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平成30年第1回定例会(第3号) 本文 開催日:2018年03月06日
平成30年第1回定例会(第3号) 本文 開催日:2018年03月06日
平成30年第1回定例会(第3号) 名簿 開催日:2018年03月06日
平成30年第1回定例会(第3号) 名簿 開催日:2018年03月06日

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  1. 松浦市議会 2018-03-06
    平成30年第1回定例会(第3号) 本文 開催日:2018年03月06日


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(椎山賢治君)  おはようございます。  出席議員は全員であります。出席議員は定足数に達しております。  これより、議事日程第3号により本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  それでは、質問順位に従い、7番・徳田議員の登壇を願います。  (徳田議員 一般質問 登壇)(拍手) 2 ◯ 7番(徳田詳吾君)  おはようございます。  清風会の徳田でございます。市民の皆様のおかげで2期目の議会にお世話になることができました。大変ありがとうございました。  最初の定例会です。頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。風邪ぎみのため若干聞きにくいと思いますが、お許しを願いたいと思います。  福島のほうでは、松浦市の活性化に向けていろいろ取り組んでいるところでございます。  昨年12月17日から1月7日まで、土谷棚田でLEDライトの点灯を行いました。皆様はごらんになったでしょうか。正月には多少見に来ておられたようですが、寒さのせいで見に来ていただいた方は少なかったようです。  1月14日には、第46回目を迎えました福島一周駅伝大会が開催されました。私も45回目の出場を目指して練習をしておりましたが、あいにく市議会議員選挙の告示日と重なり、出場を諦めました。中には、冗談で選挙のたすきをかけて走ればと言う人もおりました。おかげさまで駅伝大会は大変盛り上がったようです。  2月18日には、4月に新装オープン予定の福の島直売所裏喜内瀬公園の草刈りが、おいどんが町づくり会で行われました。直売所のオープン前に少しでも景観がよくなればとの思いからであります。  3月3日、4日は、市の花でありますツバキを主体とした福島つばき祭りが行われました。市長さんも見に来ていただき、ありがとうございました。  4月上旬には、福島桜春まつりが開催予定でございます。松浦市の活性化に向けて、福島ではいろいろ取り組んでおります。皆様の多数の御来場をお待ちしております。  さて、本題に入ります。
     友田市長におかれましては、新市長への就任、おめでとうございます。  第1項目めは、「「新市長の公約」について」であります。  市長は、立候補に先立ち、「友田よしやすだより」号外で、市民との対話でつくる新しい市政に向けた「ともだビジョン」を発行されており、これが市長の公約だと言われております。また、施政方針にもございましたが、この中から何点か質問させていただきたいと思います。  きのうの一般質問とかぶる部分もございますが、私の視点で質問をさせていただきます。  市民との対話について、市民の意見を広く聞く広聴を徹底し、市民の意見がしっかりと反映される市政、市民の声に応える市政を目指しますとありましたが、どのような方策、仕組みで、これの実現を図られますか。  書いてはありますが、この場で確認をさせてください。 3 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  おはようございます。  私の公約についての御質問でございますけれども、まず、その前に、先ほど徳田議員からも御紹介がありましたとおり、福島に限らず、全ての地域でありますけれども、それぞれの地域でまちづくりに熱心に御協力をいただいていることに対してお礼を申し上げたいと思います。  まず、市民との対話、広聴をどのような形で行っていくのかというお尋ねでございますけれども、まず、やはり公約でございますから、できる限り早い時期に市民の皆様の意見を広く聞く広聴活動を行ってまいりたいと思っております。  この広聴の手法としては、漠然と何か議論をすると、話を聞くということではなくて、具体的にテーマや目的などを明確に示した上で、その調整を行って、まずは市報やホームページを通じて市民の皆様方にその考え方を広く公開して実践に努めていきたいと思っております。  幸いに30年度、来年度は松浦市の第2次総合計画を策定することとしておりますので、まずは1市2町合併をした松浦市の松浦らしさ、こういった魅力を市民の皆様と共有することから始めたいと思っています。そして、その上で具体的なテーマを絞り、それらに対する御意見をいただきながら、総合計画のメニューの中にこのビジョンを取り入れて議論を深めていきたい、そのように考えているところでございます。(降壇) 4 ◯ 7番(徳田詳吾君)  民間の感覚を生かした市役所づくりで、市民の声を市政に反映させる仕組みづくりの中で、各地区ごとの市政懇談会を復活させ、幅広い市民の声を市政に反映しますとありますが、メンバー等の考え方やメンバーの固定化があるのかどうか、固定すると意見が集まりにくいと思われますが、そのあたりをお願いします。 5 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  このビジョンの中にも、市政懇談会を復活させるというふうに書いているのは、以前、市政懇談会が各地区で開催をされておりました。ただ、どうしても参加者が少なかったり、要望の場になってしまっていたというようなことから、具体的、個別な内容に努めようということで、グループからの申請がある対話集会に変わってきたわけでありますけれども、やはりそれぞれの地域に出向いて皆様と意見交換をするということは大事でありますし、その際に市民の皆様方の市政に対する考え方をお伺いするということが大事でありますので、そういった意味で市政懇談会を復活したいと考えております。  メンバーについては、特別に、市政懇談会でありますから、広く来ていただくことが大事だと思っています。ただ、一方的に行政側から意見を聞く場を設けるだけではなくて、やはり市民の皆様方から話をしたいと、対話をしたいという御要望があれば、それに対応していきたいと思っておりますし、そういった場合に地区単位や団体、あるいは少人数のグループなど要望があれば、可能な限り対話に努めていきたい、そのように考えているところでございます。(降壇) 6 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ぜひとも市民の意見が反映できるように、よろしくお願いいたします。  西九州自動車道整備促進についてお尋ねをいたします。  先日、3月3日に佐々町文化会館で行われました西九州自動車道建設促進大会、大変お疲れさまでした。その中で決議が行われ、友田市長の最後の閉会宣言で、市長の思いは十分に伝わりました。  西九州自動車道は、平成30年度には志佐まで開通します。佐世保方面への計画は着々進んでいるように見えますが、伊万里方面の計画が進んでいないように感じております。伊万里方面の計画推進の考え方と取り組みについてお尋ねをいたします。 7 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  伊万里方面への推進につきましては、福岡、佐賀、長崎の3県をまたがる沿線自治体で構成する西九州自動車道建設促進期成会におきまして、国交省、財務省及び地元選出の国会議員の皆様に対しまして要望活動を行っているところでございます。  さらに、長崎県西九州自動車道建設促進期成会におきましても、県内の整備だけではなく、佐賀県内の未整備区間の整備促進についても要望活動を行っているところでございます。高速道路は、全線がつながってからこそ効果が最大限に発揮されるものでありますので、一日でも早い全線開通に向け、今後も伊万里市などの関係自治体と協力しながら、整備促進に努めてまいりたいと考えております。 8 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ぜひとも早急な進捗ができますようにお願いします。議員としても協力していきたいと思います。  西九州自動車道の活用については、どのように活用される考えでしょうか。 9 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  西九州自動車道の活用についてというお尋ねでございますけれども、西九州自動車道につきましては、広域的な道路ネットワークを活用し、農水産物などの輸出コストの低減、交流人口の拡大、工業団地への企業進出による新たな雇用の創出、福岡方面からのアクセス時間の短縮による観光客の増加に努めてまいります。  また、自然災害時の避難、緊急輸送道路や救急搬送時の命の道路としても最大限活用してまいりたいと考えております。  また、本市から佐世保市、伊万里市、唐津市までの通勤が容易になることから、住宅需要の動向も見きわめ、住み続けたいを実感できるまちづくりに取り組み、魅力ある松浦市の発信に努めてまいりたい、このような形で活用してまいりたいと思っております。(降壇) 10 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ぜひともストロー現象のみにならないように、よろしくお願いをいたします。  新福島大橋の建設についてお尋ねをいたします。  新福島大橋の建設も掲げてあり、重要性は十分認識されていると思われますが、推進はなかなか厳しい状況だと思われます。推進のため、福島では新福島大橋建設促進期成会を立ち上げ、5年を経過しました。この間、住民の間では橋の重要性は認識しても、期成会発足当時は会員の加入は低調でした。一昨年ごろより地区での加入など、全町的に加入がふえてまいりました。  北村衆議院議員の御意見では、全市的に取り組むべき課題ではないかという御意見であります。一般的には、このような公共的重要な施設は、自治体が主体となり進めておられるのが一般的であります。友広前市長に期成会の先頭に立って進める考えはございませんかとただしたのに対しては、期成会とともに取り組みたいとの考えで、決して先頭に立ってとの回答はございませんでした。  友田市長の公約では、福島地区住民生活道路としての役割のみならず、原子力災害時の避難道路国家備蓄基地への搬出入路として重要な役割を担う福島大橋の更新を国、県へ強く働きかけ、新福島大橋の建設を目指しますと記載されております。  新福島大橋建設促進期成会の先頭に立って進める考えはございませんでしょうか。 11 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  新福島大橋建設促進期成会の先頭に立って行うべきではないかということでございます。  まず、この期成会の発足が住民の福島大橋をかけ替えなければならない、必要だという、そういう熱い思いで結成をされてきた。まずは、このことを最大限に重要視しなければならないと私は考えています。  そういった意味では、期成会は期成会として、やはりしっかりと地元で熱意を高めていただく役割を担っていただく必要があると思っております。その上で、先ほど市として取り組むべきではないかという点につきましては、これまでも長崎県、長崎県議会への要望活動西九州北部地域開発促進協議会として長崎県、佐賀県への要望活動、さらに、昨年4月には原子力災害時の避難対策等の充実並びに原子力発電所の安全対策に関する要望書においても、松浦市がこの福島大橋の重要性を取り上げて活動を行ってきております。そういった意味では、松浦市もこのことを、新福島大橋の建設ということを市を挙げて取り組んでいるということでございますので、私といたしましても、期成会と連携をしながら、そして一緒になってやっていくことが必要だと思っています。  地元の住民の皆様の熱意がしっかりと期成会によって訴えられる、そして、あわせて松浦市も市の重要施策の一つとしてこれを訴えていく、この2本柱でやっていきたい、そのように考えているところでございます。(降壇) 12 ◯ 7番(徳田詳吾君)  先頭に立ってというのはありませんでしたけれども、気持ちはわかりましたので、ぜひともよろしくお願いをいたします。  福島のガス基地は、北部九州のガスの供給も担っており、計算の方法はいろいろあると思いますけれども、年間の経済効果は三十四、五億円はございます。また、国家備蓄基地もございます。国家備蓄基地の重要性、必要性はわかっても、国家備蓄基地の経済効果の算出は難しいようですが、これらに対し福島大橋の必要性を再度お示しください。 13 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  福島大橋の重要性という意味では、まずは福島地区住民の皆様の生活道路としての役割のみならず、先ほど申し上げましたとおり、原子力災害時の避難道路、さらには、議員から御紹介のあった九州液化瓦斯福島基地並びに国家備蓄基地、この搬出路としての重要な役割を担っておると考えております。  以前から私も申し上げましたとおり、国家備蓄基地というのは、国の有事の際に放出されるための備蓄でありますから、そういった役割を担っている搬出道路が、この福島大橋唯一の道路であると。そういったことは従来から私も県に対して申し上げてきておりましたし、この姿勢は変わりませんので、そういった点での重要性については、しっかりと今後とも訴えてまいりたい、このように考えております。(降壇) 14 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ありがとうございました。  期成会の先頭に立ってというのは厳しいようでしたけれども、ともに頑張ってまいるということでありますので、福島大橋の更新を国、県へ強く働きかけ、新福島大橋の建設をどうぞよろしくお願いいたします。  統廃合された旧校舎の活用についてお尋ねをいたします。  市長の公約の中で、廃校後、活用されていない旧校舎を地域活動の拠点や人を呼び込む施設として活用できるよう、地域住民とともに協議会を立ち上げ、先進地視察等を行いながら、早期活用を目指しますとして、旧養源小学校の写真が載せてありました。以前に旧養源小学校の活用について一般質問した折には、つばき荘や民泊の関係があり、現状では問題があるような回答でありました。新市長の公約では前向きなように捉えましたが、いかがでしょうか。 15 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  旧養源小学校の関係につきましては、昨日、山口議員のほうにもお答えしましたように、地域の皆様のアンケートの結果、それから、これまで跡地活用の協議会を重ねてまいりましたので、この協議会で出されました御意見、加えまして、これからのまちづくりを担います若い方々の意見を聞いたところで、今協議を進めているところでございます。  今、議員のほうから言及がありました点につきましては、住宅といいますか、そういう御指摘でございましたので、今、御紹介があったような課題ということで申し上げたとおりでございます。  特に木造の校舎につきましては、地域の皆様の思い入れも非常に深うございますので、市長の新しいビジョンにもございますように、先進地調査、こういったものも取り入れながら、今後とも早期活用を目指してまいりたいと、そのように考えております。 16 ◯ 7番(徳田詳吾君)  きのうの答弁では、協議会で研修を行うとのことでありましたけれども、昨年、研修を行っており、その期間についても報告があっておると思いますので、ぜひとも検討いただきたいと思いますが、どうですか。 17 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  昨年の研修のこともあわせまして、また新たに南島原市のほうの研修も今月中に計画したいと考えておりますので、そういった研修の効果を重ね合わせながら、活用に取り入れてまいりたいというふうに考えております。 18 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ぜひともよろしくお願いします。  伊万里湾環境改善についてお尋ねをいたします。  水産業の中に伊万里湾環境改善を掲げてありますが、昨年の伊万里湾での赤潮発生は大変な問題でありましたが、あと二、三カ月もすると赤潮の発生時期が始まります。これの対応はどのようにされますか。 19 ◯ 水産課長齋藤周二朗君)  伊万里湾環境改善に係る今後の取り組みというところでお答えをさせていただきたいと思っておりますけれども、まずは、新松浦漁協を事業主体に赤潮原因となる有害プランクトンの増殖を観測する多項目水質計の購入や、養殖漁場の海底にまく底質改善剤の購入支援といたしまして、今議会に関係予算を計上いたしております。  また、県では漁協や養殖業者、市、研究機関などを寄せて、昨年11月に伊万里湾赤潮対策検討会議を立ち上げ、現在、伊万里湾における赤潮自主監視調査体制赤潮被害軽減対策などをまとめたガイドラインの策定に向けて協議を進めております。  市では、赤潮発生の初期段階に消滅させる対策として、伊万里湾漁業被害救済協議会による防除剤の備蓄や防除剤散布に係る初動態勢の構築について、新松浦漁協や佐賀県側の関係市、漁協と協議を進めているところであり、この内容をガイドラインに盛り込んでいただく予定でございます。  加えまして、県の29年12月補正予算で措置をされました伊万里湾漁業環境改善調査事業において、効果的な漁場環境改善方法の検討が行われており、平成30年度以降に実現、実施をいたします現地調査やシミュレーションモデル等に関する調査計画が立案されることとなっておりますので、本調査に協力をしながら、その結果を注視してまいりたいというふうに考えております。 20 ◯ 7番(徳田詳吾君)  いろいろ対策を考えてあるようですので、早急に効果の出るような対策をぜひお願いをしたいと思います。  肉用牛生産体制の強化についてお尋ねをいたします。  農林業の中で、肉用牛生産体制の強化を掲げてありますけれども、友広前市長は1,000頭増頭を掲げ、取り組まれ、1,000頭増頭には届きませんでしたが、一定の成果は出されたのではないかと思います。  きのうも成果が出たとの回答でありました。事業についても、担当課長の説明がありましたが、市長としては、肉用牛生産体制の強化の実際の取り組みはどのようになされるお考えでしょうか。 21 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  どのように和牛の振興に取り組むかというお尋ねでございますので、私のほうからお答えをいたします。  私もこれまで県議会におりまして、県議会に身を置くことで農水経済委員会等々に属し、県の肉用牛改良センター等にも入りまして、県の優秀な種雄牛等を間近に見て、そのすばらしさを身をもって感じておるところであります。  友広前市長が1,000頭増頭を掲げられて、そして取り組まれたことによって、大きな成果は出ておりますし、担い手の確保についても徐々にその効果があらわれてきております。こういった考え方を引き継ぎながら、引き続き肉用牛生産体制の強化に努めてまいりたい、そのように考えております。(降壇) 22 ◯ 7番(徳田詳吾君)  私は余り肉用牛生産については詳しくありませんけれども、牛市の研修をしたり、肉用牛共進会への参加など、できるだけ積極的に行っておりますけれども、牛の質の向上は共進会の成績と販売業の高価格販売とは違うとの考え方で、非常に矛盾を感じておりますけれども、市長としては肉用牛の質及び販売価格の向上をどう考え、どのようにかかわり、取り組みを行う考えでしょうか。 23 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  私も、先ほど申し上げましたとおり、牛市、あるいはハウステンボスで開催されました全国共進会等に参加をして、この和牛の振興策というものについて目の当たりにして、その有効性というのも実感してきたところでありますので、まずは、それら今まで私の決して十分とは言いませんけれども、そういった自分なりに勉強してきたことを生かしながら、購買者へのトップセールスを行い、松浦産の和牛の価格が向上するような施策につなげていきたいというふうに考えております。  共進会については、和牛共進会において上位に入賞すれば、その価値が上がるということは実証されておりますので、そういった優秀な牛が松浦から一頭でも多く出るように、生産者の皆さんと十分協議をしながら取り組みを進めてまいりたい、このように考えております。(降壇) 24 ◯ 7番(徳田詳吾君)  肉用牛生産体制の強化の取り組み、よろしくお願いをいたします。  既存企業の事業拡大への支援についてお尋ねをいたします。  市長は、既存企業の事業拡大を支援し、市民の働く場の確保を図るとともに、市内企業と行政が定期的に意見交換を行う場を設置して、企業のニーズを把握し、地域経済活性化に結びつく政策立案に努めますと載せてありました。  昨年、企業対策特別委員会では、企業に対してアンケートを行い、また意見交換会も行いました。その結果の資料は理事者側にも報告をしております。参考にされるとともに、市長の考えをもう少し詳しくお示しを願いたいと思います。 25 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  既存企業の事業拡大の支援についてお答えをいたします。  私も昨年度、松浦市議会の特別委員会で市内企業の皆様方と意見交換をされた、その資料については一通り目を通させていただきました。それぞれの企業が松浦市、あるいはこれまでの取り組みに対する御意見があるということも把握をしております。  私は企業誘致も非常に重要な施策であるということを認識しつつも、企業誘致に要する費用等については、地元の企業に納めていただいた税金によって賄っている部分はあるわけですから、優先順位という意味では、まずは市内企業の皆様方がさらに事業拡大をしていただくことによって新たな雇用を生み、そして地域経済を循環していくということが、これも重要であると。これだけが重要ということではありませんが、優先順位として高いのは、こちらではないかという思いを従来から持っております。  一方で、既に分譲して販売をしている工業団地への企業の張りつけということも当然重要でありますけれども、そういった考え方に基づいて、今後は市内企業との意見交換会の場を設け、企業の皆様方がどのような問題点や要望があるのか、そのニーズをしっかりと把握しながら、それらの課題を解決するための施策を検討してまいりたいと、このように考えております。(降壇)
    26 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ありがとうございました。  企業の事業拡大も大事でありますけれども、けさのニュースでもあっておりましたけれども、求人倍率の上昇で雇用の確保が大変厳しい状況になっております。このあたりの取り組みも重要になってくると思われますが、この辺についてはどのように考えておられますか。 27 ◯ 商工振興課長(福守尚美君)  地場企業、誘致企業ともに人材確保が今一番大きな課題となっております。平成29年度は合同企業面談会や高校生の企業見学バスツアーなどを実施いたしまして、人材確保につきまして一定の成果を上げることができたと考えております。  そのことから、今後もこの成果のあった事業を継続するとともに、長崎県移住サポートセンターなどと連携をし、UIターン希望者への働きかけも強化をしていきたいと考えております。  さらに、地元の小中学生に市内企業を知って興味を持っていただけるような取り組みも実施していきたいと考えているところでございます。  それとあわせまして、やはり市内の企業の皆様につきましても、こういう取り組みにぜひ積極的に協力をしていただきたいと考えております。  以上です。 28 ◯ 7番(徳田詳吾君)  今の対策、わかりますけれども、どうしてもそれは間に合わないと思うんですけれども、海外からの受け入れ等についての考え方はございませんでしょうか。 29 ◯ 商工振興課長(福守尚美君)  実は中小企業振興会議の中の一つの部会で人材確保部会というのを設けておりまして、委員の皆様と協議をしているんですけれども、その中でどうしても人材が足りない部分については、企業の皆様から外国人研修生の受け入れを実施したいという御要望の声もあるということから、今、取り組みのやり方といいますか、既に外国人研修生を受け入れておられる企業も幾つか市内にありますので、その方たちに聞き取り等も行っておりまして、今からそれを考えておられる企業にその方法といいますか、そのあたりを研修会などを行って教えていくというやり方もあるのではないかと、その部会の中で今検討しているところでございます。  以上です。 30 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ぜひとも取り組みをよろしくお願いいたします。  商工業の振興による地域内経済循環の推進についてお尋ねをいたします。  基盤産業により得られた外貨が地域内で循環し、地域経済の波及効果をもたらすよう、その受け皿となる商工業の振興を図るとともに、個店の魅力向上を支援しますとありますけれども、市内の商店街に行く場合、どうしても駐車場がない商店が多く、駐車場の確保対策ができないでしょうか。それぞれ商店は個性があり、行ってみたいと思いますけれども、駐車しにくいとどうしても足が遠のきます。 31 ◯ 商工振興課長(福守尚美君)  商店街の駐車場対策ということでございますけれども、例えば一つの例で挙げますと、志佐町の商店街用に駅前駐車場がございます。こちらが37台分の駐車スペースがあるわけですけれども、商店街利用者以外の長時間の利用もちょっと見受けられるということで、まずはその利用実態を調査した上で、商店街関係者の皆様の御意見を伺いながら、効果的な活用方法を協議していきたいと思います。  ほかの商店街につきましても、やはり実際にそちらを利用されている皆様とか、商店街の皆様の御意見を伺わないとどういうふうなニーズがあるかというのがわかりませんので、今後、そういうことで御意見を伺っていきたいと思います。 32 ◯ 7番(徳田詳吾君)  今の話は、市長はきのうの質問の中で駅前駐車場の活用を検討したいとの回答をされました。その中でも出てきたと思うんですけれども、今、長時間の駐車をされている方が多いんじゃないかと思います。この辺の対応をすれば、結構変わるんじゃないかと思いますけれども、その辺の対応についてはどうでしょうか。 33 ◯ 商工振興課長(福守尚美君)  先ほども申しましたが、まずは実態調査をした上で検討したいと思います。 34 ◯ 7番(徳田詳吾君)  検討されるということであれば、駅の北側の民有地、民間力の活用とか、市有地があればそういったところも含めて検討いただきたいと思いますが、その辺どうですか。 35 ◯ 商工振興課長(福守尚美君)  まずは、現在あります既存の駐車場をまず最大限に活用してから、それでも足りないということになりましたら、今後その後にそちらについては検討させていただきたいと思います。 36 ◯ 7番(徳田詳吾君)  商店街の活性化のためにぜひとも何らかの対策をよろしくお願いいたします。  福島町の地形と景観を生かしたオルレコースの認定取得と観光客誘致について。  風光明媚な景色を散策しながら島内を一周できる福島町の地形を生かし、九州観光推進機構による九州オルレコース認定を目指し、国内外からの誘客を図り、地域経済の活性化を図りますとあります。この中で、オルレについて説明があり、韓国済州島発祥のウオーキング、歩くプロセスそのものを楽しむものとして載せてありました。これの実現のためにどのような取り組みをされるのでしょうか。 37 ◯ 食と観光のまち推進課長(川上利幸君)  福島町には、御存じのとおり、日本の棚田百選に認定されております土谷棚田を初めとしまして、そのほかに大山公園、いろは島、ツバキの群生林など、すぐれた景観がございます。その風光明媚な景色を散策しながら島内を一周できる福島町の地形を生かすことで、福島ならではの魅力あるオルレコースになるのではないかと考えております。  このオルレコースは、先ほども言われましたように、九州観光推進機構の認定が必要となっております。近年、九州オルレの認定に向けて取り組んでいる自治体の話を聞きますと、舗装道路をできるだけ避けて道幅の狭い小道が主体であることや、コースに売店やトイレが一定間隔にあるなどが必要とのことでありまして、条件を満たすコースづくりには一定の難しさもあるようでございます。  しかし、このような状況ではございますが、地域経済の活性化の実現に向けて、条件を満たすコースづくりの検討を進めてまいりたいと考えております。 38 ◯ 7番(徳田詳吾君)  福島にはいろんなコースが設定できると思いますので、ぜひともよろしくお願いをしたいと思います。  これからの一般質問3項目は、平成29年一般質問の確認について、12月議会で時間が足りずに質問を途中で終わりましたので、今回その分を行います。  第2項目めは、「工業団地及び住宅分譲地の造成について」であります。  工業団地について、企業進出で要望される場合、1ヘクタール以上で、塩害の懸念もあり、内陸部に1ヘクタール程度の候補地を検討する必要があるとのことでありましたが、平成29年9月議会の後、検討されましたでしょうか。 39 ◯ 商工振興課長(福守尚美君)  工業団地につきましては、現在、志佐町栢木免に堂山地区工業団地の整備を進めているところでございますので、その後の工業団地の整備につきましては、まだ現在のところは考えていないところでございますけれども、企業立地の動向や西九州自動車道の整備状況、そのほか情報基盤の整備状況などを見きわめながら、総合的に判断をしたいと思います。  現在のところは、まずは堂山地区工業団地の整備を進めてまいりたいと思います。 40 ◯ 7番(徳田詳吾君)  住宅分譲地については、民間活力の活用や空き家の活用など総合的に検討していく必要がある、公有財産の有効活用として住宅地としても今後検討してまいりたいとのことでありましたが、どのように検討されましたでしょうか。 41 ◯ 会計管理者(橋本真一君)  市有地のうち普通財産につきましては、現在貸し付けて実際に使用中のもの、あと、今後の事業として使用が決まっている用地、または旧学校用地のように、今現在活用を検討している用地などがあるんですけど、これらを除くと、そのまま用地の場所、形状、広さなどから考えまして、住宅用地として使えるような用地が大分少のうなってきている状況でございます。そのような中で、29年7月と11月の2回にわたりまして、旧鷹島町の原地区の教職員住宅があるんですけど、もう今は使われていませんけど、そこの用地について、そこに新しく民間の方に鷹島小中学校の教職員住宅専用の集合住宅ですね、これを建てていただくという条件で競争入札をしたんですけれども、2回とも入札の参加者がおらず、落札までは至らなかったというところが今までの現状でございます。 42 ◯ 7番(徳田詳吾君)  福島のほうにも教職員住宅を何とかしてという声もありますので、その辺も含めて、今度市内のほうにもあると思いますので、ぜひともその辺、検討をお願いしたいと思います。  第3項目めは、「土谷棚田保全整備と活用について」であります。  平成29年6月議会で土谷棚田保全整備と活用について一般質問をしておりましたが、関係者と別に協議の場を設ける考えはありませんかとしておりましたけれども、そういう考えはありませんか。 43 ◯ 福島支所長(松永 毅君)  土谷棚田の協議ということでございますが、現在、土谷棚田を対象とした事業としまして、美しい農村再生支援事業を行っておりまして、こちらのほうを活用しまして、農業をされている地元の土谷地区の住民の方を中心に、おいどんが町づくり会のメンバーや福島地区でまちづくりにかかわっておられる方などでワークショップや先進地視察、それから、先月は講師を招いての講演会などを行っております。この事業は今年度で終わりますが、連携している長崎県立大学が来年度も棚田保全にかかわっていきたいとの意向を示されておりますので、引き続きこのような協議の場を続けていければというふうに考えております。 44 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ぜひとも成果が出るようにお願いをしたいと思います。  災害復旧の補助制度は、土谷棚田だけの率の軽減は難しい、景観保全でもありません、今後研究する必要がありますとのことでありましたが、その後、どのように研究をされましたでしょうか。 45 ◯ 福島支所長(松永 毅君)  まず、棚田の保全整備のための助成制度につきまして調べてみましたが、やはり農地に対する、まず観光分野の助成制度としては何もございません。したがいまして、農地の保全整備ということで中山間地域等直接支払制度や多面的機能支払制度を活用していただくということになるというふうに考えております。 46 ◯ 7番(徳田詳吾君)  何とか棚田を保全するためにいろいろ考えていただければと思います。  第4項目めは、「学校跡地活用と学校改築について」であります。  福島小学校跡地に福島支所と公民館の併設で、公民館については、有事の際の1次避難所機能を備えた施設で検討しているとのことでありましたが、どの程度検討が進みましたか。 47 ◯ 福島支所長(松永 毅君)  ただいまの質問の件ですが、12月の議会でもお答えいたしておりましたが、まずは30年度に福島支所を耐震改修促進法の防災拠点として建て替える場合に必要となる耐震診断を実施したいというふうに考えておりまして、その結果を見て今後の整備計画を立てることとしております。 48 ◯ 7番(徳田詳吾君)  耐震基準の設計が昭和56年の基準ですかね。それ以前に建っておるし、あの柱の傷みぐあいからして、耐震診断までする必要があるんですかね。 49 ◯ 福島支所長(松永 毅君)  おっしゃいますとおり、柱の状況からして、耐震性はもうほぼないというふうに考えております。ただ、庁舎自体に対する補助制度というのがありませんので、まずは補助を持ってこないことにはなかなか進まないということで、まずは防災拠点というところで申しますと、5分の2の補助を受けられるという耐震改修促進法で補助を受ける場合には、必ず耐震診断を実施して30年度末までに報告するという条件がございますので、まず何らかの補助をとってくるという意味でも、これをさせていただきたいというふうに考えております。 50 ◯ 7番(徳田詳吾君)  一昨年の文教厚生常任委員会の所管施設調査の折、調川公民館を調査した折、周囲の柱の根元の部分がひどく傷んでおり、先に工事をしても仕方がないと思いましたけれども、福島支所ももう一回ひどい地震が来れば、大きな地震が来れば壊れそうです。昨日も先ほども含めて答えられましたけれども、時期的にはなかなか進まないようですけれども、支所の職員が危険の中で仕事をしている感じを受けますし、市民の方も見えます。非常に不安でなりません。早急な計画の推進をお願いいたします。  保育園、支所建設の残り土地について、災害時の多目的広場としての活用をお尋ねしたところ、区長会等で防災上の観点から説明する必要があると考えているとのことでありましたが、区長会等に説明は行われましたでしょうか。 51 ◯ 福島支所長(松永 毅君)  防災上の観点からの区長会への説明ということですが、まず、福島小学校の跡地は全敷地面積約1万5,300平方メートルございまして、そのうち約20%に当たる2,950平方メートルにおいて、ひかりヶ丘保育園の建設工事が行われております。ただいまもう最終的な段階に来ておりまして、ほぼ完成をしておるところですが、残りの跡地の利用につきましては、現在も学校施設として使用されておりますプールがございまして、今後そのプールの取り扱いも含めまして、まず支所と公民館を併設した複合施設として計画をする中で、まずそのある程度の計画をした段階で区長会のほうにも意見を聞きたいというふうに考えておりますので、現段階では説明、意見等の聴取等は行っておりません。 52 ◯ 7番(徳田詳吾君)  できるだけ早目に計画をお願いしたいと思います。  福島中学校の解体工事が始まって、もうほとんど終わっておりますけれども、記念として残せるものは、できるだけ地元の皆様の要望に沿って残していきたいとの以前回答でありましたけれども、要望を聞く場を設けてありましたか。要望を言っても聞いてもらえないとの声が聞こえてまいりましたけれども。 53 ◯ 教育総務課長(星野真嗣君)  旧中学校校舎の解体に伴いまして、記念として残してほしいものということにつきましては、市教委が直接関係者を集めて要望を聞く場は設けておりませんが、旧校舎の見学、それからお別れ式等におきまして、地域の皆様やPTAの皆様、卒業生の皆様から学校に寄せられた御要望につきましては、全て市教委に報告していただきまして、検討した上で、学校を通じて移設の可否を回答した上で現在対応を行っておるところでございます。 54 ◯ 7番(徳田詳吾君)  声が聞こえてこなかったということですね。要望する場を設けていなかったということですね、後の分をですね。  12月議会で学校改築関係について質問をしましたところ、事前の聞き取り項目に入っていなかったとのことで回答をいただけませんでしたので、改めて質問させていただきます。  学校の設計については、いつの時点の耐震基準で設計をされましたでしょうか。 55 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  設計につきましては、官庁施設の総合耐震・対津波計画基準に基づきまして、最新の基準書で設計はいたしております。 56 ◯ 7番(徳田詳吾君)  新しく建てられました校舎にクラックが発生しておりましたけれども、これの発生原因はどのようなことが原因と考えておられますか。 57 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  クラックの原因につきましては、広い壁面はヘアークラックと呼ばれるコンクリートの乾燥収縮によるクラックと思われます。ヘアークラックは、通常幅0.3ミリメートル以下、深さ4ミリメートル以下のもので、構造上、特に影響することのないクラックを指します。鉄筋コンクリートづくりの場合、乾燥収縮が必然的に起こるため、このようなヘアークラックがあらわれることが多く、それを想定して誘発目地を設けるなど対策を行った上で設計施工を行っていますが、完全に防止することは難しい状況でございます。 58 ◯ 7番(徳田詳吾君)  このヘアークラックとおっしゃいましたけれども、クラックの発生した場所は小学校と中学校と、それから共有棟がございますけれども、どの部分が主にクラックが発生したんでしょうか。 59 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  若干多かったのが共有棟、そして小学校棟のほうが、中学校棟のほうができたばっかりですので、共有棟、小学校棟のほうが若干多かったのではないかと思っております。 60 ◯ 7番(徳田詳吾君)  施工はほとんど同じような施工をされたと思うんですけど、設計施工を同じようにして、私もずっと見たんですけれども、中学校棟にはほとんどありませんでした。小学校棟についても、南側はほとんどなかったんじゃないかと思っておるんですけれども、何かやっぱり施工が悪かったのとは違うんですか。伊万里市の松島町に建設された大型店は、基礎の施工が悪かったと聞いておりましたが、全面的にやり直されましたけれども、そんな基礎の施工が悪かったのとは違うんですか。共有棟の施工場所の、ほかの部分も含めてですけど、以前の地形、着工する前の地形はどのようになっておりましたか。 61 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  小学校棟を中心としまして、共有棟側、そして中学校棟側が盛り土で、共有棟のほうは切り土工事を選考しまして、共有棟、そして中学校のほうは盛り土工事で選考していったと思っております。 62 ◯ 7番(徳田詳吾君)  地形がいろいろ変化をしておりました。そのような地形の中で、中学校棟、小学校棟、共有棟、今施工中ですけれども、体育館の基礎について、どのような工法で施工されましたか。
    63 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  屋内運動場の件でよろしいでしょうか。屋内運動場につきましては、基礎については3種類ございます。1つがくい基礎──済みません、2つでございます。もう一つがラップルコンクリート併用の直接基礎でございます。2種類の基礎で対応しております。 64 ◯ 7番(徳田詳吾君)  いや、中学校棟、小学校棟、共有棟、体育館、この4カ所の基礎。 65 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  申しわけございませんでした。  まず、共有棟でございます。共有棟はくい基礎、ラップルコンクリート併用の直接基礎、そして直接基礎。小学校棟は直接基礎、そして中学校棟、これはくい基礎、ラップルコンクリート併用の直接基礎、そして直接基礎、そして今現在工事中でございますが、屋内運動場、これはくい基礎とラップルコンクリート併用の直接基礎となっております。 66 ◯ 7番(徳田詳吾君)  安定地盤への定着をしないといけないと思うんですけれども、この辺の確認はどのようにされましたか。 67 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  もともと基礎工事に入る前に地質調査をやっておりますので、全体的な支持地盤は確認しております。その中で、直接基礎につきましては、くいが露出しておりますので、目視で確認できます。そして、くい基礎につきましては掘削するに当たりまして、定着するところについては、まず支持地盤高さがわかっているということで、あとは検尺テープによりまして支持地盤を確認いたしております。 68 ◯ 7番(徳田詳吾君)  質問の途中ですけれども、2分程度ありますけれども、全部聞くには足りないので、この件については中断させてもらって、次回の機会に続きをやりたいと思います。  今回、新市長の公約と12月議会の続きの平成29年度に質問を行った残りを再確認させていただきました。市長の回答を明確にいただきまして、大変ありがとうございました。実現をぜひとも望みたいと思います。  平成29年度の質問については、12月議会と同様に、ほとんどしていないことの確認に終わってしまいました。今後は、新市長のもと、もっと前向きに取り組んでほしいものと思います。  以上で私の一般質問を終わりますが、私も再度与えられた機会を有効に活用したいと思います。今後とも、市民のために頑張ってまいりますので、よろしくお願いします。  今回は4項目の質問をしましたが、質問が実現して、松浦市の振興発展につながることを祈念して、これで終了いたします。どうもありがとうございました。    (徳田議員 一般質問席 降壇) 69 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって徳田議員一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩をいたします。       午前11時   休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時15分 再開 70 ◯ 議長(椎山賢治君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、一般質問順位に従い、8番・宮本議員の登壇を願います。  (宮本議員 一般質問席 登壇)(拍手) 71 ◯ 8番(宮本啓史君)  おはようございます。  冒頭に、このたび、友田市長の誕生おめでとうございます。私も2期目を当選させていただきました。もう当年79歳ですから、大変ありがたく思っています。市長には今後の松浦市の発展、振興策に思い切った松浦市のリーダーとしての手腕を発揮されますよう期待をしております。頑張っていただきたいと思います。  実は、ある市民の方から、明るい市役所の雰囲気をつくるために、次のようなアイデアをいただきました。ちょっと御紹介します。  新市長さんに、朝の朝礼の一つとして、市長みずからが市役所の全職員に向けて館内放送で、時々、例えば「おはようございます。きょう一日、笑顔で市民のためにお仕事をしましょう」とかいうような言葉を館内放送で挨拶されてはいかがですかという市民の提案です。御紹介します。明るい市役所づくりのためにすばらしい御意見と思いましたが、御検討いただければ幸いと思っております。  また、昨日、松浦市議会で一番若い、若干31歳の谷口議員と理事者との質問のやりとりを聞いて、谷口議員の優しい口ぶりの質問の中にも、厳しい意見と随所に発想の転換を促す提案が出て、理事者と議会との緊張ある一問一答を聞きまして、理事者も議員も車の両輪のごとく研さんを積まなければならないと私は思いました。  議会と理事者との緊張ある関係ができるのではないかと思いましたが、松浦市が大きく変わろうとしている一つの現象と期待する1こまと素直に感じた次第です。よろしくお願いいたします。  まず、私は第1点、「ともだビジョン」についてお尋ねしたいと思います。  「ともだビジョン」を何回も読みました。市民との対話でつくる新しい市政に向けた「ともだビジョン」、今、ここに手元に持っておりますけれども、何回も読ませていただきました。  きのうときょうにかけて、市長の市民との対話に対していろいろ質問が出ておりまして、大体考え方はわかりましたけども、1つこの中で、「小学校区を対象とした協働によるまちづくりの推進」、「各小学校区を対象に市民の参画と連携による新しい自治組織の設立をすすめ、地域毎に異なる様々な課題を市民の自由な発想と企画立案や運営により解決できる仕組みづくりをめざします。」と、これをちょっと書いておられましたけど、今までの各地区の旧町の市民市政懇談会とちょっと違うなと思っているんですが、この点について詳しい具体的な御意見を伺いたいと思います。 72 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  宮本議員の御質問にお答えをいたします。  まずは、私の市長就任に対するお祝いをいただきました。私からも、宮本議員の2期目の市議会議員当選をお喜び申し上げたいと思います。  また、御提案のあった点、館内放送など、前向きに検討してまいりたいと思います。  私の掲げた「ともだビジョン」の中での小学校区単位のまちづくり、これは実はモデルがございまして、既に平戸市で先行して取り組みが行われております。  私も前任といいますか、県議時代に全国いろんな自治体を見て、そしていろんな首長さんが出されている本等も読む中で、やはり行政だけでまちづくりは行えない、やはりそういった中では、今、協働という言葉がありますけれども、市民の皆様と一緒になってまちづくりをやっていかなければ、行政だけでは担えない部分がある。その行政が担えない部分をそれぞれの地域でやっていただく単位というのが、やはり小学校区単位なんだろうと私は思っています。  あわせて、これまでの松浦の現在のまちづくりといいますか、それぞれの単位のつながりというものが、ちょうど小学校区単位ででき上がっている、そのように思うわけです。  その小学校区単位のこれまでのつながりをちゃんと生かしながら、そして、それぞれの地域にはそれぞれの地域の顔がやっぱりあるわけです。その顔をしっかり生かしながら、地域の思いを実現していくためには、小学校区単位のまちづくりが必要であると。平戸市で特に行われているということもありますし、最近はよく新聞に平戸市のそのまちづくり運営協議会というのが出てまいりますけども、これが一つのモデルになると思っています。  住民の皆さんや行政が視察に行くにしても、遠くでやっていたら経費もかかりますが、お隣でやっているわけですから、いろんな情報を共有しながら、それをしっかり参考にしながらやっていくことが大事だと思っています。  私は、最初は物まねでいいと思っています。なぜなら、習字のどんなに達人だって、最初はお手本を見て書かれているわけです。お隣にそんないいお手本があるならば、それはしっかり学んでいくことが大事だと思っておりますので、そういったことを生かしながら、地域の皆様方に力添えをいただきながら、まちづくりがもっともっと活発になるように、そんな取り組みを進めてまいりたい、これが小学校区単位のまちづくりの考え方でございます。(降壇) 73 ◯ 8番(宮本啓史君)  隣に、平戸にやっておられるということで、わかりました。  昨日、谷口一星議員の質問で、住民の市政参加、市民の関心を高める取り組みについて質問を聞いておりました。  視点を変えた質問に感心しておりましたが、今まで市民の関心を深める市政では必ずしもなかったかと私は思っております。  きょうもたくさんの市民の方がお見えになっておりますが、私は大変感謝を申し上げております。やっぱり市民と共有するまちづくりを目指していただきたいと私は思っております。  私、一つの御提案ですが、昔、佐賀県の知事から呼ばれまして、佐賀の昔の井本勇知事から呼ばれまして、宮本さん、一遍佐賀県に来てくれんだろうかと。何事ですかと言ったら、知事とのシンクタンクをつくっていると。早朝7時半からつくっていると。前の日から来てくださいといって、行きました。7時半からありました。佐賀県内のいろんな方がお見えになっておりまして、その中で私がゲストとして行きました。私に与えられたテーマは、企業誘致のやり方についてという御意見をテーマで与えられました。  さっき徳田議員の質問に関して、企業との意見交換会というのがございました。松浦市には、まだまだ有力な民間のノウハウが私はたくさんあると思っています。そういう意味では、企業との意見交換会で早朝にあるコーヒーブレイクでもいいですし、シンクタンクをおつくりになる、そういうお気持ちはございますでしょうか。 74 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  先ほどの徳田議員の御質問にもお答えしましたとおり、企業誘致だけではなくて、やはり市内の企業の振興、発展を図ることも重要な施策であると、優先順位はそちらが高いと申し上げましたとおり、そのためには市内企業の皆様方としっかりと意見交換をする場、懇談会の場は必要だと思っています。時間を何時にするかというのは、それぞれの企業、参加される方々の御都合に合わせなければならないと思いますけれども、いずれにいたしましても、そういったいわゆるシンクタンクとなるような企業の皆様方の考えをしっかり聞いて、これからの産業政策や地域づくりに生かすような、そういった施策は、しっかりと御意見を聞く場は設けてまいりたい、そのように思っています。(降壇) 75 ◯ 8番(宮本啓史君)  これもぜひ実行に移してもらいたい。夕方、いろいろ酒飲んでやることも必要かもしれないけども、やっぱりそういう朝早くからコーヒーブレイクでやって意見を聞くということも新鮮でいいのかなと思って、御提案を申し上げた次第です。  次に、「松浦市の人口減少歯どめと少子化対策について」お尋ねをいたします。  私はこれ、何回も質問しております。大変松浦市にとって重要だからです。私は合計4回で、今度で5回です。そのたびに、副市長にちょっと厳しい質問を申し上げております。  私は、今回の市政概況報告にも述べておりますけど、平成27年につくりましたまち・ひと・しごと創生協議会、これのことについて相当私は厳しい意見を申し上げています。  そのときに4回、松浦市の将来を左右する人口対策について、ビジョンづくりについて4回しかやらなくて、しかも議員は参加をしなかった、傍聴も私どものほうから申し出てやったと。そういう中ででき上がったものを、市民が参加意識を持ってやったビジョンづくりではないと思っているんですよ。  私は大変、これを努力された方に対しては敬意を表しますけれども、私はもう一遍、松浦市まち・ひと・しごと創生協議会のような形をやられて、市民総参加で、あるときは市民に痛みを伴う、そういった人口対策をやってもらいたい、少子化対策をですね。そういう意味で、何回も私は申し上げました。いろいろメンバーの選定基準についても、私は異論を申し上げました。このときの19名のメンバーについても、議会にも何にもお伺いはなかった。むしろ役所主導型で全部やられたと。別にそれを悪いとは言っていません。  私はもっといろんな幅広い意見の中でメンバーも選ばれて、そしてでき上がった人口対策なら、私は何をか言わんやと申し上げますけれども、いま一度、友田市政に変わったわけですから、このまち・ひと・しごと創生会議の検討をして、私は、例えば上げると、2万3,000人の人口が平成何十年には1万8,000人になる、平成何十年には1万6,000人になる、こういうふうな人口ビジョンを掲げておる。むしろ最初から人口が減ることを想定にしていると。私はひしと2万3,000人の人口をどうしても死守するという意気込みの前提がないと、こう申し上げました。  企業でいえば、230億円の売り上げが何年後には180億円に目標を掲げますよ、160億円に目標を掲げますよと、企業なら衰退の一途をたどる目標を掲げたと。それを企業なら真剣に皆で取り組んだ、だから何も言いません。  そこで、私はもう一度お伺いをいたします。  松浦市まち・ひと・しごと創生協議会的なことを市民参加のもとでやるお気持ちはありますか。 76 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  前期から、このまち・ひと・しごと創生に対する宮本議員のお考えというものは、私も議事録等を見て承知しております。  このまち・ひと・しごと創生というのは、国の方針に基づいて、各自治体やりなさいということであったと思っております。そのために、今、御指摘のようなことにならざるを得なかったという事情もあるのではないかと推察するところでございまして、今回、昨日から申し上げましたとおり、平成30年度において、松浦市の新しい指針となる第2次総合計画を策定したいと考えております。  それに当たっては、まさに地域の皆様方の意見をしっかり聞いて、そしてその意見を反映する計画にしたいと思っておりますので、このまち・ひと・しごと創生を見直すということではなくて、人口ビジョンも含め、第2次総合計画の中で、しっかり市民の皆様の意見を集約できるように幅広い声を集めながらやっていきたいと思っています。  その中の手法の一つとして、高校生の意見も聞きたいというのもございますし、私は5年先、あるいは10年先の未来をどうしようかという設計図を描くときに、そのときに参加をする子どもたちの意見も聞かなければ、これはやはり不十分だと思っていますので、そういった意味でも高校生の意見も聞きたいし、市民の多くの方々の意見も聞きたいと、そのような形でワークショップを開いて意見を聞きながら、まさに市民と一緒につくり上げる総合計画を策定したいと、そのように考えております。(降壇) 77 ◯ 8番(宮本啓史君)  わかりました。  今、市長の意気込み、いろいろ私もこの「ともだビジョン」というのを読み上げて、その気持ちはわかりますから、ぜひ実行していただきたいと思いますが、私が4年間この議会に携わっておると、ややもすると、4年間経験した中で、ここに書いてあるんですが、例えば、第2次総合計画の策定については、「従来の各種団体代表や公募による委員に加え、目指すべき将来の当事者となる高校生にも議論していただきたいと思っております」と書いてあります。  こういう意見、すばらしい意見ですけども、私、1つこの中で私が非常に違和感を感じたのは、議会を軽視するということじゃないけども、随所に議会代表が入っていなかったと。ふるさと納税の推進協議会にも。議会代表も入れるべきじゃないかなと思っておるんです。  議会代表はと思うけども、そういうこともして、議員の、その委員の選定というか、きのうも谷口議員がおっしゃっていましたけれども、市民が参加するシステムというかな、そういうものについての委員の選定、意見を聞く、そういう点についてどういう方法が一番いいのかなということで私は悩んでおりますけど、その点について、市長の御答弁をお願いします。 78 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  私も議員をしてきておりましたので、今、宮本議員がおっしゃる総合計画の策定に対する議会の立場ということについては、一定承知をしているつもりでありますけれども、策定段階で議会の皆様方に直接参加をしていただく、これはオブザーバーという形で入っていただくことについては必要だろうと思っています。  ただ一方で、最終的に議会の議決をいただくことになりますので、これまでの手法としては、一定程度素案ができ上がった時点で議会にお示しをして、議会の御意見をいただく、それによってまたさらに修正を加えて最終的な提案をして議決をいただく、こういったプロセスは必ず必要になってくるわけでありますので、そういった点での議会の皆様方のお力添えをいただきたいと思っています。  加えて、その策定委員の選定方法については、どういった方々に呼びかけることが委員としてはふさわしいのかということについては検討してまいりたいと思いますけれども、決してこの総合計画というのは委員だけでつくるんではなくて、その前段で広い市民の皆様に参加をしていただく場を設けて、そういったところからの意見を集めていくわけでありますので、そういった手続の中で幅広い意見を聞いていくことが必要だと、そのように考えております。(降壇) 79 ◯ 8番(宮本啓史君)  それをなぜ私はしつこく申し上げるかというのは、松浦まち・ひと・しごと創生協議会の委員のメンバーをじっくりと眺めてみました。ずっとじっくり眺めてみました。  この中で思い入れは、松浦、鷹島町、福島町、今福町、星鹿町、その中で過去にその町を思って一生懸命やっている方、これは国がいろいろメンバーを決めろとおっしゃったけども、ここの中で一生懸命まちづくりでやっている方が意見を吸い上げるような選ばれ方じゃなかったと考えています。帳面消しのような委員じゃなかったかと私は思ったから、厳しい意見を申し上げてきたつもりです。市長の御意見、今お聞きしましたので、この辺で終わりたいと思います。  次に、今度は第2次計画で松浦市総合計画が実現しますが、実は平成2年に示された基本構想の国際貿易港構想です。  基本構想の中に入れられたけども、平成2年ですから、今、30年ですから28年前、国際貿易港構想にしたけれども、ほとんど手をつけていなかったと。  そこで、12月の一般質問で、次の内容で答えておられます。これも質問に対してですね。  「松浦はどこにも負けない実績があることを前面に打ち出して、今後、税関、検疫、出入国の国の機関が松浦市に設置されることを切望します」と。これは市長答弁ですね。「調川を貿易港の指定を受けることができないか取り組んだが、1つの行政区に2つの貿易港を設けることは難しいと国の結論が出た」と。「松浦港と調川を統合しての貿易港としての県を通じて国に働きかけは困難だった」と。市長の答弁として、友広市長は「やはり実績があるのですから、名実ともに貿易港として体制を整えることは重要であり、新しい市長さんに私の思いを含めてつなぎをしておきたいと思います」と答弁されています。  そこで、その後、庁内でこの問題を検討されましたか、お伺いをいたします。検討して今後どのような取り組み、どのような運動展開を考えておられますか、御質問します。 80 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  私のほうから、12月議会以降の取り組みにつきまして報告をしたいというふうに思っております。  先般の議会でお答えをいたしましたとおり、現実的にはなかなか課題が多いということで、調川港の貿易港構想につきましては、国も実現困難との見解を示されておりますので、12月以降のこの3カ月におきましては、庁内では新たな検討は行っておりません。 81 ◯ 8番(宮本啓史君)  検討していないの。  私の提案ですけど、やっぱりこういうものは業界とよく話されて、民間企業、魚市場関係もあるだろうし、いろんな企業もいっぱいありますね。そういう企業等集まられて、やっぱりこういうことを検討する委員会を設けて、前向きにしてもらいたいと思っています。
     というのは、火力発電所で出てくる石炭灰、これ年間800万トンから900万トンぐらい輸入されて、その石炭灰がよそに運ばれていると。こういう貿易構想の中で、一大プロジェクトをつくる場合に今から考えておかないと、やっぱり何年先になるかわかりませんけども、そういうことも考える。それから、実績のあるところに国は検疫、税関を、有人を持ってくると。こういうことは働きかけないとだめと思っておりますけども、この点について市長に御答弁をお願いします。 82 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  貿易港構想の点についてお答えをいたします。  貿易港構想は松浦市の将来にとっても大変重要な課題であると私も認識をいたしておりますし、前市長からの引き継ぎも受けております。  そういった中で、現在、松浦魚市場も再整備を行っておりますし、この中で水産物の輸出戦略等も含め、対応をする施設にいたしております。  そういったことから、国にその必要性、国際貿易港としての必要性などを根気強く訴え、調川港を国際貿易港とできないか、国や県などと協議をしていきたいと考えております。  あわせて、現時点では厳しいというお考えも示されておりますので、この国際貿易港としての開港が難しいのであれば、水産物の輸出入について、ほかの方法も含め、今、御指摘のあったような民間の皆様方のお知恵もいただきながら、官民一体となって検討していきたいと考えております。(降壇) 83 ◯ 8番(宮本啓史君)  私はこの問題については、やっぱり大変重要で、将来の松浦市の大きなプロジェクトを考える場合、土台になりますから、やっぱりマスコミを通じて、長崎県で一番取り扱いが貿易としては松浦が実績のある。その実績のあるところに、やっぱり国はきちんとした対応をしてもらいたい、政府は。実績のあるところですからね。そういうことを国に訴えると、そういうことを考えていただきたいと思っております。  次に、「伊万里湾の環境整備と赤潮発生防御対策について」質問します。  先ほど徳田議員の質問に対して水産課長が答弁しておりますけど、もう一回答弁よろしくお願いします。どういう対策を練っておられるのか。 84 ◯ 水産課長齋藤周二朗君)  まず、先ほどもお答えをいたしましたけども、今議会のほうには底質の改善剤の購入であるとか、あとは赤潮を早期に発見して、その対策が打てるようにということで多項目の水質計の購入といったところ、それから県がつくっております、今現在策定していますガイドライン、そのあたりに関連して被害救済協議会のほうにこちらのほうから働きかけをいたしまして、佐賀県側にも話をして、防除剤の備蓄とか、あとはその防除剤をまくための体制づくり、そういったところにも手をかけておるところでございます。  また、現在、県のほうでどういったところでそういった環境に影響を与えているかといったような調査をしていますので、次年度以降には現地調査であるとか、シミュレーションといったところを踏まえて、計画を立てられるということでございましたので、そのあたりにも協力をして、その結果にも注視をしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 85 ◯ 8番(宮本啓史君)  水産課長の発言の中で調査という言葉がよく出るんですが、底質の改善剤の購入支援策については、どういった事業規模で補助金はどのくらいつくのか、2分の1つくのか、そういうことをちょっと説明してください。 86 ◯ 水産課長齋藤周二朗君)  30年度当初の予算には、事業費的にはもう900万円ということで上げさせていただいております。  この購入支援の内容につきましては、新松浦漁協を事業主体といたしまして、市の単独事業で補助率を2分の1ということで予定をしておりますので、総事業費900万円ということでございますので、市のほうで450万円を負担して、残りはまかれる事業者なり組合のほうで負担という形で考えておるところでございます。 87 ◯ 8番(宮本啓史君)  そこで、水産課長、この2分の1というのは、ちょっと松浦の漁業者にとっては当たり前のことじゃないかな。平戸と佐世保はずっとやっているわけですよ、2分の1単独事業でね。松浦はやっていなかったんですよね。それと、平成23年8月に陳情しておるわけ、市と、こういう赤潮が出るかも、発生しますよと。行政も、それで知事もお見えになって、取り組んでいなかったと。そういった意味では、初年度は全額負担だと。2年目からは、それから県も3分の1ずつ負担するとかもう少し、「水産県ながさき」と言われるんだから、こういったものは県も3分の1、市も3分の1、漁民3分の1というぐらいの意気込み、姿勢が考えられなかったのかと、こう思っておるんですが、その点について県との交渉はされましたですか。 88 ◯ 水産課長齋藤周二朗君)  県のほうの御支援がいただけないかということで、県のほうには確認をいたしましたけども、この事業につきましては、やはり底質改善剤というのがどうしても消耗品というところ、それから今、水産部のほうで持たれております補助事業制度、この中に該当するなかなかメニューがないというところで、ちょっと当該事業に対する支援は難しいということで、お答えをいただいているところでございます。 89 ◯ 8番(宮本啓史君)  この点については、鷹島出身の下条県議が3月9日11時から県の姿勢を問いただすとおっしゃっておりますので、期待をしておるところですが、そこで、1999年から4年か5年ごとに赤潮が発生したと。伊万里湾も戦後70年、汚れていると、汚泥もたまっていると。国土交通省の調査でもわかっていたと。  その中で、伊万里湾を豊かな海にするためには、この赤潮対策を国から抜本的に伊万里湾に注目してもらわないかんと。これをやったのが鹿児島県の東町ですね。赤潮が発生しても、養殖業者が回避できるようなことを国もやってもらわないかんと。県の対応ではできない部分があると。  例えば、今、星鹿地区では、ちょっと漁場を移転してもいいんじゃないかと。来年、真夏が来て、一遍にまたやられる可能性があると。そういう赤潮対策について、国にも伊万里湾を、いろいろ火力発電所、原子力発電所もあって、温排水が大量にし、海は少し温度が高いんですね、伊万里湾は。そういったことも考えて、政府に長崎県と佐賀県と県境をまたがる海域に関して、どうしても両県の協力が必要不可欠と。国が直接伊万里湾の環境問題に力を入れるべく、政府に陳情すべきと考えておりますと私は考えておりますね。  長崎県、政府への陳情行動のスケジュールについて、市長にお伺いをいたしたいと思います。今後、スケジュールよろしくお願いいたします、予定を。 90 ◯ 水産課長齋藤周二朗君)  済みません、私のほうからお答えさせていただきます。  議員おっしゃるとおり、最終的には国のほうに上っていかなければいけないというようなスケジュールではあると思いますけれども、まずは長崎県への陳情というところを先にやることが必要であるというふうに考えておりますので、その日程等につきましては、新松浦漁協と協議の上で調整をしてまいりたいというふうに考えております。  その後に、国への陳情につきましては、県とやはり相談をしながら、ぜひとも陳情活動が行えるように協議のほうを進めてまいるというところで考えておるところでございまして、ちょっと具体的なスケジュール等につきましては、漁協さんのほうと協議をさせていただいて、なるべく早い時期にということで検討させていただきたいというふうに思っております。 91 ◯ 8番(宮本啓史君)  なぜ私がこれを熱心にやるかといいますと、新松浦漁協に非常に危機感があるからですよ、この松浦湾の漁業者にね、と思っていますから。  そこで、漁協の理事者と漁民が一体となって今回は陳情しようという空気が出たのは、非常に政治の大切さを漁民みずからが肌で感じようという動きが出てきているから、そういう意味でも、知事対応、それから政府に陳情をやると、そういったことで、ぜひ実現をさせていただきたいというのが私の気持ちです。よろしくお願いいたします。答弁要りません。  次に、「ふるさと納税の寄附額増大戦略について」。  松浦市もふるさと納税、やっと10億円近くなるそうですけども、大変な役所も努力をしておりますけれども、私としては、このふるさと納税というのは、松浦市の財政確保の意味からも力を入れてもらいたいと何回も議会で私は質問しております。  そこで、私は都城というところに先々月か行ってきましたけど、ここは小さな3万人ぐらいの人口ですけど、ふるさと納税、昨年ですかね、73億円、ことしは40億円と、大きな金が、寄附が入ってきていると。そこは民間の協力と一体となって取り組みを進めておると、こういうことを聞いております。  そこで、私はこの松浦の背景、アジ、サバ、マグロ、いろんな水産物関係とかを見ると、30億円ぐらいはいってもおかしくない土壌があると思っております。  そこで、このふるさと納税、みずから稼ぐ市役所づくりと掲げていることも友田市長は考えておられますけども、この点について今後どういう取り組みをやっていきたいとお考えになっておられますでしょうか。 92 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  今、議員のほうから御紹介がございましたとおり、松浦市も成果を今出しつつある状況でございます。  その要因等々を分析いたしておりますと、やはり今、議員のほうからございましたように、1点は、やっぱり官民一体となった取り組みの重要性を私自身も認識いたしております。  それから、広告、PR、こういったものにつきましても、29年度はかなりの財政措置もしていただきましたので、そういった効果も出ておるものというふうに考えております。  あと、返礼品につきましても、ここは市内の事業者の皆様の御協力をいただきながら、量的な確保、そういったものを含めまして、今後とも取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。 93 ◯ 8番(宮本啓史君)  実は都城に行ったときに、都城ではふるさと納税振興協議会というものをつくって、民間と協力しているんですね。  松浦市は、私がちょっと見てみますと、まだ企業で参加をしていない方がおられると。特に大手の企業はですね。そういったことに協力を求めるというお考えはありますでしょうか。 94 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  ふるさと納税に対して、まだ御参加をいただいていない企業に対して協力を求める考えはないかということでございますけれども、議員も御指摘をいただいていますとおり、ふるさと納税を高めていくためには、やはりそのお礼の品というものも非常に重要になると思っておりますが、この返礼品を企業の皆様方に送っていただく場合は、各事業所において、従来の業務に加えて、このふるさと納税の業務を行っていただかなければなりません。  そういったことが困難な事業所もあられるかとは思いますけれども、このふるさと納税が松浦市に対する寄附がふえ、そして多くの返礼品をいただいていることで、まずは各事業所の経済活動につながるということ。加えて、このふるさと納税の寄附金を財源として、人材育成等についても行っていくわけでございますので、優秀な人材を育てていくという意味では、各事業所の人材の確保や育成にもつながっていくこと。加えて、松浦市のさまざまな政策課題の解決にもつながってまいる、こういったふるさと納税の意義や有効性を企業の皆様方にも御理解いただけるように、積極的に私自身がお願いしに参りたいと思っているところでございます。(降壇) 95 ◯ 8番(宮本啓史君)  今、市長みずからが市内の企業に出向いて協力を求めるということでございますので、期待をしたいと思っております。よろしくお願いします。  次に、モンゴル村の再開についてですが、平成28年の12月ですかね、公募してから、何者の応募がありましたですか。 96 ◯ 食と観光のまち推進課長(川上利幸君)  平成28年12月から平成29年4月まで公募いたしました。  その間、その後含めて、見学とか問い合わせはございましたが、残念ながらこの期間に応募はございませんでした。 97 ◯ 8番(宮本啓史君)  公募してから、もう1年近くなるわけね。公募してから1年近くなるんですかね。もう2年かな、28年ですから、29、30年、長い年月がかかっていますけども、このままモンゴル村を閉鎖しとれば、もう傷んでしまって大変なことになるんじゃないかと私は危惧しております。  それと、バイオパークが途中でやめて撤退をしたと。多額のお金をつぎ込んで、いわば逃げられたというような印象を私は持っておりますけども、前市長は、モンゴル村は鷹島の観光の拠点だというお考えだったんですが、ここのモンゴル村を経営する事業者の応募がない場合、どのようなことをお考えになっておりますか。視点を変えて従来のやり方に固執せず、何かお考えはあるんでしょうか、お伺いをいたします。 98 ◯ 食と観光のまち推進課長(川上利幸君)  先ほど申されましたように、休村してから現在まで約1年半になろうかとしている状況です。  管理につきましては、嘱託職員を雇用いたしまして、草原等、あるいは建物等についても傷みがこないような形で、今、管理をしている状況でございます。  それから現在、関心を示されている企業が現地調査も重ねられまして、マーケティング調査等を今行われておられます。  このようなことから、見通しとしてはもうしばらくかかるんじゃないかと思っておりますが、現在、慎重に経営判断をされている状況でございますので、市といたしましては、その結果を待つこととしておりますので、現時点では、それから先のことについては考えていないところでございます。 99 ◯ 8番(宮本啓史君)  私の経験から言うと、1年数カ月過ぎて応募がない場合、期待感だけで来ないですよ。その場合、どうするかということよ、課長。  今、このモンゴル村閉鎖して、鷹島の観光客はもうがた減りになっているそうですよ。皆困っている。  そこで、もし仮にそういう方々が来て、投資してやろうかと言えばいいですよ。だけど、こっちは待っている。まだありますよ、ありますよ、めどを調査していますよと。これ1年と半年過ぎている。これはだめ。  そこで、鷹島町の有志が、自分がやってもいいというお気持ちのあられる方がおられるわけですよ。指定管理料をいただいてですよ。この間、つばき荘が1億円ぐらいの赤字だから、1,600万円の指定管理料を払ったと。じゃ、前のバイオパークのときは3,000万円近く払ったと。じゃ、この鷹島の地元の方が2,000万円か2,500万円ぐらいで、例えば鷹島物産株式会社がやりたいと言った場合、この申し出に対してやっていただきたいというお気持ちはありますか。 100 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  視点を変えるという私のビジョンの中に書いている文言を使っての御指摘でございますので、お答えをさせていただきます。  鷹島モンゴル村が鷹島における重要な観光施設であるということについては、私も前市長同様にそのように考えております。ですからこそ、観光施設として成功させなければならないという思いがございます。  モンゴル村は、合併前から委託、あるいは指定管理で管理運営をしてまいりましたけれども、結果的に集客数が伸びなかったということから経営難に陥り、現在に至っているわけであります。ですから、その轍は踏んではいけない、そのように思っています。  このようなことから、これまでと違った視点での活用策を考えていく。その意味で、先ほど課長も申し上げましたとおり、このモンゴル村に対して興味を持っておられる企業がおられるわけでありまして、鷹島の環境や風景を実際に現地を見て、そのことを肌で感じて、ここを何とかしたい、そのような思いで検討なさっているわけでございます。  企業側の御都合で、もうしばらく時間をいただきたいということでございますから、ここはそういった思いを持っておられる企業の結果をいましばらく待ちたい、そのように考えているところでございまして、鷹島の皆様方が一日も早く再開を望んでおられることは十分承知しておりますので、私もそういった思いを検討しておられる企業のほうにお伝えをして、ぜひ早目に結論を出していただきたいということについては、機会があればしっかりと申し上げていきたいと思っております。(降壇) 101 ◯ 8番(宮本啓史君)  そこで、私の提案ですけどね、ずっとそういうお考えで、ずっと1年半過ぎてきたんですね、ずっとですね。ある企業も期限を決める。来てくれればこれ幸いですけどね。その間、放置しとけば温泉もぼろぼろ、敷地もぼろぼろですから、しばらく簡単なあれをしてもらうと、ボランティアでも環境何かをですよ。そういう、ある程度期限も決めたらいかがですか。1年2カ月延びたわけですよ。また来年も1年2カ月延びると。ある程度どこかで線引きをして、その間、じゃ、鷹島の有志の方々で少しはやっていただくと。そこで、交代していただくでもいい、そういうお考えはありますでしょうか。 102 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  いつまでも期限を切らずにずっと待ち続けるということについては、決してよろしくないと思っておりますので、まずは先方の御意向をしっかり伺って、今、御指摘のような点についても先方と十分協議をして、どのような対策ができるか。まずは、その企業の御判断を待ちたいと思いますけれども、いつまでも待てないということについては十分承知をしておりますので、そういった状況を踏まえながら、必要な対応については考えてまいりたい、このように思います。(降壇) 103 ◯ 8番(宮本啓史君)  今、市長がいつまでも待てないということですから、期待をして待っておりたいと思います。  最後になりますけど、「青島島民の要望事項について」。  実は私、選挙前、青島でいろいろ部落の人たちが集まっていただいて、要望を聞きました。御多分に漏れず、青島も人口が減っております。平成18年には307名おったのが、10年間で100名減少、非常に人口が減って、寂れたまちになっておるという危機感がございました。  そこで、皆様の中からいろんな御意見がありました。青島地区の診療体制が非常に心配だと。体験型で生徒が来たときに病気になって困ったことがあったと。この青島地区の診療体制についてどういうお考えか、お聞きします。 104 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  私のほうから、青島地区の現在の診療体制等々について御報告させていただきたいと思います。  青島診療所の現在の診療体制につきましては、昨年6月に常勤医師が急な退職をなされまして、7月から青洲会病院に診療をお願いしているところでございます。  診療につきましては、毎週火曜と金曜の午後2時から5時までの間を医師の派遣をお願いしているところでございます。  看護師につきましては1名常駐しておりますけども、臨時の看護師でありまして、月曜から金曜の8時30分から16時、午後4時まで勤務をしております。  医師不足の中、離島での常勤医師の確保というのが大変厳しい状況にございまして、青島地区の青島診療所の診療体制の確保というようなところで、青洲会病院への医師の派遣回数をふやしていただきたいとか、診療所の診療時間を午前中からでも診療していただけないかというようなことで御相談をしておりますけども、なかなか現状が限度ということの回答を受けている状況でございます。  今、現状としては以上のような状況でございます。 105 ◯ 8番(宮本啓史君)  今、平戸の青洲会というところに御協力をいただいているということですけれども、実は伊万里松浦病院が志佐町に来るということで、診療体制については志佐町の中心部に公的機関が来るということはいいことですけれども、そのおかげで周りの僻地のほうが手薄になっても困るわけですね。限度はあると思いますよ。  だから、この点について、市内の病院の先生方とこういうことについては定期的に意見交換をなされておるわけですか、そういう全体的な、松浦市全体の医療体制については。 106 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  松浦市全体のその医療体制を協議する場というようなところは、今現在設けていない状況でございます。
    107 ◯ 8番(宮本啓史君)  これは健康と命を守る意味から、いつも私が質問しておりますけど、やっぱり鷹島とか福島とか黒島とか青島とか飛島とか、端々の方たちも、ひとしくまではいかんけども、できるだけ平等というか、そういうことに努力をされていただきたい。努力の姿勢が、市民は理解をすると、こういうことになりますので、努力されているんでしょうけども、この点については、今後とも、なお一層の住民の意見を聞いて、対処できるものは対処していただきたいと思います。よろしくお願いします。 108 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  青島診療所の今後の体制といいますか、青島診療所は当然存続させる必要があると考えております。  4月からは、看護師ですけれども、今現在、嘱託の看護師でございますけども、この分については正規の看護師を置きまして、地元の島民の皆様と健康相談とか、そういうことができるような体制をとっていきたいと思いますし、診療体制につきましても、青洲会のほうに引き続き診療時間等々の医療の充実についてもお願いしていきたいと思いますし、また、常勤医師の確保についても引き続き努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 109 ◯ 8番(宮本啓史君)  ぜひよろしくお願いします。  それから最後になりますけども、そのときの要望で、青島の漁民が、漁船が水産氷を積み込む場合、干満の差が激しくて船が傷むと、非常に困っているという御意見がありましたけど、この点の対応について、水産課長の答弁願います。 110 ◯ 水産課長齋藤周二朗君)  議員申されましたとおり、青島漁港の漁船の接岸の関係につきましては、青島地区の漁民の数名の方からも我々もお話を伺っておるところでございまして、現地のほうも確認をさせていただいております。今後、漁民の方と具体的な対策等については協議を進めてまいりたいというふうに思っております。 111 ◯ 8番(宮本啓史君)  これは県も絡むわけ、こういう岸壁は。市の単独でやると。 112 ◯ 水産課長齋藤周二朗君)  市営の漁港になりますので、県の補助があればそういったところも取り入れながらやっていきたいというふうに思っております。 113 ◯ 8番(宮本啓史君)  ぜひ早急に対応をお願いします。  これで質問を終わりたいと思いますが、友田市長に冒頭に申し上げましたとおり、市長は無投票で当選されたわけですから、もう思い切って余り遠慮をなさらんで人事もやっていただいて、松浦市が大変でしょうけども、気配りも周囲に大変でしょうけども、自分の考えを思い切ってやっていただきたい。私たちもそういう思い切った政策には応援、御支援することはやぶさかでございませんので、大きな期待をしております。今後、頑張っていただきたいと思います。  終わります。ありがとうございました。    (宮本議員 一般質問席 降壇) 114 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって宮本議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩をいたします。       午後0時12分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時15分 再開 115 ◯ 議長(椎山賢治君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、4番・山崎議員の登壇を願います。  (山崎議員 一般質問席 登壇)(拍手) 116 ◯ 4番(山崎誠也君)  こんにちは。  まずもって新市長の友田市長の御就任おめでとうございます。私も2期目当選させていただいて一発目の質問ですし、ともに松浦の発展のために頑張っていきましょう。よろしくお願いします。  今回、5項目質問を上げさせていただきました。2から5項目めが友広市長のときにいろいろ投げかけていたこともあるんですけども、1項めが、先日12月21日に開催されました「松浦市と松浦高校の協働教育活動「まつナビ」における松浦市議会で発表について」という項目を出させていただきました。  この取り組みはテーマのごとくなんですけれども、これは松高の子どもたちにもっともっとこの松浦の魅力や松浦の問題、課題を知っていただいて、そういうことをしっかり高校生活で考える上で、郷土愛を育む、そのことを目的に行われた取り組みだと感じました。2年生が校内で班分けをして、12の班に分かれ、校内選考を経て5組が昨年12月21日にこの議場にて発表をしていただきました。1班当たり10分程度の発表だったかと思います。目的とか内容は多分それでよいと思うんですけども、市長はその「まつナビ」をごらんになられましたでしょうか。 117 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  まず、私の市長就任に対するお祝いをいただきましたので、私のほうからも山崎議員の2期目、市議会当選をお喜び申し上げます。  さて、先ほどお尋ねのあった「まつナビ」についてでございます。  私もDVDにまとめられたものを議会事務局からお借りして、見させていただいたところでございます。(降壇) 118 ◯ 4番(山崎誠也君)  見ていただいたということで、通告の際に言っていたので、多分また見てくれるだろうなと思いました。  松浦市の問題、課題に目を向け、どのようにしたらよいのだろうかと考え、提言する。これは議会で私たちがやっていることと同じこと、そう感じました。それプラス「まつナビ」はプロジェクターを使って、発表会というよりもプレゼン方式、プレゼン大会のような感じで、非常にわかりやすかったです。議会一般質問等でも、この画面でわかるというか、絵を見てわかるようなシステムに変えていったほうが、みんなもわかるんじゃないかなと、わかりやすいんじゃないかな、説明もしやすくなるんじゃないかなと思うので、そうした議会の改革というんですかね、そうしたこともしていかないとなとつくづく感じました。  これは若者の愛郷心を育てる本当にすばらしい取り組みだと感じたんですけども、郷土愛を育て、若者の大都市への流出対策としても、これはぜひとも毎年やっていってほしいと僕は思っているんですけども、来年度からそうした「まつナビ」の取り組みはされるんでしょうか。 119 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  「まつナビ」を実施する狙いといたしましては、今、山崎議員もおっしゃったように、まずは松浦高校生に地域を知ってもらうとともに、生徒の企画力とか提案力を身につけてもらうというのも一つの狙いであります。  また、郷土松浦を知ってもらって、地域を担う当事者としてのイメージを醸成することで、卒業後の地元定着、あるいは一旦松浦を離れた後もまた戻っていただくような、そういった気持ちの醸成、こういったものも狙いの一つとして込めてあります。  平成29年度は、市議会のほうに御協力をいただきまして、議場で発表の場を設けていただきました。また、そのことによって、高校生が市議会を身近に感じる機会にもなったのではないかなと、そのように思っております。そういうことで、いろいろな面で、効果といいますか、あるというふうに私どもも思っておるところでありまして、松浦高校とも継続する方向で協議を進めているところであります。その際には、また議会の御協力もいただくことになろうかと思いますので、その節はどうぞよろしくお願いをいたします。  以上です。(降壇) 120 ◯ 4番(山崎誠也君)  この「まつナビ」は、先ほども言いましたとおり、12月21日、この議場で発表がありました。大変いい、すばらしい発表があったので、ちょっと簡単に紹介させていただきたいんですけども、その内容の中で、所管の担当課に何か一言あればお願いしたいんですが、5チーム出られましたので、その中のやつをちょっと簡単に説明しながらいきたいと思います。  最初出てこられたのが4班で、テーマが「商店街に人を集めよう!!」。テーマの選定の理由として、松浦市は人口が少ない、商店街を活性化させるために松浦市全体を栄えさせたいということで、そのことでまちへ出てアンケート調査をしております。  そのことでわかったことが、来客者は60歳以上が圧倒的に多い。ハイマートやまつばやの来客者が多かったが、駅前の商店街に来る人はかなり少なかった。  そこで、地元のお店などにインタビュー調査をしています。そのことで、空き店舗の数がおよそ15店舗、これまでに志佐商店街で行われた取り組み、創業支援、シャッターアート、まちゼミなどありましたが、これまでに行われてきた取り組みの中で、活性化、町なかの盛り上がるような活性化として成功した例はないに等しい。志佐町商店街では、新しく店ができたり、潰れたりして入れかわりが激しいということで、そこで見えてきた課題が、地元購買率が低い、商店街来客者に若者がいない、空き店舗が多い、駐車場が少ないなどありました。  提言をしているんですけども、100円商店街をやってみてはどうかと提言しております。内容は、松高と志佐町商店街、個人の店舗や商工会議所の方と連携してやる、松高生と個人店舗でコラボして商品を出す、空き店舗を活用、開催期間を1カ月に一、二回ほど、できれば歩行者天国にしたい、SNSやチラシを活用して周知する。  このイベントのメリットとして、高齢者はもちろん、若者の来客者がふえる、駐車場がないという心配が要らなくなる、地元購買率が上昇する、商店街の認知度が上がるなどが上がっていました。  私の意見としても、これ聞いて、何よりも高校生たちが自分たちも協力するから一緒にやろうというところがすばらしいと感じました。松高、商店街、商工会議所でコラボすると言われていましたが、プラス行政、そこから輪が広がって、農業関係とか漁業関係にも広がれば、松浦市の大きなイベントになるんじゃないかなと考えました。開催期間は1カ月に一、二回と言われていましたけれども、それはちょっと期間的に大変そうなんで、3カ月に1回程度、ワンシーズンに1回程度でいいんじゃないかと感じたんですが、この取り組みは、やれば必ず成功すると思います。というのは、高校生がやるとなれば、必ず親は来るでしょうし、じいちゃん、ばあちゃんも来るでしょうし、土曜か日曜日にするでしょうから、兄弟とか市内小中高生、また他市の高校生も来るんじゃないかと思うんですが、そのことで松浦のビックイベントになる可能性を秘めているんですけども、これをやるとか検討するという実現性について、答弁をお願いしたいんですが。 121 ◯ 商工振興課長(福守尚美君)  この御提案ですけれども、課題をよく捉え、消費者や住民の皆様のニーズを調査し、それに合わせた実現可能性のあるよい提案だと思います。また、松高生みずからが自分たちが動くということも提案の中に入れてあるというのが、すごくすばらしいと思っております。  商工振興課としましても、これは本当に皆様で協力すれば必ず実現できる提案だと思いますので、このとおり、例えば、歩行者天国にするとか、1カ月に一、二回の開催という、そこまでは最初からできるとはちょっと難しいと思いますけれども、何かのイベントとあわせるとか開催の仕方もありますし、空き店舗の活用という面と、そこに人が集まるということで、今ある個店にも人が足を運んでいただくというきっかけにもなると思いますので、ぜひ実現といいますか、取り組みを進めていけるように協議をしていきたいと思います。 122 ◯ 4番(山崎誠也君)  しっかりとした答弁、ありがとうございます。  次の5班が発表したテーマなんですけど、「駅前再開発の実現」ということで、駅前に人が集まってくる駅にするという目標を掲げ、松浦駅は人通りが乏しく、寂しい雰囲気があるので、松浦駅を栄えさせたい。それを達成するためには、人が集まらない原因を考える。聞き込み調査などでアンケートをとり、また解決法を練るとして、アンケートと聞き込み調査から、外灯を終電までつけてほしいとか、道の駅っぽくしてほしいとか、駅前が暗いのでどうにかしてほしい、駅前にいろんなお店があってほしい、田平平戸口の駅のように、レンタルサイクルをやってほしいなど出ました。  その中で解決法を練った結果、駅前が暗い、駅を明るくするために対策を練る。ほかの駅に行って得た事例を参考に、3つの提言がされています。まず、1個目が駅前をイルミネーションで飾る、2個目が動物駅長、3個目が松浦を舞台とした映画やアニメの制作ということで、ちょっとここからは私の意見なんですけれども、駅前ではないんですけども、松浦では中央公園にイルミネーションで商工の青年部でされていると思うんですけれども、そうしたこともやっているので、それを移動するのもよいかなと感じました。  また、お隣の伊万里市では、伊万里駅前で冬場にイルミネーションがしてあります。毎年毎年グレードアップしていって、ことしなんか本当にすごいことになっておりました。うちの5歳と3歳の子どもたちも、あれを見て、「うわっ、ディズニーランドだ」とよく言っているんですけど、それぐらい華やかですよね。松浦駅前はアミスタホテルができる前はもっと寂しかったことも考えると、徐々にではなんですけども、華やかになってはきているのかなと、もっと時間をかけて華やかにしていけばいいかなと思いました。  ですが、2番目の動物駅長は、少しお金を出せばできることなんですので、松浦駅を一番使っているのが松高生だと思います。そうしたことを考えた上で、検討のほどもお願いしたいと思います。  3番、松浦を舞台とした映画やアニメの制作というのは、どこから提言が出てきたのか、ちょっと発想がようわからなかったんですけども、でも、とにかくおもしろいなと思いました。これもまた松高生の放送部メーンでやれば話題にでもなるでしょうし、そういった松浦の名前をメジャーにしたいという思いから出た提言なのかなと思いました。  これも行政のサポートなしではなかなか厳しいと思いますので、この3点の取り組みについて、実現性があり得るのかというのをちょっとお尋ねします。 123 ◯ 商工振興課長(福守尚美君)  私も伊万里駅前のイルミネーションはとてもきれいだなと思って見たところです。イルミネーションにつきましては、松高生もこういう御提案していただいておりますし、以前、中央公園のほうを商店街のほうが飾りつけをしていたということもありますので、これについては何とか協議をしていきたいというふうに思っております。  それから、動物駅長につきましては、この「まつナビ」のことが新聞記事になりまして、それを見られたMRがちょっと興味は示されていたんですけれども、その後、どういうふうにそれをされるかということについては、まだちょっとよくわかっておりません。済みません。  それから、3番目のほうは、なかなかちょっとこれはハードルが高いかなとは思っておりますけれども、今、実現性については何とも答弁しがたいんですけれども、何かそういうふうに、例えば、松高生でできるようなことがあれば、何かあればですけれども、今のところ、これについてはちょっと難しいかなと思っております。 124 ◯ 4番(山崎誠也君)  ちょっとテーマが5個もあるので、早足で済みません。  次に、1班がテーマとして「呼び込んで逃がさない!~子育てしやすい環境づくり~」として、テーマに沿った到達目標として、市役所へ聞き取りし、ほかの市町村との比較をすることで、そしてアンケートを実施しながら、フィールドワークの結果の報告として、夜間に子どもを診てくれる病院がない、子どもが年々減少している、新しい遊具を設置しないなどが上がりました。  そこで課題が、安全な環境、小児の医療体制、保育の充実、室内設備等の課題が出て、そうした課題を得てからの松高生の提言として、病児保育制度の導入ということで、急な病気になった子どもを病院に預けることのできる制度で、今度、移転新設される伊万里松浦病院に導入してはどうか。また2番目として、子どもが遊べる室内設備の新設。室内施設だと天候にも左右されず危険も少ないため、こういうのをつくってはどうか。例としてハイマートを3階建てにして、2階にキッズルームとか子ども用品店、3階に室内施設という提言もされたんですけども、ここでちょっと私の意見も入れさせてもらうと、本当に高校生が考えたことやろうかと、この病児保育制度ですか、というぐらいすばらしいなと、どうやって調べたのかなとも思うんですけれども、これはぜひJCHOさんも松浦に来られましたら、このことについて相談していただきたいなと感じました。  そのハイマート3階建て構想なんですけどね、これは民間の企業でもあるし、これはどうかなと思ったんですけども、雨天時に安心して遊べる場所の提供ということで、その発想は、すごく高校生らしいというか、ユニークな提案ですごくいいなと思いました。ということで、この移転される伊万里松浦病院に病児保育制度の、急な病気を受け入れてくれるということの実現性についてはどうでしょうか、相談されたこともあるんでしょうか。 125 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  病児保育制度について、まだJCHOのほうにお話ししたことはございません。  それと、この病児保育制度について、若干調べてみたんですけども、あそこに施設基準とか、スタッフとして小児専門を診れるお医者さん、看護師、それから保育士等の人材の確保が必要だというふうなところがございまして、すぐすぐにはちょっと厳しいのかなとは思っておりますけども、こういう高校生からの提言があったということについては、JCHOのほうに伝えていきたいというふうに考えております。 126 ◯ 4番(山崎誠也君)  そして、あと2つあるんですけれども、6班、テーマが「松浦の魅力をPR」。これは福島のPRをしているんですけども、観光地に行ってインタビュー、アンケートをとって、フィールドワークで実際福島の現地へ出向き、調査をされております。行ったのが、土谷棚田、初崎海水浴場、大山公園、蛙鼻公園、つばき荘ですね。この中で、インタビューやアンケート、自分の考えをまとめて、提言としていろんな施設が福島は多いので、親子キャンプツアーや福島の歴史を知るツアー、日程内容もこの中では細かに紹介されました。でも、今回ちょっと省略させていただきますけども、これはユーチューブにアップされると言われていましたので、気になる方はそちらで見ていただければと思います。  この中でちょっと私も思ったんですけども、福島のPRとして、とてもすばらしい企画だと感じました。行政の取り組みとしても、今から福島全島公園化事業計画というのがされております。その計画と並行してツアーができれば、福島も大分盛り上がるんじゃなかろうかと思うんですけども、これについての検討のほうはどうでしょうか。 127 ◯ 食と観光のまち推進課長(川上利幸君)  今、議員がおっしゃられたように、昨年10月に福島地域の全島公園化基本計画というのを策定いたしております。そこの中で、福島の景観とか歴史とか、そういった観光の核となる資産を活用しながら、交流人口を拡大していこうということにしております。その中で、具体的に先ほど言われたように、親子キャンプツアー、あるいは福島の歴史を知るツアーということで、こういったツアーをしたらどうかということでございますので、今、点でずっとやっているのをこういった線でつないで、宿泊とかしていただいて、地域に金が落ちるような仕組みづくりというのを今後していくということを考えておりますので、こういったのを具体化していきたいというふうに考えております。 128 ◯ 4番(山崎誠也君)  そして、最後の最優秀賞をとった8班が、今度はテーマ、「福島・松浦の活性化」ということで、これも福島なんですけども、福島に人を呼び込むための仕組みを考えるとして、先ほどのテーマと似ている、近いんでしょうけども、提言までの道筋が違っていまして、まずは福島の観光スポットやイベントを調べて、その中で、初崎海水浴場だけに絞って調べています。水がきれいだ、安全なので夏場多くの人が訪れるスポット、この人気スポットをもっと盛り上げるために、ここでもう提言が出るんですけども、海上アスレチックの導入をしてはどうかと。この海上アスレチックについても、事細かに説明してくれたんですけども、こちらも気になる方はユーチューブで見ていただければと思うんですが、これが大きさにもよるんでしょうけども、費用は購入した場合500万円程度、借りた場合が300万円から400万円程度かかるそうで、今回、メンテナンスのかからないレンタルで提案をされていました。財源について、初年度はガバメントクラウドファンディングというのを利用してみてはどうかと、財源まで考えているんですね、すごいなと。そして、次年度からは1日200人の人が来れば採算が合うという計算で、そこまで海上アスレチックといったような思い切った提案されたんですけども、しかし、その中で、ちゃんと財源まで考えてあって驚きました。私は初崎海水浴場だけでなく、年ごとに市内のほかの海水浴場で使い回しのごとできればしたがよかと思うし、また、水陸両用であれば、例えば、文化会館で使えるようにするとか、スポセンで使えるようにするとか、小中学校の体育館で使えるようにできるとかすれば、採算ももっと上がるんじゃないかと思ったりもしたんですけども、この辺について、高校生の提言について、採算性も踏まえての実現性とか検討のほどはどうでしょうか。 129 ◯ 食と観光のまち推進課長(川上利幸君)  先ほどの班と合わせて2つの班が福島の観光について提言をいただいております。どちらもキーワードとしては、滞在時間を延長して宿泊をしていただくという意味での提案だったかなと思っております。これについても、全島公園化の中で、今ある施設の有効活用ということでしておりますので、海水浴場も当然、今の夏場にちょうど調査されたときに、自分たちが思っていたよりもお客さんが少ないということでの提言だったと思いますので、海上アスレチックに限らず、誘客するようなことを考えながら進めていければと思っております。  財源についても、いろいろ調査しながら進めていくことが必要かと思っております。  最終的には、全島公園化につきましては、市だけではなくて、地元の人と一緒につくり上げていきたいというふうに考えておりますので、そこら辺を含めたところで検討していきたいと思います。 130 ◯ 4番(山崎誠也君)  ちょっと済みません、思いのほか説明、時間がかかり過ぎました。この「まつナビ」、本当にすばらしい取り組みでした。出席した議員もたくさん質問が出て、大変盛り上がりました。できたら私の思いとしては、本当は理事者答弁も欲しかったなと思ったんです。松高生の発表が、今回あたかも自分の提案のごとく、先ほどから質問しましたが、今後の松高生の「まつナビ」は一つ一つに、できれば市長か担当課からでも検討していきたいとかの一言でもあればいいんじゃないかなと思いました。本当、キャッチボールで投げっ放しで、キャッチできとるのかなという感じがしたので、それも今後「まつナビ」をする上で検討していただきたいと思います。  次に行きます。  次は「星鹿地域振興について」です。主に人口対策についての質問をしたいと思います。  この項目について、前期4年間、これは私も何回もやってきました。人口が、特に子どもの数が激減している星鹿町に、ぜひ子ども、子育てのできる住宅の建設が必要だとずっと訴えてきたわけではありますが、前市長は、候補地として旧星鹿保育園跡地はどうかという答弁もいただきました。また、ほかに空き家を利用してはどうかということで、星鹿でテスト的に1件されると聞いた覚えもあるんですけども、新松浦市長、友田市長の星鹿地区への住宅政策のお考えを聞かせていただきたいと思います。 131 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  星鹿地区の住宅政策についてのお尋ねでございますけれども、星鹿地域の活性化を目指す施策の一つとして、子育て世代の定住人口の確保が必要であると。そのことから、住宅政策については、重要な施策であるというふうに認識をいたしております。  これまで、先ほど議員からもお話がありましたとおり、松浦市においては、定住促進住宅の建設と空き家の有効活用を組み合わせた住宅政策を基本に、居住意向のアンケート調査を行ってきたところであります。昨日、安江議員の答弁で、その中身について答えただけに終わっておりましたけれども、その調査の中身を見ても、具体的な計画に至るまでの需要に関する十分な結果が得られているとは言いがたい、そういう状況にあると思っています。  そういった状況の中で公営住宅を建てるべきか、建てていいものか。こういったことが非常に大きな課題になっておりますので、やはり議会の思いも市民の思いも市の思いも、何とか若い人たちが住めるような環境をどうすればいいのかという思いは一緒であるわけでありますけども、公金を使って建てるかどうかということについては、やはり正しい判断がなければならないということから、さらなる需要をしっかりと把握するために、専門的な機関でこういった調査ができないものか、一度検討したいと思っています。その上で、その中で正しい判断が出れば、その結果に基づいて取り組んでいきたいと思っております。
     しかしながら、まずは定住人口の確保の取り組みとして、市内で住宅を取得される方へ支給しております定住奨励金制度や空き家バンクを活用して、こういったものを周知して、一人でも多くの方が、この制度を活用していただいて星鹿地域に住んでいただけるような、そんな取り組みを推進していかなければならない、このように考えているところでございます。(降壇) 132 ◯ 4番(山崎誠也君)  済みません、もう一つ。空き家の利活用のことで、旧農協の裏手あたりにテスト的にどうかというとを議会で聞いたのか、ちょっとちらほら聞いた覚えがあるんですけども、それについてよろしくお願いします。 133 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  それでは、私のほうから空き家の有効利用について御答弁いたします。  空き家の現況につきましては、日本中で多くの空き家が放置されておりまして、放置されることにより老朽危険家屋となることから、大きな社会問題となっております。また、ここ10年で、さらに多くの空き家が発生すると言われております。  星鹿地域にも多くの空き家が点在している状況でありまして、市において、川原辺田、そして星鹿の空き家の実態調査を行っておりまして、20戸程度の有効利用できる空き家を今、確認しております。  今後は、地域の御協力をいただきながら、所有者などの把握を行いまして、老朽危険家屋となる前に多くの方に空き家バンクに登録していただけるように努め、登録者と利用者のマッチングをサポートしまして、空き家の有効利用を図ってまいりたいと考えております。  あわせまして、利用者のニーズに合った補助金制度の見直しなども考えていきたいと考えております。 134 ◯ 4番(山崎誠也君)  星鹿の私が聞いたことのある、そこでのテスト的な利活用というのは、まだされていないということですね。 135 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  申しわけございませんでした。議員の申されている建物につきましては、平成27年度に土地と建物を寄附を受けまして、市のリノベーションモデル事業として整備し、お試し住宅として活用できないか検討しておりましたが、改修する場合は耐震対策が必要となりまして、その費用に多額の改修費用が必要になることから、事業の見直しを行っている状況でございます。 136 ◯ 4番(山崎誠也君)  はい、わかりました。これは12月議会でも話させていただいたんですけども、星鹿小学校の生徒数が現在86人です。卒業式がもうすぐあるんですけど、これから4年で86人から20人も減ります。たった4年で86人から66人になります。毎回のごとくちょっと言っているんですけども、これ本当いつも言っているんですけど、うちの3歳の坊主がいるんですけど、星鹿小学校に上がったとしても、学年でたった5人しかいないんですよ。たった5人なんですよ。自分は小学校卒業で、当時、学年で39人おりました。友田市長の小学校時代、学年って同級生って何人おられましたか。その場でいいんですけど。 137 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  当時は1年生のころは40人クラスでしたから、40人クラスで2クラスあったと記憶しております。(降壇) 138 ◯ 4番(山崎誠也君)  それも時代とか地方で仕方ないとはいえ、自分たちの時代から比べると、少な過ぎます。我が子に当たり前の環境をつくってやれなかったという自分にも腹が立ってきたりもします。そういう思いもあって、しゃりむり一般質問というのを入れていったりしているんですけども、はっきり言って、子どもには自分の育った同じ小学校で育ってほしいという気持ちは大きいんです。そしてまた、地元の自分の育った小学校を守っていきたいというともあるとですけども、それはいろいろ考えよったら、自分が母校を守るために、ただ親のエゴなのかなとも、何かマイナス的なことを思ったりします。小学校時代に生徒数が、同級生が少ないと、どうしても将来への選択肢が少なくなるんじゃないかなとも考えたりします。そう思わないですかね。だって野球もサッカーも余り関係ないと言われたけど、何か考えて、可能性を自分が奪いよるっちゃなかろうかということを考えたりするんですけども、子どもたちの将来に平等に与え、働く場所は多くある松浦市なので、地方の早急な人口対策として、市内では今福町でも実績のある子育てのできる住宅の建設で成功していますし、これを私はちょっと提案し続けていかんばとかなと。  これ以外で何か早急に子どもの数がふえるとか、本当に二、三年で結果の出ることのあればいいんですけども、何かアイデアなかですかね。わらにもすがるような思いなんですよね。ないですね。どうでしょう。 139 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  子どもたちの数が減っていて、何とかしたいという議員の思いは十分理解できるわけでございます。まずは、議員のように、ふるさとを愛している方がたくさんいらっしゃると思います。まずは星鹿で生まれ育った、そういった方々が、いかに星鹿地域に定住していただくかということが、まずは大事なんだろうと思います。またあわせて、あのすばらしい環境が好きだという方もいらっしゃるわけですから、そういった方々をUターンして戻ってきてもらう、あるいはIターンで、あの地域にどうしても定住したいという方を広く情報発信して呼び込む。こういったことが必要なんだろうと思っています。  松浦市のさまざまなコンテンツを使って、そういった呼びかけを行って、一人でも多くの方々に住んでもらうことが重要だろうというふうには思っております。  ただ、昨日の質問でも申し上げましたとおり、定住促進住宅をすることが長い期間、その学校の生徒数確保にずっとつながっていくかとなると、いろいろな課題もあると思いますので、そういった点も含めて、専門的な知見からの調査は必要だろうなと思っているところでございます。(降壇) 140 ◯ 4番(山崎誠也君)  なかなかこの5年後、10年後の星鹿の未来はどうなっているんだろうなと、不安に思います。明るく新市長の手腕で、ぜひ星鹿を盛り上げてもらったらうれしいです。よろしくお願いします。  次です。次に行きます。  次に、「御厨港埋立地の活用について」です。  これも以前からたびたび質問していることなんですけども、これまで伺ってきたことを簡単に整理しますと、この埋め立ては完了していて、整備にこれから入ります。この整備の内容は、近隣の住民、そして団体で協議を重ねた結果、3つのゾーンに分け、1つは公民館の移設予定地、もう一つは緑地、もう一つが民間で何かをしていただければなという経済活動ゾーンということでした。  そして、先日、この御厨港埋立地の活用について、このことについて県北振興局よりアンケートが送られてきたんですね。ちょっと内容を読む時間がどんどんなくなってきたので。このアンケートは、問い13まであって、1から5までの質問は、この場所を利用するのであれば、どがんふうに使いますかとか、週に何回使いますかとか、そがん感じで、普通の質問でした。6から9はおいといて、10から13は、地域はどこですかとか、年齢は何歳ですかとか、職業は何ですかとか、そうした一般的なアンケートだったんですけども、問題は、問い6から9でして、ちょっと読みます。「ここからは、松浦港緑地の整備が、あなたにとってどの程度の価値があるかをお尋ねします。以下の質問は、港湾緑地整備の価値を金銭的に評価するための仮想的な質問であり、皆様に実際の費用負担を求めているわけでは決してありませんので、率直にお答え下さい」。もしもの質問です。設備の維持管理、清掃、木の剪定、雑草の除去などに協力金を設置することになった場合。問い6、「1世帯当たり毎月50円、年間600円協力金を支払うことについて賛成ですか」。これが問い6です。そこで、「はい」が問い7へ、「いいえ」が問い8へ行きます。「はい」としたら、今度は問い7で、そしたら「1世帯当たり100円、年間1,200円払ってはどうですか」。そこで、イエスかノーに分かれます。問い6に対してノーと答えた、賛成できないと答えた方に対しては、じゃ、「最初50円と聞きましたけれども、それならば、月当たり20円払ったら、それでもよいですか」、イエスかノーかと聞くんですね。それでもノーと答えた人には、問い9で「反対の理由を答えてください」。「もう少し安ければ払ってもよい、幾らなら払ってもよい」。2で「この緑地は必要ないから」、3が「松浦港緑地の整備はよいと思うが、協力金は払いたくないから」。そして「その他」で。この内容のパターンが問い6で一番最初50円、年間600円となりましたけども、これが3パターンありまして、最初50円のパターンと、次が100円のパターンと、最初が200円からスタートするパターンの3パターンあります。最後に、米印書いて、「これはあくまでも事業の効果を評価するためのアンケート上での仮定であり、実際にこのような取り組みが考えられているわけではありません。また、実際に協力金を集めることは一切ありません」と書いていますけども、急にこんなアンケート来たら、なんじゃこりゃと身構えると思うとですよ。例えといえど、幾らまで払えるかと。この内容でよい方向の回答が返ってくるとはとても私は思えないんですけども、まるでマイナスな回答を引き出すがための誘導尋問みたいな何か。  そこで、質問を幾つかしたいと思うんですけども、まず、この金額での評価というのは、県では一般的にやっていることなんでしょうか。 141 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  今回の場合、緑地の整備の関係ですけども、一般の事業を含めまして、県が事業主体となって行います事業につきましては、こういった便益の算定といいますか、こういった調査を行って、事業化を検討されておるところでございます。 142 ◯ 4番(山崎誠也君)  思いのほか一般的なことなんですね。このアンケートの結果次第で工事がおくれたり中止になったりすることはあるのでしょうか。 143 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  今回、調査の主体でございます県北振興局のほうに確認をいたしましたところ、今回のアンケートの結果をもとに、先ほど申し上げました費用対効果等を算定いたしまして、新規事業に向けての参考資料としたいということでございました。 144 ◯ 4番(山崎誠也君)  参考資料、じゃ、そういうことはないということですね。このアンケート結果次第で、本当に費用負担というのは絶対に生じないんですよね。 145 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  このことも県のほうに確認いたしましたけども、このアンケートのほうに記載してありますとおり、市民の皆様に費用負担を求めるものではないということでございました。 146 ◯ 4番(山崎誠也君)  このアンケートの内容なんですけど、県の満足されるラインというのは、そういうのは教えてもらえないんですか。 147 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  これも県に確認いたしたんですけども、このアンケートによりまして、当事業の便益といいますか、社会に貢献する程度、これを算定するものでございまして、満足するラインというものはないということでございました。 148 ◯ 4番(山崎誠也君)  このアンケートが「3月5日までに投函してください」と書いてあるんですけども、これ3月5日以降の投函でも有効になるんでしょうか。 149 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  これも県に確認いたしましたけども、締め切りは一応3月5日となっておりますけども、基本的な考え方は、できるだけたくさんの市民の皆様の御意見を反映したいということでございまして、実際のアンケートの集計作業が3月中旬ぐらいから始められるということでございますので、その中旬まで到着分については反映をしたいということでございました。 150 ◯ 4番(山崎誠也君)  そしたら、もしかしたら、この一般質問も影響される可能性があるかもしれないですね。市はこのアンケートの内容次第でどうなるかわからないんですけども、この内容を知った上で、このアンケートをしていいよと了解されていたのかというのをちょっとお尋ねします。 151 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  アンケートを出される前に事前に御相談といいますか、情報提供はございまして、一部誤解を招きかねないような内容もございましたので、そこにつきましては、訂正といいますか、修正をお願いしたところでございます。 152 ◯ 4番(山崎誠也君)  訂正された上で、こんな感じなんですね。地域の住民の方も、本当にここの整備というのは早くしてほしいと、これまで本当に言い続けられてきました。こんなことに時間とか経費とかかけられたら、何か来た瞬間に、みんな何やそれと、こうなりますし、私もこれをされたことによって、県は何かの逃げ道ばつくりよらすっちゃなかろうかと、若干疑ったりしてしまったんですよ。なので、この質問を入れたんですけども、とりあえず今のところ様子を見るしかできないので、このアンケートの内容は、何かよい結果を得られるのかなと、ちょっと疑問にも思いますけども、報告のほど、また結果などわかったら報告のほどよろしくお願いします。  次に行きたいと思います。  次に、「星鹿町牟田地区消波ブロックについて」です。この件も何度か質問をこれまで出しましたけども、説明します。  牟田地区沿岸に現在、消波ブロックが敷き詰められていますが、一番波の当たるであろうところ、大体100メートル間が消波ブロックが設置されていません。これにより強い強風、波のときに、海水が沿岸に当たって、舞い上がって空中で強風であおられて、遠くまで霧状になって海水が飛んでいます。この場所の風下にある農業施設は、頻繁にそうした霧状の海水を浴びるために老朽化がとても早いです。この消波ブロックの事業は、県の事業のため、市を通じ県に現場の視察にも来ていただきました。その際は、県議だった友田市長にも見に来ていただきました。その節はどうもありがとうございます。  そうしたやりくりを経て、昨年8月29日に消波ブロック設置についてということで、牟田住民が公民館に集められました。しかし、住民の期待と裏腹に、県の説明では農業施設の老朽化に消波ブロックは関係ないと判断されました。困った牟田の住民は、いや、とにかくこの強風のときに現場を見てくれと切願したんですけども、県は、そしたら、前もって言ってくれれば行きますと、こう言いました。強風の吹く日が前もってわかるはずもなく、牟田住民は不満に満ちて、その会は解散したんですけども、8月29日から2カ月後、北風が強く吹いていたので、このときに満潮時にこの現場を見てもらえたらなという思いで、私が県のほうに電話しました。そしたら県は、その電話の内容が使える車がないと断られ、じゃ、ちょっと満潮まで時間があったので、時間があるので迎えに行きますよと言うと、いや、そんなことされたら困ると、そういう対応されました。えっと、ちょっと時間がとまったような感じだったんですけども、どうしたらいいんだろう。仕方がないので、松浦市の職員にお願いしたところ、若い職員がすぐに来ていただいて、波をかぶりながらも、ずぶぬれになって写真や動画を一生懸命撮っていました。写真や動画を撮って僕も何回も見たんですけども、実際、全然違うので、肉眼で見てもらわないとわからないと思います。一生懸命私は訴えたんですけども、県の職員は来てくれませんでした。  そこで、今後、県の判断を仰がなければならないような要望を行うに当たって、市長が県議のときの経験を踏まえて、どのように進めていいのか、アドバイスをいただきたいんですけども、よろしくお願いします。 153 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  牟田地区の消波ブロックの件については、私も県議の時代に御相談を受けて、県ともやりとりをしてきておったんですけれども、なかなか見解の相違というのもあるようでございまして、引き続き県への対応が必要だと思っています。そういった意味では、本市選出の県議がいらっしゃいますので、連携をとりながら、県への要望活動、そして先ほど市の職員が動画や写真を撮っているということでありますので、そういったものを提供しながら、課題解決に向けて取り組んでいくべきではないかと思っています。(降壇) 154 ◯ 4番(山崎誠也君)  住民で一生懸命言うて、私も一生懸命「───」のごとなって言うても、肩透かしされるような感じで、何か言うとってむなしくなってくるので、そして松浦市選出の県議会議員にお願いするとか、そういうやり方でやっていけばなと思います。どうもありがとうございます。  最後の項目になりました。最後に、「松浦市に青果市場がないことについて」です。  この質問は、過去、友広元市長のときに、ちょっと余りよい回答が得られなかったので、友田市長ならとの思いで入れました。  松浦には、おいしい農産物がいっぱいあります。もちろん水産物もおいしいものがいっぱいあります。松浦の農産物は、主にJAを通じて関東、関西、また広島とか福岡の大都市のほか、長崎県では長崎市、佐世保市に運搬がされています。JA以外では、個人で通販出したり、松浦に青果市場がないために、佐世保や伊万里、また田平平戸口の青果市場にトラックで運転して自力で持っていきます。  昨年、田平平戸口の青果市場の職員に、松浦から何割青果物が来ているのか聞いたところ、通告で御存じと思うんですけども、7割から8割とのことでした。それを聞いてびっくりしたんですけども、ほとんどが松浦のもんやんと思ったんですけれども、そのことを踏まえて、松浦市内での地産地消で、松浦は農業人口が多いのに需要と供給のバランスが逆転しているんじゃないかなと。松浦市だけの農産物と考えたときにですよ、需要と供給のバランスが逆転しているんじゃないかなと。また、市内で農業をリタイアされた方から聞いたんですけども、長時間の運転の恐怖を語られた方もおられました。そういうことで、農業はちょっとリタイアしたんだという方も、その方はちょっと御高齢だったんですけども、そういった理由で、農業はしたいけど、どうも長時間の運転がという方も結構多いと思います。  松浦には魚市場があり、その仲買人の卸さんというんですかね、30件中8件の方が農産物も取り扱っているため、魚市場との競りの時間帯を少しずらせば、仲買人さんからの需要も十分に考えられるのではないかと思うんですけども、また、できることによって、ほかの仲買人さんも来ることで、結構集まると思うんですけども、松浦市に青果市場があるべきだとは感じられませんでしょうか。 155 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  山崎議員の市場が必要だという思いは十分に理解するわけでございますけれども、これまでの経過を踏まえても、まずは市場建設する前に、よい作物をつくっていただくように、そして収量が拡大するなど、そういった地域の生産力を高めることに行政としては力を注いでいくべき、支援をするべきではないか。その上で、条件が整って、やはり市場を建設したほうが、さらに地域の農業、農産物の付加価値が向上する、所得の向上につながることが確認できるんであれば、市場建設も視野に入ってくると思いますけれども、まずは実際につくる側のそのことに支援すべきことが優先ではないかと、そのように考えているところでございます。(降壇) 156 ◯ 4番(山崎誠也君)  近くに市場がないということで、早目にリタイアされる方も多いと思うので、そのことで農業がだんだん小さくというか、農業人口がどんどん減っていくのかなとも思いますし、また、私の知り合いから、ホテル業の人だったんですけど、山崎君、どうしたら市内の野菜ってある程度のロットで集められるとと聞かれたんですけども、私は答え切れなかったんですよね。というのも、平戸とか伊万里に市場あるけんが、そこの仲買人さんと相談して買ってとか、自分の立場上、何か言いにくくて、松浦市の野菜を松浦で消費して、松浦の野菜とか果物はうまいというようなアピールがしにくい環境にあると自分は思っているので、なかなか出回っていないので、それをどうにかできないかなと思っているんですけども、またこのことについては、市場とか関係なく、どうしたら松浦市の野菜、果物が松浦市で消費されていくかということについて、今後の議題として、また提案させていただきます。  きょうはどうもありがとうございました。    (山崎議員 一般質問席 降壇) 157 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上をもって山崎議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後2時14分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後2時25分 再開 158 ◯ 議長(椎山賢治君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  山崎議員から発言の願いが出ていますので、これを許可いたします。 159 ◯ 4番(山崎誠也君)  済みません。先ほどの質問の中で、不適切な表現がございました。会議録より取り消しのほうをよろしくお願いします。済みません。 160 ◯ 議長(椎山賢治君)  後刻、議事録を精査の上、善処いたします。  それでは、質問順位に従い、3番・武部周清議員の登壇を願います。  (武部議員 一般質問席 登壇)(拍手) 161 ◯ 3番(武部周清君)  皆さんこんにちは。  友田市長の新市長就任、心からお喜び申し上げます。友田色を早く打ち出して、活躍をお願いします。  新人の煌青会の武部周清です。こういう場所に立つのは、年がいもなく非常に緊張しておりますが、よろしくお願いしたいと存じます。  私は、「ふるさと愛・松浦に清き風」で立候補し、市民の声を行政に届ける、議会の責務である行政のチェックに全力を尽くす、市議会議員の人口に合った適正定数を提案する、以上この3つと、目指す「ふるさと再生」「教育・子育ての再生」「健康と福祉の再生」「地域経済の再生」「梶谷城址の整備再生」を皆様に約束をして、市議会議員に当選させていただきました。市民の皆様に約束を果たすべく、しっかりと頑張っていく所存でございますので、よろしくお願いしたいと存じます。  1番目の質問をさせていただきます。
     「合併後市議会議員、県議会議員として12年間松浦市をどう見てこられたのか」に対しまして、合併効果を含めた12年間の総括について。  2040年、いわゆる22年後には896市町村が消滅するという衝撃的なニュースが流れたのは、まだ記憶に新しいと思います。  幸いにして松浦市はその中に入っておりませんでしたが、松浦市と鷹島町、福島町が合併した平成の大合併から12年が経過いたしました。  市民の皆様の中には、この合併に対し疑問を持った方が少なくありません。友田市長はこの間、市議会議員、県議会議員として、内側から外側からと松浦行政とかかわってこられたわけですが、合併効果を含めて合併後12年の総括をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 162 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  武部周清議員の御質問にお答えをいたします。  私の、先ほどから続いておりますけど、私に対するお祝いの言葉をいただきましたので、私からも武部周清議員の松浦市議初当選をお喜び申し上げたいと思います。おめでとうございます。よろしくお願いをしたいと思います。  この合併後12年間、松浦市をどう見てきたかというお尋ねでございます。  私も、この合併を議論した1市2町の合併協議会の委員として市議会から選出されておりましたし、その当時の背景というものを今思いますと、まずは全国的に将来は交付税が削減されるんではないかと、合併をしないと交付税削減されるという、そういった危機感があった。そういう背景があって、財政的な厳しさ、そして行政コストをいかに削減するか、そういった効率性を求めなければならないという機運が当時あったのは事実でございます。  そういった中で合併を模索し、最終的にこの1市2町、現在の松浦市での合併がなったというふうに思っています。  合併効果ということについては、この12年間でその効果が、これがあらわれているということは、なかなか申し上げにくい点はあると思いますけれども、私自身は、この1市2町の合併というのは、それぞれの個性、旧松浦、旧福島、旧鷹島、それぞれの個性を生かして、その3つの旧自治体がそれぞれに輝くことで新しい松浦市を輝かせることができると、そのように思っています。  以前の市議会の壇上でもお答え、発言をした覚えがあるんですけれども、松浦市の市章は、赤と青と緑、いわゆる光の三原色と言われる色を使われています。その3つがそれぞれに輝くから、カラーテレビの色が出るわけでありまして、1つでも輝かないとカラーテレビにはならないわけであります。  そういった意味では、旧3つの自治体がそれぞれに輝くことで、新しい松浦市を光り輝かせる、そういうことを目指さなければならないと思っています。  具体的な効果として上げるとすれば、目の前に広がる伊万里湾は、以前はそれぞれの自治体がそれぞれに管理をし、やってきたものが、今は松浦市の目の前に広がる共有の財産でありますから、こういったものを十分に活用しながら、さまざまな事業に展開していけるんではないかと、このように思っています。  市議会議員の立場から見えてきたものといたしましては、やはり平成18年1月1日の合併から、まずはそれぞれに異なる自治体での運営をやってきたものが1つになったわけでありますから、その成果、行政の価値観、こういったものを1つにまとめることが最初のころは非常に大変だったんではないかと、そのように思っています。  そして、冒頭申し上げました合併協議会の中で策定し、新市において確認をされました新市建設計画、この実現に向けて友広前市長のもとで基盤整備がなされてきた、そのように思っております。  県議として見えてきたものというのは、平成23年4月から私は県議会議員として、半ば外側から松浦市を見てきたわけでございますが、外側から見れば見るほど、松浦市にはやはり、私は県下全体を見た中でも、西九州自動車道の延伸であるとか、そういった体験型旅行の成功だとか、こういったことを考えると、松浦市にはたくさんの伸び代がある、このように思ったところであります。こういったもの、そういったポテンシャルや伸び代をしっかり、大きいポテンシャルがあって、それを伸ばすことによって松浦はもっともっとよくなる、そういう思いを持ったこの12年間であります。(降壇) 163 ◯ 3番(武部周清君)  ありがとうございました。  合併効果が全ていい結果となりますように、お互いに頑張っていきたいと思います。  2番目の質問ですが、「ともだビジョン」についてですが、新市長としての政治手法と姿勢について、先ほど言いましたように、松浦市は消滅する自治体に入っておりませんでしたが、合併後12年で約5,000人の人口が減少し、現在は約2万3,000人となっています。そして、2040年の人口は1万5,000人と推定されています。  総務省、人口問題研究所で将来推計人口を見ると、人口の2.5人に1人が65歳以上、3.7人に1人が75歳以上で、高齢者と15歳から64歳までの生産年齢人口の比率は1対1.2となっています。つまり、1.2人の青年、壮年、中年が1人の高齢者を支えていくという驚くべき社会になってまいります。  そこで、質問させていただきます。このようなデータを踏まえて、今後の松浦市長のビジョンをお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。 164 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  私のビジョンというものは、まさに今回の選挙に際してお示しをさせていただいた「ともだビジョン」、これがその一端であろうと思っております。  この「ともだビジョン」は、松浦の伸び代を最大限に伸ばし、活性化につなげていくことを目的として、その方向性や政策を示すたたき台としてお示ししたものでありまして、基本姿勢は、市民との対話でつくる新しい市政ということを掲げております。この基本姿勢のとおり、まずは市民の皆様との意見交換、市民の皆様が求められるものや、市政に対する意見などを広く聞く広聴を徹底していきたいというふうに考えています。  また、前段の質問でもありましたけれども、「してんを変える」ということを申し上げております。これまでの考え方ややり方に固執せずに、あらゆる可能性や実現性を見出していく、このことが必要であるということから、この「してんを変える」、見る視点と支える支点、この2つを変えるということを掲げているところでございます。  また、人口問題については、このまま何の手も打たなければ御指摘のような結果になるだろうという思いがありまして、やはりいかに社会減をなくすか、松浦で生まれた子どもたちをいかに松浦に残していくかということが重要な課題であると思っていますので、そういった意味では、しっかりそういった子どもたちに松浦のよさ、松浦の暮らしやすさ、こういったことを伝えて、職業選択をする前にしっかりと松浦のよさをわかっていただくような、そういった取り組みをして、社会減の削減に結びつけていかなければならない、それによって人口の減少を食いとめたい、そのように思っているところでございます。(降壇) 165 ◯ 3番(武部周清君)  人口減少に歯どめをかけるように、お互いに頑張っていきたいと思います。  その市民との対話ですが、具体的に対話の方法についてですが、市民とともにつくる開かれた市政を目指す対話の方法として、市民懇話会、各種団体との意見交換会とありますが、このことに対するスケジュールについてお尋ねしたいと思いますが、市長は、宮本議員の答弁の際に早い時期に開催したいとお答えいただいております。意見交換会は小学校区を対象としてとありますが、9校ある中での意見の優先順位とか、予算の裏づけということに対してはいかがでしょうか、お尋ねいたします。 166 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  意見の優先順位や予算の裏づけ、それはやはり中身をしっかりお聞きしてから適切に判断すべきものだろうと思っています。しっかり市民の皆さん方に聞いて、その中から優先順位を見定め、そして、どうすれば必要な予算が手当てできるか、その中身に応じて考えていかなければならないと、このように思っています。(降壇) 167 ◯ 3番(武部周清君)  そのスケジュールについて、ちょっともう一回お尋ねいたしたいと思いますが、いつごろから、どこから始めたいというお気持ちでいらっしゃいますでしょうか。 168 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  時期については、宮本議員の御質問にもお答えしましたように、速やかに、できるだけ早く、今議会が終わりまして、ホームページ等でテーマ等を掲げながら開催をいたしたいと思いますが、どこから進めるかということについては、これから検討させていただきたいと思います。(降壇) 169 ◯ 3番(武部周清君)  ありがとうございました。  次に、目指す開かれた市政についてですが、広聴を重視した開かれた市政、具体的にどのように活用していくつもりか、再度お願いいたします。 170 ◯ 市長友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  開かれた市政というのは、やはり市民の皆様の御意見をしっかり受けとめる場が必要だろうと思っておりますので、そのための広聴という形での対話を進めていきたいと思っています。  対話の具体的なイメージというのは、既にお答えをいたしましたけれども、30年度から策定をする第2次総合計画を行うに当たっての、その事前段階での松浦らしさの発見だとか、具体的にそれを踏まえての総合計画に向けたワークショップだとか、こういった場で意見を聞くことによって、そのことを市政に反映していくということが開かれた市政につながるものではないかと考えております。(降壇) 171 ◯ 3番(武部周清君)  この先ほどの開かれた政治について、またスケジュールについても、できるだけ早い時期に開催していただきたいと思っております。  次に、2つの「してん」を変えた行政運営についてですが、見る角度を変える視点、バランスを変える支点を、具体的に次のことでお示しいただきたいと思います。  私は先ごろ障害者を持たれている親様とお出会いし、お話をする会話の中で、「この子を残しては死んでも死に切れない」という苦悩の言葉を聞かされ、私は大きなショックを受けました。私自身、日ごろから地域の方の健康や介護等にかかわっておりますが、障害者の方やその家族に対する考え方が甘かったことを痛感させられました。今後は、障害者の方が自立し、夢を持って、安心して、楽しい生活が送れる社会をつくるために、微力ながら、行政、議会の皆様から知恵をおかりしながら考えていきたいと思っております。  そのことに対し、友田市長としては、2つの「してん」からどのような支援が必要と思っておられるのか、お示しをいただきたいと思います。 172 ◯ 福祉事務所長(前田英彦君)  ただいまの御質問でございますけれども、障害を持つお子様、家族の皆様方が将来の生活に関して大きな不安を抱えておられますことにつきまして、現在、家族の皆様にかわりまして障害をお持ちの対象の皆様をサポートできる成年後見制度、また、日常生活の自立支援事業などがございます。市といたしましては、なかなかそういう事業について周知がまだ図られていない現状がございますので、御不安を少しでも解消していただけますように、そういう制度についての周知を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 173 ◯ 3番(武部周清君)  そういった障害者の方が安心して楽しい生活が送れる社会を目指すために、お互いに、市と私も一生懸命頑張りますので、よろしくお願いしたいと思います。  もう一点ですが、松浦党発祥の地である今福梶谷城址整備については、長崎県の指定文化財となっているにもかかわらず、ほったらかしという現状であります。毎年、梶谷城には九州各地はもとより、関東、関西、中国、四国地方から約100人ぐらいの史跡めぐりの観光客が訪れます。ほとんどの方が帰り際に、この整備がなされていないことに対しまして、地元の人たちや教育委員会は何をしているんだと言われるそうでございます。来年には天皇になられる浩宮様も、昭和54年ごろ、学習院大学の学生であられたとき、歴史研究のため松浦党発祥の地、梶谷城へ登城されました。私もそのときはお迎えしましたが、そんな梶谷城ですから、我々も何とかしなくてはと、梶谷城址保存会において、道路に覆いかぶさる陰切り、草刈りや大手門の清掃など、地域の皆様の協力をいただきながら整備しておる状態です。  鷹島神崎海底遺跡、福島の棚田、そして今福梶谷城址ルートの観光を考える中で、梶谷城址の整備、市道梶谷城線、登山道の整備については、県議会議員であられたころの市長にお尋ねしたとき、市長は道路については何とか支援するとの回答をいただきましたが、市長の2つの「してん」、視点と支点からこの整備についての取り組みがどうなっているのか、方向性をお示しいただければと思っていますが、よろしくお願いいたします。 174 ◯ 文化財課長(内野 義君)  梶谷城跡の整備につきまして、まず取り組みの現状を私のほうから御説明させていただきます。  史跡松浦党梶谷城跡は、古代末から中世における松浦氏の居城として極めて重要な遺跡であります。昭和46年9月14日に松浦党梶谷城跡として県指定史跡として指定をされております。現在、管理については市が行っている状況でございます。  梶谷城跡の整備につきましては、平成5年3月に史跡松浦党梶谷城跡保存整備基本計画を策定し、平成5年から14年の10年間の計画で保存整備を行うこととしておりました。  しかしながら、他の事業との関連によりまして、基本計画にのっとった整備の実現に至っていない状況にございます。  そのほかにも、関連する施設といたしましては、平成15年度に電源立地促進対策交付金事業によりまして、梶谷城駐車場整備事業を実施しまして、駐車場の舗装、便所の建設等を行っている状況でございます。 175 ◯ 3番(武部周清君)  梶谷城に登る登山道、これは登山道に隣接する土地の所有者に、もう少し道を広げたいからということで提供をいただいたのは、もう下から上までですけど、行っておる状態です。この整備について、ぜひ今後とも、皆さん全国からいろいろ観光として来られる中において、車が途中で脱輪したりとか、それから大型バスが屋根を枝で傷つけたりということがありましたので、こういった点もぜひ一緒に、梶谷城址保存会とともに、市の協力をいただきながらやりたいと思いますが、今後の計画についてはどう思っていらっしゃいますでしょうか。 176 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  議員が今申されております登山道、市道梶谷城線という市道になりますけども、こちらは国道の204号から土肥ノ浦地区に向かう道路が市道土肥ノ浦線という市道になりまして、そこから分岐をしている箇所から登りまして、駐車場とトイレが併設されている地点までが市道の梶谷城線ということになります。  この市道梶谷城線の改良につきましては、地元である今福地域振興会からも長年にわたりまして改良の要望が出されているところでございます。  これを受けまして、平成21年度に、測量・設計業務ということで、設計までは実施をしていたんですけども、その後の用地買収から先の事業が、財政的な理由などから、市民生活に直結した他の路線を優先せざるを得なかったということで、改良工事の着手には至っていないという現状でございます。  今後の予定としましては、今福地域振興会の要望のほうでもずっと協議を重ねさせていただいていたんですけれども、今後、歴史や観光といった地域の資源を生かすための整備としまして、測量・設計以降の事業に着手する予定としております。 177 ◯ 3番(武部周清君)  この梶谷城址に関しては、松浦市の発祥の地、党首の松浦久公がいらっしゃったということで、今後とも、こういうすばらしい史跡がありますから、ぜひ行政とともに、梶谷城址保存会と一緒になって整備をしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に移ります。  「鷹島町の医療体制の充実について」ですが、鷹島診療所の今後のあり方についての説明会後の取り組みについては、鷹島の医療体制の方向についてお示しいただいて、そのときの説明会はどういう内容であったか、まずお伺いしたいと思います。 178 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  鷹島地域におけます説明会につきましては、昨年の10月3日に開催しておりまして、100名程度の鷹島地域の皆様にお集まりをいただいたところでございます。  説明内容につきましては、市のほうから鷹島診療所の概要、患者数等々の概要、それから鷹島診療所の介護療養病床、12床ございますけども、この12床については法に基づいて平成35年度末までには廃止が決まっているというようなことの御報告、それから一般病床、7床がございますけども、休日、夜間の医師の確保が困難であることから、現在、入院患者は受け入れていないというようなこと、病床については廃止する方向で検討しているというようなことの報告、それから外来診療についてはこれまでどおり診療を行うこととしておりまして、診療所を廃止することはありませんというような説明、それから、現在入院されている患者の皆様は介護サービスを重点的に受けておられる患者様でございますので、鷹島地域の患者の皆様の介護サービスの低下とならないよう、市の責務において取り組むというようなことの御説明、介護施設の整備に当たりましては、地域の皆様の御意見を伺いながら進めることなどの説明を行ったところでございます。  その折に、地域の皆様からお受けいたしました意見といたしましては、介護病床の廃止に伴う受け皿については市の責任において確実に整備を行うこと、それから受け皿となる介護施設に関しましては、グループホームを求めるというような意見などをいただいたところでございます。 179 ◯ 3番(武部周清君)  次に、介護療養病床の廃止に伴って転換先となる介護施設についてですが、転換については地域の皆さんの御意見を伺いながら市の責任として取り組みますと市側は説明されたそうですが、鷹島町民は入院中の患者さんの行く先、また入院施設がなくなるということに対して、非常に不安を持っていらっしゃいます。鷹島町の皆様は、福島にはいろんな施設があるのに、鷹島には何もないとよく言われます。そのことに対する不安の解消策の方向性についてお尋ねいたしたいと思います。  介護施設の種類は、いろいろ私も存じ上げておりますが、そのことについて、長寿介護課長、ちょっとお願いいたします。 180 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  お答えいたします。  介護療養型医療施設の今後の転換先としまして挙げられますのは、特別養護老人ホーム、それから老人保健施設、認知症対応型のグループホーム、介護付有料老人ホーム、そして今度創設をされます介護医療院等、各種考えられます。それぞれに入所、あるいは入居できる要介護度や整備条件等が異なります。  説明会で、先ほど話がありましたグループホームでございますが、認知症対応型の要支援2、介護度が要支援の1から要介護5までありますが、そのうちの要支援2から要介護1から5までの方というのが入居できる施設になっておりまして、市内各地域にある施設でございます。鷹島地域にも今後整備をしやすい施設というふうには考えます。  ただ、まだいずれの施設を整備するかということについては、これから鷹島の地域の皆様とお話をさせていただいて、いろんな御意見をいただく中で、現在の療養型の施設に入所をされておられる方の受け皿となるような施設ということで整備、協議をさせていただきたいと思っております。 181 ◯ 3番(武部周清君)  この介護施設の種類というのが、皆さん素人の方はよくわかっていらっしゃらないと思いますので、介護施設の種類と、この入所者の負担金が幾らになるかということに関して介護度によってお示しいただいて、鷹島町民の皆様に理解していただけるようにわかりやすく説明し、協議していただきたいと思います。  今言いました介護施設の種類と、その種類が、点数がありますけど、それ幾らぐらいになりまして、入所者の負担金というのが一番心配されていますので、入所者の方の負担金が幾らとなるかということも、十分に介護度によってお示しいただきたいと思います。よろしくお願いします。 182 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  それぞれに、先ほど申し上げましたように、施設によって入る要介護度も違いますし、それぞれ入所をされる方の所得状況とかによっても、また負担の割合等も異なってきますので、今後、施設に入っておられる方と今の鷹島診療所のほうも調整をさせていただきながら、実際にどういう施設が一番適されているか、その本人の身体状況も含めて協議をさせていただき、そして、できるだけ不安のないような形で進めさせていただきたいと思っております。  今後のスケジュールというか、方向性としまして、今年度、30年度中にはやはりお話をしていく必要があると思っておりますし、その中で、整備をする施設等を全庁的な中で協議をさせていただいて、30年度で協議をし、31年度中にはあらかたの施設を、どういう方向性でいくかということを進めさせていただいて、計画としては、介護保険では第7期計画中になりますので、これが30年から32年という期間の中で、今一応計画を立てております。スケジュール的に立てておりますので、32年度には早いうちに整備をするというような形の中で、調整をさせていただければというふうに思っているところでございます。  入っている方につきましては、できるだけ不安のないようにお話をさせていただくとともに、スケジュール的なことにつきましては、市報等でも皆様のほうにお知らせをしながら進めていくようにというふうには考えております。  以上です。 183 ◯ 3番(武部周清君)  できるだけ入所者の方の不安と、今おっしゃいましたように鷹島の方が入院施設がなくなることに対する不安をできるだけ早く説明をしていただいて、解消していただきたいと思います。  ちょっと私も上がっておりまして、非常に言いたいことが半分ぐらいしか言えないので、もうこれで私も、また考えながら次回に質問させていただきたいと思います。  済みません、ありがとうございました。    (武部議員 一般質問席 降壇)
    184 ◯ 議長(椎山賢治君)  以上で武部周清議員の質問を終了いたします。  本質問者の残り時間は26分です。これより関連質問を行います。 185 ◯ 2番(和田大介君)  鷹島診療所の今後のあり方についての部分で質問させて──質問といいますか、お尋ねをさせていただきます。  今、介護療養病床という単語でいろいろ説明を受けたわけなんですが、そもそも介護療養病床とは何ぞやというところの質問を、インターネットで聞いておられる皆さんとか市民の皆様に説明いただければと思います。説明会の資料に載っておりますので、これをお答えいただければいいかと思います。よろしくお願いいたします。 186 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  介護療養病床とはということでございますけども、この鷹島診療所の病床につきましては、療養病床の中に、医療保険の適用となる病床と介護保険適用になる病床、療養病床の中には2つあります。その中で、介護保険のほうから給付をされる分についてが、この介護療養病床ということになっておりまして、鷹島の12床、それから福島診療所もですけども、19床、その介護保険の適用となる病床についてが療養病床ということで御理解いただければと思っております。 187 ◯ 2番(和田大介君)  あわせまして、今後の転換施設として答弁された部分の介護保険施設でありますとか、その他いろいろ何種類かあるかとは思うんですけども、その種類についての概要についても、あわせて御説明いただければ助かりますが、よろしくお願いいたします。 188 ◯ 長寿介護課長(大久保美樹子君)  それでは、特別養護老人ホームでございますが、基本的に要介護の3以上ということで、今、入所ができるようになっておりまして、松浦市内、近くでいけば福島町のいろは島ですとか、あと松浦地域のほうにもございます。  概要につきましては、寝たきり等の要介護者で、在宅での生活が困難な場合に、日常生活上の介護を提供する施設ということで、幅が少し狭まりまして、今回、要介護3以上ということで、少し入所される方の制限がなっております。  それから、老人保健施設ということで、対象者は要介護1から要介護5までの方で、病状が安定している要介護者を対象に、在宅復帰を前提に医療、介護、リハビリ等を提供する施設となっております。  それから、認知症の高齢者グループホームですが、これが要支援の2から要介護5の方ということで、認知症高齢者を対象に、家庭的で小規模な環境のもとに介護とかリハビリ等を提供する施設となっております。  それから、介護つきの有料老人ホームでございますが、これも介護つきということですので、要介護1以上の方が入所できる施設となっておりまして、介護の必要な入居者の方に対して、必要に応じて日常の生活等の支援を行う施設となっております。  それから、今度創設をされます介護医療院につきましても、要介護1から要介護5の方ということで、長期にわたり療養が必要な要介護者に対し、介護及び機能訓練等必要な医療等の提供を行う施設というふうになっております。  以上でございます。 189 ◯ 2番(和田大介君)  説明ありがとうございました。  介護保険施設等の転換については、地域の皆様の御意見を伺いながら市の責務として取り組んでまいりますということですので、地域の皆様との十分な対話が実施されることを希望いたしまして、質問を終わります。 190 ◯ 議長(椎山賢治君)  ほかにありませんか。──なければ、以上をもって武部周清議員の一般質問並びに関連質問を終結いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。       午後3時4分 散会 ───────── ◇ ───────── この会議録の全ての著作権は松浦市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MATSUURA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....