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  1. 長崎市議会 2008-03-07
    2008-03-07 長崎市:平成20年建設水道委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前10時0分= 麻生 隆委員長 出席委員は半数以上であります。ただいまから、建設水道委員会を開会いたします。  それでは、昨日の委員会に引き続いて、第32号議案「平成20年度長崎市一般会計予算」のうち、本委員会に付託されております部分を議題とします。  第8款土木費第2項道路橋りょう費の審査に入ります。  なお、道路公園部より追加資料の提出があっておりますので、委員の皆様のお手元に配付させておりますけど、わかりますか。スラブの補強の件ですね。  それでは、理事者の説明を求めます。 2 中川道路公園部長 第8款土木費第2項道路橋りょう費のうち、道路公園部所管についてご説明を申し上げます。  予算説明書は220ページから223ページでございます。  道路公園部所管分の予算総額は、39億6,322万1,000円で、前年度に比べまして6億2,106万1,000円の増となっております。  主な増の要件でございますが、第3目道路橋りょう新設改良費におきまして、油木町西町線、花丘町住吉町線及び相川町四杖町1号線などの主要路線の進捗を図ることといたしております。  なお、油木町西町線につきましては、今議会におきまして、同事業の工事請負契約の締結についての議案を上程させていただいております。  各目におきます予算の増減内容の詳細につきましては、道路公園総務課長のほうから、また、主要事業の内容につきましては、後ほどそれぞれ担当課長のほうから、委員会資料、プロジェクターを用いまして説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  なお、お手元に配付させていただきましたスラブ補強の予定路線につきましては、後ほどあわせまして課長のほうからご説明をさせていただきます。  私からは以上でございます。 3 加藤道路公園総務課長 それでは、まず、予算説明書の220ページから221ページをごらんください。  第1目道路橋りょう総務費でございます。予算総額9億3,351万5,000円のうち、道路公園部所管は、説明欄1.職員給与費を除きました総額1億2,202万2,000円でございます。前年度に比べまして646万8,000円の増となっております。これは説明欄5.【単独】現場事務所施設整備事業費といたしまして、道路維持課の北部現場事務所の老朽化した給水設備の改修を行うものでございます。  続きまして、第2目道路橋りょう維持費でございます。道路公園部所管は、説明欄1から3までと、説明欄4の生活道路環境改善費5億円のうち4億9,310万円と、説明欄5.【単独】街路灯新設事業費でございます。  予算総額は7億3,169万9,000円でございます。前年度に比べまして840万7,000円の減となっております。  主な内容といたしましては、説明欄1.街路灯維持管理費について、事務の効率化を図り、341万3,000円の減を図るとともに、説明欄4.生活道路環境改善費におきまして、市道などの修繕について、緊急性、優先性の観点から、対象箇所を十分に精査するとともに、市道に係るもので臨時地方道整備事業での対応が可能なものを選別いたしまして、起債事業の活用を図ることなどによりまして、469万8,000円の減を図ることといたしております。これにつきましては、今後も市民の方々からのご要望などに、これまでと同等の対応を確保しようとするものでございます。  なお、これまで街路灯の修繕につきましては、市内一円の電気工事業者を会員といたします長崎県電気工事業工業組合と、随意契約による単価契約を行ってまいりましたが、競争性が確保されていないなどの問題につきまして、包括外部監査におきまして指摘をいただいておりました。
     平成20年度におきましては、これまでどおり街路灯がつかないなど自治会などからの通報に対し、スムーズな対応を確保しつつも、修繕業務の一部につきましては、競争入札を導入したいと考えております。今後は、競争入札による効果、影響などを検証しながら、同業務における競争入札の拡大について検討してまいりたいと考えております。  なお、お手元の道路公園部提出資料の委員会資料14ページから16ページに市道の調書、それから、維持補修状況及び街路灯新設設置状況につきまして記載しておりますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。  次に、予算説明書222ページから223ページをお開きいただきたいと思います。  第3目道路橋りょう新設改良費でございます。予算額は29億8,950万円で、前年度に比べまして6億3,500万円の増となっております。  その主な内容といたしまして、まず、説明欄1.【補助】道路新設改良事業費で、花丘町住吉町線、相川町四杖町1号線ほかの主要路線の進捗を図るとともに、各路線の事業進捗との調整を行い、3億6,500万円の増となっております。  次に、説明欄2.【補助】電線類地中化整備事業費におきましては、湊公園を囲む伊勢町大浦町線、出島町新地町1号線の2路線の整備のため、2,300万円の増となっております。  次に、説明欄3.【単独】道路新設改良事業費でございます。野母崎地区の高浜本線、神ノ島町線の進捗を図る一方、野母崎地区の木場線、野母南海岸線が19年度中に完成することにより、前年度に比べまして8,100万円の減となっております。  次に、説明欄4.【単独】辺地対策事業費につきましては、琴海地区の道路整備のうち、大子岳線が19年度に完成する一方、形上岳線、平床桂山線の進捗を図ることにより、1,800万円の増となっております。  次に、説明欄5.【単独】地方道路交付金事業費につきましては、引き続き伊王島循環線、川上町出雲線のほか、スラブ補強を行う3路線の事業進捗を図る一方、野母南海岸線が19年度中に完成することや、各年度の事業進捗を勘案し、前年度に比べまして2,900万円の減となっております。  続きまして、説明欄6.【単独】地方特定道路整備事業費におきましては、1億4,500万円の増となっております。主に油木町西町線、磯道町土井首町1号線の進捗を図ることによるものでございます。  続きまして、説明欄7.【単独】臨時地方道整備事業費につきましては、2億1,250万円の増となっております。これは生活道路の環境整備について、臨時地方道整備事業費起債事業としての工事で対処するため、増を図るとともに、相川町四杖町1号線を初め、市内各路線の整備を進めることといたしております。  次に、説明欄8.【単独】道路リフレッシュ事業費におきましては、平成19年度に引き続き、合併地域の生活道路の改善を早急に進めるため、地域振興基金を活用し1億円を計上いたしております。  1つ飛びまして、説明欄10.【単独】自然災害防止事業費につきましては、1,500万円の増を図っております。  続きまして、第4目交通安全施設費でございます。予算額は1億2,000万円で、説明欄1.【単独】地方道路交付金事業費、愛宕飯香浦町線の事業費の減により、前年度に比べまして1,200万円の減となっております。  続きまして、予算説明書342ページから343ページをお開きください。  一番上の行でございます。債務負担行為の設定を計上いたしております。臨時地方道整備事業費におきまして、平成20年度設定の債務負担行為として、平成21年度に2億5,000万円を支出する予定でございます。これは市道の改良等、市民の要望に早急に対応し、あわせて工事の平準化を図ろうとするものでございます。  なお、主要路線の進捗状況、各事業の施行箇所等につきましては、委員会資料の18ページから54ページにかけまして事業ごとに記載をいたしております。  事業内容の詳細につきましては、担当課長から説明をさせていただきます。  私からは以上でございます。 4 原口道路建設課長 それでは、続きまして、私のほうから道路建設課所管の主要事業路線の概要につきましてご説明をいたします。  道路公園部から提出しております委員会資料の17ページに事業メニューを記載いたしております。  次に、18ページから20ページに主要事業の市道の進捗状況調書、それから、22ページから37ページに位置図を記載いたしておりますので、ご参照ください。  まず、18ページをお願いいたします。  進捗状況調書の見方でございますが、縦軸に各路線名を記載いたしております。横軸に全体計画、過年度実績、19年度実施、20年度実施予定の順で、それぞれに事業内容、進捗率を記載いたしております。  また、進捗率につきましては、全体事業費に対する各年度の事業費の割合で換算した率となっております。  資料の22ページには、長崎市全図に路線を表示いたしております。  それでは、各路線ごとにつきましては、プロジェクターを用いてご説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。     〔プロジェクターによる説明〕 5 原口道路建設課長 まず、江平浜平線についてご説明いたします。  位置につきましては、図面の左上に長崎大学の医学部がございます。中央部には江平中学校がございます。下のほうに長崎東高校がございます。江平2丁目の市道平和町江平線から分岐するところが起点で、終点が浜平2丁目の西山目覚町線に接続するところでございます。  本路線は平成2年度からの継続事業でございます。事業メニューは住宅市街地総合整備事業と起債事業の地方特定道路整備事業でございます。  全体延長2,260メートル、幅員10メートルの道路で、平成19年度末の事業進捗率は約30%でございます。用地につきましての進捗率は約85%でございます。  平成20年度の主な事業は、用地買収、家屋補償及び工事を予定いたしております。  次の写真は、起点部の江平2丁目の市道平和町江平線の分岐箇所の写真でございます。  この写真は、終点部の浜平2丁目の西山目覚町線に接続する部分の写真でございます。  この写真は、現在工事中の江平地区の状況写真でございます。  これは浜平地区の現在の工事の状況写真でございます。  次に、中川鳴滝3号線でございます。  位置につきましては、図面下側に国道34号、その上側に鳴滝高校がございます。中央付近に県立短大女子寮跡がございます。その横に片淵中学校がございます。  起点は中川2丁目で、国道34号から分岐して、鳴滝高校、県立短大女子寮跡地付近を経由し、終点が鳴滝2丁目の片淵中学校横の市道に接続いたします。  本路線は平成12年度からの継続事業で、事業メニューは住宅市街地基盤整備事業でございます。  延長が1,200メートル、幅員が10メートルから12メートルの道路でございます。  なお、現在は国道34号から鳴滝高校までの1工区につきまして優先的に事業を進めております。  平成19年度末の事業進捗率は約14%、用地の進捗につきましては約16%でございます。  平成20年度の主な事業は、用地買収、建物補償と一部工事を予定いたしております。  なお、1工区の国道34号から県立鳴滝高校の間の移転対象家屋22戸のうち16戸の補償は完了いたしております。公社先行取得分を含めた進捗率といたしましては約78%でございます。  この写真は、起点側の国道34号の中川2丁目付近の写真でございます。  これは終点側の片淵中学校横の状況写真でございます。  次に、花丘町住吉町線でございます。  位置につきましては、図面左下側に国道206号、中央に泉町公園がございます。茶色で示しておりますのが都市計画道路住吉町高田郷線でございます。泉町バス停付近が起点となります。終点は、都市計画道路の住吉町高田郷線との接続部になります。  本路線は平成16年度からの継続事業で、事業メニューはまちづくり交付金事業でございます。  延長は106メートル、幅員9メートルの道路で、平成19年度には測量・設計調査等を行っております。  平成20年度の主な事業は、用地買収、補償、工事を予定いたしております。  この写真は、起点側の泉町公園前のバス停付近の写真でございます。  この写真は、終点部の都市計画道路住吉町高田郷線との接続部の写真でございます。  次に、出雲17号線でございます。  位置につきましては、図面下側に都市計画道路小ケ倉蛍茶屋線がございます。左側上に南大浦小学校がございます。中央部には出雲浄水場跡がございます。  起点は、出雲3丁目の都市計画道路小ケ倉蛍茶屋線との接続箇所になります。終点は、出雲浄水場跡地でございます。  本路線は平成15年度からの継続事業で、事業メニューはまちづくり交付金事業でございます。  延長が486メートル、幅員が8.75メートルの道路で、平成19年度末の事業進捗率は約59%で、用地買収につきましては既に完了をいたしております。  平成20年度の事業といたしましては、工事を予定いたしております。  写真は遠景ではございますけれども、起終点を表示いたしております。  この写真は、現在工事を行っている状況写真でございます。  次に、相川町四杖町1号線でございます。  位置につきましては、図面左側に相川漁港がございます。下側に国道202号がございます。中央左側に式見高校があります。上側のほうには式見ハイツがあります。国道202号の中尾バス停付近が起点となります。1工区の起点は、式見高校付近になります。  本路線は平成20年度からの新規事業で、事業メニューは道整備交付金事業でございます。  全体延長2,500メートル、幅員10メートルから12メートルの道路でございます。  本路線につきましては、全体の用地買収が完了後に着手する予定でありましたが、地元からの再三の強い要望や平成19年7月の陳情等があっております。このようなことから、工事着手につきまして検討いたしました結果、1工区、延長950メートルにつきましては、平成20年度より起点側のほうから工事着手することといたしております。  なお、これにつきましては、平成19年11月議会においてご説明をさせていただいております。  なお、1工区の用地買収の進捗率は約96%となっております。  この写真は、起点側の国道202号、中尾バス停付近でございます。  これが1工区の終点の式見高校付近の写真でございます。  続きまして、高浜本線でございます。  位置につきましては、図面左側上に国道499号でございます。そばに高浜海水浴場がございます。中央上側に野母崎高校があります。下側に主要地方道野母崎宿線がございます。  起点は、高浜町黒浜町1号線の接続部となります。終点は、木場線との接続部となります。  本路線は平成17年度からの継続事業で、事業メニューは起債事業の過疎対策事業でございます。  延長800メートル、幅員5.5メートルの道路で、平成19年度末の事業進捗率は約45%でございます。用地買収の進捗率は67%でございます。  平成20年度の主な事業は、用地買収、家屋補償及び工事を予定いたしております。  この写真は、起点部の高浜町黒浜町1号線の接続部でございます。  この写真は、終点の木場線との接続部の写真でございます。  これは現在施工中の状況写真でございます。  続きまして、出津線でございます。  位置につきましては、図面下側に国道202号、出津橋があります。その上のほうには歴史民俗資料館がございます。中央部に出津小学校がございます。  本路線は平成18年度からの継続事業で、事業メニューは起債事業の過疎対策事業でございます。  延長170メートル、幅員5メートルの道路で平成19年度末の事業進捗率は約18%、用地買収の進捗率は27%でございます。  平成20年度の主な事業は、用地買収、家屋補償を予定いたしております。  なお、この路線につきましては、用地買収が完了次第、工事に着手したいというふうに考えております。  この写真は、起点側部分の写真でございます。  これが終点側の写真でございます。  続きまして、神ノ島町線でございます。  位置につきましては、図面右側に神の島教会がございます。左側には神の島ソフトボール場がございます。  起点は、神の島教会下付近です。終点は、神の島のソフトボール場付近でございます。  本路線は平成13年度からの継続事業で、事業メニューは起債事業の地方特定道路整備事業でございます。本事業につきましては、長崎市の道路事業と県の海岸保全事業の合併施工により、道路を整備しようとするものでございます。  本路線は、延長860メートル、幅員8メートルの道路で、平成19年度末の事業進捗率は約45%でございます。  平成20年度の主な事業は、護岸工事及び起点側からの道路工事を予定いたしております。  写真は、起点部を表示いたしております。  今、示しておりますのは、終点側の部分になります。  次に、形上岳線でございます。  プロジェクターには、まず、長崎市全図の表示をいたしております。図面の上側にあるのが形上岳線でございます。その下側は、平床桂山線でございます。  それでは、形上岳線のご説明をいたします。
     まず、位置についてでございますけれども、図面右側の茶色で表示しておりますのが国道206号です。右側中央付近に形上小学校がございます。  本路線は平成14年度からの継続事業で、事業メニューは辺地対策事業でございます。  延長1,100メートル、幅員5メートルの道路で、平成19年度末の事業進捗率は約56%、用地の買収は既に完了をいたしております。  平成20年度の事業といたしましては、工事を予定いたしております。  この写真は、事業区間の起点部の写真でございます。  これが終点部の写真でございます。  これは現在、一部完了している区間の工事写真でございます。  次に、平床桂山線でございます。  位置につきましては、図面右側茶色で示しておりますのが国道206号です。その下側が明星高校です。下のほうの緑色の線で示しているのが県道長崎漁港村松線でございます。左側上から右下に緑色で示しておりますのが県道奥ノ平時津線でございます。  本路線は平成10年度からの継続事業で、事業メニューは辺地対策事業でございます。  延長3,100メートル、幅員5メートルの道路で、平成19年度末の事業進捗率は約68%で、用地の進捗率は76%でございます。  平成20年度の主な事業は、用地買収、補償費及び工事を予定いたしております。  この写真は、起点部の長崎漁港村松線との接続部分の写真でございます。  これは終点部の奥ノ平時津線との接続部分の写真でございまして、この部分の一部、見られてわかるように、既に舗装工事が一部終わっております。  次に、伊王島循環線でございます。  位置につきましては、図面中央付近に伊王島行政センターがございます。緑色で示しているのが県道伊王島線でございます。この先のほうには伊王島灯台がございます。  起点は、伊王島40号線との接続部となります。終点は、一般県道伊王島線との接続部となります。  本路線は平成16年度からの継続事業で、事業メニューは地方道路交付金事業でございます。  延長1,330メートル、幅員5メートルの道路で、平成19年末の事業進捗率は約25%、用地の進捗については9%でございます。  平成20年度の主な事業は、用地買収、用地測量を予定いたしております。  この写真は、起点部の伊王島40号線との接続部の写真でございます。  これは県道伊王島線との終点側の分の接続部の写真でございます。  なお、これは現在施工中の工事中の写真でございます。  次に、川上町出雲線でございます。  位置につきましては、図面下側が都市計画道路小ケ倉蛍茶屋線でございます。中央付近に出雲浄水場跡がございます。左側上に南大浦小学校がございます。  起点は、南大浦小学校入り口付近になります。終点は、都市計画道路小ケ倉蛍茶屋線の接続部になります。  本路線は平成3年度からの継続事業で、事業メニューは地方道路交付金事業です。  延長576メートル、幅員10メートルの道路で、平成19年度末の事業進捗率は約49%、用地の進捗率は約76%でございます。  平成20年度の主な事業は、用地買収、家屋補償でございます。  この写真は、起点部の南大浦小学校入り口付近の写真でございます。  これが小ケ倉蛍茶屋線との接続部の写真になりますけれども、一部道路のほうも完成をいたしております。  次に、磯道町土井首町1号線でございます。  位置につきましては、図面中央に国道499号がございます。それから、2級河川鹿尾川がございます。左側に県営毛井首団地がございます。  本路線は、平成19年度からの継続事業でございます。  起点は、磯道町付近になります。終点は、県営毛井首団地付近になります。  磯道町土井首町1号線は、道路新設事業として県の海岸保全事業にあわせて整備することで、磯道町地区等周辺の利便や防災機能の向上を図るものでございます。  事業メニューは、起債事業の地方特定道路整備事業でございます。  平成20年度の主な事業は、県が行う測量・設計や護岸工事に伴う負担金でございます。  写真は、終点付近からの全景でございます。  この図面は県との合併区間の標準断面図でございまして、赤で着色している部分が県市合併事業の断面でありまして、県が施工するものでございます。右側の茶色で着色している部分が道路の単独事業でございまして、市で施工する部分でございます。  次に、油木町西町線でございます。  位置につきましては、図面上側に長崎北高校、左下に県営野球場、国道206号、中央に西町小学校がございます。  起点は、油木町の一般県道長崎式見線の接続部でございます。終点は、西町の長崎大学国際交流会館横になります。  本路線は平成3年度からの継続事業で、事業メニューは起債事業の地方特定道路整備事業でございます。  延長1,480メートル、幅員10メートルの道路で、平成22年度の完成を目指しておりまして、平成19年度末の事業進捗率は約82%でございます。  これにつきましては、先ほど言いましたように、延長1,480メートルのうち、既に今年度の末で1,220メートルの道路が完成をするように予定をいたしております。  次に、写真でございます。平成20年度の事業は工事を予定いたしております。  これは遠景でございますけれども、位置をあらわしております。  この図面は、起点部の県道長崎式見線の接続部分の写真でございます。  これは、終点の長崎大学国際交流会館付近の写真でございます。  次に、関連といたしまして、虹が丘町西町線を若干説明させていただきたいと思います。  これにつきましては、平成20年度の予算は計上いたしておりませんけれども、油木町西町線の関連事業といたしまして、虹が丘町西町1号線についてのご説明をさせていただきます。  本路線は、平成9年度からの継続事業でございます。  虹が丘町西町1号線につきましては、油木町西町線より分岐し、虹が丘町までの道路を新設することにより、慢性的な交通渋滞を緩和するとともに、小江原地区、西町地区を結ぶ生活道路、緊急道路としての整備を図るものでございます。  事業メニューは、道整備交付金事業でございます。  位置につきましては、虹が丘町の市道岩屋町滑石線が起点となります。  終点は、油木町西町線に接続し、全体延長1,950メートル、幅員10メートルの道路でございます。  平成19年度末までの事業進捗率は約26%、用地の進捗率につきましては約92%でございます。  次に、愛宕飯香浦町線でございます。  位置につきましては、図面左下側に白木団地、その上に愛宕小学校がございます。右側上のほうが飯香浦方面でございます。  起点は、愛宕小学校へ分岐するところでございます。終点は、中の谷バス停付近となっております。  本路線は平成5年度からの継続事業で、事業メニューは地方道路交付金事業と起債事業の地方特定道路整備事業をあわせて行っております。  延長640メートル、幅員10メートルの道路で、平成19年度末の事業進捗率は約90%、用地の進捗率につきましては96%でございます。  平成20年度の主な事業としましては、工事を予定いたしております。  この写真は、起点の愛宕小学校付近の分岐部のところでございます。  これは終点の中の谷バス停付近の写真でございます。  これは現在の施工状況の写真でございます。  続きまして、提出資料の49ページをお開きいただきたいと思います。  臨時地方道整備事業についてご説明をいたします。  道路建設課における平成20年度の予定箇所一覧表でございますが、用地買収及び建物補償を伴う路線がございますので、最終的には協力を得られるかなどの不確定要素もございますので、予定ということでご理解をいただきたいと思います。  説明は以上でございます。 6 鳥巣道路維持課長 まず初めに、先日の繰越明許費のご質疑の中で、資料要求がございました件につきまして、お手元に追加資料をお渡ししておりますので、内容についてご説明したいと思っております。  この2枚つづりの追加資料でございます。よろしいでしょうか。  1ページのほうにスラブ補強の予定路線の16路線の市道名、括弧には水路名、左の欄には整備必要延長を記載いたしております。  2ページには、そのスラブ16路線の補強予定箇所図を記載いたしております。ご参照ください。  そのうち8)の市道勝山町立山1号線と13)の市道大浦町田上町線につきましては、平成19年度から着手をしておりまして、平成20年度までの予定といたしております。また、9)の市道大黒町麹屋町線につきましては、平成20年度を予定しておりまして、後ほどご審議のほど、よろしくお願いしたいと思っております。  それでは、改めまして道路公園部から提出をいたしております委員会資料に基づきまして、道路維持課所管分につきましてご説明をしたいと思います。  まず、15ページをお開きください。  市道及び里道等の維持補修の平成14年度からの実施状況を掲載いたしております。  まず、左の欄は、市道の維持補修に係るもので、市民や地元自治会からの要望件数と、それに伴う実施件数を掲載いたしております。真ん中の欄は、里道等の維持補修の地元自治会からの要望件数と、それに伴う実施件数を掲載いたしております。  次に、一番右の欄は、市道、里道等全体の要望件数及び実施件数を掲載いたしております。  ちなみに平成19年度の全体の要望件数及び実施件数は、一番下に掲載をしておりますが、1月末現在で5,332件の要望のうち4,868件の修繕を実施しておりまして、実施割合が約91%となっております。なお、括弧内につきましては、旧合併7地区の件数及び実施割合でございます。  なお、19年度の実施状況は、年度途中の状況でございますので、19年度末での最終的な実施割合は、まだ数%伸びるということで予定をいたしております。  次に、16ページをお開きください。  上のほうの表には、平成14年度から街路灯新設の申請件数と、それに伴う設置数を、さらには、平成20年度の設置予定数を掲載いたしております。ちなみに19年度末の設置数は、可能な限り既存の電柱等に取りつける等、効率的な設置に努めまして、最終的には531灯、率にしまして約84%の設置を見込んでいるところであります。  平成20年度予算につきましては、平成19年度と同額の1,500万円を今回計上いたしており、20年度は500灯程度の設置を現在予定いたしているところでございます。  今後とも、さらに地元の要望等に対応していきたいということで考えております。  下の段の表には、本年1月末までの各地区の街路灯の設置数を掲載しております。現在、長崎市全域で3万7,537灯の街路灯が設置されている状況でございます。  次に、21ページをお開きください。  道路維持課が実施をしております主要な事業や平成20年度から新たに実施をする予定の新規事業につきまして、進捗状況等を掲載しております。それぞれの事業につきましては、改めてプロジェクターを用いながらご説明をしたいと思います。  それではまず、38ページをお開きください。  道路橋りょう新設改良費のうち電線類地中化事業の目的、事業概要などについて掲載をいたしております。  本市におきましては、道路交通の円滑化や都市景観の向上を図ることを目的としまして、昭和61年度から都心部を中心に電線類の地中化に取り組んでいるところでございます。  これまでの整備済み箇所につきましては、提出資料の39ページに整備状況を、40、41ページに整備路線の位置図を記載しておりますので、ご参照していただきたいと思っております。  次に、42ページをお開きください。  平成20年度に整備をする路線の位置図を掲載しております。あわせてプロジェクターをごらんください。     〔プロジェクターによる説明〕 7 鳥巣道路維持課長 現在、新地中華街にありますランタンフェスティバルのメーン会場であります湊公園を囲む道路としまして、湊公園交番跡南側の赤色で色を塗っております伊勢町大浦町線と長崎バスターミナル横から湊公園の交番跡までの青色で色を塗っております出島町新地町1号線、この2路線の地中化を現在実施しておるところでございます。  この路線は、新地中華街及びランタンフェスティバルのメーン会場であります湊公園を中心とします新地地区にありまして、道路沿線は電力や通信による架空電線があり、観光地としての景観が損なわれておりますので、良好な景観が強く求められていることから、現在、国の電線類地中化計画に基づきまして整備をしているところでございます。  なお、赤色の色を塗っております伊勢町大浦町線でございますが、整備延長40メートルで事業期間は平成19年度から平成20年度までの2カ年としまして、全体事業費2,800万円を予定しております。平成19年度末での進捗率は、事業費ベースで約39%でございます。
     平成20年度は、電線類地中化整備事業費としまして1,700万円をお願いするものでございます。  次に、青色で色を塗っております出島町新地町1号線は、整備延長140メートルで、事業期間は平成19年度から平成20年度の2カ年としまして、全体事業費6,700万円を予定いたしております。平成19年度末での進捗率は、事業費ベースで約37%の見込みでございます。  平成20年度は、電線類地中化整備事業費としまして4,200万円をお願いするものでございます。  次に、資料の43ページをお開きください。  道路新設改良事業費としまして4,000万円を計上いたしておりますが、この目的、事業概要などを記載いたしております。  当事業は、銅座川の県営銅座駐車場撤去後の環境整備にあわせまして、浜の町商店街方面を連絡する市道の景観整備等を図り、銅座川周辺のにぎわいのあるまちづくりを行うため、平成20年度から新たに実施するものでございます。  44ページには位置図を記載しております。あわせてスライドをごらんください。  整備の予定箇所は、観光通り電停付近から湊公園付近までの赤色で色を塗っております伊勢町大浦町線で整備延長360メートルと、中央橋交差点付近から市民病院付近までの電車通りで、黄色と緑色で色を塗っております銅座町新地町1号線で、整備延長440メートルの2路線で、合計整備延長800メートルにつきまして舗装の再整備を今後実施する予定であります。  2路線ともバス路線でありまして、かつ非常に交通量も多い路線でございますので、現在、路面等がかなり損傷している状況であります。したがいまして、新たに車道のカラー舗装及び歩道の板石舗装を実施することにしておりまして、平成20年度から平成24年度までの事業期間を予定いたしております。  なお、平成20年度は赤色で色を塗っております伊勢町大浦町線、整備延長360メートル区間につきまして、車道のカラー舗装の整備をすることとして、事業費4,000万円を予定いたしております。  次に、45ページをお開きください。  地方道路交付金事業(スラブ補強)としまして、7,500万円を計上いたしております。この目的、事業概要などにつきまして記載をしております。  この事業は、バス路線や迂回路のない道路、もしくは交通量の多い道路につきまして、災害防止の観点から、道路危険箇所の補修や補強等の対策を実施しまして、災害に強い道路として整備を図ることを目的としまして、平成19年度から実施をしているところであります。  平成20年度は、平成19年度から既に補強工事を実施しており、先日の当委員会での繰越明許費の補正を上げさせていただきました市道大浦町田上町線と市道勝山町立山1号線の2路線に、新たに平成20年度から市道大黒町麹屋町線を加えて、合計3路線につきまして、補修・補強工事を実施する予定でございます。  46ページをお開きください。  市道大浦町田上線の位置図を掲載しております。  先日の補正予算の際にご説明をさせていただきましたけれども、石橋電停付近から上田町バス停付近の全体整備区間220メートルのうち、赤色で色を塗っております整備延長41メートルにつきまして、引き続き平成20年度でスラブの補修、補強を実施する予定でございます。  次に、47ページをお開きください。  市道勝山町立山1号線の位置図を記載しております。  同じく先日の補正予算でご説明をしました立山1丁目の長崎歴史文化博物館付近から上流側への全体整備区間159メートルのうち赤色で色を塗っております整備区間44メートルにつきまして、引き続き平成20年度で補修工事を実施する予定でございます。  次に、48ページをお開きください。  市道大黒町麹屋町線(スラブ補強)でございます。位置図を記載しております。  当該箇所は市役所下の桜町電停がある市道に位置しておりまして、道路下に暗渠としまして岩原都市下水路が入っている状況でございます。今回の整備箇所は、瓊の浦公園東側から市道を横断しまして、社会福祉会館付近までの赤色で色を塗っております整備区間延長95メートルを予定いたしております。  前の写真でおわかりのとおり、暗渠内部におきまして鉄筋の露出等が見受けられ、暗渠の劣化が進行している状況でございます。したがいまして、平成20年度におきまして、実施設計業務と補強工事を実施する予定としております。  次に、50ページ及び51ページをお開きください。  臨時地方道整備事業費としまして、道路維持課所管分につきましては、6億4,000万円を計上いたしております。その中で、実施を予定しております主要な道路改良工事や舗装工事などの予定路線を掲載いたしております。  次に、52ページをお開きください。  道路リフレッシュ事業費としまして1億円を計上しております。  現在、合併地域における市道の改修要望等につきましては、緊急性、安全性を勘案して、年次的に事業を実施しております。しかしながら、箇所によっては規定の予算枠での対応のままでは改修の実施までに長い期間待っていただかねばならないという箇所も出てきている状況でございます。  したがいまして、合併地域の振興のため、生活に密着した住環境の改善を優先的に推進する上から、平成19年度に地域振興基金を活用して早急な道路の改善、改良を実施してきたところでございます。  なお、平成20年度につきましても、この地域振興基金を有効に活用して、合併地域の道路整備を進めてまいりたいということで考えております。  次に、53ページをお開きください。  自然災害防止事業費としまして1億1,500万円を予定しております。その中で実施を予定しております主な路線等を掲載しております。  また、54ページには施工予定箇所の位置図を記載しております。ご参照いただきたいと思っております。  なお、臨時地方道整備事業と道路リフレッシュ事業及び自然災害防止事業とも、年度の途中で緊急的、また、優先的に整備を要する箇所が改めて出てくる可能性がございますので、記載の予定箇所につきましては変更の可能性があるものとしてご理解を賜りたいと思っております。  説明は以上でございます。 8 馬場都市計画部長 議案書の220ページ及び221ページをお願いいたします。  第8款土木費第2項道路橋りょう費のうち、都市計画部所管といたしましては、220ページの下の段の第2目道路橋りょう維持費で、予算額7億3,859万9,000円のうち、221ページの説明欄の4の生活道路環境改善費5億円のうち690万円でございます。これは、斜面市街地再生事業を実施しております十善寺地区など8地区におきまして、地元要望等により緊急に対応する必要がある箇所の道路補修や手すり等の設置を行おうとするものでございます。  説明は以上でございます。 9 麻生 隆委員長 これより質疑に入ります。 10 吉村正寿委員 まず、幾つかあるのですが、ちょっと簡単なやつから。  私、清水町に今住んでいるのですが、北部現場事務所のすぐ隣です。朝からラジオ体操がかかるんですよ、いつも。ところが、体操されている方一人もいらっしゃらないんです。それで、体操するか、やめるか、それかもう曲をかけるのを、無人であの曲が流れると非常に寂しい気がして、何かやっつけ仕事みたいな気がしますので、きちんとされたらいいのかなと。たしかあそこは清掃のほうと一緒だったので、その名残もあるかもしれませんが、よく課の間で話をして調整していただきたいと思います。まず、それが第1点。  次に、里道の維持費なんですけど、ほとんど17年度までは9割以上の整備なんですけれども、18年度が85%、19年度が64%と、だんだん落ちてきていますよね。これは何か特別な理由がございますか。 11 鳥巣道路維持課長 先ほどの資料は15ページのほうに道路の維持補修の達成率ということで書いておりますが、大体基本的にはずっと同じような、若干率は落ちておりますが、特別な理由ということはございません。あくまでもそのときの要望、もしくは要望された箇所について施工が不可能な箇所等の要望もございますので、そういうのも踏まえて、予算等の関係もございますが、極力必要な箇所の緊急度の高い分については現在でも早急に対応しているということで、年度ごとに若干の達成率が前後しておりますが、特に、平成19年度がまだ年度途中でございます。特に、里道が64%ということで19年度なっておりますが、これも追加要望等が年度途中でございまして、2月、3月までに行う修繕というのが、まだ1月末まで行われていない部分、箇所がございますので、当然これが2月、3月の今の時期に修繕をやっておりますので、この分については70から80%の達成率になってくると。最終的には、合計で全体の市道の達成率が93から94%になってくるということで今見込んでおります。  それから、北部現場事務所のラジオ体操の件でございますが、私もちょっと申しわけございませんが、承知しておりませんでしたので、やめるか、ぜひやるか、それはうちのほうでもう一回ちょっと調べてみたいということで考えております。  以上でございます。 12 吉村正寿委員 なじまないような質問もあって大変申しわけなかったんですが、ちょっと今、ほっと思いついて、いつも言おう言おうと思っていたんですけれども、申しわけございませんでした。  じゃ、続いて、新型交付が2007年度からなっていますよね。特に道路橋りょう費で言えば、投資的経費から個別算定経費に移っていますよね。測定単位も道路の延長だけから、道路の延長プラス道路の面積ということで変わっていると思うんですが、これに対して影響は今のところ、これは決算に影響することなんでしょうけれども、来年度の予算もということで少し何か影響があれば、ちょっと教えていただきたいなと思うんですが。 13 加藤道路公園総務課長 今のところ、特に影響があるというふうには考えておりません。  以上でございます。 14 吉村正寿委員 影響がないということでありがとうございます。  そしたら、次、道路の新設の今年度の財源の内訳を見てみると、一般財源から2億2,100万円ぐらいで、あとは国庫の支出金、県の支出金、地方債その他が全部で23億円ぐらいになるんですかね。頭金少しで、何かものすごく高い買い物をしているような気がするんですよね。確かに今、道路のシステム自体、道路をつくる国庫の支出金がそうなっているとか、あと市債を発行したことに対しての地方交付交付金が償還をする財源をきちんと保障してあげるとか、そういう担保があって初めてできるんでしょうけれども、にしても何か道路のつくり方がいびつなような感じがするんですよね。  それに比べて、道路の維持のほうを見てみると、ほとんどが一般財源でされているということを考えると、確かに維持の部分は新設じゃないから、投資とそぐわないんですよということで言われれば、それまでなんですけれども、その辺があって、この前の市長の道路の特定財源必要ですよということにもつながっていくのかなというふうに思っているんですが、道路を実際現場でつくっている皆さんとしては、その辺のご感想も含めたところでお聞かせいただきたいんですけど。 15 中川道路公園部長 今、吉村委員からご指摘があったように、いろいろこの道路をつくっていく場合については、補助であったり、起債であったり、国のほうがいろいろ、地方になるべくいろんな生活道路に密着した道路については、補助になじまないような道路についても起債を充当することによって事業が進むようにという配慮のもとに、いろんなメニューをつくっていただいて、その中でなるべく市のほうも市の一般財源の持ち出しが少ないような、そういったいいメニューを選び出して、それに当てはめて事業をやっているということなのですので、ちょっとご理解をいただきたいと思っております。  それから、今、道路公園部所管で年間道路予算をいただいておりますけれども、基本的に道路予算が約34億円ぐらいございますけれども、そのうち約半分が道路新設改良に使っております。それから、維持に約17億円ぐらい、半々ぐらい使っております。今後、非常に道路の整備も、まだ長崎につきましては道路の整備率もおくれているということで、長崎市道の大体整備率、改良率といいますのが、49%ぐらいでございます。これは、道路の台帳に提出する市道の基準に基づいていきますと、これ市道だけでございますけれども、大体、長崎市の改良率というのは約49%でございます。それから、全国の市町村道の改良率というのが約53%ということで、長崎市は全国平均よりも下回っているという、市道についてはですね、そういう状況でございます。  それから、市道の中には1級市道、2級市道、その他の市道とございます。1級市道といいますのは、市道の中でも幹線道路的な道路だとご理解いただきたいと思いますけれども、2級市道というのは、その補助幹線的なものでございます。その1級、2級というのが、長崎市道というのは、全体で約1,800キロメートルぐらいございますけれども、そのうちの約23%、俗に言うと約4分の1ぐらいですけれども、それが1級、2級市道なんですね。その1級市道、2級市道での改良率も63%ぐらいでございます。ということは、市道自体もまだ長崎市としては低いというふうに私どもは理解しております。  そういうことでございますので、何とか我々も市民の皆様からいろんな市道に対しての道路の改良とか、新設とか、要望がたくさんございます。そういったものに対応していくためには、とにかくお金がないと対応できないものですから、何とか今後もこのお金を守るように、堅持していくように努力してまいりたいと思っておりますし、議会のほうからもよろしくご支援のほどをお願いしたいと思います。  以上でございます。 16 田中洋一委員 いただいた資料で、道路公園部の資料の44ページなんですが、まちづくり交付金事業で道路舗装が伊勢町大浦町線と市道銅座町新地町1号線が計画されていますが、この路線の地中化はどういう状況になっているのかを示していただきたいというふうに思います。同じく資料の40ページに電線類地中化の市道整備路線というのがあって、それを見ればわかるんですけれども、重なっていないところと重なっているところとあるようなので、改めてまず説明をいただきたいと思います。 17 鳥巣道路維持課長 まちづくり交付金事業の、この施工予定箇所でございますが、まず、44ページの図面で説明をしますと、黄色と緑で塗っておりますが、これは銅座町新地町1号線という路線でございまして、この分は平成19年度までで予算を計上して、今現在やっておって繰り越しをしておりますので、平成20年度までかかるということで、今、電線類地中化の整備がほぼ終わりに近づいているという路線でございます。  それから、赤色で塗っております伊勢町大浦町線につきましては、まだ電線類地中化が実施されていないという状況で、歩道等が今幅員が狭い道路となっておりますので、現時点で基本的に幅員3.5メートル、最小でも2.5メートル以上の幅員がなければ、今のところ電線類地中化ができない、補助の対象にならないという状況でございますので、今のところ、ここの分について見通しがないということで、今回、路面が傷んでおりますので、バス路線となっておりまして、地元からもさまざまな要望があっておりますので、この分について景観を考慮した舗装を整備したいということで考えております。  以上でございます。 18 田中洋一委員 わかりました。電線類地中化の関係でいくと、湊公園の、44ページで言えば、この赤線の赤い道路の右端から先のほうのほんのわずかなところがことしですかね、計画をされているんじゃないかと思いますが、道路幅員が狭いから地中化できないということだと思うんですけれども、せっかくこういう道路舗装の工事があるときに一緒にやれないものか。逆に言えば、ことし44ページでいう黄色と緑の線の部分の舗装が予算化されていますけれども、平成19年度に地中化がされた、それと一緒に、それの後の工事というふうには受けとめますけれども、地中化と道路舗装を一緒にした形での予算執行というのができなかったのかなと。それも財源とか、そういう問題がいろいろ絡んできたのかなという思いがありますけれども、19年度の地中化工事にあわせて、市道銅座町新地町1号線についての舗装は、これはできなかったんでしょうか。 19 鳥巣道路維持課長 電線類地中化整備事業と総合的にという話でございますが、一応まちづくり交付金とまた別な事業ということもあります。それと、電線類地中化は、車道については今、歩道のほうを地中化して、歩道の分が正常に、黄色及び緑色を塗っている部分は整備を今やっておって、あと今後、一応管路整備は今19年度の繰り越しをお願いしておりまして、20年度に完成するのですが、今後、電柱等の抜柱等々もございます。それが沿線上の所有者等との協議によって、基本的には電線管理者のほうが折衝を行うんですが、通常、2年から3年、すべて抜柱まで年数を費やすということもありますので、20年度で地中化工事は終わるんですが、その後、そういう電線、もしくはさまざまな支柱の抜柱等があと二、三年かかるということもございますので、当面それが終わったぐらいの時点で、この黄色、青については、平成20年度まで事業期間を設定しておりますが、その中で改めてグレードの高い車道及び歩道の舗装をやりかえると、傷んでいる部分についてはですね。そういうことで考えております。 20 中川道路公園部長 ちょっと追加してご説明させていただきます。  実は、この後にまた河川のほうでご説明させていただきますけれども、銅座川の新地の暗渠を撤去いたしております。県営の銅座駐車場があったところにつきまして。そこについては今後、河川の上に歩道をつくったり、広場をつくったりということを20年度から実施するということで予算を計上させていただいております。これにつきましては、まちづくり交付金事業という事業を起こしまして実際するわけでございますけれども、それを主体の事業として、それに関連する事業といたしまして、今、ここに上げております舗装等を一緒にやりますと、非常に長崎市にとって有利な事業になりますので、一般財源の持ち出しが少ないということもございますので、そういったまちづくり交付金事業を活用して一緒にやっていこうということでございます。  以上でございます。 21 田中洋一委員 もう答弁いただきましたんで、状況としてはわかりましたが、結局いろんな事業をやるのに特定財源使って、まちづくり事業だとか、いろんなそういう枠が固まっているもんだから、それを有効に使っていくためにという形で事業が分散化していくという、そういう部分もあるのかなという気がします。どっちがいいのかというのは、これはいろんな議論のあるところですけれども、そういった弊害で事業が年度途中に、総合的にじゃなくて、一つひとつ事業をやらざるを得ないという現状があるのではないかなという感想だけ申し上げておきたいと思います。 22 津村国弘委員 委員会資料の15ページですね。市道及び里道等の維持補修状況。合併町から選出されたわけですから、ひとつ合併町の問題についてちょっとお伺いしたいと思いますが、この括弧内が要望についてのパーセントだというふうに言われました。16年度から始まっておりますけれども、17年度は旧長崎市と同じパーセントですけれども、若干ずっと下回ってきておると。これ一体どういうことなのかなと。そこの原因を中身を知らせていただきたい。  それから、この維持補修については自治会からの要望が多いんですかね。そこら辺もちょっとお伺いしておきたいと思います。 23 鳥巣道路維持課長 合併町のこれまでの達成割合ということでしょうが、まだ、これでいきますと、17年度から98%、全体で92%、今年度が一応79%の合併町の予定ということで、何回も先ほど言っておりますが、まだ、これ1月末現在の達成状況ですので、2月、3月も年度末まで当然修繕等は緊急性を考慮しながらやっておりますので、当然伸びてきます。今、予定程度しかまだちゃんとした数字はつかんでおりませんので、まだなんですが、一応そういうことで今の79%が、80%は必ず、90%はいってくるだろうと思っております。  それも、ひとつ合併町のほうに聞き取りをいたしますと、センターのほうにですね。ちょっと優先度の低い要望があったということで、満遍なく緊急性の高いほうからまず実施をして、最終的に若干緊急性がない部分について年度末に対応するということで、今対応している分がたくさんありますので、その分をまだ上乗せすれば、当然、18年度並みか、もしくはそれに近づくような数字になるのではないかと思っております。  それから、修繕の要望等はどこからだということでございますが、基本的に赤道、里道、その他の私道の修繕要望については、基本的には毎年3月から4月にかけて生活道路改善要望書というのを市のほうで作成しておりまして、基本的に各自治会長さんのほうにまず送付をしております。遅くても5月連休後ぐらいまでには、当該年度の要望について、優先順位をつけながら申請をしていただきたいということで、申請をしていただきまして、それを、これは旧長崎市も合併町も一緒なんですが、市役所のほうで申請された箇所について、改めて現場を調査しまして、修繕が必要か、必要でないか、もしくはもうちょっと待っていただくかというような判断をしまして、最終的には自治会のほうに、また改めて、この要望のうちこの分については今年度対応しますとか、ちょっと無理ですよとか、対応困難ですというような通知をやっております。だから、基本的には自治会のほうからの申請要望で里道等については修繕を行っているという状況でございます。  以上でございます。 24 津村国弘委員 確認しておきますけれども、自治会から要望は3月から4月にかけて市のほうに提出をしてもらう。そして、実施ができなかったものについては、かくかく理由でできなかったという連絡はしておるということですよね。  もう一つお伺いしておきたいと思いますが、今度は52ページ、道路リフレッシュ事業費ですけれども、この事業費は要望に基づくものなのか、あるいはまた見込みとして金額が上がっているのか、これどういう中身になっているんでしょうか。 25 鳥巣道路維持課長 52ページ、昨年度から道路リフレッシュ事業ということで地域振興基金を活用した形で事業を進めております。まず、19年度から20年度にかけても、一応合併町の行政センターのほうから、今要望がある分について聞き取りをしております。まずですね。その中で、さっき言いましたように、臨時地方道路整備事業でする分、自然災害防止事業でもする事業、それとこのリフレッシュ事業でということで、3つの大体基本的なメニューで修繕以外はやっておるんですが、それも基本的には現在までに要望があった分について未施工の部分について、合併町と協議をしまして、優先度を一応行政センターと、基本的には私たちより行政センターのほうが現場に詳しいものですから、その意見を聞いて、協議をして、優先的に順位を決めまして、予算の枠の中でその箇所を対応すると。  ただ、要望すべてをできるということではございませんので、あくまでもその中から、枠が1億円という枠もございますので、その中から当然過去の施工状況、今後の未施工の分、それと当然、各町によって市道の延長が例えば20キロメートルぐらいの市道延長、もしくは200キロメートルぐらいの市道延長と、各ばらばらで、どうしても市道延長が長いところが、道路延長が長いところほど、やっぱりそれだけの修繕がふえてきているという状況でございますので、そういうもろもろを総合的に判断して、予算立てをしまして、来年度、平成20年度については、今52ページにお示しをしておりますような金額、もしくは施工予定箇所でやっていくと。  ただ、これも先ほど申しましたとおり、また、途中で緊急的な措置することが起こってくる可能性もございますので、予算の枠の中で割り当てを変えたりとか、また、追加したりという形で出てこようかと思っておりますので、この分を確実にやるということではなくて、あくまでも今のところ予定で、今の合併町と協議の中で予定している部分について示しているという今状況でございます。  以上でございます。 26 源城和雄委員 二、三点お願いしたいんですが、まず1点は、虹が丘線がなぜ今回の計画から外れているのかですね。この件を1点お聞きしたいと思います。  それと、もう一点は、追加資料でも出していただきましたが、スラブの補強予定路線の一覧表をいただきました。全体見えてよかったんですが、これだけ出されたものについて、めどとして何年間でこれを、こういうところ工事する必要があるということで出されているんでしょうけれども、めどとして何年間ぐらいでされようとされているのか、あるいは順番づけというのはどういうふうにされているのか、あるいはここで示すことができるかのどうかですね。お尋ねをしたいと思います。  例えば、具体的に出して申しわけないんですが、1番目に出されておる三芳町若竹町線のところは、実は近隣の方からちょっと危険と思うので調べてほしいというふうな要望も一時あったこともあるものですから、そういう思いもあって出していただいたら、やっぱり入っとったと、こういうこともあるものですから。今言いました順序とか、全体の年限についてお知らせを願いたいと思います。  それと、先ほど田中委員のほうからも一部触れられたんですけど、3点目です。これは考え方を参考までに聞かせていただきたいんですが、今、各種道路それぞれ計画を出されましたけれども、それぞれ国の交付金というですか、そういうものの絡みの中でずっと計画をされておるのですけれども、それから言いますと、国の交付金事業にどう市の計画を当てはめていくかというのが、ずっと話を聞いとって、説明聞いとって感じるんですけれども、そのような今のやり方に対して、地方のほうに財源をどんと一括して総枠として示されて、それを自由に使えるような形になったほうがいいんではないかなということを私は常に考えるわけですけれども、そういうものについて市の担当される方として、率直な感想でもお聞かせ願えればと、このように思いますが。  以上です。 27 原口道路建設課長 まず、1点目の虹が丘線につきましての今年度の予算が計上されていないということの質問だと思います。  これにつきましては、19年度の予算は1億円つけていただいていたんですけれども、これは昨年の11月議会のときに繰り越しをお願いしております。その理由といたしましては、今回提案をさせていただきます油木谷の工事の件につきまして、そちらとの整合を図るためにやるようにしておりますので、今年度はその1億円の繰り越しの分で新年度は対応していきたいというように考えておりますし、その分につきましての工事の契約も既に完了いたしておりまして、油木谷のほうの今回の契約議案がうまくご同意いただきますと、それとあわせて一緒にやっていくように考えております。  以上です。 28 鳥巣道路維持課長 先ほどお示ししました16路線の今後の優先順番とか、そういう全体計画を年度のいつまでやるのかというご質問でございますが、まず、優先順位の私たちの考え方としまして、まず、暗渠の中に当然潜って調査をしておりますが、まず、本体自体がどこまで損傷しているかということが第1点。それと、この表のほうの道路として、どのような機能をされているのかというのが第2点。当然、バス通りや大型車両が通る道路、もしくは交通量が多い道路、もしくはそこだけが1本しか道路がなくて、それが壊れたら迂回路がない、行けないと、そういう道路等を全体的に総合的に考えて、優先順位をつけたいということで今考えております。  ちなみに今、去年から2路線、ことし1路線予定しておりますが、立山のほうは全く迂回路がない道路ということで19年度から、大浦、石橋の電停のほうの部分についてはバス道路で交通量が多いと。当然、内部も損傷しているということで19年度からやっております。  ちなみに今年度予算を計上しております大黒町桜町バス停の横断ですが、これも幹線道路で電車軌道もあり、またバス道路であり、交通量も多いということで、20年度はあわせて3路線をやる。  その後あと13路線が残っておるんですが、今のところ、どれを来年、再来年ということでは、まだ決定はしておりません。先ほど言いましたような基本的な優先順位の考え方を決めておりますので、その中で予算的な問題もあります。特に道路特定財源で、この交付金事業を活用しておりますので、今後の特定財源のほうの取り扱いによっては、その財源がどうなるかということがございますので、基本的には5カ年ぐらいでやりたいという考えを持っておるんですが、これもまだ未確定な要素がございますので、私の希望としては5年程度ぐらいでこの16路線をやっていきたいということを考えておりますが、あと予算がどれぐらい確保できるのかということもございます。そういうことで、4番、5番、6番がどれかということは今のところまだ明確にはちょっとお伝えできないということであります。  以上であります。 29 中川道路公園部長 3点目の今のような制度がいいのか、市のほうに予算を一括でやって自由に使えるほうがいいのかというご質問だろうと思いますけれども、なかなか非常にご回答としては難しいのかなと思っております。ただ、一言言えるのは、どういう状況なのかわかりませんけれども、制度になるのかわかりませんけれども、長崎市に対する道路の事業費がたくさん来て、なおかつ長崎市の負担が少なくなって、なおかつ長崎市が自由に使えると、どの路線でも使えるという、そういう非常に有利な話になれば、それはもう我々としては歓迎したいと思います。  以上でございます。 30 佐藤正洋委員 ちょっとお尋ねいたします。  先ほど合併町ですからね、津村委員からも質問があって鳥巣課長から答えがありましたので、よくわかりました。それぞれ各地区で道路の延長とか、改良率とか、ここに書いてありますので、こういったことを参考にしながら、そしてまた、交付の算定基礎にはこの延長とか面積が入っておるわけですから、そういったことも加味された上で、ここに書いてあるように、緊急性、安全性を加味して配当をしていただいておるということで理解をしたいと思いますので、どうかひとつ今後ともよろしくお願いしたいと思っております。  それから、もう一つ、今も話が出たんですけど、例の問題ですね、暫定税率の問題ですね。これは今もなかなかわからんところでの答弁でしょうし、今の時点では今までどおりということで予算を計上してあると思うんですけど、仮に、仮の話もできんとですけど、これが困ったら、国は手当てはしてくれると思いますけど、仮にした場合、事業が減額されるということになるものか、ちょっとそういうことは私たちは困るわけで、何とかしてはもらうとでしょうけど、どういうふうな見通しを持っておられますか。 31 中川道路公園部長 現在の道路特定財源が廃止されますと、長崎市で約15億円ぐらいの予算がなくなるということでございます。この15億円といいますのは、私たち道路公園部で言わせていただきますと、今回上げています新設改良費の1年分であり、また、維持管理費の1年分でございますから、非常に長崎市民の生活には、ものすごく大きな影響があると考えております。  なお、先ほども申し上げましたとおり、長崎市の市道につきましては、整備が全国平均よりも下回っているということでございます。これは旧長崎市の部分は約55%もないのでございますけれども、合併した町のほうにはもっと低いところがございます。そういったところについては、旧長崎市よりも非常にもっと道路の状況が悪い。その方たちの中にやはり生活道路としては必要だということであれば、我々としてはそういった要望に応えるためには、何はなくともやっぱり財源の確保というのは、これはもう必要不可欠でございますので、その点をご理解いただきまして、何分ご協力のほうご理解、議会におかれましても、ご尽力いただきますようによろしくお願いいたします。
    32 佐藤正洋委員 わかりました。どうぞひとつよろしくお願いしたいと思います。  それから、もう一つ、お尋ねですけれども、街路灯の件ですけど、一般的に街路灯ということで整理をして、維持補修関係もしてもらっておりますけど、それぞれの町といいましょうかね、地域によっていろんな実情が違うと思うんですよ。例えば、琴海の場合言いますと、ここに街路灯の数も載っております。それから、道路の延長も載っておりますけど、そういった動向を比較してもらえればわかるんですが、町時代に街路灯をするのは、これはもう当然町がやるわけですけど、ほかの団体と共同で設置したものもあるわけですね。例えば、商工会と一緒に設置をしていきましょうと。設置するときには商工会の助成金を使って、商工会が設置し、町も街灯という意味も含めて助成をする、あるいはその後は街灯の電気料、これが大体普通のところ40ワットですかね、これで二百幾らというような話も、定額ですから、街灯の場合は、来ておりますし、商工会がしておる分は80ワットでやっておるわけですね。だから、40ワットの分の半分ぐらいの電気料を助成しよったと、しておったというような状況があるわけですね。そういったものは今度の20年度予算では、まだ調整がつかなくて、そのままになっておりますけど、何か今後に、商工会と言えば商工部の話になってくるとでしょうけど、街灯の要件も含めたところで、そういったものが考慮できないかなというふうなものも考えておるわけですけど、簡単に見解を教えていただければというふうに思うわけですけど。 33 鳥巣道路維持課長 今、多分国道206号に設置されている街灯じゃないかなと思っておりますが、長崎市の場合は、基本的に市が設置して市が管理する。あと商店街、もしくは自治会等がもともと設置をして、今後、管理がえをお願いすると。もしくは防犯協会から。だから、あくまでも基本的には長崎市の仕様に合ったような街灯、もしくは目的がある街灯であって、公道の防犯上、必要である街灯については、極力管理がえ申請については、申請があれば、条件を満たしていれば、管理がえを承諾するということで今進めております。  ただ、今の状況は国道敷にあって、商工会の、もしくは旧町のほうで協力しながら設置したということでございますので、状況をまだ私も詳しく知りませんが、今のところ、そのまま管理がえして市が引き取るということはちょっと困難ではないかなと。特に商店街等については、そういう広告、要するに宣伝灯であれば、市のほうでは引き取らないと。あくまでもすべて広告灯を除外した形で市の仕様に合った街路灯について、最終的に管理する団体がいないというところであれば、今、結果として管理がえをしているという状況はございますが、今の佐藤委員の状況をまだ具体的に把握をしておりませんので、何とも言えないのですが、基本的には厳しいかなということで市のほうで考えを今のところ持っております。  以上でございます。 34 佐藤正洋委員 はい、わかりました。市の状況はわかりました。そういうことで、市のほうに引き取っていただきたいということじゃなくして、商工会もそういうことは思っていないし、今までどおり、商工会、もちろんあれが看板がついておりまして、5万円ぐらい出しながら、業者がやる。そして、電気料も払う、台風などでやられたときの維持補修もそこでやっているわけです。ですから、町としては電気料ですね、街灯の場合、大体1本当たり1カ月の217円とかというのが言われておりますけど、九電の調査の結果、217円。商工会が直接すると、さっき言いましたように、80ワットですから、431円なんですね。だから、町のほうとしては、217円、普通の街灯の電気料の半分を助成しよった。電気料のですよ。だから、引き取ってくれとかなんとか、そういう問題じゃなくして、そういったことが状況としてはあるもんですから、そういった何かのいい方策がないか、どうか、ひとつ今後の課題として、平成20年度にどうのこうのじゃないわけですけど、今後の課題としてほかの部局ともひとつ協議をしていただいて、何かいい方法がないか検討していただければありがたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  要望でとめておきたいと思います。 35 源城和雄委員 1点だけ、質問じゃなくて、せっかく中川部長からも発言もいただきましたんで、そのままで終わりますと、私は討論の場でちょっと討論ができなくなりますので、一言、基本的な考え方だけ申し上げておきたいと思いますが、中川部長が15億円の財源のことでも大変心配をされているようですが、私たちが、今回、この審議に対する姿勢も含めて主張をしておるのは、特定財源を一般財源化するとかということについては、地方の道路財源を自由度を増した確保をしていきたいと。こういう主張ですんで、国道、県道等の整備費に対する市町からの出し分をなくしていくとか、こういう主張もしながら、地方の道路財源を確保するという姿勢だけは変えていないつもりでありますから、ぜひ誤解のないように、あるいは不安を持たれんようにお願いをしたいと思います。  それにあわせて暫定税率の廃止は、全体にかかわる話でありませんから、暫定税率の廃止だけをとって、何か全体をどうにかするような話にまた部長たちが発言をされると、大きな影響がありますんで、もう少し慎重に安心してやっていただきたいと、このように思います。  あと討論の中では姿勢は述べていきたいと思います。よろしくお願いします。 36 津村国弘委員 国会じゃないもんですからね、議論はするつもりはありませんけれども、実際問題として、この道路財源にかかわって国庫負担金というのがどういうふうな推移をたどってきたのか、これを明らかにしてほしいと思うんですね。今できなかったらいいですけれども。例えば、5年間ぐらいでね。  それから、一般財源がどう変わっていったのか、ふえていったのか、あるいは横ばいなのか、国庫負担の割合、支出金によって違ってくるわけでしょうけれども、そこら辺の推移をわかっておればひとつ資料を提出してほしいと思います。 37 麻生 隆委員長 資料請求ですけど、後でいいですか。道路特定財源がどのぐらいふえてきたのかということですね。 38 久 八寸志委員 1つだけ確認というか、お聞きしたいのがあったんで、今ずっと整備をしていただいたり、新しく道路をつくっていただく中で、特にバス路線でお聞きしたい、確認というかあるんですけど、バリアフリー化を頭に入れてやってはいただいていると思うんですけど、そこら辺はもう何を基準に基本的にバリアフリー化を、何か示せるものがあったら資料をいただきたいなと思っています。それと、そこら辺の考えを1つだけお聞かせください。 39 鳥巣道路維持課長 私のほうは歩道の整備を今やっておる部署でございまして、新たに歩道等の整備をするときには当然バリアフリー化を考慮した、マウンドアップした形とか、もしくはフラットにした形とか、いろんな形で今の形に基づいた整備をやっております。ただ、既存の道路の、今、特にバス道でございますが、幅員の狭い等の道路については、もともと歩道の設置が、拡幅しないことには歩道ができないというような場所もございますので、そういう勾配等の問題もございますし、やれるところについてはバス会社のご要望等もあれば、当然、私どもも検討して、どこにバス停を設置をということであれば、できる範囲の中で今後、既存の予算の中でも対応できるところはありますので、やっていきたい。改めてその道路については当然、新道とか、新設改良の部分については当然その辺を考慮した形で今整備をやっているというところでございます。  以上でございます。 40 久 八寸志委員 できれば、そういった目線でのプランというか、一回そういうのを見ていただければなと思います。これ要望というか、検討していただければと思います。  以上です。 41 東 満敏委員 飯の時間も近づきましたけれども、ちょっと私の質問は多岐にわたりますので、質問とお願いをしておきたいと思いますが、市町村建設10カ年計画に絡んだ話なのですけれども、特に道路については、うちが外海の場合、7本だったかな、6本かな、上げているんですが、そのうち2本が手をつけられているということで、一番短い、やりやすいところからやっていただけるということなんですけれども、平成20年度は新しいやつが全然何も上がっていないということで、ちょっと心配をしております。  それと、うちの道路は長いのもあるんですね。2キロメートルも3キロメートルもあるのもあって、そういうのをどう考えているかということ。  それと、道路を改良していただくときに、担当課ではもうやり方が違うんですね。私のところの例でいきますと、ある線で、まさかと思っていたんですが、河川課が担当する道路改良は、これ松本線ですけれども、やられました。これについては、用地買収が必要にもかかわらず、河川課がやる分については、用地買収の用地代は払わんと、ただで提供せろということですね。改良については買うということで、この違いはなぜかと。これは非常に地主にとってみれば、実はこの松本線というのが改良であったんですが、当然、町の当時の計画からすれば、買収をして改良するつもりのやつが、松本の地域住民に、あんたのところを早くするからみたいな感じで用地については頼むよということで、それをすれば早くできるんだなということで、やりますということでやったんです。そして、用地のことにかかったら、ただでやらんとせんと言われて、じゃということで用地を地主にその旨お願いしたんですね。そしたら、冗談言うなと、ただで人の土地ば取るかと、こういう話なんですよ。  だから、ここんところはなぜ、旧市の方針がそういうことだったんでしょうけれども、それが何でそうなのかですね。旧町であれば、当然そういうことは起こらなかったんですね。ですから、この話は結局、合併して悪かったことの一つでまたこういうのが出てくると。  それと、林道ですね。一応路線上は町道並みなんですけど林道で、というのは、道路をつくるときに林道でつくったほうがつくりやすかったと。だから、普通の町道の先に延長上に林道でつくったというのがあって、ところが、その林道分についても用地はただでないと改良をせんということなんですよ。だから、ここんところもなぜそうなるかと。これまでの方針がそうだったということの理由のようですけれども、やはりここんところは地域住民が納得する形でやっぱり説明をお願いしたいし、その経緯も知りたいということですね。  だから、それをまずご答弁いただきたいと思います。 42 鳥巣道路維持課長 委員ご指摘の松本1号線、平成18年度、19年度で工事をして、今やっと繰り越しをいただきまして、先月ほど完成した道路でございます。延長が256メートルということで、今の有償、無償の件でございますが、基本的に私たちが今聞いているのは、松本1号線については、現道の路肩及び側溝等を改良して、現道の中で拡幅をする計画と。当然、地元もそういうことでお願いするという形で聞いております。当然、私たちもそれを基本的には用地を伴わない現道の中で、改良をやっていくという形で進めた工事でございます。  そういう中で、やっぱり現実的に狭いところがあると。だから、それをもし拡幅するのであれば、基本的には現道の中で整備するところでございますので、土地の提供、無償の提供が可能であれば、その分は広げたいという形で施工して、初めから4メートル道路、10メートル道路という形で計画をしておりません。現道での改良という中でして、その中で、沿線で土地の提供に協力し、無償で提供してくださる方がおられれば、それはもう拡幅するのにこしたことはありませんので、その分については工事はやっていきたいということで、一部に土地の提供を無償でいただいて広くなった部分はございますが、状況としては、そういうことでやったということで私は考えております。  以上でございます。 43 原口道路建設課長 1点目の質問の中の、なぜ市町村計画には7カ所要望しているのに、2カ所ぐらいしか着工していないかというご質問だったと思いますけれども、それにつきましては、まず、緊急性とか優先度、これを考慮しまして、高いほうから対応しているということでございまして、特に、出津線につきましては、バス路線でもございますので、その辺を取りかかっているということでございます。  以上でございます。 44 東 満敏委員 まず、鳥巣課長の答弁についてですけれども、これは最初、拡幅改良でやるつもりの道路で上げているんですよね、町としては。それでやっていただくものと思って話の中で、じゃお願いしますということになって、いわゆる拡幅をせんばならんところ、最小限でもしてもらわんところ。そこについて有償ではないということがわかって、それで、現道を側溝等をぴしっとしてやることに同意をしたというのが真相なんですよ。だから、本来はそうじゃなかったんですね。やはり拡幅改良ですよ。道からしたっちゃ、国道から取りつけたやつはバスが十分通るような道なんです。いわゆる上のほうに公園がありまして、あるいは観光施設がありまして、そこまで観光バスも通すんだという意図があって、あの路線の改修は上げられたと。これは町時代の計画の中でですね。ところが、今の改修では、地域の人は今の現道改修でもそんな不便は感じないんですよね。しかし、もともとあそこは観光道路的に改良をしようということで上げた道路ですから、そういう意味では上げたときの趣旨にも全くそぐわないということもあって、そぐうようにするためには、やはり拡幅買収しかないということだったんです。  ところが、そういう事情だったもんだから、地域としては地域だけのためなら、今の現道を側溝をきちっとしていただければ助かるからということで乗ってしまったと。それで、私は地域の人にも、あの時点ではちょっと苦情も言ったんです。何で私に早う教えてくれんやったかと。早う、そういうことじゃなかったぞという事情もあるんです。しかし、地域の人がそれでよかと言ったんで。そして、一部については、どうしても拡幅せんばいかんところについては、話を聞けば、無償でやったと、地主の理解を得たという事情があって。だから、端的には河川課がやる分については用地はただだと、道路維持課がやる分については要るべきところは買う、あるいは林道は買わないと、提供せんとやらないという、そういうところですたいね。この辺が非常に不信感を買っているというかな、ことがあって、できれば、できることならば、旧町の事情というのも、それまでの方針というのも理解をしてもらいたい。  しかも、旧町から上げている道路の本数、どこの町もそうだと思うんですけれども、10カ年計画の基本構想の中から抜粋をして上げたと。実際にはまだまだいっぱい計画的にはあったけれども、それを除いてやったという経過もありますので、これについては10カ年の中で、ぜひやっていただきたいと。 45 麻生 隆委員長 質問が多岐にわたっているみたいですから、12時30分から議運がありますので、ちょっと休憩を挟みたいと思います。昼からまた継続審議いたしますので、今の回答、言われた件について、ちょっと最後、わかれば、鳥巣課長、回答してください。 46 鳥巣道路維持課長 委員おっしゃるようなことではなくて、私たちはあくまでも当初は市町村計画で当然、改良を拡幅改良で地元をやったと。ただ、そういう計画であれば、非常に年月がかかって、その道路の改良は将来的になると。地元から、もう現道拡幅の状況を、現道の中で基本的な拡幅をしていただきたいと。そうすれば、用地の取得も伴わないから、早急な対応が可能であろうということで、当初、道路建設課のほうでやる予定だったのが、道路維持課に来たのは、そういうことで、もう現道の拡幅の中でいいんですよと、だから、当然、用地を伴わないから、道路維持課のほうで対応しましょうという形でした経緯がございまして、当然、もう初めから私たち道路維持課の計画の時点では、現道の中で極力車が離合できるような整備を図りたいと。ただし、地元自治会、もしくは地権者の方々の同意をいただき、協力いただければ、土地の提供をいただければ、その分については部分的には改良はやりたいというスタンスでやってきたつもりでおります。  以上でございます。 47 麻生 隆委員長 では、個別案件でございますので、それに関して議事録みたいなのがありましたら、東委員のほうに提出してもらうか説明いただくということで対応いただいていいでしょうか。  東委員、それでいいですね。  では、午前中の審議をこれにとどめて、また、昼1時から再開したいと思います。  暫時休憩します。           =休憩 午前11時55分=           =再開 午後1時0分= 48 麻生 隆委員長 委員会を再開します。  引き続き、第8款土木費第2項道路橋りょう費の質疑を続行します。 49 東 満敏委員 道路新設について一般質問にも取り上げましたけれども、これについては今度の20年度の予算にも全然上がっていないようですけれども、調査費なんかはいつ組んでいただくか予定がありましたら。調査測量とか、まず予算化をしていただかんと始まらんと思いますので、それをまず1点。 50 原口道路建設課長 多分、神浦の話だと思いますけれども、これにつきましては、本会議の中でも市長を初め、部長からも決意表明があっておりますので、それに沿って、まず同意書を得ることが前提条件でございますので、私どもとしましては、予算の計上よりもまず同意書をいただくことに、これから先頑張っていきたいというふうに思っております。  以上です。 51 東 満敏委員 よろしくお願いします。  それから、午前中にちょっと市町村建設10カ年計画についてお伺いしましたけれども、今のペースでいきますと、10年間で全部していただけるのかなという心配がありまして、極力急いでいただきたいということと、それから、過疎債の期限があと二、三年で切れるんですよね。だから、過疎債を使う分については、極力過疎債を活用していただきたいなということのお願いをしておきたいと思います。  それから、10カ年計画の中で非常に路線の長いやつが、大野牧野線があるんですけれども、これについては買収が伴いますので、早い時期に上げていただきたいなと。  それと、午前中言いましたけれども、この道路計画については、旧町の基本計画の中で、10年間でやってしまうということでしとったものを上げております。しかし、そうなれば予算も相当要るんですね、金がですね。しかし、うちの場合は過疎町でしたから、これはもし合併をしなければ、ずっと続くものでしたので。  それと、今上げている道路については、単独でも過疎債を使ってできる事業でしたから、財源については十分あったと。それと、これは変な話ですけど、合併時に各町から持参をしてきました基金類ですね。これについても、うちは14億円ぐらい持ってきていますけれども、ほとんど使い道を指定しない基金なんですよ。ある町では、もう基金はほとんどゼロに近い状況でやってきた。合併期限の間に使ってしまっているという町もありますけど、そういうことはうちはしておりませんので、その辺も十分加味していただきたいと。  それと、それを使うことで計画もしていないんですよね。基金を使わんばならんような計画もしていない。いわば自由に使える金として持ってきていますので、そこはやはり配慮していただきたいなと思います。まずはそのことについてちょっと。 52 中川道路公園部長 東委員ご指摘のとおり、旧外海町の中で、今道路の中で急がなければいけないのは、先ほど課長のほうからもご説明いたしましたけれども、バス路線として現在、路線バスが走っているところについては早急にしなければ、やはり交通の障害になっているということで、これは急ごうという形でやっております。  そのほかに、先ほど言いますように、大野牧野線とか上黒崎線というほかの路線がございますけれども、この路線というのが国道202号から山の上にあります、今、林道ができていますけれども、そちらへずっと縦につながる道ということで、その間に集落が点在しているというような路線でございまして、それが生活道路として利用されているということでございます。  状況につきましては、我々も承知はいたしておりますけれども、先ほど委員のほうからご指摘がありましたような件につきましても、今後財政部ともよく協議しながら、少しでも先に促進できるような形で努力してまいりたいと思っておりますので、よろしくご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 53 麻生 隆委員長 ほかにありませんか。  じゃ、私のほうからちょっと1点よかでしょうか。  実は街路灯の件でお尋ねをしたいと思いまして、16ページの街路灯新設設置状況がございますね。これは19年度、20年度、500灯になっておりますけど、街路灯の維持管理費が2億600万円ぐらいかかっております。これにリンクしてちょっとお尋ねしたいんですけどね。  これは今後どのくらい拡張されてくる予定なのか。今後、財源的には毎年500灯ぐらいの、合併町も含めてできるのかどうかがまず1点。  あと1点は、包括外部監査の指摘によって入札制度が変わったということで、今までは長崎県電気工事業工業組合ですか、全市的に管理をしてもらったということでありましたけど、これが今度入札になるということで、どういう形態で考えていらっしゃるのか。全市内、合併町もあわせたら結構広い状況になるもんですから、管理を東西南北されるのか。  それとあと、この資料で言いますと、約3万7,000灯ぐらいあるわけですね。個別の管理をされておったと聞いておりましたけど、その管理委託を今後どういった形で管理して、道路公園部がどういう形で絡んでいくのか。それで人間を張りつけるのかどうか。そこに費用対効果の問題もあると思いますけど、そういった観点はどのようにお考えをされておるのか、その2点をお尋ねしたいと思うんですが。 54 鳥巣道路維持課長 まず第1点目の街路灯の新設、来年も500灯程度設置をしたいということで考えております。その中には合併7町も、ことしも約80灯ほど整備をいたしております。当然20年度も一定の、ほぼ同年ぐらいの要望があると思いますので、旧市内との均衡も図りながら極力やっていきたい。  それと、子どもを守るネットワーク等が今からも非常に街路灯の要望があっておりますので、まず優先的に、安全・安心の子どもを守るネットワークの要望箇所を、まず合併7町を含めた形で設置をしていきたいということ、当然、自治会からの要望等もございますので、そういう形で電柱共架等を図りながら、安く設置ができるような工夫をしながら、極力灯数を伸ばしていきたいということで考えております。  それから、2点目の今平成19年度までは市内全域まとめて単価契約ということで長崎県電気工事業工業組合のほうに単価契約で委託をかけています。修繕と保守管理という形で、二つに分けて今委託を19年度やっておりますが、平成20年度につきましては、まず保守管理、これは街路灯にはシールを張っていまして、電気工業組合の電話番号のシールを張って、すぐ住民からそちらのほうに通報が行くような形になっております。その分については平成20年度もいろんな市民サービスの低下にならんような形で、市民が戸惑わないような形で、とりあえず20年度はそのままの形で、保守管理については今の電気工業組合のほうに委託を継続したいという考えでおります。  それから、修繕のほうですが、これは年間約9,000球ぐらいの取りかえがあっております。それを基本的には東西南北に分割をしまして、その中に伊王島、高島、ちょっと上には池島があるんですが、西部地区と南部地区については、そういうちょっと離れている島もありますので、これまでの経験を生かして、電気工事業工業組合に南部と西部につきましては随契の形でやってみたいと。それと、東部と北部につきましては、これを2分割しまして、今後いろんな制限をつけました形で、例えば、電気工事技士を2名以上有している会社とか、電柱に登れるような資格、研修をやっている人が2名以上おるとか、そういう制限をつけて、2つについては今後競争入札で20年度からやってみたいと。  それともう1つ、その他の道路照明というのがございます。街灯と別に通常の局部の照明、交差点にあったりとか、横断歩道にあったりとか、そういう照明についてはその他でまた別途競争入札でやってまいりたいということで、総括しますと、南部と西部については当面20年度については今の形で随契を行いたいと。北部と東部とその他の道路照明について、それを3分割して、その分について競争入札をやって、そして、20年度において今までの状況と今後新たに受注した業者のさまざまな状況を検証しながら、次の21年度に向けては、もしトラブルがなければ、極力競争入札を拡大してまいりたいということで考えております。  以上でございます。 55 麻生 隆委員長 最後に1点だけお尋ねしたいんですけど、この維持管理費の2億600万円の中には電気代は含まれていませんよね。これは総務管理費のほうで電気代は入っているんですか。それとも、補修費あわせて電気代も入っているんですかね。 56 鳥巣道路維持課長 街路灯の維持管理費で、平成20年度に2億682万3,000円を計上しておりますが、そのうち電気料が1億3,109万6,000円が一応3万7,000灯の電気代ということで見込みをしておりますので、基本的に委託料というのは約6,000万円程度という形になっております。  以上でございます。 57 麻生 隆委員長 わかりました。  以上で質疑を終結します。  では、理事者の交代のため暫時休憩をいたします。           =休憩 午後1時13分=           =再開 午後1時18分= 58 麻生 隆委員長 委員会を再開します。  次に、第8款土木費第3項河川海岸費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 59 中川道路公園部長 第8款土木費第3項河川海岸費につきまして、ご説明いたします。  予算説明書は224ページから225ページでございます。  まず、第1目河川総務費でございますが、予算総額1億5,658万1,000円のうち、職員給与費を除きました道路公園部所管分といたしましては4,239万6,000円で、19年度に行いました洪水ハザードマップの作成完了などにより900万3,000円の減となっております。  続きまして、第2目河川改良費につきましては予算額2億2,100万円で、前年度に対し4,500万円の増となっております。  主な増減の内容でございますが、説明欄2.【補助】住宅市街地総合整備事業費といたしまして大井手川の整備を図るほか、説明欄3.【補助】まちづくり交付金事業費といたしまして、県営駐車場が撤去されました銅座川の新地橋周辺の整備に着手いたします。  次に、予算説明書226ページ、227ページをお開きいただきたいと思います。  説明欄1.【単独】自然災害防止事業費として、平成18年の台風13号により被災いたしました東望海岸地区の整備費2,460万円を計上いたしております。  なお、同地区の自然災害防止事業は平成20年度中に完了する予定でございます。  主要事業の進捗状況、各事業の施行箇所などにつきましては、資料の56ページから72ページにかけて各事業ごとに記載いたしております。  事業内容につきましては、担当課長からプロジェクターにより説明させていただきます。  私からは以上でございます。 60 樋口河川課長 主要な事業についてプロジェクターでご説明いたします。     〔プロジェクターによる説明〕 61 樋口河川課長 河川の主要事業といたしまして、江川川、大井手川、銅座川の県営銅座駐車場跡地と正覚寺下電停上流を予定しています。  国庫補助事業であります江川川都市基盤河川改修事業は、総延長2,530メートルで、昭和56年度から改修工事に着手し、平成19年度までに1,964メートルを施工いたしております。平成19年度末での進捗率は78%でございます。平成20年度の施工箇所は、堂ノ元橋の付近で約14メートルの護岸の整備を予定しております。  現況写真でございます。左が平成19年度までの実施済み区間、右が平成20年度の実施予定区間であります。  次に、大井手川住宅市街地総合整備事業についてご説明申し上げます。  総延長2,150メートルで、平成13年度から改修工事に着手し、平成19年度までに112メートルを施工いたしております。平成19年度末までの進捗率は5%でございます。平成20年度の施工箇所は、岩崎橋上流の低水路と道ノ尾駅付近のパラペットを予定しております。  河床を掘り下げた低水路と護岸を高くしたパラペットの標準断面図でございます。  現況写真でございます。左が平成19年度までの実施区間、右が平成20年度の実施区間であります。  次に、銅座川まちづくり交付金事業についてご説明いたします。資料の60ページでございます。
     これは、銅座川の新地橋付近において、昨年8月に県営銅座駐車場が撤去されたことに伴い、その後の周辺整備を行うものでございます。  事業の内容といたしましては、現在河川両側の市道及び新地橋といった道路に歩道がなく、安全性が確保できない状況にありますので、河川両側への張り出し歩道及び新地橋の横に新たに広場としても活用できる程度の幅員を持つ橋梁をかける計画が主体となるものと考えております。  次に、単独事業の銅座川での臨時河川等整備事業について、ご説明いたします。  現在、正覚寺下電停より上流側の河川断面内に張り出して立っている不法占用家屋につきましては、平成15年6月に老朽化した空き家1棟が倒壊し、ほかにも倒壊寸前の家屋もあることや、景観上もよくないことから早急な撤去が待たれているところでございます。  こちらは事業箇所を正覚寺下電停から撮影した現況写真でございます。このようなことから、本事業において、これらの不法占用家屋を撤去した後、環境に配慮した河川の改修を行うことにより、観光都市長崎にふさわしい景観と市民が身近に親しめるような快適な親水空間の創出を図り、あわせて国道324号に歩道を設置しようとするものでございます。  このため、県の道路事業との合併施工を予定しております。  平成20年度は建物補償、家屋解体及び橋梁の設計業務委託を予定しております。  次に、急傾斜地崩壊対策事業についてご説明申し上げます。  平成20年度は里地区、竿浦地区、尾ノ上地区、小曽根地区及び尾戸地区の合計5カ所を予定しております。  香焼の里地区は、香焼行政センター付近の急傾斜地を平成16年度から継続して実施しており、平成20年度完成の予定であります。  こちらは施工箇所の写真でございます。平成19年度末の進捗率は84%でございます。  続いて、竿浦地区は、高野原橋付近の急傾斜地を平成20年度から着工し、平成23年度完成の予定であります。  施工予定箇所の写真でございます。事業概要は調査、測量、設計を予定しております。  続いて、香焼尾ノ上地区の急傾斜地を平成20年度から着工し、平成21年度完成の予定であります。  施工予定箇所の写真でございます。事業概要は調査、測量、設計を予定しています。  続いて、琴海尾戸地区の急傾斜地を平成20年度から着工し、平成22年度完成の予定であります。  施工予定箇所の写真でございます。事業概要は調査、測量、設計を予定しております。  続いて、小曽根地区の急傾斜地を平成20年度から着工し、平成22年度完成の予定であります。  施工予定箇所の写真でございます。事業概要は調査、測量、設計を予定しております。  急傾斜地崩壊対策事業につきましては以上でございます。  次に、海岸保全費の東望海岸地区自然災害防止事業について、ご説明申し上げます。  平成18年9月17、18日の台風13号により、東望海岸地区が被災し、災害復旧事業、災害関連事業は平成19年度中に完成いたしますが、災害査定で採択されなかった東部下水処理場前を施工するものであります。  施工予定箇所の写真でございます。両サイドの護岸のパラペットかさ上げ部分が災害及び災害関連事業で施工済みの箇所であり、残りの箇所を一連の効果を発揮させるため、台風時期前までに単独で施工するものであります。  以上でございます。 62 麻生 隆委員長 これより質疑に入ります。 63 吉村正寿委員 2点ほどお伺いしたいんですが、1つは、2000年から2001年だったと思うんですけど、2カ年間、私が浦上川、中島川水系の整備基本計画、たしか県の事業の中で中島川と浦上川の水系をどういうふうにしていくかというのを県と市も入って協議をしたのがあったんですけれども、そのときに先ほどあった大井手川も浦上川水系ということで入っていたみたいですが、県と市の、何といいますか、事業の分担ですか、そういったものがどういうふうになっているのか、どこかで明確な区分とか、そういったものがあるのかどうかというのが1点と。  それともう1つが銅座川なんですけれども、銅座川の駐車場になっていましたよね、あれ県営駐車場だったんですかね。県営駐車場になっていたのを今もう取り払われて水面が完全に出てしまっていますが、それをやりかえるということで。その取り払った経緯とか、もしそういったのがわかればちょっと教えていただきたいと思います。 64 樋口河川課長 大井手川の施工の県との分担でございますけれども、大井手川については、長崎市のほうでこういった事業を起こしまして、長崎市単独で今やっております、河川の部分はですね。  あと、銅座川の件でございますけれども、銅座川の取り払われた経緯でございますが、前から河川はオープンというのが原則でございまして、そして、平成17年4月に長崎市に河川が県から、基本的には国からでございますけれども、管理が長崎市に移譲されたものでございます。それに伴って駐車場を撤去させていただいたということでございます。 65 吉村正寿委員 直接その河川の整備とは関係ないんですけれども、この前ランタンがありましたよね。港公園が非常に狭いような状況で、考えようによってはそのまましといてランタンの会場の補完的な、メーンになってもいいぐらいの広さがあったと思うんですよね。そういったことについては協議とかはなされなかったんですかね。もう河川だけの、何といいますか、課の中だけでの取り払いとか、そういったことの決定ということだったんですかね。 66 樋口河川課長 基本的に駐車場自体が河川の水面よりもある一定クリアランスとらんといかんと、そういった基準にも満たない存在であったものですから、とった次第でございます。  今後、今回の整備については、ランタン等も視野に入れまして、中華街の玄関にふさわしいような景観を計画したいと考えております。  以上でございます。 67 麻生 隆委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  次、第8款土木費第4項港湾費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 68 中川道路公園部長 第8款土木費第4項港湾費について、ご説明いたします。  予算説明書は228ページから229ページでございます。  第8款土木費第4項港湾費第1目港湾管理費の予算総額2,838万6,000円のうち、職員給与費を除きました道路公園部所管分といたしましては2,103万6,000円で、前年度に対し3万5,000円の増となっております。  次に、第2目県施行事業費負担金でございますが、これは長崎県の管理であります松が枝埠頭に新国際ターミナルが建設されるに当たり、長崎市にとりましても海外からの観光客の受け入れ、長崎市における消費拡大の方策として推進するため、平成20年度におきまして、説明欄1.長崎港松が枝地区新国際ターミナル建設事業費負担金として1,650万円を新たに計上いたしております。  事業の内容の詳細につきましては担当課長のほうからご説明させていただきます。  私からは以上でございます。 69 樋口河川課長 県施行事業費負担金について、プロジェクターでご説明します。  資料については73ページでございます。     〔プロジェクターによる説明〕 70 樋口河川課長 長崎港松が枝地区新国際ターミナル建設費負担金についてご説明いたします。  これは出入国管理法が平成18年5月に改正され、入国申請時に指紋及び顔写真の提供を受けるものとされたものの、現在の松が枝ターミナルは平成4年に建てられ、老朽化が進んでいる上に法の改正に対応できる設備がなく、現状のままでは入国審査に時間がかかり過ぎ、海外からの多くの観光客を乗せた国際観光船から敬遠されるおそれがあるため、今後の国際観光船の寄港数拡大に向け、県、市で建て替えを行うものでございます。  以上でございます。 71 麻生 隆委員長 それでは、質疑に入ります。ありませんか。 72 内田隆英副委員長 港湾管理費の中の、伊王島だけじゃないんだけれども、伊王島港のターミナル施設について、観光客のほうから、やすらぎ伊王島の関係では所管が違うから言わないんだけれども、トイレ、このことについてバリアフリー化がずうっと進む中で、トイレに身体障害者用のトイレがないということで、普通のトイレについてはあるんだけれども、そういうスペース的には、トイレのスペースはどうなのかあれですけれども、伊王島港ターミナルの施設に身障者用のトイレ等を、観光施設については整備状況といいますか、実際改修できるのかどうか、安心して旅行ができないと言われる観光客がいるんですよ、身障者と話した方がですね。  そういう点で、例えば、伊王島のターミナルにVIANというNPO法人が、やすらぎから借りているのかどうか知らないんだけれども、施設の中にあるわけですよ。しかし、今実際にはどういう活動をやっているかわからないんだけれども、改修をやろうと思えば、そういった施設に話をして改修等もできるんだけれども、そこら辺についてはどうなんですか。港湾管理者というんですか、施設の管理について。 73 麻生 隆委員長 答弁できますか。 74 樋口河川課長 去年の4月1日に伊王島のターミナルは改築のセレモニーをしたわけで、そのときに合わせて、そういった多目的トイレを設置しております。 75 内田隆英副委員長 その改修したときに、伊王島港の喫茶店みたいなのを出したじゃないですか。多目的トイレはあそこにありますか。 76 鍵山河川課工事係長 ただいまの多目的トイレの場所ですけれども、今度新しく増築した売店のすぐ隣にあります。ちょうど待合所の真ん中付近になります。以前の観光案内所ですかね、あそこがあったところ付近に増設しております。 77 源城和雄委員 1点ちょっとお尋ねします。私の勘違いがあったら、それの指摘も含めてお願いしたいんですが、長崎港松が枝地区新国際ターミナル建設事業の関係で、ここの護岸といいますか、大型観光船等が停泊、あるいはここで乗りおりする際に長さが足りないということで、この延伸工事が県のほうでされていると思うんですが、それとの兼ね合いといいますか、日程的なことも含めて、お尋ねしたいんですが。 78 樋口河川課長 写真につけておりますこの松が枝地区の護岸の工事、国が直轄でやっておりますけれども、平成20年度ですかね、これで完了するということになっております。 79 麻生 隆委員長 ほかにありませんか。  なければ、以上で質疑を終結します。  理事者交代のため暫時休憩します。           =休憩 午後1時39分=           =再開 午後1時50分= 80 麻生 隆委員長 それでは、委員会を再開します。  次に、第8款土木費第5項都市計画費のうち、都市計画部所管の審査に入ります。  その前に、内容が多岐にわたりますから、時間もかかると思います。それで、理事者の説明を受けますけど、途中で休憩を挟んで質疑に入りたいと思います。いかがでしょうかね。  皆さんも大変集中して審議してもらわにゃいかんもんだから、さえた頭でしっかり論議をしていきたいと思いますけど、いかがでしょう、いいですか。  それでは、理事者の説明を求めます。 81 馬場都市計画部長 それでは、第8款土木費第5項都市計画費のうち都市計画部の所管分について、ご説明をいたします。  議案書は230ページから235ページでございます。  それでは、230ページ及び231ページをお開きいただきたいと思います。  第5項都市計画費の予算総額124億7,808万5,000円のうち都市計画部所管分といたしましては41億3,432万6,000円で、前年度と比較いたしまして11億5,148万4,000円の増となっております。  まず、第1目都市計画総務費でございますが、予算総額19億1,550万6,000円のうち、231ページの説明欄の1.職員給与費13億867万4,000円を除いた総額6億683万2,000円が都市計画部所管分でございます。  前年度の当初予算額5億8,154万4,000円に対しまして2,528万8,000円の増となっております。  なお、主な事業の内容につきましては、事業が多岐にわたっておりますので、後ほど委員会提出資料に基づき、ご説明をさせていただきます。  続きまして、同じページの第2目都市開発費について、ご説明をいたします。  第2目都市開発費の予算総額は20億7,159万4,000円で、前年度の当初予算額11億4,587万8,000円に対しまして9億2,571万6,000円の増となっております。  なお、この都市開発費につきましても、主な事業の内容は後ほど委員会提出資料に基づき、ご説明をさせていただきます。  続きまして、第3目街路事業費について、ご説明をいたします。  議案書は232ページから235ページまででございます。  第3目街路事業費の予算総額は14億5,590万円で、前年度の当初予算額11億3,700万円に対しまして3億1,890万円の増となっております。  私からの説明は以上でございますが、引き続き、お手元に配付しております都市計画部提出の委員会資料により、主な事業の内容を各担当課長からご説明させていただきますので、よろしくお願いをいたします。 82 白石まちづくり推進室主幹 委員会提出資料の4ページをお開きいただきたいと思います。  まちなか再生推進費1,250万円について、ご説明いたします。  この事業は、いわゆるまちなかを市民が誇りに思えるまちへ再生しようとするものでございます。そのために、平成18年8月から1年半にわたりまして、外部委員58名で組織しますまちなか再生計画策定検討委員会で活発な議論が行われまして、去る1月31日に市長へ報告書が提出されたところでございます。  この検討委員会の報告書につきましては、別冊として皆様のお手元に配付させていただいておりますけれども、その概要は委員会提出資料の7ページから10ページにかけて掲載しておりますので、後ほどご参照いただきたいというふうに思います。  それでは、この検討委員会から優先的に早急に検討すべきとご提案いただいた施策のうち、20年度予算をお願いしております事項についてご説明いたします。  事業概要といたしましては、本年度から平成30年度までの10年間を計画期間として目標数値の達成に向けて、まちなか再生に取り組んでいきたいというふうに考えております。  次に、資料の5ページの3.予算内訳をごらんいただきたいと思います。  20年度は、まちなか再生の本格実施に向けた準備期間というふうに位置づけまして、検討委員会からの提案を踏まえて、市におきまして、まちなか再生計画を策定することにしております。そのための予算100万円を計上いたしております。  また、これとあわせまして、まちなかの基本方針や、まちなか再生のガイドラインを作成し、まちなか再生の考え方や具体的な進め方、まちづくりのルールなどにつきまして、広く市民の皆様方へ周知を図りたいと考えておりまして、これに150万円を計上いたしております。  また、自主まちづくり計画の策定を中心として、市民の方々の多様な主体と協働したまちづくりの仕組みを整えたいというふうに考えております。  これとあわせまして、まちなか再生の中心的な推進組織となります、まちなか再生推進会議を立ち上げて推進体制の構築を進めたいというふうに考えております。その運営費用として55万円を計上しております。  まちなか再生では、これまでに実施したことがない新たな取り組みに挑戦することも求められまして、検討委員会からは具体的に10項目のリーディングプロジェクトのご提案があっております。  これは、まちづくりの先駆的な試みを市民や企業、大学等と協働し、行政が主導的に取り組み、まちなかの将来のイメージを形として広く市民に伝える。また、民間投資やコミュニティビジネス化などで、まちの活力を引き出すということを目指すものでございます。  このリーディングプロジェクトのうち、本年度からの主な取り組みとしまして、まちなかの住環境とシルエットを守る高さの誘導プロジェクトの取り組みを始めさせていただきたいというふうに考えております。  これまで建築コストが高いなどの理由によりまして、建物の高さの規制誘導がなくても超高層建物が建てられるということはございませんでしたけれども、最近の技術革新によりまして建築の可能性が高まっております。  そうしたことを受けまして、まちなかの住環境を守り、まちなかを取り囲む山と港が織りなす景観、あるいは重要な文化財、観光資源を守るために、検討委員会からはまちなかの建物の高さを規制誘導するようにとの提案がなされております。  統一的な高さ規制誘導の具体案としまして、消防法上の取り扱いや歴史的景観を守る規制を行っている京都市などの例を参考にしまして、31メートルとすると。ただし、緩和する場合の高さは45メートルを限度としなさいというふうなものの具体的な提案がなされております。  しかしながら、これは市民の皆様にとりましても、市、行政側にとりましても非常に大きな課題であります。検討委員会からのご提案どおりに速やかに市が実施するということは困難であるというふうに認識しております。
     今回の検討委員会からの提案を受けまして、ここで一度立ちどまり、現在と未来の視点から市民や企業関係者の皆様と一緒に議論をしまして、建物の高さやまちなか景観のあり方について結論を探し出したいというふうに考えております。  そのため、まちなかの区域内の建物の高さ誘導を具体的に行っていく上で、高さ規制を行った場合の影響や、その効果を事前に分析しておく必要がございます。  そこで20年度は、まちなか景観検討調査業務委託、500万円をお願いし、イメージパースによる検討や高さ規制によります不適格となる建物の調査、また、建て替え時の支援策の整理などを行いたいというふうに考えております。  次に、6ページをごらんください。  検討委員会の議論の中で、まちなかは土地代が高く、マンションの賃貸料も高いということから、若い世代や子育てファミリー層が戻りにくい。住みたくても住めない環境にあり、定期借地権を活用したマンション建設によって家賃を引き下げるなどの工夫をするようにというご提案をいただきました。  そこで、本年度は公有地を活用した定期借地権つき住宅モデル事業の実現性と条件整理を行い、公有地の絞り込みを行った上で、翌年度に事業者の選定につなげていきたいというふうに考えておりまして、これに300万円の予算をお願いしております。  検討委員会からご提案いただいておりますそのほかのプロジェクトにつきましても、推進方策の整理をし、随時、事業化を図っていきたいというふうに考えております。  私からの説明は以上でございます。 83 片山長崎駅周辺整備対策室長 長崎駅周辺地区区画整理事業調査費につきまして、引き続き、都市計画部提出資料により説明をさせていただきます。  資料は11ページから16ページでございます。  それでは、11ページをお願いいたします。  予算額700万円を計上させていただいております。  まず、目的でございます。  JR長崎本線の連続立体交差事業と一体となり、長崎駅周辺地区におきまして、鉄道施設の受け皿を整備するとともに、都市基盤の整備と土地利用の転換と高度利用を図り、県都長崎の玄関口にふさわしい都市拠点の形成を目指し、土地区画整理事業を実施するものでございます。  次に、調査区域でございますが、資料13ページをお開き願いたいと思います。  この図面は、土地利用計画図の案でございます。  調査区域は、図面の赤色の実線で囲まれました尾上町、大黒町、八千代町の一部を含む面積約19ヘクタールの区域でございます。  また、委員会提出資料の最終ページにパンフレットを添付しておりますので、あわせてご参照いただきたいと思います。  なお、3月3日から完成イメージの模型を本館1階ロビーで常設展示を行い、あわせてパンフレットの配布を行い、市民への周知を図っているところでございます。  次に、資料の11ページにお戻りいただきたいと思います。  3.事業概要でございます。  都市計画決定及び事業認可に向けた協議資料の作成や広報用のパンフレットの作成を行うとともに、事業認可後、円滑に事業に移行できるように換地設計に向けた準備や都市景観の誘導方針などの検討を進めてまいります。  次に、予算の内訳でございますが、委託料として1)の都市計画決定、事業認可に向けた準備としまして、協議資料の作成や地元説明会に向けた広報用パンフレットの作成などで150万円を予定いたしております。  2)の事業化に向けた準備として、土地評価基準案、換地設計基準案の作成や景観誘導方針などの検討を行うために400万円を予定いたしております。  3)の事務費としまして、旅費、消耗品費、会場借り上げ費、これは都市計画決定及び事業計画の地元説明会、およそ10カ所程度を予定しております。合計で150万円を予定しております。合わせて700万円の予算になっております。  次に、5.財源充当でございます。  すべて一般財源を計上いたしておりますが、国に対して補助の促進調査費で要望を行っており、採択された場合の財源充当は国費200万円、一般財源500万円となります。  12ページをお願いします。  次に、進捗状況でございますが、昨年7月末にJR九州とJR長崎本線連続立体交差事業の平面計画や駅舎構造、長崎駅周辺土地区画整理事業で整備する駅前広場等につきまして、基本的な事項でJR九州・県・市の三者で合意いたしております。  現在、JR貨物との協議中でありますが、今月中には三者での基本合意の見込みでございます。  次に、今後の予定でございますが、今月25日には都市計画審議会への事前説明を行う予定でございます。平成20年度からは具体的な都市計画決定に向けた事務手続を開始してまいります。5月末から7月上旬にかけまして地元説明会、公聴会を開催し、年度内の都市計画決定を目指しております。あわせて、平成21年度からの補助事業採択のための国との本協議を行ってまいります。さらに、都市計画決定後は、引き続き年度内の事業認可に向けた作業を進めてまいります。  次に、これまでの調査経緯と調査費の合計並びに財源内訳を記載しております。  14ページは区画整理・連立・新幹線の工程表の案でございます。  15ページ、16ページは区画整理と連立の過年度調査の内訳を添付いたしております。ご参照いただきたいと思います。  説明は以上でございますが、詳細な事業内容は所管事項調査の中で、新幹線、連立あわせて説明をさせていただきます。  ご審議のほどよろしくお願いします。 84 吉田交通企画課長 それでは、資料の17ページをお願いいたします。  地域公共交通総合連携計画策定費、当初予算額100万円について、ご説明をいたします。  本市が市町村合併に伴って行っておりますコミュニティバスや合併以前から行っております乗り合いタクシーなどは、高齢者などの貴重な交通手段として欠かせないものでございますけれども、一方で補助金の負担というのが大きな課題となっております。  また、現在、平成22年度を完成目標にして伊王島大橋の建設が進められておりまして、架橋後は島内自動車交通の大幅な増加が予想され、このことが島内の安全性や快適性の低下につながるおそれがございます。  また、離島航路についても、高島については存続の必要性がありますが、伊王島については路線バス等の路線が開設されれば国庫補助から外れる可能性もあり、その存廃も含めて観光や地域振興など多方面から検討する必要があるものと考えております。同時に、伊王島や香焼で運行しているコミュニティバスの見直しも必要となってまいります。  そこで、これらの公共交通のさまざまな課題に対処するため、地域公共交通の活性化に重点を置いた総合的な連携計画の策定を平成20年度から約3カ年をかけて実施するものでございます。  なお、実施に当たりましては、国土交通省で新たに創設された国庫補助メニュー、これらの活用などについても検討をすることとしております。  次に、2番目の事業概要でございますが、地域公共交通総合連携計画の策定に係る協議会の開催及び伊王島交通計画の策定に伴う調査費でございます。  3は予算内訳でございます。それぞれ50万円を予定しております。  4は財源充当でございます。  5は全体のスケジュールでございます。平成20年度から22年度までを予定しております。  次に、18ページをお願いいたします。  参考として、国の補助制度を記載しております。  1は補助制度の概要でございます。説明は省略させていただきます。  一番下のほうの2の補助制度の活用についてでございますが、現在、国のほうと協議中でございますが、一定のめどが立てば、平成20年度中に要望申請を行いたいと考えているところでございます。  現時点での要望額としましては1,000万円を予定しており、補助金が認められれば市の直接補助ではなく、協議会への全額補助となってまいります。  次に、19ページをお願いいたします。  これは地域公共交通総合連携計画のイメージ図を記載しております。特に黄色でお示しをしている部分を今回重点的に検討してまいりたいと考えているところでございます。  地域公共交通総合連携計画につきましては以上でございます。  それでは次に、資料の20ページをお願いいたします。  路線バス運行対策費、当初予算額960万円について、ご説明をいたします。  本予算は、式見地区、香焼地区において実施をしております路線バスの維持に当たり運行費の補助金を計上するものでございます。  一番目の運行目的につきましては記載のとおりでございますが、滑石式見線は、式見地区における地元住民の利便性の向上のため、平成6年から運行しているバス路線を維持するもので、香焼恵里線は、旧香焼町時代の平成7年から、地元要望により路線延長した香焼本村から恵里までのバス路線を維持するものでございます。  次に、2の事業概要は記載のとおりでございます。  次に、3の予算の内訳でございますが、表の右から2番目に補助金を記載しております。滑石式見線が630万円、香焼恵里線が330万円、合計で960万円の予算を計上させていただいております。  滑石式見線につきましては、式見高校の生徒の通学にも利用されておりましたが、本年度末をもって廃校となりますので、来年度以降補助金が増加していくものと予測をされます。したがいまして、来年度は全体として1便減便をし、経費削減を行いたいというふうに考えております。  また、香焼恵里線につきましては、先ほど申し上げましたが、伊王島大橋等の開通も予定されておりますので、今後、バス事業者など関係機関と協議し、補助金の削減等について検討してまいりたいというふうに考えております。  4は財源充当でございます。  次に、21ページと22ページにはそれぞれ路線図を記載しております。  路線バス運行対策費につきましては以上でございます。  次に、資料の23ページをお願いいたします。  離島航路維持対策費、当初予算額6,700万円について、ご説明をいたします。  1の目的は、記載のとおりでございます。  次に、2の事業概要のうち(4)補助の内容及び負担割合でございます。  運行事業者に対しましては、1年間の欠損額、すなわち収支の赤字分を国の査定に基づきまして補助するものでございます。  一番下の表に、県、市の負担割合を記載しております。  補助金につきましては、要綱に基づき、2つ以上の市町村をまたがる場合は国、県で負担することとなっておりますが、合併により同一市町村内航路となったため、合併した年の翌年度の平成18年度から段階的に市の負担が生じ、平成20年度以降は毎年県、市2分の1ずつの負担割合というふうになっております。  次に、24ページをお願いいたします。  3の予算内訳でございます。  まず、(1)の補助対象経費でございますが、表の一番下の補助金の合計としましては、19年度見込みが7,500万円、その右側の20年度予算が1億3,400万円で、差し引き5,900万円の補助金の増額が見込まれております。補助金合計の内訳といたしましては、利用者の減少見込みによる収入減が440万円、費用の増が5,460万円でございます。費用の増の主な内訳を表の下に記載しておりますが、燃料費が780万円、船員の退職金が2,700万円、船舶修理費その他が1,980万円となっております。このうち船員退職金2,700万円につきましては、船員2名分の退職金として3,200万円ございまして、このうち退職金引当金の積立金約500万円がございますので、これを差し引いた不足分として2,700万円を単年度で計上するものでございます。  長崎県によりますと、これまでも退職金の引当金の不足分につきましては、補助金として単年度で計上してきているということであり、国に確認しましたところ、他の補助航路も同様に経費の対象として単年度での計上を認めているということでございますので、今回も同様な対応を行うこととなったものでございます。  本市としましては、一時的な負担が大きくなることから、昨年12月に県での負担をお願いしたいというふうな申し入れを文書で行ったところでございますが、県としましては、合併の際に市町村の負担軽減を図るため、補助要綱の中で負担割合の経過措置を設けているので、この点を理解してほしいとの回答でございました。  なお、退職金も含めまして経費の所要額については最終的には国の監査が行われ、その査定に基づいて全体の金額が確定しまして、負担割合に応じて市も負担をするということになるものでございます。  次に、(2)の補助金の内訳でございます。  一番上の黄色の部分が本市の負担額でございます。平成19年度は経過措置期間であり、負担割合が3分の1で、負担額2,500万円が見込まれております。平成20年度は負担割合が通常どおりで2分の1となり、補助金としましては6,700万円を見込んでおります。  次に、(3)収支内訳でございます。  表の右から2列目が20年度予算における収支の内訳でございます。黄色い網かけの部分でございますが、1)の収益の合計が2億6,620万円、2)の費用の合計が4億20万円、収支の不足分が1億3,400万円でございます。  次に、25ページをお願いいたします。  4は財源充当、5は航路の利用状況、6は収支状況でございます。  内容については記載のとおりでございます。  次に、7の今後の方針でございますが、地域公共交通総合連携計画策定費の中でもご説明をいたしましたが、伊王島大橋の架橋に伴い、平成23年度以降は伊王島航路の存廃も含めた検討が必要となってまいりますので、来年度から策定予定の伊王島交通計画の中で、具体的な検討を行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。  次に、26ページには航路の図面をおつけしております。  離島航路については以上でございます。  次に、資料の27ページをお願いいたします。  公共交通空白地域対策費、乗り合いタクシーでございますが、当初予算額665万円について、ご説明をいたします。  1の目的は、記載のとおりでございます。  2の事業概要でございますが、(1)は現在運行している4地区の概要でございます。  次に、(2)の試験運行地区は西北地区でございます。試験運行期間としましては6カ月間を予定しております。  次に、3.予算内訳でございますが、一番下の合計欄でございますが、19年度当初予算700万円に対しまして、20年度は35万円減の665万円を計上しております。  次に、28ページをお願いいたします。  4の今後の予定でございますが、既存地区につきましては、利用促進を図りながら補助金削減に努めることとしており、特に金堀地区につきましては、補助率2割を目標として利用促進に努めてまいりたいと考えております。  試験運行地区の西北地区につきましては、本年6月ごろから6カ月程度の試験運行を予定しておりますが、詳細につきましては、今後地元や関係機関と協議し、決定をしたいと考えております。  5は、財源充当でございます。  6は、西北地区の試験運行結果と試験運行の追加実施についてでございます。
     (1)でございますが、昨年10月から3カ月間に行った試験運行の結果をお示ししております。  表の一番上の段から順に採算ライン、利用実績、補助率を記載しております。採算ラインと利用実績は、ともに1日当たりの利用者数でございます。  一番下の補助率のところでございますが、10月、11月は平均で39%、12月は第1週目と2週目が35%、3週目と4週目が30%となっております。  次に、(2)は運行内容を見直した12月の実績をグラフにしたものでございます。黄色が1日当たりの利用者数の実績で、目標とする補助率2割のラインを赤い点線で示しております。  全体としては目標ラインを下回っておりますが、利用者は徐々に伸びてきており、年末には目標ラインを超えるまでに到達いたしております。  本市としましては、見直し後の試験期間が1カ月と短く、また、他地区の実績からも時期的に12月というのが利用者が減少する時期でもあり、今回の試験結果だけでは今後の利用見込みの判断がつきかねるということから、再度試験運行を行い、最終的な結論を出したいと考えているところでございます。  あわせて、実施に当たりましては、運行事業者と協議しながら運行経費の節減についても検討を行ってまいりたいと考えております。  次に、29ページをお願いいたします。  以下は各地区の利用実績でございます。  各地区とも上段が平成15年度から18年度見込みまでの年度別、月別の1日平均利用者数の推移のグラフで、下段が収支の表でございます。  表の右端に年度別の補助金を記載しております。  29ページ、上段のグラフと表が丸善団地地区で、下段が矢の平・伊良林地区でございます。  18年度の実績では、丸善団地地区は黒字運行で、矢の平・伊良林地区は約34万円の補助金を支出しております。  次に、30ページをお願いいたします。  同様に、上段が北大浦地区、下段が金堀地区の利用実績でございます。  北大浦地区は約130万円、金堀地区は約400万円の補助金でございます。  なお、金堀地区は運行内容見直し後、徐々に利用者が伸びており、19年度見込みとしましては、18年度見込みに比べまして150万円減の約250万円を見込んでおります。  次に、31ページでございますが、これは4地区の運行の概要を記載しております。  次に、32ページから35ページにかけてでございますが、これは各地区のルート図を記載しております。説明のほうは省略をさせていただきます。  公共交通空白地域対策費については以上でございます。  次に、36ページをお願いいたします。  路面電車ICカードシステム整備費、当初予算額2,926万円について、ご説明をいたします。  まず、1の目的でございますが、本事業は、路面電車の運賃支払い方法にICカードを導入することによりまして、運賃支払いの簡素化、乗降時間の短縮、路線バスの既存ICカードとの共通化による乗り継ぎ利便性の向上などにより公共交通の利用促進を図るもので、国の補助制度を活用して事業者が行う路面電車ICカードシステムの導入に対し補助を行うものでございます。  次に、2の事業概要でございます。  (1)の20年度の全体事業費は2億3,409万2,000円で、国庫補助対象外を含めますと2億5,509万2,000円でございます。  次に、(2)の事業費負担内訳でございます。  負担割合は、国土交通省が4分の1の5,852万円、長崎県と長崎市が8分の1の2,926万円、長崎電気軌道が2分の1の1億1,705万2,000円を予定しております。  路線バスとの共有化に係るシステム開発費などは補助対象外のため別途事業者負担となっております。  次に、4番でございますが、事業内容及び導入スケジュールでございます。  平成19年度はシステムの開発、営業所用機器の導入、そして、車両16両分の機器導入でございます。20年度は車両60両分の機器導入が予定をされております。  なお、本年3月20日より16両の供用を開始予定とのことでございます。  次に、37ページをお願いいたします。  5の予算内訳でございます。  これは2カ年の事業費の内訳でございます。  表の一番右端の上から3段目でありますが、本市の負担額としましては、2カ年で合計4,882万5,000円の見込みでございます。総事業費は表の右下にございますが、4億7,016万8,000円でございます。  6は、財源充当、7は、ICカードシステムの概要を記載しております。  ICカードシステム整備費については以上でございます。  次に、38ページをお願いいたします。  コミュニティバス運行費、当初予算額7,848万4,000円についてご説明をいたします。  これは、コミュニティバスらんらんと長崎地域市町村建設計画に基づいて運行しております離島バス路線及び地域コミュニティバスの運行に係る補助金等を計上するものでございます。  1の運行目的は、資料に記載のとおりでございます。  2の事業概要につきましては、次ページでご説明をしたいと思います。  次に、3の予算内訳でございますが、左の列から平成19年度当初の補助金見込み、平成20年度予算、補助金の差額を記載しております。  一番上の段のらんらんの20年度予算は右から2列目に記載しておりますが、合計で738万4,000円、その下の離島バス路線が合計で2,510万円、その下の地域コミュニティバスが合計で4,600万円、コミュニティバス全体で合計7,848万4,000円でございます。  4は財源充当でございます。  次に、39ページをお願いいたします。  39ページ、A3横長の資料をお開きください。  コミュニティバスの路線別運行概要でございます。  表の左側部分は路線の運行概要を記載しております。真ん中より右側のほうに平成18年度の利用者数、19年度の利用者数見込み、そして、19年度の収支見込み、20年度予算の収支見積もりを順に記載しております。  右から2列目が20年度予算に係る補助金でございます。  一番上のらんらんにつきましては、後ほどご説明をさせていただきます。  次に、その下の段から3路線は離島バス路線でございます。  上から順に伊王島線、高島線、池島線で、その下に小計として離島3路線の合計を記載しております。  離島バス路線の利用状況につきましては、平成18年度の利用者数と19年度の利用者数のところをごらんいただきたいと思いますが、18年度から19年度にかけては、ほぼ前年並みで推移をしております。  19年度の補助金見込みといたしましては、小計のところでございますが、3路線の合計で2,512万3,000円、補助率としましては、69%でございます。  20年度当初予算としましては、19年度とほぼ同程度の利用者数を見込み、2,510万円の補助金を計上させていただいております。  離島バス路線につきましては、島内唯一の公共交通機関であり、人口減などにより今後利用者が減少していくものと推測されますが、運行経費節減等により補助金の支出を軽減しながら路線を維持してまいりたいと考えております。  次に、その下の五つの路線が地域コミュニティバスでございます。  上から順に外海線、香焼三和線、三和線、野母崎線、琴海線の運行概要及び収支状況、その下に小計として地域コミュニティバス5路線の合計を記載しております。  なお、琴海線につきましては、これまで運行しておりました福祉乗り合いタクシー及びスクールバスを統廃合して20年度から新規にコミュニティバスとして運行するものでございます。  この琴海線につきましては、昨年11月議会におきまして、債務負担行為の補正をお願いしたところであり、現在4月からの運行開始に向けて手続を進めているところでございます。  次に、真ん中より右の平成18年度の利用者数と19年度の利用者数のところをごらんいただきたいと思いますが、地元説明会の開催や広報ながさきの地域版への掲載など住民への周知を図りながら利用促進してまいりました結果、18年度に比べまして19年度は利用者数が若干増加しております。  19年度の補助金見込みとしましては、下から2段上の小計のところでございますが、4路線合計で2,840万7,000円、補助率は77%でございます。  20年度当初予算としましては、19年度の利用者数見込みから、外海線、香焼三和線、三和線及び野母崎線は、ほぼ同程度の予算を計上しておりますが、琴海線が新たに運行を開始いたしますので、その分が増加をしております。  5路線の合計といたしましては4,540万円を計上させていただいております。  地域コミュニティバスにつきましては、依然として高い補助率になっていることから、地元でのアンケート調査等を踏まえ、ことしの秋ごろをめどに運行内容の見直しを行うこととして、現在その手続を進めているところであり、今後とも補助金の削減に向けて利用促進に努めてまいりたいというふうに考えております。  次に、資料の40ページをお願いいたします。  コミュニティバスらんらんについて、ご説明をいたします。  1の経緯、2の運行状況、3の運行方式については記載のとおりでございます。  次に、41ページをお願いいたします。  4の収支状況でございます。  平成11年度からの収支状況を記載しております。  一番右の欄に、赤書きで収支を示しており、括弧書きが長崎バスへの補助金でございます。  下から4段目の平成19年度見込みとしましては、収支の赤字額が626万4,000円、そのうち補助金が約539万9,000円でございます。  平成19年度につきましては、長崎さるくによるさるくパスポートの収入等がございましたが、20年度はその収入がございませんので、表の下から2番目の平成20年度予算としましては、平成19年度見込みから110万円増の総額738万4,000円の予算を計上させていただいております。  次に、5の利用状況の推移でございます。  1日平均の利用者数でございますが、平成19年度は1月末までのデータで600人となっており、昨年に比べ1割減少をしております。  なお、採算ラインは平成19年度見込みでは一日当たり720人となっており、現在採算ラインの8割程度の利用状況となっております。  ただし、この平成18年度がさるく効果ということで4割増ということで推移をしておりますが、その以前はおおむね各年度1割程度の増ということで増加をしてまいっております。その傾向でいきますと、19年度の実績としましては、1割増というラインでは増加をしているというふうに判断をしているところでございます。  次に、42ページをお願いいたします。  上段は年度別、月別の利用実績を示したグラフでございます。ピンク色が平成19年度の実績でございます。下段は観光部で所管しております夜景観光推進事業の利用実績でございます。累計で1日平均55名前後の利用となっております。  次に、43ページから51ページまでにつきましては、各路線の路線図を記載しております。説明のほうは省略をさせていただきます。  コミュニティバスにつきましては、以上でございます。  次に、資料の55ページをお願いいたします。  二輪車等駐車場整備事業費でございます。  当初予算額1,500万円について、ご説明をいたします。  まず、1番目の目的でございますが、長崎市においては、特に中心市街地におきまして二輪車の駐車需要が非常に高いという状況がございまして、今後、駐輪場を充足していくためには民間による有料の駐輪場整備を推進していく必要があるというふうに考えております。  そのために、民間駐輪場との料金面での均衡を図るとともに、受益者の適切な負担を求めるため、既存の長崎市二輪車等駐車場について施設の有料化を図ろうとするものでございます。  あわせて、既存二輪車等駐車場の補修等を行うものでございます。  次に、2の事業概要でございます。整備の内容をご説明いたします。  整備の予定箇所といたしましては、古川町の駐輪場を実施したいというふうに考えております。  駐輪システムとしましては、おのおののバイクにチェーンロックをかけ、駐車をする方式で考えております。  収容台数としましては、約50台を見込んでおります。  駐車料金は、現在、料金を徴収しておりますメルカつきまちの料金と同額の1日1回200円を予定しております。  次に、3.予算の内訳でございますが、古川町の駐輪場の整備といたしまして1,300万円を、その他の駐輪場の維持補修のための費用としまして、整備費を100万円、看板設置などの委託費を100万円、以上合計1,500万円を計上いたしております。  資料の56ページをお願いいたします。  4番の財源充当につきましては、全部一般財源ということでございます。  5番目、スケジュールでございますが、有料化に伴います二輪車等駐車場条例の改正というのが必要となってまいりますが、この改正につきましては、本年12月議会を予定しております。  そして、料金徴収の開始としましては来年度当初よりというふうに考えております。  二輪車等駐車場整備費については以上でございます。
     私のほうからの説明は以上でございます。 85 佐藤まちづくり推進室主幹 議案書の231ページ、説明欄6の(3)景観基本計画策定費、予算額520万円について、ご説明いたします。  恐れ入りますが、委員会提出資料の52ページをあわせてお開きください。  まず、この事業の目的でございますが、歴史的・文化的建造物等を活用したまちの活性化と観光振興を図るとともに、まちなか再生計画や世界遺産の登録にかかわる景観計画等を踏まえた景観基本計画を策定して、合併町を含む全市域の、景観法に基づく新しい景観施策の推進を図ろうとするものでございます。  次に、事業概要でございますが、まず、市内全域を対象とした歴史的・文化的建造物等の掘り起こし調査を行い、その分類、評価を経てデータベースの構築を行いたいと考えております。  また、これらの建造物等の分類、評価のために学識経験者等で構成する和・華・蘭建造物等選考会議を開催し、これら建造物等の評価や優先順位などを判断していただくとともに、保存活用方策のモデル的検討等を行っていただき、貴重な景観資源を生かした魅力あるまちづくりの推進を図りたいと考えています。  さらに、現在の都市景観基本計画を根本的に見直して、全市域を対象とした新たな景観基本計画を策定するために、大学教授等の都市景観の専門家による景観基本計画策定アドバイザー会議を立ち上げ、景観基本計画の方向性を検討してまいりたいと考えています。  予算内訳及び財源充当につきましては、資料に記載のとおりでございます。  次に、53ページの今後のスケジュールについて、ご説明いたします。  平成20年度には、和・華・蘭建造物等のデータベースの構築と、これとは別に行う予定の世界遺産にかかわる景観計画策定調査や、まちなか景観検討調査等の結果を踏まえて、平成21年度に全市域を対象とした景観基本計画策定調査並びに和・華・蘭建造物等保存活用計画策定調査を実施した上で、平成22年度には新しい景観基本計画の策定及び景観条例の制定を行いたいと考えております。  次に、54ページをごらんください。  上の表がただいまご説明いたしましたスケジュールを年度ごとにあらわしたものでございます。  また、下段に掲載しておりますのは、景観基本計画の構成関係を示したものでございます。  まず、旧市内におきましては、現行の都市景観基本計画により、4カ所の景観形成地区が現在指定されております。それぞれの地区の景観形成基準を定めて、特色ある景観の推進を図っておりますが、平成20年度には別の事業によるまちなかの景観検討調査や、外海地区を含む世界遺産にかかわる景観計画の策定が行われる予定となっております。それに合わせて、今お話をしている全市域を対象とするこの事業による和・華・蘭建造物等調査を含めまして、合併町を含む市域全体の新しい景観基本計画を策定する計画といたしております。  私からの説明は以上でございます。 86 御所まちづくり推進室長 議案書の231ページの下段、説明欄の3.まちづくり推進費113万3,000円及び4の老朽危険空き家対策費2,500万円について、ご説明いたします。  恐れ入りますが、委員会提出資料の57ページをごらんください。  まず、まちづくり推進費でございますが、これは市民が主体のまちづくりを推進することを目的として、民間のまちづくり活動を支援するため、初動期のまちづくり活動を行う団体や、斜面地整備や都市景観に関する条例に基づく協議会の活動に対して年1回10万円もしくは20万円を限度として補助を行おうとするものでございます。  このほか、まちづくり学習の場の提供として、長崎市民まちづくり大学の公開講座やマンション管理に関する研修会の開催などを予定いたしております。  次に、老朽危険空き家対策費2,500万円についてご説明いたします。  次の58ページをごらんください。  この事業は、平成18年6月1日に施行いたしました長崎市老朽危険空き家対策事業実施要綱の規定に基づき、老朽危険空き家を除却し、市民の安全と安心を確保するために行おうとするものでございます。  これは、特に整備が必要な既成市街地において、これは、次の59ページに記載しておりますオレンジ色の区域でございますが、長年にわたって使用されず、また、適正に管理がなされていない老朽危険空き家のうち、その所有者から土地や建物の寄附がなされ、かつ、その土地を地域住民が憩いの場などとして利用し、適正に管理することなどを条件に建物を除却するものでございます。  平成18年度は32件の相談があり、6件について除却工事を実施いたしました。  また、平成19年度は広報ながさきや新聞、テレビなどを通じて積極的にPRを図ってまいりましたところ、その効果もございまして77件の申し込みがございました。  そのうち制度上の要件を満たし、早急に対応すべきと認められる老朽危険空き家11件を除却対象と予定しておりましたが、平成19年度の対象物件は、1件当たりの敷地や建物の面積が、ともに平成18年度の実績を大きく上回りましたため、当初予定の11件のうち7件しか実施できない状況となっております。  そこで、平成20年度は、本年度内に事業の実施ができないこの4件に加え、新規要望を6件と想定し、計10件の除却を予定いたしております。  この事業につきましては、平成19年度から国の地域住宅交付金の提案事業として、国庫補助の対象とされております。  以下、60ページ以降には対象地区内にあります老朽危険空き家の状況写真を掲載いたしますとともに、本年度に実施いたしました東琴平1丁目や西山本町、西小島2丁目の除却前後の写真を掲載いたしております。  ごらんのとおり、除却後の跡地は密集市街地の中の憩いの場として活用され、また、防災的な空間にもなっております。  私からの説明は以上でございます。 87 松田まちづくり推進室主幹 議案書233ページの9番、斜面市街地再生事業費について、ご説明いたします。  委員会提出資料の64ページから66ページに事業の説明を、また、67ページから75ページに位置図と平面図を記載しております。  斜面市街地再生事業は、議案書の説明欄に記載しております8地区におきまして、道路、公園等の公共施設の整備や老朽建築物の除却及び建て替えなどを総合的に行い、防災性の向上や居住環境の改善を図ることを目的としまして、国土交通省所管の住宅市街地総合整備事業により実施しております。  それでは、地区ごとにスライドで説明させていただきますので、提出資料とあわせてご参照ください。     〔プロジェクターによる説明〕 88 松田まちづくり推進室主幹 斜面市街地再生事業を行っております8地区の位置図でございます。  最初に、十善寺地区について、ご説明いたします。  湊公園がここになります。仁田小学校がこの位置になります。事業中の都市計画道路新地町稲田町線がここになります。  青の一点鎖線が整備促進区域22.7ヘクタールで、赤の一点鎖線が事業実施中の重点整備地区6.9ヘクタールになります。  8地区すべてにおきまして、事業効果に大きな役割を果たすことが期待されます生活道路の整備に優先的に取り組んでおりますが、この地区の整備優先道路であります市道稲田町8号線260メートルがこの路線になります。また、市道稲田町9号線70メートルがこの路線になります。  路線ごとの平成19年度末における事業費ベースでの進捗率見込みは、提出資料の平面図に記載しているとおりでございます。  平成20年度の事業といたしましては、赤丸で表示しております市道稲田町8号線に係ります用地買収1件、建物移転補償1棟を予定しております。  次に、江平地区でございます。  江平中学校がこの位置になります。  市道江平11号線387メートルがこの路線になります。  平成20年度は、この路線に係る用地買収2件、建物移転補償2棟を予定しております。  次に、稲佐・朝日地区でございます。  稲佐小学校がここになります。朝日小学校がこの位置になります。  市道曙町稲佐町4号線と市道曙町17号線、合わせて587メートルがこの路線になります。  平成20年度は、市道曙町17号線に係る用地買収4件、建物移転補償3棟及び道路改良工事延長70メートルを予定しております。  続きまして、北大浦地区でございます。  海星高校がこの位置になります。旧北大浦小学校がここになります。  市道椎の木町東山手町1号線811メートルがこの路線になります。  平成20年度は、この路線に係る用地買収8件、建物移転補償9棟及び道路改良工事延長30メートルを予定しております。  南大浦地区でございます。  石橋電停がここになります。旧南大浦小学校がこの位置になります。  市道川上町出雲線170メートルがこの路線になります。市道南山手町上田町1号線180メートルがこの路線になります。  平成20年度は、この2つの路線に係る用地買収4件、建物移転補償3棟及び道路改良工事延長200メートルを予定しております。  水の浦地区でございます。  三菱長崎造船所がここになります。ホテル清風がこの位置になります。  市道大鳥町大谷町1号線459メートルがこの路線になります。  平成20年度は、この路線に係る用地買収2件、建物移転補償2棟を予定しております。  続きまして、岩瀬道・立神地区でございます。  三菱本社ビルがここになります。立神公園がこの位置になります。  市道岩瀬道町東立神町1号線と3号線、合わせて延長400メートルがこの路線になります。  平成20年度は、この路線に係る用地買収6件、建物移転補償4棟を予定しております。  最後に、立山地区でございます。  長崎中学校がここになります。長崎歴史文化博物館がこの位置になります。  市道立山24号線670メートルがこの路線になります。  平成20年度は、この路線に係る用地買収6件、建物移転補償3棟を予定しております。  では、続きまして、10番の南大浦地区拠点地域再生事業費について、ご説明いたします。  提出資料の76ページと77ページをご参照ください。  この地区は、東山手、南山手を結ぶ観光ネットワークの中で、グラバー園に連絡する歩行者動線として、今後さらに利用者の増加が予測されるグラバースカイロードの玄関口として重要な位置を占めておりますが、近年では、市場を初めとする商店街が衰退していく中で、道路、公園などの未整備や老朽建築物の建て詰まりなどの劣悪な住環境が顕著になっている状況でございます。  そこで、地区内の道路整備等を行いますとともに、地区内の0.3ヘクタールにおきまして住民主体の老朽建築物の建て替え促進を誘導するなど、住宅市街地総合整備事業により、地区の活性化に取り組むこととしております。  スライドをごらんください。  石橋電停がここになります。グラバースカイロードの斜行エレベーターがここになります。  事業概要といたしましては、赤で着色しております整備面積0.3ヘクタール内の生活道路の整備等を行います。  平成20年度は、赤丸で表示しております市道相生町上田町2号線に係る用地買収3件、建物移転補償3棟を予定しております。  次に、唐人屋敷顕在化事業関係についてご説明いたします。  提出資料の78ページから84ページをご参照ください。  唐人屋敷の地区内におきましては、背後の十善寺地区を含め、老朽家屋の密集状況や高齢化率の増加など、斜面市街地特有の課題も抱えている状況でございます。  このため、地元代表者や学識経験者からいただきました提言や助言を踏まえますとともに、地区の人々が住み続ける中で、歴史的価値を顕在化することによりまして、新たなまち歩き型の観光拠点、また、居住環境の改善や市場の再編による商業活性化を目標に、地元住民の方々と一体となって日中交流の歴史が息づいたまちづくりに取り組んでいるところでございます。  まず、7番の唐人屋敷通りまちなみ整備助成金、当初予算額890万円について、ご説明いたします。  新地町稲田町線及び土神堂から天后堂に至る通称唐人屋敷中通りの沿線におきまして、往時の雰囲気を醸し出すような町並みを形成するため、建物所有者等が実施する建物前面の修景に要する費用の一部につきまして、まちなみ整備の助成を行っております。  広馬場地区は、大正モダンレトロ風のデザイン、唐人屋敷地区は和風中国風のデザインに町並みを整備することとしておりまして、平成20年度は、4件の建物修景を予定しております。  続きまして、11番の唐人屋敷顕在化事業費、当初予算額2,000万円について、ご説明いたします。  まず、空き家が目立ち、老朽化が進んでおります富士市場ですが、都市計画道路事業の用地買収とあわせまして、建物の除却及び再編事業を進めております。  平成19年度に建物や営業の補償及び解体工事を行いまして、平成20年度は解体跡地の埋蔵文化財調査や再編予定者との調整を図りながら、建築物の具体的な計画を作成する予定でございます。  また、館内・牟田口市場再編計画についてでございますが、老朽化した市場を解体し、唐人屋敷顕在化事業のとなる施設整備に向けて、平成20年度におきましても今年度に引き続き、市場の権利者等との協議を進めてまいります。  私からの説明は以上でございます。 89 清島東長崎土地区画整理事務所次長 議案書の233ページ。これは説明欄の12.【補助】東長崎都市改造事業費、予算額5,000万円から15.【単独】東長崎都市改造事業費、予算額6億9,420万円までの4件について、ご説明をいたします。  委員会提出資料は、85ページから90ページでございます。  私ども東長崎土地区画整理事務所では、現在、矢上地区と平間・東地区の2地区で区画整理を実施いたしておりますが、そのうち、昭和53年から事業を実施してまいりました矢上地区につきましては、去る2月1日に長崎県知事によりまして換地処分の公告をいただきました。これで土地の権利関係が、法律上、従前の土地から換地へと移行をしたということになります。  したがいまして、今後の矢上地区の事業につきましては、清算業務へ移行するということになります。  そこで、説明の順序が後先になって申しわけございませんが、この清算金業務に係る予算のほうから説明をさせていただきたいと思います。  委員会提出資料の87ページでございます。中ほどをごらんください。  矢上地区の清算金の交付といたしまして、記載のとおり、6億8,520万円を計上いたしております。  この清算金は、交付、それから徴収ともに同額になりまして、それぞれ総額10億4,936万円余りを予定いたしております。  清算金の交付と徴収の対象者数、それから期間は記載のとおりでございます。清算金の徴収につきましては、地権者等のご要望をお聞きした上で、金額が3万円以上の方につきましては、最大10カ年の分割払いができるようにいたしておりますので、そのあたりをよく権利者の皆様へご説明をしながら実施してまいりたいと考えております。
     次に、平間・東地区に係る予算について、ご説明いたします。  委員会提出資料の85ページをごらんください。  上段の表の12.【補助】東長崎都市改造事業費5,000万円、13.【単独】地方道路交付金事業費1億5,000万円、14.【単独】地方特定道路整備事業費4億7,600万円、15.【単独】東長崎都市改造事業費900万円の合計6億8,500万円を計上いたしており、前年度当初比で0.6%、400万円の減となっております。  平成20年度の事業内容といたしましては、委員会提出資料の88ページに図面を掲載いたしております。同様の図面を後ろの壁にスライドで映してまいりたいと思いますので、ごらんいただければと思います。     〔プロジェクターによる説明〕 90 清島東長崎土地区画整理事務所次長 方角的には、こちら側が北側で、こちら側が南側となります。  矢上地区と南側のほうで、先ほど申し上げた矢上地区の区画整理区域と南のほうで隣接をするという状況になっております。  八郎川がおおむね地区内を北から南に流れております。また、同じく国道34号も、これも地区内を南北に通っておりまして、南側で長崎市街地へ通じており、北側で諫早市へつながります。また、高速自動車道が地区内の、この部分ですね、おおむね東西に横切っております。  地区内には7つの都市計画道路の整備を予定いたしておりますが、これが都市計画道路現川線でございます。それから、矢上町山手線、東長崎縦貫線、これが八郎川東川端線、八郎川西川端線、国道34号、切通中野線と都市計画道路名は言いますけれども、これが東町線でございます。  このうち平成20年度は、水色とベージュ色で着色しました現川線、それから、赤で着色しております東長崎縦貫線、ベージュで着色しております八郎川東川端線、また、水色で着色した区画道路の整備とあわせ、沿線の建物等の移転補償並びに宅地の整備を行ってまいります。  なお、これによりまして、平成20年度末の事業進捗率は、おおよそ22%となる見込みでございます。  なお、平間・東地区の事業概要を89ページ、また、矢上地区の事業概要を90ページにそれぞれ添付しておりますので、ご参照いただければと思います。  引き続き、3目の街路事業費のうち東長崎土地区画整理事務所にかかわる部分につきまして、ご説明をさせていただきます。  議案書233ページ、説明欄1.東長崎地区道路整備計画策定費2,500万円について、ご説明いたします。  委員会提出資料は91ページでございます。  東長崎地区土地区画整理事業の施行区域は、昭和50年12月に田中町から中里町、戸石町などに至るおおよそ750ヘクタールを都市計画決定し、これまで公共や民間等で面的整備を進めてまいりましたが、まだ半分程度の360ヘクタールが未施行地区として残っております。  これら未施行地区の対応につきましては、昨年9月の市議会本会議においてご質問を受けまして、都市計画の決定から相当な年月が経過をしており、社会経済情勢も大きく変化していることから、整備のあり方を検討する段階に来ているとの認識のもと、地元の皆様と協議する場を設け、ご意見をお聞きした上で国や県と協議をし、一定の方向性を見出していきたいというふうにご答弁をさせていただいたところでございます。  これを受けまして、昨年10月から11月にかけまして面的な広がりがあり、かつ、未整備の都市計画道路が数多く残っております松原、古賀、中里地区において、地元の8自治会とまちづくり協議会を3回開催いたしました。  その中で、ご意見をお聞きしましたところ、地元の皆様からは、土地区画整理事業の区域を廃止し、かわりに用地買収方式による道路整備を行ってほしいとの意見が出されております。  私どもといたしましても、財政的な問題から未施行地区での事業着手までにはまだ相当な期間を要すること、また、二重投資を避ける観点から、これまで道路の整備などがおくれていること、さらには、社会経済情勢の変化から土地区画整理事業の成立が困難になっていることなどさまざまな課題を抱えておりますので、土地区画整理事業区域の廃止に向け、今後、国や県などの関係機関と協議を進めてまいりたいというふうに考えております。  そこで、本市の東の玄関口であります松原、古賀、中里地区において、現在、都市計画決定しております道路を見直し、土地区画整理事業の区域を廃止した場合の、かわりとなる道路整備計画を策定しようとするもので、予算額2,500万円はそのための設計測量等委託料でございます。  なお、この東長崎地区の整備状況図を92ページに添付いたしております。その中で、赤の破線で囲んだ区域ですね、右上のほうになるかと思いますけれども、この部分の見直しをしようとするものでございます。  以上が区画整理事務所に関連するご説明でございます。 91 吉田交通企画課長 次に、街路事業のうち交通企画課所管分について、ご説明をしたいと思います。  資料のほうは、93ページをお願いいたします。  予算額は14億3,090万円でございます。  事項名、街路事業費の下に各事業メニューの事業費額をお示ししております。  次に、1番目に目的、そして2番目に事業概要及び予算内訳を記載しております。  これは各事業につきまして複数の事業を組み合わせて整備を行っている関係で、後ほど路線ごとにご説明を差し上げたいと思います。  2の事業概要及び予算内訳につきましては、各路線ごとの20年度事業の各事業メニューの内訳及び事業の内容、19年度末の進捗状況をお示ししております。  次に、95ページをお願いいたします。  3の財源充当としましては、それぞれの事業ごとに財源内訳を記載しております。平成20年度におきましては、6路線9工区で街路事業を行う予定としております。  次に、96ページでございますが、長崎市施行の街路事業の位置図をおつけしております。  それでは、平成20年度に街路事業を予定しております6路線につきまして、事業箇所及び進捗率などについて、ご説明をいたします。  前方のスライドのほうをお願いいたします。前方のスライドでご説明をいたします。     〔プロジェクターによる説明〕 92 吉田交通企画課長 赤色で表示をしております箇所が平成20年度で事業を予定している箇所でございます。  まず、この画面でございますが、住吉町高田町線でございます。平成20年度の予算といたしましては、補助のまちづくり交付金事業費2億円と起債事業の地方特定道路整備事業費3,000万円、合計2億3,000万円でございます。  平成20年度はブロック工場跡地の手前付近約20メートルにおいて橋りょう下部工事と垂直擁壁の施行、それと本市の都市開発公社資金の運用により先行取得をしておりました建物1件と用地の買い戻しを予定しております。  図面の黒色は工事施工済み箇所、赤色の丸印は平成20年度の用地及び建物補償、赤色の四角は平成20年度の工事施工予定箇所等を示しております。  なお、青色は未買収用地を示しております。  平成19年度末の進捗率は79%の見込みでございます。  次に、常盤町大浦元町線でございます。  平成20年度の予算といたしましては、椎の木工区と南町工区の2工区をあわせまして補助のまちづくり交付金事業費1億5,000万円と起債事業の地方特定道路整備事業費2,000万円、合計1億7,000万円でございます。  まず、川上町から大浦中学校までの椎の木工区におきましては、平成20年度は主に大平橋上及び丸尾神社下付近の用地買収、建物補償5件と道路改良工事50メートルを予定しております。  平成19年度末の進捗率は82%の見込みでございます。  次に、大浦中学校から南町交差点までの南町工区におきまして、平成20年度は当該市道で最も幅員が狭小で、バスの運行が困難と指摘をされております箇所を含めました用地買収、建物補償3件と、道路改良工事を150メートル予定しております。  平成19年度末の進捗率は65%の見込みとなっております。全線での進捗率としましては75%でございます。  次に、小ケ倉蛍茶屋線でございますが、平成20年度の予算といたしましては、白木工区、愛宕工区の2工区分を合わせまして補助の地方道路交付金事業費4億円と起債の地方特定道路整備事業費3,000万円、合計4億3,000万円でございます。  まず、白木工区では、平成20年度は主に矢の平3丁目、4丁目において用地買収、建物補償2件を、道路改良工事は矢の平3丁目、4丁目や風頭入り口付近及び白木交差点の4カ所において250メートルを予定しております。  平成19年度末の進捗率は94%の見込みとなっております。  次に、愛宕工区でございます。  平成20年度は弥生町において用地買収、建物補償1件と同箇所付近の道路改良工事80メートルを、さらに愛宕スポーツセンター上付近におきましては、道路改良工事120メートルを予定しております。  なお、国道324号をまたぎます橋梁工事、この上部工でございますが、これは昨年8月末に完了をいたしております。その後、愛宕小学校の児童により、田上きずな橋と命名をされまして、昨年の12月末に表彰が行われました。ここでご報告をしておきます。  次に、平成19年度末の進捗率でございますが、90%の見込みでございます。そして、全線での進捗率は94%の見込みでございます。  次に、新地町稲田町線でございます。  平成20年度の予算といたしましては、補助の地方道路交付金事業費1億5,000万円と起債事業であります地方特定道路整備事業費の5,000万円、合計2億円でございます。  平成20年度は広馬場商店街と天后堂付近の用地買収、建物補償3件と広馬場商店街入り口で道路改良工事、これは歩道整備でございますが、これを50メートル予定しております。  平成19年度末の進捗率は40%の見込みでございます。  ここが歩道整備の場所でございます。左側が湊公園方面でございます。  次に、片淵町松が枝町線でございます。  平成20年度の予算といたしましては、大浦工区及び経済裏工区の2工区分を合わせまして、起債の地方特定道路整備事業費3億円でございます。  まず、大浦工区でございますが、起点及び終点付近において未対応の用地買収、建物補償が2件残っておりますが、平成20年度はこの2件の用地買収、建物補償と道路工事80メートルを予定しております。  平成19年度末の進捗率としましては95%の見込みでございます。  次に、経済裏工区でございます。  長崎大学経済学部との交渉が整い、平成19年度から用地補償契約を行いまして、グラウンド側から道路改良工事に取りかかっております。  なお、大学用地部分に係る用地買収補償及び道路改良工事は、平成19年度からおおむね3カ年、もしくは4カ年を予定しております。  平成20年度は片淵橋側の用地買収と道路改良工事120メートルを予定しております。  平成19年度末の進捗率は56%の見込みでございます。  最後に、中通り線でございます。  伊勢町工区となります。  用地補償5件と道路改良工事100メートルを予定しております。  平成19年度末の進捗率としましては73%の見込みでございます。  私のほうからの説明は以上でございます。 93 麻生 隆委員長 以上で説明は終わりましたので、ここで10分間ほど休憩をして、3時半から再開したいと思います。  暫時休憩します。           =休憩 午後3時17分=           =再開 午後3時30分= 94 麻生 隆委員長 委員会を再開します。  皆さんにお諮りしたいんですけど、実は、今回、都市計画部の分が多岐にわたっておりまして、審議もあると思いますけど、簡潔にお願いをしたいと思います。  あと1点は、新幹線の駅周辺再整備事業については、最終日の13日に所管事項でゆっくりやりますので、その中で質疑応答を含めてやらせていただきたいと思っておりますので、多岐にわたって皆さんから大変要望があると思いますけど、時間を設定して進めたいと思いますので、できれば17時には大体終了したいと。早く終わるほうは結構でございますけど、延びるのはちょっとですね、遠くから来ている方もおりますし、東長崎などから来ておりますので、簡潔に皆さんお願いをしたいと思いますので、よろしくご協議、またご協力をお願いしたいと思います。  では、質疑に入りたいと思います。 95 山口 博委員 委員会の議事進行に協力をしながら、20年度の当初予算ですね、いろいろと事業名が出てきたわけですけれども、全体的に我々がどこどこをどうだという指摘はなかなかできにくいんですけれども、基本的に、昨年度も、いわゆる工事費、予算がかなりの部分で繰り越しという部分も出てまいったわけなんですね。そういう面で、私は今皆さん方のご説明をお聞きいたしておりますと、基本的にやはり、用地買収というのがそれぞれの所管にわたって大きなウエートを占めておると思っております。  そこで、住民の方々から私どもが、この近年、とみに言われるのが、用地買収に係る職員の皆様方の用地買収交渉と申しますか、これが非常に少ないと。せっかく路線に協力をしようと思っておっても、1年に1回しかおいでにならないと、どうしてだろうかと、こういう声があちこちから上がってくる経緯がございます。私自身も、特に先ほどの斜面地の用地買収等にそれぞれの計画路線は非常に、早く進めないと、いつまでかと、非常にすばらしいまちづくりになってくるわけなんですけれども、なかなか進まない、その大きな原因が用地買収じゃないかと、そのことによって工事が延びていってしまう、予算を繰り越してしまうということですので、用地買収の経緯、どのように用地買収をやっていらっしゃるのか、その辺をまとめて、できればどなたかでもご説明をいただければと思います。 96 麻生 隆委員長 だれが答えますかね。道路建設課はきょう来とらんからですね。吉田課長、よかですか、はい。 97 吉田交通企画課長 用地交渉の進め方ということでございますが、順を追ってご説明しますと、まず道路計画がございまして、それについては都市計画道路の場合は都市計画決定の手続が必要となってまいりますが、いずれにしても、着工前には地元の説明会等を行います。当然、測量等をまず行うわけですけれども、そこで立ち会い等をしていただくということで、大体用地をご協力いただく箇所を確定する。あと順次用地交渉にずっと入っていくわけですけれども、この段階になりまして、用地の補償額、取得額等を積算した上で、これから先は用地課のほうで対応ということになるんですが、実際は事業課のほうの職員も一緒に立ち会ったりする機会が非常に多い状況でございます。そこで個別にお願いをして、そして補償額を提示して、ご理解いただいたら契約という形で、一般的な形というのはそういう形で進んでいくということでございます。  事業の初期については、ある程度まとまった形でそういった交渉を進めていって、比較的ご協力いただける方というのは、ずっと進んでまいりますが、事業の末期になってまいりますと、どうしても交渉等の条件が折り合わないといいますか、市の提示額に納得されないとか、事業自体にご協力をちょっといただけないとか、そういった難しい案件というのがたくさん出てまいります。今問題になっているのが、そういう箇所が結構今やっている事業の中では末期の事業といいますか、あと数年で完成するというような事業が非常に多うございまして、ということは、用地についてもそういった非常に難しい案件というのが残ってきているという状況でございます。1つは、交渉が難航というのが、そういった難しい案件がたくさん最後にまとめて残ってしまうというのが一つの大きな原因ではなかろうかというふうには考えております。  そして、あわせて先ほどご質問ございましたように、交渉に来る回数が少ないということでございますが、私どもとしてはできるだけ用地課のほうにも声をかけて、当然用地課のほうも行っているんですけれども、そういった形でなるべく足を運ぶようにしておりますが、どうしても交渉の過程の中でいろいろな条件があったりしますと、一つはそこでいろいろと検討しなければいけない部分とか、あるいは工事の取り合いとかの問題とか、そういったものが出てきますので、次の交渉に移るまでに、準備で一定期間を要するというケースはございます。  ただ、いずれにしましても、ご指摘の交渉が少ないという点については、私どもも直接、別のほうからも耳にする機会ございますので、これは真摯に受けとめて、今後前向きに対応していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 98 山口 博委員 これだけの事業量を用地課だけで対応というのは、これはもう限られた人員ですので、かなり大変なお仕事だろうと。特に時間帯とか、地主との接点の場というのが限られたときもあるでしょうから、大変だということは十分理解をしているんですよ。その中で、やはり設定したら用地買収費というのは、路線で大体決まっているわけでしょう、年度は別にして、単価というのが。そういうもので、今課長のお話の中で、もう終わりになる状況の中で、まだあの1件が残ってどうにもならんというようなときに、幾らかでも、何かの部分で、いわゆる単価を上げろとまでは言えないけれども、それに附帯する移転料のいろいろな理由とか、そういうもののイロハ、何と言うかな、ノウハウ、ちょっと色をつけると言えば失礼な言い方かもしれないけれども、私どもがいろいろほかの分野で用地買収とかするときには、個人的な問題ですので、行政と違いますので、そういうことをしていち早く解決するということですが、そういう部分はなかなかできにくいわけでしょうからね。  それともう一つは、なかなか皆さんがおいでいただけないと、お値段の前に、礼儀というか、対応というか、そういう部分で僕はあの人とはもう、来てもらわなくてもいいよと、冗談じゃないよという、私どもが犠牲になるという部分が、いわゆる土地受益者の方はあるわけなんですね。そういう部分がやはり皆様方の中で、失礼ですけれども、職員の方々への指導というか、そういう部分の徹底も行っていただいておるのかなと思うわけですけれども、そういう部分はどのようになっているかということですよね。  それから、土地をやっぱり早くここまでと決まっておりながら、数を、これだけのね、もう先ほど説明いただきますと、たくさんあるもんだから、予算が余りにも細切れでね、そういう部分、1の場合では予定どおりなかなかいかない、しかし、10のところではすっといくと、そういう部分に予算の流用というようなことも考えていくべきじゃないかなと私は思うんですけれども、この3点はどのようにお考えでしょうか。 99 松田まちづくり推進室主幹 先ほどの質問に戻りますけれども、まちづくり推進室のほうで取り組んでおります斜面地の再生事業ですが、まちづくり協議会の方々と最初にまず整備路線といいますか、整備構想を持ちまして、それと同時に並行するような形で意向調査みたいなものも行います。その中で、やっぱり最初に意向があって、ああ、それだったら私は協力できるよみたいなことがあっても、実際に行っておりますと、斜面地での路線の整備というのが、道路がないところに道路をつくっていくという箇所がほとんどでございます。その中で、どうしても奥のほうにいる人、真ん中にいる人のところには、一度そういったような意向を聞いていても、その後、事業が進んでいくときに、その方にもう一回会うことがなかなか時間がかかってしまうというようなことも考えられますが、そういうふうなことがないように、毎年まちづくり協議会の総会であるとか、それとか、年に何回かのまちづくりニュースの発行であるとか、そういうふうなところで進捗状況を住民の方々、沿線に係る方々にはお知らせするようには努力はしております。  それと、そういうことで、もうあなたとは会いたくないとかいうようなことも、我々としても不本意、住民の方にとっても不本意のところはあるかと思いますが、職員が1人で行くことはまずございませんで、何名かのチームになって会うように、そういった用地交渉はするように努めておりますので、そういうことがないように、今後においても極力気がけていきたいというふうには考えております。  以上でございます。 100 吉田交通企画課長 回答は前後しますけれども、事業間の流用も考えていくべきじゃないかというご指摘でございますが、基本的にはその予算ということで、その路線についてご承認いただいているということもございまして、基本的には路線で完結をするということで事業は進めております。ただし、どうしても交渉が難航して、ある事業でその予算をどうしても使えない部分、ある事業では、じゃ、交渉が進んで、もう買える状態にあるんだけれども、買えないという場合においては、そういった流用という形もとらせていただいているケースはございます。  それと、一番最初にご質問ございました交渉の際、ある程度条件の中で少し緩和といいますか、そういった部分というお話でございますけれども、これについては基本的には補償の規定というのがございますので、それは曲げることはできないというふうに、どうしてもそういった基準どおりのご提示しかできないというのが現実でございます。ただし、それ以外の部分で何かご協力等できるところについては、基準の範囲内でできるところについては、前向きに対応しているところでございます。  以上でございます。 101 松田まちづくり推進室主幹 先ほど回答漏れした分で、今、交通企画課長のほうからも回答ありましたとおりでございまして、斜面市街地再生事業におきましても、地区間での事業費の流用、そういったものを行いまして、重点的にといいますか、その進める部分は進めるようにというふうなことで取り組んでおります。
     以上でございます。 102 山口 博委員 なかなか狭い長崎、そして、今ご説明がありましたように、ほとんど住宅をやはり買収すると。特に、市のほうで我々よく、道路等を建設されたときに、跡地を、いわゆるそこにやはり住みたいという人が非常に多いわけなんです。跡地を紹介していただけない、買収したら、あとの移転先とか、そういうものはあなた方でどうぞと、だから移転費もそれぞれやって補償しているんだというようなことで、跡地を見つけ切らないという方々も非常に多くて、そういう部分でなかなか進まない部分も大変多くあるんじゃないかと、このようにお聞きをいたしております。  先ほど吉田課長お話しされたように、私が色をつけるというのはさ、協力費とかいろいろ名目はあると思うんですよ。私はそういう部分で過去に──。 103 麻生 隆委員長 山口委員、すみません、ちょっと端的にまとめてください。 104 山口 博委員 過去にそういう、いわゆる単価じゃなくて、ほかの部分の協力費で解決をしたところが何件もあるんですよ。馬町とか県道、国道の場合でね。だから、やはりかたくなに設定にあれだけ値段はもう変えることできないけれども、何といいますか、色をつけるとか言えばおかしな表現になりますけどね、できれば早急に仕上げてもらいたいというのが住民の願いですので、そういう部分も十分検討していただきながら、努力をしていただきたいと思います。これで終わります。 105 麻生 隆委員長 所管が用地課で今度道路公園部に入りますね。そういった意味では、道路公園部でしょうから、よく連携とっていただいて、そして、あと山口委員言われたような形で、やっぱり住民の土地に対する思いは高いものがあるもんですから、よく連携とりながら、また担当の職員の方は3年なら3年ぐらいでかわられますので、引き継ぎ事項をちゃんとしていただいて、そういった思いをしっかり込めてやっていただきたいという思いがあったと思いますので、そういったことで要望ということで、しっかりとらえて取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いしておきます。  ほかにありませんか。 106 富川忠孝委員 離島航路維持対策費についてお尋ねをいたします。  これは離島航路については、事業所に対して欠損額を補助するという傾向で来ているわけですけれども、ただ1つこれをお聞きしたいんですけどね、この補助金の申請については、離島航路補助要綱、国が示している補助要綱ですね、国の補助はないんでしょうけれども、しかし、要綱では的確な申請様式で分析をされているんですけど、その様式のヒアリングで補助は検討されているんですか、まずそれを1点。 107 松浦交通企画課公共交通係長 国庫補助航路ということでございますので、毎年国の監査を12月に受けております。当然、申請のほうも県を通じて事業者のほうが申請をしますので、的確に国庫補助航路の指定を受けてやっている事業でございます。 108 富川忠孝委員 国庫補助航路だから、結局、実際問題として国のヒアリングは受けるかもしれないけど、おたくたちが長崎市の補助金として出す場合に、やはりその内容を一度は審査するわけでしょう。そのときに国庫補助金の申請要綱によってヒアリングを行い、妥当だということで補助を出しているんですかということを聞いているんですよ。 109 松浦交通企画課公共交通係長 当然、国庫補助航路の査定がおりた後に、市のほうにも市の補助金交付要綱に基づきまして申請をしていただきます。それに基づきまして、市のほうで審査をいたしまして、それから補助金を交付するという手続をとっております。 110 富川忠孝委員 わかりました。  それでは、3番目に収支内訳が出ているんですけれども、この収支内訳では内容が全然把握できない。なぜかというと、私ちょっと詳しく知りたいのは、営業費用の中に賃貸用船料として8,430万円上がっていますよね。この中に、備考欄に用船料とか船舶費とか船舶保険料とか書いて、がっちゃしているんですけれども、正式な用船料はこれお幾らなんですか、まずその1点ね。  それと、もとに戻りますけど、この委員会資料の中に伊王島-高島航路は国が定める航路の標準キロ当たりの賃率ね、結局国の賃率よりも下回っている、運賃が安いために国の補助はないとしてありますけれども、これは賃率が上回ったら国の補助の対象になるんですか、その辺と2点をちょっとお願いします。 111 松浦交通企画課公共交通係長 まず、用船料の内訳ということでございますが、純粋に船を借りる用船料ですね、これが470万円でございます。船員さんも一緒におかりをしておりますので、この船員費というのが7,400万円です。あと附帯施設の使用料というのが560万円です。以上が用船料の内訳になります。  それから、国の賃率でございますけれども、一応、今、国のほうで標準賃率というのを定めておりますが、これで計算をしますと、この国庫補助航路については、一応黒字とみなされるということで、国の査定におきまして補助金が出ないというふうな形になっております。  以上でございます。 112 富川忠孝委員 用船料としては470万円、かなり安いなというふうに考えたんですけれども、これは船舶費に人件費が7,400万円入っているということですけれども、この高速船コバルトクイーンね、これは長崎汽船株式会社が所有しているんですか。 113 松浦交通企画課公共交通係長 所有は長崎汽船になります。それから、減価償却費というのはもう既に終わっておりますので、この減価償却費そのものは計上されておりませんので、用船料が非常に安くなっているということでございます。 114 富川忠孝委員 結局、この用船料というのは他の船を用船するという考え方、それともこのコバルトクイーンを借りているという考え方なの。  それともう一つ、この人件費というのは、この用船した船、コバルトクイーンならコバルトクイーンの船の人件費がこの人件費の中に入っているわけ。その辺ちょっと教えてください。 115 松浦交通企画課公共交通係長 まず、用船料ですけれども、これは繁忙期にコバルトクイーン以外の船、ぐらばあとかございますけれども、そういったものを借り上げるときの用船料ということになります。  それから、船員費というのは、これは野母商船から船員さんをかり上げておりまして、長崎汽船さんの社員というのは実際のところ2名しかいらっしゃいませんで、用船料も含めて、野母商船さんから全部かり上げているということでございまして、これは国庫補助航路の監査の中でも国のほうからもきちんとそういう査定を受けて、経費として認められているということでございます。 116 富川忠孝委員 これは用船料470万円出ているんですけどね、この分についてはコバルトクイーン以外の船舶だということですけれども、このコバルトクイーン以外の船舶で年間借上日数と、それに対する経費ですね、その辺をお示しください。 117 松浦交通企画課公共交通係長 まず、用船料の内訳ということでございますが、ぐらばあという船がございまして、これが用船料が288万円です。運航回数としては10.5回でございます。それから、太陽スリーという船がございます。これが180万円で、運航回数が8回でございます。太陽スリーの場合は、船員も含めての用船契約なっております。  以上でございます。 118 麻生 隆委員長 富川委員、ちょっといいですか。もしよかったら、あと資料要求して、後からでいいですか、それとも今審議して。  暫時休憩します。           =休憩 午後3時55分=           =再開 午後3時56分= 119 麻生 隆委員長 委員会を再開します。  では、資料要求をして、ちょっと今の資料を準備してもらえませんか。ほかの議題がまだあると思いますから、先にそっちのほうを審議しながら、あわせて、離島者が2人おられますからね、じっくり審議したいということでございますから、それについてはまた進めていきたいと思いますから、いいですか。 120 富川忠孝委員 今で言うヒアリングに適応した補助金要綱、かなり明細をきれいに書いてあるけんさ、今いっちょいっちょ、これが幾らで、あれが幾らでと聞かんでもいいみたいに多分書いてあるはずやろう、申請書というのは。相当な枚数だから、二、三十枚の枚数になっているけん、それをいっちょコピーしてくれたら中身チェックできるけん、こっちでわかるからさ。それを出してほしい。 121 麻生 隆委員長 では、審議続けますけど、すみません、さっき言われた資料を後から出してもらえませんか。今からまだ時間あると思いますから、出してください。  では、ほかの質問があると思いますから、いいですか。ほかに移りますよ。 122 津村国弘委員 都市計画総務費の中から幾つかお尋ねをしたいと思います。  最初に、長崎駅周辺地区区画整理の事業費、調査費ですね、それから立体交差事業整備促進費についてですけれども、この事業主体が、長崎駅周辺地区土地区画整理事業は長崎市、それからJR長崎本線連続立体交差事業は長崎県というふうになっております。  これまで土地区画整理事業では、平成9年度から調査が行われていたわけですけれども、9年から11年までは国庫の助成がついていた。それ以降はすべてなくなっているということになっているわけですけれども、これは一体どういうことなのかね、ひとつお伺いをしておきたいと思います。  それから、立体交差事業についてですけれども、県の主体事業と言いながら、市と県の負担の割合が50、50なんですね。これは一体どういうことなのか。  それから、この立体交差事業については、JRの負担というのはどうなっているのか。そういった点をお伺いをまずしたいと思います。 123 片山長崎駅周辺整備対策室長 津村委員の質問に対してお答えいたします。  まず、平成9年から11年までが区画整理事業の調査費が補助で、その後が単費ということの、その理由の質問でございますが、区画整理事業に着手する時点での補助メニューとしましては、検討調査を行う場合の国の補助メニューがございます。それが一回検討調査を行えば、その後の継続調査につきましては単独で行うという、そういうことでございまして、この事業は連続立体交差事業との絡みがございまして、その鉄道施設の検討の中で、区画整理事業のほうも随時変更が発生するという、そういうことがございまして、13年から単独の補足調査を行っております。補助の期間としましては、平成9年から平成12年までの期間で補助を行っております。  それと、連続立体交差事業の負担割合ということでございますが、この県施工に対する負担割合としましては、補助事業の場合は2分の1が国庫補助で、補助残を県、市で2分の1ずつということで、調査費に対して4分の1が市の負担ということになります。  それから、JRの負担でございますが、これにつきましては、事業費に対して7%がJRの負担ということになっております。  以上でございます。 124 津村国弘委員 今、ご説明をいただきましたけれども、土地区画整理事業についての調査費が中身としてはずっと見ているんですけれども、補助がついていた中身と単独事業との中身がそう変わらない。一体、今説明を受けましたけど、なかなかわかりづらいということがあります。  それから、これは事務的なことでしょうからね、我々が言われたら、ああそうですかというふうにならざるを得んのかなと思いますけれども、この点がどうしてこういう補助事業と単独事業で、しかも肝心な19年度について補助が全然ないというのも何か奇妙な、奇異に感じるわけでですね、そこは明快にもう一度答弁をしてほしいと思います。  この立体交差事業については、事業主体は長崎県といいながら、どうして市が同額なのか、そして、この区画整理事業についても、長崎市のほうが県より多いわけですよね。したがって、何か長崎市だけがどんどんどんどんこういう負担がふえて、国や県というのは異常に少ないじゃないかというふうに思うのは不思議なんでしょうかね。 125 片山長崎駅周辺整備対策室長 まず、単独事業でございますが、平成13年から19年まで単独費で調査を行ってきておりますが、この駅周辺事業の検討を行う中で、バブル崩壊後、地価の下落等が非常に急速に進んできまして、その事業費のいよいよ検討をやる中で、保留地の売却の問題等々ございまして、極力事業費をスリムにしていこうということで区域の見直し等を行っております。そういう関係で、調査の中身も区域が変わることによりまして検討をやり直す必要が一つはございました。  それと、負担割合でございますが、長崎県の場合は佐世保市が連続立体交差事業を先行的にやっております。佐世保市の場合も県、市の負担割合は1対1ということで、そういう事例がございますし、また全国の連立事業につきましても、県、市の負担割合が1対1という地区が割合的には多いという、そういうことで長崎についても1対1ということで、県のほうからそういう話がございまして、そういうことで1対1の取り決めをやっております。  以上でございます。 126 津村国弘委員 非常に不安なのは、この長崎市も含めてですけれども、財政的に非常に厳しいという中で、こういう大がかりな事業をやるのに、長崎市だけがどんどん負担がふえてくるというのがどうなのかと。今後、この種の事業が進んでいくわけでしょうけれども、その負担区分がどうなるのか、これもひとつ明らかにしとってほしいと思います。 127 麻生 隆委員長 負担区分わかりますか、土地区画整理の。 128 片山長崎駅周辺整備対策室長 今後の県、市の負担割合ということでございますが、区画整理事業につきましては、県も駅前広場の整備ということで、駅前広場につきましては県管理ということでございますので、これに約10億円の県の負担がございます。そういうことで、区画整理事業につきましては全体事業費のうち、市の負担が25%、県の負担が6%ということでございます。 129 麻生 隆委員長 あとの残りはどうなんですか。 130 片山長崎駅周辺整備対策室長 あとの残りは保留地の処分金、これが現在のところ概算で36%、JRの負担が1%、それと国の負担が31%、そういう負担割合でございます。  連続立体交差事業につきましては、国の補助が48%でございます。それから、JRの負担が7%でございます。それと県の負担が22.5%、長崎市が22.5%でございます。  以上でございます。 131 津村国弘委員 わかりました。じゃ、次にいきます。  都市交通対策費、地域公共交通総合連携計画策定費というのが上がっております。これは特に、伊王島の大橋が完成をして、その後どうするかというようなことなんですけれども、ここでひとつ、この中で協議をしてほしいことがあるんですよ。伊王島は来るほうですけれども、香焼は途中の道路を通っていくという点での安全対策をどうするのかということ。  それから、今、連合自治会で問題になっているんですけれども、三菱が退社時の交通ラッシュのときに香焼側から長崎市のほうに右折する車が行かれないと。非常に困っているんですよ。何とか長崎市に対策を求めてほしいというような強い話もあるわけですね。そういう点では、伊王島の交通体系も大事だけれども、その通過するところ、それから、一番混雑する交差点をどうするかという問題は、この中でひとつ検討をしていただきたい、調査もしてほしいということをお願いしたいんですが、いかがでしょうか。 132 吉田交通企画課長 この地域公共交通総合連携計画というのは、基本的な大きな形としては2本立てになっておりまして、事業概要の中で伊王島の交通計画という部分と、全体の連携計画といった部分を上げさせていただいております。  基本的には、長崎市全体の公共交通という視点で大きなくくりがあって、その中で、今問題となっていますコミュニティバス、あるいは乗り合いタクシーの問題ですね、そういったものも含めて公共交通のあり方、そういったものを検討するという枠組みになっております。その中で伊王島の交通計画についても考えていくということでございますが、一応これが交通計画という、交通という手段の部分もございますので、基本的にはそちらのほうに力を入れた計画というふうになります。  ただし、ご指摘のように、香焼町を当然通過して伊王島へ至るということでございますし、そこに公共交通が入る場合どういった影響があるのかとか、そういったものは当然検討しないといけない課題であると思いますし、また、あと三菱の退社時の渋滞の問題ですね、これはかねてより私どもも把握しているところなんですけれども、今やっている事業といいますか、業務の中でいろいろソフト的な取り組み、具体的に言えば、例えば、ノーマイカーデーであるとか、出勤時に乗り合いバスで来るとか、そういったことも考えられようかと思います。ですから、この部分については総合的に対処していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 133 津村国弘委員 別途この問題については対策を検討してほしいと思います。具体的には、やはり一度連合自治会に来ていただいて、そして、地域の要望をしっかり聞いて、そして対策を立ててほしいというふうに思います。  それから、これ道路がおかしい、おかしいと言ったら語弊がありますけれども、県道が最後まで行ってないんですね。トンネルがありますけれども、あそこは県道なんですよ。トンネルから尾ノ上のほうに行く道路は、いわば多分市道になっているんじゃないかと思うわけですね。そういう点では、ちょっと路線がおかしいから、やはりきちっと県道なら県道にして、県にも一定負担をやっぱりしてもらうような、そういう方向もぜひ検討していただきたいと思いますが、先ほど2つの要望、どうでしょう。 134 麻生 隆委員長 はい、じゃ要望で、地元来てくださいということですから、答弁はいいでしょう。答弁求めますか。 135 吉田交通企画課長 交通計画を策定していく中で、まだどういった枠組みでやるのかという部分はございませんけれども、そういったご意見ございますので、それに沿った形で検討してみたいというふうに考えております。 136 久 八寸志委員 老朽危険空き家対策費についてお尋ねをします。  先ほどの説明で、77件申し込みが、問い合わせがあったということで、今11件受けていらっしゃると。残りの66件がどうだったのか、要するに空き家対策の対象じゃなかったのか、それとも順番待ちになっているところがあるのかですね、そこら辺をお聞きしたい。  それとあと、潜在的にどのくらい長崎市の中でそういった空き家があるのかですね、もしわかっているのであれば教えていただきたい。  それからもう一つ、この空き家関係で民間の解体業者からいろんなクレームじゃないんですけれども、支障があったとか、そういったことは来ていないかですね、以上お願いします。 137 御所まちづくり推進室長 77件あって11件を対象にしたと、その残りはどうだったのかというご質問ですが、まず区域外というのもございました。それから、基本的に建物、土地の寄附をいただくということと、それとあと、もし我々が解体したその残りの土地を整備するならば地元が管理すると、これが条件でございましたので、その条件に合致しないものが残りでございました。  それとあと、次に、市内に幾らぐらい老朽危険空き家があるのかというふうなことですが、建築指導課に老朽危険空き家ですよというようなことでお申し出があったとか、苦情があったとかというものを含めまして、大体250件ぐらいはまだ潜在的にあるのかなと思いますが、これは必ずしも我々が事業で執り行う区域内にあるものとばかりは限りませんので、大体市内にはというと250件ぐらいかというふうに思っております。  それから、あと解体業者からのクレームということでございますが、特段住民の方々からも、また仕事を請け負った業者の方々からもクレームは来てございません。  以上でございます。 138 久 八寸志委員 ありがとうございます。そしたら、対象外になったところを含めて、結構なところが危険箇所に実際今なっているということで、実際は管理者の方の責任であるとは思うんですけど、どうしてもこの空き家というのは区域的にまちの真ん中にあったりすると、例えば、何か異常な方とかいらっしゃったら、そこの中に居ついたりとか、あとこういった季節、乾燥した季節であれば火事とか、台風時になれば、それがもとで何か周りに影響があるとか、そういったことに対しての対策というか、何か考えていらっしゃいますか。 139 御所まちづくり推進室長 あとの残りの77件の分ですけれども、老朽でないというのも中にはございました。単なる空き家で長く住んでいないからというのもございましたけれども、その中でやっぱり古くて、おっしゃるように防犯上どうかというようなものにつきましては、建物の所有者、あるいは土地の所有者に対して自己で安全な管理をお願いしますというようなことは建築指導課、それから、我々と一緒になって指導しているという状況でございます。  以上でございます。 140 吉村正寿委員 まちなか再生推進費についてお尋ねをしたいと思います。  まず1点目は、県が策定したアーバン計画というのがあったと思うんですが、この同じような地域がやっぱりアーバン計画の中で書かれていたと思うんですけれども、それとの今度の再生の整合性をまず1点。多分、市に移ったんですね、都市計画の権限が。その変更によることも大きいのかなと思うんですが、どういうふうにその辺の整理がなされているのかというのをまずお聞かせいただければと思います。 141 白石まちづくり推進室主幹 今アーバンとの整合性の問題ですけれども、当然ながら長崎市は水辺の都心軸と歴史文化の重点地区ということで、都市づくりの重点地区にしておりまして、その中でアーバンの関係に当然ながら取り組んだ形の中でやらせていただいております。ただし、アーバン関係は駅から、それから北部のほうまでつながる浦上地区まで入った部分でございまして、そこら辺はまちなかの今回の区域には入っておりませんので、そこら辺はまだ詳細に検討しているという状況ではございません。  ただし、駅周辺との絡みの関係では、アーバンの構想は今生かしながら事業を進めているという状況でございます。  以上でございます。 142 吉村正寿委員 そういったときに、今長崎市が一番手をつけやすい部分というのは、長崎駅の再開発の部分だと思うんですよね。これはまた所管事項調査であるということですので、ただ、1つお伺いしておきたいのは、このまちなか再生のまちなかのゾーニングに、長崎駅と今度県庁が建てられるという部分は、もうすっぽり抜けているんですよね。この辺がちょっと私としては不可解な部分があるものですから、もしその辺ご見解があればいただきたいと思います。 143 白石まちづくり推進室主幹 まちなかの区域は、そこをみておわかりのように、昔のくんちの踊り町に、それから、居留地地域を囲まれた南山手の区域まで含まれた240ヘクタールでございます。  当然ながら、今ご質問がございました駅の周辺部はなぜ入っていないのかということでございますけれども、その当時スタートするときに、まだ駅のほうの動向がはっきりしなかったということもございまして、駅と一緒にまちなかの区域を議論するということがなかなか整理がつきにくいということで、いずれにしても、今後駅が整備され、あるいは新幹線が整備されたとしても、やはりまちの魅力を高めるためのまちなかの区域をいかに魅力を高める仕組みをつくるかと、どういった再生をするかということが議論の中心になりまして、主にまちなかの部分に限って今回議論をさせていただいて、整理をさせていただいたという経過でございます。  以上でございます。 144 田中洋一委員 乗り合いタクシーですね、公共交通空白地域対策費のかかわりですが、まず最初に西北地区について、昨年12月に内容の見直しをした後に利用者がふえているんですけれども、これは便数をふやしたということでしょうかね、ちょっと内容、見直しの中身をお知らせください。 145 吉田交通企画課長 10月から12月までの3カ月間の運行でございましたけれども、10月の運行の時点で、地区で需要が多い箇所と少ない箇所、こういう偏りがございました。ついては、一つは需要の多いほうに便を振り分けたというところがございます。もう一つは、土日祝日の需要が少ないということもわかりましたので、土日祝日については運行しないということでございます。そういった対策でございます。あと若干ルートも見直しまして、効率的なルートということで、従来3ルートだったのを4ルートに変えたりとか、そういったこと、以上3点の変更を行っております。 146 田中洋一委員 そうすると、今度また6月から11月まで試行するということですが、これは今答弁があったような内容で実施をするということで理解していいですか。 147 吉田交通企画課長 ただいまご指摘ありました、基本的には先ほど私が答弁したとおりの内容がベースになります。ただし、実施に当たりましては、もう一度地元のほうに入りまして、もちろん予算をご承認いただいた後でございますけれども、入りましてご意見等を伺いながら、従前からいろいろ要望もございましたので、そういったものを含めて、少し見直しをしたいというふうに考えております。 148 田中洋一委員 西北地区の分についてはわかりました。  そこで、既存の4路線の関係ですよね、矢の平地区は従前からずっと採算ラインに到達しておって、スタートしたのもここが最初でしたから、非常によかったんですけれども、2つ目、3つ目、4つ目と新たな路線を開設して、特に4つ目に開設した金堀地区が少しよくなっておるようですけれども、僕はちょうど2年ぐらい前の建水の委員会でも見直し策について、改善策も含めてやりたいということで説明があって、それ以降の結果が少しよくなっているのかなと思うんですが、それにしてもやっぱり非常に厳しいんですよね、数値的に。採算ラインを割ってということで、今後の予定としては補助率2割、それから、補助金200万円を補助の基準とするということですが、したがって、利用促進の強化を図るという今後の予定の説明なんですけれども、具体的にはどういうことを考えておられるのか、もう少し内容をお知らせいただきたいと思います。 149 吉田交通企画課長 これにつきましては、やはり乗っていただかないと採算は上がりませんので、まずは利用促進ということで乗っていただくための周知を徹底するということ、地元に本当に浸透させるということに力を入れております。  あと、地元の商店街等々の協力とかそういった部分でも、今までもそういった形で進めておりますけれども、さらにそういった部分を強化していくと。あるいは運行経費についても、できるだけ削減できる要素がないか、そういったところも含めて見直しを進めたいというふうに考えております。 150 田中洋一委員 わかりました。  いずれにしても、公共交通が空白地域だからこういうことをやっているという意味では、これをなくしてしまうと、また空白地域になるということですから、そういう意味では運行させていかなければならないというふうに思います。ただ、採算性の問題なりというのも出てきますので、今課長から説明がありましたように、できるだけ利用者数をふやすような、実績を見ると19年度の分で言えば、1月までの状況はかなり改善されてきているなと思いますから、さらに取り組みを強めていただきたいということを要望しておきたいというふうに思います。
     続いて、バスばかりで申しわけないんですけれども、コミュニティバスらんらんの関係なんです。これも1日当たりの利用者数を見ると、なかなか厳しいんですよね。平成18年度に、これはさるくの関係でふえているんですけれども、また18年度に比較すると、もちろん17年度よりもいいんですが、大変厳しくなっていまして、1日の乗客数というんでしょうか、採算を割っていると。41ページに収支状況ありますけれども、平成11年からやっているんですが、ずっと赤字で大変厳しい状況なんですが、これは率直なところ、何度も何度も議論してきて何とか路線も含めて改善策を、さまざまな改善策を講じてきて、この結果になっているということを見ると、本当にこのらんらんを走らせなければならないという理由があるのかな。もちろん、都心部を循環するという意味では、そういう路線はほかにはありませんから、そのメリットはあるんですけれども、なかなか乗客がふえないという状況の中で、毎年これだけ、平成19年度の見込みで626万円ですよね。走らせる意味があるのかなというのを改めて考えてみたんですけれども、実際にやっている市として、どういう思いでこれは続けているんでしょうか。 151 麻生 隆委員長 課長じゃなくて、部長答弁願えますかね、これは。 152 馬場都市計画部長 らんらんにつきましては、私が過去、交通企画課長時代もいろんなご指摘を受けております。このらんらんにつきましては、都心部循環ということで中心市街地の活性化とか観光振興、こういった目的を色濃く反映させたバスだというふうに考えております。そういった意味では、こういう赤字といいますか、運行経費との差額が出ておりますけれども、これを縮減しながら、もっと認知をしてもらうような取り組みを今後とも私どもは進めていきたいというふうな考えでおりますので、ご理解をいただきたいというふうに思っております。 153 田中洋一委員 先ほど公共交通の空白地域の関係で言いましたけれども、あれは本当に大事な住民の足としての役割を果たしていますけれども、このらんらんについては、どう見てもその必要性というか、住民にとってです、利用者にとって、便利だから乗ってみようかという思いもあるかもしれませんけれども、とにもかくにもそれをなくしてもらっては困るという、その必要性があるのかなというのを常々思っているんですね。  事情はわかります。車両も購入していますから、平成15年度、17年度にそれぞれ購入したこのバスも使わなきゃならんという、その結果、市のほうで大事な血税を毎年赤字で出すというのもどうなのかなという思いがしておるんですけれども。そして、毎年改善策を講じてきているんですよね、それなりに。毎年指摘されていますから。にもかかわらず、なかなか改善の兆しが見えないということは、一度原点に戻ってというか、考えをもとに戻してみて、本当に必要かどうかというところから少し議論を始めたほうがいいんじゃないかと思うんですけれども、そういうことは全く考えていないんでしょうか。 154 馬場都市計画部長 先ほども申しましたように、都心部、いわゆるまちなか再生という中でも、都心部を循環するというバス、公共交通機関も必要ではないかというようなご指摘もかなりいただいております。使い方の問題もあろうかと思いますが、観光の振興とか、あわせてこれはぜひ活用したいというふうに考えております。  そういった中で、先ほどご説明しましたように、公共交通の連携計画ということで、予算としては100万円ということでお願いをいたしておりますが、国の補助事業を今いわゆる手を挙げている状況で、この1,000万円、もし採択されましたらですね、そこら辺も含めて、いわゆる合併地域の周辺部のコミュニティバスの連携あたりと都心部の連携、いわゆる中心部のになる部分と合併町部分の周辺部のになるもの、いかに公共交通でうまくつなぐか、あるいは都心部をうまくどういった形で回すか、こういったものを検討していきたいというふうに考えておりますので、その点ご理解をいただきたいというふうに思います。 155 田中洋一委員 もうこれまでにしますけれども、いずれにしても、一度このらんらんについては、運行を始めた以上、そして車両も購入していますので、途中でやめてしまうということにはならないと思うんですが、ただ、毎年赤字を出しているということは、少し中身も含めて、より充実する方向で検討してもらわんといかんとでしょうけれども、運行するとすればですね、十分な精査と検討をお願いしたいというふうに思います。  ほかの離島を走っているバスとか、それから、コミュニティバスの離島バス路線と地域コミュニティバスの路線については赤字なんですけれども、これはもうやむを得んだろうと思っています。やはり過疎地域でもありますし、それから、合併のときから走っておったことをきちんとやっぱり長崎市が引き継いで走らせるということは大事なことだと思うんですが、なかなか赤字幅を少なくするということも難しいと思うんですけれども、これもできるだけ赤字幅を縮小するような努力はぜひしていただきたいということを要望して終わりたいと思います。 156 内田隆英副委員長 離島航路については後ほど審議に入りたいと思いますけれども、今言われてるコミュニティバスからちょっとお聞きしますけれども、琴海のコミュニティバス、昨年、運行形態を変えましたよね。それで、尾戸半島と戸根のほうで運行を変えるということで説明をされているんですけれども、そういう形態になるんだけれども、これまで土井ノ浦のほうに行っていた乗り合いバスだとか福祉タクシーですかね、それとか尾戸半島では名串、こういった方々は市の説明では、利用客が余りいないからということでね、こういう形態にするということだったんですけれども、それを知った住民のほうからは、利用者はゼロじゃないんだと、利用している方がいるんだと、この方々は利用できないじゃないか、どうするんだというような声が上がっているんだけれども、こういう運行形態をしてから、それでこれまであった路線の方が乗れないということが出てきた場合は、これは再考できるのかどうか、まず。 157 吉田交通企画課長 ルートにつきましては、提出資料の51ページのほうにつけさせていただいております。これをいま一度ご説明いたしますと、この赤で書いてあるルートというのがバス、従来のスクールバスが走っていた部分で、今回コミュニティバスとしてこういうふうに変えるという部分でございます。緑の部分が乗り合いタクシーという形で運行するという部分でございます。当然この運行に当たりましては、地元のほうにもご説明を差し上げているというところで、一定ご理解をいただいているというふうに私どもとしては考えております。  ただし、まだ運行が始まっていないということもあって、それがどういう結果になるのかというのは運行してからということになると思いますので、まずは運行結果を見て、もし変更点等あるようでしたら、地元のご要望等をお聞きしながら、そういった見直しは考えていきたいというふうに考えております。 158 内田隆英副委員長 ぜひ住民の意向に沿った形で、より便利な運行をしていただきたい。  2点目に、新幹線対策費でちょっとお伺いしますけれども、期成会の負担金として、また事務費として上げられているんですけど、いつ期成会ができて、これまでこうした累計ですね、新幹線対策費としてこれまでの累計、これわかりますかね、今。 159 吉田交通企画課長 新幹線対策費の中で長崎新幹線期成会についてのということでございますが、設立が昭和53年ということで、現在、会長は長崎県知事、副会長は複数おりますけれども、その中に長崎市長も入っているという状況でございます。現在、会員数でございますが、293団体が加盟をしているという状況でございます。目的は、長崎新幹線の早期建設の実現を強力に推進することが目的ということで各種活動をしているという状況にございます。  ご指摘の負担額でございますが、例えば、長崎市として当初からどれぐらい負担をしているのかということでございますけれども、まず負担金には一般的な、通常の負担金と特別負担金がございます。通常の負担金が長崎市の場合は100万円という形でございまして、あと特別負担金については、平成5年度から新幹線の建設促進を図るために新たに特別枠が設けられたということで、新幹線の駅ができる県内の各市、長崎、諫早、大村が特別負担金という形になっております。その合計ということでございますか、よろしいですか。 160 内田隆英副委員長 ちょっと今すぐ言うて、すぐ数字等は出らんでしょうから、どのくらいこれまで、事務費の中にも新幹線対策費としてかかわってきておる経緯があろうかと思うんですよね、すべて。ですから、その新幹線対策費としてこれまで、今じゃなくていいですから、後で教えてください。どのくらいかかって、昭和53年に期成会が立ち上がって、長崎市の負担がどのくらいこれまであったのかということをね、後で結構でございますから教えてください。 161 麻生 隆委員長 では、資料請求ということで後で提出してください。資料対応にします。 162 内田隆英副委員長 それでは、次に東長崎都市改造事業ですけれども、先ほどずっと説明をしているんですけれども、もう一度お伺いしますけれども、進捗率、何%と言ったですかね。 163 池田東長崎土地区画整理事務所長 今お聞きになられたのは平間・東地区だと思いますが、20年度の予算を入れまして22%の進捗率になる見込みでございます。 164 内田隆英副委員長 東長崎の平間・東地区の場合は、減歩率の28.4%ということで、非常に住民の皆さん、重い負担を感じておられるんですけれども、22%という中で、現地も調査しましたけれども、本当にここに道路を通さなければいけないのかなという部分的な問題なんかもあって、再考をというような地域住民の声もあるんですけれども、例えば、一つの道路をつくるのに、歩道の幅が軽自動車が乗り入れてもいいくらいの歩道の幅がつくられておると。あそこの平間・東地区の中で、ああいう歩道が本当に必要なのかどうかという点で、再考して計画を見直すという考えはないのか、まず第1点。 165 池田東長崎土地区画整理事務所長 現在、都市計画道路は、例えば、現川に行く道路、上の部分は道路建設課がつくったんですが、市街地部については区画整理でということで区画整理のほうでつくらなければいけない。それから、矢上町山手線ということで、矢上神社の裏から来ている道路も、矢上工区でできたところから、車が多くなって、そこから先が非常に交通混雑している、渋滞している、交通事故があるということでちょっと危ないと。あるいは逆に、ララのところから上っている東長崎縦貫線、そういう都市計画道路については必要性が十分考えられますので、今後も引き続き鋭意努力していきたいというふうに思っています。  ご指摘の2番目の歩道の件でございますが、道路の構造基準が変わりまして、基本的には車いすの問題だとか、車いすが離合できるだとか、自転車がある場合については車道を走らせるわけにいきませんので、歩道を走らせると、歩道をですね、自転車道と歩道という形で、規格がああいう形になっております。そういう形でやることが今後の交通事故防止、あるいは弱者対策、そういうものにつながりますので、歩道の幅員についてはご理解いただきたいというふうに思っております。  以上です。 166 内田隆英副委員長 確かに、車いすだとか自転車だとか、そして人が歩くのにね、広いことにこしたことはないんだけれども、結局、平間・東地区の人たちはそのことによって、あそこの地域だけね、これだけの道路幅の歩道が必要なんだろうかと、そのことによって減歩率28.4%で、結局、負担が住民にかかってくるという思いが強いわけですよね。矢上地区の倍近くでしょう、減歩率がですね。約3割近くの減歩率ということで、そこまで広げなくても、このくらいでいいじゃないかという、もう少し狭めてもいいじゃないかとか、何でこの道路をするんだと、今ある道路をちょっと拡幅すれば減歩率についてもとられないじゃないかという思いがあるんですよ。そういう点では、余りにも減歩率が大き過ぎて負担を非常に感じているということで、見直しはできないのかどうかという意見があるんだけれども、これをもう一度お願いします。 167 池田東長崎土地区画整理事務所長 矢上工区については、もうほぼ工事が終わりまして、あの町並みを見ていただくとわかりますけれども、旧態依然としていた町並みが、ああいう形になったということは非常に東長崎の繁栄にとってはよかったのかなというふうに思っています。  ご指摘の平間・東地区で、例えば、道路を少なくしたり、歩道を狭めたりということも事業を成立させるための一つの方策ではあろうかと思いますけれども、今やっている道路の幅員とか歩道の基準等については、地元と合意をした中で、最低の基準だということで、ああいうまちづくりが長崎市全体に広がれば、例えば、車いすでバス停から乗れないということもなくなりますし、いろんな問題の改善につながりますので、区画整理という手法を使っている以上は、ああいう形でやらせていただきたいというふうに思っているところでございます。  以上です。 168 内田隆英副委員長 あなた方の計画を進めるということで変わらないと思うんだけれども、やはりまちづくりの基本というのは、そこに住む人たちの思いがやっぱり通じて、そこで市の計画と一致したものを進めるというのが一番のまちづくりの基本だと思うんですよ。そういう点では、あなた方が図面を引いて、この地域についてはこういうまちづくりをという点で、最初に進めるときにはやっぱり住民の合意、これが一番の前提だと思うんですよね。しかし、今そういう中では住民の方が、いや、もう当初の計画がこういうことになるとはわからなかったとかね、そういう意見が出てきておるわけですたいね。そこら辺は僕はもう少し住民の思いというのはもっと聞いてしかるべきだと思うんですよ。 169 麻生 隆委員長 この土地区画整理事業については、今ここで話が詰まるものじゃありませんから、1回、内田副委員長を含めて、土地区画の皆さんと一緒になって協議をしてもらうと。 170 池田東長崎土地区画整理事務所長 平間・東の区画整理につきましては、地元からのご要望も踏まえて、地元との協議を再三再四、何百回も重ねてああいう計画でスタートしたものでございますので、何とぞご理解をいただきたいというふうに思っております。 171 内田隆英副委員長 地元の皆さんの合意と、全部が全部、進める上で100%とはならないと思うんだけれども、非常に今、移転と言われている方、そういった方が、そういう計画そのものが合意をしていないという方も多々あるわけですよ。だから、今22%という進捗率の中で、いろいろまた意見が市民からも出てきていると思うんですよね。もうあなた方は知っておると思うから言わないけれどもね。  もう一つは、これも最後に言うておくけれども、東長崎の事務所に行くと、市民の方が非常に、事務所のほうから文句があるなら裁判に訴えろと、受けて立つというようなことを言うてみたり、もう払う金がないなら子供に払わせろとかね、そういったことを言われているという点では、市民と行政のほうで、そう言っていないと、とり方とか、そういう方もあるかもしれんけれども、こういうことが出ること自体がおかしいじゃないですか。余り市民と行政がそういうことにならないようにまちづくりを進めていただきたいと思うんですよ。ちょっともうこのことは言いませんけどね、一応そういうことだけ要望しておきます。 172 麻生 隆委員長 最後、答弁ありますか。 173 池田東長崎土地区画整理事務所長 今ご指摘の部分でございますが、住民の皆様方については、地元の皆様の土地とか建物とか権利関係を動かす仕事をやっておりますので、日ごろより丁寧な接遇を心がけております。  今ご指摘のようなとらえ方をされたことは、まことに遺憾でありまして、私どもは常々きちっと説明しているつもりでございますので、ご理解をいただきたいというふうに思っております。  以上です。 174 麻生 隆委員長 次に、資料はそろいましたでしょうか。さっきの富川委員の、はい。 175 馬場都市計画部長 先ほど富川委員から資料請求がございました高島-伊王島航路の損益計算書なんですが、実は500ページぐらい資料がございまして、ちょっとコピーをするのに──。では、一応見ていただくということでよろしければ資料ございますので、よろしゅうございますか。 176 麻生 隆委員長 はい。では、閲覧をしてもらうということでご理解いただきたいと思います。 177 内田隆英副委員長 それでは、ちょっと離島航路でお伺いしますけれども、若干数字が合わないような気がするんですけれども、24ページ、営業費用のところで、店費で8,500万円ですね、これは事務費、船員退職金2名等。上の補助対象経費としては、2名で2,700万円増だと、これは退職金の増だということで、それで前年、大体19年度見込みで4,990万円、そして、20年度では退職金が2,700万円ふえるから予算としては増額されていると思うんですよ。そうすると、2,700万円ふやすと、7,690万円ぐらいしかならないんですよね。8,500万円というのは、そしたら残りは810万円ですか、何でふえたのかね。余りにも差が大きいもんですからね。 178 松浦交通企画課公共交通係長 今のご質問ですけれども、まず退職金でございますけれども、先ほど課長のほうがご答弁しましたけれども、2名で3,200万円でございまして、これに引当金がございますので、500万円を引きますと2,700万円になります。その分で、ここに計上しているのは一応3,200万円という数字を計上しておりますので、20年度については8,500万円ということでございます。引当金がございますので、実質の単年度の増というのは2,700万円ということでございます。  以上でございます。 179 内田隆英副委員長 ちょっと聞きますけれども、一般的に経営をするというのは、収益を上げるというために経営をするんだけれども、この長崎汽船株式会社からすると、補助対象ということで運賃と収入、それで支出、人件費、いろいろということで、それを差し引いて年間大体1億3,400万円の赤字だと。その半分半分を市と県で折半してほしいということで補助するわけですね。そうすると、長崎汽船のもうけは全然ないわけですよ。そういう会社があるのかと不思議なんですけれども。  市として離島航路については、これはもうぜひ継続してほしいんだけれども、6,700万円ですね、それで負担をして出すわけですから、もっと市の企業に対する営業努力というようなことはできないのかな。例えば、やすらぎのあれは全く変わらんわけですね、3,850万円、契約がね。これでもっと契約を上げてもらえないかと言えば、市の負担も若干下がるわけですよ。何でかというと、3,850万円というのは温泉パックということで非常に今皆さん重宝がられているんですけれどもね、長崎から乗る人は。伊王島に行って、おふろに入って戻ってきて980円。一般の方は650円取られるわけですよね、1,300円言うならば。一般の方にはそういう負担をさせとって、とにかく赤字だから県と市が出すんだからね。みずからはそう営業努力は適当にやっておけばいいような感じにしか受け取られないんだけれども、そういう汽船会社に対する補助を出すときに、何かお願いとかなんとかできないんですかね。 180 吉田交通企画課長 ただいまのご質問でございますけれども、市が補助金を出す際に市のほうで何か指導はできないかということでございますけれども、これについては、基本的にこれが補助制度にのっとってやっているということ、県、市の負担割合でやっているということ、そういった枠組みがあるというのが一つはあろうかと思います。それは粛々とやっているという部分でございます。  ただし、先ほど予算の説明の中で地域公共交通連携計画のお話をしたかと思いますけれども、平成23年の3月ですか、伊王島大橋が開通をすると。もうあと3年後という話になっておりますけれども、そういった中で、どうしてもこの航路の問題というのは非常に大きな問題ですから、市としてもこれをどういった形にすべきだろうかと、そういった議論は当然していかないといけない部分がございますので、そういった中で、運行のあり方も含めて検討したいというふうに考えております。 181 内田隆英副委員長 最後にしますけれども、橋がかかっても、高島はどうしても行かなければいけない、負担がまたふえると思うんですよ、市の負担がね。この説明からいくとね、どうなるかわかりませんから。そういう点では、継続を求めるとともに、市の負担を少しでも少なくするようなことも考えた今後の対策をぜひ強く要望をしておきます。 182 麻生 隆委員長 終わりますね。富川委員、何かありますか。では、富川委員の分については資料を参考にしていただいて、あと後日、個々に対応してもらうということでいいですか。  では、質問ありませんので、本日の審議はこれでとどめて、月曜日の10時からやりたいと思います。交通企画、この問題についてはもう質疑ないということでいいですね。  これをもちまして、本日の委員会を閉会いたします。           =閉会 午後4時56分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成20年5月23日  建設水道委員長    麻生  隆 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...