王寺町議会 > 2021-03-08 >
03月08日-01号

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  1. 王寺町議会 2021-03-08
    03月08日-01号


    取得元: 王寺町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-20
    令和 3年  3月 定例会          令和3年第1回定例会                         令和3年3月8日                         午後2時 開議議事日程日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 令和3年度施政方針について日程第4 (報第1号)議会の委任による専決処分事項の報告について      (王寺町介護保険条例等の一部を改正する条例について)日程第5 (報第2号)議会の委任による専決処分事項の報告について      (王寺町町道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例について)日程第6 (報第3号)専決処分事項の報告について      (令和2年度王寺町一般会計補正予算(第10号)について)日程第7 (議第2号)王寺町副町長の選任同意について日程第8 (議第3号)王寺町教育委員会教育長の任命同意について日程第9 (議第4号)人権擁護委員の推薦について日程第10 (議第5号)王寺町固定資産評価審査委員会の委員の選任同意について日程第11 (発議第1号)令和3年度王寺町当初予算審査特別委員会の設置について日程第12 (発議第2号)令和3年度王寺町当初予算審査特別委員会の委員の選任について日程第13 (議第6号)令和3年度王寺町一般会計予算について日程第14 (議第7号)令和3年度王寺町国民健康保険特別会計予算について日程第15 (議第8号)令和3年度王寺町後期高齢者医療特別会計予算について日程第16 (議第9号)令和3年度王寺町下水道事業特別会計予算について日程第17 (議第10号)令和3年度王寺町介護保険特別会計予算について日程第18 (議第11号)令和3年度王寺町水道事業会計予算について日程第19 (議第12号)令和2年度王寺町一般会計補正予算(第11号)について日程第20 (議第13号)令和2年度王寺町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について日程第21 (議第14号)令和2年度王寺町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について日程第22 (議第15号)令和2年度王寺町下水道事業特別会計補正予算(第1号)について日程第23 (議第16号)令和2年度王寺町介護保険特別会計補正予算(第4号)について日程第24 (議第17号)令和2年度王寺町水道事業会計補正予算(第4号)について日程第25 (議第18号)王寺町長等損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について日程第26 (議第19号)王寺町久度防災コミュニティルーム条例の制定について日程第27 (議第20号)指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について日程第28 (議第21号)王寺町介護保険条例の一部を改正する条例について日程第29 (議第22号)王寺町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について日程第30 (議第23号)奈良県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び奈良県市町村総合事務組合規約の変更について日程第31 (発議第3号)王寺町議会会議規則の一部を改正する規則について          王寺町議会会議録      令和3年第1回定例議会(第1日)開会日時    令和3年3月8日         午後2時00分散会日時    令和3年3月8日         午後4時27分場所      王寺町議会議出席議員(議席順)  1番  玉守数叔   2番  若林かずみ  3番  坂下早苗   4番  北村達夫  5番  小山郁子   6番  大久保一敏  7番  沖 優子   8番  松岡成行  9番  鎌倉文枝  10番  中川義弘 11番  楠本 勝  12番  幡野美智子欠席議員 なし地方自治法第121条の規定により出席した者 町長        平井康之     副町長       平岡秀隆 教育長       中野 衛     理事        森田 功 総務部理事     植野善信     総務部長      中井一喜 住民福祉部長    竹川雅敏     こども未来部長   森田眞弓 水道部長      清川 実     義務教育学校設置準備室理事                              荒木篤人 教育総務部長    幸田芳和     社会福祉協議会部長 柏本由樹 地域整備部参事   前田日出高会議に従事した事務局職員      吉川事務局長        山内書記 ○議長(中川) 皆さん、こんにちは。 本日、告示第8号をもって第1回定例会を招集されましたところ、ただいまの出席議員は12名で定足数に達しています。よって、令和3年第1回定例会は成立しましたので開会いたします。 これより本日の会議を開きます。 平井町長、招集の挨拶を願います。 ◎番外1番(平井町長) はい。(発言の挙手) ○議長(中川) はい、平井町長。 ◎番外1番(平井町長) 本日、第1回定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方のご出席をいただき、誠にありがとうございます。 さて、本定例会にご提案申し上げます案件でございますが、専決処分事項の報告が3件、人事案件が4件、令和3年度の当初予算が6件、令和2年度の補正予算が6件、条例の制定が3件、条例の一部改正が2件、規約の変更が1件の合計25案件でございます。 どうか慎重にご審議を賜りますことをお願い申し上げまして、定例会の開会に当たりましての挨拶といたします。よろしくお願いします。 ○議長(中川) これより、日程外ですが、諸般の報告をいたします。 去る2月25日、第6回議会報告会の収録を本議場で行っております。今年の議会報告会新型コロナウイルスの影響により開催が危ぶまれておりましたが、昨年9月に整備した議会インターネット中継用設備を使用し、ネット配信によるオンライン議会報告会といたしました。報告会の内容につきましては、防災と義務教育学校をテーマとし、事業内容や住民皆様に知っていただきたい内容などを短くまとめて報告し、また、議会議員実演による段ボールベッドの組立てや、議会フロアの紹介、ドローンの映像の動画も配信しております。配信日時は3月26日、午前10時からの予定です。 以上で、諸般の報告を終わります。 次に、日程外として、閉会中の行政報告並びに閉会中の教育行政報告につきましては、お手元への配付をもって報告受理といたします。 続きまして、委員長の閉会中の報告はございません。なお、議会運営委員長の報告は、日程第2、会期の決定において報告をいただきますので、省略いたします。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第122条の規定により、議長において沖議員、松岡議員を指名いたします。 去る3月2日と本日開会前に議会運営委員会を開会しております。議会運営委員長より会期等について報告を願います。 北村委員長、登壇の上、報告願います。 ◆議会運営委員長(北村) はい、議長。(発言の挙手) ○議長(中川) はい、北村委員長。 ◆議会運営委員長(北村) 登壇 4番、北村です。 皆さん、こんにちは。 去る3月2日と本日開会前に開催された議会運営委員会の審議結果をご報告申し上げます。 本定例会の会期につきましては、本日から19日までの12日間と決定しております。 次に、会期日程でございますが、本日8日、本会議1日目。9日、本会議2日目、一般質問、午前9時30分から。10日、総務文教常任委員会、午前9時30分から。くらし環境常任委員会、午後1時30分から。11日、休会でございます。12日及び15日、当初予算審査特別委員会、いずれも午前9時30分から。15日、義務教育学校設置検討調査研究特別委員会、午後1時30分から。19日、議会運営委員会、午前9時30分から。本会議最終日、午前10時から。 次に、本日の議事日程及び議案の取扱い方法についてご報告いたします。 日程第1、会議録署名議員の指名。日程第2、会期の決定。日程第3、令和3年度施政方針について。日程第4、報第1号、議会の委任による専決処分事項の報告について(王寺町介護保険条例等の一部を改正する条例について)、報告。日程第5、報第2号、議会の委任による専決処分事項の報告について(王寺町町道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例について)、報告。日程第6、報第3号、専決処分事項の報告について(令和2年度王寺町一般会計補正予算(第10号)について)、即決。日程第7、議第2号、王寺町副町長の選任同意について、即決。日程第8、議第3号、王寺町教育委員会委員長の任命同意について、即決。日程第9、議第4号、人権擁護委員の推薦について、即決。日程第10、議第5号、王寺町固定資産評価審査委員会の委員の選任同意について、即決。日程第11、発議第1号、令和3年度王寺町当初予算審査特別委員会の設置について、即決。日程第12、発議第2号、令和3年度王寺町当初予算審査特別委員会の委員の選任について、即決。日程第13、議第6号、令和3年度王寺町一般会計予算について、当初予算審査特別委員会付託。日程第14、議第7号、令和3年度王寺町国民健康保険特別会計予算について、当初予算審査特別委員会付託。日程第15、議第8号、令和3年度王寺町後期高齢者医療特別会計予算について、当初予算審査特別委員会付託。日程第16、議第9号、令和3年度王寺町下水道事業特別会計予算について、当初予算審査特別委員会付託。日程第17、議第10号、令和3年度王寺町介護保険特別会計予算について、当初予算審査特別委員会付託。日程第18、議第11号、令和3年度王寺町水道事業会計予算について、当初予算審査特別委員会付託。日程第19、議第12号、令和2年度王寺町一般会計補正予算(第11号)について、総務文教常任委員会付託。日程第20、議第13号、令和2年度王寺町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について、くらし環境常任委員会付託。日程第21、議第14号、令和2年度王寺町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、くらし環境常任委員会付託。日程第22、議第15号、令和2年度王寺町下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、くらし環境常任委員会付託。日程第23、議第16号、令和2年度王寺町介護保険特別会計補正予算(第4号)について、くらし環境常任委員会付託。日程第24、議第17号、令和2年度王寺町水道事業会計補正予算(第4号)について、くらし環境常任委員会付託。日程第25、議第18号、王寺町長等損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について、総務文教常任委員会付託。日程第26、議第19号、王寺町久度防災コミュニティルーム条例の制定について、総務文教常任委員会付託。日程第27、議第20号、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、くらし環境常任委員会付託。日程第28、議第21号、王寺町介護保険条例の一部を改正する条例について、くらし環境常任委員会付託。日程第29、議第22号、王寺町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、くらし環境常任委員会付託。日程第30、議第23号、奈良県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び奈良県市町村総合事務組合規約の変更について、即決。日程第31、発議第3号、王寺町議会会議規則の一部を改正する規則について、即決。以上、日程第13、議第6号から日程第29、議第22号までは一括議題とします。 なお、日程第25、議第18号、王寺町長等損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定については、地方自治法第243条の2、第2項の規定に基づき、本日議事上程後、議会から監査委員に意見を聴取し、その結果を常任委員会までに配付することといたします。 続きまして、当委員会におきまして、決定をいたしました議会運営の事項について報告をいたします。 まず、当初予算審査特別委員会の設置及び委員の選任につきましては、本日の議長発議の提案議題として取扱いいたします。当初予算審査特別委員会の委員の選任につきましては、議長を除く全議員を委員とすると確認されております。なお、当初予算審査特別委員会につきましては、12日に一般会計、15日に特別会計の審査をそれぞれ2日に分けて行います。 次に、町長の施政方針につきましては、従来どおり原稿配付の上、質疑及び補足説明は行わないことになっております。 以上、議会運営委員会の報告を終わります。 ○議長(中川) お諮りします。会期等については、ただいまの委員長の報告どおり決定したいと思います。ご異議ありませんか。     (異議なしの声) ○議長(中川) 異議なしと認めます。よって、会期は、委員長の報告どおり、本日から19日までの12日間と決定しました。 日程第3、令和3年度施政方針について。 平井町長、登壇の上、ご発言願います。 ◎番外1番(平井町長) はい。(発言の挙手) ○議長(中川) はい、平井町長。 ◎番外1番(平井町長) 登壇 ただいま議長のお許しをいただきましたので、令和3年度当初予算並びに重要施策を中心に、町政運営の基本方針について、私の所信の一端を申し上げ、議員各位をはじめ、住民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 まず初めに、このたびの町長選挙におきまして、議会をはじめ各種団体のご推薦、並びに多くの住民の皆様から温かいご支援を賜りました。おかげをもちまして、2期連続の無投票という形で、3期目の町政のかじ取りを託していただくことにつきまして、改めて皆様に厚く御礼を申し上げます。振り返りますと、平成25年の初当選以来2期8年間、この王寺町をくらし満足度県内トップの生活空間にするということを目指して、安全・安心のまちづくり、住み続けたいまちづくり、未来を担う人づくり、住民に開かれ自立するまちづくりの4つの基本政策を公約に掲げて、全力で事業の具体化と推進に取り組んでまいりました。 まず、安全・安心のまちづくりにおきましては、新たな防災拠点施設いずみスクエアの建設をはじめ、自主防災組織防災士ネットワークなど、地域の自主的な防災活動への支援に取り組み、また、住み続けたいまちづくりでは、高齢化に対応できる取組として、特別養護老人ホーム介護付有料老人ホームを誘致したほか、健康寿命延伸のための歩く健康づくりを推進してきました。未来を担う人づくりでは、教育のまち王寺の実現に向け、義務教育学校開校に向けて整備を進めてきたほか、保育園在園第2子の無償化や、西和地域5町による病児保育施設の開設、そして、住民に開かれ自立するまちづくりでは、協働のまちづくりを進めていくためのまちづくり基本条例の制定や、達磨寺や明神山等の町の歴史的資源を活用した観光振興施策、王寺駅前へのホテル誘致など、幅広く多方面にわたる事業や施策に取り組んでまいりました。まだまだ計画の途上段階にある事業もございますが、おおむね着実に達成または進捗しているものと考えているところであります。昨年には、大手不動産会社居住満足度調査の結果を集計した街の住みここちランキング2020におきまして、王寺町が全国の自治体の中で1位に選ばれました。特に、行政サービス部門での全国6位という高い評価をいただいたことは、非常に光栄なことと思っておりますが、この評価を維持するには、これまで以上の努力と成果が求められます。町政3期目のスタートに当たり、その職務と責任の重さに改めて身が引き締まる思いをいたしております。 さて、3期目に向けての和のふるさとづくりビジョンといたしまして、一つは5年後の町制施行100周年を節目としつつ、2037年に予定されているリニア中央新幹線の全線開通を視野に入れ、西和地域の中核都市にふさわしいまちづくりを推進すること、また、聖徳太子ゆかりの町として和の精神を共有しながら、住民の皆様との協働による安全で美しく活気に満ちた暮らし満足度の高い生活空間を実現することの2つをお示ししました。これからの4年間は、我が王寺町が未来に向けてより一層飛躍し、繁栄を続けるための基盤づくりとして、大変重要な期間と認識しております。住民の皆様のご支持と強い期待に応えられるよう、職務に全身全霊を捧げてまいりたいと考えております。 さて、昨年より住民生活及び地域経済に多大な影響を与えている新型コロナウイルス感染症は、いまだ全世界で広がりを見せています。日本国内の状況を見ますと、今年1月に東京や大阪等の11都府県に2回目の緊急事態宣言が発出されて以降、1日の新規感染者数は8,000人近くの記録をした1月8日から大幅に減少しているものの、2月においても1,000人を超える日がほとんどとなっています。そのような状況の中、奈良県内では1日の新規感染者数が2月では10人を下回る日もあり、入院病床の占有率は20%台を維持している状況となっています。王寺町では、昨年4月に町内初の感染者が出て以降、2月28日現在で延べ69人の感染者を記録していますが、2月に入ってから発症された方が7人と、依然として油断できない状況にあります。町におけるこれまでの新型コロナウイルス感染症に関連する対応として、まず感染拡大の防止の取組では、昨年3月に国内での感染者の増加傾向を踏まえ、密閉、密集、密接の3密を回避するため、幼稚園、小中学校の休校及び公共施設の利用中止の対応を行うとともに、4月には学童保育や保育園等について、利用及び登園の自粛をお願いをいたしました。緊急事態宣言が解除された5月中頃から、順次学校や公共施設の利用を再開するとともに、各施設の再開に当たっては、利用者の方に検温やマスクの着用、手指消毒や換気にご協力をいただいております。そのほかにも、感染リスクの高い妊婦の方や75歳以上の高齢者の方へ不織布マスクの配布を行い、また感染が疑われる場合に早期のPCR検査を可能とするため、北葛城地区医師会と香芝市、葛城市及び北葛城郡4町とで協定を締結し、上牧町にある奈良友紘会病院香芝生喜病院の2か所に、コロナ検査センターを開設いたしました。住民生活及び地域経済を支援する取組では、まず、国の施策として、1人当たり10万円の特別定額給付金の給付をさせていただき、その他、国のコロナ対策としての地方創生臨時交付金や県補助金を活用し、町独自の支援策を展開してまいりました。その代表的なものとして、全住民を対象に1人当たり1万円の地域振興券を配布いたしました。最終的には交付枚数の99.3%の使用があり、地域経済の活性化にもつながっています。また、7月から10月までの4か月間、水道の基本料金を免除いたしました。事業者向けの支援としては、緊急事態宣言に伴う外出自粛や営業時間短縮の要請は、飲食店等を経営する事業者に大きな打撃を与えたことから、飲食店等で使用できる5千円分のプレミアム回数券を町が半額を負担することとして実施したほか、県から休業協力金の支給決定を受けた事業者のうち、町商工会員で町内に事業所があるなど一定の条件を満たした場合に、1事業者につき10万円の協力金を支給いたしました。また、新型コロナウイルス感染症の影響により一定以上の減収が生じた事業者には、国と歩調を合わせて、無担保で1年間の町税の納税猶予を行っており、1月末現在で約7,000万円の猶予を行っております。 子育て世帯への支援としては、国の子育て世帯への臨時特別給付金を支給させていただいたことに加えまして、低所得のひとり親家庭等を対象にした臨時給付金として、子ども1人当たり2万円の給付を行いました。また、1人当たり10万円の特別定額給付金の対象外となっていた令和2年4月28日から令和3年3月までに出生した子どもを対象に、新生児への特別定額給付金として、同額10万円の給付のほか、学校等休校期間中の自宅学習に役立てていただくため、3歳児から中学生を対象に1人当たり3千円の図書カードを配布するとともに、北葛城郡4町の小中学校が協力して制作した学習動画を町公式ホームページを通じて配信をいたしました。 危機管理の分野では、まず、避難所での感染拡大防止のため、段ボールベッドや間仕切り、ワンタッチテント等3密の回避に有効な備品をそろえ、職員や地域の方も参加し、設営の訓練を実施いたしました。このように、令和2年度の王寺町の新型コロナウイルス感染症対策においては、医師会や商工会、近隣市町村等との連携の下、感染拡大防止と住民生活及び地域経済への支援として、多様な対策を講じてまいりました。令和3年度も引き続き新型コロナウイルス感染症に関して、各団体と協力をしながら必要な対策を講じることとしています。まず、感染拡大防止の取組では、厚生労働省の指示の下、新型コロナウイルスワクチン接種を実施いたします。町では早期に確実に、全住民へのワクチン接種を完了させるため、職員4名から成る新型コロナワクチン接種推進班を設置の上、現在4月から重篤化リスクの高い65歳以上の高齢者のうち、高齢者施設等の入所者から優先してワクチン接種を始められるよう、準備を急いでいるところであります。実施方法については、地域交流センターいずみスクエアの2か所において、集団接種方式によるものとし、医療機関の休診日に当たる木曜日、土曜日、日曜日での実施を予定しております。また、事前予約制としており、コールセンターを設置するとともに、インターネット予約受付システムも導入いたします。詳細につきましては、4月中旬に案内文書を発送するほか、広報紙やホームページでもお知らせをいたします。副反応への対応と併せて、安全かつ早期にワクチン接種が完了できるよう、医療機関での個別接種の可能性検討も含めて、接種体制を整えてまいりたいと思っております。 住民生活及び地域経済を支援する取組では、千円以上お買物ごとに500円券1枚を利用できる雪丸振興券を交付いたします。振興券は1冊8枚つづりの4千円分を予定しており、令和2年の地域振興券同様、全ての住民の方に加えて、おなかの中の赤ちゃんの分も交付をいたします。3月下旬から4月にかけて郵送でお届けする予定で、地域の消費喚起のため、ぜひご利用いただきたいと思っております。 ワクチン接種によって、新型コロナウイルスの感染拡大が収束し、住民生活に安心が戻り、地域経済が活況になることを願いながら、今後も国や県の動向と地域の感染状況に留意しながら、効果的な感染症対策を進めてまいります。 次に、新型コロナウイルス感染症対策を除く前年度、これは令和2年度の主な行政運営について、平成31年3月制定の王寺町総合計画で掲げた6項目のまちづくり目標に沿って述べさせていただきます。 1つ目の住民に開かれ自立するまちづくりにおいては、協働の仕組みの構築の取組として、王寺町の地方自治及び町政に関する最高規範となる王寺町まちづくり基本条例が昨年12月に制定されました。この4月から施行をいたします。この条例は、町民、議会、行政の協働によるまちづくりを進めていくための基本ルールでありまして、学識経験者のほか、自治連合会や各種団体の代表者、公募委員で構成する審議会で、計14回にわたる議論を経て成文化いただきました。また、昨年の9月議会より、開かれた議会を目的に、議会のインターネット中継が開始されました。本議会の様子がインターネットを通してライブや録画で視聴できることから、より多くの皆様がご覧いただくことで、町議会及び町政への理解と関心が高まることを期待しております。 ふるさと納税につきましては、令和2年度より使途目的を王寺町文化財保存活用地域計画の対象とする文化財の保存と活用に変更をし、インターネット広告等の活用の結果、令和2年度は既に過去最高額である令和元年度の3,000万円を上回り、12月末時点で5,000万円を超える寄附を頂いております。今後もさらなる増収に向けて、返礼品の充実やPRに取り組んでまいります。 昨年10月1日を基準日として、全国的に国勢調査が実施されました。国勢調査で集計された人口は、地方自治体の重要な財源である普通交付税の算定基礎となっていますが、町の集計では、5年前の調査に比べて約1,000人増加しており、これに伴って約1億円の増収が見込まれております。これは、平成28年3月に策定しました第1期王寺町総合戦略に基づき、子ども・子育て施策の充実など、各種施策の展開によるものと考えていますが、今後も王寺町人口ビジョンで定めた2060年に人口2万人維持の実現に向けて、さらに必要な施策を推進してまいります。 次に、自主財源の根幹である町税の徴収率は、平成29年度は99.3%、30年度は99.4%、令和元年度は99.6%と、全国的にも高い徴収率を堅持しており、皆様の町政へのご理解とご協力に感謝を申し上げるところであります。 さて、広報の取組では、昨年2月に行われました県内市町村の若手職員が政策を発表する奈良県政策自慢大会におきまして、王寺町の広報戦略をテーマとして、従来業者委託していた紙面編集を職員の手作りに変え、雑誌のようなデザインや町民の皆様の活動を特集する取組が評価されまして、大賞を受賞いたしました。 2つ目の快適で暮らしやすいまちづくりにおきましては、都市基盤の充実の取組として、昨年8月のホテル開業に合わせて王寺東公園をリニューアルオープンいたしました。王寺駅南側のシンボリックな公園となるよう、大木化していた樹木を伐採し、中央に県内の公園では初となるシェードセイル、天幕ですが、これを設置し、その下に人工芝を敷き、明るく広いオープンスペースを確保いたしました。現在は親子連れでにぎわう光景が見られ、大変うれしく感じております。 国道168号の白瓜と王寺本町4丁目の王寺駅方面行きバス停に上屋を設置するバス停留所上屋設置事業は、今月末に工事が完成し、高齢者や身体障害者の方に優しいバス停となります。交通ネットワーク整備の重要施策である国道168号道路拡幅整備事業及びJR畠田駅前広場整備事業の進捗については、令和3年度の予算概要の中で述べさせていただきます。 3つ目の安全で安心に暮らせるまちづくりにおいては、地域防災の充実の取組として、王寺町地域防災計画の見直しを行いました。全国的に大型台風や線状降水帯による集中豪雨での河川の氾濫や大型地震により、尊い生命や財産が失われています。王寺町では、平成29年10月の台風21号の大雨の影響で、大和川及び葛下川が溢水して、本町地区や藤井地区等で床上、床下浸水の被害が発生いたしました。それらの災害から得た教訓を基に、あらゆる災害に対応できるよう見直しを行うとともに、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、避難所における感染防止対策のための見直しも行いました。今後、この地域防災計画に沿って事業を具体化してまいります。昨年6月の出水期を前に、葛下川の越水防止の応急的な対策として、JR和歌山線鉄橋から出合橋までの約1.3キロメートルの区間に、約2万個の土のうを国土交通省大和川河川事務所及び奈良県広域消防組合西和消防署等の協力を得て作成し、役場職員等で積み上げを行いました。葛下川の越水防止については、抜本的対策を講じていただけるよう、国や県に対して引き続き要望を行ってまいります。 日常生活の安全確保の取組では、空き家対策の取組として、周囲に危険を及ぼすおそれがある特定空家1件について、昨年6月、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく代執行によりまして、除却工事を行いました。今後、この空き家の所有者の確知と除却費用の回収に努めていきたいと考えています。また今年1月には、わんわんパトロール活動雪丸隊を発足いたしました。登下校の時間に合わせての犬の散歩を行い、子どもの見守りなどの地域の防犯活動やペットマナー向上の呼びかけを行っていただいております。現在10名の飼い主の方の登録があり、この活動の輪をさらに広げてまいりたいと思っております。 4つ目の健やかに暮らせるまちづくりにおいては、地域で支え合う福祉活動の取組として、今月中に第2期王寺町地域福祉計画及び地域福祉活動計画を策定する予定です。この計画は、地域における福祉や保健等に関わる多様な生活課題に対して、行政や事業者だけでなく、住民の皆様も課題解決に向けて自発的に取り組んでいただくことで、地域に即した創意と工夫による福祉活動の総合的な推進を図っていくためのもので、計画期間は令和3年度からの5年間としています。 障害者支援の充実の取組では、地域の方たちが集う自治会館で使用する筆談ボードや、高齢者や車椅子利用者のための折り畳み式スロープ等の購入費用等の一部を助成する制度を創設いたしました。健康づくりの推進の取組では、歩くことや運動に特化した健康教室の進行をサポートしていただける方を育成するヘルスアップ・サポーター養成講座を開催し、11名の方に受講いただきました。新年度からは受講いただいたサポーターの皆さんに協力をいただくことで、より親しみやすい健康教室を目指していきます。また、昨年8月に予定していたNHKラジオの夏休み巡回ラジオ体操・みんなの体操会は、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となりましたが、王寺町の重点観光スポットである達磨寺や明神山、菩提キャンプの3か所で撮影した地域の皆さんによるラジオ体操の映像をインターネット上で公開し、王寺町の魅力とともに発信をいたしました。 5つ目の人を育みみんなが学べるまちづくりにおいては、子ども・子育て支援の充実の取組として、昨年4月より地域全体で子育てを支えるファミリーサポートセンター事業を開始しています。この事業は、育児の援助を行いたい提供会員と育児の援助を受けたい依頼会員をそれぞれ会員登録して、マッチングを行うことで、子育て援助活動を支援していくものです。今後も地域の協力を得ながら安心して子育てができる環境づくりを進めてまいります。 学校教育の充実では、令和元年度から南小学校をパイロット校として、5年生を対象に個々の児童の学習意欲と学習能力の向上に向けた個別最適化システムを導入いたしました。このシステムは、算数の単元、期末テストの結果から、AIを活用して児童一人一人の理解度に応じた復習教材を提供するもので、令和2年度では町内3小学校に拡大いたしました。新年度からは、各小学校の5、6年生まで対象をさらに拡大し、教員が児童に応じた指導ができるよう工夫を行うことで、より効果的な活用につなげてまいります。生涯学習の充実の取組では、町立図書館への児童書に対するニーズが高い現状を踏まえまして、子どもが本と触れ合う機会を増やすため、児童書等の書棚の増設や授乳室を設置するリニューアル工事に着手し、間もなく完了いたします。また、昨年9月にJR王寺駅と畠田駅の改札口付近に設置した図書返却用のブックポストは多くの方の利用があり、町立図書館の貸出し冊数は増加傾向にあります。 スポーツ活動の振興の取組としては、コロナ禍のため和マラソン大会を中止といたしましたが、密にならずに走ることを楽しめる企画として、オンライン和マラソン大会明神山チャレンジを実施いたしました。昨年12月から今年1月までの期間中に明神山参道を走っていただき、スマホアプリ等で記録されたタイムを競うものでありましたが、町内外から220名が参加をされました。コロナ禍においてスポーツを楽しむ機会が提供されたことに感謝の声も多く寄せられたところであります。 6つ目の活力とにぎわいのあるまちづくりにおいては、昨年8月、宿泊施設誘致により、念願であったホテル、東横INN奈良王寺駅南口がオープンいたしました。このホテル開業を契機に、周辺観光地との連携の下、王寺駅を起点とする長期滞在周遊型の観光スタイルを確立することで、町内の消費拡大と雇用拡大につなげ、新たな税源の涵養を図ってまいります。このホテルにはレストランがないことから、宿泊客を周辺飲食店に誘導するため、王寺駅周辺の飲食店を紹介するグルメマップも作成をいたしました。昨年12月には、JR王寺駅開業130周年の記念イベントを開催する予定でしたが、コロナ禍のため規模を縮小し、駅構内にて王寺駅の歴史を振り返るポスター掲示や、疾病退散、国家安寧、安全運行等の願いを込めただるまの設置を行いました。 明神山関連では、昨年4月にNHKの人気番組ブラタモリで紹介されたことによって、知名度が一気に上がり、年間10万人近い登山客に利用いただいております。また、明神山は昨年7月、葛城修験、里人とともに守り伝える修験道はじまりの地の構成文化財として、日本遺産に認定されました。葛城修験とは修験道の開祖とされる役行者が初めて修行を積んだ地で、和歌山県の友ヶ島から始まり、和泉山脈、金剛山地を経て、満願の地である明神山につながるものであります。長年にわたり重点観光スポットとして整備を進めてきた明神山が日本遺産に認定されたことは、大変喜ばしく感じております。先月2月13日、日本遺産の日には、地域交流センターで日本遺産認定記念シンポジウムも開催されました。また、さらなる明神山の魅力アップのため、遊歩道沿いやあずまや付近に、香りを楽しめる樹木をコンセプトとした植栽を行うとともに、明神山の山頂からの眺めを紹介する明神山360度バーチャルリアリティ動画を作成し、ユーチューブで視聴できるようにしました。 以上が令和2年度の主な実績でございます。令和2年度に策定した計画に基づく施策及び着手中の取組などについては、令和3年度の予算概要及び取組の中で申し上げたいと思っております。 それでは、令和3年度の予算概要、取組につきまして、令和2年度の実績と同様に、王寺町総合計画で掲げましたまちづくり目標に大別して述べさせていただきます。 まず、1つ目の住民に開かれ自立するまちづくりにおいては、協働の仕組みの構築の取組として、さきに述べましたように、町民、議会、行政の協働によるまちづくりを進めていくための基本ルールとして、王寺町まちづくり基本条例が来月1日より施行いたします。現在、住民自治の基盤である自治会において、65歳以上の高齢者の割合が50%近くとなる自治会もあり、役員の高齢化と固定化、自治会加入率の低下による担い手の不足が深刻な問題となっております。また、少子高齢化に伴う税収の低下や社会保障費の増大が想定されており、行政だけでは現在の住民サービスを維持できなくなる時代が迫っております。将来的な住民自治を考えた場合、単独の自治会だけで地域課題を解決していくことは難しく、自治会同士の連携や自治会と消防団や民生児童委員等の住民活動団体との連携といった横のネットワーク化により、地域課題を解決できる仕組みが必要です。この条例では、住民自治の新たな仕組みとして、町民の皆さんが一定のまとまりのある地域内において、自治会をはじめ住民活動団体やNPO法人、事業者等の多様な主体で構成されるまちづくり協議会を設立できることとしており、行政がその支援を行うこととしています。町では、まちづくり協議会の必要性をご理解いただくとともに、自治連合会と歩調を合わせながら先進地視察を実施すること等を通して、設立に向けた機運醸成を図ってまいります。 健全で効率的な行財政運営の取組では、企業版ふるさと納税は、令和2年度の税制改正により、法人関係税から最大で寄附金額の約9割が控除され、企業にとって実質的な負担が約1割と利用しやすい制度となりました。しかしながら、奈良県では企業版ふるさと納税の実績が他都道府県と比較して少ないことから、県と市町村とが連携した奈良県企業版ふるさと納税連絡協議会の設立に向けた準備が進められています。王寺町においても協議会主催の企業マッチングへの参加や、独自の企業アプローチを展開して、寄附を募ってまいりたいと考えております。 次に、王寺町公共施設等総合管理計画の見直しについては、長期的な視点に立って公共施設等の総合的かつ計画的な管理を行うため、平成29年3月に現計画を策定しましたが、個々の施設について今後10年程度の維持管理、更新に係る優先度等の対応方針を定めた個別施設計画の作成を間もなく終えることから、令和3年度において、これらの方針や施策の効果額を公共施設等総合管理計画に反映されるよう、見直しを行ってまいります。 自治体のデジタル化については、昨年12月に総務省は自治体がデジタル技術で既存制度を変革することを推進するための自治体DX、デジタルトランスフォーメーション推進計画を策定し、重点事項としてシステムの標準化、共通化、マイナンバーカードの普及促進や行政手続のオンライン化などの具体的な取組を示しました。このうちシステムの標準化、共通化については、現行システムは各自治体が別々に構築しているため、制度改正などに伴う改修や維持管理費にかかる費用負担が大きく、統一されれば負担軽減のほか、効率化やセキュリティの強化も図ることができます。国は住民基本台帳や税情報など17業務を対象に、各自治体が令和7年度までに、本年9月1日に創設されるデジタル庁が調達するガバメントクラウド、これは共通の基盤や機能を提供する複数のクラウドの利用環境でございますが、これを利用した標準準拠システムへ移行することを目指しています。本町がこれらの業務を処理するため、現在使用しているシステムは、令和4年3月をもって保守期間が満了することから、新年度においては現行のシステムの更新に向けて準備を進めていきます。さらに、国の動向を注視しながら、安全かつ効果的に標準システムへの移行ができるように、検討を重ねてまいりたいと考えております。 マイナンバーカードについては、コンビニでの住民票などの発行や電子証明書を利用することで、様々なサービスを受けることができます。今月からは健康保険証としても利用可能となり、令和6年度末までには運転免許証との一体化も検討されています。本町においては、本年1月末時点での交付率は32.6%、県内では5位、奈良県平均は29.3%、全国平均は25.1%となっております。今年1月から休日の申請、交付の受付窓口を月1回から2回に拡充するなど、さらなる普及促進に向けて努めてまいります。また、デジタル庁の創設により、行政サービスの提供について、マイナンバーカードを利用した申請手続のオンライン化や、AI、人工知能を活用した業務プロセスの効率化などが急激に進むことが予想されることから、国や社会の動向に遅れることのないよう、本町においてもそれら分野に精通した外部人材を登用するなど体制を整えまして、業務のデジタル化について早急に検討を行うことで、王寺町行政にふさわしいデジタル化を進め、住民サービスのさらなる向上につなげてまいりたいと考えております。 2つ目の快適で暮らしやすいまちづくりにおいては、重要な視点として、リニア中央新幹線の開通を意識したまちづくりを進めていくことといたしております。16年後の2037年、令和19年にリニア中央新幹線の全線開通が予定されており、また、奈良市付近にリニアの中間駅ができますので、王寺町から品川までが約80分でつながることとなります。この利便性の大幅な向上は、首都圏からの人や企業の流れを生み出し、県内における新たな産業と雇用の創出が期待できます。その動きに対応するための準備として、王寺町においても、JR王寺駅を中心に、商業、医療、交通等の多様な都市機能を集積するための将来ビジョンを描き、その実現に向けた取組を進めなければなりません。 まず、都市基盤の充実の取組として、王寺駅周辺のまちづくりでは、平成30年5月に奈良県と連携して策定いたしました西和地域の中核となる機能強化をコンセプトとする王寺駅周辺地区まちづくり基本構想におきまして、王寺駅の公共交通機関の結節性の高さを生かし、安全・安心、暮らし・活力、観光交流、利便性をテーマに、駅周辺の拠点機能を強化し、活力あふれる西和地域の拠点都市を目指すといたしております。この基本構想の中では、地域医療の核となる西和医療センターの移転を含めた在り方の検討を行うといたしておりまして、先月に県が発表いたしました奈良新都づくり戦略2021においても、移転候補地としてJR王寺駅南エリアが明記され、現在県において西和医療センターの機能や運営の在り方について検討が進められているところです。昨年8月からは県と西和7町、平群町、三郷町、斑鳩町、安堵町、上牧町、王寺町、河合町の7町でありますが、この県と7町で王寺駅周辺のまちづくりをはじめ、西和地域の医療と包括ケアの在り方、あるいは大和川流域の防災体制の整備などをテーマに、広域的なまちづくりや課題について協議が進められておりました。また、王寺町におきましても、昨年11月に交通政策やまちづくりの研究をされている有識者、交通事業者等で構成する王寺駅周辺再整備推進会議を立ち上げました。王寺駅、北エリアの防災機能の強化及び魅力の向上を目指して、安全・安心な住環境の整備の実現に向けた検討を進めてまいります。 JR畠田駅前広場整備事業については、駅利用者の利便性の向上のため歩道を確保するとともに、路線バスやタクシー等の車両乗り入れができる駅前広場の整備を進めておりました。令和5年度中の完成を目指しております。令和2年度には事業用地の取得のための交渉の結果、建物補償及び土地売買の契約を13件締結することができました。令和3年度は引き続き事業用地の取得のための交渉を進めるとともに、大型店舗の建物等補償調査を実施いたします。交通ネットワークの整備の取組では、国道25号の整備について、王寺町、斑鳩町、三郷町で構成する国道25号改良促進3町協議会によりまして、国及び奈良県に対し、斑鳩町の三室交差点から王寺町の本町1丁目交差点までの1.2キロの区間の渋滞解消に向けまして、継続的な要望活動を行っております。当該区間は国道168号を含め、周辺地域の南北交通軸としての都市軸を形成しておりまして、奈良県道路整備基本計画においても奈良県の骨格幹線道路ネットワークとして位置づけられていることから、引き続き南北交通軸の早期整備を強く求めてまいります。 国道168号の整備につきましては、奈良県が事業主体として、畠田4丁目交差点から畠田駅前交差点までを重点交渉区間と位置づけ、4車線化に取り組まれております。令和2年度から通学路の安全性の確保のため、畠田4丁目交差点付近の歩道工事に着手されておりました。今後、王寺動物病院付近から畠田4丁目交差点付近までの約210メートルの区間の道路拡張工事及び電線共同溝工事が実施されます。この重点交渉区間については、令和5年度中の竣工を目指して、奈良県と協力しながら事業の進捗を図ってまいります。 その他の道路及び橋梁等の整備につきましては、葛下2丁目地内、清川5番館南側の町道門前東9号線の未整備区間について、義務教育学校の令和4年4月の開校に合わせて、安全な通学路として利用できるよう整備をするほか、久度大橋の修繕、耐震補強については、今月末で橋梁本体の修繕、耐震補強に係る設計業務は完了する予定でありますが、本体工事に合わせて必要となる附帯電気設備の一部移転工事に係る詳細設計を引き続き進めてまいります。 また、王寺駅南駐車場は、平成12年の供用開始以来、管理運営を王寺町シルバー人材センターに委託してまいりましたが、人員不足により同センターへの委託が困難となってまいりました。そのため、機械設備の更新時期を迎えている現状や24時間営業のニーズがあることを踏まえまして、駐車場経営に精通した民間事業者への委託を検討してまいります。 公園遊具の老朽化による事故等を未然に防止し、安全な利用環境を確保するため、継続して進めてきました公園の長寿命化対策については、有利な財源となる令和2年度の国の補正予算を確保することができたことに伴いまして、令和3年度で平成29年度から実施してきた遊具の更新が完了する予定です。また、町営桃山住宅については、新たな長寿命化計画を策定し、若者世帯や高齢者世帯のニーズに対応した魅力ある町営住宅となるよう検討してまいります。 次に、環境への配慮の取組として、香芝・王寺環境施設組合が進めているごみ焼却施設の更新についてですが、令和2年度末の土木建築工事の進捗率は12.8%となる見込みで、令和3年度は地盤改良工事のほか、張り出しデッキの建設工事、地下1、2階部分の躯体工事に着手をいたします。なお、新しい施設の整備については、当初令和4年10月末の完成を目指してまいりましたが、建物の配置の見直しに伴う設計の変更等により進捗に遅れが生じたため、完成予定が令和6年8月末にずれこむこととなりました。王寺町といたしましても、進捗管理に万全の注意を払うことによりまして、工期の厳守を図っていく所存であります。 次に、3つ目の安全で安心に暮らせるまちづくりですが、令和2年度は、王寺町では幸いにも自然災害は発生いたしませんでしたが、日本各地を見ますと、九州地方や中部地方では、令和2年7月に集中豪雨で河川が氾濫いたしました。特に、熊本県の球磨川では、養護老人ホームの1階部分が水没して、14名もの入所者がお亡くなりになりました。水害対策では、河川を氾濫させないためのハード面の取組と、逃げ遅れゼロを目指したソフト面の取組を両輪で進める必要があります。また、地震に関しても、南海トラフ巨大地震は今後30年以内に発生する確率が70%から80%と高く、マグニチュード7から8クラスの規模が予想されています。先月に発生した福島宮城地震の被害を見ましても、いつ発生するか予測できない地震災害に対する備えは急務であります。国でも市町村が防災対策を進めるための財源として、令和2年度で終了予定であった緊急防災・減災事業債及び緊急自然災害防止対策事業債の令和3年度以降の継続を決定しておりまして、交付税算入率の高い有利な財源を活用して、ハード、ソフト両面から防災、減災体制の強化に取り組んでまいります。 地域防災の充実の取組としては、まず、令和3年度治水事業予算の必要額確保はもちろんのこと、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策終了後も、国や県に対して、大和川や葛下川における治水対策の着実な推進を要望してきたところであります。大和川、国の直轄管理区間につきましては、国において令和3年度も引き続き大和川水系河川整備計画に位置づけられた藤井地区で、流下能力を高めるための全体計画約30万立米の河道掘削を行うとともに、「貯める対策」として、大和川上流域での100万立米遊水池の整備を進めていただいております。今後も機会を捉えて、国に対して工事の早期完了を強く要望してまいります。葛下川、県の管理区間については、県において令和元年度から大和川合流部付近から王寺町内の区間の堆積土砂撤去工事が進められておりました。令和2年度では、約1,700立米の土砂が撤去されました。また、JR和歌山線鉄橋から上流約200メートルの護岸未整備区間については、護岸整備工事の支障となっている前田橋の架け替えに向けて、現在県のほうで詳細設計に取り組まれています。近年の豪雨災害の規模が、大雨が降りますと大和川合流地点からJR和歌山線鉄橋までの区間で、昭和57年の水害時と同様、バックウォーター現象が起こる可能性があり、県に対しては越水を防ぐための対策を今後も強く要望してまいります。 また、県では平成29年10月の台風21号により大規模な内水被害を受けて、河川の水位上昇に伴う内水による床上、床下浸水の解消を目的に、大和川の各支川に貯留施設等を整備する平成緊急内水対策事業が進められています。王寺町域では、葛下3丁目地内の貯留池整備に向けて、町と県で連携して事業を進めているところです。令和元年度に地権者の協力の下、町が必要な事業用地を取得し、令和2年度には県が貯留池の予備設計と詳細設計を行っております。令和3年度からは貯留池の整備工事に着手をし、令和5年度の完成を目指します。工事の財源として有利な財源である令和2年度の国の補正予算を確保することができまして、県との強固な連携の下、円滑に事業を進めてまいります。なお、貯留池整備に当たっては内水をためる機能だけでなく、平時はテニスコート等として利用活用することとしています。これについては、現在の泉の広場テニスコートが、県の進める都市計画道路元町・畠田線整備の支障となることから、その代替施設となる新たなテニスコートの整備に向けて設計を行ってまいります。 ため池に関する対策については、平成30年7月豪雨の際に、全国32か所でため池が決壊したことを受けまして、全国的にため池の緊急点検が行われ、王寺町では家屋や公共施設に被害が想定される40か所を、防災重点ため池として選定いたしました。令和3年度はこのため池の安全性を確保するために、県の指導を受けながら、ため池の管理者である水利組合と連携して、定期的な点検を行うため池パトロール事業を実施してまいります。 泉の広場公園につきましては、防災の拠点であるいずみスクエアと一体的に防災公園として整備を進めるため、令和2年度では公園整備の詳細設計を行うとともに、公園の計画面積1.4ヘクタールの用地買収に向けた建物補償調査を実施いたしました。必要な用地買収が済み次第、令和3年度中には工事に着手することとしております。なお、防災公園の完成時期については、都市計画道路元町・畠田線整備に合わせて令和5年度末を予定しております。 避難所の環境整備では、夏の暑さ、冬の寒さに対応できるよう空調設備を整備するとして、令和2年度に王寺北小学校体育館への設置を終え、王寺南小学校及び王寺南中学校の各体育館については、義務教育学校南の大規模改造工事に合わせて整備を進めているところです。また、やわらぎ会館、文化福祉センター、王寺アリーナの3施設については、出水期前の6月までに整備を図ってまいります。そのほか、地域交流センターでは、非常用電源を確保するため、緊急ガス遮断弁を浸水被害のおそれのない高い場所に移設する工事を、6月の出水期前までに完了させる予定であります。 避難所への安全な誘導については、避難所の標識や誘導看板を全国標準の災害種別図記号、いわゆるピクトグラムを使用した新しいものへと更新して、より効果的な誘導を図るほか、災害発生が見込まれる、または発生した場合に、避難行動支援と介護が必要となる身体や知的障害をお持ちの方及び高齢者を、避難所まで安全に避難させるための災害時ケアプラン、これは個別支援計画でございますが、これについてより実効性を高め、本人の意向と実情に対応したプランとなるよう、作成時には地域の方だけでなく、担当ケアマネジャー等も加わるよう働きかけを行ってまいります。 消防団第1分団屯所は、先月より建て替え工事に着手いたしました。新しい屯所には、耐震基準を満たしていない久度の家に代わるコミュニティ施設として利用できるフロアを設けます。6月末には竣工することから、完成後はコミュニティのとして大いに活用していただければと考えております。 大規模災害時には役場庁舎や交通ネットワークが被災し、庁舎や職員、ライフライン等に制約が生じるケースも想定されます。そのような状況下において、災害時対応や業務継続の優先度が高い通常業務を特定して、業務の実施体制や優先順位を共有するための業務継続計画、いわゆるBCPを策定いたします。この計画も踏まえた上で、浸水想定区域内にある役場本庁舎や一部の指定緊急避難場所への対策として、非常用電源や止水板整備の規模及び財源などを検討し、方向性を決定してまいります。また、地震時における家屋の倒壊等からの被害から住民の生命と財産を守り、家屋の耐震化を促すための王寺町耐震改修促進計画と、管理されずに放置された空き家等に対する安全・安心の確保や、空き家等を未利用の地域資源として捉えた活用、流通の促進等の取組方針を定め、空家等対策を総合的に、かつ計画的に推進するための王寺町空家等対策計画につきまして、現行の計画期間の満了に伴い、その効果を検証しながら、新たな5か年計画を策定してまいります。 4つ目の健やかに暮らせるまちづくりにおいては、高齢者支援の充実への取組として、高齢者の外出支援のために、バスカード、イコカカード、タクシー優待券のいずれか希望されたものを交付するやわらぎの手帳優遇措置事業を引き続き実施いたします。この事業を継続可能なものとするため、対象年齢を75歳まで段階的に引き上げることといたしておりますが、令和3年度からは73歳以上が対象となります。 地域で支え合うまちづくりの取組では、今月中に策定予定の第2期王寺町地域福祉計画及び地域福祉活動計画に基づきまして、地域における福祉や保健等に関わる多様な生活課題の解決に向けた、住民による自発的な取組を後押しするため、地域の居場所づくりとして、住民の皆さんが主体となって運営されているサロン活動やこども食堂等の活動を引き続き支援してまいります。また、王寺町社会福祉協議会がコーディネーター的役割を担いながら、他人ごとになりがちな困り事を我がごととして考えることができる地域づくりを目指してまいります。 障害者支援の充実の取組では、福祉施策の推進の基本的な指針として、令和3年度から令和5年度までの3か年を計画期間とした第6期王寺町障害福祉計画を今月中に策定する予定であります。計画では、今後の重要な取組として、療育の必要性の低年齢化等による障害児のサービス利用増に対応するため、障害児支援の中核となる児童発達支援センターの西和地区内での整備や、また、親亡き後の障害者支援として、日中の居場所づくりや親等の保護者以外の生活支援の担い手の確保、また資産管理等を支援するための地域生活支援の拠点整備を目指すことといたしております。 福祉タクシー利用料金の一部助成についてでございますが、障害のある方の外出支援として、身体障害者手帳1、2級と療育手帳Aの所持者、要介護2以上の認定を受けた在宅高齢者を対象に実施しているところですが、令和3年度から対象者を拡大し、体幹機能障害による歩行困難な方も含まれる身体障害者手帳3級の方までといたします。また、新しい外出支援事業として、王寺駅南駐車場の利用料金の減免を実施いたします。これについては、身体障害手帳の1級から4級までの方をはじめ、療育手帳や精神障害者保健福祉手帳を所持している方を対象に、さきに述べた民間事業者への委託に合わせて開始することを予定しております。 手話は言語であるとの認識に基づきまして、手話に対する理解と普及を図る王寺町手話言語条例を昨年9月から施行いたしました。この条例制定を機に、令和3年度から町立小学校の児童を対象に、福祉教育の一環として手話を知り理解を深めるための授業を行うとともに、町職員はじめ地元企業で働く方を対象にした手話言語条例理解促進研修を開催してまいります。 介護保険事業については、令和3年度からの3か年間を計画期間とする第8期王寺町介護保険事業計画及び高齢者福祉計画を今月中に策定する予定です。この計画では、国の方針である在宅重視の考え方に基づきまして、第7期計画に引き続いて住み慣れた地域で安心して自分らしく暮らせるまちを基本目標に、介護、予防、医療、住まい、生活支援のサービスを一体的、継続的に提供できる、いわゆる地域包括ケアシステムの確立を目指してまいります。 また、少子高齢化に伴い介護人材が不足していることから、王寺町内の介護事業所における人材確保と介護の質の確保を目的に、介護福祉士の資格取得に必要な実務者研修と資格取得後のフォローアップ研修の開催や、在宅医療と介護の連携に向けまして、ICT、情報通信技術を活用した要介護者の情報共有システムの導入を図ってまいります。 なお、第8期の介護保険料については、今後の高齢者や介護給付の伸びを試算したところ、現在と同額で介護保険制度が運用できるものと判断いたしまして、基準月額は第7期と同額の5,600円に据え置くことといたします。 健康づくりの推進の取組としては、この2月に令和3年度からの5年間を計画期間とする第4次王寺町健康増進計画及び食育推進計画を策定いたしました。第3次計画に引き続きまして、目指そう健康寿命奈良県一を基本理念に、住民の皆さんが積極的に健康づくりに参加できる環境づくりと、住民の皆さんが一緒に健康づくりと食育に取り組める組織づくりのための事業を展開してまいります。特に、より多くの皆さんに歩く健康づくりを実践、継続していただけるよう、スマートフォン等で利用できるウォーキングアプリの導入に向けた研究を行ってまいります。 5つ目の人を育みみんなが学べるまちづくりにおきましては、子ども・子育て支援の充実の取組といたしまして、これまで不妊に悩む夫婦の経済的かつ精神的負担の軽減のため、一般不妊治療費助成制度により人工授精等の費用を助成してまいりました。本人負担のさらなる軽減のため、助成額を現行の本人負担額の2分の1、上限5万円から、令和3年度より上限5万円までの全額補助に拡充をいたします。また、新たな事業として、妊娠しても流産や死産を繰り返す不育症のご夫婦を対象に、不育治療費助成制度を創設いたしまして、上限10万円まで全額補助することといたします。 さらに、令和元年度から実施しております産後ショートステイ・デイケア事業につきましては、親族等から支援を受けられず産後の日常生活を行うことが困難な母親等を対象に、提携先の助産院に親子で滞在して、産後の健康管理や育児について指導を受けることができるサービスでございますが、利用者が増えてきたことを受けまして、対象者を現行の産後間もない4か月未満の母親と乳児としておりましたのを見直しまして、令和3年度より出産後1年以内の母親と乳児に拡大をいたします。 第2期王寺町子ども・子育て支援事業計画では、ニーズ調査の結果に基づきまして、母親が就労する世帯の増加と、それに伴う教育、保育に対するニーズの増大及び多様化が予想されたことから、町内の私立保育所等と園児の受入れについての連携を行いまして、待機児童が発生しないための体制の確保を図りつつ、必要に応じて民間による認定こども園や小規模保育園等の整備を検討することとしておりました。そこで、地域活性化及び子育て支援の更なる充実を図るため、町が株式会社南都銀行よりリーベル王寺西館の元王寺支店の店舗スペースを借り受けまして、黎明保育園を運営する社会福祉法人和光会に貸しつけることによりまして、町で初めての小規模保育園が4月1日からオープンいたします。今後も待機児童を発生させないように、町内の私立保育所等と園児の受入れについて緊密に連携をして、仕事と子育ての両立を支援してまいります。 また、国の施策として、3歳児から5歳児まで及び住民税非課税世帯のゼロ歳児から2歳児までを対象に、幼児教育・保育の無償化が全国的に実施されたところでありますが、王寺町ではそれに加えまして、町の独自施策として、国の無償化の対象とならないゼロ歳児から2歳児までの在園第2子目に係る保育料の全額免除を実施しておりまして、令和3年度も継続してまいります。 町立幼稚園の園区の見直しについては、より質の高い園生活の実現や小学校生活への円滑な接続を図るため、令和4年4月から老朽化している王寺幼稚園を閉園の上、町立幼稚園を3園から2園に再編することについて、令和2年度から保護者説明会を開催し、保護者の皆様からいただいたご意見等を考慮して進めてまいりました。幼児期からの質の高い教育へのニーズが高まっていることから、保護者の皆様の期待に応えられるよう、新たな教育目標や通園バスの運行ルートの設定などについて検討を重ねておりまして、その内容については、各幼稚園を通じて丁寧に説明を行うこととしています。この再編に際しまして、園児の増加に伴い保育室が不足する王寺北幼稚園では、現在未使用となっている保育室等の改修工事を行います。なお、令和4年3月をもって閉園となる王寺幼稚園の跡地利用については、あらゆる角度から検討を重ねた上で決定していきたいと考えております。また、園区の見直しに合わせて、栄養バランスの取れた食事とそのマナーを身につけることや、保護者の負担軽減を目的に、義務教育学校と併せて整備する新給食調理を活用いたしまして、令和4年4月より町立幼稚園での給食を実施することといたしておりまして、そのための準備として、令和3年度では王寺北幼稚園と王寺南幼稚園の両園におきまして、給食搬入用通路等の整備工事を行うとともに、給食提供のための必要な備品を購入いたします。 幼児期における教育は子どもの人格を形成し、生きる力の基礎を育てる非常に重要なものであることから、より多くの親しい友達と触れ合いながら協調性や社会性を育み、次の義務教育学校にその取組を引き継いでまいります。 学校教育の充実の取組では、教育のまち王寺を実現するため、その基盤となる南北2校の義務教育学校の令和4年4月の開校を目指して、ハード、ソフトともに着実に準備を進めております。これまで平成29年7月に設置した学識経験者や住民代表、学校関係者などの委員で構成する義務教育学校推進委員会におきまして、教育課程・施設、設備、総務、これについては学校運営や通学路、PTA関係等も含むわけですが、3つのプロジェクトチーム、PTで、本町にふさわしい義務教育学校の設置を目指して計画的に準備を進めているところです。教育課程PTの取組では、義務教育学校における15教科等のカリキュラムにつきまして、9年間における全てのカリキュラムが間もなく完成いたします。また、特色ある教育として進める和プロジェクトについても、まもなく年間カリキュラムが完成し、令和3年度にはこのカリキュラムに基づき、効果的に指導を進めるための教材を作成いたします。情報化への対応として、プログラミング教育について、令和3年度には算数科を核とした個別最適化学習やデジタル教科書の活用など、1人1台のパソコン端末を有効に活用する授業の在り方について、さらに研究を進めてまいります。そのほか、グローバル化への対応や義務教育学校の強みを生かした教育の推進のため、令和2年度から小学校高学年に対する全ての外国語科授業における専科指導とともに、小学校教員による中学生への学習支援などの取組を先行して実施しておりまして、令和3年度も継続して実施することにより義務教育学校スタート時点における効果的な教育課程の実施につなげてまいります。 総務PTの取組では、通学路については既に決定している北校区に続いて、令和2年度は南校区の通学路について、就学前児童の保護者を含めての説明会を開催し、ご意見を伺いました。今後はスクールゾーンの設定など、町内全域の課題箇所における必要な安全対策を図ってまいります。 また、新制服については、制服検討委員会において詳細なデザイン等を決定の上、昨年10月に広報王伸等でお知らせするとともに、保護者の皆様の負担軽減等の観点から令和3年度より新制服を着用できるようにいたしました。校歌については、昨年11月に児童生徒や保護者をはじめ、広く町民の皆さんから歌詞に入れたい言葉やフレーズを募集いたしまして、これらを基に2校それぞれの歌詞の案をまもなく決定いたします。今後は他町等での作曲の実績がある王寺南中学校の校長先生に作曲を依頼いたしまして、令和3年度中に両校の校歌を完成いたします。 施設設備PTの取組では、義務教育学校北については、老朽化の進んでいる王寺小学校と王寺中学校、王寺北小学校の3校を統合して、王寺中学校での施設一体型の整備に向け、昨年8月から本格的に校舎、体育館等の新築工事を進めているところでありまして、令和3年12月の竣工を予定いたしております。義務教育校南については、施設分離型でスタートするに当たり、王寺南小学校及び王寺南中学校の現校舎を最大限利用しながら教育環境の改善を図るため、昨年9月から大規模改造工事に着手をいたしております。工事は令和6年度まで5年近くかけて行うとともに、令和3年度におきましてはエレベーターの設置や王寺南中学校で不足する施設を増築することに加え、普通教室、体育館の改修を中心に進めてまいります。いよいよ開校前年度を迎えます。令和4年4月に新たにスタートする義務教育学校での教育が所期の目的を達することができるよう、ハード及びソフト両面において着実に準備を進めてまいります。 義務教育学校と併せて整備を進めている新給食共同調理については、安全・安心な学校給食を持続的に提供していくため、義務教育学校の開校に合わせて食器や食缶等の必要な備品の入替えを行うとともに、その運営については食物アレルギーへの対応や衛生確保など、専門的知識や実績を有している民間事業者に委託をする方針でありまして、委託先の選定に向けて準備を進めてまいります。 次に、最先端のICT技術を取り入れた学校教育を展開していくため、国が進めているGIGAスクール構想への対応として、本町においては令和2年度に、小中学校の児童生徒及び教職員に1人1台の端末整備を進めるとともに、運用面での技術的支援を行うGIGAスクールサポーターを配置いたしました。国の有利な財源を確保しながら、引き続き配置をしてまいります。また、令和3年度で義務教育学校北及び南の校舎に、高速大容量の校内通信ネットワークを整備することで、令和4年4月の開校と同時に国の構想に基づくICT教育が本格的にスタートできるものと考えております。 新型コロナウイルス感染症が収束する時期が不透明な中、子どもたちの心のケアと学びの保障に向けた取組を引き続き行っていく必要があります。令和2年度に国の補正予算を活用して、教員免許を持った講師が学習指導を行ういきいきプラン講師や、消毒作業など教師の業務を補助するスクールサポートスタッフ等の増員によりまして、人的サポートを図りました。令和3年度においても、これらの人員を継続して確保するとともに、特に児童生徒の心のケアを行うに当たり、現在は各中学校にのみ配置している臨床心理士の資格を持つ心の教室相談員を、新たに各小学校に配置をいたします。 児童生徒の発達段階に応じた実践的な英語教育の推進を目的に、財団法人自治体国際協会のJETプログラムによる外国語指導助手を各小学校に1名ずつ配置いたします。令和2年度からの配置予定でしたが、世界的なコロナ禍の影響により外国人指導助手の来日が困難なことから見送っておりまして、今後自治体国際協会とも状況確認に努めながら、実現可能な段階で配置する予定となっております。 生涯学習の充実の取組では、町立図書館においてコロナ禍でのステイホームの促進や障害者へのサービスの一環として、4月から電子図書館を開設いたします。タブレット端末やスマートフォンで利用可能なシステムを導入し、いつでもどこでも読書を楽しむことができる環境を構築いたします。あわせて、障害者の方から貸出希望を受けた図書をご自宅に郵送する図書の宅配サービスを開始いたします。 文化・芸術活動の振興への取組といたしましては、文化芸術活動に触れて親しむことのできる機会を提供するため、やわらぎ会館ではスタインウェイピアノを使ったこころにピアノや、桂福丸氏などによる王寺寄席を、いずみスクエアでは音楽活性化支援事業によるクラシック音楽を、文化福祉センターでは町内のアマチュア吹奏楽団による吹奏楽フェスティバルを開催するほか、昨年12月に修復が完了した達磨寺方丈でのミニコンサートも予定をいたしておりまして、コロナ対策に十分配慮しつつ、各施設の特性を活かした多彩なイベントを開催してまいります。また、地域交流センターいずみスクエアでも、誰もが気楽に発表することのできるとして開催しているリーベルアラカルトやいずみアラカルトも、引き続き実施をいたします。 2001年に始まったジュニア団体をはじめ、大人によるハンドベルや吹奏楽チームなど、音楽のあるまちづくり団体の活動が20周年を迎えることから、例年開催のスプリングコンサートやハンドベル・フェスタ!に加えまして、記念コンサートを開催いたします。今後の活動がさらに発展,継承されていくよう、引き続き練習のや発表の機会の提供といった支援を行ってまいります。 スポーツ活動の振興の取組といたしましては、体力と運動能力の向上と明神山のPRを兼ねて、通常の和マラソンだけでなく、好評を得ました和マラソン、明神山チャレンジカップのダブル開催といたします。なお、皆さんにご利用いただいている公共施設ですが、やわらぎ会館は建築後26年、文化福祉センターは39年、王寺アリーナは31年が経過して、施設の老朽化が進んでおります。施設の長寿命化を図るため、個別施設計画に基づきまして、今後計画的に改修工事を行うことといたしておりまして、令和3年度では財源を確保しながら、それぞれの施設で舞台設備や高圧変電機器等の更新を行うほか、文化福祉センターと王寺アリーナでは、照明設備のLED化により、省エネルギー化と明るく安定した照明設備へと改修をいたします。 6つ目の活力とにぎわいのあるまちづくりにおきましては、まちの活力の創出と人々の交流を促進する取組として、今年は聖徳太子1400年御遠忌の年に当たることから、奈良県や県内外の聖徳太子ゆかりの市町村で構成される推進協議会で連携いたしまして、聖徳太子プロジェクト関連事業を展開してまいります。 毎年実施しています首都圏でのPR活動では、夏に東京国立博物館で開催される聖徳太子関連特別展と連動させまして、奈良県や王寺町への観光客誘致のため、東京日本橋にある奈良まほろば館で講演会やパネル展示会を開催をいたします。また、東京と県内の聖徳太子のゆかりの地である5市町村において、著名な先生方に聖徳太子について語っていただくリレー講座が開催されます。王寺町もその会場の1つとして予定をされております。 そのほかには、県内イベントとして、11月には聖徳太子に関連する伝統芸能等のイベントを、2月にはフィナーレイベントが開催されます。さらに、年間を通して県内の聖徳太子ゆかりの地でウォーキングイベントが計画されておりまして、王寺町でも斑鳩町、三郷町と連携して、聖徳太子ツーデーウオークを実施いたします。王寺町の主要観光スポットである達磨寺では、聖徳太子が飢えて道に伏せっていた人に姿を変えていた達磨大師と出会った地でありました。日本で初めてだるまさんが伏せっていた、すなわち転んだ場所と言えます。このことから、全国だるまさんがころんだ選手権を達磨寺で開催したいと考えておりまして、現在文化庁へ補助申請を行っているところであります。3月末に採択を受けた場合には、開催に向けて準備を進めてまいります。また、昨年12月に修理が完了した奈良県指定文化財である達磨寺方丈については、観光利用としての見学にとどまらず、歴史的価値のある空間を活かした文化芸術イベントの開催や、地域コミュニティの拠点としての活用を考えております。 なお、令和3年度の王寺町歴史講演会は、NHK大河ドラマ麒麟がくるで話題となった戦国大名で、達磨寺にお墓のある松永久秀を題材にした小説でありますじんかんの作者である時代小説作家の今村翔吾氏を講師として開催をいたします。 先ほども申しましたが、もう1つの王寺の主要観光スポットである明神山が、葛城修験の構成文化財として日本遺産に認定されました。現在、和歌山県、大阪府、奈良県下の19市町村等で設立された葛城修験日本遺産活用推進協議会では、デザインが統一された案内板やのぼりを製作中でありまして、王寺町においても案内板等の設置を順次進めてまいります。また、現地セミナーとして人気の高い歴史プレミアムサロンを、葛城修験道をテーマに元奈良市埋蔵文化財センター所長の森下惠介氏をお招きして開催する予定としております。 現在明神山では、月に約1万人もの方が登山を楽しんでおられます。明神山参道はそれらの登山者だけでなく、山の維持管理やシルバーウォーク等のイベント時に車両が通行いたします。また、谷側に急傾斜地、山側では倒木、落石の危険性もあることから、登山者の安全性の確保のため、参道の一部区間の拡幅と、山頂付近に駐車場を整備する工事を、令和2年度に引き続き進めてまいります。さらに、新たな魅力づくりとして、畠田古墳から明神山へと続く新しいハイキングルートの整備工事を実施してまいります。 また、令和2年度では、インターネット上で明神山の山頂から眺めを紹介する明神山360度バーチャルリアリティー、VR動画を製作しましたが、令和3年度では山頂での体験として、VRゴーグルをつけて山頂から歴史的眺望を見渡せば、CG、コンピューターグラフィックですが、CGで当時の営みを体験できる設備を整備いたします。VRゴーグルの貸出しや使い方等のナビゲートについては、観光ボランティアガイドの方に担っていただくことを計画しております。 また、奈良県指定史跡の西安寺跡は、大和川沿岸に建立された飛鳥時代寺院を解明する上で貴重な遺跡でありまして、その保存と活用を図るために調査を継続しております。令和2年11月から12月にかけて実施した第10次調査では、塔跡の一部と回廊跡と考えられる遺構が確認できました。調査を重ねることで、西安寺の伽藍配置の解明が進んできました。令和3年度においては、西安寺の正面がどの方向にあったのかを明らかにするため、第11次調査として塔跡、金堂跡、回廊跡等の一部を発掘いたします。この調査によって西安寺の正面の方向が明らかになれば、発掘調査を一旦終了し、令和4年度以降国史跡の指定に向けた調査成果の取りまとめ等の作業に移る予定であります。 王寺町では、これらの文化財や文化資源を活用して、広域の観光行政を推進するため、王寺周辺の自治体や民間組織と連携して日本版DMOを設立すべく、研究や調整を進めてまいりました。DMOとは、デスティネーションマネジメントオーガニゼーションの略で、地域の稼ぐ力を引き出すとともに、地域の誇りと愛着を醸成する観光地経営の視点に立った観光地づくりのかじ取り役として調整機能を備えた法人のことであります。現在、大和郡山市、平群町、斑鳩町、三郷町、安堵町、王寺町の1市5町と民間団体で構成した推進協議会で設立準備を進めておりまして、令和3年4月に地域DMO、WEST NARAが設立される運びとなりました。王寺周辺の観光地と連携した広域観光を推進する組織としての地域DMOを育成いたしまして、これまで以上に経済効果を意識して、地域で稼ぐ観光を推進してまいります。また、今月から広域観光の交通手段として、500円で王寺駅から信貴山や法隆寺、明神山などに向かう一定区間のバスが1日乗り放題となる聖徳太子ゆかりの里わんデイパスを、JR西日本や奈良交通、近隣の観光協会との連携により復活してまいります。 2019年に実施された観光庁の調査によると、国内旅行の1人当たりの旅行単価は、宿泊旅行が約5万5千円、日帰り旅行が約1万7千円と、3倍以上の差があるとされておりました。町の活性化のためには、宿泊滞在型観光の推進が非常に効果的であります。昨年8月にホテル東横INN奈良王寺駅南口がオープンいたしまして、王寺駅を起点とする宿泊滞在型観光を推進する準備がようやく整いました。宿泊滞在型観光には、魅力的なツアー企画が必要不可欠です。王寺駅を起点とした新たなツアーの企画の創出に向けて、高崎経済大学観光政策学科の協力も得ながら、地域DMO、WEST NARAを、聖徳太子ゆかりの地を体験する旅の企画、運営者として育成をいたしまして、地域のブランド化や広域的な視野を持った観光力の向上を目指していきたいと思っております。 その他、王寺町が描かれました小手鞠るい氏の恋愛小説、ラストは初めから決まっていたの舞台となった場所を紹介する舞台探訪マップの作成も予定をいたしております。 最後に、公営企業などの特別会計について、まとめて述べさせていただきます。 上水道事業につきましては、平成30年1月から町内全域を県営水道100%に切替えしたことに伴いまして、令和2年度に着手いたしました第1浄水の解体、撤去工が今月末には完了いたします。令和3年度では、基幹水道施設としての安全性向上と飲料水の安定供給確保のため、県営水道の受水池でもあります第2浄水の電気設備や計測設備等の更新を行ってまいります。また、奈良県主導の下で進められている県域水道一体化につきましては、水需要減少に伴う給水収益の減少や老朽化施設更新によるコストの増大によりまして、水道事業の経営環境が厳しくなる中にあっても、水道料金の上昇の抑制を図りながら、安全・安心な水道水を持続的に供給していくことを目的とするもので、本年1月に水道事業等の統合に関する覚書に調印をいたしました。覚書には、令和7年4月に予定されている県内水道事業の統合時に水道料金を統一することや、水道事業が所有する全ての資産を新たに設立される企業団に引き継ぐ旨が記されておりますが、町がこれまで蓄えてきた留保資産は、皆様からの水道料金が原資であることから、事業統合までにこの留保資産を財源として、町内水道施設の更新を前倒しで進めることとしております。令和3年度も引き続き、県域水道一体化に向けた協議を進めてまいります。 下水道事業については、人口減少による使用料収入の減少や、施設、管渠等の老朽化に伴う投資的経費の増加により厳しい財政状況が見込まれ、将来にわたって持続可能な経営を確保するには、経営の見える化による経営基盤の強化が必要であることから、現在下水道事業の企業会計化に向けた取組を進めております。令和2年度から下水道施設の資産調査を進めておりまして、令和3年度において固定資産評価及び減価償却費の算出を終える予定であります。また、令和3年度から4年度にかけて、下水道施設全体を中長期的な視点で計画的、効率的に管理するためのストックマネジメント計画を策定いたしました。下水道施設全体の老朽化の状況を予測し、優先順位をつけながら施設の改築を進め、年度間における事業費の平準化を図っていくことといたしております。 国民健康保険につきましては、平成30年度から都道府県が財政運営の責任主体として、安定的な財政運営や効率的な事業の確保について中心的な役割を担うことで、健康保険制度の安定化を図っておりました。令和6年度には保険料水準が統一化されます。同じ所得、世帯構成であれば、県内のどこに住んでも保険料水準が同じとなりました。王寺町では現在の保険税より上昇することが見込まれることから、激変緩和のため、令和3年度も保険税の見直しを行います。また、医療費の抑制を図るため、平成30年度策定の第2期データヘルス計画に基づく生活習慣病予防を中心とした事業を実施するとともに、人間ドックを対象とした健診費用の一部助成を引き続き実施してまいります。 後期高齢者医療につきましては、奈良県後期高齢者医療広域連合が運営主体でありまして、令和3年度は令和2年度と同じ保険料率が適用されます。引き続き保険料率や保健事業等の制度周知を行いまして、被保険者に安心して医療サービスを受けていただけるよう、円滑な運営を続けてまいります。また、健康の保持増進を図っていただくため、被保険者が受ける人間ドックを対象に、健診費用の一部助成を引き続き実施してまいります。 以上、令和3年度予算の基本的な考えと、主な施策の概要について申し上げてまいりました。令和3年度は、新型コロナウイルスを抑え込む重要な年であります。早期に確実に、安全で安心な住民生活と地域経済の活力を取り戻すためには、町民、議会、行政がそれぞれの役割を担い、力を合わせていくことが大切です。また、西和地域の中核都市の実現に向けて、奈良県や近隣市町との広域的な連携を深めるとともに、地域の皆様と一緒に考えながら、町を発展させるための取組も進めていかなければなりません。5年後の町制施行100周年を大きな節目として、人とまちがきらめく和のふるさと王寺の実現に邁進してまいりますので、改めて議員の皆様をはじめ住民の皆様、事業者の方々のより一層のご理解とご協力をお願い申し上げまして、私の施政方針とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○議長(中川) 以上をもって、令和3年度施政方針を終わります。 休憩いたします。     休憩 午後3時38分     再開 午後3時50分 ○議長(中川) 休憩を閉じて再開いたします。 日程第4、報第1号、議会の委任による専決処分事項の報告について(王寺町介護保険条例等の一部を改正する条例について)、理事者報告願います。 ◎番外2番(平岡副町長) はい。(発言の挙手) ○議長(中川) はい、平岡副町長。 ◎番外2番(平岡副町長) 報第1号、議会の委任による専決処分事項の報告につきましては、王寺町介護保険条例等の一部を改正する条例について、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律が、令和3年2月13日に施行されたことに伴い、条例の引用箇所について所要の改正を行ったものでございます。 以上のとおり、2月13日、専決処分させていただいておりますので、ご報告申し上げます。 ○議長(中川) 報第1号につきましては、報告を受理いたします。 日程第5、報第2号、議会の委任による専決処分事項の報告について(王寺町町道構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例について)、理事者報告願います。
    ◎番外2番(平岡副町長) はい。(発言の挙手) ○議長(中川) はい、平岡副町長。 ◎番外2番(平岡副町長) 報第2号、議会の委任による専決処分事項の報告につきましては、王寺町町道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例について、道路構造令の一部が改正されたことに伴い、本条例に引用している条項について条ずれが生じたことから、所要の条文整理を行ったものでございます。 以上のとおり2月25日、専決処分をさせていただいておりますので、ご報告申し上げます。 ○議長(中川) 報第2号につきましては、報告を受理いたします。 日程第6、報第3号、専決処分事項の報告について(令和2年度王寺町一般会計補正予算(第10号)について)を議題とします。 理事者、説明願います。 ◎番外2番(平岡副町長) はい。(発言の挙手) ○議長(中川) はい、平岡副町長。 ◎番外2番(平岡副町長) 報第3号、令和2年度王寺町一般会計補正予算(第10号)の専決処分につきましては、歳入歳出予算の総額に、それぞれ1,021万4千円を追加し、総額を166億7,614万4千円といたしております。内容につきましては、新型コロナウイルス感染症への対応として、地方創生臨時交付金の追加交付及びワクチン接種体制確保に係る経費を計上させていただいたものでございます。 以上のとおり、2月12日、専決処分をさせていただいておりますので、ご報告申し上げ、ご承認賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(中川) これより質疑に入ります。質疑のある方、ご発言願います。     (ございませんの声) ○議長(中川) ないようですので、質疑を打ち切ります。 これより討論に入ります。討論のある方はご発言願います。     (ございませんの声) ○議長(中川) ないようですので、討論を打ち切ります。 これより報第3号、専決処分事項の報告についてを採決します。 本案は、報告のとおり承認することにご異議ありませんか。     (異議なしの声) ○議長(中川) 異議なしと認めます。よって、本案は報告のとおり承認することに決定しました。     (平岡秀隆氏、退場) ○議長(中川) ただいま平岡秀隆氏が退場されました。 日程第7、議第2号、王寺町副町長の選任同意についてを議題とします。 理事者、提案説明願います。 ◎番外1番(平井町長) はい。(発言の挙手) ○議長(中川) はい、平井町長。 ◎番外1番(平井町長) 王寺町副町長の選任につきまして、ご同意を賜りたく提案の理由を申し上げます。 ご提案申し上げますのは、現副町長、平岡秀隆氏が3月11日をもって任期満了となりますが、引き続き平岡秀隆氏を王寺町副町長に選任することについて、地方自治法第162条の規定に基づき、議会の同意を得ようとするものでございます。 平岡秀隆氏は、御承知のとおり、現在副町長2期目として卓越した行動力をいかんなく発揮し、町行政の発展に寄与していただいております。また、長年町職員として培われてきた知識、経験は豊かで、その職に最もふさわしい人材であると確信しているところでございます。 新型コロナウイルスの感染拡大など、私たちの生活や社会経済状況が変化する中で、私の公約であります安心で美しく活気に満ちたくらし満足度の高い生活空間を実現し、様々な施策を推進していくためにも、平岡秀隆氏を副町長として選任のご同意をいただき、王寺町の躍進のために奮闘願いたいと考えているところでございます。 以上よろしくご賢察の上、ご同意賜りますようお願いを申し上げます。 以上です。 ○議長(中川) お諮りします。ただいま議題となっております議第2号については、これに同意することにご異議ありませんか。     (異議なしの声) ○議長(中川) 異議なしと認めます。よって、議第2号については同意することに決定しました。 平岡秀隆氏、入場願います。     (平岡秀隆氏、入場) ○議長(中川) 平岡秀隆氏にご報告を申し上げます。 議第2号については、平岡秀隆氏を選任同意することに決しましたので、ご報告申し上げます。 ただいま選任同意されました平岡秀隆氏が発言を求められておりますので、登壇の上、発言願います。 ◎番外2番(平岡副町長) はい。(発言の挙手) ○議長(中川) はい、平岡副町長。 ◎番外2番(平岡副町長) 登壇 ただいま中川議長さんのほうからご同意をいただいたということでのお話を聞かせていただきました。私のほうから一言、副町長としての職責をさらに4年間やらせていただくということについて、一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。 平井町長のほうから選任をいただきまして、議員各位の方々のご同意をいただいたということで、身に余る重責を本当にひしひしと感じているところでございます。私自身、平井町長と共に8年間副町長としてやらせていただきました。本当に何をやっていたのかなと、必死でやっていたなということしか、頭の中には今ございません。しかし、その中で町長の指導の下で、住民の皆さんが本当に喜んでいただけるようなまちづくりというものを、町長が示していただいております。そのことに、私どもは必死で町長を支え、そして形にしていきたいと、このように考えて、今までやってまいりました。これからもこの思いというのは全く変わらず、しっかりと平井町長を支え、そして住民の皆さんに、また議会の議員の各位の方にご理解していただけるように、しっかりと仕事をやっていきたいと、このように考えております。 私、今このでこのように皆様にお話しできることは、ひとえに今ここにいてくれています各部長らも、しっかりと仕事をして支えてもらっているからこその、この立場でございます。これからも職員一丸となって町長を支えて、王寺町発展のためにしっかりと尽くしてまいりたいと考えております。どうか議員各位の皆様方、そして町民皆様には、ご理解とご協力を改めましてお願い申し上げまして、今回の就任に当たりましてのお礼の言葉と、そして決意とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手) ○議長(中川) 平岡副町長、頑張ってください。     (中野衛氏、退場) ○議長(中川) ただいま、中野衛氏が退場されました。 日程第8、議第3号、王寺町教育委員会教育長の任命同意についてを議題とします。 理事者、提案説明願います。 ◎番外1番(平井町長) はい。(発言の挙手) ○議長(中川) はい、町長。 ◎番外1番(平井町長) 王寺町教育長の任命につきましてご同意を賜りたく提案の説明を申し上げさせていただきます。 ご提案申し上げますのは、現教育長、中野衛氏が3月31日をもって任期満了となりますが、引き続き中野衛氏を王寺町教育長に任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、議会の同意を得ようとするものでございます。 中野衛氏は、平成30年4月に王寺町教育長に任命され、学校教育及び生涯学習をはじめ町教育行政の諸施策の推進に力を発揮していただいております。また、教育行政に対する理解と現状認識、豊かな識見と取組姿勢は、王寺町の発展のためにも教育長を務めるものとして適任と考えております。特に、教育のまち王寺を実現するため、その基盤となる南北2校の義務教育学校の開校後は、小中9年間の一貫した教育ができる強みを生かして、特色ある教育を進めていく上で、教育長として豊かな識見と卓越した行動力を発揮していただけるものと確信をいたしております。 以上よろしくご賢察の上、ご同意賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(中川) お諮りします。ただいま議題となっております議第3号については、これに同意することにご異議ありませんか。     (異議なしの声) ○議長(中川) 異議なしと認めます。よって、議第3号については同意することに決定しました。 中野衛氏、入場願います。     (中野衛氏、入場) ○議長(中川) 中野衛氏にご報告を申し上げます。 議第3号については、中野衛氏を任命同意することに決しましたのでご報告申し上げます。 ◎番外(中野教育長) はい。(発言の挙手) ○議長(中川) ただいま任命同意されました中野衛氏が発言を求められておりますので、登壇の上、発言願います。 ◎番外(中野教育長) 登壇 ただいま議長から発言の許可をいただきましたので、私のほうから今回の教育長の任命同意をいただきましたことに対するお礼並びにご挨拶を申し上げます。 今王寺町では、一昨年生涯学習のとなるいずみスクエアが完成し、また1年後には北、南の義務教育学校の拠点となる施設が完成してまいります。今、平井町長のリーダーシップの下、教育のまち、その施設の整備が本当に力強く進められているところであります。この施設の完成ということ、そして、その中で何をするかということが、これからその本質が問われてまいると考えております。そういう時期の中で、私が皆様方に任命の同意をいただいたということは、本当に身の引き締まる思いであります。これから50年、100年先の時代において、今のこの取組を本当に何をやったのかということをしっかりと見つめながらやっていくことは当然でありますが、今この町で暮らす子どもたち、そして、その中で暮らしておられる住民の方々が、生涯学習、学校の中で、この町で住んでよかった、この町に育ってよかったと、本当に10年後、30年後に思っていただける、そういう取組をしっかりと進めさせていただくことをお誓いいたしますとともに、皆様のご協力をお願いいたしまして、御礼のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(中川) 日程第9、議第4号、人権擁護委員の推薦についてを議題とします。 理事者、提案説明願います。 ◎番外1番(平井町長) はい。(発言の挙手) ○議長(中川) はい、町長。 ◎番外1番(平井町長) 現人権擁護委員、植田多永子氏、吉村康子氏の両氏が令和3年6月30日付で任期満了となるため、引き続き委員として推薦いたしたく、意見を求めるものでございます。 植田多永子氏、吉村康子氏の両氏は、人格、識見も高く、広く社会の実情に通じ、人権思想の啓発活動や人権相談等、活発に活動していただいている方でございます。 以上のことから、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、植田多永子氏、吉村康子氏の両氏を引き続き委員に推薦いたしたく意見を求めるものでございます。 以上、よろしくご審議いただき、議決賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(中川) これより質疑に入ります。質疑のある方はご発言願います。     (ございませんの声) ○議長(中川) ないようですので、質疑を打ち切ります。 これより討論に入ります。討論のある方、ご発言願います。     (ございませんの声) ○議長(中川) ないようですので、討論を打ち切ります。 これより議第4号についてを採決します。 本案は原案のとおり推薦することにご異議ありませんか。     (異議なしの声) ○議長(中川) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり推薦することに決定しました。 日程第10、議第5号、王寺町固定資産評価審査委員会の委員の選任同意についてを議題とします。 理事者、提案説明願います。 ◎番外1番(平井町長) はい。(発言の挙手) ○議長(中川) はい、町長。 ◎番外1番(平井町長) 現王寺町固定資産評価審査委員会委員の土屋正孝氏が令和3年3月14日付で任期満了となるため、新たに松本耕志氏を委員として選任いたしたく、同意を求めるものでございます。 固定資産の評価に関しましては、納税者が固定資産評価に求める制度は一段と高く、厳しいものとなっております。松本耕志氏は民間企業におきまして、長年にわたり不動産関係の業務に携わられるなど、固定資産評価についての知識が豊富で、人格、識見ともに優れた方でございます。 以上のことから、地方税法第423条第3項の規定により、松本耕志氏に新たに固定資産評価審査委員会の委員として選任することについて同意を求めるものでございます。 以上よろしくご審議いただき、議決賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(中川) これより質疑に入ります。質疑のある方はご発言願います。     (ございませんの声) ○議長(中川) ないようですので、討論を打ち切ります。 これより討論に入ります。討論のある方、ご発言願います。     (ございませんの声) ○議長(中川) ないようですので、討論を打ち切ります。 これより議第5号についてを採決します。 本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。     (異議なしの声) ○議長(中川) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意することに決定しました。 日程第11、発議第1号、令和3年度王寺町当初予算審査特別委員会の設置についてを議題とします。 本案については、委員会条例第4条第1項の規定により、令和3年度王寺町当初予算審査特別委員会を設置し、令和3年度当初予算の審査をこれに付託したいと思います。 お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     (異議なしの声) ○議長(中川) 異議なしと認めます。よって、発議第1号については、原案のとおり可決されました。 日程第12、発議第2号、令和3年度王寺町当初予算審査特別委員会の委員の選任についてを議題とします。 本案につきましては、さきに可決されました当初予算審査特別委員会の委員の選任を行うものです。 お諮りします。委員の選任については委員会条例第4条第2項及び第5条第3項、第4項の規定に基づき、議長を除く全議員を委員に選任したいと思います。ご異議ありませんか。     (異議なしの声) ○議長(中川) 異議なしと認めます。よって、議長を除く全議員を令和3年度王寺町当初予算審査特別委員に選任することに決定しました。 日程第13、議第6号、令和3年度王寺町一般会計予算についてから、日程第29、議第22号、王寺町国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてまでを一括議題とします。 理事者、一括して議案説明願います。 ◎番外2番(平岡副町長) はい。(発言の挙手) ○議長(中川) はい、副町長。 ◎番外2番(平岡副町長) 議第6号、令和3年度王寺町一般会計予算についてから、議第22号、王寺町国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましてまで、一括してご説明申し上げます。 まず、議第6号、令和3年度王寺町一般会計予算につきましては、歳入歳出それぞれ135億7,400万円とし、対前年度比7.4%の増、金額で9億3,200万円の増額とするものでございます。 続きまして、議第7号、令和3年度王寺町国民健康保険特別会計予算につきましては、歳入歳出それぞれ24億8,000万円とし、対前年度比3.7%の増、金額で8,500万円の増額とするものでございます。 続きまして、議第8号、令和3年度王寺町後期高齢者医療特別会計予算につきましては、歳入歳出それぞれ3億9,600万円とし、対前年度比0.3%の増、金額で100万円の増額とするものでございます。 続きまして、議第9号、令和3年度王寺町下水道事業特別会計予算につきましては、歳入歳出それぞれ8億6,456万3千円とし、対前年度比2.2%の増、金額で1,823万1千円の増額とするものでございます。 続きまして、議第10号、令和3年度王寺町介護保険特別会計予算につきましては、まず介護保険事業において、歳入歳出それぞれ19億8,300万円とし、対前年度比6.4%の減、金額で1億3,614万8千円の減額とするものでございます。 次に、介護サービス事業につきましては、歳入歳出それぞれ461万円とし、対前年度比12.2%増、金額で50万円の増額とするものでございます。 続きまして、議第11号、令和3年度王寺町水道事業会計予算につきましては、まず、収益的収支の収入では、総額6億2,234万5千円とし、対前年度比0.4%の増、金額で269万6千円の増額、また、支出では総額6億1,281万円とし、対前年度比34.0%の減、金額で3億1,502万2千円の減額とするものでございます。 次に、資本的収支の収入では、総額6,523万8千円とし、対前年度比7.2%の減。金額で505万7千円の減額。また、支出では総額4億1,042万9千円とし、対前年度比82.2%の増、金額で1億8,520万8千円の増額とするものでございます。 続きまして、議第12号、令和2年度王寺町一般会計補正予算(第11号)につきましては、歳入歳出予算の総額からそれぞれ4億5,659万7千円を減額し、総額を162億1,954万7千円といたしております。 続きまして、議第13号、令和2年度王寺町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ418万7千円を追加し、歳入歳出それぞれ23億3,496万円といたしております。 続きまして、議第14号、令和2年度王寺町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ781万9千円を追加し、歳入歳出それぞれ4億527万3千円といたしております。 続きまして、議第15号、令和2年度王寺町下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,402万1千円を追加し、歳入歳出それぞれ8億8,035万3千円といたしております。 続きまして、議第16号、令和2年度王寺町介護保険特別会計補正予算(第4号)につきましては、介護保険事業でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億9,778万5千円を減額し、20億543万円といたしております。 次に、介護サービス事業でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ41万7千円を増額し、496万3千円といたしております。 続きまして、議第17号、令和2年度王寺町水道事業会計補正予算(第4号)につきましては、収益的収支の収入の部では、補正前の予算額から364万2千円を減額し、6億1,800万7千円といたしております。支出の部では、補正前の予算額から1億293万円を減額し、8億5,220万9千円といたしております。 次に、資本的収支の収入の部では、補正前の予算額から810万7千円を減額し6,218万8千円に、支出の部では、補正前の予算額から764万5千円を減額し、2億6,231万6千円といたしております。 続きまして、議第18号、王寺町長等損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定につきましては、地方自治法の一部が改正され、自治体に対する損害賠償責任のうち、一定の額を超える部分を免除することができるよう、本条例を制定するものでございます。 続きまして、議第19号、王寺町久度防災コミュニティルーム条例の制定につきましては、町民福祉の増進、防災活動の推進及び地域コミュニティ活動に寄与するため、王寺町消防団第1分団屯所に併設して、王寺町久度防災コミュニティルームを設置させていただくものでございます。 続きまして、議第20号、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定につきましては、指定地域密着型サービスなどの運営基準等について、条例の基準となっている厚生労働省令の一部改正により、関係する条例の一部を改正するものでございます。 続きまして、議第21号、王寺町介護保険条例の一部を改正する条例につきましては、介護保険法施行規則及び介護保険の医療保険者の納付金の算定等に関する省令の一部改正により、第8期介護保険事業計画の策定に伴い、介護保険条例の一部を改正するものでございます。 続きまして、議第22号、王寺町国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、令和3年度国民健康保険事業納付金に要する費用を確保するとともに、令和6年度の県内統一保険税率に段階的に近づけるよう、保険税率などを改正するものでございます。 以上、議第6号から議第22号までを一括してご説明申し上げました。よろしくご審議いただきまして、議決賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(中川) お諮りします。ただいま議題となっています議第6号から議第22号までについては、会議規則第36条第1項の規定により、お手元に配付しております議案付託表のとおり、当初予算審査特別委員会及びそれぞれの所管の常任委員会に付託したいと思います。ご異議ありませんか。     (異議なしの声) ○議長(中川) 異議なしと認めます。よって、議第6号から議第22号までについては、当初予算審査特別委員会及び各常任委員会に付託することに決定しました。 日程第30、議第23号、奈良県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び奈良県市町村総合事務組合規約の変更についてを議題とします。 理事者、提案説明願います。 ◎番外2番(平岡副町長) はい。(発言の挙手) ○議長(中川) はい、副町長。 ◎番外2番(平岡副町長) 議第23号、奈良県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び奈良県市町村総合事務組合規約の変更につきましては、奈良県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体のうち、令和3年3月31日をもって葛城広域行政事務組合が解散することに伴い、当組合を組織する地方公共団体の数が減少することから、本規約の一部を変更するものでございます。 以上よろしく審議いただきまして、議決賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(中川) これより質疑に入ります。質疑のある方、ご発言願います。     (ございませんの声) ○議長(中川) ないようですので、質疑を打ち切ります。 これより討論に入ります。討論のある方、ご発言願います。     (ございませんの声) ○議長(中川) ないようですので、討論を打ち切ります。 これより議第23号についてを採決します。 本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     (異議なしの声) ○議長(中川) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定しました。 日程第31、発議第3号、王寺町議会会議規則の一部を改正する規則についてを議題とします。 提出者、若林議員、登壇の上、提案説明を願います。 ◆2番(若林) 登壇 2番、若林です。 発議第3号、王寺町議会会議規則の一部を改正する規則について、提案説明を行います。 議員活動と家庭生活との両立支援策をはじめ、男女の議員が活動しやすい環境整備の一環として、出産、育児、介護など議員として活動するに当たっての諸要因に配慮するため、育児、介護など議会への欠席事由を整備するとともに、出産については母性保護の観点から、出産に係る産前、産後の欠席期間を規定するものでございます。 また、請願者の利便性の向上を図るため、議会への請願手続について、請願者に一律に求めている押印の義務づけを見直し、署名または記名押印に改めるものでございます。 以上、議員各位におかれましては改正の趣旨をご理解いただきまして、議決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中川) これより質疑に入ります。質疑のある方、ご発言願います。     (ございませんの声) ○議長(中川) ないようですので、質疑を打ち切ります。 これより討論に入ります。討論のある方、ご発言願います。     (ございませんの声) ○議長(中川) ないようですので、討論を打ち切ります。 これより発議第3号についてを採決します。 本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     (異議なしの声) ○議長(中川) 異議なしと認めます。よって、発議第3号は原案のとおり可決することに決定しました。 お諮りします。以上をもって本日の日程は全部終了しました。本日はこれをもって散会したいと思います。ご異議ありませんか。     (異議なしの声) ○議長(中川) 異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって散会することに決定しました。 散会します。     散会 午後4時27分 上記会議の次第は、書記の記載したものであるが、内容が正当であることを証するために署名する。          議会議長          署名議員          署名議員...