それでは、私からの説明は以上になりますけれども、お手元の
委員会資料に沿って、
観光政策課長よりご説明させていただきます。
4
◯藤田観光政策課長 初めに、
世界遺産登録の効果についてということでご説明させていただきます。資料の1ページをお開きください。まず、(1)
世界遺産登録に伴う
観光客数及び
経済波及効果の推計でございますが、これは平成24年度に「
明治日本の
産業革命遺産製鉄・鉄鋼、造船、
石炭産業」及び「長崎と
天草地方の
潜伏キリシタン関連遺産」が
世界遺産に登録された場合の、
世界遺産目的で長崎市を訪れる
登録初年度の
観光客数と
経済波及効果について推計した結果でございます。内容としましては、
産業革命遺産の場合は
観光客数は6万5,000人から最大26万人、
経済波及効果は24億3,000万円から最大101億2,000万円と推計しております。また、
潜伏キリシタン関連遺産の場合は、
観光客数は11万人から最大26万人、
経済波及効果は39億4,000万円から最大100億9,000万円と推計しております。これらの推計結果を踏まえ、表内に括弧書きしております
中間値を
観光客数等の
増加見込みとして設定しております。なお、平成27年の
産業革命遺産登録による
観光客数は、前年比約24万3,000人増加したと試算しております。次に、(2)長崎市の今後の
観光客数の
見込みですが、これは
世界遺産の登録に加え、長崎市
観光振興計画2020に基づく
取り組みによる
観光客数の
目標数値と実績でございます。
観光客数の
目標値は、平成32年までに710万人を目指しており、平成28年までの実績としましては、
熊本地震の影響はありましたが、約672万4,000人とおおむね目標を達成しております。
資料の2ページ及び3ページをごらんください。(3)
構成資産別事業一覧でございますが、これは、
明治日本の
産業革命遺産の8つの
構成資産における
受け入れ体制の
対応状況等につきまして、それぞれまとめておりますのでご参照願います。
資料の4ページをお願いいたします。(4)
構成資産別来場者数として、平成26年度から平成28年度までを取りまとめておりますが、各施設におきましては、
世界遺産登録年度である平成27年度におきましては、
来場者数が前年度と比べて増加しましたが、平成28年度は
熊本地震の影響もあって減少しております。
以上が、
世界遺産登録の効果についてのご説明でございます。
よろしくお願いいたします。
5
◯武次良治委員長 これより質疑に入ります。
ただいまの説明に対し、何かご
質問等はありませんか。
6
◯吉原 孝委員 資料を提出いただいてありがとうございます。
今後の
見込みの中で、
産業革命遺産については若干多めの目標が立っておるんですが、平成30年度に
キリスト教関連遺産が登録される可能性が非常に大きいんじゃないかなという。イコモスの調査の結果、勧告に従ってどのような形で行政が説明をしていくかということにもよると思うんですが。しかし、この15万人という数字ですよ、これはそれを見越した上で、他の連動と比較して多くなってる。5万人、15万人、5万人、15万人と平成29年から目標を立てておられますが、
産業革命遺産のときと比べて数値が低くなっておりますが、
目標値の変化の根拠というものがあればお示しいただきたい。
7
◯藤田観光政策課長 目標値の部分の平成30年の15万人、この分につきましては
吉原委員ご指摘のとおり、
潜伏キリシタン関連遺産の登録を見越した形で推計しております。そして平成27年の10万人、これは
産業革命遺産の
登録見込みを加味したところでございます。平成28年におきましては、この当時
熊本震災の
影響等も考えられたんですが、ここの中には
クルーズ船の増加とか、
世界遺産登録のそのままの
波及効果、その部分なんかも加味した上で約40万人この年は伸びるであろうというような形で大きく伸ばしているところでございます。
以上でございます。
8 ◯堤
勝彦委員 表の平成28年が
熊本地震があっても少し伸びたんですよということでおっしゃったんですが、これが
ふっこう割とかが関係あったかと思うんですけれども、
ふっこう割でどのくらいあったものかとか、
ふっこう割で来たお客さん。また、九州でいえば、佐賀が一番人気だったって聞いてるんですね。その佐賀と長崎の違いがどんなものがあったのかとかがわかれば教えていただきたいと思います。熊本・大分は行きたくても行けなかった時期があったかと思いますので、その辺はわからないとしても、佐賀と長崎って余り変わらないようなところだと思うんですけれども、佐賀のほうが人気だったというのは、教えてもらえればと思います。
9
◯藤田観光政策課長 ふっこう割の影響による総計なんですが、期間が2期に分かれて実施されました。そのときに佐賀との比較の数字は持ってないんですが、長崎のほうに関しましては、約10万泊の効果があったというふうに実績が上がっております。今回、
ふっこう割に関しましては、震災があった熊本・大分に関しましては、ちょっと
ふっこう割の
割引率が高いというところでありました。
あと残りの九州の北部の方につきまして、長崎を含めて若干
割引率が違うというところもありますが、その旨それぞれの県において、効果があったというふうに私ども分析しております。また、あわせまして、
ふっこう割以外にも、JR九州が実施しました
デスティネーションキャンペーン、ああいうふうなところでの影響も下支えをしてもらって、何とか数値を抑え込んだというふうなのが、年末に向けた平成28年の動きでございました。
以上でございます。
10 ◯堤
勝彦委員 デスティネーションキャンペーンですが、
新聞等で見たら、今回の
デスティネーションキャンペーンはちょっと下回ったかなというようなことが書いてあったんですね。あれは震災の関係で少なかったということだったんですかね。全国であるとこはどこでも伸びとるという話を聞いたことあったんですけど。
11
◯藤田観光政策課長 デスティネーションキャンペーンの実績の
熊本地震の影響につきましては、数値的には出てないんですが、前年目標の
マイナス6.4%ということになりました。実をいうと、これが実施されなかったら、
マイナス8.7%になった部分が、約2.3%押し上げたものというふうに関して、プラスには転じてませんが、
落ち込み幅をかなり抑え込んだというふうに分析がされております。なお、今、堤委員おっしゃられたとおり、やはり依然として
熊本地震による影響が継続していることなどから、
大都市圏からの動きが余り回復してなかったというのが、分析の要因となっております。
以上でございます。
12
◯馬場尚之委員 この分析した内容には直接関係なかっですけど、この2ページ、3ページのその他のところに、長崎市
世界遺産案内所の設置ということで、JRのところに
案内所が設置されてますけれども、ここの
利用状況といいますか、要するに、JRで乗って来られた方だけと思うんですけれども、どのくらいここに
問い合わせというか、いろんな案内を求めに来られるのかなというのがちょっとわかっていれば、教えてください。
13
◯藤田観光政策課長 今ご質問がありました
世界遺産案内所の部分なんですが、
実績値としましては、平成27年度が約4万970件、平成28年度はやはり若干下がりまして3万4,648件のお
問い合わせがあっております。その中でもここは
世界遺産が主な
案内場所にはなるんですが、場所柄もありまして、やはり外国人の来客、その他、そもそも
パンフレット関係の
問い合わせもやはりあります。どうしても
世界遺産の
問い合わせ関係に関しましては、やはり10%くらいの割合にしかまだなってないところでございます。
以上でございます。
14
◯馬場尚之委員 結構、4万件と、かなりの方がここを利用されてるということですけれども、最初から論議になったと思うんですけれども、要は
プレハブのようなところに2人入れられて、冷暖房の対応はちゃんとされとると思っているんですけれども、やはりイメージ的にせっかく
世界遺産を期待して来られた方が、あれを見たときにどう思われるのかというともあって。駅が新しくなるまであのままなのかなというふうに私は思っとっとですけれども、それは変える計画はないんでしょうかね。
15
◯藤田観光政策課長 馬場委員ご指摘の分につきましては、ほかの方からもやはりそういうお話も聞いております。
レイアウトというか見せ方を若干変えたんですが、まだまだなところもあります。この
プレハブ自体は別のところにという考えはないんですが、もう少しデザイン的なものとか、そういうところをしっかり見直そうというところは検討しているところでございます。
以上でございます。
16
◯馬場尚之委員 今後また
潜伏キリシタン関連遺産とかが認定されれば、長崎に2つも
世界遺産がっていう感じになってですよ、そういう中で、やはり案内する場所が、ちょっと言い方は失礼かもしれないですけれども、貧相やなというふうな感じがするわけですよね。でも、せっかくそういうふうになるんで、そこら辺は考えられとっとでしょうけれども、新しい駅舎ができたらっていうことになるとでしょうけれども、やはり、もうちょっと来られた方が、ぱっとわかるような見せ方とか、スペース的にももうちょっと取れんとかなというとも感じるもんですから。せっかく4万人ぐらい使われとっとであればね、もう1回検討してほしいなというふうに、これはあくまでも要望なんですけれども、よろしくお願いします。
17
◯深堀義昭委員 ほかの人が言いましたって、これは議会の
指摘事項じゃないですか。そんな
委員会をばかにしたような答弁の
あり方ないよ。設置をするのは基本的にどこがしてるのか、長崎市の
観光案内所も前のガソリンスタンドの横、交番の横にある。しかし今の部分については、長崎市が設置しているわけでしょ。貧相であるなら貧相であるで、きちんと管理をしてる駅のほうと、JRのほうと話をして、議会からの指摘もある、まだあそこの駅は時間がかかるんですよ。最低でも5年かかるんじゃないの。その5年間になれば、もうその
産業遺産も
キリスト教関連遺産も結論出てしまうわけですよ。しかし、その途中で来てる
皆さん方には、今、
馬場委員が言われるように、今のところで仕方がないんですよと。そういう指摘もありますがって。議会の指摘を何でほかの所の指摘に置きかえるんだよ。
委員会としてきちんと請求をしてる問題を簡単に軽くあつらえるんじゃなしに、きちんと
予算要求をして、そしてどうするものなのかっていうのを、基本的な政策を考えなければ。目玉にしようとするものでしょう。今の答弁は、
大変議会軽視も甚だしい、
委員会軽視も甚だしいよ。もう少し答弁をするときには、ちゃんと政策の過程を。もう時間が過ぎてるわけだから。言った時間から。今こういうふうに検討しましたと。しかし、今、
馬場委員おっしゃるような形で、駅舎ができないんだったらできませんと。その結論じゃなかとよ。前のときには、何とかJRとも相談をして利便性を図って、また案内をする人たちの処遇についてもきちんとした形で長崎の顔としてやっていきたいと思いますという答弁をしとる。嘘と思うならば、議事録調べてみろ。ちょっとおかしいよ。今の答弁。
18
◯藤田観光政策課長 深堀委員の今、言われました議会からの指摘というのは、重々わかっておりまして、その部分を踏まえた上で、やはり
利用者の多方面からご意見もあるというところで付け加えた部分で、議会からの
指摘事項をないがしろにした答弁をしたつもりはなかったんですが、そういう説明に聞こえたことは、申しわけございませんでした。
世界遺産登録に向けて、先ほども
馬場委員もおっしゃられましたが、長崎駅の再開発、その部分における
案内所の
設置状況の今後の検討時期なども踏まえまして、今のところ、現状まだ具体的に大幅に見直すというところまでは考えてないところですが、ただ
レイアウトの部分、しっかりその部分とか、やはり今、
利用率がある部分がありますので、もう一度そこら辺はしっかりと検討させてもらいたいと思います。
以上でございます。
19
◯股張文化観光部長 先ほどの答弁につきましては、これまでの議会の皆様からの指摘に対して配慮に欠けてたというふうに思います。誠に申しわけございません。
あわせまして、現在の
検討状況というふうなところでございますけれども、JR、それからあそこを持っている
ターミナルビルというふうなところが、
かもめ広場所管でございますので、継続して話をさせていただいております。あそこの場所の、今後拡張だとか、あるいはほかの場所がないかというのは、なかなか場所は見当たりませんけれども、これは来年度あるいは
再来年度に向けまして、しっかり検討している状況でございますので、一定その辺については十分踏まえながら、是非というのを見定めていきたいと思っております。なお中長期的には、まさに在来線それから新幹線というふうなところで、
案内所はどうあるべきかというふうな背景もあります。そこについては、当然ながら、中長期的な中でしっかりと検討していきます。当面は
世界遺産案内所の
あり方については、引き続き検討というふうなことでさせていただきたいと思っております。
以上でございます。
20
◯内田隆英委員 世界遺産ではないけれども、例えば長崎市の
観光地といいますか、どう
観光客を引き込むかという点では、非常に消極的じゃないのかなという感じを受けるんですよ。例えば、
龍馬伝が一世を風靡して
伊良林の龍馬の、あそこを見に行く客がふえたときに、
伊良林のほうをずっと行けば、立て看板で
駐車場ありませんということで、そしたらどうするのかっていうことで、
観光客がどうやって行けばいいのかとかね。小菅の
修船場跡でも、
駐車場なんか、
専用駐車場なしと。本当に
世界遺産で登録されて、それを見に行くお客さんがいるとすれば、例えば何台か
小菅修船場跡、
マリンセンター小菅があるから、敷地があるわけですよ。それを契約して長崎市の
文化観光部として何台か設置するとか、
伊良林のほうもどっか近場に
駐車場を幾らか設置して、さらに
観光客を呼び込むというような形で取り組む必要があるんじゃないかと思うんですけれどもね。そこら辺の考えは、
伊良林はいいですが、きょうはこれをやってますから。小菅の
修船場跡なんかをね、
駐車場の確保についてどのような考えを持ってらっしゃるか。
21
◯藤田観光政策課長 小菅修船場跡につきましては、委員おっしゃるとおり、
専用駐車場はありません。実際周辺にも、今さっき言われました
マリンセンター小菅の
駐車場がありますが、実際のところそこまで話をしていません。というのが、どうしても車での来場がふえた場合のそこの整理もつかない部分もあって、ここの場所につきましては、今バスでの誘導を優先的にお願いしているところでございます。
以上でございます。
22
◯内田隆英委員 バスで小菅でおりてもらって、
横断歩道を渡ればすぐに見えるけれども、間近に上から見たほうが眺望あってよくわかるんですけれどもね。やはり幾らかでも、市の立場として
観光客をふやして、
世界遺産の所を見てもらおうというんであれば、そこバスに乗っていって見てくださいなんじゃなくて、
駐車場については数台限られてありますけれども、
駐車場も整備しておりますと。ぜひ、見学に行ってくださいというような立場で取り組むべきじゃないのかなと思うんですよ。そのためには、今は
マリンセンター小菅とは交渉してないけれども、今後はそういったことも踏まえて交渉して、
駐車場も確保したいなというようなことにならないと。ここはとにかくバスで行ってもらって、見てもらって、帰ってもらうだけですね。それじゃ、つながらないんじゃないかなと思うんですけれどもね、さまざまな
観光地を見るにしても。
修船場跡を見て、どっち見るか先にして、
野母崎にも行って、
野母崎の軍艦島ミュージアムにつながるとか。そういったことをやはり、点と点じゃなく、線で結ぶような形の
観光政策ということが必要じゃないのかなって思うんですけれども、いかがですか。最後に。
23
◯股張文化観光部長 小菅修船場の
駐車場の件についてでございますけれども、あそこの場所につきましては、登録に当たって、まずは
駐車場がないかどうかというふうなところを十分検討いたしました。それは、当然ながら、
マリンセンター小菅の部分も含めて、周辺のいわゆる民間が持っている
駐車場も含めて当たったんですけれども、当時はやはり、
お客様が集中するだろうというところで、中途半端な
駐車台数、これが1つはいけないという話と、もう1つが特に、
マリンセンター小菅のところは、いわゆる
コアゾーン、
バッファゾーンの中に当たる部分というふうな話と、もう1つが、中に企業がやはり、大型のトラックが入ってくるというふうなこともございました。そういったこともございまして、ここは
公共交通機関1本でいこうと。情報をしっかり発信して、
お客様に対応していただこうという方針で進めているものでございます。今後とも、そういった形で進めさせていただきたいというふうに考えております。
以上でございます。
24 ◯橋本 剛委員 2つあります。1つは、1ページなんですけれども。さっきご説明いただいたんですが、ちょっと私が理解できなかったのでお願いしたいんですけれども、
観光客数の増減のところで、平成28年40万人というのは、クルーズの増があるということで大きいんだけれども、その後は、
熊本地震で5万人に減って、平常値の15万人に、平成30年は15万人に増というふうに今なっているのは、わかるんですけれども、これって、15万人増、平成30年を予測して、その後平成31年にもう1回5万人まで落ちて、平成32年に15万人にふえるっていうのはどういう発想だったのか、ちょっとよくわからなかったので、もう1回お願いしたいなと思います。平成30年が
世界遺産というのはわかるんですが、5万人増というのがアベレージだとすると、平成32年がぐっと伸びるのは、何か別のいいことがあるというふうに予想されているのか、それとも既に
クルーズ船がたくさん来るということが予測されているのかとか、ちょっとそこについて教えてもらえればと思います。
もう1つは、質問というよりも意見に近いんですけれども、今お話になっていた、そろばんドッグのところですけれども。
公共交通機関を中心に行うっていうふうにおっしゃってますけれども、これって
公共交通機関というのは、言ってみれば路線バスですよね。やはり旅行者にとって最もハードルが高い路線バスを主に据えてやるべしっていうのは、非常に厳しいんじゃないのかなと思います。未来永劫じゃなくても、
産業遺産が
世界遺産として認められ、登録をされて、そして市を挙げて、あるいは県を挙げて、国を挙げて注目を集めていこうというときに、基本的に一番ハードルが高い
公共交通機関であるバスで行ってくれればいいんですっていうのは、いかがなものなのかなというふうにも感じられてなりません。もともと長崎市内8つもあるというところから見てみても、そもそもこの件というのは、例えば、軍艦島への船が出るところを回ったり、あるいはグラバー邸に行ったり、そろばんドッグ、旧木型場を回ったり、あるいは前からこのタイプのところで申し上げております関連する資産。つまり
世界遺産には、構成要素には入っていないけれども、このストーリーと密接不可分なもの、例えば出島であるとか、それから海軍伝習所であるとか、あるいは歴史文化博物館もそうですし、今回の本会議の質問でも出されました台場ですね。戸町のほうにある魚見台場、それから、神ノ島のほうの四郎ヶ島台場とか、そういった
産業遺産に関連するようなものっていうのをずっと回っていくっていうような、そういうバスって日本国中いっぱいありますし、世界で見ても、ボストンとかどんなとこに行ってもやはりあるというのを考えてみれば、少なくともたくさんの方々が来られているときっていうのを捉えて、そういう
取り組みをするっていうのは普通なんじゃないかなと思うので、そこについては、改めてよく考えていただきたいなと思います。
以上です。
25
◯藤田観光政策課長 観光客数の推移の
見込みの部分で、平成30年におきましては、先ほど言いました
潜伏キリシタン関連遺産の登録を見越してます。平成31年はその上、平準化されるだろうと。平成32年につきましては、東京オリンピック・パラリンピックの開催、この部分から地方への誘客というのも想定されますので、ここの付近を含めたうえで、このくらい伸ばしていこうというところで考えているところでございます。
以上でございます。
26
◯武次良治委員長 それでは質疑を終結いたします。
次に、
夜景観光の
取り組みについて、
理事者の説明を求めます。
27
◯藤田観光政策課長 資料の5ページをお願いいたします。続きまして、2.
夜景観光の
取り組みについてご説明いたします。この中におきまして、先ほど部長のほうからもご説明がありました、過去の
特別委員会においてご指摘がありました
取り組み状況についても踏まえておりますので、その辺も踏まえてご説明させていただきたいと思います。まず、(1)行政の
取り組みとしましては、平成5年度に、ライトスケープ基本計画を策定し、本計画をもとに、平成7年度から平成8年度にかけて、主要な観光施設のライトアップ整備や、平成15年度から平成17年度にかけて、ナトリウム灯活用夜景魅力アップ整備を実施しております。平成20年度には、稲佐山魅力向上プランを策定し、また、稲佐山山頂の
駐車場をリニューアルしております。平成21年度には、スカイウェイの廃止に伴う無料送迎シャトルバスの運行開始や、「長崎ノ夜景」のホームページの開設を行いました。平成22年度には、稲佐山山頂展望台の改修、平成23年度には、ロープウェイゴンドラの改修を行うとともに、稲佐山山頂展望台において、ガイドなどを行う夜景ナビゲーターの育成を行っております。平成24年度には、10月に長崎市の夜景が、香港・モナコとあわせて世界新三大夜景に認定されました。また、稲佐山の駅舎通路に光のトンネルとして、LED照明の整備を行っているところでございます。平成25年度には、長崎県と長崎市におきまして、長崎の夜景の在り方に関する検討会を設置し協議を開始しました。また、稲佐山の遊歩道の整備を行うとともに、観光丸のライトアップを実施しております。平成26年度には、稲佐山山頂展望台内に光のモニュメントの設置を行うとともに、中町教会のライトアップの整備やグラバー園のイルミネーションの拡充を実施しております。また、平成25年度に設置しました、長崎の夜景の在り方に関する検討会における報告書を取りまとめております。平成27年度には、グラバー園が日本夜景遺産に認定されるとともに、長崎市の夜景が、札幌・神戸とあわせて日本新三大夜景に認定されました。
また、稲佐山から望む月が、日本百名月に認定されております。
長崎市の
取り組みとしましては、ロープウェイ淵神社の駅待合所の改築や稲佐岳駅舎にエレベータ棟の増築を行うとともに、夜景の視点場でもある鍋冠山公園展望台の整備や稲佐山山頂電波塔ライトアップの整備を実施しております。平成28年度には、全国夜景都市協議会の開催や、後ほどご説明させていただきます、環長崎港夜間景観向上基本計画を策定し、今後、夜間景観整備事業を実施することとしております。また、稲佐山におきましては、山頂へのアクセスの向上を図るため平成30年度にかけてスロープカーの整備に
取り組みます。
次に、(2)民間事業者の
取り組みとしましては、ア.長崎夜景プロモーション実行
委員会におきまして、平成25年度には長崎の夜景をイメージした葉加瀬太郎氏による楽曲、長崎夜曲の制作や、平成26年度及び平成28年度には、稲佐山山頂電波塔のライトアップやイルミネーションショーなどを実施しております。次に、イ.交通事業者による夜景ツアーの実施として、資料9ページにも記載しておりますが、長崎遊覧バスなどがツアーを実施しております。
続きまして、(3)長崎の夜景の在り方に関する検討会についてご説明いたします。まず、ア.会議の趣旨及びイ.会議の開催時期としましては、平成24年10月の世界新三大夜景に認定されたことを受け、長崎の夜景の魅力を維持・増進し、誘客を拡大して地域経済の向上と経済の活性化につなげるため、長崎県と長崎市が取り組むべき具体的な施策の検討を行うことを目的として、平成25年度から平成26年度まで会議を開催しました。次に、ウ.本計画と関連する内容としましては、この後ご説明いたします、環長崎港夜間景観向上基本計画は、この検討会によって取りまとめられた報告書における記載の施策に基づき、夜景の質の向上に取り組むための計画となります。
長くなりますが、引き続き環長崎港夜間景観向上基本計画の概要につきまして、ご説明させていただきます。ことし5月に策定しました環長崎港夜間景観向上基本計画の概要につきましてですが、資料は別添として環長崎港夜間景観向上基本計画(概要版)を提出しておりますので、これに基づきまして、プロジェクターによる説明を行わせていただきたいと思いますので、ごらんください。なお、説明の都合上、本計画の全体版のみ、先ほど別冊で配付しておりますが、全体版にのみ掲載しております図を一部使用して説明させていただきますので、ご了承願います。
〔プロジェクターによる説明〕それでは、ご説明させていただきます。
まず本計画の目的でございますが、世界一の夜景都市となることを目指し、遠景及び中・近景の観点から必要な
取り組みについて体系的にまとめ、戦略的に夜間景観の向上を図るための基本的な考え方を示すことを目的としております。また、本計画の位置づけですが、平成26年12月に、長崎県と長崎市で取りまとめました長崎の夜景の在り方検討会報告書を受け、平成5年度に策定しておりましたライトスケープ基本計画を見直し、長崎市第四次総合計画、長崎市景観基本計画、長崎市
観光振興計画2020を上位計画とし、長崎市景観計画、長崎市都市計画マスタープラン、まちぶらプロジェクトなどの関連する計画と連携を図りながら、夜間景観の魅力向上に取り組むこととしております。また、本計画の対象区域は、主要な視点場である稲佐山並びに鍋冠山展望台から視認される環長崎港一帯の市街地とし、特徴ある地区については、中・近景における夜間景観向上を重点的に行うため、観光施設などが集中する10エリアを夜間景観向上重点エリアとして設定しているところでございます。
次に、本計画における長崎市の夜間景観づくりを進めるための基本となる考え方につきましては、都市照明が求められる要素である安全性、美しさ、快適性、環境への配慮を踏まえ、今回の夜間景観づくりにおける基本的な配慮事項として7つの視点を設定し、加えて、都市の個性の表現の観点から、長崎の個性を光で表現するための3つのコンセプトを設定しているところでございます。
次に、長崎市の夜間景観づくりを進めていく考え方を体系的に整理した図でございますが、まず、図の下段から、先ほどご説明しました、安全性、美しさ、快適性、環境への配慮、都市の個性の表現を夜間景観に求められる基本的な要素としております。この要素を踏まえまして、1つ上の段の右側ですが、長崎における都市照明のための7つの視点として、快適な陰影、適正な色温度対比、グレアフリー、鉛直面の明るさ、演色性への配慮、高効率照明器具、オペレーションを基本的な配慮事項として設定しております。また、同じ段の左側になりますが、都市の個性の表現として、長崎の個性を表現する3つのコンセプトについて、「港へ流れ込む輝き」、「おおらかに彩られたまち」、「祈りを誘う灯り」を設定しております。その上の段になりますが、この7つの視点と、3つのコンセプトをもとに、まちの個性を面で見せる遠景の夜景磨き、それとまちの個性を点と線で歩いて楽しむ中・近景の夜間景観づくりを行うことで夜間の景観を相互に高め、さらに、季節や時間などでのオペレーションを行う光の歳時記を絡めることで、世界一の夜景都市を目指すということとしております。
続きまして、長崎の夜景のコンセプトなどにつきまして、それぞれ具体的にご説明をさせていただきたいと思います。まず初めに、都市の個性の表現として設定しております、長崎の個性を表現する3つのコンセプトでございます。
まず、「港へ流れ込む輝き」でございますが、斜面市街地の地形を生かした光、水面に映り込むきらめき、港町と坂道の情緒という観点から、海を囲む地形を最大限に生かした美しさを表現することとしております。次に、「おおらかに彩られたまち」ですが、まちの個性を表現する光、和華蘭の文化を感じとれる景色、観光と暮らしが両立した町並みという観点から、まちの豊かな表情をひとまとめにするのではなく、それぞれのエリアの個性を演出しながら、訪れた人が感じる魅力と、そこに住む人が抱く歴史と文化に対する誇りとが自然に溶け合っているように感じられるように表現することとしております。最後に、「祈りを誘う灯り」ですが、長崎の歴史を感じさせる光、心を揺さぶる美しさ、非日常に出会う体験の観点から、長崎の深い歴史を感じさせ、祈りの感情を思い起こさせるように表現することとしております。
続きまして、3つのコンセプトを実現するための基本的な配慮事項として設定しております、長崎における都市照明のための快適な陰影など、7つの視点についてご説明させていただきます。まず、1つ目の快適な陰影でございますが、適光適所の心地よさを追求することにしており、具体的には、適切にデザインされた光と影のバランスにより、場所ごとにさまざまな表情を見せるようにすることとしております。光と影のバランスを調和することで、豊かな表情を見せるようなことを取り組むこととしております。2つ目の適正な色温度対比でございますが、まちの個性に寄り添うとしており、照明には、赤からオレンジ、黄色、白、青白色と移行するにつれ色温度が高くなりますが、この照明の色温度を整理することで、エリアごとの個性を表現することで魅力的な夜景とすることとしております。3つ目のグレアフリーでございますが、目に優しく美しい景観をつくるとしており、具体的には、グレアとは不愉快かつ不快なまぶしさのことで、このまぶしい光があれば周囲の美しい夜景を邪魔することから、このグレアをなくすような対策をすることとしております。例えば、このような街灯がまぶしければ、この街灯のまぶしさによって周りの景観が消されてしまいますので、こういうふうなまぶしさなどを抑えることによって、周りの景観を美しく見せるというのが、グレアフリーの対策でございます。4つ目の鉛直面の明るさでございますが、町並みを印象づけるとしており、具体的には、鉛直面とは水平面と直角になっている面のことで、例えば、建物の壁面などをライトアップすることで、空間に安心と奥行きを感じさせる印象的な夜間景観をつくり出すこととしております。こういう状況でございます。5つ目の演色性への配慮でございますが、まちの表情を豊かに見せるとしており、具体的に、演色性とは光源による色の見え方で、建物や樹木などが光を受けて、本来の色合いによる美しさを見せるようにしております。例えば、こういうのが緑色がわかるような形での部分をすることが演色性の配慮ということでございます。6つ目の高効率照明器具でございますが、エコロジカルで経済的に照らすこととしており、場所ごとの照明効果やメンテナンス性に見合う高効率な光源・器具により、少ないエネルギーで最大の効果を出すこととしております。最後の7つ目のオペレーションでございますが、季節や時間を感じさせるとしており、具体的には、自然の光が季節や時間によって変化するように、夜間照明においても、季節や時間などに応じた照明のオペレーションを加えていくこととしております。今後は、3つのコンセプトとこの7つの視点を基本的な原則としながら、遠景及び中・近景の夜間景観の整備を行うこととしております。
続きまして、夜間景観向上のための全体の考え方ですが、3つのコンセプトに基づき、遠景の夜景の魅力をさらに高めるために遠景の夜景磨きとして、斜面市街地の明かりの整備、水際線の顕在化を行うとともに、まち歩きの魅力を夜間においても高めるという視点から、中・近景の夜景づくりとして、夜間景観向上重点エリアとして設定している、平和公園エリア、中島川・寺町エリアなど10エリアについて、各エリアの持つコンセプトにふさわしい夜間景観の整備を行うことで、遠景と中・近景の夜景が相互に補完し合い、高めることで、長崎市の夜間景観の向上につなげることとしております。次に、具体的な
取り組みの考え方ですが、まず、遠景の夜景磨きでございますが、視点場の設定と現状分析として、稲佐山展望台は、特徴として、市街地の明かりを真正面から広がるパノラマで眺めることができること、市街地の明かりの前に、長崎港や浦上川といった水面が横に広がっており、港町らしい水際線を感じやすいものの、課題として、近年、空き家や空き地が増加したことによる生活の光が減少していること、こういうふうな斜面のところでございます。また、水際線においては、水面に映り込む光が少なく、ぼやけてしまっております。こういうふうな水際のところが明確になってないというとこでございます。また、鍋冠山展望台につきましては、特徴としては、まちに近い視点場であることから、眼下にまちの明かりが連続し、迫力と遠近感を感じることができること、稲佐山鉄塔や女神大橋などのライトアップされたランドマークがよく見えるものの、対岸の斜面地が暗く感じられること、対岸の水面に映り込む光が少ないこと、市街地に近いため、グレアを感じやすいことがあります。先ほども言いましたように、女神大橋などは見えますが、やはりこういうふうに対岸の水面がよくわからないところとか、斜面地のところが真っ暗な状況であります。また例えば、こういうふうにちょっと明るいところがあれば、この明かりに引っ張られて全体がぼやけてしまうというようなところが課題となっております。そこで、遠景の夜景磨きのための方針として、まず1つに、斜面市街地の明かりの整備として、今後、生活の光が減少していく中、斜面市街地の防犯灯は長崎の夜景の主要な構成要素となるため、7つの視点をもとに、遠景の夜景をより魅力的にする長崎らしい街路照明の整備を行うことや、道路照明については、照明の色温度を統一し、線として浮かび上がらせるようアクセントとなる道路照明の整備を行うこと、また、ランドマークのライトアップを行うこととしております。次に、水際線の顕在化につきましては、
取り組み例として、水際に近い建物のファサードや植栽のライトアップや、護岸を活用した手すり照明、橋梁等のランドマークのライトアップを行うことで、水面に美しい光の映り込みをつくり出すこととしております。こういうふうな形で反射したり、水面を照らすような形で水際の顕在化を図っていこうとするものでございます。これは、先ほどご説明しました遠景の夜景磨きに加えて、この後ご説明いたします中・近景の夜間景観づくりを行った後のイメージでございますが、3つのコンセプト、7つの視点をもとに、斜面地の明かりの整備や水際の顕在化による遠景の夜景に加え、こういう斜面市街地の明かりをふやすこと、また、水際をしっかり見せることで顕在化を図ること、こういうことを考えております。中・近景のエリアでの、美しいだけではなく、エリアの個性が感じられる魅力的な夜景づくりにより、色温度などの表情が遠景においても感じられるような、長崎らしい夜景を実現することとしております。例えば、南山手、東山手地区においては、少し色合いを落とす、平和公園地区のほうに関しては、少し色合いを上げるとか、こういうふうなことをしながら、エリアの色合いも見せながら遠景の夜景を整備していこうというものでございます。
続きまして、中・近景の夜景づくりについてご説明いたします。
取り組みの考え方としましては、歩いて楽しいまちを夜間においても実現するため、3つのコンセプトに基づき各エリアの景観的な特徴を踏まえた上で、各エリアのコンセプトを設定し、点と線による魅力的な夜間景観づくりに取り組むこととしております。そのための方針としましては、まず1つ目としては、7つの配慮すべき視点について、各エリアの実情に応じた基本原則を設定し、景観づくりの際に取り組むべき方向性を示すこととしております。2つ目としては、点づくりとして、エリア内の文化財や景観重要建造物などのランドマークとなる施設等について、照明設備の整備を推進することとしています。
3つ目としましては、線づくりとして、エリア内のランドマークや観光施設をつなぐ主な動線を設定し、夜間景観に配慮した照明設備などの整備を行うこととしております。対象となります夜間景観向上重点エリア、10エリアでございますが、まず中心市街地エリア、こちらでございます、西坂・諏訪の森エリア、長崎駅周辺エリア、市役所通りエリア、中島川・寺町エリア、そして春雨通り周辺エリア、丸山エリア、館内・新地エリア、出島エリア、東山手・南山手エリア及び浦上エリアの平和公園エリアでございます。
続きまして、中・近景の夜間景観づくりとして、夜間景観向上重点エリア10エリアの内容についてご説明させていただきます。まず、平和公園エリアでございます。エリアの景観的な特徴を踏まえたコンセプトは、「訪れたすべての人が平和への祈りを思い起こさずにはいられないような、敬虔な感覚を呼び起こすことができる夜間景観」として、平和を願う光としております。また、整備の方針としましては、平和祈念像などのランドマークは、繊細な陰影のあるライトアップを行うこと、平和祈念像や浦上天主堂までの視軸線を光によって顕在化を行うことや、平和公園は聖域にふさわしい光環境とするための照明とすること、また、主要な動線上の照明を見直し、夜間の回遊性を高めることとしております。あわせて、夜間景観向上の7つの配慮すべき視点における平和公園エリアの基本原則について設定しております。こういった形で、先ほど言いました陰影の考え方については、こういうふうな考え方で平和公園はやりますよというふうに、これを10エリアで各地区、こういう理論・原則に基づいた形で設定しております。このように、コンセプト、方針、基本原則に基づきまして、図のエリアの夜間景観整備を進めることとしております。今ご説明しました内容を踏まえた整備イメージでございますが、まず、平和公園、祈念像前広場のイメージでございます。ランドマークとなる平和祈念像をライトアップし、夜間の周辺の顕在化を行ったり、樹木をライトアップすることで空間を持たせたり、また、地中への埋め込み照明などを行うことで、公園の中の散策ができるような形の整備をイメージしております。
次に、平和公園、爆心地のイメージでございます。これも先ほど言いました、まぶしさがあれば平和公園自体が暗く見えますので、グレアの低いボール灯などを使うことで、夜景の空間をつくって、さらに中心となる中心碑のライトアップなどを図ることで、そこの顕在化を図っていくということで公園のイメージを図っていくところでございます。最後に、平和町商店街がある、松山町大橋町1号線のイメージでございます。
ここにつきましても、交差点はやはりちょっと薄いんですが、交差点ははっきりわかるような形で周りの空間を疎外しないように目立たせるとか、あと町並みの明かりが、通りがしっかりわかるような形で明かりに配慮しながらやっていくと、そして、浦上天主堂に関しても、浮かび上がるような形でまぶしくするのではなく、色合いもわかって、しっかりと顕在化が見えるような形でやっていくようにしているところでございます。
このように、残りの9エリアにつきましても、エリアごとの特徴を踏まえたコンセプトをもとに、夜間景観向上のための整備方針や基本原則を定め、それに基づき整備を行うこととしております。なお、残りの9エリアにつきましては、エリア図とイメージ図についてご説明させていただきます。
まず、出島エリアでございますが、エリアとしましては、国指定史跡出島和蘭商館跡内一帯となります。整備イメージでございますが、左側から、中島川公園の出島北側のイメージでございます。これは真ん中は、出島和蘭商館跡内の中央通りでございます。そして、電車通り側からの南側のイメージでございます。次に、西坂・諏訪の森エリアでございますが、エリアとしては、西坂公園から諏訪神社、松森神社一帯となります。整備イメージでございますが、左から、西坂公園、諏訪神社の入り口部分、松森神社の通りのイメージでございます。次に、中島川・寺町エリアでございますが、エリアとしましては、中島川上流の桃渓橋から袋橋までと、また、中島川周辺から寺町通り、崇福寺通り周辺一帯となります。整備イメージでございますが、左側から、中島川公園、アルコア中通り商店街、寺町通りのイメージでございます。次に、丸山エリアでございますが、エリアとしましては、丸山公園から料亭青柳までの丸山通り及び中の茶屋までの通りの一帯としております。整備イメージでございますが、これは丸山通りのイメージでございます。これはちょうど検番のあたりになります。次に、館内・新地エリアでございますが、エリアとしましては、中華街周辺から、旧唐人屋敷周辺一帯となります。整備イメージでございますが、左から、唐人屋敷中通り、市道の裏通りのところの通りでございます。それと、土神堂前、中華門のイメージでございます。こちらのほうの湊公園前から見た中華門のイメージでございます。次に、東山手・南山手エリアでございますが、エリアとしましては、活水女子大学、海星高校、オランダ坂などがある東山手周辺と旧香港上海銀行周辺の松が枝エリアからグラバー園、どんどん坂、このような南山手周辺一帯となります。整備イメージでございますが、左から、祈念坂、オランダ坂、グラバー園につなぐグラバー通りでございます。次に、春雨通りのエリアでございますが、エリアとしましては、春雨通りを中心として、浜町アーケード周辺一帯となります。整備イメージでございますが、思案橋のところの春雨通りのイメージでございます。次に、市役所通りエリアでございますが、エリアとしましては、県庁から馬町交差点までの市役所通りを中心とした一帯となります。整備イメージでございますが、左から、長崎市立図書館前、そしてこちら大波止にある県庁坂のイメージでございます。最後に、長崎駅周辺エリアでございますが、エリアとしましては、現在、長崎駅周辺再整備計画一帯となります。整備イメージはありませんが、長崎の新たな陸の玄関口を形成する夜間景観となることを目指していきます。以上が、簡単でございましたが、夜間景観向上重点エリア10エリアの内容についてでございます。
次に、遠景の夜景磨きと中・近景の夜間景観づくりに加え、先ほどご説明しました光の歳時記として、季節や時間などでのオペレーションによる仕掛けを行うことも検討することとしております。これは中島川のイメージですが、こういうふうな形で青い光を中島川に流すような形でのオペレーションなどを検討することとしております。
最後になりますが、夜間景観整備の今後の
取り組みとしましては、今年の出島表門橋の架橋や、平成30年には長崎と
天草地方の
潜伏キリシタン関連遺産の
世界遺産への登録に向けた審査、平成32年には被爆75周年を迎えることなど、これからの長崎市における事業などの動きを見据えながら、進めていくこととしております。
長くなりましたが、環長崎港夜間景観向上基本計画の概要に係る説明は以上でございます。
28
◯武次良治委員長 これより質疑に入ります。ただいまの説明に対し、何かご
質問等ございませんか。
29 ◯井上重久委員
夜景観光の
取り組みについて、今日までの状況を含めて説明をしていただきました。その中で、まず、5ページから9ページまで今、説明がありました。質問したいことは、まずベースとしては、世界新三大夜景認定から5年経過をしてきた。その間いろいろな
取り組みについて今、説明があって、事業も推進してきております。ざくっとまず質問をします。長崎の一般会計、特別会計全ての総予算に対するいわゆる観光分野の総予算といいますか、わからんなら後でも結構ですから、きちんとしていただければいいです。まず、観光分野の総予算。そのうち、今、説明をされました、いわゆる
夜景観光の整備の総事業費。それから、新しく
取り組みが進められます景観分野の予算。そこら辺が今ざくっとどういう状況になっとるんだというのを率直に感じましたので、まずそこら辺を概略的に説明をしてください。大まかに結構です。
30
◯股張文化観光部長 まず、平成29年度の一般会計当初予算の部分でまいります。
文化観光部、いわゆる観光部分7款と、あと文化振興等の2款、それから文化財10款持っております。全体で平成29年度でいきますと、31億1,578万6,000円これが
文化観光部全体の一般会計予算でございます。このうちの、今、お尋ねがございました、特に観光部分の7款ですけれども、これが12億6,466万9,000円となっております。全体の事業費でいくと、そういう状況でございます。このうちの
夜景観光につきましては、これまでの部分の合計については、ちょっと今、手元に持ち合わせておりませんので、また後ほど、まとめてご説明させていただければというふうに思っております。残りの部分については、藤田のほうから説明させていただきます。
31
◯藤田観光政策課長 先ほど言いました今後の環長崎港夜間景観向上基本計画に基づいた整備事業の全体予定なんですが、今後、今のところ、約6億8,700万円くらいを考えております。ただ、この分につきましては、今後実施設計や、これが国の景観まちづくり刷新支援事業を活用しておりますので、この辺の部分の事業費の考え方のトータル的な部分を踏まえまして、事業費は変わるかもしれませんが、今のところ、約6億8,700万を想定しているところでございます。
32 ◯井上重久委員 ざくっと全体に占める
文化観光部の総予算は31億1,500万円。それから12億円が観光分野ということですね。それから、景観分野が6億8,000万くらいという、それは後で結構です。というのは、これだけの事業を展開をしてきた。この中でやはり、私は事業を推進してきて宿泊客がどういう状況で伸びているのかと、いわゆる平成10年から256万人の宿泊客。平成28年は251万人と、ここら辺をいかに伸ばしていくかが一番ポイントになるんじゃないかなということで、まず質問をしました。トータルざくっと平均すれば、250万人が宿泊をしてますよという状況でございますので、平成32年、
観光客710万人に向けた目標の中で、宿泊客についてはどの程度の
目標値を持っているのか、そこをちょっとお尋ねしておきたいと。
33
◯藤田観光政策課長 今、井上委員おっしゃられたとおり、この夜景の
取り組みをし出したころから比べますと、平成27年が280万人の宿泊客というふうになっております。これが全て夜景の整備の部分でというわけではないんですが、平成27年までは確実に宿泊客は伸びてきている状況でございました。ただ、平成28年は、先ほど言いました
熊本震災の影響で若干落ち込んでおりますので、その部分の数字はちょっと見えないところですが、確実に夜型観光の推進に伴う宿泊客の増というのにはつながってきてるものと考えております。
目標値でございますが、平成32年、710万人に対しまして、宿泊客に関しましては303万人、これを目標としております。やはり、これにしっかり取り組むためには、その1つのツールとして、この夜間景観の整備をしっかりすることで、夜のまち歩き、夜景を見ていただくということで滞在時間をふやすことで、滞在型観光を推進していこうというふうに考えております。その結果、宿泊客の
目標値達成につなげていきたいとに考えています。
以上でございます。
34 ◯井上重久委員 ありがとうございました。
宿泊客の関係、平成32年の目標は303万人。その目標に向けてそれぞれ今日まで、そして今後の事業が計画されております。特に今日までの
夜景観光の
取り組みの中で、次の8ページ、9ページ関係で少しお尋ねをいたします。民間事業者、いわゆる行政の
取り組みではない分野の視点からちょっとお尋ねをします。民間事業者の
取り組み、それぞれプロモーション実行
委員会を設置しながら、いろんな
取り組みが進められております。特に、交通事業者による夜景ツアーの実施状況、あるいはここは具体的には長崎遊覧バス、ラッキータクシーグループあるいは長崎バス観光あるいはシャトルバス、夜景ツアー含めて、長崎市も今いろんな助成をやってきてる中で、今日までの民間事業者の
取り組み状況、効果などを検証されているというふうに思いますので、その検証結果あるいは評価と課題についてお尋ねをいたします。
35
◯藤田観光政策課長 民間事業者の
取り組みも1つそうなんですが、稲佐山のロープウェイのゴンドラの改修などを踏まえた時期から、ロープウェイの
利用者数も伸びておりまして、昨年ロープウェイにつきましては、
熊本震災があったにもかかわらず、具体的に今、数字をお示しすることはできないんですが、前年度よりもちょっと伸びております。それと、民間事業者の部分のツアーにつきましては、遊覧バス等々があっております。この辺につきましても、昨年はちょっと落ち込んだんですが、やはり
実績値としてもだんだん伸びてきておりますし、この前皆さんと視察を行わせていただいた際に、修学旅行客、そういう子どもたちも稲佐山に登ってきているというふうな新たな動きもあります。こういう動きの中で、今後しっかりとして、民間事業者がこういう商品をつくりやすい環境をつくるためにも、この夜間景観の整備というのは重要になってくると思いますので、この辺はしっかりやらせていただきたいと思ってます。
以上でございます。
36 ◯井上重久委員 今、民間事業者の関係をお尋ねをしたんですよね。行政の関係も当然一緒なんですが、私が今までいろんな
取り組みをやってきてる中で、当然行政の立場で評価と反省をせんばいかんし、それがなからんば、長崎の夜景の在り方に関する検討会、これ報告書も提出をされてます。きょう皆さんが環長崎港夜間景観向上基本計画、の説明をされました。その続きにちょっと私、質問考えてたのが、先ほどちょろっと出てきました、景観まちづくり刷新モデル地区に指定をされて、今後3年間、夜景の
取り組みの事業をやっていく関係で、そこら辺をきちっと整理整頓しとかんことには次の事業につながっていかないと思ったもんですから、そういうのを質問しました。この関係については、これは民間事業者も言いましたが、行政、いわゆる役所の関係のこの観光分野、夜景景観に取り組む事業の今日までの評価なり、成果なり、あるいは課題なり、民間事業バスツアーを含めて、やはりガイド育成もせんばいかんという指摘を受けながら、勉強会をしながら、今どんどん、ガイド育成もふやしてきている状況にありますので、それはきちっと取りまとめをして、次の
特別委員会のときでも結構ですから、ぜひ、説明を求めておきたいというふうに思います。その関係は
委員長に委ねたいと思いますので、お取り計らいのほどよろしくお願いします。
37
◯武次良治委員長 私のほうに意見求められましたんで。今、種々あろうかと思うんですよ。そうした中で今後、説明をしていく中で盛り込んでいければと。議題として特に取り上げてということは控えて、そういうことについては、適宜対応していくということでよろしくお願いいたします。
38 ◯井上重久委員 ちょうど前回
資料請求しました長崎の夜景の在り方に関する検討会、これ平成26年12月に報告書が提出をされております。当時、それぞれ観光分野における
特別委員会含めて、一般質問含めていろんな形で宿泊型観光を重点的にやっていくんだということで、平成26年12月に報告書が提出がされております。
その中で、やはり当時は長崎県と長崎市が連携をとって、早く具体化を図ってほしいというような議会からの要望もさせていただいておりました。その関係で特に視点場の関係については、稲佐山、鍋冠山、あるいは立山、
風頭公園やったかな。この4地区が視点場ということで、整備を進めると。具体的には、ある程度の整備事業進んできてます。それとあわせて、一番最初に言いよったやつは、浦上川沿い、検討会の報告書でいけば水際線の連続的な明かりの整備をはようせんねという提言をやっとりました。ここら辺がどういう状況になっとるのか、あるいは長崎のランドマークはそれぞれ議員の思いと、議会の思いといわゆる行政のランドマークの思い、それぞれありますが、いわゆるランドマークの明かりの整備も展開をしようということでしとりましたんで、まず、そこら辺の進捗状況がどうなっているのかということをお尋ねをします。
39
◯藤田観光政策課長 先ほど井上委員おっしゃられました水際線の顕在化につきましては、所管が県の各担当課になっております。この部分については、実際まだ今のところ具体的な事業というのは行われておりませんが、それを踏まえまして長崎市としましては、県のほうに対して水際線の顕在化につきまして、この在り方検討会の報告書に基づき取り組んでいただくよう、今後要望していくように予定しているところでございます。
以上でございます。
40 ◯井上重久委員 今後要望じゃなくて、もう平成29年ですよ、今。それは当然、県と長崎市がそういう事業をやっていくんだというのをやっとるわけですから、それはずっと定期的にやって、進捗状況を把握しながら、次の平成30年度あるいは平成31年度の予算の中に組み入れていくんだと。いわゆる景観まちづくり刷新モデル事業を含めて、これはそれぞれ全国的に10地区が指定をされて、長崎市の限定区域で選定をされて、5億円の事業をやるという方向性を示されていますよ。そういう意味では、やはりきちっと県と市と連携をとってやる部分については、進捗状況を含めてずっと協議をせんばいかんと思います。
それと、
観光政策含めて観光分野におけるいわゆる予算計上あるいは決算報告含めて、こういうのは1年に1回きちっといわゆるPDCAサイクルの中で施策の実施状況はどうなっているんだ、あるいは効果はどうなんだ、
経済波及効果はどれだけ上がったんだというのをきちっと評価をしていくべきだと私は思います。それを踏まえて、次の次年度の事業に生かすべきだというふうに思いますので、ひとつよろしくお願いします。
あわせまして、ランドマークの、行政側の明かりの整備についてはどうなんですか。
41
◯藤田観光政策課長 先ほど申しました県の部分のランドマークの整備につきましても、実際まだ県のほうで具体的に動いている部分ではないんですが、やはり先ほど言いましたように、関係課のほうとは今後もこの在り方検討会自体を解散しているものではないので、今後も継続的にやっていくということでやっております。そして、その所管課のほうからその関係課に対して、整備の部分についてはお話をしてもらっています。ただ、ちょっと動きの方がなかなか難しい部分もあるというふうにお聞きしていますので、今後も市・県連携しながら、この報告書に基づいた施策についてはやっていこうということで話をしているところでございます。
以上でございます。
42
◯股張文化観光部長 これまでの県との夜景の
取り組みの協議と申しますか、これは、例えば担当課が港湾課だとか漁港漁場課だとかさまざまなところと、まちづくり、
観光政策課を入れて協議をしてまいりました。そういった中で今のところ、特に港湾課につきましては、港湾に係る新たな整備だとか改修だとか、そういったところにおいて過去の夜景の
あり方に伴うものについては、当然ながら十分検討しながら進めていきたいということでございましたけれども、今回新しい計画、夜間景観向上基本計画もあわせてできました。これについても県とも協議をしております。そういった中で、いわゆる担当課プラス県の観光を含めて、我々も観光プラスまちづくり等も含めて、今後、委員が言われるようにしっかり協議を行いながら、県の持ち物については基本は県にしていただくような形のお願いも含めて、しっかりやっていきたいというふうに思っているところでございます。
なお、ことしの市政問題協議会でもこの新たな夜景の
取り組みについては、県のほうにもしっかり要望していくというふうなところで協議も含めて進めていきたいと考えております。
以上でございます。
43 ◯井上重久委員 しっかりと県と連携をとって、いろんな分野で協議会がなくてでも、それぞれのつながりがあろうかというふうに思いますんで、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
それから、今度は環長崎港の夜間景観向上基本計画の説明がされました。これは、基本的には10地区が選定されてますが。10地区の説明については理解できるところですが、この区域に入ってない、
世界遺産の分野とか、あるいは公共施設でライトアップせんばいかん部分、あるいは光のイルミネーションを使ってここら辺はちょっと盛り上げてやらんばいかんとか、この区域以外の基本的な考え方についてお尋ねをします。
44
◯藤田観光政策課長 中央エリアにつきましては、中近景の夜景づくりということで、重点的に押さえさせてもらったエリアでございます。このエリアについては、まちなかを歩いてでも、楽しめるような仕掛けづくりとしてのエリアとして整備するエリアでございます。ほかのエリア以外のところにつきましては、遠景から見た場合に、必要となるランドマークとか、道路、そういうところにつきましては、やはり顕在化をしていかないといけませんので、その辺については整備をしていって、遠景からわかるような形での整備を行っていこうと考えておるところでございます。
以上でございます。
45 ◯井上重久委員 説明はわかります。例えば、この区域に入っていない、今後
世界遺産に登録されるであろう教会群、出津もあります。あるいは違う分野、いわゆる
夜景観光をするときには、工場のライトアップも区域外にあろうかと思います。今後考えられるのは、クルージングを使っての
夜景観光も民間事業者では計画されてるもんですから、そういうのが今後どうなっていくんだというのも含めて、ちょっとお尋ねをしたかったわけなんですけれども。
46
◯股張文化観光部長 これまでの観光施設のライトアップですけれども、市の施設で17カ所と、民間施設11カ所、計28カ所でやってきた経緯がございます。これについては、LED化等進めております。それとあわせて、せっかく今後
世界遺産だとか、あるいは新たなテーマとなるものについては、この夜間景観向上の区域外の部分につきましては、当然ながら必要性と住民の皆さんのニーズ、こういったものを含めて、効果的なものは計画的に検討していくというふうなことになってまいります。
以上でございます。
47
◯深堀義昭委員 聞いとればね、県はやらん、県はやらんて。あんたたち県と協議したと。12月の末には県庁は全部移転するんだよ。そこのライトアップどうなってるの。浦上の川端の道路に面してるし、反対側は川だよ。旭大橋のことに今、触れないけれども、長崎県と話をしてない。長崎県は何も県庁の跡地のことは言ってない。金子知事の時代には大波止から県庁の坂についてライトアップしたじゃないですか。デザインまで高い専門家を雇って提供してきた経緯がある。そこはどうなったのかは知らんけど、そこんとこ議論するつもりはないんだが、役所通りはしますって何か中途半端でね。県を疎外してものを言いよって、12月以降建物が動くのに、そこの光の問題を何の結論も長崎県は出さなかったの。
48
◯藤田観光政策課長 今回の夜間景観向上基本計画を策定するに当たっては、関係課とも協議をしてこういうふうな形で長崎市は進めていこうと思ってますので、県のほうにもこういうふうな整備をやっていただきたいという協議はしてるところでございます。
先ほど言いました、在り方検討会自体は、県のまちづくり推進室と長崎市のほうが窓口になってやり取りをして、その中でそれぞれの所管課において対応いただくよう取り組んでくださいというふうな話をしておりますが、まだ具体的に動いてないところもありますので、その辺はしっかり市からも要望を今かけようとしているところでございます。
以上です。
49
◯深堀義昭委員 全然あんたわかっとらんよ。12月から新しい地域に光が出てくるんでしょう。県警本部から議会棟から県庁舎。その暗いところの裏はまだ暗い三菱の工場地帯なんですよ。あんたたち何もそこんとこは話はせん。三菱だって工場のライトアップをお願いしますって言ってね、自費でさせなさい。しかし、そこは今回は対象外。県庁も今の新しい庁舎に12月から入ろうとするときに、何時から何時くらいまでは、光の関係をお願いできませんかというような協議はしてないんだろう。任せましたけんと言いました。もうオープンするんだよ。あそこの光はばらばらになるの。ナガサキ・アーバン・ルネッサンス2001構想の時代から長い間県庁舎の建設があってるのに、埋め立てから長崎市は同意してるんですよ。建物建てるときは水がどうだから反対とかなんとかあったけれども。しかし、あれだけの箱物があって、光の要請を何でしないのよ。だって、建築の時点から外観の漏れる光については話をしとかなければ、恐らくばらばらになっちゃうんじゃないの。それは各部署ではなく全体的な設計の中での話って、私は思いますよ。トータル的に県も全然初めから光の問題を思ってないわけじゃないでしょう。前の知事なんかは、さっきも言うように県庁の坂のライトアップからしてきたんですよ。高い金をかけて。12月までに間に合わせなさいよ。どうするの。
50
◯股張文化観光部長 県庁舎それから周辺を含めた明かりの
あり方と申しますか、詰めてきておりますけれども、そこについては、県の方とも十分協議して進めていきたいというふうに思っております。
以上でございます。
51
◯深堀義昭委員 進めていきたいなら、もう12月からオープンするんだよって言ってるんだよ。
だから、どうするんだというのを次の
特別委員会までにきちんと方向性を見出して、やっていただくように。これは
委員長、
委員会の総意として意思決定をして、所管部長にきちんと協議した結果を報告させるような手順の会議をとってください。言いっ放しにしとったらせんと。
52
◯武次良治委員長 今の件につきましては、答えそのものはなかなかすぐには出ないかと思いますけれども、具体的な協議等について進めていただき、その結果について報告をしていただくということでよろしいでしょうか。
みなさんにもそういうことでご理解いただけますか。
53 ◯井上重久委員 当然、そのような協議結果を含めて、私も質疑の中で今日までどうやってきたんだという経過も含めて、ぜひ資料をまとめて、あるいは、協議の方向性も含めて、次回の
特別委員会で説明を求めておきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
54
◯武次良治委員長 文化観光部のほうにはそういうことで、よろしくお願いをしておきたいと思います。
少なくとも方向性までは明らかにしていくということでまとめていただければと思ってます。
よろしくお願いします。
55 ◯井上重久委員 手短に。それでは、本題の景観まちづくり刷新支援事業の関係で質問をさせていただきます。今、中・近景、いわゆる10地区のエリアが選定をされております。遠景、斜面市街地、水際線については、これはまだ具体的に出てきておりません。今回平成29年度補正予算が6月議会で計上され、それぞれ確認をされております。この中にも、市役所通りのエリアの景観整備が挙がってます。ここら辺、駅周辺も含めてですが、まだ時間がかかる分野だと思います。この景観まちづくり刷新支援事業については、3年間という限定された事業でございますので、この5億円、市の持ち出しが半分の2.5億円になろうかというふうに思います。そういう意味で実施、設計、整備事業費を含めて、この景観整備全体スケジュールは平成31年度まで出てますが、それぞれお金をどれだけ投資しようという計画をされてるのか、そこら辺を教えてください。
56
◯藤田観光政策課長 今回補正予算でご審議いただきましたのは、平和公園と館内と東山手、そして斜面市街地の補正予算のほうを計上させていただいております。事業費といたしましては、4,900万円程度を実績の方に上げさせていただいているところでございます。その中で各エリアごとの詳細につきましては、設計をしていく中で、調査も含めて今回しますので、どこまでするかというのを決めながら、エリアごとの事業費をまたさらに固めていくというところで、一応計画予定の予算額は持ってますが、整備・設計を組んだ上で、また新たに変わってくる分あると思います。先ほど言いましたように、委員からご指摘がありました市役所通り、駅周辺につきましては、今のところまだ、工事の部分がこの3カ年には入ってませんが、速やかに協議ができる部分がありましたら、できるところは速やかに
取り組みたいと考えているところでございます。今言われましたように、せっかく国のいい補助メニューがありますので、この期間内にできるだけ積極的に取り組むという方針は変わりありません。
以上でございます。
57 ◯井上重久委員 平成30年度、平成31年度の大きな目標ですね。もう2億5,000万円長崎市の税金から投資をするんだという事業計画ですから、そこら辺の積算をして5億円の部分が出てきてると思いましたので、質問しました。あと具体的にまた後ほど聞きたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
58
◯吉原 孝委員 今、るる説明をいただいて、本当にご苦労さんでした。主な視点場がありますよね。先ほど稲佐山だけでしたが、ほかの視点場の整備計画についてお示しをいただきたいです。それからもう1つは、これから稲佐山だけでなくて、やはり各視点場からの景観も必要だと思いますが、そこへ行くアクセス。なかなか整備されてないような気がするんですが、その点どのようにお考えなのか。それから市街地の明かりの整備については先ほど新県庁舎がありました。これ説明がなかったのは非常に残念だと思うんですが、移転した跡地も多分真っ暗になると思うんですよね。そのあたり、今後県との協議もあるでしょうが、そのあたりについても今後どのような検討をなされるのか。
それから、観光施設のライトアップもうたってありますが、私の近くのことを言って申しわけないですが、先ほどどなたか著名な照明家とおっしゃいましたが、確かに、石井幹子さんが平成5年度に監修をされて、眼鏡橋とか、大浦天主堂とか市内の主たる
観光地をライトアップしました。そのとき、崇福寺が外れたんですね。本来であるなら観光施設でありますし、ちょっと部分的なものになりますが、まちなか、特に旧市街地のライトアップを考慮するのであるならば、長崎市に唯一、2つか3つですかね、国宝の1つである崇福寺をライトアップしないというのは、いかがなものかなと思うんですが、そのあたり、余り報告はないようなんですが。当時の事情もあったと思うんですが、その後、どうなってるのか、これはもう部分的なことですが。
それから、先日みんなで稲佐山から視点場を見させていただいて、一様に感じたのは、先ほどご報告がありましたが、水際線の照明というのが、非常に今後考える必要があるんじゃないかということで、それについては、一定の報告があったと思うんですが。先ほど主たる施設の中で県庁舎の話が出ましたが、現在もちょっと長崎駅の照明っていうのは非常に暗いような気がするんですよね。だから、先ほど来、るる出てますが、新駅舎ができる段階で、もちろん照明も考えておられると思いますが、現在から新駅舎ができるまでの時間があるんで、その間のライトアップというのも、やはり必要じゃないかなという気がするんですが、そのあたりの考え方ですね。それから、せっかく夜景を充実させても、
観光客に来ていただかんといかん。それには夜景を売るようなイベントも必要じゃないかと思うんですが、そのあたりのイベントについての考え方もお示しをいただきたいと思います。それと、先ほど来出てます、国の制度の中で、3カ年でいろんな事業をやっていかれるというご説明がありましたが、これは非常に有利な財源じゃないかなという気がしますが、先ほど来の説明では、今回の夜景は6億8,000万円というような、これはもう、今回3年間の全事業なのか、それとも単年度なのか。そして、今回の有利な財源の内容についてちょっとお示しをいただきたい。
以上です。
59
◯武次良治委員長 質問が多岐にわたっておりますので、それぞれ整理しながら、簡潔に説明をお願いいたします。
60
◯藤田観光政策課長 私のほうから、先ほども言いました崇福寺などの主要な観光施設のライトアップにつきましては、今、実際されておりません。今回の計画にあわせまして、もう一度エリア内の施設、そういうところについては、民間事業者の方とお話をしながら、どのようにできるかというのを調査・設計の中でしっかり取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。
またもう1つ、まちづくり景観刷新支援事業の話になるんですが、
夜景観光の部分だけではなく、ほかにも景観の刷新部分というのもありまして、長崎市の場合は、夜間景観の刷新のほか、平和公園地区の景観の刷新、また、まちなか地区の景観の刷新などを踏まえて、この景観まちづくり刷新支援事業のモデル地区として補助をいただいております。その中で先ほど言いました6億8,000万円につきましては、3カ年の事業費でございます。この分は今のところの想定予算でございまして、今後また設計等によって事業費が変化するものというふうに考えているところでございます。
61 ◯馬見塚出島復元整備室長 私のほうからイベントの一形態ということでご報告をさせていただきます。出島の施設につきましては、今年度補正予算をいただきまして、ライトアップをもちろん行いますが、ライトアップで外観から楽しんでいただくだけではなくて、夜間の営業時間を延長しまして、出島の中の町並み、こういったものも楽しんでいただこうと考えています。それから、芝生の広場がございましたので、こういったところから期間限定にはなりますけれども、夜のレストランの営業でございますとか、若干のイベント、スペースには限りがありますが、そういったものも出島のほうでは活用して、幸い、都心部、ホテルの近くにございますので、夜間の長崎の魅力アップに貢献していきたいというふうに考えております。
62 ◯川原みどりの課長 稲佐山以外の視点場へのアクセスというご質問ございました。まず、鍋冠山でございますけれども、鍋冠山、道路維持課と一緒になりまして、グラバー園のほうから鍋冠山まで行くまでの道、そちらのほうが非常にわかりにくい、もしくは暗い、歩きにくいといった状況がございますので、そこの歩道のいわゆるガードパイプであるとか街路灯であるとか、そういった分の改修をこの景観まちづくり刷新支援事業の補助をいただきまして、整備するように考えております。それから、立山につきましては、アクセスは一定車で行ける状況にあるかと思うんですけれども、視点場のほうから樹木が邪魔して見えないということがございましたので、樹木のほうを伐採させていただいて、今、見える状況にさせていただいております。それから一番難しいといいますか、現状難があるのは風頭のほうでございますけれども、先ほど
駐車場の話がございましたけれども、風頭の入り口のほうには民間の
駐車場も多少ございますし、昼間行きますとあいてるような状況を見ますので、そういった
駐車場の存在というのは知らせてやる必要はあっていいんじゃないかなというふうに考えております。あともう1つには、両側から行くのに非常に時間がかかりますので、やはり寺町のほうから歩いてくる道のほうを、メーンとなるものをやはり1つきちんと教えてあげるといったことも工夫として必要じゃないかなと考えております。具体的なものは、ちょっと答えきれない部分があるんですけれども、今、考えておるのは、以上でございます。
63 ◯中井まちづくり推進室長 景観まちづくり刷新支援事業につきまして、私のほうからちょっと補足で説明させていただきたいと思います。
この景観まちづくり刷新支援事業につきましては、国が進めます観光立国ショーケース実現のために、すぐれた歴史的な建造物を有している都市を、目に見える形で景観の刷新を行うということで、全国で10都市選定されました。そのうちの1つとして、九州の中で唯一長崎市が選定されたということでございます。先ほど補助率の話が出ましたけれども、補助率は先ほどのご説明のとおり、2分の1になります。事業期間は平成29年、平成30年、平成31年の3年間の時限的なものになります。事業のメニューといたしましては、景観資源の保存活用の事業とか、景観まちづくりに必要な道路や広場の整備ということになっております。事業費につきましては、今年度先ほどお話ありました約5億1,000万円が事業費ベースでついております。
今回の景観まちづくり刷新支援事業の大きな中身なんですけれども、先ほどからずっとお話があっております、夜景の景観の刷新が大きな1つになります。それと2つ目が、平和公園地区の景観の刷新ということになります。これは被爆75周年に向けて、平和公園地区におけます平和公園の整備であったりとか、その周辺の被爆遺構につながるような回遊路の整備、具体的に回遊路の整備といいますのは、歩道とか車道の修景になります。アスファルトのところを平地にしたりとか、カラー舗装にしたりとか回遊性を高めるための歩道の修景の整備を行うようにしております。大きなところの3つ目といたしまして、まちなか地区の景観の刷新と。これは、今現在もまちぶらプロジェクト等で進めておりますけれども、まちなかの回遊性を高めるために、歩道の整備であったりとか、路地の整備であったりとか、そういったものをこの景観まちづくり刷新支援事業の支援を活用して、さらに推し進めていくということになります。それと、唐人屋敷地区のお堂の周辺の整備とか、そういったところもこの計画の中で考えております。ということで、今回の景観まちづくり刷新支援事業は、夜景だけではなくて、平和公園地区とか、まちなか地区のそういったところの景観の刷新を支援していくということが大きな事業の中身になっております。
私からの説明は以上でございます。
64
◯藤田観光政策課長 1つお答えしていませんで申しわけございません。長崎駅周辺につきましては、この環長崎港夜間景観向上基本計画にもうたっているとおり、今、策定されてます駅周辺のエリアデザインとか、駅舎棟のデザイン等の部分について整合性を図るような形で、この計画に載っているように調整していくこととしております。
以上でございます。
65 ◯堤
勝彦委員 8ページの、市は平成28年度から全国夜景都市協議会開催って書いてるんですが、すみません、私が聞き漏らしたかもしれんとですけれども、この協議会は開催されたのかということと、もしまだでしたら、いつぐらいあるものなのか。また、内容的なものがどんなことかを教えていただければと思いますのが1点と。あと、前に戻りまして6ページの稲佐山展望台の写真があります。これ、床の青いランプだと思うんですね。こないだ視察に行ったときも学生さんがたくさんおって、大変うれしくてですね。それで、ランプが見えんとかなって思ったら、ランプの電球切れがたくさんあったんですよ。それで、その下のほうの光のトンネル。これも、きれいかとにねって言いながら、電球切れがいっぱいあったようなんですけれども、この辺の点検等はどんなしてるんでしょうかということをお伺いしたいと思います。
66
◯藤田観光政策課長 まず、1点目の全国夜景都市協議会につきましては、昨年一応会議をしておりまして、夜景を目玉に今後取り組もうとしている都市約11都市、それと、オブザーバーとして3都市が参画して、とりあえず協議会の形を整えているところでございます。今年度も、まだ時期は今から調整するんですが、関係都市にも呼びかけて、この会議を開く予定としております。
それと、先ほどの稲佐山の部分につきましては、点検等を実際してるところでございますが、やはり、何らかのときにちょっと切れているとかいう情報もいただきます。そのときには点検をするんですが、なかなかかえるとなると1本、1本の球をかえるのがすぐできないもので、その分については、ちょっとまとめてよくそういう修繕箇所を見極めながら、修繕は取り組もうとしているところでございます。
以上でございます。
67 ◯堤
勝彦委員 協議会はことしも長崎であると思っていいんですか。ことしは違うんですかね。持ち回りになるんですかね。はい、わかりました。じゃ、先ほどの稲佐山展望台の電球の関係なんですけれども、もしよければ、ロープウェイの指定管理者とかいらっしゃいますよね。そういう方々から連絡もらうとか、なかなかここまで行って点検とは少ないと思いますのでね、お願いしたいと思います。特にハート型の噂になってる電球がありますので、あれが切れとったもんですから、ちょっと問題かなと思いました。もう1点聞かせていただきたいんですが、稲佐山から見た夜景をとにかく輝くようにしますよというお話あったんですが、長崎の市内にある街路灯がありますよね。我々の普段の営みの中で、我々を照らしてくれるその街灯の下に、街灯ってこんな感じでついてますけれども、そうしたら例えば、スプーンくらいの大きさの反射板をつけてやって、その反射板を全部稲佐山に向くようにとか、そんな
取り組みがあったら、もっと稲佐山から見たときに、光って見えるんじゃないかと思うんですけれども。わざわざ稲佐山へ向けてライトってつけませんよね。今ある電球を利用して、鏡じゃなかけど、光らせてやったらどうかなって。この間一般質問で聞く時間がなかったもんですから、ここで聞かせていただいております。
どう考えてますか。
68 ◯森尾土木維持課長 基本的に防犯灯とか街路灯というのは、委員ご指摘のとおり、住民の方をまず基本として設置するものでございます。ただ、長崎市の特徴から、どうしても山から見る夜景に対しても、1つの配慮は必要だというふうに思ってます。ですから、例えば、防犯灯1つつける場合も、横の広がりとか、そういったことで稲佐山から見た風景が変わらないかというのは、だいぶ検証しながらさしていただきました。防犯灯については、今のままでほとんど変わらないということでの検証結果を今、受けてます。ただ、もう1つ、街路灯ですね。街路灯とか道路照明灯、これはナトリウム灯を今つけるようにしてますので、そのナトリウム灯というのが、どうしても色が出にくいっていう。今のメーカーの色では既製品がないということで、今どういうものをつけたら、今の夜景をうまく表現できるかっていうのは検討してるところです。ですから、まず色合わせとか、そういうところをきっちりした上で、それ以上、例えば、稲佐山から見た風景の中にどうしても必要なところがあれば、それに対してはやはり、検討していくということになるんだろうと思っております。
以上です。
69 ◯福澤照充委員 視点場の件でお伺いしたいんですが、現在、この視点場のバリアフリー化というのは、どういう状況か教えていただけますか。
70 ◯川原みどりの課長 バリアフリー化の状況でございますけれども、稲佐山、それから鍋冠山につきましては、バリアフリー、いわゆる車椅子で行けるような状況になっております。それから、風頭につきましては、民間の
駐車場もあるんですけれども、そちらのほうから車椅子を押していきますと、下の龍馬像の前の展望台のほうは行ける状況でございますけれども、風頭は2つ展望台がございまして、もう1つ高いところにあるほうは、階段がございます。そこはバリアフリー化になっておりません。それから立山につきましても、これ階段で上っていく形になっておりますので、バリアフリー化にはなっていないという現状でございます。
以上でございます。
71 ◯福澤照充委員 ありがとうございます。やはりなかなか、できるところ、できないところがあると思うんですが、そうなったときにやはり、稲佐山がこのバリアフリーという意味では非常に大きなポイントになってくるかなと思っています。
先ほどのお話の中で、平成32年に303万人でしたかね、宿泊者数の目標があるということで、一定やはり障害者の方たちにもこれから多く来ていただかないといけないかなと思ってるんですけれども、例えば、ロープウェイを今、使われるということで、ロープウェイの駅については、バリアフリー化をされてるということなんですが、あそこの下の淵神社の駅のそばまでなかなか車椅子は行きにくいということで、例えば上の駅の近くまで車寄せをつくってもらえないかとか、そういう声なんかもあるんですが、そういった対応というのは、何かご検討されてるんでしょうか。
72
◯股張文化観光部長 ただいまのご意見ございましたロープウェイの淵神社駅のほうですけれども、あそこも
駐車場が実際、区画がございます。そこのいわゆる持ち主の方と引き続き協議をしております。実際斜めになっていたりとか、区画をどうするのかというふうなところで、まだ結論には至っておりませんけれども、いずれにしましても
お客様の利便性が上がるよう、それとやはり、持ち主の意向、これを十分踏まえながら、今後とも協議させていただきたいというふうに思っております。
以上でございます。
73 ◯福澤照充委員 わかりました。そうですね、これからやはり、観光立国ショーケースということもあって、非常に長崎を世界に売っていこうとしていく中で、やはり、このバリアフリーの視点というのは非常に大事だと思います。最後に、バリアフリーのそういう施設、特に、そういう視点、今、稲佐山のことですけれども、こういうことっていうのは、具体的に外に何かを発信する方法というのは、お持ちなんでしょうか。バリアフリーをやってますよとか、そういった意味で。
74 ◯濱田観光推進課長 バリアフリーの情報発信につきましては、今現在バリアフリーの推進協議会のほうで、今まではホームページ等で発信をしておりました。そこの分につきまして、今年度中には、長崎市の「あっ!と長崎」のホームページの中で一緒に発信をしていくというのが、私たちが今、考えているところでございます。
以上でございます。
75 ◯福澤照充委員 ありがとうございます。
車椅子だと、夜のまち歩きとなると、なかなかハードルも高いと思います。先ほど景観刷新まちづくり支援事業の中で、常任
委員会でも言いましたけれども、ある一定、そういう段差といいますか、そういったとこの対策もされているということだったんですが、やはりこの視点場から見るというのが、このバリアフリーの中で非常に大きい位置を占めるのかなと思ってますので、そういった意味ではしっかりとした情報発信をよろしくお願いいたしたいと思います。これ要望です。
以上です。
76
◯馬場尚之委員 前回のときに、現地視察ということでさせてもらったんですけれども、その中でも先ほど堤委員からイルミネーションのことで意見がありましたけれども、ちょうど私が感じたのは、樹木がかなり迫っているというところで、光のカーテンのところも木がこうかなり迫っとって、湿気がたまって、そしてそういうふうになるのかなというのも感じたんですけれども、この長崎の夜景の在り方に関する検討会ということで、前回もらった資料の中にも20ページに樹木の維持管理を適切に行い、視点場からの眺望を確保しますということで書いてあるんですたいね。これは、みどりの課でも現地を視察するときに川原課長にもちょっと話はしたんですけれども、この間ちょうど行ったときに、学生さんが下から歩いて上って来とったですね。スロープカーができたにしても、金額が1人幾らってかかるんで、団体割引で安くはなるんでしょうけれども、やはり、歩いて上って来る人もいると思うんですよね。そういう中で、以前も意見を言ったんですけれども、あの階段のところはずっと樹木が全部両脇に生えとって、実際歩いてみたら、要はコケみたいなのが生えてから滑りやすくなっとった時期もあったんですね。そういうこともあって、やはり全部を切ってしまうということにはならんでしょうけれども、ところどころ切ってある程度、公園であれば剪定をしてそういうような見えやすい場所を何カ所かつくるとか。そういうことが上からだけの眺望じゃなくて、やはり途中からの眺望というのも、美しいという意見もあるんで、そういうことも含めて、今後やっていただければなというように思いますけれども、その件に関していかがでしょうか。
77 ◯川原みどりの課長 委員おっしゃるように、遊歩道を歩く途中で、やはり立ちどまって休んで長崎方面を眺望するということは必要と考えておりますので、途中、途中で休んで見れるように、樹木の管理はしっかりやっていきたいと考えております。
以上でございます。
78
◯馬場尚之委員 ぜひ、光の映り込みが港に映ってっていうのは、一番高いところから見るのもきれいでしょうけれども、やはりもうちょっと低い位置から見たところもきれいに光が入るというところもあるんで、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
細かい部分なんですけれども、ホームページ上に夜景の説明があるんですけれども、これは4年ぐらい前のときには、このホームページのところから夜景に入り込むのにかなり時間がかかって、なかなか探し切れんかったですけれども、今はある程度ぱっとそこに入り込めるようになっとるんですけれども。実際、自分がこないだ開けてみたんですけれども、こういうふうな画面が出てくるわけですよね。それぞれこういうところを押してみたら、スライドショーでしか見られん。要するに、全部がばーっと時間かけて出てくるような設定にしかなってないわけですよ。例えば、どこからかの夜景をぱっと見たいというところで、そこをクリックしても、そこからの夜景につながらんわけですたいね。結局、全体見るのに、かなり時間がかかるんで、そこら辺を改良してほしかねということと、もう1つ、自分のスマートフォンがだめなのかわからんですけれども、スマートフォンで見られんやったっですよ。これが。もうスマートフォンが普及しとる中で、私の機械が悪かとかどうかわからんとですけれど、誰のとでもぱっと見られるようになっとってほしいなと思ったんですけれども、そこら辺、実際今、こう言うてもわからんでしょうけど。一般の方はスマートフォンを常時持っておられて、その中でやはり来る時に、実際、ここからこんな夜景が見えるというような、事前の情報があれば、予定になくても行ってみようかとか、そういうこともあろうかと思うんで、そこら辺をぜひ、もう1回整備し直すというか、そこら辺をよろしくお願いします。
79 ◯濱田観光推進課長
馬場委員おっしゃるとおり、今はスマホ対応になっておりません。そこの部分につきましては、今年度中に改訂をするというような方向で今、進んでおりますので、そういうふうにしたいと考えております。それと、夜景のホームページ自体なんですけれども、今のところは、やはり見にくいとか、そういった部分のちょっと話が入ってたりもします。きれいなのは非常にきれいでいいんですけれども、そういった部分も含めて、今回リニューアルを考えているところでございますので、もうしばらくお待ちください。
以上でございます。
80
◯武次良治委員長 ほかにありませんか。それでは質疑を終結いたします。
〔次回開催日、
調査項目及び行政視察について協
議を行った。その結果は、次のとおりである。
1 次回開催日については、8月28日に決定した。
2
調査項目については「
観光客の消費に係る現
状や課題についての民間事業者等との意見交換
について」とし、参考人の選定については正副
委員長一任と決定した。また、県庁舎のライト
アップに係る県との協議経過について報告を求
めることに決定した。
3 行政視察については、正副
委員長班とも日程
を7月24日~26日とし、
委員長班は7月24日に
志摩市を、25日に高山市を調査することに決定
した。また、副
委員長班は24日に東京都港区、
25日に南砺市を調査することに決定した。〕
81
◯武次良治委員長 ほかに何かございませんか。
ないようでしたら、これをもちまして、
観光客受入対策特別委員会を散会いたします。
=散会 午後0時2分=
上記のとおり
委員会会議録を調製し署名する。
平成29年11月20日
観光客受入対策特別
委員長
武次 良治
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