港区議会 2017-11-24
平成29年11月24日建設常任委員会−11月24日
続きまして、
都市計画防火地域及び準
防火地域の変更(案)についてご説明いたします。
大変お手数ですが、
資料No.3の1ページをごらんください。浜松町駅
西口地区地区計画を変更するのに伴い、
都市計画上の整合を図るために変更するものでございます。こちらも区が決定する
都市計画となります。
1ページに種類、面積が記載されております。面積欄では数値の下に括弧書きで数値が入っておりますが、上段の数値が変更後、下段の括弧内の数値が変更前の面積となっております。今回の変更により、区域約1.6ヘクタールにおいて準
防火地域を
防火地域へ変更します。
次に、3ページをごらんください。計画図でございます。右下に凡例がございますが、
変更区域に示す斜線の範囲を準
防火地域から
防火地域へ変更いたします。
次に、4ページをごらんください。
都市計画の案の理由書でございます。下から4行目に記載のとおり、「浜松町
西口地区地区計画の変更にあわせ、
都市防災上の観点から検討した結果、面積約1.6ヘクタールの区域について、準
防火地域を
防火地域に変更するものである」としております。
都市計画防火地域及び準
防火地域の変更(案)についてのご説明は以上でございます。
続きまして、
用途地域の変更(案)についてご説明させていただきます。こちらは東京都が決定する
都市計画となります。
大変お手数ですが、
資料No.4の1ページをごらんください。変更後の港区全体の
用途地域の面積等を示してございます。
次に、2ページをごらんください。
新旧対照表でございます。表の左側の第一種
住居地域及び右側の準
工業地域の
新旧対照面積表の欄の括弧つきの数値が、
変更箇所を示しております。
次に、3ページをごらんください。
変更概要でございます。今回、港区海岸一丁目地内の約1.6ヘクタールを第一種
住居地域から準
工業地域に変更いたします。なお、建ぺい率60%及び容積率200%は変更ございません。
次に、4ページをごらんください。計画図でございます。右下に凡例がございますが、斜線で囲まれた部分が今回の
変更箇所となります。
次に、5ページをごらんください。
都市計画の案の理由書でございます。下から4行目に記載のとおり、「浜松町
西口地区地区計画の変更にあわせ、駅機能や
交通結節機能の強化を図るため、
土地利用上の観点から検討した結果、面積約1.6ヘクタールの区域について、
用途地域を変更するものである」としております。
用途地域の変更(案)についてのご説明は以上でございます。
最後に、今後のスケジュールでございますが、当
常任委員会に報告後、12月1日に
地元説明会を開催し、12月1日から12月15日まで案の縦覧と意見書の受付を行います。その後、1月中旬に予定されております港区
都市計画審議会、また
用途地域の変更(案)につきましては、2月中旬に予定されております東京都
都市計画審議会に諮問し、3月下旬に
都市計画決定をする予定でございます。
甚だ簡単ではございますが、浜松町駅
西口地区に関連する
都市計画(案)のご説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長(大滝実君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。
○委員(
丸山たかのり君)
用途地域についてお伺いします。今回の再開発に当たって、第一種
住居地域に指定されていた旧
芝離宮恩賜庭園周辺を準
工業地域に変更するということですけれども、特にこれまで、この周辺は人の住む場所がなかったと思います。これは、環境に配慮するという形で第一種
住居地域指定がなされていたというような考え方でよろしいのでしょうか。
○
都市計画課長(
冨田慎二君) 近隣に旧
芝離宮恩賜庭園等がございましたので、その関係があって第一種
住居地域に指定されていたと考えてございます。
○委員(
丸山たかのり君) わかりました。そういった理由があって第一種
住居地域になっていたということで、特段人が住んでいるということを理由にして
地域指定がなされていたわけではないと思いますけれども、港区の
用途地域全体を見ると、連続性の意味において、果たしてこれが今の状況にそぐっているのかが疑問に思えるような箇所があります。こうした
用途地域や
用途地域に合わせた形の容積率などの変更は、平成16年度以降、
地区計画を立てないと変更できないとお伺いしています。それ以降に、例えば地下鉄の駅ができたりして、本来ならば、もう少し容積率が高くなったり、
用途地域的にはもう少し変更した方がいいという部分があったとしても、今回のような開発がなければ、変更は単独では難しいということでよろしいのでしょうか。
○
都市計画課長(
冨田慎二君) 平成16年度までは、何年かに一度見直しをしてございました。それ以降につきましては、
用途地域の東京都の
指定基準がございまして、原則として
地区計画等の
まちづくりに伴うことで、開発とは限りません。いろいろな
地区計画がございますので、その
地区計画に伴って
用途地域の変更を行うというような基準が示されてございます。
○委員(
丸山たかのり君) わかりました。例えば開発ではなくて
用途地域が変更されたような事例は、これまでどのような形のものがありましたか。
○
都市計画課長(
冨田慎二君) 港区ではないのですが、開発ではなくて、逆に保全するような
用途地域というものもございますので、それに伴って、
用途地域や容積率の変更等の事例がございます。
○委員(ちほぎみき子君)
資料No.3の
防火地域・準
防火地域のことでお伺いしたいと思います。今回、この範囲のところがよりよくなるために
都市計画が変更されると思いますけれども、
都市計画の案の理由書の最後のところの「
都市防災上の観点から検討した結果、準
防火地域を
防火地域に変更する」ということについて確認させてください。準
防火地域、また
防火地域の変更に伴いまして、どのような点が具体的に強化がされると理解すればよろしいのでしょうか。
○
建築課長(野口孝彦君)
防火地域と準
防火地域におきましては、建築物の規模・用途に応じて防火性能の基準が違ってまいります。
防火地域に変わることで、建築物の延べ床面積が100平米を超えるものにつきましては耐火建築物としなければならないということで、ワンランク上の防火性能の高い建築物が義務づけられることになります。
○委員長(大滝実君) ほかにございますか。なければ、私から伺います。
用途地域の変更(案)のところで、今回、第一種
住居地域から準
工業地域に変わって、でも
資料No.4の3ページを見ると、建ぺい率も容積率も変更ないということですけれども、変更しないと何が制限を受けることになるのでしょうか。また、今後この地域、例えば浜松町二丁目4地区の南側などでのさらなる再開発や整備というような計画があって、さらに増えていくという方向が将来あるのかどうか。このあたりはどうなのでしょうか。
○
都市計画課長(
冨田慎二君) まず、今回変更しないと何が影響を受けるのかということについてでございます。先ほど
丸山委員からご質問がございましたが、この付近につきましては第一種
住居地域でございましたけれども、今回、
地区計画の変更に伴いまして、準
工業地域となってございます。準
工業地域がこの地区としてはふさわしいということで、今回
用途地域を変更するものでございまして、影響を受ける、受けないというよりは、周辺との整合を図るために変更するものでございます。
次に、浜松町周辺に新たに何か開発があるのかということでございますが、先ほど申したように、浜松町駅の周辺と
竹芝地区、あと芝浦一丁目地区ということで、この3つの地区で開発計画について今動いているところでございます。
○委員長(大滝実君) ほかにご質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(大滝実君) ほかになければ、
報告事項(2)「浜松町駅
西口地区地区計画の変更(案)について」、
報告事項(3)「
都市計画防火地域及び準
防火地域の変更(案)について」、
報告事項(4)「
用途地域の変更(案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(大滝実君) 次に、
報告事項(5)「環状第二号線新橋・
虎ノ門地区地区計画の変更(案)について」、理事者の説明を求めます。
○
都市計画課長(
冨田慎二君) それでは、
報告事項(5)「環状第二号線新橋・
虎ノ門地区地区計画の変更(案)について」、ご報告させていただきます。
初めに、資料の確認をお願いいたします。
大変お手数ですが、
資料No.5をごらんください。1ページから22ページまでが
地区計画の変更(案)の写し、23ページが
都市計画の案の理由書、24ページが
参考資料といたしまして、環状第二号線新橋・虎ノ門地区の
まちづくり、IX−1街区についてまとめた資料を添付しております。なお、本
地区計画につきましては、東京都決定でございます。
資料のご説明に入る前に、これまでの当
常任委員会への報告の経緯でございます。本年9月8日に当
常任委員会にて、
都市計画法第16条に基づく
地区計画の変更(原案)についてご報告させていただきました。また、10月4日に
地区計画区域内の権利者を対象に、
都市計画(案)の作成に向けた説明会を開催し、10月11日から10月24日まで縦覧を行いました。今回の報告につきましては、
都市計画法第17条に基づく
都市計画(案)の縦覧を行うのに先立ちまして、当
常任委員会へ報告するものでございます。
最初に、本地区の
まちづくりについてご説明いたします。
大変お手数ですが、
資料No.5の24ページの
参考資料をごらんいただきたいと思います。
まず、計画地の位置・現況・整備の方針でございます。ページ左の位置図もあわせてごらんいただきたいと思います。環状第二号線新橋・虎ノ門地区は、環状2号線
周辺地区まちづくりガイドライン及び環状第二号線沿道新橋地区街並み再生方針に基づき、沿道の老朽化した建築物の更新や細分化した敷地の統合を図るとともに、シンボルストリートにふさわしいにぎわいと統一感のある街並みの形成を進めております。
IX−1街区は、環状第二号線と特別区道第1,014号線、特別区道第14号線に面した街区で、敷地形状が不整形で細分化されていたことに加え、既存の建物の正面が環状第二号線に向いていないなど、道路空間との一体性に欠ける街並みとなっております。
当街区では、地権者による敷地の整形・集約化が進んだことから、街並み再生方針に基づき、環状第二号線沿道にふさわしい土地の有効利用を図るとともに、環状第二号線に面する建築物の低層部ににぎわい施設を配置し、あわせて地区内ネットワーク道路の沿道に歩道状空地を整備することで、にぎわいと統一感のある街並みを形成いたします。
大変お手数ですが、1ページにお戻りいただきたいと思います。東京
都市計画地区計画の変更(案)についてご説明いたします。内容につきましては、9月8日に当
常任委員会にご報告させていただいた原案からの変更はございません。
1ページには、本
地区計画の名称、位置、面積、
地区計画の目標が示されております。また、区域の整備、開発及び保全に関する方針といたしまして、公共施設等の整備の方針が記載されております。
次に、2ページをごらんください。
建築物等の整備の方針、再開発等促進区の位置、面積、
土地利用に関する基本方針、2ページ下段から3ページにかけましては、主要な公共施設の配置及び規模が記載されております。
3ページをごらんください。
地区整備計画についての記載となります。
地区整備計画の位置、面積、3ページの中段から4ページの上段にかけましては、
地区施設の配置及び規模が記載されております。
次に、4ページの中段から5ページの上段にかけましては、I街区、II街区、III街区における
建築物等に関する事項が記載されております。
次に、5ページの中段から9ページにかけまして、IV街区、V街区、VII街区、VIII街区、IX街区における
建築物等に関する事項が記載されております。
次に、10ページをごらんください。立体道路に関する事項が記載されております。
次に、11ページをごらんください。今回の
変更概要が記載されております。変更の内容につきましては、11ページから順次ご説明いたします。アンダーラインを引いた部分が今回の
変更箇所及び追加箇所を示しております。
まず、再開発等促進区における主要な公共施設の配置及び規模でございます。広場の面積を6,000平米から6,200平米に広げております。
次に、
地区施設の配置及び規模でございます。その他の公共空地といたしまして、歩道状空地6、幅員0.5メートル、延長約17メートルを追加いたします。
次に、IX−1街区の
地区整備計画でございます。まず、地区の区分でございます。名称はIX−1街区、面積は約0.07ヘクタールでございます。
次に、
建築物等の用途の制限でございます。「建築物の地上1階部分の用途を次の各号に掲げる用途以外に供する建築物は建築してはならない。ただし、エントランス、廊下、階段、管理諸室等建築物の共用部分及び自動車車庫その他用途上、やむを得ないものについては、この限りでない」とし、次の(1)、(2)に記載がございますように、店舗、飲食店等が建てられる建築物となります。
次に、12ページをごらんください。まず、建築物の容積率の
最高限度でございます。10分の90、900%としております。
次に、建築物の敷地面積の最低限度でございます。街並み再生方針に基づき、500平米としております。
次に、壁面の位置でございます。建築物の外壁またはこれに代わる柱は、計画図に示す壁面の位置の制限を超えて建築してはならないとしております。また、ただし書きで、歩行者の安全性、快適性を確保するために必要なひさしや、壁面緑化のための施設につきましては、対象外となります。
次に、
建築物等の高さの
最高限度でございます。80メートルを
最高限度としております。
次に、
建築物等の形態または色彩、その他の意匠の制限でございます。3は、環状第二号線に面して自動車出入口を設けてはならないことについて定めております。4は、
建築物等の地上1階部分の壁面の過半を店舗や飲食店の用途とするとともに、内部のにぎわいを表出するため、壁面にガラスなど透過性のある素材を使用することを定めております。
次に、13ページをごらんください。計画図1でございます。図のIX−1街区が具体の開発計画に関して、
地区整備計画が定める街区でございます。
次に、14ページをごらんください。計画図2−1でございます。地上レベルをあらわしております。凡例にございますように、主要な公共施設や
地区施設を示しており、III街区、虎ノ門ヒルズの主要な公共施設である広場と
地区施設である区画道路2号が重複している部分が、広場を拡大した範囲となります。また、図のIX−1街区には
地区施設といたしまして、歩道状空地6が追加されております。
次に、15ページをごらんください。計画図2−2でございます。地下レベルをあらわしておりますが、変更はございません。
次に、16ページをごらんください。計画図3でございます。壁面の位置の制限について示しております。IX−1街区に8号壁面として、計画地の南側の道路の境界から1.5メートル、また、9号壁面として、環状第二号線の道路境界から0.2メートルのところに壁面の位置の制限が定められております。
次に、17ページから22ページにつきましては、計画図4−1、4−2、5−1、5−2、5−3、5−4といたしまして、立体道路に関する事項が記載されておりますが、変更はございません。
次に、23ページをごらんください。
都市計画の案の理由書でございます。下から3行目に記載のとおり、「公共施設等の整備により
歩行者ネットワークを形成するとともに、街並み再生地区内における魅力と活力を生み出す沿道
まちづくりを推進するため、面積約13.8ヘクタールの区域について、
地区計画を変更するものである」としております。
最後に、今後の予定でございますが、当
常任委員会に報告後、11月30日に
地元説明会を開催し、12月1日から12月15日まで案の縦覧と意見書の受付を行います。その後、港区
都市計画審議会及び東京都
都市計画審議会に諮問し、平成30年3月に
都市計画決定の予定でございます。
甚だ簡単ではございますが、環状第二号線新橋・
虎ノ門地区地区計画の変更(案)についてのご説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長(大滝実君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言願います。なければ、私の方から幾つかお伺いしたいと思います。
このIX−1地区では、現在、地権者は何人で、それは法人なのでしょうか、個人なのでしょうか。
○
都市計画課長(
冨田慎二君)
大変お手数ですが、
資料No.5の24ページをごらんください。この街区内には3地権者おりまして、今回の計画に伴って、環状第二号線に面した隣地との用地交換、等価交換等を踏まえて、敷地を正常化した形で計画を進めてございます。地権者につきましては、法人が1名と個人が2名という形になります。
○
開発指導課長(村上利雄君) ただいまの答弁に補足させていただきます。同じ街区の中で敷地交換などをしましたので、街区の中では地権者という形で3人いらっしゃいますけれども、IX−1街区の事業に関しましては1者という形でございます。
○委員長(大滝実君) それで、今回容積率900%となっていますけれども、変更前は何%だったのですか。
○
開発指導課長(村上利雄君) 現在の容積率は700%でございます。
先ほど答弁が漏れました。権利者1と申し上げましたが、法人でございます。
○委員長(大滝実君) 法人が3ということですか。
○
開発指導課長(村上利雄君) IX−1街区につきましては、権利者が法人1でございます。
○委員長(大滝実君) わかりました。
それから、3人の地権者で整地してこのようになったわけですけれども、例えばこの3人が共同して建物を建てるとなった場合、容積率や高さは変わるということになるのですか。
○
開発指導課長(村上利雄君) 中身によりまして容積率のボーナスが変わってきます。そちらは計画の中で、整地された中で容積は変わってくるという形で考えておりまして、高さにつきましては上限が決まっておりますので、今回の計画は上限まで至っておりませんけれども、そちらも計画によってはもう少し高くなる可能性もございます。
○委員長(大滝実君) わかりました。ほかにご質問等ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(大滝実君) ほかになければ、
報告事項(5)「環状第二号線新橋・
虎ノ門地区地区計画の変更(案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(大滝実君) 次に、
報告事項(6)「
都市計画道路幹線街路放射第19号線の変更(案)について」、理事者の説明を求めます。
○
都市計画課長(
冨田慎二君) それでは、
報告事項(6)「
都市計画道路幹線街路放射第19号線の変更(案)について」、ご報告させていただきます。
初めに、資料のご確認をお願いいたします。
大変お手数ですが、
資料No.6をごらんいただきたいと思います。表紙をめくっていただきまして、1ページから4ページまでが
都市計画道路の変更案の写し、5ページが
都市計画の案の理由書、6ページが
参考資料といたしまして、
都市計画道路幹線街路放射第19号線の変更についてまとめたものを添付してございます。なお、本
都市計画につきましては、東京都が決定する内容でございます。
今回のご報告は、
都市計画法第17条に基づく案の縦覧を行うに先立ち、当
常任委員会へ報告するものでございます。
最初に、
都市計画道路の変更についての概要をご説明いたします。
大変お手数ですが、
資料No.6の
参考資料をごらんいただきたいと思います。
まず、1の品川駅西口の
まちづくりの概要でございます。10月30日に当
常任委員会へご報告いたしました内容と重複する部分がございますが、概要からご説明させていただきます。ページ中央上部の位置図もあわせてごらんいただきたいと思います。現在、品川駅西口では駅とまちの連絡性や駅前広場・歩行空間の不足、放射第19号線、国道15号線の交通のふくそうなどが課題となっております。そうした課題を踏まえ、平成29年2月に国土交通省及び東京都が作成した国道15号・品川駅西口駅前広場の整備方針についてでは、国際交流拠点・品川の実現に向け、周辺開発と連携を図りながら、駅周辺の限られた空間を有効活用し、道・駅・まちが一体となった都市基盤の整備を進めていくこととしております。
左下の品川駅の再編(京浜急行線の地平化)の概要をごらんいただきたいと思います。2027年にはリニア中央新幹線の開業が予定されており、羽田空港へアクセスする京浜急行線と乗り換えをスムーズにするため、2階レベルにある京浜急行線を地平化するとともに、立体道路制度の活用により放射第19号線上空の空間等を有効活用し、駅とまちをつなぐ安全な歩行者動線を確保することで、回遊性の向上を図ります。
次に、2の
都市計画変更の内容でございます。放射第19号線は、昭和21年に
都市計画決定された、中央区京橋一丁目から大田区東六郷三丁目に至る延長約17.9キロメートルの
都市計画道路です。今回、品川駅周辺の
まちづくりの動向や都市基盤の整備の具体化を踏まえ、
都市計画道路内の駅前空間の再配置を行うことから、放射第19号線の
都市計画区域の一部を変更いたします。
右下の放射第19号線(国道15号)・西口駅前広場再編の概要をごらんいただきたいと思います。今回、放射第19号線の
都市計画区域の一部を変更し、廃止した部分に京浜急行線が地平化されることになります。
1ページにお戻りいただきたいと思います。
都市計画道路の計画書です。まず、種別は幹線街路、名称は番号が放19、路線名が放射第19号線、位置は起点が中央区京橋一丁目、終点が大田区東六郷三丁目、区域は延長が約1万7,910メートル、構造は車線の数が6車線、幅員が50メートルでございます。
次に、3ページをごらんください。
変更概要でございます。今回の変更は一部区域の変更となります。
次に、4ページをごらんください。計画図でございます。右下に凡例がございますが、黄色で着色している部分が一部区域を変更し廃止する部分となります。
次に、5ページをごらんください。
都市計画の案の理由書でございます。下から4行目に記載のとおり、「本計画は、品川駅周辺の
まちづくりの動向や基盤整備計画の具体化を踏まえ、交通の円滑化を図り、健全な市街地の形成に寄与することから、港区高輪三丁目地区内において、
都市計画の区域を一部変更するものである」としております。
最後に、今後の予定でございますが、当
常任委員会に報告後、12月1日から12月15日まで案の縦覧と意見書の受付を行います。その後、港区
都市計画審議会及び東京都
都市計画審議会に諮問し、平成30年3月に
都市計画変更の予定でございます。
甚だ簡単ではございますが、
都市計画道路幹線街路放射第19号線の変更(案)についてのご説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長(大滝実君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言願います。
○委員(
丸山たかのり君)
都市計画変更の素案のときの住民説明会の資料をきょう持ってきていますけれども、住民説明会ではこの内容に関してもう少し細かいお話がありました。例えば、これまではバスの停留所が分散化していて、待つ人が歩道にあふれている、ターミナルがごった返していたというところが、今回の変更に伴う駅前空間の整備によって一極集中し、解消されていくということがうたわれていました。そのときの質疑で住民の方から、駅前空間とはどういったものなのかという質問があったのですが、まだ詳細がわからないというお話でした。ですので、新たにできる駅前空間とはどういったものになるのかというのが今わかれば教えていただきたいのです。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(手島恭一郎君) 前回の
建設常任委員会でもご説明さしあげましたが、品川駅
西口地区の民間施設の中でつくる施設について、詳細な内容は決定しておりませんし、当然のことながら、国道区域内の道路が拡幅された状態でないと全体像がはっきりしないということで、これから民間事業協力者も含めて中身を詰めて、内容がだんだん明らかになってくるものと考えております。
○委員(
丸山たかのり君) わかった時点で、ぜひまた教えていただきたいと思います。
次に、スケジュールについてお伺いします。最後にご説明がありましたが、この後、案の縦覧後に住民等の意見を受け付けて、
都市計画審議会にかけて
都市計画決定というお話だったと思います。地元の意見を吸い上げた後に、
都市計画審議会の中で、そのような意見も取り入れたところで審議されるという形になるかとは思うのですが、我々が委員会等の中で要望等を住民から受けた形で発言させていただいたことを、区の意見として、東京都の計画などにどうやって反映しているのかというのが大変わかりづらいというか、見えづらいなと感じております。
多分、以前の委員会の中でも似たようなご意見があったかと思いますが、区のかかわり方というか、区が主導でやっていない計画に対して、区の意見を申し述べて、それがどのように生かされたのかが非常にわかりづらいとすごく感じております。要望を言って計画にこのぐらい反映されたということがもう少しわかりやすくなると、住民の方にも納得してもらえると思ったのですが、何か改善できるようなことはありますでしょうか。
○
都市計画課長(
冨田慎二君) 品川駅につきましては、当初の品川駅・田町駅周辺
まちづくりガイドライン策定から区がかかわってございまして、区の主張等を踏まえた上で、まず、上位計画であるガイドラインなどをつくってございます。品川駅周辺につきましてはそれぞれ計画がございまして、東京都が施行するもの、国が施行するもの等ございます。その中で、区は地元区として、住民目線でご意見を述べさせていただいてございまして、そのようなものをきちんと伝えていく立場にございます。その点で、このような形で計画が進むということにつきましては、議会等にきちんと報告させていただきたいと存じてございます。その中で、いろいろな意見を吸収する中で協議させていただきたいと考えてございます。
○委員(
丸山たかのり君) 区として、そういった意見をしっかりと調整していただいているというのは重々存じてはいます。この後、案の縦覧に付して意見書の受付をした後、
都市計画審議会にかけられてという流れの中で、例えば当
常任委員会等でどのような意見が反映されたとか、区としての意見というのが、最終的に
都市計画審議会にかかる前にこちらに示されるということはないのではないかと思います。我々としては、いつまでに意見を言っておけばそれが反映されるかがわかりづらいというところに、非常にもやもやした不満としてあるところなのです。仮に委員会でそういった報告がなくても、もう少し見える形でやれればいいかと思っております。主体が違うからというところもあるのかもしれないですが、区として意見を言って、こういうところが生かされたということを区民の方に説明できるような形で、もう少し何か考えていただければありがたいなと思います。これは要望で結構ですので、よろしくお願いいたします。
○委員長(大滝実君) ほかにご質問等ございますでしょうか。なければ、私の方からも質問させていただきます。
品川駅
西口地区では、リニア中央新幹線と京浜急行線へのスムーズな乗り換えということと、京急線を地平化し、東西
自由通路を
西口地区へつなげるということから、現在の駅前広場が廃止になるわけです。京急線については、泉岳寺駅と新馬場駅間の連続立体交差化という計画が進められていて、その説明会では事業費の質問が出ました。事業費はルールが決まっているらしくて、京浜急行電鉄株式会社が15%、残りの85%が国と東京都と地元の自治体となっていて、その85%のうちの中で国が55%、東京都と地元区が45%になっていると説明されています。区は、この事業では何%ぐらい負担しなくてはいけないのでしょうか。それと、連続立体交差化の部分は港区と品川区にまたがっていますが、これは半分半分という形で負担するのでしょうか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(手島恭一郎君) 東京都が答えている分については、国が連立事業として補助する上での枠を最初に決めていて、事業者と、それから道路を整備するべき地方自治体の割合と、それに対して国が幾ら出すのかということが決められています。品川区と港区の負担割合ですけれども、品川区は品川区にある路線で施工する工事費、それと港区は港区側で行われる工事費について、その地元区として負担するということになります。よって、港区のお金が品川区に使われることもなければ、品川区のお金が港区の中に入って使われるということもないということで、それらを積み上げられたものが負担割合に応じて補助金として支出されるということになろうかと思います。
あと、東京都と地元区で負担する割合は45%とありますけれども、こちらについての最終的な割合については、今後協議して決定していくことになろうか思います。
○委員長(大滝実君) この連続立体交差化の完成は何年になりますか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(手島恭一郎君) 現在、アセスメントと
都市計画の素案の説明会が終わった段階でございまして、事業スケジュールについては判明してございません。
○委員長(大滝実君) この事業を見通して言えば、品川駅
西口地区の開発が進められていくという方向があるのではないかと思うのです。それで、10月に行われた品川駅
西口地区の説明会に私も参加しましたけれども、先ほど
丸山委員からもお話がありましたが、全体がなかなか見えてきません。これまでも何回か言っているわけですけれども、区がそれぞれの事業ごとに説明していますが、全体をまとめたものを説明していく必要があるのではないでしょうか。先ほど言った品川駅・田町駅周辺
まちづくりガイドライン2014が大もとになっているのでしょうけれども、区として、全てが完成したときにはこのようなまちになるということを区民に説明していく必要があるのではないかと。そうでないと、いつになっても不安になっているのではないかと思いますけれども、このようにはできないのでしょうか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(手島恭一郎君) 先ほど来ご説明しているさまざまな
都市計画の中身について、例えば
都市計画道路の広場の部分が廃止されるとか、京急線は地平化されますけれども、実際は路線部分の話が出ているだけになっているとか、構想の姿形しかまだ出ていないという状態でございます。この先、順次具体的になってきたり、国道であれば、国道の事業協力者も含めて、提案された中身がより具体的な計画案として提示されてくることになろうかと思います。それらが複合的に組み合わされて、例えば国道15号線周りの広場がどういう形になりますということがわかれば、それをまとめてご説明するということは可能かとは思います。しかし現時点では、今ご説明しているように、
都市計画手続上の枠がこのように変わりましたということをご説明する以上に、私どもも説明する情報を持ってございません。
先ほど
丸山委員のご質問に
都市計画課長がお答えしましたけれども、内容が判明次第、よりわかりやすい説明に今後とも努めてまいりたいと思います。京急線の地平化はこの後また説明会が開かれることになっていますけれども、京急、国道15号線のところと、
西口地区というのが
都市計画手続であればばらばらに説明されます。それらをきちんとまとめて、3つのプロジェクトが全体としてこういう構成をされていますという説明は努力させていただいているところです。地元の皆さんがもう少し詳しいものを知りたいということに関しては、私どもも知り得た段階で、できるだけ早く委員会にも報告いたしたいと思いますし、必要があれば、区民の皆様にも説明していきたいと考えております。
○委員長(大滝実君) 説明会でもいろいろな危惧の声がありました。環状第四号線で高輪が南北に分断されるというご意見があったり、品川駅
西口地区についても、国道15号線沿いを開発することによって小規模地権者などが追い出されて高層化するのではないかというご意見もありました。高輪四丁目側のプリンスホテルのあたりや高輪三丁目でも品川駅の前あたりは高層化しますというのが、既にガイドラインで出されているわけです。ですから、国道15号線に沿って高層化がずっと進んでいくというようなことも危惧されているし、具体的な方向では出ていないけれども、プリンスホテルについても建て替えの計画もあるとなると、緑は残しますとか説明はあるけれども、結局、環状第四号線で分断され、高い建物によって緑は包囲されてしまいます。しかも眺望も悪くなって、このように環境がどんどん悪くなっていくのではないかと心配されているわけです。
そういった点では、先ほどの
丸山委員ではないですけれども、もっと区民を大規模に集めて意見を聞く場がとれないのかどうか。あるいは、例えばワークショップのようなものを開いて、
まちづくりについて住民の意見を取り入れるといった方向はとれないのでしょうか。住民の声がなかなか届いていないのではないか、あるいは全体が見えていないというのが一番の心配のもとになっているので、何かいい方法はないのでしょうか。
○品川駅
周辺街づくり担当課長(手島恭一郎君) 私どもが
まちづくりを進める上では、港区
まちづくりマスタープランが根幹にあって、港区のまちをどのように誘導し、どのように発展させていくのかということをその中に記述して、皆さんの合意を得ながら、
まちづくりを進めていると理解してございます。この品川エリアにつきましても、高輪地区の地区別計画、芝浦港南地区の地区別計画両方を相まった状態で、この品川駅を中心にしながら両方の地域でまちの活性化と、緑やうるおいについて考えるということが指針として示されていると理解しております。
地区計画を定める上においても、あらかじめ提示された価値観、考え方を事業者は理解して、それに応じた計画を立てていくと考えております。
その際、先ほど
丸山委員からもございましたけれども、地元の皆さんに丁寧に説明することによって、
まちづくりマスタープランで十分に補えていない、さまざまな個別の課題を
地区計画の中で解決しながら、建物計画を一定の方向に規制し誘導していくというのが、港区がこれまで進めてきた
まちづくりの流れになってございます。
品川駅
西口地区の
まちづくりについては、通常は建物計画を伴って
地区計画が出てくるわけですけれども、基盤と言われている京急線と国道の駅前広場、そして
西口地区の役割というものをまず明確にして、その中で確保しなければいけない緑や崖線の価値というものを事業者と共通認識をとって、それからガイドラインに示されている、大滝委員長がおっしゃられた国道沿いの活性化と、後背地の皆さんとの共存というものを事業者とともに区も考えて指導、誘導していきたいと考えております。
○委員長(大滝実君) 事業者の説明会の中で、初めて知ったというようにも受け取れる内容があるものですから、区が区民にきちんと説明していくということが大事なので、ぜひそういう努力をしてほしいと思います。
ほかにご質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(大滝実君) ほかになければ、
報告事項(6)「
都市計画道路幹線街路放射第19号線の変更(案)について」の報告は、これをもって終了いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(大滝実君) 次に、
報告事項(7)「
都市計画道路補助第7号線整備について」、理事者の説明を求めます。
○
土木課長(小谷武彦君) それでは、
報告事項(7)「
都市計画道路補助第7号線整備について」、ご報告させていただきます。
資料No.7をごらんください。項番1、事業の概要についてでございます。
都市計画道路補助第7号線は、起点を三田二丁目とし、終点を渋谷区東二丁目とする延長約3,610メートルの補助線街路でございます。
本事業では、三田一丁目4番先から三田二丁目3番先の区間におきまして、道路整備に先立ちまして、電線共同溝を整備するものでございます。
2ページの案内図をごらんください。網かけをしてございます、右側から一般国道1号線、桜田通りから左側に行きますオーストラリア大使館の区間でございます。
もう一度資料1ページにお戻りください。次に、項番2、電線共同溝整備工事の概要についてでございます。工期は平成29年11月1日から平成30年3月23日までとなっております。工事内容は工事延長413メートルで、以下、概要は記載のとおりでございます。
続きまして、項番3、これまでの経緯及び今後の予定でございます。平成17年11月に事業認可を取得しまして、平成25年より地中化の整備に向けて設計を開始。電力、通信事業者をはじめとするライフラインの企業者との調整を行う中で設計を進め、今年度、電線を地下に収容する電線共同溝工事の第一期工事を行います。また、平成34年度までに最終的な道路の仕上げを行う予定となっております。
3ページ、A3判の平面図をごらんください。図の下側が本件の対象路線です。上段の右側が国道1号線、桜田通り、下段の左側がオーストラリア大使館前でございます。また、図中の赤い二点鎖線で描かれました矢印の範囲内が第一期工事となります。今回はこの第一期工事の範囲内を整備いたします。
また、凡例でございますが、図中の上から電力用本体管路部、通信用本体管路部、既存の特殊部へ接続する電力用連系管路部、そして最後に橙色で描かれました記号が、電線管理者が内部で維持管理を行います特殊部となっております。
具体的な整備内容といたしましては、図の右上側にございますイメージ図をごらんください。イメージ図左側のとおり、現在、電柱管に張りめぐらされました電線、各家屋や施設に引き込んでおります電線をイメージ図右側のように地中に埋設するような形でございます。
また、参考までに、今回の契約金額は1億1,988万円、契約の相手方は港シビル株式会社でございます。
甚だ簡単な説明でございましたが、報告を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
○委員長(大滝実君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言願います。
○委員(
丸山たかのり君) 今回の工事に関しては、歩道上の工事がかなり主なのかと思うのですけれども、この工事期間中、工事の対象になっている歩道部分は、全面的に歩行できなくなるような形になるのでしょうか。
○
土木課長(小谷武彦君) 一時的に歩道が通れない期間もございますが、その場合は車道側にガードマンをつけて誘導するなど、歩行者については随時歩行できるような態勢をとっていく考えでございます。
○委員(
丸山たかのり君) ここの道路は、道路幅がそれほどないというか、狭いという印象があるところですけれども、一番気になるのは、都立三田高校や赤羽小学校など、子どもたちの通学路になっていることです。歩行者を車道に誘導するという形をとるということでしたけれども、最大限、通学時間帯等における影響を避けるような工事にしていただきたいと思います。その辺はいかがでしょうか。
○
土木課長(小谷武彦君) 小学校等の通学等には当然配慮したいと思います。工事受注者に、施工計画の中で十分安全を確保するように指導したいと考えております。
○委員長(大滝実君) ほかにございますか。なければ、私から伺います。
まず、第一期と第二期に工事を分けるということですが、本来、一気に進めばスピードも早く、あるいは経費も安くつくのではないかと思います。また、この第二期の部分ですが、現在、低層マンションがあります。あらかじめ計画があることを承知で建物自体はつくられているのだろうと思いますけれども、第二期の工事が始まる平成31年度までに、この部分についても買収が終わって工事が始められるという段取りになっているのでしょうか。
○
土木課長(小谷武彦君) 1点目の理由につきまして、第二期部分は引き込みが中心となります。この道路を平成34年度までに完成させたいという思いですので、まずできるところを先行してやっていくということで考えております。
また、2点目の第二期工事の部分の買収の件につきまして、ここは15区画あるうち、残りの1区画でございますが、ことしの夏に共同住宅の理事会におきまして、区で買い取るということで決議、合意がとれましたので、今、粛々と契約の手続の準備を進めているという見込みでございます。
○委員長(大滝実君) そうですと、一気にいけそうな気がしますけれども、第一期、第二期と分けないと間に合わないというようになりますか。
○
土木課長(小谷武彦君) 今回、約400メートルの電線共同溝の工事ということで、どうしても時間をとります。少しでも早く進めるということで、先行して第一期工事をさせていただきたいという考えでございます。
○委員長(大滝実君) ここの区間ができれば、桜田通りから二之橋まで全て電線類地中化は終わるということになりますか。
○
土木課長(小谷武彦君) 今回の桜田通りからオーストラリア大使館までの区間が終われば、オーストラリア大使館から二之橋までは整備が完了しておりますので、拡幅してつながるということでございます。
○委員長(大滝実君) わかりました。ほかにご質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(大滝実君) ほかになければ、
報告事項(7)「
都市計画道路補助第7号線整備について」の報告は、これをもって終了いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(大滝実君) 次に、
報告事項(8)「港区
基本計画・
実施計画(平成30年度〜平成32年度)(素案)について」ですが、冒頭で皆様にお諮りしましたように、本日は、4
常任委員会共通の
要求資料の説明のみを受けたいと思います。
理事者より
要求資料の説明を求めます。
○
都市計画課長(
冨田慎二君) それでは、
報告事項(8)「港区
基本計画・
実施計画(平成30年度〜平成32年度)(素案)について」、ご説明させていただきます。
本日は、前回の当
常任委員会におきまして資料要求があり、各
常任委員会の共通資料として提出したものをまとめてご説明させていただきます。
なお、各
常任委員会の共通資料として提出しております資料は、資料の左上に各委員会共通資料と記載してございます。
初めに、
資料No.8、港区
基本計画(平成27年度〜平成29年度)の達成状況についてご説明させていただきたいと思います。区では、本年度、政策評価を実施しておりますが、その一次評価に当たりまして、各所管が現行
基本計画に計上している事務事業等の実施状況や課題について記載した、評価シートを作成しております。本資料は、その評価シートから現行
基本計画の事業計画化事業81事業を抽出し、その達成状況をまとめたものとなります。
こちらの内容でございますが、本年6月27日時点のものとなってございます。資料には、平成27年度から平成29年度までの各年度及び3年間の計画と実績を記載しておりまして、その隣の欄に現行
基本計画の冊子の掲載ページを、そしてその隣の欄に達成状況を丸バツで示しております。計画が達成されたものは丸、達成されていないものはバツ、達成されたのにバツとなっている事業につきましては、遅延の理由をお示ししております。
次に、
資料No.8−2、みなとタウンフォーラム提言の港区
基本計画(素案)への反映についてご説明いたします。
今回のみなとタウンフォーラムは、無作為抽出による区民への呼びかけに応えていただいた方々と公募に対して自ら手を挙げていただいた方々、計76名の皆さんにより、昨年8月に発足いたしました。参加者は
まちづくり、環境、福祉など6つのグループに分かれて所属し、当該グループのテーマにつきましては、延べ48回のグループ会議を開催し、その成果としてまとめた提言書を本年3月末に区長へ提出していただきました。
本資料は、その提案内容と港区
基本計画・
実施計画(素案)への反映状況を一覧でお示ししたものとなります。1枚目は経過も含めた全体の概要になります。みなとタウンフォーラム6つのグループ全体で、合計270の提言をいただいております。
具体的な対応につきましては、次ページ以降でおのおのの事業提案ごとに文章で説明しておりますが、反映状況をわかりやすくするため、反映の結果を4つの記号により表記しております。二重丸は、提言の趣旨を踏まえ、今回の
基本計画において、事業計画化事業、ボックス事業で取り組むものです。丸は、提言の趣旨を踏まえ、今回の
基本計画において計画計上事業で取り組むものでございます。−は、
基本計画の事業としては計上していないものの、提言の趣旨を踏まえ、既存事業等で取り組むものになります。バツは、法的な制約等により事業化が困難なため、反映ができなかったものになります。
270の提言のうち、事業計画化事業で対応した二重丸が47件、計画計上事業で対応した丸が215件、既存事業で対応した−が7件、反映できなかったバツが1件となっております。
次に、1枚おめくりいただきまして、反映状況の一覧表です。第1グループから第6グループの順に記載しており、表の左側から中央の具体的な事業提言の列までが、いただいた提言の部分でございます。そして、具体的な提言ごとに所管部、提言担当課を割り振り、反映結果と提言への対応をお示ししております。
次に、資料8−3をごらんいただきたいと思います。こちらは現行港区
基本計画と港区
基本計画(素案)との事業計画化事業の比較表でございます。資料の左側には平成27年度から平成29年度までの現行
基本計画に計上している全ての事業計画化事業、ボックス事業の事業名等を、政策体系順に一覧として記載し、あわせて掲載ページも付しております。資料の中ほどは、今回の
基本計画(素案)の全ての事業計画化事業について、No.1からNo.78まで付番し、現行計画と対応して示しております。
区分の列をごらんいただきたいと思います。ここが新規となっているものは、現行計画では対応する記述がなく、今回の素案で新たに計上したものでございます。継続となっているものは、現行計画から引き続き計上している事業計画化事業となります。
3ページをお開きください。No.50の子ども中高生プラザ・児童館等における児童健全育成機能の充実は、区分の欄が計画化となってございます。こちらは、現行計画ではその他の主な取り組みとして計上した事業を、今回の素案において事業計画化事業として計画化したものでございます。
区分の欄が空欄となっているものは、今回の素案では事業計画化事業としていないものになります。この空欄のうち、計画計上事業として計上したものについては対応する事業名を記載し、計画計上事業としても計上しなかったものは、事業名欄を−とした上で、一番右側の列の事業計画化しなかった理由の部分に、その理由を簡潔に記載してございます。
最後に、資料8−4の平成29年度港区政策評価シートについてご説明いたします。
こちらは、先ほど資料8の際にご説明いたしました今年度実施の政策評価において、各所管が現行
基本計画に計上している事務事業等の実施状況や課題について記載した評価シートでございます。本資料は、全評価シートの中から
建設常任委員会に関する政策を抜き出してまとめたものとなります。
甚だ簡単ではございますが、港区
基本計画・
実施計画(平成30年度〜平成32年度)(素案)についてのご説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長(大滝実君)
要求資料の説明は終わりました。
それでは、
報告事項(8)「港区
基本計画・
実施計画(平成30年度〜平成32年度)(素案)について」は、冒頭お諮りいたしましたように、第4回
定例会終了後の委員会から質疑を行うこととします。
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○委員長(大滝実君) それでは、
審議事項に入ります。初めに、
審議事項(1)「請願28第9号 JR「品川新駅(仮称)」の駅名を「芝浦」とすることを要望する請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(大滝実君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(大滝実君) それでは、本日継続と決定いたしました。
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○委員長(大滝実君) 次に、
審議事項(2)「請願29第1号
ライドシェア・白タク合法化反対の
意見書採択を求める請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(大滝実君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(大滝実君) それでは、本日継続と決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(大滝実君) 次に、
審議事項(3)「発案27第11号
街づくり行政の調査について」を議題といたします。
本発案について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(大滝実君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(大滝実君) それでは、本日継続と決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○委員長(大滝実君) その他、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(大滝実君) なければ、これをもちまして、本日の委員会を閉会いたします。
午後 2時55分 閉会...