松浦市議会 2019-12-01
令和元年12月定例会(第3号) 本文
▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時 開議
◯ 議長(椎山賢治君)
おはようございます。
出席議員は全員であります。
これより議事日程第3号により本日の会議を開きます。
日程第1
市政一般質問
を行います。
それでは、質問順位に従い、4番・
山崎議員の登壇を願います。
(
山崎議員 一般質問席 登壇)(拍手)
2 ◯ 4番(
山崎誠也君)
おはようございます。
まず、友田市長におかれましては、お体の御回復おめでとうございます。まさに健康診断や
人間ドックの重要さを市長みずから身をもって市民へ訴えかけられた、そんな感じではないでしょうか。
先日、市長のブログを読ませていただきました。その中で、演出家の宮本亜門さんが
前立腺がんと公表されて、宮本亜門さんは仕事を優先して病院に行かなかった、その報道を市長は目にされて、自分自身と姿が重なったことで、念のために精密検査は受けておこうと思った、大体そう書かれておられました。私たち市民も身近な友田市長の公表やブログ、また直接聞かれた方は、健康に気をつけよう、健康診断、
人間ドックに行ってみようと思われた方も少なくはないんじゃないかと、そう感じました。
私事なんですけれども、私もことし40になりまして、40歳の特定健診を受けさせていただきました。
ピロリ菌でひっかかりまして、私は
ピロリ菌なんておって当たり前、井戸水とか飲んでいたので、おって当たり前と思っていたんですけれども、だから治療するつもりもなかったんですが、嫁の執拗な説得と、議員1期目のときに川下議員が熱心に
ピロリ菌について質問されていたということを思い出して、さらには友田市長が今回の公表でそれを見まして、聞いたりしまして、私も治療しようかなと決心しました。現在、
ピロリ菌の治療中なんですけれども、薬を飲むだけの簡単な治療なんですが、長年、40年もともに一緒に生きてきて過ごしてきた
ピロリ菌を本当に除去しても大丈夫なのかなという一抹の不安も感じつつ、それでは通告に従いまして一般質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
まず、1項目めに
星鹿小学校通学路の
イノシシ対策についてです。
イノシシのことは先日、
市政概況報告でも市長が言われましたとおり、農作物への被害が減ったといえど、毎年のようにあります。特に昨年はブドウで被害が大きく出まして、不思議なんですけれども、急に昨年から
イノシシがブドウ園に出没するようになりまして、どこかでブドウのとり方を習ってきたというか、講演会でもしたのかなというように、2本足で立ってブドウを口で落としてそこで食べるというのを多くの園で見られるようになりまして、不思議だなと思いました。そうした被害が、食欲が旺盛なので、数頭で来られると一晩にして数百房やられていた園も多く見受けられました。その被害が出た中で、昨年は市長、また農林課で早急に対策をとっていただきまして、ことしのブドウにおいてはほとんど
イノシシの被害は出ませんでした。本当にありがとうございました。
イノシシも食べ物がなくて探し歩いて回っているわけですから、あちらこちらで見かけるのは当たり前なので、星鹿だけの問題ではないんでしょうけれども、しかし、近年、特に星鹿の小学生が通学中に
イノシシと遭遇するというのが何度もあります。昨年は
イノシシに突進された子もいました。幸いけがはありませんでしたが、このように頻繁に
イノシシと遭遇することがあれば、間違いなくいつかは大事故が起きるんじゃないかと思います。けものですので怖いです。
イノシシと遭遇しているのは小学生なので、すごく恐ろしい、心配です。
子どもたちも保護者も心配です。私も小学1年生を歩いて小学校まで通わせているんですが、40分かけて歩いていっています。私もすごく心配しております。
そういうことで、昨年度
イノシシが確認された場所、下田の市道沿いで確認されました。車もぼちぼち通るところです。そこと、小学校の裏側の通学路、ほぼ校内みたいなところなんですけれども、そこで遭遇したと聞いております。
そこで、昨年とられた対策は何でしょうか、お伺いします。
3
◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)
お答えいたします。
星鹿小学校通学路に
イノシシが出没した後の対策についてですが、
学校教育課、農林課、猟友会の方、
星鹿小学校の
通学路担当者と現地調査を行いました。
その後の対策としましては、
イノシシは同じ時間帯に同じ場所にあらわれるという習性があることから、登校時間帯に教職員が現場で
安全指導を行いました。
あわせて、
星鹿派出所の警察官や猟友会の方に通学時間帯の見回りを行っていただくなど、関係者や地域の方に
子どもたちの登下校の見守りをお願いいたしました。
また、地域の方々の協力もあり、
イノシシが出没した付近の除草作業が行われました。
さらに、猟友会の方から、けもの道と通学路が交差する付近に、
人感センサーによる照明発火を行うことは効果があるという助言を受けて、羽黒神社の通学路には
動物撃退用のライトを設置しました。
また、
子どもたちへの
安全指導については、
学校教育課長名で「
イノシシの対応について」の通知を発出し、集団での下校を勧めたり、
イノシシに遭遇した場合の行動の仕方についてチラシを使って指導を行ったりするなど、
安全指導を実施しました。さらに、
通学路安全マップの再点検を学校に指示し、
イノシシの出没するおそれのある箇所等についても、現地調査を
行い通学路安全マップに追記し、
子どもたちへの
安全指導を徹底するようにお願いしているところです。
4 ◯ 4番(
山崎誠也君)
ありがとうございます。いろいろされているとは思います。
また、
市政概況報告を聞いていて、10月7日に松浦市
通学路安全対策協議会を開催し、
松浦警察署などの関係機関、関係者と通学路の安全確保に向けた意見交換を行うとともに、後日、2日間かけて合同点検を実施したということでしたけれども、これは
イノシシが出やすい場所とか、そういう点検も一緒に行われたんですか。
5
◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)
お答えいたします。
その点検の中にも農林課の方に入っていただくようになっておりまして、点検をするようにはなっていたんですが、今年度、学校から上がってきた調書の中には、
イノシシ対策についての点検のお願いはありませんでした。
6 ◯ 4番(
山崎誠也君)
そうですか、わかりました。
イノシシも本当にあちこち出没しますし、決まった時間に決まったところに出やすい傾向があるということも承知はしております。それでもどこに出てくるかというのは専門家でもなかなかわからないんですけれども、
星鹿小学校の教育現場でもしっかり、一応、遭遇した場合の対策もとられているようですし、今後も御指導のほどよろしくお願いします。
また、各家庭でも子どもに遭遇したときの対処についてはしっかり、学校でどがんこと習ったとやとか、そういうことを聞くなどのことも大事ですし、各地区においては出にくくするための工夫、草払いをしたりとか、
ワイヤーメッシュ等で出てこれないようにするとか、そういうことも大事ですし、場合によっては、言われていましたように、猟友会にお願いして対処していただくことも、今のところそれぐらいしかないのかなと思います。
ただ、ちょっと今回気になったのが、小学校の裏手の、今、点滅灯をされているところなんですけれども、ちょっとパネルを用意したんですが、(パネルを示す)ここの小学校の裏手のところで、
イノシシが出るところが、今、点滅灯がされているところが、こことここ、2カ所に大体されていると思います。ここの通学路の周りは山、山、森、木が鬱蒼としておりまして、ちょっとたちが悪いことに、
イノシシが出てくるところ、
イノシシの通り道がプールの横からこう、ここにも道があるんですけれども、ここはほとんど使われていなくて葉っぱが茂っていて、
イノシシの通り道がここにあるみたいなんですよ。なので、通学路、大石の
子どもたちはこちらから、大石のほうから道を来まして、この階段を上がっていく。星鹿の
子どもたちはまた市道に上がって、この階段を上がっていく。多くの
子どもたちが使っているので、結構ここで遭遇しているので、対策として点滅灯をされたということなんですけれども、つい最近も、この前もここで子どもと
イノシシが遭遇したと聞いておりますし、うちでも点滅灯を、
イノシシというか、けもの対策用の点滅灯を畑などで使っておりますが、
最初はけものもびっくりするかもしれないんですけれども、すぐなれるんですよね、ちょっと一時見たら。なので、この点滅灯、ライトは意味がないんじゃないかと思うので、これはプールから道にかけて両サイド、柵をしていただくしか方法がないと、
子どもたちの安全のためにもですね。安全・安心、生命を守るために、この両サイドに柵をしていただけないかなと思うんですけれども、柵をつくっていただけないでしょうか。
7
◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)
お答えいたします。
柵の設置についてなんですが、昨年、
イノシシが出没した際に、農林課や猟友会、PTA等の関係者とともに現地調査で協議を行いました。その協議の中で、柵を設置することにより
イノシシが出没する場所が変わるおそれがあると。そのため、それによって車が通る通学路や耕地内に
イノシシが出没するおそれもあるということで話し合いがなされました。そこで、その段階では柵を設置する対策はとらないという話を行いました。
しかしながら、議員がおっしゃいますように、11月25日早朝の薄暗い時間に、登校中の児童が
イノシシに遭遇したという報告が学校からありました。
学校では、その後、児童への
安全指導を行っておるところですが、今後、学校や関係課、関係者と現地で再度調査を行い、安全対策について協議を行っていきたいというふうに考えているところです。
8 ◯ 4番(
山崎誠也君)
その協議の上で、協議しても
イノシシは多分出てくると思うんですけれども、設置してもらいたいという協議になったら、してくれるんですか。
9
◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)
お答えいたします。
設置についても、案としての協議の中に入るというふうには思っておりますが、それを設置することによってほかの危険性が考えられる場合は別の方法をとるということも考えられると思いますので、現地でよく確認をしたいというふうに現段階では考えているところです。
10 ◯ 4番(
山崎誠也君)
見てのとおり、今、最も危険な状態だと思うんです。
イノシシの通り道が大体上のほうからやってくるので、今、最も危険な状態だと思うので、ぜひ柵をしていただかないと、ちょっと怖いなと。多分、二、三十人は通学でここの道を使っていると思うんですよ。あと、剣道の練習場がこの辺にありますし、剣道をしている子たちはここをおりて練習に行きますので、できたら早い段階で検討というか、つけていただくようにお願いしたいんですけれども、よろしくお願いします。
イノシシの項はこれで終わります。
2番目に、松浦港(御厨地区)の埋立地について質問いたします。
ここの埋立地については、私もたびたび質問はしておるんですけれども、今回この質問を急に入れたんですが、というのも
一般質問通告の締め切りの前日に
社会福祉協議会の
御厨星鹿支部主催の「一人暮らしの高齢者を励ます会」に出席させていただきまして、この会は28日にあったんですけど、その折、来賓挨拶で石本県議が、11月27日に県の本会議で御厨港埋立地の事業化が採択され、これから測量設計の後に工事に入りますと聞きました。私は知らなかったので、えっと思って、これは是が非でも質問せんといかんという思いで、ちょっと準備不足ではあったんですけれども、質問項目に入れさせていただきました。
これからのスケジュールについてお尋ねします。
11
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
ただいま御質問がございました緑地整備の事業採択でございますけれども、県の
新規事業評価におきまして、令和2年度事業として採択をされたというふうに聞いております。
ただ、現在、国におきまして令和2年度新規事業として審査をされているところでございまして、国の新規事業としての採択結果は令和2年2月ごろになるということで聞いております。
12 ◯ 4番(
山崎誠也君)
済みません、ちょっと意味がわからなかったんですけど、来年から事業化されるということでよかったですか。
13
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
現在、国において審査をされている事業として、採択をされた場合、令和2年度事業として予算化をされるということでございます。
14 ◯ 4番(
山崎誠也君)
ということは、まだ決まっていないということでよかったですか。
15
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
はい。まだ国の審査が終わっておりませんので、はっきり決まったとは言えないと思っております。
16 ◯ 4番(
山崎誠也君)
県議が、すぐに設計に入って工事がされるというような感じで言われていたんですけど、ちょっと勘違いしておられるかもしれないですが、そのことについては県議のほうに報告などはされましたでしょうか。
17 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
お答えいたします。
まず、私もその場におりまして、県議のほうから挨拶をされる前に、決まりましたというお話がありましたので、私も県のほうでそのように具体的に動いているということについては報告を受けておりませんでしたので、戻り次第、担当課のほうに確認をさせました。
その結果、県としての事業採択はできているということでございましたので、今後、県と国の間の折衝で事業が進むということを確認したところであります。
その後、県議には直接お会いできておりませんので、そういったお話はまだできていないところでございます。(降壇)
18 ◯ 4番(
山崎誠也君)
なるほど、よくわかりました。
ただ、御厨港の埋立地の活用というのは、私たち周辺の住民だけでなくて、御厨の町民、また我々星鹿の町民もすごく期待しています。これは地域活性に直結することであって、県では採択されたけれども、国ではまだわからないとなると、まだ見通しが立っていないと思うんですけど、そのことを思ったんですが、確認というか、ちゃんと、そこで言った方々に、県議もどの場所でどのように言われているかわからないんですけれども、もし言われているのであれば、訂正などしていただく必要がある、僕はそれを聞いたときに、来年ぐらいから設計に入って、すぐ工事に入ると、そのように聞いて、ああよかったなと。その反面、僕はこの事業が事業化されるって知らなかったから、ああ、勉強不足だなとすごく悔やんだりもしましたけれども、それについて報告すべきだと、ちょっと僕からは恐れ多くて言えないので、市のほうから報告というか、連絡をしていただきたいんですけれども、それはどうですか。
19 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)
順序としましては、国の
補助事業を活用して県が事業をやるというような流れになるわけですけれども、県が事業採択したということは、そういった国との
補助事業にのっかるかどうかの協議を今からやるということなんですよ。その協議の結果が出るのが来年の2月ごろ、つまり、国の
補助事業にのっかって県が事業をやるというところが決まるのが来年の2月ごろという流れになろうかと思います。
県としては、この事業をやりたいということで採択をしたということなんですけれども、県単独では恐らく県も財源的に厳しいだろうと思うんです。国の
補助事業を使うという流れになりますので、そういうことで国との協議に入っているということになろうかと思います。(降壇)
20 ◯ 4番(
山崎誠也君)
市長はその場におられたので、どう感じられたかわからないですけど、私はもう来年から、どんどん事業が進んで、すぐにでも埋立地の完成というのができるのかなと思って、慌ててこの項を入れさせていただいたんですけれども、そのように感じなかったですか。
21 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
あの場での発言を聞かれた方は、率直に、
山崎議員がお感じになったような思いを持たれたんではないかと私も思っております。ですから、県の事業でございますので、県の状況がどうなっているのかということを担当のほうに確認をさせたところでありまして、そうすると、決して全てが間違いではないわけであります。実際に県としてはその事業に取り組むために国との折衝を行われておりますので、その実現ができるように私どもも側面からお願いをしていく必要性は感じているところでございます。(降壇)
22 ◯ 4番(
山崎誠也君)
ああ、そうですか。肩透かしを食らって少しがっかり、どんどん進んでいくという思いがあったので、ちょっと残念ですけれども、通告しておりますので、そのまま質問させていただきます。
今のところ埋立地の活用の計画では、
ゾーン分けをして、真ん中に
防災緑地ゾーン、片方に
コミュニティゾーンとして、何年後になるかわからないですけれども、
御厨公民館の移設の予定地、そして、反対側には
経済活動ゾーンとして民間の方に何かしらの活用をしてもらう、その何かしらの活用がなかったら県の防災緑地としての整備をしていただく、まとめてしていただく、そのように伺っていたと思うんですけれども、補足などあればお願いします。
23
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
埋立地の活用につきましては、今、議員がおっしゃったように、
緑地ゾーン、
コミュニティゾーン、
経済活動ゾーンということでゾーニングをしておるところでございます。
コミュニティゾーンにつきましては、支所、
公民館機能を整備しまして、
経済活動ゾーンにおきましては、
民間事業者による活用について今後検討していくということになると考えております。
配置につきましては、現状、県道沿いに
コミュニティゾーンと
経済活動ゾーンをある程度集約して、残りを
緑地ゾーンということで計画を今立てているところでございます。
24 ◯ 4番(
山崎誠也君)
設計も今からすぐ入ると思っていたので、この項目を入れたんですけど、設計に入られると、もちろん県のほうで委託されるんでしょうが、その設計段階において、松浦市としてできたイメージとか、地域の住民がどういう要望かというのを設計の段階で一緒になって考えていただけるような感じになるんですかね。
25
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
県におきましては、緑地の整備というところでの測量設計ということになろうかと思っております。その緑地整備の中での市民の意見ということにつきましては、国の
補助事業活用ということですので一定の制限はございますけれども、国の補助の対象内になるということであれば、市の意見を述べることは可能であると考えております。
26 ◯ 4番(
山崎誠也君)
1点気になったんですけど、国の
補助事業活用というのは、国が100%で、県はゼロ%なんですか。
27
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
今回、県のほうが申請されておりますのが
地方創生推進交付金の
港整備交付金という事業でございまして、それにつきましては、国100%ではなくて、国、県それぞれ負担が生じてまいります。
28 ◯ 4番(
山崎誠也君)
わかりました。後で負担の割合とかも聞かせていただきたい。通告に出していませんので。
もう少し具体的な質問なんですけれども、緑地というのは防災緑地という方向性でよかったですよね。
29
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
当初は防災緑地での整備ということにしておりましたが、
港整備交付金を活用するという段階で、通常の緑地整備ということに現在はなっておるところでございます。
30 ◯ 4番(
山崎誠也君)
そうですか。それも知らなかったんですけど、以前の質問では、防災緑地には遊具等を設置できないと言われていましたけれども、遊具を設置していただきたいし、地元住民との協議の中で遊具は設置していただきたいなというような協議が出て固まれば、設置していただけるんですか。
31
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
この国庫
補助事業につきましては、補助対象で整備できる施設、できない施設というものがございまして、遊具につきましては対象外ということになっております。
32 ◯ 4番(
山崎誠也君)
準備しとった質問とだんだんずれてきて、ちょっとわけがわからんようになってきているんですけれども、緑地ができ上がったイメージというのはどんな感じなんですか。本当に真っさらな更地で、芝があるのか、それとも泥丸出しなのか、フェンスも防風フェンスがつくのか、それとも低目の追加できるようなフェンスがつくのか、でき上がったときのイメージというのは持っておられますでしょうか。
33
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
今の補助整備で可能な範囲でお答えさせていただきますと、芝生広場、それから、駐車場、照明、その他、あずまややベンチなどの設置ということで計画がなされております。
34 ◯ 4番(
山崎誠也君)
遊具もない、ただの広場、芝はできるとのことなんですけれども、せっかく芝ができるのであれば、ちょっと自分の考えではサッカーのフィールドを兼ねた緑地にしてはどうかと。両サイドなので邪魔にならないですけど、サッカーのゴールとかでもやっぱり難しいですか。
35
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
その点も聞き取りのときに
山崎議員から御質問を受けておりましたので、県のほうには確認をさせていただきましたけれども、運動施設等については、やはり補助の対象外ということになっております。ただ、芝生広場でボールを使って遊んだりとか、そういったものは十分できるかと思っております。
36 ◯ 4番(
山崎誠也君)
補助の対象外ということなんですけど、例えば、後から自分たちでそこにゴールポストを設置することで違反になるとか、そういうことはないんですか。
37
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
その辺は確認しておりませんので、今の段階でお答えすることはできません。
38 ◯ 4番(
山崎誠也君)
わかりました。少しでも早くこの港が完成することを、緑地が、埋立地が完成することを祈りつつ、この項目を終わります。
続いて、3項目め、松高の支援についてです。
先日、これはたしか決算審査特別委員会の総括質疑の折じゃなかったかと思うんですけれども、市長が松高の支援について見直すように言われていました。きのうの質問の中でも見直しについては言われていましたけれども、時期的なものもあると思うんですけど、この見直しについては、再度の質問になるようですが、どのような考えでされるのか、お示しください。
39
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
松高支援事業でございますが、市としては、財政的な支援の目安として全校生徒定員120名掛ける3学年360名で1,500万円程度ということで考えております。
平成30年度の実績額、それから、令和元年度の見込み額につきましては、既にその額を上回っている状況でございます。その要因を分析しましたところ、生徒確保支援事業の下宿費の補助がふえてきておる状況でございまして、今年度の見込み額で約840万円というふうになっております。
また、入学準備金ですとか、航路通学費補助を含めますと、今年度の見込み額はそれだけで1,320万円という状況でございます。
支援事業につきましては、このほかにも、進学及び就職支援事業とか、地域連携及び魅力発信事業とか、部活動強化対策事業とか、そういったものがあるんですけれども、そちらのほうに回せる補助金が不足しているという状況が今生じております。
幅広く生徒へ支援するという観点から考えますと、偏りが生じているという状況でございます。
今後につきましては、将来、生徒に松浦へ帰ってきてもらう還流という流れをつくるために、市内中学校から松高へ進学する生徒をふやす取り組みが必要だと考えておりまして、来年度からの事業見直しに向けまして学校側の意見も聞きながら現在検討を進めておるところでございます。
40 ◯ 4番(
山崎誠也君)
聞くと、補助金が減るような感じなんですけど、補助金というか、応援の度合いが減ると、比例して入ってくる子たちも、一般的な考え、私の個人的な考え方です、減るんじゃないかなと心配するんですけれども、ちょっと話は変わりますが、これまでの松高の志願者数の推移を年度ごとでお願いします。
41
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
松高支援事業が平成25年度から開始されておりますので、平成25年度からの入学志願者数を申し上げたいと思います。
平成25年度につきましては、定員120人に対しまして101人、平成26年度109人、平成27年度91人、平成28年度96人、平成29年度122人、平成30年度112人、平成31年度、令和元年度ですけれども、64人となっております。
42 ◯ 4番(
山崎誠也君)
わかりました。昨年が極端に少ないということなんですね。松高支援については、きのうも質問されておりました。私も1期目に寮の建設をしてもいいんじゃないかということを提案したんですけれども、ちょっとだめでしたが。
松浦で唯一の高校ですし、学年の定数が120人、その3分の2を2年連続下回ると、県で廃校とか統合とかそういう土俵の上に上がるということなんですけれども。昨年は大きく減っているんですけれども。私事なんですが、私は今福にあった松浦東高出身でして、今はなくなって、母校がなくなるというのは心の一部をえぐり取られるような気持ちになるんですけれども、松高にはどうにか存続し続けていってほしい、そういう思いで毎議会ごとに多くの議員が質問であったり、提案であったり、たくさんされております。
市長がきのう回答されていました、まずは市内での志願者が3割しかいないことを、そこをどうにかしていかないといけないと言われていましたけれども、私も確かにそう思います。
通告を出していたんですけど、そこで提案しますが、まず、鷹島・福島の中学生の志願者数をもっと伸ばせないかなと考えました。まず、鷹島・福島の中学生の松高への志願者というのは学年で大体何割程度なんでしょうか。
また、今、鷹島・福島の
子どもたちは松高のほうにどのようにして通っておられますか。
43
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
済みません、聞き取りのときは福島・鷹島中学校からの入学者数の割合ということで聞いておりましたので、それでお答えさせていただきます。
平成25年度は福島が26名の卒業生のうち3人、鷹島が20人のうち3人、平成26年度につきましては福島が30人のうち7人、鷹島が17人のうち2人、平成27年度が福島21人のうち3人、鷹島が15人のうち入学者なしでございます。平成28年度が福島34人のうち4人、鷹島24人のうち2人、平成29年度が福島24人のうち4人、鷹島20人のうち5人、平成30年度が福島14人のうち3人、鷹島19人のうち5人、平成31年度、福島18人のうち入学者なし、鷹島17人のうち6人となっております。
それから、通学者につきましては、現状報告させていただきます。令和元年12月4日現在、福島からの通学者が6人、鷹島からの通学者が14人となっております。
通学ルートにつきましては、鷹島の生徒は殿ノ浦港から今福港まで船を使いまして、鷹島口駅から松浦駅まで松浦鉄道を利用されております。福島の生徒につきましては、福島港から浦ノ崎港まで船を使いまして、福島口駅から松浦駅まで松浦鉄道を利用しているという状況でございます。
44 ◯ 4番(
山崎誠也君)
鷹島、福島のほうから大体割ると、1割か2割の間なんですかね。だから、松浦から3割しかいない、それの半分ぐらいしか鷹島、福島から来られていないということで、確かにフェリーも使ってこないといけないですし、フェリーを使って、さらに鷹島であれば殿ノ浦から今福まで行って、今福のほうから鷹島口と思うんですけど、MRに乗って松浦まで来る。そして、福島においては浦ノ崎のほうまでフェリーで来て、そこからMRに乗ってくるということです。
大人でも電車の乗り継ぎというのはすごく嫌なんですけれども、ちょっと私が思ったのが、これは提案なんですけれども、フェリーを志佐の黒潮港に着けるようにできないかなと思いまして、今福に着いている小さなフェリーのほうでしたら多分入れるんじゃないかなと思います。なおのこと、福島のフェリーだったらもっと、今福に着いているフェリーが入れば、これも入れるんじゃないかな。例えば、黒潮港がいけなくても、大きい船が着いているニッチツとかエンマキとかにも相談して、その辺でもできるようになれば、そして、それができるようになれば、そこに屋根つきの自転車置き場とかを設置して自転車で通えて、そしたら寄ってくるんじゃないかなとも思いますし、例えば、そこにシャトルバスを着けていただければ、市民も利用できて松浦としての利便性というのがすごく上がるんじゃないかと感じるわけなんですけれども、鷹島からフェリー一本で来れる、福島からもフェリー一本で来れるとなれば、ある程度、今、1割半ぐらいですかね、この子たちが2割ちょっととか3割ぐらいまで志願してもらえるんじゃないかと思うんですけれども、この案について、愚案でしょうか、回答をお願いします。
45 ◯ 地域経済活性課長(福守尚美君)
まず、定期船の利用者は学生だけではありませんので、航路の変更を検討する際には利用者皆様の意見を伺う必要があると思います。その上で、変更の必要があれば、住民や国、県、市の関係機関、運航事業者などで構成する地域協議会の中で協議をすることになってまいります。ただ、殿ノ浦-今福航路を運航する旅客船たかしまと、福島-浦ノ崎航路を運航する旅客船第2つばきは、ともに接岸のためには浮き桟橋の整備が必要となりますので、もし、今、議員御提案の場所に接岸するとなりますと、そこにポンツーンを整備する必要が生じてまいります。
現在、欠損補助を支出している航路でもありますので、そのような投資はなかなか難しいので、御提案の実施は困難であると考えております。
なお、先ほど説明がありましたとおり、両航路とも松浦鉄道と接続をしておりますので、松浦鉄道の利用促進という点からも御理解をいただきたいと思います。
以上です。
46 ◯ 4番(
山崎誠也君)
フェリーについてはすごく昔から思っていて、何で松浦本土の中で両サイドにフェリーが着くのかなと、真ん中に着けば便利なのになとすごく思っていたので入れたんですけれども、財政的にも厳しいので難しいということなので、ちょっとこの点は。でも、今後少しぐらい検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。
次に行きます。
市道不老山公園線の復旧についてなんですが、復旧のめどについては、きのうも質問でありましたが、再度お願いします。
47 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)
昨日の久枝議員の一般質問でも答弁しましたとおり、不老山山腹の地すべりにつきましては、市道上部と下部の斜面対策に関しては長崎県が災害関連緊急地すべり対策事業として行い、市道区域の道路復旧は公共土木施設災害復旧事業として市が行うこととし、それぞれ復旧に向けた準備を行っているところでございます。
現在のところ長崎県において行われる地すべり対策事業の工事着手は、令和2年4月以降に予定をされておりまして、令和2年度末完成を目標に進められていると伺っているところでございます。
市が行う道路災害復旧事業につきましては、県事業の工事進捗にあわせ、工事着手することとなりまして、土砂撤去を行った時点で、土砂に埋まっていた施設の被害を把握し、事業変更を行う必要があるため、全ての最終復旧は令和3年度以降になるのではないかと思われます。
以上でございます。
48 ◯ 4番(
山崎誠也君)
令和3年度以降ということなんですけど、その間、1年以上、不老山公園のほうに行けないということなんですが、この不老山公園の管理についてはどのようにされるんでしょうか。遊具等も空き家と同じように使ったり手入れしないと朽ちていきますし、また、土手とか広場なんかも
イノシシが来て掘り荒らしたりすると思うんですけれども、その辺の維持管理についてはどのようにされるんでしょうか。
49 ◯ 地域経済活性課長(福守尚美君)
まず、不老山の遊具でございますけれども、都市公園の遊具につきましては、毎年の法定点検が義務づけられておりまして、適正な維持管理を求められておりますので、閉園中であっても継続して点検などは実施をしてまいります。
それから、公園内につきましては、営繕管理員を雇用しておりますので、閉園中につきましても、草刈り、清掃等、継続して実施をしてまいります。
以上です。
50 ◯ 4番(
山崎誠也君)
管理はされるということで、不老山公園は特に今まで、崩れる前は土日なんか多くの市内外の子連れの方が来られておりました。私もまだ子どもが小さいので結構連れていっていました。しばらく行けないというのが非常に残念に思います。
管理については裏道を使っていかれると思うんですけれども、先日、私もちょっと裏道のほうを見に行ったら、通行どめになっておりまして、車が通れないんですね。ここは一、二年前ぐらいに通ったときは通れたんですけれども、結構道幅が狭くて、石も少しごろごろと落ちているような感じで、どうなのかなと思ったんですけれども、例えば、そこを石が落ちてこないように整備したりとか、車両の制限などをかけて、不老山公園を使えるようにというのは考えられないでしょうか。
51 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)
今、
山崎議員が申されたルートに関しましては、志佐中学校の付近から、里方面から上っていく裏手の道になるかと思います。志佐中学校から市道だけを通るルートで延長をはかりますと、約2.5キロほどございます。この公園までの市道の現況幅員は、大半の区間が3メートルから4メートルとなっておりまして、離合が困難であり、急カーブなど見通しが悪い区間が多いということでございますので、沿道利用者以外の交通量が増加してくるということになりますと、安全な通行に支障が生じると思われますので、現状としては通行どめをしている状況です。
さらに、ここに手を加えてということになりますと、今の改良事業がなかなか進んでいない状況を考えますと、今早急な手当をするというのは困難な状況ではないかというふうに思われます。
52 ◯ 4番(
山崎誠也君)
そうですか、わかりました。改良しなくても、2.5キロもあるということで、山道なんで大変です。歩いてハイキングコースにしたらどうかという提案もしようかと思ったんですけれども、確かに不老山公園を使うのは子連れ、子どもに使わせるので、子連れで2.5キロの山道を上るというのは大変なのでなかなか難しいのかな。じゃ、あと1年半以上、不老山公園の道路整備がされるのを待たないといけないんだなと感じました。少しでも早い整備を待っております。よろしくお願いします。
続きまして、5項目めに行きます。
松くい虫の防除についてです。市内には市で管理しないといけない松林はどのくらいあるでしょうか。
53 ◯ 農林課長(吉田安秀君)
市内において市が管理をしている松林について、農林課のほうの管理部分についてお示しいたします。
農林課が松くい虫に対する防除や駆除の作業を行っている松林につきましては、志佐町の大浜地区と福島町のイロハ島地区の2カ所でございます。
そのうち、市の所有は福島町のイロハ島に1島だけございます。それ以外は地区名義であったりとか共有名義となっておるところでございます。これをなぜ市のほうが駆除をやっているかといいますと、この2カ所は保安林の指定を受けておりまして、保安林指定の中で県の計画におきまして松くい虫対策の指定区域となっていることから、市の農林課のほうで作業を実施しているところでございます。
規模につきましては、志佐町の大浜地区が、飛砂防備保安林に指定をされておりまして、1.69ヘクタールの面積に249本の松が生育しております。
また、福島町のイロハ島地区におきましては、魚つき保安林として指定がされておりまして、1.66ヘクタールで333本の松が生育しているところでございます。
以上でございます。
54 ◯ 水産課長(鈴木正昭君)
水産課が所管する松の木につきましては、志佐漁港区域である海のふるさと館周辺の0.66ヘクタールに616本の松が植栽されておりまして、松くい虫の防除や駆除作業を行っているところでございます。
55 ◯ 上下水道課長(山田一洋君)
上下水道課の管理している松につきましては、志佐町大浜地区の松浦水きよら館敷地内0.58ヘクタールに240本の松を植栽しており、管理を行っているところでございます。
56 ◯ 4番(
山崎誠也君)
この松くい虫の防除ですが、大体毎年予算に上がってきています。大きな額なんですけれども、場所によって管理されている課が3課あったんですけど、年度ごとにこの松くい虫防除でかかった金額を合算の上というのはお示しできないでしょうか。
57 ◯ 農林課長(吉田安秀君)
それでは、農林課分についてお示しいたしますと、先ほど言いました大浜地区とイロハ島地区の2カ所で、この防除対策としまして、木に直接薬を入れる樹幹注入と、それから、枯れてしまった松を切り倒して、伐倒駆除といいますけども、それをやっております。平成26年度から平成30年度までの5年間の樹幹注入と伐倒駆除の合計で、753万円がかかっております。
58 ◯ 水産課長(鈴木正昭君)
海のふるさと館周辺の松にかかる管理費用でございますが、同じく樹幹注入及び伐倒駆除作業費用としまして、平成26年から平成30年までの5年間で合計414万6,000円となっております。
59 ◯ 上下水道課長(山田一洋君)
過去5年間の松浦水きよら館松くい虫対策費用でございますが、地上散布ということでございまして、5年間の合計で32万760円でございます。
60 ◯ 4番(
山崎誠也君)
この松くい虫で、5年間で1,000万円以上かけて防除しているということですね。
この松くい虫防除について何で質問したかというと、私が市議会議員になりたての際、一番最初の常任委員会は産業経済委員会でして、そのときに松くい虫防除の予算が計上され、私がそのときすごく感じたことが、松林の維持管理というのはお金がかかるとね、もったいなかねでした。それと同時に、松浦市は松林ば大事にしとらすねと思っていました。しかし近年、西九州道の延線で松浦インターまで道が延びてきた際に、大浜地区ですかね、管理されていた松たちがあっさり伐採されたときに、ええっ、大事にしとった木じゃなかとと、それならこの大きい税金をかけて管理する必要なかっちゃなかろうかという思いがありまして、例えば、松くい虫とかで木が枯れたときには、松浦市の木というのがマキですし、花というのが椿ですので、代替木として植え替えていけば、いずれ何年後かにはお金がかからないようになってくるんじゃないかなと思ったんですけれども、そういうことというのは国とか県とかが決めていることで、松浦市単独では決めれないんですか。
61 ◯ 農林課長(吉田安秀君)
私のほうからお答えをさせていただきます。
先ほど言われたように、松は特徴的に塩害に強いとか、しっかり根を張って、砂地であるとか岩盤ですね、余り土がよくないところでもよく育つということで、この海岸線のところに多く植えられている植物というか、木でございます。こういう効果が高いということで、前から植えられてきているということでございます。
先ほど私のほうでお答えしました志佐の大浜、それから、イロハ島については、保安林を指定されてございます。保安林については、農水省とか、それから、県のほうで指定をするわけでございますけれども、この保安林指定の際の施業条件、植栽に関する事項の中で、原則として現在種の天然更新をしなさいと、松の木が落ちて松ぼっくりから根が出て植え替わっていく、そういう管理をしていきなさいということになってございまして、この保安林に指定されているところにつきましては、ほかの樹種に更新をしていくということは難しいというふうに考えておりますので、今後も維持管理を適正にやっていきたいというふうに考えているところでございます。
62 ◯ 4番(
山崎誠也君)
保安林、そうですか。ちょっとわかるようなわからないような──わかりました。
残り1分なので、最後の項に「ともだビジョン」と友田市長の就任後の2年間を振り返ってという項を入れさせていただいたんですけれども、ちょっと1分じゃなかなか短いので、友田市長に本当はこれまでの2年間を振り返って、3月には多分似たような質問があると思うんですけど、誰よりも先に聞きたいなと思っていたので、正式にいうと1年10カ月を振り返って、友田市長がどのように自己評価とか、その点を聞きたかったのと、あと残り2年をどういう気持ちでされていこうと、任期的にいうと後半戦ですし、もちろん友田市長が2期も3期も4期も5期もされていくことだと私は思っていますし、支持もしますし、期待もしております。これからどのように展開されていくのかというのを意気込みも聞きたかったんですけれども、ちょっと短いですし、3月にしたいと思います。
友広前市長と友田市長との大きな違いというのは、「ともだビジョン」の5項目めに挙げてあります「民間の感覚を生かした市役所づくり」、そこが大きい点だと私は思っています。そこに私も松浦市民も期待していると思いますので、これから2年間、さらなる活躍を祈念いたしまして質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
(
山崎議員 一般質問席 降壇)
63 ◯ 議長(椎山賢治君)
以上をもって
山崎議員の一般質問を終結いたします。
ここで暫時休憩いたします。
午前11時 休憩
───────── ◇ ─────────
午前11時15分 再開
64 ◯ 議長(椎山賢治君)
再開いたします。
それでは、質問順位に従い、9番・武辺鈴枝議員の登壇を願います。
(武辺議員
一般質問席 登壇)(拍手)
65 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
こんにちは。
松浦市民クラブの武辺でございます。今回も質問者が多くて、ちょうどきょうあしたぐらいで真ん中ぐらいになるのかな、折り返しでございます。折り返しといえば、私も市議会議員3期目も2年が過ぎて、いよいよ折り返し10年になるところです。考えてみたら、この2年間ぐらいは左側ばっかり見て質問していたような気がします。このままでは首が左に傾いてしまいそうなので、年の瀬も近いことですし、首が回るように、まずは右側の方たちに質問をして、首をほぐしていきたいと考えております。
まず、1番最初に右側の方へ質問させていただきます。
西九州自動車道の現況と開通後の展望についてお尋ねをしていきます。
伊万里松浦道路、本来ならば、伊万里西から松浦まで17.2キロでございますが、現在、山代久原インターチェンジから松浦インターチェンジまで開通をいたしております。
そこで、ちょっといろいろお尋ねをしたいんですが、まず、この山代久原インターチェンジから松浦インターチェンジまでの開通後の交通量の変遷について、国道204号の開通前、開通後、どうなっているでしょうか、答弁をお願いします。
66 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)
お答えいたします。
西九州自動車道及び国道204号の交通量につきましては、国土交通省において今福インターチェンジから調川インターチェンジ間の開通前後である平成29年9月と12月に12時間の交通量調査が行われております。
西九州自動車道開通前の国道204号の平日交通量が約7,600台に対しまして、開通後の国道204号が約2,500台、西九州自動車道が約5,300台、合計7,800台でございます。
また、開通前の国道204号の休日交通量が約7,200台に対しまして、開通後の国道204号が約2,100台、西九州自動車道が約5,800台、合わせて7,900台でございます。
調川インターチェンジの開通により、国道204号の交通量は約70%減少し、その減少した交通量が西九州自動車道へ移行しており、トータルの交通量では若干増加している状況でございます。
以上でございます。
67 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
自動車道の交通量は増加傾向にありますかとお尋ねしようと思っていたんですけど、若干増加傾向にあるということですね。わかりました。
それでは、次の質問に入りますが、福岡都市圏からの誘客状況についてお尋ねをします。
西九州自動車道開通を見据えた誘客策については、長年、手を変え、品を変え、お金を使って福岡都市圏からの誘客ということで随分とやってきました。
そういった経緯がありますが、今回の松浦インターまでの──もちろん調川でおりられる方もいらっしゃるんでしょうけども、アジフライの聖地宣言の効果も出ているかと思いますけども、福岡都市圏からの誘客状況というのはどういうふうに捉えられているでしょうか。
68 ◯ 地域経済活性課長(福守尚美君)
西九州自動車道開通以降の福岡都市圏からの誘客状況につきましては、開通前後の比較調査ができておりませんので、詳しい数字は持ち合わせておりませんけれども、アジフライの聖地の取り組みの一環として配布いたしました割引クーポン券の利用者やアジフライマップで実施いたしましたスタンプラリーの応募者のうち、約5割が佐賀、福岡の方だったことから、聖地宣言後にアジフライを食べに来ていただいた方の半数近くが県外からの誘客と推計をいたしております。
また、昨年12月の松浦インター開通以降、道の駅海のふるさと館のレジ通過者数が、ほぼ毎月、前年を2,000人から3,000人程度上回っておりますことから、アジフライの聖地の取り組みとあわせて西九州自動車道のインターの開通が大きな誘客効果をもたらしているものと考えております。
以上です。
69 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
ちょうどそれもあって、このアジフライの聖地宣言もあったのかなと思うんですが、インターの開通と合わせたような形での効果というのが出ているかなという数字とは思っております。
できれば、もう少しクーポンとかスタンプラリー以外に、もしも調査方法があるとすれば考えていただいて、どのくらいの方が福岡方面というか、福岡都市圏のほうから見えているのかなというのを精査していただければなとは思いますけども、次の質問に入ります。
それでは、随分と開通後、要するに3割ぐらいの交通量になったということですが、国道204号沿いの商店、あるいは飲食店への影響というのはどのように捉えられているでしょうか。
70 ◯ 地域経済活性課長(福守尚美君)
このことにつきましても、西九州自動車道開通前後の比較調査はできておりませんので詳しい数字は持ち合わせておりませんが、インター近くの飲食店などに聞き取りをいたしましたところ、道路の延伸と新たなインターの開通により交通量が減ったことで、店舗によっては売り上げに影響を受けているとの話が聞かれましたが、逆に、松浦インターのほうにインターが延びたことに全く影響を受けずに売り上げを伸ばしているという店舗もございますので、やはり個々の店舗によって影響の受け方は違うものと考えております。
以上です。
71 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
個々の商店の皆さんの努力もあるのかなとは思いますけども、いろいろ店舗によっては減っているところもあるということですね。影響があるということですね。
それでは、次の質問に入りますが、10月31日に松浦2号トンネルの新設工事の安全祈願祭がありました。私も参加させていただきましたけども、松浦2号トンネルにかかわる松浦佐々道路19.1キロ、これの進捗状況をお願いいたします。
72 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)
松浦佐々道路の進捗状況につきましては、インター間別のところで申し上げたほうがわかりやすいと思いますが、インター間別の公表がされていませんので全体での進捗率になります。平成30年度末で事業進捗率約14%、用地進捗率約29%でございます。
以上でございます。
73 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
今の数字は、順調に進んでいるという理解でよろしいですか。
74 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)
今のところ、西九州自動車道につきましては順調に推移いたしております。
75 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
松浦佐々道路の進捗ですね。
それでは、次の質問に入ります。
もろもろお尋ねをしましたけども、山代久原インターから松浦インターまでの開通後、いろいろ影響を踏まえて、今順調に進捗しているということですけども、松浦佐々道路が開通した後どうするのかという青写真、松浦、あるいは御厨、(仮称)平戸江迎御厨インターでしたか、そこでおりてもらう工夫というのをどういうふうに考えていらっしゃるでしょうか、詳しく答弁をお願いします。
76 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
武辺議員の御質問にお答えをいたします。
先ほど地域経済活性課長からも答弁をいたしましたけれども、山代久原インターチェンジから松浦インターチェンジ開通後、今福、調川地区の交通量が減少した分、店舗によっては売り上げに影響を受けているというお話を伺っておりますが、一方で、それぞれの個店の努力によって売り上げを伸ばしている店舗もあるとお話を伺っております。
現在、アジフライの聖地宣言による人を呼び込むような施策に取り組んでおりますけれども、このような人を呼び込むための仕掛けづくりを継続的に行うことが必要であると考えております。また、各店舗の魅力向上も大切であることから、現在策定中の産業振興ビジョンにも主要施策として、個店の魅力向上ということを盛り込む予定といたしております。
また、御厨地域においては、先ほども御質問のありました松浦港御厨地区埋立地を松浦市西部地区活性化の拠点として活用することが必要だと思っております。これに加えて、既に存在する大崎海水浴場や今後どのように活用するかを考えている長醫家住宅の主屋、加えて、現在民間で取り組まれておる空き家をリフォームした、あれは店舗といいますか、拠点づくり、こういったものを一緒になって磨き上げていくことが必要であると思っております。
今後、さらに地域資源の掘り起こしを行い、それを磨き上げ、そして情報発信をしていくことで、より多くの皆様方に松浦インターでおりていただく、あるいは長崎・佐世保方面からは(仮称)平戸江迎御厨インターでおりていただく、そういった魅力ある地域づくりを行っていかなければならないと、このように考えているところでございます。(降壇)
77 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
埋め立てのことは次にやりたいと思いますのでちょっと置いておきますけども、こういった順調に進んでいく中で、もちろん商店の個々の努力も大事ですし、店舗によっては全く影響を受けていないところもありはしますけども、明らかに交通量が減るということがはっきり目に見えているわけですよね。
そうなったときに、今おっしゃった、例えば長醫家住宅、あるいは大崎海水浴場、あるいは先ほど言われた埋立地活用、こういうものを一体化して、じゃ、今からどうしようかと。一番いいのは、福岡都市圏からだと、要するに松浦インターでおりてもらって御厨で乗ってもらうという──先に用事のある人はですね──というような一つの流れというのが欲しいなと思っているんですよね。一旦おりてもらう。そして、御厨から乗ってもらう。
じゃ、その間に何があるのかというときに、今おっしゃった、そこに埋立地活用とかというのが密接にかかわってくるのではないかと思うんですが、例えば、「松浦の民話」という本がありますね。平成4年でしたか、刊行されたやつ。その中に、おもしろい、例えば、大岳神社の話が出たりして、おめかし大岳様ですかね。そういう松浦の民話も生かしたまちづくりだったり、あるいは平成18年6月議会で一度お尋ねをしましたけども、西木場女山線、ここの歩道の幅が2.5メートル──これは八村塁君が横になってもまだ余るほどの随分広い幅なんですが、こういうものの歩道の活用。こういったいろんな可能性を、今後、開通に向けて、やっぱり何かしら、こうやろうよというような一つの枠みたいなのが欲しいなと思っているんですよ。
各課いろいろ考えていらっしゃるんでしょうけども、ここでひとつ青写真という形を考えるときに、もう少し、何とかひとつ民間も巻き込んでグループというか、そういうふうな考えでやっていこうよというお考えはありませんか。
78 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
お答えをいたします。
現在、第2次総合計画の策定を行っておりまして、この策定段階において松浦未来会議を開催いたしました。
そして、それぞれの小学校区ごとに地域版未来会議を行いましたので、やっぱりこういった活動、皆さんとともに一緒に考えていくという、そういった取り組みは引き続き行っていかなければならないと思っています。
第2次総合計画をつくって、その計画に掲げたものを実行していく段階で、やはりそれぞれの地域ごとにまちづくりを考えていく。そのためには、今まさに武辺議員から御提案のあったような、そういった地域の皆さんも巻き込んだミーティングは必要であると思っておりますので、ぜひそういった機会は設けていきたい、このように考えています。(降壇)
79 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
随分前にいらっしゃった課長が、もう退職なさいましたけど、御厨のインターを見たときに、おりてもらったら、前も言ったと思うんですけど、扇状に広がる土地がある。それは、ほかのインターにはない強みだと、おりてもらうとですね。その扇状に広がる御厨の土地から星鹿に向けて、それをどういうふうにやろうと思えたら可能性は幾らでもあるということを言われたことがあります。
なるほどなと思いながら、ついついここまで来てしまったので、あんまり時間もないですけども、スピード感を持って対応していただきたいと思いますし、いろんな民話等も重ね合わせて、おもしろい御厨の発信ができればなと思っておりますので、よろしくお願いをいたしまして、次の質問に入ります。
松浦港(御厨地区)埋立地活用についてですが、
山崎議員は慌てて質問に入れたとおっしゃっていましたけど、私は早くからこれは渡しておりました。
そこで、質問をあれとこれと思っていたんですが、この埋立事業というのは平成13年に事業が開始されました。まず、松浦港公共残土海面処分場整備事業、これが松浦港廃棄物処理施設整備事業に名前が変更されたり、途中、何年も放置され異臭がしたりとか、地元は翻弄され続けて、やっとここまで来た埋立地です。御厨とか星鹿の住民にとっては、本当に待ちに待った埋め立ての完成であります。
蒸し返すようですが、先日の11月28日の県議の発言、これを──先ほど
山崎議員がおっしゃいましたので、なるほどそういうことなんでしょうが、普通に聞いて、市長もどう思ったかと聞かれたときに、あっ、もうできるとかなと普通に思われるだろうと、普通の市民はですね。だけど、思われるだろうけども、どっちも間違いではないというような言い方、どっちも正しいでしたか──というような言い方もされましたけど、結果的に言うと、2月までは、これはあんな公の場で言ってはいけなかったんだと思うんですよ。まだ決まっていないんだから。
だから、行政の方はもちろん難しい言葉も知っていらっしゃいますし、事業認定がどういうものなのか、採択がどういうものなのかというのは御存じでしょうが、普通、市民は、あの場でああやって事業採択されましたと言われたら、もうできるとしか理解はしないんですよ。だからそこを、結局は、要するに国が来年の2月で採択した場合に、これは今後やりますよということですよね。今の段階で絶対やれるという保証がないから、今やりますよと言えないということですよね。
だから、私は2月までこれは言っちゃいかんやったと思います。そうしないと、もう大騒ぎですよ。さっき言ったように、これは平成13年からやっているんですよ。随分一生懸命やって亡くなられた方もいらっしゃいます。
本当にね、この県議もどこまでわかっていてこんなふうに言ったのかなという疑問は残るんですが、ちょっと言わせてもらったので言いましたけども、本当に採択がああだこうだとか、そんな難しい話じゃないんですよ。市民が知りたいのは工事に入るかどうかだけです。だから、そこら辺は一度、もちろん県議にお会いされたら、ちょっと誤解しとらすばいというぐらい言ってもらいたいなと思うんですが、質問に入ります。
防災緑地整備ではなくて、この防災が抜けて緑地整備となりましたということですが、防災が抜けた分、何が違うんでしょうか。
80
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
防災が抜けたという部分につきましては、当初は社会資本整備総合交付金を活用して防災緑地整備ということで検討しておりましたが、現在、先ほど
山崎議員のほうにお答えいたしましたように、
港整備交付金という違う事業を活用しての整備ということになったため、緑地整備というところに移ったということでございます。
81 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
平成27年5月の県北振興局の港湾漁港第2課の方の答弁というか、お話によりますと、県としてできるものが、先ほど答弁ありましたけど、芝生、照明設備、植栽、駐車場、道路、休憩所──あずまやですね、このくらいですという、ここら辺は余り変わっていないのかなと思うんですが、お願いしていました、ちょっとこれは質問に入れていなかったので御答弁はどうなのかと思うんですが、ドクターヘリについては、ここの埋立地でどうのこうのというのは白紙ですか、どうなんですか。わからないならわからないで。
82 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)
断言はちょっと難しいんですけども、ドクターヘリが離着陸するような場所になり得る可能性は十分あると思います。(降壇)
83 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
お願いしたいと思います。前も言いましたけども、御厨中学校のグラウンドにおりていますので。ドクターヘリが来るたびに、みんな学校の中に入ったり、窓を閉めたり、水をまいたりと大変な状況ですので、ここはぜひお願いをしてもらいたいと思います。
これを、それこそ10年前というか、一番最初に議員になったときに質問したんですが、そのときに、ここが埋め立てられたらどうなるんですかという質問を、当時の水産課長だったかな、そのときの答弁が、つきの島、あそこをイメージしてもらって結構ですということでした。
なので、今回、話を聞いていて、やっぱりつきの島ぐらいの整備はしていただけるのかなという感じはしているんですけども、そういう解釈でよろしいですかね、補助メニューで。
84
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
先ほどの
山崎議員の答弁とかぶるかと思いますけれども、芝生広場、駐車場、照明、それから、あずまや、ベンチ、そういったものの設置については可能となっておりますので、今後、県のほうともまた協議を進めていきたいと考えております。
85 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
いや、だからね、イメージです、イメージ。普通、松浦市民があそこを、つきの島の公園ぐらいにはしてくれるのかなというイメージという感じでいいんですかとお尋ねしたんです。
86 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
先ほど議員からも御質問があったとおり、当初、防災緑地で県のほうに要望していて、なかなか社会資本整備総合交付金の採択が難しいということから、県としては、今、課長が答弁いたしました
港整備交付金のほうに変えて、今、県で採択され、国において事業の検討をなさっているところなんですけれども、つきの島については運動場と、そして、遊具がございます。その運動場と遊具というものは、今回、補助対象外になっていますので、つきの島とはちょっとイメージが違うのかもしれないです。
イメージしやすいというと、海のふるさと館横の広場、あそこにはコンビネーション遊具がありますので、今のところああいった遊具は置けないようになっていますけども、緑地があって、その前面に駐車場があると。そして、そのほかに松浦市が公共
コミュニティゾーンとして使う場所と民間投資を行う経済ゾーンがあると。そういうふうなイメージをしていただければと思います。(降壇)
87 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
山崎議員、残念でした。ちょっと答弁をもらえるかなと思って言ってみましたけど、残念でした。
次の質問に入ります。
この県北振興局の港湾漁港第二課で平成30年2月に、これはもちろん防災緑地整備だったんですが、アンケートをされました。その結果がちょっと私の手元にありませんので、まず、アンケートの結果内容と、この緑地整備にどのように反映されていくのかという部分をお願いします。
88
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
ただいま議員がおっしゃられたとおり、平成30年2月に市内1,000世帯を対象にアンケート調査が実施をされております。
この調査の目的といたしましては、港湾事業評価手法に基づきまして、緑地整備事業の費用対効果の判断、それから、長崎県が事業評価を行うための判断、そういった材料の一つとして行われたものでありまして、アンケートの結果については公表されていないところでございます。
89 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
事業評価のアンケートですね。わかりました。
それでは次に、
山崎議員への答弁にもありましたけども、この事業が県で採択をされたということは、前から、これがないと県は前には進みませんよとおっしゃっていた、松浦市が土地利用計画を出されていると思うんですよね。
ちょっと先ほど答弁がありましたけども、もう少し詳しく答弁をいただきたいと思います。一応、平成28年10月に松浦港埋立後の土地利用計画書というのをいただきましたけど、これとはちょっと内容が違うんですよね。そこら辺、ちょっと詳しくお願いします。
90
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
埋立地活用に係る市の利用計画といたしましては、平成28年10月に策定いたしました松浦港埋立後の土地利用計画書と大幅な変更は特にございません。
コミュニティゾーンと
経済活動ゾーンのゾーニングの位置というんですかね、その辺が若干変わっているということでございます。
コミュニティゾーンにつきましては、支所、
公民館機能の整備、
経済活動ゾーンにつきましては、
民間事業者による活用について今後検討していくということになろうかと思っております。
91 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
位置が変わったんだから、大幅に変更があっているじゃないですかと私は思うんですけどね。
今後の予定についてお尋ねをします。
松浦港埋立後の用地活用並びに御厨・星鹿地域の振興に係る会議での結論を踏まえまして、こうなってきたんでしょうが、用地取得をせんばいかんですよね。それに対する予算化などは今後どういうふうに計画をされていますか。
92
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
まずは、長崎県において緑地整備を進めていただきたいと考えております。
市といたしましては、市の他の施設等の整備状況も考慮しながら、用地取得、それから、
コミュニティゾーン等の施設整備というところを今後詰めていきたいと考えております。
93 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
そしたら、用地取得に向けた予算化などは全く未定ということですね。
94
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
現在のところ、何年度からとお答えできるようなものは持ち合わせておりません。
95 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
わかりました。いや、もちろんお金もかかることですしね。
ただ、やっぱり御厨とか星鹿の皆さんとか、振興会とかを巻き込んで、こういう埋立地の活用をやろうよと何年もやってきているわけですから、県は県、市としてはある程度の、今後このくらいのころには、例えば、公民館、
コミュニティゾーン、そこの整備はしますよというのは早目にお示しいただかないと、本当にずるずるといつまでも行くんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いします。また、いつかお尋ねをすると思います。
それでは、次の質問に入ります。
現在、一般県道星鹿港線拡幅工事が行われております。これの完成時期、それから、星鹿入口交差点の拡幅の部分もこれに含まれているのか、答弁をお願いします。
96 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)
一般県道星鹿港線の改良工事につきましては、事業主体となる長崎県へ確認しましたところ、平成24年度より、国道204号の星鹿入口交差点から星鹿方面へ1,000メートルの区間で改良事業が進められております。
このうち520メートルは完成しておりまして、既に供用開始されている状況でありまして、残区間においても、改良工事を現在2工区、舗装工事を1工区、合計3工区の工事の発注をされておりまして、令和2年度の完成予定として工事を進められている状況でございます。
今、議員からもお話がありましたように、星鹿入り口の交差点付近につきましては、以前、建物が建っていたところが、既に建物が撤去されて更地になっているところでございますけれども、そこの部分を活用した交差点の拡幅等もこの工事に入っておりまして、令和2年度で事業区間1,000メートルの全てが完成予定という状況でございます。
97 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
それでは、これで一応、この工事というか、完成という認識でいいでしょうか。(「はい」と言う者あり)わかりました。
それでは、ちょっとまた最初の話に戻るんですが、やっぱりずっと平成13年から、御厨、星鹿の皆さんが待ちに待って、どうなるんだろう、どうなるんだろうと思いながらやってきている埋立地の活用なんですけども、もちろん、今回の11月28日の発言の件は、そういう発言をされるということを市のほうとしても把握されていたわけではなかったのかなと思うんですが、やっぱり地元としては、これはどうやって活用して、先ほどの西九州道ではありませんけども、まちのにぎわいへとつなげていこうかと一生懸命考えているところで、本当に重要な埋立地です。
今後、何か進展があれば、地域振興会等へ逐一報告をよろしくお願いしたいんですけども、答弁をお願いします。
98 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
お答えをいたします。
議員おっしゃっているとおり、この御厨港の埋め立てというのは、私も議員になったころから御厨地域振興会の皆さんを中心に、もともとは県道の拡幅を強く要望されていて、その代案というか、それを実現させるために県のほうから、こういった埋立地はどうですか、廃棄物護岸はどうですかというお話がありました。そのときから、青写真を見せられたときから皆さんの期待は膨らんでいったわけです。
これは、やはり地域振興会の皆さんとともに情報共有は絶対に必要だと思っておりますので、十分連携をとりながら、加えて、やはり少し先走ったような発言があったことは事実でありますけども、具体的に動き出したということを皆様が感じられることで、あの活用を何とかしなければいけないという機運の醸成には、これは生かさなければならないと思っておりますので、ぜひこれを契機として、いろんな皆様方の御意見を集めて、さらに充実した活用ができるように取り組んでまいりたいと考えております。(降壇)
99 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
よろしくお願いします。私は県議の発言を問題視するつもりではなく、やはりそこで生まれた誤解というか、必要以上の期待ですよね、そこについては、ちょっと私たちの思いとかけ離れた部分があるのでということで、
山崎議員も同じ思いだったと思いますが、質問をさせていただいたところです。よろしくお願いをします。
それでは次に、松浦市読書活動推進計画についてお尋ねをしていきます。やっと左を向きます。
松浦市教育方針に掲げる「教育のまち まつうら」の実現に向けた重点的な取り組みとして、市民全体の読書活動の推進を目指すものとして、松浦市読書活動推進計画、これは2019年度から2023年度で策定をされております。
この背景に、平成29年度に全市民を対象とした「市民あげての読書活動推進方針~本を読みたくなる気持ちにスイッチ・オン~」が策定されております。
また、平成25年度には松浦市子ども読書活動推進計画が策定されまして、これがちょうど5年を迎えたということで、松浦市子ども読書活動推進計画の成果と課題を踏まえた上で、対象を全市民へと広げた読書活動の推進を目指すものということですよね。こういう理解でよろしいですね。
それではまず、この全市民を対象とした「市民あげての読書活動推進方針~本を読みたくなる気持ちにスイッチ・オン~」、これは市民の皆さん知っていらっしゃると思いますでしょうか。知っていらっしゃるのか、知らないのかという、こういうアンケートもとってはいらっしゃらないでしょうけど、これを知っているかどうかという一つの判断材料としては、市民の皆さんの読書に対する意識となれば、図書館の貸し出し等になってくるんでしょうけど、現在までこういったことに対する市民の読書に対する意識の変化というのは、どういうふうに捉えられていますか。
100 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)
今、議員がおっしゃった方針というのは、平成29年12月に、いわゆる内部資料というか、我々の内部でつくったものでございまして、実際にそれは市民に広く周知されたものではございません。しかし、この方針が、今おっしゃった、今年度つくった読書活動推進計画のもととなっているところでございます。
ですので、この計画を具体的に実践していくことで市民の方に広く読書に対する意識を高めていくというか、周知を図っていきたいと考えております。
101 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
内部資料であるとおっしゃいましたけども、じゃ、お尋ねしますが、職員の意識は。図書館のイベントとかにどれだけ職員が参加していらっしゃいますか。例えば、11月17日、絵本作家・西平あかねさん、これは松浦市立図書館が主催で令和元年度家読活動推進事業です。どれだけ参加されましたか。内部資料で、これは方針なんだとおっしゃるんだったら、職員の皆さんの意識は変わっているでしょうから。そこはどう捉えていらっしゃいますか。
102 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)
申しわけございません。内部資料と言いつつも、私ども教育委員会として、関係課の子育て・こども課とか、そういったところと連携する方針として計画づくりに生かしてきていまして、今、議員がおっしゃった11月17日につきましては、何名の職員が参加しているかというのは現状把握しておりません。申しわけございません。
103 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
次の質問に入ります。
平成25年度に策定された松浦市子ども読書活動推進計画に、1番、子どもの発達段階に応じた読書活動の推進、この中に3つあります。それから、2番目が家庭、3番目が地域、4番目が市立図書館、5番目が民間団体というふうな読書活動の推進というのがあるんですが、この松浦市子ども読書活動推進計画の成果と課題の内容をお知らせください。簡単にいいです。
104 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)
では、今、議員がおっしゃった子ども読書活動推進計画の5つの項目、簡単にですけども、お答えします。
まず、子ども発達段階の中で3つございまして、1つは、幼稚園と保育園につきましては、幼児期からの絵本の読み聞かせであるとか、保育所等での出前講座等を通じて本に触れる機会をふやしてまいりましたけども、課題といたしましては、家庭での読書活動の状況の把握が難しいということで、このあたりは今後アンケート等をとっていく必要があるかなと。それを読み聞かせ等に生かしていく必要があるかなと考えております。
小中学校におきましては、朝読書や読み聞かせであるとか、学校図書支援員の配置による読書活動の活性化などを行っておりました。また、移動図書館車を利用する割合も増加傾向にございます。
課題としましては、学校図書室の蔵書数が不足していることや図書ボランティアの後継者の育成が挙げられます。
高等学校におきましては、県の読書活動推進計画がございますので、これに基づいて取り組みを行ってこられましたけども、不読率が高いということから、市立図書館との連携やボランティア活用等による学校図書館の活性化支援というのが必要かと考えております。
2番目が、家庭における子ども読書活動につきましては、市立図書館による本の紹介や学校での啓発活動を行っていますけども、各家庭での普及状況を今後把握していく必要があると。
地域における子ども読書活動につきましては、いわゆる公民館とか市立図書館職員による読み聞かせを行ってまいりましたけども、ボランティアとか、そういったグループ活動の方々をふやすことが今後の課題となっているところです。
あと、市立図書館におきましては、図書資料の充実、館内レイアウトの変更と展示の工夫等を行ってまいりましたけども、今後もっと読書に関するイベント等を周知、あるいは職員のスキルアップが必要と考えております。
民間団体等における子ども読書活動ということにつきましても、同じくやっぱりボランティア、おはなしの会や、そういったことを行っていますが、こういったところでのボランティアの方の育成が現状での課題というふうに思っております。
以上です。
105 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
いや、そうだろうなという感じなんですよね。
これは全体的に言えることは、計画ができたときに言ったんですけども、そこそこの数値目標がないものだから、具体性に欠ける部分、そうすると、今度、検証しづらくなるんですよね。
だから、今度の読書活動推進計画の中にはある程度の数値目標も入っておりましたけども、なかなか検証しづらいよねと思いながらお尋ねをしましたけども、これを踏まえた上での推進計画でしょうから。今後、この推進計画自体をちょっと読ませてもらったんですけど、大変よくできているなと本当に思いました。
そこで、この松浦市読書活動推進計画の中で、やっぱり推進ですよね。先ほど言われたライフステージに応じた読書活動の推進、図書館機能の充実と環境の整備、それから、市民との協働による読書活動の推進、大きく3つ挙げられていますけども、この方策の具体的な内容についてちょっと触れてもらっていいですか。
106 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)
今おっしゃった、つくりました読書活動推進計画は3つの柱がございまして、1つ目がライフステージ、それぞれの年代に応じた読書活動推進ということで、1発目が乳幼児。乳幼児期におきましては、本との出会いの機会というのをもっと提供していく、あるいは保育所、認定こども園等による読書に親しむ環境づくりというのを挙げております。
小中学生期になりましたところでは、学校図書館の環境の整備、あるいは司書教諭や学校図書支援員の適正配置等を挙げております。
高校生、大人になりますと、高等学校における読書としまして、市立図書館とか、そういったところでの連携であるとか、高齢者や障害のある方への図書サービスというものをもっと推進していく必要があるだろうということを挙げております。
2番目の柱が、いわゆるコアになる図書館。図書館そのものについての機能の充実ということで挙げておりますけども、この中でいくと、1つ目が、市内全域で利用できるように、いわゆる移動図書館のサービスであるとか配本のシステムをもっと整備する必要があるということ。
それと、市民の学びに役立つ図書館づくりという観点からは、当然ですけど図書館資料の充実、あるいはレファレンスであるとか、司書の派遣であるとか、イベントとか、先ほど出ましたけどボランティアの方の育成とか、そういったところを挙げております。
あと、長期にわたるといいますか、今後も利用者されていくであろう図書館の運営といったところでいきますと、いわゆる市民の方、利用者の方の意見を反映させるということ、それと、図書館の情報システムの更新等が今後の課題であると、方向であると考えております。
3つ目の柱の市民との協働による読書活動の推進ということでいきますと、やはり市民の方が意欲的に読書活動に取り組んでいただくために、情報の収集であるとか発信とか広報とか、いわゆるイベントであるとか、本のリサイクルの推進であるとか、あるいは図書館のボランティアの方々と関係機関との連携とか、協働とか、そういったところを掲げている計画でございます。
107 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
5年間で、これがなるだけ実を結ぶようにしっかり頑張っていただきたいんですが、先ほどから大変よく出てきます市立図書館についてちょっとお尋ねをしますけども、開館から18年ぐらいなると思うんですよね。
これは、ここが全ての核、コアの部分、計画発信の核として市立図書館ということになろうかと思うんですが、ちょっと触れられましたけども、今、図書管理システムの現状、問題点、こういうのをどういうふうに捉えられていますか。
108 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)
現状、図書館システムは、今、議員がおっしゃったように、平成13年度からということで、ずっと更新更新をしながらやってきている状況にございまして、実際に今、老朽化が進んでいるという状況にあるというふうに認識しております。
109 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
今後、そのシステム改修、Windows10への移行等、そういうところはどういうふうに予定されていますでしょうか。
110 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)
そういうふうに認識している状況にございますので、今後、システム入れ替えをする必要があるとは考えておりますが、まだ具体的な年度等については明言できる状況にはございません。
111 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
何かふぐあいがあったら、全てストップするわけですよね。困るのはあなたたちじゃなくて、市民が困るわけですよ、借りられなくなったりすると。
そこで、お金がないので、なかなかこれをいつごろどうするというのは言えないだろうと思うんですが、そこを何とか工面して市民の皆さんが快適に暮らせる松浦、これがあなたたちの仕事だと私は思っております。
ちょっと市長にお尋ねをします。
きのうでしたか、市民の生活に支障を来すような、やっぱりそういうものはきちんとやっていかんばいかんと。これも一つ、市民の生活に支障を来すわけですよ。
そういった意味で、この図書管理システム、今後、これはやっぱり皆さん御存じだと思いますけど、ちょっと何か1つアクセスできなくなったら全部だめになることは重々わかっていらっしゃるでしょうけども、Windows10への移行など、市長はどういうふうに認識されていて、どういうふうに考えていらっしゃるでしょうか。
112 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
お答えをいたします。
先ほど生涯学習課長の答弁にもありましたとおり、老朽化が進んでいるということは十分認識をいたしております。
OSがWindows7であるということで、今後、インターネットへの接続等ができなくなる可能性もありますので、そういった点でさまざまなふぐあいといいますか、そのことによって利用できなくなるなどの点が予想されておりますので、こういった点については十分配慮して対応してまいりたいと思っております。(降壇)
113 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
大変お金もかかる話なんですけども、よろしくお願いをいたします。
それでは、学校図書館についてちょっとお尋ねをします。
今、
星鹿小学校が結構一生懸命やっていらっしゃるというか、図書管理状況が非常にいいというふうにお聞きしているんですけども、この
星鹿小学校の図書管理状況というのは、現場の反応も含めて、どんな感じでしょうか。
114 ◯ 教育総務課長(石黒修子君)
お答えいたします。
星鹿小学校では、平成27年度に図書管理システムを導入しております。図書はバーコードで管理され、図書情報や貸し出し状況などがデータベース化されて図書の検索を容易に行うことができるほか、貸出業務の簡素化やインターネットでの書籍注文など図書支援員の業務も改善された上に、貸出冊数もふえ、児童の調べ学習などにも有効に活用されております。
115 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
これをシステム導入された金額と、それから、財源はどうなっていますか。
116 ◯ 教育総務課長(石黒修子君)
星鹿小学校への導入経費は初年度で約33万円、その後のシステム使用料として毎年約6万円を要しておりますが、これらの財源は全て寄附金によるものです。
117 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
ちゃんとこうやってやってくれる人がいて大変ありがたいんですが、システム導入してバーコード管理ができて非常にいいということなんですけど、これをほかの学校に導入する予定とか、そういう検討とかというのはなさいましたか。
118 ◯ 教育総務課長(石黒修子君)
他校への導入により、学校図書館図書整備10か年計画の進捗とあわせた読書活動の質的、量的向上に役立つと思われますが、効果的な活用のためには、市立図書館の図書管理システムとのネットワーク接続を核にして各学校図書館を相互接続する必要があると考えております。今後の検討課題だと認識しております。
以上でございます。
119 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
ますます市立図書館のほうのシステム改修、これをお願いしたいと思います。
それでは次に、今答弁の中にありましたけども、教育進行基本計画が今年度で終わりですね。学校図書館図書整備10か年計画というのがこの中にあります。
総括をお願いしたいんですが、1番から4番まで、1番が市内の全小中学校における学校図書館の図書整備作業の推進と図書標準冊数の達成から、4番までの総括をお願いします。
120
◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)
お答えいたします。
学校図書館図書整備10か年計画の進捗状況についてですが、学校図書館における図書標準冊数の達成については、10か年計画をもとに予算を配当し、蔵書数の増加及び必要な廃棄に取り組んできました。その結果、市内小中学校の図書館における図書標準冊数に対する蔵書率が、平成25年度末59.1%であったものが、平成30年度末には79.9%まで達しております。
なお、教育振興基本計画では平成31年度末の成果目標を85%としておりますが、今年度の配当予算により、ほぼ目標を達成できると見込んでいます。
同じく、子どもにすすめる本500選についてなんですが、絶版になっている本以外については、市内小中学校全ての学校で配置が完了しました。
また、新聞配備についても全小中学校に予算を配当し、配備を行っております。
さらに、学校図書支援員の配置についてですが、本年度も3名の学校図書支援員を雇用し、市内小中学校におおむね週1回の割合で配置を行っています。
各学校からは、その配置により魅力ある学校図書館づくりにつながる配架の工夫や資料の掲示、廊下やオープンスペースを活用した本の紹介コーナーの設置等、子どもの読書環境の充実につながっていると報告が上がっています。
また、学習等に必要な図書の選書、市立図書館への必要図書の連絡業務についても、図書支援員が教職員と連携をしながら取り組んでおり、
子どもたちの読書活動の質的・量的向上が図られていると考えております。
121 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
つい最近、学力何かで日本人の読解力についてちょうど、随分と劣っているんじゃないかというのが最近報道されますけども、そいけん早うから本ば読ませようよと言っているんですけどね。
国もわかっているんですよね。活字離れというのが、スマホだったりパソコンだったりがこうやって普及すればするほど、
子どもたちの読書、活字離れというのを危惧しているから国も一生懸命やってはいるんですが、やっているけどもなかなかうまく回っていないというところなんでしょう。
そこを、せっかくこうやって松浦市が読書活動推進計画をつくって、読書のまちとやるということなので、ここを一生懸命推し進めていただきたいし、学校図書館整備については、いろいろ御理解もいただいたんでしょう。ある程度の成果は上がったかなと思っておりますので、あとは現場の先生たち、
子どもたち、それから、家庭が一体となって、心の豊かな
子どもたちを育てていただきたいと思いながら、次の質問です。
西九州させぼ広域都市圏ビジョンというのがあります。この中の教育・文化の面で、事業名、図書館相互レベルアップ、2019年34万6,000円ついています。その後は各年34万7,000円。それから次が、図書館相互利用サービスが今年度から2023年まで300万円。それからもう一つ、図書館相互利用サービスの貸し出し・返却の配送サービス。さっきのが利用者登録と貸し出しです。これが今年度86万9,000円、来年度から各年、2023年まで85万9,000円ついておりますが、この西九州させぼ広域都市圏ビジョンの事業の取り組みによる具体的効果というのは、今のところどんなものが挙げられますか。
122 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)
今、3つ、議員がおっしゃった効果ですけども、1つ目の図書館相互ボランティアレベルアップというのは、職員やボランティアのレベルアップのための研修・講習会を共同でやるということで、今年度は佐世保市と伊万里市と波佐見町と松浦市の4団体が加盟していて、それぞれが少額の負担で講師を招聘するということで、ことし1月に松浦市と波佐見町で、講演を多数実施されている内野安彦先生をお招きしたいということで計画しております。
2番目の図書館相互利用サービスにつきましては、いわゆる佐世保市と松浦市の図書館を利用できることに対して、費用がかからず、これをやることができまして、利用者が増加することを見込んだ図書の購入費用を佐世保市が例年より増額して計上されておりまして、本来ですと、市外の方は松浦市の図書館は許可をした上で利用登録されておりますけども、今回の協約によりまして、佐世保市民の方については松浦市民と同じように無条件で利用登録できるようになったということで、双方の市民にとって利用できる図書館がふえ、利便性が上がっております。
3つ目の図書館相互利用サービス(貸し出し・返却の配送サービス)につきましては、協約を結んだ佐世保市と松浦市の自治体間で定期便の配送車を巡回させることによりまして、貸し出しを受けた図書館ではなくて地元の図書館で図書が返却できるということで、佐世保市の図書館で貸し出しを受けた本を松浦市の図書館で返却できるというふうなメリットがございます。
123 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
この2番目のやつですよね、松浦のほうに足を運んでもらえる絶好の機会だと考えております。特に、江迎、吉井の方たちが佐世保市まで行って、旧市内の図書館に行って、駐車場だ何だかんだというよりも、こっちに来たほうが近くて、駐車場もただだし、ついでに晩御飯のおかずでも買っていっていただければいいかなと思いますので、これはぜひよろしくお願いします。
それで、ちょっと時間が、済みません、教育長に、この計画推進に対する教育長の考え、予算措置も含めて、ボランティアの皆さんに対する思いも含めて、ちょっと答弁をお願いします。
124 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)
お答えいたします。
市民挙げての読書活動を推進するためには、当然、読書環境の整備が必要でありまして、先ほどから申しております松浦市読書活動推進計画が実現できるように、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。
具体的には、本計画の内容を市民へ周知することにより意識を高めるとともに、議員御指摘の図書ボランティアの育成を初め、各施策を実現させるための取り組みを推進してまいります。また、そのために必要な予算について確保に努めてまいりたいと思います。
以上でございます。(降壇)
125 ◯ 9番(武辺鈴枝君)
よろしくお願いをします。またいつかお尋ねすることがあると思います。
これで終わります。どうもありがとうございました。
(武辺議員
一般質問席 降壇)
126 ◯ 議長(椎山賢治君)
以上をもって武辺鈴枝議員の一般質問を終結いたします。
ここで暫時休憩いたします。
午後0時15分 休憩
───────── ◇ ─────────
午後1時15分 再開
127 ◯ 議長(椎山賢治君)
再開いたします。
休憩前に引き続き、会議を開きます。
それでは、質問順位に従い、5番・川下議員の登壇を願います。
(川下議員
一般質問席 登壇)(拍手)
128 ◯ 5番(川下高広君)
皆さんこんにちは。
公明党の川下高広です。24回目の質問になります。松浦市の発展と市民の皆様のお役に立てるよう、頑張ってまいります。
去る11月27日に御厨中学校にて、楽器寄附ふるさと納税によって寄附されたチューバの贈呈式が行われ、私も出席をさせていただきました。式では記念演奏のほか、寄附してくださった方のお祝いのコメントの披露など、温かい雰囲気の中で進行していきました。新聞社やテレビ局からの取材も来ており、その記事がネットや新聞に載ると、それを見た人がSNSでシェアし、そこにまた喜びのコメントがつくなど、市内外からの関心の高さがうかがえました。
これは松浦市にとっても、市民にとっても、ことし一番の出来事ではなかったかと思っております。楽器の現状に憂いた市民の声が、議会を通して行政に届き、行政がそれに素早く対応する。市民と議会と行政の点と点がつながった好例であるといえ、これからもこのようなことができていくならば、議会も行政も、市民からの信頼が増していくのではないかと思います。
私も市民の皆さんに4年間託された一議員として、職責を全うできるよう、これからも精進してまいりたいと思います。
それでは、質問に入りますけれども、質問順番の3番と4番を入れかえたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
まず1番目、地域防災について、この項目では主に自主防災組織の組織率向上と組織活動の充実についてと、防災・減災の観点から志佐川の整備について状況や整備促進についての市長のお考えを伺います。
市長はさきの9月議会にて8月の大雨を契機に、市民の皆様方に自主防災組織の結成に向けて改めて強く働きかけてまいりたいと思いますと述べられています。
そこでお伺いします。自主防災組織の必要性について、市長の見解をお聞かせいただきたいと思います。
129 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
川下議員の御質問にお答えをいたします。
ことしもまた台風被害などで自然災害が猛威を振るいましたけれども、これは11月8日付の毎日新聞のオピニオンに書かれていたんですけれども、東京大学の特任教授の片田敏孝教授、この方は東日本大震災の津波から避難し、釜石の奇跡と呼ばれた住民への防災教育を担当された方、この方の記事に日本の気象災害はこれまでの経験則を超える新たなステージに入ったというふうに言われています。そして、もう行政がサービスとして防災のレベルを上げることの限界が明らかになったと、このように述べられています。
近年頻発する自然災害は、想像を超えるものが多くなってきており、いつどこで発生するかわからない。また、災害の規模によっては、今回もございましたけれども、道路の寸断や救助要請の集中により、公的機関による支援、救出、救護の対応にも時間がかかるといった事態に陥ることも考えられます。また、災害に強いまちづくりを進めていく上では、ハードとソフト両面からの対応が必要となってまいります。
ソフト面では、日ごろから災害に備えるとともに、災害時には災害を最小限に抑え、その拡大を防止する活動を地域ぐるみで行い、情報を共有することが大切だと考えます。一人でも多くの市民の命を守るためには、市民の皆さんが自分の命は自分で守る、こういったことを心がけていただき、自主防災組織の結成が必要だと考えております。
また、どうしてもお一人で救助、避難できない方々、こういった方々にこそ行政が真っ先に支援の手を差し伸べていく、それでも届かない場合はやはり自主防災組織を初めとする住民の皆さん方と力を合わせてそういった対応をしていく、そういったことが必要だろうと思っております。(降壇)
130 ◯ 5番(川下高広君)
ありがとうございました。
では、担当課のほうにお尋ねをいたします。
前回、担当課長の答弁で自主防災組織の組織数は、平成31年4月1日現在で44団体という報告をしていますという答弁をもらっております。
では、前回の議会以降、自主防災組織結成に向けた働きかけはどのようなものがありましたでしょうか、それがまず1点。また2つ目は、今年度いっぱいの予定と、それから、来年度における結成に向けた働きかけの予定、その3点についてお願いいたします。
131 ◯ 防災課長(小熊 盛君)
まず、組織数のお話ですけれども、前回の御質問のときに44団体ということで御答弁をさせていただいておりました。そのうち、自治会を単位とするものが34団体であったという状況です。現在のところ、その後の動きなんですが、自治会を単位とするもので2団体結成をいただいております。福島の里地区、それから稗木場のほうで今結成の準備をされているというふうなことで報告を受けております。ですから、自治会を単位とするものでは36団体になったというふうな状況になっております。
そのほかにも、希望があったところにつきましては地区に行きまして、自主防災組織の必要性とか、結成に向けた説明は行ってきております。
また、今年度中の予定というふうなお話でございますけれども、まず、自治会連合会の役員会というのが今後予定されておりますので、その中では改めてもう一度、今現在のような状況を含めて自主防災組織の結成に向けたお願いといいますか、説明にお伺いしたいというふうな内容について説明をしていきたいというふうに思っております。
それから、来年度になるかもしれませんけれども、今現在、ハザードマップを作成しております。志佐川の洪水ですとか、土砂災害等危険区域、こちらのハザードマップを作成しておりますので、それができた段階で、こちらが防災・減災の効果があるマップとして市民の方々に広く活用していただけるように、例えば、小学校区単位の区長さん方に集まっていただけるような機会があれば、そういった機会を捉えて説明をしていきたいというふうに思っております。
そういったところで、自主防災組織が結成されていないところについてはそれぞれの地区に対応した志佐川の流域と、あるいは山間地では状況が異なると思いますので、それぞれの地域に対応した自主防災組織というふうなことで必要性や結成に向けた説明を行っていきたいというふうに思っております。
以上です。
132 ◯ 5番(川下高広君)
ありがとうございました。
どの程度この結成の数をふやしていくことに対して積極的に動く予定があるのかなというふうにお尋ねをしてみたわけです。
ここ数年を見直すと、大体年に二、三団体ずつが加入されているなというふうな印象があります。
それでは次に、既に結成している組織の活動状況についてお尋ねをいたします。
自主防災組織を結成したうち、自主的に避難訓練など、住民の防災意識の向上に向けた具体的な活動をしているのはどのくらいあるでしょうか。
133 ◯ 防災課長(小熊 盛君)
自主防災組織の連絡協議会という組織を松浦市内の自主防災組織の方々で組織していただいております。そちらで毎年5月ぐらいに総会を開いておりまして、その総会を開く際、活動内容についてもお聞きをしております。そこでの報告をいただいている分で申し上げますと、避難訓練などの活動をされている団体というのが5団体から7団体ぐらいといった状況になっております。
134 ◯ 5番(川下高広君)
ほかにはどのような、避難訓練というと、かなり大がかりな訓練のほうに入るのかなと思いますが、ほかに、例えば勉強会とか、そういった小さなものでも構わないんですが、何か具体的なものがあれば教えてください。
135 ◯ 防災課長(小熊 盛君)
おっしゃるとおりで、避難訓練というのは御存じのとおり1団体でしか今なされていないかというふうに思います。そのほかは、消防署の出前講座を利用しました自主防災活動というような活動をなさっております。団体によっては、毎年実施されている団体とか、あるいは隔年で実施されている団体もあるようでございます。
また、今年度は避難行動要支援者名簿というのを各地区に配付いたしまして、その配付の折にお聞きした状況によりますと、既に地区内の要支援者の方々については大体把握をされているというふうな代表者の方が多くおられました。そういったことからすると、全く機能していないということではないのかなというふうに思っております。
また今回、活動状況について少し、自主防災組織の代表者の方に聞き取りをさせていただいたんですけれども、そうした中では、避難訓練とかはしておりませんけれども、資機材の点検や警報発表時には各世帯に声をかけたり、あるいは先ほどの自主防災組織の連絡協議会の総会に参加して、その後、地区に戻られてそこでの研修会の内容の報告をしたといったような活動はなされているようでございます。
ただ、組織も高齢化が進み、自主的な訓練とか大がかりなことはなかなかできないというふうなお話もいただいたような状況でございます。
136 ◯ 5番(川下高広君)
ありがとうございました。
34団体のうち7団体程度ということなんですけれども、その状況について担当する市としてはどのような分析をしているかということを今お尋ねしたいんですけれども、よろしいですか。さっきの答弁がそれに入っているんですかね。お願いいたします。
137 ◯ 防災課長(小熊 盛君)
済みません、分析の部分まで若干触れさせていただいたんですが、自主防災組織、今組織されている36団体につきまして、7団体のほかは全く動いていないというわけではなくて、それぞれ、やはり大小はあるかと思いますけれども、活動はなさっているというふうに思っております。
138 ◯ 5番(川下高広君)
やはり市長が述べられたように、ふだんからの情報共有であるとか、そういうのを地域ぐるみでやる必要があるということでした。自分の命は自分で守るということ、これは自助ですね。手が必要な場合とか、必要な方に関しては助け合う共助、そういったことを育むのは平時からのことが大事かと思いますので、あえてお聞きしました。書いている文を読みます。
日ごろからの訓練や意識の向上が大切です。災害時に自分で考えて行動できるようになるためには、何度も反復し稽古するほかにありません。自然災害の難しいところは、スポーツなどと違って、ルールにのっとって襲ってくるわけではなく、その都度その都度、状況が全く違うということと、一定の頻度で発生するというわけでもないこと。それから、それに対応する住民側の個人個人の災害に対する意識や感覚が違うために、他人の行動が参考にならないということです。
そのようなことから、避難意識の向上は日常生活では養うことは難しく、どれぐらい難しいかというと、皆さんがこれまでの生活を振り返ってみて、ふだんから避難に対する意識を高めるための時間をとることがあったかどうかで簡単にわかると思います。
自主防災組織という言葉に捉われる必要はありませんが、そういう組織があることで、避難意識の向上をきっかけというのはつくられていくものだと思います。
以上、前段として、ではどうやったら自主防災組織の組織率を高められるか、もっと言えば、自主防災組織を組織すべき地域に対していかに設置を促すことができるか、スピードを上げていけるかというのを考えていきたいと思います。
そこで提案をしたいと思います。市長は前回の答弁で、市民の皆様方に自主防災組織の結成に向けて改めて強く働きかけてまいりたいと言われています。全市民に対して、そうしてもらいたいというお考えは私も賛成ですが、全市民の皆様方の部分にこの緊急性の濃淡をつけてはどうかと思います。つまり、自主防災組織を結成すべき優先度の高い地域を市が示して、設置を促してはどうかと思います。
例えば、さきの8月の大雨で現実に災害があったところ、そしてなかったところがあります。地すべり地帯など、地盤によってこれから想定される箇所もあるでしょう。そういった部分を行政が判断して優先順位を決めることで、市民の皆様に組織に向けた意識が促されるのではないでしょうか。この件について市にお尋ねをいたします。自主防災組織を結成するべき優先度の高い地域を市が示して、設置を促してはどうかと思いますが、いかがでしょうか。
139 ◯ 防災課長(小熊 盛君)
冒頭の御答弁の中でも少し触れさせていただきましたけれども、年度末完成に向けまして、現在ハザードマップというのを作成しております。水防法に基づく志佐川の洪水の分ですとか、土砂法に基づく土砂災害等危険区域のハザードマップを作成しようとしておりますので、どの地区のどの辺が危険なのかというふうなところも、そのハザードマップによってわかってくるところがあるんではなかろうかと思われますので、その成果品を検証しながら、ハザードマップの説明の折にそういった自主防災組織の結成というふうな部分についてもその必要性というところを説明していきたいというふうに思っております。
140 ◯ 5番(川下高広君)
ということは、私が言いたいことは理解をしていただいて、そういったハザードマップをまた根拠としながら、しっかり示していきたいということでよろしいですかね。
では続きます。以前、印刷会社の──これは私のことです。印刷会社の営業で仕事をしていたときに言われたことがあります。チラシなどは誰に伝えたいのか明確にしなければならないという話の中で、こんな例を言われました。人込みの中で倒れた場合、誰か助けてと言っても誰も助けてくれない。そこの黒い眼鏡の男性の方、助けてくださいと言うと、自分に言っているのかと振り向いてくれるという話でした。
これを出したのは、やはりハザードマップもただ配っただけでは、意識がなければ全然気づきませんので、そこをどうやって配るのかというのをお聞きしようと思ったんですが、今の答弁の中で、どうも配られる中でそういった注意点とか、そういった見方とかをちゃんと伝えてくれそうなので、そこはお願いしたいと思います。
そういうふうにしっかり伝えていただきたいと思います。予定と違うことを言うと、途中でわからなくなります。
では、次の提案をしたいと思います。
現在の自治会単位で今、自主防災組織がつくられていると思いますが、想定されている災害の同じ地域同士で結成することも視野に入れてはどうかと思っております。例えば、志佐川氾濫の際に被害を受けると想定される地域の自治会同士で結成をする。志佐川は結構長いですから、範囲などが大き過ぎるのであれば、例えばそこをさらに上志佐小学校区と志佐小学校区の自治会で分けて結成する、そういうふうにしてはどうかと考えています。
この考えを全ての地域に当てはめるわけではなくて、例えば、今もう既に36の団体が設立されております。そういったところは独自でやるか、あるいはそういったところとまた連携をとってするのか、そういったところも聞いて、柔軟に対応していただければいいかなと思っております。
その目的は、組織をした後に訓練とか、そういう学習会とか、避難訓練のためのアクションを起こしやすくするということだと思います。災害の種類が同じであれば、皆さん意識も同じであると思いますし、また、それを今度小さな単位、いわゆる自治会単位で持ち帰って自分たちの地域ではどういった危険な箇所があるか、こういった災害があったときはここに逃げようかとか、そういった具体的なことはまた自治会を小グループとして分けて持ち帰って検討するなど、そういった動きをしてはいいんじゃないかと思っております。
組織は大きく、作業は細かく、これは可能だと僕は思っております。これは市長さんにお尋ねしたいと思います。現在の自治会単位にこだわらず、想定された災害の同じ地域同士で結成するということも視野に入れてはどうでしょうか。
141 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
お答えをいたします。
まず、要配慮者をどうするかというのが一番大切な視点ではないかと思っています。その要配慮者への支援は、やはりどこどこのどなたということが十分把握できている自治会単位というのが最も有効に機能するんではないかと思っています。
そういった意味では、まず組織は自治会ごとに結成をしていただく、このことを基本に進めたいと思います。しかしながら、同じようなエリアで横につながっている、集団になっている、そういった自治会はたくさんございますので、そういった自治会の皆さんが共同で訓練を行う、こういったことは必要だと思いますし、連なっている自治会の中で、ある一定の地域が自主防災組織を結成しますとおっしゃる、そういった機運が高まったときには、やはりその周辺の皆さんにも同じように行政のほうから働きかけをして、その組織率を高めていく。こういったことは必要だろうと思っておりますので、今、まさに議員がおっしゃるとおり、災害のときに機能するような組織をつくるためにもそういったまずは細かさに配慮しながらも、訓練等で連携できるところは連携をしていただけるように、私どもとしても働きかけをしていきたいと思っております。(降壇)
142 ◯ 5番(川下高広君)
ありがとうございます。
恐らく言いたいことは同じだと思っております。つながった大きな組織を自主防災組織と名乗るか、自主防災組織を組み立てて連合としてやるかということなので、市長の言っていることと私が言っていることは同じだと思っております。とにかく訓練をする機会をふやしていくということが大事ですので、そこを何とか可能にするために、僕はこの提案をさせていただいております。
では、自主防災組織の組織率向上については以上です。
これまで災害の起こったことに対する議論をしてまいりましたが、今度は災害を起こさない、起きる可能性を低くするという防災・減災の面から志佐川の整備についてお話をしてまいります。
先日、志佐川に沿って歩いてみました。文化会館から池成地区の牛舎の下あたりまでです。そこまでが川に沿って歩くことができます。往復で約2時間半かかったと思います。下から見ただけでは気づかない川の状況、整備の状況など、肌で感じることができました。悪いことだけじゃなく、護岸といいますか、そういうところを見てみますと、花がきれいに植えてあったりとか、ここは本当なら遊べるようにしたのかなと思うようなところがあって、ふだん車からだったらわからないようなところを歩いて見ることができました。
本当はここでその川の写真をばんばんとモニターで映すと、そのすごさがわかるんですけれども、ないのが非常に残念です。これは多分、午前中の
山崎議員も同じ気持ちだったんじゃないかなと思います。ああいうでっかいパネルを持ってこられましたけど、本当は、モニターがここにあって、傍聴者も理事者の皆さんも見られるようにしたら、本当に訴える力が強くなるんじゃないかと思うので、モニター導入については、市長、ぜひ検討してください。
では、お尋ねをいたします。より災害が引き起こされやすい状況になっていると考えます。川の状況は、とにかく皆さん知っているとおりもうほとんど川幅が3分の1程度になってしまったりとか、堆積物が余りにも立派過ぎて向こうが対岸かなと思ってしまうぐらい、大変ひどいものですし、暖竹というですか、高過ぎて向こうが全然見えないエリアがずっとしばらく数十メートル続いたりとかしておりました。より災害が引き起こされやすい状況になっています。水害につながらないように、防災・減災の視点からも志佐川の整備は重要な市の課題だと思っております。
まず、市は防災・減災の面から志佐川の整備の重要性についてどのような認識と取り組みをなされていますか。
143 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)
お答えいたします。
松浦市の中心部を流れる2級河川、志佐川につきましては、長崎県が管理を行われている河川でありまして、両岸には、先ほど議員が申されましたように遊歩道を兼ねた堤防道路が整備をされておりまして、多くの方々がウオーキングや憩いの場として利用されている状況でございます。
議員御質問のとおり、志佐川の現状としましては、高野橋から庄野橋の間におきまして河川内に多くの土砂が堆積し、その土砂に根づいた草木が繁茂しているため、治水的にも、景観的にも支障を来している状況でございます。
また、平成28年9月、平成30年7月及び本年8月に発生した豪雨では、高野橋に設置をされております量水標において、氾濫危険水位を超えるおそれがあったため、避難勧告等を発令したところでございます。
志佐川は長崎県において水防法の規定による水防警報河川、水位情報周知河川と位置づけられておりまして、本市においても高野橋の橋脚に設置されている量水標において避難勧告等を出す際の判断や住民の自主避難の目安としていることからも、早急な対応が必要ではないかというふうに考えているところでございます。
また、多くの地域の方々より通水阻害に対する不安の声もいただいておりますことから、平成26年より長崎県に対し、繁茂した草木の伐採及び河床しゅんせつについて継続して要望をしている状況でございます。
144 ◯ 5番(川下高広君)
ありがとうございます。
それでは、県が行っている志佐川の整備状況の今後の予定についてお願いいたします。
145 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)
これまでの私どもの要望活動を受けて、長崎県におかれましては、平成27年度より流水の疎通能力維持のため、治水安全上必要な箇所から優先的に河川伐採及び河川掘削を継続的に実施されており、今後も出水期前の河川点検や河川維持工事を実施していくというふうに伺っているところです。
146 ◯ 5番(川下高広君)
今の状態では安全という意味では本当によろしくない状況であります。もちろん市としては、こういった状況が望ましいというある一定のライン、ビジョンを描いているんじゃないかと思います。それに対して、現状は結局そのラインを超えていないというか、満たしていないというふうに思っていると思うんですが、まず、そういうふうに川がここまで整地されていれば安全的にはオーケーだという、そういったビジョンなんかはお持ちなんでしょうか。
147 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)
志佐川の河口から池成橋までの区間におきましては、長崎県において昭和28年度から平成13年度にかけまして河川整備が実施され、現在の護岸等が構築されている状況でございます。この護岸整備の際には、上流から流れてくる水の流量を安全に流せるような断面計画に基づいて工事をされているということから、工事完成時の断面形状に近い形にすることが安全な状況ではないかというふうに思っているところでございます。
148 ◯ 5番(川下高広君)
そうだと思いますが、今の、先ほど県のスケジュールを聞いて、そういったビジョンについては到底間に合わないんではないかと思いますが、どのような認識ですか。
149 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)
平成27年度から長崎県において継続的に実施されている河川伐採及び河川掘削は、高野橋周辺に量水標や長崎県河川砂防情報システムと連動する水位計などがあることから、この周辺を中心に実施をされてきましたが、いまだ高野橋の橋脚にある量水標では河床の高さからとの相違があることから、抜本的な対策には至っていないというふうに思っているところでございます。
150 ◯ 5番(川下高広君)
そうだと思います。歩いてみてわかったんですけれども、本当に整備されてきたら優雅な流れを見せるすばらしい河川じゃないかなというふうに歩いて思いました。
市長さんにお尋ねします。どうにかピッチを上げていただきたいと思っております。今、担当課長が言われたような最初の状態に無理に戻すというのはちょっと非現実かなと、そこそこまでピッチを上げるのは思いますので、何とか少しでも安全につながるように、強烈なアクションを市長にお願いしたいと思います。どうぞ答弁をお願いします。
151 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
お答えをいたします。
近年、全国各地で頻発している集中豪雨において、河川氾濫や浸水被害など、甚大な被害をもたらしております。松浦市においても避難勧告等をたびたび発令している状況を考えますと、市民皆様の不安の声がさらに高まるものと考えております。
このような中、市としては継続的に河川管理者である長崎県に対し、河川内の伐採及び堆積土砂の撤去を要望しているところであります。また、この問題は志佐川に限らず、松浦市内の他の、県が管理しております2級河川や県内の河川においても同じような問題が発生していることから、長崎県市長会として河川の定期的な除草及びしゅんせつ並びに治水事業に係る財政支援について、国、県に対し提言書を提出しているところであります。
さらに、本市の特に重要な要望について、長崎県及び長崎県議会に対し行っている要望活動の中に、今年度、新規事業として志佐川の河川改良について要望を追加したところであります。
今後も河川の状況を十分に把握し、支障を来している箇所を現実的に捉えながら、引き続き要望を行ってまいりたいと思っています。(降壇)
152 ◯ 5番(川下高広君)
ありがとうございます。
今の答弁から河川の改善には市としても重要課題として取り上げているというのがわかりました。引き続きよろしくお願いいたします。
では、2番目のJCHO松浦中央病院(仮称)についてお尋ねをいたします。
この項目では、開院スケジュール、医師の確保、人工透析患者の送迎に関して質問をいたします。
まず、病院の開院のスケジュールと進捗状況についてお尋ねいたします。
153 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)
JCHO松浦中央病院(仮称)の進捗状況でございますけれども、来年10月の開院に向けて工事は順調に進捗していると、施工業者のほうから伺っております。
154 ◯ 5番(川下高広君)
わかりました。
医師の確保についてです。計画時の医師、あるいはスタッフの必要人数と、現在の見込みはいかがでしょうか。
155 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)
開設時におけます必要な常勤医師につきましては、7名が必要だというふうに言われております。今現在、JCHO伊万里松浦病院におられます常勤の医師が5名ですので、このことから、安定的な病院運営を図るためには、医師の確保が必要ということで、JCHOにおきまして常勤医師の確保に努力されている状況でございます。
156 ◯ 5番(川下高広君)
私も医師の確保に苦慮しているという話を伺いました。誘致合戦という言い方はどうかと思いますが、当時から松浦に来ることに反対する医師の方の中には医師の確保に懸念するという人もおられました。そういった現状に対して、市はどのような対応をされていますでしょうか。
157 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)
JCHO松浦中央病院(仮称)につきましては、松浦市におけます中核的な医療機関としての役割を担っていただくということにしております。そのことから、JCHOだけでの医師確保が厳しい部分につきましては、JCHOとともに市としても医師確保について対応しているところでございまして、長崎大学のほうに出向き、医師の要請を行っておりますし、今後、佐賀大学のほうにも出向き、要請活動を行うこととしております。
158 ◯ 5番(川下高広君)
2017年9月2日、当時の伊万里松浦病院の誘致を目指す市内11団体による市民決起大会があり、中核となる公的病院のない市にとって、誘致は医療の安定確保に貢献するとして、関係機関に対して移転決定を求める決議を採択いたしました。
私も参加させていただきましたが、約500人収容のホールに約800人の方が集ったと思っております。それほど市民の意識も高い大会でございました。医師の確保は、その市民の思いを実現する上で最も重要な核となるものであります。市長にはぜひあらゆる手を駆使して、医師の確保に尽力していただきたいと思います。市長の決意を伺いたいと思います。
159 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
お答えいたします。
先ほど健康ほけん課長も答弁いたしましたとおり、JCHO松浦中央病院(仮称)は、松浦市の中核的な医療機関としての役割を担っていただくことを期待いたしております。この医療体制の充実を図るためには、医師の確保は最重要課題であると認識しておりまして、去る8月17日に市主催によりまして松浦市の地域医療を考える市民公開講座を開催し、長崎大学から3名の教授を招聘しまして、松浦市が抱える地域医療の問題について講演、パネルディスカッションを行ったところであります。
医師確保については、市においても一定の役割を果たす必要があると考えておりまして、安定的な医師確保を図るため、これまでJCHOとともに二度、長崎大学学長に対し医師派遣の要望を行っており、今後、佐賀大学に対しても同様の要望活動を行うことといたしております。(降壇)
160 ◯ 5番(川下高広君)
どうぞよろしくお願いいたします。
では次、人工透析の治療をされている患者さんの送迎についてです。
まず、市内の人工透析治療が必要な患者数と中央診療所を利用している数をお願いいたします。
161 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)
松浦市内の人工透析の患者さんでございますけれども、本年の11月末現在でちょうど100人でございます。それから、中央診療所のほうに通院されております患者さんにつきましては、17名と聞いております。
162 ◯ 5番(川下高広君)
中央診療所での送迎に関して、市が把握している実情についてお願いします。
163 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)
中央診療所のほうでの送迎は、今現在行っていないところでございまして、患者さんがどういう形で病院のほうに通院されているかということで御報告させていただきたいと思います。
交通手段といたしましては、自家用車で5名の方、それから介護タクシーによりまして1名、それから入所施設の車両による送迎が1名、ほかの方につきましては家族やタクシーによる通院という状況になっております。
164 ◯ 5番(川下高広君)
私が腎友会の会長さんや会員の方に取材をいたしますと、送迎は家庭環境や障害の有無などでタクシーによる送迎、今、課長が言われたとおり介護タクシーの利用などを余儀なくされている方もおられるようで、大きな負担となっているようです。
私は市に、患者さんの送迎について、介護タクシー利用者の方も利用できるように、福祉車両の送迎について、JCHOにぜひ働きかけてほしいと考えております。
今から5年前の平成26年、第4回12月議会において、送迎についてのお願いを一般質問で上げておりますが、それから状況は変わっていないようですが、この新病院開設を機に、送迎に向けて、あわせて障害者の方で車椅子の方の治療車に対する福祉車両の使用について、ぜひ積極的に市には取り組んでいただきたいと思っております。それに対する市の働きかけ、あるいは福祉車両の進呈など、そういった支援は考えておられますでしょうか。
165 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)
人工透析の患者さんに対します送迎につきましては、これはJCHOのほうがどのような形で今後検討なされていくのかというようなところかと思っております。今現在、JCHOのほうに人工透析患者さんの送迎の実施の有無についてお聞きしたんですけれども、今現在のところそういう考えはないということでございました。
そういうこともありまして、市といたしましては他の医療機関へとか、交通事業者に対する考慮とか、そういうことを考えますと、一医療機関に対しまして支援をするというのは厳しいというふうに私どもとしては考えております。
166 ◯ 5番(川下高広君)
おっしゃることは理解もできますが、松浦市で人工透析ができる唯一の医療機関になりますので、そういった配慮はあっていいかなと思っております。
その5年前の一般質問のときには、松浦市には80名近いということですが、先ほど聞きましたら100名ということで、さらにふえたことになります。この新病院開設と同時に送迎が可能になれば、現在のベッドも満床になって利用者が確保できれば、病院の安定的な運営にも寄与すると思います。市内の患者さんを多く抱えることができれば、病院を誘致した市民の願う医療の安定確保につながると思いますので、ぜひ市長さんにはこの送迎、または福祉車両の導入について尽力していただきたいと思いますので、答弁をお願いいたします。
167 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
お答えをいたします。
先ほど担当課長が答弁いたしましたとおり、それぞれの患者様方の希望があるということについては、議員御紹介のとおりであろうと思いますけれども、まずは市内の医療機関との公平性といいますか、そういったところを考えますと、一医療機関に対してのみそういった支援をするというのはなかなか厳しいんではないかと考えております。
また、公共交通機関等についても、市としてさまざまな手だてを行っていることから考えますと、ぜひそういったものをまず御利用いただく上で、そして今後の推移がどうなるのか、そういったものを病院と一緒に考えていきたいと思っております。(降壇)
168 ◯ 5番(川下高広君)
ありがとうございました。
ぜひ今後も検討の片隅には入れておいていただきたいと思っております。
では次に、3番目、松浦高校支援についてです。魅力向上のための今後の支援のあり方について、市の考えを尋ねる質問です。
現在の松浦高校への志望状況と、その志望状況に対する市内中学生の割合をお願いいたします。
169
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
本年10月15日時点での令和2年度公立高等学校進学希望状況調査、これの結果によりますと、松浦高校の普通科の進学希望者数が69名、商業科の進学希望者数が29名、合計98名となっております。うち市内中学校からの進学希望者は71名となっておりまして、割合は約72%でございます。
170 ◯ 5番(川下高広君)
すごく市内中学校の率が高過ぎて、逆にちょっと怖い感じがしますね。──どうぞ。
171
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
ただいまのは現在の松浦高校のほうに進学を希望されております県内の生徒さんの総数が98名、うち市内が71名ということでございます。今年度の中学3年生につきましては、全校生徒が198名でございますので、市内全体の割合からいいますと、35.9%ということになっております。
172 ◯ 5番(川下高広君)
済みません、ありがとうございます。
やっと例年に戻ったという感じですね。去年が22%ぐらいだったと思いますので。ありがとうございます。
県内で98名、これに県外でやっと3桁にいくのかなということで、ちょっと期待をしております。
PRの成果が見えてきているんだと思いますが、先日、志佐中学校の文化祭に行かせていただきましたら、そのプログラムの中に松浦高校の生徒によるまつナビの発表が組み込まれておりました。高校の校長先生に尋ねてみますと、各学校でいろんな形で松浦高校の
子どもたちを見てもらえるような取り組みをしたということで、ああ、頑張られているんだなというふうな印象を持っております。
では、学校と市担当課ではどのような協議をされているんでしょうか。定期的な話し合いなど行われているのでしょうか、現状をお願いします。
173
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
現在の松高支援事業の実施期間が今年度末となっておりまして、次年度から3期目の事業ということになっております。
今年度補助を受けられる学校側に対しまして、年度当初から今後の支援内容について学校側のほうから要望がないか、御検討いただくようお願いしてきたところでございます。
また、市におきましても、これまでの支援実績などを踏まえまして、次期支援内容についての方向性を検討しているところです。先般、市長、副市長、教育長、それから松浦高校側は校長、教頭、事務長を交えて意見交換を実施しております。市のほうから、現在下宿費の支援の割合がかなりかさんでいる状況ということ、それから、入学準備金については他の事業のほうに回すことができないかというような提案等をやっております。高校側のほうから、松浦高校があるから市が活性化していると言われるようになりたいですとか、あと松浦高校で生徒が進路を実現できることを保護者に示したいなど、学校側の決意も聞かれまして、前向きな実りのある協議ができたと思っております。
この協議につきましては、引き続き行っていく予定でございます。
174 ◯ 5番(川下高広君)
どうぞよろしくお願いいたします。
やはり物事を進めるには対話しかないと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
そこで提案をさせていただきます。先般、総務委員会の行政視察のほうで訪問いたしました大崎上島町による高校支援でおもしろいシステムを見ました。高校と行政の間に魅力向上コーディネーターという存在が入っておりまして、ここで双方の意見を調整したりとか、アイデアを提供したりとか、そういうふうな役目をする人がおりました。町が雇っているそうです。ぜひこういったのも人材として採用してはどうかと思っております。
私としては、ここに地域おこし協力隊を採用することをイメージしております。御存じのとおり、最長3年間という有期なんですけれども、逆に期限があるからこそ思う存分やっていただいて、そして本人からしたら、本当は地元に残っていただくというのが前提の地域おこし協力隊ですが、多くの場合は帰られているので、そういったことも逆にお互いウイン・ウインならいいんじゃないかなというふうに思っておりますので、そういった方を活用するのもどうかと思っておりますし、何より財源が確保されておりますので、市の財政負担も軽いと思いますが、この考えはいかがでしょうか。
175
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
ただいま議員のほうから魅力向上コーディネーターにつきまして御提案いただいたところなんですけれども、現在、松浦高校のほうでは文部科学省の地域との協働による高等学校教育改革推進事業、これに手を挙げることを今検討されております。内容につきましては、高等学校と市町村、地元企業、大学等が連携いたしまして、高校に地域課題解決等を通じた探求的な学びを提供する仕組みを構築するというものでございまして、文科省からは全国で20校が選定をされるということとなっております。
この事業におきましても、議員がおっしゃられるコーディネーター、これを配置するということがうたわれておりまして、高校と行政との協働体制の構築ですとか、あと学校や地域とのマッチングなどを行うようになっております。これにつきましては、採択されれば文科省から県のほうに委託費として予算が来るということになっております。
市としましても、松浦高校が取り組もうとされているこの事業に対しまして、採択された場合については可能な限り支援をしてまいりたいと考えておるところでございます。
176 ◯ 5番(川下高広君)
次に、魅力向上について、前回、前々回から提案させていただいておりますいわゆる公営塾のような学力向上をサポートする支援事業の採用についてはいかがでしょうか。
177 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
お答えをいたします。
以前から御提案をいただいております公営塾につきましては、成功されている事例を見ますと、学校と公営塾が綿密に連携し、個々の生徒の学力に関する情報等を共有して、お互いに補完しながら、生徒指導をされていることで学力向上につながっているとお聞きをしております。
本市といたしましては、先ほど申し上げましたとおり、松浦高校とも意見交換、協議を行っておりますので、まずは学校の意向を十分にお聞きしたいと、このように思っております。(降壇)
178 ◯ 5番(川下高広君)
引き続き協議のほうをよろしくお願いいたします。
次に、寮についてです。
前回、陸上部を絡めた話だったんですけれども、今回は絡めなしで、今回、鷹島、福島の生徒確保のための寮についてお話をしたいと思います。
福島、鷹島の親御さんにも幾つかお話を聞かせていただきましたら、やはり部活に専念したい生徒、あるいは家庭の事情で送迎が難しい場合など、寮の存在は助かるんじゃないかということでした。
それでは、ちょっとお尋ねをいたします。
この福島、鷹島の生徒の確保のための寮の整備についてどのようにお考えでしょうか。
179
◯ 政策企画課長(
星野真嗣君)
ただいまの寮の整備の御提案なんですけれども、現行の松高支援の補助メニューの中に下宿費補助というものがございますが、現行生徒の中で福島、鷹島の生徒の活用事例というものはないといった状況でございます。
市長が昨日、宮本議員の一般質問で答弁されましたように、寮に対するニーズがどれくらいあるのか、市としても把握できていない状況でございますので、福島、鷹島の中学校において、まずはニーズ調査を行わせていただきたいと思っております。
180 ◯ 5番(川下高広君)
どうぞニーズ調査、ぜひよろしくお願いいたします。
この項目最後です。今後とも松浦高校の支援に関しては、存続を第一に、最終的には支援がなくても市内のお子さんが松高へ行きたがるような魅力的な学校となることを願っております。そこに至るまでにお手伝いをしていきたいと考えております。
以上のことを、事業の切りかえ時期に当たり質問をいたしました。
最後に、市長に総括して松高支援に対する考えをお願いいたします。
181 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
お答えをいたします。
これまでの御質問にもお答えをしてきましたけれども、
子どもたちにとって高校、大学というのは、その先の、あるいは高校、そして専門学校、そういったもの全て、学校というのは将来の進路を実現するための手段であると思っています。その手段を実現するために、松浦市内の
子どもたちにとってその進路実現につながる魅力ある学校になっていただきたい、それを松浦高校に求めてまいりたいと思っておりますし、ともにそういった環境をつくっていきたいと考えております。
そして、これまでもそのような思いで支援を松浦市としては行ってきているところであります。松浦高校へ通って進路が実現できる、このことが広くわかっていただければ、わざわざ市外の学校に行かなくても済む、そういったお子さんもいらっしゃるんじゃないかと思っています。そういったことを目指していかなければならないと思いますし、また、3年間松浦高校に通っていただき、松浦の課題を市とともにいろいろ勉強していただくことで、さまざまな松浦の情報を実感していただき、そして考えていただき、みずからも将来、松浦に帰ってきて、そして松浦の役に立ちたい、何とかしたい、こういう思いを育んでいただく、そういったことにつながっていくんではないかと思っています。
そのためにも、限りある予算の中で市内の
子どもたちが進路実現につながる魅力ある学校となるよう、今後とも支援事業に取り組んでまいりたい、このように考えております。(降壇)
182 ◯ 5番(川下高広君)
ありがとうございました。
では、最後の項目、鳥獣駆除の現状について、ここでは
イノシシ駆除とその助成金などについて主に現状の把握とともに、市のこれからの考えについて質問をいたします。
まとめて質問いたします。県の助成金などの
イノシシ駆除に関する助成金の状況について簡単に説明──時間ないですかね、お願いするとともに、市の対応について近隣との比較、この件に関する猟友会の皆様方の声についてどのように把握されておられるか、答弁をお願いいたします。
183 ◯ 農林課長(吉田安秀君)
まずは捕獲の報奨金でございますけれども、捕獲報奨金につきましては、国からの支援の捕獲活動費、それから今、市がやっております捕獲報奨金がございます。議員も御承知かと思いますけれども、捕獲報奨金につきましては、県が2,500円を廃止したために、今現在、市のほうで5,500円を支払っております。また、捕獲活動としまして、これは幼獣を除く成獣だけでございますけれども、7,000円が国から捕獲活動費として支払われておりますので、幼獣で1頭5,500円、成獣で1頭当たり1万2,500円を上限として支払っておるものでございます。
それから、近隣との比較でございますけれども、佐世保市、平戸市、3市で比較いたしまして、成獣につきましては、先ほどの国と市の補助を合わせまして1万1,000円から1万2,500円、幼獣については5,000円から6,000円となっておりまして、市が補助を行っておる捕獲報奨金につきましては、3件で大体おおむね5,000円程度ということでございまして、決して松浦市だけが少ないという状況ではないというふうに考えております。
それから、猟友会の声をどう把握されたかということでございますけれども、昨年度この県の補助金が廃止されましたときに、財政部局とも協議をいたしまして、先ほど言いましたように5,500円に上げさせていただいて、そのことにつきまして3月に松浦猟友会のほうが総会を開かれますので、そこには昨年度、友田市長のほうにも出席をいただきまして、市長のほうから市の財政状況も含めまして、今回の5,500円になった旨の報告をしていただきまして、一定の御理解をいただいたものというふうに私は考えております。
184 ◯ 5番(川下高広君)
答弁を慌てさせてしまいまして、失礼しました。
もともと市が4,500円だったものを、これを機に5,500円ということで1,000円アップされたということですね。わかりました。
では最後に、市長にお尋ねいたします。現状の支援を把握した上で、この件についてこれから今後新たな何かしようと考えておられるのか、またこの状況でいくのか、今後の考えについて御答弁お願いします。
185 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
お答えをいたします。
市民の安全・安心にかかわることでありますので、引き続き猟友会の皆様方にはこの有害鳥獣の対策に協力をいただきたいと思っております。しかしながら、市の財政状況も厳しいため、県や関係機関と連携し、捕獲体の設置推進や新技術の導入検討、人材育成について取り組んでまいりたいと、このように考えているところでございます。(降壇)
186 ◯ 5番(川下高広君)
答弁ありがとうございます。
また、これから1年、2年たっていったときに、猟友会の皆さんのコメント、思いがまた違うものになるかもしれませんので、いろんなことを把握されていって、フォローもしていただければと思います。金銭だけがフォローではないと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
では、以上をもちまして私の今回の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
(川下議員
一般質問席 降壇)
187 ◯ 議長(椎山賢治君)
以上をもって川下議員の一般質問を終結いたします。
ここで暫時休憩いたします。
午後2時14分 休憩
───────── ◇ ─────────
午後2時25分 再開
188 ◯ 議長(椎山賢治君)
再開いたします。
休憩前に引き続き会議を開きます。
それでは、質問順位に従い、10番・安江議員の登壇を願います。
(安江議員
一般質問席 登壇)(拍手)
189 ◯ 10番(安江結子君)
こんにちは。
日本共産党の安江結子です。通告に従い質問を行います。
質問の順番を3番、2番、1番に変えさせていただきます。
1番、乗り合いバスの土日運行について伺います。
9月議会での質問項目でしたが、時間が足りずに質問できませんでしたので、今回質問いたします。
市長にお尋ねします。
市民から、志佐町であるイベントに行きたいけど、乗り合いバスが休みなので行けないとの声を聞きます。乗り合いバスの土曜、日曜の運行については、これまで何度もお尋ねしてきておりますが、答弁は前市長のときから、土曜日、日曜日の運行には経費がかかるので困難との答弁です。ですが、高齢化、そして単身世帯化が進み、運転免許証の自主返納を考えざるを得ない時期にある今、やはり市民からの土曜、日曜日の運行の要望が出されております。この市民の声にどう応えられるのか、お尋ねいたします。
190 ◯ 地域経済活性課長(福守尚美君)
私のほうからお答えさせていただきます。
乗り合いバスは、廃止バス路線の維持と交通空白地解消のために、主に通院と通学の足を確保する目的で月曜から金曜日の平日のみ運行をしております。
土日の運行につきましては、以前からお答えしていますとおり、運行事業者の運転手確保が難しく、また、運行経費についても大幅な増額が見込まれ、赤字額も増加することから、実施は困難でございます。
しかし、地域における移動手段の確保は大変重要な課題であり、今後ますます進行する高齢化社会にとって避けては通れない問題であることから、高齢者対策などとあわせて施策を検討する必要があると考えております。他市町の事例も参考にしながら、関係課、関係機関と協議をしてまいります。
以上です。
191 ◯ 10番(安江結子君)
私は今、担当課じゃなくて、市長に今までの答弁が経費がかかるからできないということを受けてどんなふうに市民の方の声に応えられますかという質問をしたわけですよ。ですので、担当課じゃなくて、やっぱり今、一段進みました移動手段の確保のためにその検討が必要であるということは、やっぱり市長もそういうふうなお考えというふうに受け取るわけですが、じゃそれについてどういう経路で考えられていくおつもりなんですか、市長にお伺いします。
192 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
高齢者に限らず、交通弱者と言われる方々の足を確保する、移動手段を確保するというのは、これは重要な課題になっているということは十分承知をいたしております。しかしながら、財源は限られております。
そういった中で、さまざまなこの公共交通の足を守るための政策を講じております。そういったものを総合的に考えて、現代の社会に合わせるためにはどのようにすべきかということから、先ほど担当課長がお答えしましたとおり、今後ますます進行する高齢社会にとって避けては通れない問題であるということで、高齢者対策等とあわせて施策を考える。あわせて、同じような課題は全国各地にございまして、先進事例も数多くございますので、そういったものを参考にしながら、松浦市において実施可能なものはどういったものなのか、こういったことを考えてまいりたいと、このように思っているところでございます。(降壇)
193 ◯ 10番(安江結子君)
じゃ検討するチームといいますか、そういうのはどういうチームで考えられるおつもりですかね。
194 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
先ほどもお答えしましたとおり、高齢者対策等とあわせておりますので、長寿介護課、地域経済活性課、こういったところを中心に考えていきたいと思っております。(降壇)
195 ◯ 10番(安江結子君)
生涯学習ということが必要な時期、必要というか大事ということで、生涯学習の推進チームというのが設置要綱でありまして、その中には総務課、防災課長、政策企画課長、税務課、市民生活課、健康ほけん課、長寿介護課、福祉事務所長、子育て・こども課、農林課、水産課、地域経済活性課、建設課、都市計画課、上下水道課、教育委員会、
学校教育課、生涯学習課、文化財課というふうに会計課とか監査とか以外のところがこういう会議をして、生涯学習に市として取り組んでいくということになっておりますが、今、市長が言われたような課よりもっと広くの課の知恵を集めてということになっているんですけど、そこまで生涯学習の推進本部設置要綱みたいなところまでは広げなくて、当面、長寿介護課とか健康ほけん、あるいは福祉事務所などで取りまとめていくということなんですか。
196 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
お答えします。
生活路線の取り扱いにつきましては、先ほど申し上げた地域経済活性課、長寿介護課にかかわらず、教育委員会や子育て・こども課等も加わっております。今回、問題となっているのは、やはり高齢者の足をどのように確保していくのかということでございますので、まずは先ほど申し上げた課を中心に考えてまいりたいと思っております。(降壇)
197 ◯ 10番(安江結子君)
それでしたら、今度は松浦市地域公共交通網形成計画というのが平成29年から平成33年度までにこの交通網形成計画ができ上がるようになっているんですけど、これに合わせて中身としても高齢者の移動の確保というのが主な解決課題というふうにはなるんですけど、ここでいろんなことがPDCAサイクルで解決していきましょうということになっているんですけど、これに合わせて課題解決をされていく、そういうことで理解していいんですか。
198 ◯ 地域経済活性課長(福守尚美君)
地域公共交通網形成計画の実現のために、今も関係機関等々も協議をしておりますので、それの実現を目指して取り組んでいるところでございますので、その中には
子どもたちの移動手段の確保も含まれておりますけれども、特に高齢者を中心とした交通弱者対策という面でいろんな方策を今後も考えて取り組んでいきたいと思っております。
以上です。
199 ◯ 10番(安江結子君)
次に、ちょっと細かくなるんですけれども、今福方面や御厨方面から今度市民福祉プラザ──仮称ですけれども──ができ上がります。それに路線バスを使うとなれば、宮の前とか松浦駅前での降車となるわけですが、徒歩では遠いので、そこのところを何とか対策をしてほしいという声も伺っているわけですが、それについても一緒に考えるということでよろしいんですかね。
200 ◯ 地域経済活性課長(福守尚美君)
西肥バスのバス停をプラザ付近に設置するということについては、公共交通網計画とはちょっとその部分については違う話になってまいりますけれども、その件につきましては、プラザの完成前に路線変更も含めまして幾つかの案を課内でも検討いたしました。その案をもって西肥自動車とも少し協議をいたしましたけれども、道路の幅員や施設の出入り口との兼ね合いによりまして、バスの乗降や道路横断の際の安全確保の点、また、路線延長による経費増大の点から、いろいろとルートも検討いたしましたけれども、実現は難しいとの結論になっております。
以上です。
201 ◯ 10番(安江結子君)
市民福祉プラザ利用もですけど、その隣も大切な施設が建って使うことになるんですけれども、やっぱり住み続けるための最低限の移動の足の確保ということで、やっぱりいろんな方の知恵を広く集めて、何とか課題解決をしていただきたいということを申し上げて、この1番目の質問は終わります。
2番目ですけど、松浦市立福島診療所の過去の問題についてということで伺います。
きのうも武部周清議員の質問に、大きなところで答えられていますので、その続きということで、中身としてはその続きになりますが、質問していきます。
平成17年の決算委員会の記録を読ませていただきました。この審査意見書にこう書いてあるんです。審査意見、「(2)福島診療所事業特別会計決算については、旧町時代において予算の執行体制が確立されているとは言いがたい状況が見受けられました。早急なる事務局執行体制を整え、市民が安心して利用いただける診療所を目指すとともに、従事する職員は、職種を問わず心をひとつに患者様本意の、健全なる病院経営が図られるよう強く要望するものです。」という審査意見が出ております。この意見が出たというのは、前のK所長が交際費として4月1日は食事代1万9,000円、唐津市、それから4月4日は9,030円、菓子代、これは長崎市ですね。それから4月22日、1万1,140円、焼き肉、北九州。4月12日、1万4,385円、これは飲食代、福島町内で焼き肉を食べられています。それから4月29日には化粧品や海産物、ハムソーセージ、紅茶、これを購入されていますね。それから5月16日は飲食代、ゆふいん山水館、それから、ずっとそれまでもあるんですけど、7月13日はホテルニューオータニで医学会交際費2万5,000円、14日も2万5,000円、15日も2万4,172円、こういうのが4月から12月21日まで合計74万1,753円あったりとか、それから渉外担当の方の4月1日、食事代、若潮丸、1万5,000円、それから2日も1万6,000円、菓子代、ずっと飲食代、菓子代、品代、それから不明、食事代、不明、飲食代といって7月7日まで43万9,354円というのが出てきているもんですから、決算委員会でこれは何だということになって、審査意見書の、健全なる病院経営というところに言われているわけですね。
それで、こういうような前所長の時代のときに決算委員会が指摘されたんですけど、結果としてその後も平成25年度まで薬剤の購入については入札がされていなくて随契が続いておりました。つまり、この意見書で、審査意見書にあった事務局執行体制を整えという決算委員会での指摘が生かされていなかった。言いかえるなら、前市長の福島診療所の管理監督責任が十分なされていなかったということになります。
そこで、市長にお尋ねですが、前々所長のK所長は、福島診療所の経営運営についてどのようなお考えの所長であったと御認識されますか、お尋ねいたします。
202 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
前々所長に対する私の認識ということでありますけれども、確かに私が市議会議員をしている当時、福島診療所の所長としてお勤めだったということは承知しておりますが、私は面識もございませんし、既に一個人となっている方に対するコメントは差し控えたいと思います。(降壇)
203 ◯ 10番(安江結子君)
市長が市議のときの決算委員会の審査事項なんですけど、それを聞かれていないということじゃなくて、そのときにK前々所長と面識はない。だけど、こういう報告があったということはお認めになられるんですよね。
204 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
報告があったと、それは、今、議員がおっしゃったような中身で当時の決算委員会で報告があったということについては承知をいたしております。(降壇)
205 ◯ 10番(安江結子君)
前々所長のK所長、結局、どういう方であったかというと、診療所の所長というのは、その診療所の経営に対して赤字をどんどんするというんじゃなくて、診療所の業務自体を黒字にするということ自体はとても難しいことだとは思っておりますが、ですけれども、やっぱり経営者であれば、患者さんがどうやったらふえるか、それから、薬価差益をどうやったらふやせるか、それから、人件費をどうやったら圧縮できるか、その中で診療所の運営というか、経営を考えていかなければならないということは言えると思います。前のK所長は、当然あるべき姿、所長としての当然あるべき姿に逆行されておった。つまり、診療所に損失を与えておったということで、そういうことがこの決算書のことからもわかりますし、F所長が実際、前のどういう手順でジェネリックを購入されておったかということを見られたときに、こういうことは許されないんじゃないかということで告発をされたわけです。ですので、市長がどういうことをされておったか知らないとかじゃなくて、やっぱりK所長に対してはこういう決算の意見書があったということはやっぱり知っておくべきだったというふうに私は思っております。その点、一番大事なK所長を見る目じゃないかなというふうに思っております。
次に、6月と9月の議会でジェネリックの薬剤購入については3つの理由を挙げて、1社随契が問題なかったと言い続けてこられたわけですが、副市長の答弁に、市長もそう思っていますということで言われておりましたが、きのうの武部周清議員への答弁で副市長は、1社随契する根拠はなかったことを認められました。
そこで市長にお伺いしますが、副市長は今まで問題なかったと答弁してこられましたが、K前々所長時代の平成19年から平成25年までのジェネリック納入が永代1社随契で行われたことは問題があったとお認めになられますかどうか、お伺いします。
206 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
昨日の武部周清議員の御質問に副市長のほうからその経過等について、そして現状についてお答えしたとおりだと考えています。(降壇)
207 ◯ 10番(安江結子君)
ちょっともうちょっとはっきり言っていただかないとわからないんですけど、問題があったとお認めになられるんですか、なられないんですか。
208 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)
きのうも答弁いたしましたけれども、6月議会、それから9月議会での御質問等を通しまして、再度聞き取り調査、それから取引があった薬屋さん等に再度聞き取りをした結果、きのうの答弁をしたとおりのことでありまして、当時からジェネリックを扱っていた業者、薬屋さんは永代さん以外にもあったというのがほぼほぼ間違いないというふうに我々は思っておりますので、したがって、これまでの1社随契という形はおかしかったと言わざるを得ないという答弁をきのういたしました。そのとおりでありまして、当然ながら、市長もそのようなことは認識の上できょう立っていますので、同様の答弁になったものと思っております。(降壇)
209 ◯ 10番(安江結子君)
1社随契はおかしかったと市長も認めているということでしたので、問題があったということで認められたということと受け取ります。
そうしますと、自治法上、適正な手続をしないで契約が行われていたわけですから、その責任を明らかにするのは当然だと思いますが、市としてはどんなことをされますか。
210 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)
どんなことをされますかと言われてもちょっと困るんですけれども、前所長にかわってすぐそれまでの、特にジェネリックに関しての契約までの手続、これはやはりおかしいということで前所長が判断されまして、すぐに競争見積もりによる購入というふうに変わっておりまして、その時点でいわゆる問題だった部分は解消されて、今も同様の形で事務を進められておりますので、今、適正な形に手続的にはなっているというふうに認識をいたしております。どうされるんですかと言われても、今、具体的にどうするというような考えは持っておりません。(降壇)
211 ◯ 10番(安江結子君)
1社随契はおかしかった。だけど、前F所長がおかしいと判断して競争見積もりにして、今は適正に行われているということなんですけど、でもおかしいことをしとったわけですよね、随契にして。そしてそれも納入価格を薬価の90%以上だったとお認めになられていますので、90%以上、95%、96%とかもあったと思いますが、ここでこの職員がそういうことを単独でできるわけなかったので、やっぱりこういうことをされたというのは、K前々所長の権限でされてきたわけですから、おかしかったということを第三者の委員会でどういうことがあったのか、病院、診療所に対しての損失はどうだったのかというのをやっぱり検証すべきじゃないですか。改めて伺います。第三者委員会で検証すべきと考えますが、その点もう一度お願いします。
212 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)
きのうも武部周清議員のほうにお答えしたんですけれども、ずっとこの間、御指摘をいただいていますのは、契約のあり方がおかしかったんじゃないかということで検証を進めてきたところであります。つまり、それは事務手続の部分でありまして、これは必ずしも外部の委員じゃないと修正できない、問題点がどこにあるかわからないと、そういった代物じゃないと私どもは考えておりまして、そういうことからしましても、外部の委員会をつくって検証していくと、そういう必要はないというふうに考えております。(降壇)
213 ◯ 10番(安江結子君)
事務手続とおっしゃいますが、K所長の権限で診療所の職員は事務手続をさせられたんじゃないですか。その点はどう思っておられますか。
214 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)
これまでもずっとお答えしてきたとおり、いわゆる手続の部分については、つまり、契約に至るまでの公文書、これは現在ございませんので、手続がどうだったかと、前々所長からどのような指示が出ていたのかどうか、こういうところについては中の検証が難しゅうございます。したがって、そのことも含めて外部の委員会の設置は必要ないと思っております。(降壇)
215 ◯ 10番(安江結子君)
普通の病院というか、民間でもそうですし、公的な病院もそうでしょうけど、どの薬剤をどれだけというところですけど、どの薬剤を納入してもらう、卸問屋さんから納入してもらうというときは、事務職員じゃなくて、やっぱり所長、医師の判断でこのお薬となるわけですよね。だから、ジェネリックでこのお薬となったときのK前々所長の権限が大きかったというのは認めてもらわないといけないと思います。ほかの職員が、いや、先生、そのAという薬もあるでしょうけど、Bという薬もあるんですよ。Bという薬はどうですかと言われても、患者さんを実際診られて、その患者さんに合うお薬をどう選ぶかというのは、それはまさに医療行為で、所長の、先生のお仕事なんですよ。それはお認めになられますよね。その点1点だけ。
216 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)
おっしゃるとおりです、その分については。(降壇)
217 ◯ 10番(安江結子君)
K所長の権限というのをお認めになりました。その権限で1社随契がなされておった。そして、今先ほど、資料が残っていないから検証ができない、内部の手続がとおっしゃいますが、お薬の納入価というのがあります。これは福島診療所に残っているものです。お薬のこれは何で残っているかというと、F前所長が平成26年の入札をしましょうということで、入札に変えましょうということで入札をされたときの各応札されたところの納入価を残してありました。それで、永代はそれまでどおりの納入価で応札されたそうです。読み上げますと、アムロジピンOD2.5ミリグラム「アメル」700錠は、永代は1万2,740円、それから沢井は6,455円、東和は6,400円、こうしてタイヨーというところは4,000円、これは500錠ですので、4,000円になっていますけど、沢井と東和は6,400円と6,455円、それからアムロジピンOD5ミリグラム「アメル」700錠、ミリグラム数が倍になった分ですね。永代は2万2,070円、沢井は1万1,946円、それから東和は1万1,830円、細かい資料が残っております。ですので、先ほど答弁された資料がないじゃなくて、資料は薬価でちゃんと残っているんですから、これを第三者の委員に見てもらって、そしてどれぐらい診療所に対して損失が出たかというのは計算できるわけですよ。
218 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)
平成26年度以降はあるんですよ、今、議員がおっしゃるように。契約に至る手続、見積もりも含めてですね、平成26年度以降は残っているんです。それ以前のやつがもう保管期限が過ぎていますので、処分されているということを言っているんです。(降壇)
219 ◯ 10番(安江結子君)
先ほど言いました、これは永代が応札するときのそれまでの平成26年以前の、平成25年までの応札の同じ値段で応札納入価で応札しましたとF所長から聞きました。だから、副市長が言われた、平成26年度からのは残っている、それは当たり前ですよ、まだ5年ですから。その前の分が残っていないというのは、前の市長がちゃんと調査しないから廃棄になっただけの話ですたい。だから、この納入価はそれまでの平成21年、平成22年、平成23年、平成24年、平成25年、そのときの納入価なんですよ。だから、納入価が残っているから調査はされるはずです。
その納入価が残っているから調査はできるはずです。それでその調査をしないということはあり得ません。どれだけ福島診療所の経営に損失を与えたか、やっぱりそれはちゃんと検証しないと、誰か所長が、権限を持った所長が、お薬、これだ、あれだといってやったということで、莫大な損失を与えておったわけですよ。お金がない、お金がないて、どれだけ絞るんですか。損失を与えとったということをやっぱりきちんと第三者委員会で調べないと、そしてその薬剤購入に一般職員は権限がないんですから、そこのところをわかってください。
第三者委員会で検証をすることを求めます。
220 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)
安江議員からの御意見ということで受けとめたいと思っております。(降壇)
221 ◯ 10番(安江結子君)
私の意見じゃなくて、やっぱり市民の意見ですよ。福島診療所に損失を与えておったことをちゃんと調べる、そのことは大事なことです。それで、損失を与えとっても、それがわかっていても、市はその損失を与えた人に対して何も処分しないのか、あるいは背任罪として訴えないのか、年月が過ぎたらそれでいいのか、管理監督責任はどうなっているんだというのが市民が思っていることですよ。調べようと思えば調べられるでしょう。物は残っているんですから、この応札した納入価が残っているわけですから、ちゃんと調べて、そしてそのことを責任を問わないことにはいけないと思います。悪いことをしてもほっておくんですか、松浦市は。あり得ないでしょう。
222 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)
ジェネリックに関して前々所長時代にほぼほぼ1社随契というか、1社から納入をしていたというのは何回も報告したとおりでございます。正確に言えば、きのうもちょっと武部周清議員の御質問にお答えしましたけれども、平成25年度、前々所長さんの時代ですけれども、ジェネリックの一部はほかの永代さん以外の4社、ここからもわずかではありますけれども、納入をしていたというような事例もきちっと残っております。しかも、その4社が納入した納入薬価に対する納入率、これは実は92%ぐらいなんですよ。当時、平成25年度の話ですけどね。ですから、すぐに即座に永代さんと1社随契によって納入した、このことが診療所に即損失を与えたと断定はできないんじゃないですか。(降壇)
223 ◯ 10番(安江結子君)
じゃ、4つ薬品がありましたよね、きのうおっしゃった。何と何ですか。おっしゃってください。
224 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)
平成25年度に納入されていました薬価につきまして御報告いたします。
カリーユニ点眼薬、5ミリリットル掛け50本、それからバイアスピリン、100ミリグラム700錠、それからマグミット、500ミリグラム500錠、それからセンノシド、1,000錠、それから、インドメタシンクリーム、25グラムの50本ということで、当時納入されておった業者のほうからこういう報告が上がってきております。
225 ◯ 10番(安江結子君)
今は薬価を言われました。納入価を伺っているんですよ。薬価は何回言っても一緒ですよ。そんなの言われなくたって厚労省に行けばわかるはずですよ。カリーユニというのは白内障のお薬、それから、バイアスピリンは狭心症とかそういうときに使いますね。マグミットというのは下剤ですよ。センノシドは胃腸の薬、インドメタシンは痛みどめ、こういうのはみんな使ってある、普通に出回っているお薬ですよ。これは出て間もない薬もありますので、それは高いかもしれません。でも、私が聞いているのは、私が問題にしているのは薬価じゃなくて納入価、だから、この5剤の納入価がわかるんでしょう、教えてください。
226 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)
安江議員、お詳しいので、もう薬価は御存じだということでありますので、納入価で申し上げますと、これは数量のあれがありますので、薬価に対する納入率で結構でしょう。納入率が高い高いとおっしゃっているんですから、永代さんの場合は。そことの比較をしてください。
カリーユニ点眼液が薬価に対して93.3%で入っています。それから、バイアスピリン100ミリグラム700錠、これも同じく薬価に対して93.3%、マグミット500ミリグラム500錠、これは93.2%、センノシドというんですかね、これは1,000錠でありまして、これは薬価に対して80%で入っています。それから最後、インドメタシンクリーム、これは薬価に対して95.2%、こういった形での納入率となっております。(降壇)
227 ◯ 10番(安江結子君)
じゃ、この納入率の書類はどこにあるんですか。
228 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)
ずっと言っていますように、支払いに関する部分は10年間保存ですから、支払いの分は残っているんですよ。今の金額もどこそこに幾ら支払ったという、いわゆる支払い伝票のほうから拾ったデータであります。(降壇)
229 ◯ 10番(安江結子君)
じゃ、納入率から逆算して、納入の先ほど申し上げた応札のときの納入価、これを調べられればいいじゃないですか。書類が残っていないじゃなくて、調べる気があられないんじゃないですか。やっぱり一番問題は、随契だった。随契が1社だった。入札をしていなかった。そこで福島診療所が損失をこうむっておった、そのことが一番問題なんですよ。だから、調べようと思えば、今おっしゃったみたいに調べられているんじゃないですか。だから、それを調べてください。そして、F所長が年間2,000万円の7年間で1億4,000万円というのが過大だったか、そのとおりだったか、それは調べられないとわかりませんよ。そして、言えば、これに消費税がかかりますので、ほぼ薬価と一緒なんですよ。だから、98%おきに95%ぐらいですかね。じゃないと足が出るんですよね。だから、それよりか低いところで納入をされているわけですよ、よその病院は。薬価で差益を上げようと思えば。だから、これだけ、この5つを調べられたということは、ほかのも調べられるんだから、調べてください。
230 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)
ずっとお話ししていますけど、支払い伝票が残っていますので、支払い伝票からわかる部分はもう事務方で調べているんですよ。今問題になっているのは、支払い伝票ですから、どこどこに支払ったというところの部分は残っていますので、そこに至る手続の部分の、契約に至る手続の部分の書類がないと。したがって、ほかのところは見積もりを出したのか出してなかったのか、これもわからないんですよ。私は聞き取った範囲内では、記憶の中での世界ですけれども、見積もりをジェネリックに関しても永代以外の業者からも見積もりをとったような記憶があるという当時の担当者もいらっしゃるんですよ。そういう話を聞いたもんだから、そして実際に納入していた、当時納入していた薬屋さんに聞いたら、見積書は提出したことがないというようなお返事も返ってくるんです。そういったところの部分しか調べられないんですよ。支払い伝票からわかる部分については第三者委員会をつくる必要もなく、事務方で十分調査はできます。(降壇)
231 ◯ 10番(安江結子君)
一番確実な人は、当の前々所長とF所長です。この方々に直接お話を伺って確認してください。やっぱり悪いことをした、損失を与えた、そのことを市が黙っておく、それは許せません。そのことを申し上げて、次の質問に移ります。
原子力防災の避難計画についてお尋ねします。
2011年3月11日の福島原発事故から8年がたっております。福島県のホームページには、今なお福島県から県外への避難者数は3万1,148人と記されています。ことしの12月5日現在の直接死、東日本大震災での直接死では1,605人に対し、関連死が2,279人と、直接死を上回る関連死があっています。改めて東日本大震災でお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げます。
翻って、九電の玄海原発稼働は容認しないという市民の声に反し、現在、2基が稼働しております。過酷事故に対して住民は強い不安を抱いております。このことをお伝えして質問に入ります。
避難計画の流れはどうなっておりますか、簡単にお願いします。
232 ◯ 防災課長(小熊 盛君)
松浦市内の避難計画というふうなことでお答えをしたいというふうに思います。
地域防災計画の中では、鷹島地区と、それからそれ以外の地区で分かれておりますので、まずその鷹島地域というところは玄海原子力発電所からおおむね半径5キロ圏内のPAZに準じた地域というふうなことで防護措置を実施する区域というふうに指定をされております。
したがいまして、原子力緊急事態のときには避難をしていただくというふうな地域になっております。
それから、それよりも遠い範囲、半径5キロメートルから30キロ圏内、これは松浦市内全部入りますけれども、これをUPZ圏内というふうなことで、その地域では原子力緊急事態が発生した場合には、まず市民の方には屋内退避をしていただくというふうなことで市のほうが広報するというふうな地域になっております。
その後ですけれども、放射線のモニタリングなどの計測をされた値によりまして、避難とか屋内退避の防護措置を実施するようなことになっておりますけれども、まずは屋内退避をしていただいて、その後、モニタリングポストでの空間放射線量の測定とか、県が組織します測定・採取班によりまして測定を行いまして、1時間当たり20マイクロシーベルトを計測した時点で、市がその地域を特定しまして、1週間以内に指定避難所のほうへ一時移転をしていただくとかいうふうになっております。
また、それより高い値、1時間当たり500マイクロシーベルトを超える値を計測したといった場合には、数時間以内をめどとして避難をするというふうな地域ということで、2つの地域に置かれているというふうなことでございます。
以上です。
233 ◯ 10番(安江結子君)
原発の事故があって、施設敷地内に緊急事態の10条通報があったときは、鷹島では要配慮者が避難して、全島が避難準備して、そして15条、全面緊急事態になったときは、もう原子力緊急事態宣言が出されますので、旧市のほうは屋内退避、その前に15条の前には、鷹島は全島避難ということで、既に避難しているから放射能の被曝というのは心配しなくていいんだとかということも言われますが、自主避難と集団避難があって、自主避難の人はともかくとして、集団避難のときのバスが松浦市全域で鷹島も含めてですけど、130台余り要るとか、それから屋内退避の後、モニタリングをするのにいろんなGMサーベイメーターというんですかね、そういうので放射線量をはかって20マイクロシーベルトであれば、東彼3町のほうに避難だとかと言われていますが、そのときに必ずしもバスが来るかとか、避難所に全員入れるかとか、それから要配慮者はどうなるんだとかというところの細かいところがなかなか市民に周知されてないというか、そこが一番問題だなというふうに思っているんです。
前市長のときには、事故が起きたら、何しろ避難しなくちゃいけないというのがあって、屋内退避なんていう言葉はあんまり出てきてなかったという中で、今、担当課が言われたように、屋内退避というのが間に挟まってくるもんですから、そこら辺で避難の行動がなかなかとりにくいんじゃないかなというふうに思うんですけど、そこら辺に対して避難の体制に応じるような人とか物とか資機材の配備とかというのに対して、この計画どおりになされるかという点ではどんなふうに現状はなっているんですか。
234 ◯ 防災課長(小熊 盛君)
御質問の配備状況とかにつきましては、地域防災計画の中の原子力災害対策編というふうなところで、こちらについては毎年改定をしておりますけれども、こちらについて長崎県のほうとも打ち合わせをしながら、改定をして、実情に合わせて対応できるように毎年改定をして取り組んでいるというふうな状況であります。
235 ◯ 10番(安江結子君)
平成27年4月改定の松浦市地域防災計画原子力災害対策編では、バスということは書いてあるんですよね。でも、130台ほどと書いてあって、そこがどこから来て、そのバスを運転する人が誰であって、どこに頼むんだというところは全然書いてないんですよ。その点だけ1点だけ。どこからで誰が来るんですか。
236 ◯ 防災課長(小熊 盛君)
その点につきましては、長崎県のほうの計画の中に入っておりまして、災害時における緊急輸送に関する協定書というようなものを一般社団法人長崎県バス協会と結んであります。これによりまして、松浦市のほうから派遣を要請いたしまして、県のほうからバス協会のほうに依頼がされて、それぞれ必要なところにバスが派遣されるというふうな計画になっております。
237 ◯ 10番(安江結子君)
県の計画に協定書を結んであって、そこに依頼するから来るんだと言われますが、どこの会社というのはあるんですか。
238 ◯ 防災課長(小熊 盛君)
その協定書の中には、会員名簿というふうな形で50社ほどバス会社の名称が記載されております。そちらの中から派遣されるというふうな形になっていると思います。
239 ◯ 10番(安江結子君)
糸島市は事故のときに30キロ圏よりか外に出るのにバスを要請してあるんですけど、福岡県からバスを要請してあるんですけど、福岡県のバス会社は30キロ圏内に運転手が入るのは嫌だと言って行かないから、糸島市の人がたしか大型の運転免許を取って原発事故に備えていますというのが載っていましたよね。
だから、長崎県内50社と協定書を結んでいるとおっしゃいますが、やっぱり鷹島町なんかは長崎のほうから見ると、原発にどんどん近づいてくるんですよ、地理的にはね。果たしてそういうふうな状況で、来るバスがいるのか、運転する人がいるのかというところは、やっぱり県が協定を結んでいるじゃなくて、そこら辺の実態をもっと細かく、どこの会社の誰さんとは言いませんが、どこの会社で勤務をしながらでしょうから、どういう状況で来るんですというところまではっきりしてもらわないことには、やっぱりバスが来ますよと、待たないといけないじゃないですか。そこら辺が計画は立派にできているんですけど、中身はあやふやなというか、なかなかそうですか、それで安心しましたというふうにはならないのがこの原発事故の避難計画だというふうに思いますので、やっぱりそこら辺、それで、県から来るとか言われて、県のどこですかというと、県北振興局です、県北振興局の人、避難されるんじゃないですかねとかと言っても、こっちに来るようになっていますとか、鷹島支所の11人は、鷹島町内で何か行動があるんですけど、でも、通勤している人もいるじゃないですかね。そういう方も合わせて11人とか、福島も10人とかとなっているんですけど、やっぱり最後のところを詰めると、なかなか住民が被曝しないで避難するというところの結果には結びつかないところが多々あるので、そこは住民が安心できるというか、そういうふうに詰めていかないとやっぱりいけないところがあるとも思っておりますが、その点、市長としてそういうのを見られてどんなお考えでしょうか、お願いします。
240 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)
お答えをいたします。
確かに計画の中のものが全て滞りなく実効性に移せるかというと、実際に事態が起きてみるとそうでなかったことがあり得ると思っています。だからこそ、訓練をして足らない点、不備な点、あるいは気づいた点、こういったことを抽出して、今後の計画に反映することが必要だと思っておりますので、ただいまいただいた御意見なども今後の県との会議、協議との中で生かしてまいりたいと思います。(降壇)
241 ◯ 10番(安江結子君)
ことしから緊急エリアメールが配信されましたが、伊万里市では外国語の緊急エリアメールがあったということでしたので、松浦市でも緊急エリアメールで外国の方が住民では199世帯ですかね、いらっしゃいますので、そこら辺も検討していただきたいと思っておりますが、その点、1点お伺いします。
242 ◯ 防災課長(小熊 盛君)
緊急速報メールのことですけれども、今回の原子力防災訓練で、初めて松浦市ではこの緊急速報メールということに取り組みをいたしました。御指摘のように、伊万里市では英語の文が発信されたというふうなことも情報を得ておりますけれども、まずは今回初めての取り組みをいたしまして、その後、外国人の方もふえているというふうなこともございますので、今後は英語での配信も検討していきたいというふうに思っております。
243 ◯ 10番(安江結子君)
今度の訓練で、鷹島町の避難されている方がおっしゃったんですけど、やっぱり年とっているという言い方悪いんですけど、高齢者の自分たちよりも、やっぱり小さい
子どもたちをどう被曝させないで安全なところに移動させるかが一番大切だと思っているから、学校に迎えに行くという親も大変だろうし、学校で預かっている子どもをどう被曝をさせないかという点でも、やっぱり教育委員会と、それから住民とというか、そこら辺はもっとじっくり対応を考えて、
子どもたちをどう守っていくかという点も一緒にこれから守る方向で行動しないといけないんじゃないかなと、そのときに改めて思ったんですけど、学校に残った子どもが避難所に行くというときには、教育委員会の学校の先生はそのバスに乗って一緒に行くんですかね、それはどうなっているんですか、その点だけ。
244 ◯ 防災課長(小熊 盛君)
小中学校の避難行動計画というのが別に定められておりまして、まずは議員おっしゃったように保護者の方に引き渡しをいたします。また、連絡がとれないとかいった場合も考えられますので、仮にそういったことになれば、指定避難所のほうに、先生も一緒に避難をしていただいて、避難所のほうで保護者の方に引き渡すと、そういった計画になっております。
245 ◯ 10番(安江結子君)
やっぱり被曝をさせないというか、被曝を防ぐということが一番大事なことだと思っております。改めて九電の玄海原発の稼働は容認できないということを申し上げて、私の一般質問を終わります。
(安江議員
一般質問席 降壇)
246 ◯ 議長(椎山賢治君)
以上をもって、安江議員の一般質問を終結いたします。
以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。
午後3時25分 散会
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