雲仙市議会 > 2021-03-23 >
03月23日-06号

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  1. 雲仙市議会 2021-03-23
    03月23日-06号


    取得元: 雲仙市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-13
    令和 3年 第1回定例会(3月)出席議員(19名)   1番  藤 本  淳次郎  君       2番  山 本  松 一  君   3番  大 山  真 一  君       4番  矢 﨑  勝 己  君   5番  渡 辺  勝 美  君       6番  佐 藤  義 隆  君   7番  林 田  哲 幸  君       8番  坂 本  弘 樹  君   9番  酒 井  恭 二  君      10番  平 野  利 和  君   11番  浦 川  康 二  君      12番  上 田    篤  君   13番  町 田  康 則  君      14番  大久保  正 美  君   15番  小 畑  吉 時  君      16番  元 村  康 一  君   17番  小 田  孝 明  君      18番  深 堀  善 彰  君   19番  松 尾  文 昭  君欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定に基づく出席者       市長             金 澤 秀三郎 君       副市長            酒 井 利 和 君       教育長            下 田 和 章 君       総務部長           松 橋 秀 明 君       市民生活部長         本 多 正 剛 君       地域振興部長         尾 上 美 徳 君       健康福祉部長兼福祉事務所長  東   裕 実 君       環境水道部長         竹 田 義 則 君       農林水産部長         久 米 重 治 君       観光商工部長         谷 川 裕 行 君       建設部長           荒 木   正 君       理事兼会計管理者       長 田 幸 男 君       教育次長           冨 永 修 一 君       農業委員会事務局長      坂 本 英 知 君       監査事務局長         田 中 卓 郎 君       水道課長           秋 山 常 芳 君       参事監兼企業誘致推進室長   蓑 川 剛 生 君       財政課長           三 宅 隆 浩 君       参事監兼監理課長       木 本 昌 平 君       健康づくり課長        本 田 理 恵 君議会事務局       局長             大 津 善 信 君       次長             林 田 義 幸 君       課長補佐           宗 塚 康 之 君       課長補佐           稲 本 千亜紀 君       参事補            宮 﨑 幸 平 君令和3年3月23日(火)議事日程議事日程 第6号┌────┬──────┬──────────────────────┬──────┐│日程番号│議案番号  │件          名          │備  考  │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│1   │議案第3号 │雲仙市地熱資源の保護及び活用に関する条例の │      ││    │      │制定について                │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│2   │議案第4号 │雲仙市中小企業資金利子等補給基金条例制定 │      ││    │      │について                  │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│3   │議案第5号 │雲仙市国民健康保険税条例の一部を改正する条 │      ││    │      │例について                 │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│4   │議案第6号 │雲仙市道路占用料徴収条例の一部を改正する条 │      ││    │      │例について                 │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│5   │議案第7号 │雲仙市営住宅設置条例の一部を改正する条例に │      ││    │      │ついて                   │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│6   │議案第8号 │令和2年度雲仙市一般会計補正予算(第13号)│      ││    │      │案について                 │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│7   │議案第9号 │令和2年度雲仙市国民健康保険特別会計補正予 │      ││    │      │算(第4号)案について           │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│8   │議案第10号│令和2年度雲仙市後期高齢者医療特別会計補正 │      ││    │      │予算(第2号)案について          │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│9   │議案第11号│令和2年度雲仙市国民宿舎事業特別会計補正予 │      ││    │      │算(第2号)案について           │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│10  │議案第12号│令和2年度雲仙市温泉浴場事業特別会計補正予 │      ││    │      │算(第2号)案について           │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│11  │議案第13号│令和2年度雲仙市下水道事業会計補正予算(第 │      ││    │      │3号)案について              │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│12  │議案第14号│令和3年度雲仙市一般会計予算案について   │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│13  │議案第15号│令和3年度雲仙市国民健康保険特別会計予算案 │      ││    │      │について                  │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│14  │議案第16号│令和3年度雲仙市後期高齢者医療特別会計予算 │      ││    │      │案について                 │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│15  │議案第17号│令和3年度雲仙市国民宿舎事業特別会計予算案 │      ││    │      │について                  │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│16  │議案第18号│令和3年度雲仙市温泉浴場事業特別会計予算案 │      ││    │      │について                  │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│17  │議案第19号│令和3年度雲仙市企業誘致用地整備事業特別会 │      ││    │      │計予算案について              │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│18  │議案第20号│令和3年度雲仙市水道事業会計予算案について │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│19  │議案第21号│令和3年度雲仙市下水道事業会計予算案について│      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│20  │議案第22号│工事請負契約の変更について         │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│21  │議案第23号│動産の買入れについて            │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│22  │議案第24号│守山高部辺地に係る公共的施設の総合整備計画 │      ││    │      │の策定について               │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│23  │議案第25号│桑田辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変 │      ││    │      │更について                 │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│24  │議案第26号│公有水面埋立てに関する意見について     │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│25  │議案第27号│市道路線の廃止について           │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│26  │請願第1号 │新小浜体育館(仮称)の床材に関する請願   │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│27  │議案第48号│令和2年度雲仙市一般会計補正予算(第14号)│総務部   ││    │      │案について                 │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│28  │議案第49号│令和2年度雲仙市企業誘致用地整備事業特別会 │観光商工部 ││    │      │計補正予算(第2号)案について       │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│29  │議案第50号│令和3年度雲仙市一般会計補正予算(第1号) │総務部   ││    │      │案について                 │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│30  │発議第1号 │雲仙市議会会議規則の一部を改正する規則につ │      ││    │      │いて                    │      │├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤│31  │      │閉会中の継続審査申出について        │      │└────┴──────┴──────────────────────┴──────┘=午前10時00分 開議= ○議長(松尾文昭君) おはようございます。ただ今から本日の会議を開きます。 議事日程第6号により会議を進めます。─────────────── △日程第1.議案第3号 △日程第2.議案第4号 △日程第3.議案第5号 △日程第4.議案第6号 △日程第5.議案第7号 △日程第6.議案第8号 △日程第7.議案第9号 △日程第8.議案第10号 △日程第9.議案第11号 △日程第10.議案第12号 △日程第11.議案第13号 △日程第12.議案第14号 △日程第13.議案第15号 △日程第14.議案第16号 △日程第15.議案第17号 △日程第16.議案第18号 △日程第17.議案第19号 △日程第18.議案第20号
    △日程第19.議案第21号 △日程第20.議案第22号 △日程第21.議案第23号 △日程第22.議案第24号 △日程第23.議案第25号 △日程第24.議案第26号 △日程第25.議案第27号 △日程第26.請願第1号 ○議長(松尾文昭君) 日程第1、議案第3号雲仙市地熱資源の保護及び活用に関する条例の制定についてから、日程第26、請願第1号新小浜体育館(仮称)の床材に関する請願までの26件を一括議題とし、各常任委員長の審査報告を求めます。 まず、総務常任委員長の報告を求めます。小田孝明総務常任委員長。 ◎総務常任委員長(小田孝明君) おはようございます。総務常任委員会の報告を行います。 3月8日の本会議において、総務常任委員会に付託されました議案第8号、第14号、第23号、第24号、第25号、以上5件について、3月11日、12日、本委員会を開催し、審査を行いましたので、その概要について報告します。 議案第8号令和2年度雲仙市一般会計補正予算(第13号)案について。 主な質疑として、社会保障・税番号制度システム整備事業(住基・戸籍)の繰越明許費補正について、システムを改修することにより何がどのように変更されるのかとの質疑には、マイナンバー法の改正によりシステムの改修を行うものであり、改修後は、これまでの本籍地でしか取得できなかった戸籍関係の証明書が、本籍地以外の市町村でも取得できるようになる。また、マイナンバーカードについては、国外に転出した場合はカードが利用できなくなっていたが、改修後は引き続き利用できるようになる。なお、令和2年度から令和5年度までシステム改修を行い、令和6年度からの運用開始となるとの答弁がありました。 市町村たばこ税が減額されているが、年々どれくらい減少しているのかとの質疑には、令和元年度は、本数で約157万本、金額にして約143万円、平成30年度は、本数で約300万本、金額にして約780万円が減少しているとの答弁がありました。 公共交通対策事業で予算計上している島原鉄道株式会社に対する地方バス路線維持対策補助金について、議案に関連した報告事項として、島原鉄道が3月に実施する鉄道及び路線バスのダイヤ改正及び減便に対する対応についての説明を受けました。この報告に対し、路線バスについては令和元年10月にも大きく減便されたが、今回のさらなる減便に対し、どのように対応したのかとの質疑には、前回の減便の際も市としては納得がいかず、数回の申し入れを行った。そのような経緯の中、今回も事前協議がなく、非常に遺憾に思い申し入れを行ったところであるとの答弁がありました。 また、今回の件で、既に申し入れ等を行っているということであるが、市としては地方バス路線維持対策補助金を支出しているのだから、事前に双方で打ち合わせを行うようにとの意見がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第14号令和3年度雲仙市一般会計予算案について。 主な質疑として、住民自治推進事業の中で各種自治会活動に対し、活性化交付金が交付されているが、近年の災害発生状況を考えると、指定された避難所以外に自治集会所にも避難できることとし、その際に使用した避難所の光熱水費などの経費については、市が何らかの形で自治会に補助するべきではないかとの質疑には、危機管理室と相談し、やむを得ず指定の避難所へ避難出来ない場合は、自治集会所に避難してもよいということで協議を行っている。また、自治集会所を避難所として使用した場合の経費に関しては、自治会活動活性化交付金の中で防災活動費として1万円の活動費を支給し、電気代など集会所にかかった経費は2分の1を交付対象としているが、今後、危機管理室とも協議しながら、自治集会所の避難所として使用していく場合の対応を考えていきたいとの答弁がありました。 自治集会所等整備費補助金において、自治集会所の建て替え支援が拡充されており、令和3年度に1自治会が建て替えを予定されている。1年前の本委員会において、今後は世帯数が少ない自治会は、合併あるいは統合していく必要があるのではないのかという議論をしたが、今後、世帯数が少ない自治会が新しい自治集会所を建て替えていくには、この補助金支出について、一定の基準が必要ではないかとの質疑には、世帯数が少ない自治会が集会所を建て替えることは、費用負担から見て非常に難しいと思っている。現在、危機管理室でも自主防災組織設立を進めており、結局、世帯数が少ない自治会では自主防災組織が成り立たないということで、複数の自治会に呼びかけをして一つの自主防災組織をつくることも進めている。それに併せて、複数の自治会で集会所を建てる方向を検討していただくように、危機管理室とも協議をしているとの答弁がありました。 結婚応援事業の中のカップル応援事業において、令和2年度の実績はどうなっているのかとの質疑には、令和2年度の実績はゼロ件であるとの答弁がありました。 先日、農業委員会主催で婚活イベントが実施され、1組が結婚までつながったと聞いている。農業者の間でも後継者不足で取組をされているところだと思うので、農業委員に「世話やき隊」として活動してもらえるよう、呼びかけてみてはどうかとの質疑には、農業委員会事務局と協議していきたいとの答弁がありました。 消防費に関連して、市内の各消防団支団の中で本部分団はいくつあるのかとの質疑には、吾妻支団、愛野支団、千々石支団、小浜支団の4つであるとの答弁がありました。 これに対し、消防団の各支団の団員は、市外に勤めている場合は、昼間の火災発生時に駆け付けることができない。支団に本部分団が設置されていれば、本部分団員は市役所職員などが多いので火災発生時に身動きがとりやすい。しかし、現状は総合支所の職員数も減少しており、旧町単位で本部分団を設置することは簡単ではないと思うが、身動きがとれ、素早く動けるのは、やはり本部分団員だと思うので、知恵を出し合いながら検討するようにとの意見には、昼間の火災に対する対応は非常に懸念されるところであるので、今回の意見について、消防団にも伝えたいとの答弁がありました。 消防施設費の中でドクターヘリ離着陸用地の購入費が計上されているが、ドクターヘリ離着陸用地は、市内に何か所あるのかとの質疑には、国見町に6か所、瑞穂町に5か所、吾妻町に2か所、愛野町に2か所、千々石町に3か所、小浜町に7か所、南串山町に2か所設置しているとの答弁がありました。 これに対し、市民の安全・安心のためにも市内全域にバランスよく設置するようにとの意見があり、今後、消防署や各一部組合とも相談しながら、一つでも多くのドクターヘリ離着陸用地を整備できるように取り組んでいきたいとの答弁がありました。 固定資産税の減額分は、新型コロナウイルス感染症に係る固定資産税の特例措置による軽減などの影響によるものという説明があったが、減収補?についてはどのように予定されているのかとの質疑には、現在、軽減分の減収補?の交付金について、国や県から詳細な連絡は来ていない。実際に課税した後の軽減分が判る7月頃に調査があると想定されるが、今回、軽減見込額を財政課で新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補?特別交付金として計上しているとの答弁がありました。 また、交付金の対象は、固定資産税だけなのかとの質疑には、今回、交付金で補?があるのは固定資産税のみであるとの答弁がありました。 現在、固定資産税の軽減申請については、何件あっているのかとの質疑には、181件の申請があっているとの答弁がありました。 利子割交付金が前年と比べると3分の1程度になっているが、その理由は何かとの質疑には、詳細については分析できていないが、この利子割交付金というのは、預金などの利子に地方税の利率で5%賦課され、県に徴収された利子税について個人県民税などの徴収の決算額で配分される。個人県民税については極端に変化がないので、預金利子が減ってきていると判断しているとの答弁がありました。 徴税費に関連して、令和2年度における未収額はいくらあるのかとの質疑には、2月末現在、現年度と過年度分を合わせて、約9億円であるとの答弁がありました。 その未収額分のうち、今後、収納できる見込みを除き、滞納額はいくらになるのかとの質疑には、大まかに計算した数字で約2億円であるとの答弁がありました。 また、過去4年間の不納欠損額の中で、1件当たりの金額が大きいものはどのような事案があるのかとの質疑には、一番高い金額は約9,910万円、2番目が約8,650万円、3番目が2,097万円、4番目が約356万円となり、上位3件は、ホテルの倒産案件であるとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第23号動産の買入れについて。 主な質疑として、今後、この新しい防災情報システムを導入した際は、気象庁が発表する情報に関係なく、新システムの情報だけで判断していくことになるのかとの質疑には、実際に避難勧告する際は、新システムの情報に気象庁の情報なども含めて検討し、避難の勧告などを行っていくとの答弁がありました。 システムを一極集中型にした場合、万が一のトラブル発生時が心配であるが、対応策は取っているかとの質疑には、防災行政無線と同様に、電源が落ちた際も継続して使用できるよう、バックアップ体制を整えているとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第24号守山高部辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について、議案第25号桑田辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について。 この2件については、3月11日に現地調査を実施いたしました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 今回の議案に関連する事業について、小浜消防署建設用地及びドクターヘリ離着陸用地、千々石第二小前バス停留所解体撤去工事、阿母崎駅、西郷駅駐輪場改築工事実施設計業務、庁舎整備事業として旧愛野総合支所跡地、国見総合支所、(仮称)新瑞穂総合支所の整備状況、合計7か所の現地調査も行いました。 以上で、総務常任委員会の報告を終わります。 ○議長(松尾文昭君) 次に、文教厚生常任委員長の報告を求めます。佐藤義隆文教厚生常任委員長。 ◎文教厚生常任委員長(佐藤義隆君) それでは、文教厚生常任委員会報告をいたします。 3月8日の本会議において、文教厚生常任委員会に付託されました議案第3号、第5号、第8号から第10号、第12号、第14号から第16号、第18号、第22号、請願第1号、以上12件について、3月9日、10日、本委員会を開催し、審査を行いましたので、その概要について報告します。 議案第3号雲仙市地熱資源の保護及び活用に関する条例の制定について。 主な質疑として、発電事業により、湧出量の減少もしくは極端に言えば枯渇につながるような結果を招く状況となった時は、どの時点で分かるのかとの質疑には、特に温泉利用事業者については、モニタリング調査等の努力義務を条例に明文化している。枯渇する前に何らかの前兆が現れてくるので、日頃のモニタリング調査を行うことで、できるだけ早い段階で異変に気づけると考えている。それがいつ分かるのかというのは今の段階では判断が難しいが、今年度実施しているモニタリング調査を活用しながら、できるだけ早い時期に異変の確認ができるような体制を取りたいとの答弁がありました。 問題が起きると大変であることから、万が一そういう状況になった時、取り返しがつかないことにならないように、この事業を始めようとしていると思うが、どのように考えているのかとの質疑には、当然、温泉を生業としている業者に影響があってはならず、取り返しがつかない状況にならないことを第一に考え、細心の注意を払い、そういう事態が起きない体制を取りながら進めてまいりたいとの答弁がありました。 発電事業者にはこの条例で縛りがあるが、確実に厳守していただきたい。市としても発電事業者との綿密な打合せをお願いするとの意見がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第5号雲仙市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について。 主な質疑として、低未利用地というのはどういうものを指すのかとの質疑には、空き地など、利活用されていない都市計画区域内の土地を低未利用地ということで示されているとの答弁がありました。 基礎控除額が引上げられるので、減税の効果が現れるというような説明であったが、減収となることに対する国からの財政支援はあるのか。また、法定の7割、5割、2割の政令減額分は従来どおり国からの財源措置はあるのかとの質疑には、基礎控除額の引上げによる所得割減の分については、財政支援措置がなく市の負担ということになるが、政令減額分については、引き続き国から財政支援があるとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第8号令和2年度雲仙市一般会計補正予算(第13号)案について。 質疑として、修学旅行特別対策事業において、キャンセル料補助実績が小中学校それぞれ2校との説明であったが、キャンセルしたのがそれぞれ2校だったのか、キャンセル料が発生したのがそれぞれ2校だったのか、また、修学旅行の行き先はどこだったのかとの質疑には、キャンセル料が発生したのが小中学校2校ずつであり、その他の学校については、キャンセル料が発生する前に判断をして実施している学校もあった。 行き先については、小学校については、熊本方面へ10校、県内3校、県内及び佐賀県へ3校、残り1校は隔年実施により本年度は実施なしとなっている。中学校については、県内3校、南九州方面3校、残り1校は実施時期が遅かったため、変更できずに令和3年度に延期となったとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第9号令和2年度雲仙市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)案について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第10号令和2年度雲仙市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)案について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第12号令和2年度雲仙市温泉浴場事業特別会計補正予算(第2号)案について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第14号令和3年度雲仙市一般会計予算案について。 主な質疑として、外国語指導助手招致事業において、配置計画は全体で7名の予定であるが、現在、コロナ禍の状況で2名しかいないとの説明であったが、今後どう見込んでいるのかとの質疑には、今回、来日できなかった3名については、来日の予定日が示されながら直前になると延期されるという状況が数回繰り返され、現在に至っている。現時点での情報としては、7月までに2名は来日予定で、残る1名については、様々な事情で来日が延びている状況であり、予定としては9月以降の来日になるとの連絡を受けている。また、残りについては、通常の7月には来日できると考えているとの答弁がありました。 これに対し、ALTの授業は現状どうしているのかとの質疑には、現在は吾妻中学校、愛野中学校に配置しているALTのみである。この2校以外はALTがいない状況での授業となっているが、本来、英語の授業は英語の免許を持った教員が行うことになっているので、ALTがいない状態の授業が通常の授業ということで進んでいる。しかしながら、発音、コミュニケーション、国際理解の面からALTの役割は大きいことから、着任を心待ちにしているとの答弁がありました。 学校防水工事において、施工後何年間の保証があるのかとの質疑には、防水保証期間は全面改修した場合、10年間保証となっているとの答弁がありました。 これに対し、全面改修の場合、10年間保証との答弁であったが、契約書の中で記載しているのかとの質疑には、工事完了後、保証書をもらうようにしているとの答弁がありました。 社会福祉協議会補助金について、雲仙市は合併以来、正職員の人件費分を補助対象としているが、令和3年度に人件費以外も含め2,281万5千円増額したということは、市として、社会福祉協議会に対する補助金の考え方を変えたのか、今までどおりなのかとの質疑には、社会福祉協議会の組織の見直しについては、これまで市から出向いて、いろいろと改革に向け協議を重ねてきた。そういう中で、令和2年度は社会福祉協議会の基盤強化計画が策定され、令和3年度から6年間を1期として、職員の適正化、財政の健全化などへの改革に向けての取組が進められる予定である。社会福祉協議会への補助金は、令和2年度までは、地域福祉事業に係る人件費を補助としていたが、その改革の途中にあって社会福祉協議会が基金を取崩しながら、今後、6年間運営をしていく中にあっては、基金の減少、枯渇につながり、途中の事業運営ができなくなるという恐れがあるため、人件費に加え、令和3年度は事業費、事務費についても補助の対象としているとの答弁がありました。 補助金の使途については、市及び議会が監査する権限を持っている。社会福祉協議会の運営自体は、理事会などで決定をしていくだろうが、法人だから市が関与するのは補助金の使途である。市の権限として、社会福祉協議会が行う事業に対し、PDCAサイクルの実施など、毎年度、市の運営と同じように事業評価をさせ、見直しなどを含め、削るものは削る、上げるものは上げるということを指導するべきであると思うが、どう考えるのかとの質疑には、今回の基盤強化計画、地域福祉事業計画の策定に当たり、社会福祉協議会全事業のPDCAサイクルの資料を作成させ、市のほうでヒアリングを実施した。今後さらにその内容の詳細について検証が必要であるとの答弁がありました。 今後において、補助金、委託事業の予算増減の確認が必要と思われることから、補助金と委託事業を分離することができないかとの質疑には、早速、提案について改めて精査し、報告をさせていただきたいとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第15号令和3年度雲仙市国民健康保険特別会計予算案について。 主な質疑として、被保険者療養給付費予算が前年度と比較して減少となっているが、これは被保険者数の減ということで考えていいのかとの質疑には、被保険者数の減によるものであるとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第16号令和3年度雲仙市後期高齢者医療特別会計予算案について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第18号令和3年度雲仙市温泉浴場事業特別会計予算案について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第22号工事請負契約の変更について。 質疑として、雲仙市新小浜体育館(仮称)新築工事の浄化槽工事請負契約変更について、議会の議決を得た契約においては、議決事項に変更があり、契約変更後の金額が地方自治法及び市条例で定める予定価格1億5千万円以上であれば、増額となる場合も減額となる場合も全て再度議決をしなければならないとされており、今回の場合、議決した事項に変更が生じているので再議決を受けなければならない。しかしながら、議決を要する契約事項変更の工事が、議会への適宜の報告、了承も得ていない中で工事が進められ、議決前に工事に着手できるのかという基本的なことに関し、契約変更に関する手続きが雲仙市として適正に行われているのかということに尽きる。 今後、このような状態は、直すべきところは直す必要があると思うが、どう考えるのかとの質疑には、契約変更の再議決前に着工してしまったということについては弁解の余地がない。助言をいただいたとおり、今後、市が行う手続については、もう少ししっかりと共通理解を図っていくべき議案だと考えるとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 なお、本委員会は、議案第22号に対し、「議決が必要な契約変更を伴う建設工事については、今回の事案を踏まえ、議会との事前協議を十分に行うこと」との付帯決議を全会一致で決定いたしました。 請願第1号新小浜体育館(仮称)の床材に関する請願。 意見として、この件については、雲仙市体育協会において、床材の仕様についてそれぞれの競技部から意見を聴取され、大半の競技部からは予定している床材が望ましいという意見が多いことを聞いた。また、住民の避難所としての指定、今後の維持管理の観点から、予定している床材が適当であると考えるとの意見がありました。 全会一致で不採択すべきものと決定しました。 以上で、文教厚生常任委員会の報告を終わります。 ○議長(松尾文昭君) 次に、産業建設常任委員長の報告を求めます。山本松一産業建設常任委員長。 ◎産業建設常任委員長(山本松一君) 3月8日の本会議において、産業建設常任委員会に付託されました議案第4号、第6号から第8号、第11号、第13号、第14号、第17号、第19号から第21号、第26号、第27号、以上13件について、3月9日から11日及び16日、本委員会を開催し、審査を行いましたので、その概要について報告します。 議案第4号雲仙市中小企業資金利子等補給基金条例の制定について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第6号雲仙市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第7号雲仙市営住宅設置条例の一部を改正する条例について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第8号令和2年度雲仙市一般会計補正予算(第13号)案について。 主な質疑として、農地利用適正化交付金について、農業委員の活動実績や成果実績に応じて交付されるとの説明であったが、活動実績や成果実績はどうやって判断しているのかとの質疑には、活動した日時と活動内容を記した活動記録簿で把握しているとの答弁がありました。 島原半島良質堆肥広域流通促進事業費補助金について。 取下げの理由は何かとの質疑には、この事業は、島原半島外へ700t以上の堆肥を搬出することが条件となっており、現在31頭の母牛を80頭に増頭するため、国の補助事業を利用して増頭を計画されていた。しかし、事業への要望が多く、割当て時期が当初の6月から2月に変わったということなどもあり、増頭ができず、700tの堆肥の確保ができないということで取下げがあったものであるとの答弁がありました。 現年農地等災害復旧事業について、21件のうち16件の取下げによる減額補正とのことだが、どういう理由で大量の取下げになったのかとの質疑には、農地の場合、補助残のうち50%が個人負担となり、その金額を所有者に伝え、どうするか再度確認したところ、負担金が高額ということで、自分で補修をするから取り下げるという理由がほとんどであるとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第11号令和2年度雲仙市国民宿舎事業特別会計補正予算(第2号)案について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第13号令和2年度雲仙市下水道事業会計補正予算(第3号)案について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第14号令和3年度雲仙市一般会計予算案について。 主な質疑として、観光資源・活用事業による国崎公園の桟橋整備について、過去に遊歩道が壊れたように台風や波などの心配があるが、どのような方法で進めていくのかとの質疑には、桟橋の基礎を造る部分の地質や海流の影響等について調査を行い、それをもとに専門のコンサルタント等と他の事例を踏まえて現地に合うような桟橋を検討することになると考えている。なお、浮桟橋をイメージしているが、具体的な工法については、調査結果を踏まえ、台風、潮、波に耐え得るものを検討していくとの答弁がありました。 これに対し、国崎半島の海岸の前には波を受けるような障害物が何もない。そのため、かなり波を受けると思われる。せっかく桟橋を造っても大型台風が来て壊れたでは何にもならない。現地の状況からして、消波ブロックや沖の防波堤などの対策もしないと桟橋がもたないように感じるが、その辺は設計の時に十分注意してやっていただきたい。また、渡船する事業者がいなければ桟橋を造った意味がなくなるため、桟橋の計画と併せて進めていくべきであるとの意見がありました。 道路管理員配置事業及び河川管理員配置事業について、作業箇所はどのようにして決めているのかとの質疑には、ローテーションを組んでおり、日にちを決めて各町を回るようにしている。各町で具体的にどこを作業するのかについては、支所の担当者の指示により現場に入るようにしている。ただし、台風通過後の倒木など緊急に対応しなければならない場合は、随時対応するようにしているとの答弁がありました。 市道改良事業の整備について、どのようにして予算計上の箇所付けを行っているのかとの質疑には、道路改良申請書を各地区から提出してもらっており、その中で地域性や緊急性を考慮しながら総合的に判断し、予算計上を行っているとの答弁がありました。 来年度市道改良予定箇所で、用地買収の契約に難色を示している部分があるとの説明であったが、自治会から市に市道改良申請書を提出する際に添付する市道改良事業に係る調査・測量及び用地に関する同意書に、用地に係る関係者の同意が全て揃っていなくても受け付けているのかとの質疑には、市道改良申請書を提出される段階において、用地に関係する全員分の同意書がなければ受け付けていないため、これまで受け付けた申請書も同意書は全て揃った状態で受け付けがなされている。しかし、測量設計を行った結果、地権者の想定よりも買収面積が広く必要となったことで難色を示されるケースや、地元の相続人代表者が同意をしても他の相続権利者の了承がどうしても得られず、結果的に契約に至らないケースは実情としてあるとの答弁がありました。 これに対し、中には1名の方の同意が得られず、改良申請書の提出を断念するような地区もあると思われるため、同意書の重みを申請者が統一して認識するように自治会長等への説明を徹底すべきであるとの意見がありました。 また、市道瑞穂古江線については、迂回となる既存道路が近くにあり、緊急性を見た場合、他にもっと緊急性があるところがあるのではないかと考える。合併して15年が経ち、各町の申請件数自体に差が出てきている状況の中で、今後は地域からの申請だけではなく、市が主体となって市内全域の道路整備をどうしていくかといった計画を新たに考えるなど、各町の格差が広がらないように総合的に取り組んでいくべきであるとの意見がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第17号令和3年度雲仙市国民宿舎事業特別会計予算案について。 質疑として、元利償還金はいつまでなのかとの質疑には、令和3年度で終了するとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第19号令和3年度雲仙市企業誘致用地整備事業特別会計予算案について。 主な質疑として、吾妻町下工業団地、多比良港工業団地について、売買に関してそれぞれどういう状況となっているのかとの質疑には、吾妻町下工業団地は、令和2年2月1日に分譲を開始し、3月5日に募集を締め切っているが、その結果、1社から応募をいただいている状況であり、今後、正式な契約締結についての議案を議会に上程したいと考えている。多比良港工業団地については、令和3年度の早い段階で鑑定評価を行い、価格やその分譲方針について決定をさせていただき、工事と並行して誘致活動を行っていきたいとの答弁がありました。 吾妻町下工業団地の応募者が1社ということだが、規模的には売地の何%を購入したいという希望があっているのかとの質疑には、応募のあった1社の希望としては、売地の全部を購入したいということで話があっているとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第20号令和3年度雲仙市水道事業会計予算案について。 主な質疑として、水質検査手数料について、どういう内容で年に何回実施をしているのかとの質疑には、浄水場の原水や処理した分の全項目を年に1回、省略項目として年3回、1施設に合計年4回の検査を長崎県食品衛生協会に委託をして実施をしている。また、浄水については、毎月省略項目を実施しているとの答弁がありました。 浄水場の修繕費2千万円について、内容は何なのかとの質疑には、緊急修繕費であるとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第21号令和3年度雲仙市下水道事業会計予算案について。 主な質疑として、下水道使用料の徴収について、督促から最終的な不納欠損処理は、下水道使用料が納付期限までに納付がない場合の督促、催促、差押え等の手順はどのようになっているのかとの質疑には、納付期限の日から20日以内に督促状を発送し、訪問徴収などを行っている。基本的には3か月以上滞納した場合は、催告書の文書通告を行う。それでも催告の納期限内に納付がなかった場合は、法的措置を検討し、一括納付が困難な場合については、納付誓約書の提出を求めているとの答弁がありました。 現在、不納欠損はあっていないのかとの質疑には、転出されて行方不明の分が数件あるとは思うが、現年分については、およそ99%ほぼ納付されているとの答弁がありました。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第26号公有水面埋立てに関する意見について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 議案第27号市道路線の廃止について。 別に異議はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 今回の議案に関連する事業について3月9日に12か所、また、市道改良事業について3月16日に40か所の現地調査も行いました。 以上で、産業建設常任委員会の報告を終わります。 ○議長(松尾文昭君) ここで議事整理のため、しばらくの間休憩します。=午前10時53分 休憩= =午前11時16分 再開= ○議長(松尾文昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これから、議案第3号から請願第1号までの委員長報告に対する質疑を行います。 総務常任委員長並びに産業建設常任委員長報告に対する質疑の通告はあっておりませんので、これで終わります。 次に、文教厚生常任委員長報告に対する質疑の通告があっておりますので、発言を許します。 まず初めに、12番、上田篤議員の発言を許します。 ◆12番(上田篤君) 文教厚生常任委員長の報告の2ページです。 真ん中辺ですね。基礎控除額の引上げによる所得割減の分については、財政支援がなく市の負担ということになると書いてありますけれども、これ一体いくらなのか、そういう質疑はなかったのでしょうか。興味あるところなのに書いていないのはなぜか説明をお願いします。 ○議長(松尾文昭君) 佐藤義隆文教厚生常任委員長。 ◎文教厚生常任委員長(佐藤義隆君) ただ今上田議員から質疑が出された件については、質疑はあっておりません。 ○議長(松尾文昭君) よかですね。 次に、7番、林田哲幸議員の発言を許します。 ◆7番(林田哲幸君) 私は7ページの請願第1号の新小浜体育館(仮称)の床材に関する請願の部分で、報告にありますとおり、雲仙市体育協会の各競技部の方からの意見聴取をされたと。その中で、大半の競技部からは予定している床材が望ましいという意見が多かったということで、このことが文教厚生常任委員会での不採択、これの一つの判断材料になったというふうに私は理解しております。 この意見聴取がいつ行われたのか、執行部からの説明または委員からの質疑はあったのかお尋ねします。 それからもう一つ、この「大半の競技部が予定している床材が望ましいという意見が多かった」というふうにありますけれども、私が知る限りでは一般質問の時の音声を聞かせてもらったということを言ったのですけど、意見聴取をされたのは16団体、そのうち4団体は長尺シートがいいと答えられた。2団体はフローリングがいいと答えられた。それから、9団体がどちらでもいいと答えられました。そして、1団体がはっきりしない感じでした。 この大半の競技部がという表現に物すごく違和感を覚えるのですけれども、これは教育委員会からの説明があったのでしょうか。こういった誤った数字、これ私はもう間違いというよりも、うそっていうふうにしか思えないのですけども、こういった説明がどこからあったのか、そこをお願いします。 ○議長(松尾文昭君) 佐藤義隆文教厚生常任委員長。 ◎文教厚生常任委員長(佐藤義隆君) ただ今林田議員から質疑が出された件でありますが、競技部からの意見聴取等についての説明は、参考までに教育委員会のほうから説明がありました。 それと、委員会の中で教育委員会等の質疑で、今質問された件について説明があって、その中でやはり文教厚生常任委員会としては、いろんな総合的な判断でこの件について不採択といたしました。 以上です。 ○議長(松尾文昭君) よかですか。林田哲幸議員。 ◆7番(林田哲幸君) 今の答弁では、教育委員会から説明があったということですか。教育委員会からそういった誤った、もうほぼうそに近い説明があったということで、それを真に受けて不採択にされたと。市民から出されたその請願について不採択されたと、文教厚生常任委員会では。そういうことで、そういう認識でよろしいですか。 ○議長(松尾文昭君) 佐藤義隆文教厚生常任委員長。 ◎文教厚生常任委員長(佐藤義隆君) 今林田議員から再質問があった件については、あくまでも体育協会は参考ということで、2回ほど会議がなされて、私も体育協会の副会長をしている関係で、2回とも出席しておりましたが、やはりその中では、今後の新しい体育館を造るに当たって、小浜体育館は今までフローリングだったのですが、途中でいろんな検討をした結果、新しい長尺シートにするように決定したと。 それでまた、剣道競技においては、同じ雲仙市内にあります吾妻体育館が規模的には同等でありますので、それを活用したらどうかという意見もありました。 よりまして、不採択ということに結論づけました。 以上です。 ○議長(松尾文昭君) 林田哲幸議員。 ◆7番(林田哲幸君) この報告には、今の大半の競技部からは予定している床材が望ましいという意見が多かったということと、住民の避難所としての指定、今後の維持管理の観点からと、それぐらいしか書いていないわけですね。 私は、この最初に聞いたこれいつ意見聴取が行われたか。私は、設計書ができる前に少なくともこれが行われるべきだったというふうに思っているのですけれども、実際これは私一般質問に出した後の2月9日、19日にこの意見聴取が行われているみたいなのですけれども、事前にこういったものが行われておったら、剣道協会からも請願は出されることもなかったのかなというふうに思っていますけれども、そこで、文教厚生常任委員会では、なぜこの意見聴取を設計前にしなかったのかといった意見とか質問とか、そういったものはなかったのかお尋ねします。 それと、新体育館建設にあたってつくられたその検討委員会、ここから出された意見書には、はっきりと柔道、剣道の武術競技も使用可能なアリーナとすることと明記をされております。にもかかわらず、剣道協会への事前の協議もなく設計、工事が進められ、結果的には剣道の公式試合ができなくなるということです。 このことについて、私はこの検討委員会の意見を無視した床材の決定ではないかと思っているのですけれども、文教厚生常任委員会ではこういった検討委員会からの意見書とか、その他の基本構想、整備方針など、そういったものと照らし合わせた議論がなされたのか、お尋ねします。 ○議長(松尾文昭君) 佐藤義隆文教厚生常任委員長。 ◎文教厚生常任委員長(佐藤義隆君) ただ今林田議員から質問がありました件についてお答えします。 まず、基本構想については、剣道協会を含めて明記されている件について、団体協議等があったのかという議論については、基本構想等と照らし合わせた議論については、しておりません。 それと、もう一点のほうがちょっと分からなかったのですけども、再度ここから林田議員に。(「その意見聴取を何で設計前にされなかったのかという質疑とか、そういったものはなかったのですか」と言う者あり) その件についても、質疑はあっておりません。 以上です。 ○議長(松尾文昭君) これで委員長報告に対する質疑を終わります。 これから順次、討論、採決を行います。 議案第3号雲仙市地熱資源の保護及び活用に関する条例の制定についてから、議案第13号令和2年度雲仙市下水道事業会計補正予算(第3号)案についてまでの11件について討論を行います。 討論の通告はあっておりませんので、これで討論を終わります。 これから、議案第3号から議案第13号までの11件について一括して採決します。 各常任委員会委員長の報告は原案可決です。議案第3号から議案第13号までの11件について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。 従って、議案第3号から議案第13号までの11件については、原案のとおり可決することに決定をいたしました。 次に、議案第14号令和3年度雲仙市一般会計予算案について討論を行います。 討論の通告があっておりますので、これを許します。 まず初めに、原案に反対者の発言を許します。12番、上田篤議員。 ◎12番(上田篤君) 12番、日本共産党の上田篤です。今元気を出せと檄がありましたので、元気を出していきたいと思います。 私は、議案第14号令和3年度雲仙市一般会計予算案についてに反対する立場から討論を行います。 本予算案では、自治集会所等整備費補助金や庁舎施設整備事業、定住促進対策事業、結婚応援事業、地熱資源保護・活用事業、商工業活性化推進事業など、非常に積極的な事業が組まれており、その点は大いに評価するものです。 しかし、全体的に見れば次のような理由から反対するものです。 第1に、今回の予算で特に目につくものは、マイナンバー関連事業です。社会保障・税番号制度システム整備事業に959万9千円、マイナンバーカード交付推進事業に3,006万1千円、社会保障・税番号制度システム整備事業に住基、戸籍関連ですが、713万9千円、総額1億3,319万9千円にもなります。 国は来年度、令和4年度までに、この100%の普及率を目指しています。雲仙市の現状は、本年3月1日現在で18.13%、7,860枚が配付されています。本年2月末の人口は、4万2,695人ですから、今年と来年2年間で約3万5千枚の発行ということになります。相当数のマンパワーとお金が費やされるのではないでしょうか。その分、他へしわ寄せがいくことになることが心配です。 この事業は、その内容から見ても反対せざるを得ません。今現在は、住所、氏名、性別など一部の情報だけを登録しています。今後は金融口座や医療情報への活用を検討されており、制度自体やその利用目的などにおいて多くの問題点が指摘されています。 個人番号制が既に導入されている米国や韓国では、何千万人という単位の個人情報が漏洩し、深刻ななりすまし被害も出ています。そのこともあって、多くの国民が不安を持ち、カード取得者が増えないのではないでしょうか。 雲仙市においても、制度が施行されて6年も経つのに、カード取得者が先程紹介したように少数です。住基、戸籍の説明では、戸籍システムの改修により便利になる点として2つ挙げてあります。 1つは、本籍地以外の市区町村での戸籍証明書の取得の実現、もう一点は、国外転出者によるマイナンバーカードの利用の実現、この2つが挙げてありますが、そういう使い方が必要な人は一体何人いるのでしょうか。これよりも、カードをなくしたり、なりすまし被害に遭う人のほうがずっと多いのではないでしょうか。市民にとって百害あって一利なし、私はずっと訴えてきましたけれども、この事業に貴重な税金を注ぎ込むことは許されません。 次のような指摘もありました。マイナンバーがなかなか伸びない。すると政府は、2019年の秋から冬にかけて、国や地方の公務員と家族にカードの保有状況及び未取得者の理由を問う調査用紙を繰り返し配布した。一種の踏み絵で、マイナンバーなくしては何もできない社会を理想とする権力の情念の発露だった。こういう取組が雲仙市でも取り組まれたのでしょうか。 政府は、3千億円という莫大な税金を使ってシステム制度をつくり、毎年200億円から300億円の経費がかかると言われています。つい最近、LINEの問題点が発覚しましたが、個人情報の流出は必ず起こります。市民の権利と暮らしを守るためにも、マイナンバー制度は凍結中止に踏み切るべきです。 第2は、諫早湾水産振興特別対策事業です。アサリやカキの種苗購入事業などがありますが、福岡高等裁判所が決定した潮受け堤防の開門調査抜きには、漁業不振の真の原因が究明できないと思います。事業そのものは必要ですが、開門調査抜きの原因究明をせずには、予算もその効果が期待どおりに上がらないのではないでしょうか。 第3は、国保税の引下げ可能な法定外繰入れがされていない点です。国保会計へ財政調整基金から9,600万円の繰入金が計上してありますが、コロナ禍で生活がますます苦しくなっている人々が多いのに、高過ぎる国保税を解消するようなものではありません。 一般会計からの法定外繰入れは、自治体独自の判断で可能とされているのですから、払える国保税にするために、もっと大きな繰入れを決断すべきだったのではないでしょうか。国保の都道府県単位化では、国保税が下がるのではないかという淡い期待がありましたが、今では逆に上がるという見通しであり、事態は深刻です。 第4は、公共交通対策事業に含まれている九州新幹線西九州ルート関連事業の問題です。今諫早市に行きますと、まちのあちこちに立派な橋桁がたくさん建っています。まるで東京都とか大阪府のようです。フリーゲージトレインの実用化は、事実上不可能になりました。 今のままでは、長崎から武雄までフル規格の新幹線、武雄から博多まで在来線という乗換方式になります。佐賀県との話は詰まっていないようですが、長崎県は、既定路線のように全線フル規格を叫んでいます。県民に大きな負担をかけずに本当にできることなのでしょうか。国、県、市の大事な税金を無駄遣いしないためにも、事業を一旦凍結し、計画を見直すべきではないでしょうか。 以上のような理由から反対するものです。皆さんの御賛同を心からお願いしまして、私の討論といたします。 ○議長(松尾文昭君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。10番、平野利和議員。 ◎10番(平野利和君) 議案第14号令和3年度雲仙市一般会計予算案について、賛成の立場で討論いたします。 令和3年度の一般会計予算案として、昨年度より新型コロナウイルス感染症対策を含めた過去最高の約317億円が計上されております。雲仙市は、昨年からの新型コロナウイルス感染症対策に大変苦慮し、市民の安心・安全のために日夜奔走されてきております。 それに経済が疲弊しており、市民の生活を守るために頑張って支援策を他市に先駆けて打ち出しておられます。 令和3年度の一般会計予算案には、新型コロナウイルス感染症対策緊急経営安定化事業費などが含まれており、主要産業である農業、漁業や観光、その他従事者への支援策も取り組む予算となっております。 まだまだ続く新型コロナウイルス感染症対策、来年度から新型コロナウイルス感染症を抑え込むために、ワクチン接種が始まっていくと考えます。そこにも国の支援、県の支援をいち早く市民に行き渡り、一人も残さない大事な予算が繰り込まれております。 一日も早く安心して生活できるように、市職員や我々議員も力を合わせて乗り切っていきたいと思っており、そのために大事な一般会計予算であります。よって、いち早くでも予算を可決して執行に当たっていただきたいとの思いで、賛成討論とさせていただきます。議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(松尾文昭君) これで討論を終ります。 これから、議案第14号を採決します。 各常任委員会委員長の報告は原案可決です。議案第14号について、原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(松尾文昭君) 起立多数です。 従って、議案第14号は原案のとおり可決することに決定をいたしました。 次に、議案第15号令和3年度雲仙市国民健康保険特別会計予算案について討論を行います。 討論の通告があっておりますので、これを許します。 まず初めに、原案に反対の発言を許します。4番、矢﨑勝己議員。 ◎4番(矢﨑勝己君) 議案第15号令和3年度雲仙市国民健康保険特別会計予算案について、4番、日本共産党の矢﨑勝己です。 私は、議案第15号令和3年度雲仙市国民健康保険特別会計予算案についてに反対の立場から討論を行います。 平成30年度から、国保の都道府県化、単位化が施行されましたが、高過ぎる国保税の改革施策は何も見えてきません。肝心なところは県がしっかり握り、市民の声は切り捨てているとしか思えません。都道府県化後に全国各地で国保税の値上げがありましたが、本市では値上げはなく、値下げもありませんでしたので、高過ぎる国保税はそのままと考えています。 改めて国保税の現状を確認したいと思います。長崎県社会保障推進協議会が2020年9月に、県内全自治体21市町の資料をもとにまとめたものでございます。モデル世帯、現役40歳代夫婦と未成年の子ども2人の4人世帯で、年間所得300万円を例にとると、国保税額はなんと55万4,800円にもなります。国保税の所得に係る負担率は18.4%となり、大変高いものです。実際はこれ以外にも年金や住民税、所得税、固定資産税等も払わなくてはなりません。生活の苦しさは歴然としているのではありませんか。 実際のところは、多くの国保加入世帯は、このモデル世帯所得の300万円よりも低いのではないでしょうか。雲仙市では、国保世帯は2021年2月末現在で7,265世帯、その中で696世帯、率にして9.6%が滞納をされているようであります。1割近くも加入世帯が滞納するということは、大変深刻な事態だと考えます。 滞納期間1年以上で発行される資格証明書も43世帯と、他市と比べてかなり多くなっています。ちなみに、近隣市の状況を見てみますと、次のようになっております。 島原市7,455世帯の加入のうち、1,142世帯、率にして15%が滞納になっています。その中で、短期保険証が408世帯、資格証明書が1世帯。 南島原市では、8,533世帯のうち870世帯、率にして10%が滞納。462世帯が短期保険証発行、57世帯が資格証明書の発行となっています。 諫早市では、1万8,809世帯のうち1,757世帯、率にして9.3%が滞納世帯となっています。短期保険証の発行も1,070世帯、資格証明書の発行が26世帯となっております。 国保の都道府県化、単位化が施行されても、地方自治体の裁量で法定外の繰入れなどは実行可能であります。一般会計からの繰入れは、憲法や地方自治法の原則にのっとって実施されているものであります。 国保危機の根本原因は、国保への国庫支出金が大きく減らされたことにあります。国は1984年に、国庫補助率を医療費の45%から給付費の50%に引き下げました。給付費は医療費の70%相当なので、実質は国庫補助率を医療費の35%へ10%も削減したことになります。国が悪いからといって、市は市民の命と健康を守る責任を投げ出すことは許されません。 全国知事会は、国費1兆円の投入へ国保税を中小企業の労働者が加入している協会健保並みに引き下げる現状の国保税の約半分になります。このことを提案しております。私たちは大賛成であります。家族が多いほど負担額が増える現在の人頭税、生きているだけでかかる税金、また生まれたばかりの赤ちゃんまでかかる均等税の医療費分が2万6,500円、後期高齢者支援分が7,500円は、廃止、改革も検討すべきではないでしょうか。 心配される少子高齢化社会の到来阻止という国を挙げての大方針にも合致するものではありませんか。 本来、国民健康保険制度は、国民健康保険法にあるように私的な保険制度、住民の相互扶助制度ではなく、社会保障制度であります。最近、これを無視する傾向がありますが、それは大きな間違いではないでしょうか。 法には次のようにあります。憲法第11条、「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない」この憲法が、国民に保障する基本的人権は侵すことができない永久の権利として、現在及び将来の国民に与えられる。国民健康保険(発言する者あり)法第1条、この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とするとあります。 ところが、新しく内閣総理大臣となった菅義偉氏は、就任早々から自助・共助・公助という言葉を盛んに訴えておられますが、これは順番が逆ではないでしょうか。公助、これはまず国がやるべき責任を果たすことが、第一に求められているのではないでしょうか。この原点に立ち返って、国民健康保険行政を再考するべきではないでしょうか。以上の理由で、賛同することができません。 どうか議員各位の皆さんの御賛同をお願いして、私の反対討論とさせていただきます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。3番、大山真一議員。 ◎3番(大山真一君) 3番、創新・公明の大山です。私は、議案第15号令和3年度雲仙市国民健康保険特別会計予算案について、賛成の立場で討論を行います。 国民健康保険制度は、国民皆保険の基礎となる制度として、地域住民の健康保持・増進を図り、生活安定のために重要な役割を果たしておりますが、近年、高齢化や医療の高度化により、経済の伸びを上回る速度で社会保障費が増加をしており、国民健康保険事業を取りまく環境は極めて厳しい状況にあります。 その背景には、国民健康保険制度の構造的な問題があり、被用者保険に比べて所得水準が低い人の加入が多いこと、また年齢構成が高いため、医療水準が高いことなどが挙げられております。 このように、全国的に厳しい国保財政の中、持続可能な医療保険制度を構築するため、平成30年度以降の新制度においては、都道府県が財政運営の責任主体となって中心的な役割を担うこととされまして、市町村におきましては、地域住民と身近な関係の中、資格管理、保険給付、保険税率の決定、賦課徴収、保険事業等の地域におけるきめ細やかな事業を引き続き担っているところであり、雲仙市の国保も健全な運営に向けて引き続き財政運営の動向を注視しながら、様々な取組を行うこととされております。 新年度の雲仙市国民健康保険事業計画書によりますと、基本方針として国保財政の健全運営と地域におけるきめ細やかな事業を進めるために、1つ目に医療費適正化対策、2つ目が国民健康保険税の適正賦課及び収納率向上対策、3つ目として、国民健康保険制度や国保財政状況の広報対策と、この3項目を中心とした計画が立てられており、それぞれの事業予算が計上をされているところであります。 特に、医療費適正化対策におきましては、令和3年度から糖尿病の合併症として発症する恐れのある下肢の抹消動脈疾患である閉塞性動脈硬化症の検査を行い、早期発見と予防に努めることで疾病の重症化予防などの対策に取り組むことなどが計画をされており、事業効果が期待できるものと思いますので、本案に賛成するものであります。 議員各位の御賛同をお願いし、私の賛成討論といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(松尾文昭君) これで討論を終わります。 これから議案第15号を採決します。 文教厚生常任委員会委員長の報告は原案可決です。議案第15号について、原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(松尾文昭君) 起立多数です。 従って、議案第15号は原案のとおり可決することに決定をいたしました。 次に、議案第16号令和3年度雲仙市後期高齢者医療特別会計予算案について討論を行います。 討論の通告があっておりますので、これを許します。 まず初めに、原案に反対者の発言を許します。4番、矢﨑勝己議員。 ◎4番(矢﨑勝己君) 4番、日本共産党の矢﨑勝己です。私は、議案第16号令和3年度雲仙市後期高齢者医療特別会計予算案についてに反対の立場から討論を行います。 平成20年4月から老人保健制度が廃止され、代わりに始まったのが後期高齢者医療保険制度であります。75歳の誕生日を迎えると、それまで加入していた国民健康保険や被用者保険から後期高齢者医療保険制度に移ります。75歳以上の人を国保や健保から切り離し、高齢者だけの医療保険にして負担増と差別医療を強いる医療制度であります。 さらに、窓口負担を原則1割から原則2割に引き上げることが、全世代型社会保障検討会議で検討され、また高齢者医療の現役並み所得の対象拡大など、患者負担増の提案がめじろ押しであります。 ほとんどの高齢者の暮らしの糧である年金の減額、その上に消費税10%も強行されました。しかも、年金月額1万5千円以上の高齢者からは、保険料は年金から引き落とす特別徴収であります。 後期高齢者医療制度の保険料は、2年ごとに見直しとなっております。本年度は見直し年度ではありませんが、この見直しというのは、実際増税と捉えるべきではと考えております。 議案書の後期高齢者医療保険料を見ますと、平成31年度が3億1,083万円、令和2年度が3億3,531万円、令和3年度が3億4,600万円となっており、1,069万円ほど上がっています。確実に増え続けております。これは、保険加入者の増加によるものもあると思いますが、増税によるものも当然含まれているからでしょう。 所得割率も8.67%から8.98%へと、前期比で0.03ポイント増え、均等割額も4万5,800円から4万7,200円となっており、令和3年度は増額されたままであります。このような状況の中、高齢者の暮らしは大変厳しさを増し、滞納せざるを得ない高齢者がますます増加するものと考えます。 本来、国民の暮らしや命を守るはずの医療保険制度が、高齢者を苦しめております。高齢者を取りまく環境を考えます時、健康で長生きすることを応援する後期高齢者医療保険の制度設計のやり直しが必要と考えます。年齢で差別し、高齢者に負担増をもたらす本予算には賛同できません。 よって、議案第16号令和3年度雲仙市後期高齢者医療特別会計予算案の反対討論とさせていただきます。議員皆さんの御賛同を心からお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。3番、大山真一議員。 ◎3番(大山真一君) 3番、大山です。議案第16号令和3年度雲仙市後期高齢者医療特別会計予算案について、賛成の立場で討論を行います。 我が国の社会保障における医療制度は、世界でも最長クラスの平均寿命や高い保険医療水準を実現しており、これを支えてきたのが国民皆保険制度であると思います。 国民健康保険と被用者保険の二本立てにより、この国民皆保険制度が実現されておりますけれども、以前は所得が高く、医療費の低い現役世帯では被用者保険に多く加入する一方、退職して所得が下がり医療費が高い高齢者になると、国保に加入するといった構造的な課題がありました。 このために、高齢者医療を社会全体で支える観点に立って、75歳以上について現役世代からの支援金と、公費で約9割を賄うとともに、65歳から74歳について保険者間の財政調整を行う仕組みを設けたのが後期高齢者制度の仕組みであると認識しております。 平成20年4月より75歳以上の高齢者については、県の広域連合が運営する独立した後期高齢者医療制度に加入し、給付を受けることとなっているところであります。 昨年12月15日に閣議決定された政府の全世代型社会保障改革の方針によりますと、現役世代への給付が少なく、給付は高齢者中心、負担は現役世代というこれまでの社会保障の構造を見直し、全ての世代で広く安心を支えていく全世代対応型の社会保障制度、これを構築するための取組を行うこととされ、後期高齢者医療における窓口負担割合の見直しを行うことが盛り込まれた関係法案が、現在国会で審議中であります。 少子高齢化が急速に進む中、現役世代の負担上昇を抑えながら、全ての世代の方々が安心できる社会保障制度を構築するためにも、後期高齢者医療制度は重要な医療保険制度であると考えますので、本案に賛成をするものであります。 議員各位の御賛同をお願いし、私の賛成討論といたします。 ○議長(松尾文昭君) これで討論を終わります。 これから議案第16号を採決します。 文教厚生常任委員会委員長の報告は原案可決です。議案第16号について、原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(松尾文昭君) 起立多数です。 従って、議案第16号は原案のとおり可決することに決定をいたしました。 ここで、午後1時まで休憩をいたします。=午後0時05分 休憩= =午後1時00分 再開= ○議長(松尾文昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第17号令和3年度雲仙市国民宿舎事業特別会計予算案についてから、議案第27号市道路線の廃止についてまでの11件について討論を行います。 討論の通告はあっておりませんので、これで討論を終わります。 これから議案第17号から議案第27号までの11件について一括して採決します。 各常任委員会委員長の報告は原案可決です。議案第17号から議案第27号までの11件について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。 従って、議案第17号から議案第27号までの11件については、原案のとおり可決することに決定をいたしました。 次に、請願第1号新小浜体育館(仮称)の床材に関する請願の討論を行います。 討論の通告があっておりますので、これを許します。 原案に賛成者の発言を許します。7番、林田哲幸議員。 ◎7番(林田哲幸君) 7番、林田哲幸です。私は、請願第1号に賛成の立場で討論いたします。 この請願は、雲仙市剣道協会から提出されたもので、剣道は裸足で行う競技で、足の裏の感覚を重視するものであるということに加え、全日本剣道連盟の試合審判規則に、「試合場の床は原則板張りとする」という文言があるため、建設中の新小浜体育館の床材を塩化ビニール製の長尺シートではなく、木製のフローリング材にしてもらえないかという内容となっております。 この新小浜体育館の建設については、事前に検討委員会を設け諮問する形をつくっており、その検討委員会から出された意見書には、小浜体育館の今後の在り方について、小浜町の魅力ある温泉、観光と融合したスポーツツーリズムの推進、基本構想に係ることについては、各種スポーツ大会が開催できること、建設規模及び各施設の機能については、様々なスポーツ競技団体の九州大会や県大会を誘致することが可能な施設とすること、また、柔道、剣道の武術競技も使用可能なアリーナとすることと明記してあります。 その意見書をもとに建てられた基本計画整備方針ですが、いざ建設が始まってみたら、剣道競技の公式試合ができない床材の使用となっていたということで、大会の誘致を目論んでいた剣道協会にとっては、寝耳に水ということで、ただただ落胆されたようであります。 私は、この問題について一般質問でも教育委員会とやり取りをしてまいりました。教育委員会も、いい体育館を造ろうと一生懸命頑張っておられることはよく分かりました。しかし、なぜこの請願が出されたかということを考えてみますと、1番は剣道の試合上における規則の問題ですが、それ以上に問題にすべきは、教育委員会が建設前に利用者である市民、特に体育協会の競技団体関係者に対し何も説明をしてこなかったことだと思います。 これまで、体育館の床は木製のフローリング材が当たり前だと多くの人は思っており、それ以外の素材が使われることについては、事前に体育協会の各競技団体や検討委員会へ説明や意見聴取をすべきなのに、それが一切されなかった。その不誠実で独りよがりの進め方が招いた事態だと私は思っております。 少なくとも、設計前の段階で利用することが想定される競技については、詳しくルールを調べておくべきであり、ルール上施設の利用に支障がある競技、この場合は剣道協会ですけれども、に対しては、安全面を重視するため、この素材を使おうと思いますが、どうですかと、そういった感じで丁寧に説明をして、理解を求める作業が必要だったのではないかと思っております。 請願者である剣道協会の会長さんが、この床材のことを知ってからこれに反対したら、剣道部だけが体育館建設に協力しないなどと思われるのではないか、そう悩まれたそうであります。しかし、これまで剣道の試合場の規則について、教育委員会や各競技団体へ伝える機会すらなかった。協議する場がなかったということで、タイミング的に厳しい中で請願書提出となったわけでございます。 そもそも、ルールを調べもせず県外の施設を担当者が視察に行き、そこでその利用者数名の意見を聞き、それだけで判断をし、床材の選択に至った。何のための検討委員会だったのか、出された意見書の都合のいい部分だけを強調し、新体育館の利用者である雲仙市民の声ではなく、他県のたった数人の声を聞いて決定していること、市民の声を聞かず理解を求めることもしない独りよがりの進め方をして、一部の市民を不安に陥れたスポーツ振興課、教育委員会の責任は大きいものであります。 この請願が出されてからの短期間で、雲仙市体育協会の各競技部に意見聴取が行われました。また、全日本剣道連盟に対して、床材の規則の弾力的な運用ができないか、教育委員会からもお願いをしていくという答弁もいただきました。 こういったことが設計前に行われていたら、請願書の提出もしなくて済んだのかもしれません。文教厚生常任委員会では不採択となっておりますが、教育委員会には今からでも請願者ときちんと向き合い、誠実な対応をしてもらいたいと思います。 このことを御理解いただき、教育委員会に反省してもらう意味でも、この請願は採択されるべきものであると私は思います。 議員各位の御賛同をお願いし、私の賛成討論といたします。 ○議長(松尾文昭君) これで討論を終わります。 これから請願第1号を採決します。 文教厚生常任委員会委員長の報告は不採択です。請願第1号を採択することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(松尾文昭君) 起立少数です。 従いまして、請願第1号は不採択とすることに決定をいたしました。─────────────── △日程第27.議案第48号 △日程第28.議案第49号 △日程第29.議案第50号 ○議長(松尾文昭君) 日程第27、議案第48号令和2年度雲仙市一般会計補正予算(第14号)案についてから、日程第29、議案第50号令和3年度雲仙市一般会計補正予算(第1号)案についてまでの3件についてを一括議題とし、提案理由の説明を求めます。金澤市長。 ◎市長(金澤秀三郎君) 追加上程を御了承いただきましてありがとうございます。 ただ今追加上程させていただきました議案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 今回お願いいたしておりますのは、令和2年度補正予算が2件、令和3年度補正予算が1件、以上合計3件につきまして御提案申し上げます。 議案の詳細につきましては、担当から説明させますので、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 議案第48号令和2年度雲仙市一般会計補正予算(第14号)案について説明を求めます。松橋総務部長。 ◎総務部長(松橋秀明君) 議案第48号令和2年度雲仙市一般会計補正予算(第14号)案について御説明申し上げます。 議案集では1ページになりますが、補正予算案の概要につきましては、別冊で配付しております。提出議案参考資料追加の令和2年度雲仙市補正予算案資料(第14回)補正により御説明いたしますので、資料の1ページをお開きください。 なお、特別会計の補正予算の説明につきましても、この資料により説明させていただきます。 一般会計の今回補正額は、1億4,398万6千円の減額補正で、補正後の予算額は389億966万6千円となり、前年度の同期と比較しますと、率にして28.6%の増となります。 中段の2、今回補正の内容でございますが、歳入歳出につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種事業の減額補正を行おうとするものでございます。 また、一般会計では繰越明許費の変更が1件、地方債の追加1件、変更1件をそれぞれ行おうとするものでございます。 なお、今回の補正予算は、下段の3、今回補正の留意点に記載しておりますとおり、新型コロナウイルスワクチン接種事業費の次年度への組替え等に伴う減額、繰越明許費の変更及び地方債の追加及び変更を計上しようとするものでございます。 2ページをお開きください。補正予算の項目のうち、上段の歳入でございますが、ナンバー1の15款国庫支出金、新型コロナウイルスワクチン接種対策費国庫負担金は、事業費の次年度への組替えに伴い、1億9,822万5千円を減額しようとするものでございます。 次に、ナンバー2の15款国庫支出金、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費国庫補助金は、新型コロナウイルスワクチン接種事業の財源として新たに追加されたことに伴い、5,423万8千円を追加計上しようとするものでございます。 次に、ナンバー3の19款繰入金、減債基金繰入金は、今回補正の調整財源として149万9千円を減額しようとするものでございます。 次に、ナンバー4の22款市債、公共事業等債、橋梁長寿命化事業債及びナンバー5の22款市債、防災・減災・国土強靱化緊急対策事業債、橋梁長寿命化事業債は、防災安全社会資本整備交付金事業、橋梁長寿命化の財源組替えとして、それぞれ1,380万円を減額、1,530万円を新規計上しようとするものでございます。 続きまして、下段の歳出について御説明申し上げます。 ナンバー6の4款衛生費、新型コロナウイルスワクチン接種事業は、事業費の次年度への組替え等に伴い、1億4,398万6千円を減額しようとするものでございます。 以上で、議案第48号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第49号令和2年度雲仙市企業誘致用地整備事業特別会計補正予算(第2号)案について説明を求めます。谷川観光商工部長。 ◎観光商工部長(谷川裕行君) 議案第49号令和2年度雲仙市企業誘致用地整備事業特別会計補正予算(第2号)案について御説明申し上げます。 議案集では2ページになりますが、歳入歳出の概要につきましては、提出議案参考資料追加の令和2年度雲仙市補正予算案資料(第14回)補正により御説明いたしますので、資料の2ページをお開きください。 下段の企業誘致用地整備事業特別会計の今回の補正予算は、国見、多比良地区整備事業に係る繰越明許費の変更が1件になります。 こちらにつきましては、令和2年第4回定例会において、1億3,265万8千円について繰り越しの御承認をいただいたところでございますが、工業団地敷地外の配水管布設替工事につきまして、年度内完成が困難となったことから、当会計から水道事業会計へ支払う負担金も繰越しが必要となったもので、繰越額に負担金2,209万6千円を追加し、合計1億5,495万4千円を翌年度に繰り越そうとするものでございます。 従いまして、補正後の予算総額に変更はなく、前回までと同額の3億8,746万8千円でございます。 以上で、議案第49号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 すみません、ちょっと訂正をお願いします。繰越額に負担金2,209万6千円の追加と言ったものが、実際には繰越し負担金2,229万6千円の追加でございます。訂正をお願いいたします。 ○議長(松尾文昭君) 次に、議案第50号令和3年度雲仙市一般会計補正予算(第1号)案について説明を求めます。松橋総務部長。 ◎総務部長(松橋秀明君) 議案第50号令和3年度雲仙市一般会計補正予算(第1号)案について御説明申し上げます。 議案集では3ページになりますが、歳入歳出の概要につきましては、提出議案参考資料追加の令和3年度雲仙市補正予算案資料(第1回)補正により御説明いたしますので、資料の1ページをお開きください。 一般会計の今回補正額は、2億5,025万1千円の追加補正で、補正後の予算額は320億2,704万4千円となり、前年度の同期と比較しますと率にして4.2%の増となります。 次に、2、今回補正の内容でございますが、新型コロナウイルスワクチン接種事業の新規計上となっております。 2ページをお開きください。 補正予算の項目のうち、上段の歳入でございますが、ナンバー1の15款国庫支出金、新型コロナウイルスワクチン接種対策費国庫負担金及びナンバー2の15款国庫支出金、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費国庫補助金は、新型コロナウイルスワクチン接種事業の財源として、それぞれ1億7,114万8千円と7,910万1千円を新規計上しようとするものでございます。 ナンバー3の19款繰入金、財政調整基金繰入金は、今回の補正予算の調整財源として2千円を追加計上しようとするものでございます。 続きまして、下段の歳出について御説明申し上げます。 ナンバー4の4款衛生費、新型コロナウイルスワクチン接種事業は、新型コロナウイルスワクチン接種に要する経費として、2億5,025万1千円を新規計上しようとするものでございます。 以上で、議案第50号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。─────────────── △日程第30.発議第1号 ○議長(松尾文昭君) 次に、日程第30、発議第1号雲仙市議会会議規則の一部を改正する規則についてを議題とし、提案理由の説明を求めます。酒井議会運営委員長。 ◎議会運営委員長(酒井恭二君) 発議第1号雲仙市議会会議規則の一部を改正する規則について、提案理由を申し上げます。 提案理由といたしましては、議員の議会への欠席事由の明文化と、請願者の押印の廃止について、記載のとおり標準市議会会議規則の一部が改正されたことに伴い、本規則についても所要の整備を図るものです。 なお、施行日については、公布の日より施行しようとするものです。 議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(松尾文昭君) ここで、議案第48号から議案第50号まで、並びに発議第1号の4件に対する質疑、討論の受付のため、しばらくの間休憩いたします。=午後1時23分 休憩= =午後1時45分 再開= ○議長(松尾文昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これから議案第48号令和2年度雲仙市一般会計補正予算(第14号)案についてから、議案第50号令和3年度雲仙市一般会計補正予算(第1号)案についてまで、並びに、発議第1号雲仙市議会会議規則の一部を改正する規則についての4件に対する質疑を行います。 議案第48号から議案第50号まで、並びに発議第1号の4件に対する質疑の通告はあっておりませんので、これで質疑を終わります。 お諮りします。 議案第48号から議案第50号まで、並びに発議第1号の4件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。 従って、議案第48号から議案第50号まで、並びに発議第1号の4件については、委員会付託を省略することに決定をいたしました。 議案第48号から議案第50号まで、並びに発議第1号の4件について討論を行います。 討論の通告はあっておりませんので、これで討論を終わります。 これから、議案第48号から議案第50号まで、並びに発議第1号の4件について、一括して採決します。 議案第48号から議案第50号まで、並びに発議第1号の4件について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。 従って、議案第48号から議案第50号まで、並びに発議第1号の4件については、原案のとおり可決することに決定をいたしました。─────────────── △日程第31.閉会中の継続審査申出について ○議長(松尾文昭君) 日程第31、閉会中の継続審査申出についてを議題とします。 議会運営委員長、特別委員長から、会議規則第111条の規定に基づき、お手元に配付のとおり、閉会中の継続審査申出書が提出されております。 お諮りします。 それぞれの委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。 従って、委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定をいたしました。 ここで、金澤市長より発言の申出があっておりますので、これを許します。金澤市長。 ◎市長(金澤秀三郎君) お許しをいただきましたので、閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 去る2月25日から本日までの27日間、議員の皆様には御提案申し上げましたそれぞれの案件につきまして慎重かつ熱心に御審議を賜り、誠にありがとうございました。 また、議案審議をはじめ、一般質問、委員会等においていただきました御指摘、御意見、御要望につきましては、今後鋭意調査研究をいたしまして、可能な限り市政に反映させてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 それでは、先の令和2年第4回定例会閉会後の市政の主な動きなどについて、御報告申し上げます。 初めに、市民の皆様の御活躍につきまして報告させていただきます。 産業の分野における活躍について。 3月6日、第50回日本農業賞の表彰式が開催され、「集団組織の部」におきまして、島原雲仙農業協同組合なんこういちご部会様が、特別賞を受賞されました。 今回の受賞は、部会におけるイチゴの栽培面積が、長崎県内の約4割を占め、販売額及び販売量において県内トップであること、部会員の多くが後継者を有しており、部会活動や市場性の高い多収性品種の導入、輸送時の品質低下対策や新規就農者の育成などの先進的な取組が高い評価を受けたものでございます。 3月12日、ノウフク・アワード2020のオンライン表彰式が開催され、雲仙市内に事業所を有する社会福祉法人南高愛隣会様のハローフレンズ、いこいのひろばおおぞら及びあいりんの各取組が、「人を耕すの部」におきまして、審査員特別賞を受賞されました。 今回の受賞は、農林水産業と福祉の連携・協力により、持続可能な共生社会の実現を目指す農福連携における長年の各取組が、地域農業の維持・発展や地域活性化に貢献していることが高く評価されたものでございます。 3月4日、令和2年度長崎県花き品評会が開催され、ラナンキュラスを出品された愛野町の鶴﨑正敏様が、長崎県知事賞を受賞されました。 12月23日、第68回長崎県発明くふう展の表彰式が開催され、個人の部でピザ窯を出品されました小浜町の石橋寛様が最優秀賞を受賞されました。また、同じく個人の部でフック付ドライバーを出品されました千々石町の本田重雄様が奨励賞を受賞されました。 スポーツの分野における活躍について。 2020年度高校新人戦第42回九州高校アンダー17サッカー大会が、2月20日から22日まで本県において開催され、国見高校サッカー部が14年ぶり12度目の優勝を果たされました。 各分野におきまして、受賞された皆様に対し心からお祝いを申し上げますとともに、今後のさらなる御活躍を期待いたしております。 続きまして、主な市政の取組等につきまして、第2次雲仙市総合計画の基本方針に基づき報告させていただきます。 基本方針1「暮らしと安心」の分野について。 新型コロナウイルスワクチン予防接種の取り組みにつきましては、3月20日、南高医師会及び吾妻町山田馬場自治会、牛口西老人クラブ、わかば会老人クラブの皆様の御協力のもと、吾妻町ふるさと会館におきまして、「新型コロナウイルスワクチン集団接種シミュレーション」を実施いたしました。 シミュレーションの実施結果や課題等を踏まえ、より一層、集団接種の円滑な運営が可能となるよう努めてまいります。 雲仙市及び南島原市で構成する雲仙・南島原保健組合の施設でございます公立新小浜病院につきましては、4月1日より「雲仙・南島原保健組合公立新小浜病院」から「公立小浜温泉病院」へ名称の変更が行われます。今後も構成市といたしまして、地域住民に密着した医療提供体制の整備に、引き続き努めてまいります。 関係人口の創出につきましては、3月13日から、種採り農業をテーマとしたイベントといたしまして、種を蒔くデザイン展を開催しております。 本イベントでは、6組の料理人が雲仙の種採り野菜を料理する模様をインターネットで紹介するほか、雲仙市千々石農産物直売所において、地域で生産された在来種の野菜等を美しく配置した売場の展示や、小浜町の刈水庵においては、同町出身のデザイナーとして活躍されました城谷耕生氏のデザイン展などを行っております。 イベント期間は、3月29日までを予定しており、多くの方々に御参加いただき、本市のさらなる関係人口の創出につなげてまいります。 基本方針2「産業と交流」の分野について。 農業生産基盤の整備につきましては、吾妻町の横田地区において平成29年度に横田地区基盤整備推進委員会が立ち上げられ、会長の横田晴喜様を中心として推進を図ってこられました。 その結果、3月15日に開催された守山土地改良区第37回通常総代会において、守山地区への横田地区事業区域編入が承認されました。これにより、県の事業認可承認後、新たな基盤整備事業が実施されることとなります。 販路拡大・地産地消の推進につきましては、3月7日から21日にかけて、雲仙市物産振興に関する基本協定を締結しております株式会社アンドローカルズのプロデュースにより、野の葡萄博多菜彩DELI博多駅店において、雲仙市の食材を活用した雲仙フェアを開催いたしました。 また、3月8日から21日にかけて、同じく基本協定を締結しております株式会社アグリゲートが、東京都で運営する旬八青果店において雲仙フェアを開催し、都市部にお住まいの多くの方に、雲仙市の青果及び加工品を手に取っていただきました。 コロナ禍での実施に伴い、市内生産者による現地販売は実現できませんでしたが、より広く周知するため、インターネットを活用して、雲仙市から特産品の情報発信及び観光情報の提供を行いました。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大による市内宿泊者減少の経済的損失に対する緊急措置として、雲仙市緊急宿泊促進支援事業の第2期を3月8日から実施しております。 市民の皆様に本制度を有効活用いただき、地元の宿泊施設を御利用いただくことなどにより賑わいと活気を取り戻し、改めて雲仙市の良さを見つめ直す機会となればと期待しております。 なお、当事業の実施につきましては、各宿泊施設において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策のためのガイドラインとして示した雲仙セーフティーに取り組んでいただき、宿泊者の皆様の安心・安全への配慮を徹底した上で御対応いただいております。 2月13日、雲仙温泉観光協会の主催で、インターネット動画の生配信により、温泉街を中心とした市内各地から雲仙市の魅力を紹介する雲仙市オンラインツアーが開催され、全国各地から約40名に御参加いただきました。 「丁寧な暮らしを楽しんでいる人たちと、多様な自然が生み出した価値あるものに会いに行く。」を旅のテーマに、雲仙市の観光、農業従事者及び職人の方々、雲仙での暮らしや営みなどを紹介し、また、事前に参加者へ送付していた特産品等を介した触れ合いを通じて、交流を行いました。 市といたしましても、コロナ禍の今後を見据えた新たな取組による観光振興に努めてまいります。 3月15日、雲仙温泉、小浜温泉をはじめ、雲仙市全体の観光の一本化と観光産業の高度化を図ることなどを目指した、仮称「雲仙観光局」の設立に向けた設立準備委員会が、雲仙温泉及び小浜温泉の観光関係者等により発足されました。 今後は、時代の変化に対応できる観光の専門性を有した組織となるよう、令和4年度の正式な組織の立ち上げを目指されると伺っております。 市といたしましても、市の観光施策を推進し、持続可能な産業を確立するため、当団体への支援や地域との連携強化を図ってまいります。 基本方針3「社会基盤と環境」の分野について。 超高速ブロードバンド基盤整備事業につきましては、吾妻、愛野エリアの整備が完了し、3月1日から光回線の申込み受付が開始され、4月1日より順次、光回線サービスの利用が可能となります。 また、令和3年度に整備が予定されているエリアにつきましても、早期にサービスが提供できるよう、引き続き整備事業者と協議を進めてまいります。 基本方針4「人財と郷土」の分野について。 市民のスポーツ技術の向上、健康及び体力の増進を目指して活動されている雲仙市体育協会でございますが、上部団体である長崎県体育協会が「長崎県スポーツ協会」に名称を変更されたことに伴い、4月1日から「雲仙市スポーツ協会」に名称を変更されます。 今後とも、雲仙市におけるスポーツの振興に努めていただきますことを期待いたしております。 基本方針5「協働と戦略」の分野について。 所得税の確定申告及び市県民税の申告につきましては、2月16日から3月15日にかけて5,517件を受け付けいたしました。 なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、所得税の確定申告期限が延長されたことを受けまして、市県民税の申告期限につきましても、4月15日まで延長することといたしました。 3月16日以降の受け付けにつきましても、引き続き密とならないよう混雑を避ける体制といたしまして、本庁税務課及び各総合支所の各窓口において事前予約制での受け付けとさせていただくことにより、申告来場者数の制限を市民の皆様へお願いしているところでございます。 また、御自身で作成が可能な方につきましては、できる限り郵送による申告書の提出、または、国税庁のe-Taxやスマートフォン申告を御利用いただきますよう、推奨を図ってまいります。 最後に、お許しをいただき、本年3月31日付をもって退職をいたします職員のうち、本日会議に出席しております職員を紹介させていただきます。 健康福祉部長の東裕実君でございます。(「長い間お世話になりました。ありがとうございました」と言う者あり)(拍手)理事兼会計管理者の長田幸男君でございます。(「長田でございます。このたびは定年退職ということになりました。大変お世話になりました。ありがとうございました」と言う者あり)(拍手)農業委員会事務局長の坂本英知君でございます。(「いろいろお世話になりました」と言う者あり)(拍手)水道課長の秋山常芳君でございます。(「お世話になりました。ありがとうございます」と言う者あり)(拍手) 退職を迎えます職員は、長年にわたり住民の福祉の増進と地域の発展のために尽力し、特に雲仙市が誕生する過程から現在に至るまでは、市政の礎を築き、施策を推進するため重責を担ってまいりました。議員の皆様方とともにこれまでの御労苦をねぎらい、感謝の意を表したいと存じます。長い間お疲れさまでした。(拍手) 終わりに、議員の皆様におかれましては、健康に十分御留意いただき、今後とも市政進展のため御尽力いただきますようお願い申し上げ、閉会の御挨拶といたします。(発言する者あり) ○議長(松尾文昭君) お諮りします。 本定例会における議決事件について、その条項、字句、数字その他、整理を要するものについては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(松尾文昭君) 御異議なしと認めます。 従って、これらの整理を要するものについては、議長に委任することに決定をいたしました。 それでは、ここで閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 去る2月25日に開会いたしました令和3年第1回定例会は、金澤市長の施政方針説明を受け、提案されました令和3年度雲仙市一般会計予算案及び各特別会計予算案など、多数の案件につきまして慎重審査の上、いずれも適切なる御決定をいただき、誠にありがとうございました。 本日、ここに全ての日程を滞りなく終了し、無事閉会の運びとなりました。 会期中における議員各位の議事運営に対する御協力に対しまして、心からお礼を申し上げます。 なお、執行部におかれましては、今定例会において成立いたしました諸議案の執行に当たりましては、各議員の意見等を十分に尊重しつつ、市政発展のため一層の努力をされますようお願いを申し上げます。 さて、先程市長より紹介がありました本年3月末をもちまして退職となられる幹部職員の方々には、これまで市政発展及び議会の議事運営のため御尽力いただきましたことに対し、議会を代表いたしまして、ここに深く感謝を申し上げますとともに、今後とも市政発展のためにお力添えをいただきますようお願いを申し上げます。 また、今年度は世界中で新型コロナウイルス感染症が蔓延し、市民の皆様におかれましても、コロナ禍での生活に不安を感じながら、日々を過ごされたこととお察ししますが、現在、本市においてもワクチン接種の準備が着々と進んでおり、市民の皆様の日常生活が取り戻されつつあると思います。 議員及び執行部の皆様方におかれましても、健康には十分留意され、今後ともさらなる市政発展のため、なお一層の御尽力を賜りますようお願いを申し上げまして、私の閉会の挨拶といたします。─────────────── ○議長(松尾文昭君) これをもちまして、令和3年第1回雲仙市議会定例会を閉会します。=午後2時08分 閉会= 地方自治法第123条の規定によりここに署名する。 議  長  松 尾 文 昭 署名議員  平 野 利 和 署名議員  浦 川 康 二...