集につきましては、集積所において収集することを基本として実施しているところでございます。今日まで区民の皆様方のご努力によりまして、ごみの分別回収が大分進んでまいりました。その結果、ごみの量は確実に減少してまいりました。しかしながら、いまだ可燃のごみ、また不燃ごみの中に古紙や缶、びんなどの資源として再利用できるものが多く混入しているのが現状でございます。そのため、ごみの減量がここ二、三年、減量はしているんですけれども、その減量の幅が非常に鈍化してきているということでございます。  そこで、各家庭でのごみと資源の分別を徹底していただきまして、正しくごみを出していただくために、戸別収集のモデル事業を実施したいというふうに考えてございます。このモデル事業を実施することによりまして、ごみの量とか、また収集時間、またカラスの被害とか、いろいろな変化を、この戸別収集によりまして、その効果を測定していきたいというふうに考えてございます。また、この実施後にはアンケート調査を実施いたしまして、モデル地域の方々の意向も同時に把握してまいりたいというふうに考えてございます。  こうしたモデル収集の検証結果を踏まえまして、今後の収集作業のあり方というものも検討していきたいなというふうに考えています。  実施の時期につきましては、先ほどごみ減量担当課長の方から申しましたとおり、明年2月、実施場所につきましては、 500世帯ほどの1町会で実施したいというふうに考えています。  以上でございます。よろしくお願いします。   ────────────────────────────────────── ○委員長 初めに、廃棄物減量等推進審議会最終答申と今後のスケジュール案についてご質問がありましたら、どうぞ。  伊藤委員。 ◆伊藤萬太郎 委員 まさにさっき助役もお話しいたしましたように、各区でこういった形のチャレンジをやっていくことが、 699億 1,400万円ですか、その23区の一部事務組合の効率・効果を一層進めることになるわけで、これをとにかく、今、一応、ごみの量がこの計算でいきますと、不燃ごみに混入するのが8割のうちの20%、あるいは可燃ごみに混入するのが8割の20%とか、このチャレンジ7でいきますと半分以下に減っていくような、そんなような印象を受けられるわけなんです。まさにそのチャレンジ7を徹底してやっていただきたいということをまずお願いをしたいと同時に、私どもが前から機会を持ちながら提案をしてきました資源化施設なんですが、これはさまざま提言を行ってきましたんですが、課長としては、台東区における資源化施設の施設形態に対してはどのような方法が、幾つか考えられるのか。これは長期総合計画で方向づけが決まっておるわけですから、もうそろそろ具体的にこのようなものが考えられるというようなものをご提示いただければ大変ありがたいと思います。 ○委員長 ごみ減量担当課長。 ◎鈴木教子 ごみ減量担当課長 資源化施設の施設形態なのですが、いろいろな形態がございまして、単純なストックヤード的なものから、そこで処理を行うもの。処理品目に関しても、古紙、びん、缶、ペットボトル以外にも、生ごみも含めて処理している施設も全国の中にはございます。したがいまして、台東区といたしましては、先ほども申しましたように広域的な施設としてのあり方も視野に入れて今後検討してまいりたいと考えておりますので、それに当たりましては、広域的な資源回収量の今後の推移ですとか、そういったものを踏まえて施設需要というものを調査検討してまいりたいと思います。 ○委員長 伊藤委員。 ◆伊藤萬太郎 委員 私どもが考えているのは、例えば小中学校の廃校の場所を使いまして、ある程度、清掃工場ほどの施設財源を使うことなく、もっともっと、生ごみという話が出ましたけれども、生ごみも一応問題になっている部分もありますけれども、そういうような資源化施設の検討をもっと積極的に進めていただきたいというふうに思っておりますので、引き続き具体的な検討をなされた時点で、ぜひご報告をいただきたいというふうに思っております。  それから、先ほどの関係になりますけれども、よくマニフェストってありますけれども、数値目標的な部分、これが家庭ごみ、資源ごみすべてを含めて、このチャレンジ7によって削減される総合的なごみの減量数値というのは──この前にお聞きしたかな──何か具体的に何%ぐらいか、僕は状況をうまく徹底していけば50%ぐらいになるんじゃないかなと思っておるんですが、夢と希望をちょっと与えてくれますか。 ○委員長 ごみ減量担当課長。 ◎鈴木教子 ごみ減量担当課長 この数値目標について、半分ぐらいというお話があったんですけれども、この資料がちょっと見づらかったんだと思うんですけれども、資源回収の拡充によって区収の不燃ごみが2割減らせると。さらに、それと戸別収集を一緒にやることによって、可燃ごみも2割減らせるので、全体の2割ぐらい減らせるということで、20%足す20%で40%ということではなくて、20%減らせるという試算になっています。  今後の数値目標に関しては、こういった各施策間の相乗効果ですとかも加味いたしまして、より正確な情報を整理した上で、今後策定を予定しております一般廃棄物処理基本計画の中で明らかにさせていただきたいと存じます。 ○委員長 伊藤委員。 ◆伊藤萬太郎 委員 例えば家庭ごみの有料化なんていうのは、これは別に収集処理の予算に合うだけの有料化ではないわけですから、ある程度自分の出したごみに責任を持つと。後で戸別収集に絡んできますけれども、自分のごみはやっぱり責任持って、混入していたら混入した責任を取っていただくと。もう運搬しない、収集しないんだというぐらいの強い姿勢の中において、やっぱり有料化であるならば、ごみ自身に自分自身の責任を持つと。そういうようなことも加味しながら、僕は有料化を前から進めている話であって、法外に有料化するわけじゃないわけですから、そういう意識改革をやっぱり区民の皆さんに持っていただくということであれするわけであって、ぜひこういうことを、私は有料化に対しては賛成ですので、今の中からいろいろ問題が出ておると思いますが、それはちゃんと区民に啓発しながら有料化は実施していくべきだという私の意見を申し上げておきます。 ○委員長 杉山委員。 ◆杉山全良 委員 最終答申を読ませていただきましたけれども、非常に重要な点がやっぱりかなり書かれていて、それに対して7つのチャレンジという形で具体的な形が出ていますけれども、この中で一番大きなことはごみ処理のコストの問題で、この中を見ていくとほとんどがごみの収集運搬に係る人件費、あるいは清掃車両の雇い上げにかかわる経費という指摘がここで出ていますよね。だけれども、この点については、次のページを見ると「しかし」と書いてあって、各区では独自の裁量を発揮する余地がないと。こういう形でまとめられていて、これについては、今後どうするのかということでこのチャレンジの方を見てみると、結局23区全体で検討しなくてはならないという結論になっているわけですね。ということは、いろいろなチャレンジをして、ごみ減量が進んだとしても、実質この部分が減らなければコストは下がらないという結論になるわけですか。要するに減量が進んで、その部分のコストは確かに下がるでしょう。だけれども、現実的に一番かかっているところがずっといったら、この部分を見なければコストは全体的には下がらないわけですよね。この部分についてはどういう形で考えているんですか。 ○委員長 ごみ減量担当課長。 ◎鈴木教子 ごみ減量担当課長 収集・運搬コストの削減と、それとごみそのものの減量というのをあわせてやっていかなければならないと考えております。ですが、収集コストの削減に関しては、もともと清掃工場がないために搬入距離が遠いですとか、昼間人口が多くて事業系のごみが多いといった構造的な問題もさることながら、23区で平成12年の移管時に引き継ぎました積載率や車付人員、それから直営と雇上の比率等に係る覚書等がそのまま23区で一律に運用してございますので、この部分に関しては、台東区だけでというわけではなく、23区全体でこの基準を見直していかなければなりませんので、それを待ってからごみを減らしたのではやはり遅いので、そちらも並行して進めながらも、区として単独でできることは積極的にやっていくという考えでおります。 ○委員長 杉山委員。 ◆杉山全良 委員 意外とこのコストの問題については、減量すれば下がるんだという、区民の考えというか、我々もそうだったんだけれども、でも現実的な問題を見ると、やっぱりこの部分が一番多く占めているということになれば、当然並行してやっていくのが当たり前だけれども、その辺もやっぱり具体的にもっと考えていった方がいいんじゃないかなと。何か区民に対する、いろいろこうやってくれ、ああやってくれということもあるんだけれども、有料化なんて極端にぽんと出ちゃったけれどもね、そういった点もやっぱり含めていかなければ、ごみの問題に対しても、何かやれば何か返ってくるという、意外と区民の方々がね、この中でも指摘されているけれども、減量を進めれば自分にこういうふうに返ってくる。例えば電気だったり、いわゆる水道料金も節水すれば水道料金はかからないんですよと。ごみについては、出しても出さなくたって関係ないわけでしょう。そういった面から考えていくと、意外とそういった面での意識というのは当然弱いわけですよ。それがお金を取ることによって出さなくなるかといったら、それもまた極端な話であって、そういった前段としてここに指摘されているような収集・運搬のコストを、18年度まではどうなのかなという考えがあるけれども、それ以後も同じような形であれば、区民だけにやるのではなくて、そういった面でのコストを下げることをもうちょっと考えていかなければいけないのではないかなと。ここに書いてある指摘どおりだと思うんですよ。  そういった意味では、両方とも一緒にやっていくという考えがあるわけですから、特にこっちの方にやれば、費用のほとんどはこっちですからね。その辺も含めて、ぜひ、23区全体で考えてという形よりも、うちの区はどうなのかなと。余地がないと書いてあるから、余地がないんじゃしょうがないけれども、並行して当然やっていただきたいなと思います。 ○委員長 大和田委員。 ◆大和田功 委員 本当に初歩的な質問で申しわけないんですが、一部事務組合の監督機関は区長会なんでしょうかね。監督機関というとおかしいですが、要するに一部事務組合を監査するというか、監督するというんでしょうかね。それは区長会なんですか。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 おっしゃるとおりでございます。 ○委員長 大和田委員。 ◆大和田功 委員 要するに、今の杉山委員も同じことだと思うんですが、非常にその監督が厳しくないと、いいじゃないかというふうに流れる可能性が十分にあると思うんですね。ですから、これをやはり十分監査してもらわないと困るんじゃないか。これは今後ともそういう問題は大きな問題になってくるんじゃないかなと考えております。よろしくお願いいたします。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 この前、読売新聞でも「台東区ごみ有料化」というのがぼーんと出て、私もちょっと気になったんですけれども、その件に関しては、何か問い合わせとかいうのはありましたか。 ○委員長 ごみ減量担当課長。 ◎鈴木教子 ごみ減量担当課長 清掃リサイクル課の方には、新聞記事に関しての直接的なお問い合わせは今のところはございませんが、前回の委員会でもご説明したとおり、区としては有料化ありきという考えではございませんし、やはりリサイクルしたい区民には、きちんと分別排出の機会を提供して、区民がごみを減らせる手段というのをきちんと用意した上でなければ理解が得られないと考えておりますので、まずはそういった方策を先行することが重要だというふうに考えております。  先般の新聞記事に関しましては、報じる側にとっては読者の目を引くタイトルにという意図があったと思いますし、結果的に区民の皆様がごみへの関心を深めていただくためのきっかけになればよかったと思うのですが、一方で有料化が区の既定方針であるように誤解して不安に感じた区民の方もいらっしゃるかと思いますので、あすから予定しております11町会連合会への年末年始のごみ収集作業の説明等の場などをかりまして、正しく理解していただくよう説明してまいりたいと思います。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 そういう意味ではすごく、やはり意識を高めるという意味ではちょっとパンチを入れたみたいな形ではいいのかなと思いますが、ここにもありますように、チャレンジのリサイクル事業のあり方の中でも、継続的な普及啓発ということが盛り込まれていますので、やはりその辺の意識というのを本当に変えていただくチャンスという場を、どういう形か、何かつくっていただきたいというふうに思います。 ○委員長 稲垣副委員長。 ◆稲垣晃司 副委員長 家庭ごみの有料化については、課長が、区民の自主的な努力があれば有料化をも見送る可能性もあるんだと。私は、それはそのとおりだと思うんですよね。やっぱりごみをどう減らすのかということで、行政も含めて区民の協力を得て、できれば有料化というのは最後の最後の最後の課題というぐらいにして、本当に、何よりも大事なことは区民のごみ減量に対する意識改革ですよ。これを徹底して進めるということをぜひお願いしたいと思うんですね。  それで質問なんですが、この事業系ごみの問題で、実際には事業系が67%ありますよと。そういう中に、聞くところによると事業系ごみの中に、この中にもちょっと含まれておりますけれども、一定部分がいわゆる混在ごみ、いわゆる不燃ごみ、可燃ごみ、そういうものが含まれてきていると。今度、事業系ごみの適正処理ということで、指導する対象事業者を 1,000平米に減らしてやっていこうということなんですけれども、これは非常に大事なことだというふうに思うんですね。その際に、そういう分別に対しての指導というのが、一つ聞きたいのは、 3,000平米以上の人たちでやっている中ではどういう効果があるのか。それから今度、 1,000平米というのはかなり企業の数がふえるわけですから、その辺ではどういう指導をしようとしているのか、その辺をお伺いします。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 ただいま事業系ごみの適正処理、チャレンジ5についてのご質問がございました。これまで延べ床面積 3,000平米以上の事業者のところに私どもの指導員が入りまして、そこで廃棄物の処理及び再利用計画書といったものを出させまして、それがちゃんときちんと実行されているかどうかというのを職員が入って見てというような形で分別をきちんと指導してきているところでございます。 1,000平米ということで、先ほど申し上げましたように約 800事業所がふえます。こういう事業所には必ず廃棄物の管理者というのを置くことにしてございますので、来年度 1,000平米に下げまして、 800ということで一斉に入ることがなかなか難しいんですが、来年度は少なくとも 800の事業者の廃棄物の管理者を集めて、どういうことをやっていただくのか、どういう指導をするのかということをきちっとご説明したいというふうに考えております。 ○委員長 副委員長。 ◆稲垣晃司 副委員長 そうしますと、 3,000平米のところでのそういう管理者への指導の点につきまして、その効果というのは十分見られているんですか。 ○委員長 清掃リサイクル課長。 ◎岡村三生 清掃リサイクル課長 先ほど申し上げましたように、再利用計画書を出していただいて、それがきちっと実行されているかどうかということを私ども検証してございますので、中には、計画書のとおりきちっとやられてない部分も中にはあるかと思いますが、ほとんどの事業所がきちっとやっていただいているというふうに認識しております。 ○委員長 稲垣副委員長。 ◆稲垣晃司 副委員長  3,000平米から 1,000平米に落とすということは、結局は規模としても小さくなってきますので、そういう管理者の体制を取れるかどうかというのはちょっと危惧するんですけれども、その辺は相当きめの細かい指導をしていかないとスムーズに進まないんじゃないかというふうに思います。その点はひとつ具体的に頑張ってください。 ○委員長 ただいまの報告についてはご了承願います。   ────────────────────────────────────── ○委員長 次に、資源回収の一元化モデルの実施についてご質問がありましたら、どうぞ。  伊藤委員。 ◆伊藤萬太郎 委員 まず、モデル実施の町会、これは具体的にどうやって選別するのか聞かせてもらいたい。手を挙げてやるのか。ということは、要するにさまざまな町会、その町会の特性がありますし、地域的にもそうだし、ちょうど平均的な町会を取るのか、その辺の選別方法にちょっと関心がありますので。  それからリサイクルステーションなんですが、今、 500世帯ですから 100カ所ぐらいあるのかな。     (「そんなにないよ」と呼ぶ者あり)  そのリサイクルステーションの30カ所の整備と言いましょうか、これは町会にお任せするのか、あるいは職員がその都度行っていろいろ管理をするのか。結構混在している部分もあると思うんです。それの最終的な分別をしながら、やっぱりあとは業者に任せるとか、清掃事務所が回収するというようなことになるわけですから、その管理なんかはどういう体制なのか。  この2点。 ○委員長 ごみ減量担当課長。 ◎鈴木教子 ごみ減量担当課長 まず、モデル地区の選定なんですが、モデル地区に関しては公募制ということではなくて、私ども昨年度ごみの組成調査というのを行っておりまして、区内町丁目ごとのごみの特徴を組成調査によって調査しております。その結果、クラスター分析といいまして、それぞれの地域の特徴みたいなものをとらえているわけなんですが、その中で、今回予定しておる地域というのは、住居と事業所がほどよく混在しているところで、ごみ量もある程度出ていること。それと、モデル実施に当たりましては、前後のごみ量資源回収量をきちんと測れないといけません。ちょうど車1台程度で回れるぐらいのごみが出ているところを想定しております。 ◆伊藤萬太郎 委員 決まっているんですか、既に。具体的に町会が。 ◎鈴木教子 ごみ減量担当課長 はい、大体決まっております。  今現在は、竜泉三丁目の泉町会を想定しております。  町会には、きょうの委員会でご了承いただいた後に早速説明に入っていこうと考えております。  それからリサイクルステーションの管理の問題でございますが、リサイクルステーションというのは常設のものではございませんで、週に一度資源を出していただく、今の集積所に週に一度だけ資源を出していただくことを予定しておりますので、抜き取り等の問題もございますので、なるべく排出する時間というのを限っていきたいなと思っております。本来ですと当日設置が一番望ましいんでしょうけれども、サラリーマンの方なんかは、前日の夜に出したいという要望も中にはあるかと思いますので、そのあたりは区民の皆様の要望を聞いた上で、前日設置、または当日設置でコンテナを設置する、そういったイメージのステーションですので、常に管理人を置かなければならないとか、そういうところではございません。 ◆伊藤萬太郎 委員 はい、わかりました。 ○委員長 堀越委員。 ◆堀越秀生 委員 1つ質問と2つ要望があるんですけれども、まず1つ質問は、資源回収の一元化モデル事業の中で、その辺の絡みがわからないのでお聞きしたいんですけれども、町会とかPTAとかでもう既に自主的に資源回収をやっている団体がありますよね。そういう団体というか、それを抱えている町会とまた抱えていない町会とか、地域とかいろいろあると思うんですけれども、これはそういった例えばPTAの資源回収の日とか、そういうものも考慮してその地域のあれを決めていかれるんですか。それはまた別なんですか。 ○委員長 ごみ減量担当課長。 ◎鈴木教子 ごみ減量担当課長 今回のモデル地域に関してということでなくて、全体のことでよろしいですか。 ◆堀越秀生 委員 全体で。 ◎鈴木教子 ごみ減量担当課長 集団回収との競合の問題になるかと思うんですが、集団回収団体は現在は有価で引き取ってもらえる資源だけを回収しておりますので、今後一元化によって競合していくのは、古紙とアルミ缶になるかと思います。古紙については、平成12年度から集積所回収を導入しておりますので、一元化によって変更は基本的にはございません。12年度導入の際にも集団回収団体が回収する古紙が減ってしまうのではないかという懸念があったのですが、結果的に見ますと集団回収団体の古紙も減らず、集積所の古紙回収量は飛躍的に伸びたという実績がありますので、今回のアルミ缶に関してもそれほどの影響はないかと思います。  また、集団回収の位置づけといたしましては、区民のリサイクル意識の高揚はもとより、地域のコミュニティを活性化する上でも重要な活動として今後も支援をしていく考えでございまして、集団回収に出せる方は、できるだけ集団回収に出していただくようにお願いしていくつもりなんですが、何分、回収頻度が月に2回でございます。2回が限界かと思いますので、行政回収は、集団回収で集めきれない資源や、逆有償になってしまうような資源を取っていくというようなすみ分けでやっていきたいと思っております。 ○委員長 堀越委員。 ◆堀越秀生 委員 今、課長がおっしゃったとおり、集団回収は台東区では他区に比べて非常に優れている面もあると思うので、その辺はぜひ調整していただきたいと思います。  それで、2つの要望というのは、1つは、この戸別収集のモデルを実施する際、あるいはまた本格実施に入るときに非常に心配なのは、例えばごみを集める車が今まで入っていない道路にも当然入っていくわけですよね。そうすると、前については運転手さんがちゃんと見ているんでしょうけれども、後ろと左右、そこに台東区の場合ですとお年寄りも多いし、また小さなお子さんも結構いますので、そこについては、確かにコストの面を重要視していくのも行政は今、一生懸命熱心になさっているんですけれども、そういった安全面については、お金をかけてみても当然議会の方も了承すると思うので、清掃職員が兼ねるのか、また新たに警備員を入れるのかわからないんですけれども、その辺のところはぜひ徹底して事故の起こらないようにしていただきたいというのが1点。  それと、さっきの最終答申の話に戻っちゃうのかもしれないんですけれども、質問じゃないので、要望で一つ加えさせていただくと、資源化施設の話なんですけれども、ぜひ、永寿病院の屋上にそういう生ごみ処理施設が置かれてありますよね。ああいったような屋上での処理、区の施設の屋上での処理、そういう面も研究していただきたいと思います。  というのは、当然、清掃工場と違って、こういった資源化の施設というのはそんなに大規模なものじゃないし、匂いも当然清掃工場みたいに出ないんでしょうけれども、やっぱりごみと聞くだけで、また、地域の人と、俺のところはいやだとか、この場所はいやだとかいう争いが今から目に見えるようなことがあるので、なるべくそういったものが地域として受け入れやすいような場所、あるいはなるべく地域に触れないような建物の中とか、あるいは屋上とか、ああいう施設を使ってそういったことができるのかどうかということも、当然検討されていると思うんですけれども、さらに一生懸命研究していただきたいという要望を述べさせていただきます。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 このリサイクルステーションですけれども、今後、今までのごみ集積所を利用していくということなんですけれども、これは各町会で決めていただいて、その集積所というのは決まっていると思うんですが、やはり長年やっていらっしゃる方というのは火事ということを一番気にされているんですね。先ほども課長の方から前日というのもありましたけれども、特にびんとか缶というのはそれほど心配ないと思うんですが、古紙、段ボールというふうになってくると、やはりその辺のことも考慮していただいて、そのステーションにより近くなっている、本当に我が家の横がステーションという方もいらっしゃるわけですよね、現実ね。やはりそういうことも本当にもう一度検討していただきながら各町会にも、長い人はずっと長くという方もいらっしゃるんですね。だから、そういうことも含めて町会の方にも、もう一度検討をお願いしたいということをぜひつけ加えていただきたいと思います。 ○委員長 君塚委員。 ◆君塚裕史 委員 一つ質問なんですけれども、対象品目の中に乾電池が入っていないのは何か理由があるんですか。 ○委員長 ごみ減量担当課長。 ◎鈴木教子 ごみ減量担当課長 乾電池を集積所で回収している区も1区確かにございますが、今のところ台東区内から排出される乾電池、拠点で回収しているんですが、量が本当に少ないものですから、費用対効果の面というか、週に1回の排出機会が必要なのかという点で見ると、それは多いに越したことはないんですが、毎週毎週たくさんの乾電池は出ないのではないかということで、引き続き拠点を今考えております。今後の状況を見て検討したいと思います。 ○委員長 君塚委員。 ◆君塚裕史 委員 その辺の啓発関係をもう少し徹底していただいた方がいいんじゃないかなと思うんですね。その辺がちょっと少ないので、実際出す量もかなり少ないんじゃないかというふうに思いますので、その辺、要望しておきますので、よろしくお願いします。
    委員長 田中委員。 ◆田中伸宏 委員 資源回収の一元化モデル事業、これは今、具体的に泉町会でと言われたんですけれども、当然町会を対象としてやっているのかなと。ごみというのはおもしろいもので、新聞紙を事業者がごみとして捨てると事業系のごみで有料でお金を取られて、家庭が出すと家庭は無料で出せて、婦人部が集めに来るとその新聞紙はお金になっている。こういうふうな3段階に分かれているわけですよね。こういうことですね。これは事実ですよね。  そうすると、今、集団回収をやっているのは、町会組織というと、家庭が多いと。事業系のごみを出すと有料化になるから、当然、事業者にもこのモデル事業の中でいわゆる働きかけることが非常に重要だと思うんですよ。そのことによって、普段町会組織と事業者との乖離されているところの部分が非常にスムーズに、ごみのことでもこういう機会に、ごみとは全然関係ないんですけれども、そういう効果というか、非常に大きいと思うんですね。  ですからぜひ説明するときに、事業者の方にこうですよということで、その方々に、事業系の人たちにも大いに協力を求めてください、事業系のごみは有料なんだから、そういうときに出してくださいというようなことを、町会のモデル事業の中で、ぜひ強調しておっしゃっていただくことが極めてこれからの台東区の中で意義のあることだと考えますので、その点についていかがですか。そう思うんですけれども。 ○委員長 ごみ減量担当課長。 ◎鈴木教子 ごみ減量担当課長 事業系の古紙に関しては、基本的には事業系ごみは自己処理原則で、民間収集とか、民間の資源回収業者にごみと同様に出していただくのが原則でございます。ですが、今現在シールを貼っていただいて集積所に出していただいている部分もありますし、そのシールの貼付が徹底していない面もございますが、今回のモデル実施は戸別収集と一緒にやりますのできめ細かな指導ができると思いますので、事業者に関してはシールの貼付、あるいは今まで不燃ごみに混ぜてしまっていたびん・缶類の分別に関してもきめ細かく指導ができるのではないかと思いますので、徹底してまいります。 ○委員長 田中委員。 ◆田中伸宏 委員 僕が一番強調したいことは、今、事業系と家庭内のごみとかと行政上は分かれているわけでしょう。その中で、事業系はごみに対して負担がかかっているわけですよ。そうすると、その負担をかけるということじゃなくて、その過程の中で、一つの中に事業系も入れて、そして今度の一元化推進の中で一緒に協力してやるということの中で組み込むことが大事だろうと。事業系はこうだ、ああだということじゃなくして、そういうふうなことの感覚を模索していかなくちゃいけないんじゃないかということを申し上げているわけ。わかりますね。これは事業系だからこうだとか、家庭内のごみがこうだとか無理に分けようとするんじゃなくて、一緒に融和を図ってやっていくというふうな感じのやり方を、ここのところで視野に入れてこのモデル事業をされたらどうですかと、このことを申し上げているんです。 ○委員長 要望でよろしいですね。  ただいまの報告についてはご了承願います。   ────────────────────────────────────── ○委員長 次に、戸別収集モデル実施についてのご質問がありましたら、どうぞ。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告についてはご了承願います。   ────────────────────────────────────── ○委員長 次に、年末・年始ごみ収集について、台東清掃事務所長、報告をお願いします。 ◎小田頼久 台東清掃事務所長 それでは、年末・年始のごみの収集日程についてご報告を申し上げます。  年末・年始の収集につきましては、お手元の資料のとおりの日程で収集してまいりたいと存じます。可燃ごみにつきましては、本年の最終の収集日と新年の収集日までの日数を極力抑えたいという考えから、新年は4日の日曜日から収集を開始いたします。どうしても間はあいてしまいますが、最高でも7日間で抑えたいというふうに考えてございます。なお12月23日の天皇誕生日と明年の1月12日の成人の日は平常どおり収集してまいりたいというふうに思っています。  年末・年始の収集につきましては、「広報たいとう」でお知らせいたしますとともに、清掃事務所の職員が各町会長、また町会に入っていない、自治会長ですか、自治会長さんのお宅を直接訪れまして、お知らせの回覧を回してくださるようお願いしてまいりたいというふうに考えてございます。  また、集積所の看板にもお知らせの掲示をするなど、周知を万全にしていきたいと。そして収集作業に取り組んでまいりたいと思います。区民の皆様方に新年をよりよい環境のもとでお迎えいただきたく、清掃事務所職員一丸となって取り組んでまいりますので、清掃事業にご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。 ○委員長 ただいまの報告についてご質問がありましたら、どうぞ。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ただいまの報告についてはご了承願います。   ────────────────────────────────────── ○委員長 理事者からの報告は以上であります。案件第1、清掃及びリサイクルについて、その他ご発言がありましたら、どうぞ。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 おはかりします。案件第1、清掃及びリサイクルについては重要な案件でありますので、引き続き調査をすることに決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。   ────────────────────────────────────── ○委員長 次に、案件第2、陳情15- 115、台東区立台東リサイクルプラザリサイクル活動室等運営要綱 事業の委託・第3条(3)についての陳情を議題といたします。  本件は、前回の委員会で継続審査となったものでありますが、11月28日、陳情者から取り下げ願いが提出されましたので、事務局次長に朗読させます。     (嶋田議会事務局次長朗読) ○委員長 本件については、取り下げを許可したいと思いますが、いかがでしょうか。     (「ちょっと」と呼ぶ者あり) ○委員長 金田委員。 ◆金田功 委員 陳情者と課長とこの前話し合いがあったと思うんですが、陳情者はどういう理由でもって取り下げたか、ちょっと話をしたときの様子を説明してください。 ○委員長 ごみ減量担当課長。 ◎鈴木教子 ごみ減量担当課長 陳情者とそれから委託団体双方と、前回の委員会の後に数度にわたる話し合いの機会を持ちまして、事実関係と双方の意向を改めて確認し、区の見解をお伝えしたんですが、お話を聞く中で、陳情者の真意というのは委託団体を批判することではなくて、リサイクルプラザをよくするために運営に際して自分らの意見を聞いてほしい、あるいは積極的に参画させてほしいということであると受けとめましたので、今後の予定しております検討会等を通じて意見提案をいただくという、より建設的な方向で解決していきたいという旨をお伝えしたところでございます。 ○委員長 金田委員。 ◆金田功 委員 そうすると、一応話し合いは円満にいったわけですね。それでもって不満がないので陳情を取り下げたわけね。そういうふうに解釈していいですね。いいですね、課長。 ○委員長 私から、実は私も陳情者の当人とお話しをしまして、ボタンのかけ違いや、また行政とのお話し合いや、委託の話はいろいろと今回の陳情の中で話が出ました。それは我々に対しての投げかけとして、今回取り下げになっても、意思は今後も続きますよと。また、前回の委員会の中で「環境プラザ」という次の話も出ていましたので、その次に向かっては我々委員会としても、議員としても、行政としても、それぞれ今回の陳情者のお話を聞いて、また新しく大きく発展させるようにということでお話しをしましたら、快く取り下げをしていただいたという経緯です。  金田委員。 ◆金田功 委員 今質問したのは、陳情者がうちに電話をかけてくるんですよ。今後それはなくなりますね。 ○委員長 本件については取り下げを許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 それでは、本件については取り下げを許可し、審査を打ち切りとすることに決定をいたしました。   ────────────────────────────────────── ○委員長 以上で案件の審議を終了いたしますので、事務局次長委員会報告書を朗読させます。なお、年月日、委員長、議長名及び陳情者の住所、氏名の朗読については省略いたします。     (嶋田議会事務局次長朗読)   ────────────────────────────────────── ○委員長 これをもちまして、清掃・リサイクル特別委員会を閉会いたします。     午前11時42分閉会...