ほかにございませんか。
9
野口三
孝議員 入り口論と言われれば
入り口論になりますけれ
ども、
議長にお聞きしたいのは、
運用マニュアルを見直すということは、
監査、あるいは
オンブズマンから
指摘されたこと等について、ご
もっともという前提のもとで見直そうということなのか。あるいは、
見直しですから、いや、このままでいいよという
意見もあるかもしれんわけですね。だから、そういうものも加味した表現ですか。
10
中村照夫議長 そこら辺は、もう当然、後者に言われたとおりでありまして、
平成21年度の分につきまして
議員の
皆さんの
意見を取りまとめる中でも、
自分たちは今まで
マニュアルどおりにやってきているし、
政務調査費の規定づけについて何らおかしいというふうには、
自分たちも思っていないというのも多分にありました。そういった
意味で、
オンブズマンの言われるとおりというふうに別に思っているわけではありません。
しかし、これまで
平成13年に規定をつくったときからすれば、やっぱりいろんな
議員活動の経費を
政務調査費という形に集約をして、そこで
運用してきたというところがあったもので、そういう面についてもっと
整理が必要じゃないかというふうに
考えているところですけれ
ども。〔「補足してよかですか」と言う者あり〕
11 毎
熊政直副
議長 確かに、
野口議員が今ご
指摘になった件は、一つの
考え方としてご
もっともだと思うんですけど、ただ、ずっと今まで
団長会議で4月以来、前
議長のときから、こういう
監査事務局からの
指摘があって、そういう
勧告もなされて、これにどう対応するかということを今まで
団長会議の中でずっと
議論をしてきているわけです。そして、
結論というのが、やっぱり今まで私
どもが決めてきた
政務調査費の
運用マニュアル、その
決め方そのもの、決めていること
そのものがだめだという
指摘なんですよね。
そして、なおかつ
政務調査と
議員活動を
区別しなさいと。我々は今日の
段階まで、
議員活動と
政務調査活動を
区別して
説明ができないんですよ。だから、今回はやむなく案分というものをのみ込む人もおれば、いや、おれは絶対これは理解できないという方もいらっしゃると思うんです。ただ、全般的に今まで
お話をずっと進めさせていただいた中で、今申し上げましたように、どうしても
大半が
政務活動と
議員活動を
区別して、色分けして
説明できないということだから、のみ込まざるを得ないという
判断で、
監査の
指摘をですね、
勧告を。
議長のほうはそういう
判断で今日に至っているというふうに思います。
それで、
平成23年度はどのような
運用マニュアルをつくればいいか、それを
議員のほうで新たに
議論していただきたいというのが
議長からの申し入れだと思いますけど、そこら辺でどうですか、ご理解をしていただけないかと思うんですけどね。
12
奥村修計
委員 今の
お話の中でありましたように、やはり
議会活動と
政務活動の
区分点がどうなのか非常に難しい点もありますので、
平成23年度、新しいときから、これはやっぱり各
会派が全員そろって、
代表を出していいですけれ
ども、さっき
板坂委員おっしゃったように1人
会派も入れて、本当に
議会活動と
政務活動の
区別を一回大きく
見直しをしていくという提案だと、私は理解しとるんですよね。
ですから、この
議運でこれを取り上げていくとすれば、この問題についてはやはり各
会派も出ていただいて、まず各
会派でまとめをしながら
マニュアルをつくり変えていくというような形を、やっぱり示していくべきじゃないでしょうかね。このままでは
いかんわけですから、それを
議運のほうで論議するわけですからね。
13
板坂博之委員 この
運用マニュアルを新たに
議運で
検討してくださいということですよね。いつまでにするんですか。期限はいつまでもいいんですか。そこの目安をいただいとかんと。そして、ある程度の
結論を出してください、という。しかし、実際難しい問題だと思いますよ、これは。やっぱり
特別委員会か何かつくるとか、ある程度の期間が要るんじゃないですか、これを
整理するためには。
例えば、この
議運の中で、もう1人入っていただいて、とりあえずは
市長のほうから
指摘があったような使い方をしとってくださいと。しかし、細部にわたってはちょっと時間をかけて、もうちょっと
検討研究をしましょうというものなのか。もう
議長の
判断として、早急に、1カ月以内ぐらいに
結論を出してくれというものなのか、そこのところがちょっとわからんとですよ。
14
中村照夫議長 そこのところは両面あると思うんですよ。今もう
会計年度が始まっている。それに使ったものを請求せんと
いかんけれ
ども、それがどうなるのか全くわからない
段階でどうするのかという問題が1つありますたいね。
言われるように、そんな簡単に
結論できない問題もあるというふうに思うんですけれ
ども、どちらにしても、早く使えるようにするものは、ある程度1カ月なり早い機会にしないと、具体的に
皆さん方も困られるし、やっていけないという
感じもしているものですから、
平成23年度については、できるだけ早く、出せるものは決めて、それでまた歩きながら
考えて
いかんと
いかん。もう少しよその状況とかいろんなものを見ながら決めて
いかんと
いかんというものはまた別にあるかと思いますけど、そういう2本立てでいかざるを得んのじゃないかと思ったんですけど。
15
板坂博之委員 総務部長、
市長からの
返還命令といいますか、
返還要請といいますか、来ましたよね。一部
納得いかんという方がおられるかもわかりませんが、私
どもとしては一応受けざるを得んなという
気持ちで実はおって、当然署名もしています。だから、
市長部局としては、
市長からの
返還要求に沿って新しい
ルールをもし決めたら、それで
納得していただけますか。
16
三藤総務部長 まず基本的に、
ルールを私
どもが関与して決めていく
方向をとられるのか、それとも
議会の自主的な制定に持っていかれるのか、そこのところが一番
最初だと思います。
私
たちの
意見も
参考に聞きましょうということであれば、私
たち意見を述べさせていただいて、今の
裁判例等を
参考にしながら、これは絶対的な
決め方というのは多分できないと思います。
現時点では最大限取り得る方策だというふうな
方向になると思いますので、その辺のところは私
たちも
裁判例等を
参考にしながらご
意見を申し上げて、それで、とりあえずの
運用が始まるというのはやれるんじゃないかと思っております。
17
板坂博之委員 まあ上手に逃げられますが、そしたら
決め方として、今回の
市長の
返還命令が来ましたよね。恐らくあれを基本にして、私は決めざるを、私
個人の
考えですよ、得んのかなと思うとる。ただ、新たに
オンブズマンからまた違う
方向で来たら、そしたらまただめだということですよね、それは。
18
三藤総務部長 内容につきましては、これはちょっと荒っぽい言い方ですけど、最終的にこれが正しいかどうかというのは、これは多分最終的には最高裁まで行って、争いで
結論が出ないと
答えにならないと思います。
ただ、我々はそういうご
指摘を受けないような
ルールをつくる、もしくはご
指摘を受けたとしても
十分反論ができるような
ルールをつくると、そういう作業をして臨んでいくという必要があるというふうに
考えております。
19
中村照夫議長 今
部長が、
議会独自でするのか、
自分たちも
一緒になってするのかによって云々と言われたけれ
ども、しかし、今までだって
監査はずっとしてきたわけでしょう。
監査していても、これまでも
監査の
指摘は何もなかったわけでしょう。
オンブズマンから
意見があったから、こういう態度を
監査が出したわけでしょう。いわゆる機能の問題も問われているんじゃないんですか。そういうふうに
考えると、
一緒にやらないとあなた、
議会が勝手にやってください、私
たちって、そんなことにならんでしょう、当然。
20
三藤総務部長 一緒にやるというのは、決して否定するものではありません。ただ、
政務調査費の本質的な問題は、
議員さんの
政務調査の
自由度を担保するというような
考え方がありますので、そこに若干踏み込むことになります、私
たちが参加すればですね。そのことをご了承いただければ、私
たちも参加して
一緒につくっていくという
方向が一番ベストな
方法だとは思っております。
21
中村照夫議長 しかし、結局、
監査は最後に踏み込むじゃないですか、踏み込んだじゃないですか。結局、
監査が
監査をするわけでしょうが。
22
三藤総務部長 監査は
監査権限がありますので、
監査をしていくということは、これは独立した
状態で行われます。
それと、
ルールをつくるというのは、
行政サイドと、それから
議会サイドで連携してつくっていくという
方向がとれるということで、
行政がその
ルールづくりに関与する関与しないにかかわらず、
監査は独立して、必要があれば
監査に入ってくるというふうな
整理ですので、
監査がしたから
行政がどうこうというのは、それは起こり得ることだというふうに
考えております。
23
板坂博之委員 部長、この今までの
マニュアルは
議員だけでつくったんじゃないでしょう。少なくとも当時の
総務部長、
総務課長がおられて、それを
了解されたと、私
どもはそう思っとるんですよ。
了解されたから、毎年毎年
予算を組んできとるわけでしょう。それは
議会で決めた
ルールですからという話には、私ならんと思いますよ。前につくった
ルールのときは、恐らく
総務部長と、
三藤部長じゃないでしょうけど、
総務部長と
総務課長がおられたはずですよ、そこに
市長部局は。だから、
暗黙の
了解があったはずなんですよ。
議会が勝手に決めた
ルールじゃないですよ、これは。私はそう思いますよ。だから、
暗黙の
了解があったから、毎年毎年
予算をずっとつけてきたわけでしょう、その
ルールで結構ですよということで。それを「
議会が、
議会が」と言われたら、たまらんですよ、これは。
24
三藤総務部長 確かに、前回も
議論の中に、こういう場で
議論がされた
段階では私
どもが同席しとったというのは間違いございません。ただ、最終的な
意思決定は
議長の
権限でなされております。
ただ、今回の一番の問題は、
マニュアルが悪かったのか、それとも
マニュアルの
前段の
政務調査費そのものが問われている
部分が多いんですよね。
政務調査費でありさえすれば、
マニュアルどおりに使っとっておかしいという
状態になる
可能性は今回も低いんですよ。ところが、
出発点の
マニュアルに入る前の
政務調査費であるかないかが、今までは
政務調査費とその他の
議員活動、これを
区別しなくて、
政務調査活動が入っているということで
一定政務調査費として認められとったと。
ただ、今回の
考え方は、
政務調査活動が含まれているけど、それはすべてじゃないですよと。ところが、ゼロでもないですと。だから、
入り口のところで、2つの
活動があるから半分にしなさいというふうな
考え方がベースになっておりますので、
マニュアルそのものを私
たちが、細かい点を見ればもう少し
整理する必要のある
部分があるかと思いますけど、
マニュアルそのものより、
マニュアルの
前段になっとる
政務調査活動そのものをどう定義していくかということが、今回は必要になっているというふうに
考えておりますので、それのことにつきましては
一緒に
協議して参加していくというのは、
異存はございません。
25 毎
熊政直副
議長 総務部長、ここでちょっと
整理をしていきたいと思うんですけど。私
どもが今わからない、私
どもは
平成18年に、この
政務調査費の
運用マニュアルというのは約1年かかって、
議運で何回ももんで当時きちんとしたものをつくったと、そういう認識があるんですよ。
ただ、今日、
返還に応じたというのは、これは私
個人の
考えですけど、
大半の人は今回は
勧告をのみ込んだということですけどね。ただ、今
部長のほうでも、これだけまだ
政務調査費の歴史が浅い、そういう中で、今先ほど言うように
政務活動なのか、
議員活動なのか、
後援会活動なのか、その
区別がですよ、例えば
自治法を総括する
総務省だって、はっきりした
見解は出していない。ということは、
皆さんも、
総務部長といえ
ども、今そういうきちんとした
すみ分けはできんでしょう。
だから、こういう
議論に
幾ら皆さんが入られても、私
たちと全く同じような立場で、これが明確な
答えですよということは、これは1年かかっても、2年かかっても、
長崎市が仮にそう決めたとしても、それが全国で通用するかということになってきますから、今全く言えんでしょう、
皆さんも。私
どもも全く同じ
状態なんですよ。だから、こうして
議運の
皆さんに
お願いをして、どういう
方法で
政務調査費を、現
段階で今から使っていけるのか使えないのか、それを
議論していただきたいということで
お願いをして、今ここで、この
長崎市議会だけで色分けは私はできないと思います。
皆さんも絶対言えないと思います。
答えは出せないと思うんですよ。それは全国的な流れの中で、今からどうくみ上げていかれるのか、それで、私
どもも
長崎市議会としてどのような
見解を持つかということでしか今
答えは出せんでしょう。
そういうことで、今
議運の
皆さんに
お願いをしたというふうに思っているので、そこら辺のところは、はっきり
部長の
考えをもう一回
お願いします。
26
三藤総務部長 当初の
回答の中で申し上げたんですけど、現
段階で仮に
見直しをして、これだったらもう全く間違いありませんと、多分その
答えは今持ち得ないと思います。
ただ、私
たちができるのは、現
段階で
裁判例とか社会の動きとかを踏まえた上で、最大限、正しいというか、それに近づこうというふうな
整理をしていくと。それが、最終的にはいろんな
指摘を受けた場合も十分対抗できるというか、私
たちはこういう
整理をしていますよと言えるような
状態まで持っていくことはできると思いますけど。それをしたことで、もう最終的な100%の
回答だということは
現時点では恐らく出ないと思います。
27
向山宗子委員 2点。まず1点目が、この
会議に
少数会派の1人
会派の方、お二人のうちお一人出ていただくというのは
異存ございません。やはりこれは全体にかかわる問題ですので、これはしかるべきだと思っております。
2点目、今、市のほうも
一緒にということには、やっぱり関係してくる
調査研究費、こちら側ですね、役所のほうは出張というのがございます。私
たちは一応、うちの党として
実費精算をしていってはどうかというような
意見も持っておりますけれ
ども、そういうことを決めていくに当たっても、全く市側が関係ないということはあり得ないということも思うのですが、そこら辺はいかがですか。
具体的なそういう〔「いや、それは次、中に入って。後からその
議論は。」と言う者あり〕いや、そういう具体的なことは、もちろんそうなんですけど、そういうことも起こり得るので、そういう全く別々に、
議会が決めたことは
議会だからということは通用しないんではないかと私は思ったんですけれ
ども。〔「要は
一緒にやりたいということでしょう」と言う者あり〕はい。
28 井原東洋一
議員 平成21年度の
政務調査費の住民
監査請求にかかわって市の
監査の
結論が出たわけですけれ
ども、この結果に対する異論を持っている人もおられるだろうと、同意した人もいらっしゃるだろうと。
ただ、
オンブズマンが出しました要求と市の
監査が出した結果の中には隔たりがありますよね。しかし、所定の期間中に市の
監査が出した結果について
オンブズマンから異論は出されていないわけで、この問題については一応決着したと思うんですが、市の
監査結果によると、事務所費とか交通費などについて2分の1という単純な、単純なと言ったらあれですが、ほかの例も
参考にしているでしょうけれ
ども、2分の1という基準を適用されて今回は
返還命令が出されておるわけですね。
ただ、これに対して
オンブズマン、あるいはその他の団体から、その結果について新たな異論が出てこないとも限らないというふうに思うんですね。だから、
平成23年度以降についての
マニュアルをいろんなものに対応できるように、透明性の高いものにするという
意味では、そういうことも
考えに入れながら対応していかなきゃならんということであれば、やはり
政務調査は全
議員にかかわることでもありますから、先ほど
板坂委員から出されましたように、単にといいますか、
議運の
委員でということじゃなくて、
議運の
委員を含む、私
たちもオブザーバーみたいなものですから、きちんと
意見、採決ができるような形での
委員構成にしてもらいたいと。1人
会派については、2名のうち1名を選定してもらうというのが1つの案だと思っておりますけれ
ども、それにしても、やはりきちんと
政務調査費の
マニュアルづくりに関与する上では平等の
権限が持てるような
委員会にしてもらいたいと、そういうふうに思います。
なお、
行政の関与については、旅費規程などについても、ほとんど
行政関与の中でやられているというふうに思っておりますので、実際に
運用してみると、旅費規程なんかの場合も不合理なものが多いんですね。船がないのに船で行けと言ってみたり、いろいろ問題点があるところもたくさんありますが、そういう
意味では、関与という形がどうなのかわかりませんが、後で設けられる、
検討する
委員会の中に十分
行政の
意見も出していただくということができるような仕組みをやはり設けておくべきじゃないのかと。
これまでつくられた
マニュアルについては、確かに
予算要求しても満額認めてきたわけですから、今回の
監査結果について、それを全く
議員に丸投げして
行政は知らん顔というのもちょっとおかしいなという
気持ちも私はしているわけです。それはしかし、
平成21年度分に限ってのことですけれ
ども、
平成23年度以降については、そういう
意味でいろんな
考えられる問題を、私
たちの
考えが及ばないところを
行政が調査しているところもあるだろうかと思いますから、そういう点が加味できるように、やっぱり合理的な関係を持って進めるようにしていただきたいなというふうに思います。
29
西田実伸委員長 今、井原
議員のご
意見の中に2つあったんですが、1つは、中身の
マニュアルの細部につきましては今後の
議会運営
委員協
議会の中でやっていきたいと思いますが、
最初取り決めの中で、
議会運営委員会につきましては、やはり各
会派から選ばれた
議員でございますし、そこにオブザーバー制度というのがございます。これは
最初約束したとおり、いろんな形でこの
メンバーで決めていきたいと思います。あとは
議会運営委員会が、これは合議制でございますから、もう採決という以前に、それぞれの
意見を出し合って、それで
納得していただきたいということが
議会運営委員会の趣旨でございますし、広い
意見をですね、今回、
政務調査費の関係ですから、全部の
議員にかかわることですから、1名のところも
代表を出していただこうということで、それは
協議の中での
意見を聞いていただきたいと思っております。ただし、
議長から
議会運営委員会に投げられたことですから、最終的には
議運の正式
メンバーのほうで
判断をしていきたいと私は思っているんですけれ
ども、何かこの
考え方について。
30
板坂博之委員 私も
委員長の
意見に賛成なんですが、井原
議員が言われたことでいくと、もし採決というのを前提にすれば、そしたら、2人に1人出せということになっとるでしょう。市民クラブさん14人おられますから7人出しますか。そんな話にしかならんのですよ。だから、やっぱり採決じゃなくて、
意見はお互いに出し合いましょうと。しかし、ここで決めましょうというのは合議制である程度やらんと、採決というのが前提じゃないと、私はそう思います。(発言する者あり)
31
西田実伸委員長 とにかく合議制ということで、お互いに
納得いってこの
マニュアルを決めていきたいと思っております。〔「よろしく
お願いします」と言う者あり〕
議長としては、早急にということですね。
32
中村照夫議長 まとまれるところは早急に。
議論があるところは今後の課題として。
33
野口三
孝議員 せっかく総務部がお見えですので、あとは
見直し等そういう中で、今から申し上げる
意見も出るのかなと思うけれ
ども、今回、
返還請求を受けている立場として確認をしておきたいのは、いわゆる2分の1なり、3分の1なりのその
返還。判例に従ってのことというか、判例をそのまま利用しているというものもあるわけですけれ
ども、
長崎市独自で
監査なり、いわゆるあなた方が、例えば1つ事例をとれば家賃、そういった場合に、調査はあなた方が独自にして2分の1という
結論を出したものか、他都市の判例でそうなっておるから、それを利用したといえば利用した、それを書いてきたと。ほかのものもそうですけどね、科学的根拠というのがよく言われるけれ
ども、判例は決して科学的根拠ではないわけです。と私は思っているけど、どっちなんですか。
34
三藤総務部長 案分の
考え方に関しましては、2分の1とか、3分の1とか、その数字自体に明確な根拠があるかといったら、この根拠はどれだけの業務が入っているかというふうな
考え方で
整理をされております。これは、現実的にある支出をしたときに、その中の例えば30%が
政務調査費ですよとか、ほかの支出が40%ですよとかいうのは、これは現実的にはすべての内容がダブっている
部分もあります。
ただ、今、
裁判例とかで使われている内容というのは複数の
活動が入っていますと、それは案分する必要がありますと。それで、基本的には
活動の数といいますか、そういうふうなことで分かれています。
裁判例からとられているのは、その基本的な
考え方であって、今回
監査で出されたのは、
政務調査活動とその他の
活動がまざっていますよということで2分の1を使われています。だから、それを覆すだけの材料は
現時点では持ち得ないということで、私
どもも
監査が
政務調査活動とその他の
活動がまざっているということで2分の1にしたことは、受け入れざるを得ないという
判断をさせていただいております。
35
野口三
孝議員 今のそこらの
整理が私はつかないんだけれ
ども、今あなたがおっしゃるのは、
市長名で
議員に対して
返還の請求をするについて、いわゆる
市長サイドというのかな、総務部としてそういう
判断をしたということですか。そういうことですか。
36
三藤総務部長 監査が
勧告をしました内容について、それを覆すだけの材料は今回見つからなかったと。それで、
監査の
勧告をそのまま受け入れたというふうなことです。
37
野口三
孝議員 議長は就任等の問題を言われるけれ
ども、そのときに
議会サイドに対して、今そういう材料というか、2分の1なり3分の1と
監査で
指摘を受けたときに、受けざるを得ないという発言があったんだけど、そのとき
議会に対して、こういう問題が
指摘されていますけれ
ども、事務局なりそういう材料がありますかという問い合わせはあったんですか。
これは、本来ならば
議会サイドの問題だから、
議会に問い合わせをして、そういう資料というか材料というものを取り寄せる必要があると思うんだけど、それは
議会事務局が一番わかるのかな、そういう申し入れがありましたか。
38 黒岩
議会事務局調査課長 一定
監査のほうから、いわゆる
監査をするに当たって〔「
監査じゃないさ」と言う者あり〕いや、
監査のほうから
議会事務局のほうに、
監査するに当たって、例えばタクシーチケットの明細書をできれば出していただきたいとか、それとか、これはちょっと間に合わなかったんですけど、事務所費の契約書とか、見取り図とか、それとか、そういう割合とか、そういうものを出していただきたいという、
監査するに当たって事務局のほうには要請はあっております。
その結果、タクシーチケットについては協力いただける方については、
議会の
皆さん方のご同意をとって明細を差し上げているところでございます。
以上でございます。
39
三藤総務部長 私
ども監査結果等を踏まえまして、弁護士さんと相談した上で、今回の基本的な
考え方が、ある支出の内容がおかしいという
部分もあるかもしれませんけど、ほとんどは頭の
政務調査費であるかないかが問われています。
それが複数の
活動にですね、例えば私なら私1人が複数の
活動をやりますと。同じ
活動をしたとしても複数の
活動がまざっていますよと。だから、割りなさいというふうな
結論なんですよ。これを実態的に証明するのはかなり厳しいと、割っていくとはですね。もうこの
部分は間違いなく
政務調査費、この
部分は別の
議員活動ですよと分けるのはかなり厳しいと。
だから、基本的にはこれを覆すだけの材料はないでしょうけど、ただ、
皆さんのほうで、いや、こういうのがありますよということであれば、弁明書の中で出していただければ、私
たちもその内容についても見させていただくということで
お話をさせていただいて、見させていただいたんですけど、
政務調査費であるということが前提で弁明がなされておるものですから、
政務調査費であるかどうかという
議論の
部分については、やはり証明ができなかったということで、今回、最終的な
判断をさせていただいております。
40
西田実伸委員長 よろしいですね。
それでは、
平成23年度以降の
政務調査費運用マニュアルの
見直しにつきまして
議会運営委員会でいろいろとご
意見が出ました。1人
会派を呼ぶとか、理事者にも入っていただくとか出ましたが、それを含めての
協議をすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
41
西田実伸委員長 よろしいですね。そのように決定をいたします。
それでは、今後の協
議会の進め方ですが、協
議会で
検討しながら、6月13日に開催予定の
議会運営委員会で
見直し案について
協議をしたいと思いますので、これでご了承
お願いしたいと思います。よろしいですか。
次に、2点目に移ります。「
特別委員会について」を
議題といたします。
まず、事務局から
説明を
お願いいたします。
42 黒岩
議会事務局調査課長 それでは、資料1ページをごらんください。昭和38年から現在までの
特別委員会の設置状況を一覧表で示しておりますので、ご参照ください。
平成22年に設置されました環境対策
特別委員会並びに公共施設利活用
特別委員会までを記載しております。
なお、今、
委員長がおっしゃいましたように、次回6月13日の
議会運営委員会におきまして、
特別委員会を設置する必要があるのかどうかにつきましては、各
会派からのご
意見を持ち寄っていただき、
協議をしていただきたいと
考えております。
なお、その際には、仮に
特別委員会を設置すると決定した場合には、設置する場合の
委員会数を幾つにするか、また、どういった
委員会の名称等にするか、また、正副
委員長及び
委員数の割り当て等を決定していただければと、その際に
考えておりますので、よろしく
お願いいたします。
説明は以上でございます。
43
西田実伸委員長 今の
説明で何かご質問ございませんか。
それでは、
特別委員会の設置の有無、設置する場合はどういった
特別委員会を設置するかにつきましては、次回6月13日に開催予定の
議会運営委員会で
協議したいと思いますので、よろしく
お願いいたします。
それでは、その他、ほかにございませんか。
44 井原東洋一
議員 昨年度、
議会改革の一つの大きな柱として
議会基本条例というものをつくりましたね。それで、5月2日から実際に
運用されているわけですけれ
ども、この二元
代表制という制度をきちっと的確に
運用していくためには、やっぱり習熟も必要ですし、一定の教育はもちろん、研修は当然ですけれ
ども、本当にそれが基本条例にうたっているように推進できるかどうかという点についての検証も必要だというふうに思っているわけです。
そういう
意味で、これは
議運が当たるのが、もちろん最終的に
議運と思いますけれ
ども、この推進のためのチェック機能といいますか、そういうものを持ったものが必要ではないのかなというふうに実は
考えているわけです。
大分あたりでは、中核都市として
最初にやった先進都市ではありますが、そういうものがつくられておるようですので、ぜひひとつ次の13日の
議題の中に、必要じゃないかどうか各派で持ち合わせしていただいて、せっかくつくった基本条例ですから魂を入れていくという、新しい制度もたくさんこの中に盛り込まれておるものですから、
運用に当たってはやはり戸惑いもあるだろうというふうに思っていますので、こういう点については各派
検討していただいて、できれば次の
議会運営委員会のテーマにしていただければなというふうに思っています。
45
西田実伸委員長 今のちょっと
意味がわからなかったんですけど。(発言する者あり)
ちょっと暫時休憩。
=休憩 午後1時46分=
=再開 午後1時48分=
46
西田実伸委員長 ただいまの井原
議員の発言につきましては、
特別委員会の絡みも出てきますので、13日のときに再度ご提案をしていただきたいと思います。
ほかにございませんか。
ないようでございますので、これをもちまして
議会運営委員会を閉会いたします。
=閉会 午後1時48分=
上記のとおり
委員会
会議録を調製し署名する。
平成23年7月7日
議会運営
委員長 西田 実伸
長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...