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  1. 長崎市議会 2000-12-13
    2000-12-13 長崎市:平成12年文教経済委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 吉原(孝)委員長 出席委員半数以上であります。ただいまから文教経済委員会を開会いたします。 〔審査日程及び陳情の取り扱いについて協議を 行った。その結果は次のとおりである。 1 審査日程については、別添「審査日程」の  とおり決定した。 2 請願第9号、請願第10号及び陳情第11号に  ついては、委員会条例第27条の規定により、  請願人又は陳情人を参考人として出席を求め  ることと決定した。 3 請願第11号は、文書により審査を進めるこ  とと決定した。 4 請願第9号及び請願第10号については、傍  聴を許可することと決定した。〕 2 吉原(孝)委員長 それでは審議に入ります。  第128号議案「平成12年度長崎市一般会計補正予算(第3号)」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。 〔審査の方法について協議した結果、原則とし て、各項ごとに理事者からの説明を受け、質疑
    を行い、説明・質疑がすべて終結した後に、討 議・採決を行うことに決定した。  また、審査の順序については、別添の「歳出 審査早見表(第3号)」のとおり、進めること に決定した。〕 3 吉原(孝)委員長 それでは、第2款総務費第1項総務管理費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 4 田中水産農林部長 まず、私の方から第128号議案「平成12年度長崎市一般会計補正予算」の水産農林部所管分の概要についてご説明申し上げます。  今回の補正予算は、第2款総務費におきまして、長崎ペンギン水族館開館準備費として2,578万1,000円を、第6款の農林水産業費におきまして県施行事業費負担金ほかの事業費として3億4,790万8,000円を、また第11款災害復旧費におきまして農林水産施設災害復旧費として2,000万円を、また債務負担行為として社団法人長崎林業公社分収造林事業資金の長崎県に対する損失補償額463万2,000円で、総額3億9,832万1,000円を計上しております。  これらの事業内容につきましては、それぞれ水産農林総務課長及び各担当課長よりご説明いたしますのでよろしくお願い申し上げます。 5 永池水産農林総務課長 お手元に委員会資料としたしまして、第128号議案「平成12年度長崎市一般会計補正予算(第3号)」、この表紙のものでございますけど、ご参照ください。一応今回、第3号補正にかかります参考資料は全部これに掲載しております。よく似た表紙でここのところが第3号という部分と第4号の分がありますので、一応第3号の方をご参照ください。よろしゅうございますか。  では、第2款総務費1項総務管理費21目橘湾海浜公園整備事業費についてご説明いたします。予算説明書は議案書の42ページでございます。  これは説明欄1の長崎ペンギン水族館開設準備費といたしまして、2,578万1,000円を計上したものでございまして、その主なものは来年の2月から長崎ペンギン水族館試運転業務を管理委託するための経費2,054万1,000円、そのほか開館に向けました広告宣伝関連の経費等でございます。  次に41ページでございますけども、長崎ペンギン水族館試運転業務管理委託費を先ほど申しましたように来年2月から実施することに伴いまして、既に計上しております第2款総務費1項総務管理費7目企画費に当初予算で計上しておりましたペンギン等飼育委託費、今ペンギン飼育の組合の方に委託しておりますけども、その分が2月分と3月分が不用になりますので、減額するということで620万8,000円を減額補正いたしております。  さらに今回、42ページの方の予算に入っております分でイメージキャラクターをつくるということで、これは公募で考えております。いわゆる人形みたいなもので、いわゆる宣伝に使いたいと思っております。  そのほかにシンボルマークとございまして、こういうものでございますけども、これは既に庁内の検討委員会の中でいろいろ監修をされてる上田先生や旧館長とかいろいろ相談いたしまして、こういうシンボルマークをつくっております。  これペンギンが泳いでいる、今度は初めて深く潜る水槽を日本初でございますので、ペンギンが泳いでるイメージを。ペンギンです。最初、皆さんこれイルカに見えるとおっしゃるんですけど、よく見るとペンギンでございまして、一応これまでペンギンが立ってる絵というのは非常にたくさんあるんですけど、泳いでいる絵というのは少のうございますので、泳ぐ姿が見えるという水族館で売り出そうと思っておりますので、泳ぐ姿の方がイメージしております。それから一応平和の輪ということで輪をあれしました。それから使い道としましては、今検討委員会の中で検討しまして、こんなふうな使い道を考えております。  それから先ほど申しましたように、イメージキャラクターにつきましては2月から公募をかけまして人形みたいなものを考えております。  以上でございます。 6 吉原(孝)委員長 数字の説明が欲しいので、中身の説明を。 7 永池水産農林総務課長 2,578万1,000円の内訳でございますけども、主なものとしまして2月・3月の分の管理業務委託費の人件費が644万1,000円、それから物件費でございますけど需用費いわゆる光熱費それから電話使用、電気工作物管理委託料、それから下水道の使用料、その他事務費でございまして、その辺合わせまして834万円、先ほど申しました人件費と今の分の物件費を合わせまして1,478万1,000円、ほかに先ほどちょっと申しましたイメージキャラクターそれからシンボルマーク等を使いましたPR用のチラシの製作を考えております。チラシ、ポスター、リーフレット、そういうもので大体400万円程度考えております。  それからほかに宣伝としまして、広告料ということで電車の広告、電車の両面に絵を入れるということで1両1カ月を考えております。それから電車の中つりということで、全車両55両動いておるのがおるらしいんですけど、それに5日間中つり広告を入れる。それから新聞広告を半面ほど考えております。そういうので大体200万円程度でございます。大まかなところはそういうところでございます。 8 吉原(孝)委員長 補足の説明ありませんか。いいですか。  これより質疑に入ります。 9 渡辺委員 ペンギン水族館の関係で私どもも新しい水族館として注目しとるところですから、この説明書の中に1枚も説明資料がないというのがちょっとあんまり不親切じゃないかなということで。どういう意気込みペンギン水族館を今からPRしていこうというのかというのを含めてですたい。やっぱり資料の1枚なっと出して、さっきのペンギンの泳ぎよる輪のこと含めて、どういった形でこのペンギンを売り込もうとしてるのかという、今PRは電車でのPRとしとっですけど県営バスの方があそこは通るとですよ。県営バスになしてPRせんのですか。そこのにき含めてですたい。もう少し資料を細かく出していただいてせんと何か新しいペンギン水族館という名を売って売り出す割にはやっぱり何かあまりにも簡単にしすぎると僕は思います。もう少し資料出していただいて、こういう意気込み長崎ペンギン水族館を市民ほかに全国に売り込んで、そして入ってきてもらおうという意気込みが全然感じらんですよ。説明資料の1枚もなかとの。そいけん、ちょっともう少し詳しい資料を出して、何か意気込みが、ちょっと言うてください。 10 田中水産農林部長 今、委員ご指摘のとおり、4月22日の開館に向けてスケジュール等も含めまして、それから今、課長が説明しました試運転経費の大まかな経費も含めまして、直ちに資料をつくって準備をしまして提出いたします。 11 渡辺委員 要するに4月22日のオープン予定でしょ。その先ほど見せていただいたこのペンギンの輪、これはどこでもう決まったんですか、決まってないんですか。それとも変更する可能性があるんですか、どうですか。 12 永池水産農林総務課長 内部的にこれだけというわけじゃないんですけども、これを当面使おうということで決定しております。 13 渡辺委員 私は新しい水族館を観光客の皆さんにも見ていただくために、何らか手だてばせんばいかんやろうと思うとった一人なんです。要するに入っていただいてお金を落としてもらうという、その割には今のペンギンのマークなんかは、もっと子どもに親しまれるようなペンギンの姿ば僕は出した方がいいんじゃないかなと、イメージ的に。大人のよう見ればペンギンってわかっとやけど、ペンギンのかわいらしさというのが僕は一つの売り物が、ペンギンというのはよちよち歩く姿が一つのイメージとしてはかわいいんじゃないかなと。ですから、やっぱり子どもさんが見て行こうねっていう感じの、何かもう少し愛きょうのあるというかな、そがんとにならんやったとかなというのが感じするんですよ。  その辺は公募みたいな形でできなかったのかどうなのか。市民の子どもたちの絵とか、市民からさ。その絵は誰か頼んで書いてもろうとっと。ちょっとそこのにきば教えてください。 14 永池水産農林総務課長 まず、かわいいマークという話でございますけども、一応このキャラクターということで、これは今度の予算に入れておりまして、公募をかけていいものを皆さんから募ろうということにいたしております。  使い分けがございまして、いわゆる何といいますか、人形みたいなかわいい絵みたいなものを一応キャラクターということで設定して、それは別途つくる、これからつくると。  それから、先ほどのロゴマークみたいな役所のマークみたいな、このマークのイメージでつくったのが先ほどのものでございまして、これは何といいますか、庁内のいろんな内部の展示とか何とかを検討しております職員間の会議がございます。その中で提案がございまして、一応プロの方にお願いして、こういうイメージって言ってつくっていただいたものでございます。  以上でございます。 15 吉原(孝)委員長 ちょっと理事者にお尋ねしますが、資料はすぐ準備できますか。  暫時休憩します。           =休憩 午前10時30分=           =再開 午前10時35分= 16 吉原(孝)委員長 委員会を再開します。 17 永池水産農林総務課長 まず減額の方から申し上げまして、41ページの分、減額ですね。  当初予算額は3,252万1,000円あったのでございますけども、既に12月までで執行予定のものが2,418万円、それから1月の予定が213万3,000円で、トータルで2,631万3,000円が1月までに使おうという予定でございます。それで当初予算との差であります620万8,000円が不必要になるということで、その分を減額を考えております。  それから42ページの方です。2,578万1,000円の補正でございますけども、先ほど申しました管理委託費でございますけども1,478万1,000円ございます。そのうち人件費分が644万1,000円、それから物件費分が834万円ございます。  それから、先ほどちょっと申しましたペンギンキャラクターの選定に関する費用でございますけども、これは選考の委員さんの謝礼とか筆耕料、それから会場借り上げ料等でございまして、26万5,000円を考えております。  それから、これからちょっと宣伝等になりますけれども、親子ペンギンアドバルーンを2基、製作を考えております。本館の上にいわゆるアドバルーンを2基上げようということで、これは製作費が270万円でございます。  それから、先ほど申しました広告料でございますけども、電車の中づり、それから外側、それから新聞の印刷で187万5,000円でございます。あとオープニングイベント用の記念品としまして40万円でございます。  それからPR関係用リーフレット、各種大きいものから小さいものまでございますけども、その分で576万円でございます。一番小さいものはA4版の3つ折りぐらいの、これを3つに折ったような、大きいものはB2ぐらいの大きさのものを考えております。トータル合わせまして2,578万1,000円を考えております。  以上でございます。 18 西田水産農林総務課副主幹 あわせまして企画、経過概略をこの場で報告させていただいていいでしょうか。  まず1点ですけども、水族館のボランティア募集を広報ながさき11月号を通じてお願いいたしまして、水族館の中で案内する側をペンギンズクラブと言ってまして、外の自然体験ゾーンの案内解説する方をめだかの学校ということで呼んでおりますけども、お陰様で現在62名の方の応募があっておりまして、特に若い世代の方の応募が多数ございました。めだかに関しては、先日報道でもしていただきましたけども、日見小学校の方で早速学校の方でめだかをふやして、それから放しましょうという活動も始めていただいております。  それから、キャラクターに関しては今後公募ということでやるわけですけども、シンボルマークにつきましては、日本でペンギンの第一人者である上田一生先生という方がいらっしゃいます。いろんな雑誌とか本もいっぱい書いておられますけども、その上田先生がこの水族館には監修に入っていただいておりまして、いろいろ面倒見ていただいてるわけですけれども、とにかく世界中のシンボルマークを調べていただいた中で、どうしても長崎は特徴あるものをしたいと先生もおっしゃいまして、立ってるものとかいっぱいあるわけですけど、今回泳いでいるものをイメージの中で組み合わせたらどうだろうかということで内部で話しまして、とりあえず原案であんな形でやっていこうということで勉強してる中の委員会の皆さんが、全員それでいこうということで決定させていただきました。 19 渡辺委員 今、言うた数字の関係ですよ、後で資料でください。要望しときます。 20 吉原(孝)委員長 あとで資料として提出をお願いします。 21 下条委員 今、渡辺議員さんの質問と同質的なもので、関連もかなり深くありますが、ちょっとお尋ねをしたいと思います。  今、お話がありましたイメージキャラクターシンボルマークというのがいわゆる別々に製作をされ、またイメージキャラクターの場合には一般公募的なもので選定の会も催しをされるということでありますが、この2つのいわゆる利用をどのようにされようとしてるのかということが、まず1点です。シンボルマークはどのようなものに利用されるのか、イメージキャラクターというものが、これはそこに置物みたいなもので外に出るものではないのか、そういったものを含めてお話をまずしてもらいたいと思います。 22 西田水産農林総務課副主幹 まず、シンボルマークの使い方ですけども、例えばこういうチラシとか水族館のネームが入った封筒とかございますけども、例えば長崎市ですとこういう胸章があるわけですけども、こういう使い方となります。シンボルマークにつきましては。  次のキャラクターですけども、例えば水族館のイベントをやる場合でありますとか、あと水族館の売店で長崎のペンギンに関するオリジナルのものをつくっていただいて、いろいろ販売とか促進に努めたいと思っておりますけども、そういうときに登場するペンギンをあるイメージをとったものを仕上げるものをキャラクターというふうな形で使って、いろんなところに外に向かって登場する。しかもPRとか外に向かう広報活動に使うのがキャラクターになると思います。  現在、外に向かって広報活動を行うときのいろんな映像であったりとか印刷物であったり、そういうときにそのキャラクターというものをつかってやっていく。例えばイベントするときも、そのキャラクターの人形みたいなものをつくって、それが登場してやるとかなります。 23 下条委員 今、第1段目の新しいペンギン水族館を売り出す上において、宣伝費におよそ1,000万円近くがすでにかかるわけですけども、その中の大層を占めるPR用のリーフレットには、先ほどの説明ではシンボルマークを使うと、そういうふうなリーフレットには、というお話がありました。そういうふうに理解しとっていいですか。  そうした場合に、今お話もありましたように、私も今、総務課長の方から見せていただきました。それでは説明をむしろ、これはなんなんだという説明をしなければ、シンボルマークそのものの説明を必要とするようなシンボルマークになってるんです。これが要するに水族館のいわゆる中核になるペンギンというものをイメージするものにはおよそないんです。それがほとんど一人歩き、それを中心としてパンフレット、リーフレットに使用するということであれば、今、渡辺委員さんがおっしゃったように、ペンギンの売り出すというものば、やっぱりペンギンのかわいさといいますか、そこのところを訴えていかないと、視覚でですね。そして見に行ってみようかということを誘わないことには、それを見たところで行ってみようというイメージはまずわかない。しかもそういったものが幾つ出されてそれに決まったのかとそういったことも、いいですか、ペンギンが水中に泳ぎよるとこば見たか人間はだれもおらんということさ、要するに。よちよちして歩いてさるくところば、愛きょうのあるところを見に行くんだということですよ。あなたたちは魅力のない、泳いでいるところを見に来いというところをシンボルマークを採用したということになるんですよ。どうですか、幾つか出たはずなんですよ。 24 西田水産農林総務課副主幹 ありがとうございます。委員ご指摘のように、子どもさん向けとか、そういうPRに関してはキャラクターの方が登場することがほとんどになります。あくまでそのシンボルマークはこういうマークだけに使いますから、PR向けにはあくまでもキャラクターの方がメインに登場することになりますので、シンボルマークの例えばリーフレットに登場するというのは、例えば入っていただいたときのこういったちょっとしたマークに入るだけですから、キャラクターの方がメインに登場することになりますので、それは今後、楽しく愉快な子どもたちに魅力あるものに仕上げるようなものを公募の中で決めさせていただきたいと思っております。 25 下条委員 そういったところ十分に注意をして、このシンボルマークはなんなのかという説明からしなきゃならんと、イルカではありませんよという説明をしなきゃならんということを、そしてまた泳いでるペンギンという魅力がないものをシンボルマークにしておりますということをまた言わないといかん。大変なことですので、そこのところよく考えてやってもらいたいと思います。  それから、62名のボランティアが応募したところが希望者が出たということですが、この人たちのボランティアというのは私たちが俗に言うところのボランティアというのは、自分で手弁当で自分で旅費をして持ってくるのがボランティアというイメージを持っていますが、どういうふうな扱いをされるんですか。 26 西田水産農林総務課副主幹 今回のボランティアの呼びかけの趣旨としましても、例えば生き物が好きである方とか、自分は自然に関心がある方で子どもたちにそれを伝えていきたいという方に呼びかけまして、基本的にはそういう方には手弁当をお願いしますということで呼びかけております。  具体的には、公共交通機関を利用された場合には、公共交通機関の費用をお支払いするということだけ考えております。ちなみにその先生については、東京の上田先生とか2代目の水族館の館長さんだったり、いろんな専門家の方たちに講師として投げかけてまして、やっていきたいと思っております。 27 前田副委員長 2点だけお尋ねいたします。  1点は、教育的施設ということで十分活用してほしいと思いますけど、教育的施設と言えどもやっぱり観光客の方にも来てほしいという願いがあります。そうした中で、観光宣伝の方とも連携した部分だと思いますけど、他の自治体、諫早とか大村とか、そういうとことか、県外とかのPRというのをどうされてるのかというのが1点です。  それと下条委員の話と関連した部分ですけど、結局オープンしてからいろんな反応があると思うんです。反響、よかったということ、悪かったということ含めてですね。その辺の利用者の人たちの声をどう吸い上げていくか、例えばそのモニターとかをして意見聴取するとか、施設等にもたぶん使う中で不都合とか出てくるかなと思ってるんですが、その辺の検討というのはどうしていくのか、その2点をお尋ねいたします。 28 西田水産農林総務課副主幹 まず、広報宣伝活動として、例えば全国レベルとか九州レベルでどうやるかということと、あわせて各自治体にどういうコマーシャルするかということですけども、一つにポスターとチラシを1月に作成いたしまして、そのポスター、チラシを自治体とか市内の観光施設なんかに置かせていただいて、まずPRしたいと思います。もちろん学校とかにもそのチラシでそうさせていただきますけども。  あと観光との連携でいきますと、既に修学旅行誘致のパンフレットとか九州管内のそういう旅行雑誌にはまだイメージ図しかできませんでしたけども、イメージ図の段階で既に掲載させてもらっておりまして、既に修学旅行の問い合わせもあっております。  あと今度は九州管内でいきますと、アドバルーンの話さっき出ましたけども、話題のあるアドバルーンをするということで、マスコミの皆さんがぜひ九州管内だったらニュースを取り上げてくれるということですから、すごいPR効果かなと思っております。  もう1点は、全国レベルでいきますと、なかなか広報宣伝活動するには多額な金が要するものですから、そういう意味では上田先生、また力を借りまして、TBSの方で「どうぶつ奇想天外」とかあるわけですけど、ああいう番組の中で、長崎のやっぱりおもしろいから取り上げたいというような企画もあってまして、そういうなんとかおもしろい企画をみんなで練り上げた中でマスコミの皆さんがニュースで取り上げるという形でしていただければ、全国的にもPRできるかなと思っております。現在、広報宣伝活動はそれくらい予定してます。  それと、皆さんの意見をどうやってくみ上げるかということですけども、これ水族館の中でいろんな質問箱、もっと詳しく知りたいという方に対する対応をということも含めまして、館をどういうふうに運営したらいいかということは、そういうアンケートとかご意見箱みたいなものは用意して、皆さんのご意見を吸収させていただきたいと思います。  それともう1点は、運営についてはこれまでいろんな方々から水族館に関してご意見いただいていますけれども、まだ決定しておりませんけど、運営委員会みたいな、いろんな施設やられてますけども、ソフト面とか含めた運営委員会みたいなものを開館後立ち上げるような準備をしていきたいと考えております。 29 吉原(孝)委員長 それでは、質疑を終結します。  次に、第6款農林水産業費第1項農業費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 30 永池水産農林総務課長 第6款農林水産業費1項農業費についてご説明いたします。  予算説明書は議案書51ページで、6目県施行事業費負担金におきまして1,050万円を計上いたしております。説明欄1の農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業費負担金でございます。これは三重西部地区におきまして、農業生産の近代化及び流通合理化並びに生活環境の改善を図るため、平成2年度から長崎県が施工しております基幹農道の新設業に対します本市負担分でございます。負担区分といたしましては、先ほど説明いたしましたお手元の委員会資料1ページの県施行事業負担金一覧をご参照いただきたいと思います。なお、事業箇所等の概要につきましては農林建設課長が説明いたします。 31 松井農林建設課長 委員会資料の2ページをご参照ください。図面を添付しておりますので。  県施行負担金、三重西部地区の農免農道の概要についてご説明を申し上げます。図面の右手に三京クリーンランドというところの西側でございます県道長崎漁港村松線を起点といたしまして、松崎町、三重町を経由して三重田町の国道202号線に接続をいたします全体延長が5,000メートル、幅員7メートルの農道でございます。  事業期間といたしましては、平成2年度から平成17年度を予定しております。平成11年度までにこの図面で黒に塗っておりますところの延長約1,800メートルが完成をしております。今年度は黄色で塗っております箇所ののり面工事と青色の部分の用地買収を予定をしているところでございます。なお、平成12年度末の進捗率といたしましては、約51%を見込んでおります。  以上でございます。 32 吉原(孝)委員長 それでは質疑に入ります。  何かありませんか。  それでは質疑を終結します。次に第2項林業費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 33 永池水産農林総務課長 第6款農林水産業費2項林業費でございます。債務負担行為の損失補償463万2,000円でございます。議案書75ページであります。資料は10ページでございます。  これは、長崎県内の林業開発を行いますところの社団法人長崎県林業公社が農林漁業金融公庫から借り入れました造林事業資金につきまして、公庫がこの資金について損失を受けた場合、長崎県と公庫との間で締結しました損失補償契約に基づいて、長崎県が損失補償をすることとなっておりますことから、公社導入を実施している県内の市町村において、当該借り入れにかかる事業費総額に対する各市町村の事業費の割合により、長崎県に対して損失補償額の2分の1を補償するものでございます。  お手元の資料、委員会資料の10ページの内訳表でご説明いたしますと、4種類の事業がございまして、それぞれの公庫借入金に対しまして、長崎市区域内での事業比率、2)でございますけれども、これを掛けまして、あと県・市で各2分の1ということで、2分の1を掛けました損失補償額の合計463万2,000円の補償を約束しようというものでございまして、公社の公庫借入額に対します割合といたしましては、約3.6%になります。また、損失補償期間は今年度より償還が完了いたします平成57年度までの45年間となっております。  以上でございます。 34 吉原(孝)委員長 これより質疑に入ります。  ありませんか。  それでは質疑を終結します。  次に第3項水産業費の審査に入ります。 35 永池水産農林総務課長 3項水産業費についてご説明いたしております。議案書52ページでございます。  2目水産業振興費におきまして1,046万円を計上いたしております。これは漁協合併に伴います業務量軽減等のため、コンピュータ導入による業務システム化を図ることを目的としました事業費補助と、それに伴って生じますところの市の貸付金を補正しようとするものでございます。委員会資料は8ページでございます。  また6目県施行事業費負担金、これは1ページの下段の方に載っておりますけども、3億2,694万8,000円を計上いたしております。県施行負担金でございますけど、長崎県が施行いたしております漁港整備事業に対します本市の負担分を補正しようとするものでございます。これは内容につきましては水産課長が説明いたします。 36 前川水産課長 まず2目水産業費についてご説明いたします。委員会資料は8ページでございます。  本事業は、長崎市新三重漁業協同組合が県単独補助事業として行うもので、式見漁協との合併並びに活魚センターの顧客の拡大などによる販売・購買に係る経理業務の増加に対応するため、老朽化並びに能力不足となりました旧型コンピュータにかわりまして、能力の高いコンピュータを整備するものでございます。なお、水産振興事業金貸付金につきましては、本事業にかかる県補助金の残額について対応すべく予算計上するものでございます。
     次に、6目県施行事業費負担金の漁港事業費負担金につきまして、お手元委員会資料にてご説明申し上げます。委員会資料は1ページに負担金の一覧を挙げております。それから図面といたしまして、3ページから7ページに挙げております。  まず、図面の方でご説明いたします。3ページでございます。よろしゅうございますか。長崎漁港三重地区の修築事業でございますが、外かく施設として沖防波堤251.2メートルを整備するもので、全体延長1,050メートルのうち約99%の1,039.2メートルが完成することとなります。  次に図面の4ページでございます。長崎漁港長崎地区の修築事業につきましては、旭町の係留施設でありますマイナス3メートル岸壁37.8メートルのつくりかえ補修を、また尾上町の係留施設でありますマイナス4メートル岸壁29メートルを桟橋の区域その腐食により、桟橋部分が沈下し危険な状況となったため撤去するものでございます。なお、補償工事、調査、各一式とありますのは、本工事に伴いまして下水管を移設するためのものでございます。  次に委員会資料5ページでございます。式見漁港の改修事業といたしまして、沖防波堤26メートルを整備するものでございます。全体計画延長は130メートルですが、平成12年度までの第9次漁港整備計画期間中では、合計の52メートルの施工予定であり、残り78メートルは平成13年度からの次期長期計画に載せるべく国と協議中でございます。なお、式見川河口に赤い印がしておりますけども、これは河口が狭くなっているのを拡幅するための工事でございます。  次に資料6ページでございます。長崎漁港漁港環境整備事業につきまして、赤で示しております下の方になりますけども、緑地一式、線でつないでおります小さなところでございますけども、沖平地区の緑地広場1万1,050平方メートルに休憩所、トイレ、植栽などを平成8年度から本年度までの5カ年計画で整備するもので、本年度は最終年度として広場の植栽、東屋などを整備することとしております。  最後に7ページでございます。長崎漁港漁港漁村活性化対策事業につきましては、昨年度までは高度利用活性化対策事業という名前で遊漁船対策として係船環、タラップ、しゅんせつなどを行ってまいりましたが、本年度から名称を変えまして事業期間も平成14年度まで延長して実施することとなっております。  本年度の事業につきましては、船がとまるための定アンカーを6カ所、合計85個、それからしゅんせつ5,370平方メートル及び浮き桟橋の製作一式となっております。それぞれ6カ所につきましては、図面の中で右の上の方からですけども、三重地区1、三重地区2、3と、それから畝刈地区、左の方にいきまして沖平地区1、沖平地区2と記載しております。しゅんせつ及び浮き桟橋の施工場所といたしましては、沖平地区2のところでございます。  以上でございます。 37 吉原(孝)委員長 それでは、これより質疑に入ります。 38 山本委員 資料の8ページでちょっと質問をしたいと思うんですが、この事業の目的で水産業振興費として事業の目的の3行目のところで、式見漁協との合併により事業量が1.2倍となりというのは、その0.2倍が式見の事業の増大した分というふうになるんですか。ちょっとこの辺、全体量が、合併したことによってどういう状況になったのかということも含めて、もう少し内容説明をお願いをしたいと。  そして、あわせまして式見漁協の現在の専業の漁業者が実態としてどれくらいあるのか、水揚げ量もどういうふうになってるのかということもお尋ねしたいと思います。  あわせて、ここでこの資料の中に「簡易入力装置の電子タッチパネルに障害が生じ」というのは、どういう障害が生じておるんでしょうか。ちょっと中身がわかりませんので教えていただきたいというふうに思います。 39 前川水産課長 まず1.2倍とございますけども、これは現在は式見支所ということでございますけども、組合員数95名が新三重漁協の方に合併で吸収されたということでその分と、それから彼らが扱う販売・購買、そういったものを加味して全体で従来の新三重漁協の取り扱いの1.2倍というふうな計算でございます。  それから、式見漁協の漁業の実態でございますけども、組合員数95名ということで、そのまま現在のところ新三重漁協の方に移っております。実際にこの中で漁業を専業、半兼業ぐらいまで含めますと、以前の式見漁協の中でも漁船団というのを別につくっておりまして、彼らが主に漁業をしているというグループでございました。これは今もそのまま継続しておりまして、これが大体30名程度ということを聞いております。  それから、3番目の「簡易入力装置の電子タッチパネルに障害が生じ」というのは、私どもはあまりよくコンピュータの方は知らないんですけども、能力的に実は組合員数がふえたこと、それからそれに伴い販売とか購買の顧客の数がふえたことにより、その許容量をオーバーして入力できなくなったということを聞いております。  以上でございます。 40 山本委員 そうしますと、通常ですと従来のコンピュータがいわば性能的に古くなったと、だから新しいそういう事業量の増大に伴ってこれを新しくかえたいんだということならばわかるんですが、現行のコンピュータで購買業務の運用が不可能になるぐらい事業量がそんなに増大してるのかなという感じがまずするんです。だから今から新しい機種に、従来のとでは対応できなくなったということで、単純に新しい機種にかえたいんだということならばわかりやすいんですけれども、現行コンピュータで購買業務の運用が不可能になるほどそこが増大をしてるということはちょっと考えられないんじゃないかと思いますので、何かちょっと無理な説明になってるようなので、ちょっとあえてその辺を質問をしておるのはそういうところです。伸びることは非常にいいことですよ。合併したことによって漁業の漁獲量もこんなに伸びたんだと、だから従来に比してこれだけ伸びて対応できないんだということは非常に歓迎すべきことですけども、果たしてそういう実態にあるのかなというのがちょっとまず疑問の根底にあるものですから、だからちょっとその辺のもう少し内容的な実態を、合併後の実態をちょっと説明をしていただいた方がもっとわかりやすいかなというふうに思うんですけども。  以上です。 41 前川水産課長 内容的には今、山本委員さんがおっしゃったとおり、旧式のコンピュータがちょっと使えなくなりましたので、新しく入力が拡大するコンピュータにかえるということでございます。  事業量が増大したというのは、一つは活魚センターの、主にごんあじを取り扱って、そのほかいろんな種類取り扱っているわけですけども、その顧客の数がふえてきているというのが一つの原因であります。それと相まって式見の方の95名ですか、この販売とそれから購買、両方を入力せんといかんわけですから、その辺で旧式では対応できないというのが実情ということで聞いております。  以上でございます。 42 渡辺委員 資料の4ページをちょっと教えてください。資料4ページに昔の魚市跡地のところの護岸を改修してますね。ここにはそれだけ利用者というですか、今、以西底引き含めて減船をずっとしてきてるんですが、旭町のあの岸壁にもかなりとまった船が並んでるんですけど、これだけのお金をかけてここをする必要性というのがあるのか、率直に言うて。私が感じるのはこれだけする必要性があるのかなというのがちょっと感じるものですから、その辺のこの今の実績、この辺を使ってる船が大体どれくらいいるのか、ちょっと私はあんまりいないんじゃないかというふうな感じがするんですけれども、その辺の今の現状をちょっと教えていただきたいと思います。 43 前川水産課長 この魚市跡地の方の護岸につきましては、従来ありました護岸が老朽化して危険だということで、これは撤去するための工事でございます。実際は渡辺委員さんがおっしゃるとおり、ここのところは現在あまり利用率は極端に低いということでございまして、実態としてはそういったことでございます。  以上でございます。 44 吉原(孝)委員長 いいですか。  それでは質疑を終結します。  次に第11款災害復旧費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 45 永池水産農林総務課長 最後になりますけど、第11款災害復旧費1項農林水産施設災害復旧費についてご説明いたします。予算説明書は議案書65ページでございます。委員会資料は9ページでございます。  1目農業用施設災害復旧費におきまして、2,000万円を計上いたしております。これは平成12年8月16日から21日にかけての豪雨により発生しました農業用施設等への災害復旧工事を施工しようとするもので、対象となる箇所が37カ所でございます。内容については若干、農林建設課長の方が説明いたします。 46 松井農林建設課長 資料の9ページに被災箇所の位置図をつけております。まず、特徴的なことでございますが、37カ所のうち東長崎地区で12カ所、それと大田尾、田手原、茂木、あの辺を含めました地区で19カ所ということで、橘湾沿いの被災がこの雨の被害が多かったところでございます。  37カ所の内訳でございますが、補助で18カ所でございます。その内訳といたしましては、農地が4カ所、水路・道路を含めました施設が14カ所の計18カ所、それと単独事業でございますが、これは復旧工事が40万円以下であることとか、道路幅員が1.2メートル未満ということで、補助の採択ができなかった分の単独事業でございます。その内容といたしましては、水路が7カ所、道路が12カ所の計19カ所で、合計37カ所を計上しております。  以上でございます。 47 吉原(孝)委員長 これより質疑に入ります。 48 小林委員 農業用施設災害復旧事業費でお尋ねします。この施設の災害復旧というのは、どの程度の復旧をしていただけるのか、みんなそれぞれ民地のところをいわゆる公費で負担をするということなのか、幾らか分を補助をするという形になってるのか、それからその災害の度合いは以前の分と全く同じように復旧をするということなのか、ほかの民地の災害復旧と比べて程度というのは同じなのかどうか、お尋ねしたい。 49 松井農林建設課長 基本的に農業用施設ということにつきましては水路・道路でございますが、これは公共100%でございます。  それと農地につきましては、基本的に被災の状況によって限度額というのが公共で見れる部分がございますが、基本的には個人負担がございます。  それと復旧の方法につきましては、原則として原形復旧でございます。  負担率につきましては、年度の災害の件数とかその査定の内容によりまして違ってくるわけでございますが、基本的には50%、それからそれより年度によって率が上がることもございます。  以上でございます。 50 山本委員 そうしますと、ここで農業用の施設37カ所ということですが、これで全部なんですか。それとも例えば申請はもっとあったと、しかしそれは現在の基準に適合しないから採用されなかったという部分もあるのか、全くないのか、全部救済されたのか。ちょっとその辺の状況も申請等の関係で教えていただければと思います。 51 松井農林建設課長 災害につきましては、国の査定という制度がございます。それが今年度は8月豪雨、8月16日から21日に受けた災害でございますが、それがことしは10月23日から27日にかけて国の査定がございました。それに間に合った分で基本的には過年度壊れた分は対象になりませんので、現年度災害ということで補助に採択される分、先ほど申し上げましたように40万円未満とか、幅員が1.2メートルの道路につきましてはその時点では全部採択をしていただき、挙がった個数全部を今回計上しております。その後大きい雨はございませんでしたが、若干崩れたとか何とかそういう箇所も何カ所かございますので、その分につきましては通常予算の維持補修なり、材料支給など等で対応しているのが現状でございます。  以上です。 52 吉原(孝)委員長 いいですか。  それでは質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午前11時14分=           =再開 午前11時21分= 53 吉原(孝)委員長 委員会を再開します。  次に第7款商工費第1項商工費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 54 田口観光部長 それでは、観光部が所管いたします第7款商工費についてご説明をいたします。補正予算説明書の53ページをお開きください。  第7款1項4目の観光費でございますが、今回補正予算をお願いしておりますのは、説明欄に記載しておりますとおり、21世紀賑わいの旗修景事業費525万円でございます。これはながさき阿蘭陀年の賑わいを一過性のものに終わらせないため、中心市街地における拠点地区を結ぶ歩行者動線を旗で修景することにより、観光客・市民の誘導を図り、市内の賑わいを演出しようとするものであります。  なお、長崎県の観光活性化プロジェクト振興事業補助金の対象事業として、県から2分の1補助を内諾をいただいております。詳細につきましては、観光振興課長からご説明いたしますので、よろしくご審議賜りますようお願いを申し上げます。 55 山本観光振興課長 それでは、お手元の配付資料に基づきましてご説明を申し上げます。お手元の配付資料の1ページをお開きいただきたいと思います。  1目的でございますが、先ほど部長が申し上げたとおりでございます。  2の事業概要でございますが、現在、市内にはながさき阿蘭陀年推進協会、また長崎県・長崎市が日蘭交流400周年記念事業の気運を盛り上げるために、それぞれ独自の旗を設置しております。しかし、いずれも平成13年3月末には撤去するということになっておりますので、せっかくの賑わいがなくなるということで、21世紀の長崎をイメージする旗を広く公募し、その旗を設置することにより来年度も市内の賑わいを継続しようとするものでございます。  3の事業期間でございますが、平成13年の2月までに旗のデザインを公募、決定をいたしまして、3月中に製作したいと考えております。  4の予算額は525万円でございまして、内訳は記載のとおりでございます。公募経費142万9,000円の主な内容は、デザイン募集のための広報にかかる経費でございます。なお、公募の際の賞金につきましては、長崎県日蘭交流400周年記念事業のシンボルマーク募集時と同額の最優秀賞1点30万円、優秀賞5万円の2点を予定しております。  5の設置予定場所につきましては記載のとおりでございまして、市内403カ所、552枚の旗の設置を予定をいたしております。資料2ページに設置予定ルートを記載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  以上でご説明を終わらせていただきます。 56 吉原(孝)委員長 これより質疑に入ります。 57 中田(勝)委員 一応、この旗をこれからデザイン等募集してやるんですけども、想像ですけども、今、県が阿蘭陀年についてずっとやっておりますね。大体あの種の張り方をするんですか。ちょっとその1点を。 58 山本観光振興課長 今、考えておりますのは、今現在それぞれ阿蘭陀年推進協会、県または私ども長崎市がつけておりますああいうような形で、ただ基本的には歩行者動線を主に考えております。  以上でございます。 59 中田(勝)委員 確かに張った当時はものすごくきれかったんですけど、正直言って今5分の1残ってますか。恐らく5分の1も残ってないと思うんですけど、もう1回風が吹いたらみんなばたばたっとあいするんですけど、その辺の考慮をもうちょっとしとかないと、ただ1週間、10日ぐらいならいいけども、長くしとくということになりますと、今のお金を幾らして最初だけがきれいで後は本当みっともない状況になってるわけです。その辺は一つ私は要望として、もうちょっと張り方、それから品物が悪い、これだけの予算ですからそんなたいしたものはできないだろうと思うけども、1回風が吹くともう終わりだというようなやり方はやっぱりせん方がいいんじゃないかと思います。その辺を私はもうちょっと考慮して張っていった方がいいんじゃないかということを要望しときます。 60 高比良委員 私もこの事業自体には特段異議はないんですが、関連して要望を1点言っておきたいと思います。  駅から大波止まで歩くところですが、これは国道と海の方ですが、線路のあるところ、あそこ遊歩道にしてますが、どうも何か暗いし歩いてみたいというふうな雰囲気でもありません。あそこをもう少し観光面からも整備する必要があるかなと思っておりますので、その辺は観光の点から関係部署にも要望をしとっていただきたいなというふうに思います。  またもう一つは、駅から大波止までいろんな観光客来ますが、タクシーで行くにはちょっと近いということ、遠慮せんで、大きな荷物持って歩く。その観点からも歩いてもそう苦にならないような工夫があの道路にはいるんじゃないかなと思っておりますので、この際要望しておきたいと思います。 61 下条委員 私が、どのくらいになりますかね、数年前に一般質問でこの件等について質問したことがあるんですが、国会等に私たちの陳情等でお伺いをすると外国の元首ですか、あるいは皇室ですか、そういった方がお見えになった、待ってるんだなということが強く印象に残る、その来訪者の国旗が展示されてますね、町並みに。そういったことをイメージして、私もその当時、数年前に質問をしたところですけども、いわゆる国際観光都市でありますから、この21世紀賑わいの旗を製作をされてそれを展示されるということは私は賛成ではありますが、それプラスのそういった国際観光船がその船籍を持ったところの国から、イギリスならイギリスからでも長崎港に訪問があったときに、同時にそういった両方の長崎のこういった市旗、旗と同時にするような気持ちはないんでしょうか。その当時もそういった形で質問したんですけども。 62 田口観光部長 外国客船とかが入ったときの旗の装飾ということでございますが、今回どういうふうな応募作品が出てくるかということもひとつ期待しておるところでございますが、今後の対応として今議員ご提案の部分についても、そういうふうな方向で検討はしてみたいと思います。 63 下条委員 そうしますというと、いわゆる市旗と外国の国旗というものが2つ並ぶようなものを、今、中田委員さんからもお話がありましたように、この旗というものはその都市あるいは国のあらわす、いわゆる最高のシンボルでありますから、ぞんざいに扱ってはならないと思うんです。自分の市旗も含めて。長崎の今度新しくできる賑わいの旗を含めて。  ですから、こういったものはあるときには少しでも破けたりあるいは色があせたりとするものはみっともないことでありますから、いわゆるこれは私たちが東京へ行って言うならば、鮮やかにきれいな新しいものを常に展示されてますよ、ずっと道路に。  そういったことがやっぱり原則でありますので、今お話がありましたようにやっぱりしょっちゅうやりかえを、新しいものとかえていくようなことをしてかないというと、また長崎の今度は逆に姿勢というものも、いわゆる姿勢というのはスタイルですね、長崎市が取り組むスタイルというものを疑われるような観光者に対して見せてもいけませんので、十分に注意をして頑張ってほしいと思います。 64 小林委員 今回のこの21世紀賑わいの旗修景事業というのはすばらしいことだと思いますし、評価をしたいと思います。今、各委員さんからその保守・点検といいますか、常にきれいな旗をということについては、本当に私の方からも心がけていただきたいと思います。  質問なんですけれども、今回のこのエリアは県庁からグラバー園、浜町まで結んでますけども、庁内でよく検討されて、ここはどうしようかなと思ったけど予算の都合でちょっと今やめておりますと、この次また予算がもしふやせたらこのルートはやりたいと、そういうところもあるのではないかと思いますので、もしそういうところがあればちょっとお示しをいただきたいと思うんですけど。 65 山本観光振興課長 このエリアでございますけども、基本的には今現在、県なり阿蘭陀年なり市なりがつけている部分とほとんどふくそうしております。ただ新しい部分といいますのは、先ほど高比良委員からもご指摘がございましたけども、元船遊歩道のところとそれから中島川公園、眼鏡橋までのルートの部分を新たに設置するような形で考えております。  ですから、基本的には長崎駅と今度できました夢彩都、出島ワーフ、そして中心市街地という形での動線ということで考えておりますので、今のところ私どもといたしましては、旗が設置できる範囲の中ではこの案という形で県とも協議した結果でございますので、その予算の問題ではなくて、このルートで私どもとしては最初から考えておりました案でございます。  以上でございます。 66 小林委員 今検討なさっているルートがあるということですので、いずれそのような方向にも延ばしていただければと要望をしておきたいと思いますが、改めてお尋ねをしたいと思います。  この21世紀賑わいの旗修景事業ということで、旗でその賑わいを演出をしたいということなんですが、しかし本意は決してその旗で演出というよりも、やはり長崎にもっと観光客の皆さんに来ていただきたいと、もっと賑わいを多くしたいということがねらいではないかと思うんです。  そういう意味で、今度ランタンフェスティバルがまたありますけども、ことしでしたか、ランタンフェスティバル、私も一番最初のスタートの日も行かせていただきました。大変な人出で交通整理がちょっと及ばずに危険な状態までありました。中においても路上においてもそういうことがありました。  あそこの流れを誘引をどうかしたいと、一つは出島ワーフ、夢彩都の方に引っ張りたいということがありましたけれども、私はもう一つ上の方に湊公園から十善会病院ですか、十八銀行の角がありましてそこから館内市場、広馬場、こちらの方にぜひとも新たな観光拠点を設けてはどうだろうかなと思うんです。というのは、私も2、3日前にずっとあそこの館内市場見させていただいたんですが、いわゆる往時の賑わいということからすると、本当に10分の1ぐらいに減ってます。  今、年末を控えて年末商戦でいろいろ旗を飾ったり、あるいは商品かえもしながらメイクをしておりましたけども、やはりその中の雰囲気というのは申しわけないですけど思うに任せないという状況が続いております。  ここはご存じのように中国とすごく結びつきが深いところでございまして、これは天后堂というんですか、天后堂、それから福建会館、それから観音堂、福建会館の中には孫文が日本に来られたときに、長崎の華僑代表を通じてぜひとも来崎をしてほしいと、そういう要請行動を起こしまして、それに答えて華僑のこれは総代というんですか、陳さんが中心になってその働きかけをしまして、そして長崎に部下の方連れて来られた。そのときに知事、市長を含めて長崎商工会議所のそうそうたるメンバーが歓迎会をされた。そういう記事が1998年の11月12日の新聞各紙に載っておりました。  中国から団体旅行のビザが解禁になったということで、市長も本会議であのような表明がありましたし、長崎としてもこの観光、水産、造船、その基幹産業の中で、やはり今の状況では観光に力を入れざるを得ないのかなと、そういう意味でもしもこの館内市場を中心としたここの中国とのつながりが深いこの場所を、そういった観光の一つのメッカにできれば、また新たな動線ができるんではないかなと思います。  実は中国の地元の華僑の皆さん方もそういう思いが実はありまして、私もなんとかいわゆる中国の大陸、本国を含めてそういったことが何かできないかなということを摸索をしております。一番問題は地元の今現在あそこで商売をしてらっしゃる方々に、そういうお話を持ちかけて理解を得る、ご協力を得るということがなければ成り立たない話でありますけれども、本当にそんなに高いものを買うんじゃなくて、食品がいろいろ昼間あるいは夕方あるいは夜の10時過ぎてもみんな行き来しながらちょっとその中国菓子をつまむとか、あるいは日本のいろんなお菓子をちょっとつまむとか、そういう人通りが絶えない、そういった賑わいの町をここでなんとかつくっていけないものかということを考えております。  ぜひひとつこれは地元の長崎の華僑の皆さん方にも持ちかけていただきたいと思いますし、ある意味では長崎がこれだけグラバー園も力を入れていただいてますし、ほかのいろんな観光ということに力を入れていただいてますけども、それでもなおかつ、いわゆる入り込み数が減っているという現状であれば、何か新たなことをやっぱり考えてやらなければならないんではないかなと思いますので、切実な問題だと思ってるんです。そういう意味でこのことはぜひ検討していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 67 山本観光振興課長 旧唐人屋敷跡のところでございますけども、ご存じのようにことしのランタンフェスティバルがあったときも地元の方、商店街の方も一緒に取り組みまして、ことしから湊公園の賑わいをということでランタンを結びまして唐人屋敷の方にエリアを広げた経過もございます。来年につきましても地元の方たちと一緒になりまして、さらに唐人屋敷の方にお客様が行けるような形でランタン期間中はイベントとか、また装飾もボリュームをアップしまして、今地元とも協議を進めております。できるかぎり、その唐人屋敷跡につきましても、今後新たな観光資源になりうると考えておりますので、私ども力を入れていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 68 重橋委員 この提案についてはすごく旗をつくるというだけのことですから、単純なことだろうと思いますけれども、いわゆる呼びかけをいたしますときにコンセプトというんですか、どう呼んでいいのかわからんけども、あなた方はどういうイメージでもって長崎の例えば歴史とかいろんな文化とかいろいろありますでしょう。そういうイメージというものはある程度訴えて、これに沿った21世紀の長崎のイメージというようなことは、ある程度は考えておられるんじゃなかろうかなと思うんだけれども、ただ21世紀の長崎をイメージしてじゃあ旗をつくりなさいと言ったら、どこに焦点を絞ってつくっていいのか、好き勝手につくって見てよと、そしてでき上がってきた中で適当に理由づけして選ぼうかと、しかも1種類と。観光地にはいろいろなイメージというものはあるじゃないですか、例えば大波止のにきとか、例えば出島のにきとか、グラバー園のにきとか、今言うような新地のにきとか、たった一つで何もかもを物語ってしまうというそういう旗ができるのかと、ここいらは考えるんですよ。だからそこいらのコンセプトというかそういうものを、しかもたった一つでいいのか教えてください。 69 山本観光振興課長 今、ご指摘のとおり、21世紀の長崎をイメージする旗ということで書いてございまして、まだその内容につきましては今度募集をかけますので、それまでにはもう少し具体的なイメージ、私どもとしては歴史とか新たな21世紀のイメージを、国際観光都市とかそういうような形での旗が適当ではないかと思っておりますけども、県ともよく協議いたしまして募集要項の中で皆様方にわかるような、そしてあまりふくそうしないような形での、応募する方がわかりやすいような募集をしたいと考えております。基本的には1種類の旗を、今掲げたいというふうに考えております。 70 鶴田委員 関連して1点だけです。  この事業は負担が、県の補助もあって2分の1ということですけれども、これは結局市の単独事業というふうになるのか、観光コンベンション協会、ここら辺がこの事業に対してどういうふうにかかわってきてるのか、こちらの方からの負担だとか、そういったものがないのかどうなのか、その辺を出してください。 71 山本観光振興課長 基本的には先ほど申しましたように市の単独事業の中で2分の1が県のプロジェクト補助金というのがございまして、その補助金を2分の1いただくという形でございます。ただコンベンション協会の方にはこの旗ができましたときにいろいろ民間の方とか、またお客様から分けてほしいという要望がございましたら今回はこういうすばらしい旗ができると思っておりますのでお分けしたいと考えています。その際のそういう旗をつくっていただいて、そしてお客様に提供できるという協力を今、コンベンション協会の方にお願いをしております。 72 山本委員 一つは先ほど中田委員の方から指摘されましたが、従来の旗に対してつけたときは非常に強烈な印象があったんですが、その後だんだんあまり目立たなくなってしまったんですが、従来の旗のところにふくそうして今回つくるということですので、従来の掲げとったものに対する市民の反応とか意見とか要望とかというのは全く出ていなかったのか、どうなのか。そういうものが今回新たに設置する上では一つの参考になるのではなかろうかと思いますので、その点ひとつお願いしたいということと、そして重橋議員が言われたように、私もできれば本当、歴史ゾーンとか何とかそういう形でわかるような形の工夫ができれば、そういうものがいいなというふうに思うんですが、そうしないと長崎市内全体につけんといかんような形になってくるわけでしょ。特色があるからそこにつける、しかしありきたりのものであれば市内全部につけようという形になってしまうわけですから、何かちょっとその辺のところを考えを一つ。  そしてこの目的の中で歩行者動線を差別化することによりという、差別化というのがやっぱり庁内、役所の用語としては使われてるんですか。差別化というのは一般的にさげすむとか、そういう形のものにとらわれるわけですから、区分を明確にするとか、何かちょっとそういう名前にせんと、何で差別せんといかんのかという形のものになりますので、ちょっとその辺はひとつお願いをしたいというふうに思います。 73 山本観光振興課長 今現在の旗でありますが、一応今阿蘭陀年につきましては、来年の3月31日までには順次撤去するという方向で進んでおります。また県の旗につきましては、阿蘭陀年推進協会の旗の状況を見て、一応は3月31日までは掲げた後で4月になって順次撤去するということでございます。ですから、ふくそうといいますか、それがなくなるときと合わせまして、私どもの旗をそこにつけていこうと基本的に考えております。  また市民とか観光客の方たちの声でございますけれども、直接私どもはその声につきましてのアンケートというのは実施をいたしておりません。  また種類につきましては、1種類でいいのかという問題もございます。確かに先ほどから委員様のご意見もいろいろございます。県との共同事業的なところもございますので、今回3点の応募、募集ということで考えておりますので、もう1回県とも十分協議をしたいというふうに考えております。
     差別という言葉につきましては、配慮が足りませんで申しわけございませんでした。  以上でございます。 74 山本委員 後はちょっと要望しておきたいと思うんですが、外国船の大型船が最近よく松が枝のとこについておりてこられたときに、やっぱり地元のものとしては、あの方々に第一印象として長崎におりてみて、あの周辺の美観というのは本当我々も考えないかんなと、これが長崎かという、こうもっとおりたとたんにもう少しロマンに溢れた歴史と文化の町、長崎におりたというそういう形のものが、もっとこれから重視をされないかんのじゃないかということと、そしてもう1点は旧香港上海銀行にもかなり入ってこられます。ところがあそこを建物の中だけ見てもあれですし、これがイベントがないときにはあそこでやっぱり往時をしのばせるような展示物とかビデオとか、こういうものは店内に置くことによって、もっと生きてくるのではなかろうかというふうに思います。  最後にこういう形で観光客を一生懸命、誘致に努力をしてるときに、やっぱり私はひとつどうしても解消をせにゃいかんのが駐車場の問題、民間の駐車場、料金が明示をされてないということによって、未だに見えないところに料金を表示をされてます。あるところは。そのことによって、観光客は非常に悪い印象を持って帰っておられると、料金をやっぱりきちっと見えるところにおいて、そして観光客とのトラブルがないように、これは恐らく観光課も手を上げてるところじゃないかと思いますが、問題についてはこれだけ観光客が激減してるときですから、こういう形で悪い印象を持って帰るような状態をいつまでも放置することは絶対許されないと、これはもう大浦署の真ん前にあるわけですから、もっとやっぱりそういうことできちっと、営業の自由は当然ですけども、観光客の印象をダウンさせるようなこういういつまでも放置するということは絶対許されないと、この点についての対策をぜひ講じていただきたいと、これは強く要望しておきたいと思います。 75 渡辺委員 この21世紀賑わいの旗、これを今回の提案としては観光施設を歩道の動線のところに使うということでしてるんですが、21世紀の賑わいの旗というのは、今後例えば動線以外に、例えば長崎市が主催するイベントだとか、あるいはよそが来て例えば帆船まつりだとか、そういうところにもこの21世紀の旗というのは使用していくのか、大きくなったり小さくなったりすると思うんですけど、そういう考えはあるのかどうなのか、要するに先ほどの水族館なんかは別に水族館としてのイメージをつくるというですけど、今度は21世紀賑わいの旗というのは、つくるイメージが長崎をイメージして今後の21世紀ずっと何かに使っていくんですよ、その旗を募集するのかどうなのか、今回あくまでもこの道路に使うだけの旗を使うのか、そこのにきが1点、ちょっと教えてください。  それと、今年度これで予算組んでるんですが、来年度以降はどうしようとしてるのか、考え方を。 76 山本観光振興課長 提案しております21世紀賑わいの旗につきましては、先ほど申し上げましたように歩行者動線というのを基本的に考えております。ただどういう形でこれは公募でございますので、今回どういう形での旗のデザインになるかわかりませんけども、私どもとしましたら、そういう観光客の方とか市民から評価していただいて、いろんな用途に使えるという形のがあれば、そういうような形での活用も考えさせていただきたいと考えております。  また、来年度以降の話でございますけども、今回は旗のデザイン、公募と制作費を計上させていただいております。3月議会におきまして旗の設置、または保守に係る経費を上程させていただきまして、これは当然県が2分の1の補助になりますけど、来年4月以降からはそのできました旗を設置し、またメンテナンスといいますか、保守・点検の費用を3月議会で上程させていただきたいとかように考えております。  以上でございます。 77 吉原(孝)委員長 いいですか。  それでは質疑を終結をいたします。  暫時休憩します。           =休憩 午前11時51分=           =再開 午後1時2分= 78 吉原(孝)委員長 委員会を再開します。  次、第10款教育費第2項小学校費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 79 梁瀬教育長 第10款教育費の補正予算の概要につきましてご説明申し上げます。議案説明書の61ページから63ページをお開きいただきたいと思います。  第10款教育費の補正額は3億3,648万6,000円でございまして、2項小学校費におきまして要保護及び準要保護児童就学援助費の増額、6項社会教育費につきましては、国宝大浦天主堂に対する補助金及び国の補助内示に伴う出島の用地購入費、7項保健体育費におきまして準要保護児童生徒給食援助費の増額の補正予算をお願いしようとするものであります。  補正予算の内容につきましては総務課長が説明いたしますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 80 森田総務課長 今回の補正予算の内容につきましてご説明申し上げます。議案説明書の61ページ、2項小学校費でございますが、2目教育振興費におきまして、要保護及び準要保護児童就学援助費316万4,000円を増額補正しようとするものでございます。まず、お手元の委員会資料1ページと2ページによりご説明いたします。  これは、経済的理由によりまして就学困難な児童に学用品などを援助する事業であり、就学援助対象の児童数が長引く経済不況等により、当初見込みより453人増加予定があることから補正するものでございます。  また資料2ページは準要保護児童生徒認定者数の年度別状況調べ及び認定率の各市比較を提出しておりますのでご参照ください。  以上が2項小学校費の補正内容の説明でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 81 吉原(孝)委員長 これより質疑に入ります。  それでは質疑を終結します。  次に第6項社会教育費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 82 森田総務課長 続きまして、議案説明書の62ページをお開きください。  6項社会教育費でございますが、6目文化財保護費におきまして文化財保存整備事業費補助金250万円、7目出島復元費におきまして出島復元整備事業費3億2,173万7,000円、合わせて3億2,423万7,000円を補正しようとするものでございます。  まず、第6目文化財保護費でございますが、お手元の委員会資料3ページよりご説明いたします。文化財保存整備事業費補助金の補正でありますが、国宝大浦天主堂の側廊屋根の凹凸、外壁漆喰の一部剥落及びカビの着生などがあり保存修理が必要となり、所有者におきまして実施するものでございます。整備費2,000万円に対しまして国が50%の1,000万円、県が16.7%の333万3,000円、市は12.5%の250万円を補助しようとするものでございます。  次に、7目出島復元費でございますが、お手元の委員会資料4ページ及び5ページによりご説明いたします。史跡出島和蘭商館跡用地購入費の補正でありますが、これは民間所有者との用地交渉が整い、文化庁の補助交付決定を受けたことに伴いまして、史跡内の用地を購入するものでございます。なお、用地取得面積は387.82平方メートル、用地取得費2億8,310万9,000円、建物移転等補償費は3,862万8,000円、合わせまして3億2,173万7,000円でございます。今回の用地取得の結果、史跡内の公有化率は96.5%に達することになります。  以上が6項社会教育費の補正内容の説明でございます。よろしくご審議賜りますようにお願い申し上げます。 83 吉原(孝)委員長 これより質疑に入ります。  何かありますか。 84 小林委員 位置の確認ですけど、出島、これは民間の駐車場がありますね、あそこの部分になるんですか。 85 三浦出島復元整備室長 おっしゃるとおり今100円パーキングありましたが、あそこの隣に出島音響とあります。その部分が立ち退きましたので補正を上げております。  以上でございます。 86 小林委員 要望なんですけども、出島にお客様をお連れすることもあるんですけども、今出島門のところではガイドさんが立ってご説明をいただいてるという面もあるんですけど、せっかく5棟の出島そのものの中には、多分案内をしてくださる方はいらっしゃらないと思うんです。ボランティアガイドの方でも結構なんですけども、何かそういった配置をしていただけると、また交流も生まれますし、歴史もよみがえってくるんじゃないかなと思いますので、その辺のご検討をしていただきたいと思いますが、よろしくお願いします。 87 山本委員 ここ大浦天主堂の部分については、今回はこの正面石段だけのようですが、他に手を加える必要がある部分というのは、現在においては出てきていないのかどうか、その点が一つ。  そして出島復元に対して、現在公有化率が96.5%ということになるんですが、あとその3.5%の部分はこの図面でいきますとどの部分になってくるんでしょうか。ちょっとその辺教えていただきたいということと、そしてあれは出島橋ですか、例えば出島橋が復元されると非常にこの様相としてももっとよみがえってくると思うんですが、対岸部分のそうした部分については現在どういう交渉状況になっておるのか、この点が2点目です。  この電車道に面した部分について現在若干の色分けがされてるんですけども、非常にもっとあれは鮮明にできんもんですか、道交法の関係でいろんな制限があるんだろうと思いますけど、もう少しよく目を見張ってやっとわかると、ちょっとそういう状況でありますし、いつもあそこの部分で立ちどまって一生懸命見ておられる方があるわけですけども、もう少し色分けというのは、もうあれが最大限なんでしょうか、現代の法律で、道交法で許されてる範囲内で。もう少し色違いでできるという方法があれば、もっと輪郭全体がわかりやすくなるのになといつも思うわけですけども、その辺あわせてちょっとお願いしたいと思います。 88 深堀文化財課長 まず大浦天主堂の修理の内容でございますけども、今回は正面石段の取りかえ、それから屋根の側廊部分の修理、それから外壁漆喰の一部剥離、カビの着生がありますのでこれの除去、それから実はこの大浦天主堂につきましては、本年度と明年度、平成13年度の工事を予定しておりますので、来年度また予算を計上したいというふうに考えております。  以上でございます。 89 三浦出島復元整備室長 先ほど言った出島の形をもう少し色濃くしていただけないかということでございますが、これは県とか関係各位と話しまして、それ以上の色は使えないということで、皆さん見ていただければわかると思いますけど、あれ以上の色を使いますといろんな面、交通の利用とか何とか問題が出てくるということで、あれで押さえてるという状況になっております。  そして対岸地区の進捗状況ですが、今努力してやっておりますけど、もう少しこれは時間をいただきたいと考えております。  そして出島橋の件でございますが、これは中島川の流域全体的なことを考えなければいけませんので、これもちょっと土木とか河川課、県の河川課、国これとも今ずっと交渉を続けてますので、これも時間がかかると思いますので、その辺ご了承いただければと思っております。  残り3.5%の分につきましては、現在鋭意努力しておりますけども、実質的にちょっと詳しく説明しますと、借家人以外は納得していただいています。その借家人がどうしても動かないものですから、過去50回以上にわたって交渉を続けておりますが、なかなか解決に至っておりません。最終的には出島を今まで地権者とか市民感情を考えてみますと、将来的にはやっぱり収用法も考えた方法をとらなければいけない状況じゃないかと思っております。鋭意まだ年度末まで解決に向かって一生懸命努力したいと考えています。図面の場所でございますが、この図面がありますが、網掛けしていない隣に民有地とありますが、これが四角の小さい方がITIという会社でございまして、長いのが網掛けした隣が丸友商事、この2つが今残っております。  以上でございます。 90 山本委員 現在この出島の復元にしたがって、本会議でもちょっと質問しましたけど、今後復元が進むにつれてかなりの観光バスやらタクシーを利用した観光客が来るというふうに思いますし、そういう点で例えばそのバスの駐車場がないために、この待機間中、この周辺を観光バスがぐるぐる回っておると、周らないかないということで、これはまた市内の交通混雑の要因にもなってくるし、この辺での対策というのがぜひ必要ではなかろうかというふうに思いますが、これは交通関係機関との協議がいることでございますけども、差し当たって新しい新たな駐車場ができるまでのそうした春のシーズンにはかなり押し寄せてくるわけですから、そういう部分についての対応策あたりは、対岸部分に一定そういう駐車スペースあたりを臨時的に認めてもらうとか、線を引いてでも、そんなに長い時間じゃないわけですから、そうすると観光バスはぐるぐる回っとかんでもいいわけですから、そういうことはひとつこれから観光客を受け入れていくという点からも、そういう利便性は当然必要になってきておるのではなかろうかというふうに思いますが、ちょっとその辺の検討状況がどうなのかということが1点。  そして、今回用地購入をされる隣の部分では、かつてピナテルの屋敷があった部分という形でこれがわかるように今大理石の配列されてる前のところに、その境界線というんですか、があるわけですけども、一見すると何か単なる石の柱を立ててるというようなことで、わざわざあそこに置いてること自体についての何の説明板もないんですよね。それであのまましておけば、いわば車が来てぽんと当たったら、それで壊れてしまえば、もうもともこもなくなってくるわけですから、一つの記念碑的な形で保存をされたんだろうと、だから配列についてもその部分だけは一歩中の方にずらして、その石の柱をもたせた形になってるんですけども、ちょっとそういう点でいろんな方々からあのまましとったらあれはぽんとあれしたら破損されてしまうぞと、だからいっそ保存するんだったらば、何か透明の囲いみたいな形でそういうものを保存をしてやるとかいうことが必要ではないかというふうに言われてるわけですけども、この辺もし見解があればぜひそうしてほしいというふうに思うんですが、検討されておればその経過を、検討されていなければ現地の状況を十分確認していただいて、そういうあれがないように保存していただきたいと思いますので、その点ちょっとお尋ねしておきたいと思います。 91 三浦出島復元整備室長 今その碑については私たちちょっとよく今話では把握できませんので、もう一度把握して後でご説明したいと思います。  そして駐車場の件でございますが、本会議でも申したとおり、今対岸地区に4台のバスと、そして敷地内に5台のタクシー用の駐車場を確保しております。今後、委員がおっしゃるとおり、たくさんお客さん来ると思いますので、これも来年の春に向かってうちの方で検討段階に今なっております。  以上でございます。 92 前田副委員長 1点だけご質問します。  国宝大浦天主堂の整備事業費ですか、上がっておりますけど、長崎に3カ所国宝ございますよね。残り2カ所、どちらか教えていただけますか。 93 深堀文化財課長 残りは崇福寺の大雄宝殿、それから同じく崇福寺の第一峰門、以上でございます。 94 前田副委員長 なぜお聞きしたかというと、市の職員の方も含めて、市民の方でこの国宝が長崎に3カ所あるというのをご存じない方が、まだたくさんいらっしゃると思うんですよ。そしてこれ県内では長崎市だけですよね。九州でも7カ所しかないと、7つですか、そのうちの3つが、多分僕の記憶違いだったら修正してほしいんですけど、3つが長崎市にありますので、やはりご努力されてると思いますけど、こういう保存をすると同時にそういうことをきちんと周知すると、長崎の財産ですから、それで例えば小学校の社会科見学の一環に組み込むとか、何かそういうふうなせっかくある財産ですから、もっと保存しながら周知する、観光客に来てもらうという工夫を、今後観光部の方とも連係を取ったり教育の方で生かせるような努力というのをしていただきたいなということを要望しておきます。 95 吉原(孝)委員長 要望ということでですね。  ほかにありませんか。  それでは質疑を終結します。  次に第7項保健体育費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 96 森田総務課長 続きまして、議案説明書の63ページをお開きください。  7項保健体育費でございますが、2目学校給食費におきまして準要保護児童生徒給食援助費908万5,000円を増額補正しようとするものでございます。  お手元の委員会資料6ページによりご説明いたします。これは経済的理由によりまして就学困難な児童生徒に学校給食費を援助する事業であり、給食援助対象の児童生徒数が当初見込みより505人増加予定であることから補正するものでございます。  以上が7項保健体育費の補正内容の説明でございます。よろしくご審議賜りますようにお願い申し上げます。 97 吉原(孝)委員長 これより質疑に入ります。 98 高比良委員 今回、補正額約900万円ぐらい出ておりますが、これは一括、学校に振り込むのか、個人に振り込むのかを教えていただきたいと思います。なぜ聞くかといいますと、給食費滞納者、非常に多いと聞いております。先生も給食費集めるのに大変苦労をされておりますが、滞納者の分は、例えば30人おったら、5人おったら25人でトータルいくかで割って支払われてるようですし、その辺の滞納者分の補てん、どう学校で運営されているのかを含めてお聞きをしたいと思います。  中には6年間給食費払わんでそのままおるとか、いろいろ学校として苦労もしとるし、またいろいろ矛盾もあるような気がいたしておりますので、あわせてお伺いしたいと思います。 99 森田総務課長 お答えいたします。  就学援助費におきましては、教育委員会が直接保護者に振り込むものと、保護者の委任により学校長に渡すものとございます。給食費につきましては学校長の方に渡して、学校長が給食会に払っていくことになります。  だから通常の学用品、そういうのにつきましては保護者の口座へ行きますけど、給食費につきましては校長に委任してということで、校長の方の口座に入るということでございます。  だから要保護者に対する給食費の滞納ということはないということに判断されて結構だと思いますけど。 100 金森健康教育課長 今、高比良先生ご質問の、確かに就学援助にかかわる準要保護等の未納は一切ございません。ただ一般児童生徒の中には未納がございます。前の議会でもいろいろ出ておりますけれども、大体0.4%から0.6%ぐらいが単年度の未納率になっております。この子どもたちの、いわゆる未納によって欠損が出ているかというと、学校の校長の私会計という中ではございますけれども、献立等も一定質が下がらないようなところで運営を十分にやっていると。ただ未納者につきましては、ほっぱらかしでおるというのはまずいわけでございまして、複数年にまたがりながら根気強く督促を続けているというような状況でございます。  ちょっともう1点補足をいたしますけれども、例えばちゃんぽんをつくりましたら、1,000人分のちゃんぽんをつくるのが普通の学校給食費の人数割りの中で当然つくらなければいけないわけですけれども、風邪等で一定お休みをするというようなこともございまして、例えば990人分つくった場合には未納者の分もそこの中で相殺をされるわけでございます。しかし、これが決して好ましい状態ではございませんので、先ほど申し上げましたように、複数年にわたってきちっと督促をして完納に近づけるよう努力していくというようなことでございます。  以上でございます。 101 高比良委員 わかりました。そしたら生活保護者と準要保護児童、ここは未納はないということですね。それから、未納者の分は支払ってる人が負担してるということはないということですね。 102 金森健康教育課長 厳密に言いますと、1,000人おりましたら6人ぐらいの子どもたちが未納をしてるわけでございますので、支払いはないままで食べているという現状はあります。  しかし、単年度はもちろん翌年もあるいはその翌年もということで、納入について一定その督促を進めながら未納になるような状況を避けるようにやっております。厳密に言いますと、先生ご指摘のとおり払わないで食べてらっしゃる子どもさんがいるということは現実でございます。 103 鶴田委員 この補正の対象人員が小学校で453名、それから中学校で52名ということになっておるんですけども、先ほどの小学校費のところの就学援助費のところに、そのときに申し上げるべきだったのかなと思ったんですけども、ただこちらの方の援助の数が、結局453名ということで児童数が一致するんですけども、受けとめ方としてはやっぱり同じ児童というような受けとめ方でいいのかどうなのか、対象者がですね。そうなってくると先ほどの就学援助費のところでは、中学生については対象はいないわけです。学校給食費については52名の対象になっているんですが、この就学援助費のこの制度として、いわゆる文部省、そういったところのいろんな法的な整備があるんでしょうけども、中学校についてはそういった援助措置という制度がないのかどうなのか、ひとつその辺を聞かせてください。 104 森田総務課長 中学校につきましては就学援助措置はございます。今回補正に挙げなかったのは、中学校につきましては当初予算の中で修学旅行費の見込みが単価が下がったということもございまして、修学旅行費の残で不足分をまかないきったということで補正には挙げておりません。  したがいまして、小学生につきましては給食費を受ける児童も学校費に受ける児童についても同一人物ということで考えて結構でございます。 105 鶴田委員 確認しますけども、先ほどの通学用品等の補助費については、いわゆるここの中で学校給食費が支払いきれなかった52名の、これくらいの対象者がやはりそういったもの援助を要する中学生の児童がいたというふうに受けとめていいわけですか。 106 森田総務課長 やはり中学生につきましては、給食費につきましては52名ほどやはり生活困窮等によりふえたということでございます。 107 吉原(孝)委員長 もう一度質問をやり直してください。 108 鶴田委員 この中学校の児童については、学校給食援助費52名分の補正を組んでるわけです。そうすると先ほどの、これは中学校費として結局補正を挙げなかったということについては、いわゆる修学旅行費だとかそういうところの予算をそちらに回したというご説明だったと思うんですけども、ですからいわゆるこういった通学費だとか学用品費を必要とされるいわゆる中学生が52名程度いたというように受けとめていいのかということで聞いてるんですけども。 109 森田総務課長 そのとおり受けとめていただいて結構でございます。給食費につきましては予算の費目が違う関係で新たに補正したものでございまして、そういうことで受けとめられて結構だと思います。 110 山本委員 先ほどご説明いただいた内容でもうちょっとあれしておきたいと思うんですが、学校給食費が未納者が出た場合に校長の私会計では未納分は出てくるけれども、給食そのものの質の低下をしないように配慮したいというご答弁だったんですが、これはやっぱり1学期、2学期はなんとかあれしてとしても、問題は3学期の給食材料費をどう捻出するかという問題に出てくるのかなというふうに思うんですが、そうすると例えばそこで未納分が出た場合は、そこの学校全体のいわば例えば100グラム100円の肉のところを70円か80円に落とさざるを得ないと、しかしそういう形での調整をしてるということなんでしょうか。 111 金森健康教育課長 実態としては、上肉を使うところを中肉を使うというようなことはあろうかと思います。そういうところの調整はやられてると思います。ただこれが栄養バランスとか栄養素がどうかということになってきますと、質は一定保っておるということでご理解いただければと思います。 112 山本委員 そうしますと学校給食費をきちんと納めておる子どもに対しても未納者がおる場合は連帯責任で全体の質を落とすこともあり得ると、そういう会計の処理のあり方自体は、であるとすればですよ、そういうことはあってはいけないと思うんですが、これはやっぱり学校給食の本来の姿からいって、その分についての補てんのあり方と未納者に対する徴収のあり方というのは区分をしなけりゃ、私はやっぱり学校教育の中で非常に変な形になってくるんじゃなかろうかなと、教育上好ましくない事態というのは絶対起こっちゃいかんと思いますけど、その辺のところをもう少し教えていただきたいと思います。 113 金森健康教育課長 学校給食費、一食単価は小学校の場合にいきますと208円58銭ぐらいの平均的な単価を持っております。したがいまして、給食費の一つ一つの献立を見ていったときに平均単価を下回る場合もありますし、ちょっと上ったりするところもございます。しかしながら、給食費で赤字欠損をするようなそういう私会計のあり方では困るわけでございますので、一食単価は208円何十銭といったような設定はしておりますけども、そこから平均的にいきますと絶対下回らなければ給食会計そのものが運営上非常に窮屈なところがありますので、平均単価よりも若干下回るような食材料の購入等も献立作成の段階できちんとしておりますので、現状においては未納者によって、今山本先生言われたような非常に窮屈な食材料の購入の現状は、市内小中学校合わせまして60校ございますが、本年度においても昨年度においても出ておりません。  以上でございます。 114 山本委員 最後にしたいと思うんですが、従前は校長先生がいわばそういう私会計で未納分が起こったときには材料購入をどうするかとうことで四苦八苦するという事態があったんです。これやっぱりよろしくないと、だから未納分についてのやっぱりこれは教育委員会としての補てんと、そして未納者に対する督促というのを、これは別の問題だという形でそれは教育委員会の中できちっとそういうものについての対応策が取られておるというふうに今日まで理解してきとったわけですが、一定そういう方向には努力をされておるんだろうと思うんですが、現にその部分が起こった場合は、教育委員会としての補てんというのはあるんですか、ないんですか、なければ校長先生を3学期で四苦八苦せにゃいかんわけです。だからその辺の未納者の分は単年度で材料費の購入で操作をするというのが全てになっているのか、別の対応策があるのか、ここだけ教えてください。 115 金森健康教育課長 確かに先生言われるとおり、未納があった場合にはということでいきますと難しいところもあるわけでございますが、実は12月の段階で3月までのいわゆる給食費収入を見越したところの仮決算をいたしまして、献立等もそこの中で一定調整をしながら、未納が出ないようなそういう措置を個々の学校についても十分指導をしておりますので、現実的には赤字が出てどうしても給食が実施できないという状況が出ておりません。そういうところでご理解いただければありがたいと思います。 116 吉原(孝)委員長 それでは質疑を終結します。  討論に入ります前に理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時34分=           =再開 午後1時35分= 117 吉原(孝)委員長 委員会を再開いたします。
     第128号議案「平成12年度長崎市一般会計補正予算(第3号)」のうち、本委員会へ付託された部分に対する討論に入ります。  ご意見はありませんか。 118 小林委員 第128号議案、補正予算第3号に意見を付して賛成をしたいと思います。  先ほどの質疑の中でも訴えましたけれども、21世紀を迎えるにあたりまして、長崎観光の一つの大きな柱というものが今度はアジア観光になると思います。ランタンフェスティバルで年間70万人、今来るようになりましたけれども、その動線の延長として館内市場を含めますあの一帯、ここをぜひとも新しい観光拠点に開発をしていただきたいと思いますし、長崎はやはり観光というのは大きな柱であると思います。そういった意味でひとつ真剣にこのルートの検討をお願いをしたいということを付して賛成といたします。 119 渡辺委員 長崎ペンギン水族館は来年の4月のオープンに向けて今回の補正がちょっと提案されておりますけども、やはり長崎の一つの新しい顔になりますので、4月22日のオープンに向けて万全の体制で望まれるように強く要望して賛成意見といたします。 120 山本委員 同じように、今言われましたように、ペンギン水族館の問題については新たな教育施設であり、また観光施設にもこれはひとつ大いに活用をされてつくったこの水族館が大いにそういう子どもたちにも喜ばれ、市民にも喜ばれるような施設になるようにも鋭意努力をされておられますけれども、さらに一層大きなご努力をお願いをしたいと。  そして水産センターとの連携の問題が非常に今後濃厚にもなってこようかというように思いますけども、そういう点であわせてこの水産センターとの連携を深めて、水産センター自体もやっぱりそうした質的な向上を目指していくということによって、新たな水族館のあれを浮揚させていくということにもつながってこようかというふうに思っておりますので、その点は強く要望をしておきたいというふうに思います。  最後に先ほど教育委員会の学校給食費の問題では、今回は準要保護の部分についての審議になったわけですが、未納者が出た場合の学校給食のあり方の問題については、これは校長先生に、いわば校長先生の私会計に、そういう問題が起こったときに校長先生がこのことに3学期は四苦八苦するような事態は、ただでさえ校長先生は子どもたちの教育の問題で大変なときに、こうした会計処理の問題で頭を悩まさせるというのはもってのほかだと、そういうものについてはきちんとやっぱり教育委員会としての補てんをしながら、そして未納者に対しては別途督促をきちっとしていくと、そして必要に応じては就学援助の適用をすれば全額補償もされるわけですから、そういう方向への努力こそ、今求められてきておるのではなかろうかというふうに思いますので、未納者が出た場合に材料費でいろいろ質を低下をさせないというものの、結果的にはそういう責任を全部校長先生に持たせた形になっておりますので、そしてきちんと納めてる子どもたちも含めた形での、それはどの程度の質の低下につながるかは別として、結果的には質を落とさざるを得ないというのは、教育上好ましくないと、そうした最も大事にしなけりゃいけない教育の現場でそういう事態はあってはならないことだというふうに思いますので、この問題については教育長にしかと今後のあり方についてはひとつ強い要望をしておきたいというふに思います。  以上です。 121 吉原(孝)委員長 ほかにありませんか。  それでは討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  第128号議案「平成12年度長崎市一般会計補正予算(第3号)」のうち、本委員会へ付託された部分については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 122 吉原(孝)委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。ご苦労様でした。  暫時休憩します。           =休憩 午後1時42分=           =再開 午後1時48分= 123 吉原(孝)委員長 委員会を再開します。  次に第135号議案「平成12年度長崎市一般会計補正予算(第4号)」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。 〔審査の方法について協議した結果、原則とし て、各項ごとに理事者からの説明を受け、質疑 を行い、説明・質疑がすべて終結した後に、討 議・採決を行うことに決定した。  また、審査の順序については、別添の「歳出 審査早見表(第4号)」のとおり審査を進める ことに決定した。〕 124 吉原(孝)委員長 それでは、第10款教育費第2項小学校費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 125 梁瀬教育長 第10款教育費の補正予算の概要についてご説明申し上げます。議案説明書の69ページをお開きいただきたいと思います。  今回の教育費の補正予算額は、給与改定に伴う職員給与費の教育費関係分1,710万9,000円の減額補正と、国の新経済対策及び本市の経済対策に伴う補正4億4,214万3,000円、合わせまして4億2,503万4,000円でございます。  職員給与費の補正につきましては、総務委員会で総務部の一括説明により審議がなされますので、私の方からは経済対策にかかわる補正予算につきましてご説明をいたします。  議案説明書の70ページから76ページをごらんいただきたいと思います。  国の新経済対策「日本新生のための新発展政策」を実行に移す補正予算に伴いまして、小中学校の大規模改造事業費、中学校の校舎買収事業費及び大型公民館へパソコンを整備する学習活動支援設備整備費、合わせまして3億6,914万3,000円の補正予算と本市独自の経済対策として小学校の諸工事費、日吉青年の家の施設等維持補修費、学校給食施設整備事業費及び市民会館施設整備事業費、合わせて7,300万円の補正予算をお願いしようとするものでございます。  補正予算の内容につきましては総務課長が説明をいたしますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 126 森田総務課長 それでは補正予算の内容につきましてご説明を申し上げます。  議案説明書の70ページでございます。第2項小学校費でございますが、4目学校建設費におきまして、大規模改造事業費2億円、諸工事費2,800万円、合わせまして2億2,800万円を補正しようとするものでございます。  お手元の委員会資料をお開きいただきたいと思います。資料の1ページの左の欄に第2項小学校費の事業内容を記載をいたしておりますが、上段の第4目学校建設費でございますが、大規模改造事業費として平成13年度施工予定分の前倒しで滑石小学校校舎大規模改造事業を行おうとするものでございます。工事内容は、普通教室、特別教室及び管理諸室に内部改造、屋上防水、外壁、窓枠改修及び耐震補強工事を施行するものでございます。  事業費2億円のうち、国庫補助金が事業費の2分の1以内の7,300万円、残りの1億2,700万円につきましても充当率100%の地方債が認められる予定でございます。  その下の欄の諸工事費は、仁田小学校、城山小学校、西城山小学校、土井首小学校のプール改修工事を市の経済対策として実施しようとするものでございます。  なお、資料2ページには滑石小学校の配置図に黄色で今回補正分の工事箇所を示しておりますのでご参照ください。  次に議案説明書の85ページ、繰越明許費についてご説明いたします。ただいま説明いたしました第2項小学校費第4目学校建設費におきまして、滑石小学校大規模改造事業費で1億2,000万円の繰越措置をお願いをしております。これは国の新経済対策にかかる追加補正内示に伴うもので、今議会で議決後の工事着手となるため、年度内に工事が完成しないので補正予算の一部を繰り越しするものでございます。  以上が第2項小学校費の補正内容の説明でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 127 吉原(孝)委員長 これより質疑に入ります。 128 高比良委員 今回の事業費の考え方についてお聞きいたします。  いろいろ耐震補強とか部品購入とかこういうのはわかるんですが、改造とか、この補修でいろいろ予算計上されておりますが、一つにはこの経年劣化といいますか、ある程度年数が来たらやりますよという内容もあるでしょうし、学校から申請のあって、ここはどうしてもどうもならんというところもあると思います。  どういう度合いでこの補修を、基本的なものがあるのか、申し出があったらするのか、経年劣化を中心にするのか、その場合この教育委員会として現地視察して査定をして踏み切ってるのか、その辺の考え方といいますか、取り組み方についてお伺いをしたいと思います。 129 橋本施設課長 今のご質問なんですけども、どういう基準で修繕をしているのかということでございますけども、今回の分につきましては、滑石小学校につきましては大規模工事でございまして、あとプールの修繕工事ということで、これにつきましては鋼製のプールがございまして、昨年もこの経済対策の中で2校実施いたしまして、あと4校残っております。今回計上いたしましている4校につきまして、それは完了させたいということで計上いたした次第でございます。 130 吉原(孝)委員長 補修改修の基準といいますか、今の質問はわかりました。年数か学校の要請か、教育委員会の考え方というのをちょっと。 131 中嶋管理部長 委員さんご存じのように、まず学校は例えば梅雨とか、あるいはその子どもたちの教育活動上雨漏りがしたり、あるいは老朽化のための雨漏りとか、あるいは事故等によって校舎が破損したり、あるいはいろんな状況の中での改築というのがございます。小修繕というのがございます。したがいまして、それにつきましては施設課の中の管理係が逐次学校長等と連絡をとりながら対応しております。  それからご存じのように、長崎市は古い歴史を持っております。したがいまして、学校の中ではそういう小修繕以外で校舎が老朽化しているような校舎もございます。  したがいまして、そこの中で、一応文部省のいろんな補助の等々、いろんなそういう補助金を活用しながら工事をやっております。その中で大きい大規模改造の場合に一つ今文部省の方でやってる工事の中で、昭和46年以降の建築物、小中学校ですね、そういうものについていわゆる3点セットというふうな改築の仕方でやる方法、あるいは起債を使いましてやる方法、いろいろございます。  そこの中でいろんな優先順位をうちの方で立てながら、あるいは校長と協議をしながら、毎年改築をやっております。そういうものが現状でございまして、国の制度がいろいろ変わったりいたしますので、その中で特に今もずっとやっておりますけれども、例えば当初は10年ぐらい前、改築でいこうと思っとった学校が国のそういう制度が変わったりして、改築じゃなくて大規模の改築でせんといかんというふうになったりしております。  したがいまして、今それをもう1回よく精査いたしまして、特に老朽化が激しいところは早急に大規模改造でせんといかんとか、そういうことをずっと順次計画の練り直しも一方でやっております。したがいまして、具体的に今年度ここをして、来年度ここをして、10年スパンとか20年スパンで計画は現在のところございません。校長と連絡をとりながら随時やっておるのが実情でございます。  以上でございます。 132 高比良委員 わかりました。わからんのがわかりました。大規模改造事業というのは、今お話ありましたように昭和46年当時建てられた、どっちかというと大体順々に古い順からしてるということでしょ。どれを選ぶかということになったら、昭和46年ごろ同じようなとあっとですたいね。しかしこれには順序があるよと、それよう見てから痛みの激しい順にやるよということで受けとめていいんでしょ。それと緊急性があるもの、雨漏りとか壊れたというのは直さんばいかんから、そういう考えでされてるという理解でいいんですか。いろいろ難しい話も報告がありましたけど、簡単に言えばそういうことですよね。 133 中嶋管理部長 そうでございます。 134 山本委員 今回、大規模改造で外壁改修、窓枠改修とかという形のものもあるわけですが、この大規模にいたらなくても古い学校では外壁が崩れる。そしてその都度、この補強工事はされてるわけですが、前にも私指摘したことがあったんですが、老朽化したところについては学校現場だけでは十分点検が行き届かない。そういう点については建築家のやっぱり専門家と一緒に学校施設課が市内の小中学校の総点検をやって、そして常にそういうものは1年に1回ぐらいやって、必要なものについては直ちにそうした工事がとれるようにしていくべきだというふうに思うんですが、そういう体制は現在のところはあるんですか、ないんですか。またその校長先生の方から、学校側から上がってきて初めて学校施設課が現場に行って初めて知るというような突発的なあれに対する対応しかとっていないのか、そういう根本的な対策は取られておるかどうか、この点一つお尋ねをしておきたいと思います。 135 橋本施設課長 今のご質問につきましては、基本的に今委員さん言われたように、学校の方からの予算要求ということでこういう状況で私どもも把握してるところでございますけども、学校の状況につきましては、常にどういう状況かということにつきましては施設課の方で巡回といいますか、定期的にではございませんけども巡回してその状況を把握しているところでございます。当然、緊急的なといいますか、危険といいますか、思わぬところが出てくる場合もございますけれども、それについては直ちに対応しているところでございます。 136 山本委員 早期発見で早期対策という点からすると、以前に例えば市内のビルの外壁の剥離の問題起こったときは、さっとやっぱり建築家の専門家が全市内の主要なビルを見て回ると、そしてそれぞれの勧告を出すというようなことがやられておるわけですけども、そういう点で学校の場合は、要は児童生徒の安全ということを考えた場合に、早めに手を打っとけば大事故にいたらなかったのが、見過ごしたためにという形で、それを先生方、学校だけにあれしておくと先生方もやっぱりどうしても教育委員会の予算枠を先に考えて、そのことが先になってもう少し辛抱しとこうという形になって、やっぱり知らぬうちにそうなっていくわけですから、これは建物のやっぱりそうした専門家と一緒に施設課では1年に1回、やっぱり古い学校は特定されてるわけですから、新しい学校ではそういうことは起こらないわけですから、そういうあれについては年に1回ぐらいの点検をしていく必要があるのではないかと、それにふさわしい対策を今後はぜひとっていただきたいなというふうに思っております。  現にいくつかの学校を回ったときも、校長先生は出勤されたときにまず学校の施設内を全部見て回ると、そのために早く来るというようなことで、子どもの安全を守るために苦心しておられる校長先生のお話も聞くにつけて、こういうところに校長先生たちが神経を使わないかんというのはどうなのかと。今不登校問題やその他で大変な教育上の問題だけに頭を悩ましとるときに、こうした問題については教育委員会として然るべき対策を取って、子どもたちの安全を守るようにやっぱりしてほしいなと思います。  あわせまして、この前例えばそういう形でしておけば、前回ちょっと指摘しましたけど、例えば大浦中学校で雨漏りがすると、そのとき小林委員からも雨漏りがして学校で子どもたちが転んで滑って骨折をしたという事故もあったと聞くにつけて、雨漏りは単なる雨漏りじゃなくて、この問題で子どもたちの安全上の問題もあるというふうになってくると、そういう部分についてもなかなか教育委員会全体が、現在調査できない体制になっておるのかなということであれば、そうした体制もやっぱりきちんとつくってしてほしいというふうに思うわけですが、その点について。  そして淵中学校でしたか、ことしはプールが使えなかったでしょ。プールを使おうとした途端にプールの施設の不十分さが発見されるということで、ことしは全くプールの時間がない学校授業ということになってしまったんですが、こういう部分というのは、ひとつぜひ事前に把握できる部分じゃないかと思いますので、その点についての対応策をお尋ねしておきたいと。  最後に、今全国的にもPCBの蛍光管の破損の問題で子どもたちに大変な状況が起こっておるということで衝撃的な問題が起こっておりますが、長崎県内でもかなりあったと、公的施設にあったということですが、教育施設内には前回はまだ調査中ということでしたけれども、あったんですか、なかったんですか。あっておればそれについての回収は直ちに今年度中に完了するという事態になってるのかどうか、あわせてお願いしたいと思います。 137 梁瀬教育長 山本議員のご質問の点でございますけど、学校の管理につきましては私どもその施設を預かる教育委員会としては、常に子どもの安全というのを第一に考えております。したがいまして、そのことにつきましては、まず現場の校長さんも現場の責任者としての子どもたちに対する安全管理というのは、十分校長さんも認識をされてると思います。したがいまして、個々の安全にかかわることというのは、校長さんはすぐ気づきましたら教育委員会にすぐ連絡が来る、こういう体制になっております。  それとあと基本的には教育委員会といたしましても、先ほど前段で申しましたように、施設の安全管理という意味からもいろいろ学校の老朽化の度合いというのは台帳等でもわかる部分があります。したがいまして、そういう中で日ごろから学校に出かける中では施設課の職員も校長ともども現場の状況は把握してるような状況であります。  そこの中には、当然状況によりましては教育担当の技術職というのも配置がありますので、その方ともどもここに出かけて、技術的な観点からも一緒になって検証すると。そして正直なところ施設の老朽化というのは長崎の場合相当進んでる状況にもあります。したがいまして、修理につきましてもある意味では予算等の関係で順番待ちというふうな実情もあろうかと思います。そのような中ではどうしても先に優先する安全ということから、私どもも校長と連携を取りながら対応を図ってると、そういった状況でございます。よろしくお願いします。 138 橋本施設課長 PCBにつきましては、先般委員から質問ございまして、これにつきましてはつい先般調査を依頼しておりましたところ回答が来ております。  前回ご質問の分でお答えいたしました2灯式ということで2灯式の分については過去になかったということでございまして、今回疑わしきということで1灯式の分が出てきたわけでございますけど、これにつきましては先般いただきました回答の中で調査した結果、PCBは入ってなかったという結果でございました。 139 前田副委員長 所管が違うのかもしれませんけど、内容はこれで結構なんですけど、施工する会社への発注の方法というのは、入札ということなんですか。 140 森施設課管理係長 今回の経済対策については、指名競争入札になりますので依頼を直接、建築課の方にしております。 141 前田副委員長 すいません。そしたらここの所管じゃないのかもしれませんが、一つ要望として経済対策ということで出てる予算ですから、私はやっぱりこれは広く浅く発注すべきだと思ってるんです。というのは個人的な考えですから、通常のその入札方法ということもあるのかもしれませんけど、検討いただいて、細切れに切って発注するというやり方、場合によっちゃ有資格者じゃなくても仕事をなんらかの形で与えられるというようなことも含めて、これはここの所管のことだけじゃないけど、経済対策ですからそういう形での検討も考えていただきたいなということを意見として述べておきます。 142 吉原(孝)委員長 それでは質疑を終結します。  次に第3項中学校費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 143 森田総務課長 議案説明書の71ページをお開きいただきたいと思います。  3項中学校費でございますが、4目学校建設費におきまして大規模改造事業費1億2,000万円、校舎買収事業費2,728万1,000円、合わせまして1億4,728万1,000円を補正しようとするものでございます。  お手元の委員会資料をお開きいただきたいと思います。資料1ページの右の欄に第3項中学校費の事業内容が記載をしております。第4目学校建設費でございますが、大規模改造事業費として昨年に引き続きまして、西泊中学校校舎大規模改造事業を行おうとするものでございます。  工事内容は普通教室、特別教室及び管理諸室に内部改造、屋上防水、外壁、窓枠及び耐震補強工事を施工するものであります。事業費1億2,000万円のうち、国庫補助金が事業費の2分の1以内の4,200万円、残りの7,800万円につきましても充当率100%の地方債が認められる予定でございます。  この事業は国の新経済対策に係る追加補助内示に伴う公共事業分として、平成13年度施工予定分を前倒しして実施しようとするものであります。なお、資料3ページには、西泊中学校の配置図に黄色で今回補正分の工事箇所を示しておりますのでご参照ください。  次に資料4ページから6ページをごらんください。小江原中学校の校舎買収事業費でございますが、長崎市学校建設公社が平成10年度増築いたしました普通教室2室分を購入するものでございます。これも国の補正予算に伴うもので、事業費2,728万1,000円のうち国庫負担金が事業費の2分の1の996万円でございます。  次に議案説明書の86ページ、繰越明許費補正についてご説明いたします。ただいま説明いたしました3項中学校費4目学校建設費におきまして、西泊中学校大規模改造事業で7,200万円の繰越措置をお願いしております。これも滑石小学校大規模改造事業と同様に、国の新経済対策に係る追加補助内示に伴うもので、年度内に工事が完成しないため補正予算の一部を繰り越すものでございます。  以上が3項中学校費の補正内容の説明でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 144 吉原(孝)委員長 これより質疑に入ります。  何かありますか。  それでは質疑を終結します。  次に第6項社会教育費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 145 森田総務課長 議案説明書の74ページをお開きいただきたいと思います。6項社会教育費でございますが、2目公民館費におきまして学習活動支援設備整備費1,821万8,000円、11目青年の家費におきまして施設等維持補修費800万円、合わせまして2,621万8,000円を補正しようとするものでございます。  お手元の委員会資料の8ページと9ページをお開きいただきたいと思います。学習活動支援設備整備費の内容を記載いたしております。  これは国の新経済対策「日本新生のための新発展政策」を実行に移す補正予算に伴いまして、情報通信技術いわゆるIT関連特別対策費の中の文部省が実施する「学習活動支援設備整備事業」に基づき、長崎市の市立の大型公民館に情報技術環境の整備を行うものでございます。  事業の内容につきましては、各大型公民館にノートパソコンを講師用1台、受講者用20台の計21台、プリンタ1台などを設置するための経費でございます。事業費の財源につきましては、保管用キャビネットの購入費を除く経費すべてが国庫補助金で賄われます。保管用キャビネットは補助対象外のため一般財源で購入することとしております。  資料9ページには、地方公共団体がIT講習を実施するために、自治省と文部省が連携協力して支援するという制度のフロー図を示しております。IT講習とは、パソコンの基本操作、ワープロ文書の作成及びインターネットの利用などにかかるIT基礎技能を習得するための講習のことでございます。このフロー図の上段の右側が総額約189億円の文部省の補助制度を示しております。これにより、今回大型公民館にパソコンを整備するものでございます。左側が総額約545億円の自治省の特例交付金の制度を示しております。これは、IT講習を実施する際の講師謝礼金、通信回線使用料などの経費に充てることができる交付金制度でございます。  これらの補助金と交付金により、フロー図の中段から下にありますように、地方公共団体がIT講習を実施することとなっております。  なお、長崎市におきましては、このIT講習につきましては、平成13年度に実施する予定でございます。  続きまして、資料10ページに青年の家運営費の内容を記載いたしております。これは、市の経済対策としまして、日吉青年の家の野外遊具及び施設の改修を実施しようとするものでございます。  以上が6項社会教育費の補正内容の説明でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
    146 吉原(孝)委員長 これより質疑に入ります。  何かありますか。 147 小林委員 特例交付金ということですね。字の使い方だと思うんですけど、特別交付金という場合もありますよね。この特例とついた場合は、どのようなことのときに特例という字を使うんでしょうか。 148 吉原(孝)委員長 今の質問。特別と特例の違い。  しばらく時間をいただきたいと思います。 149 小林委員 平成13年度にやるということですね、今お聞きしましたけども、長崎市で対象をどのくらい考えておられるのか、何か今のご説明以上にスケジュール等でご説明いただける分があればお尋ねをしたいと思います。 150 梁瀬教育長 特別と特例ですね、これは私どもが厳密にお聞きしたわけではありませんけど、通常的に考えまして、特別交付税というのがあります。これは制度的にずっと普通交付税に対する特別交付税、それと特別交付金というのも何らかほかにあるんじゃないかと思いますが、今度の国の補正というのは、IT基本法ができて、そしてそれを推進するために特別大きな補正予算を組んだんだろうと思います。それで通常のことじゃなくて、特例的にやりたいというような意図で特例というようなことを使ったんではないか。これは少し私の個人的な私見も入ってるかと思いますが、そういうことじゃないのかなというふうに思います。 151 吉原(孝)委員長 対象人員についての答弁は。 152 三瀬生涯学習課長 9ページの資料に書いてます受講可能人数ということで、全国で約550万人程度と、対象者は20歳以上の成人ということになっております。全国で550万人ですけど、長崎の人口割りでいきますと約1万8,000人程度が20歳以上の受講者の対象になっております。スケジュール的には、この間一般質問でもありましたように、今から県の方で連絡協議会というのをたてられます。詳しい内容につきましては、今から施設の問題だとか、受講者を何名集めて何回するのかというふうなことは、今から検討していきたいと考えております。  以上です。 153 小林委員 今回のこのできた、いわゆる目的、比較的若い人というのは仕事等でも使わざるを得ない、そういう迫られてるという面もありますし、あるいはその習得をすることによって自分の付加価値をつけるということ、みずからパソコンも買い、みずから講習も受けるということもあってると思うんです。  今回のこの目的というのは、そういう今の現状をこのIT革命の中にどんどん進めていくということが目的なのか、それともいや待てよと、これは年齢を重ねた人たちが、そういうITの時代に乗りおくれちゃいかんと、そういうことでそういう人たちを補完するために、いわゆるデジタルディバイドを防ぐために、こういうことをやるということなのか、その辺の趣旨というのはどういう具合に考えておられるんでしょうか。 154 三瀬生涯学習課長 今、委員ご指摘になりましたように、両方ともあると思います。最終的にはここの9ページに書いてありますように、講習の内容と、インターネットが使えるようになるために必要な基礎の技能を修得するために、今言われてます約2時間程度を6回で12時間程度と、受講時間というのはまだ今からはっきり決まってくると思いますけど、最終的にはインターネット時代に向かって国民全員がそれに対応できるようなみんなを習得させるための、まず初歩の段階を講習会で学んでくださいというのが目的じゃないかと思っております。 155 渡辺委員 1点、ちょっと教えてください。  青年の家の野外遊具改修ということでなってますが、僕も一時行っとらんもんやっけんが、前はなかったはずですばってん、これはどがんもん、野外遊具はどういうものか、ちょっと教えてください。 156 今村日吉青年の家所長 固定施設と言って、学校なんかにあるんですけど、ブランコとか滑り台とか組み合わせをして、日吉の地形に合わせて、集いの広場がありますね、そこから始まって北の方に大きい長い滑り台でおりていって、途中で例えばブランコ橋とかつり橋とかいろいろ固定施設を使いながら、ぐるっとひと回りしたら上の方のグランドの方に出るようにしてるんです。子どもたちは遊びながらというか、そして体力がついていくということで、そういうものです。だから、子どもたちが宿泊学習とかそういうのに来たときに時間があいてるときに自由に、アスレチックのことです。 157 山本委員 ノートパソコンも126台という形で大量に一定購入しているわけですが、これは今ノートパソコンも日進月歩、機種も変わってきて、機能も変わってきてるんですが、価格についてもピンからキリまでありますよね。機種の選定はどんな形でやるんですか。それとも統一したそういう形で126台一挙に統一価格で、その購入の方法ですね、どういう形でやられるのか、ちょっとその辺もお聞きしておきたいと。  これは国の経済対策で出ておって、こういう機種のものを設置しようというものがあるのか、それは教育委員会で独自に判断するようになってるのか、その辺はどういうふうになっているのか教えてください。 158 米村生涯学習課総務係長 ただいまの質問でございますけども、企画につきましては国の方から要件書といいますか、仕様書の方で示されておりますので、その仕様に合致したこちらで仕様書を長崎市の方でつくりまして、恐らく入札で一遍に決定することになるだろうと考えております。 159 前田副委員長 1点だけ要望いたします。  今回は経済対策ですけど、今後情報化が進む中で図書館とか公民館、それから学校等のパソコンの設置がまたどんどんふえていくと思うんです。そうした中で、よく市庁舎とか市民病院にPFIの手法をということで、ハード面についてはPFIのいろんな意見が出てますけど、私はこういうソフト面についてもPFIの手法が十分取り入れられると思ってるんです。一つは購入、それから教師への指導、それと学校の生徒への指導、それからアフター、そして償還後の機材の引き取り、その活用を含めて民間のPFIを使った展開というのが十分可能だと思います。  そうした意味で、そういう研究もこれから進んでくると思うんですけど、そういうことを視野に入れてるのかということと、入れてないと思われますが、とにかくPFIはPFIということで制度自体はすごく評価されてますけど、やっぱり取っかかりとしてそういうハード面からいくとなかなか入っていけないと思ってますので、こういうソフトの部分でのPFI手法の検討というのを所管の方でも十分していただきたいし、そういう動きがあったときには検討をお願いしたいと思っております。  以上です。 160 吉原(孝)委員長 何か所見ありますか。 161 山口生涯学習部長 今回入れますパソコンにつきましては、平成13年度において講習会を実施することになるわけでございますが、その間もですけれども、それが終わった後につきましては、活用等については私ども団体の採用に任されてるという部分がございますので、職員はもとよりそういうふうな部分での活用について検討してまいりたいというふうに思います。  以上です。 162 鶴田委員 青年の家の運営費の維持補修費ですけども、今回の補正についていわゆる経済対策ということですから、基本的にはそれに対する異論はないんですけど、ちょっとその今のこの青年の家の利用状況と、それで年々ふえていってる傾向なのか、平行線ずっとたどってるのか、あるいはそしてまた主なここの利用団体、どういったところが主に利用されてる、ちょっとその辺を教えてください。 163 今村日吉青年の家所長 まずは平成10年度の一応宿泊延べ人数が7,782名になってます。平成11年度9,207名です。平成12年度現在、平成11年度6,570名だったんですけど7,956名とふえている状況です。あと日帰りについては、平成10年度1,303名です。あと平成11年度が2,132名で、平成12年度現在、平成11年度1,440名に対して平成12年度1,317名と、日帰りは若干減ってますけどふえてる傾向です。あと一つ、宿泊訓練学習というのが小学校、中学校ありますけど、平成10年度小学校13校、中学校2校、合わせて15校です。平成11年度が小学校17校、中学校5校、合わせて22校、平成12年度が小学校22校、中学校4校、合わせて26校で、来年の予約が小学校26校、中学校一応3校になって29校と、年々小学校、中学校の宿泊訓練がふえる傾向にあります。これは、国立諫早よりも交通が便利だとか、いろんな有利な点が認められて、日吉はますますふえてるということです。  あと利用団体については、それぞれ、先ほど言いましたように、小中学校の宿泊訓練、もう保育園のお泊り保育から幅広く。あと高校の英語合宿及びリーダー研修会、あと青年層は企業の新入社員の研修とか、あとお得意さんとしてレクレーション協会が随時使うとか、あと主催事業を年間13持っていて、かなりそういうことで子どもたちも楽しみにしています。そういうことでふえてると判断しております。  以上です。 164 吉原(孝)委員長 いいですね。  それでは質疑を終結します。  次に第7項保健体育費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 165 森田総務課長 議案説明書の75ページをお開きいただきたいと思います。7項保健体育費でございますが、2目学校給食費におきまして、学校給食施設整備事業費2,700万円を補正しようとするものであります。  お手元の委員会資料の1ページをお開きいただきたいと思います。資料1ページの左の欄の下段に、学校給食施設整備事業費の内容を記載いたしております。  これは市の経済対策として、小江原小学校、三重小学校、西山台小学校に豊かな食事環境の充実を図るため、ランチルームを整備しようとするものでございます。なお、資料7ページには施行済のランチルームのイメージ写真を参考に掲載しております。  以上が第7項保健体育費の補正内容の説明でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 166 吉原(孝)委員長 それでは質疑に入ります。 167 渡辺委員 ちょっと2点教えてください。  ランチルームというのは、この学校でこういった空き教室があるから、だからこのランチルームをつくってしようとしているのかどうなのか。  もう1点は、来年の4月から立神小学校が小榊小学校に統合されます。その関係もこのランチルームを含めたいろんなその他の関係の整備というですか、受け入れ態勢は十分に小榊小学校としてとれているのかどうなのか、そこのにきをちょっと教えてください。 168 金森健康教育課長 まず1点目のランチルームでございますが、これは確かに余裕教室の活用の一つでございます。 169 吉原(孝)委員長 小榊小学校の件はいいんですか。 170 金森健康教育課長 小榊小学校のランチルームがどうかという点については、小榊小学校の方にはランチルームはございません。ですから、普通教室で食事をとるということになります。 171 鶴田委員 1点だけです。  こういった空き教室を利用してこういったランチルームをやるということについては大いに結構だと思うんですけど、以前も私、一般質問の中でちょっと指摘をしておりました食器なんですけども、についてはこういったこのランチルームあたりに陶磁器の食器の活用とかというのについては考えてないんですか。せっかくですからそういったやっぱり陶磁器の活用をぜひ図っていただきたいなと思うんですけど。 172 金森健康教育課長 現在、陶磁器食器につきましては、諏訪小学校の方でテストをしているところでございます。そういう諏訪小学校での使い心地等を見極めながら、今委員ご指摘の件は検討してまいりたいと思っております。 173 山本委員 現在、ランチルームというのは、小学校、中学校でこれが初めてなのか、既にこれだけある、何小学校中これだけであるというふうに、ちょっとその数がわかれば教えてほしいということと、そしてこのランチルームを利用できるのはどうなるんですか、全生徒そこを使うわけにいかんわけですから、例えば指定をして低学年とか何学年とかというふうになるんですか。原則としてはどうなんですか。やっぱり低学年優先なんですか。その辺の何か考え方があわせて教えていただきたいと思います。 174 金森健康教育課長 現有これまでそれぞれ余裕教室を活用してランチルームを持ってる学校は19校ございます。それから利用の形態でございますが、全学年を計画的に使うということが一つでございます。ですからこれは2クラス一緒にとか、1年生の1組と2年生の2組と2学年交流をするとか、あるいは招待給食といいまして、地域の高齢者の方々と触れ合い給食をやるとか、あるいは親子給食をやるとか、そういういろんな触れ合い始め、栄養指導の場としても活用しております。  以上でございます。 175 吉原(孝)委員長 ほかにありませんか。  それでは質疑を終結します。  次に第8項市民会館費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 176 森田総務課長 議案説明書の76ページでございます。8項市民会館費でございますが、1目市民会館総務費におきまして市民会館施設整備事業費1,000万円、第2目中央公民館費におきまして学習活動支援設備整備費364万4,000円の、合わせまして1,364万4,000円を補正しようとするものでございます。  お手元の委員会資料の11ページをお開きいただきたいと思います。市民会館施設整備事業費の内容を記載いたしております。  これは市の経済対策といたしまして、市民会館の施設整備を行うもので、具体的には青年の家談話ホール床張りかえ、表示板整備、市民体育館屋根修理、文化ホール楽屋壁面の吹きつけ塗装などを実施するものでございます。  次に資料8ページと9ページをごらんいただきたいと思います。先ほどの6項社会教育費の2目公民館費と同様に、国の新経済対策に伴う学習活動支援設備整備事業として、中央公民館にパソコンを整備しようとするものでございます。  以上が8項市民会館費の補正内容の説明でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 177 吉原(孝)委員長 これより質疑に入ります。  何かありますか。  それでは質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時38分=           =再開 午後2時45分= 178 吉原(孝)委員長 委員会を再開いたします。  第2款総務費第1項総務管理費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 179 田中水産農林部長 第135号議案「平成12年度長崎市一般会計補正予算(第4号)」について、水産農林部所管分についてご説明申し上げます。  今回の補正予算は、国において景気回復のための経済対策として補正予算の編成を実施することとなったことから、本市におきましても市内の中小企業対策及び雇用創出のための対策を実施するものでありまして、対象事業といたしまして国の補正予算に係るものとして1億円、単独事業として魚礁設置に3,000万円、農林道の維持補修費として1,300万円、総額1億4,300万円を計上いたしております。事業の内容につきましては、水産農林総務課長より担当課長よりご説明申し上げます。 180 永池水産農林総務課長 お手元の委員会資料といたしまして、第135号議案「平成12年度長崎市一般会計補正予算(第4号)」というのをお配りしております。ご参照いただきたいと思います。  では、最初に2款総務費1項総務管理費21目橘湾海浜公園整備事業費についてご説明いたします。予算説明書は議案書の37ページでございます。それから、委員会資料は1ページの表の下段になりますけども、国の経済対策補正として事項名を、次に2ページに計画平面図を添付しております。  これは当初9月補正その他のときに申し上げておりましたのは、当初平成13年度からの着工ということで計画しておりましたけども、今回国の補正予算が認められましたもので補正しようとするものでございます。  もともと平成15年度までの工事、それから平成16年度からのオープンということで、若干本体のオープンとずれがございまして、もともと手狭でございますので、一刻も早くオープンしたいということもございまして、補正をお願いしていたところでございます。  橘湾海浜公園整備事業、すなわちペンギン水族館の整備の一環としまして、海浜ゾーンを漁港環境整備基本計画に基づきまして整備をするもので、突堤を35メートル整備しようとするものでございます。事業費は1億円を計上いたしております。  なお、この補正予算は国の経済対策にかかわる追加補正補助内示に伴うものでありますことから、事業の工期等の関係で繰越明許費補正として、その明細を議案書83ページに記載しております。繰越明許でございます。事業箇所等の概要につきましては、水産課長より説明いたします。 181 前川水産課長 委員会資料2ページに基づきましてご説明申し上げます。  本事業につきましては新水族館建設に伴いまして、海浜部の整備を本年度から平成15年度までに実施するものでございます。これまで図面の中の柿色に塗っておりますところが、これが一番右の方から駐車場、それから左にいきまして橋梁部、それから渡ったところで日見側の左側が河川部ということで、本年度完成を目指して現在工事を着工しているところでございます。  今回補正計上しておりますのは、図の水色で示しております海浜部の総延長170メートルのL字型突堤のうち、赤の斜線で示しております部分約35メートルを施工する予定でございます。水色の部分が来年度以降の予定箇所となっておりますが、この突堤に囲まれた5,000平方メートルに子どもたちが海岸の生物などと触れ合い、学習する場を整備する計画でございます。  以上でございます。 182 吉原(孝)委員長 それでは、これより質疑に入ります。  何かありますか。 183 山本委員 子どもたちにより海を親しんでいただいて、そうした魚とも親しむ場としての海浜公園という点はすべて容認できるんですが、この周辺にはそうした子どもたちのトイレはどこにあるんでしょうか。環境を守っていくという意味からもその辺は一ついつも問題になるところかと思うんですが、この場所でそういうものが予定されておれば、ちょっと教えていただければ、図示していただければと思います。 184 永池水産農林総務課長 トイレでございますけども、まずこの図面でちょっと見にくうございますけども、主要地方道野母崎・宿線の方から入ります第1駐車場の中に1カ所ございます。ちょっと絵で見にくいんですけども、それからこの図面でいいますと茶色に塗ってあります部分、右側に駐車場がございます。これの右下あたりに1カ所ございます。それから本館に、本館といいますのはこの図面でいきますと緑色で塗ってあるところの左下に漁港区域という文字が見えますけども、これが本館の部分でございます。これの右下の部分が本館の出入り口でございますけども、ここに内側からも外側からも使えるトイレがございます。以上3カ所ほど用意いたしております。  それから、ここのところの護岸の(2)という字がその下にあると思いますけども、そこにはシャワー室あたりも用意いたしております。  以上でございます。 185 小林委員 ちょっと直接議案に関係ないかもしれませんけども、今の子どもたちがいわゆるこの川の中というか、入って遊ぶ部分とそれから海浜部分は、いわゆる水生とか海の生物と触れるということですので、水質がちょっと気になるんですけども、そういう定期的な水質検査をされようとしてるんでしょうか。 186 西田水産農林総務課副主幹 そこの日見川とその前面の海岸の水質調査につきましては、平成10年度から毎年やっておりまして問題なしという結果が出ております。 187 中田(勝)委員 議案で直接関係ないんですけども、今ここに図面をいただいておりますと、漁港区域、海岸保全区域と線引きがありますね。ずっとしております。この漁港区域というのは、町の中までずっと入ってきてるんですけども、こういうのを線引きの見直しというのは難しいのか第1点。  それから、この漁港区域とか海岸保全区域なんかに建築物を建てるときに、いろんな条件が重なってくるんじゃないかと思うんですけども、その点は町の特別のあれがあればいいというふうなことでやっていってるんじゃないかと思うんですけども、この線引きの、ちょっとこう見たときに漁港区域といえば海の海岸から外側の方は区域というのはわかるんですけど、町の真ん中まで入ってると、そういう規制なんかいろいろ入ってくるんじゃないかと思うんですけど、その辺はどうなのかお聞きしておきたいと思います。 188 永池水産農林総務課長 まず漁港区域でございますけども、これは指定するには国の審議会の認可が必要になっています。どういう意味合いでこれが設定してありますかというと、まず海の方は港としての機能施設を整備する海域を少し広めにとりまして、この間に港を守るような装置を含めたエリアを設けるというのが第1点でございます。  それから、陸側でございますけども、例えばここですと民家がいっぱいございますけど、民家が少ないようなところで、例えば漁港用の道路とかいわゆる魚を運んだりするような道路、そういうものを整備するときに漁港区域に入れておきますと、漁港用の予算でできるということで、施設を整備することは可能な範囲という意味にとらえていただいて結構だと思います。  それで、ほかの建築物等の関係でございますけども、いわゆる漁港区域の中に漁港施設として設けました用地、そこに設けるときにはいわゆる漁港法に縛られた施設しかつくれませんけども、漁港施設としてつくった土地じゃない、普通の民有地とか他の公用地に関しましては一切制限ございません。そういうことで、あくまでもその漁港の機能を維持するために必要な範囲での設定ということになっております。  海岸保全区域、これは漁港法とまた全然別の国土保全という意味合いのものでございますので、後ろに民家等がたくさんあって海岸を守らないと後ろのいわゆる公有財産もしくは民有財産等が守れないという場合に、こういう海岸保全区域というのを設けまして整備をしようということの範囲設定でございます。したがいまして、今は既に民家がたくさんふえてきてるのに海岸保全区域になってない部分というのも、もちろんございます。  そこで海岸保全も例えば水産庁が持ってる海岸保全と、農林省が持ってる海岸保全、それから建設省が持ってる海岸保全といろいろございまして、それぞれの所管でいろいろ手当てをしてると、そういう現状でございます。 189 中田(勝)委員 そうした場合、ここあたり漁港区域の中では町の真ん中になってるところがあるわけですね。やはり見直しというのは厳しいものがあるんですか。それだけ。 190 永池水産農林総務課長 あくまでも漁港区域は漁業を営む上で必要な施設の整備をやる範囲というふうに先ほど申し上げましたけども、漁港として機能を果たさなくなった場合、というのはもちろん廃止の対象になってくると思います。この地区は一生懸命漁業をやっている地区でございますので、この地区に関しては当分見直しのことは考えておりません。ただ条件さえ満たせれば、ふやすこともできるし減らすこともできるということでございます。 191 吉原(孝)委員長 いいですか。  ほかにありませんか。
     それでは質疑を終結します。  次に第6款農林水産業費第1項農業費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 192 永池水産農林総務課長 次に6款農林水産業費1項農業費についてご説明いたします。予算説明書は議案書53ページ、それから委員会資料は1ページの上の段でございます。第4目土地改良費におきまして、1,100万円を計上いたしております。説明欄1の農道維持補修費でございますが、これは農道中尾線の路面舗装などを行うものであります。  次に説明欄2の農業用水路維持補修費でございますが、これは田上水路ほか7カ所の水路補修を行うものでございます。なお、事業等の概要につきまして、農林建設課長より説明いたします。 193 松井農林建設課長 まず道路維持補修費でございますが、農道中尾線でございまして田中町の中尾ダム付近より県営バスの中尾の矢筈バス停付近までの農道で、その区間の路面舗装を行うものでございます。  農業用水路維持補修費でございますが、これは田上の長崎バスの滑川バス停付近の田上水路と、田手原町の田手原バス停付近の田手原の水道、同じく重篭バス停付近の重篭水路、それと早坂町の大山神社付近の早坂水路と三重の多以良公民館の上付近の多以良水路、また平間町の県営バスの年の上バス停付近にございます現川水路、また日吉中学校上付近の飯香浦水路と、木場町にございます広刈水路、計8カ所の農業用水路の維持補修費を計上しております。  以上でございます。 194 吉原(孝)委員長 何かご質疑ありますか。  それでは質疑を終結します。  次に2項林業費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 195 永池水産農林総務課長 第2項林業費についてご説明いたします。予算説明書は議案書54ページ、委員会資料は資料と同じ1ページでございます。  第4目林道管理費におきまして200万円を計上いたしております。説明欄1の林道維持管理費でございますけども、これは林道加勢首線ほか1カ所の路面補修、安全施設整備等を行おうとするものでございます。  内容について農林建設課長より説明いたします。 196 松井農林建設課長 林道維持管理費の林道加勢首線でございますが、ここでは西山台団地から現宝峠を通り現川に至る林道でございまして、その路線に安全施設といたしまして、カーブミラーを5基、フェンスを10メートル設置する予定でございます。  それと林道大崎線でございますが、これは大崎町の方から鹿尾町の鹿尾ダムに至る林道でございまして、安全施設としてカーブミラー、また路面舗装を行うものでございます。  以上でございます。 197 吉原(孝)委員長 何かご質疑ありますか。  それでは質疑を終結します。  次に第3項水産業費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 198 永池水産農林総務課長 続きまして3項水産業費でございます。予算説明書は議案書55ページ、委員会資料は1ページでございます。1ページの1の一番下の欄でございます。  2目水産業振興費におきまして3,000万円を計上いたしております。説明欄1の橘湾水産総合開発事業費魚礁の設置でございますけど、これは春日町地先の橘湾におきまして自然石と鋼製魚礁8基程度を設置しようとするものでございます。内容につきまして水産課長から説明いたします。 199 前川水産課長 今回の橘湾水産総合開発事業費魚礁設置事業費につきましては、昨年度と同様に浮き消波堤2基を活用いたしました網場湾海釣り公園海域に自然石と鋼製魚礁を組み合わせて設置するものでございます。昨年度は浮き消波堤の外に沖側に設置いたしましたので、今回は内側の方に設定する予定でございます。鋼製魚礁の型式、大きさ、個数は昨年と同じでございまして、そこに簡単な紙でつくりました模型を見ていただくと大体おわかりになると思いますけど、これを8基設置する予定でございます。大きさは下の大きさが約5メートルと6メートル、高さが約2.7メートルという大きさのものでございます。なお、鋼製魚礁の発注につきましては、昨年度と同様に地元の中小造船業界を中心に発注していきたいと思っております。  以上でございます。 200 吉原(孝)委員長 何かご質問はありますか。 201 山本委員 前回に引き続いて沖合いの方から内側ということですが、前回設置後の状況というのは、それによって魚が集まってくるようになったんですか。そういう点から、今回しかし内側という形でまた流れも変わってくるのかなと思うんですけども、ちょっとその辺の状況を、現状を教えてください。 202 前川水産課長 ことしの3月に設置いたしたものですけども、それまでは昨年度の釣れる魚種をみますと、やはりアジが主体ということで、上についてる魚が主体でございました。それでことしの状況でございますけども、今度は魚礁を入れたためだと思いますけども、底魚、ヒラメとか底を泳ぐマダイ、それからエソ、そういったものがよく釣れるというふうなことで、底もの魚についても釣れるようになっております。  以上でございます。 203 吉原(孝)委員長 ほかにありませんか。  それでは質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後3時2分=           =再開 午後3時4分= 204 吉原(孝)委員長 委員会を再開します。  それでは、第130号議案「平成12年度長崎市一般会計補正予算(第4号)」にうち、本委員会へ付託された部分に対する討論に入ります。  ご意見はありませんか。 205 渡辺委員 今回の補正は景気対策の一環でありますので、それぞれの委員さんが申し上げていましたように地元発注をまず優先的にやるようにひとつお願いしたいと思います。  一定ちょっと要望しときたいのが、パソコンの関係が今回2,200万円程度の事業費ついてるんですけど、パソコン購入ほかのですね。今このパソコンの機器が年々どんどん変わっていってる関係からすれば、今後購入じゃなくてリースも考えて、パソコンしとった方が新しい機種にそれぞれ慣れていくことも含めましていいんじゃないかなと思いますので、その辺もぜひ検討をしとっていただきたいということを要望して賛成意見とします。 206 吉原(孝)委員長 いいですか。今ので所見ありますか。 207 山口生涯学習部長 教育委員会で今回導入するパソコンにつきましてはですね、国の補助が出るんですが、今回はリースじゃなくて購入という形になっておりますので、今回はこういう形でよろしくお願いします。 208 吉原(孝)委員長 はい、今回の分はですね。ほかにありませんか。 209 山本委員 今出されたように、経済対策でしかも今日深刻な状況に中小業者も置かれておりますし、そういう点ではより分割発注というですか、数多くの業者の方々がこれによって少しでもこの仕事があれして、年末から年始が迎えられるように、特段のひとつそういう点でのご努力をお願いをしたいと。  一つだけ要望しておきたいと思うんですが、先ほどは鋼製魚礁の問題ですけども、今回ちょっと残念ながら沿岸周辺のこの汚染の実態を調査をしていくという点では、もっと今回の補正予算の中には出てくるのではなかろうかというふうに思っておったわけですが、より今日、海の中をどうするかということと同時に、やっぱり非常に汚染が進んでるこの沿岸の汚染の元を正していくというところに、今後もっと意を払ってほしいということも強く要望して、本予算については賛成したいと思います。  以上です。 210 吉原(孝)委員長 それでは討論を終結します。  これより採決をいたします。  第130号議案「平成12年度長崎市一般会計補正予算(第4号)」のうち、本委員会へ付託された部分については原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 211 吉原(孝)委員長 ご異議ないと認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。どうもご苦労様でした。  以上で本日の委員会を閉会いたします。           =閉会 午後3時7分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成13年2月14日  文教経済委員長    吉原  孝 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...