上越市議会 > 2022-06-22 >
06月22日-07号

ツイート シェア
  1. 上越市議会 2022-06-22
    06月22日-07号


    取得元: 上越市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-25
    令和 4年  第3回(6月)定例会令和4年第3回上越市議会定例会会議録(7日目)                                  令和4年6月22日(水曜日)出 席 議 員    1番   木  南  和  也          2番   安  田  佳  世    3番   小  山  よ う こ          4番   鈴  木  め ぐ み    5番   ストラットン恵 美 子          6番   髙  橋  浩  輔    7番   宮  﨑  朋  子          8番   高  山  ゆ う 子    9番   中 土 井  か お る         10番   宮  越     馨   11番   宮  川  大  樹         12番   山  田  忠  晴   13番   牧  田  正  樹         14番   丸  山     章   15番   本  山  正  人         16番   橋  本  洋  一   17番   池  田  尚  江         18番   小  林  和  孝   19番   平 良 木  哲  也         20番   滝  沢  一  成   21番   波 多 野  一  夫         22番   大  島  洋  一   23番   渡  邉     隆         24番   栗  田  英  明   25番   杉  田  勝  典         26番   飯  塚  義  隆   27番   江  口  修  一         28番   武  藤  正  信   29番   上  野  公  悦         30番   こんどう  彰  治   31番   橋  爪  法  一         32番   石  田  裕  一説明のため出席した者 市    長  中  川  幹  太 副  市  長  野  口  和  広       副  市  長  小  田  基  史 教  育  長  早  川  義  裕       ガス水道事業  髙  橋  一  之                          管  理  者 理    事  八  木  智  学       総務管理部長  笹  川  正  智 人 事 改 革  中  澤  雅  人       企画政策部長  池  田     浩 プロジェクト 担 当 部 長 財 務 部 長  柳  澤  祐  人       防 災 危 機  市  川  重  隆                          管 理 部 長 自 治 ・市民  野  上  伊  織       健 康 子育て  大  山     仁 環 境 部 長                   部    長  産 業 観 光  阿  部  俊  和       農林水産部長  空     周  一 交 流 部 長 都市整備部長  吉  田  仁  史       教 育 部 長  市  川     均 会 計 管理者  笠  原  浩  史       ガス水道局長  川  瀬  裕  之 総 務 管理部  小  池  兼 一 郎       秘 書 課 長  足  利  浩  二 参    事 総 務 管理課  長 谷 川  由 紀 子       福 祉 課 長  宮  﨑  恵  子 参    事職務のため出席した事務局職員 事 務 局 長  金  山  幸  宏       副  局  長  堀  川  廣  圭 議 事 係 長  川  瀬  ゆ か り議 事 日 程  第1 会議録署名議員の指名                                   第2 議案第54号より第73号及び報告第3号より第5号                     第3 請願第2号                                        第4 同意案第3号 上越教育委員会委員の任命について                        同意案第4号 上越公平委員会委員の選任について                        同意案第5号 上越固定資産評価審査委員会委員の選任について                  諮問第 1号 人権擁護委員候補者推薦について                         諮問第 2号 人権擁護委員候補者推薦について                         諮問第 3号 人権擁護委員候補者推薦について                         諮問第 4号 人権擁護委員候補者推薦について                         諮問第 5号 人権擁護委員候補者推薦について                         諮問第 6号 人権擁護委員候補者推薦について                         諮問第 7号 人権擁護委員候補者推薦について                      第5 発議案第2号 30人以下学級実現義務教育費国庫負担制度2分の1復元に関する意見書の提            出について                                 第6 閉会中の所管事務調査について                             本日の会議に付した事件  第1 会議録署名議員の指名                                   第2 議案第54号 令和4年度上越一般会計補正予算(第1号)                    議案第55号 上越市税条例等の一部改正について                        議案第56号 上越国民健康保険税条例及び上越介護保険条例の一部改正について         議案第57号 上越景観条例の一部改正について                         議案第58号 上越市営住宅条例の一部改正について                        議案第59号 上越企業振興条例の一部改正について                       議案第60号 字の変更について                                 議案第61号 工事請負契約の締結について(柿崎屋内水泳プール規模改修 工事)         議案第62号 工事請負契約の締結について(スポーツ公園野球場照明設備更新 工事)        議案第63号 財産取得について(ロータリ除雪車)                       議案第64号 財産取得について(ロータリ除雪車)                       議案第65号 財産取得について(ロータリ除雪車)                       議案第66号 財産取得について(ロータリ除雪車)                       議案第67号 財産取得について(除雪ドーザ16t級)                     議案第68号 財産取得について(除雪ドーザ16t級)                     議案第69号 財産取得について(除雪ドーザ14t級)                     議案第70号 財産取得について(除雪ドーザ14t級)                     議案第71号 財産取得について(小形除雪車1.3m級)                    議案第72号 令和4年度上越一般会計補正予算(第2号)                    議案第73号 損害賠償の額の決定及び和解について                        報告第 3号 専決処分した事件の承認について(上越市税条例等の一部改正について)       報告第 4号 専決処分した事件の承認について(上越国民健康保険税条例の一部改正につい            て)                                       報告第 5号 専決処分した事件の承認について(令和4年度上越一般会計補正予算(専第1            号))                                    第3 請願第 2号 上越市の子ども達の心身の健全な成長、発達のための教育活動を求め、それにか            かわる多様な考え方や選択を尊重することを求める請願書            第4 同意案第3号 上越教育委員会委員の任命について                        同意案第4号 上越公平委員会委員の選任について                        同意案第5号 上越固定資産評価審査委員会委員の選任について                  諮問第 1号 人権擁護委員候補者推薦について                         諮問第 2号 人権擁護委員候補者推薦について                         諮問第 3号 人権擁護委員候補者推薦について                         諮問第 4号 人権擁護委員候補者推薦について                         諮問第 5号 人権擁護委員候補者推薦について                         諮問第 6号 人権擁護委員候補者推薦について                         諮問第 7号 人権擁護委員候補者推薦について                      第5 発議案第2号 30人以下学級実現義務教育費国庫負担制度2分の1復元に関する意見書の提            出について                                 第6 閉会中の所管事務調査について                                                                                午前10時7分 開議 ○石田裕一議長 これより本日の会議を開きます。                        〇 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○石田裕一議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において中土井かおる議員及び江口修一議員を指名いたします。 ○石田裕一議長 この際、申し上げます。  去る6月17日の本会議における宮越馨議員一般質問での発言に対し、議長において会議録調査の上、対応することとしておりました。調査の結果、個人を特定する発言があり、不適切な発言と認め、宮越議員に対し発言取消しの勧告を行いましたが、発言取消しの意思がないようでありますので、地方自治法第129条の規定に基づき、発言の取消しを命じます。                        〇 △日程第2 議案第54号より第73号及び報告第3号より第5号 ○石田裕一議長 日程第2、議案第54号より第73号及び報告第3号より第5号を一括議題といたします。  本件に関し、各委員会における審査の経過並びに結果についての報告を求めます。  まず、総務常任委員長報告を求めます。  20番、滝沢一成委員長。               〔滝 沢 一 成 議 員 登 壇〕 ◆20番(滝沢一成議員) おはようございます。これより総務常任委員長報告を申し上げます。  去る6月7日及び20日に当委員会に付託されました議案3件、報告2件について6月13日及び20日に委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも可決、承認すべきものと決しました。また、自治・市民環境部及び企画政策部において所管事務調査を行いましたので、審査及び調査の順序に従い、概要を報告します。  最初に、6月13日の財務部に係る議案審査についてです。  報告第3号専決処分した事件の承認について(上越市税条例等の一部改正について)及び報告第5号専決処分した事件の承認について(令和4年度上越一般会計補正予算(専第1号))は、理事者説明質疑なく、採決の結果、いずれも全員異議なく承認すべきものと決しました。  次に、議案第55号上越市税条例等の一部改正について、理事者説明質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第54号令和4年度上越一般会計補正予算(第1号)について、理事者説明質疑なく、採決後回しとしました。  次に、6月13日の自治・市民環境部に係る議案審査についてです。  議案第54号令和4年度上越一般会計補正予算(第1号)について、理事者説明質疑なく、採決後回しとしました。  最後に、後回しとした議案第54号令和4年度上越一般会計補正予算(第1号)について採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、住民自治地域自治地域協議会制度について所管事務調査を行いました。理事者説明の後、委員会からの地域活動支援事業が今年度で終了し、独自予算事業令和6年度からとなると、令和5年度が空白期間になるのではないかとの質疑に、理事者から、地域協議会には継続する取組があれば、令和5年度の予算として、地域を元気にするための事業提案意見書の提出をお願いしているとの答弁がありました。  また、委員からの令和5年度に予算要求する事業は、9月末までに提案または意見書の提出が必要となり、地域協議会の負担が増大する懸念があるのではないかとの質疑に、理事者から、予算編成作業を考慮したスケジュールであり、9月末までには何らかの提案をしてほしいと地域協議会説明している。また、事務作業地域協議会で行っていただくが、依頼があれば事務局が行うことも考えているとの答弁がありました。  さらに、委員からの今年度やらなければいけない自主的審議地域活性化方向性の作成について、地域協議会委員の皆さんは十分に理解されているのかとの質疑に、理事者から、細かい部分は理解に至っていない場合もあるかと思うので、今後相談があれば具体的なところをより丁寧に説明し、理解していただいているかを確認していきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、本件は今後も引き続き調査を行うこととしました。  次に、6月13日の企画政策部に係る所管事務調査についてです。上越市第7次総合計画の策定について、理事者説明の後、委員からのバックキャスティングの手法はどのような過程で取り入れることになったのかとの質疑に、理事者から、第6次総合計画の策定時に比べ、格段に人口減少等の問題が現実味を帯びてきている状況であることから、将来の展望を持ちながら検討していく手法に転換したとの答弁がありました。  また、委員からの各分野の2040年のありたい姿とSDGsとの関係をどのように整理したのかとの質疑に、理事者から、特に意識をして結びつけることはしなかったが、当然関連してくることから、関連性をきちんと整理しながらまとめていきたいとの答弁がありました。  さらに、委員からの2040年のありたい姿を考える中で、計画の中にDXに関することについても入れてはどうかとの質疑に、理事者から、将来どのようなまちをつくっていくか議論を重ねる中で、デジタル化は必須であり、市民がなるべく具体的に情報化社会を感じられるように計画に入れていきたいとの答弁がありました。  さらに、委員からの各分野の2040年のありたい姿の方向性を今回の計画にある程度具体的に入れてはどうかとの質疑に、理事者から、これまでの市民との意見交換や庁内での議論を通じて、上越市固有の豊かさをどのように捉え、守り、継承し、さらに生かしながら発展していけるかという観点を併せて、変えてはならない普遍的な考え方を整理した。そして今回、一つの方向性として基本理念である上越市ならではの快適で幸せな暮らしを提案した。今後はこの基本理念や将来都市像を踏まえて、各分野のありたい姿を整理していきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、本件は総務常任委員会が今後も引き続き調査を行うこととしました。また、第7次総合計画については、全議員が何らかの方法で検討に関わることが必要との意見を取りまとめ、総務常務委員会の総意として議長に提案をしました。  次に、6月20日の財務部に係る議案審査についてです。  議案第72号令和4年度上越一般会計補正予算(第2号)について、理事者説明にさしたる質疑なく、採決の結果、いずれも全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上、当委員会審査及び調査の概要と結果を申し上げました。詳細は委員会記録に譲り、総務常任委員長報告を終わります。 ○石田裕一議長 総務常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 質疑はないものと認めます。  次に、厚生常任委員長報告を求めます。  25番、杉田勝典委員長。               〔杉 田 勝 典 議 員 登 壇〕 ◆25番(杉田勝典議員) これより厚生常任委員長報告を申し上げます。  去る6月7日及び20日に当委員会に付託されました議案4件、報告2件について6月8日及び20日に委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも可決、承認すべきものと決しましたので、審査の順序に従い、概要を報告いたします。  最初に、6月8日の福祉部に係る議案審査についてであります。  議案第54号令和4年度上越一般会計補正予算(第1号)について、理事者説明の後、3款1項5目中、福祉施設建設事業で、委員から、家族面会室を2施設で整備するとあるが、ほかに必要な施設はないのかとの質疑に、理事者から、市が所管する全ての事業所に意向を確認し、希望した事業所が2か所であったとの答弁がありました。  さらに、委員から、モニター越しで面会する設備も補助対象となるのかとの質疑に、理事者から、補助メニューの範囲内でできる部分もある。なお、市で24の特別養護老人ホーム調査したところ、全ての施設が面会可能であり、うち4施設がオンラインの面会のみとしているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決後回しとしました。  次に、6月8日の健康子育て部に係る議案審査についてであります。  報告第4号専決処分した事件の承認について(上越国民健康保険税条例の一部改正について)、理事者説明質疑なく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決しました。  次に、報告第5号専決処分した事件の承認について(令和4年度上越一般会計補正予算(専第1号))について、理事者説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決しました。  次に、議案第56号上越国民健康保険税条例及び上越介護保険条例の一部改正について、理事者説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第54号令和4年度上越一般会計補正予算(第1号)について、理事者説明の後、4款1項3目中、新型コロナウイルスワクチン接種事業で、委員から、子供のワクチン接種ができる医療機関は少ないが、予約は取れるのかとの質疑に、理事者から、開始当初は取りにくかったが、現在はすぐに予約できる状態であるとの答弁がありました。  さらに、委員から、60歳以上の方と基礎疾患のある方への4回目の接種の意義はとの質疑に、理事者から、国は3回目までとは異なり、重症化予防を意義としているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決後回しとしました。  最後に、後回しとした議案第54号令和4年度上越一般会計補正予算(第1号)について採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、6月20日の福祉部に係る議案審査についてであります。  議案第72号令和4年度上越一般会計補正予算(第2号)について、理事者説明の後、3款1項1目中、生活困窮者自立支援事業で、委員から、給付金申請漏れがないようにするためにどのような手順を考えているのかとの質疑に、理事者から、課税情報を活用したプッシュ型の手順を考えているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決後回しとしました。  次に、6月20日の健康子育て部に係る議案審査についてであります。  議案第72号令和4年度上越一般会計補正予算(第2号)について、理事者説明にさしたる質疑なく、採決後回しとしました。  次に、6月20日の自治・市民環境部に係る議案審査についてであります。  議案第73号損害賠償の額の決定及び和解については、理事者説明質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  議案第72号令和4年度上越一般会計補正予算(第2号)について、理事者説明質疑なく、採決後回しとしました。  最後に、後回しとした議案第72号令和4年度上越一般会計補正予算(第2号)について、採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、当委員会審査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、厚生常任委員長報告を終わります。 ○石田裕一議長 厚生常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 質疑はないものと認めます。  次に、農政建設常任委員長報告を求めます。  14番、丸山章委員長。〔丸 山 章 議 員 登 壇〕 ◆14番(丸山章議員) これより農政建設常任委員長報告を申し上げます。  去る6月7日及び20日に当委員会に付託されました議案14件について6月9日及び20日に委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しましたので、審査の順序に従い、概要を報告いたします。  最初に、6月9日の都市整備部に係る議案審査についてであります。  まず、議案第57号上越景観条例の一部改正について、理事者説明の後、委員から、景観づくり重点区域考え方や今後の方向性はどうかとの質疑に、理事者から、良好な景観を守り育てる機運を高めてきたことが重点区域の指定につながったと捉えている。まちなか居住推進事業モデル地区景観づくり勉強会を始めているところもあり、今後重点区域の指定に向けた話合いがさらに進むよう働きかけていきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第58号上越市営住宅条例の一部改正について、理事者説明質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第60号字の変更について、理事者説明質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第63号より第66号財産取得について(ロータリ除雪車)、議案第67号及び第68号財産取得について(除雪ドーザ16t級)、議案第69号及び第70号財産取得について(除雪ドーザ14t級)、議案第71号財産取得について(小形除雪車1.3m級)について、理事者一括説明にさしたる質疑なく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第54号令和4年度上越一般会計補正予算(第1号)について、理事者説明の後、8款7項1目中、空き家等管理促進事業で、委員から、空き家情報バンクについて民間事業者とのすみ分けをどのように考えているかとの質疑に、理事者から、市は空き家バンクの登録に向けて、2,000件ほど案内を出す予定であるが、市場に回りづらい老朽化した物件を取り扱うこととしているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、6月20日の農林水産部に係る議案審査についてであります。  議案第72号令和4年度上越一般会計補正予算(第2号)について、理事者説明の後、6款1項3目中、水田農業推進事業で、委員から、交付対象者は国の制度である経営所得安定対策に加入していれば、審査を受けずに補助が受けられるのかとの質疑に、理事者から、経営所得安定対策に加入している農業者から提出された営農計画書により把握できる内容もあるので、なるべく手間をかけずに速やかに交付手続を進めていきたいとの答弁がありました。  さらに委員から、2分の1の補助率は国の指定によるものか。制度的に認められるのであれば、補助率を高くできないかとの質疑に、理事者から、国の指定ではなく、既存の補助制度を参考にして、市の裁量により2分の1とすることとした。今後国と県の支援策を見ながら、追加の対策を講じる必要があれば、補助率も含め検討していきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、当委員会審査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、農政建設常任委員長報告を終わります。 ○石田裕一議長 農政建設常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 質疑はないものと認めます。  次に、文教経済常任委員長の報告を求めます。  17番、池田尚江委員長。〔池 田 尚 江 議 員 登 壇〕 ◆17番(池田尚江議員) これより文教経済常任委員報告を申し上げます。  去る6月7日及び20日に当委員会に付託されました議案5件について6月10日及び20日に委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。また、産業観光交流部において所管事務調査を行いましたので、審査及び調査の順序に従い、概要を報告いたします。  最初に、6月10日の教育委員会に係る議案審査についてであります。  まず、議案第61号工事請負契約の締結について(柿崎屋内水泳プール規模改修 工事)について、理事者説明の後、委員から、入札結果における一位不動の状況をどう捉えているのかとの質疑に、理事者から、落札業者はほかの業者に比べて原価の面で優位であるとともに、資金力や受注意欲が高い。このため1回目で落札できなくても、2回目以降も最低価格で応札となったものと捉えているとの答弁がありました。  さらに、委員から、入札制度の改革について今後どのように協議していくのかとの質疑に、理事者から、すぐに変更ということは考えていないが、他市の状況等を捉えながら今後検討していきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第62号工事請負契約の締結について(スポーツ公園野球場照明設備更新 工事)について、理事者説明の後、委員から、入札金額が予定価格を大きく上回っているが、予定価格は適切であったかとの質疑に、理事者から、事業者への聞き取りでは、入札金額が最低制限価格を下回ると失格になるため大型案件ほど入札の金額に慎重になるという回答があった。市は業者やメーカーから収集した見積りで予定価格を設定しているが、仕入先などの条件によって価格が変わるため、3回の入札で落札できるような状況ではなかったとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第54号令和4年度上越一般会計補正予算(第1号)について、理事者説明の後、10款5項2目中、公民館管理運営費で、委員から、損傷した登りはりは、鉄骨で補強するのではなく、構造材を入れ替える修繕をしたほうが安全なのではないかとの質疑に、理事者から、現在も地域の方が利用されていることを考慮し、従来と同じ積雪荷重を確保でき、安全で工期の短い工法を選択したとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決後回しとしました。  また、給食用食材の放射性物質検査の実施状況について理事者から報告がありました。  次に、6月10日の産業観光交流部に係る議案審査についてであります。  まず、議案第59号上越企業振興条例の一部改正について、理事者説明質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第54号令和4年度上越一般会計補正予算(第1号)について、理事者説明の後、7款1項2目中、企業振興事業で、委員から、クールジャパンEXPO in NIIGATAに出展して、どのような発信をするのか。また期待する成果はとの質疑に、理事者から、デジタルサイネージや海外向けのパンフレットを用意して当市をしっかりと意識してもらえるような内容で展示をしたい。市内の蔵元が新たな海外取引を行うきっかけづくりや佐渡島の金山の世界遺産登録を見据え、旅行エージェントの獲得につなげたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決後回しとしました。  最後に、後回しとした議案第54号令和4年度上越一般会計補正予算(第1号)を採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、産業観光交流部が所管する第三セクター等の経営健全化の推進について所管事務調査を行いました。理事者説明の後、委員から、4社の集約化はJ―ホールディングスが目指したものと全く同じであり、また失敗を繰り返すのではないかとの質疑に、理事者から、J―ホールディングスは各事業会社が独立しており、本来企業が目指す方向性がなかなか達成されなかった。事業会社が4社に減ってスケールメリットを生かせなくなったことから、事業会社を集約化する判断をしたとの答弁がありました。  また、委員から、高齢者の温浴施設利用、従業員の雇用維持といった福祉的な観点から見ると、採算が取れなくとも存続する必要があるのではないかとの質疑に、理事者から、4社については今後地域の方と施設の方向性を検討する。経済効果を踏まえると施設の有効活用を図るべきであるが、行政改革の観点からは施設の必要性についての議論も行うべきであることから、地域の声を聞いて検討していきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、本件は今後も引き続き調査を行うことといたしました。  次に、6月20日の産業観光交流部に係る議案審査についてであります。  議案第72号令和4年度上越一般会計補正予算(第2号)について、理事者説明の後、7款1項2目中、新型コロナウイルス感染症経済対策費で、委員から、これまで手続が煩雑で申請しにくいと考えていた中小零細企業や個人事業者でも支援を受けられるような方法は考えているのかとの質疑に、理事者から、申請については商工会議所や商工会、市の担当課で説明するほか、コールセンターを設け、相談を受けたいと考えており、手続で分かりづらいところがあれば丁寧に対応していきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、当委員会審査及び調査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、文教経済常任委員報告を終わります。 ○石田裕一議長 文教経済常任委員報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 質疑はないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  19番、平良木哲也議員。〔平 良 木 哲 也 議 員 登 壇〕 ◆19番(平良木哲也議員) 日本共産党議員団の平良木哲也でございます。私は、党議員団を代表して、今議会に提案された議案等のうち、2つの工事請負契約に関する議案について反対の立場で討論いたします。  2つの議案は、第61号柿崎屋内水泳プール規模改修工事に関する工事請負契約と第62号スポーツ公園野球場照明設備更新工事に関する工事請負契約の案件です。こうした契約の際には市によって入札が行われ、制限価格の範囲内で最低価格を入札した業者が落札します。今回のこの2つの案件の入札は、屋内プールは5月9日、野球場照明は16日に行われましたが、いずれの案件も制限の範囲内の応札がなかったことから、それぞれ3回もの入札が行われました。ところが、その3回の入札のいずれも同一業者が最低価格の応札を行うという、実に不思議な現象が記録されました。このように1位の入札が同じ業者に行われる現象を一位不動といい、談合を疑う際の目安の一つにもなっています。この現象から直接談合と決めつけるわけにはいきませんし、何らかの不正が行われたと言うこともできません。しかし、この一位不動は非常にまれな現象であることから、自治体によっては一旦入札を取りやめ、綿密な調査を行うところもあります。また、国土交通省でもこうしたまれな現象が起きた際にはしっかり調査するよう注意喚起を行っています。これは、2005年7月29日付の国土交通省入札談合再発防止対策検討委員会が発表した入札談合の再発防止対策についての中でも触れられていますが、入札契約の過程に対する関心の強化の項目で、1回目の入札の入札金額の順位と2回目以降の再度入札の入札金額の順位に変動がない場合にはヒアリングを実施すると明記されています。したがって、調査の結果、不正がないことが証明されることを期待してはいますが、少なくとも行政の立場からは疑念が持たれないようにヒアリングなどの調査を行うことが必要です。今回の2つの入札案件では、そうした調査をする姿勢が弱く、まれな事象であっても、ほぼ無条件で認めてしまっていることから、議案に賛成することはできません。  私たちは、こうした契約案件に関しては、以前からも公平、公正な入札が行われることが絶対的に必要であることを指摘してまいりました。万が一仮に入札で談合が行われているとすれば、不当に高価な価格で入札が行われることになり、市民の貴重な税金が無駄に使われることになります。上越市では年平均約100億円分の工事が行われていますが、その落札率が仮に不当に5%高いとすれば、毎年5億円もの無駄遣いになります。無駄遣いをなくすため、そして何よりも公正、公平な入札を行って、どの業者も誠意ある工事を行えるようにするためにも談合の疑念のある入札を放置せず、徹底的に調査するなどの取組が必要であることを重ねて指摘をいたしまして討論といたします。
    石田裕一議長 以上で通告による討論は終わりました。  これにて討論を終結いたします。  これより議題を採決いたします。  まず、報告について採決いたします。  報告第3号より第5号までの3件を簡易採決したいと思います。  これに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  よって、本件は簡易採決いたします。  また、本案は一括して採決したいと思いますが、御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  それでは、これより採決をいたします。  報告第3号専決処分した事件の承認について(上越市税条例等の一部改正について)、報告第4号専決処分した事件の承認について(上越国民健康保険税条例の一部改正について)、報告第5号専決処分した事件の承認について(令和4年度上越一般会計補正予算(専第1号))、以上3件についてはいずれも承認することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  よって、本件はいずれも承認することに決しました。  次に、条例関係等の議案について採決いたします。  議案第55号より第60号までの6件を簡易採決したいと思います。  これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  よって、本件は簡易採決いたします。  また、本件は一括して採決したいと思いますが、御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  それでは、これより採決をいたします。  議案第55号上越市税条例等の一部改正について、議案第56号上越国民健康保険税条例及び上越介護保険条例の一部改正について、議案第57号上越景観条例の一部改正について、議案第58号上越市営住宅条例の一部改正について、議案第59号上越企業振興条例の一部改正について、議案第60号字の変更について、以上6件についてはいずれも原案のとおり決することに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、議案第61号工事請負契約の締結について(柿崎屋内水泳プール規模改修 工事)を採決いたします。  この採決は起立によって行います。  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。〔賛  成  者  起  立〕 ○石田裕一議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第62号工事請負契約の締結について(スポーツ公園野球場照明設備更新 工事)を採決いたします。  この採決は起立によって行います。  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。〔賛  成  者  起  立〕 ○石田裕一議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第63号より第71号まで及び第73号の10件を簡易採決したいと思います。  これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は簡易採決いたします。  また、本案は一括して採決したいと思いますが、御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  それでは、これより採決をいたします。  議案第63号財産取得について(ロータリ除雪車)、議案第64号財産取得について(ロータリ除雪車)、議案第65号財産取得について(ロータリ除雪車)、議案第66号財産取得について(ロータリ除雪車)、議案第67号財産取得について(除雪ドーザ16t級)、議案第68号財産取得について(除雪ドーザ16t級)、議案第69号財産取得について(除雪ドーザ14t級)、議案第70号財産取得について(除雪ドーザ14t級)、議案第71号財産取得について(小形除雪車1.3m級)、議案第73号損害賠償の額の決定及び和解について、以上10件についてはいずれも原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 異議なしと認めます。  よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、補正予算を採決いたします。  議案第54号及び第72号の2件を簡易採決したいと思います。  これに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は簡易採決いたします。  また、本案は一括して採決したいと思いますが、御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  それでは、これより採決をいたします。  議案第54号令和4年度上越一般会計補正予算議案第72号令和4年度上越一般会計補正予算、以上2件についてはいずれも原案のとおり決することに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。                        〇 △日程第3 請願第2号 ○石田裕一議長 日程第3、請願第2号上越市の子ども達の心身の健全な成長、発達のための教育活動を求め、それにかかわる多様な考え方や選択を尊重することを求める請願書を議題といたします。  本件に関し、文教経済常任委員会における審査の経過並びに結果についての報告を求めます。  17番、池田尚江委員長。               〔池 田 尚 江 議 員 登 壇〕 ◆17番(池田尚江議員) これより文教経済常任委員報告を申し上げます。  令和4年3月定例会において当委員会に付託され、継続審査に付された請願第2号上越市の子ども達の心身の健全な成長、発達のための教育活動を求め、それにかかわる多様な考え方や選択を尊重することを求める請願について6月10日に審査を行いました。  委員間討議を行い、反対の立場で委員から、請願者が求める文部科学省のマニュアルに沿った学校運営が既に行われていることや道徳、人権教育等の中でマスク着用に関わる人権の指導をしていることから、今の段階で採択の必要はないとの意見が述べられました。  賛成の立場で委員から、マスクを着用しないと不安な子供、様々な理由でマスクを着用できない子供のどちらも平等に差別、偏見なく接してほしいと考える。偏見や思い込みをなくし、互いに思い合う精神が行き渡るようみんなで進めていくことを応援する意味から、採択すべきであるとの意見が述べられました。  採決の結果、本請願は賛成少数により、不採択すべきものと決しました。  以上、審査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、文教経済常任委員報告を終わります。 ○石田裕一議長 文教経済常任委員報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 質疑はないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  16番、橋本洋一議員。〔橋 本 洋 一 議 員 登 壇〕 ◆16番(橋本洋一議員) 会派久比岐野の橋本洋一であります。3月議会からの継続審査案件であります請願第2号上越市の子ども達の心身の健全な成長、発達のための教育活動を求め、それにかかわる多様な考え方や選択を尊重することを求める請願書について反対の立場で討論をいたします。  国内で新型コロナウイルス感染症(COVID―19)が確認されて2年半になります。まさに国難とも言うべき状況下で、様々な情報が入り乱れる中、私たちは感染拡大防止のため、多くの制約の中で生活をしてまいりました。感染者や医療従事者等への差別的な発言や偏見などもあったように聞いております。私自身も危機管理の基本であります正しい情報に基づいて的確に対応する、すなわち正しく怖がることの大切さを再認識させられた期間でもありました。  さて、請願についてでありますが、その趣旨に、未知の病であった新型コロナウイルス感染症について多くのことが分かってきた今、感染予防に偏らず、子供たちの心身ともに健全な成長、発達及び保育や学習環境の確保とバランスを図ることが必要と考える。児童生徒や保護者の中には多様な考え方があることを認め、その選択を尊重してもらいたいとあります。請願の事項の一部にあります身体的、精神的及び発達上の問題でマスクを着用できない子供たちがいること、そういった子供たちに寄り添って児童生徒、保護者に対して周知するとともに、差別や圧力が生じることのないようにという請願者の思いにつきましては大きく理解するところはあります。しかしながら、厚生労働省や文部科学省からもマスク着用についての指針も出ており、基本的な感染防止対策は重要としながらも、マスク着用については少しずつ緩和していること、また教育委員会において請願事項についておおむね既に実行、または検証されていることから、請願については反対するものであります。  また、本請願を所管する文教経済常任委員会におきましても、十分な議論を重ねた上で結論を出したものと思います。私は、この結果を尊重いたします。ただし、教育委員会においては、学校教育において、マスクができない子供たちに対する理解、児童生徒や保護者に対する適切な理解と対応に引き続き努めていただきたいと考えております。  私は、交通安全の立哨を兼ねて児童生徒の見守りをしておりますが、子供たちの元気な声は地域を元気にしてくれます。子供たちが安心して暮らせる環境をつくってあげるのは我々大人の責任であります。マスクをしないと不安な子もマスクの着用が困難な子も、どの子供たちも同じように配慮され、理解し、尊重し合えるような環境を市と市民が協力してつくっていきたいという請願者の皆さんの思いは十分理解しているつもりでありますし、議員として多様性を認める社会の実現に向け、環境の整備や啓発活動に取り組んでいきたいと考えております。 ○石田裕一議長 13番、牧田正樹議員。〔牧 田 正 樹 議 員 登 壇〕 ◆13番(牧田正樹議員) 政新クラブの牧田正樹です。ただいま議題となっております請願第2号上越市の子ども達の心身の健全な成長、発達のための教育活動を求め、それにかかわる多様な考え方や選択を尊重することを求める請願書について、会派を代表して賛成の討論を行います。  この請願は、3月の定例会に提出をされ、文教経済常任委員会で審議されましたが、さらに調査が必要ということで継続審査になりました。そして、今定例会で再度審査が行われました。委員会での主な賛成意見は、現実を知らないとひずみが生まれる。みんなが理解し、多様な生き方を尊重してほしいというのは当然の意見。一方、主な反対意見は、学校現場では登下校や体育時などのマスク着用について国のマニュアルどおり運営されているなど、行政や教育委員会が既に取り組んでいるので、本請願には反対というものでした。この間教育委員会からは御尽力いただいており、今月に入って学校との連名で保護者宛てに通知を出していただいています。だからといって、この請願を不採択する理由にはならないと考えます。  その理由は2つあります。1つ目は、子供たちの実態は、まだまだ国の通知とはかけ離れている点であります。登下校時や体育時など、マスクをしている子がほとんどです。そして、請願者が集めた市民の声の中にも子供同士や、中には先生などからの不適切な事例が報告されています。昨日の午前中、ある小学校のグラウンドで体育の授業が行われていました。気温は25度を超え、日が差している中でしたが、私の見た限りマスクをしていない子供はいませんでした。また、市内各学校の登下校の様子を保護者の皆さんからお聞きすると、マスクをしていない子は1割以下がほとんどです。  2つ目は、同調圧力、差別、偏見の問題です。東京都の医師会長は、記者会見で、医師会としては屋外ではマスクは不要と考えているが、マスクを外したくない人もおり、マスクをつける、つけない、お互いを尊重しながらやっていく。同調圧力をなくし、それぞれの判断を尊重すべきなどと話していました。この同調圧力、差別、偏見などの意識は、私も含め、誰の心の中にもあります。請願の趣旨は、人権に関わること、人権を求めているのに、否決するということはあり得ません。そういった意味からもこの請願を採択し、市民一人一人が隣の人、お互いを思いやり、行動に移していくことが求められているのではないでしょうか。  また、この請願をめぐって残念なことがありました。6月定例会前の文教経済常任委員会勉強会の際、議長委員長に請願者が勉強会に参加し、請願趣旨と学校での現状についての説明をさせてほしいとお願いしましたが、残念ながらその機会は与えられませんでした。教育委員会は、出席されたそうです。市民の声を聞くことが議員の使命であり、議会の役割です。教育委員会説明を聞くことに反対するものではありませんが、せめて請願者の声を聞いてほしかったです。  コロナ禍の下で、マスクをはじめとした様々な問題が生じており、各議員にも様々な相談が寄せられ、市民に寄り添い対応されていることと思います。そうであればこの請願に反対することは矛盾しています。毎日の忙しい子育てや家事、仕事の合間を縫って、請願の手続や2,334名の署名とそれを集めたお父さん、お母さんたちに議会はどう報いるのかが問われています。人権都市宣言であり、子育て日本一を目指している上越市の議会として、誇れる判断をお願いして賛成討論とします。 ○石田裕一議長 29番、上野公悦議員。               〔上 野 公 悦 議 員 登 壇〕 ◆29番(上野公悦議員) 日本共産党議員団の上野でございます。ただいま討論されました牧田議員と全く同様の立場で賛成討論をしたいと思います。  まずはこれまで熱心な活動をやられてこられました請願者の皆さんに心から敬意を表しますとともに、賛同の意を表したいと思います。3月議会に向けて、そしてこの6月議会に向けても、広く市民の皆さんにも、そして議長をはじめとする議会議員に対しても、そして市長や教育委員会に対しても熱心にその願意を訴え続けてこられました。特に数度にわたる議員一人一人に向けた手紙は、皆さんの子供たちの健やかな健康を願って、その気持ちを熱く語ってくださった姿に感動しています。  請願者の皆さんたちも私たちと同じように、これまで経験したことのない新型コロナウイルス感染禍の中で、今まで当たり前だと思ってきた日常や人と人とのつながり、大切なコミュニティーや、あるいは暮らしが壊されつつある中で、一刻も早い収束を願ってこられたと理解しています。しかし、長い期間にわたる新型コロナ感染症拡大を防ぐという生活習慣の大幅な、そして時には過剰とも言えるような制限の中で、明らかにマスクをする人としない人、いろんな事情でできない人との間に知らず知らずのうちに差別や偏見を生み出し、対立さえもつくり出してしまうという状況まで現れてしまいました。今少しずつこの誤りに気づき始め、また健康や子供たちの学びの観点からも新型コロナウイルス感染症に対する対応も見直されるようになってきました。  市教育委員会では、国の指針に基づきながら、登下校時や体育授業時、また室内におきましても状況に合わせた柔軟な対応方針を示すようになってきています。その御努力に感謝をしています。しかし、先ほどの討論の中にもありましたように、学校現場や地域や家庭などでも長期間にわたるマスク生活などからマスクをすることが当たり前、マスクをしないことが悪いという一面的な状況から脱し切れないということが今もなお残っています。また、マスクを外したいと思っても、たくさんの皆さんがマスクを外すことをしないために、外すことがためらわれるということにもなっています。教育委員会でも学校現場や保護者の皆さんに、その時々の状況や子供の体調、特性に合わせて柔軟に対応するようにとの指導は確かにしております。しかし、そんな中でも現場においてはまだまだ対応が十分にされていない、こういう報告も教育委員会でも認めておられました。  請願者の皆さんが私たちに紹介してくれた声の中に、小学校2年生の女の子の声、そして3年生の女の子の声がありました。少し御紹介いたします。2年生の女の子は、体育のときはマスクを外していいんだよ。だから、習い事の体操のときも外してもいいんだよ。勇気を出してね。命のほうが大事だよとママから言われた。だから、チャレンジしてみた。でも、お友達からマスクしてよと言われちゃった。だから、したよ。やっぱり怖いよ。ママの話を聞いて、ママと一緒にマスクをいろんなところで外してみたよ。でも、お友達や知っている人がいるとやっぱり怖いな。だから、学校ではしちゃうんだよと、こういう声が紹介されました。また、3年生の女の子、体育でみんなマスクをしているときがあって、外しづらかったから、マスクをしたまま体育したら苦しかった、このように言っています。  私の孫の話をします。つい先日、下越に住んでいる孫のママから電話がありました。学校から帰ってくると、孫は胸が痛い、胸が痛いと言って泣き出すんだそうです。4年生です。とても活発な男の子、孫であります。痛い、痛いと言うのがずっと続くので、ママはお医者さんに連れていったそうです。お医者さんは、いろいろ調べたけども、原因が分からない。だけど、考えられるのはこういう活発な、しかも小さい男の子は、大人と違って空気を吸う、酸素を取り込む。これがマスクによって阻害されると胸が苦しくなっていく。そういうストレスがあるんじゃないですかと、こういうことを言われたそうであります。こういう事例が本当にまだまだたくさんあるんです。  請願者の皆さんは、度々のお手紙の中でも願意の思いについて訴えられました。マスクをしないと不安な子、あるいはマスクをすると不調や不安を来す子も、どちらの子供たちも同様に尊重されてほしい。とりわけマスクを着用することが当たり前になっている大多数の子供たちの中で、マスクを着用することで不調や不安を来すお子さんも差別、偏見なく、楽しく幼稚園や学校に通えるような環境づくりにお力をお貸しください、こういうことも言われておりました。私は、何と当たり前の思いだろうかと、こういう気がします。全ての議員の皆さん、この若いお母さんたち、請願者の皆さんの思いをしっかりと受け止めてあげようではありませんか。  以上で賛成討論を終わります。 ○石田裕一議長 以上で通告による討論は終わりました。  これにて討論を終結いたします。  これより議題を採決いたします。  この採決は起立によって行います。  本請願を採択と決することに賛成の方の起立を求めます。                                        〔賛  成  者  起  立〕 ○石田裕一議長 起立少数であります。  よって、本請願は不採択と決しました。                        〇 △日程第4 同意案第3号より第5号及び諮問第1号より第7号 ○石田裕一議長 日程第4、同意案第3号より第5号及び諮問第1号より第7号を一括議題といたします。  提出者の説明を求めます。  中川幹太市長。                  〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 提案いたしました案件につきまして、その理由を御説明申し上げます。  同意案第3号は、上越教育委員会委員の任命についてであります。本年7月26日をもって任期満了となります上越教育委員会委員、本間倫子氏を引き続き任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  同意案第4号は、上越公平委員会委員の選任についてであります。上越公平委員会委員、笹川惠美子氏は、本年7月25日をもって任期満了となるため、その後任として上野有紀氏を選任したいので、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  同意案第5号は、上越固定資産評価審査委員会委員の選任についてであります。上越固定資産評価審査委員会委員、小山祐一氏は、本年7月25日をもって任期満了となるため、その後任として石田昇氏を選任したいので、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  諮問第1号から諮問第7号までは、人権擁護委員候補者推薦についてであります。本年9月30日をもって任期満了となります7名の人権擁護委員のうち、石田文秀氏、北峰恵祐氏、片桐恒雄氏及び井澤ますみ氏については引き続き、また磯貝千恵子氏、萩原キミ子氏、小山田千恵子氏の後任として、保坂和彦氏、笠原正氏、松井和代氏をそれぞれ人権擁護委員候補者として法務大臣に推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。  説明は以上であります。慎重御審議の上、速やかに御賛同くださるようお願い申し上げます。 ○石田裕一議長 これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 質疑はないものと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております同意案第3号より第5号及び諮問第1号より第7号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  よって、本件についてはいずれも委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 討論なしと認めます。  これより議題を採決いたします。  まず、同意案について採決いたします。  同意案第3号より第5号までの3件を簡易採決したいと思います。  これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は簡易採決といたします。  また、本案は一括して採決したいと思いますが、御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  それでは、これより採決をいたします。  同意案第3号上越教育委員会委員の任命について、同意案第4号上越公平委員会委員の選任について、同意案第5号上越固定資産評価審査委員会委員の選任について、以上3件についてはいずれも同意することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案はいずれも同意することに決しました。  次に、諮問について採決いたします。  諮問第1号より第7号までの7件を簡易採決したいと思います。  これに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  よって、本件は簡易採決いたします。  また、本件は一括して採決したいと思いますが、御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  それでは、これより採決いたします。  諮問第1号より第7号人権擁護委員候補者推薦について、以上7件についてはいずれも同意することに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  よって、本件はいずれも同意することに決しました。                        〇 △日程第5 発議案第2号 ○石田裕一議長 日程第5、発議案第2号30人以下学級実現義務教育費国庫負担制度2分の1復元に関する意見書の提出についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。  17番、池田尚江議員。               〔池 田 尚 江 議 員 登 壇〕 ◆17番(池田尚江議員) 発議案第2号30人以下学級実現義務教育費国庫負担制度2分の1復元に関する意見書の提出について、案文を読み上げて提案理由に代えさせていただきます。           30人以下学級実現義務教育費国庫負担制度2分の1復元           に関する意見書                     子どもたち一人ひとりが大切にされ、豊かな人間関係の中で教育がおこなわれることは保護者・地域住民・教職員共通の願いです。  2021年の法改正により、小学校の学級編制標準は段階的に35人に引き下げられるものの、今後は、小学校に留まることなく、中学校での早期実施も必要です。新潟県では2001年度から小学校1・2年生において、県独自で32人以下学級が導入されました。また、2015年度からは、小学校3年生~中学校3年生まで35人以下学級が拡充され、小中全学年での少人数学級が実現しました。全国的にも少人数学級を拡大する自治体が増えてきています。しかし、小学校5年生からの35人以下学級については「1クラス25人以上」の下限設定があり、すべての学校で実現しているわけではありません。きめ細かい教育活動をすすめるためには、下限設定の撤廃や、さらなる学級編成標準の引き下げ、30人以下学級の実現が必要です。  学校現場では、貧困・いじめ・不登校など解決すべき課題が山積しており、子どもたちのゆたかな学びを保障するための教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが困難な状況となっています。また、新型肺炎感染症対策にともない新たな業務も発生しています。ゆたかな学びや学校の働き方改革を実現するためには、加配教員の増員や少数職種の配置増など教職員定数改善が不可欠です。  一方、厳しい財政状況の中、独自財源により人的措置等を行っている自治体もありますが、自治体間の教育格差が生じることは大きな問題です。義務教育費国庫負担制度については小泉政権下の「三位一体改革」の中で国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。国の施策として定数改善にむけた財源保障をし、子どもたちが全国のどこに住んでいても、一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。ゆたかな学びを保障するための条件整備は不可欠です。  よって、国会及び政府におかれては、地方教育行政の実情を十分に認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるように、下記の措置を講じられるよう強く要請します。記 1 中学校での35人学級を早急に実現すること。また、さらなる学級編成標準の引き下げを検討し、30人以下とすること。 2 学校の働き方改革・長時間労働是正を実現するため、加配の増員や少数職種の配置増など教職員定数改善を推進すること。 3 自治体で国の標準を下回る「学級編制基準の弾力的運用」の実施ができるよう加配の削減は行わないこと。 4 教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、地方財政を確保した上で義務教育費国庫負担制度の国負担割合を2分の1に復元すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。   令和4年6月22日                                   上 越 市 議 会  全議員の皆様の御賛同をお願いいたします。 ○石田裕一議長 これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 質疑はないものと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております発議案第2号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 討論なしと認めます。  これより議題を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。  ただいま可決されました意見書の提出先、その他の取扱いについては、議長に一任願いたいと思います。  これに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  よって、意見書の提出先、その他の取扱いについては議長に一任と決しました。                        〇 △日程第6 閉会中の所管事務調査について ○石田裕一議長 日程第6、閉会中の所管事務調査についてを議題といたします。  本日付をもって各常任委員長から会議規則第104条の規定により申出がありました。  お諮りいたします。  閉会中の所管事務調査について、各常任委員長の申出のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石田裕一議長 御異議なしと認めます。  よって、閉会中の所管事務調査については各常任委員長の申出のとおりと決しました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  これにて令和4年第3回上越市議会定例会を閉会いたします。  慎重御審議大変御苦労さまでございました。                                     午前11時30分 閉会...