松浦市議会 > 2012-03-06 >
平成24年第1回定例会(第3号) 名簿 開催日:2012年03月06日
平成24年第1回定例会(第3号) 本文 開催日:2012年03月06日
平成24年第1回定例会(第3号) 本文 開催日:2012年03月06日
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  1. 松浦市議会 2012-03-06
    平成24年第1回定例会(第3号) 本文 開催日:2012年03月06日


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(金内武久君)  おはようございます。椎山議員から欠席届が出ております。  出席議員は定足数に達しております。  これより、議事日程第3号により本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  それでは、質問順位に従い、10番・久枝議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いをいたします。  (久枝議員 一般質問席 登壇)(拍手) 2 ◯ 10番(久枝邦彦君)  おはようございます。けさ、来る前に市報を見てきました。昨年12月の市報と人口を引き算しましたら、275名の減となってきております。経済統計は当たらないと言われておりますけど、人口統計は当たる、非常に危惧するところでございます。  先月2月26日に市民駅伝がありました。全部で43チーム出まして、大人のチームが36チーム出てたんですけど、ちょうど私の友達があるチームのリーダーをやっておりまして、打ち上げをするのに料理屋がどこも予約がとれなかったと、私、聞きまして、ああ、よかったなと、夜の町は非常に沈滞しているときに、こういう催しをすることによって、料理屋などが多少なりとも繁盛するということは、市にとっても、また経営者の方々にとりましてもいいことだなと、つくづく思いました。  また、せんだって九電2号機に関しまして、九電の眞部社長さんが国のエネルギー政策原子力発電所の再稼動などを見きわめ、秋以降に松浦発電所2号機の建設再開を含め、検討する考えを示したと新聞に載っておりました。早く事業化されることを願っております。  もう1つだけ言わせていただきたいと思います。早く本題に入りたいんですけど、この新聞ですけど、五島市青少年問題協議会というところで、子どもの携帯電話のことで論議されたと載っておりました。私の知り合いの高校生も携帯電話をなくしたということで、再度購入しました。そこで、フィルタリング、私は余りこのことは知りませんですけど、新聞でちょくちょく見る、このフィルタリング、これをおのずから携帯電話の会社に「してくれ」と申し込みましたところ、暗証番号がないと、このフィルターをかけられないということだったんですよ。せっかく自発的に言うているのに、これじゃいけない。  また、うちの者が携帯を今回変えましたところ、夜中の3時に「熟女を紹介します」というメールが来たんですよ。こういうのは国家が許しとっていいものかと、夜中の3時にですよ。私に紹介するならいいんですけど、とんでもないことですよね。これを地方自治体でも規制の歯どめがかけられないものか、非常にいかんですよね、こういうことは。日本人も悪い。以上、本題に入らせていただきます。  最初に、「公共下水道事業延長に対する疑問と集落排水や合併浄化槽設置者への補助金等比較利用者負担増について」であります。  昨年9月議会で質問したときには、今後の下水道事業に対し、まだ何らかの明確な返答はできないとのことで、有効なる答弁が聞けなかったので、再度、今回質問に入れた次第でございます。  水回りの環境はぜひとも必要と考えている中から、まして費用対効果を今後考え、エリアを考えて公共下水道を敷設し、管渠敷設やその後のポンプアップ電気料等維持費を考慮したとき、これら合併前の平成17年9月でありましたが、このときも公共下水道について、私、質問していた次第でありますけど、そのときに事業は採択されており、何を今さらと思われますでしょうが、その当時と経済状況も変わりつつあるし、また変わってきた、事業を継続させるには大いに議論をし、後顧に憂いを残さないようにするのが議会人の努めではないかと思い、今まで公共下水道工事を請け負った業者、今後とも公共下水道の仕事を継続してもらいたいと思っている業者には大いに反発を受けるものと推察しています。  しかしながら、合併浄化槽設置の工事も今後ともあります。事業継続しても千差万別、いろいろな考えがあるでしょう。私としては、あとは合併浄化槽や、また議論をいただいて集落排水、どちらが経済的にエコであるのか、そういうもろもろの議論をなす中で検討すべきではないかとの思いで質問をさせていただきます。  当時、平戸市や西有田町では、最初から合併浄化槽でいくと決定していました。昨日、平戸市と、今は有田町になっている西有田を電話で確認しましたところ、やはり合併浄化槽でやっているそうであります。有田町におきましても、かなりの陶器工業団地などを抱えている、そういうところでも合併浄化槽でやっているそうでございます。
     初日、市長の施政方針、28ページに上下水道事業の中で「下水道施設の整備については、西九州自動車道に関連する大浜東地区の幹線及び枝線の整備、文化会館周辺の枝線の整備を柱とした管渠整備を実施」し、「あわせて次期事業認可に向けた測量設計を」行うと報告されていましたが、大浜地区の下水道整備は当然であり、調川町エリアでありますが、大口の相浦缶詰松浦工場までは接続をやるべきだという思いは、私にもあります。ただ、その後の次期事業認可に向けた測量設計を行うとあり、現在、大浜東地区の国道において管渠敷設の整備工事が行われています。  まず、担当課長にお尋ねします。  先ほど言いました相浦松浦工場は、当初の計画では1期事業、平成15年度から20年度まで工事予定として、過去の日程表を見ましたときに、平成20年度と記入されており、供用開始が平成19年度とありますが、現在実行されているのか、お伺いいたします。 3 ◯ 上下水道課長(野元正彦君)  久枝議員の御質問にお答えさせていただきます。  1期工事の認可区域でございますけれども、議員おっしゃいましたとおり、相浦缶詰は次の認可工期に入るかなと思っております。ですから、今、1期工事につきましては、調川町と志佐町の境までということで御認識をいただければと思っておるところでございます。  それで、計画どおり行っているかということでございますけれども、西九州の関連がございまして、1期工事でもまだ残っている部分がございまして、現在、別荘踏切までが平成23年度工事で、工事をやっておりまして、あと200メートルほど、まだ残っているという状況と、松浦バイパス付近でニッチツの前付近、その付近がまだ残っているという状況で、計画どおりには進んでいないという状況でございます。 4 ◯ 10番(久枝邦彦君)  そこはぜひやっていただきたいと思いますし、全体の209ヘクタールのうち、現在154ヘクタールの部分の一部がそうやって進んでいるものと思います。  別荘踏切、あそこ、昔、ニッチツさん寄りに別荘がありました、レンガづくりの。私が小さいときはもう壊れていましたけど、昔から別荘別荘と呼んでいて、それが別荘踏切だという名前が残っているのかと思います。だから、あの工事を見ましたときに、あれ、このまま調川のほうに行くのかなという懸念がありましたもので、質問に入れた次第です。  佐々町の公共下水道事業におきましてはアリアケジャパン、大きい会社があります。全体の53%使用されているそうで、佐々町の担当課としては助かっているとのことであります。だからといって、接続することによってかなりの負担増になるのかどうかわかりませんけど、あそこの沖合に陸地からビンガ瀬という瀬があります。私たち中学校時代は小船でサザエをとりにいっていたところなんですけど、6月ぐらいなら素人でもとれると、8月になったら、もうみんながとりにいくから、もうないという状態のところがあったんですけど、ちょうどきのう、役場の方に頼んではかってもらったら900メートルあるそうですけど、そこがミカンの皮といいますか、筋などが、潜ったらいっぱいあって、もうサザエなどがとれる瀬ではなくなっております。早く水回りがきれいになることを願っております。  現在、先ほどの150ヘクタールの大部分が供用されている中で、大部分が平たんな用地であります。課長にお聞きします。終末処理場での電気代は別にいたしまして、ポンプアップ料など、電気料としては月額どのくらい使用されていますか。 5 ◯ 上下水道課長(野元正彦君)  現在、供用開始区域の中に5基のマンホールポンプがございます。それで計算いたしますと、月額約2万円程度の電気料でございます。 6 ◯ 10番(久枝邦彦君)  2万円て、安いですね。そんなもんだったんですね、ありがとうございます。  以前、私がこの件で質問しましたときに、当時の担当課長は、接続率は何パーセントだと質問いたしましたところ、堂々と100%だと答えられました。現在、接続率は何パーセントで、また接続することが何パーセントで経営的に安定するのですかね。 7 ◯ 上下水道課長(野元正彦君)  経営的安定というのが、どこでとらえていいのかという面もございますけれども、一応積算やる場合に維持管理費イコール使用料という形でちょっと計算をさせていただいた結果、安定的にといいますと、約90%という数字が出てまいりました。  それで、現在、これは平成22年度決算に基づいて算定しておりますので、平成22年度決算当時の接続率が約46%でございますので、まだまだ半分程度という形でございますけれども、ただし、46%のうち、小口需要家が接続されている部分が多うございますので、それを考えますと、大口需要家を順次接続されれば、この90%という率も当然下がってくるだろうと思っているところでございます。 8 ◯ 10番(久枝邦彦君)  以前、私、質問したときに調べましたときに、全国平均が63%ぐらいだったと思います。佐世保で、もし記憶が間違っていなければ、67%ぐらいだったと、何年か前ですね、今は知りません。それで、じゃ、今の150ヘクタール分のエリアで管渠の総延長は何メートルぐらいになるんですか。 9 ◯ 上下水道課長(野元正彦君)  今現在、平成23年度工事で発注している分も含めまして、約36キロメートルを整備させていただいているという状況でございます。 10 ◯ 10番(久枝邦彦君)  36キロメートル、これはまた後でやりましょう。当初の計画どおり、平成34年まで継続したとき、まず東側、調川町、この図面におきましては、我々議会側にも何度も示されているということで、宙に覚えるのは無理なことでありますけど、これを見ましたときに、調川前山公民館から今福今鶴間、その間、何ていう計測器ですか、ちょっと片仮名忘れたけど、はかっていただきましたら、2キロ700メートルが接続するところが対象者がないんですよね、今鶴間、2キロ700メートル。  それから、西側では九電発電所から御厨、北平まで900メートル、これも接続対象者がありません。  それから、星鹿町におきましては、多分これ黒姫神社というんですかね、ちょっと確認しなかったんですけど、その大石の間500メートルは管渠だけの施設、接続対象者なしの状態であります。  ここまで全部足し算したときに、ちょっとこれまだ仕事が済んでいないから無理かなと思うけど、無理なら無理でいいです。大体総延長どのくらいなって、どのくらいの電気代などを想定されているんですか。 11 ◯ 上下水道課長(野元正彦君)  今の御質問でございますけれども、そういう試算はしておりませんけれども、現在、全体計画の見直しの中で、もろもろのそういう部分も含めて、今現在、見直し作業をしているということで御理解いただければと思っております。 12 ◯ 10番(久枝邦彦君)  過去にですね、一事不再議という議会の言葉にありまして、私は民間人のときにはこういう言葉、知りませんでしたけど、1回審議されたことはもう審議しないというのが、原理原則であるようでございます。だから、この表によりますと、1期事業6年間としましたときに、当初の計画では平成20年度までで82億2,450万円、予定が63億9,400万円、マイナスの18億3,000万円、はしたは覚えづらいですから、18億3,000万円の減になっております。これは、課長、どう解釈するんですかね。やっぱり入札の結果ですかね。 13 ◯ 上下水道課長(野元正彦君)  議員おっしゃいますとおり、入札減の分もございますし、当初、全体計画というのは概算でやっておりますので、その差額という形も出てこようかなと思っております。 14 ◯ 10番(久枝邦彦君)  こういう中で、平成21年度から現在、23年度、24年3月までで発注されております。その後のことは、議会には示されておりません。もし金額がわかるなら、教えていただきたいと思います。 15 ◯ 上下水道課長(野元正彦君)  平成20年当時でしたか、全員協議会の中でお示しをしているかと思うんですけれども、その中では、平成21年から平均しますと8億円程度ずつ投資をしていくという格好になっていたかなと思っております。 16 ◯ 10番(久枝邦彦君)  それは示されております。8億680万円、だから、実際に請け負ってもらった金額を、課長、聞いているんです。平成23年度。 17 ◯ 上下水道課長(野元正彦君)  申しわけございません。当初からのトータル的なものは集計しているんですけども、今、おっしゃいました平成21年度から23年度までの累計という部分が、ちょっと手持ち資料としてございませんので、当初からの計画の数字で御答弁させてもらっていいでしょうか。  当初計画、平成15年度から23年度まで105億円の事業計画をしておりまして、実績といたしまして61億円、58%の執行率になっております。 18 ◯ 10番(久枝邦彦君)  トータルで44億円ばかりの減ということで、こういうことでいきますならば、平成34年までのとで約240億円ですから、こうなると、190億円ぐらいの総予算になってくる可能性があります。この中で、国費は返さなくてよかったと思いますが、企業債については、私も後でしゃべるので調べておりますけど、企業債はどの部分からで、いつからの支払いになるんですかね。 19 ◯ 上下水道課長(野元正彦君)  平成15年から当然起債を借り受けておりますので、そういう部分に対しまして、5年間の据置期間といいますか、利息だけを払う部分がございますけれども、現在もずっと支払いをしているわけでございますけれども、その部分で、30年償還になっておりますので、年々増加していくかなと思っております。 20 ◯ 10番(久枝邦彦君)  企業債など、これは払うのは数字、課長としてわかっているんだろうと思いますけど、今後ともそうやって議論もされるとは思いますが、先ほどの別荘踏切から東側、まず調川エリア、公共の建物、妙法の定住促進住宅、かつての雇用促進住宅、また前浜団地、これきっと合併浄化槽を使っているかと思いますけど、前浜の公民館まで管渠が延びたときに、どのくらいの接続対象者がいて、何パーセントぐらいの接続率がとれると推察していますか。 21 ◯ 上下水道課長(野元正彦君)  調川地域のエリアでのことでございますけども、対象戸数といたしまして560戸、それで人口といたしまして1,450人ということで、平成22年度末の行政人口で算出をさせていただいております。  それで、公営住宅、前浜団地と調川の定住促進住宅がございますけども、それを除きまして、437戸の1,180人ということで、一応推定をいたしているところでございます。  それで、接続率でございますけれども、目標といたしまして3年間で65%程度を目標数値といたしているところでございます。 22 ◯ 10番(久枝邦彦君)  3年間で65%、調川、私、かなりの家の方、知っていますけど、課長、そのときおられないですけど、なかなか65%という数字はとれないと思います。これはね、推測ですから、これ以上言うたって仕方ない。  また、当時、私、汚泥の処理の関係でいろいろ質問したりしたことありました。それで、トン当たり、川棚町の原産業におきまして、汚泥処理費が1万5,000円と計算したときもありました。せんだって聞きましたところ、今、トン当たり1万1,025円、平成22年度で123トンとれて、処理が135万円でした。これは、平成34年度のときになりますと、汚泥の処理費が、これ数字間違っていると思いますけど、私が、1,780万円ぐらいの汚泥処理費が計算されていたかと思います。  そういう中で、課長、終末処理場の水きよら館、これ耐用年数というのはあるんですか。後はもう補修、補修、故障が出たときにしていくんですかね。 23 ◯ 上下水道課長(野元正彦君)  水きよら館の耐用年数ということでございますけれども、それぞれの施設がございます。建物につきましては、38年から50年、それから処理槽については60年、それから機械類につきましては15年から20年ぐらいということで算定をさせていただいておりまして、現在では各施設の長寿命化といいますかね、そういう事業もされているようでございますので、耐用年数を超えてでも稼動させているというのが、今、現状ではなかろうかと判断しているところでございます。 24 ◯ 10番(久枝邦彦君)  内容が詰まっておりますので、随時また最後のほうでやりたいと思います。  当初、発言いたしました集落排水、皆様御存じの方、特に福島・鷹島には施設があるようでございます。私、正直言いまして詳しくありません。パソコンで調べましたところ、下水道法上の下水道以外のもので、農業集落排水施設漁業集落排水施設林業集落排水施設簡易排水施設等の総称であります。この集落排水は、この集落のし尿や生活排水を処理する施設、またはその整備事業のことで、農山村では小さな集落に分散されていることが多いため、公共下水道よりも小さい集落単位での規模で汚水を集め、処理して農業用水路や河川に戻すことが効率的で、1983年に制度が創設され、約20戸以上の集落を対象として、例えば、農業排水事業においては農林省が補助を行い、補助率は2分の1である。ここは今後の公共下水道との比較であります。担当課として、今後、公共下水道を延ばさないで、調川、今福、御厨、星鹿、各地区におのおの集落排水を設置したときと、合併浄化槽との経済的なことを含めましたときに、どちらが有利であると推測されますか。 25 ◯ 上下水道課長(野元正彦君)  今、どちらがということで御質問でございますけど、今現在、平成12年度に策定いたしました全体計画の見直し作業をしております。その中で、いろいろ検討項目がございまして、人口の減少とか、そういうものもございまして、先ほど議員もおっしゃいましたとおり、事業費の問題もございます。そういうことで、いろいろもろもろのことを、今、検討をさせていただいておりますので、その部分ができましたら、議員のほう、議会のほうにもお諮りをしたいという考え、スタンスで担当課としては思っているところでございます。 26 ◯ 10番(久枝邦彦君)  ぜひ議論になったとき、決定する前に議会のほうにもお示しいただきまして、大いに議論を交わしたいと思います。  また、合併浄化槽につきましては、市民課長にお伺いします。現在まで供用開始されている志佐地区の公共下水道事業、供用がなされている箇所以外、本管、枝管から80メートル外でありますならば、合併浄化槽におきましては、家屋所有者が望んでの要望で設置されるのでありますが、エリアの2分の1が、例えば、希望されたときですね、行政として幾らぐらいの費用負担となるのか。  私が推測しますには、7人槽が家屋の広さからいって大きいんじゃないかと思います。この補助率は、国、県、市が3分の1ずつすると、この松浦市におきましては7人槽は41万4,000円、佐世保は46万6,000円、佐々町におきましては74万4,000円となっております。10人槽であれば、松浦の54万8,000円の補助に対しまして、倍以上の、佐々は111万6,000円ということで、大きい数字、まさに佐々町の財政の豊かさがここにあらわれております。蛇足でありますけど。  課長、どのくらい、154ヘクタールですか、それが完成した暁に、2分の1の方が、そのエリア以外の方が設置を要望されたときに、市としての負担。 27 ◯ 市民生活課長(木山智明君)  今、議員がおっしゃられました大浜、岸浜地区が下水道の許可の計画区域でございますので、それ以外の部分と、黒潮、白浜地区の部分での回答でよろしいでしょうか。  大浜地区と岸浜地区の下水道認可計画区域外の地域及び黒潮地区、白浜地区での世帯は概算で127世帯でございます。浄化槽の設置基数は、その中で29基、現在設置をされております。この地域での浄化槽の設置を議員がおっしゃられましたとおり、2分の1程度まで普及させるためには、約34世帯の浄化槽設置が必要になります。仮に、先ほど言われました市内で一番多く使われておりますのが7人槽でございますので、その7人槽の浄化槽を設置し、補助を行った場合、1,470万6,000円の補助金が必要となります。  そしてまた、議員がおっしゃいましたとおり、3分の1ずつ、国と県と市が補助しますので、国、県分を除きますと、市の一般財源が469万2,000円というふうになります。  補助の関係ですけれども、佐々町、佐世保市と上乗せして補助を行っていますけれども、現在、松浦市においては、松浦市浄化槽設置整備事業補助金交付要項の中で、5人槽、6から7人槽、8人槽ということで、それぞれ金額を決めて補助をしているところでございます。額が補助、国、県と合わせて同じ3分の1ずつということでございますけれども、これについては、やはり市の財政状況が大変厳しいということで、このような補助を交付しているところでございます。  以上です。 28 ◯ 10番(久枝邦彦君)  今、言われた大浜、岸浜、白浜など、127世帯で、最終的に市の補助が469万円ちょっと、470万円ですね。これを、課長、今福、また、滑栄、御厨、星鹿としたときに、そのエリア外の方に浄化槽で設置希望者があるときに、幾らぐらい概算できるでしょう。推定でもいいし、できないならできないで構わないから。 29 ◯ 市民生活課長(木山智明君)  今、上下水道課のほうで、下水道の計画ということで、それぞれ地域で区域を指定していますので、それがある程度見えないと、一概に合併浄化槽がどれぐらいで、どれぐらいの事業費で補助金が、一般財源が要りますよという答弁ができにくいかと思いますので、そこら辺は御理解願いたいと思います。 30 ◯ 10番(久枝邦彦君)  それで、工事が進んでいない現実、なかなか難しいと思います。  それでは、市長にお聞きします。  松浦市の下水道使用料算定にかかわる基本的な考え方として、過去に私の資料に残っておりますものの中で抜粋しました。「下水道事業はその受益を受ける範囲が明確であるため、独立採算を基本とし、下水道管渠や処理施設などを建設してサービスを提供する、その施設型事業であり、その施設規模となったことに対する受益者負担の原則を考慮し、周辺自治体の使用料とのすり合わせでなく、汚水の排出量ごとの原価を重視する。松浦市の1期事業区域における財政計画区間、平成20年度から69年度までの50年間に投じた資金の総合計画額を、その50年間で回収しようという総括原価主義の立場をとるとともに、排水需要の変動量に合わせて処理原価を配分し、傾斜的な使用料体系となる変動需要法を用いる」と明記されています。このまま議会が黙っておれば、そのまま継続事業として進んでいくのか、議会で採択を受けてはいますが、その中で現在の接続率、今後の人口減少、高齢化を考えたとき、市長や下水道課、関係課だけの意向で、これ以上審議することもなく事業継続をすることがあるのか、市長にお尋ねいたします。 31 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今、久枝議員のほうから、公共下水道事業の現状といいますか、進捗状況等について詳しく御質問をいただいたところでございまして、その質問の中でいろいろな課題が出てきたというふうに思っております。  1つは、やはりこの計画どおり進捗がなされていないということは、今後の経営というものについてもいろいろ影響があるということと、地域の皆様方の下水道に対する加入というのがおくれておると、そうなりますと、やはり水質、あるいは周辺環境の整備ということからいたしますと、合併処理浄化槽に移行せざるを得ないという状況の区域もあるというようなことでございますが、基本的にはやはりそういうことがあるにしても、松浦市といたしましては、平成12年に策定いたしましたこの公共下水道の基本計画があるわけでございますので、これをしっかりと検証しなければならないというふうに思っております。  このことにつきましては、国のほうからも人口減少の問題とか、地域社会構造が変わってきておるので、やはり将来を見通すことについての事業の見直しをするようにという通知がなされておりますし、今、松浦市の取り組んでおります下水道事業の進捗状況等、あるいはほかの施策の展開がどうかと、あるいは今後の財政状況から見まして、やはり全体の見直しをする必要があろうというふうに思っております。このことについては、昨年に予算をお願いいたしまして、現在、専門業者にこの見直しの調査をお願いいたしておりますので、この調査をもってやらなければならないというふうに思っております。  ただ、松浦市といたしましては、基本的に公共下水道事業を平成34年度まで取り組むんだということを決めておりますので、そこら辺をしっかりと踏まえながら、今後の事業をどう展開するかということについては、その当初の基本的な考え方、あるいはどういう形で事業をやっていくかということについては、やはり基本理念といいますか、そういうものを検証しながら、十分検討していかなければならないというふうに思っているところでございます。  ただ、問題は、この公共下水道を最初するときに、大きな課題といいますか、議論になったのが、今、申されておりますように、整備区域をどうするかというのが1つあったと思います。それと、その終末処理場をどうするのかということがあったということと、もう1つは、処理方式をどうするかと、そういうこともあったということでございますが、処理方式はもう決めておるわけでございますが、今後、この整備区域等については、しっかりとこの調査を見ながら、広く議会、あるいは市民の御意見等も聞きながら、よりよい公共下水道の整備には、引き続き私としては進めてまいりたいと、このように思っているところでございます。(降壇) 32 ◯ 10番(久枝邦彦君)  先ほど市民課長から報告あった松浦市の合併浄化槽にしたときに、市の負担が約470万円だと、先ほどの120世帯考えたときに、これを基本にして考えるならば、松浦市全体としての金額が出てくる、大した金額になってこない市の負担だと思います。  また、先ほど市長が言われますように、国からも人口減少などに対する規模縮小など出ていると、しかし、当初の計画どおり行く予定だと言われましたけど、やはり今、言いましたように、経済的にいろいろ考えたときに、また、市長に再度聞きます。万が一中断しようとするようなときになるときに、これは県や下水道事業団の意向において左右されることがあるのか、お尋ねいたします。 33 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  私といたしましては、公共下水道事業は継続をさせていただくという基本的な考えを持っているところでございまして、そのことにつきましては、現在、私としては考えておりません。(降壇) 34 ◯ 10番(久枝邦彦君)  継続するという方向で行きたいということでございますけど、この当初の平成34年完了、当初1万4,800人を対象となっていました。これは、市長、先ほど言います、その左右はされないのかしれないけど、県や下水道事業団に対する約束なのか、市民に対する約束なのか、再度、市長の事業推進に対し、その部分を聞かせてほしいと思います。 35 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  私の認識といたしましては、松浦市の公共下水道の基本計画であるというふうに思っておりまして、その事業を行うに当たって認可をとるわけでございます。この認可はいただくといいますか、認可をとるということになれば、やはり国、県の約束であろうというふうに思っておりまして、また、市民の皆様方には、やはり基本計画を示した段階で、松浦市としましては公共下水道をこういう形で整備を進めていきますという方針を示したということでございます。  ただ、その計画については、現在のところは平成34年度までという計画でございますが、現在の進捗状況からいたしますと、大幅な計画期間の延長等については想定されるわけでございますので、これらのことについての一定の市の考え方がまとまりますれば、また市民の皆さん方に基本計画はこういうふうに見直すことにならざるを得ない状況にあるということについては、説明をして御理解いただけるような努力をしていきたいと思っております。(降壇)
    36 ◯ 10番(久枝邦彦君)  早く手を挙げても指名していただけないみたいですので、ゆっくり手を挙げます。  それで、そうやって基本計画変更の云々のときには、議会には示すということで、どうぞよろしくお願いします。  また、昨年、平成23年12月議会におきまして、西海市におきましては、下水道使用料値上げを上程しています。この案が通ったかどうかは確認しておりません。  また、江迎町におきましては、管渠を潜龍地区まで延ばして苦慮している。要するに江迎町の高岩から潜龍地区まで対象者がほとんどいない地区でございますので、それを延ばしたことで苦慮していると聞いております。  市長に私は前回、このような事業延長がなされたとき、現在水道接続、下水道接続者に対し負担増はあるのかと聞きましたところ、負担増はないと答えられましたが、今後、計画どおり行くときがあれば、そのときも負担増は変わらないという思いは、今も変わりませんか。 37 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  現在お示しいたしております下水道の事業と、事業が継続中でございまして、この継続中に下水道料金を見直すということについては、あってはならないことだと、そういうふうに私としては認識をいたしております。(降壇) 38 ◯ 10番(久枝邦彦君)  今、東高校の跡地におきまして、工業団地の準備がされていると思います。この東高校の跡地に企業を誘致するときに、公共下水道がないと不利になるということなどあるんでしょうかね。市長として、この件についてどう思われますか。  調川町の臨海工業団地などにおきましては、大きい会社もあります。その中で、多分大型の合併浄化槽を使っておられるんじゃないかと思いますけど、東高校の跡地につきましては、どのように判断されていますか。 39 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  東高校跡地への工業団地にどういう企業が立地するかということによって変わってくると思いますが、やはり一般論といたしましては、公共下水道が整備されている区域内の工業団地と、そうでない工業団地の誘致ということについての条件としては、やはりマイナスになるんじゃないかというふうに思っております。  ただ、計画的に東高跡地を公共下水道区域にするといたしましても、相当の工事期間が必要であるというふうに思われますので、やはり現時点では、東高校跡地の企業誘致については、公共下水道は未整備だということで、整備についての見通しもないというようなことをはっきりとお示しして、そのことを踏まえた形での企業が立地していただけるような対応といいますか、誘致を進めていかなければならないと、このように思っております。(降壇) 40 ◯ 10番(久枝邦彦君)  ありがとうございます。時間も足りませんし、突っ込み足らない私の勉強不足もあります。また今後勉強させていただきまして、質問する機会があるかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、2番目に、最後まで行き切らない可能性、多々あります。志佐町栢木主要道路に道路灯をぜひつけるべきだという思いで訴えたいと思います。  現在、栢木主要道路、改良道路におきましては、全長1,740メートルの中で、今回870メートルが工事中で、昨年平成23年度から3年間の工事中で、随時供用開始され、一段と利便性が発揮されつつあり、栢木バス停近辺の地すべり防止工事が平成27年度以降になるとの工事が進められてきております。  市長も昨日冒頭で発言なされ、武辺議員の質問にもありましたが、1月25日付で平成24年度からおかげさまで西九州自動車道松浦-佐々間、19キロメートルに対し、念願でありました環境影響評価と並行いたしまして、都市計画に入る予算の確保で今回着手と発表され、まさに長崎県前知事、現知事、佐世保、平戸、松浦、佐々ら関係首長、長崎国土交通省長崎河川事務所、また、市担当課及び平成11年度から結成され、伊万里、平戸、松浦3市議会道路網関係特別委員会での西九州自動車道建設促進協議会で中央におきましても陳情等活動された先輩議員の皆様方の努力が大であったと確信しています。この環境影響評価、都市計画がスムーズに行ったとしても、諸手続に3年は要するとのことで、去る2月21日招集の定例県議会知事説明書にもありましたが、中村知事は西九州自動車道で唯一未着手機関として残っていた松浦-佐々間環境影響評価と都市計画決定手続に着手することが、本年1月に国から提示されたところであり、県においても「こうした手続の早期完了に向けて最大限努力するとともに、一日も早い事業を国に働きかけてまいります」と報告されています。早急に全面改良され、救急患者等の搬送等にも早くもっと役に立つよう、西九州自動車道建設促進協議会としましても、側面から頑張りたいと思います。  さて、話をもとに戻しますが、かつて子産坂トンネルができる前でありますが、子産坂トンネルを越えて、ある方が松浦に赴任するときに、この先に松浦市という市があるのだろうかということで、暗く不安になったと言われていました。今回、この改良道路が全面的に改良されましても、何らかの道路灯がつかない限り、20年前、30年前と暗さにおいては変わらないでしょう。東洋一の火力発電所を有する松浦市の基幹道路が、今後も真っ暗な道路では情けないと思うのは、私だけでしょうか。  高速道路並みの道路灯とは言いません。いろいろ道路の基準はあるでしょう。しかしながら、以前の100円道路、松浦バイパス、せんだって道路灯を見に行きましたら、志佐側にかかっている橋げたの間隔で道路灯が設置されておりました。  また、今回の改良道路とは基準が違うでしょうけど、今後とも栢木、上野、庄野、3地区の小中学生、高校生の通学の安全・安心のためにも、道路灯をつけるべきである。正式名は佐世保吉井松浦道路で県道です。ぜひ県の担当課に市長及び担当課から強力に道路灯設置を働きかけていただきたい。市長、どうでしょうか。 41 ◯ 建設課長(和田大介君)  私のほうからお答えさせていただきます。  私ども、県、市、国、技術関係の者が公共事業におきまして道路設計を行う場合は、国土交通省が定めております道路構造令に基づいて設計をいたします。  御質問の道路照明施設におきましても、道路構造令でうたわれておりまして、設置場所により連続照明、局部照明及びトンネル照明の3つに分かれてございます。  連続照明とは、道路の一定区間に道路灯などの灯具を設置いたしまして、その区間全体を照明することをいいまして、一般的に交通量が多い市街地などの道路が対象となります。  また、局部照明は、必要な場所に局部的に照明を行うことをいいまして、交差点、屈曲部、横断歩道、または道路の構成要素が変わるような部分について対象としております。  最後に、トンネル照明ですが、トンネル及び地下の照明施設灯がその対象になります。  実際に設置する場合におきましての技術的な基準におきましても、国土交通省からの通達でございます道路照明施設設置基準にさらに細かく定められておりまして、現在施行中の主要地方道佐世保吉井松浦線、この現場状況から考えますと、道路灯の設置につきましては、局部照明が対象になるかと考えております。  具体的な設置場所につきましては、周辺地区の皆様の御意見も集約しながら、市といたしましても県に対して要望してまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 42 ◯ 10番(久枝邦彦君)  今回、道路から見て局部照明がいいんじゃないかということです。課長としても頑張っていただくと思いますけど、市長にこれ、ぜひ、真っ暗な道路じゃなくて、市長も努力していただくと思いますけど、ひとつ市長のお答えを聞きたいと思います。 43 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今、建設課長がお答えいたしましたとおり、既にこのことについては協議をさせていただいておりますし、地元からも一応の設置場所についてはお聞きをいたしておりますので、それが実現できるよう、私としても県のほうに強く働きかけてまいりたいと思っております。(降壇) 44 ◯ 10番(久枝邦彦君)  私も、これ知らないで冠に入れた次第で、後で聞き取りのときに、上野のほうからあったということを聞きまして、あ、しまったなと思った次第です。  また、県が渋ることも、市長が頑張っていただければないと思いますけど、この松浦市に電源さんがあることによりまして、電力移出料というのが入ってきております。ここに手元にあるのが正解であるならば、平成元年から平成21年度までに120億円近い金が県のほうに入っていると、その中で以前ここで、議会で聞いたときに、私の質問だったかだれか、松浦市に対して直接的には3億円ばっかり使われていると、あとは地方交付税の中に入っていると聞いております。ぜひ実現してほしいと思います。  それで、あと3分しかありません。  3番目の「文化会館駐車場に夜間バス発着等に対し街灯の設置について」  これは、私のタイトルの間違いでございまして、駐車場灯は既についております。背の高い電柱ぐらいの高さのが、1灯のとが8基、2つ、こうなっているのが、少なくとも駐車場に7つあります。数え間違いがあるかと思いますけど、そういう中におきまして、この松浦市の文化会館の駐車場を利用して発着している平戸のオランダ号とかYOKARO号があります。  そういう中におきまして、ぜひ、松浦の方も利用が少ないとはいえ、やはり乗りおりする方がおるわけで、その中でこのオランダ号におきましては、福岡発が、駅で夜の8時、そして、ここに着くのは夜の10時10分でございます。これを、こういうことに考慮いたしましても、市民の利便性、また松浦に来られる方、おられる方、利用されて、多々おられます。これをぜひ夜の12時ぐらいまでつけていただくわけにはいかないか、また、これはオートタイマーで設定ができますので、管理人の人が季節によってタイマーを入れ替えることで、人件費などはふえないと思います。市長、これ駐車場灯をスイッチ入れるわけにはいきませんか。 45 ◯ 観光物産課長(近藤寿一君)  文化会館のほうですね、一応用途が分かれておりますので、我々としましては観光客のお客様の対応ということで、今後の観光客の方の入り込みの状況を見ながら、この観光協会も法人化させて、駅舎のほうに、松浦駅のほうに事務所を移転させようと思っております。それとあわせまして、こういった受け皿のほうについても検討させていただきたいと思っております。 46 ◯ 10番(久枝邦彦君)  こうやって22時10分、だから、検討は、もうこれ決定ということで、課長、ぜひオートタイマーでできるんだから、人件費はふえないんだから、ぜひこれさせるべきだと思います。どうぞよろしくお願いします。もう一度お答えを。あと43秒あります。 47 ◯ 観光物産課長(近藤寿一君)  観光客の受け入れという観点から、ハード面について実施していきたいと思っております。 48 ◯ 10番(久枝邦彦君)  課長が明確に実施したいということでございます。ぜひどうぞ、早急なる対応をお願いいたします。  済みません、あと2つ残しておりますけど、また次に残したいと思います。申しわけありません。どうもありがとうございました。    (久枝議員 一般質問席 降壇) 49 ◯ 議長(金内武久君)  以上をもって、久枝議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩をいたします。       午前11時   休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時15分 再開 50 ◯ 議長(金内武久君)  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、8番・崎田議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (崎田議員 一般質問席 登壇)(拍手) 51 ◯ 8番(崎田廣美君)  どうも皆さんこんにちは。  一般質問2日目の2番目ということで、お昼にかかるかと思いますが、早速通告書に従い一般質問を始めさせていただきたいと思います。  まず、第1項目めに「県立松浦高校の最終志願倍率の発表を受け今後の取組みについて」ということで通告をいたしております。  このことは、さきの2月22日の長崎新聞によりまして、「全日制最終は1.1倍 県内公立高の志願倍率」ということで新聞に掲載されたわけでありますが、そのことを受けて、松浦高校の欄を見ますと、志願倍率が0.5ということで、160名のところ80名ということで、昨年、ことしと0.5であるということを受けて、私はこれはゆゆしき事態になったなというふうに強く思ったわけでございます。  なぜなら、松浦市には2つの県立高校があったわけですが、昨年3月をもって松浦東高等学校閉校ということになり、市内で1校になったこの松浦高校も0.5、0.5という形で、志願倍率が2年続いて0.5であるということは、東高校を存続するために県のほうへ再三行って、お話しに行った際に、県の統廃合担当課、担当室といいますか、県の教育委員会においては、3年間続いて志願倍率を下回るときには4年目にはその統廃合の俎上に上がり、5年目からは粛々とその統廃合に向けた動きになるということを言われたわけですね。そして、そのことをもって昨年3月31日をもって松浦東高等学校は閉校という形になったわけです。  その前にも、東高の場合は定数割れをするということで、園芸高等学校から平成4年には当時の校長先生と当時の学校のPTA役員さん、それから同窓会も一緒になって何とか存続をしようということで、校名変更のお願いをし、そして学科の改編をして平成22年まで何とかその学校の、我々と同窓会としても学校存続をお願いし、一生懸命やってきたという経過があったわけです。  ですから、今回この松高の0.5を2年続けておるということは、もう私の記憶ではその前も定数割れをしておったのではないかなということで、このことは県立校であるので松浦としては手も足も出ないというわけではなく、やはりこのことを受けて市担当課としてはどのようにお考えになっておるのかということをまずお尋ねをしたいというふうに思います。 52 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  ただいま議員さんのほうからありましたけども、この松浦高等学校の存続というふうなところで本当に危惧している面、私たちも同感でございます。  そういうことで、私たちは松浦高等学校は市内の唯一の高等学校であるということを認識しておりまして、地元松浦の生徒を地元の学校で、また地元の手ではぐくむ、そういう郷土松浦への愛着を高めた将来の松浦を担う人材を育成していきたいと考えているところでございます。  そういう面から、また松浦市にとっても地理的、経済的な面を考えていきましても、やはり大変必要な学校だととらえております。  そういうことで、教育委員会といたしましても、この松浦高校を存続させるために、また活性化をさせるためにもいろんな手だてをしながら支援をしていきたいと現在考えているところでございます。  以上です。(降壇) 53 ◯ 8番(崎田廣美君)  ただいま教育長のほうから、松浦市に1校しかない県立高校であり、そして地理的にも経済的にも、そして優秀な人材を輩出する学校としても、この中心にある松浦高校をしっかり守り、そしてなくすことのないように努力をしていきたいというようなお話だったかというふうに思います。  私も振り返ってみますと、やはりそういう俎上にのってからでは、もう幾ら陳情に行っても、もう御存じのとおり市長さん初め議長さん、それから学校の役員さん、それから同窓会、地域の自治会、皆さん方とともに市のマイクロバスを仕立てて県の教育委員会のほうに何とかお願いしますよ、何とかお願いしますよというふうな形で言っても、もう俎上にのって決まってからでは遅いわけです。  ですから、私は今回、この市庁舎の前にある松浦に1校しかない県立高校の松浦高校をしっかり地域皆さん一丸となって存続といいますか、学校の維持を図らなければいけないということで、もうそういう俎上に上がる前に、決定がなされる前にやはり方策を立てて運動をしていかなければいけないのではないかということで、私は強くこのことをお訴えをしようと思って、まず第1項目めに上げたわけです。  ですから、先ほども私言いましたけど、園芸高校であったときにもやはり学科改編をして、そして商業科を取り入れて、平成4年に松浦東高校に変わったわけですけども、その前にやはりそういう運動をして、そういう校名変更に至るまでの前にそういう運動をして、そして継続を図ってきたという経過があるわけですね。  そしてなおかつ、我々に松浦東高校はもう募集停止にしますよというのが来たときには、もう既に県教育委員会では方針が決められておって、幾ら地域の皆さんが、いや、今福の町が寂れます。松浦が寂れます。学校がなくなると大変困る状況になるんですということをお訴えしても、もう何ともならんやったわけですね。ですから、その二の舞を踏まないためにも、今回は早目にやっぱり行政と市民と同窓会、PTA、学校、生徒を交えて、一丸となってやっぱり先に取り組んで、やはり今の普通校である普通科だけしかない松浦高校の科目もどうしたらいいのか、どうやったら生徒が集まってくるのかということをやはりもう早目に検索をしながらお訴えして、先の見える形の運動を続けていかなければ、もう通達があり地元におろされてきてから幾ら署名を集めようと、幾ら声を大にして言おうと、これはもう何にもならなかったという経験で私は思うわけです。  ですから、そのことを強く要望して、再度お答えをいただければというふうに思います。 54 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  ただいま存続の対応策というふうなところで話していただいたと思うんですけれども、現在、私たち教育委員会は、昨年から発案をいたしまして、松浦高等学校へひとつ御相談に行こうというふうなところから、「松高みらい教育懇話会」というのを立ち上げました。その中で年2回実施しておりまして、本年度も先日終わったという状況です。  その中におきましては、松浦高等学校の関係者、これはPTAの方もOBの方も入っております。あわせて、私たち教育委員、それから中学校校長会代表、それから、また教育委員会の今度はスタッフをまた別に連れていきまして話し合いをやっておりますけれども、そこの中で松浦高等学校の魅力をどのように志願者に与えていけばいいのかというふうなところも大事だとしまして、私のほうからお願いをしました。  そのまず1点といたしましては、やはり部活動の活性化と中高連携の種目の位置づけ。といいますのは、中学校部活動は何種目かありますけれども高校にはない。そういうものが一体化できないのかなということもお願いをいたしました。  それから、学力向上対策についての今後の対応をお願いする。あわせて大学進学、それから就職のアピール、そういうのもやってもらいたい。  3点目といたしましては、長崎国体に向けてなぎなた部の競技力向上、これについての対応もお願いいたしました。  4点目といたしましては、学校施設開放を通した地域との連携、そういうものを要望してまいりました。  こういうものをしながら、やはり高等学校が地域と一体化になった学校であるならば、また今後の対応につきましても地域の方、それから子どもたちもいろいろ考え方は変わってくるのかなというところでとらえております。  また、市内中学校、高等学校との連携強化策といたしましては、年2回開催しております中高連絡会におきまして、高等学校の特色をどんどんアピールしていただいております。そういうものの中から、その高等学校の内容を校長会にもどんどん研修として深めていただきながら、また、そして地元へ理解いただくと、そういう対策を現在行っているところでございます。  今後さらに今指摘受けたことを私たちも頭に入れながら今後やっていきたいなと考えております。  以上です。(降壇) 55 ◯ 8番(崎田廣美君)  今のさすがに市の中心部にあり、この役所の前にある松浦市に1校しかない県立高校についての思いというものを、今教育長のほうからるるお話をいただきました。そして、いろんな検討会、部活動について、学力アップについて、また、なぎなたとかいろんな地域との連携をとりながら、今後東高の二の舞にならないようにやはりしっかりとした取り組みをやっていくということを私も今の教育長の思いを強く受けとめて、今後我々一丸となってやっぱり取り組んでいかなければいけない大きな問題であろうというふうに思っておりますので、今後ともに連携をしながら我々も一生懸命力をつくしていきたいというふうに思っております。  そこで、市長に最後に意気込みといいますか、市長の思いを、御所見をお伺いしたいと思います。 56 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
     今崎田議員が申されましたことは、私もその思いを強く持っているところでございます。  松浦高校は市内唯一の高校であるということから、私はどうしても存続をさせねばならないという強い思いを持っているところでございます。  今申されましたとおり、現状のこの志願倍率、あるいは志願状況が続きますと、松浦東高のようにこの統廃合ということが出てくるということが考えられますので、議員が申されましたように、今のうちから市としても何か手を打っていかなければならない、検討していく必要があろうというふうに思っているところでございます。  今松尾教育長から教育委員会の発案で、松浦高校とそして教育委員さん、あるいは市内の学校長、また同窓会等と定期的な意見交換といいますか、いろいろ今後の松高のあり方について協議、また提案をなされているということでございますので、そのことを私としては大変貴重なことだというふうに思っておりますし、市としてもどういう支援ができるか、このことについては早い時期に、このことについては真剣に協議をし、また県の教育委員会ともいろいろ話をしていこうというふうに思っておりますし、県の教育委員会には既にこの松高の今後のあり方ということについても十分協議をしていきたいということを申し出ておりまして、実は御了解いただいているところでございます。  重ねて申し上げますけれども、私は松浦高校の存続について強い危機感を持っておりますので、県立高校であるということは別にして、市でできることはいろいろ限りはあると思いますけれども、市としましては全力でこの存続ということに取り組まなければならないと、このように考えているところでございます。(降壇) 57 ◯ 8番(崎田廣美君)  市長のほうも松浦高校のこれからについてはしっかりとした対策、取り組みをやっていくということをお聞きいたしましたので、今後ともよろしくお願いを申し上げておきたいというふうに思っております。  また一方、県内には29校のうち34学科で定員割れとなった学校があるということで、大変まだまだこういった状況の中、少子・高齢化ということで、定員割れを多く抱えた学校があるんだなということも思っておるわけでございます。  そういうことも踏まえて、こういうことを言ってはどうかと思いますが、当時の対策室長であった方が現校長として松浦高校におられると思いますので、やはりそのこともしっかりわかっておられる校長先生だというふうに私は思っております。  ですから、前回私ども廃校になった東高の校名変更のときには、校長先生みずからがやはり県の教育委員会とも立ち合って、渡り合って、やはりPTAと同窓会長とPTA会長と、私が一緒になって校名変更、そして学科改編をやったんですよっておっしゃったわけですね。ですから、そういう校長先生であってほしいということも私はこの場をおかりして強く訴えをし、要望をしておきたいというふうに思いますので、今後とも一丸となっていくことをよろしくお願いを申し上げておきたいというふうに思っております。  では、2項目めの「東部工業団地造成事業と国道及び市道の出入り口について」という2項目めに入っていきたいというふうに思っております。  現在、先ほど来話題になっておりました東高校が閉校となり、そしてあそこに大きな建屋、学びやがあったわけですが、その解体がるる進められておるという状況で、また24年度からは東部工業団地として造成をやっていくというような方向で施政の方針にも示され、るる今解体工事が進められておるわけですが、当初お話を聞いたときには1億7,000万円ほどで、3分割にして入札にかけたときには2,000万円とまではいきませんが、少し安くなったんですよというような御説明であったかというふうに思っておったわけですが、23年の補正においては1億8,000万円ぐらいになりましたということで、これはどうしたものかなというような感じもあったわけですが、そこら辺についての状況について御説明を願えればというふうに思いますが。 58 ◯ 商工課長(吉永弘治君)  議員御指摘のとおり、東部工業団地造成事業につきましては、現在解体工事を実施しております。新年度からは造成事業に着手することといたしております。  今現在は、造成工事に先立ちまして、開発行為の事前審査等を行っておりまして、実施設計の内容について精査を行っておる段階でございます。  現段階での東部工業団地の計画でございますが、校舎跡地部分には約5ヘクタールの段差のない一面の分譲用地を整備することといたしております。並びに現在の高校の入り口付近からほぼ直線の緩やかな勾配の工業内の道路を整備することといたしておりますので、右側に残る部分に約5,000平方メートルの分譲用地を整備することといたしております。  事業費につきましては、全体で約7億8,000万円程度になる予定でございます。  以上です。 59 ◯ 8番(崎田廣美君)  全体的な予算といいますか、私がちょっと今聞き方が悪かったかと思うたとですけど、解体をするに当たって、校舎の解体に当たって、やはりあそこはかなり広い大きい校舎ですので、一括して1業者とはしないで3分割ぐらいにして業者も市内の業者さんに解体を行わせてはどうかというような提案もしておったわけですが、そのようになりますよ、しますよというようなお話でした。  それで、そのときの市長のその前の地域説明やら何やらの話では、市長は1億7,000万円ほどかかるのではないかな、工事費がですねって。そして、それをもって7.6ヘクタールのあの県の校舎跡地を松浦市にお譲りをしていただいて、その後に実測した結果、10.5ヘクタールの場所がありましたと。その後に造成工事は24年度に新規でやりますという話ですね。  ですから、私がちょっと今お尋ねしよるのは、最初市長が地域説明もろもろのときにお話しになっておった1億7,000万円ぐらいで終わるんではないでしょうかという話が、入札にかけたら2,000万円まではいかないけど、少し入札減に、結果安くなったようですよというようなことも小耳に挟んでおったとですけど、いざ解体工事に入ってみると1億8,000万円ほどの予算が必要になったということになっておるのではないかということをお尋ねしているわけです。 60 ◯ 商工課長(吉永弘治君)  議員がおっしゃっているものは、1億8,000万円につきましては繰り越しの予算をお願いしている部分になろうかと思います。  その1億8,000万円につきましては、校舎解体費用と設計等々の委託料を合わせた額になりますので、その予算額から現在前払い金なりをお支払いしている部分を差し引いた額を繰り越しをお願いしているという状況になります。 61 ◯ 西九州道推進室長(久田徹彦君)  造成工事等を担当させていただいておりますので、私のほうからお答えさせていただきます。  一応当初1億7,000万円ほどかかるのではないかというふうなことで想定をして事業費をお願いしておったわけなんですけど、実際発注をいたしまして、市長が申しましたとおり、2,000万円までいきませんけど、2,000万円程度安くはできております。  しかしながら、今上物だけと、それから基礎分についてもこういうふうな基礎であろうということで発注をしておるものですから、実際に今度は上物をとって基礎の解体をやるときに、もしかしたら想定外の基礎が出てきたりして変更増になる可能性はあるかと思いますけど、現在のところは2,000万円程度の少ない事業費でできているという状況でございます。 62 ◯ 8番(崎田廣美君)  はい、どうもありがとうございました。私はそこら辺をよく聞きたかったわけですね。今の説明で十分理解ができましたので。  また、24年度以降、今度はその10.1ヘクタールからの土地を造成に入るということで、今議会にも年度当初からの予算を計上になるということで進められていくというふうに思うわけですが、そのスケジュール等、先ほど触れられましたが、一番上はどのくらいの第1工場といいますか、用地としてどのくらいの面積の、一番広い工場地をつくろうと。それから下の海岸の運動場の跡地についても、あそこあたりもしっかり埋め上げて、この際残土をしっかり埋めて、今道より下がっておるわけですね、あの明石養鶏さんの裏の旧運動場跡地などにしてもですね。ですから、あそこあたりも有効活用ができるようにしっかりあわせてやっぱり残土等の搬出も最小限に抑えなければいけないでしょうけれども、最大限の広い工場地をつくると同時に、あの下の運動場についても有効活用のできるような場所をこの際しっかり確保して、立派な工業団地として造成を進めていただきたいというふうに思っておりますが、そこら辺についての構想といいますか、スケジュール等についてもわかる範囲内で御説明を願えればというふうに思いますが。 63 ◯ 商工課長(吉永弘治君)  先ほど申しましたが、校舎部分、校舎が建っている部分につきましては、約5ヘクタールの一面の分譲用地を計画いたしております。道路に挟まれた部分に5,000平方メートルの分譲用地を整備する予定でございます。  議員御指摘の旧グラウンドにつきましては、約1ヘクタールの分譲用地として整備する方針でございます。  以上です。 64 ◯ 8番(崎田廣美君)  何か市長がおっしゃられるようですので、市長、御所見を。出し惜しみをしないで言ってくださいよ、ちゃんと。 65 ◯ 西九州道推進室長(久田徹彦君)  今課長のほうから上部の一番メーンのところの5.1ヘクタールの分譲地分と、その下の段の5,000平米の分譲地の分、それとまた養鶏場のわきの約1ヘクタールの用地の分についても、もちろんこれは3点につきましても工業用地として分譲できるように造成は行っております。  その中で、御存じかと思いますけど、ちょっと奥のほうに水田がございました。これが学校用地としては3,000平米ぐらいの水田でございましたけど、周りの方、地権者の方の同意を得られれば、ちょっと乱暴な言い方ですけど、埋め上げれば広い土地になるものですからですね。それを何とか有効に活用できないかなというふうなことを今あわせて検討はさせていただいているところでございます。 66 ◯ 8番(崎田廣美君)  今田んぼということは、道路の左下の部分に私たちも田植えをしよったけんようわかるとですけど、あの部分かなというふうに思います。あそこもやっぱり落差があって道下で下がっておるわけですので、やはりあそこにも立派な埋め立てて駐車場なりなんなりというような形でしっかり利用できるように、この際同じあれの中で、土を動かす中において立派に整備ができておれば、もう2番目が要らないような工場用地が完成するのではないかなというふうに思いますので、そこら辺もあわせて強く要望をしておきたいというふうに思います。  なおまた、私がいつも申しておりますが、今回通告はしておりませんが、工業用水についてもしっかりとした、やはり水がなければ工場は来ませんので、そこら辺についてもしっかりとした、るる前のときにも質問をしましたが、検討を重ねて地権者、水利権者とのもめごとがないように、やはりしっかり検討をされて立派な東部工業団地として造成ができるように強く要望をしておきたいというふうに思います。  また、そこについては、国道へ出るときには、市道の分については左に曲がる車線変更の線がしっかり浜の脇線から国道204号線に、左に伊万里方面へ出るときには車線変更線があるわけですね。それで、右に曲がって松浦のほうに出るのについてはそのまま右折でできていくわけですね。  そのように市道については車線変更線もあるとですけど、あそこに大きな工業団地をつくったときに、従業員さんを市長のお話では二、三百人規模の工業をぜひ誘致して地元雇用を図っていきたいというふうなお話でもあるわけですので、やはりあの国道については市の管轄ではないかもしれんとですけど、やはりあの204号線を下ってきて、旧東高、今の言う東部工業団地造成のほうへ曲がれるようにすると、国道についても上り下り1車線しかないわけですので、伊万里のほうから松浦のほうへ向いてきて、あの工業団地のほうに入る際には、上り車線で車がおるときには必ずとまらにゃいかん。そうするとかなりあそこもカーブで、車が1台とまっても危ない箇所でありますので、ぜひ右側への車線変更線を、この際県のほうにでもお願いをして、やはりあのカーブに、右側へ入る車線変更線などを要望をぜひしていただきたいと思いますが、そのことについて担当課の御所見をお伺いします。 67 ◯ 西九州道推進室長(久田徹彦君)  議員御指摘の交差点につきましては、平成7年と8年の2カ年をかけて、約2,000万円ほどかけて浜の脇方向だけの改良は済んでおるわけです。しかし、国道部分については計画に上がっておらず、まあ乱暴な言い方ですけど手を着けていないという状況ではございます。その管理は県なんですけど、実際にそういうふうな交差点を設置する場合は市で行わなくてはいけません。  そういうことで、今回の造成事業にあわせて、その交差点を検討してどれくらいかかるんだろうかというふうなことを検討するために、あわせて平面測量だけでは、もう造成工事とあわせて発注はしております。しかしながら、国道側に右折車線を設置するとなると、家屋の移転とか、それから橋梁とか、そういうふうなことでかなり多額の事業費がかかるんじゃないかなと考えております。  昨日の武辺議員の西九州自動車道の進捗の御質問の中で、伊万里市の山代から今福まで平成26年度に開通する予定ですよというふうにお知らせをさせていただいたところでございますけど、そのことによって議員御指摘のような、その伊万里からの交通の流れですね、国道の交通の流れがかなり変わるんじゃないかというふうには考えております。  そういうことを想定しながら、多額の事業費がかかるものですから、慎重に検討をさせていただきたいと考えております。  以上です。 68 ◯ 8番(崎田廣美君)  一応平面の図は作成して検討はしているということですね。でもやっぱりあそこはどうしても地元車が1台曲がるにしてもかなり対向車があると青であってもとまらなくてはいけない。そうすると後ろからはもう車が、国道ですのでね、あくまでも。ですから、管轄が違うと言われるかもしまれせんが、そういうカーブでもあるし、とまると追突の可能性、事故の可能性が大きい交差点である。右折車がおる場合には必ず対向車がある場合はとまらないかんわけですから、そこら辺も踏まえてやはり今後の対応はしっかり御検討をしていただきたいというふうに思うわけですね。  そこら辺については、西九州自動車道の開通とあわせて、その車の量といいますか、そういうもろもろのことも踏まえてということもあるでしょうけど、やはりそこに通う従業員さんは西九州自動車道だけで出入りする方ばかりとは限りませんので、やはりあそこに大きな工業団地をつくって200人、300人の従業員さんが出入りするということになれば、やはりそのことについてはしっかりと道路の改良工事というものを視野に置いておっていただかなければならない、私は思いますが、そこら辺では御所見いかがですか。 69 ◯ 西九州道推進室長(久田徹彦君)  議員が御指摘のようなことを十分検討してまいる所存ではございますけど、交差点部におきまして、本当決まり決まりで言って申しわけございませんけど、交差点を設計する場合にどれだけの車が右折して停車するかというふうなことまで想定を──想定というのは計算をしまして、車の流れによってそれは出てくるんですけど、そうしたときに右折帯を何メートルとればいいかとか、そういうふうなことで交差点につきましては検討をさせていただいているところです。  そういう安全面ということも十分考慮しなければいけないと思いますけど、そういうことも踏まえて慎重に検討をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 70 ◯ 8番(崎田廣美君)  今慎重に検討をするということで、検討はいつになるかわからんというのが、この業界といいますか、世の常かもしれませんが、しっかりと踏まえた考えを持っておっていただきたいというふうに思います。  また、私は、幸海原線ですかね、市道があそこは上がっております。それから梶谷城のところまで上がっておるわけですね。これは提案になるわけですが、あれもですね、あれをちょっと元喫茶店があった「ファイブ」さんですかね。あそこのほうに向けてちょっと原野を広げて市道なりをつなげてもらえば、スムーズに車の出入りができるよう状況になるのではないかなというふうな思いがあるわけです。  ですから、そういったこともぜひ検討をしていただいて、やはりあの幸海原線の大きな、立派な市道が梶谷城の入り口のちょっと手前までできておるわけですね、土肥ノ浦線の上り上がるところまで。ですから、あれにつながって先ほどの危険な交差点に行く前に、元喫茶店のあったところあたりへ市道をポンと出してもらえば私はスムーズな出入りができるようになる道路になるのではないかなというふうに思っておるわけです。そこら辺の検討も聞き取りのときはどうでしょうかというようなお話もしておったわけですが、検討いただけるかいただけないか、建設課か担当課に御所見をお伺いします。 71 ◯ 建設課長(和田大介君)  それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。  今御提案の新設の道路は、工業団地の予定地から幸海原線を経由いたしまして土肥ノ浦線に入って、それから今申されますあの「ファイブ」のところに新たな道をということでございますが、先ほど来お答えしていますように、設計につきましては道路構造令というものに基づき設計しております。そのときに、一番最初に新設工事などでいきますと、最も重要な要素としましては縦断勾配、道路の等級によって最大の縦断勾配というのを決めておりますが、それがどのようになるかということが検討されます。  私どもは、近年計画しております道路、2車線道路、3種の4級という道路なんですが、それにつきましては最大縦断勾配が8%ということになっております。それに特例値を加えまして11%までの最大縦断勾配であるということがまず規定されております。  それにつきまして、現地の地形等を確認いたしましたが、まず最大の縦断勾配についてはクリアできるのではないかというふうに考えております。  しかしながら、国道の取りつけ部周辺、これが腰差地区の地すべり指定を受けておりまして、もし計画によりましては、地すべり対策費に多額の費用が要する場合も考えられると思っております。  それと国道との交差点部分が松浦から伊万里方向に行きますと大きな右カーブになります。カーブの中に交差点を新たに設定するということになりますと、公安委員会との交差点協議というのが必要になりますが、その中で何らかの許可条件がつけられる可能性があるかと考えております。  以上でございます。 72 ◯ 8番(崎田廣美君)  るる先ほど、当初申しましたとおり、これは提案に近い形というふうな形でお話もしております。どういうふうな工業団地ができて、そしてそこにどういうふうな従業員さんが出入りになるのか、そしてその車の量がどうなるのかということを踏まえて御提案をしておきますので、そういう時代の推移とともに状況を見ながらぜひできれば実現にこぎつけていきたいというふうに思っておりますので、よろしく御検討をいただけますようにお願いをしておきます。  続きまして、3項目めの「公営住宅、定住促進住宅整備について」ということで御通告をしております。  このことは9月議会にも私は一般質問をしたわけですが、公営住宅、定住促進住宅、新しく松浦市が購入して改装をして、そして雇用、松浦市の人口増大に図ると、寄与するということで、定住促進住宅を整備なさっておるわけですが、9月以降の入居状況、そしてまた新たな状況等があれば、まずお聞きをしてみたいというふうに思います。 73 ◯ 都市計画課長(宝亀秀臣君)  昨年の9月以降の入居状況ということでございます。  2月末現在で調べております。2月末現在でございますが、公営住宅等で管理戸数814戸ございます。うち入居戸数が778戸、入居率が95.58%となっております。  定住促進住宅でございますが、管理戸数229戸、うち入居戸数が197戸で入居率が86.03%というふうになっております。  今福地区でございますが、今福地区のうち管理戸数が165戸ございますが、入居戸数が148戸でございまして、入居率89.7%となっております。  今福地区の空き家17戸の内訳でございますが、政策空き家、これはもう老朽化によって今停止をしている住宅ですが13戸、それから東日本大震災の被災者用住宅ということで1戸、今後入居予定が3戸ございますので、実質的な空き家は今現在のところございません。  それから、その後の状況ということでございますが、公営住宅の建設の方向ということでよろしいのでしょうか。  公営住宅の建設について、9月議会で御質問いただきました。  その後でございますが、県のほうとも協議を行っております。公営住宅等長寿命化計画というものがございます。この計画を公営住宅の建設、それから今後の管理につきましては、この計画が必要ということでございますので、今議会にその策定費ということで予算を上程しているところでございます。  以上でございます。 74 ◯ 8番(崎田廣美君)  どこも95.58%とか86.03%とか、今福にも165戸のうち148戸があって、空き室が17戸、そして13戸ですか、募集停止、もう入られないような状況もあるということで、かなり今福についても空き部屋がないというような状況、それと前回も一般質問で私尋ねたときに、市内の住宅状況、公営住宅状況を見たときに、今福の公営住宅についてはどのランクにありますかとお尋ねしたときに、課長はA、B、Cで言うならCランクでしょうということで、今後今福についてはるる公営住宅、また定住促進住宅について整備を進めていくように努力をします。やっていきたいというふうに考えておりますということでしたが、今期課長も最後というふうなこともありますが、そのことについてどのような方策で、るる予算計上もしておりますと言うだけではなく、具体的なお話ができるようであればお伺いをしたいと思いますが、御所見をお伺いします。 75 ◯ 都市計画課長(宝亀秀臣君)  住宅の今後の見通しということでございますが、先ほど申しましたように、公営住宅等の長寿命化計画を24年度に策定をするようにしております。  これは、この計画がないと今後の交付金等のいろいろな問題がございますので、その計画を立てるわけでございますが、この計画の中で具体的な内容については決めていきたいというふうに思っております。  ただ、先ほど御質問がありました東部工業団地の問題とか、それから平成26年度に西九州自動車道が供用開始になるということでございますので、そういうふうなところを踏まえながら、なるべく早い時期に行いたいというふうに考えております。 76 ◯ 8番(崎田廣美君)  松浦市公営住宅長寿命化計画を策定して、その後に今福の定住促進住宅という公営住宅の計画をるるやっていくということでございますが、もう空き家もないような状況、そしてまた何遍も申しますが、今福の住宅事情についてはA、B、CのCランクであるということを、もう募集停止の住宅も抱えているというふうな地域であります。  そしてまた、先ほど来申しておりますとおり東部工業団地も造成工事が始まり、市長のお考えでは300人規模の従業員を有する工業をぜひ誘致したいというふうな状況もあるわけですので、そういった中、今福団地においては定住促進住宅といいますか、公営住宅については空き家がないわ、ランクとしてはCだということではどうにもこうにもならんわけですね。  ですから、そのことについてしっかりとまず、じゃあ市長の御所見をお伺いしたいと思いますが。 77 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今福地域の住宅事情というのは大変厳しいものがあろうというふうに思っております。  このことにつきましては、実は先般、今福地区のひとり暮らしの高齢者の昼食会に出席をさせていただいたわけでございますが、そのときに小学3年生がいろいろな催しを協力していただいたわけでございますが、小学3年生で17名しかいないということでございまして、私もびっくりしたわけでございますが、地元の方々にお話をいたしましたところ、「いや、ことしの入学生は1けたですよ」というお話を聞きまして、そのときにやはりこの住宅対策の重要性というのを痛感したわけでございます。  そういうことからいたしましても、今都市計画課長が申し上げましたとおり、今福地域についての住宅政策というのは喫緊の課題であるということでございますが、しかし、そのためにはやはりこの長寿命化計画を立てないと支援が受けられないということでありますので、このことについては予算をお願いしておりますので、その中で、特に今福地域の住宅をどうするかということについては、ポイントとしてしっかりと計画を立ててその実行に移していければなと、そういう思いを持っているところでございます。(降壇) 78 ◯ 8番(崎田廣美君)  今市長が申されましたとおり、小学校のやはり入学も、ややもすると今福小学校としては複式になって、もうこれは今福の小学校もどこか統廃合になるっちゃなかろうかと思わざるを得んような状況になるのではないかというふうに危惧されるわけですね。
     ですから、やはりそこら辺も踏まえて、やはり住宅事情悪いわけですし、また空き家もないと、空き部屋もないというふうな状況ですので、ぜひしっかりとした対応を今後お願いをしておきたいというふうに思いますので、よろしくお願いを申し上げておきます。  では、4項目めの「松浦バイパスより松浦駅前周辺と道路の整備について」という項目に移っていきたいと思います。  この項目は、私も文化会館のほうから松浦駅前の松浦の志佐中央線へ道路を通してはどうかというふうなことを前吉山市長のときにも一般質問をしたことがあったわけですね。  そのことからしても、過去何名も多くの議員さんが松浦バイパスから松浦中央線へ道をほがしてはどうか、道路をつくってはどうかというふうな形でるるいろんなお話があったというふうに思っております。  私もお話を分けてしますと、まず松浦の今のバイパスの入り口からハイマートのわきまで来て、西海農協の営農経済センターのほうへちょっと曲がって、あれから今の松浦の駅の、人が渡れるぐらいの踏切というのか、立派なループ橋の歩道橋があるわけですけれども、あの大きな多額を要した歩道橋を使わずに、人が渡れるような踏切みたいなものですね、あれ踏切じゃないとおっしゃったけど、我々は踏切と思うておるわけですね。  ですから、あそこへ道路をつなげばしっかり松浦市の町なかもにぎわいをし、市の中央線もしっかりとした一貫した道路になっていくというふうに私は思うわけですね。  ですから、まずバイパスよりあの市道中央線へつなげるという方向の道路の整備についてはお考えをまずお伺いをしてみたいというふうに思いますが。 79 ◯ 西九州道推進室長(久田徹彦君)  議員御指摘のとおり、毎回毎回議会の中でこのことについては御質問を受けているわけなんですけど、今回もまた同じような回答ができずに残念なんですけど、実は新しい踏切をつくる場合に、考え方として踏切を減らす方向にあるんだと、平面踏切をですね。そういうことで、新しい踏切をつくることはまかりなりませんよというふうな国の方針なんです。  そういう中で、せめてもの救いは2つある踏切を1つに統合すると。そういうふうな列車運行上の安全面を築くという面で、だったらいいですよということです。  そうした場合に、議員御指摘のところのあの踏切は踏切ではございません。といいますのは、旅客用通路という指定で設置されておりまして、便宜上町のほうから市民文化会館とか農協方向に通らせてもらっているという踏切でございます。  そうしたときに、あれは踏切でございませんので、別に2つ踏切をつぶさないかん、つぶす、または高架にしない限り新しい踏切ができないという状況でございます。  そうした場合に、どうしてもやはり現在の踏切は地域にとっては大切な踏切でございます。そういうものをつぶしてということになりますとかなり困難なことになるかとは思います。  そういうことで、毎回毎回同じ回答で申し訳なく思っておるところではございますが、そういう事情が、で、まだ推移をしておるというふうな御報告にかえさせていただきたいと。  こういうことに関しまして絶えず、現在の国の国土交通省、西九州なんかをやっておるものですから、密接な関係にはなっておるんです。そういう中でも、市長も絶えず事務所長とか、それから九州整備局に行ったときには道路部長とか、そういう場で市長も絶えず踏切の設置の緩和について、まあ長くなりますけど、頻繁に通っている鉄道と、失礼ですけど、松浦にとっては重要な鉄道ですけど、30分か1時間にしか通らん鉄道と同じような考え方でなくていいんじゃないかというふうなことを絶えず市長もそういった場で申しておるところでございますけど、悲しいかな現状で、状況でございます。 80 ◯ 8番(崎田廣美君)  事情はわかりますが、やはりもう懸案事項としては、もうかなり前からあそこを何とか一貫性のできるまちづくりができるようなものにしたい、してほしいという要望は、もういつも市長が変わっても、やはりいろんな議員さんがこれまでも多くいろんなお話をしてきておるわけですね。  ですから、あそこは踏切ではないとおっしゃりますが、じゃあ一番安心・安全なところであるわけですね。何でかといったら、必ず汽車は駅舎でとまるし、駅舎の手前で減速してとまるために駅があるわけですよね。ですから、逆を言えば一番安全な、安心な踏切になるわけでしょう。  だからそういうことをやっぱり努力としてはやっておられるという、まあ市長もいろんな場所に行ってお話もしておられますということですが、先日今福の西九州自動車道で高架ができて、あそこにあった踏切今使いよらんじゃないかと言ったら、いや、あれは踏切とみなしていなかったんですよねと言いますけど、私だちからするとあれも立派な車が通っていきよった里道の踏切だったんですね。でもああいうともなくなっても知らん顔しておるわけですね。  ですから、そういうことを踏まえれば、やはりあの松浦の駅舎のわきにちょっと車の通る幅、12メートルほど、12メートルとも行かんでも踏切をつくってもらえば、町なかは非常ににぎわうわけですね。ですから、国道204号線も町の中を走っていますけども、閑散としたもんですたい。ですから、あれにいろんなにぎわいをするためにも、あそこをほがすとね、あそこに車が行ったり来たりするだけでも町なかはしっかりにぎわうわけですね。  ですから、そういうことを踏まえて、やはりいろんなところに行かれたときにはお願いをし、そしてできる方向の話を進めていただきたいというふうに要望しておきます。  それとまた、松浦の中心街のことについての整備ということも踏まえておりますので、あの西肥のバスセンターあたりにも、佐世保に行っても伊万里に行っても、どこの玄関口でもやはり立派と整備がなされよるわけですね。でも、この松浦市に至っては、先ほど来申しますとおり、松浦の中心部であるところのあれは、家は解けてなくなっても全然変わらんですね。だから、その辺においては町なかの中心部の整備といいますか、開発といいますか、将来に向けての将来像としての、あの西肥バスセンターあたりの広場あたりの開発計画についてどのようになっているのか、担当課が掌握しておられれば御所見をお伺いします。 81 ◯ まちづくり推進課長(平原章宏君)  これまでもたびたびほかの議員さん含め御提案をいただいておったかと思います。  駅前やその周辺の環境整備については、協議を重ねて、これまでには文化会館や武道館、交通センターの整備など、ロータリーの改善とあわせて行ってきておるところでございます。  御存じのように、今現在は23年度から26年度にかけて、松浦市志佐地区の中心市街地を対象とした「まちなか活性化基本計画」を策定いたしております。その中で、地元や商店街、商工団体等と連携を図りながら、まちづくり、まちの活性化ということで一体的に計画を進めておるところでございます。 82 ◯ 8番(崎田廣美君)  これまでも多くの議員さんから御指摘をいただいて計画は今後練りますと言うて全然変わっていないから何遍も何遍も言いよるわけですね。ですから、今回しっかりと町の中心部にあるわけですよ、もう松浦の玄関口ですたい。古くなった家だけはのけて更地にはなっておるけど、その後の開発計画が全然進まないというのは、もう伊万里市なんか行ってみらんですか、もうめちゃくちゃ変わってしもうたですね。だから松浦市も松浦の玄関口、松浦の中心部だということで、やはり町なかのにぎわいもしっかり取り戻すためにも、あの一角の整備をぜひ何度も何度もと言わずに今後しっかりやっていくということの御所見を市長最後になりますが、一言お願いします。 83 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今御指摘のとおり、やはりこの志佐市街地、商店街にとってどうこのにぎわいをつくっていくかということについてはやはり行政の大きな課題であろうというふうに思っております。  ただ、このことについてはやっぱり地域の皆さん方とのいろいろな協議を進めながら取り組んでまいりたいと思います。(降壇)    (崎田議員 一般質問席 降壇) 84 ◯ 議長(金内武久君)  以上をもって崎田議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩をいたします。       午後0時15分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時15分 再開 85 ◯ 議長(金内武久君)  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、3番・下久保議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いをいたします。  (下久保議員 一般質問席 登壇)(拍手) 86 ◯ 3番(下久保直人君)  皆さん改めまして、こんにちは。  新政会の下久保でございます。どうぞよろしくお願いします。  まずもって、議長におかれましては、臨時議会において、このたび議長になられまして、御就任本当におめでとうございます。ぜひですね、2年間鷹島のほうから通わなくちゃいけないという部分で非常にいろいろ御苦労もあるかと思いますが、議会一体になるようですね、かじ取りをしていただきたいなというふうに祈念しておきます。  それでは、通告に従いまして、質問に入りたいと思います。  まず、第1項目めの「各地区からの要望項目への取組みについて」ということで通告をしておりますが、私もちょっとこの通告をしながらですね、反響がいろいろありまして、あちらこちらから電話がかかってきて、「どういったことを質問するんだ」とか、「ぜひしっかりと質問をしてくれ」というふうなお願いの電話があったり、直接言われたりですね、そういったことがありまして、ああ、やはり各地区からのですね、こういったことの要望に対するその取り組みについてということは非常に関心が高いのかなというふうに痛感しておるところであります。  そういった中で、やはりその現状、生活をしていく中で皆さんが困られていることとか、ぜひ改善していただきたいということがこの要望項目に上がってくるというふうに思うわけですが、まず最初にですね、現状、各地区から要望項目が上がっていると思うんですが、どれくらい大体上がってきているのか、その数についてですね、数字があればお示しいただければと思います。 87 ◯ まちづくり推進課長(平原章宏君)  失礼します。  実績でございますが、平成22年度で申し上げますと300件程度、23年度におきましても300件程度の要望件数項目が上がってきております。  その内訳でございますが、国県市道、生活道路の補修、改良、整備等、これが全体の6割を占めております。残りにつきましては、側溝等の整備で2割、さらに残り2割が施設改修や整備、産業の振興などとなっております。 88 ◯ 3番(下久保直人君)  そういった中でですね、大変多くの要望がなされているというふうなことですが、これを全部一件一件つぶしていけというふうな形ではですね、なかなか難しい部分もあるのかなというふうに私なりにも考えているわけですが、この要望というのは、先ほどから言いますように、地域のやっぱり生活していく中での、改善していただきたいというような項目だというふうに思うわけですよね。この項目を改善していくことが、やはり住みやすい松浦をつくっていくというふうなことになっていくというふうに解釈しているわけですけど、ここら辺の解決方法というのは何かめどは立っているのか、そこら辺についてあればお示しください。 89 ◯ まちづくり推進課長(平原章宏君)  22年度の要望に対する実績というようなことでお話をさせていただきます。  それぞれ地区、団体等から御要望をいただいておりまして、それぞれ関係する課のほうへ要望内容につきましておろしております。その後、関係課のほうで現況等を確認した上で、できるもの、できないもの、その整理を行っております。22年度で申し上げますと、大体3割弱程度が要望に対して解決できております。残りにつきましては、次年度以降へ繰り越すこととなっております。 90 ◯ 3番(下久保直人君)  3割程度はある程度、そのめどは立っているけど、残りの7割ですね、これはなかなかできないと。これはやっぱり累積で毎年毎年上がってきているようなこともあるんでしょうかね。やっぱりこれがですね、例えば、1年、2年の要望ではなくてですね、5年、10年、やっぱりもうずっと以前から上がってきているというふうなこともあると思うんですけど、そこら辺についての解決のめどというとは立っているのか、もしくは、なかなかやっぱりその要望にはこたえられないというふうなことなのか、そこら辺についてのことがあればお示し願いたいと思います。 91 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今まちづくり推進課長が申し上げましたとおり、年間約300件の御要望をいただいております。主に御要望をいただくのは、自治会とかですね、地域振興会が主でございますが、いろいろな、例えば、健全育成会だとか、地域のその経済団体だとかですね、いろいろあるわけでございますが、基本的には御要望をいただくのには前もって要望項目をいただいておりまして、それをそれぞれの担当課に検討をさせております。で、現場を確認する必要があるものについては現場に出向きますし、私も直接必要なことについては現場で調査をさせていただく、あるいは御要望された方々と一緒に現場に立ち合ってですね、御要望の趣旨をしっかりと確認するという、そういうような形をやっておりまして、やはり皆様方の思いというのは、それぞれの地域が住みよい地域にしたい、また安全な地域にしたいと、そういう御要望が主でございますし、また一方ではですね、やっぱり元気なまちづくりをやりたいということでいろいろな事業をやりたいという、イベント等をやりたいというのもございますけれども、そういうことを見てですね、それぞれの要望を市といたしましては全体的に検討いたしまして、今のところ御要望の3割程度しかおこたえできない状況でありますが、その御要望の必要性とか、緊急性とか、地元が自分たちがやれることはやるので、あと市のほうから、例えば、資材の提供等がいただけないかとかですね、いろいろなお話ございますので、それぞれのケースに応じた対応をさせていただいております。基本的には、できるだけ御要望におこたえしたいという思いで対応しておりますが、何さま予算というものが限られておりますので、その予算の効率性、緊急性等を考慮して、今のところその御要望におこたえしているというのが現状でございます。(降壇) 92 ◯ 3番(下久保直人君)  今ですね、市長のほうからは、要望が出た場合は現地に赴いて視察をしてから対応というか、そこら辺を考えたりというようなことで言われていたわけですが、そこら辺でちょっと行き違いといいますか、要望されている方々の思いにしてみればですね、要望はしているけど、なかなか返事も返ってこない、めども立たない、そういったことが間々あっているんだと、だから、そこら辺についてはしっかりとやっぱり答えていただきたい。できるできないを抜きにしてですね、やっぱり今後どういうふうな対応をしていくのかという部分を、やっぱりちゃんと答えていただきたい。そこら辺が、もし今市長が答えられていることで進めているというふうなことであれば、多分行き違いがあっている部分が非常に多いのかなというふうに思いますので、ぜひやっぱりそこら辺を再度確認しながらですね、そういった市民のお願いといいますか、要望項目にはこたえていただけるようなことに取り組んでもらえればなというふうに再度確認しながらですね、してもらえればなというふうに言っておきます。  その中で、先ほどはその事業の要望であったり、生活改善の要望であったりというふうな中で言われていましたが、今回は生活改善というふうな意味の中で、生活道路とか、生活排水とかですね、そういった側溝、先ほど側溝の整備なんかは2割程度というふうな形で言われましたので、そこら辺についてのことをちょっとメーンといいますか、私なりにちょっとどうしたらそこら辺が改善できるかなというふうな部分でちょっと提案をしたいなというふうに思っているわけですけど、まず、その2割の生活、例えば、側溝を改善していただきたいという部分というのは、この部分についての現状というのは改善する方向にあるんですか。 93 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  先ほどちょっと答弁が足らなかった分があると思いますが、御要望をいただいた後ですね、直接お見えになる場合もございますし、御要望いただいて、私のほうから御返事を申し上げるということになる場合もございますが、基本的には政策推進室において取りまとめを行いましてですね、直接回答するということもありますが、基本的には文書をもって回答するということを基本といたしておるところでございます。  したがいまして、いろいろな御要望につきましては、先ほどお答えいたしましたとおり、十分精査をいたしまして解決といいますか、事業の実施ということについてはですね、できるだけおこたえしていきたいというふうに思っておりますので、ただ、側溝の整備とかいろいろあるわけでございますが、そこら辺については基本的には実施していかなければならないと思っておりますが、老朽化とか、影響の度合い等からしましてですね、その優先順位をつけさせていただいて、今事業を実施しておるということから、その状況によってですね、何年も要望をするけれども実施できないといいますか、地元の御要望におこたえできないというところもありますし、その状況によっては御要望があった後、直ちにその対応をしているというものもあるということで、現場の状況等によって判断をさせていただいているという状況でございます。(降壇) 94 ◯ 3番(下久保直人君)  対応はですね、やっぱり状況に応じながらやっているというふうなことですが、その状況を考えたときにですね、一つの基準としまして、以前から話があっている松浦市の市道整備評価基準とかですね、そういったところに載せてみたり、生活道路整備事業原材料支給規定とかですね、松浦市が取り組んでいる事業というのはこういうようなものがあるんですが、その部分では解決できないやっぱり問題というのがあると思うんですよね。そんなに大きくないんだけど、やっぱりこの部分には照らせない、だから、なかなか先にこの部分を解決して、その要望にこたえることができないんだというような、「いや、この規定にはちょっと乗らないので、どうしてもできないんですよ」と言われたら、市民の皆さんも、「何、そしたらだめか」と、もうあきらめてしまっているというか、そういったところもあるのかなというふうに私なりに考えているんですが、一つ私が問題提起をしたいのが、まず生活排水等々をですね、高いところはいいんですけど、低地、要するにまちの中の低地ですね、低地で昔からあるまちには道のわきに、生活道路のわきとか、そういったところに側溝があると思うんですが、そこの側溝が低い、配管が小さいんですよね。だから、要するに、家を建てているけど、そこに例えば下水道を──下水道じゃなかった、済みません。合併浄化槽を家の中につくって、水洗トイレをつくってそこに流したりしたときに、「やっぱり溝が浅いからどうしても合併浄化槽がつけられない。つけるためには家の棟上げまでしなくちゃいけない。それだったらちょっとつけられないな」というふうに言っている方もかなりおられてですね。それで、以前は先ほどから話があっていたように、下水道なんかでいけばですね、今福とか御厨とか向こうのほうもきっちりと計画の中で上がっていたけど、なかなかそこに進むまでのめどというのが立っていないのが現状だと思うんですよね。でも、そこら辺を何とか改善してやらないと、家の棟上げまでしてしようかというのはやっぱり今から自分たちも年をとっていく中で、そこまで資金をかけてというふうな方向にはいかない。ただ、やっぱり生活環境とかいろんな自然環境を守るためには、そういった合併槽とか浄化槽なんかをつけたほうがいいんですよというような取り組みをされている。ここの矛盾というのをですね、どうにかやっぱり解決してやらなくちゃいけないのかなというふうに考えているわけですけど、そこら辺について何か対応できるような制度というのが松浦市にはないのか。そこら辺というのはどういうふうなのが現状なのか、お尋ねします。 95 ◯ 市民生活課長(木山智明君)  低地における合併浄化槽の設置に関係ですけども、今のところですね、低地にあって合併浄化槽が設置できないということで、うちに要望とかという部分についてはあっておりません。順序からいきますとですね、合併浄化槽を設置される場合には、当然低地、かさ上げをせんばいかんとか、新築とか改築、そのようなときに合併浄化槽を設置されると思われるんですけども、まず浄化槽の設置届け出というのを県北保健所に提出しなければなりませんので、その折にですね、合併浄化槽が設置できるのかどうかということで多分協議をされて、浄化槽を設置する場合であればですね、県北保健所の許可を得て設置するような形になります。松浦市、市民生活課に来るのは、それを受けて補助金の、先ほども出ましたけれども、5人槽とか7人槽とか10人槽という、合併浄化槽を設置する折にですね、補助金を申請しますということで、県北保健所に出した分の中の誓約書なるものがありますけれども、ここら辺の添付資料をつけてですね、うちが補助金を出しますよということを決定しますので、浄化槽が設置できる、できないの部分のですね、こちらに対する要望というのはあっておりません。 96 ◯ 3番(下久保直人君)  多分市民の皆さんにしてみればですね、大工さん等々に相談しながら、そういったことができるかできないのかというふうな事前の情報をやっぱり考えながらですね、できないものを家まで建てようと、建て替えようとする人はですね、やっぱりそこら辺もするんでしょうけど、その気持ちがないという方はそういった申請に行くというふうなことはないと思うんですが、そういった声が出ているというのは多分確かだと思うんですよね。そこを何とか解決できないかなというふうに私なりに思っているんですが、一つやっぱり提案したいのがですね、そういった先ほどから言うような市道整備評価基準とか、そこら辺もかからないし、生活──何ですかね、原材料の支給ですね、そこら辺にもかからないような場所とか、もしくは私道ですね、生活道路、私道路の整備とか、そういったところをカバーするというような中で、それをカバーするような基金制度をつくってはどうかなというふうに私なりに考えているんですが、これは小さく仮称と言ったらちょっと怒られるかもしれないので、大きく仮称と言いますが、まちなか生活整備基金というような感じで基金制度を創設して、そういったところに対応する。要するにですね、市長も覚えられていると思うんですが、以前よく言われていた自助、互助、公助、要するにお互いに自分たちでやれることはやって、公が手伝えることは手伝って、そしてお互いに助け合えることはお互いにやりましょう、この精神をですね、やっぱり今度東日本の大震災の後にやはり、やっぱり全部行政任せじゃない、自分たちも何とかしなくちゃいけないというふうな市民の声というかですね、そういったことが上がってきている。本当にやっぱりそういったことが大事な時期じゃないかなというふうに思うんですが、いま一度そういったところを思い起こしてですね、生活道路の中で、もしかしてある一定のその一部、一部をですね、じゃ、自分たちがやりましょうと、じゃ、大きな部分は行政でお願いしますよとか、そういった合意ができるようなところであれば、この基金を使ってカバーできるというような基金制度をつくってはどうかなというふうに私なりに考えているんですが、その基金制度の原資というのがどうなのかというふうなところで考えたんですが、私は九電からの協力金を充ててはどうかなというふうに考えているんですね。  で、総務課長にお尋ねしたいんですが、その九電からの協力金、この繰り上げ償還に使った部分がありますよね。これは毎年大体どれぐらい償還分として返還されているのか、その数字を上げてもらえればと思います。 97 ◯ 総務課長(中里信博君)  繰り上げ償還につきましては、19年度から21年度まで実施しております。繰り上げ償還に使った額、運用した額ということで8億6,814万円を繰り上げ償還に使っております。これを15年でまたお戻しするということで、九電協力金、地域振興基金のほうに積み戻しをするということでございますので、ちょっと8億6,000万円を15で割ると幾らになりますですかね、6,000万円弱でしょうか。ちょっと正確には済みません、暗算で申しわけないんですが、そのくらいかと思っております。今8億円を運用しておりまして、現在は5億8,150万円がまだ積み戻しできていない、運用残というようなことになっております。 98 ◯ 3番(下久保直人君)  この部分をですね、全額とは言いませんけど、毎年毎年その基金として制度をつくって照らしてですね、そういったちょっと背中とか手の届かない部分に充てるというようなことも一つ制度として、なかなか軽微といいますか、自分でやるには大変だけど、行政がやるにはというふうな部分という部分を手助けしてから要望項目等を片づけるという、解決していくというようなことができないかなというふうに思うんですが、この点について市長の考えは何かありませんか。 99 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今、いろいろな地元要望といいますか、を実施していくための一つの方法として基金というものを創設してという提案でございますが、まずはですね、成立すべきというのは、その地元の要望がすべて市がやらなければいけない仕事なのか、あるいは御要望の中にはやはり個人で対応していただかなきゃならない要望もあるわけでございますので、その辺は整理をさせていただいて、やはり市民からいただいた、預かっておるその税金を投入してやる事業としてですね、ふさわしいかどうかという整理をして、やはり公的といいますか、市のほうでやっていかなければならない事業、あるいは関係者と共同でやらなければならない事業、そしてまた、この事業というのはやはり受益者といいますか、関係者でやっていただかなきゃならない事業というのがあろうと思いますので、まずはですね、そういうことからいたしまして、その辺の対応を整理させていただきたいと思っております。  ただ、その市のほうの責任においてやらなければならない事業ということについてはですね、基金ということでなくてですね、やはり予算の範囲内において計画的にやらせていただく、そのほうがいいんじゃないかと、私としては考えております。(降壇) 100 ◯ 3番(下久保直人君)  当然ですね、自分でやらなくちゃいけない部分というのは、当然もう市民の皆さんが自分でされると思いますし、そうしなくちゃいけないというようなことでしょうけど、やっぱりそこに個人的な部分じゃなくて、何軒かですね、家が連なっていて、皆さんがその恩恵を受けるためには整備が必要なんですよというような部分で、そこら辺がですね、先ほどから話すような、例えば評価基準とかそこら辺に照らし合わせたときに、Aランクしかできないし、B、Cランクになったら、いろいろ条件を整えながらというふうな話になっていったら、やっぱり次から次から後に延ばしてしまって、結局は5年、10年でできないというふうな形になっているのが現状じゃないかなというふうに思うんですよね。ですから、やっぱりそこら辺を何とか解決するために、もう少しそこら辺に照らせるような方向をとっていただきたいというふうに考えているわけですね。  そこら辺はこれからしっかりとやっぱり検証していただきたいし、もう少しですね、やっぱり要望事項について3割程度というふうなところではなくて、もう少しですね、しっかりとやっぱり取り組んでもらえるような方法をしてもらわないと、例えばですね、先ほどのちょっと紹介しました評価基準等々で、最近は余りこの評価基準というのは出されていないんでしょうけど、この評価基準だけで物を考えると、周辺部に住んでいる方というのはその恩恵が少ない。要するに、費用対効果が少ないとか、やっぱりそういったところで点数が低くなってしまってですね、やっぱりA評価ぎりぎりのところもB評価になってしまったり、C評価になってしまったりというふうなこともあって、なかなかできないというふうな部分がですね、やっぱり周辺の方にしてみれば、そういうふうにとらえられてしまいがちな部分があるので、やっぱりそういったところもひとつカバーできるような、何とか制度をつくっていただきたいなというふうに考えているところです。  で、難しい部分もあるかもしれませんが、ぜひぜひですね、そういった細部に手が届くような市政を取り組んでいただきたいなというふうに思います。  で、1つですね、もう1点、あえて言わせてもらえればですね。毎年市長はまちづくり市民懇話会というのをやられております。その中で、市政の報告であったりいろんな形でやられていますし、市民の皆さんからの要望やいろんな声も聞かれていると思います。やっぱりそこではですね、きちっとやっぱり丁寧に答えられているというふうに思うんですが、やはり市民の皆さんにしてみればですね、市長に聞きたいのに、市長に聞きたいのに市長はなかなか答えてくれないと、やっぱりそういったところも言われているような方々もおられるみたいです。やっぱりそこら辺がないようにですね、やっぱり市民懇話会、せっかく市長と話をしたいから、そこに来られていろんな話をされている。やっぱりそういった方々に対してきちっとですね、市長の考えとしてお答えをできるような形の中での対応をお願いしたいというふうに思っていますが、そこら辺について市長、何かありませんか。 101 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  まず、前にお答えさせていただきたいと思いますが、その事業をやるためにですね、基金をということでございますが、基金を新たにつくるということをいたしましても、その基金から一般会計のほうに繰り出しをして、そして事業ということに、補助金を出すとかということになろうと思いますが、その辺についてはですね、現在持っております地域振興基金の中で対応が可能ではないかというふうに思っておりますので、そこら辺については整理はする必要はありますが、新たな基金ということじゃなくても、その現在の地域振興基金をもって対応できないかということについては、今後取り組んでみたいというふうに思っております。  それから、市民懇話会を毎年させていただいておるところでございますが、やはり今下久保議員御指摘のように、私と市民の皆さん方との生の意見交換といいますか、いろいろな形での対話といいますか、ということであろうというふうに思っていますので、十分今の御指摘は心がけていきたいと思っておりますが、ただ、事業の内容等ですね、詳しくお聞きになった場合については、やっぱりそれぞれの専門の職員がお答えしたほうがより親切じゃないかという思いを持っております。  ただ、最近の傾向といたしましては、できるだけ私が対応をするということですので、これまでは10名近くの課長と一緒に行っておりましたけどですね、今は数名の課長と一緒にするということです。できるだけ私のほうで対応すると、そういう基本的な考えで現在やっておるということもまた御理解いただければと思います。(降壇) 102 ◯ 3番(下久保直人君)  ぜひですね、市長の考えをしっかりと出していただけるようにお願いしたいというふうに思います。  それでは、続きまして2項目めに入りたいと思います。  2項目めとしまして、「市民の防災意識の高揚に向けた取組みについて」ということで上げておりますが、この部分で、私も昨年一般質問の中で松浦市の防災会議がどうなっているのかというふうなことで質問を出したことがあるんですが、その後ですね、防災会議を再度やらなくちゃいけないというようなお話の中で、最近防災会議をされているわけですが、市民の周知とかですね、その中でどのような形で市民への周知や意識の高揚を図るための方法を考えられているのか、そういったことがあればですね、お示し願えればと思います。 103 ◯ 総務課長(中里信博君)  防災に関しましては、防災情報というのは災害によっていろいろ出し方が違うのかなと思っております。いわゆる大雨とか台風の自然災害につきましては、前もって気象情報というのがわかりますので、それを防災行政無線通じまして、台風が近づいておりますとか、大雨には注意しましょうとか、そういうような防災行政無線を通じた方法があろうかと思います。  先般原子力災害のための防災会議を開催いたしましたときには、ここの防災意識をどう喚起するかというような防災委員さんからの御意見もございまして、例えば、原子力災害の、まず我が身を守るための防災知識というのを知っていただくためにも、これはやはり何かわかりやすいパンフレット等を作成して、やはり皆さんにお知らせすべきではないかというようなこと、防災会議の中でもお答えいたしておりますので、そういうふうにしていきたいというふうに考えております。 104 ◯ 3番(下久保直人君)
     せっかく整備した防災行政無線ですから、やっぱり有効にですね、そういった形で使われると思いますし、当然パンフレット等をつくっていかれるっちゃないかなというふうに思います。  そこでもう1つですね、これも提案になるとは思うんですが、私がいろいろホームページ、インターネットのほうでウエブページを見ながらちょっと目についたところが姫路市の取り組みだったんですね。非常にその防災にかけてですね、防災とかそういった周知にかけて非常に有効に取り組まれているなというふうに私は思ったんですが、市のホームページから防災メール便を配信されている。その防災メール便ではですね、緊急姫路防災ウェブというようなページをつくられて、そこに各個人が持っているメールアドレスの登録をしていたら、何かあったときとか、いろんなそういった防災に関する情報について姫路市のほうから全部配信されるんですね、一遍にですね。そういったことをされて非常に、わあ、これすごいな、有効だなと思いながら、私も登録をさせていただきまして、ちょっと試しに登録させてもらって、そしたら、すぐに、今度は通信会社のほうと契約しまして、そういった安否情報であったりなんだりということを配信するようになりましたよというふうな情報がすぐ来たんですね。あ、やっぱりこれ非常にすごいなと思いながら、ぜひですね、そういったこともホームページ等々のやっぱり構成という中でつくってみてはどうかなというふうに思うんですが、そこら辺について何かまちづくり推進課のほうから御意見があればお聞きしたいなと思いますが。 105 ◯ まちづくり推進課長(平原章宏君)  防災に関してもですが、市のホームページのあり方ということに関しても御提案のようなことを今後検討してまいりたいと思っております。 106 ◯ 3番(下久保直人君)  最近ではよくフェースブックとかですね、佐賀県の武雄市さんなんかはもうフェースブックで市政の報告とか、そういった市のホームページをフェースブックにするとかされて、これは本当に安否情報が即座に私は大丈夫だよというのを上げておけば、みんなに配信されるというようなシステムで、これも本当に非常に有効なシステムなのかなというふうに思っていますし、そういったものでもいろんな形を検討、取り入れながらですね、周知、その防災に対する備えというものをやっていっていただきたいなというふうに考えているところです。ぜひ御検討いただければというふうに思います。  それから、もう1点、市民の防災意識の高揚でしょうね。やっぱり高揚に向けた取り組みということで、これもまた一つ私思うんですが、姫路市の取り組みを見ていたらですね、防災運動会というのを開催されているんですね。その防災運動会というのは、やっぱりいろんな市民の皆さんの意識の高揚とか、技術の高揚とか、やっぱり知識を高めて備えると、このことはですね、姫路市だけなのかなというふうに思ったら、ほかにもいろんな自治体がありまして、例えば、愛知県の大府市ですかね、それとか、山口県の下松市とか、やっぱりそういったところが取り入れている。下松市なんかもやっぱり毎年やっているみたいで、非常に中のプログラムなんかも非常に充実しているみたいでやられているんですけど、私これを松浦市でも取り組んでみたらどうかなと。消防団の皆さんもですね、毎年毎年夏季訓練であったり、いろんなところにやっぱりそういったことで出られてやっぱり訓練もされています。それだけじゃなくてですね、市民の皆さんもいろんな形でこういったところに参加をして、その講義を聞いたり、技術を見たり、また、例えば、消防団の方が放水をやっているところを見てもらったり、そしたらやっぱり消防団の方の意気も上がってきたりするのかなというふうに思うし、また全体で取り組むというふうな形になればですね、以前から言っていました私は市民運動会と言ったんですけど、それのかわりにやっぱり防災という部分で命を守るという形の中で取り組むということをすれば、いろんな意味でその防災の意識の高揚が図られるんじゃないかなというふうに思うわけですが、このことについて、市長、何か考えがあればお聞かせ願いたいと思いますが。 107 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  市民の皆様方に防災意識をしっかりと養成していただくということについては、いろいろな手法があろうと思います。その一つとして防災運動会というものを提案されたわけでございますが、確かにいろいろな種目を見てみますと、例えば、担架の搬送だとか、水バケツのリレーだとかという、そういうときのような種目も取り入れられている状況にあるということからいたしますと、そういうことも大事だろうと思いますが、市内においてはですね、各地域でそういう地域運動会というものが催されておりますので、そういうところでですね、今御提案のあったような種目等を取り入れていただけないか、そういうことについては今後検討させていただきたいと思います。(降壇) 108 ◯ 3番(下久保直人君)  各地域にというふうなことで、各地域に投げられるというのはどうかなとは思うんですが、市としてですね、やっぱり市民の皆さんに合同でやっぱり取り組むという部分が一つの意味があるというふうな部分じゃないかなというふうに思うしですね、ぜひやっぱり、そこまでむちゃくちゃな予算がかかるというふうなことでもないと思いますので、ぜひですね、何か御検討願えればなというふうに思っています。  やっぱりみずからの命はみずから守るというような、そこの練習というのはふだんやっぱりやっていればですね、できることがあってでも全くやっていなかったら、やっぱり助かる命も助からなかったということがありますので、ぜひですね、そこら辺の指導といいますか、そこら辺を皆さんに意識をつけていただくという、そういった指導もですね、行政の仕事じゃないかなというふうに思いますので、ぜひですね、機会があれば取り組んでいただきたい。今後検討いただきたいなというふうに思います。  先ほどからの話で、検討というのがまた検討するということはどうにかというふうな話になってしまったので、もう検討してくださいとこちらから言うしかないのかと思いますので、ぜひこの件については御検討願いたいなというふうに思います。  それでは、その次になりますが、まず3番目のですね──失礼しました。「市内小中学校での電子黒板の導入について」ということで質問をしております。  この電子黒板というのはですね、耳なれないといいますか、余り聞かないような方もおられるかなというふうに思うんですが、平成21年にニューディール構想というのが政府が発表されまして、こういったICT化といいますかね、そういった情報推進を教育のほうでも取り組むべきじゃないかというふうな構想を言われてですね、この電子黒板というのが見直されてきたわけですが、この電子黒板についてどのような認識を教育委員会としてなされているのか、その点についてまずお尋ねします。 109 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  ただいまの御質問にお答えしたいと思いますけれども、本当に社会の変化のためにいろんな情報機能、こういうものを持った機器が本当に目覚ましい進展をしております。本当に10年前、またことし買ったものも来年はどうなるかわからない。本当に難しい状況の機器なんですけれども、今御説明ありました機器、電子黒板につきまして、ちょっと説明させていただきますけども、パソコンとつないでデジタル情報を黒板の大きさに拡大できると、そういう特色があります。また、視聴覚機器のことで、教科書を拡大する、そういうこともできますし、特殊なペンでテレビ画面でよくありますけれども、絵をかいたり、字を書いたり、そういうこともできます。あわせて動画を見せたり、また数学等の立体図形、そういうものを回転しながら見せることもできます。あわせて、またいろんな英語等についての発音とか、そういうこともできると、そういうことから考えていきますと、使い方によっては効果があるものではないかなと、こう思っております。  また、現在市内の小中学校におきましては、10校において学校独自に1から2台導入をしております。これにおきまして、効果といたしましては、教材を大きく写すことで教師の説明や指示が子どもたちに伝わりやすい、また作業のやり方や操作の方法を短時間で一斉に説明ができる、また子どもの考えを記入することができる、子どもの視線が集中できる、そういうふうな報告が各学校からも出ております。  あわせて教育委員会といたしましても、今後やはりこの電子黒板につきましては、学校訪問等もやりますけども、今までも数度かそういうのを見せていただきました。それと校長、または先生方、また、そこの中に情報担当者がおりますので、そういう意見を聞きながら今後私たちも検討を考えていきたいと思っておるところです。  以上でございます。(降壇) 110 ◯ 3番(下久保直人君)  先日2月15日の長崎新聞で、「パソコンと大型画面「電子黒板」導入進む」という形で紹介があっているわけですけど、全国のですね、この電子黒板の整備の普及率というのが10年の3月時点では54.9%だったのが、11年の3月には69.3%まで上がっているというふうな形の中で、非常にですね、だんだん上がってきていると。どういった、どれぐらいするのかなというふうに私も思いながらですね、いろいろ見てみたわけですけど、今教育長が言われたようにですね、非常に子どもたちが集中してその黒板、画面にですね、見入ることができるとか、やっぱりその集中力が上がるというふうなお話があっている。それは集中力が上がればその勉強もですね、非常に効率よく上がるのか、成績にもつながっていくのかなというふうに私なりに考えたわけですけど、予算的な部分でいけばですね、そんなに高いものじゃないんですね、大体30万から40万円ぐらいの中であるというふうなことでしたんですけど、私は学校にそれを1つしか置いていなかったら、余り生きてこないと思うんですよね。ですから、やっぱりできれば全クラスにこれを配置して生かしていくというような形がいいのかなというふうに思っているわけですけど、中学校と小学校のクラスというのは今全体でどれぐらいあるんですか。 111 ◯ 学校教育課長(今西誠司君)  小学校におきましては、12校あるんですけども70学級、中学校は7校で28学級、ですので、合計すると98学級ございます。 112 ◯ 3番(下久保直人君)  小学校で70クラスと中学校に28クラスということで、これ全体にこれを導入しろというふうな形になってくるとですね、100として400万円ぐらいですか。(「4,000万円」と言う者あり)あ、4,000万円か。失礼しました、4,000万円か。失礼しました、1けた間違いました。4,000万円ぐらいですね。そういった予算をですね、またこういった形の中で、厳しい中でそれをやれというふうには私もなかなか言えない部分も、やっていいのかなというふうに思うんですが、それは言えないかなというふうに思っているんですが、せめてですね、中学校とかですね、そういったところからまず導入して、段階的に様子を見ながら導入していくと。この中で、いろんな中で紹介されているのが、やっぱり教師の感想にしてみれば、子どもたちの食いつきがいいとかですね、そういったことがやっぱり集中してやっているというふうなところでやられているみたいです。  そして、文科省がですね、社団法人日本教材備品協会という、文科省所管の団体がですね、2006年に2年間、備品などの取り扱いについて学校現場を調査したその結果ですね、電子黒板についての意識について小中学校662校に尋ねたところ、必要と回答するところは54%にとどまったというふうなことでした。ただしですね、実際に電子黒板がある48校に限ると、48校が実際に電子黒板を導入しているんですがそこに限ると、その48校中の46校までが必要というふうに答えたというふうなアンケート、要するにですね、使うまではそがんと要らんやろうと、パソコンも一番最初はそうだったと思うんですよね。ただ、やっぱり使い始めると、これはやっぱり必要だよと、これがあったほうが効率が上がるんだよというふうなその結果だと思うんですよね。  だから、先ほどちょっと言いましたけど、まずは中学校とかですね、28クラス──30クラスとしても900万円ぐらいですか、入札減とかもあって、やっぱりそこら辺におさまるのかなというふうに思うんですが、そういったことも投入しながら、ぜひぜひですね、やっぱり子どもたちを、次の世代の子どもたちを育てる分にしてみればそこまで大きな投資じゃないのかなというふうに思いますし、これは子どもたち、その中学校でしたら、みんなが恩恵を受けるというような形になりますので、全体に広がっていくのかなと思いましたけど、そこら辺について何か市長の御意見があれば、お聞かせ願いたいと思いますが。 113 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今の御質問につきましてはですね、私といたしましては教育委員会の意向を尊重して検討してまいりたいと、このように思います。(降壇) 114 ◯ 3番(下久保直人君)  教育委員会の御意見ということでございますので、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいなと。多分ですね、現場の先生方にしてみればですね、また新しい教材がふえるとか、いろんな対応をしなくちゃいけない、もう大変だなというふうなところはあるかもしれませんが、なれてしまえば今までの仕事を半減できるとかですね、いろんな形でその恩恵が受けられるのかなと思いますし、子どもたちのやっぱり集中力といいますか、小学校から中学校に上がったときの、やっぱり勉強の仕方の違いというので非常に戸惑う部分があって、もうわからないからいいやというふうなところが、やっぱり間々見られるところがあるんですね。でも、そういったところをそういった珍しいものがあって、集中できて、そして理解できれば、これはやっぱり子どもたちの学力というのは上がっていくのかなというふうに思いますので、やはりいろんなところの話を聞くとですね、やっぱりすごく有効な手だてというふうに思いますし、1つ紹介すればですね、長崎市の香焼小学校ですかね、については、全クラスに、小学校の全クラスに設置をして取り組んでいるというような事例もあっているということです。ぜひですね、教育委員会の御意向といいますか、教育委員会の意見をいただいて検討したいというふうな市長の御意見でございますので、強力な推進の御意見をいただければと思います。  それでは、続きまして4番目の「歴史的文化財の指定と観光資源について」ということでお尋ねします。  松浦市内にいろんな大変多くの歴史的文化財と言えるものが私はあるというふうに思いますし、今度ですね、鷹島元寇遺跡であったり、またカバではなくてサイですね、サイの化石がですね、約1,800万年ぐらいですかね、前のサイの化石が発掘されたりと、非常にいろんな有望なお話が出てきているわけですが、そういった元寇の遺跡とか、そういった化石についてはですね、元寇の遺跡なんかは特に国の指定を受けるようなことで今進んでいますので、当然これから取り組んでいかなくちゃいけないことだというふうに思っています。  それとあわせてですね、これまでの松浦市内の文化財について、どういうふうな取り扱いがなされているのかというふうな部分でお話をしていきたいなというふうに思うわけですが、9月30日にこの文化財が指定されているわけですね。21年の9月30日に。これはですね、18年に合併をして各それまでの旧自治体が持ち寄って、そして最初に松浦市の文化財としての審議会に通して文化財としてされたのが21年の9月30日ということでありましょう。このことは理解しますが、それ以降にはですね、23年、昨年の5月6日に2例が指定されていると、ですね。この市の指定の文化財については、50あってですね、特に有形民俗文化財は旧松浦で1つ、鷹島で1つ、福島で3つ、史跡では松浦で1つ、鷹島で9つ、福島で4つ、天然記念物ではですね、福島にのみ6つしかないんですね、6つだけとなっているんですね。福島だけなんですね。ほかの市の、ほかの地区にはですね、こういった指定を受けるようなふさわしい文化財は現在のところは見当たらないというふうに認識しておけばいいのかなと思いまして、その部分をちょっとお尋ねします。 115 ◯ 生涯学習課長(辻 嘉文君)  現在指定をしております50件のほかにまたふさわしいものが数件ありますので、近々審議会に提案するようにいたしております。 116 ◯ 3番(下久保直人君)  その審議会なんですが、これはもう毎年開催されるようになっているんですか。それとも定期的にされるのか。その基準といいますか、どのようになっているのかお尋ねします。 117 ◯ 生涯学習課長(辻 嘉文君)  開催基準といたしましては、指定の候補がある場合には開催をするようにしておりますけれども、そういう指定する候補がない場合でも年に1回は開催をするようにいたしております。 118 ◯ 3番(下久保直人君)  先ほど市内には何点かの指定にふさわしいような文化財があるというふうなお話だったんですが、それまではなぜ、ある場合は審議会をやるというふうなお話でしたから、できなかった理由は何かあったんですか。 119 ◯ 生涯学習課長(辻 嘉文君)  できない理由といたしましては、その有形のものでございまして、所有者が不明であったりとか、そのようなことで指定に至っていないという状況でございます。 120 ◯ 3番(下久保直人君)  そこら辺も当然あるんでしょうが、実際に私はこう──実際にといいますか、はたで見ていてですね、非常に鷹島の元寇遺跡であったり、サイの化石であったりという部分の中で、非常に忙しいと言います、担当官はですね、忙しくて、そこら辺に手が届かなかったのかなというのが実情じゃないかなというふうに私は見ているんですが、やっぱり歴史というのが、やっぱりこの歴史をきちっと把握して、認識して、そして生かしてくと。やっぱりどこも発展したまちといいますか、大きなまちでもそうですけど、やっぱり歴史をちゃんと守って、やっぱり後世につないでいっている、その歴史観というのが非常に高くてですね、そこら辺について、やっぱりどっちかといったら今までの松浦市というのは薄かったのかなというふうに思わざるを得ないというふうなところがあるんですよね。  今回、4月1日付で文化財課を設置してやるというふうなお話でしたが、その文化財課というのは4月以降ですね、どういうふうな形になるのか、24年度の当初予算を見ていくとですね、学芸員等の臨時職員の雇用を予定されていたり、そこら辺の人事等についての配置とか、どういうふうな形で取り組まれるのか、お聞かせ願えればと思います。 121 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  ただいまの件でお答えしていきたいと思いますけども、今市長と私たちとほうもいろいろな打ち合わせをしております。教育委員会といたしましても、今の配置ではもう少し不足じゃないかな。といいますのは、史跡の調査保存、それからサイ科のいろんな化石が上がっておりますので、そういうものを今後どのように活用していくか、そういうことも考えなきゃいけませんので、現在のところは8名体制を予定していくという、その中で新しい学芸員につきましても市長のほうからも配慮するようにと検討事項をいただいておりますので、即対応をしていきたいと考えております。  以上です。(降壇) 122 ◯ 3番(下久保直人君)  学芸員については、現在はお二人ですかね。そうですね、鷹島も含めてお二人かなと。それで、あと1人追加するというふうな方向性ですか。  そういった形の中で取り組んで、そして、その取り組みというのは鷹島の神崎遺跡というのがメーンになるわけですか。 123 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  神崎遺跡ということもありますけれども、ほかも連携をとりながらやっていただくということでしております。  以上です。(降壇) 124 ◯ 3番(下久保直人君)  やはり先ほどから話すように、ぜひこの部分についてはですね、松浦党というのを、松浦党の発祥の地として松浦はよく紹介されます。ただ、その松浦党の発祥の地として松浦を、松浦党を紹介するという部分というのが非常に薄いのかなというふうに思いますし、この部分というのは本当にですね、西九州一帯といいますか、かなり大きな部分で松浦は発展した、その発祥の地がこの地にあるという部分で、やっぱりその歴史をしっかりと認識してもらわなくちゃいけないと思いますし、紹介してもらわなくちゃいけない。やっぱりその松浦党の発祥の地として紹介し、そして、ゆかりの史跡等を大切に守り後世につないでいく必要があるというふうに私は思うわけですね。そして、そこら辺の整備をやっぱり整えていただかなくちゃいけない。今回ですね、文化財課というのを設置されるということですので、改めて松浦市の歴史というのをきちっと整備しながら、整理しながら、そして市内外に発信していただきたいというふうに考えているところですが、そこら辺について市長の思いといいますか、今後の取り組みについての御意見があればお聞かせ願いたいと思いますが、いかがでしょうか。 125 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  ただいまの御意見ございますけれども、本当にこの文化財というものは大きい松浦にとっては大変な貴重な財産となっております。そういうことで、今言われましたけれども、その文化財課をですね、本当に活性化するために、嘱託職員も雇っておりますけども、あわせながら今言われたことを今後進めていきたいと思っております。(降壇) 126 ◯ 3番(下久保直人君)  先ほども言いましたが、市長にですね、この史跡とか、そういった歴史を何とか生かすような方法を考えていただきたいといいますか、市長の思いを聞きたいと。私は市長にお聞きしたいというふうに言いました。ぜひですね、観光資源として、この歴史的なものが観光資源として松浦の交流人口を図るという意味でもですね、やっぱり施策的な部分でも生かしていけるというふうに思いますので、そこら辺についてのやっぱり市長の今後のやっぱり文化財課としてやっていく中でのその取り組みといいますか、考え方というか、生かし方というか、市長の考え方を最後にお聞きしたいと思いますが、いかがですか、ありませんか。 127 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  教育長がお答えいたしましたとおり、文化財課というものについては教育委員会の組織の一つとして設けるということをいたしておるところでございますが、松浦の交流人口の拡大ということにつきましては、今御指摘のようにですね、やはりこの歴史というものも一つの大きな観光資源というふうに思っておりますので、そういうことにつきましては、ほかの交流人口拡大策とあわせてですね、しっかりと取り組んでまいりたいと、このように思います。(降壇)(「終わります。ありがとうございました」と下久保議員が言う)    (下久保議員 一般質問席 降壇) 128 ◯ 議長(金内武久君)  以上をもって下久保議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後2時16分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後2時25分 再開 129 ◯ 議長(金内武久君)  再開いたします。  NHK及びNBC長崎放送から撮影及び録音の許可願があり、これを許可しております。  休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、17番・板谷議員の登壇を願いますが、質問方法は、一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (板谷議員 一般質問席 登壇)(拍手) 130 ◯ 17番(板谷國博君)  皆さんこんにちは。  今回の質問は2日目の、私最後になっております。よろしくお願いいたします。  昨年3月11日のあの歴史に残る大震災、また、想定外の原子力の問題、事故もですね、あと5日をもって丸1年になります。いまだに皆様方御承知のように、テレビ、新聞、報道機関においては、一日だって取り上げられない日はないように現在も続いております。また、そういった関係のもとに、全国に厳しい風が吹いていることは言うまでもなく、しかしながら、我々松浦市においては、先日の市長の施政方針の中にもありましたように、財政状況にも明るさが見えてきました。  なお、大きな問題であった問題については、施政方針の中で2点の話がありましたが、私はもう1点とらえておりました。今回の12月議会から3月議会の3カ月というのは実りある3カ月だったなと私自身、そうとらえておるところでございます。  そういった中で、1つは、西九州自動車道、1つには、鷹島神崎海底遺跡の史跡指定の問題、あるいは3点目には、防災、避難対策10キロが皆様方の努力によって30キロで拡大になった。その避難先などの解決を見たところでございます。  そういった中で、私は関連質問を今回2点だけその中でさせていただきたいと思っております。  まず1点目は、「玄海原発の今後の課題について」ということで4件を上げておるわけでございますが、私もとりあえずタイトルを出したものですから、この際、順位を変えさせていただきたいと思うわけでございます。まずは、2を1に、3を2に、1を3に変更させていただきます。  そういったことで、私は九州電力玄海原発1号から昨年12月25日、4号機が定期検査入りしたことは皆様方も御承知のとおり。鹿児島2基ともすべてが停止となっている現状を踏まえ、今後の運転再開については、地震や津波に対する強度を分析するストレステストの結果を政府が審査し、あるいは地元自治体の合意や国際原子力機関の確認を得た上で、関係機関閣僚が是非を判断するという手続があるように認識していますが、昨年、玄海2号機と鹿児島1、2号機を12月14日にストレステストの結果を国に提出したやさきに、3号機の、いわゆるプルサーマル一次冷却水漏れなどの問題があり、この原因究明をもって評価を提出していたが、その後の見通しは数カ月後の今年の春ごろと予想されている。時間がたつにつれて国内の現状はますます厳しくなっていると私は思っています。現在においては、経済が大事か、生命が大事かという議論さえされています。  また、現在、国内原子力は54基中2基が稼働していますけれども、これをもって5月には停止と、点検に入るということで、国内すべてが停止となります。今後継続か稼働か脱原発か、そのような中に、防災対策の大事な生命問題であるところの、先ほど言いますような避難問題は一応の見通しがつきました。国・県・市の各自治体関係の皆様たちでまとめていただいたことは、私といたしましても感謝を申し上げたいと思うわけでございます。  私は、原子力発電、九州電力が相手となる生命と財産を守るとよく市長は言われますが、この財産を守る問題については松浦市の前向きなところが見えてこないように思いますが、例えば、安全協定、風評被害、これはまた3点目は国の問題もあるでしょうけれども、この2点などの動きはどのようになっているのかということをまず市長にお伺いいたしたいと思います。 131 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  板谷議員の今の御質問は、まず「安全協定について」だと思いますが、原子力安全協定につきましては、現在、長崎県と九州電力の本店の間で積極的に精力的に協議がなされているところでございます。松浦市といたしましては、長崎県と九州電力と松浦市の3者の協定を強く求めております。  また、その内容でございますけれども、基本的には、佐賀県と玄海町と九州電力の間で締結されている協定書を基本とし、立地県並みの協定を求めているところでございまして、このことにつきましても、県と九州電力へ申し入れを行っているところでございます。  さらに、御承知のとおり、昨年の12月に、鳥取県と米子市、境港市と中国電力との間で締結されました安全協定等も参考にしたいというふうに思っているところでございます。(降壇) 132 ◯ 17番(板谷國博君)  ただいま市長から、安全協定については3者で強力に進めているということでございますけれども、そこで、1番目に、先ほど順位を変更していただいた「安全協定について」に入らせていただくわけでございますが、今回、市長が言われましたように、定例長崎県議会において、質問の一部が出てね、「九州電力は安全協定の中身で隔たりがある」という報道が2月28日の西日本とか朝日新聞に記事が県議会の質問で、玄海原発から8.3キロしか離れていないことから、県は立地県並みの協定を求めて、本当に我々の気持ちを訴えていただいているように受けとめました。「九州電力と安全協定は、長崎県との意見に大きな隔たりがある」と、こう書いてあるですね。「交渉は難航している」という記事がありますが、今、市長は「3者のもとに」ということでございますので、その難航している中身について、私たちは議会でおりながら、その内容は全く知りません。恐らく皆議員も知らないだろうと私は思うわけですね。  そういったことで、どのような内容の隔たりがあるのかを御答弁いただければと思っております。 133 ◯ 総務課長(中里信博君)  長崎県の県議会は現在開催されておりまして、その中の県側の答弁で今、板谷議員がおっしゃいました内容があったということでございます。長崎県、または松浦市も立地県並みということで協定の内容を求めておるところでございますが、九州電力の今の回答といたしましては、特に、事前了解のところで、事前了解ではなく事前説明とか、そういうものでいかがかというようなことで投げかけ──事前了解じゃなくて事前の説明、そういうものでいかがかというような投げかけがなされておるというふうに県から聞いております。 134 ◯ 17番(板谷國博君)  いや今、総務課長ね、「県から聞いております」と。これは、松浦市、そして九電側、県と、これはわかります。しかしながら、今回、県の議会でここまで出て、「聞いております」ではいかんのじゃないですか。あなた方は、どこかの中で、恐らくこの協定内容というのをその地元の協定書、覚書、2通ありますね。その中身を精査されて、そして、県と打ち合わせをされておるんでしょう。そしたら、もう少し具体的な答弁ができんですか、隔たりがあるところは。
    135 ◯ 総務課長(中里信博君)  現在、交渉の状況──協議の状況と申しますのは、窓口を長崎県がされております。松浦市が交渉の協議に入っているという状況ではないということでございます。  それで、松浦市の考え方につきましては、先ほど市長が申しましたとおり、3者で協定することを求めている、それから、立地県並みのことを内容として盛り込んでもらうということで、県の協議に臨むときの松浦市の考え方を伝えているということでございまして、県と九電の協議の中では、佐賀県のものをベースにしながら協議をなされておりますが、その事前了解のところで、県も松浦市も同じですが、事前了解制を立地県並みにということでございますが、九電からの回答では、それを事前了解ではなく、もっと事前の説明とか、そういうものにしたいというようなことで回答があっているということで県の協議の内容を聞いておるということでございます。 136 ◯ 17番(板谷國博君)  そうしますと、何かこう、奥歯に物が挟まったような答弁のように聞こえるわけですけど、市長は5月30日に鷹島で、防災関係で会合されましたね。そのときに、市長は原子力所長さんだったですか、村島さん、あの人に対してすばらしい意見を出してくれたなと僕は記憶に残っておるんですよ。「安全協定についてお願いをしたい」ということをおたくは発言されました、要望されました。そして、九電は何と言いましたか。「要望があれば検討いたします」ということを言われたです。そのときの新聞記事もありますけどもね、言われた。そうしますと、5月から今日まで、約1年はたっていませんけれども、約1年と言っても過言じゃない。  それともう1つは、10月のときに懇話会の中で、市民から発言のあったところで、「必ず安全協定については、議会、あるいは一般市民の代表者でも入れたりして、内容については検討する」という答えがあったと私は記憶しておるんですね。ところが、今の総務課長の話では、うちは全くそういった内容はまだ吟味しておらんということですか──でしょうね。まだ議会には一遍も諮ったことありませんね。そこら辺ちょっと。 137 ◯ 総務課長(中里信博君)  安全協定につきましては、本格的な協議、交渉というのは12月、そして、1月に県のほうが九電となさっておられます。その中で、やはりベースになるものは何かということで、従来から、松浦市は立地県並みというようなことで、佐賀県の安全協定をベースにしているというのを再三伝えておりますので、その協定内容について、まずは立地県も周辺県も同等の安全協定を結ぶべきだということから交渉、協議を始められているということでございます。 138 ◯ 17番(板谷國博君)  何か今の答弁を聞いていますと、県に丸投げしたようなことで始められておるとか、よそごとのような答弁にしか聞こえんのですよね。もう少し真剣に私は、この安全協定というのを私も玄海町の取り交わしの安全協定書をここに持ってきていますけどね、まず、安全問題が13条の中に36項目ぐらいに分かれていますよね。いまだかつて総務委員会に付託されていますけども、この安全協定ということについてはまだ諮られたことがないわけですね、私たち。今回県が打ち出しておるのは、もう少しの隔たり、いわゆる焦点がまだ一致しない、歯車がかまないところがあるというような新聞記事なんですよね。それに、中身がわからないというのと一緒やないですか。そしたら、県が合意すれば、いわゆるそれに従って、それから、中身について議会とともどもに協議をしていくということでしょうか。 139 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  安全協定については、論点が2つございます。  1つは、協定の当事者をだれとだれとだれにするかということでございまして、先ほどお答えいたしましたとおり、私といたしましては、長崎県と松浦市の2者と九州電力の3者による安全協定ということが譲れないその当事者だということは一つ申し上げているところでございます。  もう1点は、その安全協定の内容についてどうあるべきかということについては、立地県並みの協定内容でということを強く求めているところでございまして、先ほど安全協定の中での、今、論点といいますか、協議がなされているということについては、事前了解の問題について、事前了解じゃなくて事前説明等でいかがかというのが九州電力からの考え方が示されているということについて、私といたしましては、それは立地県並みで協議を調えてほしいということを県のほうにもお願いをしておるということで、まだその協議の途中であるということについて御理解いただければというふうに思いますし、一定の協議の方向が固まりますれば、当然、議会にも御説明をしなければならない。その時期は近く来るんじゃないかと、そういう考えを現在のところは持っております。(降壇) 140 ◯ 17番(板谷國博君)  それは私もわかっておるんですよね。原子力安全協定というのは、私が言う必要もないと思うんですけども、「原子力事業者と都道府県や立地隣接市町村が住民の安全確保を目的とする」と、これは当然ですよね。そこで、言うなれば、九電さんと松浦市と、それと県との3者で、これは法的根拠ないということも聞きましたけども、そういった内容で、市長はもうこの9カ月、10カ月何らかで、一回すら安全協定についての我々議会についてのお話もなっておらんわけですよね。にもかかわらず、県はこうして新聞記事にもう打ち出しておるものですから、市民は、やはり我々も市民の代表なんです。「松浦市議員は何をしよるとか」という言葉を聞きます。だから、私は今回質問出しました。これは市民の皆さん方に今、市長、総務課長が言ったように、今の事情であなたたちがさっき話したようなことで市民の皆さん方が理解しておれば、それで私もやむを得ないと思います。しかし、余りにも今日に至っては議会軽視な部分もあるんじゃないかなと思い、私はこうして質問に立っておるわけでございますけれども、ぜひとも先ほど言いますように、市民の安全を目的とする安全協定であるということを私が言うまでもなく御理解していただいているとするならば、もう少しは課題になして、議会のほうともすり合わせをする必要があるんじゃないかなということで、今後市長にもそういったことで取り組んでいただきたいと思うわけですが、答弁がありましたらどうぞ。 141 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今御指摘がございました安全協定についての現在の状況といいますか、どういう経過をたどっているということについて、議会を初め、市民の皆様方への説明が足らないんじゃないか、そういうことの御指摘については、私もしっかりと受けとめなければならないというふうに思っておりますし、先ほどからお話し申し上げておりますとおり、今、締結の当事者についてまだしっかりとした固まりがないということでございますし、また、内容についても、まだまだ詰めなければならないということでございますので、そこら辺についての一定の報告なり御説明ができる状況になれば、私としては速やかに御説明を申し上げたい、そのような考え方に立って、今精力的に県とのやりとり、また、九電に対する強い申し入れ等を行っているところでございます。(降壇) 142 ◯ 17番(板谷國博君)  今、市長がこれをどこまでやりとりしても一緒と思いますので、やはりこういった県から打ち出されている「地元並み、8.3キロ」、松浦市のことを考えた上で、もうちゃんと書いてあるんですね。それにですたい、全くこの議会はその協議もなされていないということは、我々、住民に答えようがないわけですよ。ですからして、私はこの地元の、いわゆる玄海町の協定内容を議会でも吟味して中身を知っておく必要があると思うんですよ。それと、覚書かな、これは、協定書を詳細にしたのが覚書のようになっていますけども、そういったことで、やはり議会議員としては、我々は勉強して、そして、市長たちが今日まで県と取り組んできよるのはこういうふうなことでと、これは何年に取り交わされていますか、かなり古いんですよ。この1年間で相当、この原子力についての見直しというのは動きがあっていますよ。そんな、人ごとみたいなことでは私はいけないんじゃないかなと思っておりますので、今後、安全協定についてはよろしくお願いしたいと思います。  そこで、2点目の、先ほど変更しましたように2点目は、「福島原発による海の汚染について」でございますが、これは、皆さんもこれも御承知のとおりと思いますが、2月5日のアンコール番組NHKスペシャル、10時よりあったんですけれども、「原発危機 知られざる放射能汚染」ということで、「海からの緊急報告」の番組ということがあったんですね。私はこれを見たときに、ああ、やっぱりかということをうなずきました。声を出したそうです。「ああ、やっぱりか」ということで言うたそうですね。というのは、福島から、もう御承知かもしれませんが、10キロ、20キロの位置の海底から4,550セシウムですか、あるいはまた30キロ、80キロの距離からは80ベクレル、海底放射能調査結果が出ておるわけですね。そしてまた魚には、対する放射能汚染が、何とこれまた、低層魚ですけれども、メバル、アイナメ、ヒラメなどは1,700から2,300万のセシウムなどが出ておると。これは、放送であって、私はそれをもらったわけじゃありませんので数字に間違いがあるかもしれませんので、そこら辺は御理解していただきたいということでですね。それから、200キロ離れた湖で、ワカサギに500から700セシウムとか、そして、きのうの東京湾のとも出ていますね。「このような厳しい汚染が出ておるわけですけれども、一番ピークに達するのは、これからだ、2年後だ」とこういうふうな記事も載っています。  そしてまた、聞くところによりますと、虹の松原のあの松からも出た。そうすると、玄海町の松葉からも出ている、セシウムがですね。これは、人体には影響ないと、ここに持っていますけども──いうことですよ。しかし、九電いわく、「これは福島産のが来ておるんだ」と、こういうふうなことですよね。そうすると、海の汚染も聞いております。しかし、これは私は確証じゃないから言えませんけれども、そういったことで、1次産業については、北松地区は30キロの、いわゆる生命の問題は本当御苦労されて、我が鷹島はどこじゃったか、波佐見じゃったですか、そのようなところまでできたということは私も喜んでおるわけでございますが、この安全協定、風評被害というのは、やはりさっきの問題に入ってくるわけですね。そういった中で、それともう1つは、こういう問題は電源三法なんかも考えてもらわなければいかんとですけれども、この際、国に対し、県に対し、このような問題を、市長は行動をとっておられるんですか、お尋ねいたします。 143 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  先ほど安全協定についてお答えをさせていただいたわけでございますが、もう少し具体的に申し上げたいと思いますが、松浦市が求めておりますのは、先ほど申し上げましたような基本的な考え方になっておるわけでございますが、松浦市の本来あるべき安全協定に対する考え方と申しますのは、やはり国は今回のあってはならない、あの福島第一原子力発電所の事故の検証を踏まえた新しい安全基準を策定していただきたい。そして、この関係法令にもしっかりと踏み入れて法制化をしていただかなければならないんじゃないかということを思っているところでございます。この締結する安全協定の項目は、法で定められていただきたいということと、法で定められたもの以外のものを補完するといいますか、そういうものになるような、やはりまずは国の法整備が重要じゃないかということと、その安全協定はそれを補完するような形のものの安全協定となることが望ましいんじゃないかというのが私としては考えているところでございますし、この安全協定については、やはりできるだけ早く締結をすべきじゃないかと。そして、この安全協定というのは、今現状に則したものであるべきだというふうに思っておりますし、今後国において求めていくといいますか、取り組みといたしましては、やはり先ほど言いました安全基準の見直し、あるいはこの安全協定をどうするかということについてのモデル案を提示していただきたいと。そういうことも考えておりますし、また、安全評価とか原発の重大な変更などがある場合は、国、原子力事業者による地元説明会を実施していただきたいと。それから、災害に強いオフサイトセンターの構築をということを国に対して求めていくということにいたしているところでございます。  一方、九州電力に対しましては、締結の当事者というのは県とUPZ圏内の自治体を入れることだというふうに思っておりますし、先ほど言いましたように、安全協定は具体的に協議を整えて早期に締結をしていただくということをこの電力に求めていきたいというふうに思っているところでございます。  あわせて、このUPZ圏に入る長崎県、佐賀県、福岡県の7市の連携ということについても、この安全協定締結の必要性ということについては共通認識を持っておりますので、それに向けた要請活動もしていかなければならないというふうに思っているところでございます。  それから、風評被害等については、当然これまでも協議をしてきたところでございますし、今後もこのことについては、しっかりと取り組んでいかなければならないというふうに思っているところでございます。  そういうことからいたしまして、この風評被害ということにつきましては、やはり原子力損害賠償に関する法律や平成11年に発生したJCO臨界事故の補償の状況、それから、今回の福島第一原子力発電所事故の補償の状況等を踏まえて、このことについては、県と連携してしっかりとした対策といいますか、風評被害に対する補償というものも求めていく。そして、それを万一の場合にはその実現をしていただくということにしなければならないと、このように思っているところでございます。(降壇) 144 ◯ 17番(板谷國博君)  私がちょっと1番目の質問に市長は繰り返し丁寧に質問をされたような感じになったわけですけれども、私の質問が悪かったのかもしれませんが。私はこういった海上、あらゆる陸上の汚染がある中で、この電源三法というのは、これは法的な問題、国の問題ですね、言うなれば。だから、そのような活動状況を聞きたいわけなんですよ。安全協定のように、言うなれば、先ほど言いますようにですたい、県はこのように、松浦市のことを協力していただいておるのに、市は何の動きもなかったというような感じの私は受け方したわけ、市民もしています。ですからして、この風評被害、この補償関係は協定の10条に、「損害の補償」というところがありますよね、協定を結ばれればですね。そういうことですけども、この風評被害は防災の中に入ると思います。しかし、電源三法というのは、僕はよくわからないのですけども、電源さんのほうで三法をつくっておるのかなという解釈をしたりしよったんですけども、法のことですからよくわからんとですけれども、こういったことで動きはなされたんですかということを言いよるわけです。私はこういうふうな恐ろしいものがあるから、こういったことも安全協定の中に入っておる部分はあるけれども、活動はどうされておるのかということを聞きよったんですけどもね。 145 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  どうも失礼しました。  整理をさせていただきたいということで三法については触れなかったわけでございますが、今、重ねて御質問でございますので、このことにつきましても、私といたしましては、これまでも要望活動はしてきておるところでございます。特に、この玄海原子力発電所から8.3キロ、市域全部が30キロ圏に入るということで、この交付金が立地自治体、立地県でないということで何ら恩恵がといいますか、交付金の対象にならないということについては強い不満を持っておりまして、このことについては、当然、この周辺市町に松浦火電の交付金が交付されているように交付されるべきだと、そういう考え方にもって、これまでも要望活動をいたしているところでございまして、これまで、23年度でいいますと12回ほどの要望活動を、県、あるいは九州経済産業局、エネ庁等に行っておるところでございまして、なかなか現段階で道が開けていないというのが実情でございますけれども、このことについては今回の事故による周辺地域の影響が立地自治体と変わらない影響を受けたと、そういうこともしっかりと申し述べて、九州経済産業局とか、あるいはエネ庁とか、資源エネルギー庁とか、経済産業省にも強く求めていきたいと思っておりますし、このことについては、松浦市だけじゃなくて、例えば、九州地方電源地域連絡協議会、そういうところと一緒になって、引き続き周辺自治体にも呼びかけながら取り組んでまいりたいと。そして、私といたしましては、この交付金の対象地域になるように、その実現を目指してまいりたいと、このように思っております。(降壇) 146 ◯ 17番(板谷國博君)  ひとつそういったことで、これは大変な問題なんですよね、まさかの場合は。私はこれはもうあのような事件が起きなくても、風評被害は、最近の近隣の方々の話を聞くと、もう既に出ておるような話もされるんですね。そういった中で、よろしくお願いしておって、次に、3点目の「再稼働について」。  この問題については、市長にきょうは明言としてお答えしていただきたいと思うわけでございます。私は1、2号の質問が解決しない限り納得はいかない。再稼働については、全国各地において問題となっています、御承知のとおりと思います。特に地元周辺自治体は再稼働に慎重な姿勢であるが、我々松浦市は被爆県長崎県として10キロ圏内であるが、玄海原発再稼働についての市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。 147 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  玄海原子力発電所を初めといたします原子力発電所の再稼働ということについての御質問でございますが、国のほうではストレステストで安全・保安院から妥当と判断された後に、地元説明会を開催して地元の理解を得ることで再稼働するというのがこれまでの再稼働のシナリオじゃなかったかというふうに思っております。しかし、国の考え方としては、24年2月21日付の新聞報道でございますが、これは2月20日に藤村官房長官が記者会見で、「原発の再稼働は電力需給とは別次元の問題であり、地元の理解や国民の信頼が得られるかを含めて再稼働についての判断をしていく」というふうに述べられておることが報道されたところでございまして、地元や国民の理解が再稼働の前提との認識を示されたものと思っております。私といたしましては、玄海原子力発電所から8.3キロ、そして、30キロ圏内には松浦市全域があるということからいたしますと、松浦市は一たび原発の事故が起きるということになりますと甚大な影響を受けることとなるために、まずは、国はきちんと手順を踏んで国が原発の安全性を担保する必要があるというふうに思っております。再稼働に当たっては、国の責任で安全性を証明し、国民にわかりやすく説明、そして、伝える必要があると考えているところでございます。  また、再稼働に当たっては、その前提条件として、私が昨年の第3回市議会の中でも申し上げましたとおり、まずは、国が今後の電力供給のあり方を示すことが大事であろうというふうに思っていますし、例えば、環境に配慮した石炭やガスでの電力を供給しながら、国を挙げて自然エネルギーの確保に取り組んでいくというような、国のエネルギー政策に対する考え方を明確に示していただく必要があると思っております。  このような取り組みを推進していく中で、将来的には古い原発は順次廃炉とし減原発へと向かうことが望ましいと、そういう考え方を持っているところでございまして、このことは、今後、安全への信頼回復というのが絶対であろうと思っておりまして、そのためには、やはりこの原発の構造的欠陥、あるいは事故対応での現場の人為的ミス、あるいは政府のリスクマネジメントといった3つの問題の検証と対策を明示して問題を解決することによって、地元及び国民の理解を得ること、そういうことになるのではないかと、そのように考えているところでございます。(降壇) 148 ◯ 17番(板谷國博君)  イエスかノーかを私聞きたかったわけですけども、ほかの件も多いようですので、この問題については、ぜひとも市長の約束どおり地元説明会は再稼働前にはするということだけは確約できますね。──はい。  そしたら、次に入らせていただきます。  4点目はちょっと時間の都合上、飛ばさせていただいて、2番目の、「元寇沈没船初の海底遺跡の国史跡指定と今後の取り組みについて」、3件の質問に入らせていただきます。  このたび鷹島神崎遺跡として、国の史跡として新たに指定すべきとの答申が文部科学大臣へされましたことにつきましては、心より感謝申し上げます。  鷹島においては、昔から元寇にまつわる遺物は多く、また、地元に地名として残っています地獄谷や血浦、首崎、胴代、遠矢野の原が北側でございます。特に南側においては、漁師さんによる海からの遺物がたくさん上がり、昭和55年に、当時、宮本梅治町長、宮本正則教育長による日本初の水中考古学に関する基礎的研究が始まりました。今日まで約32年となり、関係された方々に対し、長年にわたり本当に御苦労さまでした。今後一日も早く史跡指定されますことを祈念し、また、たくさんの遺物の中より、国の重要文化財指定につきましても今後努力をしていただきたいと思います。  そこで、今回、24年度当初の予算は2,616万円増加していただきまして心より感謝を申し上げます。  そこで、本題に入るわけでございますけど、質問に、今回の一定の範囲ということで1番目に上げております。これは、今回の長さが1.5キロ、幅が200メートル、面積が38万4,000平米、新たな指定範囲については新たにそこを設けた。そしてまた、昭和56年に周知の埋蔵文化保存地として、7.5キロ、幅が200メートル、今回の1.5キロ、200メートル部分については鷹島神崎遺跡の国史跡指定となっていますが、以前の中に重なっている。今回の部分については特別区域と考えられるのか、一定の制限はないのかということをまずお聞きしたいと思います。 149 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  板谷議員の御質問にお答えいたします。  まず、鷹島南岸におきましては、昭和56年、周知の鷹島海底遺跡として、鷹島南岸約7.5キロメートル、それから、沖合約200メートルが文化財保護法の規定対象区域となっております。この区域で土木工事等を行う場合には、県の教育委員会に届けを出すことによって、そして、工事を進めると、そういう義務づけをされております。今回、その周知の遺跡のうち、特に重要な地点とある神崎区を中心とした1.5キロメートル、沖合約200メートルが、今回、国史跡ということで現在お願いしているところでございますけども、それにつきましては、その区域で現状をもし変更したり、保存に重大な影響を及ぼす、そういう行為があるときには文化庁長官の許可を受ける必要があるということになります。先ほど話ありましたように、そこの部分につきましては特別な区域ということになってくるんじゃないかなと考えております。  また、鷹島遺跡は日本の歴史を正しく理解する上でも重要な史跡であるということで、教育委員会におきましても、そのことにつきましても再度十分に県と国と相談をしながらやっていきたいと考えております。  以上です。(降壇) 150 ◯ 17番(板谷國博君)  ただいま言われておるところまでは私も認識しておるわけですね。しかし、特別区域と、これが特別な、御承知のような、世界的にも課題になろうかというような遺物が発見された、軍船がですね。そういった中で、その部分を特別区域とされたということは私はわかるわけですけれども。そして、今、教育長が言われた、公共施設、公共事業などのときには、まずはそれを発掘調査してからということは、そこまでわかっておるんです。ただ、そのような宝が出たところに対して、私の気持ちとしては、水産業に対する規制、あるいは漁法の規制、あるいは養殖、進入の規制などはないのかと、こう思うわけですね。そういった大事な場所として指定されるだけで、今のような57年度の7.5キロのままに上に乗せて、こうよということは、いいものがここにあるんだよということで公表するのと一緒になるわけですね。今はこの時代と違って、アクアラングもあれば、だれでもが潜れる時代なんですね。200メートルということになれば、健康な人やったら潜れます。人間はだれしも好奇心持っています。そういった中で、私は大事な遺物だけに、防衛対策といいますか、保護対策といいますか、そういった観点の中から、地元はもちろん、認識を高めてお互いが防衛をするというような気持ちもしていかにゃならんなということから聞きよるわけですよ。そういったものがあるのかないのか、そこを。 151 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  ただいま御指摘がありましたけども、例えば、その遺跡を盗難とか、そういう場合にどうなるのかという御意見だろうと思いますけども、私たちもやはり教育委員会だけではこれを守ることはできません。そういうことで、今から先、地域の方々にも相談をする。また、警察とか、また、海上保安庁も伊万里湾入っております。そこはどうなるのか今から御相談をして、もし御協力を得れば、そういうことも考えていきたいということは思います。  それからまた、今から県、まだまだ国にもどういう策があるのか、そういうことを十分検討させていただいて、また皆様にも御報告をしていきたいと、こう考えております。  以上です。(降壇) 152 ◯ 17番(板谷國博君)  今、教育長が言うように、国の重要文化財、いわゆる指定となれば、私は、我々の水産関連でいけば、例えば漁民であれば、共同圏内は組合員の特権なんですね、自由なんですよ。ところが、御承知のごと、はっきりわかることを言えば、ごち網だったら県の許可、知事の許可、そうすると共同圏内やれない。そういった今度は国の認定ということになれば、何か規制、網がかぶさるのではなかろうかという意味も私は含めておるわけですよ。それは結構と思うんですよ。本来、あそこで余り操業する人いないかもわからない、そう一概に言えませんけどね。そういったことで、大事な場所だけに、私はそこを聞いておるわけです。今後ともよろしくお願いしたいと思います。  さて、そういったすばらしい遺物が発見されたので、2点目に、「今後の取り組みと方向性」ということで上げておるわけでございますが、今回、史跡指定と国の重要文化財と決定の場合は、日本初の海底遺跡、なお、世界的、国際的にもなりかねない話もあるが、現在、市長として考えをお聞きしたいなと思っております。 153 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  御質問に答えたいと思います。  まず、鷹島神崎遺跡につきましては、国内約200ほどの水中遺跡があるわけなんですけども、その中で国内初の国指定史跡となる予定で現在あります。この史跡は、蒙古襲来にかかわる古戦場でもありますし、蒙古襲来は鎌倉幕府を崩壊させた、また、歴史的な場所でもあるというようなところから、日本史上重要な事件を起こしておる場所でもありますし、鷹島神崎遺跡から出土するさまざまな遺跡につきましては、これからも文献、絵画などによって知られていなかった、その部分が、その様子をしっかりと今度は見ることができるのかなと考えております。  このような鷹島海底遺跡は当時の軍事、外交などを理解する上でも極めて重要な遺跡と言えますので、世界に誇れる我が国の重要な文化財と市長も先日報道でインタビューでも発表されておりましたけども、やはり広く世界、また公開できるようなことにつきまして尽力を注いでまいりたいと考えております。また、そのためには、鷹島に国の研究機関等も誘致し、また、日本における水中考古学のメッカとして取り組んでいきたいと、そういうことを考えております。  また、史跡指定の海域と琉球大学の今現在調査をやっている地点、そういうものが見えるところにも何か展望所、そういうものもしながら今後対応していければいいのかなと今思っているところでございます。  以上です。(降壇) 154 ◯ 17番(板谷國博君)  やはり私の考えは間違っておったですけども、やはり私は市長と言いましたけども、あくまでもこれは長ですから教育長でいいんですね。  私は今後の取り組みとしては、冒頭に言いますように、島内は南の船唐津から北は阿翁在まで、そしてまた黒島、元寇の遺跡名所は御承知のとおり、これも鷹島全島にあるんですね。これを見ますとわかるように、全島に、黒島まであるんですね。この際、私はそういったことから、船唐津のほうには、先ほど下久保議員からも紹介されたサイの化石が出ましたね。そういったことで、鷹島全島を観光の整備をこの際したらどうかなという気持ちを持っておって市長というような考えで言ったわけでございますけれども、教育長、そこら辺の考えはどうでしょうか。神崎遺跡ばっかりじゃなくてね。 155 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  ただいまの御指摘の点ですけども、私たちも鷹島、まだほかにもそういういろんな化石とかそういうのもあるんじゃないかなということは考えております。そうした場合に、この4月から課ができますけども、その課を中心に全島をもう一回見て回る、そして調査をしていく、そういうことは今後進めていきたいと考えております。  また、観光につきましても、私はこれはもう松浦にとって大きい観光資源だと考えております。そういうことで、まだいろんな観光関係者と相談をしながら、何かいい方策はないか、この元寇遺跡をどんどん、また、化石をどんどん日本じゅうの人たちにも、世界じゅうの人たちにもお知らせしていきたいと、こう考えております。  以上です。(降壇) 156 ◯ 17番(板谷國博君)  ひとつよろしくお願いしたいと思います。  そしたら、「今後の調査予算について」でございます。「調査予算」と私は書いておるわけですけれども、このタイトルを出してから私は中身を検討したものですけれども、全般的な予算なんですけれども、特に事業費の予算になると思います。そこで、今回、こういった史跡指定ができた場合の、これは国の予算内になるのか、事業の、いわゆる事業の内容の予算はどのようになるのかということを聞きたかったわけです。 157 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  ただいまの御指摘の事業の予算内容なんでございますけども、先日、国の国会におきましても、きのう、参議院議員のほうからのいろんな問題ありまして、質問の趣旨書というのがありました。それは、市から保存されるための処理にかかわる、指摘されたものについてのいろんな検討をしていくということですから、今後今から5年間、池田教授が検証を行います。それに対して、5年間の間に今後どのようにこれがなっていくのか、それを見ながら、そして、それをどのように今度は保存するのか、そういうのが出てきた時点で、国との話し合いの中で、文化庁との話になるんですけども、そういう中で予算的なものについてはできてくるのかなと考えております。それでよございますか。(降壇) 158 ◯ 17番(板谷國博君)  この問題については、やはり先ほど秋野先生の話もされましたけれども、私も今回も会ってきました。いわゆるそういったところから要望があったりなどをすれば、国会においても前向きな私は答弁だったと解釈してきておるわけですね。ですから、私が言っているのは、今後、時間もかかるでしょう。しかし、時間のかかるまでには、ビジョン、計画というのもなさるだろうと思うわけですね。そういった中で、国に対する動き、あるいはまたそういった中身の予算、事業費の中身を知らなければいかんものですから、計画、あるいはビジョン作成の中で、もうこれから整備をされる予算をとっていただきました、今回。一千何百万円増になっていますね、2,600万円ですから。なっていますけども、そういったことで今度は整理をしていくでしょう。前回も質問しました。今の建屋では恐らく手狭だなと思っています。そういったときに、せっかくの遺物が公開できないというようなことなどもこの数年、船の調査をしよる中で、やっぱり計画は計画としていかなきゃいかんと思うとですよ、ビジョンはビジョンとして。だから、国の指定になった場合の事業費はどうなるんですかということを聞きよるんです。 159 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  ただいまの事業費の件なんですけども、現在まだ遺跡につきましては、いろんな調査を今からあと4年間やらなきゃいけません。そういう場合に、例えばこれを引き上げるのか、それをどうするのか、それに対する予算、そういうことにつきましては、今後また、県・国とどんどん相談していかなきゃいけない。その前に、池田教授のいろんな調査がありますけども、これは学術研究ということでの予算はちゃんと5年間決まっております。それについては、市としてはなかなか一緒にそれを出すということは難しいんですけども、ただ、その保存とか、いろんな処理に対する問題の予算、そういうことにつきましては今後ますますやらなきゃいけませんので、検討は進めていきます。そのためには、事業策定のいろんな計画の中で、そういうものを煮詰めていきたいなと考えております。  それから、歴民関係の施設につきましては、確かに私も狭いと思っております。そのことにつきましても、今後のいろんな研究の結果を見ながら、今後どのようにそういう施設も考えればいいのか、こういうことは検討する大きい材料として今私たちもとらえております。  以上です。(降壇) 160 ◯ 17番(板谷國博君)  何度も繰り返しよっごたっですけど、国のものとして指定できるわけですね。そうした場合、私のこれは認識不足かもわかりません、勉強不足かもしれませんが、事業費については、私が言っているのは、国が持つんですかということですよ、今後。そこら辺の問題です。ものによっては国、ものによっては市、ものによっては県と、何事にもありますね。そういったことを言っておるんです。そこんにきは単刀直入に答えてください。 161 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  事業費の件なんですけども、今から先の調査にかかってきます。そうした中で、やはりその内容につきましても、いろんな保存のやり方とか、そういうことはやはり今の調査が終わらないとなかなかできないもんですから、そこにつきましては、今後、策定の中でどんどん煮詰めていきたいと考えて、また、それにつきましても、国・県にも相談をしていきたいと、こう思っております。  以上でございます。(降壇) 162 ◯ 17番(板谷國博君)  何度も繰り返しよるごたるですけど、やはり市としてもようやく明るさが見えてきた財政状況の中で、我々としても、これはとっぴなことで金を使うということは大きい、多額な金と思うんですよ。だから、我々のほうとしても研究させてください。教育長もまだ認識不足なところがたくさんあると思います。  ということで、私の質問を終わります。    (板谷議員 一般質問席 降壇) 163 ◯ 議長(金内武久君)  以上をもって板谷議員の一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。       午後3時25分 散会 ───────── ◇ ─────────
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